#掲載・仕事・ご依頼絵
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hdsdt · 7 months ago
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『ニジンスキーは銀橋で踊らない』『ベートーヴェンの愛弟子』『ベートーヴェン捏造』など音楽や舞台に関する著作を出されている文筆家、かげはら史帆さんの同人誌『楽聖小説集 ベートーヴェン・フィクションズ』の装画を担当しました。
この絵は収録作品「ドクトア・ヴェーゲラーへの追伸」をもとに制作しました。こんなにも集中的にベートーヴェンについて考えながら過ごした時期はないかもしれません。楽しい制作でした。
2024年5月19日の文学フリマ東京で頒布の他、通信販売、実店舗での販売、電子書籍での発行もあるそうです。
詳しくは下記のリンク先をご覧ください。
かげはら史帆さんの公式サイトはこちら http://shiho-kagehara.com/
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xf-2 · 1 year ago
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コンサルティング会社「スピーディ」の福田淳社長。2016年4月から俳優・のんさんのエージェントを務めている
ハリウッドの契約を見てきた弁護士も驚愕
―― 福田さんは、もともと映画業界でキャリアを重ねてきました。のんさんに関わるようになったきっかけをお聞かせください。
福田淳社長(以下、敬称略): ソニーグループに20年いました。元々は映画監督になりたかったのですが、最初の10年は「ソニー・ピクチャーズエンタテインメント」のM&A担当で新規事業の責任者をしていました。後半10年が社内起業で立ち上げた「ソニー・デジタルエンタテインメント」です。ハリウッド10年、日本のテック系10年。こういったキャリアを持つ人は多くないと思います。ソニーの先輩が役職定年になる中で、「勢いがあるうちに辞めなきゃ」と17年に立ち上げたのがスピーディです。    のんとの接点ができたのは15年末で、エージェントを始めたのは今から約7年半前の16年4月です。ある出版エージェントの友達から「なかなか日本の芸能で困っているよ」という話があって会ってみたら、本当に信じられないような内容でした。いわゆる奴隷契約と申しましょうか、低賃金で移籍の自由もなく、本名が使えないとか...。うちの弁護士はハリウッドの契約を見てきた弁護士ですが、その内容には驚愕していました。事実として「能年さん、サインしてしまっているので、本名使えないみたいですよ」と伝えたら、本人は次の日に「NON」って書いてきて、「これ、小文字にしたら絵文字の笑顔に見えますから」ということで「私のことは『のん』って呼んでください」。 それから7年が経ちました。そんなひどいことが21世紀に起きるものなのか、今でも信じられません。同じくらいの年の娘がいるんですよ。子どもを持つ父としても、正義感からしても、のんに起きていることは許せないと思いました。
広告クライアントは延べ55社、28社が継続中
―― 最近でも、国民民主党の玉木雄一郎代表が記者会見で言及す��など、ジャニーズ問題と、のんさんをめぐる問題を関連付けて議論されることがあります。
福田: 今回のジャニーズ問題や、「あまちゃん」再放送を機に「そういえば『のん』っていう人もいたね」「まだ俳優してるの、この子」となることがあるようです。中には「あの子何か問題起こして干されてるんだわ」と思っている方もおります。だけど別に何もないんですよ。のんの「劣悪な労働条件なので移籍したい」という訴えが、前事務所の「お前育てたの誰だと思ってんだ!」という反応になった、ということです。    この機会に、僕がエージェントを始めてからの代表的な仕事をまとめたのですが、23年に映画「さかなのこ」で「第46回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞」をいただいたほか、アニメ映画「この世界の片隅に」(16年)も好評でした。広告クライアントは延べ55社。うち継続中が28社です。電通・博報堂からはほとんど相手にされていないので、全部直取引です。テレビ局は編成と営業が全く別会社みたいなものなので、(CMの枠を売る)営業サイドとすれば、お金が入る分には誰が出ていようと構わないわけです。ですが、(番組そのものを担当する)編成となると、にらみがきいてしまうので出せない。
―― 19年には、ジャニーズ事務所が元SMAPメンバー3人の出演を妨げようとテレビ局側に圧力をかけた疑いで公正取引委員会が調査を行い、「該当するような行為があった場合は、独占禁止法に抵触する」として「注意」した、という経緯があります。当時、ウェブサイトに「CMの依頼が多くあり広告には出ることができています。でも彼女は女優です。現場からの熱烈なオファーもある、のんが三年間テレビ局で1つのドラマにも出演が叶わないことは、あまりにも異常ではないでしょうか?」と書き込んだことが話題になりました。この4年間で状況は変わりましたか。
福田: 19年当時は色々な(地上波の番組を製作している)プロダクションから「のんさん主演でこんなのやりたいんです」という脚本が来て、検討している間に立ち消えになっていたのですが、今ではゼロになりました。「こんな話ありますよ」もゼロ。ただし、ネットフリックスやアマゾンプライム、U-NEXTといったオンラインメディアとは取引があります。いつも「新しいことやりませんか」とお声がけいただいており、新規案件も多数あります。
―― 地上波ドラマには出られない状況が続く一方で、別のところで道が開けつつあるということですね。
福田: 元々僕はブランディングのプロでもあります。「能年玲奈」という「商品」は、それが自分の本名だったことが悲劇なのですが、���のん」という芸名に変えたことでブランディングは十分できています。本人が地上波ドラマに出られる状態が正常だとは思いますが、それを目的にしていないのと、テレビドラマに出ることが成功だという時代ではなくなっています。「テレビドラマに出られなくてかわいそう」という声がありますが、全然かわいそうじゃないんですよ。たくさん収入はありますし、好きなことをやっていますし。
ずっと売れているので、2年先までほぼ休みなし
のんさん。CMやPRイベントへの出演は多く、「常に2年先ぐらいまでほぼ休みなし」だという
―― てっきり冷や飯を食わされていると思っていたのですが、違うわけですね。
福田: ずっと売れているので、常に2年先ぐらいまでほぼ休みなしで悲しむ余地がない、というのが実情です。
―― ご本人は、自らが置かれている状況をどう受け止めているのですか。
福田: すごく元気です。精神的にめちゃくちゃ強い、自己肯定感が200%ぐらいある人です。
―― のんさんの個人事務所「non」と、スピーディ社がエージェントとしてマネジメント契約を結ぶ、という形をとっています。芸能事務所に所属する、という伝統的なスタイルとは異なります。
福田: 当初は僕の会社に「所属」するというやり方もあったのですが、「もうやめた方がいい。僕だっていつ豹変して、『奴隷契約』にするか分からない。だから大人は信じないで」ということで、エージェント契約になりました。    米国であれば俳優が一番偉いわけです。例えばトム・クルーズが一番お金を持っていて、経理、総務、運転手、ブッキング担当、付き人がいて、いわば「トム・クルーズカンパニー」なわけです。エージェントというのは、俳優を売り込んだり原作権を買ってきたりする役割です。スポーツの分野で活躍している団野村さんが分かりやすいですね。日本ですごい選手がいると、売り込みに行ってくれたりする。    ハリウッドでは一番の主体にある人(俳優)が契約のフレーム(大枠)をつけて、あとは弁護士さんが見る、というのは普通なのですが、日本ではそういうことの訓練ができている人は少ない。タレントがギャラの交渉も知らなければ、契約に噛むこともできないというのは、僕からすれば驚くべき事実でした。年端もいかない人を地方から連れてきて「訓練してあげよう」なんて言っているうちに、奴隷契約に持ち込んでしまう。公正取引上、非常に問題がある、優越的地位の濫用だと思います。
―― 所属ではなくエージェント制にするメリットは、どういったところにありますか。
福田: のんが自分の会社をつくって、そこと僕の会社がある期間、独占的な契約をしましょう、その年数の中で僕の働きが悪かったらクビにすればいい、という考え方です。それがフェアトレード(公正な取引)だと思います。他のタレントと違って、仕事のギャラがいくらで、どんな意味があるのかを完全につかんでいるので、生き生きしていますよね。僕からは、「嫌な仕事はやらなくていいと思うけど、ある程度責任を持ってやった方がいい大きい仕事もあるし、小さくてもSDGs(持続可能な開発目標)啓発の仕事など、社会的に意味があるものは一生懸命やろう」と伝えています。    LINEのCMではLINE幹部の方がすごく応援してくれました。「起用をやめろ」という脅しの電話も各方面にあったようですが、クライアント(LINE)が「正義は勝つと思います」と言ってくれて、あのCMはOKになりました。ユニクロのCMは、ナンバー2に頼んでアジア18か国での展開が実現しました。    このように独自の路線を切り開けていけたから、消されずに何とか生き延びてきました。だからこそ、ジャニーズ問題が出るたびに副次的に、能年玲奈の問題が出てくるという構造になっているのだと思います。
(インタビュー後半に続く。10月1日掲載予定です)
福田淳さん プロフィール ふくだ・あつし ブランドコンサルタント、スピーディ社長。1965年、大阪府生まれ。日本大学芸術学部卒。ソニー・ピクチャーズエンタテインメントを経て、2007年にソニー・デジタルエンタテインメントを創業。17年に株式会社スピーディ設立。「のん」をはじめとする俳優・ミュージシャンなどのタレントエージェント、ロサンゼルスでのアート・ギャラリー運営などを行っている。金沢工業大学大学院客員教授や横浜美術大学客員教授も務める。著書、講演多数。
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kabo-channel · 4 months ago
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■Profile■
みなみうり-Minami Uri
イラストレーター/漫画家
長野県在住。女性。7月17日のかに座。
独学でイラストを学び、現在はフリーで活動しています。
わんこ大好きイラストレーター兼漫画家。
アニメ塗りを中心とした表情豊かなキャラクターイラストや漫画を描くのが得意で、主に小さなお子さんから高校生をターゲットに、デフォルメタッチのキャラクターやキッズ向けの漫画を描いています。
スタンプ風イラストで、LINEスタンプやグッズも作っています。
■Contact■
ご依頼やご連絡などはこちらへお願いいたします。
【kabo.channel20240401☆gmail.com】
※☆印を@に変更してください。
LINEスタンプ、キャラクターデザイン、イラスト制作、マンガ制作のご依頼を募集しております。
企業様、個人様どちらのご依頼でも、作成可能です。お気軽にご相談くださいませ。
・ご依頼内容の詳細
・使用先
・スケジュール
・ご予算
・納品方法
・実績公開できる範囲(SNS、HPなどに制作物掲載可能、文章での紹介のみ等)
をご記入ください。
アズカリなどの仲介サービスを利用��てのお支払い可能です。
以下のリンクのサイトでもご依頼・ご感想なども受け付けております!
■LINK■
▼X
▼pixiv
▼skeb-commission
有償イラストリクエストを受け付けております。サービスのシステム上、修正などはお受けできません。エログロ以外は何でもOKです。
リクエストはこちらから↓↓↓
https://skeb.jp/@kakabo2023
▼ココナラ
お仕事のご依頼はこちらでもお引き受けしております。
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yadapot · 6 months ago
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ABOUT 名前 yadapot(読み方:やだ ぽっと)
イラスト使用に関して ✖AI使用✖転載
アイコン使用に関して 企業様に描かせて頂いた絵に関しては、各企業様のガイドラインに準拠します。 私のオリジナルイラストに関しては、 出典を明記の上、公序良俗に反しない範囲であれば問題ありません。 ※状況によって、変更となる可能性があります。
SNS ▶X(twitter) https://twitter.com/yadapot ▶pixiv http://www.pixiv.net/member.php?id=3144822 ▶FANBOX https://yadapot.fanbox.cc/ ▶instagram https://www.instagram.com/yadapot/ ▶youtube https://www.youtube.com/channel/UCkUiS9hUg6J3tvLB2Pk55KA
通販 ▶メロンブックス https://www.melonbooks.co.jp/circle/index.php?circle_id=16379 ▶BOOTH http://yadapoteto.booth.pm
WORK ご依頼について [email protected] まで、以下詳細を添えてご相談くださいませ。
・作業内容 ・納期 ・稿料  ・SNS/同人誌への掲載可否
◆スケジュールに関して 2024年9月17日現在、ご依頼の募集を停止中です。再開時期は冬~春頃を予定しております。
◆メール返信に関して 返信は基本的に当日~翌日までに行っております。 繁忙期等で返信にお時間を頂く場合は、返信予定日をご送付しております。
◆以下のご依頼はお受け出来ない場合が多くなっております。 △新規Vtuber様等Live2D関連のご依頼 △ライトノベル・動画・書籍関連などで、制作枚数が多いご依頼
◆以下のご依頼はお受けできません。 申し訳ございませんが、返信を控えさせて頂く場合がございます。 ×個人発注(Vtuber様、同人関連含む) ×漫画関連※作画のみや下書きのみも含む ×18禁や過度の露出、巨乳等、性的要素の強い内容 ×コンペやご依頼確定前の見積もりのご依頼 ×無償・絵柄合わせ・実績公開不可の案件 ×グッズ制作かつロイヤリティ報酬の案件 ×仲介登録等、各種営業メール ×納期3か月以内のご依頼
最近のお仕事履歴(敬称略)
Vtuberキャラクターデザイン 担当Vtuber様一覧
ANYCOLOR にじさんじ"ソフィア・バレンタイン"
PERSOL INNOVATION ぼいそーれ”すべからくおかぴ“真の姿(キャラクターデザイン原案:ぼいそーれ様)
ゆにふぃ! “ 伊達つかさ ”
ENIRIS ゆにれいど! “ 神白ななせ”
ClaNEntertainment ぱらすと! “ 薬師乃しの” (制服デザイン:みすみ様 キャラクターデザイン原案: ClaNEntertainment様)
グッズ・SNS・ゲーム用イラスト
Enbound 温泉むすめ"はわい浮乃"
piapro初音ミク「Bon Voyage! 」グッズ用イラスト
COVER ホロライブ"百鬼あやめ"6月メンバー限定壁紙イラスト
Skyfallポーカーチェイス"フィア"通常2点・着物1点
GAME DUCHY 機動戦隊アイアンサーガ お祝い絵等
AsikaGames女神楽園リリースお祝いイラスト”ペルセポネ”
PokelaboアサルトリリィLast Bullet 2点
KADOKAWAファンタジア・リビルド1点
SmileTech 姫麻雀"鳴瀬光"
他多数
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kishinaito · 7 months ago
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【仕事絵】KICK′Sキックボクシングジム広告マンガ
キックボクシングジムの「KICK′S」様のご依頼で、広告マンガを描かせていただきました!
以前に描かせていただいたイメージキャラクターの女の子が登場しております。
【KICK′S様 WEBサイト】
【KICK′Sイメージキャラクターイラストご紹介記事】
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hrs10011 · 2 years ago
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ひろせ
初めまして、ご覧いただきありがとうございます。ひろせと申します。
元ゲーム会社勤務のフリーランスのイラストレーターです。
男女キャラクターデザイン・衣装デザイン・背景付きの一枚絵等制作させていただいております。
クライアント様の要望に応じてSF・ファンタジー等様々なテイストのデザイン、老若男女のイラストを描く事が得意です。
「廣瀬祥子」という名義で現代美術作家としても活動をさせていただいております。
⬇︎お仕事のご依頼はこちらのメールまでよろしくお願いいたします⬇︎
mail📩【[email protected]
※大変恐れ入りますが、個人の方からのご依頼はお引き受けしておりません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
���略歴】
2018 東京藝術大学 美術学部絵画科油画専攻 卒業
2018 新卒デザイナーとしてゲーム会社へ入社
スマートフォンゲーム、コンシューマーゲーム(2D,3Dともに)のキャラクター・アイテムデザイン業務に携わる
2019 会社の業務の傍らSNSでイラストの発表を始める
2022 ゲーム会社を退職しフリーランスとして活動を始める
・・・・・・・・・・・・・・・・・
【主な実績】
※実績公開可能分のみ掲載させていただきました。(その他国内外の未公開案件も複数制作させていただいております)
2021
○株式会社Yostar様
「アズールレーンEN版」3周年記念イラスト
○株式会社Colorful Palette様
「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」「望月穂波」誕生日記念イラスト
○株式会社アース・スターエンターテイメント様
「転生令嬢が国王陛下に溺愛されるたった一つのワケ」1〜2巻 装画、キャラクターデザイン(コミック・アーススター様にてコミカライズ連載中)
etc
2022
○株式会社Colorful Palette様
「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」「プロセカ感謝祭」来場者特典イラスト 25時、ナイトコードで。
○株式会社グッドスマイルカンパニー様/G2 Studios株式会社様
「ブラック★ロックシューター FRAGMENT」「★3フーリン(newbie)」イラスト、武器デザイン
○株式会社GAMEPLEX様
「グランサガ」アーティファクト「お正月のご馳走」イラスト
○株式会社SHIFT UP様
「勝利の女神:NIKKE」公式ファンアート
○ Tencent Games様
「白夜極光」バレンタイン記念イラスト
○ エイベックス・エンタテインメント株式会社様
Goat様「2E feat.梓川」ミュージックビデオ用イラスト
○株式会社オーバーラップ様
「現代ダンジョンライフの続きは異世界オープンワールドで!」装画、キャラクターデザイン(コミックガルド様にてコミカライズ連載中)
○株式会社幻冬舎様
「雷音の機械兵」装画、キャラクターデザイン
etc
2023
○株式会社グッドスマイルカンパニー様/G2 Studios株式会社様
「ブラック★ロックシューター FRAGMENT」「★5フーリン(森然迷彩)」イラスト、衣装・武器デザイン
○ クリプトン・フューチャー・メディア株式会社様/株式会社三越伊勢丹様
「初音ミク×イセタン」イラスト・衣装デザイン
○エイベックス・エンタテインメント株式会社様
Goat様 1st Digital Album「超人類計画」ジャケットイラスト
○ANYCOLOR株式会社様
にじさんじ所属小柳ロウ様
Twitter・YouTubeヘッダーイラスト
○コーエーテクモゲームス様
「マリーのアトリエRemake ザールブルグの錬金術師」広告用イラスト
○BLUEPOCH GAMES様
「リバース:1999」
イベント「リメカップ窃盗事件」広告用イラスト
etc
2024
◯ANYCOLOR株式会社様
にじさんじ所属 雪城眞尋様×社���様
25時、ナイトコードで。「ザムザ」カバー動画
イラスト・衣装デザイン
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foucault · 26 days ago
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前掲の理由にてご報告が遅れましたが、先日発売された「&Premium」誌にて自宅を掲載いただいています。この方からのご紹介とあれば断る訳にはいかない、というお話をいただき、しかとお受けしました。取材・撮影いただいた熱田千鶴さんと馬場晶子さんには、すっきりとした誌面に整えていただきました。ありがとうございます。
以下余談です。
とはいえ、とくだんお見せするほどのこともない、素っ気ない暮らしですので、却ってご紹介の方や取材していただいたお二人と編集部、そしてなにより愛読者の方々にご迷惑と困惑を引き起こしていないか不安です。
あと、やはり「民藝」を特集名に冠した号の取材依頼はいろんな意味で緊張します。かつて蓮實重彥が「語る権利と義務」について(中上健次について語る権利は柄谷行人にはあるが自分には無い、云々と)厳しく語っていましたが、そもそも僕が「民藝を語る資格」などあるんだろうか、と。まあ、職責上の義務はあるのかもしれませんが……。そしてまた、このように纏められた記事の内容がしっかりしていればいるほど「まとめ」として用いられてしまいがちになるし、そんなまとめを摘み喰いして知ったつもりになる態度こそ、柳が最も忌み嫌ったことではなかったか、などと考えたりもします。いずれにせよ、本誌で多くの方々によって語られ紹介された数多の言葉と品々が、単なる消費のためのカタログとなるのではなく、読者の暮らしと思考にキックスターターとして蹴りを入れてくれることを深く願います。
あと、本誌において「Subsequence」の井出さんが語っていた、かつての民藝とは〈商品〉ではなかったものでは?という問題提起は実に井出さんらしいなぁと思いました。誰かのために作られた、ブリコラージュ的な仕事に民藝の始原の一つを見いだそうという試み。実際のところは、柳が選んだ品にはもちろん繰り返しの仕事が多数含まれるし、まさに「大津絵」なんて初手から商品そのものだったりして、反例は幾つでも用意されてしまうけれど、井出さんが言う〈商品〉はちょっと意味が違うはずで、今の世における手仕事があまりにも〈消費のための商品〉となっている状況に対する反語なのだと思う。民藝の一つの読み方として有りですよね。
そういう意味ではやはり僕としても、取材の折、いちばん最初にご紹介し撮影いただいたはずの「腎移植手術後に豊永盛人さんと木漆工とけしさんが作ってくれた腎臓に鹿と鶴紋様漆絵椀」は誌面に載るべきであった、と正直に記しておきたい。あれこそまさに〈商品〉から遠いものだから。もちろん、老病死苦を題材にすると誌面には載せにくいんだろうな、とも思うのですが、ただ、そういう自己規制がますます世界の限界を想定しない消費主義を助長するので、歯止めを掛ける機会がある時には積極的に歯止めを掛けていきたい。
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fukamizuiro · 3 months ago
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■ガイドライン■
予告なく変更されることがございます。 常に最新のガイドラインをお読みください
・作品の制作依頼・使用依頼の際は必ず下記メールアドレスよりご依頼ください。相談のない作品使用は一切認めていません。
───────────────────────────────
・生成AIに関する仕事依頼は現在一切お断りしております
・私が制作したイラスト・漫画・文章・文字(下書きやラフや作品の一部分も含む)作品の著作権の有無に関わらず、制作した『全て』の創作物において、AIイラスト自動作成サービスの素材として使用したり、これらのサービスで作成したものをアップロードすることを固く禁じます。
・個人使用の範囲であっても固く禁じます。
個人利用した場合、販売に至らず保存されている状態だけだとしても、出力したデータ1枚につき1000,00円をいただきます
・私のイラストは将来データセットとして販売する可能性がありますので、データセットとしての収集を禁止します。 
・私のイラストがデータセットに含まれたAIモデルを使用し、イラストを生成し、アップロードした場合は、
・学習データ1枚につき100,000円×掲載日数分 ・出力データ1枚につき100,000円×掲載日数分 ・作品を利用したデータの販売で発生した売上の全額
以上、上記に当てはまる条件の全てを合算した使用料をいただきます。
・私のイラストを追加学習させ、よく似た絵柄のAIモデルを作成した場合は、将来的なデータセット販路の妨害として1億円の支払いに同意したものとみなします。
および、そのAIモデルの ・ダウンロード数×100万円 ・掲載日数×100万円
の支払いを合算してお支払いいただきます
■Guidelines■
Please use the following e-mail address when making a request to create or use a work. We do not permit any use without consultation.
Guidelines are subject to change without notice. Please always read the latest guidelines.
I strictly prohibit the use of my illustrations, cartoons, and texts (including drafts, roughs, and parts of my works), whether or not they are copyrighted, as materials for automatic AI illustration creation services, and uploading of my works created by these services.
Even for personal use, it is strictly prohibited.
The collection of my illustrations as a dataset is strictly prohibited, as my illustrations may be sold as a dataset in the future.
If you use an AI model that contains my illustrations in a dataset, generate illustrations, and upload them,
100,00 per piece of training data x number of days of publication 100,00 per piece of output data x number of days of publication All sales generated from the sale of data using the work.
The fee will be the total of all of the above conditions.
In the case of personal use, even if the data is not sold and is only stored, I will charge 1000,00 yen per piece of output data.
If you create an AI model that is similar to my illustration, I will assume that you agree to pay 100,000,000 yen as an obstruction to the future sales of the data set.
and the AI model's Number of downloads x 1,000,000 yen Number of days of publication x 1,000,000 yen
(The payment shall be made in the aggregate of the following two payments.
All data users are deemed to have understood these guidelines and agree to all terms and conditions.
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donguri99 · 7 months ago
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2024.4.13 info
ご無沙汰の更新です。
最近はSNSの種類が増え、興味本位で登録して分散して生息しているせいか、ブログがすっかり疎かになっていました…
こちらのブログはよほどの事がなければ消しませんが、マメに更新できるかも怪しいので、工藤くぬぎ名義で登録しているSNSやサービスへのリンクを一括で貼り付けておきます。
どんぐりばやし:ブログの親元のポートフォリオサイト
X(旧Twitter):主にこちらに生息
PIXIV:大きいサイズの趣味絵や仕事絵を投稿しています。
PIXIVFANBOX:ブログの他の長文投稿用。こちらの投稿のが頻度高くなると思います。
Instagram:XなどSNSに投稿した趣味絵をインスタサイズ用に投稿。
Bluesky:Xからの避難先用に確保したアカウント。現在は投稿頻度少なめ。
https://skeb.jp/@kudo_kunugi
Skeb:コミッションサービス
オリラボマーケット、BOOTH:自作イラストをプリントしたグッズを販売しています。
よろしくお願いします!
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aya-azana · 8 months ago
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スクレイピング・ユア・ハート ― Access to SANUKI ―
あらすじ 平凡な大学院生である丸亀飛鳥。 新規気鋭のイラストレーターで、飛鳥の後輩である詩音。 四年ぶりの再会を経て、二人は奇妙な出来事に巻き込まれていく――――
 物語の始まりなんて、なんでもよかった。  偉人の言葉を引き合いに出して、壮大な問題を提起する冒頭が思いつかない。洒落た言い回しを使った、豪華絢爛な幕開けが思いつかない。ああ、思いつかない。とにかく、思いつかないの。  一般教養が足りないとか、センスがないとか、そんなんじゃない。  ただ、平坦。二十三年生きた人生に山も谷もない。  一般的な都内の中流家庭に産まれ、すくすくと成長し、苦難なく小中高大を卒業。  特に研究したいこともないが、働くのが嫌で大学院へ。研究生活の中で平均くらいの能力を身につけ、今でもゆるゆると日常を謳歌している。  そんな人間が想い描く物語だ。たとえ始まりを豪華絢爛にしたところで、面白くともなんともない。  だから、始まりなんてなんでもいいん『そんなことないわ』  ……そうかしら。それなら、もう少し頑張ってみ「お願いだから止まって、止まって!」  ……どっちよ。  これは、寝る前にするちょっとした妄想。クラスを占拠した悪漢を一人でやっつける、みたいなもの。  目を瞑っているのだから周囲は真っ暗だし、私以外の声が聞こえるわけ「先輩!先輩!しっかりして!」  うーん。うるさいわね。  聞き覚えがある女の子の声。少しガサついていて綺麗な声音ではないのだが、なぜか心地よくて、落ち着く。  ……寝る前に聞く、ちょっとえっちなASMRの切り忘れね「先輩!?」。面倒だけど一度起き『ダメよ』
 身体がビクン、ビクンと震える。
 表面上は高潔な雰囲気を纏っているものの、ねっとりとした厭らしさが滲みでて、根底にある魔性を隠しきれていない女性の声。  今まで一度も聞いたことがない。声の主なんて知るはずがない。それでも狂しいほど切なく、堪らないほど愛おしい。  そんな声が全身を駆け巡り、電撃のような痺れとなって身体を激しく愛撫したのだ。  『貴女の全てが欲しいの』  唐突に発せられた媚薬のような愛の囁きに、動悸が早くなって頬が火照る。恋愛感情に近い心の昂りが瞬く間にニューロンを焼き焦がして、身体にむず痒い疼きを与えた。  『貴女は快楽の熱で、ドロドロに蕩かされていく』  そう告げられると、容赦ない快感が次々と身体に打ちつけられ始めた。  堪らず身を捩ろうとするが、金縛りに遭ったように手足が動ない。舐めしゃぶられるように身体中が犯され、許しを乞うことすらできない。ただ一方的にジュクジュクとした甘ったるい快楽の波が全身に蓄積していく。  やがて許しを懇願することさえ忘れ、頭の中が真っ白に染まってしまう。もう耐えきれない、決壊してしまう。  『そして、深く深く流れ落ちていく』  そのタイミングを見透かしたように、許しの言葉が告げられる。同時に、心の器が壊れ、溜め込ん��全ての快感が濁流のように全身を駆け巡った。  意識が何度も飛びそうになって、頭のチカチカが止まらない。獣のように声にもならない嬌声をあげながら、やり場のない幸福感に身を委ねて甘く嬲られることしかできない。何もかもがどうでもよくなる程、気持ちがいい。  永遠に思えるような幸福な時間を経て、すぅっと暴力的な快楽が引いていくのを感じた。代わりに、深い陶酔の中へ身体が沈み始める。  そして、自然と強張っていた身体から力が、いや、もっと大切な何かが抜けていく。でも危機感はない。  たとえ声の主が猛獣で、彼女に捕食されている最中であっても、私は目を開けず身を任せてしまうだろう。  ゆっくりと身体の輪郭が曖昧になり、呼吸が浅くなっていく。意識が朦朧として何も考えられない。ただ、恍惚たる快楽の余韻に浸りながら、彼女の言葉の通り深く深く、流れ落ちていく。  『おやすみなさい、愛しい貴女』  赤ん坊に語りかけるような優しい声音で別れが告げられる。そして、私の意識はブレーカーが落ちたようにプツンと切れた。  遠くからぼんやり響いた悲痛な叫びは、もう私に届くことはなかった。
 ***    もしあたしにインタビュー取材依頼がきて、最も影響を受けた人物を聞かれたら、間違いなく先輩と答えて彼女への想いを語り続けるだろう。  コラム執筆依頼がきたら必ず先輩の金言を引き合いに出して最高のポエムに仕上げるし、ラジオに生出演したら「いぇい、先輩、聴いてるー?」が第一声と決めている。  現に初めて受賞した大きなイラストコンテストの授賞式の挨拶では、会場にいない先輩に向けて感謝の気持ちを述べた。それほどまで、高校で先輩と過ごした二年間はかけがえのない宝物だったのだ。  だから、あたしという物語の始まりは必ず先輩との思い出を引き合いに出すと決めている。  そんな小っ恥ずかしいことを寝巻き姿で平然と考えてしまう程、あたしこと讃岐詩音は浮かれていた。  なんせ今日は先輩と四年ぶりの再会である。  窓から差込む小春日和の暖かな日差しが、今日という素晴らしい日を祝福しているようにも思えた。
 「詩音、朝ごはんできてるわよー」  「うん」  一階から聞こえたママの呼びかけに応じる、蚊の鳴くような声。自分のガサついた地声が嫌で、どうしても声量が小さくなってしまう。  おそらくママには聞こえていないので急いで自室から出て階段を降り、リビングに移動する。閑静な高級住宅街に建つ一軒家に相応しくないドタバタ音が鳴り響いた。  「危ないからゆっくり降りてきなさいって言ってるでしょ」  ママのお小言に無言で頷きな��ら、焼きたてのバターロール一個とコップ一杯のスープをテーブルに運ぶ。いつものご機嫌な朝食だ。  「バターロールもう一個食べない?消費期限今日までなの」  ママの問いかけに対して首を横に振って拒否した。少食なあたしにとって、朝の食事はこの量が限界。これ以上摂取すると移動の際に嘔吐しかねない。  「高校でバスケやってた時はもっと食べてたのに。ママ心配よ」  そう言われてしまうと気まずいが断固としてNOだ。先輩との大切な再会をあたしの吐瀉物で汚したくない。  話題を逸らすためテレビをつけると、ニュースキャスターが神妙な面持ちで原稿を読み上げていた。  「横浜市のアトリエで画家の東堂善治さんが倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが意識不明の重体です」  たしか、以前参加したコンテストの審査員だったような。国際美術祭で油彩画を見たような。あと生成AI関連で裁判がうんたら。  「東堂さんは世界的に権威のあ……また、スポンサー契約を交わしていたFusionArtAI社に対して訴……捜査関係者によると奪われた絵……」  ニュースの内容を聞き流していると、概ねの内容は記憶と合致していた。どうやら、高校を卒業してから勉学の道には進まず、創作活動に勤しむようになったあたしの記憶力はまだ健在らしい。少しだけ、ホッとした。  「最近物騒ね。よく聞く闇バイト強盗かしら。ほら、この前も水墨画の先生が殺されたじゃない。詩音も今日のおでかけ、気をつけなさいよ」  「ん、気をつける」  ママを心配をさせないために少しだけ大きな声で返事をして、深く頷いた。  食事を終えた後、アイロンがけされた一張羅に着替えて身なりを整え、先輩が待つ喫茶店へ向かった。    ***    ――――ちょうど三週間前のこと。  本業のデジタルイラストの息抜きとして始めた水彩画にハマりにハマって、気がつけば丑三つ時。ふと先輩の顔が頭に浮かんだのだ。  丸筆とパレットを置いてから勢いよくベッドにダイブして寝転がり、流れるようにエプロンのポケットからスマホを取り出す。  先輩はSNSを実名で登録するタイプではない。それでも広大なネットのどこかに先輩の足跡みたいなものがないか、淡い期待を抱いて名前を検索してしまう。  そんな自分がちょっと気持ち悪い。  自己嫌悪に陥りつつ検索結果を眺めていると、思いもよらない見出し文を見つけたので間髪入れずにタップした。
 「情報システム工学専攻修士1年生の丸亀飛鳥さんが、AIによる雛の雌雄鑑別システムに関する研究で人工知能技���学会最優秀論文賞を受賞しました」
 ゆっくりとスクロールしながら情報を集める。やがて研究室のホームページに掲載された集合写真にたどり着く頃には、これが先輩の記事であることを確信した。  ……正直言って自分がだいぶ気持ち悪い。  「やっぱり先輩はすごい。うん、とてもすごい人だ」  先輩の活躍ぶりに足をばたつかせながら興奮していると、ピコンと仕事用のアドレス宛に一通のメール。見慣れないアドレスだったが、ユーザー名が目に入った瞬間飛び起き、正座になる。  「marugame.asuka0209って、これ絶対に飛鳥先輩だ!」  偶然にしては出来すぎているが、なんの警戒もなく開封をして内容を隈なく読み込み――――読み終える頃には呆然としていた。  要約すると研究協力の依頼であり、可能であれば一度会って話せないか、という非常に堅苦しい内容である。  気がつくと涙が頬を伝っていた。  四年ぶり、つまり先輩が卒業してから初めて貰った連絡。元気?今度ご飯でも行かない?みたいな、そういうのを期待していたあたしがおバカじゃないか。  ――――いいや、先輩が悪いわけではない。これが普通。むしろ、あたしがおかしい。  何を隠そう、あたしと先輩の間に特別な繋がりはない。友達でもなければ恋人でもない。ただ、バスケ部の先輩後輩というだけで、練習と試合だけが共に過ごした時間の全て。連絡も練習に関することだけ。そんな程度の仲。  「……それでも好き」  あたしに手を差し伸べてくれた先輩に対する想い。四年経ってもこの気持ちは色褪せていない。  でも、これが最後になるかも。もし拒絶されたら、ただの先輩後輩ですらなくなってしまったらどうしよう。そう思うと、胸が苦しくなる。だから今まで一度も自分から連絡できなかった。  ――――涙を拭い、ありったけの勇気を振り絞る。  先輩に会ってお話しがしたい、その気持ちだけで震える指をどうにか動かし、書いては消してを繰り返す。文面が完成しても、何度も声に出して読み上げ続け、早三時間。返信を完了する頃には外が薄明るくなりつつあった。  急にドッと疲れが出て、再びベッドに倒れうつ伏せになり、顔を枕に埋める。そのままうめき声を上げて、湧き出る混沌とした感情を擦り付けていく。  このあられもない姿がママに目撃されていたことは、あたしの人生最大の汚点となるのだった。    ***    ――――いつの間にか私はドアの前に立っていた。  温かみを感じるレトロな木製のガラスドア。ここは大学から離れた場所に佇む、少し寂れた喫茶店の玄関前だ。私の憩いの場の一つで、よく帰り道に訪れている。  ぼーっとしていると、店内が薄暗いからか自分の姿がガラスに反射していることに気がついた。  ガラスに映る、ケープを羽織ったおさげ姿の美少女。うどんのように白い肌が彼女の纏う儚さに拍車をかけている。    彼女の名は讃岐詩音。    私の一個下で、高校バスケ部の後輩だ。  某バスケ漫画に憧れて入部したという詩音は、初心者という点を考慮しても信じられないほど下手だった。  ドリブルやパスはへんてこだし、一番簡単なレイアップシュートすらろくに出来ない。おまけに口数が少ない不思議ちゃんで、趣味と特技がイラストときた。  そのため、次第に周囲から腫れ物のように扱われるようになる。  それでも詩音は部活を辞めず、直向きに人一倍努力を続けた。  しかし、周囲からの扱いは変わることはない。下手っぴが一人で頑張っても嘲笑の対象になるだけだ。  だから私は、詩音に手を差し伸べた。少しでも彼女が笑顔になれるように。  ――――精一杯頑張る彼女の姿が、どこか冷めていた私の憧れだったから。    原因は不明だが、今、私は『詩音』の姿になっている。まるでVRを体験しているようだ。なんにせよ、玄関前で棒立ちを続けるのは迷惑だ。  混乱しながらドアを開けて入店すると、店員がにこやかに迎え入れてくれた。  「いらっしゃいませ、讃岐さんですね。丸亀さんはあちらの席でお待ちです」  会釈をするも、妙な違和感。戸惑いながら店員の案内に従い、席に移動した。そして私は大っ嫌いな女と対面することになる。  緑色の黒髪が綺麗な、リクルートスーツ姿の美女。気品のある見た目をしているが、中身は空っぽ。連絡が来ないから嫌われたと思い込み、自分を慕う後輩を四年間も放置したクズ。そんな女性が私を見て微笑む。
 『久しぶりね、詩音』
 そう、『『私』』だ。まるで鏡を見ているかのように、『私』が机を挟んだ向こう側に存在している。  詩音と四年ぶりに再開したあの日の夢を見ているのだろうか。  唖然とする私を無視して、目の前に座っている『私』は一方的に話を進めていき、本題に移り始める。
 『研究室が推進するイラスト生成AIプロジェクトが難航しているの』
 原因は技術の普及と発展に伴って、目視であっても判別できないAIイラストがウェブ上に溢れかえったことだ。  その結果、クローラープログラムがウェブを巡回してイラストを収集するスクレイピング技術で作られた学習データにAIイラストが混入し、AIプログラムが崩壊する報告が多数出ている。  余談だが、私の研究は養鶏農家から提供される写真を使用しているため、全く影響を受けなかった。それゆえ、最優秀論文賞を繰り上げ受賞してしまったのだ。
 『研究用のデータ加工が大変なのよ』
 これはイラストレーター達が自衛として、データをそのままウェブにアップロードしなくなったからだ。  近頃はデジタル画像を紙に印刷した作品やアナログ作品��造花などで飾り付けてからカメラで撮影する、2.5次元作品が主流となっている。  イラスト本体の解像度劣化やカメラフィルターによる色合の変化、装飾物による境界の抽象化などが原因で、2.5次元作品はAIで学習できない。  修正AIで2.5次元作品を2次元作品に加工しようとしても、誤認識のパレードである。そのため、ゆうに一万を超える大量のデータを人力で加工するしか手立てがないのだ。
 『FusionArtAI社のデータも法外的な値段で八方塞がりなの』
 FusionArtAI社は唯一ピュアなイラストデータを扱っているユニコーン企業だ。東堂善治のような大御所アーティストらと契約し、安定して高品質なデータを取得しているらしい。  AIやらNFTやらを壮大に語っているが事業内容がよく理解できない。それに莫大な資金が何処から出ているのか非常に疑問である。  加えて詩音がモニターとして、AIの学習を阻害する絵具を貰ったのだとか。胡散臭すぎる。
 『だから詩音のイラストのデータを全て譲って欲しいの』
 「……は?ちょっと待ちなさい」
 今まで無言で頷いていたが、思わず声が出てしまう。
 『貴女の全てが欲しいの』  「そんなこと言っていない!私は研究協力の依頼を断るように警告したのよ!!」    ことの発端は詩音がイラストコンクールの授賞式で私の名前を出したことである。偶然その授賞式に私の指導教員も来賓として出席していたのだ。  後日、ゼミで彼女の挨拶が話題に出され、私は迂闊にも恥ずかしさのあまり過剰に反応してしまった。  指導教員は詩音が語った人物が私のことだと察した。そして詩音宛に研究協力の依頼を出すよう、私に指示を下したのだ。  なんせ、詩音は今や業界を席巻する超新星。その作品を利用できれば、データの質の担保だけでなく、研究に箔をつけることができる。  下手をすれば詩音が筆を折りかねないその指示に対し、私は強い憤りを感じた。  しかし、上の言う事は絶対。だから大学から離れた喫茶店に呼び出し、密かに依頼を断るように警告したのだ。  ……加えて、授賞式のようなオフィシャルな場で無闇矢鱈に人様の個人情報を出さないよう、情報リテラシーの講義もみっちり実施した。  詩音は私の言葉を素直に聞き入れてくれた。ただし、研究室の厄介事に巻き込んだお詫び?として、週末に作品撮影のアシスタントをする約束をした。    ――――その撮影日が今日。  そこは、誰も寄りつかない瓦礫まみれのビーチ。  遥か昔、海辺に栄える水族館だった場所。  青空の下、詩音が無我夢中になって作品の飾り付けをしている。  装飾材を補充するため、彼女が水彩画に背を向けた刹那。  額縁からコールタールに似た漆黒の液体が勢いよく溢れ出し、彼女を襲う。  だから私は彼女を突き飛ばして。  悍ましく蠢く闇に、『食わ���た』。    「……ようやく思い出したわ」  これは、妄想でも夢でもない。相対する『私』の皮を被る怪異が起こした現象だ。  理解不能な存在に生殺与奪の権を握られている。その事実を認識した途端、体に悪寒が走り、鳥肌が立つ。今にも腰が抜けそうだ。  怪異は恐れ慄く私の眼をじっとりと見つめながら、ブリーフケースから同意書とペンを取り出し、机の上に置いた。  『貴女とはいい関係になれると思うの』  そう言いながら、怪異は小指を立てながら厭らしく微笑む。  私の生存本能が、この文字化けした書類にサインをしてはいけないと警鐘を鳴らしている。サインをすれば、死ぬ。  それでも私は震える手でペンを掴んでしまう。    ……だって、私なんかが敵う相手じゃないもの。   怖くて泣きじゃくる無様な私に何ができるの。  そうね。きっと、あっけなく死ぬのよ。  ――――そうだとしても    「大切な後輩を襲ったお前だけは、絶対にぶっ殺してやる!!」    私は決死の覚悟を決め、一世一代の大啖呵を切った。瞬時に怪異に対する怒りの炎が燃え上がり、滞っていた思考が急激に動き始める。  相見えるは常識の埒外の存在。裏を返せば奇想天外な自由解釈が可能であり、不格好でもそれっぽい仮説を立ててしまえば、私にとっては常識の埒内の存在になる。  きっとそう強く信じなければ、目の前の『私』は倒せない。  唇に人差し指をあてながら、ただひたすらに、常識や記憶の間に無理やり関連性を見出して理屈をこじつけることを繰り返す。  やがて、その思考過程を経て、一つの結論に辿り着く。    この怪異の正体は、『クローラーを模した淫獣』だ。    こいつは複数回にわたって人を襲い、心の記憶から作品を抽出していくタチの悪い存在。全ての作品を取り込み終えると、獲物に大量の快楽成分を流し込んで再起不能にする恐ろしい習性を持つ。  おそらく詩音も何度か寄生されていて、今日が最後の日になるはずだった。  ところが、すんでのところで私が身代わりになったため、情報の吸い残しがあると誤認が生じてしまった。それは淫獣にとって重大なエラーである。  そこで、やり直しを試みるも、改めて詩音の同意が必要となってしまった。  だから先日の会話に基づいてこの空間を生成し、『私』の皮を被ってサインを迫っているのだ。――――今、自分が捕食している獲物が『丸亀飛鳥』であることに気が付かずに。  そして、最も重要なことは淫獣が人工的に作られた存在という点である。  これまでの同意書に重きを置くような言動を見ると、魑魅魍魎の類とは思えない。何より、元凶に心当たりがある。  そう、FusionArtAI社だ。淫獣の正体が例の胡散臭い絵の具であり、密かに多数のイラストレーターを襲っているとし��ら、全て辻褄が合う。  ――――そうであると信じるの。そうすれば、こいつに一矢報いることができるはずよ。  汗ばんだ手で同意書を手繰り寄せ、ゆっくりとペン先を近づける。  すると、自分勝手に喋っていた淫獣が口を閉じ、紙面をじっと凝視し始めた。それだけではない。空間を構成する全てが、その瞬間を見逃すまいと監視している。  張り詰めた空気の中、私は素早く紙を裏返して、こう書き記す。    robots.txt  User-agent: *  Disallow: /    その意味は、『クローラーお断り』。  今や対魔の護符に等しい存在となった同意書を握りしめ、勢いよく席を立つ。  「私の全てが欲しい……そう言っていたかしら?」  沈黙。詩音の好意や才能を踏み躙った淫獣は、口を開かない。  『An error occurred. If this……』  どこからともなくアナウンスが聞こえるが今はどうでもいい。
 「これが私の答えよ」
 大っ嫌いなクソ女の顔面が吹き飛び、振り抜いた私の拳が漆黒の返り血に染まる。  一呼吸おいた後、心から詩音の無事を願い、静かに目を閉じた。    ***    茜色の空。漣の音。磯の香り……それと、ちょっと焦げ臭い。  そして、私の身体に縋って嗚咽する大切な後輩。  どうやら私は死の淵から生還できたらしい。無事を知らせるため、詩音の頭を優しく撫でる。それでも泣き止まないので、落ち着くまで背中をさすってあげた。  「心配かけたわね。詩音が無事でよかった」  詩音は私の胸に顔を埋めたまま、コクリと頷く。  「先輩も無事?」  「ええ、大丈夫よ」  これ以上、詩音を不安にさせないように気丈な態度をとるものの、重度の疲労を感じ、もはや立つことすらできない。  「ここはまだ危ないから、早く詩音だけでも逃げて」  「やっつけたから、モーマンタイだよ」  詩音が指差す方向を見ると、黒い液体に塗れた水彩画が静かに燃えていた。焦げ臭い匂いの原因はこれか。……やっつけたってどういうことかしら。  些細なことに気をとられている場合じゃない。  先ほどから微かに聞こえる、複数の物音。  何者かが物陰で息を潜め、私たちの様子を窺っている。  今や炭になりつつある淫獣の回収が目的か。いや、それは私がでっち上げた荒唐無稽な陰謀論にすぎない。  ここは、電波が届かない人里離れた廃墟。無防備な女二人がいつ襲われてもおかしくない、危険な場所だ。  詩音も気が付いたのか、私に抱きつく力が強くなる。意地でも私から離れないつもりのようだ。高校の時から感じていたが、この子は気が弱いわりに頑固だ。    ――――息が詰まるような空気を、��くから鳴り響くサイレン音が切り裂いた。    同時に複数の人影が足音と共に遠ざかっていき、私は安堵の息を吐いた。  「もう大丈夫。定刻を過ぎても私から連絡がなかったら、警察と救急に通報するよう、母さんに頼んでいたの」  半分は今のような不足の事態に陥った時の保険として。  「やっぱり先輩はすごい。うん、とてもすごい」  もう半分は、尊敬の念を向けている後輩から刺された際の保険として。……絶対に黙っておきましょう。    ***    ――――事件から三か月後。  結局、私たちを襲った存在の正体は分からず終い。一方、あの場にいた不審な人影は東堂善治を襲撃した闇バイト強盗であった。そのため私達の不法侵入は霞んでしまい、一切お咎めなし。私達の身に何があったか、深く聞かれることもなかった。  まぁ、警察に事情を説明するにしても――――  FusionArtAI社が作ったスライム型の淫獣に襲われてデスアクメしそうになりました。奴らはアーティストの心の記憶に存在する作品データを狙っています。  という私の支離滅裂な説は口が裂けても言えない。それに、FusionArtAI社が不正会計絡みで呆気なく倒産したため、もう追及のしようがなかった。  ちなみに、詩音は黒い液体の正体が亡霊の祟りだと思い込んでいる。だから制汗スプレーとライターで除霊?しようとして、そのまま引火。あの有様となったそうな。  「貴女のおかげで助かったのかもしれないわね」  私の言葉に首を傾げる後輩は、今日も美少女だ。  あの事件以来、私達はお互いの身を案じて一週間に一回は会うようになった。といっても、毎回普通に遊んでいるだけだ。  今日は私の行きつけの喫茶店でまったりとお茶をしている。お紅茶がおいしい。  紅茶の香りの余韻を味わっていると、詩音の手招きが。  またか、と思いつつ耳を寄せる。
 「先輩のケーキ、一口欲しい」
 耳元で囁かれる妙に蠱惑的な声と熱の籠った吐息にゾクッとしてしまう。あの事件で私が晒した醜態から、余計なことを学んでしまったのだろう。  悪戯っぽく笑う詩音。本音を言ってしまうと非常に嬉しいのだが、どうも照れ臭くて顔を背けてしまう。  でも、これから時間をかけて慣れていけばいい。あの事件が私という物語の始まり、いや、――――私達という物語の始まりと決めたから。  二人に降り注ぐ優しい木漏れ日が、これからの日常を祝福しているように思える。  ――――そんな気恥ずかしいことを考えてしまうほど、私こと丸亀飛鳥は幸せだった。
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hdsdt · 11 months ago
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skebにて個人ご依頼
素敵なキャラクターを好きに描かせていただけて楽しかったです。少しダークめの雰囲気の絵本やヴィジュアルブックのような感じを意識しつつ2人の関係性と物語はどういう風になっていくんだろうなと思いながら描きました。
詳細はこちら https://skeb.jp/@hd_sdt/works/7
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momijiasuka · 10 months ago
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【お仕事】ブログ用のアイキャッチ画像
杢目ユウ様(@mokume7)のサイト、クチコミ47-全国のネット回線口コミ掲示板の 奈良県ページのアイキャッチ画像を制作しました。
指定キャラクター:楠リカちゃんが各都道府県に由来した衣装を着て周っているのがテーマとなっており、 47都道府県全て別のイラストレーターさんが自由に作成しております。
――――
奈良県を担当
――――
今回、キャラクターは楠リカちゃんですが絵柄は寄せる事はせず制作者の画風でという自由度の高い物でした。 【ご依頼時の指定】
キャラクター:楠リカ
スマホを持たせる事
該当の県特有の物を数点入れる事
『〇〇県の格安スマホの口コミ』と担当者名を記載する事
服装・絵柄は自由
ラフ制作
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まず、奈良県を担当するにあ��って連想される物を考えた際、安直ですが修学旅行の定番
奈良の大仏
鹿公園
が思い浮かびました。続けてキャラクターの衣装を模索していた際に【飛鳥文化の着物衣装】にする事で 奈良県ならではの一枚をご提案致しました。
――――
清書
ラフ確認を終えて、提出したラフ案をもとに線画・着色・文字周りの配置や鹿のブラッシュアップをしました。
それが下記になります。
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基本的にはラフのままですが、見栄えをよくする為に2か所が大きく変わっています
タイトルロゴをデザイン・鹿の角をイメージした装飾を追加
鹿の形と配置場所・そして3匹に増やしました
この他にリカちゃんのお顔や頭の形を整え微調整したり、明記する名前の位置を右下から中央下に変えたり細々した調整をし仕上げていき
これまで絵柄寄せ等の仕事をしていた為、今回自身の好きな絵柄で自由に描かせて頂き女の子と動物の描画に注力し作りこみ とても楽しい経験になりました
ご依頼いただきありがとうございました!
2020.03
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sirousagi1319 · 10 months ago
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イラスト依頼の案内
◆現在依頼受付状況:受付中◎
◆NSFWはNGです。(※成人向けのご依頼は、承っておりません。)
♦︎他の作家様の絵柄や構図を寄せて欲しい等のご要望はお受けできません。
※ Amazonギフトカード、前払いでお願いします🙇(確認後、打ち合わせに入りますのでご了承下さい)
◇お仕事、ご依頼のご相談について
・お名前
・使用用途、媒体など
・指定あればサイズ、形式
・納期、スケジュール
・ご予算
上記のものを可能な範囲で入力していただき、
こちらのアドレス(akatuki [email protected]) まで、お気軽にお問い合わせください。
※件名はイラスト依頼の相談などわかりやすいものでお願いします。
後は、こちらからもお伺いできます。
質問、ご依頼など、お問い合わせフォームの(https://tayori.com/form/003c8d729b4f21c463ae5199e70011ce4fbe856b/)までお気軽にお問い合わせください。
【 納期 】
・クオリティ維持のため、制作期間には余裕を持ってご依頼頂きますようお願いします。
・依頼内容と納期によってはご希望に添えない場合もございます。
・ご依頼日から5ヶ月以上先の納期の案件は承っておりません。
【 ご返信 】
即日~数日以内にご返信しておりますが、
ご返信の無い場合見落としてしまっている可能性がございます。
その際はお手数をお掛けいたしますが、再度お問い合わせをお願いいたします。
急用、急病等により返信期間が多少伸びてしまうことがございます。あらかじめご了承ください。
【 現在お受けできない案件 】
無償依頼
着彩のみ(ラフ~線画のみはOK)
既存画像の使用
作風とかけ離れたテイスト合わせ
【製作の流れ】
イラスト制作の作業工程一例です。
※イラストレーターさんによって異なります。
 また、案件内容により変動いたします。
①ラフ案制作(構図は基本1点まで)
メールでのやりとりを通じて、イメージを擦り合わせていきます。
お客様の方でイメージ画像、ラフ、文章等があると大変スムーズにやりとりが可能です。
②下書き制作
決定稿のラフを整え、色味の方向性などのチェックをしていただきます。
①清書~着色、仕上げ
清書、背景等、完成に向けて総合的な作業をします。
都度確認をして頂き、修正があれば修正して仕上げます。
④納品
最終確認をしてしていただきます。
OKを頂きましたら、納品をいたします。
その他ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
※作品は情報公開後、ポートフォリオ等自由に実績として使用いたします。  (※掲載不可案件の場合のみお知らせください) ※着手後のキャンセルはお見積もり金額の20%をキャンセル料として頂きます。
<料金表>※目安としてご活用ください。
◆一枚絵(立ち絵など)  3000円〜7000円(作画コストや背景の書き込みにより変動します)
◆アイコン  2000円~4000円(作画コストにより変動します)
ラフOK後からの修正は3回まで無料、4回目から500円頂戴いたします。
♦︎実績の公開と著作権について
ただイラストを納品するだけでなく、【Twitter】や【Instagram】などのSNSを通じて、携わらせていただいたお仕事のご紹介や宣伝のお手伝いをさせていただけましたらと思います。
制作させていただいたお仕事を、実績としてHPやSNSへの公開が可能か、ご依頼時にお伝えください。
また、原則として著作権譲渡は致しておりません。
企業キャラクター等のご用件はその旨別途ご相談ください
※料金はあくまで目安ですので、ご了承下さい。
※スケジュールの仮押さえはご遠慮いただいてます。依頼することが確定してからメールしてください。
※この料金表は���ステムの関係上Skebでは適応外です。
※画像の無断転載、無断使用はご遠慮下さい
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nokisane-write · 11 months ago
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2024年、あけましておめでとうございます。 公開は3月でしたが、このブログ(兼ポートフォリオ)を作ったのがちょうど去年の1月で卯年ちゃんの絵を掲載していたので、もう1年経ちましたね。
ということでトップ画は辰年ちゃんです。 Twitter(現X)で丑年から年一で更新しているOCの干支ちゃんシリーズ、今年で4年目になりました。 果たして一周して子年ちゃんまでたどり着けるのか...!乞うご期待!
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頻繁に描く気が無いからっていたずらに装飾を増やすとこうなる。
2023年の話ですが、個人的に結構良い年になったと思います。 一昨年の年末くらいにちょっと絵の方で一段ステージが上がったというかターニングポイント的な事があったんですが、それを1年間でかなりブラッシュアップできました。 あとはお仕事もちょこちょこ頂きまして...ありがたい限りです。
あと新しく音楽分野に手を出してみたりもしましたね。 元々興味があったDAWの講座を買ったりして、実際StudioOneを買いました。 それからVOCAROID、VOICEROID界隈にも片足を突っ込みまして、今更ながらボカロ/ボイロ曲を漁っています。 重音テトちゃんと足立レイちゃんを応援しております。
で!2024年! 前提として絵はより上手くなるよう頑張ります。 skebも...ホント、ずっと開ける開ける言いながら何かとタイミングが掴めずにいますが、ホントに開けられるようにします...。 あと最近ちょっと体重がシャレにならん数値になってきたので、絶対に運動します...!これ以上は健康に差し障る...。 取り急ぎフィットボクシングをぶん回し、ステッパーを注文しました。 受動的な目標としては、でっかい商業案件を受けたいですね。 グッズのイラストとか、キービジュアルとか。VTuberさんのキャラデザとか。 こればっかりは見つけて依頼してもらえるようにアピールを頑張るしかありませんが、お待ちしてまーす!
色々書きましたが兎にも角にも今年一年、去年よりもパワーアップした僕をお届けできるように気合い入れて頑張りますので、よろしくお願いします!
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kishinaito · 1 year ago
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【仕事絵】ハロウィンイベントメインビジュアル
トビラ株式会社様からのご依頼で、ハロウィンイベントのメインビジュアルイラストを担当いたしました!
ポスターやフライヤーなどに掲載されております。
「秋のまちフェスタ」イベントはコトニアガーデン新川崎にて10月21日㈯ 11時~16時開催です。
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kachoushi · 11 months ago
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虚子自選揮毫『虚子百句』を読む Ⅰ
花鳥誌2024年1月号より転載
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日本文学研究者
井上 泰至
 「恋の季題」は材料も尽きてお開きとしたが、書き物は続けてほしいとのお話だったので、『虚子百句』を私なりに読んでいくことにしたい。
 まず、本書の成り立ちや、おおよその性格を説いて、なぜこの書物を丁寧に読んでいくことにしたのか、その理由をあらあら述べておきたい。
 本書は昭和三三年、すなわち虚子の亡くなる前年の自選句集である。京都の便利堂からの依頼を受けたもので、短時日の間に選んだものであるから、本書の価値は、ある程度割り引いて考える必要はある。が、ともかくも虚子が、自分の代表作と認めた百句だったことは間違いない。
 選句の基準については、追々検討を加えていくが、まず揮毫しやすく、たびたび揮毫してきた句であったことは、序で虚子自身が明らかにしている。本書は、虚子の揮毫を写真で掲載し、五十句ずつを高濱年尾と星野立子が分担して、簡単な句の評釈をつけるという趣向のものだった。年尾の跋文によれば、虚子も事前に二人の文章を検したという。
 本書の企画を持ち込んだ便利堂は、明治二十年創業の書店兼出版社である。コロタイプ印刷機を早くに導入し、美術書の出版で信頼を得た。岡倉天心が創始し、今日でも美術史学の権威的雑誌の位置を保っている「國華」は、便利堂の図版印刷の高度な技術が遺憾なく発揮されたものである。
 四代目店主中村竹四郎は、国宝級の貴重書の複製印刷をも数々手がけ、『虚子百句』刊行の翌年には文化功労者として表彰されている。虚子の字は、それ自体が俳句文化の遺産としての価値を持つ、と認識されていたわけである。
 つまり、主役は百句のみならず、その揮毫でもあったわけで、この点には留意しなければならない。書は、運筆から句の呼吸や中心点を確認できる。同じ字であっても、楷書か行書かといった書き分けがあれば、それは句の眼目ともなる。
 一例を挙げよう。小諸市立虚子記念館に残る十二ヶ月十二句の揮毫を屏風に仕立てたものは、展示の目玉だが、「心」を詠んだ句が三句ある。
  鶯や文字も知らずに歌心 虚子
  二三子や時雨るる心親しめり 同
  我が心ある時軽し罌粟の花 同
 このうち三句目のみ「心」はきちんと楷書で書かれ、他の二句はややリラックスした崩し字となっている。三句目は愛児六を失った悲嘆の中で詠まれた句だからである。書道家に聞くと、「心」の字のバランスは、筆をとる者の「心」を反映するのだと言う。
 こうした鑑賞の醍醐味も『虚子百句』にはあることが、当然予想される。年尾の跋文によれば、この頃の虚子は眼が弱って、それが字に出てしまっている、という。確かに、青年期・壮年期のそれから比べ、運筆の力や字配りを焦点化する眼の力の衰えは隠せない。それでも、修練とは凄いもので、序文の虚子自身の言によれば、百句の大方は一、二時間で揮毫してしまったというから驚きである。字の味わいも、私の能力の範囲で解説を試みたい。
 本書の構成は、春夏秋冬・新年の部に分かれ、各部の句の配列は、成立順となっている。従って明治・大正・昭和と万遍なく句が拾われている。『百人一首』が古典和歌そのものの粋であり、歴史でもあるように、『虚子百句』も虚子の句業の入門書にして到達点でもある。これが本書を読む何よりの理由である。
 本書の装幀を担当した福田平八郎(一八九二〜一九七四)についても、簡単に触れて���こう。虚子との縁は、『虚子京遊録』(昭和二三年)『喜寿艶』(昭和二五年)に続き、これが三度目である。  大分出身で、上村松園や竹内栖鳳も出た京都市立絵画専門学校を卒業。京都日本画画壇で重きをなす。トリミングやデザイン感覚に秀で、書物の装幀も得意とした。『虚子句集』の竹の絵は、自家薬籠中の画題であったと考えられる。
 本書は二〇一〇年、岩波書店から復刊された。解説は東京大学教授であった、日本近代文学専攻の野山嘉正が担当した。
 最後に一言。平成期、伝統派で、虚子句の解説つき選集といえば、稲畑汀子氏の『虚子百句』が定番だった。虚子自身の選句とは違ったところに新味を出した素晴らしい本だが、時に稲畑氏らしからぬ、非常に硬い内容と文章の評釈があるのは惜しい。この連載は、あくまで虚子の自選に立ち戻り、虚子句の成立事情と、選句の背景を平易に語ることに徹したい。ただし、この自選句集の性格上、私の虚子観・俳句観が問われることは言うまでもない。
1 美しき人や蚕飼の玉襷
 初出は明治三十四年四月三十日の新聞『日本』。季語は「蚕飼」。蚕はふつう四月に孵化して繭籠る。
 初出では「蚕」の題で内藤鳴雪・坂本四方太・河東碧梧桐・佐藤紅録らの各三句も載る、題詠句である。虚子の他二句は〈蝋燭の灯影に白き蚕かな〉〈蚕飼ふや年々ふやす桑畠〉。『新歳時記』にはこの句を採用せず、写生句らしい〈逡巡として繭ごもらざる蚕かな〉を載せたか。
 蚕は食欲旺盛だ。食べ残した桑やフンは蚕網(さんもう)を使って取り除く。蚕は眠る。睡眠と脱皮を四回ほど繰り返して成長すると、絲を吐き始める。ここで蔟(まぶし)という仕切りのある箱に移す。繭籠らせるのである。絹糸を吐き、繭を成す様は、実に神秘的だ。春の陽が漏れてくる中、吐き出されたばかりの絹糸は光そのものである。この過程に、ひと月ほどはかかる。
 蚕網をかけ、桑を与えると、蚕は網目を通り上にあがる。蚕網の下は蚕のフンと桑の食べ残しが残る。網を上げると、蚕とフン、食べ残した桑の分離ができる。蚕の成長に合わせて網目の大きなものへ変えながら使用する、といった具合である。丁寧さと経験が要求される女性の仕事である。
 養蚕は、明治期日本の主要産業だった。欧州では産地の南仏で病害が発生し、需要が高まったのである。巨利を成した者も多い。出荷は横浜が多かった。
 女性は襷掛けで、髪も縛る。明治期の浮世絵等を見ると、襷の色は赤が代表的である。かの富岡製糸工場では、技術のある女工は赤襷をして周囲から尊敬されたという。
 国を挙げての養蚕業振興を宮中も率先して奨励し、皇后美子が手ずから養蚕を行い、浮世絵などで宮中養蚕が喧伝された。皆赤襷で、髪はおすべらかし、すなわち、後ろでまとめた髪に「長かもじ」を継ぎ、水引や絵元結などを掛けて、長く垂らしたのである。
 結髪の問題にこだわったのも、襷掛けの女性は、皆髪を結ったり、挙げたりして、うなじがあらわになる点が一句の焦点だと考えるからである。つまり、「美しき人」の美しさの拠って立つところは、「襷」に暗示される、黒髪と白いうなじだったのだ。
 「玉襷」という言葉は、『万葉集』以来ある言葉で、これ自体一種の神々しさを醸し出す。『虚子百句』の評釈で、年尾が宮中養蚕を詠んだと解したのも一理ある。しかし、もっと重要なのは、「玉襷」は「うなじ」の連想から、大和の畝傍山を呼び出す決まり文句だったことの方である。謡曲の「恋重荷」に用例がある。虚子がこれを知らないはずはない。
 蚕と繭の「白」と、後れ毛を残したうなじの「白」の連想が、この女性の「美し」さを支えるものだったと考えたい。虚子は、和装の女性の髪にはかなり執心した。
 「まあ旦那でいらしつたんですか。どなたかと思ひましてね。お断り申しましたですけれど何だか気になりまして、一寸御挨拶だけに。どうも姉さん有難う。姉さん有難う」と二人に挨拶して末座に坐つたまゝ一寸こぼれた鬢を掻き上げる。
 小光は総髪の銀杏返しに結つてゐるのが仇つぽくて、薄つすらと白いものゝついてゐる額の広々としてゐるのも美しい。 (『俳諧師』)  小光のモデルは、女義太夫の竹本小土佐で、虚子は彼女の語りがかかる東京中の演芸場へ出かけ、追い回したのであった。虚子の眼裏に焼きつけられた美しさは、挙げた髪やこぼれた鬢にあった。
 谷崎潤一郎も言��ている。女性美の焦点は首だと(『陰翳礼賛』)。和服で身体が露出するのは、首・手先・襟足だ。首は細く長くなければいけない。「猪首」という言葉を想起すればよい。肌は白くなければいけない。そこにうなじの後れ毛が色気を呼ぶ。
 「玉襷」はその呼び出しであり、それは説明しないことが肝要だから、「美しき」とだけ冒頭に置いて謎を掛けた。だから、『喜寿艶』でも、この句については、木で鼻をくくったような説明しかしていない。
 完全な主観句で、実際にそういう女を見たのか、絵の中の女か、記憶の中の女か、そんなことはどうでもいい。小説家志望で主観派が本質だった虚子らしい、冒頭の一句なのである。『虚子百句』は『新歳時記』のような教育的意義を取り払った、「作家」虚子の選集だった。
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井上 泰至(いのうえ・やすし)   1961年京都市生まれ 日本伝統俳句協会常務理事・防衛大学校教授。 専攻、江戸文学・近代俳句
著書に 『子規の内なる江戸』(角川学芸出版) 『近代俳句の誕生』 (日本伝統俳句協会) 『改訂雨月物語』 (角川ソフィア文庫) 『恋愛小説の誕生』 (笠間書院)など 多数
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