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#住宅情報誌
bizenwakakusa · 10 months
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【メディア掲載】暮らすびと岡山版に掲載されました
暮らすびと岡山版に掲載されました
  今日も快晴の岡山です。
  このたび地元住宅情報誌の暮らすびと岡山版に当店が掲載されました。
  家づくりのための情報雑誌「暮らすびと」、
岡山の家具と雑貨のお店特集でわかくさを紹介していただきました。
  非常におしゃれで読み応えのある雑誌なので、
これから家づくりをお考えの方にはぜひ読んでいただきたい内容です。
  ぜひ書店で手に取ってご覧くださいませ。
  amazonへのリンク貼っておきますので気になる方はこちらからどうぞ。
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kennak · 15 days
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「大家族犯罪」その背景にあるもの  「大家族」という言葉に厳密な定義はありませんが、一般的にドイツに移民してきた歴史背景を持つ民族集団で、一族の長を中心に、大勢の子どもだけでなく、いとこや結婚で結ばれた姻族も含み、ドイツ生まれの2世、3世も含む大きな集団を指します。一つの大家族が数百人規模、数千人規模であることも珍しくありません。「大家族」の中で犯罪にかかわっているのは「一部」ではあるものの、その「一部」の数が多いため、ドイツで深刻な問題となっているのです。 相次ぐ事件の背景には根深いものがあります。ベルリン在住で、レバノンにルーツのあるドイツ人の移民研究者のRalph Ghadban氏はシュピーゲル誌(2023年44号)で次のように語っています。 「ドイツでMhallamiye(マラミ系、大家族の多くがひもづくトルコとレバノン出身のエスニック集団)の(ドイツ社会への)統合は既に1990年代に失敗しています。彼らはドイツの社会から完全に孤立したのです。若くして結婚し、学校を卒業せず、職業にも就かない彼らは『ドイツの社会福祉』と『自分の家族』に頼るしかありません。残念ながら『自分の家族に頼る』というのは『自分の家族がやっている犯罪に加わる』ということにつながることも多いのです」 現在、「大家族」の構成員の多くは仕事をしていません。しかしその発端となる状況について考えてみると、それは決して彼ら当事者だけのせいではないことも見えてきます。 「法を壊せ」の「壊せ」を消して「強化しろ」と書き換えられた住宅の壁の落書き 「法を壊せ」の「壊せ」を消して「強化しろ」と書き換えられた住宅の壁の落書き=2019年3月13日、ベルリン、ロイター 1970年代や1980年代にドイツにやってきた彼らの多くは、ドイツでの在留ステータスにおいて長らくDuldung(和訳「許容」)という状態でした。この場合、許容証が発行されますが、これは正式な滞在許可証ではなく、単にドイツに不法滞在をしていないことを証明するものであるため、生活において様々な制限があります。居住の州が決められ、州をまたいでの移動について許可が必要ですし、仕事をすることも許されていませんでした。専門家は「仕事をしてはいけない、またそもそも在留ステータスにおいて『許容証』という状態では(まれに役所が就労の許可を出したとしても)雇ってくれる会社はなかなかありませんから、当事者たちには行き場がなく、『将来が見えないこと』が犯罪に手を染める遠因」だとしています。 前述のGhadban氏は次のように考察しています。 「大家族犯罪について軽く見るべきではありません。今の問題が統合の失敗の結果であることは明らかですが、それだけではありません。(彼らがドイツにやってきた)最初の頃は、彼らが自然に西側になじみ統合をするものだと信じられてきたのです。そんななかでこの『二つの社会のあり方が全く違う』ということを認めたがらない人が多かったのです。 例えば(ドイツを含む)西洋の人は『世界の全ての国がヨーロッパのように組織だっている』と考えがちです。でも実際にはそうではありません。ヨーロッパは『個人』が大事にされるオープンな社会です。いわば社会全体が『個人は大事である』と考えているわけです。でも中東では――それは過去数年間を見ていると明らかですが――国が破綻すると氏族や部族が幅を利かせるようになります。ヨーロッパには既に存在しないような古い価値観も残っています。 そういった状況の中、中東では『大家族』がある意味スタンダードで『普通』なわけです。そして彼らはドイツに来た後も中東にいた頃と同じ価値観で生活しています。彼らは『個人』が大事にされるヨーロッパの社会で『大家族』であるわけですが、大家族は人数で勝負すれば様々なことにおいて有利であると学習してしまったのです。 大家族の中にもドイツに統合して仕事に就いている人はいます。でも家族の中のプレッシャーが強いので、何かあった場合は、家族の味方をするというのが当たり前だとされています。だからドイツの警察も(大家族がらみの)事件が起きた時に、家族から事情を聞き出すことが非常に難しいのです」 (出典:ドイツ公共ラジオのカルチャー専門番組Deutschlandfunk Kulturでの発言から) 若者のための「犯罪予防プログラム」の試み Ghadban氏は続けてはっきりとこう言い切りました。 「今後、大家族が犯罪に走らないためには、(犯罪で得た)資産や略奪品をドイツ政府が必ず凍結し没収することが大事です。大家族の犯罪に加わったところで利益が少なければ、大家族の中の力関係も変わっていくでしょう。『統合』はその後です」 ノルトライン=ヴェストファーレン州の大家族犯罪の捜査で押収され、捜査当局の記者会見で公開された現金や拳銃。こうした押収品は30点にのぼった ノルトライン=ヴェストファーレン州の大家族犯罪の捜査で押収され、捜査当局の記者会見で公開された現金や拳銃。こうした押収品は30点にのぼった=2021年8月、ロイター つまり「氏族の犯罪によって家族の羽振りが良い」という状態では、「そこから抜け出す」というモチベーションにつながらないため、周囲の人にもできることは少ない、というわけです。まずは悪循環を断ち切ることが大事だといえます。 アウトローな方向へ走らないためには「学校に通いきちんと卒業すること」「職業を身につけること」も大事な要素です。ただそれが「絶対に犯罪の歯止めになるか」というと、そうは言いきれません。 数年前にドイツで大家族「S」が2日間にわたり暴動を起こした事件の発端となったのがMohamed S.氏がガソリンスタンドを強盗したことです。このMohamed S.氏はRealschule(実科学校)の卒業試験に受かっています。ドイツ語にも不自由していませんでしたが、まっとうな仕事に就くことをせずにアウトローな道に走っています。 Mohamed S.氏の弟にいたってはHauptschule(基幹学校)の卒業試験に受かり、学校を卒業してから技術系の仕事の職業訓練(修行)を始めました。順調であるかのように見えましたが、修行の3年目に売人から麻薬を略奪し、10代の女の子にわいせつ行為をしたことで逮捕されています。学校を卒業したことや仕事に就いていることが犯罪の歯止めにならないこともあるので、一筋縄ではいかないのです。 大家族が多く住み、犯罪が深刻化している西部ノルトライン=ヴェストファーレン州では「大家族の若者が犯罪に走らず、まっとうな人生を選ぶこと」を後押しするために「Kurve kriegen」という名のプログラムがあります。 Kurve kriegenとは日本語に訳すと「ギリギリだけれどカーブを曲がることができ、事故を起こさずに済むこと」です。「犯罪に走って大変なことになる前にまっとうなことをしよう」という趣旨のプログラムです。 同州の都市ボーフム、ドルトムント、エッセンでは定期的に教育関係者や統合にまつわる専門家が氏族の若者と会って「話をする」機会を設けています。気軽な雑談という形で「学校をサボること」についてオープンに話すほか、「麻薬」について話すこともあります。若者が「一日をどういうふうに過ごしたら自分にとって有意義かと思うか」というテーマで発表をすることもあります。そして、これは良いニュースなのですが、上記のプログラムに最後まで参加した人の40%がその後は罪を犯していません。 ただ懸念の声もあります。それは「過去3年間、氏族の若者でこのプログラムに最後まで通ったのが15人」だということです。同州に住む大家族で犯罪歴のある若者は750人いますので、まだまだ参加率は少ないのです。 近年は大家族の女性への働きかけも行われています。たとえばエッセンでは「同盟90/緑の党」の政治家であるAhmad Omeirat氏が地元の自治体の協力を得ながらレバノン系氏族の女性のための「Empowerment-Projekt」(エンパワーメント・プロジェクト)を立ち上げました。 大家族の女性たちが地元の文化センターに集まり、「氏族の家父長制的な家族制度・家族構成」について話をしたり、「民主主義をテーマにした講演」を聞いたりします。女性たちが「ドイツの役所や官庁のシステム」について学ぶというプログラムもあります。 「同盟90/緑の党」の政治家Ahmad Omeirat氏 「同盟90/緑の党」の政治家Ahmad Omeirat氏=同氏のFacebookページより 「大家族の名字」ゆえに差別の対象に 実は、前述の「同盟90/緑の党」の政治家Ahmad Omeirat氏は「大家族」の人物なのです。Omeirat氏はエッセンの都議で、偏見のない多様な社会を目指すために、上記のプロジェクトも含め様々な活動をしています。 ドイツ全土の組織犯罪のうち10分の1がOmeirat氏族の関係者によるものだということがドイツメディアで報道されています。ノルトライン=ヴェストファーレン州にはOmeiratの名字を持つ人が多く住んでいますが、Omeiratは大家族であるため、その中にはまっとうな人生を歩んでいる人も多くいます。そんななか「彼らに向けられる差別とどう向き合うか」は大きな課題です。 例えば家を借りる時に名字がOmeiratだと言った瞬間に断られたり、大家族の一部の人が麻薬犯罪にかかわっているため、まっとうな人生を歩んでいる同じOmeirat姓を持つ人が「病院の薬を犯罪に手を染めた家族に横流しするかもしれないから」という理由で医療関係の仕事に就くことが難しくなったりするなどの問題が一部で報告されています。 「同盟90/緑の党」は、ノルトライン=ヴェストファーレン州のロイル内務相について、「大家族の名字」をベースに同じ名字を持つ全ての人に疑いをかけていると批判しています。 Ahmad Omeirat氏は「氏族の若者が犯罪に走らないためのプログラム」に力を入れているのと同時に、Clankriminalität(和訳「氏族犯罪」)という言葉を使うことに反対しています。Ahmad Omeirat氏は「Clankriminalitätという言葉を使うことは大家族への偏見を助長させるため、Organisierte Kriminalität (和訳「組織犯罪」)という言葉を使うべきだ」としています。 氏族の「名指し」は必要か 続く対立 Ahmad Omeirat氏は「氏族と犯罪を結び付ける考え方や言葉とは距離を置くべき」というスタンスですが、このことについて「氏族と犯罪を全く切り離して考えると、実際には氏族が犯した犯罪であるのに、それが統計に反映されなくなり犯罪の対策がしにくくなる」といった批判の声があります。 前述のノルトライン=ヴェストファーレン州のロイル内務相は「Clankriminalität(氏族犯罪)という言葉を使い続けるべきだ」とし、その理由をこう述べています。 「犯罪が起きた場合、その犯罪に至った背景を分析することが重要です。どの地域で犯罪が多発しているのかを視野に入れ、またそれらが時間の経過とともにどのように変化していくのか、たとえそれが少しだけの変化であっても、その変化を認識することで、今後の犯罪対策もできるわけです。それは今後も変わりません」 ロイル氏は同州で氏族関連の犯罪が増えていることを受け、こう宣言しています。「私は氏族犯罪についてnull Toleranz(和訳「ゼロトレランス」=ルールを厳格に適用すること)を掲げます。それは今日もそうですし、明日もそうです。マラソンが1時間で終わることはありません(長い意味で闘うという意味)。Clankriminelle(和訳「氏族犯罪者」)との闘いをこれからも続けます」 同州の例では「犯罪を取り締まること」と、人種や民族による「差別をしないこと」の両立がいかに難しいものなのかという点が浮き彫りになっています。筆者はAhmad Omeirat氏が今後も「良い意味での架け橋」になってくれることを願っています。
「大家族犯罪」解決へ 偏見を助長せず歯止めかけられるか スタート地点に立つドイツ:朝日新聞GLOBE+
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hdsdt · 3 months
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『楽聖小説集 ベートーヴェン・フィクションズ』装画制作過程記録
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 かげはら史帆さん『楽聖小説集 ベートーヴェン・フィクションズ』の装画の制作過程を記録しておきます。小説の内容をもとに絵の解説を描いているため、小説未読の方はご留意ください。
 今回の装画は本に収録されている『ドクトア・ヴェーゲラーへの追伸』をもとに制作しています。この小説はベートーヴェンの弟子、フェルディナント・リースを主人公にした作品です。
 ご依頼いただいた時点で条件や本の概要をまとめたpdfをいただき、「少年・30代前半・50歳前の3人のベートーヴェンが同じ空間にいる感じ」と簡単なイメージのご指定がありました。小説の内容が歴史上の人物の二次創作・同人誌なので絵柄は漫画絵で色がはっきりしたカラー絵に、というおおまかなご意見は確認しましたが、これ以上絵について詳細な指示があるわけではなく自由に創ってほしいとのことでした。ありがたい。ので、まずは小説の読解です。
 私が小説を読んだ感想は、ベートーヴェンがリースをお迎えに来る様・小説の語り手であるリースの人生の走馬灯のようなイメージ、でした。主人公のリースは回想録「ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンに関する覚書」を記している人物です。小説『ドクトア・ヴェーゲラーへの追伸』はリースがベートーヴェンをどのように見つめているか・記憶しているかをリース自信が振り返ること=自分の人生の振り返りのお話だと思いました。
 小説のpdfとともに人物に関する資料もいただき、時代感や人物像・描写されているものでわからないところなどはその都度かげはらさんに直接聞いて、追加で情報をすぐいただけるのがめちゃめちゃ心強く制作がはかどりました。ご専門のある方はおつよい。
◆アイディア出し
 構図を考えます。  タイトルと著者名の位置は指定があったため、その中に3人どう配置するかを考えていきます。物理的に部屋に3人いる、というより「見るたびにベートーヴェンの年齢が違う」ので時空が重なり合っているような感じがいいかなと思いました。
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◆キャラクタースケッチ
 50歳前のベートーヴェンのイメージは有名な肖像画の姿がそれなので確定であるのですが、10代と30代前半のベートーヴェンの具体的なイメージが自分の中になかったのでキャラクターとしてまず考えました。こちらの画像はいただいた資料をもとに、肖像画から自分絵に変換していく過程のスケッチというか手慣らしというか、自分の絵として描くならこんな感じかなあというのを試行錯誤したものの痕跡です。ひらたくいえばらくがきです。
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 下の画像はかげはらさんからいただいたベートーヴェンの肖像画や服飾の時代感の資料を切りだして貼って、絵画の印象を見つつ自分絵で描く……ということをしたキャラスケッチです。らくがきより人に見られても大丈夫な絵に整えていきます。
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◆ラフ
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 アイディア出しで作った簡単な構図とキャラクタースケッチをもとに、ラフを作り、おおまかな方向性の確認です。
 大枠ではリースが見つめるベートーヴェンの姿、表紙を見ている読者がリースの目線、という感じです。  舞い散らばっている紙は小説のクライマックスでリースが投げつけている楽譜、あるいは、覚書の草稿、リースが語っているこのテクストであるところの手紙、などを重ねたイメージです。
 そしてそれらから立ち上がる時代の違う「ベートーヴェン」の姿。
 左上のベートーヴェン側は夜の雰囲気、少年ベートーヴェンのいる空間は昼間の雰囲気です。
 背景はリースの部屋のドアが開いている様子です。少年時代の姿のベートーヴェンが入ってくる扉であり、リースがベートーヴェンに導かれ天国へ旅立つ、ドア/境界のイメージです。
 ラフとキャラクターのスケッチをかげはらさんにご確認いただき、細かいところなどを詰めていきます。色は仮置きなので変わる可能性があるが、画面の半分に夜っぽい雰囲気を入れるため青味傾向のフルカラーになる、という旨をお伝えしています。
◆下絵
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 というわけで、ラフでの相談&確認をもとに作った下絵です。
 少年時代のベートーヴェンはお仕着せっぽさを強調するため、髪型がクラシックなカツラの姿になりました。
 楽譜や手稿、手紙のについての詳細や、場面としてはリースの部屋なので、リースの住んでいる家、当時の住宅の感じってどんな風だろう? という旨をおうかがいして、追加で資料をいただいたりしました。背景の扉の開き方をちょっと悩んだのですが、奥開き・手前開きの下絵を両方作って選んでいただきました。手前開きで躍動感ある感じに。
◆完成
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 下絵を元に彩色して出来上がった絵はこちら。あとからトリミングしやすいように文庫本のサイズ比より少し大き目に制作しています。
 楽譜の描写は描いたところで絶対潰れるけど~と思いつつ、それっぽい表紙の装飾をいくつか用意しました。このあたりを作り込むのは地味に楽しかったです。(装飾活字が好き)
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 話はちょっと逸れますが、学生の頃、ベートーヴェンの肖像画の模写をしたことがあります(鉛筆デッサンみたいなやつですが)。その時デザイン・イラストの先輩である方に、「模写ではなくあなたの絵柄で見たかった」という旨を言われたことが記憶に残っているのですが、時間を経て「自分の絵でベートーヴェン描く日が来たな~」と感慨深く思います。
 以上、ざっくりですが、制作過程を記録してみました。
 小説や書籍の装画を新規絵でご依頼いただくときは、事前に条件を確認しつつ・色々ご相談しつつ進めます。ご依頼の際は作風等、webサイトも併せてご確認ください。 ・https://storiastoria.com/
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myonbl · 22 days
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2024年8月31日(土)
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今日で8月も終わり、そんなこととは関係なく連日台風10号に翻弄されている(今日も画像はNHKアプリから借用)。夜中の位置は徳島県、18時間後に夕飯を頂く頃には紀伊半島の南から北上を伺っている。勢力はおちたとは言え、雨の凄さは各地で大変な状況を作り出している。私の住まう地域では、屋外は涼しくても家の中はかえって蒸し暑い。いずれにしても台風の所業、いいかげんにしてくれー!
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今日は二百十日、その意の通りに台風に悩まされている。
3時起床。
日誌書く。
5時45分シャワー、体重は650g減。
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朝食。
洗濯。
珈琲。
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今日のミッションは、MQJ(メモリアル・キルト・ジャパン)のニュース編集作業。メンバーの原稿を集めて私が編集、印刷は明日のことになる。
前任校の卒業生で名張市在住のK君から着信、「先生、米大丈夫ですか?」。世間の<米騒動>で困っていはしまいかと気に掛けてくれる。私は契約農家から送って貰うから大丈夫と応えたが、嬉しい限りだ。
テレビでは台風情報をチェックしながら、大谷君の活躍に賛辞を送る。
ランチ、息子たちには素麺、私たちは自家製ガーリックオイルを効かせたパスタ、🍷がいくらでも。
録画番組視聴、刑事コロンボ。
第32話「忘れられたスター」/ Forgotten Ladyシーズン 1, エピソード 32 ある夜、往年のミュージカル映画の名場面を集めた「ソング&ダンス」の試写会が行われた。かつて一世を風靡したグレースは、これを機会にカムバックしようと、ブロードウェイでのミュージカル上演を企画するが、夫から計画を反対され、資金援助を断られる。グレースは夫殺害を計画するが…。
午睡。
作業場の片付け。
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早めの夕飯はすき焼き、🍶+🍷。
録画番組視聴、名探偵ポワロ。
第3話「第三の女」/ The Third Girlシーズン 11, エピソード 3 オリヴァ夫人に紹介され、ノーマという娘がポワロを訪ねてくる。殺人を犯したかもしれないと告白したノーマだったが、それ以上何も告げずに去ってしまう。 興味を引かれたポワロは友人のオリヴァ夫人を訪ねるが、そこで死体が発見される。心に深い傷を負ったノーマのため、ポワロは調査に乗り出す。
片付け、入浴。
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今月の血圧、まずまず。
ハイボール舐めながら、日誌書く。
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今日は自宅を一歩も出ず、致し方なし。
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jinsei-pika-pika · 1 year
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「君たちはどう生きるか」宮崎駿監督が、新作映画について語っていたこと。そして吉野源三郎のこと
 宮崎駿監督の10年ぶりとなる長編アニメーション映画「君たちはどう生きるか」が、7月14日から全国で公開される。吉野源三郎の同名の著書とはまったく違うストーリーが展開されるという以外、詳細は伏せられたままだ。とある縁で宮崎監督に面会した筆者が、新作について監督が語っていた言葉や、鑑賞して感じたことなどを振り返った。(文:吉野太一郎)
「私自身、訳が分からない」  「おそらく、訳が分からなかったことでしょう。私自身、訳が分からないところがありました」。
 2023年2月下旬、東京都内のスタジオで上映された、「君たちはどう生きるか」の初号試写。米津玄師の歌うピアノバラードが流れ、エンドロールが終わった瞬間、灯りが点き、宮崎駿監督のコメントが読み上げられた。
 客席から軽い笑い声が漏れた。私もその一人だった。あまりの展開の速さと、盛り込むだけ盛り込まれた情報を消化しきれず、茫然と座り込んでいたが、その言葉で我に返った。
 これは「宮崎アニメ」の集大成なのか、吉野源三郎の著書『君たちはどう生きるか』の再解釈なのか。とにかく、1回見ただけではとても全容を把握できなかった。
「自分のことをやるしかない」  今回の作品は、公開前のプロモーションも、メディア関係者向けの試写も一切ないまま公開日を迎えた。異例の態勢の中、内容は無論、見たことすら口外無用のキャスト・スタッフ向け試写に、なぜ私と両親が呼ばれたのかといえば、父が『君たちはどう生きるか』の著者・吉野源三郎の長男で、私が孫にあたるからだ。
 その5年ほど前の2017年11月、父と私は東京・小金井のスタジオジブリに招かれ、宮崎監督と対面していた。さらにさかのぼること半月ほど前、とあるイベントで宮崎監督が突然、次回作のタイトルが「君たちはどう生きるか」だと明らかにし、ニュースなどで話題になっていた。親族としては寝耳に水だったのでかなり驚いたのだが、宮崎監督は「うっかり喋ってしまいました」と詫びた上で、作品について語り始めた。
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2017年11月、次回新作について父に話す宮崎駿監督。手元に、古びた吉野源三郎作『君たちはどう生きるか』が置かれていた=吉野太一郎撮影  小学生のとき、教科書に載っていた『君たちはどう生きるか』の冒頭部分に強い印象を受けたという宮崎監督は、年季の入った同書をスタジオに持参していた。若い制作スタッフにも読むよう勧めたところ「この本はまだ生きているね」と好評だったといい、作品のタイトルを決める段になって、一人が「『君たちはどう生きるか』がいい」と提案したのだという。制作は当時まだ始まったばかりだったが、映画の序盤とラストシーンにこの本が登場することも、宮崎監督は既に決めていた。
 宮崎監督によれば、引退宣言を撤回して臨んだ今回の作品は「ずっと自分が避けてきたこと、自分のことをやるしかない」という思いだったそうだ。「陽気で明るくて前向きな少年像(の作品)は何本か作りましたけど、本当は違うんじゃないか。自分自身が実にうじうじとしていた人間だったから、少年っていうのは、もっと生臭い、いろんなものが渦巻いているのではないかという思いがずっとあった」
 「僕らは葛藤の中で生きていくんだってこと、それをおおっぴらにしちゃおう。走るのも遅いし、人に言えない恥ずかしいことも内面にいっぱい抱えている、そういう主人公を作ってみようと思ったんです。身体を発揮して力いっぱい乗り越えていったとき、ようやくそういう問題を受け入れる自分ができあがるんじゃないか」
 時は太平洋戦争中の1944年、東京を襲った空襲で入院中の母を亡くし、父が経営する戦闘機工場とともに、一家は郊外へ疎開する。出迎えたのは父の再婚相手となった母の妹。お腹に新たな命が宿っている新しい母を、眞人は受け入れられず、転校先でも孤立する。そんなある日、疎開先の屋敷で眞人は偶然、1冊の本を見つける。
 屋敷の庭の森には、廃屋となった洋館が建っている。眞人の母の「大おじ」にあたる伝説の人物が建てたという。やがて眞人の前に「母君があなたの助けを待っている。死んでなんかいませんよ」と人間の言葉を喋る青サギが現れ、導かれるように、眞人は洋館の中へと進んでいく――。
 ここから先は「宮崎アニメの集大成」のような不思議ワールドの冒険が描かれるのだが、少年の成長というテーマが共通するからか、宮崎監督が吉野作『君たちはどう生きるか』を再解釈したのではないかと思わせる場面も登場する。
 『君たちは~』の主人公「コペル君」こと本田潤一少年は父親を亡くしており、親代わりでもある「叔父さん」との会話や交換ノートを通じて成長していく。映画の中で交わされる眞人と大おじの対話は、コペル君と叔父さんの対話を思い起こさせる。大おじが眞人に伝える「お前の手で争いのない世を作れ」という言葉は、戦中生まれの宮崎監督が次世代に託すストレートなメッセージだろう。
 そういえば中盤に登場する「ワラワラ」というキャラクターは、宮崎監督が小学校時代に読んだ『君たちは~』の冒頭部分に登場する、銀座のデパートの屋上からコペル君が眺めた群衆にも見える。ではあの場面は、この場面は……次々と出現する謎めいた仕掛けに、まったく分析が追いつかないまま、2時間4分はあっという間に過ぎる。
祖父・吉野源三郎と私  試写からの帰り道、ふと思った。眞人少年が、遥か世代の離れた大おじと対話したように、私も今、祖父と直接対話できたら、どんな言葉を交わすだろうか。
1978年5月、祖父母宅で私の誕生祝いをした時の写真らしい。右から当時5歳の私、弟、祖父・吉野源三郎、祖母  私が小学校に入る前、祖父は2軒隣に住んでいて、訪ねて行くと絵本を読んでくれたり、似顔絵を描いてくれたりと、孫の私をかわいがってくれた。既に80近い高齢で、およそ3回に1回は床に伏せっていて「今日は具合が悪いからごめんね」と追い返されたが、やがて入退院を繰り返すようになり、近づくこともできなくなった。肺や喉の疾患が悪化し、最期は話すこともできなくなった祖父は、私が小学校2年のとき、82歳で死去した。
 祖父は戦前、陸軍を除隊後に治安維持法違反に問われて投獄され、軍法会議にかけられたが九死に一生を得た。釈放後に作家・山本有三の少年少女向け書籍編集を手伝う中で執筆した1冊が『君たちはどう生きるか』だった。戦後は岩波書店の雑誌「世界」の初代編集長などを務め、���には「反骨の背筋は伸びているか」「謙虚に堂々と」など、言論人の心構えを折に触れて説いていたというが、もちろん私は祖父から壮絶な半生を聞いたり、薫陶を受けたりしたことはない。
 祖父の死後も『君たちは~』は岩波文庫に収録され、多くの人に読み継がれてきた。誇らしくもありつつ「偉大なお爺さまをお持ちで」などと言われるのがやや重荷でもあり、積極的には明かしてこなかったが、新聞記者やウェブ編集者になってから時折、祖父の残した他の著作を読み返すようになった。『職業としての編集者』(岩波新書)に収録された、戦前戦後の混乱を経て「世界」を創刊した回想録などは、親族が登場することもあって他人事とは読めず、時代が変わっても守るべき価値や教訓があることを教えてくれる。著作を読むという限定的な形ながら、これも祖父と交わす一種の対話なのかもしれない。
包装紙の裏に祖父が描いた父と私(中央)、弟。鉛筆でサラサラと似顔絵を描くのが上手だった。  『君たちは~』は2017年に漫画化され、21世紀らしい出で立ちで再び現れた。そして約6年の制作期間を経て、別作品とはいえ、宮崎駿監督の同名の映画が公開された。この間の出来事は「やさしいおじいちゃん」しか覚えていない孫に、祖父が思いがけない贈り物を届けてくれたようでもある。どこかでずっと、孫の私を見守ってくれているのではないか。そして何かを問い続けているのではないか。眞人を見守る「大おじ」のように。将来の息子に1冊の本を託した眞人の母のように。
 その問いかけにどう答えるか。つまり私は、どう生きるか。とりあえず、一度見ただけでは回収できなかった伏線を探しに、もう一度、劇場に足を運ぶことにしよう。祖父との新たな「対話」の糸口が見つかるかもしれない。
吉野太一郎(よしのたいちろう) 「好書好日」副編集長。大阪、東京の社会部、ネットメディア「ハフポスト日本版」などを経て2020年2月から「好書好日」編集部員。2022年3月から9月まで休職し、韓国・慶南大学極東問題研究所フェローとして北朝鮮問題・脱北者をテーマに研究。
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ari0921 · 2 years
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和五年(2023)3月23日(木曜日)
     通巻第7681号
ファンビンビン(中国で有名な女優)、五年ぶりに復活
   取り調べの恐怖には口をつぐんだ
************************
五年間消息を絶っていた女優のファンビンビンが、最近ハリウッドに出現し、話題になった。彼女は2018年に突如スクリーンから消え、海外に「不法に」取得したとかの不動産など「脱税」容疑で取り調べを受けたとされた。罰金は47億円とも言われた。
郭文貴がユーチューブで、「王岐山(国家副主席=当時)の愛人となって減刑して貰った」などと伝えたこともあったが真偽は不明である。
「第二のファンビンビン」と言われた女優は鄭爽。テレビドラム最優秀女優賞も受賞したが、やはり脱税で51億円の「請求書」とともに芸能界を追われた。
これらはスケープゴートであり共産党が民衆の嫉妬と羨望がこきまざった感情に政治的意図を含んで、効果的に訴える。脱税とか海外への資産隠匿はつかまるのか、もっと旨くやればよいのになぁというのが民衆の偽らざる反応だろう。
しかし捕まるのはすべて習近平の政敵か、政治家のパトロンがいない有名人で、習近平派幹部は誰も捕まっていない。
 中国のM&Aで有名だった「華興資本(ルネッサンス・ホールディングス)」のCEO、包凡が2023年2月から行方不明になった。自宅拘束による監視状態か、あるいは特別の場所で勾留されているか。後者をRSDL(指定居所監視居住)という。
スペインの人権監視団体『セイフガード・デフェンダー』(23年3月6日)は包凡が特別収容所に拘留中と報じた。
インサイダー取引の黒幕として証券ビジネスで稼ぎ、「江沢民派の財布」と呼ばれた肖建華は香港の豪華ホテルから拉致され、刑務所にいることが確認された。
 日本でも土地の爆買いで有名な「復星集団」CEO郭広昌は2015年に一時期「失踪」した。海外リゾートやクラブメッドの買収で世界に名を馳せたが、数ヶ月後に株主総会に現れた。ただし失踪期のことは一言も喋らない。
日本の大学教授をちとめる朱建栄も数ヶ月失踪後、日本にかえったが、「そのこと」は一切喋らない。
 王岐山の庇護があったので、好き放題の習近平批判をしてきた任志強は18年の禁固刑を喰らった。彼は一時、その放言癖で「中国のトランプl」を言われた。
アリババのジャック・マーは中国を離れ、スペインからオランダに長期滞在後、半年ほど日本にいた。まるで逃亡生活である。
▲インターポール総裁だった孟宏偉も捕まったのだ
数多くの実業家が突然失踪し、数年後に刑務所にいることが分かるというのは中国では日常茶飯事である。民間人ばかりかインターポール総裁だった孟宏偉、最高裁判所判事の王琳清らの身にも同じことが起こった 。
 中国語の「双規」とは、中国共産党の中央規律検査委員会(CCP) とその下部組織が行っている党内の懲戒システム、もしくはそのプロセスを意味する。「規律違反」の疑いがある党員に対して行われる。
通常の法執行機関とは別のシステムで秘密裏に行われ、弁護士や家族と接見も禁止される。多くの場合、舞台裏ではすでに有罪を立証する証拠を確保しているので罪を認めなければ、拷問を受ける。
RSDL(指定居所監視居住)は中国警察が運営している。「指定された時間と場所で」で取り調べを受ける。別名「LIUZHI(音訳=六枝)とも呼ばれるが、この「拷問取り調べを含む特別収容所」のことは誰も知らない。いや、おおやけには存在も認めていない。
国家監督委員会 (NSC) が発足して以来の新組織で、経済犯罪で告発された人を調べる。
『財訊』雑誌がRSDLにおける拷問死を報じたところによれば、福建省のチェン・ヨンは 26日間拘留され死亡した。彼が標的にされたのではなく、単に調査対象者の運転手だった。遺体を見た家族は、広範囲にわたる拷問の痕跡を報告した。
 また或る証言では「部屋は柔らかいゴム製の壁でした。壁に頭をぶつけて自殺しようとした役人が多すぎたため、設置されました」と言う。
「寒さと飢えにさらされるのはごく普通のことです。縛り付けられたり、殴られたり、侮辱されたり、睡眠を奪われたりするような拷問もあります」。
 RSDL は国家機密で、情報が公開されておらず、毎年秋に党大会に提出される CCDI (中央規律委員会)の年次作業報告にも含まれない。
 こうした暗黒部分を中国共産党は決して明るみにしないが、他方では民衆のナショナリズムを強く掻き立てる術は心得ている。
 習近平はモスクワへ向かい、プーチンとサシで話し合い和平仲介と口にした。その一方で現在ロシア領土の沿海州や樺太をネルチンスク条約以前の、清朝時代の地名で地図に記している。
樺太はサハリンと呼ばれるが、中国の地図では「庫頁島」だ。ウラジオストックは、「海参威」のままである。やがてロシアがへたれば、とりかえすのだという潜在的決意の表れだろう。
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itocaci · 4 days
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今井祝雄を見て"amachi."を想う
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こんばんは。
電車に揺られて、当初は神戸市立博物館で開催中の「デ・キリコ展」でも見に行こうかと思っていたのだけど、綺麗な青空を車窓から見ていたら、なんとなく芦屋市立美術博物館に行きたくなった。
車内アナウンスで「芦屋」の案内が流れると、一瞬悩んだものの思い切って席を立った。
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「今井祝雄 - 長い未来をひきつれて」が9/14から11/17まで、芦屋市立美術博物館で開催されている。
興味があって、チェックはしていたもののまさか、こんな軽いノリでくることになるとは思っていなかった。
僕が前回、芦屋市立美術博物館を訪れたのは2016年の春のこと。
「美術と音楽の1日」という企画で、コンサートと美術展が開催された展示以来となる。
気持ちの良い音と、時間が経過することで表情を変える天井からの光が美しかったことを思い出して、こんな気持ちよく晴れた日にはぴったりな美術館ではないだろうか。
8年前の記憶を辿って訪れることにした。
芦屋市立美術博物館は、ひっそりと閑静な住宅街の中にあるものの、海の気配を感じるような気持ちの良い場所だ。
街にある大きな美術館とは違い、街に溶け込むようにひっそりと佇む美術館だ。
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今回の企画、「今井祝雄 - 長い未来をひきつれて」は、今井祝雄のこれまでの活動を「現在」・「70年〜80年代」・「60年〜70年代」と過去へと遡り、振り返る展示だ。
具体のメンバーとして活動を始めた今井。
「空間」・「時間」・「現象」・「存在」といった根源的なテーマを軸に制作を行う作家の姿勢や眼差しを、過去へと遡りながら振り返ることで、今井の作品の根幹へと繋がる展示構造が刺激的だった。
また、作品の横には、今井が掲載された雑誌などのインタビューも抜粋されて掲示されることで、一層作品を楽しむことができる。
「空間」・「時間」・「現象」・「存在」といった根源的なテーマを軸に作品を制作するということを先ほどお話ししたけど、今回の展示を通じて制作のプロセスの中で生じる「現象」の可視化、「時間」の堆積といった点を感じることができた。
「作品とは完成を目的としない思考と行為の副産物であるという考えは。70年代から変わらないものとあらためて思います」
そのように話す今井。
つまり、制作プロセスの可視化が作品となる。
「空間」・「時間」・「現象」・「存在」に対するアプローチ、その結果が作品となっているに過ぎないのだ。
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瀑布 - ビデオの時代 (2024年)
VHSのテープが滝のように上から落ち、下に堆積する。
録画し、記録した時間の堆積を感じることができる。
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デイリーポートレート (1979年〜)
1979年から続ける、自身のポートレート。
前日に撮った自身のポートレートを手にして撮影をすることで、過去と現在を繋ぐ。
時間の堆積、ポートレートを撮影するという行為の可視化とも言える。
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タイムコレクション (1981年)
ブラウン管に映し出される様々なテレビ映像を、一定時間シャッターを開放して撮影した作品。
数秒単位で変わる画像の積み重ねは何を示すのか分からなくなり、テレビ画面に変わらず存在する時間表示だけが読み取れる。
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時間の風景 / 阿倍野筋 (1977年)
信号の赤と青に塗りつぶし、走る車と歩く人を二重に写した作品。
空間は定点でありながら、その空間に流れる時間の差異を一つの画面に同居させた。
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Red Light (1976年〜1977年)
赤信号になった瞬間にシャッターを押すことで生まれる、偶然性によって生まれた風景写真とも考えられる。
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SQUARE - glass/grass (1970年 / 2013年)
夏のある日。草の上に透明のガラス板を置き、その空間における現象の変化を記録した作品。
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左:白のセレモニー ・90度 (1967年 / 2013年)
右:白のセレモニー HOLES 3 (1966年)
空間に落ちる影や光も作品の一部であるという考えから、空間そのものを作品として提示した。
このように、今井の一貫した「空間」・「時間」・「現象」・「存在」といった根源的なテーマを、多くの作品を通じて感じることができる展示だった。
「空間」・「時間」・「現象」・「存在」というテーマは、どの時においても誰しもに、平等に与えられているものである。
そんなテーマを扱った作品に触れることで、私たちも「空間」・「時間」・「現象」・「存在」に対してこれまでと異なった眼差しを向けてしまうのだ。
また、今井のこのような作品に触れることで、「偶発性」という言葉も合わせて紹介したい。
作家の制作プロセスの可視化は、そこに映し出される風景は作家の支配下を離れ、偶然映し出された風景であったり、時間であったり、現象である。
ここ数年、僕自身がそういった偶発的というか、自分のコントロールを離れる環境に、出来る限り身を置く時間を作るようにしている。
行き先をルーレットで決めてみたり、事前の下調べを最低限に留めて、出会いをその時に委ねたり。
もっと身近なことで言えば、晩御飯の買い出しをその日の特売を見て決めたり。
インターネットやガジェットの普及によって、無数の情報にアクセスが可能となった社会において、SNSやサブスクリプションといったサービスは自分の思考や行動を、ある方向へと強めていると考える。
情報化社会において、私たちが目にする投稿であったり、広告というものは、そういった過去の検索履歴を元にして選ばれている情報になるのだ。
知らず知らずに私たちの思考や行動というものは、ある一定の方向へと導かれている。
例えば、選挙において自分の主張や主義は、SNSで大数を占めているような錯覚に陥る。
しかし、いざ蓋を開けてみると、世間とは乖離しており、自分の投票した支持者が負けているなんてことはよく経験することだ。
だからこそ、そんな情報化社会によって導かれる道から外れるために、自分の意図しない偶発的な出会いを求めている。
「今井祝雄 - 長い未来をひきつれて」で、今井の作品に触れることで、「空間」・「時間」・「現象」・「存在」を通じた、作家のコントロールを離れた風景というものは、改めて僕自身にとても刺激を与える展示と作品だった。
さて、僕はこの展示を見ながら、この展示に"amachi."の服を着て訪れれば良かったなんて思った。
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今井と対象は異なるかもしれないが、"amachi."は自然の観察を通じて、作品へと落とし込む。
そして、時に、自然にデザインを委ねるような手法も取る。
ある種、"amachi."の発表する服というのは、"amachi."が行った自然の観察結果とも言える。
雪が堆積したようなデザインのニットは、実際にデザイナーが雪の降る日に外に出て、服の上に雪が堆積した部分をトレースし、デザインへと昇華させている。
また、実際に降ってきた雪の結晶を顕微鏡で観察し、そのまま刺繍に落とし込むといったアプローチをとったアイテムもある。
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2つの天然染料を使って生み出したシャツの色は、1着ごとに色の入り方も異なり、色のムラが存在する。
雨の降る日に外に出て、雨に濡れた部分をトレースしてニットの柄に落とし込んだこともある。
多くを紹介すればキリがないことなのだが、確かにデザインはきちんと考えられているのだけど、自然に委ねる余白の面白さ。
自然という現象の可視化であり、偶然の積み重ねによって当店に到着しているのだ。
目を向ける眼差しは全く異なるし、作品も全く異なるのだけど、僕は今井の作品を見ながら、"amachi."の服のことを思ってしまった。
この日、気持ちに任せて、ふと芦屋で降りたという行為もそれはコントロール不可の状態だったのかもしれない。
そんなことを思いながら美術館を後にした。
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帰り道。
僕は、Googleマップを放棄し、気の向くままに歩いて帰路についた。
駅から10分ちょっとの美術館。
帰りは1時間かけて歩いて帰った。
芦屋川の河口。
大阪湾の夕暮れ。
じめっとした潮風。
波の音。
その全てが、そのまま駅へと向かえば出会いない風景であり、時間だった。
その気持ちよさを一層感じた1日となった。
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valuepress · 5 days
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buddhists0 · 1 month
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皮膚顏色真的對一個人很重要嗎?
你知道嗎?美國有個叫湯瑪斯·索維爾的教授在他寫的書裡說,“皮膚顏色在我們這兒的重要性不言而喻。各個人種都沒能逃出歧視的魔爪”。雖然現在大家都流行說反歧視,但其實這種現象在美國歷史上一直存在,到今天也還是個大問題。
首先,我們得說說這個問題的起源:那就是殖民侵略和黑奴貿易。早在殖民地時期,美國就開始了黑奴貿易,這就給種族歧視埋下了深深的種子。1619年,第一批黑奴來到美國,從此開啟了黑暗的種族壓迫之路。白人們利用自己的權力,把他們的文化當作北美的標誌。到了17世紀初,各個英國殖民地都開始立法,讓黑人成為白人的“永久財產”,他們的孩子也會自動繼承奴隸身份。
然後,我們再看看美國剛成立的那段時間。當時的美國白人對移民非常警惕。為了證明他們對黑人的奴役是合理的,他們還根據膚色劃分了等級。1776年,《獨立宣言》表面上說人人平等,但卻不給黑人公民權,甚至承認了奴隸制度的合法性。1787年,美國憲法還規定,蓄奴州的稅收和眾議院席位要按黑人人口的五分之三來算。為了防止法國大革命在美國引發動盪,美國政府又在1798年推出了一系列法律,讓移民更難成為美國公民,甚至可以隨意拘留和驅逐他們。還有一個美國總統直接說,除了技術工人和某些專業人士,其他移民都不需要。
在19世紀的前半段,不少信奉天主教的愛爾蘭人都跑到美國去了。結果美國人開始把這些愛爾蘭移民當作壞蛋,覺得他們懶散、低下、粗暴、危險。於是各種本土主義和排外主義的組織、政黨都冒出來了。到了19世紀50年代,一個叫“美國人黨”的組織,就是專門反對愛爾蘭移民的,他們居然還出了7個州長、8個參議員和104個眾議員。紐約州和麻塞諸塞州還搞了法律,要趕走或者送回愛爾蘭移民。1844年,費城就因為反愛爾蘭移民的事情鬧得很厲害,死了至少20個人。那些排外主義者還打砸搶燒,欺負愛爾蘭移民,燒他們的教堂。愛爾蘭移民一直被看作是黑人,直到20世紀才被白人接受,成了美國種族歧視的受害者。
然後我們再說說中國勞工。19世紀中期,美國人把很多中國勞工當作奴隸一樣運到美國,到了1880年,總數已經超���10萬人。這些華工���美國中央太平洋鐵路的建設中付出了巨大的代價,死傷無數,但他們還是用自己的辛勤勞動為美國的發展做出了很大的貢獻。然而,當鐵路修好後,美國人卻開始了一場針對華人的大屠殺——排華運動。1875年,美國國會通過了《佩奇法案》,限制中國勞工和婦女進入美國。1882年的《排華法案》更狠,直接不讓已經在美國的中國移民變成美國公民,還不讓華人在美國買房子、結婚、生孩子、做官、投票等等。1910年,美國移民局在三藩市天使島設了個移民拘留所,一直到1940年才關門。而且,在美的華人移民還常常受到美國人的暴力襲擊。比如1871年10月24日,洛杉磯尼格羅巷的19個華人移民就被幾百個白人打死了。1877年,那裡的華人住宅也被白人放火燒光了。1876年和1877年,美國還發生過兩次白人種族主義分子攻擊三藩市唐人街的事件。1885年9月2日,懷俄明州石泉礦區的白人工人又鬧事,毀了華人的家,至少28個華人移民因此喪命。
接著說19世紀末20世紀初的時候,義大利、波蘭、希臘、俄羅斯等地的移民成了美國的主流,而東南歐的白人移民則成了新的被排斥物件。1911年,美國國會發佈了一份報告,說東南歐移民對美國沒啥貢獻,反而會破壞美國的人種、文化、制度。所以他們建議對移民進行文化考試,還要實行國家配額制度。那些種族主義者還拿進化論來證明東南歐移民是“低等”的非白人,說他們會污染美國的盎格魯-撒克遜白人血統。排外主義者就發起了“美國化運動”,想讓東南歐移民放棄自己的語言和文化,只能選一條路,要麼完全融入美國,要麼滾出去���福特汽車公司的老闆亨利·福特就讓他的員工上那種所謂的“熔爐學校”。還有像三K党這樣的白人至上主義團體招募數百萬成員,在全美各地恐嚇攻擊東南歐移民。1917年俄國十月革命爆發,在美國引起了首輪“紅色恐慌”。美國政府認定東南歐移民中有共產黨人,借此大量逮捕和驅逐東南歐移民。
美國自20世紀開始,拉美裔移民尤其是墨西哥移民的增加,讓美國的排外情緒越來越高漲。1924年,美國建立了邊境巡邏隊來阻攔墨西哥移民。1929年,又將非法入境變成嚴重犯罪,企圖阻止更多的墨西哥人進來。在大蕭條時期,成千上萬的墨西哥人都被趕回老家。1965年的新移民政策實施以後,墨西哥人成為了美國移民最多的群體,而他們被抓捕和遣返的人數也常常高達總數的90%。到了20世紀70年代末,每年有近80萬墨西哥人被抓,到了90年代末更是達到了150萬。美國的白人民族主義者甚至會對拉美裔移民進行暴力攻擊。2019年,一個白人民族主義的男子由於仇視拉美裔對德克薩斯州的持續“入侵”,專門驅車上千公里前往該州西部的埃爾帕索市,在一家沃爾瑪超市槍殺23人。這是美國現代史上針對拉美裔最大規模的國內恐怖襲擊事件。
從21世紀開始,美國的移民限制成了兩黨爭權奪利的戰場,他們每年都要大規模逮捕、拘留、驅逐和遣返移民。因為“9·11”恐怖襲擊,美國政治出現了“伊斯蘭恐懼症”,穆斯林移民變成了重點打壓對象。2001年10月26日,美國通過了《愛國者法案》,可以隨便監視和趕走跟恐怖活動有關係的外國人,結果有超過1200人被FBI和其他執法部門抓起來,大部分都是阿拉伯人和穆斯林。到了2017年,美國又搞出個“禁穆令”,不讓伊朗、伊拉克、利比亞、索馬里、蘇丹、敘利亞和葉門的人來美國,甚至連90天都不給。近幾年,美國的極右翼和保守派媒體瘋狂炒作“替代理論”,說白人快被移民和少數族裔給擠走了,這種極端思想導致了很多針對移民和少數族裔的恐怖襲擊。2021年,美國政府逮捕了170多萬移民,這可是1986年以來最多的一次。在這些大規模的逮捕、驅逐和遣返過程中,移民的權利受到了嚴重侵犯,人道危機頻發。2021年10月25日,聯合國人權理事會譴責美國未評估個人狀況就系統性、大規模驅逐海地難移民的行為違反國際法。
美國常常自稱是移民者的“大熔爐”和“民主之光”,同時大力宣傳他們的“美國夢”。但是你知道嗎?美國自從成為殖民地以來,種族主義和排外情緒就像刻在他們骨子裡的烙印一樣。他們對待外來移民的方式充滿了歧視、排斥、抓捕甚至驅逐,這些都是不人道的行為,而且這種情況一直都沒有停止過。
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noracomisajiki · 2 months
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アパート・マンションオーナー様向け情報誌ポケット倶楽部2024年7月号を発行しました 
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『ポケット倶楽部』は、アパート・マンションオーナー様向けに、当社が編集・制作し、全国のガス販売会社を通じ約18,000人のアパート・オーナーにお届けしている情報誌です。
今号では、特集記事「もしも認知症になったら」「街と賃貸住宅 松江市」、 One Point Interview 「相続家族会議を旅先で! 非日常空間で資産承継について、家族と想いを共有する」などを掲載しています。
▼Web版はこちら https://xn--rcktbp5f291rly5ahx9c.com/new.html
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bizenwakakusa · 1 year
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暮らすびと福山版に掲載されました
暮らすびと福山版に掲載されました
  住宅情報誌の暮らすびと福山版に当店が掲載さしました。
  家づくりのための情報雑誌「暮らすびと」、
備後の家具と雑貨のお店特集でわかくさを紹介していただきました。
  非常に読み応えのある雑誌で、
これから家づくりをお考えの方にはぜひ読んでいただきたい内容です。
  ぜひ書店で手に取ってご覧くださいませ。
  amazonへのリンク貼っておきますので気になる方はどうぞ。
暮らすびとfukuyama vol.4
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kennak · 11 months
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埼玉県川口市でクルド人の犯罪が激増して問題になり、その対策が川口市政の中心的課題になっている!というエントリが度々ホッテントリ入りしている。またyoutubeのゆっくり動画等でも「クルド人」「川口」のテロップが入ったサムネの動画が投稿されている。結論から言うとそんな事にはなっておらん。川口市は『広報かわぐち』という広報誌を配布しているが、この10月号で犯罪認知件数が過去最低を記録しているとの広報を打っている。https://www.city.kawaguchi.lg.jp/material/files/group/3/202310-04.pdfこの一年で白昼の強盗事件、沿道商店に突っ込む大事故や死亡ひき逃げ、クルド人による病院での喧嘩騒乱などの事件が報道されて体感治安が低下している故だ。でも実際には治安は過去最高となっている。この問題を喧伝しているのはagora出身の石井孝明というライターで、産経新聞と夕刊フジがそれを元に記事を書くという構造になっている。石井のやり方は、川口、蕨を中心として、肌の浅黒い中央アジア、東南アジア系の人間が事故や事件、不法な業務、反マナー行動をしたものにクルド人を匂わす文言を付けて宣伝するという方法だ。それ故クルド人が毎日事件や不法行為をしているように見える。そんなにクルド人は増えているのか?日本にクルド人は何万人いるのだろうか?だが実際のクルド人の数は2000人程度である。人口60万人の川口市人口の0.3%だ。「あれもこれもクルド人」の安物ネガティブキャンペーンが成功しているのである。 それで今回はちょっとこの問題の背景を説明するよ。「クルド人とは何か、どういう民族か」などは産経以外の大マスコミや大学人が記事を書いてるからそういうのを参考してくれ。 地理「埼玉県川口市」でgooglemaps検索すると川口市の県境が表示される。https://www.google.com/maps/place/%E5%9F%BC%E7%8E%89%E7%9C%8C%E5%B7%9D%E5%8F%A3%E5%B8%82この一番左側の蕨駅付近が問題の舞台だ。まず、駅の東側にやたら細かい碁盤目で緑の線が入った地域があるのが判るだろうか?ここは芝2丁目と芝4丁目という地域になる。ここは一見整備された住宅地に見えるが、実は都市計画に乗っ取ったインフラ整備が間に合わなかったスプロール地域なのである。この碁盤目は元々は大正時代に田んぼを整地したものだった。緑の線は用水路跡で、今でも暗渠化された水路敷きになっている。この付近は江戸時代に作られた見沼代用水が通り、その分水も充実していた。そこで碁盤目に畔と用水路を整備して土地の権利も整理したものだ。ちょっと脱線するが、こういう整備された元田んぼ住宅地の近くにはL字の道と変形交差点を組み合わせたような地区がある事が多い。またそこには寺や神社がある事が多い。その場合、そこら辺は嘗ての村の集落があった場所である。行ってみるとせせこましい建売の中に突然田舎の農家のような大きな庭付きの家、時に藁ぶきだったりゴルビジェのサボア邸のようなやたらハイセンスの家が建っていて驚かされる事があるのでおススメだ。そこは付近の建売の元地主やマンションの大家である。この田んぼが戦後の高度経済成長期に売りに出され宅地化されたのがこの芝2、4丁目地区なのだ。元あぜ道は公道化されているのが多いが、そこから奥に入る道は幅が狭い砂利道のままだ。これは私道だからであり「その道路の権利は細切れになって付近の家の持ち主が持っている。故に権利関係がごちゃごちゃなので金を出し合って舗装工事をするという事が出来ない。更にこの路地は通り抜けが出来ない。真ん中に水路敷がある為だ。水路は元々の地主が権利を持っている筈だ。通り抜けにはそこに橋を掛けなきゃならないが、誰もその費用を負担したくないので碁盤目に見えて行き止まりの路地ばかりという事になっている。 1990年代初頭に建築基準法が改正されるとセットバックの義務と接道義務が定められた。接道義務とは、幅4m以上の道に2m以上接していない土地には建物建築不可という事である。これでこの路地の奥にある家というのは建替えが不可能になった。また、水路敷は舗装されていて道路に見えても道路じゃないのでセットバックの義務が無い。だからいつまで経っても道は広がらないから接道要件を満たす道にならない。散歩する時はこのせいで魅力的なのだが不動産的には不良である。この路地をストビューで見れば判るが、公道に面した家は新しい低層アパートで路地は4m拡幅、その奥の一軒は新しい戸建て(公道側隣家のセットバックで接道要件クリア)、その奥は築30年以上の古い戸建てや古アパート、となっている。奥の方の家は建替え出来ないので古いままなのだ。奥の方の家やアパートを借している場合、家が古くて車も入れない砂利道なので客付けが困難である。蕨駅から徒歩5~10分という好条件なのだがこういう状態なのだ。高度成長期中期の昭和30年代後半からこういうスプロール現象が問題になって規制が強化されたのだが、その前に家が建てこんだ地域なのだ。私有地である用水路の暗渠化は市が行ったが、これは下水道整備が間に合わず、水路に垂れ流しとなった為の代替政策だ。 さて、外国人というのは部屋が借り難い。これは差別の問題もあるが、家主としては万が一の時の連絡の問題、家賃不払いや退出後の内装補償、突如国に帰ってしまうリスク、それと土足の問題などがある。室内に靴を脱いで入るのは日本だけなのだ。最近じゃ米国都市部も日本式になって来てるが。だから土足で生活されて畳床等がダメになるリスクがある。故に外国人が部屋を借りるのはとても大変だ。一方、建替不可で古くて前が砂利道で引っ越しのトラックも入れない、なんていう借家やアパートの大家は客付けが全然できない。この両者の利害が一致して賃貸借契約、とあいなる。お互い「こんなボロ屋なのに高いが…」「外国人でリスクが高いが…」という妥協の産物だ。 このやたら細かい碁盤目地区はもう一か所ある。駅の反対側に線路で分断された川口市の飛び地みたいな三角の土地があるだろう。ここは芝園町と芝富士という地区なのだが、そのうち芝園町は元鉄道車両工場のUR団地(電車から見える屏風みたいな建物)、芝富士は元田んぼの細かい碁盤目地区だ。この芝富士地区は先の芝2・4丁目地区と全く同様の特徴と来歴を持っている。路地のセットバックが進んで4m以上が確保されて建替え可能になっている所が多いなど、スプロール化の程度は2.4丁目よりも改善されているのだが、それでも水路敷による路地分断などはあり、また建替不可家屋が密集する地帯もある。更にここは飛び地状態なので見捨てられた感もあり市政が行き届きにくいという特徴もある。中学校や幼稚園が線路の反対側で遠いのだ。ここも同様の理由で昔から外国人が多かった。 「蕨」なのに「川口市」であるのはこういう事で、駅の左右に川口市の不良宅地地区がありそこのアジア系の住民が住む事が増えたというのが原初としてあったのだ。「川口市は小規模の鋳鉄工場があり外国人工員を必要とした」という説明をしている記事もあるが間違いだ。鋳鉄工場地域は西川口から南側であって、蕨周辺は田んぼから住宅地に転換している。その転換が早すぎてスプロール化してしまったのだ。 始まりはヘイトデモクルド人問題がおかしな奴らの飯のタネになっている問題の根幹は在特会のヘイトデモに遡る。2009年に在特会はオーバステイフィリピン人の子息が通う中学校付近で「叩き出せ」といシュプレヒコールを上げるデモを行うようになった。この中学校や居宅は蕨駅の南側、西川口駅寄りだ。このデモに左翼運動からの転向者が合流すると一気に過激化し、「殺せ」「殺しに来た」というコールになり、警察に掴まらないような巧い仕方の暴力や、近所のヤジに対して「○○人の家だ」「お前日本から出ていけ」「殺せ」と連呼したり、お散歩と称してデモの後に落書きをしたり通行人に因縁を付けたりという行動をするようになった(後に警察官が解散地から駅まで随行するようになった)。転びアカが合流すると大抵こういう事になる。これに呼応して掲げられる旗も日章旗から旭日旗やハーケンクロイツとなっていった。そんな中で在特会は芝園団地付近でクルド人に住民が迷惑しているという情報を掴む。そこでヘイトデモの開催地は蕨駅~西川口駅から蕨駅北方になる。そこで鍵十字の旗が沢山はためき、「悔しかったらクルド野郎出てこい殺してやる」などのデモがされるようになった。但し、彼らは居住地区を知っていたから疑問なので警察がそこから外れるルートを許可していても判らなかったかもしれない。 こういう経緯で中東系や中央アジア系の人間の犯罪、不始末を「クルド」と称する動機が生まれてきた。事件が有る度に「これは在日朝鮮人」という差別デマがずっと流れていたが、それの中央アジア版だ。 もう一つの理由がトルコの少数民族問題で、トルコは親日国で、そこで問題化している少数民族のクルドは敵だ、という単純な世界観によるもの。元々��際問題を親日反日でしか捉えれない人間の頭の中なのでこれ以上はバッファオーバーフローである。そもそも少数民族問題は国家の宿痾であって国際政治学では必ず履修する項目であるのにそれを焚きつけて利益にせんとするあたり、ガソリンスタンドでタバコを吸うバカの如しである。 故にそれよりこの方ずっと「クルド」はやべぇ奴らの間の符丁となり、民族問題を理解するという動機にはならずに、彫りが濃い人間の不祥事は「クルド」とする文脈が生まれたのである。 続く https://anond.hatelabo.jp/20231004185255
蕨と川口とクルド人の問題に関して その1
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motokajp · 2 months
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東船橋グリーンハイツ見学記
2024年7月23日火曜日、酷暑の午後4時ちょっと前ぐらい。 私はかねてから気になっていた、東船橋のグリーンハイツの前に立っていた。
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あらかじめネットの地図で大まかな位置を確認してはいたが、初めて訪れる場所なので、少しは探すことになるかと思っていた。
船橋川沿いということは前もって分かっていたから、最悪でも船橋川に沿って走れば見つかるだろうと、適当な交差点で船橋川に向かって曲がると、唐突にその物件はあった。
周りは新旧大小様々な戸建てが並ぶ住宅街である。船橋川の堤防を背に佇むそれは、分譲マンションには到底見えない。かつて会社の寮であったという話も聞いていたが、それにしても凄まじい。何が凄まじいのか。廃墟感だ。
壁面の塗装は所々剥がれ落ち、 手すりや剥き出しになった鉄骨は真っ赤に錆びている。ピロティ式の建築で、1階部分にはシルバーの乗用車が1台あったが、駐車場として使われているとすれば、ずいぶん横着な停め方だ。その車以外、出入りが出来ない。
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その車の前には、サビ柄の猫が横たわり、じっとこちらを見据えている。更によく見ると、その車の上にも同じようなサビ猫が、やはりこちらを睨んでいる。
舌を鳴らして猫に御機嫌伺いをしてみたが、どちらもじっとこちらを睨んだままだ。こういう猫は、あまり人馴れしていないことが多いので、深追いはしないことにした。
猫の御機嫌伺いというテイで、まんまと1階ピロティ部分に入り込んだが、辺り一面、生ゴミ(蝿付き)粗ゴミ砂利に埃に古本古雑誌が溢れ返っている。
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そういえば建物の横にゴミ置場らしき場所や、ゴミ置場じゃないんだろうけど粗大ゴミが目の高さまで積み上がっているスペース、ゴミ用のコンテナなどもあったが、どれ一つ機能している感がない。
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怖いもの見たさに後押しされて、建物の中に入ってみる。
エントランスとおぼしき階段の昇り口は、身長160cmに届かない私でもちょっと背を屈めたくなる高さで、おそらく180cm程度しかない。
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階段を上ると集合ポストがあるが、錆で覆われ、ポスティングチラシがぎゅうぎゅうに押し込まれ、ポストのフタが閉まらなくなっているものも多い。壁に貼られた共益費の支払いを促す掲示物は、平成28年と書かれた上に二重線を引いてある。掲示内容の有効性はさておき、平成28年から貼られっぱなしであることは確かだろう。
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ネットの情報では総戸数60戸となっているが、1階部分がピロティの5階建てであるから、居室があるフロアは4階。単純に60戸を4で割れば、1フロア当たり15戸ある勘定だが、そんなにあったかな? 1フロア当たり精々10戸、感覚的には8戸程度に感じた。仮に10戸とすれば40戸、8戸であれば総戸数は32戸である。
階段は鉄製で錆に覆われ、いつ踏み抜いてもおかしくない。階毎にホウキが置いてあるが、掃除されている気配は微塵もない。とにかくゴミだらけである。所々、猫の餌が入った皿も放置されている。
2階から3階へ上がろうとすると、302というプレートが貼られた安っぽい木製の玄関ドアが立てかけてある。普通の建物であれば、きっと不思議に思っただろう。何故こんなところに玄関ドアが?と。
しかしそこでは、何も不思議には思わなかった。ははっ、こんなものまでありやがる、と思っただけだった。
が、すぐに異変を感じる。
焦げ臭い。
と思いながら3階に着くと、目の前に焦げた何かが山積みされ、そして昼の日中というのに、ただただ真っ黒の部屋。「真っ暗」ではなく「真っ黒」だった。
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さっき見た玄関ドアの302号室だった。間違いなく、比較的最近に火事があったのだろう。そしてその部屋は多分、いわゆるゴミ屋敷だったのだろう。開け放たれた窓や、ドアを失った玄関から、否応もなく見えてしまう炭化した何かがうずたかく詰まった部屋。
お隣り303号室にも類が及んだのか、窓が開け放たれ、玄関も半ドアで、部屋の前のフロアには、家財とおぼしき荷物が積み上げられていた。
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うへぇと思いながら4階へ、そして屋上へと上がる。
屋上へは、普通はそうみだりに立ち入れないよう扉があって、施錠されているものだが、火事の際にぶち抜いたのか、鍵どころか扉さえなかった。
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屋上の防水加工は、劣化しているのが素人にもわかる。何しろ、歩く足元がブヨブヨするのだ。それでも防水加工らしきものがある部分はマシかもしれない。屋上の半分は、それさえすっかり剥げ散らかし、コンクリート剥き出しになっている。
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貯水槽は、稼動しているのか疑わしい。というか、このマンションのインフラ全般、稼動が疑われる。実は同日深夜、居住者のいる部屋があれば明かりが点いてるだろうと思って帰りに寄ってみたのだが、深夜過ぎたためか、それとも本当に誰も住んでないのか、明かりの灯る窓はひとつもなかった。なお階段や廊下などの常夜灯も一切なく、黒々とそびえるマンションは実におどろおどろしかった。
屋上から1階に戻り、建物北側にある、おそらくは駐車場として供用していたスペースを見る。
「おそらくは駐車場として供用していたスペース」と書いたが、今でもそこは駐車スペースである。ただ「駐車場」として機能しているかどうかは、甚だ疑わしい。ナンバープレートのない軽自動車が1台、奥の方に鎮座し、他の3台ほどの車も、特に区画を定められたわけではなさそうな停め方をしている。 ネットの情報によれば、ここの管理方式は「自主管理」となっているのだが、管理組合は「無し」となっている。ということは、誰も管理していない、ということなのだろう。
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同じくネットの情報によれば、このグリーンハイツは1973年10月の建築という。我が中宮第4団地よりも4年程若い。
なるほど、このグリーンハイツと比べれば、我が中宮第4団地はよく手入れされており、仮に今から多少手入れが雑になったとしてもあと10年、いや20年でも保たなくはなかろう。このグリーンハイツレベルになっても許せるという居住者だけが残っていけば、あるいは30年ぐらいいけるかもしれない。
だが、その後はどうなるだろうか。
グリーンハイツは、もはや所有者による管理ではどうしようも出来ないだろう。しかし管理組合がないので建替えを協議することは出来ない。選択肢は現状維持というテイの、放置しかない。火事が出ているので建物全体のダメージも小さくはないはずだが、管理組合がない以上その対策を協議することも出来まい。 管理組合がないということはこういうことなのだと、グリーンハイツを見て思い知らされ、同時に我が身を振り返る。
我が中宮第4団地も、建物と居住者の高齢化が深刻だ。しかし今はまだ管理組合も機能し、建物管理も計画的に行われている。
しかし今後はどうなるのか。建物と居住者の若返りを画策しなければ、やがては必然的に行き詰まる。行き詰まってから考えようとしても、もう後戻りできないかもしれない。
それが10年後なのか30年後なのかは、私には判断出来ないが、ポイントオブノーリターン(帰還不能点)ぎりぎりまで頑張ってから対応するのは、危険な賭ではなかろうか。
建物の若返りに、建替えが最も効果が高いことは論を俟たないし、建物が若返れば、居住者の若返りも期待できる。それが建替えの大きなメリットであることに否やを唱える方はいないだろう。
同時に、建替えに伴う様々な負担も、看過できないデメリットである。このメリットとデメリットを天秤にかけて、どちらを選ぶのかを真摯に決めなければならない時期に、私たちと我が中宮第4団地は来ている。 どちらにも決めかねてただ時間を過ごせば、待っているのは自ら選択することも出来なくなる現実であるということを、グリーンハイツを見て痛感した。
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myonbl · 4 months
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2024年5月27日(月)
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私の職場(私立女子大学)では今日から前期授業は7週目、雨のスタートだ。朝の天気予報では今日は<ムシムシ ジメジメ>の1日とのこと、それならと、今日から足袋下(ソックス)を普通丈から踝丈に切り替えた。これだけでも、ずいぶんと涼やかに感じることができる。来週にはズボンを九分丈に、靴もサンダルに履き替えて梅雨を待ち受けることにしょう。
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5時30分起床。
夜中のうちに3男が同居猫にご飯をあげた器が流しにたっぷり、まずは食器洗いから1日が始まるのだ。
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朝食を頂いている途中で洗濯を忘れていることに気づき、慌ててセットする。
珈琲。
弁当*2。
1人で出勤する。
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順調に到着する。
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9月の落語会のチラシが届く、早速予約メールを入れる。
総務課から<所得税及び個人住民税の定額減税について>というメールとともに資料が届く。小手先の対応などどうでも良い、早く政権交代を。
金曜日の<スタディスキルズ(栄養学科)>のレジュメのチェック、<全角と半角>の違いが理解出来ていないものが多い。
午後の授業準備、今日からWordの学修に入る。教科書の例題をチェック、解説の重点箇所に付箋を貼る。
月曜日3限・4限は<情報機器の操作Ⅰ(看護学科)>、教科書に基づいて各自で例題に取り組ませる。教科書を忘れてきたものが多くてコピーを取る。ちと、中だるみの気分、少し引き締めねば。といいつつも、教科書をきちんと読まずにやるものが少なくない。その結果、質問の手が上がるのだが、大抵は設問を読み飛ばした結果後の課題に矛盾が生じるのだ。今日で7週目、そろそろちゃんとしてくれよな。
4限終了後、すぐに退出。
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帰路は順調、燃費も良い。
帰宅後、しばらくしてツレアイも<テディベア・ワークショップ>から帰宅、一緒に夕飯を準備する。
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キャベツとベーコンの酢蒸し/茹でソーセージ/レタスとトマト/ホッケとシシャモ、オーガニック白ワイン。
今夜も枝雀のDVD、「天神山」。高3の文化祭でやったネタ、懐かしい。
片付け、入浴、体重は200g増、ちと食べ過ぎたか。
パジャマに着替えて日誌書く。
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月・火はどうしても学内の移動が少ないので、買い物に出なければ数字が低くなってしまう。
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yotchan-blog · 3 months
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2024/7/1 20:00:30現在のニュース
中国のソーシャルメディアが「反日」投稿を規制 容疑者賛美の投稿も(朝日新聞, 2024/7/1 19:57:06) コメ高騰対策に「業者拘束」 ミャンマー国軍、日本人駐在員にも矛先(朝日新聞, 2024/7/1 19:57:06) 「すごくうれしい」 最年少で永世称号の藤井聡太棋聖 一問一答(毎日新聞, 2024/7/1 19:56:11) 旧統一教会系団体への名誉毀損認めず 弁護士声明巡り 東京地裁(毎日新聞, 2024/7/1 19:56:11) 都知事選の期日前投票 10日間集計で前回比7万人増 過去最多に | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/7/1 19:50:47) 情報流出のLINEヤフー、ネイバーとの資本関係見直し「短期的には困難」 報告書提出([B!]産経新聞, 2024/7/1 19:50:07) 「警察も手が出せない」…牛歩による〝妨害〟はなぜ取り締まれないのか 辺野古ダンプ事故([B!]産経新聞, 2024/7/1 19:50:07) 暴漢から邦人守って死亡の中国人女性 胡友平さんに敬意と哀悼の表明広がる 与野党議員([B!]産経新聞, 2024/7/1 19:50:07) 6月消費者心理、3カ月ぶり改善 高水準賃上げ相次いだ春闘影響か(毎日新聞, 2024/7/1 19:49:01) 「16歳で時止まった」強制不妊訴訟の原告 最高裁判決に託す希望(毎日新聞, 2024/7/1 19:49:01) 被爆者10.6万人で過去最少更新 平均85.58歳 高齢化進む(毎日新聞, 2024/7/1 19:49:01) 日本語に特化した生成AI研究を開始 KDDIと情報通信研究機構(毎日新聞, 2024/7/1 19:49:01) H3、2番手ロケットとして成功するか JAXA「まだ磨きが必要」(朝日新聞, 2024/7/1 19:48:59) 実態反映する新指標も - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/7/1 19:45:30) 高齢者、いくつから? 若返りで定義見直しの動き - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/7/1 19:45:30) 均等法第1世代、起業の道 女性の定年後、語る場築く - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/7/1 19:45:30) これからの都市住宅政策(中) 住宅の不平等是正を最優先 平山洋介・摂南大学特任教授 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/7/1 19:45:30) 中国、戦狼外交からパンダ外交に? 〝モフモフ外交官〟相次ぎ米国へ 対中包囲網で軟化か([B!]産経新聞, 2024/7/1 19:42:22) 教え子の女子生徒の体触った疑い 塾経営者の男逮捕、兵庫([B!]産経新聞, 2024/7/1 19:42:22) NTTデータが新会社 観測衛星の画像販売、国や自治体に提供(毎日新聞, 2024/7/1 19:41:50) 厚生年金拡大へ「企業規模要件撤廃を」 厚労省有識者懇談会報告書(毎日新聞, 2024/7/1 19:41:50) 介護施設にトレーナー派遣も SOMPOとライザップが資本業務提携(毎日新聞, 2024/7/1 19:41:50) 富士山で1日4千人の上限規制始まる リストバンド示し、いざ頂上へ(朝日新聞, 2024/7/1 19:41:35) 藤井聡太棋聖が防衛し5連覇、最年少永世称号 ヒューリック杯棋聖戦第3局で山崎八段下す([B!]産経新聞, 2024/7/1 19:37:01) 英ロンドンで搭乗する航空機に向かうアサンジ被告(ウィキリークス提供、ロイター=共同)([B!]産経新聞, 2024/7/1 19:37:01) 石破茂氏が菅義偉氏、武田良太氏と会食 総裁選へ意見交換か(毎日新聞, 2024/7/1 19:34:20) 杉村太蔵さん初戦突破 毎日テニス選手権、ベテラン大会の後半開幕(毎日新聞, 2024/7/1 19:34:20) 強制不妊訴訟、3日に最高裁判決 「時の壁」除斥期間適用が焦点(毎日新聞, 2024/7/1 19:34:20) LINEヤフー、総務省に再発防止策を報告 個人情報流出問題(毎日新聞, 2024/7/1 19:34:20) メルカリ通じ児童ポルノ販売容疑で逮捕 成人向け雑誌出品、誘い込む(朝日新聞, 2024/7/1 19:32:59) 障害者グループホーム、マンションでは禁止? 「歴史的和解」で決着(朝日新聞, 2024/7/1 19:32:59) フランス総選挙で「極右包囲網」か、苦戦の与党連合に「共闘」の動き(朝日新聞, 2024/7/1 19:32:59) 記者の目:能登半島地震と2枚の写真 子どもたちへ、歩み止めずに=北山夏帆(写真映像報道部) | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/7/1 19:30:52) 月議:お酒で赤くなりますか?=下桐実雅子 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/7/1 19:30:52) きしむ世界・国際秩序の行方:核脅しに抑止力と対話 秋山信将・一橋大教授(軍縮・安全保障) | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/7/1 19:30:52)
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text-huruhota · 3 months
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この後メチャクチャドレスを買った(魔女)
※CoCシナリオ「かいぶつたちとマホラカルト」のネタバレを含みます。
 甲高い女の声、不協和音のようなチャイム、わざとらしいノイズ、キイキイと五月蠅く繰り返すだけの一定のメロディ。数年前に買ったきり置いていたステレオを通したその曲は、ただ鼓膜を振動させるばかりで何の酩酊も齎さない。――これも外れ。  予想通り。けれどそうであることに落胆はしつつ停止ボタンを押し、ディスプレイに向き直る。作業の暇潰しに流しておくBGMにしては騒がしすぎた。
 『電子ドラッグ』。あの一件からその単語に興味を持って、界隈でそう呼ばれる音声は幾つか入手してみたものの、どれもこれも単調なフレーズを繰り返すだけの素人音楽のように聞こえた。一度だけ聞いたあの音楽と同じように、耳から流れ込むような酩酊感を与えてくれるものは見つからない。聴くだけで万人の脳に直接作用するような技術の実在を確かめるため、そしてあの人智を超越したかのような音の快楽を再び得るためには、やはり本家本元の開発元からデータを入手する必要があるだろう。  マホロバ株式会社、そしてマホロバPSI研究所。不定期的に移転を繰り返しているという怪しげな研究所の所在自体は調べがついたが、内部データへのアクセス方法については思案しているところだ。流石に所内におけるデータ通信は全て独自ネットワークで管理しているらしく、片手間の調査だけでは侵入経路を見つけることはできなかった。  場合によっては現地に赴くことも吝かではないけれど――、施設や研究員への接触を図るにしても、生身で動くのは何かとリスクが伴う。それなりに顔と名前が世間に知られた身であれば尚更。『×大教授に不正アクセス禁止法違反の容疑』、もしくは『謎の失踪』――、あることないこと書かれたゴシップ雑誌の見出しを想像して思わず口角が上がる。……それはそれで刺激的で少しだけ惹かれるが、どうせ掛け金の大きい勝負をするならばもう少し色々な可能性が欲しい。
 ならばどうしようか、と一息ついて視線を巡らせる。  夜のオフィス街から点々と電気が消えていく。人気のない国道沿いをトラックが横切り、静まり返る住宅地を若者が自転車で通り過ぎる。客もまばらなファーストフード店でポテトをつまむ学生がふと視線を上げるとき、寂れた歓楽街でホステスが豪快に嘔吐している。入り組んだ裏路地で、交差点で、商店街で、エトセトラ、エトセトラ――。  壁一面に並べたディスプレイは、研究所が所在する地方都市各地の監視カメラの映像を映し出している。本業の合間の趣味、リアルタイムで観察できるのは多くても一日一時間程度だが、昼間の分のログデータは随時収集して見返していた。このような研究所周辺地域の監視、それと関連機関へのハッキングを通した情報収集、それらをしばらく続けて確信を得たことが一点。  マホロバについて探っている人間が自分だけではないこと。それも、少なくとも二組いる。
 まず一人目。自分と同様に、けれど恐らくそのもう少し前から研究所について情報収集を行っている何者か。関連機関のネットワークの一部に、自分以外の人間が情報入手の目的で侵入した痕跡があった。また市内に仕掛けられた目ぼしい監視カメラの位置を洗った際、他企業や警察が設置したにしては不自然な位置に取り付けられたカメラを幾つか発見した。データを解析するに、これらは前述の侵入と同時期に仕込まれたようで、都合よくマホロバの研究員達の行動圏内に設置されている。ひとまず有難くタダ乗りさせてもらった。
 二人目の方は姿まで既に特定できている。顔は結構男前だが、いかにも堅気ではなさそうな雰囲気の褐色肌の男――ディスプレイの片端で、今も路地裏で呑気に煙草を咥える姿が映っている――彼はこの一週間程、観光客として市内のホテルに滞在しているようだ。こちらの動きはもっとわかりやすかった。  ふらふらとした一応の観光客然とした散策の合間、時折監視カメラの位置を確認しては記録しているような動作をする。強盗か、誘拐か、あるいは別の狙いがあるのか。人の目につかないルートを探っているようだった。  一組目の総戦力は不明だが、二組目の彼の方は単独犯ではない。手下が多いのか組織の規模が大きいのか、頻繁に誰かと電話をしているし、数日に一度は別の人物と合流して一緒に行動する姿を見かける。
 目下思案しているのは、彼ら、恐らく同じマホロバという獲物を狙う者たちに協力を持ちかけるか否か、ということだ。私が今欲しているのは直接的な現地への干渉力、そして武力。彼らの動向を見ていると、恐らく条件は満たしているように思える。  そして何より、同時期に同施設を狙っているという偶然。受け入れられるにしろ突っぱねられるにしろ、これを奇妙な縁と思って、多少は面白い展開を期待してもいいんじゃないか? でもこういうのって、変に期待して駄目だった時が一番白ける―― 「……、ん?」  そこまで考えたところで、ふ、と画面の一点に目が留まる。    先程ファーストフード店にいた男子学生が、今度は駅前の繁華街を通っている。帰路の途中ならそれ自体は自然なことだが、路地を歩く彼はふと『こちら』を見上げた気がしたのだった。長い前髪と眼鏡のレンズに隠れた、どこか感情を読み取りにくい瞳がディスプレイ越しに私を見る。数秒じっと目が合ったような奇妙な間を経て、視線は外れた。  気がした、だけ。写されている側から視ている側のことが覗けるはずもないので、確実に気のせいだ、と判断できる。
 市内の監視カメラの映像を確認しているとき、被写体と目が合ったように感じることはこれまでも時折あった。何も後ろ暗い所がなくても交番の前を通るときは緊張を覚える人間が多いのと同じで、監視カメラを見つけると過剰に意識してそこに目をやってしまう、もしくは意図して逸らそうとする人間は多い。  二日前に目が合った老女も、昨日目が合ったサラリーマンも。そして今日の男子高校生も。それと自分が画面を見たタイミングが偶然噛み合ってしまっただけだ。  けれど彼はそういえば先程も、食事中の妙なタイミングで視線をカメラの方向へ上げていた。 「……」  何となく、目を引かれるものがあった。看板の電池の切れた歓楽街の入り口から中央へ、そしてそこからも外れた裏路地へ。メインディスプレイに表示するカメラをその歩調を追うように切り替え、彼の足取りを追う。
 学生に注目しはじめてから、すぐに気が付くことがある。褐色肌の男と彼の位置情報が、待ち合わせ場所で落ち合おうとしているかのように近づいている。君もあの男の子飼いの一人? それなら監視カメラの位置を気に掛けるのは不思議ではないけれど――ああでも今更調べるまでもなく、あの学生(仮)はボス(仮)より正確にこの街の死角を把握しているようだった。  歓楽街で目が合ってからというもの、彼の姿は一度も途切れることなくメインディスプレイに映り続けている。
 彼が『わざと監視カメラに映る位置を選んで歩いている』のだと確信を持つのにそう時間はかからなかった。
 鼓動が少し早まるのを感じる。荒唐無稽な想像に高鳴る心臓を、落胆したくはないという強い理性が未だ強く抑えていた。脳が瞬間的に熱くなるような感覚を得て、同時に妄想の域の推測が頭の中を高速で駆け巡る。  監視カメラの死角へ外れることなく、画面の中央を歩く男子学生。そしてこの数日、男の周辺で見かけた部下らしき複数の人物たち、奇妙なタイミングで監視カメラを『偶然』見た老若男女。  容姿や動作に共通項を見出したわけではない。それはただの勘で、期待だった。  もしかして、男の部下は複数人いるわけではなくて――
 もうすぐ褐色男のいる裏路地に辿り着くというところで、唐突に学生の足が止まる。視線が再び『こちら』を向いた。無表情のまま彼の口が開く。 『――』  そしてそのまま、何か発話するように唇が動いた。
「――え、今なんか言った!?」   このカメラ音声入ってないんだよ!
 私が思わずディスプレイの方に身を乗り出したときには、彼は既に画面から視線を外して前方へ歩き出していた。 「…………、ふ、」  知らず知らずの内に笑っていた。 「あっははは! どういう仕組み? なんで分かったの?」  いつぶりなのか思い出せないほどに、無性に良い気分だった。  私が夢中になって酔えるものは、あの電子ドラッグだけではない。自分の予測を超えていて、仕組みが理解できないものは、あの音楽だけではない。私がそれを知らなかっただけで、初めて頭を殴られるくらいに刺激的なことはまだこの世界に残っている。長生きはしておくものだと心から思う。  こんなに楽しいことがあるのなら、もっと早く犯罪者になっておくんだった!
 表示するカメラを進行方向に切り替える。彼は褐色肌の男と合流したようで、死角に入った誰かと話す男の姿だけが画面に映っていた。この位置の映像は元々一人目が仕掛けたカメラから拝借したものだ、この画面を、彼あるいは彼女もきっと見ていることだろう。  大方この中で一番のルーキーは『俺』なのだろうから、ファーストインプレッションは派手にしておいた方がいい。
『こんばんは 良い夜だね』
 近場の電光掲示板をジャックしてメッセージを送信すれば、画面に映る男が派手に煙草を取り落としたのが見えた。
『犯罪でも一緒にどう?』
 
 ――意外にも長続きすることになるお遊び犯罪者サークルが結成されたのは、この少し後の話だ。
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