#片付け依頼
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・以下上から読んでいった箇条書きメモなので詳細はhttps://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/documents/bunsho_questionnaire1011_01.pdf ・芸術に全く興味がないどころか予算削減をしようとしている。してる。 ・そのことについて人事権などを使っているようだが、職員に大した説明なく進んでいる様子で現場の混乱がわかる ・斎藤が井戸前副知事のことが滅茶苦茶嫌いなのはわかるが、態度で表しているのがかなり子供っぽいし、周りもかなり気を遣っている印象 ・令和3年選挙で職員内で事前運動があり、その後通報されたようだが握りつぶされたとの話はかなり問題なのではないか ・その当時の選挙についての情勢に違和感があり、職員たちの間で相当困惑が広がっている様子が分かる(職員たちは違法性を感じていた様子) ・当時公用車問題で揺れていた兵庫県だが、職員が斎藤を連れて公用車で投票依頼をしに回っていた話がある ・該当職員たちが通常コースではなくトントン拍子に謎の出世をし、さらに職員たちから反感を買っている ・該当職員たちも部下に対して横柄な態度をとるようになっていた ・マニフェスト作成などもその周辺の職員がしている ・井戸前知事の周辺職員はみんな飛ばされた。 ・県庁は、基本人事課が出世できるルートになっている。筆記試験があるが加味されていないのではないかという疑問 ・はばタンPay+のポスターにある写真や、その他ポスターに自らの写真を入れる行為は、次の選挙戦をにらんだあからさまな選挙運動ではないかと職員間で疑問視されていた。 ・商工会議所、商工会にも手は回っており、今回の知事選挙に向けた活動が昨年頭からあったことが指摘されている ・昨年末から選挙戦に向けて新聞やテレビ出演を知事が希望していたのは選挙戦に向けてだろうが、「取材がなければ激怒する」という話は異様ではないか ・贈答品問題。全部ひとりで持ち帰ってしまうらしい。前知事は高額なものは全く受領しなかったので感覚が全く違った模様 ・酒造メーカーが出展したイベントで日本酒を15本以上持ち帰っている。2、30本あったのではとも。持ち帰りすぎ ・突然おにぎりを食べたいと言い、慌てて現場で米を炊かせている。怖い ・特産品のアイアンセット(約20万円)貰ってる。しかし使いにくいので、別モデルをおねだりした様子。その見返りが特別交付税の算定だったのでは?との見立てがある ・片山副知事も貰っている。片山副知事ペラペラ自慢して色んな職員に色んな事喋っている。折田かよ ・事業とは関係ない特定のスポーツウェア等を着てポスター撮影をしているらしい。掘れば出るのでは ・知事室等の前に贈答品が多数陳列されるようになっていた(前知事のときは無かったのだろう) ・自宅に持ち帰るときは目立たないように重さや大きさを気にしている。悪い認識あったのか? ・5万円を超えるものを個人的に無料で受け取っているが、秘書課を通じておねだりさせている。 ・ふるさと納税返礼品をねだって貰っている ・ホールケーキを贈呈行事としてもらった時(個人的ではなく)、井戸知事は職員にもふるまった。斎藤は一人で持って帰った。PRにもつなげてない ・斎藤県政下では「公民連携」のもと個別企業との包括連携協議が急激に増加している ・知事は絶対にお金を出さないので、食事等、知事を迎えた側が出費しなければならない ・職員たちの前で贈与しようとした地元の方を職員たちは止めたが、斎藤は遮って貰っていた ・人参ジュース1箱おねだりして持ち帰り。人参大好きだな。良いことだ。 ・絵画も貰っている。芸術興味ないんじゃなかったの ・貰ったワインの感想が出ない。色々貰いすぎて何貰ったか覚えてない ・知事の行き先と運転日誌の距離が合わない。出張先で何をしているのかは、みんな見ているはず ・土産があったほうがいいという認識が県内下で広がっていたのではないか ・ウィスキー、ロードバイク、ウェア、スーツ、野菜、海産物、椅子、寿司等等。贈答品だけで生活してたのか? ・マスコミの前で贈答品を貰おうとして、マスコミに直接つっこまれ、やめた ・高級な苺が好き。何箱も貰った。可愛いね ・職員たちも困惑しきりでウワサ広がっていた ・革ジャンはねだってももらえなかったらしい ・県議にもビール貰ってるやついねぇか?意識改革は必要 ・政治資金パーティー券についても購入要請など怪しい記述がある。私学関係者にも依頼している。ここまでくると「政治と金の問題」でしかない ・阪神オリックス優勝パレードについては金の流れが明らかにおかしい。まともなやり方で集めるのも大変だっただろう職員の苦労と、聞いていたよりも高額な請求が来たこと、不正な行為による虚無感を覚える記述が続いている。 ・聞いたことを聞いてないと言って怒るのは若いのに記憶力が心配 ・県美術館のメンテナンス休館を知らずに激怒。前年度には公開されているスケジュールを改めて経緯説明させられる。知事本人も館長に直接凸電話 ・知事就任前に決まっていた件を新聞で知り、聞いていないと激怒。いわゆる机バンバンは知事就任から2か月目のこと。 ・知事が来る現場にはサクラで人を呼んでいた。道を間違えると知事が怒るから言うことを聞いてほしい、という現場への要請もあった ・知事の視察は前知事よりもドタキャンが多い。そのときは服部副知事が来る ・お気に入りの女性職員をつけていた?よく分からない記述があるので皆読んでほしい ・出張先に三面鏡と櫛が無いと怒られる。外見をとにかく気にしている。用意された浴衣が気に入らず着たくないと駄々をこねる。10万円の浴衣を調達させる。着付けを地域の方にしてもらう予定が「俺は知事やぞ!そんな素人にさせるな!」と怒鳴り着付けのプロを呼ばせたことも。 ・例えば「空飛ぶ車」や「有機農業」など万博や●●関連の施策には部局に具体的な指示を出す。また指示通りになっていないと激し く怒り知事室へ出入り禁止にして再調整困難となり所管課を困らしていたと聞く。(原文ママ。折田が参加した空飛ぶクルマ事業は知事直轄) ・ペットボトルのお茶を出すと怒る。ペットボトルの水を飲食禁止のところで飲んで、その場に置いていく。 ・事前に決めてオッケーにして万全に準備した案を、直前に気分で変える。こういうことが繰り返されている様子 ・とにかくいろんな地域で激高しており、目撃されている。気分屋で、まるで昭和のバブル世代の頑固おやじみたいな態度をとりまくっている ・周囲は委縮して何も言えなくなっている様子。それが関係者たちにも広がっている。懇意にしている職員たちはパワハラだけではなくセクハラも握りつぶしてもらっている様子 ・政策や防災対策の会議を直前に15分で終わらせてと無茶振りするのが日常茶飯事 ・泉房穂のツイッターバトルを取り締まる条例を探す ・よく忘れ物、失くし物をする(なにこの情報) ・書類が分厚いと怒る ・渋滞に嵌ると怒る ・周辺のものを蹴る ・工事中のコーンを蹴り飛ばす ・SNSはブロックしまくっている ・怒るとタブレットを投げる。ノートPCを投げる。 ・健康診断から自己負担オプション項目をなくす(腫瘍マーカーの検査を7000円程度)どうも知事の命令により県職員だけ通常のオプション検査が受けられない模様 ・エレベーター待てなくて怒るのでエレベーター呼ぶボタンを受付に作った ・ジェラート食べたくて定休日の店を開けさせる
兵庫県職員アンケート調査を読んで気になったところと感想
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uihy
自室の記録
5年前からルームシェアをしているSと一緒に引越しをしてから、3年が経った。寝室をSが、リビングを私が自室として��る。私の部屋の正面には大きな窓があり、左右にもそれぞれ小窓がある。
小窓1
装身具類の置き場所。ピアスを置いている鳥のレモン絞り器は、Fさんから貰ったもの。Fさんはよく動物のものをくれる。犬の形をした栓抜きや、野営をするくまの置物も彼からのプレゼントだった。
カートリッジインクの空き容器には、ヘアピンやネックレスを入れている。私の父は吸引式の万年筆を好んでいて、父から贈られたペンもインク瓶とセットのものが多かった。実家を出て外にいる時間が増えてからは、インクを切らすことが怖く、自然と替えのインクを持ち運べるカートリッジ式の万年筆を使うようになった。それからしばらく経ち、1年前にプログラマを辞めたことを手紙で報告すると、その数日後に「励まし」とボールペンが送られてきた。以降ずっとそのペンを使っているから、手持ちの万年筆はどれもインクを抜いてある。
よく付けるピアスは窓の縁に置いていて、どこかの喫茶店で使われていたらしい伝票入れには、硝子のオーナメントやトライアングルのビーターを差している。
Hのくれたトライアングル本体は、腕時計とブレスレットを失くさないための場所として機能している。良くない使い方だと罪悪感を覚えてはクロスで磨いている。
小窓2
『陶の家』を見かけたらひとつ買うというのを続けていて、現時点で3軒が建っている。少しずつ街になっていく。家の奥には、ミナペルホネンの好きなQさんにプレゼントしたものと色違いのタイルを置いている。
小窓3
すぐぼろぼろにしてしまう指先のケア用品を置いている。H先輩に貰ったネイルオイルの磨硝子が好きだった。Fさんが動物をくれるように、この人は硝子をよくプレゼントしてくれる。硝子のオーナメントも、ステンドグラスのくまもH先輩から貰っている。
窓を開閉するハンドル(オペレーターハンドルというらしい)に紐をかけて、ケーブルや電源類をまとめている。先日Eから貰った白いカールコードのシールドもここに下げている。黒い服ばかり着ているのに、Eには乳白色のイメージがある。“誤って人間として産まれてしまった天使”だと感じさせる人と知り合うことが何度かあり、Eもその中のひとりだった。
向かって左には仕事用のシャツ、右には外套を何着か掛けている。秋冬用の服ばかりある。
机
ここに越すことが決まってから最初に選んだ家具。プログラマになったばかりの頃、メモリの重要さを机の広さに喩えて教えられた。それで机は広いほど良いものだと認識した���か、気付けば横幅のある机ばかり探していた。天板の色を緑に決めて、部屋の軸に据えた。
職場で割ってしまったマグカップに無線イヤホンや保湿クリームを入れている。シャツを濡らしたまま破片を持つ私を見て、笑ってくれる会社の人たち。これ以上は無いとよく思う。
ヘアクリップ入れにしている、ままごと用のような小さな花瓶も気に入っている。渋谷の蚤の市で友人へのプレゼントを選んでから、度々その人の店でものを買うようになった。銀色のトレイやハート型の赤い缶もその人から買った。
銀色の電源タップは前の部屋から持ってきたもの。あらゆる電子機器の電力をここから供給している。
ギターをくれた友人たちが別の年の誕生日に合同出資してくれたオーディオインターフェースがモニターの下にある。未だに1-2と3-4の入力を同時にする方法が分からず、2つずつ付け替えながら使っている。これを貰ってからAudacityで曲を作り始めて、今もそのやり方をしている。会社の先輩には「システムを0と1だけで作ろうとしているみたいなものだよ」と言われたけれど、その頓馬さを含めて自分に馴染むので、Audacityをずっと使っている。キーボードがちょうど上に乗る。
モニターの横にはmicroKORGを置いている。普段は誕生日に贈り物をしないと取り決めているSだけれど、数年前に何かで手を貸した際「この恩は倍にして返します」と言い、その年の誕生日にmicroKORGをプレゼントしてくれた。このシンセサイザが部屋に来てから、自分の生活が向かうことのできる方角が増えたように感じている。大切な楽器。
microKORGには、新しい部屋で出した『野良の花壇』のマグネットを付けている。本来は冷蔵庫のために作られたマグネットだけれど、皆とスタジオにいる時にあって欲しく、ここに付けている。プリクラで来られなかった友達の似顔絵を描くような感覚。私の黒い冷蔵庫には、ピーター・ドイグの青鬼の絵と油絵の花のマグネットだけがある。
机の下に、PC・トランクケース・スーツケースを置いている。PCはSのお下がりで、MacBookしか使ったことのなかった当時の私は、こんなに大きな箱がPCだなんて、と思っていた。PCの上に付けたアンテナは狐の顔のような形をしている。
トランクケースは大学2年のころ大枚をはたいて手に入れたもの。どこか遠出をする時はこれに荷物を詰めている。畳み終えた洗濯物をSの部屋へ運ぶ時のかごや、ギターを弾く時の足置きとしても使用。頑丈さに安心する。
スーツケースはついこの間、京都に長く滞在するために買った。銀色の次に、灰がかった青が好きだと思う。
ギター・くま・本棚
ギターは高校時代の友人たちが誕生日にくれたもの。19歳になったばかりの頃、当時の交際相手と出掛けた帰り、気が付いたら楽器屋にいた。ギターを2本持ったその人に「どっちがいい」と訊かれ、指差した方を買ってくれた。私にギターを与え、弾き方を教えてくれたことにずっと感謝している。その人と別れてしばらく経ち、誕生祝いに何が欲しいかを訊かれ、ギターを頼んだのだった。友人たちは「あえて白にしてみた」と笑っていた。今思えば、このギターを貰ってから白を自分のものにすることへの抵抗が弱くなった。ギターの届いた日、触っているのが楽しくて大学を休んだのを覚えている。
YAMAHAのアンプは義兄が使っているのを見て購入した。私が真似をしていると知って嬉しそうだった、と姉から教えてもらった。
左端のくまは、元は白だったのだけれど、深い青のシーツで眠るのに付き合わせたせいで黝くなってしまった。Kの小説に「ヤニや涎で汚れてしまったのかしら」と書かれてからは、布で包���でいる。いつかぬいぐるみ病院に連れて行きたい。隣は一度も会ったことのない人が贈ってくれた黒いくまと、高校時代の交際相手が留学先のお土産として連れてきてくれた焦げ茶のくま。誰かとビデオ通話をする時にはよくパペットのくまに代理出席してもらっている。右は、地元や旅先の雑貨屋で見つけて連れてきてしまった(“しまった”という意識がずっとある)小麦と白のくま。グレーのワゴンに小さなギャッペを敷いて、くまたちの場所としている。
低い本棚の上
蓋のない宝箱。小物たちというより、質量のある記憶群という方が実感に近い。
西荻窪にあった喫茶店の閉業を知って沈んでいると、H先輩が「お店で使っていた品物を販売しているみたいです」と教えてくれた。黒い花瓶のあるおかげで、ずっとその店を忘れずにいられる。今はEのくれた竹とんぼや、Aさんのくれた花を入れている。ポストカードをしまっておける箱のついた額縁には、Aの写真を入れている。過去、「__の写真を写真展に出してもいいですか?」と、もう搬入の終わった状態で確認の連絡が来たことがあった。Aがごく稀に見せる、こういった強引さが大好きだった。展示を了承する代わりに譲ってもらったその時の写真たちは、勾配天井の部屋に暮らしていた時に飾っていた。上京してから借りたどの部屋にもAの写真を飾っている。そのほか、江の島で拾った石や、Tさんがライブ終わりに嵌めてくれた指環、Uさんと行った犬吠埼のイルカの置物、書ききれないほどの誰かと紐付いた���物がある。
声の依頼を受けた際、お礼にといただいた絵。額装までしてくれていた。元々この人の絵が好きだったので大喜びした。一度この絵を裏返さなければいけない時期があったので、また飾ることができて嬉しかった。
高い本棚の上
小さなギターは、Kさんと一緒にRさんの部屋でパーティをした日、中古のおもちゃ屋で買ったもの。Rさんの部屋に戻った後もご機嫌に鳴らしていて、そのあと火事が起きた。カセットコンロの火がテーブルクロスに引火して、火が早送りのように広がっていくのを見た。三人で死ぬ映像がちらついた、次の瞬間には火が消えていて、振り向くと花瓶を持って息を切らしたRさんが立っていた。チューリップを活けていた水での消火。このおもちゃが生き延びた証明になっている。このあいだのアルバムに入れたフィールドレコーディング曲にはその日の日付が付け���れていて、火のはじける音やこのおもちゃギターの音が入っていた。volca keysは初めて触ったシンセサイザ。自分ひとりである程度のことができるようになりたくて、リズムマシンとマルチエフェクターを買った。
銀色のバットはひとつ前に住んでいた部屋の近くにあった台所道具の店で買ったもので、前日と翌日のあいだの時間に携帯品を置いておく場所として使っている。
Artekのスツール60を、椅子やベッドサイドテーブルとして使っている。パーティめいたことをする時には、3脚くっつけて大きなテーブルとして使う。雑貨屋でまとめて購入したので、その日で店のポイントカードが1枚分溜まった。そのカードをイッタラのキャンドルホルダーと交換してもらった。
銀色のトレイは、先述の蚤の市で知った店で買ったもの。部屋のポケットとして使っている。
“拯”の字は、精神がどうしようもなく落ちていた今年の始めに、Uさんが「書初めをしよう」と言って筆を持たせてくれたもの。翌月にまた京都を訪れた際に、国際会館のカフェスペースで焼き上がったものを渡してくれた。頭でばかり考えてはすぐに身体と疎通できなくなる私に、四肢のあることを思い出させてくれる友人。
本の上には気休めの紙魚対策として除湿剤と防虫剤を置いている。
小窓4
Fさんからの犬の栓抜きと、Hに貰ったコンクリートの置物、H先輩が分けてくれた犬の箸置き。母の好きなミニチュアを贈る際、色違いのチューリップを自分にもひとつ購入して、端に置いている。自分のために生きた花を買えない反動か、花のモチーフのものを見かけると嬉しくてつい手が伸びる。
キッチン
私の洗面台を兼ねている。私もSも、料理と呼べるような自炊は殆どしないので、調味料や調理器具が少なく、キッチンの収納部にはそれぞれの私物が仕舞われている。
Mさんが引越し祝いに買ってくれたカセットコンロ。パンを焼く時やカフェオレを���れる時に使う。組み立てる際の動作がロボットアニメのワンシーンを思い出させるので、人前で使う時には「変身!」と言うようにしている。
隣の空き瓶は元々ジンの入っていたもので、誰かに花をいただいた時には一旦ここに活けている。
この部屋に越した時にIがプレゼントしてくれたローズマリーの石鹸の匂いが好きで、貰った分を使い切ってからも自分で買い直している。歯磨き粉はGUM以外だと落ち着かないので旅行先にも持っていく。歯ブラシはKENTのもので、最初に使ったあとの歯の滑らかさに感動して、誰かに共感してほしいあまりSに押し売りをした。それからSも同��ものを使っているので、それぞれのストックも合わせると10本近くこの歯ブラシがある。右端はリングホルダー。左手の薬指に環を嵌めるようになってから、指環が好きになった。今は5本の指環を付けている。
食器棚
H先輩のくれたくまを吊るしている。緑の石鹸はMさんのスペイン土産。ここに写っている鉄鍋も鉄フライパンも、写っていない3本の包丁も2枚のお盆も貰いもの。
ソファ
机の天板に合わせて布を選んだ、三人掛けのソファ。毎日ここで眠っている。Sの部屋にある質の良いベッドよりも、薄いマットレスを敷いたソファの方がよく眠れる。枕に近い小窓のハンドルにエジソンランプを括りつけて、普段はその光で睡眠薬が効くまでを過ごしている。
部屋のすぐ向かいには線路があり、3面の窓から電車の通る音や光が流れる。最終電車の後は、スケートボードの走る音や、酔った誰かの歌が聞こえる。この部屋で生活をしている。
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おはようございます。
秋田県湯沢市川連は雪降りです。
春過ぎにご依頼を頂きました、小吸物椀の替蓋が完成し、ガッチリと硬化乾燥後、間も無く納品予定です。
昨日も展示会の後片付けやら、修理依頼品のアレコレと作業やら、雪投げやらで一日が終了。
そして今日も朝一の雪投げ作業からスタート。
自宅前と、斜め前と前の二軒もついでに除排雪。
今日もアレヤコレヤと有りますが、一つ一つコツコツ頑張ります。
皆様にとって今日も、良い一日と成ります様に。
https://jujiro.base.ec
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「68個のお節介な助言」 著者 ケヴィン・ケリー Kevin Kelly 訳 堺屋七左衛門 この文章は Kevin Kelly による "68 Bits of Unsolicited Advice" の日本語訳である。 68個のお節介な助言 今日は私の68歳の誕生日である。ロッキングチェアに座りながら、若者に助言したい気分になっている。私からの誕生日プレゼントとして、諸君に68個の短いお節介な助言を進呈する。 (訳注:この文章は2020年4月28日に発表された。フェイスブックでのケヴィン・ケリーの記述によれば、実際の誕生日は4月30日である。) ・意見の異なる人から、さらに言えば気に入らない人からも、何か学ぶことがあるはずだ。彼らが信じていることの中に真実があるかどう��確かめてみなさい。 ・熱心に取り組めば、知能指数が25ほど上昇する。 ・常に締切期日を決めておきなさい。締切があることによって、的外れなもの、ありきたりなものが排除される。締切があるので、完璧を目指さなくてもよい。そのかわりに、他と異なるものを作るべきだ。相違は望ましいものである。 ・ばかばかしいと思われる質問をためらってはいけない。そのような場合の99%は、他のみんなが同じ疑問を感じているが、恥ずかしがって質問しない状況である。 ・人の話を上手に聞くことができるというのは、重要な能力である。大切な人の話を聞くときは、それ以上話すことがなくなるまで「もっと聞かせて」と言い続けなさい。 ・価値のある年間目標は、1年前の自分が信じられないくらい無知だったと思えるほど、あるテーマについて学ぶことである。 ・感謝は、他のすべての美徳を引き出すものであり、その気になれば上達できるものである。 ・人に食事をおごることは、必ず良い結果につながり、容易に実行できる。昔からの友人に効果があるし、新しい友人を作るためのすばらしい方法でもある。 ・万能接着剤を信用してはならない。 ・いつも子供に読み聞かせすれば、親子の絆を深めるとともに、子供の想像力を高めることができる。 ・クレジットカードを信用払いのために使ってはならない。信用払い、すなわち借金をしても良いのは、住宅のように交換価値の増加する可能性がきわめて高い物を入手するための借金だけである。大部分の物の交換価値は、それを購入した瞬間に減少または消滅する。借金して損をすることがないように。 ・プロフェッショナルとは、失敗から穏便に回復する方法を知っているアマチュアにすぎない。 ・普通ではない主張を信じてもらうためには、普通ではない証拠が必要である。 ・グループの中で最も賢い人になってはいけない。自分よりも賢い人たちと付き合って、彼らから学ぶべきである。さらに望ましいのは、自分と意見が異なる賢い人を見つけることである。 ・会話における「3回」の法則。本当の理由を知るためには、ある人が言ったことについて、より詳しく説明してもらいなさい。もう一度、そしてさらにもう一度。3回目の答えが真実に近いものである。 ・一番になるな。唯一になれ。 ・みんな遠慮しているのだ。他の人は、あなたが自己紹介するのを待っている。他の人は、あなたが電子メールを送るのを待っている。他の人は、あなたがデートに誘ってくれるのを待っている。思い切ってやってみなさい。 ・誰かに断られたとき、自分自身が否定されたと思ってはならない。その人もあなたと同じ状況だと思えば良い。忙しい、先約がある、気が進まない。後でもう一度頼んでみなさい。2回目の依頼で成功することが非常に多い。 ・習慣の目的は、自己交渉という行為を省略することである。実行するかどうか決めるのにエネルギーを使う必要がなくなる。ただ実行するだけだ。良い習慣は、真実を述べることから歯磨きまで広い範囲にわたっている。 ・迅速さは、敬意の表れである。 ・若いうちに、少なくとも6か月から1年くらいの間、できるだけ貧乏な暮らしをしてみなさい。所持品をできるだけ少なくして、小さな部屋またはテントで豆と米だけを食べて、「最悪」の生活がどんなものかを体験するのだ。そうすれば、将来、リスクを冒す必要が生じたときに、最悪のシナリオを恐れなくてもすむだろう。 ・本当の話、「彼ら」というものは存在しない。 ・あなたが他人に関心を持てば持つほど、彼らはあなたに関心を持つようになる。関心を持たれる人になるには、関心を持ちなさい。 ・できるだけ気前よく振る舞いなさい。死ぬ間際になって与え過ぎの人生だったと後悔する人はいない。 ・良いことをするためには、ただそれを実行すればよい。立派なことをするためには、それを何度も何度も何度も実行すればよい。すばらしいことをする秘訣は、やり直すことである。 ・黄金律を守れば必ず役に立つ。それは、他のすべての美徳の基盤である。 (訳注:黄金律とは「何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ」という行動規範を指す。) ・家の中で探し物をして首尾よく見つかった場合には、それを使い終わった後、見つかった場所に戻してはならない。最初に探した場所に戻すべきである。 ・貯金および投資は、いずれも良い習慣である。あまり深く考えずに少額のお金を長年にわたって定期的に投資するのも、蓄財の一つの方法である。 ・誤りを犯すのは人間の行為である。誤りを認めるのは神の行為である。自分の犯した過ちを迅速に認めて責任を取り、適切に是正することができれば、これほど人の価値を高めるものはない。失敗したときは、素直に認めなさい。この責任感は、きわめて効果的なものである。 ・アジアでの地上戦に関わってはならない。 (訳注:「自分の能力以上のことに手を出すな」という意味。朝鮮戦争やベトナム戦争での米国の経験を踏まえた言葉として昔から使われている。) ・顧客に尽くすことに注力しても良いし、競争相手に勝つことに注力しても良い。いずれも有効だが、どちらかと言えば、顧客に尽くすほうが効果は高いだろう。 ・目立ちなさい。いつも目立つようにしなさい。ある成功者の言葉によれば、成功の99%は目立つことである。 ・創作過程と改良とを区別しなさい。執筆と編集、彫刻と研磨、製造と分析を同時にはできない。もし同時にしようとすると、編集者が創作者の手を止めてしまう。発明しながら選択してはならない。スケッチしながら修正��てはならない。草稿を書きながら考察してはならない。着手する前に、創作者の意識は判断から��放されている必要がある。 ・失敗がときどき起こらないのであれば、順調に進んでいるのだ。 ・おそらく最も直感に反する宇宙の真理は、他人に多く与えれば与えるほど得られるものが多くなる、ということである。これを理解することが、知恵の第一歩である。 ・友人は、お金よりも良いものである。お金があればほとんど何でもできるが、友人がいれば可能性はさらに広がる。自分で船を所有するよりも、船を持っている友人がいるほうがいろいろな点で望ましい。 ・正直な人をだますのは難しい。これは真理である。 ・物が見つからない場合、最後にそれを見た場所から手の届く範囲内に存在している割合は95%である。その半径の中で可能性のある場所を探せば見つかる。 ・あなたの評価は、あなたが何をしたかによって決まる。何を言ったか、何を信じているか、誰に投票したかではなくて、何に時間を使ったかである。 ・旅先で、ケーブル、アダプター、充電器をなくした、あるいは持って来るのを忘れた場合、宿泊しているホテルに尋ねてみるとよい。今どきのたいていのホテルには、誰かが置き忘れたケーブル、アダプター、充電器が多数保管してあって、おそらくその中に適合するものがあるだろう。借りた後、それをもらえる場合も多い�� ・憎悪は、憎まれている人に影響を及ぼさない災いである。憎む側の人だけに害を与える。怨恨は毒のようなものだと思って捨て去りなさい。 ・向上には限度がない。才能は公平には与えられていないが、ものごとを始めるレベルは、いくらでも高くすることができる。 ・何か大きなプロジェクト(住宅、映画、イベント、アプリなど)が90%完成したと思ったとき、残りのこまごまとした無数の項目を片付けるために、また90%の時間がかかる。覚悟しておきなさい。 ・人が死ぬときには、自分の評判以外のものは絶対に何も持っていくことができない。 ・年を取る前に、できるだけ多くの葬式に参列して、まわりの人の話に耳を傾けなさい。誰も故人の業績を話題にしていない。人々が覚えているのは、故人が活動していたときの人柄だけである。 ・何か実体のある物を買うためにお金を払うときは、その物の寿命が尽きるまで、修理、保守、廃棄にお金がかかることを覚えておきなさい。 ・現実のものごとは、ひょっとしたらありうるかも、という想像上の仮説から始まっている。したがって、想像力は、この世界で最も重視される能力であり、努力すれば上達できる能力である。それは、他の人たちの常識を無視することが利点となる唯一の能力である。 ・危機や災害が起こったら、それを無駄にしてはいけない。問題のないところに進歩はない。 ・バケーションの旅行では、都市を避けて、行程の中で最も遠い目的地へ最初に行きなさい。遠隔地で異質性による衝撃を最大限に感じておけば、その後、復路の行程では、都市の見慣れた快適性をありがたく受け入れられるだろう。 ・将来何かをしてほしいという要請を受けたら、自問自答してみなさい。その日程が明日である場合、それを引き受けるか。この選別テストに合格する行動予定は、そんなに多くないだろう。 ・本人に直接言いにくいことを、他の誰かに電子メールで言ってはならない。なぜならば、いつかきっと本人がそれを読むことになるからである。 ・あなたがどうしても職に就きたいと思っている場合、雇用主から見れば、あなたは数ある問題の一つにすぎない。その雇用主の抱えている多くの問題をあなたが解決できるならば、職を得られる。職を得るためには、雇用主の立場で考えなさい。 ・芸術は、あなたが見逃しているところに存在する。 ・物を手に入れて深い満足感が得られることはめったにない。しかし、何かを経験することによって深い満足感が得られる場合はある。 ・調査における「7段階」の法則。七つの段階を進んでいくと、目的のものを見つけることができる。最初に尋ねた人が知らなければ、次は誰に尋ねればよいかを教えてもらう。これを繰り返す。7番目の人まで尋ねていけば、ほとんどの場合、答えを見つけることができる。 ・謝罪の方法。迅速に、具体的に、心を込めて。 ・電話での勧誘や提案に応じてはならない。急を要するというのは口実である。 ・誰かがあなたに対して意地悪な、無礼な、悪意ある、または、ひきょうな態度をとるならば、その人は病気だと思いなさい。そうすれば、共感しやすくなって対立を緩和できるかもしれない。 ・ガラクタを排除すれば、本当の宝物のための余地が生まれる。 ・有名になろうとは思わないほうがよい。誰か有名な人の伝記を読んでみなさい。 ・経験が過大評価されている。人を雇用するときは、適性のある人を採用して技能を教えるようにしなさい。最もすばらしい、あるいは立派な結果を出すのは、その仕事を初めてする人である。 ・休暇+災難=冒険。 ・道具の購入方法。最初は、できるだけ安い道具を探して買いなさい。頻繁に使うものは、良い物に買い換えなさい。ある道具を仕事で使わなくなったら、財力が許す範囲で最も良いものを買いなさい。 ・さりげなく20分の仮眠をとる方法を身に付けなさい。 ・何に情熱をもって取り組むべきかわからなくて行き詰まったときは、至福を感じることを目安にすればよい。多くの若者に役立つ教訓は「何でも良いから、何かに熟達しなさい」ということだ。あることを習得すれば、その延長線上でもっと喜びを感じる方向へ進むことができて、最終的には自分が至福を感じるものがどこにあるかを発見できるようになる。 ・100年後には、今の私が正しいと思っていることの大部分が間違いであると証明されるはずだ。もしかしたら、あきれるほど間違っているのかもしれない。そこで私は、今考えていることの中で何が間違いであるかを見つけようと努力している。 ・長い目で見れば、世界の将来は楽観主義者が決める。楽観的になるために、私たちが抱えている多くの問題を無視する必要はない。人間の能力が向上して問題を解決できると想像すれば良いのだ。 ・全世界は、あなたの背後であなたが成功するように画策している。このプロノイア(支援妄想)を信じれば、行動しやすくなる。
「68個のお節介な助言」: 七左衛門のメモ帳
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CHAPTER 12 RAYS FILE 11
((MUSIC => Clint Mansell - Lux Aeterna [REQUIEM FOR A DREAM, USA - 2000] ))
「オレを信じなくていい、全然問題ない。けどさ、お前のその意固地さ、少しは直したほうがいいんじゃねぇか?他人の忠告を無視してもいいことなんてないし、オレが言ったことだって別に悪いことじゃねぇだろ。」
相手の目はまだ疑いの色を帯びており、礼儀正しく自己紹介もしない上に顔さえ見せない人物を信頼するのは不可能に思えた。ただ見えるのは、赤と黄色の瞳が暗闇の中から突き刺すように輝き、無限の空に浮かぶ日食の輪のようだった。彼の声は重く冷たい響きを持ち、不穏なオーラを放ち、まばたきするのも難しいほどの緊張感を生み出していた。その視線は鋭く、時折シニカルに目を細める。その唇から時折漏れるかすかな笑い声は、聞く者の背筋を凍らせ、警戒心をさらに掻き立てた。
彼は本当に何を望んでいるのか。その問いにはまだ答えがなく、この謎めいた人物に初めて出会った瞬間から、圧し掛かるような疑念が離れなかった。
恐怖ではない。ただ、言い知れぬ不安感。まるで見えない目に四方八方から見られているような感覚で、立つことすら震えを抑えながら必死だった。「お前に何の得があるんだ?手伝うなんて怪しすぎる。信じられるわけがない。」落ち着かない思考の中で、そう吐き捨てた。
「オレが怖いのか?」彼の声は嘲笑的で、その瞳は鋭く睨みつけてきた。
「お前みたいな奴を怖がる歳じゃ��い。家に帰って俺を邪魔するのはやめろ。」相手の無礼さがこれ以上ないほど明白な状況で、話すだけ無駄だと思った。それでも心のどこかで湧き上がる好奇心がちらつくが、後悔や面倒事を招き入れるのは絶対に避けたかった。必要のないことにエネルギーを割きたくない、それだけだった。
その言葉に謎の人物は不機嫌そうに鼻で笑い、低い声でくぐもった笑い声を漏らした。周囲は暗く沈んでいく。まるで広がる嵐の雲が一帯を包み込むかのように。彼はその場に立ち尽くし、突然の変化に敏感に身構えていた。
「歳?自分が今いくつかも知らねぇくせに?」影の中から鋭い歯が輝き、突然の笑みに冷や汗が背中を伝った。彼はこの人物が消え去ってくれることを心の中で願ったが、そんな希望が叶う気配はなかった。相手は自分の警告を再考するようしつこく迫り続けた。誰かに操られ殺されるだろうと脅し、申し出を拒むならばと付け加えた。しかし、その言葉はまるで自分自身について語っているかのようで、自己弁護のために他人を攻撃しているだけのようにも思えた。あるいはただ楽しんでいるのかもしれない。この奇妙な中傷のゲームを。
「ただ年を取った気がするだけだ。」口に出した言葉に自分でも驚いたが、その信念は頑なだった。自分は年を取っている。それは間違いない。ただ、いくつなのかは分からない。それとも、そもそも覚えていないのか。
そう、確かにおかしい。なぜ自分の年齢も分からず、ただ長く生きてきた気がするだけなのだろう。だが、それを深く考える必要があるだろうか?生きているうちは年齢など関係ない。少なくとも彼はそう考えていた。死ぬなら死ぬ。それが何歳であろうと関係ない。死は必ず訪れるものなのだから。
「そんなに軽く言うんだな。気にならないのか?」
彼は自信を持って首を振った。「いや、重要じゃない。そんな些細なことに興味を持つと思ったら、お前は間違ってるし、馬鹿だ。さっきお前が言ったよな。信じようが信じまいが構���ないって。だったらこれが俺の答えだ。重要なのは、お前の言うことを聞いてよく考えた結果、俺が下した結論だってことだ。俺はお前を信じられない。十分だ。これ以上俺を説得しようとすれば、お前がさらに馬鹿に見えるだけだ。こんなところで時間を無駄にするな。お前が老いていくだけだ。さっさと消えろ。」その声は揺るぎなく、瞳には決意が宿っていた。妥協も、さらなる議論もなかった。彼はもう耳を貸すつもりはなかった。名前も知らない誰かに、不快な言葉で包まれた脅しを突きつけるような相手に対して。
「馬鹿、だと?お前から聞かされるのは本当に不愉快だな。昔は楽しんでたのに。」
「お前、思った以上に変な奴だな。」
「オレが認める相手以外から聞きたくない。それが、お前じゃない。」
「俺には関係ない。お前の奇妙さなんてどうでもいいから、まだ俺が正気でいるうちに消えろ。」
「そうか。じゃあ、お時間ありがとうございました。」
「ああ、どういたしまして。」
そう言って、謎めいた人物は一瞬にして消え去った。その場を包んでいた闇は、高度に怪しい黒い穴に飲み込まれた。名乗りもせず、名前すら明かさずに、ただ現れ、信じがたい戯言を並べ、そして去っていった。しかし彼の言葉、あの警告だけは、聞いた者の心にしっかりと刻まれていた。
誰かが自分を利用しようとしたり、殺そうとしたりする理由が理解できなかった。傲慢さではない。ただ、これまで誰一人として自分の空間にたどり着き、直接会えた者はいなかったのだ。彼自身も、この奇妙な人物以外には誰とも出会ったことがない。なのに、誰かが自分を知っているというのは不可解だった。警告はどれほど馬鹿げていようと警告だ。それを心に留めておくことだけは忘れなかった。
ガスター。
彼は自室の天井を見つめながら、思考の混乱に沈んでいた。
確かに、彼は誰かと話をしたいと切望していた。いつも孤独なその空間で、退屈を紛らわすために、外へ出ることもできずにいたからだ。目の前には扉があったが、どれだけ力を込めても、破壊しようとしても、開くことは絶対になかった。あらゆる試みが失敗に終わり、最終的には諦め、空想や静寂で孤独を埋めるようになった。
しかし、その謎の人物は、何か切なる祈りが叶えられて現れたわけではない。扉を叩いて「お前の人生をめちゃくちゃにする奴がいるから気をつけろ」と警告する者が来ることを、彼は望んでいなかった。まるで死神や突然の審判の日が訪れたように感じたのだ。
「俺の人生、どれだけ惨めなんだ。」彼は苦い笑いを浮かべ、運命を嘆きながら再び空想に戻った。心は依然として落ち着かず、混乱していた。
***
サンズは足を引きずりながら、フリスクの体を腕に抱えて前へ進んでいた。彼の右手は重傷を負い、ほとんど折れていたが、フリスクのポケットにあった包帯を使って骨折を応急処置していた。その修繕は完璧ではなかったが、細かな擦り傷など気にする必要もない程度には役に立っていた。彼の息は短く、苦しげで、その目は疲労に覆われていた。それでも彼の顔には大きな笑みが刻まれており、埃と泥にまみれた頭蓋骨に深く刻み込まれていた。
エコーフラワーの花びらが彼のボロボロになったジャケットに絡みつき、そのジャケットは穴だらけで、下に隠された骨をちらつかせていた。それは彼の魂を守る盾であり、狙う者から必死に守られていた。
フリスクの状態もまた芳しいものではなかった。その服はボロボロで、風に揺れる糸が自由に垂れ下がっていた。生地には無数の裂け目や汚れが付き、色あせていた。彼の体には多くの切り傷と擦り傷があり、命に関わるほどではなかったが、その過酷な戦いを物語っていた。短い髪は乱れ、焼けたように焦げた部分や欠けた部分��あった。彼の顔は青ざめ、赤く腫れた目はうっすらと腫れていた。
サンズの表情は中立的で、前方の道をじっと見据えていた。時折、彼は調子外れのメロディを口ずさみ、それはチャラとの過酷な戦いの後、自分を落ち着かせるためのささやかな試みに過ぎなかった。
チャラは容赦なかった。その動きは計算され、無駄がなく、すべての攻撃が正確だった。彼女の燃え上がる赤い目は、獲物を追う捕食者のように輝いていた。サンズはまだその戦いの緊張を感じていた。チャラの猛攻は、炎のような決意に満ちており、その攻撃一つ一つが隙を与えなかった。その鋭いナイフの一撃一撃は、サンズを消耗させ、回避と反撃の間で綱渡りを強いるものだった。
エコーフラワーに囲まれたその場所では、不気味で哀れな歌声が響いていた。チャラの赤いナイフの光と、サンズの青い魔法の淡い輝きが激しくぶつかり合い、混沌とした戦いの中で、花々の哀歌が破壊への悲しみを謳うようだった。
しかし、何も永遠には続かない。
チャラが借りた体、フリスクのか弱い身体は、次第に力を失っていった。呼吸が乱れ、足元がふらつき、かろうじて立っていた。彼女の視線は依然として鋭かったが、力はすでに尽きていた。かつて圧倒的な捕食者だったチャラは、今や崩れ落ちそうな状態に見えた。サンズはその様子を見守り、勝ち誇った笑みを浮かべた。チャラは歯を食いしばり、ナイフを強く握りしめ、必死に最後の一撃を放とうとした。
しかし、その時——
「チャラ、もう十分だ。」サンズは静かに自信を持って言った。
「お前はもう負けている。」
サンズの片手がチャラの首にかかり、鉄のような握力で彼女を抑えた。その圧力は、無言の警告だった——少しでも無謀な動きがあれば、それが最後になるだろう。サンズの声は穏やかでありながら、冷徹さを帯びていた。彼の笑みが広がり、彼はさらに近づき、言葉には悪意がにじんでいた。 「お前はもうここで終わりだ。これ以上戦っても意味はない。」
チャラはフラストレーションで歯を食いしばりながらも、身動きが取れないことを感じた。サンズの冷静でありながら威圧的なささやきが耳元で響き、彼女の支配力の幻想を完全に打ち砕いていた。反抗しても無駄だと彼女は悟った。
「よし。ようやくお前が聞いてくれたか。」サンズはささやくように言った。「何をしようが、お前は負ける。」
チャラは歯を食いしばり、サンズを憎しみと絶望の入り混じった視線で睨んだ。「お前はフリスクをお前の計画に使いたいんだろ? もし俺を殺したいなら、フリスクも一緒に殺さなきゃならない。別の方法はない。お前、結局何がしたいんだ、サンズ?」
サンズはすでにそのことを予測していた。だから、彼はクスクスと笑って、さらに強く首を握り締めた。「‘殺す’って言葉は、俺がお前にすることを表すのにふさわしくないな、チャラ。いや、それどころか全然違う。完全に間違ってる。俺はお前を殺す���もりなんてない。」
サンズの言葉には、いら立たしい謎が含まれていた。サンズはチャラに十分な思考の余地を与えず、彼女の本当の計画を推測する暇も与えていなかった。サンズは意図的にあらゆる角度からプレッシャーをかけ、冷静に考える機会を奪っていた——脅しや、チャラとフリスクの命を脅かすその手で。チャラは攻撃的な行動を取らないようにしなければならなかった。もし反抗すれば、瞬時に首をへし折られるだろうことは分かっていたからだ。たとえフリスクの助けを借りてリセットできるとしても、サンズがフリスクのシステムに手を加え、フリスクの魂の核心に何か未知のコードを追加したのを見た後では、もうリセットできるかどうか自信が持てなかった。
すべてがぼやけ、疑問で満ちていた。チャラは困惑し、どうすべきか分からなかった。彼女は嫌悪するような恐怖を感じ始めた——水のようにゆっくりと溺れていく恐怖。逃げ出したいと思ったが、サンズの握力は容赦なく、甘い考えを許さなかった。もし反抗すれば、サンズは即座に彼女の首を折るだろう。それだけで十分だった。これはばかげているように思えるかもしれないが、あるいはチャラがサンズの力を誇張しているのかもしれないが、彼女の圧倒的な恐怖がサンズが本当に彼女を殺す準備ができていると信じ込ませた。
もしかして… 彼はこのゲームをリセットできるのか?
チャラは内心で、サンズがこの世界をどこまで制御できるのか疑問に思った。サンズはあまりにも自信満々で、チャラを疲れさせて反撃できないようにしていた。もしフリスクを手にかけても、この世界を元に戻すことができるのだろうか?
サンズは何か隠し持っているのだろうか、チャラに手がかりを与えないようにしているのだろうか?
「お前が今、考えていることは分かってるよ。リセットだろう? この世界を元に戻せるか、ってな。」サンズはチャラの混乱を読み取って、軽く笑いながら言った——彼を嘲笑するように。「もちろん、できるさ。今、お前を殺しても、後で殺しても…いつでもいい。」
サンズはチャラの左手——いや、フリスクの手をさらに強く握り、彼の力が握った手に痣を残した。
「お前は、この体が本当の痛みを感じないことに感謝すべきだな。痛みを感じずに死ぬのって、こんなに気持ちがいいなんて、きっと安らかなんだろうな。まるで家で寝て、永遠の眠りに落ちるようなものだ。ああ、わかる、かなり楽だろ、チャラ?」
「お前はリセットできないって信じない。」チャラは反論し、サンズの言葉を信じることを拒んだ。
そして、はい、サンズが彼の命をしっかり握っていることを感じた時、痛みがないことを実感していた。
「関係ない。」サンズは気楽に言った。「チャラ、好きにすればいい。信じても信じなくても、俺にはどうでもいい。お前がそれを受け入れるかどうかなんて、俺は全く気にしない。」
そう言った瞬間、チャラは言葉を返そうとしたが、突然、口が開かなくなった。身体中に衝撃が走り、心まで引き裂かれるような感覚が押し寄せた。まるで脳が爆発したような感覚だった。身体が硬直し、凍りつく。目を見開き、信じられないような衝撃を受けた。
サンズはその背後で、何事もなかったかのように、静かなメロディを口ずさみながら、満足げにその瞬間を楽しんでいた。
「く...くそ野郎。」
Charaの最後の言葉は、Sansが彼の魂をしっかりと握りしめ���瞬間だった―もはやFriskの魂ではなくなっていた。SansはCharaの魂をすべての角度から貫き、そのコードを破壊して混乱を引き起こしていた。その激しい衝撃に、Charaは逃げる力を失い、Sansは楽しげにさらに深く入り込んでそのコードを壊していった。
「どんな感じだ?」Sansが尋ねたが、Charaは彼に呪いの言葉を吐く力さえ残っていなかった。 Sansはただ笑い、Charaをじっと見つめた。 「おお、これがあんたをかっこよく見せてたコードってわけか。俺、あんたを奴隷に変えることだってできるって知ってるか?番犬みたいに使うの、めっちゃ面白そうだろうな。」
Sansの言葉はあまりにも残酷で、自分自身でも驚き、急いで口を覆った。 彼の目は少し震え、広がっていった。「忘れろ。」
そして、Charaの弱った体が地面に激しく倒れ込んだ。SansはまだCharaの魂を握りしめたまま、彼の無力な姿を見下ろし、何も言わなかった。 Sansは自分のかつての姿を想像した――もし昔の自分だったら、この状況をどう扱っていただろうか。慈悲を見せて、Charaを許しただろうか?必死に説得して、邪魔をやめさせようとしただろうか?懇願して交渉しただろうか?
「昔の俺はみじめだったな。」彼はその考えを否定し、Charaの体を踏み越えて、彼の激しい戦いを静かに目撃していた滝を見つめた。 深い息をつきながら、彼は自由に笑い、「待ってろよ、Rays!」と叫んだ。
Friskを見下ろし、まだ地面で眠っている彼を抱き上げると、Sansは目を閉じ、その胸が少し軽くなったのを感じた。冷たい笑みを浮かべながら、彼は言った。「じゃあな、Chara。」
数分間、自分の混乱した考えを整理し、気持ちを落ち着かせた後、Sansは再びFriskの体を抱え、傷ついた手でそれを持ち上げた。二人とも完全にボロボロで、その場の破壊的な光景と見事に一致していた。周囲を見渡すと、押しつぶされて枯れた花々、砕けた岩、そして散らばった骨の破片が広がっていた。戦いは本当に激しく、恐ろしいものだった。
倒れる寸前まで力を振り絞り、Sansは歩みを進めた。時折つまずいて、ほとんど倒れそうになりながらも。Sansが崩れ落ちる中、Raysは自分の手が���かないすべてのNPCの苦しみを楽しんでいた。彼らの運命を弄びながら、その温かくておいしいブラックコーヒーを味わっていた。
「ゆっくり休め、Frisk。」Sansは囁きながらFriskを毛布の山で包んだ。彼はFriskを慎重にベッドに寝かせ、その後、散らかったゴミだらけの部屋を片付けてからドアを閉めた。部屋を出て、Papyrusがその場で凍りついたままの姿を見つけた。
***
「何しに来たんだ?」
「ちょっと手伝ってほしいだけだ、そんだけだよ。」Sansが答えた。
Gasterは目を細め、その言葉を簡単に信じようとはしなかった。「もし俺を利用するつもりなら、さっさと立ち去れ。もうお前たちにはうんざりだ。」
「俺たち?」Sansは笑った。「ああ、Charaのことか?」
Gasterは急に振り返り、目に好奇心を浮かべた。「ああ、それが奴の名前、Charaだな。」
彼はその人物が男性だと思っていた。Raysが本当の声を使っていたことが判明した。
Sansは頷き、包帯で巻かれた腕を見せた。「奴はさっき俺を攻撃したんだ。俺が奴の要求に従わなかったから。Charaは自己中心的で欲深い、欲しいものを手に入れるためなら何でもするタイプの人間だ。最初に会ったときに嫌いになるタイプだよ、それが俺の見解だ。」Sansは正直に話したが、あの謎の人物の名前については少し引っかかっていた。自分の敵であるRaysの良い名前を守っているのはどうしてだろうか?その答えを考える理由は多くあった。
そして予想通り、RaysはすでにGasterに近づき、彼を操ろうとしていた。おそらく、Sansについて話を持ち出し、Sansは警戒すべき危険な人物だと警告し、Gasterを罠にかけようとしていたのだろう。疑念を撒き散らし、名前さえ明かさずに。Sansに、自分の正体を明かすか、他の誰かを犠牲にして自分を守るかを決めさせた。Charaは、SansがGasterがどう反応するかを試すために選んだ生け贄だった。
でももちろん、SansはGasterがこういった操作に長けていることを理解していた。
「奴はお前について面白いことをたくさん言ってたぜ。」
ああ。
SansはGasterが自分をおびき寄せようとしているのに気づいた―それがあまりにも明白だった。Gasterが自分をどう見ているのか、その好奇心が目に浮かんでいた。SansはすぐにGasterの計画を察し、彼が自分の反応から情報を引き出そうとしているのを感じ取った。
Sansは小さな笑顔を浮かべて、罠を避けた。「ああ、そうだよ、奴は俺がすごく面白くて馬鹿げてるって言ってた。何がそんなに素晴らしいのか分からないけど、まあ、偽りの褒め言葉を受け入れて、先に進むとするよ。それがお前にとって面白いことかは分からないけど、それが奴が言った唯一のことだ。」もちろん、Sansが言ったことの半分は真実ではなく、残りは彼自身の作り話だった。彼はそれがGasterが欲しがっている答えでないことを分かっていたが、Sansはそれを与えなかった。
Gasterはすぐにはその言葉を受け入れなかったが、心の中でSansの言葉に同意した。「奴がこんなに早くお前に会うとは思わなかった。もしよければ、あの時お前たちは何を話したんだ?」
SansはGasterがすぐに答えるとは思っていなかった、むしろGasterは黙って何も言わないだろうと予想していた。
「言わない。」
もちろん、彼の予想通りだった。
Gasterは慎重に情報を隠し、Sansのことを全く知らなかったので、Sansが信頼できる相手か、Charaと呼ばれる人物と同じくらい危険な存在か疑っていた。
Gasterの疑念に気づいたSansは一歩後ろに下がった。「俺を信じてないんだな?もちろん、状況はよく分かるよ。突然助けを求めてきた見知らぬ奴を信じるわけがないよな。」巧妙に、悲しそうな顔を作って言った。「俺が死にかけてるってことを知ってほしいんだ。そして、奴が俺を攻撃した時、お前の名前を出してた。」
「どういう意味だ?」
「奴が俺をここにおびき寄せるために、お前の名前を出したんだ。お前だけが俺を助けられるって言って、俺には選択肢がなかったんだ。俺はあいつの策を見抜けなきゃバカだろ?どうして敵を助けるんだ?意味が分からない��ろ?でも、俺は心配で怖くて、何もせずにいられなかったんだ。奴と戦うには力が足りないけど、少なくともお前に警告はしたかった。Charaに関わるな、奴は本当に危険だ。もし会うことがあったら、すぐに逃げろ、二度と戻ってくるな!お願いだ。」悲しみを込めた声は説得力があり、Gasterを揺さぶり始めた。
「分からない。俺が関わる理由がわからないし、Charaがどうして俺を助けられると思ってるんだ?」
Sansは答えを知っていたが、それを共有するつもりはなかった。
「分からない、俺はこういうことに疎いんだ。でもだからこそ来たんだ、Gaster。気をつけて。奴は本当に狂ってて恐ろしい。」
Gasterはすぐには返事をしなかった。考え込み、慎重に思案した。不安で焦る気持ちが彼をむしばんだ。自分がこの部屋から出られないことを言うべきかもしれなかったが、彼の直感は黙っておくように、そしてその情報を漏らさないように告げていた。Sansについて何か違和感があった。彼の存在が不安を感じさせ、信じるに足りる説明がなかった。
「それなら、奴に気づかれる前に出て行け、Sans。」今のところ、GasterはSansを追い出す決断を下した。彼の存在は威圧的で、まるでCharaのようだった。無視できなかった。
「俺を警戒してるんだな、Gaster。」
「何でそう思う?」
「顔に出てる。俺を疑いの目で見てる。」
「お前が言うほど愚かじゃないだろ、Sans。」
Sansは笑った。「誰にでも得意なことがあるんだよ。」
「本当か?」
Sansは肩をすくめ、会話を続けることに興味を示さなかった。一方、Gasterは物事が宙ぶらりんのままで終わったことに不満そうに見えた。Sansには確かに何か違和感があったが、Gasterはそれが何なのか正確に突き止めることができなかった。それはあまりにも微妙で、暗闇の中で影をつかむようなものだった。疑問が頭を満たしていたが、それにも関わらず、Gasterの小さな一部分は、Sansはまだ信頼できるかもしれない、Charaほど悪くはないだろうと主張していた。Sansはあの狂人よりも安定しているように見えた。 しかし、その考えを裏付ける確かな証拠はなかった。Sansは依然として未知の脅威であり、彼がもたらす害の真の可能性は不明のままだった。
「なんか疲れてるみたいだな。大丈夫か?」Sansが沈黙を破って尋ねた。
「やっと気づいたか。休みたいから、さっさと出て行け。」 Gasterはすぐにドアを指差し、顔には不快感と苛立ちが浮かんでいた。
Gasterの明らかな不快感を見て、Sansはその追い出しを優雅に受け入れ、後ろに下がって出口に向かって歩き出した。こんなに熱く議論を続けても意味がないと思ったからだ。
しかし、Sansが白いドアの取っ手に手をかけたその時、彼は静かに笑って言った。「明日、コーヒーでも一緒にどう?」 Gasterはうんざりした様子で彼を睨んだ。「さっさと出て行け。」
Sansは最後にGasterを一瞥し、冷静な声で答えた。「ドアはロックされてないからな。」
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2024年12月28日(土)
毎月第4土曜日は、使用済み天ぷら油回収日だ。7時30分に幟を立て、回収タンクをセットする。この担当になって3年、実はそれまでは自宅で揚げ物をすることは無かった、油の処理が面倒なので。ところが、近年は月に数度は自宅で天ぷらを揚げている。というのも、他の方には申し訳ないが、いつでも使用済み油を保管しているタンクに捨てることができるからだ。さて、今日の夕飯はどうしようか?
5時30分起床。
洗濯開始。
今朝もとろろ蕎麦、美味しい。
洗濯物を干す。
珈琲をいれる。
天ぷら油回収の幟を立て、タンクをセットする。
研究室と自宅の蔵書整理はずいぶん進んだ。ところが、自宅デスク周りがちっともスッキリしない。というのも、mac mini と 27インチディスプレイ周りのケーブルがやたら多いのだ。外部スピーカーやハブなど含めて何とかスッキリすることは出来ないか・・・、答は簡単、iMac に換えれば良いのだ。ということで(ほぼ)衝動的に、iMacを発注してしまった。
彼女は休み、自分の仕事や買物で出たり入ったり。
10時過ぎに業者が回収、今回は10L。
iMacの発注で霧が晴れたよう、届くのは正月明けだがあちこち掃除機をかけてきれいにする。
BSでドラマの再放送「団地のふたり」
初回放送日:2024年9月1日 大学非常勤講師の野枝(小泉今日子)とイラストレーターの奈津子(小林聡美)。団地で育ってきた二人は、保育園からの幼なじみ。若い頃は色々あったけれど、今は50代独身で実家暮らし。夕飯は奈津子の手料理を一緒に食べ、昭和なレトログッズがフリマアプリで売れた時は食材が少しだけぜいたくになる、そんな日々を送っている。ある日、二人は昔からのご近所さん・佐久間(由紀さおり)から意外な依頼を受ける。
いやぁ、面白い。昼をはさんで観てしまう。
クロネコヤマトが集荷に来てくれる、彼女から福岡の叔母へのご機嫌伺い。
ランチ、息子たちは<うまかっちゃん>、私たちは残りご飯で残りカレーを片付ける。
軽く午睡。
掃除機3台の掃除。
早めに夕飯準備、このところお気に入りの鶏ムネ肉のローストチキンを仕込む。
彼女と3男でココに点滴。
鶏ムネ肉のローストチキン・蓮根と豚バラ肉の甘辛炒め・蒸しブロッコリー・トマト、息子たちはスパークリングワイン、我々は🍶+🍷。
昨晩に続いて映画の続編、観ているはずだがほとんど忘れていたので新鮮である。
片付け、入浴、体重は550g増。
ハーパーロック舐めながら、日誌書く。
布団に入った瞬間に、3つのリング完成!
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空中散布の歴史についての簡単な入門書 - 兵器級の高度なナノマテリアル、別名モルゲロンとCOVID19生物兵器との化学的重複 アナ・マリア・ミハルセア医学博士 10月3日
グローバル・ブレイン・チップとメソゲンの著者であるヒルデガルド・スタニンガー博士は、彼女と彼女の同僚が数十年にわたって発表した多くの歴史的な科学論文とプレゼンテーションを私に送ってきました。この出版物は彼女の同僚であるコロジン博士によって作成され、Health Freedom USA War Council 2010の会議で発表されました。それは先進ナノ材料の開発の重要なタイムラインを説明しています。また、4つの異なる毒物学研究所に送られた24人のサンプルに関するスタニンガー博士の研究についても説明されており、フィラメントは生物学的ではなく、アクリオリンとメチルメタクリレートの2部ポリエ��テル樹脂を使用したシリコンベースの兵器グレードのナノ材料であることがわかりました。ポリメタクリレートはモデルナの特許ではステルスナノ粒子であり、ジェアニナ・ハギマ博士などの研究者はCOVID-19のバイアルで大量のシリコンを発見していることに注意してください。これらの化学的特性は、COVID-19の生物兵器とモルゲロンと呼ばれる歴史的な先進ナノ材料の重なりに関する重要な手がかりです。
グローバル ブレイン チップとメソゲン 偽りの記憶を究極的に制御するナノマシン - 集団マインド コントロール用コンピュータ システム
速報:C19生物兵器の新たな分析:mRNAは含まれず、有毒金属とシリコン。歯科麻酔薬と肺炎ワクチンにもナノテクに使用されるシリコンと金属が含まれている - ジェアニナ・ハギマ博士へのインタビュー
この論文は
チキンリトル101:空中散布の歴史とそれを実行する人々の意識についての簡単な入門書。
ベンジャミン・コロジン博士による。元のプレゼンテーションで使用されたスライドの一部を挿入しました。この研究はすべて、COVID19 生物兵器で行われている現在の高度なナノマテリアル戦争を理解するための重要な背景情報です。
要約:私たちはもう、チキン リトルの物語を読んで空が落ちてくることを知った、純粋な心を持つ子供ではありません。さて、世界のチキン リトル 101 を卒業した新しいチキン リトル��、それが真実であることを知っています。空が落ちてくるのは、私たちが呼吸する空気の分子だけでなく、空中放出物、スモッグ、GEMS、スマート ダスト、スマート モート、RDIF ID タグ、およびその他の破片で満たされています。気象改変、媒介生物制御、および/または空中大量接種のためであろうと、それらは昼夜を問わず散布され、世界中の国の都市の上空に「X、O、A」などのグリッドを作成します。世界のチキン リトルの言うことを聞いてください。今こそ私たちが成長し、木製の少年ピノキオのようになる時です。
私たちは真に考える学者にならなければなりません。頭上を長時間飛行する飛行機の単純な飛行機雲にさえ継続的にさらされると、「悪い空気」を吸い込むことになり、最終的には肺にダメージを与えることは誰もが理解しています。それが炭素粒子であろうと、改良された水性ポリウレタン(発泡スチロール)を混ぜたナノ複合材であろうと、空中分散剤として改良された食品用デンプンを混ぜたものであろうと、それは問題ではありません。アスリート、子供、動物、さらにはチキンリトル自身の健康な肺でも、光沢のある白い粘着性の粘液しか生み出せません。
この論文では、空中放出イベントを描写するタイムラインを通じて空中散布の概要と対応を示し、最後に、環境の空気、陸地、水路に空中汚染物質を散布する人々の単純な意識形態に関する仲間の人間の考えで終わります。
これらはモルゲロン症の被害者の臨床サンプルであった
そしてケムトレイル成分の歴史的な顕微鏡分析。
赤、白、青、そしてアンクルサムの本拠地である米国における空中散布の歴史的タイムライン
1949 年: 1949 年の化学兵器および生物兵器に関するジュネーブ条約に基づき、州および連邦の指令により媒介生物 (昆虫、ウイルスなど) の制御に関する空中散布作戦が初めて実施されました。
1949 年 - 現在: 上記の法律に対するその後の多くの改正、および 2001 年の愛国者法、2001 年の宇宙保存法、2005 年の気象改変研究技術法などの並行する米国法により、さまざまな目的で米国領土上空での空中散布活動を実施する権限が拡大されました。
1954年~1975年:「ベトナム時代」米国の東南アジアへの関与により、東南アジアの何百万エーカーもの領土にオレンジ、青、白、ピンク、紫などのエージェントを散布し、これまでで最大規模の軍事研究、開発、およびさまざまな軍事目的のための空中散布作戦の展開が行われた。
1974年:米国政府を代表して米国海軍長官が、高低高度の航空機から放出する非常に効率的な粉末飛行機雲分散技術の特許を取得。
1984年:米国のドキュメンタリー映画『シークレット・エージェント』は、ベトナムと米国における空中散布作戦のビデオ映像を米国の観客に届け、地上の人々の健康への影響についてベトナム帰還兵とその家族へのインタビューも収録した。
1988年:当時のジョージ・H・W・ブッシュ副大統領は、1963年に議会によって閉鎖命令が出され、長らく休眠状態にあったMK-ULTRAマインドコントロール部門を復活させるようCIAに秘密命令を出したとされる。2009年にデイブ・ラーソンが行った申し立てによると、この部門は人間に埋め込むチップ技術に関与すると報じられている(2009年のタイムラインのラーソンを参照)。
1989年:ジョージ・H・W・ブッシュ大統領がオープンスカイ条約 (TOS) を発議。この提案により、国連航空機に搭乗する外国人パイロットが米国領土上空を合法的に飛行できるようになる。おそらくSTART国際協定に従って軍事データを検証するためだろう。
1992年:オープンスカイ条約(TOS)がヘルシンキで調印される(米国側はジェームズ・ベーカー国防長官が署名)。
1992-93年: TOSはクリントン政権によって支持される
1993年: TOSが米国上院で正式に批准される。
2000 年: ケムトレイルに関する質問に対する空軍省の公式回答の一部は、次のとおりです。「『ケムトレイル』という用語は、約 3 年前に広まり始めたでっちあげで、政府が共同で秘密裏に国民に散布する連邦計画に関与していると主張しています。…『ケムトレイル』など存在しません。自然の飛行機雲は安全で、自然現象です。いかなる健康被害も引き起こしません。」
2000 年 1 月 - 2001 年 7 月: クリフォード カルニコムは、空中散布作業で採取されたサンプル (「繊維状物質サンプル」) の分析依頼に対して、米国環境保護庁から初めて正式な拒否通知を受け取りました。拒否通知には、依頼日から 18 か月の返答期間が必要でした。
2001年3月:ペンタゴン統合参謀本部の元内部関係者である元米陸軍将軍アル・カペットが、米本土上空での空中散布作戦を通じて国連航空機を使用して散布作戦を行っているロシア人(おそらく外国人)パイロットの存在について米軍中央司令部に内部告発した。
カペット氏は、この活動は1993年に米国がオープンスカイ条約を正式に批准したときに遡ると主張している。
2002 年 1 月: ロシアとベラルーシが批准手続きを完了し、TOS が正式に発効しました。
2001-2006 : 空中散布作業の下の地上でサンプルが収集され、米国 (アイダホ州、ジョージア州、およびその他の場所) の多数の民間調査員によって分析されました。収集されたサンプルには、さまざまな重金属、有毒化学物質、生物工学的に作られた菌類、およびその他の生物学的活性物質が含まれていることが判明しました。
注: 飛行機雲とケムトレイルの違いは時間制限です。ケムトレイルは大気圏/上空で長期間にわたり持続します。
2004 年: 「モルゲロン病」と呼ばれる異常な病気の最初の報告が表面化し始める。皮膚から繊維が突き出るという症状が、1600 年代にフランスの医師モルゲロンが報告した症状に似ていることから「モルゲロン病」と名付けられた。この謎の病気の原因を正確に診断できる人はいないようだ。
2004-2006 : 米国疾病予防管理センターは、これらの症状を訴える患者は「妄想性寄生虫症」に罹患している可能性が高いと述べ、モルゲロン病に罹患している患者は精神科医に精神鑑定を依頼するよう推奨した。CDC は、批判が高まり、反対の証拠が出てくる中、4 年間この姿勢を維持した。
2005 年: 気象改変研究技術法により、米国本土上空での空中散布作戦の正当性がさらに高まり、根拠が拡大されました。この法律には、気象改変のための特定の化学物質「チャド物質」散布に加え、媒介動物の駆除や空中での大量予防接種に関する規制法が含まれています。
2006 年: 世界各地にいる 24 人の参加者から繊維やその他の材料のサンプルが採取され、収集されました。24 人の参加者全員が、モルゲロン病に似た異常な症状を呈していると報告されています。サンプルはヒルデガルド・スタニンガー博士 (Integrative Health Systems, LLC) に送られ、4 つの独立した研究所で分析されました。
初期調査では、繊維はシリコンベースで、アクリロリンとメチルメタクリレートの 2 成分ポリエステル樹脂であることが判明しました。また、生物学的物質は存在しないことも判明しました。これらのサンプルと、広範囲の分布地域内の個人から採取した���加のサンプルから得られた後続の調査結果はすべて、高度なナノ材料 (極小の人工材料) の存在を示しています。ナノ材料には、特許取得済みの兵器級ナノ材料の要素が含まれていることが判明しました。これらの兵器級ナノテクノロジーは、人間の病変から取り除かれた繊維だけでなく、米国テキサス州での空中散布作業後に地上で収集され、空を舞い落ちているのが観察された繊維状の「綿菓子」のような材料にも含まれています。
2006-2008年:疾病予防管理センターは引き続き「モルゲロン病」を妄想性寄生虫症と同一視し、精神科医による治療を推奨し続けています。
2007年:病原体/生物学的対抗策の国土安全保障プログラムを装って、許可なくアメリカ国民にワクチン研究を行う空中散布作戦による損害に対する訴追をワクチン製造業者が免除する新たな連邦政策についての疑惑(確認されていない)。
2007年:「これらの(連邦)法と病原体対策の現在のテストの下では、一般の人々は、USDAの媒介生物管理、国内準備、大量破壊兵器対策の許可なしに、これらの対策にさらされる可能性があります。」(ヒルデガルド・スタニンガー博士)
2008 年:アルゴンヌ研究所中西部構造ゲノムセンターは、ドラゴンの頭に似ていることから「ドラゴン タンパク質」というニックネームを付けたタンパク質構造について説明しています (分子ブランド)。この「ドラゴンの頭」に似た形状は、モルゲロン病の症状を持つ患者の病変から除去された繊維の顕微鏡写真で明らかになっています (ヒルデガルド スタニンガー博士の 2006 年から現在までの個人顕微鏡写真コレクション)。
2008 年: CDC はモルゲロン症候群に関する方針を変更。この症候群を「妄想性寄生虫症」の兆候と定義するのをやめ、ライム病に関連する可能性のある原因不明の症状と定義。CDC はモルゲロン症候群の研究グループを結成すると発表。2010 年末かそれ以降まで公表されない予定。
2009 年 1 月: (Science Daily) DNA からナノスケールの折り紙。ハーバード大学の科学者が「多様なナノスケールの機械部品を製造できるようになりました。機能的なデバイスも可能になるはずです。」と報告。
(実際、誰かがすでにさまざまなナノスケールの機械部品を作っています。8年前のADVANCED MATERIALS、2000、12号24、12月15日の「シリカナノチューブとナノファイバーアレイ」で、Wang博士は、ナノテクノロジーで使用されるさまざまなシリコンベースのナノチューブについて説明しています。これらは非常に小さな機械で、肉眼では見えないほど小さいですが、より大きな機械に自己組織化できます。現在、これらの機械はUSCによってSencil TMテクノロジーで使用されており、Hewlett Packardおよびその他の企業にライセンスされています。ナノクロー、チャイニーズランタン、舌状のシリコンチューブの形状に注目してください。これらの形状は、すべてのチキンリトルの生徒にとって重要です。なぜなら、異常なモルゲロンズ病のような症状を持つ人間から除去された材料のマイクロ写真で同じまたは同様の形状が観察されているからです。
2009年1月~現在:オバマ政権は前政権の上記政策を継続している。アメリカ国民に対する空中散布作戦を展開する意識は政権交代によってあまり影響を受けていないようだ。
2009 年 3 月: 元 CIA バイオメディカル技術プログラムの契約者であるデイブ・ラーソンは、ジョージ・H・W・ブッシュが 1988 年に復活させた秘密プログラムに基づき、体内に埋め込み可能なバイオメディカル機器が監視と拷問のために国内に配備され、2009 年 3 月まで監視も議会への報告もされずに運用されていたと主張している。また、政府の「対テロ戦争」政策と拘留は、これらの技術を米国人に対して違法に使用した場合の刑事訴追を回避するために特別に策定されたと主張している。
2009 年 6 月: 米国環境保護庁 (US EPA) が、先進ナノ材料の暴露と毒性に関するガイドラインの文書を作成しました。この文書では、先進ナノ材料に関する文書と毒性リスク評価が 2013 年に完了すると述べられています。
2009 年 6 月: (2009 年 6 月 11 日) 世界保健機関の事務局長マーガレット チャン博士が、H1N1 インフルエンザの蔓延に関してフェーズ 6 の「パンデミック緊急事態」を宣言しました。
2009 年 6 月: 中国青島海洋大学環境科学工学部の研究では、人工ナノ粒子はタンパク質や酵素との相互作用により毒性を及ぼす可能性があり、神経毒性がある可能性があることが示されています。これらの結果は、米国のヒルデガルド・スタニンガー博士の研究結果を裏付けています。
Wang, Z., Shao, J., Li, Fl, Gao, D., および B. Xing。「さまざまなナノ粒子によるアセチルコリンエステルの吸収と吸入」環境科学工学部。中国海洋大学。中国、青島。化学物質過敏症ネットワーク。
© 2009 年 6 月 19 日。中国青島海洋大学環境科学工学部 (Z. Wang 他) が最近実施した研究では、人工ナノ粒子がタンパク質や酵素との相互作用により毒性を持つ可能性があることが示されています。
アセチルコリンエステラーゼ(AchE)は、血液、脳、神経系に存在する重要な酵素です。Zangらは、特定のナノ粒子、多層カーボンナノチューブ、単層カーボンナノチューブによるAChEの吸収と阻害の重要な結果を報告し、これらのナノ粒子が神経毒性を持つ可能性があることを示しました。
2009 年 7 月: CIA 長官パネッタは、これまで公表されていなかった、2001 年から現在まで実行されていたとされる監視と拷問に関する CIA の秘密プログラムについて議会に報告。議会による調査が行われるかどうかは不明。
2009 年 9 月: ロイター通信は、Verichip がウイルスを検出するバイオセンサーの独占特許を 2 つ取得したと報じました。これらのセンサーは、人体に埋め込むことができるウイルス検出システムとして使用され、Verichip の埋め込み型人体無線周波数装置と組み合わせて人を追跡します。この取り組みの範囲は、カリフォルニア大学 – 産業国土安全保障ネットワークによる 2009 年 9 月 3 日の生物学的対抗策に関する通知で明らかにされています。この通知はhttp://www.ucdiscoverygrang.org/homelandsecurity/hsmissionAreas/Biological.htmで参照できます。この通知では、さまざまな化学および生物兵器の監視と検出をなくすためのスマート ダスト センサーが、さまざまなアメリカの機関のプログラムの焦点であると述べられています。
「スマートダストとは一体何ですか?」
「スマートダスト」とは、さまざまな目的のためにナノテクノロジー、バイオテクノロジー、高度な通信システム(マイクロエレクトロメカニカルセンサー、または MEMS)を組み合わせたシステムの総称です。2009 年現在、オンライン辞書 Wikipedia では、「スマートダスト」を「仮説的」(まだ実現されていないアイデアに過ぎない)と定義しています。
しかし、DUST NETWORKS 社は自社の Web サイトで次のように書いています。「標準ベースのインテリジェント ワイヤレス センサー ネットワーキング (WSN) のリーダーである Dust Networks は、超低消費電力で信頼性の高い組み込みシステムを世界有数のセンサー メーカーに提供しています。これらのセンサー メーカーは、センサーに組み込まれた「スマート ダスト」が市場におけるパラダイム シフトの主役であることを認識している市場の先見の明のある企業です。」
独立系ドキュメンタリー映画制作会社TANKER ENEMYは、スマートダストについて説明し、人口密集地域への展開を示すYouTubeの短編ビデオを多数制作している。
「飲料水中のスマートダスト」 http://ww.youtube.com/v/ouQCSZ8MY2s&hl=it_IT&fs=1&ap=%252fmt%3D18%22%3E%C/ パラメータ%3Cパラメータ
「スマートダストはすでに私たちの環境中に存在している」 http://tankerenemy.blogspot.com/2009/11/exposure-to-aerial-emissions-of-nano.htmlおよびヒルデガルド・スタニンガーのインタビュー、パート 1、2、3 (Out There TV) http://www.youtube.com/watc?v=JchfWlqbVxw&featrue-=related
これが、現在および将来の生活におけるスマートダストの現実性について十分に説得力がないのであれば、米国空軍のスコット・ディクソン少佐が 2007 年 4 月に航空戦争大学の戦略技術センターで発表したブルーホライズン論文「戦場における持続的監視の実現: スマートダストの形態、機能、および将来」も読んでみてください。
「スマートダスト」は「仮説」の段階をはるかに超えています。それはますます現代生活の隠れた一面になりつつあります。
2009 年 9 月: スタンニンガー博士は、先進ナノ材料と人間に対するその観察に関する調査結果を国立環境専門家登録簿に発表し、次のように警告しました。「人類は先進ナノ微生物材料への曝露による毒性メカニズムの解明の出発点にいます。」
2009 年 10 月: ヒストリー チャンネルが「気象兵器」と題するドキュメンタリーを放送しました。このドキュメンタリーでは、第二次世界大戦以降のケムトレイルと空中散布作戦について説明しています。
2009 年 12 月: モルゲロン病患者のための主要な情報センターであるモルゲロン病研究財団は、データベースに 15,000 人以上のモルゲロン病の症状を報告した人々をリ��トしています。オンライン ラジオ インタビュー (2006 年) で、ヒルデガルド スタニンガー博士は、米国で 60,000 人、世界中で 100,000 人の症状患者がいると推定していると報告しました。イタリアのデータベースでは、人口で 1 日あたり 5 人の新規症例が発生していると推定されており、2006 年以降、年間 1,825 人の新規症例が発生しています。
2009年12月: WHOにおける大規模な汚職スキャンダル。
過去 10 年間、WHO は自由に使える資金を増やすために、いわゆる「官民パートナーシップ」を結んできました。当初の目的である国連加盟国政府からのみ資金を受け取るのではなく、WHO は現在、助成金や民間企業からの財政支援という形で、通常の国連予算のほぼ 2 倍を受け取っています。その民間企業とは、2009 年 6 月の H1N1 パンデミック緊急事態宣言などの決定から利益を得る医薬品およびワクチン製造業者そのものです。
2009年12月:2009年冬至の準備、光の復活:
対策を開発するための初期の取り組みは、本当に有望です。生体電気および遺伝的能力を進化させる自由に対するこの新しい現代の攻撃を、招かれざる寄生虫のような機械を体内に存在させずに無効化および/または緩和することが本当に可能になるかもしれません。超近代的および古代の自然療法が地球の遠く離れた隅々に適用され、私たち人間はこれが実際に今地球の多くの場所で起こっていることに気づき始めています。私たちの体はそれに反応しており、すでに私たち全員がこの「もの」の下流で生きているように見え始めています。
空中散布作戦の最新派手なおもちゃであるこれらの宇宙時代の技術は、本質的に悪ではありません。それぞれに、人生を豊かにする素晴らしい用途があり、それを利用することができます。問題は、真の意図と反意図だけです。生命を尊重する意識によってプログラムされ、規制されることだけが必要です。それだけです。
光の復活により、人間の意識の最も暗い隅にまで浄化がもたらされますように。
国家、部族、家族に属する私たちが、人々が許可なく殺虫剤を散布されているときに沈黙を守り、無知を公言することを望まない指導者を見つけられますように。私たち国民が、たとえ一度に1つの家族を犠牲にしても、すべての銀河で最も美しい創造物である生命に対するこの戦争から私たちの将来の世代を守る勇気を見つけられますように。
ベン・コロジン 2009年12月
参考文献
1. スタニンガー、ヒルデガルド。カビやその他の特異な病気に対する遠赤外線放射熱(FIR RH)型修復。国立環境専門家登録(NREP)
2006 年次会議、テネシー州ナッシュビル。NREP、PO Box 2099、イリノイ州グレンビュー 60025
© 2006 年 10 月 18 日 ( www.staningerreport.com)
2.スタニンガー、ヒルデガルド。家庭、職場、環境における電磁場からの保護。国立環境専門家登録 (NREP)
2006 年次会議、テネシー州ナッシュビル。NREP、PO Box 2099、イリノイ州グレンビュー 60025 ©
2006 年 10 月 18 日 ( www.staningerreport.com)
3. スタニンガー、ヒルデガルド。モルゲロン:ナノ911の外来侵入者。全米環境専門家登録(NREP)2007年年次会議、テキサス州サンアントニオ。NREP、
PO Box 2099、Glenview、IL 60025 © 2007 年 9 月 6 日。( www.staningerreport.com)
4. www.rense.com モルジェロンのラジオ番組#5、6、7、8、10、11(ケムトレイル&
モルゲロン © 2006 および 2007
ジェフ・レンスによるヒルデガルド・スタニンガー博士、ラヒム・カルジュ博士、エドワード・スペンサー博士、マイケル・キャッスル博士、モルジェロンの患者たちへのラジオインタビュー。
5. www.sciechimiche.com RAI テレビ番組 Rebus では、ケムトレイル、モルゲロン、ヒルデガルド・スタニンガー博士の研究、その他の関連する発見について議論しています © 2007。
6. www.cliffordcornicom.comケムトレイル、気象改変、その他の関連トピックに関する特別トピック研究プロジェクトと論文のコレクション。© 2006、2007、2008、2009
7. http://www.luxefaire.com/devilvision/appxhtml/BappendixparticulatesB.html
付録 B: 最初の海軍微粒子特許、バリウムの定義、HAARP とコントレイル
(ケムトレイル)。米国出願番号: US19774000490610 1975 年 8 月 12 日 / 1974 年 7 月 22 日。出願人: 海軍長官を代表とするアメリカ合衆国、ワシントン DC、米国特許庁、ワシントン DC。さらに参照された特許: US1619183* 3/1927 Bradner 他; US2045865* 6/1936 Morely; US259188* 4/1952 Willcox: US3531310* 9/1970 Goodspeed 他、改良された金属酸化物顔料の製造; および USR0015771 * 2/1924 Savage (* 一部詳細不明)。
8. 米国特許第 4,686,605 号 Eastland, Bernard J. 譲受人: APTI, Inc. (ロサンゼルス、カリフォルニア州) 1985 年 1 月 10 日。地球の大気、電離層、および/または磁気圏の領域を変更するための方法および装置 (HAARP)。
9. www.flyaria.com/documents/html/mission/crres/cr.htm NASA プレスキット (CRRES プレスキット) 複合放出および放射線影響衛星 (CRRES)、NASA、アトラス I (アトラス/センター-69) 打ち上げロケット。© 1990 年 7 月
10.
http://lookupabove.tripod.com
2007年アメリカ上空のケムトレイル
11. http://us.mc826.mail.yahoo.com/mc/showMessage?fid=Inbox&sort=date&order=down& ... R. Michael Castle 博士。自然地球の計画的消滅 ~環境への影響の概要~ 2007 年 11 月 12 日更新
12 http://www.bariumblues.com/haarp_dangers.htm HAARP、ケムトレイル、そして新たな戦争技術、Carol Sterritt 著。© 2008 年 12 月 2 日。
13. http://amphibiaweb.org/declines/ChemCon.html化学汚染物質 © 2008 年 5 月 14 日
14. http.//en.wikipedia.org/wiki/Project_Storm_Fury . プロジェクト・ストーム・フューリー 米海軍 © 1961-1983
15. http://en.wikipedia.org/wiki?Project_Cirrus。Project Cirrus 米国海軍、米国陸軍通信部隊、米国海軍研究局、米国空軍、米国気象局
写真などは原文よりご覧ください https://anamihalceamdphd.substack.com/p/a-brief-primer-on-the-history-of?publication_id=956088&post_id=149737910&isFreemail=true&r=21r2u2&triedRedirect=true
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2024/2/26〜
2月26日 午後から目眩と吐き気と胃痛で、おかしくなって待って一目散に帰ってきている。
でもそれまでは、また一段といろんなお花が咲いていること、学生時代にお世話になった職員さんから私が撮った写真を使わせて欲しいという依頼を受けたこと、水野しずのnoteを購入して心療内科は江戸前寿司に「やってる?」と覗き入る感じで向かえばいいと気付かされたこと、友人からちいかわのポロショコラをやっと見つけたメッセージをもらったこと、これから聴くのが楽しみなポッドキャストをたくさん見つけたこと等、いろいろ嬉しかったことがあったはず。 体調第一。
でも少し歩いて帰って、体を動かしたらちょっと気分が良くなった。月をとりたくてカメラも持って出てきたけれど帰り道で月を見つけられなかった。まだ明るかったからかな。
産業医の先生との面談があり「これってどうなったら終わりが来ますか?」と訊いてしまった。 どこかに今の病気と社会生活の落とし所をつけたい。 いつも「さあ最近はどうですか?」から始まり「では次回は…」で終わる、当たり前だけれど、何も私の心身の好転に加担しないとだけがわかるこの時間、なんなんだろう、と思った。 この人は何のために毎回そんなにメモしているんだろう、と思った。江戸前寿司屋さんなのかもしれない。やってる、だけなのかもしれない。
戻ってからデスクに座って、どんどん眩暈がして耳が聞こえなくなって、上司から話しかけられていることが全く理解できない状態で姿勢を保つのが精一杯なのを、度々ロッカールームへうずくまり休みを取りながら何とか時間を過ごした。 何とかしないで身体の通りに倒れてしまった方が色々伏線回収、つじつま合わせができたのに! でも!人生はつじつま合わせのためにあるのではなかったのでした!
明日は出張なのでそれまでは何とかやり遂げておきたい気持ち。
2月27日 明日は妹の誕生日。そして明後日で2月が終わる、と思うとやっぱりたかが2日3日でも、2月って短い。
昨晩、帰り道で探していた月を、お部屋の窓の外に見つけて嬉しかった。満月から1日遅れだけどお月見をした。
都庁へ出張して、午前中で終えた用事のあとは、本当は荷物を置きにだけでも職場へ戻りたかった。でももう午後をお休みにしたい上司に合わせて私も職場へ戻れず早々に帰宅。 帰ってから掃除をしたり、先日作ってみた豆腐と鶏ひき肉のレンジ蒸し(?)のリベンジをしたり、日記をリュックに入れたままで(道中で文字起こしをしようとしていた)、部屋にいるのにiPhoneで日記を書いている。 1日がとても長くて、半分お仕事、半分生活だったから充実していた印なのかもしれない。お仕事の日は自分の席にいる時間がほとんどでなのにあっという間に1日が過ぎてしまう。 今はどちらがいいのかわからない。
歩いたり手を動かしたり、何かしていないと眠ってしまうくらいずっとずっと眠たくて、昨日の目眩も引きずっている感じだった。 東京も住んでいる町も風がとてつもなく強かった。 今日も強風で眠れないかもしれない。
都庁近くのナチュラルローソンにコバトン(Mサイズ)か2羽いて、なぜこんなところに!と思ったら、ナチュラルローソンの埼玉県アンテナショップコーナーだった。 埼玉県のアンテナショップってどこにあっても居心地悪そう。
突然の午後からできた自由な時間にとても困った日だった。 新宿西口地下でおばあさんに「京王デパートはどう行くの?」と道を訊かれて一緒に地図をみて、でも道案内をし終えてもずっと話しかけられていて、怖くなり近くの丸の内線の改札内にとりあえず逃げてしまった。 丸の内線沿線で降りたい駅もなくて、東京駅で降りてオフィス街のランチタイムに何となく巻き込まてれ何も買えず、本当に眠たいくて元気がない気がして帰宅した。 (でも帰宅して2時間くらいまたお掃除はできた。)
職場にいなくても、今はお仕事の内容ではなくて、職場の人たちのことを考える時間が長くなっている。
2月28日 今困っている身体の症状に対処するためのものをamazonで注文。 ひびあかぎれに塗るタイプの絆創膏、口角炎(久しぶりにできたけれど本当にいやだ!)の塗り薬、花粉症と思いたくないけれど日々止まらない鼻水と鼻血に鼻炎の飲み薬。 これ以上飲み薬を増やしたら内臓がどうなってしまうのか。 そういえば今日はナイアシン摂取を控えめにしたら身体の疲労感と目眩がいつもよりましだった気がする。何が良いのか悪いのかわからない。早くコントロールラブでオールOKにしたい。
本当に一瞬で1日が終わって、今日は妹の誕生日なので2月も終わってしまう。
業務的に、来月大阪に行けるか不安になってきたけれど、大阪の友人からのメッセージに、これだけを今は楽しみにしれっと言ってこよう!という気持ちになった。
2月29日 昨日は妹の誕生日だった。 高校生時代の閏日生まれの先輩は、当時まだ4歳だったけれど今年8歳になったということか、と思うと高校生までの時間を2回分過ごそうとしている!と気がつく。
職場の建物までの道で、その状況でも確かに鳥だとわかる感じで、鳥が2羽轢かれてつぶれてた。 1回目にその道を一緒に通った上司は「生き物ってやっぱりあんなふうに潰れちゃうんだな、人間もそうなのかな」みたいなことを言っていた。 2回目に他の上司とその道を通った時は、もう肉体は片付けられていて、でも地面に血痕は残っていて「今朝そこで鳥が…」と話してしまった。その上司は「朝からグロ画像を見ちゃったんだね」と言っていた。 画像じゃないんだけどな、と思った。 でも状況を示す概念みたいな単語ってあるような、とも思ってわかってしまった。
大阪の友人がおすすめしてくれた美容室を予約したので、3月は大阪に行く、きっと。
昨晩、docomo2.0のCMをみて、見てみてすごく色々思い出した。キャストがとてもちょうど良くて、一堂に会した合コン?のシーンがとても楽しかった。 ちょうどお昼に聴いたポッドキャストでは、蒼井優ちゃん表紙の森ガール特集のspoon.が話題にあがっていた。
冷蔵庫の豆腐をどうにかしたいけれど、何も案がない。
3月1日 結局昨日はどうしたいかわからないまま豆腐2パックをやっつけた。 月末だからかスーパーの品揃えが良くなくて、いつも買っているものがなくて何も買えないまま狼狽えてしまった。
そのせいかたくさん掃除に追われて、そこからずっと腰が良くない感じで今日1日も過ごした。
穏やかにあっという間に1日を終えた。 今の部署のトップの方の異動が発表された。 3月に入ると人事異動の兆しや話題でそわそわして、心が無になる。 今のトップの方は2年前までは京都の大学で勤務されていて、挨拶の時は阿闍梨餅を持ってきてくれた方。大らかな雰囲気が、自分の所属する組織のトップとして安心感があって好きだったので、少し残念だな〜という気持ち。
先日LINEを交換した職員さんから、バレンタインに渡したモロゾフのミッフィーの写真とメッセージを送ってもらう。可愛らしいメッセージをもらって普通に嬉しくなる。 モロゾフのミッフィーを渡した他の方からは「可愛くってお雛様と並べて飾ってます」とご報告いただいた。 もう1人の方は「娘がとても喜んでた!もちろんわたしも!」と感想をいただいた。嬉しい。 何の見返りもなくただ少しだけ喜んでもらえてそのエピソードを聞いて嬉しくなるなんて、わたし神様かよ、と思った。
新しい調味料、味噌を手に入れた!
完売御礼の建設中の分譲マンションは完成が近くて、最近は夜はもう共用廊下は電気がついている。
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コンサルティング会社「スピーディ」の福田淳社長。2016年4月から俳優・のんさんのエージェントを務めている
ハリウッドの契約を見てきた弁護士も驚愕
―― 福田さんは、もともと映画業界でキャリアを重ねてきました。のんさんに関わるようになったきっかけをお聞かせください。
福田淳社長(以下、敬称略): ソニーグループに20年いました。元々は映画監督になりたかったのですが、最初の10年は「ソニー・ピクチャーズエンタテインメント」のM&A担当で新規事業の責任者をしていました。後半10年が社内起業で立ち上げた「ソニー・デジタルエンタテインメント」です。ハリウッド10年、日本のテック系10年。こういったキャリアを持つ人は多くないと思います。ソニーの先輩が役職定年になる中で、「勢いがあるうちに辞めなきゃ」と17年に立ち上げたのがスピーディです。 のんとの接点ができたのは15年末で、エージェントを始めたのは今から約7年半前の16年4月です。ある出版エージェントの友達から「なかなか日本の芸能で困っているよ」という話があって会ってみたら、本当に信じられないような内容でした。いわゆる奴隷契約と申しましょうか、低賃金で移籍の自由もなく、本名が使えないとか...。うちの弁護士はハリウッドの契約を見てきた弁護士ですが、その内容には驚愕していました。事実として「能年さん、サインしてしまっているので、本名使えないみたいですよ」と伝えたら、本人は次の日に「NON」って書いてきて、「これ、小文字にしたら絵文字の笑顔に見えますから」ということで「私のことは『のん』って呼んでください」。 それから7年が経ちました。そんなひどいことが21世紀に起きるものなのか、今でも信じられません。同じくらいの年の娘がいるんですよ。子どもを持つ父としても、正義感からしても、のんに起きていることは許せないと思いました。
広告クライアントは延べ55社、28社が継続中
―― 最近でも、国民民主党の玉木雄一郎代表が記者会見で言及するなど、ジャニーズ問題と、のんさんをめぐる問題を関連付けて議論されることがあります。
福田: 今回のジャニーズ問題や、「あまちゃん」再放送を機に「そういえば『のん』っていう人もいたね」「まだ俳優してるの、この子」となることがあるようです。中には「あの子何か問題起こして干されてるんだわ」と思っている方もおります。だけど別に何もないんですよ。のんの「劣悪な労働条件なので移籍したい」という訴えが、前事務所の「お前育てたの誰だと思ってんだ!」という反応になった、ということです。 この機会に、僕がエージェントを始めてからの代表的な仕事をまとめたのですが、23年に映画「さかなのこ」で「第46回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞」をいただいたほか、アニメ映画「この世界の片隅に」(16年)も好評でした。広告クライアントは延べ55社。うち継続中が28社です。電通・博報堂からはほとんど相手にされていないので、全部直取引です。テレビ局は編成と営業が全く別会社みたいなものなので、(CMの枠を売る)営業サイドとすれば、お金が入る分には誰が出ていようと構わないわけです。ですが、(番組そのものを担当する)編成となると、にらみがきいてしまうので出せない。
―― 19年には、ジャニーズ事務所が元SMAPメンバー3人の出演を妨げようとテレビ局側に圧力をかけた疑いで公正取引委員会が調査を行い、「該当するような行為があった場合は、独占禁止法に抵触する」として「注意」した、という経緯があります。当時、ウェブサイトに「CMの依頼が多くあり広告には出ることができています。でも彼女は女優です。現場からの熱烈なオファーもある、のんが三年間テレビ局で1つのドラマにも出演が叶わないことは、あまりにも異常ではないでしょうか?」と書き込んだことが話題になりました。この4年間で状況は変わりましたか。
福田: 19年当時は色々な(地上波の番組を製作している)プロダクションから「のんさん主演でこんなのやりたいんです」という脚本が来て、検討している間に立ち消えになっていたのですが、今ではゼロになりました。「こんな話ありますよ」もゼロ。ただし、ネットフリックスやアマゾンプライム、U-NEXTといったオンラインメディアとは取引があります。いつも「新しいことやりませんか」とお声がけいただいており、新規案件も多数あります。
―― 地上波ドラマには出られない状況が続く一方で、別のところで道が開けつつあるということですね。
福田: 元々僕はブランディングのプロでもあります。「能年玲奈」という「商品」は、それが自分の本名だったことが悲劇なのですが、「のん」という芸名に変えたことでブランディングは十分できています。本人が地上波ドラマに出られる状態が正常だとは思いますが、それを目的にしていないのと、テレビドラマに出ることが成功だという時代ではなくなっています。「テレビドラマに出られなくてかわいそう」という声がありますが、全然かわいそうじゃないんですよ。たくさん収入はありますし、好きなことをやっていますし。
ずっと売れているので、2年先までほぼ休みなし
のんさん。CMやPRイベントへの出演は多く、「常に2年先ぐらいまでほぼ休みなし」だという
―― てっきり冷や飯を食わされていると思っていたのですが、違うわけですね。
福田: ずっと売れているので、常に2年先ぐらいまでほぼ休みなしで悲しむ余地がない、というのが実情です。
―― ご本人は、自らが置かれている状況をどう受け止めているのですか。
福田: すごく元気です。精神的にめちゃくちゃ強い、自己肯定感が200%ぐらいある人です。
―― のんさんの個人事務所「non」と、スピーディ社がエージェントとしてマネジメント契約を結ぶ、という形をとっています。芸能事務所に所属する、という伝統的なスタイルとは異なります。
福田: 当初は僕の会社に「所属」するというやり方もあったのですが、「もうやめた方がいい。僕だっていつ豹変して、『奴隷契約』にするか分からない。だから大人は信じないで」ということで、エージェント契約になりました。 米国であれば俳優が一番偉いわけです。例えばトム・クルーズが一番お金を持っていて、経理、総務、運転手、ブッキング担当、付き人がいて、いわば「トム・クルーズカンパニー」なわけです。エージェントというのは、俳優を売り込んだり原作権を買ってきたりする役割です。スポーツの分野で活躍している団野村さんが分かりやすいですね。日本ですごい選手がいると、売り込みに行ってくれたりする。 ハリウッドでは一番の主体にある人(俳優)が契約のフレーム(大枠)をつけて、あとは弁護士さんが見る、というのは普通なのですが、日本ではそういうことの訓練ができている人は少ない。タレントがギャラの交渉も知らなければ、契約に噛むこともできないというのは、僕からすれば驚くべき事実でした。年端もいかない人を地方から連れてきて「訓練してあげよう」なんて言っているうちに、奴隷契約に持ち込んでしまう。公正取引上、非常に問題がある、優越的地位の濫用だと思います。
―― 所属ではなくエージェント制にするメリットは、どういったところにありますか。
福田: のんが自分の会社をつくって、そこと僕の会社がある期間、独占的な契約をしましょう、その年数の中で僕の働きが悪かったらクビにすればいい、という考え方です。それがフェアトレード(公正な取引)だと思います。他のタレントと違って、仕事のギャラがいくらで、どんな意味があるのかを完全につかんでいるので、生き生きしていますよね。僕からは、「嫌な仕事はやらなくていいと思うけど、ある程度責任を持ってやった方がいい大きい仕事もあるし、小さくてもSDGs(持続可能な開発目標)啓発の仕事など、社会的に意味があるものは一生懸命やろう」と伝えています。 LINEのCMではLINE幹部の方がすごく応援してくれました。「起用をやめろ」という脅しの電話も各方面にあったようですが、クライアント(LINE)が「正義は勝つと思います」と言ってくれて、あのCMはOKになりました。ユニクロのCMは、ナンバー2に頼んでアジア18か国での展開が実現しました。 このように独自の路線を切り開けていけたから、消されずに何とか生き延びてきました。だからこそ、ジャニーズ問題が出るたびに副次的に、能年玲奈の問題が出てくるという構造になっているのだと思います。
(インタビュー後半に続く。10月1日掲載予定です)
福田淳さん プロフィール ふくだ・あつし ブランドコンサルタント、スピーディ社長。1965年、大阪府生まれ。日本大学芸術学部卒。ソニー・ピクチャーズエンタテインメントを経て、2007年にソニー・デジタルエンタテインメントを創業。17年に株式会社スピーディ設立。「のん」をはじめとする俳優・ミュージシャンなどのタレントエージェント、ロサンゼルスでのアート・ギャラリー運営などを行っている。金沢工業大学大学院客員教授や横浜美術大学客員教授も務める。著書、講演多数。
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近況・2023
年��、と呼んでもいい時期に差し掛かり、今週の頭あたりから一気に真冬の空気へと入れ替わって、外を少し歩くだけで疲れ切ってしまう身体を横たえたシーツを今朝洗った。冷たさで指が切れたような気がした。今年と言わずいつも、この主体は「何かが変わってしまう事」への不安と嘆きを口にし続けている。ただ、今年はより一層、その変化が不可逆なものだという諦念と絶望しかなく、「みないように/考えないことにする」という弱さを選択することしかできない、そうやって、自分自身の(平静ともよべないが)存在(正気と言い換えてもいい)を保つことしかできないでいた。目をそらしている。みないことにする。何をみて、何をみないのか、選択をする。
自分ひとりで生きている訳ではないので、日々の洗濯をすることが、世界を観て、傷をみて、正しさを考える事よりも優先されることがある。”おさまった”とされるパンデミックのこと、マスクをする/しないの選択。ウクライナで継続する戦闘。イスラエル・パレスチナのことと、その歴史的背景。「キリスト教徒」として育ってきたこと。ダニエル書、黙示録に書かれていること。それを信じて育ってきたこと。昨年は『進撃の巨人』を戦争について考えるうえで一考に値すると思っていたけれど、扱われているモチーフの現実に起こっていることを考えるとき、今ではその評価があまりに無邪気であったとしか思えない事。 「毎日溜まっていく洗濯物を片付ける。同居人が帰ってくるまでに夕食の支度をする。寝込んだままにならない」ことがいまの私にとっての最重要事項であるとしたときに、上記のような思索をどこかへ片付けておかねばならなくて、それは正しいことではないかもしれないが必要なことだ。と言い聞かせる。ラジオの話声で耳を塞ぐ。
4月に詩集をリリースした。今までの冊子の「すべてを自分でやる」方式を手放して、装画を依頼して、頒布の方式も自家通販ではなく店舗にお願いして取り扱っていただく方式を取った。今までになく、多くの人の元へ届いてくれた詩集になった。それは私の力によるところではない、それが何か嬉しくもあった。その後、過去作『幽霊』『残照』をそれぞれ版を改めてリリース。萩原朔太郎の出身地である8月には岡山市の表町商店街で一ヶ月限定でオープンしたシェア型書店「表町書店」に参加。『西から枝へ』と題した日記本をはじめたり、こうして書き出してみると精力的に活動、していたことになるのだろう。
2023年12月20日の現在、それが今年の間にあったこととは思えないくらい、同じ自分がやった事とは思えないくらい、私が「冬雨」である時間が短くなっている。宣言をしない活動休止期間、と言ってもいいくらい。それは寂しいことなのかどうかもわからない。このページを開いて、記事を読む人はどのくらいいるのだろうか。あなたにとってここまで書いたことをどう受け止めるのだろうか。あなたの顔を、具体的に思い浮かべることが出来なくなってきた。かつては、もっと、親密に、あなたと呼びかけることができていたような気がするのだけれど。あなたの人生が、あなたと共に続いていく事を祈ります。
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私の経験 私がマンションを購入したのは、コロナ禍が始まった直後でした。当時、未曾有の状況下ですから、多くの物件が安値で売りに出されていました。様々個人的な事情も重なり、このタイミングでの購入を決意しました。投資目的ではない実需でしたが、結果的にコロナ収束後の今回の売却では成約ベースで約1500万円の価格上昇がありました。それはそれとして。 不動産業者の問題点 買い叩き:売りやすい物件は、業者が安く仕入れてリフォーム後に高値で売る「買取再販」の対象になりやすい。 囲い込み:不動産屋としては両手仲介(売主・買主両方から手数料をもらいたい)ので「囲い込み」を画策します。私のケースでは、業者間の不動産DBである「REINS」へ不正確な情報を登録して、物件検索に情報がヒットしないように小細工をされました。他にも良く聞くケースでは問い合わせが来ても他の業者には紹介しない事も多々あるそうです。当然、売主には、売却機会の損失が発生します。このように自己利益を優先し、顧客の利益を軽視する姿勢が見られます。 行政の対応 ちなみに、当時、東京都住宅政策本部(https://www.juutakuseisaku.metro.tokyo.lg.jp/) に相談をしましたが、以下の回答でした: 「REINSの情報を作為して正常な売買を機会を邪魔したことは悪質だが違反とは言えない」 業者への指導や調査結果は守秘義務により当事者(被害者)にも教えられない。進捗の共有も出来ない。 被害の損害回収については民事訴訟で自分でやってください。 つまり囲い込みをしても業者にはペナルティはありません。東京都住宅政策本部は電話の1つもしません。 行政機関は怒った人のガス抜き程度の相談窓口で、実効性のある対策を取っていないことが分かります。 法的対応の限界 弁護士に相談したところ、不動産業者の行為は悪質だが、損害の因果関係を法的に立証するのは困難だとの見解でした。 つまり、不動産業者が売主の契約を蔑ろにして、売買を邪魔しても何もペナルティはないのです。 以上の通り「囲い込み」には実質的な法的制裁も行政処分もないのが現状なのです。 これでは、業者の悪質な行為の抑止にはなりません。 自衛手段・・・。 大手も中小も業者はどこも信頼出来ない。 また一見親身な「任意売却の相談窓口」的なウェブサイトにも注意が必要 身内や親戚など、信頼できる人を頼るのも良いかも知れません。 こうなったら自身で宅地建物取引士の資格を取得してやるしかない?次回試験は10月です。無理だ。 余談 当時、もう少しネットで直接売買出来るサービスは無いのか?と調べてみました。そうすると、過去にYahooとソニー不動産が事業をしていました。不動産売買のメルカリのようなもので「セルフ売却」という、所有者が一括査定や人工知能(AI)技術による査定を参考に値付けをし、不動産会社を通さずに、物件を販売できるというものでした。 しかし、このサービスは少し前に不動業界の圧力で潰されていました。「このようなサービスをするなら、Yahooにはもう広告や物件情報を出さない」と、不動業界の団体が圧力をかけたせいで事業が解散していました。これもとんでもない話だと思います。 現在も、その事業に関わった方達が起業して、類似サービスをしているそうです。 ただ、それは私は利用していないのでなんとも言えません。 不動産業界の倫理観のなさには驚きました。 弱っている人間の足元を見てさらに買い叩いて金にする。 恐ろしい人たちだと感じました。 皆さんもくれぐれも注意して下さい。 当然、行政も、法律も助けてくれませんのです。 救いのない話やね。 ーーーー本文ーーーー これから分譲マンションを売却しようと考えている方、または現在売却中の方へ。 私は、個人売主として絶望的な体験をしました。その経験を皆さんと共有したいです。 最近、不動産系YouTuberが増えていますが、彼らの話はあくまで業者側の立場からのものです。 今日は、業界に利害関係のない私の体験をお話しします。 身を切った痛み、、ぜってえ読んでくれよな! 2023年末、私はタワーマンションを売却することになりました。 事情はお恥ずかしながらコロナの影響で体調を崩し、仕事が減り、ローン返済が厳しくなったためです。 そこで、「任意売却」をすることにしました。さっそく住宅債権管理回収機構とARUHI(銀行)に 相談し、「任意売却」をスタートさせました。 幸い私のマンションは査定の段階で1500万円近くも値上がりしていました。 駅近くの好立地、眺望の良い高層階、程よいサイズと、需要はかなり見込めるタワーマンションです。 これならうまくいけば2ヶ月程度でも売却完了できると思っていました。 ここから地獄の日々が始まるとは知らず...。 ■専任媒介契約の罠 日本の不動産売却で問題になっているのが「囲い込み」です。これは、業者が売り手と買い手の両方から手数料を得ようとする行為です。 本来なら片方の味方をするべきなのに、日本では両方やることが許されているんです。 海外では不動産エージェントは片方の味方しかしません。両方につくのは利益相反行為ですからね。 日本は異常なんです。私はこれは基礎知識として知っていたので、ARUHIに「一般媒介契約で広く競争させたほうがいい」と提案しました。 しかし、彼らは「専任媒介契約でないと許可できない」と譲りませんでした。 ■3社の悪夢 1社目の業者は、マンガ「正○不○産」にも関わったという会社です。なるほど、あのマンガに関わっているなら多少は信用できるのかな?と思いましたが、、、、結論を言えば、この業者は囲い込みの前に、とにかく業者間で「安く買い取り」で済ませようとしてきました。 私は一般市場で広く売って、なるべく高く売りたいのですが。専任媒介契約後は、担当者の態度は豹変して、私物化するような言動が見られました。ともかく物凄い安値で買い叩く!それに集中していました。これでは、たまったものではないので、業者を変更しました。 2社目の業者は、大手N不動産です。大手なら問題ないだろうと思った矢先、偶然でしょうか・・・。 店舗で打合せ中、他のお客さんが来て、窓口で何やら揉めていました。 大声で「うちのマンションの売却を依頼したのに、2ヶ月経つがまったく問合せが来ない!おかしいじゃないか」とお怒りでした。 私は、まさか!と思いましたが、、、一旦は依頼をしてしまいました。 しかし、残念ながらこのN不動産も、まったく販売活動をせず、買い取りばかりを勧めてきました。 問い合わせも来ないので、囲い込みです。「これNにきいてみよー♪」じゃねえよ!安心して聞けねえよ!! 面倒ですが、すぐに変更をしました。 懲りずに3社目は、地場の不動産屋に相談してみました。最近不動YouTuberが良く言ってますよね。 更新番号の多い歴史のある会社がいいと。そこで頼んだのは歴史が長くなんと地場で40年近い業歴のある会社です。 愛想の良い年配の営業マンで「心配しないでください。囲い込みなどしません。地元で恥になりますからね。頑張ります」と熱心でした。 これで、ようやく任せられると安心しました。 しかし、、、それから3ヶ月間。まったく問い合わせの動きがありません。おかしいな?と思いました。 そこで懲りずに「囲い込みをしない」と謳っている某不動産会社に調査を相談しました。 地場の不動産屋は、なんと、業者間の物件DB「REINS(レインズ)」への登録証を私にメールで渡した後に、レインズから物件情報を一部消していたのです!なんということでしょう!匠の技により、検索にヒットしない加工をされたのです。これでは、ほかの業者は物件を見つけることも、問合せも出来ないのです。地場の不動産屋はどうにかして自分だけで儲けたかったです。 怒って真っ向から指摘すると「登録ミスで、悪気はないんです!」など苦しい言い訳をしてきました。 どこの世界にレインズの登録ミスする不動産業者がいるんでしょう!往生際が悪い! ■経済���ダメージ 販売は予定から6ヶ月も遅れてしまいました。この期間、金融機関は「遅延損害金」を借り入れたお金の総額に対してどんどん加算してきます。なんと、毎月70万円もの借金が加算されていました。半年間で約420万円もの借金が増えてしまったのです。当然、これは私が売却価格から支払うことになります。誰も責任をとらず、逃げています。最後の業者も逃げています。全て騙された私が悪いのでしょう。 しかし、正確には冒頭のとおり「このような結末になる」と最初に私はARUHIに伝えていたのです。。。 不幸中の幸い、最終的に依頼した会社は、ようやく「囲い込み」をやめてREINSにも正常に登録されました。全国の不動産屋会社が広告活動をしてくれます。半年かかって正常な売却活動がスタートしました。そして、なんとたった2日たらずで内見希望が来ました。そして売却は1ヶ月もかからず査定額とほぼ乖離せず完了しました。この半年間はいったいなんだったのでしょう。420万円・・・。 ■最後に 不動産業界は、有名な大企業でも、地場の長い歴史の業者でも、このような違法な「囲い込み」を平気でやってきます。 残念ですが、まったく信用できない業界なのです。皆さんも「囲い込み」をされないように注意をしてください。 具体的には、よほどの理由がない限りは「専任媒介契約」はしないこと(普通はあまりしません) REINSの登録証明証に記載されているIDとパスワードで定期的に掲載情報の抜き打ちチェックをしましょう。 また、場合によっては、業者を装って業者には伝えていない電話番号から問い合わせをして「適当不動産です。物件確認��願いします。SUUMOに記載されている○○の物件まだご紹介可能ですか」と物件確認電話をして「紹介可能です」と返答するか確認するのも良いかも知れません。(囲い込みされている場合は「もう決まりました」「もう申込みが入っています」などと嘘の返答をされます) そして私からのメッセージは、分譲マンションなんて買うもんじゃないことですね! 不動産投資を考えている方、甘くないです!それは「不動産が正常に売却出来た場合」のお話ですよ!売れないのではどうにもなりません。 私は最終結果は売却益はプラスになりましたが、クソめんどくさいです!!マンションは賃貸でおk!!
クソ不動産業界の闇 マンション売却で500万損しないための警告
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ジェイクのステレオタイプ描写などについて
・ジェイクのステレオタイプ描写についてを主に。ジェイクというキャラクターについて、自分なりに考えていることを。以下、だらだらと。かなりとっ散らかった書き方になってしまいましたが、残します。
・MCUムーンナイト。ジェイクが現状は……DIDのステレオタイプ描写に収まっている部分があること、その批判と懸念について。製作陣から、批判についての言及、問題意識の共有などがインタビューで為されていることが。大事なことだし、安心する。
ということを前提に、現状はステレオタイプに寄ってる/収まってしまっていることへの批判点注意点というか。自分なりの不安や考えなどを書きたい。
・↑このインタビュー記事の最後に、記事を書いたライター側によるジェイクの感想/予想があるのだけど。
ジェイクがもし、仮に「兄のような役割」なキャラクターだとしても……それはステレオタイプ描写の解消や帳消しにはならないよな、と思っている。
繰り返し出てくる「マーク達が困惑し恐れるほどの苛烈な殺人描写」、「病棟でハロウを捕まえるために罪人ではなさそうなスタッフが殺害されてる描写」……などが「暴力的/他害を厭わない」「ことフィクションで“サイコパス”(この用語の使われ方自体に問題あり)と名指されがちなキャラ造形」という偏見、ステレオタイプ描写に掛かっているのが問題の肝であって、
そこに「交代者を守るため」という理由が付け加えられたとしても、↑の解消にはならないというか。
あの問題点が非常に多い「スプリット 」だって、“守ること”が動機のひとつだったし……からの「Mr.ガラス」だった訳で。
ジェイクの描写の肝は「彼が何故その苛烈な役割を引き受けているのか」と同時に、「制裁の拳という役割、そこにある抑圧や支配」の構造……のようなものが描かれないと……ステレオタイプの脱却には遠いんじゃないかな……と。
・病棟で殺されていたスタッフは、実は酷い罪人だったという事実などが後から明かされる可能性もあるけれど、
例え相手が“罪人”だろうが、人を殺し続けることは、その役割は、辛いことであり。自分が殺した人間を「忘れられない」マーク・スペクターの姿が描かれたことが重要だし、MCUムーンナイトの好きなところなので。
コンスによる、“罪人の裁定”と“死で贖う”という手段について。そもそもの、その定まりについて。
アメミットの“剪定”の暴力性の次は……コンスの定める“制裁の拳”という在り方についてを問う,コンスという“父/支配者”の姿を問う話を……見たいんですよねほんと……続編………
・ジェイク、作中で散りばめられた要素が複雑で。
シーズン1では明かされなかった物語の多くの空白部分や時系列に。アーサー・ハロウの生死についても製作陣によって捉え方が異なっていたり。
ジェイクはほんと、まだまだ謎だらけで、それ故にステレオタイプ描写が印象深くなりがちだけれど。
以前↓の関連記事にも書いた、ジェイクと「子供の死の描写(子供を死に追いやるような描写は、ハロウやコンスとは異なり、ジェイクにはない)」 や「マークの自傷描写との繋がり」は、大事なんじゃないかなと。考えている。
・マークの自傷(を思わせる)描写とジェイクとの繋がりについては特に。「迫害者人格」を意識した、丁寧なキャラ造形が考えられていたりしないかな、とも思っている。
虐待者/加害者から身を守るための、予測と学習、模倣から。虐待者との同一化が起きること。身を守るための学習が、自らへの攻撃/自虐/自傷に転じていくことがあること。
保護者であり攻撃者でもある、そういった複雑な側面を持つ交代者がいたりすること。“迫害者人格”と呼ばれたりすること。
ジェイクにとって、マーク達は保護すべき存在であると同時に。彼にとっての、憤りや苛立ちや悲しみの対象/要因にもなりえたりしないか……と、いろいろ考えてしまう。
・コンスが封印されてからは……ほとんどジェイクが現れずにいたことも、いつか何かしら明かされるのか否か、気になる
(コンスが封印されていた状況では出てこない?ただ間が悪かった?コンスとの依存や信頼?それとも、ハロウが言うような解放の静寂/自由なるものを真に実感していたのはもしかしてジェイク?)
(Twitter��2022年7月に書いた感想の一部。抜粋/少し書き足したり整えたりしてまとめたもの。後から更に書き足したり他記事と繋げたりするかもです
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おはようございます。
秋田県湯沢市川連は雪降りです。
昨日は午前中、展示会の後片付け。
そしてお昼過ぎからは修理依頼のメールでの対応やら、修理のアレコレやら、用事果たしやらで一日が終了。
今年の川連漆器青年会の、春の展示会へ向けて、新たな取組みも、コツコツ進行中。
そして今日は朝一の雪投げ作業からスタート。
今日もアレヤコレヤと有りますが、一つ一つコツコツ頑張ります。
皆様にとって今日も、良い一日と成ります様に。
https://jujiro.base.ec
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#00006:
17時ごろ。今日はキャリア支援の職員さんと面談をする予定があって、大学へ行く必要があった。
家を出るのが遅くなり、10分くらい遅刻。前回の面談の時も同じような感じだった気がする。職員さんがゆるい感じの人だから、これはついつい甘えてしまっていることの表れかもしれない。気をつけなきゃ......。
面談では、先週金曜の面接のことを報告した。いつも面談をしている職員さんは、(企業を探している最中でもないのに、わざわざ面談予約を入れてきたから、何か悪いことでもあったんじゃないか......)と、少し心配していたらしい。事の顛末を話したら、ホッとしていた。
面談が終わると、ゼミの先生の研究室のある建物へと向かった。というのも、先生から、自宅でできるちょっとしたバイトを頼まれていて、それに必要なものを取りに行く必要があったのだ。(仕事の内容は、先生の受け持っている、下級生向けの授業で提出されたコメントカードをもとに出欠確認をするというもの。怪しいバイトじゃないよ......!)
今日はずっと、雨がザーザー降ったり止んだりを繰り返す天気だった。雷が鳴ると、インド孔雀(※大学で飼育されている)がびっくりして何回か鳴いていた。何気に、入学以来初めて鳴き声をきいた気がした。するとそのうち、徐々に雨が降り出した。研究室へ行く用事を済ませて再び外に出たときは、さらに強い降りになっていた。
もう、ザーザー降りじゃん......と思いつつ、スーパーへ買い物に行くためにスクールバスの乗車待ちの列に並んだ(家のすぐ近くにスーパーがあればいいのに.....)。時間帯的に、大体の学生がこの日最後の授業を終えたタイミングだったから、長い列ができていた。バスを待っている間も雨は止まず、激しさを増していた。本当ならこのまま買い物するのをやめて帰るところだけど、なんとなく明日はバイトが終わってからは家でゆっくりしたいなぁ......と思っていたから、そのままバスを待った。バス待ちの列が3回くらい回転した後、やっと乗車。
⋆⋆⋆
バスに乗っている間は、雨から逃れられる。自分は運良く座席に座ることができたから、束の間の休息を、この状況下で最大限に味わうことができた。思わず、ボーっとしてしまって......と、そんなとき。なんとなく視線を向けた先に、なんだか、見覚えのある頭が......! たぶん、あの人だろうなぁ......と思いつつも、ほかの人に隠れて姿があまりよく見えず、なかなか確信を得ることができなかった。う~~ん......歯痒い。そうして自分は、バスが目的地に着くまでずっと、その頭を目で追っていたのだった。
自分の推測が確信に変わる前に、降車のタイミングがやってきた。(人が動くから、あの人の顔が見えるチャンスは今だ......!)と、自分の神経を集中させていると......見えた!!!!!.........やっぱり、あの人で間違いなかった。つんつん、たわしみたいに硬く立っている髪の毛を見たときから、ほとんど分かっていたようなものだったけど......。結局横顔しか見ることはできなかったものの、あの髪にあの目鼻立ち......あの人しかあり得ない。こうして、自分は確証を得ることができた。
その、「あの人」の正体。それは......自分が、以前片想いしていた職員さんだった。2回生の11月、大学で入試バイトをしているときに彼と関わって、なんだかやけに楽しいのに、緊張するな......という感覚に陥ったのを今もよく覚えている。それから、翌年の夏ごろまでは片思いしていたと思う。片想いしていたころ、彼の姿をスクールバスに並んでいるときやバスの中で何度か目にした。(○○さん、今日はいないかなぁ......)と、バス停を気にしていたのが懐かしい。今日も思わず彼の頭部に反応してしまったけれど、彼の、あの、つんつんしている髪質は相変わらずすてきだった。眼鏡も似合っていたし.....。
長らく自分事としての恋愛を楽しむことを戸惑っていた自分に、ゲイであることの興奮、喜びを、実感を伴った形で思い出させてくれたのは、ほかでもない、あの職員さんだ。彼に対して前みたいな感覚を抱くことはすっかり無くなったけれど、その代わりに、彼は自分にとって忘れられない存在になった。
好きだった職員さんの姿を久しぶりに見て、胸をじーん......とさせつつ、バスを降りて、買い物へ。スーパーへと歩くまでの時間が雨の激しさのピークで、着ていたハーフパンツの裾はびちょびちょ、もちろん靴も水びたしで、横からも大量で大粒の雨が当たるもんだから、かばんやボタンシャツまでも濡れてしまった。スーパーに着くと、店内の冷房が濡れた服に当たって、風邪をひくんじゃないかと思った。けれど、すぐに慣れた。(自重トレの成果か、代謝が良くなって、動いているとすぐに身体が温かくなるようになったせい......???どうだろ......。)
⋆⋆⋆
スーパーで買い物を済ませて外に出ると、雨の降りが落ち着いていた......といっても、ピーク時がやばすぎたから、依然として「それに比べたらまし」というレベルの状況だった。ところが、スクールバスに乗って大学に着くころには、30分前までの状況が嘘のように雨は止んでいたから驚いた。雷は時折鳴っていたものの、歩いて自宅まで戻る時��は傘を差す必要はなく、ホッとしたような、ぐったりとしたような心地だった。
それにしても、ここにきてまた彼に会えるとは思わなかったな......。たぶん、自分が彼の姿を見たのは1年ぶりくらいだったと思う。それでも、あのとき胸を躍らせていた自分は、まだ、ここにいる。何度も振り返るたび、意地悪な顔や、やさしい顔、いろんな表情でこちらを見つめてくる無数の記憶たち。いつもはほとんど意識していないけど、みんな、「今」と一緒に動き続けているのだ。これからも、自分の歩幅で進んでいくよ[`・ω・´] ~☆!!!
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p.s. なんだかんだで、今回も書き進めているうちに日付をまたいでしまった......。気持ち的には、24日にいるつもりで書いています[ ˘ω˘ ]ノ
[2024_07_25]
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024年)7月16日(火曜日)弐
通巻第8332号
<<速報>>
副大統領にJ・D・バンス上院議員を指名
トランプは演説草稿を書き換え、アメリカの団結を強調へ
*************************
トランプ暗殺未遂事件で何が変わり、何が変わらないか?
トランプ前大統領暗殺未遂事件により極左メディアがトランプ前大統領に対して流しつづけたフェイク、非人間的なプロパガンダがトーンダウンするか、どうか。
おそらくかわらないだろう。
安倍元首相暗殺に某新聞は一片の同情も示さなかったばかりか、国葬反対などと唱え、さらには統一教会に問題をすり替えたように、アメリカの左翼メディアには反省の色がない。
トランプをヒトラーとする画面は消えていないし、サロメの劇では銀盆に首を乗っける気味悪い場面があるが、SNSには血だらけのトランプの首を描いたものが出回っている。左翼系メディアは一片の同情心もアメリカを団結させようとする心根もないのだ。
しかし共和党大会に臨んだトランプは演説草稿を全面的に書き換え、アメリカの団結を強調する。バイデンの無能や腐敗攻撃をやめるという。
そして副大統領候補にJDバンス上院議員を指名した。
バンスはベストセラー作家から、政治家に転身し、2022年中間選挙でいきなり上院議員に当選したばかり。政治家として海のものか、山のものかも未知数。トランプはバンスに期待し、自分の任期の後の八年間、アメリカを託せる人物を選ぶとしていた。
共和党大会の会場となるミルウォーキーに到着したトランプは、左翼メディアの攻撃をものともせず、「アメリカを団結させる」、レーガン以来の取り組みを始めた。惨劇の後、暴動は起きず、都市は焼き払われず、銅像は汚されなかった。
ペンシルバニア州バトラーで行われたトランプ大統領の政治集会で銃弾の集中砲火を浴び犠牲となったコーリー・コンペラトーレ氏、負傷した他の2人は容態が安定したと報じられた。
トランプ陣営はGoFundMeキャンペーンを立ち上げ、1日で370万ドルを集めた。
このキャンペーンには、富裕層から貧困層まで凡そ5万人のアメリカ人が参加し、5ドルから5万ドルを寄付した。 なかにはヘリテージ財団が五万ドル、ヴィヴェック・ラマスワミが三万ドル。資金は遺族並びに負傷者への見舞金に充てられる。
こうして健全なアメリカ人は団結している。
共和党大会では先鋭的な仲違いをなし、出席を予定していなかったニッキー・ヘィリー元国連大使も参加することになった。
トランが直接、彼女に電話をかけて「共和党の団結」のために演説を依頼した。
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【小説】コーヒーとふたり (下)
※『コーヒーとふたり』(上) はこちら(https://kurihara-yumeko.tumblr.com/post/746474172588425216/)
零果が会社に行けなくなったのは、三年前、三十歳の時だった。
最初は、朝起きられないことから始まった。いつもと同じ時間に目は覚める。アラームを設定した時間よりも早く目が覚めることの方が多かった。しかし、目は覚めても、身体を起こすことができない。羽毛布団を跳ね除けることさえできないのだ。全身の筋力が突然失われてしまったのかと思った。それでも、重い身体をなんとか起こしていた。
ベッドから起き上がってからも、身体が思うように動かない。毎日さっと済ませることができた朝の用意も、時間をかけないとこなせなくなった。それでも、通勤電車の時間に間に合わせないといけない。当初は、起床時間を早め、朝の支度を可能な限り簡略化していくことでなんとか始業時間に間に合うように出社していたが、次第にそれも難しくなり、ベッドで横になったまま、「一時間遅刻します」、「二時間遅れて行きます」と会社に電話を入れるようになった。
それでも出勤できてはいたものの、だんだんと、身体を起こした後に頭痛や吐き気に襲われるようになった。会社に近付けば近付くほど、それは強くなっていき、出勤前に会社の目の前、道の反対側にあるコンビニのトイレで嘔吐する日々が続いた。コンビニまで辿り着けていたのはまだ良い方で、やがて駅のトイレで吐くようになり、ついには電車に乗ることもできなくなった。
ある朝、何度も鳴り響くアラームをやっと止め、なんとか力を振り絞って身体を起こしたその途端、「どうせ吐いてしまうのだから」と、しばらく何も食べていなかったにも関わらず、喉をせり上がってくる胃液を堪え切れずに床にぶちまけて、零果はそこで初めて、「もう仕事に行くのはやめよう」と思って、泣いた。
病院へ行ったらうつ病だと診断された。事情を聞いた上司からは休職を勧められ、驚くほど簡単に手続きが進み、会社に行かなくて済むことになった。
最初は、休めることにほっとした。休職したことによって初めて、零果は自分が仕事を休みたいと思っていたことに気が付いた。そのくらい、当時は激務だったのだ。
毎日のように遅くまで残業し、それでも仕事が終わらないことが不思議だった。休日を返上して、やっと一週間分の業務がすべて片付いたと思ったその翌日には、また月曜日がやって来て、新しい一週間が始まる。ただそれの繰り返しだった。終わりの見えない日々。どうしてこんなに仕事があるのか。一体、どこから仕事がやって来るのか。デスクに積まれた書類がちっとも減っていかない。こなしてもこなしても、また新しい書類が重ねられていく。
当時は、部署の垣根を越え、商品管理部と協力して新しい管理システム、物流システムを構築する作業に明け暮れていた。自分の本来の職種がなんだったのかを忘れそうになるほど、毎日違う部署へ顔を出し、社内を走り回り、自分のデスクに戻って来るともう夜になっていた。書類を捌く時間などなかった。
毎日、缶コーヒーを何本も飲んだ。頭痛薬を飲むのももはや習慣になっていた。それでも働き続けていた。苦労はあった。つらいと思う時もあった。しかし、達成感や充足感もあった。新しく、ゼロから何かを作り上げていくというのは面白かった。そう、零果にとって仕事は、ただ苦痛な作業という訳ではなかった。日々の業務に自分の生き甲斐を見出していたのは確かだ。だからこそ、彼女は働き続けることができたのだ。しかし、心が折れるよりも先に、音を上げたのは身体の方だった。
会社を休んでいる間、なんの気力も湧かなかった。ベッドから起き上がれないほどの倦怠感や吐き気は少しずつ改善されていき、日常生活が難なく送れるようになっても、毎日毎日、有り余る時間をどう過ごしていいのか、わからないままだった。もともと零果は、友人が多い訳でも、熱中している趣味がある訳でもなかった。休日って、何をして過ごしていたんだっけ。手持ち無沙汰から始めた家の掃除も、二週間もすれば家じゅうピカピカになり、磨くところがなくなった。やりたいことが何ひとつ思い浮かばなかった。これなら仕事をした方がマシだと、何度も思った。
有武朋洋から連絡が来るようになったのは、そんな時期だった。
零果は彼の営業アシスタントを務めていた。すべての業務は桃山に引き継いだはずだったが、それでも有武はときどき、過去の書類やデータについて、休職中の零果に質問をよこした。
そして、零果が毎日時間を持て余していると知ると、遠慮なく頻繁に連絡して来るようになった。内容は、半分は業務に関する話題で、残り半分は職場での愚痴か、他愛のない雑談だった。どう考えても今は勤務中だろうという時間帯に電話がかかってきて、課長への文句を一方的に延々と聞かされたこともあれば、休日の夜に、どうしたら業務が改善できるか、解決策をふたりで二時間も話し続けたこともあった。
「電話でずっとしゃべるくらいなら、いっそ会おうか」という話になり、カフェで会ってお茶をしたこともあった。どういう訳か、実際に顔を合わせると、お互いなんとなく口数が少なくなり、たいした話はできなかった。しかし、その時の沈黙が、決して居心地の悪いものではなく、零果と有武はその後、ときどき一緒に食事をするようになった。
営業アシスタントをしていた頃は、有武とプライベートで会うなんて一度もなかった。零果は休日もほとんど返上して働き詰めだったので、そもそもプライベートがないようなものだったし、それは有武も同じだった。ふたりはほぼ毎日顔を合わせる羽目になっていた。
しかし、仕事の話を抜きにして有武と向き合う時間は、それまでとはまた違う空気が流れていた。
零果が休日にコーヒーを飲むようになったのも、彼に喫茶店に連れられて行ったのがきっかけだった。
「誰も知らないような店で美味いコーヒーをひとりで飲む時間って、贅沢なんだよな」
そう言う有武は、いつにも増してハイペースに煙草を吸っていた。最近は飲食店でも全面禁煙の店が増えたが、昔ながらのその喫茶店は、全席喫煙可能だった。零果からすれば、彼はコーヒーを飲みに来たというよりも、煙草を吸うためにこの店に来たとしか思えなかった。
「……良かったんですか、私を連れて来て」
「何が?」
「誰も知らないような店を私に教えて、美味いコーヒーをひとりではなく、ふたりで飲むことになっていますが」
零果がそう指摘すると、いつものように有武は小さく鼻で笑った。
「加治木さんはいいんだよ。俺にとって特別な人だから」
そう言われて、自分はなんて返事をしたのか。零果はもう思い出すことができない。
しかし、それから彼女の脳内には喫茶店リストが作られ、休日にコーヒーを飲むための店を選ぶようになった。あの日に有武が言ったように、誰も知らない店でコーヒーをひとりで飲む時間が、彼女にとって何よりも特別な時間となった。
半年間の休職ののち、零果は復職した。だがしかし、元のデスクに戻ることは叶わなかった。
営業アシスタントとしてではなく、事務職としての復帰���
総務や人事を含め、それが零果に関わるすべての上司や上層部が下した決断だった。休職前より残業時間が少ない部署に異動することに主治医も賛成していたし、彼女自身も最終的にはその異動に同意した。一度、心身のバランスを崩した人間が以前と同じように働くことができるとは思っていなかったし、休職したまま二度と職場に顔を出すことなく辞めていくことになった同僚がいることも知っていた。復職できただけ、自分は幸運な方だと思った。
「どんな形であれ、加治木さんがこの会社に帰って来てくれて、本当に良かったよ」
すでにふたりの営業マンのアシスタントを務め、さらに有武の業務も担当することになったにも関わらず、桃山美澄は本心から出た言葉のような、穏やかな口調でそう言った。
零果の復職後、昼の休憩時間に廊下の端の自動販売機の前で偶然出会い、ふたり揃って同じ缶コーヒーを飲んでいる時だった。
「ご迷惑をおかけしてすみません」
「迷惑だなんて思ってないよ。それに、迷惑をかけてるのはむしろこっちだよね」
桃山は困ったような表情をして、少しだけ微笑んだ。その仕草はどこか、少女のようだ。
「有武くん、変わらず加治木さんに仕事を頼んでるでしょ。ごめんね」
そう言われて、今度は零果が困った顔をする番となった。
納得して受け入れた部署異動だったが、どうしても納得してくれないのが有武だった。彼は事務職として復職したはずの零果に、営業アシスタントとしての仕事を振ってきた。最初は、自分はもうアシスタントではないと抗議していたが、もともと、彼は零果の言葉を聞くような人間ではない。何度説明しても有武が納得することはなく、やがて零果も諦めた。
まだ慣れない事務職としての業務に加えて、有武からの無茶ぶりとも思える依頼は、部署異動した意味を台無しにしているような気もしたが、しかし、彼が回してくる雑務の量や求められている質に、零果への気遣いを感じたのも確かだった。
「加治木さんは俺のアシスタントだよ」
いつだったか、有武は煙草を吸いながらそう言った。その日も、彼は外階段にいて、零果は煙草を吸う訳でもないのに隣にいた。もう何度も、その言葉を聞いた。もうあなたのアシスタントじゃない、あなたの仕事は手伝えない。そう訴える度、彼は必ず、その言葉を返した。
「そもそも、俺を営業部に異動させたのは加治木さんでしょ」
そんなことない、自分はそんなことをしていない。零果はいつだって真剣に反論したが、有武はいつも、小さく鼻で笑うだけだった。それは彼の癖だ。零果は知っている、彼が鼻で笑うのは、上機嫌な時だけだ。
「俺が営業部にいる限り、俺のアシスタントは加治木さんだよ」
地獄にまで道連れにされそうな、そんな言葉に零果は肩を落とすしかなかった。でもこの言葉に、ずっと励まされてきたのも事実だ。
もしも有武がいなかったら、自分の担当が彼ではなかったら、休職中に連絡をくれなければ、零果は仕事に復帰することができずに、そのまま退職していたかもしれない。復帰できていたとしても、事務職としての仕事だけをこなす日々では、いずれこの会社を辞めていたのではないか、と思う。どんな形であれ、自分を必要としてくれる存在がいるということが、現在の零果を繋ぎ留めていた。それがなければ、自分はもうとっくに千切れてバラバラになっているだろう。
有武は――鋭い眼光を放つ、あの澄んだ瞳で――、そのことを見透かしているように、零果は思う。彼は零果の性質を理解していて、その上で、彼女のために手を伸ばしてくれている。一緒にいるとそう感じる。それが彼なりの優しさなのだとわかる。だから、零果はその期待に応えたいと思うのだ。そして、それが難しいという現実に、いつも少なからず絶望する。彼の優しさに報いることができない自分を見つめては、無能感に苛まれる。
どんなに頑張っても、私はもうこの人のアシスタントではない。
それだけの事実に、打ちのめされてしまう時がある。
身体を壊さなければ良かった。うつ病になんかならなければ良かった。ずっと頑張ってきたのに。思い出すこともできないほど、忙しい日々を送っていたのに。頑張れなかった。最後の最後まで、頑張ることができなかった。あんなに苦労して作り上げた新しいシステムも、完成まで携わることが叶わなかった。あれは、まだ有武が商品管理部にいた時に考案したものだ。そのシステム実現のため、彼は営業部に異動した。零果はその当初から、最も近くで彼を見てきた。慣れない営業職の仕事に苦悩する彼を知っていたのに。本来ならば、もっともっと、一緒に仕事ができたはずなのに。
零果のそういう自責の念を、恐らく有武は見抜いている。だから彼は、今でも零果に依頼するのだ。寄り添うように、励ますように。彼女の心が折れないように。彼女との繋がりが、断たれることがないように。
ピッ、という短い電子音の後、缶が落ちた音がした。自動販売機から見慣れた黒一色のパッケージの缶コーヒーを取り出し、プルタブに指をかけた時だった。
「お疲れ様」
そう声をかけられ、零果は振り返る。戸瀬健吾だった。
彼の腕には上着と鞄がある。外回りから帰社したところなのか、それともこれから退社するところなのか、零果には判別がつかない。今の時刻は十九時四十分で、定時である十七時はとっくに過ぎてはいるが、営業部はこの時間帯に外出先から戻って来ることも珍しくはない。
零果が「お疲れ様です」と挨拶を返すと、戸瀬はいつもの穏やかな笑みで「いやー、疲れちゃったなぁ」と言った。その声には本当に疲労の色が滲んでいる。どうやら今、会社に戻って来たところのようだ。
戸瀬がポケットに手を入れた動作を見��、零果は自動販売機の前から場所を譲る。案の定、取り出したのは小銭入れで、彼は移動した零果に礼を言いながら自販機へと硬貨を投入した。
「加治木さんって、いつも遅くまで仕事頑張ってるよね」
「そんなことはありません」
「そう? 頑張ってると思うけどな」
ピッ、と電子音が鳴る。戸瀬の指先が選んだのは、今日の昼にもらったのと同じカフェラテだった。このカフェラテが好物だと言っていたっけ。そう言えば、あの時の詫びを、まだ伝えていなかった。零果は心に貼り付けたまま忘れそうになっていた、黄色い付箋を思い出す。
「今日は、すみませんでした」
「え?」
突然の謝罪の言葉に、戸瀬は目を丸くした。
「お昼に、私のことを気遣ってくださったのに、仕事の手も止めず……それが申し訳なくて……」
「あ、ああ、なんだ。そんな、気にしなくていいのに」
戸瀬は再び笑顔に戻り、穏やかな口調で言う。
「俺の方こそ、ごめんね。忙しいタイミングで声かけちゃったみたいで」
「いえ、戸瀬さんは悪くないです」
零果は首を横に振る。それから、彼の手の中にある缶を見やり、あの時もらったカフェラテのお礼を、どう伝えるべきか悩んで口をつぐんだ。まさか有武にあげてしまったと言う訳にはいかないが、あたかも自分が飲んだかのように話すのも憚られる。零果は、コーヒーは無糖のブラックしか口にしない。カフェラテも決して飲めない訳ではないが、元来、甘いコーヒーは好きではない。しかし、そんな好き嫌いを伝える訳にもいかない。
どうしたものかと思案する零果を、戸瀬は変わらず人当たりの良い笑顔のまま、どこか不思議そうに見つめている。微かに口元から覗く歯の白さ。どうしてそんなに歯が白いんだろう。ホワイトニングでもしているのだろうか。テレビのアナウンサー顔負けの歯の白さだ。
零果は無意識のうちに、有武の黄ばんだ歯を思い出していた。あれはきっと、ヘビースモーカー特有の歯だ。
戸瀬と有武は、まったく違う。戸瀬は、髪型が整っていて、髭もなく、見た目に清潔感がある。近付くと、ほのかに柔軟剤のような良い香りがする。零果は戸瀬が事務員の中で「王子」というあだ名で呼ばれているのを知っているが、そう呼ばれるのも納得できる。外見だけではなく、人当たりも良いし、穏やかで、丁寧だ。営業部での成績も良い。
それに比べて、有武は、不潔で、臭くて、がさつだ。思い付くアイディアは革新的だが、発想が常人離れしていて、たいていの人間はその思考の飛躍について行けない。彼の提案には、それを裏付けるための膨大な資料や説明する時間が必要となる。彼が考案した新システムも、社内で導入されるまでかなりの時間と労力が費やされた。普段の突飛な言動も相まって、商談の成功率はまちまちだ。営業先では彼を気に入っていると言う顧客もいるらしいが、社内での評判はあまり良くない。戸瀬を見ていると、同じ営業部二課所属でも、有武はこうも違うものかと、そんな余計なことをつい考えてしまう。
「加治木さんって、俺のことすごく真っ直ぐ見つめてくれるよね」
そう言われて、零果はあまりにも戸瀬をまじまじと見つめていたことに気付く。慌てて謝った。
「すみません……」
「謝ることないよ。でも、あんまり見つめられると、ちょっと恥ずかしいかな」
戸瀬はいたって穏やかに笑っている。あまりにも爽やかで、嫌味など微塵も感じさせない笑顔。この笑顔に惚れ惚れする女もさぞ多いことだろうな、と零果は思った。ファンクラブができるのも頷ける。
「加治木さん、もし良かったらなんだけど、今度の土日――」
戸瀬が言いかけた、その時。
スマートフォンの着信を知らせるバイブレーションが、人気のない廊下に静かに響き渡る。それは零果のスマホだった。制服のポケットに入れていたそれを取り出し、画面に表示されている発信者の名前を一目見て、彼女は頭を抱えたくなる。
今日は会議があって、その後は会食だと言っていた。時間帯から考えれば、今頃は先方と食事をしているはずだが、それでも電話をかけてくるというのは、何か緊急事態なのか、忘れていた仕事を思い出したか、そのどちらかではないか。そして、そのどちらだとしても、何か今から厄介ごとを頼まれる予感しかない。今日はそろそろ仕事を終えて帰れると思っていたのに。否、会社を出てから仕事を頼まれるよりは、まだマシかもしれない。
「出なくていいんじゃない?」
戸瀬はそう言った。その声音の固さに、零果は驚いた。彼の表情からはいつの間にか、笑顔が消えていた。
「電話、有武さんからでしょ? また何か、仕事を押し付けようとしているんじゃない? 加治木さんはもう、アシスタントじゃないんだよ?」
戸瀬は真剣だった。零果にはそれがわかった。彼が言っていることが何ひとつ間違ってなどいないということも、わかっていた。それでも、と思うこの気持ちを、どう説明したらいいのだろう。間違っているのは自分だ。それもわかっている。だけど、構わない。零果は画面に表示されている「応答」の文字に指を滑らせた。
「すみません、戸瀬さん。失礼します」
そう小声で告げて、零果は踵を返した。「加治木さん!」と、戸瀬が呼んだのが聞こえたが、振り返ることはしなかった。スマートフォンを耳に当てながら、自分のデスクがある事務部フロアへ続く廊下を小走りに駆ける。
「お疲れ様です。加治木です」
覚悟はできている。たとえこの後、どんな無茶苦茶な依頼をされようとも、必ずそれを成し遂げてみせる。
今まで、そうやって仕事をしてきた。これからも、そうやって仕事をするのだ。ふたりで、一緒に。
休日に喫茶店へ行くことは、加治木零果にとって唯一、趣味と呼べる行動だ。喫茶店で一杯のコーヒーを飲む。ただそれだけの時間を楽しむ。
喫茶店へ誰かと連れ立って行くようなことは、普段は決してないのだが、ときどき、それは本当にときどき、誰かと向かい合ってコーヒーを飲むことがある。
その喫茶店は開店直後だった。営業時間は、午前六時四十五分から。零果がその店に入ったのは、朝七時を回ったところだった。オープン直後である。土曜の朝、客として店にいるのは、ウォーキングの後とおぼしき中年の夫婦が一組。それ以外の客は、昨日から徹夜して働き続けて疲れ果てている零果と、彼女と同じかそれ以上にくたびれた様子の有武朋洋だけだ。
「……こんなに朝早くから営業してる喫茶店なんて、よく知ってましたね」
零果は目の前に置かれたコーヒーカップを見下ろしたままそう言ったが、向かい合って座っている有武は、まだ火の点いていない煙草を咥えたまま、返事もしなかった。椅子の背にもたれかかって、ただ天井を仰いでいる。
カップへと手を伸ばす。零果が注文したのはグアテマラだった。有武のカップに注がれているのはキリマンジャロだったはずだ。喫茶店に足を運ぶようになった当初、零果は豆の違いなどまったくわからなかった。いろんな店で飲み比べた結果、なんとなく味の違いがわかるようになってきた。
「……もう、徹夜はしんどいなぁ」
零果がコーヒーを飲みながらひと心地ついていると、ぴくりとも動かなかった有武が唐突にそう言って、やっと、右手に握っていたライターで咥えていた煙草に火を点けた。目の下の隈がひどいな、と零果は彼の顔を見て思ったが、今の自分も同じくらいひどい顔をしているのだろうと思って、口には出さなかった。
「何も、徹夜してまで資料作らなくても、良かったんじゃ……」
「でも俺、来週は出張でいないからさ」
今のうちに作業しておかないと。煙を吐きながら、有武はそう言った。
「だからって……無理に今日作らなくても……」
そう言いながらも、零果はさっきまでふたりで行った作業のことを思い出していた。徹夜したとはいえ、ふたりだったから、この時間で終わったとも言える。もしも来週、出張先の有武からひとりでこの資料を作るようを命じられていたら、零果も途方に暮れていただろう。
否、彼女がひとりではできないと踏み、彼はそんな指示を出さないかもしれない。有武がひとりきりで資料を作る……というのもまた、不可能だろうから、アシスタントである桃山に依頼することになるのだろう。彼女であれば、零果よりも短時間で資料作りを完遂させそうだ。
だったら最初から、桃山さんに依頼すればいいのに。なんて言ったら、有武はなんて返事をするだろう。
昨夜、有武から零果にあった着信。会食の後、そのまま帰宅するはずだった彼は、会社へ戻って来た。新しい商品のアイディアを、突然思い付いたのだと言う。そのプレゼンテーションのための資料を今から作るから、手伝ってくれ。有武はそう言った。時刻は夜の八時に近かった。金曜の夜だった。一週間働いて、疲れ果てていた。けれど零果は、彼の言葉に頷いた。そうして、ふたりで作業をしているうちに、夜は明け、朝になった。
何も今やらなくても。零果は何度か、そう言った。しかし、有武が考え付いたことをすぐに形にしたがる性格だということは、もう長い付き合いでわかっていた。今まで何度も、こういう夜があった。休日に突然、呼び出されることもあった。今からですか、今じゃなきゃいけませんか、私じゃないと駄目なんですか。何度も、そう尋ねた。答えはいつだって同じだった。
「どうしても今日、やりたかったんだよねー。加治木��んと、一緒にね」
ずっと天井を仰いでいた有武が、ゾンビのように身体を起こす。澄んだ瞳が零果を見る。目が合いそうになって、思わず零果は目線を逸らした。相変わらずその瞳は、まっすぐ見つめるのも躊躇するような輝きを感じさせる。しかし、これって自分だけなんだろうか。一体、いつから、自分は有武の目を見ることが苦手になったのだろう。
「今日、加治木さん、元気なかったでしょ」
そう言われて、そうだっけ、と零果は記憶を辿る。今日、ではなく、正確には昨日だが、眠らないでいるといつまでも「今日」という日が終わらない感覚は、零果も有武も同じようだ。
そうだった、外階段で煙草を吸っていた有武と話した時、確かに落ち込んでいた。同僚たちの陰口を聞いてしまい、食欲もなかった。零果自身は、もうそんなことは忘れていた。けれど彼は、それを心配してくれていたのか。
「加治木さん、仕事頼んだら元気になってくれるかなって思ってさ」
有武は、そこでやっと自分のコーヒーカップへと手を伸ばした。もうとっくに冷めてしまっているはずだが、キリマンジャロを美味そうに飲む。
「……は?」
対する零果は、有武の発言に呆然とするしかない。励ますために、仕事を頼んだとでも言うつもりなのだろうか。そのために、今さっきまで仕事をしていたのか? 徹夜してまで? 朝の六時まで?
しかし、有武の口調は大真面目だった。
「俺が加治木さんにしてあげられることなんて、仕事を依頼することぐらいだから」
あとは、たまにこうして、一緒にコーヒーを飲むことくらいか。そう付け加えるように言った声音に、零果を案ずる感情が含まれていることに気付いて、文句を言うために開きかけた口を、静かに閉じる。徹夜作業に付き合わせた言い訳に、「励ましたかったから」と言っている訳ではない、ということはわかっていた。
どうして自分は、この人から離れられないのだろう。
仕事なんて断ればいいのに。上司にも、同僚にも、ずっとそう言われてきた。自分だってそう思う。定時を過ぎての残業も、休日出勤も、徹夜作業も、全部断ればいい。それだけのことだ。
それでも、一緒に仕事をしたいと思う。
彼の助けになれたら、と思う。
それが無茶苦茶な依頼であっても、一緒に働くことが楽しいと思える。
身体を壊す前も、そうだった。楽しかったからこそ、身体を壊したのかもしれない。きっと苦痛であったのであれば、もっと早くに音を上げていて、休職するほど���まで自分を追い込まなかっただろう。そう、心身を病んだ時、零果はただの一度も、有武を恨まなかった。彼の仕事の振り方が問題なのだとは思わなかった。一緒に仕事ができたことに感謝したいくらいだった。そのくらい、刺激的な日々だった。もっとも、有武に感謝の気持ちを伝えたことなどないが。
「……今度、焼き肉に行きませんか」
零果は喫茶店の窓の外を見つめ、そう言った。窓の外には静かな土曜日の朝の光景が広がっている。通りはまだ人もまばらだ。老人に連れられたマルチーズが毛足の長い綿毛みたいに、もしゃもしゃと道路を歩いて行く。
「有武さんに焼き肉を奢ってもらったら、元気が出るかもしれません」
零果の言葉に、有武は鼻で笑った。機嫌が良いのだ。わざわざ顔を見なくてもわかる、彼は今、楽しそうに笑っている。
「焼き肉でも寿司でもいいよ。今度一緒に、飯でも行こう」
加治木さんは少食だから、俺の方が食っちゃって、割り勘だと割に合わないから、結局俺が奢ることになりそうだなぁ。ぼやくようにそう言いながら、有武の目線もいつの間にか、窓の外のマルチーズに向けられていた。
ふたりはしばらく、陽の当たる道を綿毛の化身のような犬が遠ざかっていくのを見つめていたが、やがて老人と犬が曲がり角の向こうに見えなくなると、お互い、目線を室内へ戻し、顔を見合わせた。
今度こそ、目が合う。
咄嗟に目を逸らそうとする零果よりも先に、有武が座席から身を乗り出した。目の前にまで迫って来た彼から、零果は飛び上がるように大きく身を引いて逃げる。その様子に、有武はぷっ、と吹き出した。零果は完全に顔を背けたまま、しかめっ面をして無言で怒っていた。
有武は「ごめん、ごめん」と笑いながら、煙草を持っていない方の手を横に振った。
「加治木さんは本当にさぁ、俺と目を合わせてくれないよねぇ。昔からそうだよね」
「……恥ずかしいんです」
「まぁ、俺はそんな加治木さんが好きだけどね」
煙を吐きながらそう言って、有武は短くなった煙草を灰皿に押し付けた。自分のコーヒーカップを持ち上げながら、零果のカップをちらりと見やる。その中身がほとんどなくなっているのを見て、「じゃあ、それ飲んだら出ようか」と、有武は言う。
「……あの、」
「ん?」
「コーヒー、もう一杯飲んでもいいですか」
そう言う零果は、テーブルの上のメニューへ目線を向けている。でも実際に、メニューの文字を読んでいる訳ではない。次に頼むコーヒーをどれにするか、思案している訳でもない。
有武はしばし、そんな零果の横顔を見つめていた。一見、表情の読めない彼女の顔を、じっと見つめた後、彼は口元まで運んでいたコーヒーカップを、そのままソーサーの上へと戻した。そうして、作業服の胸ポケットから煙草を一本取り出して咥えた。
「じゃ、もう少し、ここにいようか」
零果が小さく頷いたのを見届けてから、煙草に火を点ける。
有武は零果の思考を、果たして読み取ったのだろうか。何も言わなくても感じ取ったかもしれない。そのくらいは聡い男だ。微かに緩んだように見えるその表情は、この時間が決して苦痛ではないという証拠だろう。徹夜明けで疲れ切っていても、早く帰りたいと言わないのは、お互い同じ感情だからだと、そう思うのは傲慢だろうか。
「すみません」と、零果が店員を呼んだ。追加のコーヒーを注文するためだ。店の奥から、店員の「少々お待ちください」という声が返って来る。
喫茶店では一杯のコーヒーを飲んだら、すぐに店を出る。それが彼女のルールだった。どんなに美味でも、二杯目を頼むことはない。だが時には例外があっても良いだろう。コーヒーを二杯、飲んだっていい。特別な相手と一緒にいる時だけは。
ふたりで喫茶店へ行くのも、良いかもしれないな。
零果は疲れ果てた頭の片隅で、そんなことを考える。
休日はふたりで喫茶店へ行く。新しい趣味にどうだろう。「それは趣味なのか?」と、有武はきっと、笑うだろう。いつものように、鼻で笑うのだ。でも決して、悪くはない。
頭の中の喫茶店リストを開き、もしも一緒に行くとしたら、どの店にしようか、なんて考える。美味しいキリマンジャロを出す店を、それまでに見つけなくちゃ。心の中の水色の付箋にそれを書く。その水色は、窓の向こうに見える空の色だ。ふたりで徹夜して、迎えた朝の空の色。それはとても澄んでいて、もう一度見たいと思える色。
またこうして、一緒に働けて良かった。
いつかそのことを、本人に伝えよう。
そう思いながら、零果はその水色の付箋を、自身の心にそっと貼り付けた。
了
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