#栄区内某所
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遺骨、酸初、初夏、夏至、我博、臨床、先客、那波区、東海、雲海、雲水、初楽、飼養、規律、滅法、頑丈、撃破化、内板、飼養、機咲州、分癖、蛾妙、頌栄、丼爆発、濃彩、恋欠、名瀬、徒歩機、歌詞役、素市、癌滅、元凶、願文、文座、同發、長門、至極、極美、呵責、端午、併合、奈落、底癖、幕府、某尺、尊式、検疫、未除、路側、柑橘、脂溶、瑛人、冠水、豪材、剤枠、土岐、駄泊、検尺、漏洩、破裂無言、任期、崩説、全滅、壊滅、開幕、統帥、頭数、水湿、冠水、抹消、網滅、馬脚、財冠水、風隙、来妙、勤学、餞別、名判、名盤、観客、衆院、才覚、無能、果餓死、損初、波脈、釋迦、損失、片脚、那古、可物、筋層、真骨、存廃、破格、名湯、今季、写楽、苦況、罪責、孫覇、全滅、今父、奈落、旋盤、秒読、読破、名物、貨客、泉質、随想、滅却、監理、素質、遡行、文滅、菜根、無端、庄屋、破壊、客率、合併、豪式、続発、泣塔、透析、頑迷、場脈、野張、船室、乾物、吐瀉分裂、戒行、噛砕、爾、晩別、海苔、西明、縁月、花月、独歩の大蛇、再発、納言、遺言、残債、背角、破壊、忠膵癌、統帥、馬車、下劣、火災、乱尺、毒妙、縫製、貨坂城、歳発、富低落、菜初、命式、山賊、海剤、激武者、瓦礫、破水、分裂、賀露、屠畜、能月、見激、破壊、破戒、採石、屈託、門別、皆来、家来、千四、我楽、夏楽、無慈悲、壊滅、破棄、損勤学、外鰓、長水、瑛人、永久、旋律、斑紋、財年、場滅、甘露、舐めけり、真靭、察作、論祭、乾裂、薩長、泣塔、室見、川縁、岩石、言後、荷火災、防爆、鋒鋩、体制、貨車、顎脚、刺客、坐楽、損益、脳系、文才、分合、合壁、啓発、萌姫、島内、監修、真木、合理、独房、雑居、紋発、乱射、雑念、五輪、三振、欄居、托鉢、紋腹、画狂、欠年、射殺、殺傷、脳初、目車、濫用、懸念、學年、身者、卓越、餓死、軟卵、場者、童空、我作、滅法、涅槃、抹殺、怒気、燃焼、略奪、宰相、馬腹、刳発、南山、活発、沙羅、割腹、殺戮、循環、奈良、菜道、紗脚、残雑、颯和、和歌、東風、南富、背面、焼却、四季、同發、博羅、無償、透明、明闇、雲海、陶酔、溺愛、泊雑、湖畔、花車、小雑、蘭風、雑魚寝、逆発、罵詈、検遇、明細、鳥羽、無数、飾西、涼感、割烹、面月、略発、明暗、御覧、絶滅、名者、焼却、野版、絶筆、数界、洒落、羈絆、四索、敏捷、旋律、脚絆、安行、軽安、難産、伊賀、消滅、生滅、巡数、水災、万華、論発、処住、崇拝、年月、画鋲、我流、剣率、草庵、律年、雑魚、規約、貨車、蒸発、重大、錯乱、蓮妙、奈良、坐楽、延宝、財年、爆発、龍翔、日向、塁側、席園、座札、風評、財年、何発、旋律、画狂、論券、戦法、尊師、大概、二者、那波、麺期、演説、合邦、放射、雑律、貨客、選別、燕順、考慮、試薬初、財源、富、符号、井原、若榴、清涼、無數、才覚、絶望、奈落、奔放、有識、台東、詮索、懸念、病状、設楽、宴客、怠慢、時期、同部、弁解、冊立、立案、前略、妄動、侮蔑、廃絶、間髪、図解、経略、発泡、者発、立案���滅鬼、自利、論酒、桜蘭、五月雨、垓年、処理、短髪、散乱、絶滅、命日、庵客、実庵、龍翔、派閥、同盟、連峰、焼殺、勝中、割裂、残虐、故事、量発、敗残、花夢里、面月、原氏、雑考、推理、焼殺、膵癌、導風、千脚、砂漠、漁師、活滅、放射、洋蘭、舞妓、邪武、涅槃、毛髪、白藍、他式、民会、参謀、廃車、逆発、峻峰、桜蘭、殺戮、銘客、随分、刺死、脳犯、我版、論旨、無垢、血潮、風泊、益城、拝観、舘察、懺悔、空隙、髭白、模試、散乱、投射、破滅、壊滅、下痢、他殺、改札、寿司、葉式、魔雑、渾身、等式、命日、安泰、白藍、良志久、中須、掻敷、北方、監視、血式、血流、詐欺、加刷、販社、壊滅、坐楽、白那、苫小牧、欄物、演説、開脚、摩擦、欠史、宰相、掻敷、飾西、近隣、可能、刺自虐、崑崙、独歩、良案、隔絶、菜作、妄動、犬歯、核別、概要、立案、破格、殺戮、良案、快絶、防止、那古、風別、焼安泰、独庵、囲炉裏、壊滅、外傷、刃角、視覚、耳鼻、下���骨、子孫、剥奪、憂鬱、優越、液状、先端、焼子孫、兵法、那波、安楽、最��、数式、絶句、庵杭、雅樂、動乱、者妙、垓年、独初、前報、奈落、数道、弓道、拝観、俯瞰、散乱、男爵、害面、炎上、抹殺、破棄、分別、額欄、学雑、宴客、体面、村落、柿区、害初、告発、欄式、体罰、侮蔑、浄光、情動、差額、君子、何発、兵式、童子、飾西、各滅、我札、審議、半旗、普遍、動脈、外傷、無償、木別、別格、名皿部、京脚、破棄、試薬、絶滅、学札、清涼、爆発、組織、壊滅、ここに、名もなき詩を、記す。風水、万別、他国、先式、続発、非力、産別、嘉門、神興、撃易、弊社、紋別、座泊、画狂、式典、胞子、画力、座敷、学舎、論別、閉域、爆風、万歩、博識、残忍、非道、望岳、死骸、残骸、符合、壊滅、匍匐、弄舌癖、死者、分別、砂漠、白藍、模写、服役、奈落、忖度、符尾、同盟、田式、左派、具癖、退役、蛇路、素白、昆北、北摂、写経、文武、択液、図解、挫折、根塊、道厳、視野別、奈落、鳥羽、グリシャ・イェーガー、粗利、惨殺、学癖、優遇、陶器、場作、土壌、粉砕、餓鬼、草履、羅列、門泊、戸癖、山系、学閥、座枠、忠膵癌、視野別、脳族、監視、佐伯、釋迦、敏捷、遇歴、佐渡、名張、紀伊市、名刺、干瓢、夏至、楽節、蘇遇、列挙、間髪、風脚、滅法、呪水、遇説、死骸、爆発、山荘、塀楽、茗荷、谷底、愚者、妄動、還魂、色別、最座、雑載、論客、名足、死期、近隣、名張、迷鳥、呑水、飛脚、晩別、獄卒、殺傷、視覚、乱脈、鉱毒、財閥、漢詩、死語、諸富、能生、那波、合理、血中、根菜、明初、鹿楽、宮札、度劇、臥風、粋玄、我馬、洞察、今季、爾脈、羅猿、激園、葉激、風車、風格、道明、激案、合祀、坐楽、土地油、力別、焼殺、年配、念波、郭式、遊戯、富部区、奈脈、落札、合祀、寒白、都山、額札、風雷、運説、害名、亡命、闘劇、羅沙莉、砂利、夢中、淘汰、噴水、楽章、農場、葉激、際泊、手裏、合併、模等部、トラップ、落着、御身、学習、零、概要、各初、千四、何匹、笘篠、熊本、京駅、東葛、土量、腹水、活潑、酢酸、数語、隠語、漢語、俗語、羽子、豚皮、刃角、醪、能登、半年、餓鬼、泣塔、用紙、喜悦、山荘、元相、炭層、破裂、腹水、薔薇、該当、懐石、討滅、報復、船室、壊滅、回族、先負、嗚咽、暁闇��、立ち居所、餞別、乾式、財閥、独居、乱立、差脈、桜蘭、龍風、抹殺、虐案、某尺、無銭、漏洩、北方領土、白山、脱却、幻滅、御身、私利私欲、支離滅裂、分解、体壁、脈、落札、合祀、寒白、都山、額札、風雷、運説、害名、亡命、闘劇、羅沙莉、砂利、夢中、淘汰、噴水、楽章、農場、葉激、際泊、手裏、合併、模等部、トラップ、落着、御身、学習、零、概要、各初、千四、何匹、笘篠、熊本、京駅、東葛、土量、腹水、活潑、酢酸、数語、隠語、漢語、俗語、羽子、豚皮、刃角、醪、能登、半年、餓鬼、泣塔、用紙、喜悦、山荘、元相、炭層、破裂、腹水、薔薇、該当、土脈、桜蘭、郎乱、乱立、派閥、別癖、恩給、泣き所、弁別、達者、異口同音、残骸、紛争、薔薇、下界、雑石、雑草、破戒、今滅、梵論、乱発、人脈、壊滅、孤独、格律、戦法、破戒、残席、独居、毒僕、媒概念、突破、山乱発、合癖、塹壕、場技、極楽、動脈、破裂、残債、防壁、額道央、奈良市の独歩、下界残滓、泣き顎脚、朗唱、草庵、場滅、乖離、鋭利、破戒、幕府、網羅、乱脈、千部、土場、契合、月夕、東美、番號、虎破戒、在留、恥辱、嗚咽、完封、摩擦、何百、操船、無限、開発、同尺、金蔵寺、誤字、脱却、老廃、滅法、涅槃、脱却、鯉散乱、立哨、安保、発足、撃退、学別、憎悪、破裂無痕、磁石、咀嚼、郎名、簿記、道具雨、壊滅、下落、吐瀉、文別、銘文、安胎、譲歩、剛性、剣率、社販、薙刀、喝滅、解釈、村風、罵詈雑言、旋風、末脚、模索、村立、開村、撃退、激癖、元祖、明智用、到来、孟冬、藻石、端午の贅室、癌客、到来、未知道具雨、寒風、最壁、豪族、現代、開脚、諸富、下火、海日、殺傷、摩擦、喃楽、続落、解脱、無毒、名毒、戒脈、心脈、低層、破棄、罵詈、深海、琴別府、誠、生楽、養生、制裁、完封、排泄、虐殺、南京、妄撮、豚平、八食、豪鬼、実積、回避、答弁、弁論、徘徊、妄説、怒気、波言後、節楽、未開、投射、体者、破滅、損保、名水、諸味、透析、灰毛、界外、土偶、忌避、遺品、万別、噛砕、剣率、戒行、一脚、快哉、提訴、復刻、現世、来世、混成、吐瀉、場滅、経絡、身洋蘭、舞踏、近発、遊戯、男爵、最上、最適、破裂、改名、痕跡、戸杓、分髪、笠木、路地、戳脚、快晴、野会、対岸、彼岸、眞田、有事、紀伊路、八朔、減殺、盗撮、無札、無賃、無宿、龍梅、塩梅、海抜、田式、土産、端的、発端、背側、陣営、戒脈、母子、摩擦、錯覚、展開、星屑、砂鉄、鋼鉄、破滅、懐石、桟橋、古事記、戸杓、媒概、豚鶏、墓椎名、顎舌骨筋、豚海、砂漠、放射、解説、海月、蜜月、満期、万橋、反響、雑摺、油脂、巧妙、
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国税庁の最終面接のことを思い出している。大学四年生の頃だ。今までの面接は、無機質な長机とパイプ椅子でのものだった。だがその時は、四角いどっかりとした檜机と、ふかふかの椅子だった。それでいて圧迫感のある面接であり、最後に「私達と一緒に働けますか?」と言われたのを憶えている。 「はい。私でよければ宜しくお願いします」といったことを告げると、その場で最終合格が遠回しな言い方で告げられた。内定通知は賃貸アパートに届いた。 こんなところに書くほどだから予想はつくだろうが、結構前に官僚を辞めている。仕事は大変キツかった(きっつー、というやつ)が、やりがいはあった。いつかは挑戦してみたい仕事もあった。 思えば、大学3年生の春からコツコツコツコツと勉強を重ねて、やっと第一志望のひとつだった官庁に合格できて、「やったー!」と無邪気に思っていた。案外こんなものだ。 国家公務員(課税部門)としての経験は20数年しかないが、せっかくのシルバーウィークだ。ちょっと語ってみたい。今は税務コンサルタントとして働いているが、夏前に大きな仕事が片付いた。今は仕事を少なくしてもらっている。 仕事のことを、はてな匿名ダイアリーに書いてる人を稀に見る。今回、私もやってみようと思った次第だ。企業との課税交渉の協議録とか、個人・法人の税額とかを載せない限りは大丈夫だろう。何かあったら責任は取るつもりだ。 高橋洋一や山口真由が自著で話している内容に比べれば、当日記はベジタブルのようなものだ。あの内容を出版して捕まらないなら、ここで書く内容など余裕でセーフだ。 なお、私ははてなユーザーの中では年寄り(フミコフミオさんと同い年)である。古い表現があってもお許し願いたい。 先に言っておくが、「霞が関に来なければ体験できなかったことは人生の財産」とか、「国のために働いている自負があった」とか、「苦しかったけどいい仕事ができて国民のためになった~」といったことはあまり書��ない。 そんなに夢や理想のある官僚じゃなかった。僅かばかりはあったが。むしろ組織に負のイメージがあって、若い頃に限った語彙だと「こいつらクソ野郎だな」という感情を抱いていた。それで、40代になって数年後に転職した。再就職規制に引っかかる危険はあったが、グレーな方法で突破した。 当日記は、数パートに分かれている。できるだけ簡潔にまとめたい。以下、思い出を何点か挙げて回想する。思い出① 税金とは何か?という問い 中学生の頃から、「税ってそもそも何ぞや?」という疑問があった。大学に入ってからは、税理士の資格を取るために勉強していたが、どれだけ勉強しても税への理解はイマイチだったし、全科目に合格した後も結局わからなかった。※東大とか一橋大とか慶應とか早稲田とか、そういういい大学を出てるわけじゃない。偏差値50ちょっとの大学だ。たまたま会計学の講義を取ってみたら面白く、勉強にハマった。 税とは、一般的な説明だと、国や地方自治体が国家の維持や発展をめざして、民間では供給されにくい公共的なサービスを提供するにあたっての資金として「税金」を徴収している――ということになっている。 だが、おかしいと思っていた。だって、国はお金を自由に発行できる。地方自治体が言うのならわかる。あと、大昔だったら年貢を物納で納めてもらわないと国が維持できなかったはずだ。 だが、現代社会の国家がそんなことを言っても説得力はイマイチだ。税金をとらなくても、別にお金を刷ったらそれでいい。金本位制の時代を通り抜けて、今では発行された紙幣そのものに信用がある時代なのだ。お金というのは、それがお金であるがゆえにお金だ、というトートロジーである。 増田民の人も、わかってる人はわかってるだろう。税とは何かが。ここで答えは書かない。気になる人は、Yahoo!知恵袋とか、Quoraで求めれば賢い人が教えてくれる。 私が納得いかなかったのは、一応は国家公務員一種試験(昔だったら上級甲種試験)を通ってきたはずの人達が、入庁一年目だった私の質問に答えられなかったことだ。「そんな当たり前のことを聞くな」という人もいたし、「ここではちょっと…」と口を濁す人もいたし、「知らん。自分で調べろ」という人もいた。 税を納めるのは当たり前のこと、ただ、その原理と言うか……そう、原理が大事だろう。何も考えずに常識を信じていいのは中級者までだ。上をめざすのであれば、身も蓋もない本質を疑う必要がある。 こういうことを私が言っても説���力がないので、ちょっと引用させていただく。それぞれの原理を、その自然本性のかぎりで探求しようとしなければならないし、きちんと定義されるよう腐心しなければならない。というのも、原理はそのあとに続く事柄にとって、大きな影響をもっているからである。実際、原理は全体の半分以上であり、探求されているものの多くは、原理を経由することで明確になると思われるのである。 ニコマコス倫理学(上) P.62 なぜ国民から税金を取るのか、という新人職員の問いに答えられる職員は10人に1人ほどしかいなかった。思えば、この時から私はいつかここをやめようと思っていたのかもしれない。 実際、徴税は国民みんなから集めたお金を公共サービスに充てるため、というのはお題目だ。わかりやすく国民を納得させるための。本来の目的はほかにある。それに比べると、上の『お題目』はビックリマンチョコのおまけに近い。ウエハースだ。思い出② 課税処分の難しさ トラブルになりかけた事例になる。詳細は端折って書く。専門用語は補足するか、日常的な言葉に言い換えている。 キャリア官僚は現場を体験しないイメージがあるかもしれないが、別にそんなことはない。入庁二年目からは普通に現場だったし、30才を過ぎて地方支局で働いてる人もいる。 当時は、北海道某所にある国税局に勤務していた。一応は税理士に必要な科目は残りふたつというところまで取っていたが、それでも実務は難しかった。勉強しないといけないことは山ほどあるし、一年目は税務の学校で学ばせてもらったが、実務に必要な知識の何割も身に付いていない。税務の世界は広いのだ。 最初の頃はひたすら、簡単な事務とか雑用とか、先輩が受けた税務相談の回答案作りとか、上位機関からの調査ものとか、庶務全般(文書収受~会議日程調整~飲み会手配まで含む)に、兎に角いろいろやった。 すべて勉強になるとは思ったが、正直これは臨時職員がやった方がいいのでは……と感じるものもあった。まあ、とにかく新人らしく何でもやった。 赴任して半年だった。とある先輩を経由して、それなりの事業規模の法人の税務申告を最初から最後までやらせてもらえることになった。同じ年代の職員(※省庁キャリア)の中では遅い方だった。資本金が結構ある機械メーカーだったかな。これまで当業務では、先輩方を手伝う立場として動いていたから、割とすんなりいくように思えた。 申告内容は当然精査するのだが、日本の課税制度は一応性善説でいっている。国民(法人含む)が嘘をついたりごまかしたりしない、ということを前提にしている。その企業も、��去に税務に関して更正処分(支払う税額が誤っていると判断した場合に○円払いなさい、という措置)関係のトラブルを起こしたことはない。 一応は提出書類を三周ほどしたところ、申告書類も、帳簿も、領収書や請求書や契約書(請書)も、通帳関係も問題なし……それで、さあ決裁だといった具合に伺いをスタートした。 先輩方の場合は、スルッと起案が通るようだったが、自分の場合はそうはいかなかった。新人に厳重なチェックが入るのは当然だった。「不動産の項目がおかしい。取得した不動産価格が常軌を逸して安い。税をごまかそうとしているのでは?」 という、先輩及び直属の上司からのツッコミがあった。上司を納得させないと、次に進むことができない。思えば、あの先輩は、このことがわかっていて私に振ったのかもしれない。 当時の私の実力を超えた課題だった。頭を抱えたのを憶えている。あの時の思考過程を追っていこう。 かくして・・・ 探求の旅は はじまった まず何をすればいいかというと、不動産価格がしっかりしたものかを調べればいい。正当な根拠のある価格であればいいし、不適当な価格であれば……面倒なことになる。 不動産売買にかかる課税額は、比較的シンプルだ。普通の法人税と同じで基本は定率である(税額表を見ればいい)。ちょっと賢い中学生でも実務ができるだろう。 印紙税も、登録免許税も、不動産取得税(県税)も、固定資産税(市税)もそんな具合だ。不動産本体の価格については難しい計算が必要だが、焦る必要はない。市区町村にある固定資産税台帳には、固定資産税評価額が載っている。それを見れば、登録免許税の目安となる不動産価格がわかる。※固定資産税の納付書にも書いてある。 それを根拠に……と思ったが、そんなに単純な話ではない。ならば先輩も上司もツッコミを入れたりしない。イレギュラーなケースなのだ。 その物件は、なんと固定資産税台帳に載っていなかった。そういう土地だった。登記簿を見たところ、字名がとんでもないことになっていた。奥地にあって、大昔は栄えていたのかもしれないが、今では地域まるごと誰も手入れをしていない。そんな土地だった。しかし、幅4.0m以上の道路は通っている。江戸時代の人が整備したと思われる。 国税庁においても、外部公表している不動産価格の調べ方みたいなものはある(いわゆる路線価だが、当然奥地には路線価がない)。国でも地方自治体でも、不動産価格を求めるための要綱要領は具えているが、今回は通用しないのではないか。そういう案件だった。 若かりし日の私は思案しつつ、先輩にも相談して上司に2つの案を出したはずだ。懐かしい。 1. 比準価格(みなし計算のようなもの)を使って不動産価格を弾くと、今の数倍以上の価格になる メリット…適正と思われる税を徴収できる デメリット…上申や裁判等になった時に勝てる保証がない 県や市町村にも情報共有や協議・意見聞取が必要 2. 今回は大した金額ではないため、相手方の税額を受け入れる メリット…百万にも満たない税額差であり、費用対効果を考えるべき デメリット…相手方が悪質だった場合、前例を作ることになる 結局、2.の案が採用された。それで、起案はあっさり通った。協議や相談をしたのは直属の上司までであり、決裁の責任者には上司が一声かけたくらいだ。それで新人職員の一件目である課税処分は通ってしまった。 思えば、先輩や上司からすれば、最初から2.一択だったのだ。今の私の判断もそうだ。課税額の差として百万円にも満たない金額のために、そこまでの手間はかけられない。もっとほかに、日本の税務行政のためにやらないといけないことが山ほどある。 一応弁護しておくと、現場で働く公務員には、「法適用の裁量」と「エネルギー振り分けの裁量」がある。現場的な要素が強い職種だと、上司の指揮監督を受けるのが望ましくない場合がある。極端な例だが、警察官が凶悪犯をパトカーで追っている最中に、スピード違反や信号無視をしている者を放っておくのはやむを得ない、といった観点だ。 余談になるが、国税局職員が県税や市税の脱税を見つけた場合も、人や状況によって対応が変わる。情報提供する場合もあれば、見なかったことにする場合もある。 それこそ昔の話だが、飲み会でとある話を聞いた。ある個人納税者から地方税務署に相談があったという。要約すると「1年前に出した赤字決算の申告書だが、実は黒字で、税金を納めないといけないことがわかった。どうすればいいか」ということだった。追加で納付すべき税額は、約30円のようだ。このままでは脱税者になってしまうと焦っていたらしい。 その相談を受けた税務署員はこう答えたという。「実は、ボールペンとか消しゴムとか、事務用品を買っていたのを申告書に書いてないんじゃないですか? だったら、納付すべき税額はやはり赤字では? 問題ないですよ」と。※以後の話は不明 課税処分はもちろん、どのような行政処分であっても費用対効果という観点が重視される。税収1万円増のために2~3万円をかけるのは議論の余地があるにしても、20~30万円をかけるのは明らかに不合理だろう。 テレビやネットメディアやはてなブログでは、公務員は何も考えずに税金を支出しているイメージがあるかもしれないが、ちゃんと考えている人が多数派である。そこは信じてほしい。 数年後、私は北海道から霞が関に戻ることになった。それから退職するまで、ずっと法人課税部門にいた。
税務官僚だった頃の思い出 Part1/3
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八つ墓村の、祟り、コックリさんの、祟り
遺骨、酸初、初夏、夏至、我博、臨床、先客、那波区、東海、雲海、雲水、初楽、飼養、規律、滅法、頑丈、撃破化、内板、飼養、機咲州、分癖、蛾妙、頌栄、丼爆発、濃彩、恋欠、名瀬、徒歩機、歌詞役、素市、癌滅、元凶、願文、文座、同發、長門、至極、極美、呵責、端午、併合、奈落、底癖、幕府、某尺、尊式、検疫、未除、路側、柑橘、脂溶、瑛人、冠水、豪材、剤枠、土岐、駄泊、検尺、漏洩、破裂無言、任期、崩説、全滅、壊滅、開幕、統帥、頭数、水湿、冠水、抹消、網滅、馬脚、財冠水、風隙、来妙、勤学、餞別、名判、名盤、観客、衆院、才覚、無能、果餓死、損初、波脈、釋迦、損失、片脚、那古、可物、筋層、真骨、存廃、破格、名湯、今季、写楽、苦況、罪責、孫覇、全滅、今父、奈落、旋盤、秒読、読破、名物、貨客、泉質、随想、滅却、監理、素質、遡行、文滅、菜根、無端、庄屋、破壊、客率、合併、豪式、続発、泣塔、透析、頑迷、場脈、野張、船室、乾物、吐瀉分裂、戒行、噛砕、爾、晩別、海苔、西明、縁月、花月、独歩の大蛇、再発、納言、遺言、残債、背角、破壊、忠膵癌、統帥、馬車、下劣、火災、乱尺、毒妙、縫製、貨坂城、歳発、富低落、菜初、命式、山賊、海剤、激武者、瓦礫、破水、分裂、賀露、屠畜、能月、見激、破壊、破戒、採石、屈託、門別、皆来、家来、千四、我楽、夏楽、無慈悲、壊滅、破棄、損勤学、外鰓、長水、瑛人、永久、旋律、斑紋、財年、場滅、甘露、舐めけり、真靭、察作、論祭、乾裂、薩長、泣塔、室見、川縁、岩石、言後、荷火災、防爆、鋒鋩、体制、貨車、顎脚、刺客、坐楽、損益、脳系、文才、分合、合壁、啓発、萌姫、島内、監修、真木、合理、独房、雑居、紋発、乱射、雑念、五輪、三振、欄居、托鉢、紋腹、画狂、欠年、射殺、殺傷、脳初、目車、濫用、懸念、學年、身者、卓越、餓死、軟卵、場者、童空、我作、滅法、涅槃、抹殺、怒気、燃焼、略奪、宰相、馬腹、刳発、南山、活発、沙羅、割腹、殺戮、循環、奈良、菜道、紗脚、残雑、颯和、和歌、東風、南富、背面、焼却、四季、同發、博羅、無償、透明、明闇、雲海、陶酔、溺愛、泊雑、湖畔、花車、小雑、蘭風、雑魚寝、逆発、罵詈、検遇、明細、鳥羽、無数、飾西、涼感���割烹、面月、略発、明暗、御覧、絶滅、名者、焼却、野版、絶筆、数界、洒落、羈絆、四索、敏捷、旋律、脚絆、安行、軽安、難産、伊賀、消滅、生滅、巡数、水災、万華、論発、処住、崇拝、年月、画鋲、我流、剣率、草庵、律年、雑魚、規約、貨車、蒸発、重大、錯乱、蓮妙、奈良、坐楽、延宝、財年、爆発、龍翔、日向、塁側、席園、座札、風評、財年、何発、旋律、画狂、論券、戦法、尊師、大概、二者、那波、麺期、演説、合邦、放射、雑律、貨客、選別、燕順、考慮、試薬初、財源、富、符号、井原、若榴、清涼、無數、才覚、絶望、奈落、奔放、有識、台東、詮索、懸念、病状、設楽、宴客、怠慢、時期、同部、弁解、冊立、立案、前略、妄動、侮蔑、廃絶、間髪、図解、経略、発泡、者発、立案、滅鬼、自利、論酒、桜蘭、五月雨、垓年、処理、短髪、散乱、絶滅、命日、庵客、実庵、龍翔、派閥、同盟、連峰、焼殺、勝中、割裂、残虐、故事、量発、敗残、花夢里、面月、原氏、雑考、推理、焼殺、膵癌、導風、千脚、砂漠、漁師、活滅、放射、洋蘭、舞妓、邪武、涅槃、毛髪、白藍、他式、民会、参謀、廃車、逆発、峻峰、桜蘭、殺戮、銘客、随分、刺死、脳犯、我版、論旨、無垢、血潮、風泊、益城、拝観、舘察、懺悔、空隙、髭白、模試、散乱、投射、破滅、壊滅、下痢、他殺、改札、寿司、葉式、魔雑、渾身、等式、命日、安泰、白藍、良志久、中須、掻敷、北方、監視、血式、血流、詐欺、加刷、販社、壊滅、坐楽、白那、苫小牧、欄物、演説、開脚、摩擦、欠史、宰相、掻敷、飾西、近隣、可能、刺自虐、崑崙、独歩、良案、隔絶、菜作、妄動、犬歯、核別、概要、立案、破格、殺戮、良案、快絶、防止、那古、風別、焼安泰、独庵、囲炉裏、壊滅、外傷、刃角、視覚、耳鼻、下顎骨、子孫、剥奪、憂鬱、優越、液状、先端、焼子孫、兵法、那波、安楽、最短、数式、絶句、庵杭、雅樂、動乱、者妙、垓年、独初、前報、奈落、数道、弓道、拝観、俯瞰、散乱、男爵、害面、炎上、抹殺、破棄、分別、額欄、学雑、宴客、体面、村落、柿区、害初、告発、欄式、体罰、侮蔑、浄光、情動、差額、君子、何発、兵式、童子、飾西、各滅、我札、審議、半旗、普遍、動脈、外傷、無償、木別、別格、名皿部、京脚、破棄、試薬、絶滅、学札、清涼、爆発、組織、壊滅、ここに、名もなき詩を、記す。風水、万別、他国、先式、続発、非力、産別、嘉門、神興、撃易、弊社、紋別、座泊、画狂、式典、胞子、画力、座敷、学舎、論別、閉域、爆風、万歩、博識、残忍、非道、望岳、死骸、残骸、符合、壊滅、匍匐、弄舌癖、死者、分別、砂漠、白藍、模写、服役、奈落、忖度、符尾、同盟、田式、左派、具癖、退役、蛇路、素白、昆北、北摂、写経、文武、択液、図解、挫折、根塊、道厳、視野別、奈落、鳥羽、グリシャ・イェーガー、粗利、惨殺、学癖、優遇、陶器、場作、土壌、粉砕、餓鬼、草履、羅列、門泊、戸癖、山系、学閥、座枠、忠膵癌、視野別、脳族、監視、佐伯、釋迦、敏捷、遇歴、佐渡、名張、紀伊市、名刺、干瓢、夏至、楽節、蘇遇、列挙、間髪、風脚、滅法、呪水、遇説、死骸、爆発、山荘、塀楽、茗荷、谷底、愚者、妄動、還魂、色別、最座、雑載、論客、名足、死期、近隣、名張、迷鳥、呑水、飛脚、晩別、獄卒、殺傷、視覚、乱脈、鉱毒、財閥、漢詩、死語、諸富、能生、那波、合理、血中、根菜、明初、鹿楽、宮札、度劇、臥風、粋玄、我馬、洞察、今季、爾脈、羅猿、激園、葉激、風車、風格、道明、激案、合祀、坐楽、土地油、力別、焼殺、年配、念波、郭式、遊戯、富部区、奈脈、落札、合祀、寒白、都山、額札、風雷、運説、害名、亡命、闘劇、羅沙莉、砂利、夢中、淘汰、噴水、楽章、農場、葉激、際泊、手裏、合併、模等部、トラップ、落着、御身、学習、零、概要、各初、千四、何匹、笘篠、熊本、京駅、東葛、土量、腹水、活潑、酢酸、数語、隠語、漢語、俗語、羽子、豚皮、刃角、醪、能登、半年、餓鬼、泣塔、用紙、喜悦、山荘、元相、炭層、破裂、腹水、薔薇、該当、懐石、討滅、報復、船室、壊滅、回族、先負、嗚咽、暁闇の、立ち居所、餞別、乾式、財閥、独居、乱立、差脈、桜蘭、龍風、抹殺、虐案、某尺、無銭、漏洩、北方領土、白山、脱却、幻滅、御身、私利私欲、支離滅裂、分解、体壁、脈、落札、合祀、寒白、都山、額札、風雷、運説、害名、亡命、闘劇、羅沙莉、砂利、夢中、淘汰、噴水、楽章、農場、葉激、際泊、手裏、合併、模等部、トラップ、落着、御身、学習、零、概要、各初、千四、何匹、笘篠、熊本、京駅、東葛、土量、腹水、活潑、酢酸、数語、隠語、漢語、俗語、羽子、豚皮、刃角、醪、能登、半年、餓鬼、泣塔、用紙、喜悦、山荘、元相、炭層、破裂、腹水、薔薇、該当、土脈、桜蘭、郎乱、乱立、派閥、別癖、恩給、泣き所、弁別、達者、異口同音、残骸、紛争、薔薇、下界、雑石、雑草、破戒、今滅、梵論、乱発、人脈、壊滅、孤独、格律、戦法、破戒、残席、独居、毒僕、媒概念、突破、山乱発、合癖、塹壕、場技、極楽、動脈、破裂、残債、防壁、額道央、奈良市の独歩、下界残滓、泣き顎脚、朗唱、草庵、場滅、乖離、鋭利、破戒、幕府、網羅、乱脈、千部、土場、契合、月夕、東美、番號、虎破戒、在留、恥辱、嗚咽、完封、摩擦、何百、操船、無限、開発、同尺、金蔵寺、誤字、脱却、老廃、滅法、涅槃、脱却、鯉散乱、立哨、安保、発足、撃退、学別、憎悪、破裂無痕、磁石、咀嚼、郎名、簿記、道具雨、壊滅、下落、吐瀉、文別、銘文、安胎、譲歩、剛性、剣率、社販、薙刀、喝滅、解釈、村風、罵詈雑言、旋風、末脚、模索、村立、開村、撃退、激癖、元祖、明智用、到来、孟冬、藻石、端午の贅室、癌客、到来、未知道具雨、寒風、最壁、豪族、現代、開脚、諸富、下火、海日、殺傷、摩擦、喃楽、続落、解脱、無毒、名毒、戒脈、心脈、低層、破棄、罵詈、深海、琴別府、誠、生楽、養生、制裁、完封、排泄、虐殺、南京、妄撮、豚平、八食、豪鬼、実積、回避、答弁、弁論、徘徊、妄説、怒気、波言後、節楽、未開、投射、体者、破滅、損保、名水、諸味、透析、灰毛、界外、土偶、忌避、遺品、万別、噛砕、剣率、戒行、一脚、快哉、提訴、復刻、現世、来世、混成、吐瀉、場滅、経絡、身洋蘭、舞踏、近発、遊戯、男爵、最上、最適、破裂、改名、痕跡、戸杓、分髪、笠木、路地、戳脚、快晴、野会、対岸、彼岸、眞田、有事、紀伊路、八朔、減殺、盗撮、無札、無賃、無宿、龍梅、塩梅、海抜、田式、土産、端的、発端、背側、陣営、戒脈、母子、摩擦、錯覚、展開、星屑、砂鉄、鋼鉄、破滅、懐石、桟橋、古事記、戸杓、媒概、豚鶏、墓椎名、顎舌骨筋、豚海、砂漠、放射、解説、海月、蜜月、満期、万橋、反響、雑摺、油脂、巧妙、
ct scans of a basilosaurus jaw bone will be used to determine and model how the ancient whale swam and chewed. national geographic, 2010.
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怪しいインビテーション・フロム彼方 夏休みに、知らない人に誘われて、知らない人たち5人と、知らない国の知らない場所を旅することになった。twitterで、今まで全く交流がなかった人から突然誘われたのだ。なぜ誘われたのかもわからないし、なぜ、自分がその誘いに応じたのかもわからない。 当時の私は、激務で有名な会社の、最も激務と噂される部署で働いていた。会社の机で眠り、近くのジムでシャワーを浴び、充血した目でエクセルを叩く。正月もゴールデンウィークもなかった。ウイグル旅行の誘いが届いたのは、そんな折だった。 メッセージが目に入るやいなや、発作的に行きたいと返事をしてしまったが、後になって疑念が湧いてきた。メッセージの主は、いったいどんな人なんだろう。私は当時、人と絡まない孤高のスタイルでtwitterをしていたのでDMがきたこと自体初めてだった。 とにかく、行くと言ってしまったのだから、休みをとらなければならない。その時点で夏休みを取得する予定はなかった。取得できるのかもわかっていなかった。 どうしてウイグルなんかに行くんですか 休暇取得を申し出る私に対し、職場のみんなはやさしかった。みんな忙しいのに、「仕事は引き取るから」「ゆっくり休んで」と言ってくれた。しかし、旅行の詳細を聞くと、同僚たちの善良な笑顔は��っと曇った。 彼らは問う。 「どうして、ハワイでもセブ島でもなく、ウイグルなのか」 「どうして、親しい友人や家族と行かないのか」 もっともな疑問だ。私は、どうして、気が合うかわからない人々と、楽しいかわからない場所に行こうとしているのだろう。自分にもわからない。どちらかといえば、こちらが問い返したいくらいだ。 「どうして私は、知らない人とウイグルに行くのでしょう?」 私は、夏休みまでに仕上げなければいけない書類の山を見つめた。 羽田からウルムチへ 早朝の羽田空港国際ターミナルで、私は疲れ果てていた。休暇を目前にひかえる中で押し寄���る仕事の波に飲み込まれ、家に帰れない日々が続いていたからだ。最終日も仕事が終わらず、徹夜で職場から直接空港に向かう羽目になった。 今回の旅行メンバーは、男性3人・女性3人。私以外は、大学時代のサークルを中心としたつながりのようだった。それだけ聞くと、「あいのり」や「テラスハウス」のような、青春の匂いただよう若い男女の旅行なのだが、グループからはそれをかき消す不穏なバイブスが満ち満ちていた。 なかでも完全におかしいのは、グループの中に「尊師」と「レーニン」を称する人物がいることだ。通常、「尊師」というのは、オウム真理教教祖の麻原彰晃(本名・松本智津夫)を意味し、「レーニン」というのは、ロシア社会民主労働党の指導者であり、ソビエト連邦を建国した人物であるウラジミール・イリイチ・レーニンを意味する。 テロ、あるいは革命という形で、国家体制の転覆をめざした宗教的・政治的指導者が、なぜ一同に会しているのだろう。空港前で集合しているだけで、破壊活動防止法(通称・破防法)の適用対象団体となってしまいそうだ。 ともあれ、この時点で、今回の旅行が恋と友情の甘酸っぱい青春旅行になる可能性は限りなくゼロだ。麻原彰晃とウラジミール・レーニンが旅を通じて友情を深め、それがいつしか愛に変わる……。そんな突飛な話は、両者の思想的相違点を考慮すればおよそ考えられないだろう。 私は、国家転覆を試みる宗教家でもなければ、社会主義の革命的指導者でもない。どうしてこの旅に誘われたのだろう。ぷくぷくとふくらむ疑問と不安を乗せて、飛行機は羽田を旅立とうとしていた。 尊師とレーニン 羽田からウルムチへの長い移動中に分かったことがある。尊師は、工学の修士号を持つ知識人であり、特定の宗教とのつながりはないということだ。「尊師」というのは、極めて不謹慎なあだ名にすぎない。 では、旅の同行者にふさわしい安全な人物かというと、そんなことは決してなかった。尊師は、無邪気な下ネタをガンガン投下してくるという反社会的な性質を有していた。 例えば、北京の空港でのことだ。 「マーン・コー��ーだ!見てください!マーン・コーヒーですよ」 尊師は、北京空港内のオシャレなカフェチェーンを指差し、目をキラキラ輝かせて写真を撮りはじめた。そのとき、私は「どこにでもあるチェーン店になぜ興奮しているのだろう」と不思議だったのだが、後になって、それが低レベルすぎる下ネタであることに気がついた。もっと早く気づいてしかるべきだったのだが、工学の修士号を持つ知識人が、そんな知性ひかえめのジョークを言��とは思わなかったのだ。 他の同行者もまた、尊師の被害を受けていた。 尊師 「ちんマ!? ちんマ!?」 同行者「ちんマってなんですか?」 尊師 「ちんマというのは、ちんちんマッサージのことです」 同行者「……」 それ以来、その人は、尊師には何も質問しないと決めたという。 尊師が、大きな身体のうるさいお兄さんである一方、レーニンは、小柄でツインテール姿の、無口でちょっぴりエッチな美少女だった。 ちなみに、ちょっぴりエッチというのは、彼女が尊師の下ネタをときどき拾ってあげていたのを私が面白おかしく書き立てているだけだ。実際には、彼女は、渾身の下ネタをたびたびスルーされ、ときにはうるさいと一喝される尊師を気遣っていたのだと思う。 なので、正確には「レーニンは、小柄でツインテール姿の、無口で心優しい美少女」ということになる。それでいてソ連のコミンテルンを率いる革命的指導者であり思想家だなんて、今すぐアニメの主人公になれそうだ。 それにしても、尊師もレーニンも、私の凡庸な日常生活には絶対にあらわれないタイプのキャラクターだ。二人とも、普段は善良な労働者として社会に潜伏しているらしいので、本当は自分のまわりにもいるのかもしれないが、それを知るすべはない。 「ずいぶん遠いところにきちゃったなあ……」 あまりの非日常感にめまいがした。まだ、目的地にさえついていない。 謎の秘密結社・うどん部 新疆ウイグル自治区は、中国の最西部に位置しており、国境を接して南にはインドがあり、西にはカザフスタン・キルギス・タジキスタン・パキスタンが連なる。古くからシルクロードの要衝として栄え、ウイグル人・カザフ人などの多民族が住む、ムスリムが多い中央アジア文化圏だ。 今回の旅程は、新疆ウイグル自治区の玄関口であるウルムチを経由し、前半は電車でトルファン、カシュガルを巡り、後半は車でパキスタンとの国境であるタシュクルガンまで足を伸ばすというものだ。 羽田からウルムチまでの移動にまる一日かかるため、実質的な旅のスタートは二日めのトルファンからになる。隣の国のはずなのに、移動の体感的にはヨーロッパと同じくらい遠い。 私たちがトルファンに到着して最初に向かったのは、ウイグル料理店だった。 「やはり我々うどん部としては、まずはラグメンの調査からですよね」 旅行の主催者である女性は、ニコニコしながらそう言った。ラグメンとは、中央アジア全域で食べられている麺類で、うどんのような麺に、トマト味のソースがかかった食べ物だ。 なんでも、今回の旅行は「某大うどん部」という、大学のうどん愛好家サークルの卒業生を中心としたメンバーで構成されているらしい。旅の目的のひとつも、ラグメンを食べることで古代中国で生まれたうどんの起源を探ることにあるのだという。 「うどん部……?」 私は思わず考え込んでしまった。特にうどん好きというわけでもない自分が誘われた理由がわからないと感じたこともあるが、一番の理由は、今回のメンバーが「うどん部」という言葉がもつ牧歌的かつ平和的な響きからはおよそかけ離れた集団のように思えたからだ。 先程言及した「尊師」と「レーニン」が名前からして不穏なのはもちろんだが、他のメンバーたちの話題もとにかく不穏だった。 「前進チャンネル」の話 中核派Youtuberが、警視庁公安部のキャンピングカーを紹介したり、不当逮捕された同志の奪還を訴えたりしている番組の話。 北朝鮮脱北ノウハウの話 中国と北朝鮮の国境地帯に住んでいたことがあるうどん部員による、脱北ノウハウの話。北朝鮮脱北者が、国境近辺に住む中国人民を襲い、金品と身分証を奪いとることで中国人として生きようとするが、中国語が話せないことからバレてしまい、強制送還されるという救いのない事件が多発しているらしい。 スターリンに乾杯した話 「ヨシ」という名前のうどん部員が、スターリンの故郷であるジョージアを訪ねたところ、「ヨシ」は同志スターリンの名前だと歓迎され、「ヨシフ・スターリンに乾杯」と密造酒をすすめられた話。 一言でいうと、うどんは関係ない。 うどんは関係ない上に、思想的にかたよっている。うどんを愛する心に右も左もないと思うのだが、一体どういうサークル勧誘をすればこんなことになるのだろう。世界がもし100人のうどん愛好家の村だったら、中核派は0名、教祖も0名、スターリンの故郷を訪ねた人も0名になるのが普通だ。 今回の旅行メンバーはたった6人なのに、公安にマークされそうな発言をする人しかいない。思想・良心の自由が限りなく認められたコミュニティであるともいえるが、うどんを隠れ蓑とした何らかの過激な団体である可能性も捨てきれない。謎の秘密結社・うどん部だ。 「こうした旅行は、よく企画されるんですか?」 私は、うどん部の背景を探るべく、おそるおそる尋ねた。 「主催者さんは、旧ソ連圏に関する仕事をしているんです。その関係で、旧ソ連の珍しいエリアへの旅行をよく企画しますよ」 「でも、どういうわけか、たまに、その旅行に行った人たちが仕事や学校を辞めてしまうんですよ」 「この前の旅行では、社会主義国家によくある、労働を賛えるモニュメントをめぐっていたら、一緒に旅行していた学生の友人が『労働意欲が湧いてきた。学校はやめるぞ』と言って、突然中退してしまったんです」 「��も仕事を辞めたしね」 社会主義国家を旅することで、反社会性が養われてしまうとは……。 「旧ソ連圏への旅行は、うどんとは関係あるんですか?」 「うどんとは関係ありません。ただ、うどん部員には、真っ赤な血が流れているんです」 これまでの話をまとめると、「うどん部」とは、うどんの絆で連帯し、ときに資本主義社会から人をドロップアウトさせる赤い集団ということになる。なにがなんだか、全くわからない。 主催者の女性は、旧ソ連圏に関する仕事をしているだけあって、中央アジア文化に���しかった。彼女は、うどん部員らしい話題として、シルクロードにおける麺の広がりについて話をしてくれた。 「トルクメン人も、カザフ人も、ウズベク人も、友人たちは口を揃えてラグメンはウイグルが一番美味しいというんですよ」 全中央アジアの人民が認めるウイグルラグメンは、たしかにおいしかった。もちもちした手延べ麺の感触と、オイリーなソースに絡まるたっぷり野菜のバランスがよく、濃い味なのにいくらでも食べられてしまう。 特に、ニンニクでパンチを効かせたラグメンは癖になるおいしさで、そのジャンクかつ中毒性が高い味わいから、勝手に「ウイグルの二郎」と命名されていた。 内装も異国情緒が爆発していた。天井から階段までいたるところがタイルやステンドグラスで彩られている。細やかな幾何学模様を見ていると、確かに中央アジア文化圏に来たのだということを実感する。 中央アジアを旅行するたびに思うのだけれど、彼らの、あらゆる場所を「美」で埋め尽くそうとする情熱はすごい。衣服やクッションの細かな刺繍、木彫りのアラベスク、色とりどりのランタン……。よくみると、料理に使うボウルまで鮮やかな矢絣模様がついている。 私は、ステンドグラスが貼られた天井を見つめた。 「遠い場所に場所にきたんだ」 そう思ったが、どういうわけか実感がなかった。足元だけが、なんだかふわふわしている気がした。 砂漠は空中浮遊する尊師の夢をみるか 午後から本格的な観光がスタートした。最初に訪れたのは、交河城址という遺跡だ。紀元前2世紀頃に作られ、14世紀まで実際に街として使われてい要塞都市だ。地平線が見えそうなほど広い。 地面の上にレンガを重ねるのではなく地面を掘って街を作ったところに特徴があるらしいのだが、これだけの土地を彫り抜くなんて、想像もつかない労力だ。中国の圧倒的なマンパワーを感じる。 遺跡が広すぎる一方で観光客があまりいないため、とても静かだ。どこまでも続く風化した街並みを歩き、静謐な空気に触れ、かつては賑わっていたであろう都市の姿を想う……そんな触れ込みの場所なのだけれど、正直言って、そうしたロマンチックな思い出は一切残っていない。 なぜなら、悠久の大地を包む静寂を切り裂くように、尊師がマシンガントークを繰り広げていたからだ。麻原彰晃がおしゃべりだったのかは知らないが、少なくともウイグルの尊師は非常におしゃべりで、一人で優に5、6人分は話していた。観光中、常にニコニコ動画の弾幕が飛んでいるような状況であり、センチメンタルな旅情の入り込む隙はない。 尊師の話は、基本的にどれも「興味深いがどうでも良く、とにかく怪しい」内容で統一されている。 ・中国の深センで売られている「Android搭載のiPhone」の話 ・中国貴州省の山奥に住むラブドール仙人の話 ・中国の内陸部では旅行カバンの代わりに尿素袋が使われているという話 ・中國の伪日本製品に書かれている怪レい日本语が好きだという話……。 気がつくと、夕暮れ時になっていた。 乾いた大地は茜色に染められて、民族音楽の弾き語りが響く。旅行者としてのセンチメンタリズムが刺激され、私はこの地の長い歴史に思いを馳せる。しかし、次の瞬間には、そんなセンチメンタリズムを切り裂くように尊師の怪しい話が炸裂し、安易な旅情に回復不可能な一撃を加える。 たちまち、私の心の中で放映されていた「NHK特集 シルクロード」の映像は乱れ、テーマソングを奏でる喜多郎は、へなへなと地面にへたり込む。 砂漠で果敢にも空中浮遊を試み転落する尊師、唐突に尊師マーチを歌い始める尊師、中国の怪しいガジェット情報に詳しい尊師……。 トルファンでの私の思い出は、尊師色に染め上げられていった。 遊牧民が住む砂漠の街で不慮のノマドワーカーになる まさかウイグルで徹夜をすることになるとは思わなかった。 観光を終えてホテルに戻った私を待っていたの��、職場から送られてくる容赦ないメールの数々だった。 「夏休み中恐縮ですが、添付の資料につき18時までにご確認お願いします」 「確認が終わるのは何時頃になるでしょうか」 「こちらも限界です、連絡ください」 休暇を申し出たときの「ゆっくり休んでください」はなんだったのか。そもそも、今日、日本は日曜だし明日は月曜で祝日のはずだ。私が旅行にでかけたのは土曜日なので、まだ夏休みは始まってさえいない。どうしてこんな惨状になっているのだろう。 ひとつ断っておきたいのは、私の職場の同僚たちは、基本的に優しく善良な人たちであるということだ。本当に仕事が回らなくなり、やむを得ずメールをしてきたのだろう。 今回の夏休みは「正月がなかったのはあまりにも気の毒だから」と上司が、わざわざチームに根回しをしてくれてようやく取得に至ったものだ。上司のただひとつの誤算は「現場に人が足りていない」という根本的な問題は、根回しでは決して解決しないということだ。 私はその夜、ホテル近くの雑貨店でレッドブルとコーヒーを買い込み、目を真っ赤にしてキーボードを叩き続けた。 空が白み、まばゆい朝日がきらきらと射しこむ時間になっても、私の仕事は終わらなかった。他の人々には私を置いて観光に行ってもらい、一人で仕事を続けた。そんな私を気遣って、尊師が食事を買ってきてくれた。 ようやく仕事が終わったのは、太陽が高くのぼり、熱された大地が蜃気楼で揺れるころだった。 鳥の声しかしない場所 午後、観光に出ていた他のメンバーと合流し、タク��ーで訪れたトルファン郊外はのどかな場所だった。乾いた土地に葡萄溝やバラ園が広がっていて、木陰で商売をするスイカ売りやぶどう売りが、こちらにおいでと手招きをする。 ぶどうはいつも無料だった。一房分を買おうとするのだが、安すぎてお金を受け取ってもらえないのだ。口に含むと、雨の降らない土地で育つ果物特有の凝縮された甘みを感じる。 観光名所とされている遺跡にはだれもおらず、車の音も人の声もしない。絶え間なく響く鳥の声を聞き、強い光が地面に落とす影を見ていると、数時間前まで仕事に追われていたのが、遠い昔の記憶のように思えてくる。 静かな場所だった。太陽が眩しくて、あたまがぼんやりした。 ふと見ると、道端でビニール袋に入れられた羊の頭蓋骨が風化していた。その後も、私たちは、農地の側溝や休憩所のトイレ等、そこかしこで羊の頭蓋骨を見つけることとなる。この土地で暮らす人々には、お弁当がわりに羊の頭を持ってくる風習があるのだろうか。 私は、以前、イランのホームステイ先で「イランでは朝ごはんに羊の脳みそのスープを飲む」「日本でいうと、みそ汁的な存在」と言われたことを思い出した。「羊の頭がみそ汁の具として扱わている地域があるなら、お弁当がわりに羊の頭をぶらさげる人々がいても不思議はない」と思う。 私は、強い日差しから逃れ、木陰に座ってこの土地で暮らしてきた人々のことを思った。日本にはまだ神話の神様さえいなかった遠い昔に、砂漠のオアシスで暮らし、羊を飼い、ときには西瓜で喉を潤していたかもしれない人々のこと。彼らの聞いていた鳥の声と、私たちが聞いている鳥の声は同じだろうか。 夏の光にまみれてきらきらする西瓜の皮と、そばに落ちる暗い影を眺めていると無気力が押し寄せてきて、労働の意義も経済成長の意味もわからなくなった。 私はふと、今回の旅行について話したときの、同僚たちの反応を思い出した。 「どうしてウイグルなんかに行くんですか」 彼らの疑問は、要するに「その夏休みの使い方に、確かな価値はあるのか」という点に集約できる。たまの休みなのだから、確実に楽しく、気分良く過ごせる場所に行くべきだ。彼らはそういっていたのだろう。 同僚たちの疑問に対し、そのとき私は答えることができなかった。 職場の同僚たちは「この先、生き延びるにはどうすればいいか」という話をよくしていた。真夜中から始まる飲み会で、明け方の6時や7時まで話す人もいた。生き延びるとはなんだろう。 生産性が自分の人生を覆い尽くし、人間性がわかりやすい価値で塗りつぶされていくのを受け入れること。「使える」人とだけつるみ、評価されること。夏休みはハワイに行くこと。 生き延びるとは、きっとそういうことだった。 忙しいことには慣れていた。仕事に慣れてしばらくたったあるとき、もう必要がないからという理由で、少しずつ集めていたアンティークの食器や学生時代に好きだ��た小説を捨てた。重要なのは、「役割」を果たすことであり、社会の共通言語で話すことだと考えた。 でも、私は突然、久しぶりの夏休みを、確実に楽しい場所ではなく、楽しいかよくわからない場所で過ごしてみたくなったのだ。知らない人に誘われて、どういうわけか、そういう気持ちになったのだ。 農家のおばさんからもらって持て余していたぶどうを一粒、口に含んだ。日本のものとは全く違う、知らない味がした。 星降る夜行列車に乗って 疲れからか、やたらと物憂げな気持ちになっていたところに、尊師の「バ〜ニラ、バニラ高収入〜!」という歌声が響いてきて、現実にひきもどされた。そろそろ、この街を離れる時間だ。 それにしても、すっかり考え込んでしまった。私は、「うどん部の旅行に参加した人は社会からドロップアウトしがちである」という話を思い出した。 葡萄溝の木陰で、やたらとメランコリックな気持ちになったのも、この旅行の危険な効果だろうか。このままでは、謎の秘密結社・うどん部の陰謀の思う壺だ。 夜行列車で過ごした夜は、楽しかった。 トルファンのぶどうで作った珍しい白酒をたくさん飲んで、加熱する仕掛けが施されたインスタントの火鍋をつついた。 普段は飲まない強いお酒にはしゃぎすぎて寝てしまい、気がつくと真夜中だった。 夜行列車の窓から空を見上げると、満天の星空だった。肌寒い寝台で、毛布をだきしめながら、流れていく星空を見つめた。まばたきも、呼吸もできなかった。体中の神経が粟立ち、スパークした。 私は、冷凍されていた自分の人生が、急激に自分の身体に戻ってくるのを感じた。 もしかして、私は、生き延びることから遠ざかっているのだろうか。 このときの私はまだ、自分がその数カ月後、仕事を辞める運命にあることを知らなった。 (カシュガル編につづく) 補足とおしらせ ウイグル旅行記は、長くなってしまったので数回に分けて書きます。今後の予定はこんな感じです。 ・ カシュガルで公安警察から"重点旅客"として熱烈歓迎されてしまった話 ・ ウイグルの果てでゾロアスター教の遺跡を探し、廃墟の温泉に入った話 ・ 突如の軍事パレード開始により限界帰国チャレンジを強いられた話 旅の写真は、twitter(@eli_elilema)にもあげているので、よかったら見てみてください。 ※ 尊師はとても良い人でした。
https://note.mu/elielilema/n/nb8baf42077cd
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粛清! パワフルプロ野球 Ⅱ
革命家は恋なんてしない。だから大杉栄はフェイク。マトモなシンケーしてたら、出会う人間ほぼほぼ無理だなって思うはず。
例としてあげると、東京でつるみはじめた人に「たとえばこないだ遊んでた〇〇君はどうなの」と聞かれたが、「基本的にいいやつなんだとは思��が、説教癖があってMPが削れる。私の結婚生活のつらさに関して、”なんで結婚する前にわからないんだ”式のことを言ったり。それ言って相手がしんどくなるとか、クソバイスになるとか思わないんだろうなあって。人のふりみて我がふり直せで、年下の友達としゃべるときはあいつの顔を思い浮かべて老害にならぬよう自分にクギを刺す」と回答すると「でも男ってそういうもんでしょ」ときた。
この時点で〇〇氏に対しても質問者に対してもああ魂は預けられないなぁと思ってしまう(恋とは自己流の定義によれば魂の相互開示欲求だ)。大半こうなのだ。その点パイパン原理主義者の変態の友人は絶対に男はそういうもん論をとなえないので本当にえらい。
◆
小さい頃から何かを知りたいという欲求が強く対人においてはライフヒストリーと思考のロジックを掴みたいという方向で発揮された。知識は水だってぺこぱは言う、私としちゃもう少し切実で、前述の欲求は、学業面ではこの世に自分の知らないことがあるのがむかつくというか、得体のしれないパッションと焦りによりできるだけレンジを広げなければ! という圧力にかられていた。
そしてなるたけ幅広くという謎の義務感に応えるかたちで私は文学部総合プログラムというなんでもありのバーリトゥードに自分を放り込む、どれくらいなんでもありかっていうと文学部のすべての専攻の基礎を貴様らには受けてもらう、そのあとは好きにしろ、なにしたっていいけどヒトカドの卒論は出せよという場所に。ここで運よく「この人の弟子にどうしてもなりてえ~~~~~」という教授と出会った。
現実的に弟子になるのは全然ダメで、なぜなら私の才能努力も問題だったけれどなにより教授が弟子を育てようなんてこれっぽっちも考えておらず、色々あって私のセンセイは不登校になった(は?????)、理由は聞かされたけど私はずいぶん落胆した。進路について割り切るまで結構時間はかかったし、センセイの弟子になれないのであれば大学に留まる必要はないので院までいったが修士でオシマイ。けれども並行世界では、アカデミアのなかで割り切って別の研究室に行った。
久しぶりにまとめてオフの時間をとれることになったので、さっそく関西に帰って悪友どもに会いにいくことにした。どんな職業に就いても変わらぬ第一の願望。新幹線に乗り、午後、まだあかるい時間帯に関西へ着いた。他の誰でもない我が悪友のひとりが迎えにきている。
灰色のコンクリートの道路と、ナチュラル色に白かぬるいコールタールの屋根の新築、経年劣化した家屋に屋根だけが赤や群青の家々。歩道と車道を区切る街路樹は、一定間隔で並べられているくせにぽつんぽつんとした風情で、葉のつきかたがまばらだから何が植えられているかわからない。季節もわからない。私は細身の黒いトップスと、シュっとしたハイウエストの生成り色のスカートをはいて靴は歩きやすい茶ローファー、友人は黒のスウェットに細いジーンズで地味��けどおしゃれなスニーカーといういでたちだった。
他のメンツとの集合場所まで歩きながら、最近どないよ東京でうまくやってるか、と友人がたんねる。博士課程進学からポストを得るまでにはきつい時間が何年かあって、割に我慢が得意な私はそれなりにまじめにやって若手と呼ばれる程度にはなったよ、東京の大学で一応研究者として生計をたてて贅沢はできないが論文も書いてる。こうやって新幹線で思い立てば帰ってこられるくらいには金の余裕もある。それはよかった、と友人はコメントする。言葉どおりよかったと思っているのだろう。こいつはどれだけ私がつらいめにあって関西から逃げ出したか知っているのだから。
天下泰平といえるような散歩の時間のあと、集合場所である飲み屋にきた。ガララと木の扉をあけると、らっしゃいやぁせぇと店員が威勢よく挨拶した。今日のグループでこういう赤ちょうちん系の店に入るのは久しぶりかもしれない。東京へ出る直前と東京に出た直後は、みんな私を祝うために結構いい店で値段のはる飲みものをあけていたんだ。あとの2人(我々は4人組なのだ)は先に到着していたので、即飲み会開始。焼き鳥と刺し盛りとエイヒレとチョレギサラダと餃子とどでかいビール×4を頼み、ゲタゲタ笑う時間。モウモウとわきあがる店の煙、煙草の煙、しゃべってもしゃべっても足りない会話、闇討ちの如きボケと適切に鋭くブラックなツッコミ。この時間を買うために新幹線で来たんだよ、みんなマジで好きだ、と内心ナミダしながら爆笑していたその時、私のもとに一通のメールが来る。
「***大学***研究科***研究室 研究員 ***殿」
出だしからなんだか不穏な気配がする。読み進めると、はぁっなんじゃこら?! と声に出してしまった。内容はこうだった。
「先日あなたが同研究科の某氏について”~~~は、~~~である”という発言を行ったことに対し、大学の倫理規定において不適切発言とみなす。教授会でも当該発言について検討し、***大学として***殿には×ヶ月の停職処分が妥当と判断したため、左記のとおりの処分を行う」
とんでもねえ不吉なメールであったが、私には「不適切発言」をした記憶が一切ないのであった。酒とかクスリとかで記憶がない、もしくは言った本人が忘れてる、といったことではない。真に発言していない。「不適切発言」をしたのは別の人間だ。私はその場にいて、発言者が「不適切」なことを言ったあと「ね、そうでしょう?」と私に話題を振ってきたため、至極適当に「はぁそーでございますね」か「そうですかねぇ」と流したのだ。だが、どういう経緯かは知らないが私は発言者として責任を負い処分を言い渡されている。
こう��ったら処分宣告に対してプロテストしなければならないが(はっきり否定しなかった私も同罪という見方ができるが、仮にそうだとしても発言者をすりかえられ代わりに処分を受けるのはまったくの不適当である)、ふと止まってしまった。今からしようとしていることは正しい。私は罰を受けるべきではないし処罰を回避しなければならない。しかし、正しいということと、正しさをおしすすめる態度が市井の人間にヒかれるかどうかということは別な話である。正攻法を全力でやると、おかしい、極端な人間だと思われることがよくあって、慣れたけど毎度微量ずつ心が削れる。心が削れることに対して拒否感だってある。板挟みになったので、私はフリーズしてしまった。
あの街路樹のある道に座標が戻ってしまった。なんで? ぼーっとしてたけど人の気配がしたのでふりかえると、迎えにきたほうの友人がいた。
「俺らは待ってるからな、しんどなったらいつでも帰ってきたらええねん」
そいつが言ったセリフではない。同じグループのひとりの、いつかのセリフがリフレインした。なので時空間が歪んでいるとわかった。いくつかのつまらない喧嘩と世界の終わりみたいにわめいた記憶がわきあがって、それでもこいつらといたいのだ、と10年前も思ったことを思った。時間がおかしいことになっているので、外は到着時とおなじにあかるい。私は新幹線で東京に戻ってやるべきことをやろう。こいつらにはヒかれててもいいや。だってヒいてても受容して大事にしてくれているのだから。
東京に戻った私は教授陣と大学に向かって大立ち回りをし、停職処分をまぬがれた。何枚かの紙を印刷してアンダーバーをひいて何人かの協力者も用意して、事実との齟齬をロジカルに激烈にそれでいて冷静に詰めまくり、つまり人より得意なことをした。まだアカデミアに居れることになったので、今期は本を書くことも目標にしようと思います。
◆
クッソ寒い季節に人と待ち合わせて杉並区で飲んだ、現実はいつでも季節があるんだよなぁ。今日しているピアス? イヤリング? きれいだねと褒めてくれたので私はにっこり笑ってこう言う、
「関西に仲いいやつらがいて、みんな片耳にピアス付けててそれがオシャレやなぁって思ったから、マネして片方だけイヤリングすることにしたの」
「ピアスはあけないの?」
「とてもいいことがあったらあけるわ、例えば本を出すことになるとか」
あるいは激烈な部分を受容してくれる誰かとまた出会えたら…せっついてピアス穴をあける必要はないよ、とわかっているからゆっくり酒を飲む。
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本人曰く、『自然の香りがする練習』…😧😧😧 リプレイのように見えるけど、全く別のタイミングで同じ形で特攻😀😀😀😀 #雑草魂 #自分でテーマを決めてます #段差練習 #栄区内某所 #今日は調子悪いらしい #drmcrew #flourishbmx #菜帆の弟 #拓海streetstyle #港南台の小学生 #BMX #bmx部 https://www.instagram.com/p/B_aRp_FnMlw/?igshid=1bfaz55ynwxoy
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八つ墓村の、祟り、コックリさんの、祟り
遺骨、酸初、初夏、夏至、我博、臨床、先客、那波区、東海、雲海、雲水、初楽、飼養、規律、滅法、頑丈、撃破化、内板、飼養、機咲州、分癖、蛾妙、頌栄、丼爆発、濃彩、恋欠、名瀬、徒歩機、歌詞役、素市、癌滅、元凶、願文、文座、同發、長門、至極、極美、呵責、端午、併合、奈落、底癖、幕府、某尺、尊式、検疫、未除、路側、柑橘、脂溶、瑛人、冠水、豪材、剤枠、土岐、駄泊、検尺、漏洩、破裂無言、任期、崩説、全滅、壊滅、開幕、統帥、頭数、水湿、冠水、抹消、網滅、馬脚、財冠水、風隙、来妙、勤学、餞別、名判、名盤、観客、衆院、才覚、無能、果餓死、損初、波脈、釋迦、損失、片脚、那古、可物、筋層、真骨、存廃、破格、名湯、今季、写楽、苦況、罪責、孫覇、全滅、今父、奈落、旋盤、秒読、読破、名物、貨客、泉質、随想、滅却、監理、素質、遡行、文滅、菜根、無端、庄屋、破壊、客率、合併、豪式、続発、泣塔、透析、頑迷、場脈、野張、船室、乾物、吐瀉分裂、戒行、噛砕、爾、晩別、海苔、西明、縁月、花月、独歩の大蛇、再発、納言、遺言、残債、背角、破壊、忠膵癌、統帥、馬車、下劣、火災、乱尺、毒妙、縫製、貨坂城、歳発、富低落、菜初、命式、山賊、海剤、激武者、瓦礫、破水、分裂、賀露、屠畜、能月、見激、破壊、破戒、採石、屈託、門別、皆来、家来、千四、我楽、夏楽、無慈悲、壊滅、破棄、損勤学、外鰓、長水、瑛人、永久、旋律、斑紋、財年、場滅、甘露、舐めけり、真靭、察作、論祭、乾裂、薩長、泣塔、室見、川縁、岩石、言後、荷火災、防爆、鋒鋩、体制、貨車、顎脚、刺客、坐楽、損益、脳系、文才、分合、合壁、啓発、萌姫、島内、監修、真木、合理、独房、雑居、紋発、乱射、雑念、五輪、三振、欄居、托鉢、紋腹、画狂、欠年、射殺、殺傷、脳初、目車、濫用、懸念、學年、身者、卓越、餓死、軟卵、場者、童空、我作、滅法、涅槃、抹殺、怒気、燃焼、略奪、宰相、馬腹、刳発、南山、活発、沙羅、割腹、殺戮、循環、奈良、菜道、紗脚、残雑、颯和、和歌、東風、南富、背面、焼却、四季、同發、博羅、無償、透明、明闇、雲海、陶酔、溺愛、泊雑、湖畔、花車、小雑、蘭風、雑魚寝、逆発、罵詈、検遇、明細、鳥羽、無数、飾西、涼感、割烹、面月、略発、明暗、御覧、絶滅、名者、焼却、野版、絶筆、数界、洒落、羈絆、四索、敏捷、旋律、脚絆、安行、軽安、難産、伊賀、消滅、生滅、巡数、水災、万華、論発、処住、崇拝、年月、画鋲、我流、剣率、草庵、律年、雑魚、規約、貨車、蒸発、重大、錯乱、蓮妙、奈良、坐楽、延宝、財年、爆発、龍翔、日向、塁側、席園、座札、風評、財年、何発、旋律、画狂、論券、戦法、尊師、大概、二者、那波、麺期、演説、合邦、放射、雑律、貨客、選別、燕順、考慮、試薬初、財源、富、符号、井原、若榴、清涼、無數、才覚、絶望、奈落、奔放、有識、台東、詮索、懸念、病状、設楽、宴客、怠慢、時期、同部、弁解、冊立、立案、前略、妄動、侮蔑、廃絶、間髪、図解、経略、発泡、者発、立案、滅鬼、自利、論酒、桜蘭、五月雨、垓年、処理、短髪、散乱、絶滅、命日、庵客、実庵、龍翔、派閥、同盟、連峰、焼殺、勝中、割裂、残虐、故事、量発、敗残、花夢里、面月、原氏、雑考、推理、焼殺、膵癌、導風、千脚、砂漠、漁師、活滅、放射、洋蘭、舞妓、邪武、涅槃、毛髪、白藍、他式、民会、参謀、廃車、逆発、峻峰、桜蘭、殺戮、銘客、随分、刺死、脳犯、我版、論旨、無垢、血潮、風泊、益城、拝観、舘察、懺悔、空隙、髭白、模試、散乱、投射、破滅、壊滅、下痢、他殺、改札、寿司、葉式、魔雑、渾身、等式、命日、安泰、白藍、良志久、中須、掻敷、北方、監視、血式、血流、詐欺、加刷、販社、壊滅、坐楽、白那、苫小牧、欄物、演説、開脚、摩擦、欠史、宰相、掻敷、飾西、近隣、可能、刺自虐、崑崙、独歩、良案、隔絶、菜作、妄動、犬歯、核別、概要、立案、破格、殺戮、良案、快絶、防止、那古、風別、焼安泰、独庵、囲炉裏、壊滅、外傷、刃角、視覚、耳鼻、下顎骨、子孫、剥奪、憂鬱、優越、液状、先端、焼子孫、兵法、那波、安楽、最短、数式、絶句、庵杭、雅樂、動乱、者妙、垓年、独初、前報、奈落、数道、弓道、拝観、俯瞰、散乱、男爵、害面、炎上、抹殺、破棄、分別、額欄、学雑、宴客、体面、村落、柿区、害初、告発、欄式、体罰、侮蔑、浄光、情動、差額、君子、何発、兵式、童子、飾西、各滅、我札、審議、半旗、普遍、動脈、外傷、無償、木別、別格、名皿部、京脚、破棄、試薬、絶滅、学札、清涼、爆発、組織、壊滅、ここに、名もなき詩を、記す。風水、万別、他国、先式、続発、非力、産別、嘉門、神興、撃易、弊社、紋別、座泊、画狂、式典、胞子、画力、座敷、学舎、論別、閉域、爆風、万歩、博識、残忍、非道、望岳、死骸、残骸、符合、壊滅、匍匐、弄舌癖、死者、分別、砂漠、白藍、模写、服役、奈落、忖度、符尾、同盟、田式、左派、具癖、退役、蛇路、素白、昆北、北摂、写経、文武、択液、図解、挫折、根塊、道厳、視野別、奈落、鳥羽、グリシャ・イェーガー、粗利、惨殺、学癖、優遇、陶器、場作、土壌、粉砕、餓鬼、草履、羅列、門泊、戸癖、山系、学閥、座枠、忠膵癌、視野別、脳族、監視、佐伯、釋迦、敏捷、遇歴、佐渡、名張、紀伊市、名刺、干瓢、夏至、楽節、蘇遇、列挙、間髪、風脚、滅法、呪水、遇説、死骸、爆発、山荘、塀楽、茗荷、谷底、愚者、妄動、還魂、色別、最座、雑載、論客、名足、死期、近隣、名張、迷鳥、呑水、飛脚、晩別、獄卒、殺傷、視覚、乱脈、鉱毒、財閥、漢詩、死語、諸富、能生、那波、合理、血中、根菜、明初、鹿楽、宮札、度劇、臥風、粋玄、我馬、洞察、今季、爾脈、羅猿、激園、葉激、風車、風格、道明、激案、合祀、坐楽、土地油、力別、焼殺、年配、念波、郭式、遊戯、富部区、奈脈、落札、合祀、寒白、都山、額札、風雷、運説、害名、亡命、闘劇、羅沙莉、砂利、夢中、淘汰、噴水、楽章、農場、葉激、際泊、手裏、合併、模等部、トラップ、落着、御身、学習、零、概要、各初、千四、何匹、笘篠、熊本、京駅、東葛、土量、腹水、活潑、酢酸、数語、隠語、漢語、俗語、羽子、豚皮、刃角、醪、能登、半年、餓鬼、泣塔、用紙、喜悦、山荘、元相、炭層、破裂、腹水、薔薇、該当、懐石、討滅、報復、船室、壊滅、回族、先負、嗚咽、暁闇の、立ち居所、餞別、乾式、財閥、独居、乱立、差脈、桜蘭、龍風、抹殺、虐案、某尺、無銭、漏洩、北方領土、白山、脱却、幻滅、御身、私利私欲、支離滅裂、分解、体壁、脈、落札、合祀、寒白、都山、額札、風雷、運説、害名、亡命、闘劇、羅沙莉、砂利、夢中、淘汰、噴水、楽章、農場、葉激、際泊、手裏、合併、模等部、トラップ、落着、御身、学習、零、概要、各初、千四、何匹、笘篠、熊本、京駅、東葛、土量、腹水、活潑、酢酸、数語、隠語、漢語、俗語、羽子、豚皮、刃角、醪、能登、半年、餓鬼、泣塔、用紙、喜悦、山荘、元相、炭層、破裂、腹水、薔薇、該当、土脈、桜蘭、郎乱、乱立、派閥、別癖、恩給、泣き所、弁別、達者、異口同音、残骸、紛争、薔薇、下界、雑石、雑草、破戒、今滅、梵論、乱発、人脈、壊滅、孤独、格律、戦法、破戒、残席、独居、毒僕、媒概念、突破、山乱発、合癖、塹壕、場技、極楽、動脈、破裂、残債、防壁、額道央、奈良市の独歩、下界残滓、泣き顎脚、朗唱、草庵、場滅、乖離、鋭利、破戒、幕府、網羅、乱脈、千部、土場、契合、月夕、東美、番號、虎破戒、在留、恥辱、嗚咽、完封、摩擦、何百、操船、無限、開発、同尺、金蔵寺、誤字、脱却、老廃、滅法、涅槃、脱却、鯉散乱、立哨、安保、発足、撃退、学別、憎悪、破裂無痕、磁石、咀嚼、郎名、簿記、道具雨、壊滅、下落、吐瀉、文別、銘文、安胎、譲歩、剛性、剣率、社販、薙刀、喝滅、解釈、村風、罵詈雑言、旋風、末脚、模索、村立、開村、撃退、激癖、元祖、明智用、到来、孟冬、藻石、端午の贅室、癌客、到来、未知道具雨、寒風、最壁、豪族、現代、開脚、諸富、下火、海日、殺傷、摩擦、喃楽、続落、解脱、無毒、名毒、戒脈、心脈、低層、破棄、罵詈、深海、琴別府、誠、生楽、養生、制裁、完封、排泄、虐殺、南京、妄撮、豚平、八食、豪鬼、実積、回避、答弁、弁論、徘徊、妄説、怒気、波言後、節楽、未開、投射、体者、破滅、損保、名水、諸味、透析、灰毛、界外、土偶、忌避、遺品、万別、噛砕、剣率、戒行、一脚、快哉、提訴、復刻、現世、来世、混成、吐瀉、場滅、経絡、身洋蘭、舞踏、近発、遊戯、男爵、最上、最適、破裂、改名、痕跡、戸杓、分髪、笠木、路地、戳脚、快晴、野会、対岸、彼岸、眞田、有事、紀伊路、八朔、減殺、盗撮、無札、無賃、無宿、龍梅、塩梅、海抜、田式、土産、端的、発端、背側、陣営、戒脈、母子、摩擦、錯覚、展開、星屑、砂鉄、鋼鉄、破滅、懐石、桟橋、古事記、戸杓、媒概、豚鶏、墓椎名、顎舌骨筋、豚海、砂漠、放射、解説、海月、蜜月、満期、万橋、反響、雑摺、油脂、巧妙、
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“SUMMER TRAVEL”制作備忘録
2018年9月15日~16日に開催された「FRENZ2018」に出展した拙作”SUMMER TRAVEL”について、��作時に考えたことなどを備忘録としてまとめておきます。いつも通り役立つことは書いてません。
①制作にあたって
この作品自体は、もともと前年のFRENZ2017と同時期に完成していました。出展するつもりはなかったのですが、多くの人が映像制作に励む様子に感化されて作り上げたのがこの動画でした。動画の流れなど大まかな部分はこの時完成したバージョンとあまり変わっていません。
FRENZ2017には観客として参加するつもりでしたが諸事情で参加できなくなり、モチベーションの低下とともにこの動画も中途半端な完成をしたのちに、公開することもなく放置していました。それから半年、10回目の節目を迎えるFRENZに今回こそ参加したいと考え、この動画を再調整しようと決めました。色調補正のプラグインの勉強などを経て、再スタートとなりました。
②主題
テーマは「旅」です。自分は一人旅が大好きで、夏は格安航空やローカル線を乗り継いで各地を回っていました。
「自分が楽しんでいる映像を、自分が楽しみながら制作した動画なら、見ている人も楽しさが伝わるのではないか」というのがテーマを旅にした理由です。自分があまり得意ではない3DCGを苦しみながら作り上げるよりも、自分が一番楽しみながら作った映像のほうが、絶対に面白いものになる。そう考えてテーマを決定しました。なので作っている間はただただ楽しかったです。
③差別化
すこしシビアな話。
FRENZに出展される作品はどれも飛びぬけたクオリティです。そんな作品が連なるなかで自分の作品がどうやったら埋もれないようにするか。差別化をする必要がありました。見てもらうからには印象に残る作品にしたい。そのためには作戦が必要です。
まず、モーショングラフィックスや3Dで勝負するのは無謀です。自分の技術では見劣りしてしまいます。ノンジャンルのイベントですが、この二つは多くの人が作るジャンルです。競争率も激しい。一方で実写はそこまで多くありません。もちろんクオリティの高い実写作品も数多いけれど、先述のジャンルよりは激戦区ではない。勝負するならここでした。
しかし、トラベルフィルムはvimeoなどで検索すると素晴らしい作品が山のようにあります。これらと比較するとやはり苦しい。画質も悪いし、手振れもしている。
ならば、モーショングラフィックスと旅行動画をまとめてしまおうと考えました。vimeoで多くの作品を見ても、この組み合わせは案外多くありませんでした。以前”切符を片手に”という作品を制作した際にも挑戦した表現だったので、改良を加え、より爽やかさを出せるような組み合わせを考えました。
また映像を国内に限定し(初期段階では海外旅行の映像も使用していました)、一つの地域にこだわらず色んな場所を出すことで共感を得られやすくなると考えました。映像の美しさではなく旅の楽しさを表現する。これなら4K動画でなくても意図が伝わります。
このような感じに、作品の方向性を決めていきました
④完成まで
既に撮影してある動画を組み合わせるので、構成にそこまで時間はかかりませんでした。しかし色調補正やモーショングラフィックス部分など、細部の修正にとても時間がかかってしまいました。特にラストの歩き→手持ち看板を映す場面は、様々な場所で撮影した動画をなめらかに切り替えられるよう苦心しました。素材は豊富に撮影していたがゆえに、どの場面を使うべきか悩んでばかりいました。
そのほかに注意した点として「視聴者になるべく頭を使わせない」ことに重点を置きました。今回の作品は場面転換が早く、コロコロ変わる映像に視聴者がついていけなくなることが心配要素でした。そのためなるべくテーマを絞り(国内旅行限定)、動画の早い段階でテーマを理解してもらうことで置いてけぼりにならないよう工夫しました。撮影場所は文字情報と地図を乗せることで視認性を上げて、なんとなく全国各地を撮影しているということが分かるようにしています。動画の展開についていけなくなると飽きてしまうので、それだけは避けるようにしています。
また、快晴の空を左に進む飛行機の窓から始まり、夕日の中を右に進む飛行機の窓で終わる。旅の始まりと終わりを表現しました。
⑤さいごに
全体を通して夏の爽やかさ、リズムの良さに重点を置いた作品に仕上がったと思います。登壇した際に前田さんに「トップバッターにふさわしい爽やかさ」と言ってもらえたことで、映像の意図が伝わったことが分かってとても安心しましたのを覚えています。
撮影地は夏に旅行した場所限定にしているため、そこまでバラけていません。北陸や近畿、東北太平洋側も旅行はしたのですが時期が異なったため映像には採用しませんでした。出来ることならオールシーズンで、旅の楽しさを伝えられる作品をまた作りたいです。
あと、スタンプ内にある文章「Best wishes for your life's journey! 」は旅をテーマにした某アニメに使用された言葉です。旅に出たくなる素晴らしい作品なので旅好きの方にはぜひ見てもらいたい名作です。
記念すべき10回目のFRENZに出展することができ大変光栄に思います。不安も多かったですが最高に楽しめたイベントでした。ありがとうございました。
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さまよえる湖
こんにちは、相変わらずですがまあまあ元気に生きています。そして相変わらずですが飽きずにやっています。 さて、本題に。すこしばかり根拠が弱いですが今日はフラウマローの塔あたりの話をざっくりとしていこうと思います。本編には、グレウスさんの虫マラソン(マラソンいうな)クエストから発展する砂漠の滅んだ王国についてのクエスト群があります。クエストの最後の女王のセリフから、神祖皇帝がいったい誰なのかというのを結構みなさんお気づきになられると思うのですが、さてこの滅んだ王国と女王には、多分これだろうと思われるモチーフがあります。 クエストの最後に訪れるフラウマローの塔には碑文があり、この碑文にはトウテツについての表現があります。トウテツのあるところにはオアシスができる、というような内容です。碑文を書いた側のバイアスもあるでしょうがトウテツを動かしてオアシスを干上がらせてしまったマリオンの描写がけっこうえげつないです。善悪二元論ということでもない感じでしょうかね。こういう綺麗ではなかったりするところもリアルでやっぱりこの世界観が好きですね。 そして、その後トウテツは今のバルテ��ッサの場所にたどり着いたのでしょう、個人的に一番大好きな街だけにエンディング後の想像をすると、なかなか怖いものがあります……。 トウテツと付随するオアシスは要するに移動湖というものになるかと思います。水を飲んでもLPは減ったりしませんが。湖の移動とか消滅というのは、たとえば川の流れが変化したり天候が変化したり、そういった要因でまあまあ現実でも発生するものだったりします。というよりも、湖は意外と歴史の中で消えたりするものだと琵琶湖博物館の展示に書いてありました。逆に日本の湖のイメージであるはずの琵琶湖自体は古代湖というなくならないタイプの特殊な湖だったりします。 では、ふつうの湖は移動したり消滅したりするものですが、ロプノールという湖をご存知でしょうか。タイトル、そのまま持ってきているのですが、さまよえる湖ともよばれている、ある場所からなくなってしまった湖としては最も有名なものだと思われます。 場所のイメージがわきづらいかもしれませんが、中国の左上のほう(新疆ウイグル自治区内)にタリム盆地といってほとんど(タクラマカン)砂漠になっている一帯があり、盆地の南東あたりにロプノールがありました。そしてその岸に楼蘭というオアシス都市があり、シルクロード交易の中継地点として紀元前から栄えていたという記録があります。イメージがしやすいよう細かいことをいうと、シルクロードの中でも敦煌とサマルカンドの間の中継地点という感じです。 しかし、楼蘭はロプノールが移動してしまったことにより水源を失い、衰退し、玄奘三蔵が訪れたころには既に廃墟と(諸説あります)なっており、そこから時代が進むにつれ完全に砂漠に埋もれ、13世紀ごろにはどこにあったのかすらわからない伝説の都市となってしまいました。 その伝説の都市が再発見されたのは19世紀、ヨーロッパの探検家・学者であるスヴェン・ヘディンの中央アジア探検のおりでした。タリム川には、過去流れが変わって干上がった河床があり、これを「乾いた川」クルクダリヤと呼んでいました。ヘディン博士はタリム川の流れが変わり、クルクダリヤに水が戻ってきたことを聞きます。このとき、クルクダリヤは「砂の川」クムダリヤと呼ばれるようになっていました。 ーー余談ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー はい、ここで本筋にはまったく必要ないのではありますが少し寄り道をします。クルクダリヤ、クムダリヤという語からダリヤが川、クムが砂ということがわかります。クムという言葉はテュルク語系の広い範囲で砂という語彙です。そして、それが使われる中に「黒砂の砂漠」カラクムという場所があります。ロマサガ1のカクラム砂漠はこれをもじったものでしょう。多分。 それともう一つの寄り道ですが、「乾いた川」という文言です。西洋ー砂漠ー乾いた川ー東洋……こっちはロマサガ3で使われている可能性がありますね。本筋やロマサガ2の移動湖の話ともあわせると、某神のお宅の本棚にはヘディンの著書「さまよえる湖」があってもおかしくはなさそうです。偶然かもしれませんが。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー余談終わりーー かねてよりヘディン博士は、クルクダリヤに水が戻ってきたときには、その先のかつての楼蘭があった場所にロプノールがもどってくるはずという仮説を立てていました。そうして、博士はクムダリヤの流れにそってさまよえる湖ロプノールと伝説の都市楼蘭を探す旅に出る……という、「さまよえる湖」はその冒険を記した本です。挿絵は博士ご本人の手によるものなのですが上手すぎてびっくりします。それと、全編にわたってサブキャラの「博士の召使」エルデクの印象が異様に強いです。湖と楼蘭が見つかるのはタイトルからわかるように既定路線ですが、まさかエルデクがああなってこうなるとは……という、そんな本です。(一応ここにネタバレしてるのはウィキペディアさんでわかるレベルの記述です) 冒険の中で湖の再発見と双璧をなすクライマックスシーンが、「ロプの女王/楼蘭の美女(乙女)」とよばれるミイラを発見したときになるかと思います。その場所で撮影された貴重なミイラの写真が載っていたりします。(ただ、私がミイラが怖すぎて読めなくてそこらへんはとばしてしまっていて前後の文章が読めていないのですこし適当です) その女王のミイラという部分がフラウマローで、ロプノールがトウテツとオアシスではないか、と私は読んでいます。 ちなみに、トウテツは中国の山海教の怪物で、英語表記では中国語読みの”TaoTie”となっています。また、バルテロッサ地方までつながっている南西公路ですが、「公路」というのも中国語で国道にあたる語彙のものです。ということで、ここらへんのモチーフは楼蘭由来ではないか、と思っています……バルテロッサがほぼカイロでベルトールさんがバグダードのガートルードベルなのでけっこう辛いものがありますが……! あ、フラウマロー”Flaumello”というお名前、これも確証はないですが、フランス語で”Fleur-Mille”(千の花)というお名前なのではないのかなと思っています。それと碑文にでてくる槍がたぶん源地の槍なのかなと思います。 そういえば記憶が怪しげになってきましたが、最初プレイしたときにはグレウスさんはやたら長生きの人だと思っていましたが、もしかしたらマリーナさんたちと同じで生き残りの子孫だという可能性もありますね。
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【【意見書全文】首相は「朕は国家」のルイ14世を彷彿】 - 朝日新聞デジタル : https://www.asahi.com/articles/ASN5H4RTHN5HUTIL027.html : https://archive.is/OM5Cm 検察庁法改正案 2020年5月15日 16時14分
{{ 図版 : 検察庁法改正案に反対する意見書を手に、法務省へ向かう松尾邦弘・元検事総長(右)と清水勇男・元最高検検事=2020年5月15日午後3時2分、東京���千代田区、林敏行撮影 }}
検察庁法改正に反対する松尾邦弘・元検事総長(77)ら検察OBが15日、法務省に提出した意見書の全文は次の通り。
◆◆◆◆◆◆
東京高検検事長の定年延長についての元検察官有志による意見書
1 東京高検検事長黒川弘務氏は、本年2月8日に定年の63歳に達し退官の予定であったが、直前の1月31日、その定年を8月7日まで半年間延長する閣議決定が行われ、同氏は定年を過ぎて今なお現職に止(とど)まっている。
{{ 元検察トップら、反対意見書を法務省に提出 検察庁法案 : https://www.asahi.com/articles/ASN5H4ST8N5HUTIL017.html : https://archive.is/Wsyac : https://benediktine.tumblr.com/post/618638441816719360/ }}
検察庁法によれば、定年は検事総長が65歳、その他の検察官は63歳とされており(同法22条)、定年延長を可能とする規定はない。従って検察官の定年を延長するためには検察庁法を改正するしかない。しかるに内閣は同法改正の手続きを経ずに閣議決定のみで黒川氏の定年延長を決定した。これは内閣が現検事総長稲田伸夫氏の後任として黒川氏を予定しており、そのために稲田氏を遅くとも総長の通例の在職期間である2年が終了する8月初旬までに勇退させてその後任に黒川氏を充てるための措置だというのがもっぱらの観測である。一説によると、本年4月20日に京都で開催される予定であった国連犯罪防止刑事司法会議で開催国を代表して稲田氏が開会の演説を行うことを花道として稲田氏が勇退し黒川氏が引き継ぐという筋書きであったが、新型コロナウイルスの流行を理由に会議が中止されたためにこの筋書きは消えたとも言われている。
いずれにせよ、この閣議決定による黒川氏の定年延長は検察庁法に基づかないものであり、黒川氏の留任には法的根拠はない。この点については、日弁連会長以下全国35を超える弁護士会の会長が反対声明を出したが、内閣はこの閣議決定を撤回せず、黒川氏の定年を超えての留任という異常な状態が現在も続いている。
2 一般の国家公務員については、一定の要件の下に定年延長が認められており(国家公務員法81条の3)、内閣はこれを根拠に黒川氏の定年延長を閣議決定したものであるが、検察庁法は国家公務員に対する通則である国家公務員法に対して特別法の関係にある。従って「特別法は一般法に優先する」との法理に従い、検察庁法に規定がないものについては通則としての国家公務員法が適用されるが、検察庁法に規定があるものについては同法が優先適用される。定年に関しては検察庁法に規定があるので、国家公務員法の定年関係規定は検察官には適用されない。これは従来の政府の見解でもあった。例えば昭和56年(1981年)4月28日、衆議院内閣委員会において所管の人事院事務総局斧任用局長は、「検察官には国家公務員法の定年延長規定は適用されない」旨明言しており、これに反する運用はこれまで1回も行われて来なかった。すなわちこの解釈と運用が定着している。
検察官は起訴不起訴の決定権すなわち公訴権を独占し、併せて捜査権も有する。捜査権の範囲は広く、政財界の不正事犯も当然捜査の対象となる。捜査権をもつ公訴官としてその責任は広く重い。時の政権の圧力によって起訴に値する事件が不起訴とされたり、起訴に値しないような事件が起訴されるような事態が発生するようなことがあれば日本の刑事司法は適正公平という基本理念を失って崩壊することになりかねない。検察官の責務は極めて重大であり、検察官は自ら捜査によって収集した証拠等の資料に基づいて起訴すべき事件か否かを判定する役割を担っている。その意味で検察官は準司法官とも言われ、司法の前衛たる役割を担っていると言える。
こうした検察官の責任の特殊性、重大性から一般の国家公務員を対象とした国家公務員法とは別に検察庁法という特別法を制定し、例えば検察官は検察官適格審査会によらなければその意に反して罷免(ひめん)されない(検察庁法23条)などの身分保障規定を設けている。検察官も一般の国家公務員であるから国家公務員法が適用されるというような皮相的な解釈は成り立たないのである。
3 本年2月13日衆議院本会議で、安倍総理大臣は「検察官にも国家公務員法の適用があると従来の解釈を変更することにした」旨述べた。これは、本来国会の権限である法律改正の手続きを経ずに内閣による解釈だけで法律の解釈運用を変更したという宣言であって、フランスの絶対王制を確立し君臨したルイ14世の言葉として伝えられる「朕(ちん)は国家である」との中世の亡霊のような言葉を彷彿(ほうふつ)とさせるような姿勢であり、近代国家の基本理念である三権分立主義の否定にもつながりかねない危険性を含んでいる。
時代背景は異なるが17世紀の高名な政治思想家ジョン・ロックはその著「統治二論」(加藤節訳、岩波文庫)の中で「法が終わるところ、暴政が始まる」と警告している。心すべき言葉である。
ところで仮に安倍総理の解釈のように国家公務員法による定年延長規定が検察官にも適用されると解釈しても、同法81条の3に規定する「その職員の職務の特殊性またはその職員の職務の遂行上の特別の事情からみてその退職により公務の運営に著しい支障が生ずると認められる十分の理由があるとき」という定年延長の要件に該当しないことは明らかである。
加えて人事院規則11―8第7条には「勤務延長は、職員が定年退職をすべきこととなる場合において、次の各号の1に該当するときに行うことができる」として、①職務が高度の専門的な知識、熟練した技能または豊富な経験を必要とするものであるため後任を容易に得ることができないとき、②勤務環境その他の勤務条件に特殊性があるため、その職員の退職により生ずる欠員を容易に補充することができず、業務の遂行に重大な障害が生ずるとき、③業務の性質上、その職員の退職による担当者の交替が当該業務の継続的遂行に重大な障害を生ずるとき、という場合を定年延長の要件に挙げている。
これは要するに、余人をもって代えがたいということであって、現在であれば新型コロナウイルスの流行を収束させるために必死に調査研究を続けている専門家チームのリーダーで後継者がすぐには見付からないというような場合が想定される。
現在、検察には黒川氏でなければ対応できないというほどの事案が係属しているのかどうか。引き合いに出される(会社法違反などの罪で起訴された日産自動車前会長の)ゴーン被告逃亡事件についても黒川氏でなければ、言い換えれば後任の検事長では解決できないという特別な理由があるのであろうか。法律によって厳然と決められている役職定年を延長してまで検事長に留任させるべき法律上の要件に合致する理由は認め難い。
4 4月16日、国家公務員の定年を60歳から65歳に段階的に引き上げる国家公務員法改正案と抱き合わせる形で検察官の定年も63歳から65歳に引き上げる検察庁法改正案が衆議院本会議で審議入りした。野党側が前記閣議決定の撤回を求めたのに対し菅義偉官房長官は必要なしと突っぱねて既に閣議決定した黒川氏の定年延長を維持する方針を示した。こうして同氏の定年延長問題の決着が着かないまま検察庁法改正案の審議が開始されたのである。
この改正案中重要な問題点は、検事長を含む上級検察官の役職定年延長に関する改正についてである。すなわち同改正案には「内閣は(中略)年齢が63年に達した次長検事または検事長について、当該次長検事または検事長の職務の遂行上の特別の事情を勘案して、当該次長検事または検事長を検事に任命することにより公務の運営に著しい支障が生ずると認められる事由として内閣が定める事由があると認めるときは、当該次長検事または検事長が年齢63年に達した日の翌日から起算して1年を超えない範囲内で期限を定め、引き続き当該次長検事または検事長が年齢63年に達した日において占めていた官及び職を占めたまま勤務をさせることができる(後略)」と記載されている。
難解な条文であるが、要するに次長検事および検事長は63歳の職務定年に達しても内閣が必要と認める一定の理由があれば1年以内の範囲で定年延長ができるということである。
注意すべきは、この規定は内閣の裁量で次長検事および検事長の定年延長が可能とする内容であり、前記の閣僚会議によって黒川検事長の定年延長を決定した違法な決議を後追いで容認しようとするものである。これまで政界と検察との両者間には検察官の人事に政治は介入しないという確立した慣例があり、その慣例がきちんと守られてきた。これは「検察を政治の影響から切りはなすための知恵」とされている(元検事総長伊藤栄樹著「だまされる検事」)。検察庁法は、組織の長に事故があるときまたは欠けたときに備えて臨時職務代行の制度(同法13条)を設けており、定年延長によって対応することは毫(ごう)も想定していなかったし、これからも同様であろうと思われる。
今回の法改正は、検察の人事に政治権力が介入することを正当化し、政権の意に沿わない検察の動きを封じ込め、検察の力を殺(そ)ぐことを意図していると考えられる。
5 かつてロッキード世代と呼ばれる世代があったように思われる。ロッキード事件の捜査、公判に関与した検察官や検察事務官ばかりでなく、捜査、公判の推移に一喜一憂しつつ見守っていた多くの関係者、広くは国民大多数であった。
振り返ると、昭和51年(1976年)2月5日、某紙夕刊1面トップに「ロッキード社がワイロ商法 エアバスにからみ48億円 児玉誉士夫氏に21億円 日本政府にも流れる」との記事が掲載され、翌日から新聞も���レビもロッキード関連の報道一色に塗りつぶされて日本列島は興奮の渦に巻き込まれた。
当時特捜部にいた若手検事の間では、この降って湧いたような事件に対して、特捜部として必ず捜査に着手するという積極派や、着手すると言っても贈賄の被疑者は国外在住のロッキード社の幹部が中心だし、証拠もほとんど海外にある、いくら特捜部でも手が届かないのではないかという懐疑派、苦労して捜査しても(1954年に犬養健法相が指揮権を発動し、与党幹事長だった佐藤栄作氏の逮捕中止を検事総長に指示した)造船疑獄事件のように指揮権発動でおしまいだという悲観派が入り乱れていた。
事件の第一報が掲載されてから13日後の2月18日検察首脳会議が開かれ、席上、東京高検検事長の神谷尚男氏が「いまこの事件の疑惑解明に着手しなければ検察は今後20年間国民の信頼を失う」と発言したことが報道されるやロッキード世代は歓喜した。後日談だが事件終了後しばらくして若手検事何名かで神谷氏のご自宅にお邪魔したときにこの発言をされた時の神谷氏の心境を聞いた。「(八方塞がりの中で)進むも地獄、退くも地獄なら、進むしかないではないか」という答えであった。
この神谷検事長の国民信頼発言でロッキード事件の方針が決定し、あとは田中角栄氏ら政財界の大物逮捕に至るご存じの展開となった。時の検事総長は布施健氏、法務大臣は稲葉修氏、法務事務次官は塩野宜慶(やすよし)氏(後に最高裁判事)、内閣総理大臣は三木武夫氏であった。
特捜部が造船疑獄事件の時のように指揮権発動に怯(おび)えることなくのびのびと事件の解明に全力を傾注できたのは検察上層部の不退転の姿勢、それに国民の熱い支持と、捜査への政治的介入に抑制的な政治家たちの存在であった。
国会で捜査の進展状況や疑惑を持たれている政治家の名前を明らかにせよと迫る国会議員に対して捜査の秘密を楯(たて)に断固拒否し続けた安原美穂刑事局長の姿が思い出される。
しかし検察の歴史には、(大阪地検特捜部の)捜査幹部が押収資料を改ざんするという天を仰ぎたくなるような恥ずべき事件もあった。後輩たちがこの事件がトラウマとなって弱体化し、きちんと育っていないのではないかという思いもある。それが今回のように政治権力につけ込まれる隙を与えてしまったのではないかとの懸念もある。検察は強い権力を持つ組織としてあくまで謙虚でなくてはならない。
しかしながら、検察が萎縮して人事権まで政権側に握られ、起訴・不起訴の決定など公訴権の行使にまで掣肘(せいちゅう)を受けるようになったら検察は国民の信託に応えられない。
正しいことが正しく行われる国家社会でなくてはならない。
黒川検事長の定年延長閣議決定、今回の検察庁法改正案提出と続く一連の動きは、検察の組織を弱体化して時の政権の意のままに動く組織に改変させようとする動きであり、ロッキード世代として看過し得ないものである。関係者がこの検察庁法改正の問題を賢察され、内閣が潔くこの改正法案中、検察幹部の定年延長を認める規定は撤回することを期待し、あくまで維持するというのであれば、与党野党の境界を超えて多くの国会議員と法曹人、そして心ある国民すべてがこの検察庁法改正案に断固反対の声を上げてこれを阻止する行動に出ることを期待してやまない。
【追記】この意見書は、本来は広く心ある元検察官多数に呼びかけて協議を重ねてまとめ上げるべきところ、既に問題の検察庁法一部改正法案が国会に提出され審議が開始されるという差し迫った状況下にあり、意見のとりまとめに当たる私(清水勇男)は既に85歳の高齢に加えて疾病により身体の自由を大きく失っている事情にあることから思うに任せず、やむなくごく少数の親しい先輩知友のみに呼びかけて起案したものであり、更に広く呼びかければ賛同者も多く参集し連名者も多岐に上るものと確実に予想されるので、残念の極みであるが、上記のような事情を了とせられ、意のあるところをなにとぞお酌み取り頂きたい。
令和2年5月15日
元仙台高検検事長・平田胤明(たねあき)
元法務省官房長・堀田力
元東京高検検事長・村山弘義
元大阪高検検事長・杉原弘泰
元最高検検事・土屋守
同・清水勇男
同・久保裕
同・五十嵐紀男
元検事総長・松尾邦弘
元最高検公判部長・本江威憙(ほんごうたけよし)
元最高検検事・町田幸雄
同・池田茂穂
同・加藤康栄
同・吉田博視
(本意見書とりまとめ担当・文責)清水勇男
法務大臣 森まさこ殿
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2017年総決算(総まとめ)&今年を振り返りたくはないが一応振り返っておこうか!?THE・FINALREPORT……
どーもどーもー。明けましておめでとうございます。えだまめです。
2017年も残すところあと12時間を切って参りましたぁー。皆様にとって今年はどんな1年だったでしょうか。会社の上司に「仕事以外で今年1年のビッグニュースは?」と聞かれました
ワリとガチで………なくね?(泣)
皆さんはどうですか?そんなこと急に言われたって。。。。。そんな。。。。ある。。。。。あるワケ。。。。。。ないですよね。。。。。?
あそうそう、先日都内にある今時珍しい(てゆー時代の人間ではないけれど)2本立ての上映を行う目黒シネマで何の因果か【ワンダーウーマン】と【ダンケルク】がやっていたので観に行って来ちゃいました!(どうせ暇だし暇だしね)今年最期をこの2本で締める……なんかイイですね。ホントは【ララランド】で締めたかったんだけど……
両方とも2度目の視聴でありましたがー。いやしかしやっぱりアレですね
「ガル・ガドット」からの「締め」の「ダンケルク」はマジで辛い……笑
2時間半の映画を観終わってからの10分後の「あの映画」は流石に心身ともに氏ねますね。無茶苦茶疲れる。いやーマジでアナケツが痛くなってレリゴーしかけましt
…と言う訳で大体読んでみておわかりいただけたかと思いますが今日はそんなに書くことないんですねコレが笑で、今日は特にやることもないので毎年恒例今年の「総まとめ」として私が今年観た映画の「年間ベスト5」をココで披露しようかなと
あ興味ないなら帰って下さーい
ちなみに今年投稿した数「134本」、去年より4本多いですね!!その内今年公開された映画「78本���!!あちゃぁ〜夢の100本届かず…!!なんてこったダンケコッタ……
★『2017年度年間(オレ的)ベスト5』★
【ラ・ラ・ランド】
【猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)】
【ザ・モンスター】
【ホームレス ニューヨークと寝た男】
【ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ】
まずは5位から!!【ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ】!!!いやぁ〜コレは面白いですよ皆さん。まだ眉間にしわ寄せて未見の方には是非ともオヌヌメしたい!!だって皆さんが断崖絶壁の孤島ならまだしも1度は「食べたことある」であろうあの「某ファストフード店」誕生秘話(チェーン店化)が語られる!!………何故!?何故もっと食いつかない!?笑皆さんの知っているアレですよアレー!!マクドナr……
私はこの映画に出会ってからあのお店の味覚、「見方」が変わりました。なんだか「いたたまれない」気分でハンバーガーを口に放り込むことになるでしょう笑しかーし!!ネガティブな見方は置いといても、私達が普段何気なくお店に行き何気なくスマホのクーポンを提示し何気なくスマイルを注文し何気なく列に並び何気なく受け取り。。。。その「何気なく」がまだ「何気なく」なかった時代に!!そう!!それら「何気なく」をイチから作り上げたと言ってもいい!?それがマクドn……おっと誰か来たみたいd
何故紙包みで渡されるかわかりますか!?何故あんなに高速でハンバーガーを受け取れるかわかりますか!?何故一大ファストフードチェーン店として全世界に君臨し続けているかわかりますか!?何故親会社の業種が飲食業ではなく「不動産」業なのかわかりますか……!?
それら「全て」が本作で明かされる……。
また単純に「経済学」がわかりやすく学べるのもイイですね!!イチ企業を作り上げた男の話だなんて、なんだかお硬いイメージを持たれるかもしれませんが、この映画はホントに観ていてわかりやすい!!変な話小中学生でも理解出来るレベルだと私は思います!!
お次は4位!!【ホームレス ニューヨークと寝た男】!!コレはね……
本当に「考えさせられた」!!!
一体何を?____「生き方」です!!「生き方」!!ライフスタイル!!この映画はNYでホームレスとして生活するある男に完全密着取材したドキュメンタリー映画なのですが……
面白いのがこの男、「家を借りるカネはある。」仕事はある。着る服もある。生命保険も入ってる。毎朝ジムに通いカラダを鍛える余裕もある??
…なのにホームレス!?どゆこと!?って話じゃないですかー
ホームレスになるきっかけこそ、生活費の問題からなのですが、それ以降彼は頑張ればオンボロアパートの一室くらいは借りられる生活費を得ているというのにNYの知人マンションの屋上に知人に内緒で寝泊まりする生活を送っているのです!!彼はそれをまるで「謳歌」しているかのように……
劇中彼の言うセリフがあります。
「衣・食・住。この中でたまたま3番目にきたのが『住』だった。」
彼には生きる上で、「住む場所を持つ」事が、衣食住の中で一番「後回し出来るもの」だった、ただそれだけなのです。コレは本当に考えさせられました。この人を見るとこう思えるのです。
「生き方に決まりはない。」
周りに馬鹿にされようが世の中から否定されようが、どう生きるか、生き方には何の縛りもないんだな、と。その縛りを自分から作っちゃってるんじゃない?別にそれで幸せならイイじゃないか。否、彼だって時よりカメラの前で「本音」を漏らすことがあります。「ホームレス」として生活するのが、果たして本当に自分にとって「イイ」ことなのか、本当は自分にただそう言い聞かせているだけなのかも……そこはドキュメンタリー、肯定も否定もしてい���せん。「ホームレス」の生活を勧めるような映画でないのですから。ただ、それがイイのか悪いのか、どう転がるかはわからないけど、その「道」に飛び込んでみるのもイイんじゃない?その責任は全て自分に返ってくるけど、どんな生き方だろうと「トライしてみる」価値はあるんじゃないか。そんなことをふと考える。【ホームレス ニューヨークと寝た男】……かなりオヌヌメです。
はいはいデマシタ。第3位はコチラ。【ザ・モンスター】。
コレはね、今年観た映画の中で最も「衝撃を受けた」B級モンスターホラーMOVIE。知ってましたかコレ?多分全然有名じゃない映画だと思うのですが…
【ザ・モンスター】?とある親子が夜の森を車で走行中事故に会い立ち往生、助けを呼ぶも森の中にうごめく「何か」の存在により親子の身に危険が迫る…!!あらすじを書くとこれ以上でもこれ以下でもございません。【ザ・モンスター】?タイトルからしても実に面白みもない、別に特別有名な人が出て来るワケでもない。低予算映画。どうせTSUTAYAの新作コーナーで1本しか置いてないような映画……
その「親子」に恐ろしい程に「泣かされる」恐怖笑
こ・れ・は完全に「騙され」ましたよ皆さん!?無論「B級モンスターホラーMOVIE」と題して全く嘘偽りはありません!!しかしこの映画がトンデモなく衝撃的なのがこの「親子」!!ママんとドおおおタあああ!!!この二人の「ヒューマンドラマ」がほぼ100パーセントを占めていると言っても過言ではない!!
そう!!この映画「B級モンスターホラーMOVIE」でメチャクチャ「泣ける」ヒューマンドラマをやっ��ゃったトンデモナイ映画だったのであります!!!
アル中で夫と別居中の母親。娘とはいつも喧嘩ばかりで時より娘に当たることもしばしば。娘はそんな母親に「憎悪」を抱き始める。母が寝ている間にナイフを首に近づけ母を本気で「殺そう」としたこともあった。そんな「親子」として完全に崩壊した2人に突然遅い来る未知なる脅威。どんなに娘が嫌いだろうと、どんなに母を殺したい程憎もうが、どんなにお互いすれ違っていたとしても、未知なる脅威から「娘を守りたい。」「母に死んでほしくない。」それでも唯一無二の「親子」だから。。。。。。
こんな情けない母親だけれど、未知なる脅威から娘を守る為ならなんだってする!!母親に「強さ」。泣けます。マジ泣き出来ます。そしてその想いに「号泣」で応える娘。泣きまくれます。瞳がナイアガラの滝状態ですよホントに。。。。
もうモンスターとか出さないほうがよっぽど良かったんじゃないか、と思ってしまう程(ただモンスター造形も素晴らしい)「お涙頂戴」要素が異常に高すぎる。勿論狙った演出だろうがコレは騙されたと思ってもオヌヌメしたい映画ですねぇー。
いよいよ第2位。コレは……
え「サルの惑星」?シリーズものでしょ?CGが凄いヤツでしょ?続編だよね?
…そんな「安い映画ではない。」
これ1本、単体としても是非ともオヌヌメ出来る!!【猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)】!!!私だって「猿の惑星」シリーズはティム・バートンのリメイクと、あとこの新3部作くらいしか観たことありません。だからシリーズを語ることはしませんけども、この新3部作、はっきり言っていいでしょうか。
「ス◯ーウ◯ーズ」より断然完成度が高い
その一つに「テーマ」。これがはっきりと提示されている。旧シリーズはズバリ「人種差別」の問題とか、そういったのをテーマにしているのかもしれませんが、この新3部作はズバリ国の植民地支配から独立し発展していく「独立国家」をテーマにしていると思うのですよ!?
1作目でニンゲンという「国」から独立し、2作目では拡大していく国家内で「内部紛争」が勃発、そして3作目に当たる本作で国家存亡をかけたニンゲン国との「全面戦争」が描かれるのであります!!
監督はもう当ブログでずっと前からベタ惚れしておりますマッド・リーブス監督。彼は2作目から引き継ぎしたいわば「雇われ監督」的なイメージが強いですが、彼の「才」、これはもう確実でしょう。ベン・アフレック版【新バットマン3部作】の監督に当選したのも個人的に納得なのですが_____
「ニンゲン」VS「猿(エイプ)」の長きに渡る戦争を見事に「完結」させ、そしてまた今回この2つの関係性、ズバリ【ブレードランナー2049】の「ニンゲン」対「レプリカント」の如く、もう「区別」出来ない状況にまで来ている、ニンゲンに下端するエイプもいれば、レイプ側につくニンゲンも現れ、疫病により次第にコトバを発せられなくなるニンゲン。ニンゲンのコトバをどんどん覚えるエイプ。もう「違い」は何ですかって話なワケですよ!!
また今作で描かれる「聖戦」で、「誰も戦争をしようとして戦争してるんじゃない」、ある者は家族を奪われ、そしてまたある者は自分の命のため、この映画に出て来る登場「人物」たちが皆全て「戦っている」のではない。「戦わされている」という構図。これこそまさしく「WAR(戦争)」の「虚しさ」を描いているのではないでしょうか。
特に胸に突き刺さったのがドンキー!!……おっとこのお話は前回も熱弁したので今回は割愛ということで
そしてそして栄えある第1位、もうコレは、、、、、、言わずもがな「殿堂入り」不可避でしょう。【ラ・ラ・ランド】
OPが「カンペキ」。以上!!!笑
……さあさあ来年も気になる映画がヒキタテンコモリモリでございます!!あのUSJの今は無きETアドベンチャーで最初に観させられる「どうも、スティーブンスピルバーグです。」でお馴染みスピルバーグ監督最新作【レディ・プレイヤーワン】は多分2018年「確実」に賞レースに入ってくることでしょう!!否!!日本人なら「絶対に観なければ」ならない映画だということは「トレイラー」を見れば言うまでもなく!?リュック・ベッソン監督【フィフス・エレメント】以来となるSF超大作【ヴァレリアン】にあのジェフ・ゴールドブラム博士が帰ってきた!!【ジュラシック・ワールド2】&スターウォーズの「スピンオフ」に「ファンタビ2」……アーンドモアああああああ!!!
来年はもう少し落ち着けますように……ドードー
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昨年よりお話頂きました 沼津市の寿大学の講師として 2週続けての 第5回目は 内浦地区センターにて 内浦寿大学 講演させて頂きました! 過去に病院勤務経験あり 主に得意分野が脳疾患、整形外科部門 そして日本代表、アジア代表をトレーナーとして サポートし、某アメリカのプロチームから オファーが来たことがある経験、 そして 日本No. 1と言われていた鍼灸の師匠の1番弟子として、中国に留学経験あり。 エステティシャンでもあり 機能訓練指導員でもあり、 元パティシエでもあり ライセンスドライバーでもある Crea athlete&beauty care ownerの多才な経歴をご紹介して頂き 今回は約50名弱の参加者の中で 最新の栄養学と 最新の運動学を元に わかりやすく 簡単な内容にしてご指導させて頂きました。 第一回、2回の我入道、3回日枝、4回愛鷹同様 驚いたのが 参加者が70代以上が殆どで 1番多いのが 80代!! 沼津市は 元気で素敵で真面目な方々が多い♫ 最新の内容故に… 口外しにくい内容に 熱心な方々は 講演終了後 ご質問を頂き、 ご対応をさせて頂きました そしてお土産まで… 日増しに上がるキャリアにて得たものを 三島市を拠点にしておりますが 隣の沼津の皆様を 沼津市の寿大学と奇跡のご縁を頂き 少しでも地域貢献し 元気になるお手伝いをさせて頂き 感謝申し上げます! 次回は来年2月に同じ市内でも別のエリアへ! 楽しみにしておいてください! 【ご相談、ご予約はこちら】 ✨https://linktr.ee/crea ✨電話090-1405-0838 ✨DM ✨Therapist who changes the subconscious #Crea athlete&beauty care #DRT #産後骨盤矯正 #疲労回復整体 #鍼灸 #内臓調整 #頭蓋調整 #アスリートスペシャルケア #フェイシャルエステ #ボディメイク #水素 #腰痛改善 #ゴルフ #競輪 #三島駅南口徒歩3分 #三島市 #長泉町 #沼津市 #肩凝り解消 #中国🇨🇳 #スタバ好き #頚椎症 #変形性膝関節症 #タイ🇹🇭 #脊柱管狭窄症 #バンコク事務所 #潜在意識書き換え #fantasista #GUCCI #下半身痩せたい https://www.instagram.com/p/B4ywsKEAjxU/?igshid=c9rf3zelfrb6
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小林立先生HP更新、立先生に質問に答えていただきました
10月27日に小林立先生のサイト
「dreamscape」が久々に更新されました
いや今回もなかなかに衝撃的な情報ばかりでしたが 今回はそれだけではなく 私の送った質問に立先生が答えて下さったことです
ありがとうございます…
この先、屋上屋を架したような推論や妄想だらけなのでご注意をば
ツイッターでもあげましたが 私がいくつも送った質問のなかで 答えて下さった質問は
・松実露子さんについて(はぐらかされた感もあるけど) ・松実館の現在の女将 ・八道花音さんについて ・進士さんについて(こちらは多分他の人も質問されてたと思う)
小林立先生、お忙しい中お答えいただいて本当にありがとうございます…
(余談ですが、6月末にメールを送った時のスクショも晒しておきますね)
私がメールを送ったのは6月ごろの更新あたりで 前々から思っていた質問を一度思いっきり送ってみようと 思い立ったのが動機ですね…
質問の大半を占めるキャラのプロフィール関係は ほとんど答えて下さりませんでしたが 単行本の合間でお答えいただけるのかなと思ってますね (14巻のように)
数少ないプロフィール系の質問である 進士さん関係の質問にしても 原文を見れば
・進士さん、除ヶ口部長、倉知姉妹、竜華のお婆ちゃんの��生日と身長と血液型を教えてください。(竜華のお婆ちゃんについてはお名前も)
ですが他にも同様の質問が来ていたであろう 進士さんだけでも答えていただけたのでありがたく思います
ですがプロフィール関係以外の質問は 私の想定以上に答えて下さりました ありがとうございます…
今出ているヤングガンガンもラフなページがあったり 今出ているビッグガンガンのシノハユは点数間違えてたりですみません。 単行本では東3で青戸さんが追いかけリーチかけてる感じになりそうです。 3Dミスってて345sが2sになってるとこもあったような…。
単行本作業中とはいえなかなかに大変そうですね… お疲れ様です…
阿知賀編の実写! めちゃくちゃありがたいです。 前回同様に脚本を見させてもらってるのですが 相変わらず上手くてあまり言うところがない感じでした。 原作の時点で描写不足だったところの強化を事前にお願いしたんですが お願いしたところ以外も超強化されていたので 言わなくてもやってくれてたなあと…。
今回は立先生から密に連絡や質問をされてたんだなぁと 思われるところがありましたが 前からもそんな感じでしたか…
それだけの気概で実写阿知賀編が撮影されてると 聞くと立先生としても心強いでしょうね…
制服の刺繍とかチェック柄は 原作だと省力化で断念したところなので嬉しいです。
例えば、清澄制服の襟の「SK」マークみたいなものですね 実写版では漫画やアニメでは省略されてる 意匠などが出てくるのでしょうね…
実写��係者の方々には会ったり直接話したことはないんですが スクエニさん経由でメールで感想は出したりしてます。
メールとはいえ感想や意思疎通ができるだけ 十分凄いとは思いますね…
ここからが質問ですね
・松実姉妹の母親の松実露子(つゆこ)さんについてはそのうち書きます。 現在の女将は姉妹の祖母です。
私が送って答えていただいた質問ですね メールの原文では二つの質問で それぞれ
・宥と玄の母の名前は松実露子さんで合っていますか?できれば誕生日・身長・没年齢を教えてください。 ・松実館の現在の女将は誰がされてますか?
でしたが一緒に答えていただきました おそらく露子さん関係については 本編の方で(おそらく決勝戦の時の回想で) 掘り下げられるのでしょうね
前の質問への回答でも阿知賀女子の掘り下げを 本編で行うことを匂わせていた(14.05.21を参照)ので 露子さん関係もおそらくそうなのでしょう
松実館の女将に関してはおそらく質問する前から そうだったんだろうなぁという予想の通りだったので あまり驚きませんでした (伯母さんなどいらっしゃるのかなとも思いましたが)
・プロ麻雀カードのSはスペシャルのSですが強いからというわけではなく その時期に人気の人たちを集めたスペシャルカードです。みんな強いですが。
今まで出てるプロ麻雀カードでSと付いてるカードの人は だいたいトッププロかそれに匹敵する実力者が選ばれてるようなので弱いとはとても思えませんね 藤田プロも含めて実況の解説もやってますし
となると番号の順番も実力というよりは 人気のランキングみたいなものなんでしょうかね… 仮にそうだとすると「S-01」のすこやんの順位は 人気も実力も兼ね備えてる日本麻雀の国民的エースであることを 表してるんでしょうね…
そしてルックスと実力の高さに定評のある咏さんは「S-02」 アイドル故にキワモノ的な部分もあるはやりんは「S-04」 おそらくははやりんと同程度の実力と人気を持つ野依プロも「S-05」 プロ入りしてそれほど経過してないのに実績を積んでる良子ちゃんも「S-07」 プロのなかでは紆余曲折の経緯を辿ってプロ入りしたが 特殊な状況で実力を発揮する藤田プロは「S-23」
今まで登場してるプロ麻雀カードの中で唯一「S」がついてない 大沼プロのカードは「133」 普通にノーマルカードなんでしょうかね 流石に股間だけのカードに「S」をつけるわけにはいかないのか…
・戒能プロと照が戦ったのは個人戦です。
二人が個人戦で戦ったとなると 戒能プロが属していた大生院女子は 実質的に戒能プロのワンマンチームだった妄想も浮かびますね いや咲-Saki-本編中ではインターハイ1回戦まで戦えているあたり 県予選の常連校なのかもしれませんが
とはいえ宮永照に一泡吹かせることができた 戒能プロは強いですし 照の方もこの戦いをきっかけにプロへの憧れを 芽生えさせたらいい百合のネタになりますね
・怜-Toki-は公式だしパラレルワールドじゃないつもりでいるのですが そうするとめきめき先生方の自由度を奪ってしまう気も。
その辺は原作の方で帳尻を合わせていくのでしょうね… なるべく作者の側の自由度を損ねないように 柔軟に世界観を考えてらっしゃる立先生にはすごいの一言です
・怜-Toki-の4人の身長を聞かれたのでメモを貼っておきます。
これも一応私の送った質問ですね 今回判明した進ちゃんの誕生日は4月15日 作中(小5)時点での身長は145cm 131cm(小3)→138cm(小4)→145cm(小5・劇中)→152cm(小6)
この時点で怜-Toki-のメイン4人のなかで 一番背が高いということになるわけですが 小学校時代を通して年7cmペースで背が伸び続けるあたりすごいですね… 小6になるころには本編時の怜の身長(154cm)とそう変わらなくなります
もしもそのままのペースで成長が続くとしたら 中2のころには166cmになりますね このペースでも万原中の砂口千春さんの身長の大きさに比べると まだまだ霞みますが 彼女は中学2年生にして171cmという咲シリーズでも上位クラスの長身ですから(そんな彼女よりもさらに大きいのが今シノハユではやりんと戦っている菰沢中の3年生盆子原美緒さんという…アンタホントに中学生か)
怜ちゃんは121cm(小3)→127cm(小4)→133cm(小5・劇中)→139cm(小6) と年6cmペースの成長で意外と伸びてますが元が大きくないのか あまり伸びてる印象はないですね… 怜の咲本編(高3時)での身長は154cmですから 中学生を過ぎればだんだん伸びるペースが落ちていくんでしょうね… 何ともリアルだ
竜華ちゃんは128cm(小3)→135cm(小4)→142cm(小5・劇中)→148cm(小6) と小5までは進ちゃんと同じように7cmペースでしたが 小6には早くも伸びに陰りが見られるのか対前年差6cmとペースを落とし始めます それでも咲本編(高3時)では163cmまで伸びますから 中学を経てもまだ伸びしろはあるんでしょうね…
竜華ちゃんは身体的にも精神的にも早熟な子なんでしょうね(男子目線で見ながら) ところであのおっぱいはいつから伸び始めたのか無性に気になります 小学5年生であのバストは強烈過ぎますよね(その辺は奈良時代の原村さんも大概だけど) はやりんですら中学まではそれほど伸びてなかったのに
葉子ちゃんは118cm(小3)→124cm(小4)→130cm(小5・劇中)→135cm(小6) と小5までは年6cmペースですが 葉子ちゃんも竜華と同じように小6では対前年差5cmとペースが落ちます 怜-Toki-の時点でもあまり伸びてないですし4人の中でも 一番小柄になりそうですが 小5の時点で高校3年時の鹿倉胡桃ちゃんと まったく同じ身長ですがまだまだ伸びしろを期待していいのでしょうね… そうでないと残酷すぎる
・白水哩さんは生立ヶ里中学で2年の頃から部長だったので 新道寺において白水哩さんが部長じゃない時期も姫子は二人だけの時は部長と呼んでいますが 他の誰かがいる時は先輩もしくは白水先輩呼びです。
いいですね!(百合的に) 他の誰かがいるときと二人だけの時で呼び方が違うなんて なかなかにそういう関係を匂わせるリアリティーがあるといいますか… 部活の時は先輩呼びで通して 二人きりで部屋でする時は部長と呼びながらセックスする新道寺コンビ… 強いですね…
しかし中学生の時から2年から部長やってて 高校の時も部長やってる白水部長は流石ですね… しっかりして見えて実力もあって それなりに人徳もあるという 信頼の証が透けてみてますね…
だがプライベートではヘタレてダメになるタイプの女、白水哩
・LINEスタンプは同じ雑誌で同じ担当編集さんの別の漫画がやってますが私自身は考えたことないです。 でも咲日和の色んなコマをリファインしたカラーのがあったら個人的に欲しいです。
咲本編はともかくといて(実際にやるとなると立先生にとっても大変そう) 咲日和のコマを元にしたLINEスタンプは欲しいですね…
・個人戦枠が3人じゃない地区もあります。
今回の更新で一番��議を醸した発言ですね… 少なくとも長野では3人が個人戦に出場できることは 確定してますが地域によっては4人か5人出場したり 逆に1人2人しか出場できない県もあり得るんですね…
つまり個人戦では団体戦では出場していない 南浦さんみたいに個人戦だけの選手が出てくる余地もありますし(現に荒川憩さんがそんな感じですよね) 晩成高校の子がさらに活躍する可能性も出てきましたね 西東京だとおそらく多治比さんが出場できる可能性も広がりました
おそらくは鹿老渡の津秋さんなんかも個人戦で出てくるんでしょうし 新道寺の友清さんも個人戦で本領を発揮する可能性もあるでしょうね… 個人的には戒能プロの後輩なども登場してくれたら嬉しいですね 八桝高校出てきて
千里山の中牟田さんや芦野さんの登場は流石に厳しそうですが
・臨海の寮は食堂で食事が出ますが、休日は外食か自炊になります。 本校舎まで行けば土日も動いている食堂があります。
つまりダヴァンが自室でラーメン啜ってるのも休日なら普通にありうるんですね… 智葉は自炊できそうだしネリーも一応自炊まともにやりそう 明華やハオはどうなんだろう… ハオは裕福そうだから外食もしそうだけど 明華はそうでもなさそう…
休日にここぞとばかりにパンを買い込んでる明華ちゃんは見てみたいです…
・八道花音は本編ではプロは引退していますが某校のコーチ陣の1人になっています。
私が送って答えていただいた質問ですね メールの方では
・八道花音さんは本編時点でも現役ですか?
ぐらいの感じで送らせていただきました
八道花音(やじ・かのん)さんというのは シノハユの方で名前だけ出てきた 慕ちゃんが小学5年生の時の 咲本編から数えれば17年前のインハイチャンプです
慕ちゃんが小学6年生の時にプロになりますが 先輩のプロと一緒に島根に旅行に行った時 まだ小学生だった椋千尋と3回打って3回ともトップを取られた人物です
シノハユを読んでいたときはまさかのインハイチャンプの登場 そして椋千尋はそれをあっけなく負かす存在であることを 印象づけた人物でした
そんな彼女が今でもプロであったなら作中に登場したプロの中で おそらく最年長になりそうなので現況はどうなってるのか 気になって質問させていただきました
立先生からの回答は現役でなかったというものでしたが トッププロが比較的若い年齢のプロで占められてることを考えると プロ雀士の選手寿命は私たちの想像よりも 遥かに短いものなのかもしれません
麻雀では野球やサッカーのように 骨折やケガなどで選手生命を短くすることはありませんが 年間2000試合も打つようなプロの世界では 加齢による体力の低下は深刻になるのでしょうね… さらに思考力や判断力が低下して弱体化すると もはやプロとして現役を続けられなくなるのでしょうね
本編を見ていても毎年実力のある選手が 何人もプロ入りしていそうなことを考えると その中で生き残るのも相当に難しいことなのでしょう
そう考えるとシニアリーグとはいえ 70代を迎えてもプロとして生き残ることができている 大沼プロは相当な名選手ですよね…
プロを引退しても学生麻雀の方でコーチとして生活してるところは 同じくプロ経験者の愛宕雅枝さんをイメージしますね 一応プロとして成功しなかった選手や引退した選手でも コーチとして生計を立てることができてるあたり 咲の世界は優しい世界なのでしょう
・末原恭子さんの襟元のリボンは2本を繋いだもので、片方は貰い物です。
傍見してる限りだと個人戦枠の回答に次いで 反響のあった回答ですね やはりというかあの異常に長いリボンはやはりかという反応が強かったようです
片方の元々の所有者には由子説と善野さん説がありますが 私的には善野さんが自分のリボンをあげた説がしっくり来ますね
善野さんが自分の思いを託すために末原さんに 自分のリボンをあげてる展開とかいいですね 阿知賀で言えば赤土さんが灼ちゃんにリボンをあげるみたいな
自分が監督を退いても当時スランプ気味の末原さんのことを気にしてたようですからね善野さん 百合的な文脈でなくても彼女を相当買ってたんでしょうね
ああ…尊い…
四国は高屋神社とか柏島とか四国カルストとかは 若い頃に行ってみていいなあと思ったのですが、 なかなか劇中で出そうなタイミングがないです。 四国カルストは虫がいない時期が好きです。
私は四国に人生で足を踏み入れたことは一度もないですが なかなかに良さげな土地ですね… 高屋神社を軽くググらせていただきましたが なかなかに咲-Saki-の舞台映えしてるといいますか 柏島も風景の良さそうなところですし 咲-Saki-の世界観なら高校があってもおかしくなさそうですね 四国カルストも石鎚山が見えるそうですから 戒能プロの過去などで登場することもありそうですね…
石鎚山は何年か前に登ったのですが体力の低下を痛感しました。
やはり登ってらしたのですね… 色んな意味でシズ並にいろんな山を登ってそうにも感じます…
本体表紙(ブックカバーを外したところ)の背景は17巻含めて架空です。
13巻まで続いたタコス伝の背景が架空なのは言うまでもないでしょうね(舞台が明らかに異世界ですから) 15巻で登場したニワチョコの泊まっていそうなホテルも 16巻で瑞原母娘と戒能プロの泊まっていた杏果ちゃんの旅館も おそらくモデルはないんでしょうね
舞台のセレクトについては話せば長くなるのですが、 同人とイラスト仕事しかしていなかった頃にあちこちを放浪しまして 二ヶ月以上居着いて居心地良かったのが那覇と松江でした。 長野は八ヶ岳の原村に祖父の家があってよく遊びに行ってて好きだったので。 祖父のジムニーに乗って農業大学校の直売所とかAコープで買い物してました。
立先生相当いろんなところを放浪してらっしゃったんですね… 道理でいろんな土地を舞台に選んで さらに地元民しか知り得ない場所をも背景に使ったのですね 納得しました…
二ヶ月以上居着いて居心地良かったのが那覇と松江だったというあたり もしかしたらシノハユの舞台は松江でなく那覇だった世界もあり得たのかもしれませんし 心ちゃんがシノハユの主人公になっていた世界線も存在したのかもしれませんね… 慕ちゃんと心ちゃんの妙な境遇の近さも 実は主人公候補であったが故だとしたら… 想像が膨らみますね…
長野の八ヶ岳あたりは「FATALIZER」でも舞台に使われていましたしね 立先生が農業大学校の直売所やAコープで買い物をしていたあたりからは 妙な生活感がしみ出ていて嫌いじゃありません ただAコープは舞台探訪者が来るみたいなので もしかしたら立先生とすれ違う機会もどこかで起きていたのかも知れませんね
吉野山は桜の名所とは聞いてはいたのですが、 10年以上前に知り合いの教授2人の運転手みたいな役回りで初めて行きました。 その教授2人はフィールドワークと称して明日香村の方に出向いていって 私は一人で吉野山の宿に取り残されたので、ぶらぶら散歩しつつ、 「あの教授のおばちゃんたち、栞と紙魚子みたいな不思議な状況に巻き込まれて、 命からがら生還しないかな…」などとひどい妄想にふけっていたわけですが、 吉野山の、山の下との隔たり感みたいなのが当時の私にとても心地よくて。 冬の吉野で雪が降っていて。
ここで言及されている2人の教授については 立先生の10年以上前のHPでも言及されていましたね それによると法学系の先生あたりを想像してましたが これまた違う方なのかそれとも…
私としては10年前のHPで言及があった地点は もしや松実館ではないかと思っていましたが 内装的にも違うと兎来栄寿さんに指摘を受けまして
何よりも10年前のHPの記述が夏だったのに対して 初めて吉野山に行った時が冬だったことも指摘を受けました 恥ずかしい限りです… 穴があるなら入りたいです…
立先生昔からこういう高低差のある場所が 好きそうといいますか 咲-Saki-でもこういう場所が背景になることが多いですよね… 白糸台のガケの縁とか 上町台地の縁とか
なんというか、近鉄の終着駅からさらにロープウェーで上がったところに 町があるというのがとてもハマったというか。ロンダルキアというか。
まさに麓の方から見ると空中に浮いた都市みたいにも見えますね… 私も吉野山に行ったことならありますがそんな感じでした (その時は松実館にも泊まらず日帰りで帰りましたので、10年前のHPにも映っていた旅館らしき場所が松実館なのか確信が持てなかったのです) ドラクエをやったことがないので ロンダルキアと言われてもピンと来ませんでしたが ググってみるとまさにそんな感じでしたので驚きました
ふぅ…とりあえず立先生��HPの更新について 一通り書いてみました…
改めて、小林立先生 お忙しい中で質問に答えていただいて本当にありがとうございました
健康にも気をつけて咲-Saki-を元気に描き続けてください
ずっと応援しております
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Page 110 : 親子の夢
卵屋の二階を訪れたザナトアは、古い椅子に腰掛けて身体を休めていた。 年を取るにつれて、不自由な身体だと実感する。肉体を駆使するからこそ余計に痛感するのだ。かつては簡単に踏み出せた数歩すらあまりに鈍く、重く、身体の節々は痛む。視界は霞み、老眼鏡をかけなければ文字を追い辛くなった。幸いにして脳はさほど衰えていないが、不意に足下を掬われ、床に沈み、それから目を見張る速度で老いる例はザナトアも知るところだ。 生き物はいずれ死ぬものであり、生きていれば老いていく必定に縛られている。育て屋稼業を営んできたザナトアは、キャリアの間に数えきれぬ別れを経験してきた。依頼主のもとへ帰って行く別れもあれば、野生に戻っていく別れもあり、そして死別もある。生き延びるほど、別れに対して鈍感になっていく。ポケモンに限らない。狭小な世間では、人付き合いの悪い彼女の耳にも時折届く。誰某が倒れただの、死んだだの、腐った魚が泳いでくるように、或いは静かな波に揺れて打ち上げられてきたように、新鮮味を失った報せとしてやってくる。 老いているという自覚は、思いがけず幼い旅人を家に住まわせてから更に濃厚になった。 風化していくこの家で借り暮らしを始めたアランが、籠を藁で埋めて何度も階段を往復し、或いはポケモン達に餌を与え、或いは床や壁を掃いて磨いて、そういった細々とした仕事を文句の一つ吐かずに淡々とこなしている姿を、多少は感心しながら観察していた。本音を漏らせば、老体には助かってもいる。不慣れ故の手際の悪さは目につくが、吸収が早い点にも身軽な身体にも若さを実感した。ザナトアはもうじき齢七十四。アランとの年の差は殆どちょうど六十年分と知った時は呆気にとられたものだ。孫と言っても通じてしまう。 卵屋の内部はいつもより静かだ。ヒノヤコマを頭とした群れが出かけているところである。親友である幼く飛べないドラゴンは、衰弱を契機とした病で飛べなくなったピジョンと談笑している。その隣で、涼やかにエーフィは横になっていた。 この子達をどこまで世話してやれるのだろう。騒がしいポケモン達を前にふと静けさに襲われた時、ザナトアは一考する。 少なくとも、余程の不幸が無い限りフカマルは遺される立場となる。ドラゴンポケモンの寿命は長い。種族によっては人の一生を超越する。純粋培養といえようか、無邪気でとぼけた明るさをもったまますくすくと育つ彼を見ていると、必然的に彼が経験する別れについて考えざるを得ない。則ち、自身の死後の世界について。 誰かが死んでも、此の世は途切れることなく動いていく。しかし自分の命は自分だけのものではないと知っている。だからフカマルには自分以外のおやが必要だ。野生を経験していないのだから尚更である。ドラゴンポケモンを簡単に野に放てば、生態系が崩れる恐れもある。無論、フカマルに限らない。ここに住むポケモン達、皆まとめて、互いに互いの生命を共有しており、誰かの助けを借りなければ生きられないポケモンもいる。 ふと、顔を上げた。風の流れが変わった。傍でドラゴンが軽快に鳴く。 フカマルが窓に跳び乗り、小さな手を懸命に振っている。つられるように、エーフィが隣へ歩み身を乗り出した。ヒノヤコマや、野生に帰ろうとしているあのポッポを含めた群れが帰ってくるところのようだった。ザナトアは立ち上がり、整然と隊列を成して飛翔する群衆を見つめる。彼等は数日後に控える、湖を舞台にしたレースに出場する面々だ。 秋、晴天の吉日に催されるキリの一大行事である秋季祭で行われる、鳥ポケモンによる湖を舞台としたレース、通称ポッポレースには、いくつかの部門がある。 町を超えて、国土各地のチェックポイントを回り再びこのキリに戻ってくる過酷で長期間を覚悟する部門。こちらは数日を必要とする。一方、湖畔に点在するチェックポイントを全て回り同じ場所へと帰ってくる、数時間で終えるレースは、一定のタイムをクリアした精鋭の参加する部門と、誰でも参加可能な部門とがある。ザナトアの擁する野生ポケモンのグループは後者での参加となる。前者は参加規定としてポッポのみという縛りがあるが、後者は種族を選ばない。形式上順位はつけられるものの、己の肉体を駆使し競うことが目的というよりも、空気感を楽しむ場だ。出場するポケモンが多岐に渡るため、華やかがなんといっても特徴である。家族や友人同士で共に飛ばせたり、衣装を着せたり、背中に別のポケモンや人間を乗せて飛ぶのも許されているような自由なレギュレーションだ。当日の飛び入り参加も可能、飛べさえすれば良いという内容で、珍しいドラゴンポケモンでも出場すれば拍手喝采、注目を浴びる。手に汗握る本気の試合形式とはまた違った趣向で祭を盛り上げる。 とはいえ、混沌とするため事故を招きやすい実情がある。 大小入り交じる見知らぬポケモン達に囲まれると、不安に煽られあらぬ方向へ飛んでいき迷子になる、或いは単純に体力不足等の様々な理由で、棄権するポケモンも出てくる。ザナトアは全員が最後まで飛び続けることを最大の目標とする。そのために、チームで隊列を組み練習を重ねさせた。ただ、ザナトアは特別なことは殆どしていない。飛んでしまえば手を離れる故もあるが、彼女が口を出さずともヒノヤコマやピジョンなどレースの経験者である進化ポケモンが全体をコントロールしてくれている。彼等は血は繋がっていないけれど、皆兄弟のようなものだ。信頼で結ばれた結束は���い。 しかし、このうちの何匹かは恐らくそう遠くない将来にこの卵屋を離れていくだろう。自分の手元から離し本来の居場所へと帰す、それこそが今のザナトアの使命である。 不意に、新入りの獣の尾がぴんと伸びて、喜びの声をあげた。 ほんの少しの挙動だけで解る。主人が帰ってきたのだ。 西日が強くなっている中、長い丘の階段を上がりきったところだ。漸く見慣れてきた栗色の髪を、朝と同じく後ろで一つに結っている。両手に紙袋を抱えて重たげであった。 「手伝いに行っておやり」 エーフィに声をかけると、彼女は頷いて、すぐさま駆け下りていった。惚れ惚れするような滑らかに引き締まった身体を柔軟に伸ばし、主を労うことだろう。 群れが窓の傍で密集し、小鳥達から中へ入っていく。一気に賑やかになり、フカマルが一匹一匹に声をかけていた。このささやかな時間がザナトアにとっては愛おしいものである。 逞しいポケモン達と時間を過ごすほど、別れを意識し、同時に命を貰っていると痛感する。けれど別ればかりが人生ではない。ここが居場所と定住を決めた者もいる。まだこの子たちといたい。痛快な人生、まだ終わらせるには勿体ない。 「お疲れさん。さ、ゆっくりお休みよ」 薄い黄金色をした穀物を餌箱に流し込めば、疲労もなんのその、活気溢れて食い付く鳥ポケモン達に微笑んだ。先導したヒノヤコマ達に声をかける。後で好物の小魚を持ってきてやろう。祭日に向けて、皆順調だ。 フカマルを引き連れて、食事に騒ぐ卵屋を後にする。リビングに戻ってくると、アランが荷物を下ろしているところだった。白い頬に薄らと血色が透いている。アランはザナトアに気付くと、柔和な笑みを浮かべた。 反射的に抱いたのは違和感である。 妙だ。 ザナトアは直感した。 アランは約束通り夕食準備に間に合うように帰宅し、台所では隣に立ち、いつものように料理を手伝う。流石に熟れてきて、ザナトアが何も言わずともフカマルの好みを押さえた餌を用意できるようになったし、自身のポケモン達にもそれぞれに合った食事を用意している。購入品を手早く冷蔵庫にしまえるようになり、食器の収納場所は迷い無く覚えてしまった。 ポケモンに対しては些細な変化にも気を配れる自負があるザナトアだが、人間相手となると疎いことも自覚している。良くも悪くも厳しく、距離を置かれることも多い。自然と人との交流が減り、偏屈に磨きがかかった。しかしそんなザナトアでも、頑なに無表情だったアランが町から帰ってきて急に笑うようになれば、嫌でも勘付く。人形のようだった人間が、本来の形に戻って笑む。それは人としておかしくはないことであるが、違和感を持つのは皮肉である。 散らかった机上に無理矢理空間を作ったような場所で日常通り食事を囲い、アランはぽつぽつと穏やかな色合いで話す。アメモースの抜糸やブラッキーには異常が無かったこと、町はいよいよ祭が近付き浮き足立っていたこと、湖畔の自然公園に巨大なステージが設置されていたこと、町中でポッポレースの広告を見かけたこと。確かに喜ばしい報せもあるが、アメモースは完治したわけではなく、他の問題が解決したわけでもない。大きな変化を与えるほど彼女が祭に興味を持っているかと考えれば、ザナトア自身は疑問を抱いた。過ぎるのは、別の要因がある予感だ。無表情の裏で何を考えているのか読むことの出来ない、端からは底知れない少女にしては、実に明白な変化だった。 「町で何があったんだい」 食器を置き、単刀直入に尋ねた。表情は変わったが、相変わらず食事の進む速度は鈍い。 アランの笑みが消える。ザナトアの問う意味をすぐに理解したかのように。 逡巡するような間を置いて、口を開いた。 「エクトルさんに会いました」 存外あっさりと答えて、ザナトアは不意を打たれたように目を丸くした。 「病院でアメモースとブラッキーを診てもらってから、時間があったので」 「……そうか」 知人に出会い気が紛れたのだろうか。アランは常にどこか緊張し、相手の様子を窺う目つきをしていた。普段は気にもならないが、時折妙に儚げに飛行するポケモン達を眺めていることもあれば、刃先を向けているような非道く冷酷な顔つきをしていることもある。 二人共暫く黙り込んでいたが、長くは続かなかった。ザナトアの方から続ける。 「あの子、元気にしているのかい」 「はい」 「そうかい」細い目が、更に小さくなった。「それなら、別にいいんだけどね」 ザナトアの肩がゆるやかに落ちる。 アランは目を伏せ、手にしていたスプーンを皿に置く。スープなら多少は食べられるので、ここ最近は専らそればかり口にしていた。 「前から思っていたんですけど、ザナトアさんとエクトルさんは、どういう関係なんでしょうか」 耳を疑うように、老婆の眉間に大きな縦皺が寄る。 「知らないのかい」 信じられないとでも言いたげな声音だ。アランが戸惑うように肯くと、大きな溜息が返ってきた。 「呆れた。……いや、あいつにね。今更だよ。語るほどのものでもないけれど」 「昔、お世話になっていたとは聞いています」 「それだけかい?」 できるだけ相手の神経を逆撫でしないよう注意しているかのように、慎重にアランは頷く。 「そうかい。まあ、それだけだがね、しょうがない子だね……あんたも本人に聞いてやればいいのに」 「なんとなく、聞いてはいけないような雰囲気があって」 「これだけ年が経ってもまだ引き摺っているんだろうねえ……あたしのことなんて忘れたものだと思っていたくらいなのに」 解った、と彼女は言う。 「これを食べたら喋ってやるさね。ちょっと長くなるかもしれないがね。だからあんたも今日はそれを食べきってやりな」 ザナトアはパンを千切りながら顎でアランの手元のスープを指した。今日買ってきた野菜をふんだんに使い、細切れの豚肉を放り込み、うんと柔らかくなるまで煮込んでスープに溶けてしまうほどになっているものだ。ミルク仕立てで見た目はシチューにも近いが、濃厚な味付けではない。味が濃いと気分が悪くなってしまうからだった。 黙ってアランは食事を再開した。義務感に駆られるのか、その日は綺麗に平らげてしまった。
食事を終え、部屋の奥のダイニングテーブルに熱いアールグレイを淹れたカップを二つ並べ、二人は直角の具合にソファに腰掛けた。アランは眠たげに触角を下げたままのアメモースを膝に抱える。 ザナトアは小さく浮かぶ湯気を眺めて、一口軽く含んだ。味わう間も殆ど無く、胸中を熱い塊がするりと落ちていく。 ポケモントレーナーだったんだよ、とザナトアは始め、アランは背筋を伸ばした。 「まだあたしが育て屋の現役だった頃にあの子は遊びに来るようになった。クヴルールの家元だったから実家は町の方だが、親戚がこの辺りに住んでいてね。何の縁か、ここにやってきた。子供は大体ポケモンに憧れるからね。噂でも聞きつけたんだろう。ここには沢山のポケモンがいると。 多くのキリの人間が一家に一匹は鳥ポケモンを持っているように、あの子も一匹ポケモンを持っていた。 今でも覚えているよ。見てほしい、としつこいから仕方なく相手してやったら、モンスターボールから立派なチルタリスを出してきた」 まだ八つか九つか、そのくらいの年齢だったはずだとザナトアは笑う。 「自分で育てたって言うんだ。多少は震えたね。勿論、ほんのちょっとさね。それから流石に嘘だろうと思い直したけど、話を聞くほど、どうやら本当らしい。こっそり野生ポケモンと戦わせたり、本を読んで技を訓練したりね。やけに熱っぽく語るものだからさ、嘘にしちゃ上出来だとね。 その日からあの子はよくここに来るようになった。町からここまでは遠いよ。一日に数回だけ通るバスを使ってさ、チルタリスが人を乗せられるようになってからは、その背中に乗ってね。学校が終わってからここに来て、長期休暇になれば泊まり込んで。ポケモン達とバトルをして、遊んでいた。親がどう言うかあたしは心配だったんだが、どうも事情が複雑で、誰からも咎められることはなかった。あの子の家族は、あの子に無関心だったのさ」 ザナトアはソファを立ち上がり、リビングから廊下へと繋がる扉のすぐ隣にある本棚の前に立ち、一つ取り出した。古びた群青色で、厚みのあるアルバムだった。 ダイニングテーブルに広げられたものを、アランは覗き込んだ。少し焼けて褪せた色が写真の古さを物語った。幼い黒髪の少年と、チルタリス、数多くのポケモン達の日々が記録されている。たまに写る女性は、今よりずっと皺の少ないザナトアだった。カメラを向けられることに慣れていないように、ぎこちなく攣った表情をしている。 少年は満面の笑みを浮かべていた。乳歯が抜けたばかりのように、でこぼことした白い歯並びが印象的である。ページを捲るほど目に見え��身長は伸び、体格は大きくなっていく。顔にも膝小僧にも擦り傷をつくり、絆創膏を貼り付けているのは変わらない。時を進ませたどの写真でも多様な表情を浮かべている。説明が無くとも、少年期のエクトルであると察することができた。基本的には無愛想な今の彼とは正反対の、自由奔放に溌剌とした姿であった。 「悪ガキだったよ、あたしからしてみれば。こちとら仕事だからね、勝手にバトルされると調整が狂うからやめろって言ってるのに聞かないんだから。外が静かになったと思ったら書庫で本を読み漁って床に物が散乱してるし、こうした方がいいああした方がいいって育成に口を出してくるし。子供は黙ってろってね。でもちゃんと聞くと、的を外しているわけではない。あたしも随分教えたね。気に食わないところもあったけどね、楽しいもんだったよ。 ポケモンを持つ子供が皆そういうように、プロのポケモントレーナーになりたい、ポケモンマスターになりたいって話をしていた。あの子は確かに子供だったけど、立派なポケモントレーナーだった。 実際、ちょっとした大会にも参加していてね。キリは地域柄ポケモン関連のイベント事は盛んな方だが、ジュニアじゃ抜きん出ていて話にならなかった。大人相手でも遅れをとらない。その頃になればはっきりと確信したね。あの子には才能がある。こんな田舎町で燻らせるには勿体ないくらい。 あの子が家でよく思われていないのも流石に解っていた。どれだけ結果を出しても気にも留めない奴等なんか見返してやりな���とよく言い聞かせていた。誰よりもあの子のことを解っている気でいた。だから客のトレーナーともバトルの経験を積ませ、首都で開かれるような全国区の大会にも参加させた。あたしが保護者役でね。そこまでいくとレベルが高くなってきてね。バトルが得意な人間なんていくらでもいるんだよ。最初は一回戦で負けた。こんなもんかとちょっと残念だったけど、悔しかったのか更に夢中になって遂には家出してしまってね。流石のあたしもあの子の親戚の元に話をしに行ったんだがね、好きにさせてやれなんていうものだから、腹を括ったというかね……。あの子はあの子で、難しい本を読んで知識を詰め、新しいポケモンも育てて、技を鍛え、毎日戦略を練って、益々のめり込んでいった」 ふとアランに笑いかける。幾分、いつもよりもザナトアの表情は柔らかかった。 「修行の旅まで出たんだよ」 アランは僅かに目を丸くした。 「旅……ですか?」 「そうさ、あんたと同じ。と、あんたは別にトレーナー修業ではなかったか」 ザナトアは続ける。 「危険が伴うから賛否あるがね、西の山脈方面に向かうと手強い野生の根城がごろごろある。それから各地の大会に出て、経験を積んでいった。旅を始めてからは何か合致したように腕を上げていってね、楽しそうだったよ。元々風来坊なところはあったけど、自由な生活が性に合っていたんだろうね。自分の居場所を自分の力で探すのは、とても大変だけれど。立派なことさ。挫折も経験、栄光も経験、ポケモン達と共に成長していった。あたしの楽しみは、チルタリスに乗って帰ってくるあの子の土産話だった。日に焼けて、身体はどんどん大きく逞しくなって、元気な顔を見せてくれることがさ。あたしには子供がいないけど、息子のような存在だった」 流暢な口が、不意に立ち止まる。 「転機は恐らく、クヴルール本家のご息女が生まれた事だね」 静かな口調は、次への展開を不穏に物語った。つまりは、クラリスの影響となる。アランは口元を引き締める。 「規律に厳しいと言われてるクヴルールの人でありながらあの子が自由にできたのは、分家も分家、それも末端の、末っ子の人間だったからだ。そこらのキリの人間とそう変わらない、ただ名字だけクヴルールと貰っている程度。 詳しい経緯は知らない。ただ、あの子が連れ戻されたのは、奇しくもあの子がここらでは誰よりも強いトレーナーだったからだ。そのときには最早誰もが認めざるを得ないほどに。 細かい事情は、あたしだって知らないけどね。要は、お嬢さんのお目付役を頼まれたってことさ。 ポケモントレーナーとしての目標を捨てると、トレーナーはもう辞めると言い出した時は、あたしの方まで目の前が暗くなったね。そこに至る葛藤を今なら想像こそできるが、……いや、それは烏滸がましいだろうね。うん。激しい口論になったものさ。 純粋な自分の望みなら大した問題じゃない。プロの道は甘くないし、途中で諦めるトレーナーは数知れない。あの子もその一人だったというだけ。だけどあの子の場合、その理由はあの家にあった。 あまりにも今更だろう。どれだけ戦果を上げようと家族は殆ど見向きもせず、むしろ邪魔者が離れてせいせいしたというくらいだったのに、トレーナーとして誰が見てもそれなりに形になってきてこれから成熟していこうという時に。家に戻れ、ご息女を護れ。どの面下げて言えるのか、ふざけるのも大概にしろとね。人生の選択に少しばかり自由になりつつあるだろうに、いつの時代を生きているつもりなのかとね。クヴルールを許せなかったし、屈するあの子にも幻滅してしまった。……あの子は本当は、多分ね、寂しがっていたよ。家族に振り向かれないことを。だからポケモンに没頭していたというのも否めない。それを利用したのなら尚更たちが悪い。 結局喧嘩別れになって、それきりさね。あの子とは二十年近く会っていないことになる。凝り固まってたあたしも悪かったと今なら思うけれど、謝るタイミングも無くなってしまったね」 長い溜息をついた。 「エクトルはね、ポケモンが大好きだった」 噛み締めるように、懐かしむように、切実に、語る。 「あたしはこの界隈に身を埋めているから、プロトレーナーの道がどれだけ険しいかは理解しているさ。それでもね。ポケモンは沢山のことをあたし達に教えてくれる。あたしは今でも学んでるよ。彼等を通して得る経験はかけがえのないものになる。旅を勧めたのはあたしだけれど、あの子には世界はキリだけではないと教えたかったって理由もあった。トレーナーとして成功せずとも、ブリーダーでも、うちの手伝いでもいい。なんだって良かったんだ。あの子のポケモンに対する愛情は純粋だった、だからあたしはあの子がポケモンのと共にのびのびと生きてくれるのなら、それ以上に幸せなことはないと思っていた。宝だとすら思っていた。視野が広くて、冷静と情熱を使い分けられる子だった。そして何よりポケモンが好きだった。……自惚れだと、甘いと思うかもしれないけれどね、あの愛情は、正しい使い方をするよう誰かが導いてやらなければならなかった」 あたしには出来なかった、と感傷的に呟く。 「どんな形でもいい。あの家から引き剥がすべきだったと、あたしは今でも信じているし、後悔しているさね」
ザナトアは彼女の核心にも迫る語り部を続けようとした最中、目頭を強く抑え、頭痛がすると言って、すんなりと幕引きを迎えた。アランはザナトアの骨と薄い肉ほどしかないような細く丸まった小さな身体を支えて、寝室へと連れて行った。やんちゃなフカマルもおとなしくして、ザナトアの傍についている。 寝床のソファに寝そべり毛布にくるまりながら、アランは夜の静寂をじっくりと味わう。 散りばめられた星から星座が生まれるように点と点が結ばれていき、合致する。嘗てエクトルがクラリスに放った言葉もクラリスが自由を求めて起こした行動も、昼間に彼が放った責任という意味合いも、真の根源は彼にあるのだとすれば繋がる。 判断を誤った、とエクトルは言った。 ならば正しい判断とは一体なんなのか。どこから誤っていたのか。どうすれば正しかったのか。 愛情の正しい使い方とはなんなのか。 ザナトアの言うことがもしも正しいのなら、彼は間違いで出来ているのか。間違ったまま生きているのか。正しくない愛情の行き所はどこなのか。そもそも正しさとはなんなのか。 以前キリで、ポケモンを好きだろうと彼女が言うと、彼は返した。そんな時代もあったかもしれない、と。大好きだったものがずっと好きであるだなんて確証はどこにもなくて、ならば、ザナトアの語った純粋な愛情はどう変容したのか。幸福の膨れあがった笑顔を浮かべポケモンに囲まれていた少年は、数多のネイティオの屍を重ねて繁栄を繋げようとした家の渦中に飛び込んでいった人物と同一なのだ。しかし、衰弱したアメモースに憂えた表情を浮かべた男もまた同じ人間である。 結局、暴力的なまでの濁流に巻き込まれれば、ひと一人分の人生など意味を成さないようでもある。アランの口から流れゆく重い吐息が、音も無く広がった。 生き物はずっと同じではいられない。人はいつまでも純粋ではいられない。アランも、アランを取り巻く存在も、皆。 部屋をぼんやりと照らす足下の小さな光が揺れている。暗闇に浮かぶ黄金の輝きがソファの傍にあって、余波のような淡さでアランの視界を僅かに明白にする。僅かな光も、暗闇の中ではしるべのようである。 月光に照らされるアラン自身は、今、無色の顔をしている。ザナトアの話を終始醒めた目で聴いていた。瞼をきつく閉じる。毛布を擦る音、白い月光、紙の匂い、沈黙するラジオ、健やかな寝息、闇夜に抱かれ皆��る。ひとまぜになって混濁は透き通っていく。 部屋に響く風の音が強い。夜を彩る虫の歌が部屋に差し込む。 どれほどのことがあろうと、時間はやはり等しく生き物を静かに流し、夜を越えて、朝はやってくる。 卵屋の傍で首を千切られたポッポの死体が発見されたのは、朝陽もそよ風も穏やかで、たおやかで、平凡な翌日のことだった。 < index >
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【高清怀旧动画片】【日漫】【恐龙特急克塞号高清版本(全52集)】【无台标/MKV/53GB/国语繁体字幕】 恐龙特急克塞号(上4D9)+恐龙特急克塞号(下4D9) 八十年代最令人怀念的超级经典!七〇八〇后的童年回忆 永恒珍藏! 恐龙特急克塞号 恐竜戦队コセイドン (1978) 导演: 外山彻 / 东条昭平 / 平山公夫 编剧: 阿部桂一 / 安藤豊弘 / 冲守彦 / 外山彻 / 山浦弘靖 / 若槻文三 / 西沢七瀬 / 中岛敏 / 长坂秀佳 / 辻真先 / 田口成光 / 吐月峰 / 平山公夫 / 平野靖司 主演: 大西彻也 / 佐藤蛾次郎 / 三景启司 / 一条みゆ希 / 川崎たか子 / 草野大悟 / 村野奈々美 / 観世栄夫 类型: 剧情 / 科幻 / 冒险 制片国家/地区: 日本 语言: 日语 首播: 1978-07-07(日本) 集数: 52 单集片长: 30分钟 又名: 恐龙战队 / Dinosaur Taskforce Koseidon / Ky?ry? sentai Koseidon 剧情简介 时间进入21世纪,科技高度发达,人类已经发明出可以自由穿梭时空的时光机。在时空条例的管辖下,人们尽量不去打扰古人的生活,以免引起历史改变。 21世纪某天,地球遭到极热和极冷光束的袭击。为了探究原因,日本时空管理局派出训练有素的“时代战士”前往恐龙横行的白垩纪调查。在那里,他们遇见了来自格雷萨行星的阿尔塔夏公主(村野奈々美 饰)及其随从机器人吉伊。从公主口中,他们得知邪恶的格得密斯星人四处侵略,为了追杀公主千里迢迢来到地球,更意图毁灭人类。为了保护白垩纪的恐龙和地球,时代战士与入侵者展开连番大战。其中,格乌(大西彻也 饰)化身的超级战士克塞更是格得密斯星人最强劲的对手。不断升级的正邪之战,在遥远的白垩纪展开…… 大陆是1988年开始播出的 而名字至始自终都是叫 恐龙特急克塞号 2001年,地球遭到了来自外层空间的突然袭击。热线辐射使大地成了一片火海。然后又是超低温的袭击.此时,日本已经有了高度科技发展。人类发现了超光速粒子,从而进一步研究出能够跨越时空的引擎技术。日本科学最高管理处—时空管理局就是此中最强的队伍。他们有一个队伍为“时代战士”。经超级计算机—“时代之母”计算后发现,地球所遭受到的攻击可能是来自中生代(距今7000万年左右)的白垩纪。于是时代战士向着白垩纪出发了。到了白垩纪后遇到了遭受攻击坠落地球的格雷萨行星的阿尔塔夏公主和仆人机器人吉伊。原来,21世纪遭受的袭击是由于宇宙侵略者—格得密斯星人(其实为一种高级植物生命体)对白垩纪的超能粒子束和超冷冻射线的攻击所造成。由于阿尔塔夏手中有内有消灭格得密斯方法的密贴,格得密斯对公主���开追杀,同时也在对地球进行侵略,妄图把白垩纪的恐龙全部消灭。队员—格吾有能变身为超人的能力,通过时代战士的霞光一号战车把格吾发射出去,变身为克塞战士,与敌人战斗。所拥有的最高特技是时间停止。作品主要讲叙了克塞队员与外星生命体格得密斯的一段斗争故事,保卫恐龙、地球而战。格得密斯在被消灭后,克塞对又与一批邪恶势力作斗争。最后,白垩纪的恐龙在一场浩劫中全部灭亡。是一部当时题材独特的特摄片。 01 克塞号紧急出发 02 格德米斯要毁灭地球 03 亚空间漂流的恐怖 04 可敬的老前辈 05 争夺密贴之战 06 扎基总监又复活了 07 克塞胸中怒火燃烧 08 被封冻的阿尔塔夏 09 21世纪的日本遭到外星人的攻击 10 秘贴的一半落入敌手 11 夺回机器人的战斗(人间大炮打入敌舰) 12 地球上新生命的诞生 13 再次击溃敌人的进攻 14 德斯特兰的挑战 15 与巨大恐兽的殊死战斗 16 克塞号摧毁恐兽坦克 17 恐怖的毒蛇恐兽 18 出走的兄弟和吃人的恐兽 19 在水中的决死战斗 20 格得米斯使用化学新武器 21 打垮岩浆恐兽 22 新的人间大炮 23 恐龙墓地激战 24 头戴红花的恐兽 25 胶囊恐兽的袭击 26 克塞与电磁力恐兽的较量 27 拯救地球的殊死战斗 28 战胜格德米斯帝王 29 紧急出动对付新的敌人 30 密航者之迷 31 战斗吧!勇敢的时代战士(化总集) 32 愤怒的机器人 33 淘���的少年 34 憎恨恐龙的少年,去白垩纪冒险 35 异空间的生物—蓝色恶魔 36 异生物造成的恶果 37 犯罪集团黑椰子 38 可怕的弗兰肯2号 39 (化总集) 40 恐龙时代的战国武士 41 超级武器——“死亡之神” 42 护铀战斗 翔 43 消灭时代火球 44 古坟中的壁画 45 岩见重太郎 46 超级巨大恐龙 47 克塞粉碎敌人阴谋 48 蜥蜴人 49 定时炸弹威胁克塞号 50 牧场少女的心灵 51 美女和火球 52 再见吧!恐龙时代! 其中前28集为对付格德米斯的战斗 后面的是对付其他邪恶势力灾难的。
01.mkv 02.mkv 03.mkv 04.mkv 05.mkv 06.mkv 07.mkv 08.mkv 09.mkv 10.mkv 11.mkv 12.mkv 13.mkv 14.mkv 15.mkv 16.mkv 17.mkv 18.mkv 19.mkv 20.mkv 21.mkv 22.mkv 23.mkv 24.mkv 25.mkv 26.mkv 27.mkv 28.mkv 29.mkv 30.mkv 31.mkv 32.mkv 33.mkv 34.mkv 35.mkv 36.mkv 37.mkv 38.mkv 39.mkv 40.mkv 41.mkv 42.mkv 43.mkv 44.mkv 45.mkv 46.mkv 47.mkv 48.mkv 49.mkv 50.mkv 51.mkv 52.mkv
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