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ダークパターンの分類
ダークパターン - 人を欺くデザインの手口と対策 | Accessible & Usable
ブリヌル氏は「実用向きで、しっかりとした根拠をもとに作られている (P.93)」ものとして、Arunesh Mathur 一派の2019年の論文「Dark Patterns at Scale: Findings from a Crawl of 11K Shopping Websites」による分類法を紹介しています。
Sneaking (こっそり型)
Urgency (緊急型)
Misdirection (誘導型)
Social proof (社会的証明型)
Scarcity (希少性型)
Obstruction (妨害型)
Forced Action (強制型)
この分類法は「主に EC (電子商取引) 向けではあるものの、広く捉えればあらゆる UX のカテゴリ分けに適用できる、非常に柔軟な分類法である (P.94)」としています。
「ディセプティブパターンの分類はすでに決まりきっていて、これ以上種類が増えることはないと考えてしまいがちだが、現実には、人間の巧妙さと搾取的な行動に限界はない (P.94)」とも述べており、「万能な分類法が存在しない (P.95)」としています。実際、本記事執筆時点で「Deceptive Patterns」サイトの「Types of deceptive pattern」を見てみると、上記の分類法とは異なるアプローチを紹介。
・比較防止 機能と価格が複雑に組み合わされていたり、重要な情報が見つけにくいため、ユーザーは製品を比較するのに苦労しています。
・ 恥をかくことを確認する ユーザーは感情的に操作され、他の方法ではやらないようなことをするようになります。
・ 偽装広告 ユーザーはインターフェイス要素またはネイティブ コンテンツをクリックしていると誤って信じますが、実際にはそれは偽装された広告です。
・ 偽の希少性 ユーザーは、供給が限られている、または人気があるという偽の表示が表示されるため、アクションを完了するよう圧力をかけられます。
・ 偽の社会的証明 ユーザーは、偽のレビュー、体験談、アクティビティ メッセージが表示されたため、製品が実際よりも人気がある、または信頼できると誤解させられます。
・ 偽りの緊急性 偽の時間制限が提示されるため、ユーザーはアクションを完了するよう圧力をかけられます。
・ 強制的な行動 ユーザーは何かをしたいと思っていますが、その代わりに別の望ましくないことをする必要があります。
・ キャンセルしにくい ユーザーは、サインアップまたは購読するのは簡単ですが、キャンセルしたい場合は非常に難しいと感じます。
・ 隠れたコスト ユーザーは宣伝された低価格に惹かれます。時間と労力を費やした後、レジに到達したときに予期せぬ手数料や手数料を発見します。
・ 非表示のサブスクリプション ユーザーは、明確な開示や明示的な同意なしに、無意識のうちに定期的なサブスクリプションまたは支払いプランに登録されています。
・ 小言 ユーザーは何かを行おうとしますが、自分にとって最善ではない可能性のある別のことを実行する要求によってしつこく中断されます。
・ 障害物 ユーザーは障壁やハードルに直面しており、タスクを完了したり情報にアクセスしたりすることが困難になります。
・ 事前選択 ユーザーには、意思決定に影響を与えるために、すでに選択されているデフォルトのオプションが表示されます。
・ こっそり 関連情報が隠蔽されたり、提示が遅れたりするため、ユーザーは虚偽の取引に引き込まれます。
・ トリック文言 紛らわしい、または誤解を招く表現の表示により、ユーザーは誤解されて行動を起こします。
・ 視覚的干渉 ユーザーは、情報がページ上に明確かつ予測可能な方法で表示されることを期待していますが、情報は隠されたり、隠されたり、偽装されたりします。
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ユーザーの認知特性に付け込むダークパターン
・知覚的脆弱性を利用する : 読みにくい (小さい、薄い) 文字で肝心な情報を知覚しにくくする。
・理解力の脆弱性を利用する : 読解や数的思考の負荷を高めるような複雑な表現を用いる。 ユーザーの効率的な情報取得行動 (飛ばし読み、スキャニング) を逆手に取って肝心な情報を目につきにくくしたり、見出しラベルを紛らわしい表現にする。
・意思決定の脆弱性を利用する : 認知バイアス (デフォルト効果、アンカリング効果、フレーミング効果、社会的証明、希少性効果、サンクコストの誤謬、返報性の原理) を逆手に取ってユーザーの意思決定を操る。
・思い込みを利用する : ユーザーがシステムの UI に対して抱くメンタルモデルを逆手に取って、誤操作に導く。
・消耗させプレッシャーを与える : 工程を複雑にして解約などを面倒にする。 時間制限を設けて冷静な検討や判断を妨げる。
・感情的脆弱性を利用する : 羞恥心や罪悪感を刺激するような表現で、ユーザーの意思決定を操る。
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ダークパターンと「法の遅れ (Law Lag)」( 水野祐 弁護士) 欧州および米国におけるダークパターンに関する法規制
EU における 「不公正取引行為指令 (UCPD)」 「一般データ保護規則 (GDPR)」 「消費者権利指令 (CRD)」、 米国における「米国連邦取引委員会法 (FTC 法)」
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・NHKのネット受信契約(案)が“ダークパターン”過ぎて見過ごせない件(前編) NHKの見解は?(1/2 ページ) - ITmedia NEWS
各国・機関のダークパターンに関する報告書(出典:三菱総合研究所、ダークパターン及びプロファイリングについて、総務省Webサイトより) - pdf
OECD ダーク・コマーシャル・パターン OECD デジタルエコノミー文書 2022 年 10 月 No.336 - pdf
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2024.4.19 Spincoaster presents aimi “I’m OK” Release Party @ BLUE NOTE PLACE
R&Bシンガーaimiの新曲“I’m OK”のリリースパーティを観に恵���寿ブルーノートプレイスに行ってきました。
R&Bシンガーaimiとしてのステージを観るのは今回が初めて。特にブルーノートプレイスは食事もおいしく、雰囲気も良く、お値段もかなりリーズナブルなので大好きなライブ会場の一つです。還暦前のこの年になってくるとスタンディングのステージは結構疲れてしまうので、着席して聞けるライブレストランは大変ありがたいです。
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今回の新曲“I’m OK”はジェネイ・アイコを手掛けたLEJKEYSのプロデュースとのこと。
今回aimiのもとにはLEJKEYSから直接メールがきたというが、アイコやユナ、旧知のアンダーソン・パークやダムファウンデッドも含めてアジアにルーツを持つアーティストとの仕事が多いアジア系の彼が、アイコの『Chilombo』を聴いて改めてR&Bに開眼したaimiと結びついたのは、偶然だったのかもしれないが必然だったとも言いたくなる。 R&Bシンガー aimi、LEJKEYSとの必然とも言えるタッグ 「I'm OK」に満ちた癒しのエネルギー - Real Sound|リアルサウンド
制作までの過程に関してはライブでも説明があったが、詳細は本人のリールにて
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バンドセットのステージはとても素敵だった。 aimi(Vo.) with 竹田麻里絵(Key.) Zak Croxall(Ba.) Willie(Ds.) 竹田麻里絵さんの演奏は初めて聞けたし、Nao Yoshiokaのステージも務めるZakも一緒だった。
ステージ後オリジナルZINEにサインをもらいました。
当日のライブレポに関しては、こちらのファンのブログで詳しく紹介されています。
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aimiのR&Bの原点について考えると、こちらの楽曲“Lady Boy”ではないかと自分は考えている。
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以前からカバー動画を専門としているYouTubeチャンネルHomesessionsの作品で知っていたのだが、この動画を見たのをきっかけに、2015年12月にaimiの地元で開催されたイベントに会いに行ったのが最初の出会いだった。
その後、タワーレコードのインストアライブやワンマンライブなど様々なステージを見てきたが、個人的にはR&Bをやって欲しいとずっと思っていた。
そうした中、R&Bシンガーaimiとしての新たな音楽活動が始まったわけだが、自身のアーティスト活動だけではなく、今やJ-R&Bのオーガナイザーの役割も担う存在となった。
「日本のR&Bは連帯が必要」 aimiが語る、R&Bと〈STAY READY〉への強い想い|日刊サイゾー
Nao YoshiokaやSincere、MALIYA、XinUのファンである自分にとては最近のJ-R&Bの動向に対してのワクワク感が止まらない。
Nao Yoshiokaライブレポ
Sincereライブレポ
MALIYAライブレポ
XinUライブレポ
近年の国内シーンはなかなか〈R&B〉というカテゴリー自体では注目されにくかったものの、アーティスト単位では非常にバラエティ豊かな才能を揃えてきたからだ。オーセンティックなジャンル性を継承しながら王道のR&Bの豊かさを確かな歌唱で伝えるシンガーたち――中堅のNao Yoshioka���ら、昨年傑作『Chosen One』を作り上げたaimi、VivaOlaとも繋がるSincereまで――は良質な作品をリリースし続けているし、対してポップス畑に近いところでもXinU、CELINA、大比良瑞希、NEMNEといったニューカマーが続々現れ、ストリーミングのプレイリストを沸かせている。 もちろん、同様の領域ではJASMINEからiri、RIRI、MALIYAといった一~二世代前の実力者たちがいまだにリリースペースを落とすことなくエッジの立った曲を出し続けている状況もある。 「w.a.u以降」のR&B―露出に頼らぬ自律性で真価を示す歌い手たち|日刊サイゾー
ライブのアンコールでは2つの大きな紹介があった。
1つ目はaimiがインタビューを受けている『オルタナティヴR&Bディスクガイド』について。早速Amazonで購入してみた。
こちらの本の詳細についてはアジカン後藤がホストを務める ポッドキャスト番組APPLE VINEGARにてaimiが話をしている。
余談だが番組中ゴッチはマレーシアの国民的R&BシンガーYUNAを何度も紹介しており、YUNAファンの自分としてはとても親近感を持てた。
YUNAライブレポ
2つ目は新たなポッドキャスト番組Detox Lounge(デトックスラウンジ)の告知。
R&Bシンガーaimiとダンサー/DJのYacheemiがナビゲートする、R&B Loversのための憩いの場。さまざまな表情を持つR&Bの中でも、特に癒し効果にあふれた楽曲・アーティストに焦点を当て、Let'sリラックス&デトックス。あなたの音楽ライフをゆるやかに彩ります。
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番組中R&Bがもたらすヒーリング効果についての話があったが、個人的にはR&Bはライブで分泌されるドーパミン効果だけではなく、リラックスするためのセロトニン効果を期待しているため、デトックスラウンジというコンセプトは自分にとても合っているなと思えた。
K-POP全体のテーマが、BLACKPINKのガールクラッシュからNewJeansのイージーリスニングに変わってきているのと同様に、J-R&B全体のテーマがエンパワーメントからセルフラブに変わってきているなと昨今とても感じる。
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「プラチナ上海」時代のライブ画像(2009)です、こんばんは^^
今夜は、映画「ビートルジュース」のサウンドトラックを聴きながら。
オヤスミナサイ Good night
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チャップアップ 育毛剤
Chap Up
インチキです、毛は1本も生えません!頭の毛は濃ゆくなりません!買ってはいけません。
全く効果ありません。ただの水です、私は一年くらい使用しましたが、効果ありません、美容クリニックの人もあれはただの水ですと言ってました。
効果なし、、むしろ逆効果かも
抜け毛防止のために買いました。 しばらく使っていましたが、、効果は全く無く、むしろ抜けていく気がしたので使用するのを止めました。 結構たかいのに残念でした。。 日本で効果が承認されているのはミノキシジルのみなので、最初から素直にミノキシジル配合の製品を使っておけば良かったと後悔しています。 この手の商品は、その効果に希望を持って高額でもつい買ってしまいます。。
こりゃダメだ
半年ほど使用しましたが、全く効果がないどころか抜け毛が増えました。 自分に合わなかっただけかもしれませんが… 解約を申し出たところ「コロナの影響もあり連絡が遅くなっていましたが、次回より割引価格で継続頂けます」と言ってきた。 コロナの影響って…もう少しマシなウソつけよ
AGAで悩んでるなら買わないほうがいいです。
約3年くらい使ってきましたが全く生えませんし、どんどん悪化していきました。 そりゃミノキシジルもフィナステリドも入ってないのですから当然と言えば当然ですけど。 フケは減った気がするので、保湿効果は多少あるのかな?何もしないよりかは気持ち的な問題で良いのかもしれません。 AGAで薄毛になっているならミノキシジルとフィナステリドを使った方がいいです。 購入の仕方によっては月額でこれの半分以下に抑えられます。
半年使ったが全く効果なし
半年間使い続けましたが自分には全く効果が見られませんでした。返金制度を受けようと電話するも未開封の品物を残しておかないと受けれないとその時知り受けれず悲しい思いをしました。返金制度を受けたい方は保証書の小さな文字を熟読しとくのをお勧めします。
効果なし!
シャンプーとセットの契約をしました。 まず、三か月目で全く効果が実感できなかったので解約を申し入れたところ、「これまでは下地作りです。効果が実感できるのはこれからです」とのことで、更に3か月継続。結果は同じ。残念ながら全く効果を実感できませんでした。
効きませんね
1年くらい使ってみましたが全く効果はありませんでした。その後AGA治療を受けた医師に製品を見せたら、発毛する要素の無い成分しか含まれていないと言われ、騙されたと思いました。定期購入の解約の際も、電話したところしつこく永続を薦めてきます。効果がないので要らない!と強く言うとようやく引き下がる有り様です。
騙されないで!!
育毛剤って言われている全ての商品は全部嘘です!!ちなみに、シャンプーも洗い流すのでの全く効果はありません!!本当に治しないならAG Aで治した方が生えます。ちなみに、ある成分が入ってないと絶対に生えないし効果はありませよ。
全く効果ない上高いのでやめた方がいいです
全く効果を感じられない上に、高いから絶対買わないほうがいいです。お金をドブに落としたようなものでした。全額返金と言っても、初回の物だけだし、初回の明細書、保証証、使い終わった容器のから、全部を揃えてないとだめらしく、使い終わった容器のからがなく、返金もして貰えず、今後一切買おうと思いません
全額返金保証は「効果がなかったら使った分も返金」ではなく単なる返品対応でしかない!!
次の二点においてこの商品は信頼するに値しないものと評価します。
①一番大事な発毛について全く効果がない!!
②「永久返金保証」が単なる返品対応でしかなく、「ご満足いただけない場合」の保証では断じてない!!
①は説明するまでもない。二ヶ月使用したが全く効果が出る兆しすらなかった���②が発毛剤として効果がないこと以上に強く訴えたいことです。
「永久返金保証書」には、「本商品にご満足いただけない場合(中略)返金することを約束致します」と謳っていますが、返金を受けるためには未使用のローション、サプリメント各1個が必要になります。つまり、「未使用品を返品したらその分の代金を返します」というごく当たり前の返品手続きでしかなく、「商品に自信があるから使ってしまったとしてもかかった費用を返金します」といった類いのシステムでは決してありません。
つまり、手元にある分を使い切って効果がないため返金を受けようとしても返金は絶対に受けられません。
さらに、解約を電話でしか受けないのは他の会社の商品でもあることですが、解約を申し出ると「何ヶ月使ったのか」と必ず尋ね、その一ヶ月から数ヶ月上乗せした期間を例示して「このくらい使わないと効果がない」などと契約の更新を迫ってきます。
商品の効能云々以前に、販売している会社がこういうふうですので、とても万単位のお金をかける価値があるとは思えません。皆さん十分にご注意ください。
詐欺商品
期待して購入しました。人気No1の商品との記述でしたので信用してたのですが全く効果なし。過大評価は全く嘘の詐欺品? 費用を返金して欲しいです。Amazonで扱ってもらっては困ります。
全く効果なし
全く効果なし。
少なくとも発毛効果はありません。
商品の成分表を見ても発毛を促進する効果は無いです。育毛、というより頭皮の状態を良くする効果はあるかも知れません(実際効果があるかは分かりませんが)。唯のヘアトニックが何故ここまでの値段なのか、何を根拠に効果もない発毛を売りに出しているのか 全く説明もないまま、売れてることだけを全面に出して何も知らない客に買わせようとする典型的な商法です。購入の際は後悔のないよう、自己責任で
買うな
かなり使っていますが全く効果が無いため買わない方がいいです
効果無し
成分は市販の1000円台の育毛剤と変わらない、全く効果無し。
半年使用しましたが効果一切あらわれず。
主人用に購入してから約半年間使用しました。全く変わらずというより、むしろ以前より薄くなった気がします。
大手サイトの情報ではこのチャップアップは92%以上の方に効果があったとなっていますけど、残り8%に入ってしまったのでしょうか。
初回購入後すぐお電話を頂き「半年以上継続することで効果が実感できます、しかも半年契約すると毎月500円安くなります」と押され、悩んでいる側としては契約したくもなります。
解約時に気付いたのですが、効果がなくても全額返金されるのは初回の1本のみなので、色々と悔しい思いをしました。
また参考にした大手サイトを今朝見たら、おすすめがチャップアップからマスターピースという育毛剤��なっていましたのでレビューされていた方も継続して気付いたのでしょうね。
主人も私も期待していただけに残念でなりません。
効果もサービスもおすすめできるものではありませんでした。
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プラットフォームはこのように滅びていく。まず、ユーザにとって良き存在になる。次に、ビジネス顧客にとって良き存在になるために、ユーザを虐げる。最後に、ビジネス顧客を虐げて、すべての価値を自分たちに向ける。そうして死んでいく。 私はこれを「メタクソ化(enshittification)」と呼んでいる。プラットフォームが容易に価値の配分方法を変更できることと、プラットフォームが買い手と売り手の間に陣取ってそれぞれを人質にし、両者の間を通過する価値のシェアをますます大きくする「両面市場」の性質によって生じる必然的な帰結である。 産声を上げたばかりのプラットフォームはユーザを必要とする。それゆえ、はじめはユーザにとって価値のある存在であろうとする。Amazonを思い出してほしい。Amazonは長らく赤字経営だった。資本市場へのアクセスを利用して、あなたが買うものすべてに補助金を出していたからだ。商品を原価割れで販売し、配送も原価度外視だった。さらに、以前のAmazonはクリーンで便利な検索機能も備えていた。ユーザが特定の商品を検索したら、その商品を検索結果の最上位に表示させることに全力を尽くした。 Amazonのユーザがとんでもない厚遇で迎えられていた時代があったのである。多くのユーザがAmazonを利用し、その結果たくさんの実店舗型小売業者が立ち行かなくなると、Amazon以外の店で買うという選択肢が失われていった。次にAmazonは電子書籍やオーディオブックを販売し始めた。それを購入するということは、DRMによってAmazonのプラットフォームに永久にロックインされることを意味した。つまり、Amazonで1ドルのメディアを購入すれば、Amazonとそのアプリから離脱する際にその1ドルを失うことになるのだ。さらにAmazonはプライムを売り込み、1年分の送料を前払いさせた。プライム会員はAmazonでばかり買い物するようになり、その90%は他の店舗で検索することはない。 こうして多くのビジネス顧客を誘引していった。つまり、マーケットプレイスの出品者たちは、Amazonが当初から約束していた「なんでも屋」にAmazonを変えてくれたのだ。サードパーティの出品者たちが次々と参入してきたことで、Amazonは補助金の使い道をサプライヤーに向けるようになった。KindleやAudibleのクリエイターたちも厚遇で迎えられた。Amazonはビジネス顧客の手数料を低く抑え、マーケットプレイスの出品者たちは膨大な消費者にリーチできるようになった。 こうした戦略の結果、買い物客はAmazon以外での商品探しが次第に難しくなり、Amazonでしか検索しなくなった。一方、販売者たちはAmazonで販売しなければならなくなった。 そうしてAmazonはビジネス顧客から余剰を収穫し、Amazonの株主に当てるようになった。今日、マーケットプレイスの出品者は、販売価格の45%以上をジャンク料としてAmazonに支払わされている。Amazonの310億ドル規模の「広告」プログラムは、出品者同士を対立させ、検索結果の上位に表示されるチャンスを競わせるペイオラ(��注:賄賂)スキームなのだ。 Amazonで検索しても、検索ワードに最も適した商品が最上位に表示されることはない。そこに表示されるのは、検索結果の最上位に表示されるために最も高い額を支払った商品である。その手数料(訳注:広告料)は、あなたが購入する商品の代金に上乗せされる。Amazonから「最恵国待遇」を義務づけられた出品者は、他のストアでAmazonより安く販売することができないので、Amazonはすべての小売事業者の価格を押し上げてもいるのである。 Amazonで「猫用ベッド」を検索すると、最初の画面いっぱいに「広告」が表示さ��る。その中には、Amazonが自社プラットフォームの出品者からパクった自社ブランド商品の広告も含まれているのだが、これが元々の出品者を廃業に追い込んでいる(外部の販売者は上位表示のために45%のジャンク料を支払わなければならないが、Amazonは自社製品の上位表示にこうした料金を請求しない)。「猫用ベッド」の検索結果の最初の5画面のうち、だいたい半分は広告である。 https://pluralistic.net/2022/11/28/enshittification/#relentless-payola 余剰は最初のうちはユーザに向けられ、ユーザの囲い込みに成功するとサプライヤーに向けられ、サプライヤーの囲い込みに成功すると株主に向けられる。そうして、プラットフォームは役に立たないクソの山になる。モバイルアプリストアからSteam、FacebookからTwitterに至るまで、これがメタクソ化のライフサイクルである。 キャット・ヴァレンテがクリスマス前のエッセイで記したように、Prodigyをはじめとするプラットフォームは、ソーシャルなつながりを求める場から、「おしゃべりをやめて、モノを買う」ことを期待される場に一夜にして豹変してしまうのだ。 https://catvalente.substack.com/p/stop-talking-to-each-other-and-start こうした余剰をめぐるペテンは、Facebookでも起こったことだ。当初、Facebookはあなたが好きな人、気になる人の投稿を表示してくれる良きプラットフォームだった。だがひと度、あなたの大切な人たちがFacebookを利用するようになると、事実上、そこから離脱できなくなってしまう。たとえわかりあえているはずの友達とでも、どの映画を見るか、どこに夕食を食べに行くかは、半分くらいはうまくまとまらない。それはさておき。 Facebookはその後、フォローしていないアカウントの投稿をフィードにプッシュするようになった。最初はメディア企業の投稿をユーザのフィードに埋め込み、新聞や雑誌、ブログへのアクセスを促した。 パブリッシャがFacebookにトラフィックを依存するようになると、Facebookはトラフィックを減少させるようになった。メディアがFacebookに投稿する記事要約とリンクから自社サイトへのトラフィックを絞り、メディアにFacebookの箱庭の内側に全文フィードを供給するよう誘導したのだ。 こうしてパブリッシャはますますFacebookに依存していくことになる。読者はパブリッシャのウェブサイトにアクセスしなくなり、Facebook内でその情報を取得するようになった。パブリッシャは読者を人質に取られ、読者同士��互いに人質に取られてしまった。Facebookはパブリッシャが投稿した記事を読者に見せることをやめ、パブリッシャがお金を支払って「ブースト」しない限り、記事が読者に届かないようにアルゴリズムを調整した。つまり、読者が明示的に特定のパブリッシャの投稿を見たいと表明していても、パブリッシャが金を支払わない限り、その読者には届かないようにしたのだ。 Facebookのフィードにはますます多くの広告が溢れかえっていった。読者が繋がりを求めたアカウントからの賄賂(payola)も、読者の注目を独占したい無関係なアカウントからの賄賂も同じように扱い出したのだ。これは広告主に大いに利益をもたらした。Facebookはあなたの同意なしに収集された個人データに基づいて、ターゲティング広告を安価に売り出したのである。 その結果、広告主もFacebookに依存するようになった。ビジネスがターゲティング広告頼みになってしまったのだ。そうしてFacebookは広告価格を引き上げ、広告詐欺を厭わなくなり、Googleと共謀して『ジェダイ・ブルー』と呼ばれる違法なプログラムを通じて広告市場を不正に操作するに至った。 https://en.wikipedia.org/wiki/Jedi_Blue 今日のFacebookは、ユーザにとっても、メディア企業にとっても、広告主にとっても、末期的なメタクソ化を果たした。この企業は、Facebookユーザの間で動画が人気だという間違った主張をもとに「ビデオへの転向(pivot to video)」を呼びかけ、Facebookに依存していたパブリッシャの大部分に壊滅的な打撃を与えた。メディア企業は(訳注:Facebookにそそのかされて)ビデオ配信に数十億ドルを投じたが、ユーザからは見向きもされず、多くの企業が倒産に追い込まれた。 https://slate.com/technology/2018/10/facebook-online-video-pivot-metrics-false.html にも関わらず、Facebookは新たな提案をしている。「Meta」と名付けられたソレは、足もセックスもない、厳重に監視されたローポリの子供向け番組のキャラクターとして余生を過ごすことを我々に要求する。 Metaは、メタバース向けアプリを制作する企業に、かつてFacebookがパブリッシャにしでかした酷い目には合わせないと約束している。その甘言に騙される企業がどれくらい現れるかはわからない。かつてマーク・ザッカーバーグは、ハーバード大学の仲間たちが個人情報を新興ウェブサイト「TheFacebook」に送信していることに驚いたと友人に語っていた。 理由はわかんないけど 彼らは「僕を信頼している」 バカなのかな
https://p2ptk.org/monopoly/4366
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マーケティング代理店から流出した資料により、広告業界がスマートフォンのマイクを通じて音声を取得し、個人と結びつけて広告に活用していることが明らかになったと、海外メディアの404 Mediaが報じました。
Here’s the Pitch Deck for ‘Active Listening’ Ad Targeting
Pitch Deck Gives New Details on Company's Plan to Listen to Your Devices for Ad Targeting
In Leak, Facebook Partner Brags About Listening to Your Phone’s Microphone to Serve Ads for Stuff You Mention
今回の流出で問題となったのは、アメリカのメディア企業・Cox Media Group(CMG)が開発した「アクティブリスニング」という技術です。2023年12月には、CMGがこの技術を使ってスマートフォンやスマートスピーカーからユーザーの日常会話を録音し、それを基にしたターゲティング広告を配信するビジネスを開始したことが取り沙汰されていました。
スマホやスマートスピーカーで日常会話を録音し続けて需要をリアルタイム分析しターゲティング広告を配信する「アクティブ・リスニング」を展開する広告企業がついに現れる - GIGAZINE
404 Mediaがリークを通じて入手したCMGの(PDFファイル)営業資料によると、CMGは顧客に「スマートデバイスが会話を聞くことでリアルタイムでインテントデータを取得し、広告主はその音声データと行動データを組み合わせて、市場内の消費者をターゲットにすることができます」と売り込んでいたとのこと。
アクティブリスニングが、ユーザーの音声から個人を特定して広告につなげるまでのプロセスは6つの段階に分かれています。まず、消費者が会話や行動に基づいてデータの痕跡を残すと、AIが470以上のソースからそうした音声データと行動データを収集して分析し、それらを突合して「商品を購入する準備ができている人」を特定します。そして、そのデータを基にAIが顧客企業の商品やサービスを選び出し、半径10マイル(約16km)以内のユーザーリストを作成します。その後、リストからデジタル広告のターゲティングが開始されると、CMGのサービスが自動的に顧客企業のトラフィックとユーザーを分析し、継続的にターゲティングを行います。
CMGはさらに、Google・Amazon・Facebookなどの名だたる大手IT企業が、自社のアクティブリスニングサービスを長年利用してきたことを明かしました。
スマートフォンユーザーの音声を取得していたとCMGから名指しされた大手IT企業各社の反応は三者三様でした。
まず、404 Mediaから連絡を受けたGoogleは同社のパートナープログラムからただちにCMGを削除し、「すべての広告主は、適用されるすべての法律と規制、およびGoogleの広告ポリシーを順守しなくてはなりません。ポリシーに��反する広告や広告主を特定した場合、適切な措置を講じます」との声明を発表しました。
また、Facebookの親会社であるMetaは、CMGの行動がユーザーの同意なくデータを使用してはならないことを定めた規約への違反に該当しているかどうか調査を開始すると述べました。
一方、Amazon Adsの広報担当者はCMGとの関係を否定し、「このプログラムでCMGと協力したことはありませんし、今後も協力する予定はありません」とコメントしました。また、もしマーケティングパートナーが規約に違反していることが判明した場合は、適切な措置を講じるとも述べました。
CMGは、今回の一件に関するメディアの取材に応じていませんが、削除済みのブログ記事で「皆さんが『アクティブリスニングは本当に合法なのか?』と考えていることはよくわかっています。簡単に言うと、答えはイエスです。電話やデバイスで皆さんの会話を聞くのは合法なのです。新しいアプリをダウンロードしたり、アプリをアップデートしたりすると、細かい文字で書かれた利用規約が何ページも表示されると思いますが、そこにアクティブリスニングについて書かれていることがよくあります」と開き直っています。
Facebook・Google・Amazonのパートナー企業がスマホのマイクを盗聴していることが流出文書から判明したとの報道 - GIGAZINE
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例えば、著者として本を書く場合を考えてみましょう。私は図書館に行くか、Amazonで40冊の本を買い、それらを読んで参考文献リストに載せ、希望通りに本を作ることができます。その40冊の著者に対して、私が本を買った代金以上のものを支払う必要はありません。図書館の場合は、図書館が一度だけ購入したものを利用することになります。 しかし、AIの場合、10秒ごとに100万冊の本を生産することが可能になります。これは、従来の知的財産権の概念では対応できない規模の生産です。この新しい現実に対して、私たちはどのように対応すべきでしょうか。
2024-06-26 AI革命の最前線:Microsoft AI CEO Mustafa Suleymanが語る機会と課題
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2024/5/17
5月17日 イヤホンは充電されることなく、もう片耳も充電が尽きて終わってしまった。都庁へ向かいながらamazonで同じものを買って今日は久しぶりにヘッドホンで出かけている。
今日の都庁は外国人観光客と遠足の保育園児がたくさんいた。
またへとへとになって、でも今日はそのあと通院の予定だったのでお疲れ様でした、と1人反省会をしながらお昼時で人が行き交う新宿を��いた。 今日もナチュラルローソンでコバトンを確認。 (写真を見比べたら昨日と全く変わってなかった。)
診察の時間まで時間があったので、銀座七丁目書店に行ったり、週末会う予定のある方へ渡すお菓子や、先日誕生日だった友人へ渡したかったマークスアンドウェブのスースーするボディジェルを買った。 自分用にもジェルとボディシートを購入。 道中で現代アートのギャラリーが新しくできているのを見つけて入ってみたり、こうゆう誰かを思った買い物やふと何かに気がつける余裕のある感じで街を歩いていたい、いつまでも。
でも出張の荷物が重くて重くて、きっとロキソニンを飲んでいなかったら耐えられなかったと思う。
今までずっと診察してくれていた主治医の診察は、今日が最後だった。 また仕事の予定で診察予約を変更しないといけなかったところ、何とか今日の時間を作れたので、最後に会うことができてよかった、と思ってしまった。 そしてまたもう一生会うことはないんだろうな、と思って「ありがとうございました」と挨拶をした。 診察の中で、今の仕事や生活の状況が、かつてなくよろしくないこと、心も体も引き裂かれそうであること、上司から理解や配慮はあまり得られていないこと等を話し、実際につらいの半分、でもなんでこんな甘えてしまうのか!!のつらさ半分で、今日もたくさん泣いてしまった。 「なんだかずっとつらそうで、もう少し楽になるといいな、と思いながら何もできませんでした」と、「こんな状態で引き継いだら次の先生に怒られてしまうな〜」と言われた。 「◯◯さん(私の苗字)、いつも何か言いたそうで、でもその一歩手前で、うっ、と堪えている感じがあったので、もっと我々を頼っていいんですよ。せっかく受診しているのだから」と言ってもくれた。 私は、話しても、頼るような素振りを見せても、私が何も救われることがないし結局は何もしてはくれないと相手を勝手にがっかりしてしまう、と思って、そんな感じだったのだと思う。 でもありがたいな、と、また泣いてしまった。
診察の後の採血で、初めの若い担当の方が失敗してしまい(とっても痛かった!!)謝られながらベテランぽい方にもうひと針打たれて、なんかへとへと。 今日は血が止まりづらかった。
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8月9日ムーミンの日に「ビクトリノックス ムーミンコレクション」が日本限定で発売。
時代を超えて愛されるビクトリノックスとムーミンのコラボレーション
ビクトリノックス ジャパン株式会社は、2024年8月9日(ムーミンの日)に「ビクトリノックス ムーミンコレクション」をビクトリノックス直営店舗、およびビクトリノックス公式オンラインストア楽天市場店、Yahoo!ショッピング店、Amazon店、その他のムーミンショップで販売いたします。
▼ご購入はこちら▼
・全国のビクトリノックスショップ ・ビクトリノックス 楽天市場店 ・ビクトリノックス Yahoo!ショッピング店 ・ビクトリノックス Amazon店
ビクトリノックス ムーミンコレクション
フィンランド人の画家であり作家であるアーティストのトーベ・ヤンソンによって生み出された「ムーミン」は、書籍が55カ国以上に翻訳され、ムーミンたちの愛すべきキャラクターと物語は世界中で愛されています。
ムーミンの物語は時代を超えた価値観や寛容さを持っています。ビクトリノックスも140年にわたり、常に品質と革新を追求し続け、世界中で愛されるマルチツールを作り続けています。時代を超えて普遍的な価値を持つ、ビクトリノックスとムーミンのコラボレーションが実現しました。
商品詳細
ビクトリノックスのアイコニックなマルチツールは、コンパクトなフォルムの中にさまざまな専門的な機能を備えており、日常のあらゆる状況に最適に対応できます。まるで、いつも必要な物を詰めて持ち歩いているムーミンママのバッグのようです。
このマルチツールに、トーベ・ヤンソンが精力的に創作活動を行ったムーミンのアートを繊細に表現しました。 ビクトリノックスのアイコンであるマルチツールに加えて、折りたたみ式のピクニックナイフとカッティングボードも発売します。
マルチツール
「クラシックSD」 全3型 (スモールサイズ) ¥4,180(税込)
クラシックSDは、コンパクトなデザインと優れた機能性により、日常使いに最適なツールです。
今回、ムーミントロールやリトルミイを中心にストーリー性のあるデザインが施されました。
58mmという小さなハンドルの中に、ブレードやハサミなど、日常生活でのさまざまな問題を解決するツールが詰まっています。
●サイズ 5.8 × 1.8 × 0.9 cm , 21g
●機能 1.スモールブレード(小刃) 2.つめやすり 3.マイナスドライバー 2.5mm 4.はさみ 5.キーリング 6.ツースピック(つまようじ) 7.ピンセット
「クライマー」全3型 (ミディアムサイズ) ¥9,900(税込)
マルチツールの原点となるモデルである「オフィサーズ&スポーツナイフ」の伝統を受け継ぐ「クライマー」は、ムーミントロール、スナフキン、ニョロニョロをモチーフにしています。
ブレードやハサミ、缶切りなど切れ味が鋭く、頑丈で使いやすい14の機能を備えたマルチツールは、デスク周りをシンプルかつクリーンに保つのに便利です。また、アウトドアや防災グッズとしても役立ちます。
●サイズ 9.1 × 2.7 × 1.8 cm , 81g
●機能 1.ラージブレード 2.スモールブレード 3.カン切り 4.マイナスドライバー 3mm 5.せん抜き 6.マイナスドライバー 6mm 7.ワイヤーストリッパー 8.リーマー(穴あけ)、千枚通し 9.コルクせん抜き 10.はさみ 11.マルチフック 12.つまようじ 13.ピンセット 14.キーリング
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カトラリー
「ピクニックナイフ」 2色展開 ¥4,400 (税込)
ムーミン一家と仲間たちが行進する、かわいらしい姿をブレードに描きました。折りたたみ式の波刃のペティナイフは、お肉や野菜、パンなどをきれいにカットするのに便利です。アウトドアシーンでも活躍するナイフです。
「レッド」と「ブラック」の2色展開です。
●サイズ 23 × 2.4 × 1.3 cm(刃渡り11cm) , 42g
「カッティングボード」 2色展開 ¥6,600 (税込)
ムーミン一家と仲間たちが行進する、かわいらしい姿を描きました。 ウッドファイバー製のカッティングボードは、木のぬくもりを感じながらも、食器洗浄機での使用が可能であり、機能性と耐久性を兼ね備えています。
サービングボードとしても活用でき、チーズやハムなどを盛り付けて食卓で提供するのにもおすすめです。
「ライトブラウン」と「ブラック」の2色展開です。
●サイズ 23 × 29 × 0.5 cm , 250g
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代引きは、他人への嫌がらせ送付や、本人が発注しているのに受け取り・支払い拒否というイタズラがあったと聞きます。 マーケットプレイスでの購入で、悪徳業者や運送事故による不達などのトラブルへの補償を現状でもAmazon側で負担する構造にほぼなっているので、代引きを使う必要性も下がってきているかもしれませんね。
アマゾン、「代金引換」の提供を6月5日までに取りやめ(ネットショップ担当者フォーラム)のコメント一覧 - Yahoo!ニュース
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MetaTraderを使いこなす!EA開発のステップバイステップガイド
1. はじめに
FXトレーダー必見!最新のEA開発ガイドが登場
自動売買(EA)を活用してFX市場での成功を目指しているあなたに朗報です。8月30日にAmazonで発売予定の新刊『FXで勝ち組を目指す!メタトレーダーを使ったEA開発マスターガイド』は、初心者から中級者までのFXトレーダーが、効率的に自動売買システムを構築し、成功に繋げるためのステップバイステップガイドです。市場で勝ち残るために必要なEA開発の知識とスキルを、この一冊で習得しましょう。
2. 著者紹介
佐川直弘:FX自動売買の第一人者が教える成功の秘訣
本書の著者、佐川直弘氏は、日本におけるMetaTraderを用いた自動売買システム(EA)開発のパイオニアとして知られています。15年以上の経験を持ち、2015年にはトレーデンシー大会で世界1位に輝きました。彼はまた、X(旧Twitter)で@TokyoSystems(ベアちゃん@東京シストレ)としても知られ、FXトレーダーに向けた情報サイト「GlobalTradeCraft」を運営し、多くの支持を集めています。豊富な経験と実績を持つ佐川氏の知識が、この一冊に詰め込まれています。
3. 書籍の概要
初心者から中級者までのための完全ガイド
『FXで勝ち組を目指す!メタトレーダーを使ったEA開発マスターガイド』は、MetaTrader4およびMetaTrader5を使用したEA開発に焦点を当て、基本から応用までを網羅した包括的なガイドブックです。プログラミング初心者でも理解しやすいように、分かりやすく丁寧に解説されており、ステップバイステップでEA開発のスキルを習得でき��内容になっています。これからEA開発を始めたい方や、既に取り組んでいる方にも役立つ情報が満載です。
4. 注目のトピック
リスク管理と生成AI―自動売買を成功に導くカギ
EAの開発と運用には多くのチャンスがある一方で、リスクも避けられません。無料EAの信頼性や有料EAのリスクなど、EAに関わる潜在的な危険についても本書は丁寧に解説しています。また、最近注目を集めている生成AIを活用したMQLプログラミングについても取り上げており、初心者でも取り組みやすいヒントが紹介されています。自動売買を通じて成功を目指すための、重要な知識とスキルが手に入るでしょう。
5. 書籍のハイライト
必見!実践的なEA開発のステップを詳解
本書では、EA開発の核心に迫る重要なトピックが数多く取り上げられています。特に、第4章「取引戦略の設計」では、テクニカル指標やファンダメンタル分析を組み合わせた戦略例が具体的に示されています。さらに、第10章「LLMの活用」では、生成AIを活用したMQLコードの開発方法を詳述しており、最新技術を取り入れたトレード戦略の構築が可能です。これらの実践的な内容は、トレーダーとしてのスキルを大きく向上させることでしょう。
6. 期待される効果
EA開発を通じて得られる成功への道
『FXで勝ち組を目指す!メタトレーダーを使ったEA開発マスターガイド』を手に取ることで、FXトレーダーとしてのスキルが飛躍的に向上するでしょう。EA開発の基礎を固め、実践的なスキルを身につけることで、より効率的で成功率の高いトレードが実現可能です。また、リスク管理や心理的なアプローチについても学ぶことで、長期的な成功を目指すための強固な基盤を築くことができます。
7. 購入案内
8月30日発売!事前予約でお得に手に入れよう
『FXで勝ち組を目指す!メタトレーダーを使ったEA開発マスターガイド』は、8月30日にAmazonで発売されます。現在、事前予約を受付中ですので、お早めにご注文ください。さらに、特典として、書籍で紹介された『ChatGPTで「無人サーバ接続監視用EA」を作る』のプロンプト例がダウンロード可能です。この機会に、EA開発のスキルを飛躍的に向上させましょう!
8. 終わりに
著者からのメッセージ
「自動売買の分野は、学び続けることで深みが増していく世界です。本書が、皆さんのトレードライフを豊かにし、成功への道を切り開く一助となることを願っています。リスクを管理し、堅実な知識とスキルを持つことで、FX市場での長期的な成功を手にすることが可能です。ぜひ、この本をパートナーとして、トレードの世界を探求してください。」
関連サイトのご紹介: GlobalTradeCraft
本書の著者、佐川直弘氏が運営する「GlobalTradeCraft」は、最新のFX自動売買システムやトレーディングツールに関する情報を提供する専門サイトです。初心者から上級者まで、幅広いトレーダーに向けて、実践的なトレード戦略やツールの使い方を解説しています。常に更新される市場の動向や、佐川氏自身の豊富な経験に基づくアドバイスを通じて、FXトレーダーの皆さんが成功への道を歩めるようサポートします。より深い学びを求める方は、ぜひ「GlobalTradeCraft」を訪れてみてください。あなたのトレードライフを充実させる情報がここにあります。
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2024年7月25日(木)
amazonに予約注文しておいた2冊の本が届いた。1冊は次男がボランティアに通う<バザールカフェ>の歩みをまとめたもの、もう1冊は同僚にして浄瑠璃作者・片山剛先生の作品集である。私に文楽の楽しみを教えてくれたのは片山先生だが、平安時代の歴史・文化の研究者が江戸を舞台にした浄瑠璃を創作された興味深いものである。今年の夏はこの作品を声に出して読んでみよう、本当は語ることが出来れば良いのだが、それでは本当に<寝床>になってしまうね(落語をご存じない方にはごめんなさい)。
2時起床。
日誌書く。
あれやこれや。
5時15分、シャワー。
体重は150g減。
朝食は冷たいお蕎麦。
洗濯物を干し、珈琲を淹れ、弁当を用意する。
プラごみ、30L*1。
ツレアイは夜のワークショップのために自転車、私は一人で出勤する。
順調に到着する。
換気してラジオ体操第一、冷房を入れてお茶を頂く。
昨日の<情報機器の操作Ⅰ(栄養学科)>の最終課題をチェック、成績を登録する。
8/24(土)の天満天神繁昌亭昼席、この日だけ露の新治師匠が仲入りに登場するので、<ぴあ>でチケットを購入する。手数料はかかるが、好きな座席を選べるので満足。
12時、ラジオ体操第二。
木曜日は3限に<スタディスキルズ(教育学科)>、これまでの振り返りと最終レポート作成。何とか時間内に全員書き上げてくれたので、明日は評価作業ができる。
O姉と一緒に帰宅、今日は<喜楽亭>が揚げ物休みの日、彼女は京都大学へ向かう。
西大路八条の<スギ薬局>まで買物、先日試しに買ったカルカンをココがよく食べてくれるので購入する。アプリには色んなクーポンが配信されるので、試しに幾つか買って見る(¥3,973)。
次に西大路七条のライフ、鱧が20%引きなので迷わず購入する(¥2,238)。
息子たちの夕飯、ポークステーキ・ナスの甘辛煮・鱧皮ときゅうりの酢の物・トマト・辛子明太子・冷や奴+🍺。
テレビ大阪の天神祭の生中継を流す。
ツレアイは月に一度の太鼓のワークショップ、普段より2時間遅い晩酌、鱧の煮付けと野菜サラダで慰労する。
今夜も枝雀、「どうらんの幸助」、何しろ朝が早すぎるので今夜もサゲ前でダウンする。
買い物に出たので、余裕で3つのリング完成。
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#1 構造と力(書籍)
確か昨年暮れのこと、NHKの番組で80年代の日本が取り上げられていた。
バブル景気に沸いた狂乱の時代、という触れ込みで。
その中で、現代思想という分野においては異例のスマッシュヒットを飛ばしたとして本書が紹介されていた。
気になってAmazonで即座に購入、以降長らく本棚に飾っておいたが、昨日読了、読みはじめてからはあっという間だった。
主張は至ってシンプルで「逃げろ、遊べ、そしてまた逃げろ。」そんなふうに解釈した。(解説や批評が目的ではないので詳細は省くことにする。)
それから、折に触れて登場する図解が非常にわかりやすく、秀逸だった。
言葉選びについても、高尚な学者先生というよりも、アーティストのそれに近いように感じた。
とりわけ「序に代えて」の吸引力はすさまじく、当時流行った理由はなんとなく理解できた。
ただ、あの狂乱の時代において、シラケつつノリ、ノリつつシラケる。そんな余地のあった人は一体どれほど存在したのだろうか。(ノリにノること以外の選択肢はどれほどあったのか。)
ともあれ、停滞の只中に産まれ、沈没と共に生きる私には非常に刺さる提案だったことは間違いない。
砂漠に向かって旅をしよう。
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我が国の���来を見通す(80)
『強靭な国家』を造る(17)
「強靭な国家」を目指して何をすべきか(その7)
宗像久男(元陸将)
──────────────────────
□はじめに
本メルマガは当初の予定をはるかにオーバーし、8
0回まで来てしまいました。浅学菲才の恥をしのん
で、知見も経験もない様々な分野に首を突っ込み、
それぞれ表面的ではありますが、知り得る限りの知
識で書きなぐっていました。そうしているうちに、
(前にも紹介しましたように)「その道の専門家の
限界」のような、新たな問題意識を持つに至り、
「では、どうするべきか?」が再び首をもたげ、悩
むことになりました。その結果、最近のメルマガの
ように、「国力」の観点から再整理することしまし
たところ、これはこれで面白くなってきました。
今回は���軍事力」を取り上げます。世界的な呼称は、
「軍事力」ですが、事柄の性格上、我が国の「軍事
力」を語る場合は「防衛力」と置き換えます。
私は、37年間、陸上自衛隊で勤務し、各級指揮官
はもちろん、陸上幕僚監部の幕僚として防衛力整備
を主に担当してきましたので、「防衛力」について
詳しく語り出すと、書籍1冊では足りないぐらい
“言いたいこと”がありますが、あえてテーマを世
間ではあまり語られていない、いわゆる「タブー」
とされている部分などに絞って、しかも要点のみを
紹介したいと思います。
我が国の「安全保障」とか「防衛」に関する最近の
話題についてもっと知りたい読者は、最近、元空将・
織田邦男氏が『空から提言する新しい日本の防衛』
を上梓しましたので、ぜひご一読いただきたいと思
います。織田氏は私と同期で、幕僚監部勤務にあっ
ては陸上、航空の違いありますが、いつも同じよう
な部署で勤務してきた経験があります。よって、
「ライバル」というより「戦友」であり、家族ぐる
みで親しく付き合ってきた仲でもあります。
『空から提言する新しい日本の防衛』
本書は、「将来の我が国の防衛のあり方」に対して、
元自衛官ならではの“切り口”から迫り、一般の軍
事専門家などが追随できない視点から貴重な一石を
投じているとの読後感を持ちます。なかでも、「我
が国の防衛」が抱えている課題、あるいは昨年末に
策定された「戦略3文書」の不十分なところの指摘
などについては私も全く同意です。
あえて違いがあるとすれば、陸上自衛官だった私は、
どうしても「国土」とか「国民」目線から防衛を考
える“癖”がついてしまっているせいか、「国防」
など頭の片隅にもない方々などにとってはどうして
も理解が難しくなってしまいます。その点、元航空
自衛官の織田氏の解説や提言は、難解な領域にはほ
とんど踏み込まないのですっきりしてわかりやすい
と思います。
さて、私の現在の最大の関心事は、「現実進行形の
ウクライナ戦争が国際社会の将来にどのようなイン
パクトを与えるか?」、そして、「そのインパクト
が、やがて“形を変えて”我が国の“眼前”に迫っ
てきて、我が国の平和や独立や国民の安寧な生活を
左右する可能性があるのかないのか?」にあります。
織田氏も再三、同趣旨の切り口で解説していますが、
“予想外のことが起こる可能性を表す”言葉の「ま
さか」や「もしかして」のうち、これまでは“予想
外のことが起こる可能性が低いと考えられる場合”
に使われる「まさか」の範疇として無視あるいは軽
視してきた事態が、“予想外のことが起こる可能性
があると考えられる場合”に使われる「もしかして」
の範疇に移動し、その実態の解明や未然防止の対策
までを含め、考え、検討し、具体化しなければなら
ない割合が増えているように気がするのです。
昨年の「戦略3文書」にあっても、これまでのこの
種計画の“歴史”を継承しつつ、どうしても踏み込
めない憲法上の制約や戦後の防衛政策の変更に対す
る批判への“予防線”を張っているのか、いくつか
の「もしかして」には自ら目をつぶり、「まさか」
の範疇で取り扱い、その上で無視あるいは軽視した
と考えざるを得ない論点がかなりあるとように思う
のです。
現役時代も、毎度ながらの“政治決定”に呆れ果て、
言いようもない“むなしさ”を味わったものでした
が、“我が国の特殊事情からやむを得ない”と自ら
納得させてきた側面があります。
繰り返しますが、“失うものがない”今、自らを納
得させてきた論点まで少し踏み込んで、その要点は
紹介しようと思います。実は、そう思い立って文献
を漁ると参考になる書籍もたくさんあることもわか
りました。ただ、表題からして大きなインパクトを
与えないと手に取ってもらえないからでしょうか、
このジャンルの書籍はタイトルからしておどろおど
ろしいような気もします。例えば、『自滅するアメ
リカ帝国』(伊藤貫著)、『腹黒い世界の常識』
(島田洋一著)、『国連の正体』(藤井厳喜著)な
どです。インターネットで発信しているものも数多
くありますが、共通しているのは著者の皆さんの
“強い危機意識”でしょうか。
なかには、『新しい日本人論』(加瀬英明、ケント
・ギルバード、石平共著)のように、日本人の根底
に流れている「性善説」が背景にあって、この「も
しかして」を考えることができなくっていると指摘
するものもあります。多くの日本人が宗教のように
ひたすら信じている、憲法前文にいう「平和を愛す
る諸国民の公正と信義に信頼して……」のくだりな
どを指すものと考えます。
さて、「もしかして」の領域が拡大したのは、我が
国の「安全保障」とか「防衛」に限ったことではな
いことも明白です。すでに本メルマガで再三触れて
きましたように、我が国の未来に立ちはだかるであ
ろう「暗雲」として、「もしかして」が様々な領域
に広がる可能性があると考えます。
本メルマガ発信の目的は、「我が国の未来について
様々な視点から見通し、“最悪の状態にならないよ
うに”早急に処置すべき具体的な対応策を明確にす
る」ことにありましたが、知れば知るほど“まだ道
半ば”との思いを強くしています。もう少し続けま
すので、しばらくお付き合い下さい。
▼「軍事力」の国際比較
さて、国際的な影響力という点でいえば、「軍事力」
こそが「国力」の“ど真ん中に位置づけられる”こ
とは明白です。しかも、その良し悪しは別として、
核戦力保有の有無は決定的です。
まず、これまで同様、「軍事力」の国際比較につい
てもチェックしておきましょう。発刊されたばかり
の今年の「防衛白書」は、冒頭、「戦後最大の試練
の時を迎える国際社会」から始まります。子細に読
むと、これまでの「“まさか”戦争なんて起こりっ
こない」を否定し、「“もしかしたら”我が国の周
辺でも起こり得る」ことを肯定しているのです。
白書は、「だから、未然防止のために反撃能力の強
化が必要」と言いたかったのでしょうが、白書の性
格上、それが限界なのかも知れません。そして、我
が国の陸海空防衛力については、「我が国の周辺に
は大規模な軍事力が集中している」ことを具体的な
数値で説明するために、世界の陸海空戦力それぞれ
のベスト10を紹介しています。しかし、白書らし
く、我が国の防衛力についてはそれぞれの兵力量の
みを掲載するにとどめています。ちなみに、実際に
ベスト10に入るのは海上自衛隊のみで、保有船舶
総トン数から第5位にランクされるはずです。
陸海空戦力を含む、軍事力を構成する様々な要素ま
で含め、通常兵器の世界軍事力ランキングは、「Gl
obal Firepower 2023」によれば、1位アメリカ、2
位ロシア、2位中国、4位インド、5位イギリス、
6位韓国、7位パキスタン、8位日本、9位フラン
ス、10位ドイツとなっています。
また「軍事予算」のランキングは、「ストックホル
ム国際平和研究所」(SIPRI)によれば、1位アメリ
カ(8010億ドル)、2位中国(推定2930億
ドル)、2位インド(766億ドル)、4位ロシア
(659億ドル)、5位イギリス(659億ドル)
と続き、日本は9位(517億ドル)になっていま
す。つまり、日本の防衛予算は、2021年時点で
米国の約6.5%、中国の約18%だったことがわ
かります。
前回上げたような各国の「購買力平価」を使用する
と、実際の軍事予算の様相は違ってくるものと考え
ます。また、年末の「戦略3文書」には「GDPの
1%から2%に引き上げる」旨が盛り込まれていま
すので、実現すれば数年後のランクは上がることも
予想されます。
現在、世界の核保有国は9カ国で、上記SIPRIの推計
による保有弾頭数は、1位米国(5244発)、2
位ロシア(5889発)、3位中国(410発)、
4位フランス(290発)と続き、9位には北朝鮮(3
0発)がランクされています。これらから軍事予算の
上位国はほとんど核保有国であることもわかります。
これらはあく���で静的な比較で、ウクライナ戦争に
より、ロシアや西側諸国の兵器の生産量や消耗量も
大幅な変動があったことでしょうから、最新のデー
タを比較すると、すでに変動している可能性もある
でしょう。
厳しくなりつつある周辺情勢や我が国の「国力」と
比較して、これらのランクや防衛力の量・質が現状
程度で適切か否かにについては各論あることでしょ
う。しかし、増強論に反対する側に立つ人たちの意
見の背景に、戦後の「平和ボケ」とか「平和の毒」
が今なお根強く定着しているとすれば、やはり「時
代は変わった」ことに気づく必要があると考えます。
目を開け、耳をふさがないで、しっかり見極めた上
で、自分たちの主張が正しいか否かを再考する時が
来ていると思うのです。
8月16日、有楽町駅前で、この暑さの中、背広を
着た日弁連の皆さんが「憲法違反の平和安全法制の
廃止を」との看板の前で街頭演説しているのを見か
けました。周りにはだれもいませんでしたが、“司
法試験に受かるくらい頭が良いのだから、法律以外
のことも少しは勉強すればよいものを”と思いつつ、
私も無視して通り過ぎました。ちなみに、「平和安
全法制」が制定されたのは9年前の2014年です。
「今頃、何を言っているのか」という点でも呆れま
した。
白書も言うように、“戦後最大の試練の時を迎えて
いる国際社会”を、我が国はけっして傍観できるわ
けがなく、予想される“戦場”が我が国近傍にある
ことを考えると、逆に“国際社会を戦略的にこの地
域に引きずり込めるか否か”に我が国の存亡がかか
っていると考える必要があります。そのために“何
をすべきか”については、ウクライナ戦争をみれば
明らかでしょう。多少苦しくても、「自助努力」す
るしかないのです。
▼我が国の「防衛力」の“急所”──核抑止
「戦略3文書」に書かれていない視点で、我が国の
「防衛力」の“急所”」と題して、いくつかの論点
の要点のみを紹介しましょう。“急所”ですから、
口に出すこともはばかれ、普段は隠れています。大
方の日本人のように、関心がない人には思いもよら
ないでしょう。されど“急所”なのです。ものすご
く大事なのです。
その筆頭は「核戦力」の取り扱いでしょう。織田氏
も「国家安全保障戦略」の中で、核抑止については
わずか1行しか触れず、米国に丸投げしていること
を「最大の欠陥」として問題視していますが、私も
全く同感です。
言うまでもなく、中国、ロシア、北朝鮮のような、
核・ミサイルを保有する権威主義国家に囲まれてい
る我が国が、「非核三原則」のような“現実離れ”
した政策を保持して「考えもしない」段階に留まっ
ている“危険性”について、安全保障や防衛を“真
剣に考えている人たち”は皆、多少の温度差はあっ
てもよく認識していると思います。しかし、その範
囲が“真剣に考えている人たち”に留まっているの
が問題なのです。
『自滅するアメリカ帝国』の著者・伊藤貫氏は、ア
メリカ在住が長いせいか、今どきの国際政治学者に
は珍しく、ハッとすることをスバっと指摘します。
一例を挙げれば、日本にもなじみが深い、アーミテ
ージ、ジョセフ・ナイ、それにライス元国務次官ら
が「日本の核武装をさせたくない」とする一心から
アメリカの「核の傘」の有効性を繰り返して主張し
てきた事実、しかし、昨今のアメリカの相対的な力
の衰退や国際環境の大きな変化もあって、キッシン
ジャー、ウォルツ、ホフマンなどのリアリスト戦略
家たちは、「日本もアメリカに過剰依存しない自主
防衛に舵を切るべき」と提唱していることを紹介し
ています。当然、自主防衛には核戦力の保持も含ん
でいます。
私たちは、通常兵器の世界では「敵と我が拮抗した
戦力を保持しておれば戦争は発生しにくい」ことを
軍事常識として理解していますが、伊藤氏は2人の
有識者の分析を紹介して、これまでの常識をくつが
えしています。実に興味深いです。
まず、MITの軍事学者パリ─・ポーゼン氏の「他
国からの先制攻撃によって破壊されない核兵器を所
有している国は、世界覇権を握ろうとする超大国に
よる軍事的な恫喝と攻撃を拒否する能力を持ってい
る」、同じくMITの国際政治学者ハーヴェイ・サ
ポルスキー氏の「核武装国同士の戦争はリスクとコ
ストが高すぎる。したがって、核武装した諸国は、
お互いに核戦争を避けようとするだけではなく、通
常兵器による戦争まで避けようとする」との分析で
す。
つまり、核戦力保持の有効性は、たとえ彼我の格差
があっても、核戦争の抑止に留まらず、通常戦争の
抑止にもつながることを指摘しているのです。「核
抑止」と「核廃絶」の区別もつかない大方の政治家
・有識者・マスコミ人には“目から鱗”であろうと
思います。
だからこそ、湾岸戦争やイラク戦争から「イスラム
諸国が非核保有国だから、簡単にアメリカの攻撃を
受けた」との教訓を学んだ北朝鮮は、国民が明日の
食事さえ飢えているなかにあっても、莫大な経費を
費やして核実験やミサイル発射実験を繰り返し、有
効な核戦力の保持を企図しているのです(北朝鮮の
今年の餓死者は例年の3倍との報道がありましたが、
実態はかなりひどそうです)。
そして、中国は、日本を現状のような“与(くみ)
しやすい状態”に留めおくために、福島原発の処理
水について、自らがもっと濃い濃度の汚染水を垂れ
流している事実を知りつつ、“天つば”にもなりか
ねないリスクを冒しても、日本人が原発にも原爆に
も“眠ったまま”積極的な意思表示をしないように、
戦略的に反対論をぶち上げているのです。
さて、我が国の「核抑止」については大きな問題点
が2つあると考えます。まず、我が国のように「非
核3原則」を唱え、自らは核兵器を「持たず」「作
らず」「待ちこまず」としてすべてアメリカに“丸
投げ”している国が、ボーゼンやサポルスキーのよ
うな考えを適用しつつ、核抑止も、さらに通常戦力
の抑止も本当に可能なのか、という点です。
言葉を代えれば、アメリカの「核の傘」は未来永劫
に有効なのか、という点ですが、これについては、
次回、「日米同盟の有効性」に関連づけて詳しく触
れることにしますが、アメリカ政府の“一存”でそ
の有効性が突然、反故(ほご)になる可能性がある
ことは間違いないでしょう。
問題点の2番目は、中国や北朝鮮のような権威主義
国家に、アメリカのように「自国(民)の膨大な被
害回避を最優先し、核保有国とは戦争しない」との
考えが通じるかという点です。もし両国の為政者が
自国(民)の犠牲など一顧だにせず、戦争目的を遂
行しようとすれば、世界最大の核保有国・米国の
「核の傘」であっても、抑止が有効に機能しない可
能性があります。
なんせ中国には、1969年、ウスリー川の中ソ国
境問題を解決するため、当時は非核保有国だったに
もかかわらず、核保有国・ソ連に対して果敢に攻撃
を仕掛けたという“前歴”がありますし、同じく北
朝鮮も、“朝鮮半島はアメリカの防衛ラインの外”
と宣言した「アチソン声明」があったとはいえ、韓
国の後ろ盾に核保有国・アメリカがいることを知り
ながら、朝鮮戦争を仕掛けたのでした。
将来、これらの国とさらに緊張が高まるような事態
になれば、当然ながら、最大限の卑劣な文句を乱発
しつつ“露骨な核恫喝”を予想しておく必要がある
でしょう。
一方、本メルマガでも指摘したように、ウクライナ
はソ連崩壊時に領内に1240発の核弾頭を保有す
る世界第3位の核保有国でしたが、1994年の
「ブダペスト覚書」によって核兵器をすべて撤去し
ました。「歴史のif」ですが、仮にウクライナに
数発でも核兵器が残っていたなら、このたびの「ウ
クライナ戦争」は発生したでしょうか。少なくとも、
プーチン大統領の脳裏には、“ウクライナが報復と
して核兵器を使用すれば自国に膨大な被害が出る”
ことが��かび上がり、侵攻を躊躇することにうなが
る可能性はあったと推測できるでしょう。
悩ましい問題でありますが、国際社会は、理想では
あってもいつ実現するか全く見通しが立たない「核
廃絶」ではなく、明日の「核抑止」をいかにするか、
で動いていることは間違いないのです。ゆめゆめ優
先順位を間違えないことが肝要です。
今回はこのくらいにしておきますが、我が国の「防
衛力」の盲点について、「もしかして」、つまり
「考えられないことを考える」ことまで拒否せず、
“急所”だけに“そっと覗いてみる”くらいの知恵
が必要であると私は思います。
ついでに私がアメリカをうらやましいと思うことが
もう一つあります。MITという、日本の東京大学
にランクされるような大学の教授たちが堂々と「正
論」を述べていることです。
それに対してと言うわけではありませんが、日本の
学者先生方は自らに恥じることはないのでしょうか。
前述の日弁連もそうですが、優秀なはずなのに、も
はや「つける薬がない」のでしょうか。
8月15日、終戦記念日の産経新聞社説は、論説委
員長の記名入りで「首相は核抑止の重要性を語れ」
と題して、“悲劇を繰り返さぬため”にも「核抑止
の有効性」について、普段の倍ほどの長さで堂々と
述べていました。過去にもあったのかも知れません
が、私自身は「核抑止」についてこれほどの内容を
マスコミ人が語ったのを初めて知りましたので、と
ても驚きました。
これなどはとても珍しいケースだと思いますが、我
が国の最大の問題は、様々な「もしかして」など
“夢にも思わない”人たちが政治家・有識者・マス
コミ人・教育者などに数え切れないほど存在し、な
おかつ、依然として“その人たちの声が大きい”こ
とにあると思うのです。その結果を受けて、大方の
国民もなんら危機意識を持つことなく、時間だけが
進んでいきます。本当に困ったものです。次回は、
もう一つの“急所”を紹介しましょう。
(つづく)
(むなかた・ひさお)
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