#飲み物:カリブ海
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✿ ラム酒 | Rum ・サトウキビから造られる蒸留酒(スピリッツ)のこと。サトウキビから砂糖を精製する際に残る廃糖蜜(はいとうみつ)や、絞り汁を蒸留して造られる度数の高い洋酒です。ラム酒の特徴といえば、カラメルのように甘くほろ苦い風味と、深くなめらかな口当たりです。モヒートやキューバリブレなどカクテルベースとしてはもちろん、パウンドケーキやティラミス、チョコレートなどスイーツの風味づけや、ドライフルーツの保存など幅広く使われています。アルコール度数は40〜50度のものが多いですが、中には約75度とかなり高いものもあります。気になるカロリーは100gあたり237kcalとやや高めですが、蒸留酒なので糖質はほどんど含まれていません。 ・ラム酒の起源は諸説ありますが、キューバをはじめとするカリブ諸島(西インド諸島)発祥と言われています。本来この島にサトウキビは自生していませんでしたが、1492年の新大陸発見の翌年以降ヨーロッパ人に持ち込まれて、大規模なサトウキビ農場が開拓されました。17世紀ごろから砂糖の生産量が急激に増えると、その副産物である廃糖蜜を使ったラム酒の醸造も盛んになります。ラム酒は貿易の主要品目であったほか、砂糖の製造に従事する労働者や、船乗りや海賊たちの間で親しまれていました。当時は船乗たちが恐れていた壊血病の特効薬と信じられていたので、航海中の飲み物として商船や海賊船に常備されていたそうです。 ・英語では単にラム rumというが、日本語ではrとlの区別がなく、仔羊の肉を意味するラム(英: lamb)などとカタカナ表記が同一になってしまい紛らわしいので、混同を招かないよう「ラム酒」という言い方も一般的である
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音楽ざんまい!
仕事でなかなか段取りが噛み合わずストレス!
Gウィークも何というイベントもなく、なんかリセットしたい。
ここで酒は禁物!
酒は飲んでるときはいいが、
あくる日のお釣りが辛いことに最近気づく(^_^;)
そういえば、今年の2月浪切ホールにミラクルヒカルを見にモノマネショーに出かけて、あまりにも楽しかったので、
友人にその話をしたら、また一緒に行こうということになってモノマネライブのチケットとっていた。
それが先日の事
今回も場所は岸和田市浪切ホール
今回は荒牧陽子ちゃんと松浦航大く��!
チケットを発券して見ると、なんと前から2列目、
長年いろんなライブに行ったことがあるが、2列なんて初めて
ライブは15時30分から、
朝から仕事を切り上げて昼めしを食べに帰る途中、車でラジオを聞いていると
ボブ・マーリーの生涯を描いたドキュメンタリー映画が公開したという。
そういえば映画も最近見てないなと、
なにげに岸和田カンカンのボブ・マーリー上映時間を見ると、
本日の上映時間、13時から15時だと!
まてよ、またそのうち見に行こうと見ていたが、
只今の時刻11時45分!
かえって飯くてすぐ出発したら間に合う!
そのまま15時から隣の浪切ホールに移動する。
タイトやけど、せっかちの私にはこれほど素晴らしいタイミングがあるだろうか!
思い立ったら即行動!
感想ですか?
かなり良かったですよ、★★★★✫4,5
というのも2018年に上映された
Queenのボーカル、プレーデイーマーキュリーの映画「ボヘミアン・ラプソディ」を見てから
プレスリー、など音楽家の生涯の映画に少しハマっています。
まぁ、一言でレゲエと言うと少しアウトローで薬物なんてイメージが強いですが、
実際この当時のジャマイカは治安も悪く映画にもマリファナなんて出てきますが、
純粋にボブ・マーリーの歌の歌詞や功績は素晴らしいです。
それでは浜村淳師匠の愛弟子のわたくしがこの映画を簡単に説明しよう!
時代は1976年
カリブ海にある小さな国ジャマイカは独立後の混乱から政情が安定せず、
2大政党が対立し内戦状態。
そんな中、30歳にして国民的アーティストとなったボブ・マーリーは、その人気を利用しようとする政治闘争に巻き込まれ、その年の12月3日に暗殺未遂事件に遭う。
奥さんのリタ・マーリーも撃たれちゃってね、
その後のイギリスに渡り・・・・
とあまり話すと浜村師匠超えてしまうのでw
結局ボブ・マーリーは36歳という若さでガンで亡くなるんですが、
亡くなる前には、自分のライブで仲の悪かった2大政党の代表者を2人呼んでね、そこで握手をさせたと言うね、
まぁ、とりあえずお時間のある方は劇場に足を運んで見てください。
とそんなこんなで、
この日は、映画2時間、ライブ2時間と昼から4時間椅子に座ってね、
楽しかったですよ。
そうそうモノマネね、
荒牧陽子ちゃんはMISIAに大黒摩季に美空ひばりにとそれはそれは素晴らしかったのですが、
松浦航大くんが、圧巻の歌唱力とモノマネのクオリティーの高さで、
顔も小さくて男前、追っかけの女の子もたくさん来てましたね。
玉置浩二のメロディーは最高で泣いてる人いてましたw
玉置浩二のライブチケット全然とれずに凹んでたんですが、松浦君の歌で救われました。
しかし浪切ホール早くチケット購入すればこんなとこに座れる!
やっぱ田舎がいいね〜。
とまあ、久しぶりに楽しい半日を過ごしてリフレッシュした私、
月曜日からブッチ切って仕事しております。
新築現場は外壁もほぼ完了
パワーボードが張られてます
ここにまた塗装を施すんですけどね。
しかし気温がグングン上昇して、そろそろ日中は夏日になってきました。
みなさん、体がどこかがツルなんてことが起きればすぐ水分補給してくださいね
その前に水分補給できればいいのですが、
常温のOS−1を持ち歩いてね。
夏の体の準備しっかりしましょう。
それでは本日もお疲れ様でした。
。
。
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2023.9.28thu_tokyo
慌ただしい朝が始まろうとしていた。 前日は夜まで仕事だったので、既にソワソワ。 幾つになっても同じなのだが、イベントごとは緊張混じりの感情になる。 そして、4時にアラームが鳴る。 そう、この日は16年か17年ぶりのディズニーランドに行く日。 なんと言っても、仲良し友人Yのお誕生日の前日でもあるのだ。 支度は前日に済ますタイプなので、本当はギリギリまで寝てても良いのに、 心配性に加え、せっかちなのである。 用意が出来たので、始発電車で渋谷に向かう。
渋谷着いたら、お腹が痛くなる。。 なんと言う日なんだ。 トイレに駆け込む5時半。 5時45分にカーシェアを予約しているので、急ぐ。 なんとか無事に車をピックアップ。 友人Yの家に着いた6時過ぎ。 そして、無事に出発。 下道で向かうディズニーランド。
朝の出勤ラッシュに軽く引っかかる6時半。 ディズニーランドホテルを予約していたので、 ホテルの駐車場に着いたのは7時過ぎ。 そこから急いでディズニーランドに駆け込む。 7時10分にランドに着いたのに、混んでる(涙) 前々から色々調べてた情報によると、 6時頃から並んでる人とかも居るので、 早めに行った方が良いと書いてあったので、 気合いれたのに、既に大混雑。。 それに加え、ディズニーランドホテルに泊まると 「ハッピーエントリー」と言う、一般の方より15 分前に 入園出来る特典が何故かチェックイン当日に使えない事を その場で知る。ダブルパンチだ。 しかしまだ許容範囲の混雑だったので、 2人で「ハッピーエントリー」のシステムについて何故だろと言いながら列に並ぶ。 8時30分いよいよゲートが開く。
今回のミッションは美女と野獣に乗る、ピザポートのピザを食べる、 ジャングルクルーズに乗る。ブルーバイユーレストラン予約しているので 17時40分に無事到着し食べる事。それとスペースマウンテンに乗らない事。。
8時35分、ゲートを無事通過。 本当は走ってはいけないのだが、 小走りで「美女と野獣」に向かう。 私が来ない十何年のうちに出来たアトラクションだ。 普段は私の方が走る体力があるのだが、 友人Yの方が前をグングンと進んでいる。 彼女の方が「美女と野獣」にかける想いが強かったらしい。。 8時45分無事アトラクションの列に並ぶ。 久しぶりのディズニーランドの一発目のアトラクションだし、 初めて乗るし、カメラでバンバン撮っていたら電池がグングンなくなる。。 走った甲斐があり、約60分で無事初ライド。 何だかよく分からないけど、涙が出そう。。 映画を見ておさらいしてから乗ったのもあるが、感動した。 「美女と野獣」のアトラクションは8分なので、 出て来た頃には10時過ぎ。 二人の目標ミッションはまず一つクリア。
二人共朝ごはん食べて居なかったため、事前にピザを食べようと決めてたので、 宇宙をテーマにした「パン・ギャラクテッィック・ピザ・ポート」へ向かう。 私も友人Yもランドに来ると行くお店で共通してたので、 二人共テンション上がる。 十何年ぶりにピザを頼もうとすると、 なんと、昔とピザのメニューが変わっている。 1種類しかない上にホールで提供。 昔は1スライスで頼めたのに。ちょっとショック。 友人Yに席を取っといてとお願いして居たので、 2階席に着くと、特等席をゲットして居た��� ピザを作る店員たちの映像が見れる大画面の真前。 この映像が昔とは変わらずで、レトロで面白くて良い。 映像を見ながらピザを食べる10時20分。 ここまで実に神コース(二人で自画自賛)
10時40分、一回入口に戻り、 シンデレラ城前で記念写真撮れてなかったので、撮りに行く。 友人Yはサングラスか耳を着けたいかもとの事で、 ついでのお土産屋さんも寄れて一石二鳥。 それなりにゆっくり出来たので、今度は左回りの方、※入口から見て ずばりカリブの海賊方面。 ブルーバイユーを予約しているので、予習を兼ねて、カリブの海賊へ向かう。 念のため、ブルーバイユーレストランとは、 カリブの海賊のアトラクション内にあるレストラン。 ずばり食事をしながら、アトラクションに乗る人たちを見る事が出来る。 カリブの海賊の列は15分待ちだったので、 無事ライド出来たのは11時30分頃。 アトラクションの序盤でブルーバイユーが見えて来て、 「あーそうだ、そうだ、こんな感じだったね」と思ってるのも束の間、 急にライド号が水の中を落下。友人Yの叫び声がすごい。 正直叫び声にびびる私。。暗闇で前が見えない最後尾だったので、驚いたらしい。 友人Yが自身で言っていた絶叫系苦手の意味がここで分かる。。
ビッグサンダーマウンテンがそれなりに近いので、 友人Yは乗った事がないようで、初挑戦を試みてもらう11時50分頃。 暑い中で50分待ち。。影になるような所もないビッグサンダーマウンテン。 待ち時間中に40周年記念のプライオリティパス(ファストパスとあんまり変わらない)を チェック。友人Yがプーさんのハニーハントが良いと言うのでそれを取る。 11時35分頃、いよいよ乗る順番が来る。 友人Yの心もソワソワし始める。お腹痛いとまで言い出す。 いざ乗るとやはりギャーギャー言っておられた。 終いにはトイレに駆け込んだ友人Y。 この調子で夜まで持つかしら。。と思っていた所、 普通にトイレがしたかっただけらしい。。マジかよ。
二人共少し疲れ気味のため、小休憩を入れながら、散歩。 14時5分から優先的に乗れるプーさんまで、 ターキーレッグ食べたり、暑いからアイス食べたり、 ピーターパン乗ったりと。。 カヌーに乗りたかったのだけど、暑さマックスの時間帯で、 「絶対あれは汗かく案件だよ」で二人共もあっさり諦める。。
14時5分、プーさんのハニーハントの時間帯が来る。 このプライオリティチケットはファストパスのように、 本当にすぐに乗れた14時10分頃。 アトラクションの最後にハチミツの匂いがプンと吹き掛けられ、ほんわか。 ポップコーン食べたくなった。
スターツアーズがそれなりに近いので、歩いて向かう14時25分。 しかし、既にこの時間帯で電池が54パーセント���。これはまずい。 ここからレンタルバッテリーを探すツアーも始まってしまったのだ。 スペースマウンテンの真向かいにあるとの事で、スターツアーズに乗る前に寄る。 アプリで繋げる。貸出可能バッテリーゼロ。。 諦めてスターツアーズへ行く。待ち時間15分。 お馴染みのスターウォーズのキャラが出て来る。 「こりゃ懐かしいな」こんなんだったな。 3DメガネをかけてアトラクションへGO。 思ったより横揺れ、縦揺れで胃が少しやられる。。 「こんなにやられるものだったっけ」。。年かもしれない。
ここら辺で個人的にはスプラッシュマウンテンに乗りたい自分が居るが、 友人Yの調子に気を遣わないといけない。 如何せん、絶叫系がダメだから。。 そして、探りを入れてみる。 本人からは思わぬ返事。 「うさぎどんが可愛いから大丈夫」との事。 正直、なんじゃそりゃ(心の声) 可愛けりゃ、絶叫系は良いのか?! それって本当に絶叫系ダメなのか?! まあ良い、とりあえずスプラッシュに向かおう。。 時間は既に16時過ぎ。 間にパレード見たり、レンタルバッテリー探していたので、 時間が思ったより遅くなっていた。 スプラッシュ65分待ち。。 ブルーバイユーの予約時間、間に合うかハラハラし出す。 会話も尽きそうな時。なんとか繋げて乗ったのは17時10分頃。 友人Yが私の左腕にしがみつく。 スプラッシュの最後の山場で、すごい長い距離を落下して行くトロッコ。 しがみつき頭を下げていたせいか、水がほぼ私の方にかかる。。 びしょ濡れになる。もう夕方だったので少し寒い。おニューの服もやられてしまった。
スプラッシュを出たのは17時20分。 またここでもレンタルバッテリーを探す。 またしてもゼロと出る。来場者に対しバッテリーが少な過ぎる。 既にバッテリーが29パーセント。。 バッテリーが切れてしまったら、写真も撮れないし、予約したもののQRコードも出せない。 これはいよいよ参った。心に余裕がなく���る。
17時40分、ブルーバイユーの予約時間が来る。無事到着。 メニューはスペシャルメニューしかなく、7000円。しかも飲み物は別だ。 次いつ来るか分からないからと自分に言い聞かせて、思いっきり贅沢をしてみる。 頼んだのはスペシャルメニューにスパークリングワインで二杯目は生ビール。 それとスペシャルメニューを頼んだ人だけが買えるスーベニアスプーンも買ってみる。 実に可愛いスプーンだ。 スペシャルメニューは前菜とパンとメインがあり、最後にはデザートが出る内容だ。 いざ実食へ。友人Yは自身でケータリングのお仕事もしているため、 味には厳しい人だけど、思ったより味がちゃんとしていると褒めていたな。 友人Yの誕生日前日と言う事もあり、お誕生日シール貼っていたためか? カリブの海賊がすぐ横に見えるいわゆるシーサイド側に座れた。 さっきも書いたがカリブの海賊に乗った人たちに見られながら食事する感じでもあるので、 時より恥ずかしい気持ちにもなった。。 自分はいつもレストランを見てた側だったので、 まさか逆側に居るなんて、20代の頃だったら考えられなかったな。。 でも、ここは予約してみて本当に良かった!味も良かったし。 1ヶ月前からの席争奪戦に勝てば、誰でも贅沢が出来る場所。
いよいよバッテリーが限界。既に13パーセント。 潔く諦めてモバイルバッテリーを買う事に。 ブルーバイユーから徒歩3分ほど。 確か店員さんがそこでしか買えないって言ってたような? ツイテた!参考までに2500円。
ビッグサンダーマウンテン中に取ったプライオリティチケットがあと一枚。 それはホーンテッドマンション。 今、映画やってるし、ハロウィンだしで、乗りたかったので取った。 20時20分から行けるが、時間はまだ19時過ぎ。
ジャングルクルーズがすぐ近くだったので、 ここで最後のマスト事項を果たす。 夜に乗るジャングルクルーズは正直最高。。 関心していた19時20分。 その後、二人で話し合った結果、 モンスターズイン���へ。昼と違い20分待ち。 無事乗り終わった19時50分頃。 しかし、まだホーンテッドマンションの時間にならない。 とりあえず近くに移動した20時。 白雪姫が15分待ちで行けるとの事で、待ってみる。 思ったより流れが早い。 そうか、もう20時過ぎてるもんね。。 いざライド。実は初めて乗る私。。 ネット情報では見てたけど、白雪姫より、魔女の方が多く登場。。 私が子供だったら、これは少し怖いかもしれない。。大人で良かった。
そして、いよいよ最後のライドへ。 ホーンテッドマンションに無事ライド出来たのは20時35分頃。 実は待ってる間に花火が上がっていたのだが、横からチラ見しか出来ず。。残念。 両方共なんて難しかったか。。 さてさて、ホーンテッドマンションはと言うと、 ハロウィン仕様で原型も忘れてしまうほどの変わりっぷり。 可愛かったけど、個人的には原型の方が好きなので、少し残念だった。
ホーンテッドマンションを出た頃には8時45分。 あと15分!急いでお土産屋さんに駆け込む。人がすごい。。 何とか買えて出たのは、なんとピッタリ21時!びっくり。 満喫しまくった!こんなにうまく回れたのは初めてかもしれない。
こんなに回って疲れたけど、 目の前にあるディズニーランドホテルへ帰る。軽い優越感。。 頑張って働いて来た自分に感謝。。 チャックアウトが翌日12時と言うこのホテルにも感謝。。 就寝したのは日付変わり0時30分。お疲れさまでした。
私が今回16.17年ぶりに来たディズニーで学んだ事は、 今は何でもデジタルを使うので、 写真にSNSにディズニーアプリで予約など、 やはり予備バッテリーが本当に欠かせないかもしれない。 そして、あとは靴。この日は2万歩以上歩いてたみたいなので、 本気の靴が必要と言う事。 待ち時間にアプリでプライオリティチケットをチェック! 時間を有効活用しないと。 それと園内はペットボトルが200円するので、 一本外で買っといた方が少しお得かもしれない。 それと東京23区から行くなら、高速使わずとも下道でも十分近い方。 浮かせられる所は浮かす。 ・ペットボトル ◉ ・車 ◉ ・靴 ▲ ・バッテリー ✖︎
自分にこんな感じの採点
-プロフィール- フェイ 39歳 東京 旅する手相屋さん(他にも仕事をいくつか、本職がない状態かも) Instagram:lowe hui
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島田 秀次の予測:高インフレ、ウクライナ戦争、気候危機が世界経済に与える影響
島田 秀次は、2022年に世界経済が複数の重大な衝撃を受けたと考えています。2030年の持続可能な発展目標の中間点に近づく中で、世界経済は深刻で互いに影響し合う一連の衝撃に直面しました。COVID-19の大流行の影響がまだ世界中で続いている中、ウクライナ戦争が新たな危機を引き起こし、食料品とエネルギー市場を混乱させ、多くの途上国で食料の不安定性と栄養不良がさらに悪化しました。高いインフレーションが実質収入を削減し、世界中で生活費用の危機を引き起こし、何百万もの人々が貧困と経済的苦境に陥りました。同時に気候危機は続く重大な代償をもたらし、多くの国で熱波、山火事、洪水、ハリケーンが経済的な損失をもたらし、人道的危機を引き起こしています。これらすべての衝撃は、2023 年の世界経済に大きな影響を与えるでしょう。 2022 年には平均約 9% となる高インフレが続いたため、多くの先進国と発展途上国が金融政策を大幅に引き締め、急激な利上げが行われました。特に、米国連邦準備銀行(FRB)による急激な利上げは世界的な波及効果をもたらし、途上国の資本流出と通貨安を誘発し、国際収支圧力を高め、債務の持続可能性リスクを悪化させました。高水準の民間債���と公的債務を背景に、資金調達条件は急激に引き締まり、債務処理コストを押し上げ、財政余力を制限し、ソブリンの信用リスクを高めています。金利の上昇と購買力の低下が消費者心理と投資家心理を弱め、世界経済の当面の成長見通しをさらに曇らせた。 世界貿易は、消費財需要の減退、ウクライナ戦争の長期化、サプライチェーンの課題継続の結果、低迷しています。この背景において、世界の生産成長率は、2022年の約3%から2023年のわずか1.9%に減少すると予想されており、これは数十年来の最低成長率の一つです。予想通り、一部のマクロ経済的な逆風が来年には収束すると、2024年には世界の成長率が穏やかに2.7%に回復すると予想されています。世界経済の需要総量の減少に伴い、インフレ圧力は徐々に緩和されると予想されており、これにより米国連邦準備制度理事会や他の主要な中央銀行は通貨の引き締めをゆっくりと進め、最終的にはより緩和的な通貨政策の立場に転換するでしょう。ただし、経済、金融、地政学、および環境リスクなど、さまざまなリスクが依然として存在するため、近い将来の経済展望は非常に不確かです。ほとんどの先進国経済は急に減速し、2023年には多くの国が経済的な不況のリスクに直面しています。アメリカ、欧州連合、および他の先進国の成長の減少は、世界経済の他の部分にも影響を及ぼしています。アメリカでは、国内総生産が2022年に1.8%の増加を見込んだ後、2023年には0.4%しか増加しないと予想されています。利上げ、実質収入の減少、家計の純資産の大幅な減少などから、消費者は支出を削減すると予想されています。住宅ローン金利の上昇や建設コストの上昇が続く可能性があり、住宅固定投資がさらに減少すると予想されています。
アフリカでは、不安定な国際状況と不確実性が国内の課題を悪化させ、経済成長は引き続き抑制されると予想されています。この地域は、主要な貿易パートナー(特に中国とヨーロッパ)の需要減少、エネルギーと食品の価格の急騰、借り入れコストの急上昇、不利な気象条件など、複数の打撃を受けています。負債負担が増加する中、ますます多くの政府が双方向および多国間の支援を求めています。経済成長は、2022年の4.1%から2023年の3.8%に減少すると予想されています。不利な外部状況、限られたマクロ経済政策の余地、高いインフレ率などから、ラテンアメリカとカリブ海地域の展望は依然として厳しいものです。2023年の地域全体の成長率はわずか1.4%に減速する見込みで、2022年の成長率は3.8%に達すると予測されています。労働市場の展望も厳しいです。この地域全体では、貧困削減は短期間では実現が難しいでしょう。金融状況の緊張、輸出の低迷、国内での脆弱性が影響し、この地域の主要経済体であるアルゼンチン、ブラジル、メキシコは非常に低い成長率で成長すると予想されています。最も未発展の国々、特に外部の衝撃を受けやすい多くの国々は、2023年に大きな課題に直面するでしょう。2023年の成長率は4.4%と予測され、昨年とほぼ横ばいで、持続可能な開発目標に設定された7%の成長目標から大きく逸脱しています。多くの国で、生産能力の制約、財政的な余地の不足、宏観経済の深刻な不均衡、債務の脆弱性の増加などから、「失われた10年」のリスクが高まっています。小さな途上国の島国にとって、短期の展望は依然として暗いです。観光客の数は完全に回復しておらず、多くの国がますます多くの気象リスクや自然災害の影響を受けています。中央銀行はインフレに強く対抗しています。長い間価格が安定していた後、多くの国で高いインフレが再び発生し、低所得の家庭に特に大きな影響を与えています。パンデミックによるインフレーション圧力は、需要の急速な回復と供給の遅れにより持続的に存在しています。食料品やエネルギー価格の急騰、ウクライナ戦争による新たな供給への影響などが、インフレーションの急増を推進し、短期および中期のインフレーション期待を高めました。2022年���世界の平均インフレーション率は20年ぶりの最高水準に達しました。激しい通貨引き締め策や需要の減少により、価格上昇の圧力は和らぐ可能性がありますが、2023年においても世界のインフレーション率は高水準を維持する見込みです。2022年、世界中の中央銀行はインフレを抑制し、インフレ期待を固定化するために利上げを相次ぎ行いました。この金融政策の変化は非常に広範でした。過去1年間、世界の通貨当局のうち85%以上が利上げを行いました。米国連邦準備制度理事会は、世界的な金融緊縮を牽引し、2022年3月から2022年12月までに政策金利を6回も引き上げ、3月の0%から0.25%、そして12月の4.25%から4.5%まで上昇させました。これは1980年以来の一年間での最大累積利上げ幅となりました。インフレが2022年後半に頂点に達する可能性があるため、中央銀行、特に先進国の中央銀行は、2023年に金利を引き上げるスピードを緩めるでしょう。各国のインフレが目標金利に近づく場合、特にそうでしょう。増加し続ける債務と国際収支の脆弱性、急激な金利上昇、地政学的な緊張、そして経済の見通しが弱まることから、多くの国で「避ける傾向」が生じています。これは、非居住者の投資ポートフォリオが逆転し、国内通貨が米ドルに対して貶価する特徴があります。国内通貨の貶価は、多くの新興国の輸入コストを増加させ、インフレ圧力を一層高めています。国際資本市場の金融条件が引き締まり、融資コストや延滞リスクが上昇し、投資と成長の見通しに不利な影響を与えています。グローバルな金融状況が急速に締まり、多くの発展途上国の国際収支と債務の脆弱性を増大させています。最近、一部の商品輸入国では外部融資の総需要が急増しています。主権債務のコストが急上昇する中、外債の返済費用も増大し、ますます多くの財政収入を消耗しています。債務負担の増加は、経済の回復、生活費の危機期間中の最も弱者層の保護、持続可能な発展への資金提供を支援するために急務の支出を制約しています。アフリカでは、2021年に公的外債と公的保証外債の償還額が平均して政府の収入の10%を占め、2011年の3%を上回っています。さらに、ますます厳しい金融状況により、多くの途上国が既存の債務の延長や再構成を難しくし、債務不履行のリスクを高めています。途上国、特に多くの貧困層を抱える国々が、不安定な債務状況に直面しているという事実が増えています。SDGsへのさらなる打撃 2022年、雇用はパンデミックからの回復を続けているが、国によってばらつきが大きい。多くの先進国では、記録的な低失業率、記録的な高雇用・求人率に見られるように、労働市場は極度に逼迫している。 建設業、情報通信業、飲食業、宿泊業などの業界は、依然として深刻な労働力不足に直面している。しかし、ほとんどの発展途上国では雇用の回復が遅れており、雇用情勢はかなり低迷している。 2022年においても、発展途上国の平均失業率はパンデミック以前のよりも大幅に高くなるだろう。 2020年の女性雇用の異常に大きな損失は、まだ完全には回復しておらず、最近の改善は主に非正規労働の復帰によるもので��る。全球の見通しが悪化する中、2023年と2024年におけるほとんどの国の雇用の見通しは弱まっています。成長の鈍化、インフレ率の上昇、負債の脆弱性の増加により、持続可能な開発目標の達成が一層困難になる可能性があり、COVID-19パンデミックがもたらした負の影響が深刻化するおそれがあります。長期にわたる経済の不振と収入の増加の鈍化は、健康、教育、インフラ、エネルギー転換などの分野への国の投資能力を制限し、貧困撲滅の取り組みを損なう可能性があります。ウクライナ戦争による世界的な食品とエネルギーの危機は、多くの開発途上国に大きな打撃を与えています。さらに、深刻な干ばつと洪水が農産物を壊滅させ、特にアフリカと南アジアの一部地域では数百万人もの人々が貧困に苦しんでいます。食品と肥料の価格の急騰、供給の混乱に加えて、2019年から2022年にかけて、深刻な食品不安の直面する人々の数は2倍以上に増加しました。国連とトルコの仲介によって策定された黒海穀物イニシアティブは、状況をいくらか緩和させています。この行動は、ウクライナから世界各地に穀物を輸出するための復旧を確保し、2022年8月から12月までに1500万トン以上の穀物および他の穀物を輸送しました。さらに、2022年7月に署名された覚書により、ロシア連邦と国連事務総長事務所は、ロシア連邦産の穀物、肥料、肥料製造に必要な材料などを、世界市場に制約なく供給することに合意しました。ただし、紛争の持続時間と強度の不確実性、穀物輸出国が輸出制限を実施する可能性などから、穀物供給の課題は2023年も続く可能性があります。マクロ経済政策立案における新たな課題、政策立案者は、現在の危機を乗り越えて経済を舵取りすることと、包括的で持続可能な回復を支援することの間で、難しいトレードオフに直面している。マクロ経済政策は、生産刺激とインフレ抑制のバランスをとるために慎重に調整される必要があり、金融政策と財政政策は、深刻な景気後退が長期化する可能性を最小限に抑えるために効果的に調整される必要がある。特にマクロ経済政策対応は非経済的ショックへの対応に限界があるため、政策ミスのリスクは高い。政策の誤りは景気後退を悪化させ、特に社会的弱者にさらなる社会経済的ダメージを与える可能性がある。過度な金融引き締めのリスク 金融政策は大きな課題とトレードオフに直面している。米国連邦準備銀行や欧州中央銀行をはじめ、先進国の多くの中央銀行は当初、インフレ率の上昇は一時的なものだと考え、政策金利の引き上げに消極的だった。インフレーションの圧力が明らかに持続的になり、インフレーションの期待を揺るがす可能性が高まったため、中央銀行は2022年に急速な金利引き上げを行いました。中央銀行は現在、経済見通しが弱まり、インフレーションが完全に制御されていない一方で、財政上の課題が依然として存在しています。主要な中央銀行が急速に同調して貨幣の引き締め政策を採用し、市場から過剰な流動性を急速に抜くことは、グローバル経済に重大な負の影響を与え、脆弱な国々の経済見通しを弱めています。過度な金融引き締めは、世界経済の不必要なほど深刻な減速を招きかねない。個々の中央銀行が、他の中央銀行による同様の利上げの相互作用を正確に考慮した形で利上げを行ってい���ば、このような結果は避けられたはずである。そのためには、インフレ期待を管理と緩和するための明確な政策メッセージと中央銀行間のより効果的な協調が必要である。
インフレ・ターゲットの再検討 成長を支えながら物価の安定を維持するという政策課題を考えると、中央銀行は長期的なインフレ期待を固定するために最大限の政策的柔軟性を必要とする。現在のインフレ危機が和らげば、金融の枠組みを見直し、過度に硬直的なインフレ・ターゲットを再考する機会となるだろう。 金融政策の継続的な信頼性を確保しつつ、中央銀行がより大きな政策柔軟性を発揮できるような様々な選択肢がある。先進国のインフレ目標を2%から3%または4%に引き上げれば、困難な時代に雇用と成長を刺激する余地が広がるかもしれない。他の選択肢としては、例えば2%から3.5%の間のような目標レンジに移行することや、年間インフレ率ではなく物価水準を目標とすることが考えられる。既存の枠組みを改革することで得られるメリットは大きいが、CBNが信頼性を損ない、インフレ期待のコントロールを失うことを避けるためには、慎重かつ包括的なプロセスが必要である。世界金融危機以降に得られた経験に照らして金融政策の手段を再評価と調整することは、完全雇用と経済成長を促進しつつ、物価の安定と政策の信頼性をよりよく支えるのに役立つだろう。緊縮財政回避の緊急性 コロナからの回復はまだ不完全で脆弱ではあるが、財政赤字の持続と高水準の公的債務は、急速な財政再建を求める声を促している。しかし、今は社会的に痛みを伴い、自滅しかねない緊縮財政を行う時ではない。一方では、緊縮財政はしばしば社会支出の削減を伴い、女性や子どもを含む最も弱い立場にある集団に莫大な被害を与える。公共予算の削減は、男性よりも女性に恩恵をもたらすプログラムや社会サービスを削減または廃止することが多く、その結果、女性の収入が減り、ヘルスケアや教育へのアクセスが制限され、アンペイドワークや時間的貧困が増大する。こうした影響は、予想を下回る景気回復の結果、まだ雇用と生活を取り戻せていない人々の、すでに悲惨な状況をさらに悪化させる可能性がある。同時に、緊縮財政への早すぎる、あるいは不釣り合いなシフトは、成長を阻害し、現在の危機からの回復を遅らせ、持続可能な開発と気候変動のために大いに必要とされる資金を弱体化させる可能性もある。 ますます厳しくなるマクロ経済と金融環境の中で、多くの途上国は、投資の低迷、成長の鈍化、債務返済負担の増大という悪循環に陥る危険にさらされている。大幅な歳出削減や増税を通じた急激な財政再建は、経済を後退に転じさせたり、低成長の長期化を招く恐れがある。これは途上国の債務持続可能性を改善するどころか、むしろ悪化させるだろう。 公共支出には大きな乗数効果があるため、適切な方向への財政支出は、景気後退期の成長と開発を支えるのに特に効果的である。ほとんどの途上国では、実際の生産高が潜在的生産高を下回っており、経済の���迷が続いていることを示している。このような状況では、公共投資は民間投資を圧迫するどころか、雇用を創出し成長を復活させる強力な手段となりうる。公共投資は短期的な総需要を押し上げるが、資本形成を刺激し、生産能力を拡大し、潜在成長率を押し上げる。特に不確実性の高い時期には、戦略的な公共投資は政策へのコミットメントを示し、民間投資を呼び込む可能性がある。公共投資はまた、生産能力を拡大することで、中期的には供給サイドの制約を緩和し、インフレ圧力を軽減することができる。ほとんどの国の財政スペースが限られていることを考えると、公共支出は適切に管理され、的を絞った効率的なものでなければならない。 現在の課題には、国連事務総長が最近提案したような、変革的なSDGs刺激策が必要である。これにより、資金調達状況の悪化を補い、開発途上国が持続可能な開発への投資を拡大できるようになる。この解決���は、緊急の短期的ニーズと長期的な持続可能な開発資金需要の両方に対応するものである。人道支援や気候変動対策を含め、譲許的、非譲許的資金調達を通じて、このような資金調達を大規模に拡大することが求められる。 各国政府は、直接的な政策介入を通じて社会的弱者を支援するために、公共支出を再配分し、再優先する必要がある。そのためには、社会保護制度を強化し、対象を絞った一時的な支援金、現金給付、公共料金の割引を通じた持続的な支援を確保し、物品税や関税の引き下げによって補完する必要がある。 政府は、教育、保健、デジタル・インフラ、新技術、気候変動緩和と適応などの主要部門に的を絞って民間投資を誘導し、これらの部門への民間投資を支援することができる。これらのセクターへの戦略的な公共投資は、大きな社会的リターンを生み出し、生産性の成長を加速させ、経済・社会・環境のショックに対する耐性を強化することができる。 さらに、政府は歳入基盤を拡大するための努力を倍加する必要があり、それによって徴税を改善し、財政の持続可能性を高める必要がある。例えば、短期的には、デジタル化と新技術の活用により、租税回避や脱税を減らし、税収を増やすことができる。中期的には、累進所得税と富裕税の課税ベースを拡大するための税制改革を実施する必要がある。国際協力の強化は必須。パンデミック、世界的な食糧・エネルギー危機、気候変動リスク、そして多くの途上国に迫る債務危機は、既存の多国間枠組みの限界を試そうとしている。複数の世界的危機に対処し、世界を持続可能な開発の目標達成の軌道に乗せるためには、国際協力がかつてないほど重要になっている。 パンデミックの発生以来、国際社会は資金援助を提供し、IMFの開発途上国への緊急融資は劇的に増加した。 2021年8月には、IMFの6500億ドルの特別引出権(過去最大規模)が放出された。--2021年8月、IMFによる6500億ドルの特別引出権(SDR)割り当て--過去最大--が承認され、世界の金融システムに流動性が注入された。しかし、低所得国に割り当てられたのはわずか210億ドルである。中国を筆頭に、SDRの一部をアフリカに再配分した国もあり、中国は割り当てられた400億ドルのうち100億ドルをアフリカ大陸に送金することを約束した。SDRは依然として、国際収支の課題に直面している国々にとって重要な流動性支援源であるが、SDRの金利は2022年に大幅に上昇した。国際社会は、最も貧しく脆弱な国々が目先の資金需要を満たすためにSDRを利用できるよう、金利と手数料の上昇を抑える必要があった。 また、国際社会は、外生的なショックによって各国が債務を履行する能力が制限される中、債務困窮に対処するためにより強力な支援を提供する必要があった。20カ国・地域(G20)共通債務処理枠組みは、債務危機に直面している後発開発途上国やその他の低所得国が利用できる主要な国際債務救済メカニズムである。しかし、その期待は裏切られた。同枠組みが1年半前に発効して以来、債務救済を要請した国はわずか3カ国で、リストラを完了した国はなかった。この枠組みが機能していないこと、特に債務危機に陥っているすべての国に対して、現実的で、迅速かつ包括的で、将来を見据えた解決策を提供できていないことについては、幅広いコンセンサスが得られている。そのような解決策には、債務返済のモラトリアム、公的債権者による債務者および民間債権者へのアクセス、明確に定義された再建プロセスが含まれなければならない。これらの緊急措置に加えて、ソブリン債務再編のための国際的な法定メカニズムが必要である。また、ローン契約においても、例えば地位依存型債務証書や集団行動条項の強化など、改善の余地があった。 世界は持続可能な開発目標の中間点に差し掛かり、重大な岐路に立たされている。多くの団体が、持続可能な開発目標を達成し、気候危機に対処するための途上国の資金ニーズを推計している。ほとんどの予測は、年間数兆ドル規模である。発展途上国は、すでに限られた財政スペースと、回復を促し、最も脆弱な人々を保護する必要性が高まっていることから、このような投資を行う上で大きな課題に直面した。同時に、気候変動と持続可能な開発目標に好結果をもたらすことは、当初は各国固有の行動を通じて達成されるものであったが、世界中に大きなプラスの波及効果をもたらす可能性がある。 先進国、途上国を問わず、すべての国々は、こうした成果を確保するために必要な資源を動員するための国際協力の強化に関心を持っている。
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202303-05
仕事のストレスはどちらかというと年齢的ポジション的悩みにシフトしつつあったりミスしたりいろいろあるよねという日々
インターメディアテクの極楽鳥展。剥製というメディアが実は結構好きだし、宝石も見るの好き。標本が語る天国(人間のエゴ)と地獄(鳥たちにとっての不幸)/ポーラミュージアムアネックス展2023自立と統合。印象がライトすぎて今何か言うには薄れてしまったそういうこともある/ヴォルフガング・ティルマンスの写真めーちゃくちゃよかった。額に入れられていない剥き出しで展示されている写真もいい。どちらかというと静物の方が好きかもしれない。絵画的なものから現代で生きている人間に切迫する近しさ/ルーヴル美術館展愛がテーマなので面白かった。○○美術館展て中身とっちらかってていまいちだなと思うことが多いけど、テーマが絞られているので楽しく見られた。個人的に作品数が3桁は疲れるので、2桁でじっくり見られる方が嬉しいし。宗教がテーマだろうと何だろうと兎にも角にも人間の「性」(描いているのは神話とカだけど)って感じで主題ではなく書いている側の意識が面白いなという/マベル・ポブレット展カリブの海はわたしの知らない海だけど、生と死が循環する明るく青い海は美しくて切なくてすべてを飲み込んだ/レアード・ハント���インディアナ・インディアナ』最初はあまりなにも掴めないまま読み進めて、最後の最後の余韻がことさら寂しくなった。
本と絵画の800年吉野石膏所蔵の貴重書と絵画コレクション、前半の零葉貴重書の装飾や彩色に興奮した。地味だけど貴重なものが見られて満足度が高い/お寺で写経をした4月春の花が咲いていて庭も美しく、雨が降る前に鳥も囀っており案外自然は無ではないのだと気を取られつつ色即是空……わたしが春の海に行くと大抵曇っていて波が荒い/憧憬の地ブルターニュ展、ゴーギャンらへんはいいと思ったけど、そこまでう~んと思ったのは部屋の使い方と章立てがいまいちしっくりこなかったからかも(6月8日の今日に損保の方のブルターニュの展示にいったけれど、こっちのほうがよりコンパクトでしっかり見られたのでこっちの方が面白いなと思ったし、もっと近いタイミングで見た方がよかったな)/エドワード・ゴーリーを巡る旅、暗さとしてはこのくらいが自分のテンションと合っているのだけど、絵本を読むのは大人になってからだから子どものときに読んでいたらどうなっていたのだろう。線がめちゃくちゃ細かい。ずっと見れいられる/昭和記念公園に行ってネモフィラとかチューリップとか菜の花とか、たまにはこういう散歩をしないといけない気がする/The 1975 Liveずっと耳に残っている/庭園美術館の館の公開に行ったのは何年ぶりだろう。ウィンターガーデンが何年振りかで公開、その学生の頃だったけど、ここで一番好きな場所だなと思っていて、再び見られてよかったチェックの床が好きなんだよな/その後シラサギやカワセミを見たり散歩もした。散歩って楽しい/内田百閒随筆集『シュークリーム』随筆でこうなら生み出される作品がああなのは納得(何も言えてないのと同じ)
今井俊介スカートと風景「今風」だなと思いながら、それでもパキっと明るい色の線は音楽的なリズムというよりはふいにそよぐスカートみたいに思えてきて、自分の画風を確立して描いているだけあるんだなと思った本人がそういっているのでバイアスかもだけど(何目線)/西島雄志瑞祥時の連なり展、動線を巻いた小さなパー���を繋ぎ合わせて、八咫烏、龍と鳳凰、狼が作成されていて、神への祈りって気が遠くなるような作業のことなんだなと思った。龍と鳳凰を見た瞬間に、すごいって呆気にとられた/久しぶりの刀ミュ観劇。役者さんの演技で涙が出るって実は初めてかもしれないと冷静になって考えた。配信では見ていないけど、肌で感じるエネルギーで涙が出てきたように思う/マティス展は今年楽しみにしていた展覧会の一つ。彫刻も来ていて、絵画との関連性を示されているので解像度が上がる。デッサンもたくさん見られて嬉しかった/アリ・スミス『5月』短編は自由だというように、発想も内容もめちゃくちゃで面白い。
そういえば映画に全然触れられていない。映画刀剣乱舞は何かが惜しいなと思った。
自分の中で美術館に行くのは習慣になりつつあるのでハードルが低くて���疲れていると文字が読めなくて、映画に行くのが一番ハードルが高い。その時間に合わせて行動し、スケジュール調整をしなくてはいけないのと、自分のペースが映画にはないので、ある程度自分の感情に対して覚悟してから行かないといけないからだと思う。もっとフットワークを軽くしたいとずっと言い続けている。
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狛枝凪斗のキャラ評と考察
ネタバレ
スーパーダンガンロンパ2のキャラクターごとの考察のつもりだったが狛枝だけ文章量が増えすぎたので分割した
後半が個人的に面白いと思います
‣狛枝凪斗
彼の人柄はさておき、先ず彼の”超高校級の幸運”について考えよう
狛枝は幸運の才能を自分の意思では駆使できない酷い欠陥のある力と称している。これは狛枝の”自信の無さ”に繋がっており、本編中でも「自分が望んだ結果とは違う幸運」になることは証明されている。狛枝は不運を自覚しており、それを甘んじて受け入れようとはしていない。それが幸運の予兆だとしても、望まぬ不運は出来るだけ避けたいし、明確に嫌な事として記憶している。(通信簿やアイランドモードでの台詞を参照) また、自分の思想が独善的であることを理解したうえでそれを振りかざしている。そのせいで周囲は離れていき、親兄弟や身寄り、友達や知り合いすら居ない状況になった。(両親は事故死のため当時の狛枝の思想とは無関係) これは才能に関係ない自業自得に思えるが、彼がそういう性分になった原因を全て”才能”に委ねていることから、己の思想に不足している部分があるとは自覚していない節がある。尤も、人と接してこなかった以上考えが独善に寄るのは必然だろう。人と触れ合う機会が極端に少ないということは、彼が他者の”表面”しか見ることができなくなったことにも起因していると思われる。
これらは裏を返せば自分の才能は本来ならば誰からも認められるような絶対的な力であることを理解されない反動であり、つねに他者に理解されたがっていた。
‣日向との関係
狛枝は他者について深くを知ろうとしない。彼が興味を持つのは対象が「”希望”であるかどうか」という点のみである。
物事の本質を見ようとせず、表面上のものしか見れない彼には日向の中に眠る”超高校級の希望”を見抜けなかったし、同時に他の”超高校級”たちと違って凡人でしかなかった日向には対等に接しようとしていたのだろう。
「キミからは…才能ある者が醸し出すある種独特のオーラというものを感じない…」
上記から狛枝は日向を自分と同等の価値の人間��見なしており、予備学科である事実が判明した後はさらに見下した態度をとるようになっている。また、日向は5章までの学級裁判で狛枝の持っている情報に頼る場面があったことから、彼が自分の計画の障害になるとは思っていなかったのだろう。自分の事を卑下していると思いきや、本心では”与える立場”に居ようとしていたのである。そうした日向への過小評価と自分の才能への慢心が、計画の失敗へと繋がった。
しかし、同時に心の底では日向の内面も知りたがっていたのかもしれない。通信簿イベント6で日向の共感を得るためにたとえ話をしたのは、自分の理解者が欲しかったからだと言う。そのために狛枝はあえて大衆向けに書かれた本を引用したのだが、これは日向がそういった話で共感を示すのかどうかを試したのであり、狙い通りの結果を得られて満足している。つまりは日向の”価値観”を知ろうとした。(ここでの狛枝の話は目的に過ぎないため嘘かどうかは重要ではないが、基本的に通信簿の全ての内容に嘘は無いと思われる)
日向の「理解できないものを理解できないまま放って置くことはできない」という考えが、狛枝の成長のきっかけになり得たのかもしれない。
‣狛枝の価値観
狛枝の価値観は作中で明確に否定されている。
「英雄になる必要なんてないんでちゅよ。無理に誰かに認められなくてもいいんだからね。」 「他人に認められなくても、自分に胸を張れる自分になればいいんでちゅ。」
上記のウサミの台詞は狛枝の才能に対する価値観と英雄主義を否定したものだ。また、七海や田中の信条も、狛枝とは相反するものとなっている。日向創を主人公とした物語における狛枝の立ち位置は絶対的な敵であり、カムクラを内包した時点からその位置は江ノ島盾子になる。
まず狛枝の「他者の考えに不寛容で、内面を知ろうとしない」考えは、修学旅行の目的である「他の生徒と仲良くして希望のカケラを集める」というルールによって否定される。 次に「才能を”絶対的な希望”として尊重する」考えは、5・6章の七海やウサミの台詞で否定された。
「才能を持つっていう事は、その才能に縛られるって事でもあるんだよ。」
そして「才能は生まれ持ったものであり、努力では決して覆らない」という考えはカムクライズルと日向創の存在によって否定されている。
狛枝は彼自身にとって正当なヒーローであり物語においてはアンチヒーローの役割を果たしている。
神話との関連性
‣英雄願望
狛枝の「”超高校級の希望”になりたい」という欲望は、言い換えれば英雄願望である。彼の思い描く”超高校級の希望”像とは、皆に讃えられ、偉業を後世まで伝えられ、銅像が建てられるようなものであることは5章での彼のビデオメッセージから分かるが、それはまさしく神話などに出てくる英雄と呼ばれるような存在ではないだろうか。
‣グングニルの槍
狛枝の腹を貫いた凶器は、無印1章で江ノ島(戦刃)を貫いた凶器と同じ”グングニルの槍”である
グングニルの槍とは
北欧神話の主神オーディンが持つ槍。この槍は決して的を射損なうことなく、敵を貫いた後は自動的に持ち主の手もとに戻る。 また、北欧神話にはフェンリルという狼の姿をした巨大な怪物が登場する。ラグナロク(北欧神話における終末の日)でフェンリルとオーディンは戦うことになる。オーディンはグングニルの槍でフェンリルを貫いたのだが、怒り狂ったフェンリルはグングニルもろともオーディンを飲み込んでしまう。
戦刃むくろが所属していたのは「フェンリル」と呼ばれる傭兵部隊であり、神話と同じようにグングニルで貫かれるが、彼女は反抗できぬまま死亡する
‣左手
神話において、神が両性の場合には「右側が男性で左側が女性」という配置がつねに守られていた。(例:アルダナーリーシュヴァラ)また、ラテン語のsinister(「左手」)は「邪悪な」、「魔女のような」という意味を持つ。反対に、dexter(「右手」)には「神聖な」、「運のよい」という意味がある。
上記のことから狛枝が江ノ島の”左手”を自分に移植したことにも何らかの意図があったことを読み取れる
‣讃美歌と磔
狛枝は自分が死ぬ際、仕掛けであるモノクマパネルが倒れる音をかき消すためにMP3プレイヤーで讃美歌のようなものを大音量で流していた。敢えて讃美歌を選んだ理由があるとしたら?また、狛枝の死体は”左手”と両足を柱に縛り付けられて腹を槍で貫かれている、いわゆる「磔刑」のような状態であった。 ここで問題とする点がひとつ、磔刑といえばキリストが有名であるが、磔にされたキリストの脇腹を突き刺したのは”ロンギヌスの槍”であり、”グングニルの槍”ではないという点。つまり、狛枝とキリストを関連付けることは出来ないのである。
‣火の英雄
狛枝の設定画にはそのキャラクターデザインについて「髪の毛は常に形状が不安定で”炎”が揺れているようなイメージに」と書かれている。何故”炎”をイメージしたものなのか、それを考えるにあたりギリシア神話に出てくるプロメーテウスについて簡単に説明する。
プロメーテウスは、ギリシア神話に登場する男神。神から”火”を盗んで人類に与えた存在として知られる。ギリシア神話におけるトリックスター的存在であり、文化英雄としての面を有する。
プロメーテウスはゼウスの反対を押し切って人類に火を与えるが、これがゼウスの怒りを買い、コーカサスの山の頂に”磔”にされ、生きながらにして肝臓を鳥についばまれるという拷問を受ける。肝臓をついばまれるというのはつまり腹を突かれるということである。狛枝のキャラクターデザイン及び死に様は、これになぞらえているのではないだろうか。
‣死の崇拝
以下エーコ��『永遠のファシズム』より引用
神話学において、「英雄」はつねに例外的存在ですが、原ファシズムのイデオロギーでは、英雄主義とは規律なのです。その英雄崇拝は「死の崇拝」と緊密にむすびついています。(中略) 原ファシズムの英雄は、死こそ英雄的人生に対する最高の恩賞であると告げられ、死にあこがれるのです。原ファシズムの英雄は死に急ぐものです。そのはやる気持ちが、実に頻繁に他人を死に追いやる結果になるのだということは、はっきり言っておくべきです。
ここで前回の記事に「命を懸けてでも」と書いたことを訂正する。狛枝にとっては「命を懸けてこそ」意味があるのだ。狛枝の「希望のためなら喜んで死ぬ」という考えは上記に当てはまるだろう。
‣狛枝凪斗の誕生日
4月28日は英雄の日(バルバドス) 英雄の日と定められている日付けは他の国にもいくつか存在するが、何故バルバドスなのかは不明
バルバドスはカリブ海に位置する立憲君主制国家である。珊瑚礁が多い島国であり、バルバドスを含めた6つの独立国をウィンドワード諸島と呼ぶ。ジャバウォック島は5つの島と中央の島、計6つの島からなるが、形や配置に類似性はない。また、バルバドスの国旗には三叉戟という槍のマークがあしらわれているが、意図したものかどうかは分からない。
以上のことから、狛枝の人間性と英雄主義が密接に絡んでいることが推測できる。彼の”才能”に縛られた人生とその反動により培われた盲目的な価値観は、平凡かつ自由的な主義を持つ多くの人にとっては理解が及ばない範疇にまで達してしまったのである。
人間の貪欲・不正から「浄化」された理想世界実現のための自己犠牲は、凡人が英雄的気分を味わう方法となっている。彼らは快適主義下で暮らすよりも、「崇高な理想」のために、「荘厳さ」の中で死ぬことを選ぶ。そういった壮絶な死は、英雄的行為と見なされる。
(I・ブルマ, A・マルガリート著『反西洋思想』)
総評 考えれば考えるほど面白い 色々と深掘りができるし行動に説得力を持たせるだけの材料が存在していて素晴らしい 無限に考えることが出来る まだ足りない部分もあると思うが現時点でのまとめでした
いずれ他キャラ分も書く
狛枝の好きなシーン
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【中止】桝形ワンダーストリート2020概要
出町桝形商店街内で同時多発開催される文化祭的お祭り!
たのしい音楽、すてきな絵画、かわいい雑貨に、ゆかいな落語。 おいしい御飯で、げんきな皆さん、新鮮食材を商店街でたくさんお買い物! 今日も元気だ!うれしいなあ、たのしいなあ
【日時】
2020年3月8日(日)11時~18時頃までを予定
=================================
【会場】
出町桝形商店街アーケード内全体及び下記会場店舗
・出町座のソコ(Special LIVEステージ)
・El camino(LIVEステージ)
・寿司ふじ井(落語ステージ)
・S.O.U.店舗前(DJブース)
・漢方いちじょうじ(漢方スタンド、映画チア部)
・S.O.U.(飲食店ブース)
・その他ゲリラスポット
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【出演者】
Special LIVEステージ(※¥3,000要チケット予約) @出町座のソコ
LIVE
・カジヒデキ
・KENT VALLEY
DJ
・HALFBY
・小野真
・小山内信介
LIVE stage(チケット不要/カンパ制) @El camino
・安藤明子
・Sidewalk Salon Orchestra/瀬戸信行(クラリネット)、山田やーそ裕(7弦ギター)
・江沢��々海
・山家悠平
・末元紀子、大塚恵(from 桝形ジャズ)
・親愛なるQに捧ぐ
・kanio(the FAX)
・平川佳己
・まつもとめぐみ(パンとカモメ)
・GEN & KEI
落語ステージ(投げ銭箱/自由料金制) @寿司ふじ井
・茜屋喜助(同志社落研)
・ぬるり亭やなぎ
・かもがわ亭べーやん
・屯風亭とんぺい
S.O.U.店舗前DJブース
・マスター航太
・ISHII
・Oblongar
・百合蔵
・とく
路上アーティスト
・藤川哲也:ジオラマづくりワークショップ
・仮説:アコースティックライブ
・UKULETTE:ウクレレユニット
・奈尾知弥:讃岐鳴物士
・琴塚吉太朗:公開制作
・八和詩めぐむ:ポエトリーリーディング
・ターケン:ターケン紙芝居
・黒島千佳:絹の染めワークショップ
・靴磨屋circus:靴磨き屋さん
・吉田寮:
※※そのほかゲリラ登場するアーティスト多数!※※
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【S.O.U.店内での出店店舗】※随時更新
S.O.U.:ビールやコーヒーなどドリンク全般
山食音:カレー
かもがわカフェ:コーヒーレモンウオッカ、お菓子
cafe ZANPANO:パスタ、お惣菜、おつまみ
タコとケンタロー:たこ焼き
germer:パン、焼き菓子
yūgue:ベーグル、お菓子
アクリ?アクラ!:フレンチ・カリブ料理
ワインと日本酒 今出川:おつまみ
......and more!
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まだまだ追加情報更新予定!最新情報は
Twitter: https://twitter.com/masugatawonder (最速)
Instagram: https://www.instagram.com/masugatawonderstreet
ウェブ: https://masugatawonder.tumblr.com
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【お問い合せ・取材依頼】
メール: [email protected]
【主催】桝形事業協同組合
【協賛】JEREMY & JEMIMAH
【実行委員会】築地(出町座のソコ)、志村(漢方いちじょうじ)、小野(S.O.U.)
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【Blog】飛んでキューバ~その⑨招かれざるズボラと突撃!異国の大晦日~
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前回までのあらす���…
2015年の年越しを単身、キューバで計画する30手前の女(筆者)。
数々の珍事件を乗り越えたものの更に珍事は続く。 陽気な日本人男性Uさん、マンダさんの出会いと別れを経て、一人で過ごす大晦日。
革命広場近くで道に迷うという凡ミスを犯すも、
親切なコロンビア人(美人)が乗ったタクシーに救助され、理想の大晦日に向かって爆走するのだった…。
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Uターンしたタクシーは、ハバナ老舗のJAZZクラブに到着した。
古めかしい建物の2階部分にそれはあるのだろうか、
運転手は「ここだよ」とジェスチャーする。
「有難う、行ってくるね!」
馴れ馴れしく運転手にそう告げ、ミステリアスな雰囲気に包まれたその建物を目指した。
間髪入れず、建物の入口前に立つ2人組の男が掲げたのは、大きな×マークだった。
目がテン!テンテテテッテーン!
驚いた私は屈強そうな男たちに
「満席?」
「空いてないの?」
「入れないの?」
「わたしのこと嫌いなの?」など×マークの真意を問いただしたが、
男たちはその英語の意味をひとつも理解していないようで、スペイン語 (おそらく) で気怠そうに何かを喋り続けた。
つい先ほど軽やかに乗り捨てたタクシーは、悲しげなエンジン音を立てながら暗がりに佇んだままだ。
踵を返し、再びタクシーに乗り込む。
運転手に差し出される憐みのまなざしが、ズボラのハートに、痛い。
そろりそろりとタクシーはやはり悲しげな音を立てて発進し、ホテルに向かった。
満席だったのか、私のあまりのちんちくりんな風貌に出禁をくらったのか、休業だったのか、真相はついぞわからない。
楽しみにしていたJAZZクラブでの年越しが叶わず、異国の地で丸裸にされたような変な恥ずかしさを感じた。心細いような、所在ないような気持ちになってほんの少しだけ落ち込んだものの
「じゃあ次からは予約していこう」とか
「現地の言葉をちゃんと勉強していこう」とか
そういった発想に至らないのがズボラの権化たるものである。
私はホテルのベッドに寝転がり尻を掻き始めた。
言わずもがな、こうしてズボラの歴史は繰り返されていくのである。
軽くシャワーを浴びて、今夜どうしようかとぼんやり考えた。日に日に部屋の棚が壊れたり、引き出しが開かなくなっていくような不安を備えたホテルであったが、この日はシャワーの水圧が妙に低かった。壊れても修理してまた使う。というか壊れていても使い続ける。これぞキューバスタイルだ。
安いゴム草履であてもなく街に繰り出した。
ほんとうにあてがないのである。
持っているのは地●の歩き方の薄―い情報(「キューバとカリブ海の国々」と大雑把なまとめ方をされたガイドブックのキューバ欄は殊更に少なく、私はキューバのページだけを雑にちぎってホッチキス止めして持ってきていた)と、大雑把な紙地図のみで
滞在中嫌というほど散策したオビスポ通りを中心に入れそうな店を探すにも、街は大晦日で大フィーバー。
とてもではないが、ふらりと入れそうなお店はない。
「Uさんとマンダさんはどうしてるだろう」
カナダでじゃれ合いながら朗らかに年越しをしている彼らのことを思った。
キューバのオビスポ通りというかわいらしい繁華街をよく知っている人は、呆れてものも言えないだろうが
私はそれから嘘のように1時間半ほど飲食店を探してさまよった。時には住宅街に迷い込み、飲食店なんてひとつもないような薄暗い街角に迷い込んだりしながら「何の苦行だろうか」と歩き続けて砂塵にまみれている、不細工な足指を眺めたりした。
時間は22時を回り、23時近かっただろうか。
ようやく海沿いに唐突に出現した建物を見つけた。
倉庫のようにだだっ広い店内にはパーティが一周した残骸があり、残った人々は大ジョッキ片手に健やかな表情で語り合っていた。幸福な風景。
へとへとになって席につくと、優しげな店員が近づいてきてなんだか本当に救われたような気持ちになった。
ビール、ビール。ミス・ズボラに一刻も早くビールを…。
どこを見渡しても一人客はいないし、アジア人もいない。
いつの間にか水色のツナギを身に着けた妙齢のミュージシャンたちが小さなステージに登壇し、ラテンの音楽…なのだろうか、微妙にポップスナイズされたキューバ音楽を軽やかに奏で始めた。
ああ、2015年が終わる。
私は不思議なほど静かな気持ちになった。
ちょうど少しまえに、悲しいできごとがあったのだった。
あんなことを言ったあの人は今、どうしているだろう?
少しだけ想像してみて、すぐにやめた。
私は人に裏切られてトイレでさめざめと泣く太宰治ではない。ここは東京のアパートではないし窓から富士も見えない。 名作『富嶽百景』の冒頭の太宰に身を重ねつつも、 ここはキューバなんだから、と背筋を伸ばした。 注文したキューバ名物?の肉が届く。
衝撃的なビジュアル。店員のおすすめとのことだが、これを一人で平らげるアラサー女はなんだか傍から見ると不気味だ。
小太りのMCが登場し、店全体の活気が増してくる。
まもなくカウントダウンらしい。
3.2.1!!
年が明けた。
めくるめくダンス。
抱き合うもの、キスをするもの、乾杯するもの、みな思い思いのアクションで新しい年への期待と喜びを表現するのでおもしろい。
最高に愉快な雰囲気の中、なんとも言えない上品な装いの欧米人女性が、夫を抱きしめる手を緩め、思い出したようにぎゅっと私をハグした。
「ひとりで来てるの?ハッピーニューイヤー。おめでとう」
思った通りには行かないし、思い通りに事が運ぶよう努力もしていないのだ��、
こんな旅もよかったなぁ。
おやつが買えずに空腹で街をさまよったり、
スペイン語が通じず悔しい想いをしたり、
変な輩にカツアゲされそうになったり、
いろんなことがあったけど。
キューバに来てよかった。
少しだけ頬が紅潮していたのだとうか、先ほどの女性がこちらを見てもう一度微笑んだ。
私はだらしない笑みを浮かべ、心の中で
「なんだか救われました。ありがとう」
とつぶやいた。
つづく…
キューバ旅行記アーカイブ
☆【Blog】飛んでキューバ~その①小鬼とチキン南蛮編~
☆【Blog】飛んでキューバ~その②ホセ&マリア編~
☆【Blog】飛んでキューバ~その③銅線泥棒と魔族の女編~
☆【Blog】飛んでキューバ~その④魔族ダンスと泥酔カナダ人編~
☆【Blog】飛んでキューバ~その⑤爆走タクシーとナンパ老人と海編~
☆【Blog】飛んでキューバ〜その⑥網タイツポリスの罠〜
☆【Blog】飛んでキューバ~その⑦旅の仲間とエイリアンの洞窟編~
☆【Blog】飛んでキューバ~その⑧念願のカリブ海と迷子のゲバラ帽編~
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不幸な者へ
お前より先に私は死ぬ。 お前に全てを伝える義務があると私が思うのは、それだからだ。 それは自然だ。再び心臓が音をあげるか、他にどこか壊れてしまうか、あるいは感染症によるものか、いずれにせよそれはまったく自然だ。死んだ者は何も伝えることができない。本当はそれでいいのだが、私にはお前に伝える責務がある。そしてお前にもこれを受け取る責務がある、と私は思う。お前がどう思うかは分からない。だがお前は私を救ったのだ。ともかくこれが、私が書く理由の全てだ。 ヒグラシが鳴いている。夕べはまだ、めっきり暑い。猫は早くも寝息を立てている。まっ黒く、老いて、声も失くした猫だ。しかし大事な猫だ。お前との出会いも、猫が連れてきた。まずはそこから、私は記さねばなるまい。猫よりも、よほど衰えた私の心はしかしお前についてはっきりと覚えているのだから分からない。
お前との出会いはちょうど今日のような日だった。 私は庭に水を撒いていた。いかにも夏の入りという様子で、柿の葉がざわざわ鳴った。植木は育ち過ぎるくらいだった。私はどうも、朝から猫の姿がないので心もとなかった。いくらか呼んでも、猫は戻らない。勝手な猫だ。同じようなことは何度もあった。しかしその日に限って猫の調子が気になったのは、夜半に空咳を、いかにも孤独にくり返していたからなのかもしれない。 水を撒き終えると、縁側で猫を待った。本を読もうと、編み物をしようと、いっこう捗らないのは猫が気になるからだった。私は何度も、門から覗いた。そのたびむなしい思いがした。そうして、駆けて来るお前の姿を最初認めたのは、朝、並んで子供たちの歩く列の途切れた後だった。 お前は猫を抱いていた。猫は私の猫だった。お前は息を切らせて、あちらこちらを振り向きながら走った。私は一瞬、ぎょっとした。お前の様子があまりに、鬼気迫るものだったからだ。私は猫は、死ぬのだろうと思った。お前は黒く装い、濡れた蝶のようだったので、お前が知らせるのであれば悲しい知らせなのだろうと思ったのだ。 私に気付くと、お前は足を速めた。猫をいっそう抱きしめるのは、母親のようだった。お前は私のもとへ来て、私の猫かと訊ねた。私は頷いた。しかしいま思えば、どうしてお前は私を見つけられただろう。およそ代わり映えのない家々の並ぶ通りにおいて、猫と私をどうして結びつけられただろう。猫が知らせたのかもしれない、あるいは私とお前の孤独の導きなのかもしれないが、それは結局分からない。 猫はたいした状態ではなかった。猫は老いて、くたびれていたので、朝の涼しい内に散歩に出かけたが思いがけない暑さに参ってしまっただけだったのだ。珍しくもない。団扇で猫を冷やしながら、私はそういうことを話した。お前はそれで安堵したようだった。通学の、途中の公園の木の下でうずくまっている猫を見つけた、と話した。急がないのか、と私は訊ねた。別の事情があってそもそも遅れていた、とお前は答えた。それならばと思い、私は麦茶を用意した。お前は拒んで拒んで、やっと湯飲みに口をつけた。小さな口だ。頬は赤らんだ。飲み口を何度かに分け、決して喉を鳴らさない、そういうものの受け取り方をするのがお前だった。 それから、お前の足の手当てをした。別の事情、といったのは何か人に手を貸していて、さらに何か問題に巻き込まれ、結局は膝頭に負うことになった擦り傷などのことだった。お前はやはり拒んだが、私のためだと説き伏せると受け入れた。救急箱は箪笥に乗っていた。まだ腰が、まっすぐ伸びていた頃に置いたきりだったのだ。お前はそれを認めて、すぐに手を伸ばした。私は、数年干さない畳の臭いや、あまり風を通さないので湿った座敷が気になった。 簡単に手当てを終えると、お前は礼をして学校へ行くと言った。私は、猫が眠ったままでいるのを残念に思ったが、見送った。お前は途中、角を曲がるまで何度も振り返っては頭を下げた。私はそのたびどう応じたらいいものかと迷ったが、なんとなく目を離せなかった。猫はしばらくして起きたが、お前のことなど忘れてしまった様子だった。 数日して再びお前が来た。 お前は今度も猫を伴って、しかし急いではいなかった。お前の家から学校や駅、お前の通う芸能事務所への通り道にここはあるらしく、休日は昼間でも来られるとお前は言った。そうしてお礼にと、小さくない菓子箱を差し出した。私はお礼をされる理由がないと思った。お前は膝のことを言った。傷はすっかり無かったが、今度は脛に包帯を巻いていた。私は渋々といった態度を作り、こんなに貰っても食べ切れないから半分は食べていってくれと言った。鳴けない猫が、加勢のように喉を鳴らした。お前は熱い緑茶を、やはり静かに飲んだ。 それから、お前はたびたびここへ来た。朝には挨拶をしてゆき、夕方には猫を撫で、時々は縁側にかけて、広くない庭の手入れを手伝いもした。 本当を言う。 私はお前が来るのが嫌だった。 その時私には、お前は不要だった。私はお前を、お前だけでなく他の誰も、これ以上知らずして一生を終えることを望んでいたのだ。 しかし猫が、お前が来るのを喜んだ。 大事な猫だ。 寝息はいま、小さい。
私は魔女と呼ばれていた。 それは私が孤独だったからだ。 最初そう呼ばれたのは数十年前のことだ。呼んだ子供達は成長し街を離れたが、ある種の口頭伝承のように名は残った。いま、子供は誰も魔女の所以を知らない。そうして私は本物の魔女となった。 それをどうしてお前に話したか、私は分からない。お前が、お前の信仰を打ち明けたせいだと思うが、確かには覚えていない。しかし私は、お前の信仰を覚えている。 それは幸福にまつわるものだ。 最初不幸だったとお前は言う。 仔細はお前が知っているのだからここには記さない。話す間中、雷鳴が鳴っていた。お前は悲しくも雷鳴が似合った。 幸福になっていくとお前は言う。 お前がアイドルというものを始めて数年が経った。お前は最初不幸だったが、年月を、日を重ねるごと幸福になっていった。それは仲間のおかげだという。出会いが、人との交わりがお前を変えていったという。 しかしお前はある時気付いた。 豪雨が起きた日のことだ。お前は道を歩いていて、向かって来る車の泥はねを見た。ああ、とお前は身構えた。泥はお前の数歩手前で終わった。それはお前にはまったく奇蹟だ。お前は我が身の幸福(というにはあまりに小さい)を噛みしめたが、しかし、子供の泣く声を聞いた。子供は母親とともに、数歩後ろで、頭から泥を被っていた。お前はすぐに常備しているタオルを差し出し、母親は感謝を告げた。その時子供の泣き止まないのが、お前から消えなかった。 なにということはない。 お前の幸福も誰かの不幸も、すべて個々人のものだ。それらは何も引き換えではない。 しかしその時私は、お前の信仰を否定できなかった。 私はお前に温い茶を与えた。あたたかいとお前は言ったが、その時お前が何を感じていたか私には分からない。しかしお前の表情を、私はどんな言葉でも言い表せない。雷鳴が落ちていた。猫は怯えたのか、遠く知らない場所で死んだ同胞を悼むのか、掠れた声をあげた。 しかしいま私は、お前の信仰をはっきり否定できる。 理由はお前が与えた。 お前と出会い、半年が過ぎていた。
年明けて浅く、冷たい日だった。 私は目覚めてから、何か具合が悪かった。しかし歳なのだ。調子が良いということは数年なかったし、毎朝曲がった膝をほぐして布団を離れるのは大仕事だ。薄い吐き気や、胸をちくちく突かれるような感じがあった。心臓を、悪くしていたのでいよいよ何か起きたかとどこか他人事のように思いながら、朝の薬を用意して白湯を作るため薬缶を火にかけた。台所は、芯まで冷えるほど寒かった。私は家中行火をつけて回った。猫が出たがるので、縁側の戸を開いた。薬缶がしゅうしゅう沸く音が聞こえて台所へ戻ろうとした時、胸が火炎のように痛み、板張りの縁側へ倒れた。 視界が歪んで見えた。頭を打ったのだ。庭から猫が見上げた。私は這った。しかしどうにも、体の重みで庭へ転げた。土はやはり冷たかった。私は底へ、永遠落ちていく心地がした。声はあげられなかったが、猫を見た。どこへでも行け。猫は走った。私は安堵した。真暗になっていく目の中から、白い星が昇っていった。私はその時、立ち木の葉の脈のひと打ちとなった。人間のあまりの巨きさに怯える羽虫だった。マケドニアの装甲兵として槍に貫かれ短い生涯を終えると、乾いて散った肌のひと欠となり地に呑まれた。地を離れた砂の一粒はやがてカリブへ流れると海へ出てメキシコ湾の海溝へ沈んだ。魚の腹に入り、鯨の背から再び陽を望むと、風の一吹となり空を漂う雲の水の雫となり猫の背へ落ちた。猫は走った。猫は懸命に走っていた。猫はやがてお前を見つけた。 その時私は猫であり、お前だった。止めるよう猫に乞うた。帰るようお前に願った。しかし猫は今度もお前を連れた。お前は走った。猫は黒い。お前の装いは黒い。私の頬に雪が落ちた。まだ温い体でそれは溶けた。心臓は死へ向かい震えた。 お前が家へ近付く。 私は中空から見ている。 お前が私の体を目にした時の表情を、私はやはり言葉に表せない。私は、お前が去ればいいと思った。あるいは門でへたり込み、通りがかる誰かに見つけられたならまだ良かった。しかしお前は踏み込んだ。少しの迷いも無かった。お前は猫より速く私の傍らへ腰を屈めると名前を呼んだ。そうしてすぐ、叫んだ。助けを呼んだ。その時の声といったら、私は本当に驚いた。中空の心がびりびりと震えた。その小さな体の、どこに一体、それほどの声をしまっておけただろう。雷鳴より、声はよほど強い。 十数度お前が叫んで、ようやく人が現れた。隣家の、民生委員を勤める島田老人や、斜向かいのまだ若い植村夫妻、それから顔は知れど名を知らない人々が数人ほど。お前は澱みなく指示した。救急と、AEDと、もっと助けを呼ぶよう伝えた。お前の、ほとんど神がかった威厳に人々は慌ただしく動いた。辺りがひどい騒ぎになり、怯える猫をお前は一度撫でた。 それで何か、時が止まるような瞬間が起きた。 お前は敬虔な祈り子然として掌を胸で重ねた。お前は周囲と切り離され、ひどく静かだった。降る雪が、体に触れる前��蒸発した。深く息をしたが、唇はかすかに震えた。お前は目をかたく閉じ、囁いた。 「かみさま」 お前のそれは祈りに見える。しかしお前は祈らない。私は私でありお前だったからそれが分かる。お前は言外にこう続ける。 いまからあなたを離れます。 お前が目を開いた。 お前は上着を捨てた。時間を見た。私の口もとへ耳を当てた。喘ぐ息が聞こえただろうか。お前には分からない。手首へ指で触れた。微かな震えが伝っただろうか。お前には分からない。お前ははあっと息を吐いて、それから吸った。袖を大きくまくった。私の胸へ置いた両手に、ほとんど上体の重みを全部かけた。胸骨圧迫。お前は明るい歌でも歌うような早さで続けた。十数度、私の肋骨が一つ折れた。お前はそれを感じる。しかしお前は続ける。お前は揺るがない。怯まない。お前は救急隊へ繋がった電話を、耳に当てるよう頼んだ。イヤホンマイクが届いた。お前は話した。意識はありません。息は。分かりません。脈。分かりません。はい。訓練をしました。はい。まだです。はい。お前は続けた。延々続けた。誰も代わりを言い出せないのは、お前が何か恐るべき地獄にも無い黒々美しい光を放っているからだ。 お前は時間を訊ねた。 四分と、十秒が過ぎていた。 AEDがそれほど早く届いたのは、近所の学校が住民向けに校庭を開放していることを小学生の子供を二人育てている植村夫妻が知っていて、休日でも学校には日中委託の警備会社の職員が常駐していて、そして勤勉な彼が巡回リストに載っていないAEDの場所を職務に関する情報として常々記憶していたからだった。 お前はAEDを開いた。機械音声が説明を始めた。その速度にお前は苛立つようだった。深呼吸をして、私の胸にパッドを貼った。お前は少し離れて、腕を回した。顔面は紅潮し、肩でする呼吸は痛ましいほどだった。音声が、除細動の要を告げた。お前は離れるよう周囲へ告げた。電気ショックが与えられると、私は中空より引き込まれるような感じを受けた。胸骨圧迫と、人工呼吸を再開するよう音声が告げた。お前は再び私へ寄った。胸に置いた手を、深く押し込んだ。三十対二。三十対二。お前は呪文のように言った。二十九、三十。お前は手を離し、私の体内へ息を送った。人工呼吸。それは正しく入り込み、薄い胸郭がしっかり膨れた。私はまた少し、地へ戻るような感じを受けた。 本当を言う。 私はこの時、死にたかった。 お前は圧迫を続けた。人工呼吸を続けた。そのたびごと私は地へ引き戻された。そこに私の何が。そこで私は何を。お前は私を戻し続けた。お前はどうして私を。しかしもうお前の心が分からないのは、私が地上に降りているからだった。私はお前を見た。お前は私を見続けた。三十。人工呼吸。お前は必死だった。お前は自身が死ぬとさえ見えた。お前はどうして――。AEDが離れるよう告げた。電気ショック。私は完全に体内へ帰った。何もかもあまり眩しかった。胸は激しく痛み、一呼吸に全身全霊が必要だった。お前の声がした。お前の掌が頬に触れた。私は答えたかった。私は懸命に呼吸をした。全身を血液が巡ると、体の反応が僅かに取り戻された。瞼が開き、光の中のお前が見えた。お前は光の粒のただ中を、昇っていくようだった。行くな。私は激しく思った。しかしお前はほほえんだ。なんのことはない。お前の頭上から雪が降るだけなのだ。するとお前は光へ行くように見えるのだ。お前ほんらいの美しさは、そういうものなのだ。 私は目を動かした。必死になって、まばたきをしてみせた。するとお前は笑って倒れた。お前はもう息すら難しいようだった。サイレンが聞こえはじめた。お前は周囲へ、私の様子を見ていてほしいと伝えた。お前は息をくり返した。口もとは震えた。やがてお前は唇を掌で隠した。ちいさく、泣き出すのが見えた。 お前には、猫が寄り添った。 くすんで黒く、大事な猫。
そうして私は生き延びた。病院で、お前と再び会うまで一週間あった。お前は猫の写真を見せた。縁側で、気ままに過ごしている。餌はお前が与えた。その時私は何よりそれを感謝していた。 私は訊ねた。お前は答えた。救命講習を半年に一度受けている。実践は、どうやら初めてということだった。 私は笑いたかった。まだ胸が痛み、うまく笑えなかった。お前は狼狽した。その様子は、私の胸を大いに苦しめた。 私たちには話したいことが多かった。しかし私もお前も元来話すのは得意でない。面会の時間は過ぎ、お前はまた来ると言った。来るな、と私は言えなかった。私はお前に来て欲しくなかったが、どうにも話すことが多すぎた。お前がほほえんで帰ると、隣の患者の喘鳴が残った。 そうして疫病がやってきた。 それだから、私がお前と次会うには半年を要した。 私の退院した春より梅雨の去るまでの間、お前は手紙を寄越した。郵便箱へ、ほとんど毎週お前は手紙を投げた。お前は猫と話したが、私と話さないのはやはり災禍にあって深く怯えているようだった。加害への恐怖。お前が早々家を過ぎていくのが私は、正直に言う、淋しかった。お前は色々書いた。私は言うことが増えるばかりだった。 だから私はお前が来た時、心底嬉しかった。お前は宇宙服じみて堅牢な防護をして来るかと思ったが、存外まっ白いサージカルマスクだけを付けていた。縁側で並んで話すのは、都合良かった。私たちは庭を見て、しばらく話した。時折近寄って来る猫を撫でた。日が暮れるまで話した。それなのに、私は言うべきことを一つも言えなかった。お前はどうだったろう。口もとは見えないが、よくほほえんでいたように思う。お前のする、友人の話は良い。私は一生聞いていられるようにさえ思う。 お前と過ごす時間の、満ち足りたことといったら! お前と挨拶を交わす朝が戻り、しかしいっこう言うべきことを言えないので、私は迷った。多くを考えた。そのうち時間が来た。だから私は書いている。お前に伝える責務が、私にある。 病気をしてから、食が細くなった。医者の寄越す栄養剤はどうも好かない。私は饅頭が懐かしい。煎餅が懐かしい。チョコパイだとかハッピーターンだとか、お前と縁側で共にした菓子が懐かしい。それらのかけを猫に与えた日々が、懐かしい。猫はもう、うんと静かだ。猫はもうそれらを食べれない。私は、潮時だと分かっていたが随分無理を重ねた。猫を孤独にしたくなかった。しかしもうよい。猫は今夜中に死ぬだろう。生き長らえて数日だろうが、私は猫の苦しむのは見たくない。こういう夜にしんと柔らかく死んでくれたらいいと願う。その後私はここを離れる。新たしく、私のような人々と生きてみようと思う。 場所はお前に伝えない。 お前が手紙を読む時私はここにいない。 私はここで死のうと思っていた。永く過ごした家と猫と、それだけが私だった。しかしお前が現れた。お前は偏屈で孤独な老人に、命を与えた。命とは二つある。心臓と、信仰だ。お前は私へ信仰を授けた。いま、私は、お前に与えられた天寿をまっとうすべきだと感じている。それも、なるたけ幸福にだ。お前の与えた幸福を受け取った私が、幸福を生み出す。いや、幸福を与える。するとお前の信仰の言うには、同じ数の不幸が生まれるだろうか。それは面白い。やがて宇宙を同量の幸福と不幸が満たした時、その拮抗する境界にお前は立つ。幸福の旗印を掲げたお前は、戦場を往く一柱の神のように見える。その時私の体はもうないが、必ずお前を見ている。身を以て知ったのだが、どうやら死とはそういうことであるらしい。その時私は、お前に声援を送ろう。お前の背は小さく、しかしどんな英雄より巨きい。それを思いえがく時、私の胸は、すっとする……。 どうも、空想が過ぎたように思う。しかし私は全て記すと決めたのだからこれを残しておく。そもそもお前の信仰は成立しない。なぜならば、お前が命を与えた私は一切が幸福なのだから。 先日私はパソコンを買った。店員の薦めるまま、いきおいスマートフォンも買ってしまった。それで初めて、お前の舞台を見ることができた。お前はこういう風に笑うのだと、初めて知った。 お前が笑うたび、何かがひとつ優しくなる。 だから私は、もう少し生きてみようと思うのだ。 悲しくも、生きることは無条件で尊くない。しかし私には、尊く生きる義務ができてしまった。私が生きて不幸であるならば、お前を不幸にしてしまうからだ。そういう風に、私の命はお前と分かち難く繋がってしまった。そういう風に、お前は私を生かした。その時お前は、私の人生に対する責務を負った。幸福をなるたけ授けるという責務だ。しかしそれは、お前がお前の望むまま生きれば達せられる。お前の幸福が、私のそれと重なるのだから生きるということは全く分からない。 いま、あたりは涼しくなった。郷里のようではないが、この町の夜も最近さほど悪くない。蛙は鳴かないが、赤ん坊の夜泣きが聞こえる。私はそれを聞くと、猫の腹を一等優しく撫でてやりたくなる。まだ温かいそこに触れる時、私は胸の奥にいままで知らなかった深い感動を覚える。 もうすぐに猫は死ぬ。まっ黒く、老いて、尊い猫。 私は消える。しかし私は生きて、お前を見ている。 猫も私も、永遠お前と共にある。だからお前は往け。多くをもたらせ。 白菊ほたる。 お前はなるたけ強く光れ。
*
(しかしこうして時折手紙を送ることを私はお前に許して欲しい。だから私は、この悪筆を心の片隅に留め置いてくれるよう神でなくお前へ願うのだ。)
*
(from)
有島武郎『小さき者へ』
【黎明に願って】白菊ほたる
BLS(1次救命処置) https://www.tokushukai.or.jp/er/bls/
心肺蘇生の救命率 https://acls.or.jp/dictionary/survival_rate/
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✿ アグア・フレスカ | Agua Fresca ・直訳すると「フレッシュ・ウォーター」という意味です。新鮮なフルーツと水にちょっぴりお砂糖やはちみつ、ライムジュースなどを加えて、ブレンダーにかけて作るフレッシュドリンクです。 ・中南米の国々はもちろん、カリブの島々でも昔からストリートに立つジューススタンドやカフェ、バーなどでおなじみで、メロン、グアバ、マンゴー、パイナップのほか、タマリンドなどのトロピカルフルーツをふんだんに使っているのが特徴。特に暑い日にはビタミンCもたっぷり摂れてピッタリのドリンクなため、スムージーに続くトレンドとして、アメリカにもその人気が飛び火しています。 ・基本のレシピは、4分の1カップの水にライム1個分の絞り汁、小さじ1杯のメープルシロップかガムシロップを加えて、好みのフルーツとブレンダーにかけるだけ。グラスに氷を入れて注ぎ入れれば出来上がりです。もちろん、フルーツの甘みが十分なら、シロップは不要です。
#agua fresca#aguas fresca#agua frescas#aguas frescas#アグア・フレスカ#アグアフレスカ#メキシコ#中米#メキシコ:2020〜#カリブ海#2020〜#飲み物:メキシコ#飲み物#飲み物:2020〜#飲み物:果物#果物#フレッシュ・ウォーター#フレッシュウォーター#ライムジュース
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R31216☀️霜月十三日 11° 今朝はパナマ🇵🇦エルバンビート農園のティピカ種のシティローストの試飲ついでに、向ヶ丘遊園のココナッツドリームのビーガン生チョコを添えて、リッチなコーヒーブレーク☕️ 生チョコの魔法のような口溶け感と優しい甘さと、原種ティピカならではの口当たりの良い上品な酸味の相性は想像以上のゴージャス感を堪能できます。 カリブ海と真冬の生チョコのコラボは、スウィーツと深煎りの思い込みを払拭してくれたひとときでした。 #コーヒーのある暮ら!し #世界のコーヒー豆 #コーヒー豆専門店 #コーヒー焙煎 #直火式焙煎 #新鮮なコーヒー #煎りたて挽きたて淹れたて #オンデマンド焙煎 #世界のコーヒー豆 #おうちカフェ #ホームカフェ #世田谷カフェ #アウトドアコーヒー #ガーデニングコーヒー #植物とコーヒー #coffeelover #coffeeroaster #coffee #coffeebeans #coffeelife #coffee #coffeebeans #wellnesscoffeebeans #coffeeresort #vegancoffee #organiccoffee #electroncharged #nordicroast #aftermix #veganchocolate #panamacoffee #coconutdream https://www.instagram.com/p/CXhwdkOBWD-/?utm_medium=tumblr
#コーヒーのある暮ら#世界のコーヒー豆#コーヒー豆専門店#コーヒー焙煎#直火式焙煎#新鮮なコーヒー#煎りたて挽きたて淹れたて#オンデマンド焙煎#おうちカフェ#ホームカフェ#世田谷カフェ#アウトドアコーヒー#ガーデニングコーヒー#植物とコーヒー#coffeelover#coffeeroaster#coffee#coffeebeans#coffeelife#wellnesscoffeebeans#coffeeresort#vegancoffee#organiccoffee#electroncharged#nordicroast#aftermix#veganchocolate#panamacoffee#coconutdream
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2021.1.28thu_tokyo
いつもの時間に目覚ましに起こされる。 今日は休み。夜まで特に予定もない日だったので二度寝。
段ボールいっぱいの焼き芋が届いたので、ここのところ毎朝食べる。 トースターに輪切りにした焼き芋を置いて、オリーブオイルと胡椒をかけて焼く。 昨晩、魔法瓶に入れておいたお湯を飲みながら、焼き焼き芋と命名したそれを食べる。 一晩経っても温かいお湯、本当に魔法みたいだなと毎回感心する。 お湯が冷める時間で部屋の温度を知る。
最近、予定のない日の午前中は近くの公園で楽器の練習。 いつもの道のり、看板が外れていたり貼り紙がしてある店が点々と、でも着実に増えてきた。
所定の場所に陣取って準備する。 最初は陽当たりのいいベンチの横で、通り掛かる人たちが興味を持って声を掛けてくれた。 人と話す機会が生まれるのは大歓迎なのだけれど、練習どころではなくなる。 最終的に奥まった林のような場所で、テニスの壁打ちのようにコンクリートに対峙する黙々スタイルに辿り着いた。
練習中、後ろから落ち葉を踏みしめる音。 こんな場所まで誰か声を掛けに来てくれたのかなと、「これはカリブ海で生まれた楽器で…」といつものやつを言おうとして振り向くと、キョトンとした3羽のハトと目が合う。
今度は頭上から何かが降ってきて、ちょうどドとレの間に落ちた。鳥のフンだ。 初めてのことで一瞬やるせない気持ちになったけれど、よく見るととても綺麗な紫色で少し見とれる。 きっとブルーベリーのような木の実を食べたばかりで、拭き取った中に小さな種もいくつかあった。 種をふかふかの落ち葉の上に撒く。回っているなあとなんだかうれしくなる。
休憩中、ふと地面に笑顔を見つけて、またうれしくなる。
昼過ぎ、雨が降り出しそうになり、そそくさと片付けて帰路に就く。 帰り道、今日はハト以外誰とも話さなかったなと思って新号待ちしていたら、公園で時々会う名前も知らないおじいさんが声を掛けてくれて驚いた。奥さんと一緒で服装もいつもと違う。 いま住んでいる場所はきっと一時的なものだけれど、ほんの少しだけ、この場所に許可をもらえたような気になる。 点でしか会っていない人たちも、みんなその先にそれぞれの生活が繋がってるんだよなあと再認識する。
家に着いた途端、雨が降り出した。 昼食は昨日多めに作ったリボンの形のパスタ。ラジオをつけると国会中継。 ちょうど保育に関する質疑で、マスクをしている先生の表情が分からないため、乳幼児の情動教育や発達に影響があるというような問題が挙げられていた。 そういった影響もあるのか、確かに声の抑揚が伝わらないろうの子どもたちなんて尚更問題だろうなと、解決策を期待したけれど、特段その件に対する回答はなかった。
時間があるので、先延ばしにしていた幾つかの予定を実行することに。 不安や申し訳ない気持ちを抱えつつ、少しそわそわしながら久しぶりに山手線や中央線に乗る。
目指す駅を降りた時、雨が雪に変わっていた。久しぶりの雪。 最近衝撃を受けた浦田穂一さん、古本屋さんに写真集があるということで取り置きしてもらっていた。 探していたのは雪国の写真集、自分が雪を連れて来てしまったかなと勝手に得意げになる。 せっかく来たのでと、店内をグルグルしていると、工藤夏海さんの好きな絵が目に飛び込んできて思わず手に取る。 写真集とその小さな本を買う。東北が繋がる。
雪の降る中を移動して、もう一つの予定。 「ノイズが言うには」と「あの優しさへ」の2本立て。去年の特集上映で見れていなかった。 終始、現実だけを叩きつけられて、ヒリヒリし続けた。夜の予定のためにヒリヒリしたまま慌てて帰宅。
前々からバンドのスタジオの予定が入っていた。もう電車は懲りたので、歩いて行くことにする。 出発前、雨雲レーダーで確認するとちょうど雨雲が過ぎ去っていった。今日は天気が心強い味方だ。 と喜んで出発しようと思ったら、朝からずっと服が後ろ前だったことに気付く。こういうことがよくある。
右折の車が止まってくれたので、ガラガラと楽器を運びながら急いで横断歩道を渡っていると、「大丈夫ですよ、急がなくても!」とわざわざ窓を開けて大声で言ってくれた。 とてもうれしくなる。こういうことの連鎖なんだと思う。
人数も少ないので、スタジオでは自然とディスタンスが確立。 漠然と今朝の紫色のイメージで弾いてみようと企んでいたけれど、久しぶりに他の音が聞こえてくると楽しくなってしまい、そんなことすっかり頭になくなっていた。 久しぶりに会う2人とゆっくり会話する余裕もなく、少しの近況報告と今後の予定だけ軽く話して解散。また歩く。
やっと全てを終えて正式に帰宅。 ここ最近は夜に科学映像館の映像を見るのが日課。タイトルと簡単なキャプションから適当に選んでいく。 今夜は「生活と寸法-モデュラー・コーディネーション-」というのを見た。 だいたい映像・音・ナレーションどれもかっこいい。それが作られた背景まで想像するとより楽しい。
最近は、はみ出さないように常に円をなぞり続ける様な毎日。 今日はそのまん丸を描き続けていた日常から、ややずれた楕円を描いたような日になった。 明日からまたしばらくの間はきちんと円を描き続けることになるのかな。
昨年末から「あやとりの記」という本を枕元に置き、眠くなるまでちびちび読み進めている。これもまた、しんとした静かな雪の季節の話。 登場人物たちが自分の祖父や祖母と似た様な方言で話すので、布団に入っているのも相まって、ついつい現実と架空の世界の境界線が曖昧になりながらまどろんでくる。おやすみなさい。
-プロフィール- 内田翼 34 東京 会社員
http://uchidatsubasa.com/
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@Calma 静かに
https://www.youtube.com/watch?v=8EFalFXALEA
プエルトリコのペドロ・カポ(1940年生まれ)の歌。
2009年から活躍し、一時アメリカで俳優になっていたが、この歌で2018年に音楽に戻ってきた。
A singer of Pueruto Rico, Pedro Capo sang it.
He was once playing in US as an actor, and went back to Puerto Rico with this song.
プエルトリコはカリブ海にあるアメリカの自治連邦区。
アメリカの市民権(国籍)はあるが、所得税は免除されるかわりに大統領選挙権はないという特殊な立場。
何度もアメリカの州になるという住民投票をしたが、成立しなかった。
Puerto Rico is Commonwealth of US.
People have US nationality, but no right of electing the president instead of tax exemption.
They voted to be a state of US several times, but didn’t reach an agreement.
プエルトリコといえば、私の世代では「ウェストサイド物語」を想う。あの時プエルトリコ出身の少年のリーダーを演じたジョージ・チャキリスはギリシア系だったが。
対立するグループはイタリア系で、どちらもアメリカの主流であるアングロサクソンからは見下される存在だった。
As Puerto Rico, my generation think of “Westside Story”.
There are two groups of boys, one is Puerto Rico and the other is Italy.
The two were discriminated from the society of Anglo-saxon.
歌詞と訳
Cuatro abrazos y un café
Apenas me desperté
Y al mirarte recordé
Que ya todo lo encontré
4回抱き合って コーヒーを飲む
ぼくは起きたばかり
君を見て気づい��
もうすべてわかったと
Tu mano en mi mano
De todo escapamos
Juntos ver el sol caer
君の手を取って
すべてから逃げる
いっしょに太陽が沈むのを見よう
Vamos pa' la playa
Pa' curarte el alma
Cierra la pantalla
Abre la medalla
Todo el mar Caribe
Viendo tu cintura
Tú le coqueteas
Tú eres buscabulla
Y me gusta
浜に行こう
君の魂をいやすために
携帯は閉じて
ワインを開けて
カリブの海で
君の腰を見ながら
君は浮気だ
トラブルを起こす
ぼくはそんな君が好きだ
Lento y contento, cara al viento
Lento y contento, cara al viento
ゆっくりと満足して 風の方を向いてX2
Pa' sentir la arena en los pies
Pa' que el sol nos pinte la piel
Pa' jugar como niños, darnos cariño
Como la primera vez que te miré
Yo supe que estaría a tus pies
Desde que se tocaron
足元に砂を感じる
太陽がぼくらの肌を焼くように
子供みたいに遊んで 愛し合う
初めて君に会った時のように
自分が君の足元にいると知っていた
君の足が触れた時から
Calma, mi vida, con calma
Que nada hace falta si estamos juntitos andando
Calma, mi vida, con calma
Que nada hace falta si estamos juntitos bailando
Calma, mi vida, con calma
Que nada hace falta si estamos juntitos andando
Calma, mi vida, con calma
Que nada hace falta si estamos juntitos bailando
静けさはぼくの命
ぼくらがいっしょなら何もいらない
静けさはぼくの命
ぼくらがいっしょに踊るなら何もいらないX2
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カリブ海から本番カリビアンバンドが来日決定!
本場のカリブ海の音楽を聴きならラムを飲みませんか?
�Lujoe&The Gifted ミニライブ決定!
「ARIAPITA RUM&PUNCH (アリアピタ ラム&パンチ)」
2018年9月11日(火)12日(水)
DOOR 2000円(食事、飲み物は含まれません)�オープン18:00-�演奏開始19:45-
席に限りがございますので、お早めにご予約お願いいたします。
予約は電話にし受け付けています。
住所
150-0002 東京都 渋谷区 (11.78 km)
渋谷2-11-14ステージ青山B1F
電話
03-6805-0314
face book
https://www.facebook.com/ARIAPITArumandpunch/
web
www.ariapita.com
2018年9月11日(火)
DOOR 2000円(食事、飲み物は含まれません)
オープン18:00-
演奏開始19:45-
Special Guest Lujoe & The Gifted from Trinidad&Tobago
Soca dance レクチャー Mari from Torochacha
2018年9月12日(水)
DOOR 2000円(食事、飲み物は含まれません)
オープン18:00-
演奏開始19:45-
Special Guest Lujoe & The Gifted from Trinidad&Tobago
Soca Dance レクチャー ARISA
Lujoe & The Gifted
Lujoe & The Giftedは19歳から25歳のメンバーで構成されているバンドです。若干2年半の活動で、現在までに200以上のショーに出演している。トリニダード・トバゴで頭角を表している人気バンド。
カリブ海ならではのカリプソ、ソカ、レゲエなどのトロピカルな音楽で若年層から60代まで幅広い層から注目されています。
彼らのビジョンは、自分たちの音楽やパフォーマンスを通し、トリニダード・トバゴの若者達に生まれた島への誇りと自信を感じてもらうこと、そしてこの島の音楽の持つ果てしないポジティブ・パワーを世界中に広めて行くことです。
Lujoe & The Giftedは、オリジナルソングリリースとカバー曲を演奏し、ミュージックビデオとしても発信。その中でも「Portrait of Trinidad」は1日で50万ビュー、現在では200万ビューを達成しています。
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2020/11/3
午前3時、映画を観終えて寝ようと思っていたはずなのに、いったいどういうわけなのか、お着替えをして踊りに行くことに。夕方から降りはじめた雨が止んでいて、濡れた道路に街灯の光が反射している。湿気があって、空気が生温くて、何となく霧のなかを歩いているよう��気分と思う。音楽に夢中になると歯を食いしばる癖があって、翌日にアゴが痛くなるのでコンビニでガムを買う。うそ明るい店内には、お客さんも店員さんも誰もいなくて、すみませーんと大声をだす。
こんなご時世だし、そんなに人はいないだろうと高を括っていると、低音の漏れるドアを開けば、フロアは満杯のお客さんで溢れている、バーまで行くのも一苦労。念のためマスクをつけてきたけど、そういう空気はなさそうなのですぐに外す。そういえば、検温だけはあった。おでこにピッと光をあてられる。35度台で、ちょっと低すぎますねえ、と逆に心配される。レモンソーダ。DJは小柄で猫背な男の人、お侍さんみたいに髪を後ろで束ねている。E2-E4みたいなミニマルが延々と流れ続ける。フラスコ電球のなかで橙色の光がピクピクふるえているのを眺めながら音のリズムに身を委ねる。内装の装飾がまたガラッと変わっている。以前からそこにあり続ける装飾品もちらほら見かける。
一時間ほどでDJが交代。こんどは女の人、たぶん四十代ぐらい、ボサッとした髪で顔のほとんどが影になっている。小さめのトートバックを肩にぶらさげたままプレイにあたる、その立ち姿には見覚えがある。ミニマルのクールさは引き継ぎながら、キックやハイハットの音像が鮮明な音楽になる。さっきの男の人は時おりはにかんだような笑みをみせていたけども、女の人はひたすら真剣な表情。フロアにいて人と喋っていたときも表情が希薄だったように思う。踊っているうちに段々と前のほうのよい位置にいる。となりで気持ち良さそうに踊っているおばさん、いや失礼、おねえさんに声をかけられる。ちょっと飲み物とってくるからこの場所とっといて、ぜったい誰も入れちゃだめだよ、と悪い笑みをみせる。かしこまりーと承ったさきからキャップを被った男の人に入られてしまい、もどってきたおねえさんにごめんさいと謝る。こんにゃろーと頭をぐりぐりするポーズをして、キャップの男の人にここはあたしの場所なのよーと食ってかかる。
トイレのドアの前で待っていると、さっきから全然出てこないんですよ、外いったほうが早いですよ。このまま帰ってしまおうかとも思ったけど、まだ外が薄暗いのでもどることにする。もどると、ちょうどDJが交代。アフロの男の人。前にみたときはアフロじゃなくなっていたから、アフロにもどっていて安心する。やっぱりあのアフロがふさふさ揺れていないと盛り上がらない。アフロはふさふさ揺れていても、顔はいつもながらこわいほどの真剣な表情。窓にふたをしているコルクボードの中心辺りが光りはじめる。コルクボードには無数に針穴があけられていて、中心辺りに集中していて、周縁にいくほど疎らになっている。朝が近づいてくると、まず穴の集まる中心辺りが光りはじめて、光は段々とひろがっていって銀河の星々のようになる。アフロのDJは硬質なミニマル音楽から一転して、歌のあるポップミュージックへ。それまでは均衡と緊張を保ち続けることでフロアに推進力みたいなものを生んでいたのに、それが一気に破られて、タガが外れたみたいに盛り上がる。沖縄とかカリブとか海由来の音楽が多い。さっきのDJの女の人が相変わらず希薄な表情のまま目から矢継ぎ早に流れてくる涙をふいている。シスター・スレッジのシンキング・オブ・ユーをバックに、日本をマリファナを吸える自由な国へ! とか何とか変な演説が入る曲? がかかってバカ笑いしながらズッコケてしまったけど、ふつうにバックの曲が好きすぎてこの夜いちばん腰を入れて踊ったかもしれない。気がつけば、もうすぐ9時。
午後三時、頭痛で目が覚める。頭痛薬を飲んで、走ってカリー屋まで。滑り込みセーフ、息を切らしながらいつもの魚介カリーを注文。ほかにお客さんはなく、店長さんが今日はこんな天気なのでしっぽりした感じでやらせてもらってます、と何だかバツの悪そうに言う。何かと思えば、レディオヘッドのベンズがかかっている。高校生のときぶりに聴きましたよー、たしかにイギリスみたいなどんよりした天気ですもんね、なんて若干の恥じらいを共有しながら、トレモロのギター音に気持ちは青い高校時代にもどっている。くたくたのへろへろだったのにカリーを食べたらすっかり元気になる。
帰りに寄ったコンビニの店員さんがとっとも元気いっぱいに接客してくださって、こっちもさらに元気になる。こういう元気な店員さんを見つけるとぎゅーっと抱きしめたくなる。
帰ってから、ふと、気がつく。何となく思い立って踊りに行ったけど、たしか、この時期はお店のアニバーサリーではなかったか。調べてみると、やっぱり去年の同日にアニバーサリー・パーティーをやっている。そして記録をさかのぼると、去年の同日にも、一昨年の同日にも踊りに行っている。なんだろう、これが虫の知らせ? というやつなんだろうか。それとも渡り鳥に備わっているような帰巣本能的な? ていうか、だからあんなに大勢集まっていたのか。今年は諸事情でアニバーサリーと銘打てなくても、みんな記念日は憶えていてしぜんと人が集まったということだったのか。昨夜の女の人の涙が気になって、アカウントを探してツイッターを覗いてみると、昨夜の告知と並べて、去年のアニバーサリーの告知をリツイートして、その上に、自由なようでいて自由じゃない。とツイートされている。
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とても読める大きさでは無いので書き起こしします。1970年頃、父の書いたものです。 僕には父の声で再生されるので、とても面白いです。 日曜閑談 サント・��ミンゴ 滝川正久(戸籍は旧字) (一) 王様河 サント・ドミンゴに着任してから一年三カ月近くなり、少しづつ土地の案内に通じて来ました。日本から来られるお客さんに見ていただくところは、結局、コロンブスとトルヒーリヨの残した遺産ということになります。この国もこの国なりに近代化しつつありますが、日本からアメリカを通って来られる方に、そのような施設をご覧に入れても、ナーンダということになるのは必定なので、この方はまあ序で一見してもらう程度にすましています。 さて飛行場から車を飛ばして約二十分で市の入口にさしかかります。昼間ですと、左側に点在する椰子の木ごしにややサイケ調ともいえる紺碧のカリブ海を、そして右側に緑したたる中に赤や黄の色彩をちりばめた熱帯性植物群の出迎えを眺めつつ、あくまでもまぶしい陽光の下をひた走り、都市の門戸とおぼしき場所にさしかかると一寸した半円形のつり橋に進入することになります。私も始めてここに来て、眼下に展開する流域一帯の光景が鮮やかであったので、この河は何といいますかと聞いたら、出迎への館員の人は「オーサマ・ガワです」と答えました。 ものの本によれば、この附近がスペイン(いやコロンブスというべきか)が始めて辿りつき定着したいわばサント・ドミンゴ発祥の地であります。さては、そのころこの近くに原住民の酋長みたいなのが威張っていたのかと一瞬思いました。これは全くの見当違いであったことが後に判りました。この河はリオ・オーサマRio Ozamaといい、日本語とは何の関係もありません。ただ、Ozamaはスペイン語本来の言葉ではないようです。 余談ですが、コロンブスの「アメリカ大陸発見」といういい方は、ヨーロッパ人にはそのまま通用しても、人類全体の立場から見ると、ちょっとおかしい。オーサマ河もそうですが、ドニミカとハイチのあるこの島を、スペイン語ではエスパニョーラ島と申しているのに、この土地の人はむしろキスケーヤQuisqueyaという名の方を多く使っています。歴史は、非ヨーロッパ的観点からもう一度洗い直してみることが面白いと考えます。 (二) 歩かされて転ぶ サント・ドミンゴがパルトロメ、コロン(コロンブスの弟)により創立されたアメリカ最古の都会であり、十六世紀の始めコロンブスの息子(ディエゴ・コロン)が総督としてここに居坐り、小さな居城を作ったことは有名です。サント・ドミンゴ大学も新大陸最古とのことです。 コロン博物館は、オーサマ河の河口にあるディエゴ・コロンの居城を後年公開したもので、規模としては小さい(なお、よろいかぶとの類も小さいのを見ると、彼らはそれほど大きな人間ではなかったのかと思います)が、当時の風俗をほうふつたらしめる意味で、見物する値打ちは十分です。また、その附近には、スペインによる征服時代の遺跡(と申しても五百年に足りないものですが)が散在しています。 ある日曜日k族を連れて一つ一つ見て廻りました。小さい地域ではありますが、暑い土地ですので相当へばりました。末の息子が、アルカサレテコロンぢゃったと冗談口を叩いたことです。コロン博物館は、アルカサール・デ・コロン Alcazar de Colon(コロン居城)というのであります。 (三) 最古にして最新 サント・ドミンゴ大学は、最近できた新しい大学を含めドミニカにある四つの大学 の一つで、大使公邸より1キロ位の近距離にあります。公邸の庭(やや高台になっています)から半分位は見渡せます。 学生問題は、今や世界的ですが、この大学でも左翼系の学生が圧倒的に多く、大学当局と先生方は力弱く、勢い学生対警官という対立が日常事と化しております。日本の警察と異り、当国の警察は、銃を直ぐに使います。タンクの出動することもあります。一方、先年の内乱以来、多くの武器が民間に秘匿され、巷に流れております。家の中でお茶を飲んでいる時でも、爆弾の破裂音や銃声(空砲とは限りません)が聞えて来ることが珍しくありません。最近では、私は驚かなくなりました。 先日、日本人のお客さんをお連れして、市内見物をした際、このお客さんは。サント・ドミンゴ大学を一見したいといわれ、近くまで行ったのですが、途中で運転手と私のボディ・ガードの警官とが言い争いを始め、車も停ってしまいました。警官は、外交官の車は、特に襲われる心配があるからやめろといい、運転手は日本人に対しては危害を加えることはないから、大丈夫だといっているのでした。私の判断では、この場合は警官が同乗していることが、むしろもめごとの原因になりうるのだが、政府の命令の下に働く彼(良い人間です)の立場も考えて、お客さんに中止方をお願いした次第でした。サント・ドミンゴ大学は、今や最も尖端的な大学でありましょう。何だか今年は日本の大学は静かでしたね。 (四) 日曜亭主 日曜日には、大使館事務所は閉めますので、公邸に電話が多くかかって来ることが多くあります。公邸使用人も休ませるので、華族のものが電話当番をします。 十七歳になる娘(純粋の日本の学校の教育を https://www.instagram.com/p/CGz1wWNDaVrW3yYO7KcBoLKZBA1OkL-5YGX5fk0/?igshid=1itfn4u2kypu6
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