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Desaru 70.3 2024
ハーフアイアンマンレース@デサルー マレーシア 2024/05/19
たぶんしばらくは東南アジアでのレースはやらないだろう、ということと、2年前の雪辱をはらすべく、というつもりでデサルーでのハーフアイアンマンディスタンスに挑戦した。去年のフル以来、11か月ぶりのレース。6回目のハーフでもいろいろと学ぶことがあって、特に今回はいろいろ考えさせられた…。
決断が正しかったかどうかは、ちょっとまだ答えが出ない。たぶんダメだったと思う。つまり、体調が万全でない状態でレースをすることはやめた方がいい。それは仮に完走できたとしても、後味の悪い結果にしかならないから。終わった直後は、困難な状況でも諦めなかった自分を褒めてあげたい,という気持ちにはなったけど、それは同時に、無理をしていた、ということのあらわれであって、むしろ身体を壊す恐れがあった。
5日ほど前から食中毒の症状が出て、胃腸が全くよろしくない状態でレース本番を迎えてしまった。前日になって、ようやく(友人の)薬を飲んだり、食べ物を気遣ったりと、若干良い兆しが見えたから、いけるかな?、とさえ思ったけど、レース当日の朝も引き続き下痢、という感じで本来はやめるべきだった。脱水や消化不良の状態で、炎天下のレースは致命的なはず…。あとは、レースの週に、数日まともに食べられなかった、ことも実は大きくて、身体つきが変わったのを感じていた。今後のための学びとしては、レース前は体調管理に気をつけろ、ということだけ。その一点。あとは、棄権の決断を下す難しさを知ったかもしれない。
結果からいうと、今までのレース(特にコロナ後、トレーニングと栄養・テクニカルな知識や装備を備えていったあとのレース)の中では、不甲斐なさが顕著で、6時間28分というタイムは当初全く想定してなかった…。
一応お腹を気遣って、フェリーの中では長袖…
スイム 1.9km
滞在していたホテルからスタート地点まで歩いてすぐの距離だったから、5時ぐらいに朝食を食べ、5時40分ぐらいにはトランジションエリアには到着して、セッティングを開始。東南アジア特有の熱気とアスリートたちの輪の中にいると、自然とテンションがあがる。やるっきゃないな、という気分になる。
スイムは3つのカテゴリーの中では一番早いものを選択。7時10分頃にローリングスタートで出発。大体600mずつの三角形コース。波がやや高い印象で、特に2辺目を過ぎたあたりでは、かなりアップダウンが激しかった。波の振動に対処しつつ、前の人を抜かしたりしていたから、結構神経を使った気がした。水質はそんなによくないけど、水温もよく、天気がよくて、なおかつ時計回りのコースだったから、特に問題もなく、34分でスイムアウト。ワセリンを入念に塗ったから、特に擦れることもなかった。波の高さ的に、他のみんなは苦戦するのかな、と思いきや、早いタイムの出やすいコンディションだったみたい。とにかく、バイクトランジションまでの距離が長くて、息切れがひどかったのを覚えてる。T1ではアミノバイタルとバナナを半分食べて、バイクへ。カーフスリーブだけは、つけるのを取りやめちゃった。
バイク 90km
バイク出発直後は上り坂で息が上がり、ローリングしながらの道が大体5㎞ぐらい続いて、それ以降フラットで安定したコースになっていく。追い風もあったのか、前半は時速35キロぐらい、かなりスピードが出ていたと思う。1週目を過ぎて折り返す地点(半分過ぎ)までは順調だったし、DHバーを使った乗り心地をむしろ楽しんでた。エネルギージェルも1時間30分過ぎまでは予定通り摂取していた。急に力が入らなくなったのはそのぐらいで、大幅に失速してしまった。冒頭のお腹が理由なのかもしれないけれど、その頃ぐらいから何も食べたくなくなり(羊羹を一口食べて、吐き出してた)、ももの付け根が疲労し始めてた。たぶん後者に関しては、これはDHバーを使っての練習不足が大きな原因だと思った。思い返せば、それまでの数か月の練習中、100キロを超えるライドをしていても、エアロポジションになっていた時間が実はすごく短いことに今更ながらに気づいた。シンガポールの道路は信号も曲がり角も多いから、そもそもDHバーを握っている時間って、実は5-10%ぐらいなのでは、と思うぐらい。だから、長時間その姿勢で漕いでいる感覚が新鮮で、ももがじんわり痛くなってしまったのは、それが原因だと思った(Zwift&トレイナーでの練習をもっとしてもよかったかもしれない)。
とにかく、後半は水分もなんとなく取りたくなくなり(エイドステーションのエレクトライトが変な味だった…)、ジェルの摂取プランも億劫になり、足が攣る感覚が出てきたりと、なんだかグダグダになっっていった。体調のことも考え、バイク終わった後に、リタイアしよう、という思いが高まったんだけど、それでも、レースに参加してしまった以上、なんとなく後戻りがしづらくなっていた。 パフォーマンスがうまくいかない・疲れた・不甲斐なさの言い訳として、お腹のことを利用していないか、と。考えすぎなんだけどね。タイムは3時間10分。
ラン 21km
暑い中、栄養や水分が十分に取れないとどうなるか。
結局、バイクを終えてランをスタートするものの、開始数百メートルで足の攣る感覚が始まり、1kmも走れずにストップ。冷やすものもなく、その場で文字通り停止(あとから来た人達に励まされる)。こんなに激しく攣ったの10年近く前のビンタンの時以来かもしれない。とりあえずのろのろ歩くものの、やる気が完全にうせてしまったので、その場にいたボランティアスタッフにもうやめる旨を伝えた。だけど、無性に冷たいコーラが飲みたくて、とりあえず、次のエイドステーションまでは行く、と宣言。彼は、メディカルスタッフも呼んでくれたんだけど、結局、アイシングも断って少しずつ走り始めることに。唯一痛みに効いたのは持っていた4粒の塩タブレット。最悪の時はこれを食べれば、多少はなんとかなる、と思った。
2キロ強先のエイドステーションにたどり着いて、なんとか足を冷やせたし、大好きな冷たいコーラを飲めたから、若干回復した。あとは、騙し騙しエイドステーション間を頑張って走ろう、という目標に変えて、コーラ・水・氷の3点を頼りに必死に進んでいった。多少の吐き気と、胃が何も受け付けない感覚がずっとあったから、エネルギージェルも結局取らず仕舞い。予定としては30分おきに食べる予定が、結局ラン中食べたのは1つだけだったかな。困ったのは、エイドステーションの間隔が若干広かったことと、ランコース自体が激しくアップダウンしていたこと。真ん中の10km弱ぐらいはなんとか足が機能してくれたんだけど、持っていた塩タブレットがなくなってしまった時は、もう足の攣りを治すてだてがなかったら、さすがに歩くしか方法がなかった。ももの表裏、ふくらはぎ、左右の足というように、攣る箇所ってこんなにあるんだ、っていう素直な驚き。エネルギー切れにもなっていて、本当にただたんに長い辛いランコースとしか感じなかった。唯一の救いは、カンカン照りではなったことぐらいかな。
結果、2時間31分というあまり予想してなかった���イムでフィニッシュ。とにかく終わってくれたことの方が嬉しかった。全力を出し尽くした、というのじゃなくて、あの状況でできる精いっぱいだった、という方が正しいと思う。
まとめ
レースが終わってよかった、という気持ちはあるものの、レース中、辛いことの方が多くて、結局スッキリしない後味になっちゃったのは残念かな。こういう展開も、まあありかな。いい学びになったと思えば。
その他のロジに関しては、特に何も言うことがないぐらいスムーズだった。デサルーはシンガポールのタナメラからフェリーで行けるから、バイクをそのままで運べるのが素晴らしく良い。行きの自宅からターミナルへ、それからデサルーでもターミナルからホテルまでの往復は全部自走。金曜日の早朝に自宅を出発して、HardRockHotelで2泊。ここはバイクを洗って、乾燥させる設備もあって、とてもバイクフレンドリー。土曜日はODの友人たちを応援。たっぷり準備したり、軽く運動したり、それにくつろぐ時間がとれたのはよかった。帰りは午後3時チェックアウト、5時半のフェリーで帰路、というやや強行スケジュールだったけれども、月曜朝の仕事に間に合わせるにはそれでも良きかな。デサルーでまたレースをすることはないだろうけど、でも、70.3は(自分にはむいてないのは承知だけど)嫌いな距離ではないと思う。1年に1回はやっていきたいとは思う。次は日本か!?
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. I won🏆 . 🇺🇸アリゾナ州セドナ、レッドロックで開催されたバーチャルレース。 またまた勝ちました❗️😆 . 今朝5時スタート、バーチャルサイクリングシステムRouvyで行われたレッドロックでの約30Km ロードレース🚴♀️ 出走20名弱、朝も早よからオンラインで世界のアバターとガチンコレース。 まぁ向こうは20時くらいか。 起きて15分後には自転車にまたがりゼーハー。 マジ苦しいけどマジ楽しいオレはたぶんオカシイ😅 レースの後はクールダウン、チェコ🇨🇿のプラハで凱旋ライド🚴♀️ まさにゼイタクなヒトトキ。 . 久々の朝練、アサレンジャー。 さ、シャワー浴びて朝メシ食って仕事いこ。 通勤ライドだ❗️ . #america #arizona #sedna #redrock #usa #アメリカ #アリゾナ #czech #praha #チェコ #プラハ #朝練 #アサレンジャー #バーチャルサイクリング #サイクリング #トレーニング #ロードレース #バーチャル #zwift #rouvy #strava #自転車 #ロードバイク #サイクリング #ロードバイクが好き #ロードバイク好きな人と繋がりたい #自転車好きな人と繋がりたい #サイクリング好きな人と繋がりたい #カメラ #写真 #写真好きな人と繋がりたい (Redrock) https://www.instagram.com/p/CpAS-vsvsLj/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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朝練! すごく涼しくなりましたね ってことで、朝マックしに朝からサイクリング! 帰りはお気に入りの池でしばし休憩 #朝練ライド #サイクリング #自転車好きな人と繋がりたい #ternrip #ternbicycles #bicyclelover https://www.instagram.com/p/CjWtKKqpXYs/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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悪天候で走れないため、とりあえず私の愛車ショットが続きます😁 何処までも文句を言わずに走ってくれます。 カッコいい~💞 そして、とうとう控えめながらサイコンつけました。それもこれも、私というよりバイクの為に。沼~っ‼️ #西表島 #自転車で西 .. #ロードバイクJP
悪天候で走れないため、とりあえず私の愛車ショットが続きます😁 何処までも文句を言わずに走ってくれます。 カッコいい~💞 そして、とうとう控えめながらサイコンつけました。それもこれも、私というよりバイクの為に。沼~っ‼️ #西表島 #自転車で西 .. #ロードバイクJP
@saesaenjoy この投稿をInstagramで見る Sae C Pisces(@saesaenjoy)がシェアした投稿 悪天候で走れないため、とりあえず私の愛車ショットが続きます😁 何処までも文句を言わずに走ってくれます。 カッコいい~💞 そして、とうとう控えめながらサイコンつけました。それもこれも、私というよりバイクの為に。沼~っ‼️ #西表島 #自転車で西表島 #バイクトレーニング #pandani #feltbicycles #fr30 #strava #cycling #roadbikepics #roadbike_jp #roadbike #フルクラム #ロードバイク好きな人と繋がりたい #ロードバイクのある風景 #ロードバイクのある生活 #サイクリングフォト #朝活 #朝焼け #朝練ライド #チャリでブー #igcjp #igc_沖縄
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住めば都。 そんな言葉は何処か他人事のように、身の回りにはあるが自身が体感することは無い言葉だと思っていた。
そう、思っていたのだった。
しかしどうだ、家も建て家族も持ち自分は愛知は名古屋に根を下ろし生きていくんだ、きっとこの先生活圏が変わることは無いんだろうな。 と漠然と思っていたのだが、プライベートと仕事は完全に切り分けて過ごしていた小生は、自身の業務に限界を感じ新しい分野へ飛び込んだ結果、足を下ろした地は関東は東京であった。
はい、引っ越ししました。でした。※上野のパンダはいつでも見に行ける。
サラリーマンである自身ではあるのだが仕事に関して新しい取り組みをしたいと常々懇願していた私としては、日本の一大イベントであるオリンピックパラリンピック(通称オリパラ)に関わる自動車関係のプロジェクトに関わるチャンスがあり、社内根回しと上司への懇願が長年に渡り提出し続けた異動申請により勝ちとり、晴れて一大プロジェクトに関われることになった。
その結果、愛した名古屋を離れ東京は品川に拠点を移したわけである。
いつも通過するばかりであった品川に初めて新幹線を降車して、生活拠点となるわけだが、住めば都とは良く言ったもんだ。
東京に持ってきた自転車はとりあえず2台。 シクロクロスのeddymerckx eeklo70と街乗り用シングルシクロクロスのHunterCXである。 今月末には組み上がったロードバイクEddymerckx525が戦力復帰予定である。
自転車生活に関しては関東のサイクリングメッカである多摩川&尾根幹そして奥多摩、さらには北の荒川河川敷を経験した。 こと品川からの各サイクリングメッカへのアプローチはお世辞にも良いとは言えないが、どこを走っても東京お登りさんの私にとって刺激的な街並みばかり。 私にとって自転車不遇の地(要は走りにくい、走る場所が限られている)と思っていた東京とその周辺は、以外や以外、車絶対主義愛知県に比べて自転車へのリスペクトは格段に高く、自転車が街を構成する移動手段としての地位を確立していることに感動すら覚える。
愛知は自転車修羅の国である事については確信した。
この辺の私の細かい感想はPodcastプログラムであるRadioRuedaにて配信していますのでそっちを参照いただければ幸いです。
そして毎週、元全日本チャンピオンである西園氏によるSXS_Radio主催の練習会などフィジカル向上への土台もあるし、エピックな道は奥多摩や飯能にも多くありそうである。まだ奥多摩にしか行けていたいのである。 ※血の味ライドの後のコーヒーは格別である。
本当に恵まれている。
本当にありがたい事に前述の西園氏のSXSRideにはJプロツアーのザイコーさんや、私がまだまだ存じていない強脚の方が多数参加している。 そしてこの会に導いてくれたLDK_FM高田くんさんには感謝している。さらに高田くんさんとの場を作ってくれた旧来の友人であるマツドに至っては同じ地に住めて良かったと思う。
※呑みに関しては尋常じゃないストイックさを発揮する蝉の面々
ショップで言えばAbove Bikeの須崎さんを始めとした全ての方や、チータマや多摩湖朝練部。そして蝉の方々など言い出したらキリがないほどのサイクリストの方に助けられている。 自転車を通じて多くの方に助けられ住めば都を実現できている。
メインであるシクロクロスも茨城にシリーズ戦が開催され、東京でもCX東京は来シーズン復活予定など事に欠かかない。 自転車に乗る環境としてはインフラはともかく友人知人に本当に助けられ、楽しく乗ることができている。
だから私は自転車が好きだ。
この歳になってもまだ知り合いが増えるということが、どんなに嬉しいことかと痛感している。 そしてこの地に住むことで新しい文化を発見し、改めて今まで腰を据えていた地(東海)を外から見る事により気づきも大きく、何が発展のために必要か、何が欠けて何が飽和しているのか。それを客観的に見ることができている点も非常に有意義である。
もちろん家族を名古屋においてきてしまっている事に関して、申し訳なさもあるが基本である仕事へのチャレンジに対して応援してくれていることは本当に感謝している。
今のところ最短でオリパラ終了の2020年9月での帰任(多分これは可能性が極端い低い)���2022年3月の帰任、そのまま海外(北米)という道筋も希望としては出している。 この先どうなるかは私自身わからないが、充実している日々を過ごすために自転車が繋いだ人たちによって支えられているんだなと、痛感しながら感謝しています。
始まったばかりの東京生活、テキストの当tumblrと新しく昨年末から始めたPodcastにて発信していきますので、今後ともよろしくお願いします。
Podcast RadioRueda
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天の川の下のおっさん2人。
アンニョンハセヨ〜。ツアーも終わって暇になったので去年撮ったこの写真を紹介しようと思います。
この写真は247&GK編集長による横ノリフリーマガジン『HAND』に掲載されてるのですが、数に限りもあり全ての皆様には渡せないし、折角面白いの撮れたんで皆様に見てもらいたく本文も添えて発表します。
この写真は去年のGWの終わり頃に撮りました。その時についてのブログはこちら。夜中、撮影して仮眠して次の日ツアー、家帰ってブログ書いて、アップしたら折角書いたブログがバグって見られなくなったりしちゃったりで、なかなかハードなスケジュールでした。前置きはともかく。では本文どーぞ。
『天の川バッグでスノーボードの写真撮ってみない?』
幼馴染のコースケがいきなり提案してきた今回のプロジェクト。ほへ?天の川なんて今時期見られんの?期待通りの素人な反応に奴はニヤリと笑い、なんだか見たこともない携帯のアプリの画像を俺に見せてきた。ちょうど今の時期には天の川はこの方角の空に見えて、その空をバックに撮影するなら夜の二時に白馬大池の上のこの斜面で滑ればいいと思うんだと。画像ではその時間、その斜面では天の川がどういう感じで見えてるのかシュミレートした立体図が表示されていた。流石、田舎で鼻水垂らしながら横ノリライフを満喫してきた俺とは違い、都会で情報戦争をサバイブしてきた奴は最新のテクノロジーと上手く付き合っていやがる。更に、田舎で屁こきながら、なから(適当)な時間軸で生きてきた俺とは違い、B社のチームマネージャーとしてライダー達を統率していた奴はしっかり練られた撮影当日のタイムスケジュールまで送ってきやがった。おお~なんだか面白そうじゃねえか、やりややりや。俺達はお互いのスケジュールを擦り合わせて、天気や風などの情報を鑑みつつ撮影当日を迎えた。
奴の考えた段取りではまず、夕方ロープウェイの最終便で登り栂池ヒュッテにチェックインして九時頃まで仮眠して、そこから夜の山をハイクし目的の白馬大池の奥の斜面に零時頃到着し、機材をセットし、真夜中シューティングを行い、朝方またヒュッテに帰ってくるというものだった。ギリギリまで快適なヒュッテで体力を温存させて撮影に挑もうという事である。今回は二人共スプリットボードなのだが、夕方栂池へ向かう車中で奴に、夜中のカチカチ山登るんだから当然クトー(スキーアイゼン)は持ってきてるよな?と尋ねると、え?そんなのいるの?なんてこきやがる。やれやれだぜ。そのまま踵を返しクトーを取りに帰る。余裕を持って出たはずだが結局ギリギリの時間になったもののなんとか最終のゴンドラに乗り込んだ。因みに彼は、カメラ機材の重さの軽減のために最近になってスプリットボードを始めたスプリットビギナーだ。先日、スプリット初挑戦で一緒に山へ入った時なんか、新品未開封のスキーシールを持ってきて、山の上で開けてみたらシールのカットすらしてなくて(新品のシールは板の形に合わせてカットする)山の上でカットするなんていうトリックを披露したばかりだ。段取り���組むのは優れているががこういうところの詰めの甘さがたまに傷だぜ。
ゴンドラからロープウェイに乗り継ぎ、ヒュッテにチェックインすると、まだ日没まで少し時間があるんで折角だから夕焼けの光で撮影しようという事になった。滑る斜面を決め、カメラを構える場所も決め、お互いそこへ向かって移動し始めた。奴とは保育園からの長い付き合い。全てを言葉にしなくてもだいたい伝わる。思ったよりも、日が沈むスピードが早く、狙っていた斜面にどんどん影が伸びてきた。やばい。急がねば。なんとか急ピッチで登りきり、モードチェンジして、奴に無線を入れる。『こっち準備オッケー。そっちはどう?』「こっちもオッケー。ただ、最初に話してたとこはもう結構影になっちゃったね。もう一個奥の斜面にしようか。」『わかった、ほしゃいくぜ。』狙っていた面とは違う斜面だったけどもそんなに複雑な地形でもなかったのでなんとかなるべと滑りだした。そして、奴がカメラを構えている方へ向かって滑っていく。つもりだったが、あれ?あいつどこにいんだ?あれあれあれ?下まで降りて周りを見渡すと全然予想していたとこと違うところでカメラを構えていた奴。俺も俺で、奴の望んでいたところと全然違うところを降りてきたらしい。俺らは保育園からの長い付き合い。全てを言葉にしなくてもだいたい伝わる。訳でもなかった。夜の本番を前になんとも不安の残る出だしだぜ…。
ヒュッテで食事と風呂を済ませ一時間半ほど仮眠して、ヘッドライトを点けて夜の山を登り始める。夜空を見上げれば満点の星空。眼下には百万ドル程じゃないが百万円位の夜景のオラが村。この上なくロマンチックなシチュエーションだが、ここにいるのは熱愛カップルなんかではなく三十代後半のおっさん二人。春雪の夜の山はカチコチでクトーがなければ登れたもんじゃない。いつも難なく登る斜面もちょっとミスをすれば真っ逆さまに滑落してしまうので慎重に登る必要がある。スプリット初心者の奴がちと心配だったがそこは元白馬少年、エッジの使い方は心得ているようで、ちゃんと後ろについてきた。何箇所か緊張感のある所もあったがなんとか乗鞍岳を登りきり休憩したところで空を見上げると、無数の星達が織りなす川が視界に入った。星がよく見える環境に住んではいるが、いつもより更によく見える。何度も言うがここにいるのは彦星と織姫なんてロマンチックな関係の二人ではなく、三十代後半のおっさん二人であり、やることははっきりしている。
目的の斜面に着き、カメラをセットし、撮影開始だ。天の川の位置はまだ背景の端にあるが徐々に東から西へ移り真後ろにくるそうだ。一番いい時間帯は深夜2時頃。何本かやってみるがまっ暗闇の中、いい位置で、いいタイミングでアクションするのはなかなか難しい。しかもバーンは鬼のように硬い。更に、狙った斜面はシ��プルな一枚バーンでエアや何かトリックをするきっかけもない。レイバックしたりオーリーしたりしてみたものの、なかなかいい絵が残らない。
何度何度もトライしてみるものの、納得いく一本はなかなか出てこない。保育園からの長い付き合いのコンビネーションもこんなもんなのか…。ちょっと休憩してあたりを見回してみるとポツンと一本ダケカンバの木が生えているのが見えた。あのダケカンバ入れたらどうかな?奴に提案して一本撮ってみる。すると、おお!ワンポイントできてグッと絵が引き締まった感じがする!この構図で何本かやってみると、バチっとタイミングがあった一本が撮れた。思わず三十代後半のおっさん二人は抱き合った。
気がつくと4時間近く撮影していて、放射冷却でキンキンに冷えた空気の中、汗だくになっていた。あたりを見渡せばヘッドライトで稜線を目指す登山家の明かりがちらほら見えるようになって、更に東の空が白んできた。���て、くたびれたで帰りや。
乗鞍岳の山頂に着いた頃、朝日が登る直前だったので、折角なんでモルゲンロートで撮影しようという事になり、しばし待機。モルゲンロートは朝日が昇り始めて少し経ってからがゴールデンタイムだ。早る気持ちを抑え、一番いい色になった瞬間、ドロップし奴の目の前で思いっきりカッコつけてトゥサイドターンをする。
が、言わずもがなバーンは鬼のように硬い。そのままエッジが抜けアンコントロールな状態でズルズル落ちていく。全身のフリクションを使いなんとか止まったが、革のグローブにはでかい穴が空いていた。ノーウェイ…。これを読んでるみんな、春雪で朝日のライドはオススメしないぜ!とかいっとく!最後はなかなか怖い目も見たが、結果としては天の川シューティングは大成功を収め、なにより今まで見たことのなかった地球の更に美しい一面を垣間見ることができて、感動した。奴がまたなんか面白い提案をしてくるのを楽しみに待とうかな。
如何でしたでしょうか?コースケはスノーボードだけではなく風景写真もいい写真を撮るんで是非ともこちらのインスタをチェックしてください。今年もなんか面白いアイディアがあったみたいなんですけど、ちょっとタイミング合わずで出来ませんでした。また来年の楽しみかな〜。
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今年もやります!B.P.C
こんにちは、ブロンプトンジャンクション東京店のシオバラです。
寒さもやや落ち着いてきて、走り出しやすい季節になってきますね~!
なにかとお問合せもいただいており期待されてる方もいらっしゃるみたいでなによりです。お待たせしました。今年も開催します、BPCです!
BPCとは... BROMPTON PHOTO CLUB の略、ブロンプトンに乗って写真を撮りに行きましょう!ってイベントです。
毎回の流れとしては
店舗もしくは集合場所に集まっていただき
ロケーションのいいところまでライド
着いたらカメラマンさん��教わりながら各々写真撮影
いっぱい撮影したら撮った写真を集めて品評(ついでにランチしたり)
イベント解散、後日カメラマンさんがみなさんの写真を厳選してフォトブックを作成し、みなさまへ配布されます。
走り重視ではなく、ライド&フォト的なイベントです。カメラマンさんが同行しますので撮影テクニックなんかも学べたりしちゃいます。
ちなみに秋に行ったときはこんなカンジ ⇒ 紅葉BPCやってきました~
今年も昨年同様全国のブロンプトン販売店さまで開催される予定です。 まず第一回目はウチ、BROMPTON JUNCTION 東京店からの開催です!
日時:3月9日(土曜日)10時30分〜15時くらい(おおよそ) ※雨天の場合、延期または中止(前日時点での天気予報により可否を決定します。)
集合場所:ブロンプトンジャンクション東京店(10時30分集合)
参加費:3,000円(税込、フォトブック代も含む)、別途昼食代等
参加対象:ブロンプトンにお乗りの方
募集人数:5名
持ち物:ブロンプトン、カメラ(スマートフォンOK)、ヘルメット(推奨) ※カメラは撮影した写真をその場で外部転送できるものでお願いします。(スマートフォンなどでアップロードできる、SDカードでPCに取り込める、等)
※スタッフが当日みなさんの様子を撮影し、その写真、動画をブログ、SNS(Facebook,Twitter,Instagram)に掲載する場合がありますので予めご了承ください。
今回は年の第一回目なので店舗からぐるっと回れる範囲をゆったりペースな走行で行きたいと思います。(代々木公園、神宮外苑あたりを予定しています。)
距離はそんなに走らず、ポタリング、写真、ちょっとランチってカンジでしょうか。
参加ご希望の場合、申し込みは店頭、電話、メールにてご連絡お願いいたします。↓↓
TEL : 03-4283-1117 e-mail : [email protected]
別で開催してる”朝練”はレースに向けて走りに慣れるためのライドですが、こちらはホントにゆるーく楽しみたいです。 みなさまのご参加お待ちしております。
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Rapha Prestige Onomichi #2
Rapha Prestige Onomichi #2 明確な返事をしていないにも関わらず、立ち飲み屋で話をしてからというもの雑談をやりとりしていたSNSのメッセージに栗林はRapha Prestigeの存在を匂わすようになった。はっきりと言わないところも栗林らしいが、その話は妙にチームビルディングをどうするかというところにフォーカスが当たっていた。僕には地元京都で所属するチームがあり、Rapha Prestigeには2013年から様々にメンバーを入れ替え2015年あたりまで毎回出場していた。そこまで帰属意識が強い方では無いが、自分のチームにはそれなりに誇りを持っているので、別のチームや急造のチーム的なものでそれに参加する意味をあまり感じず、何度かあった誘いはすべてやんわりと断っていた。そういう経緯もあり、栗林の話は正直面倒に感じたが、冬のPrestigeという初めての試みへの期待や、冬季に開催されるシクロクロスレースに毎週のように参加することで単調になる生活をどうにかしたいと思っていたところもあって、面倒とは思いつつも前向きだった気がする。思えばそれが栗林のやり方であり、結果チームが完成してスタートラインに立つことになった要因のひとつだろう。栗林の話は面倒な手触りを持ちつつも、気づけば聞いてしまう浸透力のようなものを有しているのだ。毎週日曜日の早朝に練習をしているような話も聞こえていた。それにはよくわからないハッシュタグが設定されていて、普段から気が向けば自転車に乗っている僕からすれば、わざわざそんなハッシュタグを設定してシリーズのように見せるのも理解できないが、ここはひとつ実現に向けて漕ぎ出してみようか、と思った瞬間があったのは覚えている。そうなると、まずは5人のメンバーというところだが、例のチームビルディング的な考えはすぐに忘れることにした。僕のサイクリストとしての方向性を決定づけた要因のひとつであるRapha Prestigeであるが、それは既に僕の一部であり、つまりは日常である。ただ普段のライドのように、その時に一緒に走りたいと思える友人に声をかけて、気心の知れた連中を集めればいい。であれば、まず声をかけるべきは森本だ。その時、スマートフォンが栗林からのメッセージを知らせたが僕は無視をした。心なしか通知を知らせるバイブレーションが浮ついていた気がしたからだ。 >> Rapha Prestige Onomichi #3
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DMT R2を使って
使い始めてそろそろ4ヶ月くらいなのでここまで使ってきた感想を...
サイズは普段が29cmのものを履いているので今までシマノサイズで46を使ってきたけど先代のSIDI KAOSを使って少しつま先のほうが余っている感じがしていて,ショップでfizik R4Bの45を履いてみたら結構フィットしてたから今回はサイズを変えてみることに.
購入するときの選択肢は
DMT R2(いま履いてるやつ)
fizik R4B
SIDI KAOS
SPECIALIZED S-WORKS SUB6
SPECIALIZED TORCH 3.0
だった(多い).
ちなみにこれまでのシューズ遍歴はSHIMANO R088 白⇛SIDI KAOS 黄.
この中からDMTを選んだ理由はいくつか.
①色がかっこいい
少し前のサイクルウェアのトレンドといえば蛍光カラーで,自分が前に履いていたSIDIも蛍光イエローだったけど最近はレトロ風が来てるみたいでシューレースタイプのシューズやゴーグルみたいなサングラスみたいなのが流行ってる印象.
色もそれにのっかってか落ち着いたものが増えたかなー,選択肢の中で色みてもほとんど白黒しかなかったし.
あ,でもfizikの��イビーカラーは同じくらいかっこよかった!
それでKAOSは選��としても前と同じ蛍光イエローであまり代わり映えしないということでDMTの蛍光オレンジがぐっと来た.
②スペックが高い
DMT R2は発売時ではセカンドラインに位置づけられていたけど,ソールはヴィヴィアーニのようなプロ選手も使うフラグシップモデルと同じフルカーボンだしBOAとベロクロでフィット感も良さげ.
あとDMT独自の特徴として袋縫い(ソールに縫い目を極力使わない縫い方)を採用していて袋のように包みこむ狙いがあるみたい.
③安かった
DMT以外の選択肢だと最安でも2万オーバーでしょっちゅう買うものでもないけどちょっと出すのに億劫になってしまう値段(S-WORKSが2万強はかなり魅力的だったけど...).
そんなときにこれが某オクで1万からだったので入札したら余裕で落札.
そりゃ45履く日本人そうそういねえしな.
ということで今回はDMT R2を購入しました.
試着無しで購入したけどサイズは45で問題なし.
履き心地はSIDIと比べるとアーチ部分が高いというのが第一印象.
使ってるうちに慣れたけどね.
ここからは使ってみての��リット・デメリットを.
・メリット
まずソール剛性がかなり高い!
KAOSのソールはコンポジット素材である程度剛性が抑えられているけど,R2はフルカーボンだからパワーの伝達率がかなり高くなった気がする.
実際,朝練でリピート練習するときにワット値見ると10~20w上がっているような...?
次にベンチレーションがかなりいい.
KAOSにはソール部分にベンチレーションがなくて夏とか冬にシューズカバー履くときに蒸れて不快な感じがしてた.
R2にはつま先にベンチレーションがあるから今年の夏は去年よりも幾分かは快適にライドをすることができた.
・デメリット
まずホールド性がKAOSよりも下がった.
KAOSは足首付近のラチェットと甲のクロージャーで足全体がホールドされる感じ.
でもR2は甲のBOAと爪先のベロクロで履いてみるとつま先のベロクロがお仕事なさってないような気がする...
踏むと気持ちいいのはR2だけどサポート感はKAOSのほうが良かった.
ヒールの部分もSIDIのほうがホールド性高め.
使ってみてのメリット・デメリットはこんな感じだったけどレースで使ったり高強度のロングライド(140km)でも違和感は一切なかったから総合的には満足!
ただより高いレベルのペダリングスキルが要求されるシューズなんだろうなとは思う(膝痛くなった一因はこれかも).
ホールド性も先代から落ちてはいるけ���自分としては許容範囲.
このシューズでしばらくは行こうと思います
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今日はスロージョグ11キロ。途中でWS20秒4本でした。 #朝ラン #朝練 #朝活 昨日の強風ライド100キロのダメージもなく寒すぎて風邪引いたかも?と思ったけどそんなこともなく元気! #朝ラン #朝練 #朝活 https://www.instagram.com/p/CXFeCiRrHKs/?utm_medium=tumblr
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Desaru Triathlon 2022 70.3
デサルー トライアスロン@マレーシア 2022/07/24
4回目のハーフアイアンマンディスタンスレース。2019年春のコロンボ以来、それから2020年5月の事故以来の本格レースということで、久々に緊張と歓喜の入り混じる体験を味わってきました。レース前週までの2か月半、東京にいたこともあり、トレーニングがちゃんとできたかちょっと疑わしかったけど、結果だけみるとすごく充実したものだったんだなと感じられるかな。東京にいて良かったことは、ランの練習が楽しかったこと。ランニングステーションを活用した皇居ランを週に2-3回定期的にやれた(各10㎞ずつ走る)のがよかったのと、あとはシンガポールでは手に入りにくい栄養補給とか装備なんかを買えたことが功を奏したんじゃないかな(サプリとかゴーグル、シューズも)。(バイクのスピードは相変わらず悪かったにせよ)間接的には、自転車のフィッティングをしたこと、それからスマートトレーナーを1週間でも大会前に使えたことが大きく貢献している気がする。ランが奇跡的な速さで終われた背景には、やっぱり自転車で体力をうまく温存できたことが起因しているんじゃないかな、という個人的な分析。
移動とかホテルに関してのロジはかなり楽だった。メタスポーツから15人近く参戦したこととか、場所がシンガポールから車で2時間ぐらいの場所だったことが幸いしてる。行きも帰りもトレーニングメイトの車に自転車と共に乗せてもらえて、宿泊部屋も相乗りすることができたから、かなり助けられた。彼のレースが前��だったこともあって、本番の二日前の夕方にホテルに着いて、チェックインをすることができた。デサルー、というマレーシアのJBの東端のリゾート地でアイアンマンレースが行われるのは初めてのことだったみたい。にもかかわらず、結構よくオーガナイズされた大会だったと思う。強いて言えば、僕の泊まったホテルがメイン会場から2.5㎞程離れていたのがちょい辛かったかな。あと、トラ��ルと言えば、マレーシアの高速を運転するのに必要なTouch&Goカードが使えなかったこととか、自転車を車に据え付けるための装置(ストラップ)がホテル近くで壊れ、3台のバイクが道路に落っこちたことぐらい。後者に関しては、よく考えたら冷や汗もので、一歩間違えたら大惨事になったことだったはず。金曜も土曜も夜は大量にビュッフェを食べて、土曜は朝試しスイムを15分ぐらい、あと試しバイクを50分ぐらいして、レースのコース感覚を理解してた。レース終わった日曜の午後(3時ぐらい)には現地を一足先に出発して、その日の夕方にはSGに戻ってきちゃってた。
スイム(1.9km)
朝5時ぐらいに起きて(スタートの2時間前)、前日朝に失敬したパンとかリンゴを食べて、着替えと荷物準備。チェックアウトも済ませなければならなかったから、その辺は入念に前日から準備してた。ルームメイト他と車で移動後、6時に到着、すぐにトランジションエリアへ。普段と違って試しスイムができず、バッグドロップやらトイレ行ってたりしてたら、すぐにビーチに呼ばれることに。準備運動もそこそこに行ったらすでにいっぱい詰めかけていて、結局ほぼ最後方からのスタートに。でもローリングスタートでよかった。幾分ばらつくからね。海入ってからはほとんど何も言うことないぐらいスムーズに進んだ。怖さもなくて、スピードは抑えつつ、でも積極的に他の人抜かしまくってた。 透明度はそこまで高くない。約700mずつの三角形泳ぎで、浜に戻らないタイプも初めてに近いかな。最後の1/3はかなり楽だったように思う。 フィニッシュタイムは37分少しで、ビンタンの時よりも数分遅かったんだけど、それでも上位6%ぐらいには入っていたから相当良い方だったんだと思う。強い武器、といえるぐらいいつもすごく頼りになるのがスイムかも。この��子でキープできたら最高だと思う。
バイク(90km)
今回の鬼門が間違いなくバイクだった。練習不足であることは当然だけど、でも前述の投資(この半年で3千ドル近く!?)を考えると、ちょっと何か光るものがあってほしかった。きっと直接バイクのタイムには出なかったんだろうけど、何かには現れたのは確実だと思ってる。バイクスタートはすんなり、だけど相変わらず抜かされっぱなしだった。それでも半分ぐらいまでは(自分的に)普通のスピードを出していたと思う。陽のささない厚い曇り空に助けられて、あと、前半部を除いて平坦なまっすぐ道が続くコースが本当に快適だった。(今から考えると怪しいのだけど)30㎞の標識のところを50分で通過、45㎞を1時間20分で通過したから、これはまさか!?と思ってかなり嬉しがってた。でも今から思うと、そんなに早いスピードは出てなかったと思う(そいえば、ガーミンの距離をチェックしてなかった…)。喜んでた矢先に石を踏んずけてしまい、後輪が思いっきりパンクをしてしまった。もちろん前輪じゃなくてよかったし、これで転ばなかったことが不幸中の幸い。ただ、まさかこの時点でパンクかー、ということでかなり焦ったし、悔しかった。リタイヤなのか、とも一瞬思ったんだけど、まあ、middle of nowhereでそうも言ってられないから、直すことに。チューブ交換は正直5年以上ぶりだし、圧縮CO2の出し方も正直よくわかってない。そんなグダグダな状況で、とりあえずチューブを取り出すのが終わったところでテクニカルスタッフが来てくれた。おかげで、毎回てこずっていたチューブの挿入、タイヤをフレームに戻す、それから空気を入れる作業まで、一緒に手伝��てくれた。本当に感謝とかしかいえない。あと、やっぱり新しいチューブが入ってて本当に良かった…
その後は小雨もぱらつく中、なんとか最後まで漕ぎ切った。スピードは相変わらずかなり悲しいものだったけど、まあ、とにかく最後までたどり着けたことがとにかくうれしかった。最後半になると、もはや走ってるバイク数も少なくなる感じ。このライドで消費したのはチョコエネルギーバーとウィダーインゼリーのゴールド、それから小さいエネルギージェルぐらいで、あとは(今回お試しで飲んだ)マグネシウム(+塩分)たっぷりのサプリをポカリに解いたボトル一本と、あともう一ボトルのポカリは飲んだ後、エイドステーションで別のドリンクと2-3回交換してた。飲んでた量は相変わらず多くてよかったかな。強いて言えば、Mg入り顆粒は両ボトルに入れてもよかったかもしれない。テストしたかったのもあって、一本だけにしたんだけど、次回は増やしてもいいかも。そのおかげかわからないけど、前回に比べたら、痛みとか体の不調、だるさは比較的少なめだったように思う。あと、次回はワセリンを塗るのはしたほうがいいかも。もう一点加えるとしたら、負荷をかけずにケイデンスを高めにすると(息は荒くなるけど)筋肉が長持ちする、という友達のアドバイスもかなり参考になって早速実践してた。タイムは3時間22分。うーん。面白いことにスイムとは対照的に下位12%の成績。
ラン(21.5km)
びっくりするぐらい良い結果が出たのは最後のランだった。今でもタイムが信じられないぐらい。バイクからのトランジションの時は、相変わらず、あーこれから始まるんだ、という暗めの気持ちになったんだけど、まあ今思うと、足の方はわりと快調だったんだと思う。確かにランではものすごい数の人を抜きまくってた。それは間違いなく新しい経験だった。抜かれた数少ないメンバーの一人が行きの車で一緒だったやつで、確かにすごいタイムだったことが後でわかる。コースはというと、とにかくアップダウンの多いものできつかったのは確か。3往復のコースに3つは大きめの坂があって、歩いている人も多かった(というかほぼみんな歩いてた…)。もちろんそこも前日に教わったケイデンスの話を参考に、息が荒くなるように小走り気味に変えて坂道を登って行った。最初の7㎞はかなり楽に走り切って、タイムも40分弱だったから、やや押していっても大丈夫だと思った。ランナーズハイ的な気分のいい時間は大体2週目終わるぐらいまで続いて、あと最後の1周はマジで気合いだと思った。まさか2時間を切れるとは、本当に思わなかった(トップ12%の成績だった)…最後の方は足がつる一歩手前で、本当にやばかった。冷水と持ってきてた塩飴でだましだまし乗り切ってた。ラン全体ではウィダーインゼリー2つ(スタートと10km地点)、ジェル、塩飴7つ(もっと欲しかった…)、あとはエイドステーションの水・コーラ・スポーツドリンクをひたすら飲みまくってた。ボランティアの人たちには本当に感謝。最後の数百メートルが一番足がつりそうで、ゴール地点とかむしろ今にもストップするんじゃないかと思うぐらいやばかったんだけど、なんとか踏ん張ってフィニッシュ!最後はむしろ感動の涙も出かけてた。毎度のことだけど、本当に疲れたね。でも、今回は爽やかな疲れで、またやりたいって思うようなエンディングだった。
まとめ
過去3回のタイムを見ると、実はほとんど変わってなくて(むしろ天候とかコースによっては酷くなってたり)4回目の70.3で初めて、あっ成長してるかも、ということを実感した。確実に成長したのがランで、実際恥ずかしいことに2時間20分ぐらいかかっていたものが、今回すごい縮まったことに素直に嬉しさを感じてる。ランが2個目の武器になったら最高すぎるでしょ。次のレースのモチベーションになったことにもすごく感謝で、やっぱりフルを近いうちに終わらせたい気が満々になってきた。もちろん今回のことで一喜一憂せず、気長にやっていくんだろうけど、幾つか新しく試みたこともあって、すごく充実したレースだったように思う。あとは、当然だけど、知り合い・トレーニングメイトが一緒にいてくれ���と、すごく楽しいし、いろいろと問題にぶち当たっても解決できることがやっぱりいいね。トライアスロン始めた頃なんかは、その辺で相当苦労していたけど、(個人競技とはいえ)仲間がいるってことは大事なことだなあとあらためて思う。最後に、怪我がなく笑顔で終われたことに感謝です。次頑張りましょー。
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緊急事態宣言が明けたので休業日も無くなり元通りな毎日に。という事は平日は朝早く起きるか就業後に走るしかないわけで。これも元通りで。最近は定時で帰る事が難しく帰宅するともうクタクタで何かする気も起きず・・・。かと言って朝は元々苦手だし。そんな言い訳なら簡単に出来るし嘘ではないし。だからそれで良いならそれで精一杯なんだろう。睡眠時間とかそれ以外の何かを削ってまで走るかどうかは本人の情熱しかないのだから。情熱が上回るかどうかだから。自転車は趣味なのだから命を掛けてはいけないし全てを投げ打って走ってはいけない。仕事とか勿論家庭が最優先。健康第一。でも少しだけ無理をして頑張る。1日24時間しかないのだからその有限な時間をどれだけ効率良く使い切るか。だからこそ楽しいんだと思う。
火曜日は仕事終わりに帰宅ルートを変えて葛西方面から荒川サイクリングロードを堀切橋まで走って水戸街道経由で帰宅。40km弱。朝は真っ直ぐ会社に向かうから17km。通勤ライドだから10kmくらいの荷物背負って。これだけでも50km以上は走れる。都内は走りづらいけど信号が多いからスタートダッシュの練習にもなるしね。
昨日の夜はちょっと早く帰れたから夕飯食べてから短めで頑張るやつを。こんなのとか↑こんなのとか↓
こんなジャージ貰ったり
週末は日曜日が天気悪そうなので土曜日はつくば方面でMTB乗ります。登坂とアプローチの舗装路は頑張ってトレイルは丁寧にゆっくりと。全般的に速いライドになりますが��一緒してくれる方いれば連絡ください(^^)
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午前3時から朝ライド 日の出を池田山で見ようと思ったが間に合わなかった… DURA-ACE c24履かせて9kg… 49-39Tの訳わからんクランク… ツルッツルでグリップきかない革バーテープ… 愛着湧きますなぁ〜ww 練習終わりに食べた博多ラーメンも美味しかったなぁ 今朝は150kmくらい走ったけど、山も平坦も充実してていい練習になった(*^_^*) さて明日はどこを走ろうか? #ロードバイク #ロードバイク最高 #ロードバイク初心者 #duraacec24 #池田山 https://www.instagram.com/p/BvWuiWaFdWc/?igshid=k6wqhyk6f65h
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ことごとくヒルクライムの大会は中止。朝練だけではモチベが上がらないので苦肉の策で、密集しないようにコンペを考えたら早速反応してくれたチームメンバーに感謝です。ストラバ見てるだけでも楽しくなりそうです。東京は連日の感染者多数でちょっと心配ですが、できうる限りリスクを排除して迷惑をかけないよう考えてライド企画してます。 #ハルヒル #ビアンキ #ロードバイク #ヒルクライム #坂バカ #ペペローニしんせき #cycleshinseki #高崎 (サイクルショップしんせき) https://www.instagram.com/p/CCicC4fF9pT/?igshid=1o2jmv44g6meu
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Entrance for mountainbike
11月からオープン予定のフォレストバイクさんの体験ライド&整備活動に、 三浦半島マウンテンバイク・プロジェクトのメンバー3名と一緒に参加して来ました、天気も良かったので総勢15、6人が来られて、前週と比べて3倍くらいの人が集まったそうです(驚)注目度合が伺われますね!
で、着いたら24Hレースを一人で走るゲゲさんや、鎖骨折って1ヶ月で王滝に出ようとするbonさん、BMXエリートのMSDさんと合流しまして、一緒にライドできて良かったです。ゲゲさんホントお久しぶりでした。最近土日仕事で半島エリアに来れてないそうな。元気そのものでしたがw
※ゲゲさんも楽しそう♪ 話し戻しまして、県内では小田原エリアに二カ所展開しているフォレストアドベンチャーと市営の公園「わんぱくらんど」、地主さんが運営する植物園が隣にあり、三連休ということもあって駐車場は満杯。繁忙期は小田原厚木道路からの道が大渋滞するらしいです(汗)だた周りにコンビニや商店がないので、もし小田厚から来る場合は事前にお昼ご飯や水分を買っておいた方が良いです。
駐車場から海を望める景色が広がり、Coast to Summitが余裕でできそうで海アリ県民のVibes上がります!反対を見ると奥には塔ノ峰など箱根の外輪山が。「手前の山の中腹くらいまでが所有する山です。約70ヘクタール」とフォレストアドベンチャーの担当鈴木さんからの説明。ドッヒャー(汗)もうね、なんでもできそうです。
※bonmaxxさんのツイートから引用しますた ここは江戸時代から続く管理された山森で、樹齢350年の杉があったり神社の鳥居などに使われる室の良い木材を切出しているそうです。奥にはソーラー発電の施設や明治大正期の水力発電の産業遺構など、インフラストラクチャーのエリアもあります。そのためにかなり深いエリアまで舗装路があって、自走もハイクアップもカンタンにできる。この近代に手の入った、という部分がかなり特徴的と思います。午前中はそんなエリアを案内してもらってライドしました。今回はわき水のある所まで上りましたが、水がおいしいこと!
※あの山の中腹まで…って言葉にワクワクを抑えられない! で、その後は山から下って駐車場の隣りにある子どもや初心者向けの練習エリアを走りました。これが三重になった周回コースで、低木の並木を並走できたり緩い上りでなかなかおもしろい。後半はパンプやバームがあってスキルエリアになっています。午後からは主にここを整備しました。
※この入れた土がけっこう粘りがあって、転圧するとくっついて剥がれてしまって厄介…上から砂をかけて作業してました。 南アルプスさんに訪問した際に実感していますが、人海戦術がホントに効率がいい山整備、15人もいるとバリバリ作業が進みます。スキルエリアのバーム補強と登り5連パンプの制作でしたが2時間強で完成(驚)エンジン付き土木搬送車「ピンクレディ ポピー」が大活躍で、朝大型ダンプが搬入した土を導入路から供給してくれました。資本力ェ…(ゴクリ)
※ピンクレディーポピー号、このネーミング、やはりキャニコム…photo by wataru takei その土を入れてくれた8代続く地主の辻村さんですが、マウンテンバイクに使ってもらったら?と、フォレストアドベンチャーの運営会社さんに話しがあって始まったこのプロジェクト。地主さんに許可をもらうケースは見てきましたけど、自ら提案してくれるのは珍しいのでは?民からスタートするこのケース、いろいろ相乗りができるのでは。むっちゃ大事にしたいですね。
※並走できる並木シングルトラックが気持ちよい …photo by wataru takei 今回は未作業ですが、ショートダウンヒルができるトレイル部分もオフキャンバーになって転落しそうな部分も土を入れて補強するようです。なるべくトレイル要素を残したいとおっしゃるコースセッターの宮澤さん。コースというとフローなトレイルが多いので、これは体験としてアリですね。時間は1分に満たないですが、すり鉢状の部分もあってオモロイですよ。
※小さいしまだ粗いサーキットだけど、実に要素が多くて練習になる というわけで、スタートは初心者向けからと言っているフォレストバイクさんですが、ホント可能性のカタマリです。キソテク会場、エンデュランスレース、シクロクロス、ENS小田原、DSコース、Dパンプトラック…(涎)いやいや(汗)皆さんの周りのマウンテンバイク体験予備軍に楽しさを体感してもらうのにピッタリな場所ですよ!行った→初心者向けでつまらない→もういいや、で終わりな場所ではないですYO!
※ファットバイクのインパクトはこういうところでも発揮されるんすなあ まず行って体験するのをオススメします!あ、夕方急に虫がたくさん出て来て喰われたが足がカユイ!虫除けも忘れずに(汗)
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