#満天の湯
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The Japanese Plum blossoms are in full bloom🌸 Blooming in mid February, plum blossoms in Tokyo signal the start of spring. The Yushima Tenjin Plum Blossom Festival celebrates their pink and white blooms. Running from mid February to early March and proclaiming the coming of spring, this is one of Japan's festivals.
湯島天満宮 梅まつり
なごみちゃんが可愛すぎて、花よりお猿☺️
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世界の三船、茅の輪をくぐる
茅の輪をくぐる時に、わらの匂いが、ふわっとするのが好きです。
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*受験期の頃に書いた日記です
傷 kiss
友人たちが次々と大学に合格していく事実が今もずどんと馬鹿でかい劣等感と化して心臓の上で横たわっている、昨日も同じ夢を見た。不安な気持ちばかりが先走るけれど、かっかしていても何も変わらなかった。他人と比べて自分の優れているところを必死に探していないと自己を保てない自分がほんとうにほんとうに惨めで、マスクが無ければたぶんぼろぼろ泣いてしまっていたと思う。心の底に横たわるみずうみが氷っていくの、口元が覆われているとそれだけで自分が自分じゃない感じがして冷淡になれた。わたしは自らの足音にだけ集中して、ただ早足で行き交う人々のあいだをすり抜ける。ずーっと頭の中を同じ映像が流れるのをむりやり切り落として、でんしゃを滑らせる線路をじっとみつめる。夕陽の光が錆びたその金をうつくしく縁取る様子が痛々しいくらいにまぶしい。受かった瞬間に内職をぱたんと辞める同級生。せーので問題を皆んな一緒に解き始めるとき、隣の子が必死に解答を隠すように背中を丸めて腕を机の上に伸ばす。そういうのばかり見ているとほんとうに、ほんとうに。言葉もでなくなってしまう。なにをそんなに誰かのことを気にするの?と、母の言葉が反芻する。光がまばらに散らばる街並みをみて、光も照らすものを選ぶのかしら、とかおもった。まいにちずっと罰を受けているみたいな日々、冬が近づくにつれて正気を失ってゆく街の様子にそれはもう痛いくらい同情し��しまうし、ひたつやふたつ良いことがあっても誰かのそれと比べて自ら幸福の値段をどんどんさげてしまう。ずっとそばにいてほしい。幸福に値段なんてないよ、とかそんなこと言わなくていいの、わたしだってそんなことはわかっているし、いいの。天使とか悪魔とか神さまじゃなくて、ただわたしはわたしにそばにいてほしいし、そこにすきなひとたちがいてくれたらもっとうれしい。何も着ないでぶるぶる震えるわたしのからだを愛しているひとが白いバスローブで包みこんでくれたこと、カチカチに凍ってしまったアイスクリーム。減ってゆく数字。つめたいのにあつい、霧のカーテンの向こうに浮かぶ満月。目の前を歩いている女の子が落としたカードのようなものを拾い上げて渡す。肌寒くはないよ、いっぱい着込んであるから。舌に吸い付いた生ぬるい塩っぽさを誤魔化すために、瞬きもせずその息を呑んだ。
落ちてゆく流星群
不確かなものに心を揺さぶられながらもそれを掴んで決して離そうとしない自分の必死さに、自分で傷ついている。教科書を開いて新しい知識を得るたびに、脳内にびっしりと張り巡らされた細い糸のようなものがぴんと鋭く光って、しずかに緊張する。その感覚をわたしは思い出そうとすればいつでも思い出せるし、べつに勉強が嫌いなわけじゃない。ただ、生きているなあ、と、胸に広がるあたたかさを抱きながらそっと泣いたりする夜が少なくなった。そもそも生きていながら生きているという実感が欲しい、なんてことを考えている時点で可笑しい話かもしれないけれど。
中学の頃、冬になると毎年マラソン大会が開催された。今日みたいな寒い日にふと当時の怠さを思い出したりする。校庭の砂に石灰で大きく楕円が描かれ、その周りをひたすら走るだけの超つまらないイベント。冬の、鼻先をつんとすり抜けるような寒さと冷たい風の乾いた匂い。忍ばせたカイロと、白く上がる息。
このごろのわたしはちょうどその延長線上を生きているような感じがする。毎日同じ景色の中をぐるぐるとまわり続け、いっそのこと軌道から外れてすべてを諦めてしまいたいと思うけれど、そんな勇気も出ないまま、結局は体力と時間だけをひたすら消耗しながらゴールへ向かって淡々と走ることしか出来ない。気を緩めると涙がぽろぽろ溢れてくる。生きているという事実だけでくるしい。日に日に遠のいていく同級生の背中がいつだって意図せずとも視界に入ってきて、やるせない気持ちになる。地に足付かずでいたい、なんてことを随分と昔に書いたような気がするがとうとうそんなことも言えなくなってしまった。未来のことを考えましょうと言う先生の言葉を聞くたび、わたしは勝手に銃口を突きつけられているような感覚になる。もはや自分が果たしてどこにいるかもわからない。
来月には部活の大会を控えているし、予備校の冬季講習に加えて学校の講座を受けないといけない。三者面談と進路選択。期末試験。呑み込めずに舌の裏で転がるC判定という言葉を噛み砕くのにまだ必死なのに。
やりたいことを一つに絞るということは、それ以外を切り捨てるということ。ここから気になる大学を選んでくださいと、大学の名前と学科の一覧が記載された辞書のように分厚い本が配布された。今のわたしには、その厚さの分だけ未来の選択肢がある。そこに記載されている言葉の数だけ莫大なあたらしい世界が。そこから否が応でもたったひとつのものを掬い上げないといけない、その事実が少しだけ重苦しい。けれどそれに値するほどの価値が、これから先の時代を生きるわたしにあるということが同時にちゃんと嬉しい。
疲れた、という言葉にふさわしい努力をしていないのに、毎日すこしずつ疲れている身体はまさに地平線すれすれを生きているような具合で、わたしには喜びのほんの些細な余韻に浸れるほどの余裕もあまりない。なのに、そういうときに限って世界の美しさはいやに眩しい。たくさんのことを書き残したいと思うけれど降ってくる感情をひとつずつ捉えることはそう簡単なことでないし、そのくせして必ず少しの苦しみを伴うのだ。インターネットさえなければ言葉に残せなかったことを後悔することなんて無かっただろうに、それでも縋ろうと踠きながら残すべき自分を探してしまう自分をわたしは可哀想だと思う。わかっている。
もう秋も終わってしまう。寒いね、寒い、とぽつぽつ浮かんでくる言葉を拾いながら、誰かと手のひらを重ねたい。人と比べてしまう限り、わたしはこれからもずっと孤独をひとりで噛み締めないといけないから。胸をきゅうとさせる寂しさにもそろそろ慣れてしまいそうだから、はやくすべてが終わってほしい。はやく好きなことの勉強だけに追われる生活がしたい。そういう思いでひとつずつ過ぎ去っていく毎日の、行き場のないもどかしさも冬の寒さに凍ってしまえばいいのに。ううん、ほんとうはわたしが自分のからだで寒さを耐え凌いで、自分の力だけでもって愛すべきものたちや些細な記憶を守るべきなのだ。だけど、それが出来るほど強くないだけのこと。
無題
銭湯に行きたい。受験して、でもいいところにひとつも合格しなかったら巫女のアルバイトでもしながら京都で浪人生活をしたいな、とかんがえていた。ひさしぶりにおふろで哀しい音楽を聴いた。なんでもない日に哀しい歌をきくと、より一層哀しさが加速されるというよりなんだか心が細く研ぎ澄まされていく感じで今までの日々がきゅうっと音をたてる。雑巾をさいごまで力強く捻って絞り出す汚水、長距離走の最後の2分間、なみだが出る前の喉元になにかが込み上がってくる感じ、そういうの。とてもぼろぼろなんだけど、それと同時になにか澄み渡っていくものがある。だれかのがんばりと比べると劣るかもしれないけれど、ようやく夏も終わろうとしていることに救われる。ふつうの日々が、たくさんあつまって束になる。ぺたぺた歩く、濡れた髪にドライヤーをあてると耳の中に残っていた水があったかくなってきもちわるい。わたしは顔が良いわけでも、精一杯の力で努力できる力量もない。かといって特別な才能だって持ち合わせていないし、たまに数え切れないほどきらきらしたものを抱えている人をみると妬みと自分への劣等感で自らを押し潰れてしまう。だれかの人生で自分自身が、自分のうみだしたものが、かけがえのない財産になれるってとてもうつくしくてズルいと思う。数字がどこでもすべてにレッテルを張るから、それなりのレッテルを貰えなかったらどれだけ美しいものを持っていても誰にも見つけてもらえずにおわってしまう。わたしはそれを未だ求めてしまうほど本当は幼稚で、幼稚で可哀そう。ねえこういうのって黒歴史になっちゃうと思う?今年の夏は滝をみるはずだったけど、それすらまぼろしになっちゃった。ずーっと空白の未来の下準備を重ねているような現実から離れて、すこしはずれた小さな町で虫捕りしたり桃を買って丸噛りしたりしたかった。大学に入ったらどんなひとがわからないけれど、自分がもっているものと同じくらいのものをもっている人がいるのかなと思うとすこし楽しそうかもという気持ちになる。免許を取りたいけれど友だちにありじの運転は危なっかしそうだから乗るのこわい〜と言われた。そういうふうに笑ってくれる友だちがいるだけで、わたしはもうすでに色々な人の中で財産なのかもしれない。そうじゃなくても、かけがえのないものに出逢えるきっかけになれているかもしれないと薄ら感じてしまってまた胸がきゅうってなる。だれにもわからないことがあっても、言葉にされない何かがあっても、それを価値のないことと結びつけることは暴力じみた愚行かもしれない。自分の中にもまたいろいろな自分が内在していて、自分でも翻弄されてしまうことがあるし、文章を書いていても一貫性がなくて凛としない。英文法の参考書をぱらぱら眺めていたら、into the blue というのがあった。遠いところへ、彼方へ、という意味らしい。あーあ、しんじゃいたいね。
無題
予備校が終わって帰ろうと駅へ着いたけれど、次の���車が10分もあとにくるのでホーム内にある明るい禁煙スペースに入る。寒くなってきたので制服のブレザーを卸した。おおきな硝子に自分の閉じた長い足が映る、ひとが一人ずついなくなっていって、さいごには結局がらんどうの箱のなかでひとりただじっと電車を待つことになった。曖昧な形の◯とか△とか、がさがさ、つやつや、さらさらとか、そういうふうに不確かな輪郭だけ残してことばが次々とその形を変える。一つずつ掴んで物語を紡いで美しく完結させたいのにビー玉とか乱射する光みたいに思い浮かんだことすべてが一種の暴力を伴って脳内を猛スピードで駆け巡る。すぐそこにあるのに実態がわかんないし、むかつくむかつくむかつく、自分を飼い慣らすことでさえこんなに疲れる、もうだれとも話したくない、と消化しきれない感情がずっと身体の皮膚の内側のいちばん近いところで叫ぶこともできずにちりちりと火花を放っている。ロックとかやさしさとか愛とかそういうのぜんぶ病名みたいなものなのかもしれない、ひとつの感情にもその後ろにはそれをそれたらしめる色〜んな歴史があるし、たぶんこの不甲斐なさもいつかコピーペーストを重ねるうちにすこしずつ美化されてしまう。線路にわざと���間があるのはとりわけ夏あたりに摩擦熱で鉄が溶けてしまわないようにするため、というのを授業できいた。がちがちに隙間のひとつも有さずに固められたものがいちばん揺るぎないもののように思えるけれど、実はちがくてそういうのが最も脆いものらしい。ともだちにしろ恋人にしろ自分の将来とか自分のアイデンティティも然り、全てに対して揺るぎなさ、安定とか、そういうのをひっきりなしに求めていたけれど、もっと流動体のような観念で受け止めたい。ずっとそこにある月でさえ欠けたり満ちたりするし、花の一つをとってでさえその形や色はすべて毎日かわってゆくけれど、それはそれらが美しくないことの理由付けにはならないし、信用に足らないことの言い訳にもならない。情報として飛び込んでくるいろいろなものを変に調律したり濃く輪郭をなぞったりするのではなくて、ぜんぶ自分のもっているものの周りに飾っていきたい
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上京区御前通今小路下ル馬喰町、北野天満宮前のたわらやで、しっぽくうどん、870円也。こちらのしっぽくうどんは、しいたけの煮付、かまぼこ、湯葉、生麩、三つ葉が載る。
Shippoku udon noodles at Tawaraya, Bakurocho, Onmaedori Imakoujisagaru, Kamigyo ward, Kyoto city.
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2024年11月24日(日)
研究室の蔵書整理は大分進んだが、それに合わせて自宅の書棚の終活にも取り組んでいる。書籍はもちろんだが、永年蓄積してきた落語のDVD・CDも処分しなければならない。この週末は、CDの読み取り作業に没頭、夕方には書籍とともに<もったいない本舗>へ発送した。こちらはMusicアプリでいつでも聴けるが、DVDはどうするか・・・、もう少し悩み続けることにしよう。
5時20分起床。
日誌書く。
ツレアイが起きるのを待って、洗濯開始。
朝食を頂く。
洗濯物を干す。
珈琲をいれる。
午前中はCD書きだし作業、柳家小三治のあれやこれや。
セントラルスクエア花屋町店まで買い物、ココの療養食・セロリ・トマロ・ブロッコリー。
ランチは2色スパ、少量の水で蒸したブロッコリーが美味しい。
録画番組視聴、落語研究会から「おすわどん」林家正蔵、「お化け長屋」桃月庵白酒。
軽く午睡。
<もったいない本舗>へ送る荷物、結局段ボール箱*7となり、夕方のヤマトの集荷を待つ。
夕飯前に、ココに点滴。
今夜はすき焼き、大皿仕立て。ちゃんと、下に肉がはいっているのだ。食を初めてすぐにクロネコヤマトが集荷に来てくれた。
録画番組視聴、まずは朝笑ら。
祝日スペシャル 月亭希遊「湯屋番」/桂健枝郎「天満の白狗」
初回放送日:2024年11月23日 土曜の早朝は関西の笑いをたっぷりと!▽今回はいつもより5分拡大��祝日スペシャル”・若手の落語を2席お届け▽月亭希遊の落語「湯屋番」▽桂健枝郎の落語「天満の白狗」
続いて、刑事コロンボ。
(3)「構想の死角」
何度見ても新しい!ミステリードラマの金字塔。スティーブン・スピルバーグ演出作品。人気推理作家コンビの1人が相棒を殺害、死体なき殺人現場のトリックとは? 人気の推理作家コンビ、ジムとケン・フランクリン。だが、実際に執筆していたのはジムで、ケンは名ばかりの作家だった。もっとシリアスな作品を書きたいというジムはコンビ解消を宣言する。すると金に困っていたケンは生命保険金目当てにジム殺害を決意。自らが考えたトリックで計画を実行する。
片付け。
散髪&入浴。
体重は、1週間で400g減。
焼酎ロック舐めながら、日誌書く。
今日も大半がデスクワーク、ムーブ届かず。
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Recommended Books 【京都・Kyoto】
&Premium特別編集 まだまだ知らない京都、街歩きガイド。 (MAGAZINE HOUSE MOOK) 雑誌 – 2024/8/6
マガジンハウス (編集)
雑誌「&Premium」発、人気の京都ガイド第5弾! 混雑する観光地から離れて、暮らす人だからこそ薦めたい15のエリアと8つのテーマ、全316軒を紹介します。 ■大和まこの京都さんぽ部 暮らすように歩く、京の街
【紹介エリア・テーマ】 静かに過ごす時間/七条通/四条南/御所南再訪/自分みやげ/叡電/現地系中華/老舗の味/賀茂川/河原町松原/栗の菓子/鹿ヶ谷通/アペロの時間/二条城��/東大路通/冷泉通/吉田&聖護院/壬生/整える/北野天満宮界隈/栗の菓子2/御所西再訪/京丹後
女人京都 ペーパーバック – 2022/9/28
酒井 順子 (著)
京都に通い続けるエッセイスト・酒井順子による、全く新しい視点から切り取った京都エッセイ&ガイド。 女性の生き方、古典、旅、文学など幅広く執筆活動を行う著者が、小野小町、紫式部、清少納言、日野富子、淀君、大田垣蓮月、上村松園など歴史上の女性たち43人の足跡をたどる旅に出た。
「京都の中でも、京都らしさを最も濃厚に抱いている存在は、名所旧跡でも食べ物でもなく、京都の『人』なのではないかと私は思います。(中略)京都の都会人の中には、今も、平安以来続く都会人らしさのしずくが、滴り続けているのです。」(「はじめに」より)
京都に暮らした女性たちの生き様を知ることは、現代の京都の人々、そして京都の街を知ること。 この本を片手に歩いてみると、平安時代の遺構がそのまま残っているところもあれば、貴族の屋敷が今は児童公園になっていたりすることにも気づく。京都の通りを上ル下ルし、西へ東へと歩き回り、時代を行ったり来たりして、新たな旅の提案を教えてくれる。 この本を読むと京都の歴史や文学がぐっと身近になること間違いなし。
京都散策に便利な地図付きです。
お茶の味 京都寺町 一保堂茶舖 (新潮文庫) 文庫 – 2020/5/28
渡辺 都 (著)
ゆったりと流れる時間、その時々で変化する風味、茶葉が持つ本来の美味しさ──お湯を沸かし、急須で淹れてこそ感じられるお茶の味わいがあります。江戸時代半ばから京都に店を構える老舗茶舗「一保堂」に嫁いで知った、代々が受け継ぎ伝えてきた知恵と経験、家族のこと、お店のいまと未来、出会いと発見に満ちた京都生活。お茶とともにある豊かな暮らしを綴った、心あたたまるエッセイ。
京都、パリ ―この美しくもイケズな街 単行本 – 2018/9/27
鹿島 茂 (著), 井上 章一 (著)
◎26万部『京都ぎらい』の井上章一氏、フランス文学界の重鎮である鹿島茂氏が、知られざる京都とパリの「表と裏の顔」を語り尽くす。たとえば、 ・日本には「怨霊」がいるが、フランスにはいない ・日本のお茶屋とパリの娼館は、管理システムが似ている ・パリの娼館は、スパイの温床だった ・日仏では、女性のどこに魅力を感じるか ・洛中の人にとっての「京都」はどこ? ・パリの人にとっての「パリ」はどこ? ・パリと京都の「汚れ」に対する意識の違い など、知っているようで知らなかった「京都とパリ」の秘密がわかる。
京都のおねだん (講談社現代新書 2419) 新書 – 2017/3/15
大野 裕之 (著)
お地蔵さんの貸出料は3000円、発売第一号の抹茶パフェは1080円、では舞妓さんとのお茶屋遊びは? 京都では値段が前もって知らされないことも多く、往々にして不思議な「おねだん」設定に出くわす。京都を京都たらしめているゆえんともいえる、京都の 「おねだん」。それを知ることは、京都人の思考や人生観を知ることにつながるはず。京都歴二十余年、サントリー学芸賞受賞の気鋭の研究者が解読する、京都の秘密。
なぜこれがこんな高いのか、あんな安いのか、なんで無料なのか、そもそもあんなものになんでおねだんがつくのか―― 大学進学以来、京都住まい二十余年。往々にしてそんな局面に出くわした著者が、そんな「京都のおねだん」の秘密に迫る。 そもそも「おねだん」の表示がされていない料理屋さん、おねだん「上限なし」という貸しビデオ屋、お地蔵さんに生ずる「借用料」。 そして究極の謎、花街遊びにはいくらかかる?
京都人が何にどれだけ支払うのかという価値基準は、もしかしたら京都を京都たらしめているゆえんかもしれない。 京都の「おねだん」を知ることは、京都人の思考や人生観を知ることにつながるはず。 2015年サントリー学芸賞芸術・文学部門を受賞、気鋭のチャップリン研究者にして「京都人見習い」を自称する著者による、初エッセイ。
京都 ものがたりの道 単行本 – 2016/10/28
彬子女王 (著)
「京都という街は、タイムカプセルのようだ」と著者は言う。オフィス街の真ん中に聖徳太子創建と伝えられるお寺があったり、京都きっての繁華街に、坂本龍馬と中岡慎太郎が暗殺された地の石碑がひっそりと立っていたり。そこには人々の日常があり、みなが変わりない暮らしを続けている。そんな石碑になど目を留めない人もたくさんいるはずだ。 それでも著者は、そんな場所に出会う度に、タイムカプセルを開けたような気持ちになるのだという。幕末の争乱期の京都へ、平安遷都する以前の京都へ、近代化が急速に進んだ明治・大正時代の京都へ…���。さまざまな時代の“時"のカケラが、街のそこかしこに埋まっている。この場所で徳川慶喜は何を思ったのだろう。平家全盛のころの六波羅は、どんな景色だったのだろう。安倍晴明はここで何を見たのだろう。その“時"のカケラは、一瞬の時間旅行へと誘ってくれる。 日本美術研究者として活動する著者が、京都の通り界隈にまつわる逸話から、神社仏閣の歴史、地元の人々の季節折々の暮らし、街歩きでの目のつけどころや楽しみどころ、京都人の気質までを生活者の視点から紹介する。さらに、自身のご家族のこと、京都府警と側衛の方たちとのやり取りなどの日常生活の一端を、親しみやすい文体でつづる。6年以上、著者が京都に暮らす中で感じ、経験した京都の魅力が存分に語られており、「京都」という街の奥深さと、「京都」の楽しみ方を知る手がかりとなる。 新聞連載の24作品に、書き下ろし3作品を加えて刊行。京都の街歩きに役立つ「ちょっと寄り道」情報や地図も掲載。
京都はんなり暮し〈新装版〉 (徳間文庫) 文庫 – 2015/9/4
澤田瞳子 (著)
京都の和菓子と一口で言っても、お餅屋・お菓子屋の違い、ご存知ですか? 京都生まれ京都育ち、気鋭の歴史時代作家がこっそり教える京都の姿。『枕草子』『平家物語』などの著名な書や、『鈴鹿家記』『古今名物御前菓子秘伝抄』などの貴重な資料を繙き、過去から現代における京都の奥深さを教えます。誰もが知る名所や祭事の他、地元に馴染む商店に根付く歴史は読んで愉しく、ためになる!
京の花街「輪違屋」物語 (PHP新書 477) 新書 – 2007/8/11
高橋 利樹 (著)
京都・島原といえば、かつて興隆をきわめた、日本でいちばん古い廓(ルビ:くるわ)。幕末の時代、新選組が闊歩したことでも有名である。その地でたった一軒、現在でも営業を続けるお茶屋が、輪違屋(ルビ:わちがいや)である。芸・教養・容姿のすべてにおいて極上の妓女(ルビ:ぎじよ)、太夫(ルビ:たゆう)を抱え、室町の公家文化に始まる三百年の伝統を脈々と受け継いできた。 古色なたたずまいを残す輪違屋の暖簾をくぐれば、古(ルビ:いにしえ)の美しい女たちの息づかいが聞こえてくる。太夫のくりひろげる絢爛な宴は、多くの客人たちを魅了し続けている。 本書では、輪違屋十代目当主が、幼き日々の思い出、太夫の歴史と文化、お座敷の話、跡継ぎとしての日常と想いを、京ことばを交えてつづる。あでやかでみやびな粋と艶の世界----これまでは語られることのなかった古都の姿が、ここにある。
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夏の旅
春夏冬に発売される「青春18きっぷ」
これを使い
ちょっとした旅を楽しむようにしています。
今年の夏はとにかく暑い
そうなるとどうせ旅をするなら
涼しい所に行きたいという事で
山梨へ行く事にしました。
甲府辺りは盆地だから
暑いというイメージをお持ちかもしれません。
確かに暑い、東京よりも暑いです。
でも、涼しい所もあるんです。
それが温泉
実は、甲府はぬる湯天国
源泉がぬるかったり、冷泉だったりと
最高な温泉が沢山あります。
7月後半のある日
朝早く起きて甲府に向かいました。
まずは甲府市内にある「草津温泉」
ここに来るのは2回目です。
町中にある銭湯ですが
飲泉までできる立派な温泉
露天風呂まであるし最高です。
ひとっ風呂きめた後は
お昼ごはん
草津温泉の近くにある「中華ごはん かんざし」
ここはかなり人気店なので
温泉に入る前に、受付だけしておきました。
開店の2時間前ぐらいに行って
名前を記入しておかないと入れないと思います。
でも、それぐらい美味しい中華を
お腹いっぱい食べさせてくれるお店です。
甲府市内にある「山口温泉」
ここも2回目です。
山梨県随一と言われる最高な泉質
とにかくアワアワ
天然ジャクジーな炭酸泉が源泉かけ流し
絶妙にぬるいので
露天風呂でなんども意識を失いました。
夏に最高な温泉です。
8月に入りお盆も過ぎた頃
またも甲府へ向かいます。
今回は甲府の手前
春日居町駅で下車
夏の日差しを浴びながら歩きます。
辺りは果樹園がたくさんあります。
桃、葡萄、マスカット
その景色を見るだけで楽しいです。
駅から20分程歩くと
「岩下温泉旅館」につきます。
こちらは文化財に登録されるぐらい
歴史を感じさせる建物です。
新館と旧館がありまして
立ち寄り湯は旧館です
受付しようと思いましたが誰もおりません。
どうしようかと悩んでいると
車で旅館の方が来ましたので
立ち寄り湯に入りたいと告げると
またちょっと出かけるから
入ってていいよと言われたので
入浴料を渡して独泉させていただきました。
浴場の奥に加温の浴槽
手前の小さな浴槽は源泉です
ここ以外にもっと大きな源泉の浴槽もあるんです。
加温の湯に入り、少し体をふいてから
タオルを巻いて脱衣所を出ます
目の前に半地下に降りる階���があります
からだをかがめて階段を降りると
ひんやりとしている
外は30度超えだというのに不思議です。
そこに小さなプールぐらいの浴槽があります。
ここが源泉かけ流しの冷泉浴場
暑い夏には最高です
ここの源泉は28度ぐらい
全身つかると
とにかく気持ちいい
加温の湯と3、4回交互浴するうちに
体の疲れ、夏の疲れが消えて
意識も遠くなっていきました。
まさに気絶
そのぐらい最高な温泉です。
岩下温泉旅館をあとにして
電車で甲府へ向かいました。
甲府から身延線に乗り換えて南甲府駅へ
駅前にある食堂「キッチンミナミ」
ここで名物エビフライ定食をいただきました。
大きいエビが2尾
本当に大きいですよ。身もプリプリで
最高に満足なお昼となりました。
満腹になったので
もうひとっ風呂浴びにいきます。
南甲府駅から一駅
甲斐住吉駅で下車して
そこから少し歩くと見えてくるのが
「トータス温泉」
ここも甲府市内に数多くある
温泉銭湯のひとつですが
泉質が素晴らしい。
湯の色は黄金色で
ドバドバとかけ流されてます。
重曹泉という事で肌もツルツル
銭湯ですが露天風呂もありまして
かなり快適でした。
ここもぜひ再訪したい銭湯です。
夏の間に2回も甲府へ行きましたが
実はまだ行けていない温泉があるんですよ
東京からも近い甲府
暑い時にこそ行ってみて欲しいです。
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2024/1/9〜
1月9日 身体の全ての感覚がなくなってしまい心が塞がる寒さを思い出した一日だった。
職場は今日からお仕事始め���方も多く、いよいよ日常が戻ってきて、なんかもう少し安心している。 友人から受け取ったメッセージを開くと、年賀状が連盟で新鮮だったこと(わたしの友人同士が結婚した)と悲しいけれど仕事始めで職場にいることでなんとか取り戻したところがある、という内容で、すごくわかるな、と今日一日時々思い返していた。
お昼休みに清里フォトポートフォリオの申し込みをしようとして、応募受付日の前日から登録だけはできるはずなのにフォームを見つけられず、日にちを確認すると1月10日から。そして今日はまだ1月8日!まだ1月一桁代なんて信じられない。今年も長くなりそう。
他の職員さん同士で、某スーパーのピーターラビットグッズプレゼントキャンペーンのことを話していた。私が毎日行くスーパーでもそのキャンペーンを実施していて、ぬいぐるみがかわいい!と気になりつつポイントを貯めるまめなことはできずもう何ヶ月も経ってしまっている。 職員さんの娘さんが欲しがっていて、半分ポイント、半分お年玉で手に入れる作戦を立てているとのこと。
昨日の夜、久しぶりに少し落ち着いてインターネットをできたきがしていて、やっぱり水野しずのnoteで真顔に戻れた。 あと新所沢PARCOが来月末で閉店することを初めて知った!閉店間際に行く予定を立てたい。
今週末は2日連続で始発出勤。これを乗り越えたらお休みしたり、写真のことをしたいので、なんとか乗り越えられます様に。
1月10日 昨晩は疲れすぎてたくさん飲み物を飲んでしまった。なるべく熱々にして飲みたくて、でも身体がエネルギーを欲しすぎて速飲みしようとして、たくさん舌を火傷して痛い。 高校の時の部活の悪夢を見てしまって、本当起きてからも辛かった。さわりしか知らない曲を一曲指揮しないといけないという悪夢。かつてこれが現実だった時間もあったのか、と思うと今がとてもましに思えてしまう。
東京出張でへとへとになって、でも移動中の電車で清里ヤングポートフォリオの登録を済ませる。あまりこのコンペのことをよくわかっていなかったので応募要項を読み直して、写真のプリントにこだわったことがあまりなかったし、今もそこまでこだわりきれないところがあるので、別これに応募しなくても良いのかな、と思えてきた。 でも、中途半端ながらもやるだけやってみるんだと思う。
どう乗換案内を調べても2時間以上かかる移動に、日記の文字起こしもし始めたけれど、へとへとが相まって文字を打てないくらいうとうとして寝てしまった。 職場で2時間ちょっとだけお仕事をした。
一期下の方から年賀状のお返事を手渡しでいただき嬉しい!満月を見ると私も月を見ているかな〜と思う様になった、と書いてくれていた。 給湯室で会った二期下の方と、結婚ブーム(ラッシュ)のことや、結婚��に行きたくない!という彼女の主張を聞いて、一昨日あった友人から結婚式のエピソードを聞いて、他人の結婚式は8割はおめでとうおめでとうおめでとう!という気持ちだけれど、2割くらいは、目の当たりにするちょっとした演劇にどこまで苦しくなく目の当たれるか心配な気持ちを抱えてしまう話をしたことを思い出す。
今週末にできない生活のこと、少しでも済ませて置けます様に。
1月11日 午後から都内はイベント的出張があり、午前中はお休みをとって、この週末にできないお掃除などを済ませて家を出た。 今日はこの冬一番の寒さの様だったけれど、いつもの職場の朝より寒いことはなくて、東京って暖かいと思った。泣かないで耐えられる寒さ。
午後からの予定が以前の職場に程近かったため、新年のご挨拶も兼ねて、お世話になっていた職員さんへ連絡をとり顔を出してきた。 今の��分の状況的に自ら人に会いに行くなんてしない方がよいかな、と思いながら直前に連絡を取ってみて、お会いできることになって緊張しながらちゃんと楽しみでもあった。
手土産に渡してみたかったふくろうサブレを新橋の小川軒で購入。 初めて行ったけれど、近江屋のようなクラシカルな雰囲気と素朴で多福感のあるお菓子屋たちがとてもよかった。
その後は年末に前を通りかかって気になっていた、法務省の展示室の見学へ行った。
日比谷公園を歩いていたら、ふと日比谷図書館で石川竜一のエベレスト等の登山の写真展が開催されているのを見つけて入ってみる。 登山途中の記録の写真が良かった。あまり石川竜一の写真を見たことがなかったけれど、日比谷公園を撮った写真もなんだか良くて、こんなに死にそうになりながら高い山を登らなくも良い写真を撮る方なんだな、と思った。あとどのくらいレベルの山から登山記を作ったりするんだろ。
法務省の赤レンガの建物に入る扉がとても重かった。 税関と同じ様な重厚感のある階段空間や、近代建築の装飾が施された天井などを見学できて、ライブラリーでは法や謄本の制度ができるまでの歴史等が展示されている。 ゆるキャラはホウリスくん(リス)とホゴちゃんとサラちゃん(ペンギン)とサイバンインコ(インコ)だった。どこにでもゆるキャラっているんですね。 弁護官と検察官と裁判官の昔の法廷の制服が可愛い感じ。それぞれ肩から背中にかけて異なる刺繍か入ったマント。
東京のオフィス街のランチタイムを抜けて、以前の職場へ向かう。 毎日乗っていたエレベーターで、もうフロア案内を見ないと何階かわからなくなっていた�� お忙しい中でもみなさん挨拶してくださって、少しおしゃべりをさせてもらって、単純な感じでお仕事がんばろうな、という気持ちになった。いつか一緒にお仕事できれば、と思いつつ、もう綺麗な思い出のままそんなことはしない方がいいのかもしれない。
午後からの予定のため上野公園まで歩く。 不忍の周りにいた鳥が、いつかの九州旅行の途中に乗ったフェリーの上でカッパえびせんをあげた鳥の種類と同じだと気付いた。
用事が終わり、上野駅の高架のペデストリアンデッキから東京の夜は明るいし、明るいだけでも寒さが和らぐ気持ちで年末年始に眠っていたまちが動いている様子を眺めながら歩いて帰宅。
今日は充実した非日常的平日を送れた気がする。 長い一日でした。
1月12日 昨日お会いできなかった前職の職員さんからメールが届き、今日もそのおかげでモチベーションを何とか保っていた。 でも心の中は明日からの入試業務の悲しさと不安しかなく、今もとても明日始発に間に合う様に起き上がれる自信がない中へとへとに帰宅している。
ふと思った、インターネットで決定的なお別れをしたことがない事、去年わたしがインターネットでさっぱり消えられなかった事について少しだけ文字にしてみたくなり、もうInstagramで誰も長い文章を読まないことは知っているのに、長い長い言葉と一枚の写真を置いてみた。 久しぶりにインターネットで息をして気持ちになった。 今はこの8年くらいにインターネットを通して出会ってくれた方々にお礼を言える様な誕生日を迎えたいと思って、そんな利己的な気持ちのない誕生日を望んでいる私はもうすぐ死んじゃったりするのかもしれない。
今日はお昼休みに赤い梅が咲いているのを確認できた。
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2024年6月13日木曜日
病院の待合室にて20
くちずさむ歌はなんだい?思い出すことはなんだい?(2)
まだ13時過ぎなんだけど。楽しいのになぜか時間が過ぎないという、最高なような不気味なような現象が起こっていた。でも大丈夫。鳴門といえば渦潮だから。まだ渦潮見てないから。徳島と淡路島を結ぶ大鳴門橋、その橋の中がトンネルのようにくり抜かれており、そこに遊歩道が作られていて、鳴門の渦潮に徒歩で近づく事ができる、その名も『渦の道』。そこに行くことにした。私は多分行くの3回目ぐらい。結構好きな観光スポット。たくさん歩けるし。渦が見えるかもしれないし(満潮とか干潮とかちゃんと渦が出るタイミングを狙わないと見えない事が多い)。
渦の道に車で向かっている道中では、私達はフィッシュマンズの話をしていた。Tくんは中学生の頃からフィッシュマンズを聞いていて、これは私の当時の感覚だと相当早かったように思う。私たちが13歳から15歳というと、1997年から99年に当たる。フィッシュマンズにとっては、『宇宙 日本 世田谷』、『8月の現状』、『ゆらめき IN THE AIR』、男達の別れツアー、佐藤さんの逝去、そしてライブ盤『98. 12. 28 男達の別れ』という激動の3年である。今でもありありと思い出せるTくんの部屋には、フィッシュマンズのCDが何枚か置かれていて、私は『ゆらめき IN THE AIR』や『宇宙 日本 世田谷』のジャケットを見て、かっこよいと思ったりしていた。私はTくんに、最近フィッシュマンズが海外で高く評価されていて、音楽の食べログことRate Your Musicでも『男達の別れ』が金字塔のように扱われていたり、ついこないだもPitchforkのSunday Reviewで『ロングシーズン』が採り上げられていたんだよ、と早口でまくし立てていた。どうして早口になったかというと、こんな話ができる人はあんまりいなくて(でもよく考えると今も私の友達でいてくれてる人は、多分この話みんなできる)嬉しくなっちゃったから。Tくんはそういったことを全然知らなかったが、東京から福岡までの飛行機の中で『ロングシーズン』を聞いていたらしい。無意識で世界とシンクロしていく人間。ホンモノとはこういう人のことを言うのだと思う。
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「そのピッチフォークのレビューでね、「走ってる…」のところが”Driving…”って訳されてたの。あれって車の歌だったの気づいてた?よく考えたら夕暮れ時を二人で走って東京の街のスミからスミまで行かないよね」
「気づいてなかった!そっか」
Tくんに「どうしてフィッシュマンズ聞くようになったの?」と尋ねてみた。きっかけは、彼がかつて好きだった女の子、彼がバンドをやってる時に歌にまでした女の子が、フィッシュマンズを好きだったことだという。Tくんは最初に『Neo Yankees’ Holiday』を買ったらしく、一枚目としてはまあnice choiceだと思うのだが、その女の子は「まあ、あれもいいよねー」ぐらいの感じだったらしい。Tくんがすばらしくnice choiceであるためには、いわゆる世田谷三部作に手を出さなくてはいけなかったのだった。そして私はこの話を聞きながら、こんな素敵な話は、当然むかし一度聞いたことがあったのを思い出していた。でもそんなことは言い出せずにいたし、こんな話は何度聞いたって素敵なのでよかった。
渦巻は巻いてるのか巻いてないのかよく分からなかった。私が行く時はいつも、巻いてるのか巻いてないのかわからない状態である事が多い。時間とか潮の満ち引きとか考えず、適当に行ってるからだと思う。橋をその内側から見るのも、私は楽しいから大丈夫なのだが、相当歩いたので疲れてしまった。もう一箇所、鳴門には霊山寺という四国八十八箇所巡礼の一番札所であるお寺があり、そこも観光名所として有名なのだが、疲れてしまったので、行くかどうかを決める会議が私とTくんとで開かれた。そして、入るかどうかは別として、ドライブがてら行ってみようとなった。なんとなく高速に乗りたかったので、鳴門北ICから板野ICまで乗ろうと思った。せっかくだから音楽をかけようと思い、Apple Musicで、『はじめてのフィッシュマンズ』というプレイリストを掛けた。一曲目は『いかれたBaby』だった。やっぱり初めて買うフィッシュマンズは『Neo Yankees’ Holiday』で全然いいと思った。ほとんど誰も走っていない高速に、少し傾いてきた陽の光が射して、そこに音楽が混ざって気持ちよかった。鳴門の街のスミからスミまで、僕ら半分夢の中…もちろん運転中だから完全覚醒中だったけども。Tくんを無傷で東京に帰す事も運転手としての責務である。
高松道を降りて、霊山寺に着くまでの間に少しだけ、音楽ではなく、Tくんの私生活について話す時間があった。その内容については当然ここに書く事は出来ない。唯一言えることと言えば、Tくんは本当にエンターテイナーだということだけである。
霊山寺に来たのは私個人としては2回目だけれど、記憶よりこじんまりとしていたので、車から降りて参拝することにした。霊山寺は天井から多数の灯籠が吊ってあるのがとにかく綺麗でかっこよいのですが、それをTくんに見てもらえてよかった。ここは八十八箇所巡礼の一番札所なので、RPGの最初の町のように、お遍路さんになるための装備品、白衣や輪袈裟や遍路笠や金剛杖や納経帳などが全て揃えられるお店があり、入って眺めていると、「僕、数珠とか持ってないんだよね」と言って、Tくんが数珠を買おうとしていた。お店の中なのであんまり言えなかったが、数珠はいちばん安価なもので1600円くらいして、上は8000円くらいするものもあり、私は「高くない?」と思っていた。「数珠は高い方がいい。法事の価値観ではそう定義されています」みたいのは聞いたことがないけど、まあ本人が納得してたらいいか。Tくんはいちばん安価ではあるがしっかりしていると思しき数珠(数珠の審美眼など私にあるわけないけど)を購入していた。法事の度に私と四国のことを思い出すか、あっけなく失くすかのどちらかになるだろう。
午後三時を過ぎたので、本日宿泊予定のビジネスホテルにチェックインすることが可能になった。ホテルは徳島市内にあって、ここから三十分くらい。いったん。いったんチェックインしてみようか。しなくてはならないことを早めにやって、気持ちに余裕を蓄えていこうじゃないか。ホテルまでの道中では、Tくんがやっていたバンドについての話をしたと思う。彼らが発表したCDやCD‐Rのうち、私が一番好きなのは最初のミニアルバムである『ワンダフルまたはフレッシュ』、二番目に好きなのはその次のミニアルバムの『ギターでおしゃべり』という作品で、初めてこれらの音源を聞いた私は感動のあまり、この二枚の解説を頼まれもしないのに書き上げ、それがバンドのウェブサイトで公開されるということがあった(追記:改めて思い返すと、一枚目の『ワンダフルまたはフレッシュ』には解説を書いていないような気がしてきた。二枚目の全曲解説は書きました。これは間違いありません)。私はあの解説を書いたことを、どちらかと言えば良かったことだったと思っているが、割と最近になって、解説を書くのではなく、バンドにインタビューをした方が良かったのかもしれないと思ったのだった。なぜなら例えば、私が彼らのレパートリーで一番好きなのは、最初のミニアルバム所収の『湯河原で男女』という曲だが、このマジカルな曲をどうやって書き、どうやってアレンジし、どうやって録音したのか、ということをあいつらは絶対忘れてしまっているからだった。そういうことをつぶさに訊いて、記録に残しておけば良かった。誰のために?もちろん私のためにである。他の人も読みたかったら勝手に読めばいいと思うけど。一応車の中でTくんに『湯河原で男女』を書いた時のことを訊いてみたが、やっぱりあんまり覚えていなかった。しかし、彼自身のこの曲についての解釈と、自分自身の作家性への分析のようなものが聞けたので、それは嬉しかった。それをここで書いてもいいのだが、彼のバンドは一応現在「曲作り中」であるらしいので(12年くらい曲作り中みたいです)、万が一の時のために書かないでおく。なんか種明かしっぽくなりそうだから。他にも『国鉄に乗って』という曲を書いた時の大変面白いエピソードなどを聞けたので、ファンの私は大満足だった。まあ話に夢中になって、途中かなり道を間違えたりしたが、言わなかったので多分ばれてないと思う。土地勘のない人とするドライブにはこういう好都合な面がある。あと売るほど時間があるから大丈夫。時間の叩き売り。持ってけ時間泥棒。
つづく
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ペーパーマリオRPGリメイク発売ッ!!!!!
⚠以下ステージ1までのバレあり⚠
開始2分で絞首台!!!!
5分で太眉八重歯ポニテ考古学者JDクリボー!!!!!
治安最悪ゴロツキタウン!!!!!!
拉致監禁湯上がりピーチ姫ッ!!!!!!!めっちゃ可愛い
そしてLove・・・
やってきました、我が人生におけるFF9枠と再び出逢う日が。
えっ…?なんとか頑張って生き続けるとペパマリRPGのリメイクを遊べるの人生って…?捨てたもんじゃないな……。
なおリメイク版はCERO:B(暴力表現)になりました。当たり前です。今見てもマリオでこれやっていいんだってなるな(だから好き)
ステージ1までクリアしました。思い出の中の印象はそのままにグラフィック、BGM、キャラクターetc…様々な面で極上のブラッシュアップが施されていて小学生のころにドハマリRPGした現大人の涙腺をエグい勢いで抉りに来てます。なみだがとまらん。
なんというか、子どものころ熱中したゲームって記憶の中で光景が美化されてるじゃないですか、その「美化された光景」がそのまま現実に映像として出力されてるんですよ!確実にいる…スタッフの中に自分と同じ思い出を持つ者が…!
新規要素としては、あらゆるキャラクターの立ち絵バリエーションが増えていたり、固有の読み上げボイスが追加されていたり、原作には無かったシチュエーションBGMが追加されているのに感動。
中でも画面端までブッ飛ぶほどいっちゃん衝撃を受けたのが通常バトルBGMでした。なんと…
ステージ毎に専用のアレンジがある!!
噓でしょ!?原作1種類なのに!!?
ポケモンで言ったらバッジ入手する度に野生戦BGMが変わるようなもんですよこれ、この先思い出満載のあのステージこのステージで専用の新曲バトルが味わえるってマジで言ってる???昇天してしまう……。
ゆく先々で待ち受ける極上のファンサービスが今から楽しみでなりません、しかし急がず遊ぶぞ!なんてったって20年越しのプレゼントだからな…!!
や、やっぱ一気に遊ぼうかな
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https://music.apple.com/jp/album/baby/1498260971?i=1498260978
Friday,Apr26
昨夜意地だけで風呂に入る。やっぱり夜のうちに終わらせるべきことは確実に存在する。寝るの遅かったけどちゃんと起きれた、仕込んだフレンチトーストを焼く。天気が良かったから急にFrankie Cosmosが聴きたくなる。Frankie Cosmosは新代田の寮の朝の光を思い出す。一年生の時、誰にも教えずよく聴いていた。朝になったら施錠が解除される高架の上にそびえ立つ寮、歩けばすぐに新代田FEVER、今はエトセトラブックスもある。世田谷区の朝も好きだった。わたしだけまだいつも2019年にいる。11時から高田馬場で病院。心理士の人に宿題を渡して、文章書くのお好きなんですか、と聞かれる。その後ロールシャッハテストを受ける。早く結果が知りたい。職場には何日か前から病院で遅れるかもしれないと伝えていたのにかなり早く終わってしまった。冷たい飲み物が飲みたくて、西武新宿線〜山手線乗り換えの間にあるスタバに入る。何も分からずキャラメルの冷たいやつ頼む。店員のお兄さんにキャラメル多めにしときますか、と聞かれてスタバコミュニケーションだ、と思う。スタバは一生分を中学の時に行き尽くして(太宰府天満宮のスタバがわたしたちの中のスタバだった)、それ以来全然行ってない。美味しいのかどうかはわからなかった。歳の離れた姉が小学生のわたしに自慢げに教えてくれたあのスタバのキャラメルの飲み物は何だったっけ。いつもそれが飲みたくて、でも名前が分からない。その思い出は少し苦しい。電車まで30分くらい借りた本を読み、読み終わった。歳の離れた友だちがほしい、人間は大人になってもずっと幼そうだ。結局いつも通りの時間の電車で出勤する。tofubeatsのAI音声で作られた新譜が出ていた。彼の信念を感じて感激する、ずっとわたしの先輩だ。急な連絡が来てまたかき乱される。必死なわたしは見ていられない、辞めたいのに拒めない。これ以上バカをやっていると友だちに嫌われる(というかもう嫌われている)。お昼に食べたファミマのキンパが美味しかった。新大久保に行きたい。今日は夜の時間帯に同じ電話番号から変な電話が多分6回くらいかかってきてて、市川が喜びそうだと思った。ボタンの操作音、「新潟」、「ウェルシア」、この3パターンを繰り返す電話口の不審人物。最後は上司の無言電話対応で、その後からぱたりと電話は消えた。退勤時間の数時間前から、何故かパニック発作の時みたいな浮遊感と気分の悪さに見舞われる。あれは何だったのか。とりあえず急いで仕事を終わらせて早く帰りたかった。電車が大幅な遅延。赤羽で、池袋で立ち往生する。ハイになって乗り換えを走る大人たち、ホームから溢れる人を見て本当に気分が悪くなった。こういう極度のどうしようもなさに見舞われると、わたしは笑うしかなくなる。逆ギレの号泣だ。わたしが何をしたって言うのだ(何もしていない)。山手線でSofie Royer聴いて頭を抱え、泣きそうだった。なんだかかなり疲れた。銭湯の前で煙草を吸って、意地だけで皿を洗いゴミを出し化粧を落とし、紅茶を淹れた。GWに山を登ることが決まった。
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北野天満宮
お盆だけど七夕祭り中の北野天満宮に。大鳥居に七夕の笹飾り。
天満宮ならではの牛🐮
境内
七夕祭りの神事
御手洗川の神事は以下から
静謐な境内
花に彩られた手水
本殿も当然七夕飾り
本殿の両サイドに梅を干した名残。
そして干した梅。即ち梅干し
年に一度の国宝御本殿石の間の通り抜けを体感。珍しい本殿上からの景観
更に御本殿の裏に回る
表の楼門とは打って変わって清楚な北の門
そして学問の神様の総本山らしい夥しい数の合格祈願の絵馬
神楽殿
そうこうしてうるうちに陽が暮れて
煌めき出す七夕飾り
一段と映える本殿の門
梅苑も光だす
こちらもさらに華麗な楼門
また来ようと思う北野祭りでした。
梅見の頃の北野天満宮
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人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる
富、名声、権力を得るのも安心を得るためだし、
家庭や友人と過ごすのも安心のため、
社会に貢献するのさえ自分を安心させるため
安心を求めることこそ人間の目的だ
究極的に安心に満たされた状態、場所、それこそ「天国」といって差し支えないだろう
では、
「天国に行く方法があるかもしれない」と言ったら?
必要なのは
「生姜好きのためのギョーザ」である
にんにく不使用でダイレクトに肉の旨味と生姜の衝撃が脳幹を揺らす
必要なのは「覚悟」である
「冷凍ギョーザは焼くもの」という固定観念を砕き、ひたすらこのギョーザを湯掻いていく覚悟である
必要なのは
「なべしゃぶ(柑橘醤油つゆ)」である
当初はセオリーどおり白湯で茹でてぽん酢で食べることを想定していたがこちらの方がごま油も入っておりより相性が良い
必要なのは「フリルレタス」である
湯をくぐらすことで生よりもシャキシャキになり、つゆとのコントラストで甘味が際立ち、脳にガツンとくるギョーザの箸���めに燻し銀の働きをする
最後に必要なのは「ビール」である
ギョーザを投入したら
5分程度グラグラと煮て
ぷかりと浮いてくるまで待て……
その時が
「天国の時」である
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『麒麟山温泉』
阿賀野川を臨む露天風呂、また食べたくなるお料理に満足。家族団らんの宿
どうもmottoです。
今回は冒頭にあるように温泉の話です。
30歳を過ぎて今まで感じなかった肌トラブルや体調の変化、腰痛、肩こりに悩む今日この頃です。変化を受け入れて自分と付き合っていこうと思います。
さて今回ご紹介するのは新潟県阿賀町にあります『麒麟山温泉 雪つばきの宿古澤屋』さんです。
子供が小さいこともありなかなか宿泊の予定を立てられない中、ご縁で某宿泊予約サイトより前日に予約を取る事ができました。
一泊朝食つきのプランで予約出来ました。
11月の初旬でしたので紅葉🍁も始まりとても素敵な外観、期待感が弾みます。落ち着いた純和風の造りで館内は木造2階建て、昭和10年以来、創業当時の佇まいだそうで、館内も味のある雰囲気。お庭、玄関とお手入れされている感じが好印象でした。フロントを過ぎ長い通路を2、3曲がりながら進みます。黒い玉砂利の洗い出し仕上げに欅の根木が島のように配置された通路を通ります。職人さんは難儀されたんだろうなぁと考えている合間にお部屋に到着。
部屋に入るとお茶の香り。居心地がいいです。
「ほっ」と一息つきながら窓の外を見ると目の前に阿賀野川の絶景。流れの強弱に目をひかれながら野鳥を観察ができます。タイミングが良いと阿賀野川対岸にSLが通るようです。観てみたかった😢 川岸から少し離れてポツンと島が、印象的です。 個人的には中が岩なのか土なのか気になりました。 夜にはライトアップもされるようでした。綺麗です。
高低差がある立地故なのか階段が少し多めです。年配の方や車椅子、松葉杖の方は事前に連絡するなどの注意が必要かもしれません。 しかし客室が12部屋ほどのようでしたので館内はゆったりとした時間の流れです。 私も小さな子連れでしたが周りの目を気にする事なく過ごせました。 また、露天風呂つきのお部屋もあるようですし、プランによれば夕食・朝食がお部屋で頂けそうです。 移動量減らし気兼ねなくすごせそうです。重ねて事前連絡による確認が必要そうです。
それではいよいよ温泉へ!
先ずは大浴場、入って直ぐに気づきました。「匂いがしない。」 あれ?! 100%天然温泉のはず♨️ 半信半疑で温泉に浸かってみると「ピリッ」とした感じで温泉だと分かります。そして若干の塩味がありました。(⚠️飲泉はできません。) 温度はややぬるめですが効能を堪能するにはもってこいな感じ!
そして透明で綺麗な温泉がなんだか嬉しい。お湯の汚れが少ないようで20部屋以下の宿泊施設の最大のメリットと再確認しました。
さぁ露天風呂へ!
露天風呂も温泉が澄んでいて綺麗! そして、阿賀野川の眺望を堪能できます。 こちらの露天風呂は珍しく、下から温泉が湧き出てくる仕様です。 川の音、風や虫の鳴き声、野鳥のさえずりを景色の一端として楽しむという、古澤屋さんの想いあるコンセプト。心身共に癒されリフレッシュできますね。私は宿泊中に5回も入浴しました! 阿賀野川を目の前に四季折々の風情を楽しめる数少ないお宿です。何度でも来たい!その様に思いました。
【泉質等のご紹介】
ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(中性低張性低温泉)
浴用の適応症
★一般的適応症
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔病、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
★泉質別適応症
きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、動脈硬化症
私個人としては、坐骨神経痛気味なので腰痛、ふくらはぎ、脛などの箇所で痛みや凝りが和らいだのを実感しました。
はぁ〜〜いい湯でした♨️
皆さんもぜひご参考にしてみて下さい。
それではまた!
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