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ちょこっと建物探訪 グレーの内装と傘付きのペンダント照明 光を通さない傘は、光が下にのみ広がって 照らす場所を限定します 周りの光と重ならないように、照らしたい場所との メリハリがついて◯ 他にも事例を紹介しているので @kazuya_ikezoi からとんで見てください #照明 #ペンダントライト #グレー壁紙 #グレークロス #家づくりのアイデア #家づくり #マイホーム #設計士とつくる家 #設計事務所とつくる家 #コラボハウス https://www.instagram.com/p/CoKZU0aPAub/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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1/12&1/24 Dollhouse Rectangular Grey Red Brown Stone Wall Siding Printable Digital Instant Download
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【14話】 スマホを解析されて、薬物売買のログを見せられたときのレポ 【大麻取り締まられレポ】
―逮捕から7日目。この日は2回目の検事調べが予定されており、今回はワゴン車による単独の護送ではなく、護送車での複数人共同の護送になるとのことで、僕は初めて護送車に乗れることを少し楽しみにしていた。
朝8時30分頃、点呼とともに居室から出され、留置場の出入り口扉の前に連れていかれると、扉の前には既に2人の収容者が縦一列に並ばされており、僕はその2人の後尾に立つよう指示をされる。そして例によって身体検査をされると、いつもよりキツく手錠をかけられる。
その後、留置官が先頭の収容者の手錠の間の輪に、通常より長い腰縄を通してから腰に���き付け、同じ要領で、その長い腰縄を中間の収容者、そして後尾の僕に巻き付け、見事に3人を数珠繋ぎにすると、その長い腰縄を自分の腰につけているフックに括りつけ、後尾に立つ僕の後ろについた。
それから、3人の前後に警官が3人ずつついた体制で、地下の駐車場まで連行され、しばし駐車場で待機をしていると、白色と灰青色のツートーンカラーで、黒色のスモークガラス窓のマイクロバスがやってきて、3人の手前に停車した。
僕はその時まで、護送車とは、青地に白のラインが入っている、窓に金網のついたバス型の車だと思っていたので、実際の護送車がひどく凡庸なことにがっかりした。
上が護送車、下は人員輸送車(警察官を輸送する車)
そうして、3人は連結されたまま護送車に乗���られる。護送車の車内は、右側2座席に左側1座席の3列配置で並んでおり、窓には鉄格子が嵌められていて、運転席との間には壁があって全く見えないようになっていた。
また、護送車は周辺地域の警察署を順繰りにまわり、地検に移送する被疑者らを拾っていくシステムのようで、すでに15人ほどの先客が座っていた。
彼ら15人は、非常に長いロープで数珠つなぎにさせられており、全員が上下グレーのスウェットに茶色の便所サンダルの恰好で、手錠をかけられ、姿勢よく無言で着座しているので、捕虜の集団のようだった。
車内にいた警官らによって、3人は各自指定された座席に座ると、3人を連結していた長い腰縄が外され、今度は15人を連結している非常に長いロープに括り付けられる。
18人の被疑者と1本のロープによる数珠が完成すると、1人の警官が、「車内では会話や目配せはもちろん、足を組むのも禁止する」などという護送車内の規則を、大声かつ歯切りのよい口調で説明していた。
車内に5人ほどいる警官らも、これだけの逮捕者を移送するというだけあってか、非常に緊張感を持った面持ちで、ちょっとでも無駄に声を発したら怒鳴られそうな緊迫感がある。
僕は幸い、右側2座席の窓側の席であったので、外の景色でも見て気を紛らわせていようと思った。なんだったら、前回の単独移送では、両隣に警官が座っていて、窓はほぼ塞がれている状態だったので、久しぶりに外の景色を見られることは楽しみだった。
そうして、護送車が出発する。捕虜同然の惨めな状態というのもあってか、留置場では見ることのない格好や表情をした道行く人々を見ると、外の世界は���分とはもう関係がないように思えてきて、非常にセンチメンタルな気持ちになる。梅雨時で曇天模様だったのがまだ救いであった。
出発からおよそ1時間が経過し、護送車が地検に到着する。護送車のドアが開くと、地検で待機していた警官がドア横に立ち、日本陸軍の点呼のような厳格さを感じる大声で「第三系統! 総員十八名!」と号令をする。車内の被疑者らが数珠つなぎにされたまま、1人ずつ車内から降りていくと、その警官はやはり日本陸軍のように「一!二!三!…」と点呼をとっていた。
数珠つなぎのまま連行され、待合室のある広間に出ると、そこには前回よりもはるかに多い、100人弱の被疑者らがおり、見るからに力士のような者からヤクザのような者まで、前回より威圧感のある男が多く集結していて、全体的に迫力があった。
また今回は人数が多いためか、警官の人数が多く、警官らはみな厳格な号令と点呼を行い、鋭い眼光で被疑者らを監視しているので、今までに味わったことのない張り詰めた空気が漂っている。
それから例によって、待合室という名の牢屋で、座る者の事など考えていない直角の硬い椅子にすし詰め状態で座らされ、時間もわからないままひたすら待ち、昼食時にコッペパンを食べ、いつ自分が呼ばれるか分からないまま、またひたすら待つ。相変わらず地獄。
おそらく3時くらいになってようやくお呼びがかかり、僕は一人の警官に連れられて、検事のいる部屋に入室した。あくまで検事が起訴か不起訴かを決めるので、入室の際、僕は少しでも検事の心証を良くしようと、礼節を重んじている風の挨拶を決め込む。
前回同様、義務的な質問などがされ、黙秘権について告知がされるので、僕はここぞとばかりに、昨日弁護士にアドバイスされた通りに、「担当の弁護士さんから抗議書が送られていると思いますが、昨日、留置担当官の方に「ブチ殺す」などの脅迫を受けて、警察や検察の方を信用できなくなったので、取り調べには協力できません」などと、あくまで被害者ぶった深刻な表情で言う。
すると検察官は、こちらの会心の一撃をまるで意に介さないような表情と口調で「わかりました。その件についてはこちらでも事実確認と調査を行ってまいります」などと流暢に返事をし、「ただ、本日は見ていただきたい資料があるので、応えられるものに関しては応えていただけませんか?」と尋ねてきた。
僕はその見せたい資料とやらが気になったので、「資料は見せていただきたいですが、黙秘はします」と応えると、検察官はそれを了承し、A4サイズの紙が200枚ほど綴じられている分厚いバインダーを取り出して、付箋の貼ってあるページを開き、僕に見せてきた。
そのページには、僕がプッシャーから薬物を買おうとやり取りしていた、Telegramのログ画面の写真が貼り付けてあった。
僕はまず、そもそもスマホの解析承諾をしていなかったので、無断で解析をされていたことに度肝を抜かれたし、露骨な薬物売買の証拠を見せられて、少し動揺が出てしまった。
ただ幸い、今回一緒に逮捕されたプッシャーとのやり取りのログは完全に消去していたし、見せられたログは、僕が「在庫はいかがですか?」と尋ね、プッシャーが「こちらになります」と隠語で書かれた薬物のメニュー表を画像で添付して送り、僕がそれを既読無視しているという、購入の意思を見せていない内容ではあった。
メニュー表のイメージ
ちなみにTelegramにはパスコードロックをかけていなかった。
検察官は僕が動揺している隙に、「これは、あなたが薬物を購入しようとして、売人にコンタクトをとったものじゃないですか?」と単刀直入に質問をしてくる。
僕は、このログについてはどうとでも取り繕って否定できそうだったので、つい否定をしたくなったが、下手に喋ってボロを出しては検察の思う壺なので、「黙秘します」と応える。
それに対し、検察官は無言で頷き、プッシャーが提示していたメニュー表の画像を指さして、「この“罰”っていうのは、��カインのことですよね?」と尋ねてくる。
僕は反射的に、「いえ、罰はMDMAの隠語です」と本当に危うく口走りそうになったが、一呼吸置いて「黙秘します」と応えると、検察官はやはり無言で頷き、再び付箋の貼ってある別のページを開いて、僕に見せてくる。
そのページには、一緒に捕まった友人の吉岡とのLINEでのやり取りの写真が貼ってあり、どう見ても薬物を言い表した代名詞でのやり取りや、それに付随して、「悟ってる時の顔」などと言って、僕がLSDのピーク中に目を瞑って微笑んでいる顔写真を吉岡に送りつけている赤面不可避のログも載っていた。
当然、これらに関する質問にも黙秘を貫いたが、検察官は少し呆れた表情で、「…うん。でもね、小林さん(一緒に捕まったプッシャーの本名)のTwitterアカウントのリンクが、吉岡さんからあなたに送られているんですね」などと言って、今度はそのログの写真を見せてきた。
僕は吉岡とは完全にクロな証拠のやり取りをしていなかったつもりでいたので、これにはさすがに焦りを感じたが、そのメッセージの前後に脈絡はなく、リンクだけが送られているという内容のログではあったので、これだけでは証拠として不十分であろうとは思った。
検察官は続けて、「この小林さんのアカウントにコンタクトを取って、小林さんから大麻を購入したんじゃないですか?」と名推理をしてきたが、僕はなんとか無表情をキープしたまま、「黙秘します」とだけ言っておいた。
検察官は表情を変えず、「わかりました。それでは本日はこれで以上です」などと言って、この日の取り調べは終わることになり、僕は当然、調書への署名・押印を拒否して、部屋を後にした。
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つづく
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この物語はフィクションです。また、あらゆる薬物犯罪の防止・軽減を目的としています( ΦωΦ )
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『ガラスの街』
五月は読書の月だ。僕は本を読んだ。数多の本を。 最初、それは次の小説のアイデアを得るためだった。頭上の樹々からワインのための葡萄をもぎ取るような、循環を続けるにあたっての摂取だった。いきおい堕落しつつある現実から少しでも意識を逸らすためでもあった。 普段の僕は、本を読んで時間を過ごすことは少ない。長い時間ひとつの文章に集中することができないのだ。 それに読むことよりは書くことのほうがずっと大切だと僕は思っている。読む行為は、現実という制限された枠組みのなかではせいぜい膝丈ほどの優先度しかなかった。 しかし五月ではあらゆるものが落下した。熟れ過ぎた果実が枝との繋がり終え、足元に開いた坩堝に呑み込まれていった。読む行為もそうだ。落ち、煮え滾る器の中で混合した。 いまでは僕の「読む」は混沌としている。それはいまでは長身の僕、その僕以上にのっそりとそびえる一本の巨大な柱となっている。物言わぬ花崗岩の柱。五月、僕はそんな柱を中心にぐるぐると回り続けている。手は文庫本に添えられ、目は9.25ポイントの文字に注がれている。足は僕の意識から離れて交互に動いている。ひたすら歩き、ひたすら読んでいる。柱から少し離れた誰彼にどう見られているかどう言われているかなんてことお構いなしに。
いや。そんな話自体がどうでもいい。関係ない。 きょう、僕は自分自身が”うすのろ”だということを語りにきたのだ。
***
五月。 僕はどんなものを読んだのだろうか。 金ができて僕がまずやったことは大学生協の本屋に行くことだった。カウンターで二枚つづりの注文用紙を手に取り、もう何年も使い続けている青のボールペンで書いた。 "9784002012759" 週明け、僕は地下の生協で注文の品を受け取った。『失われた時を求めて』全十四冊。いまは第一巻を読んでいる。僕がふと目をあげると、あの遠い窓の奥で、大叔母が目を爛々と輝かせているというイメージが浮かぶ。泳ぐような精神の移ろいもまた。
シェイクスピアの『夏の夜の夢』も読んだ。 『MONKEY』のvol.31の三篇、ケン・リュウ「夏の読書」、イーディス・ウォートン「ジングー」、ボルヘス「バベルの図書館」も読んだ。 仕方なく後回しにされていた本を買って読んだのだ。 金銭の自由は、精神という鈍い壁に茂っていた蔓植物のような不足を一太刀で解決した。
『春の庭』も読んだ。『九年前��祈り』も。 ウルフの『波』も読み始めている。 僕の貪欲は、過去に読んだことがあるかどうかなんてものでは選ばなかった。カーヴァーの『象』、春樹の「タイ・ランド」、マンローの「イラクサ」、ヴォネガットの『スローターハウス5』。マラマッドの「悼む人」も読んだ。
一度の時に、僕はこれらの本を読んだのだった。 こんなに大量のフィクションを仕入れて、いったい何をしようとしているのか? 紛争でも起こそうとしているのか?
何のためか。それは僕自身にもわからなかった。 僕は特定の目的をもって読んだわけではなかったようだった。五月の読書は「文章の上達」や、「ストーリーテリングの技法」といったそれまでの興味とは別物だった。振り返ればそうだとわかる。
五月の読書は、それまでの自分を抑制しようとする、極めて機械的な態度とは違っていたのだ。 言えば、それは無垢に機械的な読書だった。 これまでの僕は断じて読書好きではなかった。どんな傑作でも一時間もしないうちに音を上げて投げ出した。ドストエフスキーやメルヴィルと出会ったときでさえ、メインストリームは”書くこと”、そして”生きること”で変わらなかった。この五月に僕は初めてむさぼるように読んだのだ。頭を空っぽにして。堆い小説の亡骸の山に坐すかのようにして。
それで、僕は何かしら成長したか。 いや。成長なんて一つもなかった。 そこには変化さえなかった。二週間前と、すべては同じだった。僕が着るのは依然深いグレーのブルゾンだった。コミュニケーションもぎこちないままだった。 だからそこで起きたことはシンプルだ。つまり、僕はポール・オースターの『ガラスの街』を読み、ある一つの事実に行き当たった。 「僕はなんという低能なのだ」という事実に。
***
一昨日から僕はポール・オースターの『ガラスの街』を読み始める。 『MONKEY』でオースターのエッセイを読んで彼のことを思い出し、その夜に丸善に立ち寄った僕は彼の本を久々に手に取った。 三日で読んだ。 「三日で読む」というのは僕にとってほとんどあり得ないことだった。僕のリュックサックには必ず四、五冊の本があった。読むときにはまずそのとき一番惹かれる本を手に取った。そして十数ページが過ぎ、抱いていた軽度の好奇心が満たされてしまうと、浮気性の蜜蜂のようにまた別の小説の甘いのを求めるのだった。 だから、一日目、二日目と時を経るごとに加速度的にその好奇心が勢いを増し、三日目には150ページを一つの瞬間に通貫して読んでしまったのだ。僕の読書体験において、異例中の異例だった。
『ガラスの街』を読んで、僕はうちのめされた。徹底的に。 ”面白さ”、そして”新鮮さ”の二つが、やはり事の中心だった。読書においておきまりのその二つが今回も僕を虐め抜いたというわけだ。 『ガラスの街』を読み終えた瞬間、僕の生きる世界のどこかが確実に変化した。
「祈っている。」 僕がこの最後の一文を読んだとき、曇り空の下にいた。その一節がこちらに流れ込んできたあと、僕は立ち上がった。テーブルがごとりと揺れるほどぶっきらぼうに立った。取り乱していたのだった。僕はそのままであてもなく歩き始めた。 「これ以上座っていることはできない」 「このまま座っていると、僕は頭の先から崩れ落ちてしまう不可逆的に」 そうした、僕という精神を一切合切覆してしまうほどの強烈な予感のために。 僕は予感に乗っ取られないよう、何も考えないと努めていた。何も感じまい、何も見まい、と。 リラックスを意識し、肩から力を抜く。腕をぐんと伸ばし、指をぽきぽきと鳴らした。イヤホンを耳にした。『ベリーエイク』を再生する。いつか足元をくすぐった波のように心地よい、ビリーアイリッシュの声に心をしっとり傾けた。 もちろん、そんなことは無駄だった。とりあえずの形など、何の助けにもならなかった。以前との比較から始まる違和感たちは強権的に僕の感情の戸をこじ開けた。 歩く中、透明の空気が奇妙に凪いでいた。風景からは特定の色が抜け落ちていた。向こうで笑う声、衣擦れの音、靴底の摩擦。音という音がワンテンポずれて聞こえた。 変化は女王だった。彼女は支配的だった。 僕は小説による変化を受け入れ、恭順のように認めたわけではなかった。むしろ、変化は僕にどうしようもなく訪れていた。言わば、言い渡しのようにして。 女王を僕は素晴らしい小説を読んだ後の”ゆらぎ”の中に閉じ込めたのだった。何もかもが、僕に合わない形に作り替えられていた。建物を構成する直線はいまやでたらめで恐怖がつのった。頭上の青はこのように汚い灰色では絶対なかった。
――そして、当然、この点についての文章はかたちだけに過ぎない。これらは省略した文章。書く必要がないということ。 なぜなら、あなたたちもかつて同じ経験を経ているからだ。小説を読み終えたあとに来る世界の変質を。 加えて、忘れるなんてことを女王が許すわけもない。これについても言わずもがなだろう。
そして、重要なのは変化のよろめきではない。 そうなんだ。きょうしたいのは女王の話とは実は違うのだ。ここであなたに伝える言葉は破壊だ。 破壊。 それは”面白さ”と”新鮮さ”のコンビがやったわけではなかった。変化の体験に曝されたゆえのサイコ・ショックでもない。 木々を打ち砕く手斧となり��人体を壊す剣となり、バベルの塔をゼロにする雷となったのは、オースターの書きっぷりだった。
オースターは、考え抜いていた。 そこで”感じ”は排除されていた。 感覚による言い表しがまるで無かったのだ。僅かにイメージに依拠するものがあっても、それは必ず共感の姿勢だった。テーブルに身を乗り出し、相手の声に耳を澄ませる態度。
『ガラスの街』では、本当に一切妥協はなかった。僕はとても信じられず、街を隅から隅までしつこく歩き回った。しかし、本当に妥協はどこにも無かった。
オースターは僕とコミュニケートすることを選んでいた。そのへんの宙に感覚という水彩画を描いて「ほらご覧」とする、ごく個人的で他者には見せつけるだけという表現は徹底的にしなかった。チャンドラーを始め、私立探偵ものに由来する例の論理的な高慢さはあった。しかし、確実にオースターは読者と対峙していた。彼は殴る、殴られる痛みを完全に了解した上でリングに立っていた。 彼の据わった眼が僕を揺るがしたのだった。彼は完全の脆弱性を知りながら、完全に書いていた。 それだから、彼を読んだとき、僕は……
向こうから厚底ブーツの女が歩いてくる。 女は痩せている。薄い、流線形の黒一枚に身を包んでいる。背が高く、ありったけに若い。二十歳前後に見える。二つの瞳はキャップに隠れている。すれ違いざまに見える耳にさえ、カナル型のイヤホンで黒が差されている。マニキュアはあまりにも美しい銀色に染まっており、高まりを誘う。 センスがいい。綺麗だ。 彼女はなんて豊かなんだ。 僕はそう思う。 ほとんど同時に、ガラス一枚を隔てた向こうで本を読む人を見つける。 また女だったが、今回性別は重要ではなかった。その読む人は区切られたブースで、文庫に目を落としていた。化粧や唯一のファッションなどもなく、やはり装飾は重要でなかった。というのも、いまにも涎が垂れてきそうなほどに口をあんぐりと開けて読んでいた間抜けなその放心が、僕の記憶に楔として打ち込まれていたからだ。
これらのスケッチが、何かを直截に意味することはない。二つの風景は隠喩ではない。 正直に、上記は僕が受けた印象の再放送だ。 この日記は『不思議の国のアリス』ではない。二つは作為的な意味を持たない。 書いたのは「意味を持たない」ということを明らかにするためだ。 その内容でなく、外側、僕のスタイルという基本的な骨組みを露わにするためだ。
そう。だから、つまり……僕は痛みから逃げている。オースターとは違って。 きょう、読んで、事実は突きつけられる。
***
”言葉”はもう一度響く。
「大西さんの小説は、けっきょく古典から表現を引用しているだけ」
「僕は彼にもう興味がないんだ。かつて、彼は賢い人だと思っていた。書くものに何かしらの意味があると思っていた。でも、そうじゃないと知った」
「あなたの課題は、��自の世界観を提示できるかということです。海外の小説、そして村上春樹でなく」
***
そして、このように敗北してもなお、僕は決定的な何かについて述べることはなかった。張りつめた表情で、まやかし、それ自体に必死に祈る。もうそのような生き方しかできないと信じ込んでいるのだ。
「この大地にあるものはすべて、消え去るのだ。そして、今の実体のない見世物が消えたように、あとには雲ひとつ残らない。私たちは、夢を織り成す糸のようなものだ。そのささやかな人生は、眠りによって締めくくられる」
祈りの文句を何度も何度も口にした。 僕の声はいつも通りにすごく軽くで響いた。 そして一度響いてしまったものは泡沫のようにたちまち消え去った。
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Fragment: Imperfection
カーテンの隙間から引かれたオレンジ色の線昨夜オフにしたグリーンの目覚まし時計ブルーの混じった壁紙に映る微かな影肩にかけ直すグレーのブランケット窓の下に流れ続ける銀色の冷気消えた常夜灯のグレーの文字白く光る枕元のスマートフォン緑色のカフェテーブルの広告メールクローゼットのドアに挟まったジーンズ公転面からの地軸と同じだけ傾いた枕遠ざかる窓向こうのヒヨドリの声 当面の執筆をやめている Imperfection という作品の一部を公開します。やめている理由の大きな理由のひとつは内容に満足していないということなのですが、それは同時に、インスピレーションが錆び付いている感覚を持っていることでもあります。 この詩片の最後の3行はどうしても気に入らないのですが、一度部分的に公開することで自分に対してなんらかの変化を期待しています。文章とはひとりでに進化するものなのです。
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美術モデル
1. 貸しスタジオの扉に『三田美術教室』の張り紙がありました。 美術モデルのお仕事は初めてです。 扉を開けて大きな声で挨拶。 「こんにちわっ。『アルパカ』から来ました!」 中には女の人が二人、床に座ってお弁当を食べていました。 二人とも食べかけのサンドイッチを口に頬張ったまま、驚いた顔でこちらを向いています。 女の人のうち、一人は年のいった感じ。 明るい色のチュニックにスキニーなジーンズ姿。この人が三田先生ですね。 もう一人はずっと若い女の子。 白いブラウスとグレーのプリーツミニスカート。ブラウスの胸には校章っぽい刺繍。高校の制服? 「あ、モデルさんですか!? 三田静子です。こっちはお手伝いのれいらちゃん」 「玻名城(はなしろ)れいらです。今日はどうもありがとうございますっ」 二人は立ち上がって挨拶してくました。 「『アルパカ』の谷村彩智です! ・��お食事中みたいですけど、もしかして私、時間間違いました?」 「そうですね、まだ1時間くらいありますね」 ありゃ、やっちゃったみたい。 「そうだ、谷村さん。よかったら一緒に食べません?」 「いいんですか?」 「どーぞどーぞ。作り過ぎて余りそうだったんです」 れいらさんが勧めてくれたランチボックスには美味しそうなサンドイッチが。 今日はバイトのシフトが忙しくてお昼ご飯を食べていませんでした。 ぐーっ。 大きな音でお腹が鳴って、お二人がくすりと笑いました。 ・・ 「美味しいです! これ、れいらさんが作ったんですか!?」 「はい。あたしの手作りですっ」 「れいらさんの名字、えーっと」 「玻名城です」 「そうそう、ハナシロさん。珍しい名字ですよね。沖縄み��いな感じで」 「おじいちゃんが沖縄なんです。変わってるけど、すぐに覚えてもらえるから得ですよ」 「ほんとだ。私もう覚えちゃいました。玻名城れいらさん」 「れいらさん、じゃなくて、れいらちゃんって呼んでくれたら嬉しいです」 「だったら私のことも彩智って呼んでください」 「はい、サチさん!」 れいらちゃん、元気で礼儀正しい子。 制服のミニスカートから伸びる太ももが眩しく見えます。 うちのチームに誘いたいくらい。 「れいらちゃん、やっぱり高校生ですか?」 「高校2年生17歳です。 ・・彩智さん、どうして高校生がこんなところにいるのって思ってるでしょ」 「はい。大人向けの教室だと思ってました」 「美術教室は15歳から参加できるんですよ」 三田先生がおっしゃいました。 「そうなんですか」 「美大の進学希望者には普通にヌードデッサンだってやらせてますし」 「え」 2. 急に黙り込んだ彩智さんが可愛いかった。 高校生でもヌードを描くって知らなかったんだろうね。 あたしも1度だけ参加させてもらったことがある。 同じ女とはいえ全裸のモデルさんを間近で見るのはけっこう刺激的だったな。 「今日は着衣のクロッキーですから、ヌードはお願いしませんよ」 三田先生が言った。 「そうですか。よかったぁー」 「谷村さん。美術モデルのご経験は?」 「いいえ、ありません」 「普段は何をなさってるんですか?」 「『アルパカ』はチアダンスのチームなんで本業はダンスです。お仕事はイベントのアシスタントやらポスターモデルやら節操なくやってますけど」 「じゃあ驚いたでしょう。こんな依頼で」 「はい。チアリーダーのクロッキー、はまだ分かりますけど・・」 緊縛、だものね。 「うちのメンバーは全員成人してますがR18の仕事はしません。でも美術教室のモデルなら挑戦しようってことになりまして」 「嬉しいわ、偏見なく受けてくださって」 「これでもドキドキしてるんですよ」 「あの、」 あたしも質問した。 「そのチームって何人もいるんですよね? そこから彩智さんが来たのは理由があるんですか?」 「ああ、それは私が一番年上の古株だから。まだ24ですけど。・・それと、」 彩智さんは少し恥ずかしそうに答えた。 「一番適性があるのは��だと、私以外の全員一致で決まりまして」 「まあ、適性ですか? 緊縛の?」 「はい。どういうことかさっぱり分からないんですけど」 「うふふ」 先生が笑った。 「おかしいですか?」 「いえ、ごめんなさいね」 どうして先生が笑ったのか、あたしにも何となく分かった。 彩智さんって、あたしより7つも年上だけどかなり奥手な人じゃないかな。 3. 「そろそろ設営しましょう」 三田先生とれいらちゃんが準備を始めました。 スタジオの中央にシートを敷き、その周りに椅子を並べるのです。 その間に私は着替えです。 用意してきた衣装はセパレートの赤いチア服。そこへ同じ色のヘアバンドを着け、シューズを履いて準備完了。 「彩智さん足長いですねー。身長いくつですか?」 「170です」 「うわーっ、羨ましいなー!」 会場のセッティングが済むと、三田先生が段取りを説明してくださいました。 「前半はフリーでポーズをとってください。3分ごとに5ポーズ。それを2セット」 「えっと、ポーズの間は動かないようにするんですよね」 「ええ。ムービングといってゆっくり動くクロッキーもありますが、この教室ではやりません。不慣れでしょうけど静止ポーズでお願いしますね」 「了解です」 フリーポーズの撮影は今まで何度も経験しています。 でもずっと動かないのは初めてでした。 チアの格好いいアクションを見せてあげたいけど、ジャンプやタンブリングは無理みたいですね。 「細かい指図はしませんので自由にお願いします。ただ、」 「?」 「最初は無理のないポーズがいいかもしれませんね」 そうか。3分って案外長いかも。 私、ずっと静止していられるかしら? でも何事も挑戦だよね。 「はい。やってみます。・・それから後半は、」 「緊縛です。ワンポーズ約30分。これは生徒さんの出来具合で少し長くなるかもしれません」 れいらちゃんが横から答えてくれました。 「ポーズはこっちで決めますからご心配なく」 「分かりました。頑張ります」 「彩智さん、緊縛も初めてですか?」 「初めて、です」 「怖いですか?」 どきっとしました。 私をまっすぐ見るれいらちゃんは笑っていませんでした。 彼女が急に大人びて見えました。 「怖いです。・・いいえ、怖くないです。うん多分、怖くない。大丈夫・・です!」 「彩智さんって面白いですね」 4. スタジオに美術教室の生徒さんが集まった。 退職して趣味で絵を描いているおじさん。仲良し主婦の二人組。勤め帰りのお兄さんと大学生のお姉さん。そして高校生で美術系志望の女の子が二人。 全部で7人。 皆さんクロッキー会は慣れているので、静かに椅子に座りスケッチブックを開いて待っている。 三田先生は後ろの壁際。 そしてあたしはストップウォッチを持ってタイムキーパー。 チアのコスチュームに赤いポンポンを持った彩智さんが出てきた。 真中のシートの上に立つと、正面を向いて片足を一歩前に出し、胸を張って両��を腰に当てた。 何だか凛々しい。さっきまでのほんわかした雰囲気はすっかり消えていた。 「では1セット目、始め」 全員が一斉に鉛筆を走らせる。 「3分過ぎました。ポーズを変えてください」 彩智さんの身体がすっと沈んだ。 長い足が前後に伸びて完璧な180度開脚。柔らかい~! そのまま前屈して両手を左右に広げる。 「はい、次のポーズをお願いします」 今度は立ち上がって右腕を真上に突き上げた。 反対側の膝を胸まで引き上げて静止する。 彩智さんは3分ごとにポーズを変えた。 とてもしなやかで、それでいて全然ぶれない。 体幹っていうのかな、すごく鍛えているのが分かった。 最後のポーズでは、右足一本で立ったまま、左足を後方に曲げた。 高く反り上がった爪先を肩の後ろで掴み、そのまま頭の上まで引き上げる。 「うわ~」生徒さんたちの間から声が出た。 床についてぴんと伸びた右足と、美しく反り返った上半身と左足。 片足立ちで逆海老のポーズ。 それでぴたりと静止してマネキンみたいに動かない。 あとで聞いたら、スコーピオンとかビールマンとか呼ぶポーズなんだって。 5. 「びっくりしましたー!! すごく綺麗で柔らかくて」 れいらちゃんが褒めてくれて、私はにやっと笑います。 人前でモーション(ポーズ)を披露するのはやっぱり楽しいですね。 「さすがプロですねー」 「ありがとー。でもチアダンスでご飯は食べれないから、もっぱらアルバイトで生きてるんだけどねー」 「えーっ、信じられない」 5ポーズ×2セットのクロッキーが済んで今は休憩時間です。 私は後半に備えてストレッチ。 スタジオでは皆さん総出でシートと椅子を片付けています。 どうやら後半は各自が椅子ではなく床に座って描くようでです。 次のポーズはいよいよ緊縛。 そういえば、私を縛る人はどこにいるんだろう? 「あの、緊縛をする方は来られないんですか?」 「縄師さんのことですか? ・・この教室、縄師を呼ぶほどの余裕はないんですよね」 「じゃあ、三田先生が縛るんですか?」 「あたしが縛ります」 え、れいらちゃんが!? 「結構上手ですよ。任せてください」 れいらちゃんは手に持った紙袋の中を見せてくれました。 綺麗に束ねた薄緑色のロープがたくさん入っているのが見えました。 6. あたしは小学校の頃から三田先生の造形美術教室に通っていた。 去年から大きな人向けの美術教室が始まって、そちらのお手伝いもするようになった。 美大に行けるほどの実力はないけど、絵を描くのは好きだった。 女の人を縛る緊縛は、造形美術教室のOBのお兄さんが教えくれた。 そのきっかけは3年前の事件だった。 たまたま一人で三田先生のところへ行ったら、先生の前でお兄さんがお兄さんの彼女さんを緊縛していた。 そのときあたしは中学2年だったけど、ぎちぎちに縛られた彼女さんを見ても全然引かなかった。 それどころか、うわーキレイって思っちゃったんだよね。 三田先生は緊縛とかセックスとか、そういう事柄を全然タブーと思わない人で、あたしが緊縛を教わることも公認してくれた。 「御両親がOKしてくださるなら構わないわ。ただし、れいらちゃんが大人になるまで他所では絶対に縛らないこと」 あたしはお兄さんの弟子になって、彼女さんを縛らせてもらったり、あたし自身が縛られたりして勉強した。 (ちなみにこの彼女さん、美人で素敵なお姉さんで、あたしも大好きな人なんだ) 今では一人で縛って大丈夫と太鼓判を押される腕前にはなっている。 クロッキー会の緊縛は今日が初めてだった。 三田先生にダメ元で提案したら、縄を掛けた人体はいいモチーフね、是非やりましょう!と言ってモデルまで探してくれた。 7. 「彩智さん、さっきみたいにキリっとした顔してください」 「無理ですぅ」 皆さん、思い思いの場所でスケッチブックを開いています。 何人かはもう描き始めているようです。 れいらちゃんに縛られるところまでクロッキーされるだなんて、聞いてないよぉ~。 「両手を前で揃えてくれますか?」 「はい・・」 れいらちゃんは私の手首にロープを巻くと、あっという間に縛ってしまいました。 しっかり締まっていて、ぜんぜん緩みません。 「動きますか?」 「動きません」 「じゃここにお尻をついて座ってください。あ、もう少し右に寄って」 「?」 「先生、巻き上げお願いします」 低い音がして、縛られた手首が上に引かれました。 !! 天井に小さなウインチ(巻き上げ機)があってロープを引いているのでした。 あ、あ、あ。 手首が頭の上まで上がって止まりました。 「もう少し上げてください」 手首がさらに上がりました。 吊り上げられる感覚。 ああ、いったい何なの、この気持ちは? 「彩智さん、もう逃げられないって思いますか?」 「・・思います」 「そう思ってもらえると嬉しいです。次は足、縛りますね」 足も縛られるんですか。 右の足首にロープが縛りつけられました。 そっちにもウインチの音。 右足が前方に引き上げられます。 「すみません、少しだけお尻を前に滑らせてください」 え? れいらちゃんに言われる前に、右足と一緒にお尻が引かれて私は前にずりりと滑るのでした。 これで両手と右足を吊られた状態。 「無理に踏ん張らないでロープに身を任せてください」 「は、はい・・」 踏ん張ってるつもりなんかないんですけど。 「あとは左足」 ひえぇ。 左の膝を折って縛られ、さらに同じロープの続きで左の足首と右の膝を合わせて縛られました。 右足に連結された左足。 もう手も足も動かせません。自由を奪われたことを実感します。 私、制服の女子高生に縛られた。
「完成です。これだけで4分もかかっちゃった。手際が悪くてすみません」 「いえ、そんな」 「でもあたし、彩智さんのこと理解しました」 「?」 「彩智さんって、確かに適性がありますよね」 「適性、ですか?」 「ええっと、つまり、こんな風に縛られて感じてしまうマゾな人だってことです」 「!!!」 顔面がぼわっと熱くなりました。 私、わたし、制服の女子高生にマゾって言われた。 8. あたしが彩智さんの側から離れると、三田先生が立ってコメントした。 「緊縛ポーズは滅多に描けない貴重なモチーフです。時間は長めに取りますから、モデルさんの雰囲気を掴んでたくさん描いてください」 あたしはストップウォッチをスタートさせる。 時間は30分。 彩智さんにはちょっと長い時間かもしれないな。 「・・れいらちゃん、あなた最後に何をささやいたの?�� 先生に聞かれた。 「いえ、特に何も」 「谷村さん、始まったばかりなのに耳まで真っ赤にして、最後まで耐えられるかしら」 「大丈夫です。被虐性が高すぎて混乱してるけど、体力のある人だから壊れてしまうことはないはずです」 「その話し方、イッくんに似てきたわねぇ」 「そうですか?」 イッくんってのはOBのお兄さんのことだ。 「そのセリフだけ聞いたら、れいらちゃんが高校2年生とは誰も思わないでしょうね」 「お褒めいただいて光栄です」 ぷっ。 先生が吹き出した。 「本当に、イッくんそのものだわ!」 「えへへへ」 「れいらちゃんが大丈夫というなら放置しましょう。それに多少は苦しんでくれた方が生徒さんも描き易いだろうし」 「先生、ドS」 「あら、そうかしら?」 7. スタジオの中は静かです。 聞こえるのは皆が鉛筆を動かす音と、ときおり誰かが立ち上がって場所を移動する音だけ。 ああ、れいらちゃんも描いている。 れいらちゃんは床に膝と手をついて猫みたいな恰好で私を描いていました。 少しお尻が痛いかな。でも大丈夫。 手首と足首のロープに身を任せるよう意識したら楽になりました。 れいらちゃんの言った通り。 それよりも私の気持ちの方が大丈夫じゃない感じがします。 縛られて、見られている。 縛られて、絵に描かれてる。 そう思うと、たまらなくなります。 もどかしくて、切なくて、胸が張り裂けそうになります。 「マゾな人」れいらちゃんに言われました。 認めたくないけど、マゾだ私。 縛られて、見られて、こんな気持ちになって、確かにマゾなんだと実感しました。 「あと10分です」 三田先生の声が聞こえました。 「モデルさんの表情が変わってきたのは分かりますか? ・・よーく見て、彼女がどんな気持ちでいるのか想像しながら描くように」 ああ、先生。 そんな解説されたら、私、もう。 8. 「お疲れ様でしたー!」 「いやぁ、面白かったです」「今日は本当に勉強になりました」「描いててドキドキしました~」 生徒さんたちが挨拶して帰って行く。 「大成功でしたねー」 「ええ、れいらちゃんがここまでできる子になってくれて嬉しいわ」 「私、先生の教室にもう10年いるんですよー。できないと思われたら困ります」 「そうだったわねぇ」 「あとは彩智さんですね」 「そうね」 三田先生と一緒に更衣室へ行くと、彩智さんがチア衣装のまま座っていた。 どこか陶然とした表情で自分の膝と手首を撫でている。 彩智さんの膝と手首には縛られた痕がくっきり刻まれていた。 「彩智さん、もう大丈夫ですか?」 「あ、れいらちゃん・・」 「それ、条痕っていうんですよ。人を縛ると肌に残る痕です。愛しいでしょ?」 「え、じょうこん?」 彩智さんは条痕に乗せていた手を慌てて振り払った。 「そんなことありませんっ」 「素直になってください。彩智さんが支配された痕跡なんですよ?」 彩智さんの顔がまたまたぶわっと赤くなった。 「・・はい。愛おしいです」 「それを触るとどんな気持ちになりますか?」 「・・胸がいっぱいになります」 「谷村さんっ、ホントいい子ねぇ~! 嬉しくなっちゃうわ!!」 三田先生が彩智さんを正面から抱きしめた。 そのまま熱烈にキスをする。彩智さんは逃げられない。 「んっ、ん~!!」 彩智さんの二番目の「ん」は裏声になっていた。 「それ先生の癖なんです。気にしないでくださいね」 9. 女の人からキスされたのは初めてでした。 男性とキスの経験もないので、これは正真正銘私のファーストキスになります。 まあファーストかどうかはともかくとして、三田先生のキスはとても甘くて鮮烈で、私は再びぽよよんと脱力してしまったのでした。 ・・ ようやく元気になるとれいらちゃんが言いました。 「今日は初めての緊縛クロッキーなので簡単な縛り方でした」 「あれで簡単だったんですか?」 「はい。次は高手小手とかホッグタイとか、もっと本格的な緊縛で行きたいと思っています」 縛り方の名前は分からないけど、今日よりもずっと厳しい緊縛だとは想像できました。 「そのときは彩智さん、また来てくれますか?」 「いいんですか? 私なんかで」 「彩智さんにお願いしたいんです。あたし、彩智さんのこと大好きになりましたから」 れいらちゃんはそう言ってにっこり笑いました。 三田先生も微笑んでいます。 「こちらこそお願いします。喜んで縛られに来ます」 「よかった! ・・そうだ、これを」 れいらちゃんはスケッチブックにはさんでいた鉛筆画を取り出しました。 あのとき彼女が描いた私でした。 「これを彩智さんに」 手足を縛られたチア服の女性。私、こんなに綺麗だったのか。
涙がこぼれそうになりました。 「れいらちゃん、ありがとう!!」 「ええっと、この絵は彼氏には見せない方がいいと思います。男性ってつまらないところで疑り深いでしょ?」 「��い?」 いえ、残念ながら彼氏はいないんです。 「お付き合いしている人がいないのなら、彩智さんが一人えっちするときのおかずに使ってください」 !!! 「実は、彩智さん独り身じゃないかってうすうす思ってまして、そのつもりで描いたんです」 三田先生がけらけら笑い出しました。 ひ、ひとりえっち。 たまにします。 この絵見て、いろいろ蘇って、ムラムラして、一人えっち。 ・・しない自信、ありません。 「か、活用させていただきます」 「大切に使ってくださいね!」 ああ、私、最後まで制服の女子高生に翻弄されるようです。 れいらちゃんは誇らしげに胸を張っていて、三田先生は笑い続けていました。 二人を前にどう反応したらよいのか分からず、ただ私はもじもじするだけでした。
~登場人物紹介~ 谷村彩智(たにむらさち):24歳。チアダンスチーム『アルパカ』のメンバー。美術モデル初体験。 玻名城れいら(はなしろれいら):17歳、高校2年生。美術教室の生徒兼お手伝い。 三田静子:59歳。元中学美術教師。三田美術教室を運営。 赤いチアリーダーの緊縛と緊縛デッサン会。 どちらも以前書いたことがありますが再び登場です。 実はAIに描かせた緊縛絵の中に赤いチア服があって、昔の嗜好が再燃したのでした。 本話では語り手が二人いるので、本文の文字色を分けています。 赤が彩智さん。青がれいらちゃんです。分かりますよね? 主人公の彩智さんはチアダンスのプロです。でも24歳にして男性経験皆無。 チアのポーズを格好良く決める姿と、れいらちゃんに縛られるときの天然M女っぷりを私好みに描きました。 彼女はこの仕事で初めて自分の性癖を自覚しました。 きっとこれからは、ぐっと色っぽくなってすぐに彼氏もできるのではないでしょうか。 れいらちゃんは『多華乃の彼氏』で小学4年生だった女の子です。 7年経って高校2年生になりました。 本話では緊縛の縛り手ですが、縛られる方もきっと拒まないはず。作者的には使い勝手のいいキャラです^^。 また別のお話で活躍させたいですね。 そして、OBのお兄さんとその彼女さんはもちろんあのカップル。 今では25~6歳くらいになっているはずです。 本話に登場させることも考えましたが、当たり前にサラリーマンをしてそうでプロットが浮かびませんでした。 れいらちゃんの再登場があれば改めて検討することにします。 上記のように挿絵は今回もAI生成です。 思い通りの緊縛はなかなか描いてくれないので、一部を自分で描いて mask 機能で取り込みました。 それでも腕と手指は変な造形だし、生成を繰り返すうちに縄の色は薄緑にww。 挿絵としてなら満足ですが、単品の作品で通用する品質ではありませんね。 変化の激しいAIイラスト生成の世界。今や時代は LoRA らしいです。 自分の環境では使えませんし、そもそも出生��怪しい LoRA を使うのは道義的に躊躇します。 私自身は当分、旧式の方法で細々とやっていくつもりです。 2枚目の鉛筆画は無料の変換サービスで生成したものです。 さて、AIで生成した挿絵からお話を作るシリーズ(シリーズにしたつもりはありませんが結果的に^^)。 次はイリュージョンを描かせてみたいものですね。 どうやったら描いてくれるのか、まだ全然分かりませんが。 それではまた。 ありがとうございました。 [2023.8.10 追記] こちら(Pixiv の小説ページ)に本話の掲載案内を載せました。 Twitter 以外にここからもコメント入力できますのでご利用ください。(ただしR18閲覧可能な Pixiv アカウント必要)
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リラックマ最新商品「ポール&ジョー×リラックマ グレーぬいぐるみ」ほかマストアイテムが登場
かわいい文化の魅力的な世界へようこそ!ポール&ジョー×リラックマ グレーぬいぐるみは、あなたのコレクションにぴったりのアイテムです。このブログでは、この魅力的なぬいぐるみだけでなく、リラックマコレクションの他の必需品も探っていきます。ファッションアクセサリーからホームデコまで、リラックマが提供するトップ商品を詳しく見ていきましょう。長年のファンであろうと、単にかわいい商品で自分の空間を明るくしたい方であろうと、このブログはあなたのためのものです!
リラックマの特別な魅力とは?
ポール&ジョー x リラックマ グレーぬいぐるみの詳細に入る前に、リラックマの魅力を理解するための瞬間を持ちましょう。日本から生まれたリラックマ(日本語で「リラックマ」は「リラックスするクマ」を意味します)は、ファンの心をつかむ、くつろぎや気楽さを体現しています。可愛らしいデザインと、リラックスと快適さを促進する性格を持つリラックマは、世界中で愛されるキャラクターになっています。
長年のファンであろうと、リラックマを初めて知る方であろうと、このキャラクターには魅了される魔法があります。
ポール&ジョー x リラックマ グレーぬいぐるみの紹介
���わいいコラボレーション
ポール&ジョー x リラックマ グレーぬいぐるみは、愛されるファッションブランドのポール&ジョーと、アイコニックなリラックマキャラクターの素晴らしいコラボレーションです。このぬいぐるみは、スタイリッシュなグレーのカラーパレットが特徴で、ポール&ジョーの洗練された美学を反映しながら、リラックマの特徴的な可愛さを維持しています。
デザインの特徴
このぬいぐるみは、見た目だけでなく、その品質も際立っています。柔らかく高品質な素材で作られており、抱きしめるのにも飾るのにも最適です。デザインにおける細部へのこだわりは、リラックマの遊び心を捉えており、あらゆる年齢のファンにとって魅力的な仲間となります。
なぜこのぬいぐるみが必要なのか
ポール&ジョー x リラックマ グレーぬいぐるみをコレクションに加えることは、単にかわいいアイテムを所有することではなく、創造性、ファッション、快適さを称賛するライフスタイルを受け入れることです。ファッション愛好家やぬいぐるみのコレクターにとって、このアイテムは両方の世界をユニークに融合させています。
リラックマの最新商品: 新しいものは何?
ポール&ジョーとのコラボレーションに加えて、リラックマにはファンが喜ぶ多くの最新商品があります。リラックマの世界で新しく登場しているものを詳しく見てみましょう。
1. リラックマのファッションアクセサリー
ファッション愛好家は、リラックマの新しいファッションアクセサリーのラインアップに興奮することでしょう。スタイリッシュなバッグからトレンディなジュエリーまで、これらのアクセサリーはどんな服装にもかわいさを加えるのに最適です。
主要なハイライト:
バッグ: トートバッグやクロスボディバッグなど、リラックマのバッグは実用性とスタイルを兼ね備えています。それぞれのアイテムは、どんな環境でも目を引く可愛いデザインを特徴としています。
ジュエリー: リラックマをテーマにしたジュエリーで自分を飾りましょう。ネックレスからイヤリングまで、これらのアイテムは単なるアクセサリーではなく、会話のきっかけにもなります。
2. リラックマのぬいぐるみとコレクティブル
リラックマのぬいぐるみやコレクティブルのコレクションは拡大を続けており、ファンにさまざまな選択肢を提供しています。
主要なハイライト:
限定版: 限定版のリリースは、ユニークなデザインや特徴を持ち、コレクターにとって魅力的です。これらのアイテムは展示するのにも、抱きしめるのにも最適です。
キャラクターの多様性: リラックマに加えて、コレクションにはしばしば友達であるコリラックマやキイロイトリも含まれ、それぞれの愛らしい個性を持っています。
3. リラックマのホームデコアイテム
リラックマのホームデコアイテムであなたの生活空間を変えましょう。これらの製品は機能性と可愛さを兼ね備えており、リラックマへの愛を自宅で表現するのに最適です。
主要なハイライト:
クッション: リラックマをテーマにしたクッションで、あなたのソファやベッドに色と快適さを加えましょう。
ウォールアート: リラックマや彼の友達をフィーチャーしたプリントやポスターで、あなたの壁を飾りましょう。心地よく、楽しい雰囲気を作り出すのにぴったりです。
リラックマのトップ商品: すべてのファン��ためのマストハブ
リラックマの多くの素晴らしいアイテムの中で、どれをコレクションに加えるべきか決めるのは難しいことがあります。ここでは、すべてのファンが検討すべきリラックマのトップ商品を紹介します。
1. リラックマのぬいぐるみ
リラックマについて語るとき、アイコニックなぬいぐるみを無視することはできません。
多様なサイズ: リラックマのぬいぐるみはさまざまなサイズがあり、抱きしめるのにも、展示するのにも最適です。
ユニークなデザイン: 各ぬいぐるみには特別なテーマやデザインがあり、コレクションを新鮮で刺激的に保ちます。
2. リラックマの文房具
かわいいものを使って書くことが好きな方には、リラックマの文房具が必需品です。
ノートやプランナー: これらのアイテムは実用性だけでなく、日常のルーチンに喜びをもたらします。
ステッカーや和紙テープ: ジャーナル、プランナー、または手紙をカスタマイズするのに最適で、リラックマテーマの文房具は個人的なタッチを加えます。
3. リラックマのアパレル
リラックマへの愛をスタイリッシュにアピールしましょう。
Tシャツやパーカー: 快適でかわいいリラックマのアパレルは、カジュアルな外出や自宅でのくつろぎにぴったりです。
パジャマセット: リラックスしながらもスタイルを保つことができる、リラックマデザインの快適なパジャマです。
リラックマ商品の収集の楽しみ
リラックマ商品を集めることは、単なる趣味ではなく、日本文化とかわいい美学への愛を表現する方法です。
収集のためのヒント
最新情報を入手: リラックマのソーシャルメディアをフォローし、ニュースレターに登録して、最新の到着や限定版を追跡しましょう。
コレクターコミュニティに参加: オンラインで他のファンと交流し、経験やヒントを共有することで、より豊かな収集体験が得られます。
展示の工夫: 収集したアイテムを美しく展示し、あなたの愛情を表現しましょう。あなたのリラックマコレクションは、訪れる人々の目を引くこと間違いなしです。
結論
ポール&ジョー x リラックマ グレーぬいぐるみと他のリラックマ商品は、ファッション、かわいさ、心地よさの完璧な融合を提供します。リラックマのユニークなデザインや魅力を楽しむことは、あなたのライフスタイルに喜びと彩りを加える素晴らしい方法です。
リラックマの最新商品を手に入れる準備はできましたか?さあ、この愛らしいキャラクターの世界に飛び込みましょう!
#ポール&ジョー x リラックマ グレーぬいぐるみ#リラックマの最新商品#リラックマのトップ商品#リラックマのファッションアクセサリー#リラックマのぬいぐるみとコレクティブル#リラックマのホームデコアイテム
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【おソロコーデ de 新年会】 トリプルーちゃん+M1,今月のお出かけは横浜(日吉) に去年オープンしたKANOAさん(@kanoa.0903)。
ハワイアン料理のお店、広々個室貸し切り、 お酒飲み放題ランチコース、ハワイアン+ティファニ ーブルーの壁紙、間違いなく、ツボなお店でした。
そして、わんこ用ベンツもありました🚗 「うちには、ポルシェがあるんですよ」 って言ってみましたよ(笑)。ママは軽自動車に 乗ってるのに、モアルアのはポルシェ。
パピジャニのリーダーだったら「うちは飛行機 があります」って言えるよね〜✨ そして、この日は、1年越しに作れた4人のコーデ服。 千鳥格子とグレー無地のリバーシブルコート。
なんていってもポイントはパピヨンマフラー +お名前付きです。 リバーシブルのコートなので、マフラーも反転しています。 来月はグレーバージョンに千鳥格子マフラー バージョンでお出かけしましょう〜♫
【おソロコーデ de 新年会】 トリプルーちゃん+M1,今月のお出かけは横浜(日吉) に去年オープンしたKANOAさん(@kanoa.0903)。
ハワイアン料理のお店、広々個室貸し切り、 お酒飲み放題ランチコース、ハワイアン+ティファニ ーブルーの壁紙、間違いなく、ツボなお店でした。
そして、わんこ用ベンツもありました🚗 「うちには、ポルシェがあるんですよ」 って言ってみましたよ(笑)。ママは軽自動車に 乗ってるのに、モアルアのはポルシェ。
パピジャニのリーダーだったら「うちは飛行機 があります」って言えるよね〜✨ そして、この日は、1年越しに作れた4人のコーデ服。 千鳥格子とグレー無地のリバーシブルコート。
なんていってもポイントはパピヨンマフラー +お名前付きです。 リバーシブルのコートなので、マフラーも反転しています。 来月はグレーバージョンに千鳥格子マフラー バージョンでお出かけしましょう〜♫
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クリスマス壁紙、
全部可愛くて本当に迷います。
②の方は
頭の上に雪だるまをのせている
いきものが可愛いですよね。
いきもの壁紙では
グレー系の色合いのものが
一番好きなんですが、
ネイビーも冬の夜らしさが感じられて
素敵ですね……
悩む……
クリスマスまでの期間に
4種類ローテーションで設定するしかない……
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「エコロジー:循環をめぐるダイアローグ ダイアローグ1 新たな生 崔在銀展」
銀座メゾンエルメス フォーラムで「エコロジー:循環をめぐるダイアローグ」の第1弾、「新たな生 崔在銀展」を見る。自然との対話を重ねてきたソウル生まれのアーティスト、崔在銀(チェ・ジェウン)の個展である。
上の写真は《大地からの返信》。福井県越前市で制作された和紙を世界各地の地面に埋め、5年後に取り出したもの。「土がもたらした自然のドローイング」が一枚一枚異なる表情を見せる。今回展示されているのは韓国の慶州と日本の福井に埋めたものとのこと。
下の写真は《白い死》。沖縄の白い死珊瑚を用いたインスタレーション。白い珊瑚がとても美しいが、すべてが死んでいることを考えると寒々しい気持ちになる。ここに集められた死珊瑚の何倍の珊瑚が沖縄の海で死んでいるのか。真ん中あたりに割れた鏡が載っているのも痛々しさを強調する。
「ある詩人のアトリエ」と題されたエリア。左の壁、絶滅危惧種の名前を木炭で手書きした作品が《名前を呼ぶ》、奥の壁にある押し葉の作品が《私たちが初めて会った時》、明かりが《内面への光》。床にも古材などを用いたインスタレーション。
このギャラリーはガラス張りで通常は外の光がたっぷり入るのだが、この展示の一環として全��がグレーの和紙で覆われていた。瞑想できるような空間にすべく、作家自身が和紙を選び、それを張るよう指示した由。展示室全体のガラスを覆うのは大変だっただろうと思うが、適度な薄暗さの快い空間になっており、とても成功していると思った。
朝鮮半島(韓半島)の非武装地帯には豊かな自然が広がっている。崔はそこで「大地の夢プロジェクト」を行なっている。下の写真は《自然国家》のキーマップ。人の手が入らない場所は完全に自然の支配下に入る。しかしこのエリアの場合、地雷が多数埋まっている。動植物の調査などをするには地雷撤去を進めなければならない。朝鮮半島(韓半島)の不幸に明らかに加担した/しているくせにその自覚に欠ける日本の無責任を思う。
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ファンアートを配る人
ファンアートって、日本では一応著作権違反だけど、著作権者が訴えない以上はグレーで放置されてるじゃないですか。
アメリカとかでは、ファンアートはお金稼ぎに使っていなければ一応フェアユースって感じ���許されているじゃないですか。
とはいえ可視化されてないだけで、それで人気を得て、お金になっちゃってる人もたくさんいるわけですけどね。
そこら辺はもう、著作権者の匙加減で、どんどんやってくれという人もいるし、一切禁止のもあれば、公式でオッケーなやつもあるよね。
同人誌とかのイベントでこっそり?頒布?しているのもあるよね。
私も色々なファンアート見るの好きです。すごいのいっぱいあるよね。
同人誌は買ったことないけど、オールオッケーの器の広いジャンルでやってる人が多いイメージだし、それ以外のジャンルの人でも、リスペクトと後ろめたさがありつつの、頒布という扱いなんだよね。お金とってるだけあって、ちゃんと乗っかってるってわかってる人がやってる印象。
でも、そのデザインを考えたのはあなたじゃないのに、どうしてそんなことを…というような気持ちになる時があって
それはファンアートを描いている人が、
「ご自由にどうぞ〜」
とか言ってファンアートで描いたものをサイズとかも壁紙とかアイコンとかにして配布してる時です。頒布でも配布でも良いんだけど。全然後ろめたさない感じの「ご自由に」ね。
エロとかグロとか妄想とかより、気になる。内容改変とかは、そういうアウトラインを決めるのは著作権者だから、別に私が口を挟むことではないし。同一性保持権の問題だし。
でも「ご自由にどうぞ」っていう言い方は気になっちゃう。
それを言って良いのって絶対ファンアーティストじゃないよね。
ネットに公開しているんだから、保存されるのはまぁ想定内だと思う。見た人が勝手にそうするのはわかる。
描いた本人的には自分が描いて作っていると思ってるから、ご自由に、フリーで、みたいなことを言っているんだと思う。
金銭的にも直接は儲かってはいないので、フェアユースの範囲内なのかもしれない。
なんだけど、なんか
ファンアートなのに「ご自由にどうぞ」
は
違和感すごいんだよね…。
使用されるためにサイズ合わせたりとかさ、目的が褒められるための配布なんだよな。
リスペクトが感じられない気がしちゃう。
それでもてはやされて、「いつもありがとう」とか「使います」とか言ってくれる人に囲まれて
嬉しいんだろうけど
なんだろうなぁ
ちょっとやな気持ちになる。
気になるのは言葉の使い方なんだと思う。
お金とってる人より善意でやってます感強めなのがむしろ嫌なのかも。
なーんでこれだけこんなに引っかかるんだろうね?
善意でファンアート配布するのはなんかちょっとずれてるのではないかなと思うのと
堂々としすぎな厚かましさを感じるからかなぁ。
ね、そのキャラもそのデザインも
権利もない人が「ご自由」に指定して良い物じゃないんだと思うんだ。
その言い方厚かましくないですか?
って思ったりした。
#ファンアート#配布#ご自由にどうぞ#X#twitter#よく見かける#けど#違くない?#壁紙配布#アイコン配布#オリジナルなら良いけど#そのデザインは誰のもの?#堂々と#しすぎでは?#フェアユースなら良いのか?#気になっちゃう#ちょっとだけ#言い方だけ#変えても良いのでは#SNS#SNSで気になること#配る人#ファンアーティスト
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グレーの内装 光が射す奥の方へ視線が向くと、奥行きを感じます 好みはありますが、グレーの内装は抑えめな光の反射で 落ち着く明るさに 他にも様々なお家をHPで紹介しているので @kazuya_ikezoi からとんでみてください フォローもお願いします #グレークロス #グレー壁紙 #窓の開け方 #フルハイトドア #二型キッチン #アイランドキッチン #オフェリア #ステンレストップ #設計士とつくる家 #コラボハウス https://www.instagram.com/p/CoCrXftvZf3/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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火と言われて炎しか思い付かなかった私は青二才
今日は当たりだった。大当たりだった。
嘘なしに100回は通ってるあの川沿いの道。みんなが大好きなあの川。今日はその川沿いにあるバーに入ってみた。当たり前に通る道だからこそ今まで気にしていなかったというか、なんというか、隠れ家感が一切ないが故に一度も気にも留めていなかったというか。
好立地にあって広々とした空間、しかも土曜日の夜だといいうのにお客さんがあまりいないじゃないか。窓の外から店内を観察。ふーん、なんか気になるから入ってみるかー、そんなノリで友達と入店してみた。
店主と思われる高身長の白髪の男性。どこでも好きな席に座ってゆっくりして行って〜と一言。店内で放し飼いにされるこの感じ、私好きなのよ。
奥の部屋に行くと、窓際にはたくさんの本や絵本。ぬいぐるみや可愛い置物も。奥の部屋の角席をキープしてからバーカウンターに戻って飲み物をオーダーしに行く。カウンターの側の壁にも質素なフレームに入った絵が飾られていたり、無造作にお手紙やポストカードが貼られている。なんかこの感じ良いな。
ベルリンにはかなり尖って個性的だったり、古くてごちゃごちゃしてたり、クリエイティブなバーがたくさんあるけど、このバーは一味違った。飾りっ気がなくて質素だけど、アートがたくさんあって、なんかとっても暖かい空気。
でもね、そのバーの空間以上に私の脳が反応してしまっていたのはその店主らしき高身長で白髪の男性。60歳くらいかな〜。あ、なんかこの人、絶対なんかもってる、なんか雰囲気ある、10年くらい前のユニクロに売ってそうなグレーのパーカーとジーンズを着ていて、決して外側から興味をそそられる感じではないんだけど、あぁなんでだろう、私の“この人絶対に興味深い人であろうセンサー”がビンビンに反応しまってる。まだ飲み物を頼んでいないのにこの店にまた来ようと心の中で決めてしまった。この人と仲良くなるために。
飲み物をオーダーし、グラスを受け取る。今支払いをするべきかその男性に聞くと、後払いでいいよ。まずはゆっくりドリンクを飲んで楽しんで、と。あーーーーーーん、もう好きです!ファンです!私は完全に彼のことが知りたくて知りたくてしょうがなくなってしまった。
その興奮を抑えて席に戻り友達とおしゃべり。
入店から少し時間が経ち、友達がタバコを吸うというので二人でグラスを持って外の入口横のベンチに移動。するとその店主らしき男性が”二人とも寒くないかい?ブランケットいるかい?”とわざわざ外に出てきて聞いていた。バーなのにこのホスピタリティーなんなの。なんなのこのおじいちゃん。もう大好き。私の心はメロメロになってしまった。
店内に戻り2時間滞在したかしてないかくらい。時刻は22時だというのに他のお客さんが皆いなくなってしまい、そろそろ私たちも出たほうが良いのかな?という雰囲気に。念の為クローズ時間を聞くと、”明日早朝の飛行機でポルトガルに行かないといけないから、今日はいつもより早めに店仕舞いしないといけないのよー。でもゆっくりしていってね。”と。
客を追い出さないスタイル。優しい。でも彼の睡眠時間を削ることはできないと思った私たちはおいとますることに。
トイレの近くの壁に飾られてるカラフルな60年代風のコミックポスターのような小さな絵が入店時からずっと気になっていた。真ん中には鏡がうみこまれているように見えた。帰る前に近くで見ようと思いそこに行くと、物置から出てきた店主とばったり鉢合わせに。これがずっと可愛なぁと思ってたんですよーと私が言うと、それはインドからきたものだよと店主が教えてくれた。インド感皆無だったからびっくりしちゃった。その流れで、もしかしてアーティストですか?絵描とか?それともキュレターとか?と思い切って質問してみた。
その時の私は、この一つの質問があれほど深く長い会話の始まりになると知る余地もなかった。
あーん、会話の内容をすべて書き出したいところだが、書ききれない。名言が多すぎで書ききれない。彼の発言にとっても感化されたのに半分以上の会話の内容をもう忘れてしまった。(めちゃくちゃ矛盾してるやん笑)
なんか心がいっぱいになったのだ。彼の暖かさ、言葉、思い、エゴから解放されたような物事の考え方、人を見る目、輪の作り方。私のセンサーは正しかった。言うまでもなく彼はとっても素敵な人間だった。
お店を出る前、支払いをしようとお財布を出すと、今回は私のおもてなしだからお金はいらいよと、彼が一言。
いやいや、そんなわけには行かないよ。好きな人、好きな場所だからこそお金は払いたい。私たちはもちろんお支払いした。
彼が私たちの名前を聞いてきた。私も彼の名前を忘れるまいと携帯にメモっておいた。また近々、来週にでも来ます、ポルトガル楽しんできてねーと手を振ってお店を出た私たち。いやー大当たりだったね、最高!と笑顔が止まらなかった。
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【9話】 弁護士に言われたとおり取調べで黙秘してみたときのレポ・後編【大麻取り締まられレポ】
朝8時になると、200冊ほどの書籍が並んでいるキャスター付きの本棚が運ばれてくる。この本は官本と呼ばれ、収容者が借りることのできる本なのだが、借りられる機会は1日1回、1人3冊までなので、慎重に選ぶ必要があるらしい。
留置官は先に隣のベトナム人を居室から出すと、ベトナム人は『世界の絶景』みたいなタイトルの大型本を1冊手に取り、居室の中へ戻っていく。
続いて僕の番になる。官本のラインナップは、東野圭吾や筒井康隆などの著名なエンタメ小説をメインに、歴史小説や純文学、学習まんがなども置いてあり、案外退屈しなさそうであった。
僕がどの本にしようか悩んでいると、留置官が「あ、5番はこのあとすぐ新件だから、借りてもすぐに回収することになるよ」と言うので、結局何も借りずに檻の中に戻ると、本当にその後すぐに点呼がかかった。ちなみに新件とは、最初の検事調べのことである。
僕は初めての検事調べにまだ心の準備ができていなかったが、点呼からすぐに居室から出され、手錠と腰縄をかけられると、地下の駐車場に連れて行かれたのち、ワゴン車の後部座席の中央に、留置官2人に挟まれた状態で座らされる。ワゴン車は、運転席との間に金網のフェンスがあり、運転席と後部座席は完全に区切られていた。
僕はてっきり護送車で送致されると思っていたのだが、今回は近辺で検察に送致される被疑者が少なかったため、護送車を出すほどではないという判断になったそうだ。
ワゴン車が出発すると、僕は次第に不安になってきたので、隣の留置官に「大麻は持っていたんですけど、黙秘すれば不起訴いけるかなあと思ってるんですが、どう思います?」などと、留置官が捜査には関与しないのをいいことに、正直な悩みを打ち明けてみる。
左隣のニューヨーク嶋佐似の留置官は「持ってたなら正直に話すべきだろ。自分から正直に話したら心証がよくなって罪も軽くなるだろうし」などと想定通りのことを言うので、僕は「でも黙秘してたらそもそも無罪で済むかもしれないんですよ」と反論すると、嶋佐は「それで上手くいったとしても、一生、嘘をついたっていう罪の意識を抱えて生きていくことになる��だぞ」などと感情論で反論してくる。
僕は「嘘はついてないですよ。何も喋っていませんから」と揚げ足をとると、嶋佐はムキになって「本当はやったのに何も言わないのは、嘘をついてるのと一緒だろう」などと言ってくるので、僕は「勝手に質問しといて、答えなかったら嘘つき呼ばわりされるのは意味が分からないです」などと屁理屈を言う。
僕は続けて「そもそも大麻を所持していたこと自体罪だと思ってないんですよ。むしろこうして拘束されていることに被害者意識を持ってるくらいなんで、黙秘をするっていうのは、大麻取締法違反で罰を与えてようとしてくる検察に対しての正当防衛だと思ってます」などともっともらしいことを言う。
嶋佐は平静を装っているが本心は苛立っている感じで「でも人を殺した人がそれと同じこと言ってたらおかしいだろ?」などと反論してくるが、僕は「殺人は被害者がいるんで、殺人だったら罪の意識を持つと思いますけど、大麻所持は被害者がいないんで罪の意識を持ちようがないです」と応える。
嶋佐は「いや…」ととりあえず口に出してから熟考して、「大麻は身体に悪影響だから犯罪になってるんだろ」と少し論点をずらして反論してくる。僕は嶋佐を言い負かすのがおもしろくなって「たとえ悪影響だとしても、自分の身体は自分のものですから、究極、自殺しようと自分の勝手だと思いますけど」などとわざと憎たらしく言ってみる。
すると嶋佐は「まあ5番が黙秘しても、これから証拠は出てくるだろうし、今のうちに自白しといた方が楽になると思うぞ」などと半ギレで議論を放棄してきたので、僕は「確実な証拠が出たら自白するか考えますけど、今は黙秘でいかせてもらいます」などと勝ち誇った感じで、留置官に言っても意味のない宣言をした。
留置官はこの議論に辟易とした様子で「まあ5番の人生だから5番の好きにしたら」と投げやりに言うので、僕は心中(その思想がまさに、自分の好きに大麻を吸わせてほしいという発想の根源なんだが)と思ったが、口に出すとさすがに空気が悪くなりそうだったので、口をつぐんでおいた。
僕は留置官相手に自分を正当化し、言語化する中で、黙秘がいかに賢明な選択であるかという理論を確立できたので、断固たる気持ちで黙秘しようと踏ん切りがつき、不安がなくなっていた。
そうこうしている内に地方検察庁に着き、留置官に連行されながら、被疑者用の出入り口から入って、迷路のようなルートを進んでいくと、待合室がいくつもある広い空間に出る。
待合室と事務室の間の廊下には、都内のいろんな留置場から集結した被疑者たちが30人くらい並んでいて、僕もその列に並ばされ、何分か経つと、地検に勤務している警備役の警官が点呼をとり、各被疑者を各待合室に振り分けていく。
留置場も異様な光景であったが、地検の待合室のある空間は、より緊張感が張り詰めていて、警官の態度や点呼の仕方は軍人のように厳格で威圧感があり、集められた被疑者たちは、容貌からいかにも半グレな人や大人しそうなおじさんから外国人までが全員グレーの上下スウェットを身につけているので、危うさとカオス感がある。
待合室は、鉄格子と金網の扉が一面についた、5人掛けの硬い木のベンチが部屋の両サイドにある、奥には衝立があるだけで隠れることのできないトイレと洗面が付いているだけの殺風景極まりない部屋で、入室前に警官に「他の人と会話をするな」とか「足を組むな」など厳しく注意された後、僕はキツく両手錠をされたまま待合室に入れられる。
待合室の定員は10名で、混んでいるときは満員になるそうだが、今回は運良く、詐欺で捕まってそうなチンピラ風の若者と、傷害で捕まってそうな腕を組んで足を広げて座る低身長ガチムチの若者2人のみだった。
10時頃から待機していて、おそらく1時間は経過したであろうが、時計がないので今何時かわからず、やることもなく、自由もなく、呼ばれる気配もないので、本当に時間が長く感じる。ガチムチの若者はイライラして貧乏ゆすりをし出し、僕はそれを見て苛立ちそうだったので、目を瞑って瞑想をする。
しかし、待合室のベンチは壁にぴったり取り付けられており、背もたれは90度に近く、硬く滑りやすい材質の木でできているので、浅く腰掛けて背もたれに寄りかかることができず、姿勢正しく座るのが最も疲れない造りになっていて、リラックスすることができないようになっているので、瞑想に集中するのも難しい。
待機から体感1時間半ほどが経過し、チンピラ風の若者が警官に呼ばれ、待合室を出て行ったが、それからは何も音沙汰がなく、ついに2時間が経過し、12時の昼食の時間になった。警官によって手錠を片側だけ外され、コッペパン2つと使い切りの個包装されたジャム2つにマーガリン1つ、棒状のチーズ1本、小さい紙パックのりんごジュースが支給される。
質素な食事ではあるが、僕は待つことに体力と精神力を奪われて疲弊していたので、夢中になって食べてしまう。それに、なにかやることがあるというのが嬉しい。
食べ終わったゴミが回収されると、再び両腕にきつく手錠がかけられ、地獄の待機時間が始まる。ガチムチの若者は食後に小便をするのだが、見ようと思えば見えるし、放尿の音は聞きたくなくても聞こえてくる。それはそうとさすがに腰が痛いし、この仕打ちは人権侵害だと思う。
1時30分頃、ようやく警官に呼ばれ、待合室を後にする。待機時間は人生で最も時間が長く感じた。腰縄をつけられ、留置官に連れられてエレベーターに乗り、担当検事のいる執務室に入る。
執務室は待合室の4倍くらいはある広い部屋で、検事と検察補佐官がそれぞれ大きい机の前に座っていて、その前にパイプ椅子が置いてある。検事は50代後半くらいの男で、上等な眼鏡とスーツを着用し、姿勢がよく余裕のある雰囲気で、おもしろいくらいにエリート感が漂っており、先程まで見ていたワルたちとはちがう威圧感がある。
僕は執務室に入り挨拶をし、指示されるがままにパイプ椅子に腰掛けると、留置官によって手錠をパイプ椅子に繋がれる。検事は柔和な表情で「取調べの内容は録音させていただきますが、よろしいですか?」と聞いてくるので、僕は「はい」と応える。検察補佐官はノートPCで会話の内容を記録している。
検事は続けて、僕の口から自分の名前や生年月日などを言うよう指示してくるので、僕がそれに応えると、「被疑者〇〇は、大麻成分を含有する植物片13.8gをみだりに所持した疑いで…」などと僕が犯した罪状を読み上げたのち、「あなたには黙秘権があり、言いたくないことは言わなくていい権利があります」と告知してくるので、僕は元気に「わかりました」と応える。
検事は柔和な表情のまま「こちらの罪状を犯したことについては間違いないですか?」などと質問してきたので、僕は一呼吸を置いて「黙秘します」と言う。すると、検事は急に真顔になり、「わかりました」とだけ応える。
検事は真顔のまま「現場ではあなたも乗車していた車の中で大麻成分を含有する植物片が見つかっていますが、これはあなたのものですか?」と質問してくるが、僕は変わらず「黙秘します」と応えると、検事は少し怒ったように目を開いて「わかりました」と言う。
検事は続けて「一緒に同乗していた人はあなたとどうゆう関係ですか?」と質問してくるが、僕は頑なに「黙秘します」と応える。すると検事は再び柔和な表情に戻り、「わかりました。それでは取調べは以上になります。こちらの調書に問題がなければ捺印をお願いします」などと言って、白紙同等の調書を差し出してくる。
僕は「捺印はできません」と応えると、検事は再び真顔になり「わかりました。それではこれで終わりとなります。お疲れ様でした」と言い、補佐官とともに立ち上がって頭を下げていた。
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つづく
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この物語はフィクションです。また、あらゆる薬物犯罪の防止・軽減を目的としています( ΦωΦ )
#フィクション#エッセイ#大麻#大麻取り締まられレポ
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カフェモカで目覚めたい。そんなやさしくてあたたかいイメージのお部屋です。 #賃貸 #マンション #アパート #賃貸インテリア #リフォーム #リノベーション #原状回復 #建築 #デザイン #クロス #アクセントクロス #モカ #ブラウン #グレー #apartment #reform #renovation #壁紙 #部屋探し #こんな部屋に住みたい #部屋 #デザイナーズ #フジケンマンションセンター新宿支店 #富士建設工業 #初期ヤスドットコム (Hatagaya, Shibuya) https://www.instagram.com/p/B0CmTiqAKEs/?igshid=160989duqm64y
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鴨半横のお茶を飲む場所。 @ikehan.kyoto ほんのりブルーを感じるグレーの壁。 柿渋の変化が楽しみな黒と柿渋の床 本日の施工です。 設計はこより @koyori_kyoto_japan あとは子の空間の真ん中に机を置くだけとなりました。 . . . #鴨半 #和紙の空間 #和紙の壁 #和紙の床 #建具 #襖 #壁紙 #和紙 #和紙職人 #Japanesepaper #handmade #工芸 #支持体 #craft #art #ハタノワタル https://www.instagram.com/p/B_r27CDlqeu/?igshid=1tz7i1cewpemi
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