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#瀬切展望所
tokyomariegold · 5 months
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2023/12/18〜
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12月18日 来週の大阪旅行へ向けて心も身体も整えたいところ。 それでもやってきてしまった寒気に、朝はもうだめかも、と出勤して、してしまったら何とかなったり、何なら職場の方に他愛無い会話を持ちかけてしまったり、少し残ってお仕事をしてしまったりして、傘のかかった三日月をみてカメラを持ってくれば良かったと後悔をする余裕みたいなのを感じながら帰宅している。 でも本当のところの気持ちは(身体も?)全く余裕はない!
ニコンF100をカメラの修理に出したいのに、梱包材や緩衝材の準備が整わずに玄関に置きっぱなしになっている。
昨日のなんかもやもやが募ってTOEICの参考書関係を全部捨てた。 思ったよりすっきりした。
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12月19日 お仕事をしている時も生活をしている時も写真やインターネットのことをしている時も、自分の人生は他のところにあって、人生の内訳にそれらがないことに気がついて、今日は心ここに在らずで心地よく過ごした気がする。多分年末マジックです。
とにかく体調に気をつけたい。
久しぶりにカメラレンタルをすることにした。 受け取るために明日は1時間早く早退しないと思っている。 できると良いな。
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12月20日 カメラは近くのコンビニの受け取りボックスに納めてもらえることになって、でも色々するべき生活がありすぎて1時間早く帰っている。 半分の月が出ていて、今月の27日の、今年最後の満月に向けて準備中。
今日も瞬く間にめまぐるしくお仕事をして時間が過ぎていった。
通勤中にゴールデンウィークに奈良のホテルを2泊とってみた。半年早くても観光地はちゃんと繁忙期価格で、それでももう既に予約で埋まっている日もあって、ちゃんと生活の鬼(日々に追われるのでなく追う側)をしている人達もいるんですね。
年賀状20枚宛名書きを終えて残り10枚。 まだ、た行だけれど足りるかな?
この機会にとクリーニングを出しに行くとお店のネオンサインだけ光ってシャッターが閉まっていた。初めて行くクリーニング屋さんだったけれど、クリーニング屋さんって水曜休みが多い気がする。
帰宅すると共用部の掃除が完了していて、濡れた廊下にamazonの置き配されていた。段ボールの底がしみしみでなんか最悪(しかも中身がお薬だったのでなんかちょっともっと最悪)。 うーん、と玄関に置いていた捨てられないガラクタ達(いただきものもあったり)を心を鬼にして捨ててみて少し諸々のやり切れなさに落とし所をつけてみた。こうゆう時の自分について傾向と対策を探し中。
スーパーに行くといつも走る息子を叱りながら買い物している男性が、セルフレジで14円のキティちゃんチョコマシュマロだけを買っていた。今日は1人だった。
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12月21日 年末年始はどこにも行けなさそうで、それなら生活に足りていないものや更新したいものを整えようかと日用品の上位互換を見定めてみる。 でもこれらが配達されると思うと、今はそれを受け取る余裕すらなく途方に暮れてしまっている。
お昼休みに昨日のクリーニングリベンジを果たそうとしたら、なんと水曜日に加えて第三木曜日も定休日だった!
昨日受けとったレンタルのコンパクトフィルムカメラをカバンに入れて出勤。物理的事情が写真を撮る楽しさを思い出させてくれている感じ。 帰り道に写真を撮ってみたら楽しくて、ちゃんと機材を使いこなせている自信はないけれどきっと何かしら写っているものを見る日が今は楽しみ。
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でも楽しんでいたらレンズキャップを落としてしまっていて、少しUターンして発見。
そのまま歩いて駅へ向かい、折り返しの電車に乗ると既にぐっすり眠っているサッカー少年がいて、彼はこのまま折り返して絶望しちゃう感じなのか、それとも到着した電車に乗って即爆睡しているのか、発車する前に起こすべきだったかなと、少し気にしつつこれを書いています。
昨日ふと、学生時代に出会った不特定多数の女の子達を思い出して、女の子をまとめた写真集作りもまた続けたいと思った。 今のこのご時世で“女の子”を括ることは難しいし危険なことなのかもしれないけれど、わたしが感じた写真の中の愛おしい存在は、はっきりと“女の子”だったので、そして当時女の子だった彼女達が今は女の子ではなくなっていて撮れなくなっているのも事実だったりするので、その残酷さにも素直に、だからこそ写真の彼女たちが大好きであることを作品にできないかな、と思っている。そして彼女たちに、もしも後から「私たちは“女の子”ではなくて本当は“男の子”だったんです」と、カミングアウトされた時、私は絶望して悲しくてこの写真を嫌いになってしまうのか、それともただ“女の子”という記号が入れ替わっただけでそれでも大好きが続くのか、そんなことを考えている。
年賀状を10枚買い足した。どうか色々治りますように。
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12月22日 今日が冬至ということをぎりぎり思い出せてよかった。 夢に昔好きだった人が出てきて、お仕事や家庭に忙しい風貌にすっかり変わっていてもう全然好きじゃなかった。「まだ相対性理論聴いてるんだね」と笑われた。
寒くて慢性的な体調不良の兆しがあり、今日はロキソニンを飲んでしまった。
産業医の先生との面談があり、離れたキャンパスまで良くしていただいている職員さんに車で送ってもらう。車内で今日はホルモンを食べに行く、と教えてもらう。先週、一緒に写真展へ行った友人もクリスマスはホルモンを食べに行く、と言っていた。クリスマスホルモンが流行っている?
面談では主治医の無責任な対応(と、その時は感じた)に戸惑い怒っていることや満身創痍すぎて今月はお休みをとりつつ出勤したことを報告した。 「ちゃんと体調に対応できるように、助けを求められるようになってよかったですね」と言われ「今どうしたいかがわからないままでも別に良いと思いますよ」とアドバイスをいただく。 そのアドバイスにも、この場を穏便に済ませるためだけに言われている気持ちになって不憫な気持ち。
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一期下の方から下瀬美術館のお土産をいただく。 下関の唐戸市場や門司港はとても若者で賑わっていて、海岸向きのベンチは満席だったとのこと。父の実家が下関なのでかつて毎年夏に訪れていた場所だったけれど、そんなに賑わっていた記憶が全くない。
ロキソニンのおかげか、帰りながらこれからのやるべきタスク(年賀状、お掃除、日記の更新、ものを捨てる等!)を思い浮かべても特段焦ることができずぼやっとしてしまっている。
お昼休みに久しぶりに音声放送を聴いたら、セルフレジについて話していて、昨日コンビニのセルフレジで買ったフリーズドライスープを、その後行ったスーパーのセルフレジに誤って通してしまい、なぜかちゃんと商品がカウントされてしまって(スーパーでは取り扱いのない商品のはず)、でも取り消しして店員さんに説明するのがうまくいかない気がして、そのままスーパーでもスープを買ってしまったことを思い出し、今日は気をつけようと思った。 無いものを買ってしまって、昨日のスーパーのレジ計上はどうなっているんだろう。
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ari0921 · 1 year
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我が国の未来を見通す(73)
『強靭な国家』を造る(10)
歴史から学ぶ「知恵」の適用(その5)
宗像久男(元陸将)
───────────────────────
□はじめに
ウクライナが反攻作戦を展開中の6月24日、ロシ
アで「プリコジンの反乱」が発生しました。民間軍
事会社「ワグネル」司令官のプリンコジンは、かね
てから国防省批判などを繰り返していましたので、
ロシアが“一枚板”でないことはわかっていました。
思い余った結果の決断だったものと推測しますが、
一時はモスクワに向かって進軍したものの、ベラル
ーシのルカシェンコ大統領の説得を受けて、プリコ
ジン氏は進軍を停止させ、ベラルーシに出国して反
乱はひとまず一件落着となりました。まだまだ先行
き不透明ですが、本事件は、今後、様々な形に発展
する可能性もあることでしょう。
そこで、まず不思議に思うことは、ロシアには「な
ぜこのような民間軍事会社が存在しているか?」で
す。現在、“雇い兵組織”はロシアの法律では認め
られていないようですが、このような民間軍事会社
は37あり、ウクライナ戦争には25の軍事会社が
参加しているといわれます。大統領に近いオリガル
ヒ(新興財閥)やショイグ国防相までも民間軍事会
社を立ち上げているようです。国防相が“私兵”を
持っているのですから驚きです。
日本では信じられないですが、これらの民間軍事会
社は何らかの形で国防省や治安機関FSBなど府側
と関わりを持っており、ワグネルに対しては、1年
間で860億ルーブル(約1400億年)もの資金
提供があったことをプーチン大統領が認めたように、
戦車や大砲まで所有しています。
このような民間軍事会社が活動している背景は3つ
あると言われています。まずは、兵員の補充の問題
です。不足する兵員を補充するために「国家総動員
令」を出すと国民の動揺や反発を恐れる政府側が、
その代わりに民間軍事会社を戦地に送り込むのです。
彼らはロシアの平均給与の数倍で雇われていますが、
“使い捨て”です。仮に多数の死傷者が発生したと
しても政府の責任は問われないのです。
第2には、クレムリン内の権力・利権争いです。今
回は、プリコジンがジョイグ国防相やゲラシモフ参
謀総長などの主流派を対立し、権力争いに野心を示
したことが、プーチン大統領の「裏切者」発言につ
ながっています。今回、ワグネル排除に動き出した
のも、プーチンの盟友が率いる国営企業ガスプロム
の“官製”民間軍事会社だと言われています。
そして第3には、プーチン体制が崩壊する時に備え
て、力ある政治家やオリガルヒたちが私兵部隊を整
え、自らの身の安全を確保するとともに、権力や利
権を奪取しようと目論んでいるというものです。
このような背景をよく知らず、日本の“常識”だけ
で、今回の反乱を分析すると様々なことを見落とす
でしょう。ワグネルがモスクワに向かって前進して
いる時、多くの市民が彼らを歓迎していた映像が映
し出されていました。もちろん、プーチン大統領や
政府首脳もそれらの映像を観たことでしょう。
そこから先は、ルカシェンコ大統領の出番でしたが、
まず“沈静化”を最優先したのでしょう。説得が成
功するや、プリコジンとワグネル兵士を“別扱いす
る”深夜の政治声明も発せられました。
今回の「プリコジンの反乱」がウクライナ戦争にい
かなる影響を及ぼすか、について現時点における安
易な予測は禁物ですが、歴史をたどれば、日露戦争
時、明石大佐などが暗躍し、やがてロシア革命に至
るロシア帝国内の動揺(1905年)、第1次世界
大戦時の「ロシア革命」(1917年)、それに冷
戦崩壊後のエリツイン元大統領らによる「モスクワ
騒乱事件」(1993年)など、戦時下などで時の
政府の混乱に乗じて体制が大きく変わるという歴史
を有しているのがロシアであることは間違いないで
しょう。
「歴史は繰り返す」のか、そのような事態を熟知し、
最も警戒しているプーチン大統領は、反乱が拡大す
ることを恐れ、眉間にしわを寄せたまま、2度の政
治声明を国民に向けて発出したのでした。
ここから先は推測ですが、無事にベラルーシに入国
したプリコジンを、KGB残党のプーチン大統領が
そのまま見逃すはずがないとみるべきでしょう。プ
リコジンが生き延びるためには、再びプーチン大統
領に忠誠を誓い、それを証明しなければならないと
考えますが、そのチャンスがあるかどうか不明です。
一枚板ではないロシアの中に、いつか再び「プリコ
ジンに続け!」との“流れ”が拡大する事態もない
わけではないでしょう。そうなれば、ロシア国内の
“内部崩壊”事態が急展開して、ウクライナ戦争の
行く末に決定的な影響を及ぼす可能性は残っている
と考えます。
後々、ウクライナ戦争を振り返る時に、このたびの
反乱がどのような地位と役割を果たしたことになる
か、についても現時点は不明でしょう。私自身は、
何としても政権にしがみつき、本戦争の目的を達成
したいとするプーチン大統領が“さらなる強硬手段
に訴える”可能性がまた一段上がったことを最も懸
念しています。
▼「健全な国民精神の涵養」の必要性
本題に戻しましょう。歴史から学ぶ4つの「知恵」
の4番目は、「健全な国民精神の涵養」です。書籍
でも紹介していますが、イギリスの歴史家トーマス
・カーライルの名言として「この国民にしてこの政
府あり」とあるように、いかなる国であっても、政
府は、国民精神の “縮図”と考える必要があります。
書籍の中で私自身は、健全な国民精神とは、愛国心、
誇り、道徳、文化、歴史などを含む日本の「心」と
表現していますが、一般的な意味での国民精神は、
「民意」と表現される場合が多く、国民の自覚とか
教養とか主義思想とか、あるいは国民のレベルなど
を総称しているものと考えます。
諸外国には、この「民意」などが入る余地がない国
もありますが、特に、国民が「主権者」である民主
主義国家は、制度の違いこそあれ、国民が自分たち
の代表として政治家や政府を選び、国民の負託を受
けた政治家が法律を作り、政府が政治(行政)を行
なうというシステムですから、少なくとも大多数の
国民の精神は即、政治に反映されます。
ただそのような見方だけでは不十分との考え方もあ
るでしょう。もう少し広い意味で、あるいは長い歴
史の中で、国民精神が基軸となって、国家の伝統や
国柄など「国の統治制度」にまで反映されてきてい
ると考える必要があります。
天安門事件をきっかけに中国と縁を切って日本に帰
化した石平氏は次のように述懐しています。「世界
の現実が『国家の興亡』、つまり栄えては滅びると
いう繰り返えしを行う中で、1系の王朝が3千年近
くも続いている国は、最も国家運営に成功してきた
国に他ならない。世界史の中で最も成功した国が日
本である」(『新しい日本人論』〔加瀬英明、ケン
ト・ギルバート、石平共著〕より)。
その上で、「『民主主義は、戦後にマッカーサーが
日本にもたらした』と大それた虚言を弄する者がい
る。とんでもない。日本の民主主義は、高天原の神
々が『天降って』もたらしたものである」(原文の
まま)として、その源流は、日本の神話は「八百万
(やおよろず)」神が共生する世界であり、ものご
とを進めるにあたり、数えきれない神々が「神議り
(かむばかり)」といって、議論をして意思決定を
することにあると解説します。
余談ですが、この「神議り」は、現在は、毎年10
月、出雲地方に全国の神々が集まって人生諸般のこ
とが議論されるという神話になっています(それゆ
えに、旧暦月で10月は「神無月」ですが、出雲地
方では「神在月」と呼称されています)。
そして、このような我が国の建国以来の伝統が、
「神武創業」に立ち返ることを目指した明治維新の
『五か条のご誓文』中で「万機公論に決すべし」と
して復活したのでした。わずか150年ほど前の出
来事ですが、多くの日本人の頭に中に残っていない
ことでしょう。このような「事実」について、帰化
人である石平氏に指摘されることは、改めて恥じ入
るばかりなのです。
石氏は、その根本精神は「平等感」にあるとして、
「栄華を極め、世界の富を集めたような王朝もその
不平等のゆえに滅びの道に至った。搾取される側が、
搾取した者を打倒しようとするからである」と補足
し、「日本の天皇は、蓄財や贅沢をしたことがなく、
常に民衆のことを思って、出来る限りの質素を望ま
れた。だから天皇を打倒しようとする機運はついぞ
国の中からは起こらなかった」と続きます。
このくらいにしておきますが、私たち日本人は、長
い間、このような我が国の伝統や国柄を国民の総和、
つまり「民意」として(少なくとも戦前までは)受
け入れてきたのでした��
さて、現在はどうでしょう。シリーズ「我が国の歴
史を振り返る」の最後の方で紹介したのですが、あ
る時、インターネットで日本人の“現状”を揶揄っ
ている次のような言葉を見つけ、私自身は「あなが
ち間違っていないだけに笑えない」と感じつつ、
「“戦後の日本人はなぜこうなってしまったのだろ
うか”としばらく考え込んでしまった」と補足した
フレーズがあります。
「(1)政局と選挙しか考えない政治家、(2)保身と省
益しか考えない官僚、(3)儲けることしか考えない経
済人、(4)視聴率と特ダネしか考えないマスコミ、
(5)目立つことしか考えない言論人、(6)権利のみ主
張し、義務を果たさない国民、(7)3メートル以内し
か関心がない若者」です。
石氏の主張するような精神が、多くの日本人の根底
に残っていると信じてはいますが、日本人の普段の
「行動原理」として、ここで揶揄されているような
特性を無視することはできないとも考えます。
最近、出生率0.81の韓国について、その原因は
「子供の数が少なければ少ないほど、高い消費水準
と外見的にモダンな生活水準により早く達成できた」
「短期間で先進国のモデルに追いつこうとすれば代
償は避けられない。強いられる近代化の加速が文化
的なひずみを生み、そのひずみの一つが出生率の低
下だ」(『ドット人類史入門』〔エマニエル・ドッ
ト、片山杜秀、佐藤勝共著〕より)とする分析を目
にしました。
しかし、このような“現実”は���っして韓国だけで
はなく、我が国もさほど差がないのでは、考えてい
たところ、本書の中で、ドットは「日本は、『直系
家族社会』がまだ残っているから韓国とは違う」と
の解説していました(細部は省略します)。
ただ、“3メートル以内しか関心がない”と揶揄さ
れるような若者たちの多くは、現在の生活水準や自
分たちの将来などには関心があっても、地域や社会
や国家に対して自分たちが何をできるか、何をしな
ければならないか、などについては、親からも学校
でも教わる機会がなかったこともあって、頭の片隅
にもないことでしょう。
私は、それが我が国の少子化の原因のひとつと考え
ていますが、その延長で、「明日食べる物がなくな
る」とか「エネルギーが枯渇する」との危機意識な
どについて、微塵にも感じたことがないのかも知れ
ません。
“権利のみ主張し、義務を果たさない”国民も巷に
溢れるようになりました。その結果、「愛国心」と
か「自国民であることの誇り」とか「国を守る気概」
などのような、どこの国民でも必ず保有している当
たり前の精神をどこか遠くに置いてきたような状態
になっているのではないでしょうか。
これらから、本シリーズでも再三指摘してきました
が、我が国の未来に立ち込める「暗雲」に対して果
敢に取り組むため、上記のような現代日本人の精神
的特性が“阻害事項”になっていないだろうか、と
どうしても考えてしまいます。
そして、本来、少子高齢化、食料問題やエネルギー
問題などについて、いち早くその本質を解明し、我
が国の置かれた状況を真剣に国民に訴え、国民の自
覚や協力を促すために、国民の先頭に立って「旗振
り役」を演ずべき政府や政治家の行動が、やはり
“政局と選挙が優先する”のか、その熱意や真剣さ
が国民に伝わっていないような気がします。
そればかりか、脱炭素とかSDGsなど、「国連が
先導している」として、その必要性や可能性などに
ついてロクに分析しないまま“垂れ流し”にしたり、
最近の事例では、少子化対策に逆行するような法律
についても政局の混乱の回避のみを優先したまま、
後先を考えずに制定したりしているように見えます。
前回、「部分最適」の話題を取り上げましたが、総
合判断ができないから、それらに対処するための
“共通の要素”があることなどに気がつかない、そ
して優先順位を間違えるから、国を挙げてやるべき
ことから“ずれて”しまう、よって国民は、これら
の問題対処を「自分のこと」として、言葉を代えれ
ば、「国民の義務」として腑に落とすレベルまで真
剣に理解していないような気がします。
少子化対策や農業問題などの解決は、“若者の3メ
ートル以内に、いかにパンチを聞かせ、納得させ、
その気にさせるか”にかかっていると考えますが、
現実はほど遠いような気がします。そこにこそ、我
が国の将来がかかっていると思うだけにとても残念
です。
▼国民が“覚醒”する時来たり
実は、石氏はもっと広く日本のあり方を観ています。
つまり、「日本のあり方が『今後、世界が存続して
ゆけるか』という厳粛なテーマの『解』を示してい
る」として、「世界で最も成功した国・日本がその
『秘密』を内包している」と強調します。
つまり、我が国が「平等感」を基軸にして「万機公
論に決すべし」として3千年近くの長きにわたり国
家運営を成功させてきた、その秘訣こそが、“これ
からの世界の存続に必要不可欠”と説いているので
す。私たち日本の未来に立ちはだかるであろう「暗
雲」を見事に乗り超えることは、日本だけの問題で
なく、世界の存族にまで影響を及ぼすと言えるのか
も知れません。責任は重大なのです。
日本は少子高齢化においては世界の最先頭を走って
いますし、食料やエネルギーの自給率では先進国で
ほぼワーストに位置しています。よって、これらの
危機を乗り越えることは、まさに世界のロールモデ
ルとなることでしょう。事実、『ライフ・シフト』
(リンダ・グラットン他共著)の冒頭でも「世界で
いち早く長寿化が進んでいる日本は、他の国々のお
手本になれる。(中略)世界の先頭に立ってほしい」
と期待が述べられています。
我が国がこれらを見事に乗り超えるためには、何と
しても、大多数の国民の“覚醒”が必要不可欠と考
えますが、“いかに覚醒するか”が難題中の難題で
あり、「任重く道遠し」との感をぬぐい切れません。
数年前からそのような問題意識を持っていた私は、
悩んだ果てに、今の日本人の精神を形成した「出発
点」に戻り、そこから出直すのが最も近道で、かつ
唯一の道ではないか、と考えるようになり、“我が
国の歴史を取り戻す”ことを狙いに、「我が国の歴
史を振り返る」と銘打ってメルマガを発信したこと
をよく覚えています。
戦後70年余りが過ぎましたが、私たちは自らの精
神などについて一度も顧みることなく、手つかずの
まま放置してきました。そのツケが一挙に噴き出し
たのが“今日”であり、我が国の“近未来”であろ
うと思います。
戦後世代の私たちは、長い日本の歴史の中で最も恵
まれた世代であると考えます。多少の天変地異はあ
りましたが、飢餓とか戦争などとは無縁でした。と
は言え、「後世のために、後に続く子孫のために、
必要なことを行ない、必要なことを残しているか」
と問えば、答えは「ノー」でしょう。このままでは
後世に顔向けできないでしょう。国家を挙げて、世
代を挙げて、様々な問題を「自分のこと」として真
剣にかつ全力をもって取り組む時が来た、と私は考
えます。
残された時間があまりないような気がしますが、早
期実現を目指すためにも、次回以降、歴史から学ぶ
4つの「知恵」から離れ、「『強靭な国家』を造る」
その必要性と手段について読者の皆様と一緒になっ
て考えつつ、本シリーズを総括したいと思います。
いよいよ終盤です。
(つづく)
(むなかた・ひさお)
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alaephoenicis · 2 years
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統合 〜 分離された魂のプロセス 【第一部:トラウマと隔離】
アンティエ・リンデンブラット
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オリジナル動画:https://youtu.be/fCeme7amQV0 公開日:2023年1月23日
【和訳:ALAE PHOENICIS】 最新情報は Telegram へ:https://t.me/alaephoenicis
序説:三部に分けて説明する予定、視聴者で質問のある方はコメント欄へ。 第四部で、寄せられた質問に応える予定。
最初に理解しておくべきことは、霊的エネルギー体は常に分離したその一部がひとつの肉体に転生して宿るもので、決して丸ごとひとつの肉体に収まっていることはない、ということです。
我々の魂は、今生この肉体に転生してくるとき、前もってトラウマ、ショックといった感情的に負担の掛かる状況を、ここに様々な理由があってオプションとして選んできています。特定の学びを期待して自らの魂の成長・発展を望んでいる場合、ときにはカルマの解消が目的だったり、もしくは何らかの課題をこなすためだったりします。課題というのは例えば、その魂の統合プロセスの中で何らかの負担となる状況を体験することで何かを学び、それをもって今度は同様(または似たような)プロセスを通る他人を助けられるようになる、というものだったりします。
その他のケースは、魂によっては非常に高い周波数の場所から降りてくることがあり、そういった場合はこの低い波動の肉体に定着するための『バランス』となるものが必要となるので、そのためにわざと重い荷物を抱えてやってきて、その肉体と、その地上の場所に碇を下ろそうとすることがあります。
どのケースであっても、それらのトラウマ的体験をすることを、魂は自ら選んできています。あまりにも苦しく、痛ましい感情を体験するため、人間的な視点からは実感がわかないことですが、全ての苦しみは自ら率先して選んだことであり、これらが偶発的に起きるということはありません。これをまず先に理解しておくことが重要です。
魂のエネルギーというものは、イメージとしては流れる川のようであり、幅広い長流です。そしていくつもの支流があります。理想的なのは、主流と支流が繋がり合っており、全ての流れが調和しながら混じり合っている状態です。
「トラウマ」という概念に含まれる範囲は幅広く、最も直接的な意味ではある時突然システム全体にショックを与えるような状況を経験することであったり、もしかするとそこまで突発的・劇的・衝撃的ではないにしても、例えば幼少期からの虐待など、長期に渡って根本的に安心感を損なうような経験もトラウマとなりえます。
このようにトラウマは非常に広範囲を占めますが、大まかなプロセスは常に同じです。
トラウマを経験する時というのは、大流の支流に突如として毒が流れ込み、汚染されるような状況です。調和が乱されるわけです。
全体の流れは、調和が乱れたことに即座に気づき、場合によってはその汚染から主流を守るために、支流からの流れをブロックしてトラウマにもたらされた毒物が流れ込まないようにすることがあります。体のシステムが調和の中で流動を継続できるように、支流は「隔離」されることには意義があります。しかしこれも、自ら計画していたことなのです。
隔離が行う目的は、そのトラウマが成立した時点で、全体の流れがそれを受け止めきれない場合があるからです。つまり支流に流れ込んだ毒を浄化しきれないのです。人の例で例えれば、感情に激烈な痛みが伴う体験は、その時点で消化しきれないことがあります。あまりにもショックが強すぎた場合や、もしくは幼少時代にありがちな、長期間に渡って定着したトラウマは、その時点では体験したことに説明を付けることが出来ず、心に整理がつかなかったりするため、つよい防衛欲求から隔離が起こります。
魂自身は、何が起こっているのかまったくもって認識しています。しかし人間的な部分は承知しているとは限りません。だから20年30年と経ってから、長い間、記憶上に全く残っていなかったトラウマ体験を突然思い出したりすることがあります。これらは、我々が内面的に成熟し、受け止めるだけの余裕が出来てきたときに自分の内に展開されることになり、そうやって統合プロセスが始まります。
この切り離された魂の部分は、そのトラウマの瞬間とともに生じた多くの感情と結び付いています。その切り離された部分は実際に切り離されているわけで、自分では説明できない孤独感が起きて、一人ぼっちだと感じます。ホームシックのような感覚になるかも知れません。
これら、全てが魂が部分化しているということを示唆しており、切り離された部分��らの視点では、主流とはもう繋がっていないと言う感触を得ます。
物理的肉体は、まさにバイオコンピュータであり、今生の人生で起こったことのみならず、これまでの過去生の全てを記録保存しています。つまり、巨大なデータバンクなのです。従って、そこに引き寄せの法則が機能します。細胞に記録された情報が放射されることで、特定の事象を引き寄せます。外界で起きているように見えることは実は全て、自分の内部で潜在化していることから映し出されたものなのです。なぜなら、そうやってこのままではよくないのに、意識できていなかった部分を、意識上にもってこれるように手伝ってくれるわけです。
何らかのトラウマを体験すると、似たような状況を繰り返し引き寄せることがあるのは、あなた自身が「ほら、目をそらしていて気づいていないものがありますよ、ご覧なさい」「ちゃんと処理していない、癒やされていない感情から目をそらしていますよ」と呼びかけてきます。これをよく、トラウマの再来と言いいます。人生にとって元来のテーマと結び付いた傷が、繰り返し開くような体験をします。そして、繰り返されるごとにひどくなるかのような感覚になるのです。
それは非常に挑戦を迫られる状況であるとともに、その目的とはまさに「そこに注意を向けること」であり「トラウマ体験があると自覚するため」、あなたの中にある不調和を認識し、再び調和をもたらして癒やすことなのです。
そのため、引き金となる状況を何度も体験するわけですが、そうしたときには感情的に強烈な反応が起きて、突然なパニック状態に陥ったりします。しかし、いったい何が原因なのか皆目手がかりが見えないのです。
肉体が、ギターであるかのように想像してみて下さい。以前、弦がかき鳴らされてトラウマとなった状況と同じ感触が、今再び弦が弾かれたことで突然に起こったとします。それがどういうことなのか、特に今生以前の転生で起きたことである場合、頭では理解できないのですが、あなたの体は明らかに反応します。
この反応によって、その感触の記憶が蘇って来ます。そしてこれが「意識」されます。
この「トラウマの再来」ですが、この引き金となるものは、現状となんの関係もなさそうに見えたりしますが、これは「トラウマを体験することになった本来の課題」を映し出しています。
その課題が、例えばですが「強姦」だった場合、「トラウマの再来」は繰り返しセクハラに遭うという形で体験するかも知れません。課題が「裏切り」だったとすると、人間関係で何度も裏切られたりします。「身体的暴力・迫害」をトラウマとして体験する課題だった場合、「トラウマの再来」の中にはこれが繰り返し映し出されることがあります。
「何度も繰り返される」というところに「傷」が見えてきて、その「課題」を見出していくことになります。
また、「夢」もトラウマ体験を映し出すことがあります。夢は私たちの潜在意識を映し出すことがありますが、それは比較的マイルドな形で無意識だったものを意識上に浮かび上がらせてくれます。その一方で、夢は問題の処理プロセスを映し出してくれたりもします。
夢は基本、私たちの記憶の中にあるものを「処理している」状態であり、その意味で「私たちの中にあるものを思い出している」状態でもあります。鮮明な夢、もしくは強烈で存在感のある感情を伴う夢を見て、何時間も、もしくは一日中そのことで頭がいっぱいになることもありますが、これは「何かがこの夢を通して自分の中で処理されている最中」だということです。
次に「恐怖と抑圧」についてです。 (訳注:ドイツ語のVerdrängung は心理学用語では「抑圧」と訳されることが常ですが、抑圧というと何かを「押さえ込む」イメージではないかと思います。しかしVerdrängungというのは意味的には押さえ込むと言うより「押しやる」ということ。つまり自分という機能範囲スペースから無理矢理に追い出してしまう、無かったことにする、という感じ)
大流のイメージを思い起こすと、支流に隔離されていた「感情・イメージ・記憶」というのは常に、主流に浸透しようとしてきます。
木の根っ子か何かによって瀬切られていようと、その封鎖は完全ではないので、時にチョロチョロと流れ込んでくるのです。そうして私たちの意識に、たまに一滴とか、「感情・記憶フラッシュ」といった形で入り込んできます。
例えば、子供の頃に鬼ごっこをしていた時、追いかけられて突然パニック状態になったことがあります。ただの遊びだと分かっているのですが、感情は「追跡と迫害」を生々しく体験していました。かつて追跡され、迫害にあい、死の恐怖を味わった私の記憶が感情に現れたのでした。
問題は、こうした感情が再び沸き起こった時、更なる恐怖で反応してし、通常「抑圧(意識から押しやること)」が起こります。なるだけ速いこと、押しやって忘れてしまおうとします。まだ子供であったりして、どう処理して良いのかわからないときは尚更です。しかし、そういう「再来」は人生において繰り返しやってくるわけで、そのとき「総括された統合プロセス」を制御し、監視しているのが「魂」なのです。
私たちの意識が経験を通して成長し、汚れた支流を受け入れたとしても全体のシステムが不調和に陥って安定を欠いてしまうこと無く、調和を保っていけるほどの成熟度に至った時にようやく、魂は支流との「統合プロセス」に入ろうとします。
この統合プロセス全体は、波状に起こります。つまり、何かのきっかけによって現れたトラウマを、時に「抑圧」に走ることがあっても、ちゃんと向き合って徐々に「処理」するようになっていくことで、「統合」されていきます。これは段階的に起こります。
イメージとしては、これまで支流をくい止めてくれていた木の根っ子が、少しずつ緩んで水を通していく感じです。このプロセスにおいて、主流と支流の間を妨げていた木々は順に撤去されていくことになり、不調和が調和へと変化していきます。
このときあらゆるレベルでの浄化も起こります。それは肉体面でも起こります。生体がバイオコンピュータとして全ての記憶を保持しているということは、ある思考と繋がりのあった感情・イメージなどは、この統合プロセスにおいて、徐々に浄化されていきます。
最も大切な鍵は、この魂の部位の統合が「感じる」という面で起こることです。つまりトラウマと向き合うことで整理され、全体システム統合されることで「感覚・感情」といったものが浄化されていきます。
そして、この統合プロセスの間に、私たちは幾度も何かを「悟る」のです。これは「ゆっくりと何かを理解していく」というプロセスなのです。「何が起こったのか、それが起こったことで自分の中には何が生じたのか、どのような不調和がもたらされて弊害となったのか、どのような信念に導かれ、そのことでまた同じことを繰り返し体験することになったのか」など、これらが「プロセス」となります。
しかし、主要となる統合処理は、まさに「感じる」という部分です。「意識化する」ときには「感情」が伴い、自分の中にある「行動パターン」や「信念(思考パターン)」を発見していきます。
自らの「反応の仕方」を客観視することもあります。「なぜ、自分はこういう時、こんなに敏感になったり恐怖や怒りで反応してしまうのか」もしくは「無力感に苛まれるのか」、全く説明できないことがあります。そして「自分はずっと、そのような感情をどうにかしようと思ってきた、解決法を探していた」ことに気づきます。そうした解決法を探す中で、何かの依存症や中毒になってみる場面も体験したりします。一時の解決として恋愛を求めたり、特定の人物を必要として依存関係に陥ることもあります。
なんにせよ、不調和になったものを時間を掛けて再び調和へと戻すために、常に解決を求めている状態です。
この補正への試しみは、肉体面においては神経系の鎮静にも繋がっています。トラウマを体験しているということは、神経が常に警戒態勢だからで、これはこの統合プロセスの一部を成しています。
しかし、「自分はこんなことに執着していたんだ、これに中毒になっていた、依存していた」ということを自らきちんと認識できていれば、それは自分のトラウマに向き合っていくための大きな助けとなります。
苦しみによる内的圧迫感を緩和するために、外に助けを求める、というのも補整の手段となったりします。本人にはある「欲求」があったのに、トラウマによって邪魔されたとか、もしくは満たされないままだったりする場合は、そこに張り詰められた感覚は緩和されたり、癒やされたりすることが大事です。孤独、愛情の欠如、不安、親密さの欠如… このような「欠如」が原因のトラウマは「外からの補整」が与えられることが必要です。そんなとき、本人には「自分の中には何かぽっかり穴が空いていて、何をやろうと満たされない」という感覚があるものです。
これらの補整には保護してくれる要素がありますが、実はある程度までしか満たしてくれません。この補整が依存や中毒と言った方向へ流れてしまうと制御不能となり、「統合」という本来の目的から離れ、逆方向へいってしまいます。また、この時起こりやすいのは焦燥感が高まっていくことです。なぜなら「苦悩」も膨らんでいくからです。
補整を求めるがゆえに、人間関係に依存していくわけですが、実は本当に自分を癒やすものは「外側」には存在していないので、渇望感が増していくのです。
私たちは「足りないもの」を常に外側に探すように学んでしまっていますが、最終的には「自分」に戻ってくることになります。「答え・解決・癒やし」は私たちの内側にあり、その取っ掛かりは「意識化する(自覚を持つ)」というプロセスにあります。
それは自問することから始まります。 「一体なぜ、こうなのか」 「なぜ、自分には何度もこんなことが起きるのか」 「なぜ、こんな気持ちになるのか」 「なぜ、私はこんな反応をしてしまうのか」等等…
意識的に疑問に掲げたことには、魂から相応の返答が来るものです。
他人との関係や自分をとりまく世界とは、あなたのトラウマが上演される舞台です。そこにはトラウマに秘められたあなたの課題が映し出され、それは同時に解決と癒やしへの道標でもあるのです。
改めて申しますと、「外側の世界は、あなたの内側を映し出す鏡」です。
繰り返し自分が直面し、何らかの感情を呼び起こす状況・人物・場所などがあるとき、そこにはどんな本質的な「課題」があるのかをよく見つめていくことです。
「因縁(カルマによる関連・関係)」というのも外側の舞台上に映し出されますが、それは過去生で生じたトラウマを気付かせるものです。その因縁が映し出すものの中に、本来の「トラウマ」が示されています。カルマによる対人関係は、過去生で体験したトラウマ、もしくはその一部と関係してきます。
「鏡」であるのは、才能や能力ということもよくあります。または素質や傾向といったこともあり、例えば常にビクビクと恐怖心があったりします。私もそうでしたが、私のところに相談にくる顧客の方たちにも、恐怖心から何かと身動きが取れなくなっているという傾向は、全員でなくとも多く見られます。そこには過去に起こった何らかのトラウマが関係しているのです。
このようにトラウマ体験というのは、人生における全ての分野に反映される可能性があり、ここで「意識」というものを発展させることが私たちの道なのです。つまり、時間を掛けてその部分をしっかり見つめ「人生のどの部分がバランスを欠いたのか」「人生のどの部分が、どのような課題を自分に映し出しているのか」を認識することで、隔離されていた支流を主流に統合していきます。
こうした「魂の各部位」が互いに交わす言語が「感情」なのです。これは「助けを求める叫び」として感じ取るものでもあります。
孤独感や、切り離された感覚、大きな憤り、深い悲しみ、痛み、恐怖とパニック。 何かが起こった時や決断を迫られた時など、こうした感情が強烈に沸き起こり、しかもそこには色んな「思考(想い)」が絡んできて、頭から離れないということがあります。「そんなのだめ」「それをやったらこうなるかも知れない」…これらは魂の部位が自らの存在に注目を呼びかけ、以前と同じことを体験しないようにと助けを求めている叫びなのです。
私たちが外界を「自らの内面の映し鏡」であると認識し、よりはっきりと自覚を持つようになればなるのど、そのトラウマ体験の「課題」が何であったのか、どの感情・信念・記憶がそれと関連しているのかが明らかになってきます。
今回の第一部では、トラウマがどうやって引き起こされるのか、トラウマとして体験されるものの範囲、魂の部位がなぜ支流として隔離されるのか、それでも知覚されることがあるのか、そして最終的に癒やされ統合されること等々、全体の流れを展望する形でざっくりとお話しました。第二部では、統合プロセスにおいて魂の部位がどのように一体化していくのか、詳しく述べていきます。
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myonbl · 2 years
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2022年10月29日(土)
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10月も間もなく終わり、テレビの天気予報コーナーでは、紅葉情報も伝えられるようになった。それではと、我が家の紅葉情報をお届けしよう。まず玄関前のアナーキー空間、こちらにはもみじが1本あるが色づきはまだまだ。他にはないかと狭いスペースを見回しても特になし。を、意外なところで見つけたのは2階ベランダ手すりに蔦を這わせるジャスミン、こちらはだいぶそれらしくなってきた。明日は奈良まで出かけるので、近鉄沿線の紅葉状況を車窓からチェックしてこよう。
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5時30分起床。
日誌書く。
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朝食は昨晩の見切り品の鯖寿司+あれやこれや。
洗濯2回、布団カーバーとシーツを洗う。
とにかく何もかも値上がり、ツレアイは折り込みチラシを睨んで買物リストの作成に余念が無い。
糠床メンテナンス、キュウリを漬ける。
半熟酢卵を仕込む。
先日奥川ファームから届いた雉肉、手間は掛けたくないのでカレーに仕立てる。
キッチンの冷蔵庫の整理、1階作業場に3台目を設置したので、あまり使わないものをそちらに回すと、ずいぶん余裕が出来て使いやすくなった。
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息子たちのランチは出石蕎麦、夏に頂いたものだがこれで完食だ。私たちは残り物を片付ける。
軽く午睡。
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セントラルスクエア花屋町店で買い物、明日の夕飯は関東煮だ。
大根の下茹でをする。
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先日はる書房のF兄から紹介された同���生の本、アマゾンから届く。
ジビエカレーに味付けする。
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夕飯は無水ジビエカレー(雉肉)+サラダ、ワインは大好きな自転車だ。
録画番組視聴。
刑事コロンボ
(58)「影なき殺人者」
何度見ても新しい!ミステリードラマの金字塔。ピーター・フォークが本作でエミー賞にノミネート。伝説のロックスター、リトル・リチャードも本人役で出演! 
 弁護士のクライトンは内縁の妻の浮気を知って別れようとするが、逆に「警官や判事を買収しているといううわさを流す」と脅されてしまう。元人気ロック歌手だった彼女の影響力を恐れたクライトンは、妻が浮気相手と逢瀬を楽しむビーチハウスで彼女を殺害、男に疑いがかかるよう偽装工作する。コロンボはクライトンが犯人だと見抜くが、彼には犯行時刻に別の場所にいたという決定的証拠があった。
ブラタモリ
「登別温泉〜なぜ登別温泉は“いい湯だな”?〜」
初回放送日: 2022年10月29日
今回の舞台は登別温泉。名曲「いい湯だな」にも登場する登別が日本屈指の人気温泉地となった秘密をタモリさんがブラブラ歩いて解き明かす▽登別は地獄?それとも極楽!?
「ブラタモリ#220」で訪れたのは北海道・登別。旅のお題「なぜ登別温泉は“いい湯だな”?」を探る▽9種類の泉質を1日で堪能!?▽最大の源泉地「地獄谷」に潜入!豊富な泉質の秘密は過去の“爆裂”にあり▽ダイナミック!去年突如現れた巨大噴気孔に大興奮!▽川がそのまま足湯?湖が全部温泉!?▽暴れ馬、火事、停電、天空のクマ…いい湯を支えたちょっといい話▽曇天の展望台で最後にタモリさんが起こした奇跡とは!?
片付け、入浴、体重は300g増。
明日の夕飯用に、関東煮を仕込む。
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なんとか12,000歩達成、水分は1,600ml。
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inthestream3020 · 16 days
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2024白化の記録(9)・9/11
全記録はこちら
水温
29度台。この10日は28度に下がることもなく、30度後半に上がることもなく、安定して29度後半くらいです。
もう9月なので水温は下がります。これは温暖化とか関係なく地軸の傾きの問題なので下がります。
海面水温の30度ラインは一時期北朝鮮&伊豆まで上がっていましたが(◎_◎;) 今は奄美大島まで下がっています。
もう今から30度後半にはならないでしょう。
しかし台風が来なければ緩やかに下がるため、29度以上が9月末まで続いてしまいます。それではサンゴの死亡率が上がるなぁ
やっぱり台風・・・。
概要
水温が29度台では、もう劇的に白化が進行しません。
現在元気なサンゴ、薄色があまり進んでいないサンゴは、高水温に強い白化しにくいサンゴ、または、水温が上がりにくい場所のサンゴです。これらはもう大丈夫です。9月だし、もう逃げ切り決定です。
白化しやすいサンゴ(トゲサンゴやハマサンゴ被覆型のサンゴ)、白化が進み薄色が進んでいるすでに弱っているサンゴは29度でも白化が緩やかに進行しています。
29度では褐虫藻が帰ってくる温度ではありません。すでに白いサンゴは、絶食状態です、その期間が長くなります。すぐ死なないサンゴでもだんだん限界を迎えてきています。
今後29度以上が1日長くなれば、サンゴの死亡率は少し上がります。
8月に起きたようにミドリイシが面で一気に白くなるようなことはもう起きませんが、弱ったサンゴが地味に少しづつ死んでいく状態です。
台風・秋で水温28度になるまでは続くでしょう。
詳細
最も白化しやすい場所、新田などの水深1mのリーフは98%死亡済み。もう白はありません。藻が付き緑か黒。でもこんなところでもなぜか少数生きてるんだよなぁ~。
白化しやすく弱い種、トゲサンゴは。白化しやすい場所は99.9%死亡済み。5m以内は全域で、80~90%死亡済み。5m以上の場所も50%は死にそう。10m以上は生き残っているものが多いが、今そのゾーンが緩やかにまだ白化進行している状態。
今僕が心配なのはショウガサンゴです。薄色になりながら多量には死んでいなかったのですが、ここにきて藻が生えてきました、耐えられなかったのでしょう。大量死はしないで欲しいけど、今からの10日が勝負かも?
白化しやすいけど強い種、ハマサンゴや被覆型のサンゴ、ハマサンゴは青いけどまぁ余り死なない。被覆型サンゴで白くなりながら生きていたものが絶食期間が長くなり、浅場を中心に死に出しています。かなり増えてきました。心配ですが死亡率はまだ不明。藻が付かないと生き返るか死ぬのかわからないので10月にならないと死亡率ははっきりしません。
アナサンゴモドキが白化がひどく大量死です。浅場は全域でほとんど死にそう。ウフタマは白化が進んでいる場所なので水深10mでも80%以上死にそう。アダン前はまだ色が残ってたりするので50%くらい死ぬあたりで止まってほしいな。
イソギンチャクも一気に白化しました。白化しても死なないけど。
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今の焦点は、水深3~5mのミドリイシ、ハナヤサイサンゴなどが死ぬかどうかです。ここはサンゴのボリュームゾーンですし、レジャー的にも目立つゾーンです。
29度でこの種はもう劇的に白化は進行しません。
今元気なものはもう大丈夫です。
弱ったもの、その中でもチリメンハナヤサイサンゴや枝状のミドリイシが緩やかに白化進行しました。
白化の進行の速い場所、灯台下、シル東、ウフタマ、新田の洞窟などはこのゾーンもミドリイシ・ハナヤサイサンゴ。8月後半から29度なので水深1mゾーンのようには全面純白にまでは進行しませんでした。全滅はしません。良かった良かった~~でも50%以上は死ぬでしょう。割合は、今からの状況次第。
他の場所、アダン前、イボイボサンゴ、阿真ビーチ、宇論の崎、嘉比前などは・・・弱ったものが徐々に死んでいってます。8月中、薄色化は進んでいるが頑張っているからまだまだ死なない~と言っていた奴らが徐々に死んでいってます。
死亡率20%程度で収まるんじゃないかと期待してましたが、台風来ないので、30%になりそうです。それでも大半は大丈夫ですけどね。
一気に純白になって劇的に死んでいくのではなく、薄色が長く続き、その薄色のまま、端っこから、下から、藻に覆われて少しづつ死んでいきます。
Acropora verweyサンゴの産卵でも使うサンゴです。薄色になりながら頑張ってるなぁと見ていたら今、薄色のままどんどん藻に覆われていきます。半分死んじゃった・・・。こういうのが今多いですね。
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展望
9/10、もう水温下がります。今粘って29度キープ状態ですが、もうすぐです。
28度になれば、もう進行はしません。
その後は弱ったものが死んでしまうか、復活するかに分かれます。白化したサンゴはいずれ死ぬか復活するかで白化したままの物などありません。
それがはっきりするのは10月以降ですね。
1mの浅場や白化の進行が早い場所は、かなりひどいなぁと思います。皆さんが次潜っても、「あら、変わっちゃったなぁ~」とすぐわかると思います。新田の洞窟part2はもうポイントではなくなりました。シル東も最後に遊ぶ浅場がだめですアカネダルマが住む場所がありません、使いにくくなりました。
座間味の内海は、まぁ大半のミドリイシは生き残る訳でそこまで激変はしません。皆さんは来年見ても気づかないかも?トゲサンゴが大半なくなり、今ショウガサンゴが減りつつあります。ガイドの仕方は変わっちゃいますね。
もちろん10m以上のミドリイシやハナヤサイサンゴはほとんど生き残ります。阿真牛瀬などはトゲサンゴ以外は90%健全のままです。佐久原漁礁の10mのサンゴも白化したハマサンゴが目立ちますが大きく変わらないでしょう。
まぁ1998年を超えると言われてる白化としては、そして台風が少なかったことを加味すれば・・・かなり頑張ったんじゃないかなぁと思います。
他の地域の情報を見る限りましな方なのかなぁ?とは思います。
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現在、座間味はステージ3と4の境目です。まぁ実際はそんなにひどくありませんが、計測データではこうなっています。これはいずれ現実になります。
座間味は運よく1998年以来の白化です。
石垣は1998,2016,2022,2024と4回目の大規模白化です。この10年で3回です。すでに常態化しています。
今の石垣は明日の座間味です。
僕も残りのダイビング人生は短くなりました。でも、またこのような白化に会うんだろうなぁと思います。数年以内にね・・・。
そしていずれ、34度になったシミラン諸島や去年のフロリダのような白化が起きるんだと思います。
34度後のシミラン諸島にはいきました。今沖縄で起きているサンゴの白化はあくまで弱い所、弱い種が中心です。まぁ死に方のレベルが違いました。強い種キクメイシ、ユビエダハマサンゴでさえ深場まで全域ですべてが全滅してました。何も残っていません、イソバナだけ残ってたな。いずれ、そういうの���来ちゃいます。
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pr-ja-umitron · 2 months
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ウミトロン、AIによる三浦半島のアマモ場マッピングを実施 〜日本テレビ「真相報道 バンキシャ!」で放送〜
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ウミトロン株式会社(所在地:東京都品川区、共同創業者 / 代表取締役:藤原謙、以下「ウミトロン」)は、このたび、日本テレビ放送網株式会社(以下、「日本テレビ」)の報道番組「真相報道バンキシャ!」(毎週日曜夜6時放送)の特集において、AIを活用した三浦半島のアマモ場マッピングを行いました。2024年7月21日に放送された本プロジェクトは、同番組のメインキャスターを務める桝太一氏(同志社大学)及びNPO法人海辺つくり研究会の木村尚理事と連携し、三者が一体となって実施しました。
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■背景
アマモ場は、海洋生態系の中で非常に重要な役割を担っています。アマモは、浅瀬の海岸を中心に光が届く海底に生息する海草で、光合成により二酸化炭素を吸収して酸素を作ったり、海水を浄化したりするなど、海の生き物だけでなく私たちにとっても大切な植物です。アマモ場に産卵する魚介類も多く、卵から生まれてからある程度の大きさに成長するまでの生育場であることから、「海のゆりかご」とも呼ばれています。
しかし、近年の環境変化や人間活動の影響により、アマモ場の減少が深刻化しており、その現状把握と保全が急務とされています。ウミトロンとしては、養殖現場に向けた技術開発だけではなく、豊かな海での持続可能な養殖を実現できるよう、海の生態系の保全、回復にも技術で貢献していきたいという思いから今回の連携に至りました。
■AIによるアマモ場マッピング
今回のプロジェクトでは、2005年と2024年に木村理事及び日本テレビが撮影した空撮写真を使用しました。ウミトロンは、これらの写真に対してAIによる画像解析技術を駆使し、アマモ場を高精度で検出しました。これにより、広範囲にわたるアマモ場の現状を迅速に把握することが可能となりました。
これまでも、ウミトロンは上天草市等で衛星画像や海洋モデルを使って藻場マップを作成するなど取り組みを進めていましたが、通常はAIにアマモ場等を適切に判定させるための教師データを現地で確認をしていました。今回は空撮写真の画像のみであったため、過大評価とならないように海面に見えている、確実にアマモであることがわかるアマモ場を教師データとして活用しました。このような完全遠隔でのアマモ場マップ作成は、ウミトロンとしては初めての試みとなりました。
そのため、木村理事のこれまでの知見を踏まえてAIの訓練や修正を行いました。出来上がったアマモ場マップについて、木村理事からは、海底に沈んでいるアマモは本プロジェクトでは検出対象外となっているので過小評価ではあるものの、2005年にこれくらいあったアマモ場が2024年にはここまで減った、ということが十分認識できるものになった、とコメントをいただいています。
例えば、三浦海岸では、2005年に群生していたアマモ(赤色箇所)が、2024年には少なくとも画像からは見つけられないほどに消滅していたことがわかります。
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三浦海岸の比較(上段:空撮写真を基にウミトロンが加工した画像、下段:AIによるアマモ検出後の画像)
一方、アマモ場の保全活動が行われている横浜ベイサイドマリーナにおいては、群生したアマモが出現していることが明らかとなりました。
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横浜ベイサイドマリーナの比較(上段:空撮写真を基にウミトロンが加工した画像、下段:AIによるアマモ検出後の画像)
本アマモ場マップは、2024年7月21日の「真相報道バンキシャ!」の放送内で公開され、視聴者にアマモ場の現状とその重要性を伝えることができました。
また、同番組の桝キャスターからは撮影後、「アマモ場を守るた��には、まず現状の正確な把握が第一歩。人の手と目が及びづらい海洋こそ、AIや衛星データなど最新の科学技術を活かしていくべき舞台なのだと、今回のウミトロンによる分析結果を見て改めて感じました。」とのコメントをいただきました。
■今後の展望
ウミトロンは、アマモ場やその他の藻場、我が国のブルーカーボンの適切かつより簡便な現状把握の促進のための技術開発、今後の保全活動の計画策定や広域のバイオマス把握を円滑に行うためのツールを提供することで海の環境保全に貢献していきます。アマモ場マップを用いることで、地域住民や関係団体と連携し、より効果的なアマモ場の保全活動を推進することが可能となります。
ブルーカーボン、藻場造成、また当該分野に係る計画策定のためのツールにご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
■参考プレスリリース
衛星データを活用したブルーカーボンのポテンシャル評価サービスを開発し、地方自治体向けのサービス提供を開始:
ウミトロンについて
ウミトロンは、成長を続ける水産養殖にテクノロジーを用いることで、将来人類が直面する食料問題と環境問題の解決に取り組むスタートアップ企業です。シンガポールと日本に拠点を持ち、IoT、衛星リモートセンシング、機械学習をはじめとした技術を用い、持続可能な水産養殖のコンピュータモデルを開発しています。私たちは世界中の養殖ノウハウを集積したコンピュータモデルを開発・提供することで、より安全で、人と自然に優しい「持続可能な水産養殖を地球に実装する」ことを目指しています。
お問合せ先 UMITRON  広報担当窓口  Email:[email protected]
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yotchan-blog · 2 months
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2024/7/17 12:59:20現在のニュース
野宿者も… 富士山・吉田ルート 規制で効果も、弾丸登山の懸念再び(毎日新聞, 2024/7/17 12:59:02) インバウンド向け二重価格、兵庫・姫路など関西自治体が検討 納得感カギ - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/7/17 12:57:50) 大阪万博契機、南大阪経済に活力 産学官コンソーシアム発足 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/7/17 12:57:50) 「ゴー、ゴー翔平」 大谷の地元、米オールスター戦PVに約200人(毎日新聞, 2024/7/17 12:51:34) 旧渋沢栄一邸の移築「心折れかけた」  清水建設、部材2万点を番号付け - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/7/17 12:51:09) 立民・長妻氏、国民との候補者調整に意欲 次期衆院選([B!]産経新聞, 2024/7/17 12:51:07) 風俗に女性客紹介で執行猶予4年有罪判決 仙台・国分町元ホスト店長([B!]産経新聞, 2024/7/17 12:45:28) ビールメーカーなのに飲みづらいグラス開発 愛飲者を思ってこそ [写真特集1/4] | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/7/17 12:45:25) 医療現場襲うサイバー攻撃、英では診療・手術が一斉停止 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/7/17 12:45:22) 福岡の平成筑豊鉄道、瀬戸際の鉄路 法定協での議論要請 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/7/17 12:45:22) 赤字転落の札幌ドーム、スタジアム整備の成否のカギは 編集委員 北川和徳 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/7/17 12:45:22) オレンジジュースの高値続く 5年で4倍、ブラジルで減産 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/7/17 12:45:22) 「特定秘密」、衆議院が情報保全求め勧告へ 防衛相に - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/7/17 12:45:22) 札幌・定山渓温泉街「泊まらない」若者客でも稼ぐ、かき氷店に行列 LBSローカルビジネスサテライト - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/7/17 12:45:22) 「地下鉄の電車はどこから入れたの?」 営団地下鉄南北線は巨大な穴から車両搬入 あの日の鉄道風景([B!]産経新聞, 2024/7/17 12:39:27) 引き取り手ない墓石400点を廃棄へ 津波で流され所有者わからず(朝日新聞, 2024/7/17 12:37:03) クマの皮をレザークラフトに マタギの精神実践「捨てるところない」(朝日新聞, 2024/7/17 12:37:03) 米マスク氏、加州のトランスジェンダー法に反発 X本社のテキサス州移転を表明([B!]産経新聞, 2024/7/17 12:34:00) 市営地下鉄烏丸線 「20系」第6編成 京の技輝く新車両 19日運行、京印章や京繍展示 /京都 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/7/17 12:33:45) とちぎキャンパる:開業からまもなく1年 地域とつながるライトライン | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/7/17 12:33:45) 「バス+α」で脱鉄道へ 久留里線検討会議 さらなる改善も /千葉 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/7/17 12:33:45) イランによるトランプ氏暗殺計画の情報、シークレットサービスが警備強化…米CNN報道(読売新聞, 2024/7/17 12:33:21) 巡行本番へ高揚感…「邪気断ち切る気持ちで」注連縄切り練習(読売新聞, 2024/7/17 12:33:21) ゴルフ上手な巨人・グリフィン、父親は米国の著名コーチ…共通点は「スイングが似ていることかな」(読売新聞, 2024/7/17 12:33:21) トランプ氏、銃撃は「世界一大きな蚊のような音がした」…ケネディ氏との私的電話が流出(読売新聞, 2024/7/17 12:33:21) パナソニックHD、業務用プロジェクター事業をオリックスに売却へ…パリ五輪の会場演出でも使用(読売新聞, 2024/7/17 12:33:21) 大谷翔平、米球宴で待望の初ホームラン…日本選手ではイチローのランニング本塁打以来(読売新聞, 2024/7/17 12:33:21) ハリス副大統領、共和党候補のバンス氏にテレビ討論会参加を提案…携帯電話に音声メッセージ(読売新聞, 2024/7/17 12:33:21) 大津波の惨事、教訓で伝える…沖縄・先島諸島の「人魚伝説」(読売新聞, 2024/7/17 12:33:21) 大谷翔平、愛犬「デコピン」ジャケットで真美子さんと笑顔振りまく…試合では先制3ラン(読売新聞, 2024/7/17 12:33:21) 九州南部が梅雨明け…昨年より8日早く(読売新聞, 2024/7/17 12:33:21)
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switch-souken · 2 months
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【お知らせ】大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024参加作品 スイッチ総研 非常勤研究員=出演者募集!!
この募集は受付を終了いたしました。
★選考結果のご連絡に関して【2024/09/08 更新】 ご応募くださった全員の方へ、選考結果をメールにてご連絡いたしました。 メールが未着の方は、下記アドレスまでお問い合わせいただきますようお願いいたします。 [email protected]
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スイッチ総研は2024年10月に「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」に参加し「越後妻有里山現代美術館 MonET」にて、『越後妻有 MonETスイッチ』を上演します。ついては本作品の非常勤研究員=出演者を広く募集いたします。 演技未経験のかたから、経験豊富な俳優のかたまで、ご参画者の個性に応じてご出演いただける作品です。 ワークショップとリハーサル、それぞれ1回づつを経ての本番です。稽古期間は通常の演劇作品の約1/20!30秒程の台詞でも内容と表現の幅は変幻自在!お客さまが「スイッチ」を押すたびに開幕するサイトスペシフィックな舞台!唯一無二のこの作品にはあなたの力が必要です。百聞は一見にしかず。ぜひ奮ってご応募ください。たくさんのご応募、お待ちしています!
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<ご挨拶> 東京を拠点に各地のおもに道ばたで、少し変わったかたちの演劇を研究開発&上演しているスイッチ総研と申します。この度、『モネ船長と87日間の四角い冒険』にお招きいただき、��々の作品をスペシャルミニ上演させていただきます。 スペシャルかつミニ?相反していそうな文言の心やいかに?ミニなイベントです。当初はワークショップを行う案もありました。しかし企画展主催者皆さまの「たくさんの方に楽しんで貰いたい」という熱い思いと、我々の「こんなにご機嫌な企画と美術館で本番をやってみたい」の思いから、新潟県の内外から出演者を広く募りMonETならではの作品上演にトライする運びとなりました。 作品の実現にぜひ皆さまの、いえ、貴方のお力をかしてください!楽しく気軽に芸術祭に参画してみたい方から、腕に覚えありの演劇猛者の方まで!皆さまのどうかと思うほどお気軽なご応募、お待ちしています!!
スイッチ総研所長  光瀬指絵 ーーーーーーーーーー スイッチは、少し変わった形の演劇です。30秒ほどの短いお芝居を、お客さんがスイッチを「押す」度に繰り返し演じます。 他の多くの演劇作品よりも圧倒的に短く、セリフも段取りも少なく、稽古時間も短い(ワークショップ1回とリハ1回のみ!)ので演技経験のない方にとっても参加のハードルが低く、気軽に参加いただけるのではと思います。また、演技の経験を積んできた方にとっては、劇場でたくさんのお客さんに一度に観ていただく演劇とはまた違ったやり甲斐や楽しさがあると思います。これまで参加してくださった俳優さんたちから、毎回充実した声をいただいています。 ということで、演技経験問わず、たくさんの方からのご応募を心よりお待ちしています。公演を実現できるかどうか、皆様からのご応募にかかっております。切実に、お待ちしています。よろしくお願いします! スイッチ総研副所長 大石将弘 ーーーーーーーーーー
<募集内容> 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024参加 スイッチ総研『越後妻有 MonETスイッチ』の出演者を募集します。 【募集人数】15名程度 【公演日時】2024年10月14日(月・祝)11:30~11:45/13:30~13:45 【会場】越後妻有里山現代美術館 MonET回廊(新潟県十日町市本町6-1-71-2)
<応募条件> 下記の条件をすべて満たす方
①18歳以上。演劇経験不問 ②下記日程の公開研究会、リハーサル、および本番の全日程に参加可能な方
公開研究会:10月12日[土]14:00~17:30(予定) リハーサル:10月13日[日]12:30~17:30 (予定) 本番:10月14日[月・祝]9:20集合~14:30頃解散(予定) 会場は全て越後妻有里山現代美術館 MonET周辺
<応募部門> A,Bいずれかを選択してご応募ください
A演技経験あり部門:台詞がしっかりめにある演目へのご出演 B演技経験なし部門:台詞が少なめのシンプルな演目へのご出演
※演技経験の有無にかかわらずご希望などがある場合は備考へご記入ください
<注意事項> ●公開研究会は、「スイッチ」 についての座学、 創作、 試演をスイッチ総研メンバーとともに行うワークショップです。参加必須です。 ●スイッチ出演経験者は公開研究会の参加は必須ではありません。応募メールに参加・不参加の希望をお書きください。 ●リハーサルに関しては、仕事の都合などによる途中参加は相談に応じます。 ●本作品への参加による報酬・交通費・宿泊費のお支払いはありません。 ●遠方から参加される場合、交通手段はご自身でご手配ください。宿泊先は、大地の芸術祭の施設「三省ハウス」を予定しています。 ●応募者多数の場合は書類選考を行います。
<応募方法> 下記の必要事項を明記したものを、応募先アドレスまでメールにてお送りください
タイトル:「越後妻有 MonETスイッチ参加希望」 ①お名前(ふりがな) ②年齢 ③住所 ④連絡先(電話番号・メールアドレス) ⑤顔写真1点 ⑥志望動機 ⑦演劇経験の有無。ある方は活動歴を簡単に。ない方は、お仕事など普段どのようなことをされているか簡単にお書きください。 ⑧応募部門(A部門、B部門) ⑨備考(リハーサルNG時間など)
■応募・問合せ先: 『越後妻有 MonETスイッチ』出演者応募担当 [email protected]  
<応募期間> 8月25日[日]24:00まで ※9月5日[木]までに応募者全員に選考結果をメールにてご連絡いたします。Emailアドレスの受信設定をお願いいたします。
【個人情報の取り扱いについて】 応募いただいた際の個人情報は「越後妻有 MonETスイッチ 非常勤研究員募集」に関連する業務以外には利用いたしません。
【ハラスメント防止ポリシー】 ・本公演の創作現場ではあらゆる差別と暴力を容認せず、すべての参加者が心身ともに安全で、安心できる環境づくりに努めます。 ・威圧的、暴力的な言動や許可のない身体的接触は行いません。
※公演詳細は以下のリンク先をご覧ください → スイッチ総研『越後妻有 MonETスイッチ』公演情報ページ → 大地の芸術祭WEB 公演情報ページ
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shintani24 · 3 months
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2024年6月26日
2024 明治安田J1リーグ 第20節 サンフレッチェ広島 1-1 アルビレックス新潟@エディオンピースウイング広島 22774人/11分 谷口 海斗、27分 大橋 祐紀
満田誠選手/迷わずにプレーできた
……左ウイングバック、どういう思いでピッチに立ちましたか。
満田●自分は攻撃的に仕掛けたり、攻撃でリズムを作ることを求められたと思います。守備の部分では前から行くことに対して、奪い切ることを求められてたと思うので、そこはまだまだ足りないですけど、必要最低限のことはできたのかなって思います。
……立ち上がりからうまく攻撃に絡んで、ゴールに向かっていけたらと思うんだけど、ある程度自分の思ってたようなプレーができた。
満田●攻撃の部分で相手のサイドハーフの選手も戻ってきて、2人で対応されてしまうことが多かったので、その前にもうちょっと自分が素早く仕掛けることができたら、もっとチャンスは広がったのかなって思います。
……1-1の結果に終わったけど、その結果については。
満田●チャンスももちろんありましたし、攻め込まれる時間帯もありましたけど、全員で守ってくれてたので。前の選手、自分も含めてそうですけど、もう1点取って、チームを勝たせてあげられなかったってことは、すごく悔しいです。次の試合に向けての反省なのかなって思います。
……満田選手も最後まで、オープンな展開になってもゴールに向かうっていう意志は見えた。
満田●自分はやっぱりゴールを求められてると思うので、そこは常に狙ってました。チャンスがあれば中にも切り込んでいってのシュートの場面っていうのを増やしていければよかったと思う。そういった場面っていうのをこれからもっと増やしていければいいのかなって思います。
……プロ生活はこのポジションでスタートしたんで、なんか初心に戻るみたいなイメージはあるんだろうか。
満田●2年ぶりぐらいにやってみて、やっぱり本職の選手はすごいなっていうのは感じました。まだまだ自分も足りないとこだったり、まだまだな部分がたくさんあるので、そこは試合を重ねるごとに、ですね。どこで出るかわかんないですけど、出たらそのポジションで与えられた役割っていうのを意識しながら。自分はアグレッシブな攻撃・守備が特徴だと思うので、そこはどこのポジションでもできると思うし、ぶれずにやっていきたいなと思います。
……後半戦のスタートっていう意味で、自分の中でもう1回ここからみたいな思いもあったのかなって思うんだけど。
満田●そこまで意識はしてなかったんですけど、試合に出ることは選手としては嬉しいことですし、それがどのポジションであっても、与えられた役割っていうのをこなしながら、いかに自分をアピールしていくか。もうちょっとアシストだったりゴールっていう結果が出れば、もっと自分もサイドとしてもアピールできたのかなって思いました。
……迷いなくプレーしているような印象を受けました。
満田●周りを使うことだったり、仕掛けることだったりっていうのを頭の中でクリアに考えることができたので、そこの選択肢で迷うことはあんまりなかったのかなって思います。
中島洋太朗選手/途中で判断を変えた
中島●今回も(G大阪戦の時と同じように)引き分けの状況でピッチに出て、とにかく点に絡んでチームを勝たせたいって思いでピッチに入りました。監督や選手のみんなも、どんどん前に行っていいよっていうふうに言ってくれたんで、とてもやりやすかった。思い切ってどんどん前に行けたんで、あとは決めるだけだったかなと思います。
……G大阪戦のときよりも、プレー時間は長かったですね。
中島●はい。G大阪戦よりも出場時間も少し伸びてますし、これからどんどんその時間を増やしていけるように、頑張っていきます。
……決定的なシーンもあった。
中島●シュートまではよかったんですけど、入ってないんで悔しいし、次は決められるように頑張りたいと思います。
……今日の経験、これからどんなふうに生かしていきますか。
中島●結果を残すところは本当に大事だなって思った。次はああいうシーンで決めてチー���を勝たせられるような選手になっていきたいと思います。
……ファーストタッチのところ、左にパスしたところ。マルコスが蹴ろうとしたところで、なんか奪い取ったみたいな感じもあったけど、あれはもう譲るつもりなかったの。
中島●マルコスは後ろ向きで自分が前向きだったんで、自分はパスをミスりましたけど、見えてるとこがあったんで、自分が出そうかなって思いました。
……マルコスには怒られなかった。
中島●怒られなかったです(笑)。
……でもその次の展開のパスもいいところにいたなと思うけど、見えるところも全然見えていたの。
中島●どっちとも質の問題で、見えていた。そこはやっぱり合わせていきたいなと思います。
……シュートシーン、ドグからもらったと思うんだけど、パスをもらった瞬間にもう決めてやるっていう思いだった?
中島●いえ、最初はシュートまで行くことは考えてなくて、ちょっとずつ相手がどう出るかを見ながら、ボールを持っていたら2人目(のDF)が来たんで、そこをうまくかわしてシュートまで行きました。
……最初は違う選択肢だった。
中島●そうですね。ああいう状況だったんで、あそこから自分でシュートまで持っていくっていうよりも、バスをうまく使ってゴールまで行こうと思ったんですけど、相手が先に動いてくれたんで、そこに対応してうまく持っていけたと思います。
……相手がもしこなかったら、どういう選択肢だったの。
中島●持ちながら、組み立てを考えていました、(相手を見ながらだったので)どうなってたかわかんないですけど、持ちながら考えてました。
……ヒーローになったと思った。
中島●いやあ、なりかけたんですけど、なりたかったっすね。
……次の川崎F戦、チャンスをもらえるかわからないけれども、チャンスが来たら。
中島●どういう状況で出るかわかんないですけど、チームの勝利に貢献できるようにやるだけかなと思います。
ミヒャエル スキッベ監督/最後のシュートが入っていれば、素晴らしい物語が書けた
スキッベ監督●今日は楽しい、素晴らしい試合だったと思います。最後の中島洋太朗のシュート、あれが入っていたならば、サンフレッチェ史上に残る素晴らしい物語が書けたのではないかと思うんですが、そこは少し残念です。まあ、それ以外にゴールが入りましたのでね。
全員が本当にいいパフォーマンスを見せたと思っています。DF陣はケガ人が多くて非常に苦しい状態ですけれども、そんな中でしっかり守りました。オフェンスの選手たちもすごくいいパフォーマンスでした。全員のパフォーマンスはよかった。ただ結果に関して満足しているかといったら、完全に満足してるわけじゃありません。
……満田選手をウイングバックで使った意図と成果は。
スキッベ監督●彼の持っているパワーとエネルギーをワイドで発揮して欲しかった。これを今日はみることができました。本当に最初の頃、マコは今日と同じポジションでやっていましたね。
今日のマコのパフォーマンスについてはすごく満足しています。自分たちが求めていた「走れるマコ」が戻ってきた。望んでいた通りの素晴らしいマコが帰ってきたと思います。
……今日はいつもの試合以上にハイプレスでしたが、保持する新潟に対してそういう指示をされたのですか
スキッベ監督●その通りです。前からどんどんいこうっていうような話をしていました。最低でもボールを組み立てていくところを丁寧にやらせないぐらい、アグレッシブにいこう。そんな話をしていました。最初の3〜4分ぐらいで、おおちゃんがフリーになって、いい形でシュートまで行ったと思ったんですけどね。でも、そういったシーンを作り出すことができました。
……中島洋太朗をこの緊迫した状態で使った理由と、彼の未来について。
スキッベ監督●我々は若い選手をどんどん使っていくっていうクラブであります。また、今回の(MFの)移籍の件で、中盤の選手が少なくなりましたからね。そこが原因で彼がメンバーに入ったわけですが、彼にとってはチャンスを掴むいい時期だと思っています。彼自身もすごく、本当に才能のある選手なので、これから今後も楽しみな選手です。
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防衛省が呉市に巨大「防衛拠点」計画 市民が危機感を募らせる理由とは 日本製鉄の製鉄所跡地に急浮上(東京新聞)
広島県呉市で、日本製鉄の製鉄所跡地を防衛省が買収し、新たな防衛拠点をつくる計画が浮上している。海上自衛隊のある基地の街だが、地元住民にとっては寝耳に水。自治体も唐突な話に困惑する。計画に反対する市民団体が結成されるなど、戦艦大和を生んだかつての軍港都市は揺れている。(岸本拓也)
◆製鉄所跡地を「すべて買い取り」
「このままでは市民に十分な説明もなく、防衛省の計画にのまれてしまう」
防衛省の計画案に反対する市民団体「日鉄呉跡地問題を考える会」共同代表の西岡由紀夫さん=呉市=は25日、取材に危機感をあらわにした。
防衛省が計画案を公表したのは3月4日。防衛省の担当者が県と市を訪れ、昨年9月に閉鎖した日本製鉄の瀬戸内製鉄所呉地区の跡地全てを買い取って「多機能な複合防衛拠点」として整備したいと申し入れた。
◆すでに基地がある「地理上の利点」
防衛省の説明によると、拠点整備は「防衛力の抜本的強化」のため。約130ヘクタールに及ぶ跡地を国が一括で買い取って、(1)装備品などの維持整備や製造(2)ヘリポートなどの防災拠点と、艦艇の配備や訓練場といった部隊活動(3)港湾―の三つの主な機能を持つ拠点にする想定という。火薬庫の整備も検討するが、具体的な設備案や整備時期は明らかになっていない。
3月の呉市議会に出席した防衛省地方協力局の村井勝総務課長は、呉地区を選んだのは地理上の利点からと強調。すでに海自呉基地があり、陸上自衛隊海田市駐屯地(広島県海田町)や、米軍と海自が共同運用する岩国基地(山口県岩国市)などが近い点を挙げ、「太平洋や日本海、南西方面へのアクセスが容易で、今後、呉地区の重要性は増大していく」と述べた。
◆中国を念頭に「西日本全体を強化」
軍事ジャーナリストの小西誠氏は、中国を念頭に九州南端から台湾へと連なる南西諸島で自衛隊の体制を強化する「南西シフト」の一環とみる。「京都の陸自祝園(ほうその)分屯地に新たな弾薬庫をつくる計画もそうだが、西日本全体が(必要な物資や人員を後方支援する)兵たん拠点として強化されている」とし、「将来的に、呉を艦船の修理・補給拠点として米軍が利用することもありえる」との見方を示す。
防衛省は年内にも跡地につくる施設の配置案を示す考え。日鉄側も「防衛省案は当社方針に合う」と交渉に前向きだ。ただ、日鉄は、防衛省案以外の跡地活用策を検討する県市との3者協議に加わらず、湯崎英彦知事が「地域のことを無視しないでほしい」と不快感を示すなど不協和音も生じている。一方、市議会や地元経済界などは防衛省案に前向き。「考える会」は、今月28日の市議会で防衛省案へ賛成を表明する可能性もあると懸念している。
◆平和都市を目指す「戦後の流れに逆行」
3月の計画浮上後、反対集会を開き、日鉄に跡地売却の中止などを求めてきた「考える会」。市にも、市民の声を直接聞く説明会などの機会をつくるよう求めているが、市は後ろ向きな対応に終始する。日鉄跡地は、戦前は戦艦大和も造られた海軍工廠で、何度も激しい空襲を受けた。西岡さんは「兵たん拠点が相手の攻撃の標的になるのは、軍事の常識」と訴える。
1950年施行の旧軍港市転換法(軍転法)で、呉市を含む旧日本軍の軍港4市は平和都市の建設を目指してきた。だが2025年3月には、海自呉基地に陸海空自衛隊共同の新部隊「自衛隊海上輸送群」の司令部も設置される。そんな中の今回の計画に、西岡さんは「呉基地の約1.5倍の面積がある製鉄所跡地が新たな防衛拠点となれば、戦後の流れを逆回転させること��なる」と危機感を募らせる。
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なぜ「大東亜戦争」と呼びたい?(毎日新聞 6月26日)7月3日 Yahooニュース掲載
中国・浙江省杭州市富陽区で 1938年5月4日撮影
陸上自衛隊第32普通科連隊の公式X(ツイッター)が「大東亜戦争」という表現を使いました(その後削除)。日本近代史が専門の明治大学文学部教授の山田朗さんに聞きました。【聞き手・須藤孝】
 ――先の戦争をどう呼ぶか、定まりません。
山田氏 日本人の手によって戦争の実態が十分に解明されてこなかったからではないでしょうか。特に、日中戦争が日本人にとってなんであったかが問い直されないまま、今に至っています。
 ――中国をどうみているかに関係します。
日清戦争が転換点です。それまで日本人には、文明の中心は中国・インドだという漠然とした意識がありました。ところが、日清戦争では、日本は欧米の文明を受け入れた文明国で清国は野蛮な国だ、「文明と野蛮の戦いだ」とされ、政治家や知識人があおり、一般にも広がりました。大東亜戦争という呼び方もその流れで見なければなりません。
◇ 「大東亜新秩序」から
 ――大東亜はどこから出てきた言葉でしょうか。
「大東亜」は1940年に出てきた言葉です。それ以前は東亜新秩序でした。38年に近衛内閣で東亜新秩序声明を出しています。東亜新秩序は、日本と、日本のかいらい国家である満州国と、「日本と協力する中国」を意味していました。
40年9月に、日本軍の北部仏印(フランス領インドシナ、現ベトナム)進駐が行われます。この政策を決定する時に「大」をつけて、「大東亜新秩序」という言葉が作られました。
東亜を中核とした大きなエリアという意味でしょうか。単に大きいだけではなく、偉大なという意味も含んでいます。
 ――地理的な意味だけではないのですね。
大東亜の地理的範囲は一度も定義されたことがありません。たとえば、インドが含まれるかどうかはその時々で変わります。当時の地図などを見るとインドが含まれていることも多いのですが、ドイツと世界分割の取り決めをした時には、インドはソ連圏とされました。都合よく使われる、あいまいな概念です。
◇ 膨張主義を宣言
 ――当時の政府が大東亜戦争と呼んだ理由はなんでしょうか。
41年12月に対英米戦争が始まって宣言します。同月12日に閣議決定します。同じ日に内閣情報局が追加発表しますが、「大東亜戦争と称するは、大東亜新秩序建設を目的とする戦争なることを意味するもの」と定義しました。
大東亜新秩序、つまり大東亜共栄圏の建設を目的とする戦争と言ってしまえば、膨張主義的な戦争と宣言したことになります。12月8日に出された、天皇による宣戦の詔書では自存自衛としか言っていません。ところがその直後に、政府自身が隠れた目的を明らかにしてしまったのです。政策の手段としての戦争だとしているので、当時としても国際法違反です。
◇ 背景に日独伊三国同盟
 ――本音が出てしまったということでしょうか。
「大」をつけたことが大事です。世界を相手にした戦争だという意味が明確になりました。
背景には欧米中心の国際秩序への挑戦があります。「大東亜」はドイツとの交渉でよく使われました。大東亜における指導性とか、大東亜における優位性のような言い方をします。
独伊が欧州で新秩序を目指すことに対応して、日本が大東亜新秩序を作る構図です。ドイツにひっぱられた言葉遣いです。日独伊三国同盟の言葉で、日本単独の言葉ではありません。
 ――戦後は使えなくなりました。
GHQ(連合国軍総司令部)から政府が公的に使ってはいけないと指定された言葉の一つです。言い換えとして、太平洋戦争という言葉が定着します。
◇ 使われなくなった「太平洋戦争」
 ――太平洋戦争という言葉は最近では使われなくなっています。
戦後40年が節目でした。85年に「アジア太平洋戦争」や「アジア・太平洋戦争」という名称が提唱されました。「アジア・太平洋戦争」のほうが多数派です。
太平洋戦争では、インド・ビルマ戦線や中国戦線が抜け落ちてしまいます。太平洋戦争という言葉が長く使われたのは、日本人の戦争観のなかからアジアの部分が欠けていたことの表れです。
 ――「アジア・太平洋戦争」もあまり定着していません。
当時の政府の名称としては満州事変、支那事変、大東亜戦争の三つがありますが、戦後の歴史学でも、この3段階はほぼ前提になっています。
そのうえで、3段階の連続性を重視する人は15年戦争と言いますし、断絶を重視する人は別の言い方をします。
アジア太平洋戦争やアジア・太平洋戦争は、もともとは3段階の三つ目の大東亜戦争、太平洋戦争の言い換えのはずだったのですが、全体を指す、15年戦争の言い換えでも使われるようになります。広い意味と狭い意味の両方で使われ、混乱しています。
◇ 現実を認めたくない
 ――そのなかで大東亜戦争の言葉も復権してきます。
ターニングポイントは、戦後50年にあたって、日本による過去の植民地支配と侵略を認めて謝罪した村山富市首相談話が出た95年です。村山談話に対する危機感から、自民党の「歴史・検討委員会」が作られ、ここで大東亜戦争という言葉が使われます。
 ――今の問題でもあるのですね。
大東亜戦争という言葉は、現在のアジアに対する日本の意識の反映でもあります。日本がアジアのリーダーでありたいという考え方が反映しています。経済力などで近隣諸国に抜かれた現実を認めたくないから、大東亜という日本がリーダーシップをとったアジアの秩序を美しいものに見せたいのです。
日中戦争の時に使われた暴支膺懲(ぼうしようちょう、中国をこらしめる)のような考え方は今もあります。大東亜戦争という言葉にはそのことが反映しているのです。(政治プレミア)
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terrahumanity · 6 months
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テラヒューマニティ・星海殉葬
0.
「なんて、エキゾチックなの」と母は言った。
異国風という言葉選びは、果たして正鵠を射たものなのか。判断しかねた俺は、沈黙を保つ。
部屋には、三人がいる。自分、母、そして一人の少女だ。
少女は、その外見に人類にはない色彩を持っていた。それは、彼女が異星種……つまり宇宙人の血を引いているということを示していた。
地球以外の星に知的生命は存在するか、という宇宙に関する問いは、新天地よりも、ゴールド以上の価値がある物質よりも、強く人を惹きつける命題の一つだった。その一方で、決して実在が確認されることもなく、専ら、フィクションの中だけの存在だと目されてきた過去がある。未解決問題、だったのだ。
今、その結論が目の前にあるという事実に、母は目を輝かせていた。
ひょっとすると、人は無意識レベルで宇宙人と出会うことを渇望していたのかもしれない。何せ、そうすることでしか、宇宙の知的生命のスタンダードを知ることなどできないのだ。
人は古来より、異人との接触によって、自身の性質や、自身の所属する集団の特徴を俯瞰してきた。他所の人と話をしている時、ふと「これは、うちだけのローカル・ルールらしい」と気づくみたいに、だ。これが何を意味しているかと言えば、人は宇宙人を見ることで、地球人らしさというものを、初めて自覚するだろうということだ。
いずれにせよ、宇宙開拓時代を迎えてから百年以上の月日が経った太陽系圏でも、地球人らしさというものは未だ存在しているらしい。
母の言葉は、その実在を証明するものだと言えた。
彼女を見て「自分とは異なる存在だ」と、確かにそう評したのだから。
1.
 小さなモニタを光点が滑る。世間では空間投影だの、網膜投影だのとモニタの流行は移り変わっているが、目の前にあるのは溜息が出るほど古いタイプの板だ。コクピットのシート右側からアームで支えられた、それは、機体が向きを微調整する度に慣性で軋んで揺れていた。
左舷スラスタの反応もやや鈍い。きっちり整備しているはずだが、これはもう、こいつが年寄りだからとしか言えないだろう。
両手のコントロール・スロットルを微細に動かして、今後こそ、光点をモニタの中心に。三次元レーダーで、飛来する目標物を正面に捉えた。
「FL1からFL2、及びFR1からFR2マニピュレータ展開」
 呟きながら、指差し、ワンテンポ置いてからトグルスイッチを上げる。搭載された四対八本のマニピュレータのうち前面側四本で、捕棺網を展開した。ここまで異常無し。長めに息を漏らし、中ほどまで注意力を落とす。
手元のモニタから目を離し、前を見る。そう広くないコクピットの前面を、星空を映すメインモニタが占めている。
漆黒の宙に、星々が瞬いていた。目標物は、まだ視認可能範囲外にあるが、三次元レーダーで正面に捉えている限り、待っていれば、向こうからやって来るだろう。
俺は、棺を待っていた。チタニウムの棺だ。何の比喩でもない。
宇宙を漂う棺を、中型の作業ロボット……汎用船外作業用重機コバンザメに乗って、待っている。
 平らな面を上とした正三角錐に、楕円柱状の胴がくっついたようなロボットだ。コバンザメという俗称に反して、マニピュレータ四本で網を張る様子は、深海に漂うクラゲのように見えるかもしれない。
 こうして指定ポイントで網を展開し、彼方から飛んでくる棺をキャッチする。
それが、俺の仕事だった。人類が地球から宇宙に進出したばかりの頃、このような仕事が生まれることを、誰が想像しただろう。
「ダズン、聞こえていますか?」
 無線から、名を呼ぶ声がした。少女の声だ。
母船シーラカンスで留守番をしている同居人の声だった。
「どうした、シャル」と名前を呼ぶ。発音としてはシヤロに近い。
「どうしたということはありませんけど」
通信の向こうで、逡巡するような間が空く。別に騒がしくしている覚えもないが、静かな艦に残されて、やはり落ち着かなさを感じているのだろう。脳裏に、少女が、話題を選んでいる様が思い浮かんだ。輝くような金髪が目を引くハイティーンである。
「これってやっぱり、地球方向に飛んでいるんでしょうか」
 数瞬して、いつもの話題に行き着いた。これというのが、レーダーに映る光点……チタニウムの棺を指すことは明らかだ。
「多分な」
 第一に肉眼で地球が判別できる距離ではないし、シーラカンスにしろ、コバンザメにしろ、ヘリオスフィア規模の分解能を持つ絶対座標系の航路計なんて高級品は積まれていないので、確かめようもない。
だが、星海葬という性質上、恐らくそうなのだろうと思う。
星海葬。それは、人は地球に属し、地球に還るべきだという思想から生まれた、人が地球へ還るための儀式だ。
彼女はこれに、少しばかり疑問を持っているのだろう。
「何故、人は星海葬の魅力に囚われるのでしょう」
「……地球をルーツとする知的生命だからだろう」俺は答えた。
宇宙で死期を迎えた人間は、その魂が地球へ帰還することを望むという。
人類がまだ地球を主な生活圏としていた頃、地球上で死んだ人間が地球の生命に転生するという考え方は普通だった。実際、物質的に見ても、人が死んだ時、人体を構成する元素は別の地球上の物体へと姿を変えていくのだから、魂の循環という考え方は感覚的にイメージしやすかったはずだ。
しかし、地球を遠く離れた場所で人体が処分されれば、地球に還ることはない。その事実は、魂もまた、還れなくなるという自然な連想を生んだ。人類が地球を離れて活動するようになった時、転生という宗教概念は破綻したのだ。
実際、宇宙開拓初期における、地球の神々の凋落はシリアスな問題だったらしい。地球が宇宙に浮かぶ光点の一つに過ぎないと分かった時、たかだか半径六千三百キロの岩石塊の表面で謳われていた神々に何ができようか……と思うのも、無理からぬ話ではある。宇宙開発黎明期、ソ連の宇宙飛行士チトフもこう言ったという。「私はまわりを見渡したが、神は見当たらなかった」と。
あるいは、いやだからこそというべきか──そう認めるからこそ、神の恩寵の届く星に還りたいという欲求���強まるばかりだったのだろう。
「そうまでして地球に還りたいのでしょうか」
「宇宙で死んだ人間の灰を、地球に持ち帰ることが禁止される程度には」
 それが一般的だった頃、いずれ地球は灰まみれになるのではと揶揄されていた。
地球行の宇宙貨物艦の荷に占める灰の割合は加速的な増加傾向にあった。宇宙規模で繁殖し始めた人類が、帰属意識と伝統と宗教心のままに灰を地球に送るようでは、当然そうなる。そして、今後も増えていくことを危惧した連邦により禁止された。当時は反発もあったというが、長期的に見て公益性は高く、今では妥当視されている。
 星海葬なるものが市民権を得たのは、その頃からと聞いていた。
 物質的な帰還が叶わぬ以上、魂だけは帰還できるように。人々はそう願いを込めて、地球へ向けて棺を打ち出すようになった。
「そうしたら、今度は金属資源の散逸だ、なんだという話になった」
広大な宇宙空間に棺という形で無作為に金属資源が散らばる傾向は、嬉しい事象ではない。単に資源の有無だけで言うなら、適当な地球型惑星から採掘し続ければいいわけだが、それを無駄にしていいかは別だ。
保安上の都合から見ても、意図的にデブリを増やす行為が推奨されるわけはなく、星海葬もまた、連邦によって禁じられる瀬戸際にあった。
「しかし、それは今でも行われています」
「そうだな」誰が見ているというわけでもないが、俺は頷いていた。「スペース・セクストンと呼ばれる団体が生まれ、星海葬をシステム化した」
 スペース・セクストンは、宇宙教なる宗教機関として星海葬を斡旋し、宇宙に流された棺を適切に回収する役目を公然と担うこととなった。
今では、星海葬は宇宙で最もポピュラーな葬儀だ。純粋な地球生まれの地球人がほとんどいなくなった現在でも、セクストンはしっかりと存続しており、多くのエージェントが所属している。
俺もその一人だ。改装した古い小型貨物艦船で、棺を回収している。
連絡艦、旅客艦、貨物艦、遺棄船漁りのスカベンジャー、宇宙海賊、軍艦。宙を往く船にもいろいろあるが、セクストン認可艦の辛気臭さは最高峰だろう。他人を乗せることもなく、華やかな客室もなく、積荷は棺で、一攫千金の夢もなく、争いもなく、地位も名誉もない。
「私がいるではないですか」
どこからか、口に出していたらしい。
不意に、そう言われた。何故だか慰めるような言葉を投げ込まれ、俺は笑う。
2.
 コバンザメの狭いコクピットから這い上がり、シーラカンス艦内に戻ってきた。艦内の人工重力に気怠さを感じながら、ヘルメットを外し、後部右舷通路を歩く。流れで首元に手をやりかけて、直ぐに下ろした。
「やれやれ」と口の中で呟き、そのまま、棺を運び入れた格納庫へ向かう。
棺の回収が終わったら仕事が終わるかと言われれば、そうでもない。
 回収した棺自体は最終的にはセクストンの溶鉱炉で生まれ変わるわけだが、受け渡す前には、中身のチェックをする必要がある。
セクストンの仕事は総じて気乗りしないが、個人的に一番気乗りしない作業だ。人によっては、一番ワクワクするらしい。死者が生前愛した何某を棺に入れる……という風習は根強くあり、炉に入れると不純物になるからというような大義名分の下、懐に入れることが認められているからだ。
以前、少しばかり同業の集まりに参加する機会があったが、それで美味しい思いをしただとか、そういう話は聞く。俺はその説について賛同できないが、昨今の情勢は安定しているので、腐乱しているだの、欠損しているだの、そういう死体を目にすることは、あまりない。それだけが唯一の救いだ。
梯子を下りると、格納庫の前には黒いボディスーツに身を包む少女が待っていた。
彼女……シャルは、しなやかなボディスタイルを露わにする、いつも通りのスーツ姿である。宇宙での活動は今なお、決して安全ではないが、古典映画で見るようなモコモコとした着ぐるみは廃止されて久しい。今の主流は、生命維持デバイスと防護外骨格の展開機構が備わった汎用スペーススーツである。俺や、彼女が着ているそれだ。
彼女は手にしていた情報端末からこちらに視線を動かすと、壁から背中を離した。
「お帰りなさい、ダズン」
「ああ。どうも、異物反応があるらしいな」俺が言うと、彼女は頷いた。
棺をシーラカンスの搬入口に運び入れた時にアラートが鳴ったかと思うと、すぐにシャルから通信が来たのだ。棺の中に、何かがいる、と。
気が重くなる。
異物反応センサーは棺内をスキャンした結果、動体と熱源が確認された場合にアラートを出す。そういう意味では、しょうもない悪戯(例えば、熱を出して動くおもちゃが入っていたとか)の場合もある。
しかし、棺の中に、もしも生きている人間が入っていたら? 放っておけば、そのまま焼却されることになる。寝覚めは最悪だ。
「じゃあ、始めましょうか」
彼女は首元にあるパネルをトンと叩いた。そこには防護外骨格を着脱するためのパネルがあって、青く点灯する。シャクシャクと小気味のよい金属質の擦過音が響き、彼女の体表を、背中から包むようにアーマーが広がっていた。
防護外骨格は、背骨に沿って等間隔に配された六つの小さな突起パーツ内に圧縮格納されているため、展開する際には背面から広がるようなプロセスを踏む。
俺は、自身のアーマーを確認しながら、シャルの展開を待つと、格納庫のシャッターにアクセスした。
ブザーの音。大仰な開閉音。一瞬遅れて、照明が点灯する。
「また家族が増えるかもしれないですね」シャルはそう言いながら、格納庫に入った。
「それは、ゴメンだな」
そう返すと、彼女は苦笑した。
 俺たちは、いくらか積まれている棺たちを見ながら、最後に格納した棺の方……つまり、搬入口に近い方へと足を向けた。
棺は、基本的に幅二メートル、縦三メートルのサイズだ。その大きさの大部分は装甲/気密機構/保冷材/副葬品というように、遺体以外の要素に由来する。遺体を入れるスペースは必要以上に広くする理由もなく、人が最後の旅に出る船としては、適度なサイズとも言えるだろう。
見栄っ張りな富豪が、とてつもない大きさの棺で星海を往くこともあるが、そういう手合いはVIPなので、俺みたいな末端のエージェントが担当することはない。
これらの棺は、この後、金属製の外装部と内部の有機物フレームに分別される。外装は溶鉱炉へ、内容物は焼却炉へ投入されることになる。しかし、回収してすぐに炉に行くというような感傷的なスケジューリングは基本的に認められないため、回収された棺はこうして庫内で並べられて、その時を待っているのだ。
「これですね」「ああ」
 棺を挟んで、立ち止まる。
俺は腰の自衛用のハンド・レーザーウェポンを抜いた。マニュアルによれば、棺の中に異物反応がある時、それはセクストン・エージェントの脅威となる可能性もある。本人が死んでない場合。遺体が別のものにすり替わっている場合。遺体もあるが、別の生物が紛れ込んでいる場合。それぞれ事情は異なるが、どの場合でもレーザーウェポンによる対象の殺傷がベストプラクティスとなるケースは多い。結局のところ、棺の中にいるのは死んでいるはずの存在なのだから。死人に口なしだ。
向かい側に立ったシャルに目を向けた。
金色の髪に、金色の瞳。色白の肌。整った美貌は作り物めいている。彼女は、俺の視線に気づいて、こくりと頷いて見せた。
「……では開けよう」
 棺にアクセスし、アンロックコードを送信する。セクストンの関係者だけが取得できるコードだ。このロックの施錠もセクストンが司っているため、セクストンが開けられる棺は、セクストンが斡旋した正規の棺である、という証明ともなる。
 ピッという簡素な認証音。
何かの手続きを無視した葬儀ではないようだった。少なくとも今回は。
 スライド式のドアが開き始めて、冷気が漏れる。
「顔を近づけすぎないように」
腐敗を防ぐためにドライアイスが入っているのが通例だ。濃い二酸化炭素は一瞬で好気性生物の意識を刈る。別れを告げる遺族が棺に溜まった二酸化炭素を吸引して意識不明となり、そのまま死亡するケースは多い。
「……異物反応があるんですよね?」
「一応だ」確かに、棺内の空気成分自体に問題はない可能性は高い。紛れ込んでいる異物が生きているということは、逆説的に空気に問題ないとも取れる。
 いよいよ、ドアは完全に開いた。
初老の男性だ。体格はいい。髪は白髪交じり。確かに、生命反応が無いとしても、今にも動き出しそうではある。新鮮な死体だ。
「今のところ、異変は無い」
「そうですね」
 と言った舌の根も乾かないうちの話だった。視界の隅で、黒い何かが蠢く。
 瞬間的に、レーザーウェポンを向けて、スイッチする。青いエネルギー弾が瞬き、遺体の腕を焼いた。黒い何かは、素早く這い回っている。大きさは三、四十センチに達する。大型の齧歯類ないし、比較的小型の猫科。そう思い、いや、と否定する。
黒毛のずんぐりとした胴。手足には毛がなく、灰色で、不気味なほどに細長い。脳内の何にも該当しない生物だ。
そいつがガサゴソと棺の中を這う音は、耳障りで、嫌悪感を抱かせた。
「閉じろ!」俺は怒鳴っていた。
 シャルが頷くと、ガコンと力任せにドアが閉じた。だが、棺が閉じきる前に、そいつはもう、飛び出していた。
「ちっ……!」
目の端に映った影に、エネルギー弾を叩きこむ。
棺が積まれた庫内に火花が散った。だが、それだけだ。
当たろうはずがなかった。この倉庫には、棺があり、死角が多すぎる。
 俺は、そのクリーチャーを捕捉できていなかった。
 事実、そいつの鳴き声は背後から聞こえた。
「ダズン!」
 その声に振り向いた時、目の前にそいつが迫っていた。
黒い毛の中に、醜悪なまでに開いた口が見えた。口蓋が見えるほどだ。汚れのこびりついた不清潔な牙が、ずらりと二重に並んでいる。明瞭に見えた。それは紛れもなく、死の前にある体感時間の伸長体験のように思えた。
だが、幸い死ぬことはなかった。怪我をすることも。
透明な何かに弾かれたように、そのクリーチャーが吹き飛び、強かに、床に叩きつけられたからだ。
「捕えます」少女の声。そして、手のひらを、下から上に。握る仕草をする。
不可視の尾の如き力場が、クリーチャーを巻き上げた。
黒い毛が不自然に押さえられ、手足があらぬ方向に曲がっている。その様が、よく見えた。目の高さに浮かんでいる状態だからだ。その様はまるで、見えない蛇に巻き付かれて、全ての動きを封じられた哀れな被捕食者だった。いや、全てではない。活路を探しギョロつく眼球、手足の指はもがき、そしてその心臓は動いている。
 そいつは、潰されまいと懸命に爪を立てるが、抵抗は無駄だった。
彼女の力場には、痛覚も実体もない。それは彼女の尾骶骨の延長上から伸び、自由自在に動く第三のカイナだった。出し入れ自在かつ、最長で十メートルに及ぶ、純粋なる力の尾である。
「ふー」
 それが、彼女の……血統(ジーン・)加速者(アクセラレイテッド)、シャル・ラストテイルの異能だった。
彼女は、地球人と異星種との交配種だった。
異星種のサイキック遺伝子を継承し、研究施設で生まれた実験体である。それだけでも驚いたが、彼女はただの交配実験体ではない。血統加速……時空歪曲を利用した人為的な世代交代の加速による特定能力の選択的先鋭化実験……によって現代に生まれた、約五千年後の世代と推定される超能力者だった。
本来ならば、交配種に連なる者たちが五千年の月日の中で獲得する超強度サイコキネシスを、現代に持ち込む技術。それは、彼女に超越的な力と、絶対的な孤独を与えている。
「ありがとう。助かったよ、シャル」
 少女は前に出していた手を下ろした。クリーチャーは宙に捕えたままだ。力の尾は、彼女の手の動きに同期するものではないので、手を動かすのは、近くにいる俺に注意を促す意味が強い。
「これ、どうしますか?」彼女は言った。
「始末しよう」
 特に、他の選択肢はない。明確な対人凶暴性を発揮した危険生物だ。特に、生きたまま保護して提出するような義務もない。
 俺がレーザーウェポンを構える前に、彼女はこくりと頷いた。
「グギィ……ッ」
 なんとも耳に残る断末魔だった。尾が締まり、クリーチャーが弾けた。付近の棺に、床に、赤い血肉が飛び散る。
「……ああ、うん。ありがとう」
「ううん」彼女は顔色一つ変えず、軽く頭を振るう。
既に尾は消えていた。それ自体は間違いなく不可視だが、斥力の集合体なので、周囲の空気を押しのける。発生や消滅は空気の流れで何となく分かる。避けられるかと言われれば、俺には不可能だが、有無の変化くらいは分かるものだ。
「シャルは先に戻っていいぞ」
「ダズンは?」
「掃除だ。シャルも、興味あるか?」
 彼女が微妙な顔をするので、俺は笑った。
 彼女を見送り、改めて惨状を確認する。どんな寄生虫を持っているかも分からないクリーチャーだ。消毒も必要だろう。肉塊にくっついたままの眼球が、こちらを恨めしそうに見ていた。無論それは主観的な感想に過ぎず、それは既に絶命している。
3.
 片付けを終えて通路に出ると、そこは既に暗くになっていた。足元にはぼんやりと光る非常灯が、点々と続いている。夜になったらしい。
宇宙において昼夜という概念は希薄だが、人間の営みには、昼夜という概念が必要である。それは宇宙開発が進み、宇宙が一時的にいる場所ではなく、生活圏へと次第に変わっていくなかで、明確にルール化する必要が出た事柄だった。人は一時的に昼夜のない場所で過ごすことはできるが、それがずっととなれば話は異なる。
地球人は、地球上の環境に適応した地球生物種の一つであり、地球で生きていたからこそ、今の形になった。となれば、地球環境の一要素である昼夜が消滅した時、人はその異常にストレスを感じるし、その環境で世代を重ねるごとに、地球人ではない別の何かへと変貌していくことになるだろう。
人が人として種の形を保つための法。それは連邦により規定された照明制御規則として、宇宙船やコロニーで運用されている。ライフライン設備、防災上の事情により特別に規定された区画を除き、約十三時間の連続した活動タームにつき、十一時間の休息タームを設け、当該施設内共用部分の照明を規定光量まで落とさなくてはならない。
 このルールは制定以来、その制定理由の尤もさから重要視されており、少なくとも、民間モデルの宇宙船にはデフォルトで採用されている。当艦……シーラカンスも、もちろんそうだ。
 目が慣れて来たので、俺は非常灯の明かりを頼りに歩きだす。
別に、手動で点灯させることはできるが、最近は、そういうことはしない。同居人がいるからだろうか。自問しながら歩く。
しかし、そういう気遣いは、とりあえず今回は無駄だったらしい。
居住区画に入ると、明るい光が俺を出迎えた。
「お帰りなさい。シャワーにしますか? サンドにしますか? それとも練・り・餌?」
 目の前にシャルが立っていた。逆光のためか、不思議な圧がある。
 その右手には、トレーに乗ったサンドイッチが。左手には、銀の包装に包まれた手のひら大のパックが乗っていた。
「……なんの真似だ、それは」
 俺がトレーを受け取りながら横を抜けると、彼女は「同棲する地球人の男女は、古来より、このようなやりとりをしていたそうですよ」等と言った。
「そうか」と流した。俺も別に、地球生まれではない。だから、絶対に嘘とも言いきれないが、無論、本当とも思えない。あと、同棲ではなく同居が正しい。
「練り餌は違うんじゃないか」
 その名の通り、ペースト状であることが特徴の宇宙糧食だ。銀色の密閉されたパッケージに入っており、保存性に富む。もちろん、それは俗称であり、非常に長く厳とした公式名称も、公式略称もある。だが、その風情なさとネットリとした食感から、専ら溜息混じりに練り餌と呼ばれるのが常だ。
 談話スペースにある背の高いスツールに腰かけると、向かいにシャルが座る。
「確かに、これでは食の選択肢が被っていますしね」
 そう言いながら、彼女はその話題には大した興味も無いようだった。
「というより……起きてたんだな」
「先に消灯するのも申し訳ないなと思いまして」そう言いながら、手伝おうという方向にはいかないのが、彼女の意外と強かなところか。
 サンドイッチを口に入れる。
パサパサした合成パン。風味のない合成バター。ひたすら特徴のない辛味を放つ合成マスタード。コクがなく、平面的な合成マヨネーズ。脂っこいだけのベーコン。しんなりした食感の合成レタス。青臭さがオミットされ、味が単純化した合成トマト。フードプリンターが有機フィラメントから生み出す食材は、全てがオリジナルに劣る胡乱な複製物だが、それでも練り餌よりかはマシだった。
「美味しいですか?」彼女は言った。
「ああ」と俺は返す。
 それは、彼女を料理係として雇った時から、繰り返しているやり取りだった。
「……客観的に見て、美味しそうに食べているようには見えませんけど」
 確かに不味い。それは、シャルの料理の腕とは別の部分にある問題だ。すなわち、食材の限界である。
だが、スペースを取り、保存コストも嵩む天然食材の貯蔵には限度がある。仕入れても、一、二週間もすれば、また合成食材の生活になるだろう。中途半端に積むより、オフや寄��の楽しみにしておく方がメリハリになろうというものだ。
それに、彼女には、複雑な味わいの食材を上手く扱うことはできないだろう。
「手料理なのが重要らしいぞ」
目の前に料理があるなら、いつもの二倍幸せだ。それが手料理なら、さらに二倍。自分以外の手によるものなら、そのさらに二倍。つまり八倍の幸せだ。それは、父親の言葉だった。とても古い記憶の一つだ。父が、まだ明朗だった頃の。
尤も、その言葉の続きには「だが不味ければ零倍」というオチもあったが、言わぬが花という言葉の意味は知っているつもりだ。
「私も、少し、喉が渇きました」
 彼女は言った。どうでもよさそうな声色だ。
そのくせ、金の瞳は輝いていた。
「そうか」
 予想外ではなかった。力の尾は、彼女の体力を消耗させるからだ。
折よくサンドイッチを食べ終えた。
俺が立ち上がると、シャルも椅子を降りた。
 特に言葉は必要ない。それはすでにルーティーンとなっていたのだから。
「じゃあ、シャルも食事にするか」
 彼女は頷いた。シーラカンスには、それぞれに個室を用意してあるが、今日は二人で俺の部屋に入ることになった。
そこはこぢんまりとした部屋であり、備え付けのベッド、棚、情報端末だけが置かれており、古の単位で言えば、六畳ほどだ。これは、シャルの部屋でも同様だった。宇宙船の設計というものは、有限のスペースを活動空間/装置/リソースで取り合う陣取りゲームである。精神健康上の観点から、登録乗員に対する最小の居住区画容積と、人数分の個室の設計が遵守されているが、削減されやすいのは個室のサイズだった。
そんな狭い室内で、俺は汎用スペーススーツを脱ぎ始めた。といっても、大袈裟な話でもない。肩を抜いて、上半身を開けるだけだ。
 隣で、シャルもスーツに手をかける。
彼女の、白い肢体が露わになった。
金の髪、金の瞳、いっそ不自然なまでに整った美貌。華奢な首元には鎖骨がくぼみを作っており、乳房がふっくらと佇んでいた。薄い胴はしなやかに伸びており、まるで無意識下にある理想を彫像にしたようだ。
その途中、鳩尾辺りから、肌がすっと透け始めている。幾重もの白い半透明の表皮が覆うようになっており、その下にある、青い筋肉が見えていた。彼女の下半分は、シルエットこそ人間のようだが、異星種の特性を確実に受け継いでいる。
背中側はお尻のすぐ上までは人肌で、前後で変貌の境界は異なっていた。ただ、頭から肋骨の辺りまでが人間で、腹から下が異星種であるという意味では、一定のルールの下で明瞭に分かれている。
白いショーツだけになった彼女が、じっと、俺を見ていた。
ベッドサイドのパネルを操作して、光量を落とす。仰向けに寝転ぶと、シャルがゆっくりと俺の上に覆い被さって来た。まるで恋人同士がそうするみたいだったが、彼女の瞳に宿るのは愛だの肉欲だのではないようだった。
ゆっくりと俺に体重を預けてくる。青い筋肉が透ける下半身も、見た目の印象からは想像もできないほど熱い。彼女はそのまま、俺の首元へと唇を寄せてきた。俄かに、甘い香りが鼻腔を擽った。
そう思うのも束の間、じくりとした痛みが首に広がった。我慢できないほどではないが、気にせず無視しようというのも難しい、痛痒にも近い、鋭い感覚。しかしその感覚も、熱で曖昧なものへと変わっていく。牙で穴が開いているのか、血に濡れているのかも、はっきりとは分からなかった。
 ただ、こくんと、嚥下する音が響いた。その音は小さかったが、血が飲まれていることを自覚するのには十分だった。音は静かな部屋の中にあって、強く耳に残る。
彼女は血を飲んでいた。
彼女が引き継ぐ異星種の遺伝子がそうさせた。シャル・ラストテイルは、地球人と同じ方法で栄養補給をすることができない。内臓の作りが異なるからだ。彼女にとって食糧とは哺乳類の血であり、そのことが判明した時から、俺はこうして、彼女に血を飲ませていた。
俺は上半身を開けて。彼女は下着姿になって。
しかしそれは、儀式めいた行為だった。
やがて彼女が口を離すと、身体を起こした。
ぽたりぽたりと、赤い雫が落ちた。彼女の口元から滑り落ちた血がしずくになって俺の胸元に落ちた。
 首元に手を伸ばすが、そこに傷はない。傷が塞がった後みたいな滑らかな膨らみの感触が、指先に小さく残るだけだ。
 不思議なものだ。これは彼女が引き継ぐ吸血種の性質なのだろう。彼女たちは、ある種の麻酔成分と、血液の凝固を防ぐ成分を送り込む。多くの吸血生物と同様に、だ。それと同時に、牙を引き抜く時には傷跡の再生を促す。
尤も、彼女も最初からそれができていたわけではなかった。
彼女には、それを伝える親がいなかったからだ。
食事には、痛みと、今くらいでは済まない多くの出血を伴った。
彼女が自分の性質に気づき、慣れるまでは。
4.
 ぼたぼたと血が滴った。シーツに赤い染みが広がっていく。
 先ほどまで彼女が噛みついていた場所から、急速に痛みが広がっていた。
 俺は用意していたタオルで押さえて、開けていたスーツを着込んだ。その手首にあるコンソールで、ナノマシン統制プロトコルを小外傷整形モードにする。普段は待機状態で循環/代謝されている医療用ナノマシンが、傷を察知して人体の働きを補助することで、通常の何十倍もの自然治癒力を発揮できる。
「……ごめんなさい」と彼女は言った。
 その少女はシャル・ラストテイルと名乗った。美しい少女だ。正直なところ、彼女の口から謝罪の言葉が出ることにすら、俺は驚きを感じていた。
 彼女は殉葬者だった。
かつては別の意味もあったが、我々の業界では、捨て子という意味になる。
彼女は、俺が回収したチタニウムの棺の中で、深い眠りについていた。
 セクストンのライブラリによれば、そういった事案は稀にあるという。政治的な事情から、食糧事情……いわゆる口減らしまで。
宇宙開拓時代にもなって、望まれない境遇に生まれるケースというものは変わらずあるらしい。いずれにせよ、殉葬者らにとって、それは死んで元々の旅ではあるが、立ち会ったセクストンの匙加減次第では、生きる道が開かれることもある。
 彼女は、棺で、俺の船にやってきた。
そして、その前は「ヒト殺しだった」という。
 シーラカンスで目覚めた彼女の一言目は、それだった。
『二人の部屋は、ガラス張りの部屋。そこは白くて清潔で、狭くて、周囲にはいつも誰かがこちらを見ていた。食べる姿、寝る姿、彼らは何にでも興味があるようだった。時には血を奪われた。痛めつけられた。尾の力を見たがった。妹は、籠から出るには籠を壊すしかないと言った。だから、私はみんな殺して自由になった』
それは、彼女の観測する現実の話で、事実とは異なるかもしれない。
しかし、実際に超越的な力は彼女に宿っている。
それ故、彼女の事情も、また真なるものだと明らかだった。
俺は、その境遇から考えて、他人の痛みに対する常識レベルの配慮が欠けている可能性は決して低くないだろうと思っていたのだ。
「いや」と俺は少女に返していた。
何が「いや」なのだろう。俺は誤魔化すように続けた。
「だいぶん、体重は戻ったか?」
「……そうですね」と、シャルはスーツに包まれた自分の身体を、緩く抱く。
 そんな彼女の肢体は、俺の目にも、最初に見た時より幾分か健康そうに見えていた。
 シーラカンスで目覚めたばかりの彼女は、酷く痩せていた。生きていたのは、その身体に流れる異星種の血がもたらした強靭性の賜物だろう。
 俺はシャルを引き取ってから、違法な情報屋を少しばかり頼った。
 彼女は研究施設で生まれた実験体であり、地球人と異星種の交配実験体で、血統加速実験の被験者だった。試験管から生まれ、妹とされる存在とペアで生きてきた。そして妹と共に研究所を破壊し、外の世界へと飛び出した。一方は当局により身柄を確保されたが、もう一方は現在も行方不明である……。
それは推測だらけで、不確かで、そして馬鹿げたレポートだった。
だが、疑う必要があるだろうか。
彼女を棺から出して、ベッドに寝かせる前に、俺は外傷の有無を確認するために、その肢体を診る必要があった。その時から、彼女に人並み外れた事情があるだろうことは、明白だった。
 上半身は地球人で、下半身は異星種。
彼女の身体には、それがハッキリと形として表れていたのだから。
 シャル・ラストテイルは人ではない。
 不意に目の前に現れた異形様の少女に、驚きがなかったわけではなかった。
彼女が持つ力に恐れがなかったわけでもない。
宇宙開拓時代でも、人殺しは罪である。それでも、殺すことでしか救いが得られないこともある。実験のために生み出された彼女が、実験のない日々へと至る道を、殺し以外で掴む方法があったかは分からなかった。
そうして外の世界に出ても、彼女たちには行く当てというものが無かった。
だから、棺の中にいたのかもしれない。
星海を漂い、殉葬者としてセクストンを頼る。その切符は一枚しかなかった。死者を納める棺に、内側の取っ手は不要なのだから。
彼女は多くを殺め、最後には、妹の献身によって、ここに至った。
それが、彼女の生だった。
人には人の生があり、実験体には実験体の生があるとも言えるだろう。そして、それを逸脱するには、罪を犯し、死に、そして生まれ変わる必要があったのだとも、解釈できた。彼女と人の差は何かと問えば、生まれとしか言いようがないのだから。
 それは上手くいくだろう。
このまま地球人らしく振る舞うことを覚えれば、彼女は人の隣人になれる。
彼女は明らかに異星種の特徴を有しているが、人前で服を脱がなければ露見することはない特徴だ。人としての振る舞いを覚えれば、秘密は秘密のまま、人の輪に溶け込める可能性が残されている。
ただ、彼女の方は、そう思ってはいないようだった。
彼女の瞳には絶望があり、声は暗く、その立ち姿は、人間らしさからいっそ遠く空虚だった。
俺一人では、彼女をどうこうするのは難しいのかもしれなかった。
そう思ったのを、覚えている。
……。
「ありがとう、ダズン」
「ん、ああ……」
少しばかり、ぼうっとしていたらしい。
 すでに彼女はベッドを降り、床に落ちたスペーススーツに手を伸ばしていた。
 スーツと一体型となったショートブーツを揃えて、足を入れた。さらりと流れた金髪を少し押さえてから、彼女は足元でひと塊になっていたスーツに取り掛かる。脱ぎっぱなしにしていたそれを整えて、袖の位置を確かめると、ゆっくりと引き上げていく。丸まった背中に肩甲骨が浮かびあがり、揃えた脚を、ぴったりとした黒い布地が徐々に、包んでいった。
青い筋繊維が透ける白いヒップは、見た目の印象とは裏腹に、確かな女体の柔らかさを持っていた。スーツへと収まっていきながら、少し窮屈そうに形を変える。その肉感は、色彩を無視できうるほど艶めかしいものとして、目に映っていた。
実際、そこまでスーツを着ると、彼女は普通の……というには語弊のある美貌ではあるが……地球人の女性に見えた。
 だが、そのスーツの下の秘密は、無かったことにはならない。
その事実を忘れさせないために、彼女はその美しい裸身を晒し、俺の血を飲むのかもしれない。
5.
 汎用スペーススーツの上に羽織ったジャケットが、歩くのに合わせて揺れる。俺は腰までの黒い上着で、シャルはクロップド丈の白い上着。
 セクストンのオフィスに、俺たちは連れ立って入った。
 ホールには、数人のエージェントの姿がある。目は合うが、顔見知りはいない。そこで、シャルが視線を集めていることに気付く。
「あまり離れるなよ」耳打ちすると、彼女は心得たように頷いた。
同じエージェントとは思いたくない素行の人間は多い。
 スペース・セクストンは、宗教団体と考える人もいるし、極めて物理的な、死体処理機関であるとも言える。いずれにせよ、地球人の勢力圏であるヘリオスフィア全域で星海葬を管理しており、単一の組織が影響する範囲としては、連邦に次ぐ。人類の宇宙開拓の総指揮を執り、渉外にあっては人類の意思決定機関として働く連邦という機関に次ぐと聞けば、高尚な感はあるが、実際に所属する人間はぴんからきりまでだ。
 セクストンの人事は来るもの拒まず。それは、いい面もあり、悪い面もある。悪い面の一つが、末端ほど、何某崩れしかいないという点。良い面は、社会信用度ゼロの人間でも、エージェントとして生きていける点。つまりは、セーフネットとしての面。俺もその面には少しばかりの恩恵を得た身だった。
 シーラカンスは、荼毘炉に寄港していた。
ここしばらくの回収にひと段落がつき、一度、荷を下ろす必要があったからだ。
荼毘炉は、セクストンが経営する小さなコロニーの総称だ。ヘリオスフィア全域に点在しており、どこでも同じ機能を備えている。宇宙港、簡単な整備ドッグ、精錬プラント、遺体焼却炉、一時滞在用のホテル、エージェントを管理するオフィス、オフィスワーカーたちの居住区、マーケット、食糧生産プラント、小規模な歓楽街等があり、収容人数は場所によって異なるが、最小では数万ほど。
オフィスの窓口に近づくと、カウンターの向こうにいる男性は肘をついてこちらを見た。妙に若く、気怠そうな表情だが、小規模な荼毘炉オフィスの窓口係としては、やはり珍しくない。隣のシャルは何か言いたげにして、黙った。
「……納入ですかね?」
「ああ。艦名は、シーラカンス」
 情報端末を差し出す前に、食い気味にピピッという認証音がした。本当に確認しているのか怪しい速度だが、手続きは済んだ。
しばらく待っていれば、セクストンの分柩課が勝手にシーラカンスの体内に貯め込んだ棺を運び出し、代わりに連邦クレジットが口座に入る。
分柩課は、文字通り棺を分別する役目を担っている連中だ。金属とし���溶かして再利用する部分と、遺体を焼くための部分を分別し、炉に投じる準備をする。
「他に何か?」
「報告があるんだが」
 俺が言うと、彼は「はあ」と気の乗らない声。
「棺から、このくらいの獣が現れて、襲われたんだ」
 言いながら、両手でサイズを示していると、その係員はやっと俺の顔を見た。彼の瞳が初めて俺を映す。面倒くさそうに、鼻を鳴らした。
「防疫課は向こうだよ」
「怪我はしてない。そうじゃなくて、例えば、似たような報告は? ああいうのを棺に仕込むのは流行りだったりするのか? 何か情報は?」
「さあね」
 シャルがほとんど溜息のような、長い息をついた。
 やれやれ。        
オフィスを出て、メインストリート・ブロックに入る。通常のコロニーは、いくつかのモジュールの集合体である。いわゆる隔室型宇宙都市だ。屋内/屋外という概念は無いため、隔室型宇宙都市の全ては屋内だが、どの施設でもない接続用モジュールも存在しており、それらはストリート・ブロックと呼ばれている。
「やる気がなさすぎると思いませんか?」
「セクストンとは、結局、そういうものだ」
「それにしてもです」
「まあな……」と俺は空を見上げた。
空と言っても、天井の映し出された空だ。閉塞感を緩和しようとしているもので、その努力を考慮しないとすれば、モジュール単体のサイズは、さほどでもない。上方向だけで言うなら、三階建て以上のビルは入らない程度だ。
二人でメインストリート・ブロックを歩く。
宇宙都市内には当然のように空気があり、疑似重力によって、地球人にとって都合のいい環境が整えられている。宇宙都市というのは何型であれ、どこもそうだ。空気がなかったり、無重力だったりする環境は、人間種の正常な生育にとって都合が悪いのでコロニーとして認められない。
通りは晴天状態で、通行人はぼちぼちと行き交っていた。荼毘炉にはセクストンやその関係者しか近づかないが、閑散としているわけではない。エージェントにはそれなりの人数がおり、そしてそれぞれに家族がおり、空腹になれば、食欲を満たす必要があるからだ。昼時になって、人々の動きは活発だった。
「……仮想レストランですね」と彼女が言う。
「だな」
軒先から見える限り、どの店もそれなりに盛況なようだ。客がスツールに座り、虚空に向かって見えないフォークを繰っている様子が見えた。一見すると、少し滑稽なようにも見えるが、彼らには美味しそうな料理が視えていることだろう。
ミクスト・リアリティによる食事提供は、現代では一般化した光景だ。彼らは、網膜に投影されたホログラムを現実に重ね、レストランのネットワークとナノマシン統制プロトコルを連携することで、任意の味覚/食感データを脳内に再生している。
「入ります?」
「いや」
「私の作る料理より、あっちの方が美味しいのでは」
「そうかもな」
味覚/食感はデータで楽しみ、栄養補給は練り餌で済ませるというのは、コストパフォーマンスに優れた食の形式だ。データは買えばコピーペーストできるし、練り餌も完全栄養食として流通している。本来論で言えば、こうして店先にいる必要性もないのだが、友人と食事している、とか、外食している、といった事象自体にバリューがあるのだろう。会計時に渡される練り餌をそっちのけで、味覚の摂取と世間話に集中しているようだった。そして、店側としても、調理によってハイクラスな味と栄養を両立できる形に加工するのは、よりコストが必要となってしまう。
総じて、料理というものに、こだわりがある人というのは少ない。
 俺がそこに拘泥しているのは、親の教育の成果だろう。
 ふと、シャルを見ると、彼女は少しばかり面白くなさそうな顔をしていた。
「どうした」
「美味しくないけど、作れと言っています?」
「まあ、そうだ」
「あまりに悪びれもなく言いますね」
「不味いとは言ってない。プロの域には達してないというだけだ」
 自分からそう言うよう誘導したくせに、とは口にはしない。
 そもそも彼女は料理に関してはハンディキャップがある。
 彼女は地球人とは栄養補給方法が根本的に異なり、従って、人と同じ体系の味覚器官も持っていない。それでも、食べられるラインのものを作ることができるのは、分量の計算で味の着地地点をコントロールできうるからだ。
とはいっても、言うは易く行うは難しというもので、実際にそれをハズレなく遂行できるのは彼女自身の努力の結果であり、師が良かったという面も多分にあるだろう。
 それから、有機フィラメント食材の味が単純化されているという面も。辛いものは辛く、甘いものは甘く、酸っぱいものは酸っぱく、各食材の個体差や複雑な要素は、詳細には再現されていない。よって、甘いものと甘いものを合わせれば、もっと甘い……くらいの解像度でも、想定と大きくずれる味になりにくいらしい。
「でも、言うなれば、私もプロですよ」
「……」と黙る。彼女の良い分も尤もだった。
俺と彼女の間にあるのは、まさにそのサービスを供給する契約だ。
シャル・ラストテイルは料理係として雇った。
「別にいいだろう。雇い主がいいと言っているのだから」
 そういうと、彼女は「まあ……」と煮えきらない返答。
 噛みついてはみたものの、料理を今以上の仕上がりにすることが困難であることは分かっているだろう。そして、それが原因でクビにされても困るということも。
そもそも、何か仕事を……と言い出したのはシャルの方からだった。シーラカンスに乗っていたい。そして、乗るからにはクルーとしての仕事を熟さなければならないのだと、そう思ったのだろう。
 別に、捨てられて生きていけないということもないだろうに。彼女の容姿と能力を以てすれば、それなりの待遇を得られる可能性は高い。単に荷運びとして考えても、彼女の力は非常に有用だ。服の下がどうなっていようと運送に支障などない。
確かに血を飲むが、別に輸血パックでもいいとも言っていたし、実際、施設にいた頃はそうだったと本人も言っていた。
「あの……ダズン?」
 どこかに行こうとしていた思考が、その声で帰って来た。
 シャルは路地の方を指さしていた。そこにはフードを被った男がいて、こちらを見ていた。人通りの中から、自分たちを見ているのだと、何故か理解できる。彼は、そのまま、お辞儀をするような仕草をして、踵を返した。
「追おう」
「う、うん」
 路地に入る。どこの路地裏もそうであるように、表に入りきらずに溢れた猥雑さが溜まっている。勝手口に、室外機に、ゴミ箱に、非常階段。少し歩くと、フードの男が俺たちを待っていた。彼はフードを被っているばかりか、サングラスと、マスクを着けていた。これでは黒い肌を持つことしか分からない。この手の、身元グレーなメッセンジャーの正体を暴くことに何の意味もないが。
「誰かが、お前たちを狙っている」と男は告げた。
その誰かとは、恐らく、シャルの行方を捜す者たちだ。
しかも、多分、思っていたのとは違うタイプの。
脳裏に二つの声が響く。これまでバレなかったのに、という声と、それから、ずっとバレなければよかったのにという声だった。
6.
「どこに向かっているのか、教えてくれてもいいんじゃないですか?」
 艦橋に響くシャルの声は、少し非難の色を帯びていた。シーラカンスくらい小型の宇宙船でも艦橋というものはあり、コクピットとは異なるものとして定義される。立派ではないが、そこには艦長の席があり、オペレーターの席がある。前方には、シアターのようなサイズのスクリーンがあって、最低限ながら、宇宙船の艦橋というものの体を成していた。
そして、スクリーンには航路図が表示されているが、今は、コンソールの向こうに立ったシャルが視界を塞いでいた。
「そうだな。別に、教えたくないということもなかった」
「なら、もっと早く言ってくれて、よかったじゃないですか」
 そう言われてから、どうにも気が急いていたのだなと、ついに初歩的な自己分析に達する。しかし、それを正直に言うのも憚られた。憚る理由の方は分からない。自己分析が足りないのかもしれないが、もはや手遅れだろう。思考を放棄する。
 荼毘炉を去ってから、すでに三日経っていた。そのことから、彼女の忍耐力は非常に高いといって差し支えないと言えた。
「ワイズマンズ・シーサイドスクエアだ」
「月ですか」
「正確には月の裏側だが」
「……それ、どこから見た時の話ですか?」
「地球だ」
 シャルが「ふーん」と俺を見た。言いたいことは分かる。別に地球生まれというわけでもないくせに、というような顔だ。
「生まれがどうとかではない」
「じゃあ、なんです?」
「連邦の定義だ」
この連邦の定義というのが、重要なのだ。何しろ、ヒトが人類史の中で学習したものは、その大半が地球環境を前提に語られる。代表的なのは、暦や時間だ。地球から遠く離れた場所でも、太陽暦や地球時間は基準として大きな意味を持っている。宇宙開拓による混乱を避けるため、連邦が基準として定めたためだ。
そう言いながら、航路計をチェックする。ヘリオスフィア連邦相対航路計だ。
艦の進路と、進行中の航路との誤差を割り出し、必要があれば軌道修正する。航路線と呼ばれる、宇宙空間に便宜的に引かれた線との退屈な比較/修正作業だ。
それをしなければ、シーラカンスが宇宙を飛びまわることはできない。連邦の定義する航路線が一定範囲に無い場所では、航行できないとも言う。
 これは特にシーラカンスが旧式だからというわけでもなく、ほとんどの宇宙船は同じだ。相対座標系の航路計しか積んでいない。ヘリオスフィア内の艦は、どのみち、星々を最短経路で結んだ航路網に基づいて運航するものだ。航路線に関わらず自身の座標を知ることができるという絶対座標系の優位性を、航路網が充実しているヘリオスフィア内で感じることはない。道具は、それを役立てる機会のある船にこそ意味がある。例えば、ヘリオスフィア外を往く、連邦開拓局の艦とか。
「里帰りですか」と彼女は言った。
「そうだ」
 ワイズマンズ・シーサイドスクエアは、月の裏に作られた都市だった。
 そして、俺の両親が住んでいる。
「半年ぶりくらいですね」
 言われてから、そうなるかと、表情には出さないままに自問した。
シャルと出会って、すぐ後に、一緒に訪れたことがあった。助言をもらいに、あるいは、そのまま実家に置いて行こうかと考えて。
その頃の俺は、シャルの扱いに迷っていた。どうにも、年頃の女の扱いが分からなかったというのもある。幼少から、周囲には女ばっかりだったはずなのに。長いセクストン生活が祟ったとでも言うのだろうか。
もちろん今も、分かってはいないが、仕事仲間だと思えば、何とかはなった。
俺がそう扱えば、こいつもそう応えてくれた。
「真顔で、えっと、日数でもカウントしているんですか?」
 もちろん違う。
「……月に行く理由は、あれが父からのメッセージだと思うからだ」
 心裡にある感慨のようなものについて、あえて彼女に告げる必要はなく、俺は話の流れを元に戻した。少女は思案顔。
「そうだとして、どうして、その……怪しいメッセンジャーを?」
 丁寧にオブラートに包んだ表現だ。コロニー内という安定環境下で目深にフードをしており、さらにサングラスとマスクで人相を隠している様を、不��ではなく、怪しいという範疇に留めておくのは理性的である以上に、少し面白くはあった。俺は一目で違法メッセンジャーの可能性を考えたが、彼女の目に、オブラートに包むことに足る何かが映っている可能性も皆無ではない。
「まず、普通に艦載通信システムが疎通できる距離ではないからだろう」
 あの荼毘炉と月は距離が離れていた。航路線上で、七単位以上だ。航路線単位は、航路上の中継となりうる惑星間の距離である……という規定であるから、実際の距離としては、かなりタイミングによる揺らぎが大きい。普通の艦載通信であれば、航路線上で一・五単位も疎通できればいい方だった。
「では、連邦公共通信を使うとか」
「それが普通だな」と俺も思う。時空歪曲を利用した超長距離通信だ。
地球人が実効支配できる宇宙規模は一日以内に通信が届く距離に依存し、宇宙開拓の速さは通信技術の発展速度と相関するだろう……という宇宙進出前の未来予測は尤もなものだった。そして、それを乗り越えたからこそ、人類に宇宙開拓時代が訪れたとも言う。現代では、お金さえ払えば、民間でも利用できる類のサービスだ。
それならば、七単位も一瞬ではある。
含みのある俺の返答に、彼女は議論を諦めたようだった。
「それは、会えば分かるという判断ですか?」
「そうだ」
 本当は、シャルの身柄を追う者には心当たりがある。父以外のイリーガルな存在が俺たちに警告を行った可能性もゼロではないが、あえてその可能性ではなく、父がグレーなメッセンジャーを用いた可能性を追求することについて、十分な説明ができる。
だが、それを口にするには時期尚早のようにも思えた。推測に過ぎず、何ら確信もない。父を訪ねようと決めたのは、確信を得るためとも言える。
「跳躍潜航に入る」
 会話を断ち切るように俺が告げると、彼女も黙って定位置に着いた。
7.
 到着には、それからさらに数日を要した。
ともあれ、延べ七単位分の超長距離移動が数日レベルの旅行で済むのは、跳躍潜航の恩恵と言えるだろう。これも、時空歪曲技術の進歩が地球人に齎したものだ。
そうして俺たちは、月の裏側最大の都市に降り立った。
 直径百キロ余りもある冷えた溶岩による湖。その岸に、巨大ドームに覆われた月面都市がある。月の都、ワイズマンズ・シーサイドスクエアだ。宇宙開拓が始まって間もない頃、そこは新しいもの好きが集まる最先端の宇宙都市だった。地球から最も近く、遠い都市として人気となり、栄華を極めていたらしい。今となっては、偏屈の巣窟だ。
「相変わらず、継ぎ接ぎだらけですね」
「旧い宇宙都市の特徴だからな」
都市内部には、どこもかしこも、その施行年の新旧が年輪のように表れている。それが、時代遅れの天蓋型宇宙都市の特徴だった。
宇宙都市の寿命は決して長くない。外に空気が無いからだ。大気がない環境というのは、温度にも課題が生じる。月面では、昼夜で摂氏三百度近い温度差がある。そのような酷環境では、人工の殻の綻びが、そのまま人の死を意味する。安全基準は厳しく、経年劣化で問題が起こる前に改修することになる。ワイズマンズ・シーサイドスクエアだけでない。現存する天蓋型都市というものは、常に改修を続けている。全体のドームとしての機能を維持しながら、内装も外装も、だ。
 港からキャリヤーを乗り継ぎ、俺たちは、一際寂れた区画に降り立った。
 すん、と隣を歩く少女が小さく鼻を鳴らす。
「慣れないか」
「ええ、まあ」
人の生活の匂い以上に、都市工事用の重機による排気や、建材の加工時に生まれる粉塵、真新しい金属部品が放つ独特な臭いが、この都市の空気というものを構成している。俺にとっては慣れたものだが、彼女にとっては違うのだろう。
「この町は、やはり人の気配というものがありませんね」
「それなりに多く住んでいるはずだが」
「荼毘炉などよりも、むしろ陰気なほどです」
エアクリーナーも働いているが、健康への影響を軽微なレベルに抑える以上の効果を期待するのは難しい。この都市の空気で病にはならないが、別に快くもない。
だから、この都市には往来の人間というものがない。
人々はフィルターを通した無味無臭な空気を堪能するため、室内に籠っている。家同士を直接繋ぐ回廊文化ができるほどだ。高い天蓋に建ち並ぶビル群。その間を繋ぐチューブのシルエット。改修工事ですぐに書き換わる交通標識。道を往くのは、無人重機たちばかりだった。ビルは人々の生活の明かりを漏らすこともなく、暗いモノリスのように沈黙している。
かつて、このいかにも先鋭的な天蓋型宇宙都市を設計した天才たちも、ワイズマンズ・シーサイドスクエアの人々がドームの強みを捨て、このようなゴースト・タウンを作り上げるとは考えていなかっただろう。
「俺の故郷なんだ。手加減してくれ」
 そう言うと、彼女はフームと頷いた。
ともあれ、ワイズマンズ・シーサイドスクエアが初期の宇宙開拓の失敗であったという点は明らかだった。この反省を活かして、以降の宇宙都市開発では、モジュール毎に安全な付け外しが可能な隔室型へと立ち戻っている。ここのように、ドームを維持するためにドームの改修を続けるような、財的にも住環境的にも高い負荷の生じる都市の在り方は、早々に否定されていた。
この都市の最大の悲劇は、宇宙開拓ペースが、多くの地球人の想定を遥かに上回っていた点にあるのだろう。ワイズマンズ・シーサイドスクエアが出来上がった後、連邦はその版図を爆発的に拡大し、すぐに多数の宇宙都市が出来上がった。かつてワイズマンズ・シーサイドスクエアに集まっていた人も、財も、果てなき宇宙に拡散したのだ。
流行に見放され、商業的な意義を失った田舎は、顧みられることなく廃れゆくはずだった。それでも未だワイズマンズ・シーサイドスクエアが存続しているのは、この都市を維持せんとする、血よりも濃い連帯があるからだ。
「皆は、元気にしているでしょうか」
「恐らくな」
 角を曲がると、下品なネオンに彩られた店が姿を見せた。
 店の外観など、回廊が整備されたワイズマンズ・シーサイドスクエアにあっては、どうでもいいだろうに。いや、どうでもいいからこそ趣味に走れるのだと、父は言っていた気もする。看板には、裏月酒店の文字。
ホテル・リーユェンと呼んでもいい。食と性を満たすための店。それが、俺の実家とも言える場所だった。
 裏手に回って、勝手口のドアを開くと、ちょうど一人の女性と目が合った。彼女の手から、空の小型コンテナが落ちるのを、力の尾が掴んで、床に軟着陸させる。
「ダズン」とその女性は俺を呼んだ。恰幅のいい立ち姿。白髪交じりの、ざっくばらんなショートカット。目尻に小皺を作り、笑んだ。母だ。
「……父は?」
「上よ」
 彼女は頷いて、俺に近づいてきた。
「前より健康そうに見える」そう言って、両側から腕をパンパンと叩く。
「……だとしたら、シャルのお陰だ」
「ふうん」と母は薄く笑んだ。「それは、師である私のお陰とも言えるね」
そうかもしれないなと、俺は苦笑した。彼女が、シャルの料理の師だった。それと同時に、シャルをヒトとして教育したのも母だった。ヒト殺しであり、殉葬者であり、地球人ではなかったシャルを、今の彼女にしたのは母の功績だと言える。
 俺は、シャルを母に押し付けて、一人でエレベーターに乗った。
8.
 父の私室は、ビルの上階にある。月面都市の街並みを眺望するのにうってつけの場所だが、肝心の景色がよいというわけでもない。それだけが残念だった。ドームが気密性を失ってしまった時に備えて、ワイズマンズ・シーサイドスクエアの建物には隔壁を閉じる機能が備わっている。裏月酒店のそれは開いているが、ここから見える建物のほとんどは完全に閉じていた。開いているとしても、中に火は灯っていない。この数年で多くの仲間を失ったと、父は言っていた。最後にこの景色を見た時のことだ。その時も、こうして向かい合って、俺はシャルをここに残して、去ろうとしていた。
 俺が部屋に入ると、父は応接用のソファに座って、俺を迎えた。
「来ると思っていた」
 父の声は、深い溜息混じりだった。まだ背筋はしゃんと伸びており、耄碌しているという雰囲気ではない。そのことに俺は、少しばかりの安堵を感じている。
 テーブルを挟んで向かいのソファに座り、父と相対する。
「訊きたいことも分かっているつもりだ。メッセージのことだろう」
 全くその通りだ、と頷く。
「私が送った」
「俺たちを狙う誰か、とは?」
 俺が聞くと、父は眉を顰めて逡巡するように顔を俯かせた。それから、一度は床まで落とした視線を、じっくりと俺の顔に戻す。
「あの娘の言っていたことは、嘘偽りではない」
「最初から、そこを疑ってなどいない」俺はそう断って左膝に肘をつく。「何を濁す必要がある?」
「分かるだろう。うちを継がず、家の力も借りずに、独力で生きる道を選んだお前になら。お前は、結局、聡明で正しい」
「……」
「確かに、この月の裏に未来はない」
 かつて俺がこの家を飛び出した時には、ついぞ認めなかった言葉だった。
 俺がセクストンとして生きることになった切欠となる口論、その結論だ。家業を継げと言う父と、このワイズマンズ・シーサイドスクエアに未来はないと言う俺。あの頃は一致しなかった意見が、ついに合意に至ったらしい。
十余年という月日は、父の考えが変わるのに十分な歳月だというのだろうか。
それとも、父が納得するまでに十年以上もかかったというべきか。
「だが、今は、あのままお前と縁を切っておけばよかったのにと思う。そのくらい、あの娘は危険だ」父は吐き捨てるように言った。
シャルと一緒にいることを選ぶのなら、裏月酒店に迷惑をかけないよう、縁を切れと言っているようにも聞こえた。
「危険? あの尾が?」
「馬鹿なことを言うな。あの娘には、理性がある」
その言葉に俺は頷いた。否定の余地もなかった。危険な力を持つだけで制御の利かない少女であるなら、俺はすでに死んでいてもおかしくはないだろう。
「だが、やはり、関わるべきではなかった」
「母は、そうは思ってないみたいだが」
「あいつもあいつだ」父は自身の胸元を指先で小突いた。「情が深すぎる」
ワイズマンズ・シーサイドスクエアは、その維持を連邦から第三セクターの管理下に移譲されて久しい。現在その維持を担っているのは、まさにここに住む市民たちだ。この天蓋型宇宙都市の莫大な維持費を賄うため、市民は掟を作り、団結する必要があったはずだ。外貨を稼ぎ、都市に富を齎す。その一点で、都市はまとまっていた。幼い頃、父もその情とやらを大事にしていた。それは今や、呪いと化して、目の前の壮年の男を苛んでいるのだろうか。
「誰がお前たちを狙っているか、答えは明白だろう」
「……」
「お前が、今、考えていることを言ってみろ。ダズン」
「それは」と逡巡する。それに何の意味がある?
推論がお互いに一致していようと、それが事実であろうと、なかろうと、もう話は決裂しているように思えた。
 しかし、その推論を披露する前に、扉は開いていた。
 お盆にドリンクを載せ、女性が入って来た。彼女は、その女体のほとんどを見せつけるような、シースルーの挑発的なドレス姿だった。裏月酒店の女だろう。
「レイシィ」父が咎めるような声音で、その名前を呼んだ。レイシィと呼ばれた女性は肩を竦める。「奥様に頼まれたんです」
彼女はドリンクを二つ、ゆったりとした���きで差し出す。
一つは父の前に、一つは俺の前に。
 それから、俺に妖艶な笑みを向けて、囁く。
「お姫様をお連れしましたよ」
 彼女は再び扉が開いた。
 そこにはシャルが立っていた。薄藍のドレスを着こなしている。いわゆる、チャイナ・ドレスだ。薄い布地の下に、美しい曲線が浮かび上がっており、スリットから覗く脚は、白いタイツに覆われている。彼女の特徴的な下半身の彩りさえ、それを薄っすらと透けさせたタイツによって、艶めかしく活かされていた。
 幸い、シャルが俺に感想を求めるような言葉を告げることはなく、ただ彼女の視線がゆらゆらと俺の右耳と左耳の辺りを掠めるだけだった。
 二人はそのまま俺の両隣を挟むように座った。
今、俺たちは重要な話をしている。とは、言えなかった。邪魔をするな、とも。レイシィは兎も角としても、拳四つほど離れて控えめに座るシャルに対して無関係だから離席するよう告げる��は無理があった。他ならぬ彼女の話だからだ。
母は、俺と父の話し合いが険悪なものになることを予見して、二人を送り込んだのだろうか。そうだとしたら、その効果は覿面だと言える。
父が立ち上がった。
「話は終わりだな」
「待ってくれ」
 腰を浮かせて、後を追おうとする。父が扉に手をかける前に。
 何かを告げようとして、その前に変化が起きた。
そこで再び、扉が開いたのだ。
 男が、父を押し退けて部屋に入って来た。
その大男ぶりと言ったら、そう低くもない扉を、上半身を傾げて通るほどだ。縦に大きいだけでなく、横幅もあり、筋骨隆々という言葉で評するのに相応しい。彼が入って来ただけで、部屋は狭くなり、その厳めしい顔を見るだけで、息が詰まるような錯覚を覚えた。
それからもう一人、その後について、女性が入って来る。先に入った男の後では小柄にも見えるが、その実、しっかりと身体を鍛えているようだった。ヒールを履いているが、その足運びには安定感があり、タイトスカートの稼働範囲をいっぱいに使った大きな歩幅で、ほとんど部屋の中ほどまで進入する。
二人は汎用スペーススーツの上から、黒いスーツを着ていた。
そして、腕には連邦捜査局の腕章を着けていた。
「貴様らは……」
 父の誰何に、その女性は小首を傾げた。結い上げた金髪が、肩を撫でて滑った。
「私は連邦捜査官、エスリ・シアンサス。彼は、部下のア・スモゥ」
 連邦捜査官。
 そうだ。
「連邦宇宙開拓秩序に基づいて、シャル・ラストテイルの身柄を拘束する」
 彼女たちこそが、シャル・ラストテイルを追っていた。
それは、全く意外ではない。
言うまでもなく、時間と空間は、世界の最重要ファクターである。時空歪曲は、宇宙開発においてブレイクスルーを引き起こす技術であり、超長距離通信や、跳躍潜航が生まれる端緒であった。そして、それにまつわる全ての研究は、連邦が主管している。全ては宇宙開拓秩序の為だ。
そして、宇宙開拓の先に、地球人と異星種の交流という大きなマイルストーンが想定されていたことは想像に難くない。地球上での開拓史ですら、開拓者と原住民の出会いというものは、あったのだから。
同時に、地球人と異星種が交わることが可能なのかという命題も存在している。
血統加速という技術には、それを測る意図があったのだろう。少なくとも、研究が始まって、間もない頃は。それがいつから能力開発の側面を持つようになったのか、あるいは、最初からそれを期待した交配実験だったのか……その委細にそれ��どの興味はないが……いずれにせよ、その成果物であるシャルを追うのは、連邦だったのだ。
「よろしいですね?」
エスリ・シアンサスが、無造作にハンド・レーザーウェポンを抜いた。
9.
「お二人とも、逃げてください!」
 鋭い、レイシィの声。彼女の手には、どこからか取り出したハンド・レーザーウェポンが握られていた。
「あああ、馬鹿者が」頭をガシガシと掻き乱し、父も懐から銃を抜いていた。
 無論、俺も。
逃げる? それはいかにも考えられない選択肢だった。
「ナノマシン統制プロトコル、戦術モード!」
 俺と父の声が響く。汎用スペーススーツを着ていないシャルとレイシィを、背に隠した。ナノマシンがアドレナリンを合成して、身体を戦闘モードへと切り替えていく。そのまま銃を構えながら、肩で首元のコンソールを圧迫した。
防護外骨格が、全身をアーマーのように包んでいく。その装甲展開の隙間を縫うかのような眼光の鋭さで、エスリ・シアンサスはトリガーを引いていた。
そして、それに応じる形で、室内に多数のレーザーバレットが飛び交う。
 エスリは、ア・スモゥの巨躯を盾にしていた。
 光弾を生身で受けたように見えた大男だが、恐るべきことに、些かも痛みを感じたようになかったし、その活動に支障が生じたようにも見えなかった。
「かぁああああああああ!」
 それどころか、エスリを守るために広げた腕をそのまま振り回し、こちらに飛びかかって来た。大男の体重の乗った振り下ろしを受けても、外骨格を破壊せしめることはないだろう。だが、そのまま拘束される愚は犯したくない。
 逃げるしかない。だが、後ろにはシャルもいる。
 迷いで、身体が硬直する。それは命取りになるような隙だった。
「……ダズン!」
 少女の声。
 ア・スモゥの巨躯が、何かにぶつかった。まるで室内でトラック同士が正面衝突を起こしたように、爆ぜるような空気の振動が巻き起こった。
力の尾だ。
不可視の尾の如き力場が、巨漢を受け止めた。
彼女の力場は、疾く奔り、破壊される心配もない。それは彼女の心のままに動く、自由自在の第三のカイナだった。
自分が把握する限り、その上限を感じさせないほど力強いものだ。
「う、ん!?」
だが、シャルは疑問と、そして苦しそうな声を漏らした。
「ん・ん・ん!!!」
拮抗し、しかしそれでも、尾を振りぬく。
 ア・スモゥは弾き飛ばされて、壁に背中から激突した。
 この一瞬、形勢は逆転した。
 エスリはそれを理解していた。タタタンと素早く部屋を走り、父とレイシィに狙われながら、レーザーバレットをやり過ごす。これで、位置関係が逆転した。今、俺たちの方が出入口に近くなっている。尤も、それは相手も承知している。
「ア・スモゥ、起きなさい!」
 エスリの声で、大男が起き上がった。まるで効いていないとでも言うのか。
そう思うが、彼は頭から流血していた。血が滴り、床を汚す。それでも、その歩みは止まらなかった。傷つかないわけではない。だが、歩みを止めるには至っていない。
「……もう一度……」シャルが言った。
俺は彼女の肩を掴んだ。
「ダズン、邪魔しないで!」いつになく悲痛な声に聞こえた。
いや、と俺は逡巡していた。レーザーウェポンが効かない相手に対して、結局、戦力として期待できるのは彼女の超常の力だ。だが、彼女に「ア・スモゥをぶちのめしてくれ」と願うのが本当に正しいことなのだろうか。
「このデカブツめが!」
 父がレーザーウェポンを乱射した。
その言葉に反し、エスリの方に向かって、だ。それは有効な目論見だった。大男はエスリを守るために歩みを止めざるを得なかった。
「お二人とも、逃げて!」
 レイシィが叫んだ。彼女の妖艶なドレスは何かに引っ掛けてボロ布のようになっており、父もすっかり埃で汚れている。ソファは破れ、テーブルは盾の如く立てられたままだ。ひび割れた床のタイル。へこんだ壁。部屋は、何もかもが滅茶苦茶だった。
 それらは全て、連邦捜査官の来訪により引き起こされた。
「いや……」
 俺がシャルを保護しようと考えたことが、この状況を招いたのだ。
そうであるのだとしたら。ヒトならざる存在であるシャルの扱いに困り、この都市に連れて帰ったことが間違いだったのだろうか。
あるいは、棺の中で深く眠っていたシャル・ラストテイルを、そのまま殺していればよかったというのだろうか。
 俺はシャルの腕を取って、走り出していた。
 表は、さすがに見張られているだろう。裏口から出た。ワイズマンズ・シーサイドスクエアの暗い路地裏が、今は有難い。
「とはいえ、どうする」
「逃げましょう」シャルが言った。「宇宙に」
「……まあ、そうなるか」
 だが、ここから港までは遠い。
 シャルが不意に俺の手を振り払った。
「どうした」
「では、急ぎましょうか」
「あ、ああ? そうだな」
 何だ、このやり取りは、と首を傾げた瞬間、俺はシャルに足払いされていた。
 視界がほぼ半回転する。
「は?」
そして気付くと、俺は、横抱きに抱え上げられていた。シャルに。
力の尾を使っているのだろう。不思議と、落とされそうだという不安感は無い。
「舌を噛まないでくださいね」
「何をするつもりだ、お前は」
 少女の金の瞳が、俺を見下ろしていた。その後ろに、星海を背景に黒いビルが浮かび上がっている。その壁面からガシャンと音がして、何かが弾けた。
「……来たぞ、シャル!」
 その言葉で、すっと滑るように横に避ける。
 先ほどまで俺たちがいた場所に、黒い塊が落ちて来た。タイルが砕ける。
 ア・スモゥだ。そしてその肩には、エスリが座っていた。
 俺たちは、そのまま見合っていた。
「……滑稽ですね」ぼそりと、エスリは呟いた。明らかに俺を見ていた。
「何だと、お前」
「貴方も、我々と同じですよ」
 彼女の目には、犯罪者を捕まえよう、みたいな色は無かった。
 哀れだとか、そういう心情がありありと浮かんでいるようだった。
 その手にあるハンド・レーザーウェポンが、ゆっくりとこちらを向いた。
「跳びます!」
 シャルが叫んだ。その瞬間、俺は、俺たちはワイズマンズ・シーサイドスクエアの空に投げ出されていた。飛んでいると言ってもいい。いや、跳躍と言うべきか。
ともかく、大気がうるさいくらいに耳元で荒んでいた。
「……追っては、来ないみたいですね」
「真似できるものなのか」
俺たちは、ゴースト・タウンを俯瞰する身にあった。
これを生身の人間に?
「分からないですけど」と彼女が呟いた。「彼も、血統加速者かもしれません。彼の拳は明らかに重かったですし」
 確かに、そのような節はあった。謎の頑強さは、レーザーバレットを受け止めることから、裏月酒店の最上階からの着地まで、ハッキリと示されていた。それを血統加速者の何らかの特質によるものだと仮定した場合、俺たちを追って跳躍できる可能性は何パーセントあったのだろう。
「……」
「全く的外れなのかもしれませんけど」
 俺は流れていく景色を見ながら、そうなんだろう、と思った。彼女が思うなら。
 次に、そうだとして、と考えた。血統加速者の連邦捜査官がいる。
 それは、血統加速者の力を連邦が利用しているということだ。
 そんな話は聞いたことがない。
 脳裏の誰かが警告する。一介のセクストンに過ぎない俺が、連邦の何を知っているのだと。俺は描きかけた邪推を掻き消して、あとはされるがままになった。
 一度の跳躍で港までは辿り着けないので、俺たちはもう既に何度か弾んでいた。
 全く苦に感じないのは、シャルが慎重に力場を操っているからだろう。
 途端に手持ち無沙汰となり、その顔を眺めてみた。
 以前に聞いたことがあるが、力の尾という念動は、野放図的にパワーを引き出すことよりも、精密に制御する方が大変なのだと言っていた。星海の下の彼女の顔は、眉を顰めて凛々しく歪んでいる。
彼女はもう、棺で目覚めた頃のままではないのかもしれない。
「……あの、そう見られると、集中力が乱れます」
「すまん」
10.
都市の出入口たる宇宙港は、ワイズマンズ・シーサイドスクエアの中で最も活発な施設だった。ゴースト・タウンじみた都市の様子とは裏腹に、多数の宇宙船が普段からそこを利用している形跡がある。それは、この天蓋型宇宙都市の維持資金を稼ぐための選択肢に出稼ぎというものがあるからだろう。あるいは、資材の搬入である。
 シャルを連れて、運送業者側の通用口から港に入る。シーラカンスは輸送船の一種と言えるので、正当な入り方と言えるだろう。まあ、俺が運ぶのは棺だが。
いずれにせよ宇宙港の宇宙港の構造と、俺たちの進路は単純だ。このままターミナルビルを抜けて発着場に進入し、そこにあるシーラカンスに乗り込む必要がある。
 だが、シーラカンスの前には、連邦捜査官たちが詰めていた。
 それはそうだ。
「……見張ってますね」
「そうだな」
「艦まで着いたとして……かもしれませんけど」
彼女がそう言った理由は、よく分かった。物陰に隠れながらでも、はっきりとその理由は見えた。連邦の艦が、その巨体で離着陸用ゲートをブロックしている。これでは、宙に逃げることはできないだろう。
 俺はハンド・レーザーウェポンを抜いて、残弾を見た。
「……それでも行きますか?」
「それでも、だ」
 連邦捜査官は三人いた。ア・スモゥのように無茶をしてくることはなさそうだ。油断ならない雰囲気もない。有り体に言えば弛緩しており、エスリ・シアンサスのような真剣さがなかった。少なくとも彼女の部下には見えない。一人を撃って無効化する。もう一人は、力の尾が吹き飛ばしていた。
 異変に気付いた三人目が武器を構える。ライフル型だ。
 銃口がこちらに向く。シャルの方じゃなくて幸いというべきか。
 力の尾でレーザーバレットが防げるかというと、そうもいかない。
 力の尾は力場であって、物質的な特性はない。実弾ならば防げるが、レーザーバレットは防げないのだ。できるとしたら、マイクロブラックホールレベルの力場を生成し、空間ごと光弾の軌道を歪曲する方法だけだ。
だが、血統加速者であっても、できる事とできないことがある。つまるところ、彼女の出力では、レーザーウェポンを防ぐことはできない。
 身を盾にする。不運にも、光弾は装甲の間を抜けて、左肘を僅かに焼く。
 だが、二発目は来なかった。
 シャルが打ち倒したからだ。
「大丈夫ですか?」
「…………俺のセリフだが」
「私は後ろにいただけですから」
「違う。力を使いすぎじゃないのかってことだ」
 彼女は言われてから、ニコリと笑んだ。
「それこそ大丈夫です。普段から余分に飲んでいますし」
「お前……、……まあいい」
 とりあえず、平気ならいい。だが、溜息はついた。
「とはいえ、さすがに宇宙船サイズのものは」
「だろうな」俺は頷いた。「コバンザメを使おう」
今もシーラカンスの船底にくっついているソレに、シャルはなるほどと頷いた。
コバンザメの逆正三角錐の頭には、船底のポートに接続するためのジョイントと乗降用のハッチが備わっている。これにより、艦の外部に連結した状態で運搬・必要に応じて稼働できる仕組みだ。船内に格納スペースを設けなくても配備可能な汎用船外作業用重機だとして、小型輸送艦の類では定番なのである。
 コバンザメのサイズは全高五メートルほど。シーラカンス自体のサイズとは比べるべくもない。ブロックを抜けることができるだろう。
 シーラカンスに乗り込み、コバンザメの搭乗ポートに向かう。
 その途中で、防護外骨格を格納した。
「ヘルメット、どうします?」
「要らん」コバンザメの気密性は十分安全とは言えないが、二人で乗り込もうという時には、邪魔にしかならないだろうからだ。
「言っておくが、狭いからな」
「まあ……そう……ですよね」
 床のハッチを開く。
コバンザメは船底にくっつくようになっているので、梯子を降りる格好だ。
今はワイズマンズ・シーサイドスクエアの重力下だから関係はないが、艦の装甲内には、艦載重力機関による疑似重力域の境界がある。宇宙空間では、そこを行き来する際に重力を感じることができた。例えて言えば、プールで水面に出たり入ったりするような感覚だ。だから梯子を降りる……つまりコバンザメに乗る……のは楽だが、梯子を上がる……つまりコバンザメを降りる……のは、しんどくなる。
「……よし、いいぞ」
 まず俺が座り、そこへシャルが降りて来る。脚の間に座らせる形で考えていたが、すぐにその計画は修正することになった。膝の上に座ってもらうしかない。二人乗りが想定されていない、狭いコクピットの中だ。スペースはギリギリだった。
「どこかに掴まってくれ」
「どこかって、どこにですか?」
「とりあえず、変なところを押したり引いたりはしないでくれ」
「それは、難しい注文ですね」シャルはそう言いながら、狭い機内で器用に身体を反転させた。そうしてそのまま、ぎゅっと俺に抱きついてきた。柔らかい肢体が、先ほどまでよりも克明に感じられる。
「……、……何をしているんだ……お前は」
「論理的に考えて、これが一番安全ではないですか?」
 そう、かもしれない。
 コバンザメの内部には様々なコンソールが並んでいて、どこを触れても何かを操作してしまいそうだった。論理的に考えて、触れる場所の選択肢はそう多くない。
「……このまま出発するからな?」
 どうぞ、と彼女は言った。
「システム起動」
 コンソールを小突く。
機体コンディションチェック、エネルギー残量チェック、ハッチ閉鎖、気密確認、分離準備。一つ一つ確認していると、不思議と落ち着いてきた。
 いつもと何ら変わらない。
 腕の中のシャルも、口を挟まず、邪魔をすることもなかった。
狭いコクピットの前面は、メインモニタになっている。
船底は床面より下に位置するから、ここからは港の下部構造が見えた。
「メインモニタよし」
それから、両手をコントロール・スロットルに置いてみた。
操縦には問題なさそうだ。
問題は、三次元レーダーモニタが使えないことだ。さすがにシャルを抱える形になっている現状では、アームを動かして見える位置に固定しておくというのも難しい。目視で何とかするしかないだろう。
「分離するぞ」
 呟きながら、指差し、ワンテンポ置いてからトグルスイッチを上げる。
 ガクンと、重力に引かれてコバンザメが落ち始めた。耳元で、シャルが息を吸う音が聞こえた。
 スラスタを噴かす。
 重力と推力が均衡する。
「さっさと出よう」
 目論見通り、コバンザメの小さい機体ならば、連邦艦の進路妨害は何の障害にもならなかった。だが、何かしようとしていることはバレたらしい。
 メインモニタの左隅で、同系の汎用船外作業用重機のシルエットが動き出した。
連邦捜査局のそれだから、対重機用戦闘機と言うべきかもしれない。その腕には大口径のレーザー・キャノンが装着されている。
もっと言えば、その腕の大口径のレーザー・カノンはこちらに向いており、その銃口は既に瞬いていた。
「う、おお!?」
 メインモニタが青く輝く。即座に輝度補正が掛かるが、何も見えない。それから、強烈な横Gが掛かっている。どうやら、左に大きく移動しているらしい。被弾したわけではない。その証拠に、俺はまだ生きているし、シャルの熱も感じている。
 一瞬して、揺さぶられるような衝撃が全身を貫いた。衝撃アラート。機体コンディションの左半分が赤い。何が起こった?
考える前に、脳裏に閃きが起こった。左舷スラスタだ。
どうも調子が悪いと思っていたところだった。このタイミングで、ダメになったらしい。それで、バランスが崩れて左に滑ったのだ。いや、ダメになったお陰で、銃撃には当たらなかったと捉えるべきかもしれない。悪運だ。
 だが、左舷スラスタが使えない状態で、キャノンを装備した戦闘機から逃げおおせることができるかと聞かれると、それは疑問だった。
「……大丈夫ですか?」
「どうも、駄目そうだ」
 メインモニタが復活した。目の前に、戦闘機が近づいていた。
「貴方には、私がいるではないですか」
 お前は、勝利の女神か何かなのか?
 俺が問うと、彼女は笑った。
「私は、シーラカンスのクルーです」
 力の尾が、取りつこうと近づいてきた戦闘機を薙ぎ払う。
 そいつは、反射的にスラスタの出力を上げるが、それはわずかな抵抗だった。
彼女の力場には、物理的な隔たりも意味をなさない。それは彼女の尾骶骨の延長上から伸び、自由自在に動く第三のカイナだった。出し入れ自在かつ、最長で十メートルに及ぶ、純粋なる力の尾である。
 それが、シャル・ラストテイルの異能だった。大型の宇宙船をどうこうはできなくとも、コバンザメと同程度のサイズならば、排除できうる。
「クルーとして迎えて、良かったでしょう」
「そう……らしいな」
 俺は苦笑して、コントロール・スロットルを握り直した。
「このまま港を出よう。手伝ってくれるか」
「ええ、もちろん」
11.
港を脱出した勢いで、月面を行く当てもなく、進む。
だが、それに限界があることは明らかだった。汎用船外作業用重機であるコバンザメには、宇宙空間を長距離航行できる能力はない。空気も燃料も数日は持つが、それだけだ。
「これから……どうするかな」
「もし行けるなら、月の表に行ってみたいです」
 彼女は言った。
 幸い、追手はない。今の時点では、と悲観的な補足をしておくべきだろうか。
「分かった」
 左舷スラスタは沈黙したままだ。
だが、急がないなら、それを補って進むことはできる。
 シャルの尾を借りる必要もない。
「行くか」
「はい」
 逃亡の終わりは、すぐそこに迫っているはずだった。
 その終着が、地球を臨む丘なら、それもいいのかもしれない。
 月の裏で生まれた俺には、地球への帰属意識なんて無いし、シャルにだって、そんなものはないのだろうけど。それでも。
 やがて、白い大地と黒い星海だけの世界に、青い星が現れた。
「……」
 随分と久しぶりに、しっかりと地球を見た気がした。
「なんで、こちら側に都市を作らなかったんでしょう」
もし、そうしていたら、いつでもこの美しい星を眺めることができる都市になったのに、と彼女は言った。
 そうかもしれない。もし月の都が、地球側にあったら。
 ワイズマンズ・シーサイドスクエアの空には、青い星が浮かんでいただろう。
「地球人の月への興味は、美的なものに留まっていたんだろう」
「美的、ですか」
「夜空に浮かぶ月が綺麗なままであることは、地球人にとって一番重要だったんだ」
「地球人っていうのは、ロマンチシストなんですか?」
「俺は、現実的だったんだろうと思っている。綺麗な景色に意味を見出すというのは、一見、ロマンに見えるかもしれない。だが、綺麗な海を守��う、綺麗な川を守ろう、綺麗な町にしましょう……宇宙開拓前時代の地球では、そういったスローガンの下、環境問題に取り組んでいたという。これは、ロマンだと思うか?」
「……いえ」
「対象への美意識を意識させるというのは、最も基本的な環境保護施策だ」
だから、ワイズマンズ・シーサイドスクエアは月の裏にある。
月の表では大規模開発をしない。それが、宇宙開拓時代に入るに先立って連邦が決めたルールだった。地球の総意だったのだ。
実際には、月は巨大だ。仮にワイズマンズ・シーサイドスクエアが表にあったとしても、地球から見れば、ひとかけらの黒い点にも見えないことだろう。しかし、一を許せば、それはいずれ千になり、億にもなるかもしれない。地球人には、地球でそれを証明してきた歴史があった。空き缶一つで直ちには環境が破壊されないからこそ、そこを意識することには意味がある。
「……詳しいですね」
 シャルが俺を見ていた。その表情には見覚えがある。別に、地球生まれというわけでもないくせに、という顔だ。
「生まれがどうとかではない」
「じゃあ、なんです?」
「父の影響だ」
父のする、地球の話が好きだった。
もっと言えば、海の話だ。地球の生命は海から生まれ、やがて生命は陸上を支配し、宙を目指し、ついには月に根差した。そんな、壮大な生命と人類の物語を聞くのが好きだった。
「そういう、気の利いたお話しをするタイプの方だったんですね」とシャルは言った。
「はは」
 彼女にとって、父は気難しい人間に見えたかもしれない。そもそも父は、あまり彼女と顔を合わせないようにしていたみたいだった。
シャルを可愛がっていたのは、母の方だった。
まるで娘が出来たみたいだと喜んでいたのを覚えている。そうして短い期間で、人形のようだったシャルを随分と表情豊かなヒトにしてみせたのだから感心する。そして、そんな母の様子を見ながら、父は深すぎる情を案じていたのだろうか。
父が、彼女は危険な存在だと言い、縁を切れと言ったことを思い出した。そうしないのなら、俺との縁を切るとすら言ってみせた。
 それでも、仲が悪かったというわけではない。良かったはずだ。
「……ただ、意見が合わないだけだ」俺は言った。「昔からそうだ。俺がセクストンになる前、ワイズマンズ・シーサイドスクエアの将来について二人で話していた時もそうだった。でも議論での対立は、決して仲の良し悪しとは関係ないだろう?」
「……それは、希望ですか?」
「そうかもしれない」
 だが的外れとも思わなかった。土壇場で銃を抜いたからだ。
 父は、俺を連邦に突き出すことも、静観することもしなかった。そうすることもできたはずだ。事実、そうすると思っていた。
でも、抵抗を選んだのだ。
議論の上では、俺たちは対立していた。父はシャルのことを危険視していた。俺と同じように、違法な情報収集手段を活用したかもしれない。父からすれば、自分や母を守るのに支障がない限りで、俺を守り、俺を守るのに支障がない範疇ならば、他人に手を貸してもいいとするのは当然の順位付けだ。
意固地になっているのは俺の方なのだろうか、と、ふと思った。
 じゃあ、シャルを見捨てれば良かったのか?
それも甚だ馬鹿らしい話だ。
 最初から確固とした理由があって彼女を助けたわけではない。敢えて言うなら、放り出すことを選ぶのには不快感があったからだ。そこには意外と同情も憐憫もなく、俺の考えの芯には、いつも俺自身がどう思うかが根差している。
 それは、そんなにダメなことなのだろうか。大したワケもなく人助けしてはならないという理由で、見捨てることを選ぶべきだと言うのなら。
これからがあれば、の話だが……俺は、これからも偽善だと言われるような行為をするだろう。コバンザメの狭い筒状のコクピットの中で、そう思った。
「暑くないか?」俺は言った。
「そ……うですね。空調、強くできないんですか?」
「やろうと思えばできるが、それだけバッテリーを食う」
 端的に返すと、沈黙があってから、彼女は小さく言った。
「それは、よくないですね」
 シャルも、終わりを理解しているのだろう。それが近づいていることも、それを早めることをしても、しんどいだけだとも。
空気も燃料も有限だし、コバンザメは故障しており、ワイズマンズ・シーサイドスクエアに残していった父や母や、裏月酒店の皆だって連邦に拘束されただろうし、俺たちが月の表に来ていることも、もう明らかになっているだろう。
 だから、俺たちの時間は、あと僅かしかないだろうと思う。
「次は、どうする?」と俺は聞いていた。
「次……ですか?」
「やりたいことはないのか?」
 しばし、沈黙に包まれた。それから、遠慮がちに声がした。
「最後に……貴方の、ダズンの血が飲みたいです」
「そんなことか」
 思えば、彼女はここまで何度も力の尾を行使していた。
 スーツの首元を開けてやる。
 シャルも、いつも通り、するりとスーツを脱ぐ。狭い機内の中、メインモニタいっぱいに広がる青い星を背景にして、彼女は白い肌を晒していた。
 窮屈そうに腰の辺りまでスーツを下ろして、綺麗な裸体を晒す。
「ダズン」
 唇が近づいてくる。首元にしっとりとした感触が触れた。
そのまま抱き合うようにして、俺たちは密着していた。隔てるものはなく、肢体の柔らかさがダイレクトに伝わってくる。
じくりとした痛みが首に広がった。牙が首元を小さく穿つ感触だ。
それから、こくんと、嚥下する音がコクピットに響いた気がした。
「いっそ、全部飲んだっていいんだ」
 彼女が弾かれたように顔を離した。
 唇の端からつうと血が垂れて、酷く苦しそうな顔で、俺を睨んでいた。
「そんなこと、私は望んでいません」
「……そうだな」
「本当に分かってますか?」彼女が詰め寄ってきた。「私が何を望んでいるか」
「多分、分かっていないんだろう」
 俺が白状すると、彼女はそれほど気を悪くした様子もなく、しかし、あっさりと頷いた。気を悪くした様子もないというのは、希望的観測かもしれないが。
「私が、なんで、こうして脱ぐのかも?」
「分かっていない」
 分かっていないのだ。
以前からずっと、俺はただシャルの裸身を眺めていたわけではない。
予想してきた。そして、自分で、その予想が嘘くさいとも気づいていた。
 普段から一緒にいたら半人半異星種であることを忘れられそうだから、肌を見せているのだなんて、酷い、こじつけだ。
 それと伝える為だけなら、もっと相応しい手段があり、脱ぐ必要はない。
そもそも俺は、常から彼女がそうだと感じているのだ。外見や、力の尾は、その認識に直接的に関係ない。そもそも食べるものが違う。それに付随する、生活様式が異なる。彼女の振る舞いは、やはり純粋な地球人とは異なる。
 然るに、その問題をクリアできずして、彼女は人の輪の中に混ざることができない。
 俺は常にそう思っていて──彼女も理解しているだろう。だから、わざわざ肌を見せる必要などなく、お互いが違うことは、お互いが一番分かっている。
「私は別に、ヒトの輪の中で隣人として生きたいなんて、思ってないんです」彼女は自分に言い聞かせるようだった。それから、俺に伝えるよう、声を大きくした。「ただ、貴方と一緒が良いんです」
彼女はそう言った。
言われながら、俺は今、彼女にとても人間を感じている。
そのことに気付いた。
「……そうか」と、動揺から声が揺れないように努める。
「俺のことが好きだって言いたいのか?」
「そう……なのかもしれませんね」
そのような煮えきらない返事にさえ、生々しさがあり、つまり、血統加速者だとか、半分は宇宙人なのだとか、問題はそういうことではないのだった。
そういう思想に傾倒して、彼女の感情から逃げていたのは俺自身だ。
目の前にいる女性が、ずっと俺の情欲を引き出そうとしていたのだと気付いた。
今になって。
「ダズンは、どう思ってますか? 私のこと」
 どうだろう。
俺は、ついに戸惑いを隠そうとも思えず、逡巡していた。
 口を半端に開いて言葉を見失った俺を、シャルは真っ直ぐに見つめてくる。彼女は意外にも微笑を浮かべており、その身は青い地球を背負っていた。
指先に、何かが触れる。彼女の手だ。指先が絡み合い、その美しすぎる貌は間近に迫って来た。
「……どう、なんですか?」
彼女の掠れるような声が脳に染み、痺れるような錯覚を覚えた。
そうだな。
結局のところ、俺は彼女に情を持っていると思う。だが、それが友情なのか、愛情なのか、あるいは色情なのかというところを断ずるには、至れなかった。
単純な話ではなく、それは、渦巻いている。
混ざり合った青なのだ。
だが、あえて遠くからそれを眺めるとするならば。
絡み合った指先に力を入れると、彼女はそっと瞼を閉じていた。
テラヒューマニティ・星海殉葬(了)
2024.1.16 - 3.31 first draft(35k) 2024.4.8 update
0 notes
saintdesire · 8 months
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#45 こんな年の瀬に漂着したのだよ
Listen to this episode from 聖なる欲望ラジオ on Spotify. 2023年も終わっていきますね… みなさんはどんな1年を過ごされましたか? 私が振り返って語るとしたら今年はゲームの年…かと思いきや、そこから意外な展開があって?来年がんばりたいことのほか、後半はいただいたお便りをお読みするとともに、ゆるめの雑談をしております。雁須磨子さんのアラフォーまんが、『あした死ぬには、』の話をけっこう長くしました。🙌次回、次々回は3週間おきの配信になります! ご了承ください🙇‍♀️ ▽文庫解説書いたよ!+年末年始の配信予定+私のSpotifyまとめ2023! 0:00〜▽2023年はゲームの年……だったけど、最後にそれが語学学習へ結実?! 10:08〜▽いただいたお便りを読みながら、追加の雑談 24:58〜雁須磨子『あした死ぬには、』全巻読んだ/天国みたいな時間/歌詞重視派と曲重視派▽曲紹介コーナー 55:46〜 zukisuzuki『At The Library』(2023年) ☆次回は3週間後、12/31配信予定!文庫解説を書かせていただいた、南綾子『婚活1000本ノック』(新潮文庫)のご紹介(になります、たぶん)。https://www.shinchosha.co.jp/book/102582/ 発売予定日は今月25日です📖✨ ☆zukisuzukiさんの曲へのリンクオープニング『Regard』https://youtu.be/AHxUmubgwtc?si=N45tdpcvj2tKvE6G&t=1186 エンディング『New Star』https://youtu.be/y1CU9tCGEOM?si=ocya31YYtYMISAra&t=4035 今回の曲紹介『At The Library』https://youtu.be/RyMByIBFUL0?si=thRNPzH2-vc7Skn3 ☆ブログ「流れるままのミホ」https://toshimamiho.me/更新は稀ですが一応存在してます…🙇🏻‍♀️ ================= 番組へのご感想・トークテーマのご希望など絶賛募集中!こちらの投稿フォームへお願いします↓https://form.run/@yokubouradio
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12月1日金曜日です。12月ですよ。 とうとう2023年もね、終わりで、そして超寒くなってきて、今日はね、なんか今年1番寒い日なのかな。
でも、暖房を切って、このように収録しております。あったかいミルクティーを用意して、皆さんはぜひあったかい部屋の中で聞いててほしいと思うんですけど、ちょっとね、冬っていうことで、冬休みが近づいてるんですよ。
なので、先に今回ちょっと年末年始のこのボット、その配信予定についてお話させてください。さくっと。
今回、今喋ってるのが12月10日配信分ですね。で、次の配信をですね。
で、夏休みはちょっと不定期でやってしまったんですけど、冬休み中は一応定期っていうか、こう、ちゃんと日曜講師にしようとは思ってて。
ただ、いつもより間を空けて、3週間間を空ける形にして、次を12月31日更新にしようと思ってます。
で、さらにその次が1月の21ですね。それで、その後はまたとんとんと隔週でやっていけたらなと思うんですけど、このね、12月31日の会、もう予定がですね、決まってまして。
あと、お知らせがもう1個ありましてですね、南あや子さんの婚活千本ノックという文庫が12月25日に発売なんですけど、こちらに文庫の解説を私が書かせていただきました ね。あー、すごいすごい。文庫解説、いつぶりかわかんない。まあ、10年ぐらいはやってなかったでしょうね。ね、そういう書き仕事をずっとやってなかったんですけど、久々にやらせていただいてね。なんかこの婚活千本のクミさんのさ、めでたいことにドタマかも。決まったんですよ。
1月から地上波です。フジテレビの地上波で応援になります。毎週水曜日つったかな。すいません、そこ覚えで。所詮著者じゃなくて解説者だからさ、
ちょっとそこまでの告知を今準備してなかったんですけど、とにかく1月からね、ドラマになるっていう本の文庫家の解説を書かせていただきましたし、その婚活千本ノックがさ、なんか単行本がもうめちゃめちゃ前なの。2014年。
え。ギリ、14年の本かな。14年の12月ぐらいの本なんだけど、すごいさ、この長い時を経て文庫化されたんだけど、久々に私もだから読み返したんだけど、めちゃくちゃ面白くて、前読んだ時より面白かったんですよね。
だからね、解説を書いたからとか、ステマとかそういうんじゃなくて、12月31日分は婚活千本ノック特集で行こうと思ってんですよ。
ゲスト回とかじゃないんですけど、私がね、解説に書ききれなかったことベラベラ喋るっていうだけの会なんですけど、 本当さ、なんかね、ちょっとね、ご依頼してくださった方には申し訳ないんですけど、新潮社の方にはさ、なんか思ったようにね、やっぱ書けなかった。久々の書き仕事でさ、なんかすごい、私、解説に対して理想が高いから、その半分もいかなかったから、なんかもう、あとこれ。
仕事でさ、なんかすごい私、解説に対して理想が高いから、その半分もいかなかったから、なんかもう、あとこれとあれとって、すごいあれもこれも話したいのに、わあ。みたいな感じになっちゃったからさ、その話も、みたいなのをね、やろうと思ってます。
え、お知らせはこんなところかしらね。ま、そんなわけで、通常回っていうかさ、内容の決まってないふんわりした回としては今年最後になるんですけど、まあね、年末ということで、さすがになんか振り返りと、来年の抱負など ね、まったり話していこうかと思います。なんか今日、声がだらだらしててすいません。
ちょっとお便り、一言お便りをここで一つお読みしますね。匿名さんからのお便りです。豊島先生のSpotifyの2023年まとめのトップソングをぜひ伺いたいです。ハートということでした。
そう、12月1日ですから。昨日ね、あの、spotifyのまとめっていうのが来てんですよ。このspotifyってる人と使ってない人の間ですごい温度差が生じそうなんですけど、この話題さん、私はあの、リスナーとして、まずがっつりspotifyユーザーなんで喋るんですけど、年末にまとめってのはくんですよ。
なんかその、みんなが聞いたトップソングも出るは出るけど、それよりも自分が何を聞いたか、どんなアーティスト、アーティストのトップファイブと曲のトップファイブ。
ばんって紹介してくれて、なんか特別なさ、なんかちょっとした、ちょっとした動画じゃないけど、なんかうご動く上のページみたいなの作ってくれて、そこにで発表されていくんですよ。もったいぶった感じで発表されていくんです。
だからこう、俺も毎年一応楽しみにはしてるんです。
ただね、すごい私のSpotifyチャートってさ、そのマイチャートってすごい。子供のために流してる曲にめちゃくちゃ侵食されてんですよね。去年も去年も一昨年もそうだけど、もうそのトップに自分が聞いた曲なんて絶対入んないんですよ。
子供が聞いた曲、今年1番聞いた曲が何かなっていう、そういう楽しみ方しかできないのが実際のとこなんですけど、それでも割と楽しみにしてます。
えー、それで言うと、今年1番子供が聞いた曲は。えー、ジャックブラックさんのピーチ。
あれ。ってなったかもしんないですけど、あれです、映画のマリオの映画スーパーマリオブラザーズムービーで、クッパがね、クッパさんの曲ですね、クッパがピーチが好きすぎて、ピーチ、ピーチ、ピーチ、ピーチってなんかすごい、でもいい声なの。すごいイケボイケおじさんイケボみたいな感じで、それでピーチの名前を連呼し続けるっていうさ、曲がなんと1位になっちゃいましたね。
なんか、多分、私、映画見てないんですけど、ま、子供と、夫がい、連れて、なんか、夫が連れてってくれたんで、私は言ってなくて、だからね、中身を知らないんだけど、多分、ジャイアンソング的な扱いでさ、なんか、なんかさ、最後、わーって大きい声になって、パパパンって、なんか、途中でさ、崩れて。
終わりだからさ、なんかうるさいっていう扱いなんだけど、なんか全然私はいい曲だなと思って、割と心地よく聞いてましたね。で、短いからさ、もう1曲です。すんごい回数再生されちゃうの。それで1位なんだと思う。
2位以下はですね、えー、2位、3位、4位、5位、全部同じアーティストで、ランブルさんというですね。こちらもこちら、もう誰もご存じないかと思うんですけども、あれです、マインクラフトのラップをたくさん作っていてすごいさすごい。うちはこの今年、インディーズゲーマーなインディーズ海外アーティスト、すごい新築されたチャートになってました。だから、1番よく聞いたっても、1位はダンベルさんでした。すごい。ダンベルにお礼言わないとい、 すいません。こんな回答で。私が1番聞いた曲は、もう、その、一応さ、そのトップ50を確か50曲ぐらいリストにして出してくれて、聞いた順番に。それだと、私が聞いた曲っていうのは、24位まで出てこないんですよ。で、その24位は、adoさんの私は問題作でした。
スピッツじゃないんだって。ニューアルバム出たの。スピッツじゃないね。なんかさ、だって、ファンだったらさ、cd買って、それ落として、それ聞くからさ、ストtifyの方に入んない。そんなことは。そうそう、ちょっとね、sptify使ってないかなっていう感じだと思うんで、この辺にしときますけど。ま、そんなね。うちは本当、ゲームまみれの出演でしたね。
ゲームと、あと高校の先輩がすごかった。すごい。家族で高校の取り合いをしたまま1年が過ぎていった感じでしたが、今日は飲みならず、こう、私の2023年振り返りつつ、2024年の話をね、していきたいと思います。オムさん、どうもお便り、ご質問ありがとうございました。あ、ちょっと待って。そうそう、それでね、なんかこのPodcastの方のまとめも出ない。そんな話もしたかった。 Podcastで自分が1番何を聞いたかってのも出るんですよ。Spotifyの中でね。それはね、私はこの番組ではなく、アラサー女���の人間観察でしたね。面白いからさ、あの番組。
長いから、1回が1時間近くあるから。で、毎週必ず更新されるから、聞いたらさ、真面目に聞いてたら、ま、多分全部聞いたと思うんですけど、1時になるっていうな。そうです。私、自分のポストが関係ないわけじゃないんだけど、私、隔週だからさ、1回が長いです。だから自分の番組はその下だった。皆さんはどうだったでしょうかね。Spotifyユーザーの方は。
な感じでね。今年も色々まとめに入っておりますね。なんかすごい。本当今回ぼやけそうだけど、色々話してみたいと思います。じゃあ第45回始めてまいりましょう。聖なる欲望ラジオ。
参加者 1 00:33
なんか私、今年何してたかなっていうのを思った時に、やっぱまず1番に出てくるのって、minecraftですね。3月から9月まで、ずっと半年ぐらいやってた。
もうさ、人が大好き村人、どんな村を、どんな建物作るかっていうことをね、考えて、半年過ぎてきたけど、その後、ジオゲラに流れて、 その、ここでも喋ってんですけどね、
参加者 1 00:54
ゲンさんにはまったのがあって、でもそこからですね、実はね、私の趣味に動きがあったんですよ。その今年の流れみたいなのがさ、こう、1つの、1つのとこに結実してきたんですよ。最近、 そのジオゲッサの話、まあ1回がっつりやってるんですけど、まあちチリゲームでさ、世界一のゲームで、それをやってるうちに、やっぱ強くなりたいなって思ったんですよね。
で、ある程度まで来たらさ、強くなるにはやっぱり今読めてない言葉を読めるようになるとさ、今読めてない文字を読めるようになると、レベルアップできる。特に南米ですね。
参加者 1 01:22
南米がでかいからさ、1つの言語圏として、ブラジルだけがポルトガル語で、他は基本スペイン語っていう分布だと思うんですけど、大まか��はね、ちょっとちっちゃい国は抜けてるかもしんないですけど、 スペイン語の面積がめちゃくちゃひどくて、そこが国だけでも区別つけばいいけど、つかない時が結構あるから、もう、地名を読めるようになりたいと思って、 スペイン語行くかと思ってさ。ま、またさ、その前のポッドキャストで、去年、ちょうど1年前ぐらいのポッドキャストで、外国語学習の話をしてんですけど、私がね、その、自分が外国語の天才、語学の天才だと思うっていう思い込みを一切捨てられずに、
参加者 1 01:52
お役を挫折し続けているっていう話をしたんですけど、またさ、その、私が、外国語大好きな私が、アップを始めてさ、じゃあ、スペイン語やるぞみたいな感じになって、こう、いろんな教科書をさ、 調べ始めたとこで、でも、さすがにね、さすがにあの、podcast聞き返してさ、 なんかそこにちゃんと自分のいろんな失敗例が残ってるからさ、待って。ってなったんですよ。待って、それやっても、また挫折するよって。
参加者 1 02:14
結局、スペイン語で、なんていうの、その、ジオゲッサーが強くなるっていう目標、やっぱあまりにさ、なんかこう、生活に占める割合として小さすぎてさ、なんかそれをやっても、なんていうのかな、 またさ、その、摂取しなきゃいけないから、その、語学の、どこでつまずくかって言うと、何かこう、量を摂取しなきゃいけない。
だから、洋画を見たりとか、その、その国の言葉の笑顔見たり、音楽を聞いたりみたいなのどっぷりやってれば、どんどんうまくなるけど、それをやんないとうまくなんないみたいな話したじゃないですか。したんですよね。すいません、聞いてない方もたくさんいらっしゃると思うんですけど。
参加者 1 02:42
だから、スペイン語の娯楽が、なんか、そのさ、自決済に出てくる標識を読む以外に、もうちょっとさ、量のある娯楽がないと、多分絶対挫折よって思って、 なんか、一応、その、私は、コロンビアチャートささるっていう趣味があるものの、確かにスペイン語なんだけどさ、なんか、でも、 それだけだと、なんていうの、私、そんなに、1アーティスト、何か誰かをすごい大好きっていうわけじゃないし、スペイン語の歌詞をそんなに、こうさ、
参加者 1 03:08
放り抜きたいと、すごい検討をしたいっていうかさ、こう、訴訟したいって思ってるわけじゃないから、なんかまたダメになりそうだなと思って。そんで、スペイン語やってる場合じゃないんじゃないか。
何かやりたかったら、ここはおとなしくおなしく、やっぱり英語やろうよっていう気持ちになったんですよね。またまた戻ってきたよ、ここに。また英語に戻ってきちゃったよ。
英語をね、英語にしよっかなぐらいで。でも、英語、前ね、そう、あの書でぼやいたんですけど、語訳会でぼやいてるんですけど、私の英語のレベルがさ、学校でやった結果としてのレベルが低すぎて、最初どう勉強していったらいいか全然わかんないっていう
参加者 1 03:40
ことが問題なんですよね。その初級みたいな、初級の初級みたいなテキストをたくさん読みたいけども、そういうのがなかなかないから、 もう、テキストじゃなくてもいいんだけどさ、その、メディアでもなんでもいいんだけど、セサミストリートすら聞き取れないよ。どうすればいいの。っていう話をしまして、で、また、だから、英語やるって言ってもなん。みたいな感じで、こう、適当に英語勉強系のyoutube漁ってたんですよね。
で、そしたら、すいません、この話、まだ続きます。そしたら、なんか、すごいさ、ぽわんとしたさ、高校生くらいのさ、すごい顔が若い男の子がさ、
参加者 1 04:10
え、今、頑張ってイギリス留学をしてるっていう子が出てきて、大学生じゃなかったです、本当に高校生だったんですけど、なんかその、語学がやっぱ困ってて、 なんか今日は語学の達人にね、ズームかなんかで、インタビューしようと思いますって言って、そこにね、20か国語さ操る外国人が出てきたんですよね。外国人って、日本人から見てですよ。で、その人はカナダ人なんですよ。
カナダ人の、まあ、おじいちゃんと呼んでも差し支えなさそうな年齢、孫がいそうなぐらいの年齢で、
参加者 1 04:36
そんで、日本語がペラペラなんですよ。だから、インタビューもさ、日本語で全然こなしちゃったんだけど、その人の日本語がすごい。
でも、それだけじゃないんですよ。その人が、私の夫のお父さんにそっくりだったんですよね。
そ、そおとお父さんみたいな、おな、同じ顔と思って、
参加者 1 04:58
なんか、ま、人種違うから、ちょっと色違うけど、なんかポケモンの色違いみたいな感じで、すごい、えーと思って、そっくり、そっくりと思って、それもあって、すごいじっとそのインタビューさ、 聞き入っちゃってさ、もう、なんていうのかな、顔、顔。確かに本当に細かく検討していくと違うのかもしれないけど、なんかもう、髪の生えてる向き、なんか、つむじの方向っていうか、その髪型の形の成形のされ方とかさ、 あと、あれよ、すごい、喋る時の、お話する時の、顔の筋肉の動きとかさ、こういう言葉を言う時にこういう表情するとかが、すっごいすっごい同じでさ、嘘でしょ。みたいな
参加者 1 05:27
感じだったんですよ、語学の達人になってるお父さんが、と思って。それで、で、その方はスティーブさんって言うんですけど ね、私にとってはスティーブといえば、マイクラのスティーブなんですけど、ま、それは置いといて、スティーブがさ、その、なんでそうやってさ、インタビューを受けてるかって言うと、 その人は、こう、語学のサービスをやってんですよね。自分でも語学学習のアプリがあって、それで、その会員をさ、募集する立場だから、そうやって語学の天才として、すごい。いろんなとこにさ、いろんな人と喋って、
参加者 1 05:52
顔出ししてあるじゃないですか。そのさ、美容系youtuberとか見てるとさ、 その、韓国コスメとか、新しく出る時に、え、今年はその、オンジョン洋、今年じゃないか。去年だっけ。オンジョン陽がさ、 バーンって出してさ、いろんなインフルエンサーとコラボして、めっちゃ本当、美容系ほとんど、日本人の美容系ほとんどそんなしたんじゃないかっていうぐらいコラボして、みんなにメイクしてさ、こんな素敵な商品ですってアピールして、成功したじゃないですか。
参加者 1 06:13
あ、そんな感じで、なんかこう、インフルエンサーのところを回ってアピールする立場なんですよね、スティーブは。そんで、へえと思って、それで、これはもう 運命に違いないと思ってさ、その、このスティーブがやってる語学学習のサービス見に行こうと思って、でもま、そこで決めてないですよ。一応やってみようみたいな。ちょっとこれは見に行っている、見る価値はあるなと思って見たんですよ。
ま、いまだにサービス名をなんて読むのか、なんか曖昧なんですけど、linglが大文字で、りんの後にqが大文字でくだり、qかリンクか。どう読むのか。
参加者 1 06:46
ま、犯罪としないんだけど、そこ、安全としなくていいのかなって感じなんだけど、ま、リンクとしましょうか。ここでは、そのリンク のさ、サービスを見たらさ、なんか、その、初級のさ、本当、初歩の初歩みたいなテキストが音声付きでめっちゃ聞けんの。でも、有料ですよね。ここで、え、そうなの。って思った方に、残念なお知らせですけど、 なんか無料で試せる範囲がすごい少なくてさ、月額がね、1400円。すごい、アプリに払うお金としてはかなりでかい。
参加者 1 07:12
でもさ、私、すでにあれなんですよね、 今年の頭にさ、あっちにお金払って、リオリンゴ、その言語系のさ、やっぱいろんな言語が学べる系の言語学習アプリの、リオリンゴっていう有名な大手があんですよね。
そこをさ、あとね、年間のファミリープランで買っちゃって、しかも土地が、全然やってなかったんですけど、それで、私は韓国語をやってたんですよ、今年の頭にね、
参加者 1 07:32
もう突出しましたね。あ、それはいいんですけど、そこにさあ、なんか夫も、夫に、なんか誕生日プレゼントこれあげる。みたいな感じで、2人でファミリープラン入っちゃおうみたいな感じで、 結構な額をね、払ってたから、なんか逆に、語学学習っていうのは、こういうお金がかかるものなんだっていう、月1000円ぐらいは払うんだ。ずっとここにいるわけじゃないし、多分さ、年間では払わないけど、 ちょっとスティーブにね、お父さんにそっくりなスティーブに払ってみようじゃないかと思って始めたんですよ。それで今、45日とか6日目かな。
参加者 1 07:59
無事ね、無事続いてます。今回は、ちょっとそのアプリ、みんなに進めるにはちょっと癖が、 癖がありすぎて、ちょっとここでね、いちいちみんなすごい語学やりたいと思って聞いてるわけじゃないと思うから、このラジオをここでは紹介しないんですけど、 続いてますね。それで、あれじゃないですか、前、語学会やった時に、子供の幼稚園のクラスの英語と中国語しか喋れないお母さんがいるから、喋れるようになりたいっていう。
参加者 1 08:21
そしたら英語が、英語が喋れればそのお母さんと喋れるのになっていう話をしたんですけど、私、とうとうね、お話できたんですよ。そのお母さんと会話。
マイファーストイングリッシュカンバセーションですよ。すいません。
そういう、そういうのやってさ、すごい感動してさ、すごい、私、今まで一言も英語なんて喋れなかったけど、喋れるようになったと思ってさあ。
参加者 1 08:42
なのでね、来年、私、語学、今度こそね、その思い込みでやってきた語学の天才をね、思い込みじゃなくしたいと思っているんですよ。
言っちゃった。まあ、それが私の2024年の目標です。それで、それで、そうそうそう、その、 さらにさ、その、だから、ジオゲッサのそもそもおかげで、ここに、その、英語学習もう1度ってとこにたどり着いたのみならずですよ。
参加者 1 09:05
のみならず、やっぱ、その、英語のコンテンツが、私が好きなコンテンツが足りない問題を前喋ったんですけど、その味って、洋画好きじゃないか、ヨドラとかも全然はまんないたちで、そんで、本とかもさ、なんかあんまりピンと来ないみたいな感じだったんですけど、 英語でminecraftの実況を見るっていうのをやったらさ、めっちゃ楽しくて、それもあって、続いてんですよね。すごい英語があると、マイクラ実況を、今まではhikakinぐらいしか、別にいろんな方がやってるんですけど、ちょっとノリがね、ノリが色々あるからさ、
参加者 1 09:29
自分の好きなノリのマイクラ実況吠えてさ、すごい嬉しいんですよね。それもすごいモチベーション維持に繋がってて。
だから、今年のそのゲームをがっつり2つやったっていうことが、結局ね、英語学習の方に 結実してきて、うわあ、よかったって思ってんですよ。なんかこう、流れがね、ちゃんとな。ただ、なんかやっぱ、マイクラしてる最中はさ、最初の頃は純粋に楽しかったけど、なんか途中からは、
参加者 1 09:51
私こんなことしてていいのかな。っていう気持ちに若干なってたから、そのね、やりすぎてる、ゲームに時間をかけすぎてるって思ってたけど、やっぱ、うん、 私、多分あれだわ、遊んだ分の時間と同じだけしか勉強できない。
いっぱい遊んだら後に勉強するけど、なんかその遊び貯金が尽きると多分また遊びたくなるのかなっていう感じがしますね。ま、とにかく遊び貯金をめっちゃ作ったからここで勉強できてる気もします。
参加者 1 10:16
ほんと今用でめっちゃ勉強してますよ。 ガチで。そんなわけで、まあざっくり今年を振り返りつつ、来年は語学を頑張るみたいなことを今喋ったんですけど、ここからはちょっとお便りを見ながらね。なんか全部言いたいこと全部言ってないような気がするけど、 結構今回長めのお便りをいくつかいただいてるので、そちら読みつつ、こう言い残しの雑談にうまく持っていけたらなと思います。ちょっとお便りこっからお読みします。
参加者 1 10:39
東京都30代女性ぼた雪さんからいただいたお便りです。としまみほさん、こんばんは。こんばんは。
唐突ですが、雁須磨子さんの漫画あした、死ぬにはを読まれたことはありますか。読まれていたら感想を伺ってみたいなと思いお便りしました。
未読でかつ気が向いていただけましたら、line漫画やピッコまで途中まで無料で読めるので、お口に合うかどうかチェックしてみチェックしてみていただければ嬉しいです。図々しくすみません。当然本当にあくまで気が向いたらで、お辞儀の絵文字でリンクまでご丁寧に貼ってくださってます。
参加者 1 11:04
雁須磨子のあした、死ぬにはこれ。私ね、1巻はね、元々持ってましたね。お便り読む前から。だいぶ前に発売されてすぐ買ったんですけど、実はですね、続きを読んでなかったんですよ。
なんかまあ、ちょっと待って。その話は後にして、そのざっくり内容を紹介すると、なんか42歳の主人公が こう、非常に、いわゆるバリキャリっていうさ、その、結婚して、こど、子供がいるっていう人たちじゃないけど、その、独身だけれどもすごく働いて、自分のやりがいある仕事をして、すごい好きなことをして、42になったと。そんで、まあ、でも、ちょっと、仕事がちょっと大変だったりとか、
参加者 1 11:36
なんか、結婚すればよかったみたいなのは、その人は出てこないですね。主人公はね、本名さんって言うんですけど、本名さん、名字が本名なんですよね。変わった苗字だね。なんか、でも、その子がこう、 逆に、主婦で子持ちの同級生と会ったりとか、まあ、そこに、さらにこう、複数人物が加わってきたりとか、ま、そういう、なんていうのかな、日常物なんだけど、えっと、派手に、こう、人生の気道までも、人生の軌道あるよな、 なんかこう、40になって、色々体の調子も悪くなってきて、なんかいろんなことがね、身辺にも起こるけれども、なんかどうやっていこうかっていうか、
参加者 1 12:05
ま、そういう漫画なんですよね。全4巻です。オムニバス形式で各話で主人公が変わるのですが、私はカレーあるあるが面白かったです。
例えば、若い頃な重要なことならリマインドなしでも忘れなかったのに、今は大事なことも余裕で忘れるというところです。また、鳴神さんというキャラクターが主役の7話のラストがぐっときました。
私はバリキャリもご家庭持ちも自分とは遠いからこそ、ふわっと楽しめましたが、商業作家の経験や、実際に結婚されてお子さんを育てていてリアルを知っているトシさんからすると見方が変わりそうだななど、もし感想を聞けたら嬉しいです。
参加者 1 12:32
お忙しい方にすみません。負担になりそうだったらお頼りなかったことにしていただきたいです。そんな、そんな、そんな。もう恐縮ですよ。
ちなみに私120点だからという漫画も最近はまってます。以前の回でも触れられていたクソデカ感情ここに極まれりという感じです。
こっちのワタシ、120点だからの本、検索してみたんですけど、これがクソでか感情になるんだね。ちょっと若干ネタバレかもしれないね。こっちもね、絵が綺麗で読みやすそうでしたね。
参加者 1 12:54
ちょっと、まあ、でも、今回は、その、カリさんの方の漫画に話を絞っていこうかと思うんですけども。ま、そういうさ、いわゆる、そういうバリバリの40代の女性が主人公であれば、その同級生と再会するっていうのに、なんか、昔の友達と会うっていうのに、相手を主婦、 専業主婦で、子、子供持ってるっていう人置くのは、ま、普通じゃないですか。
なんですけど、やっぱさ、そこはもう、さすが雁須磨子だなって思うんですけど、だ、3人目の、やっぱ同級生の女の子として、何も持たざるものが出てくるんですよね。それが、この、鳴神さんっていうキャラクターで、
参加者 1 13:21
その、一応さ、その、主人公の本名さんと、なんかさ、主っていうほどでもない、意外とそんなに話がなかったんですけど、その、主婦の子の方の 話と、え、それぞれわかりやすいカードをさ、登場人物が持ってるわけじゃないですか。その、バリキャリー、専業主婦みたいなの。でも、その、第3人目のさ、ナルカミさんはさ、どっちもないのよ。
仕事もさ、なんか、バイトくらいはしてたけど、もう40過ぎたら、雇われ先がなくなって、その、人生、ちょっと、20代で、すごい大きくね、踏みは、ふみは、自分のせいじゃないんだよね。ちょっと
参加者 1 13:47
ね、トラブルがあって、死にかけて、そっから持ち直せないでいるんですよね。そんで、結婚もしてないし、まあ彼氏がいるとか、もう別に一切ないっていう感じなんですけど、 その話をさ、なんかさらっと、その、行業式じゃなくてさ、本当さらっと入れてくる感じがすごいなと思って。
私も7は確かに染みましたけど、ラストが染みるっていう染み方は、なんか私は結構、え。まじで。みたいな感じで思ったな
参加者 1 14:10
ね、あれも全身なんだろうか。ちょっと読んでない人にはわかんなくて、すいません。なんかまあさあ、読んで、すごいやっぱ色々感じましたね。あ、ちなみにさっきのさ、なんで1巻だけで読んでなかったかっていう話は、私は雁須磨子のすごいま、ファンなんですよね。
もういつから読んでるかって言うと、もう最初の連載から読んでるという認識。もうさ、本当に何十年、30年になるのかな。
なんかそういうくらいさ、ずっと読んできて好きでさ、なんかでもこの明日死ぬにはって売れたじゃないですか。その、その、なんて言うのかな、今までさ、
参加者 1 14:40
なんかすごい雁先生の漫画いいけど、まあちょっとカリ先生の、ちょっとみんなにわかんないかなみたいなさ、そういうすごいおごりがやっぱりあったんですよね、私の中にね。
だから、なんか、すごい、そのさ、1巻を買ったけど、その後、すごい数字がさ、その、ま、amazonのレビュー数とかですけど、伸びてて、なんか、どっかで紹介されたらしく、 話題が、こうね、目に入るようになって、なんか、なんていうのかな、その、複雑な気持ち。昔からのファンの、でも、複雑じゃないですよね。別に、なんか、その、カ先生に対して何かっていうことじゃなくて、嫉妬とかではもちろんなくて、なんか、そうじゃなくて、やっぱり、
参加者 1 15:08
みんなに、わかっちゃったっていうショックからでしょうかね、なんか、そういう、自分の奢りをさ、直視するのが嫌でさ、なんか2巻以降ね、買ってなかったんですよ。
ちょっと恥ずかしい話で、ちょっと若干顔に汗かいてるんですけど、でもさ、そうやって、なんていうの、いや、私しかわかんないんだよね、みたいな感じで、 何十年はさ、やっぱないね。そ、やっぱりさ、すごいすごいとこまでさ、雁先生は来てたよ。そりゃみんなに届くよっていう
参加者 1 15:32
内容でした。これちょっとみんな、みんな読んでほしいなあ。みんなとは言わないですけど、なんか漫画ある程度好きな人だったら、みんな読んでほしいなっていう作品でしたね。
でもそういうさ、三者三様のさ、人生があって、やっぱそれぞれさ、なんていうの、リアリティを感じる。
オタユキさんは、なんか私がその両方経験してんじゃないかって、そういうバリキャリ側と主婦側と、両方やったんじゃないかなっていう風に書いてくれてましたけど、私読んだ時、逆にさ、
参加者 1 15:56
私はどっかでさ、やっぱメンタリティが鳴神さんだなっていう風に思いましたね。その人から見た立場がどうであれさ、なんか今の形がどうであれさ、やっぱこの鳴神さんってすごい。今はさ、ふらふらパチンコ屋に行くぐらいしかすることがないっていう 感じなんだけど、 私もさ、この間、ちょっと用事があってね、町田に行ったんですよね。用事があっていうか、若干、若干、こう、休暇というかさ、また休暇をもらって、ちょっと訳あってね、今、このタイミングでもらったんですけど。あと、マチダは、一応、夫の故郷、
参加者 1 16:20
故郷、故郷って言ったら怒られるかな、おこ、怒んないですけど、故郷っていうか、まあ、育った場所で、まあ、そこに行ったんですよね。そんで、自由な時間をちょっと過ごしてきたんですけど、 すっごいさ、なんていうの、平日のお昼前に、その、ぷらぷら、こう、ゲーセンをさ、ゲーセンから、ゲーセンにさ、その、回遊しちゃってさ、それが、なんていうのかな、なんか不自然なことじゃなくて、やっぱ自分にとってすごい自然なことしている 気がするんですよね。なんだろうね、
参加者 1 16:46
すごいゲーセン。平日昼間のゲーセンって、やっぱなんだかわかんないような大人がいっぱいいてさ、若者だけじゃないんですよね、やっぱ。どこ行ってもそうだと思うけど、秋田だとすごいおじいちゃんおばあちゃんが多かったりするんだけど、そうじゃなくて、 まあ、私ぐらいの人、 ま、女の人で、1人で、みたいな人も結構いてさ、みんなそれぞれが、こう、正体不明なのか、その、そこにいる感じ。その肩書きは本当はわかんない。私みたいに
参加者 1 17:06
こう、本当は主婦でさ、子供と離れてると、その肩書きが見えなくなるって、見えなくなってるだけなのかもしれないけど、そういう、なんか、ぼわっとしたさ、なんかこう、魚の群を離れた魚みたいなさ、 なんか岩陰みたいかな。ごめんなさい、わけわかんないこと言ってな、なんか���当、うん、でも、そういう人にも人生があるっていうかさ、私みたいなものにも、 それぞれ、それぞれの人生って言うと、ちょっとね、決まりきったモンきり型の言い方かもしれないですけど、誰がいいとか悪いってこともなく、
参加者 1 17:33
私はわかんないけど、そう、結局、バリキャリは1番遠いと思ったね。それはやっぱ、私はこの世界では今は全然生きてないからさ、それ���星に戻ることも、もう決してないだろうから。なんか、 そういうのは本当っぽいけど、本当かどうかわかんないけど、でもね、リアリティがあるなと思ったし、本当にリアルかどうかわからんけどさ、リアルっぽさがリアリティだからさ、 そういうのを浮かんでみてさ、すごい。うん、なんかこう、じんわりした気持ちになるよね。なんか、あんまりほっこりした話でもないんですけど。
参加者 1 17:58
うん、そうなのよ。ほっこりはしてないのよ。なんかこう、さっくりさっくり、スパーンみたいなさ、刀で切ってくるみたいなとこもあんだけど、でも、うん、色々考えちゃいますよね。
人生の残り時間とかもね。 ちょっと本とまとまってない感想ですみませんが、こんなところで。ぼた雪さん、よろしいでしょうか。なんか、と、ととさ、なんか話しちゃったけど、うん、なんかこう、私は主婦ではあるんだけどさ、
参加者 1 18:20
うん、いまだにこう、絶対、日本中のどの主婦よりも、こう、スキルが低くて、何もできてないなっていう気持ちが全然消えないし、 やっぱりこう、自分の中心を主婦業として全然捉えられないんですよね。
その、さっきもさ、今年を振り返るでさ、もう今年はマイクラだと1月とか言ってるぐらいだからさ、なんか、なんていうの。
参加者 1 18:39
そこでさ、本当にさ、子育てに全てをさ、全てって言ったらあれだけど、たくさん費やして、手をかけて、心も、心じゃないけど、その思考、時間もかけてるような人だったらさ、 今年はなんとかちゃんがあれできるようになってよかったわとか、なんかこうこう、こんなことがあったわねって思うのかなと思ったり。それとも、そんなことないのかな。
その、じゃなくて、もうちょっとずれてて、そのママ友と、こんなことしたな、あんなことしたな、少し自分の世界が広がったなみたいな、パートもしたな、みたいな風に思うのかもしんないけど、なんか、
参加者 1 19:04
なんか、そういう風にさ、色々想像しちゃうっていうか。逆にさ、なんか、私の主婦業としての1年の振り返りが、これっていうのはさ、なんか、やっぱ、 おかしいんじゃね。おかしい。なんかおかしいって言い方もね、同じことしてる人に悪いから、ちょっとそれはないけど、なんかこう、うーん、やっぱり、罪悪感までいかないけど、なんかこう、 劣等感みたいなの、やっぱ感じますね。なんか、こんなことでいいんだろうか、みたいな。
参加者 1 19:27
うん、でも、さっきも言いましたけど、なんか、でも、自分はバリキャリの道に戻るべき人間だみたいな考えがもっとなくてさ、 なんかもう私、本当に2足の字が嫌いなんですよね。そのバタバタ、バタバタと1日を過ごすってのはさ、多分絶対無理。そのいっぱいいっぱいみたいのが無理って思うから、子供がいながらにしてね。いっぱい働いてるお母さんもいるし ね、一生懸命やってる人もさ、自分のやりたいことだったり、やりたくないことだったり、それぞれあると思うけど、そういうなんか並行して何かをするっていうのはさ、自分のキャパシティでは確実に無理であるって思ってんですよね。
参加者 1 19:55
だから、そういう道に憧れたいとかいう気持ちもなくて、大変だなっていう、それしかなくてさ。だから、なんなんなんだろうっていう気持ちも今正直あるんですよね。
本当本当、仕事したいって話じゃないですけど、ちょっと私に仕事を持ってこないでください。なんかもうその、え、仕事したいんだ。みたいな、えー、じゃあこんなこともやってくれるのかな。みたいなさ。こんな下働きでもなんでもやってくれるかしら。みたいなのもらっても困る。やらない。
なんか無理。この生活、仕事とかマジで無理。うん、本当、解説も書いて思ったけど、もう無理無理無理の無理でしたね。
参加者 1 20:23
だからさ、そういう風になりたいわけじゃないんだけど、でも、なんか、こうやってさ、ゲーセンも、回遊してても、やばいなっていう気持ちもあるわけですよ ね。だから、こう、それをさ、埋めるようにして、英語をやってんだよね。多分ね、なんか、度々、語学っていうのはさ、そのさ、典型のように吸ってくるわけ、いつも、 なんか、でも、それ、うん、それをやってまで、人生が開けると思ってるわけでもないっていうかさ、なんか、その、toeicでの、TOEFLだの、よくわかんないけど、私、全然、マジでさ、資格について、調べたことないんだけど、ま、そういうの目指すって言ってもさ、私は、その、過敏性腸症候群だからさ、試験を、そもそも決まった場所で受けることができないんですよね。
だからさ、何もそういうのも取れないし。だから、本当に英語をやったからって、多分何にもならないんだよね。でも、なんかこう、せめてものさ、 せめてもうこれをやってれば気が済むかなっていうことをやっちゃうんだよね。楽しい側面もあるんだけど、もちろん、その、マイクラの実況が見れるとかさ、でも、なんか
参加者 1 21:16
いいのかなっていう迷いもね、今んとこありますね。本当、40過ぎるといろんなことを思うよ。思いますね。
ちょっと、じゃあこんな、なんか愚痴っぽい感じになってすいません。次のお便り読ませていただきます。
次はですね、関東30代のジャズシャンソン歌手、新春シャンソンショーさんからのお便りです。
参加者 1 21:33
としまさん、こんにちは。こんにちは。自分の天国みたいな場所を考えてみました。天国みたいな場所の会のご感想をね。みんなの天国みたいな場所知りたいっていうののお答えですね。ありがとうございます。
雪の降る静かな朝。雪かきしなきゃと思いつつも、もうあと5分と2度寝を決め込んだ布団の中です。これはもう解説なくてもここだけでわかる。ってなるよね。その雪国民としてはね。
寒いけど暖かい、静か、1人現実逃避中など、なんか大な人間だなと痛感。
参加者 1 21:57
昔宮城に住んでいた頃の冬のイメージですが、場所というよりその時間と空間が天国として自分が想起するもので、場所単体だと難しいものですね。
ね。ちょっと違う視点からこうやってお便りいただきました。なるほどなって思いましたね。その、特別な私は場所でさ、その、赤羽だとか色々答えたけど、場所とかじゃなくてもうシチュエーションなんだよっていう。確かにそれもある。
お便り戻ります。
参加者 1 22:16
というか、今まさに寒くなってきたからこういう回答なのかもと思ったり。3ヶ月前だったらクーラーガンガンに効かせてタオルケットにくるまった日曜の昼下がり。とか答える気もしました。やっぱり寝てる。ただ、 年取って、場所よりも時間の方が貴重だと思うようになった気がします。なるほど。高校時代に質問されたら無限の胃袋を持った状態でのスーパーとか答えてそう。
色々考えたものの、結局食欲が睡眠欲に帰結するのですね。
参加者 1 22:38
なんか本に現れていない自分無念。というお便りでした。ありがとうございます。本当にね。確かにさ、場所よりも時間の方が貴重。それはそうかも。
あー、でも私もまあね、布団好きですよ。そのさ、日中さ、その、今日は寝るぞって決めて、もう子供を送った後、布団に 布団に入っていってね。耳にはもうあれよ、イヤホン入れてさ、なんか衛星丸とかtbでさ、漁ってる時間、そして目を閉じた瞬間みたいなのめっちゃ好きよ。めっちゃ好き。本当、やる気がない。
参加者 1 23:07
でもね、きっと。でも、ジャズシャンソン歌手、新春シャンソン長さん、また嫌な人間じゃないと思いますよ。前回のお便りからすぐに。どうもありがとうございました。じゃあ、次のお便り、またお読みしたいと思います。
これは結構長めでですね。うん、ちょっとだけはしょらせてもらいましょうかね。東京都36歳、ヒロさんからのお便りです。
としまさん、こんにちは。ラジオネームヒロと申します。こんにちは。東京都36歳男です。第36回で構成についての質問にご回答いただきありがとうございました。いえいえですよ。
参加者 1 23:32
第20回で月刊歌謡曲という音楽雑誌を毎月読まれていたと言及されていましたが、自分も一時期買っていました。
毎月新婦とその歌詞をチェックするために読んでいたとのお話に、あの雑誌をそういう目的で買っていた人がいるのかと目からうでした。
自分は学生時代にバンドをやっていて、キーボード兼作曲の担当だったのですが、ギターに触ったことがなかったため、タブフというギター用の譜面を書くことができませんでした。
参加者 1 23:52
ギターの譜面って、あの、なんか指押さえずやつ。え、でもそうなのかな。どうだろう。
なので、紙面に掲載されている結果用のね、掲載されているメロディとコードだけ楽譜、過去リードシートと呼ばれるものからタブ譜に起こす練習のためだったり、作曲の参考になりそうな楽譜が掲載されている号だけ結果を取っていました。
意味わかります。これ。なんかギターの人のためにさ、なんかその結果用にさ、ギター用の譜面が載っているわけではない。たまにあるんですけどね。なんか私が読んでた時はさ、ギター。ギター特集みたいなので、なんか本当弾き語り。そうそう、弾き語りブックみたいなのついてて、その時流行ってた曲がひたすら弾き語りできるみたいなさがね、曲の集が別冊でついてる時があった。
なんかああいうのを自分が起こさなきゃいけない。それを練習しなきゃいけない。なるほどね、そう。逆にね、こっちはえ。そういう目的なんだ。っていう感じなんですけど、 隠して自分の中での結果は、ここ最近の曲の楽譜が載っている演奏者向けの雑誌という認識でした。なので、新譜や歌詞をチェックするために買う人がいるのかと驚きでした。
参加者 1 24:46
いや、本当、それぞれ意外とそんな理由で読んでた方もいたんですね。私は逆にこう、結界を素人が読むやつだと思ってて。
なんかファンがさ、ファンがチェックするみたいなさ。だって、それこそ、そのお便りコーナーの雰囲気で考えてたから、へーそうなんだっていう感じですね。
あれに近い。私のイメージはさ、今の歌ってみたみたいな感じ。その、
参加者 1 25:04
ま、私が、私は最もその、浅い方の読者だけど、その、1番ただのリスナーに近いってか、ただのリスナーである読者だけど、 もうちょっとやってたとしても、その、既存の曲を、なんかこう、ちょっと弾いて歌ってみたいなみたいな人が読むものであって、なんかバンドをさ、マジでやってる人は読まないんじゃないかなって思ってたんですけど、読んでらしたんですね。さんはね、 ちょっと多少この後はしょらせていただきます。すいません。私はね、ありがたく読ませていただきました。
参加者 1 25:26
そこで質問です。としまさんは曲を聴く時に歌詞を重視されているのかなと。番組の最後の曲紹介コーナーのコメントからもお見受けしますが、メロディーとしてこの曲が好きという基準だとどんな曲を紹介されますか。
歌詞と曲は不可分だとも思うので、ナンセンスな質問かもしれませんが、もしよかったら教えてください。
答えづらいようでしたが、つい口ずさんでしまう曲など。以前スポティファイのコロンビアチャートが肌に合うとのことで、バットバニーの米国に紹介されていたのが面白かったです。トシさんがレゲトン聞くの衝撃でした
参加者 1 25:49
ね。その話しましたね。 歌詞そうなんですよね。私本当ずっとさ、最後の曲紹介コーナーやってるのにさ、歌詞をさ、超メインで喋っちゃうよね。メロディーはおまけ程度に触れる時はあるけどさ、ここのここがいいんだよねみたいな、あんまりマニアックなさ、メロディとかアレンジとかの話を。アレンジはまあ本当素人だから無理だけど、 全然してないですよね。でもさ、確かにこのヒロさんのおっし��る通りで、歌詞と曲を文にしてさ、好きな曲考えようって言っても結構難しかったですね。
参加者 1 26:14
なんか逆に、本当に歌詞に全く共感してないけど曲が好きなやつとかさ、まああげるしかない。
あとは、もしくは洋楽とか、その、英語の歌詞全然わかんないけど、もうメロディーが好きなんだよね、みたいなの。
でもそれってやっぱり歌詞も好きな曲に比べると愛情が踊っちゃってさ、結局よくわかんなかったんで、一応その口ずさんでしまう曲でお答えするとですね、
参加者 1 26:35
私、なんかキッチンにいる時にさ、結構口をついて出ちゃう曲があって、尾崎豊のさ、iloveyouなんですよね。
なんなんなんでしょうね、あれ。自分でもなんでなんだろうって思うんですけど、気づくとさ、歌ってんですよ、なんかめっちゃ、なぜか歌ってしまう。全然、なんかこう、共感するような曲じゃない。
なんか結構さ、これ、歌詞、あれじゃないですか、その、アダルトな性交渉中の曲じゃないですか。その、1番に書いてえばさ、ちょっと2番以降どうなってるかあんまり知らないんですけど、
参加者 1 26:59
なんか、でもさ、それはなぜか料理、珍しくこう、キッチン立てながら作業しているとさ、出てくるっていうね。そんぐらいかな。
ちょっとお便り選んで、もうちょっとお呼び。お呼びしますね。ちょっと、だいぶはしょっちゃってすいません。
以前彼女を家に呼んだ時に、ここは無理な曲を流したろうとitunesのプレイリストを自作して流していたところ、彼女になんで別れの曲ばっかり流すん。別れたいん。と歌詞を無視した失恋ソングのオンパレードの選曲にドン引きされたことがあります。
参加者 1 27:23
そういえばその時も意外とみんなちゃんと歌詞を聞いてるんだなとびっくりしたことを思い出しましたな。にはなりましたが、もしよろしければ教えください。とのことです。これは思うよ。そりゃ思うよ。
でもね、それ全然聞いてない人もいるんですね。さすがにそればっかりだと意味深になるかな。
私もなんか夫とさ、初めて会った時も、音楽の話じゃなくて申し訳ないんですけど、初めて会った時にこう、初めて会ったじゃないや、なんか初めてさ、家行った時にさ、なんか
参加者 1 27:45
で映画見ようよみたいな言われてさ、見せられたのがアナ雪だったんですよね。アナ雪。アナ雪だよ。なんかその、運命の人に出会ったと思ったけど、詐欺だったっていうさ、それさ え、これこれも詐欺なの。みたいな感じになっちゃったから、それと似てると思いました。
うん。あとね、そうそう、曲が好きで言うと、その、ちょっとjpopから離れちゃうんですけど、このpodcastで流れてる曲あるじゃないですか。まあ、その、いわゆる
参加者 1 28:08
著作権フリーのさ、使用し放題の曲の中から、youtubeでそういうのを探して、フリーbgmっていうので検索して、ぱっと割と早めに出てきた曲を、 そのよかったやつがズキスズキさんっていう、今使ってるpgmの方のやつだったんで、そこをこう掘って、あ、これちょうどいいなっていうのを探して今使ってるんですけど、 結構早く決めちゃったからさ、とはいえ、他の人のbgmもあるのでは。って思って、たまに検索しちゃうんですよね。youtubeでフリーbgmね。あと、ほら、その、
参加者 1 28:32
ズキさんの、スズキさんっていう、訳し方いいのかわかんないですけど、その、とにかく月さんの曲を聞いてる時に、右っ側にさ、おすすめとして他の方のフリーbgmが並んだりもするんですよね。
そうすると、こう、サムネが可愛かったりすると、え、これも聞いてみようってなって押すんだけど、 なんかやっぱ、あた、だいぶ月さんの曲じゃないと嫌なんだなって。これがいいと思ってんだなって発見しますね。なんか
参加者 1 28:52
他のやつを、あ、これいいわみたいな。これ使いたいってならないんですよ。だから結構これ、純粋にメロディーが好きかもしれないですね。この方のメロディーが。全体的に ちょっと余談部分、なんか余談がね、たくさん書いてあって、その余談部分には今もね、このヒロさんが作曲をされているということが書かれていてね、ヒロさんはどんな曲を書かれているんだろうかと思いましたね。
どうもヒロさん、お便りありがとうございました。答えもすごい長くなっちゃってすいませんでした。
参加者 1 29:21
さっきはね、なんかちょっと暗い話も、暗いっぽい話もしちゃったんですけど、別にこう、私がさ、その、人生を悲観してるわけじゃなくて、なんか、こんなはずじゃなかったみたいなこと思ってるわけじゃなくて、なんかこう、あれなんですよね、見通しが立たないだけでさ、 なんていうの、まあ、見通し立たない方が、自分は合ってるなっていう風にも思うんですよね。
なんだろう、その、計画通りにちゃんとやるとかさ、目標がちゃんと決まってて、そこに向けて計画的にやっていくとかっていう感じでは、やっぱりないからさ、
参加者 1 29:47
時々、なんかそういうことができるような気にさ、なっちゃう時もあるんだけど、なんか、資格とか取れるんじゃないか、頑張れば。って思っちゃう時もあるけど、なんか、基本的にはさ、ん。なんか、そういうのよりも、まあ、好きなこととか、目の前にあることを、ぼちぼちやっていって、 なんかこう、流れに乗るっていうかさ、なんでもなんでも、最近さ、もう、流れでって言うんですよね。流れ、流れて、なんか、夫に、なんか、どうしたらいいの。どうなりたいの。とか言われてもさ、 あー、流れて。みたいな感じでさ、本当、何かにこうさ、その、立ち向かう感じの力はないかもしんないけどさ、そうやって、流れに乗ってるやつにはさ。
参加者 1 30:17
でも、その代わりに、変化には強いっていうか。ま、変化前提だからね、 なんか何かが変わって、またね、いろんなことが起きるかもしれない。良くも悪くも、またいろんなことがあるさ。2024年がやってくると思うんで、うちはね、ちょっとまあ、引っ越し もう控えてたりとか、引っ越すかわかんないんですけど、多分引っ越すみたいな状況になってるんですよね。なんかそれで、多分、環境も大きく変化していくと思うし。だからね、
参加者 1 30:39
なんなんだろう、もう自分に言い聞かせてる感じなんだろう ね。だから、そういう変化があっても、まあ、好きなことをやってれば大丈夫だろうっていう気持ちもあったりしますね。だから、暗くないので大丈夫ですよ。皆さん、ご心配なさらないでください。
じゃあこの辺で本日の曲紹介コーナー行きたいと思います。
参加者 1 30:55
えっとですね、この番組ではい��もpop好きな私が話にまつわるj-popの曲を1曲紹介して、spotifyのミュージックplus機能で聞いていただくっていうことをやってるんですけど、 今日はね、例外的にj-popじゃないことにしますね。なんか年末だしさ、気分的にね。次は結構肩が決まったかで、多分あれだと思う曲紹介できないかもしんないから、そのボリューム的に 今回が今年最後の曲紹介だと思ってさせていただきます。
参加者 1 31:20
今日ご紹介するのはですね、さっきのね、ヒロさんのお便りからの話で、この番組で使用しているね、使用させてもらってるbgmを作ってる月スズキさんの曲から1曲ご紹介したいと思います。
ズキス好きって、あの、いつも概要欄見てない人はわかんないと思うんですけど、アルファベットで全部小文字です。普通にローマ字表記でズキス好きって書いてるんですよね。
ね、なんか変な名前って思うけど頭には残りますよね。で、ご紹介したい曲がですね、そのオープニングとエンディング、2回流してますけど、1回の中で、
参加者 1 31:48
どっちでもなくて、ちょっと、何回か、前の回で、ちらっとのエンディングに、こう、そっと忍ばせたことがあるんですけど、アットザ、ライブラリーっていう 曲を聞いてもらおうと思います。なんかこう、この方は、フリーbgmをたくさん、こう、youtubeにアップしてて、 なんか本当にさ、週、週何回かな、なんか、ちゃんと更新をね、意識してなくて、ちょっと申し訳ないんですけど、フォローしてるからさ、なんか、新曲が出るたびに、私は1回は聞くんですよね、
参加者 1 32:12
なんか、そんで、またね、機会があったら変えようかなと思ったりもしてるけど、本当になんか、この方の作るbgmってなか上手にbgmなんですよね。
なんていうのかな、やっぱりね、bgmって言っても、なんかうるさすぎると話の邪魔になるし、かと言って、なんか単調すぎても、なんかこう、心地良さとして薄れちゃうから、少し動きがあるけど、まあ穏やかぐらいがいいなっていう風に私は考えてて、ちょうどそこにはまる曲も作ってらっしゃるんですよね。なんかもうちょっと軽快だったりとか、
参加者 1 32:28
なんかもうちょっと元気、もっと使えそうな曲もあったり、なんかゲームのちょっとミステリアスなシーンで使えそうな曲もあったり、こう、需要を考えて非常に作ってらっしゃるのかなっていう感じの方なんですけど、その中で、なんていうのかな、結構よくある、youtubでフリーbgm、あんまみんな検索しないと思うからご存じないかもしんないですけど、 何分耐久っていうタイトルが入ったbgmってあって、なんていうの。同じ曲のループでずっと30分か1時間ぐらい流すっていうのがあるんですよね。
参加者 1 32:43
多分ですけど。それってなんか学生さんの勉強、授業に答えてるっぽい。あ、わかんないですけどね。でもコメント欄見ると、今回はこれでテスト勉強頑張りますみたいなこと書いてるからさ、なんか、その権利フリーじゃなくていいんだけど、そうやって聞く曲は、 でも、なんか、なかなかおしゃれなbgmとかってさ、探すの難しいから、なんかyoutubでも、ぱっとbgmって検索して、そこに上がったのを、なんか流すみたいな、そういうことしてる学生さんもいるらしいんですよね。なんか、へ。ですよね。時代が違う
参加者 1 32:59
ね。私はすごいさ、ドラクエのさんと、すいません、ドラクエのさんとさ、勉強したりさ、なんかそういう、大体、あとね、アニメのさんとだとか、大の大冒険の、ちゃんと冒険、冒険に冒険してないよ。勉強したりとかしてたのにね、今の子は、こういう、なんか、おしゃれなミュージックで勉強できるんだなって思いますけど。
ま、その中の、このタイトルね、アットドライブだい。図書館でっていう曲でさ、ま、元々、こう、この曲は、なんか、聞いた時に、好きだなと思ってね、しかも、図書館がみかと思って、
参加者 1 33:15
記憶に残ってたんですけど、ちょっと展開が多いから、その、bgmに、私のトットキャストのbgmとして使うには、若干、起伏があるかなという感じで、いつものと入れ替えたりはしてないんですけど、なんか、そうやって、その、ね、レギュラーに流したりはしました。
参加者 1 33:24
で、この図書館がさ、なんで今回選んだかって言うと、あれなんですよね、マダに行ったって話をさっきしましたけど、その、夫の思い出の地を見てこようと思って。なんか、でも、夫にね、マダで行ってほしいとこある。って聞いても、なんか、いや、別にないみたいな、全部忘れたみたいなこと言ってたんですけど、うん、でもまあ、図書館とクオフぐらいかな、こってのはって言って、 あくさんも、私、ちょっと今回、英語の勉強のために、あの、待ってて、非常に大きいので、そこで、なんか要所が安く売られてるっていう情報を得てさ、その、養所って、結構普通に流通してるの。買うとめっちゃ高いじゃないですか。
参加者 1 33:42
でも、なんか、その、ブックオフのすごい大きな店舗に行くと、ある時もあるみたいなことを聞きつけて、えー、そこに、町田に行くことにした。そこに、その、そこに行くのは、町田く目的だった���ですけど、ブックオフ行くとして、図書館かと思って、 まあ、なんとなく、そっちも行ってみたんですよね。本当、あれです、その、借りたりできないから、本を借りたりはできないから、本当に、ちょっと、あ、入って、ちょっと歩いてみたいな感じですけど、 そこに行ってみてさ、すごいびっくりしたことが1つあって、その、私、前に自分の故郷の図書館を紹介したじゃないですか。天国みたいな場所の会かな、
参加者 1 34:02
なんか、それで、地元の図書館、故郷の図書館が、95年の9年か96年にでたんだけど、そこができた時に、すごいと。なんかこう、フォールの4階にあって、なんか町で1番大きな高い建物だから、すごい視界が抜けてて、ちょっと他の図書館と違うよねって、なんか視界が抜けてる図書館ってなかなかないよねっていう話をしたんですけど、この町だしい土中央図書館も、司会抜けてたんですよね。4階に入り口があるのも同じでさ、 なんかそこに、実際、なんか誓いの抜けがいいみたいな、ちょっと見晴らしたいなこと、夫に聞いてはいたんですけど、なんか実際自分が立ってみた時に、わ、本当だ。と思って、
参加者 1 34:21
なんかこう、自分で勝手に運命みたいなりましたね。すいません、すいません。でね、だから、そんなね、それぞれの図書館、自分の好きな図書館などを思い浮かべながら聞いていただければと思います。
で、これですね、あの、いつも通り、あれで、spotifyの機能で流そうとしたんですけど、このskさんもさ、spotifyの曲、曲を出してらっしゃるから、
参加者 1 34:33
なんかできんのかなと思ったら、結構ちゃんとさ、アルバムに年1ぐらいでまとめてあって、そのyotubeの曲をそのままこう流してるわけじゃなかったんですよね。だから、このアットザ、ライブラリーという曲がまだ入ってなくて。で、それができたらさ、多少何とも、こう、再生数を回して、こう、還元できるかなと思ったんですけど、ダメだったので、ちょっと 申し訳ないんですけど、ここにね、挟んで、このまま音楽ファイルとしてこの中に入れて聞いていただこうと思います。だから、今回はspotifyの有力プラゃない方でも全部聞けることになります。
参加者 1 34:49
で、なんかこういうさ、bgmを聞く機会ってなかなかないかなと思うんですけど、気が向かれましたらね、ぜひ、なんか最後まで、あ、こういう曲なんだなと 聞いていただければ。そして、私の使ってるさ、bgmも、なんか探すとさ、youtubeとかで探したら、そのまま全部聞けるので、なんか、こ、今回聞いていいなって思った方は、そっちもね、1回全部聞いてみてくださると嬉しいです。じゃあね、最後になりましたけど、実はこれはすごいね。これで取ってたので、今日はね、最初は12月1日って言って始めたのに、今日今、12月9日になってます。明日アップできるのかな
参加者 1 35:07
ね。12月はそんな感じで皆さん忙しいかと思うんですけどね。お気をつけて過ごしてください。今年おしみながら、でも来年も楽しみにしていきましょう。最後まで聞いてくださりありがとうございました。また次回、3週間後にね。冒頭にお知らせしましたけど、3週間後にお耳に書かれましたら幸いです。では、聞いてください。ツキスズキさんでアットザライブラリー。
clovanote.line.me
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#47 砂糖中毒が治りそう。しかし脳が
聖なる欲望
1月21日
35分 7秒
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niwanoki · 1 year
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2023/09/17
一日だけ京都にいた。京都国立近代美術館の展示を見たいと思ったからだった、あまり深いことは考えずに、なんとなくでも興味が湧いたら、それを単なる錯覚だとか抑えずに、とりあえず軽い気持ちで見に行ってみようというモードにあり、それを実行したかった。職場にコロナに感染した人がいて、自分のデスクに近い人だし備品を共用してた人だったので、最近の体調不良からして自分はグレーだと思われるし、今までにあまりない感じの深刻な頭痛がきていつもの薬が効かないということでいよいよこれは、と暗い気分になって仕事を早退した日の夜、22時くらいの夜行バスで向かった。どうもお腹の調子が悪い。でもバスに乗ったら平時の感覚が戻ってきた、たっぷりある移動中に山本精一の本を読もうと思って、財布とかと一緒にリュックに入れた。途中の鮎沢SAは涼しくていい匂いがした、自分の知っている少し昔の夏休みの匂いに近く、下界とは違ってさわやかだった。人の気配がなく、私にはまだ逃げ場があると思える、曇っていて星は見えないけど、この場所は多分自分の味方であり続けてくれるはずだ。途中で酔わない程度に本を読む、やっぱりこの人は頭がおかしい。お腹の調子が悪いしこんな寝不足じゃ、小学生の頃なら吐いていただろう、あんまり眠れないまま5時半に京都駅前に着き、時間的にまだ真っ暗だったら嫌だなと思っていたが思いの外明るくなっていて安心した。国道1号を北へすすみ、日がのぼる頃の鴨川を見たいということでどんどん歩いていった、くるりの「ロックンロール」を聴きながら歩くと歩くスピードと合ってて、人も全然いないし人の匂いも全然なく、空気はすずしく、なんとなく自由って感じがあり気分が良かった。高瀬川を渡り、左にカーブするコンクリートの橋を渡る、急に開けて広い川が見える、東側の山の稜線が朝靄と朝日でぼんやり霞んでいる、いいなあと思う、だんだんお腹が空いてきたけどそのままお寺とか神社に行くのがいいかもと、近くにあった豊国神社を参拝した。そのまま川の東側の小道を北へ進むと良さそうな和菓子屋さんがあったけど朝早すぎてやっていない。五条まで来て、川縁に降りてたもとを歩いていった。白鷺とかゴイサギとかカモとかカラスとかがいる、朝の方が川の水もきれいに見えて断然良い。とにかく朝が早すぎて落ち着けるところがそんなになく、疲れない程度に歩くしかなかった。8時半くらいまでぶらぶらして、期待外れだった朝ご飯のお粥をお腹に押し込み、地下鉄に乗って蹴上まで行き、今度こそ「インクライン」を見るんだと思っていたのに、結局やっぱり「インクライン」がどこにあるかわからず、以前来たのと同じルートで南禅寺に行き、水道橋と、本堂の龍の天井画を見た。もうこの辺りで気温が上がってしぶとい暑さに疲れ始めていた。やっぱり同じルートでそのまま平安神宮の方に琵琶湖疎水の脇を歩いて、美術館についたが微妙に開館まで時間があったので、その辺を一周してから入館。朝早いのに若者が結構きていて京都ヤングの文化程度の高さを感じた。眠すぎて時々急に電池が切れたように意識がブラックアウトする。工芸品が所々ケースなどに入れず直に展示されているので万が一そっち側に倒れ込んじゃったりしたら非常に危ない。何度か前や後ろに倒れそうになりながら、そのため監視員にうっすらマークされながら一個一個見たんだけど、やっぱり時代が新しくなるにつれてつまんないというか、何をこいつらはしたかったんだろう、みたいな気持ちが湧いてきて飽きてしまった。60年代までは工芸品とオブジェの境界に迷うような姿勢が見えて、それが作品に直結してる感じがして良かったけれど。最後の部屋まで来てやっと意識が安定してきたので、また最初の方の部屋に戻って展示のストーリーを確認しながら見た、まあ話は分かったがなんかやっぱりつまらないので、単純にいいと思った展示物だけを見て終了し、コレクション展の階に行くと、やっぱりいい絵があったので、安心した。山崎隆の屏風絵《神仙》、《歴史》、村山知義のリノカット、伊藤久三郎の《人々》。これらを見られただけでも収穫だということにする。広くて明るくて客もあんまりいない、すいすいと自分のペースで回って、気分がいい。正常な空腹を感じたので、ああ自分は元気になったんだと安心し、東山からまた地下鉄で二条城前まで行き、頑張って微妙に体力を消耗する暑さの中を歩いていったのに、ちょっと一人で入るのに勇気が必要なカフェでは、狭い待合スペースにイケイケの若者、いや、文化に明るそうな高踏そうな?若者たちが鮨詰め状態なのが見え、すぐに心が閉じてしまって踵を返した、東西の太い道路を横切って、写真のギャラリーに行って、展示を見て、川崎祐という人の写真集を買った、東京で今個展開催中らしい(知らんかった)。最後にまた鴨川を見たかったけれど東海道新幹線の遅延の報を知り、しょうがないのでもう駅に向かう。やたら店内の暗いコンビニで適当に買ったアイスを食べながら日陰を歩く、どこもめちゃくちゃ混んでいて全ての人を黙らせたい衝動が起こったがナチュラルな関西弁は聞いていてそこまで気分が悪くない。京都駅で家にお土産を買って、結局定刻通りに運行しているらしい「ひかり」に乗る、名古屋まで30分くらい、忙しなさすぎてあんまり感傷?に浸ることもなく、でも夕方の車窓はやっぱり美しく、斜め後ろの座席の家族連れがうるさいな~ってことすら流せるくらい順調、定刻通り名古屋について颯爽と下車したら名古屋はまた死ぬほど人がいて、面食らった。改札近くのトイレも駅ビルのトイレもどこも全然空いてなくて、夕ご飯を買いたかった売店も観光客らしい人たちで大混雑していて、たかが名古屋のくせにと軽くイラついた。やっとのことで名古屋屈指の古い地下街の、そのまた地下(地下駐車場の)のお手洗いで用を足し、普通にバスにも間に合った、隣席は発車時刻ギリギリで乗り込んだ黒人の若いお兄さんだった。一瞬、バスジャックされたりしたらやだなとほんの一瞬思ってしまった(彼は終始、携帯などには一度も触れることなく、黒いリュックを抱えて多分寝ていた)。窓がでかいバスで、サッサカ暮れていく空と、高速の防音壁と、一瞬だけ帰ってきた名古屋の街とをゆったりした気分で眺めた、高速に乗る、というのはどこか、挑むみたいな気持ちになる。これからのとてつもない長い距離と時間に、後ろに去っていく風景に、空の色に、それがすごい好きだった。とてつもなく長い距離、というのが私にとっては重要なのです。とてつもない距離とそれが抱えている時間に次第に倦んでいく感覚さえ自分にとっては。こんなにも離れていたということ。これから離れていくということ、小さくなっていくことの寂しさと安心。夕方の名古屋高速はいい。伊勢湾岸道に入り、羅針盤のアルバムを聴きな��らうとうとしていると、早々に「足柄から大井松田まで渋滞25キロ通過60分」の表示を見かけた。終電には間に合うかなと思って途中のSAで悠長にソフトクリーム(静岡茶味)を食べてたら、どんどん渋滞が伸びて40キロとかになっていた。横浜から首都高の入り口までも渋滞が始まってるということで地獄が待ってるらしかった。終電に間に合わなかったら交通費をいっぱいにケチった旅行が丸潰れになる~とか焦り始めていると、いざとなったらなんと父が東京駅まで出動してくれるという連絡が。ありがて〜けどそれもまた問題だよと思う。こんな年齢になった娘などもうどこで痛い目にあっていようがのたれ死んでようが放っておけばいいのにと思う。バスの運転手さんは非常に優秀な人と見えて、比較的空いている道ではちゃんとそれなりのスピードで走っていく。特に工事で端っこの車線が慢性的に通行止めの道でも、ガンガン右車線で飛ばしていき、どんどん後ろへ車が抜かされていくのが面白かった。この快調なスピードの上にいないとわからない音楽ってあるよね、ということで、くるりやスピッツやフジファブリックや奥田民生を聴いた。絶対そうなのだ。おなじみの足柄SAにたどり着くと、またものすごい数の車が集まっていて駐車場はごった返していて交通整理をする警備員さんが怒号ともつかない叫びで駐車できずあぶれた車、というかドライバーをさばいていた。御殿場を過ぎて雨が降ってきたけど、いつの間にか雲が切れて止んでいて、夜空はすごく澄んでいて星がいくつも見えた。こういう経験も、夏休みとか冬休み特有のものだった。渋滞でノロノロ進む車内でまた例の本を開く。人や動物に簡単にすぐ殺意を抱いたりしていて忙しそうで笑える。そもそも自分はこういう文体ににハマるたちだし、かなり真理らしいことを言ってたり考え方の極端さには共感すらしてしまうが、憤りとかマイナス?の力が増大した時の思考の飛躍と行動・言動が怖すぎて(ときどき時代錯誤感もあるし)、この人が父親でなくて本当によかった。歌声がいい、歌詞もいい、ギターもすっごいカッコいい、しかし。で、そんなこんなで終電に間に合うか、間に合わないか本当に微妙な時間になってきていたが、運転手さんの的確でメリハリある優秀な運転のおかげで遅れは1時間弱だった。心身ともにきついこともめちゃ多い仕事とは思うがやっぱり運転がうまい人はかっこいい。あと夜行バスは疲れている時はもちろん基本的には交通手段の選択肢から外すべきだ。どうせ眠れないから。ふらっとどこかへ消えたいと思った時、忙しない旅程を組むと感動する余裕も大して持てず帰ってきたときに何も変わっていない自分にただ、ただただ絶望する。0時前の混んでいる中央線快速、火でもつけたい気持ちに駆られつつ、急に疲労が襲ってきてまた意識がガンガン途切れて忘れたはずの吐き気も出てきて、薄めた地獄みたいだった。
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wozequi · 1 year
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【日記〜地域】不可解な気象警報、飛び地式に発令(2023.8.25.金曜朝)→本当は飛び地のみが対象?(岐阜県大垣市)
23/08/26 19:00
気象警報(大雨警報)が、2023.8.25.朝、不可解に、関ヶ原町と大垣市に出されました。(不可解な部分:関ヶ原町と大垣市に大雨警報が出て、なぜ、東西方向で中間の垂井町はなぜ発令されなかったのか?ということ)
この警報については、ラジオで聞き、インターネット画面でも確認しました。
先ほども記しましたが、自治体の並びを東西方向に見ますと、西から、関ヶ原町、垂井町、大垣市となります。
今回の大雨警報の対象地域について、複数の人は、大垣市というのは実は上石津地区(旧上石津町)(のみ)を指していたのではないかと見ています。
関ヶ原町の南に上石津地区(大垣市)があります。
上記(関ヶ原町の南側は大垣市上石津地区が隣接していること、関ヶ原町の東側は垂井町と大垣市が順に隣接していること)が分かるマップは、例えば、下記。
岐阜県大垣市上石津町一之瀬周辺マップ
岐阜県大垣市上石津町一之瀬周辺を地図で紹介します。周辺のお店、施設、観光スポット、天気予報も検索できます。主な情報提供元はぐるなび、ホットペッパー、ゼンリン、日...
goo地図
http://map.goo.ne.jp/map/latlon/E136.28.47.834N35.18.49.463/zoom/6/
関ヶ原町から大垣市上石津地区が行き来しやすい位置にあることが分かる投稿は、例えば、次のInstagramリール動画。
https://www.instagram.com/reel/Cu7ELFwpC76/?igshid=MzRlODBiNWFlZA
今日の本題から逸れますが、上記Instagram中、大垣市上石津地区の教育面の課題(小中学校統合〜義務教育学校化)について、下記ブログが少しお役に立てるかもしれません。(詳しくは記載していませんが…)
【教育界】学校の統廃合について、中日新聞さんの記事から(大野町〜北方町)大垣市を考えたいです - Wozéqui - soleil ブログ
今日(2023.8.7.月曜)の中日新聞さんの記事から、学校の統廃合について、考えたいです。新聞記事では、岐阜県内、大野町での議論が紹介されていました。その議...
goo blog
https://blog.goo.ne.jp/wozequi/e/7001412c67e7d391895c0db0b3b714c7
本題に戻り…
気象警報の発令について、本当は対象地域を行政区画の縦割りでどんぶり勘定的にするのではなく、生活圏で場合によっては少し区切って発令してもらえると良いように思います(今回の例なら、関ヶ原町と大垣市(上石津地区または旧上石津町地区)が対象、といった具合に)。
そうしないと、大垣市の市役所などがある市街地などで大雨となっていなくとも、以前飛び地合併した上石津地区のために出された気象警報で、例えば、学校が大垣市全域で休校になる可能性があるなど、市民生活に影響が大きいためです。
大垣市の赤坂地区や西部地区から東方向で大雨なくとも大雨警報という気象警報の発令の仕方に疑問を抱く市民は意外といるのではないでしょうか。
最後に今回のブログのおまけですが… 全くお話は変わりますが… 次のInstagram投稿がTikTokでは再生1000回を超えました。ありがたく思います。
Instagramバージョン(再生数回程度)
https://www.instagram.com/reel/CvjoiR5hwpy/?igshid=MzRlODBiNWFlZA
下がTikTokバージョン(こちらが再生1000回以上)
https://www.tiktok.com/@wozequiwozsoleiljp/video/7263758027440786690?_t=8f9o38DDSxm&_r=1
以上、このブログにお付き合いくださり、ありがとうございました。
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カテゴリー:地域行政、議会関係、または選挙等
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【日記】他のサイトブログ(Note、Ameba)より2件紹介(2023.8.26.)
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amiens2014 · 2 years
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屋久島一周【ドライブ/後編】瀬切川滝/鹿児島県屋久島町〜瀬切展望所〜大川の滝〜CAFE LA PONTO【ランチ】〜湯泊温泉〜平内海中温泉
瀬切川滝 前編から続く。 https://niyodogawa.org/blog/outdoor/walking/japan/46461/ 瀬切川に架かる橋にやってきた。 ここから、瀬切川滝が見える。 より近いところに橋が架かっているが、あの道は通行禁止になっていた。 瀬切川滝 鹿児島県熊毛郡屋久島町 (more…)
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delorean · 2 years
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うどん県へGO!② KITTと共演
3)アドバイザーに就任しましたw
香川県高松市を拠点に、コンバートEVに取り組むグループSanuki Classic Convert EV Club(SCCC)結成1周年の総会で、EVアドバイザー就任が決まりました。大したことはできませんけど、今までの経験を基にSCCCの活動の一助となればと思っています。メンバーさんの中には、旧車整備ではレジェンドの域に達する敏腕メカニックや、電気バイク製作中の方、YouTuberなど幅広い顔ぶれ。ビートルEVが完成したら、色々と活動も広がるのではないかと期待しています。
4)KITTがきたー!
SCCCメンバーで隣県愛媛にお住まいの曽我部さんは、大の「ナイトライダー」ファン。好きが高じて、ナイト2000風に改造したトランザムをなんと2台もお持ちです。今回、総会に合わせてオープンカーの方に乗ってきてくださいました。村井さん宅のガレージでEVデロリアンと並べてみると、クルマ好きにはたまらない光景にw コクピットの電飾も見させていただき、みんなでワイワイ楽しみました。
翌日(6日)も屋島スカイウェイに繰り出し、ナイト2000とEVデロリアンが走行する姿を撮影してもらいました。その1枚が上のカットです。どうです、カッコいいでしょ? お決まりのうどんを食べたり、屋島展望台辺りを散策したりしましたが、KITTとのランデブー走行が一番印象に残りました。
5)帰路でやられたー
とある所で10年ぐらい前に作られたコンバートEVのバンが使えるか視察(アドバイザーとして初仕事?w)した後、村井さん達と午後4時前に別れ、220キロの帰路に着きました。坂出北ICに入る直前に最寄りのコンビニで10分だけ充電し、SOC64%で瀬戸大橋入り。順調に走行し、次の充電ポイント三菱自動車水島製作所にSOC37.5%で到着できました。充電中に施設内を散策していたら、見学者用エントランスエリアに、パイクスピークに挑戦したMiEVエボリューション3が展示してあるのを発見。アイミーブシステムの素晴らしさを表現した貴重な1台です。見られて良かったです。
充電が終わり午後6時半にスタート。岡山・福山とも心配していた渋滞もなく、下道の国道2号を走行し、2時間で67キロ先の三原の道の駅に到着しました。行きも利用した充電器前に駐車し、慣れた手つきで充電コネクタをセット。さあ充電開始、と操作パネルを見たら「利用中止」の紙が! やられた〜。よく見たら液晶画面が割れてました。この道の駅の充電ポイントは、場所もいいし無料で使えるしと、本当に貴重なんです。ちゃんと復活してくれたらいいけど、このタイプの充電器はもう保守部品がないと聞いています。今後の展開が心配です。皆さん充電器は大切に扱いましょうね。。
念のためEVSmartアプリでチェックすると、5/6に故障で使えない、との知らせがちゃんと出てました。事前のチェックはしておかないとですね。とりあえず近くの充電ポイントを探し、小雨が降る中4キロ離れた日産三原店へ。このドタバタで20分ロスし、9時半に充電が終わりスタート。自宅には11時過ぎに到着できました。いやはや、最後にトラブルに見舞われたものの、素晴らしいGW後半でした。
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jsato · 3 years
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ウクライナ危機の主要因は欧米にある(ジョン・ミアシャイマー)
政治学者ミアシャイマーは、NATOの無謀な拡大がロシアを刺激したと考える
2022年3月11日 原文:https://www.economist.com/by-invitation/2022/03/11/john-mearsheimer-on-why-the-west-is-principally-responsible-for-the-ukrainian-crisis
ウクライナ戦争は、1962年のキューバ・ミサイル危機以来、最も危険な国際紛争である。事態の悪化を防ぎ、収束に向かわせるためには、その根本的な原因を理解することが不可欠だ。
プーチンが戦争を始めたこと、そしてその戦争がどのように行われているかに責任があることに疑問の余地はない。しかし、なぜそうなったかは別問題である。欧米では、プーチンは旧ソ連のような大ロシアを作ろうとする非合理的で常識はずれの侵略者だという見方が主流である。したがって、ウクライナ危機の全責任は彼一人にある。
しかし、この話は間違っている。2014年2月に始まったこの危機の主な責任は、欧米、とりわけアメリカにある。それが今や、ウクライナを破壊する恐れがあるだけでなく、ロシアとNATOの核戦争にエスカレートする可能性を秘めた戦争に発展してしまったのです。
ウクライナをめぐるトラブルは、実は2008年4月のNATOのブカレスト首脳会議で、ジョージ・W・ブッシュ政権が同盟に働きかけ、ウクライナとグルジアを「加盟させる」と発表したことが発端だった。ロシアの指導者たちは、この決定をロシアの存亡にかかわる脅威とみなし、即座に反発し、阻止することを宣言した。あるロシアの著名なジャーナリストによれば、プーチン氏は「激怒」し、「もしウクライナがNATOに加盟すれば、クリミアと東部地域抜きでそうするだろう」と警告した。ウクライナは崩壊する」と警告した。しかし、アメリカはモスクワのレッドラインを無視し、ウクライナをロシア国境の西の防波堤とすることを推し進めた。その戦略には、ウクライナをEUに接近させることと、親米的な民主主義国家にすることの2つが含まれていた。
2014年2月、アメリカの支援を受けた反乱により、親ロシア派のヤヌコビッチ大統領が国外に逃亡した後、これらの努力は最終的に敵対行為に発展しました。これに対し、ロシアはウクライナからクリミアを奪い、ウクライナ東部のドンバス地方で勃発した内戦を助長した。
次の大きな対立は2021年12月に起こり、現在の戦争に直結した。主な原因は、ウクライナが事実上NATOの一員になりつつあることでした。その流れは2017年12月、トランプ政権がキエフに「防衛兵器」を売却することを決定したことから始まった。しかし、何をもって「防衛的」とするかは明確ではなく、ドンバス地方のモスクワとその同盟国にとって、これらの兵器は確かに攻撃的に見えた。他のNATO諸国は、ウクライナに武器を送り、軍隊を訓練し、航空・海軍の合同演習に参加させるなどして、この行為に参加した。2021年7月、ウクライナとアメリカは、黒海地域で32カ国の海軍が参加する大規模な海軍演習を共催した。シーブリーズ作戦では、ロシアが領海と見なす場所に故意に侵入したイギリス海軍の駆逐艦に発砲するなど、ロシアを挑発しそうになった。
バイデン政権の下、ウクライナとアメリカの結びつきは強まり続けている。11月にブリンケン国務長官とクレバ国務長官が署名した「戦略的パートナーシップに関する米・ウクライナ憲章」にも、このような姿勢が表れている。その目的は、「ウクライナが欧州および欧州大西洋諸制度に完全に統合するために必要な深く包括的な改革を実施することへのコミットメントを強調すること」であった。この文書は、「ゼレンスキー大統領とバイデン大統領によるウクライナと米国の戦略的パートナーシップを強化するための公約」を明確に基にしており、また両国が「2008年ブカレストサミット宣言」に従うことを強調するものである。
当然のことながら、モスクワはこのような状況の進展に耐え切れず、昨年春からウクライナ国境に軍隊を動員し、ワシントンに決意を示し始めた。しかし、バイデン政権がウクライナに接近し続けたため、効果はなかった。その結果、ロシアは12月に本格的な外交対決に踏み切った。ロシア外相のセルゲイ・ラブロフが言うように。「沸点に達した」。ロシアは、ウクライナがNATOの一員にならないことを書面で保証し、同盟が1997年以来東ヨーロッパに配備してきた軍事資産を撤去するよう要求した。その後の交渉は失敗し、ブリンケン氏は「変化はない」と明言した。変化はない。その1カ月後、プーチン氏はNATOの脅威を排除するため、ウクライナへの侵攻を開始した。
この解釈は、NATOの拡張とウクライナ危機は無関係とし、代わりにプーチン氏の拡張目標を非難する西側諸国の一般的なマントラとは相容れないものである。ロシアの指導者に送られた最近のNATOの文書によると、「NATOは防衛同盟であり、ロシアに脅威を与えることはない」という。このような主張と矛盾する証拠がある。まず、問題は西側諸国が言うNATOの目的や意図ではなく、モスクワがNATOの行動をどう見ているかである。
プーチン氏は、東欧の大規模な領土を征服し、占領するコストがロシアにとって法外なものであることを知っているはずである。かつて彼が言ったように、「ソ連を懐かしまない者には心がない。ソ連を懐かしまない者は心がない、ソ連を取り戻したい者は頭がない」。ロシアとウクライナの結びつきが強いという彼の信念はともかく、ウクライナ全土を奪還しようとするのはヤマアラシを飲み込もうとするようなものである。しかも、プーチン氏を含むロシアの政策立案者は、ソ連邦の再現や大ロシアの構築のために新たな領土を征服しようとはほとんど言っていない。むしろ、2008年のブカレスト首脳会議以来、ロシアの指導者たちは、ウクライナのNATO加盟は存亡の危機であり、阻止しなければならないと繰り返し発言している。1月にラブロフ氏が述べたように、「すべての鍵は、NATOが東方へ拡大しないことを保証すること」である。
興味深いことに、西側諸国は2014年以前、ロシアをヨーロッパに対する軍事的脅威と見なすことはほとんどなかった。米国のマイケル・マクフォール元駐モスクワ大使が指摘するように、プーチン氏によるクリミアの占領は長期にわたる計画ではなく、ウクライナの親ロシア派指導者を倒したクーデターに対応した衝動的な動きであった。実際、それまでのNATOの拡大は、全ヨーロッパを巨大な平和地帯にすることが目的であり、危険なロシアを封じ込めることが目的ではなかった。しかし、いったん危機が始まると、米欧の政策立案者は、ウクライナを欧米に統合しようとして危機を誘発したことを認めることができなくなった。しかし、いざ危機が始まると、欧米の政策担当者は、ウクライナを欧米に統合しようとした自分たちが引き起こした問題だと認めることができず、問題の真の原因はロシアのレバンキズムと、ウクライナを征服しないまでも支配しようとする欲望であると断じたのだ。
1990年代後半から、アメリカの著名な外交政策専門家の多くがNATOの拡大に警告を発してきたことを考えれば、紛争の原因に関する私の話は議論の余地がないはずである。ブカレスト・サミット当時、アメリカのロバート・ゲイツ国防長官は、「グルジアとウクライナをNATOに引き入れようとするのは、本当に行き過ぎだ」と認識していた。実際、ドイツのメルケル首相もフランスのサルコジ大統領も、ロシアを激怒させることを恐れて、ウクライナの加盟に反対していた。
私の解釈では、極めて危険な状況にあり、欧米の政策がそのリスクを悪化させているということです。ロシアの指導者たちにとって、ウクライナで何が起ころうが、それは彼らの帝国的野心が妨げられることとは関係がなく、彼らがロシアの将来に対する直接的脅威と見なすものに対処することなのだ。プーチンはロシアの軍事力、ウクライナの抵抗の効果、欧米の対応の幅と速度を見誤ったかもしれない。しかし、大国は窮地に陥ると、いかに冷酷になれるか、決して過小評価すべきではないだろう。しかし、アメリカとその同盟国は、プーチン氏に屈辱的な敗北を与え、もしかしたら彼の解任の引き金になるかもしれないと考え、倍加させている。ウクライナへの援助を増やす一方、経済制裁でロシアに大打撃を与えようとしているのである。
アメリカとその同盟国は、ウクライナにおけるロシアの勝利を防ぐことができるかもしれないが、国は解体されないまでも、深刻なダメージを受けるだろう。しかも、核戦争の危険はもちろん、ウクライナ以外にもエスカレートする深刻な脅威がある。欧米がウクライナの戦場でモスクワを阻止するだけでなく、ロシア経済に深刻かつ持続的なダメージを与えれば、事実上、大国を瀬戸際に追いやることになる。そうなれば、プーチン氏は核兵器に手を出すかもしれない。
この紛争がどのような条件で解決されるかは、現時点ではわからない。しかし、その深い原因を理解しなければ、ウクライナが壊滅し、NATOがロシアと戦争になる前に終わらせることはできないだろう。■
ジョン・J・ミアシャイマーはシカゴ大学政治学部のR・ウェンデル・ハリソン特別功労教授。
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