#ベタベタしない
Explore tagged Tumblr posts
hiromusicarts-blog · 4 months ago
Text
Tumblr media
「昔ながらのオムライス」
普通に美味しいオムライス。昔ながら、、、ということで、フワトロではない、しっかりとしたオムである。
中のチキンライスが美味!ベタベタしてなくて、ほろほろな食感と、くど過ぎない味付けで。お米の硬さだわね、やや硬めに炊いてあるはず。
名駅「ロンシャン」にて
176 notes · View notes
shumi-suimin · 1 month ago
Text
2024.11.26 6:03
昨日は1時近くまで夫と付き合いたての頃のLINEを2人で読んでいた
2人で色々はなすこの時間が楽しいからまだ寝たくないといって、なかなか寝なかった
LINEの中の私たちは27歳くらいで、とてもお互いのことを好きそうで、とても恥ずかしくてキュンとするものだった
夫は、こうやって会いたいときに会いたいと言ってくれて、家に来てと呼んでくれて、それが嬉しかったんだろうなあ、思っている以上に好きだったんだね、と言った
私はまだ好きだし、一緒にいたいからねと、気持ちが溢れて、意味がないのにまた伝えてしまった
わたしも当時とてつもなく好きだった、今はそれよりは気持ちが落ち着いているのは確かだけど、次の彼女なんて想像できないし、やはり抱きついて夫の匂いを嗅ぎたいと思うのは、好きだからだ
私がこの家を出て行ってからもまた遊びにきて、泊まってもいいかきいたら、それは違うんじゃないかと言われた。なぜなら友達だから。
友達だったら、もうこうやってベタベタ触るのも嫌なの?と聞いたら、それは普通の友達なわけじゃないから、と言った
眠る時に抱きしめあって、頭や体を撫でて愛おしむ。わたしはほっぺやおでこにキスをしたりするけど、口のキスはなかった
随分前からそうだった。その時点で、お互いの気持ちは薄れていたということなのか
でも私は、好きな気持ちがないとあんな風に抱き合えないし、他の人とキスできるか考えると、夫のことを思い浮かべてしまいそうだと思った。それはやっぱり、夫のことが好きだということで、それが苦しい。
結婚前後で喧嘩が多かったときのことを話した
夫はあまり覚えていないとのことだった。
私の日記に書いてあったひとつの喧嘩を話したら、そんなこと言ったのかー、あの頃余裕なかったからなと言っていた
たしかにそうだったんだろう。OLの普通の私と付き合って、普通のカップルになりたがっていた節はあった。ようやく転職が決まったと思ったらコロナで、お金がなくなって、音楽も辞めて、いろいろなことがあって気持ちを病んで、そんなことが起きていた頃の彼は、未来のことや価値観をとやかく言われても、受け止められなかったんだろう
その後今の会社でどんどん成長していく中で、私は喧嘩をきっかけに価値観が違うんだと思い、私の世界を生きるようになってしまった。彼がどんどん余裕ができ���正常になっていくに伴い、私に余裕がなくなってしまった
きっと、あの喧嘩していた頃の私と、今の夫だったら相性がよかったかもしれない。あの頃は、ちゃんと奥さんをしたいと、いっぱい料理を作って、夫のことを思った生活を送っていた
無理をしすぎて、料理に疲れてしまったんだけど。
もったいなかったなあ、余裕がないんだということに気がつければなあ、完全に振られちゃったね、こんな感覚久々だなあと嘆いていたら、夫から俺も辛かったよと一言言われて、また私は私の世界に逃げ込んで自分の辛さに文句を言ってしまったと思った
夫は、もう私のことを好きではないという事実に気づいた時、眠れないほどショックを受けたらしい。
そうならないはずだったのに、無くならないはずのものがなくなってしまった。これで一緒にいれるものなのか、一緒にいたかったはずなのに、どうしたらいいんだ、と。
取り乱して苦しくて、知り合いに話を聞いて欲しいと連絡しまくったらしい。結局その後眠れて、具体的な相談はしなかったようだけど。
私は自分の気持ちが薄れたとき、そんなもんだろうと蓋をした気がする。流石にゼロになることはなかったから。
何回目かの野沢温泉のときに、夫が宿泊場所に気に入らないことがあってものすごく怒って不機嫌になったことがあった
私は夫の怒りの表現があまりに強すぎて怖いのでずっと苦手で、また目の当たりにしてしまい、とても気持ちが下がって、
そのあと眠るときに、夫がしたそうに触ってきたのに、なんだかんだで応えることができなかった。応える気持ちになれなくて、なんだろう、こらはと思ったのを覚えている
セックスレスというやつかと思ったけど、一足早く、私は気持ちを薄れる経験をしてしまっていた。夫の方が、気持ちが薄れることへの拒絶感があったのか。
いずれにしてもお互い気持ちは薄れていたんだけど、LINEとのギャップがとても苦しかった。薄れてゼロになった夫と、まだ好きな気持ちが残っている私
LINEの当時はお互いを強く求め合って、会えば会うほど幸せそうで、一緒に住んで当たり前になってしまったんだな、あの強い好き同士が、別れることになってしまって、当時の2人に申し訳ないし、本当に悲しい。とても好きだった人だから。
夫が早く目覚めて、つられて起きて、こんなこと考えていたら二度寝ができなくなってしまった。
会社に行くのが億劫で、早く家に帰ってまた夫と話したい。
なぜこれができなかったかと何度も悔やむけど、つい先日までそんな意識にならなかった私のことを思い出すと、どうしようもなかったとも感じる
それくらい、もう長いこと夫を見ていなかったような気がするから
嫌いにならないように、わたしの好きな世界を作り上げて夫と暮らせるように、自分軸で生きすぎてしまった
また夫が求めてくれることはあるんだろうか。一度でも冷めてしまった気持ちが、また復活するってどんなときなんだろう。自分に置き換えてもイメージが湧かない。でもまた好きになってほしいな。何人かの彼女を挟まないと、そういう心の変化も起きないのだろうか。
数ヶ月後にこの家を出て1人で暮らすなんて想像がつかない。夫と同じく不安で、1人が苦手なのに、なんで苦しみながらお互い1人にならなきゃいけないのか。夫が寂しいならそばにいたいし、わたしも寂しいからそばにいてほしいのに。気持ちがないと、ダメなのか。
13 notes · View notes
diarytheroomoffuji · 2 months ago
Text
Tumblr media Tumblr media
雨も楽しむ
湿度の違い
昨日は雨が降ったり止んだりする中で、1時間半くらい釣りをしていました。息子はレインジャケットを着てたけどオヤジはフリース。雨に結構打たれて濡れたけど、乾いてゆくのも早いのです。なので雨も気にしない。真冬じゃ勿論寒いけどさ(笑)
日本の方々にこの湿度の違いを伝え難いけど、分かりやすい例えで言ったら、日本ではお煎餅や柿の種をティッシュペーパー上に置いたらすぐティッシュにくっつくけど、私の所ではサラッとしててティッシュにくっつきません。そんな感じなので夏場のキャンプ等でも肌がベタベタしないから快適です。
オヤジは今年、フィッシングライセンスを購入してないので後ろから見学でした。でものんびりと楽しんでました。
サーモンも帰って来る川で
11 notes · View notes
wwwwwwwwwwww123 · 1 year ago
Photo
Tumblr media
Xユーザーのとなりのカインズさん(カインズ公式)さん: 「これはカレー好きの人に知ってほしいライフハックなんですけど、タッパーにカレー入れて保存するとタッパーがベタベタになりますよね?あれ、タッパーの中に水、食器用洗剤、キッチンペーパー1枚を入れてシャカシャカすると嘘みたいに綺麗になりますよ。私はこの方法でタッパーと結婚できました。 https://t.co/lpgbqPCfkn」 / X
31 notes · View notes
harawata44 · 1 year ago
Text
ベタベタの換気扇フード。汚れをスルッと落とす方法に「楽になる」「手軽にできる」 - macaroni
Tumblr media
以下引用
拭いてもなかなかきれいにならない換気扇フード。諦めて放置すれば、汚れがどんどん蓄積されて大変なことになってしまいますよね。 「手軽にベタベタを取るコツはないの?」という方のために、本記事では換気扇フードの上手な掃除方法をお届け。 家事代行マッチングサービス「タスカジ」のミホさんに教わった「キッチンの掃除テク」記事を再編集し、必要な道具や手順をご紹介します。
用意するもの
Tumblr media
・重曹入りのウェットダスター ・セスキ炭酸ソーダのスプレータイプ ミホさんいわく「重曹単体でも十分に汚れは落ちますが、アルカリ性洗剤の相乗効果で、さらにしつこい汚れにアプローチできます」とのこと。 また「スプレータイプのセスキは、水ではなくアルカリ電解水にセスキの粉を溶かしているのがポイント。アルカリ性が強いので、油汚れをラクに落とせます」とも語っています。
手順
換気扇フードは油とホコリが混ざって、ベタベタになりやすい場所。しかし重曹入りのダスターとセスキを使えば、スルッと簡単に汚れが落ちるそうです。
Tumblr media
終わったら、マイクロファイバーぞうきんで乾拭きをすると仕上がりが変わるとのこと。
掃除を手早く終わらせるには道具選び��大事!
ご紹介した通り、掃除道具を正しく選べば作業がグンと楽になります。 ミホさんは「おうちの汚れの9割はセスキで落ちるとも言われるくらい便利」とセスキを強く推奨。100円ショップでも購入できるので、「家にあるものでなんとか済ませたい」という人も、プロ直伝のテクを実践してみてはいかがでしょう。
33 notes · View notes
gri3 · 5 months ago
Text
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
宇多田さん、余韻ビタビタのベタベタすぎるよ、、、、存在したんだね、、、、、、、、、、、、、、、
言葉では言い表せれないのでみんな直接会った時肌ツヤと思いを聞いて下さい
長時間ドライブ、カラオケしがち
1番うまかったの北海道産のとうもろこし
鬼の体調不良
6時間かけて行って3時間で帰った名古屋旅行
〜完〜
10 notes · View notes
rabbitboy · 8 months ago
Quote
ベタベタする箇所に、デリケートな電子部品がない限り、これを改善するベストな方法は、温かい石鹸水で洗浄することです。石けんは移行した可塑剤をほぐし、べたつかない仕上がりに戻してくれます。 石けんと水でうまくいかない場合は、重曹を試してみてください。 重曹がトロトロのペーストになるくらい水を加え、ベタベタした表面に塗り、15分ほど放置してから拭き取ります。 それでもベタつく場合は、溶剤を手に入れます。必ず最初に、目立たない小さな部分でテストしてください。プラスチックや可塑剤によっては、溶剤を使うとプラスチックがさらに分解され、粘着性が増す可能性があります。プラスチックや可塑剤によっては、溶剤によってプラスチックがさらに分解され、ベタつきが増す可能性があります。そのため、車のハンドルがベタベタする場合は、溶剤を使わないことをお勧めします。
Ask iFixit: プラスチックのべたつきを直すには? | iFixit ニュース
5 notes · View notes
poddyshobbies · 3 months ago
Text
2024.9.21(土)
Tumblr media
昼過ぎに一時雨。気温とベタベタ感が少し下がってちょいしのぎやすい。
Tumblr media
ヒガンバナが咲き始めた。
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
能登は大雨で洪水発生。「柴犬らんまる」さんの動画(午前中配信)では自動車や家屋が浸水してます。雨が強くなってくると10分ほどで映像のようになったそうです。夕方のニュースでは地震によって堤防が沈んだことの影響や人的被害の発生が伝えられてました。
散歩中でなくてよかった。
2 notes · View notes
lastscenecom · 6 months ago
Quote
「最近のインターネットは、マクドナルドの遊び場に追いやられたような感じがする。みんなが座っていたベタベタしたプラスチックの椅子に座って、ひどいダブルチーズバーガーを食べなければならない。暑くて、息苦しくて、気持ち悪くて 、 帰りたいのに帰れない。友達はみんなこのクソみたいな状況にまったく平気で耐えているように見えるからだ。そして、社会ののけ者になりたくないから、自分もそこに座って、それでいいと見せかけなければならない」
今はインターネットがちょっと嫌い - スティーブン・ムーア
3 notes · View notes
takibi-enya · 4 months ago
Text
Tumblr media
浴衣の、この、ちょっとはみ出た柄の仕立て方が、
許せん〜〜
まさかの正面がこうなっているとは。。悲しい〜〜〜
寝巻きにするにはゴワゴワ生地なので、
いつか暗闇で行動する祭りの時に着る事にます。
今日は明るい時間帯だったので、諦めました。。
10代の子達は、彩やかで可愛らしい柄で、
みんなクシュクシュの帯でした。今の流行りなんですねぇ。
昔、母にくっついて着物屋さんによく行っていたお陰で、着物を見るのは大好きなのですが
着物屋の店員さんの圧の強さが面倒くさいので行かなくなりました。ゆっくり見せて欲しい、ほんと。ベタベタ弄らないから〜〜
店員さん避けに、着物屋で働いていた事もある旦那を連れて行こうか……(今回の浴衣のデザインは旦那チョイス)むー……
結局普段の格好で地元の祭に行ったのですが、びっくりするくらい出店も人も居なかった。。
過疎化がえげつない。人手不足だそう。
神輿を担げる若い衆がいない。綱を引く子供がいない。
悪循環だなあ……。
地元の鹿踊や七ツ物、権現舞……。失われつつある無形文化財です。
3 notes · View notes
balance-lo · 5 months ago
Text
超絶個人的見解且つまだ知らないこと沢山あるけど
ネット上にあるインタビューアーカイブや都立図書館に行って過去雑誌のインタビュー色々読み漁ったりYouTubeでインタビュー映像見漁ったり、リアムの映画(さすがにこのリアム視点の映画が全てとは全く思わない)観たりしてて思ったのは、直近はまた状況が変わってきてるし歩み寄ったりもあるけど、解散〜それまではリアム流石に可哀想、意外とリアムは見ている、ノエルはプレスとベタベタ、解散後リアムを徹底的に排除するやり口がクソガキ、ノエルのプライド、自己顕示欲、弟コンプ嫉妬諸々でリアムを潰そうとした、リアムはよく復活したな、自分だったらノエルを殺したくなるかもしれない、oasis時代からそれくらいのことをされながら、この復活は本当に凄い、oasisが演歌バンドにならないで人気が出たのはリアムがバランサーとして機能していたから、ビジュアルも歌も垢抜けもアイコンとしても
今日ここまで理解して把握して気持ちが落ちてしまったところに極めつけにこの2006のインタビュー映像を観て、��述したことが詰まっていてノエルのリアムに対する態度、リアムを置き去りに周りと盛り上がるところ、それはもううんざりしていた状況にあったから仕方ないのかもしれないが、悲しくなったし、リアムはよく我慢してきたな、そりゃ荒れるだろとなんともいえ���い気持ちになった、勿論ノエルも散々我慢して許してきたんだけど ギリギリのところでなんとかまだ仲が保たれているところも見えて余計に複雑な気分になった、ここでも褒め合ってたりするし
youtube
ノエルがリアムを煽ってやらかしの種を撒いてズブズブプレスも利用して自分を被害者に仕立て上げる、こういうの経験あるから容易に想像できてしまう、ノエルみたいな人を敵に回した場合 あとこの手の自分は猫だ!と言い切っちゃう気分屋の人間性
ノエル好きだけどだからこそ掘り下げていくと嫌な部分が見えてくるし、でもリアムも然り、でもそれが全てではないし、ただただ仕方ない、ただそれだけ、ノエルの歪みプライド弟コンプこだわり気持ち悲しみやるせなさ当時のリアムへの我慢が限界だったこととか肉親と長年ほとんど四六時中一緒に仕事しなきゃならないとか私たちが知り得ないそれ以上のことが色々あるんだよってことも当然理解できる
現時点でどちらにもつかないアンディの立場が1番正しいと思ってしまう、どちらかにつくとかの問題ではもはやないけど あとアンディは昔からノエルがプレスにリアムの件を嘘をついてるとかちゃんとインタビューでノエル忖度しないで答えてるのを知って好感、フジロックでもグリーンステージで会おうってちゃんと表向きに言ってTURNSTILE観に行ってるのも、実際ノエル観に行ってたのも良い、あとリアムの顔ファンだったのおもしろい、ノエルのギタリストとしての評価が過小評価されていると述べてるインタビューも読んだ
2 notes · View notes
elle-p · 1 year ago
Text
P3 Club Book Koromaru short story scan and transcription.
Tumblr media Tumblr media
虎狼丸の優雅な一日
初夏の爽やかな日差しが心地よい日曜日。今日もなかなかの散歩日和だ。少し早めに出かけて、少し寄り道をするのもいいかもしれない。明確な言葉によるものではないが、だいたいそんなことを考えつつ、その柴犬は神社の石畳から身を起こして軽くあくびをした。
犬の名はコロマル。正式には虎狼丸と書くのだが、本人 (本犬?) は字が読めないので、とくにその違いにこだわりはない。彼がこだわっているのは、毎日の散歩。先日、彼の飼い主である神社の神主が事故で亡くなって以来、新しく神社の主となった人間は、最低限必要な食事は出してくれるものの、散歩に連れて行ったり頭をなでてくれたりはしない。コロマル自身、前の飼い主だけが唯一の主人であると思っており、もし新たな神主が散歩に連れて行こうとしたとしても、以前のルートを変えるなど考えもつかないことだった。なので、今日もコロマルは散歩に行く。まず、長鳴神社からムーンライトブリッジを超えてポートアイランドの駅前まで。その後、再びブリッジから蔵戸台方面に戻り、町をぐるりと巡ってから神社に戻る。これが、毎日の長い散歩のロードマップ。
「わん!」
人間の言葉に直せば、さあ行くか、といった感じだろうか。コロマルは一声鳴くと、いつもののんびりとしたペースで歩き出した。
「あ、コロ助、おはよ!」
ふと、かけられた声に、コロマルは面倒くさそうに顔を向ける。それは、三つ編みの髪を頭の両側でお団子にした、小学生くらいの女の子。いつも、夕方ごろに神社で遊んでいる子だ。
実を言うと、コロマルはこの子が少し苦手だった。嫌いなわけではないのだが、ややコロマルを構いすぎる傾向にあるのだ。大人と比べて体温が高い子供が、気温が高い日にむしゃぶりつくように抱きしめてくることを想像してほしい。毛皮に覆われたコロマルの苦労は、その想像の軽く上をいくものだ。ただし、慈悲深いコロマルは、そんな女の子も無下には扱わない。この子がわりと苦労人であることを、コロマルは知っているのだ。そうしょっちゅうではないが、この子の両親は酷いケンカをするらしく、夕刻の神社で悲しみをこらえるようにコロマルに抱きついてくることがある。群れで暮らす犬族は、それこそ家族や仲間は命に等しい。それが仲良く暮らせない悲しみは、いかほどのものだろうか?そう思うと、コロマルは多少うっとうしくても、彼女に優しくせずにはいられないのである。
「あ、もう時間だ。ごめんねコロちゃん、舞子もう行かなきゃ。あーあ、塾面倒くさいなあ」
そう言って、彼女はコロマルの頭をひとなですると、廠戸台商店街方面へと歩み去った。うん、これぐらいのスキンシップが、コロマルにとってはちょうどいい。少し気分を良くして、コロマルも再び歩み始めたのだった。
潮の香りがする中、コロマルはムーンライトブリッジをてくてく進む。人間は、ここを観光地とかいう扱いでありがたがって見に来るらしいのだが、コロマルにとっては散歩ルート中もっとも退屈な行程である。というのも、橋の手すりが高すぎて、コロマルの体高では絶景と噂の風景も見えないからだ。しかも、やたらとたくさんの自動車が前から後ろから突っ走ってきて、危ないわ埃っぽいわ、嫌な油臭い空気を吐き出すわで不愉快ですらある。
であるからして、コロマルはこの場所を無心で歩く。なるべく潮の匂いにだけ集中し、遠くに見えるポロニアンモールの丸いドームを目指してずんずん歩く。時おり、ランニン��中の人間が立ち止まって手を伸ばしてきたりするが、それも可能な限り無視してひたすら前へ。
しかし、それでも2度呼ばれると、つい立ち止まってしまう。コロマルが行ってやらないと、呼んだ人間は時々えらく傷ついた顔をすることがあるのだ。人間を傷つけることは、コロマルの本意ではない。なので、コロマルはあくまで “仕方なく” 人間に思うさま頭をなでさせる。コロマルはそういう自分の性格を時おり誇らしくすら思っているが、じつはなでられている間、ついつい尻尾を振ってしまっていることには気づいていない。コロマルはそんな犬だった。
「あれー、コロちゃん?こんなとこまでお散歩に来てるの?」
「あ、ホントだ。健脚だね〜」
ポロニアンモールに来たところで、厳戸台あたりでよく見る女子高校生に出会った。いつもの制服姿ではなく私服姿。セミロングの髪の子は、ピンクのタンクトップにデニムのジーンズ、ショートの髪の小さい子の方は、水色のワンピースを着ている。もっとも、犬であるコロマルにとって、服の違いは別にどうでもいいのだが。
このふたりは、けっこうコロマルのお気に入りである。水色ワンピースの子は、動物の扱い方を心得ているのか、コロマルが気持ちいい場所を的確になでてくれる。タンクトップの子は、なでかたこそ普通だが、あまりベタベタしようとしない点で好感が持てる。コロマルに触りたいという気持ちは、たくさん伝わってくるので、むしろもっと触ってくれてもいいのに、と思うことすらある。もし犬の言葉がわかる人がいれば、遠慮しないでいいよと言ってあげたいほどだ。まあ、そうそう都合のいいことはないと、犬ながらに買いコロマルはそう思う。
「あ、コロちゃん、こういうの食べるかな?」
そう言って、水色ワンピースの子が手に提げていた袋から何かを取り出す。赤いビニールに包まれた、棒状の何か。漂ってくるかすかな匂いに、ある期待を抱き、思わずコロマルの尾がぶんぶんと大振りになった。
「あれ?ソーセージじゃん。どーしたの?」
「え?あ、た、たまには自分で料理しようかと思って······さっきデパートで、ちょっと」
「ふーん、風花も料理したりするんだ」
「ま、まあね。あはははは」
ワンピースの子は何か焦った様子だが、すでにコロマルは、想像の中に広がるソーセージの味で心が一杯になっている。ワンピースの子は、そんなコロマルの期待に応えるように、できるだけ意いでビニールをむいてくれた。
「はい、どうぞ」
「わん!」
礼を言うのもそこそこに、コロマルはソーセージにかぶりついた。そういえば、朝食をとってからけっこうな時間が過ぎている。ちょうどいいタイミングの思わぬ幸運に、コロマルの心にじんわり幸せが広がっていく。やはり、何かを食べているときが、いちばん幸せだ。それがとくに、好きな人が手ずから食べさせてくれるとあれば、それ以上何を望むことがあろうか。
欠片ひとつ残さずにコロマルはソーセージをたいらげ、も��一度「わん」と礼を言う。
「どういたしまして」
とワンピースの子が答え、買い物の続きがあるからと、コロマルをひとなでしてどこかの店へと向かってふたりは歩き出した。ごくまれにだが、このようにコロマルの意思が、人間に通じているように思えることがある。それは単なる錯覚や勘違いかもしれないが、それもまたコロマルに満足感を与えることのひとつなのだ。
ともあれ、コロマルは今日彼女たちに会えた幸運に感謝しつつ、散歩の続きを楽しむことにした。いずれ、コロマルは先ほどの想像どおり彼の言葉を理解できる存在と出会い、この日もっとも幸運だったことは、ワンピースの子がくれた食物が “調理前” だったことにあったのだと知るのだが、それはまた別の話である。
散歩の折り返し点、ポートアイランド駅に着いたときには、太陽は南天を過ぎ、もっとも暑い時間帯を迎えていた。駅そばにあるオープンテラスのカフェは、日曜ということもあって満員。いつもなら、ここで小腹が空くタイミングとなるために、カフェの客に愛想を振りまいたりすることもあるのだが、今日はもらったソーセージのおかげでその必要もない。
とりあえず、涼しい日陰でも探そうかとコロマルが駅前広場を見回したとき、ぞわり、と背中の毛 が逆立つような感覚がした。無意識に、尻尾が丸くなって足の間に挟みこまれる。コロマルは、その感覚に覚えがあった。
--いた。
花塩そばのベンチに座った、白いドレスの少女。手には大きめのスケッチブックを持ち、空ろな目でしばし前を見つめては、手元に目線を移して右手を動かす。その作業を、少女はひたすら続けている。
コロマルは、あまりこの少女に近づいたことがない。別に危害を加えられた訳ではない。ただ、以前1度だけ、少女の前方にいたときにじっとあの目で見つめられた。それだけだ。その目が、コロマルは今も怖くて仕方がない。
言葉を持たないコロマルは、その印象をうまくまとめることはできないが、あえて説明するとしたら、それは生き物としてはありえないほどの、虚無に満ちた視線だった。コロマルの目からは、少女は既に死者に等しく見えた。
だが、そんな少女が。
「······おいで」
なんと、コロマルを認めて声をかけてきたのである。一瞬のためらいののちに、コロマルは少女のほうへと近寄った。丸めた尻尾は、気力を振り絞って常態に戻している。少女に対しておびえを見せることが、何となく申し訳なく思えたからだ。それがなぜかは、わからない。
コロマルが近寄ると、少女は手に持ったスケッチブックを数枚めくり、やがてコロマルにひとつの絵を示した。強弱が定まらない輪郭線、不安定な色彩。正直、犬であるコロマルに絵の良し悪しはわかりはしないのだが、その絵からは何か圧倒されるものが伝わってきた。それは、この世のすべての生き物が恐れるべく���められた、“死” そのもののイメージだった。
「······これ、お前よ」
その言葉に、コロマルは首をかしげて再び絵を見る。よくわからない。だが、コロマルの生き物としての鋭敏な感覚が、その絵にこめられた別のイメージを感じ取った。
これは、憧れ?
紙の上にすみずみまで満ち溢れる、死というマイナスイメージの中、ほんのかすかに匂う生への憧れというプラス。それはまるで、地平線まで広がる黒々とした底なし沼の真ん中から、すがるように空に向かって伸ばされた白い手。
「普通は······誰かに見せたりしないけど······お前は、勝手にモデルにしたから、一応······」
目を合わせず、言い訳するように少女は呟き、そそくさとスケッチブックを畳んでしまう。
「く~ん」
と、コロマルは、甘えるように鼻を鳴らす。少女に付きまとう、得体の知れない死のイメージは微塵も薄れてはいないが、それでも小さな小さな助けを呼ぶような気配が気になった。だが、少女にはそんな想いは通じず--。
小さな体に不釣合いな大きさのスケッチブックを抱え、少女は無言で立ち去ってしまった。
自分には、あの虚無から彼女を助けることはできない。それを本能的に知覚し、コロマルは少し悲しくなる。そしてコロマルは気づく。
--誰かを守れる力が欲しい。
そんな想いが、自分でも意外なほどに、強く強く満ち溢れていることに。それは、愛する主人を突然の事故で亡くして以来、自分の気づかない場所で、静かにっていた火だった。
それから、コロマルは沈んだ気分を晴らすように、ポートアイランド駅近辺をたっぷり散策した。今日はなかなか面白い人間が多く、別に吠えたり呻ったりもしていないのに「ちょっと!アタシは犬って苦手なのよ!犬は悪い人がわかるって言うし、アタシなんか噛まれるに違いないんだからね!しっし!訴えて慰謝料とるわよっ!」と叫ぶ中年男にじゃれ付いたり、なにやら月高の女生徒を付け回す同じく月高の男子生徒を、真似して尾行してみたりした。そして、ほんの少し気持ちが復活したところで、コロマルはポートアイランドをあとにして、行きと同じ道を辿って帰路に着く。
ポロニアンモールで立ち話をする主婦の、買い物袋から漂う匂いの誘惑に打ち勝ち、相変わらず埃っぽくて油臭いムーンライトブリッジをずんずん進み、ほんのちょっと厳戸台駅前に寄り道をする。これもいつものルート。
このあたりに来ると、昼が長い夏とは言え、すっかり日は傾きかけていた。駅前商店街に多数存在する食べ物屋からは、それぞれに違ったいい匂いが漂ってくる。とくに気になるのが、香ばしく焦げたソースの匂い。前に1度だけ食べたことがある、たこ焼きの匂いである。
ちょっとした気まぐれで、店主が散歩中のコロマルに投げてよこしたたこ焼きは、今までに経験のない美味だった。
「ホンマは犬猫にタコやイカはあかんのやけどな。ウチのはほら、タコ入ってへんから」
店主はそんなことを言っていたが、コロマルにとってはどうでもいいことである。ただ、もう1度だけ店主が気まぐれを起こしてくれないかと、このあたりで足を止める癖がついてしまったのが、我ながら情けない。
空腹をこらえながら、コロマルは商店街を進む。今日はあいにく、コロマルに食べ物を恵んでくれる気になる人間はいないようだ。いつも新しい神主が提供してくれる食事は、コロマルにとってはやや物足りない分量である。今日はちょっと疲れたので、もしかするとあれでは足りないかもしれない。今夜は、空腹をこらえて寝るしかないかと、コロマルが覚悟したとき。
「よう、コロちゃんじゃねえか」
後ろからかかる声。
大きく尻尾を振って、コロマルは声の主のもとに走り寄った。亡くなった主人を除けば、おそらくコロマルがもっとも大好きな人間だ。
「ほら、焦るなって」
そういって、その人は懐から容器を取り出し、地面に置いて開けてくれる。中身は何か肉を煮込んだもの。巌戸台商店街やポートアイランドでよく見かけるその人は、いつの頃からか、定期的にコロマルに食べ物を持ってきてくれるようになっていた。口調は乱暴だが、優しい人だ。
「よし、いいぜ。食えよ」
いつものことだが、コロマルは律儀に一声吠えて礼をいい、それから出された食事を食べ始める。あまり味を気にしないコロマルだが、その肉は絶品だった。濃すぎない味付け、適度な歯ごたえ、神社で出されるドッグフードとは雲泥の差である。食べながらコロマルは思う。色々あったが、今日は総じていい日だった。明日もいい日になるだろうか?
どちらにせよ、コロマルは毎日を精一杯生きるだけだし、日課の散歩も変わらないだろう。手が届く範囲の幸せ、それを守ることがコロマルの重要事であり、それは確かに、生き物すべての真理なのである。
9 notes · View notes
shiri1124 · 5 months ago
Text
果物
フルーツとか花を手にするって豊かさの象徴やん?地球温暖化によりあり得ないぐらい暑くなった日本で、私にとっての夏の楽しみとは桃を食べてる瞬間だけ。と言っても過言ではない。それぐらい桃が好き。桃の見た目も味も好きだけど、それと同じぐらい桃という存在そのものを盲目に偶像崇拝しているだけな気もするが、とにかく私は桃が好き。桃を食べるたびに、中学校の夏休み、近所のお祭りで買った1玉百円の冷えた桃を丸齧りして食べた時のことを思い出す。手がベタベタして、口の中は酸っぱさと渋みばかりだったけども10年経った今でも忘れられない記憶になっている。私が季節のフルーツを食べる理由は、その甘味や酸味を味わうためだけではなく、フルーツを食べられるような、金銭的余裕、心理的余裕がある暮らしを送ることができているんだ。私の人生は間違ってなかったんだ。と、幼き日の自分を振り返り、これまでの努力を褒め称えるための儀式にも近い行為なんだろうな、と今、桃を食べて思いました。
3 notes · View notes
wwwwwwwwwwww123 · 11 months ago
Photo
Tumblr media
Xユーザーの❄️⛄みやこ、ご飯よ☃️❄️さん: 「わたしが働いてたホテルでは「トラブル回避のため、ベッドメイクや清掃の際にやむを得ず移動する場合以外は基本お客様の持ち物にはベタベタ触らない」が鉄則だったので、ぬいぐるみ持っていっても必ずやってもらえるわけではないことに留意してね 「やってもらえなかった=サービス悪い」ではない」 / X
9 notes · View notes
onibi-onibi · 1 year ago
Photo
Tumblr media
顔掻いてほしいだけ
(別にぽんたもベタベタしたいわけじゃない - ウッドブックから)
6 notes · View notes
kennak · 9 months ago
Quote
「発言内容はすべて虚偽ですよね?」「はい」 2023年11月1日に前橋地裁で開かれた民事裁判の第二回口頭弁論の本人尋問においても、新井氏は“性暴力の告発は嘘だった”とみずから認めた。この民事裁判は、黒岩町長が新井氏のほか電子書籍を発行した飯塚被告、そして「新井祥子元草津町町議を支援する会」の会長を務めていた中澤康治町議を相手取り計4400万円の損害賠償を求めている訴訟だ。  尋問で原告代理人が、2019年の電子書籍発表後に渋川市役所で行われた記者会見のことを問いただした際、新井氏は次のように答えている。 原告代理人「記者会見で『私は平成27年1月8日、町長と強要されて肉体関係を持ちました』とあなたが発言している映像が流れているのは知っていますか」 新井氏「はい」 原告代理人「あなたがそう発言したんですよね」 新井氏「はい」 原告代理人「肉体関係はなかったですよね」 新井氏「はい」 原告代理人「強要もされてなかったですよね」 新井氏「なかった。強要。まあ」 原告代理人「それから会見の映像では『町長は私を抱き寄せてキスされて押し倒されて』とあなたが発言している場面が映ってますが、覚えていますか」 新井氏「記者会見のことはずいぶん前のことなので覚えていませんが、そちらが把握しているのであればそうだと思います」 原告代理人「今のあなたの発言内容はすべて虚偽ですよね」 新井氏「はい」  同じ日、新井氏に続いて尋問に臨んだ黒岩町長は「事実無根も甚だしいと思います。全くのうそです。天地神明に誓って指一本触れていません」と改めて潔白を主張。新井氏が性被害を受けたと主張していた当日の町長との面談時の録音データが15分ではなく、1時間分あったことを知った町長は、それを聞いた上で無実を証明すべく、検証を行なった。 「私も職員を立ち合わせ、実験を何度もしてみま��た。新井氏の音声テープを聞くとわかりますが、(はじめは)ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、とすごい音がします。町長室に入って座るとその音が消える。つまりあれは衣摺れの音です。私もポケットに入れたりしてボイレコや携帯の録音機能を使ってやりましたら、それがすごい音で入ります。ですからもし私がどこかで話の最中にでも胸なりを触ったとするならば、必ずそれが雑音として入るわけです。それがない」  町長によればつまり、問題の録音データには町長室に入ってから衣摺れの音がなかったのだという。  この民事裁判での本人尋問から2か月後の今年1月22日、刑事裁判ではフリーライターの飯塚被告に対する判決が言い渡された。飯塚被告はそれまでの公判において「新井氏の告発を真実と信じ、信じるに足る相当な理由があった」として名誉毀損は成立しないと主張していたが、橋本健裁判長はこの主張を退け、「新井氏と相互に通じ合い名誉毀損に及んだ」と認め、懲役1年執行猶予3年の判決を言い渡した(求刑懲役1年)。 「被告人が新井氏と共謀のうえ、虚偽のスキャンダルを電子書籍に掲示し、町長の名誉を毀損した。この結果、虚偽が流布され、町長の名誉は著しく毀損された。犯情は悪く、軽く見ることはできない」(判決より)  新井氏の虚偽告訴と名誉毀損の刑事裁判は、2024年2月現在もまだ開かれていない。そんな新井氏は、前述したやり取りの通り2023年11月の民事裁判の本人尋問で「町長との肉体関係はなかった」ことは認めているものの、同じ日の本人尋問のなかでは、また別の主張を繰り出しているのだ。以下のように述べている。 「最初は町長の話を、アドバイスを含め聞いていたんですけれども、だんだん私の体を触ってくるようになって上着の中に手を入れて胸を触られたりですとか、スカートから太ももを触られて、体を色々ベタベタ触られたということがありました」  新たに“ボディタッチがあった”と証言した新井氏に対して、黒岩町長の代理人は「嘘のことを会見で発言し、町長に辞任を求めるあなたの態度について、今ここで反省しているということはないんですか」と追及。すると新井氏は「私が被害にあったことは間違いがないので反省はしておりません」と回答し、あくまでも“被害はあった”と主張した。
草津町長からの性被害を“でっち上げ”した元女性町議 「肉体関係はなかった」と虚偽発言認めた裁判は4月判決へ(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース
3 notes · View notes