#猪目窓
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papatomom · 2 years ago
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20230618(日)
源氏物語ミュージアムで上映されていたアニメ映画「GENJI FANTASY ネコが光源氏に恋をした」の舞台にもなっていた「さわらびの道」を宇治川に向かって歩く。
世界文化遺産の「宇治上神社」、「神使のみかえり兎」で有名という「宇治神社」にお詣りしたあと、宇治川に架かる朝霧橋を渡って平等院表参道にある「六条庵」さんで茶そばランチの昼食。お蕎麦のつゆが濃い目でちょっと驚いた。(濃縮つゆを希釈してないのか、こういうもんなのか?)
食事の後は近くの「ますだ茶舗」さんで宇治抹茶ソフトクリームを買う。
「平等院」は人が多く並んでいたので今回はやめて、伊藤久右衛門 平等院店でお土産「宇治抹茶ガトーショコラ 宇治のこみち」を購入後、宇治田原町にある「正寿院(shoujuin)」へ。
到着したときは後30分位の参拝時間しかなく急いで見学。それでも同じような時間に来られる方もいて、特に則天の間にある猪目窓(猪目(いのめ)はハート型に似ている日本の伝統文様の一つとな)では、10組位の若いカップルが写真を撮る順番待ちをしていた。
今の時期は風鈴まつり(wind chime festival)も開催されていて、短い時間だったけれども、楽しむことができた。
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kyotodreamtrips · 1 year ago
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fukagawakaidan · 4 months ago
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「お化けの棲家」に登場したお化け。
1、骨女〔ほねおんな〕 鳥山石燕の「今昔画 図続百鬼』に骨だけ の女として描かれ、 【これは御���ぼうこうに見えた��年ふる女の骸骨、牡丹の灯籠を携へ、人間の交をなせし形にして、もとは剪灯新話のうちに牡丹灯記とてあり】と記されている。石燕が描いた骨女 は、「伽婢子」「牡丹灯籠」に出てくる女つゆの亡霊、弥子(三遊亭円朝の「怪談牡丹灯 籠」ではお露にあたる)のことをいっている。これとは別物だと思うが、「東北怪談の旅」にも骨女という妖怪がある。 安永7年~8年(1778年~1779年)の青森に現れたもので、盆の晩、骸骨女がカタリカタリと音をたてて町中を歩いたという。この骨女は、生前は醜いといわれていたが、 死んでからの骸骨の容姿が優れているので、 人々に見せるために出歩くのだという。魚の骨をしゃぶることを好み、高僧に出会うと崩れ落ちてしまうという。 「鳥山石燕 画図百鬼夜行」高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 「東北怪談の旅」山田 野理夫
2、堀田様のお人形
以下の話が伝わっている。 「佐賀町に堀田様の下屋敷があって、うちの先祖はそこの出入りだったの。それで、先代のおばあさんが堀田様から“金太郎”の人形を拝領になって「赤ちゃん、赤ちゃん」といわれていたんだけど、この人形に魂が入っちゃって。関東大震災のとき、人形と一緒に逃げたら箱の中であちこちぶつけてこぶができたから、修復してもらうのに鼠屋っていう人形師に預けたんだけど少しすると修復されずに返ってきた。聞くと「夜になると人形が夜泣きしてまずいんです」と言われた。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収)
3、ハサミの付喪神(つくもがみ)
九十九神とも表記される。室町時代に描かれた「付喪神絵巻」には、「陰陽雑記云器物百年を経て化して精霊を得てよく人を訛かす、是を付喪神と号といへり」 という巻頭の文がある。 煤祓いで捨てられた器物が妖怪となり、物を粗末に扱う人間に対して仕返しをするという内容だ が、古来日本では、器物も歳月を経ると、怪しい能力を持つと考えられていた。 民俗資料にも擂り粉木(すりこぎ)や���文字、枕や蒲団といった器物や道具が化けた話しがある。それらは付喪神とよばれていないが、基本的な考え方は「付喪神絵巻」にあるようなことと同じで あろう。 (吉川観方『絵画に見えたる妖怪』)
4、五徳猫(ごとくねこ)  五徳猫は鳥山石燕「画図百器徒然袋」に尾が2つに分かれた猫又の姿として描かれており、「七徳の舞をふたつわすれて、五徳の官者と言いしためしも あれば、この猫もいかなることをか忘れけんと、夢の中におもひぬ」とある。鳥山石燕「画図百器徒然袋」の解説によれば、その姿は室町期の伝・土佐光信画「百鬼夜行絵巻」に描かれた五徳猫を頭に 乗せた妖怪をモデルとし、内容は「徒然袋」にある「平家物語」の 作者といわれる信濃前司行長にまつわる話をもとにしているとある。行長は学識ある人物だったが、七徳の舞という、唐の太宗の武の七徳に基づく舞のうち、2つを忘れてしまったために、五徳の冠者のあだ名がつけられた。そのため、世に嫌気がさし、隠れて生活するようになったという。五徳猫はこのエピソードと、囲炉裏にある五徳(薬缶などを載せる台)を引っ掛けて創作された 妖怪なのであろう。ちなみに土佐光信画「百鬼夜行絵巻」に描かれている妖怪は、手には火吹き 竹を持っているが、猫の妖怪ではなさそうである。 ( 高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕画図百鬼夜行』)→鳥山石燕『百器徒然袋』より 「五徳猫」
5、のっぺらぼー 設置予定場所:梅の井 柳下 永代の辺りで人魂を見たという古老の話しです。その他にも、背中からおんぶされて、みたら三つ目 小僧だったり、渋沢倉庫の横の河岸の辺りでのっぺらぼーを見たという話しが残っています。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収) のっぺらぼーは、顔になにもない卵のような顔の妖怪。特に小泉八雲『怪談』にある、ムジナの話が良く知られている。ある男が東京赤坂の紀国坂で目鼻口のない女に出会い、驚き逃げて蕎麦 屋台の主人に話すと、その顔も同じだったという話。その顔も同じだったという話。
6、アマビエアマビエ 弘化3年(1846年) 4月中旬と記 された瓦版に書かれているもの。 肥後国(熊本県)の海中に毎夜光るものが あるので、ある役人が行ってみたところ、ア マビエと名乗る化け物が現れて、「当年より はやりやまいはや 6ヵ月は豊作となるが、もし流行病が流行ったら人々に私の写しを見せるように」といって、再び海中に没したという。この瓦版には、髪の毛が長く、くちばしを持った人魚のようなアマビエの姿が描かれ、肥後の役人が写したとある。 湯本豪一の「明治妖怪��聞」によれば、アマピエはアマピコのことではないかという。 アマピコは瓦版や絵入り新聞に見える妖怪で、 あま彦、天彦、天日子などと書かれる。件やクダ部、神社姫といった、病気や豊凶の予言をし、その絵姿を持っていれば難から逃れられるという妖怪とほぼ同じものといえる。 アマビコの記事を別の瓦版に写す際、間違 えてアマビエと記してしまったのだというのが湯本説である。 『明治妖怪新聞」湯本豪一「『妖怪展 現代に 蘇る百鬼夜行』川崎市市民ミュージアム編
7、かさばけ(傘お化け) 設置予定場所:多田屋の入口作品です。 一つ目あるいは、二つ目がついた傘から2本の腕が伸び、一本足でピョンピョン跳ねまわる傘の化け物とされる。よく知られた妖怪のわりには戯画などに見えるくらいで、実際に現れたなどの記録はないようである。(阿部主計『妖怪学入門』)歌川芳員「百種怪談妖物双六」に描 かれている傘の妖怪「一本足」
8、猫股(ねこまた)  猫股は化け猫で、尻尾が二股になるまで、齢を経た猫 で、さまざまな怪しいふるまいをすると恐れられた。人をあざむき、人を食らうともいわれる。飼い猫が年をとり、猫股になるため、猫を長く飼うもので はないとか、齢を経た飼い猫は家を離れて山に入り、猫股 になるなどと、各地に俗信がある。 このような猫の持つ妖力から、歌舞伎ではお騒動と化け猫をからめて「猫騒動もの」のジャンルがあり、
「岡崎の猫」「鍋島の猫」「有馬の猫」が三代化け猫とされる。
9、毛羽毛現(けうけげん) 設置予定場所:相模屋の庭 鳥山石燕の「今昔百鬼拾遺」に毛むくじゃらの妖怪として描かれた もので、 「毛羽毛現は惣身に毛生ひたる事毛女のごとくなればかくいふ か。或いは希有希現とかきて、ある事まれに、見る事まれなれば なりとぞ」とある。毛女とは中国の仙女のことで、華陰の山中(中国陝西省陰県の西 獄華山)に住み、自ら語るところによると、もともとは秦が亡んだため 山に逃げ込んだ。そのとき、谷春という道士に出会い、松葉を食すことを教わって、遂に寒さも飢えも感じなくなり、身は空を飛ぶほど軽くなった。すでに170余年経つなどと「列仙伝」にある。この毛羽毛現は家の周辺でじめじめした場所に現れる妖怪とされるが、実際は石燕の創作妖 怪のようである。 (高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕 画図百鬼夜行』→鳥山石燕「今昔百鬼 拾遺」より「毛羽毛現」
10、河童(かっぱ) 設置予定場所:猪牙船 ◇ 河童(『耳袋』) 江戸時代���仙台藩の蔵屋敷に近い仙台堀には河童が出たと言われています。これは、子どもたちが、 なんの前触れもなく掘割におちてしまう事が続き探索したところ、泥の中から河童が出てきたというも のです。その河童は、仙台藩の人により塩漬けにして屋敷に保管したそうです。 ◇ 河童、深川で捕獲される「河童・川太郎図」/国立歴史民俗博物館蔵 深川木場で捕獲された河童。河童は川や沼を住処とする妖怪で、人を水中に引き込む等の悪事を働く 反面、水の恵みをもたらす霊力の持ち主として畏怖されていた ◇ 河童の伝説(『江戸深川情緒の研究』) 安永年間(1772~1781) 深川入船町であった話しです。ある男が水浴びをしていると、河童がその男 を捕えようとしました。しかし、男はとても強力だったので逆に河童を捕えて陸に引き上げ三十三間堂の前で殴り殺そうとしたところ、通りかかった人々が河童を助けました。それ以来、深川では河童が人 間を捕らなくなったといいます。→妖怪画で知られる鳥山石燕による河童
11、白容商〔しろうねり〕
鳥山石燕「画図百器 徒然袋」に描かれ、【白うるりは徒然のならいなるよし。この白うねりはふるき布巾のばけたるものなれども、外にならいもやはべると、夢のうちにおもひぬ】 と解説されている。白うるりとは、吉田兼好の『徒然草」第六十段に登場する、 芋頭(いもがしら)が異常に好きな坊主のあだ名である。  この白うるりという名前に倣って、布雑巾 の化けたものを白容裔(しろうねり)と名づけたといっているので、つまりは石燕の創作妖怪であろう。古い雑巾などが化けて人を襲う、などの説 明がされることがあるが、これは山田野理夫 の『東北怪談の旅』にある古雑巾の妖怪を白 容裔の話として使ったにすぎない。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編
12、轆轤首〔ろくろくび〕
抜け首、飛頭蛮とも つな いう。身体から首が完全に分離して活動する ものと、細紐のような首で身体と頭が繋がっているものの二形態があるようである。 日本の文献には江戸時代から多くみえはじ め、『古今百物語評判』『太平百物語』『新説 百物語」などの怪談集や、『甲子夜話』『耳 囊」「北窓瑣談」「蕉斎筆記』『閑田耕筆』と いった随筆の他、石燕の『画図百鬼夜行」に 代表される妖怪画にも多く描かれた。 一般的な轆轤首の話としては、夜中に首が 抜け出たところを誰かに目撃されたとする内 容がほとんどで、下働きの女や遊女、女���、 娘などと女性である場合が多い。 男の轆轤首は「蕉斎筆記』にみえる。 ある夜、増上寺の和尚の胸の辺りに人の 首が来たので、そのまま取って投げつけると、 どこかへいってしまった。翌朝、気分が悪いと訴えて寝ていた下総出 身の下働きの男が、昼過ぎに起き出して、和 尚に暇を乞うた。わけ その理由を問えば、「昨夜お部屋に首が参りませんでしたか」と妙なことを訊く。確か に来たと答えると、「私には抜け首の病があります。昨日、手水鉢に水を入れるのが遅い とお叱りを受けましたが、そんなにお叱りに なることもないのにと思っていると、 夜中に首が抜けてしまったのです」 といって、これ以上は奉公に差支えがあるからと里に帰って しまった。 下総国にはこの病が多いそうだと、 「蕉斎筆記』は記している。  轆轤首を飛頭蛮と表記する文献があるが、 これはもともと中国由来のものである。「和漢三才図会』では、『三才図会」「南方異 物誌」「太平広記」「搜神記』といった中国の 書籍を引いて、飛頭蛮が大闍波国(ジャワ) や嶺南(広東、広西、ベトナム)、竜城(熱 洞省朝陽県の西南の地)の西南に出没したことを述べている。昼間は人間と変わらないが、夜になると首 が分離し、耳を翼にして飛び回る。虫、蟹、 ミミズなどを捕食して、朝になると元通りの 身体になる。この種族は首の周囲に赤い糸のような傷跡がある、などの特徴を記している。中国南部や東南アジアには、古くから首だけの妖怪が伝わっており、マレーシアのポン ティアナやペナンガルなどは、現在でもその 存在が信じられている。 日本の轆轤首は、こうした中国、東南アジ アの妖怪がその原型になっているようである。 また、離魂病とでもいうのだろうか、睡眠中に魂が抜け出てしまう怪異譚がある。例えば「曽呂利物語」に「女の妄念迷い歩 <事」という話がある。ある女の魂が睡眠中に身体から抜け出て、 野外で鶏になったり女の首になったりしているところを旅人に目撃される。旅人は刀を抜いてその首を追いかけていく と、首はある家に入っていく。すると、その家から女房らしき声が聞こえ、 「ああ恐ろしい夢を見た。刀を抜いた男が追 いかけてきて、家まで逃げてきたところで目 が醒めた」などといっていたという話である。これの類話は現代の民俗資料にも見え、抜け出た魂は火の玉や首となって目撃されている。先に紹介した「蕉斎筆記』の男の轆轤首 も、これと同じように遊離する魂ということ で説明ができるだろう。 轆轤首という妖怪は、中国や東南アジア由 来の首の妖怪や、離魂病の怪異譚、見世物に 出た作りものの轆轤首などが影響しあって、 日本独自の妖怪となっていったようである。 【和漢三才図会』寺島良安編・島田勇雄・竹 島淳夫・樋口元巳訳注 『江戸怪談集(中)』 高田衛編/校注『妖異博物館』柴田宵曲 『随筆辞典奇談異聞編」柴田宵曲編 『日本 怪談集 妖怪篇』今野円輔編著 『大語園』巌谷小波編
13、加牟波理入道〔がんばりにゅうどう〕
雁婆梨入道、眼張入道とも書く。便所の妖怪。 鳥山石燕の「画図百鬼夜行」には、便所の台があるよう 脇で口から鳥を吐く入道姿の妖怪として描かれており、【大晦日の夜、厠にゆきて「がんばり入道郭公」と唱ふれば、妖怪を見さるよし、世俗のしる所也。もろこしにては厠 神名を郭登といへり。これ遊天飛騎大殺将軍 とて、人に禍福をあたふと云。郭登郭公同日 は龕のの談なるべし】と解説されている。 松浦静山の『甲子夜話」では雁婆梨入道という字を当て、厠でこの名を唱えると下から入道の頭が現れ、 その頭を取って左の袖に入れてまたとりだすと 頭は小判に変化するなどの記述がある。 「がんばり入道ホトトギス」と唱えると怪異 にあわないというのは、江戸時代にいわれた 俗信だが、この呪文はよい効果を生む(前述 ことわざわざわい ●小判を得る話を含め)場合と、禍をよぶ 場合があるようで、「諺苑」には、大晦日に この話を思い出せば不祥なりと書かれている。 また、石燕は郭公と書いてホトトギスと読ませているが、これは江戸時代では郭公とホト トギスが混同されていたことによる。 ホトトギスと便所との関係は中国由来のようで、「荊楚歲時記』にその記述が見える。 ホトトギスの初鳴きを一番最初に聞いたもの は別離することになるとか、その声を真似すると吐血するなどといったことが記されており、厠に入ってこの声を聞くと、不祥事が起 こるとある。これを避けるには、犬の声を出 して答えればよいとあるが、なぜかこの部分 だけは日本では広まらなかったようである。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 『江戸文学俗信辞典』 石川一郎編『史実と伝説の間」李家正文
14、三つ目小僧
顔に三つの目を持つ童子姿の妖怪。 長野県東筑摩郡教育委員会による調査資料に名は見られるが、資料中には名前があるのみ で解説は無く、どのような妖怪かは詳細に語られていない。 東京の下谷にあった高厳寺という寺では、タヌキが三つ目小僧に化けて現れたという。このタヌ キは本来、百年以上前の修行熱心な和尚が境内に住まわせて寵愛していたために寺に住みついたものだが、それ以来、寺を���したり荒らしたりする者に対しては妖怪となって現れるようになり、体の大きさを変えたり提灯を明滅させて人を脅したり、人を溝に放り込んだりしたので、人はこれ を高厳寺小僧と呼んで恐れたという。困った寺は、このタヌキを小僧稲荷として境内に祀った。この寺は現存せず、小僧稲荷は巣鴨町に移転している。 また、本所七不思議の一つ・置行堀の近くに住んでいたタヌキが三つ目小僧に化けて人を脅したという言い伝えもある。日野巌・日野綏彦 著「日本妖怪変化語彙」、村上健司校訂 編『動物妖怪譚』 下、中央公論新社〈中公文庫〉、2006年、301頁。 佐藤隆三『江戸伝説』坂本書店、1926年、79-81頁。 『江戸伝説』、147-148頁。
15、双頭の蛇 設置予定場所:水茶屋 「兎園小説」には、「両頭蛇」として以下の内容が著してある。 「文政7年(1824)11月24日、本所竪川通りの町方掛り浚場所で、卯之助という男性 が両頭の蛇を捕まえた。長さは3尺あったという。」
文政7年(1824)11月24日、一の橋より二十町程東よりの川(竪川、現墨田区)で、三尺程の 「両頭之蛇」がかかったと言う話です。詳細な図解が示されています。 (曲亭馬琴「兎園小説」所収『兎園小説』(屋代弘賢編『弘賢随筆』所収) 滝沢馬琴他編 文政8年(1825) 国立公文書館蔵
16、深川心行寺の泣き茶釜
文福茶釜は「狸」が茶釜に化けて、和尚に恩返しをする昔話でよく知られています。群馬県館林の茂 林寺の話が有名ですが、深川2丁目の心行寺にも文福茶釜が存在したといいます。『新撰東京名所図会』 の心行寺の記述には「什宝には、狩野春湖筆涅槃像一幅 ―及び文福茶釜(泣茶釜と称す)とあり」 とあります。また、小説家の泉鏡花『深川浅景』の中で、この茶釜を紹介しています。残念ながら、関 東大震災(1923年)で泣茶釜は、他の什物とともに焼失してしまい、文福茶釜(泣き茶釜)という狸が 化けたという同名が残るのみです。鳥山石燕「今昔百鬼拾遺」には、館林の茂森寺(もりんじ)に伝わる茶釜の話があります。いくら湯を 汲んでも���きず、福を分け与える釜といわれています。 【主な参考資料】村上健司 編著/水木しげる 画『日本妖怪大辞典』(角川出版)
17、家鳴(やなり) 設置予定場所:大吉、松次郎の家の下)  家鳴りは鳥山石燕の「画図百鬼夜行」に描かれたものだが、(石燕は鳴屋と表記)、とくに解説はつけられて いない。石燕はかなりの数の妖怪を創作しているが、初期の 「画図百鬼夜行」では、過去の怪談本や民間でいう妖怪などを選んで描いており、家鳴りも巷(ちまた)に知られた妖怪だったようである。 昔は何でもないのに突然家が軋むことがあると、家鳴りのような妖怪のしわざだと考えたよ���である。小泉八雲は「化け物の歌」の中で、「ヤナリといふ語の・・・それは地震中、家屋の震動 する音を意味するとだけ我々に語って・・・その薄気 味悪い意義を近時の字書は無視して居る。しかし此語 はもと化け物が動かす家の震動の音を意味して居た もので、眼には見えぬ、その震動者も亦(また) ヤナ リと呼んで居たのである。判然たる原因無くして或る 家が夜中震ひ軋り唸ると、超自然な悪心が外から揺り動かすのだと想像してゐたものである」と延べ、「狂歌百物語」に記載された「床の間に活けし立ち木も倒れけりやなりに山の動く掛軸」という歌を紹介している。 (高田衛監修/稲田篤信・田中直日編『鳥山石燕画図百鬼夜行』、『小泉八雲全集』第7巻)
18、しょうけら 設置予定場所:おしづの家の屋根 鳥山石燕「画図百鬼夜行」に、天井の明かり取り窓を覗く妖怪として描かれているもの。石燕による解説はないが、 ショウケラは庚申(こうしん) 信仰に関係したものといわれる。 庚申信仰は道教の三尸(さんし)説がもとにあるといわ れ、60日ごとに巡ってくる庚申の夜に、寝ている人間の身 体から三尸虫(頭と胸、臍の下にいるとされる)が抜け出し、天に昇って天帝にその人の罪科を告げる。この報告により天帝は人の命を奪うと信じられ、対策とし て、庚申の日は眠らずに夜を明かし、三尸虫を体外に出さ ないようにした。また、これによる害を防ぐために「ショウケラはわたとてまたか我宿へねぬぞねたかぞねたかぞ ねぬば」との呪文も伝わっている。 石燕の描いたショウケラは、この庚申の日に現れる鬼、ということがいえるようである。
19、蔵の大足
御手洗主計という旗本の屋敷に現れた、長さ3尺程(約9m)の大足。(「やまと新聞」明治20年4月29日より)
20、お岩ちょうちん
四世鶴屋南北の代表作である「東海道四谷怪談」のお岩 を、葛飾北斎は「百物語シリーズ」の中で破れ提灯にお岩が 宿る斬新な構図で描いている。北斎は同シリーズで、当時の 怪談話のもう一人のヒロインである「番町皿屋敷のお菊」も描 く。「東海道四谷怪談」は、四世南北が暮らし、没した深川を舞台にした生世話物(きぜわもの)の最高傑作。文政8年(1825) 7月中村座初演。深川に住んだ七代目市川團十郎が民谷伊 右衛門を、三代目尾上菊五郎がお岩を演じた。そのストーリーは当時評判だった実話を南北が取材して描 いている。男女が戸板にくくられて神田川に流された話、また 砂村隠亡堀に流れついた心中物の話など。「砂村隠亡堀の場」、「深川三角屋敷の場」など、「四谷怪 談」の中で深川は重要な舞台として登場する。
21、管狐(くだぎつね)  長野県を中心にした中部地方に多く分布し、東海、関東南部、東北の一部でいう憑き物。関東 南部、つまり千葉県や神奈川県以外の土地は、オサキ狐の勢力になるようである。管狐は鼬(いたち)と鼠(ねずみ)の中間くらいの小動物で、名前の通り、竹筒に入ってしまうほどの大きさだという。あるいはマッチ箱に入るほどの大きさで、75匹に増える動物などとも伝わる個人に憑くこともあるが、それよりも家に憑くものとしての伝承が多い。管狐が憑いた家は管屋(くだや)とか管使いとかいわれ、多くの場合は「家に憑いた」ではなく「家で飼っている」という表現をしている。管狐を飼うと金持ちになるといった伝承はほとんどの土地でいわれることで、これは管 狐を使って他家から金や品物を集めているからだなどという。また、一旦は裕福になるが、管狐は 大食漢で、しかも75匹にも増えるのでやがては食いつぶされるといわれている。 同じ狐の憑き物でも、オサキなどは、家の主人が意図しなくても、狐が勝手に行動して金品を集 めたり、他人を病気にするといった特徴があるが、管狐の場合は使う者の意図によって行動すると考えられているようである。もともと管狐は山伏が使う動物とされ、修行を終えた山伏が、金峰山 (きんぷさん)や大峰(おおみね)といった、山伏に官位を出す山から授かるものだという。山伏は それを竹筒の中で飼育し、管狐の能力を使うことで不思議な術を行った。 管狐は食事を与えると、人の心の中や考えていることを悟って飼い主に知らせ、また、飼い主の 命令で人に取り憑き、病気にしたりするのである。このような山伏は狐使いと呼ばれ、自在に狐を 使役すると思われていた。しかし、管狐の扱いは難しく、いったん竹筒から抜け出た狐を再び元に 戻すのさえ容易ではないという。狐使いが死んで、飼い主不在となった管狐は、やがて関東の狐の親分のお膝元である王子村(東京都北区)に棲むといわれた。主をなくした管狐は、命令する者がい��いので、人に憑くことはないという。 (石塚尊俊『日本の憑きもの』、桜井徳太郎編『民間信仰辞典』、金子準二編著『日本狐憑史資料 集成』)
22、かいなで 設置予定場所: 長屋の厠 京都府でいう妖怪。カイナゼともいう。節分の夜に便所へ行くとカイナデに撫でられるといい、これを避けるには、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文を唱えればよいという。 昭和17年(1942年)頃の大阪市立木川小学校では、女子便所に入ると、どこからともなく「赤い 紙やろか、白い紙やろか」と声が聞こえてくる。返事をしなければ何事もないが、返事をすると、尻を舐められたり撫でられたりするという怪談があったという。いわゆる学校の怪談というものだが、 類話は各地に見られる。カイナデのような家庭内でいわれた怪異が、学校という公共の場に持ち込まれたものと思われる。普通は夜の学校の便所を使うことはないだろうから、節分の夜という条件が消失してしまったのだろう。 しかし、この節分の夜ということは、実に重要なキーワードなのである。節分の夜とは、古くは年越しの意味があり、年越しに便所神を祭るという風習は各地に見ることができる。その起源は中国に求められるようで、中国には、紫姑神(しこじん)という便所神の由来を説く次のような伝説がある。 寿陽県の李景という県知事が、何媚(かび) (何麗卿(かれいきょう)とも)という女性を迎えたが、 本妻がそれを妬み、旧暦正月 15 日に便所で何媚を殺害した。やがて便所で怪異が起こるようになり、それをきっかけに本妻の犯行が明るみに出た。後に、何媚を哀れんだ人々は、正月に何媚を便所の神として祭祀するようになったという(この紫姑神は日本の便所神だけではなく、花子さんや紫婆(むらさきばばあ)などの学校の怪談に登場する妖怪にも影響を与えている。) 紫姑神だけを日本の便所神のルーツとするのは安易だが、影響を受けていることは確かであろう。このような便所神祭祀の意味が忘れられ、その記憶の断片化が進むと、カイナデのような妖怪が生まれてくるようである。 新潟県柏崎では、大晦日に便所神の祭りを行うが、便所に上げた灯明がともっている間は決して便所に入ってはいけないといわれる。このケースは便所神に対する信仰がまだ生きているが、便所神の存在が忘れられた例が山田野理夫『怪談の世界』に見える。同書では、便所の中で「神くれ神くれ」と女の声がしたときは、理由は分からなくとも「正月までまだ遠い」と答えればよいという。便所神は正月に祀るものという断片的記憶が、妖怪として伝えられたものといえる。また、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」という呪文も、便所神の祭りの際に行われた行為の名残を伝えて いる。便所神の祭りで紙製の人形を供える土地は多く、茨城県真壁郡では青と赤、あるいは白と赤の 男女の紙人形を便所に供えるという。つまり、カイナデの怪異に遭遇しないために「赤い紙やろう か、白い紙やろうか」と唱えるのは、この供え物を意味していると思われるのである。本来��神様に供えるという行為なのに、「赤とか白の紙をやるから、怪しいふるまいをするなよ」というように変化してしまったのではないだろうか。さらに、学校の怪談で語られる便所の怪異では、妖怪化した便所神のほうから、「赤い紙やろうか、白い紙やろうか」とか「青い紙やろうか、赤い紙やろうか」というようになり、より妖怪化が進ん でいったようである。こうしてみると、近年の小学生は古い信仰の断片を口コミで伝え残しているともいえる。 島根県出雲の佐太神社や出雲大社では、出雲に集まった神々を送り出す神事をカラサデという が、氏子がこの日の夜に便所に入ると、カラサデ婆あるいはカラサデ爺に尻を撫でられるという伝 承がある。このカラサデ婆というものがどのようなものか詳細は不明だが、カイナデと何か関係があるのかもしれない。 (民俗学研究所編『綜合日本民俗語彙』、大塚民俗学会編『日本民俗学事典』、『民間伝承』通巻 173号(川端豊彦「厠神とタカガミと」)ほか)
23、木まくら 展示予定場所:政助の布団の上 江東区富岡にあった三十三間堂の側の家に住んだ医師が病気になり、元凶を探した所 黒く汚れた木枕が出た。その枕を焼くと、死体を焼く匂いがして、人を焼くのと同じ時間がかかったという。 (『古老が語る江東区のよもやま話』所収)
24、油赤子〔あぶらあかご〕鳥山石燕の『今昔 画図続百鬼』に描かれた妖怪。【近江国大津 の八町に、玉のごとくの火飛行する事あり。土人云「むかし志賀の里に油うるものあり。 夜毎に大津辻の地蔵の油をぬすみけるが、その者死て魂魄炎となりて、今に迷いの火となれる」とぞ。しからば油をなむる赤子は此ものの再生せしにや】と記されている。 石燕が引いている【むかし志賀(滋賀) の】の部分は、「諸国里人談』や『本朝故事 因縁集」にある油盗みの火のことである。油盗みの火とは、昔、夜毎に大津辻の地蔵 の油を盗んで売っていた油売りがいたが、死 後は火の玉となり、近江大津(滋賀県大津 市)の八町を縦横に飛行してまわったという もの。石燕はこの怪火をヒントに、油を嘗める赤ん坊を創作したようである。 『鳥山石燕画図百鬼夜行』高田衛監修・稲 田篤信・田中直日編 『一冊で日本怪異文学 100冊を読む」檜谷昭彦監修『日本随筆大成編集部編
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risatsukimi · 6 months ago
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母と岐阜高山の古い町並みを散策してき���した!父は今回はお留守番。初めて母子で電車旅です。
今までの私の旅は、旅程を組むのが上手いしっかりした人とばかり行っていました。今回は似たようなぽやぽやだけでする旅行。不安と楽しみでドキドキの当日朝。電車出発2分前になって母が言うんですよ。
「どうしよう、ジパング倶楽部の会員証(※)忘れてきちゃった…」
※諸々の条件を満たせば旅行運賃が割引される便利アイテム
幸先悪いよ!!!
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出オチから始まりましたが、特急ひだの車窓から見る景色がとても綺麗でした✨川の水が透き通っていて飛び込みたかった~。危ないからめったに川に潜るなんてできないけど、透明な水の中を泳ぐのは気持ちいいだろうなぁ。
高山駅に到着して、お昼ご飯を「麵屋しらかわ」で頂きました。
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中華そば並盛味玉子付き~!醤油味濃い目。
その後は小鯛焼食べて~、スムージー飲んで~、みたらし団子と牛串と牛寿司食べて~、舩坂酒造店でお猪口ガチャして日本酒の試飲して~🤤🍶食べてばっかりだよ!!その分歩いたからゼロカロリーってことでいいスか?
お宿は駅から少し離れた温泉宿に素泊まり。温泉で温まった後、テレビを見ながらお弁当をつつきました。自由…!!こんなこと言っちゃアレなんだけど、今回は父がいないので、気を遣う必要がなくて…あまりにも自由…!!20時には母は眠りに就いてしまい、私も適当な時間に寝るか~なんて思っていたら、LINEに着信。
父「今夜は絶対に負けられないチームバトル戦があるから母を起こして!」
旅行先でスマホゲームのバトルに参加しろと要請してくる父。ハァーーーー…(虚無顔)ちゃんと起こしました。時間まで1人ですることもなく、退屈しながら起きてましたよ。
次の日は組紐づくり体験をしました!『君の名は。』で主人公の女の子が作っていたアレですね。編む順番を忘れそうで集中して取り組んだので、ノーミスで完成させることができました。楽しかった~。
2日間歩き回って自分の体力のなさを痛感しました。ベンチや椅子をセーブポイントと呼び、見かけるたびに「あたしんだよォ!」と我先に腰を掛けていました。『ハウルの動く城』荒れ地の魔女のごとし。運動しないと旅ができなくなっちゃうな、まだ若い(?)のに。高山は美味しいものがいっぱいで食べきれない!今だけ胃の容量100GBくらいに拡張できないかな?そういうサブスクあったらいいのにな。そんな食べてるから体が重くなって歩けないんじゃ(それ以上言ってはいけない)
そしてこの旅で1番びっくりしたのは、
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岐阜の山アリでっっっか!!!!
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myonbl · 7 months ago
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2024年5月31日(金)
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4月から始めた<平日ランチ抜き減量プロジェクト>改め<平日空腹健康プロジェクト>、なかなか順調に推移している。月初めの連休時には体重が増加し、平日は減りつつも週末にはリバウンドする、まさに絵に描いたような(!)グラフである。当初は空腹感に耐えられるかどうか心配していたが、今となっては空腹感を確認して満足感を得られる、もはや達人の域ではないか!
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昨晩早くにダウンしたので1時30分に目覚めた。
日誌書いて二度寝しようとしたが寝付けず、音も立てられないのでデスクまわりを片付ける。
布団に戻ってウトウト。
5時30分に再度起床。
洗濯。
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朝食。
珈琲。
弁当*2。
可燃ゴミ、20L&30L。
ツレアイは休み、1人で出勤する。
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順調に到着する。
昨日の<スタディスキルズ(教育学科)>の提出物をチェック。
金曜日は2限・3限<スタディスキルズ(栄養学科)>、今週の課題は<まとめ型レポート>。サンプル���配付し、ブラ��ザとWordを画面に並べて作業させるが、いまだに窓の移動やサイズ調整が出来ないものがいる。時間内に全員作業終了して印刷物を提出させるが、先週の反省が何も行かされていないものが散見する。評価時の<授業参加度>が悪くなる一方だ。
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研究棟の廊下でH姉とバッタリ、企画展の葉書を入れておいたとのことで慌ててメールボックスをチェック、画像をツレアイに送る。
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帰路も順調、やはり燃費が30km/Lを超えると嬉しい。
今週持ち帰った本を段ボール箱に入れる、今回は3箱、もったいない本舗に明日の集荷を依頼する。
酢タマネギを仕込む。
残り野菜を使って夕飯用に<無水ミネストローネ>を仕込む。
ツレアイは午前中にいくつかの展覧会、午後は原���、私が帰宅するとすぐに買い物から戻ってきた。
今日はココの月1の診察、5時15分に予約を入れているとのことで小雨の中をココの籠と点滴の返却袋を持って行ってくれた。
その間に私は夕飯準備。
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息子たちにはスパークリングワイン、私たちは松尾大社展の特製徳利と猪口で乾杯。
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🍷いただきながら、今夜も枝雀、ネタもそうだが弟子たちが交代で語る<枝雀散歩道>が楽しみだ。
朝が早かったので途中でウツラウツラ、いったん布団に潜り込むも、ツレアイに起こされて入浴、体重は一昨日より100g増。
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今日は買い物に出なかったので、エクササイズが足りなかった。
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nostalblue · 9 months ago
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移住した経緯(その拾)
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最初の物件を見た後、一旦山を下って国道に戻り、そこからまた別の山道を上っていくと、その終点の辺りに次の物件はあった。そこにはまだ家族3人が住んでいて、その日は夫人が応対し説明をしてくれた。
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家屋は簡素な木造平屋で、屋根はガルバリウム鋼板葺き。築30年ほど経��ているので外回りはそれなりに劣化してきているが、早急あるいは大きく手を入れなければいけない箇所は見あたらない。家屋面積は約100平方メートルで、薪ストーブが付いた10帖のリビングルーム、8帖のダイニングキッチン、それ以外に8帖の部屋が1つ、6帖の部屋が2つ、いわゆる3LDKの間取り。現況で居住者がいるからどの部屋も綺麗に保たれている。この広さと部屋数は無駄な物持ちの自分にとって魅力的で、工作室やゲスト滞在ルームも設けることが出来るなと想いを馳せる。ただ必要以上に広くても管理が大変だから、これぐらいが丁度良いかも知れない。
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家屋の周囲に付随する土地(地目は山林・原野)は約2000平方メートル。現状ではその一部を家庭菜園や花壇として利用しているが、他の部分は未開拓な状態。日照や水はけが著しく悪いような場所は除くとしても、これらをきちんと整備して活用すれば多くの作物を栽培できるだろう。一部は果樹園のようにしてもいいよね。自給農暮らしを目指す身としてはこの土地の広さは魅力的で、特に家屋に隣接していることは大きな利点だ。かつてホームステイした場所では、遠く離れた圃場まで長いこと車で走らねばならなかったり、途中の開かずの信号機に毎度捕まり延々待たされるなんてことがあり、相当な時間を無駄にしていると感じたからだ。それでも体が若いうちは何とかなるだろうけど、年齢を重ねると負担は大きくなってくるかも知れない。圃場管理の観点からも近いに越したことはないだろう。ここなら窓から覗けば大方見渡せる。
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一通り見回った後、庭に置かれたテーブルセットで休憩しながら、茶を淹れてくれた夫人と話をして情報を収集する。
・この集落は古くから住んでいる人はごく一部で、ほとんどが他の地域からの移住者であること。
・自治会の催しなどは全くなく、みんな好き勝手に暮らしているとのこと。
・日用品の買い物は下田市街地まで出向く。自動車やバイクで片道30分程度かかるが苦にはならないとのこと。
・テレビや携帯電話の電波は受信しにくいが、有線でのインターネットは可能だと言うこと。
・野生の鳥獣は多く、近年特に鹿と猪が急増して被害にあっている。一方で猿は昔いたが他に行ってしまったらしい。
・本物件は築以降4人オーナーが変わってきたこと。
・現居家族は6年この場所に住み、気に入っているが、家庭の事情により交通アクセスの良い場所に移らなければならないとのこと。
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(終章に続く)
 ⇨ 移住した経緯一覧へ
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hisoca-kyoto · 2 years ago
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昨日は梅雨の間の暑い1日でしたね。お越しいただきました皆さまありがとうございました。
金曜日はスモークツリーのリースのワークショップでした。ジメジメの季節をおうちで爽やかにお過ごしいただきたいと、6月にもsuukaさんにリースのワークショップをしていただくようになって6回目になりました。今回も初めましての方、何度かご参加の方までお集まりいただき、ふわふわのスモークツリーに癒されながら素敵にリースを束ねて下さいました。年々、人気の花材になっているようでスモークツリーのお手配が大変だったようでしたが、今年も無事に楽しい時間をお過ごしいただけました。
いつもお茶の準備にバタバタしていて写真を撮るのを忘れがちなのですが、今回は皆さんのリースを並べてお写真撮らせて頂けました!それぞれに素敵なリースが完成しました。ご参加の皆さま、suukaの和美さん楽しい時間をありがとうございました。
完成された頃にはホッとされたご様子でお隣の方とのおしゃべりもお楽しみ頂けて、和美さんにお花の質問をされたりしながらお茶の時間も和やかにお過ごしいただいて私も嬉しい時間をいただきました。hisocaでのワークショップはご参加いただく方が心地よくお過ごし頂けるように、構えずに楽しんでいただけるような内容を心がけています。秋からも新しいワークショップも考えていますので、タイミングが合いましたら初めての方もお気軽にご参加くださいね。
今回ご用意したお菓子は烏丸丸太町の欧風堂さんのマンゴープリン。暑い日が続いていましたので、夏に向かう季節の冷たいお菓子を選びました。マンゴームースにココナツミルクのジュレがほんのり甘くてとても美味しかったです。ワークショップ用に特別にブレンドして下さったALTHEMISさんのお茶��「kiri-sameブレンド」。ティンブラにレモングラス、レモンバーム、ローズマリー、ミントなどをブレンドしたジメジメの季節を忘れさせる爽やかなブレンドでした。欧風堂さん、ALTEHMISの猪塚さんにも今回もご協力いただきありがとうございました。
本日18日から21日まで定休日と展示入れ替えを合わせて連休をいただきます。22日(木)より「児玉修治 陶展」がスタートいたします。どうぞ楽しみにお越しくださいませ。また直前に改めてお願い事もさせて頂くと思います。合わせてどうぞよろしくお願いいたします。窓辺では児玉さんの花器にもスモークツリーを合わせて楽しんでいます。
それでは皆さま、良い週末をお過ごしくださいませ☆
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mito0813 · 8 months ago
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Bottle Cap Art 246
2024年4月
アクリルガッシュ、ペットボトルキャップ
直径30mm
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ペットボトルキャップに京都・正寿院の猪目窓を描きました。
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ichinichi-okure · 1 year ago
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2023.12.2sat_nagano
娘がむくり、なんのおとだろ〜?とにやにや起き上がり、下でごはん作ってるんじゃない?と答える。めずらしく朝機嫌が良い。 昨晩はカニを食べるために妻の実家に来てそのまま泊まった。義父の友人の親戚のサッシ屋にわざわざ兵庫から長野の端まで来てもらって全窓にペアガラスの内窓を入れたら、家が異常に暖かくなった上に、社長の実家の城崎から松葉ガニが大量に送られて来たとのこと。 カニは棘が刺さるし、しみるし血が出るしで有難いけれどうまいものではないと思っていたが、身に味噌つけで燗で流すと夢のようにうまいものだった。 カニばかり食べたので朝はパンとかめいらくのスープとか。食後に娘と義姉とかくれんぼ。娘はいつも同じところに隠れ、義理の姉は土間とかトイレとかトリッキーかつ寒そうなところに隠れるから、そっと放置してみようかと思うが、相手はダウンパンツを履いているから強い。 そのまま義姉に娘をみてもらい、妻とゴミ処理場に。長野に越して二年経つが燃やせないゴミの分別や捨てるタイミングが困難すぎて、とりあえず持ってけば済む実家のほうに時々もってゆく。 こちらがおろおろと割れたものを割れないようにと捨てている横で係の人は荒々しく割り散らかしながら処理する。ごみはごみなのだ。がなかなかそのふんぎりがつかない。
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近くで毎日伐採木を玉切りにして人にあげる尊い運動をしているおじさんのところに行って薪用に軽トラ一杯いただいてゆく。帰りにスーパーに行くと入口で見たことあるような人がいて、二度見したらはっきりと大学の時の先生だった。あまり関わりなかったし、20年ぶりだし、脳内で会話をシミュレーションしたけど成り立たなかったせいにして愚かにも話しかけなかったけれど、話しかけるべきだった。 実家に戻る重い軽トラで妻に大学の曲者教授たちの話をする。かっこわるいのにかっこつける人とかっこいいのにかっこつける人とかっこわるいのにかっこつけてそれがかっこわるいって気づいている人がいて、みんなスリリングな授業をしていて最高だったが、みんな年金ももらわず死んでしまった。 お昼パスタ食べて娘と二人で家に帰る。妻は別々で、通ってない保育園のママ飲み会が駅前のおかまバーであるから電車で帰る。娘はいっしょにかえりたい〜!!おとーちじゃない〜!!と15分くらい助手席で泣き続け、途中から睡魔と闘いはじめて負けてそのまま寝る。家まで1時間くらい。家まであと3分の橋のところの段差のゆれで目覚めてしまったので、少し遠回りしてまた寝てもらう。 家にたどり着いてそっと横にするけれど、少し眠りが浅いのか、僕の首元から手を突っ込んできて乳首を掴まれる。妻がいると妻のを触るけれど、いないと仕方なさげに僕のを触る。いつまでこれを許容していいのかわからない。精神分析はおもしろ読み物だと思っていたが、子供が生まれてからいろいろ真実めいてきてうっすらとした不安に包まれる。 子が寝ている間に薪ストーブをつけて、晩ごはんを作る。玉ねぎ人参じゃがいもしめじ鶏もも重ねてストーブにのせとく。今日はカレー。 あっさりと娘が起きたので、荷台の薪を一緒に降ろしてみようと車まで連れてくけど、イスにすわってる!とのことで車内から応援してもらうことに。日没を迎えぐんと冷えてくるなか急いで降ろすが娘は車内からおおすみくんおそい!おおすみくんおそい!と妻の真似をして怒りつづけている。 ブロアーで荷台の木屑を飛ばしてもち米の籾袋をのせる。明後日、友人の出産を赤飯蒸しあげて近所の友達たちと祝おうと籾摺りしに行く。娘はコイン精米が好きだと思っていたが、着いてみると車からおりない!というのでひとりで楽しむ。娘はまたガラス越しに立って見ている。 もち米は育ててるときも水口に近いからか生育がバラバラで籾摺りしてみても粒の大きさがバラバラ、味に不安、でも食べてみないとわからないから仕方なし。 もち米と残ってたカニを4杯届けに行くと会場となるおうちの姪っ子がいて、玄関先でバナナのクッションで家対抗綱引きをして、大人だからてこの原理で圧勝する。 帰ってお風呂入れてる間にカレーにルウを入れて仕上げる。市販のルウなんてと思っていたけれど、娘のカレーインストールにゴールデンカレーの甘口を使ってからはその驚異の完成度に感謝と反省を繰り返している。 二人で風呂入って出てカレーをガバガバ食べてたら、妻から帰り送ってくれるらしいから二次会も行くとのLINE。終バス19時半、夜は猪鹿熊の氷点下の暗闇の土地からすると「二次会」は「正月」くらいに響いたからよくわからないれど行ってらっしゃい。 食後、娘にパソコンでペッパピグを見せてる間に洗い物して洗濯物を干してたらパタンと自分で閉めて、もうねるじかん!おんぶ!という。明らかに小さい登山用のベビーキャリアーを引っ張り出してきて、14kgを担いだまま残った洗濯物を干す。うとうとしたり起きたりしてる��れどこちらの肩に限界がきたため布団に横にする。母親のいない寂しさか、ぎゅっと寄ってきてまた首元から乳首を掴まれて痛い。とんとん背中を30分くらい叩いて手首に違和感を感じはじめたら寝たかな起きたかな、くらいのところでバタバタと妻が帰ってきてプゥプゥおならをしていた。
-プロフィール- 大隅健司 39 長野 百姓、小間使い、音楽家
@osumijnek
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khrbuild · 1 year ago
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なかなかの昼間の暑さ!
もう10月も終わりやのにね(^_^;)
貝塚市水間寺境内観音院リフォーム工事
貝塚市外壁塗装工事
貝塚市水間屋根改修工事
貝塚市水間町 新築 リフォーム坂口建設
もう10月も終わりやのに、日中はなかなかなの暑さ!
そのせいか、今年は私だけでしょうか花粉が辛い!
イネ科の花粉にやられてしまうわたくしは、周りを見渡すと草むらだらけ
右を見ても左を見てもブタクサ、豚草、ぶたくさ(-_-;)
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これこれ、キイロの飛んでるからね。
コロナ五類から久しぶりにマスク着用しましたわ(-_-;)
水間村では回避は皆無、今日は施主のおっちゃんにマスク着けてるの見られて、
「大工さん風邪か?」
と聞かれたんで、花粉ですと言うと
「俺も花粉やけど、これ朝晩2回飲んで花粉なくなったんや」
と黒酢ブルーベリーと書いた瓶を持ってきてお猪口に半分飲まされた。
お酢は結構好きな私、何でもいっちょかみやから帰りに買おうかとおもったら、
おっちゃん「まぁ1か月は飲み続けらな効いてケェーへんけどな」
花粉終わるやん(-_-;)
後ろでおばちゃん、私をみる目が
「大工さんごめんな、またうちの旦那が変なもん飲まして」
って目が辛かった(-_-;)
目はほんまに口ほどに物を言うよねw
おばちゃん大丈夫、これも田舎の大工の仕事の努めなのよね(^_^;)
おばちゃんの目で、買う前にググって見るかと見てみたら、
ダイエットや疲労回復とかは書いてたけど、アレルギーのアの字も出てなかったよ。
(・_・;)
信じる者は救われる。
やってみよう~w
水間寺境内の観音院の工事も完了しました。
とにかく古い古い建物で、床も歩くのが怖いくらい。
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柱が腐って床が下がって、床を受ける根太も落ちでしまってるので、そりゃ床抜けるわね、
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まずは解体して、下がった柱の下を切って束石と言う石を、小北石材からパクってきてジャッキアップして柱の下に敷く
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そして床の下地をやり直して、窓も木製の吐き出し建具から、アルミの腰窓に変変更するために壁も新しくします。
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下地を作ってできると、外部に焼板を貼るために防水シートを貼って下地を作ります
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そして焼板を施工するのですが、
この和風の庭に焼き板を貼るときって、よくあるのが、縁側の踏み石!
縁側の吐き出し窓のところに、昇り降りするための上がり台のに使うもの。
これが自然石なのでこんなことになる
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なかなかの手間でね、石に板が密着すると石が濡れたとき板に水分がついて腐りやすくなるので、4ミリから5ミリ程度の隙間をとって貼っていくのですが、なかなかの手間がかかるのよね(^_^;)
でも綺麗に貼り上がると気持ちいい!
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石だけでなく、増築繰り返してるとこんな人工物もあるしね
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丸にも負けず、角にも負けずどんな形でも綺麗に貼ってみせるぜ!
ってまた完成写真までたどり着かなかった(^_^;)。
また来週見てくださいね。
今週もお疲れ様でした。
ゆっくりお休み下さいませ。
貝塚市 岸和田市 泉佐野市 泉大津市 和泉市 泉南市 阪南市 熊取町 忠岡町 田尻町
天然素材スイス漆喰カルクオウォール
リボス自然塗料取扱店
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seldamn1 · 1 year ago
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20230712-20230717
【20230712(Wed)】
・山陽新幹線で博多から岡山、乗り換えでマリンライナーに乗って高松へ。瀬戸大橋を渡ってる際に車窓の写真を撮ったら、同じ日の午前中に岡本仁氏が全く同じ構図でほぼ同じ箇所と思われる写真を撮ってInstagramにupしていて心底驚いた。思わずThreadsに投稿。
・高松駅に着いてBromptonを秒で組み立てて、まずは昼飯にうどん。毎回利用する駅前のめりけんやが休みだったため、適当に街中の『えん家』というお店に入ったがここが大変美味しかった。店内は芸能人に加えてラッパーやシンガーのサインが多く飾られていたのが印象的だった。
・高松といえばという事で、個人的に日本で一番好きな公共建築の香川県庁 東館へ移動。今回は平日という事で開館しており念願の内部に入れた。1Fは市民が普通に休んでいたり建築好きそうな大学生たちが見学に訪れていたり、かと思えば3F以降は普通に庁舎として使用されていて当たり前だけど街に溶け込んでいた。
・夕���、今回の旅の唯一の目的。BEERSONICのセイゴさんに繋いでもらったOHLOY STOREを訪問、ヘッドブルワーの渡辺さんに率直なお話を様々聞くことが出来た。勿論、OHLOYのビールを何種類か飲みながら。話の流れで翌日の醸造施設の見学までセッティングしていただく。
・ホテルにチェックインしてビールの酔いが覚めるまでしばし休憩。21時頃になってようやく外出。前回高松に泊まった時に入っていい気分になった居酒屋がまだ健在だったので再来。日本酒の美丈夫と石鎚を頂きいい気分の記憶更新。
【20230713(Thu)】
・朝から醸造施設の見学。この日は缶詰め作業の日ということで、初めて稼働中のカンニングマシンや作業を観察出来た。応対頂いたブルワーの方から説明を色々聞かせて頂き有意義な情報も頂いたが、皆忙しそうであまり余裕は無さそうだったので邪魔にならないよう1時間足らずで退出した。図々しくも手伝いを名乗り出た方が良かったかもしれない。
・見学以外の予定は何も決めておらず今更島巡りをするにも時間が中途半端になっていたので、再来になるが丸亀市の猪熊弦一郎現代美術館を観に行く事に。その前に高松市内の『喫茶 城の眼』でカレーランチ。ここも香川県庁と同じくこれまでタイミングが合わず外観を眺めるだけだったので念願の訪問。厳格な雰囲気の喫茶店を予想していたが、店主(?)のおばさんは極めてフランクな応対だった。店内はしかしかなり独特の空間が構築されておりそのギャップが面白かった。
・Bromptonを輪行して高松→丸亀。せっかくなので丸亀城に登る。江戸時代当時の天守が現存しているとの事だったがかなりこじんまりしたもので少し拍子抜け。高知城はかなり良かったんだけどなー。
・猪熊弦一郎現代美術館は常設展と特別展を見た。特別展は夭折した中園孔二という画家の個展。上映されていたインタビュー映像を見る限りどこにでも居そうな目立たない線の細い男性という趣だったが、あまりに強烈で独特な作風と膨大な作品数とのギャップに衝撃を受けてしまった。岡本太郎の作品を前にした時と近い感覚を受けた。来てよかった。
・ホテルチェックイン後、前日と同じくOHLOY STOREへ向かい見学セッティングの感謝を伝える。夕飯は高知で有名な『明神丸』の高松店で、最高すぎるカツオの藁焼きと日本酒をいただく。調子に乗って3件目をはしご、Instagramのオススメで出てきたmelobarでクラフトビール。福岡から来た旨を話すとここでもBEERSONICの名前が挙がり、影響度の高さを感じる。
【20230714(Fri)】
・朝食は駅前めりけんやのうどん。マリンライナーで岡山に戻り山陽本線にて寄り道、倉敷駅で下車。8年ぶりの倉敷美観地区は変わらず良かった。そして何よりも大原美術館の素晴らしさ。モネの『積みわら』何時間も眺めていたかった。
・帰りは倉敷駅から山陽本線で福山駅まで移動して新幹線乗換。金曜夕方の便という事で自由席はなかなかの乗車率だったがBromptonは問題なく荷物スペースに置くことが出来た。
【20230715(Sat)】
・ユナイテッドシネマ キャナルシティ13で『君たちはどう生きるか』IMAX鑑賞。正直、こういう路線なのではというのは鈴木プロデューサーのラジオを聴いていて予想出来ていた。…それにしても冒頭の入りはびっくりした。そしてとにかくいろんな意味で情報量が多すぎて1回観るだけでは誰もが到底受け止めきれない映画なのは間違いない。近日中に2回目の鑑賞を検討する。
・夕方から高校時代の友人たちと飲み。酒が進みに進み、ボロボロの状態でなんとか帰宅。
【20230716(Sun)】
・地元のビアガーデンに行く約束だったが、二日酔いがひどくとても西鉄電車に乗る気にならなかった。
【20230717(Mon)】
・六本松の蔦屋書店に『君たちはどう生きるか』の文庫本を買いに行ったつもりが、『ブルワー魂』という本が目に止まり衝動的に買ってしまった。
・百道浜でソフトクリームを食べながら海を眺めて、先週の旅を反芻しつつぼーっとする。
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kyotodreamtrips · 1 year ago
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team-ginga · 2 years ago
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劇団うりんこの『クローゼットQ』
 昨日6月10日(土曜)は、まず午前中に大学で関学仏文OB、OGのみなさんを相手にフランス語の授業をして、ちょっと図書館に寄ったあと、正門のところで『リハーサル』の共演者である中野聡さんと待ち合わせてピッコロシアターへ行き、劇団うりんこの『クローゼットQ』を見てきました。劇団・下鴨車窓の田辺剛の作・演出です。
 私は下鴨車窓という名前は知っていて、一度見てみたいと思っていたので随分前に予約を入れました。元々は妻と一緒に行くはずだったのですが、妻が体調を崩しているので、中野さんをお誘いした次第です。
 劇団うりんこ(イラストを見る限り、「うりんこ」というのは仔猪、つまりうりぼうのことのようです)というのは知りませんでしたが、名古屋の劇団のようです。出張公演というわけですね。
 土曜日15時の一回だけの公演のようですが、客席は8割の入り。名古屋の劇団がどうやって集客したのかわかりませんが、まずまずですね。
 物語は2層仕立てというのかな、二つのストーリーが並行して進んでいくスタイルで、一つは祖父が建てた一部屋きりの離れに引きこもっている高校生ユウキとその友人が嵐で小屋ごと流される物語、もう一つはレナという女性が小屋を押して移動させるという不思議なバイトに従事する物語です。
 ユウキの話はどういうものかというとーー
 離れの小屋が嵐で流され、ユウキとその友人は南海の孤島に漂着します。そこには乗っていた飛行機が墜落して、島に流れ着いた7人の日本人がいます(実際に出てくるのはそのうちの二人だけです)。彼らはユウキとその友人に水や薬をたかります。このままたかられっぱなしになるとまずいと思った二人は、小屋に閉じこもります(「助け合う」という発想はない……というかそういう方向には進みません。現実の厳しさ、人間の醜さを描いたというところなのでしょうか)。
 小屋は再び嵐に流され、今度は戦争をしているらしい外国の町に漂着します。偵察に出たユウキの友人は負傷した男とその姉を小屋に連れて戻ります。ユウキは最初、嫌な顔をしていますが、友人に「この人たちはいい人たちだ」、「言葉はわからないけれど、きちんと目を見て話せば通じる」と言われて二人に水や食料(スルメ!)を与えます。翌朝、二人の客人はユウキと友人に礼を言って出ていきます(こちらは「助け合い」の精神ですね。うーん、最初に流れ着いた孤島とこの戦地では何がどう違うのでしょう。最初が「現実」で次が「理想」ってわけですか。ちょっと納得がいかない気がします)。
 その後、小屋は再び漂流し、元の場所に戻ります。ユウキの姉が小屋に来て「昨夜の嵐はすごかったね」と言います。ユウキやその友人にとっては漂流してから何日も過ぎているわけですが、ユウキの姉にとっては一晩しか経過していないのです。
 「あれは夢だったのか」とユウキとその友人は思います。しかし、彼らの体や服はすっかり臭くなっていて、何日もの時間が経過したことを証明しています。
 ユウキは小屋を出て、家族と一緒に朝ごはんを食べます。週末までには小屋を出て母屋で生活すると彼は言います。もう引きこもりはやめると宣言するわけですね。めでたし、めでたし……なんだろうか。
 一方、レナの物語はというとーー
 レナはバイトに採用になりすぐに仕事を始めることになります。彼女は女二人、男一人のバイト仲間と小屋を押して移動させます。つまり、ユウキの小屋が漂流するのは、彼らが押しているからなのです。しかし、ユウキやその友人には彼らの姿は見えないし、彼らにはユウキやその友人の姿は見えません(ただしなぜか小屋の窓を通して見た場合だけはお互いの姿が見えることになっています)。
 小屋を移動させているうち年配の女性バイトが熱を出し、やがて死んでしまいます。それほど過酷な仕事なのです。社長はそれでも仕事を続けろと指令を出します。
 男性バイトは「こんなのおかしい」、「もう我慢ができない」と言ってレナとバイトリーダーに脱走を持ちかけます。しかし、男性バイトは脱走途中に川で溺れ、バイトリーダーの女性もレナも会社側の人間に捕まってしまいます。
 気を失っていたレナがはっと気づくと、元の場所ーーレナが採用になった場所ーーにいます。新しいバイトが来て、先輩バイトのレナに仕事の内容を尋ねます。レナは「私、この仕事はもう辞めるの」と言って去っていきます(新人バイトが「荷物運びには慣れてます。演劇やってるんで」、「トラブルには慣れてます。演劇やってるんで」と二言目には「演劇やってるんで」と言うところで、中野さんと私は大笑いしました。でも、これって演劇をしている人間にしかウケないギャグですよね)。
 二つの物語は寸断され交互に置かれていますが、交差することはほとんどありません。交差があるとすれば、それはユウキとレナが小屋の窓ごしに相手を見つけて必死になって呼びかけるが、相手は気づかないというところと、レナが家族に書いた手紙が宛先不明で戻ってきて、ユウキの小屋の郵便受けに入れられ、ユウキが手紙を受け取るというところだけです。
 しかし、ラストでようやくユウキとレナは顔を合わせます。部屋を出ることを決めたユウキのところに新しいバイトとして宅配便を始めたレナがやってきて荷物を渡すのです。
 お互いどこかで会ったような気がしていますが、何も起こりません。レナが胸につけている名札を見てユウキが「レナさんですよね。僕はユウキです」と名乗るだけで、二人はそのまま別れていきます。それが「粋」なのだ……というか、表面的には何も変わらない、でも二人の内面では大きな変化が起こっているということなんでしょうか。
 この芝居の最大の魅力は一人の役者が取っ替え引っ替えいくつもの役を演じることです。最初から最後まで一つの役を演じるのはユウキとレナだけで、ユウキの友人を演じる役者はレナの書いた手紙をはこぶ郵便配達の役も演じていますし、ユウキの父親を演じる役者はレナが務めている会社の社長と南海の孤島に住む住民1の役を演じています。
 ユウキの母親を演じる役者は熱を出して死んでしまうバイト女性や戦地でユウキに匿ってもらう兵士の姉も演じていますし、ユウキの姉を演じる役者はバイトリーダーの女性も演じています。もう一人出演している男性は、芝居の冒頭でユウキの小屋に荷物を持ってくる宅配便のバイト役と、南海の孤島の住民2と、戦地でユウキに匿ってもらう兵士と、レナと一緒に脱走して川で溺れる男と、バイトにきてレナに話を聞く新人の役を演じています。
 早替わりも含めて役者は大変でしょうが、それがわかるからこそ見ていてとても面白いと思いました。
 ストーリーの方は……うーん、どうなんだろう。
 ユウキの物語は、半分『オズの魔法使い』、半分『青い鳥』ってところですか。つまり、ユウキは冒険を通して成長した、引きこもりをやめて現実と向き合うことができるようになったというわけです。
 でもなあ……無人島での経験と戦地での経験が彼を成長させたと言われても、ちょっと納得できない気がします。飛行機が墜落して無人島に住んでいる7人や、戦地で負傷したり死んだりしている人々は、ユウキを成長させるためだけの存在だったような気がして、「それってどうよ」、「ユウキは救われたかもしれないが、彼らは救われないじゃん」、「どうして引きこもりのガキひとり更生させるためにそこまでしなきゃならないんだ」と思ってしまいました。
 そもそも、小屋が流されて世界中を漂流するというのは明らかにファンタジーですよね。そこに戦争というようなリアルなものを入れるのってどうなんでしょう。無人島での生活もファンタジーと言えなくはありませんが、ユウキとその友人は前からそこにいる7人を警戒し脅威を感じているーーそういう部分には結構人間の暗い部分、醜い部分が関係しているわけですから、結構リアルだと思います。
 ファンタジーならファンタジーでもちろん構いませんし、リアルならリアルで構いませんが、その二つを混ぜてしまうとおかしなことになるような気がします(混ぜるな危険!)。
 レナの物語に至っては、不条理なことばかりで、レナが自らの経験から何を得たかはさっぱりわかりません。ただ単に不可解な仕事を強制され、いつの間にかその労���から解放されてい��というだけではないかと思います。言い方が良くないかもしれませんが、レナの物語はあくまでユウキの物語を補完するためだけに作られたもので、それ自体は何の意味もないという気がしました。
 とはいえ不快な感じは全くしませんでした(おかしな言い方かもしれませんが、見ていて不快な感じがする芝居も世の中には少なからずあるので、これは褒め言葉です)。
 中野さんと久しぶりに会って語り合えたこと、一緒に食べた塚口のラングルのビーフシチューが美味しかったことも含めて、いい1日でした。
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kachoushi · 2 years ago
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各地句会報
花鳥誌 令和5年6月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年2月2日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
厨女も慣れたる手付き雪掻す 由季子 闇夜中裏声しきり猫の恋 喜代子 節分や内なる鬼にひそむ角 さとみ 如月の雨に煙りし寺の塔 都 風花やこの晴天の何処より 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月2日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
山焼きの煙り静かに天昇る 喜代子 盛り上がる土ものの芽の兆しあり 由季子 古雛や女三代つゝましく 都 青き踏む館の跡や武者の影 同 日輪の底まで光り水温む 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月4日 零の会 坊城俊樹選 特選句
桃の日のSt.Luke’s Hospital 光子 パイプオルガン天上の春連れませり 順子 指を向け宙に阿弥陀の春の夢 いづみ 春の川大東京を揺蕩ひぬ 美紀 聖路加の窓ごとにある春愁 眞理子 雛菊もナースキャップも真白くて 順子 聖ルカを標としたる鳥帰る 三郎 印度へと屋根とんがりて鳥雲に 佑天 鳥雲に雛僧の足す小さき灯 千種 学僧は余寒の隅に立つてをり きみよ
岡田順子選 特選句
春陽に沈められたる石の寺 美紀 春空に放られしごと十字架も 同 春潮の嫋やかな水脈聖ルカへ 三郎 鳥雲に雛僧の足す小さき灯 千種 涅槃西風吹きだまりては魚市場 いづみ 聖路加の鐘鳴る東風の天使へと 俊樹 皆春日眩しみ堂を出で来たり 千種 桃の日のSt.Luke’s Hospital 光子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月4日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
春愁の揺れてをるなりだらり帯 愛 立子忌や飯とおさいにネモフィラ猪口 勝利 春眠し指に転がす砂時計 かおり ゆらめいて見えぬ心と蜃気楼 孝子 春潮のかをり朱碗の貝ひらく 朝子 ファシズムの国とも知らず鳥帰る たかし 立子忌の卓に煙草と眼鏡かな 睦子 毛糸玉ころがりゆけば妣の影 同 わが名にもひとつTあり立子忌よ たかし 波の綺羅とほく眺めて立子の忌 かおり 灯を消してふと命惜し雛の闇 朝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月6日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
この空のどの方向も春日燦 和子 思ひ出はいろいろ雛の女どち 同 うららかや卒寿に恋の話など 清女 鳥帽子の小紐手をやく京雛 希 耳よりの話聞きゐる春の猫 啓子 地虫出づ空の青さに誘はれて 雪 意地を張ることもなくなり涅槃西風 泰俊
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月10日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
裏路地の古屋に見ゆる雛祭 実加 子等笑ふお国訛りの雛の客 登美子 彼岸会の約束交はし帰る僧 あけみ 筆に乗り春の子が画く富士の山 登美子 うららかな帰り道なり合唱歌 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
春夕焼浜の民宿染めてをり すみ子 青粲粲空と湖面と犬ふぐり 都 水車朽ちながらも春の水音して 和子 朝東風や徒人の笛は海渡る 益恵 枝垂梅御幣の揺れの連鎖して 宇太郎 春の婚オルガン春の風踏んで 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月11日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
啓蟄やボール蹴る子は声がはり 恭子 海近き山の椿の傾きて 和代 啓蟄の光を帯びし雲流る ゆう子 鳥鳴いて辛夷の甘き香降る 白陶 一人言増えたる夕べ落椿 恭子 小気味よき剪定の音小半日 多美女 一端の鋏響かせ剪定す 百合子 ふる里の椿巡りや島日和 多美女 剪定や句碑古りて景甦る 文英 剪定や高枝仰ぐ褪せデニム ゆう子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月13日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
雪吊の縄の解かれて睡り覚む 世詩明 家康公腰掛け松や地虫出づ ただし 捨鉢な女草矢を放ちけり 昭子 屋号の名一字継ぎし子入学す みす枝 花冷や耳のうしろといふ白さ 昭子 坐りゐて炬燵の膝のつつましく 世詩明 対座したき時もあるらん内裏雛 みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月13日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
摘草のさそひ届きぬ山の友 ことこ 蒼天に光の礫初燕 三無 陽炎のけんけんぱあの子をつつむ あき子 朝戸風見上げる軒に初つばめ 同 摘み草や孫を忘れるひとしきり 和魚 かぎろへる海原円く足湯かな 聰 陽炎や古里に建つ祖母の家 ことこ 我家選り叉来てくれし初つばめ あき子 陽炎ひて後続ランナー足乱る のりこ 新聞を足してつみ草ひろげたり あき子 つみ草や遠くの鉄橋渡る音 史空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月14日 萩花鳥会
熔岩の島生き長らへし藪椿 祐子 ���静まり雛の酒盛り夢の間に 健雄 田楽や子らの顔にも味噌のあと 恒雄 雑草も私も元気春日向 俊文 猫抱いてぬくぬく温し春炬燵 ゆかり 子自慢の如く語るや苗売よ 明子 雲梯を進む子揺らす春の風 美惠子
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令和5年3月15日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
雪吊りのほどけて古木悠然と 笑子 落椿きのふの雨を零しけり 希子 夜半の軒忍び歩きの猫の恋 同 立雛の袴の折り目正しくて 昭子 桃の花雛たちにそと添はせたく 同 口笛を吹いて北窓開きけり 泰俊 手のひらを少し溢るる雛あられ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
雪吊の縄のゆるみに遊ぶ風 雪 奥津城の踏まねば行けぬ落椿 同 まんさくに一乗川の瀬音かな 同 よき言葉探し続ける蜷の道 すみ枝 春眠の赤児そのまま掌から手へ 同 足裏に土のぬくもり鍬を打つ 真喜栄 強東風の結界石や光照寺 ただし 裸木に降りかかる雨黒かりし 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月17日 さきたま花鳥句会
春雨に黙し古刹の花頭窓 月惑 震災の地に鎮魂の東風よ吹け 一馬 春昼や女房のうつす生あくび 八草 ととのへし畝に足跡朝雲雀 裕章 路地裏の暗きにありて花ミモザ ふゆ子 薄氷や経過観察てふ不安 とし江 拾ひよむ碑文のかすれ桜東風 ふじ穂 水温む雑魚の水輪の目まぐるし 孝江 薄氷の息づき一縷の水流る 康子 二月尽パンダ見送る人の波 恵美子 ほろ苦き野草の多き春の膳 みのり 梅園に苔むし読めぬ虚子の句碑 彩香 強東風老いてペダルの重くなり 静子 鉛筆はBがほどよき春半ば 良江
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令和5年3月19日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
一族の閼伽桶さげて彼岸寺 芙佐子 隠沼に蝌蚪のかたまり蠢きぬ 幸風 セスナ機の音高くして地虫出づ 月惑 この山の確と菫の一処 炳子 石仏に散華あまねく藪椿 要 年尾とはやはらかき音すみれ草 圭魚 茎立の一隅暗き室の墓 千種 春塵の襞嫋やかに観世音 三無
栗林圭魚選 特選句
ビル影の遠く退く桜東風 秋尚 古巣かけメタセコイアの歪みなし 千種 寄せ墓の天明亨保花あけび 同 色を詰め葉の艶重ね紅椿 秋尚 ひとつづつよぢれ戻して芽吹きけり 同 信号の変り目走る木の芽風 眞理子 助六の弁当買うて花人に 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
元三大師夢のお告げの二日灸 雪 新しき雪夜の恋に雪女 同 恋てふも一夜限りを雪女 同 懐手もつともらしく頷けり 昭子 石庭に音立て椿落ちにけり 同 雛簞笥何を隠すや鍵かけて 同 貸杖の竹の軽さや涅槃西風 ただし 石どれも仏に見えて草陽炎 同 泰澄の霊山楚々と入彼岸 一涓 制服も夢も大なり入学児 すみ枝 露天湯に女三人木の葉髪 世詩明 歩きつつ散る現世の花吹雪 同
(順不同特選句の���掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月26日 月例会 坊城俊樹選 特選句
門出祝ぐ花の雨とてももいろに はるか 花色の着物纏ひて卒業す 慶月 街の雨花の愁ひの透き通り 千種 蹄の音木霊となりて散る桜 政江 フランス語のやうにうなじへ花の雨 緋路 大屋根をすべりて花の雨となる 要 花屑へまた一片の加はりぬ 緋路 永き日のながき雨垂れ見て眠し 光子 宮裏は桜の老いてゆくところ 要
岡田順子選 特選句
金色の錠花冷えのライオン舎 緋路 漆黒の幹より出づる花白し 俊樹 白々と老桜濡るる車寄せ 要 花揺らし雨のつらぬく九段坂 はるか 漆黒の合羽のなかに桜守 光子 花の夜へ琴並べある神楽殿 はるか 春雨や無色無音の神の池 月惑
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
今昔の小川にしのぶ蜆かな 成子 薔薇の芽の赤きは女王の予兆 ひとみ 潮こぼしながら蜆の量らるる 朝子 餌もらふ鯉をやつかみ亀の鳴く 勝利 突きあげし拳の中も春の土 かおり 持つ傘をささぬ少年花菜雨 ひとみ 涅槃西風母も真砂女も西方へ 孝子 亀の鳴く湖畔のふたり不貞だと 勝利 口紅は使はれぬまま蝶の昼 喜和 長靴の子はまつすぐに春泥へ ひとみ パグ犬と内緒のはなし菫草 愛 息詰めて桜吹雪を抜けにけり 孝子 ふと涙こぼれてきたる桜かな 光子 健やかな地球の匂ひ春の草 朝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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tanuki-kimono · 4 years ago
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Miki Katoh kimono design “Mizu Tama Tsubaki“. That matching art depicts the famous heart room of Shojuin temple.
This temple near Uji is very well known because of its inome mado (猪目窓, heart-shaped window) and its pretty painted ceiling.
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(pics from this past note)
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miw-s · 4 years ago
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kyoto trip -1-
数年前に行った京都旅♩*。
今更ですが記録としてポスト
1日目は正寿院へ
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向日葵の風鈴 夏らしくて可愛かったなෆ
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風鈴の涼し気な音色を聞きながらお茶をいただきました
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ずっと見てみたかった猪目窓
ハートの形で可愛すぎる~♡
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これはハッセルで撮ったもの♩*。
この後、伏見稲荷へ。 到着した頃は夕方で暗かったのでフィルムでは撮れず…。またいつかリベンジしに行きたいなෆ
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