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#御食事処天よし
hachikenyakaiwai · 7 months
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【かいわいの時】天保八年(1837)二月十九日:大坂町奉行所元与力大塩平八郎決起(大阪市史編纂所「今日は何の日」)
難波橋を渡った大塩軍は、二手に分かれて今橋筋と高麗橋筋に進みます。森鴎外の『大塩平八郎』には次のように描写されています。
方略の第二段に襲撃を加へることにしてある大阪富豪の家々は、北船場に簇(むら)がつてゐるので、もう悉く指顧の間にある。平八郎は倅格之助、瀬田以下の重立つた人々を呼んで、手筈の通に取り掛かれと命じた。北側の今橋筋には鴻池屋善右衛門、同く庄兵衛、同善五郎、天王寺屋五兵衛、平野屋五兵衛等の大商人がゐる。南側の高麗橋筋には三井、岩城桝屋等の大店がある。誰がどこに向ふと云ふこと、どう脅喝してどう談判すると云ふこと、取り出した金銭米穀はどう取り扱ふと云ふこと抔(など)は、一々方略に取り極きめてあつたので、ここでも為事(しごと)は自然に発展した。只銭穀の取扱だけは全く予定した所と相違して、雑人共は身に着つけられる限の金銀を身に着けて、思ひ/\に立ち退いてしまつた。鴻池本家の外は、大抵金庫を破壊せられたので、今橋筋には二分金が道にばら蒔まいてあつた。(七、船場)
この時の模様は、被害に遭った商人側でも詳細な記録が残されており、たとえば、三井文庫所蔵の史料「天保七年 浪速持丸長者鑑」(写真=コメント欄)には、焼き打ちされた商家に赤線が引かれています。ランク順に並べてみると
鴻池善右衛門(総後見)、三井呉服店(行事)、岩城呉服店(行事)、米屋平右衛門(東小結)、鴻池他治郎(西小結)、鴻池正兵衛(西前頭)、米屋喜兵衛(西前頭)、日野屋久右エ門、炭屋彦五郎、米屋長兵衛、甥屋七右衛門、和泉屋甚治郎、鴻池徳兵衛、長崎屋与兵衛、米屋与兵衛、泉屋新右衛門、紙屋源兵衛、小西佐兵衛、越後屋新十郎、よしの屋久右衛門、大庭屋甚九郎、昆布屋七兵衛、さくらいや八兵衛、平野屋喜兵衛、某
など、25商(店)の名前があがっています。今橋筋、高麗橋筋の商家は軒並み焼き打ちに遇っています。肥後橋の加島屋久右衛門(西大関)はコースから外れていたため難を逃れたようです。
(写真)「天保七年 浪速持丸長者鑑」1837(公益財団法人 三井文庫蔵) 相撲の番付表のように商人をランキングした表で、大塩の乱で被害を受けた商家に赤線が引かれている。三井、鴻池などが被害にあっていることがわかる(三井広報委員会)。
また、諸家の記録から、事件当日の様子や対応策、その後の復旧策を見てみると
(鴻池家)加島屋某筆とされる『天保日記』(大阪市立中央図書館所蔵)では天保八年(一八三七)二月十九日、火見台から望見して「鴻池本宅黒焰大盛二立登、其恐懼シキ事不可云」、幸町別邸めざして落ちのび、そこで加島屋某らが「鴻池於隆君・勝治・和五郎」らと無事出あうところが生々しくえがかれている。和泉町の鴻池新十郎家の記録 『北辺火事一件留』(大阪商業大学商業史資料館所蔵)でも、鴻池本家当主の善右衛門が土佐藩邸、長音は泰済寺、そのほか瓦屋町別荘などへ逃げ、鴻池深野新田農民をガードマンとして急遽上坂させるなど、その被害状況や防衛対策が丹念に記録されている。
(三井呉服店)三井では、同日三郎助高益(小石川家六代)が上町台地の西方寺に避難し、「誠に絶言語、前代未聞之大変にて」と、 ただちにレポを京都に送り、木材・釘・屋根板・縄莚などをすぐ仕入れ、はやくも三月八日に越後屋呉服店大坂店の仮普請完成=開店している様子が詳細に記録されている。(コメント欄参照)
(住友家)住友家史『垂裕明鑑』には、大塩事件のまっただなかで、泉屋住友が鰻谷(銅吹所その他)から大坂城にむけて鉛八千斤(弾丸)を三度にわけて必死で上納運搬したこと、事件による住友の被害として、「豊後町分家、別家久右衛門・喜三郎掛屋敷の内、備後町・錦町・太郎左衛門町三ケ所延焼」に及んだこと、そして住友の親類の豪商としては、「鴻池屋善右衛門、同善之助、平野屋五兵衛、同郁三郎」家などが軒並み“大塩焼け”で大きな被害をこうむったこと等々が、 生々しく記されている。
三井家では、享保の大飢饉の後に起きた江戸における打ち毀し(1733年)に衝撃を受け、以後、食料の価格が暴騰すると近隣に米や金銭を配って援助したり、また飢えた人々に炊き出しをしたりするなど、三都(江戸・京都・大坂)において施行を継続しています。それが、大塩平八郎の乱では標的にされ、襲撃された大坂本店は全焼、銃撃による負傷者まで出るほどであったと伝えています(三井広報委員会)。
儒学者の山田三川が見聞きした飢饉の様子や世間の窮状を日記風に書き留めた『三川雑記』には、乱の前に大塩は鴻池・加島屋・三井の主人らと談じ、富商十二家から五千両ずつ借りれば六万両となり、これで何とか八月半ばまでの「飢渇」をしのげると、「しばらくの処御取替」を依頼していたとあります。同意した加島屋久右衛門は襲われず、三井と鴻池は反対したため焼き打ちに遭ったとも言われています(山内昌之)。
ただし、『浮世の有様』の天保八年雑記(熊見六竹の筆記)には、この話は「或説」として取り上げられており、それによると、「十人両替へ被仰付候処、町人共御断申上候筋有之」とあります。三井はもちろん、鴻池や加島屋にも記録はなく、風評の域を出ないものと思われます。
(参考文献) 中瀬寿一「鷹藁源兵衛による泉屋住友の “家政改革”-大塩事件の衝撃と天保改革期を中心に-」『経営史学/17 巻』1982 三井広報委員会「三井の苦難(中編)」三井グループ・コミュニケーション誌『MITSUI Field』vol.39|2018 Summer 山内昌之「将軍の世紀」「本当の幕末――徳川幕府の終わりの始まり(5)大塩平八郎の乱」文芸春秋2020 山田三川『三川雑記』吉川弘文館1972 矢野太郎編『国史叢書 浮世の有様』1917
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tomoya-jinguuji · 7 months
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天壌無窮の皇運を扶翼すべし
3月 14, 2017
FBに短文を投稿しようかと思ったけど、ここは一発話題の教育勅語を考察してみようか。 12の徳目が素晴らしいから教育勅語は正しいんだという論調は全く問題ないんだが、教育勅語が気に入らないと言っている人達が一番気に入らないのは 「天壌無窮の皇運を扶翼すべし」 ここでしょう? ここを論じることなくしては、議論にならないわけだ。 正面突破しようか。 この一文の前にある 「一旦緩急あれば義勇公に奉じ」と繋げて 「国が危機的状況に陥ったら自らを犠牲にして天皇陛下のために死ね」 と訳して、軍国主義だ〜〜〜とやるわけだ。 「一旦緩急あれば」はまさしく「国の」とは明記していないものの、確かに「危機的状況」には違いない。 「義勇公に奉じ」はもちろん「勇気を持って公の為に尽くしなさい」となる。 「以て」それにより 「天壌無窮の」天地に永遠に続く 「皇運を」後に回す 「扶翼すべし」助けなさい。 ここで皇運をどう捉えるかが問題だ。 皇=天皇陛下と捉えれば 皇運、即ち陛下の運、運命ないしは皇室の運という事になる。 ************ よく考えてみてくれ この教育勅語は 「朕おもうに我が皇祖皇宗「国」をはじむること広遠に 徳をたつること深厚なり」 皇祖:天照大神 皇宗:神武天皇以降歴代の天皇 は、遠い昔に日本国を建設され、代々その徳は深く厚いものだった。 つまり「国」を語るところから始まっている。 そして以下のように続く 我が臣民(略)億兆心を一にして代々(よよ)その美をなせるは これ我が国体の精華にして教育の淵源また実にここにそんす 日本国民は全国民心を一つにして代々その美しさを体現してきたのは、これはこの国の在り方そのものが発露したものであって、正に教育の根がそこにあるのです。 となる。 その後12の徳目が列挙されるわけだが、 なぜ国家を語るところから始まって 一旦緩急あれば、の段に突然天皇陛下お一人のことに話が変わるのか。 全体を読めば「天皇のために死ね」と解する事のおかしさが分かる。 この場合皇運とは皇国の運命と訳すべきで有り、即ち日本国の運命という事になる。 よって「緩急」とは単なる危機的状況ではなく 国家を揺るがす一大事に於いては、と訳すべきで有り、 義勇公に奉じ:その際には自らを顧みず皆のために全力を尽くし、 これをもって 天壌無窮の:天地に永遠につづく(べき) 皇運を扶翼すべし:日本国の運命を助けよ。 となる。 陛下だけ守って国民が居なくなれば、これは国ではなくなる。 公に奉じておいて、陛下だけの運命を守れ、では辻褄が合わない。 6年前の東日本大震災のおりに自衛隊の方々は、自分たちも余震に脅かされいつまた周辺の瓦礫が崩れ自らも二次被害に遭うかも知れないという状況にありながら、必至に行方不明者の捜索を行い、一人でも多くの被災者の命を救おうとしてくれた。 もちろん先の大戦の折にも、硫黄島に向かった兵士達は自らが生きて帰って来れないことは重々承知していた。しかしながら硫黄島が獲られればそこから本土に空襲に向かう爆撃機が飛び立つことが出来る事も知っていた。だからこそ、彼らが一日でも長く抵抗することが本国の愛する家族を守ることになる。だから5日で占領出来ると考えていたアメリカに対して1ヶ月以上も粘り続ける事が出来た。 昨今日本の道徳心が低下した等と言われるが、私は、日本人の心は根底では変わっていないと思っている。 話がずれた。 ************************* 皇運=日本国の運命 を理解するためには、そもそも天皇陛下と我々臣民(国民)との関係を理解している必要がある。 仁徳天皇の民の竈の話は有名だ。 日本独自の伝統~仁徳天皇 詳しい内容は上記リンクに譲る。 臣民(国民)の竈から煙が出ていない、すなわちご飯が食べられていない事を知り、年貢の徴収をとりやめた。おかげで皇居に雨漏りがするほど貧しくなってしまった。この事を苦にした皇后陛下に対し 臣民(国民)が貧しいことは自らが貧しい 臣民(国民)が富めるときは自らも富んでいる と答えられた仁徳天皇。 そして、竈に煙が戻り充分食べられるようになった人々は、 陛下の心に答えて自ら集って皇居を治した。 という話。 この話が事実かどうかは些末な問題だ。 それ以上に1300年近く前に編纂された日本書紀に書かれたこの話が、以降1000年以上の長きにわたって日本で語り継がれ、模範とされてきた事実が重要だ。 日本に於いて天皇陛下と我々国民の関係は、互いにその幸せを願い、助け合う存在だという事。時に人はこれを親と子になぞらえて語る。 陛下は国民を「たから」とよび我々は陛下を敬う。 この陛下と国民との関係を理想として、我々はこの国を代々継承してきた。 この関係は住民を自らの富のために搾取してきたヨーロッパの王の姿とは大きく異なる。結果フランスでは革命が起こり王が処刑される。 時にそのような理想的な天皇陛下に恵まれなかったことも歴史の中にはあったかも知れない。 それは正に夫婦と同様、仲むつまじい夫婦という理想を追いかけながら、現実は夫婦喧嘩もし、日々の様々な問題を乗り越えていく。 同様に、陛下と我々国民の間も長い歴史の間に於いて理想通りに行っていない時期もあったかも知れないが、それでも理想的関係を模索しながら切磋琢磨してきた歴史なのではないだろうか。 そう考えると、現代の我々国民のありかたは、はたして理想的姿を体現出来ているのか、幾ばくかの疑問が残ることを否めない。 また話がそれた。 天皇陛下の国民への思いは今も変わらない。 国民に知ってほしい陛下の祈り 詳しくは上リンクに譲るが、陛下は元旦早朝より日本の国の平穏を願い祈りを捧げる。 また、毎日祈りを捧げてから一日を始められるそうだ。 国民の平和と繁栄を第一に思う陛下だからこそ、日米開戦に最後まで反対されたのは他でもない天皇陛下だった。 大東亜戦争開戦前の御前会議 上リンクより引用
昭和16年9月6日、日本は昭和天皇の前で御前会議を開きます。その席で昭和天皇は、「外交が主か、戦争が主か」と閣僚たちに尋ねられました。及川海相が「重点は外交にある」と答えました。すると昭和天皇は、懐から紙片を取り出され、御自らお詠みになられた。 よもの海 みなはらからと思ふ世に など波風の たちさわぐらむ四方の海は、みんな同じ人間、同じ家族であり兄弟であると思うのに、なぜ争いの波風が起こるのだろうか。そう詠まれたこの歌は、明治天皇の御製です。昭和天皇のこのお言葉に、列席した閣僚たちは、全員、ただうなだれるより言葉がなかった。しばらくの間、誰もがうつむき、言葉を発する者さえなかった。
そして終戦を決断出来なかった政府に、終戦の聖断を下したのも陛下だった。
「迫水久常の手記」(終戦時内閣書記官長)天皇の聖断で受諾した“ポツダム宣言”
上リンクより引用
そして、いまにして思えば、終戦ができたのも、一に天皇陛下の御仁徳のおかげであった。陛下の真のご信念はいつも平和にあった、ということを、私はそのときほど強く感じたことはない。戦争終結の動機も、実にそのご信念から発したものであった。
陛下は常に国と国民の平和と繁栄を望み、その為に祈っている。 だからこそ我々は陛下のため、即ちこの国のため、この国に住む家族全ての同胞の為に資力を尽くす。 これを君民一体という。 これが理解出来れば、 皇運がすなわち我々全て日本に住む国民の運命だという事が容易に理解出来るはずである。 ******************* 最後に教育勅語のそもそもの在り方を好く現していると思う末尾を語って締めくくろう。 この道は(略):即ち12の徳目 古今につうじて謬(あやま)らず:昔から今に至るまで変わらないことで 中外にほどこして悖(もと)らず:外国の人達に伝えても正しいことです。 「朕汝臣民と共に拳々服膺して みなその徳を一にせんことをこいねがう」 私は、あなた方国民と共にこの正しい道理(12の徳目)を両手で大事に抱くように大切にしします。だから我々みながこの徳を一緒に体現していくことを願ってやまないのです。 教育勅語を支配者である天皇が従属者である国民に対して、あたかも命令のように下したものであると主張する旨が如何に根拠のないものか、この最後の一文を理解すれば良く分かると思う。
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fukagawakaidan · 1 month
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「お化けの棲家」に登場したお化け。
1、骨女〔ほねおんな〕 鳥山石燕の「今昔画 図続百鬼』に骨だけ の女として描かれ、 【これは御伽ぼうこうに見えたる年ふる女の骸骨、牡丹の灯籠を携へ、人間の交をなせし形にして、もとは剪灯新話のうちに牡丹灯記とてあり】と記されている。石燕が描いた骨女 は、「伽婢子」「牡丹灯籠」に出てくる女つゆの亡霊、弥子(三遊亭円朝の「怪談牡丹灯 籠」ではお露にあたる)のことをいっている。これとは別物だと思うが、「東北怪談の旅」にも骨女という妖怪がある。 安永7年~8年(1778年~1779年)の青森に現れたもので、盆の晩、骸骨女がカタリカタリと音をたてて町中を歩いたという。この骨女は、生前は醜いといわれていたが、 死んでからの骸骨の容姿が優れているので、 人々に見せるために出歩くのだという。魚の骨をしゃぶることを好み、高僧に出会うと崩れ落ちてしまうという。 「鳥山石燕 画図百鬼夜行」高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 「東北怪談の旅」山田 野理夫
2、堀田様のお人形
以下の話が伝わっている。 「佐賀町に堀田様の下屋敷があって、うちの先祖はそこの出入りだったの。それで、先代のおばあさんが堀田様から“金太郎”の人形を拝領になって「赤ちゃん、赤ちゃん」といわれていたんだけど、この人形に魂が入っちゃって。関東大震災のとき、人形と一緒に逃げたら箱の中であちこちぶつけてこぶができたから、修復してもらうのに鼠屋っていう人形師に預けたんだけど少しすると修復されずに返ってきた。聞くと「夜になると人形が夜泣きしてまずいんです」と言われた。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収)
3、ハサミの付喪神(つくもがみ)
九十九神とも表記される。室町時代に描かれた「付喪神絵巻」には、「陰陽雑記云器物百年を経て化して精霊を得てよく人を訛かす、是を付喪神と号といへり」 という巻頭の文がある。 煤祓いで捨てられた器物が妖怪となり、物を粗末に扱う人間に対して仕返しをするという内容だ が、古来日本では、器物も歳月を経ると、怪しい能力を持つと考えられていた。 民俗資料にも擂り粉木(すりこぎ)や杓文字、枕や蒲団といった器物や道具が化けた話しがある。それらは付喪神とよばれていないが、基本的な考え方は「付喪神絵巻」にあるようなことと同じで あろう。 (吉川観方『絵画に見えたる妖怪』)
4、五徳猫(ごとくねこ)  五徳猫は鳥山石燕「画図百器徒然袋」に尾が2つに分かれた猫又の姿として描かれており、「七徳の舞をふたつわすれて、五徳の官者と言いしためしも あれば、この猫もいかなることをか忘れけんと、夢の中におもひぬ」とある。鳥山石燕「画図百器徒然袋」の解説によれば、その姿は室町期の伝・土佐光信画「百鬼夜行絵巻」に描かれた五徳猫を頭に 乗せた妖怪をモデルとし、内容は「徒然袋」にある「平家物語」の 作者といわれる信濃前司行長にまつわる話をもとにしているとある。行長は学識ある人物だったが、七徳の舞という、唐の太宗の武の七徳に基づく舞のうち、2つを忘れてしまったために、五徳の冠者のあだ名がつけられた。そのため、世に嫌気がさし、隠れて生活するようになったという。五徳猫はこのエピソードと、囲炉裏にある五徳(薬缶などを載せる台)を引っ掛けて創作された 妖怪なのであろう。ちなみに土佐光信画「百鬼夜行絵巻」に描かれている妖怪は、手には火吹き 竹を持っているが、猫の妖怪ではなさそうである。 ( 高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕画図百鬼夜行』)→鳥山石燕『百器徒然袋』より 「五徳猫」
5、のっぺらぼー 設置予定場所:梅の井 柳下 永代の辺りで人魂を見たという古老の話しです。その他にも、背中からおんぶされて、みたら三つ目 小僧だったり、渋沢倉庫の横の河岸の辺りでのっぺらぼーを見たという話しが残っています。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収) のっぺらぼーは、顔になにもない卵のような顔の妖怪。特に小泉八雲『怪談』にある、ムジナの話が良く知られている。ある男が東京赤坂の紀国坂で目鼻口のない女に出会い、驚き逃げて蕎麦 屋台の主人に話すと、その顔も同じだったという話。その顔も同じだったという話。
6、アマビエアマビエ 弘化3年(1846年) 4月中旬と記 された瓦版に書かれているもの。 肥後国(熊本県)の海中に毎夜光るものが あるので、ある役人が行ってみたところ、ア マビエと名乗る化け物が現れて、「当年より はやりやまいはや 6ヵ月は豊作となるが、もし流行病が流行ったら人々に私の写しを見せるように」といって、再び海中に没したという。この瓦版には、髪の毛が長く、くちばしを持った人魚のようなアマビエの姿が描かれ、肥後の役人が写したとある。 湯本豪一の「明治妖怪新聞」によれば、アマピエはアマピコのことではないかという。 アマピコは瓦版や絵入り新聞に見える妖怪で、 あま彦、天彦、天日子などと書かれる。件やクダ部、神社姫といった、病気や豊凶の予言をし、その絵姿を持っていれば難から逃れられるという妖怪とほぼ同じものといえる。 アマビコの記事を別の瓦版に写す際、間違 えてアマビエと記してしまったのだというのが湯本説である。 『明治妖怪新聞」湯本豪一「『妖怪展 現代に 蘇る百鬼夜行』川崎市市民ミュージアム編
7、かさばけ(傘お化け) 設置予定場所:多田屋の入口作品です。 一つ目あるいは、二つ目がついた傘から2本の腕が伸び、一本足でピョンピョン跳ねまわる傘の化け物とされる。よく知られた妖怪のわりには戯画などに見えるくらいで、実際に現れたなどの記録はないようである。(阿部主計『妖怪学入門』)歌川芳員「百種怪談妖物双六」に描 かれている傘の妖怪「一本足」
8、猫股(ねこまた)  猫股は化け猫で、尻尾が二股になるまで、齢を経た猫 で、さまざまな怪しいふるまいをすると恐れられた。人をあざむき、人を食らうともいわれる。飼い猫が年をとり、猫股になるため、猫を長く飼うもので はないとか、齢を経た飼い猫は家を離れて山に入り、猫股 になるなどと、各地に俗信がある。 このような猫の持つ妖力から、歌舞伎ではお騒動と化け猫をからめて「猫騒動もの」のジャンルがあり、
「岡崎の猫」「鍋島の猫」「有馬の猫」が三代化け猫とされる。
9、毛羽毛現(けうけげん) 設置予定場所:相模屋の庭 鳥山石燕の「今昔百鬼拾遺」に毛むくじゃらの妖怪として描かれた もので、 「毛羽毛現は惣身に毛生ひたる事毛女のごとくなればかくいふ か。或いは希有希現とかきて、ある事まれに、見る事まれなれば なりとぞ」とある。毛女とは中国の仙女のことで、華陰の山中(中国陝西省陰県の西 獄華山)に住み、自ら語るところによると、もともとは秦が亡んだため 山に逃げ込んだ。そのとき、谷春という道士に出会い、松葉を食すことを教わって、遂に寒さも飢えも感じなくなり、身は空を飛ぶほど軽くなった。すでに170余年経つなどと「列仙伝」にある。この毛羽毛現は家の周辺でじめじめした場所に現れる妖怪とされるが、実際は石燕の創作妖 怪のようである。 (高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕 画図百鬼夜行』→鳥山石燕「今昔百鬼 拾遺」より「毛羽毛現」
10、河童(かっぱ) 設置予定場所:猪牙船 ◇ 河童(『耳袋』) 江戸時代、仙台藩の蔵屋敷に近い仙台堀には河童が出たと言われています。これは、子どもたちが、 なんの前触れもなく掘割におちてしまう事が続き探索したところ、泥の中から河童が出てきたというも のです。その河童は、仙台藩の人により塩漬けにして屋敷に保管したそうです。 ◇ 河童、深川で捕獲される「河童・川太郎図」/国立歴史民俗博物館蔵 深川木場で捕獲された河童。河童は川や沼を住処とする妖怪で、人を水中に引き込む等の悪事を働く 反面、水の恵みをもたらす霊力の持ち主として畏怖されていた ◇ 河童の伝説(『江戸深川情緒の研究』) 安永年間(1772~1781) 深川入船町であった話しです。ある男が水浴びをしていると、河童がその男 を捕えようとしました。しかし、男はとても強力だったので逆に河童を捕えて陸に引き上げ三十三間堂の前で殴り殺そうとしたところ、通りかかった人々が河童を助けました。それ以来、深川では河童が人 間を捕らなくなったといいます。→妖怪画で知られる鳥山石燕による河童
11、白容商〔しろうねり〕
鳥山石燕「画図百器 徒然袋」に描かれ、【白うるりは徒然のならいなるよし。この白うねりはふるき布巾のばけたるものなれども、外にならいもやはべると、夢のうちにおもひぬ】 と解説されている。白うるりとは、吉田兼好の『徒然草」第六十段に登場する、 芋頭(いもがしら)が異常に好きな坊主のあだ名である。  この白うるりという名前に倣って、布雑巾 の化けたものを白容裔(しろうねり)と名づけたといっているので、つまりは石燕の創作妖怪であろう。古い雑巾などが化けて人を襲う、などの説 明がされることがあるが、これは山田野理夫 の『東北怪談の旅』にある古雑巾の妖怪を白 容裔の話として使ったにすぎない。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編
12、轆轤首〔ろくろくび〕
抜け首、飛頭蛮とも つな いう。身体から首が完全に分離して活動する ものと、細紐のような首で身体と頭が繋がっているものの二形態があるようである。 日本の文献には江戸時代から多くみえはじ め、『古今百物語評判』『太平百物語』『新説 百物語」などの怪談集や、『甲子夜話』『耳 囊」「北窓瑣談」「蕉斎筆記』『閑田耕筆』と いった随筆の他、石燕の『画図百鬼夜行」に 代表される妖怪画にも多く描かれた。 一般的な轆轤首の話としては、夜中に首が 抜け出たところを誰かに目撃されたとする内 容がほとんどで、下働きの女や遊女、女房、 娘などと女性である場合が多い。 男の轆轤首は「蕉斎筆記』にみえる。 ある夜、増上寺の和尚の胸の辺りに人の 首が来たので、そのまま取って投げつけると、 どこかへいってしまった。翌朝、気分が悪いと訴えて寝ていた下総出 身の下働きの男が、昼過ぎに起き出して、和 尚に暇を乞うた。わけ その理由を問えば、「昨夜お部屋に首が参りませんでしたか」と妙なことを訊く。確か に来たと答えると、「私には抜け首の病があります。昨日、手水鉢に水を入れるのが遅い とお叱りを受けましたが、そんなにお叱りに なることもないのにと思っていると、 夜中に首が抜けてしまったのです」 といって、これ以上は奉公に差支えがあるからと里に帰って しまった。 下総国にはこの病が多いそうだと、 「蕉斎筆記』は記している。  轆轤首を飛頭蛮と表記する文献があるが、 これはもともと中国由来のものである。「和漢三才図会』では、『三才図会」「南方異 物誌」「太平広記」「搜神記』といった中国の 書籍を引いて、飛頭蛮が大闍波国(ジャワ) や嶺南(広東、広西、ベトナム)、竜城(熱 洞省朝陽県の西南の地)の西南に出没したことを述べている。昼間は人間と変わらないが、夜になると首 が分離し、耳を翼にして飛び回る。虫、蟹、 ミミズなどを捕食して、朝になると元通りの 身体になる。この種族は首の周囲に赤い糸のような傷跡がある、などの特徴を記している。中国南部や東南アジアには、古くから首だけの妖怪が伝わっており、マレーシアのポン ティアナやペナンガルなどは、現在でもその 存在が信じられている。 日本の轆轤首は、こうした中国、東南アジ アの妖怪がその原型になっているようである。 また、離魂病とでもいうのだろうか、睡眠中に魂が抜け出てしまう怪異譚がある。例えば「曽呂利物語」に「女の妄念迷い歩 <事」という話がある。ある女の魂が睡眠中に身体から抜け出て、 野外で鶏になったり女の首になったりしているところを旅人に目撃される。旅人は刀を抜いてその首を追いかけていく と、首はある家に入っていく。すると、その家から女房らしき声が聞こえ、 「ああ恐ろしい夢を見た。刀を抜いた男が追 いかけてきて、家まで逃げてきたところで目 が醒めた」などといっていたという話である。これの類話は現代の民俗資料にも見え、抜け出た魂は火の玉や首となって目撃されている。先に紹介した「蕉斎筆記』の男の轆轤首 も、これと同じように遊離する魂ということ で説明ができるだろう。 轆轤首という妖怪は、中国や東南アジア由 来の首の妖怪や、離魂病の怪異譚、見世物に 出た作りものの轆轤首などが影響しあって、 日本独自の妖怪となっていったようである。 【和漢三才図会』寺島良安編・島田勇雄・竹 島淳夫・樋口元巳訳注 『江戸怪談集(中)』 高田衛編/校注『妖異博物館』柴田宵曲 『随筆辞典奇談異聞編」柴田宵曲編 『日本 怪談集 妖怪篇』今野円輔編著 『大語園』巌谷小波編
13、加牟波理入道〔がんばりにゅうどう〕
雁婆梨入道、眼張入道とも書く。便所の妖怪。 鳥山石燕の「画図百鬼夜行」には、便所の台があるよう 脇で口から鳥を吐く入道姿の妖怪として描かれており、【大晦日の夜、厠にゆきて「がんばり入道郭公」と唱ふれば、妖怪を見さるよし、世俗のしる所也。もろこしにては厠 神名を郭登といへり。これ遊天飛騎大殺将軍 とて、人に禍福をあたふと云。郭登郭公同日 は龕のの談なるべし】と解説されている。 松浦静山の『甲子夜話」では雁婆梨入道という字を当て、厠でこの名を唱えると下から入道の頭が現れ、 その頭を取って左の袖に入れてまたとりだすと 頭は小判に変化するなどの記述がある。 「がんばり入道ホトトギス」と唱えると怪異 にあわないというのは、江戸時代にいわれた 俗信だが、この呪文はよい効果を生む(前述 ことわざわざわい ●小判を得る話を含め)場合と、禍をよぶ 場合があるようで、「諺苑」には、大晦日に この話を思い出せば不祥なりと書かれている。 また、石燕は郭公と書いてホトトギスと読ませているが、これは江戸時代では郭公とホト トギスが混同されていたことによる。 ホトトギスと便所との関係は中国由来のようで、「荊楚歲時記』にその記述が見える。 ホトトギスの初鳴きを一番最初に聞いたもの は別離することになるとか、その声を真似すると吐血するなどといったことが記されており、厠に入ってこの声を聞くと、不祥事が起 こるとある。これを避けるには、犬の声を出 して答えればよいとあるが、なぜかこの部分 だけは日本では広まらなかったようである。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 『江戸文学俗信辞典』 石川一郎編『史実と伝説の間」李家正文
14、三つ目小僧
顔に三つの目を持つ童子姿の妖怪。 長野県東筑摩郡教育委員会による調査資料に名は見られるが、資料中には名前があるのみ で解説は無く、どのような妖怪かは詳細に語られていない。 東京の下谷にあった高厳寺という寺では、タヌキが三つ目小僧に化けて現れたという。このタヌ キは本来、百年以上前の修行熱心な和尚が境内に住まわせて寵愛していたために寺に住みついたものだが、それ以来、寺を汚したり荒らしたりする者に対しては妖怪となって現れるようになり、体の大きさを変えたり提灯を明滅させて人を脅したり、人を溝に放り込んだりしたので、人はこれ を高厳寺小僧と呼んで恐れたという。困った寺は、このタヌキを小僧稲荷として境内に祀った。この寺は現存せず、小僧稲荷は巣鴨町に移転している。 また、本所七不思議の一つ・置行堀の近くに住んでいたタヌキが三つ目小僧に化けて人を脅したという言い伝えもある。日野巌・日野綏彦 著「日本妖怪変化語彙」、村上健司校訂 編『動物妖怪譚』 下、中央公論新社〈中公文庫〉、2006年、301頁。 佐藤隆三『江戸伝説』坂本書店、1926年、79-81頁。 『江戸伝説』、147-148頁。
15、双頭の蛇 設置予定場所:水茶屋 「兎園小説」には、「両頭蛇」として以下の内容が著してある。 「文政7年(1824)11月24日、本所竪川通りの町方掛り浚場所で、卯之助という男性 が両頭の蛇を捕まえた。長さは3尺あったという。」
文政7年(1824)11月24日、一の橋より二十町程東よりの川(竪川、現墨田区)で、三尺程の 「両頭之蛇」がかかったと言う話です。詳細な図解が示されています。 (曲亭馬琴「兎園小説」所収『兎園小説』(屋代弘賢編『弘賢随筆』所収) 滝沢馬琴他編 文政8年(1825) 国立公文書館蔵
16、深川心行寺の泣き茶釜
文福茶釜は「狸」が茶釜に化けて、和尚に恩返しをする昔話でよく知られています。群馬県館林の茂 林寺の話が有名ですが、深川2丁目の心行寺にも文福茶釜が存在したといいます。『新撰東京名所図会』 の心行寺の記述には「什宝には、狩野春湖筆涅槃像一幅 ―及び文福茶釜(泣茶釜と称す)とあり」 とあります。また、小説家の泉鏡花『深川浅景』の中で、この茶釜を紹介しています。残念ながら、関 東大震災(1923年)で泣茶釜は、他の什物とともに焼失してしまい、文福茶釜(泣き茶釜)という狸が 化けたという同名が残るのみです。鳥山石燕「今昔百鬼拾遺」には、館林の茂森寺(もりんじ)に伝わる茶釜の話があります。いくら湯を 汲んでも尽きず、福を分け与える釜といわれています。 【主な参考資料】村上健司 編著/水木しげる 画『日本妖怪大辞典』(角川出版)
17、家鳴(やなり) 設置予定場所:大吉、松次郎の家の下)  家鳴りは鳥山石燕の「画図百鬼夜行」に描かれたものだが、(石燕は鳴屋と表記)、とくに解説はつけられて いない。石燕はかなりの数の妖怪を創作しているが、初期の 「画図百鬼夜行」では、過去の怪談本や民間でいう妖怪などを選んで描いており、家鳴りも巷(ちまた)に知られた妖怪だったようである。 昔は何でもないのに突然家が軋むことがあると、家鳴りのような妖怪のしわざだと考えたようである。小泉八雲は「化け物の歌」の中で、「ヤナリといふ語の・・・それは地震中、家屋の震動 する音を意味するとだけ我々に語って・・・その薄気 味悪い意義を近時の字書は無視して居る。しかし此語 はもと化け物が動かす家の震動の音を意味して居た もので、眼には見えぬ、その震動者も亦(また) ヤナ リと呼んで居たのである。判然たる原因無くして或る 家が夜中震ひ軋り唸ると、超自然な悪心が外から揺り動かすのだと想像してゐたものである」と延べ、「狂歌百物語」に記載された「床の間に活けし立ち木も倒れけりやなりに山の動く掛軸」という歌を紹介している。 (高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕画図百鬼夜行』、『小泉八雲全集』第7巻)
18、しょうけら 設置予定場所:おしづの家の屋根 鳥山石燕「画図百鬼夜行」に、天井の明かり取り窓を覗く妖怪として描かれているもの。石燕による解説はないが、 ショウケラは庚申(こうしん) 信仰に関係したものといわれる。 庚申信仰は道教の三尸(さんし)説がもとにあるといわ れ、60日ごとに巡ってくる庚申の夜に、寝ている人間の身 体から三尸虫(頭と胸、臍の下にいるとされる)が抜け出し、天に昇って天帝にその人の罪科を告げる。この報告により天帝は人の命を奪うと信じられ、対策とし て、庚申の日は眠らずに夜を明かし、三尸虫を体外に出さ ないようにした。また、これによる害を防ぐために「ショウケラはわたとてまたか我宿へねぬぞねたかぞねたかぞ ねぬば」との呪文も伝わっている。 石燕の描いたショウケラは、この庚申の日に現れる鬼、ということがいえるようである。
19、蔵の大足
御手洗主計という旗本の屋敷に現れた、長さ3尺程(約9m)の大足。(「やまと新聞」明治20年4月29日より)
20、お岩ちょうちん
四世鶴屋南北の代表作である「東海道四谷怪談」のお岩 を、葛飾北斎は「百物語シリーズ」の中で破れ提灯にお岩が 宿る斬新な構図で描いている。北斎は同シリーズで、当時の 怪談話のもう一人のヒロインである「番町皿屋敷のお菊」も描 く。「東海道四谷怪談」は、四世南北が暮らし、没した深川を舞台にした生世話物(きぜわもの)の最高傑作。文政8年(1825) 7月中村座初演。深川に住んだ七代目市川團十郎が民谷伊 右衛門を、三代目尾上菊五郎がお岩を演じた。そのストーリーは当時評判だった実話を南北が取材して描 いている。男女が戸板にくくられて神田川に流された話、また 砂村隠亡堀に流れついた心中物の話など。「砂村隠亡堀の場」、「深川三角屋敷の場」など、「四谷怪 談」の中で深川は重要な舞台として登場する。
21、管狐(くだぎつね)  長野県を中心にした中部地方に多く分布し、東海、関東南部、東北の一部でいう憑き物。関東 南部、つまり千葉県や神奈川県以外の土地は、オサキ狐の勢力になるようである。管狐は鼬(いたち)と鼠(ねずみ)の中間くらいの小動物で、名前の通り、竹筒に入ってしまうほどの大きさだという。あるいはマッチ箱に入るほどの大きさで、75匹に増える動物などとも伝わる個人に憑くこともあるが、それよりも家に憑くものとしての伝承が多い。管狐が憑いた家は管屋(くだや)とか管使いとかいわれ、多くの場合は「家に憑いた」ではなく「家で飼っている」という表現をしている。管狐を飼うと金持ちになるといった伝承はほとんどの土地でいわれることで、これは管 狐を使って他家から金や品物を集めているからだなどという。また、一旦は裕福になるが、管狐は 大食漢で、しかも75匹にも増えるのでやがては食いつぶされるといわれている。 同じ狐の憑き物でも、オサキなどは、家の主人が意図しなくても、狐が勝手に行動して金品���集 めたり、他人を病気にするといった特徴があるが、管狐の場合は使う者の意図によって行動すると考えられているようである。もともと管狐は山伏が使う動物とされ、修行を終えた山伏が、金峰山 (きんぷさん)や大峰(おおみね)といった、山伏に官位を出す山から授かるものだという。山伏は それを竹筒の中で飼育し、管狐の能力を使うことで不思議な術を行った。 管狐は食事を与えると、人の心の中や考えていることを悟って飼い主に知らせ、また、飼い主の 命令で人に取り憑き、病気にしたりするのである。このような山伏は狐使いと呼ばれ、自在に狐を 使役すると思われていた。しかし、管狐の扱いは難しく、いったん竹筒から抜け出た狐を再び元に 戻すのさえ容易ではないという。狐使いが死んで、飼い主不在となった管狐は、やがて関東の狐の親分のお膝元である王子村(東京都北区)に棲むといわれた。主をなくした管狐は、命令する者がいないので、人に憑くことはないという。 (石塚尊俊『日本の憑きもの』、桜井徳太郎編『民間信仰辞典』、金子準二編著『日本狐憑史資料 集成』)
22、かいなで 設置予定場所: 長屋の厠 京都府でいう妖怪。カイナゼともいう。節分の夜に便所へ行くとカイナデに撫でられるといい、これを避けるには、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文を唱えればよいという。 昭和17年(1942年)頃の大阪市立木川小学校では、女子便所に入ると、どこからともなく「赤い 紙やろか、白い紙やろか」と声が聞こえてくる。返事をしなければ何事もないが、返事をすると、尻を舐められたり撫でられたりするという怪談があったという。いわゆる学校の怪談というものだが、 類話は各地に見られる。カイナデのような家庭内でいわれた怪異が、学校という公共の場に持ち込まれたものと思われる。普通は夜の学校の便所を使うことはないだろうから、節分の夜という条件が消失してしまったのだろう。 しかし、この節分の夜ということは、実に重要なキーワードなのである。節分の夜とは、古くは年越しの意味があり、年越しに便所神を祭るという風習は各地に見ることができる。その起源は中国に求められるようで、中国には、紫姑神(しこじん)という便所神の由来を説く次のような伝説がある。 寿陽県の李景という県知事が、何媚(かび) (何麗卿(かれいきょう)とも)という女性を迎えたが、 本妻がそれを妬み、旧暦正月 15 日に便所で何媚を殺害した。やがて便所で怪異が起こるようになり、それをきっかけに本妻の犯行が明るみに出た。後に、何媚を哀れんだ人々は、正月に何媚を便所の神として祭祀するようになったという(この紫姑神は日本の便所神だけではなく、花子さんや紫婆(むらさきばばあ)などの学校の怪談に登場する妖怪にも影響を与えている。) 紫姑神だけを日本の便所神のルーツとするのは安易だが、影響を受けていることは確かであろう。このような便所神祭祀の意味が忘れられ、その記憶の断片化が進むと、カイナデのような妖怪が生まれてくるようである。 新潟県柏崎では、大晦日に便所神の祭りを行うが、便所に上げた灯明がともっている間は決して便所に入ってはいけないといわれる。このケースは便所神に対する信仰がまだ生きているが、便所神の存在が忘れられた例が山田野理夫『怪談の世界』に見える。同書では、便所の中で「神くれ神くれ」と女の声がしたときは、理由は分からなくとも「正月までまだ遠い」と答えればよいという。便所神は正月に祀るものという断片的記憶が、妖怪として伝えられたものといえる。また、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文も、便所神の祭りの際に行われた行為の名残を伝えて いる。便所神の祭りで紙製の人形を供える土地は多く、茨城県真壁郡では青と赤、あるいは白と赤の 男女の紙人形を便所に供えるという。つまり、カイナデの怪異に遭遇しないために「赤い紙やろう か、白い紙やろうか」と唱えるのは、この供え物を意味していると思われるのである。本来は神様に供えるという行為なのに、「赤とか白の紙をやるから、怪しいふるまいをするなよ」というように変化してしまったのではないだろうか。さらに、学校の怪談で語られる便所の怪異では、妖怪化した便所神のほうから、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」とか「青い紙やろうか、赤い紙やろうか」というようになり、より妖怪化が進ん でいったようである。こうしてみると、近年の小学生は古い信仰の断片を口コミで伝え残しているともいえる。 島根県出雲の佐太神社や出雲大社では、出雲に集まった神々を送り出す神事をカラサデという が、氏子がこの日の夜に便所に入ると、カラサデ婆あるいはカラサデ爺に尻を撫でられるという伝 承がある。このカラサデ婆というものがどのようなものか詳細は不明だが、カイナデと何か関係があるのかもしれない。 (民俗学研究所編『綜合日本民俗語彙』、大塚民俗学会編『日本民俗学事典』、『民間伝承』通巻 173号(川端豊彦「厠神とタカガミと」)ほか)
23、木まくら 展示予定場所:政助の布団の上 江東区富岡にあった三十三間堂の側の家に住んだ医師が病気になり、元凶を探した所 黒く汚れた木枕が出た。その枕を焼くと、死体を焼く匂いがして、人を焼くのと同じ時間がかかったという。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収)
24、油赤子〔あぶらあかご〕鳥山石燕の『今昔 画図続百鬼』に描かれた妖怪。【近江国大津 の八町に、玉のごとくの火飛行する事あり。土人云「むかし志賀の里に油うるものあり。 夜毎に大津辻の地蔵の油をぬすみけるが、その者死て魂魄炎となりて、今に迷いの火となれる」とぞ。しからば油をなむる赤子は此ものの再生せしにや】と記されている。 石燕が引いている【むかし志賀(滋賀) の】の部分は、「諸国里人談』や『本朝故事 因縁集」にある油盗みの火のことである。油盗みの火とは、昔、夜毎に大津辻の地蔵 の油を盗んで売っていた油売りがいたが、死 後は火の玉となり、近江大津(滋賀県大津 市)の八町を縦横に飛行してまわったという もの。石燕はこの怪火をヒントに、油を嘗める赤ん坊を創作したようである。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 『一冊で日本怪異文学 100冊を読む」檜谷昭彦監修『日本随筆大成編集部編
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petapeta · 1 year
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 獣肉を「けがれたもの」と考える国民に対して、いきなり「やっぱり食べなさい」といってもうまくいくはずがありません。そこで政府は作戦を考えました。飛鳥時代に「肉食禁止」を宣言したのは天皇です。ならば、「肉食解禁」も天皇にお願いしようというのです。かくして明治5年1月24日、宮中にて西洋料理の晩餐会が開かれました。参加したのは後藤象二郎・副島種臣・江藤新平・寺島宗則・井上馨(かおる)ら、肉食を推進する政府関係者たち。この模様が新聞で「日本では昔から肉食が禁止されてきたが、これに正当な根拠は無いとして、天皇自ら肉を食べられた」と報道されたことで、正式に肉食が解禁されたのです。とはいうものの、実は明治天皇は洋食嫌いでした。「肉食は養生のためよりも、外国人との交際に必要だから食べたのである」と大久保利通にグチをこぼしたそうです。「肉食推進作戦」には当然反発も起こりました。解禁から一ヶ月後、御岳行者10名が皇居に乱入し「万民の上に立ち、穀物の稲を祭司し、古代以来肉食を禁止した歴代の天皇をさておいて、外国の勢力に押しながされて獣肉を解禁するなど、とんでもないことである」と訴え出たほか、明治10年(1877)4月の朝野新聞では「大久保利通が無理矢理天皇に洋食を食べさせている」「洋食洋医を宮中から斥けよ」と糾弾する記事が掲載されました。 どうしても食う気になれない  明治天皇も食した肉ですが、それでも庶民には受け入れられませんでした。実際に食べて美味しさを実感すれば、口コミで広がっていきそうなものですが、そうはならない大きな理由がありました。それは「調味料」。西洋の肉料理は「スパイス」や「バター」を使って調理されますが、これがいけませんでした。ちょっと時代を遡りますが、フロイスが、天正13年(1585)にまとめた『日欧文化比較』の中にはこう書いています。 「われわれ(西洋人)は乳製品、チーズ、バター、骨の髄などをよろこぶ。日本人はこれらのものをすべて忌み嫌う。かれらにとってそれは悪臭がひどいのである」  遣外使節団の1人としてフランスに派遣された奉行池田筑後守長発(ながおき)が、船の中で出された洋食に苦悩している様子を、同行した理髪師の青木梅蔵が記録しています。 「パン・牛肉の焼もの様々、ことごと歎息なしたり、パンは別段臭気なけれども何とやら気味悪く、牛はなおさらなり、さればとて二日三日このかた食事とては一切いたさず、空腹もまた堪え難し。(中略)折からこの処へ御奉行様お一人にて、色青ざめ、ひょろひょろと致しお出ありし有り様、さながらこの世の人とも思われず」  NHKの大河ドラマ『八重の桜』にも登場した明治期の物理学者山川健次郎。学生時代、アメリカに留学するために乗った船中で食べた洋食について『山川老先生六十年前外遊の思出』で以下のように回想しました。 「何しろ西洋の食物なんて云うものは食べた事がない。あの変な臭いがするのがまず第一に困って、船に乗っても食わないで居ると、船の医者が飯を食べにゃいかんと勧めて呉れたが、しかしどうしても食う気になれない」
ナガジン!|特集:発見!長崎の歩き方 「西洋は長崎から~「洋食」」
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myonbl · 7 months
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2024年2月23日(金)
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世間では今日から三連休、ツレアイ(訪問看護師)も珍しく世間並み。それならと、<天満天神繁昌亭>の朝席を予約した。露の新治師匠の出番をのぞけば、京都以外の夜の落語会は正直辛くなった(早寝早起きが身上故)。朝席なら終わってからゆっくりランチ(+🍺or🍶)をいただいても明るいうちに帰ることが出来る。かくして、連休初日は美味しく楽しく過ごすことができたのだ。
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5時30分起床。
日誌書く。
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蕎麦がなくなったので、朝食は残りご飯を頂く。
洗濯。
可燃ゴミ、20L*1&30L*1。
8時26分、七条御前通りからバス乗車、阪急桂駅から南森町へ、天満天神繁昌亭へ。
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今日の朝席は<たましか・桂文鹿/笑福亭たま二人会>、ほぼ大入と言ってよい。たまさんは上方落語界では論理的分析力はピカイチ、<note>の有料記事は、いつも拝読している。対する文鹿さん、毎年インドへ出かけて当地で新作落語を作り、熱狂的なファンをお持ちの方。たまたま土曜日の朝席なので出かけたが、次回も朝席なら是非来たいと思わせる素晴らしい内容。ええ取り合わせですな。
終演が12時15分、天神橋筋商店街の飲食店は何処もいっぱい、3軒目に空席のある店があったので内容を確認することなく入店。彼女は煮魚定食、私は豚汁定食、生ビールも頂いて味よし値段よし。
帰宅は15時前、彼女は早速買物に走る。
わたしはと言えば、昨日の<TRAVELER'S NOTEBOOK>のセットアップの続き。YouTubeで参考映像を見ながらあれこれ試行錯誤、その自由度の高さに愛着が増す。
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早めの夕飯準備、ポークステーキ・半熟酢卵、画像はないがシシャモ・板わさも加えて🍷&🍶。
録画番組視聴、刑事コロンボ。
第37話「さらば提督」/ Last Salute to the Commodoreシーズン 1, エピソード 37 造船界の大立者で提督と呼ばれるオーティス・スワンソンは、創立記念パーティの会場で娘ジョアナの夫で現社長のチャーリーを儲け主義に走り、造船所を堕落させたと罵倒する。経済的にオーティスに頼りきりだった一族の者は、彼が一族全員を叩き出すつもりでいることに動揺する。
片付け、入浴、体重は305g増。パジャマに着替えて日誌書く。
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雨模様でウォーキングは諦めて、残念ながらリング完成ならず。水分は、1,710ml。
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monthly-ambigram · 1 year
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2023-7月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、
逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。 詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/@2r96
◆今月のお題は「神話」です◆
今月は参加者の皆様に「神話」のお題でアンビグラムを制作していただいております。 ご高覧のほどよろしくお願い申し上げます。
では .38氏の作品をかわきりに順にご紹介してまいります。
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「超自然」回転型:.38氏
神話とは自然現象を超自然的な存在に結びつけたもの。カーブの調整が上手なのでチョー自然に読めますね。
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「第三の目」図地反転重畳型:螺旋氏
様々な神話によく現れるモチーフ。複雑なギミックの発見は第三の目で見ているのでしょうか。
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「 神籬(ひもろぎ)/顕現 」回転共存型:mishima氏
『神籬は古来、日本の神を招くための依代のようなもので、反対にすると日本神話の神が「顕現」するという感じで作りました』とのことです。神の依代となりそうなステキなデザインです。
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「八俣遠呂智/草薙剣」回転共存型 :兼吉共心堂氏
八俣遠呂智(ヤマタノオロチ)を180°回転させると 草薙剣(クサナギノツルギ)になるアンビグラムです。書道筆致が最高に決まっています。共存型(回転させると別の言葉になるもの)はアンビグラムの花形です。
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「 VOCALOID神話入り楽曲」回転型:いんふぃにてぃ氏
盛り合わせで作っていただきましたが、それぞれ文字組の工夫がみられて楽しいです。 (  「ローリンガール」「ワールズエンド・ダンスホール」「天ノ弱」「ワールドイズマイン」「千本桜」「アンノウン・マザーグース」「メルト」「みくみくにしてあげる♪」「モザイクロール」「初音ミクの消失」「マトリョシカ」「ゴーストルール」「脳漿炸裂ガール」「砂の惑星」「アスノヨゾラ哨戒班」「DONUT HOLE」「六兆年と一夜物語」)
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「 神話」図地反転回転型:いとうさとし氏
中央の煌めきの形状が、図地反転により両方の文字でそろってくるのが美しいです。
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「ローマ神話」回転型:ぺんぺん草氏
代表的な神話の一つ。シンプルな図案化に神秘さを感じます。
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「ゼウス」回転型:peanuts氏
ギリシャ神話の主神で全知全能の神。文字の分解と省略が素晴らしいです。ロゴのデザインとしても優れていますね。
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「 ククルカン ケツアルコアトル 」旋回型:kawahar氏
『アステカ神話のケツァルコアトルとマヤ神話のククルカンは同一とされているので同一のグリフでくくるかんじにしました』とのことです。そのグリフ自体もフラクタル的な形状で濃淡をつけているのが読みやすさの向上に効果的です。
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「天照大神」図地反転鏡像型:douse氏
日本神話の主神。とても読みやすくキレイで、アマテラスから授かった図案なのかと感じます。
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「 彦星」図地反転型:いとうさとし氏
七夕伝説の起源は中国の神話。七夕飾りがなびいているように見えてきました。
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「最終戦争」鏡像型:つーさま!氏
神話で語られる、世界の終焉。北欧神話ではラグナロクといいますね。各文字とも文字の特徴をうまく残しているので読みやすいですね。
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「シンオウ神話」回転型:Zn氏
ポケモンにおいて、シンオウ地方で語り継がれている神話の総称。字画の共通化と省略が適切で読みやすいです。
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「非科学的」鏡像型:.38氏
神話は非科学的な言説の神格化ともいえるでしょうか。環状文字組の面白いデザイン。
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「安全神話」鏡像型:ヨウヘイ氏
根拠もないのに安全だと信じている状態 で、非科学的な最たるものですね。各パーツの親鏡像性を生かした作品です。次の作品と比較してみてください。
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「安全神話」回転型:Σ氏
こちらは回転型での作例。明朝体様の処理が読みやすさに寄与しているようです。
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「 物語」図地反転鏡像型:いとうさとし氏
物語としてまとめ上げることで神話は完成すると言えます。ステンシル風の処理も効果的です。
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「宇宙的恐怖」回転型:オルドビス紀氏 
クトゥルフ神話の根幹で、広漠で無機質な宇宙においては、ちっぽけな人類の希望や価値観など何の価値も無く、意思疎通も理解も不可能の絶対的な存在の恐怖にさらされていること。作者が多用する、交差と抜きの切り替えに注目です。
 最後に私の作品を。
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「英雄の旅」回転型:igatoxin
ジョーゼフ・キャンベルが、各地の神話に登場するヒーローの物語の構造を示したもの。英雄神話は共通の構造を持っている、ということを記した書籍です。
「神話」がお題のアンビグラム祭、いかがでしたでしょうか。 新たな参加者も加え、神話の域に近づけるようますます頑張っていきたい所存です。
お忙しい中 御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。ぜひ講評を寄せていただけましたら幸いです。
次回は『ジャングル』です。締切は7/31、発行は8/8の予定です。よろしくお願いいたします。
——————————–index——————————————
2017年 4月{ミステリー} 5月{音楽}        6月{童話}           7月{食}        8月{宇宙} 9月{回文}         10月{GAME}     11月{TOY}       12月{駅}
2018年 1月{書初め}    2月{蟲}               3月{映画}                4月{色彩} 5月{対語}        6月{アイドル}    7月{数学}                8月{恐怖} 9月{メカ}          10月{神}                11月{スポーツ}       12月{どうぶつ}
2019年 1月{書初め}       2月{地図}                  3月{漫画}            4月{職} 5月{都市伝説}   6月{速度}             7月{道具}     8月{文學} 9月{デパ地下}  10月{漢字4文字}    11月{学校}     12月{怪物}
2020年 1月{書初め}    2月{ART}           3月{気象}            4月{ギャンブル} 5月{カワイイ}   6月{建築}      7月{まつり}   8月{音楽} 9月{植物}       10月{ファンタジー}   11月{お笑い}       12月{時事}
2021年 1月{書初め}    2月{夜}                     3月{わびさび}       4月{日常} 5月{対語}     6月{医学}                 7月{トラベル}          8月{自然} 9月{料理}   10月{ファッション}    11月{ミステリー}    12月{時事}    
2022年 1月{フリー}      2月{天空}    3月{電脳}       4月{マジック} 5月{子供部屋}  6月{世界史}    7月{海洋}       8月{光る} 9月{武}     11月{人名}   12月{時事}    
2023年 1月{フリー}   2月{TV}        3月{クイズ}        4月{健康}   5月{回文}    6月{本}        
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purplekittennight · 9 months
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聖なる者とし、輝かせようと
(自分を誘惑した、主人ポティファルの妻への ヨセフの言葉)
「いったいどうして そのように大それた悪事を働き、 神に罪を犯すことができましょう。」
            創世記39:9
神は私たちを汚れた生き方ではなく、 聖なる生き方へと招かれました。
            Ⅰテサロニケ4:7
 イザヤ書63:7~14
 イザヤ書55:1~5(通読箇所)
    (ローズンゲン日々の聖句12//30;土)
   ―――― α&ω  ――――
 父ヤコブの偏愛を受け、 10人の兄たちから憎まれていたヨセフ。 兄たちが自分を拝む夢を見、それを兄たちに話したことで、 いよいよ憎まれ、ついに、兄たちから殺されそうになり、 たまたまそこに通りかかった ミデアンに住んでいるイシュマエル人の隊商に 売り飛ばされることになりました。
彼らはヨセフをエジプトに連れて行き、 エジプト王ファラオの侍従長ポティファルに売りました。
それで、ヨセフは奴隷として ポティファルに仕えることになりました。
天の神、【主】がヨセフとともにおられ、 ヨセフのすることをすべて成功させられたので、 主人ポティファルは、 その家と全財産を管理させるようになりました。
ところが、ヨセフが体格もよく、顔だちも美しかったので、 主人の妻はヨセフに目をつけ、 「一緒に寝ましょう」と毎日言い寄ったのですが、 ヨセフはこのように 「いったいどうしてそのように大それた悪事を働き、 神に罪を犯すことができましょう」と答えて、 聞き入れなかったのだそうです。
 使徒パウロが書き送っているように、 神は私たちを汚(けが)れた生き方ではなく、 聖なる生き方へと招いていてくださるのですから。
 それでイザヤはこの方について言っています。
私は【主】の恵みを語り告げる。
【主】の奇しいみわざの数々を。
【主】が与えてくださったすべてのことを。
そのあわれみと豊かな恵みにしがって
与えてくださった、イスラエルの家への
豊かな恵みを。
主は言われた。
「まことに、彼らはわたしの民。
偽りのない子たちだ」と。
こうして主は彼らの救い主になられた。
彼らが苦しむときには、いつも主も苦しみ、
主の臨在の御使いが彼らを救った。
その愛とあわれみによって、主は彼らを贖(あなが)い、
昔からずっと彼らを背負い、担(にな)ってくださった。
しかし彼らは逆らって、
主の聖なる御霊を悲しませたので、
主は彼らの敵となり、自ら彼らと戦われた。
そのとき、主の民は
いにしえのモーセの日を思い出した。
彼らを、ご自分の群れの牧者たちとともに
海から導き上った方は、どこにおられるのか。
その中に主の聖なる御霊を置いた方は、
どこにおられるのか。
その輝かしい御腕をモーセの右に進ませ、
彼らの前で水を分けて、永遠の名を成し、
彼らに深みの底を
歩ませた方は、どこにおられるのか。
荒野の中を行く馬のように、
彼らはつまずくことがなかった。
谷に下る家畜のように
【主】の御霊が彼らを憩わせた。
このようにして、あなたはご自分の民を導き、
ご自分のために輝かしい名を成されました。             (イザヤ63:7~14)
 この方、天の神【主】は、言われます。
「ああ、渇いている者はみな、
水を求めて出て来るがよい。金もない者も。
さあ、穀物を買って食べよ。
さあ、金を払わないで、穀物を買え。
代価を払わないで、ぶどう酒と乳を。
なぜ、あなたがたは、
食糧にもならないもののために金を払い��
腹を満たさないもののために労するのか。
わたしによく聞き従い、良いものを食べよ。
そうすれば、あなたがたは脂肪で元気づく。
耳を傾け、私のところに出て来い。
聞け。そうすれば、あなた方は生きる。
わたしはあなたがたと永遠の契約を結ぶ。
それは、ダビデへの確かで真実な約束である。
見よ。わたしは彼を諸国の民への証人とし、
諸国の民の君主とし、司令官とした。
見よ。あなたが、
あなたの知らない国民を呼び寄せると、
あなたを知らない国民が、
あなたのところへ走って来る。
これは、あなたの神、【主】、
イスラエルの聖なる者のゆえである。
主があなたを輝かせたからだ。」(イザヤ55:1~5)
 この方、天の神、【主】、 「『わたしはある(I am)』という者」と 名乗られる方(出エジプト3:14)は、 自分の贖(あがな)い代(買い戻しの代金)を 払うことのできない私たちに代わって、 【御子である神】、イエスのいのちを支払ってくださって、 呼びかけていてくださるのですね。 私たちに。
もう、金を払わず、ただで、 そのままで、帰って来るように、と。
 【父である神】は、 イエスの受けられた十字架刑での処刑を 私たちすべての人間の処刑と見なしてくださって、 創造の目的から「的外れ」になっている 私たちの〔生まれたときからの私〕という霊を 処刑が済んでいるもの、死んだものと 手続きしてくださっているのだそうですから。
そのうえで、受け入れる者に 【聖である霊】と呼ばれる方をお遣わしくださり、 この方によってご自身の私たちへの御思いを 私たちの心に置いてくださり、 私たちのうちに 【父である神】の御思いがあるようにしてくださり、 受け入れる者がご自身と思いを一つにして 生きるようにしていてくださるのですから。
諸国の民の中に私たちを輝かせようと。
今日も。
      ~~~~~~~~~~~~~~
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kennak · 1 year
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漂白剤が入った水を客に提供して食中毒を起こし、中央区の保健所が、9月8日から4日間の営業停止処分を科したためだ。  天一は1930(昭和5)年に創業。作家の武者小路実篤ら白樺派がサロンとして愛用するなど、国内外の文化人、そして政財界の重鎮が御用達とした名門だ。現在は銀座本店をはじめとして、帝国ホテルなどにも出店、全国で29店舗を運営している。ランチのコースが1万円を超える高級店だ。  食中毒が起きたのは8月31日の夕方のことだった。経営コンサルタントの男性が、席を予約した上で、午後6時ごろに夫婦で訪れた。  2人はカウンター席に案内され、まず男性の妻が、喉が渇いていたため氷なしの水を所望した。水は届かないまま、夫婦は料理を注文して、さらに飲み物を注文した後、ドリンクメニューを持って厨房へ戻ろうとする中年の女性店員に、妻が再度、「お水が先ですよ、お願いします」と声をかけた。  この女性店員が水1杯とウーロン茶2杯を持って来て、妻が水を一気に飲んだが、この水に漂白剤が入っていたのだ。夫婦を怒らせたのは、天一側の対応だった。 「水を飲んだ妻がすぐに異臭に気づいて、カウンターの中の料理人(男性店長)に『これ、おかしいです!』と叫んだのに、何も反応しませんでした。妻が振り向くと、水を持ってきた女性店員がいたため、女性店員にも再度『おかしいです』と言ったのに、女性店員も反応しなかったのです。  そして、妻が改めてコップの水の臭いをかぐと、明らかな刺激臭がしました。私にそれを伝えているとき、女性店員が、あろうことか無言でコップを持ち去り、厨房へ向かったのです」(経営コンサルタントの男性)  妻は、喉の痛みを感じ始めていたが、コップを持って行かれればコトがうやむやにされてしまうと思い、女性店員を追いかけて厨房に行った。すると女性店員は、厨房入口の洗い場でコップの水を捨てようとしていたため、妻がコップを奪い返し、カウンターに戻って来た。  妻に促されて男性もコップの臭いをかぐと、強烈な塩酸のような臭いがした。妻は、対処しない店員を横にして携帯電話で110番通報したが、ノドの痛みが激しくなったため夫に携帯電話を預け、指を口に突っ込んで吐こうとした。 「その時、別の女性店員が来て、『ここでやると迷惑なので、トイレに移ってください』と言ったのです。妻はそれどころではありませんでした。また、このやり取りを見ていたカウンターの料理人も、さも迷惑そうな顔で見ていたのです」(コンサルタントの男性)  男性が電話で事情を説明し、築地警察署の警官が急行すると聞いて電話を切ると、妻のノドの痛みはさらに増し、カウンターにうつ伏せになって苦しむようになった。ここでようやく天一側も事態を認識して、テーブルポットの水をコップに入れて来て、ノドをすすぐように促し始めたのである。  しかし、コンサルタントの男性の怒りはさらに増した。 「私が、『この水はどこの水を注いだのか?』と男性店員に聞くと、『このテーブルポットの水を注ぎました』と答えましたが、テーブルポットには氷が入っていて水は冷たく、無臭。妻が飲んだのは常温の水で、明らかに嘘でした」  憤慨した男性が立ち上がって厨房に向かうと、洗い場の脇にステンレス製のピッチャーが置かれ、フタを開けて臭うと強烈な刺激臭がした。男性を追って来た女性店員を問い詰めると、このピッチャーの水を入れたことを認めたという。  こうして、男性にとっては天一側の“証拠隠滅”の行為を追及した後、カウンターへ戻ると、妻は「喉が焼けるように痛い」と言って、氷入りの水を飲んでは吐くを繰り返していた……。
「銀座 天一」漂白剤入り水で食中毒「苦しむ妻に店員は『ここで吐くと迷惑です』と…」被害者が告発(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
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doctormaki · 1 year
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エジンバラは、実は人生3回目である。始めて行ったのは10歳の夏。Military Tatooのチケットを良く取れたなぁと、当時の商社の手配力に感動する。2回目は大学生の時。Balmoral城やSt.Andrewsへ行った。そして、今は一泊8万円出しても泊まれないThe Balmoralに宿泊して、エジンバラ城を見ながらEnglish Breakfastを食べてたっけ。ちなみに、ワシはお子様の頃から、English Breakfastが好きで朝からbaked beans, baked tomato, bacon, sausage, fried egg sunny side up, poached egg, toastなど、朝からガッツリ食べる朝食を、自分はそこまで食べない癖に、こよなく愛していた事を、今回アイルランド、スコットランドの旅では思い出した。大体、continental breakfastって何やねん。温かいんはお茶かコーヒーだけかい、ボケ。。。ジャム位出せや。。。と子供の頃に大陸ヨーロッパへ旅行する度に心の��で愚痴っていた事を思い出した。ガハハ。食べ物の恨みとは斯くも恐ろしい。
学会は適当に発表を済ませ、適当ツッコミも交わし、しつこい質問者には慇懃無礼に御礼を申し上げ、ちゃんとチェアもして、海外で活躍している事を鼻にかけながら日本に帰れないルサンチマンたっぷりの研究者や、海外に憧れているのに海外でポストなんか手に入るわけ無いやろ、明後日来いやボケ的な能力を棚上げして、海外に出ている研究者を憧れつつも、日本の処遇文句しか言わないルサンチマンたっぷりの研究者、日本の大学でテニア持ってるんやしもう十分やろと思うのに海外にいる研究者が妙に羨ましいルサンチマンたっぷりの研究者に会った。めんどくさ。。共通しているのは、日本人は老若男女関わらず、みんなルサンチマンたっぷり。何でなんでしょうね。誰も満足していない社会。
ワシは大学は好きだが、学問が好きなだけで、こういう大学関係者のつまらないルサンチマンの戦いは実に下らないと思う。まぁ勝手にやっててねと思うのに、何故か絡まれる。ベムが吠えてくるチワワに迷惑顔で棒ヨダレ垂らしつつ、勘弁してワンに。。。と苦笑いしていたのと全く同じ状態。流石に棒ヨダレは垂らせないので、たっぷり脇汗をかくことにしておく。ドイツが羨ましいなら、お前のポストくれっつーの。いくらでも代わったるで。。。っと、笑ってオチョクリつつ、大学教員の癖に、他人の家の芝生は緑に見えるということわざも知らんと、よう教壇にのうのうと立っとるわ。。。と感心する。ワシはワシの状況に十分満足しとる。所詮、運も含めて自分の能力に見合った所におるんでしょうと、自分のバカさ加減を承知の上、処遇なんて諦めていますんで。父上と母上にはせいぜい長生きして頂いて、不遇なアホ、天才とアホは紙一重レベルのアホに生まれた娘を養ってもらわんとね。
仕事が終わったら、後は、もうお隠れ遊ばす事にして、残りの滞在は学会はぜーんぶサボって、観光。子供の頃から憧れたネス湖へ、13時間の日帰りバスツアーに出かける。隣に座ったボストンから来ているNancy伯母さんに可愛がってもらって、バスの中ではおしゃべり、観光先ではジュースなどを奢ってもらう。ワシ、お前の住んでいる所の有名大学のライバル校におったんよ。。。と言うと、Yale?って聞いてくるので、そーそーと言うと、なんと娘婿が教授をしていると言う。世の中狭い。New Havenへは孫息子の面倒を良く見に行くという事で、New Havenのアイスクリーム屋さんやレストランで話がめちゃくちゃ盛り上がる。なんというローカル話。
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ネス湖ではボートにも乗って遊覧した。実に37年来の夢が叶ったのかと、地味に嬉しかった。インヴァネスにも行きたかったが、またの機会までお預け。エジンバラ城は、丁度、Military Tatooが終わったばかりで、まだ観覧席の取り壊し工事をしていたが、この観覧席に座っていた37年前の少女は、年齢を重ねて、色々あって、色々と病気して、色々な所で生活してみて、悲しいことも嬉しいことも色々とあったけど、心の中は、10歳のままかも。。。という驚愕の事実を再確認できた。
それにしても、英語ってラクざます。ぼんやりしていても、大体、意味が分かるので、全くホームの感覚。ドイツでは、それなりに気を張っているんだなぁと自覚。バスの中では意識不明になる事多し。今回の旅行では、自分のルーツ探し、あるいは親戚に会いに来ているアメリカ人たちの多さと、インド人の多さに驚愕した。そして、土産物が無い事にも驚いた。否、土産物は腐るほど売られているのだが、京都と同じ。欲しいという欲求が一切湧いて来ない品々だらけ。
タータンチェックも、ウール生地ではなくポリエステル混じりの物が多く、縫製もいい加減。手仕事が無くなっている。全世界的な現象で、手仕事をできる人がいなくなっているのだろう。タータンチェックのスカートのプリーツが、全くプリーツ無しの、タダの巻きスカートになっている事には驚愕した。逆に、男の正装用品だったので、男性のスカートのプリーツはきちんと作ってあった。そりゃ、あんな寒い中でスカートの中はノーパンフルチンらしいからなぁ。プリーツでも無いと、玉も縮み上がるだろうと思いつつ、土産物物色して何も買わず。ワシはあまりの寒さに、ネス湖へ行く途中のトイレ休憩で、ド田舎の洋品店で、店のおばあちゃん3名に、カシミアのマフラーを選んでもらった。おばあちゃんは、どの国でもお節介で優しい。写真で着ている紫のタータンチェックのマフラーは、店番おばあちゃん達のお見立てで選んで貰ったものです。一万円ちょっとのカシミアマフラー。
初日のエジンバラでは、胃に優しいものをと思い、ベトナム料理屋さんへ。ここで、ScottのラガーマンPeterとSarahの夫婦と意気投合。結局、奢ってもらう事になる。スコティッシュは温かい人々が多い聞くが、ロンドン生まれロンドン育ちのサラは、Peterほどの典型的なスコットはいないわよ!と笑う。Peterは74歳。人生は楽しまなきゃ。働いて、働いて、頑張って、頑張って、そして、多いに楽しむのが人生だよ。シンプルに考えなきゃ。今は、お前、アレだろ。携帯であーでもないこーでもないって情報ばかりに左右されて、ここで(デカイ手で自分の胸をバンバン叩きながら)感じる事をしないのさ。頭でばかりコネクリ回すから、何が幸せなのか分からなくなっている。お前、幸せって何だ? ワシ、うーん。。。笑ってる事かな。 ピーター、そうだろ。こうやって、お前は日本から来る。俺はここで好物のビールを飲む。サラは好物のフォーを食う。これで良いんだよ。幸せって。身近にあるんだ。とても身近にあるし、探す必要もない。幸せは、毎日、こうやって、美味いビールを飲みながら、ラグビー見て、笑って、時に怒って、泣いて、そして笑うことだ。なーんだお前、分かっとるやないか。おい、サラ。こいつはホンマモンの哲学者だ。話が通じるからな。ガハハと笑いつつ、私を抱きしめる。
サラは、麻貴は日本人なんだから、そんなにすぐ抱きつかないの!と嗜めつつ、笑っている。嫌なら言ってね。ピーターは、良い人なんだけど、スコットだから、すぐ気を許すとtouchy、触り魔になるのよ。でも、イヤらしい意味は無いのよ。ワシ、全然気になりません。大丈夫。というと、すかさずピーターは、サラのヤキモチー!とサラを冷やかす。ラグビーで玉を掴み合うのはスコットもやるけれど、掴み方にも色々とコツがあるのよと、掴み過ぎると反則になるしな、と慶應ビー部の友人マレが、ビー部で玉つかみ役だった事を話してみると、ピーターは真面目に玉つかみ談義。勿論、サラに怒られるピーター。楽し過ぎて名残り惜しく、スコティッシュの温かい人柄に存分に触れた夜だった。最終日にもう一度伺い、ありがとうのカードを店主のキム伯母さんに託す。キムは常連さんのピーターとサラ夫妻を中国新年に自宅にお招きするらしい。
今回のフライトは、毎回、delayの憂き目にあった。エジンバラからはヒースロー経由だったが、ヒースローではターミナルがラウンジのあるターミナル5だったので、馴染みのラウンジで、5時間ほど過ごす。父上に感謝。コーク行きの時はターミナル3だったので、レストランのハシゴをしたが、帰独便は楽だった。しかし。。。ワシはこのロンドンのラウンジで食べるものと相性が良く無いらしく、いつもお腹が空くので何かしら食べては、胸焼けがする。文句は言えないけど、微妙な気分。飛行機を待っている間に、悩んでいた公募に応募してしまった。人生なんて、適当。頑張って働いて楽しむ事に全力投球すれば、後は、適当良いのかも。。。と、少しだけ思えた旅だった。
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kanglo · 1 year
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第12回常陸の国・里山&野外ワークショップ&マインドフルネス合宿(2023年8月26日-27日 in 茨城県常陸太田) https://kanglohoops202308.peatix.com/view https://www.facebook.com/events/812427666889630
今年で11年目を迎えたオープン合宿。「160年の荒蒔邸、300年の菊地邸などの里山古民家、1000年古神社で過ごす心鎮めるマインドフルネス、本格有機農体験、手仕事ワークショップ、深い森と滝散策リトリート、参加者との交流ダイアローグ、創業200年八幡太郎義家ゆかりの湯で心と体を癒すなど、今年もゆったりと過ごす企画にする予定です。
茨城県の常陸の国は、元は日高見国とされていた土地。7世紀に令制国として常陸国が誕生。『常陸国風土記』によれば大化の改新(645年)直後に創設されました。ここは、古い里山だけに多くの文化遺産が残っています。昨年には、NHKの朝ドラマのあの「ひよっこ」の舞台にもなりました。今回は、天候、状態にもよりますが、御岩神社&御岩山への巡礼も行う予定です。
そして、木の里農園さんのコテージを拠点に、ゆったりとマインドフルネスな時間を体験をします。地元でも秘境の深い森や滝、古神社でゆっくりと過ごします。また、就農25年目となる布施大樹さんと美木さんご夫妻の経営する有機栽培農園「木の里農園」での援農・収穫体験をし、夜は本物の火や囲炉裏を囲んだ談義と自分達で仕込んだ自然食を頂き下鼓を打ち、そして冷たいスイカと花火で夏の日の夜の思い出を刻みます。今も住人が住み続ける300年を超える古民家「菊地邸」(ご主人の話を聴けるかな?)で安土桃山時代の空気を味わいます。
このような素晴らしい里山で2日間共に過ごす程、贅沢な時間はないでしょう。里山の人たちとの交流や自然・大地の恵みを得ながら、ライフコーチ、スピリチュアルカウンセラーの森夕花先生と共に人生の本来の目的を思い出し、明日への道を見出したいと考えています。今回も素晴らしい機会となることを確信しています。
主催:カングロ株式会社 HOOPS!事業部 https://www.facebook.com/hoops.kanglo
■旅の案内人: ★マインドフルネス&ライフコーチング担当:森夕花(もりゆうか)先生 ●ライフコーチ/アーティスト/カングロ(株)取締役執行役員、尚美高等音楽学院ピアノ科卒業 京都芸術大学芸術学部卒業。ピアノ、声楽、シナリオ、演劇、ジャズダンス、日本舞踊などの自己表現を通して自分自身を探求する。1993年ドイツ、イタリアへの留学。その後、21世紀に入り、ハワイ、セドナ、インドのアシュラムを巡礼する。心理学、哲学、美学、手相、インド占星術、代替医療(中医学・ヒーリング)などを学び、 ヒーリングカウンセラーとして23年間、企業のライフコーチとして9年間、セッション、研修を行う。現在、「大人のためのアート思考講座」「Philoarts研究会」を主宰。趣味は、声楽、読書、人間観察、そば栽培、ヨガ、瞑想。特技、人・動物の心を読む、直観力、探求。好きな言葉は、「自由」「日日是好日」
★有機農指導担当:布施大樹さん(奥様:美木さん) ●東京都出身。東京農工大学農学部環境・資源学科卒業。在学中に沖縄の波照間島でのサトウキビ刈りアルバイトで農業に目覚める。栃木県の帰農志塾で研修後、1998年に現在地に就農。あらゆる野菜・作物の栽培、管理を行い有機農業の可能性を追求。家族で約2haの木の里農園の経営を行い、約50種類の有機野菜を全国に出荷している。
・木の里農園  http://konosato.com/ ・種継ぎ人の会 http://tanetsugibito.com/
★企画&案内人担当:藤井啓人(ちょろお) ●茨城県東海村出身。高卒後、上京し新聞配達をしながら予備校に通い筑波大学に入学。4年間、体育会硬式野球部に所属し選手と2軍監督を経験。1992年に株式会社リクルート入社。12年間、組織・人事コンサルティング事業に従事し、約2000社の企業の変革に携わる。社内表彰制度で全国MVP・部門MVPの受賞計8回。2004年に独立し、事業再生コンサルティングのマネジメントリコンストラクション社を設立。2010年5月カングロ株式会社 代表取締役に就任。独自のサステナビリティ・イノベーティブ・コンサルティング事業を開始。米国で「今最も羨望の注目を浴びる企業」とされるオンライン・リテーラーのザッポス社のハピネス経営、「社員をサーフィンに行かせよう」「レスポンシブルカンパニー」の題材となっているアウトドア用品メーカーの米パタゴニア社を研究し続け、約1000社3000名のビジネスパーソンにセミナーや勉強会等でその真髄を伝えている。2013年には西アフリカのナイジェリア連邦共和国にて合弁会社を設立し、水問題、エネルギー問題、食糧問題、環境問題を日本のテクノロジーで解決するソーシャルビジネス事業も行う。実地の中から発信される指南は、斬新・先駆的でかつパワフルであり、魂を揺さぶるものとなっている。2013年以降、システムD研究会、自転車事故防止委員会、セブメディの会を設立。2015年より同士と共に「懐かしい未来プロジェクト(HOOPS!)」「サステナ塾」を開始し、持続可能な地域社会の実現のために人間本来の役割を思い出すためのあらゆる「体験」の場と機会を提供している。自転車のある生活をこよなく愛し、年間約1万kmを走破する。マラソンランナー、トライアスリート。趣味はゴミ拾い、俺のベランダ菜園。
■開催日:2023年8月26日(土)- 27日(日)1泊2日 ※下記集合場所に10時頃に集まり、翌日27日16時頃に現地解散予定です
■集合場所:  道の駅さとみ(茨城県常陸太田市小菅町694−3)  http://www.hitachiota-michinoeki.jp/page/dir000003.html
■スケジュールイメージ: ※天候などの状況により変更となる場合があります <8月26日(土)> *10時:集合場所(道の駅さとみ)   ※電車組は、JR常磐線東海駅からの送迎有り  *10時15分〜:手打ち蕎麦ワークショップ  *12時〜13時:自分の打った蕎麦で昼食&オリエンテーション  *13時15分:大中町の荒蒔邸へ移動しチェックイン   ・1000年以上前に建立された大中神社にご挨拶  *13時30分〜22時頃:  ※概ね下記のメニューをゆるりと実施していきます。   ・里美の滝散策(美しい秘境の滝を巡ります)   ・300年古民家「菊地邸」訪問   ・木の里農園にて有機野菜の調達体験   ・全員で夕食準備&自然食料理での夕食&片付け   ・よる花火とスイカのうたげ   ・荒蒔邸の囲炉裏を囲んでのダイアローグ(対話)   ・横川温泉 中野屋旅館 で入浴(入湯料は個別清算)  *22時頃:自由時間  *23時頃:就寝
<8月27日(日)>  *05時:起床〜朝のさんぽ(朝陽を拝む)  *06時:全員で朝食準備&朝食&片付け  *08時〜:森夕花先生のマインドフルネスセッション  *10時〜:清掃・片付けをし移動  *11時〜:御岩神社、御岩山巡礼リトリート(標高492m)  *14時〜:日立おさかなセンター食事処で昼食&クロージング  *16時頃:解散(電車組は近場のJR常磐線内の駅まで送迎します)
■宿泊場所: 里美 160年古民家の宿「荒蒔邸」 茨城県常陸太田市大中町1547 【地図】https://www.aramakitei.com
■当イベントの参加資格:どなたでもご参加可能です。  お気軽にお申し込みください。以下は参考です。  どなたでもご参加可能です。お気軽にお申し込みください。 ※エコビレッジ、パーマカルチャー、トラジションタウン、半農半X、  スローライフ等に関心のある方 ※マインドフルネス、スピリチュアル、メディテーション、ヨガ、  リトリート等に関心のある方 ※お子様は、小学生高学年以上が良いと思います(過去参加有)。  お子様を同伴されたい方は、事務局に事前にご相談下さい。
■参加料:お一人様 3万800円(税込)※小中大学生は1万5400円(税込) ※上記には、参加費、宿泊費、夕食のBBQ及び翌日の朝食付き代が含まれています (アルコールは最低限用意をしますが、多めに飲まれる方は持参頂いています) ※上記には、交通費、夕・朝食以外の食事、入湯料、工芸料などは含まれておりません ※小中高大生はお一人様半額となります(お子様同伴の方は、事前にご相談下さい) ※必要に応じ、領収書をご用意致します
■注意事項:※必ず目を通しておいて下さい ※コロナ対策のご準備をお願い致します ※当企画は、現地集合・現地解散企画です ※電車組は、JR常磐線「東海駅」にてピックアップ致します ※宿泊は、状況に応じ、女性専用部屋を用意します(枕、敷/掛布団あり) ※横川温泉 中野屋旅館 で入浴(入湯料は500円、個別清算となります)  http://www.satomi-nakanoya.com ※工芸ワークショップは「常陸蕎麦・本格手打ち蕎麦教室」を予定(昼食込みで一人2000円程度) ※参加者同士、車での乗り合いをお勧めしております ※参加料は、事前振込制となっております(申込後にお知らせ致します) (前日キャンセルは50%、当日100%のキャンセル料を徴収致します)
■定員:15名限定 ※先着順。定員になり次第締切ります。 ※最小携行人数は5名。参加者が5名を下回る場合、開催を見送る場合があります。 ※小学生未満同伴の場合は、事前にご相談下さい。
■当イベントの申込方法【重要】: ※ 下記をご一読いただきお申込み下さい。 ①下記URLの申込フォームにより正式エントリー 申込フォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSft1YNO6SP4C-YGlgpacoHgGK-wLQ9t-NOybyJuhsVg8sNbjg/viewform
Peatixからの支払いも可能です。 https://kanglohoops202308.peatix.com/view    ②お申込後、24時間以内に参加受付受領のe-mailを事務局よりご返信させて頂きます。 e-mail: [email protected]
③②の返信メール内にある振込み先に前日までにご入金
④これにて「申込完了」となります。
■詳細パンフレットを下記よりダウンロード頂けます。雰囲気だけでもどうぞ。 https://firestorage.jp/download/0043db17b8ec86a09890b17a59239b92fbadf08d
■主催:カングロ株式会社 HOOPS!事業部 https://www.kanglo.co.jp
■協力:木の里農園 布施大樹さん・美木さん、深津澄世先生、田中尚也さん、本橋寿幸さん、藤井家母、実弟
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ari0921 · 1 year
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我が国の未来を見通す(64)
『強靭な国家』を造る(1)
「少子高齢化問題がもたらすもの」(補足)
宗像久男(元陸将)
───────────────────────
□はじめに
 今回からメルマガ第4編を再開させていただきま
す。しばしの「充電期間」を頂いている間に、国内
外で様々なことが発生しました。個人的に最もショ
ックを受けたのは、何と言いましても、4月6日に
発生した沖縄・宮古島近海における陸上自衛隊第8
師団所属ヘリコプターの事故でした。
私自身は、若い時分に航空宇宙工学、なかでもヘリ
コプター工学に関心を持って学んだことや現役時代
にUH60の機種選定にも関わった経験があること
に加え、宮古島という現在の我が国防衛の最前線で
起きた事故であるとか、昔からよく知る師団長をは
じめ、「身の危険を顧みず」と誓って国防に人生を
捧げている10名の自衛官たちが事故に巻き込まれ
たことなどが重なって、言葉で言いつくせないほど
ショックを受け、ただただ残念無念で心が痛み、呆
然自失の状態の中で祈るばかりの日々が続いており
ました。
本メルマガが発刊される25日当日まで、行方不明
者の捜索や救出などがどれほど進展しているか不明
ですが、1日にも早く、本事故に遭遇した自衛官達
全員がご家族のもとに帰れることをひたすら祈って
おります。
▼第4編を取りまとめるにあたって
 
さて、頂いた読者反響の中に、本メルマガのデータ
について語っておられた方がおりました。遅ればせ
ながら御礼申し上げます。実は、本メルマガ『我が
国の未来を見通す』を発刊しようと決心した時、最
も悩んだのはメルマガの“スタイル”でした。その
時にヒントになったのが、『Numbers Do
n‘t Lie』(カナダ・マニトバ大学特別栄誉
教授バーツラフ・シュミル著)でした。本書は、サ
ブタイトルが「世界のリアルは『数字』でつかめ!」
となっているように、広範囲にわたるテーマを細部
までに“見える化”する手段として、信頼できる数
字とかデータを多用して解析しており、とても説得
力がありました。
この書籍の手法が私の好奇心に火をつけ、我が国の
未来についても、ただその傾向性や見通しなどを単
に文章で書き綴るだけでなく、可能な限り「数字」
を追ってみようと決意させました。
そうさせた背景には、日本人の多くが、時には国会
のような議論の中でさえも、「だれだれが言ってい
る」とか「マスコミが報道している」、そして最近
は「SNSで話題になっている」など、周りの意見
や考えに振り回され、それらをしっかり評価するこ
ともせずに、知らず知らずの間に自分の“知識”と
しているような傾向がある、と考えていたこともあ
りまし��。
最初の言い出しっぺ、つまり世間に流布される“意
見の源流”についても、よく調べてみると、その根
拠などをろくに分析しないまま、自分の主張とか思
想などに添った“観念論”を言い放っているだけに
すぎない場合が“ままある”こともわかりました。
そのような現状を打破するためにも、本メルマガで
掲げたテーマについては、可能な限りのデータを集
めることを心がけてみました。そうした所、“観念
論”で作り上げられた世間の“常識”とは違った事
実があったり、また違った見方ができることがたく
さんあることも発見しました。
一方、いかなる分野やテーマにおいても、著者が自
分の主張や意見に合った数字やデータを都合よく使
うこともよくあることから、数字やデータが正確な
ものかどうかについては、努めて違った視点のデー
タ等と比較検討するなどかなり時間をかけましたが、
その見極めは困難を極めました。
最近は、「チャットGPT」なるものが話題になっ
ていますが、使うデータの数や事例は人間では到底
及ばないことは明白としても、それらの数字やデー
タをいくら大量に収集したとしても、それらは「過
去のデータ」であることには間違いありません。い
くら丹念に集めて駆使したとしても、「未来」が正
確によめるかどうかについては異論があることでし
ょう。
現時点では、私は“懐疑派”の立場に立っています。
と言いますのは、世界の歴史を振り返ると、人類は
いつの時代も時に不合理とか不条理といえるような
判断を繰り返してきたからです。これから先も、A
Iがはじき出した「未来」とは別の「未来」を選択
する可能性は十分あると考えるのです。
「歴史はその時々の人間と国家が生き抜いてきた努
力の積み重ねであり、人間と国家の営みの大きな流
れである。大きな流れの中で戦争も生じれば平和も
生じる。その善悪を論じるべきものではない」と 
元外交官の岡崎久彦氏は「歴史」を振り返っていま
すが、時には国家の命運を左右する「戦争」のよう
な問題についてさえ、「人間と国家の営み」の中で
決断され、「歴史」を織りなしてきたのでした。
これから先、特に、日本の未来については、その時
々の日本人と日本という国家の努力と営みの中で創
り上げられることでしょう。一方、過去の歴史を振
り返れば、「歴史の繋がり」という点では、時代や
世代、あるいは日本の動きと世界の動き、つまり時
間軸・空間軸の両軸の繋がりは決して無視できない
ことも明白です。
「歴史に“if”は禁物」といわれますが、後から
振り返ると、「あの時こうしておれば」ということ
にしばしばで出くわします。しかし、「過去」はい
くら振り返ることはできても、時計の針を戻しても
う一度やり直すことはできません。
しかし、これから先の「未来」は違います。「現時
点の様々な判断が未来の歴史を創り出す」のです。
つまり、「より確からしい」「より明るい」「予想
される(あるいは想定外の)危機事態に対してより
的確に対処できる」などの「未来」は、現代に生き
る私たちが、過去の歴史に学び、様々な知恵を絞り、
議論を重ねつつ、完全ではなくとも、未来の日本人、
つまり後世の人達の選択肢を広げ、最適で合理的な
“営み”の中で未来の国家を創り上げることができ
るような“基盤”を整備することにかかっており、
このこと自体が今を生きる私たちの責任であると私
は考えます。
その中でも、「国家の生存そのものを失う可能性が
ある」、つまりその後の未来に繋がらないような、
致命的な選択肢の採用を回避できることこそが最優
先であると考えるのです。
本メルマガ『我が国も未来を見通す』は、これまで
「少子高齢化問題」「農業・食料問題」「気候変動
・エネルギー問題」を取り上げ、巷で述べられてい
るような観念論や理想論、さらには「多勢に無勢」
とか「長いものに巻かれろ」的な風潮にあえて棹を
指し、少数意見であってもより合理的で確からしい
と判断できたものについては、素人の勇気を振り絞
って取り上げてみました。
その結果、それぞれの「専門家」とか「権威」に対
して疑問を持つこともしばしばでした。例えば、気
候変動問題などは、大方の国際機関や大半の人類の
現状認識についてさえ疑問を持つこととなりました。
色々調べるうちに、国際連合のような国際機関であ
っても、ある目的を達成するためには、「反対意見
を封じる」ような“事実”があることもわかりまし
た。
こうなると、何が正しいのか、何を信じてよいか、
悩んでしまいますが、それぞれの問題に取り組んで
から1年余りの歳月が流れました。その経験を踏ま
えると、私たちが今、向かっているのは、本当に
「未来を明るくする道なのか」、あるいは「破滅」
とは言わないまでも、「未来に負の遺産をもたらす
道ではないのか」について、一度立ち止まって考え、
要すれば軌道修正する必要があるのではないかと考
えるに至っています。
さて、前置きが長くなりました。我が国の未来に立
ちはだかる「暗雲」は本メルマガで取り上げた3つ
の問題だけでないことも明白です。まず、現下の国
際社会や周辺情勢から厳しさを増しつつある「国防
問題」があります。これについては昨年末、「戦略
3文書」が策定され、十分かどうかはさておき、国
家として予想される事態に対する対処戦略は出来上
がりました。
もう一つは、近未来から将来にわたって発生するこ
とを覚悟しなければならない「天変地異」です。自
衛官であった経験から悲惨な被災現場を何度も目に
していることもあって、「天変地異に対する備えは
十分なのか」との疑問についても頭から離れません。
歴史的に災害大国であるとの我が国の特性を顧みず、
かつて「コンクリートから人へ」という、狂ってい
るとしか思えないような政策を掲げた民主党が政権
を担った時がありました。そのような時に、(誤解
をいとわずに表現すれば、“神様に見透かされたよ
うに”)なぜか大きな災害が発生するのも不思議で
す。
今年3月のある日、宮城県の仙台港の近くで仕事を
する機会がありました。仕事の合間に、岩手、宮城、
福島の3県の太平洋側にまたがる総延長400キロ
メートルに及ぶ防潮堤の上に立つ機会がありました。
今年は東日本大震災から13回忌にあたります。せ
っかくの機会と思い、遅ればせながら黙とうを捧げ
させて頂きましたが、その瞬間、「この防潮堤が東
日本大震災の前に完成しておれば、何人の人の命が
救われたことだろう」との思いが頭を駆け巡り、涙
が溢れてくることでした。
そして、東北地方の復興や備えがほぼ完成した今、
“30年以内に70%の確率で発生する”といわれ
る「南海トラフ」などへの備えを行なうべきとの思
いも沸き上がりましたが、そのような動きが依然と
して全く話題にならないことにも不思議さを感じて
います。
我が国は、伝統的に「将来に対する『備え』とか
『未然防止』が苦手である」との特性そろそろ気が
つく必要性があると考えます。そのような我が国の
本質的な欠点を含めて、これまで取り上げた5つの
「暗雲」に対していかに対処するかについては、個
別の対応のみならず、外してはならない「共通の要
素」があるような気がしてなりません。
第4編は、「『強靭な国家』を造る」と題して、こ
れらに対処するための「共通の要素」をあぶりだし、
その集大成として、未来に繋ぐ「国家のあり様」に
ついて不十分ながらも取りまとめてみたいと考えま
す。どうぞしばらくお付き合い下さい。
▼超高齢化社会がもたらす「介護」の現状と将来
 
さて、本メルマガ第1編「少子高齢化問題」につい
ては18回にわたり発刊し続けてから1年ほどの歳
月が流れました。最近、「異次元の少子化対策」と
の言葉が一人歩きしていますが、それらの是非につ
いては後述することにして、まず、第1編の発刊の
後に、私自身が発見したデータを紹介しつつ、第1
編を補足しておきたいと思います。超高齢化社会が
必ずもたらすものとしての「介護の問題」です。
歳をとるにつれ、要介護・要支援状態になる可能性
については説明を要しないと考えますが、現状のデ
ータからその比率や確率を知るとまさに驚愕します。
「要介護」の各段階を要約すれば次のように区分さ
れています。「要介護1」は「運動能力や認知能力
の低下により生活の中で一部介護が必要な状態」、
「要介護2」は「見守りや介助が必要な状態」、
「要介護3」は「ほぼすべての日常生活で介助が必
要な状態」で「要介護3」から特別養護老人ホーム
を利用できます。「要介護4」とは、「自力で立つ
・歩くなどの基本的動作が難しく、周りの人との意
思疎通も難しい状態」、「要介護5」は「1日中寝
たきり、意思疎通ができない状態」です。
厚生労働省の統計によると、令和4年1月末現在で
「要介護(要支援)」認定者数は、689.7万人、
そのうち、男性が218.9万人、女性が470.
9万人となっています。
平均寿命は、女性が男性に比して約6歳前後長くな
っていますが、健康寿命と平均寿命の差異という点
では、男性の約9年に比して女性は約12年と女性
の方が長くなっています。その差異がこの認定者数
にも表れていると言えるでしょう。
また、その内訳は、65歳以上が676.7万人で
��が、中でも80歳以上の受給者が517万人と全
体の約4分の3を占めています。また、「要介護3」
以上の受給者は237万人であり、全体の約3分の
1を占めています。
2020年度末の厚生労働省の資料に基づきもう少
し詳しくみてみましょう。「要介護」の「被保険者
に占める受給者の比率」を年代別にみますと、80
歳未満では、全体の12%ほどなのが、80歳から
85歳になると約27%と急増し、85歳以上90
歳未満では50%、90歳以上になると78%に増
加します。そのうち、90歳未満では、「要介護3」
以上は、各世代それぞれの「要介護」比率の3分の
1ほどですが、90歳以上になると約半数に増加し
ます。
私たちの認識を深めるために再度整理しておきまし
ょう。「要介護」に関しては、「80歳未満の高齢
者であればほとんど無視しうる水準ですが、80歳
以上になると約4分の1、85歳以上になると約半
数、90歳以上になると約8割の高齢者が『要介護』
になっている」のが現実です。そして、90歳以上
になると、3分の1を超える高齢者が「要介護3」、
つまり「ほぼすべての日常生活で介助が必要な状態」
になっているのです。
最近はまた、夫婦間の介護や老々介護なども話題に
なっていますが、「夫婦とも受給者にならない確率」
をチェックしてみると、さらに驚愕します。
80歳未満の夫婦が「要介護にならない確率」は7
7%で、ほぼ無視できる水準ですが、80歳以上8
5歳未満の夫婦の場合は、54%、85歳以上90
歳未満の夫婦は25%、90歳上の夫婦になるとわ
ずかに5%に減ってしまいます。そのうち、「要介
護3」については、90歳以上の夫婦の約4割のみ
が「要介護3にならない」とのデータもあります。
繰り返しますと、夫婦ともに長生きするのはおめで
たいことではありますが、夫婦とも「介護」に関係
ない生活ができる確率は、80歳を越えたあたりか
ら半数弱に減り、85歳を越えれば4分の1に減り、
90歳を越えるあたりで5%に激減します。つまり、
健康な日常生活を送れるのは、100組の夫婦のわ
ずかに5組のみという水準になるのです。
このように、高齢化に従い、夫婦のどちらか一方が
「要介護」になることは避けられない問題になりま
す。最近も「介護」が関連していると考えられる殺
人事件が発生しましたが、これらのデータを見る限
り、その背景がよく理解できるのではないでしょう
か。
「人生100年時代」といわれるように、平均寿命
が毎年のように伸び続け、2050年には、男性は
現在の約80歳から85歳に、女性は約87歳から
91歳に近づきます。最近、100歳以上の高齢者
が9万人を超えたことが話題になりましたが、20
50年頃には68万人になると見積もられています。
当然ながら、現時点では95歳以上、あるいは10
0歳以上に限定したデータはありませんが、現在の
「要介護」の実態をみる限り、「人生100年時代」
の到来を手放しで喜ぶことはできないようです。
これ以上の詳細は省略しますが、核戦争が現実のも
のになると言われた1960年代のフルシチョフが
語ったといわれる「核戦争の生存者は死者をうらや
むだろう」の言葉を引用して、野口悠紀雄氏は、自
書『2040年の日本』の中で「来るべき人生10
0年の時代に、長寿者は死者をうらやむだろうか」
と述べています。
「少子高齢化問題がもたらすもの」として、今回は
「介護」の問題を取り上げましたが、それだけでは
ないことも明白です。次回以降、「我が国の近未来」
について、特に「経済成長」予測などと絡めて「社
会保障の給付と負担」の増加などの問題についても
取り上げてみましょう。
(つづく)
(むなかた・ひさお)
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oivgbqiqfz358 · 3 days
Text
--深海人形-- Fight for The Future
※SFIII 3rdの英副題より
未来の無いものが、未来の為に戦うと言う事。人生の本質。無駄、無意味、全てが虚無。
※閲覧注意
※キャラ崩壊注意
※格ゲーパロ注意
中国広東省深圳市で日中ハーフの子が現地人により襲撃された後に死亡した話は、十二分に把握して居ります。許せない。
…。
…何処かで昔聞いた話によると、ドSな人はドSな子(※シーマ様とかシェル美さんとかゆうかりんとか赤い仮面被ったアレとか某大佐声の少佐とか一握りの天才やってる木星帰りとか)を好きになるって聞いたんですけど……其れって……えーえーえぇ……私は違いますよぉ……(震え声)、、
…。
薄紫の少佐と野獣大尉は、軍用ナイフか太刀(他拳銃)で戦う、丁度、某剣劇格ゲーの立ち大斬りが当たれば相手の体力六割持って行く人と花札の人みたいなスタイルの人達です(※上手くやれば、幕末格ゲーの方にも対応可能)。
…、
武器飛ばしで飛ばされるのは両者共に軍用ナイフか太刀で、拳銃は飛んで行かない(※故に、隠し技扱いの射撃と自決が使える)。拳銃は隠し技の射撃と自決他、勝利ポーズ、特殊掛け合いでも使用(※少佐と大尉で互いに拳銃を向け合う等)。
…、
斬り捨てフィニッシュで返り血浴びる薄紫の少佐と野獣大尉も良いと思う(先ず、ほんへのMS戦では見られない為)。
…。
大抵は、『風雲スーパータッグバトルが風雲である必要は無い(※迫真)』…と言う結論になる(※本当にSTBが風雲じゃなかったら……)。
…。
ヴァンパイア セイヴァーの事を、『SNK力の高い格ゲー(※C社格ゲー内でも稀に見る位)』だと思ってるけど、ワイ以外誰も其う思って無い(※悲し味)。
…。
ネオジオンバトルコロシアム(※…然し、如何見ても、スーパータッグバトル)。
…。
サイバーボッツと零SPを組み合わせた全く新しいモータルコンバット(※ダム系リョナ格ゲー)。
…。
SF III3rdの背景で好きな奴一覧
※此れ一番好き!! 香港ステージ、ステージ情緒が神
彼岸花が咲いてるけど只管目立たず地味なステージ
柿の木と地味な屋敷があるステージ
※結論:III 3rdの背景、只管質素で地味(※…だけど、全体的に綺麗だし味があるし好き)。
其れから、此う言う背景を見ると、ヴァンパイア セイバーの背景って、相当、書き込みも構図も凝ってるし、(※ぶっちゃけ他社だけど)snkのゲーム内背景にも炸裂するセンスは、本当に半端無かったんだなと思う(※III 3rdと同じ、シンプル背景路線でも、月華第二幕の方が印象に残り易い)。
…。
※餓狼かKOF辺りで小話
無敵の虎「キムはん。何かワイらに話でもあるんか?」
キムさん「極限流空手はタクマ氏が創始なされて五十年も無いでしょう?」
無敵の虎「ええか、キムはん、確かに極限流空手は、タクマ師匠がはじめた歴史の未だ浅い流派かもしれへんけどな、格闘技は歴史の長さが全てやないやさかい。大事なのは、歴史の長さやのうて其処で培われた技術と歩んだ中身次第やから。……因みに、此れ、タクマ師匠の受け売りな。」
最強の龍「…はぁ?…テコンドー自体が、確か第二次大戦後に創立された筈だが……、」
キムさん「いやいやいや!半万年ですよ!テコンドーの歴史は!空手は途中で参考にしたに過ぎません!テコンドーの歴史は5000年!半万年です!」
最強の龍「……?…テコンドーが戦後に出来たのは事実なのに、何故、此処迄話が拗れるのだろうか……?」
無敵の虎「リョウ、此処は、キムはんに合わせてあげとくんや。後で論争とか喧嘩なるの怖いし……。」
陰でニンジャらしく其のやりとりを見てた舞ちゃん「テコンドーの歴史が5000年だなんて、本気で信じてる人、本当に居るんだ……。」
…。
SNK格ゲーの裏ver、EXver、剣質(修羅と羅刹)システムに照らし合わせて、彼奴等の性格を掘り下げてみる
ウェイン兄弟
修羅 拙作基準。基本はいざと言う時男気を発揮する大人の男だが、何時もは穏やかで天真爛漫で温かくて優しくて柔軟で幼児の様な感性を持つ、一号機、四号機が愛機の、癖がありそうで実は其んなに無いイメージ。
羅刹 原作基準。只管、真面目で、陰鬱で、男臭くて、無粋でぶっきらぼう。二号機、三号機が愛機の、余り個性が無い割には、癖が強いイメージ。
ソロモンの悪夢少佐
修羅 何時もの侍然とした少佐。オールレンジ対応だが、近射程寄り。リュウさんの様にバランス型。
羅刹 侍と言うよりは薩摩藩士であるが、性格は温厚で能天気で向こう見ずの元気の良い青年。多分、生来の性格は此方だと思われる。格闘と射撃と遠射程が得意。
野獣大尉
修羅 皆様御存知、闘争&戦闘大好き元祖野獣先輩(迫真)。インファイト特化型。ケンと同じ攻撃特化型である。
羅刹 如何見ても浅黒い肌をしたイ⚪︎・フレミング。修羅(元来)よりも見た目が良い為、何��の手違いで公式に実装されたら、此方の方が修羅より人気出そうである(※酷い)。攻撃型だが、より機動力と撹乱能力に長ける。射撃も強い。
(自称)一握りの天才木星帰り
修羅 原作準拠で、何を考えて居るのか、何がしたいのか、本人以外の誰にも分からない性格。基本機動力重視で、攻撃寄りの性能。
羅刹 ウェイン兄弟の様に、天真爛漫で穏やかな性格の存在。だが、時々冷淡で苛烈で感情的である。多分、生来の性格は此方かもしれない。オールマイティな戦い方をする。そして、意外と得意レンジは遠距離寄り。
※…以下の人達は、もう、基本モーションあるので羅刹verだけ
七瀬
羅刹 極端に暗く地味な性格だが、元々からあったキャラの可笑しさは変わら無い。素手で戦う古柔術の女。
ブレア・デイム
修羅 格闘技とオシャレと旅行が趣味の白レオタードが眩しい格闘御嬢様。性格も技も同じ。
羅刹 二十代後半御嬢様(FL時代)のイメージ。冷静な性格で、人を鼻で笑う事が多い。とても動き易いゴスロリを着て居る。基本の技と戦術は余り変わりが無いが、暴れ潰しとガード崩しが得意で、多段技が多い。
紗波音
羅刹 性格はワル其の物。七瀬を怨み、水神本家に復讐を誓う復讐機。薙刀を使わず、より実戦に特化させたスポーツ柔道で戦う。何とデーモン五郎を彷彿とさせる投げキャラである。
…、
やっぱ、昔のSNKは、相当に冴えてる。EX、裏ver、修羅・羅刹システムで、ゲーム的にもボリュームが増えて御得だし、…其の上、 キャラクターの『裏の顔』、『別の可能性』を示す事で、単に使い勝手、キャラ性能、技の構成が変わるだけじゃなく、其のキャラへの新たな解釈とか魅力を生み出して居る。昔のSNKマジ天才(※感動)。
…。
※Zガソダムで小話
其の日の昼下がり、俺達は、普通に、地球にある基地の廊下を歩いて居た。
「…ジェリド……此処は、少し黙って居てくれ。」
其の時、突然カクリコンが其処で立ち止まる。
「何故だ?」
「ほら、あいつら何か話ししてる。」
「話?」
俺が黙った時にやっと分かった。確かに誰かが二人で話をしている。其れをカクリコンは聞き漏らさない。俺も其れを聞いて居る。此の同僚達の会話を。
「そうだ……アースノイドは恵まれて居るんだ。あんなチンケな宇宙の虫籠の中で暮らす虫ケラ共よりもな。」
「美味い食事、天然肉だって金出せば食い放題だしな。宇宙に住んでて、虫の餌を食ってる連中と一緒くたにされちゃ敵わんね。」
其の会話を一通り聞いた俺達は、可也深い溜息を吐く。
「エリート意識=優越意識か……。」
「俺達も、ああ言う意識は持ちたく無い物だな。」
「其うだな。エリート意識と優越感は、別の物だと思って居たい。」
そして、普段から考えて居た事柄があったので、其れをカクリコンが嫌がらない様に喋らなければいけない為、此う、少し早口で語る様に、俺は言う。
「…でもさぁ俺思うんだよな。クオリティーオブライフ(QOL)って概念あるじゃないか。あれってさぁ、結局一番、虫ケラみたいに扱うか、見下す対象作った方が上がるんじゃないのか。自分の好きなアイドルとか何か好きな物を作るより。其うしかと思えない。其うとしか。」
其の俺の、割と過激めの言論を聞いたカクリコンが応える。
「其れは的を得て居るかもな。アースノイド差別とヘイトスピーチが生き甲斐の奴は毎日が楽しそうだ。あの大佐とか。」
其の発言を聞いた俺は、其処で少し笑ってしまう。
「ハハハハハッ!……あんまり上官がアレでもな、軍と社会の常識だろ、…上官の悪口言うんじゃ無いぞ。」
…すると、此うカクリコンは軽口で返す。
「…いやいや、皆言ってるぞ。最早、一般論って位にな。」
「…そうか、組織が排他的主義一色でも、其うじゃない奴も多いんだな。」
其う、此の俺達みたいに。幾ら、自分が虫ケラみたいに見下して良い相手を作る事が、人生の質を上げる事に繋がっても、誰もが其うする訳じゃない。
※…コウがあのスペースノイド虫ケラ説の発言聞いたら、不破コプターで突っ込んで来そう(※来ない)。
…。
矢張り、人間は、事ある毎に差別対象を見下し、差別して行かなければ、生きて行けない生き物なのか。被差別対象は、被差別対象としての使命を全うしなければ、其の生存は許されず、保証されないのか。……人間って、何て下らない生き物なんだろう……。
…。
※キャラ改変・キャラ崩壊注意
※修羅・羅刹ネタ
※同キャラ対戦的要素注意
※何時ものガトーとシロッコに飽きてる方向け
プロローグとネーミング
ある時、見た目は大分と言うか「誰テメェ?」レベルで違うが、自分の事をアナベル・ガトー少佐と同一人物であると名乗る謎の存在が現れた。其の人物は、温厚で能天気で向こう見ずの、……とても元気が良い、丁度、ガトーとは正反対の性格をした銀髪の青年であった……。其の少し後の時期、かの『謎の存在』が、艦隊に定着し切る前に、そして、其の存在が艦の中に居ない時に、ガトーとカリウスが会話している。
「何なのだ……彼奴は……。」
「其れは此方が聞きたいです。」
「然し、此れから彼奴と私を上手く区別して行くには如何したら……?」
其処でカリウスは提案する。
「よく同志とやっている対戦格闘ゲームに、剣質システムと言うのがありまして……、…一キャラに修羅と羅刹と言う二種類のバージョンがありまして、其々性能、使える技、そして、御供として連れている動物が違ったりするんです。其れから、名前を借りて、元来居た少佐の事を修羅、近頃現れた自称少佐と同一人物の方を羅刹と呼ぶ事にしましょう。」
「其れ採用!」
「…其れにしても、あの羅刹の方、少佐と違って、まるで乙女ゲーに出て来るイケメンみたいですね。然も、彼方の方が、親しみ易くて、可愛らしさも素直さもあるから、とても貴方より人気があるみたいですよ。修羅の方の少佐。」
「屈辱だ!」
其の事実を聞いて思わず、修羅の方をしてるガトーは頭抱える。
…。
押しの強い羅刹君
「…閣下〜〜!!」
「…………。」
「…閣下……。」
折角挨拶したのに、全くの無言で自分の側を通過した『閣下』に自分が意識して避けられて居る事を、まるでニュータイプの如く察した羅刹の方は、「如何して俺の事を無視するんですか?!」…と、爆速で閣下に迫る。
すると、修羅の方も、爆速で羅刹の方と閣下の前にしゃしゃり出て来る。
「コラッ!許るさん!偽物!何度も何度も執拗に閣下に付き纏いおって!二度と近付くな!下郎!」
其う大きな声で、修羅の方は、羅刹の方に、ガウガウ噛み付くが、羅刹の方は全然其れを気にして居ない。
「閣下は、俺の事を、ガトーだと看做して下さいますよね?!」
其う言う羅刹の方を『閣下』は割と何気に悲しい顔で見つめる。(……ぬぬぅ……。…いや、其の容貌と性格では無理があるだろう……、…然し、…此奴、何時にも増して、押しが強過ぎる……)と思いながら。
「羅刹ガトーよ……正直言う。儂はな、お主の事はとてもガトーとは思えぬし、其うは思えない……。」
其の言葉を聞いた羅刹の方は非常に絶望する。
「閣下酷い!俺も一応ガトー少佐なのに!階級的にも少佐なのに!」
其処で、修羅の方が羅刹の頬を思いっきりビンタする。
「コラッ!良い加減にしろ!私の偽物!」
「…ウッ!!…俺はお前だぞ!自分をはたくな!」此うして、叩かれた方のガトーは憤慨して怒る。されど、そんな羅刹の事を無視しながら、修羅の方は閣下に真剣な表情で此う訊く。
「…しかし、閣下!…何故、羅刹の私を意識して避けているのですか?!此奴逆上すると面倒臭いのですよ!」
「逆上したら面倒臭いのは、お前も同じだろ?!」
羅刹の方が言う軽口はさておき、其の修羅の方の問いを聞いた『閣下』は律儀に答える。
「……正直に答えるぞ。…其れはな、…羅刹の方はな、お主と違って、一体何を考えてるか分からないのだぞ!」
「其れは一理ありますね!」
「うるせぇよ!勢い付くな!俺の堅物な方!」
修羅の方と羅刹の方が--『閣下』其方除けで--醜く言い争って居る間に、其処で、通り掛かりのカリウスが此う指摘をする。
「あの羅刹少佐が拗ねてるって事は、其の本体である少佐も拗ねて居ると言う事では……?」
「……ハッ!!」
「……ハッ!!!!」
そして、ガトーも閣下もやっと気付く。其の様を見た羅刹の方がボソリ言う。
「アナベルの奴、気付くの遅いぞ。」
「喧しいぞ!私の偽物!此の痴れ者!!」
其う言いながら、今度は、修羅の方は、過激に羅刹の方を往復ビンタする。
「…一寸辞めろ!修羅の方!痛い!痛い!辞めろ!俺はお前だぞ!自傷行為だぞ!もっと優しくしろ!自分を慈しんで労われ!兎に角辞めろ!」
すると、修羅の方は此う答える。
「生憎だが、私は自分に厳しい性質(タチ)でな!」
そして、最後の最後迄、其の様子を遠い目でカリウスはただ只管見ていた。
(…一体如何言う状況だろ……此れは……。)
…。
やっぱS⚪︎Kって偉大……
ある日を境に、ある男がティターンズゆかりの各所に出没する様になった。其の男は、行く先々で、自らの事をシロッコと同一人物ではあるが、根本は違う者だ、…などと、中々難解な名乗りをしており、実際、其んな感じをよく表して居る通りに、シロッコと、見た目も性格も、よく似て居る様で全然似てない(然し、背格好自体は一緒)のであった。
されど、其の青年は、何だかんだ言って、シロッコとよく似て居るので、ティターンズの構成員達は、其の区別に困り始めて居た。
「此れから、彼奴と自分を彼奴と同一人物だと言う奴を上手く区別して行くには如何したら良いんだ……?」
すると、其の同僚の不安に対し、自信満々に答える。
「俺に良い考えがある。元々居た方を、修羅の方、新しく現れた方を羅刹の方と呼ぶようにすれば良いと思う。俺は、もう其れで良いと思う。」
此うして、修羅の方、羅刹の方と言う区別する為の名前は、ジェリド少尉の好きなゲームから其の名称を拝借した。
…。
本物のシロッコは此方
曹長「パ、パプティマス様?!!何方が本物ですの?!!」
修羅の方「私だ!!!」
羅刹の方「如何やら、何時の世も、偽物が『何を抜かす!自分の方が本物だ!!』と嘯くのは変わら無いらしいな!!」
ティターンズ兵「大尉!上層部より、何方が本物か偽物の大佐かは叩いて被ってじゃんけんぽん!で決めろとの御達が!」
大尉「……ヨシッ!」
…、
修羅の方「行くぞ!私の偽物!!!叩きのめしてやる!!」
羅刹の方「相変わらず、君は何時も精一杯で大変だね〜〜ww。」
叩いて被ってじゃんけんぽん!
……、、
大尉「羅刹の方が勝ったな!…つー訳で、…今日から本物の大佐は此方
だ!!御前等よく覚えて置けよ!」
修羅の方「のぉおおん!!!!(←今日から偽物)。」
…。
羅刹シロッコは、まるで、修羅シロッコとは別人の見た目ながら、女達の前に修羅よりも魅力的に受け取られるように現れ、ティターンズの兵を支援し助け、ジュピトリスの船員を惑わし、シロッコの邪魔をする。…更には、カミーユの前にも、ノースリーブの人とか、俗物が口癖の苛烈な女の前にも現れる。
羅刹ガトーも閣下やケリィ、其れに他の同志達、ニナの前に現れたりして、修羅ガトー達のやろうとしているテロリズムを妨害、邪魔するように活動して居る。……そして、コウに会う事は決して無い。
…。
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pureegrosburst04 · 1 month
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アイエフ「今張り出されてるC級賞金首は…こいつら。もう作戦会議も必要ないわねアンタたちは堅牢な猛者だから心配のしようがないでしょうし」御茶ヶ滝「えへへ😊」超電波油「行ってきマンモス😤」
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五萬レッド/手長No15「おい!注意しろよ、コイツらはゴールドキラーだ」防聖孤島「残党程度に浪費家だと誤解されるだろ、お金は大切にしてるよ これさ⤵️マジで頭やばいよな、お前らは終わってるよ。俺達が何の実を食ったか教えてやる ゴムゴムの実だ(赤き真実)」
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Ⅷ索グリーン/刀足軽No15「恥の上塗りwwお前ら二年前より理解力弱くなってるw」防聖孤島「いや、正式名称は確かにゴムゴムの実だよ。ギア⚙️スーパーノヴァセカンド」五萬レッド/手長No2「気を付けろよ!そいつ…全然体を伸ばさないのは、体内の流動が本家ニカニカのギアセカンドの比じゃないからしねえだけだ‼️リスクを背負わねえやり方だぜ❗️俺達のカルマは上がってんに再戦する挽回のチャンスが来た気がしねえ」純粋硬派柱SuperPureEgrosburst04 防聖孤島(ラストアルカナム)「光の速度を越えた体内循環から身を守る為には、1メートルも伸ばしてらんねえだろ。潜在能力を100億パーセント出すには……特殊体質総てをエンジンストックに回さなきゃならない」
??0024「そのコンビの言うとおりだぜえ、俺様にはなあ。純粋硬派柱最強の意地があんだよ‼️‼️」 防聖孤島「いきなり誰だよアンタ(・_・;」
槍を回転させながら抉るように五萬レッド/手長No2の腹を抉り取る新キャラ。その様子を取り巻きのⅧ索グリーン/刀足軽No15の心臓を爆裂させながら見る表主人公 防聖孤島「処刑をこんなもんで済ますのは天国も地獄も存在しない時期を終えて、あるかないかももうわからないと思っているからかなあ」
No15は息ピッタリのシンクロと新キャラのコンビネーションで逃げ傷だけを負わされて、死んだふりはしたがマグナム弾で頭部も吹っ飛ばされて綺麗なトドメを刺される
ドルデキオ0024「僕だって、純粋硬派柱は噂で聞いてるよ」
防聖孤島「俺達の旧代表を知っているでありますか?(`_´)ゞ」
ドルデキオ0024「百聞はしてるんたけど、悪いけど知らないんだよね(笑) 一度二度なら偶然で、三度あったら必然だけど、僕はもっと人に甘い。5人以上の女と童貞を捨てた軟弱は知らないのさwどうしてかって言うと、特殊なイヤホンしてるからw 」御茶ヶ滝「君ってもしかして、日常と戦闘で性格変える痛い人?(^◇^;)」ドルデキオ0024「女が好きなむっつりさんのクセに、何言っちゃってるのかなあ……」超電波油「そんなテメェはエアプだろ、我らが最強に敵うわけない💢😡」
ドルデキオ0024「普通、本当の純粋硬派柱最強なのはトリオになった富豪05&メンチース09&鮙〆香氣(新月)だよ エアプじゃないし、時代遅れは本気で知らない」
防聖孤島「その情報から言うと…確かに当たってるかも。現代での戦闘力はね 強いて挙げるなら理性が本能を超えた感情にもなるのが知性を持った人間だと知ってる事かな」
ドルデキオ「今上げた人の一人を聞いてよ。香氣04、あの子は胸を打ち明けてくれたよ👍」
〜回想〜
香氣04「前世で凡人のび太君と笑われている内に、自分の事を天才だと努力して振る舞い出してから本物の天才になってしまったんだ。ハニートラップは全て絶縁本物の誘いが紛れていようと判断もせず即削除 青い宝石💎に満たされない限り決して恋をしない 奪う相手は切り捨てる 
俺の正統派童貞について惨めな像を押し付けるなら卒業してやる!!!…とはならず……逆走するのが自由を求めた人間であって。それまでの下着泥の中学生エロガキだった子供時代を恥じて、それでも誰かを見下すヤツでも人は変われない。イジメるやつも変われない 
だから優しく成長するんだ‼️と、優しく成長して、出会いは一期一会❗️と、あまりにも友情に熱すぎる細マッチョになった。
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20歳から自他共に誰も喜ばないホラを吹き、自他共に誰も得をしない嘘をつき、厨二カッコいいのだけ本当で、エロカッコわるいのだけ偽物で、後者を信じる奴には現実を突きつけて…性欲もなくなってきた28歳にして[[所詮醜い人間だから]]と内なる心で流行っていた確かに自分だったのにほど遠くなってしまった忘却した迷言に帰りたいと思ってしまった。EDになる為にずっと床オナをして実際になった28歳に気付いた、俺は…学校一正真正銘の変人爆走野郎になっちまったんだと………(赤き真実)…過ぎ去った日々は二度と帰ってこない。前世の俺は……もう、生涯正統派童貞EDなんだと…」
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〜回想2〜
ドルデキオ0024「ある日、弟が統合失調症になった。泣きながら幻聴に怒鳴り散らしてるけれど家族には優しくあってくれた 時には僕達に静かにするよう叱られて、謝っていた姿が心苦しかったけれど次第に薬で調子は良くなって行った ある日選ばれしものじゃなかったと呟いた弟が酒にも溺れず暴力も振るわず、呆然とした姿で悟った時に僕達家族は回復期に入ったんだと密かに喜んだ 1日後に「弟は自分に失望した。不幸の原因は自分だったと書き残して飛び降りて死んだ」 どうせ高いビルだから痛くないから、と言い残して。せっかく治ったのに…
一度目の人生を終えて、上位現実に目覚めて事実を知った。ともちんって通称の女達が……弟を食い物にしたんだ。こいつが下等国家で合法だからって、依存症にも健康にも害はならない種類だからって眠っている間に麻薬を何度も打ち込んで犯したから 弟は病気になったんだって分かった…(赤き真実) 僕はそれから哀しい過去を乗り越えた人が大好きになった。本当に弱いヤツっていうのはゴールド宝魔で、強者にはなれないってお兄ちゃん信じてるからね B(バグ)って女が純粋硬派柱最強なのが確かなのは知ってるよ。こうして会った防聖孤島が歯向かっていけた奴は論外だって事も 
弟の仇敵ともちんについて知ってたら教えて下さい、包丁でミンチにするまで殺しに行くから(黄金の真実)」
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防聖孤島「………知らないなあ…でも、君が最強の純粋硬派柱だってコトはわかったぜ( ̄∀ ̄)👍………(😨)…」
ドルデキオ0024「弟は怖いから死んだんじゃないよ。破爪されて自分への愛情を奪われたから死んだんだ…絶対に許さない 皆殺しだ。加害者みんな殺してやる(赤き真実)」
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ドルデキオ0024「アイエフさんとの恋愛、絶対叶えてね。多分香氣04は、ブラックハート様をこの来世で仕留めるから」防聖孤島「うん‼️❣️(😨)」
ドルデキオ0024「正直なんだね…またいつか会おうよ」防聖孤島「おう❤️‍🔥❗️(😨)」
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〜本物で、唯一人の純粋硬派柱が居た暗黒時代〜
???(裏ストボス)「内なる自分であっても関係あるとは決定的に言えない糖質に裏切られるならば、気分が悪くなる度に旨み砂糖たっぷりのコーラを飲みながら鏡を見て健康寿命が削れたのはお前のせいだからな?🥴っていつでも現実をよく確認すれば良い。万人に享受される贅沢なだけの娯楽を貪り平成の主婦の如くダラける 人より少し劣った生は受動的な謳歌をした後、命懸けサバイバルゲームの無限残機だ 賑やかな場合なら要らねえ友達と例えられる虐めの一人称をしてやれよ みんなとオイル被って燃やしてバズって愛する本体の時に観て嘲笑って盛り上がれないなら創れ。それが死ぬ程楽しい火遊びってもんだろ(赤き真実)
???「健康に良いスポーツで全力を出す高機能なマゾは聞いた。でも、そんな事もわからないから我々は太っているのだ。そこまでは分かる。でも、」
いやだ……傷つけるのは他人だけでいい、普通そこまで割り切れないのだよ…”””???”””は一体どれほどの人間カテゴリーで上位互換なんだ…高遠夜霧なんて魅力が虫ケラではないかね…{{{{{純粋硬派柱ランキング1位💀}}}}}は我々の理解を遥かに超えている……(赤き真実)」
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???(裏ストボス)「何がなろうだよ。スケールで強さが決まるなら””高遠””の劣化版しかいないじゃねえか…[[[[[天文学的な数値]]]]]を宇宙共同で封じているからこそ成り立つ物語の意味も想像できないバカが出るのはわかってたよ 俺達は人生に制約を敷いて生きているんだからさ。[[[全人類を同時にSSSランク]]]に出来ないなんてしょぼ過ぎるぜ 恨めないなら離れてもバフをかけ続けてやるべきだったろww^^👎w
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自分の立場も守れずに泣いた雑魚が打たれ強さでも俺様に勝てると思うか?果たして劣化高遠がWWW⁉️‼️‼️‼️(赤き真実) WWW
人生が終わるまで調子に乗らせるって、ピエロみたいに笑えるぜ。俺を殺せるのは””””ラオウ(真主人公)””””だけだ」
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myonbl · 1 year
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2023年8月13日(日)
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今回の東京行で一番驚いたのは、JR東日本の運賃だ。新横浜から桜木町までが178円、桜木町から御徒町までが571円、御徒町から東京までが146円、みな1円単位となっている。調べてみると、<IC運賃>という制度が適用されているとのこと、消費税率が8%に引き上げられた2014年4月からのことらしい。なるほどなぁ、自販機ではこんなことは面倒でかなわないが、記録ができるICならではの芸当だ。しかし、私は10年近く東京へは行っていなかったと言うことになるのか・・・。
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6時起床。
ホテルの朝食は、3つのセットからの選択、持ち帰って部屋で食べるというやり方だ。
早々に東京駅まで移動、新幹線構内で土産物を購入する。
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無事に乗車、ほぼ満席状態。
京都駅で息子たちに弁当を購入して帰宅する。
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まずは日めくりをめくる。
同居猫はそれなりに元気だったようで安心、明日はクリニックを受診する予定。
昨日の日誌を書く。
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ランチ、息子たちは<京のお肉処 弘>の弁当、私たちは伊勢うどん。
ツレアイはあちこち買い物に走る。
私は今回の経費精算、現金は一切使わず、移動はIcoca/Suica、ホテルや買物はPayPayで済ませた。
軽く午睡。
半熟酢卵仕込む。
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早めの夕飯、浜峰商店の<天然ぶりのたまり干し>を焼く。
録画番組視聴。
五街道雲助 落語「浮世床」
初回放送日: 2023年8月13日
重要無形文化財の保持者(人間国宝)に認定されることになった五街道雲助さんの落語「浮世床」をお送りします(令和5年6月9日(金)収録) 【あらすじ】江戸時代の髪結床(かみゆいどこ)。髪を結ってもらう場所の奥には座敷があり、順番を待つ人のために将棋盤や貸本などが置いてあった。ここにはいつも町内の若い衆がたむろして、へぼな将棋を指したりしている。太閤記を読んでいた男は、声に出して読めと言われて…
(29)「ソア橋のなぞ」
ジェレミー・ブレットが演じたシャーロック・ホームズのドラマシリーズ。大富豪の妻が殺され、若き家庭教師の女性が逮捕される。動機は愛か?財産か?ホームズが謎を解明! 大富豪ギブソンの妻が遺体となって橋の上で発見され、当家の家庭教師のグレースという女性が逮捕される。夫人は頭を撃たれており、凶器と思われる銃がグレースの部屋から見つかっていた。だが、ギブソンは彼女の無実を主張。ホームズに捜査を依頼するが、グレースとの関係を問われて激高し帰ってしまう。結局、正式な依頼はされなかったものの、グレースを救うためホームズは捜査に乗り出す。イギリス1991年制作。
片付け、入浴。
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血圧は比較的落ち着いて推移している。
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さすがに3つのリング完成は無理、水分は1,660ml。
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monthly-ambigram · 1 year
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2023-6月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、
逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。 詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/@2r96
◆今月のお題は「本」です◆
今月は参加者の皆様に「本」のお題でアンビグラムを制作していただいております。 ご高覧のほどよろしくお願い申し上げます。
今回も都合により簡単な講評とさせていただきます。ご了承ください。
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「学問のすすめ」回転型:.38氏
福沢諭吉の代表作。表紙にデザインしたくなるステキ文字ですね。
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「参考書」回転型:peanuts氏
かなり大胆な解釈をしているところもありつつ読めるところに落とし込むバランス感覚。
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「生き字引」回転型:ヨウヘイ氏
いつもながら低解像度がマッチした作りで隙間の調整が絶品です。
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「出版社」図地反転鏡像型:いとうさとし氏
ドット処理により読みやすくなっています。
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「帯紙」旋回型:douse氏
こんな帯紙なら取っておいて遊びたくなりますね。歪みを付けることで逆に上手く文字が認識できるようになっているようです。
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「鏡の国のアリス」鏡像型:ぺんぺん草氏
ルイス・キャロルの児童小説で「不思議の国~」の続編。リボン様のあしらいが文字と飾りを行ったり来たり。
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「作家小説」図地反転共存型:いとうさとし氏
有栖川有栖の作品。色も装丁に合わせています。字画密度の差を見事に吸収しています。
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「くるみ製本」内包型+内包型:海氏
製本手法のひとつ。「製」を親として2つの系統のマトリョーシカが展開されます。
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「かがり製本」内包型+内包型:海氏
製本手法のひとつ。こちらも2系統のマトリョーシカの組み合わせですが「本」の拾い方が違うのが面白いですね。
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「星/昴」図地反転型:いとうさとし氏
枕草子の一節「星はすばる~」より。同パーツである「日」が裏表に変わるのが見どころです。
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「本分/ホンブン」振動型:kawahar氏
本の「本分」が分かれて「ホンブン」になるのが本分な作品、との事です。面白い発見。
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「新版」旋回型:オルドビス紀氏
こちらの作品も調整された新版ですね(旧版は某所に)。美しい書体でアンビグラムと気付きにくいと思います。
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「ゲーデル、エッシャー、バッハ──あるいは不思議の環」回転型:Σ氏
ダグラス・ホフスタッターの��学書。ホフスタッターは「アンビグラム」の名付け親と言われていますね。文字組が複雑で面白く、一対多の対応としては歴代最多かも知れませんね。
最後に私の作品を。
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「写真/印刷」90度回転共存型:igatoxin
日本十進分類法(NDC)の分類記号74。
「本」がお題のアンビグラム祭 いかがでしたでしょうか。 梅雨入りを迎え、晴耕雨読で過ごすのも一興。あるいは皆様の本分に立ち返るのも。
お忙しい中 御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。ぜひ講評を寄せていただけましたら幸いです。
次回は『神話』です。締切は6/30、発行は7/8の予定です。よろしくお願いいたします。
——————————–index——————————————
2017年 4月{ミステリー} 5月{音楽}        6月{童話}           7月{食}        8月{宇宙} 9月{回文}         10月{GAME}     11月{TOY}       12月{駅}
2018年 1月{書初め}    2月{蟲}               3月{映画}                4月{色彩} 5月{対語}        6月{アイドル}    7月{数学}                8月{恐怖} 9月{メカ}          10月{神}                11月{スポーツ}       12月{どうぶつ}
2019年 1月{書初め}       2月{地図}                  3月{漫画}            4月{職} 5月{都市伝説}   6月{速度}             7月{道具}     8月{文學} 9月{デパ地下}  10月{漢字4文字}    11月{学校}     12月{怪物}
2020年 1月{書初め}    2月{ART}           3月{気象}            4月{ギャンブル} 5月{カワイイ}   6月{建築}      7月{まつり}   8月{音楽} 9月{植物}       10月{ファンタジー}   11月{お笑い}       12月{時事}
2021年 1月{書初め}    2月{夜}                     3月{わびさび}       4月{日常} 5月{対語}     6月{医学}                 7月{トラベル}          8月{自然} 9月{料理}   10月{ファッション}    11月{ミステリー}    12月{時事}    
2022年 1月{フリー}      2月{天空}    3月{電脳}       4月{マジック} 5月{子供部屋}  6月{世界史}    7月{海洋}       8月{光る}  9月{武}     11月{人名}   12月{時事}    
2023年 1月{フリー}   2月{TV}   3月{クイズ}   4月{健康}   5月{回文}       
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purplekittennight · 11 days
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清い心、新しい、確かな霊で
神よ、私のために清い心を造り、 私の内に新しく確かな霊を お授けください。詩51:12
この命令は、 清い心と正しい良心と 偽りのない信仰とから出て来る 愛を目標としています。Ⅰテモテ1:5 コヘレト(伝道の書)4:(4~7)8~12
   ―――― α&ω  ――――
   神は、選民イスラエルにおいてさえ、 神を愛し、神と思いを一つにして生きようとする者が いないことを、モーセ以来1500年の イスラエルの歴史を通して実証され、 これ以上、放置できないところまで来た イスラエルの民を、バビロン帝国を用いて 捕囚の憂き目に遭わせられました。 しかし、その、国を失い、絶望と思える状況の中で 新しい約束を与えてくださいました。 「わたしはあなたがたを諸国の間から導き出し、 すべての国々から集め、 あなたがたの地に連れて行く。 わたしが 清い水をあなたがたの上に振りかけるそのとき、 あなたがたはすべての汚れ(けがれ)から清くなる。 わたしは すべての偶像の汚れからあなたがたをきよめ、 あなたがたに新しい心を与え、 あなたがたのうちに新しい霊を与える。 わたしはあなたがたのからだから石の心を取り除き、 あなたがたに肉の心を与える。 わたしの霊をあなたがたのうちに授けて、 わたしの掟に従って歩み、 わたしの定めを守り行うようにする。 ~~~ あなたがたはわたしの民となり、 わたしはあなたがたの神となる」        (エゼキエル36:24~28)と。
 そして、 この約束のことばからおよそ570年の時を経て、 【御子である神】が 人間イエスとして人の世に来られ、 およそ33歳のころ、十字架刑での処刑を受け、 神の創造の目的から「的外れ」になってしまっている 私たちの〔生まれた時からの私〕という霊を、 死刑が終わっているもの、死んだものとする手続きを 完了してくださいました。
墓に納められたイエスは、 三日目の日曜日の早朝、 新しい霊のからだに復活され、 40日にわたって何度も弟子たちに現れ、 神の国のことを語り、 みんなの見ている前で確かに死んだ自分が 生きていることを見せられ、 オリーブ山で弟子たちが見守る中、上げられ、 天の、【父である神】の右の座に帰られました。
それから10日後、 ペンテコステ(五旬節):シナイ山で モーセを通し律法が与えられ、旧い契約が成立した その記念日に、 新しい契約と言われているとおりに 【聖である霊】と呼ばれる方が、 集まっていた弟子たち120人ほどの 一人一人に来られて、 弟子たちは、この方が心に置いてくださる 【父である神】の御思いのとおりを 話し出しました。(使徒2章) この詩篇の作者が願っていた通りに、 「清い心、新しく確かな霊」が授けられて。
神を愛し、自分の思いが成ることではなく、 神の御思いが成りますようにと願い、 神と思いを一つにして生きる新しい生き方が。
 あの、栄華を極めたソロモン王が 伝道の書4:4~12に書いているように、 どんなに成功しても死で終わってしまう この世の空しい生き方ではなく、 死の向こうにも希望のある生き方。  
また、一人で、自分の理性の良し悪しの判断だけで 生きるのではなく、 三つ撚りの糸のように、なんでも神に相談し、 神とともに生きる生き方を生きて行けるのですから。
「私はまた、あらゆる労苦と あらゆる仕事の成功を見た。 それは人間同士のねたみに過ぎない。 これもまた空しく、風を追うようなものだ。
愚かな者は腕組みをし、 自分の身を食いつぶす。 片手に安らかさを満たすことは、 両手に労苦を満たして風を追うのにまさる。
私は再び日の下で 空しいことを見た。 一人ぼっちで、仲間もなく、 子も兄弟もいない人がいる。 それでも彼のいっさいの労苦には終わりがなく、 その目は富を求めて飽くことがない。 そして『私は誰のために労苦し、楽しみもなく、 自分を犠牲にしているのか』とも言わない。 これもまた空しく、辛い営みだ。
二人は一人よりもまさっている。 二人の労苦には、良い報いがあるからだ。 どちらかが倒れるときには、 一人がその仲間を起こす。 倒れても起こしてくれる者のいない 一人ぼっちの人はかわいそうだ。 また、二人の人が一緒に寝ると温かくなる。 一人ではどうして温かくなれるだろうか。 一人では打ち負かされても、 二人なら立ち向かえる。 三つ撚りの糸は簡単には切れない。」と。  
 私たちも、 自分ひとりでの良し悪しの判断をやめて、 イエスをとおして来てくださる 【聖である霊】と呼ばれる方によって、 【父である神】と思いを一つにする二人三脚の歩み、 三つ撚りの糸のような生き方を。
今日も。
      ~~~~~~~~~~~~~~
(聖書のことばへの疑問やご意見、 近くの教会を知りたい等の方、 また、婚活で広く出会いを求めたい 教会に行っていないけれど 葬儀をキリスト教でしたい、等の方、 お問い合わせは、 [email protected]へどうぞ。)
 
(株)ブレス・ ユア・ ホーム https://christ-sougi.com/所属〉)
 
〈日本仲人協会 https://www.omiaink.com/ 認定
 
〈クリスチャンの結婚相談所
 
〈復活社 http://www.sougi8849.jp/index.html 〉
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