#途中肉焼き職人に転職
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tokyomariegold · 5 days ago
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2024/5/29
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5月29日 新しい主治医の診察に30分遅れてしまい、でも自分の生活を優先(洗濯をしていたら水栓を開け忘れて、洗いが30分ストップしていた)してもいいよね、と、甘えている、というか、気を許しているのか?と思った。 新しい先生はかわいい華奢な女性の先生。 彼女こそ、ちゃんと食べているの?大丈夫?と思ってしまう。 とても頭の回転が早くて、私の話を相槌を打ちながらパソコンでメモをとり、頭の中で次にすべき対話や私の話の行先を想定しながら対応案を常に考えている感じ。 私の話が終わった途端に次に進めるべく、ふさわしい返答を間髪入れずに話してくるのでらとてもとても恐縮していた。仕事中の自分を見ているようでもあった。 「今の困り事と今後どうしていきたいかを話してください」と言われて、それっぽすぎる質問を投げかけられて、うっ…、となった。変えなくてはいけないと分かっていても変えられない、変えたいと思わないことを「わかりました」と、今のところ、今日のところは「それで良いです」と言われた。
入院を勧められ「体重回復目的でなく、生活の改善や身体を休めるために入院を使うのも手ですよ」とも言われた。 このところ、逃げきれない社会生活で、気持ちも体力も底をつきそうで、入院すれば休めるの…?と時々思っていたところ。
「今すぐでなくとも2ヶ月前からベッドの空きがあれば予約できます」とのこと。それと睡眠のお薬を処方してもらえた。処方箋を印刷する時に、プリンターに紙が詰まって後ろのフタや前のフタを開けて、詰まった紙を取り出すのを手伝ったりして、ぼーっとしていた頭がその瞬間に職場モードになる。
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やっぱり通院は診察から検査からお会計まで、いつもとても疲れてしまう。 今日は通院の後から出張して某区役所で半日窓口巡りをした。
窓口のお昼休みを挟んでしまったので、その時間は仕方なしに外を歩いたのだけれど、小さいと思っていた商店街がどこまでもどこまでも続いていてびったくりした。 もうほとんどないのであろう、町のカメラ・写真屋さん、本屋さん、おもちゃ屋さんがあった。ライフというスーパーをたこ焼き屋さん、美容室(ちゃんとおしゃれな感じの美容室と、町の美容室、どちらもあった)。八百屋さんは3軒見かけた。 ベローチェとモリバコーヒーというチェーンのカフェもあった。 まだ先が続いていたけれどカルディコーヒーファームが今日まで10%OFFセールをしているのを見つけ、アップルシナモンのハーブティーを買ってUターンした。 町の肉屋さんはお昼時用にお惣菜を販売していた。パン屋さんも何軒か��った。
今日もうとうとして家に帰りら少し早い時間のスーパーでちょうど良く値引きされ始めの時間帯に立ち会えて、それにかこつけてたくさん買い物をしてしまった。ゴマはもう売り切れていた。海苔もあと少しで終わり。
SNSの好きな女の子と、お互いの使っているカメラを教え合う、というとても救われる夢を見た。写真のことしたい。
内祝いは、結婚などのお祝いのお返しに渡されるものらしく、何がめでたいのかも報告を受けていない人から突然内祝いののしがついたカステラをもらい、今回の状況が人生合戦の宣戦布告のように感じてしまう。 祝われる前に「ありがとう!」って言われても…。 本人に直接訊くものでもない気がして、モヤモヤしている。
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myonbl · 8 months ago
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2024年3月21日(木)
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久しぶりの出勤、今日のミッションは<授業改善報告書>の作成と提出だ。毎期、最後の授業時に学生による<授業アンケート>を実施、その集計が各教員に届けられ、フォーマットの決まった報告書を作成して提出するのだ。設問については大なり小なりどこの大学でも同じものだろう、形骸化しているとの声ももちろんあるが、総体として私は意味があると思っている。もっとも、一番力を入れた講義科目が当日の出席者が少なかったのでアンケート対象とならなかったのはちと寂しい。自由記述はほとんど無回答だったが、<ひとつひとつ丁寧に教えていただいた>との声があったのがせめてもの救いか。
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4時45分起床。
昨晩のYさんからのメールに返信。
きのうの<門戸寄席>の画像をInstagramにアップ、Threadsに転載。
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朝食。
洗濯。
珈琲。
弁当*3。
プラゴミ、45L*1。
ツレアイの職場経由で出勤する。
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名神が茨木IC手前で事故、普段より20分程度余計にかかってしまった。
タイムカード整理。
MORIさん、新治さんに昨日のお礼メール。
メールボックスで<授業アンケート集計結果>を受取、4科目分の<授業改善報告書>を作成、提出する。
昨日のインタビューを受け、新治本構成を修正する。
残り十日間の予定を再確認、有給残り1日をどこでとるか。
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帰路は順調。
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車を置いて、すぐに京都ポルタへ、スタンプラリー第二段に挑戦だ。今回は<無印良品>でレトルトカレー、<大垣書店>で新書1冊、<ヴィドフランス レーヴドパリ>でパン2個、ポイント10倍デーなのでどこも人でいっぱい。
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<PLAUD NOTE>のデータをエクスポートし、OneDriveにフォルダをつくって保管、前期授業開始までにテープ起こしの原稿を完成させねばならない。
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息子たちの夕飯、豚バラ肉とキャベツとシメジの酸っぱい煮・目玉焼き・わかめと胡瓜の酢の物・トマト+リンゴ。
ツレアイも早めに帰宅、後を託してまずはセブンイレブン花屋町店でチケット発券、その後七条第三小学校へ。
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今日は七三保健協議会総括会議、区役所からのごみ収集についての変更点の説明、会長からの活動報告、30分強で終わってくくれたのは有り難い。
すぐに帰宅して晩酌開始、テレビでは大谷君の試合が流れている。
途中で録画番組へ、柳家さん喬「妾馬」を楽しむ。
片付け、入浴、体重は200g減。
遅くなったので、日誌は明日書くことにする。
柳家小三治「青菜」を聴きながら、いつしか夢の中へ。
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ちょこまかとよく動いていい数字。
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kennak · 1 year ago
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https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2200899に関してコンビニのカウンター下やスーパーの冷蔵ショーケースに塞がれた手洗い場食品販売施設に必須だったので形だけつけてある。カウンター下手洗い場で手洗いするのは困難。各都道府県の条例により設置義務が決まるが、平成19年通達により設置義務緩和のガイドラインが定められたので、以後開業のコンビニなどでは無い場合がある。 コンビニのカウンター下手洗い場+イートイン席コンビニの客用手洗い場設置義務は緩和されたが、店内に客席がある場合は設置の義務がある。逆に言うとカウンター下に客用手洗い場があるコンビニでは無工事でイートイン席を作る事が出来た。 人工大理石カウンターの下にシンクコンビニカウンターの向こう、壁側にもカウンターがあり、肉まんホットケース、タバコ棚が並んでいるが、一部は天板取り外しが出来てその下には二槽式シンクがある。食品を売る店舗では複槽シンクが必須だったため(自治体による)。先述のガイドライン策定により、洗うのが器具だけで食品を洗う必要がない場合は複槽である必要なしと規制緩和。 レーサーレプリカバイクの後席のバンド二人乗りをあまり考慮していないレーサーレプリカやスーパースポーツタイプのバイクの後ろシートの前の部分には目を凝らさないと判らないようなバンドが存在する。例:NSR250R https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/87/Honda_NSR250R_in_the_Honda_Collection_Hall..JPGこれはデザイン上の飾りではなく、後部乗員用が手で掴まる「シートベルト」で、道路運送車両の保安基準(道路運送車両法の��令)で定められた乗車装置である。撤去すると車両法違反となり車検がある車種では車検が通らない。 鉄道振替輸送とSUICA切符の発行、購入は目的地に輸送するという旅客運送事業の契約成立であるので、不通が生じた場合には振替輸送が供される。契約不履行としての代替手段である。Suicaなどではこの契約が成立していないので振替輸送を受益する事が出来ない。しかしそのSuicaで切符を買ってしまうと旅客運送契約が成立するので振替切符を交付してもらえる。 手荷物輸送運輸業には旅客と貨物の免許がありそれぞれ別物である。故に旅客免許しか受けていない鉄道会社、バス会社は貨物輸送を受ける事が出来ない。フェリー航送は車の持ち主の乗船が必須。だが客の手荷物を別料金、別列車で輸送するという建前で単独輸送する託送手荷物制度が存在する。また、託送荷物には速達性が求められる新聞も加わり、その流れで映画館で放映するニュースフィルムも託送された。ところでセルロイドは爆薬(硝化綿、無煙火薬)から作られるものであり、易燃性で暑い時に勝手に発火することもある。この為に担ぎ屋が持ち込んだタバコパイプ等が発火して火災になる車両事故などが多発して持込が禁止されていた。だが昔の映写フィルムはこのセルロイド製であったので、夏にバス運転席前に置かれた託送手荷物の映写フィルムが突然激しく発火、バスの出口が前一か所だけなので満員の乗客が逃げられずに多数が焼死という事故が何件も起きている。国鉄が廃止したのを皮切りに今は手荷物輸送は殆ど行われていないが、夕方などに客室の一部をロープで締め切って新聞を託送する電車はいまだ存在する。 ソープランドのサービス売春は禁止されているが、ソープランドでの性行為は「自由恋愛が発生したので」黙認されている。 ウリ専男性の売春であるウリ専は認められている。売春は異性間性交であるとの暗黙の了承による。 「ヂーゼル」などの外来語表記明治文明開化以降、大量の外来語が入ってきた為に、小文字カナの使用が始まる(捨てガナという)。明治政府は、政府の公文書や法令での捨てガナの使用を禁止。これに新聞社や大企業なども倣ったため、お堅い業種や監督官庁がある分野では外来語表記に捨てガナが無い表記を工夫するようになった。機械や��動車工学では整備士など国家試験があるので「ディー」と書けず、「ヂー」を使うようになった。この捨てガナ規制は昭和63年に解除された(昭和63年7月20日 内閣法制局総発第125号 『法令における拗よう音及び促音に用いる「や・ゆ・よ・つ」の表記について』)。よく「キューピー社の正式名称は『キユーピーだ』というトリビアが開陳されることが多いが、以上の経緯からナンセンスなインチキトリビアである。「キューピー」や「QP」で登記できなかったからであって、古い外来語名企業は全て捨てガナ表記されていない。(ローマ字やアラビア数字で登記出来るようになったのは2002年11月1日:商業登記規則改正) 裁判での陳述裁判では判決は言い渡しし、口頭弁論などは陳述する事になっている。その為に準備書面を予め提出し、廷内で「書面の通り陳述します」と言うと書面の中身を法廷で話した事になる。 ネット選挙一般的なインターネットとはWWWの事で、ハイパーテキストによる出版であるから出版が準用されて、ネットを通じた選挙活動というのは禁止されていた。が、ガバガバな状態であった。だが公職選挙で出版が制限されるのは出版や印刷には金がかかり資金の差が獲得票数の差になる事を避けるための規制であるから大して金が掛からないWWWでの運動を規制するのは立法趣旨に反する。という事でWWWでの文書図画の公表、頒布は限ってはOKという事にした。但し電子メールアドレス表示必須である(守られてない)。電子メールでの活動は候補者以外は禁止のままだ。 輸入バスの後部脱出ドア数々の車両火災によりバスの後部、出口と反対側には脱出用のドアの設置が義務付けられている。だが外国製バスには無いものが多い。普通は改造しないと型式取得が認められないが、連接車など特別な用途のモノの場合、ガラスカチ割り用のハンマーを後部席に設置してあるから特例的にKという形になっている。 差金の目盛り計量法は日本の旧尺貫法での表記がされた計量器具の製造販売を禁じている。だが建築内装などでは旧尺貫法に準じた長さが未だ標準となっている。そこで、差金の裏に尺に準じた目盛りをメートル表記したものが売られている(尺相当目盛り付き長さ計)。国会で審議されてこれは合法というお墨付きが出た。 三輪自動車のドア海外で製造された三輪トラックなどを日本に輸入する場合、普通自動車としての型式は取れないので、ドアを撤去してサイドカーとして登録する。ドアを撤去��るのは、サイドカーの条件として「ドアが無いこと」となっているから。冬は寒いが幌は禁じられていないのでビニルレザーでドア型幌を作って付けても大丈夫かと思われる。なお、50ccの場合はミニカーで登録できるのでピアッジオ・アペ等はドア付きでOkである。 A重油A重油は殆ど軽油で軽油9割、重油1割から成る。軽油には32円/Lの軽油税が掛かるが、道路を走行する車両に搭載されないエンジンで使用する場合その税金は払う必要が無い。その為の油種。トラックが使用したら直ぐに判るように蛍光剤が混ぜられている。 消毒用アルコールIPエタノールには酒税が掛かるがイソプロピルアルコールを少量混ぜて不可飲処置させてあるので酒税が掛からずに安い。 料理酒酒に塩や酢を混ぜて不可飲処置されているので酒税を回避。つまり不味い。  以上、三つだけ選んでお届けした。
「ガバい法律逃れ」三選
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mxargent · 1 year ago
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
アイウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席���訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照���酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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sarigiwa · 12 days ago
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SKS ZIGZAG 天ト地 プレライブ2024/11/12 @Zepp Haneda
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天-ama-:幕開け
イントロが無くて突然ボーカルだから爆発力凄かった
しかし天のギターリフ本当好き、良すぎ
来年の神リフBest100にランクインさせよう
天-ama-って歌詞はなんか「静」だけどLIVEで聴くとバックが超爆音でグルービーで「動」だなあと実感
もはや「激動」
途中から、ウウウなんか棒立ちキツイ、、音が良い、、動きたいよ、、という気持ちに
でも一曲目だから大人しくした
その代わりじっくり聴き込めたのは良かった
ステージの上でリズム隊2人が音に身を任せてめちゃくちゃ動いてたのが印象的
うらやまぴい
バリネギ:発狂
踊り狂うみこと
シャキシャキ~のところは絶対ツイストしよ🥨と思ってたら案の定ツイストしてて解釈一致~って勝手に思ってた
やっぱり信頼関係は小さな解釈一致の積み重ねで強くなっていくよね
踊り狂わされてて全然命様をしっかり見る暇なかった
本当に本当に本当に命様笑顔前回で楽しそうで、「美しい魂」とかいうちょっとスピった概念を理解できたような気持ちになった、、これ今、魂美しいよね?
7~8回やったかな、、多すぎて覚えてない
途中で脱落者出てたって聞いて笑ったw
分かる、マジで部活終わりと同じ疲れ
でも私バリネギ大好き芸人だからマジで楽しかった、あと10回はできる
バリネギは誰が最後まで踊ってられんのかバトルロワイヤルなので「疲れた」「飽きた���は通用しないってことなんだよね
それ��、最後に残った一人が次回のゲームマスターになるんだよね
兎Girl:呼吸困難
マジのマジに好きすぎて私が唯一棒立ちになってしまう曲こと、コレ
当初Rabbit girlがLove is gone...に空耳して、あー失恋ソングねと思っていた曲こと、コレ
らーららーらーらー部分
「お客さんにマイク向けて歌ってもらいやすいところやん、なんで今までやらなかったんやろ、次からやるしかない」とか言ってた気がする
でも私は兎Girlの時それどころじゃないので・・・(棒立ち涙目お祈りポーズ)
振り・発声の余裕が全くないほどステージガン見して聴き入っているから
ましてやシンガロンなんて、、
がんばります
ケメコのなんとか:♡
正直ここだけ聞くために金積んでも良いと思えるくらい良かった
スポットライトに1人照らされて
ゆっくり「すき....」って歌うとこ激ヤバすぎる
なんかどういう気持ちで聴けば良いか分からなくなって照れた
「.....すき♩」 ←ひらがな発音
・・・不意打ち可愛いすぎてヒイってなった
あとこの時謎にドヤ顔だった気がするんだけど、今どういう気持ち?って感じだった
普通に渋い(しびい)フォークソング来ると思ってたけどなんか
どういうこと?・・・ときめき、オッケー?
きちゅね:放心状態
ウワア、、、
問題のきちゅね
3番のBメロの命様がヘドバンする箇所で
・・・!?
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この距離ならどう考えても顔ガン見した方が良いか
目に焼き付けた方がいいか
コンマ何秒かで必死に考えて
やっぱり
サボって顔面凝視してるとなんか怒られそうだったから頭を振りきった
ヤバすぎ
サイケデリック体験だった
終わって今バッド入ってる
思い出すと微妙に吐きそう・・・リアルに3日くらい寝込み案件
あとは、近くで見ると結構普通にMassiveでひれ伏した(骨格がデカいという意味)
肉体に加えて精神的にも存在感がマウントフジくらいあるもんね
華奢とかギャルとか思っててごめんなさい
その他:
◆1曲目終わった後のりゅうや
指盤の滑り良くするグリースのスプレーみたいなんをシューーってしてて、そしたら暗転してるせいもあってそのスプレーがスモークみたいにモワワンと広がって
闇の中でりゅうやが浮かび上がってた
※イメージ
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ただの作業でこんなカッコいい風になる?普通??笑
𝓹𝓻𝓮𝓽𝓽𝔂 𝓼𝓪𝓿𝓪𝓰𝓮過ぎる
ほんで、その龍矢がシューてしたスプレーの靄が何故か客席の方にスーッと流れてって多分最前の人が綺麗に全部吸い取りました
あと、エフェクターの扱いに見惚れてしまった
つま先でパンっと何か金属の板みたいなんを小慣れた様子で跳ね上げてた
ウオオオ
カッコいいーーー仕事人のりゅうや
あんまり足元work見る機会無いからなんか新鮮だった
◆確か、最高だZ終わりの命様
ギタースタンドの裏にずっと隠れてスタンバイしてるスタッフさんが一人いたんだけど、影丸、龍矢にZポーズ打ちに行く流れでそのスタッフさんの近くまで行って「ゼ~~ット」ってZポーズ打ちに行っててウケた
優しい&かわいい
ラブ&ピース
本当にさ・・・文化祭くらい自由やん可愛い(涙目)
あと何がウケるって、多分客席からはそこにスタッフさん居るの見えてないからステージ奥の虚空に向かって命様がZ打ちに行ってるみたいな感じになってるのウケた
龍矢も爆笑してた
龍矢をあそこまでニコニコさせられるの命様だけ
大マウント
微笑ましいーーー
◆全体的に、命様
今に始まったことじゃないけど
命様の笑い方が終始「ニャーッハッハッハ」でマジで元気でる
にゃんちゅうみたいで可愛い
生で聴くと本当に元気出る
自信を持っておすすめできます
◆影丸ドラムソロ
4拍子のバスドラ響き渡る中
休・休・休・clap!
休・休・休・clap!
をやれと言われ、言われるがままに
で、そのまま影丸がドラムをズンタン!ズンタン!って叩き始めるんだけど綺麗に4拍目のclap!の所で音がフッと消えてウチらの手拍子だけが会場に鳴り響く!
何それーーーそんなんできんのーーすごいーーー涙
その後、4拍子��ゃない、なんかパンピには絶対分からんような変拍子になっていき・・・
段々みんな混乱してついて行けなくなって笑(これは想定内)客席もウフフアハハって感じになって会場沸いてる、、すご、、職人すぎ、、オチまで用意してるなんて、、
というか、一言もしゃべらず手振りと音だけでデケー会場の人全員に指示出して動かせるのシンプルにすごい
かげまうすごい
すごいしか言ってない
-おわり-
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unikeni · 5 months ago
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台湾1周サイクリング
2024/06/05 - 2024/06/14 @台北~台北:約920km
登山の"ついで"、にしては相当ヘビーだし、なんならこっちの方がメインなんじゃないか、という感じもするけど…せっかくの機会だし、台湾1周サイクリングをすることにした。さすがに玉山登頂翌日の朝出発は乱暴だったかもしれない笑。睡眠時間足りてないし、足の疲労もある、その上自転車も組み立ててない。そんな状況でも、玉山から戻った夜は、やけにテンションが高かった。サイクリングが楽しみだったからだと思う。そんな風に感じたことは普段全くないから、なおさらそのままの勢いで出発してしまおう、と思ってしまった。
全部終わって振り返ってみると、やっぱりやってよかったと思う。1回目の退職記念にはキリマンジャロに登り、今回、2回目の退職を前に台湾1周のソロライド、10日間。5年近く勤めた仕事を振り返ったり、労ったり、次のステップに進む英期を養ったり、という意味で僕にはこれが必要だったんだと思う。贅沢ではあるけれど、(仕事を一切しない)長めの休みを取るのも久しぶりだし、職業柄、日常を離れて未知の風景を楽しむ、というのは大事なことだと感じる。幸い、体力とか装備、お金、といった大きなところの心配が不要だったことがハードルを大幅に下げてくれた。一見無謀とも思えるこのチャレンジも、実はそこまで大変なことではなかった。
真ん中に紐みたいな短い赤い軌跡が登山で歩いた距離・場所だから、台湾をかなり堪能したことが分かるな…。
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1日目 (台北から新竹) 86km
6月4日、玉山下山後、夕方6時に台北着。そこから翌朝出発の準備を始める。自転車の組み立ては当然すんなりとはいかず、シンガポールからの移送中に前輪のシーラントがケース内で漏れまくっていた。慌ててシャワー室でスペアチューブを足して、なんとかタイヤが機能するように。結局、前輪はチューブあり、後輪はチューブなしの状態でスタートすることに。加えて、急遽買ったミニ空気入れが上手く使えず、40psiぐらいが限度だった。もうそれで手を打った。
泊まったホテル(Brother Hotel)が親切で、登山グッズの詰まったバイクケースを10日近くただで預かってくれるところだった (引き換えに計4泊滞在)。ホテルの部屋でバイクを組み立て、朝食、荷物を預けて、チェックアウトし、台湾でのライドスタート。ラッシュアワーを避けて、早めに出ようと思ったんだけど、いろいろもたついて、結局8時になってしまう。モロに交通量が多い時間帯。それでも幸い曇りだったし、バイクに異常もなく、無難にスタートできた。河原で記念写真を撮ろうにも、全然笑えない自分がいた。不安要素が多すぎたから、顔がひきつっちゃったんだと思う。台湾政府公認の1周路を辿るにしろ、道に迷わないかとか、事故の心配、荷物が気になったり、天気が心配だったり、ペース配分が分からなかったり、言葉が思った以上に通じなかったり、と最初の2日ぐらいは実はライドを心から楽しめていなかったかもしれない。とにかく細かいことで気が散っていた。
例えば、新しく買ったサドルバッグはこの時初めて取り付けて、僕のバイクと仕様が合わないことに気づく。がっちり固定できないうえに、たぶん荷物が重すぎた(か多すぎた)せいもあって、途中から徐々にずり落ちる事態に。つまり後輪にバッグが当たる最悪の状況。その上、台北出発から1時間も走らないうちに雨が降り始める…。雨対策も万全ではなかった。振り返ってみても、9日間のライドの中で、初日が本当にハードな日だった。右も左も分からないのに加え、結局、昼ぐらいから新竹のホテルに着くまでの数時間、ずっと強い雨に打たれながらの走行で、本当にやる気をくじかれた。ずっと濡れたままだったから、寒さにも襲われて、到着間際は顔が真っ白になっていた。夕方ホテルに着いたあとは、体を洗って、服類を乾燥へ。この先のライドが不安になる…。でも、長いマラソンなんだと理解して、気持ちを切り替えた。��の日の失敗から学べばいい、ということでポジティブに捉える。サンダルが壊れ、急遽モールに買いに行ったことと、夕飯を食べただけの夜。
2日目 (新竹から鹿港) 131km
雨のライドがややトラウマになったけど、まあ進むしかない、ということで朝早くから準備開始。なるべくサドルバッグへの負荷を減らすように荷物を分散させて、濡れてもいいものはポケットに収納。レインコートは昨日に引き続き着てスタート。かなり改善。ただ、自転車をストレージにずっと放置したのは良くなかった。朝行くとチェーンにサビがつき始めてた。昨日のライド後に乾拭きせず、相当汚れていたのに、何もしなかったから。結局洗う術もないまま、とりあえず油をさして出発へ。2日目は長い海沿いのコース。事前情報では強い追い風、のはずだったのだけど、あまり風は強くない。途中からパラパラと雨が降り始め、また嫌な予感がよぎったけど、幸い快方へ。苑里で排骨酥麵の昼食後、午後には台湾で初めての太陽を見て、一気にテンションが上がった。晴れるだけで、こんなに嬉しくなれるとは…。ちなみにライド中は1時間半おきにコンビニ休憩・ランチ休憩を取ってた。イートインのできるコンビニはすごい重宝。お店に入る前にTシャツと短パンを重ね着して、それにサンダルに履き替えて、一応きれいさをアピール。おにぎり・パン、バナナ、ジュース類を補給して、ごみ捨て、トイレもさせてもらう。クレジットカードが使えるのも強い。自転車をガラス越しにチェックできるのもいい。台中を過ぎて、彰化市のバイクショップでクリーナーを購入、そして空気も入れてもらう。帰りがけにショップオーナーがエネルギージェルをサービスしてくれた。優しい。この日のライドが全日程中、一番長く、7時間ぐらい。さすがに集中力を維持するのは至難。鹿港という歴史のある街に到着。この宿はb&bスタイルのオシャレなところ(a day in Lukang)で、庭付き。そこでバイクの水洗いをして、チェーン諸々の洗浄ができたのはすごく良かった。ただその最中、蚊にものすごく刺されたのがのちのちまで辛いことに。
3日目 (鹿港から嘉義) 77km
この日はスーパーで買ったパンを食べてスタート。晴れ。正規のコースに合流するまで運河沿いを走行。最高に走りやすい道。お昼は斗南駅近くのバーガー屋さん。この日は一番短い距離を移動。雨の降る気配はほぼなく、この頃には天気予報のあてのならなさに気づく。梅雨の時期でもあり、雨とか雷雨が24時間・1週間連続で予想は��れてはいたものの、結局晴れや曇りの場合もすごく多かった。この日以降は、レインジャケットはバイクのフレームに括り付けて、結局最後まで使わなかった。
ホテルには3時ぐらいには到着。お腹がすいて街の方まで歩いていくことに。その途上で再認識する台湾のスクーター・原付文化。これらのためのインフラがあるからこそ、自転車ロードの整備がさほど無理なくできるんだろうなと思った。車とは別の自転車専用レーンがほぼずっとあるから、危険性をほとんど感じずに走行できる。サイクリストにとっては最高な環境でしょう。"環島"の標識や、所々ブルーの線がひかれていて、道しるべとしてもかなり助かる。その反面、台湾は歩行者にはそこまで優しくない気がした。歩道がなかったり、物で塞がってたりという感じで、歩くのには向いてないように思った。
嘉義の街の中心に移動して、現金をおろして(鹿港ではカードがあまり使えなかったから…)、あとは、焼肉丼大盛り定食をぺろり。この旅中、カロリーの高いものをいっぱい飲み食いしてた。と同時に、清涼飲料水からの糖分の摂りすぎも若干気になって、途中麦茶に切り替えたりもしてた。ジェル類は一日に一つか二つの消費量。
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4・5日目 (嘉義から高雄 + 休息日) 123km
台湾西側は平地の中の街や田園地帯を抜けたり、大きな川をこえたり、日本と同じアジアモンスーンの風景が展開されていく。シンガポールにいると分からない、農のある風景;特に稲のある風景というのは日本人の心象風景として心地よい。6月なのに穂が大きいのは亜熱帯地域ならではの特徴だと思った。2期作なのかな。あと、南部に行けば行くほど、果物の作付けも多く、ちょうど今はマンゴーの季節だった。ランチスポットでうまく止まれず、台南新幹線駅までいっきに行く。駅ビルの中に一風堂を見つけ、つい入ってしまった。自転車持ち込みは難しいかな、と思いきやちゃんと預かってくれた。
その後も新幹線と並走しながら、高雄に近づく。晴れた土曜の午後は交通量が多く、市内はやはりちょっと怖い。高雄中央公園の近くの宿で2泊。さすがに休憩日を設けたのは正解だった。足を休めたり、服を洗ったり、バイクメンテしたり、公園でボケーっとしたりする時間は必要だった。翌日曜日は港近くで、ドラゴンボートでのレースを見たり、あと港湾部の再開発地域を見て回っていた。古い倉庫群跡地をカフェやショップにリノベーションしているエリアは特に面白い。建築デザインも多様。大きな再開発エリアを巡るのにも、いろいろなモビリティがあるのも今風でとても参考になった。
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6日目 (高雄から車城) 88km
朝は高雄にちょうど帰省中の元同僚と会って、朝食を一緒にした。一緒に写真を撮ると自分の日焼けが突出する。曇りや雨の日でも日焼け止めが大事なことを思い知る。ソロライドの中において、久々に長々と話ができたのは良かった笑。それにローカルの人が食べそうなものを大量に注文してくれて、しかも奢ってくれたからもう感謝しかない。スタートが10時過ぎ、ということで、ランチをスキップ。真っ直ぐで平な道をひたすら南下。走りやすいところはDHポジションで自転車をこいでた。断然楽。やはりトライバイクの強みはそこなんだけれども、でも出番は正直あまり無かった。今旅もロードバイクやグラベルバイクを勧められたけど、実際トライバイクでも全く問題なかった。ただ、トライアスロンバイクを旅仕様に使ったのは、むしろ罰当たりな感じがした。唯一良かったことは、池上という東部の街で突然少年が話しかけてくれて、「僕もトライアスロンやってます。同じスポーツをやる者同士、応援してます」、と言って、お菓子を1袋くれたこと。些細なことだけど、そんなことが一生の思い出になった。
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車城まで来ると、山と海に囲まれたのどかな田舎、という感じが強くなって、宿もかなり広い。部屋の目の前には畑と山。何人か同じくサイクリストを見かけたのはこの辺りが多かったと思う。最南端まで行くルートもあるのだけど、僕は公式ルートを選択したことで、若干のショートカット。翌朝のヒルクライムに備えて、その晩はガッツリ羊鍋を食べて就寝。
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7日目 (車城から台東) 117km
この日は序盤にヒルクライムがあってからの東海岸沿い(太平洋側)を北上するルート。”来てよかった”、と初めて思ったのはこの辺かもしれない。ここでしか味わえない景色を堪能できたから。
ヒルクライムは500mぐらいのアップのようで、実はそれがどれほどのものなのか想像ができず、当初はかなりびくびくしてた。雨もパラパラと降る中だったから、かなり慎重で遅い登りだったけど、そこまで大変なものじゃなかった。むしろそのあとの長い下り坂が天国に感じられて、幅広な道路を一人占めしながら風をきって下れたことが最高だった。山エリアを抜けると、海岸沿いの道をずんずん北上。海を右手に、山を左手に見ながら、最高の景色を楽しむ。太平洋側は向かい風がきつい、という事前情報もあったけれど、そんなことはなかった。一部エリアで、進む道の先に、海と空が繋がってるように錯覚できる場所があって、まさに空に登っているような感覚をあじわえた。だけど、風をきって気持ちよく走っていた矢先に石(か何か)を後輪が踏んずけてしまい、大きな鈍い音がする。マーフィーの法則、じゃないけど、気分の良いときに限って、そういうアンラッキーなことが起きる。その直後は大丈夫そうだったけど、台東に着いて調べたら、やはりタイヤに穴が空いていた。シーラントのおかげで、全部の空気が抜けるところまでいかなかったよう。台東のホテルでは持っていた最後のスペアチューブを入れて修復。その後、ジャイアントのお店にタイヤを持って行って空気を満杯に入れる。空気入れは結局、台中、高雄、台東の3箇所で借りて補充したことになる。ジャイアントのお店を多用したけれど、どこもみんな親切。お昼は原住民の人たちが住んでいる地域のおしゃれなカフェで食べて(双亭院)、ホテルは台東の旧駅舎の目の前で、アートによる再開発エリア内だった。ここのホテルが唯一部屋に自転車を持ち込んでいいところで、ちょうどタイヤの修理をする必要があったから本当に助かった。
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8日目 (台東から瑞穂) 100km
この日も快晴の中、景色を楽しむ最高のライドができた。米どころ、の池上ではご当地の池上弁当を食べて、のどかな田園地帯をゆっくり北上していく。夜は瑞穂という温泉街で、少し奮発して高い宿に泊まる。プライベート露天風呂で足の疲れを癒す。
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9日目 (瑞穂から礁渓) 87km
瑞穂の宿で朝食をとってからさらに北の花蓮駅まで急ぐことに。というのも花蓮と宜蘭の間は、急峻で道路も狭く、トラックも多い、ということで公式ルートでも列車での輪行を勧めている区間。そのため、1時間に1本弱、という自転車をそのまま乗せられる列車に乗るために、ひとまず駅に向かう。この地域を襲った地震が起きてから1か月半ぐらいの時期だったけど、その爪痕を感じさせないくらいに日常を取り戻している印象。駅で1時間ぐらい待つ間にお弁当を食べて、その後、スムーズに乗車。僕以外にも数人自転車を載せている人たちがいたけど、みんな結構適当な感じで乗せてた。1時間ぐらいの乗車区間だったけど、窓からの景色は絶景だった。僕は羅東という駅で降りて、そこから礁渓という温泉町まで20kmぐらいさらに自転車で進むことに。山の近くの活気ある観光地、という印象かな。おしゃれな宿に泊まって、2日連続でプライベート温泉を楽しむ。ローシーズンということもあって、お客さんの数はまばら。でも質はすごく高いし、値段もそこまで高くない。
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10日目 (礁渓から台北) 100km
ようやく最終日。この日まで無事に走行できたことに感謝。朝、礁渓の街をぶらぶらして、蘭陽博物館に立ち寄ってからのライドスタート。強いて言えば、この日はわりかし辛かった。トラックがとにかく多く通る海岸線の道はものすごく走りづらかったし、1時間ぐらいは雨に降られたこと、それから、台北近くのルートは自転車レーンがなかったり、交通量がとにかく多かったり、ルートが紛らわしかったりと、イライラすることが非常に多かった。疲れと焦りとゴールへの期待が全部混ざって、複雑な気分だった。それに2ヶ所トンネルを通るところがあったけど、(事前情報とは異なって)普通に車道の脇を走らされて、結構怖い思いもした。それでも、台北に近づくにつれて、旅の終わりに向けた高揚感が高まってきて、松山駅に着く頃はかなりの喜びだった。本来は0kmのモニュメントは出発時に立ち寄るべきなんだけど笑。その後、Brother Hotelに向かって3駅分、大通りをさらに進むことに。ホテルに着いた時もかなり感動した。行きはホテルを西に向かったのに、今回は東からたどり着いたわけだから。とにかく10日は長かったー。でも無事に帰ってこれたことが素直に嬉しかった。その日は、友人の友人の旦那さん、という方がご飯をご馳走してくれて、なおかつ車で市内をプチ観光案内してくれた。感謝。翌日はホテルの一角を借りてバイクパッキングをして、その翌日の早朝にシンガポールへの飛行機に乗ったとさ。
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まとめ
たぶん台湾1周サイクリングは誰でもできると思う。(ある程度普段からサイクリングしている人は)体力的な心配はそこまでない気がした。走りやすいし、コンビニもたくさんある。むしろ、それだけの時間を確保できて、なおかつ、その時間をこういう体験に費やしたいか、の問題な気がする。事前にこのアイディアを思いついたときに、面白そう、と思ってしまったことがそもそもの発端で、取り憑かれたら最後、やるしかない。これをフィーチャーしたYouTuberさんの動画に触発された部分も大きい。以下2つ、すごく参考にした情報元を載せておく。
https://www.bikeexpress.com.tw/ja/2024/the-classic-9-day-cycling-around-taiwan-along-cycling-route-no-1-or-alternative-routes-jp/
https://discover-ride.com/taiwan1000km/
プラクティカルなことを言えば、僕の場合、荷物を長期間預かってくれるホテルを探すこと、サイクリストにフレンドリーなホテルを探すことが当初心配だった。今回の旅の経験からいえば、1泊1万円ぐらい(あるいはそれ以上)のところはかなりその辺の融通がきいたように思う。一般化はできないけど。一応、予約の際に、その旨を伝えておいた。全般的にホテルスタッフは優しくて、サービスも良かった。予約に失敗して、Refundできないだろうなー、という場合でも優しく対応してくれた。あとは、空気入れをどうするか問題に関しても、立ち寄った町の自転車屋さんで借りれば、問題なく走れる。
あと細かいことでいえば、中国語が少し話せたなら、もう少し楽しかったのかもしれない。英語と日本語が思いのほか通じず、例えば、同じサイクリストに話しかけられても、全く会話ができなかったり、おすすめの料理が分からなかったり、という場面も結構あった。次にまた台湾へ行く楽しみを取っておくことが出来た、と思えばいいのかなと。
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mougen-nikki · 11 months ago
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1月
年女。元旦から地元の友人2人とデニーズに6時間居座り、年末年始限定メニューの存在を知る。卒業式ぶりにネイルをした。魂24周年にバリチルで開催したパーティーで初めてオーダーケーキを頼んだがかわいくて大満足。こうきとまなみと神田大明神と湯島天神に初詣に行き、一瞬リョータに会う。シネマカリテで『そばかす』を観た。
まなみと日産グローバル本社でSAKURAの試乗をし、帰りに寄った中華屋で居眠りをした。あゆみさんとすえぴとネロの店で新年会をする。
THE FIRST SLAM DUNKの衝撃。三井への恋心を15年振りに思い出す。
すみちゃんとの大人の休日倶楽部が発足し、蔵前〜合羽橋あたりを散歩。観音山フルーツパーラーでももちとあゆみさんとすえぴが初対面。帰りにみんなにつかあってもらって、Tnewtiesで靴とワンピースを買った。
ことごとくおみくじの引きが悪い。
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2月
休職中の同期に久しぶりに会えた。元気そうで一安心。こうき主催のスイーツ会兼合同お誕生日会。ダロワイヨでケーキをたくさん食べた。工場の同期と遊んでザファを一緒に観た(THE SECOND SLAM DUNK)ら、同期は24時間経たないうちに2回目を観に行っていた。代官山のあたりをプラプラ散歩し、無数のトイプードとすれ違ったり旧朝倉邸に住みたがったりする。自主的Tłusty czwartekでミスドを食す。
かなこと海を見てカラオケ。バリチルで三井の寿の宴を行う。21卒22卒23卒になった高校の友達と卒業旅行で箱根へ。富士屋ホテルで豪遊し、星の王子様ミュージアムに涙ながらの別れを告げる。
テニミュ青学vs氷帝が当日の公演中止でぴよと残念会。
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3月
同期とご飯に行ったら2ヶ月ビハインド��私のお誕生日プレートをオーダーしてくれていて、この子たちのことは何があっても守ろうと思った。私お姉ちゃんだから。
大学の部活の先輩同期とかなり久しぶりに会った。大手町有楽町エリアで昼から夜まで遊んで、現役の時もこんなに遊んだことないから新鮮だった。私はちゃっかり途中の大丸でコスデコのアイグロウジェムをタッチアップし購入していた。
妹と母と受験お疲れ様の一泊2日熱海旅行。恋愛おみくじに「六歳年下が良い」と言われてじゃあ、三井寿か。と思う。月曜有給旅行の良さを感じたが穏やかな春の熱海の空気に当てられて情緒が不安定になる。
念願の姫鶴一文字を初顕現。宝箱からかなり早い段階で飛び出してきてくれて嬉しかった。
THE THIRD SLAM DUNKで横断幕特典シールをもらう。すみちゃんとピューロに行き、バツ丸のカチューシャを買ったらマレフィセントになった。三井を応援するネームプレートを作る。
在宅後ダッシュで駒沢に向かい、まおとA東京の秋田ノーザンハピネッツ戦を観る。なまはげがいたり、ありえない技(天井ダンク)を持つマスコットキャラがいたり、選手の概念車を教えてもらえたり、SDGsがボコボコにされたりと見どころ満載。ザファのおかげでプレーの解説がしやすい。ありがとう井上雄彦。
本社の同期4人ですみだ水族館にお出かけ。大阪人の登場シーンが肩揺らしすぎ歩くの早すぎ治安悪すぎで爆笑。いつの間にか水族館に墨田区の伝統アピールとして大金魚ゾーンができており不意打ちを喰らう。その後浅草寺で引いたおみくじ:凶。
かなこと銀河劇場でマリー・キュリー観劇。すごく良かった。韓国作品らしくフェミニズムのベースに労働者の健康被害問題や企業の製造責任、資本主義批判まで織り込んでおり見事な構成力。そうこうしていたらミューマギの第二公演情報解禁があり、まさかの山﨑昌吾ジャーファルに椅子から転げ落ちる。
ぴよのお誕生日@バリチルを開催。調子に乗ってバカのバースデーケーキを買ったら大変な目に遭った。
ももちとすみちゃんの作った和風シナリオを通過。知人の作ったシナリオは初だったが手癖を感じて面白い。バカ男子大学生コンビだったのでロールプレイが楽しかった。ガチ恋粘着獣の影響でYouTuberの探索者にした。
客先から一部品番値上げOK連絡をもらい、祝いにケーキを買って帰る。ここまで足掛け半年。
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4月
まおとBunkamuraのマリー・ローランサン展を観る。ローランサンとシャネルのメディアを介したラップバトルの話やテニミュのような前衛映像で爆笑。
閉館前の三菱一号館美術館に駆け込み、グッズを買う。そのまま散歩してヒューマントラストシネマ有楽町で『ジョージア 白い橋のカフェで会いましょう』を観る。すごくリラクシングでおおらかな映画で良かった。お国柄かな。
カイザーの話をされすぎてブルロ原作を読み始める。何もかもがめちゃくちゃすぎて読んではTwitterを開き、読んではTwitterを開くハメになった。おかしすぎる漫画。
はるかさんのお誕生日会があり、ウォカジンのヘアピンで爆盛り上がり。まったく、兄貴は意外と抜けてるところがありやすからね。
すみちゃんとラシーヌの苺アフタヌーンティーに行き、ノリタケの加州安定ティーセットが届く。
アニメのオペラオーが良すぎてメロメロになる。本当に彼女のことが大好きだしこの手の人間に弱い。ウマ娘は人間ではないが。
品川区民として初めての選挙(区議会議員選挙)。出張ついでにTさんと京都で遊んで私が行きたかった京都府立植物園に付き合ってもらう。何故か28,135歩も歩いた。
わが、まお、あゆみさん、すえぴと日本橋でピザを食べてから千葉ジェッツのA東京戦を観戦。冨樫を初めて生で観た。千葉なのに東京のイキリ中学生たちがコラボしていて何故?と思う。今回は席が取れなすぎてバラバラに座ったから観ながら話せなくて残念。観戦後の焼肉で炎の男の写真撮影に興じる。
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5月
2日にネスの夢小説を読み「ふ〜ん結構ネスのこと好きかもと思った」とツイートしている。
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運転練習を兼ねてGWに家族で伊香保に行こうとしたが関越が混みすぎて秒速5センチメートルしか進まなくなったため途中で諦め森林公園へ行く。エゴイストなので別行動して一人だけサイクリングをした。地元のイタリアンで祖父母の誕生日祝いをした。
こうきとポコの再会。この時祖父母がこうきを質問攻めにしており申し訳なかった。
降り頻る雨の中ポラ科とポーランド祭りに行き、帰りに駅のムンバイでチャイをしばく。
金夜のミュージアムナイトですえぴとマティス展に行く。プロヴァンスの映像コーナーがあり、教会の鐘の音を聴いた瞬間幸村精市との存在しない記憶とホームシックの幻肢痛に襲われた。とにかくヨーロッパに行きたい。
ももちとひなと湘北を想う湘南ドライブ。逗子マリーナの駐車場が法外な値段という学びを得る。これがあゆみさんから譲り受けたネスと初めてのお出かけ。
文フリに出かけて東直子とまほぴ、安田茜にサインをもらう。のいちゃんとたほさんにもご挨拶して差し入れを渡す。いつかドームに連れて行きます!と言われて最前行きます!と返した。
こうきとすえぴ、あゆみさんが対面し4人でヴァーミリオンのポップアップへ。この時はオーブのガーネットの指輪を買った。昼食場所を探したが渋谷の人口密度が高すぎてお高めの地中海料理に入る。イスカンダルセットというワクワクセットを注文。
母の日プレゼントで母にageteのネックレスを見繕った。チャーム別売りのやつ。
すみちゃんと劇場版コナン(魚影)を観た。元太のセリフ全てと陰謀論者の目暮警部で爆笑する。観終わった後がってん寿司でうなぎを食べてネスにも見せてあげた。
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6月
マンシティvsバイエルンのチケットが当たりまくる。ここから1.5ヶ月ほどチケット捌きに奔走する。チケ取引が中学の先輩や大学の後輩に会うきっかけになったので何だかんだよかった。
すえぴとあゆみさんと六本木ヒルズで薔薇のアフタヌーンティー。スタンドの高さがありすぎて起立して写真撮影。PWCを始める。三笘が来た瞬間ゲームバランスが崩壊し三笘ゲーと化した。
ミューマギの公演が始まり、6公演入る。今回はキャストが増えたのでオープニングとエンディングの厚みがすごかった。まさかの客降りで山﨑ジャーファルさんが数メートル先を歩いて行った。長生きはするものだと思った。マギ、サイコー!でも紅玉ちゃんの個人ブロマイドがないのはまだ納得してない。アクスタが売り切れすぎて買えないかと思ったがぴよが捕獲してくれた。
ネスの夢小説を書く。執筆中は納期にミートするために定時退社していた。わりと気に入っているので続きが読みたい。
部署の奨励金で帝国ホテルのご飯を食べ、その後走って若手による新入社員歓迎会に移動。
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7月
前日深夜に母に誘われ、急遽クレイジー・フォー・ユーを観劇。萌さんをリアルで初拝見。エンタメに全力な作品でかなり良かった。衣装もすごい。タイミングよくたかりかさんとも会えた。
ぴよとあゆみさんと東京タワーで迷子のストライカー探し。その後言ったカフェでマスターの爺さんに絡まれ怪しげな成功譚を聞かされる。
はるかとこうきと浦和レッズvsFC東京を観戦。初めてのスタジアムだったのでドキドキだったが色々新鮮で楽しかった。埼玉出身者としてコバトンと写真撮影。試合は0-0で内容もしょっぱい。酒井も3分くらいで怪我したし。翌日に国立でこうきと町田ゼルビア vs東京Vを観戦。シチュエーションが整っておりかなり熱い試合とブーイングが見られた。
リトル・マーメイドをひなと観た。冒頭にアンデルセンの引用があり大事をあげて椅子から転げ落ちる。
あゆみさんが妄言バースの夢小説を書いてくれた。嬉しすぎて仕事中に読みまくる。やってることが10年前と同じ。
すえぴあゆみさんももちとココス呪術コラボを冷やかす。
ポラ科ドライブで秩父へ行きそばを食べる。ポテくまくん邸を表敬訪問。
あゆみさんと渋谷シティの試合観戦。コートが近く、ボールを蹴る音が聞こえてすごかった。妹と国立西洋美術館のスペインのイメージ展に行く。
大学の部活の納会に参加しバスケをした後2次会までこなす。
マンシティvsバイエルンの当日、午後休を取ってネイルを変えてから国立へ向かう。かなりお祭りムードで楽しい。こうきにバイエルンバウンドの服装を褒められて嬉しかった。はるかさんも合流して写真撮影やらトロフィーチラ見やらをした。試合はシティのパスワークのすご��とバイエルンの疲労を感じた。
バリチルでリョータとソーちゃんの誕生日会をした。
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8月
地元の祭りで3年ぶりの花火がまさかの強風で打ち上げ中止。同日に花火大会があった板橋では火事が起きていたので妥当な判断だったと思う。
すみちゃんと大人の休日倶楽部有楽町編を実行し、シンガポール料理、プラネタリウム、マリアージュ・フレールを巡る。マリアージュ・フレールで友人の結婚祝いを買った。
友人の結婚パーティーに参加したが、レストランでやる簡単なものだったためか泣かなかった。中学時代のいつメンと会えて嬉しいが、私が恋愛の話題に非対応なためやりづらさはある。最近どう?と聞かれたので順調だよ〜と言ったらいつから付き合ってるんだっけ?と言われる。流れを無視して交際ではなく人生の話をしてしまいすみません。でも結婚した友人のことは誇りに思うし尊敬するし応援してる。私たちもうホグワーツにも帝光中にもいないけど、それぞれの戦場で変わらず戦おうね。
お盆は車を乗り回すためムーミンバレーパークやスタジアムジャポンや伊香保に出かけた。
ひなとまなみと島でバカンス。海で浮いたり原チャリを乗り回したりと満喫。花火もお菓子も買ったのに朝が早かったため夜ご飯後に爆睡。星が綺麗らしかったが当然見れず。護岸されていない箇所で泳ごうとしたら波が激しすぎて引き波の時に足に当たる石で流血した。
ももちこうきあゆみさんと才能の原石たちとで本能のままに餃子を食らった。あゆみさん���もちまおとHUBでサバトも開催。
かなこれみかと横浜散策。ダイナーでハンバーガーを取り違えられ、中華街にあるフォーチューンアクアリウムの存在を初めて知る。
ひなとTHE FOURTH SLAM DUNK。
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orhpee-annex · 2 years ago
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〜20230402
 ごきげんよう。わたしです、生きてまーす。
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 週ごとにひとに会う機会があった。3月最後の土曜日は前職のリーダー的な位置のひとに突如「焼肉奢るからわたしの愚痴を聞け(意訳)」と元同じ職場の後輩共々呼び出されて焼肉を食べながら相槌を打った。わたしの住む北千住を起点に二人それぞれ近隣の街に住んでいる為、雨の北千住の焼肉居酒屋で色々な話を聞かされた気がするが内容はあまり記憶にない。愚痴は零す方も聞く方も気持ちよく忘れる為にするものだとおもっている節がある為、罪悪感も特にない。焼肉はまあまあ美味しかった。二次会は後輩とふたりで呼び出し元の先輩を奢った。結局痛み分け。先輩を見送ったあと、後輩とふたりで綾瀬に渡り、東綾瀬公園を珈琲片手に歩いて色々な話をした。雨に濡れた夜桜が電灯に映えて綺麗な夜の風景だった。後輩は労働面では後輩だが、心のかなり弱い部分で同じような悩みやメンタリティを有しており、同士であったり後輩が自分のメンターになってくれたりもして、結構助けられている間柄。格闘技で県代表になり、三年間魚屋で修業し殆どどんな魚介類も捌けて節約上手の綺麗好き、ライフセーバーの資格持ちで人命救助の経験もある遊戯王の決闘者でもあるIT職。書いていて属性が多すぎて目眩がした。わたしにないものすべてを持っている。
 4月はじめの土曜にはいちばんご近所の友人と綾瀬、堀切菖蒲園とボールを巡る梯子酒旅をした。互いに散歩好きなので、色々な会話をしながら夜の街を歩くと愉しく、すこし切ない。あと何度こんな時間があるだろうと思いつつ、会ってくれる今の縁を愛おしんでいる。最後はバーで締めた。一件目の初めて足を踏み入れたバーが失敗で、一杯だけで出た。こういう失敗は久々だった。結局、いつものバーに行くと、疲れた我々の顔から何かを読み取ったのか優しい味わいのカクテルを出してくれて好きになった。たまに高額をふっかけられる(法外という訳もないが破格でもない)からしばらく行かなくていいかな、とおもっていたのに。弱ってるときに優しくされると好きになるじゃんね。まあ期待が過ぎて最後はいつも裏切られるけど。これはバーというより人間の話。
 生活の本丸はひとに会うことでも労働でもないのだけど、途中経過を報告するのが苦手なので仕上げたらここに書くかも知れない。書かないかも知れない。どっちでもいいか。
 映画は二本観た。『グーニーズ』と『殺しの烙印』。『グーニーズ』は子供たちが屋根裏にある地図を頼りに宝さがしに出るスピルバーグ総指揮の王道冒険譚。あとでひとに教わったところでは85年封切りの正月映画は『グーニーズ』と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』だったそう。次は 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を観ようかな。 『殺しの烙印』は鈴木清順監督、宍戸錠主演の和製殺し屋の映画。ほぼ事前説明なしに昭和日本に殺し屋や組織がいて、殺し屋は格付けされつつ頂点の座を目指してしのぎを削る、という漫画のような設定と筋書だが画面がとにかくかっこよくて惹きこまれてしまった。わたしも転職しようかな、殺し屋に。曰く「寂しさや孤独を通り越して殺し屋は常に渇いてないといけない」そうだが、うん、わたしならやれる。自分、殺し屋やらせてください。
 余談だけどpixivに載せて一年以上が経過していた、(シャニの)浅倉透を語り手にした短い二次創作小説の閲覧数やブクマ数が急に伸びていた。エゴサすると、小説掲載初期に拙作を気に入ってくれていた人が、以降も長く愛顧してくれて再び言及してくれたのを機に閲覧数が増えたらしい。「こんな凄い作品があるなら自分は書かなくていい」等々の過大な褒賞……もっと俺を褒めてくれ。――というのは冗談で自分のなかでの力量の発揮度とか、ある程度見極めがついているつもり。その時々の潮目もあるけど、読者の反響は書き手の手応えに案外と素直に対応している、とはおもう。むしろ括弧のない純文学向けの文体を乗り越えて読んで、愛着まで抱いてくれてどうもありがとう、の気持ち。
 これを機に書いたものを一瞥してみたが、学校をサボって電車旅行に旅立ち、中央線で諏訪に行く、とわたしの過去の記憶を流用した筋書の所為でふいに諏訪へと行きたくなった。いまの用事が済んだら行くのもいいかな。
 さようなら。ではまた。
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myonbl · 1 year ago
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2023年11月2日(木)
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私の職場(私立女子大学)では、今日から後期授業が7週目に入る。今週の衣装はこれ、ちと派手かな。職場についてメールボックスを確認すると、今週末の学祭のパンフレットが入っていた。小規模校ではあるが、地域の人との交流の機会でもあって、実行委員会の学生は一生懸命。もちろん、ほとんどの教職員も参加するはずだ。私はと言えば東京落語ツアーへ逃亡、実行委の皆さん、ごめんなさい。
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5時45分起床。
日誌書く。
洗濯する。
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朝食はそばが無いのでパン、弁当を2人分用意する間にツレアイが洗濯物を干す。
プラごみ、45L*1。
彼女の職場経由で出勤する。
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順調に到着する。
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メールボックスには週末の学園祭のパンフレット、おいおい、名前が入っているではないか。A兄の企みだが、今年は(も)失礼させて頂く。
木曜日1限は<共生社会と人権>、今回のテーマは<同和問題を考える>。出席者は4名と少なく、その内2名は大阪なので高校で同和問題の講演を聴いたことがあるとか。それはともかく、問題の概要は資料を読めばいいので、私の方では江戸時代の<士農工商/えた・非人>という身分構造が、近年は根拠の薄いものとされて教科書から消えている話題をメインに話し合う。最後は<ケ・ケガレ・ハレ>の循環で日本文化を説明する議論を紹介。
2限は、昨日の入力課題のチェック、来週の<共生社会と人権>の資料作成。
弁当を頂いてノンビリしているところへ妙齢女子登場、先日訪れたという有馬温泉の土産を届けてくれた。
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帰路も順調。
明日は奥川ファームの定期便が届くので、買物はせずに残り食材を利用する。
酢タマネギを仕込む。
ブロッコリーを蒸す。
夕飯準備の途中でツレアイ帰宅、3男とココの点滴。
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夕飯、昨日買っておいた豚肉をオーブンで焼き、妙齢女子にいただいた有馬の地ビールをみなでいただく。
テレビでは日本シリーズ、阪神が終盤での逆転劇、3勝2敗とリードして大阪ドームへ。
片付け、入浴。体重測定はパス。
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歩数は足りないが、なんとか3つのリングは完成、水分は1,515ml。
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harinezutaka · 2 years ago
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二年前日記13(2021年3/26〜4/1)
3月26日 仕事の日。Sさんは、悩んでた仕事が軌道に乗ってきた様子でよかった。晩ご飯は、小松菜と挽肉の重ね蒸し、ねぎとちくわの温サラダ。『俺の家の話』最終回。面白かったし愛があふれていた。もっとドラマや小説を楽しめるようになりたいな。物語を楽しめる心の余裕のある自分でありたい。
3月27日 ツタヤにマンガとDVDを返しに行く。お昼は併設のタリーズで。私はボロネーゼ、夫は茄子とベーコンのパスタ。帰りにスーパーのコインランドリーで毛布を乾かす。乾かしている間にアイスを食べた。今日はいい天気で暑いぐらいだったけど、毛布は乾かなさそうだったので。晩ご飯は、手羽元のヨーグルトカレー、ピクルス。録画していたマツコ会議と太田和彦さんの番組を見る。母が昼食後に転倒して、指が曲がってる写真が父から送られてくる。
3月28日 朝は雨。用事で少し出かけていて帰ると夫が『俺の俺の家の話』を見ていたので一緒に見る。昼からは録画しているテレビを見たり、読書をしたり。晩ご飯は、小松菜のチヂミ、トマトと卵の炒め物。
3月29日 今日は冷蔵庫整理の日。音楽をかけながら、ミネストローネ、ナッツ田作り、小松菜ペースト、焼き煮林檎を作った。母に電話をして実家に行くことに。夕方に病院に一緒に行くつもりの話をしていたが、行くともう出かける準備をしていて、手芸屋さんに連れて行けとのこと。そういえば前にそんなことも言っていたな。病院も行かないといけないよという話をしてしぶしぶ連れて行く。やはり骨はバッチリと折れていて、痛がらないのが不思議とのことだった。我慢するのが癖になってるんだろうな。不快を感じられなくなってる。晩ご飯はサーモンの玉ねぎスライス載せ、じゃがいものロースト、ミネストローネ。
3月30日 仕事の日。電車で前に座った人が犬を連れたロゴのエコバッグを持っていて、これってなんていうブランドだったっけ?と思ったりしているうちに時空が歪んでしまい、いつの間にか尼崎まで行っていた。しまった。15分遅刻だ。午前中、三月いっぱいで退職される団体の職員のかたが挨拶に来られた。とてもパワフルで飾り気のない雰囲気が素敵で先生もすごく頼りにしていた。次のことをする準備に早めに退職されるのだとか。帰り実家に寄って母と病院へ。もう自転車にも乗っているとかで呆れてしまう。もう、しゃあないな。晩ご飯は実家で食べた。肉じゃが、お刺身、ポテトサラダ、味噌汁。夫は実家に行っていたので、迎えに行く。お義母さんがお茶を入れてくれる。城のテレビをみんなで見た。お義父さんは、明日でお勤めが最後。頑張ってくださいねと言う。
3月31日 仕事の日。ちょっとしたことなのだが、どうしても引っかかってしまったことがあり怒りがふつふつと。その後悲しくなってしまう。中途半端にしか伝えることができず、そもそも気にしないでいいことなのかもしれず、さっさとアップデートできない自分も嫌になる。帰りに桜が綺麗だったので、2階から桜が見えるカフェでパルフェを食べた。見た目も中身もとても美味しくて感動。毎年食べたい。窓際の席に座れなくて、残念。仕事どうしようかな。どこかで早めに去ったほうが、お互いに幸せなんじゃないだろうかと思ったりもする。晩ご飯は、小松菜カレー。カレー粉はなかったけどとても美味しくできた。
4月1日 朝の準備について少し考える。15分刻みに何時に起きたら何かできるかを一覧にしてみたら少しスッキリした。お昼は納豆ご飯を食べて、一人カラオケへ。カードがアプリに移行されていてその手続きがめんどくさかった。一人だと少し高いしあまりここは行きたくないな。買い物をして帰宅。今年引っ越してきた近所の人と話していたら、なんと今月引っ越すらしい。虫がどうしてもダメなんだとか。大変だなぁ。仲良くなれたらいいなと思っていたので少し残念。でもお茶いきましょうと言ってもらえて嬉しかった。晩ご飯は、ホタルイカとアスパラの炊き込みご飯、豚しゃぶサラダ、買ってきたおから。
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tensclothing · 5 years ago
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本日、大磯ロングビーチにて開催されましたsurfcitymarketplaceにてお邪魔出店させて頂きました。 秋を感じさせるような清々しい天気で楽しく1日過ごさせて頂きました。 持ってったアイテムはおかげさまでほぼ完売し大盛況でございました。 心より御礼申し上げます。 誠にありがとうございました。 また来年楽しみです。 post by k #ほぼ寝ず準備 #さっき解散 #途中肉焼き職人に転職 #だので友達がほぼ店番 #ハイチョッパー13プレゼンツな #超絶快適カリフォルニアスタイリングウォーキングデッドに出てきそうキャンピングカーは絶賛激安発売中です #詳細はメッセージください #次は #hrcs2019 #shizukani #hotlodcustomshow #hotlodcustomshow2019 #swapmeet #surfcitymarketplace #mooneyes #MQQN #hichopper13 (大磯ロングビーチ) https://www.instagram.com/p/B3R4wKVhW3m/?igshid=xy9x7gg83z4r
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cubik-solutions · 2 years ago
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皆様、おはようございます☀️ 広報担当Sです🙋‍♀️ . 今日は焼肉の日! 私は今年の夏、特に何もできなかったのでお肉をモリモリ食べて「お肉もたくさんたべていい夏だったな」と自己暗示しようと思います😭🍖💕 . 写真は、友人からいただいたシンガポール土産のポークジャーキーとビール🐷🍺 ポークジャーキー初めて食べたのですが、ビールと最高にあいます! 普段あまりビールを飲まないのですが、これはガンガン飲んでしまうので要注意です⚠️ 私もいつかシンガポール旅行いきたいです✈️ . 8月も残すところあと3日✨ 夏休みの宿題などやり残した事がある方は今からがんばりましょう! 私は最終日に全てを終わらせるタイプでした!今からやれば大丈夫です👊 . 楽しい9月を迎えるために、今日も一日がんばりましょう💪✨ . . #it #it企業 #池袋 #池袋北口 #池袋西口 #エンジニア #新卒 #中途 #新卒採用 #中途採用 #就活 #転職 #新入社員募集 #ポークジャーキー #夏休み #limcheeguan #シンガポール土産 #23卒と繋がりたい #就活生と繋がりたい #24卒と繋がりたい #焼肉の日 https://www.instagram.com/p/Ch0uoMEPnrJ/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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yoshikikuwano · 3 years ago
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今日の話
連休初日は仕事でした。
いつも通りに出勤して
データ処理やら発注などをしてました。
店舗の従業員のひとりが
休まれたので、その他の従業員が
休憩を終えるまで残業をしました。
タイムカードを切り、職場から離れると
近くのコンビニでビールのロング缶を
開けました。
気持ちの切り替えが下手な自分は
そういった儀式を必要とします。
電車に乗っている間は、
スマホの画面を見ていました。
懐かしい漫画が電子書籍になっています。
リュックには本を常備しておりますが、
1ミリも開く気にはなりませんでした。
地元の駅の改札のキヨスクで
買ったビールは、氷のように冷たくて
喉が切り開かれていくようでした。
自転車に乗って
家に帰っている途中、
空が大きく広がる場所があります。
私はたまたま
拡大していく空を見上げしました。
飛行機が西から東へ渡っていきます。
日が沈みゆくころです。
わずかに焼けた西空の端と、
まだみずみずしく青い空の階調の一枚絵を
飛行機の残したひとすじの雲が
横切って行くを見た。
自然の雲が風の運行を彩ります。
夏の熱気によって視界は清純です。
線がはっきりと見えました。
その時、私はとても
神様に愛されていると感じました。
唐突に偶然にあからさまに
あらわれる美に人は愛を感じます。
語られる美は調和です。
完璧な調和は、
たくさん見つけることはできません。
調和とは、内からやってくる美と
それによって外にあらわれる美の総和です
眼前の美に私は一瞬すべてを忘れました。
私が忘れたかったのはすべてでありました。
日常の大小すべてを私は美に奪われました。
妻の声や子どもの記憶、仕事や夢や野望や、
人との関係性や現状の肉体性すべてを
私は唐突に一瞬間失いました。
私が書きたいのは空へのラブレターです。
偶然と確立と確実と唐突へ向かって
私は挙手をしています。
質問があります。
質問がありますと。
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keredomo · 4 years ago
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見えるものを見ない、触れるものに触らない
日曜日に27歳になる。 まだまだ無責任で何もできない子供の気分で暮らしているが、27歳ともなるとさすがにどうぞどうぞ幼いままで、とはいかない。現実がそれを許さない。 奨学金の返済には慣れてきたが、住民税の納付はどうしても高すぎて泣けてきてしまう。 思いのほか簡単だった確定申告の還付金はすぐに酒代に消えた。 日経新聞を広げてみるけれど、読まない面のほうが多い。結局読み流してごくごくわずかなスペースの文化面に進む。 でも恋愛の話よりも投資の話の方がわくわくする。恋愛の帰結なんかひとつで、印象だっていつも同じで、抑揚も仕草も顔つきもまたそれか。君がそれでどうなろうがわたしにできることはない。喜んでほしいのだろうが喜んで���げない。慰めてほしいのだろうが慰めてあげない。勝手に舞い上がって勝手に泣いてくれ。そんなことより株価の可愛い翻弄を力尽くでねじ伏せて暴力的に支配しよう。為替の波を鋭く見つめて軽薄に船を乗り換えて数字の泡で遊ぼう。ビットコインを空飛ぶ絨毯にして世界中の人間を出し抜こうぜ。 結婚式に出席するための作法も板についた。ご祝儀包み放題。筆ペンで名前書き放題。 しゃちほこばったレストランにも堂々と入り、ゆったりとした歩調でギャルソンのエスコートを受け、ソムリエと談笑、めくるめくフルコースを卒なく食べつつ会話に華を咲かせる。流れるようにシェフと握手。 立ち呑み屋にもひとりで入って一杯やれる。ヤゲンナンコツとホッピーナカ追加、氷少なめで。 近所の酒屋で一升瓶を平然と買う。パックの焼酎をスーパーで買う。かわいいかわいい金宮焼酎水色花柄免罪符。 薄いグラス、銀のナイフ、白檀の箸、白い皿。カトラリーも過不足なく整う。食洗機非対応のため眠りつづける食洗機。 システムキッチン。 フリッツハンセン社のテーブルと椅子を雑に扱う。日本人の体にはちょっと大きすぎる。嫁入り道具になる予定も今のところ皆無。 丸洗いしやすいユニットバスの部屋をそれなりに気に入っているが、大学で同期だった友人たちと比べてみると駄目なのかもしれない。バストイレ別で独立洗面台があってオートロック宅配ボックスつき駅歩3分家賃13万の部屋に住んでいなければ情けないような気がしてくる。でも駄目だって誰が決めるの? 冬に贈られたドライフラワーを花瓶に活けているので長いこと生花を買っていない。 本棚の本が少しずつ減る。 擦り切れれば同じ靴に買い替える。 口紅をAmazonで買う。 コントレックスとナッツバーも箱買い。プロテイン含有量をチェック。9g。 自炊メニューは適応進化を遂げる。肉じゃが形質やオムライス形質などの野暮ったい彼ごはん形質群はとっくに淘汰され、冷蔵庫では野菜の王国が美しき繁栄をみせている。クミンもタイムもエストラゴンビネガーもピンクペッパーも常備。塩は5種類転がっている。野菜が卵を産む。野菜がワインを飲む。 人の話に相槌を打ちながら、何も聞こえていない時がある。 スタンプを送るのすら面倒くさい。 傷つかない。 一人娘は実家のことを気にかける。 週末には電話もする。 祖母は相変わらず庭の白百合の咲き誇りかたでわたしの時運を占う。 父親の脳はもうだめになってしまって、まだ新築の匂いの残っていた実家には医療ベッドが入った。車椅子がフローリングに見えない傷を刻む。 母親は介護疲れでへとへとだけれど「愚痴を言うと泣いてしまう、泣くと頭痛がして辛いから泣きたくない、だから愚痴は言わない」とわたしのようなことを言う。気丈な人だ。気丈だがわたしよりずっと脆い人で、疲れ果ててしまわないか心配だ。疲弊というものが人をすっかり諦めさせて終わりに向かわせてしまうことを知っている。かといって出来ることしか出来ない。実家に戻って彼女を手伝わない親不孝を謝ると「あなたが生きたいように生きられることがわたしの望み」と返ってくるので頭が上がらない。このひとの犠牲の上にわたしが自由を謳歌している。そんなことは高校時代からよーく知っていましたが。母親の人生を犠牲にしてわたしが好き放題に生きている。誰かを犠牲にしてまで生きるべき人生なのか、これは。 そうです。 知りたいことを知れる。 行きたいところに行ける。 無理なく羽目を外せる。 コントロールできる。 理想に自由に近づける。 辛いことを上手く昇華できる。 痩せたいだけ痩せられる。 生理は半年止まっている。 肌からは赤みが消えない。 カフェインで目を覚ます。 外国製のサプリメントを飲んで疲れと苛立ちと毛穴を消し去る。 眠気で吐きそうになりながら痒み止めの薬を服用する。 整形外科では臼蓋形成不全の診断。疾患箇所の骨のずれは写真を見ながら説明を受けてもいまひとつぴんとこなかったが、事実、歩くともれなくきりきりと神経が削れ、左脚の付け根が痛む。デート中でも顔を顰めるが無論あなたのことが嫌いなわけじゃない。天気もいいし食事も美味しいし会話も楽しいけれどあなたがこちらを見ていないときは痛みで顔をしかめてしまう。もう初夏の深夜の井の頭通りで落ち合って抱き合ってビールを飲みながら朝焼けまで歩くようなこともないのだろう。波の揺らめく夕刻の浜辺を裸足でなぞり続けることもないのだろう。信号の点滅する横断歩道を走り抜けることも、木々をかき分けて山に入り息をあげながら空に近づくこともしないのだろう。レントゲン写真の中で反らせた腰がとても色っぽかったので持って帰って飾りたかった。
打ち合わせでもしたかのように友人たちも病身となる。 タイムリミットが来たみたいにして一斉に病身となる。彼女も。彼も。平成ももう30年になるね。 わたしたちは狂ったように生き急いで生きてきたので、今さら病気で足止めなんかされて上手く生き急げなくなると、途方に暮れる間も無く本当に気が狂ってしまう。神様のいじわる。鮪の回遊を止めて殺すのがあなたの仕事なの?
わたしたちの気が狂おうがお構いなしに、壁は建てたい放題建てられる。壁。やすやすとは乗り越えられない長大な壁が建つ。自分自身が病気になったり、恋人が死んだり、親御さんが亡くなったりする。 将来を誓い合った相手と別れたり発表済みの婚約を破棄したり共通の友人たちに盛大に祝われた婚姻関係を解消したり、逃げ込んだ転職先がさらなる地獄だったり大学にポストが見つからなかったり研究に行き詰まったり生活していくお金が足りなくなったりする。どれも真っ暗だとは思う。なのに他人の不幸をうまく気遣えない。思いやれない。何を言ったって何をしたってどうせ無意味なのだともう知っている。何も与えてあげられない。支えてあげる体力もない。心を尽くしても実を結ばない。ごめんね。泣き止んでほしくて言ったことで泣かれる。永遠を誓えない。不安を肩代わりしてやれない。苦しみに胸を痛めてあげられない。手が届かない。ごめん。でも仕方ない。遠い。優しくなれない。
無力感よりも、費やす余力の見当たらなさに困り果てる。 でもわたしは大丈夫、これらすべてが大丈夫。 何をされても大丈夫。何があっても大丈夫。 泣かない、揺れない、動じない、ニッコリ笑ってどうでもいい。
やれることをやらない。してあげられることをしてあげない。欲しいものを欲しがらない。 27歳なのである。許されないなら許さないだけだ。
(2017/06/01 16:49)
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ichinichi-okure · 4 years ago
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2021.2.21sun_osaka
だいたいの朝はトイレトレーニングからはじまる。 「トイトレ」やね。
3月で2才になる娘を抱き上げてトイレまでつれていく。 (ぼくの意識がない時は奥さんが)
便座の上に、ひとまわり小さいベビービョルンのおまるをのせて、さらにひとまわり小さいおしりをのせる。
トレーニングといってもおまるに座って、いっ��ょにキラキラ星を歌ったり、ノンタンの絵本を読んだりするだけ。 ちっちが出たらラッキーで、うんちっちが出たら大当たり。 家族で歓声をあげる。
朝ごはんの準備中、やかんから吹き出す蒸気でねぐせをなおす。こどもには見られないように。
割れてしまったコーヒーサーバーの代わりにプラスチックのプロテインシェーカーに珈琲をおとす。
今日の朝ごはんは昨日もらった台湾カステラのトースト。 娘も鼻息を荒くしていて、好評のよう。 最近話すなぞの単語は「だだぶちゅらーっちゅ」。
マドンナのマテリアルガールを聞きながら皿洗い。 だっだっだらった♪ 娘が「だっこ!」と言いながらやってきたので「ダンスダンス!」と声をかけると、腰をカクカクよこに振って人形みたいに踊り出す。 おもしろかわいい。
ここ1ヶ月ぐらいは日曜になると、近所に買った中古マンションのリノベ現場に行くことになってる。 最近の楽しみ。
古材の板が壁に貼られていてかなり渋くていい感じになっている。 これ、設計事務所が使っていなかったストックをただ同然で使ってくれている。 友人の会社におねがいしたら、いろいろ手を変えて見栄えがよくなるようにやってくれている。 玄関なんか、友人の家の土間に使ってたタイルを「あそこ潰すから」とはがして使ってくれるみたい。 頭があがりません。
フロアタイルのサンプル帳をめくり、洗面所とトイレの床を選ぶ。 モルタルみたいなやつ。 選ぶんだけど、完成をイメージしきれないからほんと難しい。 現場のベランダでお菓子を食べる。
その後、100円ショップに向かうけど、もう11時半。 ご飯の時間には敏感になった。 なぜなら暴れだす人が1人いるから。
途中のくら寿司で予約をとり、近くの公園で時間をつぶすことにする。
娘は鉄棒にひとりでぷらぷらとぶら下がれたり、タイヤの下をくぐれたり、でかい滑り台も滑れた。 出来ることが増えてることに気づいて嬉しくなる。
今日は気温が20度まで上がるらしく、1時間遊んだらだいぶほてってきた。
寿司屋に入って、奥さんがおむつをかえに行ってる間にすかさず、納豆巻き、ツナマヨ軍艦、ブロッコリーサラダを注文。 これだけあればひとまず安心か。
ボックス席で落ち着いてご飯が食べられる。 それだけで大変ありがたい。 子どもができてから、イオンとかファミレスにたくさん人がいるの、あーこういうことか、と納得する。
娘は暴れるかと思ったけど、かなりごきげん。 わたしのハンカチを首に巻いて納豆巻きを全力で食べている。 次々に食べ物が出てくるし、皿5枚ごとにガシャポンの抽選があるし、きっとテーマパークだと思ってる。
帰りにコーナンの2階のダイソーによってシールブックや折り紙を購入。奥さんは退職届セット。 4月から職場が変わるのだ。 この時期に転職先が見つかってほんとによかったと思う。
家に帰って少し昼寝。
折り紙で馬をつくったり、図鑑を見ながらパンダの絵を描く。 けっこう上手くかけたな、と思ったら、「そのパンダ人間みたいな顔でいやだ」と奥さん。 たしかに。 「顔が和也なんだよね」。 たしかに。
晩御飯はキャベツたっぷりのお好み焼き。 娘、僕、奥さんの並びで座って食べる。 最近キャベツ、というか葉ものを食べない娘も、お好み焼きならたくさん食べてくれた。 ソースのことを「ケチャップくーださーい!」と言っている。
食べながら「海外行けるようになったら行きたい国は?」という質問にハワイ島と台湾、と回答。 奥さんも台湾に行きたいらしい。 とにかく食べ物がいい。 「お口に合うねんな〜」とのこと。 夜市の雑踏で何を食べるかキョロキョロしたいよね〜と話す。 魯肉飯とか、もち米でソーセージを挟んだやつとか。 わたしはもう一度抓餅(ジュアービン)が食べたい、と力説。
娘とお風呂に入って(今日はあったかいからシャワーだけでいいや)21時半には寝かしつけ成功。
奥さんの退職届作成を手伝い、リノベーションについて床材の品番や気になったことをメールしてから寝る。
-プロフィール- 有佐和也 33歳 大阪 書籍編集者・ライター・一児の父 @equn
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kurihara-yumeko · 4 years ago
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【小説】氷解 -another- (下)
※『氷解 -another-』(上) はこちら(https://kurihara-yumeko.tumblr.com/post/634137547287756800/)
 その朝、真奈は自分が乗るはずだった電車に轢かれて死んだ。
 仕事へ向かう人間たちで満員になるはずのその電車は、そのせいで一時間以上遅延し、駅のホームでは多くの愚痴や溜め息が零れ、怒りや落胆が行き交った。
 だがそれは、ときどき突発的にやって来るありふれた朝の風景にしかすぎず、俺は電車の遅延を伝える駅の電光掲示板を見上げながら、それがまさか、自分の恋人の自殺によるものだなんて考えもしなかった。
 俺がそのことを知ったのは、それから三日経った夜のことで、真奈の両親が、彼女が残した携帯電話から連絡をくれたのだった。その携帯電話には、「ノブから返信がないので死にます」というメモが残されていた。ノブというのは俺のことだった。
 真奈が自殺した朝、俺は寝坊して焦っていた。仕事があまりにも多忙で、二日徹夜した翌日だった。いつもより遅い時間に目覚めた俺は、慌てて身支度を整え、駅まで走ればいつもの電車に間に合うはずだと、家を飛び出した。ベッドの枕元に携帯電話を忘れてきたと気付いた時には、駅の改札の前にいて、そして人身事故が起きたことを知った。
 電車が遅延していることを会社に連絡したかったが携帯電話がないので、仕方なく公衆電話から連絡を入れた。ひと息つき、電車が再び動き出すまで何をして待っていようかと考えながら、ふと、毎日「おはよう」と「おやすみ」を連絡している真奈に、今朝は連絡し損ねていることを思い出した。
 今朝だけではない。昨日の夜も、会社から帰宅するだけで力尽き、「おやすみ」の連絡をしていなかった。そういえば、未読メールがいくつかあったような気もする。最後にメールを返したのはいつだっけ。三日前か、それとも四日前か。仕事が忙しくて連絡が返せないかもしれない、という内容のメールを、先週だったか、今週の初めか、送ったような気もする。
 家に帰ったら、今日は真奈にちゃんと連絡を入れよう。
 なんとか一区切りついた案件の内容を頭の中で反芻しながら、俺はそんなことを考えていた。自動販売機で缶コーヒーを買い、昨日からほとんど何も食べていな��胃に、黒い液体を流し込む。寝が足りていない頭と、陽の光がまぶしすぎて閉じてしまいそうになるまぶたは重く、それでも、山場は乗り切ったのだという実感が胸の中にあった。それだけで少し、足取りが軽くなる。
 いつ振り返ってみても、あの時の俺ほど、滑稽な存在はこの世にいないだろう。俺は自分が成し得た仕事の達成感で浮かれていたのだ。そして、このことを真奈に話せば、きっと彼女も一緒に喜んでくれるだろう、とまで思っていた。
 線路の上では真奈が肉片となって飛び散っていることなど、知りもしないで。
「ノブは、本当に仕事好きだよねぇ」
 彼女はよく、俺にそう言った。
 それは、純粋にそう口にしている時もあれば、つい仕事にのめり込み、他のことを疎かにしてしまう俺への非難を込めた声音の時もあった。あるいは、羨望が垣間見える時も。
 彼女が職場の人間関係に悩んでいることは、以前から知っていた。大学の同期で、同じ年に就職した真奈は、就職したばかりの頃から、上司と折が合わないことに悩んでいた。
 俺は苦悩する彼女を見殺しにしたかった訳ではない。だが、「もう少し頑張ってみたら」と言っても、「そんなに嫌ならいっそ転職してしまえば」と言っても、真奈の返事はいつだって、「でも……」でしかなく、なんの変化も起きないまま就職して二年が過ぎていた。何を言ったところで助言に従う訳ではない真奈に、俺は何も言わなくなっていたし、助言を求めて愚痴を零していた訳ではない彼女も、共感や同情を怠った俺に何も話さなくなっていった。それでも、仕事の話さえしなければふたりの仲は良好だった。だから自然と、仕事の話は禁忌となりつつあった。
 それでもときどき、真奈は「仕事がつらい」と零した。酒が入るとそれが顕著になり、「もう本当に、あの上司には死んでほしい」と言うこともあった。俺はなるべく口を挟まないで彼女の話に耳を傾けるよう努力していたが、真奈はもう、具体的に何に苦しんでいるのかを、告白しないようになっていた。
 俺には、正直、真奈が仕事に対して怠慢だと思うことが、時折あった。
 どんな仕事にだってつらく大変な局面はあり、誰にだって嫌な上司や先輩、同僚のひとりかふたりくらいいて、皆がそういった苦労をしながら日々働いて生活している中で、「つらい、つらい」と愚痴を零す彼女が、軟弱に思えたことだってある。
「今日は会社行かない」と言って、一日中、家でゲームをしていたり、ぼんやりとテレビを観ていたり、ソファでごろごろ転がっているだけの真奈に、俺は同情することができなかった。同情できない俺に苛立つ彼女に、さらに苛立った。
「いいよねノブは。毎日会社行くのが楽しくてたまらないんでしょ」
 嫌味のようにそう言われた時は、俺も思わず声を荒げてしまったりもした。
 だがそれでも俺たちは、普段から険悪という訳ではなかった。上手くいっているんだと思っていた。結婚して、一緒に暮らして、そしたら真奈は仕事を辞めさせよう。そのためにもまず金を貯めよう。口にしたことはなかったが、頭の片隅ではいつもそう考えている俺がいた。そのためにはまず、目の前の仕事に集中しよう。できる限り早く出世しよう。俺は今まで以上に仕事に精を出し、成績は少しずつだが着実に上がってきていた。
 そんな俺の姿勢が、余計に彼女を追い詰めていたのかもしれないと、今は思う。
 まだ訪ねたことがなかった真奈の実家の門をくぐり、沈んだ面持ちの両親に導かれ、そうして足を踏み入れた仏間、そこに飾られていた真奈の笑顔。まるで花が咲いたような、とでも表現できそうなその遺影の笑顔を見て、俺は腹の底から嗚咽が込み上げてくることに耐えられなかった。
 彼女がこんな風に笑っているところを、最後に見たのはいつだったのだろう。忙しいことを言い訳に、ないがしろにした日々の記憶は曖昧で、まるで靄がかかったようにはっきりとしない。俺は今まで真奈の、どんな表情を見ていたのだろう。笑った顔も怒った顔も、泣き顔だって思い出せるが、全てが少し昔の日々の記憶、懐かしい思い出でしかない。
 ここ数日の彼女の様子はどうだったのだろう。ずっと連絡を待っていたのだろうか。俺が連絡してこないことを、そんなにも思い詰めていたのか。自らその命を絶つほどに。「おはよう」でも「おやすみ」でも、メールを返していれば、もしくはほんの一分でも、俺が声を聞かせていれば、こんなことにはならなかったのだろうか。真奈のことを、気にかけていれば。
 長年、学校の教員として多くの教え子を持っていたという真奈の父親は、遺影の前で泣き崩れた俺に、こんな話をしてくれた。
「もう二十年も前になるかね。中学校に勤めていた頃だ。その頃、担任をしていたクラスに、不登校の生徒がいてね。小学校でのいじめが原因で、中学には入学してから一度も来ていなかった。学校に来るように何度も働きかけをしていたんだが、三年生になっても不登校のままでね。それでも、その生徒のご両親はとても根気強い人だった。学校に行かない息子を厳しく叱ることもなければ、反対に甘やかしすぎることもなく、毎��毎日、その子の気持ちに寄り添い、励まし続けていたんです。その子も少しずつ、学校へ足を向けてみようかなと、心境に変化があったということなんですがね、ある日突然、その子は亡くなってしまった。自宅で首を吊ったんです。ご両親から聞いたお話だと、遺書が残されていて、そこには『昨日はお母さんにおはようと言ってもらえなかった。ついにお母さんにも見捨てられた僕はもう駄目です』と、そう書いてあったそうです。その子が起きて二階から降りてきたら、たとえそれがお昼だろうが夕方だろうが、必ず母親が笑顔でおはようと声をかけるのが、その家では習慣になっていた。ところが、その子が自殺した前日に限っては、母親は忙しくしていて、ついうっかり、いつもなら起きて来た息子に声をかけるところを、かけないでしまった。たったそれだけのことなんです。わからんですよ、遺書に書いてないだけで、きっと他にもその子の心を悩ませ追い詰めた何かがあったのかもしれません。でもね、実際に死へと踏み切るきっかけなんて、些細なものですよ。母親が挨拶を返してくれなかった、それだけのことかもしれんのですよ」
 職場での人間関係に悩んでいた真奈。仕事に行きたくないと愚痴を零していた真奈。部屋にこもってゲームばかりしていた真奈。つらそうにしていた彼女の様子が、今さらになって鮮明に思い出せる。「もしも、あの時、ああしていれば……」という後悔だけが、いつまでも胸に焼き付いて離れない。
 俺が連絡をしなかった、ただそれだけの理由で。
 そんな些細なきっかけで、大切な人を失った。
 だから、わかっていたはずだった。人が自ら命を絶つきっかけは、ほんの小さな出来事なのかもしれないということ。
 ――あなたが、殺したのよ。
 井荻公介の母親にそう言われた時、俺は真奈を亡くした時のことを思い出した。
 彼の死を責められる度、俺は彼女の死をも責められているような気になった。
 ――あなたのせいで、公介は。
 井荻公介の両親は、それきり俺がその家の門扉をくぐることを許しはしなかった。繰り返し繰り返し、息子の死は俺の責任であると告げられながら、炎天下、俺は門の前に立ち続け、なんの意味もない謝罪の言葉を機械のように繰り返し、それでも彼らに許す気がないことがわかると、黙って去ることしかできなかった。
 なんのために、誰のために、俺はこの家を繰り返し訪れているのか。俺は誰に、一体なんの罪を許されたいのだろうか。
「あの、これ」
 もう何度目になるのかわからない、無駄足となった訪問から帰る途中、後ろからそう声をかけられた。振り向けば、そこにはひとりの女子高生が立っていた。
「あれ……。きみは確か、井荻くんの…………」
 それは井荻沙織だった。井荻公介の妹。
 彼女は無言で一本のペットボトルを差し出した。よく冷えたスポーツ飲料。ひときわ暑い午後のことだった。
「縞本さん、でしたっけ」
 そう訊く彼女の瞳は、何か深いところを覗き込もうとでもしているかのように瞬いた。
「あなた、本当は違うんでしょ、兄にパワハラした上司と」
 彼女の言葉には、一切の迷いというものがなかった。まるで真実を全て知っているかのような、そんな声音にさえ思えた。俺が会社から遣わされた貧乏くじの当て馬だということを、見透かしているようだった。
「どうして、そう思う?」
「だって、そういうことするような、悪い人に見えないから」
「ははっ。悪い人に見えない、か…………」
 恋人が自殺するのも止められず、部下を見殺しにした俺が、悪い人間に見えないのだとしたら、世の中の人間の大半は聖人君子にでも見えているのだろう。
 身近な人をふたりも殺しておいて、何が、「悪い人に見えない」だ。
 今回の件で辞職が決まって以来、社内でも、裏の事情を知らない他部署の人間たちからは、本当に俺が井荻公介を自殺に追い込んだのだと思われ始めている。辞職は���週に決まってはいるが、連日のように社内で冷たい目線に晒されては、今日にだって辞めてしまいたい気分だった。
 だけどどうして井荻沙織は、俺のことを見抜いたのだろう。自分の両親が人殺しだと罵っていたのが聞こえていたはずなのに、そんなことはお構いなしのようだ。本当は、両親と同じように俺を非難することが許されている立場だと言うのに、どうして追いかけて来て、冷えた飲み物を渡してくれるんだ。
 この暑さのせいか、まるでこの世界で唯一、彼女だけが俺のことを理解してくれているような、そんな錯覚が起こりそうになる。
 俺は、「そうじゃないよ」と、誰かに言ってほしかったのだろうか。気休めでもいいから、そんな言葉を向けてほしかったのだろうか。「本当は違うんでしょ」と、指摘してほしかったのだろうか。こんな風に、誰かに、救ってほしかったのだろうか。許してほしかったのだろうか。
 だけどそんなのは、馬鹿げている。
 俺は喪服の内ポケットから名刺入れを取り出し、その中に収めていた真新しい名刺を一枚、井荻沙織に渡した。
 新しい職場へ向かうことになった俺のために、部長が尽力してくれた結果、まだ入社も配属もしていないにも関わらず、俺の手元にやってきた名刺。誰にも渡したことがないそれを、俺は彼女に渡したのだった。
「……どうして、くれるの?」
 井荻沙織は不思議そうな顔をしてそう訊いた。
 どうしてだろうな。
 ただ、誰かに知っておいてもらいたかったのかもしれない。
 たとえどんなに馬鹿げていても、会社の捨て駒にされ、非難の目線や罵声を浴びせられ、誤解され陰口を叩かれ憎まれたとしても、それでも俺という人間を、本当はわかっていてほしかった。
 誰かを傷つけた俺だって、同じように傷ついているんだ、と。
    それから、井荻公介の死を忘れることはなかったが、妹の沙織のことは忘れていた。
 俺は新しい職場に慣れることに奮闘し、しかしどこからか、「部下を自殺に追い込んで、うちの会社に流れてきた縞本さん」という噂が広がり、俺は次の職場でも、入社直後から孤立無援の立場になりかけた。
 信頼関係を築き上げるのが困難な中、ひたすら利益を追求し成果を挙げることだけでなんとか会社にしがみつき、がむしゃらな仕事人間になることに徹するうちに月日は流れた。
 後輩ができ、少しずつではあったが出世していくと、怠惰な連中を見ることが耐えられなくなった。男だろうが女だろうが、仕事ができない部下は容赦なく叱責した。努力していない人間を見ると黙ってはいられなかった。自分でもわからない焦燥感に駆られ、俺はいつも飢えているみたいに、心休まる瞬間もないまま、狂ったように仕事に打ち込んでいた。
「あれじゃ、鬼だよな。人間じゃないよ、鬼だよ、鬼」
「あの様子を見れば、部下が自殺したっていうのもわかるよな……」
「自分が勝手に必死になってるのはいいけどさ、それを俺たちにも求められても困るっつーの」
 俺が喫煙室にいることを知らない、同じ部署の後輩たちが、そんな会話をしながらすぐそばの廊下を通って行った。隣にいた貝塚は、「気にするなよ」とでも言うように、無言のままで肩をすくめる動作をしたが、俺は何も言わなかった。
 彼らに言い返すべき言葉など、俺は何ひとつ持っていなかった。彼らは正しかった。間違っているのは、俺の方だ。だが俺は、他に生き方なんて知らない。
 そうしてある年の春、どこか見覚えのある新入社員が入ってきたと思ったら、それが井荻沙織だった。
 高校生だった頃からは、ずいぶん大人びたように感じたが、だが兄に似た、深いところを覗き込もうとする、あの眼差しだけは変わっていない。
「私のこと、覚えていらっしゃいますか」
 煙草を吸わないくせに、俺がひとりでいるのを見計らって喫煙室までやって来て、井荻沙織はそう言った。以前から、彼女が同じ社内にいることに気付いていた。ただ、俺のことなど忘れているかもしれないし、覚えていたとしても、もう関わり合いたくないと思っているかもしれない、だから、よほどのことがない限り、彼女に関わるのはよそう。そう考えていた。
 それが、向こうから声をかけてくるとは。
「……覚えてるよ」
 俺は煙草を口に咥えたまま、火を点けようと持っていたライターを、そのままポケットへと仕舞った。
「きみは、井荻の……」
「井荻沙織です。縞本宜嘉さん」
「……よく、覚えているな」
「名刺、頂いてましたから」
「名刺?」
 そこでようやく、以前、彼女に自分の名刺を渡していたことを思い出した。たった一度だけ言葉を交わした、あの暑い日に、ほんの気まぐれで渡した名刺。
「だから私、この会社の面接を受けたんです」
「…………それで、受かったってことか」
「はい」
「…………」
「……何か、変でしょうか」
「いや…………いや、変だろ」
 俺は何もそういうつもりで、あの時に名刺を渡した訳ではなかった。じゃあどういうつもりだったんだと訊かれれば、言葉に詰まるしかないが。
 だが井荻沙織はその時、俺を前にして、微笑んだのだった。
「私、変だって、よく言われるんです。両親だって、そう言うんですよ」
 そう言って、彼女はにっこり笑った。彼女の笑顔を見たのは、それが初めてだった。
 井荻沙織はそれ以降も、何かにつけて、社内で俺に話しかけてくるようになった。彼女が配属されたのは他部署ではあったが、俺が陰でなんて呼ばれているのか、耳にしているはずなのに。
「縞本さんって、仕事帰りに飲みに行ったりするんですか?」
「する時もある」
「どこのお店行ってるんですか?」
 本当は、兄のことを訊き出したいのだろうが、彼女が社内でその件を口にすることは一度もなかった。恐らく、俺が「部下を自殺に追い込んで、うちの会社に流れてきた縞本さん」だと噂されていたことを知ったか、あるいは悟ったのだろう。彼女は聡いやつだった。誰に言われなくても、あの深淵を覗くような瞳で周囲をじっと観察し、状況を判断していた。そしてそれは、兄の公介とよく似ていた。
 俺は彼女のそういうところに好感が持てた。だから、今まで誰にも教えたことがなかった、とあるバーを教えた。金曜日に行くことが多かったそのバーは、一本入った路地の、見つけづらいところにあって、ひとりで飲むのにはうってつけの場所だった。
「初めてなんじゃない? シマちゃんが他のお客さんこの店に連れて来たの」
 彼女を初めて連れて行った時、バーのマスターが含みのあるにやにやした顔でそう言ったのを今でも覚えている。
 それから、ときどき、彼女とその店で飲むようになった。俺が読んだ通り、周囲に会社の連中がいないとなると、井荻沙織は兄の件をあれこれ訊いてきた。質問の大半は、俺の部下であった井荻公介の働きぶりや職場での様子を尋ねる内容か、もしくは、どうして俺が公介の自殺の件の責任を全て負って会社を辞めたのか、についてだった。そして俺は、いずれの内容であっても、彼女の質問にはろくすっぽ答えなかった。
 はぐらかし続けているうちに、井荻沙織は俺にその手の質問をしてこなくなっていった。訊いたところで答えてはくれないと、彼女自身わかってきたのだろう。それでも彼女はそのバーにやって来ては、俺の隣で黙って酒を飲んでいた。
 俺は酔って口数が増える男ではないが、井荻沙織も饒舌になるタイプではないようだった。
 それでも少ない口数なりに、バーでは他愛のない話をするようになった。俺が冗談を言えば彼女は笑ったし、彼女の冗談に顔をしかめてやると、さらに嬉しそうに笑った。そんな風に楽しそうな彼女を見ていると、俺は胸の奥底で凝り固まったどす黒い感情が、少しずつ溶けて流れていくような錯覚に陥った。
 井荻公介の死と、真奈の死から、許される���うな気さえした。そんなはずはないのに。
 一緒に酒を飲むようになって、一年半が過ぎた頃、抱えていた案件が上手くいっていなかった焦燥感と、酔いの勢いも相まって、俺は井荻沙織をホテルへと誘った。少しは嫌がる素振りを見せるかと思ったが、あろうことか、彼女は平気な顔をしてのこのことついてきた。
 ラブホテルの一番安い部屋に入り、先にシャワーを浴びて酔いが醒めてきた俺は、「本当にいいのか」と、これからバスルームへ向かおうとしている彼女に訊いた。だが彼女は、ただ黙って頷いただけだった。
 彼女を待つ間、無下に煙草をふかしながら、俺は「本当にいいのか」と、自分に問い続けていた。
 井荻沙織は、恋人ではない。職場の同僚だ。所属部署も異なるし、俺の部下ですらない。年齢もひと回り近く離れている。接点は、彼女の兄を俺は見殺しにした、それだけの関係だ。彼女を抱く権利など、俺にあるはずがない。
 やはり帰ろう。こんな場所に誘ったことは間違いだった。一時間前の俺は、一体何を考えていたのだろう。そう逡巡していた。だが、結論から言えば、そんな思考は無意味だった。バスルームから出て来た井荻沙織が俺に触れた、その指先の温かさに、溺れるように甘えてしまった。
 他人というのは、こんなにも柔らかく、優しいものだっただろうか。
 彼女の髪に指を絡ませながら、俺はこんな風に気持ちが安らぐのは、一体いつぶりだろうかと考えていた。人肌に触れたのも、いつが最後だっただろう。真奈が死んで以来、俺はそういう機会を持たないままでいた。誰かを愛したり、誰かに愛されたり、そんな資格などないような気がしていた。否、俺は井荻沙織を愛している訳では決してない。彼女だって、俺に愛情を抱いている訳ではないだろう。こんな風にまぐわうことが、本当は良くないこともわかっている。だがそれでも、やめられなかった。
 欲に流されたと言えばそれまでだが、彼女に触れる度、彼女の指が俺の皮膚をなぞる度に、憑き物が落ちていくような気持ちになった。まるで、林檎の皮がくるくると剥かれていくように。
 仕事でいくら成果を出しても、満足感なんてなかった。安堵する暇さえなく、終わりの見えない道をただひたすら走り続けているような日々だった。それがどうして、こんな簡単なことで、癒されていくのだろうか。
 果てた後も、俺はしばらく彼女を腕の中に抱いていた。彼女は嫌がらなかった���その身を委ねているかのように、俺の胸に頭を預けていた。その頭の重みすら、心地良いと思う俺は、本当にどうかしているのかもしれなかった。
 うとうとしていると、彼女がふいに身じろぎをした。
「縞本さん、私ね――」
 ぽつりと、彼女は言った。俺の腕に抱かれたまま、ぽつぽつと語り出した。
「まだ、兄が生きていた頃の話です。私は高校生でした。兄は、ときどき仕事の帰りが遅くなることがあって、日付が変わってから帰宅することもあったんです。遅くに帰って来て、玄関のドアを、勢いよく閉めるんです。ばたーんって、大きな音が二階まで聞こえてきました。もう両親は先に部屋で休んでいて、私は自分の部屋で、試験勉強なんかをしてるんです。階段をどすどすと足音を立てて登ってきたり、トイレのドアを、また勢いよく閉めたり。今振り返ってみれば、きっと仕事のストレスを、兄はそういう形で表してたんだと思うんです」
 暗いままの部屋の天井には、窓から射し込む細い光が、数本の線となって映し出されていた。部屋の外を走る車のヘッドライトが、新たな光の線となって天井を移動していく。俺は横目でそんな天井を見つめたまま、彼女の言葉を聞いていた。
「でも、あの頃は許せなかった。兄が、まるで自分ひとりだけが戦っていて、自分ひとりだけが苦しい、と思っているような気がして。両親はもう寝ていて、私が遅くまで勉強していることを知っているはずの兄が、そんな風に家の中で振る舞うことを、私は許せなかった。身勝手だ、と思ったんです。両親は、そんな兄の夜中の様子を知ってか知らずか、何も言いませんでした。それがまた、兄の振る舞いが黙認されているような気がして、私は面白くなかった。夜中は静かで、勉強していると、帰って来た兄が立てる物音が気になって、気が散って、勉強が手につかなくなって、そんなことが続くと私も嫌になってしまって。だから私、ある晩に願ってしまったんです。『お兄ちゃんなんて、もう帰って来なければいいのに』って。そしたら、そしたら…………」
 井荻沙織は、それ以上何も語らなかった。その先は、言われなくてもわかっていた。
 井荻公介が死んだのは、妹である彼女がその不在を願ったからではない。彼女が公介を死へと追いやったのではない。彼女にはなんの責任もない。
 公介の仏壇の前で、初めて彼女に出会った時、なんとも言えない深い眼差しで見つめられていたことを思い出す。彼女はもしかして、俺が現れたことでほっとしたんじゃないか。兄が死んだのは自分のせいではないのだと、そう実感できたんじゃないだろうか。
 だがそれでも、こうして語るということは、彼女にはまだ、わだかまりがあるのだろう。願ってしまったことへの後悔は、いつまでも消えることがないのだ。
 彼女の細い腕が静かに俺の背中に回った。ゆっくりと、しかし着実に、腕の力は強まっていく。泣くのかと思ったが、彼女は涙を見せなかった。それでも俺にしがみつくその手は、微かに震えていた。
 溶けることのない氷の塊が、彼女の胸の奥底にはある。それは、決して触れることができない。どんな言葉も、そんな深いところまではきっと届かない。それでも何か、力になってやりたかった。おこがましいだろうか。俺が公介を死に追いやったのかもしれないのに。こうして一緒にいることが、許されるようなふたりではないのに。
 俺はそっと彼女の身体を抱き返した。傷つけないように。嫌になったら、いつでも突き放せるように。そんな力加減で抱き締めた。こんな風に、誰かに優しくしようと思うことが、ずいぶん久しぶりだと感じた。
 互いの体温に身を委ねているうちに、再び眠気に誘われて、氷が少しずつグラスの中へ溶けていくように、そうしてふたり抱き合ったまま、朝まで眠った。
   「お疲れさん」
 目の前に缶コーヒーを置いてやると、貝塚は驚いたように顔を上げた。
「縞本。お疲れ、今から帰るのか?」
 そう言いながら自分のデスクから立ち上がろうとする貝塚を、俺は片手で制した。
「あとひと踏ん張りしようかと思ったけどな、もう今日はいいやって気持ちになっちまった」
「いいんじゃないの。縞本は働きすぎなんだよ」
 そう言う貝塚も、ブースに残っている最後のひとりだった。フロアを見回してみたが、同僚たちはとっくに退社している。
 こいつも、俺に負けず劣らずのワーカーホリックなのだ。おまけに、俺よりもヘビースモーカーだ。
「たらふく飲んで寝るよ、今夜は」
 週明けの月曜日の朝は、先方への謝罪から始まるのかと思うと、それだけで気が滅入った。今夜くらいは、酒でも飲まないとやってられない。
「さすがの縞本も参ってるねぇ」
 にやにやしながら貝塚はそう言って、俺がデスクに置いてやった缶コーヒーに手を伸ばす。
「井荻さんに癒してもらったら?」
「……は?」
 わざとらしく訊き返してみたが、貝塚は嫌らしい笑みをより深くしただけだった。
「俺はお似合いだと思うけどなぁ。縞本と井荻さん」
「……何を言ってるんだお前は。アホか」
「井荻さんはまだ知らないんだろう? 縞本が春に九州に異動になること。内示しかされてないもんねぇ」
「…………」
「誘ってみたら?」
「……俺と一緒に九州に行こう、ってか?」
「そうそう。井荻さんもその気になるかもしれないし」
「……アホか」
 俺は吐き捨てるようにそう言ったが、貝塚は缶コーヒーに口をつけながら笑っていた。その笑顔が妙に朗らかで、からかわれているのは明らかだった。無性に腹が立つ。
「万が一、彼女にその気がなくて関係が気まずくなっても、縞本は春にはいなくなる訳だから、少しの間の辛抱だし」
「何が言いたいんだ?」
「ローリスク、ハイリターンだよ、縞本。挑戦する価値はあるだろ?」
「…………アホか」
 俺は片手を挙げて「お疲れさん」と告げ、営業フロアを後にする。「なんだよ縞本、俺はマジだぞ」と、後ろから聞こえてきたが、それ以上耳を貸すことはしなかった。
 エレベーターを下り、建物を出ると、途端にビル風が吹きつけてきた。手袋を忘れて来たことを思い出し、コートのポケットに手を入れる。
 すれ違う人たちは皆、急ぎ足で通り過ぎて行く。今夜は昨日よりも冷える。早く暖かい場所へ行こうと、誰もが思っているのだ。
 暖かい場所。
 俺はいつの間にか、彼女のことを連想していた。馬鹿馬鹿しい。自分でも恥ずかしくなる。これじゃあ、貝塚にからかわれても仕方がない。
 そう言えば、今日彼女に会った時、俺が「行くのか」と訊いたら、彼女は「行きます」と答えたっけ。腕時計に目をやった。彼女はまだ、いるのだろうか。いつものバーに。
 あれから、井荻沙織との関係は変わっていない。変わらず同じ会社で働いていて、ときどき一緒に酒を飲み、ときどき一緒に眠っている。だが恋人ではないし、しかし、ただの同僚と呼ぶには、いささか深い仲になりすぎた。
 井荻沙織が兄の件について語ったのは、あの夜が最後だった。それ以来、彼女は兄の話をしていない。もしかしたらもう二度と、俺の前で口にすることはないのかもしれない。
 彼女の胸の内にあるわだかまりは、今もそこにあるのだろうか。溶けることのない氷を、変わらず抱いているのだろうか。
 俺は彼女に、何をしてやれるだろう。
 あの暑い日に、彼女が渡してくれた一本のペットボトル。その冷たい感触を、今でも思い出すことができる。「本当は違うんでしょ」と告げられた時、本当はどんなに嬉しかったか。
 誰かを傷つけ、自らも傷ついてばかりいた俺に、彼女は手を伸ばしてくれた。本質を見抜こうとでもするかのような眼差しで射抜かれる度、嘘をつかなくていいのは安堵できた。彼女の肌に触れ、彼女の指先が俺をなぞる時、今までの傷が癒えていくように思えた。俺は彼女に出会って報われた。その温かさに救われたのだ。
 だが俺の手は、彼女を温めることができるのだろうか。
 はたして、俺にそんな資格があるのか。
 そんな生き方が、許されるのか。
「九州か……。遠いな…………」
 思わず零れた独り言は、吹き荒ぶビル風に掻き消された。周囲の人々と同じように首をすくめ、背中を丸め、駅へ向かう道を歩く。雑草さえまだ芽吹かない、冷たいアスファルトを見下ろしながら、今はまだその足音さえも聞こえない、春のことを考える。
 その春が来た時、俺はもう、この場所にはいない。
 俺じゃなくてもいい、誰かが、彼女の傷を癒してやってくれればいい。彼女が救ってくれたように、代わりに誰かが彼女を救ってくれればいい。こんな冷え切った、硬く冷たい指先ではなく、もっと情熱的で献身的な、穏やかな熱量がある誰かが、彼女を抱き締めてくれればいい。
 そうして、彼女が抱いている大きな氷塊も、いつしか溶けてしまえばいい。
 だがもしも、側にいることが許されるのならば、その手を引くことが許してもらえるのであれば、俺はできうる限り暖かい場所へ、彼女を連れて行きたい。何もかもを忘れてしまえるような、まぶしいくらい陽の当たる場所へ。
 だがそんなことは、つまらない夢にすぎない。
「アホだな、俺は……」
 どうか彼女が、暖かい場所にいつまでもいられますように。
 そんなことを願った。
 そう願うことだけは、きっと俺にも許されるだろうから。
 了
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