#僧坊酒
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kennak · 3 days ago
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〇私説 お地蔵さまとはなにか 「お地蔵さま」「お地蔵さん」という概念の起源にして中心になるものは間違いなく仏教における信仰対象のひとつである「地蔵菩薩」です。一方で地蔵菩薩と「お地蔵さま」「お地蔵さん」(以降かぎ括弧は省略)は明らかに同一ではありません。お地蔵さまは庶民の様々な思い・願い・欲望と混交して膨大で曖昧な概念と実体(彫像)の集合体を形成しています。その混交は特に彫像において顕著です。 桐野東福さんのコメントにある「本体と端末」という譬えは私にもとてもしっくりきます。但し、各地の端末はその地域古来の思想、物語、宗教と混交してしばしば本体とは異なるものを生み出しました。例えて言えば「中央省庁の出先機関が地元にある様々な施設に入居・同居して地域に密着した新たなサービスをやりだした」というのが私の考えです。以下に説明を試みます。 https://ja9mjb.blog.fc2.com/img/20241223073629ca0.jpeg/ 〇混交についての説明 1 道祖神・土地神様と混交 道祖神は行路安全や疫病・悪霊の侵入を監視し、派生して子孫繁栄や子供を守る日本古来の神様です。仏教が日本全土に広まるにつれ、あちこちで道祖神の働きをする地蔵像が作られました。地蔵菩薩が庶民の目に触れるところに進出したことになります。 【以下憶測・根拠なし】各地に地蔵菩薩を(ひいては仏教を)広めるため寺院側が意図的に混交させたのかもしれません。 2 庶民の切なる「願い」の受け皿となり混交 2つ目も庶民の願いと密接な関係があります。いつの世も庶民の願いの最たるものは安産や子の健やかな成長を願う「子安信仰・子安教」です。出産や子育ては非常に困難で大変なことで���た。安産や子の健やかな成長を願うのは当然のことです。そうして子安神社、鬼子母神、コノハナサクヤヒメ、子安講などが生まれました。 本来現世利益を与えるものではなかった仏教も例外ではありませんでした。地蔵菩薩は衆生救済のために現世に遣わされた菩薩ですので、この子安信仰と結びついて「子安地蔵」に変質しました。仏教関連ではこの他に子安観音、子安大師などがあります。 庶民の願いと結びついた(子安以外の)地蔵様としては水子地蔵、酒断地蔵、身代地蔵、延命地蔵などがあります。 3 合掌しているお地蔵様は何者か (中心概念である)地蔵菩薩は菩薩でありご本尊様ですから、本来は祈り合掌される対象です。しかしお地蔵さまには合掌しているものがあります。これに関してはよく判りません。 【以下憶測・根拠なし】 ・観音菩薩と混交したのかもしれません。 ・地蔵菩薩は修行中であるとも言われます。彫像を造る際に(同じく修行中の身であろう)僧侶や小坊主の像と混交したのかもしれません。 ・像を造る人は専門の職人・石工さんです。宗教的知識がなくて混同したのかもしれません。もしくは意図的に曖昧にして汎用化を狙ったのかもしれません。 〇 伝説・物語・寓話の発生 混交が起こった様々な概念や彫像を考察すると、地蔵菩薩が突出して庶民に親しまれ浸透していったことが判ります。道端のお地蔵さまに今も草花が供えられているのを見ることがあるでしょう。「親しみ」の中から多くの伝説・物語・寓話が生まれました。お地蔵さまが動き出して何かをするというのも自然な発想でしょう。[笠]地蔵はその最たるものです。お地蔵さまが親しまれた存在であること、僧侶や小坊主と混同して「人間と同じようなことをされる」というのはこの領域で起こりうる最も一般的な表現であり「間違い」でしょう。親しみがあるからこそ多くの物語が編まれ語られるのでしょう。 〇 私論のまとめ(再掲) お地蔵さまの基本概念は地蔵菩薩である。しかし庶民に親しまれ受け入れられる過程で様々なものと混交して「お地蔵さま」という膨大で曖昧な概念と実態(彫像)の集合体を形成している。 〇 追記(ぢぢいの今後のメモ) 「神」と「神様」と「神さん」、こちらは「お地蔵さま」とはちょっと違う気がします。 日本でも神と言いますが、「神々」と複数形で言うことの方が多いですね。どちらかと言うと西洋の絶対神を指して「神」と言う気がします。 「神様」は「神」と比べ日本的、八百万の神を表すことが多いかな。 「神さん」は「神様」の親称、本来敬うべき存在を近しい存在として親しく話す時に用いる。でもお地蔵さんほどの広がり・混交はないようだ。「仏」「仏様」「仏さん」にもあまり意味の広がり・混交はないように思える。 「さん」づけは「えべっさん」「天神さん」など関西的なものなのか?こういう区別は西洋にもあるのでしょうか? では敬う度合いが少し低い場合はどうか 「父」「おとうさま」「父さん」「お父さん」「父ちゃん」 これまた、言葉の意味の違いがありそうです。 日本語は難しいです。皆様は如何考えますか。
「MJBぢぢい」さんの地蔵論 - F爺・小島剛一のブログ
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ittybittyhuac · 1 year ago
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF QIN SHI HUANG
的是不我一有大在人了中到资要可以这个你会好为上来就学交也用能如文时没说他看提那问生过下请天们所多麽小想得之还电出工对都机自後子而讯站去心只家知国台很信成章何同道地发法无然但吗当於本现年前真最和新因果定意情点题其事方清科样些吧叁此位理行作经者什谢名日正华话开实再城爱与二动比高面又车力或种像应女教分手打已次长太明己路起相主关凤间呢觉该十外凰友才民系进使她着各少全两回加将感第性球式把被老公龙程论及别给听水重体做校里常东风您湾啦见解等部原月美先管区错音否啊找网乐让通入期选较四场由书它快从欢数表怎至立内合目望认几社告更版度考喜头难光买今身许弟若算记代统处完号接言政玩师字并男计谁山张党每且结改非星连哈建放直转报活设变指气研陈试西五希取神化物王战近世受义反单死任跟便空林士台却北队功必声写平影业金档片讨色容央妳向市则员兴利强白价安呵特思叫总办保花议传元求份件持��未究决投哪喔笑猫组独级走支曾标流竹兄阿室卡马共需海口门般线语命观视朋联参格黄钱修失儿住八脑板吃另换即象料录拿专远速基帮形确候装孩备歌界除南器画诉差讲类英案带久乎掉迷量引整似耶奇制边型超识虽怪飞始品运赛费梦故班权破验眼满念造军精务留服六图收舍半读愿李底约雄课答令深票达演早卖棒够黑院假曲火准百谈胜碟术推存治离易往况晚示证段导伤调团七永刚哥甚德杀怕包列概照夜排客绝软商根九切条集千落竟越待忘尽据双供称座值消产红跑嘛园附硬云游展执闻唱育斯某技唉息苦质油救效须介首助职例热毕节害击乱态嗯宝倒注停古输规福亲查复步举鱼断终轻环练印随依趣限响省局续司角简极干篇罗佛克阳武疑送拉习源免志鸟烦足馆仍低广土呀楼坏兵显率圣码众争初误楚责境野预具智压系青贵顺负魔适哇测慢怀懂史配呜味亦医迎舞恋细灌甲帝句属灵评骑宜败左追狂敢春狗际遇族群痛右康佳杨木病戏项抓徵善官护博补石尔营历只按妹里编岁择温守血领寻田养谓居异雨止跳君烂优封拜恶啥浪核聊急状陆激模攻忙良剧牛垒增维静阵抱势严词亚夫签悲密幕毒厂爽缘店吴兰睡致江宿翻香蛮警控赵冷威微坐周宗普登母络午恐套巴杂创旧辑幸剑亮述堂酒丽牌仔脚突搞父俊暴防吉礼素招草周房餐虑充府背典仁漫景绍诸琴忆援尤缺扁骂纯惜授皮松委湖诚麻置靠继判益波姐既射欲刻堆释含承退莫刘昨旁纪赶制尚艺肉律铁奏树毛罪笔彩注归弹虎卫刀皆键售块险荣播施铭罗汉赏欣升叶萤载嘿弄钟付寄鬼哦灯呆洋嘻布磁荐检派构妈蓝贴猪策纸暗巧努雷架享宣逢均担启济罢呼划伟岛歉郭训穿详沙督梅顾敌协轮略慧幻脸短鹰冲朝忍游河批混窗乡蛋季散册弃熟奖唯藏婚镜紧猜喝尊乾县伯偏偷秋层颗食淡申冠衣仅帐赞购犯敬勇洲束斗徒嘉柔绩笨拥漂狮诗围乖孤姓吸私避范抗盖祝序晓富译巨秀馀辉插察庆积愈端移宫挥爆港雪硕借帅丢括挂盘偶末厅朱凡惊货灭醒虚瑞拍遗忠志透烈银顶雅诺圆熊替休材挑侠鸡累互掌念米伴辅降豪篮洗健饭怜疯宏困址兮操临骗咧药绿尼蔡玉辛辈敏减彼街聚郎泡恨苏缩枢碰采默婆股童符抽获宇废赢肯砍钢欧届禁苍脱渐仙泪触途财箱厌籍冰涛订哭稳析杰坚桥懒贤丝露森危占茶惯尘布爸阶夏谊瓶哩惨械隐丰旅椰亡汽贝娘寒遭吹暑珍零刊邮村乃予赖摇纳烟伦尾狼浮骨杯隔洪织询振忽索惠峰席喵胡租款扰企刺芳鼠折频冒痴阴哲针伊寂嘴倚霸扬沉悔虫菜距复鼓摩郑庄副页烧弱暂剩豆探耐祖遍萧握愁龟哀发延库隆盟傻眉固秘卷搭昭宁托辩覆吵耳閒拨沈升胖丁妙残违稍媒忧销恩颜船奈映井拼屋乘京藉洞川宪拟寝塞倍户摆桌域劳赚皇逃鸿横牙拖齐农滚障搬奶乌了松戴谱酷棋吓摸额瓜役怨染迫醉锁震床闹佩牠徐尺干潮帽盛孙屁净凯撞迴损伙牵厉惑羊冬桃舰眠伍溪飘泰宋圈竞闪纵崇滑乙俗浅莲紫沟旋摄聪毁庭麦描妨勒仪陪榜板慕耀献审蟹巷谅姊逐踏岸葛卧洽寞邦藤拳阻蝎面殊凭拒池邪航驱裁翔填奥函镇丌宽颇枪遥穹啪阅锋砂恭塔贺魂睛逸旗萨丸厚斋芬革庸舒饮闭励顿仰阁孟昌访绪裕勿州阐抢扫糊宙尝菩赐赤喊盗擎劝奋慈尽污狐罚幽准兼尖彰灰番衡鲜扩毫夸炮拆监栏迟证倾郁汪纷托漏渡姑秒吾窝辆龄跌浩肥兽煞抹酸税陷谷冲杜胸甘胞诞岂辞墙凉碎晶邱逻脆喷玫娃培咱潜祥筑孔柏叭邀犹妻估荒袋径垃傲淑圾旦亿截币羽妇泥欺弦筹舍忌串伸喇耻繁廖逛劲臭鲁壮���穷拔于丑莉糟炸坡蒙腿坦怒甜韩缓悉扯割艾胎恒玲朵泉汤猛驾幼坪巫弯胆昏鞋怡吐唐悠盾跃侵丹鑑泽薪逝彦后召吕碧晨辨植痴瑰钓轩勤珠浓悟磨剪逼玄暖躲洛症挡敝碍亨逊蜜盼姆赋彬壁缴捷乏戒憾滴桑菲嫌愉爬恼删叹抵棚摘蒋箭夕翁牲迹勉莱洁贪恰曰侨沧咖唷扣采奔泳迹涯夺抄疗署誓盃骚翼屠咪雾涉锺踢谋牺焦涵础绕俱霹坜唬氏彻吝曼寿粉廉炎祸耗炮啡肚贡鼻挖貌捐融筋云稣捡饱铃雳鸣奉燃饰绘黎卷恢瞧茫幅迪柳瑜矛吊侯玛撑薄敦挤墨琪凌侧枫嗨梯梁廷儒咬岚览兔怖稿齿狱爷迈闷乔姿踪宾家弘韵岭咦裤壳孝仇誉妮惧促驶疼凶粗耍糕仲裂吟陀赌爵哉亏锅刷旭晴蝶阔洩顽牧契轰羞拾锦逆堕夹枝瓦舟悦惹疏锐翘哎综纲扇驻屏堪弥贯愚抬喂靖狠饼凝邻擦滋坤蛙灾莎毅卒汝征赠斗抛秦辱涂披允侦欲夥朗笛劫魅钦慰荷挺矣迅禅迁鹿秤彭肩赞丙鹅痕液涨巡烤贱丈趋沿滥措么扭捉碗炉脏叔秘腰漠翅余胶妥谣缸芒陵雯轨虾寸呦洒贞蜂钻厕鹤摔盒虫氛悄霖愧斜尸循俩堡旺恶叉燕津臣丧茂椅缠刑脉杉泊撒递疲杆趁欠盈晃蛇牡慎粒系倦溜遵腐疾鸭璃牢劣患祂呈浑剂妖玻塑飙伏弊扮侬渴歪苗汗陶栋琳蓉埋叡澎并泣腾柯催畅勾樱阮斥搜踩返坛垂唤储贩匆添坑柴邓糖昆暮柜娟腹煮泛稀兹抑携芭框彷罐虹拷萍臂袭叙吻仿贼羯浴体翠灿敲胁侣蚁秩佑谨寡岳赔掩匙曹纽签晋喻绵咏摊馨珊孕杰拘哟羡肤肝袍罩叛御谜嫁庙肠谎潘埔卜占拦煌俄札骤陌澄仓匪宵钮岗荡卸旨粽贸舌历叮咒钥苹祭屈陋雀睹媚娜诱衷菁殿撕蠢惟嚣踊跨膀筒纹乳仗轴撤潭佛桂愤捧袖埃壹赫谦汇魏粹傅寮猴衰辜恳桶吋衫瞬冻猎琼卿戚卓殖泼譬翰刮斌枉梁庞闽宅麟宰梭纠丛雕澳毙颖腔伫���划寺炼胃昂勋骄卑蚂墓冥妄董淋卢偿姻砸践殷润铜盲扎驳湿凑炒尿穴蟑拓诡谬淫荡鼎斩尧伪饿驰蚊瘟肢挫槽扶兆僧昧螂匹芝奸聘眷熙猩癢帖贫贿扑笼丘颠讶玮尹詗柱袁漆毋辣棍矩佐澡渊痞矮戈勃吞肆抖咳亭淘��黏冈歧屑拢潇谐遣诊祈霜熬饶闯婉致雁觅讽膜挣斤帆铺凄瑟艇壶苑悬詹诠滤掰稚辰募懿慨哼汁佬纤肃遨渔恕蝴垫昱竿缝蹈鞭仆豫岩辐歹甄斑淹崎骏薰婷宠棵弓犬涂刹郁坎煎螺遮枯台昔瘾蒂坠唔瞎筝唇表吁冤祷甩伞酱范焉娇驼沦碳沾抚溶叠几蜡涌氧弦娱皓奴颓嘎趟揭噹剥垦狭魁坊盐屎郝佩摧栗菊瘦钧匿砖嘘缚嘟盆债霞挽逍畔蕴颈获畏喂脾姬赴囊噪熄锡诀肇璋晕浊伐峡窃枕倘慌垮帕莹琦厢渺脏削锣虐豔薇霉衍腊喧娶遂睁裙韦矢伺钉婴蓄奸廿堵葬蓬鸦尝挨蕾璿挚券厨醇呻霍剃浆葡暨滨履捞咕耕棉烁尉艰妓棺鹏蒸癌纬菌撇惩绑甫崩魄拂汰氓歇萝呒萄蕃曝疋向胏烛腻襄妆髓朴薯颂薛滩橘贰嘲叹枚侮豹巢酬碑翩蚕辽矿屡谴卵撰攀肌冯宴盏阪浦迦颁炼尬胀辟艘株只湘饲爹梨喽侍疫雕黯并铝弗爪鄙钗栽狸谘柄悸喉擅劈秉芷裸锵贾逗寓咚璞烫铅啸炳屿竖惶仕挪栅迄顷窄鸥鲢郊倩兜茧磊抒夷绰溯拙僚芙杖溃凶鸽妒沌祺呐卦聆栖蝇佮唾汇楣匠蛛悼舜耿瞄芋瞒竭茵吼苛浸拯克豆沛掠廊凸搅俺酌倡朦蕉暱焕掏蝉焰狄绳惰芽裹宛御赎燥滔贬悍袂坟颉啤押尴颤钝腥缔粮哑槟簿斧肿纶僵齣辖蹲敷喘扎酿佑肖愈隧嗜檬迳碌襟凋圭寇污哨倪筠桦诈姜旬秃脂噢撼衅庚炫谭惭涩崔贷胡晒琉捏绮膝拭暗醋膨杠鑫瀑喃剖袜逾涅扳惘凳呃掘捍榔窍蜗旷梵暇稻柠抉辗蔚钩卜莺匡蜘祯哔窟亟谛溢黛晦伶逮傍葱刁堤恍匣谍禧轿耸瀚斐忿泓拐驴罕沫绽刃��渝仄瑛葵噜绣奕窥浏隶蔽仟敛丞诘鳖疤膏锥窕皱晰晖舅孰煽姚钞袱绊焚芦咸沮呕瞪淳丐茹盘菱篠涕衬蚀溉瑄翟怠钰躯肺掷丑奢荫靶纱芸佰峻阱哄肾庄囡阑戳腕菸凹蟾蒐呱巾雏螃盯馈垄毓犀逞姨穆樵阀弥跷搁隙疵憧忏琨阙萱怅辄搏榕饥捣渣眺虞俯绅谤珑咫俏淆蜀楠乞诅匀貂寰迋敞跪囚溺骆憬苇脊瑶疆乍杆眸窜孽卅夭簧徘馒趴鎚啼冗缉絮啄沸萃嘶鸳禽惫徨屐舆邂掀嫖苟檯矫铎棱哗徊拱蕙徬滞吠妞氾芹叩朽侪赦汐丰虔茅棠仑膳魉儡鸯懦渗邵筱畜崖瑕蕊揣擒挂屯莽矽侏弧澈饺奎裘塌饵偎泻蔓彗樽衔茍磋萎廓悯铸茎歼壤浇蚤恃瞻拚汀椒嚼粥磅佫勘脖吨澜锻笙厄嚷伽徽隅寥缤簾烘茜驯噎厦闰煤链锈诫颊俐曳蓓暧郤淌喀昆蔑峙躁菇逅雇殴泌酥缮莓辕骇巍糗扛杏茁琵礁秽岔僻焊嗡诵瞌捌遁赃涡琮卯锯扔苏邹莅隘蹋湛昼岫蛰桩藐汲禄皂濑绒耽粪粤卤曜懋咎痘聂垢瞳闵睿跤鉴躬斟淇莒毯幸骋岱庐殃橄恤叽鳞蒙芥榄楷硫苔麒椎禹喙厘袅亥倌吭诃裔梓蓦岩帜瓣狡惕蒙怯嫩龚嚎豚埠暸唆妃瓢蹄厮讥啃琶愿噱狷搪氢橙咆靡砌筷兑溼呸镀踹冢祟懈术搓攸橡膛俞祉冀炊瓷遐揽鹭茄蜢塘郡韬挟牟糙阎旻赘霆呎炭霄媳瘤猿颺煚铠蝠钜苓傀烬墅璇困愣恬嫉琐嫂淼梳憎搂藻酵屉陡摺箫飨桐蚱曦璧偈蹦昶咙铮嗤戌屌耘裳啾嵘胺笃烹巩厝疚鸶汹蔷沐咽烙畸讳揍曙铐朔涓睬矶岐凄鲫楞鲤荆偕徜饥肮蔼辙恁霈诛鞠茉煜傭嗓酹昙铨艳绷峨揉珈鹃诲臆焰隽熔堇韧扒憨舵肛戊坝抠骷碘鞍冕榨肘羔哺霓巳铲蚵惆驹撷稽羹纺蜕趾吊豁褪癸眨臻慷蝙胧沼舱柚抨葭枷靥硝绚绞缆讪褚砗嫣蒲���鹦蒹憩懊聋盎婊盔峦矜凛铺鹉蜴惚畴羁媛堑泛疮韶憋祁诟搔蜥袒奄忱玖拌悴祠扼髅筑蛤茱骐捶须亢葔艸筛岳岳慵戮跎砰仑炜篱笈瘫吏痊庶厥棘娑沁窘鲸缕硷俨栈蔬鸠闲迢恣昀泠涟眩噫娥荼鳄镖侃虏俾樟榴咛炬窦笠翱莘躇翡姜枭匕藩徉觞拣吱皈墉傌梢巅踌萌幌杭侥栾奠痲夸瘖芯蟀驿耨禾瑾
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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kachoushi · 23 days ago
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各地句会報
花鳥誌 令和6年12月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和6年9月2日 花鳥さざれ会
影までも残暑に喘ぎをりにけり かづを それとなく秋を呼びゐる波の音 同 哥川忌もなく思案橋灼くるのみ 清女 流灯の川面に万の帯となり 希子 流灯の星となるまで見遺りをり 同 男振り鬼灯市の団扇手に 雪 ふと旅に在すが如く柏翠忌 同 其の声音其の眼光も柏翠忌 同 浅草の粋の申し子柏翠忌 同
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令和6年9月5日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
さやかなり異郷の地より便りあり 喜代子 彼の人の御霊と思へ流れ星 都 秋霖や昼を灯して新書読む 同 身ほとりを駆け抜けて行く野分かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年9月7日 零の会 坊城俊樹選 特選句
身に入むや幽霊坂に解体屋 要 振り向けば幽霊坂に秋の雲 昌文 野分後いうれい坂に干す雑巾 順子 鰐口に打たれて鳴りぬ秋の声 同 秋の蟬跨いで白きスニーカー 要 坂の町そろそろ秋が高くなる 荘吉 長月の翳を重ねて魚籃坂 三郎
岡田順子選 特選句
石仏に一円玉と銀杏の実 緋路 朝顔や嬰も黒衣の葬の列 昌文 朝顔や団地めく墓百基ほど 久 正門の秋の気配や女学院 六甲 幽霊坂に細身のをんなつくつくし 昌文 銀杏の実亀石の首そのあたり 久 坂の町そろそろ秋が高くなる 荘吉
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年9月7日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
ブラインド上げて夕焼の部屋にする 愛 秋風に置く空つぽの洗濯籠 かおり 送り火の煙ゆつくりと四囲めぐる 成子 秋扇こころ明かさぬまま別れ 美穂 にくしみがあきらめとなり秋扇 孝子 身に入むや母のお薬カレンダー 修二 流星の穿ちし窪み都府楼跡 睦子 かなかなや吾子沈みゆく腕の中 朝子 読み耽るアリバイ怪し夜半の秋 修二 ドクターイエローへ手を振る花野人 美穂 月見草わが名つぶやく人の逝く 朝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年9月9日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
銀漢に明治溶けゆく赤レンガ 三四郎 空蟬や大樹にしかとすがりをり 英美子 新米の入荷太文字人を呼ぶ みす枝 物音の消えし校舎に蟬時雨 昭子 晩酌の静かな会話虫時雨 三四郎 黄色い声ねずみ花火に逃げ惑ふ みす枝 一ト夜ごと虫の音細くなりにけり 英美子 流灯会読経流るる僧百人 三四郎 本心は言へず花火の夜の別れ 英美子 枝豆やまた繰り返す愚痴話 靖子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年9月9日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
露の庭はな緒のゆるい宿の下駄 あき子 リズム良き祖母の寝息や集く虫 和魚 源氏詠む文机近く虫すだく あき子 秋茄子や料理の好きな妹逝きて 和魚
秋尚選・三無選 特選句
秋茄子の色は紫紺の優勝旗 廸子 暑くとも白露の朝でありにけり 秋尚 昼の虫導かれつつ見えぬまま のりこ 心地よい風を感ずる白露の日 さちこ 病む人の今朝爽やかと白露の日 ます江 小振りでも紫紺きつぱり秋茄子 三無 虫の宿庭の雑草残しおき エイ子 虫の声足そつとおく帰り道 ことこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年9月10日 萩花鳥会
暑き娑婆御堂の羅漢高笑い 健雄 百日紅揺れる花房夏惜む 俊文 ジャングルジム登りつく子等鰯雲 美恵子 食べ過ぎて今宵の満月僕の顔 良太 満月の影にうつるは兎かな 綾花
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令和6年9月13日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
花野道小さく見える牛の群れ あけみ 大花野夢の続きを行くやうに 実加 台風裡兄と出会ひし母の家 あけみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年9月13日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
秋日傘半分閉ぢて行き違ふ 都 地図に見る呉亡き父の終戦日 佐代子 誰が植ゑし鶏頭小さく石仏に すみ子 葛一面未だ本籍たりし野辺 都 今放つ槽に小波や新豆腐 同 銃創を見せ物語る生御霊 宇太郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年9月14日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
月餅と濃茶一服今日の菊 多美女 野の彩を丸ごと活けて句座は秋 百合子 秋燕別れを告げに母の塔 幸風 長き夜や古き日記に母のゐて 多美女 鮭小屋の朽ちても長汀石狩川 亜栄子 ゆつたりと夜長にすすむ酒のあぢ 幸風
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年9月15日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
秋茜近寄り来てはまた高く ます江 桔梗とて気怠そうにて風に揺れ 同 池に波紋残して行けり赤蜻蛉 貴薫 草むらに露草の青紛るなく 秋尚 赤蜻蛉捕り逃がしたる父の網 三無 隠沼に秋明菊の八頭身 文英 秋の蝶もつれて落ちてまた浮かぶ 白陶
栗林圭魚選 特選句
魁て色づく雅式部の実 三無 秋茜近寄り来てはまた高く ます江 静謐の沢の流れや曼珠沙華 幸風 赤蜻蛉捕り逃がしたる父の網 三無 草陰に水音聴くや秋の蝶 亜栄子 山葡萄鈍き光りを森の端 慶月 森へ行くバス待つベンチ秋の晴 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年9月16日/21日 柏翠・鯖江花鳥合同句会 坊城俊樹選 特選句
曼殊沙華赤で囲みし甕の墓 ただし 新しき束子で洗ふ母の墓 同 鉄工所跡は錆色芒原 同 施餓鬼寺秘仏に在す観世音 雪 刃を入れるこれぞ西瓜と云ふ西瓜 同 流灯会母のだんだん遠くなる みす枝 夕月や心素直になつてをり 同 手を上げるだけの挨拶爽やかに かづを 九頭竜の乾坤いまだ秋を見ず 同 夜廻りの拍子木冴える星月夜 嘉和 袖通す事なく紙魚の秋袷 英美子 大漁の海を映して鰯雲 眞喜栄 熊除けのあまりに小さき鈴かとも 洋子 中天に中秋の月ただ一つ 紀代美 一言が十で返つて来る暑さ 清女 花明り水明りして草の露 世詩明 紐引きて夜長の秋を灯しけり 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年9月18日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
単線の駅の中間大花野 世詩明 露草に跼めば低し膝がしら 同 へのへのの顔に疲れて来し案山子 雪 商ひの顔に見えざる古葭簀 同 もしかして死んだ振りかも火取蟲 同 地酒くみ民話ひもとく良夜かな 笑子 何故に泣きべそかいた十三夜 隆司 大花野境界線は遠き空 千加江 夢の中独り占めして花野かな 同 ゆつたりと羽を愛しむ秋の蝶 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年9月20日 さきたま花鳥句会
秋草や流離の雲はとこしへに 月惑 去ぬ燕施設の母の走り書き 裕章 秋暑し観音堂の鬼瓦 紀花 三尺寝青年の腕白きこと ふゆ子 秋風や水尾引く舟の遠ざかる 恵美子 降るほども無き雨の庭昼ちちろ みのり 刈り草の中よりツンと彼岸花 彩香 鍵を置き去りし男や秋の雲 良江
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bearbench-tokaido · 28 days ago
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七篇 下 その四
京見物をしている弥次郎兵衛と北八。 ハシゴのせいで持ち上がった騒動もなんとか収まって、二人は、伊勢で知り合った男の所に尋ねていくことになった。
北野の下の森という所で弥次郎兵衛は、店の一つに声をかけた。 「もしもし俺たちは天神さまへ参詣して帰りにお前の所で休むつもりだから、このハシゴをここに置いておいてお��んなせえ。」 「はいはいお預かり申ましょわいな。お早くお出なされ。」 「おたのみ申しやす。」 とハシゴをその茶屋の角に立てかけておき、そこを行き過ぎると、 「やれやれ、重荷おろした。 どうせ帰りによるものか。どうだ、北八、ハシゴを捨てた知恵は。」 「ははは、おもしろくもねえ。」 と二人は経堂前より、右近の馬場に着いた。
ここでは賃銭とって貸す馬がたくさんおり、その馬の稽古をしている。 それを見る人が大勢いる。 「おや、すさまじい人だかりだな。何かあるようだ。」 と北八が人を押し分けてみてみると、馬に乗って駆け足に走らせる人がいるのが見えた。 「ひゃあ、とうとう。」 それに答えるかのように、見物人から、「わあっ。」と、いっせいに声が上がる。 「皆えらい下手じゃな。七軒の茶屋まで戻るだけなのに、腰がふらふらしておるわ。 まあ、あのこんにゃく玉のような親父ぐらいのもんだ。ふらつかないのわ。」 「そうりゃそうじゃわいな。ありゃ、馬方の元締めじゃ。」 「そうかいな。あれ、あっちゃの男をみてみなせえ。 手綱を編み物をしているように、もってじゃわいな。 ありゃ、おおかた織物屋の手伝いじゃあろぞい。 そしてあれは小坊主が、数珠をまさぐるような手つきじゃわいな。 どうやら、どこぞの寺のもんじゃろわいな。」 などなど見物人の声が聞こえる。
「俺もひとつ乗りてえもんだ。向こうに見える女に。」 と北八。 そちらを見ると人ごみの中、女づれが二、三人たっている。 北八はその女連れの後ろに回りこむと、見物している娘の尻をちょっとつねった。 「おお、痛やの。誰じゃ。これおまるさん。 おまい、こっち来てくれんかいな。」 と尻をつねられた娘が、別の女にいう。 「なんじゃいな。」 「誰じゃやら、わしがお尻をつねったわいな。」 と別の年増の女が答える。 「そりゃ、女のない国で生れた人さんじゃあろぞいな。 かまわんすな。ほっておかんせ。」
弥次郎兵衛は北八を追いかけるように来たが、その様子に、 「ええ、北八。お前は、悪い洒落をするな。」 「なに、俺は、しらねえ。」 と北八は知らん振りである。 北八はさっきの女の言い方が気に入らないので、その女の尻をつねってやろうと人を掻き分け側によると、憎らしい年増の女のお尻と思える尻をおもいっきりつねった。 それは年増の女が背負っていた子どもの女のお尻をだった。 すると、 「ああ、痛い、痛い。」 とわっと泣き出した。 年増の女が、 「誰じゃいな。悪いことさんすわいな。」 「あの、おじさんがつねったわいのう。」 とおぶさっている女の子は、北八と弥次郎兵衛の方を指差している。 「ええ、すかん人さんじゃわいな。」 「堪忍して下せえ。それにしても、恥ずかしいことをする男だ。」 と弥次郎兵衛は驚いてポカン���してる北八に代わって、謝ると早々にそこを立ち去った。
さて二人はそこを離れると、南の御門より入って天満宮の本社に参ることにした。
お守りを 首にかけてつつ 尊まん 宰府(さいふ)のみやを うつす神垣
この北野天満宮は昔、近江国、比良社の神主、良種の神勅をこうむり、朝日寺の僧、最珍右京の文子等と力を合わせて霊詞をつくり、天徳三年、右大臣、絢爛たる大きな建物を建てて、営んだそうだ。 今の北野宮は、こうして出来たそうである。 社頭の渡辺の網が収めたいう石灯籠が、苔むしている。
網の名は いまだに朽ちぬ 石灯籠 むかしを今に 三つぼしの紋
それから東向観音は梅桜の二本の木で、管神の御手みずから給う所なりということだ。
御利益は 四方にかおれる 観世音 梅さくらにて つくりたまえば
それより社内をぬけて、平野の社に着いた。 この御神は四座あり、今木神、久度神、古開神、比羊神である。
こころよく 飯くうために 本膳の 平野の神を 祈りこそせめ
二人は参詣をすますと紙屋川のほとりにある、二軒茶屋で休憩をとることにした。 女中が出てきて、 「よう、お出たわいな。ついっと奥へ入りなされ。」 「なんか、ウマいもんはあるかね。飯も食いたいし、酒も飲みたい。 まあ、ちょびっとしたもので、一杯早く頼みやすぞ。」 と弥次郎兵衛が奥のえんさきに腰掛けると、女中は銚子を持ってきた。 肴に干し鮎の煮びたしを添えている。 「いやあこれは、ありがたい。女中、ひとつ注いでくれ。おっとと。」 と弥次郎兵衛は、女中にしゃくをしてもらいながら、 「お肴、あぎよわいな。 こりゃ、私が心に思う分量じゃろぞえ。」 と女中が言うので、 「はあ、この鮎がお前の心いきとはどういうことだ。」 と弥次郎兵衛が聞くと、 「私はなお前さんが、川鮎(かわいい)というこっちゃわいな。」 と答える。 「こりゃありがてえ。そんならお前にも、あげましょう。 どれ俺も、心いきの肴をあげましょう。」 と弥次郎兵衛も言い出した。 「おほほほ、この生姜がどうして、お前さんの心じゃえ。」 「わしゃ、はじかみい(生姜の別名)。」 「ははは、こじつけるもんだ。」 と北八。
「ところで、女中。田楽飯を早くくんなせえ。」 「はいはい、只今。」 と女中は一旦奥に引っ込むと、田楽と飯を持って来た。 二人は食事をしながら見れば、座敷を仕切るように置かれているついたての先からむさくるしい出家が、二人みえる。
汚れた麻の衣を着てこれも田楽で飯を食いながら、一人の僧の言っていることを聞けば、 「なんと、��戎坊。きさま、髪はどこでゆうぞいの。」 役戎(やっかい)と呼ばれた男は、 「おお、持戒(もっかい)坊。おぬしもわしがゆう所でゆわんせ。 あこは、べらぼうに巧くゆうわいの。 わしゃずっと、のんびんにゆうていたが流行おくれじゃさかい、雷子にゆうて貰うたんじゃが、���れが、えろう気持ちがようて、たまらんわいな。」 といいながら麻木の頭巾をとると、芝居で主役を演じるかのと言うほどの綺麗な髪形をしている。 弥次郎兵衛と北八はこれを見てびっくりすると、おかしさ半分で不思議そうに伺い見ていた。
「ははあ、なるほど、ようゆいくさった。 わしゃ又、自分の弟子坊にゆわせておるが、もうもう月代がさみしくなったさかい見て下さんせ。」 とこれも頭巾をとると、まげは頭の後ろのほうにある。 弥次郎兵衛は、なんとなくきになって、 「もし、お隣のお客さま。俺たちは遠国のものでございますが、所々歩いているうち色々さまざまな珍しいことも見聞きしましたけれど、出家されている人の髪がゆわれているのを見るは、今が初めてでございます。 どうも、納得がいきません。 はばかりながら、お前様方は、どこのお方でございやすね。」 と聞かれて、役戎が答える。 「ははあ、この頭にを不思議に思うてかな。 私たちは、空也堂の僧じゃわいな。」 「なるほど、話に聞いていたことがございます。 茶筅(ちゃせん)を売っているお方だな。」 と弥次郎兵衛が、うなずくと、 「さよじゃわいな。私どもの宗派は昔から由緒があって、墨染めの衣を着ておおかた大俗凡夫じゃわいな。」 「なるほどそれで、わかりましたがなぜ、お前様がたのいるところを、空也堂というんです。」 と尋ねてみた。
ちょっと間をおいて、役戎が答える。 「それは、こういこっちゃ。 代々、みんな大食いで、飯じゃあろがなんじゃあろがなんぼでもよう食うさかい、催事によばれていても無理に勧められてもっと食うや、どないじゃと、人が言うので空也堂と言うわいな。」 「そじゃさかい、これ、見やんせ。ちょとここへきても二人でお鉢に三杯食うたわいな。」 と持戎。 弥次郎兵衛は、驚いて、 「そりゃ、とんでもない大食漢だ。 もっとも俺たちも、食ったものさ。 ちょっと前にも信濃へ行ったときに、さすが、飯どころのことはある。 朝起きると茶請けにと、座頭の頭程あるにぎりめしを出してきたんだが、それをそのあたりの子どもでも、十四、五ほども食ってしまいまして、たまたま俺は、気分が悪くてろくに食えなかったんだが、それでも、十七、八ばかりも食いました。」 「・・・」 「そしたら飯が出来たといって、そこの亭主がやってきました。 その亭主が言うには江戸のお客さんは、気分が悪いということだから、今朝は麦飯を焚きましたとって、なんととろろ汁をすり鉢に二十ばかりもすってきて、そこに並べてあると思いなせえ。」 「・・・」 「そうすると椀へ盛るのが面倒だと、家内のやつらは皆そのすり鉢に麦めしを入れて、山のように盛って食いだした。 さすがに呆れてみていましたが麦は大好物で、堪えられなくなってきましてせめてすり鉢ひとつでも食ってみようかと食べ出すと、口当たりがいいからずるずると、なんのことはなしにすべりこんで、とうとうすり鉢に五、六杯も食いましたが、今ではもう、そんなには、食べられません。」 と口から出任せを言い出した。 それを役戎らは、感心したように聞いている。
つづく。
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wangwill · 2 months ago
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心路歷程
H:談到心路歷程「心中思慮所經歷的路程。多指矛盾、徘徊、掙扎的經過。」都是心中有苦,走過痛苦歲月,完整的退下來,娓娓道出成功的過程。有人希望自己從小到大到老都「無憂無慮,無災無病。」人類的渺小,就是憂慮和恐懼,害怕過多的風雨,害怕人生苦短,想避開災禍和病痛。這有可能嗎?跳脫漩渦才能成就其大。孟子告子下:「故天將降大任於是人也,必先苦其心志,勞其筋骨,餓其體膚,空乏其身,行拂亂其所為,所以動心忍性,曾益其所不能。」學習本身就是探索的過程,禮記學記「玉不琢,不成器;人不學,不知道。」琢就必須承擔痛苦和勞累,甚至引來災禍和病痛,然後才學會趨吉避兇,甚至延年益壽。每一次的醫治抗病,就是續命的開始,與病共存,也是新生的循環。奇異博士崶抗多瑪暮,使用循環法則,回說「痛苦是我的老明友」。干擾時間,赢得打敗敵人的勝利。20241103W7
網路字典:
心路歷程
心中思慮所經歷的路程。多指矛盾、徘徊、掙扎的經過。[例]這是我成長的心路歷程,希望對你有所啟發。
心中思慮所經歷的過程。 例探討一個思想家的心路歷程,必須精讀他所有的著作。
毫無憂慮。 形容心情怡然自得。 例父母的細心呵護,使我度過無憂無慮的童年。
解釋:
毫無憂慮。形容心情怡然自得。《西遊記》第九○回:「正是:無慮無憂來佛界,誠心誠意上雷音。」也作「無憂無慮」。
毫無憂慮。形容心情怡然自得。《孤本元明雜劇.群仙朝聖.第三折》:「俺出家兒無憂無慮樂醄醄,到處隨緣任逍遙。」也作「無慮無憂」。
元•鄭廷玉《忍字記》第二折:“我做了個草庵中無憂無慮的僧家。” 分類:教育類
標籤: 成語大全
朱自清
1948年8月12日上午11時40分,朱自清匆匆地離開了人世。第二天,由北京大學哲學系教授���友蘭,在北京阜成門內的廣濟寺主持了朱自清的祭奠和火葬儀式。
無憂無慮
沒有憂患;不用擔心。
《左傳·昭公三十二年》:“ 范獻子 謂 魏獻子 曰:‘……從王命以紓諸侯, 晉國 無憂。’”《史記·張儀列傳》:“為大王計,莫如事 秦 。事 秦 則 楚 韓 必不敢動;無 楚 韓 之患,則大王高枕而臥,國必無憂矣。” 唐 羅鄴 《上東川顧尚書》詩:“龍節坐持兵十萬,可憐 三蜀 盡無憂。” 宋 朱熹 《次瑞泉詩韻》:“終待寒泉食,無憂水鏡昏。”
佛教語。參見“ 無憂王 ”、“ 無憂樹 ”。
維基文庫:
孟子《告子下》 
孟子曰:「舜發於畎畝之中,傅說舉於版築之閒,膠鬲舉於魚鹽之中,管夷吾舉於士,孫叔敖舉於海,百里奚舉於市。故天將降大任於是人也,必先苦其心志,勞其筋骨,餓其體膚,空乏其身,行拂亂其所為,所以動心忍性,曾益其所不能。人恒過,然後能改;困於心,衡於慮,而後作;徵於色,發於聲,而後喻。入則無法家拂士,出則無敵國外患者,國恒亡。然後知生於憂患而死於安樂也。」
玉不琢,不成器;人不學,不知道。是故古之王者建國君民,教學為先。〈兌命〉曰:「念終始典于學。」其此之謂乎!——《禮記.學記》
維基文庫
布袋和尚忍字記
布袋和尚忍字記
作者:鄭廷玉
姊妹計劃: 數據項
楔子
第一折
第二折
編輯
(正末上,雲)自家劉均佐。自從領了師父法旨,在這後花園中結下一個草庵,每日三頓素食,則念南無阿彌陀佛,過日月好疾也呵!(唱)
【南呂】【一枝花】恰才那花溪飛燕鶯,可又早蓮浦觀鵝鴨。不甫能菊天飛塞雁,可又早梅嶺噪寒鴉。我想這四季韶華,拈指春回頭夏,我將這利名心都畢罷。我如今硬頓開玉鎖金枷,我可便牢拴定心猿意馬。
【梁州第七】每日家掃地焚香念佛,索強如恁買柴糴米當家。(帶雲)若不是俺師父呵,我劉均佐怎了也啊!(唱)謝諸尊菩薩摩訶薩,感吾師度脫,將俺這弟子來提拔。我如今不遭王法,不受刑罰。至如我���空說謊瞞咱,這一場了身脫命虧他。我、我、我,謝俺那雪山中無榮無辱的禪師,是、是、是,傳授與我那蓮臺上無岸無邊的佛法,來、來、來,我做了個草庵中無憂無慮的僧家。一回家火發,我可便按納。心頭萬事無牽掛,數珠在手中掐。我這裏靜坐無言歎落花,獨步煙霞。
(雲)南無阿彌陀佛,我這裏靜坐咱。(倈兒上,雲)自家是劉均佐的孩兒。俺父親在後園中修行,俺叔叔與俺奶奶每日飲酒做伴,我告知俺父親去。開門來,開門來。(正末雲)是甚麼人喚開門哩。(唱)
【罵玉郎】我將這稀剌剌斑竹簾兒下,俺這裏人靜悄不喧嘩,那堪獨扇門兒砑。(倈兒雲)開門來。(正末唱)我這裏疑慮絕,觀覷了,聽沈罷。(倈兒雲),開門來。(正末唱)
【感皇恩】呀,他道是年小渾家,這些時不曾把他門踏。我將這異香焚,急半這衣服整,忙將這數珠拿。(倈兒雲)開門來。(正末唱)莫不是誰來添淨水?莫不是誰來獻新茶?我這裏侵階砌,傍戶牖,近窗紗。
(倈兒雲)開門來。(正末雲)可是甚麼人?(唱)
【採茶歌】日耀的眼睛花,莫不是佛菩薩?(倈兒雲)開門來。(正末開門見科,唱)呀,原來是癡頑嬌養的這小冤家。必定是他親娘將孩兒無事打,我是他親爺腸肚可憐他。
(雲)孩兒也,你來這裏做甚麼來?(倈兒雲)你孩兒無事不來,自從父親修行去了,俺母親和俺叔叔每日飲酒做伴,我特來告與父親知道。(正末雲)哦!你娘和叔叔在房中飲酒做伴是真個?(倈兒雲)是真個,不說謊。(正末怒科,雲)這個凍不死的窮弟子孩兒,好無禮也!想著你在雪堆兒裏凍倒,我救活了你性命,我又認義做兄弟。我見他家私裏外,倒也著意,將這萬貫家財都與他掌管著。我恨不的手掌兒裏擎著。(見忍字科,雲)嗨,孩兒,你且耍去。(倈兒雲)爹爹,你只回家去罷。(正末唱)
【牧羊關】你休著您爺心困,莫不是你眼花?(倈兒雲)我不眼花,我看見來。(正末唱)他莫不是共街坊婦女每行踏?(倈兒雲)無別人,則有俺奶奶和叔叔飲酒。(正末雲)這言語是實麼?(倈兒雲)是實。(正末唱)你休說謊咱。(倈兒雲)不敢說謊。(正末怒科,雲)是實,我真個忍不的也。(唱)也不索一條粗鐵索,也不索兩面死囚枷,也不索向清耿耿的官中告,(帶雲)忍不的了也!(唱)放心波我便與你磣可哥的親自殺。(並下)
(劉均佑同旦兒上,雲)自家劉均佑的便是。自從哥哥到後花園中修行去了,如今這家緣過活兒女,都是我的,倒大來索是受用快活也。(旦兒雲)叔叔,正是這等說。我早安排下酒食茶飯,兩口兒快活飲幾杯,可不是好?(劉均佑雲)我正要飲幾杯哩。我關上這臥房門飲酒者。(飲科)(正末上,雲)我手中無刃器,廚房中取了這把刀在手。來到這門首也,我試聽咱。(旦兒雲)叔叔,這家私裏外,早晚多虧你,滿飲一杯。(劉均佑雲)嫂嫂之恩,我死生難忘也。嫂嫂請。(正末雲)原來真個有這勾當,兀的不氣殺我也!(唱)
【哭皇天】見無吊窗心先怕,他若是不開門我腳去蹅。不由我怒從心上起,刀向手中拿,(做看科,雲)我試看咱。(旦兒雲)叔叔,你再飲一杯。(正末唱)他兩個端然在那坐榻。(雲)開門來!(劉均佑雲)兀的不有人來了也。(下)(布袋暗上)(旦兒開門科,雲)員外,你來家了也麼?(正末唱)我把這房門來緊靠,把姦情事親拿。(旦兒雲)你要拿姦情,這姦夫在那裏?街坊鄰舍,劉均佐殺人哩!(正末唱)何須你唱叫,不索你便高聲。(拿旦兒叫科)(正末唱)呀,來、來、來,我和你個浪包婁,(推旦兒科)(唱)浪包婁兩個說話咱,(見刀把上忍字科)(唱)呀,猛見這忍字畫畫兒更不差。
【烏夜啼】我則郵黑模糊的印在鋼刀把,天那,則被你纏殺我也,忍字冤家!(旦兒雲)好,出家人如此行兇!劉均佐殺人哩!(正末唱)你可休叫吖吖,一迷裏胡撲塔,咱可便休論王法,且論家法。(旦兒雲)劉均佐,可不道你出家來,你看紀念佛,剗地殺人?(正末唱)那裏有皂直掇披上錦袈裟?那裏也金刀兒削了青絲發?休廝纏,胡遮剌,我是你的丈夫,你須是我的渾家。
(雲)我且不殺你,那姦夫在那裏?(旦兒雲)你尋姦夫在那裏!(下)(布袋在帳幔裏打嚏科)(正末雲)這廝原來在這裏面躲著哩,更待幹罷。(唱)
【紅芍藥】我只一手將系腰來採住向前掐,可便不著你躲閃藏滑。(布袋雲)劉均佐,你忍著。(正末見布袋科)(唱)我這裏猛抬頭覷見了自驚呀,嚇的我這兩手便可剌答,恨不的心頭上將刀刃紮。(布袋雲)劉均佐,心上安刃呵,是個甚字?(正末想科,雲)心上安刃呵,(唱)哦,他又尋著這忍字的根芽,把姦夫親向壁衣拿,眼面前海角天涯。
(雲)我恰來壁衣裏拿姦夫,不想是師父,好蹊蹺人也。(唱)
【菩薩梁州】兩模兩樣鼻凹,一點一般畫畫。磕頭連忙拜他,則被你蹺蹊我也,救苦救難菩薩。些兒失事眼前差,先尋思撇掉了家私罷。待將爺娘匹配的妻兒嫁。便��斷義絕罷,雖然是忍心中自詳察,(布袋雲)劉均佐,休了妻,棄了子,跟我出家去。(正末雲)他著我休了妻,棄了子出家去,(唱)我且著些個謊話兒瞞他。
(布袋雲)劉均佐,我著你忍著,你又不肯忍,提短刀要傷害人。可不道你在家裏出家,則今日跟我出家去來。(正末雲)劉均佐一心待跟師父出家去,爭奈萬貫家緣、嬌妻幼子無人掌管。但有個掌管的人,我便跟師父出家去。(布袋雲)劉均佐,你道無人掌管家私,但有掌管的人來,便跟我出家去,你道定者。(劉均佑上雲)自家劉均佑。恰才索錢回來,見哥哥走一遭去。(見科)哥哥,您兄弟索錢回來了也?(正末雲)兄弟,便遲些兒來也罷。(布袋雲)劉均佐,兀的不掌管家私的人來了也?便跟我出家去。(正末雲)兄弟,索錢如何?(劉均佑雲)都討了來也。(正末雲)好兄弟,不枉了幹家做活。兄弟,我試問你咱。(布袋雲)劉均佐,忍著念佛。(正末雲)是、是、是,南無阿彌陀佛。(唱)
【牧羊關】這分兩兒輕和重?(劉均佑雲)也有十兩五錢不等。(正末唱)金銀是真共假?(劉均佑雲)俱是赤金白銀。(正末唱)他可是肯心肯意的還咱?(劉均佑雲)都肯還。若不肯還呵,連他家鍋也拿將來。(正末雲)正是恩不放債,南無阿彌陀佛。兄弟,將一個來我看。(劉均佑遞銀科,雲)哥哥,雪白的銀子你看。(正末接銀子,印忍字,驚科)(唱)我這裏恰才便湯著,卻又早印下,又不曾有印板,也須要墨糊刷。(布袋雲)這忍字須當忍著。(正末唱)師父道忍呵須當忍,(劉均佑雲)這個銀子又好。(正末唱)抬去波,我可是敢拿也不敢拿。
(布袋雲)劉均佐,管家私的人來了也,你跟我出家去。劉均佐,你聽者。(偈雲)休戀足色金和銀,休想夫妻百夜恩。假若是金銀堆北斗,無常到來與別人。不如棄了家活計,跟著貧僧去修行。你本是貪財好賄劉均佐,我著你做無是無非窗下僧。(正末雲)罷、罷、罷,自從認義了兄弟,我心中甚是歡喜。我為一貫錢,打殺一個人;平白的拿姦情也沒有,爭些兒不殺了一個人。我如今將這家緣家計、嬌妻幼子都交付與兄弟,我跟師父出家去也。兄弟,好生看管我這一雙兒女,我跟師父出家去。罷!罷!罷。(唱)
【黃鐘尾】我說的是十年塵夢三生話,我啜的是兩腋清風七盞茶。非自談非自誇,我是這在城中第一家。我雖有錢呵(唱)一厘也不肯罰,一毫也不肯拔。我道吃了窮漢的酒,閑漢的茶。笑看錢奴忒養家,歎看錢奴忒沒法。謝吾師度脫咱,我將家緣盡齎發,將妻兒配與他,謝兄弟肯留納。我半那撥萬論千這回罷,深山中將一個養家心來按捺,僧房中將一個修行心來自發。(布袋雲)你念佛。(正末雲)依著師父,每日則念南無阿彌陀佛。(唱)到大來無是無非快活殺。(下)(布袋雲)誰想到劉均佐又見了一個境頭,將家計都撇下,跟我往岳林寺出家去,那其間貧僧��傳與他大乘佛法便了。(下)
第三折
第四折
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奇異博士 (電影)
2016年美國電影
《奇異博士》(英語:Doctor Strange)是一部於2016年上映的美國超級英雄電影,改編自漫威漫畫旗下的同名超級英雄角色奇異博士。本片由漫威影業製作,並由華特迪士尼工作室電影負責發行,本片是漫威電影宇宙的第十四部電影,由史考特·德瑞森執導[7],德瑞森、喬·斯派茨[8]與C·羅柏·卡吉爾(英語:C. Robert Cargill)負責編劇,並由班奈狄克·康柏拜區、蒂妲·史雲頓、奇維托·艾吉佛、邁茲·米克森、黃凱旋、麥可·斯圖巴、班傑明·布萊特、史考特·艾金斯和瑞秋·麥亞當斯主演。
劇情
邪惡魔法師卡西流斯(英語:Kaecilius)帶領一群狂徒份子私闖位於尼泊爾加德滿都[註 8]的魔法聖殿卡瑪泰姬(英語:Kamar-Taj),搶走一本封為禁忌的古文書當中的一頁。至尊魔法師古一試圖阻止他們,奉勸關於書中儀式的毀滅性代價,兩者在一個千變萬化的「鏡空間」(Mirror Dimension)中決勝負,但卡西流斯仍帶領剩下的四名隨從逃之夭夭。在美國紐約,一名世界頂尖神經外科醫生史蒂芬·史傳奇原本過著安富尊榮的生活,直到發生一場嚴重車禍[註 9]而導致他的雙手神經嚴重受損(英語:Nerve injury),從此徹底失去工作能力。但史傳奇堅信能恢復雙手,因此不惜用盡所有金錢進行多次實驗手術,最後卻只是徒勞無功。由於他的自暴自棄以及固執己見,他的同事尼科蒂姆·威斯特(英語:Nicodemus West)與女友克莉絲汀·帕瑪相繼離開他。面臨傾家蕩產的史傳奇見到一名傷殘人士強納森·潘伯恩,他本應全身癱瘓卻奇蹟般地自如行走,他提示史傳奇前往卡瑪泰姬尋找答案。
史傳奇用僅存的現金搭飛機來到加德滿都,找尋目的地時遭遇搶劫,但被一名魔法師卡爾·莫度相救���莫度帶領史傳奇走進卡瑪泰姬會見古一,當古一為他介紹所信仰的魔法時,史傳奇起初認為這是無稽之談。古一便對他展現出魔法力量,揭示包括星界平面(英語:Astral plane)和鏡空間在內的其他維度,對此感到難以置信的史傳奇乞求她教導自己魔法。但由於史傳奇心態過於傲慢,古一感覺他和叛逃的學徒卡西流斯異常相似,一度拒絕教授他魔法。無處可去的史傳奇不想放棄恢復雙手的唯一機會,坐在門口苦等一夜,莫度看上他的執著而勸說古一暫時接納他。
史傳奇在古一和莫度的監護下開始嚴格魔法訓練,起初糾結於他的手無法施展好魔法,古一於是將他困在珠穆朗瑪峰上,最後讓他突破自己而創造出魔法傳送門穿越回來。史傳奇藉圖書館看守人王拿來給他參考的古文書,迅速學習各個魔法招式。學習途中,史傳奇瞭解到地球被一個強大咒語所保護,以避免遭受其他維度入侵;而咒語由世界三處至聖所(英語:Sanctum Sanctorum)所組成,分別位於紐約、倫敦和香港;而魔法師的使命是守護各個至聖所免受攻擊。史傳奇隨著法術步步高升之下,打算探討古一在禁忌古文書中隱藏的秘密,於是透過能夠扭曲時間的神器阿迦莫多之眼(英語:Eye of Agamotto),用時間倒轉形式恢復並閱讀卡西流斯搶走的書頁。莫度和王跑過來警告他說扭曲時間將違反自然法則,講述卡西流斯曾經因失去珍愛的一切而向古一尋求指引,直到被書中的禁忌內容所誘惑,認為人類皆有權利永生。
卡西流斯透過奪來的書頁召喚出黑暗維度的主宰「多瑪暮」,獲得黑暗力量下開始遵從其命令,摧毀倫敦至聖所後馬上攻擊紐約至聖所。史傳奇勉強對抗卡西流斯過程中,擺在展示櫃中的紅色懸浮斗篷(英語:Cloak of Levitation)選中史傳奇為主人,指導他打敗兩名狂徒後抓獲卡西流斯。但卡西流斯揭露古一的法力與永生之道,其實都是藉助多瑪暮的黑暗維度力量。這時,狂徒盧西恩(英語:Lucian Aster)跑回來刺傷史傳奇,史傳奇製造傳送門回到他原來工作的醫院找克莉絲汀療傷,藉助她實施的心臟電擊,得以釋放出力量殺死盧西恩。史傳奇剛回聖殿碰上古一和莫度,但卡西流斯卻脫離束縛,兩方於是���鏡空間中的紐約市進行追逐乃至鬥爭。古一展現的實力與頭上出現的黑暗印記證實卡西流斯的說詞,而卡西流斯仍然拒絕聽從勸阻,最終重創古一而使她掉回現實後摔至地面至重傷。
古一送醫搶救過程中突然靈魂出竅,欣然打算接受死亡,同時對跟著她一同出竅的史傳奇坦白實情,奉勸他有時候要打破規則行事,並希望他能藉此平衡莫度的耿直天性。古一交代完遺願後傷重去世,大受感悟的史傳奇決定不讓她白白犧牲,於是說服莫度參戰前往香港。隨著卡西流斯摧毀香港至聖所[註 10],黑暗維度開始入侵且摧毀香港。史傳奇使用阿迦莫多之眼倒轉時間,使一切返回原點。但這麼做僅是緩兵之計,直到卡西流斯的一句「超越時間」使史傳奇靈機一動,於是飛進黑暗維度中創造一個無限時間循環,把他跟多瑪暮困在循環裡。無論多瑪暮殺死史傳奇多少次,他還是會隨著輪迴一次又一次回到牠面前,忍無可忍的多瑪暮只能答應史傳奇撤出地球並帶走其追隨者的要求。而卡西流斯與其隨從直接被多瑪暮吸進黑暗維度,永遠困入無盡的黑暗中。
黑暗維度隨之消失,時間倒流使周圍居民都平安無事,但莫度經此一役失去原有的信念而選擇離隊。史傳奇將阿迦莫多之眼物歸原位,王說此裝有無限寶石的儀器不宜到處使用,並告知古一的死訊一旦傳遍整個多元宇宙,則會引來其他邪惡勢力。史傳奇同時改變他想治療雙手的初衷,選擇繼承古一的至尊魔法師之位而繼續守護世界。後來,史傳奇見到回歸地球的雷神索爾,索爾希望他能協尋現已失蹤的父親奧丁,並保證找到後就會迅速返鄉;史傳奇便立即答應協助他。另一方面,莫度找到藏身在紐約的潘伯恩,強行奪走使他能行走的魔法能量,準備獵殺其他魔法師。
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goodspeedalways · 2 months ago
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まえがき
相打ち / 合言葉 / 合図 / 愛想づかし / アイデンティティ / 赤ん坊 / 赤ん坊(天界の) / 赤ん坊がしゃべる / 悪魔 / 悪魔との契約 / 痣 / 足 / 足が弱い / 足跡 / 足跡からわかること / 足音 / 仇討ち(兄の) / 仇討ち(夫の) / 仇討ち(主君の) / 仇討ち(父の) / 仇討ち(妻の) / 仇討ち(動物の) / 仇討ち(友人の) / 仇討ちせず / あだ名 / 頭 / 後追い心中 / 穴 / 兄嫁 / 姉弟 / 尼 / 雨音 / 雨乞い / 天の川 / あまのじゃく / 雨宿り / 雨 / 蟻 / あり得ぬこと / アリバイ / 泡 / 合わせ鏡 / 暗号 / 暗殺 / 安楽死 / 言い間違い / 息 / 息が生命を与える / 息が生命を奪う / 生き肝 / 異郷訪問 / 異郷再訪 / 異郷の時間 / 異郷の食物 / 生霊 / 生贄 / 遺産 / 石 / 石に化す / 石の誓約 / 石の売買 / 石つぶて / 椅子 / 泉 / 板 / 一妻多夫 / 一夫多妻 / 糸 / 糸と生死 / 糸と男女 / 井戸 / 井戸と男女 / 井戸に落ちる / 従兄弟・従姉妹 / 犬 / 犬に転生 / 犬の教え / 犬婿 / 猪 / 命乞い / 衣服 / 入れ替わり / 入れ子構造 / いれずみ / 入れ目 / 因果応報 / 隕石 / 隠蔽 / 飢え / 魚 / 魚女房 / 魚の腹 / 誓約 / 動かぬ死体 / 動く首 / 動く死体 / 兎 / 牛 / 後ろ / 嘘 / 嘘対嘘 / 嘘対演技 / 嘘も方便 / 歌 / 歌の力 / 歌合戦 / 歌問答 / うちまき / 宇宙 / 宇宙人 / 宇宙生物 / うつお舟 / 馬 / 馬に化す / 海 / 海に沈む宝 / 海の底 / 裏切り / 占い / 占い師 / 瓜二つ / ウロボロス / 運命 / 運命の受容 / 絵 / 絵から抜け出る / 絵の中に入る / 映画 / 映画の中の時間 / エイプリル・フール / ABC / エレベーター / 円環構造 / 演技 / 縁切り / 宴席 / 尾 / 尾ある人 / 王 / 扇 / 狼 / 狼男 / 大晦日 / 伯父(叔父) / 教え子 / 教え子たち / 夫 / 夫の弱点 / 夫の秘密 / 夫殺し / 落とし穴 / 踊り / 鬼 / 鬼に化す / 斧 / 伯母(叔母) / 親孝行 / 親捨て / 泳ぎ / 恩返し / 恩知らず / 温泉 / 蚊 / 貝 / 開眼 / 開眼手術 / 外国語 / 改心 / 怪物退治 / 蛙 / 蛙女房 / 蛙婿 / 顔 / 画家 / 鏡 / 鏡が割れる / 鏡に映らない / 鏡に映る遠方 / 鏡に映る自己 / 鏡に映る真実 / 鏡に映る未来 / 鍵 / 書き換え / 書き間違い / 架空の人物 / 核戦争 / 隠れ身 / 影 / 影のない人 / 駆け落ち / 賭け事 / 影武者 / 過去 / 笠(傘) / 重ね着 / 仮死 / 火事 / 貸し借り / 風 / 風邪 / 風の神 / 火葬 / 仮想世界 / 片足 / 片腕 / 片目 / 語り手 / 河童 / かつら / 蟹 / 金 / 金が人手を巡る / 金を拾う / 鐘 / 金貸し / 金貸し殺し / 壁 / 釜 / 鎌 / 神 / 神に仕える女 / 神になった人 / 神の訴え / 神の名前 / 神を見る / 髪 / 髪(女の) / 髪が伸びる / 髪を切る・剃る / 神がかり / 神隠し / 雷 / 亀 / 仮面 / 蚊帳 / 烏(鴉) / 烏(鴉)の教え / ガラス / 川 / 川の流れ / 厠 / 厠の怪 / 癌 / 漢字 / 観相 / 観法 / 木 / 木に化す / 木の上 / 木の下 / 木の精 / 木の股 / 記憶 / 帰還 / 聞き違い / 偽死 / 貴種流離 / 傷あと / 犠牲 / 狐 / 狐つき / 狐女房 / 切符 / きのこ / 木登り / 器物霊 / 偽名 / 肝だめし / 吸血鬼 / 九十九 / 九百九十九 / 経 / 狂気 / 競走 / 兄弟 / 兄弟と一人の女 / 兄弟殺し / 兄妹 / 兄妹婚 / 凶兆 / 凶兆にあらず / 恐怖症 / 共謀 / 巨人 / 去勢 / 切れぬ木 / 金 / 金貨 / 禁忌(言うな) / 禁忌(聞くな) / 禁忌(見るな) / 禁忌を恐れず / 銀行 / 禁制 / 空間 / 空間と時間 / 空間移動 / 空襲 / 偶然 / 空想 / 盟神探湯 / 釘 / 草 / くじ / 薬 / 薬と毒 / 口から出る / 口と魂 / 口に入る / 口二つ / 唇 / 口封じ / 靴(履・沓・鞋) / 国見 / 首 / 首くくり / 首のない人 / 熊 / 熊女房 / 雲 / 蜘蛛 / 繰り返し / クリスマス / 車 / 系図 / 契約 / けがれ / 毛皮 / 下宿 / 結核 / 結婚 / 結婚の策略 / 結婚の障害 / 月食 / 決闘 / 仮病 / 剣 / 剣を失う / 剣を得る / 幻視 / 原水爆 / 碁 / 恋文 / 恋わずらい / 硬貨 / 交換 / 洪水 / こうもり / 高齢出産 / 声 / 氷 / 古歌 / 誤解による殺害 / 誤解による自死 / 五月 / 子食い / 極楽 / 心 / 子殺し / 誤射 / 子捨て / こだま / 琴 / 言挙げ / 言忌み / 言霊 / 五人兄弟 / 五人姉妹 / 小人 / 殺し屋 / 再会(夫婦) / 再会(父子) / 再会(母子) / 再会(盲人との) / 再会拒否 / 最期の言葉 / さいころ / 妻妾同居 / 最初の人 / 最初の物 / 裁判 / 財布 / 催眠術 / 坂 / 逆さまの世界 / 逆立ち / 作中人物 / 桜 / 酒 / 酒と水 / さすらい / さそり / 悟り / 猿 / 猿神退治 / 猿女房 / 猿婿 / 三者択一 / 山椒魚 / 残像・残存 / 三題噺 / 三度目 / 三人兄弟 / 三人姉妹 / 三人の魔女・魔物 / 三人目 / 死 / 死の起源 / 死の知らせ / 死因 / 塩 / 鹿 / 仕返し / 時間 / 時間が止まる / 時間旅行 / 死期 / 四季の部屋 / 識別力 / 地獄 / 自己視 / 自己との対話 / 自殺願望 / 自傷行為 / 自縄自縛 / 地震 / 紙銭 / 死相 / 地蔵 / 舌 / 死体 / 死体から食物 / 死体消失 / 死体処理 / 死体変相 / 七人・七匹 / 歯痛 / 自転車 / 死神 / 芝居 / 紙幣 / 島 / 姉妹 / 姉妹と一人の男 / 姉妹と二人の男 / 死夢 / 指紋 / 弱点 / 写真 / 写真と生死 / シャム双生児 / 銃 / 周回 / 十五歳 / 十三歳 / 十字架 / 醜女 / 醜貌 / 手術 / 入水 / 出産 / 出生 / 呪的逃走 / 寿命 / 呪文 / 順送り / 殉死 / 乗客 / 肖像画 / 昇天 / 娼婦 / 成仏 / 食物 / 処刑 / 処女 / 処女懐胎 / 処女妻 / 女装 / 女中 / 初夜 / 虱 / 心中 / 心臓 / 人造人間 / 人肉食 / 神仏援助 / 人面瘡(人面疽) / 心霊写真 / 水死 / 彗星 / 水没 / 水浴 / 頭痛 / 鼈 / すば�� / 相撲 / すりかえ / すれ違い / 寸断 / 精液 / 性器(男) / 性器(女) / 性交 / 性交せず / 性交と死 / 生死不明 / 成長 / 成長せず / 性転換 / 生命 / 生命指標 / 切腹 / 接吻 / 背中 / 背中の女 / 背中の死体 / 背中の仏 / 蝉 / 千 / 前世 / 前世を語る / 前世を知る / 戦争 / 洗濯 / 千里眼 / 僧 / 象 / 像 / 葬儀 / 装身具 / 底なし / 蘇生 / 蘇生者の言葉 / 空飛ぶ円盤 / 体外の魂 / 体外離脱 / 太鼓 / 第二の夫 / 太陽 / 太陽を射る / 太陽を止める / 太陽と月 / 太陽と月の夢 / 太陽と月の別れ / 鷹 / 宝 / 宝が人手を巡る / 宝を失う / 宝を知らず / 宝くじ / 宝さがし / 竹 / 多元宇宙 / 蛸 / 堕胎 / 畳 / たたり / 立往生 / 立ち聞き(盗み聞き) / 脱走 / 狸 / 旅 / 旅立ち / 玉(珠) / 卵 / 魂 / 魂と鏡 / 魂の数 / 魂呼ばい / 樽 / 俵 / 弾丸 / 誕生 / 誕生(鉱物から) / 誕生(植物から) / 誕生(卵から) / 誕生(血から) / 誕生(動物から) / 誕生(母体から) / 男性遍歴 / 男装 / 血 / 血の味 / 血の力 / 知恵比べ / 誓い / 地下鉄 / 力くらべ / 地球 / 稚児 / 地図 / 父子関係 / 父と息子 / 父と娘 / 父の霊 / 父娘婚 / 父殺し / 父さがし / 乳房 / チフス / 地名 / 血文字 / 茶 / 仲介者 / 蝶 / 長者 / 長者没落 / 長寿 / 追放 / 通訳 / 杖 / 月 / 月の光 / 月の満ち欠け / 月の模様 / 月旅行 / 辻占 / 土 / 唾 / 壺 / 妻 / 妻争い / 妻食い / 妻殺し / 爪 / 釣り / 鶴女房 / 手 / デウス・エクス・マキナ / 手紙 / 手ざわり / 手相 / 鉄 / 掌 / 手毬唄 / 天 / 天狗 / 転校生 / 天国 / 天使 / 転生 / 転生(動物への) / 転生する男女 / 転生と性転換 / 転生と天皇 / 転生先 / 天井 / 電信柱 / 天地 / 天人降下 / 天人女房 / 天人の衣 / 電話 / 同一人物 / 同音異義 / 盗作・代作 / 同日の死 / 同日の誕生 / 投身自殺 / 同性愛 / 逃走 / 童貞 / 動物援助 / 動物音声 / 動物教導 / 動物犯行 /
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frierenscript · 6 months ago
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Episode 1 : The Journey’s End
第1話『冒険の終わり(Bokenno Owari)』
*Green colored words are only in anime, not in original manga, and we usually call them "ani-ori(anime-original)".
〈大陸の遥か北の果て。この世界の人々が天国と呼ぶ場所 “魂の眠る地(オレオール)” にたどり着いた。〉
〈Tairikuno haruka kitano hate. Kono sekaino hitobitoga tengoku to yobu basho ‘Oreōru’ ni tadori-tsuita.〉
〈At the northernmost end of the continent, I arrived at the place that the people of this world call heaven: Aureole, the land where souls rest.〉
〈そこは多くの魂が集まる場所で、私はかつての戦友達と対話した。  ―大魔法使いフランメ〉
〈Sokowa ookuno tamashiiga atsumaru bashode, watashiwa katsuteno sen-yuu-tachito taiwashita. -dai mahotsukai Furanme〉
〈Many souls gather there, and I spoke with friends who once fought alongside me. -Flamme the Legendary Mage〉
ヒンメル「フリーレン」
Hinmeru “Furīren.”
Himmel "Frieren."
フリーレン「王都が見えてきたね。」
Furīren “Oto ga miete-kitane.”
Frieren “The royal capital’s in sight.”
ハイター「私達、勇者一行の凱旋です。盛り上がっているでしょうね。」
Haitā “Watashi-tachi yusha-ikkono gaisendesu. Moriagatte-iru deshone.”
Heiter “The adventurers are making their triumphant return. They must be celebrating in the city.”
ヒンメル「帰ったら、仕事を探さないとな…」
Hinmeru “Kaettara shigoto'o sagasa-naitona…”
Himmel “We’ll have to look for work once we’re back.”
フリーレン「もうそんなこと考えているんだ。」
Furīren “Mo sonnakoto kangaete-irunda?”
Frieren “You’re already thinking about that?”
ヒンメル「大事なことさ。魔王を倒したからといって、終わりじゃない。この先の人生の方が長いんだ。」
Hinmeru “Daijina kotosa. Mao'o taoshita karato-itte, owari janai. Kono sakino jinseino hoga nagainda.”
Himmel “It’s important after all. We’ve defeated the Demon King, but it’s not over. We have the whole rest of our lives ahead of us.”
アイゼン「仕事か…」
Aizen “Shigoto ka…”
Eisen “Work, huh?”
ハイター「酒が飲める仕事がいいですね」
Haitā “Sakega nomeru shigoto ga iidesune.”
Heiter “I’d like something where I can drink on the job.”
ヒンメル「お前、僧侶だろ…」
Hinmeru “Omae, soryo daro...”
Himmel “Aren’t you a priest?”
フリーレン「それもそうか。」
Furīren “Soremo soka.”
Frieren “I suppose you’re right.”
ヒンメル「フリーレン。君のこの先の人生は、僕達には想像もできないほど、長いものになるんだろうね。」
Hinmeru “Furīren. Kimino kono sakino jinseiwa, bokutachi-niwa sozomo dekinaihodo, nagai mononi narun-darone.”
Himmel “Frieren, the life ahead of you will surely be much longer than we can imagine.”
フリーレン「そうかもね。」
Furīren “So kamone.”
Frieren “Perhaps.”
ーーーーー
王様「勇者ヒンメル。戦士アイゼン。僧侶ハイター。魔法使いフリーレン。こたびは、よくぞ魔王を打ち倒した。これで、世界に平和な時代が訪れよう」
Osama “Yusha Hinmeru. Senshi Aizen. Soryo Haitā. Mahotsukai Furīren. Kotabiwa, yokuzo Mao'o uchi-taoshita. Korede, Sekaini heiwana jidaiga otozureyo.”
King “Himmel the Hero, Eisen the Warrior, Heiter the Priest, and Frieren the Mage. Thank you for defeating the Demon King. Now our world will enter an age of peace.”
ーーーーー
ヒンメル「王様が広場に、僕達の彫像を作ってくれるそうだ。まあ、イケメンであるこの僕を忠実に再現できるかどうかは、甚だ疑問だがね。」
Hinmeru “Osamaga hirobani, boku-tachino chozo'o tsukutte-kurerusoda. Maa, ikemen-dearu kono bokuo chujitsuni saigen dekiruka dokawa hanahada gimon dagane.”
Himmel “The king’s going to erect statues of us in the plaza. I’m not sure they’ll be able to faithfully recreate my handsome looks, though.”
フリーレン「現金なもんだ。旅立ちの時は、銅貨10枚しかくれなかったくせに。」
Furīren “Genkinna monda. Tabidachino tokiwa, doka ju-mai shika kurenakatta kuseni.”
Frieren “How self-serving of him. He only gave us ten copper coins when we left on our adventure.”
ハイター「まあまあ、フリーレン。こうしてタダ酒も飲めるわけですし、それでいいじゃないですか。」
Haitā “Maa-maa, Furīren. Koshite tadazakemo nomeru wakedesushi, sorede iija-naidesuka.”
Heiter “Now, now, Frieren. Tonight, we drink for free. I’d say we’re even wouldn’t you?”
フリーレン「生臭坊主。」
Furīren “Namagusa bozu.”
Frieren “You corrupt priest.”
アイゼン「…終わってしまったな」
Aizen “…Owatte shimattana.”
Eisen “It’s over.”
ヒンメル「そうだね。僕たちの冒険は、これで終わりだ。」
Hinmeru “Sodane. Boku-tachino bokenwa korede owarida.”
Himmel “Yeah. This is the end of our adventure.”
ハイター「10年ですか…色々な事がありましたね。旅立ちの日に、ヒンメルとアイゼンが王様にタメ口きいて処刑されかけたり。」
Haitā “Ju-nen desuka…Iroirona kotoga arimashitane. Tabi-dachino hini, Hinmeruto Aizenga, Osamani tame-guchi kiite shokei sarekaketari.”
Heiter “It’s been 10 years, huh? We’ve been through a lot. The day we departed… Himmel and Eisen were nearly executed for speaking rudely to the king.”
フリーレン「下手したら、あそこで冒険終わってたよね。」
Furīren “Heta-shitara, asokode boken owatteta-yone.”
Frieren “One misstep, and our adventure would’ve ended there.”
ヒンメル「ハイターが二日酔いで役に立たなかったこともあったな。」
Hinmeru “Haitāga futsuka-yoide yakuni tatanakatta kotomo attana…”
Himmel “Sometimes, Heiter was too hangover to do anything.”
ーーーーー
フリーレン「アンデッドみたいな顔色してるけど、大丈夫?」
Furīren “Andeddo mitaina kaoiro shiterukedo, daijobu?”
Frieren “You’re as pallid as an undead. Are you all right?”
ハイター「ダメ…」
Haitā “Dame…”
Heiter “No.”
ヒンメル「ダメか…」
Hinmeru “Dameka…”
Himmel “No, huh?”
ーーーーー
アイゼン「週に一度は、そうだったからな。」
Aizen “Shu-ni-ichidowa sodatta karana.”
Eisen “It was a weekly occurrence.”
フリーレン「その点、私は優秀…」
Furīren “Sonoten, watashiwa yushu…”
Frieren “I, on the other hand, was exceptional.”
アイゼン「ミミックに食われかけた時は、置いてこうかと思ったぞ。」
Aizen “Mimikkuni kuwarekaketa-tokiwa, oite-ikokato omotta zo.”
Eisen “We thought about leaving you behind when that mimic tried to eat you.”
ーーーーー
ヒンメル「さんざん罠だって言ったのに、マジかよぉ…」
Hinmeru “Sanzan wana-datte ittanoni, maji kayoo…”
Himmel “Seriously? We told her it was a trap.”
アイゼン「このエルフ、置いてかない?」
Aizen “Kono erufu, oitekanai?”
Eisen “Why don’t we leave the elf behind?”
ーーーーー
ヒンメル「まったく、クソみたいな思い出しかないな。でも、楽しかったよ。僕は、君たちと冒険ができてよかった。」
Hinmeru “Mattaku, kuso-mitaina omoide shika naina. Demo tanoshi-kattayo. Bokuwa kimi-tachito bokenga dekite yokatta.”
Himmel “We have nothing but terrible memories. But I had fun. I’m glad I got to adventure with all of you.”
ハイター「そうですね。」
Haitā “Sodesune.”
Heiter “Likewise.”
フリーレン「短い間だったけどね。」
Furīren “Mijikai aida datta-kedone.”
Frieren “It was a mere ten-year adventure.”
ヒンメル「短い?何を言っているんだ?10年だぞ。ハイターを見ろ。すっかりおっさんになってしまったぞ。」
Hinmeru “Mijikai? Nanio itteirunda? Ju-nen dazo. Haitāo miro. Sukkari ossanni natte-shimattazo.”
Himmel “A mere ten-year adventure? But that’s an entire decade we spent adventuring together. Look at Heiter. He’s turned into an old man.”
ハイター「失礼ですよ。」
Haitā “Shitsurei desuyo.”
Heiter “That’s rude.”
フリーレン「元からでしょ。」
Furīren “Motokara desho.”
Frieren “He always looked like that.”
ハイター「失礼ですよ。」
Haitā “Shitsurei desuyo.”
Heiter “That’s rude.”
アイゼン「そろそろか。」
Aizen “Sorosoro ka.”
Eisen “It’s nearly time.”
ハイター「半世紀(エーラ)流星でしたっけ。」
Haitā “Ēra ryusei deshitakke?”
Heiter “The Era Meteor Shower, was it?”
ヒンメル「50年に一度の流星群。平和な時代の幕開けには、丁度いいな。綺麗だな。」
Hinmeru “Goju-nenni-ichidono ryuseigun… Heiwana jidaino makuake-niwa, chodo iina. Kirei-dana.”
Himmel “It happens once every fifty years. Perfect for marking the start of an era of peace. They’re beautiful.”
フリーレン「街中だと見えにくいね。」
Furīren “Machinaka-dato mie-nikuine.”
Frieren “The view’s not so good from inside the city, though.”
ヒンメル「人が感動しているんだ。空気を読みたまえ。」
Hinmeru “Hitoga Kandoshite-irunda. Kukio yomi-tamae.”
Himmel “I’m having a moment over here. Don’t spoil the mood.”
フリーレン「じゃあ次。」
Furīren “Jaa tsugi.”
Frieren “Next time, then.”
フリーレン「50年後。もっと綺麗に見える場所知ってるから、案内するよ。」
Furīren “Goju-nengo. Motto kireini mieru basho shitteru-kara annai-suruyo.”
Frieren “I know a place where you can see them more clearly. I’ll take you there in fifty years.”
フリーレン「何?」
Furīren “Nani?”
Frieren “What?”
ヒンメル「いや、何でもない。そうだな、みんなで見よう。」
Hinmeru “Iya, nandemo nai. Sodana, Minna de miyo.”
Himmel “It’s nothing. You’re right. Let’s see them together.”
ーーーーー
フリーレン「じゃあ私はここで。」
Furīren “Jaa watashiwa kokode.”
Frieren “Well, I should go.”
ヒンメル「これからどうするつもりだ?」
Hinmeru “Korekara dosuru tsumorida?”
Himmel “What are you going to do now?”
フリーレン「魔法の収集を続けるよ。100年くらいは中央諸国を巡る予定だから。まぁ、たまには顔を見せるよ。」
Furīren “Mahono shushuo tsuzukeruyo. Hyaku-nen-kuraiwa Chuo-shokokuo meguru yoteidakara. Maa, tamaniwa kao'o miseruyo.”
Frieren “I’m going to continue collecting spells. I plan to travel around the central lands for the next hundred years or so. I’ll stop by once in a while.”
ハイター「エルフの感覚は、分かりませんね。」
Haitā “Erufuno kankakuwa wakari-masenne.”
Heiter “I can’t understand what being an elf must be like.”
ヒンメル「まったく、いつから生きているのやら。」
Hinmeru “Mattaku, itsu-kara ikiteiru-noyara.”
Himmel “Seriously, how long has she been around?”
ハイター「50年も100年も、彼女にとっては些細なものなのかもしれませんね。」
Haitā “Goju-nenmo hyaku-nenmo, kanojoni tottewa sasaina mono-nano-kamo shiremasenne.”
Heiter “To her, fifty or even a hundred years might be a trifling thing.”
ーーーーー
魔法店店主「暗黒竜の角?うちでは取り扱ってないよ。暗黒竜自体、二、三十年は見てないね。」
Maho-ten tenshu “Ankoku-ryu no tsuno? Uchidewa tori-atsukatte naiyo. Ankoku-ryu jitai, ni-sanju-nenwa mitenaine.”
Magic shop owner “Shadow dragon horns? We don’t have those here. Haven’t seen a shadow dragon in twenty or thirty years.”
フリーレン「…そう。困ったな…召喚に使うのに…」(そういえば、魔王城で拾ったやつ、ヒンメルに預けたままだっけ。)
Furīren “…So. Komattana…Shokanni tsukaunoni…” (Soieba, Mao-jode hirotta-yatsu, Hinmeruni azuketa-mamadakke.)
Frieren “I see. That’s no good. I need one for summoning.”(Come to think of it, I think Himmel still has the horn we got at the Demon King’s castle.)
ーーーーー
ヒンメル「なん��、邪悪なオーラみたいなの出てるけど…人体に害はないよね?」
Hinmeru “Nanka, jaakuna ōra mitainano deterukedo… jintaini gaiwa naiyone?”
Himmel “It’s exuding some kind of evil aura. It’s not harmful to people, is it?”
フリーレン「わかんない」
Furīren “Wakannai.”
Frieren “I don’t know.”
ヒンメル「わかんないかぁ…」
Hinmeru “Wakannai kaa…”
Himmel “You don’t know, huh?”
ーーーーー
フリーレン「もうすぐエーラ流星の時期だし、ついでに取りに行くか…」
Furīren “Mosugu ēra-ryuseino jiki dashi, tsuideni torini-ikuka...”
Frieren “It’s nearly time for the Era Meteor Shower again. I’ll pick the horn up when I visit him.”
ーーーーー
フリーレン「前来たときと、だいぶ町並みが違うな…」
Furīren “Mae kitatokito, daibu machinamiga chigauna…”
Frieren “The city’s changed quite a bit since I was last here.”
フリーレン「確かここら辺…」
Furīren “Tashika kokorahen…”
Frieren “It should be around here.”
ヒンメル「…フリーレン?」
Hinmeru “…Furīren?”
Himmel “Frieren?”
フリーレン「ヒンメル…」
Furīren “Hinmeru…”
Frieren “Himmel…”
フリーレン「老いぼれてる…」
Furīren “Oiboreteru…”
Frieren “You’re so old.”
ヒンメル「言い方ひどくない?歳を取った僕も、なかなかイケメンだろう?50年ぶりだね。君は昔の姿のままだ。…もう一生会えないのかと思っていたよ。」
Hinmeru “Iikata hidokunai? Toshio totta bokumo, nakanaka ikemen daro? Goju-nenburi dane. Kimiwa mukashino sugatano mamada. …Mo issho aenainokato omotte-itayo.”
Himmel “Do you have to put it so bluntly? I’m still pretty handsome at this age, aren’t I? It’s been fifty years. You look the same as you ever did. I thought I’d never see you again.”
ーーーーー
ヒンメル「エーラ流星か…懐かしいね。」
Hinmeru “Ēra ryusei ka… Natsukashiine.”
Himmel “The Era Meteor Shower, huh? That brings back memories.”
フリーレン「あと魔王城で拾ったやつなんだけど…」
Furīren “Ato Mao-jo de hirotta-yatsu nandakedo…”
Frieren “About that thing we looted from the Demon King’s castle…”
ヒンメル「暗黒竜の角だね。片時も忘れたことはないよ。ずっとタンスから邪悪なオーラが出ていたからね。」
Hinmeru “Ankoku-ryuno tsunodane. Katatokimo wasureta-koto wa naiyo. Zutto tansukara jaakuna ōra-ga deteita-karane.”
Himmel “You mean the shadow dragon horn? I’ve never forgotten about it. My cabinet’s been exuding an evil aura all this time.”
フリーレン「…なんかごめん。適当に納屋にでも、放り込んでおいてくれてよかったのに。」
Furīren “Nanka gomen. Tekitoni nayani-demo horikonde-oite-kurete yokatta-noni.”
Frieren “Sorry, I think. You could’ve stashed it in a shed or something.”
ヒンメル「そうはいかないよ。君にとっては軽い気持ちで預けた物かもしれないけど、僕にとっては大切な仲間から預かった大事な物なんだ。いつか君にこうして返すべき物だったんだ。」
Hinmeru “Sowa ikanaiyo. Kimini tottewa karui kimochide azuketa-mono kamo shirenai kedo, bokuni tottewa daijina nakamakara azukatta daijina mononanda. Itsuka kimini ko-shite kaesubeki mono-dattanda.”
Himmel “I couldn’t do that. You may not have thought much of leaving it with me, but to me, it was a treasure entrusted to me by a dear friend. I had to return it to you someday.”
フリーレン「そんな大層な物じゃないんだけどな…」
Furīren “Sonna taisona mono janainda-kedona…”
Frieren “It’s not that big a deal.”
ーーーーー
フリーレン「ヒンメル、まだ?ハゲなんだから、こだわったって意味ないよ。」
Furīren “Hinmeru, mada? Hage nandakara, kodawattatte imi-naiyo.”
Frieren“Himmel, are you ready yet? You’re bald, anyway. There’s no point in fussing over your appearance.”
ヒンメル「ハゲなりのこだわりがあるの。」
Hinmeru “Hage narino kodawariga aruno.”
Himmel “There are things we bald men are particular about.”
ヒンメル「…では、エーラ流星を見に行こうか。」
Hinmeru “Dewa, ēra-ryusei o mini-ikoka.”
Himmel “Now, shall we go see the Era Meteor Shower?”
フリーレン「随分貫禄が出たね、ハイター。」
Furīren “Zuibun kanrokuga detane, Haitā.”
Frieren “You’ve become rather dignified, Heiter.”
ハイター「聖都の司教ですから。あなたは全然変わりませんね。」
Haitā “Seitono shikyo desukara. Anatawa zenzen kawari-masenne.”
Heiter “I’m a bishop of the holy city, after all. You haven’t changed at all.”
フリーレン「頭なでんな。アイゼンはあまり変わっていないね。」
Furīren “Atama nadenna. Aizenwa amari kawatte-inaine.”
Frieren “Don’t pat my head. Eisen, you haven’t changed much.”
アイゼン「そうか。そう見えるか」
Aizen “Soka. So mieruka.”
Eisen “Is that how I seem to you?”
フリーレン「さすがドワーフ」
Furīren “Sasuga dowāfu.”
Frieren “I would expect as much from a dwarf.”
ヒンメル「で、よく見える場所って、どこなんだ?」
Hinmeru “De, yoku mieru bashotte dokonanda?”
Himmel “So, where’s this place where we can see the meteor shower clearly?”
ハイター「今から行くんですか?エーラ流星には、まだ時期が少し早いと思いますが…」
Haitā “Imakara ikundesuka? Ēra-ryusei niwa, mada jikiga sukoshi hayaito omoimasuga…”
Heiter “We’re going there now? It’s a bit early to see the Era Meteor Shower, isn’t it?”
フリーレン「うん。だからここから1週間ぐらい歩いて…」
Furīren “Un. Dakara kokokara isshukan gurai aruite…”
Frieren “Yeah. It’s about a week’s walk from here.”
アイゼン「そんなに遠いのか。」
Aizen “Sonnani tooinoka.”
Eisen “It’s that far away?”
ヒンメル「まったく…老人を酷使しおって。」
Hinmeru “Mattaku… Rojin'o kokushi shiotte.”
Himmel “Unbelievable. You should be kinder to the elderly.”
ヒンメル「懐かしいよ。こうしていると、あのときに戻ったかのようだ。色々なところを旅したね。何もかもが新鮮で、煌めいて見えた。」
Hinmeru “Natsukashii yo. Koshite-iruto, anotokini modotta kano-yoda. Iroirona tokoro'o tabishitane. Nanimo-kamoga shinsende, kirameite mieta.”
Himmel “This brings back memories. Travelling together like this makes me feel like we’ve returned to those days. We journeyed to all sorts of place. Everything seemed so brilliant and new.”
ヒンメル「その美しい思い出の中には、いつも君達がいた。僕はね、全員が揃うこの日を、待ち望んでいたんだ。
ありがとう、フリーレン。君のおかげで、最後にとても楽しい冒険ができた。」
Hinmeru “Sono utsukushii omoideno nakaniwa, itsumo kimi-tachiga ita. Bokuwane, zen'inga sorou kono-hio, machi-nozonde-itanda. Arigato, Furīren. Kimino okagede, saigoni totemo tanoshii bokenga dekita.”
Himmel “And you were always there in those beautiful memories. I’d been looking forward to the day when we’d all be together again. Thank you, Frieren. Because of you, I had this delightful adventure at the very end.”
ヒンメル「綺麗だ。」
Hinmeru “Kireida.”
Himmel “They’re beautiful.”
ーーーーー
ハイター「ヒンメルは、幸せだったと思いますよ。」
Haitā “Hinmeruwa, shiawase-dattato omoi-masuyo.”
Heiter “I think Himmel was happy.”
フリーレン「そうなのかな…」
Furīren “So nanokana…”
Frieren “You think so?”
女性「あの子、ヒンメル様の仲間なんだって?悲しい顔一つしないなんて、薄情だね。」
Josei “Anoko, Hinmeru-samano nakama nandatte? Kanashii kao hitotsu shinai-nante, hakujo-dane.”
Woman “She was one of Mr.Himmel’s companions? I haven’t seen her look sad once today. How heartless,”
ハイター「おやおや、私達もしていませんよ。」
Haitā “Oya-oya, watashi-tachimo shiteimasen-yo.”
Heiter “Now, now! We’re not wearing sad expressions, either.”
男性「司教は真面目にやれ!この薄情者!」
Dansei “Shikyowa majimeni yare! Kono hakujo-mono!”
Man “Show some respect, Bishop! You’re heartless!”
ハイター「はっはっは。手痛いですな。」
Haitā “Hahhahha. Teitai desuna.”
Heiter “Hahaha, you wound me.”
フリーレン「だって私、この人の事、何も知らないし…たった10年、一緒に旅しただけだし…人間の寿命は短いってわかっていたのに…なんでもっと、知ろうと思わなかったんだろう…」
Furīren “Datte watashi, kono hitono koto, nanimo shiranaishi… Tatta ju-nen, isshoni tabishita dakedashi… Ningenno jumyowa mijikaitte wakatte-itanoni… Nande motto, shiroto omowa-nakattan-daro…”
Frieren “It’s not like I knew anything about him. We only traveled together for a mere ten years. I knew human lives were short, but… Why didn’t I try to get to know him better?”
フリーレン「頭なでんなよぉ…」
Furīren “Atama nadennayoo…”
Frieren “Don’t pat my head.”
ーーーーー
ハイター「では私も聖都に戻るとしましょう。二人とも顔をよく見せて。これで最後になるでしょうからね」
Haitā “Dewa watashimo seitoni modoruto shimasho. Futari-tomo kao'o yoku misete. Korede saigoni narudesho-karane.”
Heiter “I should return to the holy city. Let me get a good look at your faces. This will probably be the last time I see you.”
フリーレン「どこか悪いの?」
Furīren “Dokoka waruino?”
Frieren “Are you unwell?”
ハイター「長年の��が祟りましてね。」
Haitā “Naganenno sakega tatari-mashitene.”
Heiter “My years of drinking have caught up to me.”
アイゼン「天罰だな。」
Aizen “Tenbatsu dana.”
Eisen “It’s divine punishment.”
ハイター「はっはっは。聖都に寄る事があったら、私の墓に酒でも供えてください。」
Haitā “Hahhahha. Seitoni yorukotoga attara, watashino hakani sakedemo sonaete kudasai.”
Heiter “Hahaha. If you’re ever in the holy city, offer a drink at my grave.”
フリーレン「…ハイターは、死ぬのが怖くないの?」
Furīren “…Haitāwa, shinunoga kowaku-naino?”
Frieren “Heiter, you’re not afraid of dying?”
ハイター「私達は、世界を救った勇者パーティですよ。死後は天国で贅沢三昧に決まっています。そのために私は、あなた方と共に戦ったのです。」
Haitā “Watashi-tachiwa, Sekaio sukutta yusha-pātī desuyo. Shigowa tengokude zeitaku-zanmaini kimatte-imasu. Sono-tameni watashiwa, anata-gatato tomoni tatakatta-nodesu.”
Heiter “We’re the party of adventures that saved the world. We’ll surely be living the good life in Heaven after death. That’s the whole reason I fought alongside you.”
フリーレン「…生臭坊主。」
Furīren “…Namagusa bozu.”
Frieren “You corrupt priest.”
ハイター「はっはっは。それでは、お先に」
Haitā “Hahhahha. Soredewa, osakini.”
Heiter “Hahaha. If you’ll excuse me.”
フリーレン「さて。私もそろそろ行くよ。」
Furīren “Sate. watashimo sorosoro ikuyo.”
Frieren “I should get going, too.”
アイゼン「魔法収集の旅か?」
Aizen “Maho shushuno tabika?”
Eisen “You’re off to collect more spells?”
フリーレン「うん、それもあるけど、私はもっと人間を知ろうと思う。」
Furīren “Un, soremo arukedo… Watashiwa motto ningen'o shiroto omou.”
Frieren “There’s that, too, but I want to learn more about human.”
アイゼン「そうか。」
Aizen “Soka.”
Eisen “I see.”
フリーレン「それで一つ相談なんだけど。私、魔法職だからさ、強力な前衛がいると助かるんだよね」
Furīren “Sorede hitotsu sodan nandakedo. Watashi, maho-shoku dakarasa, kyoryokuna zen'ei ga iruto tasukarun-dayone.”
Frieren “So I wanted to ask you something. Seeing as how I’m a mage, having a powerful warrior to defend me would be a huge help.”
アイゼン「勘弁してくれ。もう、斧を振れるような歳じゃないんだ。」
Aizen “Kanben shitekure. Mo, ono'o fureru-yona toshija-nainda.”
Eisen “Give me a break. I’m too old to swing an axe now.”
アイゼン「そんな顔をするな、フリーレン。人生ってのは、衰えてからのほうが、案外長いもんさ」
Aizen “Sonna kao'o suruna, Furīren. Jinseitte-nowa, otoroete karano hoga, angai nagai monsa.”
Eisen “Don’t make that face, Frieren. Surprisingly, life slows down once you’ve lost your vigor.”
フリーレン「…そっか。じゃあまたね、アイゼン」
Furīren “…Sokka. Jaa matane, Aizen.”
Frieren “I see. I’ll see you later, Eisen.”
アイゼン「ああ、また。」
Aizen “Aa, mata.”
Eisen “Yeah. See you later.”
〈勇者ヒンメルの死から20年後。中央諸国・聖都シュトラール郊外〉
〈Yusha Hinmeruno shikara niju-nengo. Chuo-shokoku, Seito Shutorāru kogai〉
〈20 years after the death of Himmel the Hero, in the outskirt of the holy city of Strahl in the central lands〉
フリーレン「さっきの木だ…この森、いつも迷うな。どこだ、ここ?」
Furīren “Sakkino kida… Kono mori, itsumo mayouna… Dokoda, koko?”
Frieren “That’s the tree I saw earlier, I always get lost in these woods. Where am I?”
フェルン「何かお探しでしょうか?どうかなさいましたか?」
Ferun “Nanika osagashi deshoka? Doka nasai-mashitaka?”
Fern “Are you looking for something? Is something the matter?”
フリーレン「いや、ハイターって人の家を探しているんだけど。」
Furīren “Iya, Haitātte hitono ieo sagashite-irundakedo.”
Frieren “I’m looking for the home of a man named Heiter.”
フェルン「では、お客様でございますね。」
Ferun “Dewa, okyaku-samade gozai-masune.”
Fern “Then you’re a visitor.”
フリーレン「まだ生きてたんだ、生臭坊主。」
Furīren “Mada ikitetanda, Namagusa bozu.”
Frieren “You’re still alive, you corrupt priest?”
ハイター「はっはっは。格好良く死ぬのも難しいものですな。」
Haitā “Hahhahha. Kakko-yoku shinunomo muzukashii mono-desuna.”
Heiter “Hahaha. Turns out it’s harder than I thought to make a stylish exit.”
フリーレン「墓に供える酒、買ってきちゃったけど、一杯やる?」
Furīren “Hakani sonaeru sake, katte kichatta-kedo, ippai yaru?”
Frieren “I brought some liquor to offer at your grave. Would you like a drink?”
ハイター「酒はもうやめたんです。」
Haitā “Sakewa mo yametandesu.”
Heiter “I gave up drinking.”
フリーレン「そう。今更いい子ぶったって、女神様は許してくれないと思うけどね」
Furīren “So. Imasara iiko-buttatte, megami-samawa yurushite-kurenai to omou-kedone.”
Frieren “I see. I doubt the Goddess will forgive you even if you clean up your act now.”
ハイター「はっはっは。…ありがとうございます」
Haitā “Hahhahha. …Arigato gozaimasu.”
Heiter “Hahaha…Thank you.”
フリーレン「あの子は?」
Furīren “Ano kowa?”
Frieren “Who is she?”
ハイター「フェルンといいます。南側諸国の戦災孤児でした」
Haitā “Ferun to iimasu. Minamigawa-shokoku no sensai-koji deshita.”
Heiter “Her name is Fern. She’s a war orphan from the southern lands.”
フリーレン「らしくないね。進んで人助けするようなタチじゃないでしょ。ヒンメルじゃあるまいし。」
Furīren “Rashiku-naine. Susunde hitodasuke suruyona tachija-naidesho. Hinmeruja arumaishi.”
Frieren “It’s not like you to volunteer to help people. You’re not Himmel, after all.”
ハイター「フリーレン、何故私のところへ?」
Haitā “Furīren, naze watashino tokoroe?”
Heiter “Frieren, why did you come to visit me?”
フリーレン「聖都への買い出しのついでだよ。旅先で会う人とは、なるべく関わるようにしているからね。それに、ハイターにはたくさん借りがあるから、死なれる前に返しに来た。」
Furīren “Seitoeno kaidashino tsuide dayo. Tabisakide au hito towa, narubeku kakawaru yoni shiteiru-karane. Soreni, Haitā niwa takusan kariga arukara, shinareru-maeni kaeshini kita.”
Frieren “I was in the holy city picking up some things. I’ve been trying to get to know the people I meet on my travels as much as possible. And I owe you a lot, so I came to repay my debts before you died.”
ハイター「ではひとつ頼み事を。」
Haitā “Dewa, hitotsu tanomigoto'o.”
Heiter “In that case, I have a request.”
ハイター「弟子を取りませんか。フェルンには、魔法使いとしての素質があります。あなたの旅に、連れて行ってはくれませんか?」
Haitā “Deshio torimasenka. Ferunniwa, mahotsukaito-shiteno soshitsuga arimasu. Anatano tabini tsurete-ittewa kuremasen-ka?”
Heiter “Will you take on an apprentice? Fern has potential as a mage. Will you take her with you on your travels?”
フリーレン「ごめんハイター。それだけはできない。足手まといになるから。実戦での見習い魔法使いの死亡率は知ってるでしょ?友人から預かった子を、死地に送るつもりはないよ。」
Furīren “Gomen Haitā. Soredakewa dekinai. Ashide-matoini narukara. Jissendeno minarai-mahotsukaino shibo-ritsuwa shitteru-desho? Yujinkara azukatta ko'o shichini okuru tsumori wa naiyo.”
Frieren “I’m sorry, Heiter. That’s the one thing I can’t do. She’d only get in my way. You know how often apprentice mages die in battle. I’m not sending a child my friend asked me to look after to her death.”
ハイター「そうですか。では、別の頼みを。」
Haitā “Sodesuka. Dewa, betsuno tanomio.”
Heiter “I see. Then I have another request.”
ハイター「賢者エーヴィヒの墓所から出土したものです。この魔導書には、今は失われた死者の蘇生や、不死の魔法が記されているとされています」
Haitā “Kenja Ēvihino boshokara shutsudo-shita monodesu. Kono madosho-niwa, imawa ushinawareta shishano soseiya, fushino mahoga shirusarete-iruto sareteimasu.”
Heiter “This was unearthed from the tomb of Ewig the Sage. This grimoire is said to contain lost spells of resurrection and immortality.”
フリーレン「そんな魔法が実在するとは思えないけど。」
Furīren “Sonna mahoga jitsuzai-surutowa omoenai-kedo.”
Frieren “I find it hard to believe such magic really exists.”
ハイター「それも含めて、解読をお願いしたいのです。できますか?」
Haitā “Soremo fukumete, kaidokuo onegai shitaino-desu. Deki-masuka?”
Heiter “That’s part of why I’d like you to decipher it. Can you do that?”
フリーレン「絵を使った暗号でしょ?この時代の人は、こういうのが好きだね、まあ、5、6年もあれば。」
Furīren “Eo tsukatta ango-desho? Kono jidaino hitowa, koiu-noga sukidane. Maa, go-roku-nenmo areba.”
Frieren “It’s written in code using pictures. The people of this era really liked this kind of thing. I could do it, given five or six years.”
ハイター「そうですか…」
Haitā “Sodesuka…”
Heiter “I see.”
フリーレン「でも、こんなの解読してどうすんのさ。死ぬのは怖くないんじゃなかったの?」
Furīren “Demo, konnano kaidoku-shite do sunnosa. Shinu-nowa kowaku-nainja nakattano?”
Frieren “But why do you want this deciphered? I thought you weren’t afraid of dying.”
ハイター「理由は2つあります。ひとつは、あなたたちの手前、格好を付けていたから。もうひとつは、前より死ぬのが怖くなったから。まあ、不死とはいわず、ほんの少し、ほんの少しでいい��ら、時間が欲しくなったのです。それに聖典には、健やかに生きよとあります。長寿はその最たるものですよ、フリーレン。」
Haitā “Riyuwa futatsu arimasu. Hitotsuwa, anata-tachino temae, kakko'o tsukete-itakara. Mo hitotsuwa, maeyori shinunoga kowaku-nattakara. Maa, fushitowa iwazu, honno-sukoshi, honno-sukoshide iikara, jikanga hoshiku-nattano desu. Soreni, seitenniwa, sukoyakani ikiyoto arimasu. Chojuwa sono saitaru-mono desuyo, Furīren.”
Heiter “I have two reasons. The first is that I when I said that, I was just putting on a brave face for you. The second is that I’m now more afraid of dying than I was before. Even if I can’t achieve immortality, I’d like a bit more time. Besides, the holy texts tells us to live healthy lives. A long life is the ultimate expression of that, Frieren.”
フリーレン「生臭坊主。」
Furīren “Namagusa bozu.”
Frieren “You corrupt priest.”
ハイター「はっはっは。それと、解読の片手間で構わないので、フェルンに魔法を教えてあげてはくれませんか?私は僧侶なので、どうも勝手が分からないのです。」
Haitā “Hahhahha. Soreto, kaidokuno katatemade kamawanai-node, Ferunni maho'o oshiete agetewa kuremasenka? Watashi wa soryo nanode, domo kattega wakaranai-nodesu.”
Heiter “Also, in your spare time, will you teach Fern magic? As a priest, I don’t have that knowledge.”
フリーレン「まあ、そのくらいなら。」
Furīren “Maa, sonokurai nara.”
Frieren “I could do that.”
ーーーーー
フリーレン「いた。捜すのが大変だったよ。いつも森で修行しているの?」
Furīren “Ita. Sagasunoga taihen dattayo. Itsumo moride renshushite iruno?”
Frieren “There you are. I’ve been looking everywhere for you. Do you always train in the woods?”
フェルン「フリーレン様でも、私を見つけるのが大変でございましたか。存在感が薄いと、ハイター様からもよく言われます。とても良いことでございますね。」
Ferun “Furīren-sama demo, watashio mitsukeru-noga taihende gozai-mashitaka. Sonzaikanga usui to Haitā-sama karamo yoku iwaremasu. Totemo yoikotode gozai-masune.”
Fern “Was finding me difficult even for you? Mr. Heiter often tells me I’m practically invisible. It’s a very good thing, isn’t it?”
フリーレン「そうだね。」(やっぱり魔力探知にほとんど引っかからない。卓越した魔力の操作技術だ。この歳で、一体どれだけの研鑽を積んだんだ?)
Furīren “Sodane.” (Yappari maryoku-tanchini hotondo hikkakara-nai. Takuetsu-shita maryokuno sosa-gijutsuda. Kono toshide, ittai doredakeno kensan'o tsundanda.)
Frieren “It is.” (It’s true. I can barely detect her mana. Her control over her mana is exceptional. How much has she studied at such a young age?)
フェルン「ハイター様に、あの一番岩を打ち抜けば一人前になれると言われました。」
Ferun “Haitā-samani, ano ichiban-iwao uchi-nukeba, ichinin-maeni nareruto iware-mashita.”
Fern “Mr.Heiter said when I can blast a hole in that rock, I’ll be a proper mage.”
フリーレン「へえ。ハイターも分かってんじゃん。あれはね…」
Furīren “Hee. Haitāmo wakatten-jan. Arewane…”
Frieren “Oh, Heiter knows what he’s talking about. That’s-“
フェルン「このように魔力が離散してしまい、届かないのです。」
Ferun “Konoyoni maryokuga risanshite-shimai, todokanai-nodesu.”
Fern “As you just saw, my magic dissipates and doesn’t reach it.”
フリーレン「なるほどね。」
Furīren “Naruhodone.”
Frieren “I see.”
フェルン「どのような修行をすれば良いでしょうか。」
Ferun “Donoyona shugyo’o sureba yoideshoka?”
Fern “What should I do to train?”
フリーレン「ねえ、先に一つ聞いていい?魔法は好き?」
Furīren “Nee, sakini hitotsu kiiteii? Mahowa suki?”
Frieren “Can I ask you something first? Do you like magic?”
フェルン「ほどほどでございます。」
Ferun “Hodohodo de gozaimasu.”
Fern “Somewhat.”
フリーレン「私と同じだ。」
Furīren “Watashito onajida.”
Frieren “Just like me, then.”
(Continue to Episode 2)
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weisengift · 11 months ago
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世人若學我,如同進魔道
「酒肉穿腸過 ,佛祖心中留。世人若學我,如同進魔道。」這句相傳是「濟公」名言,大家多半只學了上半句?為什麼不把下半句順便給謹記呢?因為這牽涉到「茹素」的問題!嚴格說來學佛&修道是不一定要嚴守「茹素」,因為你一但把他視為戒律與教規那可是會摒除掉多數人(我看最少有90%的人)。目前來看只有漢傳佛教(因梁武帝的關係,出家人被嚴格要求茹素)。所以這通常,是口頭鼓勵或勸戒大家能「茹素」是最好,但也不勉強!不然少了90%的信眾這��不是小事。
但從另一個角度來看修行,你一但決心想在自己修為上,有所精進與突破那就一定得「茹素」而且要嚴格執行!不然很難看到你有什麼驚人變化(一般來說沒真正「茹素」的人,修為到一定程度依然是很難寧心,因為你體內濁氣重的關係,所以你在坊間如果有聽說哪位老師?說他沒「茹素」依然可以修的很好?哪就聽聽就好!因為口慾都這麼重的人,修為怎麼可能好呢?)。談到此不免有人又搬出了佛世「釋迦牟尼佛」也不是沒「茹素」嗎?他可以,哪你自認為你有「佛陀」或者「濟公」的修為程度嗎?
從比較可靠的佛典來查尋「濟公」喝酒不假,但吃肉多半是坊間以訛傳訛的傳言,因為濟公(道濟)可是真正的出家人(國清寺主持法空一本禪師為其受戒,師承靈隱寺佛海慧遠為師),不太可能真的大口吃肉的(做出這麼出格的行為)。《濟顛語錄》有八句詩自述其心跡:「每日貪盃又宿娼,風流和尚豈尋常。任憑萬種風流態,惟有禪心似鐵堅。暫借夫妻一宿眠,禪心淫慾不相連。從來諸事不相關,獨有香醪真個貪。」,但在文人筆下描寫得那樣出格越軌、不守戒律、玩世不恭、嬉笑怒罵,渾然一副瘋癲滑稽相應該只是在突顯他的與眾不同!
以下是(法鼓山)聖嚴法師於自己文章中所述:
但他(道濟)畢竟是圜悟克勤禪師的再傳,又是瞎堂慧遠佛海禪師的嫡傳,絕不至於瘋癲到不成體統的程度。而且當時南宋朝廷的高官顯貴,都喜與他交遊,除了一般信徒喜歡他,他也曾到永興寺、崇真寺、清溪道院等各佛道寺院盤桓,受到接納。縱然出格,不至於亂來。故於《北磵居簡禪師文集》中有一篇為道濟禪師寫的〈隱湖方圓叟舍利銘〉,是為道濟的舍利被邦人分藏而撰,對道濟的評介是:「受度於靈隱佛海禪師。狂而踈,介而潔,著語不刊削,要未盡合準繩。往往超諧,有晉宋名緇逸韻。信腳半天下,落魄四十年。……題墨尤雋永,暑寒無完衣,予之尋付酒家保。寢食無定,勇為老病僧辦藥,游族姓家,無故強之不往。……公也不羈,諧謔峻譏,不循常度,轍不踰矩。白足孤征,蕭然蛻塵……。」
濟顛語錄:
何須林景勝瀟湘,祇須西湖化作酒。
和衣臥倒西湖邊,一浪來時吞一口。
語末:
真如自性本純淨,真知止者定能靜。
人能常清心自寧,定慧開來無費力。
靈明覺照常住心,識得天下無數人。
前因後果由心造,眾生認假皆為真。
塵世榮華非真有,欲貪不除易魔侵。
無道男女多偏慾,多慾損精耗其氣。
居福不節災禍至,貪名戀財皆自縛。
欲脫五行之支配,立身處世宜修心。
https://new500arhat.wordpress.com/
john 2024 2 2
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peterchiublack · 1 year ago
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"送別"
她死了,享年102歲, 謹以此文“送別”李叔同的女兒春山油子。
悲欣交集,人生之感悟。當我們再回首時,沈澱的不只是記憶。那些如風的往事,那些如歌的歲月,都在冥冥的思索中飄然而去。2020年7月初,春山油子(日文:はるやまゆうこ)死了,享年102歲。
油子(ゆうこ)死在日本最南端的沖繩島,死在母親的老屋裏,死在掛滿裸體女人油畫的中式四合院裏。油畫,是父親畫的。畫上的裸體女人,是母親。
中式四合院,是母親買的,是母親賣掉父親的一副油畫,換了點錢買的。春山油子,日本一基金的亞洲區官員。春山油子的名字,是母親起的。春山的母親是一個日本人,叫春山淑子(日文:はるやまとしこ)。油子,中文諧音“遊子”,因為遭受中國男人的拋棄,剛出生的女兒成了浪跡天涯的遊子。1988年春天,春山油子剛滿70歲。她作為項目官員來中國考察,在杭州虎跑寺,終得知了父親已去世46年的消息。
2020年7月,春山油子死了,享年102 歲。24年前,她的母親也是在沖繩老屋去世的。那一年是1996年,母親淑子(としこ)享年106歲。《江湖夜雨》第71、72章中,記錄了這段塵封的故事,……。
1994年的冬天,大雪紛飛的季節,二柱前往日本沖繩。
自東京起飛,約兩個多小時後,抵達沖繩那霸機場。沖繩由許多小島連接而成,是日本最南端的島嶼之一,位居日本與台灣之間,常年氣溫保持在24℃左右,屬於亞熱帶海洋性氣候,是一個世界級的旅遊天堂。
那霸,琉球群島中的最大的一個島嶼,也是日本沖繩縣政治、經濟、文化中心。沖繩島,是第二次世界大戰最血腥的戰場。
1945年4月至6月,美軍強行登陸,20萬日本軍人全部戰死。日本戰敗後,美軍在距離那霸機場很近的地方,設置了美軍嘉手納空軍基地。
距離那霸機場不遠處,有座小山,山頂上有個首裏城堡,曾是琉球君主的��邸,是琉球王國的標志。朱紅色的木質結構,完整地保持了中國唐朝建築風格。首裏城的城堡氣勢巍峨,沿山道上去有牌坊和城門,著名的“守禮之邦”大門是沖繩的金字招牌。一天上午,二柱逛完城堡走出大門,踏上一條古樸幽靜的小路。
路邊,有一個古老民居中的日式小吃店,門口古樹參天,小店由夫妻兩人租房經營。吃了一碗清爽的沖繩拉麵後,二柱在庭院裏閑逛。
庭院角落,有一個花壇。花壇的後面,有一扇木制小門,推開小門,裏面是一個中式四合院的後院。後院沒有人,正房房門虛掩,二柱推門進入室內,整潔優雅,牆壁上掛滿了幾十幅裸體油畫,一身穿著中國清朝服裝的老婦坐在藤椅上。這是一個博物館,二柱想。
“你好”,二柱隨口用漢語問候。
老人很慈祥,看了看二柱,輕輕回句“你是中國來的?”一口並不標準的上海話,讓二柱吃了一驚。
沖繩島沒有中國人來,見到中國人,老人似乎有點興致,與二柱攀談起來。原來,這是個百歲老人,已經104歲了。墻上的油畫是80年前一個中國留學生的習作,後來兩人相愛,老人與留學生曾在上海生活了六年。
老人離開上海時,留學生把油畫作為紀念送給了老人。老人蹣跚著走到牆角書櫃。從櫃子裏拿出一個小木箱,小木箱裏放著一只手表、一綹鬍鬚,和幾封書信。“你為何不在上海生活?”二柱好奇地問。
“他做了和尚,拋棄了我和孩子,生活無奈,我就回來了。”老人蚊聲說。
“學生還在上海嗎?”二柱接著問。
“他已去世50多年了”,老人滄桑的臉上略顯傷感。
空氣似乎窒息,沈默了一會兒,好奇心驅使,二柱進一步問道:“您是如何知道留學生去世50多年的?”
“女兒六年前去中國,才知道的。”老人輕聲說著,眼角流出了悲傷的淚水。二柱翻看著書信,突然一首熟悉的詩句映入眼簾。
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長亭外,古道邊,芳草碧連天。晚風拂柳笛聲殘,夕陽山外山。
天之涯,地之角,知交半零落。一壺濁酒盡餘歡,今宵別夢寒。
這首手抄的《送別》讓二柱驚嘆,落款“叔同於戊午八月十八日。”
“老奶奶,請問您是春山淑子嗎?”二柱激動地問道。
老人悲愴說:“先生稱呼我為淑子吧!”
淑子?春山淑子。叔同?李叔同。和尚?弘一法師。一連串的疑問在二柱腦海裏閃現。風流才子李叔同,與一代高僧弘一法師,二柱的心裏泛起了漣漪。
“你為何不在東京生活?”
“父母希望我嫁給銀行家,而我選擇了中國留學生,家裏與我斷絕了關係。從上海回到東京,家人讓我滾得越遠越好。我只好帶著一兒一女,坐船來到沖繩。”春山淑子平靜地說。
“你們如何生活呀?”
“我在漁村小診所工作,有時也下海捕魚補貼家用。”
“你的兒女在哪裏?”“兒子當兵,沖繩戰役時死了,女兒春山油子在銀行工作。”春山淑子說。三天後,二柱返回東京。友人協助下,在東京銀座,距離日本海外協力基金不遠處的咖啡廳,二柱拜見了老人的女兒春山油子。1988年,年邁的春山淑子告訴女兒春山油子,其親生父親是中國的李叔同。當年,春山油子作為日本海外協力基金的項目官員來中國考察,並獨自前往杭州,終得知了李叔同已去世了46年的不幸消息。
1992年,李叔同去世後的第50年,春山淑子將一封家書《致淑子:請吞下這苦酒》,轉交給女兒珍藏。
“父親已作古,母親已年邁,半個多世紀前的事情不希望再提起,後人的生活不希望被打攪”,春山油子說。淑子,李叔同的最後一個女人,李叔同的日本妻子春山淑子。
一場抉擇,李叔同擺脫塵念,拋棄愛情與親情,遁入佛門,成為弘一法師。俗世佛途,互成陌路,春山淑子被絕情地拋棄,抱著幼兒絕望地回到日本。
紅塵內外兩茫茫
他拋下的妻兒,那位深愛他的日本姑娘淑子與兒女,70餘年來,在孤島沖繩默默地度過悲情的歲月。
1942年10月10日晚上,62歲的弘一法師索來紙筆,書寫了“悲欣交集”四字絕筆,交給隨侍在側的妙蓮法師,說:“你在為我助念時,看到我眼裏流淚,這不是留戀人間,或者掛念親人,而是在回憶我一生的憾事。”13日晚上八時正,福建泉州不二祠的晚晴室,弘一法師在佛聲中吉祥圓寂。那一刻,弘一法師的眼角流出晶瑩的淚花。
悲欣交集,一代高僧的絕筆。悲欣交集,也是弘一法師對日本妻子淑子的致歉。弘一法師,成為了佛界中唯一“流淚的高僧”。
幾天後,泉州不二祠禪寺為弘一法師舉行了荼毗法會(僧人火葬,佛界稱荼毗),化身窯(火葬爐,佛界稱化身窯)暴起猛烈火光,天空突然升起一朵蓮花。蓮花上坐著菩薩化身的弘一法師,慢慢升起。事後,從化身窯裏檢出1,800餘顆舍利子,600多顆舍利塊。律宗十一代祖——弘一法師功德圓滿。
弘一、虛雲、太虛和印光並稱“民國四大高僧”。
弘一法師,俗名李叔同。長亭外,古道邊,芳草碧連天。晚風拂柳笛聲殘,夕陽山外山。
1918年夏天,李叔同削髮為僧後,他的最後一個妻子春山淑子,一個日本女人,歷經千辛,終於在杭州虎跑寺找到了出家丈夫。而這首感動數代人的《送別》,就是李叔同寫給她的永別信。
1905年秋,26歲的李叔同,東渡日本,在東京美術學院學習美術繪畫。裸體寫生,尋找女模特,困擾著李叔同。有一天,李叔同正在房中作畫,突然窗外一個姑娘飄然而過。他情不自禁地擱下畫筆,衝出畫室,原來是房東的女兒春山淑子,一個櫻花般的嬌羞女子。
淑子停下腳步,羞澀地看著他,他頷首展顏一笑,明眸皓齒,用日語夾帶手勢和她溝通,激動地邀請春山淑子做自己的模特。“這,這……”她十分驚訝,滿臉羞澀。
李叔同,那溫文儒雅的氣質,像磁鐵一樣深深吸引了春山淑子。幾天後,春山淑子成了他的專職裸體模特。春山淑子笑容可掬地走進畫室,第一次在異性面前脫下衣衫,不好意思地閉上眼睛。他示意她斜坐到床上,臉向後微側,作出半回首的姿態,左手自然地支撐,右手隨意地擺放。她靜坐著一動不動,他定格了她的美。他陶醉於這樣的美,畫得屏聲靜氣,沒起絲毫雜念。畫畢,他與她一起,談論一番。然後,他彈琴一曲,直抒胸臆,春山淑子情愫暗生。面對柔情蜜意的女子,李叔同一次又一次心海潮湧。不久,兩人跨越了畫家與模特的界限。雲雨與作畫,讓李叔同���魚得水,油畫大為長進。
一壺濁酒盡餘歡,今宵別夢寒。
李叔同在日本享受了愉悅的滋味。淑子,春山淑子,房東的女兒,成了李叔同的第二位妻子。李叔同以她為原型,創作了大量的女子裸體油畫。六年後。1911年,李叔同攜淑子,與兩歲的兒子,一起回到上海。1912年,李叔同應聘到浙江師範學校,擔任繪畫與音樂老師,節假日從杭州趕回上海與淑子相聚。兩人恩愛有加,相濡以沫,一家人享受著平靜的生活。這期間,李叔同每月的薪水是105元,分成四份:一份給上海的妻兒40元,一份給天津的妻兒25元,自己與在日本學習的弟子劉質平各20元。1916年,李叔同與學校的同事閑聊,聽聞了辟穀(斷食)一事。第二年春節剛過,李叔同就到杭州虎跑寺辟谷穀了21天。在這裏,他接觸了���經以及僧侶的生活,感受到世間名利原是虛妄。返校後,他開始吃素、讀經、供佛。1918年3月底,淑子生下了女兒。
1918年5月,李叔同又到杭州虎跑寺,辟穀一個月,並拜了悟法師為師。了悟法師給李叔同取名演音,號弘一。1918年8月19日,38歲的李叔同,在虎跑寺正式剃度出家。李叔同歸佛的消息,當天就傳遍了杭州。3日後,傳遍了上海。這也成為民國以來,中國文教界哄動一時的新聞。李叔同出家,妻子淑子一無所知。兩週後,淑子得知消息,攜帶幼女從上海趕到杭州。找了六天,跑了六個寺廟,最終在杭州虎跑寺找到了丈夫李叔同。下午,在寺廟前臨湖的一個素食小吃店,李叔同與妻女見了面。吃著素飯,淑子淚流滿面。吃過飯,李叔同雇了一艘小船,把曾經刻骨愛戀的妻子淑子送上船。“淑子,這是我三個月薪水,你們回日本吧。”李叔同從衣衫裏掏出一沓錢,遞給了淑子。並把一只佩戴多年的手表、一綹鬍鬚、一封信和《送別》這首詩,交給妻子作為離別紀念。“叔同,抱抱女兒吧。”淑子痛哭著,把幼女遞給叔同。
李叔同雙手合十,謝絕了妻子的要求。傍晚,湖面泛起了薄霧。
“叔同”,妻子淑子抱著幼女,站在船頭,大聲哭泣著。
李叔同雙手合十:“阿彌陀佛,請叫我弘一。”聽到這絕塵的聲音,妻子淑子悲傷地問道:“弘一,請你告訴我,什麽是愛?”
李叔同合上雙眼:“愛,就是慈悲。”
“你慈悲對世人,為何獨獨傷我?”妻子淑子責問李叔同。
小船載著傷心欲絕的妻女離去,李叔同轉身進入廟門,剎那即是永恒,永恒亦是剎那。此次永訣,再無見面。一念放下,萬般從容。從此,世間再無李叔同,只有一代名僧弘一法師。那一年,是他們兩人相識後的第11個年頭。李叔同38歲,淑子28歲。妻子淑子回到上海,大病了一場。哀莫大於心死,淑子變賣了上海家中所有的物品。兩個月後,拉著9歲兒子,懷抱5個月的幼女,攜帶著李叔同的畫作和離別紀念物,離開中國。1918年10月底,淑子返回日本東京。淑子因與李叔同相愛,遭到極力反對,與家人斷絕了關係。“滾,……滾遠點,……,有多遠滾多遠”,被中國男人拋棄的淑子,又被父母與兄弟拋棄。舉目無親的淑子,受盡了屈辱。無奈之下,淑子帶著一雙兒女離開東京,乘坐漁船,於40天後來到日本最南部的沖繩島,以春山淑子的名字,到一家鄉村醫院從事醫護工作。
離別永不相見。從此,春山淑子與中國的李叔同、弘一法師、日本家人等斷絕了所有聯繫。淑子隱姓埋名,孤兒寡母默默地生活,萬分艱辛。不管生活多艱難,丈夫李叔同贈予的所有畫作,春山淑子悉心珍藏,從沒有轉讓或賣出。李叔同的一只手表、一綹鬍鬚、一封家書以及李叔同手寫的《送別》等離別紀念物,從未離身,與淑子終生相伴。
1996年,春山淑子在沖繩老屋謝世,享年106年。淑子與弘一法師,自1918年離別,已經過去了88年了,或許在天堂裏再次交集。
春山淑子看著弘一法師,輕聲唸道:“君自故鄉來,應知故鄉事。來日綺窗前,寒梅著花未。”弘一法師腳踩蓮花,雙手合一,回應說:“一念心清靜,蓮花處處開。一花一凈土,一土一如來。”
只有深刻經歷過紅塵的人,才能如此堅決地捨棄紅塵。弘一法師悲喜交織的一生,縱有遺憾,也總歸無悔。“愛就是慈悲”,是丈夫李叔同對妻子春山淑子的最後一句話。
“悲欣交集”,一代高僧的最後絕筆。人生是悲傷的積澱,生命是悲欣後的交集。李叔同,經歷了年少時的才子風流、成年後的藝術熏陶,和中年後的宗教靈魂,三個階段後,深刻醒悟了人生猶如摁下葫蘆起來瓢,恰如這幽幽禪河不盡燈。春山淑子,一段感情,廢了一生。
“愛就是慈悲”與“悲欣交集”遙相呼應,道出了李叔同弘一法師與春山淑子的悲愴人生。天之涯,地之角,知交半零落。一壺濁酒盡餘歡,今宵別夢寒。這首名流千古的《送別》,或許飽含了“悲欣交集”四字絕筆的背後酸楚隱情。
悲欣交集,人生之感悟。當我們再回首時,沈澱的不只是記憶。那些如風的往事,那些如歌的歲月,都在冥冥的思索中飄然而去。擁有的就該要珍惜,畢竟,錯過了,是再也找不回的。
【附後】據記載,1918年出家前,李叔同曾將他的油畫作品二、三十幅,寄贈於北京美術學校(中央美術學院的前身)。很遺憾,遺失了。
1967年,偶然在堆放雜物的倉庫發現了李叔同的《出浴裸女》。作為僅存的一副畫作,《出浴裸女》成為中央美術學院鎮館之寶。《出浴裸女》,一位浴後的半裸少女坐在椅子上,雙手扶把,袒胸露乳,眼睛微閉。神態靜美豐韻,氣質雅致纖素,聖潔如玉雕。【はるやまゆうこ(春山油子)】春山油子證實,台灣一作家(李敖)在沖繩旅遊期間,曾偶遇春山淑子,但並沒有獲贈弘一的畫作。台灣學者李敖,曾自稱獲得弘一法師的真作,並在2013年拍賣弘一畫作。------
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李叔同,著名音樂家、美術教育家、書法家、戲劇活動家,是中國話劇的開拓者之一。他從日本留學歸國後,擔任過教師、編輯,後剃髮為僧,法名演音,號弘一,晚號晚晴老人,被人尊稱為弘一法師。
《送別》,曲調取自約翰·P·奧德威作曲的美國歌曲《夢見家和母親》。《夢見家和母親》是首“藝人歌曲”。這種歌曲19世紀後期盛行於美國,由塗黑了臉扮演黑人的白人演員領唱,音樂也仿照黑人歌曲的格調創作而成。奧德威是“奧德威藝人團”的領導人,曾寫過不少藝人歌曲。李叔同留日期間,日本歌詞作家-犬童球溪采用《夢見家和母親》的旋律填寫了一首名為《旅愁》的歌詞。而李叔同作於1915年的《送別》,則取調於犬童球溪的《旅愁》。如今旅愁在日本傳唱不衰,而《送別》在中國則已成驪歌不二經典。沈心工也曾根據《夢見家和母親》寫過《昨夜夢》,但始終未能抵得過《送別》的光芒。
「長亭」,是指古代供旅行休憩的驛站,也是文人墨客筆下的常用詞。在古代送別詩詞中,十里長亭不斷出現,蘊含著離情依依的惜別情愫。久而久之,「十里長亭」就被用來泛指送別之處。
《送別》夢之旅
作詞:李叔同
作曲:John Pond Ordway
長亭外,古道邊芳草碧連天,晚風拂柳笛聲殘,夕陽山外山,天之涯,地之角,知交半零落,一壺濁酒盡餘歡,今宵別夢寒。
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brdc-a · 1 year ago
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アーカイブ放送 『イラストレーター有本の創作小料理 ARIMOTO』2023/08/28 20時更新
第74回「武蔵坊弁慶とどら焼き」(17年11月放送)
みなさん、こんばんは。イラストレーター有本の「創作小料理 ARIMOTO」女将の有本です。
<再生はこちら▶️> 
※スマホ/タブレットはアプリからご視聴ください。 過去の放送は、Back numberで🎧

この番組は、私の描いた歴史上の人物のイラストを「本日の1品」として楽しんで頂く割烹居酒屋となっています。最終目標は、歴史絵巻を作ること。わたくしの独断と偏見による壮大な歴史絵巻にしたいです。みなさん、応援してくださいね♪

本日の1品は…『武蔵坊弁慶』です。
武蔵坊弁慶は、平安時代末期の僧兵。源義経の家来として有名ですね。 今回は、弁慶とどら焼きにまつわるエピソードをご紹介します。
※2017年11月にブルーレディオドットコムで放送された番組を再放送
過去放送一覧はこちら <ブルーレディオTOPに戻る>
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kachoushi · 4 months ago
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各地句会報
花鳥誌 令和6年9月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和6年6月1日 零の会 坊城俊樹選 特選句
切り通し省線吹きし若葉風 軽象 蜘蛛の囲に閉ざす社の狐たち きみよ ことごとく夏蝶となる水飛沫 緋路 白あぢさゐ女ばかりに愛でられて 和子 黴の間の亡者に点るシャンデリア 光子 夏の子はジャングルジムに天下とる きみよ 飛鳥山生まれ育ちの蟻の列 三郎
岡田順子選 特選句
乾きたる蛇口の先は夏の雲 緋路 黒南風やおづおづ開くみくじ歌 昌文 南天の花棲み古りし街の隅 美紀 黴の間の亡者に点るシャンデリア 光子 途切��なき列車音聴く四葩かな 風頭 ががんぼ来オルガンの鳴り止みてより 緋路 葉脈の青き稲荷の額の花 小鳥
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月1日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
たてがみに綺羅したゝらせ競べ馬 かおり 負馬の負けを恥ぢざる眼の涼し たかし ユーミンの曲初夏の競馬場 美穂 負馬の誰にともなく息一つ 成子 鬼瓦の鼻ふくらめる若葉風 愛 熱砂駆け鼻息荒し佐賀競馬 たかし 競べ馬シャガールの馬天を駆く 修二 薔薇園にダイヤモンドのやうに雨 愛 勝馬に寄り添ふ笑顔女騎手 久美子 楽屋口より美しき絽の裾捌き かおり バンクシー赤い風船追ふ少女 修二 萍の沈黙にある水一枚 朝子 鞍壺に託す一戦競べ馬 久美子 蟻は蛾を人は柩をかかげゆく 睦子 早苗田の水の世界を行く列車 愛 紫陽花やすこしはなれて宇宙船 睦子 ひつそりと咲くこと知らず濃紫陽花 たかし
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月3日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
短夜の沖に生活の灯のともり かづを 短夜や和尚偲びて尽きぬ宿 笑子 黒南風の精舎を昏め沈めをり 希子 十薬や花明りして父祖の墓地 匠 網を引く明易き浜声合はす 同 悠久の光を溜めて滴りぬ 泰俊
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月6日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
麦の秋鳥の旋回しばし見ん 喜代子 黄金を刈り取る如き麦の秋 由季子 短夜に一夜の旅の用意せる 都 麦秋の大地を分ける鉄路かな 同 逝きし人思ひ起せる虹の橋 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月7日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
体内のおほかたは水田水張る 都 湯上りの鏡を閉ぢて蛍見に 美智子 麦秋の金波を運ぶ風頰に 宇太郎 春雨にすつかり濡れて泣黒子 悦子 杜深しすだまの降らす花樗 美智子 校庭に名札を付けたミニトマト 佐代子 南天咲く早世力士悼みては すみ子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月8日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
空晴れて植田始まる農学部 亜栄子 一村に水ゆきわたり植田かな 百合子 としあつ師偲ぶ薄暑の石仏 教子 枡形の山気を吸ひて蝸牛 三無 下闇や気づけば猫の傍に 白陶 紫陽花の青き滴を受ける句碑 三無 月光をのせて十薬母の逝く 幸子 奥信濃瀬音まじりに河鹿鳴く 美枝子 故郷は懐深く初夏の旅 教子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月10日 なかみち句会
老鶯の声高らかに姿なく 廸子 老鶯や森の静けさ澄み亘る 聰 網戸開け小さき一匹逃しけり 貴薫 書を開く網戸の風の良き加減 三無 緑陰の􄼱間の光踏み遊ぶ のりこ 緑陰や刹那休らふ盲導犬 美貴 緑陰の森歩す空気異次元へ ます江 緑陰に入れば降るもの香るもの 怜
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令和6年6月10日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
風鈴を今年は出さうかと思ふ 昭子 石庭の砂紋に僧や水を打つ 時江 麦秋や己は小作小百姓 世詩明 万緑の真つ只中で友となる 三四郎 玻璃に付く守宮の目玉大きかり ただし ぬけぬけと嘘吐く男草虱 世詩明 堰音の六月の水裏返す ただし 田植済み静かな寝息一村に みす枝 一望の青田や下校チャイム鳴る 時江 野仏の一重まぶたや著莪の花 ただし サングラス外して白き歯を見せる 昭子 音もなく崩れる雲の峰一つ ただし 僧逝きて幾年寺の木下闇 英美子 緑蔭の不開の門や鐘響む 時江 菖蒲の湯頭脳ゆつくり休ませり みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月11日 萩花鳥会
久々の娘とのドライヴ花菖蒲 祐子 夢誘う伊豆の旅寝の夕河鹿 健雄 薫風に一味添へてウイスキー 俊文 能登思ふ絆の祭始まりて ゆかり 太陽の恵み包みし枇杷すゝる 吉之 夕立の雲が覆ひし我が旅程 明子 鮎解禁河原で塩焼き白むすび 美恵子
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令和6年6月11日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
黒い線行つたり来たり蟻の道 紀子 内緒話浜昼顔がそつと聞き 同 初夏や日々の葛藤過ぎゆきて 光子 畳紙に包まれし物黴にほふ あけみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月16日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
紫陽花のしづくを朝日移ろへる 千種 木道の谷戸田の隅に余り苗 幸風 木下闇これより先は獣道 慶月 夏草や弥生時代の息遣ひ 三無 水無月の木霊に道を迷はされ 千種 里山の道標なる立葵 ます江 濃あぢさゐ彩を増す夜半の雨 幸風 半夏生白く人声遠くせり 千種 夏蝶の白の大きく森に消ゆ 慶月 木道に釣り糸垂らす夏帽子 経彦
栗林圭魚選 特選句
鳴き交はす鴉に梅雨の森深く 要 滑り台順番を待つ夏帽子 経彦 今年竹撓ひて風の行方追ひ 三無 雨上るもりの朝やねむの花 芙佐子 紫陽花や森の匂ひに深呼吸 ます江 万緑や森に命を繋ぐ雨 亜栄子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月17日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
露草に一輪挿の織部かな 雪 白鳳の野々宮廃寺跡 同 僧偲ぶ僧の手描きに絵団扇に 同 夏蝶の祈るが如し辻地蔵 同 終電の汽笛編戸を通し聞く 英美子 竹落葉散る音を聞く真昼時 同 毛虫焼く南無阿弥陀仏唱へつつ みす枝 咲いてをり咲きかけてをり七変化 かづを 白寿まで闘志抱きて更衣 清女 鷺一���思考してをり青田中 やす香 売れ残る金魚に疲れ見えにけり 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月19日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
青葉木菟夜を鳴かねばならぬかに 雪 五右衛門の煙管煙を吐ける山車 同 籠枕夫の遺せし油の香 清女 短夜を添ひ寝の犬に鼾きく 同 蜘蛛の囲の細きにかかるものは何 啓子 懐しき人に逢ふ夢明易し 笑子 風鈴の音とはならぬほどの揺れ 希子 短夜や星を眺めて聴く話 隆司 浴衣着て祭囃子の音に酔ふ 同 風鈴もそれぞれの色兄妹 和子 雨欲しきあぢさゐに色無かりけり 同 今夜だけ風鈴しづか話さうよ 令子 短夜や時の静かに広ごりて 千加江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年6月21日 さきたま花鳥句会
刺身盛り紫蘇一枚の境界線 月惑 路地裏の暮色に媚びる七変化 八草 夏見舞幼き文字に磯の風 裕章 草刈りの終へて現はる地平線 紀花 麦秋の風入れカフェの読書会 康子 梅漬けの重石に亡夫の酒の瓶 恵美子 たまゆらの時をあづけて啼く河鹿 みのり 麦の秋うねる大地の広々と 彩香 地に影を一瞬黒く夏つばめ 良江
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令和6年6月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
白鬼女の渡しと伝へ草茂る 雪 欠け初めし月に崩るる白牡丹 同 尻重な返事のいまだ梅雨に入る 同 山笑ふ声に呑まれてしまひさう 同 高層のビルに飛び込む夜這星 世詩明 夏旅に背中合せの駅の椅子 同 風遊ぶままに青田の百面相 同 極楽の風吹く寺に夕端居 ただし 朝倉の水の音する青蛙 同 音もなくむくりむくりと雲の峰 みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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bearbench-tokaido · 10 months ago
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二篇 上 その十
それから、この宿場の外れに、破れ編笠の浪人者らしいのが扇を持って、謡曲の大江山の一節らしいのをうなっているのに出会った。
「いざいざ酒を飲もうよ、さてお肴はなになにぞ、 頃しも秋の山草、桔梗、苅萱、吾亦紅、紫苑と言うは何やらん・・・ 道中患いまして難儀をいたします。なにとぞ路銀の御合力を願います。」
北八は、すまなそうに、 「いや、私らは、昨日、護摩の灰に金を盗られて一文なしだ。 どうぞ貰い溜めがあれば、こっちへ御合力願います。」 それをきいた浪人は、 「そんならここへ、寄りつくな、寄りつくな。」 と、乞食の浪人のほうが、慌てて、そうそうに逃げてしまう。
二人もおかしがって大笑いしながら行くと、道端に小屋がけして、観音様の掛け軸をかけ、麻の破れ衣を着た坊さまがいる。 居眠りをしていたが、二人の足音に気がついたのか、ぱっちりと目を醒まして、急に鈴を派手にならして、へんてこなお経をとなえだした。
「妙法蓮華経普門品第始終忽多闇、 世間子息大分遊興毎晩三味線、 音曲滅多無正、 夜前大食翌日頭痛八百、 羅利古灰、笑止千万、 近辺医者早速御見舞、 調合煎薬、呑多羅久多良腹張多心経、 チィンチィン、 鼻の下空殿の建立、お志をお頼ん申します。」
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<俄か侍> さて、更に先に行くと、松原の中ほどに、十四五の前髪の小僧が、土手をくずしてやかんをかけ、菓子などをならべて、遊びの片手間に旅人を呼び立てて売っている。 「お休みなさいませ、お休みなさいませ。」 それを見て、北八が弥次郎兵衛に声を掛ける。 「さあ、弥次さん、菓子でも食べようか。」 「そうだな。ちょっと休もうか。」 と、土手に敷かれたござの上に腰をかけて、二人で菓子を買って食べる。
北八は、菓子を食べながら、 「小僧さんや、この菓子はいくらになる。」 と、問い掛けると小僧さんは、 「はい、一つ二文です。」 と、指を折って教える。 弥次郎兵衛は、 「ということは、五つ食ったから、全部でいくらだ。」 小僧さんは、首をかしげて、 「はて、わしには、いくらかわからない。」 と、両手の指を折っている。
こりゃいいと、北八、 「そんならこういうことか。 五つで二五の三文か。ほれ、ここに置くぞ。」 弥次郎兵衛も気がついて、 「いやあ、こいつは安い。それなら、もう一つ食おう。 で、こっちのはいくらだ。」 小僧は、 「そりゃ、三文だ。」 「どれどれ、うまい、うまい。 小僧、最初のはもう払って、今のが四つだから、三、四の七文五分か。 ええい、五分はまけろ。いいな。」
弥次郎兵衛は、ますます調子にのって、 「おや、餅もあるのか。」 北八もそれに気がついて、餅を取り上げると、 「どれどれ、こいつはうまい。で、この餅はいくらだ。」 と、ぱくつく。 小僧は、 「そりゃ、五文だ。」 「五文ならこうと、二人で六ツ食ったから五六が十五文、それやるぞ。」 と、ここまで二人はインチキな掛け算で、小僧をだましている。
ここで、小僧は気がついたという風に、 「いや、もう九九じゃ、売らない。五文ずつ六つください。」 と、言うと、北八は仕方なく。 「ありゃ、金があるかな。」 と、財布を取り出した。小僧は、それを声に出して数えだした。 「一つ、ニつ、三つ、四つ。」 五文ずつ、一つ一つに数えて、三十文をひったくった。
最後には、きっちりお金を払わさられて、弥次郎兵衛は、 「こいつはやられたな。大笑いだ」 と、笑っている。 北八も笑いながら、 「酷い目にあった。さあ、いこうか。」 と、立ち上がりしばらく歩いて、北八は、はたと気がついた。 「おい、弥次さん。あの小僧は抜かりのないやつだな。」 「・・・」 「あの餅がなんで五文もするものか、 二文か三文の餅だろうに、高く売って、最初の損を埋めやがった。」 「なるほど、いまいましい。今、食った餅がのどにつまった。ゲッゲッ」 と、弥次郎兵衛、おかしさ半分、 子供とあなどって、すぐに仕返しされたと笑いながら行く。
それより久沢の善福寺と言う寺に曽我兄弟の茎の石碑があるのを拝んで、 北八が一首、
いま曽我に 機縁を結ぶ われわれは ほかに一家も 一文もなし
富士川の渡し場で弥次郎兵衛が一首、
ゆく水は 矢をいるごとく 岩角に あたるを厭う 富士川の舟
この渡しを過ぎる頃には、日も西の山に傾き、馬方も、急ぎ足で歩いていく。 その夕闇のころにようやく蒲原の旅館に入った。
これで、二篇 上は終わりです。二篇 下に続きます。
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hoppe-fukiko · 7 years ago
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菩提酛清酒祭
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2018年の菩提酛清酒祭(ぼだいもとせいしゅまつり)で、作品展示と酒米アクセサリーの販売をさせてもらえる事になりました!
展示する作品はsilsilと共に制作し、2017年のASIA AND RICEに出品した「米は日本酒となり、日本酒はミューズとなる」(作品に関する解説は記事の最後に書いてあります)。
この作品の元となった日本酒は菩提酛という製法のお酒です。今日はこの「菩提酛」と、清酒祭の会場である正暦寺のお話をさせてもらいます。
◆僧坊酒
平安〜室町時代、酒造りを担っていたのはお寺でした。
僧侶が造るお酒なので僧坊酒(そうぼうしゅ)と呼ばれます。
大阪は観心寺の観心寺酒、金剛寺の天野酒、福井は豊原寺の豊原酒、
そして私が復活プロジェクトに参加している滋賀県百済寺の百済寺樽など、日本全国になを轟かす人気の銘柄が各寺院で造られていました。
当時これらの寺院は国内外からの修行僧が集まる一大宗教都市と化しており、外国との交流も盛んでグローバルな知識や技術が蓄積され、酒造りの為の技術研究や生産労働力には事欠かなかったのです。
中でも日本酒造りの技術をドカンと推し進めたのが正暦寺を始めとする奈良の寺院でした。
◆清酒発祥の地 正暦寺
それまでの日本酒は玄米を使用したドブロクが主流でしたが、この時代奈良の寺院では使用するお米を全て精白(精米)する「諸白(もろはく)」という方法で醸造を行い、濾過を施して澄んだお酒にする技術を確立しました。
これは現代の清酒造りの原型であり、その草分け的存在となったのが正暦寺です。
正暦寺では「菩提酛」という独特の醸造技術を確立し、出来上がったお酒は「菩提泉(ぼだいせん)」という名で奈良を代表する日本酒として世に知られました。
菩提泉は日本最初の清酒という説があり、正暦寺には「清酒発祥之地」の石碑が建っています。
ちなみに「菩提」とは悟りの境地を意味する仏教用語です。ブッダがその袂で悟りを開いたと言われるのが菩提樹、正暦寺がある山も菩提山(ぼだいせん)と言います。
◆菩提酛の復活
その後「菩提酛」は明治政府の規制により消失してしまいましたが、30年前に正暦寺と奈良県、奈良の酒蔵の協力により復活。
今では正暦寺で毎年1月に菩提酛の仕込みを行い、菩提酛で酒造りを行う各酒蔵へ頒布する儀式が行われています。
これが「菩提酛清酒祭」です。
この歴史的な日本酒イベントに作品を展示させて頂けるなんて、日本酒を愛する者として非常に光栄です。
ワタクシ非常に舞い上がっております。
当日は菩提酛清酒の仕込みと醸造安全祈願の横で、清酒の試飲即売会やお餅つき大会なども行われます。
私も作品展示に加えて、こちらで酒米アクセサリーの販売もさせてもらえる事になりました。
日本酒を愛する皆様、今年は正暦寺で酒の歴史に想いを馳せながら新年をスタートさせてみませんか?
きっとこの一年に呑む酒が味わい深いものになりますよ。
◆菩提酛清酒祭
●日時
2018年1月8日(月祝)
10:00-14:00
●内容
菩提酛清酒二度仕込み(※この近くで作品展示)
菩提酛清酒試飲即売会(※この横で酒米アクセサリーの販売)
菩提酛汁の接待
餅つき大会
奈良漬・地元野菜即売会
清酒醸造安全祈願
●場所
正暦寺清流庵 駐車場
最寄りバス停からの送迎シャトルバスもあります
お問合せは正暦寺( 0742-62-9569 )まで
http://shoryakuji.jp/event/event2.html
◆作品「米は日本酒となり、日本酒はミューズとなる」コンセプト
日韓交流展「ASIA AND RICE 2017」出品作品。歴史的日本酒である「菩提酛」の味わいから得たインスピレーションを、ほっぺふき子が彫刻をし、silsilが彩色を施す事で作品にした。
日本酒が持つ歴史、味わいの複雑さは、人にクリエイディビティを与えるに充分な存在である。
本作品では菩提酛が持つ神秘性、滑らかさ、穀物の豊穣さを表現した。
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(ASIA ANA RICE 2017 展示の様子)
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myonbl · 2 years ago
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しんじ落語会@古々粋亭
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近鉄奈良駅近くの<落語喫茶・古々粋亭>、いろんな番組を企画されていますが、今日は露の新治さんの会があるということで朝から出かけてきました。第1部は<露の新治ひとり会>、第2部は<桂文福・露の新治二人会>、後の都合があるので第1部だけ、それでもたっぷり3席を堪能しました。落友のNさんとも久しぶりにお会いしてあれやこれやと情報交換、多忙でしたが稔り多い1週間を締めくくることができました。
今回は、3席全てネタ出しでした。
仏馬(36分)
東京では柳家喬太郎師が掘り起こした噺としてよく知られていますが、上方では亡くなられた露の慎悟師が演じられ、それを新治さんが受け継がれたと聞いています。同席したNさんに外国の民話に元ネタがあるとご教示いただき、ググってみると<古典落語『仏馬』について>というページがありました。冬休みにでも、少し時間をかけて調べてみようと思います。
それはともかく、破戒僧の弁長が仏罰で馬の姿になったという設定は落語ならでは。生臭坊主のせがれとして生を受けた私(!)には、彼が可愛くさえ思われます。想像の芸である落語の特長を最大限活かした噺の一つとして、近頃お気に入りのネタであります。
崇禅寺馬場(27分)
冒頭、この地名の説明として<崇禅寺馬場の仇討>という実際の事件があったことを説明されました。大阪市立図書館の<大阪に関するよくある質問>の一つとして詳細な説明がありますので、興味をお持ちの方はリンク先をご覧下さい。
本編の入りは<つる>と同じ展開、ひっくり返って足が<5本>、次には<2本>、後半については私は初めて聴いて大笑い。もちろん、ここには書きません(笑)。東京では<鈴ヶ森>として演じられますが舞台は刑場、そちらの方が旅人の恐怖感を煽るにはより相応しい場所かも知れません。新治さんご自身は、子どもの頃に大友柳太朗主演の映画をご覧になったとか。当時は仇討ちの場所として人口に膾炙したことでしょうから、このサゲもピッタリですね。
夢の二分金(36分)
これから暮れにかけて必ず演じられる「芝浜」、但しこれは地名故に上方では意味をなしませんからこのような外題になるのですね。個人的には以前に一度聴いてはいるのですが、新治さんの演出の特徴などは覚えていません。今回新鮮だったのは、腕の良い魚屋・勝五郎がなぜ酒浸りとなるのか、その間の事情が冒頭に説明されていて納得できました。女将さんの表現も控えめで、必死に勝五郎を(騙しながら)励ます健気さと、自分のアホさを正直に受けとめて改心し働く勝五郎、いい夫婦だなとしみじみ感じさせられました。
季節も趣向も異なる3席、師匠にはお疲れだったでしょうが、胸いっぱいの満足感をいただいて帰路につきました。
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violence-ruin · 2 years ago
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丑の刻の平安京に羅城門が顕現し、下人が侍を鞭打ちしこと
 今は昔、さる山中を根城とする盗賊の砦に、のちに都で下人をすることになる子供がいた。砦に囲われた女たちの一人が産んだ男の子だった。子供は口減らしのために棄てる決まりだったが、時々首領が気まぐれを起こして育てさせることもあった。それで、下人にとって女たちは母たちでもあった。
 母たちは下人をかわいがった。乳をやり、口々にことばを与えた。
 お前の本当の母さんは死んじゃってね。産んですぐ後にね。かわいそうにね。
 下人には「本当の母さん」という言葉の意味するところがわからなかった。母はつねに複数いた。赤ん坊は横で頭を潰されて死んでいった。生かされた兄弟たちは、自分と同様に母たちに可愛がられていた。
 盗賊たちは街道を通る商人や役人の一行を襲い、身ぐるみを剥いだ。男は報復を防ぐため皆殺しにした。女は裸のまま逃したり、時には何人かさらってきて元からいた女を代わりに捨てたりした。母たちの顔ぶれは入れ替わった。
 成長すると、下人も盗みに駆り出された。
 初めての仕事は、寺の鐘を盗み出す手伝いだった。まず老法師に扮した爺さんが寺に行き、うまく鐘堂に泊めさせてもらい、そのまま死んだふりをする。下人は、兄弟の一人と共に寺に赴き、激しく泣いて見せ、夕方に引き取りに来ると行って立ち去る。寺の僧たちは貰い泣きをしていた。あとは年上たちの仕事だった。死体を運ぶふりをして鐘を盗み出す者。鉦を叩き経を上げさせる俗法師の仲間たち。鐘堂の穢が明けて小僧が鐘堂を開ける頃には、鐘を鋳融かして加工し市で売りさばいた後だった。
 母たちは下人がどんどん一人前の盗人になっていく様を見て嘆き悲しんだ。
 ある日連れてこられた母は元は都で女房をしていたといい、男たちの目を盗んで地面に木の枝で読み書きを教えてくれた。下人はすぐに女手と男手のどちらも覚えた。女は夜みなを集めて「光る君」の話を諳んじてみせ、皆で貴人の生活や恋愛に思いを馳せた。あまり娯楽のない砦の生活で、「光る君」の朗読は女たちにとってお楽しみの時間となった。
 やがて下人は成長したが、母たちは相変わらず母たちだった。寝ていると母たちの上に覆いかぶさって揺さぶる男たちを嫌悪していた。
 自分も「光る君」のような男と「契り」を結んでみたいと思っていた。
 そう女房の女に言うと笑われたが、下人が笑わないのを見て口をつぐみ、都に行くんだね、でもなきゃ寺にでも入りな、と言い捨てて母たちの集まりに戻った。
 ほどなくして、役人と貴族たちの軍団が砦に攻め入ってきた。
 女房は知らせを聞くなり下人を殴って昏倒させ、盗品から密かに隠しておいた女房装束を着せた。下人が目覚めた時には、男は子供に至るまで皆殺しにされ、女たちは砦の前に立たされた。貴族の一人が、何人かを奴婢として持ち帰りたい、と言うと、女房が下人の手を引き前に進み出て、これはかつては宮仕えをしていた女房だ、どうかこの女はそういうものとして扱ってくださらんか、と言った。本当かと訝しむ役人たちだったが、下人が漢籍をすらすらと諳んじて見せるとすっかりそれを信じ、貴族が都に持つ邸宅に仕える家女房として引き取られることになった。
 母たちは何も言わず、ひとり都へ向かう牛車に乗り込もうとする下人を涙ながらに送り出した。
 掠奪品と共に運ばれた男たちの首は日に日に腐っていき、都で晒される頃には誰が誰のものなのか区別が付かなくなっていた。
 都は「光る君」の話から受けた印象とはとうてい異なる場所だった。
 正門であったという羅城門はずっと前に倒壊して、柱の残骸のようなものが残るだけになっていた。路上に死体と糞便が溢れているのに文字通りに閉口した。牛車の暖簾の間から、山では見たこともないほど肥え太った蝿が、何びきも入ってくるのだ。少し人通りの少ない所に入ると餓えた犬たちに襲われ、御者と兵が棒や刃物で殴り殺そうと大騒ぎになった。
 受領の邸宅は七条と東洞院の交差する所から二町ほど下った所にあった。確かに内裏の近くではないが周りの家と比べては大きいように見えた。塀の中に複数の建物が集まっていて、池や金目のものを集めた倉庫すらあった。感心していると、非常にしばしば集団強盗や放火に遭うから少し離れた所にある別宅に住まうことになる、ここへは物を取りに来ただけだ、と言われた。
 別宅はもっと内裏に近い所にある小さな屋敷だった。受領の娘はここで下人を数人従えて住んでいた。もともと居た家庭教師は、さる歌合で才を見出され、女房として出仕することになったそうだ。そういう者にものを教えられたせいもあってか、娘はまだ幼いのにとても利発で、歌や漢籍に関してはもう教えることがないほどだった。その代わり笛や箏は苦手なようで、自分にも教えられることがあることに下人は安堵した。毎日管弦の稽古をして、飽きると歌を作ったり、「光る君」の巻物を読んで感想を語ったりして過ごした。
 数年経って娘の女房仕えの話がまとまりかけた頃、都に疫病が流行りはじめた。まず赤い発疹が腕や顔に現れ、数日で高熱を伴って全身に広がる。かすかに肉が焼けるような臭いがし始めると今度は代わりに血を吐き、青白くなって息絶える。下人の数人が倒れ、次は娘だった。
 娘が苦しみ悶えながら死ぬ様を呆然と見送った。使いを送ってしばらくのち、受領が悲嘆に暮れつつ下人の前へと現れた。
 ひどい有様だ。本当にひどい。鬼が……千切れた腕や、頭を持って、走り回っているんだ。
 受領は、あなたを養子として迎える準備がある、と微かに涙の残る声で下人に告げた。思ってもいない話だった。下人は少し考えたのち、微笑みながら首を横に振り、立ち上がって服を脱ぎはじめた。単衣を床に落とすたび少し赤らんだ受領の顔が、肌を曝すと再び血の気を失い、袴を脱ぐ頃には昏倒した。
 下人は死んだ下人の服に着替えた。
 *
 下人となった下人は、女房装束や日用品を一揃い背負い籠へ入れて家を出て、その辺をぶらぶらした。
 疫病は大量の死を生み出していた。庶民の死は単なる悲劇だが、貴人のそれは大量の失業者の発生を意味し、路上には常ではありえないほどの路上生活者がいた。みな妊婦のような腹をしていて、何も身に付けておらず、土や垢で汚れきっており、老若男女の区別も付かぬような状態だった。力なくへたり込んでいるように見えて、屋内で出た死体が外に投げ出されると驚くほどの俊敏さで群がった。なるほど、鬼かもしれない、と納得した。しばしば彼らは疫病で死んだり、犬に襲われて死んだり、暴漢に殴られて死んだりしていた。
 内裏の近くまで行くと、なぜかバラバラになった死体を集めているものたちに出くわした。ひとりの男に話を聞いてみると、怪訝そうな顔をしながらも、烏や鳶が途中で落としてしまうのだ、自分たちは刑吏や死体の廃棄を生業としている者たちで、内裏や貴族の家の近くで発生した死体を片付けると、検非違使が彼らに金を与えてくれるのだと言った。そういう利権で食っている集団が複数存在し、穢れの度合いで報酬も変わってくるのでどの集団がどこのどんな死体を拾うというのが大変微妙な機微をはらむ問題らしかった。話をしている間にも遠くの方で小競り合いが起き、加勢しなきゃ、と言いながら男は去っていった。
 夜な夜な下人は死体が発生したという独居人の家に忍び込み、死体を運び出して空き地に捨てた。それから家に戻り、女房装束を着て笛を吹いた。しばらくすると、簾の向こうに人影が見え、細紙が簾の隙間から差し入れられた。「夢のような笛の音色に引き寄せられてたどり着いたこの破れ庵に美しいあなたが垣間見えたことだよ」という歌が書きつけられてあった。下人は少し考えて、「夢に見たあなたのことを思って笛を奏でておりました、夢であなたが教えてくださった曲を」という歌を書いて返した。
 男は簾をくぐって入ってきた。下人は扇で顔を隠し、窺い見た。特に光り輝いてはいなかったのでがっかりした。
 この家に住んでいたものは、亡くなったはずではなかったか。
 こうして生きておりますわ。
 女ではなかったはずだ。
 そういうこともございますわ。
 男は出口を塞ぐように立ち塞がって抜刀した。
 そなたはあやかしか? それとも強盗か?
 歌を解し文を書いて贈るあやかしや強盗など、聞いたことがございませんわ。
 そう返すと男は納得した様子で刀を鞘に戻し、なるほど、貴人とは虫のように単純な頭をしているのだな、と思った。契りを結ぼうと鼻息荒く覆い被さってくるのを「このような夜を寝るだけで過ごすのは風情がないことだよ」とか何とか言って押しとどめ、娘の家からくすねてきた酒を飲ませた。
 あなたは人を殺めたことがございますの。
 なぜそのようなことを訊く。
 武の道に秀でた殿方は素晴らしいと思いますわ。
 そう煽てると男は敵対する貴族を刀で斬り殺しただの手際の悪い牛飼童を殴り殺しただの自慢しはじめた。こいつは「光る君」とは似ても似つかぬ下郎だなと思った。「光る君」は人を殺さない。男を手刀の一撃で昏倒させると、身ぐるみ剥いで背負いかごに突っ込んで家を後にした。
 それからも何度も同じことを繰り返したが、その度に失望を味わうこととなった。誰に聞いても快楽殺人を一度は行なっているとは一体どういうことなのだろうか。都人たちを見ても、けだものが職と服を身につけて歩いているとしか思えなくなってきた。
 それでもいつかは「光る君」のような有徳の者が垣間見てくれるのではないかと期待していた。
 ある日、簾の前にすらりと高い影が差すのが見えた。笛を吹くのをやめて見上げたが、じっとそこに立って動く様子がない。じれったくなって「なぜそのようにじっと立っているのでしょう、私の心まで見透かしているなら中に入っていいとわかっているでしょうに」という内容の歌を書きつけた細紙を出し出すと、男は黙って簾をくぐってきて、下人の前に立ち塞がった。
 何の御用でしょうか、と訊ねると、男は急にもじもじし始め、消え入りそうな声で話しはじめた。
 頼みたいことがあるのです。
 侍は俯きながら乗馬用の鞭を手渡してきた。
 これは何でしょうか。
 鞭です。
 それは分かります。何故こんなものを渡してきたのかをお訊きしているのです。
 男は答えず、着物をはだけて上半身を顕にし、後ろを向いた。毛深い背中には幾百幾千の傷跡が斜めに走り、醜く盛り上がっているのが見えた。
 お帰りください。
 男は下人の膝元に蹲り、涙ながらにこれまでの事の顛末を語った。元は侍として内裏に仕えていたが、ある女と共寝をしてこれを妻とした。しかしある日突然妻から鞭で何百回も叩かれ、なぜか強盗団の幹部として働くことになった。数年経ったある日のこと、愛する妻は家や家財もろとも蒸発してしまい、男は検非違使にひっ捕らえられて獄に入れられた。刑期を終えて宮中を彷徨っても��局妻を見つけることはできず、悲しみに暮れていたところ、笛の音が聞こえてきたのだという。
 前の妻と出会ったときも、その曲を吹いておりました。きっとこれは宿世の縁です。さあ、私を打ってください。
 理解はいたしました。お帰り願えますでしょうか?
 侍はその格好のまま惨めに泣き始めた。身体の震えで着衣はますます乱れ、尻や腿までもが同じような傷に覆われているのが目に入ってしまった。
 下人は肚を決め、衣をはだけて上半身を顕にした。
 騙す形になってしまい申し訳ございません。私は女性ではございません。あなたの妻になることはできませんから、お引き取り下さい。
 構いません。妻も私を鞭で打つ際は男装をしておりましたから。
 そういう問題ではないのではないか? と下人は思った。侍は泣きながら遺品だという水干袴と烏帽子を見せてきた。
 仕方ないので打ってやることにした。
 試しにどんなものか一度叩いてみると、腐っても鞭、軽く打つだけで厚く堅くなったはずの侍の背中には鋭い傷が残り、血が滲み出した。侍がぐっと何かに耐えるような声を漏らしたのが真に迫っている感じで嫌になった。あんっ♡とかそういう、ちょっと楽しげな感じだと思っていたのに。
 気を取り直して、何回打てばよろしいでしょうか、と訊ねると、妙にはっきりとした声で八十回よろしくお願いします、と返ってきた。
 八十回打ち終わる頃には背中が一面血塗れになったが、男は、平気だ、と言うばかりだった。流石にこれを放置するわけにはいかぬという気持ちになり看病をしていると、下人は言い知れぬ理不尽さを感じ、涙が流れた。
 ここを離れようと思い服を着直していると、侍がお待ちください、と手を握ってきた。
 礼を言わせてくださいませんか。ご迷惑をおかけいたしました。
 その真摯な眼差しから何故か目が離せなくなり、下人は無意識にいつもの質問をした。 
 あなたは意味もなく人を殺めたことはございますか。
 侍は少し考えてから、ないと断言した。下人は、なぜ自分がそんなことを訊いたのかもわからぬまま、その家を立ち去った。
 下人はその日を境に垣間見待ちをやめた。再びあの侍が来そうで恐ろしかったのだ。それから、食い扶持を稼ぐために盗賊団に入ることになった。
 あんたも都にさえ生まれればね。こんなけだもの共とは無縁の現世だったろうにね。何にだってなれたのにね。
 母たちはよくそう言ったものだった。実際、何にでもなった。女房のようなことをしたあとは、貴族から強奪した所持品を売り飛ばすために行商の変装をした。それで何とか生計を立てていた。今は強盗団だ。強盗団は強盗だけをして生きている人間ばかりではない。商人や聖職者、役人や女房のような者たちすらいた。貴族の家で働く使用人や侍はしばしば情報を売り渡し、自分で屋敷に火を放ちすらした。彼らもけだものだ。下人も仲間の手引きで貴族の家に下人として働きに行き、強盗を行うときは偵察や暗殺を行った。
 朱雀大路にやってきた旅芸人の一座を見て、自分の生まれを思い出さずにはいられなかった。偵察し、場所を開けるよう頼む者がいる。声を出して人の気をひく者がいる。演じる者がいる。道具を運び、組み立てる者がいる。金を集める者がいる。彼らもきっと盗むのが上手いだろうと思った。
「光る君」のことを諦めた訳ではなかった。本物の下人として内裏へと出入りするようになった。しかし幾度宴を覗き見たところで、どの男も光り輝いていなかったので、いよいよ失望を覚えた。宇治にでも行った方がよいのだろうか、と思い始めた矢先に、腕の内側に赤い発疹ができた。信じられないような早さで熱が上がり、内裏の中で動けなくなった身体を下人たちが引きずり出して、路地に捨てた。
 目を開けていることもままならなかったが、それでも飢えた犬と飢えた人間たちが近づいてくるのを感じた。襲い掛かられることを覚悟した瞬間、何かが自分を背負い上げた。まだ死んでいないのに河原に捨てられてしまうのだろうか。いったい私の穢れはどの程度、どのくらいの価値があると判断されたのか。
 下人の意識はそこで暗転した。
 *
 下人は小さな部屋で目覚めた。見知らぬ部屋のようでもあったし、これまで一夜を過ごして貴族を殺した部屋のどれかであるようにも思えた。簾が風にはためく音が耳に入り、目を向けると人影が見えた。すらりとした長身で、かすかに光り輝いていた。
 簾の外に出ると、男の姿はなく、かすかな光が尾を引くのみだった。その光を辿っていくと朱雀大路に出た。南の果てが金色に光っているのが見えた。ふらふらと歩み出した。死人もなく、野犬もいないことに下人は気付いていなかった。
 七条を過ぎる頃に、見慣れない建物が見えてきた。京の南端にたどり着くと、羅城門の跡地に巨大な建物が建っていることが分かった。朱雀門に似ていた。
 門扉を開けると、上階から光が漏れ出ていた。階段を登ると老婆が死体の髪の毛を毟っているのに出くわしたが横を素通りした。廊の突き当たりに、薄金色に発光するものが見えた。近寄ってみると、あの侍が正座しながら発光していた。下人が追ってきたことを後悔して帰ろうとすると、またも鞭を手渡された。
 さあ、私を打ってください。
 お断りします。
 打ちなさい。あなたは私を打たなければなりません。
 なぜ。
 なぜでも。 
 無視して帰ろうとすると、後ろから「わしが今、髪を抜いた女などはな、蛇を四寸ばかりずつに切って干したのを、干魚だと云うて、太刀帯の陣へ売りに往んだわ…」とぶつぶつ喋る声が聞こえてきて、横を通り過ぎて帰るのが嫌になってしまった。あの老婆が毟り終わって帰るまでここを動きたくない。
 仕方ないので打ってやることにした。
 今回は何回ほど打ったらよろしいでしょうか、と訊いたらまたも一時の逡巡もなく、八十回、と返ってきた。どうもその回数に拘りがあるらしい。
 気乗りがしないままに叩きはじめると、また男が濁声で耐え忍ぶような声を上げはじめたのでうんざりした。どうせ叩かせるのなら、もっと気持ち良さそうにしてくれた方がまだ叩き甲斐があるのに、と思っていると、突然男が振り向いた。
 手を抜いているでしょう。
 はあ。
 あなたはよっぽど度胸のないかたですね。
 下人はその言葉を聞かなかったことにし、無心で八十回打ち据えた。侍の背中は樫の幹のように硬く頑丈で、手が痺れてしまった。こんなことをしてもらって悦ぶようになる前はきっとさぞかし立派な侍だったに違いないのに、どうして……。下人は、虚しくなってしまった。
 終わりましたよ。
 ありがとうございます、と言いながら侍は立ち上がり、下人の方に向き直った。
 では、今度は腹を八十回お願いいたします。
 ご冗談でしょう、と下人は叫んだ。背中はすでに裂傷でズタズタになり、どんな悪人でももうこれ以上は打たないのではないかと思うような状態になっていた。死んでしまいますよ。
 これしき何でもありません。この傷跡が目に入りませんか?
 侍は胸を張って見せた。確かに胸から背中ほどに掛けてびっしりと傷跡が隆起しているのが見えた。
 下人は言葉を失ってしまった。老婆の声が再び響く。「…せねば、饑死をするのじゃて、仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事も悪い事とは思わぬぞよ。これとてもやはりせねば、饑死をするじゃて、仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その仕方がない事を、よく知っていたこの女は、大方わしのする事も大目に見てくれるであろ。」
 下人は共感した。一緒に髪をむしりに行ってもいいかな、と思った。下人には地上の法が理解できない。下人は強盗だった。人を殺し、物を盗んで暮らしてきた。
 下人が振り向こうとした瞬間、肩を強い力で掴まれ制止された。
 そちらへ行ってはなりません。
 なぜですか。
 ならぬからです。
 罪のある者たちの物や命を奪うよりも、あなたを鞭で打つほうがよほどならぬことだと思われるのですが。
 侍はこれを聞いて、それはどうしてですか、と不思議そうに聞き返した。下人は答えに窮した。
 あなたが死んでしまいそうで恐ろしいからです。
 こんな程度で死にはいたしません。それに、私が死んだところであなたに��の問題がおありですか。
 いけないことです。
 なぜいけないと思うのでしょうか。
 必要のない死、必要のない暴力だからです。強盗とは違います。強盗は生きるために行うことです。
 私は必要としています。生きるために必要なことです。
 私には必要がありません。
 だからよいのです。人に施しを与えることは功徳を高める行いです。さあ、私をお打ちください。
 全く納得のできない論理であった。躊躇していると、お打ち願おう! という大音声と共に間合いを詰められた。もう逃げ場がない。
 仕方ないので打ってやることにした。
 八十回でよろしいですか、と訊ねると、そうだが、とでも言わんばかりの慇懃さで頷かれて腹が立ち、思わず加減をせず一発目を叩いてしまった。
 ぐっ……いい打ち加減だ。その調子です。
 心底気持ちが悪いと思った。下人は何も聞かなかったことにして無心に叩こうとした。しかし背中を叩くのとは違って表情で反応がわかってしまう。普段通りの力で叩いたら物足りなさそうな顔をするのが見えてなんとも不愉快な気持ちになり、顔を背けてしまった。
 なぜ……。なぜ私は、このような様子のおかしい者を殴らなければいけないのでしょうか……。御仏様、これが、私が今まで犯してきた罪に対する報いなのでしょうか……。生まれてきたことが、間違いだったのでしょうか……。
 侍の腹は樫の幹のように硬く頑丈で、八十回打ち終える頃には手が痺れてしまった。
 いいですか。これで最後ですよ。もう二度と絶対に叩きませんからね。
 下人が顔を上げた。侍は全身からぼたぼた血を垂らしながらこちらを観察していた。鬼のようだった。
 私を打って、楽しかったですか。
 いいえ。
 二百四十回も打ったのに、ただの一度も。
 苦痛でした。
 ならばあなたは暴力がお嫌いなんですね。本当は、人を殺すのも、人から物を盗むのも嫌いなはずだ。あなたは女手を理解し、管弦の扱いにも長けたお方。好きなはずがない。
 強盗だって読み書きや管弦の扱いくらいわきまえていることくらいありましょう。
 それにあの服。なぜ女房装束を着ていたのですか。
 あなたの奥様が男装をしたように、私も女装をしていただけでございます。
 では、どうしてあんなことを訊いたのです。あなたは意味もなく人を殺めたことがありますか、と。
 下人には答えられなかった。黙っていると、侍は下人を抱擁した。自分が震えているのがわかった。なぜ震えているのか分からなかった。血の匂いが濃く香り、自分の着物を熱く濡らすのが感じられ、一層大きく身震いした。
 強盗のあなたと女房のあなた、どちらが本当のあなたなのですか。どちらが本当の望みなのですか。
 *
 答えようとしたところで目が覚めた。
 見知らぬ部屋に寝かされていた。頰が涙で濡れているのは意味のわからない夢を見たせいだろう。羅城門が再建されるなどという話は、聞いた覚えもない。いや、そんなことよりも。
 生きている……。
 弱った腕を持ち上げて、発疹がないことを確認した。信じられない。あの病に罹って生き延びたものなど、聞いたことがなかった。御仏の加護だろうか。この私に。
 外から、貴人と思われる男が入ってきた。
 目が覚めましたか。
 ここは……。
 私の家ですよ。部下の一人があなたをここまで運んできたのです。
 家の中で死んだら大変なこと(内裏に出仕できなくなるなど)になるはずだった。よく匿ってくれたものだ。奇異の目で見ていると男は、私は自由の効く身なのです、と言って微笑んだ。
 運んできて下さった方は……もしかして、身体中が傷だらけで赤い髭の方でしょうか。
 そうです。
 お礼を言いたいのですが。
 死にました。
 死んだ?
 あなたはここに運ばれてすぐ血を吐きはじめ、もういつ息絶えてもおかしくない状態でした。あの男は熱心に看病をしていましたが、あなたの身体が青白くなる頃には黙って泣いていました。それが丑の時にもなろうというころに突然「行かねばならぬところがある」と屋敷を出ていったのです。そして今朝、羅城門の跡で、死体になって見つかりました。身ぐるみ剥がれた上に髪の毛まで抜かれており、体中に謎の鞭傷が残っていたそうです。……どうかしましたか?
 いえ。悲しいことですね。
 下人の頭には先ほどまで見ていた夢の光景が急速に蘇りつつあった。
 貴人は、好きなだけここで身体を休めてくれて構わないと鷹揚に言い残してどこかに去り、それきり顔を見せなかった。頼りない、なよやかな首の感じが妙に印象に残る、美しい男だった。
 下人は横になりながら、答えられなかった最後の問いについて考えていた。
 ──私は「光る君」に会いたかった訳ではなかったのかもしれない。「光る君」の話に出てくる者たちの生活に憧れていただけかもしれない。暴力もなく強盗もない美しい世界のように思われたのだ。そして、それは「垣間見」でしか得られないものであるような気がした。きっと、あの砦で一緒に話を聞いていた母たちにもとってもそうだったに違いない。
 ──私は色々なものになった。男にもなったし、女にもなった。どんな職業にも成りすまして、盗み、殺してきた。でも、私は母親にだけはなれなかった。母親になれなければ契ることはできない。母たちはきっと、そこに目を瞑っていた。それでも私に女房装束を着せて、生き延びさせてくれた。
 ──自分にはどうしようもできないことだ。どうにもやりきれない。そして、私たちの早急で不実な考えは、あの男に死をもたらした……。
 下人は、枕の上ではらはらと涙を零した。大きな声を出して往来を走り回りたいような気分だったが、身体は相変わらずうまく動かなかった。
 *
 ある晩、夜半に目を覚ました。簾が風にはためく音が耳に入り、目を向けると人影が見えた。すらりとした長身で、かすかに光り輝いていた。
 簾の外に出ると、男の姿はなく、かすかな光が尾を引くのみだった。下人は、光の後を辿って、歩みはじめた。身体の重みは感じなかった。
 下人の行方は、誰も知らない。
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liliyaolenyeva666 · 3 years ago
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📛 1379 「空手バカ一代」 #1, 2, 3。
いきなりテレビの中で 「空手バカ一代」 がはじまりました。映像がとても綺麗ですので おそらく HDリマスター版か何かかなって思います。さてさて 今回は 「焼けあとに 空手は唸った (第1話)」 というお話です。日の丸の旗が揺らめく中、昭和20年8月。実写の映像とともに アメリカ軍の艦隊に向けて特攻隊が次々と発進していく中 “米���撃滅” なハチマキをキュっと巻いて 基地から離陸した途端に故障、出撃を中止されて悔しがる ひとりの兵隊がいました。場面は変わり、日本は敗戦。どこかへ向かう ぎゅうぎゅう詰めな汽車に ふんぞり返って乗り込む軍人どもがいます。泣き叫ぶ赤ん坊を連れた母親に汽車から降りろと怒鳴る軍人に向かって 「降りる必要は無い」 と 突然に 主役の声がします。「戦争はもう終わったよ 戦争もクソも無い」 と主役。「キサマのやうな奴がいたから 日本は負けたんだ」 と 格好良さ気なセリフを連発する主役は 不意に回想をし始めるのですけれど、何と回想場面は実写映像です。そんなリアルな回想場面を終えてから、日本刀を振り翳して襲いかかってくる危なっかしい軍人どもを バッタバッタとな��倒します。そんな強い主役は 昭和20年秋。池袋に辿り着きます。瓦礫だらけの街を歩くと “ゾウスイ 1杯 5円” や “ピーナッツ 1袋 3円” などの出店が並んでいますけれど、そんな中、こどもがカキを盗んで逃げ出します。「カキ泥棒ーっ!」 と 行き止まりに戸惑うこどもを捕まえ、顔を何度も叩くカキ屋の主人。とそこへ 「やめろよ。殴るのを止めろって言ったんだ」 と主役。渋々帰るカキ屋の主人の次に現るるは 女性を連れた米兵ふうの男です。「おい、日本の娘に向かって何をするんだ!」 とフラストレーション溜まりまくりな主役は やるせない怒りを 側にあったドラム缶に叩きつけます。ドラム缶を凹ませるくらいに浴びせかける拳。という訳で お腹が空いたのか、屋台のゾウスイを食す主役ですけれど、お椀の中から煙草の吸い殻がふわっと浮き出てきます。煙草の吸い殻が入ったとんでもないゾウスイをこの店は出すのか!と店主に問い詰めると、アメリカの残飯で作ったゾウスイだからさぁと 妙にあっさりしている店主。さらに 主役の怒りがこみ上げます。そんな主役の苛立ちに気づいたのかどうなのか チンピラなタツ兄いは 仲間にならないかと主役を誘いますけれど、主役は迷いもせずに断ります。タツ兄いの子分が折角の兄いの誘いを断るのかよ!っとイキガリますけれど、それでも主役は断ります。そんなころ、酔っ払った進駐軍の兵隊が、カキ屋の商品を暴れてめちゃくちゃにします。やめろっ!と店主が兵隊を止めに入りますけれど、あっさり 返り討ちに遭ってしまいます。ボッコボコにされる店主。と、そこへ 主役がふらりと現れて 店主を助けます。「Hey Jap C'mon!」 何て言いながら 3人掛かりで主役に襲い掛かる卑怯な軍人たち。相手の拳や飛び蹴りをサッと避け、カウンターを浴びせる主役。と、途端に 木の板を割る実写映像がながれます。実写が明けると、乱暴された店主は いつの間にか頭に包帯を巻いていたりします。それなりの時が過ぎたのでせうか。バッタバッタと 3人の米兵を倒した主役は、店主の娘さん?から お礼にカキを貰って喜びます。空手を14の時からずっとやっていたらしい主役は、こどもの頃の自分を回想しながら 熱い稽古をしている実写映像をも回想します。少し長めです。瓦割りや 4枚重ねな木の板割りをする実写映像を ホワワワワンと回想しながらカキを齧る主役に 「アハハハ 手を噛まないでね」 なんて娘さんに言われて いっしょになって笑う主役。娘さんと別れ、ひとりになった主役は 突然に 「俺には空手があったんだ これでいきていくぞ!オレは空手でいきてくぞ!」 と、声が漏れていますけれど 心に誓います。と、そんな青春まっしぐらな主役に向かって 先ほどのアメリカ兵がジープに乗って わざわざ仕返しにやって来ました。ジープで体当たりを仕掛けて来る米兵。サッと躱しながらも 追い詰められる主役。「しまった川だ!」 と崖っぷちで危機一髪な主役に 「このままでは 轢き殺される!」 というハラハラドキドキなナレーションが流れてきます。
つづいて
テレビの中で 「空手バカ一代」 がはじまりました。今回は 「悲しい用心棒 (第2話)」 というお話です。前回、第1話を観ていて、主役の名前が分からなかったりした わたしでしたけれど、今回はじめて ナレーションのお陰で 主役の名前が “アスカケン” ということがわかりました。さてさて、前回、得意の空手で 3人のアメリカ兵を叩きのめしたアスカケンは “hey hey jap!!” なんて 笑いながらジープに乗って来た 逆恨み3人組に 轢き殺されそうになっています。逃げ惑うなかで 行き止まりにぶつかったアスカケンは 飛び蹴りでジープよりも高く舞い上がり、アメちゃんをぶちのめします。そんな光景を少しだけ離れた場所で まじまじと見ていた一行のひとりが 「あの空手は本物だって」 なんて 兄貴ふうの男と話しています。アメちゃんを倒して ほくそ笑むアスカケン。「我ながらなかなかやるじゃないか」 と自画自賛するアスカケン。「俺には空手が残っていた そうか空手か!」 と 空手バカっぷりが絶好調なアスカケンは 瓦を割る実写映像を ホワワワワンっと生み出すなか 「先生!」 と声を掛けられます。「俺のことかい?」 と 満更ではないアスカケン。「いったい何だいお前たちは?」 とアスカケン。声をかけたチンピラふうな男は 前回も登場した タツ兄いでした。「どうぞ」 と 空襲に遭わなかった奇跡的な場所、焼け残った料理屋 (料亭) を案内されるアスカケン。ロクな食べ物がない世の中で 料理屋があることを不思議がるアスカケンは お座敷に並んだ料理を見て思わず 「あっ!」 と驚きます。「盛大にやっていただきましょうかね、先生」 とタツ兄い。「世の中すべてに裏あり」 とタツ兄い。飲みっぷりのいい先生は タツ兄いから 用心棒になって欲しいと ざっくばらんにお願いされます。「想像はついていた」 と 想像力豊かな先生。「お前たちよりも強い相手なら」 用心棒になってもいいかな、なんて思っている先生は 「うーん」 と悩みながらも 「よぉし!」 と 暴れに暴れてやるらしく 用心棒を引き受けます。翌る日か それ以降の日、早速 11対1の無茶なケンカに挑むアスカケン先生。ドスや割れたビール瓶を持った相手にも怯まず、あっさりぶちのめす先生を見て 「天下無敵の大先生がついているんだ、ふっふーんだ」 と 調子に乗るタツ兄い。べつの日かどうかは分かりませんけれど、ガード下でも チンピラどもを ぶっ潰す大先生の姿が。強すぎる大先生。場面は変わり、ビリヤードを楽しんでいる 青いスーツ姿の大先生とタツ兄いに 突然に襲いかかる魔の手がっ!けれども、襲ってきたチンピラを あっさりキューで撃退するアスカケン先生。後ろにも目をつけていないと気軽にビリヤードも出来ない世の中です。そんな アスカケン大先生の大活躍により 「縄張りも近頃は騒ぎが少なくなった」 なんて言っていた タツ兄いの目の前で シマ荒らしが現れます。「ヤクザなんてどいつもこいつも大嫌いだ」 なんて言うシマ荒らし。寄ってたかって引っ叩かれたりしているシマ荒らしに 「待てっ!」 とアスカケン先生。「こいつはオレが預かろう」 とアスカケン先生。訳ありな小僧を引き取ります。「ふんっ オマエになんか感謝してないぜ!」 と 恩を仇で返すシマ荒らし小僧。やれやれと 先生は 前回、吸い殻が入っていて ひどくショックを受けた “1杯5円の ゾウスイ屋” で ゾウスイを小僧にご馳走します。小僧の名は シンイチというさうです。お代わりをしたシンイチを家に送る先生ですけれど、と、家を破壊せんと大きな木槌で 壁を叩くチンピラたちの姿とシンイチのお母さんの姿が。立ち退きを 「待ってやっていた」 らしいチンピラらは 大きな木槌で壁を壊したり、やめて!と縋るシンイチのかあちゃんを突き飛ばしたり、シンイチを殴ったりと暴れまくっていますけれど、壁を壊す男の手を チョップで叩いた大先生は 「まあまあ今日のところは黙って帰って貰おうか」 と 格好良さげな台詞とともに ゴタゴタに自ら飛び込みます。「舐めた真似を!やっちまえ!」 と ピッケルや大きな木槌で 先生に襲いかかるチンピラたちですけれど、その後の結果は一目瞭然。「覚えてやがれ!」 と ダッシュでトラックに乗り込んで逃げ出します。とりあえず チンピラの親玉のいる会社に赴く大先生は シンイチが暮らす土地に ビルを建てる計画があることや、シンイチのところに 立退料を支払っていることを知ります。親玉な社長から 御車代を受け取ったものの、悔しさのあまり 親玉な社長の “東新商事” の看板をパンチで叩き割ります。シンイチの元に戻ってみると、社長と話をしている間に シンイチの家は 跡形も無くなっていました。呆然とする先生。シンイチに 受け取ったばかりの 御車代を渡すと シンイチは それを地面に叩きつけ、踏みにじります。何も言えない大先生。両手の拳を睨みつけ 「この手でいったい何が救えると言うんだ!」 と叫びます。場面は変わり、タツ兄いと 先ほどの社長に挟まれながら キャバレーで涙しながら アスカケンは お酒を ぐいぐいっと飲んでいます。そんな中 “キザクラ会” という会に属しているっぽい ガラの悪いチンピラらが店内で暴れ捲ります。止めるタツ兄い。止まらないキザクラ会。とそこへ 「消えろ!ドタバタ騒ぎは飽き飽きしてるんだ!」 なんて言いながら アスカケン先生が登場しますけれど 「ハジキっ!」 と キザクラ会のひとりが拳銃を取り出したことに タツ兄いが慌てます。後ろを向いて 両手を上げるタツ兄とアスカケンと社長。隙を見せた キザクラ会に チャンスを最大限に活かすアスカケンは 対空時間が長めな 空中二段蹴りなどを駆使して キザクラ会を こぼれ桜に変えます。実写映像の 木の板三枚割りを披露したあと 「命に別状はないが病院に連れて行け」 と ひとの命は奪わずに ダイナミックなアクションを決める先生は シンイチのことばが 胸にぐさりと突き刺さります。リフレインする 「ヤクザの用心棒に何がで��る!」 と言うシンイチのことばに 「やめろーーーっ!」 と テーブルの上で頭を抱えるアスカケンは、ただ酔い潰れているだけなのかもしれませんけれど、思春期の若者のやうに 悩みごとで頭がいっぱいです。
つづけて
テレビの中で 「空手バカ一代」 がはじまりました。今回は 「正義と力の空手道 (第3話)」 というお話です。キザクラ会を必殺の技で倒したアスカケンですけれど、どうやら気持ちが収まらないやうで、ビールを浴びるやうに ぐびぐびと飲んで、白いワイシャツをビールまみれにしています。タツ兄いに他の店で飲み直さうと誘われ、外に出たアスカケンは 「ん?」 と後ろを振り返ります。けれども、気のせいだったらしく 歩き始めます。でも 気のせいではなく、跡をつけられています。タツ兄いから 重要な話があると言われ、何者かに跡をつけられながらも タツ兄いと べつのお店に向かったアスカケンは 「こんなところに!」 立派で小洒落たお店があることに驚きます。タツ兄いから 「先生が思っているほど東京は焼け跡ばかりではない」 なんて言われたアスカケンは お酒を飲みながら 「どうせ進駐軍のお下がりだらう」 なんてことを さらりと言います。「さすが先生だ!」 と 何がさすがなのか よく分からないタツ兄い。そんなころ、キザクラ会の兄貴は 「あの野郎のトドメは俺が刺す」 と アスカケンを倒すことしか考えていません。そんなキザクラ会の企みなんて露知らず、お酒をがばがば飲みながら 「道、道か」 と笑い出す空手先生。「俺たちはな、日本は、いや俺は 道を誤った外道だぜ」 と その道を極めてしまったアスカケンは “外道の道” ということばを少しだけ気に入ります。タツ兄いから 空手の力と商売上手と金の力でビルヂングを作る計画を誘われて 「重役?」 と聞き返すアスカケン。と、そこへ ナンブの旦那が現れます。前回登場した社長さんです。「トリオでワッと外道ばかり」 と外道ということばが すっかり気に入ってしまったアスカケンは 「日本も俺も落ちるとこまで落ちたんだ」 と 酔いが回ってしまったのか自暴自棄な台詞ばかりを口にします。と、そこへ タツ兄いの子分がお店に ワッと飛び込んできます。「何っ、とうとう来やがったか」 とタツ兄い。機関銃を手にしたキザクラ会の面々が お店の入り口前で銃を乱射しています。50連発のすごい奴な機関銃が火を吹いて、タツ兄いの子分らしきチンピラを血の海に変えています。「酒だ!おい、酒をくれ!」 とアスカ先生。「弱い!もっと強いのはないのか!強い酒だ!」 とアスカ先生。「おい、いちばん強い酒はどれなんだ!」 と なかなか先生の思いが伝わらない中で、酒瓶を棚から手に取ったアスカケンは、その瓶を 投げる、燃える、燃え過ぎる、と言った具合で 店内を火の海に変えます。「今だっ!」 と窓から脱出を図る 外道トリオ。逃げる中で左腕を撃たれたアスカケン。車で逃走を図るも 撃たれた腕を痛がるアスカケン。走り出した車内で 十字砲火から身を守る方法は 酒瓶しか無かったと お店を駄目にしたことを詫びるアスカケンに 惚れ直したナンブ社長とタツ兄い。「三途の川の入り口か、ワッハッハッハ」 と ナンブが笑ったりしている中、車は停車します。痛がるアスカケン。停めた先で やくざ嫌いで貧乏人から金は取らない腕の良いヤブ医者が現れ、アスカケンとタツ兄いらを “人間のクズのやうなウジ虫” 呼ばわりします。そして、口に含んだ酒をブーっと アスカケンの腕に浴びせて さっとメスを掴んで 腕を傷つけ弾を穿り出す先生。「さあ済んだぞ」 とアスカケンの腕を包帯で ぐるぐる巻きにします。土管の上で酒を浴びながら 「くそっ!道って何だ!道って何々だよ!」 と、酒飲み先生に言われたことが引っ掛かるアスカケンは タツ兄いにも “道” って何なのかを尋ねます。何を聞かれているのかよく分からないタツ兄いは いつの間にかキザクラ会から 命を狙われていたりする アスカケンを隠れ家へ案内します。「お世話になります」 とアスカケン。そこは古本屋のやうです。山積みになった本の中で ごろ寝をするアスカケン。「寝つかれやしないや、くそーっ!」 と 今週もフラストレーションでいっぱいなアスカケン。「ん?」 とアスカケン。アスカケンから銃弾を取り除いた 先生がやって来ます。 「どれどれ」 と傷口を診る先生。「まさしくおまえの言う通りすごい回復力だ」 と先生。空手の他に回復力も物凄かったアスカケンに 「正義がない、正義がないんだよ!」 と 空手バカに やくざの下で働くことを辞めさせます。いつの間にか座布団の上で正座をして話を聞いていたアスカケンは 先生が帰ったあと、ひとり頭を抱えて 「わからん!この俺には何もかもが分からなくなった!」 と 戸惑います。そんな悩み多き先生のことを 「最後の力を振り絞って切り込みだ!」 と、アスカケンの行方を追う 諦めの悪い キザクラ会の兄貴。そんなころ、古本屋の売り物の古本の中から “宮本武蔵” を読み始めるアスカケン。最初は寝転びながら読んでいたのに 正座して読み始めるアスカケン。第六巻まで ただひたすら読み耽るアスカケン。そんな中、先生の家の入り口を破壊して 先生にビンタを浴びせ、部屋の奥にどんと突き飛ばす キザクラ会の兄貴の姿がありました。「先生、先生大変だよ!」 とタツ兄い。「出て来い!空手野郎!」 とタイミングの良いキザクラ会。古本屋から出て来たアスカケンに ドスや日本刀で襲いかかるキザクラ会のチンピラ共は 意気込みだけは凄かったものの、あっという間にアスカケンに打ちのめされます。こっそりピストルで命を狙おうとした輩も アスカケンに見破られ、あっさり撃退されます。「死にたくなかったら、とっとと消え失せろ!」 と格好良くキメるアスカケン。もうアスカケンを襲ったりしないと誓って とっとと消え去るキザクラ会。一体誰がアスカ先生の居場所をバラしたんだらうと不思議がるタツ兄いの前に 「アスカ、許してくれ!」 と アスカの腕を治した先生が 傷だらけのボロンボロンな姿で現れます。自分という人間に負けたと先生。ベッドに運ばれ横たわる先生との会話の中で “力なき正義、正義なき力” とはどういうことかを思い、噛み締めるアスカケン。突然の池袋駅の前で 「俺は生きてやる、宮本武蔵のやうに」 と 読みたての本の影響をストレートに受けながら 「そうだ、正義ある力を!」 と タツ兄いの説得も虚しく、手ぶらで改札に向かうアスカケンは 列車に乗り込みます。何線に乗ったのか “安房小湊駅"で降りたっぽいアスカケンの後ろで "アスカの山籠りの第一歩が始まったのである” と、ナレーションの声が聞こえてきました。
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