#僕たちの好きな未完道路
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jeenaandow · 1 month ago
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1日遅れでコミケ105終了報告
1日遅れでコミケ105終了報告(昨日は荷物を家に置き、すぐに経���するオタクバーを開店させたので)。 1枚目:机が片付けられたビッグサイト。 2枚目:趣味で買った同人誌たち。未完道路、嘔吐百合、世界の便器、道路の歴史、変圧器など。 もう少し一般的な本は店に持っていきます。 左下は知り合いの在米若オタ君の英語同人誌、才能ダダ漏れ!
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pigu2870 · 4 months ago
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ラジコン備忘録 2024/9/14
Miniz-Cup 2024 Hokkaido Day.1
さてやってまいりました。レース当日編。まずは1日目。
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今回の大会会場は旭川。去年は札幌だったので久しぶりの旭川開催。僕にとって旭川会場は5年ぶり。
8時には旭川に着きたいので、5時起き・5時半出発です。
忙しい2日間が始まるのは目に見えているのでパッと高速で旭川に向かいます。うーん、早朝PAで見る愛車はカッコイイ。一応、ラジコンイベントの駐車場ではジロジロと実車を見られることがあるので綺麗にしておきました。排気量の余裕とフルバケの効果もあってか、移動の疲労感が少なくて相変わらず良い車です。
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7時半に旭川に着いて朝食。会場の駐車場がまだ空いていなかったので、近所のマックに。同じような考えの仲間と遭遇して奢ってもらいました。朝マックなんて超久しぶり。
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今回の会場は、旭川市市民活動交流センター CoCoDe(ココデ)。 昔の廃倉庫を活用したイベントスペースらしいです。レンガがおしゃれですね。 開場1時間前ですが、いくつか荷物で順番取りをしていますね...。
旭川、めっちゃ寒いです。家を出るときは半袖でも余裕でしたが、現地は無理。��すがに1枚羽織りました。この時点で16度くらいだったかな。寒いので路温が心配。
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9時開場、エントリー受付です。初めての会場では無いので、記憶が少しずつ蘇ってきます。トイレの位置だけはハッキリと覚えている不思議。
今回の北海道大会、見る限りエントリーが少なめ。代表権狙いの人には良い状況ですね。
1日目に参加するオープンクラスの参加者は11名。かなり速いモーターを使うので難易度が高くて、上級者しか参加しないカテゴリー。参加人数も少ないカテですがそれにしても少なめ。とはいえ、本州からの遠征組も2名参加。ホームで負けるわけにはいかないので、ボコボコにしてやる勢いです。
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この会場はピットスペースは2階に配置。吹き抜けになっているので、ピットからレースの様子がよく見えます。吹き抜けになっているような会場は全国見てもここだけなので、珍しいですね。 上からライン取り、車の挙動がよく見えます。
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操縦台の上からコースを見渡した図。2階から見るのと大して変わらないですね。操縦席とコースの距離もあるので、操縦位置による有利不利も無さげ。
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1日目のピット。いつも机上をゴチャゴチャさせてるのに比べれば大分スッキリ。気になる事といえば、ここの会場暗すぎる。タイヤ交換の作業をするにしてもかなり暗いです。棚にLEDをつけていますが、追加でデスクライト的なものを持ってこないと細かい作業は厳しい。コース自体も、吹き抜け構造なので2階からの照明が遠くてイマイチ。まぁ、こればっかりは仕方ない。暗いという意味でいえばみんなイコールコンディションですからね。
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練習走行。まずはいつもホームコースで走ってるセッティングに少し曲がりを足したマシンで走行。
...なんだこれ。聞いてはいたけどここまでグリップ低いか?って路面に驚きつつ策を練ります。
いつものセットじゃ全く話にならないですね。テールスライドしまくり。カウンター当てないとまともに走れません。
最近のラジコンは便利なもので、横Gをジャイロセンサーで検知すると自動でカウンターを当てたり、スロットルを絞る機能があります。仕方なくそれを最大限活用する作戦に移行。
初日エントリーのオープンクラスは約2秒で40km/hに到達するといわれる最速モーターを搭載したカテゴリー。この小ささで40km/hというとかなり速い部類ですね。正直、操作はかなり難しいです。
そんなピーキーなマシンを操作しやすくするために、スロットルジャイロを30%ON。普段は0~5%なのでどれだけグリップが低いのか...。
モーターも100%のパワーを出しても扱い切れないので、出力上限を95%に設定。これで立ち上がりがマイルドになります。パワーを出し切らない方が速い、珍しい路面です。ピーキーなモーターをキッチリ扱えてなくて、下位カテゴリーのマシンより遅い始末。
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そしてタイヤも変更。リアタイヤがグリップしなかったときの想定をしておいて助かりました。リアのタイヤコンパウンドを30°→20°に変更。これでリアグリップを確保・空転させないでトラクションをかける作戦です。
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とはいえ、そんなに根詰めて悩んでも仕方ないのでスイーツ休憩。一息入れてから予選で勝負に出ます。大会当日は糖分の補給を積極的に行うようにしています。その方が脳の働きが良くなりそうなので...。
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予選1回目。スタート時の混戦に巻き込まれてグダグダ。総���8番手で終了。マシンは悪くないようですが、レースの運び方が悪かった。他車との接触が2回はありました。ですが、次の予選2回目は前列スタートと考えるとたぶんイケる予感というか確信です。
予選2回目。スタートダッシュと1コーナーのアプローチが決まって2番手以降をブッチギリ。誰も前に出させることなく好調な走りで1番手フィニッシュ。ベストラップもきちんと出ています。
結局予選2回目が最速タイムになり、予選1番手が確定。マシン・腕前ともにイマイチ本調子ではないような感じもしますが、悪くはないようです。みんなこの路面に苦戦しているということですね。
北海道大会での予選1番手は5年ぶり。ポールポジションはやはりうれしいものです。
昨年は全国大会の権利を貰っているので、朝の段階で各選手に僕の走りをジロジロと見られているのは感じていました。そんなプレッシャーに負けずに走れて良かった。決勝も気楽に頑張ります。
グリップは少しずつ上がっていますが未だに低いまま。それでも、予選のままのマシンセッティングで何とかなる予感。決勝は変えずにこのまま勝負します。曲がらなくなってきたら、走行中にプロポで微調整をかける練習はしていました。
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決勝はカーゼッケン1番に変更。やはり、予選1番手というのは特別で良いですね。
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決勝Aメイン8分レース。
ポールポジションからスタートを決め、2周目くらいまで維持。だけどセットがなかなか合ってこず、3番手まで順位を一時落とします。しかし、ここからが僕の意地の見せどころ。瞬時にプロポ設定をいくつか調整し、前方選手のミスを見逃さずオーバーテイク。3番手まで落ちたのは一瞬で、30秒ほどで1番手に復帰。
僕の指先といえば、かなり忙しいです。グリップが低すぎて、いまだにアイスバーンを走っているような感覚。ブレーキをガツンと入れてキッチリ減速しつつも、スロットルは徐々に煽ってまさにドリフトしているような感覚。この走らせ方、かなりリアタイヤを消耗することは分かっていますが、こうでもしないとトップは死守できません。
その後2位の選手からの追い上げを感じますが、途中で追い上げは諦めたみたいです。表彰台圏内なのに、無理に追い上げて自爆する方が怖いですからね。つまらないですが、頭のいい作戦です。こちらとしても走りやすい。そのままタイム差を広げて2番手とは6秒差でゴール。ポールトゥウィン。完全勝利です。
リアタイヤは柔らかいコンパウンドを選択しているのでレース後半の 消耗が心配でした。��スト2分でタレてきている感触はありましたが、誤魔化せる��囲で助かった。最近のラジコンの電子制御、本当にすごいです。疑似的なトラクションコントロールとABSでタイヤ消耗は助けられました。
今回の大会は路面グリップが終始低すぎて、スロットルワークが上手か下手かで勝負が分かれていた気がします。ワークスドライバー級のプロはステアリングよりもスロットル操作を重視すると言いますが、まさにそんな感じ。
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表彰式。色んなカテゴリーがありますが、最速カテゴリーで優勝ということは、この会場の中で一番速いということなので嬉しいですね。
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表彰状をもらいました。社会人になって表彰される機会というのはなかなか無いので嬉しいものですね。1位となればなおさら。
ここまでくるのに色んな人のアドバイス・協力がありました。本当に感謝。なかなか恩を返しきれないです。
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1日目が終わると、2日目に向けて東横インにチェックイン。全国大会の時に東横インに5泊したので、この際東横インのポイントを集めます。ちなみにキャリーバッグの中身は全てラジコン関係。着替え類はリュックで収まりました。
旭川くらいなら日帰りでも行ける距離ではありますが、翌日に向けて寝不足は避けたいのと、燃費計算をして宿泊した方が断然安かったのでホテル泊。
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その後は直ぐに旭川の街に繰り出します。僕の記憶の中の旭川の街って、栄えてはいるけど古臭いビルが立ち並んでいるイメージでした。久しぶりに旭川を歩いてみると随分と近代化していますね。オシャレなビル・お店がたくさんあります。今度、きちんと旭川で呑みたいですね。
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さて、北海道大会参加者の懇親会です。参加は30名くらい。ビアガーデンスタイルの鉄板BBQ。これで5,500円か~...と思いつつも陽気に飲み食いしてしまうのは相変わらず。初日1位の男なので、各方面にモテまくりです。大規模な飲み会で主役を張れるというのは、酒呑みにとっては随分と気持ちいいです。
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飲み会が楽しく終わり2次会に消えた人々もいるみたいですが、僕は偉いのでホテルに戻ります。翌日のことを考えたら、呑みすぎは絶対にNGですし。一人でしっぽりやりながら、次の日の準備。電池関係がメインですね。
1日目の走りを動画で確認しておきますが、我ながら良い走り。 次の日もこんな感じで走れれば良いんですが、今さら考えても仕方ないのでホテル晩酌を満喫。24時には就寝。
2日目編につづく...。
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patsatshit · 1 year ago
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Mがタラウマラを退職して今月末で早くも1年になる。Mとの出会いはサイクルショップすずめ時代で、彼がダルクからの帰り道に3,500円のママチャリを買いに来たのがはじまりだった。その後も何度か話をしているうちにとても面白い人だと思うようになり、おまけにサイクルショップすずめが立ち退きを迫られていたタイミングだったこともあり、純粋な気持ちで「自分はこれから新しい店を始めようと思うが、一緒にやらないか?」と声をかけた。その後はとんとん拍子に話が進んで……という訳にもいかず、突然連絡が途絶え、聞いていた住所を訪ねるも接触ができなかったりした(笑)。やっぱりあかんかぁ、と自分は自分で今後の準備に取り掛かっていたところで、突然サイクルショップすずめの店頭にふたたびMが現れて「ぜひ��もやらせてください」と言って来た。最初に声をかけてから数ヶ月が経過していたと思う。そこからは本格的にタラウマラの準備に取り掛かった。Mには諸々の事情があったので、契約面、資金面については僕がすべて請け負い、あくまでも雇用する者とされる者の関係性のうえで二人三脚で開業の準備を進めた。僕は開業資金の100万円を借り入れ、途中で不足が生じたので社会福祉協議会から新たに40万円を調達した。その間に数人の友人たちに「Mと一緒に新しい店をやろうと思う」と伝えたら、全員から猛反対された。これは誇張や脚色ではなく、本当に色んな人から「何を考えてるんですか?」「いままでやってきたことを棒に振るんですね」「あなたがやろうとしていることは商売ではなく福祉だ」との助言をもらって、これまでのMがやってきたことを勝手に想像しないではなかったが、それ以上にそんなダメダメなMをきちんと支えたいという想いが遥かに上回っていた。なかには「あなたがMと一緒にいるなら、もう関わりたくない」と言ってきた人もいたが、その方とは未だに再会できていない。とにかく当時の僕はMに夢中だったし、むちゃくちゃに酒癖は悪いがどこか憎めないところがあって、すべては許容範囲だと感じていた。実際タラウマラが始まっても酒でのトラブルは絶えなかったし、M自身も慣れない仕事で精神的にきつかったのだろう、いつだって抗不安薬を手放せないでいた。それでも僕はMの才能に魅せられていたし、ひとりの友人としてもこんなに腹の底から笑い合えるのは初めてだとも感じていたから、最初の2年間は本当に楽しかった。タラウマラで雇用する際にひとつだけ約束事として交わしていた「違法な薬物に手を出さない」ということもきちんと守ってくれていたように思う。Mの音楽作品もコンスタントにリリースを重ね、また彼自身の尊敬する先輩や友人からオファーを頂く機会も増えていった。とにかく酒や違法薬物をできるだけ遠ざけ、それ以上に夢中になれることをふたりで模索していた。僕はあのときの自分の感覚とMを信じて良かったと心の底から快哉を叫んだ。唯一の不安は金銭面だった。そこだけは本当に苦しかった。社会福祉協議会に追加の借り入れを申し込んだが、それでもまったく足りなかった。互いに友人や親戚の仕事を手伝ったり、単発の日雇いバイトに従事することで何とか糊口をしのいでいた。そんな金銭的な不安を打開するために僕は出版物のリリースを目論んだ。もともとMは編集者になりたかったと言っていたこともあり、それならば、と季刊刊行物を制作しようと思い立った。それが「FaceTime」である。タラウマラのような小さな店舗ではどれだけ頑張っても自転車だけでは到底2人分の給与は稼げない。Mの持っている技術で新たに売上をつくることができれば、今後、彼自身の自信にも繋がるだろうし、タラウマラの第2ステージとしても最高だと思った。実際、滑り出しは順調で尊敬する友人たちが素晴らしいテキストを寄稿してくれたこともありvol.1の500冊はすぐに完売した。Mの編集技術も回を重ねるごとに更新されていった。ちょうどその頃、Mに恋人ができた。Kという彼女は僕の「DJ PATSATの日記」を読んでMに興味を持ち、好きになったと言っていた。しばらくするとKはジョージアへ1年間の語学留学に発つことになるのだが、ロシアとウクライナの戦争が激化し、ジョージア国内でもキナ臭い動きが表面化したことで、彼女は緊急帰国した。そして淡路にあるM宅での同棲が始まった。突然の帰国に際してタラウマラからは自転車やTシャツを贈呈した。するとMが「Kが土井さんに直接お礼を言いたいとのことですので、土井さんの勤務日にお邪魔しますのでよろしくお願いします」と言って来たので、そんな気を使わんでええよ、と思いつつも心のどこかで楽しみに待っていた。しかし予定の日にKがタラウマラに現れることはなかった。その後、3度、同様のことが繰り返されたので僕ははっきりと気分を害していることをMに伝えた。Mは狼狽しつつも「Kの仕事が急に忙しくなって、家から一歩も出ていないんです」と必死にKを庇っていた。ちょうどその頃、常連のOさんがタラウマラにやって来た際に「そう言えば先日、Mさんの彼女を紹介してもらいました」と言うので「どこかでばったり会ったんですか?」と聞くと「いやいや、タラウマラでに決まってるじゃないですか!ビールまで頂いてしまって」と笑う。Oさんが店を出た後、僕はMに電話をしてはっきりと怒りを露わにした。もうKには挨拶に来てもらわなくて結構!と伝えるとMは終始すみません、ごめんなさいと誤っていた。翌日、Kは菓子折りを持ってタラウマラにやってきた。本人と直接話をしても僕の中で靄が晴れることはなかった。その後、周知の通りMの商業出版が決まり、Mは多忙な日々を送ることになるのだが、明らかに酒量は増えていった。そして遂には◯◯にまで手を出してしまうことになる。タラウマラを一緒にやるうえでの絶対的な約束を彼は破ってしまった。僕の妻は心底呆れて「もうあかんで、やめてもらって」と言っていたが、本人が深く反省していたこともあって、僕はなぜか不問に付することにした。いま思えばもうどうでも���くなっていたのかも知れない。その代わり、Mには土日だけの勤務にしてもらい、給料もそれまで売上の完全折半でやって来たところを日給制に切り替えた。Mは義兄のバイト、土日のタラウマラ、商業出版の執筆、最後の「FaceTime」の編集作業と引き続き忙しそうにしていた。その頃からますますKがタラウマラの業務について口出しをしてくるようになった。給与面、業務時間、業務負担についてなど、それらすべてをMの言葉を介して僕に伝えられた。何度かそばで聞いていた友人が「それ以上はKのことを土井さんに言わない方が良い、ネガティヴキャンペーンにしかなってない」と注意をしてくれた。Kは「なぜMばかりそこまでやらないといけないのか」と繰り返しているようだったが、物事には役割分担というものがあり、僕には僕のやるべきことがあり、MにはMのやるべきことがあるというだけの話だ。どこからか金が降って湧いてくる訳でもなく、自分たちで稼がないといけないのだから。そして遂にはタラウマラで行われるイベントの際にMは「いまのあなたには執筆の方が大事でしょ」とKから言われたとのことだったので、僕はイベントの最中にMに対して「もう帰りや」と言ったのだが、Mは慌てて「そういう意味じゃないんです」と訂正した。いまでもそれがそういう意味じゃなくてどういう意味だったのかわからない(笑)。「淡路が嫌いやから」という理由でMとKが引っ越しをしたり、その後も色々あったが、綱渡りのような精神状態で互いに業務を遂行していた。そしてその先に待ち構えていたMの解雇を決意するに至る決定打は、実につまらない些細なことだった。ライブやバイトのスケジュールでMは度々シフト変更を求めてきたが、僕も家族のことなどで逆にMにお願いすることが何度もあったので、そのこと自体については持ちつ持たれつで何ら気に留めるようなことでもなかったのだが、ある日Mが同日の予定変更を何度か重ねて依頼してきたことがあった。最初の変更時に僕自身もプライベートの予定を入れてしまっていたこともあり、2度目の依頼の際には代わりに出勤することもできず、その日は店を閉めることにした。一応Mに休みたい理由を聞いてみると「Kがどうしてもその日に新開地の立ち飲み屋に行きたいと言っている」とのことで、この瞬間にはっきりと僕の中で何かが崩れた。あのときのことはいまも忘れられない。本当にこれまでMと積み上げてきたことがはっきりと物音を立てて崩れ去った瞬間だった。僕は「わかった、でももうMとはタラウマラをやっていくつもりはない。年内で辞めてくれ」と伝えた。その後も例によって色々ありながらも、彼がタラウマラを辞めると決まってからは僕も色んなことがふっ切れて、随分と気持ちが楽になった。Mの商業出版に関しても素直に応援することができた。ただ一点だけ、彼の出版を手がける編集長がタラウマラにやってきた際に「著者と打ち合わせしたいので、しばし外して頂けますか?」と直々に言ってきたことについてはいまでも��いのように自分の内側に燻り続けている。タラウマラはコワーキングスペースでもなんでもなく、僕が借金して作り上げた自転車屋やで(笑)。
※ ここから先は「他人の事情」につき閲覧注意!
それはさておき、2022年の年末でMはタラウマラを退職した。最後の1ヶ月は本当にたくさんの方々がタラウマラを訪れ、みな口々にMを労ってくれた。ほんまに色んな人から愛されとんなぁ、と驚いたのをいまでも鮮明に覚えている。タラウマラを始める際には周囲からあれだけ反対されたのに、どないやねん(笑)。しかしある意味でこの両極の振れ幅こそがM「らしさ」なんやと思う。最後にシャッターをふたりで閉めた際に僕は素直にMに「楽しかった。ありがとう」と伝えることができた。Kからも「色々お世話になりました。これまではタラウマラにあまり顔を出せずにいましたが、来年はもっと遊びに行きます」とメッセージが届いていた。年明け早々にはMと友人と一緒にmole musicに行った。出会った頃のように話をして、笑うことができて嬉しかった。別れ際に「出版もうすぐやな、楽しみにしてるで。僕も同じタイミングで何か作ろうと思ってるから、タラウマラでダブル出版イベントとかできたらええな」と冗談めかして言った。そして「Kと一緒にいつでも遊びにおいでな」と言ってその日はMと別れた。その後、Mの書籍のリリース日が決定したが、タラウマラ限定特典についての打ち合わせもしっかりできないままに、いよいよ出版社へのオーダーの期日が迫っていた。Mは「義兄のバイトで忙しくて」と言っていたから、退職して間もないし確かにそうだろう��と思っていた。もちろんKも年が明けてから一度も顔を出さない。SNSで別の友人の書店には頻繁に行っている様子だけは伝わってくる。そんなある日、Kがインスタグラムに投稿した内容を見て愕然とした。Mからは「週7で義兄のバイト」と聞かされていた日に彼らは旅行に行っていたのだ。思わず「またや」と無意識に言葉が口から漏れた。1年前、Kの帰国後の挨拶問題とまったく同じことが繰り返されたと感じた。僕は瞬間的に自分を見失うほどの怒りが込み上げた。そしてみんなが呆れてものも言えなくなるような醜悪な内容をSNSに投稿した。純粋に死んでほしいと思ったし、自分も死にたくなった。結果、たくさんの人が僕のもとを去った。それは仕方のないことだといまでも思っている。誰だってあんなことを書くような奴と付き合いたくない。それでも継続して僕との付き合いを続けてくれている方々、大丈夫ですか?あなた方のほうが狂っていますよ、だけど心からありがとうと思っています。自転車関連でも、Mの退職後は何人ものお客様から「あの子がおらんねやったらもうええわ」と言われたし、それまで良好な関係だった方々にいつもと同じように挨拶をしても露骨に無視されるようになったり、Mを慕っていた若者からレジ金を盗まれたりもしたけど、この1年で自分なりのやり方を確実につかんだ。何事もゼロをイチにするまでの地道な活動こそが最も大変で、イチがサンになってようやく人々に少しだけ気にかけられるようになり、サンがゴになって多くの方々に認識される。言うまでもなくKや某編集長はゴ以降にMと出会った人たちだ。そんな彼らに僕らがふたりで積み上げた期間を蔑ろにされたような気がして、自分でも愚かだとは思いつつも怒りを抑えることができなかった。でもそれはもう大丈夫。僕はいまもやるべきことを継続してやれている。何度も言うけど、いまでもサポートしてくれるみんなのおかげ。Mはどうだろう。編集長が言ったように僕が彼の足を引っ張ることになったので、どうにも本来の力を発揮していないように思う。ガヤの勝手な意見やけど、これだけは言っておきたい。Mの胸には「チェンソーマン」のデンジみたいにスターターが付いていて、それを引っ張ってやればとんでもない能力を発揮する。だからお楽しみはこれからってことですよ。
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what-has-a-hand-feeling · 2 years ago
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逸脱
 トンネルの入り口に蔦が絡み付いている。名前が書かれたプレートはもうすぐで文字が見えなくなってしまいそうで、まるで血脈を広げるように蔦がトンネルの中へと触手を伸ばしているようだった。僕は、いずれこのトンネルごと蔦に飲み込まれてしまう景色を思い浮かべた。
 多くの通勤者にとって、このトンネルは都心の会社へとつながる道程だった。車道の横に歩道が整備され、車が通ることはほとんどなかった。僕は、このトンネルに毎朝足を踏み入れるたびに、いつもむくむくと心の中で天邪鬼が燻り始めるのを感じる。それというのも、あまりにも綺麗に、歩行者が左と右に分かれて歩いているからである。無論、それは指示されているわけでもなく、導線がひかれているわけでもない。ただ自発的に左側通行を当然のこととして、おそらく無意識のうちに自分の体を左側に寄せるように足が動くのである。その結果、長い列が糸を引くように左右に出来上がるのである。
 それはルールとして当然だろう、という声が自分の中から聞こえてくる。しかし一方で、その行列の中にいる自分を俯瞰的に見ると、違和感を覚えるのだった。あまりにも秩序だった光景のなかに、己が埋没して窒息してしまうような気持ちになった。靴が地面に当たる音がトンネルのなかに一定のリズムで響く。皆、前を向いて、その秩序を乱すまいとするかのような空気。一列の長い行列を作ってトンネルに進入する僕らは、その出口で完成形の戦力として吐き出される企業戦士だった。僕の中の天邪鬼は「お前、真ん中を歩いてみろ」と囁いてくる。しかし、そうすることが憚られるほど、その空間は秩序だっていて、隙間というものが存在しなかった。
 しかし、その秩序のなかに一ヶ所だけ、乱れが生じる場所があった。それは、トンネルのちょうど真ん中あたり。白髪で髭の伸びた男性が、地べたにダンボールを敷いて座っている場所だった。いくばくかの生活の必要なものを詰めたと思われるリュックを横に、いつも男性はじっとうずくまっていた。まるで、一定方向に流れる川の流れが岩にぶつかり、その周りだけ曲線が膨らむように、トンネルの流れは、男性の周りだけ弛緩していた。物理法則のように、男性の周りだけ膨らむ流れは、実際にところは不明だが、多くの通行者にとって男性の存在がその場所にある物のように見えていることを強調しているように見えた。
 僕は、その男性の横を通るときいつも、大勢の靴が地面を蹴る音が、彼にはどのように聞こえているのだろうかということを考えていた。その靴の音はまるで、私たちとその男性の間に一本の線を引くように、暴力的にトンネルの中を鳴り響いていたからである。僕には、その音が、仕事をするもの、しないもの、あるいは生産活動に従事するもの、しないものという、ただその一点のみに集約された区分を強迫的に私たちに突きつけているように感じられた。
 その男性は、あるときは全く姿を見せなくなったり、そうかと思えば、夜、仕事を終えて駅に向かって歩いていると、またそこに戻っているというような具合で生活をしていた。あるときは、どこかで拾ってきた本を読んでいたり、あるときはどこかで調達してきたおにぎりやお弁当を手に持っていたり、そしてあるときは、見知らぬ誰かが、「食べてください。困ったことがあればいつでも連絡ください」とポストイットとともに食料が置いてあることもあった。男性は姿を見かけるときはいつも、静かにそこに佇んでいた。その姿が、僕には全てを達観している仙人のように見えて、いつしか僕はその男性のことを師匠と勝手に心の中で呼ぶようになっていた。
 僕は、師匠が駅の近くで動き回っている様子を見かけたことがあった。車がビュンビュンと走り抜ける通りの反対側で、道端で体を折り曲げながら、なにやらゴミ袋のようなものを運んでいたように見えた。それは、暑い初夏の日で、師匠にも容赦なく太陽が照りつけていた。近くで見ていたわけではないのに、額から汗が吹き出して、汗で背中に服が張り付いている様子が目に浮かんだ。師匠にとってはそれが日常だったのだろう。
 次第に、師匠は僕の決まり切った毎日の生活のなかで、唯一、僕自身という水面に波紋を引き起こす存在となっていった。師匠は孤独ではないのか、師匠にとって生きるとはいかなる意味を持つものなのか、師匠はなぜ生きているのか。そうした問いが僕の中で生まれてはぐるぐると回って、次第にそれは己の中の奥深い部分へと侵入するかのように、全て自分へと問い返されるのであった。
 事件が起きたのは、ちょうどお盆を迎えようかという8月の半ばごろだった。僕がそのことを知ったのは、ネットの記事によってだった。スマホの画面上にいつも歩いているトンネルの遠景写真が載っていた。捜査員が路上で現場検証をしている様子が写っていた。未明に3人の少年によって、ホームレスの男性が襲撃され死亡。師匠のことに間違いなかった。
 僕は、翌日、あのトンネルへと足を運んだ。入り口から出口まで、規制線が張られ、警察官が立っていた。誰もいなかった。
 師匠は誰によって殺されたのか。
 僕の頭から離れなかったのは、少年たちの供述として書かれた一文だった。
「遊びみたいなもんだった。ホームレスの人たちを見下していた」
 その一文が僕にとって大きな意味を持った。なぜなら、そうした社会の空気を作り出しているのは、自分がしている仕事そのものではないかと思ったからだった。
 ホームレスは視聴率が取れる。そんな言葉を職場でしばしば耳にすることがあった。僕は、テレビでニュース番組を作る仕事していた。ニュースと言っても、ワイドショーと大差ないようなもので、常に映像にインパクトがあるものが求められた。それが高い視聴率をとる上で鉄則とされていた。ホームレスの人たちは、だから格好のネタと認識されていて、先輩たちは、その認識を疑うこともなく口にした。しかし、どれもこれも、まるで私たちとは違う生き物を興味本位で覗き見するかのような内��のものがほとんどで、それらは単なる好奇な眼差し以上のなにものでもなかった。肥大化した大衆の欲望を刺激し続けるメディアにとって、普通から逸脱した存在は、格好の捕食対象だった。それが僕のしている仕事の本質なのかもしれなかった。
 僕が日々仕事として生産しているものとはなんなのだろうか。それは果たして社会の役に立っているのであろうか。急に僕の目の前にトンネルの光景が広がった。トンネルを歩く人たちと師匠との間に大きな溝が広がっていた。その溝をせっせと掘っているのは、他でもない自分自身だった。そして、一方の溝の縁に立って、多くの群衆が師匠に溝の中に飛び込むように囃し立てていた。僕はただそれを遠巻きに眺めているだけだった。
 師匠を殺したのは誰なのか。
 僕の目の前には、いつもと変わらぬ日常がありふれていた。いつも��ように、スーツを着た無数の人たちが、いつものように駅のコンコースを歩いて行く。
 あのトンネルに差し掛かろうとしていた。
「お前、真ん中を歩いてみろ」
 天邪鬼が僕に囁いてくる。
 しかし僕はいつものように、体を左側に寄せて群衆の中へと引き寄せられていく。師匠がいた場所の周りは弛緩することなく、革靴がトンネルの中を響いていた。間違いなく僕もそのなかの一人だった。
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mxargent · 1 year ago
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF MINATOMO NO YORITOMO
���イウエオカキクケコガギグゲゴサシスセソザジズゼゾタチツテトダ ヂ ヅ デ ドナニヌネノハヒフヘホバ ビ ブ ベ ボパ ピ プ ペ ポマミムメモヤユヨrラリルレロワヰヱヲあいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑを日一国会人年大十二本中長出三同時政事自行社見月分議後前民生連五発間対上部東者党地合市業内相方四定今回新場金員九入選立開手米力学問高代明実円関決子動京全目表戦経通外最言氏現理調体化田当八六約主題下首意法不来作性的要用制治度務強気小七成期公持野協取都和統以機平総加山思家話世受区領多県続進正安設保改数記院女初北午指権心界支第産結百派点教報済書府活原先共得解名交資予川向際査勝面委告軍文反元重近千考判認画海参売利組知案道信策集在件団別物側任引使求所次水半品昨論計死官増係感特情投示変打男基私各始島直両朝革価式確村提運終挙果西勢減台広容必応演電歳住争談能無再位置企真流格有疑口過局少放税検藤町常校料沢裁状工建語球営空職証土与急止送援供可役構木割聞身費付施切由説転食比難防補車優夫研収断井何南石足違消境神番規術護展態導鮮備宅害配副算視条幹独警宮究育席輸訪楽起万着乗店述残想線率病農州武声質念待試族象銀域助労例衛然早張映限親額監環験追審商葉義伝働形景落欧担好退準賞訴辺造英被株頭技低毎医復仕去姿味負閣韓渡失移差衆個門写評課末守若脳極種美岡影命含福蔵量望松非撃佐核観察整段横融型白深字答夜製票況音申様財港識注呼渉達良響阪帰針専推谷古候史天階程満敗管値歌買突兵接請器士光討路悪科攻崎督授催細効図週積丸他及湾録処省旧室憲太橋歩離岸客風紙激否周師摘材登系批郎母易健黒火戸速存花春飛殺央券赤号単盟座青破編捜竹除完降超責並療従右修捕隊危採織森競拡故館振給屋介読弁根色友苦就迎走販園具左異歴辞将秋因献厳馬愛幅休維富浜父遺彼般未塁貿講邦舞林装諸夏素亡劇河遣航抗冷模雄適婦鉄寄益込顔緊類児余禁印逆王返標換久短油妻暴輪占宣背昭廃植熱宿薬伊江清習険頼僚覚吉盛船倍均億途圧芸許皇臨踏駅署抜壊債便伸留罪停興爆陸玉源儀波創障継筋狙帯延羽努固闘精則葬乱避普散司康測豊洋静善逮婚厚喜齢囲卒迫略承浮惑崩順紀聴脱旅絶級幸岩練押軽倒了庁博城患締等救執層版老令角絡損房募曲撤裏払削密庭徒措仏績築貨志混載昇池陣我勤為血遅抑幕居染温雑招奈季困星傷永択秀著徴誌庫弾償刊像功拠香欠更秘拒刑坂刻底賛塚致抱繰服犯尾描布恐寺鈴盤息宇項喪伴遠養懸戻街巨震願絵希越契掲躍棄欲痛触邸依籍汚縮還枚属笑互複慮郵束仲栄札枠似夕恵板列露沖探逃借緩節需骨射傾届曜遊迷夢巻購揮君燃充雨閉緒跡包駐貢鹿弱却端賃折紹獲郡併草徹飲貴埼衝焦奪雇災浦暮替析預焼簡譲称肉納樹挑章臓律誘紛貸至宗促慎控贈智握照宙酒俊銭薄堂渋群銃悲秒操携奥診詰託晴撮誕侵括掛謝双孝刺到駆寝透津壁稲仮暗裂敏鳥純是飯排裕堅訳盗芝綱吸典賀扱顧弘看訟戒祉誉歓勉奏勧騒翌陽閥甲快縄片郷敬揺免既薦隣悩華泉御範隠冬徳皮哲漁杉里釈己荒貯硬妥威豪熊歯滞微隆埋症暫忠倉昼茶彦肝柱喚沿妙唱祭袋阿索誠忘襲雪筆吹訓懇浴俳童宝柄驚麻封胸娘砂李塩浩誤剤瀬趣陥斎貫仙慰賢序弟旬腕兼聖旨即洗柳舎偽較覇兆床畑慣詳毛緑尊抵脅祝礼窓柔茂犠旗距雅飾網竜詩昔繁殿濃翼牛茨潟敵魅嫌魚斉液貧敷擁衣肩圏零酸兄罰怒滅泳礎腐祖幼脚菱荷潮梅泊尽杯僕桜滑孤黄煕炎賠句寿鋼頑甘臣鎖彩摩浅励掃雲掘縦輝蓄軸巡疲稼瞬捨皆砲軟噴沈誇祥牲秩帝宏唆鳴阻泰賄撲凍堀腹菊絞乳煙縁唯膨矢耐恋塾漏紅慶猛芳懲郊剣腰炭踊幌彰棋丁冊恒眠揚冒之勇曽械倫陳憶怖犬菜耳潜珍
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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oivgbqiqfz358 · 4 months ago
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--深海人形-- 反面の彷徨い人
※立てば羅刹、座ればオルタ、歩く姿はシャドー桃玉(カー⚪︎ィ)。
※閲覧注意
※キャラ崩壊・改変注意
※修羅・羅刹ネタ
※同キャラ対戦的要素注意
※何時ものガトーとシロッコに飽きてる方向け
※…以下、プロローグ(?)を収録して居る記事
簡単な紹介
修羅ガトー
毎度御馴染み、何時もの、そこらへんでよく見掛けるアナベル・ガトー。本当に、間違い無く羅刹ガトーは、ガトー本人から生まれた存在であるにも関わらず、基本的に羅刹ガトーを偽物扱いする。
羅刹ガトー
性格も外見もとてもガトーと同じとは言い難い筈なのに、其れでも、ガトーであると言い切る事が出来る存在。
彼を、『アナベル(紫陽花)』に対して、龍爪花 『ロンツァォファ(※曼珠沙華 ※日本では不吉だが、中国では天界に咲く吉祥の華)』とイ��ージする人も居る。
…。
修羅シロッコ
毎度御馴染み、何時もの、そこらへんでよく見掛けるパプテマス・シロッコ。修羅シロッコは羅刹の方を偽物扱いする(シロッコ本人から生まれた存在であるにも関わらず)。
羅刹シロッコ
外見も性格も大きく違うが、シロッコと同一の存在である。
各周囲では、『宣教者(Puptimus)』に類する『神の侍者(Acolyte)』と見做している者も多い模様。シロに対するアカ。紅白。めでたいね。
…。
※実質エピローグ
--逃げてばかりじゃダメ……。
闘ってばかりでもダメ……。
ナコルル、
ひとつに戻りましょう。
私たちはずっと一緒だから。
--サムライスピリッツ零 レラ
--最後に決めるが良い…。俺は、御前に、地獄に迄ついて行く。『ついて行ってやる』では無い。ついて行くのだ。とどのつまり、俺は御前だからだ。人が人であり限り、自我との対話は続く。未だ、御前は人間だ。
「…お、俺は……。」
…一体、自分自身をどうしたいか。
…次に俺は、答えた。
--紅と空色の〜Bio Crusher.より
…。
最終私闘 ガトー編
其れから、星の屑作戦の本格的始動と其の発令も近いと言う時期に、羅刹の方は、星の屑作戦についての機密重要文書を旗艦最奥の金庫から奪った後、ザクIIに乗って投降を開始した。
「如何したアナベル?星の屑作戦の全貌が、俺の所為で連邦に知れ渡ってしまうぞ?」
其の時、修羅の方は、何かを直感する。…そして。
--もしかすると、彼奴……、
「大変です!ガトー少佐!!艦隊極秘の機密文書を持ってザクIIで逃げました!!」
「ザクIIでか。…其れは其れだが、…彼奴……!真逆、あの資料を持って連邦に投降する気か!…兎にも角も、私は、彼奴と同じザクIIで出撃する!整備兵!準備をしろ!」
「……然し、少佐!…何故です?何故、もっと良い機体で出撃なさらないのですか?!」
----彼奴が私から生まれたと言うのなら、私が彼奴に引導を渡す迄だ!
「アナベル・ガトー少佐!ザクII!!出撃する!」
…。
「…流石に、今すぐには来ないよな?…何、真逆??!」
「……見つけたぞ!逆賊!」
「もう来たのか!」
羅刹の方は、修羅の方の、驚異的な自分に追い付く速さに酷く驚く。
「不倶戴天!!貴様だけは決して許さぬ!」
「はて、…何を吠えて居るのやら?…俺は御前自身なのに、鏡に吠え散らかして例え自らの手が大怪我しようが構わず叩き割ろうとする莫迦が。」
すると、其の言を聞いたガトーが、キレキレになりながら反論する。
「其れならば、御前の様なのが決して映らない、新しい鏡を調達する迄だ。」
「新しい鏡を用意するだと?!」
「お前の様なのが映る鏡なぞ、日常使いで無くても、其の姿が少しだけでも映るだけで、もう耐え切れぬしな。」
「…生意気な!俺はお前が置き去りにした過去だ!今此処で俺を置き去りにした事を後悔させてやる!其の鏡を用意する暇も無くな!」
此うしてはじまった、ザクII同士の一騎撃ち、…其の勝敗の行方は……。
…。
ガトー対極統合達成エンド
可也激しい戦闘の末、羅刹の方の機体が中破した所で、羅刹の方は停戦を持ち掛けて来た。
「如何した?偽物の方?」
「良かったな。アナベル、お前の勝ちだ。艦隊が機密資料にして居る大事な奪った資料は返す。此方に来い。」
「流石、私自身と言った所か。実に物分かりが良くて渡りに舟だ。」
あっさり、素直に、羅刹の方が乗って居たザクIIの所に来る修羅の方。其れから、羅刹の方がコックピットを開けたのを見て、すかさず其処に入る。
「…おい、資料は何処だ?」
「…さて、元に戻るとするか!」
そして、羅刹の方が修羅の方の両手首を、掴んだ瞬間……。
…。
「…嗚呼、…夢だったのか?」
其の時、ガトーは、ムサイの窓際で目を覚ました。そして、通りすがりのケリィが声を掛けて来る。
「其んな所で居眠りとは。ガトー、お前らしく無いな。風邪を引くぞ?」
「…ケリィ…。」
其のケリィの言葉を聞いて「すまん、心配させてしまって。」…と言った後ケリィが去って行くのを見届けたガトーは静かに考えはじめる。
「…羅刹の私、…彼奴は、此の私が、過去に置いてきた『者』……、か。」
そして、艦の窓から、ガトーは、広大極まり無い宇宙(そら)を見つめた。
…。
最終私闘 シロッコ編
…ダカールの演説よりも前の時期に、『AEUGへ、講和の為の重要文書を持って投降する』と言い出した上に、GMに乗って逃亡した羅刹の方。一方、此んな事でティターンズが解体されては困るので、其奴をシバく為に、修羅の方も羅刹の方と同じGMに乗って、羅刹の方を追い掛けた。
其の後行われた、GM同士の一騎撃ちは、
→修羅の勝ち
→引き分け
…。
→修羅の勝ち
シロッコ対極統合達成エンド
「君の勝ちだ。好きにすると良い。」
…。
「…あれは、…夢……だったのか?」
「パプティマス様!!」
「…すまない。心配させてしまって。少しの間だけ、居眠りして居た様だ。」
「御体は大丈夫ですか?」
「何とか大丈夫だ。…さて、…さぁ、新型機のテストにでも行こうか。」
そして、彼は、サラの右手首を掴んで歩き出す。
「はい!」
…。
→引き分け
シロッコ対極同士其々独自路線エンド
最後の最後迄、決着が付かなかった。やがて、羅刹の方は、「休戦だ」と言った後に、重要文書をビームサーベルで焼いてから、機体から降り、シロッコの乗る機体の側に寄るって来て、中に入ろうとして来た。…更に、其れを見た修羅の方のシロッコは、--其の時だけは--特別に--簡単に、自分のコックピットの中に、羅刹の方を入らせる。其の後、修羅の方が、羅刹の方に話し掛ける。
「…下手をしたら、ティターンズがジャミトフとバスクごと吹っとんでたぞ……。…何て人騒がせな奴だ……。」
「其れは、君もだろう?…で…さ…、…今から、僕と一緒に風呂に入らないか?」
「ふんっ、実に御前らしいな。」
…。
此うして、修羅の方もすんなりと風呂に入りながら、綿密に話し合いをした結果、羅刹の方も修羅の方と同じく一つに帰る事を嫌がった事で、其々別の存在として生きて行く事を決めた。
…そして、最後に、シロッコが、安堵の声で此う言う。
「…然し、何処か寂しい気もする……。」
…。
次の日。
此れから、完全別個体として存在する様になる羅刹の方に別れを告げる為に、シロッコとサラは、彼の見送りに来た。
「…あ、あの……、」
「又、何時か会えると良いですね。…僕の愛おしい乙女ちゃん!」
羅刹の方が中々別れの言葉が出ないサラの方に手を伸ばそうとした其の瞬間、修羅の方が羅刹の手を強く叩く。
「ケッ!!」
「…其う怒るなよ!もう手を出したりしないよ。」
「…全く……。」
其の言葉を聞いたシロッコは、すぐに冷静になった。
其の後、羅刹の方の旅立ちを見送った後、其れから、シロッコとサラは軽く以下の会話をする。
「あの人も私の事好きなんですね、パプティマス様……。」
「まぁ、彼奴は元々私ありきの存在だからな。」
其れから、夜、一人になって、タイタニアとオーヴェロンの設計図を見ながら、一人、羅刹の方の事を思う。
「…修羅(私)は修羅(私)、羅刹の方は羅刹の方。彼奴は彼奴で宜しくやって行くだろうな。」
…。
後日、エゥーゴ所属戦艦アーガマ内。
「…此んな船に侵入者とは……、…君は誰だ?」
「初めまして、クワトロ バジーナ大尉。私は、『アカライト・R・ハインライン』と申する者です。」
…。
「…あれは、…夢……だったのか?」
如何やら、少しの間だけだが、シロッコは居眠りをして居た様だった。
…。
あとがきと思いきや駄文
話が分かり易くなる様に格ゲー名物プロフィール欄
名前 修羅ガトー/羅刹ガトー
生年月日 U.C0058
出身地 サイド3
身長 195cm
武器銘 公国軍正式採用拳銃と軍用ナイフ
流派 公国軍式軍隊格闘術
好きなもの 愛国心、大義、アルコール類、忠義/甘いもの、可愛くてインテリでクレーバーな女性、デラーズ閣下、戦闘機とか航空機の模型
嫌いなもの 地球連邦其の物、逆賊、大義を理解せぬ者/修羅の自分、支配と其の為の暴力
※共通 自己中心的な女
コンプレックス あの戦争に勝てなかった事/修羅の自分が真面目過ぎる、修羅の方に無関心な態度される事
得意スポーツ クレー、ライフル射撃、弓道、剣道
尊敬する人 ギレン総帥、ドズル将軍、エギーユ・デラーズ
特技 忠義を尽くす事/一早く敵の気配を感じ取る事
平和を感じる時 正座して禅の瞑想をしてる時/戦闘機とか航空機の玩具で遊んでる時
好みのタイプ 特に居ない/最新兵器、機械に詳しい女性
…。
名前 修羅シロッコ/羅刹シロッコ(※一部某趣味:自爆&復活おじさんのパロディあり)
生年月日 U.C0061
出身地 語らず/地球にある地球連邦の遺伝子工学研究所
身長 180cm
武器名 自分で鍛えた刀 脇差「矢山」
流派 あらゆる格闘技を見様見真似でマスターした我流格闘術(※本人談)/其の場のノリ
好きなもの MS、MA、宇宙食/(ジオン側の)MS、MA、戦車、酒、煙草、塩辛いもの
※共通 甘いもの
嫌いなもの 賢しいだけの子供、権威主義者、偉そうにして居る割には無能の者、羅刹の自分/正義、忠義、支配、修羅の自分
※共通 特権階級、地球の重力、反スペースノイド思想、スペースノイド差別、差別主義者、男尊女卑社会、とりあえず自分の邪魔をする奴
コンプレックス そんな物無い/自分が人工的に作られたデザイナーベイビーである事、友達が居ない事、生き別れの妹に何もしてやれなかった事、木星に居た時に事故で亡くなった同僚を助けてやれなかった事
尊敬する人 居ない/大学時代の恩師
特技 しようと思えば何でも出来る事/ニュータイプ能力を通じてもう死んだ人達、動植物と分かり合��事
得意スポーツ 特に無いが、何でもそつなくこなす/eスポーツ全般
平和を感じる時 MS・MAの設計、整備をして居る時/戦車の模型で遊ぶ、サラ・ザビアロフと一緒に過ごす時
好みのタイプ 女達全員/サラ・ザビアロフ
※何れにせよ、羅刹の方は容赦無く本音ブチ撒けてる(笑)。
…。
羅刹乗っ取りエンドは某大百科コメント欄の『モリガンを自身とモリガン統合の際に全部乗っ取ったリリス(※リリス風モリガンみたいな)』…と言うif展開が着想やね(※結局格ゲー)。
…。
修羅ウラキ
ロクにコロニーの存在も知らなかった良いとこ育ちの坊ちゃん。覚醒前楓とかリリスとかさくらとか真吾みたいな感じ。
羅刹ウラキ
超ドS。��早く鋭利な飛び道具、各種奇襲、反則技、組技締め技間接技で対戦相手を追い詰めて行くすごい漢。・・・すごい漢だ(不破並感)。
そして、ウラキが最後に行き着く先、『完成形』でもある。
…。
没供養コーナー
「なぁ、今日の湯は、良い湯だよな。」
「…何故、あの時、Yesと言ってしまったのだろうか……。」
結局、シロッコは羅刹の方と一緒に風呂に入ったのだが。
「背中流そうか?」
「…いや、辞めろ。」
…。
If;羅刹本体乗っ取りエンド
※全部逆メリーバッドエンド
※バッドエンド注意です
----我、悪鬼羅刹となりて、目の前の敵……全てを斬る!!
----初代 サムライスピリッツ より
ガトー編
「…ガトー……、お主……。」
其の時、…『閣下』が薄暗い闇の中でガトーの姿を見つける。
「…閣下。…矢張り、俺の事、分かりましたか。」
彼は、何時も通りの姿形をしたガトーの、其の姿を見て、一旦は安心するも、やがて、直ぐに、中身が全然違う者になって居る事を察した。----矢張り、此奴は、ガトーでは無い!!
そして、『閣下』は、ガトーの胸ぐらを掴んで「元のガトーを返せ。」と問い詰めた。
「何が『羅刹』、…『曼珠沙華』だ……!儂等のガトーを返せ!」
然し、其のガトーは『閣下』を終始、冷たい表情で見た後に、溜息混じりに、此う宥める様に、話す。
「もう、諦めて下さい。彼奴は絶対に帰って来ませんよ。閣下。此れから、ずっと俺がアナベルです。」
…そして『閣下』は、少し項垂れて、ガトーとの別れ惜しんだ。
「……ガトー……。」
…。
あの時、逃げ仰せて、自由気儘に月で暮らすつもりが、閣下の嘆願と、ケリィの志願もあり、アナベルの悲願だったテロリズムに加担する……。此れも、アナベルの方と混ざってしまった影響か……。
…。
U.C 0083 11月12日
果てしない戦闘の最中、途中で自身の乗機を一時的に捨て、現在地球に落下して行くコロニーの中に入り、何とか其の軌道を作戦成功の方向へ変えようとするガトーを追い掛け、其の落下中のコロニー内部に侵入するウラキ。其うして、やっと、標的であるガトーを見つけたは良いものの、其処に、突然、ニナが現れ、ウラキの腹部を拳銃で撃った。
「ニナ!」
「貴方の様な、アースノイドには、如何でも良い事よ!此の作戦には、スペースノイドの未来と独立が掛かって居るわ!」
「其んな事知って居る!だからこそ、ニナ!!……何故、此処に来た?!」
「腐ったアースノイドの特権階級に鉄槌を下す支援をする為よ!」
「莫迦な事言うんじゃ無い!宇宙の死んでも死に切れない奴等が腹いせにやるテロリズムとコロニー落としにアースノイドもスペースノイドも関係無いだろ!テロはテロだ!!テロは行き過ぎた暴力でしか無いんだ!!」
すると、ニナは、其の全うな主張を足蹴にし、ガトーに向かって、此う、強く大声で叫びはじめた。
「其れは其うと…、…ガトー!!!!今の貴方は貴方じゃない!あんまりよ!以前の貴方を返して……!!お願い!以前の貴方に戻って!」
其の間、ニナはずっとガトーの方を見て居る。其んな中何よりも重苦しい心情のニナに対して、ガトーは、素っ気無く答える。
「其れは出来ない。」
そして、其処にコウが割り込んで来る。
「ガトー!!!!俺は、ニナの言う様な、以前のガトーの事を知らない!でも!其れは今関係無いんだ!俺はお前に勝つ!」
「良いぞ、若輩者。彼奴も彼奴でお前の事を認めただろう。」
「真剣勝負だ!」
そして、御互いに御互いの、拳銃の引き金を引く。
…。
シロッコ編
「此れで勝った筈だ。今すぐに私の下から去るが良い。」
「自分が勝ったと思ったかい?哀れだね……。」
彼が気付いた時には、既に、片方の方は背後に居た。そして、ゆっくりと、一種の捕食行為か何かと思える程のペースで、彼を優しく背後から抱擁する。
「辞めろ……!…私は……!お前なんかと同化したく無い……!!」
其うやって、彼は、もう片方の方から、背後から優しく抱き締められる。彼、其れと、丁度、対になる方は、優しく抱き締められる。其うして、幻が、影が、漣みたいに繊細極まり無い夢の様に、儚く体温に蕩けて行く粉雪の様に溶けて行く。
最後に、肉体を持って今、現世に生きて居る方が、閉じられた眼を開けて『夢』から目覚める。
「可哀想な事だ。…君は僕に取り込まれてしまったね。あれだけ僕の事を、従属させて、支配したがって居たのに……、無様だね。」
…。
…さて、君が大事に大事にして居た、…あの、サラと言う子は、…僕が、今迄通りに、大事に、大事にするよ……。
「パプティマス様……?其処に居られたのですね……?…私、貴方に会いたくて会いたくて……、…仕方無くて……。」
やがて、其の『パプティマス様』……と呼ばれた彼は、其の姿を現す。
「サラ……、今迄ずっと寂しがらせて御免。…此れからは、絶対に何処にも行かせない。私と共に双方戦場で散る迄、一緒に居てくれ……。」
…彼女が、大好きで大好きで堪らない其の『パプティマス様』に抱き締められた、其の時、彼女は全てを知った。
…嗚呼、パプティマス様が私如きに此んな事を言ってくれるなんて、本当に嬉しい。…だけど、もう、彼は、パプティマス様では無い……。
彼女は悲しみの涙を流した。もう二度と、自分が大好きで大好きで仕方無かったパプティマス様に会えないであろう悲しみに心を打ち砕かれて……。
「パプティマス様……。…私は、ずっと、貴方様の事を愛して居ます……。」
…、
シロッコ編 2
「シロッコ、何処だ?」
此のヤザンの呼び掛けに、
「此処に居るぞ。」
…と、応えたシロッコが姿が現す。だが、然し、相手の反応は本当に冷たい。
「お前はシロッコじゃねぇ。誰だ?」
「私は私だが?」
此の時、非常にシロッコらしい対応をする、中身がシロッコで無い彼。
----……矢っ張り、違う。
其の声を聞いて『此の男は本当のシロッコで無い』と言う自らの勘を何よりも信じるヤザンは、「惚けるな!!お前は偽物だ!!」‥其う断言する。
更には、其の『シロッコ』に向かって、拳銃を向ける。
其うして、いずれも、其う悲しそうな声で言う。
「味方に銃を向けないでくれ給え。」
「お前は敵みたいなモンだろ……!!」
…ヤザン。…何故、僕に其んな事を言うんだい……。
「…嗚呼、其うだよ。僕は君の敵だ!」
そして、御互いに其々、拳銃を向け合った。…其の後、二発の銃声が強く、虚空に響いた。
…。
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yuupsychedelic · 1 year ago
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作品集『TOKUSATSU』
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1.「Prologue ~ 君が地球に降り立った日」
それは、特撮の世界だと思っていた。 あの日が来るまでは。
それは、空想の産物だと信じていた。 あの日が来るまでは。
かつてバイロンは綴った。 「事実は小説よりも奇なり」と。 今ならその意味が手に取るようにわかる。
数年前の出来事から世界は変わっていった。 光の速度で変わっていった。 君が存在するのが当たり前になった。
明日、生きているかわからない。 今日、生き残れるかわからない。
何故なら、彼らはいつどこに現れるかわからないから。
それでも、君がいる限り。 君が地球に存在する限りは。
僕は生きることを諦めないでいようと思う。
君が地球に降り立った日。 僕に「生きろ」と勇気づけた瞬間。
僕たちは君を―――と呼ぶ。
2.「地球防衛軍は共生の夢を見る」
私の両親は怪獣に殺された。 ずっと怪獣のことが憎かった。 怪獣を殺したくて仕方なかった。
言葉にならない憎しみを溜め込んでいた。 そのうち、恋人が星人に殺された。 彼らへの憎悪はますます増幅していった。
大学卒業を機に、創設されたばかりの地球防衛軍に入隊した。 私が配属されたのは、怪獣と星人を調査する部署だった。 駆除部隊への配属を希望していただけに、失望した。
地球防衛軍は彼らを必ずしも駆除対象として見てはいなかった。 共生の可能性を常に模索していた。
現実に、身体の一部を引きちぎられたり、心に深い傷を負ったりした人がいるのに。
一応、戦闘行為が可能な巨大ロボットも保有していた。 しかしながら、それらの行為は駆除部隊の管轄で何も出来なかった。
言葉にならないもどかしさを溜め込んでいた。 そのうち、街がひとつ消えた。 政府の計画に巻き込まれたらしい。
廃墟と化した街に横たわる巨大な亡骸。 見たところ、星人に敵対心はないように見えた。
意思疎通に悩んでいただけで。 自らの言葉では何も伝えられなかっただけで。 私たちが見つめようとしなかっただけで。
なぜ、彼は殺されなければならなかったのか。 なぜ、街は殺されなければならなかったのか。
人も、怪獣も、宇宙人も。 たったひとつの命なのに。 たった一度の人生なのに。
夜明けがやけに美しかった日、私は変わった。 そして、地球防衛軍の思惑が更にわからなくなった。
3.「異銀河からの侵略者」
最近、妙なことが起こっているらしい。 あるブランドの靴を履いた人がいなくなっていく。 しかも、まるで取り憑かれたように、何処かへ行ってしまうそうだ。
地球防衛軍はただちに調査を開始。 一般人が報道で知ることの出来る情報はここまで。
だが、好事家たちは独自に情報網を構築。 不思議の正体を突き詰めようとしていた。 僕も情報網の存在は風の噂で知っていた。
ある夜のことだった。 いつもと変わらない大学の帰り道だった。 駅から離れると人が減っていく。 遠くに悲鳴が聞こえた。
見る���、星人が女性を連れ去ろうとしている。 女性は必死に抵抗するが、星人は力が強く、まったく相手にならない。 通りすがりの男性が掴み掛かったものの、一瞬で伸びてしまった。
僕は電信柱に隠れ、地球防衛軍に緊急出動要請を行った。
何故だろうか。 この先の記憶がない。
地球防衛軍に情報を伝え、星人が逮捕されるまで。 星人が逮捕されてから、女性とともに取り調べを受け、帰宅するまで。 記憶の断片が繋がらない。
噂には聞いていた。 怪獣や宇宙人、地球外の現象に遭遇した者は記憶を消されると。 それでも、日本政府も地球防衛軍も、そんなことはしないと信じていた。
まるでぽっかりと穴が空いたかのように、存在しない記憶。 そこを埋めるかのように、辻褄の合わない記憶。
僕は一体何を見ていたのだろうか。 何に出逢ってしまったのだろうか。
秘密裏に処理された存在に想いを馳せる。
4.「宇宙怪獣に感情はあるか」
宇宙から怪獣がやってくる。 一週間前に宇宙から降ってきた怪獣を見るまで、非現実的だと思っていた。
一日目、その怪獣は工場地帯に現れた。 石油化学コンビナートの液体をすべて飲み込んだ。 地球防衛軍は迎撃するが、まったく歯が立たなかった。 怪獣は生物然とした姿をしており、海へと帰った。
二日目、その怪獣は都市に現れた。 まるでダクトのような構造物の中心に蠢く内臓。 地球防衛軍は新型ミサイルで攻撃するが、まったく歯が立たなか った。 怪獣はすべての戦闘車両を行動不能にした後、空へと帰った。
三日目、その怪獣は山に現れた。 野生怪獣を次々と叩き起こし、蹂躙した。 地球防衛軍は野生怪獣を守ろうとするが、まったく歯が立たなかった。 怪獣はまるで満腹になったかのように、数日間、山で眠り始めた。
私たちのチームは怪獣の調査を始めた。 行動パターンの予測が立たず、常に姿を変化させる怪獣。 攻撃も、防御も、意思も、すべてが存在しない。 ただ毎日現れ続けては、甚大な被害を与え続けた。
地球防衛軍は怪獣を凍結させる作戦を立てた。 かつて地球に初めて怪獣が現れた日と同じ作戦。 今回はさらに自動運転が可能な車両を転用し、火力を増幅させる。 困った時には必ずといっていいほど実行されてきた案だ。
だが、今回の怪獣にはそれが通用しなかった。
翌日、二日目の形態が人型に変形したかのような姿に変わった。 いわゆる第五形態である。 宇宙からやってきた怪獣は街を光線で破壊し始めた。
しかし、ある少女が涙を流しながら、テディベアを差し出した。 すると、怪獣は同じように涙を流し、翼を生やして、地球を去っていった。
私はその少女の記憶を削除した。 少女は無邪気に怪獣の話をしていた。 ほんとうに健気でやさしさのある少女だった。 すべての作戦が終わった時、私の何かが壊れた音がした。
5.「謎のエージェント・ナギを見破れ!」
僕が裏路地であの星人を見��けた時、心が凍りつくような感覚。 そして、プリンア・ラ・モードのような甘美さ。 トラウマに焼き付けられた愛の記憶。
あらゆる世界が塗りかえられていく音がした。 だが、その刹那に銃撃音。 星人を追いかけていく地球防衛軍の兵士たち。
僕はその場から立ち去った。 真夜中、夢の中に星人の笑顔が焼き付いていた。
真昼、夏の風が衣を替えようとしていた頃。 友人とサンドイッチを頬張る。 カフェテリア、突然の混乱。
慌てて手足が動かなくなった友人に、星人が迫る。 僕は友人を助けようとしたが、身体が固められてしまった。 一歩ずつ、距離を縮めてくる中で、スローモーション。
空っぽになった友人の肢体。 次は、僕の番だ。
星人が友人の声で喋る。 いつもひょうきんな友人が野望を語るが、語釈が見えない。 どうやら星人は日本語を知らないらしい。
語り終わると、突きつけられたナイフ。 いや、ナイフのようなもの。 次の瞬間、僕は蒼空を見つめていた。
夢の中に現れた女性。 その名をナギと名乗った。
プラネタリウムのような空間、突然の覚醒。 見渡せば、友人が眠っている。 僕は星人を詰問した。
星人はふと仮面を外して、こちらに距離を縮めてきた。 僕は星人の正体をひと目見た時、驚いた。 そして、銃声とともに、目の前に白い血が広がる。 さようなら、ナギ。
6.「いつも地球を守ってくれる君へ」
「もう少し、私たちがしっかりしていたら」って思う。 生まれたばかりの組織で、ちゃんとした戦力もなく。 大隊長が戦死してからは本部の直轄になった。 そんな私たちに、君を助けられるわけがなかった。
今回、初めて君が怪獣に敗北した。 これまでの怪獣や宇宙人とは訳が違った。 私たちの武器は何も役に立たなかった。
戦いの中で何人もの仲間が散っていった。 駆除部隊ではないけれども、戦闘には参加する。 このところ、戦死者が増えすぎている。 でも、新しい武器が投入される様子はない。
君に地球を守ってくれとは言わない。 守ってほしいとも思わない。 ただ、今は君なしでは何もできないらしい。 悔しいけれども。
私は怪獣が憎い。 異星人を恨んでいる。
いつか、君が怪獣を倒さなかった日があった。 正確には倒せなかった��かもしれない。 私は理由がわからなかった。
それでも、今なら言える。 あの怪獣の死体は私たちのよく知る動物そのものだったと。 彼らに悪意なんてなかったんだと。 ひょっとしたら、ほとんどの怪獣がそうかもしれない。 私たちが見ようとしていないだけで。
私は君とともに戦いたい。 君とともに、より良い地球の未来を描きたい。
素直に思う。 地球のことが好きじゃなくてもいい。 地球人が嫌いだっていい。 せめて、今だけは。 もう一度私たちと一緒に戦ってくれませんか。 大地に横たわる君へ。
7.「奇跡は君をもっと優しくする」
巨人が敗れた日、僕たちは避難所にいた。 地球防衛軍の対怪獣作戦は完全なる失敗に終わった。 それだけではない。 世間は地球防衛軍への信頼を失くしていた。
さまざまな思惑が入り乱れる世界。 日本人、地球人だけでなく、あらゆる星人が暗躍する。
だが、彼らは諦めなかった。 僕はそんな姿を見て、あらためて生きることを決めた。 この世界に希望を持てたのだ。
二度目の対怪獣戦の時、巨人は少し姿を変えていた。 腕に何かが見えるような気がして。 あまりにも遠すぎてオペラグラスからも見えなかったけれど。 なんとなく、やってくれると確信していた。
今回の戦闘は地球防衛軍もよく戦った。 巨人もその奮闘に応え、怪獣を終始押し切っていた。
一度は巨人を倒した怪獣。 肉体的にも精神的にも有史上最強の生物だった。 その強さを打ち破るにはより強くなければならなかった。
だけど、もっと大切なことがあった。 それは優しさだ。 巨人はわずか五分ほどで怪獣を追い込んでいった。 怪獣は傷ついた翼で飛び立とうとした。
地球防衛軍は怪獣を完全に絶命させようと準備を始めた。 しかし、巨人はそれをさせなかった。
その最期はあまりにも鮮烈だった。 青白い球体で怪獣を包み込んだのである。 これまで見たことのない神秘的な光景に驚いた。
後日、夜空に小さな流れ星が現れた。 地球に現れた怪獣は太陽系の彼方で絶命したらしい。 僕たちは怪獣の最期を報道で知った。 奇跡は君をもっと優しくする。 そんな見出しに飾られて。
8.「大いなる栄光とそれを錆びつかせる虚栄心」
かつて、私の住んでいた街にはヒーローがいた。 そのヒーローは下町に住んでいた。
あなたに出逢うまで、私は正義という言葉を信じなかった。 クラスでは変わっていることを理由にいじめられ、味方はいなか た。 先生もいじめっ子の味方で、家族も助けてくれなかった。 私は何度も自らの命を絶とうとした。
そんな時、ひとりのヒーローが現れた。 いつも通っていた喫茶店のおじさんだ。
あなたに出逢ってから、私は自分自身を大切にするようになった。 他の人の評価や見られ方なんて、案外どうでもいいことに気付いた。 いつも静かに話を聞いてくれたおじさんのおかげだ。 私は彼のことをヒーローと呼ぶようになった。
いつか、おじさんは二号店を立ち上げた。 美味しい珈琲と食事が評判になった。
あなたにもう一度出逢った日、私はその変わりぶりに失望した。 かつての優しいおじさんは消えて、何処にでもいる大人に成り果てていた。 感謝を述べても、まるで覚えていないような表情だった。 私はその店に二度と足を踏み入れなかった。
かつて、この場所には喫茶店があった。 おじさんはどこかへ消えた。
あなたの住んでいた下町の家は、駐車場に変わっていた。 辺り一体が再開発の対象となって、ほとんどの家が立ち退いたそうだ。 反対運動も起こったが、住人たちのその後は誰も知らないらしい。 この国にはよくある話だ。
きっと、私の住んでいた街にはヒーローがいた。 そのヒーローはとても素敵だったと思う。
今、あなたの記憶を巨人と照らし合わせる。 もしも、巨人があなただとしたら。 巨人の中に人が入っているとしたら。
いや、巨人に中の人なんかいない。 ヒーローなんてこの世界には存在しないんだ。
9.「奇想劇団アンバランス」
僕の街には不思議な劇団がある 突然現れては 話題になると消えていく そんな彼らのことを 人々は奇想劇団と呼んだ
ちょっと気になるけれど 噂になる前に 見つけなきゃいけない
明日は別の場所へ 行ってしまうから また見つけなきゃいけない
僕はついに見つけたんだ いつもの公園で テントに入ると不思議な世界 歌と踊りと物語 虜にされてしまった
友達を連れていきたいけれど 噂になったら 風のように消えてしまう
記憶に残したいけれど 一度観たら 風のように忘れてしまう
そんな彼らのことを 人々は奇想劇団と呼んだ 不思議な劇団 まぼろしの劇団 僕もいつか観たんだよ
あの不思議な世界 スラップスティックな世界 また見つけなきゃいけない
地球のものとはちょっと違う 世界にただひとつの劇団 その中身は…… 風のように忘れてしまった
10.「ニュース速報」
ニュース速報です。 今日未明、東京都内に過去最大級の怪獣が出現しました。 全身から怪光線を出す怪獣は、地球防衛軍の精鋭部隊を全滅させました。 霞ヶ関をはじめ、既に東京都内は甚大な被害を受けています。 繰り返します。 霞ヶ関をはじめ、既に東京都内は甚大な被害を受けています。 国際会議出席のために海外へ出ていた総理は、首都機能の大阪移転を指示。 しかし、すでに官房長官や防衛大臣を筆頭に、何名かの大臣の死亡が確認されています。 国民の皆さんは、地下や各家庭のシェルターなど、安全な場所に避難してください。
そのニュースは、地球防衛軍日本支部の壊滅を示唆していた。 都内に現れた怪獣はすでに二十三区を蹂躙。 関東各県にも被害が到達しており、東京は首都機能を失った。 私たちはそれを観ていることしかできなかった。 こうして、幾度もの怪獣災害にも堪えてきた東京が崩壊した。
在日米軍の指揮のもと、怪獣には数えきれないほどの攻撃が行われた。 核兵器や水爆の使用も検討されたが、さすがに総理は拒絶した。 それでも、一般市民の避難を条件に新型爆弾の使用は飲まざるを得なかった。 私たちは必死に反対したが、何の発言力もなかった。
こんな時、あの巨人ならどんな戦い方をしたのだろう。 強襲された日本支部の残骸から怪獣の表皮を集めながら、考える。
そういえば、今回はあの巨人が現れない。 いつもは助けてくれるのに。 どんな時だって守ってくれたのに。
こんな時、こんな時に限って来ないなんて。
私たちはどうしたらいいの? このまま、怪獣に殺されてしまったらいいの? あなたは何処へ行ってしまったらいいの?
涙が止まらなくなった。 動けなくなった。 もう、理不尽ばかりだよ。 地獄だよ。
私が何もできずに佇んでいた今日。 ふと背中を叩かれた。
11.「本日この瞬間から……」
僕のことを、見ていてほしい。 何が起こったのかわからないけれども、やれるだけやるから。 だから、どうか諦めないでほしい。
顔見知りの女性に向けて、こう告げる。 女性はきょとんとした表情で見つめていた。
僕だって、何が起こったのかわからない。 自分の部屋で眠っていたら、いきなり光に包まれた。 どうも、あの巨人になる権利を与えられたらしい。 身体全体に力が漲っている。
ずっと「僕なんかが……」と迷っていた。 それでも、もう腹を括るしかないんだ。
目を瞑り、両手を空に掲げる。 僕は光に包まれ、数秒のうちに巨人に変貌した。
これから起きた出来事は、今でも夢としか思えない。 簡単に言うと、数時間にも及ぶ死闘の末、怪獣は爆発四散した。 周りを見渡せば、都市機能を失った故郷の街が広がっていた。
そして、怪獣が去った後、見たことのない巨人が現れた。 その巨人は右手を伸ばして、緑色の穏やかな光線をこちらに向けた。 僕の身体は浮遊し、地上に実体を取り戻した。 最初で最後の変身は終わった。 もう、巨人になることはないだろう。
しばらく瓦礫の中心で抜け殻のように佇んでいた。
数分後、ようやく自我を取り戻した。 僕は顔見知りの女性の元に駆け寄った。 女性は僕に巨人になった経緯やメカニズムを問い詰めてきた。 ただ、何もわからないとしか答えられなかった。
数ヶ月前から、僕たちはよく逢っていた。 だから、最近の話になると会話がよく弾んだ。 地球防衛軍に所属している女性は、ヘルメットを外した。 女性の表情はどこかすっきりとしていた。
秋の風が吹く中で、女性は「今日で終わるはずだったんだ」と告げた。
12.「Epilogue ~ 地球は怪獣の星」
東京での怪獣災害の後、私は現在の部署から異動になった。 新しく出来る怪獣と星人保護を専門とする部署だ。 私以外は誰もいない部署だった。 同僚からは何度も異動を止められたが、聞かなかった。
最近では巨大怪獣の出現頻度は減少傾向にある。 だからといって、怪獣自体が姿を見せなくなったわけではない。 むしろ、その生態系は様々であることがわかってきた。
私は怪獣を殺したくて仕方なかった。 憎らしくて、恨めしくて、地球防衛軍の入隊試験を受けた。 でも、実際の現場にはさまざまな怪獣や星人がいた。 明らかに悪意のある者もいたが、そうでない者の方が多かった。 そうしているうちに、隊の方針と相反することも増えた。
まだまだ怪獣たちは出現するだろう。 星人もやって来るだろう。
今回の怪獣が出現する直前。 私に出来ることを探したくて、辞めようと決めていた。 ただ、貴方に出逢って、その考え方が変わった。 貴方が巨人になる姿を見てから、何かを見つけたくなった。
私には恋人ができた。 相手は、あの日偶然出逢った貴方だ。 何度か会って話しているうちに、恋に落ちてしまった。 告白したのは私から。 今は同棲している。
そういえば、あの日以来、巨人は姿を見せていない。 貴方が最後の変身者になるのだろうか。 そもそも、これまで巨人は誰が変身していたのだろうか。 いずれは答えを見つけなければいけない。
最近、国際連合は怪獣や星人との共生構想を打ち出した。 地球は怪獣と宇宙人の共生惑星として、多銀河のハブ的存在になるらしい。
これからの旅は貴方と共に行く。 背中を叩かれた日。 私たちの運命は変わったんだ。
作品集『TOKUSATSU』クレジット
Produced by 坂岡 優
All the words were written by 坂岡 優
Respect to Heroes from around the world Written at Yuu Sakaoka House Studio
Demo Track Recorded at Yuu Sakaoka House Studio(#9) Keyboards & Programming by 坂岡 優(#9)
Designed & Edited by Yuu Sakaoka Special Thanks by TORIMOMO, Yurine, Sakura Ogawa
Dedicated to 金城哲夫・上原正三・クレージーキャッツ(#8)
Very very very thanks to my friend, my family, and all my fan!!
2023.11.3 坂岡 優
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shukiiflog · 1 year ago
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ある画家の手記if 佐伯/雪村光視点 告白
わたしはひとが好きだった
お父さんが外国にお仕事にいって、すぐにかえってくるって言ったけど、わたしが見れたのはテレビにうつってる事件現場だけだった。 どこかにお父さんがうつってるかもしれないと思って、お母さんにたのんでぜんぶの報道を録画してもらって、何度もよく見た。でも画質がわるくてお父さんは見つからなかった。 毎日テレビにはりついて見てたらお母さんはわたしにやめるように言って、録画は消された。 わたしはお母さんに辛いことを強いていた。わたしはお父さんを探してたけど、お母さんはもう死を受けいれてわたしのために次にすべきことを考えてた。そのあいだもわたしはほとんどただの繰り返しや使い回しにちかい同じ映像をずっと見ていた。わたしにとってその映像はお父さんが生きてるかもしれない希望だったけど、死を受けいれたひとにとってそれはただ惨いだけのものだった。 それでもお母さんはわたしがテレビを見ているときは、寄りそって一緒に見てくれた、かならず。あまりにグロテスクな映像が出たり子供が見てはいけないものが写ったときにすぐ消せるように。 わたしは 守られてた。
わたしが希望を頑なに信じるとき、現実を見据えた誰かが傷ついている。 それでもわたしは、明るいほうへ進むと決めた。世界中のひとが絶望したとき、イレギュラーな存在が必要だ。狂っているように見えたとしても。みんなが足並みそろえてしまったら、現実さえ、おわりだ。 お父さんは死んだ。目指す先に明るいものがどこにもなくなったんなら、わたしは自分で光を放つ。
光るものは狂っている。 そんなことは知っている。 絶望しない人間なんて だれの救いにもならないんだよ
お母さんは前より病気でずっと寝てるようになって、一人のお兄ちゃんがうちにきた。 お母さんに「お兄ちゃんができるなら誰が良いか」聞かれて、わたしが選んだ、パーティ会場でよく会った春輝くん。 お母さんは春輝くんのことを、「お父さんだと思わなくていいから、お兄ちゃんができたみたいに思ってね」って言った。お母さんがそう言ってるのをわたしと一緒に春輝くんも聞いてて、「それがいいですね」って優しく笑ってた。 その頃おとなの年齢の違いはあんまり見分けがつかなかったけど、春輝くんはお母さんよりすごく若かった。 春輝くんにされたことにどう反応したんだったか、自分の挙動や様子をよく覚えていない。春輝くんを見てたから。
どちらが先だっただろう わたしはひとが好きだった
誰に何をされても怒りや憎しみを抱けなかった 害意を向けられて、それが害悪や犯罪であるとして 誰もが完全な悪人になれない現実があるなら誰もの善性と光をわたしが信じよう ほかの誰が悪だと決めつけたものからも、わたしが美しいものを見出そう 現実の、一側面だ そんなのは詭弁だ、許せないものをそうやって存在から否定してるんだ 悪を真正面から受け入れることで許せないものを抱える勇気がないだけだ 許すのでも許さないのでもない わたしはそういう判断を下す存在じゃない 誰一人裁かない …そのころのわたしは、そうおもってた お父さんを殺した人間は警官に見つかってその場で銃で撃ち殺された 言い分のひとつも訊ねられないまま  わたしが唯一憎める存在は、知らない誰かに殺されてしまった、怨恨でも個人的な感情に基づくものでもない、公的な権利が裁きを下した  警官を非人間的に社会的な役割だけでその存在と行為を見るのなら、そういうことになる 現実は? 警官は、ただの人間だ
わたしはひとが好きだった 撃ち殺す瞬間に、自分の家族が殺されたわけでもない無関係な一警官の心に、悪を許さない独善的な正義感が生じたのかもしれない それは彼の行為を自身の中で是とするために生まれたか 殺人という行為への抵抗感を快感へすり替えるためになされたか あるいは無機質な義務感が感情も伴わず引き金を引いただけかも もしくは今日もその瞬間を思い出して泣いているかもしれない 単純ではない、そういうものを、愛しいと思った 人間らしいと わたしはひとが好きだった
誰との関わりも禁じられた空間で わたしが個人的に人間同士として愛せるものがなかったからそうなったのか わたしの中で人間は個人にはならないのか わたしは 人と関わらずに、ただ愛でているだけで、高い場所へ逃げ込んで 神のような視点なんて、誰かと関わるのを恐れてるだけの臆病者じゃないか、誰への責任も持つつもりのない卑怯者じゃないか それで美しいものを空から眺めてみつけてあげようって? 現実感を地に落っことしたただの愚者じゃないか
それでも裁きを下したのは、わたしじゃなかった それが事実だ どうして 撃ち殺すのはわたしじゃなければならなかった… いや、わたしはその行為を愛していた とにかく、なんだっていい、憎しみに呑まれてはだめだ  わたしはお父さんに生きててほしい  そのために、わたしはどうすればいい?死んだんだ、どうにもならない わたしがここで停止すれば、お父さんを生かせる そんなわけがあるか
だれにも 話せなかった お母さんにも 春輝くんがああなのはわたしが空から眺めているからだ 春輝くんを個人として見ていないから だからなんでも許せてしまう 許せるわけがあるか、わたしは、許す許さないなんて場所に居ない わたしに対する行為に罪も罰もない だってここは家の中で、法治国家であるこの国の唯一の完璧な無法地帯だ 怒りを抱けない自分だけを許さずにいればいい 自殺をだれもに許さない神はいつでも自分だけに甘いんだから だめだ だめだ わたしは人間でなければならない。お父さんはわたしをそう扱ってくれた。 これじゃあ だれのことも 愛せない
変わらない体 狂った味覚 おいしい食事は万人の幸福だ 世間的な幸福から逸れてしまったわたしは、世間的ではない幸福を求めるべきなのか みんなに追い抜かれて置いていかれる わたし��とどまってる場所にお父さんはいないのに? 知ってるんだ、わたしの体が止まったのはお父さんと一緒にいたいからじゃない、だれを失っても時間は勝手に進むんだ 成長が止まったのは春輝くんにされたことが原因だろう 時期的にみてもそうだ 春輝くんの言うわたしの病気は、嘘だろう わたしはお母さんの病気の容体をいつも隣で見ていた。同じ病気のわけがあるか。 わたしは隣で見ていた。同じなわけがあるか。あれと。あの苦しみと。それを、まるで同じもののように お母さんの苦しみをステータスのように扱ってわたしに簡単にあてはめた 許さない
許さない
…そうやって、わたしは憎しみを得た お母さんがわたしを人間にする代わりに死んでしまったみたいだった そうじゃない、病気が悪化したからで、わたしと関係なんて あったの? なかったら さびしい なかったら、お母さんが死んだことも お父さんが死んだことも わたしはだれの死にも関係のない場所にしかいられないの? 守られてるから?
「こんなに背が小さいのも初潮がこないのも、病気の影響だよ。この歳でこんなに背が低いなんて昔なら奇形児なんて言われて気味悪がられてるところだ。今でもそういうふうに言ってくる心ない人は外にたくさんいるけれど、光がここにいれば僕が守ってあげられる。お前はきっと一生一人では何もできないだろう。未成熟な醜い子だけれど、僕は光を誰より美しいと信じてるよ。光を愛しているからね」 わたしは表情を作らずただじっと相手を見返した。笑うべきだろうか。 笑うべきなんだろうな。おかしくてたまらないから。 気味悪がられてるって?そういうふうに言ってくる心ない人とは、今それをわたし本人に向けてわざわざ口にしたお前に他ならないだろう、これが笑わずにいられるか。 わたしは笑わなかった。 誰かをはっきり見下す勇気がない 好きでいるしかできない わたしは弱い
思考回路はめちゃめちゃな順序で意味不明なものと無作為に結びついて繋がってしまう わたしが本ばかり読むせいだ 無秩序に、大量に  いくら歴史的文脈を踏まえて読んだって自分の居る時間軸と立ち位置、つまり自分の文脈をーーー現実を知らないならいくら知識を得ても無知だ 人間を育てるのは紙切れじゃない そういう意味ではわたしは春輝くんからも大きな学びを得てるんだろう ひとについて知らなければならない 紙切れからじゃなく実体に触れて 自分を文脈のなかに置かなければならない 学校で、付き合いたいって言われたすべてに快諾した わたしはだれのことだって好きだ 付き合えば嫌いになれるかもしれない ひとをよく知れば、憎めるかも 多様な悪性を知らなければいけない それは善性を否定することにはならない そうだよね、無条件の人間への信頼をただのお父さんの教えではなくて自分のものにするために わざわざ春輝くんに紹介すれば全員と別れさせられた 別れさせられても何も感じない まだ足りない わたしにはまだまだ足りない 欠落の底が、見えない
春輝くんはしらない人間にわたしのことを襲わせはじめた
それだけはだめだったのに 
ルール違反だ、家族以外の他者を無法地帯に招き入れて犯罪者にしてしまった、それはだめだよ、春輝くん
わたしは逃げた 初めて、そういうものから わたしが他人に捕まれば春輝くんを犯罪者にしてしまう 小さな体で、あちこちに隠れて 息を潜めた 欺瞞だ、春輝くんのためなんて きっとわたしが怖いだけなんだ 逃げる理由を春輝くんに押しつけちゃだめだ 見つかったら どうしよう こわい 助けて たすけて たすけて おとうさん
わたしは遊んだ、昔みたいに みんながわたしと遊んでくれた 見つかればわたしの負けで それはわたしが弱かっただけだ いつも笑っていた みんなと遊ぶのはたのしかった だれにも見つけられないときは髪についてる鈴をふった
…真澄と初めて会ったとき、なんだか怖そうできらいだなって思った。 春輝くんのこともわたしは嫌ってるわけじゃない ひとなら誰でも好きだったのに 愛すべきものだから …それだけじゃない、だからこそ、愛すべきものだ なのに、なにも知らない初対面の相手に「きらい」なんて思ったのは初めてで それを初恋って言うのかなぁと思ったよ
すべてのものは自ら光っている お父さんが昔そう言っていた 発光できないものも外側から浴びた光を反射して光ることができる わたしはひとりで燃え尽きるつもりだった いまは わたしの光を受けた誰���が、わたしに光を跳ね返してくれれば、燃え尽きずにみんなが光りながら、わたしがおもってたより長くつづくかもしれない とか 終わりを見ながらおもうよ
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mitsu-maru · 2 years ago
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Bleu
 記憶というのはポインタとデータで出来ている。いつからか、そのように僕は信じている。忘却とはデータの在り処を指し示すポインタを失った状態であり、データそのものは確かに残っているのだと。何らかの切っ掛けでポインタが復元された時、記憶は鮮やかに蘇る。たった今まで自分が忘れていたことにすら驚くほどに。紅茶に浸したマドレーヌは暮らしに満ちている。長く生きれば生きるほど、過去が未来よりも重くなるから。
 記憶のポインタは厳密な一対一対応ではなく、大なり小なり誤差が生じる。本来想起されるべき思い出の一部が欠落したり、少しずれた思い出が蘇ったりする。あるいは、なかった記憶が新たに生成されたりもする。これは僕が2022年11月20日の午後、「Solarfault, 空は晴れて」という本を読んだ時に生じた反応を元に生まれたテキストである。記憶というのは揮発性であるだけでなく発泡性でもあるから、1週間という時間は記憶を発酵させるに十分な時間だ。読んだ小説の感想文が新たな小説であっていけない理由はない。
 青い、作用の定かでない、おそらくはあまりよろしくない液体。小瓶。『ロスマリン』だと思った。図書館で借りたハードカバーの本だった。少年たちが夏休みに高層ビルディングを抜け出して旅立つ先は暖かい海だった。映像の中で少年と犬が白い浜辺を走っていた。オゾンホールが話題になっていた世紀末。姉はフロンが使われているという理由で旧型のエアブラシをゴミの日に捨てた。その頃、一度塗った色をCtrl+Zすることはできなかった。読み終えた本の感想をTwitterで検索することはできなかった。Amazonは夜中に切らしたPPC用紙を翌日の夕方に届けてはくれなかった。
 大学進学を機に上京し、僕は私鉄の駅から坂道を登って、サンドイッチ屋のT字路を左に曲がってどこかの企業の借り上げ社宅の側を抜けた先にある青いアパートで暮らした。とても青い家だった。九州から上京した人間には東京の日暮れは地球が丸いことを実感させるほどに早く、うどん屋のつゆはありえないほど黒かった。レンタカーで意味もなく夜の���宿を走り回って、ラーメンを食べた。殺人事件が起きそうな間取りの海辺の一軒家でペペロンチーノを作った。サークルに入って本を書いた。酔い潰れた関西人の介抱をしながら、寝言も関西弁なんだと妙に納得した。
 敷地の外れの外れに、今はないその建物はあった。自治の名の下にビラがばら撒かれ、インクの匂いが漂い、アニメソングが館内放送で流れるような建物だ。そういえばビラを配っていたあの団体も青という字を冠していた。季節を問わず週に一度僕たちは集まって、ただひたすらに話をした。それが僕たちの活動だった。生協の缶ジュースは少しだけ安かった。年齢も専門もバラバラな学生たちが、教養を無駄遣いしていた。時々真面目に小説を書いて本を作り、批評会で真剣に意見を交わしたりした。僕たちの掟はただ一つ、描き始めた物語を必ず完結させること。開いた物語は閉ざされなければならない。それさえ守れば何をやろうと自由だった。その頃茨城県でバケツで流し込まれた液体が青い光を放った。
 学園祭で小遣い稼ぎをするために部員総出で占い師の真似事をした。タロットカードから客が望む物語を紡ぎ出すのは即興小説の訓練だ、というのが建前だった。原価がただ同然の占い屋はなぜだかいつも大繁盛で、僕たちのサークルは本の印刷代には困ることがなかった。
「久しぶり」
 堤が話しかけてきたのは、夫の不倫を見て見ぬふりをしつつ、別れる決心ができないと悩んでいる女性の背中を押してしまった直後だった。
「俺のことも占ってよ」
「顔見知りのことは占わないようにしてるんだ」
 本当に占いがお望みなら、と後輩のテーブルを指差す。堤は肩を竦めて、三百円を支払った。後片付けを終えた後、二人でステーキを食べに行った。安くて硬い牛肉にニンニクと醤油でえげつなく味をつけた代物だが、その頃の僕らにはそれでよかった。紙エプロンに跳ねたステーキソースが抽象画のようだった。
「なんだ、その。元気そうだな」
「どういう意味だよ」
「別に」
「ああ、聞いたのか」
「聞いたとも。なんで教えてくれなかった」
「教えたからといって、何が変わるわけでもないだろう」
「そりゃあ、そうだけどよ」
「じゃあ、いいだろ」
 堤は煙草をくるくると回して言葉を探した。最後まで、出てこなかった。
 小さなゲーム会社でアルバイトをした。携帯電話で話をしながら深夜の住宅街を歩いた。千駄ヶ谷のモスバーガーが秘密基地だった。自分たちが作っていたゲームのことは欠片も好きになれなかったけれども、スタッフ同士で話しているのが好きだった。六本木のライブハウスには月一で通っていた。お目当てのバンドの対バン相手のファンが自分の周りで激しく踊り出して、つられて踊っていた。強い人が集まる、という噂のファミリーレストランに自転車で乗り込んでカードゲームの対戦を挑んだりした。初めて中央特快に乗って八王子まで行った。
「で、いつ?」
 帰りの電車は適度に混んでいた。冷蔵庫にマグネットで貼り付けたメモのことを思い出した。換気扇の調子が悪いから業者に連絡すること。そうメモしてから何ヶ月が経っただろう。その頃僕はもう自炊することを止めていて、冷蔵庫には赤ワインとチーズしかなかった。黒い服ばかり選んで着るようになっていた。たまたま見つけた美容院の美容師と気があって、好きなように自分の頭を作品にしてもらうことしていた。この時は確か、虎をイメージした金のメッシュの入った黒髪だったと思う。ギターなんて一度も弾いたことがないのに、スタジオを借りてエアバンドのアー写を撮った。悪ノリしてロゴも作った。
「まだ決まってない。決まっていたとしても、お前には教えない」
「そう」
 エアバンドのベースは、本当のベーシストだった。本当はギターが弾きたかったらしいが、手が小さくてコードがうまく押さえられなかったんだと笑っていた。雷と餃子で有名な街から、時々都内に遊びに来ていた。常軌を逸した方向音痴の彼にとって、乗り換えはいつだって至難の技だった。コンピュータグラフィックスを専攻していた彼を、八王子の某大学の教授のところまで無事に送り届けるのが今日の僕のアルバイトだった。この頃のインターネット回線はZoomで面談するほど力強くもなく、クラウド環境はGitHubで自分のポートフォリオを公開できるほどではなかったから、修士論文の指導をしてもらうために直接会いに行く必要があったのだ。
「お前がいなくなるのは嫌だなあ」
 そんなことを面と向かって言われたのは当たり前だが初めてだった。正直少しだけ心が揺らいだ。努めて僕は平静を装い、東へとひた走る列車の窓から外へと視線を移した。刻一刻と時は迫っていた。冬が始まっていた。セーターの袖を鼻に押し当てた。
「バンドはエアなんだ。ギタリストがいなくたって、やっていけるさ」
「エアじゃなかったら、よかったのにな」
「そうしたら、ツアーには必ず宇都宮を入れてやるよ」
「絶対MCでいじられるやつじゃないか」
 東武線の駅の側、一階が物販になっているライブハウスを幻視する。もちろんバンドはエアなので、歌詞も曲もない。それでもステージの上で僕たちは青いライトに照らされていた。ライブの後半で必ずやる定番のバラード曲を歌えば、正確にハモってくれるという信頼があった。電車が新宿駅について、ベーシストと一緒に湘南新宿ラインのホームまで歩いた。
「それじゃあ、またな」
「ああ。今日はありがとう」
 手を振って僕らは別れる。僕には、これが最後だと分かっていた。携帯電話が鳴る。新宿駅は人が多すぎて、誰も僕のことを気にも止めない。運命が僕を迎えに来る。もうすぐだ。こうして世界は分かたれる。
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kyokantheaternews · 3 years ago
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いつも共感シアターを応援していただきありがとうございます! 毎週火曜日21時より生放送をしている「共感シアターナビ」では、"俺たち共感族!!“という視聴者の皆さまと戯れるコーナーがあります!視聴者の皆さまに「お題」を投げかけ、ご投稿いただいたお答えの中から抽選で10名の方の投稿をご紹介します。そして、その10名の中からさらに抽選で1名の方にどんな映画でも使える「ムビチケGIFT」をプレゼントします!そんな、3月1日のお題は「面白かった"2"(続編)映画」です。以下の投稿は抽選の結果、読み切れなかった方の投稿を掲載しています。他の方の投稿も気になりますよね、ぜひ、ご覧ください!
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きゃわぐちさん:『エクスペンダブルズ〝2〟』
皆さんこんばんは。先日、朝風呂をしていたら、給湯器のメーカーが「パロマ」だと気づいてほんのりテンションが上がった僕です。さて続編ですけども、これは先週の放送のときすぐに思いついたのを書きます。ズバリ「エクスペンダブルズ〝2〟」!1作目の時点ですでに、レジェンドである〝3人のジョン〟、すなわちジョン・ランボー、ジョン・マクレーン、ジョン・メイトリックスが顔を合わせたのに、2ではそれが横一線で揃い踏み、銃をぶちかますんだから最高すぎる!しかも敵がヴァン・ダム!なんなんだもう!そしてこちら、ついに4作目の情報が解禁されつつありますね。新キャストとして「マッハ!」のトニー・ジャー、そして「ザ・イレド」の……いや、ここでは「スカイライン 奪還」の、と言うべきでしょうか、イコ・ウワイスも参戦!さらにアンディ・ガルシアまで登場するらしく、さらなる「続編」に期待が止まりません!
teppeiさん:『エクソシスト2』
お疲れ様です。いつも番組楽しみにしてます。『面白かった“2”(続編)映画』ですが、自分は、『エクソシスト2』です。自分は中学生の時に初めてこの映画をDVDで見て、あの超面白かった『エクソシスト』の続編がこんなつまらんクソ映画だったのかと衝撃を受けました。それから繰り返し繰り返し、この映画を見たら、なんと今では、面白い映画だと思うようになりました。モリコーネのメインスコアも耳から離れません。ただ、未だにどんなお話なのか、さっぱり理解できていませんし、人に説明もできませんし、周りで見たと言う人に出会った事がありません。隠れた名作『エクソシスト2』よろしくおねがいします。なお、大量の可愛いイナゴちゃんが出てきますので、虫が苦手な人や瀬田さんにはオススメできません。
randさん:『マトリックス・リローデッド』
私はあえて、マトリックス・リローデッドを挙げます。わけわからん、結局ネオは救世主じゃなかったの?、という感想があるのは承知していますが、でも大好きな作品です。メタ現実の哲学的な世界設定で、かつ同時にアクションをやりきる姿勢、その両立がかっこいいと思いました。高速道路のシーンなど、あれが実は仮想現実なんだというのを踏まえて見ると鳥肌が立ちます。そして一般論としての、三部作の二部目は好きなだけ、はっちゃけられる(伏線回収は後回しで良い)を体現していると思います。
REMさん:『機動警察パトレイバー2 the Movie』
「『2』映画」で思い出すのは、『エイリアン2』(原題ALIENS)公開時にリリースされた『エイリアンズ』(原題ALIEN2)だったりしますが、そんなプチ情報はおいといて。オススメしたいのは『機動警察パトレイバー2 the Movie』です。前作がレイバーのOSに仕掛けられた悪意を巡るテクノミステリーだったのに対し、今作は理想に燃える男がどこかで歪んでしまったテロリズムスリラーとなっています。そのテーマの違いゆえか、本作では(本来真ん中にいるはずの)レイバーの存在が邪魔に思えることさえあったりします。それはそれだけ緻密にリアルを追求した結果であり、素晴らしさを減ずるものではありません。題材上幾らでも萌えに出来るのに(実際OVAではそうしてる)敢えて擬似イベントを追求した本作は、押井守のひとつの到達点であると思います。まあ、とにかく面白いんですよ。中でも竹中直人がステキです。
NORI“アレックス”65tさん:『マッドマックス2』
僕が子供の頃は、映画の2作目はダメだというのが定番だった気がしますが、いつの間にか2作目も傑作という作品も増えましたね。その分、今回は何を取り上げれば良いのか悩みどころ。あと、007シリーズみたいだとPart2と言って良いのやら...そこで今回選んだのは、ベタですが、『マッドマックス2』1作目も大好きですが、2作目は違う次元に行きましたね。元警官と暴走族のガソリンを巡る抗争が、ほどんどコナン・ザ・グレートの世界に。僕があの世界に行ったら、瞬殺される自信がありますが、ただ見る分には魅力的です。出てくるキャラがみな濃くて、とにかく映像が素晴らしい。無駄なシーンがなく、98%は完璧。事故ったタンクローリーからこぼれ落ちたガソリンを布で吸わせてポリ容器に入れたり、襲って来た敵に向けたショットガンが実は弾切れだったり、車の底に爆弾が仕掛けてあったりと、ディテールの一つ一つがたまりません。数多くの後発の作品に影響を与えながら、未だにこれを越えるものは出て来ない特別な1作。
ぜんぞうさん:『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』
僕の『面白かった続編映画』は『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』です。ギレルモ・デル・トロ監督が、地獄生まれの乱暴で優しくて不器用な絶対無敵の哀愁深き赤鬼ヒーロー、ヘルボーイの活躍を描いた傑作続編映画です。前作で1作目が故に描ききれなかったであろう、メルヘンでファンタジックでバイオレントな世界観を思う存分に描ききり、ヘルボーイと愉快な仲間たち(ブチ切れ炎使いで恋人のリズ、半魚人エイブ、幽体離脱ブリキロボットヨハン等)の活躍、エルフの王子と王女の悲しき運命、クライマックスのスチームパンク魂が炸裂したゴールデン・アーミーと、デル・トロ印が盛り沢山!異形の怪物が故の悲しさ、種族を超えた愛、迫害された者の怒りも丁寧に描かれた普遍的な物語も胸に来ます。デル・トロの異形のものへの愛に満ちた『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』、お薦めです。
孔明(MOVIE TOUCH)さん:『トランスフォーマー/リベンジ』
個人的にトランスフォーマーの実写映画の大事なツボは「5歳の子供のブンドド(※人形遊び)をどこまで現実世界に落とし込めるか」だと思うのですが、本作はその点を1作目以上にしっかりやってくれたなと感じています。冒頭の上海やラストのエジプトの戦闘シーンでは前作以上にトランスフォーマー達が大量の乗り物や人をひっくり返し、建造物を破壊しながら大暴れ!その様はまさにブンドドそのもの。ロボットのおもちゃで遊ぶなら秘密基地が欲しいところですが、ちゃんと正義と悪側それぞれに秘密基地が登場するのも気が効いています。そしてロボットといえば合体!大スクリーンで見たデバステーター、ジェット・パワー・オプティマス ・プライムの合体シーンは圧巻で、何よりも日本のロボットアニメを意識したような細部に魂のこもった描写に感動しました。まさかハリウッド映画でグレート合体が見られる日が来るなんて...と涙を流したものです。またストーリー的にも王道の子供向け映画のノリを恥ずかしがらずに貫き、メガトロンに叱られるスタースクリームといった原作アニメの要素が増えるなど、「アニメを見た後の子供のごっこ遊び感」が増したのがとても気に入っています。
ゐーくらさん:『インシディアス2』
私の面白かった続編映画は『インシディアス2』です。死霊館ではウォーレン夫妻の旦那を演じたパトリック・ウィルソンですが、本シリーズでは襲われる家族のお父さん役で、これがとんでもなく頼りなく、ほとんど全部お前のせいじゃねえか!とさえ言いたくなります。さてこの続編の凄い所は何といっても脚本です。後半の怒涛の伏線回収、「あの時のアレはコレだったのか!」が1作目まで遡って行われる展開は、やっぱジェームズ・ワン上手いなあと唸らされました。それとどうしても言及したいのが、先週同時視聴した��来る』の続編の小説『ずうのめ人形』です。今度は「読むと4日後に人形が殺しに来る原稿」の話で、比嘉姉妹と野崎が再登場します。『リング』をはじめとするあらゆる呪いに関する研究、絶望するしかない展開、意外な真犯人、最後は『来る』のラストを凌駕する圧巻のクライマックスです。ある仕掛けから映像化が困難なので、ぜひ小説で読んでみてください!
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bloodthirsty-world · 3 years ago
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I LOVE PUNK
Angel
僅かに残された女達
フランス系の彼女
悲しい表情をした人
うそつきと云う名の男
パパ
僕から愛した貴女
Mother Mary
無邪気な子供達
国民の顔を持つ利権集団
選ばれた子供達
あてもなく手探りで歩き始める彼女
見守るだけの僕
あの民族
聖なる者
米軍パイロットを気取ったアイツ
ヴィンテージマニアのアイツ
Billy The Kid
素敵な家へ帰るお嬢さん
ポスターの男
大人になりたくなかった僕
腐った大人達
ママ
ロマンチストな彼女
N氏
Thank Youとしか喋れないアメリカ人
宇宙飛行士
三流映画の主人公
しわくちゃな口の政治家
変わり者
友達
大事なママと妹
ボスらしき男
No.69と云う名のヒットマン
“母の愛”で包まれ“父の想い”で満たされ“仲間の声“で安らぐお前
与えた運命を間違えた神様
Sid Vicious
愛した人
パンクス気取ってたあの頃の俺
神様に会った奴
駄目なサラリーマン
JOKER
ブーツを咥えた猫
おじいさん
フライパン片手の女
湖をボートで進む恋人達
誰かの幸せを祈る少女
10年後の自分
黒人の子供
パラノイア
血を流す少年の母親
真っ白な手の平の彼
街ではしゃぐ悪ガキ達
青い瞳をした兵士
金と嘘で作ったようなスーツを着た偉い人
膝をかかえてる浮浪者
遊びを知らない子供達
悲しそうな顔をしてるニュースキャスター
泣き出した子供
チョコレートをくれた女
太陽の光を撃ち落とそうとする親愛なる友達
天国の小鳥
鳩の群れの中の少年
傷だらけの男
雑音に流され始めた奴等
声を殺しすすり泣く父親
終わりを待つ僕
笑い方を知らない飢えた子供
公園のベンチでキスをするカップル
裏組織の犬
醜いネズミ
完璧な奴
白い目で視てる奴等
何度殴られても笑って待ってる女
ソーダ水の海で溺れる少年
ゼリーの上で寝転がる少女
戻らないトカゲ
ロックな奴
青空に近づこうと屋根に登り口笛を吹きながら裸になった僕
皮一枚の肌の色で銃を持つ事になった男
幸福感に犯され戦いを忘れた男
狂ったように踊る女
恐怖に震える大統領
王様暮らしの男
プロの殺し屋
イカサマ野郎
笑顔のおばあさん
生まれたばかりの子供
大嫌いだったおじさん
背の高かった大人達
ヒステリックなシスター
月夜の狼
母を求める赤子
痛みも喜びも悲しみも知らない子供達
物乞いをするストリートチルドレン
気取って歩く身売りの少女
虫も殺せない少年
盗んだ指輪を売り付けようとする少年
待ち合わせに遅れて来た愛しい女
ヨウキナハイエナ
夜を待ち続けた僕等
私のヒーロー
飛べない天使
煙突掃除の老人
お婆さん
部屋の片隅で怯える僕
無邪気で繊細な女
ラクダで旅をする俺
くわえ煙草の野良犬
イエスキリスト
捨て猫の帰り道探す少女
君にしか似合わない僕
世界と共有したいと願う俺
大人じゃない俺
子供じゃない俺
頭を抱えるディレクター
怒鳴るマネージャー
あの子にばかり目をかける社長
本当の自分をトイレに流し、最高の笑顔でプロデューサーに唾を吐き、ブラウン管の中で中指を立てたアイドル
手紙を残した浜辺の二人
都合のいい時だけ女になる女
我がもの顔のおばさん
苛立つタクシードライバー
街中のワル共
偉い人達
高い鼻のあんた
スクラムを組んだ2人
僕の大好きな彼等
心底愛しあった二人
大人の世界を知っている少年
蝶を狙う蜘蛛
無神経な大人達
僕の思い出と暮らしてる知らない人
不良少年
行方不明の恋人
鳥のように自由に空を飛びたいと願う男
ヴェトナムの少年
充血した眼の兵士
自由に唄うことをあきらめた鳥
きれいな心の持ち主
純粋な女
白い服を着た天使
旅人
ニュースキャスター
セーターを編んでくれたおばあさん
泣きだしそうなピエロ
プールの変死体
インディアンの羽根をつけた恋人
アメリカ映画を愛している奴
ノイローゼの友だち
いかれたロマンチスト
破滅型ロックンローラー
FAT BOB
C.B. JIM
BELL BOY
単車乗り
ストリッパーの腕に抱かれていたボス
死神
ヴァニラ
スーパーマーケットのパートタイマー
車泥棒
迷子
精神科の医者
神父
ペリカンの親子
コウモリ
戦闘服を着た男
チキンジョージ
12月生まれの山羊座の男
インタヴュアー
荒んだ心を持ったハニー
かわいい女の子
神様
ヒステリックな女
生クリームだらけの3匹の子猫
アパートの管理人
ケツに火がついてる犬
飛び下り自殺した男
おもちゃの兵隊
ミツバチ
年下のジャンキー
ちいさな子供たち
森を駆け抜ける狼
綺麗な眼をした女の子
海賊
飛行機乗り
悲鳴をあげる女
恵まれない大人たち
裸足の子供たち
親愛なる母
天国へいきたいと願う男
背広を着た男
動物愛護団体
平和のハト
窒息寸前の子供
あわてた母親
肩をすくめている天使
スピードのぬいぐるみを着た男
世界で一番素敵な女の子
礼儀知らずの可愛いスカンク
アラスカ帰りのチェインソウ
PLATINUM BLOND
EDOWARD JACKET
BLACK SUEDE SHOES
50過ぎの売春婦
ちょびヒゲでとっても明るいデブ
ビードロのジャケットを着た浮浪者
15歳で家出した少女
太鼓たたきの恋人
シェパードを連れたパンク
ちいさな猿
傷だらけの天使
嫌われ者
ピンクの若いブタ
ピザ屋の彼女
誰とでも寝るような女
コバルトブルーの心の奴
ハート型のエプロンをした女主人
クスクス笑う奴
爪先で歩く猫
ベビーシッター
アヒル
ミッキーマウスの様な笑顔で愛しつづける女
リトルピンクサマー
スパゲッティ―ヘアーの男
青少年
マッチ売りの少女
おしゃべりキツツキ
夢をなくした友
荒れ果てた原野で生きる小さな虫
ミリンダ
グレッチ
RAVEN
暴走ピノキオ
血まみれのバカ
SUZIE
とても口じゃ言えないぐらいのヤンキー
泥だらけのハイエナ
目を閉じて夢を見ない女
踊子
21回目の誕生日の朝に死んだ女
かわいいジャンキー
SHERRY
スクラ��チという街で愛を探している奴
赤いタンバリンを上手に撃つ女
ロメオ
内気なカンガルー
この世界で一番幸せな人
数えきれない星の中でギターを弾いた人
ドブネズミの死骸
ガソリンスタンドに住みたいと願う男
LAS VEGAS PAT TUNE SUMMY
SHERILL
砂漠の商人たち
レインコートに雨の雫が落ちて笑顔を浮かべた女
言葉より未来を信じた二人
進んだ奴
小さな恋のメロディーという映画を12才の時に観て細胞がそのままの奴
希望を捨てない鳥たち
うなだれた白人の浮浪者
街で転んで手のひらを切った男
髪を切って鏡を覗き込んでいる無邪気な人々
頭の中でハツカネズミがダンスしている男
国境線上の蟻
チョッパー乗り
街路樹の猿
珊瑚礁売り
はちきれそうなボディの女
傷だらけのボンティアック
偶然出会った友だち
ドアがとれたCAMARO
笑う振付け師
マドラスチェックハットをかぶった黒人ゲイ
ネオンを浴びて道ゆく人
猛獣使い
白黒のトラガラの猫
T型フォードのホッドロッドでスピンしてよだれを垂らしている女
理屈をつけたがるMONKEY FIRE
不良の森に潜む不良
静かな森の奥でカベにもたれて揺れる草を見ている少女
メキシコの砂漠の果てで独りぼっちの女
枯れたサボテン
不満気にレモン畑を飛ぶ鳥
花びらが揺れるように口づけをした二人
センチメンタルな北京ダック
頬紅つけて笑っている悪魔
冬支度をするリス
分厚い恋の悩みでとりこんでいる女
よくしゃべる女
街路樹の唄うたい
天国に近いハート
孤児のみつばち
青いサングラスをしたピアノ弾き
優しく揺れるコスモス
銀河をさまようビーバー
夢を抱いて青空を見上げる若者たち
ぺピン
MARUUANA BROTHERS
ROBIN
SALINGER
HIPSTAR
MINNEY THE MUTURE ENLIQUE
GREEN JELLY
BLUE JELLY
PURPLE JELLY
METAL KIDS
MERRY LOU
PUNKS
TERRY
RUBY
ELIZABETH
ZONBIE
SAMMY
DERRINGER
D.I.J.
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patsatshit · 1 year ago
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日頃から公私ともにお世話になっているmole musicの店主、中村光貴にインタビューを試みた。メディアに露出する機会のほとんどない孤高の音楽生活者の「生活」についての一問一答、お楽しみください。
【2023年10月17日12時43分インタビュー開始】
〔土井〕 かつてタラウマラで発行していた季刊ZINE『FACE TIME』の記念すべき創刊号に素晴らしいテキストを寄稿してくれた光貴くん。そのなかで「それぞれが人生を続けるように、風景は変化し続ける。そして忘れ去られる。ユートピアは存在しない。悲しくもディープハウスは状況に対して意味を持つ」という極めて辛辣な言葉で論考に幕を下ろしていたけど、mole musicは大阪〜古市、古市〜新大宮と移転を繰り返してきた訳で、その都度、心境や生活に変化はあるの?
〔光貴〕 土井さん、こんにちは。相変わらず突然ですね。今日はよろしくお願いします。変化はあります。どちらかというと心境や生活の変化に合わせて、移動している感じですね。『FACE TIME』創刊号に提出した「無題」は2019年に自身のパーティーや物質の制作に向けて、普段は公開することのないステートメントや論考のテキスト断片と影響を受けたテキストのサンプリングをミックスして展開してます。昔から変わらないんですが、僕は動く前に書いてます。動いてから書くことは稀で。「無題」はカットアップというより自身のDJの方法に近いです。テマティック批評で編集したと思います。うまくできたかはわかりませんが。「無題」をタイトルとしたのはテマティックの逆説です。逆説の逆説かよってなるかもですが。僕の性質をよくご存じの方はまたやっとるわぁぐらいで思ってもらえれば。結果、活字の世界では違法な戯言みたいなものになりました。結果、土井さんが楽しんでくれていたので良かったと思っていますよ。
(中村光貴の「無題」は『FACE TIME vol.1』に収録)
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-skit-リズムを取る二人。土井返答無し。恐らく仕事。中村は定休日、湯に入る。
〔土井〕 ごめん、ごめん、パンク修理してた!なるほど。まさに「状況に対して意味を持つ」というか「はじめに言葉ありき」という感じやね。僕は古市時代からのお付き合いで、初めて家族でmole musicに合宿させてもらったとき、何か具体的なきっかけがあった訳でもなく、早朝から光貴くんとうちの息子が突然の音楽セッションをはじめたときのことがいまも鮮烈に脳裏に焼き付いてる。そもそも建物の佇まい自体が店というか、家。いや、家というか、掘っ建て小屋。街中によくある「古民家を改造して良い感じに仕上げました」という数多の量産型とは一線を画す、マジの荒屋やん。あそこを住居兼店舗として利用するのはそれなりの覚悟が必要やと思うし、「不便」と添い寝する気概がないと成立しないよね。ガスは通ってないし、水道管に地下茎が蔓延ってどえらいことになっていたし、夏は死ぬほど暑いし、冬は寒すぎて凍え死にそうになるし、秋は猛烈な花粉の飛散でこれまた死にそうになる。僕はmole musicに宿泊するたびに死にかけてる(笑)。それでもまた行きたいと思わせてくれる魅力があそこにはあった。一転、新天地は閑静な住宅街の一角という極端な振れ幅!それこそ光貴くんに教えてもらった西井一夫の『写真編集者』という本のなかに「写真をやろうと思う人は、人から何であなたは写真を撮っているの?というか何であなたは写真家になったの?と聞かれたときに、自分が写真というものを選んだ理由を言えるようにしていなければならない」というようなことが書かれていて、ほな光貴くんがレコード屋をはじめた理由を聞き出したら何日も夜を跨ぐことになりそうやけど、簡潔に言うとどういう理由でmole musicを立ち上げたの?
〔光貴〕 今日もパンクしてますね (笑)。古市は僕にとっては「不便」じゃなかったですよ。家が無い路上のハウスDJだった時代もありますし (笑)。奈良古市は住み込みながら、友人と4カ月かけてレコード家と呼べるような場所にしました。移転前、がらんどうになった家を見ながら、良いハウスになったなぁと勝手に納得していましたね (笑)。
レコード屋をはじめた理由を簡潔にいうと、制約のある時間、あるいは一生をかけて、語るには最高の方法だからじゃないでしょうか。それを続けられるかは別として (笑) 、今もそう思っています。肩書をレコード屋とDJのハイブリッド。これは僕の造語なのですが「音楽生活者」と名乗っています。因みに最高の方法っていうのは僕にとっての最高ですね。方法なので、目的はその先にあります。目的の先があってほしいとも思っています。続けられていることはラッキーです。
〔土井〕 「音楽生活者」という肩書きはめちゃくちゃ納得。mole musicの特異点は店舗そのものが完全自立型の語り部として機能していることやな。同じレコードを買うにしても、意味合いが変わってくるというか、そのレコードを手にした人間に、歴史的な背景や文脈を突き付けてくるというか、ほんま恐ろしい店やで(笑)。
〔光貴〕 その反応は純粋に嬉しいです。答えはなくて色んな方法で楽しんでもらえていると糧になります。僕自身が駄菓子屋からレコード屋に育てられてきた世代の人間なので。現代では何か目新しいことをしているように見えちゃうかもしれませんが、実は時代遅れの混成型。過去にあった、忘れられた当たり前の風景だと思いながら続けています。
〔土井〕 みんなええかっこして「お客さんのために」とか「文化を絶やさないために」とか言うけど、何よりも自分にとっての最善を模索し、追求し続けるのが自営業やと思う。
〔光貴〕 「お金のために?」「利権を絶やさないために?」(笑) 嗚呼、幻?気のせいです。
〔土井〕 自分にとっての最高の方策でないんやったら、店なんかやらん方がええもんね、しんどいだけやし……。
〔光貴〕 あっ、土井さん、しんどいのはお互いさまですよ。だって未だに好きなこと続けさせてもろてるから、しょうがないですよね (笑)。
〔土井〕 光貴くんがある種の目的を見据えて走り続けるmole musicを端的に表明するキーワードを挙げるとすれば何やろう?
〔光貴〕 キーワードかぁ。鍵の言葉ですよね。いつもなら反対とか逆説って言うような気がするんですが……。走っているつもりは無いのですが、うまく歩めていないかもしれません。歩むこともテーマなのですが、活動で脱落者が出てくるのは事実ですよね。ここは土井さんも思い当たる節はありそう (笑)。今日は定休日なのですが、実はさっきもお客さんが来てました。今は次の制作のミックスダウン作業をしながら返信しています。土井さんはパンク修理しながら質問を投げてるでしょう?休み方だけは忘れてしまったかもしれませんね (笑)。
〔土井〕 それはほんまにそうかも。僕も昨年に片足がもげたわ (笑)。好きなことを続けるのは絶対にしんどい!そう言えば、1年の半分以上を全国津々浦々の現場でライブをして生活しているブルースシンガーの方に「しんどくないですか?」ってアホみたいな質問を投げかけたことがあって、その方は「土井くん、子どもは好きなことやってるときは何時間でも何日でも同じことを苦もなくやってるやろ?わてはあれと同じや。好きなことしかしてへんねやからしんどいことなんてあれへんで」って言うてはって、やっぱりレベルが違うなって思うたんやけど、その数日後に体調を崩されてライブの途中にまったく声が出なくなったらしく、後日タラウマラに来てくれたときには「土井くん、やっぱり好きなことでもしんどいときあるわ」って苦笑してはって、逆に「好き!」ってなってん。
〔光貴〕 土井さんの生活はシーケンスがあるから。しっかりと家族と向き合ってるのが凄いなと。この間、ブログで売り上げのサンプルを提供してたじゃないですか。売り上げをデータベースにアーカイヴする時点でえらいパフォーマンスやなぁって思ってみてたんですけど。目的が明確だなと。もう素直過ぎるやんって感心してました。土井さんは家族と過ごしている時間は絶対譲りませんもんね (笑)。比べて僕は即興の要素が多いかもしれません。今やっていることが正にそうですし。あとで辻褄あわすかもやけど (笑)。
〔土井〕 いつも僕のわがままに付き合ってくれてありがとう (笑)。僕は光貴くんの即興性に底知れぬものを感じているから、ついつい無茶振りしたくなるねん。そのくせ自分は家族との時間を断固として死守するという超わがまま (笑)。あと光貴くんが挙げてくれた「歩むこと」「駄菓子屋」は確実に鍵となる概念やね。それこそうちの店名になってるメキシコのタラウマラ族の人たちも速く走ることを得意としている訳ではなくて、ゆっくりと永くいつまでも走り続けることに長けてるみたい。それってつまり「歩むこと」やと思うねん。周りの情勢や速度を気にせずに歩みを止めないというのは意外と大変なことで、誰しもついつい周囲と歩調を合わせてしまうもんやからね。それと2000年代前半くらいまでの過剰なマニュアル至上主義の横行によって、個人経営の店でさえも当たり前にシステマチックな対応を求められるようになったやん。店は客に対してこうでなければならない、というのを無意識に植え付けられている人が多い。でも僕らが子どもの頃に通ってた駄菓子屋のおっさんらは客である僕らに平気で怒鳴ってきたし、ひどいときには殴られたやろ(笑)。せやけど結局それが自然というか、店員と客である前に人間と人間やから、双方で怒りたいときに怒れば良いし、笑いたいときに笑えばいいと思うねん。そういや光貴くんとの電話をしている最中に「工具貸してくれや」って言うてきた客のおっさんにキレたこともあったな(笑)。
〔光貴〕 幼少期、駄菓子屋がはじめて触れた「社会」や小さな「世界」だったと思いますね。決して学校では無かったです。「社会」の教科書を見ても、殺した人間の数が多い人が太文字で書かれているだけだったので。あの書物は時間軸が遠くなればなるほど、太文字が神格化され、現代に近づくほど不明瞭な二元論で語られる不思議な読み物ですね。実際、今は「社会」と呼ばれる教科書を趣味で読んでます。特に意味はありませんよ (笑) 。子どもながらに駄菓子屋で思考するか否かで大きく人生が変わったと思います。田舎育ちだったことも影響しているかもですが、僕の好きな駄菓子屋の風景は無くなりましたね。まだフィールドワークは終えてないのですが、地元の駄菓子屋が潰された時期、各地で駄菓子屋が消えていってるんですよね。その後、街のたまり場はコンビニエンスストアになって、駄菓子屋の無い町の夜は大荒れ。
〔土井〕 いや、ほんまに。教科書ってやっぱり権力側の呪具みたいなもんやから、駄菓子屋のおっさんみたいに「俺が教科書」という人間との折衝はそのまま「社会」に出会う行為と等しいやんな。一時期、うちの長男が家の近所の「ひさご」っていう駄菓子屋で万引きを繰り返すということがあって大変やってんけど、あれも息子がはじめて「社会」というものに触れた瞬間やったと思う。さっき言うたみたいにうちの子らが打楽器で光貴くんとセッションしたり、共通の知人の息子が遊びに来ていたり、mole musicは駄菓子屋の原風景をいまも確実に描き続けてるよね。原風景という言葉で思い出したんや��ど、光貴くんと友人との共同制作 Zip Up Parker 「帰り道」について聞きたくて、あの印象的なバックプリントの風景は何をモチーフにしてるの?
-skit-土井:因みに自分も「帰り道」パーカーを愛用している。マジで毎日着てる。
【インタビュー開始から6時間が経過】
-skit-中村:気絶 自称巨匠からのメールで起きる。理由もなく日々えらくなっていく巨匠に恐怖。
〔光貴〕 気絶してました。そうそう駄菓子屋はそういうイメージですね。子供にとっては実は軽く超えられる境界なんです。モールは敷居が高いイメージかもしれませんが、それは現代の風景から切り取ればそう見えるように作っています。住宅地の一角の何故か開かれた場所なので。一駅隣に住んでいる、鉄道マニアの中学生がたまに友達と自転車漕いでレコード買いにきたり。「書くのはやめた」って言ってたのですが、その子は仮想国家のSFも書いていて。まぁ、おもしろいですね。彼らのクルーには昭和アニメのマニアもいるので、この場所がきちんと店に見えてるんですよ。「帰り道」については去年奈良古市に店を置いていた時代に友人と製作したかったもので、タイトルそのままですね。完成して現物が届いてからタイトルを付けたので、特に深く考えずに出てきた言葉ですね。「深く考えず」にということは、日頃からある共通認識だと言うことで「帰り道」としました。モチーフはタッチ、タイトル、カタログ番号等から察して頂ければ幸いです。
〔土井〕 鉄道マニアの中学生クルーに是非とも会いたい!自画自賛になって気持ち悪いけど、ほんまに僕らの店に来る人たちって、良くも悪くも個性的で最高に笑えるよね。光貴くんの言うようにmole musicやタラウマラが「店に見えない」人たちにとっては、一向に可視化されないのに。それでも彼らは自然と集まってくる。そこに何があって、何が見えて、何が果たされたのかというのは各自が自分の胸に手を置いて考えたら良いし、それが通過点なのか終着点なのかは誰にもわからへんもん。光貴くんの製作物には常に何かしらの意図があって、それをこちらの解釈で勝手に紐解くのが面白い。さっきは無粋な質問を投げかけたなって、いまちょっと反省してる(笑)。レコード屋としての光貴くんの考えはほんの少し掴めたような気がするので、次はDJとしての活動について聞かせてください。キャリアはどれくらい?
〔光貴〕 いえいえ、大丈夫です (笑) 。楽しんでもらえればありがたいんです。(ここはインターネットメディアの露出が無ければ話しているかも知れません。でっち上げの可能性もありますが)。DJをはじめたと感じたのはギターからターンテーブルに持ち替えた18歳、地元でDIYパーティーをはじめた頃ですね。レコードプレイヤーを買ったのは16歳、この頃からレコードコレクターだったと思います。DJのキャリアは22年ですね。
《2022.11.26 Hopkins Creek at Northcote Theatre》
〔土井〕 キャリア22年!龍ちゃん a.k.a VNZ(東淀川区出身のラッパー)がオギャーと生まれてから現在までの人生をまるごと飲み込む期間やん!その22年間のDJ活動に於いての変化や矜持みたいなものがあれば教えてほしいな。
〔光貴〕 じぶんアーカイヴが下手くそなので、仮に22年としておきます (笑) 。実際はもう少し前かもしれないです。DIYパーティーと並行してDAWN(現NOON)でレギュラーパーティーをはじめたのは恐らく19歳でした。僕は行為においては物質より現場のみに重きを置いてきたので、制作物があまりにも少ないんです。変化について簡潔に書くと、僕にとって良いとされていた時代は去っていった、ということに尽きると思います。これは時代の話なので、個と音楽との関係性はもっと複雑かつ多元的です。僕の場合、レコードのような多元的な物質でなければ、ここまでDJを続けることができなかったと思います。戦後日本の時代の変革と世界の変革はおよそ10年と20年、ふたつのタームで考えることができるのではと過程していました。音楽においてもこのタームというのは有効で音楽史を振り返れば自然と見えてくるように思います。未成年(当時)の頃から20年ターム、この姿勢は続けてみようと思っていました。少し欲張って40歳までこの景色を見ようと。既に40歳を迎えたので、矜持としての行為者として続けるという役目はひとつ果たしました。その過程の中で行為として他人と同じことはしないという制約も徹底できたのかな?と。しかし求道的に今尚続けているのは、レコードという物質の魅力に尽きると思います。僕の場合レコード屋とDJのハイブリッドなので、ここを肯定できないと終わりなんです。かと言ってデジタルを否定している訳ではありません。じゃないと、このインタビューも厳密には成立しないので。いま現在もCD-Rで実験しています。この歴史はなかなかおもしろいんですよね。そろそろCD-R史のフィールドワークをはじめようかなと思っていたところです。
〔土井〕 めちゃくちゃ具体的な回答かつ、これが今日のハイライトかもしれない。「現場のみに重きを置いてきた」というのはここ数年の付き合いの自分からしても納得できる話で、mole musicという思想の実体化としての店舗、DJの現場ひとつひとつが光貴くんにとっての作品なんやと思う。レコードを多元的共有物と見据えて向き合う姿勢、CD-R史の探求など深掘りしたい話題がてんこ盛りで、興味が尽きない。ほんまに稀有なまなざしでレコード屋とDJを両立させてる人やと驚くわ。これも答えにくい質問かもしれないけど、光貴くんにとって特に思い入れのある作品(レコードorパーティー)は何ですか?
〔光貴〕 アナログとしてのCD-R史ですね。僕の青年後期は友人と何か作品を交換したり、プレゼントするメディアがカセットテープからCD-Rへと転換する時期でした。僕自身もこの転換は驚くほど簡単に移行できたんですよ。今は歴史と物質自体の持つ情報(ここでの情報はデータ情報で音楽の内容では無いです)その理由に近づいていってる感覚ですね。90年代にはポスト・テクノロジーミュージックの時代は既にはじまっていて、様々な試みが成されていました。実際そういった作品に触れることはありましたし、所有していますが、物質そのものを解釈するという段階まで、青年後期 (90年代後期~ゼロ前代初頭) では思考が追いつかなかったような気がします。まだまだ趣味として楽しめることはたくさんありそうです。そういえば、特別という事を意識したことが無いかもしれません。幸いなことに僕は身近に特別に感じられる人が多いので。ラッキーなのか、どうなのか (笑) 。作品は……ヒミツですね (笑)。
-skit-中村:音楽家の先輩来店、ひたすらレゾナンスについて語る、癒やしの時間。
-skit-土井:龍ちゃん超久々の来店、新曲を持参。
【インタビュー開始からすでに40時間が経過】
もしもし 土井さん、おはようございます。今日タラウマラに何時に入りますか?光貴くん、おはよう。今日からタラウマラは臨時休業で家族でおでかけするねん。えっ、マジで?せやねん、ごめんな。いやいや、頭の中どういう切り替えしてるんですか?こっちにはインタビュー投げっぱなしで (笑)。ごめんな、旅行中は電話でえへんけど、いまはまだ大丈夫やで。いつも思うけど、仕事の向き合い方が全然ちゃいますわ。光貴くんはひとつの案件があったら48時間とか平気で手綱を離さへんもんな。そうですよ、ずっと長時間向き合ってますよ、短時間での仕事の強度が土井さんとは全然ちゃうんかな。自分は究極のメリハリやからね(笑)。僕はこのインタビューに応じながら、店の営業して、次の制作のミックスダウン作業をして、今週末にはパーティーを控えてますからね。ほんまようやるわ、悪いけど僕は家族で温泉につかって来るよ。マジでむちゃくちゃやな、この人(笑)。そうそう、それはそうと昨日タラウマラに龍ちゃん来たわ。だいぶ久々ですか?うんうん、彼はサイクルショップすずめの頃から足繁く通ってくれてたけど、この2年での来店回数は1回か2回やからね、だいぶ久々やな、しかもインタビューで名前が出てきたタイミングで本人登場っていうね(笑)。それは素晴らしいことですよ、何やかんや言うて結局は僕ら、寂しいんですよ(笑)、ずっと続けていることは精神的にも負荷がかかるんで。ほんまそうやわ、ほなそろそろ赤穂に向かう準備するわ、一旦LINEでのメッセージのやりとりに切り替えてええかな?あと週末のパーティーは光貴くん何時の出番なん?ほんまこの人……(笑)
そういや今後の展望を聞かれていた気がするな。このインタビューを土井さんにデジタルアーカイブさせないことですね。
【2023年10月19日8時46分インタビュー終了】
……ということで、いつも通りに互いに仕事をしながらLINEとメールと電話とGoogleドライブを行ったり来たりしながら2週間かけてようやく終わりを迎えたインタビュー……いや、どう考えても僕が喋りすぎてるな、ほんま、すんません(笑)。最後に光貴くんが選んでくれたPARLIAMENT - GLORYHALLASTOOPIDをどうぞ。最高にイカれた週末をお過ごし下さい。
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toxgo · 3 years ago
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2022 冬アニメ
季節が流れるのは早いもので、冬アニメの時期がやってきました。誰が何と言おうと今期の1番の注目作品は「進撃の巨人 The Final Season Part2」である事は間違いないです。遂にアニメ版も終わってしまう切なさを感じてますが、#77 "騙し討ち"から既に泣いてしまいました。OPに入るまでの緊張感。ジャンのカッコ良さ。ジーク登場時の鳥肌。ナイルさんの大人としての振る舞い。ファルコがガビにやっと伝える事が出来た想い。本当に24分間が完璧でした。そして、あのイェレナのシーンもバッチリでしたね笑 MAPPA制作の圧倒的なクオリティの高さを毎週楽しみにしてます。今回はそんな"進撃の巨人"以外の冬アニメオススメ作品ついて。
からかい上手の高木さん3
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まずは"からかい上手の高木さん"シリーズ。今作がシーズン3。そして劇場版も今年公開予定。個人的なアニメの定説としてシリーズが続いてるタイトルはだいたい面白いです。雑 話題性や人気はもちろん必要ですが、円盤の売り上げやタイアップなど様々な大人の事情をクリアしないとシリーズ化しないのがアニメ業界。なので第3作目まで続く作品は安心感がハンパじゃないです。
「髪型センター分けの可愛いアニメヒロイン」ランキングがあればTOP10にランクインすると思うヒロインの高木さん。ちなみにMen'sランキングの1位はやっぱり人類最強の男こと"リヴァイ・アッカーマン"ですかね?
そんなしっかり者で少し大人っぽい高木さんはクラスメイトでとなりの席の"からかい"がいのある西片くんに想いを寄せています。彼への恋心を"からかい"というオブラートに包んで描かれるラブコメ作品です。恋愛の駆け引きが上手い高木さんと、その高木さんを見返そうと空回りする西片くんとの掛け合いが微笑ましい基本1話完結型。でもシーズン2の第11、12話の2話構成で描かれた"夏祭り"の回は甘酸っぱさ全開のエモ回でした。特に夏祭りに誘う内容の11話 「約束」はヤバい。
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夏休み最後のメインイベント"夏祭り"が頭をチラつき始めたある日。友達と釣りに行く約束をしていた西片。釣りに向かう道中で、おつかい帰りの高木さんと遭遇します。重たそうな荷物を一緒に自転車で高木さん家まで運ぶ西片。お互いに何か言いたげな空気が流れる中、早々に高木さん家に着いてしまいました。"夏祭り"の事には直接触れずに西片を釣りに送り出してしまい少し残念そうな高木さん。ところが少しして西片がダッシュで戻ってきます。そして、一言。
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「なっ、夏祭り、一緒にいかない?」 その言葉を心待ちにしていた高木さんは1度落とされてからのまさかの言葉だったのでテンション爆上がり。彼女の返事はもちろんの「うん!」 嬉しさのあまりにおつかいで買ってきたジュースを持ちきれないくらい西片にあげてしまいます。そして、いよいよ迎える夏祭り当日、、
と、正直この夏祭りエピソードだけでも観てほしいくらいの神回。シーズン3はこの"夏祭り"後からスタートします。そして、高木さんの声優を担当している高橋 李依さんが名曲の数々をカバーしたEDも毎シーズンの楽しみ1つです。
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その着せ替え人形は恋をする
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学園系ラブコメにおいて陰キャラメンズ主人公と陽キャラヒロインの組み合わせは鉄板中の鉄板。むしろそれでないと成り立たないくらい。僕は学生時代にまぁまぁな陰キャラだったこと。そして当時の忘れられない想い出や憧れもあり、この手のアニメが大好きです笑
この類の作品で惹きつけられるポイントとしては、主人公のオタク具合+ドM+童貞感。ヒロインのツンデレないし性格の天然っぽさ。そしてちょうど良い塩梅のエロさ加減の3本柱です。最近の作品では「イジらないで、長瀞さん」が正にそれ。(シーズン2も楽しみです) "その着せ替え人形は恋をする" 通称「着せ恋」はそれらのポイントをしっかりと押さえた間違いない作品。
あらすじは、祖父の影響で雛人形の製作にドハマりしてしまい、雛人形の頭を作る頭師(かしらし)になる夢を持つ主人公の五条新菜。頭師まではいかないものの、雛人形の衣装を作るのは既に一人前。来る日も来る日も雛人形の事ばっかり考えていた結果、学校では完全に"ぼっち"な状態。
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そんなある日。家で使っていたミシンが壊れてしまいます。放課後に被服室でこっそりと雛人形の衣装を作り、なんなら人形に話しかけ他人に見られたくない時に、クラスの人気者で陽なオーラ全開のギャルな喜多川海夢(まりん)と鉢合わせます。
完全にドン引きされる事を覚悟していた五条くんでしたが、喜多川さんの反応は真逆なものでした。実は生粋のエロゲーオタクであり、コスプレ欲強めなヲタ女子だったのです。しかし、コス願望は人一倍あるものの衣装作りが致命的に下手くそ。そんな時に五条くんの被服力を目の当たりにし、自分のコスプレ衣装を作って欲しいとお願いする所から物語はスタートします。
僕は原作未読ですが、第1話目から心を鷲掴みされました。なんと言っても喜多川さんが可愛すぎです。しっかりとヲタな所も最高過ぎます。そしてちゃんとエロい笑 原作は女性からの支持が高め(NARI調べ) なので女の子にも是非オススメしたい作品です。
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明日ちゃんのセーラー服
5年ほど前にその存在を知り、作画のタッチがどストライク過ぎてアニメ化を心待ちにしていた作品が"明日ちゃんのセーラー服" 原作者の博(ヒロ)は漫画家兼イラストレーター。昨年にアニメ化され、ジワジワと話題を集めた「スーパーカブ」の原作キャラデザも担当しています。同い年という親近感もあり、とても好きな漫画家さんです。
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主人公の明日小路は、推しのアイドルとお母さんが通っていた母校のセーラー服を着たいという夢を持つ女の子。名門私立の蝋梅学園に受験し、見事に合格。しかし、蝋梅学園の制服はセーラー服からブレザーに切り替わっていて、入学式早々に心を挫かれてしまいます。
でも、妹の花緒(めちゃくちゃ可愛い)からの言葉に力をもらいます。1人違う制服を着ている方がいい意味で目立てるから逆にありじゃん!と持ち前のポジティブさで新しい学校生活をスタートする所から物語はスタートします。生徒数の少ない小学校に通っていた田舎育ちの明日ちゃ��にとって、初めて尽くしの中学校での生活。新しく出来る友達との出会いを最高の作画と丁寧なストーリー展開でお送りしている青春学���作品。
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その原作の世界観を壊す事なく美作画に仕上げたのが、ここ3〜4年で良作をコンスタントに生み出しているアニメ制作会社Clover Works。↑で紹介した"その着せ替え人形は恋をする"も制作してます。過去作で"青ブタ"シリーズや"シャドーハウス"が個人的には素晴らしかったです。作画の細かい所ですが、第二話で机を繋げて給食を食べるシーンがあります。中学校の机って新しい木目の物もあれば、いい感じに味が出てるタイプもありましたよね。その色味などもちゃんと表現している所なども素敵だなと。
日常系のアニメが大好物な僕にとって観ない理由が見つからないです笑 作者のフェチズムがすごいとか、設定やストーリー性に欠けるなどの声をチラホラ耳にしますが、正直そんな意見はどうでもいいです。
何事においても自分が"それ"を好きだと言えるだけで十分です。真っ直ぐに生きる明日ちゃんに元気をもらえるストーリー展開がなんと言っても魅力的。そして、今週発売されたファン待望のイラスト集はマストバイなアイテム。僕は速攻で買いました。
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京アニの「聲の形」や「たまこラブストーリー」を手がけた山田 尚子監督と「映像研には手を出すな!」の制作会社サイエンスSARUのタッグ。そして声優陣も豪華キャストな「平家物語」も追っかけてます。第一話からグイグイ引き込まれる"祈り"の物語です。
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NARI
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gillochindoxgillochindae · 3 years ago
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インタビューbyChorareii(日本語ver.)
この記事はChorareii(@chorareii)によるインタビューを邦訳したものです。写真などが豊富に掲載されておりますので、chorareii.comを是非チェックしてみてください☆
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「メガロポリス東京に佇む侘び寂びの美しさを見いだすアーティスト、GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAE。」
彼の作品や主催するプロジェクト「獸」では、自然と都市、有機的なものと技術的なもの、伝統的なものと現代的なものなど相反する概念が絶妙なバランスで表現されている。GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAE(@gillochindox_gillochindae)は、その作品の本質や美学において、現代の東京という都市と深く結びついているアーティストである。しかし、一方でその作品は、不完全ではかない「未完の美」を求めた古来からの伝統的な日本人的自然観や世界観である「侘び寂び」の精神にインスパイアを受けている。
GCD☆GCDは、都市の景観を生命体として捉え、その根源やどのように都市が成長し、どのように崩壊するのか、またそこに生息する生物がどのように振舞うのかを着目している。彼のインスタレーションや、コンセプチュアルな作品、ビジュアルワークの中には、荒々しくも生っぽい素材が用いられることがあるが、一方で、デジタルの世界やテクノロジー製品などに通ずる精密さも見受けられる。また、彼の作品からはプログラミングやロボット工学への愛情も感じられる。
彼の最も野心的なプロジェクトである「獸」(@jyu_raf_arch._)は、7年間にわたって一連の展覧会とライブイベントを組み合わせたものが毎年開催される。彼自身が脚本した、東京の若者を象徴とした黒い獣が主人公であるシナリオをもとに展開されいく。 Chorareii: まずはあなたのアートについてお聞きしましょう。あなたの作品を初めて見たとき、私は産業的、機械的なインスピレーションを受けていると感じました。でもどういうわけか、テクノロジーが生み出す侘び寂びのような精神も同時に感じました?! GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAE: そうですね。私は東京で生まれ育っているので、現代の東京の都市からインスピレーションを受けています。高層ビル、その間を駆け抜ける複雑な高速道路や鉄道網、そこで生きる青年とか。
あと、あなたに侘び寂びを感じさせたのは私が日本の古い芸術が好きなことが関係しているからかな。一応日本画専攻出身ですし、運慶の仏像や江戸時代以前の日本の絵画とか好きですね。ダイナミックだけど静かな感じでザラザラとした質感があるよね。 これに関連して、あなたの作品は有機的な側面を持っていますが、あなたの芸術的性格は何かロボット的なものを持っていると思います!すべてが形と機能で非常に調整されています。あなたの名前はロボット動物(a robotic animal)のようにも思えます。 「STATEMENT STONE PLATE」では、コード化された言語であるかのように特殊文字を使用していますね。 Instagramのプロフィールでも、ロボットの画像を使用しています。
ロボット工学の世界はあなたの芸術にどんな影響を与えますか? a robotic animalっていい表現ですね。ロボットって機械と動物の間だと思ってて、私の名前もギロチンと動物感が同居しているところが気に入っています。「STATEMENT STONE PLATE」や作品タイトルはプログラミングコードのような役割を持っています。世界の様々な言語を象形文字のように使用して構成しています。一応読解できるように作っています。小さい頃はロボットペットとかで遊んでいて、プロフィール画像のロボットもそのうちのひとつです。
小学校高学年〜中学生までプログラミングの教室に通っていました。そこでロボットのシンプルなひとつの動きでも、細かな部品とプログラミングの組み合わせや配置で構成されていると知ったんです。細かなモチーフの配置によるインスタレーションや、展覧会自体をプロジェクトの一部とする思考はプログラミング教室で学んだことが生かされているかもしれないですね。 あなたはロボット工学が人類一般に対して何か貢献できると思いますか?
ロボット工学が人間に貢献できることはないと思うよ。だって日本の人間自体がロボットに似ているとよく言われるよね。だから私自身もロボットだし。皆同じ情報をアクセスすることができ、性別もなく、感情をあまり表に出しません。私はそのようなロボット的側面を否定的に捉えるのをやめることで、私たちの世代に何か貢献できればと思っています。 それでは、あなたがディレクターを務めるプロジェクト、「獸」についてお話したいと思います。これは、今後7年間に開催する予定の7つの展示会のシリーズです。私にとって、この先の7日間でさえ何をするのか想像できません(笑)!このような野心的なプロジェクトはどのようにして生まれたのですか?また、どうしてこのようなプロジェクトを行おうと思ったのですか?
まず最初に、「獸」とは全7章にわたる黒い獣を主人公とした物語であり毎年1度、各章ごとに展覧会とライブイベントをセットで展開してゆくプロジェクトです。 このプロジェクトは2020年のコロナ禍に私の机の上で生まれました。1回目の緊急事態宣言の時、部屋に2ヶ月くらい籠もって自分のアーティストとしてのDNAとは何か振り返っていたんです。その中で、漫画やSF小説、映画が私のDNAであるとに気付いて、手塚治虫の「火の鳥」やフィリップ・K・ディック、スタンリー・キューブリックの作品とかを見直しました。それらに共通するのは物語。最初は物語を展覧会という表現形式を用いて展開出来ないかというチャレンジから発想してゆきました。
なぜ7年間という長期間のプロジェクトになったのか。さっき言ったみたいに私のDNAの半分以上を締めるのは漫画なんです。日本の漫画には読切作品(1話完結)と長期連載というものがあって、美術の展示は基本的に一回きりの読切作品なんですよ。アーティストの人生が一つの長期連載作品みたいなものだと思いますが、。 私は展示の長期連載は見たこと無いなと思って、展覧会が連載漫画のように続きながら、繋がって展開していくというアイデアにたどり着きました。 「獸」の各イベントは物語の中の一つの章としての役割りを持っています。それについて教えてください!
「獸」の主人公の黒い獣は、東京の青年である僕の友人をモデルにしています。その獣の人生を7つの章に分けて展開してゆきます。6月の0章では黒い獣が狩人に狙撃されるシーンを表現しました。実は0章は物語の中間地点で、物語の時間軸では1→2→3→0→4→5→6 のように構成されています。スターウォーズみたいなものです笑。
来年は獣の幼少期、1章なので過去に戻ることになりますね。 このプロジェクトでは、デザイナーの八木幣二郎(@heijiroyagi)と緊密に協力しました。どのようなビジョンを共有していますか?
彼はいわゆるデザイナーの枠を飛び出しプロジェクトを共に作り出す大事なパートナーです。このプロジェクトはアーティストと場所は毎年変わってゆきますが、デザイナーは7年間彼が務めます。なので、彼は今後7年間の展開も見越したデザインを制作しています。
この前の展示で言うと銃弾の入った箱やWebデザイン、入り口のカッティングシート、「STATEMENT STONE PLATE」などただデザインするだけではなく、アイデアも彼と一緒に考えています。彼は「獸」にとって重要な人物です。 どのようにしてこのプロジェクトに参加するアーティストを決めていますか?また何か基準はありますか?
大体Instagramを見て探して、実際に会って決めます。今回は展示アーティストもライブアーティストもほぼ私と同じ年齢だったんですけど、その理由は不完全な人を求めているからです。既に完成して安定している人は出してくる作品も予想できるしつまらないです。不完全だからこそ予想できない作品を出してきたりします。その基準が土台としてあり、物語の各章ごとに全く違ったテーマがあるのでそこに当てはまる人を探しています。常に探してますよ。 このプロジェクトは美術だけでなく音楽の要素もありました。あなたはどのように音楽と繋がっていますか?音楽ライブは「獸」というプロジェクトにとってどのようなものだと考えていますか?
シンプルに音楽がめっちゃ好きです笑。常に聴いてます。周りに音楽やっている友達も多いですね。展覧会はどうしても動きがないというか爆発的な熱というのは生まれないと思ってて、逆にライブは爆発力はあるけど次の日にはみんな普段の生活に戻ってしまうんですよ。同時に行うことで双方の弱点を補い合えればと考えてライブも企画しました。 ライブをすることでアートの展示に来たことないような人が来てくれたり、展覧会自体にも熱が生まれると思うんです。あとは美術と音楽って距離があるなと思ってて、私はどっちも好きなのでその距離を少しでも縮められたらなと思ってます。 このプロジェクトのスタート地点である「獸 (第0章/交叉時点)」は、北千住のBUoYで開催されました。私は個人的にこの場所や東京のこの地域でのイベントに行ったことがありません。この場所で開催したきっかけは何ですか?
行きづらい場所でごめんね笑。場所というよりは空間で選びました。あそこの廃墟感が自分のイメージにピッタリでした。それとみんながあまり使わない場所の方が新鮮さがあると考えたからです。よく使われている場所だと内容が新鮮でも、そうじゃ無くなっちゃうんですよ。 「獸」の他に、Gillochindox☆Gillochindaeにはどのような将来のプロジェクトがありますか?
大きな計画としては2050年くらいまでは考えてあります。その他のアイデアも10個以上は溜まっていて、あとは実行の機会をもらうか自分で作るだけですね。
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「௵[(вlΔ ©︎61)獣®︎ணπ]ΘFFᎥဧΞ��↑912133群=FΞးဝံ့း᱗ᱡΠ》ஃ────ᏣцΠစௐ」installation by GILLOCHINDOX ☆ GILLOCHINDAE (@gillochindox_gillochindae). Photo: Naoki Takehisa (@takehisanaoki).
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Episode.0"JYU"-crosswhen-「Exhibition Box DM」Design: Heijiro Yagi (@heijiroyagi). Bullet Production: Sen Takahashi (@sen_takahashi).
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「STATEMENT STONE PLATE」Design: Heijiro Yagi (@heijiroyagi) Printing director: @4____9.
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みんなのココロにギロチンを☆
邦訳協力:うろたんり、佐々木遼
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fancollection-too-maaya · 4 years ago
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10.FOLLOW ME UP [2016]
illustration & notes by 葉月 紗
1.FOLLOW ME
あなたには私を捕まえられない、でもついてきて、と言う彼女の姿は太陽みたいで眩しい。軽やかに飛び上がって、鳥のように歌って、無邪気に笑って、なんて楽しいんだろう!この世界の全てを、宝石に変えてしまう魔法。その輝きに憧れて、私は今日もあなたを追いかける。
2.Be mine!
最初からクライマックスのような勢いで息をつく暇もない目まぐるしい景色。でもこのドラムのスピード、ベースの唸り、ギターのライン!全部がどうでも良くなるほど完全で、急降下も急上昇もモノにしてしまう勢いがここにある。あなたもこの歌で無敵になってみない?
3.さなぎ
このサウンドを止めることは誰にもできない。マジックナンバーのような明るさとも、Get No Satisfaction!の様な等身大さとも違う、この曲だけの強さと鋭さ。雑念を取り払って直感だけに耳を澄ませれば、この翅の輪郭が見えてくる。殻を破るタイミングはきっと、今!
4.SAVED.
緩やか川の流れ、風に揺れる穂や、見渡す小さな街。この日常に、見えなくても、私を見守ってくれている存在をどこかで感じている。それはかつて出会った誰か、もう会えない人、いつか向き合うあなた。ふと、その声や体温に耳を澄ませる時、その暖かさが懐かしくて涙がこみ上げる、そんな歌。
5.東京寒い
ブルーグレーの朝、まだ人の少ないビル群の隙間をバスで通りかかる。
一本向こうの���地にかつてあった熱は冷めてしまって、もうみんな、知らない人になった。熱帯魚の尾鰭をつつくような余裕さで、薄く開けた瞳で街を眺める。座席に沈む心地よい疲労感、また夜に踊る為に目を閉じて。
6.アルコ
絹のように伸びる薄い雲、広がる空の果て、飛び立つ鳥の群れに想い��寄せる。それは静かな祈り、深い慈しみの姿。どうかこの広がりの中、巡る優しい風が、傷ついたあなたにも吹いていますように。そして、どうか祝福を、愛を告げますようにーー私はずっと、此処で、あなたを待っている。
7.幸せについて私が知っている5つの方法
煌めきに溢れるサウンドで描かれた心が沸き立つような世界。銀河に包まれた星の軌道のジェットコースターは止まることなく周りの景色を幸せの色に塗り替えていくよう。私だけの特別なレシピ、その仕上げは大好きな君と一緒にいる事。さあ、たーんと召し上がれ!
8.はじまりの海
スロウなテンポで海沿いを散歩する、只々なんて歌詞のフレーズがちょっぴり歩く音みたい。ずっと走り続けていたら、気付けたはずの小さな幸せも見逃してしまう。宝物は、遠回りの途中にも転がっているもの。一つずつ拾いながら、休憩だってしても良いし…それなら歌声はフラットで。
9.これから
ストリングスの始まりから、あの20周年ライブを思い出して目の奥が熱くなる。あの歴史を語る様なステージで、この歌はより強い意味を持って、言葉はより深い響きで、私の心に届いた。出会いと別れの繰り返しの先に見える光。あなたの未来を信じる言葉に救われてきた。きっと、これからも。
10.Waiting for the rain
私の上に広がる柔らかな彩雲から、虹色の光の雨がシャワーのように降り注ぐ。かざした掌に輝きは撥ねると、2つに分かれて空気に優しく溶けた。それはとても甘い粒、流星にも似た弧を描いて、乾ききって荒れ果てた大地を鮮やかに染めていく様を、静かに見届けていた。
11.ロードムービー
セピア調のエンドロール、その褪せた画面に一台、古びた車が走っている。少しがたつく屋根も、丸いフォルムも、この先の道にしっくりくる形で愛おしい。流れるクレジットに連なる名前は袖触れ合った人たちで、かけがえのないキャストだった。私達の旅は画面の先でまだ、続いていく…
12.That is To Say
雨が降る窓越しのライトがちらつく夜。見慣れたこの広い部屋を本当は持て余している。大人になって、大体のものは手に入るようになった。けれど、その中で忘れてしまった思い出もあって。この手で抱えられるは少ない、それでも大切にしたいものは、君へのこの気持ち。
13.レプリカ
暗闇の中、激しく点滅するライトに僕のアウトラインが浮かび上がる。世界は複雑で、善悪の判断もつかなくて、それでも光を信じて走ることしか僕らにはできない。絶望に竦む足でも、闇雲に駆け抜ければ必ず出口はあるだろう。だから、何度でもこの強い声が君に届くように、叫ぶんだ。
14.かすかなメロディ
パチッと小気味のいい音で、橙色のルームライトがついたら、ほっと気が緩んだ。作り置きした夕食が温まるのを待ちながら下手くそな口笛を吹く。こじんまりとした机に並べたお皿に、今日はお酒も添えて。なんとなく、身の丈にあった小さな幸せを楽しむ、という言葉が似合う歌。
15.アイリス
読み掛けの本を閉じて窓に目をやれば、湖にまだ夕暮れにも満たない薄い青がうつりこんでいた。それはとても穏やかで、向こう岸の鳥の囀りまでこの部屋に届くようなーー。どことなく手紙が上手な彼女を思い出す美しい歌声は、心の中に眠っていた原風景を呼び起こして、私を震えさせる。
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taichish · 4 years ago
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好きな映画全部
インターステラー
寄生獣
LIFE!
パルプ・フィクション
インセプション
ファイトクラブ
渇き。
ゼロ・グラビティ
レ・ミゼラブル
ダークナイト
ショーシャンクの空に
セブン
ホーム・アローン
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
風立ちぬ
プリズナーズ
地獄でなぜ悪い
レオン
千と千尋の神隠し
リトル・ミス・サンシャイン
ジャージー・ボーイズ
ソーシャル・ネットワーク
アルゴ
それでも夜は明ける
キック・アス
ダラス・バイヤーズクラブ
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
ホーム・アローン2
ホーム・アローン3
塔の上のラプンツェル
ダークナイト ライジング
ディパーテッド
桐島、部活やめるってよ
かぐや姫の物語
イエスマン “YES”は人生のパスワード
英国王のスピーチ
イングロリアス・バスターズ
ドラゴン・タトゥーの女
ロード・オブ・ザ・リング三部作
白ゆき姫殺人事件
トイ・ストーリー3
モンスターズ・ユニバーシティ
トレインスポッティング
シン・シティ
となりのトトロ
ゴッドファーザー
マルコヴィッチの穴
ホビット三部作
リアリティのダンス
レザボア・ドッグス
ファインディング・ニモ
ノーカントリー
127時間
Mr.インクレディブル
スター・トレック
ヒックとドラゴン
ザ・タウン
レイダース/失われたアーク《聖櫃》
シュガー・ラッシュ
モンスターズ・インク
トイ・ストーリー
レミーのおいしいレストラン
ローン・レンジャー
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
トイ・ストーリー2
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
アラジン
ウォーリー
ライオン・キング
シュレック
フランケンウィニー
カーズ
バグズ・ライフ
プリンセスと魔法のキス
ナショナル・トレジャー
Disney's クリスマス・キャロル
ファンタジア
カーズ2
リロ&スティッチ
ロジャー・ラビット
スラムドッグ$ミリオネア
ジャンゴ 繋がれざる者
ソウ
マイティ・ソー
ウォッチメン
her���世界でひとつの彼女
アメイジング・スパイダーマン2
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
X-MEN:フューチャー&パスト
青天の霹靂
スタンド・バイ・ミー
月に囚われた男
銀河ヒッチハイクガイド
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
LOOPER/ルーパー
凶悪
ジュラシック・パーク
ハート・ロッカー
クラッシュ
ミリオンダラー・ベイビー
ディア・ハンター
スティング
西部戦線異状なし
ファーゴ
インサイド・ルーウィン・デイヴィス
バーバー
ビッグ・リボウスキ
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
グランド・ブダペスト・ホテル
パシフィック・リム
アイアンマン3
ハリー・ポッターと賢者の石
スノーピアサー
バットマン ビギンズ
シャッター アイランド
X-MEN:ファースト・ジェネレーション
アイアンマン
トゥルーマン・ショー
ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
トランスフォーマー
ヒューゴの不思議な発明
ウルヴァリン:SAMURAI
プライベート・ライアン
RED/レッド
ネブラスカ
キル・ビル
ナイトミュージアム
アイアンマン2
バイオハザード
ミッション:8ミニッツ
宇宙人ポール
ターミネーター2
ミスティック・リバー
ゾンビランド
硫黄島からの手紙
ボーン・アイデンティティー
プロメテウス
死霊館
ターミネーター
ナルニア国物語:第1章/ライオンと魔女
2001年 宇宙の旅
トランスフォーマー/リベンジ
21ジャンプストリート
セント・オブ・ウーマン/夢の香り
グッドフェローズ
ローマの休日
タクシードライバー
宇宙戦争
ゾディアック
戦火の馬
ジョーズ
X-MEN2
天使と悪魔
コンテイジョン
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
クローバーフィールド/HAKAISHA
インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
エイリアン
インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
マイ・ブラザー
アダプテーション
イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
トロピック・サンダー/史上最低の作戦
バットマン リターンズ
悪魔のいけにえ
ターミネーター3
アイアン・ジャイアント
ザ・ファイター
インシディアス
3時10分、決断のとき
プレデター
ジュラシック・パークIII
激突!
アメリカン・グラフィティ
ダーティハリー
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密
THE 4TH KIND フォース・カインド
AVP エイリアンVS.プレデター
スパイキッズ3-D:ゲームオーバー
デッド・サイレンス
独裁者
市民ケーン
イーグル・アイ
テキサス・チェーンソー
ゴーストシップ
マン・オン・ザ・ムーン
ワイルドバンチ
地獄の黙示録
アンヴィル!夢を諦めきれない男たち
くまのプーさん (2011)
エイリアン2
ボラット:栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習
ハロウィン(ロブ・ゾンビ版)
ポセイドン
プレデター2
リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
トレジャー・プラネット
ピンクパンサー (2006)
ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀
ライオン・キング3/ハクナ・マタタ
ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!
ショーン・オブ・ザ・デッド
ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!
バイオハザード II アポカリプス
ディセント
ウォレスとグルミット、危機一髪!
ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!
崖の上のポニョ
容疑者Xの献身
リアル 完全なる首長竜の日
ポテチ
歩いても 歩いても
ゴジラ
スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ
ワンダフルライフ
仁義なき戦い
機動警察パトレイバー2 the Movie
機動警察パトレイバー THE MOVIE
ホーホケキョ となりの山田くん
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
殺人の追憶
少林サッカー
コーヒーをめぐる冒険
カポーティ
MUD -マッド-
トゥモロー・ワールド
96時間
現金に体を張れ
フォックスキャッチャー
はじまりのうた
クロニクル
ミッキーのクリスマス・キャロル
シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア
奇跡
ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
狼の死刑宣告
ブギーナイツ
アメリカン・スナイパー
ワイルド・スピード EURO MISSION
イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
22ジャンプストリート
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー
セッション
インヒアレント・ヴァイス
素晴らしき哉、人生!
プールサイド・デイズ
ザ・レイド
ザ・レイドGOKUDO
キッズ・リターン
そして父になる
アウトレイジ ビヨンド
3-4x10月
十三人の刺客
シンデレラ
バック・トゥ・ザ・フューチャー
エターナル・サンシャイン
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
マッドマックス 怒りのデス・ロード
インサイド・ヘッド
ナイトクローラー
ほんとにあった!呪いのビデオ THE MOVIE2
フロム・ダスク・ティル・ドーン
アントマン
続・荒野の用心棒
ゾンビ
ミーン・ストリート
悪の法則
茄子 アンダルシアの夏
バクマン。
野いちご
ヴィジット
食人族
グリーン・インフェルノ
ダイ・ハード
007 カジノ・ロワイヤル
007 慰めの報酬
007 スカイフォール
知らない、ふたり
イントゥ・ザ・ワイルド
サイコ
残穢 -住んではいけない部屋-
サウルの息子
鬼談百景
オデッセイ
スティーブ・ジョブズ
恋人たち
ババドック 暗闇の魔物
ヘイトフル・エイト
デスプルーフ in グラインドハウス
横道世之介
冷たい熱帯魚
メガマインド
ビースト・オブ・ノー・ネーション
イコライザー
ドライヴ
[リミット]
マジカル・ガール
スポットライト 世紀のスクープ
ボーダーライン
バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生
ズートピア
モヒカン故郷に帰る
ブロンソン
レヴェナント 蘇えりし者
ハロウィン(オリジナル)
ヘイル,シーザー!
アイアムアヒーロー
ディストラクション・ベイビーズ
ヒメアノ~ル
海よりもまだ深く
晩春
クリーピー 偽りの隣人
FAKE
10クローバーフィールド・レーン
エクス・マキナ
死霊館 エンフィールド事件
用心棒
シン・ゴジラ
もらとりあむタマ子
シング・ストリート 未来へのうた
ジャングル・ブック
スキャナー・ダークリー
エンド・オブ・ウォッチ
ナイスガイズ!
ハドソン川の奇跡
怒り
真夏の方程式
永い言い訳
オーバー・フェンス
SCOOP!
ソーセージ・パーティー
アウトロー
ぼくのおじさん
プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命
最後の追跡
葛城事件
ダゲレオタイプの女
淵に立つ
無垢の祈り
CURE
GO
回路
ソドムの市
エブリバド・ウォンツ・サム!!
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
ロッキー
ロッキー2
ロッキー3
ロッキー・ザ・ファイナル
アメリカン・スリープオーバー
将軍様、あなたのために映画を撮ります
ミラーズ・クロッシング
アンジェラの灰
トーキョードリフター
アンタッチャブル
パッチギ!
沈黙ーサイレンスー
はなればなれに
くもりときどきミートボール
クリード チャンプを継ぐ男
福福荘の福ちゃん
お嬢さん
鉄男 TETSUO
その男、凶暴につき
アシュラ
哭声/コクソン
ダンボ
ピノキオ
ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日
キングコング:髑髏島の巨神
SING/シング
ムーンライト
牯嶺街少年殺人事件
64 -ロクヨン-
T2 トレインスポッティング
夜は短し歩けよ乙女
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.2
映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ
マンチェスター・バイ・ザ・シー
美女と野獣
NINIFUNI
スプリット
昼顔
ラースとその彼女
リング
ヴィンセントが教えてくれたこと
パーソナル・ショッパー
岸辺の旅
ジョン・ウィック:チャプター2
キング・オブ・コメディ
ハウルの動く城
戦争のはらわた
ワンダーウーマン
イップ・マン 序章
はじまりへの旅
仁義なき戦い 広島死闘編
マングラー
20センチュリー・ウーマン
人生タクシー
ミラクル7号
人魚姫
カン��ー・ハッスル
西遊記~はじまりのはじまり~
私はゾンビと歩いた!
マイティ・ソー/バトルロイヤル
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。
彼女がその名を知らない鳥たち
スリー・ビルボード
青春の殺人者
ノッティングヒルの恋人
霊的ボリシェヴィキ
聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア
ぼくの名前はズッキーニ
羊の木
シェイプ・オブ・ウォーター
先生を流産させる会
おかえり
どこまでもいこう
誰も知らない
ノクターナル・アニマルズ
蛇の道
タイタニック
ゲット・アウト
レディ・プレイヤー1
予兆 散歩する侵略者
旧支配者のキャロル
ちはやふる3部作
泳ぎすぎた夜
君の名前で僕を呼んで
幼な子われらに生まれ
太陽がいっぱい
Wの悲劇
ゲティ家の身代金
ピーターラビット
デッドプール2
フロリダ・プロジェクト
緑色の部屋
HYSTERIC
雷魚
デトロイト
ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
ファントム・スレッド
海を駆ける
レディ・バード
やくたたず
ウインド・リバー
赤ちゃん泥棒
ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
ミッション:インポッシブル/フォールアウト
検察側の罪人
きみの鳥はうたえる
寝ても覚めても
ラッキー
パリ、テキサス
イレイザーヘッド
エレファントマン
インランド・エンパイア
ゼイリブ
大いなる幻影
アンダー・ザ・シルバーレイク
灰とダイヤモンド
ザ・マスター
1987、ある闘いの真実
教誨師
遊星からの物体X
パリの恋人たち
893愚連隊
仕立て屋の恋
奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール
アレクサンダーの、ヒドクて、ヒサンで、サイテー、サイアクな日
マンディ 地獄のロード・ウォリアー
blue
新宿乱れ街 いくまで待って!
A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー
ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ
鉄西区
それから
白夜
ヘレディタリー/継承
ジャイアンツ
恐怖の報酬(フリードキン)
スウィートホーム
バムソム海賊団、ソウル・インフェルノ
蜘蛛の巣を払う女
ストライキ
女優霊
サスペリア
ランボー
NAGAHAMA/八月八日
ファースト・マン
ちいさな独裁者
女王陛下のお気に入り
悪夢の香り
バーニング 劇場版
メリー・ポピンズ
アクアマン
わらの犬
大統領の陰謀
グリーンブック
運び屋
スパイダーマン:スパイダーバース
ウィッカーマン
ラブホテル
水で書かれた物語
手をつなぐ子ら
キャプテン・マーベル
暗殺の森
八つ墓村
Seventh Code
13回の新月のある年に
マルタ
ブラック・クランズマン
ドゥ・ザ・ライト・シング
ウォルト・ディズニーの約束
ダンボ(ティム・バートン)
生きてるだけで、愛。
赤い暴行
ワイルドツアー
E.T.
アベンジャーズ/エンドゲーム
北野武、神出鬼没
不滅の女
ヨーロッパ横断特急
THE COCKPIT
囚われの美女
麻雀放浪記2020
トウキョウソナタ
Guava Island
任侠ヘルパー
LOFT
日日是好日
ドッペルゲンガー
ローズマリーの赤ちゃん
リング2
回転
男と女 人生最良の日々
セインツ -約束の果て-
きみと、波にのれたら
ハウス・ジャック・ビルト
ニンゲン合格
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
アンダルシア 女神の報復
蜘蛛の瞳
さらば愛しきアウトロー
シークレット・サンシャイン
ブルース・ブラザース
ブンミおじさんの森
生気の光
アルキメデスの大戦
絞殺魔
リュミエール!
デス・レース2000年
スイス・アーミー・マン
さらば、わが愛 覇王別姫
ベニスに死す
渚のシンドバッド
ドント・ウォーリー
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト
未知との遭遇
あの店長
ミッドナイト・トラベラー
インディアナ州モンロヴィア
クロール -凶暴領域-
サタンタンゴ
イエスタデイ
ノスタルジア
サクリファイス
ガリーボーイ
ポリス・ストーリー 香港国際警察
救いの接吻
象は静かに座っている
ワイルドライフ
ルナシー
幸福なラザロ
COLD WAR あの歌、2つの心
アイリッシュマン
ゾンビランド:ダブルタップ
コマンドー(日本語吹替版)
突然炎のごとく
ブラザー・ベア
こおろぎ
女の中にいる他人
雪の断章ー情熱ー
哀しき獣
裸の町
マリッジ・ストーリー
暴力行為
6アンダーグラウンド
静かについて来い
この世界の(さらにいくつもの)片隅に
クレイマー、クレイマー
卒業
その女を殺せ
女が階段を上る時
フォードvsフェラーリ
書を捨てよ町へ出よう
続・激突!カージャック
グエムル -漢江の怪物-
動くな、死ね、甦れ!
初恋
山の焚火
ピクニック
かくも長き不在
炎628
私はモスクワを歩く
凪待ち
火口のふたり
50/50 フィフティ・フィフティ
FRANK -フランク-
ロスト・エモーション
仮面/ペルソナ
パディントン
ドニー・ダーコ
第三の男
ミッション:インポッシブル
海炭市叙景
女は女である
フライト
スプリング・ブレイカーズ
スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団
ソナチネ
ハクソー・リッジ
幻の光
ビトウィーン・トゥ・ファーンズ:ザ・ムービー
ゲームの規則
冬冬の夏休み
夏をゆく人々
デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!
吸血鬼(カール・ドライヤー)
ようこそ、革命シネマへ
戦場のメリークリスマス
フレンチ・コネクション
フランケンシュタイン
ビッグ・フィッシュ
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
死霊のえじき
許された子どもたち
グッド・ボーイズ
キートンの大列車追跡
CLIMAX クライマックス
四季~ユートピアノ
自転車泥棒
透明人間(リー・ワネル)
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
嵐電
フランケンシュタインの花嫁
謎のストレンジャー
DISTANCE
ナイブズ・アウト
タンポポ
無言歌
新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争
極道戦国志 不動
DEAD OR ALIVE 犯罪者
ディア・ホワイト・ピープル
自由への闘い
ドイツ零年
サハラ戦車隊
アンジェリカの微笑み
ラ・ジュテ
スワロウテイル
バスターのバラード
ヒトラーの狂人
脱出
マン・ハント
れいこいるか
マトリックス
ハッピーアワー
ラストレター
ケス
ハスラーズ
コロッサル・ユース
レ・ミゼラブル(ラジ・リ)
何も変えてはならない
外套と短剣
ある女優の不在
豹/ジャガー
殺しが静かにやって来る
オープニング・ナイト
海辺のポーリーヌ
満月の夜
緑の光線
友だちの恋人
ひかりの歌
欲望の翼
ペイン&ゲイン
デンジャラス・プリズンー牢獄の処刑人ー
ブルータル・ジャスティス
鉱 ARAGANE
ヘンリー
フリークス
エヴァの匂い
5時から7時までのクレオ
鵞鳥湖の夜
マリアンヌ
ロシュフォールの恋人たち
PERFECT BLUE
トマホーク ガンマンvs食人族
セノーテ
ヴィタリナ
御用牙 かみそり半蔵地獄責め
暖流
アンダー・ザ・スキン 種の捕食
悪人伝
しとやかな獣
アニエスによるヴァルダ
幸福(しあわせ)
ジャック・ドゥミの少年期
ムクシン
日子
グッド・タイム
アナトリア・トリップ
楳図かずお恐怖劇場 蟲たちの家
女体
ノー・データ・プラン
サッド ヴァケイション
サンダーロード
アンセイン 狂気の真実
アニエスv.によるジェーンb.
ユリイカ
ロケーション
血を吸うカメラ
喜劇 女は度胸
喜劇 男は愛嬌
オフィシャル・シークレット
TOURISM
ゲンセンカン主人
オン・ザ・ロック
ブックスマート
ワンダーウーマン1984
��バー・オブ・グラス
続ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画
シカゴ7裁判
マザーレス・ブルックリン
ペイン・アンド・グローリー
マーティン・エデン
ウェンディ&ルーシー
風の中の牝鶏
1917 命をかけた伝令
秋刀魚の味
小早川家の秋
ザ・ライダー
赤ひげ
椿三十郎
酔いどれ天使
JSA
ロスト・イン・ラマンチャ
mid90s
息を殺して
KIDS
新しき世界
細い目
ナイト・スリーパーズ
アーリーマン
シチリアーノ 裏切りの美学
ほえる犬は噛まない
子猫をお願い
幸せへのまわり道
花束みたいな恋をした
トキワ荘の青春
はちどり
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