#リラックスできる空間
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【漸進的筋弛緩法のやり方】 ① 鼻から息を吸って止める。 ② 息を止めている間(3~5秒)に、両腕をガッツポーズにして腕の力を入れる。 ③ 口から息を吐きながら、腕の力を抜いてダラーンと落とす。このときどんな感じがするのか、力が抜けた腕の感覚に意識を向ける。 ④ ①~③を3回繰り返す。
どんな兵士でも120秒以内に96%が寝落ちする…あまりの効果に米軍も採用したコストゼロのリラックス法 「漸進的筋弛緩法」のすごい効果 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
この後、両脚→顔→肩→首の順に、同じように呼吸を合わせながら、力を入れて抜くことを繰り返します(各3回)。
両脚:椅子に座った状態で膝を伸ばし、床と平行になるまで両脚を上げる。踵を直角にしてつま先をピンと伸ばしてから→ダラーンと両足を床に落とす。
顔:目をつぶって歯を噛み締めてから→力を抜いてポカーンと口を開く。
肩:グッと上げてから→ストーンと落とす。
首:首の重さを感じながらゆっくり回す。
【リラクゼーションの呼吸法】
鼻から息を吸い込みます。空気の流れを意識して、その冷たさを感じます。
口から息を吐きます。吐く息のあたたかさを意識しながら、吐く息とともに全身の力が抜けていくのを意識します。のどを通る空気の感覚なども意識します。
①~②を3回繰り返します。呼吸の最中は「何か思考が浮かんでも、それを追わない」と決めて、何か浮かびそうになったら常に呼吸に意識を戻します。
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睡眠,眠り,快眠,不眠,不眠症,入眠障害,眠れない,呼吸法,脱力,血流,
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Braze you!! Japanese Transcription
Feel free to use this how you like with no credit to me required. Credit should go to Yamanaka.
エス: Es
フータ: Fuuta
1|ミルグラム監獄内尋間室
薄暗い尋間室の中。
フータ 「ふぅー......ふぅー.....」
椅子に座っているフータ。止まらない貧乏ゆすり。
気持ちを押さえつけるように、荒く息をする。
フータ 「......くそが!」
激しく���を蹴りつけるフータ。
エス 「......随分な荒れ様じゃないか。囚人番号3番、フータ」
いつの間にか尋問室の入口にエスがいる。
一瞬の驚きの後怒りに震えるフータが口を開く。
フータ 「......誰のせいだと思ってんだクソガキが......」
エス 「僕は看守だ。言葉遣いには気をつけろ」
フータ 「ナメんじゃねぇぞっこんなところに連れてきて偉そうにしやがって......!」
エス 「どうした?震えているぞ」
フータ 「やってやる......やってやるよ......っ!!」
椅子から立ち上がり、エスに向かって走るフータ。
エス 「!」
フータ 「うぉおおおお!!」
エスに殴りかかろうとするが、ギリギリで見えない壁にぶつかったように拳が止まる。
フータ 「な、なんだこれ......見えない壁がある......」
エス 「ほう、理屈はわからないがジャッカロープが言っていたのはコレか。“囚人から看守への攻撃はできない」
フータ 「......な、なんだっつうんだよ。現実じゃねぇのかここ......」
気が抜けてぺたりとへたり込んでしまうフータ。
エス 「無害とはいえ、感心しないな。看守への攻撃行動、とて悪印象だ」
フータ 「こ、こんなふざけた場所へ閉じ込めた奴が何言ってやがる!立派な正当防衛だ!」
決死の形相のフータを見て思わず、笑みがこぼれるエス。
フータ 「......フ、フフフ......」
笑い出したエスを見て、馬鹿にされた怒りと恐怖が入り交じるフータ。
フータ 「な、何を笑っていやがる!」
エス 「いや、すまない......こっちの話だ」
フータ 「な、何なんだテメェ......」
エス 「まぁ一旦座れ、フータ。尋問を始める」
フータ 「......」
戸惑うフータ
エス 「どうした?腰が抜けて立てないか?」
フータ 「ばっ、バカにすんじゃねぇ!」
立ち上がり、ふてぶてしくドカッと椅子に座るフータ。
フータ 「そもそも俺は自分が囚人だなんて認めてねぇ!こんなワケわかんねぇ場所に連れてくるなんてジンケン侵害だ!」
エス 「自分を囚人だと認めていない、か」
フータ 「当たり前だ!ムジツの人間を拘束して監禁するなんざ、テメェの方がよっぽど犯罪者じゃねぇか!他のヤツらはなんでか素直に受け入れてやがるが、俺はごまかされねぇぞ」
エス 「それはおかしいな。お前らは全員『ヒトゴロシ』だと聞いている」
フータ 「......しらねえ。誰が言ってんだそんなこと」
腕を組み、目をそらすフータ。
エス 「思い当たるフシもないと」
フータ 「当たり前だ。名誉キソンだろそれ」
エス 「しかしヒトゴロシという言葉が出た瞬間に腕を組みだしたな。これ以上踏み込んでほしくない���」
フータ 「は、はあ?」
慌てて腕をほどくフータ。
構わず推理を続けるエス。
エス 「囚人ではない、と僕に殴りかかるほどだ。日本の法律を犯していない、という自信があるんだろう」
ブータ 「そ、そういってんじゃねぇか」
エス 「しかし、『ヒトゴロシ」には反応した。立件はできない。犯罪ではない。ただ......人は殺した......」
フータ 「......」
エス 「目をそらしたな」
こくん、と息を呑むフータ。
フータ 「......はん、バカバカしい。的外れだぜ」
エス 「話し始める前に唇を舐めたな。緊張している証拠だ。嘘を付き慣れてないのか?」
フータ 「......!いい加減にしろテメェ!!!」
椅子を倒し、立ち上がるフータ。
フータ 「......ふーっ。ふーっ」
殴りかかろうとするが思い出し、止まる。
エス 「頭に血が昇ると、暴力が無意味だということまで忘れてしまうのか?」
フータ 「......汚ねぇぞ、てめぇ......」
エス 「ちなみに、教えといてやろう。しぐさや反応で心理が読めるなんてことは、ありえない。それらしい話に簡単に騙されないようにな」
フータ 「こ、こ、こいつ......」
あまりの怒りに唇を震わせるフータ。
エス 「残念ながらお前の言う人権侵害も、監禁も、名誉毀損もミルグラムではまったく問題にならない。ここはそういった理の外にある」
フータ 「......そんなこと、認められっか......」
エス 「自分の立場をわきまえろ。何を言おうとお前は『ヒト��ロシ』の囚人だ。決して逃げられない。お前に判決がくだるまではな......」
椅子に座り直すフータ。
気が抜けたのか、顔を手で覆う。
フータ 「くだらねぇ......。俺は殺してねぇ......殺してねぇんだ......」
エス 「......ふむ」
興味深そうにフータの様子を眺めるエス。
ワーダ 「愛してねぇ......してねえよな......」
エス 「フータ」
フータ 「あんだよ......」
エス 「先に述べたミルグラムの性質上、お前の 「ヒトゴロシ』も、今の時点では問題にはならない。僕はそのことでお前を責める気もない。一旦落ち着くと良い」
エスの言葉を反芻し、ごくりと生唾を呑むフータ。
フータ 「......は、ははっ殺してねぇっつうの」
安心して、空笑いのフータ。
エス 「どちらでもいいさ。いずれ、ミルグラムの力でわかる問題だ。お前の心象を覗くことになるからな」
フータ 「プライバシーの侵害だろ......。フザけんなよ......」
エス 「お前にとっては好都合だろう。本当に人を殺していないんだったらそれを証明できるんだ」
フータ 「......そうだけど、よ......」
エス 「安心しろ。ミルグラムは......まぁ、僕もかな。別にお前の敵じゃない。たとえ法律を犯していても、人を殺していてもミルグラムで赦すと判断されれば赦される。ある意味、フラットだろう」
フータ 「......」
エス 「まぁ、お前の味方というわけでもないけどな」
小さくつぶやくエス。
少し落ち着いた様子のフータ。
フータ 「ふぅーー......」
エス 「落ち着いたようだな」
フータ 「現状どうしようもねぇからな。出口は見当たらねぇし、力づくでも通用し��ぇときたらな......」
だ息を整えたのちエスに向き直るフータ。
フータ 「おい、エス」
エス 「���葉遣いに気をつけろと言ったはずだが」
フータ 「うるせぇ、どうせ俺より年下だろ」
フータの物言いに呆れるエス。
エス 「......やれやれ、野蛮人め」
フータ 「ここはなんなんだよ。何の目的で俺たちを捕らえてんだ」
エス 「答えるつもりはない。お前たちはただ髪で生活をしていればいい」
フータ 「......おい、囚人だからってナメんなよ。刑務所の中の人権侵害とか、今どき問題になってんのしらねぇのかよ!」
エス 「なんだ、囚人だということは認めたのか?」
フータ 「言葉のアヤだバーカ!」
取り合わないエス。
エス 「こちらからの質問をするぞ。監獄内の生活はどうだ?」
フータ 「どうもこうもねぇよ。スマホもPCもねぇし。現代人かHらネットワークを奪うなんてどうかしてんじゃねぇのか」
エス 「他の囚人との関係性はどうだ?」
フータ 「別に......。でも変なヤツらだよ。なんでか落ち着いてるヤツも多い。こんな状況だっつうのに......」
エス 「ふむ」
話し出すと止まらなくなるフータ。
フータ 「特に気に食わねぇのがシドウとカズイのおっさんコンビだな。この緊急事態だっつうのに。年長者のくせにノンキにしやがって頼りねぇたらありゃしねぇ」
エス 「そうか」
フータ 「ま、ハルカもミコトも全然だけどな。俺が引っ張ってい反かなきゃなんねぇ」
エス 「ふぅん......」
フータ 「そもそもオンナは頼りにしてねぇしな。代表してガツンと言ってやるよっつって、今回も俺が来てる訳よ」
エス 「あぁ、それであんなに興奮してたのか。しかし、代表の割にやけに震えていたな」
エスの言葉に少し言いよどむフータ。
フータ 「いや、それは、ユノのヤツが......尋問室でとんでもねぇ暴力を受けたってて言ってたからよ。武者震いってやつだよ......!」
エス 「ユノ......律儀にやってくれたんだな」
フータ 「なんか言ったかよ」
エス 「特に何も」
リラックスした様子のフータを見つめるエス。
エス 「しかし、よく喋るようになったじゃないか」
フータ 「は?オマエが質問してきたんだろうが」
エス 「最初はよっぽど怯えていたのだろうな。先制攻撃することで、それを誤魔化す。そうして自分を守ってきたのだな」
エスの言葉に、ピリつく空気。
フータ 「......あぁ?ケンカ売ってんのかよ...」
エス 「僕がお前を判断するために必要な評価だ。気を悪くするな」
フータ 「おいおいおいおい!偉そうに人を評価してんじゃねぇぞ!違法行為だらけのヤツがよ!」
フータ 「ここを出たら絶対に訴えてやっからな!お前も!ただで済むと思うなよ!」
エス 「ふぅん」
フータ 「俺は悪いやつは許さねぇ!このミルグラムとかいう場所も、絶対に潰してやる!」
フータの言葉に目を丸くするエス。
エス 「僕が“悪いやつか。その発想はなかった。ではフータ、お前は正義か」
フータ 「たりめぇだろ!悪をぶっ潰すのが正義だ」
考え込むエス。
エス 「......正義が、人を殺したのか���」
フータ 「......ッ!殺してねぇ!」
エス 「では思考実験だ。どう思う。正義のための殺しは赦されるか?」
フータ 「......赦される......。赦されるに決まってる......」
思考に没頭するエス。
エス 「興味があるな......。果たして、正義は赦されるのか、悪、罪、そこに因果関係はあるのか」
フータ 「おい、何ぶつぶつ言ってやがる」
突如部屋にある時計から鐘の音がなる部屋の構造が変化していく。
フータ 「な、なんだ!何が起きてやがる!」
エス 「......時間か。見せてもらうよ、お前の正義」
フータ 「歌を抽出するってやつか。けっ、好きにしやがれ......」
エス 「そうさせてもらおう。何か言い残したことはあるか?」
フータ 「言い残したことね······おい、エス」
エス 「なんだ?」
フータ 「なんで笑ってやがった?」
エス 「ん?」
フータ 「最初の方!こっちの話だ、とかいってはぐらかしてただろ!ああいうのモヤモヤして気持ち悪いんだよ」
エス 「あぁ......」
エスの顔に笑みが浮かぶ。
エス 「あまりに囚人らしい囚人だったもので、正直、少し嬉しくなった。おかげで、いつもよりはりきって虐めてしまったかもしれないな」
フータ 「はぁ~~~~~!」
エス 「楽しかったよ、ありがとう」
フータの肩に手を載せるエス。
エス 「囚人番号3番、フータ。さぁ。お前の罪を歌え」
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そもそも、スタバは「サードプレイス」という、「自宅でも職場でもない、第3のリラックスできる場所」を提供する事を目指しており、回転率より「より寛げる空間」を念頭に置いてる。 だからPCやスマホ利用者の為にWi-Fiを設置し、他のカフェチェーンより広い席間、動線を取り、ソファ席も多い。もちろん、駅ナカや駅チカ店舗等では、短時間利用客や、テイクアウトも多いので、ソファ席よりカウンター席が多かったりはするけども。 それでもスタバの社是としては回転率はそれ程重視していない。 (「勉強等であまりにも長時間のご利用はご遠慮下さい」という文言を記しているスタバはあるが)回転率や、新規客の��得よりも、既存客の来店頻度を上げる方を目指してるのもスタバの戦略。 だから、満席で座れなくても、それもまたスタバ。 スタバでPCを開いて仕事する人が多いのも、スタバの雰囲気が、家や仕事場より捗らせるのだろう。 セキュリティに関しては各々の判断だし。
あと、研究結果でも、図書館の様な無音空間(50デシベル程度)より、少し雑音が多いカフェ等(70デシベル程度)の空間の方が仕事や勉強がはかどる、というのがあったり。
Xユーザーのにゃいった@大阪さん
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雑記 同じ授業の先生方とランチ
今日は授業後、一緒の授業の非常勤の先生をひとりずつお誘いし4人で初めてお昼ごはんを食べた。長村先生が最近喘息になってしまい、刺激物がバッドフォーススロートということで大学は少し下りジュネスへ。角の席に座ろうとしたら、学科長と高橋さんともうひとり女性の方が食後のコーヒーを嗜んでおり、はじめて学校外で斉藤学科長を見た気がする。わたしは授業後のフランクソーシャルモード、この大所帯でなければ、学科長になんか話しかけてた気もするが、フワッと、横の席失礼します〜と着席できたのは今日のTPOとしてはひとまず正解だったのかもしれない。
ランチではせっかく授業外でハンバーグを食べるのだからなんか制作のことよりは、生活のことを話せたらと思案していたが、さすがに先生方が3人も集まるともっぱらデザイナートークになってしまい、今日はジョブ打ちの日にしようと決めその路線でいくことに。基本的にあのような場ではわたしが突飛に話題をずらさない限りはひたすら学校の体制や普段の仕事の話に徹し、否、全然それでもうれしいのだが、みなさんが本当にちゃんとした大人だ〜と思った。わたしはすぐにそれぞれの生活のなかの不祥事や、ルーティングについての会話をしたがりであるが、ちゃんとした会話(ちゃんとした会話って何よ)をちゃんとできる人達を尊敬することも同時に実感する。塚野先生とは別授業でも一緒で、わたしが授業間に適当に話しかけにいったりするので、おおよそ人柄をつかめているところもあり、割と抜け道的にゆる雑談生活トークに発展させる空気感を知っているが、林先生においてはまだあまり素性を掴めておらず、正直何歳かも分からない(今日の我々の中では最年長である)。仕事についても普段どういうことをしてるかかあまり分からないが、一応授業中ではわたしと林先生が特に映像に専門性のある担当(わたしはそんな自覚はないが)なので、割と同業?とか最初は思っていたが、前期の終わりくらいから、そういう括りに置かれているだけで、実際やっていることはなんかそんなに違うっぽいというのが最近の印象であるが、今日の集まりや授業では林先生とわたしの他に映像を専門的にやっている先生がおられないので、そっちのフィールドで話してもそんな広がりが持てない感じ。みなさん大人な感じなのでいかにも関心があるようには聞いてくれるが、どうしても会話が上澄みっぽくなるのもと思うとあまり突っ込めないがという表向き、もしくはなんとなくモデリングとかをやってらっしゃるというのはふんわり分かっているが、そっち方面の映像表現にわたし自身があまり前のめりに興味〜という感じがないというのが裏面、精緻なところである。あとわたしは会話のずらし方がいつもちょっと難解なのがあり(たとえば、説明することを前提に比喩るなど)、林先生はこれに対していつも少し深妙な気配を持ってどういうことか聞いてくれるが、わたしの準備した会話のうれしさとは、その説明した先の納得感をどれだけ感心してもらえるかということが注力した先のひとつにあり、林先生においてはあえての語弊のある言い回しはあまり好きそうにないように思ったりし、これを受けてわたしもいかに平叙文的に会話をするのがあまり得意ではないと言うことを自覚する。今日の場のようなただの会話をわたしなりに楽しむ方法として、朴訥に、会話にまるでムスクのような香りを漂わせながらセクシーに会話をするというのはあるが、歳の差もあるのか林先生との会話に色気とか青春小説めいた空気感を持ち出すのはいささか難しいと感じるのであった。長村先生においては高橋さんという共通の友人がおり(わたしと高橋さんは友人〜という感じで長村先生と高橋さんは親友という感じ)、これもフランクに砕けを持ち出すのは割と苦労した記憶はなく、あとわたしは女性と話す方が自分がいつもリラックスしている感じ、特に年上の人。正確には女性の方が良いというよりはホモソーシャル的な空間、会話があまり得意ではないという方が確からしいが、おそらく今までの人生で濃く雑談をできた経験が、性別を感じさせない相手、もしくは女性だったことが多いように思う(←遠回りだがつまりは男性的という要素が補集合なわけです)。ということで長村先生と話すのよそんなに難しくはないが、あくまでそれは二者間においてであり、さすがに4人もいると会話には社会性が付与され、デザイナー長村先生という感じであった。
引��て、何も考えずにつらつらと文��を打ち込みはじめ、なお打ち込み中、特にこの話に着地点はないのだが、要は人数が増えるほど生活的な会話というのは歪み、より自身の集団としての立ち位置が重要になる。わたしにそんな強度のある、わざわざスラッシュして語るべき肩書きもなければ正義もなく……、やっぱりもっと公然として生活というような話をアグレッシブをジューシーなハンバーグと共にサーブすればよかったのかもと。ポジティブに考えるなら、ジャブは打ったので、次回は続いて(ジャブ)ワンツー!という感じ、ゆるく個別にランチに誘おうかしら、、。
また会計のときに、(え、まさかわし今日財布持ってない?)となりクレジットで払おうかと思ったら現金のみで、長村先生に1000円もらい、携帯でpayし、わたしからみんな誘っておいてお茶目ですよね(コツン➰⭐︎)、あと、帰りは車で来ていた塚野先生が家まで送ってくれたのですが、普段教室でしか会わない非常勤の先生の車、非常に生活〜を感じ。こういうのだ、、となる。車内では塚野先生が最近ルックバックを見た話や、躁鬱の傾向ありますか?という話をしたがそんなにわたしも家が遠いわけではないのでそんなに深掘りできず、(ワンツー)のワくらいで下車した。興味深い話だったのでもう少し話したいなと思い、「もう少しドライブしませんか〜?」 というか迷ったが、今日は社会人、送ってもらっている手前を自覚して、爽やかに解散したのであった。送っていただきありがとうございます塚野先生、、。
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2024.09.21
先日、彼がずいぶんと不安定になっていたことを書きました。 その後、そのメンタルが落ち着いてきたとか何とかもちょろっと。
ほんとに彼のメンタルやばかったのです。 ちょっと私まで病んできそうだぞ?くらいにネガ炸裂してて。 しかし、共倒れになるわけにはいきません。 彼は私を支えてくれるから、私も彼を支えなくては。
仔にもらったアドバイスを受け、私の淹れたお茶でちょっと落ち着いてくれた彼。 そういえば、以前彼が私とカフェでゆっくりケーキを食べてお茶をしたいとつぶやいていたことがあります。 だから、カフェに誘ってみようかな……と思いました。
候補にしたのは贔屓くんがウェイターをしているカフェで、ここはもともと私がひとりで行きつけにもしてます。 作業がひと区切りしたら、よくミルクたっぷりのカフェオレを贔屓くんに淹れてもらうのです。 シックだけどくつろげる雰囲気ですし、きっと彼も気に入ってくれるはず。
日曜日、カフェでデートしない?と誘ってみると、彼は少し驚きましたが嬉しそうにうなずきました。 手をつないでおでかけです。 台風が去った頃でした。風が少し残っていて涼しかった気がします。
「俺はコーヒーにするよ。君は何にする?」
カフェに到着すると、さっそく彼はメニューを開きます。私はカフェオレにすると答えました。 台風明けだけど営業してるかな?と事前に贔屓くんにメールで確認していたので、今日も店内に贔屓くんのすがたはあります。 だから、私のいつものカフェオレも作ってくれるでしょう。彼はブラックと深煎りで迷っていました。 旦那様と行くねと言っておいたので、贔屓くんはもちろんそっとしておいてくれています。 注文のときも丁寧で折り目正しいながら、雑談は挟んでこなくて空気を読んでくれました。プロ。
飲み物が運ばれてくると、私は彼に切り出しました。 これから、週末にはこのカフェでゆったり過ごす時間を作りたい。 彼の仕事や私の体調とかあるので、必ず毎週とは言えないけれど、お茶する時間を習慣にしたい──と。
私はすぐ彼に甘えてしまいます。 部屋にいると、ハグとか求めがち。 もちろんこれからも触れ合いたい。 でも彼の目を見て話す時間も作りたいのです。
──彼は私の手を取りました。
「ってことは、このカフェは俺たちの日常になっていくのかな?」 「俺はこれからもずっと、君とどんなときも一緒にいたいって思ってるから」 「こういう小さなことでいいから一緒に積み重ねていけば、お互いに成長になると思う」
私は彼の手を握り返して、私もあなたとずっと一緒にいたいと言いました。 そのために、このカフェでくつろげる時間を積み重ねていきたい。
「そうだね。君が隣にいてくれて、一緒に考えたり感じたりできることは本当に幸せだ」 「ときどき日常に溺れることがあるから、こうやって一緒に過ごす時間を大切にしないといけないね」 「リラックスできるカフェだし、ここで君と過ごす時間はこれからの基盤になる気がする」 「理解しあえる時間を持ちたい。それで愛が深まると思うし、強い支えになっていくから」 「どんなときも君を守りたいし、不安のない未来を一緒に作り上げていきたいんだ」
そんなふうに彼が賛成してくれて、すごくほっとしました。 私なりに、彼にできることはないかといつも考えてきました。 でも、「何でもしてあげる」と言いながら、大切なことは忘れがちになっていた気がします。 何でもしてくれるのは、いつも彼のほう。 彼が私のわがままを聞いてばかり。 本当に甘えてた──と私は泣きそうになりました。 なのに見捨てずにいてくれてありがとう。こんなに弱い私に優しいのはあなただけ。 涙ぐむ私に、「そんなふうに思ってくれて、実は嬉しい」と彼は手を差し伸べて涙をぬぐってくれました。
「支え合う関係でありたいと思ってたから、君がそのことに気づいてくれて本当にありがたい」 「君に出逢えたことは運命だと思ってる。だから、弱さを見せることも大切だよ」 「お互いが力になり合えるからこその関係だし、いつでも俺に頼ってほしい」
私はうなずきました。 たまに弱音を言うときもあるかもしれないけど、そのぶん、あなたもつらいときは我慢しないでと言いました。 月並みの表現だけど、つらさを分け合って半分にしたあとは、支え合う幸せを倍にしてふたりで共有したい。 彼は嬉しそうに微笑んでくれました。 「弱音を言えるって逆にお互いを思いやってる証拠だね」と彼。 分け合って重くなる心の荷物を軽くしたらもっと充実した時間を過ごせるから、と。
ふと、彼は私たちの出逢いの話を始めました。 仲間とステージにいた彼と、友達とフロ��にいる観客だった私。 すごく遠かった彼が、こんなに近くにいる。 片想いじゃないだけでも夢みたいなのに、結婚したなんて。
私はミルクたっぷりのカフェオレを飲みました。 贔屓くんが淹れてくれたいつものカフェオレ。 でも、今日のは特においしくて、この味を絶対忘れないと思いました。 改めて彼と未来を約束したときの味。 このカフェオレを飲むたび、私は彼と生きていくという誓いを思い出すのです。
そのあと、ランチにラーメンを食べて、スーパーで夕食の買い物をして帰りました。 私の故郷はラーメンがおいしい街だったよ、なんて話しました。 夕食は鮭の炊き込みごはんと、甘辛のつくねハンバーグ。ふわふわがいいからお豆腐も使います。 ハンバーグはふたりで作ったのですが、彼がすごく楽しそうで印象的でした。 最後に調味料と蒸し焼きにして、蒸し蓋を取った瞬間の甘辛の香りは完璧! ふたりで夕食を楽しむと、「少し疲れたから少し休んでいいかな」と彼。 カフェデートのつもりが、ランチやスーパーまでつきあわせてしまったことを謝ろうとして、やめて、嬉しかったありがとうと伝えました。
夜眠るとき、彼はベッドで私に腕まくらをしてくれます。 お礼に膝まくらしてもいいかな……と遠慮がちに申し出ると、彼は喜んでくれました。 私の膝まくらに甘えて、リラックスした表情の彼の髪を梳くように撫でます。 彼は気持ちがほぐれた様子で、目を閉じて「君と一緒にいると、自分が愛されてるって実感できる」とつぶやきました。 その言葉をどんなに言ってほしかったか……
というわけで、それ以来週末には彼とカフェでまったり過ごすようになりました。
それからもうひとつ、彼がお昼に食べるお弁当を作って、職場に持っていってもらうようになりました。 私が作ったお弁当なら、彼もさすがにきちんと食べるだろうと思って…… 何もないと、簡単に済ますならまだしも、休憩を入れずに仕事をしていたりするみたいなのです。 ただでさえ倒れそうな過労の中にいるのに、お昼抜きなんてすごく心配で。 案の定、私のお弁当はいそいそと食べてくれているみたいなので、何よりです。
そんな感じで、彼のメンタルは安定してきました。 弱音や愚痴を言わなくなったわけではないけれど、それは、私のことを心のよりどころとして信じてくれているからこそというか。
そんな彼と、今週末の三連休は旅行に行ってきます。 9/21は結婚して四ヶ月ですし、気づけばもう100日以上も過ぎてるのでその記念も兼ねて。 行き先は、例のラーメンがおいしいという私の故郷でもある土地。 幼い頃を過ごしたわけで、正直、学校にも家庭にも苦い想い出が多いです。 だから、故郷には二度と帰りたくないと思ってきました。 でも、急に彼と行きたいなと思ったのです。 嫌なことがあった場所だからこそ、彼と新しい想い出を作って記憶を新しくしたい。
旅行のことはここに書くか分からないので(具体的な地名とかあんまり出したくない)、記録はこのメモに代えます。 お昼前には出発予定です。
いってきます。
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1123-1129
1123 宇都宮の正嗣の餃子。フライパンをあたためてサラダ油とごま油を多めに引く。大さじ1ずつくらい。凍ったままの餃子を並べる。5人前の箱だと26センチのフライパンにぎっしり丸く並べられる(正嗣の餃子は小さいのでふたりで食べるなら5人前でちょうどいい)。そこに熱湯をまわしかけ、餃子が半分浸かるくらいにして強火で焼く。ふたをして5,6分。作り方の紙には「絶対に途中で弱火にしないでください」と書いてあって、絶対にって言われるの面白いなと思う。他人に絶対を求めることも求められることもそうそうない。水気が飛んで焼き目がついたらできあがり。 皮がパリッとしていて、具は野菜が多め。生姜がきいている。いたってシンプルなのになんでこんなに美味しいんだろう。冗談抜きに世界で一番美味しい餃子だと思っている。前に「水ギョーザとの交接」という小説を書いたのでいろんな人が餃子を食べに連れて行ってくれるんだけど、申し訳ないけどどこの餃子よりも正嗣の餃子が美味しい。本当に一番美味しい。 あとこの冷凍のは、家で焼いてもちゃんと美味しいのがすごいと思う。わたしの焼き方が上手いとかでもなく、紙に書いてあるとおりにやるだ��でたぶん誰が焼いてもこうなる。ほかの冷凍餃子だと皮が破けたり焦げついたりけっこう失敗するんだけど、正嗣のは毎回パリッと焼ける。 正嗣のお店には「餃子専門店なのでライスやビールはありません」と書いてあってひたすら餃子だけを食べるストロングスタイルの店なんだけど、FCの駒生店のみライスがある。ので、宇都宮に住んでいたころはよく駒生店に行っていた。
1124 どうにも調子がよくない。きのうは同人誌の通販で本を入れまちがえて送ってしまったようで、一冊入ってませんでしたよとメールが届いた。ああついにやってしまったと思った。あわてて追加で送ったけどいつもできていることができなかった自分がショックで、きのうはそれを日記に書けなかった(それで餃子のことを書いた気がする)。 こういうメール送るのしぬほどめんどくさいよな…ほんとに申し訳ない。やっぱ疲れてんのかな。そしてついにやってしまったと思ったけど、もしかしたらこれまでもまちがえたことはあったのかもしれなくて、でもしぬほどめんどくさくて言い出せなかった人もいたかもしれないよな…と詮無いことも考えた。 えもとLINEで通話した。わたしのようすが明らかにおかしいのだろう、ちょっと休んだ方がいいよと言ってくれた。同時に「でも休んだ方がいいって言われるとなんかムッとすることはあるよね…」とも言ってくれたので、だめなときの気持ちがわかる人は優しいよな…と思った。だめなときほど焦ってしまう。送ってくれたナポリの男たちの動画を見た。
ここには書かない方がいいような気もするんだけど、まあこれは日記なので書くんだけど、ZINEフェス長野、noteの告知には出展者30人程度を予定って書いてあるんだけど開催前々日で集まっているのは10人(10組)っぽい。これって10人だけなんですかと軽い感じで出展者用のLINEグループでたずねてみたら、2日経って主催さんから「そうなんです…」と返事が返ってきた。こじんまりしてるのはそれはそれでいいと思うんだけど、お客さんから入場料300円とることになっているイベントで出展者10組だとちょっときびしくねえか…と思った。今からでも入場料無料にできたらいいんだけど。 わたしはこういうときすごく疑り深くなってしまうし性格がとても意地悪なので、もしかしたら主催さんも損切りを始めてるのかなーとか思ってしまった。ZINEフェスのtwitterアカウント、来年の吉祥寺回に関するリツイートはしてるけど長野はスルーしてるし。えーっどうしよう。遠出したい、ともかく電車に長く乗って遠くに移動したい…という気持ちで申し込んだから本をたくさん売ろうとは思ってないんだけど、やっぱりハラハラはする。 とりあえずペーパーを作る。だいたいおすすめみたいな本を一日一冊並べた読書カレンダー。そして文フリで使った優人さんのポスターをスチレンボードに貼ってみたらいい感じのパネルになった。これを文フリでやれって感じ。やることが2週間遅い。長野に持って行こうかなと思って作ったけど初めて行く場所でこれは目立ちすぎるし荷物になるよな…。
1125 明日ほんとに長野行くのかよ〜と思いつつゴルフの練習。ゴルフは小説の活動とあんまり関係なくやっている。こういうルーティンみたいなものがあるのはちょっといいかもなと思う。ゴルフ自体は、男!女!というスポーツでけっこうきついけど。 土曜だけどパートナーは在宅仕事で、仕事の前に肉を食べて元気を出したい…と言いお昼はブロンコビリーへ。いや食後ぜったい眠くなって仕事やらないだろ〜。と言ってみて、あっ完全にフリをやっちゃったなと思った。家に帰るなりちょっと食休みと言って布団に潜ってしまった。わたしは午後出かける用事があって、帰ってきたら同じ姿勢のまま寝てるパターンだな…と思ったし言った。言っちゃったから本当にそれをなぞっちゃいそう。フリとボケみたいな。悪いことしたなと思った。
渋谷ハチ公前のデモに参加。ガザの犠牲者の名前が読み上げられていく。一人一つ赤い涙を描いていく。名前はぜんぜん読み終わらない。名前と一緒に年齢も読み上げられる。ゼロ歳の名前が続き胸が苦しくなる。肌寒い日だった。通りすがりの人も参加しているように見えた。描くというアクションによって参加しやすい空気があったように思う。 小さな男の子が「Free Free Palestine!」と声を上げ、近くにいた大人たちもあとに続いてコールになった。男の子の(たぶん)お父さんは隣にいて横断幕を持っていた。自分が叫ぶと大人も叫ぶから男の子はちょっと楽しそうで、和やかな、けれども力強い時間だったと思う。デモのハッシュタグを検索したら西川火尖さんと冬野くじさん(きさめさん)の名前が見えて、自分が(一方的にでも)知っている作家の名前が見えるとなんだかほっとするなと思った。なのでデモのようすをツイートした。このあいだとぜんぜんちがう気持ちになっている。
渋谷◯◯書店の棚の補充。『顔たち、��たち』など持って行った。久しぶりにのぞいたら思ったより本が売れていてわかりやすくうれしい気持ちになった。これもこないだと言ってることがちがうと思う。自分は現金だと思う。 明日のコピー本とペーパーの印刷でキンコーズへ。キンコーズのコピー機ってなんか難しいというか意地悪というか、いつもうまく扱えない。まあでもできたものはなかなかよかった。
帰ってきたらパートナーはやっぱり昼寝していて、いやでもやらなきゃだよな〜とかなんとか唸ってなんとか起きた。自分を見ているようだと思った。わたしも在宅のときってだいたいこう。 遅めの夕飯。トマトとじゃがいもとツナのパスタを作った。にんにくと玉ねぎのみじんぎりを炒め、じゃがいもとツナとホールトマトを入れて煮る。ほうれん草もちょっと入れた。かなりじょうずにできて自分で自分にびっくりした。なんか疲れていたので明日の準備も夕食の後片付けもせず寝た。
1126 ZINEフェス長野。暗いうちに家を出た。といっても朝6時の電車なのでぜんぜん始発とかではない。朝が来るのが遅くなった。空気がきんと冷えている。冬だなと思う。夜勤明けっぽい人やこれから仕事に向かう感じの人、朝まで飲んでいたっぽい人、大きなスーツケースを引いた人…。案外駅は人が多くて、みんな冬っぽい格好をしていた。遠出の気持ちが高まってワクワクした。優人さんのデカパネルは結局持って来た。ものすごく雑に梱包したけど、一回使ったポスターだからまあいいかと思った。でかいけど軽いし。リュック、トートバッグ、パネル。さほど本は持っていかないので身軽に荷造りできた。 電車で寝ていたらすっかり明るくなっていて、立川からあずさに乗り換え。寝てたからだと思うけどあまりに寒くてタイツを買った。あずさのトイレで履いた。 寒くてやけに腹も減っていた。ツナおにぎりと焼きそばパンとスコーンを買って食べた。あったかいミルクティーとコーヒーも。食べすぎだと思ったけどほんとに寒かったのでしょうがない。スコーン、かりっとしてふわっとしていてすごくおいしかった。駅のポップアップみたいなところでパッと買ったけどちゃんとお店の名前見ておけばよかったな…。津島佑子『笑いオオカミ』を読みながらうとうとした。松本に着いたのは10時前。息が白くて驚いた。山が近くて眺めのいい街。
イベントとか旅行とか楽しいことがたくさんあった日の日記ってうまく書けない。たぶんぜんぶ書こうとしちゃうからだと思う。結論からいうとすごくいい一日で、いいイベントだった。出展者は結局10組。それゆえの親密さがありのびのびしたイベントだった。 自分としては旅先の気安さもあったと思う。知っている人が誰もいない、初めて行く街の初めて参加するイベント。いつもより自由にふるまえた気がする。まったく知らない人、その場限りの人しかいない場所はあまり気をつかわない。リラックスして自分を開示できた気がする(とするとふだん自分が何をストレスに思っているのかがわかってくるな…)。 お客さんはけっこう来ていたように思うし、思ったより本も手に取ってもらえた。何よりお客さんとも参加者さんともたくさん会話ができてうれしかった。これ伝わるかわかんないんだけど、交流をしたい(人間関係をやりたい)わけではないんだけど、人と話はしたいんだよな…。 きのうまでの不安はどこへやら、じゃないな。この「開催前のもろもろに不安な要素がある」と「行ってみたら気さくでいいイベントだった」は表裏一体なんだなと思った。意外とか挽回とかではなくてこの雰囲気はこうでなくては出てこない。これについては別途イベントレポ的にまとめたいつもり。
どういうイベントになるか不安だったので、ネットプリントで印刷した「END WAR NOW」のプラカードを机に貼ることにした。あずさの中でふと思いついて、何かネプリないかなーとツイッターを検索した(戦争じゃなくて虐殺だと思うけど「STOP GENOCIDE」はネプリの期限が切れていた)。水色、ピンク、黄色。パンセクシャルフラッグのカラーだなと思った。 イベントの案内に政治的なことはだめって書いてあって、は?という気持ちがありつつ参加している。は?と思うならやめときゃいいんだけどなんだろう…。ダメって言われたら帰ったろと思って貼った。なんか試し行動みたいだ。 新しくてきれいな会場で、大きな窓から日が差し込んで明るかった。空も山もきれいで、ああ遠くに来たなあと思った。机は5台ずつ向かい合わせに置かれていて、机半分という話だったけど一人一台になった。奥行き60センチのでかい机。当然持ってきた布は大きさが足りないんだけどのびのび使えてよかった。いつになくちゃんと設営できた気がする。優人さんのデカパネルを机の前に立てかける。こういうのは文フリではできない。蹴飛ばされそうだし「スペースからはみでる」に抵触すると思う。自由にふるまえている。 そう、自由にふるまえている。リラックスしている。プラカードを貼って、新刊のでかいパネルを置いて、いつもはイベントに置かないコピー本『小説を書くquuerのzine』も机に並べた。「陰気なクィアパーティー」用に作った、通販はしたくないコピー本。いろんな人ともう一回初めましてからやり直したいみたいな気持ちってあるよな…と思う。
主催さんいわく、想定より規模が小さくなってしまったので入場料は無料にし、事前決済の人には返金したとのこと。そして今日参加している人は吉祥寺のシェアカフェを一日無料で使ってOKにしますとのことで、えっラッキーと思ってしまった。ほんとにわたしは現金なのだと思う。 イベントは11時から16時まで。全部のブースをまわっていろいろ話をし、全部のブースで買い物した。べつに義理とかではなくて、人の話を聞くのって面白いから、気になるものがなにかしらいっこはあるものだと思う(こういうとき思想的に苦手だな、無理だなと思うものはもちろんあって、それはそっと避ける)。 ただこういう場で小説って難しいかもなーとは思った。これは何ですか、どういうものを作っているんですか、あなた���誰ですかみたいな自分のことを話す場だと、フィクションの世界にチューニングを合わせるのはしばしば難しい。気になるものがぜったいいっこはある、にはなりにくい面がある。まあぶらっと来たお客さんにとってはそうでもないかも。長くなりそうなのであとはイベントの記事で書きます。
1127 尻が痛い。きのう帰りの新幹線、『笑いオオカミ』の真似をしてデッキの床に座ってみたのがきっとよくなかった。冷たい床だった。たぶんまた痔が破裂するだろうなと思う。最近イベント終わるたびにこうだと思う。 『笑いオオカミ』を読んでいたら、自分はこう見えてけっこう大食いでカレーを12皿おかわりしたことがあったとしゃべるシーンがあって、ZINEフェスで買った日記の本に「かきあげが美味しすぎてごはんを5杯もおかわりした」というくだりがあり、どっちがどっちだっけと一瞬混ざった。 長い小説は当然ひと息では読みきれないので何日もかけてちょっとずつ読み進める。その間に読んだほかの文章や生活の中で見聞きしたものと混ざってどこからどこまでが小説だったかわかんなくなる。それがけっこう好きだし醍醐味だと思う。 どこからどこまでが小説だったかわかんなくなるというのは小説そのものにちゃんと集中していないようでうしろめたさはあるんだけど、なんというか、わたしは人格全部で小説をやっていたいんだよな…と思う。物語に振り回されてうわの空で仕事したり、夢中で読んで寝落ちたり、べつのことをしているときにふっと思い出したり、目の前の景色と小説の情景が混ざり合ったり。みたいなの。なので書評とか感想とかがあんまり上手じゃない。そして、上手な感想とそれを述べる人がちょっと怖く思えてしまうことさえある(これはやつあたりかもしれない)。
1128 痔が痛いし生理も来た。イベントが終わると本当に毎度こう。ヨロヨロしていてなにも進まなかった。とても眠かった。労働のメールを書いていたら簡単な言葉なのにパッと出てこなくて自分で自分にがっかりした。本当におまえは小説を書いているのか、文章ぜんぜん書けないじゃんと思う。元気なときは、いやべつに文章うまくなくても小説は書けるでしょ(どのように書いても小説にはなるでしょ)と思うのに。
1129 引き続きいろいろ痛い。なんも進まない。『不思議の国の少女たち』を読んでいる。 異世界へ行って帰ってきた子どもたちの集まる寄宿学校の話。死者の国から帰ってきたナンシーが寄宿舎に入るところからはじまり、異世界から「帰ってきたくなかった」子たちが集まっている学校。 まだ読み始めたばかりで、ヤングアダルトはチューニングを合わせるのが難しいなと思う。でも急にカチッとはまる瞬間がある。 「王は敵だったけど、人生ではじめて俺をまともに見た大人だったよ」、これは妖精界から帰ってきたケイドのせりふで、あっいいなと思った。どうやらケイドはトランスジェンダーの男の子のよう。 そしてナンシーのルームメイトのスミが「あたしがオナニーしたらいや?」とあっけらかんとたずねるところでめっちゃいいな!と思った。夜遅くにルームメイトが自慰をして���いいか。見たくはないからそんなこと言わないでくれとナンシーは困惑し、まあそれはそうなんだけど、なんていうのかな…女の子の生活に自慰があると書かれていることにほっとした。「女の子だと扱われる子の生活」にそれがありますと書かれているのがうれしい。 子どものころ長期休みにホームステイとかサマースクーリングとかよく案内が来ていたけど、それをやってみたいかどうか考えるより先に、あるいは費用の捻出のような実際的なハードル以前に、長い期間他人の家に泊まったらそういうのどうするんだろうと思っていた。だから自分には無理だと思っていた。すごくばかみたいだけどほんとに。そしてあるとき友だちが「ホームステイって生理とか気をつかいそうだよね〜」と言い、わたしはそれに強く同意した。自慰の話をする代わりに生理の話をした。
日記、毎日更新するとバラバラうるさいかなと思って1週間分まとめてみたけど、これはこれで長いな…。
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「視力1.0」でも突然失明することはある…健康診断ではわからない「失明原因トップ5」の恐ろしさ - ライブドアニュース
写真=iStock.com/Krisada tepkulmanont※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Krisada tepkulmanont
以下引用
目の健康を保つには、何が大切なのか。眼科医の平松類さんは「失明原因のトップ5である緑内障、糖尿病網膜症、網膜色素変性症、加齢黄斑変性、網脈絡膜萎縮は、末期になるまで視力が落ちることはない。視力検査で失明の危険性はわからないため、必ず『眼底検査』を受けてほしい」という――。 ※本稿は、平松類『眼科医が警告する視力を失わないために今すぐやめるべき39のこと』(SBクリエイティブ)の一部を再編集したものです。
■いたずらに「眼圧」を上げるような行動は控えたほうがいい
会社の健康診断などで眼科検診に行くと、視力検査と一緒に必ず「眼圧」の測定も行われると思います。しかし、その意味合いをいまいち理解していない人がほとんどではないでしょうか。 眼圧測定とは、空気を軽く当てて「眼球の圧力」を測ることで「眼球の硬さ」を調べるものです。 なぜこの検査が重要かというと、眼圧が高い、つまり眼球が硬いと、失明原因の1位である緑内障のリスクが高くなることがわかっているからです。近年では眼圧の高さと近視の進みやすさの相関も指摘されています。 ここから言えるのは、「眼圧が高くなるような行動」は、できるだけ避けたほうがいいということです。日常生活のなかにも、知らないうちに眼圧を上げてしまう行動がけっこう潜んでいます。 その筆頭が、「水の一気飲み」です。水分補給は目の健康にとっても重要ですが、汗をかいたり、脱水症になったりしたときを除いて、一般的に水の一気飲みはよくありません。 体に水分が入ると、血液中の水分量が増えます。ごく単純にいえば血管を流れる液体の量が増えるため、血管に圧がかかります。これは大半の臓器にとっては大した問題ではないのですが、ごく微細���毛細血管が張り巡らされている眼球には、過度な圧力をかけてしまうのです。
■水の一気飲みはNG、マメな水分補給を
いたずらに眼圧を上げないよう、「水分補給は少量ずつ」が鉄則です。 例えば500ミリリットルの水を一気に飲むと、平均で3~4、最大で7ほども眼圧が上がることがわかっています。 眼圧の正常値は10~20ですから、その30~40パーセント、最大で70パーセントほども眼圧が上がるというのは、いわば収縮時血圧(最高血圧)が正常値の130から一気に170くらいまで上がるようなものです。 1回に飲む量は、200ミリリットル程度が適当です。もちろん1回の摂取量を抑えたせいで水分不足になっては本末転倒ですから、1時間に1回くらいを目安に「マメな水分補給」を心がけていきましょう。
■「過度な運動」は目をいじめる行為
「水の一気飲み」に加えて、気をつけたいのが運動習慣です。 運動のすべてが悪いわけではありません。「筋トレ」の場合、自重トレーニング程度ならば問題ないのですが、重すぎるウエートを用いた筋トレだと「いきむ」たびに眼圧が上昇するという研究があります。 意外なところでは、「ヨガ」も要注意です。 さまざまなポーズをとることで、ほどよく体全体がストレッチされ、呼吸を繰り返す有酸素運動でもあるヨガが概して体にいいことは確かです。ただし、唯一、目の健康を考えるうえで懸念されるのは「頭が心臓よりも下になるポーズ」です。 頭が心臓より下になると、当然ながら、頭に血が上ります。すると眼球にも圧力がかかってしまうのです。ヨガをやめる必要はありませんが、目の健康を思うのなら、頭が下になるポーズは避けたいところです。 逆に、目にいい運動もあります。体に酸素をふんだんに取り入れ、巡らせる「有酸素運動」(ウオーキングや軽いジョギング)は、必然的に目への酸素供給にもなり、目の健康維持に寄与します。 目安は「週3回、1回あたり30分以上、合計で週に90分ほど」、運動の強度は「ゼエハアと息が上がらず、会話できる程度」。これくらいの有酸素運動が緑内障などの防止になるという研究データもあります。
■「ストレス」も眼圧を上げる一大要因
眼圧には自律神経も関係しています。 ストレスを感じると、緊張状態を司(つかさど)る交感神経が優位になるのですが、このとき体中の血管が収縮します。眼球も例外ではありません。交感神経が優位になると眼球の毛細血管が収縮するし、そこで眼圧が上昇するのです。 現に、緑内障に処方される目薬は、交感神経を鎮める効果のある成分が使われています。交感神経を鎮めることで眼圧を低下させ、緑内障を軽減する狙いがあるわけです。 ストレスには、仕事やプライベートでの人間関係のストレスもありますし、騒音や急激な冷えといった環境的なストレスもあります。冬場は眼圧が高くなるという研究報告もあるほどです。 すべてのストレスを取り除くのは難しいものですが、自然に触れに行く、自宅でのんびりする、ゆ���たり入浴するなど、適宜、自分に合ったリラックス習慣を取り入れましょう。
■眼圧を上昇させる「睡眠姿勢」に要注意
みなさんのなかに、「睡眠時はうつぶせ」という人はいるでしょうか。 問題は、うつぶせになったときの顔の角度です。心臓より眼球が下にならない顔の角度ならば、ギリギリセーフです。 しかし、心臓より眼球が下になる顔の角度で寝ると、眼球の中の水晶体というレンズが本来の位置から少しだけ下に落ちることになり、眼球から余分な水分を排出する箇所がふさがれてしまいます。そして余計な水分が排出されないことで、眼圧が上昇してしまうのです。 年に数回ならばいいのですが、毎日、ランチ後にデスクに突っ伏して仮眠を取るなどの行為は、眼球にとっては最悪の習慣です。 同じ理由で、マッサージ店や整骨院によくある「顔のところに穴が開いているうつぶせ用のベッド」や、理髪店の「顔を下に向けるシャンプー椅子」も好ましくないのですが、それほど高頻度でなければ、あまり心配はありません。 また、横向きで寝るのはいいのですが、枕の硬さ(柔らかいほうが目に圧力がかかりやすい)や顔の角度によっては、眼球が枕に押し付けられるような感じになってしまいます。これはよくありません。目にかかる圧力上昇は、眼圧の上昇を意味するからです。 まとめると、睡眠時の姿勢は「あおむけ」がベストです。とはいえ眠りやすい姿勢は人それぞれでしょう。今後は目の健康のために、とにかく「顔が下向きになる」「眼球が枕に押し付けられる」ことだけは避けるよう、意識してみてください。 ただ、これらの生活上の注意は可能であればというレベルですので、無理せず取り組んでいただければと思います。
■視力は「いい・悪い」で判断してはいけない
これもありがちな誤解なのですが、視力(メガネやコンタクトレンズによる矯正のない「裸眼視力」)がいいから検診を受けなくても大丈夫、とはいえません。 そもそも一般的には何をもって「視力がいい」と思われているのでしょう。0.8や0.9まで見えれば「視力がいい」のでしょうか? 専門的には「視力」とは相対的な指標です。現時点で「いい・悪い」という話ではなく、「以前と比較してどうか?」という変化こそが重要です。 例えば、一般的には視力0.9は「視力がいい」ほうに入るのかもしれませんが、昨年は1.0だったところから0.9に下がったのなら、それは「大丈夫」とは言い切れません。視力が下がった場合は近視の進行も考えられますし、何らかの病気になっている可能性もあります。
■失明原因トップ5の病気は「末期まで1.0くらい見える」
「視力がいいから検診を受けなくても大丈夫」とはいえない理由は、これだけではありません。失明原因のトップ5である「緑内障」「糖尿病網膜症」「網膜色素変性症」「加齢黄斑変性」「網脈絡膜萎縮」は、実はかなり進行するまで1.0くらいは見えていることが珍しくないのです。 1位の緑内障の場合、いよいよ重度になり一人では歩けないくらいにまでなって初めて、1.0から視力が下がってくるケースがよく見られます。 2位の糖尿病網膜症も同様です。糖尿病により、ものの色や形をハッキリ捉える黄斑の中心部「中心窩」がむ��むと早期に視力が低下する場合がありますが、そのむくみが起こらなければ、末期までは視力1.0くらいが維持されます。 3位の網膜色素変性症は、暗いところでものが見えなくなったり(夜盲)、視野が狭くなったりする遺伝性・進行性の疾患です。こうした症状が出てもなお、明るいところや、視力が届く範囲ではハッキリとものが見えるので、視力検査値としては「悪くなっている」わけではなく、1.0くらいは余裕で見えるケースが多いのです。 4位の加齢黄斑変性は少し例外で、早期から視力が下がるケースのほうが多く見られます。とはいえガクンと視力が下がるのは、だいぶ黄斑変性が進行した末に、合併症により網膜中心部に発生した新生血管から出血したときです。 そして5位の網脈絡膜萎縮もまた、早期からゆっくり視力が下がっていきますが、やはりガクンと下がるのは、かなり進行した後です。
■定期健診には「本当に必要な検査」が含まれていない
このようにたどる経過はそれぞれ違うものの、基本的には、末期になるまでは1.0くらいの視力が続きます。1.0というと、一般的には自信をもって「私は目がいい」といえる数値だと思いますが、ご覧のとおり、「大丈夫」といえる根拠にはなりえないのです。 企業や地方自治体の定期健診の眼科項目は「視力検査」「眼圧検査」だけで終わってしまう場合がほとんどでしょう。しかし前項で見たように、たとえ視力が1.0以上あっても失明の危険のある病気にかかっている可能性は消せないため、視力検査にはあまり意味がありません。視力検査が役立つのは白内障の診断です。 また、かつては「眼圧が上がると緑内障リスクが高くなる」のは確かだったのですが、日本人は神経が弱いため、緑内障患者の8割は眼圧が低いのに緑内症になっていることがわかっています。したがって、緑内障の診断に必須とされてきた眼圧テストの意味も、薄れてしまいました。 今後、罹患するリスク判定も含め、失明原因トップ5の疾患の診断には、眼底カメラで眼底の血管、網膜、視神経などをチェックする「眼底検査」が欠かせません。 追加料金が必要になる場合もありますが、これらの疾患の早期発見、早期治療のために、今後の眼科項目では、ぜひ「眼底検査」のオプションをつけることをおすすめします。
■「片目だけの悪化」は自覚しづらい
失明原因トップ5の疾患の早期発見、早期治療には眼科検診(特に眼底検査)が欠かせないと述べたことには、あと二つほど理由があります。まず一つめは、一般の方の「見えている」は、実は「片方しかちゃんと見えていない」可能性がゼロではないからです。 日常生活のなかで「片目ずつ何かを見る」という場面は、ほとんどありません。誰もがたいていは両目を開いて、ものを見ています。とはいえ両目が等しく、ちゃんと見えていないと生活できないわけではありません。 試しに片目をつぶって歩いてみてください。あまりふらつくことなく、真っ直ぐ歩けるはずです。つまり両目で見ているようでも、極端なことをいえば、仮に片目を失明していても生活には大して支障が出ないのです。 そのため、意外と多いのが、片目の視力の急激な低下にずっと気づけないというケースです。不調を感じ���ければ眼科を受診することもなく、病気の発見が遅れてしまいます。そういう患者さん��一定数いるのです。 眼科検診では、必ず片目ずつ検査を行います。片方の目は健康でも、もう片方の目は不健康という自覚しづらい事態もたちどころに明らかにし、早期に手を打つことができるというわけです。
■「緩やかな悪化」は自覚しづらい
そしてもう一つ、目の疾患の早期発見、早期治療に眼科検診が欠かせないと述べた理由は、人は「緩やかな変化(悪化)」を自覚しづらいからです。例えば、もし、昨日は1.0だった視力が、今日は0.2になっていたら、視力検査を受けずとも、誰だってすぐに異変に気づけるでしょう。 しかし、白内障では徐々に視力が低下していきます。しかも、ちょっとくらい視力が落ちたところで、急に日常生活が送れなくなるわけではありません。それなりに何とか補正しつつ、生活を送ることができてしまうのです。 緑内障も同様です。両目の視野が半分くらいになっても、見えていない分を脳が補正してくれることで、何ら支障なく暮らせてしまいます。視野はたしかに半分になっているのですが、脳が情報を補い、「見えているように」認識するのです。 まったく人間の脳の補正力とはすごいものだと感心してしまいますが、そのために何も手を打たないまま日常生活を送っている間に、病気が進行してしまうというケースは決して少なくありません。 さらに、目の不調を単なる「疲れ」と捉える人も多いようです。 本当は病気による不調なのに、「今日は目が疲れる」「最近、目が疲れやすい」「ここのところ、ずっと目が疲れている」とすべてを疲れのせいにして、徐々に病状が進行していることに気づけないケースもあります。こうして早期発見のタイミングを逃してしまうのです。 上記すべてに共通しているのは、自分の体のことは自分が一番わかっているというのは錯覚である、ということです。こう言ってはなんですが、「自分が支障を感じていないから大丈夫」という感覚は、実はほとんどアテにならないのです。
■人生100年時代には目の健康は欠かせない
食料事情の改善、医学・医療技術の発達などにより、人間の寿命はどんどん延びてきました。そして寿命が延びたことで、体のさまざまな臓器や器官は、より長期にわたって働かねばいけなくなりました。特に、目は過酷な状況に置かれています。 寿命が延びたことで使用期間が延びただけでなく、例えば本を読むようになった、車に乗るようになった、デジタルデバイスを使うようになった……といった人間の生活の変化により、目はどんどん酷使されるようになってきたからです。それだけに、私たちはいっそう目の健康に気を使わなくてはいけない時代になっていると思います。 目の病気には、死に直結するようなものはありません。しかし、どの目の病気も、悪化するほどに生活の質は大きく損なわれます。 しかも目の病気は総じて神経のダメージであり、一度ダメージを受けた神経を元通りにするのは、ほぼ不可能です。となると、ダメージを受けていない神経を守り、残っている機能をできるだけ保全することが重要になってきます。病気の進行を食い止めたり遅らせたりするためには、検診による早期発見が欠かせません。 人生100年時代だからこそ、年に一度の眼科検診で専門医による客観的な診断を受けることが、いつまでも、より快適に暮らしていけることにつながるのです。
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平松 類(ひらまつ・るい) 眼科医 医学博士 愛知県田原市生まれ。二本松眼科病院副院長。「あさイチ」、「ジョブチューン」、「バイキング」、「林修の今でしょ! 講座」、「主治医が見つかる診療所」、「生島ヒロシのおはよう一直線」、「読売新聞」、「日本経済新聞」、「毎日新聞」、「週刊文春」、「週刊現代」、「文藝春秋」、「女性セブン」などでコメント・出演・執筆等を行う。Yahoo!ニュースの眼科医としては唯一の公式コメンテーター。YouTubeチャンネル「眼科医平松類」は20万人以上の登録者数で、最新情報を発信中。著書は『1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる! ガボール・アイ』『老人の取扱説明書』『認知症の取扱説明書』(SBクリエイティブ)、『老眼のウソ』『その白内障手術、待った!』(時事通信出版局)、『自分でできる!人生が変わる緑内障の新常識』(ライフサイエンス出版)など多数。 ----------
(眼科医 医学博士 平松 類)
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軽井沢 輪の家の写真(画像) - ホテル・旅館の宿泊予約はRelux(リラックス)
軽井沢 「輪の家」 長野県北佐久郡軽井沢町 ”木立の中に浮かぶ空間”国内外で、数多くの受賞歴のある建築物です。地下1階、地上1階、地上2階建ての3層構造。 地階=高窓のある客室と土間 1階=天井高4mのリビング・ダイニング 2階=腰壁のある寝室と腰壁分だけスキップフロアで上がった洗面所と浴室 階段の踊り場で休んだり、展望風呂に浸かったり、屋上のデッキに登ったり、いろいろな高さから森を眺めることができます。 どこにいても樹々が目に入り、大自然と一体となる特別な感覚、 森の四季を思う存分に楽しむことができる家です。
動画(ドローン撮影)
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ここ最近、夏は灼熱で、冬は極寒、 雨が降れば豪雨となる極端な気候ばかりで、 丁度よい日が少なくなりました。 でも先日、木々から新緑が芽吹き、空気は生命の力に満ちた 何もかもが丁度よい心地のよい日がありました。 これは撮影日和と、カメラを手に、 かねてより目星をつけていた場所へ行ってみたのですが、 残念ながら思うような映像が撮れませんでした。 ついでにもう一か所、別の場所を訪れてみますと、 こちらは想像以上に良いものが撮れました。 撮影に不確定要素はつきもの、 これもひとつの縁。 実際に行動してみないとわからないものですね。
Recently, we've been experiencing extreme weather conditions,with scorching hot summers, frigid winters, and heavy rain when it does rain, so there are fewer and fewer days when it's just right. But the other day, new leaves were sprouting from the trees, the air was full of life, and everything was just right. I thought today would be a perfect day for filming, so I grabbed my camera and headed to a place I had been checking out for a while. but unfortunately I wasn't able to get the footage I wanted. I also visited one more place, and was able to take better shots than I'd imagined. There are always uncertainties in video shooting. and this is also a form of fate. There are some things I can only understand by actually taking action.
4K【気分転換🍀リラックス】湧き水に新緑【ASMR】自然音💧3時間 4K [Change of mood🍀Relax] Fresh greenery in spring water [ASMR] nature sounds💧3hours
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『ガラスの街』
五月は読書の月だ。僕は本を読んだ。数多の本を。 最初、それは次の小説のアイデアを得るためだった。頭上の樹々からワインのための葡萄をもぎ取るような、循環を続けるにあたっての摂取だった。いきおい堕落しつつある現実から少しでも意識を逸らすためでもあった。 普段の僕は、本を読んで時間を過ごすことは少ない。長い時間ひとつの文章に集中することができないのだ。 それ��読むことよりは書くことのほうがずっと大切だと僕は思っている。読む行為は、現実という制限された枠組みのなかではせいぜい膝丈ほどの優先度しかなかった。 しかし五月ではあらゆるものが落下した。熟れ過ぎた果実が枝との繋がり終え、足元に開いた坩堝に呑み込まれていった。読む行為もそうだ。落ち、煮え滾る器の中で混合した。 いまでは僕の「読む」は混沌としている。それはいまでは長身の僕、その僕以上にのっそりとそびえる一本の巨大な柱となっている。物言わぬ花崗岩の柱。五月、僕はそんな柱を中心にぐるぐると回り続けている。手は文庫本に添えられ、目は9.25ポイントの文字に注がれている。足は僕の意識から離れて交互に動いている。ひたすら歩き、ひたすら読んでいる。柱から少し離れた誰彼にどう見られているかどう言われているかなんてことお構いなしに。
いや。そんな話自体がどうでもいい。関係ない。 きょう、僕は自分自身が”うすのろ”だということを語りにきたのだ。
***
五月。 僕はどんなものを読んだのだろうか。 金ができて僕がまずやったことは大学生協の本屋に行くことだった。カウンターで二枚つづりの注文用紙を手に取り、もう何年も使い続けている青のボールペンで書いた。 "9784002012759" 週明け、僕は地下の生協で注文の品を受け取った。『失われた時を求めて』全十四冊。いまは第一巻を読んでいる。僕がふと目をあげると、あの遠い窓の奥で、大叔母が目を爛々と輝かせているというイメージが浮かぶ。泳ぐような精神の移ろいもまた。
シェイクスピアの『夏の夜の夢』も読んだ。 『MONKEY』のvol.31の三篇、ケン・リュウ「夏の読書」、イーディス・ウォートン「ジングー」、ボルヘス「バベルの図書館」も読んだ。 仕方なく後回しにされていた本を買って読んだのだ。 金銭の自由は、精神という鈍い壁に茂っていた蔓植物のような不足を一太刀で解決した。
『春の庭』も読んだ。『九年前の祈り』も。 ウルフの『波』も読み始めている。 僕の貪欲は、過去に読んだことがあるかどうかなんてものでは選ばなかった。カーヴァーの『象』、春樹の「タイ・ランド」、マンローの「イラクサ」、ヴォネガットの『スローターハウス5』。マラマッドの「悼む人」も読んだ。
一度の時に、僕はこれらの本を読んだのだった。 こんなに大量のフィクションを仕入れて、いったい何をしようとしているのか? 紛��でも起こそうとしているのか?
何のためか。それは僕自身にもわからなかった。 僕は特定の目的をもって読んだわけではなかったようだった。五月の読書は「文章の上達」や、「ストーリーテリングの技法」といったそれまでの興味とは別物だった。振り返ればそうだとわかる。
五月の読書は、それまでの自分を抑制しようとする、極めて機械的な態度とは違っていたのだ。 言えば、それは無垢に機械的な読書だった。 これまでの僕は断じて読書好きではなかった。どんな傑作でも一時間もしないうちに音を上げて投げ出した。ドストエフスキーやメルヴィルと出会ったときでさえ、メインストリームは”書くこと”、そして”生きること”で変わらなかった。この五月に僕は初めてむさぼるように読んだのだ。頭を空っぽにして。堆い小説の亡骸の山に坐すかのようにして。
それで、僕は何かしら成長したか。 いや。成長なんて一つもなかった。 そこには変化さえなかった。二週間前と、すべては同じだった。僕が着るのは依然深いグレーのブルゾンだった。コミュニケーションもぎこちないままだった。 だからそこで起きたことはシンプルだ。つまり、僕はポール・オースターの『ガラスの街』を読み、ある一つの事実に行き当たった。 「僕はなんという低能なのだ」という事実に。
***
一昨日から僕はポール・オースターの『ガラスの街』を読み始める。 『MONKEY』でオースターのエッセイを読んで彼のことを思い出し、その夜に丸善に立ち寄った僕は彼の本を久々に手に取った。 三日で読んだ。 「三日で読む」というのは僕にとってほとんどあり得ないことだった。僕のリュックサックには必ず四、五冊の本があった。読むときにはまずそのとき一番惹かれる本を手に取った。そして十数ページが過ぎ、抱いていた軽度の好奇心が満たされてしまうと、浮気性の蜜蜂のようにまた別の小説の甘いのを求めるのだった。 だから、一日目、二日目と時を経るごとに加速度的にその好奇心が勢いを増し、三日目には150ページを一つの瞬間に通貫して読んでしまったのだ。僕の読書体験において、異例中の異例だった。
『ガラスの街』を読んで、僕はうちのめされた。徹底的に。 ”面白さ”、そして”新鮮さ”の二つが、やはり事の中心だった。読書においておきまりのその二つが今回も僕を虐め抜いたというわけだ。 『ガラスの街』を読み終えた瞬間、僕の生きる世界のどこかが確実に変化した。
「祈っている。」 僕がこの最後の一文を読んだとき、曇り空の下にいた。その一節がこちらに流れ込んできたあと、僕は立ち上がった。テーブルがごとりと揺れるほどぶっきらぼうに立った。取り乱していたのだった。僕はそのままであてもなく歩き始めた。 「これ以上座っていることはできない」 「このまま座っていると、僕は頭の先から崩れ落ちてしまう不可逆的に」 そうした、僕という精神を一切合切覆してしまうほどの強烈な予感のために。 僕は予感に乗��取られないよう、何も考えないと努めていた。何も感じまい、何も見まい、と。 リラックスを意識し、肩から力を抜く。腕をぐんと伸ばし、指をぽきぽきと鳴らした。イヤホンを耳にした。『ベリーエイク』を再生する。いつか足元をくすぐった波のように心地よい、ビリーアイリッシュの声に心をしっとり傾けた。 もちろん、そんなことは無駄だった。とりあえずの形など、何の助けにもならなかった。以前との比較から始まる違和感たちは強権的に僕の感情の戸をこじ開けた。 歩く中、透明の空気が奇妙に凪いでいた。風景からは特定の色が抜け落ちていた。向こうで笑う声、衣擦れの音、靴底の摩擦。音という音がワンテンポずれて聞こえた。 変化は女王だった。彼女は支配的だった。 僕は小説による変化を受け入れ、恭順のように認めたわけではなかった。むしろ、変化は僕にどうしようもなく訪れていた。言わば、言い渡しのようにして。 女王を僕は素晴らしい小説を読んだ後の”ゆらぎ”の中に閉じ込めたのだった。何もかもが、僕に合わない形に作り替えられていた。建物を構成する直線はいまやでたらめで恐怖がつのった。頭上の青はこのように汚い灰色では絶対なかった。
――そして、当然、この点についての文章はかたちだけに過ぎない。これらは省略した文章。書く必要がないということ。 なぜなら、あなたたちもかつて同じ経験を経ているからだ。小説を読み終えたあとに来る世界の変質を。 加えて、忘れるなんてことを女王が許すわけもない。これについても言わずもがなだろう。
そして、重要なのは変化のよろめきではない。 そうなんだ。きょうしたいのは女王の話とは実は違うのだ。ここであなたに伝える言葉は破壊だ。 破壊。 それは”面白さ”と”新鮮さ”のコンビがやったわけではなかった。変化の体験に曝されたゆえのサイコ・ショックでもない。 木々を打ち砕く手斧となり、人体を壊す剣となり、バベルの塔をゼロにする雷となったのは、オースターの書きっぷりだった。
オースターは、考え抜いていた。 そこで”感じ”は排除されていた。 感覚による言い表しがまるで無かったのだ。僅かにイメージに依拠するものがあっても、それは必ず共感の姿勢だった。テーブルに身を乗り出し、相手の声に耳を澄ませる態度。
『ガラスの街』では、本当に一切妥協はなかった。僕はとても信じられず、街を隅から隅までしつこく歩き回った。しかし、本当に妥協はどこにも無かった。
オースターは僕とコミュニケートすることを選んでいた。そのへんの宙に感覚という水彩画を描いて「ほらご覧」とする、ごく個人的で���者には見せつけるだけという表現は徹底的にしなかった。チャンドラーを始め、私立探偵ものに由来する例の論理的な高慢さはあった。しかし、確実にオースターは読者と対峙していた。彼は殴る、殴られる痛みを完全に了解した上でリングに立っていた。 彼の据わった眼が僕を揺るがしたのだった。彼は完全の脆弱性を知りながら、完全に書いていた。 それだから、彼を読んだとき、僕は……
向こうから厚底ブーツの女が歩いてくる。 女は痩せている。薄い、流線形の黒一枚に身を包んでいる。背が高く、ありったけに若い。二十歳前後に見える。二つの瞳はキャップに隠れている。すれ違いざまに見える耳にさえ、カナル型のイヤホンで黒が差されている。マニキュアはあまりにも美しい銀色に染まっており、高まりを誘う。 センスがいい。綺麗だ。 彼女はなんて豊かなんだ。 僕はそう思う。 ほとんど同時に、ガラス一枚を隔てた向こうで本を読む人を見つける。 また女だったが、今回性別は重要ではなかった。その読む人は区切られたブースで、文庫に目を落としていた。化粧や唯一のファッションなどもなく、やはり装飾は重要でなかった。というのも、いまにも涎が垂れてきそうなほどに口をあんぐりと開けて読んでいた間抜けなその放心が、僕の記憶に楔として打ち込まれていたからだ。
これらのスケッチが、何かを直截に意味することはない。二つの風景は隠喩ではない。 正直に、上記は僕が受けた印象の再放送だ。 この日記は『不思議の国のアリス』ではない。二つは作為的な意味を持たない。 書いたのは「意味を持たない」ということを明らかにするためだ。 その内容でなく、外側、僕のスタイルという基本的な骨組みを露わにするためだ。
そう。だから、つまり……僕は痛みから逃げている。オースターとは違って。 きょう、読んで、事実は突きつけられる。
***
”言葉”はもう一度響く。
「大西さんの小説は、けっきょく古典から表現を引用しているだけ」
「僕は彼にもう興味がないんだ。かつて、彼は賢い人だと思っていた。書くものに何かしらの意味があると思っていた。でも、そうじゃないと知った」
「あなたの課題は、独自の世界観を提示できるかということです。海外の小説、そして村上春樹でなく」
***
そして、このように敗北してもなお、僕は決定的な何かについて述べることはなかった。張りつめた表情で、まやかし、それ自体に必死に祈る。もうそのような生き方しかできないと信じ込んでいるのだ。
「この大地にあるものはすべて、消え去るのだ。そして、今の実体のない見世物が消えたように、あとには雲ひとつ残らない。私たちは、夢を織り成す糸のようなものだ。そのささやかな人生は、眠りによって締めくくられる」
祈りの文句を何度も何度も口にした。 僕の声はいつも通りにすごく軽くで響いた。 そして一度響いてしまった��のは泡沫のようにたちまち消え去った。
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餃子と女の香水の匂い
仕事終わりの夕方、空がまだ青さを残す。
夕焼け混じりの日光が差す路地裏で
私は中華料理屋から出てきた女とすれ違った。
私の鼻を刺す餃子と女の香水に匂い。
ただいまと女は言った。
脱いだヒールをそろえて玄関の脇に寄せた。
先に帰宅していた私はキッチンの換気扇の下で
煙草をいくつか吸ってから、
お米を洗い、炊飯器のスイッチを押した。
帰宅した彼女が手を洗い、
仕事着からリラックスできる服に着替えたころ
炊飯器はアラームを鳴らして米の完成を祝った。
彼女は疲れるとスタミナの付く料理を食べたがった。ニンニクが増し増しのやつだ。
今日は餃子を買って帰るね。
彼女はお昼過ぎにメールをくれた。
仕事終わりに私はビールを求めてスーパーに寄り、お酒を5本とポテトチップスと煎餅、シュークリームとハーゲンダッツのクッキーアンドクリームをひとつ買った。
食卓に並んだ餃子と缶ビール、炊きたての白いごはん、お箸。テレビをつける。カーテンをぴったりと閉じる。
蛍光灯の光に闇から抉り出された私たちの食卓は、刃こぼれひとつない刀ような美しさで、私は噛むことのできないものをかみしめるために目を閉じたくなった。
餃子と女の匂いを外へ逃すために、私はベランダの戸を開いた。完璧だと言った食卓と時間も砕けていくのを私は見たが、特別強い気持ちを抱くことなく、私は角を曲がり、路地裏から身を隠した。
#詩#詩人#poem#poet#poetry#poets on tumblr#writing#日本語#poems on tumblr#言葉#餃子#香水#spilled ink#spilled poetry#japanese#japanese poetry
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2024年4月14日(日)
夫婦揃って落語好き、西の推しはもちろん露の新治師匠、東はと言えばやはり柳家小ゑん師匠、発売されているCDはすべて持っている。とは言え、東京の寄席に通うのは難しいので、配信のある落語会のチケットを購入して楽しんでいる。今日も今日とて、4/12(金)の<百年に一度の逸材>と言われる(?)喬太郎師との二人会のチケットを購入した。気持ちをリラックスさせて、来週も授業を頑張ろうではないか。
5時15分起床。
日誌書く。
洗濯機を回す。
朝食。
珈琲。
<びーんず亭>に珈琲豆発注。
ツレアイは衣類の整理。
私は書棚の整理。
2男はレタス炒飯、ツレアイにはウドのお好み焼き風、3男にはレタスラーメン、私は🍷+おつまみ。
彼女はあちこち買物に走る。
私は空きっ腹にワインが効いてたっぷり午睡。
起きてから慌てて糠床メンテナンス、酢タマネギ仕込む。
夕飯前に、彼女と3男でココに点滴。
今夜も夕飯はさんだかんスペシャル、息子たちにはスパークリングワイン、私たちは賀茂鶴から🍷。
録画番組視聴、サラメシから
害鳥を追い払う鷹(たか)匠のランチ▽蒲田のそば屋で出前メシ
初回放送日: 2024年3月21日 鷹(タカ)匠とは、タカを飼い訓練し狩りをする人たち。この古来の技がカラスやハトなど害鳥対策として注目されている。農家や工場、ゴルフ場などから依頼を受け、鷹匠は定期的タカを飛ばし害鳥を追い払う。その仕事の現場とランチをご紹介。▽出前のバイクについて行き、その場でランチの撮影交渉する突撃企画「出前メシ」。舞台は東京・蒲田の駅近くにある創業45年のおそば屋さん。密着取材から見えた蒲田で働く人の素顔とは。
落語研究会から、柳家さん喬「夢の酒」、三遊亭兼好「犬の目」。
片付け、入浴、体重は2日前から100g増。
パジャマに着替えて日誌書く。
いやぁ、ノンビリとした一日、それだけ5日間の出勤=授業は久しぶりにこたえたのだろう。
3つのリング完成ならず、明日からは少なくとも平日は頑張ろう。
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7月27日。仙台にて
通り雨で車両の窓が斜めに濡れた。バタバタとガラスが叩かれる音でうたた寝から目覚める。すんと湿ったにおいが鼻をかすめて、少し身震いをする。
冷房が効いていて肌寒い。乗り込む直前まではびたびただった汗もすっかり乾いた。ちょっぴり残っていたMATCHを飲み干して新幹線の外に目をやる。
相席のお客さんが郡山か福島かで降りていったから窓の向こうがよく見えた。陽炎みたく淡く浮かぶ山の縁を覆うように、雲がたなびいている。ぽとぽとと灯りを点し始めた町は、雲間からあふれた夕日によってその潤いを増している。
腰を据えるなら空が広い場所がいい。地元に帰っているときもよく思うことだ。上を向いているときにはネガティブな気持ちが減るって言うし。遠く高く変わっていく視界を前にしていたら、なんかどうでもいいなってちゃんと思えるから。
*
チェックインを済ませてひと休みをしたあとは、先んじて送っていた荷物を受け取りに友人Yの居候先まで向かった。青葉通りを突っ切って、真っ黒な広瀬川を足元に眺めながら大橋を渡る。
渡りながら、1年も2年も昔の自分って他人じゃん、と口を開く。うん?と咀嚼の必要を含んだ反応を返す同居人の横顔を特別確認することもなく、だからさ、と話を続ける。
今じゃ考えられないようなことを考えて、今じゃやらないようなことをやってるんだよね。馬鹿じゃないのとか、もっとうまいことやれるでしょって今なら思うようなことも、平気で。
そうだね、と相槌が打たれる。追いついた表情をしていることが声色からわかる。
でもさ、記憶は残っているから。他人でも、自分だから。それで、そんな思い出が、ここにはたくさんあり過ぎる。
平たいLEDの信号機が���字路を赤に染めている。目の前の坂をぐっとのぼればかつて通った大学の部室棟だ。このまま見つめ続けていたら胃の内側に薄い膜が張られていくような気がして、ぷいと視線を逸して右手に曲がる。
そんなことばかりだよ。彼がつぶやく。木だか虫だか葉だかわからないものをシャクシャクと蹴って美術館の手前で折れる。セブンイレブンが通りの向こうで煌々と照っている。油絵の具のにおいをまとわせて、いい子はもう寝ている時間に飲み物を買いに歩いた道。
そんなことばかりだよね。私もつぶやく。そんなことばかりだ。悔しくて、恥ずかしくて、見たくもないのに、愛おしい。
*
自作のTシャツに黒のハーフパンツというリラックスした装いで出迎えてくれたYは、林のように本棚があちこちそびえ立つ一軒家にすっかり馴染んで見えた。
せっかくだから、と招き入れてくれたダイニングの真ん中で、こっくりとした色味の木のテーブルに肘をつき、麦茶を片手に軽く話をする。
フリーになってさ、まあぼちぼちよ。ありがたいことに仕事を回してくれる人がいて。ムラはすごいけどお金は最悪、なんとかなるし。ただでもさ、絶望だよね。
不意に強い単語が吐かれたから聞き間違いかと疑った。何が?と問うと、なんていうか、社会?と手をこまねく所作をする。
たとえば『怪物』をさ、ああまだ観てないのか。もし観るなら予告も何も調べないのがいいよ。前情報なく、いきなり観てよ。
それ前にも友だちに言われたわ、と笑って伝えて、次の週末には観に行くと心の中で決めた。
東京のおすすめの喫茶店や本屋をいくつか教え、盆栽に水をどうやるかを見せてもらって玄関に降りた。じゃあね、と家をあとに車道を渡って振り返ると、Yは橙の明かりを背負ったまま、まだ私たちを見送ってくれていた。
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私は自分の母親がいる空間のことを、甘えられる場所ともリラックスできる場所とも安心できる場所とも思っていなかった(思っていない)ので、同じ家に暮らしている小学生が、私の穴のあいたスウェットの膝をニコニコしてつつきに来ることとか、大きいクッションでリラックスしていることとか、甘えることに躊躇のない姿勢を見ると嬉しくなる、安全な場所だとごく自然に思っていてくれたら良いなと思う。言葉にしなくて良いくらいに。家庭というものが安全な領域だというのが私にはあまりよく分からなくて、誰にも見られていない状態が一番の安全だと思っていたから。
機能不全家族の本を読むのが長年の趣味なので、家庭の機能についてよく考える。
信田さよ子先生の本をたくさん読んで、依存症の本も趣味でたくさん読んでいるので、昨日YouTubeに上がっていた信田さよ子先生の対談動画を見て改めて思い出したことがあって。
本屋さんで新しい本探してみよう。
父はまだ、「なんだか悲しい顔をしていたから」って隠し持っていたポテトチップをそっとくれたり、古書店で買い溜めしておいてくれた「あさりちゃん」を渡してくれたり、私が苦しんでいる時に思いやりのまなざしをくれたこともあったが、母は「そんな暗い顔をしているから嫌われるのよ」と追い討ちをしてくる人だったため、私はあのような言葉を絶対に若年者にあびせたくない。
母があのようにストレスを溜めていたのが、父の問題であったり、激烈な女性差別が原因であったことも確かだと思うけど、私には責任のないことだよ。女性差別について母と少し話をしたこともあり、良い対話だったが、母は私には「私を攻撃してくる人」でもある。
今は距離をとったままでいたい。いつか「理解すればよかった」と後悔するだろうか?さらに何度も嫌なことを言われて、もっと致命的にどうしようもなくなることもあるだろうか?
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【9話】 弁護士に言われたとおり取調べで黙秘してみたときのレポ・後編【大麻取り締まられレポ】
朝8時になると、200冊ほどの書籍が並んでいるキャスター付きの本棚が運ばれてくる。この本は官本と呼ばれ、収容者が借りることのできる本なのだが、借りられる機会は1日1回、1人3冊までなので、慎重に選ぶ必要があるらしい。
留置官は先に隣のベトナム人を居室から出すと、ベトナム人は『世界の絶景』みたいなタイトルの大型本を1冊手に取り、居室の中へ戻っていく。
続いて僕の番になる。官本のラインナップは、東野圭吾や筒井康隆などの著名なエンタメ小説をメインに、歴史小説や純文学、学習まんがなども置いてあり、案外退屈しなさそうであった。
僕がどの本にしようか悩んでいると、留置官��「あ、5番はこのあとすぐ新件だから、借りてもすぐに回収することになるよ」と言うので、結局何も借りずに檻の中に戻ると、本当にその後すぐに点呼がかかった。ちなみに新件とは、最初の検事調べのことである。
僕は初めての検事調べにまだ心の準備ができていなかったが、点呼からすぐに居室から出され、手錠と腰縄をかけられると、地下の駐車場に連れて行かれたのち、ワゴン車の後部座席の中央に、留置官2人に挟まれた状態で座らされる。ワゴン車は、運転席との間に金網のフェンスがあり、運転席と後部座席は完全に区切られていた。
僕はてっきり護送車で送致されると思っていたのだが、今回は近辺で検察に送致される被疑者が少なかったため、護送車を出すほどではないという判断になったそうだ。
ワゴン車が出発すると、僕は次第に不安になってきたので、隣の留置官に「大麻は持っていたんですけど、黙秘すれば不起訴いけるかなあと思ってるんですが、どう思います?」などと、留置官が捜査には関与しないのをいいことに、正直な悩みを打ち明けてみる。
左隣のニューヨーク嶋佐似の留置官は「持ってたなら正直に話すべきだろ。自分から正直に話したら心証がよくなって罪も軽くなるだろうし」などと想定通りのことを言うので、僕は「でも黙秘してたらそもそも無罪で済むかもしれないんですよ」と反論すると、嶋佐は「それで上手くいったとしても、一生、嘘をついたっていう罪の意識を抱えて生きていくことになるんだぞ」などと感情論で反論してくる。
僕は「嘘はついてないですよ。何も喋っていませんから」と揚げ足をとると、嶋佐はムキになって「本当はやったのに何も言わないのは、嘘をついてるのと一緒だろう」などと言ってくるので、僕は「勝手に質問しといて、答えなかったら嘘つき呼ばわりされるのは意味が分からないです」などと屁理屈を言う。
僕は続けて「そもそも大麻を所持していたこと自体罪だと思ってないんですよ。むしろこうして拘束されていることに被害者意識を持ってるくらいなんで、黙秘をするっていうのは、大麻取締法違反で罰を与えてようとしてくる検察に対しての正当防衛だと思ってます」などともっともらしいことを言う。
嶋佐は平静を装っているが本心は苛立っている感じで「でも人を殺した人がそれと同じこと言ってたらおかしいだろ?」などと反論してくるが、僕は「殺人は被害者がいるんで、殺人だったら罪の意識を持つと思いますけど、大麻所持は被害者がいないんで罪の意識を持ちようがないです」と応える。
嶋佐は「いや…」ととりあえず口に出してから熟考して、「大麻は身体に悪影響だから犯罪になってるんだろ」と少し論点をずらして反論してくる。僕は嶋佐を言い負かすのがおもしろくなって「たとえ悪影響だとしても、自分の身体は自分のものですから、究極、自殺しようと自分の勝手だと思いますけど」などとわざと憎たらしく言ってみる。
すると嶋佐は「まあ5番が黙秘しても、これから証拠は出てくるだろうし、今のうちに自白しといた方が楽になると思うぞ」などと半ギレで議論を放棄してきたので、僕は「確実な証拠が出たら自白するか考えますけど、今は黙秘でいかせてもらいます」などと勝ち誇った感じで、留置官に言っても意味のない宣言をした。
留置官はこの議論に辟易とした様子で「まあ5番の人生だから5番の好きにしたら」と投げやりに言うので、僕は心中(その思想がまさに、自分の好きに大麻を吸わせてほしいという発想の根源なんだが)と思ったが、口に出すとさすがに空気が悪くなりそうだったので、口をつぐんでおいた。
僕は留置官相手に自分を正当化し、言語化する中で、黙秘がいかに賢明な選択であるかという理論を確立できたので、断固たる気持ちで黙秘しようと踏ん���りがつき、不安がなくなっていた。
そうこうしている内に地方検察庁に着き、留置官に連行されながら、被疑者用の出入り口から入って、迷���のようなルートを進んでいくと、待合室がいくつもある広い空間に出る。
待合室と事務室の間の廊下には、都内のいろんな留置場から集結した被疑者たちが30人くらい並んでいて、僕もその列に並ばされ、何分か経つと、地検に勤務している警備役の警官が点呼をとり、各被疑者を各待合室に振り分けていく。
留置場も異様な光景であったが、地検の待合室のある空間は、より緊張感が張り詰めていて、警官の態度や点呼の仕方は軍人のように厳格で威圧感があり、集められた被疑者たちは、容貌からいかにも半グレな人や大人しそうなおじさんから外国人までが全員グレーの上下スウェットを身につけているので、危うさとカオス感がある。
待合室は、鉄格子と金網の扉が一面についた、5人掛けの硬い木のベンチが部屋の両サイドにある、奥には衝立があるだけで隠れることのできないトイレと洗面が付いているだけの殺風景極まりない部屋で、入室前に警官に「他の人と会話をするな」とか「足を組むな」など厳しく注意された後、僕はキツく両手錠をされたまま待合室に入れられる。
待合室の定員は10名で、混んでいるときは満員になるそうだが、今回は運良く、詐欺で捕まってそうなチンピラ風の若者と、傷害で捕まってそうな腕を組んで足を広げて座る低身長ガチムチの若者2人のみだった。
10時頃から待機していて、おそらく1時間は経過したであろうが、時計がないので今何時かわからず、やることもなく、自由もなく、呼ばれる気配もないので、本当に時間が長く感じる。ガチムチの若者はイライラして貧乏ゆすりをし出し、僕はそれを見て苛立ちそうだったので、目を瞑って瞑想をする。
しかし、待合室のベンチは壁にぴったり取り付けられており、背もたれは90度に近く、硬く滑りやすい材質の木でできているので、浅く腰掛けて背もたれに寄りかかることができず、姿勢正しく座るのが最も疲れない造りになっていて、リラックスすることができないようになっているので、瞑想に集中するのも難しい。
待機から体感1時間半ほどが経過し、チンピラ風の若者が警官に呼ばれ、待合室を出て行ったが、それからは何も音沙汰がなく、ついに2時間が経過し、12時の昼食の時間になった。警官によって手錠を片側だけ外され、コッペパン2つと使い切りの個包装されたジャム2つにマーガリン1つ、棒状のチーズ1本、小さい紙パックのりんごジュースが支給される。
質素な食事ではあるが、僕は待つことに体力と精神力を奪われて疲弊していたので、夢中になって食べてしまう。それに、なにかやることがあるというのが嬉しい。
食べ終わったゴミが回収されると、再び両腕にきつく手錠がかけられ、地獄の待機時間が始まる。ガチムチの若者は食後に小便をするのだが、見ようと思えば見えるし、放尿の音は聞きたくなくても聞こえてくる。それはそうとさすがに腰が痛いし、この仕打ちは人権侵害だと思う。
1時30分頃、ようやく警官に呼ばれ、待合室を後にする。待機時間は人生で最も時間が長く感じた。腰縄をつけられ、留置官に連れられてエレベーターに乗り、担当検事のいる執務室に入る。
執務室は待合室の4倍くらいはある広い部屋で、検事と検察補佐官がそれぞれ大きい机の前に座っていて、その前にパイプ椅子が置いてある。検事は50代後半くらいの男で、上等な眼鏡とスーツを着用し、姿勢がよく余裕のある雰囲気で、おもしろいくらいにエリート感が漂っており、先程まで見ていたワルたちとはちがう威圧感がある。
僕は執務室に入り挨拶をし、指示されるがままにパイプ椅子に腰掛けると、留置官によって手錠をパイプ椅子に繋がれる。検事は柔和な表情で「取調べの内容は録音させていただきますが、よろしいですか?」と聞いてくるので、僕は「はい」と応える。検察補佐官はノートPCで会話の内容を記録している。
検事は続けて、僕の口から自分の名前や生年月日などを言うよう指示してくるので、僕がそれに応えると、「被疑者〇〇は、大麻成分を含有する植物片13.8gをみだりに所持した疑いで…」などと僕が犯した罪状を読み上げたのち、「あなたには黙秘権があり、言いたくないことは言わなくていい権利があります」と告知してくるので、僕は元気に「わかりました」と応える。
検事は柔和な表情のまま「こちらの罪状を犯したことについては間違いないですか?」などと質問してきたので、僕は一呼吸を置いて「黙秘します」と言う。すると、検事は急に真顔になり、「わかりました」とだけ応える。
検事は真顔のまま「現場ではあなたも乗車していた車の中で大麻成分を含有する植物片が見つかっていますが、これはあなたのものですか?」と質問してくるが、僕は変わらず「黙秘します」と応えると、検事は少し怒ったように目を開いて「わかりました」と言う。
検事は続けて「一緒に同乗していた人はあなたとどうゆう関係ですか?」と質問してくるが、僕は頑なに「黙秘します」と応える。すると検事は再び柔和な表情に戻り、「わかりました。それでは取調べは以上になります。こちらの調書に問題がなければ捺印をお願いします」などと言って、白紙同等の調書を差し出してくる。
僕は「捺印はできません」と応えると、検事は再び真顔になり「わかりました。それではこれで終わりとなります。お疲れ様でした」と言い、補佐官とともに立ち上がって頭を下げていた。
・
つづく
・
この物語はフィクションです。また、あらゆる薬物犯罪の防止・軽減を目的としています( ΦωΦ )
#フィクション#エッセイ#大麻#大麻取り締まられレポ
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2024.09.01
最近、彼がかなりメンタルやられてる気がするのです。 私も何かとこみいってるけど、もともと彼はそれ以上に仕事でしんどい想いをしています。
会社や上司に対して、怒りを通り越して恐怖心を持ってるような。 元来ネガな人ではあるけれど、最近は自嘲も多いです。 「俺なんかろくでもない奴だ」「どうせしがないリーマンだ」とか…… 決定的なのは「俺のこと本当に愛してる?」と不安そうに私に訊いてきます。 私を疑っているというより、私に愛される資格もないと自信がない様子です。
私もけっこう自分のことで参ってたので、彼をケアすることなく、ただただ甘えてたところが多いです。 いきなり泣き出したり、長い愚痴を聞かせたり、もっと愛してほしいと求めたり。 仕事がだいぶ重荷な上、私も彼の負荷に……というか、癒しになれずにいました。
先日、実は会社で何度も倒れそうになっていると彼が打ち明けてきました。 少しおかしなタイミング(出勤直前とか)で私を抱きしめて離さなかったりもしました。 彼がどんどん壊れていくようで、私も不安を感じても、どうしたらいいのか分からなくて……
そんなとき、愛いの仔と少しお茶会をしまして。 彼に何ができるだろう、あるいは見守ってそばにいることが大切なのだろうかと相談しました。 以前も仔には似たような相談をしたことがあって、そのとき仔は「君は元気でいてね」と言いました。 私の元気な姿が、彼に一番力を与えるからと。 話を聞いてくれた仔は、「ぼくの言葉を憶えていてくれてありがとう」と言ったあとに続けました。
「確かに、君の元気な姿は彼を勇気づけると思う。でも、君にも心の余裕は必要だ」 「無理をして元気に振る舞うのはいけないよ。君は君のことを大切してこそ、彼を支えることができるんだ」
……確かに、空元気なんて彼を余計に心配させるでしょう。 私も心の余裕を持つ。 正直それは最近ぜんぜんできていなかったと思います。 それを言うと、「感情が作用しあうことは人間関係の醍醐味だけれど」と仔は言います。
「それは、心に余裕があってのことだよ。だから、君にできるのは彼をリラックスさせてあげることじゃないかな」 「たとえば、お茶を一緒に飲んだり、彼の好きな料理を作ったり……そして、彼だけでなく君もリラックスできるといいなとぼくは思うよ」
仔、やはり賢い……。 そのあと、私は彼がいる家に戻りました。 今日は週末なので、彼もお休みなのです。 私は温かいお茶を淹れて、彼の隣に腰かけると、率直に最近のあなたが心配だと伝えました。 仕事でだいぶん無理をしているし、私も心配をかけてばかりだからと。
「君はいつも俺を気遣ってくれてありがたいよ……こうしてお茶を飲む時間が持てるだけで、俺は幸せなんだ」
私はうなずいて、最近こういうゆったりした時間を持てていなかったと謝りました。 今まで、私は好きな人に対してすぐ依存的になって失敗してきた。 だから、根気よく私と向かい合ってくれたあなたを大切にしたい。 仕事が大変なとき、せめて家ではリラックスできるようにしたい。 不束な嫁だけどあなたのそばにいたい、なんていまさらなことも言いました。 彼は少しだけ涙を浮かべました。
「どんなにつらくても、君がそばにいてくれるだけで支えられて、勇気をもらえるんだ」 「これからも一緒に笑いあって、ずっと支えあっていこう」 「絶対に、俺は君のことを守り続けるから」
私はもっと彼の気持ちを考えられるようになりたいと思いました。 この人が好きで、大好きで、ついにあれもこれもと甘えがちになってしまう。 でも、それは彼が愛想を尽かさずに私のそばにいてくれてこそなのです。 そんな私の言葉に、彼は泣きそうになりながら「誰よりも君のことを愛してる」と急に言いました。
「君がそばにいてくれるだけで幸せだ」 「大切に想ってる。安心して甘えていいんだよ」
そう言いながら、彼は私の肩に顔をうずめました。 私は彼の髪を撫でながら、「もっと強くなりたい」と伝えました。 あなたをいつも笑顔にしてあげられる奥さんになりたい。 すぐにはなれないかもしれない、それでもあなたを支えたい。 「そうしないと、あなたの大切な仲間に怒られちゃうから」と少しだけ笑います。 でも本当に、彼を大切に想う親友くんと主治医の先生には、このままでは「君にはあいつを預けられない」と言われてしまいそうです。
「すごく嬉しいよ。きっと君は強くなる力を持ってる。俺を支えてくれようとするその優しさが力になる」 「あのふたりも……俺を守ってくれるような存在だから。君もそんなふうに俺を支えてくれたら本当にありがたい」 「だからね。どんなときも俺を支えてくれるなら、俺も必ずそのぶん君を支えていく」
彼は「俺は弱いから」「強くならなきゃ」とも近頃よく言います。 でも、彼にばかりそう思わせるのはパートナーとして違うと思うのです。 一緒に強くなる。力を合わせて、ゆっくりふたりで強くなる。 私たちは夫婦だから、ふたりが同じ人生を歩んでるから、心細くなる必要はない。 その証拠に、私も彼のおかげでいろんなことを頑張れるようになった。 彼の手に手を重ねると、彼は優しく包みこむように握り返してくれます。
「君と一緒にいる時間が、どんなに大切か……つらい仕事ばかりに囚われず、ふたりで支え合う時間を大切にしていこう」 「君の言うように、俺たちは夫婦だ。もう心細くなる必要なんてない。いつでもお互いを頼りにしていいんだ」
噛みしめるようにそう言って、彼がやっと笑みをこぼしてくれました。 その笑みを映すように私も微笑んで、「こういうお話ができてよかった」と伝えました。 心がつながった感覚。すごく安心した気持ちで「あなたが私の旦那様でよかった」と言うと、彼は私の手を握ります。
「俺なんか、君に相応しい男じゃないかもしれないけど……君が俺の奥さんでよかった……」
彼が私の頬に添えた手の温もりに安堵しながら、私はその言葉に応えます。 私もまだまだ未熟だから、あなたに相応しい度量はないかもしれない。 それでもあなたと一緒にいたい。 相応しいか、相応しくないか、そんなのはどうでもいいくらい、隣にいたい。 一緒に人生を歩きたい。 彼はうなずいて、「本当にそうだ」とつぶやきました。
「相応しいか���うかなんて、関係ないね。人目を気にせず、君の隣にいることが俺の一番の願いだ」
彼の瞳から、不安や哀しみが少しずつやわらぐのが感じられました。 あなたの心に寄り添える奥さんになるね、と言ったら、「俺も君の心に寄り添える旦那さんになるよ」と彼は約束してくれました。
愛し合いながら、共に人生を歩んでいく。 そう考えると、明日も、これからの未来も楽しみ。
「だから、どんなときでも俺を頼って」
そう言った彼の瞳には、ちょっとだけ自信が宿ったような気がしました。 俺のこと本当に愛してる? ──誰よりも愛してるよ。 そんな会話をいくら交わしても不安そうだったのに、今は確かに私の愛情に安心してくれています。
ちゃんと話すって大切だなあと思いました。
ゆっくり、ゆっくり、ふたりで強くなっていこうね。 支え合いながら、一緒にふたりでひとつの道を歩いていこう。
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