#環境抜群
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やまといも
毎年秋になると圃場を囲うネットにはあちらこちらでムカゴがぶる下がる。その蔓を元に辿っていけばその本体である高級食材「自然薯(ジネンジョ)」に辿り着くだろうが、地下へ細く長く1m以上にも伸びる芋を多大な労力と時間を掛け掘り出してまで食べたいと私は思わない。
しかし簡単に収穫出来るというなら話は変わってくる。一般に「山芋」と呼ばれるヤマノイモ科の芋には自然薯以外にも種類があり、芋が太く短い物や扁平な物、球状になるものもあるので、当地の環境で簡単に栽培・収穫・調理出来る品種なら是非とも毎年の播種ルーチンに加えたいところだ。収量多くて美味なら尚更歓迎だ。
そんな折、地元産直店で「やまと芋」のラベルが貼られた芋を見つけた。一見するとジャガイモの品種「メークイン」のような楕円球をしていて色も似ているが、表面に沢山のヒゲ根があることから山芋系の品種であることがわかる。食品として売られていたが山芋栽培を試す好機と想い(割とお値打ちだったしね)種芋にする目的で入手した。
ややこしいのは、関東ではいわゆる「イチョウイモ」のことを、関西では「ツクネイモ」のことをヤマトイモと呼ぶことだ。まあ当地伊豆は準関東みたいな所なので前者と考えるのが妥当なのだが、その特徴である扁平な形をしていない。かといって後者のようなゴツゴツとした球形ではない。結局いろいろ調べても断定できなかったが、おそらく「イチョウイモの丸いタイプ」だろうという推測に至った。まあ自給用途なのであまり品種の特定に拘るのは時間の無駄よね(諦)。
入手したのが晩秋だったので、室内で冬越しさせ、充分暖かくなった春中旬になってから播種した。ただ日照がいまいちな空きスペースに蒔いたので、芋は小振りが多く1年目の収量は余り多くならなかった(上の写真)。ただそれでも播種した量の2倍ぐらいにはなっている。
2年目の今年は昨年の経験を活かし、日照の良い場所に播種した。途中雨が全然降らず土の乾燥が酷くなったり、逆に雨が長く続き過湿になった時期があったが、それら試練も難なく乗り越えて蔓を伸ばし多くの葉を茂らせた。
一部はロープを渡って小屋にまで達する程の勢いだが、全体として余り横には広がらずある程度纏まって上に成長しているのが特徴的。お行儀が良い野菜は大好きだ(笑)。ちなみに世話は蔓誘引のための棒立てと、過乾燥の時の散水ぐらいで他には何もしていない。肥料は元肥で鶏糞を入れただけ。
12月中旬になってようやく葉が枯れ���んだので収穫することに。
株元から少し離れた部分にショベルを差込んだらそのまま倒し、てこの原理で土中から芋を掘り上げる。差込深さは30cm程度だが、芋が短形で株元周りの浅い部分に纏まって出来ているので効率よくスピーディーに収穫出来る。ジャガイモやサツマイモの収穫より余程ラクだ。
ちなみに山芋にはムカゴが成るものと成らない種類があるらしいが、このヤマトイモでは全く見当たらないので後者と思われる。ムカゴが出来ないほうが栽培管理がラクだし、養分が芋部に集中するだろうから、こちらとしてはその方が都合が良い。
掘り上げた株を観察すると、黒くミイラ化した種芋発見(笑)。
昨年と比べると一株に付く芋の数が多いし、個々の芋も大きめだ。今回は越冬テストの為に一部の株だけ掘らずそのまま残し、それ以外は全て1回で収穫した。山芋類は品種によって耐寒性がかなり違うようなので、当地環境で圃場にそのまま残しても問題ないことが検証できれば、次の年からはその時食べる分だけ収穫しようと思う。
夕食に使う分を洗って泥落とし。ヒゲ根の処理は神経質にやると時間を浪費するのでハサミで大まかに切り落とすだけ。皮は薄く、ゴシゴシ擦ればそれだけで剥けてきてしまうが、特に気にならないので剥かずに使う。
山芋は「とろろ」など摺りおろして調理されるのが定番だが、実は焼いて食べると抜群に旨いのだ!適当な厚さに切って油を少量引いたフライパンで両面をじっくり焼いていくだけだが、山芋は少し火が通りにくいのであらかじめ隠し包丁を入れ電子レンジで数分加熱してから焼くと効果的だ。味付けは自在だが、塩胡椒程度でも充分。外側はカリッと、内側はホクホクとした食感で、ジャガイモより甘みや旨味が濃い。この料理はこれまでも購入したナガイモ(山芋の一品種)を使い何度か作ったことがあるが、今回のヤマトイモの方が食感がしっかりしていて旨味も凝縮されているように感じるのは含有水分量の違いだろうか。ともかくも当地では今後このヤマトイモは積極的栽培することに決定だー(叫)。
収穫したヤマトイモは仕分け、種芋用にする物は新聞紙でくるんでポリ袋に入れ、それをさらに発泡スチロール箱に入れリビングルームで春まで保管する。来年は果菜類との混植も試してみようと計画中。
#田舎#田舎暮らし#里山#自給自足#自給農#植物#野菜#根菜類#芋#山芋#大和芋#ヤマトイモ#栽培#収穫#料理#伊豆#下田市#countryside#rural life#self sufficiency#homestead#agriculture#cultivation#farming#plant#vegetable#yam#harvest#cooking#japan
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024年)12月26日(木曜日)
通巻第8569号
パナマでは何がおきているか? 不法移民ルートの工事すすまず
パンアメリカン・ハイウェイは中国企業が請け負っている
*************************
「こんどは本気だ」とトランプが言う。『パナマ運河奪還』である。
焦点のパナマ、ジャングルのなか、原始林を伐採し、道を確保するとうハイウェイ建築現場がある。チュクナケ川の洪水に耐えられるほど頑丈な鉄とコンクリートの橋を建設中だ。
ハイウェイが完成すると、山岳熱帯雨林を抜けてコロンビアまでつながる。悪名高き不法移民ルートが短縮される。
大構想としてのパンアメリカン・ハイウェイはアラスカからアルゼンチンまで約18000マイル(28800キロ)に及ぶ壮大な計画だ。南北アメリカ大陸を縦断する陸の回廊が開かれるのは大いなる希望といわれた。
ところが現場は、環境、犯罪、疫病、大量移民の群れ。アメリカの不法移民対策として、ハイウェイは未完成のまま放置されてきた。このため危険で険しい地形が南米からメキシコまでの不法移民に強行軍の苦難を強いた。
ジャングルを道案内するマフィアが中国からの不法移民らを引き受けた。
もしパンアメリカン・ハイウェイが完成すると、「中国にとって勝利」、「米国にとっては損失となる」とする声が一段と強くなった。
中国の「一帯一路」プロジェクトの一環が、パナマ運河周辺で建設されている中国のインフラ整備工事だ。アメリカは、この中国主導のプロジェクトがもつ軍事的影響に警戒を強めている。
中国国営企業で「中国港湾工程公司(CHEC)」は、2015年にアウトピスタス・アル・マル2建設の入札をおさえた。このプロジェクトは、中国主導コンソーシアムが、中国開発銀行から必要な融資を獲得したものの着工は2019年後半まで延期された。
米国連邦議会でも米軍高官らが複数回、公聴会に出席し、「中国の西半球への侵入」に警鐘を鳴らし続けている。
「中国は米国に取って代わり、世界をリードする経済大国、軍事大国になることを目指している」とリチャードソン海将は下院軍事委員会への書面声明で指摘した。「パナマのハイウェイ工事などがその一環である」と。
リチャードソン海将は2019年に訪日し、安倍晋三総理(当時)と会見している。
2023年統計で、50万人がパナマからコスタリカのジャングル道を通過して米国南部国境へ向かった。
トランプ次期大統領がパナマを奪回すると突拍子もないことをいいだした背景に、この移民問題が絡む。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/na/st/page4_004651.html
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Independently blue
感受性が豊かだとかいつも考えすぎだよの一言で自分のすべてを見透かしたかのようにわたしのことをとくべつ綺麗に表現してほしくなかった。というか、絶望や不安感や絶えない悲しみに美しさなんて微塵たりと存在しないと思っているのに、それを爽やかな笑顔を浮かべながら素敵だと言われてしまうと、わたしも捻くれた人間なのでより一層自分に対して惨めな想いばかりが募ってしまう。こんな調子だからいつになっても満たされないのだ。ずっと。自分で自分を縛り付けているような感覚に頭が痛くなる。何一つとして誇れるものを持ち合わせていないことに。家族や友人はたいせつだけれど彼らだってやっぱり一番大切なのは自分自身で、そういった意味では彼らもある種の寂しさを抱えているのかもしれないけど、それでも、と、ぐるぐる考えれば考えるほど自分だけが異様に変わっているように思えてきて耐えきれず泣いてしまう。
無題
世界はドラマによってうごかされていて、そのドラマによってわたしたちはうごかされている。と、高校演劇大会の審査員の演出家の方が言っていた。
ドラマの定義というのは最初に保たれていたバランスが何かをきっかけに崩壊して、そしてまたあたらしいバランスが構築される、というその繰り返しのことらしい。ここで大事なのはバランスが崩れたときに自分自身がいちばん衝撃を受けるであろう強くて鋭い一瞬のエネルギーの動きをしっかりと捉えて明確にするということ。そうすることではじめてハッ、となる瞬間がうまれる。ここでいうハッというのは新しい気付きのことで、これは今までは流れに流されていたものが急に堰き止めらたときに止むを得ず立ち止まり、改めて周りを観察し分析することで自分自身の置かれている立場を客観視できる、ということだと思う。バランスが崩れるということは何かが劇的に変わることを表していて、人間はそれに適応することに大体は切磋琢磨して多くの場合くるしくなったり悲しくなったりとネガティブな感情に追い込まれてしまうと思う。けれど演劇において、また人生においても同じことが言えるけれど、そこでは自らの感情に思うがまま身を委ねるのではなくてロジカルに思考をすることが大事になってくる。というのも、大きな衝動は複数の感情をより複雑に絡ませてしまい、そうするとまた今度はそれを解くことに必死になって小さなパニックが起きてしまうから。そうしてそのように自らを疲れさせないために情報量を極限まで少なくすると、はじめて人間はそこで現在進行形で起きている意外性というものに気がつく。そして大概この意外性、つまり思いがけない驚きや予想外の仕掛けというものは自分だけでなく他者にも影響を及ぼし、それがその審査員のいうハッ、という気付きに繋がるのかもしれない。
同情の有無にかかわらず人間への関心を失ったら演劇など出来ない、と審査員の方々が話すのを聞きながら、人生と演劇って似ているなあと改めて思った。自然であることと自然でないことはまったくもって違うけれど、実は紙一重なのかもしれない。
辛いことはたしかに尽きないけれど、そこでその辛い気持ちから自己防衛をするために自分自身を正当化し誰かを傷つけることは全くもってちがうし、それでは自分のかなしみはより加速する一方で、一向に幸せにはなれない。自信を持つ方法だとか辛い気持ちから脱却する方法だとかそういうことをつらつらと語る動画をたくさん見たら、元気が出た。今までにないほど散々汚い言葉を投げかけられて、ついこの間までもう自分には幸せになる価値なんてないのかもしれないとマイナス思考だったけれど、そんなことはない。幸せになりたい、という思いだけで充分だと思う。どんな運命もそれをよいものにしようと欲するならば、よい運命となる。ただ誰かを傷つけることで自分を正当化する人や人の心に深い爪痕を残そうとする人、自分自身を責めてしまう人や優しさや愛を素直に受け止められずに疑ってしまう人、いろいろな人がいるけれど、その人たちを責めることもまた全くちがうことなのかもしれないと思った。わたしは今までは悪いことをした人は絶対的に悪い、と一方的に思っていたけれど、そのうしろにはその人にしか分からない苦しみがあるのだろうし、それはその人自身によるものだけではなく環境によるものだという可能性だってある。冒頭で述べた、「バランスが崩れたときに自分自身がいちばん衝撃を受けるであろう強くて鋭い一瞬のうちのエネルギーの動き」というものを自分の根本にある愛やだれかから受け取る愛の不十分さゆえに消化できず、他のものでそれを補い上書きしつつ誤魔化すことで、彼らも彼らなりに自分と向き合うとしているのかもしれない。これはあくまで仮定だけれど、そう思うことでわたしも心が軽くなる。辛いとか、幸せとか、気にしなくなるほど愛に満ち足りた生活をしたい。ゆるしたい。自分が侵してしまった失敗や罪も、自分を傷つける人たちの言葉も、上手く物事をこなせない自分自身のことも、幸せでない過去のことも、ぜんぶゆるしてあげたい。号泣しながら鏡を見たら予想以上に顔がぐちゃぐちゃだったので綺麗だった、なんて微塵たりとも思わず、むしろそれを汚いと思ってしまったけれど、それをいつかあの頃の美しさに生��されていると言えるほどの愛を自分のために抱えて離したくない。
無題
丁寧に髪をとかすともう0時だった。ピピピというメロディとともにコンビニのドアは開かれて、わたしはそこで煙草を買おうかと思うけれどもやめる。憧れている女の子が新宿区の高校に通っていることを知って、落ち込んで舞い上がって、そうしてまた落ち込んだ。こんなにも近くで同じ景色を見ているのにわたしはどうしても彼女と同じ世界を生きることができない。等しい恐怖心ともどかしさを感じながら寂しさを分かち合いたかった。彼女がきれいだと思うものをわたしもきれいだと思いたいし、彼女が眠れない夜にはわたしも眠れずにいたい。となりで同じ蝉の鳴き声を聴いて、電車が過ぎ去ってゆくのをみて、風が、草はらを駆け抜けてゆくのをみた。けれどその一瞬のうちですら、たぶんわたしと彼女はきっとそれぞれ異なるひとのことを想って、それぞれ異なる色と匂いと温度と光をかんじている。わたしは彼女がかなしいと思うときにおなじようにかなしいと思えないのだ。それほどもどかしいことはないし、それほど愛おしいものもない。わたしの孤独はわたし一人だけで成立しているものではなくて、わたしの大切なひとたちがいてこそのものだと思うと、それだけで眠れなかった夜が嘘みたいに今度は眠りたくない夜になる。満たされていないからわたしは海をきれいだと思うのだろうし、なんの迷いも戸惑いもなく未来に眩さや希望やあたたかな愛を見出すことができるのだと思う。満足することを知らず、いつまでも世界のありとあらゆるところまでつねに感じていたい。うしなわれた光と温度と音が知らない地でまたあたらしくうまれるところを、ずっととおい国のちいさな街で暮らす少年の報われなかった恋を、インターネットの隅で未だに煌めきを失わず残ることばの数々を、千年前に生きていた十七歳の少女が今を生きるわたしのそれと同じ眼差しで、同じ場所で、同じ海を眺めている様子をみたかった。恐竜の鱗が光にてらされてかがやいているのもみたかった。この風は、まだ人間が人間じゃなかった頃に吹いていた風かもしれない。同級生のこととかたとえば自分の数年後のこととか明日の試験のこととか考えているうちに、きっとたぶんあっとういうまにわたしは歳を重ねて死んでしまうから。あなたも。死は永遠に続く停止ではなくて、またあたらしい有限への始まりにしか過ぎないのかもしれない。昔の文章、はずかしすぎてマトモに読めなかった。一年前のわたしだったら全部削除していたかもしれない。だいたい、あなたにはなれないと分かっていながらあなたになりたいなんて思ってしまったわたしがわるかった。わたしは全然自分が思っているより幸せだし、あなただってきっとあなたが思っているより幸せなのだと思う。それにそうだねと言えないのなら、わたしが幸せにしにいくから泣かないで。
Fresh Flesh
苛々してばかりいる。排気ガスを吸い込んだ��の光。どこまでもぬるい夏の風。孤独を拒絶する友人。数値化された感性。立ち並ぶビル群。声のでかい女。ぜ〜んぶ、ほんとにぜんぶ、まるで雷光のようにわたしの心の奥の奥の奥のほうをカッと照らすので、まぶしくてひたすらに鬱陶しい。だけど舌打ちも暴力も歯軋りも性に合うはずがないので、ただ血液だけが巡るその速度を速め、ああ、もうさ、どうしてこんなに世界って鮮やかなわけ?って、思った、昼。あらゆる音がさっきまで飲んでいたシュワシュワサイダーの泡みたいに空気中を弾ける。ぽつ、ぽつ。びゅうびゅう。ざあざあ。びたびた。ぱらぱら。すぐそこで揺れている深緑(ふかみどり)が泣いているみたい。小鳥や野良猫は雨の日どこで雨宿りをしているんだろうか。ショッキングイエローも、スモーキーピンクも、オーシャンブルーも、わたしたちはすべて黒い色の文字で表現できてしまうのに、心がぎゅうってなるあの感覚って、どんな言葉を選んでもなにかが違う。途中でこうじゃないって投げ出してしまう。どれだけ小説のページを繰っても、黒、黒、黒、そうして少し、余白。けれどそこにはそこにしかない風があって、匂いがあって、音があって、熱があって。先生の合図とともに重たい教科書を開いて、ハイライターで色をつける。まだあと二十分もある、って思うとき途方も無い気持ちなる。(おねがいだから一人にしてほしい、)と、一人なのに、そう思う。これからどうすればいいんだろう。どうなるんだろう。何をすればいいんだろう。何を守るべきで、何を捨てるべきなのか、わかったら、なんの迷いもなしに会いたい人たちの元へと駆けて行けるのに、わたしがいなくても彼らの生活は成立してしまう。その事実が毎日のようにわたしの胸をきつく締め付けるので、勉強さえ手につかない。夏の夜の闇に、重ねに重ねた不安を押しつぶされそうになって、怖くなって、ママが深く眠っているのを確認したあと、あたかも人が眠っているかのように部屋の布団を整えて、玄関のドアをゆっくり、すごくゆっくり開けた。レッドのマットリップと、ドット柄の上下パジャマのズボンと、上はダボダボのブルーのパーカー。午前零時。自転車のギアをいちばん重いのにして、全速力でペダルを漕ぐ。まだたくさんいる人々の話し声や車のエンジン音が瞬く間に遠のいていく中、車輪の回転する音だけが一定の大きさで響きわたる。往復およそ三百円の通学路と、京浜東北線。光が差し込むと肌が透けてみえる白いブラウスと、微かに香る柔軟剤のに���い。テスト前、教科書がパンパンに入ったリュックサックの重さと、��かとの磨り減ったローファーの鈍い光沢。小さな教室と、先生のつまらない冗談。どっと響きわたる笑い声の中に掻き消された不安定な思考。すべて、いつか、終わってしまうことがちっともさみしくないと思ってしまった。ゆるしてほしい。だって、いつだって死ぬことは生きることの一部。怖いモノなど無いと信じたいでしょ。
無題
上野で車に轢かれた鳩の死骸をみた。車窓に映る風の如く過ぎ去ってゆく光景はあらゆるモノの死の産物なのだと、いつか君が話していたのを思い出した。それに感化され涙を目に浮かべるわたしもまた、いずれ消えてしまう。雲ひとつない晴れた日に駅の出口で名前も顔も知らない人を待ちながら、点滅する青信号に早まる人々の足取りを目で追う。断ち切れた水道管の真横でカラスがゴミを漁っていた。彼も彼女もこの街ですらいつか朽ちてゆくのに、世界はなぜこうも美しく出来すぎているのだろうかとよく考える。降ってくる雨粒の鋭さに刺され出血することもなければ、太陽の光によって皮膚が火傷することもない。風の強さで眼球が吹き飛ぶこともなければ、鳥の鳴き声で鼓膜が破れることもない。そのやさしさがたまに鬱陶しくて鬱陶しくて、真夜中に布団に包まってひっきりなしに泣く。ああ、やってらんないなあと思いながら、チョコレートパフェを注文する。向かい席に座った顔見知りになって間もない女性が煙草を嗜む、その姿に恋心にも似たときめきを覚えた。文豪たちが綴ったうつくしい言葉が無数に散らばる図書館で、わたしと彼女は自分たちで編み出したくだらない戯れ言に花まるをつけた。いつか、という言葉が好きだ。いつか大丈夫になる。いつか幸せになる。いつか報われる。いつかわたしにも大切な人が出来る。いつか大人になる。いつか死ぬ。その果てに見える景色があらゆるモノの死の産物だとしたら、わたしは毎日それらを瞼の裏に葬り、目を閉じて祈る。人生にリタイヤもバッドエンドもエンドロールもない。それよりも踊ってばかりの国のサイクリングロードを聴きながら、ドライブしよう?
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一文字の間違いで物凄い意味が違った事
【ご注意】
今回のエピソードは、かなりお下品です。っていうか、ガチで下品です。それでも大丈夫って方なら、どうぞ👇
私が前に勤めていた会社は珍事件の宝庫だった。特に、ユニークで面白いというか個性的(変な人とも言う)が非常に多く、常に誰かがネタを落としてくれていた。
私が新人の頃、嘱託で読書家だったZさんはスペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語を話すマルチリンガルで、若い頃の記者時代はキューバ革命や冷戦中のキューバ危機、コロンビアの紛争など、主にスペイン語圏の中南米の記者だった。そして、かのカリスマ革命家のチェ・ゲバラにも会ったという事で私も含めて若手記者達の目標と憧れでもあった。(ちなみに私は、アル・カイーダのウサマ・ビンラディンに会ってみたかったが、終ぞ、彼に会う事は叶わないまま、ビンラディンは死亡してしまった)
ただ、Zさんはラテン語は物凄く上手なのに、英語は超が付くほどド下手だった。ハッキリ言って、そこら辺にいる小学生や、中学生の方が遥かに英語が上手だろうと思うくらい、英語が下手で、普通に英単語の発音が間違っていたり、ラテン語が混ざっていたりするので、Zさんが使う英単語が何を意味するのか理解出来ない人がほとんどだった。例えば、イギリスのチャールズ皇太子(現チャールズ国王)をラテン語読みで「シャルル皇太子」と言うので、理解できるまで???状態になってしまう事もしばしばだった。
ある日、所属長のMさんと同期のS君と私との3人でのんびり過ごしている時、Zさんが我々の部署にやってきて、私の隣の席(もともと誰も座っておらず、常に空いている)に座り、声をかけてきた。
Zさん「なぁなぁ、みずほちゃん、今暇?時間大丈夫?」
私「暇なわけじゃないですが、立て込んでないので大丈夫ですよ」
Zさん「よかった。ところで、みずほちゃん、『ペニスの商人』って知ってる?」
私は教皇の間に呼び出されたミロのように、思わず、「はっ?」と言ってしまいそうになったのをグッと堪えた。
『ペニスの商人?なんじゃそりゃ????臓器売買のブローカーのことか���???いや、ペニスは臓器じゃないか(👈どうでもいい)...ペニスを除去するのなら、私が子供の頃はモロッコ、今はタイが主流だけれど、何の事だろう???そもそも、ペニスを取り除くって需要があるのは知っているけれど、ペニスが欲しいって需要なんかあるのかな?それとも、私が知らないだけで、ペニスの売買っていう市場があったのかな?しかし、需要と提供のバランスはちゃんと取れているのかな?ペニスを提供する人は何の為に提供するのかな?ひょっとして物凄い高額な市場なのかな?でも、聞いた事ないしな~???』
私の頭の中は疑問符が飛び交っていた。
私が珍妙な表情をして黙りこんでしまうと、Zさんは、「おーい、みずほちゃん、聞こえてる?」っと尋ねてきた。
「聞こえてますよ」
「じゃぁ、返事くらいしてよ」
「いや~、Zさんが仰った『ペニスの商人』って何だろう?って思って、考え込んでしまったんです。『ペニスの商人』って何ですか?臓器売買のブローカーか何かですか?」
「臓器売買のブローカーって恐ろしい事いうなぁ...ペニスの商人は明るい話で、有名な小説だよ。知らんの?」
「小説ですか。初めて聞きました。」
Zさんが、『ペニスの商人』が小説だと言うので、私はそのとき、ふと小松左京さんの『アダムの末裔』という小説の事を思い出した。以下がアダムの末裔の簡単なあらすじである。
ポルノ小説作家である主人公は、恋人と幸せに暮らしていたが、自分の作品がマンネリ化している事に悩んでいた。新しい小説の連載の締め切り期限が近づいているが、一向に新鮮なネタが思い浮かばず、悩んでいるとき、自宅のリビングの飾り棚に物凄く巨大なペニスのオブジェがある事に気付く。恋人と自分の関係もマンネリして、恋人がこの巨大なオブジェを買ったのだろうか?と疑問を抱きながら、主人公がオブジェを見ていると、なんと、そのオブジェが動き出した。ビックリ仰天した主人公は腰を抜かしてしまう。そして、気が付くと、自宅の周りには、その最初に見たオブジェと同じぐらいの大きさのペニスのオブジェが溢れかえっていた。恐れおののく主人公。巨大ペニスの大群が自宅の中を好き放題荒らしていったが、一匹(と言っていいのか分からないが💦)のペニスがネズミ捕りの罠にかかり絶命してしまう。その他のペニスはいつの間にか忽然と消えていた。すると、巨大な人がやってきて、そのペニスはずっと未来の人間の男性の姿なのだと言う。遠い未来、男性の役割は子種を残す為だけのものとなり、進化の過程の一環で、身体はペニスだけとなり、文明の繁栄をもたらす女性は巨大化したのだという。絶命したペニスは未来からやってきた女性に持って帰られ、主人公は男性の未来の姿がペニスだけになるという事い愕然とする一方で、男性で人類の祖先と言われている聖書の「アダム」の「末裔」が「巨大化したペニス」という小説のネタを思い浮かぶ
30年以上前に、親友に借りて読んだ小説なので、あまりはっきりとした事は覚えていないが、アダムの末裔のあらすじはこんな感じだったような気がする。私は、Zさんが言っている「ペニスの商人」と言うのは、ちょっと内容は異なるが、ひょっとして「アダムの末裔」のことではないかと思った。
私「ペニスをテーマにした題材なら、小松左京さんの『アダムの末裔』なら知ってますけど、「ペニスの商人」は初めて聞きました。誰の作品ですか?」
Zさん「ペニスの商人の作者は、日本人じゃなくて、外国人の作家。有名な作家だよ。けど、ボクは作者の名前を発音できないけど、ファーストネームは『ギジェルモ』で、ラストネームは『○×◆□×////』ダメ、ボクは発音できない。しかも、ペニスを売るからペニスの商人っていうタイトルじゃなくて、ペニスっていうのは地名だよ」
私「『ペニスの商人』は、ギジェルモ・ナントカさんって人が書いた小説なんで、ペニスは地名ですか...?」
私の頭の中は益々混乱した。
ギジェルモって誰だろう?有名な外国人作家でギジェルモなんて人はいたかな?トーマス・マン、フランツ・カフカ、オスカー・ワイルド、アレクサンドロス・デュマ、エミリ・ブロンテ、ビアトリクス・ポター、アーネスト・ヘミングウェイ、ドストエフスキー、レフ・トルストイ、チャールズ・ディケンズ、ヘルマン・ヘッセ...やっぱり、ギジェルモって人は知らんなぁ...
しかも、ペニスなんて地名はあっただろうか?一体何処だろう?未承認国家の山の奥地かな?それとも、インドネシアのジャングルの奥地に住んでいる原住民みたいなペニスケースを衣服としている人々の集落かな?うーん、検討もつかない...Zさんは、一体何の何処の場所を言っているんだろう??
私の頭の中は、益々激しく疑問符が飛び交っていた。
私「ペニスってどんな場所ですか?未開の地のジャングルか山奥の原住民が暮らしている集落ですか?アフリカの奥地ですか?それともアマゾンの奥地ですか?もしくは、鎖国している国にある秘境か未開の場所ですか?」
Zさん「違う違う!ペニスはキレイな事で有名な街だよ。そうだな~一番の特徴は、お面を付けるお祭りがあることかな」
私「ペニスには、お面を付けるお祭りがあるんですか?」
Zさん「そうそう!お面を付けた華やかなお祭り!いっぱい観光客が来るよ♪」
私の頭の中はまたもや疑問符だらけになってしまった。第一「ギジェルモ」なんて名前の有名な小説家は聞いた事が無いし、お面を付けたお祭りなんて、ひょっとこのお面にドジョウ掬いぐらいしか思い浮かばなかった。ひょっとこのドジョウ掬いは、島根県に由来する事は知っていたが、私の頭の中で、島根県に『ペニス』なんて地名はない。島根県のドジョウ掬いを、外国の有名な作家が、わざわざ舞台にして小説化するだろうか?ドジョウ掬いの祭を見に行ったことはないが、観光客が押し寄せるとも考えにくい。しばらく考え込んでから、私は再びZさんに尋ねた。
私「お面を付けたお祭りって、もしかして、島根県でやる、ひょっとこのお面を付けたドジョウ掬いの事ですか?」
Zさん「違う違う。そんなんじゃなくて、もっと洗練されたカッコイイお祭!」
私「洗練されたカッコイイお祭りですか。ペニスってお面を付けたお祭り以外にも、何か有名な物ってないですか?」
Zさん「ええっとねぇ。まず、ヨーロッパにあって、観光客が常にいて、車の乗り入れが禁止されていて、アドリア海に面していて、昔都市国家だったときに凄く繁栄していた街。それでね、物凄く街���みがキレイで、世界遺産にもなっていて、ペニスは別名として『アドリア海の女王』とも呼ばれている所!」
私は、『アドリア海の女王』という言葉を聞いて、やっとZさんが言っていた「ペニス」が何処であるかを分かった。都市国家、車の乗り入れ禁止、物凄くキレイな街並み、かつては都市国家として栄光の歴史を歩んでいる、『アドリア海の女王』、これはすなわち、アドリア海に面した運河の街、イタリアのヴェネツィアで間違いないだろう、と。
私「Zさん、ペニスって、イタリアのヴェネツィアのことですか?」
Zさん「そうそう!ヴェネツィア!ヴェネツィアを舞台にしたギジェルモ・ナントカの喜劇小説!」
私「やっと分かりました。ウイリアム・シェイクスピアの『ヴェネツィアの商人』の事ですね」
Zさん「そうそう!その通り!」
ヴェネツィアは、英語読みすると『ベニス』と発音する。Zさんは、英語が恐ろしく苦手な人なので、濁音の「ベ」が半濁音の「ペ」になってしまっていたのだろう。そして、ウイリアム・シェイクスピアのファーストネームであるウイリアムはスペイン語読みで「ギジェルモ」と発音する。『シェイクスピア』をZさんは発音できなかったのだろう。
この後、Zさんとどういう会話をしたか、あまり覚えてないが、チラっとMさんとS君の方を盗み見ていると、PCの画面に顔を埋めて肩が小刻みに震えていた。恐らく我々の会話を聞いて、吹き出したいのを堪えていたのだろう。
私は、Zさんに、ヴェネツィアの英語読みは、『ペニス』ではなく、『ベニス』と発音すると教えてあげるかどうか迷ったが、Zさんに恥じをかかせる事になると思い、黙っておくことにした。
しかし、一文字の違い、しかも濁音か半濁音かの違いで、トンデモナイ意味の違いがあるのだなぁと改めて思った。同じ事を意味のつもりでも、『ヴェネツィアで、仮面を付け、仮装した人々でカーニバルが開催される』と『ペニスで、お面を付けたお祭りがある』��は、Zさんにとっては同じヴェネツィアのカーニバルの事を意味していても、聞く方になってみると、全く違うモノを想像してしまう。
一文字の違いが、こんなに大きな意味の違いになってしまうとは、字書きとして、気を付けなければと思った瞬間だった。
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株式会社KADOKAWAは6月14日、6月9日に公表したKADOKAWAグループにおけるシステム障害について、第2報を発表した。株式会社ドワンゴでも6月14日に、同社サービスへのサイバー攻撃について報告を行っている。 KADOKAWAでは6月8日未明より、KADOKAWAグループの複数のサーバにアクセスできない障害が発生しており、「ニコニコサービス」全般、「KADOKAWAオフィシャルサイト」、「エビテン(ebten)」などに影響が及んでいた。 KADOKAWAでは6月8日に、障害発生を受けて同社社内で分析調査を実施したところ、ニコニコを中心としたサービス群を標的として同社グループデータセンター内のサーバにランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃があったことを確認している。 KADOKAWAでは6月8日中に対策本部を立ち上げ、被害状況の全容把握と復旧に向け、調査と対応を進めている。 KADOKAWAでは被害拡大防止のために、同データセンター内のサーバをシャットダウンするなどの緊急措置を講じており、同データセンターを共有している同社グループの複数のウェブサイトだけにとどまらず、事業活動や経理機能を管理する基幹システムの一部にも機能停止が発生している。KADOKAWAグループの事業及び業務への主な影響は下記の通り。 ・出版事業 国内における紙書籍の受注システム、デジタル製造工場・物流システムの機能を停止しており、受注停止、生産量の減少と物流��遅延に伴い、出荷数量が減少している。 国内の紙書籍や電子書籍の編集・制作支援システムの一部機能が停止しており、一部新刊(紙書籍・電子書籍)の刊行や重版制作の遅延が見込まれる。 ・Webサービス事業: 「ニコニコ動画」「ニコニコ生放送」「ニコニコチャンネル」などのニコニコファミリーのサービス全般が停止するとともに、ニコニコアカウントによる外部サービスへのログインが不可能となっている。 ・MD事業 KADOKAWAが運営する複数のオンラインショップで商品の受注不能や出荷の一部遅延が発生。 ・経理業務 経理システムにも影響が及び、一時的に決済システムが機能停止状態となっており、一部の取引先への支払いに遅延が生じる可能性がある。 KADOKAWAでは現在、より精緻な影響範囲の特定とシステム復旧に向け、影響を受けている全ての事業および業務の機能回復を図っているが、特に事業活動の根幹である経理機能の立て直しと、売上規模が大きい出版事業の製造・物流機能の正常化を最優先の取り組み事項として、6月17日週以降に段階的に実現させ、6月末を目処として、安全なネットワーク、サーバ環境の構築と基幹システムの復旧を目指すとのこと。 ドワンゴによると、第三者によるサイバー攻撃は発覚後も繰り返し行われ、遠隔でプライベートクラウド内のサーバをシャットダウンした後も、第三者がさらに遠隔からサーバを起動させて感染拡大を図るといった行動が観測されている。そのためドワンゴでは、サーバの電源ケーブルや通信ケーブルを物理的に抜線し封鎖しており、グループ企業が提供するデータセンターに設置されているサーバがすべて使用不可となっている。ドワンゴでは、さらなる感染拡大を防ぐため、ドワンゴ社員の歌舞伎座オフィスへの出社を原則禁止とし、社内ネットワーク、社内業務システムも停止している。 ドワンゴによると、ニコニコ動画のシステム、投稿された動画データ、動画の映像配信システムは、パブリッククラウド上で運用していたため被害はないが、ニコニコ生放送については、システム自体はパブリッククラウド上で運用していたため被害はないが、ニコニコ生放送の映像配信を司るシステムがグループ企業のプライベートクラウド上で運用していたため、過去のタイムシフト映像などが使用できない可能性がある。 ドワンゴでの停止中のサービスは下記の通り。 ・ニコニコ動画、ニコニコ生放送、ニコニコチャンネル等のニコニコファミリーサービス ・外部サービスでのニコニコアカウントログイン ・楽曲収益化サービス ・ドワンゴチケット ・ドワンゴジェイピーストアの一部機能 ・予備校(N高等学校・S高等学校の生徒向けには復旧済) ・各種企画におけるプレゼント発送 ドワンゴでは「ニコニコ」のサービス復旧について、数百以上のシステムが連携して動作するサービスのため、封鎖したサーバの中身を1つずつ確認して、無事なデータを救出し、救出したデータを使って安全な環境下でニコニコ動画とニコニコ生放送のシステムを再構築するといった作業を要し、正確な復旧時期は被害状況の調査結果次第となるが1ヶ月以上��かる見込みとのこと。 ドワンゴでは、ランサムウェア攻撃についての公表を遅らせた理由について、世間に公表することで、攻撃者が次のステップに進んでしまい、攻撃が激しくなる可能性があるため、ある程度安全が確認できるまで差し控えていたという。また、攻撃者との交渉の有無や、攻撃者からの要求についても、攻撃者に情報を与えることにもなってしまうため、サイバー攻撃への対応の詳細については、現時点では回答を差し控えるとのこと。 KADOKAWA、ドワンゴでは、情報漏えいについては調査中としている。 またKADOKAWAでは、大半の取引先には期日通りの支払いができる見込みだが、一部の取引先に対して支払いの遅延が生じる可能性があるとのこと。 ニコニコサービス本部 CTOの鈴木圭一氏はYoutube ニコニコ公式チャンネル / niconico の「ニコニコのサービス停止に関するお詫びと今後について」にて、「冗長構成とかバックアップというのは当然用意しておりましたしセキュリティ対策というのも様々に実施してはいたのですがデータセンター内のサーバーが全て使えなくなってしまうという想定を超えるレベルの状態になってしまったために復旧に非常に時間がかかる事態となっております」とコメントしている。
発覚後も繰り返し攻撃が行われる ~ KADOKAWA グループへのランサムウェア攻撃 | ScanNetSecurity
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ネンキン
粘菌は、単細胞生物であり、細胞が一つの細胞質でつながっている単細胞生物の一群です。粘菌は、微生物としてしばしば分類されますが、動物と菌類の中間の特性を持つことが知られています。彼らは基本的に二つの形態、単細胞形態と多細胞形態の二つの形態を持ち、環境の変化に応じてこれらの形態を変えます。一般的には、腐生生活を送り、腐敗した有機物を分解して栄養を得ます。また、地表や腐植土、木の腐朽部などに見られ、湿った環境を好みます。粘菌は非常に興味深い生物であり、その生活サイクルや行動パターンは生物学的な研究の対象とされています。
手抜きイラスト集
#粘菌#slime mold#muffa melmosa#moho de fango#Schleimpilz#moisissure visqueuse#手抜きイラスト#Japonais#bearbench#art#artwork#illustration#painting
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立ち止まらないと始まらない
現代の日本人なら、望みさえすれば膨大な量の情報や知見を参照する手段が与えられている。それはまさに無限の可能性で、何でも出来てしまうのでは?と思える程だ。
しかし無限の可能性が広がっていたとしても実際やるかどうかは全く別の問題で、つまりは自らを突き動かす原動力足る熱意が無ければ情報や手段はただそこに有るだけで、飾られた絵画にすら遠く及ばず、自らに何ら影響を与えない。
自分より遙かに恵まれた境遇と才能と環境とに恵まれた人間を幾らでも見たが、その殆どは飾られた画廊をあたかも歩道を歩く様にして通り過ぎていっただけだった。この様な状態では飾られた絵が名画であれ、落書きであれ当人にとってはどうでも良いのである。
故に勇気とは進む為のものであるよりも、立ち止まる為の勇気であらねばならない。手段や環境や才能は全部ひっくるめてただの属性であり、最新である必要���、最高である必要も無く、豪勢である必要も無い。これはと熱意を感じたその前で群衆の流れに逆らって立ち止まり、通り抜けるのを辞めるのがいかにみっともなくとも偉大な決断であると信ずる。 オレは偶々一番みすぼらしくて、ボロボロの落書きの前で立ち止まった。それだけの話なのであるが、立ち止まりさえすれば大半の絵画は幾多の中からよくぞ私を選び取ってくれたものだと喜び、そして目が合い、微笑みかけてくれるだろう。
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新しい職場、直属の上司にあたる30代前半の女性が1から丁寧に教えてくれて、よかった、この環境なら頑張れそうだと思っていたのも束の間。上司の気性が想像以上に荒く、部長にも中々な態度を取っていて疑問を抱くようになった。
出勤2週目の後半辺りからは、早くも自分に対しても当たりが強くなった。これはまずい状況だぞ、と思いつつも目の前の仕事を頑張ってこなしていた先週。
今週に入って、自分の業務進行が遅いと指摘を受ける。ただ、部署の部長は少しずつやって覚えていけば良いんだよ〜。と優しいことばをかけてくれる。直属の上司とのギャップがあからさまにおかしい。
そして昨日、1日で恐らくトータル1時間半は怒られていた。新卒時代からこんなにも怒られたことは勿論ないし、今回の採用条件は広報未経験可だった。
今になって思うことは、自分は未経験可につられてここなら!と思って入ったけど、経験値は問題ではなくて、その上司と上手くやっていけるかが今回の採用条件のキーだったのではないか……と。
映画会社にいたなら忍耐力は抜群だろう!と思って採用されたのではないか、かなりそこが濃厚になってきている。とりあえず人事に相談する方向で落ち着いたけれど…。
今日、朝は憂鬱ながらもなんとか目覚めて、支度を済ませた。でもそこから、結局家を出ることができなかった。頭痛が酷くなって今日は休むという選択をとった。
入社して22日目。早くも挫折がよぎる。
まずい、この状況はまずすぎる。
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新茶2023
今年も冬が寒かったせいか、生育が遅れ気味だったものの、4月に入り日中の暖かさが続くと新茶葉は一気に大きくなり平年並みに。ただ例年と違うのは高く伸び上がっている枝がこれまでにも増して多いこと。毎年春の収穫後には茶木を剪定しているが、昨年は手作業で可能な限り深く刈り込んだのでその反動か、あるいは肥料の影響か。茶葉品質には関係ないと思うが、背が高くなると摘みづらいので、今後は秋に長めの枝は刈っておいた方が良いかもしれないな。
収穫適期にはちと早いが、例年のごとく早熟な葉を早摘し旬を味わうことに。海外から来て滞在している Workawayer にとっては貴重な体験となるだろう。最近は外国でも緑茶の人気は高まっていて、3月に滞在した Workawayer も当地自家製の緑茶を気に入っていつもそればかり飲んでたね(呆)。
早摘茶葉は適期収穫のものと比べると渋味や旨味は少なめ。製茶の傍ら、一部を天ぷらにして食してみるとクセがほとんど無く抜群に旨い惣菜となって驚き。早摘は飲むより食べる方がより向いているのかも。
ここ数年は茶木レーンの約半分に遮光シートを掛け「かぶせ茶」を作ってきたが、遮光せず普通に育てた茶葉の方が「苦味」「渋味」が利いて自分の好みだと自覚したので、今年はもう止めにしようと計画していたのだが、滞在している Workawayer が興味を持ったのでごく一部だけ遮光することに。代わりに緑茶の半分はフル焙煎して「ほうじ茶」に加工する予定。「ウーロン茶」はちょっとだけ作るかな(笑)。
ところで、茶木下に生えるミョウガの勢力が年々増している。もちろん意図して植えたわけではないが、近くから地下茎を伸ばしこちらに進出してきた模様。茶木には割とこまめに施肥しているので栄養が良いのと、茶葉が作る日陰が生育に適した環境になっているらしく、昨年は次から次に花穂が出て長期間かつ大量に収穫した。今年も既に写真のように多くの芽が出ているが、わざわざ専用に畝を作り植えた場所より調子が良いのは皮肉なところ。茶の生育に影響が出ているなら問題だが、上手く共生しているように見えるので、こちらをメインの収穫場所として維持(というか放置)していくことにした。
#田舎#田舎暮らし#里山#自然#自給自足#自給農#茶#新茶#緑茶#煎茶#製茶#栽培#植物#ミョウガ#春#伊豆#下田市#countryside#rural life#nature#self sufficiency#agriculture#cultivation#farm#farming#tea#green tea#tea leaf#spring#tea making
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✿ 穴子寿司 | 東京都 ・穴子寿司とはシャリの上に煮てネタ状にしたあなごをのせ、ツメと呼ばれる煮詰めたたれを塗ったすし。江戸時代の東京湾はいくつもの川から栄養に富んだ水が流れ込んでいたため、いい魚が育つ抜群の環境だった。晩春から夏が旬とされるあなごは、東京湾でとれる魚であったキスやメゴチとともにすしや天ぷら料理といった江戸の食文化として広く食されてきた。特に江戸前ずしの中の定番ネタとして欠かすことのできない魚だった。「おいしい鮨屋はあなごでわかる」と言われるほど、あなごは鮮度が命。そしてあなごの特徴であるぬめりをしっかり取り除き、丁寧に煮て、さらにツメを作り上げるという一連の作業はまさにすし職人だけが成しうる技術だった。現在では東京湾ではとれる魚は限られ、その数も減ってきているが、そんな中でもあなごは水揚げされ、全国でも一級品と��されるほど評価が高い。姿形はうなぎに似ているが、身は淡泊でありながら上品なうまみに満ちているのが特徴で、シャリ、身、ツメの融合は食する者をうならせる魅力ある一品だ。
#穴子寿司#sushi#日本:寿司#日本:あなご#日本:穴子#日本:魚#穴子#寿司#2020〜#東京#日本:東京#東京:2020〜#東京:寿司#東京:魚#魚#あなご#東京:穴子#日本#日本:2020〜
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静かな波を装いに - amachi. "Undulate Jacket" / "Undulate Pants"
こんばんは。
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まずは、明日からの営業予定のお知らせだ。
6/5 (月) 〜 6/11 (日) 営業予定
6/5 (月) 13:00 〜 20:00
6/6 (火) 13:00 〜 20:00
6/7 (水) 13:00 〜 20:00
6/8 (木) 15:00 〜 20:00 ※
6/9 (金) お休み ※
6/10 (土)13:00 〜 20:00
6/11 (日) 13:00 〜 20:00
※ 6/8 (木) は15時からの営業となります。
※ 6/9 (金) はイベント搬入のためお休みとなります。
※ 6/10 (土) より"osakentaro POP UP"が始まります。
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いよいよ週末から"osakentaro POP UP"が始まる。かなりユニークなアイテムが並ぶはずなので、ぜひ遊びにきてみてはいかがだろうか。
さて、本日の本題に入る前に。
先週、群馬の桐生に伺った際、オープン前に自然豊かな川辺やダム湖に連れていってもらった。
お天気にも恵まれて、木々の隙間を縫って日差しが差し込む川辺。
また、穏やかな波がたつ湖面。
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大阪市内に拠点を置く身としては、なかなかと触れることのできない環境。
あまりの心地よさと美しさに、眺めているだけで心が落ち着く。
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そんな風景を眺めていると、こうった自然の表情をテキスタイルに落とし込みたくなる気持ちが理解できた。
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目の前に広がる、自然が見せる一瞬の表情。
それを切り抜き、布に閉じ込められたら。
そんなことを思わずにはいられなかった。
さて、本日は、そんな水面の揺らぎに見た感動にちなんで、"amachi."の素晴らしいアイテムを紹介させてもらおうと思う。
amachi. : Undulate Jacket ¥89,100 (tax in)
amachi. : Undulate Pants ¥89,100 (tax in)
基本、"amachi."の服に用いられるテキスタイルは全て、オリジナルとなる。
シーズンコンセプトに合わせて、"amachi."がテキスタイルから作り込む。
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だから、展示会に行くと素材の説明を聞かせてもらえるのだが、聞くたびになるほどとなるような、面��いテキスタイルに毎シーズン出会う。
素材好きな僕として、どれもユニークな視点や発想で、ワクワクさせられてしまうのだ。
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今日、紹介するアイテムもそんなワクワクしたテキスタイルを用いた1着となる。
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Collection 012 / SS 2023
"Regarding Wave"
波について
風について
それらを感ずる石を想う
葉や梢は媒介者
大気の中に存在するすべての道
打ち寄せる
流れ込む
吹きすさむ
そよぎ、傾き、浸食する
何を見て、何を見ないのか
とどまることなき存在の瞬間
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今季の"amachi."のコレクションテーマを記載したカードには、このように書かれている。
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自然に身を置き、観察することで、気がつくことをデザインに落とし込む"amachi."らしさを感じずにはいられない。
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今日紹介するこのアイテム達。
素材はリネンとキュプラの異なる糸を用いたアイテムとなる。
リネンの比率が多めなので、ムシムシ、ジメジメするこれからの季節にもサラッと着用することができる。
肌寒さを急に感じたり、夜も深まると急に気温も下がったりする。
こういったサラッとしたジャケットはこれからの季節にかなり重宝することができそうだ。
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太めのリネンの糸とキュプラの糸を使って織りあげた素材に、加工を施すことで、テキスタイルに波打つような表情が生まれる。
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先日、僕が桐生という街で出会った、穏やかで静かな波のような、そんな表情なのだ。
そんなテキスタイルを用いたジャケット。
ゆったりとして、穏やかで、とても美しい。
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ちなみに、ジャケットはリバーシブルで着用することができる。
裏側にすると、ライトグレーのような淡い色味となり、より爽やかな印象を与えてくれる。
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一方、同素材を用いたパンツ。
ウエストは共布の紐で調整ができる。
シルエットはワイドで、動きやすく、そして、何よりも涼しい。
リネンをベースにした素材ということもあり、夏場でも快適に着用ができそうだ。
また、個人的に、足元をキュッと絞れるようなデザインというのもおすすめのポイントになる。
スニーカーやサンダルなどラフなシューズに、キュッと絞って合わせる。
とても素敵だと思わないだろうか。
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波打つ素材が生み出す、奥行きのある表情。
装いに取り入れ、光が当たることで、その表情は一層際立つ。
特にジャケットの背面のシルエットが素敵だ。
ゆったりとして、ストレスを感じないのに、羽織った時、気持ちはちょっとピンとしたような。
特別な気持ちを感じていただける。
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その瞬間、服を着る楽しみのようなものを強く実感する。
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素材良し
デザイン良し
季節良し
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この3つが重なった時、その日の装いは特別なものになるはずだ。
もし良かったら一度店頭で袖だけでも通して見てほしい。
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またこちらは現在オンラインショップにも掲載をしているので、合わせてそちらもご覧いただけると嬉しく思う。
波というと、海を先に思い浮かべてしまうけど、この"amachi."のアイテムにおける揺らぎというものは、静かで穏やかで。
そんな波に感じられる。
それは、川のせせらぎの合間に生まれる波だったり、湖のような閉ざされた空間で生まれる波だったり。
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桐生から帰ってきて、店でこのアイテムを見た時、あの時の思いが呼び起こされた。
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このアイテム達を纏った日。
きっと、そんな穏やかな美しい世界を感じてもらえるはずだ。
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それでは次回もお楽しみに。
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和五年(2023)3月19日(日曜日)
通巻第7674号
中国全人代は達成不可能な数値目標が並んだのだ
GDP成長が5%。赤字はGDPの3%以内。地方債は72兆円が上限
************************
3月5日から13日まで開催された全人代では、初日に李克強首相〔当時〕が演説した。
GDP成長目標を5%とし、22年は「コロナ禍と不動産不況にも拘わらず3%伸びた」と白々しく言い添えた。
都市の新規雇用は1200万人、失業率を5・5%とする。インフレ抑制を3%前後とし、赤字国債の上限はGDPの3%とする。また食糧5000万トンを増産する等とおおよそ達成不可能な数値目標を並べたてた。
政府活動報告で目立った表現には「習近平同士を核心とする党中央の力強い指導」、「習同士の核心としての地位と習を中心とする党中央の権威を守る」など時代錯誤の修辞が続き、「貧困脱却堅塁攻略戦に勝利する」と抽象的で意味不明な表現がある。ようするに貧困層を減らし皆の暮らし向きが良くなるように努力すると言いたいのだ。
内需拡大の項目では「地方政府特別債は3兆8000億元〔76兆円〕とする」とあって、表現に隠れているが、地方政府債務を新規債券発行で肩代わりし、当面誤魔化せと言っているようなものである。
地方政府が乱発した債券は既に1000兆円を超えたと推測されている(公式には900兆円前後)。
名指しはしていないが欧米のサプライチェーンの分断に関して「製造業の重要産業チェーンに関して国を挙げて重要な核心技術をめぐる難関を乗り越え、ハイテク研究開発と応用促進を加速する。デジタル経済をおおいに促進する」とする一方で、『外資の市場参入規制を緩和し、TPP加入交渉を推進する』とも主張している。
同時に『金融』と『香港、マカオ、台湾』の項目で政府活動報告は何を言ったのか。
「習近平の強軍思想」を貫徹し、環境にも取り組むとしたうえで、金融では「監督監査を強め、地域性、系統性金融リスクを回避する。大手不動産企業の経営危機に対処し、負債比率を改善し、無計画な拡大経営を防ぎ、不動産の安定成長をうながす」。
このため「地方政府の債務リスクを防止・解消し債務期限構造を改善し、利息負担を低減し、新規発行額を抑え、債務残高を削減する」とした。
この箇所を裏読みすると不動産は無謀な計画で大借金の山を築いたが、利下げと期限を延ばして救済措置をとるという意味だろう。そして、なんとか市況の暴落を防げないものかと言っているのである。
「昨年の不動産投資は前年比10%減。それだけでGDPは3%の下落圧力になる。それでも実質3%の成長をとげたとは信じがたい」(田村秀男氏、産経新聞3月18日)。
▲行政機関は無力化、重要部門は党直轄に
「チャイナウォッチャーのなかには、これを「地方分権的全体主義」と呼ぶが、習思想などと意味不明の個人崇拝体制で行政と経済政策が、最高指導部管轄となれば、国務院以下の中央官庁の存在意義はどうなるのか?
行政機構は無力化し、無骨格状態となり、党中央独裁、いや個人独裁の毛沢東時代と変わらなくなる。
香港とマカオの「一国二制度」の方針を揺るがずに貫徹すると唱えながら(すでに反古となっているが)「法に基づく統治を堅持する」とした。香港とマカオの自治を踏みにじったが、「法に基づく統治」と言うのは、その後、勝手に創った共産党支配合法のための「新法」を指す。
台湾についても「新時代の党の台湾問題解決の基本方策を貫徹し、独立反対、祖国統一促進を貫き、「祖国の平和的統一への満ちを歩む」などと「平和的統一」の美辞麗句を並べただけだった。
金融、治安、ハイテクが共産党の直接管理となった。ここが一番重要なポイントである。
西側の制裁に対抗し、統制を強化する目的がある。つまり国務院がこれまで専管事項だった分野も共産党直轄になったわけだ。
治安では公安、国家安全部と戸籍の管理を共産党内務工作委員会へ移管する。
金融では人民銀行と金融監督部者が共産党のふたつの委員会に権限移管され、科学技術と教育部門が党の専門委員会の直轄となる。
3月16日に発表された機構改革では党に「中央金融委員会」を設置し、金融安定を党が指導するうえ、「中央金融工作委員会」を別途設置し、金融システムの組織、規律を統一的に進める。国務院には名目的に「国家金融監督管理総局」が設置される。
人事面では新首相に経済素人の李強が任命された。前任の李克強は北京大學経済学博士号。続投する易鋼(人民銀行総裁)はイリノイ大学博士号を持つ専門家だ。
国家副主席には韓正が選出された。王岐山前副主席は完全な引退に追い込まれた。
人民銀行総裁に居座ることになる易鋼は中央委員候補からもすべりおち、もはや飾りでしかない。胡錦濤時代に中国銀行総裁だった周小川にはやや独自政策の裁量権があったが、金融も共産党直轄となれば、政策に柔軟性を希求するのは無謀だろう。
▲中国が「特許大国」ですって。(剽窃世界一の国が?)
こうみてくると以下の報道がいかに白々しいか。
中国は米国と並ぶ「特許大国」となった、そうな。実態は研究論文と申請件数のおびただしさで、他人の論文の剽窃や横取りも多い上、これからもつれるであろう難題は、日本や米国と中国との共同出願による特許がかなり存在することである。
とくにEV、スマホ、太陽光パネル、電池、レアメタルなどの先端分野に集中している。中国はこれら共同特許も解釈変更で中国の特許としている。トヨタは中国との共同特許が30件、まるで人質ではないか。
国際学会での論文数では米国を抜いて中国が一位、以下、韓国、台湾、日本とつづき、技術大国だった日本の地位低下が顕著になった。十年後に日本人のノーベル賞受賞者はいなくなるかもしれない。
米国企業での問題は、研究者の中に圧倒的に中国人が多く、わけてもテスラの技術陣は中国人が過半という。つまり中国人エンジニアが不在となると、世界各地で生産効率が下降する。その一方では、使命を帯びて外国企業にはたらく中国人のスパイ活動がある。
中国の23年の成長率目標が5%となったことは見た。
西側企業の中国撤退が続いている上、日米欧は中国へのハイテク輸出を規制し、米国はブラックリストを公表し、日欧にも協力を要請した。とりわけ半導体装置では日本とオランダが米国と協議し輸出停止を申し合わせた。
欧米ファンドも中国から引き上げをはじめ、中国をのぞく新興工業国家群への投資に分散、米ファンドの日本向け投資は中国へのそれの二倍ちかくになった。
ベトナム、インド、マレーシア、豪州などへ禿鷹ファンドのKKRやブラックストーンなどの巨大ファンドが投資対象を切り替えた。
中国株への投資も海外マネーの逃避が続出している。アリババ、JD、美団など中国のハイ的企業株から足を洗っているのだ。
かような情勢変化に直面する中国が5%成長を遂げるという習近平の方針は、張り子の虎としか言い様がない。
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230126 SLEEPING MADNESS
ダルダルの朝。少量のコーヒーを口に含み、ネットで適当なジャズを検索・再生して飲み下す。少しずつ理性が戻ってくる。
・
日記は「最も好ましい状態の自分」を素早くロードする為にある。
ガチ消耗して自分見失っている(怒りと孤独と冷酷に染まっている)時は自分の過去日記が勇気と優しさと冷静をくれる。
すごいテキストだな 我ながら。 どのモードにも対応できる処方箋だぞこれは。
とにかく、ふいなトラブルのストレスに敗けて自暴自棄になったり自分で選んだ関係性を貶めるような事態は理屈抜きに防ぐべきだ。
その為の「自己肯定テキスト群」が2022年のCRYDAYZには特に揃っている。
助かった。
僕は未来の自分とIfの自分を言葉で救い続けている。 I’m口先の魔術師。
どんな新しい環境 / フォーマットでも自分達ならきっとどうとでもやっていけるさ。ビターな不安はあるけれど。
環境が変わるたび、アクシデントと向き合うたび 強く前向きになる。
これまでがそうだったのだから、これからも―
【✓】
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今月5日に代表取締役副社長を辞任 ジャニーズ事務所が7日に都内で会見を開き、5日付で藤島ジュリー景子氏の代表取締役辞任、俳優・東山紀之の新社長就任、白波瀬傑代表取締役副社長の辞任が発表された。白波瀬氏は41年にわたり、同事務所の宣伝担当でメディア側と関わってきたが、会見場にその姿はなかった。事務所の“2大権力”だった故ジャニー喜多川氏、故メ���ー喜多川氏を崇拝してきた「ジャニーズを最も知る人物」。表舞台には出ず、メディアコントロールを続けてきた。通信手段は電話のみ。記者は先日、白波瀬氏からあるクレームを受けた。それは受け入れがたいものだった。(取材・文=ENCOUNT編集長 柳田通斉) 「車は家族の一員」…人気女優の“クルマ愛”と華麗なる愛車遍歴(JAF Mate Onlineへ) 8月29日午後7時47分。私のスマートフォンに「白波瀬氏ジャニーズ」の表示が出た。「応答」を押すと、白波瀬氏は言った。 「発表してないことを書かないでよ。そっちにもコメントを送っているんだから」 クレームの理由は、その1時間前にENCOUNTが配信した記事で「ジャニーズ事務所の会見は9月上旬を予定」と記したことだった。当日、「外部専門家による再発防止特別チーム」が出した提言を受け、事務所が発表したコメントを基にした記事。それに“独自情報”を加えたことが気に入らなかったようだ。 「こういうことを出されると、ザワザワするのよ。やめてください」 おそらく、他媒体からの問い合わせが相次いだからだろう。約5分のやり取り後、私が受け入れないことを悟ると、白波瀬氏は「分かりました。任せますよ」とあきらめた。その後、私が「白波瀬さん、退任されますよね」とつかんでいた情報をぶつけると、「はっ、人の人生を勝手に決めないでよ」とはぐらかした。 白波瀬氏とは、私がスポーツ紙で駆け出し記者だった30年前からの付き合いだ。当時のジャニーズ事務所は今ほどのパワーはなく、こうしたコントロールの試みもなかった。白波瀬氏の記憶力は抜群で1度会った人物の顔と名前は忘れない。私は芸能担当を終えた後、スポーツ担当の道を長く歩んだが、2009年に芸能デスクとして再会すると、「久しぶり。柳田さん、またよろしくね」と声をかけてきた。 その頃はSMAPが全盛。ジャニーズブランドのパワーはすさまじいものになっていた。白波瀬氏はジャニーズで紙面スペースを食い合わないように「紙面に載るには1日1組」と決めていた。そして、テレビ、映画、舞台制作発表などの日程を“自社都合”でコントロール。主催者側はそれに従い、他事務所が調整に動く状態だった。 スポーツ紙を優遇していたのは、ジャニー氏、メリー氏の意向からだった。タレントが騒動を起こした際は、スポーツ紙の担当記者だけで囲み取材をし、テレビの情報番組がその紙面を紹介する構図もあった。タレントのインタビューも優先的にできた。紙面を決定するデスクとしてはありがたかった。そして、白波瀬氏は私に「この前、◯◯のインタビューを設定したんだから、今日の◯◯が出たイベントはラージ、ラージ(大きく)でね。よろしく」と言ってくる。そんな日々だった。 私はその後、別部署の管理職を経て、ローカルテレビ局に転職した。白波瀬氏とはキャスティングなどでやり取りを続けたが、21年9月に今の会社に転職し、ENCOUNTに関わり始めてからは距離ができた。理由は白波瀬氏がWEB媒体に「壁」を作っていたからだ。再会した際もいったんは目をそらされた。インタビュー、ライブ取材はできない環境になり、「時代は変わりました。WEB媒体も(テレビ、新聞と)同じ場に立たせてください」と言っても受け入れてくれなかった。 理由は白波瀬氏が、ジャニー氏、メリー氏のマインドをかたくなに守っていたからだったと感じている。事務所の2大権力はネットニュースが当たり前になった2010年代も、ネットでの写真使用を禁じていた。結果、主演でもジャニーズタレントが入っていないキャストの集合写真がネットに載っていた。理由は「肖像権の保全」だったが、新聞紙面では写真は使いたい放題で二次使用も可能。「紙」を大事にしている証しだった。その後、ジャニーズは「1イベントにつき、WEBで写真使用は3枚まで、二次使用は禁止」のルールを作った。 だが、こんな規制を敷く事務所はどこにもない。私はこのジャニーズルールについても「前時代的で、早く撤廃すべきです」と訴えてきたが、周囲は「白波瀬さんが……」と顔を曇らせた。そして、このルールは8日時点で変更されていない(白波瀬氏の退任を機に変更を再要求)。 事務所の不利益を避けるべく、白波瀬氏は性加害問題を「知らない。うわさ話」と認めてこなかった。5月20日、元フォーリーブス・おりも政夫が「ジャニーズの現役、OBを変な目で見ないでほしい」と訴えた記事がENCOUNTから配信されると、“距離”を取っていた私に連絡をしてきた。 「おりもさんのおっしゃる通りですし、同じように願っています。ワシも(性加害の)うわさは聞いていたけど、信じてはいなかった。本当に知らないんですよ」 2大権力の近くにいて、「知らない」だけでは納得できない。会見でも「白波瀬氏はなぜ、ここにいないのか」「説明責任があるはず」の質問が出たが、東山は「退任しているからです」と釈明し、「白波瀬さんは前の世代」「時代と共に進化していかなければ」と付け加えた。 退任した白波瀬氏は2度と現場に来ることもないだろう。だが、今、何を思っているのかは気になる。性被害に遭って、傷ついて、夢破れた少年たちへの思いはないのだろうか。都合の悪いメディアを“出禁”にし、利害関係のあるテレビ、スポーツ紙を優遇したことが、「マスメディアの沈黙」の一因になったことをどう思うのか。もし、悔いていることがあるのなら、今からでも会見して話してほしい。心からそう願っている。
ジャニーズを去った白波瀬傑氏 最後までメディアコントロールを試みた"クレーム"の内容 | ENCOUNT
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