#龍がま口財布
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◆artherapie(アルセラピィ) 新作が入荷致しました◆ 【ネオドラゴン2つ折りがま口財布(BLACK×BLUE)】 定価:19,800円(税込) 弊社通販サイト商品ページ⇒http://www.gallery-jpg.com/item/230862-62/ artherapie 株式会社ホワイ製〔WHY Co.,Ltd〕 素材:牛革 サイズ:約高さ110mm×横幅120mm×マチ幅35mm カラー:ブラック×ブルー カード入れ:9枚 日本製 前作のドラゴンシリーズをベースにした新シリーズ「ネオドラゴン」がリリースされました。 ドラゴンのデザインも新たに、判も新調した今回のシリーズ。 より、立体感のある型押しに、以前と同様に職人の手作業による着色で仕上げられています。 ※ご覧頂いている媒体により、色の見え方が多少変わる場合がございます。 ※店頭でも同商品を販売しておりますので、通販サイトの在庫反映が遅れる場合があり商品をご用意出来ない場合がございます。予めご了承頂きますようお願い致します。 Gallery なんばCITY本館1F店 〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波5-1-60なんばCITY本館1階 【営業時間】11:00~21:00 【休館日】4月無休、5月無休 【PHONE】06-6644-2526 【e-mail】[email protected]
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2024/3/4〜
3月4日 バレンタインのモロゾフのミッフィーを渡した方から、お返しに…、と可愛い栗のお菓子をいただく。その方には以前、ベンガルスパイスの紅茶を一つあげたことがあって、そのハーブティーのシリーズの、アップルシナモンを買ったことを報告してくれた。
昨日買って、開封した袋のままラップになんとなく包んだ油揚げが、今日もまだ使えるか不安で、インターネットで調べても大丈夫そうだけど不安で、よくしてもらっている職員さんに訊いてみる��「3日くらいは全然���気!冷凍すればもっと大丈夫よ!」と教えてくれた。 昨日は油揚げと見切り品のレタスで作ったお味噌汁がとてもよかったので、できるだけ続けたい気持ち。 レンジで味噌汁を作った話をしたら「息子が4月から一人暮らしをするかもしれないから、いいこと聞けた!」と言ってくださった。 高校を卒業できないかも?というエピソードを聞いていた息子さんだったので、卒業はできたのかな?と思った。
今日はロキソニンを飲まなかった。 でも代償としてずっと頭や首や肩や腰や、身体中が痺れて痛かった。
3月5日 都庁の展望台は火曜日がお休み。 また、新幹線で大阪へ行ける時間を費やしながら都庁から職場へ戻り、そしてまた明日都庁へ行くことになってしまった!
明日は元々出張の予定があって、終わったあとの時間は坂本龍一の展示でも行こうかなと思った矢先。 でも今は何も楽しめない感じの無の心なのでちょうど良かったかも。
ポッドキャストを聴くのに思ったよりはまってしまい、いろんな番組を探すのも楽しい。
amazonセールも楽天スーパーセールもあやかりたくても何も欲しくない(届いた時のことを考えると面倒になってしまう)。 でも今朝、鏡につけているライトの灯りがつかなくなってしまい、以前と同じものをamazonで注文した。
出張先から職場へ戻ると、リュックにつけていた毛(黒カビ)が落ちてしまった。 書類を運ぶように持っていた手��げにつけていた、てらおかさんの犬のピンバッジも取れていることに気がついた。悲しい。
雨だったと出張の荷物が重かったので一旦家にもどってからスーパーへ。いつも買いたいものたちが今日は少しお安めだったり、レンジでゆで卵を作る機械が届いたので生卵を買ってみたりして、セルフレジでお会計をしようとしたところ、iPhoneもお財布もおいてきてしまっていることに気がつく。 店員さんに事情を説明して、iPhoneを取りに戻り、またスーパーへ戻っている。
3月6日 昨晩は、連続して出張のために自分のデスクでしておくべきことを忘れていたこと、それがちょっと怒られ気味案件だったことを思い出し、ただただ怒られ対策メールの文面をずっと考えたりしながら怒られたくない!という気持ちで過ごしていた。
そのせいかとても頭が冴えてしまい、でも夜の一食目の食事がなかなか進まず、22時からたぶん日付が変わる頃までかけて食事をしてしまった。
ゆで卵のお稲荷さんをレンジで作りたかったけれど、半分に切った油揚げは卵1個分がはみ出てしまう大きさで、油揚げと卵の他人丼の具みたいなのを作ってしまった。でも美味しかった。
今日はいつもの東京出張からと都庁へ移動。 思いがけず2日連続でナチュラルローソンのコバトンに会って、昨日は陳列していなかったグルテンフリーのドーナツを買って食べてみた!散々ミスドの話をした日々で、流石にドーナツ本体を食べてみたくはなっていたので丁度よい感じで食べることができた。
新宿三丁目から西口まで地下を歩きながら、伊勢丹や紀伊國屋や丸井によって、平日でも伊勢丹の人気店は長蛇の列ができていて、丸井はとっても閑散としていて、紀伊國屋の地下に大将がいるカウンターのお寿司屋さんは誰も居なかった。前を通りかかったら、嘘みたいに「へいらっしゃい!」と声をかけられた。
都庁で数十分で用事を終えて、ニコンサロンで若山さんの写真展を鑑���。 都庁もニコンサロンもおじさんばかりだった。
どんなに忙しくても、もうすでに無の心の年度末を迎えてしまっているけれど、人生するべく大阪に行くんだよ!と新幹線のチケットを取った。
3月7日 久しぶりにまともに職場に出勤した気がして、出張は移動するのがお仕事だということを実感。溜めていたお仕事を少しずつ動かしてあっという間に1日が終わってしまった。
朝、向かいのデスクの方から「コーヒー飲みますか。新しいドリップ買ったので良かったら」と声をかけていただく。���ーヒーもお酒も飲めないしタバコも吸わないし、嗜好品がない人生、何が楽しいんだろう、と思ってしまう。「胃が痛くなってしまうんです…」とお断りさせてもらう。
本当、最近は何を楽しみに生きているのかわからなくて、嫌なことや辛いことを予防することに精一杯だったり、それでもそんな良くないことが起きてしまいそうな予感に怖くなり、焦って祈ることしかできない日々。
ポッドキャストを聴く日々を始めて、chelmicoの番組とゆっきゅんが出ているY2Kの番組などを聴いている。chelmicoの2人の感じがハッピーでとても良い!と思っていたら、あのちゃんの番組の直近の回にゲスト出演していることに気がつき、嬉しくなってすぐ観てしまった。そして番組の中でレイチェルさんが怒ることについての本を紹介していて、怒られ案件の日々に嬉しい紹介だった。
駅まで歩く帰り道にあった、しあわせのポキ丼の店が潰れていた。
3月8日 朝起きて窓の外が思ったよりずっと雪で「雪じゃん!」と声が出てしまった。それで写真を撮って、思わずカメラを持って出かけてしまった。 今年は寒さが長引いている気がする。
去年の今頃は白い花が咲く中で三脚を立てて自撮りをした気がして、その花を確かめに行ったらまだ咲いていなかった。
金曜日なのでとても掃除をしたいけれど、もうへとへと過ぎて今日こそは何もできないかもしれない。 何もできなかったらそれはそれで、何かを克服できた新しい気持ちになれそうで、そっちへ転んでもよいかな、と思ったりしている。
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2024/12/23 8:00:30現在のニュース
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0427
ダチと神戸にきてます!朝からばたばたと… 楽しい!カリスマもみてる~ もうなんか色々てきと~で歩き回っててたのしいっ ちゃんとまたかく!
はい
4:30に起きて行きました!行きは全部在来線で行きました(あほたれ)でも楽しかったなー電車の時間好きだから あとときメモしてたから すぐだった あとこのタイミングでカリスマ聞いてた!友達が好きだから、好きな人がいる横で聞いた方が気になったこと聞けるなーと思って
電車で席譲りました キャリー持ちながら キツかった………でも途中で降りて、電車の中人いっぱいだったんだけどありがとうございます、席座ってくださいと言ってくれて、ほんまに助かりました
エスターバニーの人凄かった12時に整理券もらって、入るの15:45 くくる食べたり次の日つ���るアクセ買ったりアニメイト行ってみたりしましたー ジャンショ入ろうと思ったら抽選ですとか言われておわたでした 研日のアクスタかいたかったのに!!
エスターバニーの整理券をなくしました(ほんと最悪) と思っていたら、財布の奥底にあってほんと良かった なきそーだった 別に友達のを代行するだけだったので最悪買わなくても良かったんだけど友達に何時に入れるから連絡するねーとDMしてしまったせいで入らなきゃ行けなくて ほんとこわかった……. あたし用には何も買う気無かったんだけどシール買ってみたよっ かわいー!ホログラム 次あたしからのお手紙や何かが貰える人はこのシール付きです
エスターバニー並んでる時に友達の長義(刀剣乱腐)を 他の人が え、あれHiMERU(あんスタ)じゃない?と言ってたぽくてほんとうに笑う 確かに似てる にせるがいる
友達が 信じてるよ という度に(知らない大阪駅に来たり大阪梅田だったり意味わかんなすぎて電車と場所があってるかわかんないから)お前ら?と返し(及川徹)、 なるほどと言う度に(友達の口癖)龍一と返していたため、俺と友達と及川徹と成歩堂龍一のダブルデートでした(最悪)
友達の靴の底が取れる(大爆笑) なので2時間くらい歩き回って靴買った めっちゃ可愛いの買ってた よかったねっ 都会は店多くてさーショッピングだけで楽しいの羨ましいかも! たのしいーHeatherもでかいし 羨ましい
天王寺のジャンプショップは入れそうだったので入りました!でもアクスタとかはなかったー… ソフビのランダムがクロと研磨!運いい 指にはめて遊んでます かわいい こいつのおかげで次の日の写真が全部いい感じ ステッカーも買って、友達がランダムの引きを全部あてて爆笑するなどしました
天王寺のジャンプショップの店員に、 誰好きなんですかー?と言われて 日向です!と言ったら やっぱ主人公ですか?!カッコイイですよねーと言われて (あぶね…かわいくて…と言いそうだった…オタクくん…)となりひやひやしてた そしたらいきなり でも…大人の研磨めっちゃエロくないですか?といきなり言われて ❕❔😮エロいです。(即レス)と言った 髪の毛伸びて括ってるのいいですよねー と言われて はい。その通りでございます。ド攻め様です。
ねこちゃんのカフェみたいなところ言った!ドライフルーツティーみたいなのが本気で上手くて え、これ…やばくない?みたいなことをずっと言ってた 入る前に通ったお店を アリエッティの家すぎるだろここ笑と言った瞬間店員が出てきて ん…(黙る。)
奈良と神戸の友達呼ぶもどっちも都合悪くて怒る やなに会いたかったーー!と中学の男に言われて ほんとかよ と言ったら冷たすぎる そんなことある?と言われた
その後神戸まで行きました!電車に揺られて…コインロッカーの場所わかんなくて友達とコインロッカーのツーショとった
夜ご飯何がいい?韓国料理の気分かも(神戸に来てるのに?)と言い出して 分かるわ(分かるの?)と意見が合致したため韓国料理たべた!
行ったサムギョプサルを切ったりしてくれてる人が多分韓国人?で めちゃくちゃ片言日本語で可愛かった~ メガネくもってメガネとったりしてたし あとさあ 焼いてる音うるさすぎてなんも聞こえなくて 話しかけられても ん? と言ってた 韓国人だけどアイドルあんま好きじゃないらしい みんな好きなんだと思ってた かわいかったなー 皿からとび出たねぎをつまんでたし、キムチを切り切れてなかったし
美味しかった!この時間で9:30で、我慢してやって今からかぷぬをほてるで食べましょう(にこにこ)と言ってたのに買わずに入ってカリスマ見てた ホテルがコーヒーとお茶飲み放題で作りまくっていたけど、あたしがコーヒーをリモコンにこぼした(大爆笑)
チュモッパ作ったら シマエナガみたいなのできた
ねむてー…とおもいながら見てたら、寝ちゃダメだよ?と言われて うん、寝ないよ?と言った瞬間寝てたぽい 30分くらい寝たら���気になった
友達とずっとカ��観の話してた ホントオタクすぎる この人もあたしと結構同じ考えの人なので 夢も腐もある
グッズ並べてた 職務質問
たのしかったなー
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【死因】No.182【メディア黙示録】
安元洋貴が推しの声帯として実装されるとどうなる?しらんのか 古今東西あらゆる供給が5億倍になる…最近200回目を迎えた安元洋貴がパーソナリティの笑セルって飲酒ラジオ 岡本信彦(トップくん)も石川由依(ムイちゃん)もゲストで来てます YouTubeでアーカイブ聴けます 更に岡本信彦にいたっては『声優と夜あそび』で2022年に月曜ペアMCだったし 同番組でシェフ安元洋貴も色々見られます IHの火力にキレる不減(幻覚) 中村悠一(アンディ)とドライブトークするだけの動画もYouTubeで見られるんですよ みんなの財布になりがちな不減(幻覚) 界隈の交友関係が広すぎて言い出したらキリがないんです助けてくれ 推しの声帯が推しの声優 気が狂う 弐大猫丸とかグアイワルも大好きなのでね?グアイワルはヒープリの敵幹部(筋肉枠)です ちなみに今期のヒロプリでも別キャラで出演あったんですがキュア重野メイン回でした 勿論この声ですから龍が如くにも出ていますよ 5の相沢(維新だと原田)で…アッ 品田が森川智之……これが釘宮理恵に左腕持ってかれるんですか 小山力也にアイアイサーすると どうしよう興奮してきた バイオRE3の日本語版カルロスもですね俺のいない世界なんて寂しすぎるだろとか言うんですよ カッコ良すぎるだろ頭おかしいんか?そういえばレオンは森川智之…安元洋貴といえばグラブルのジンも好きで まっ 三羽烏漢唄!!ビリー様もいたらソリッズじゃんちょっと三人目オイゲン枠でテラーは荷が重いからアンディあたり変わりにお願いしますね(?)ッツァ~思い出したくまみこでナツやってたわやっぱり熊さんだったんだよクリード=デッカードはさ…………………(??????)
…と、冒頭から全力疾走 いや もう否定者狩りとチカラくんのアニメビジュアル公開&声優発表だけで脳の処理能力が全部持っていかれて本誌感想どころじゃなくなりお騒がせしました。アニメビジュアル、リップの足が長すぎてビビる。クリードはドッグタ��2枚でしたね。ズボンの柄が結構デカいのはやっぱ動かす都合なんだろうか。目が散らないように?どうしようアニメでもスーツの方が良かったか??って聞いてくれるんだ……うわ…何が絶対いねえだよラトラって大笑いしてんの安元ボイスで……ヤバ………UNGENインパクトで他のキャストさんに触れてなかったんですが梶裕貴リップやべぇな…僕は双子に愛されてる梶裕貴となると丸竜様が真っ先に脳裏をよぎりました。おとめ妖怪ざくろはいいぞ。日曜朝の民なのでキュア重野はもうタイムリー過ぎてひっくり返りましたね。ツバサくんにチカラくんを感じる瞬間があったのは間違いではなかったというわけだ(?)長谷川さんは歌がうまいイメージはあれど自分の履修ジャンルのキャラに馴染みがないので楽しみ!!ファンの台詞量で森川ボイスはもう四季編のアニメ化が確約されたようなものだと思う………
すみません一生脱線しそうですそろそろ本誌感想書きます。では改めて…
【数十億もの】No.182【鼓動の数さえ】
「全弾発射!!」
出雲風子ォ!!!不死リスペクト 君はどこまで強く まさかアニメに合わせてきたっていうんですかこの場面 漫画の天才……?こわ…
「ようこそ」「マスタールームへ」
(CV石田彰)
いたわ いたわ石田彰が(前回本誌感想) 櫻井孝宏も少し考えたが後の言動が石田彰だわ いっぱい触れたいトコあるんですがとりあえずよ 戦(暫定)さん 黒髪オールバックじゃなくて帽子だった ベガかな 不減もガイル(CV安元)だしこれはもう因縁よ…戦友殺されててもおかしくないね……顔面大傷どころか半人外フェイス最高以外の言葉がでねぇ 葉巻の煙もれてんの本当に好 好です
「ナメすぎなんだよ!!おめぇのルールは遅すぎる!!」
口調の開示もありがとうございます ありがとうございます ほぼ全ループ不減のテンションじゃろこれ……いやしかしここの円卓会話 上位存在の嫌なテンションを凝縮してきててめちゃくちゃに良い たぶん沢城みゆきと山路和弘もいる 今回声の話多くてゴメンね でもいるもん(脳内では)Ⅰ席と出雲風子のやりとりはもう飲み込んでいくしか無い新情報ばかりですけれど
「その場合の方がありがたい」
「今ここにいる全員私の不運で死んで」
「私達の勝ちですから」
の出雲風子はマジでヤバいなって思いました。覚悟がキマったというかイカれたプレイングだと言われるのもそうだし ハッタリじゃなく『殺意』を見せてくる出雲風子 正直 興奮する 自分の不運で人を殺すなんて一番のトラウマの筈なのに……優しいたぬきも好きですが 神を殺すことに迷いの無い目をした出雲風子 ちょっと新しい扉開いちゃう 困る
マスター円卓、バベルの塔乗ってる眼鏡ちゃんはほぼ言語で確定だろうけれど、前ループニコはもしかしてタイマンで暗号バトルとかしたかな???と思うなどしました。暫定性のオネェさん血の気多くて最高ですね。Ⅰ席外ハネまつ毛黒子(CV石田彰)、最初ちょっとルーシーちゃんに似てるなと思いました。瞳の雰囲気とか特に…デラメンズにしては細いから心配になる。死以外は無いと思っていたけれどこの風体だとわからんくなってきたな……Ⅱ席がシスター風だけれど血なまぐさいって言われるのはやっぱり宗教系かなぁ?よよよラッくん ラック?なるほど“運”はこの子 前回ちょっと予想で候補に上げてたのでちょっと嬉しい。風子と逆の位置に絆創膏あるの良いですね。
…こっからちょっと水を差す話になるので全肯定で読んでるタイプの方は嫌な気持ちになるかもしれませんが隠しても仕方がないので素直に書いておきます。アンディの所在の件、魂で僕達を抑えている 何回か心の中で噛み砕こうとしてたんですがやっぱりちょっとじわじわ来てしまった いや 魂の話は前々から出てるから大事なモンだってのはわかるんだけれど 黒点がアンディ も感動とかより妙な面白さが勝ってしまって 心の中で「ちょっと何言ってるかわかんないですね」ってなっちゃった 熱い場面ですまない すまない 魂で太陽に蓋してるアンディ うん ゴメンね なんかその 切ない気持ちとかになってる人には本当に申し訳ないんですが 感受性が突然終わってるオタクになってしまった すまない 漫画の展開はめちゃくちゃに面白いです。こっちはそういう面白いじゃなくて純粋に面白い方の……
「“こっちは任せろ”」「“やっちまえ”です」
これから殺していくぞという相手に対して『アンディの引用』以外は敬語なの 妙な風子らしさを感じですこです ニコがチンピラフェイスで最高だしジーナも良 パワードスーツ組のメットオフからしか得られない栄養素に圧倒的感謝 Nextringの背中の演出はアニメ逆輸入かな?めちゃくちゃに好 Endwarもやってくれ
「いいね」「上等だ!!」
今回はとことんアンディリスペクトの言動が多くて良 え!!?シスターでけぇ!!!!?!?まさかの2m族!?!!?!?ピンヒールの性よりでけぇし戦と��ぶレベル!!?!?そんなデケェ体でよよよとか言ってたの ���きだが(新章開幕キャパオーバー)
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2023/09/17
一日だけ京都にいた。京都国立近代美術館の展示を見たいと思ったからだった、あまり深いことは考えずに、なんとなくでも興味が湧いたら、それを単なる錯覚だとか抑えずに、とりあえず軽い気持ちで見に行ってみようというモードにあり、それを実行したかった。職場にコロナに感染した人がいて、自分のデスクに近い人だし備品を共用してた人だったので、最近の体���不良からして自分はグレーだと思われるし、今までにあまりない感じの深刻な頭痛がきていつもの薬が効かないということでいよいよこれは、と暗い気分になって仕事を早退した日の夜、22時くらいの夜行バスで向かった。どうもお腹の調子が悪い。でもバスに乗ったら平時の感覚が戻ってきた、たっぷりある移動中に山本精一の本を読もうと思って、財布とかと一緒にリュックに入れた。途中の鮎沢SAは涼しくていい匂いがした、自分の知っている少し昔の夏休みの匂いに近く、下界とは違ってさわやかだった。人の気配がなく、私にはまだ逃げ場があると思える、曇っていて星は見えないけど、この場所は多分自分の味方であり続けてくれるはずだ。途中で酔わない程度に本を読む、やっぱりこの人は頭がおかしい。お腹の調子が悪いしこんな寝不足じゃ、小学生の頃なら吐いていただろう、あんまり眠れないまま5時半に京都駅前に着き、時間的にまだ真っ暗だったら嫌だなと思っていたが思いの外明るくなっていて安心した。国道1号を北へすすみ、日がのぼる頃の鴨川を見たいということでどんどん歩いていった、くるりの「ロックンロール」を聴きながら歩くと歩くスピードと合ってて、人も全然いないし人の匂いも全然なく、空気はすずしく、なんとなく自由って感じがあり気分が良かった。高瀬川を渡り、左にカーブするコンクリートの橋を渡る、急に開けて広い川が見える、東側の山の稜線が朝靄と朝日でぼんやり霞んでいる、いいなあと思う、だんだんお腹が空いてきたけどそのままお寺とか神社に行くのがいいかもと、近くにあった豊国神社を参拝した。そのまま川の東側の小道を北へ進むと良さそうな和菓子屋さんがあったけど朝早すぎてやっていない。五条まで来て、川縁に降りてたもとを歩いていった。白鷺とかゴイサギとかカモとかカラスとかがいる、朝の方が川の水もきれいに見えて断然良い。とにかく朝が早すぎて落ち着けるところがそんなになく、疲れない程度に歩くしかなかった。8時半くらいまでぶらぶらして、期待外れだった朝ご飯のお粥をお腹に押し込み、地下鉄に乗って蹴上まで行き、今度こそ「インクライン」を見るんだと思っていたのに、結局やっぱり「インクライン」がどこにあるかわからず、以前来たのと同じルートで南禅寺に行き、水道橋と、本堂の龍の天井画を見た。もうこの辺りで気温が上がってしぶとい暑さに疲れ始めていた。やっぱり同じルートでそのまま平安神宮の方に琵琶湖疎水の脇を歩いて、美術館についたが微妙に開館まで時間があったので、その辺を一周してから入館。朝早いのに若者が結構きていて京都ヤングの文化程度の高さを感じた。眠すぎて時々急に電池が切れたように意識がブラックアウトする。工芸品が所々ケースなどに入れず直に展示されているので万が一そっち側に倒れ込んじゃったりしたら非常に危ない。何度か前や後ろに倒れそうになりながら、そのため監視員にうっすらマークされながら一個一個見たんだけど、やっぱり時代が新しくなるにつれてつまんないというか、何をこいつらはしたかったんだろう、みたいな気持ちが湧いてきて飽きてしまった。60年代までは工芸品とオブジェの境界に迷うような姿勢が見えて、それが作品に直結してる感じがして良かったけれど。最後の部屋まで来てやっと意識が安定してきたので、また最初の方の部屋に戻って展示のストーリーを確認しながら見た、まあ話は分かったがなんかやっぱりつまらないので、単純にいいと思った展示物だけを見て終了し、コレクション展の階に行くと、やっぱりいい絵があったので、安心した。山崎隆の屏風絵《神仙》、《歴史》、村山知義のリノカット、伊藤久三郎の《人々》。これらを見られただけでも収穫だということにする。広くて明るくて客もあんまりいない、すいすいと自分のペースで回って、気分がいい。正常な空腹を感じたので、ああ自分は元気になったんだと安心し、東山からまた地下鉄で二条城前まで行き、頑張って微妙に体力を消耗する暑さの中を歩いていったのに、ちょっと一人で入るのに勇気が必要なカフェでは、狭い待合スペースにイケイケの若者、いや、文化に明るそうな高踏そうな?若者たちが鮨詰め状態なのが見え、すぐに心が閉じてしまって踵を返した、東西の太い道路を横切って、写真のギャラリーに行って、展示を見て、川崎祐という人の写真集を買った、東京で今個展開催中らしい(知らんかった)。最後にまた鴨川を見たかったけれど東海道新幹線の遅延の報を知り、しょうがないのでもう駅に向かう。やたら店内の暗いコンビニで適当に買ったアイスを食べながら日陰を歩く、どこもめちゃくちゃ混んでいて全ての人を黙らせたい衝動が起こったがナチュラルな関西弁は聞いていてそこまで気分が悪くない。京都駅で家にお土産を買って、結局定刻通りに運行しているらしい「ひかり」に乗る、名古屋まで30分くらい、忙しなさすぎてあんまり感傷?に浸ることもなく、でも夕方の車窓はやっぱり美しく、斜め後ろの座席の家族連れがうるさいな~ってことすら流せるくらい順調、定刻通り名古屋について颯爽と下車したら名古屋はまた死ぬほど人がいて、面食らった。改札近くのトイレも駅ビルのトイレもどこも全然空いてなくて、夕ご飯を買いたかった売店も観光客らしい人たちで大混雑していて、たかが名古屋のくせにと軽くイラついた。やっとのことで名古屋屈指の古い地下街の、そのまた地下(地下駐車場の)のお手洗いで用を足し、普通にバスにも間に合った、隣席は発車時刻ギリギリで乗り込んだ黒人の若いお兄さんだった。一瞬、バスジャックされたりしたらやだなとほんの一瞬思ってしまった(彼は終始、携帯などには一度も触れることなく、黒いリュックを抱えて多分寝ていた)。窓がでかいバスで、サッサカ暮れていく空と、高速の防音壁と、一瞬だけ帰ってきた名古屋の街とをゆったりした気分で眺めた、高速に乗る、というのはどこか、挑むみたいな気持ちになる。これからのとてつもない長い距離と時間に、後ろに去っていく風景に、空の色に、それがすごい好きだった。とてつもなく長い距離、というのが私にとっては重要なのです。とてつもない距離とそれが抱えている時間に次第に倦んでいく感覚さえ自分にとっては。こんなにも離れていたということ。これから離れていくということ、小さくなっていくことの寂しさと安心。夕方の名古屋高速はいい。伊勢湾岸道に入り、羅針盤のアルバムを聴きながらうとうとしていると、早々に「足柄から大井松田まで渋滞25キロ通過60分」の表示を見かけた。終電には間に合うかなと思って途中のSAで悠長にソフトクリーム(静岡茶味)を食べてたら、どんどん渋滞が伸びて40キロとかになっていた。横浜から首都高の入り口までも渋滞が始まってるということで地獄が待ってるらしかった。終電に間に合わなかったら交通費をいっぱいにケチった旅行が丸潰れになる~とか焦り始めていると、いざとなったらなんと父が東京駅まで出動してくれるという連絡が。ありがて〜けどそれもまた問題だよと思う。こんな年齢になった娘などもうどこで痛い目にあっていようがのたれ死んでようが放っておけばいいのにと思う。バスの運転手さんは非常に優秀な人と見えて、比較的空いている道ではちゃんとそれなりのスピードで走っていく。特に工事で端っこの車線が慢性的に通行止めの道でも、ガンガン右車線で飛ばしていき、どんどん後ろへ車が抜かされていくのが面白かった。この快調なスピードの上にいないとわからない音楽ってあるよね、ということで、くるりやスピッツやフジファブリックや奥田民生を聴いた。絶対そうなのだ。おなじみの足柄SAにたどり着くと、またものすごい数の車が集まっていて駐車場はごった返していて交通整理をする警備員さんが怒号ともつかない叫びで駐車できずあぶれた車、というかドライバーをさばいていた。御殿場を過ぎて雨が降ってきたけど、いつの間にか雲が切れて止んでいて、夜空はすごく澄んでいて星がいくつも見えた。こういう経験も、夏休みとか冬休み特有のものだった。渋滞でノロノロ進む車内でまた例の本を開く。人や動物に簡単にすぐ殺意を抱いたりしていて忙しそうで笑える。そもそも自分はこういう文体ににハマるたちだし、かなり真理らしいことを言ってたり考え方の極端さには共感すらしてしまうが、憤りとかマイナス?の力が増大した時の思考の飛躍と行動・言動が怖すぎて(ときどき時代錯誤感もあるし)、この人が父親でなくて本当によかった。歌声がいい、歌詞もいい、ギターもすっごいカッコいい、しかし。で、そんなこんなで終電に間に合うか、間に合わないか本当に微妙な時間になってきていたが、運転手さんの的確でメリハリある優秀な運転のおかげで遅れは1時間弱だった。心身ともにきついこともめちゃ多い仕事とは思うがやっぱり運転がうまい人はかっこいい。あと夜行バスは疲れている時はもちろん基本的には交通手段の選択肢から外すべきだ。どうせ眠れないから。ふらっとどこかへ消えたいと思った時、忙しない旅程を組むと感動する余裕も大して持てず帰ってきたときに何も変わっていない自分にただ、ただただ絶望する。0時前の混んでいる中央線快速、火でもつけたい気持ちに駆られつつ、急に疲労が襲ってきてまた意識がガンガン途切れて忘れたはずの吐き気も出てきて、薄めた地獄みたいだった。
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回復弾を撃つということ
世の溢れた情報の波の中から、このような僻地に辿り着いたということは、おそらくあなたは狩人として、モンスターハンターにおける「回復弾」について何かしらの興味を抱いたのであろう。
中には否定的な意見からここに辿り着いた方もいるとは思うが、ここでは回復弾を扱ってみたいと思った方を対象として、その運用方法(撃ち方)・心構え等を述べる。一部説明過多と感じる部分もあるかもしれないが、最後までお付き合いいただければ幸いである。
■回復弾とは
回復弾とは、読んで字の如く回復効果を持った弾丸である。
Lv1及びLv2の弾が存在し、回復弾に対応したライトボウガン(以下、ライトと記載)及びヘビィボウガン(以下、ヘビィと記載)において扱うことができる。*MH3においてはミドルボウガンも該当する。
その歴史は古く、初代モンスターハンターから存在しているが、作品によってその性能(弾道特性や効果範囲、調合素材等)に差異があるため、注意が必要である。
なお、本稿執筆時点の最新作であるMHR:SBでの回復弾について、筆者なりに簡単に特徴を整理するならば、下記の通りとなる
扱いやすいが回復量の小さいLv1回復弾(回復量50)
扱いにくいが回復量の大きいLv2回復弾(回復量75)
モンスターや味方を無限に��通(壁や大木等には阻まれる)
効果があるのは1発につき1対象1回のみ
弾速は遅い
射程距離は非常に長いが有限 (※図1,図2)
効果範囲の縦横幅は“直径”が徒歩約6歩分ほど(※図3)
オトモや盟友にも効果あり
モンスターのHP回復効果は無い
図1:修練場入り口、1つ目の柱あたりからカラクリ蛙の真横にいるガルクまでLv1回復弾が届いている。なお、回復弾のレベルによる射程に差は無く、溜め射撃や弾道強化スキルによる有効射程の変動も無い。
図2:「鉄蟲円糸【迅】」を使用すると、修練所入り口の狛犬の更に手前からでも図1と同位置のガルクまで届くようになる。(弾着まで2秒近くかかる上、ここまで超長射程の回復弾スナイプを使う機会があるかは疑問だが。)
図3:これぐらい横を撃っても回復判定となる。
イメージとしては、弾というよりも、弾を中心としたハンターより少し大きいサイズの球体を射出する感じとなる(回復弾のレベルによる球体の大きさの差異は無し)。そのため、弾自体でなくともその球体部分が対象に触れれば回復効果を付与できる(※図4)。
図4:ガルクに向けて回復弾を撃ったが、真後ろにいるアイルーにも回復効果が付与されている。
なお、かつてはモンスターのHPも回復させてしまう効果があり、クエストを逆行させる行為として非難されたり忌避されることもあったが、今作の回復弾にはその効果が無い為、気兼ねなく使うことができるので安心されたし。
■回復弾のメリット
巷には「生命の粉塵」「生命の大粉塵」という便利なアイテムがあるのに、なぜわざわざボウガンで回復弾を撃つのか。
回復弾には、粉塵と違って下記の優位性がある。
持ち込み上限の多さ
コストの安さ
納銃(納刀)せず使える
弾丸ポーチに格納できる
味方を選択して回復できる
【1】持ち込み上限の多さ
まずなんといっても持ち込み上限が多く、それは総回復量にも影響を及ぼす。
ライトの速射やヘビィの溜め撃ちをした場合は、回復量が増加するため、回復弾の優位性は更に大きくなる。
※溜め撃ち時の効果量等については、詳しい動画があったのでこちらを参照されたい。
【2】コストの安さ
Lv1・Lv2回復弾は店で安価に購入することができる上、調合アイテムも交易で入手できるためお手軽である。一方で、生命の粉塵は比較的高価であり、大粉塵は調合に「落陽草の花」と「不死虫」という貴重アイテムを使用する。特に「落陽草の花」については交易で増やすことができないため、採取か極稀なポイント交換を狙うしかなく、気軽には使い辛いものとなっている。
価格の違いは一目瞭然。お財布にも優しい。
「落陽草の花」はレアな掘り出し物である上、交換ポイントも高価である。
【3】納銃(納刀)せず使える
ボウガンを構えたまま撃つという特性上、片手剣を除くと、準備次第では最速で回復効果を味方へ届けられる。
【4】弾丸ポーチに格納できる
地味ながら有効なのがこの利点で、通常アイテム欄に自分用の回復アイテムや肉、解毒薬や魚、罠やその調合素材等を入れてアイテムポーチがカツカツになっている状況においても、アイテム欄を圧迫しない。特に弾丸の調合素材を多数持ち込むボウガンにおいて有効。
【5】味方を選択して回復できる
味方を狙って撃つ回復弾は、その性質上、回復させる味方を射手側で選択することができる。これは全員を例外なく回復させてしまう粉塵には無いメリットであり、HP低下状態によって効果を発揮するスキル(火事場、奮闘、龍気活性等)が多い今作では、パーティー内での意思疎通が的確にとれているならば、通常の狩りでは考えられないような連携を取ることも可能になるだろう。
■回復弾のデメリット
では逆に、回復弾にどのようなデメリットがあるのか。生命の粉塵と比較して考えてみよう。
弾を的確に味方に当てる必要がある
射程/射角に限界があり、障害物の影響を受ける
複数人の回復が苦手
納銃中に撃てない
自身を回復できない
弾をピンポイントで撃たれることによる心理的影響
【1】弾を的確に味方に当てる必要がある
一番の難点であり、また回復弾運用の面白さでもあるのがこの問題。
上述の通り、実際は球体を飛ばしているイメージなのでかすりさえすれば良いのだが、それさえも難しいのが実戦。具体的な方法については下記で詳しく述べる。
当然ではあるが、その性質故、使用すれば必ず効果が発揮される粉塵とは違って、使用者のプレイヤースキル(PS)が要求される点には注意が必要である。
��2】射程/射角に限界があり、障害物の影響を受ける
同じエリアにいれば効果がある粉塵と違い、距離や角度によっては味方に当てることができない。また、障害物(壁・石・木等)は貫通しないため、立ち位置次第で回復ができないことが起こりうる。なお、ボウガンの射角は拡散弾と一部特殊弾を除く全ての弾種で上下60度ほどまでである。
【3】複数人の回復が苦手
触れた人はまとめて回復できるとはいえ、複数人を回復しようとすると弾道の一直線上に対象者を捉えなければならず、常に動き続ける狩場においては難易度が非常に高い。
【4】納銃中に使えない
自身のアイテム使用直後や、エリア到着時等にすぐに味方を回復したい場合にはボウガンを構えるまで回復弾を扱うことができない。特に、先に味方が狩猟を開始しており、自分が後から合流した時等にこの問題に直面することが多い。抜銃するのに時間がかかるヘビィだとさらに撃てない時間は大きくなる。
【5】自身を回復できない
粉塵と違って、回復弾は自身への回復効果がない。自身と味方が双方削られ、双方共癒したい、という時には回復弾+自分用の回復薬とするよりも、最初から粉塵を使った方が良いことが多い。
【6】弾をピンポイントで撃たれることによる心理的影響
生命の粉塵を使われたことのあるハンターは多くても、回復弾を撃たれたことのあるハンターは、恐らくそこまで多くは無いであろう。
回復効果が付与されているとはいえ、被弾しHPが減った自分に対して味方から弾が飛んでくるということに対して、ネガティブなイメージを持つ人がいるであろうことは頭に入れておかなければならない。また、コストの安さから撃ち手としては気軽に連射できる弾丸であるが故に、結構な頻度で回復効果をもたらすことができることが、撃たれた側にネガティブな印象をもたらしてしまうことも考えられる。このことについては詳しく後述する。
上記1~6のようなデメリットがあることから、回復弾は万能ではない、ということをまず念頭においておく必要がある。
■クエスト前の準備1:対応するボウガンの選択
回復弾を撃つためには回復弾に対応したボウガンを選択しなければならない。そ��で特に大事になるのは、ボウガンの性能における下記の要素である。
回復弾の装填数
回復弾の反動
回復弾の装填速度
ブレの有無
【1】回復弾の装填数
後ほど詳しく述べるが、回復弾は弾速が遅く効果範囲が狭い一方で、味方ハンターもそれぞれの意思で随時動いているため、シーンを選ばず百発百中とすることは難しい。そのため、1発では当てられないことの想定に加え、瀕死からの全回復等、必要な回復量を供給するという点からも連射できることが望ましい。
上記を踏まえると、少なくとも装填数はLv1回復弾で2発以上、理想としては3発以上欲しいところである。Lv2回復弾についても装填数は多いに越したことはないが、1発あたりの回復量が���きいためその優先度は下がる。
【2】回復弾の反動
また、味方を可及的速やかに回復するためには回復弾をタイムラグなく連射できた方が良いため、反動は低ければ低いほど良い。しかし、弾速の遅さ故に弾着確認(=味方がきちんと回復したか)にも時間がかかるため、最速で連射することにも弾を必要以上に消費するリスクが伴う。ここは使い手の好みにもよる部分だろうか。
【3】回復弾の装填速度
装填速度に関しては、早ければ早いほうが良いに越したことはないが、クエスト内において2リロード目までを続けて撃つ必要がある状況がどれだけ起こり得るかを考えて調整したい。
【4】ブレの有無
ボウガンのブレは弾によってその影響の大小が違うが、回復弾に与える影響は比較的小さい。ブレの仕様として、一定距離までは直進した後に曲がるからである。しかしながら、ブレがあると当然味方を狙うことにも支障がでるため、ブレは無いことが望ましい。特に左右・大のブレを持っている場合にはパーツやスキルによって補正をすることが望ましい(図5)。
図5:ブレ左右/大を持ったRARE10「金獅子砲【渦雷】」で「疾(ガルク)」を狙ったが、弾が左にブレて、回復効果が付与できなかった。
なお、ライトにおいては速射、ヘビィにおいては溜め撃ちやクラウチングショット(通称「しゃがみ撃ち」。MR以降に限る。)を活用できるならば、即応性には劣るものの装填数等を度外視することも可能であることには留意したい。
※ちなみに、ライトとヘビィのどちらで撃つべきか/撃った方が良いかと疑問に思う方もいると思われる。これを機に初めてボウガンを手にするというのであれば、生存性が高く扱いやすいライトの方が良いだろうし、回復弾の装填数の面からみても、ライトの方が回復撃ちには適している銃が多いと言える。敢えてヘビィで撃つ理由としては、高火力と支援の���立(アタッカーハーフ)である。ヘビィは納銃が遅いため、粉塵を飲むよりも回復弾を撃つことの方が素早く味方を回復させることができるし、シールドを採用しているなら次に自分が狙われたとしてもモンスターの攻撃をある程度恐れることなく回復弾を撃つことができる。
※もちろん、自分の好きなボウガンが回復弾に対応しているならば、多少回復弾の運用適正に難があってもスキルやPS、愛でカバーできるであろう。あくまでゲームである。モチベーションを保つためにも、回復弾の運用を最優先してダサくて使い慣れないボウガンを担ぐよりは、使い慣れた好きなボウガンを担いだ方が良いことは言うまでもない。
■クエスト前の準備2:スキルの選択
回復弾を撃つという点においては、サイレンサー等のパーツで補正し切れなかった上述の反動や装填速度、ブレを防具等のスキルで調整する形となる。どれも1スロット装飾品で簡単に補正ができるのが過去作に比べありがたいところ。反動については、サイレンサーを装着している時限定ではあるが「チューンアップLv1」を発動させることで更に1段階下げることもできるので覚えておきたい。
説明するまでもないが、主力弾が快適に撃てるようにすることも重要。
また、装填数に関しては「装填拡張Lv2」でLv1回復弾の装填数+1、「装填拡張Lv3」でLv2回復弾の装填数+1となる(*元々回復弾に対応しているボウガンのみ)ため、スキル要求値は3スロット2個分をクリアできれば、素のスペックでは回復撃ちに不向きなボウガンでも視野に入れることができる上、主力弾の装填数も合わせて増加できればDPSの向上にも繋がる。
■クエスト前の準備3:ポーチの構築
回復弾をポーチに忍ばせるのがまずスタートラインとして、クエスト中に回復弾が足りなくなる恐れもあることから、その調合素材もポーチに枠がある限り持ち込むようにしたい。
Lv1回復弾の調合素材:回復薬(+Lv1通常弾 *常備品)
Lv2回復弾の調合素材:Lv1回復弾+増強剤
回復薬は「薬草」から調合できることから、Lv1回復弾を最大限持ち込む場合には「回復薬+薬草」をポーチに加えることとなる。ただし、自身の回復手段とも重複することとなるため注意が必要(自身の回復には回復薬グレートや秘薬等しか用いない場合はその限りでは無い)。
なお、殆どのフィールドには薬草が自生しており、採取した薬草をガルクポーチに納めて調合に使うことができる(つまり、調合素材を余分に持ち運ぶことができる)ということは覚えておくと何かと役立つ。慣れないうちはガルクの「採取マーキング」機能を活用し、薬草をミニマップに常時表示させておくと良い。
増強剤は「にが虫+ハチミツ」から調合できることから、Lv2回復弾の持ち込み数を増やすなら上記も、ということになるが、各種Lv2状態異常弾の調合素材となるだけでなく、秘薬の調合素材ともなるため、1撃あたりの被ダメージの大きいクエストにおいては、自身と他者のリカバ��ーの必要性の中でどれだけLv2回復弾の調合に割けるかというのは、難しい選択になると思われる。
もちろん、上述のような調合素材は最小限に留め、弾切れしたらキャンプに戻って補充を前提とする、というのも一つの戦術である。1エリア内、あるいは連続狩猟の場合は1体単位の狩りの中で弾切れをしれないか、ということを視野にポーチのパッキングを行うのも良いだろう。
ただし、これはあくまで私見ではあるが、自身がキャンプに戻っている間に味方がピンチに陥る可能性もある以上、回復弾で味方を救うことを目標とするならば、できるだけクエスト途中で回復弾の弾切れが無いようにしたいところである。(味方と歩調を合わせず一人で先行して死ぬのは自己責任、と言われればそこまでだが)
■クエスト前の準備4:回復弾を撃つ環境整備
回復弾は、必要な時にすぐさま撃たなければならない。
ここにも無いここでも無い、と某猫型ロボットのように弾ロールやアイテムポーチをひっくり返している間に、味方は自分で回復を済ませているか、他の味方が粉塵を撒いて助かるか、あるいは既にキャンプ送りになっている。
こうならないために、最も重要なのは弾ロールのうち、主力弾のすぐ直上もしくは直下に回復弾が来るようにすることである。
方法は簡単、アイテムポーチの主力弾のすぐ横に回復弾を置けばよい。
例:主力弾であるLv3貫通弾の横に回復弾を置いている。
※弾ポーチには計16枠弾丸を入れることができる。1行目の左から右(1~8)、2行目の左から右(9~16)、という順番となる。なお、1番目(画像で言うと左上99発の白い弾丸)と16番目(右下8発の赤い弾丸)の間には、弾ロール上は必ずLv1通常弾が挟まるため、回復弾を配置する位置には注意したい。1~14までしか弾丸を配置していなかった場合等も同様に、14の次には必ずLv1通常弾が配置される。
また、アイテムショートカットに回復弾をセットし、すぐ呼び出せるようにしておく方法も有効である。最初のうちはどちらか自分なりに使いやすい方法を習熟すれば良いが、対応弾種が多いボウガンでは、たとえば麻痺弾を射撃中に味方がピンチに陥るが、回復弾は主力弾の直上でそこまで弾ロールをスクロールするのは時間がかかる、ということも往々にして起こる。このため、理想としては「主力弾の直上or直下に回復弾+アイテムショートカットからもすぐアクセス可能」と2重体制にしておくこと(図6)である。要は、余計な迷いを無くすため、常に同じ操作で、目を瞑っても回復弾を手に取れるようにしておくことが望ましい。
図6:主力弾の直上にLv1回復弾をセット+アイテムショートカット3時方向にLv1回復弾をセットしており、どちらからでもアクセスできるようにしている。
当然、これは回復弾の調合にも当てはまる。回復弾の調合ショートカットも登録し、迷わず的確に調合できる自分なりの配置にしておくことが肝要である。調合ショートカットは「ひとつずつ」「すべて」の2種類が選択して配置できるが、基本的には隙を減らすために「すべて」一択である。(※弾”選択”の方のショートカットでも、弾切れ時に自動で調合してくれる機能はあるものの、あくまで1調合単位であるため、これだけの登録は推奨できない。)
また、調合素材の確保も重要な仕事である。交易船を適宜活用し、クエスト途中でキャンプに補給に戻ったら素材が無くなっていた、なんてことがないようにしたい。
■(クエスト前の準備5:味方の情報収集)
クエストに出発するまでの間、可能であれば下記の情報を集めておきたい。
味方の武器種
味方の防具のスキル構成
対象モンスターに対する味方の熟練度合
【1】味方の武器種
全14種の武器のうち、ガードやカウンター等、回避以外にモンスターの技をいなす手段を持っていなかったり、クエストの対象モンスターと相性が悪いと思われる武器は存在する。
また、翔虫ゲージの消費が大きい鉄蟲糸技を多用する武器種では、ピンチ時に「翔虫受け身」を取れなくなる可能性も視野にいれなければならない。一方、ライトボウガンや弓等、機動力の高い遠距離武器は比較的被弾率が低い傾向にある。
もちろん、全てはプレイヤースキル(PS)次第ではあるものの、回復弾を撃つ可能性がどれだけあるか(回復弾の消費量見込み)の一つの目安となる。
【2】味方の防具のスキル構成
今作には、赤ゲージの長さによってスキルを発動するスキルが複数存在する。そのスキルを採用している味方が、火事場と同様、そのHP減少状態を活かしたい(HP管理の算段がある)と考えているのであれば、回復弾を撃つことは控えるべきだというのが私見である。ただし、事前に申し合わせをしない限りは、あなたが回復弾を撃つまでもなく(他の味方のために)誰かが粉塵を使用するかもしれないが・・・。
また、「血氣」スキルを積んでいる場合、対象モンスターが部位破壊済みであれば、プレイヤーはそれを回復ソースとすることができるので、モンスターのダウン時に回復弾を撃つ必要がここから判断できる。他にも劫血やられによる回復や、狂竜症【蝕】の克服時全快効果等もあるので、味方がHP減少に対して焦っているかどうか、は一つの現場での目安となる。
【3】対象モンスターに対する味方の熟練度合
MRやHR、ギルドカードの交換をしていれば確認できる対象モンスターの討伐数は、モンスターに対しての熟練度を測る一つの目安となる。(ギルドカード上で「初心者」と謳っているなら尚更である)
もちろん、セカンドキャラの可能性もあるし、繰り返しにはなるがPS次第ではあるものの、パーティー内で複数被弾者がいる場合、誰を最優先で救うべきかというトリアージを行う上では必要な情報となる。
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ただし、上記1.2.3.で述べたようなことは半ば机上の空論に近い。実際の集会所では、皆スピーディーに準備を完了させることが多いので、悠長にメンバーの防具やギルドカードを確認している時間は中々取れないものと思われる。あくまで誰かが離席した時等、時間が余っている時にできればより良い、ぐらいのものである。
■回復弾を撃つべきかどうかの判断
さて、ここまで説明してようやく本題に入っていく。
まず思い返して欲しいのは、「あなたはどのように回復しているか?」ということである。ここでは単純化のため、血氣等の回復効果のあるスキルは考えないものとする。
【被弾したハンターの動き】
モンスターの攻撃被弾等により、HPが減る
(翔蟲受け身)
これ以上攻撃を受けると危険(乙リスク高)であると判断
(モンスターの追撃/攻撃が来ない状況であるか、安全確認を行う)
(抜刀/抜銃時は武器をしまう)
(危険地帯にいると判断したら、安全圏まで離脱する)
(アイテムポーチの中から回復アイテムを検索する)
回復薬を摂取する
本人が規定するHPの許容ボーダーラインあるいは全回復に至る
人によって順番が入れ替わる部分や並行して行う部分、省略する部分もあるだろうが、殆どの人が大体このような流れをとるのではなかろうか。
ここで、賢明な方なら既にお気づきだろうが、粉塵を使うのも、回復弾を使うのも、上述の流れとほぼ同じステップを踏むということである。
【回復撃ちの動き】
味方のHP減少を認識する(※図7)
これ以上攻撃を受けると味方が危険である(要支援である)と判断
(次は自身が狙われないか、安全確認を行う)
(危険地帯にいると判断したら、安全圏まで離脱する)
(納銃時は抜銃)
(回復弾を検索する)
回復弾を撃つ
回復撃ちが規定するHPの許容ボーダーラインあるいは全回復に至る
図7:クエスト中は常に味方のHPに気を配るようにしたい。少なくとも、モンスターが攻撃行動をする度にチェックすることが望ましい。
あくまで理想ではあるが、味方が翔蟲受け身を行って着地を行った時には回復弾を味方に撃ち込めていることが望ましい。そうすれば味方は武器を納めることなく、すぐさま��線に復帰することができる。
また、ある程度パーティプレイに慣れた人同士で狩りをしていれば、おそらく味方が被弾した段階で味方のピンチを認識し、各人が粉塵を手に取るかどうかを視野にいれるだろう。モンスターの近くに陣取る近接職にとっては、モンスターの攻撃範囲から逃れて粉塵を使うことは容易では無いことから、中〜遠距離から全体を見渡しやすいボウガンが回復弾を用いて速やかに被弾した味方を回復することができれば、他の味方の雑念を減らすことにも繋がり、攻撃効率を高めることになる。
逆に失敗と言えるのが、味方が全回復し終わった後に届く何の効果も無い回復弾や、自身も被弾しながら放つ(あるいは放てなかった)回復弾である。
ここで大事なのが、「回復弾に固執しないこと」である。
回復弾を最速で撃つことに拘り過ぎるあまり、自身も被弾し、最悪キャンプ送りになってしまうことほどカッコ悪いものはない。「他人の心配より自分の心配をしなよ」と冷ややかな目を向けられたくなければ、自身の安全を確保して撃つ、これがまずは大前提となることを肝に銘じて欲しい。つまり、自分が危ないと思ったら回復弾を撃たない、これも立派な戦術である。
また、被弾した味方がバラけているので粉塵を使う、閃光玉を投げて動きを止め時間を稼ぐ、弱点属性のコロガシ等猟具生物を使って怯ませる等々、ピンチの味方を救う手段が豊富に用意されていることを忘れてはならない。当たり前な話になってしまうが、いついかなる時も回復弾、ではなく、その時々の状況で、何が最善手なのかを常に考えて行動するようにしたい。
もう一つ、関連して大事な点が「攻撃に可能な限り参加する」という点である。RPGなどでは「ヒーラー」と呼ばれる回復専門職があるが、モンスターハンターにおいてはそのような職は無い。もちろん、自分でそう宣言することもできるが、4人までしか参加できないクエストの仕様上、味方の被弾時にしか仕事をしないハンターというのは、(特に野良においては)歓迎されないことが多いであろう。攻撃性能の低いボウガンであっても、状態異常弾を豊富に扱えるといった特徴づけをされていることが多い。自分が選んだボウガンでどのようなことができるのかを熟知し、回復支援の必要性がないときは可能な限りの最大火力を投射し続け、適宜、状態異常等による支援も織り交ぜていきたい。
■回復弾を“どれだけ”撃つべきかについて
では、被弾した味方に対して、回復弾をどれだけ撃てば良いのであろうか。
体力がぴったり全快になるまでか、大体全快近くか、それとも8割ぐらいだろうか。
この問いには、正解は無い。
体力を満タンに常にキープし続ける回復撃ちもいるし、大体●割ぐらいあればいいや、と独自のボーダーラインを策定している回復撃ちもいる。手持ちの回復弾の残弾数はもちろん、モンスターの脅威度にも依るだろうし、被弾が多いかどうかといったプレイヤースキルにもよる。
ただし、本来被弾したプレイヤーは秘薬で全回復をしようと考えていたところ、回復弾で中途半端に回復されたが故に、結局納刀して回復薬Gを使う、というようなことも起こりうる。
このため、あくまで筆者の私見ではあるが、被弾した味方が自身で回復薬を使う必要性を感じないであろうHP、具体的にはHPバーの9割以上を目安として回復弾を撃つのが良いだろう。あなたはあなたで、ぜひ自分なりのロジックを組み立てると良い。
■回復弾を“撃たれる”ことについて
「回復弾のデメリット」で少し述べたが、回復弾を撃たれることに対して、少なからずネガティブなイメージを抱く人は少なく無い上に、これが原因となって仲違いに発展する事例があったことも事実である。
肝に銘じて欲しいのは、「回復弾はおせっ��いである」ということである。
たとえば歯磨き粉を最後まで搾りだして使う予定で敢えてとっておいたのに、同居人に「もう残ってないから捨てておいたよ」と言われたとしよう。同居人からしたら「善意」で行った行為でも、最後まで使い切って歯磨き粉代を節約したかったあなたにとっては「(ありがた)迷惑」と感じてしまうことだろう。逆に、あなたがただ捨てるのを面倒臭いと思って放置していたのであれば、同居人の行為に対して感謝するだろう。
何が言いたいかというと、あなたにとっての「善意(回復弾)」が、誰かにとっては「迷惑」と感じられてしまう“可能性”があるということである。
みんな粉塵を使ってるし、HPを回復してあげてるんだから迷惑に感じる人などいないのでは?と思う方もいると思うが、自分の常識が他人の常識であるとは限らない。粉塵は誰が使ったかが分かりにくいが、回復弾を撃てるのはライトとヘビィの2種のみであり、弾の飛んできた方向から射手の特定も容易である。
また、あくまで「おせっかい」であるので、回復弾の回復支援に対して感謝されることを期待してはならない。特に野良では感謝されないことの方が圧倒的に多い、ということは覚悟しておいた方良いだろう。
それでは、迷惑に感じられることを恐れて回復弾は封印すべきなのだろうか。
ここが難しい問題でもある。
毎回「回復弾が嫌ではないですか?」と聞くのも何か違う気がするし面倒だろう。
しかし一つ言えるのは、明確に「嫌です」と味方から意思表示や拒否反応をされたならば、回復弾を撃つことをやめるべきであるということである。
そのような意思表示をされない限りは、回復弾を撃たれた味方が迷惑ではなく、「気持ち良い」「ありがたい」と思ってくれるように、ただの回復対象の"的”ではなく、一人のハンターとして尊重し、丁寧に回復弾を撃つことが重要である。うまく回復弾を活用できたならば、味方のストレスを大きく軽減することができるだろう。
さらにもう一つ、注意しなければならないのは、クエスト中に回復弾を継続的に投射された味方の反応である。
変わらず自分で回復行動を行うハンターもいれば、「あなたが回復してくれるのであれば」と、回復行為をあなたに全て任せる、と言わんばかりに自身での回復を止めるプレイヤーもいる。
もし後者のハンターに出会ったのならば、あなたに背中を委ねてくれた味方のためにも、あなたが責任を持って、クエスト完遂まで全力で回復支援を行うべきであると筆者は考える。
■回復弾の撃ち方
では、肝心の回復弾はどのように撃てばよいのだろうか。
今作は、「翔蟲受け身」の実装により、今までの作品より回復弾を当てることの難易度は上がっており、正解は無いものの、いくつかのコツはある。
【起き上がりに撃つ】
回復撃ちには伝統的な技があり、その代表的なものがハンターの「起き上がりに撃つ」というものである。ハンターが吹き飛ばされた後、起き上がるまでの間はその場を動くことが基本的に無いことから、この数秒を捕捉して回復弾を撃つ形となる。MHRise以降では「翔蟲受け身」の存在から、なかなかこの技を使う機会は少ないが、被弾したハンターが翔蟲をすべて消費しており受け身を取れていない時や、一部モンスターの翔蟲受け身不可攻撃を受けてしまった時がこの対象となる。ここでは、基本的に弾が外れることはないため、必要と思われる分だけ回復弾を撃てばよい。
※翔蟲受け身不可攻撃については、コチラのサイトにまとめてあったので確認しておきたい。
また、麻痺、睡眠、気絶状態となってしまったハンターに対しても同様であるが、これらのハンターには追撃が迫る危険性も高いことから、回復弾射出後も注意深くモンスターの動きを見る必要がある。
なお、ヘビィの「溜め撃ち」は回復弾の回復量も上昇するが、連射できないためにその分動き回る味方に当てることは難しい。その点、起き上がり時は確定で当てることができるため適宜活用したい。
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【翔蟲受け身の着地直後を狙う】
大ダメージを受けた場合、殆どのハンターがモンスターから距離を取るように翔蟲受け身を取る傾向にある。どの方向に受け身をするかについてはハンター次第で千差万別であるため予測が極めて困難ではあるが、着地した後はモンスターの隙を見ながら回復行動に移ろうとすることが多いため、着地後から歩きで動きが鈍っている時を捉え、進行方向を予想して偏差撃ちをする。
当然、偏差撃ちには回復弾の弾速の把握と、ハンターの平均的な移動速度を把握しておく必要があるため、普段から修練を積まなければならない。また、確実に当てる自信が無い限りは、回線のラグも見越して、基本的にここでは必要量以上の回復弾を連射することとなる。
なお、翔蟲受け身の結果、自分の後方まで味方が飛んでいった場合には、味方とモンスターに自分が挟まれることになることもある。この時は、原則に立ち返り、「自身の安全を確保した上で撃つ」ことを徹底したい。
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【アイテム使用中の隙を狙う(回復補助)】
今作MRから登場した状態異常である「劫血やられ」状態においては、回復アイテムの効果も下がるために、大ダメージを受けても秘薬で1発復帰、ということが難しくなっている。
このため、仮に回復弾を撃つタイミングが遅くなり、被弾したプレイヤーが自身で回復を開始していた場合でも、単発の薬では回復量が十分ではない可能性あることから、回復弾による追加の回復を提供することには意味が出てくる。
回復薬などの使用中は歩きながら(もしくは立ち止まって)の使用になることがほとんどであるため、このタイミングで(必要に応じ偏差撃ちで)撃つようにしたい。特に、回復薬(G)の場合、効果がフルで発揮されるまでに時間を要することから、被弾したプレイヤーはその時間を待っている場合が多いため狙い目である。
なお、傀異化モンスター及びメルゼナ以外では劫血やられにならないため、プレイヤーによっては通常モンスター相手の被弾時では秘薬で1発回復しようとすることもあるので、味方の回復傾向も観察できると良い。
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【モンスターのダウン時を狙う】
モンスターのダウン時には、大ダメージを��けた直後であっても(劫血やられによる回復もアテにして)モンスターへの攻撃を優先するプレイヤーも存在する。プレイヤーの攻撃モーション中は基本的に大きく動き回ることが少ないため、この時も回復弾の狙い目となる。
また、複数のハンターを同時に回復させたい時もここが狙い目となる。ダウン時にはモンスターに味方が群がることが殆どであるため、回復しようか迷うような削りダメージが蓄積された味方等を一気に全快にすれば、その後の事故率も下がるだけでなく味方等の雑念を減らすことにもつながる。
なお、回復弾にはプレイヤー以外の当たり判定が無いため、睡眠時に大タル爆弾とモンスターごと味方を撃っても、爆弾を起爆することもモンスターを起こすこともせず、味方にだけ回復効果をもたらすことができるので覚えておきたい。ただし、気絶や睡眠の状態異常になってしまった味方を回復弾で起こすことはできないので注意すること。
【敢えて止まってもらう】
フレンドやコネクト等で、何度も狩りを共にする仲間がいる場合には、被弾した時、追撃の危険性がなければ翔蟲受け身を敢えて取らない、あるいは翔蟲受け身着地後に回復弾を待ち動かない、ということをこちらから提案するのも一つの手である。もちろんその分、回復はこちらに頼ってくれということにもなるので、的確かつ可及的速やかに回復弾を撃てるようにしておかなければならないのは言うまでもない。
もし、これを読んでいる人が回復弾を受ける時があれば、敢えて止まることで双方が特をすることもあるということは覚えておいて損はない。
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何をするにせよ、味方をよく観察し回避・受身等の癖を把握して偏差撃ちの精度を上げ、同時にモンスターもよく観察して自身の被弾を防ぐ、ということが基本となる。
■なぜ回復弾を撃つのか
どうしてこのような苦労をしてまで、回復弾を撃つのか。
「回復弾のメリット」が強いから、ということはもちろんだが、おそらくそれよりも、皆が回復弾に魅了されるのは下記の2つの理由に依るのではないかと考える。
一つ目は、モンスターという“プログラム”ではなく、ハンターという“ヒト”相手に回復弾を当てなければいけないという、モンスターハンターの中でも異質なゲーム性を提供するという点。
二つ目は、一つ目の理由だからこそ運用難易度が高い回復弾を使いこなすことによる、カッコ良さ。
ぜひこの記事を���後まで読んでくれた皆さんが、回復弾を手に取り、その魅力を体感し、地味と言われがちなボウガンがどれだけカッコ良いものであるか、その奥深さを狩場に示していただければ幸いである。
<了>
■後書き
筆者はポッケ村から回復弾を撃ってきていますが、その道のプロではありません。そんな私が回復弾の解説をすること自体、烏滸がましいし不快に思う方も少なからずいらっしゃると思うのですが、この情報社会の中、回復弾の運用に関する情報があまりにも少ないことを残念に思い、今回筆をとることとしました。またヘビィボウガン使いであるが故にライトでの運用に関して情報に不備不足がある可能性があります。多分に筆者の考えが反映されていますので、加筆修正が必要なことがありましたら是非ご一報ください。
最後に。
回復弾に興味を持った方は、回復弾を撃つことを極めた伝説のアタッカーハーフ(AH)の一人、「サフィニア=E=ランファルト」氏の手記である「サフィニア邸で休日を」もぜひご覧になると良いと思います。情報としては古くなってしまう部分も少なくないですが、通底するものが多々あるため、得られるものがきっとあるでしょう。
それでは皆様、良い狩りを。
■付録
回復弾運用等についての筆者の動画プレイリスト
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【2018年11月公開ssの転載】
ドリィムシリーズ・直人の過去恋愛話スピンオフです。
前・中・後編を一つにまとめてます。
一夜以外とのカップリングストーリーですので、攻略対象の脇カップリング等が苦手な方は、閲覧非推奨です。 また、直人は中学生、カップリングとしては『受け』立場ですので、そのような立場逆転が苦手な方もご注意ください。
終盤にちょっとだけ一夜が出てきます。
直人がその男性に出会ったのは、人もまばらな、夜のライブハウスだった。 駅前を通り過ぎ、路地裏に入った先の地下にある、小さなライブハウス。その場所のオーナーと知り合ってから、直人がそこへ足を運ぶのは、これで数えて2度目だった。 当時、直人はまだ齢十四の中学生だ。看板の灯りが点くその時間、本来なら、未成年は立ち入れない時間帯だった。 だが、ライブハウスオーナー――橋元の厚意で、直人はマイナーなバンドが代わり替わり音を奏でるステージを、大人たちから少し離れた後ろの方で、ぼんやりと眺めていた。 直人が気になるバンドの出番は、まだ少し先だった。今の演者は全くと言っていいほど興味がないし、好みにも掠らない。 こうして物事に対する興味が極端に薄くなったのがいつからかは、直人自身にも解らなかった。 ただ、気がついたときには"好奇心"というものが自分の中から消えて、与えられるものをただ受け入れる、そんな人生を歩み始めていた。 直人は、ステージの近くでバンドマン達と盛り上がる一部のファンを視界に入れながら、紙コップに入った烏龍茶を一口、飲み込んだ。 ――きっと、自分は好きなバンドが演奏を始めても、あんな風に騒ぐことはないだろう。 喉を下る冷たさを感じながら、そんなことを頭の片隅で考える。同時に、諦めにも似た喪失感が自身を襲った。 「……っ?」 瞬間、直人の体へ衝撃があった。それに合わせて、殆ど減っていなかったカップの中身が僅かに飛び出す。 「うっわ、ごめんね」 知らない男の声と同時に、直前まで吸っていたのか、煙草の香りが直人の鼻腔を突いた。 「いえ……」 「服、濡れたりしなかった?」 「……大丈夫です」 「そう、よか……って嘘じゃん。袖んとこ濡れてるよ」 男は困った様子で上着のジャケットからポケットティッシュを取り出すと、直人へ差し出す。 「ごめん、これしかないや。早く拭かないと染みになるかも」 「……どうも」 直人がポケットティッシュを受け取るも、男は空いた手をそのまま差し出し続ける。 「……?」 直人は一瞬訝しげに思うも、すぐにカップを代わりに持つ気だと悟り、入れ替えるように差し出した。 男にカップを預けると、改めて、濡れた袖口に目をやる。 薄い色の服だったため、洗うまで跡は残ってしまいそうだった。 ……自分自身は別にかまわないけど、母親が煩そうだ。 少しだけ滅入った気分を感じながら、直人は受け取ったティッシュで、濡れた部分を拭き取った。 「……もしかして、高い服だった?」 「え?」 「いや、不機嫌な顔してるから」 「……すみません」 「ん、なんで君が謝る? 汚したの俺だから。弁償しようか?」 「そういうのじゃないので。……ありがとうございます」 直人は残りのティッシュを返そうと、男へ差し出した。 「ああ、あげるよ。それ配ってたから貰ったやつだし。……はい、改めてごめんね」 男は人のいい調子で言いながら、直人へ烏龍茶の入ったカップを返した。 直人は一瞬迷うも、カップを受け取ると、そのままティッシュをポケットへしまった。 「ところで君、未成年だよね」 「……」 これで去るだろう、と思っていた直人に、予想外の質問が投げられる。 バツの悪い質問に慣れ慣れしさまで感じて、直人は気の重さから、思わず視線を床へ落としていた。 「高校生?」 男は直人の隣で壁に寄りかかると、視線を拾うようにしながら問を重ねた。 「…‥ああ、別に注意したいわけじゃないよ。ただの興味」 「……ここのオーナーと、知り合いで」 多少の面倒さを感じつつ、引き気味に答える。 「ああ、橋さんの知り合いかあ。あの人その辺ユッルイもんなあー。もう高校も卒業するしいいよね、みたいな?」 「……高校生じゃない」 「え? ああごめんね、大学生だったか」 「……」 直人は、おもむろに財布を取り出すと、一枚のカードを男へ示した。 「……あっは、マジかあ。そうは見えなかったわ」 それを見た男は、途端に戸惑ったような声を上げた。 直人が男へ見せたのは、塾の生徒証だった。男は"高校受験コース"の表記があるカードを見て、直人が中学生であることを理解した。 「で? 今日は誰見に来たの? それとも暇つぶしの冷やかし?」 「……」 直人は一瞬、事実を知って男が去ることを期待したが、結局すぐに気を取り直して話を続け出した男に、本格的な面倒さを感じ始めていた。 もともと、あまり人との交��が好きではなかった。考えなしに踏み込んでくる相手も、苦手だ。 「……あっは、解りやすいなあ」 「……」 だが、次に耳へ飛び込んだ言葉で、直人は思わず男へ視線を向けていた。すると困ったように笑う、耳のあたりで軽くパーマがかった黒髪の男が目に入る。 「俺ね、今日恋人に振られちゃってさあ。橋さんに愚痴ってたら、たまたま好きなバンドが出るのに気がついて、応急処置で気分上げに来たんだよね」 「……」 「慰めるつもりで、今日のところは俺の相手してよ。適当でいいからさあ」 「……俺、そういうの向いてないタイプだと思うんですけど」 「だからだよ。変に共感してくれる人より、全然興味持ってくれない人の方が楽な時もあるんだよ。君くらいの年齢相手なら、プライドも捨てられるし」 「……」 直人は少し考えたのち、そっと、セットリストに書かれたバンド名の一つを指さした。 「え、本当に?! ちょっと君、いい趣味してるじゃん!」 とたん、一転して男のテンションは上がる。 「俺も今日そいつら見に来たの! え、どこで知ったの?」 「……、」 直人は男の反応へ少しだけむず痒いものを感じながら、質問へ答える。 こんな小さいライブハウスでやるような、マイナーなバンドだ。当然、いままで直人の周りに知っている人間はいなかった。 直人は積極的に人に勧めるような性格でもない。ましてや、相手は名前も知らない年上の相手。好きなものの話題で共感しあうなど、初めての経験だった。 それから、二人は最後のアンコールが終わるまで、同じバンドの話を交わし続けた。 どの曲が好きなのか、こんな話は知っているか、今日の演奏にミスがあった――。この時の直人にとって、これらの会話は学校の友人と交わすどの会話よりも、魅力的なものだった。 *** 「いやあ、今日はありがとうね。今まで、振られたこと忘れてたよ」 ライブが終わり、すっかり夜も更けた頃、まだ少し余韻の残るライブハウスの外へ出て、男が切り出した。 「……こちらこそ」 「あっは、最初面倒そうにしてたから、その言葉聞けてよかったよ。……あ、俺バイクなんだけど、帰り送ってこうか? 学生一人じゃ危ない時間でしょ」 「大丈夫です。そんな遠くないし、ニケツとか、親にバレたら怒られるんで」 「そ。あ、それとさ、またここ来る? 連絡先教えておくから、良かったらまた話そ」 そう言うと、男はチケットの半券とペンを取り出して、連絡先を書き出した。 直人が返答に迷っている間に、早々に書き終えた男がメモを差し出す。直人は、反射的にそれを受け取っていた。 『ニシモリ ミノル』という名前の下に、アドレスと電話番号が記されている。 「……どうも。……俺は」 「橘直人くん」 「……」 直人は一瞬意表を突かれるも、先ほど塾の生徒証を見せたことを思い出す。 「……はい」 「しっかりしてそうなのに変なとこ抜けてんだね。あんま知らない人に名前わかるもん見せちゃダメだよ」 「……」 「じゃ、直人。気をつけてな」 ニシモリと名乗った男は、ヒラヒラと手を振りながら一方的に告げて、駐輪場へと向かっていった。 直人は、あまり感じたことのない、悔しさにも似た奇妙な感情を覚えながら、再び手渡された連絡先へ目を向ける。 自分から連絡することがないのは明白だった。 けれど、また会えるなら、それはいいかもしれないと思った。 直人は渡されたメモと、一度ポケットにしまった、本日二個目になってしまったポケットティッシュを鞄へしまうと、帰るために駅へと歩き出した。 *** 数日後。 直人は学校帰りに、先日も来たライブハウスへと立ち寄っていた。 とはいえ、今日、直人はライブを見に立ち寄ったわけではなかった。 直人は音楽の道に興味があることもあり、これもまた橋元の厚意で、自由にライブハウスへの出入りを許可されていた。 そうして時折、店にあるギターなどを触らせてもらっていたのだ。 「西森君から聞いたよー、直人」 「……何を?」 好きな曲の耳コピーでもしてみようかとギターを構えたところで、直人はオーナの橋元に、からかうような調子で声をかけられた。 「この間のライブの時、二人共仲良くなったらしいじゃん」 「……まあ」 「珍しくない? 直人、学校でもぼっちだろ?」 「ぼっちではない」 「直人はあれかなー、同年代の子より大人といる方が波長が合っちゃう子なのかなあ。あ、あとね、今日、西森君来ると思うよ」 「……来るの?」 「直人が来たら教えてって言われたから、連絡しておいた」 「……」 その言葉に、直人は小さく息を漏らした。 あの日以来、特に直人の方から西森へ連絡を入れたことはなかった。 それは、西森に関わりたくなかったから、という訳ではなかった。単純に、神経を使ってまで連絡するのが嫌だったからだ。 けれど、橋元へそんなことを言っていたということは、きっと、相手の方はある程度、自分からの連絡を待っていたのだ。 だとしたら、会えば「なぜ連絡をくれなかったのか」と聞かれるだろう。 それが、直人にとって、少し気が重い案件だった。 紛らわすように適当に一度弦を弄んで、それにしても、と直人は思う。 自分が面白い人間でないことは、直人自身が一番よく理解していた。 それなのに、わざわざ来たことを伝えるように頼む西森の行動が、直人にはよく理解できなかった。 ましてや、自分はまだ義務教育も終えていない学生で、西森は、少なくとも煙草が吸える年齢だ。――こんな子供を相手にして、楽しいものなのだろうか。 一度考え出すと深みにはまってしまうのが、直人の昔からの癖だった。振り払うように、直人は出だしのコードを模索して、弦を弾く。 ……ああ、この音だ。――そのまま直人が更に続きを弾こうとした時、部屋の扉が開いた。 「お疲れ様でーす」 数日前に聞いた声が、室内へ響き渡る。 直人も、一度手を止めて扉の方へ視線を向けた。 「あ、本当に直人いる! 久しぶり」 「……どうも」 直人は西森の明るい表情に対し控えめに返して、少しだけバツの悪そうな表情を浮かべた。 おそらく切り出されるであろう、なぜ連絡しなかったのかという質問へ、身構える。 「あれ、ていうか直人ギター弾けんの?」 「……、少しなら」 「え、少しってほどでもなくない? 俺は将来有望だと思ってるけどなあ」 「マジ? 橋さんのお墨付きかあ。弾いてみてよ」 「……聞かせられるものじゃないので」 直人はそう言うと、興が冷めたとでも言うように、ギターをスタンドへ戻した。 「ほらー、橋さんが期待させるようなこと言うから辞めちゃったじゃん」 「直人は少し自信と度胸つけなきゃいけないんだから、この位でいーの」 「え、っていうことは何? プロ志望?」 見開いた目が直人を捉える。直人は、その視線に「まあ」と遠慮がちに答えた。 「へえー、成る程なあ。あ、じゃあさ、今度俺んち来なよ。ギター弾き放題だよ」 「……西森さん、弾くんですか?」 「ああ、いいんじゃない? ついでに、西森君にギターちゃんと教わったら?」 「……」 橋元の後押しするような言葉に、直人は西森への視線を改めた。 直人は、橋元の目利きをかなり信頼していた。その橋元が教わる事を薦める相手なら、それなりの腕の持ち主であることは容易く想像できた。 「……西森さんは、なんでギターを?」 「あっは、俺、元バンドマン」 「一時期、うちの箱でも結構人気だったんだよ。若くしてポテンシャルすごくてねー、期待してたんだけど解散しちゃった」 「なんで」 「定番、音楽性の違い」 冗談のような口調で、西森が言った。 「そういうことだから教えることもできるし。多分、直人よりは弾けると思うよ? ちょっとブランクあるけど」 「……考えておきます」 「うん、いつでも言ってね。橋さん、俺ちょっとニコチン入れてくるね」 そう言うと、西森は早々に部屋を出ていった。 「……西森さんって、いくつ?」 「ああ、21だよ。大学生」 「へえ……」 予想通りの年の差に、直人は再び解せない気持ちが湧き上がる。 同じものが好きという親近感だけで、ここまで気にされるものなのだろうか。 ふと、直人は思い出したように時計を確認して、すでに帰宅したほうがいい時間になっていることに気がついた。 「……そろそろ帰ります。ありがとうございました」 「お、そんな時間かー。おつかれー」 橋元に一礼して、直人は急ぎ足気味に、地上への階段を上った。 そうして建物を出ると、すぐに煙草を吸っている西森の姿が目に入った。 「あれ、帰るの?」 「……親に苦い顔されるので」 「へえ、大変だね。気をつけてね」 「……どうも」 「あ」 「?」 「さっきの話、考えといてね」 「……はい」 微笑みながら手を振る西森へそれだけ答えて、直人は足早に駅へと向かった。 改札を抜け、丁度来た電車に乗り込んでふと、そういえば、と思い出す。 連絡しなかったことに、西森は全く触れなかった。 ギターの話をしていたし、たまたまだったのかもしれない。けれど、聞きたそうにしていたか、と考えると、そうでもないような気がした。 「……」 すっかり日も落ち、ビルの明かりが流れていく電車の景色を眺めながら、直人はイヤホンから流れる音楽へと耳を傾ける。 先日のライブで聞いた曲が流れるたび、直人の脳裏に、西森の顔がちらついた。 その夜、直人は初めて、新く追加されたアドレスへ、メールを送った。 ***
――直人が西森へ初めてのメールを送ってから、最初の土曜日。 直人は、自分の家から数駅離れたアパートの一室へ、足を踏み入れていた。 元々は白かったのであろう壁の一部は、煙草のヤニを受け止め続けて、黄色く変色している。臭いも顕著だ。それだけ���、この部屋の持ち主がヘビースモーカーであることが伺えた。 「適当に寛いでよ。あ、それとも早速弾く?」 部屋の持ち主である西森は、飄々とした調子で、肩身の狭そうな様子を見せる直人へ言った。 「……」 直人は返答に困ったように一度辺りを見回すと、一先ず、落ち着けそうなところへ腰を下ろした。 「あっは、そんな畏まんなくっていいって。適当にいこうよ、適当に」 「……いえ……」 「あー、お互いのことよく知らないのがいけないのかな。なんだかんだ、そんなに話してないしね。んじゃ、なんか話すか」 「……、」 「手始めに、直人、飲み物なにが好き?」 勢いよく言葉を重ねてくる西森に気圧されるものを感じつつ、直人も必死に言葉を捻り出す。 「……水?」 「あっはは、要はなんでもいいってことだな! 適当に持ってくるからちょっと待ってて」 直人の返答に笑い声を立てると、西森はキッチンの方へ姿を消していった。 直人はそれを確認して、小さく一度息を吐いた。 まだよく知らない、年上の人の部屋に来て、緊張しないわけがない。 直人は、過去に西森へメールをした自分を、少し恨めしく思った。こういった、落ち着かない状況が、直人は何よりも苦手だ。そこへ、解っていたのに自分から飛び込むようなことをしてしまった。 やっぱり、早々に帰ってしまおうか。西森に対し、この先どう立ち振舞っていいのか解らない。 直人がそんなことを考え始めたとき、西森が、直人のもとへ戻ってきた。 透明な液体の入ったペットボトルが、直人の前に置かれる。 「……ありがとうございます」 直人は、置かれたそれをまじまじと見る。店でよく見る、ミネラルウォーターのパッケージが直人を見つめ返していた。 「なにがいいか考えたけど面倒になったから水持ってきた。好きなんだろ?」 「……まあ……」 西森を見ると、西森は缶コーヒーを手にしていた。腰を下ろすと、早々に飲み始める。 「……ん? やっぱコーヒーが良かった?」 「……いえ……」 「冷蔵庫ん中にあるから、飲みたかったら勝手に取ってきていいよ。熱いのがいいなら粉あるし」 「どうも……」 そんな西森の態度を見て、先ほど直人の脳裏にあった、帰ろうという考えは消え去った。 この間から、なにかと直人の中ではこういったパターンが目立っていた。 直人が一人気にし出して後ろ向きになることを、西森が自然と覆していく。 「……」 ――俺は、気楽さを感じているのだろうか。 直人の中に、一つの考えが湧き上がる。浮かんだそれは直人にとって、とても貴重な感情だった。 「直人って基本喋んないんだな。大丈夫? 学校でちゃんと友達いる?」 伺うような西森の視線に、直人は「はっ」とする。 「います」 「そ? ならそのクールさちょっと分けて欲しいわ。俺なんて前の恋人にウザイって言われたもん」 「……」 「もしかして、直人もそう思ってる?!」 「……そんなことは」 「つーかさ、俺にも橋さんみたいな感じで接してよ。橋さん、俺より年上なのに直人もっと砕けてたよね」 「橋元さんは……、親戚のおじさんみたいな感じなので」 「わっは、おじさんっ! そっか、中坊から見たら橋さんはおっさんだよなー。本人聞いたら傷つきそうだけど」 「……すみません」 「はは、面白いからそのままでいいよ。……俺は? 俺はギリギリお兄さんでしょ?」 ニヤリ、と、試すような、それでいてからかうような視線で、西森が直人を見る。 直人は思わず視線を逸らすと、小さく頷いた。 「よかったー。今度橋さんに自慢しよっと」 直人が視線を戻すと、西森の楽しそうな表情が目に入った。 だが、そこまで楽しそうにする理由が直人にはいまいちピンとこず、不思議そうな表情を浮かべてしまう。 自分と話して、こんな反応をされることも滅多になかった。 「はい。じゃあ次、直人の番」 「え?」 「親睦を深めるために俺のことなんか聞いて。なんでもいいよ、今日の朝飯でも、明日の天気でも」 考え、いままでの西森の言葉と態度で、直人の中に、僅かな好奇心が湧き上がった。 「……明日の天気」 「雨」 「……本当に?」 「ほんとほんと。俺の予報結構当たるから」 西森の適当そうな言葉が返る。直人は徐々に、言葉を投げかけるのが楽しくなるのを感じた。 それはライブハウスで出会った夜、同じ話題で盛り上がった時に、とても良く似ていた。 ――この人と話すときは、何も考えなくていいのかもしれない。 直人のその気づきは、普段は無口な直人から、言葉を引き出す鍵になった。 「……あの」 「ん?」 「もし、昔作った曲とかあれば……聴いてみたいんですけど」 「おっ、聞いちゃう? ちょっと待って、どっかに音源あると思うから」 言うやいなや、西森は生き生きとした様子で引き出しの一つを漁り出す。 恥ずかしげの欠片もない西森の態度に、直人は尊敬の念を抱く。 自分なら、きっとあんな対応はできない。先日のように、聴かせるられるものじゃない、と一蹴してしまう。 ……こんなことじゃ、いけないのだろうけど。 直人が自己嫌悪に陥りかけていると、一枚のデ��スクを手にした西森が戻ってくる。 「インストだけど。作曲はボーカルで俺は編曲。割と気に入ってるほうかな」 そう説明しながら、西森がCDをプレイヤーにセットする。 「橋さんは俺たち人気だった、なんて言ってたけど、あくまで内輪の話だからあんまり期待しないでね」 かち、と、再生ボタンを押す音が室内に響く。 数秒後、ギターの音を筆頭に、曲が流れ始めた。 ベースやドラムが混ざる中でも、直人は特に、ギターの音に集中する。 安心して聴いていられる、安定した演奏。逆に、時折微妙に乱れるベースの音が気になるほどだった。 「……うっわ、懐かしくて恥ずかしくなってきた! 俺、煙草吸ってくるから、適当に聞いてて」 直人があまりにも真剣に聞いていたせいか、西森はそう言い出すと、煙草を手にしてベランダへ消えていった。 直人は西森の行動に少しだけ驚きながらも、すぐに曲へと意識を戻す。 橋元さんの目利きは、やはり間違っていない。――そして、このギターが、とても好きだ。 それから直人は、西森が戻ってくるまで、ずっと一人、曲を繰り返しかけ続けていた。 *** その後、直人たちは部屋を移動して、ギターを弾き始めることにした。 西森は、CDの曲の感想について、直人に何も聞かなかった。そのため、直人も西森のギターがとても気に入ったことを、伝えそびれていた。 改めて直人が案内された部屋には、ギターが二本と、編曲に使っていたのであろう、音楽機材が置かれていた。 西森の自室と違い壁の変色はなかったが、その代わり、自作と思わしき、防音の壁が作られていた。 「ギターは好きな方弾いていいよ。違いとかわかる?」 「……一応」 直人は、二種類のギターへ近寄ると、まじまじと観察する。 学校や塾の帰り、楽器屋に寄ってギターを眺めたり、好きなアーティストが使用しているギターを調べたりと、それなりの知識は頭に入れていた。 「つーか直人はさ、そんなにギター弾きたいのに持ってないの? ……まー、安いもんでもないか」 「……値段もあるけど……、親が、こういったことに批判的なので」 「ふーん。前にも思ったけど、直人んちって親が厳しそうだよね」 「……」 直人は、西森の言葉を無視して、片方のギターを手にする。あまり、家のことは話したくなかった。 「俺も直人にはそっちが合ってると思うなあ」 西森は、直人の感情を悟ったのか、単純に興味がなかったのか、すぐに話題を切り上げて、直人の手にしたギターへ話を移した。 「……弾けんの?」 挑発するような視線を直人へ向けて、西森が言う。 もちろん、ギターが弾けるのか、の意味ではない。"人前で"弾けるのか、という問いだった。 直人は、暫し無言で視線を落とすと、部屋にあった椅子へと移動する。 そうして、音を確かめるように、何度か弦を弾いた。 西森はそれを見て、小さく笑う。直人は気づかないふりをして、何を弾こうか、と、最初の音を探り出した。 「ねえ、このあいだの弾いてよ」 「……このあいだ?」 「俺が来るまで、なんか弾こうとしてたじゃん」 「……」 ああ、と、直人は思い当たる。耳コピーをしようとして、西森が来たから中断した曲だ。 直人は言われたとおり、最初の音を弾こうと指を添える。 「あ、ちょっとたんま」 と、その瞬間、西森から静止が入った。 「……?」 「あの時、なに弾こうとしてたか当てるから」 言うと、西森はCDラックから一枚のケースを取り出し、直人に見せた。 「このアルバムの3曲目」 「……」 正解だった。直人は驚くも、聞き込んでいれば最初の一音で解るものかも知れない、と思い至る。 実際、自分も最初の音を見つければ後の音も続けられる。この曲が好きなことは知っているし、イントロクイズのようなものだ。 「コピーすんだろ? 原曲は聴きながらのほうがいいよ」 はい、と、西森はポータブル型のCDプレイヤーとヘットホンを直人へ手渡す。 直人はそれを躊躇いなく受け取ると、装着し、再生ボタンを押した。 元の曲を聞きながら、ギターのパートを一つ一つ確認していく。 西森はそんな直人の姿を、少し離れた壁に寄りかかりながら見守っていた。 「直人見てるとノスタルジックになるわ。昔の自分思い出して」 「……」 「あ! 今ちょっと嫌な顔しただろ?!」 「……別に」 「嘘つけ。言っとくけど、お前結構わかりやすいからな」 そんなやり取りをしながら、直人は自分の口角が小さく緩むのを感じた。悪くないやりとりだった。 その後、直人は好きにギターを弾き、なにかの曲を演奏すれば、西森が所々でアドバイスを語った。 西森は、直人一人ではいつ気が付いたか解らない、色々な技術を教えてくれた。だが、直人は技術を教わる喜び以上に、自分が好きだと思える弾き手に教えてもらえることが、嬉しかった。 そして気付けば、外は暗くなり、直人が帰らなければならない時間も近づいていた。 「……」 携帯で時間を確認して、直人は名残惜しくなるのを感じた。 直人にとって、家は決して居心地のいい場所ではない。息苦しくて、常に親――特に母親の――顔色を伺わなければいけない場所だ。 「なあ、直人んちって門限破ったらどうなるの?」 そんな直人の様子に気がついたのか、西森が何気ない調子で問いかけた。 「……怒られる」 「まあ、それはそうだろうけど。普通に怒られるのとは違うの?」 「……うまく言えない。ただ、普通に怒られるのとは違うと思う」 「へえー……」 西森は曖昧な返事をしながら、直人をじっと見つめる。その視線に、直人は気まずさから思わず視線を逸らした。 「……帰りたくないんだよね?」 「え?」 「俺のこと利用してみる?」 にやり、と、今日何度目かの試すような笑みを浮かべる。そして直人は、今ようやく、その笑みの中にいたずらっぽいニュアンスが含まれていることに気がついた。 「うまいことやれば、今日は帰んなくて済むかもよ?」 「……だけど……」 「あっは、お利口さんだなあ。最初に会った時からずっとそうだよね」 「……」 「直人の親ってさ、子供の交友関係とか全部把握してるタイプ?」 直人はいきなり何を、と思うも、西森の考えが気になって、質問へ答えることにする。 「……むしろ、全然気にしてないと思う。多分、信頼してくれてるんだと思うけど」 「はは、子供信頼してる親が、息子にそんな顔させる訳無いじゃん」 「……」 「携帯貸してみ?」 「……?」 直人は訝しげに思いながら、西森へ携帯を差し出す。 西森は携帯を受け取ると、なにやら操作をして、直人の携帯からどこかへ電話をかけ始めた。 「……、」 西森の行動に気づくと、直人はすぐさま携帯を取り返そうと手を伸ばす。 なんとなく、どこへかけたのかは予想がついた。 が、直人が携帯へ伸ばした手は、ひらりと軽快な動きで交わされてしまう。 「ちょ……」 「ああ、どうもお世話になっております。私、直人君のご学友の兄で橋元と申しますが」 「……?!」 わざとらしい声色で吐き出された言葉に、直人は言葉を失った。 「いいえ、こちらこそ。……ええ、ご本人���そばにいますよ」 西森は、普段の適当そうな態度とは打って変わり、真面目な態度で話していた。 直人の母親にかけたのであろうことは、直人にも予想がついた。ただ、何を言おうとしているのかまでは、予想がつかなかった。 「……はい。それで、私は大学生なのですが、今日は弟と一緒に、直人くんの勉強を見させていただいておりまして――」 それから西森が電話を直人に代わるまで、直人はただ、呆気にとられながら成り行きを見守ることしかできなかった。 西森は最後まで、臆面もなく、直人の母へありもしない話をつらつらと並べていた。 直人が傍目から理解できた、西森の作り話はこうだった。 ――橋元の名を借りていない弟の存在を作り出し、直人と共に勉強を教えていた。直人はとても優秀だったため、本人の希望もあって、このまま泊まり込みで勉強を教えたい――。 もともと、外では人のいい顔を浮かべる母親だ。この申し出を、断る可能性は低かった。加えて明日は休日だ。尚更、断る理由は少ない。 結果、最終的に直人に電話を代わり、絶対に迷惑をかけるなということ、そして、後日お礼を持って行きなさい、という約束だけして、母親は通話を終えた。 「……」 直人は暫く、受け取った携帯を眺めるしかなかった。確かに名残惜しさは感じていたが、泊まる気など微塵もなかったし、こんなことになるなど考えてもいなかった。 そして、明日母親の顔を見るのが、少しだけ怖かった。 「あれ、浮かない顔してるね」 西森は、椅子の背もたれに肘を起きながら座ると、直人の顔を覗き込んだ。 「……、……勝手に進められても」 「迷惑?」 「……」 直人は視線を逸らす。厚意でしてくれたことなのは解るため、頷くことはできなかった。 「でも、結果は良かったじゃん? なにを気にする必要がある?」 「……建前とか、大人の対応とか、そういう……」 「そういうのさ、面倒くさくない?」 「……」 「いいならいい、嫌なら嫌でいいじゃん。大体、勝手に話進めたけど、俺、強制はしてないよ。選択肢を与えただけ。帰りたかったら帰ってもいいんだよ」 直人がぎこちなく視線を西森に向けると、西森は何でもない表情で、直人のことを見つめていた。 「……なんで……」 「別に。そのほうがお互いウィンウィンじゃねって思っただけ」 「……お互い?」 「興味ない相手は構ったりしないでしょー。直人、あんまりガキっぽくないし、俺は一緒にいて結構楽しいよ。音楽の趣味も合うしね」 そう言って、西森は笑顔を浮かべる。 その顔を見て、直人は再び言葉に詰まった。――こんな好意の向けられ方をしたことは、今までなかった。 「一日くらいハメ外してみなよ。これ本当は内緒だけど、橋さんも心配してたんだよ。直人はいつも肩身が狭そうだって」 「……」 橋元が自分のことを気にしているのは、直人も薄々気がついていた。かと言って、橋元は積極的におせっかいを焼くほうでもない。だから、直人も適度な距離感で付き合っていた。 だが、こうして西森に行動されたあとに伝えられると、自分が思っていたよりも心配をかけていたように感じて、込み上げてくるものがあった。 「……はい」 少しして、直人は静かに、頷きを返した。 「あっは、ほんと面倒くさいやつ! とりあえず飯にしよ。いい時間でしょ」 「あ……」 リビングへ移動しようとする西森を、直人が静止する。 「ん? 腹減ってない?」 「いや……、なんなら、作りますけど」 「え、作れるの?!」 「両親が忙しい時とか、俺が作るから」 「うっわ、マジか。……うーん、でもまた今度でいいや」 「……そう、ですか」 そう言うと、西森は先に部屋を出ていく。 直人は「また今度」という言葉に少々疑問を覚えつつも、急いで西森の後を追った。 *** 夕食を終え、先に入浴を済ませた直人は、西森の自室でぼんやりと座っていた。 こんな時間に自宅以外の、それも、出会って数回の人物の部屋にいることなど、直人は初めてだ。 緊張よりも、不思議な感覚がずっとまとわりついていた。 「……お、服のサイズぴったりだね。やっぱ直人デカいよな」 タオルを頭にかけて戻ってきた西森の声に、直人は振り返る。 「俺も最初解んなかったし、年齢間違われること多いでしょ」 「……まあ、割と」 「だよねー。あ、そう言えばさあ……」 西森は置きテーブルのそばに腰を下ろすと、置いてあった煙草の箱から中身を一本取り出して、トントンと机で弄ぶ。 「さっき直人の母親に電話した時、うしろで子供の声してたんだけど、あれ弟?」 「……そうだと思います。8歳下の弟がいるので」 「うわ、直人お兄ちゃんかー。なんか納得」 「……そうですか?」 「うん。俺、一人っ子だからこんなんに育ったんだと思うもん」 言いながら、西森は「あはは」と愉快そうに笑った。 「でも、直人いいお兄ちゃんなんだろうなー。さっき電話の時、うしろで嬉しそうに『直人から?』って聞いてたし」 「……仲がいいとは思うけど」 答えて、直人の脳裏に弟の顔がよぎる。少しだけ、帰らなかったことへの罪悪感が湧き上がった。 弟の隆弘は、あからさまなお兄ちゃんっ子だった。両親が忙しいせいもあってか、休みの日などは、よく直人と遊びたがった。 もしかしたら、今日は退屈な思いをしているかもしれない。 「あ、ところでさ。これもあとで聞こうと思ってたんだけど」 西森は話題を切り替えると、傍らにあった一冊の雑誌を手に取り、未だ火の点いていない煙草を引っ掛けたままの手で、ちょいちょいと直人を呼び寄せた。 直人は仕草に従い近寄るも、手にある煙草が気になってしまう。 「……吸っててもいいですよ」 「ん? ああ、ごめんね。本当はさー、もうやめたいんだけどね」 そう言うも、西森は今度こそ煙草に火を点ける。 「ずっとそう言ってるのに結局吸っちゃうんだよなあ。……あ、でね、これ」 西森は煙草を咥えながら、雑誌の1ページを直人へ示す。そこには、いくつかのバイクの写真が並んでいた。 「今度買い換えよっかなって思ってるんだけど、迷ってるんだよね。直人���どっちが格好いいと思う?」 「……」 直人は、指定された二台のバイクに視線を向ける。正直、直人自身にはバイクへの興味など微塵もなかった。 格好良さなどもあまり解らない。強いて言うなら、どちらも同じように、格好良く見える。 「……、」 なかなか答えを返さない直人を見て、西森は吹き出すように大きく煙草の煙を吐き出した。 「……すみません」 「いや違くてさ、迷うとかじゃなくて、すっげーどうでもよさそうな顔で見てるんだもん。そんな反応……、ふっ、初めて見たっ……」 言いながら、尚も西森は小刻みに肩を震わせる。 「っ……ごめん、今度から直人にこの手の質問はしないようにするよ。あー、面白かった」 満足したように言うと、西森はまだ点けたばかりの煙草を早々に灰皿へと押し付けつた。 直人は西森の反応に戸惑ったまま、どうしていいのかを迷う。 「というか直人ってさ、音楽以外は何が好きなの?」 そして突然切り出された質問に、はっとした。 音楽以外で好きなもの。……直人はすぐに、その答えには辿り着けなかった。 「無いんだ」 西森が頬杖を付きながら、目を細めて問う。 「……かも、しれないです」 「知らなかったものを知ったら、意外と好きになるかも」 「それは、あるかもしれない」 「煙草は?」 「? 未成年……」 疑問とともに答えかけた次の瞬間には、直人の唇は、西森の唇によって塞がれていた。 「っ……?!」 突然のことに直人が混乱しているうちに、西森の手が頭部へ回され、舌が直人の唇をこじ開ける。直人がそれに気がついた時には、既に口内に煙草の味が広がっていた。 そのまま暫く舌を弄り回され、呼吸が怪しくなってきた頃、ようやく直人は解放された。 「っは……、なに……」 「今日のお礼の代わりかな」 「……?」 まだ理解が追いつかない直人をよそに、西森の手が直人の手首を掴んだ。 「俺ね、女の人だと勃たないんだよ」 「……、」 じり、と、西森が僅かに距離を詰める。馴染みのないシャンプーの匂いが、直人の鼻腔を掠めた。 「バンド解散しちゃった本当の理由も教えてあげようか。俺がベースの人好きになっちゃってキモい無理だで仲間割れ。音楽性の違いも確かにあったけどね」 「……、……」 普段、あまり動揺することのない直人の心臓が、徐々に脈拍を上げた。どうしていいのか、適切な対応が、すぐに導き出��なかった。 「怖い? なら振り払ってもいいよ。今ならまだ終電にも間に合うし」 「……、な、んで」 結果、この状況で、直人の口からこぼれた言葉は、それだった。 「ん?」 「最初から……、これが目的だった?」 直人の控えめな視線が、西森に向けられる。 すると、試すような表情で直人を見ていた西森が、小さく笑い声を立てた。 「自分でもびっくりなんだけど、なんか、すげー好きなんだよね。直人のこと」 「……」 「いや、もうほんとびっくり。2時間くらい前まではこんなことする気全然なかった」 苦笑いで吐き出された言葉が嘘か本当か、今の直人には、判断ができなかった。 「ただ、嫌だったら本当に帰っていいよ。強姦する趣味はないし」 「……、」 直人は、迷うように視線を落とす。同時に、すぐに決断に至らない自分に気がついた。 そしてそれは、拒否して関係が壊れる恐怖からではない。直人は、そういった物にあまり執着しない性格だった。 ――なら、これは。 ゆっくりと、直人は西森の肩へ手を伸ばした。 「……あっは、マジで?」 西森が、逆に驚いたような表情を浮かべる。 「……知らなかったものを知ったら、意外と好きになるかも」 直人が、冗談交じりに言葉を発した。 「余裕そうだけど、男相手で反応するの?」 「それは、知らない」 「……何事も経験だよね。目瞑って違うこと考えててもいいよ」 そんなやり取りを終えると、西森の先導で二人はベッドへ移動する。 直人は自分の奥底にある感情までは捉えられないまま、今は、西森に身を委ねることにした。 *** 翌朝、直人は鈍い体の痛みで目を覚ました。 そして、次の瞬間には煙草の匂いが鼻に触れる。見ると、傍らで先に起きていた西森が、煙草を吸っているのが目に入った。 「ん、おはよ」 直人が目を覚ましたのに気がついた西森が、軽い挨拶を投げる。 直人は起き上がろうと身をよじるも、だるい体と走る痛みのせいで、上手く起き上がることができなかった。 「無理しないほうがいいよ。寝起きキツイでしょ」 「……」 直人は思わず小さなため息をつく。そして昨夜のことを思い出して、僅かに瞼を落とした。 ――最初に直人が西森の手で欲を吐き出した時点で、西森は、ここでやめても構わない、と申し出てくれた。 だが、それを断って受け入れることを選んだのは、直人だった。 受け入れたのは、ここでやめるのは何か違うと感じたことや、直人自身にも伴う気持ちがあったからだった。 男同士の性行為については直人も多少なりとも知識はあったが、終わってみれば痛みばかりが記憶に残り、気が滅入る思いが無いといえば、嘘だった。 西森は回数をこなすしかない、などと言っていたが、今の直人に、その言葉を信じることはできなかった。 それでも、心のどこかには満たされたものも感じて、西森を責める気は、微塵も起きなかった。 「飯食えそう?」 「……まだいい」 「そ。んじゃ休んでなよ。俺、ちょっと買い物行ってくる」 「……うん」 「あ」 「?」 「さっきメール来てたよ。はい」 西森が直人の携帯を手渡す。直人はそれを受け取ると、新着メールの差出人を確認した。 それは、直人の母親からのメールだった。 『今日は家に隆弘が一人なので、早めに帰宅してください』 本文には、それだけが書かれていた。 「……西森さん」 「ん?」 「今日、早めに帰ります」 「え、帰れる?」 「帰ります」 「……飯食ったら鎮痛剤だな。とにかく買い物だけ行かせて」 呆れたような苦笑を浮かべると、西森はどこか早足で部屋を出ていった。 直人は携帯を握り締め、枕に顔を埋めると、二度目の溜息を吐きだした。 体の痛みからではなかった。……急激に込み上げた罪悪感が、直人を襲っていた。 西森と体を重ねたこと自体には、不快感も後悔もない。ただ、家族の事を思うと、もの凄く重い罪を犯してしまったような気持ちに見舞われた。 そしてそれは、西森に見送られ、帰りの電車に乗り込んだあとまで続いた。 ――自分は昨日、同性と体を重ねたのだ。 ここにいる誰も、そんな事実は知らない。なのに、誰の視界にも入りたくないと感じてしまう。 出来るだけ気を逸らすように、直人はイヤホンをして、外の世界を遮断する。 ――だけどまた、西森さんに会いたい。 プレイヤーの音量を上げる。昨日、散々聞いたギターの旋律が、脳内に響く。 西森が自分に向けた言葉のひとつひとつが、音に乗って流れていく。 ――会いたい。 その後も、音に埋もれて身を隠すようにしながら、直人は自宅への家路を急いだ。 ***
まだ陽も登りきらない、休日の静かな住宅街。 気だるげな体を意識しないようにしながら、直人は予備で持ち歩いている自宅の鍵を取り出し、玄関を開いた。 とたんに、馴染みのある空気が肺の中へ入り込む。そのことで、自分が煙草の香りに鈍感になっていたことに気がついた。 とにかく着替えよう、と部屋へ向かおうとするのと同時に、軽快な足音がリビングから近づいてくるのに気がついた。 「直人! おかえり!」 音の方を見ていると、弟の隆弘が、嬉しそうに直人を出迎えた。 「ただいま。……母さんたち、出かけるって?」 「うん」 答えて、隆弘は不思議そうな表情で直人を見た。 「……どうかした?」 「直人、変な臭いがする」 「……」 直人は一瞬ぎくりとして、だが、すぐに西森の部屋で着いた煙草の臭いだと思い至った。 「ごめん、すぐに着替える。ご飯は?」 「食べた」 「そう」 答えて、直人は逃げるように自分の部屋へと向かう。隆弘は、再びリビングへ戻ったようだった。 気持ちわるいものが胸中を渦巻く。 ――罪悪感。 多分それが一番近いだろうと、直人は思った。 今日、帰ってきた母親に会うことを考えると気が重い。自分は、悪いことをして帰ってきたのだ。 なのに、それに反して、西森に会いたいという気持ちは消えはしない。 着替えを持って、バスルームへと向かう。一瞬鏡に映った自分の顔は、酷く疲れた顔をしていた。 なぜか、昨日の夜の出来事が脳裏に蘇って、咄嗟に鏡から視線を逸らす。とにかく今は、全てを一度リセットしたかった。 シャワーを軽く浴び、選択機を回して廊下へ出ると、再び隆弘がリビングから顔を出した。 「直人、今日は一緒にお絵かきしたい」 「……」 いつもならば二つ返事で頷く言葉だった。でも、今日は酷く居心地が悪い。 「……ごめん、ちょっと休みたい」 「じゃあ、直人の部屋で書いてていい?」 「……いいよ」 「わかった!」 一転して嬉しそうに答えると、隆弘は絵かき道具を取りに別の部屋へとかけていった。 直人は小さく溜め息を吐くと、ベッドへ向かうために自室へと歩き出した。 両親があまり家にいないこともあってか、直人は普通の兄弟より、少し強めに隆弘のことを気にかけていた。 でも、今は少しだけ、煩わしい。そして、そう感じてしまう自分に、また嫌気がさした。 「……、」 直人が自室へ辿り着き、ベッドへ身を投げ出したのと同時に、部屋の扉が開いた。 そのまま、隆弘が絵かき道具と、最近好きな戦隊物の人形を手にして、静かに直人の部屋と入ってくる。 そして床に画材を広げると、何を言うでもなく、真っ白の画用紙に色を走らせ出した。 「……」 直人はそんな隆弘の様子を、同じく何も言うでもなく見守る。 隆弘は、いつからか妙に空気に敏感になっていて、こうして、何も言わずとも適切な行動をしていた。 「……隆弘」 「うん?」 「今日、天気予報、見た?」 「見た! おひさまだった!」 「……そう」 答えながら、直人は昨日の西森との会話を思い出した。 "……明日の天気" "雨" 直人は、おもむろに窓の外へ視線を向ける。 当たると、言っていたのに。 「……はずれ」 ぽつり、と、直人が呟く。 視界の先には、雨なんて振りそうもない、晴れ晴れとした青空が広がっていた。 *** 「お疲れ様でーす」 乱雑と物が置かれたライブハウスの一室に、飄々とした言葉が飛び込んだ。 「お、西森くん。いらっしゃい」 自身がいつもかけている眼鏡を拭いていた橋元が、手を止めて振り返った。 「今日は誰が来んの?」 西森は、机の上にあったフライヤーを一枚手に取って確認する。 「うーん、あんまりピンとくる奴いないなあ」 「はは、たまにはそういうのも見てみたら? 意外と新しい発見があるかもよ」 「今はいいや。あんま興味ない」 素っ気無くそう言って、西森はフライヤーを机に戻した。 そうして、いつか直人が弾いていたギターのもとへ向かうと、手に取り戯れるように弦を弾いた。 「……ねえ、橋さん」 「ん? どうかした?」 橋元は眼鏡をかけ直して、改めて西森を見る。 「俺、直人のこと食っちゃった」 西森はふざけるように目を細めて言うと、ジャン、とギターで軽快な音を鳴らす。 「……え?」 対照的に、橋本は呆気にとられた顔を見せた。 「え? ……え、まって、直人あれでも中学生だよ?! 解ってる?!」 「もちろん」 再びジャン、と、今度はフラットな音を鳴らす。 「っていうかなんでそうなった?! 無理やりか?! 直人のこと脅したのか?!」 「ひっど。親戚のおじさんは過保護だなあ」 「おじ……!」 「残念ながら合意のもとです」 今度はジャカジャカジャン、とオチをつけるような音を奏でると、西森はギターを戻して傍らの椅子へ腰を下ろした。 「……ちょっと、頭が追いつかないんだけど」 橋元は言いながらこめかみを押さえた。 「びっくりだよね。俺もびっくり」 「……本当に合意?」 「合意も合意、大合意。疑うなら直人に聞いてみたら」 「……聞いて正直に言うかなあ、直人のやつ……。しかしなんだって直人も……」 はあ、と、橋元は大きなため息を吐いた。 「直人も立派な男だってことだよ」 「あのねえ、普通の男はそう簡単に男と寝たりしないんだって」 「世間一般的にはそうだよねえ。なんで直人は良いって言ったんだろ」 「だから、断れなかったんじゃないの」 「そんなことないよ。俺、ちゃんと挿れる前にやめていいよって言ったもん」 「生々しいこと話さなくていいから。……直人はああ見えて建前とか凄く気にするんだよ。だから」 「それも知ってる」 「……」 「わかりやすいのにわっかんないな、アイツ」 西森は妙に真面目な顔で言いながら、煙草の箱を取り出す。 「禁煙。吸うなら外」 「はいはい」 火の点いていない煙草を一本加えて立ち上がると、西森は部屋の外へ歩き出す。 「……西森くん、直人で遊んでるわけじゃないよね」 すれ違いざま、橋元が言う。 「……本気だから不安になってるんじゃん?」 再び目を細めて言うと、西森は今度こそ部屋を後にした。 一人部屋に残った橋元は、西森の消え��先を見ながら、眉をひそめる。 「……変に近づかせない方が良かったのかなあ……」 独りごちると、頭を抱えるようにして机に肘をついた。 *** 直人が西森と一晩を明かした日から、一週間が経っていた。 ――あの日以来、直人は西森と一度も顔を合わせていなかった。 ライブハウスも、避けるように帰路を急いだ。ギターを弾きたい気持ちはあったが、それ以上に、橋元と顔を合わせるのが嫌だった。 もしかしたら、西森と会ってしまうかもしれない。あんなにも会いたかった気持ちが、なぜか今は、戸惑いへと変わっていた。 塾のない放課後。この日も直人は、真っ直ぐに自宅へと帰るために駅を通り過ぎた。 時々、他校の生徒や高校生の姿が目に入る。彼らを見て居心地が悪くなるのは、もう何度目かわからなかった。 同じ男と体を重ねてしまった事実は、直人の中で、だんだんと後悔になろうとしていた。 学校で友人たちが下世話な話をするたびに、直人は、人知れず耳を塞ぎたくなった。 ――ヴヴッ… 「……?」 制服のポケットの中で、直人の携帯が震えた。 直人は、届いたメールの送信主を確認する。――西森だった。 気持ちがざわつくのを感じながら、直人は内容を確認する。 『最近ライブハウス来ないね』 件名の部分に、それだけ書いてあった。 「……」 無視して携帯を閉じてしまおうとして、直人の歩みは止まった。 無視してしまいたいのに、言葉の意図を考えてしまう。 『最近来ないね』。その言葉のあとに続くのは、"どうして"、だろうか。 ……それとも、"会いたいのに"、だろうか。 あの日、西森は直人に好きだと言った。そして、直人はその言葉を受け入れた。 なのに、あれから直人は西森と一切の連絡を取っていない。本来なら、連絡が来ないほうが不思議だった。 なんにせよ、きっと西森は待っていてくれたのだろう、と、直人は思い至った。 「……、」 直人は、返信ボタンを押して、文字を打ち込み始める。 『今日は行く』 送信を済ますと、通り過ぎた筈の駅へと、踵を返した。 路地裏を抜け、ライブハウスへ続く階段を降りると、直人は緊張した面持ちで、スタッフルームの扉を開いた。 「お、直人じゃん。久しぶり」 すぐに、橋元の笑顔が直人を出迎えた。 直人が部屋を見回すも、どうやら、室内には現在橋元しかいないようだった。 「……西森さんは?」 「西森くん? ちょっと前に帰ったよ」 「え……」 橋元の言葉に、直人は唖然とする。今日は行くと言ったのに、なぜ帰ってしまったのか解らなかった。 「……用事?」 「さあ? そろそろ帰るわーって出てったよ」 「……そう」 「で、直人は? 久々に弾きに来たんじゃないの?」 「……、」 橋本の問いへの返答はせずに、直人は再びライブハウスの外を目指す。 訳がわからなかった。携帯を取り出して、西森へのメールを打ち込む。 『行ったけどいなかった』 感情のまま、そう送った。 送ってから、直人は「はっ」とした。そもそも、西森は今日会おうだなんて、一度も言っていない。 近くの電柱で足を止めると、寄りかかって一息ついた。こんなにも動揺した自分に、直人自身も驚いていた。 きっと西森相手じゃなければ、仕方がないの一言で済ませている。 直人がそのまま若干の気疲れを覚えていると、再び、西森からのメールが届いた。 『暇ならうちに来なよ』 また、件名の部分にそれだけが書かれている。 「……」 今度は返信をせずに、直人は携帯をしまう。 あまり自覚したくはない期待を抱きながら、直人は、西森の部屋を目指して歩き出した。 *** 二回目になる部屋の一室のインターホンを押して、直人は中からの反応を待った。 緊張。恐怖。いま、直人が抱いている感情を表すならば、その類のものだった。 でも、それらの中に、ほんの僅かな楽しみが混ざっている。 直人が自分の足元を見ながら待ち続けていると、ゆっくりと、扉の開く音が聞こえた。 「おっひさ」 「……」 久し振りに見る西森の目を細めた表情に、直人は少しだけ、憤りを覚えた。 「あがりなよ。暇してたんだ」 そう言って部屋の奥へ戻る西森を追うように、直人も部屋へ入り込む。相変わらず、部屋の中には煙草の臭いが染み付いていた。 「どうする? 久々に弾く?」 部屋に入るも口をつぐんだまま立ち尽くす直人へ、西森が軽い調子で問う。 それでも直人が視線を合わせないまま黙り込んでいると、やがて、西森が吹き出した。 「あっは、すっげー不満そう」 「……おちょくられた気がしたから」 「わかってんじゃん」 臆面もなく答えると、西森は直人の側へ歩み寄った。 「一週間も恋人をほったらかしにした罰でーす」 小さく腰を曲げ、直人を覗き込むようにしながら言う。その口角は、ざまあみろ、と言いたげに上がっていた。 「……それは、」 反論しようとした直人を遮るように、西森が直人の額へ軽いデコピンを繰り出した。 「なに、ん……」 そしてそのまま、自らのそれで直人の唇を塞ぐ。 「…っ……、」 直人の肩に掛かっていた学生鞄がずり落ちる。西森の舌は、すでに直人の口内で好き勝手に遊んでいた。 「……っ、ちょっと、待って」 直人が一度は腕で西森を引き剥がすも、西森は簡単には食い下がらなかった。 「やだ。早く直人慣れさせたいもん」 「っ……!」 再び、西森が直人の唇を塞ぐ。今度は、先程よりも強く頭を抑えられた為、簡単に引き剥がすことができなかった。 直人が舌の感触へ気を取られているうちに、西森の手が、下半身へと滑り込んでいくのが解った。 「……、」 直人が、意図的に鞄を床へ落とす。 これ以上、抵抗する気が起きなかった。 罪悪感も、後ろめたさも、もう何も考えたくなかった。 ――ずっと会いたかったのは、自分の方だ。 その考えが直人の脳裏をよぎった瞬間、直人の腕は、西森の背へと回されていた。 今は、全部どうでもいい。 直人は西森へ身を委ねると、ゆっくりと、思考を手放した。 *** 直人と西森が再び体を重ねた日を境に、直人は、頻繁に西森の部屋へと出入りするようになっていた。 その頃には体もすっかりと慣れて、時には、直人から体を求めることもあった。 西森と体を重ねている間は、人間関係のしがらみも、家族間での責任も、全部忘れらる。 それが、直人が西森を求める、一番の理由だった。 そしてそれが「なにか違う」ということは、直人も薄々気がついていた。自分よりずっと大人な西森が、そのことに気がつかない訳もないと思っていた。 でも、西森はいつまで経っても、直人へ何も言わなかった。 そんな関係が続いていたある日、西森は一人、橋元の元を訪れていた。 いつかも見たような、眼鏡を拭きながら西森を出迎える橋元を横目に、西森は、適当な椅子へ腰掛けて、小さく溜め息を吐いた。 「どうしたの。西森くんが溜め息とは珍しいね」 「んー……。やっぱり、年の差って難しいのかなあって思ってさ」 「直人と上手くいってないの? ここに来る時とか仲良さそうにしてるじゃん」 「まあね」 「……惚気なら聞かないよ」 「仲はいいよ、仲は」 「どういう意味」 「直人はさあ、甘えられる人がいないんだよね、きっと」 「……なにかあったの」 「これでいいのかなあ、って思ってさ。いや、俺がどうとかじゃなくて、直人のためにね」 頬杖を付きながら、伏せ目がちに西森が続ける。 「俺は、直人を甘やかすの全然いいんだよ。直人のこと好きだし、えっちできるし。でも、直人をダメにしてるかもなあって」 「……直人はしっかりしてるから、大丈夫だと思うよ、俺は」 「それ。そういうのに、押しつぶされてんだよ、きっと」 「……」 橋元が、眼鏡をかけ直して西森を見る。 「離れたほうが直人のためかなあ、って思うんだけど、離れちゃいけない気もすんだよね」 「……難しい話だね」 「でしょ? もし、俺がもう会わないようにしよう、って言ったら、直人どんな顔するかなあ」 「……。頷いて終わりじゃないかなあ」 「でしょ?! でも、それって強がりでさ、そのあと直人どうやって生きてくんだろう、とか色々考えちゃうんだよ」 「西森くん、そんなに面倒見良かったっけ?」 「ね。俺もびっくり。前の恋人に散々ウザイって言われたのに」 はあ、と、西森は再びため息を吐く。 「次、直人にしたいって言われても、俺、拒否しちゃうかも」 「そしたらきっと悲しんじゃうよ、直人」 「だよねー。でもこんな気持ちで直人抱けないし」 西森はトントンと指で机を叩くと、急に立ち上がった。 「だめだ。ニコチン入れてくる」 そう言って、スタッフルームを出て行った。 西森を見送った橋本は、苦笑を浮かべる。 「……やっぱり、変に近づかせない方が良かったのかなあ……」 いつかのようにそう独り言を零すと、頭を切り替えるように、傍らにあったノートパソコンを弄りだした。 *** 「直人、そのギター、あげるよ」 西森が唐突に直人へ切り出したのは、直人の卒業も近づいた、冬の日だった。 「……え……」 西森の言葉を聞いて直人が零したのは、喜びではなく、戸惑いだった。 「卒業祝い。それに、いい高校受かったんだし? よく頑張りましたのご褒美」 「……」 直人は、弾いていたギターをまじまじと見る。買えば、結構な値段がするギターだ。 「あ、でも今日はまだね。そうだな……、直人が高校に入学して、俺にやりたいことをしっかり宣言できたらあげる」 「……卒業祝いじゃないの?」 「俺にとっても大事なギターだからね。そう簡単にはあげない」 西森は目を細めながら言う。からかうような冗談を言う時、西森はいつもこの表情を浮かべた。 「……わかった」 「うん。……あ、そろそろ帰んないとまずい時間だろ」 部屋の時計を確認して、西森が言った。直人は、相槌を打ってギターを元の場所に戻す。 この頃には、体を重ねる回数も減っていて、西森は、時間になると直人を返すようになっていた。 直人は物足りなさを感じるも、拒絶されたときのこと思うと、強く出ることはできなかった。 「……」 西森と別れ、一人電車に揺られながら、直人は、小さな予感を感じていた。 ギターをあげる、という話。時期的に、卒業間近なら、確かに卒業祝いでもおかしくはない。 ただ、なにか。直人の中に、一抹のさみしさが湧き上がっていた。 その後、直人は高校に上がり、約束通り、西森からギターを受け取った。 「音楽の道に進みたい。だから、軽音部にも入った」――そう、直人は西森へ伝えた。 西森は、いつものように目を細めて笑みを浮かべると、おめでとう、と、直人へ軽いキスをした。 でも、それだけだった。 ――そして、それ以来、西森はライブハウスへ姿を現さなくなった。 直人が橋元に西森のことを聞くも、橋元は、俺にも解らない、と言うだけだった。それが嘘か本当か、直人が知ることはできなかった。 直人は、自分から西森へ連絡をしなかった。西森がライブハウスに来なくなった、という事実が、直人をそうさせていた。 以前��感じた、小さな予感のせいもあった。あれは紛れもなく、別れの予感だったと、直人は思った。 そのうち、直人は西森のことを考えるのを、やめることにした。 結局、西森から貰ったギターも殆ど触る気が起きず、直人はバイトの貯金で、新しく安価なギターを買った。 それから、直人が成人を迎えて西森の年齢を超えても、西森と直人が言葉を交わすことは、二度となかった。 *** 「……というのが、あのギターにまつわる話」 薄暗い一室のベッドの上で、直人は、そう、話を締めた。 直人の腕の中では、年下の、今の恋人である一夜という名の少年が、すっぽりと収まっている。 「たしかに、自然消滅だな、それは」 直人の言葉に、一夜は静かにそう返した。 「でも、直人さんがあのギターを新居に持ってこなかったの、納得したかも」 西森から貰ったギターを、直人は新居へ越すと同時に、ライブハウスへ預けていた。 そして、直人が今回過去を振り返ることになったのは、そんなギターにまつわる一夜の要求がきっかけだった。 いい加減、昔の恋人とギターのことをちゃんと聞きたい――何度目かのまぐわいの後、一夜は、直人へそう強く申し出た。 一夜はなかなかに察しがよく、直人がなんとなく誤魔化せばいつもそれを悟って引き下がるが、この日の一夜はそうではなかった。 だから、直人も潮時かと、あまり積極的に話したくは無い過去の話を、一夜へと語ることにした。 「今度こそこれで全部だから。……これ以上は聞かれても困る」 「うん、サンキュな。……それにしてもさ」 一夜は改めて直人を見ると、続ける。 「前に、直人さんがその……西森さんを見かけたことがあっただろ?」 「……クリスマスの時だっけ」 「そう。なんか、その時見た人と、少し印象が違う気がするんだけど」 「……うん」 直人は静かに答えると、思い出すように、遠い目で視線を逸らした。 「だから、俺も西森さんかははっきりと解らなかった。ただ、煙草の銘柄が一緒だったのと、バイクが、昔俺に訊いたのと同じだったから」 「なるほどな……」 年齢も、自分の目測だと三十代くらいだった、と、一夜は思い返す。それなら、大体の条件は話の人物と一致している。 「……俺にとっては、あまりいい経験ではないから。それを君に重ねて、もどかしい気持ちをさせてしまったとは思ってる」 「それは……、まあ、仕方ないしな。直人さんの気持ち、わかるし」 一夜にとって、今のような距離感で直人と過ごせるまでは、とても長く感じることだった。 だが、直人自身が感じた思いを汲めば、そうなってしまうのかもしれない、とも思った。 「……ギター」 「ん?」 「一夜が聞きたいなら、今度、聴かせる」 「……マジか」 「うん、簡単なものだけど」 「それでいいから聴きたい」 目に見えて嬉しそうな一夜の反応に、直人も微笑を浮かべる。堪らなくなって、一夜を抱きしめる腕に力を入れた。 「じゃあ、予定の会う日に」 「ああ、楽しみにしてる」 どちらからともなく軽いキスを交わして、「そろそろ寝よう」とお互いに瞼を落とす。 滅多に口にすることはないが、直人は、腕の中の少年に出会えてよかったと、何度も思ったことがあった。 そしてこの先は、それを伝えていきたいとも、思っていた。 思い返せば、どちらも出会いのきっかけは、決して良いものではなかった。 でも、だからこそ。 こうして今があることが、直人は、なによりも幸せに感じた。 きっとこの関係は、この先も強く、続いていく。 傍らから聞こえる小さな寝息を聞きながら、直人も、ゆっくりと眠りに落ちていった。
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過去のブラスト作品達😊 最近嬉しかったのが、自分と相性のいい神社ってどこだろうと思って調べてて、私が水属性だったから水の神様の龍神様と相性がいいっていうのがわかって一人テンション上がってます🥰🥰 財布も印伝の龍🐉 和柄の龍とか鳳凰大好き🥰🥰 あと箱根の九頭龍神社が相性いいらしくて、何も知らない時からお参りしててなんか縁を感じました🥺 導かれてる気がする🐉🌅 相性も大切にしつつそれ以外のたくさんの神社仏閣にも行きたい☺️ @wagokoro_glass フォロー、コメント、いいね、DM いつも励みになります☺️🌸 ありがとうございます😊💕 🌸2023年イベント出店🌸 1./28.29 上野マルイB1 arne Store POP UP 12:00〜20:00 2/5 フォレストモール河口湖フリマ 8:00〜夕方頃まで 3/5 フォレストモール河口湖フリマ 8:00〜夕方頃まで 是非是非お立ち寄りください🥰 #arne #アルネストア #Creema #ガラス #ガラスフュージング #アクセサリー #手仕事 #冬 #相模原市 #相模原 #つぎやんライブメンバー #glassfusing #glass #handmade #和ごころglass #龍 #龍神様 https://www.instagram.com/p/CnMa4JRvr28/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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2021年10月29日(金)
今日は月末の週末、それなのにツレアイは休みを取れたとのこと。それは重畳、ゆっくり休んでと言いながら(走り回るのはわかっているが)、自分の弁当だけを用意して東寺前経由で出勤する。あれ、デジャブ?
5時起床。
日誌書く。
寿司+ネギタマ汁+ヨーグルト+豆乳。
洗濯1回。
可燃ゴミ、30L*1&45L*1。
ツレアイは休み、自分の弁当だけ用意してひとりで出勤する。
研究室前に置いた箱は「研究倫理eラーニング」の修了証書提出用、本日締切なのですでにかなり入っている。履修者名簿にチェックを入れる。
「インターンシップ」の事後レポートも本日締切、Classroomを確認すると全員提出されていた。確認メールを配信する。
金曜日2限は「情報社会と倫理」、今日のテーマは「知的財産」。かなりボリュームのある内容だが、大学生に必要なものとして「著作権」とその利用上の留意点を強調する、「私的利用はかまわないが、無断で公開してはダメ」。後半の補足コーナー(?)はスマサポチャンネルを使っての最新スマートフォンをめぐるあれこれ、今日のテーマは<eSIM>、ミニレポートは「SIMを自分で抜き差ししたことはありますか」。
ランチ、🍱+🍊。
職場のWindows10マシン、情報処理教育センター管理のものだが、解像度は1920*1080。自宅環境とずいぶん差が出てしまったが、業務のみと割り切ってつき合うしかないね。
月曜日の「社会貢献論」の資料作成、テーマは「SDGsの光と影」。批判的に本質を検討する作業のほんの一端だけでも紹介したい。
14時20分帰宅。
入れ違いでツレアイは龍谷ミュージアムへ。
西大路七条・ライフで買い物、タマネギ・ニンジン・セロリ・タコ。
ツレアイは五条マツモト経由で帰宅、早い時間に夕飯準備。
冷蔵庫の大掃除、昆布締めポークソテー・さんだかん燻製工房のスペアリブ・イカとタコの刺身・キャベツ+レタス+トマト、かき玉汁。
まずは燗酒、それからワイン。
録画番組視聴。
シャーロック・ホームズの冒険 (12)「赤髪連盟」
質屋を営むウィルソンは、最近雇い入れた従業員に勧められて、ある「連盟」の欠員募集に応募する。赤い髪の男性というのが条件で、簡単な仕事で稼げるという。担当者は一目で彼を気に入り即採用。勤務中は建物から出ることを厳しく禁じられるが、実際、辞書を写すだけの楽な仕事だった。ある日いつものように出勤すると、入口に連盟を解散するというメモが。いったい何が起きたというのか?イギリス1985年制作。
程よく酔いが回ったところで早めにダウン。
やはり授業が1コマだけだと、歩数が足りなくなる。水分は1,600ml。
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◆artherapie(アルセラピィ) 新作が入荷致しました◆ 【ネオドラゴン2つ折りがま口財布(SILVER)】 定価:19,800円(税込) 弊社通販サイト商品ページ⇒http://www.gallery-jpg.com/item/230862-71/ artherapie 株式会社ホワイ製〔WHY Co.,Ltd〕 素材:牛革 サイズ:約高さ110mm×横幅120mm×マチ幅35mm カラー:シルバー カード入れ:9枚 日本製 前作のドラゴンシリーズをベースにした新シリーズ「ネオドラゴン」がリリースされました。 ドラゴンのデザインも新たに判も新調した今回のシリーズ。 より立体感のある型押しに、以前と同様に職人の手作業による着色で仕上げられています。 『がま口』について詳しい説明はこちら ※ご覧頂いている媒体により、色の見え方が多少変わる場合がございます。 ※店頭でも同商品を販売しておりますので、通販サイトの在庫反映が遅れる場合があり商品をご用意出来ない場合がございます。予めご了承頂きますようお願い致します。 Gallery なんばCITY本館1F店 〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波5-1-60なんばCITY本館1階 【営業時間】11:00~21:00 【休館日】4月無休、5月無休 【PHONE】06-6644-2526 【e-mail】[email protected]
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中国でコロナ感染者の逆輸入が目立つ。詳細な現状のデータと、海外から帰国した中国人たちが持ち帰るウイルスによる第二波の到来を防ぐべく中国が取っている緊急対応策を考察する。
逆輸入コロナ感染者の最新データ
中国では今もなお、時々刻々各地のコロナ感染者数等に関するデータが更新され発表されているが、中国政府の行政機関の一つである中国衛生健康委員会は、一日に一回、その日の全国的な総数を各感染分類にわたって報道する。
4月12日の国家衛生健康委員会の発表における、「逆輸入」によるコロナ感染の最新データが注目を浴びた。
逆輸入とは、本来中国の湖北省武漢で大量発生した新型コロナウイルス肺炎患者が世界に拡散して各国でコロナ患者が大量発生しているわけだが、中国は3月10日に峠を越し、武漢を含む湖北省での感染者はほぼ毎日ゼロという状態を見せ始めた。ところが、海外における感染状況があまりに激しいものだから、今度は海外にいる中国人が逆に中国本土に戻ろうとして、その時にウイルスを運んで入国しようとする。この現象を「ウイルスの逆輸入」と中国では表現している。
以下、発表の内容をご紹介する。いずれも4月12日「1日間」のデータである。
1.31の省・自治区・直轄市と新疆生産建設兵団の報告によれば、4月12日(1日間)の新規感染者が108例で、その内98例が国外からの逆輸入病例で、10例が本土(中国大陸内)の病例(黒竜江省7例、広東省3例)である。
2.新規死亡者数は2例(湖北省2例)で、新規疑似感染者は6例(いずれも海外逆輸入で黒竜江省4例、上海2例)である。
3.4月12日に退院し��新規退院者数は88例、当日、医学観察が解除された濃厚接触者数は1092人、同じく当日、重症から脱した患者の数は18例である。
4.逆輸入感染者確定患���の現時点における総数は867例(重症患者38例)で、現時点での疑似感染者数は総計で72例である。累計では逆輸入確定患者は1378例、累計の治癒退院患者は511例。逆輸入の中の死亡例はゼロである。
5.4月12日時点での全国の確定患者数は1156例(そのうち重症病例121例)で、4月12日までの累積治癒退院者数は7万7663例、累積死亡者数は3341例、累積確定患者数は8万2160例、現在の疑似感染者数は72例、濃厚感染者の追跡は累計で71万9908人、今もなお隔離施設で観察中の濃厚感染者数は9655人である。
6.全国の新規無症状感染者数は(4月12日だけで)61例、そのうち逆輸入は12例。また当日無症状から確定患者と認定されて入院した病例は28例(全て逆輸入感染者)で、当日医学的監察を解除された無症状感染者は55例(逆輸入は9例)。未だ無症状感染者として隔離され医学的観察を継続しているのが4月12日時点で合計1064例(内、逆輸入307例)。
データから何が見えるか
中国の全人口が14億人であるとは言え、一日の新規患者数が108例で、その内98例が国外からの逆輸入病例であるというのは、かなり大きな要素である。91%が逆輸入だ。
ここには書いてないが、98人の内、「黒龍江省49人(全員が黒竜江省の牡丹江)、内モンゴル35人、上海11人、天津1人、山西1人,吉林1人」となっている。
圧倒的に北に多い。つまりは、ロシアと国境を接している地域が多いことになる。
上記報道の「4」で「逆輸入感染者確定患者の4月12日における総数は867例(重症患者38例)」となっている。また「累計で、逆輸入確定患者は1378例(累計の治癒退院患者は511例)」ということは、「逆輸入感染者の入国によって中国のコロナ感染第二波が来るかもしれない」と中国が警戒するのは当然のことだろう。
そこで中国は以下に述べる緊急対応策を取り、正に「緊急出動」に着手した。
本稿では黒竜江省に絞って考察する。
中国が黒竜江省で打った緊急対応策
4月11日付けの新華網は「外に対しては輸入を、内に対しては拡散防止を――黒竜江綏芬河(すいふんか)疫病防疫第一線」という見出しで「緊急対応第一線」の様子を伝えている。中央テレビ局CCTVでも叫ぶように激しく力を入れて報道した。
それによれば3月27日から4月9日の間に中露国境にある港町綏芬河市では、ロシアから中国側に入境した者の内、151人がコロナ確定患者で、148人が無症状感染者とのこと。
黒竜江省の綏芬河市はロシアの野菜供給地区のようになっているため、ロシアからの商人がひっきりなしに渡ってくる。そこで中国政府は綏芬河の検疫を厳重に取締り、かつ全員を先ず隔離して、PCR検査と血液検査による両方の検査に合格して初めて解放される。合格しない場合は(陽性の場合は)別の(医学的監察の厳しい)隔離施設あるいは病院に送る。
入境者と接触した人は、必ず指定したホテルに宿泊し、他の人と接触しないようにする。
また綏芬河市にある人民医院は、本来コロナ患者を受け入れる病院ではないので、受け入れ設備が不十分だ。そこで、わずか「3日間」で 綏芬河市人民医院を改造し、300床を準備して、先ずは逆輸入の無症状感染者を受け入れることとした。
さらに綏芬河市のホテルは隔離宿舎として指定され防疫スタッフが保衛し、体育館も隔離点に改造され警戒線が布かれた。
また冒頭の報道の「1」にあるように4月12日の1日だけで黒竜江省には7例の非逆輸入経路の感染者がいたので、これは逆輸入感染者からの二次感染であることが考えられることから、いざ爆発的に増えた場合に備えて、すぐさま方艙医院を改造建築している。
600床の受け入れ態勢で、患者のベッドは3階から11階にあり、2階と1階は医療従事者や周辺業務従事者たちの生活空間としている。
4月5日の夜には34名の医療従事者から成る牡丹江紅旗医院の第1期支援チームが綏芬河市の方艙医院に到着した。
また3月31日以来、黒竜江省の省レベルからも71人の医療関係者が綏芬河市と牡丹江市に派遣されており、牡丹江市は151人の医療関係者を中心として支援チームを綏芬河市に派遣している。
住民が外出する時には、必ず当局が健康コードをスキャンして「追跡」を続ける。猫の子一匹通さない厳しさである。
こうして第二波が押し寄せないように厳戒態勢を取っているのが中国の現状だ。
それに比べて日本は
冒頭に書いた報道の「6」にある「無症状感染者」に対する中国の対応は注目に値する。
日本では無症状感染者だけでなく、軽症感染者でさえ自宅待機させている地域が多い。日本政府が「国」として絶対的な方針を示さず、財政的補償を避けるために何もかも「自己責任」で、国家としての責任を取ろうとしないからだ。このような国も珍しい。
これでは感染を抑えることは出来ないのは明らかだろう。
中国でも、ごく初期の間は試行錯誤的に自宅待機者もいたが、中国の伝染病や免疫学の最高権威である鍾南山院士が、ウイルス感染している者には全て、ウイルスを他人に感染させる危険性があるので、必ず隔離しなければならないとして、全員を隔離施設に入れる方法に早期から切り替えている。
安倍内閣は「国民の命」が優先なのか、それとも「国の懐(ふところ)具合」が優先なのか。
何もかも「自粛、自粛」で国が「補償付き休業」を指示することを怖がっている。個人の人権を守るため(私権制限を回避するため)などという理屈は、この生死を分けたウイルス戦では通用しない。「人権」「私権」以前に「人命」が失われる。
その自覚も覚悟も安倍内閣にはない。
追記:なお黒竜江省当局は4月13日、「もし検査を潜り抜けた不法越境者を当局に通報した場合は賞金として3000元(約4万5千円)を、本人が不法越境者を捕まえて当局に連行した場合は5000元(約7万5千円)を賞金として与える」という通達を出した。中国政府の本気度が窺える。
(なお、本コラムは中国問題グローバル研究所の論考から転載した。)
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展覧会評:岡田裕子「DOUBLE FUTURE」
これは、2019年7月10日から8月10日にかけて東京のミヅマアートギャラリーで行われた、日本の現代美術家岡田裕子の個展である「DOUBLE FUTURE」展の展覧会評である。ここでは、岡田のユーモアの感覚という切り口から展示作品全般について考察した後、出品作のひとつ《エンゲージド・ボディ》のジュエリー作品について個別に考察する。
岡田裕子のユーモアの感覚と近未来
ユーモアの感覚は重要である。深刻な状況や話題におかしみを加えることは、その場の雰囲気や相手の心情を軽くするのに役立つ。また、美術作品にうまく取り入れれば、鑑賞者の理解の促進剤にもなるし、きつい皮肉をやわらげることもできるが、状況や己を客観視できる冷静さと知性が求められる高度な技でもある。
岡田裕子はこれまでいくつもの作品にユーモアを採り入れてきた。本展に出品された、展覧会タイトルが指し示す通り、ふたつの近未来を仮想した作品もその例に漏れない。そのひとつが映像作品《俺の産んだ子》(2002年)である。壁に映る映像は縦に二分割され、一方には子宮移植手術を受け出産を心待ちにする妊娠中の若い男性の日常、もう一方の画面には、男性の妊娠から出産のメカニズムや、社会の側の受け入れに関する問題点を解説する産科医が登場する。また、この作品と併せて、お腹の大きな若い男性がブリーフ1枚でこちらに笑顔を向ける虚構のマタニティ・フォト《未来図》の写真シリーズ(2003年)も展示された。男性の妊娠という突拍子もないアイデアに、加工を施した写真とそれらしい解説で現実味を補強し、本来は女性限定の営為である妊娠と出産を、虚構の設定を通じて男性への主体の転換を図った画期的な作品群である。
同時に展示された、ジュエリーや映像、オブジェなど複数のメディアで構成される《エンゲージド・ボディ》(2018年)もまた、近未来の医療を扱う。この作品が描くのは、再生医療の一般化が進む未来、細胞や臓器のドナーとレシピエントが、一度だけ身元を伏せてやり取りができるという設定に基づく作品だ。この設定においては、両者間で金銭授受が禁じられているため、レシピエントは再生された臓器を象ったジュエリーを作り、それをドナーに贈って謝意を示す。そのジュエリーがエンゲージド・ボディ・ジュエリーである。これらのジュエリーが、全体をワインレッドで統一したマネキンやトルソ、ショーケースに配置されて会場全体に設置されている。壁に映る映像作品には架空のトーク番組「あなたに会いまショウ」が映し出され、司会者役の岡田がゲストの細胞生活学者ムト・カオリ氏を迎え、再生医療の現状や日本の「返礼」の慣習に端を発するエンゲージド・ボディ・ジュエリーの広まり、スーパードナーの存在と今後の課題などについて話を聞く(番組の最後でふたりの顔が割れ、実はサイボーグであることが明かされる)。
この《エンゲージド・ボディ》には不可解な点がある。それは作品の時代設定とは裏腹に、全体的に未来感が感じられず時には時代が逆行している印象すら受けることだ(例えば、駄洒落めいたトーク番組のタイトル、映像中の岡田とムトの服装やセット、ジュエリーのデザインなど)。
筆者は、この不可解を解く鍵は岡田のユーモアの感覚にあると考える。近未来という未知の世界を現代人である私たちに引き寄せる方策のひとつとして、視覚面で未来的洗練を排した演出によって、鑑賞者の心理的障壁を取っ払うのだ。これは、岡田が得意とする笑いという名の芸であり配慮であると思う。だが残念なことに、それを特に《エンゲージド・ボディ》が描く近未来と組み合わせると、時代設定との乖離の大きさが目立ち、作品理解の妨げとなってしまっているように見えた。おそらくこのことは、これまでの岡田の巧みな笑いの用法を考えると、岡田の芸風とテーマとの相性の悪さということに尽きるように思われる(《俺の産んだ子》にも同様の未来感の欠如は見られるがそれが違和感とはならず、突飛な設定を理解する手助けとなっているように見える)。
《エンゲージド・ボディ》のジュエリーは何を示唆するか
ここからは《エンゲージド・ボディ》の、ジュエリーに的を絞りたい。その前に、これらのジュエリーについてもう少し説明が必要だろう。本展には肺、脳、胃、腎臓などをモチーフとした計9点が出品されたが、それらはいずれも、岡田が自身の臓器のスキャン画像を入手し、それを3Dプリントして指輪やピアス、ティアラなどのジュエリーに仕立てて表面に金箔を施したものである。その多くは、モチーフとなる臓器が、実際の体内の位置と呼応するようにデザインされている。例えば、肺であればチェーンから下げる両耳用のピアスにして胸元まで垂れるようにされていたり、脳血管のスキャンはティアラに仕立てられていたりという具合である。
これらのジュエリーについて、先の「あなたに会いまショウ」によれば、本作が仮想する未来の世界ではエンゲージド・ボディ・ジュエリーの制作教本も出回っているそうだから、必ずしもジュエリー制作のプロが作ったものを想定していないと考えて良いだろう(だが、指輪など一部の作品はある程度の専門技術の習得なしには制作が難しそうにも見える)。そして、本展に際して出版された作品集「DOUBLE FUTURE ─ エンゲージド・ボディ/俺の産んだ子」に「どんなシチュエーションで身につけるものにするかというデザイン面は時間をかけました」(※1)という岡田自身の言葉もあるように、実際の装着を視野に入れて作っている部分もある(ただし、それは生活レベルのそれとは限らない。仙骨と尾骨のマスクや脳血管のティアラは、日常生活では装着の機会がない。だがそれゆえにこの2点は、デザイン時の制約が少なかったせいか、装身具としての造形的な面白みは突出している)。
これらの点を踏まえて言えるのは、この作品は、岡田自身と岡田が想定する一般の人々の装身具観に基づいているという点である。その装身具観とはどのようなものか。それは、個の思い(ここではドナーへの謝意)の受け皿としての私的な物体、日本の返礼・贈答の文化および絆の象徴、ファッションアイテムとしての装飾品、そして金銭的価値を持つ貴重品だ。特に最後の金銭的価値の側面が良く表れているのは《肥大した脳の指輪》である。ひとつ石の指輪の石が脳に置き換えられ、ブレスレットほどの大きさまで拡大されたこの指輪は指輪としての機能を失い、ありがたそうに金の座布団の上に鎮座する。さらに、映像でムト博士の口から紹介されるホームレスのスーパードナー「源さん」が多くのジュエリーを贈られて財を成したというエピソードにも、実利的な側面の強さが浮き彫りにされている。
この中でファッションアイテムとしての装飾品という点に着目すると、実は全体的に女性の装着のみを想定していることがうかがえる。そのことは、ディスプレイのマネキンが女性のボディのみだったことや、全体のデザインを見る限り、ほぼ間違いないだろう。当然、どのアイテムも男性がつけたって良い。だがそれは、あらかじめ男性のためにデザインされたものを装着するのではない分、多くの男性にとって心理的なハードルが高いし、装着した時に様になって見えるためには、かなり高度なファッションセンスを必要とすることは想像に難くない。
ここから読み取れるのは、あっけらかんとした性の棲み分けである。そしてこれは、2019年現在における、少なくとも日本の多くの人の装身具観が表れていると言っていいと思う。現代日本でジュエリーをファッションアイテムとして楽しんでいるのは、大部分が女性であるからだ。だが、装飾の文化は時代に合わせて千変万化するものであることを思うと、現在の価値観がそのまま未来に引き継がれると考えなくても良いはずだ。もちろん装身具だからといって装着の一点のみにこだわる必要はないし、性差のあるところすべてそれを打ち消して回らければならないわけでもない。特にこの作品においては、実用性以上にドナーとレシピエントの絆の証という心理的な側面の比重が大きいことは明らかである。だが、多くを望み過ぎであることは自���しつつも、《俺の産んだ子》である意味生物学的な性差を軽々と超越して見せた岡田が、時に男女の社会的立場の違いを如実に表してきた装身具という媒体においても、性差に対して何らかのアプローチを試みていたらどうなっていたか、見てみたかった気もする。
※1:岡田裕子(2019). DOUBLE FUTURE――エンゲージド・ボディ/俺の産んだ子 求龍堂 p.58
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作品概要
第七劇場 × 愛知県芸術劇場 × 愛知県美術館 ムンク|幽霊|イプセン 原作:エドヴァルド・ムンク、ヘンリック・イプセン 構成・演出・翻訳:鳴海康平 ムンクが描いたイプセンの「幽霊」。
愛知県美術館に2016年に収蔵されたムンクが描いた《イプセン「幽霊」からの一場面》と、そのモチーフとなったイプセンの「幽霊」。ノルウェーが生んだ2人の巨匠が残した作品を原作に、第七劇場が愛知県芸術劇場と愛知県美術館と協働し、パフォーマンス作品を上演。
※本作品は、愛知県美術館[コレクション展]展示室内でのモノローグパフォーマンスと、愛知県芸術劇場 小ホールでの演劇作品「幽霊」上演の2つのパフォーマンスが実施されます。
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会場 愛知県美術館[コレクション展]展示室4 愛知県芸術劇場 小ホール
名古屋市東区東桜1-13-2 地下鉄東山線または名城線「栄」駅下車、徒歩5分 (オアシス21から地下連絡通路または2F連絡橋経由) ⬇
日程 美術館パフォーマンス 2020年1月8日(水)〜13日(月祝) 劇場パフォーマンス 2020年1月10日(金)〜13日(月祝)
※1月9日、高校生招待ゲネプロを実施。詳しくはこちら。 ※託児サービスあり。詳しくはこちら。 ※1月9日、ゲネプロにて「あなたの感じた『幽霊』を描こう!」企画を実施!詳しくはこちら。 ※美術館パフォーマンス上演時間 約20分 ※劇場パフォーマンス上演時間 約90分 ⬇
出演
[劇場パフォーマンス] 木母千尋、三浦真樹 桑折現 山形龍平、諏訪七海
[美術館パフォーマンス] 菊原真結 上条拳斗、藤沢理子、藤島えり子、松本広子、三木美智代 ⬇
スタッフ
舞台美術:杉浦充 舞台監督:北方こだち 照明:島田雄峰(LST) 音響:平岡希樹(現場サイド) 衣装:川口知美(COSTUME80+) フライヤーレイアウト:橋本デザイン室
ノルウェーを同郷とする画家ムンクと作家イプセン。その二人を『幽霊』でつなげるというのは、あまりにも話ができすぎているようにも思います。二人が見ていた、もしくは二人を見ていた幽霊とは何だったのでしょうか。今回、愛知県芸術劇場と愛知県美術館の協力で実現したこの企画では、ムンクのテキストや、ムンクを巡るテキストを中心にしたモノローグパフォーマンスを美術館で、イプセン『幽霊』とムンクが描いた『幽霊』のムードスケッチを原作に舞台作品を劇場で上演します。幽霊として浮かび上がる因習や慣習、愛や結婚、義務と自由などに対する伝統的な価値観。おそらく今の現れるその幽霊の正体に少しでも近づけられたと考えています。 鳴海康平(第七劇場 演出家)
「ムンク|幽霊|イプセン」は美術館と劇場でパフォーマンスが行われます。流れる時間も鑑賞方法も異なる二つの場所を繋ぐの���イプセンの戯曲『幽霊』です。イプセンがリクスモール(デンマーク・ノルウェー語)で執筆し1881年に発表したこの戯曲は、前作「人形の家」のノラのもう一つの姿としてよりセンセーショナルなものとして受け止められました。日本では明治40年(1907年)ドイツ語からの翻訳として紹介され、100年以上経った今も度々上演され続けています。今回の上演が《今ここにいる私たち》がムンクの作品を通してイプセンの言葉と繋がるスリリングな体験となることを楽しみにしています。 山本麦子(愛知県芸術劇場 プロデューサー)
ベルリン・ドイツ劇場の監督兼演出家のラインハルトが、近代心理劇上演のために新設した小劇場の座席数は、愛知県芸術劇場小ホールとほぼ同じ300席余り。1906年秋のこけら落とし演目として同年5月に没したイプセンの『幽霊』が選ばれ、舞台美術や衣装の色合い、演者のポーズなどを含めた全体の雰囲気イメージ画がムンクに依頼されました。ムンクが各場面に応じて何枚も描いた構想画の中でも印象的な一枚がこの作品です。視線を合わせずうつむく人物たちの顔を照らす黄緑の不気味な光、物語を支配する血の因縁を象徴するかのような赤。ムンクはイプセンの霊からの視線も感じつつ描いていたことでしょう。 深山孝���(愛知県美術館 美術課長)
エドヴァルド・ムンク Edvard Munch 《叫び》の作者として世界的に有名なノルウェー出身の画家。若い頃、故郷では評価されず、ドイツで開いた個展は保守派の攻撃により1週間で打ち切りとなる。この「ムンク事件」で有名になり、ドイツを拠点に活動。その後故郷で開かれた大規模個展にイプセン(67歳)が訪れ、ムンク(32歳)に「敵が多いほど、多くの友に恵まれる」と言ったとされる。その後、イタリア、フランス、ドイツ、ノルウェーで活動した。
ヘンリック・イプセン Henrik Ibsen ノルウェー出身の劇作家・詩人。「近代演劇の父」と呼ばれる演劇史上の巨人。シェイクスピア、チェーホフと並び、現在でも世界中で盛んに上演される。19世紀当時一般的だった勧善懲悪の物語や��史上の偉人が登場する大作から離れ、個人の生活や現実の社会の課題などを題材に戯曲を執筆。
エドヴァルド・ムンク Edvard MUNCH 《イプセン『幽霊』からの一場面》 1906年 テンペラ、画布 愛知県美術館蔵 1905年、ベルリン・ドイツ劇場の芸術監督となった演出家兼プロデューサーのマックス・ラインハルトは、隣接する建物を座席数300余りの小劇場(Kammerspiele Theater)に改装。1906年秋のオープニングプログラムに、同年に亡くなったイプセンの「幽霊」を選び、その舞台美術のムードスケッチをムンクに依頼。そのうちの一つが上記の作品であり、2017年より愛知県美術館蔵。
イプセン「幽霊」
1881年発表。「人形の家」同様、センセーショナルな反応と非難を巻き起こす。愛のない結婚だが放埒な夫のもとに留まったアルヴィング夫人。夫の死後、夫の偽りの名誉を讃える記念式典を前に、息子オスヴァルがパリから帰ってくる。しかし、息子と自分、そして女中レギーネ、その父エングストラン、牧師マンデルスとの間で、因習や慣習、愛や結婚、義務と自由などに対する伝統的な価値観が幽霊のように浮かび上がる。
第七劇場 Dainanagekijo 1999年、演出家・鳴海康平が早稲田大学在学中に設立。国境を越えられるクリエイションをポリシーに作品を製作。ストーリーや言葉だけに頼らず、舞台美術と俳優の身体とともに「風景」によるドラマを築く独特の舞台空間が海外で高く評価される。国内外のフェスティバルなどに招待され、これまで国内24都市、海外4ヶ国(韓国、ドイツ、フランス、台湾)9都市で公演。2006年より東京都豊島区 atelier SENTIOを拠点とする。2013年、代表・鳴海がポーラ美術振興財団在外研修員として1年間のフランス滞在から帰国後、日仏協働作品『三人姉妹』を新国立劇場にて上演。2014年より三重県津市美里町に拠点を移設し、Théâtre de Bellevilleのレジデントカンパニーとなる。 代表・鳴海はAAF戯曲賞審査員(第15回〜)。第16回大賞受賞作「それからの街」(額田大志作・愛知県芸術劇場小ホール・2017)上演の演出を務める。
【website http://dainanagekijo.org】 Photo: ワーニャ伯父さん(三重県文化会館・2019)
杉浦 充 SUGIURA Mitsuru 1978年愛知県生まれ。金沢美術工芸大学彫刻専攻卒業後、ドイツ国立デュッセルドルフ美術アカデミー舞台美術専攻卒業。2011年より8年間、舞台美術家ヨハネス・シュッツに師事する。欧州を中心にザルツブルク音楽祭、パリ・オデオン座、ウィーン・ブルク劇場、ベルリーナアンサンブル、フランクフルト歌劇場などで、演出家カリン・バイヤー、リュック・ボンディ、ヨハン・シモンズ、ローランド・シンメルプフェニヒなど数々のプロダクションに、舞台美術助手あるいは共同舞台美術家として参加。現在ベルリンと愛知を拠点に活動。
⬇ ⬇ ⬇ ムンク|幽霊|イプセン 主催:合同会社第七劇場、愛知県芸術劇場、愛知県美術館 協力:長久手市、猫町倶楽部、三重県文化会館 日本語字幕協力:NPO法人 名古屋難聴者・中途失聴者支援協会 製作:第七劇場 助成:芸術文化振興基金 お問い合わせ:第七劇場 [email protected] 070-1613-7711(平日10〜18時)
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聴講メモ 堀部政男情報法研究会・森田朗行政学研究会共同シンポジウム ~個人情報保護法の見直しと医療・防災における個人情報の利活用~
聴講時に入力したメモです。断片。配布資料等からのメモも引用符はありません。 聞き取り間違い等、あります。おかしな部分は記録者のせいです。
開催案内:https://horibe-morita20190820.peatix.com/ 日 時:2019年8月20日(火)10:00〜17:30 会 場:津田塾大千駄ヶ谷キャンパス 主 催:堀部政男情報法研究会・森田朗行政学研究会 共 催:一般社団法人日本ユーザビリティ医療情報化推進協議会(JUMP) 一般財団法人情報法制研究所(JILIS) 後 援:個人情報保護委員会 国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター 理化学研究所AIP(依頼中) 情報法制学会(ALIS) 情報ネットワーク法学会 一般財団法人日本情報経済社会推進協会 一般財団法人日本データ通信協会 株式会社KDDI総合研究所
(以下、敬称略)
※午前は聴講できず。メモ無し。
総合司会:高野一彦 関西大学教授・堀部情報法研究会理事
開会 10:00 開会の挨拶 堀部 政男 堀部情報法研究会 会長
第1部:我が国における個人情報保護法制のこれから
10:05〜10:35(30分) 1.基調講演「個人情報保護委員会の設置と役割」 堀部 政男 一橋大学名誉教授、前個人情報保護委員会 委員長、KDDI総合研究所 招聘研究員 10:35〜10:55(20分) 2.個人情報保護法三年ごと見直し(法改正)に向けて(ビデオ) 宍戸 常寿 東京大学教授 10:55〜12:30(95分) 3.パネルディスカッション 「個人情報保護法の見直し:中間整理とパブコメ」 司会:高野 一彦 関西大学教授 小向 太郎 日本大学教授 佐脇 紀代志 個人情報保護委員会事務局 鈴木 正朝 新潟大学教授・理研AIP・JILIS理事長 山本 龍彦 慶應義塾大学教授
12:30〜13:30 昼食(60分)
第2部:我が国における医療情報の利活用 13:30〜14:00(30分) 4.基調講演「個人情報が命を救う! 〜 医療と防災における個人情報の活用と保護のバランス〜」 森田 朗 森田行政学研究会 会長、津田塾大学教授・東京大学名誉教授、一般社団法人日本ユーザビリティ医療情報化推進協議会(JUMP)理事長
医療情報を活用する、日本の医療、世界の医療の発展のために活用すべき。JUMPで活動。
IT推進本部デジタルガバメント分科会会長。
デジタル化がもたらすもの 先進諸国のめざす方向 マイナンバーの活用推進
『第3の波』でも指摘されているが、IT技術をもっと活用すべき。 個人情報の活用、IT技術の活用にはリスクもある。リスクをコントロール、最小化し、ベネフィットを最大にする。
給付、サービスの最適化 一定の基準で平等、公正に。正確に、早くするために個人IDの活用
民間企業が利益のために活用することによる問題
今日の議論における欠落 比較衡量の視点の必要性 リスクを最小化しつつ、メリットを最大化する リスク”ゼロ”は非現実的 私的企業活動と公共的利用 通常時の制限と非常時の活用 利用制限と収集制限 収集しても利用を制限する方法もある 制度整備の促進を 被害者の救済策と被害拡大の抑制 ある程度のリスクが発現した場合に、どうやって被害を最小化するか
現代の医療 疾病構造の変化 高齢化と生活習慣病 医療技術の発展 個別化医療 希少疾病 医療政策の転換 治療から予防へ これらを実現するためには、全国民についての生涯にわたる健康情報の蓄積が必要 PHR
医療分野における情報活用 1.個々の患者に対する最適な医療の提供 2.生涯にわたる国民の健康管理 3.医学及び医薬品・医療機器等のイノベーション 4.医療資源の最適配分 5.医療保険財政の持続可能性
国民IDと情報の結合 全国民に付番されたIDに基づいて、各所に保存されている健康情報を紐づけられることが必要 →個人情報保護との調整が必要 現状:レセプト(NDB)、DPC、がん登録、特定健診等の既存のDBの結合が課題 医療分野におけるIDの活用は決定済。ただし、マイナンバーは使用しない。被保険者番号を使用し、識別子を使って過去の被保険者情報と結合 ①研究・開発のために匿名化されたビッグデータの活用 ②個別患者の治療において、過去の診療情報の活用を可能に 機微性の高い情報にどうやってアクセスするか
医療等情報の連結推進に向けた被保険者番号活用の仕組みに関する検討会 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05744.html
災害時の個人情報活用 災害時 多数の被災者と限られた救済資源 効率的な安否確認、家族等の安否・所在確認の必要性 医薬品等の必要物資の調達とデリバリー 避難所での生活支援 海外 ID(カード)の活用による情報の結合と共有 非常時における本人確認と救済支援活動の効率化 日常的な個人情報システムの整備 個人情報保護の仕組みと有効かつ効率的システムの構築 リスク評価を含む費用対効果の分析
非常時に使うためには平時に情報の蓄積が必要だが、リスクを無視していいというものではない。 比較評価をして、便益、リスクを取捨選択しなければならない
システムを作るときのコストは産出されるが、長期的なベネフィットは試算されていない
14:00〜14:30(30分) 5.「個人情報保護と医療・医学研究 憲法の観点から」 曽我部 真裕 京都大学教授
基本権同士の調整の問題 情報法の問題であるとともにその背景にある憲法の問題でもある
多くの憲法学者は、憲法で保障されるプライバシー権には自己情報コントロール権が含まれ、個人情報保護制度はそれを具体化したものであるとする。
憲法学説の主流:自己情報コントロール権説 憲法13条で保障 プライバシー権理解は私人間にも通用
佐藤説 道徳的自律存在としての個人
自己決定の観念 実定法上、どの程度貫徹されているか そもそもなぜ自己決定が必要なのか?
個人情報保護法において同意が果たす役割は限定的 行政機関個人情報保護法では更に余地は限られている。
GDPRではもっと同意のプレゼンスは大きいが、限られている。
それ自体が人格的自律に深くかかわるようなものとは異なり、プライバシーの文脈での情報自己決定は、ごく一部のセンシティブ情報を除けば、それ自体が人格的自律に関わるものでは必ずしもなく、手段的なものだと理解される。
社会通念上不当な取り扱い及びそれに起因する不利益を防止するのが目的で、自己紹介・同意の要素は基本的はそのための手段
「同意」は本当に有効か
医療の発展による社会全体の便益 学問の自由 介入制限 研究者共同体の自律
個人情報保護法76条1項3号の趣旨は? 実体法的? 権限分配的?
2000個問題 研究倫理指針
規制の統一性
論究ジュリスト24号
14:30〜15:00(30分) 6.「医療分野におけるAIの活用と法的課題」 新保 史生 慶應義塾大学教授
汎用型AIの開発は途上 薔薇色の夢から現実的な用途へ
AI利用への信頼は?
AIによる読影 医師の診断と異なる場合は?
インフォームドコンセントが意志の責任軽減の手段になってしまう?
希少疾患は患者が分かってしまう確率が高い。通常の疾患でも6割程度は特定可能
過剰反応と過小評価
カルテ等の診療情報の活用に関する検討会報告書
診療録の作成・保存は義務
責任の所在が問題
東京地判平成7年7月28日 承諾が必要
自己決定を由来としてインフォームドコンセント
説明すればいいのか?
自己情報の開示請求権の行使という考え方もできる
21st Century Cures Act
第3部:我が国における防災情報の課題 15:15〜15:45(30分) 7.「防災と名簿」 加藤 尚徳 KDDI総合研究所・理化学研究所AIP
防災と2000個問題 南海トラフ地震 要配慮者名簿の取扱
医療トレーサビリティ推進協議会
真備地区の水害と個人情報の問題 避難所により避難者情報の取扱いに違い 体育館に紙の名簿を張り出すところもあった 受付票の電子化を住民が申し出たが、個人情報への配慮から行われず 別の小学校では住民の個人のPCで入力し、出力したものを張り出した
協力機関に受付票は開示されなかった
被災者 「何回も何回も、同じことを聞かれた」
発災する前に必要な情報は取得する必要がある
倉敷市連合医師会 個人情報保護の観点から情報が共有できない どこに誰がいるのかさえ分からない 昼間、作業している人に晩御飯がない… 必要な支援に繋げられない 在宅被災者の問題 自宅から動けない人と医療
指定避難所に逃げられない 名簿の重複とメンテナンス
災害に関連した3つの名簿 要支援者名簿…事前に名簿化 共有前提 要支援者の定義にばらつき 手上げ方式 避難所名簿 複数作られる 管理者不明・不在の名簿 名簿の拡散 被災者台帳…行政(基礎自治体)が作成 住基台帳とリンク 罹災証明の発行に使われることも 物が中心
3つの名簿は相互関係がないので、紐付けできない
基礎自治体ごとに作られるので、リンクしない 非住民は捕捉できない
単一ID(国内)を使った紐付け+お薬手帳、レセプト、銀行口座、センシングデータ 等々
IDの悉皆性を担保できるか 異同を捕捉できるか 時間軸の中でシームレスに繋げられるか 他の情報追加できるか
レセプトデータ(GS-1コード)
第4部:総 括 15:45〜17:20(95分) 8. パネルディスカッション 「防災、医療と個人情報の利活用」 司会 森田 朗 津田塾大学教授/JUMP理事長 鈴木 正朝 新潟大学教授・理研AIP・JILIS理事長 山本 龍彦 慶應義塾大学教授 加藤 尚徳 KDDI総合研究所・理研AIP
す 3・11で問題が浮上。もう1つの問題は老々介護。医療・防災についてはみんなが考えてくれる。具体的な利活用の問題はシンパシーを得やすい。共通、具体的な問題から考えていく。
や 医療IDを用いた連携については監視国家論からの批判があるが、自分は肯定的である。自由の促進の面もある。システムを作り、どういう場面でファイアウォールを引き抜くのか?医療情報の利用目的は多様。「公共の福祉」の濫用は不信感を招く。製薬会社がどれくらい責任を持つのか?AI関係ではデータの偏りの問題がある。少数派の診断の品質。 スマホを持っていない人の情報は取りこぼされる。
か 防災の場合は、FWを引っこ抜く時期は明白だが、事前の情報収集をどう進めるか。IDがないが故のFW無し状態。バックグラウンドで動くIDは不可欠ではないか。
も 行政の現場で、どういうときに何が必要なのか。認知症で独居の高齢者をどうやって助けるのか。その人達に同意を取るということは?
す 日本の戸籍制度は世代間を貫いて情報が整理されている。一方で、新たなDBは腫れもの扱いされている。 平時の有事に備えた名簿整備は生存権に関わる。法制度が父権主義的に立ち入ることについて提示し、反応を見てもいいのではないか。理論を緻密に積み上げ、やっていいこと、やってはいけないことを考える。
や 同意至上主義、同意絶対主義というのは、どこの地域、どこの国でも取っていない。リスクを防ぐための保護を先に考える必要がある。リスクを踏まえた制度作りが必要。集合的同意の調達と制度 地域包括ケアにおける同意の弊害については���平時のFWであり、発災時の利用をどうするか、正当に使うことをどうやって担保するか。
か 「同意」といった場合、誰に対する同意なのかで違ってくるのではないか。対国家と私人間では違うのではないか。p2pかc2pか2gか。主体をベースに考えられていた同意が、目的に依ってくるのではないか。 データ活用における財政目的をどう考えるのか。
や 保険医療制度の維持と密接に関係している。パブリックなインタレストとガバメントのインタレストが混同されることがある。財政はパブリックというよりもガバメントの利益。ガバメントの利益であることを正面から言って、説明を尽くす。ナッジの議論、健康ファシズムの問題。ナッジが効きすぎると強制になってしまう。
も 財政上に必要なのはアグリゲートされたデータ。個票ベースのデータは必要だが、必要なのは蓄積と数量。エビデンスベースドポリシーメイキング 基礎データを集めておくことは国民にとってプラスになるが、何の為に、誰に使わせるかは注意が必要。 データを資源としてどのように評価するか。
す 金の切れ目が命の切れ目になるのが社会保障制度の問題。国内の分断が共感ベースでの社会保障を切断しかねない。憲法がどこまで支えてくれるのか。 DBの便益を最大化し、リスクを最小化するために、憲法が防波堤になるように、今のうちに検討すべきではないか。大きな弊害の前哨戦として。 最低限をどこに設定するか、価値観の確認をしたい時期。
や 憲法が要請している福祉国家の在り方自体を再検討すべき時期であるということには同意する。どこが民主主義に委ねることができない部分か。救貧の部分はそれであるが、防貧と混同されている。生活保護制度は救貧である。
か 組織的なボランティアは情報もきれいに使う。海外での支援の経験があり、費用についても計画的。精神論で乗り切るのは勘弁してほしい。根性論で社会設計して、根性論で乗り切れというのはあんまりだ。データを蓄積して分析していくことが必要。防貧の面でお金を削っても生きていけるだろうというのは根性論。データを積み上げ、緻密に見ていくべきではないか。
す エビデンスベースで政府を小さくしていくというのが大局であろうが、様々なデータで支えていくしかないだろう。濫用を規制し、どのようなデータを集めるかはパターナリスティックに政府が進めるしかない。この分野に注力するというのを決める。濫用抑止の為に透明性を高めて欲しい。資格の確認、直罰規定などで確認ができるように、権力側の動きを可視化できるように、制度を作ったうえで、プログラムによる社会へ。愚行権と全体に関わる部分の切り分けが必要
や ボランティアに税制的な優遇措置やポイント付与というやり方もあるし、スコアと結びつけるやり方もあるが、それも問題が出てくるのではないか。
か 仕組みがないと情報が使えない、情報が保護できないというところがある。情報管理の仕組み、資格を作って、災害時の情報管理を行うということはどうだろうか。防災の局面では必須ではないか。
も 情報をどうするかということを考えるときに、自由権が重要ではあると思う。 20世紀の後半からは受給権が重要になってきた。「健康で文化的な最低限度の生活」をエビデンスに基づいて決めるためにはきめ細かいデータが必要ではないか。
や どれくらいのお金が必要で、どのようなアーキテクチャが必要なのか、エビデンスに基づいて国民の同意を得ることが必要。データを出すために、どれくらいの特定性が必要なのかは重要。マイナス面をきちんと言っておくのは必要。
も 民主的に政治で決めると言った時に、1票の価値を厳密に同じにするということはどれくらい重要か。
や 最高裁は1対1を憲法は厳密に要請してはいないとしている。
も 都市部の利益が反映されやすい。政治的なバイアスが出てくるのではないか。選挙制度のもたらすバイアスをどうやって是正するか。 世代ごとに代表権を変えるという議論もある。少なくともそういう事実があるということをデータとして出していく、その為のデータ収集は必要。
す エビデンスの一定割合は個々人のデータになり得る。ルールメイキングをする場所をある程度、収斂していく必要があるだろう。人口減少で地方自治が全うできないという段階に至った時に、地方の仕事と中央の仕事を仕分けていくときに、個人情報の扱いを寄せていく必要があるのではないか。 広域災害時のルールはどうなるのか。法治国家の空白ができてしまうのか。テロの時はどうなるのか。先送りはできない。今回の改正でどうなるのか。
も AIが入って来た時にどうなるのか。
や 医療、防災とAIではデータの偏りが気になる。どういうデータを使ったのかが重要になる。マイノリティを弾いてしまうということがあり得る。アルゴリズムの適正さ、データの公正さをチェックする機関が必要になるのではないか、検証可能な仕組みも必要では。
か AIとデータの処理という観点から考えると、偏りによる差別をどう防止するか。処理の禁止、処理に付されない権利の保障、処理に対して異議申し立てをできる権利が考えられるが、最後のものが重要ではないか。 探索の為に解析する段階では広範なデータが必要になる。防災のように万人の命が懸かっているものについては、対象からの除外ではなく、結果に対する異議申し立てが最適ではないか。
す 防災においてはAIによる意思決定支援が初動段階ではあっていいのではないか。 日本はAIでも劣後するのではないか。ゴミデータではなく、構造化され、クレンジングされたデータがでてきた時に初めてAIを使えるのではないか。 やってはならないことをピン止めする。
も AIを入れなかった場合、なんでやるのか。開業医の高齢化が進んでいる。支援をさせる仕組みを入れる方が良いのではないか。高齢者の運転事故の問題もある。災害の場合、非日常の判断を求められる。判断の支援を積極的に考えて良いのではないか。
閉会 17:20〜17:30 閉会のことば 森田 朗 森田行政学研究会 会長
何の為に法制度があるのか。日本社会が変わりつつある今、維持するために、何をすべきか。 基本的なデータを集め、利用については厳しいチェックを入れる。FWを具体的にどのようにしていくのか議論すべき。
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2021年11月の夢
- 2021年11月30日 火曜日 7:01 夢 ゴールデンカムイの実写版を見る。監督は宮崎駿で、人物が走るときにカチャカチャ刀の鍔が鳴る音は実物からサンプリングしたものを使っている。
- 2021年11月30日 火曜日 6:44 夢 自宅でリモートワークしている人。
- 2021年11月29日 月曜日 6:53 夢 フリマアプリで80年代の龍騎の実写版アーケードゲームとダンレボの筐体を購入した。今は外に置いてあるが部屋が埋まるほどでかい。搬入のことを考えて具合が悪くなってくる
- 2021年11月27日 土曜日 8:35 夢 半分に切ったネギ、ピアス、温室のようなところ
- 2021年11月26日 金曜日 6:51 夢
- 2021年11月25日 木曜日 6:57 夢 幽白には桑原だけ実在のモデルがいた。 ちょっとした文章などにも好感が持てる。 今は現場のバイトをしている。
- 2021年11月24日 水曜日 7:10 夢 タイのようなところにいる。 天井のない路地みたいなところ。水はけが悪い。 口に角煮みたいなものをくわえさせられる。 時間を気にしている。
雪が降る中、気象予報士を育成するための学校に向かうのであろう男女二人組の姿を見る。
- 2021年11月23日 火曜日 9:42 夢 交際相手と職場の人。
- 2021年11月22日 月曜日 7:03 夢 宇宙から帰る
昨日の夢 パチンコで一万円負ける 玉を購入するのではなく硬貨をそのまま使う。500円玉が直に流れていく様子が見えた
一昨日の夢 学習机に台湾風の豚の干し肉が置いてある おじいちゃんがうろついている
- 2021年11月19日 金曜日 7:01 夢 シエラという名前の喫茶店が新しくできている。老人に人気の店舗。 雨降り。座る場所を探す、 シンクを熱いふきんで拭き取る主義の料理研究家
- 2021年11月18日 木曜日 7:01 夢 タイタンとDJ松永がいる。 オレンジ色のTシャツ。
- 2021年11月17日 水曜日 6:40 夢 粒々のアイス。愛知県。ホステスが二人、猫のようにじゃれている。水族館のような施設。移動する雰囲気。
- 2021年11月16日 火曜日 7:10 夢 動物園のようなアクリル板越しに見るとでかい蚊のような生物がいた。薄暗い通路、めぐみが笑っている。
- 2021年11月15日 月曜日 8:38 夢 何かを小さくする能力を得る。 おはしを2膳持ち、何かの後処理に向かう。 服、墨汁。
- 2021年11月14日 日曜日 7:02 夢 布団を取り戻す空き巣 緑のフリースを着ている母に似た人
- 2021年11月12日 金曜日 6:13 夢 上司が出てきた気がする。
- 2021年11月11日 木曜日 5:50 夢 山の上の方に古い古民家があり、そこにマイクロバスが停まっている。 誰か亡くなったらしく、白黒の不気味な纏みたいなものを動かしながら人々が歩いていく。 細長い屋内。 バスに乗り移動するのだが、思ったよりも遠くに来てしまい戻れない。携帯も財布もない。舗装されていない広場に釣具屋と生活用品を売る店。 公衆電話に近寄るが、電話番号がわからない。
- 2021年11月10日 水曜日 5:55 夢 仏壇整理。変わったところが開く。古い数珠や小銭など入っている 映画好きのフォロワーがいる、かなり子供、全裸。妹が勉強している 街中、スケボーで移動している数名の人、なにかの撮影
- 2021年11月9日 火曜日 6:27 夢 プールの遊戯施設に同級生二人。一人は泳いでいる様子が見える。加藤。亡くなったらしい。 なおくん。 食事ができそうだが汚い。 何か団体で来ているらしい。300万の占い。 漏らしている人もいるだろうなと思う。
- 2021年11月8日 月曜日 6:23 夢 ヘンケルスのペティナイフを過去なぜか妹の同僚にあげたことがあるのを思い出している(そんな事実はない) すごい時計屋、配信している動画を見る、後ろに店員がよく通る、長野かどこか、雪深い、ネオンがついている、醤油のネオンがある、暗い土間を抜けて奥へ入ると奥さんだけいる、猫が2匹いたのが一匹になってしまい落ち込んでいる。 時計屋ではなくもともとは履物屋。ヒンドゥー語で履物という意味。 プルーン味の小瓶に入ったジャムのようなもの。いろいろ種類がある。
- 2021年11月7日 日曜日 8:19 夢 どこかの売店のようなところでメロンパンを二つ購入する。暗い部屋にいるどぶねずみさんと食べる。 飲食店が寄り集まった施設。なぜか全ての店舗で用心棒を置いており、どこを見ても青い道着を着た人がいる。私も用心棒として使ってもらい��いのだが、特殊な靴を履いていないと体が浮き上がってしまいグリップがきかない。まず靴がないことには。 定食屋のようなものをやるらしい。中華テイストの店で、何か丸い殻のある果物・ザーサイ・泥のついた根っこのようなものの業務用セットを購入し、水につけておく。これがその土地の前菜の定番であるらしい。唐揚げくらいはすぐ作れるようになりたいと言う。米を電鍋で炊くが、2号だけ炊いたことに気づき、炊飯器が別でいるなと思う。 安達祐実の妹が帰ってくる。安達祐実が集合住宅の階段を登っていく妹に声をかける。
- 2021年11月6日 土曜日 10:02 夢 愛嬌のある若い男の頭の上にりんごを乗せる オモコロの新しいグッズが出るらしい、絵柄のピクシブ感がすごいので不安にかられる 浅瀬にいるアサリなど
- 2021年11月5日 金曜日 6:11 夢 なんかパンとかをもらう。
- 2021年11月4日 木曜日 6:12 夢 めぐみとサウナに入る。簡易なロウリュがある。オレンジのシート。卵を蒸している。雪が積もっており、そこで身体を冷やすことができる。暗い。おじいが柿を割っている。柿を知り合いのホテルに送るとそこでお客さんに提供してくれるらしいが、送り状としてコピーしている用紙を見ると鬱陶しがられているように感じられる。
- 2021年11月3日 水曜日 7:18 夢 室内のレイアウトを何かのソフトで考えている。植物を配置して白抜きになっている部分に色をつけている 木のベンチ状の本棚、背の低いもの、に本が並べてある、覗き込むと猫の手みたいなへこみが付いている手捻りっぽいマグカップや写真立てがある。よい室内。 選挙に同級生が数人出るらしい。道のところどころにおり、すれ違う。小雨が降る坂道を歩いて下っていく。出馬のための供託金?が本来70万円程度なのに、慣例的に700万円ほど必要とされていることに憤っている。 観光バスのような長い車に乗っている。観光地。おみやげのつまらないお菓子。
- 2021年11月2日 火曜日 6:07 夢
- 2021年11月1日 月曜日 6:41 夢 伏黒のポストカードに蝋が垂らされてるものがはさまってる本 片面がエンボス加工されている分厚いコンタクトレンズを着ける。違和感がすごい
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