#じゃがいもと挽肉
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食材の多い料理店
The Restaurant of Many Ingredients (Much Meat)
全身白髪だらけだと
As he strokes his red crest,
赤いとさかを撫でながら
Fry Kitchen grumbles that he's covered
フライ・キッチンがぼやく
Head to toe in white hairs
石臼での粉挽きなど
This is the first time in his life
生まれて初めて 昔は
That he's ever ground flour with a stone mortar
そんな身分じゃなかった
This hadn't been his standing in life in the past
.
屍用人に身を落としても
Though he'd stooped to the position of undead servant
家畜の姿に変��っても
Though his form had changed to that of livestock
意外と気分は悪くない
It actually isn't all that bad
今になって気がついたのさ
It was now that he realized
机に積まれた札束など
That stacks of money piled up on a desk
何の意味も無かったんだと
Don't really mean anything
.
肉の焦げた匂いが漂う
The smell of charred meat wafts through the air
次は自分じゃない事を祈る
He prays that he isn't next
.
ずっとうんざりしてたのさ
He'd always been so bored and fed up
23人の兄弟ども
So he finally bid farewell
ようやく別れを告げて
To his 23 siblings
ポーク・チョップは独立した
Pork Chop had set out on his own
嬉しい事のはずなのに
This should have been a happy thing
何故だか少し寂しい
But somehow it was a little lonesome
.
鼻を鳴らして野菜を切る
He cuts vegetables while snuffling and snorting
刃物の扱いは慣れたものさ
He's gotten used to holding a knife
何人も刻んできたから
Since he's chopped up countless people
希代の始末屋だったのに
He'd once been uncommonly stingy
今じゃのろまの従兄弟にさえも
But nowadays he can't even hold a candle
頭があがりゃしないのさ
To those blockhead cousins of his
.
熊の瞳がこっちを見ている
The bear's eyes are looking his way
獲物が自分じゃない事を祈る
He prays that he's not its prey
.
憧れのあの方にならば
Chateau Briand had declared that
食べられても構いませんわ
As long as it was by the one he admired
シャトー・ブリアンは言い切った
He wouldn't mind being eaten
あの日話しかけられなくて
He hadn't been able to speak to them that day
助ける事が出来なかった
And so couldn't save them
後悔は今も残る
His regrets linger even now
.
16人目のコックになる
He'd become the 16th cook
決意して門をたたいたけど
Though he had mustered his will and applied for an apprenticeship
既に屋敷はもぬけの殻
The mansion was already an empty husk
今ではもうあの時とは
And now everything
全てが変わってしまったけど
Is different from the way things were then
変わらないものだってあるの
Yet there are some things that haven't changed
.
けだるげな赤猫をみかける
He spies a listless looking red cat
自分のお腹の肉をなでる
It pats the meat of his belly
.
たどたどしい手つきの料理
I wordlessly gaze upon
行う弟子たちの姿を
The sight of my pupils
俺は無言で眺める
Carrying out their clumsy cooking technique
昔のことなど忘れた
I've forgotten most of my past
それでもこの調理場には
Even so, this kitchen
懐かしい匂いがする
Has a scent that brings back memories
.
誰かと旅をし料理をする
To go traveling with someone, and make food with them,
それがかつて自分が望んだ
Wasn't that the life that I had once
生活だったのだろうか
Wished to have?
店をにぎわす異界の客
These guests from the parallel world bustling through the restaurant,
彼らのために用意された
I reach for the new ingredient
新たな食材を手に取る
That I've prepared for them
.
幸せの花は赤く綺麗で
The flower of happiness is a lovely red
メインディッシュのスパイスに最適
It'll be a perfect spice for the main dish
.
再び弟子たちに目をやる
Again he looks towards his apprentices
選ばなければならない
He'll have to select
メインディッシュの食材を
The main ingredient for the main dish
不足で困る事は無い
He isn't lacking in choice
ここはとても食材の多い
This is Mister Dog's restaurant
ミスター・ドッグの料理店
Of many ingredients
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安売り枠 バーモント 熟カレー こくまろカレー とろけるカレー 箱単価はバーモントがやや高いが、パッケージサイズが大きいのでグラム単価では安い。 熟、こくまろ、とろけるの3つはコンセプトが同じなんだと思う。一晩寝かせたカレーが何ちゃらが流行った頃に発売されてる。とにかく無難。 こいつらは原材料の種類が多い。原材料の種類が多いほど複雑で美味しくなるわけじゃなく、ボケてマイルドな味になるということなんだなと。 そう考えると、市販のルーを混ぜて美味しくなるは眉唾。 熟カレーはプレミアム熟カレーと名前が変わって、パッケージに高級感が出て特売の頻度は減った。イメージ戦略なのだろうか。味は変わらないし、特売してないだけで価格も最下層枠のまま。 バーモントはパッと見では出来上がりがとにかく黄色い。かといってターメリックが効いてるというわけじゃない。フルーティで甘味が強い。 小学校や子供会のイベントがやたらバーモントだったせいで、不味いイメージだったけど、意外といける。バターを多めに使って華やかに仕上げてやるといい。せっかくフルーティで甘味が強いって個性があるのに、安いこま切れ豚肉とジャガイモだらけのカレーにしちゃうからダメなんだと思う。ルーじゃなくて貧乏を憎むべき。 安いが最下層よりはちょっと高級感 ゴールデンカレー ジャワカレー 絶品カレー 人は、松竹梅の3ランクを選ばせると竹を選びたがるらしいが、まさにその竹ランク。 安物を使ってない! 我が家のカレーはこれを使ってるから美味い! みたいな自尊心のためのルー。 高いって言っても8皿分つくって50��や100円なんて誤差だけど。 ゴールデンは王道。これが家庭のカレーのスタンダードという印象。でも、意外だったけど記憶の中のゴールデンよりも辛味は強い。 ジャワは個性派。けっこう辛い。 辛さの種類が、唐辛子系のとは違った、胡椒系の尖った辛さがある。挽きたてという感じで、熟やこくまろのマイルドさの対極。 絶品カレーは、味の方向は、一つ上のランクのディナーカレーとザ・カリーを意識してるけど、ペースト別入れとかのアイツらの味に届くわけもなく。そもそもカレーって素材からエキスがでるんだから、材料ケチらなければ、肉の旨みも野菜の旨みもでるんで。 高級枠 ディナーカレー ザ・カリー はじめに言っておくと、俺はザ・カリー中辛が1番好きだ。とりあえずこれを使ってとにかくレシピどおり作って欲しい。もしアレンジするなら、肉は牛肉を使い、肉と玉ねぎの分量をレシピより増や��てつくると至高の味。 まあ、豚でも鳥でも野菜が何でも、ルーの力でねじ伏せる旨さがあるんだけども。自分で作ると分量が難しい、しかもちょっと高いスパイスのカルダモンの量がちょうどいい。 ザ・カリーが好きすぎてディナーカレーを忘れてた。ディナーカレーはバターの香りが強い。ファンドボーを売りにするが俺はバターの香りのほうが印象が強い。そして、ザ・カリーとは方向が違うけど、やっぱりスパイスの香りも華やか。香りはディナーカレー、コクはザ・カリー。 問題は、この2つはパッケージあたり5皿分とかで、グラム単価は安売り枠の倍。俺がスーパーでザ・カリーを買おうとすると、妻は嫌な顔をする。高いっていってもだ、こんくらい贅沢していいんじゃないかと思うけど。 追記 妻への文句もあるから匿名で吐き出しただけのクソ記事にブックマークがついてビビる。 トラバやブックマークを拝聴し、いろいろ思うところあったのでいくつか補足する。 バーモントが中価格帯という意見。 本文でもパッケージサイズが大きいのでグラム単価では安いと書いたが、バーモントの大箱は12人用で、熟こくまろとろけるは8人用。 バーモントカレーが大箱12皿用、小箱は6皿用。 ジャワカレーは大箱8皿用、小箱5皿用。 印度カレーはバーモントカレーと同じ。 横浜舶来亭 素直に使ったことがない。 それから、今回はハウスSBグリコの3大メジャーに限定した。 あれとあれを混ぜると美味い、このスパイスを足すと美味い系 最初から取説どおりがいいと思うよ。 味噌ラーメンが好きだからっていって、塩ラーメンに味噌足しても思ったとおりの味になるわけじゃないし。 ケチャップとかウスターソースとか粉チーズとか味噌とか醤油で複雑な味にしたい人は、熟こくまろとろけるを使えばいいし。 コンソメキューブとかローリエとかハーブ系が好きならザ・カリーかディナーカレー。牛スジ煮込んだ時とかは、ハーブ系が効いた欧風のルーが合う気がする。 スパイス系を足すくらいなら、好きな方向の製品を買えばいい。我が家はスパイス系が食べたい時はジャワカレーか、「印度の味」って瓶のやつ使ってる。 激辛が好きな人とは食卓を同じくできないからノーコメント。 安いので十分的なコメント 安い商品のほうが、万人に好かれる味を狙った商品でハズレはない。高価格帯になるほど、ニッチな需要を狙ってきてる。シャンプーとかと同じ。 カレー粉(カレーパウダー) 実家はハウスのカレー粉を常備してたのだけど、廃盤になってた。GABANを子会社にしたからGABANのカレー粉が同じものなのかどうか知らない。赤缶、まだあんまり馴染めない。
市販カレールー��評
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2/3 起き抜けの頭に、昨晩ほうじ茶を淹れて渡してもらったことが思い浮かんでいた。温泉に行ってから、今月刊行した本の納品をしに近所の本屋へ歩く。線路の向こう側は違う街のようだ。平成の都市計画を感じる。だだっ広い一本道がよそよそしい。これから工事が始まるらしい空き地に若い男が1人座っていた。南の方から来た顔をしている。こうして先の見えぬ知らない国の小さな町で働いて何を思うのか。線路のこっち側に帰ってきて、郵便局へ。各地に本を送る。夕方、買い物してたら友達に��ったり会って、そのあともう1人ともばったり。元気そうでなにより。来月、山の方で開かれる映画祭へ一緒に行くことになった。
2/4 冷え込む。雪がちらつく。同世代の女の子が開く近所の朝ごはん屋さんへ行ってみた。韓国のオーガニックショップで買ったという韓国海苔をもらった。文房具店で納品書を買い、店へ戻る。本を置いてもらいたいお店に営業のメールをたくさん送った。3店舗から返信をもらって、東京と京都と大阪へ届けられることになった。うれしいな〜。思い入れのある喫茶店などにも一方的に送りつけてみる。閲覧用の本棚に、少しの間でも置いてもらえたらいいな。郵便局のあるデパートと店の間を3往復ほどした1日だった。夕飯に、ひよこ豆と大豆と米粉とおからを混ぜてハンバーグ風なものをつくった。Kが小さい頃、ハンバーグが苦手で、けれども韓国海苔があると食べられたという。変な食べ合わせ。試してみて欲しい、と言われてハンバーグを作ることにしたけれど、スーパーで2人で挽肉を見ていたらやっぱり買えなくて、ヴィーガンで作った。肉がどんどん食べられなくなっていく。ゆる菜食についての随筆を今年のうちに書いて本にしたいと思う。
2/5 野菜を買いに行って、昨日友人の両親がやっていると教えてもらったピザ屋へ。アメリカから来たお父さんは、競技フリスビーをしているらしい。ピザとフリスビーの類似性。おもしろいね。大分人はsubdued excitementね、と言っていた。そのあと、同業の皆さんのお店へ、本を渡しにまわった。久しぶりに客として本屋に行くと、ありがたい気持ちになった。1番の近所の古本屋のおいちゃんが、何かいいことがあったのか、やけに嬉しそうで私も嬉しかった。引っ越す話をすると寂しくなるなあと言ってくれた。出歩いてすっかり冷えたので温泉へ。あつ湯が沁みる。夕飯に汁物を2品作る。これも沁みる。今日も3軒から取り扱い承諾の連絡をもらえた。広島と国東と天草へ。本を作るのってたのしい。
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五目春雨。じゃがいもとアスパラのマスタードマヨ。
こないだの極太平春雨で炒めもの、豚挽肉、人参、ピーマン、木耳、椎茸。たぶんこれ世間的にはチャプチェなんだろうけど、日本人だか��チャプチェとは言いたくないw
業スーには極太じゃない細い平春雨もあるみたいなので、次はそっちにしてみよう。
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2024年8月17日(土)

先週の金曜日から夏休みスタート、関東落語遠征を楽しんだ後はそのまま盆休みへ。体感通り、体重が漸増している。4月以降<平日空腹健康プロジェクト>の展開で右肩下がりで来ていたものが、この1週間に限定すれば大きく反発してしまった。もちろんこれは想定内、週明けからは仕事を再開するので漸減化に舵をきることは間違いない。次のチェックポイントは9月9日の内科受診、主治医に大きな顔ができるように頑張ろう。

2時30分起��。
日誌書く。
二度寝。
5時30分起床。
シャワー、体重は150g減。

朝食。
洗濯。
珈琲。
週明けからの仕事再開に向けて、あれこれスケジュール調整。
高校野球を流しながら、片付けもの。

ランチ、ツレアイには伊勢うどん、次男は素麺、三男はラーメン。

コレモ七条店で買物、穀物酢・茄子・薄揚げ・豆腐。
ツレアイは「薬害をめぐるコンフリクトと制度化ー社会秩序形成過程にみる薬害の社会学」の研究グループからのインタビュー、京都タワービルの会議室へと向かう。
残りもので軽くランチ。
軽く午睡。
セブンイレブンでヱビスビールとハーゲンダッツ購入、ツレアイの慰労品。
肉じゃが仕込む。
組長さんが、地蔵盆の会費を徴収に、¥3,000。
彼女は18時頃帰宅、さっそくココに点滴。

夕飯、肉じゃが・茄子と薄揚げの炊いたん・レタスとトマト、息子たちにはスパークリングワイン、私たちはヱビスビール・玉乃光・🍷。
録画番組視聴、刑事コロンボ。
第28話「祝砲の挽歌」/ By Dawn's Early Lightシーズン 1, エピソード 28 私立の陸軍幼年学校の校長ラムフォード大佐は、経営不振の学校を共学の短大に変えようとしていた。しかし、創立者の孫で、現理事長のヘインズはラムフォードの意見に批判的で二人は対立していた。学校開校記念日の式典が開かれる早朝、ラムフォードは式典で使われる空砲に強力な爆薬を仕掛ける。
片付け��入浴。
日誌は明日のことに。

二度外に出たので、歩数はクリア、3つのリングも余裕で完成。
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240324
朝、ねすぎたみたいで、気持ちが悪い。 昨日、いやんなって、早くにねたせい。 こっちの気候にはまだ慣れない。 昨日、今日の昼ご飯は回転ずしにしよう、と話していたせいか、回転ずしにいく夢をみた。 部屋を片付けて、回転ずしへ行く。 いちごパフェが食べたくて、寿司はひかえめにした。いつも食べる甘えびは食べなかった。 いちごパフェは幸福度の高い素晴らしいパフェだった。 いちご味じゃなくて、あまずっぱいいちごとミルクアイスで、おいしかった。
夜、洗い物もしないでねた。
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240325
朝、シンクにすらおさまっていない汚れた皿と、多くのコップをみて、ため息。 水だしコーヒーを作ってみたくて、豆を挽く。 調べたレシピでつくってみると、豆の量が案外多くて、経済的ではないかもしれない、と思う。飲んでみたら濃い目だったので、次は豆を減らそう。 詩が書ける日だった。 詩が書けるときは面白いくらいつながって、連なっていく。 いつもこの状態でありたい。 いつでもこの状態に持っていけるようになりたい。 何がきっかけでこうなるのかわからないけれど、のっているときは大体サカナクションを聴いている。 集中したせいか、急に体の動きがにぶくなる。 なんとかひき肉を炒めて、食べて、ちょっとねてから皿を洗う。 文庫本で小説を読みたい気分だったけれど、文庫本の小説はまだダンボールの中。
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240326
朝、二度寝していたけれど、上の部屋からのどしんという振動で目が覚める。 もう木造の部屋には住まない。 メモ帳をつくる。 本を作るときにどうしても出てしまうミスプリントだとかを使ったメモ。 表紙に四国旅行で買った土佐和紙を使う。 和紙はやわらかくてあたたかいのに、透けるからきれい。
夜ご飯はねぎご飯。香川で買ったいりこで出汁をとった。 いりこは一匹いっぴきに目がついていて、すこしこわい。 2/3くらいは実家に送った。 いつも白だしでさっと作っててしまうけれど、やっぱりちゃんと出汁をとると、おいしい。今度、昆布も買おう。
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今週のワシはオペラを2つも鑑賞。そう。冬シーズンが始まっているざます。家から歩いて3分のオペラハウスには、昨年のシーズン中も、狂ったように行きまくり、シーズン中のオペラのほぼ全てを見たが、否、嫌いなのは見なかったが。。。今シーズンも、博士のオペラハウス通い開始しております。先月の、椿姫に着想したLaTraviataに始まり、今週は、シーズン始めから早々に予約してあったStraussのSalome、PucciniのToscaを連続で毎晩見に行く。がはは。なんという贅沢。
アメリカ時代はYale特権を使ってMETに何回か、機会がある度に行ったが、こちらは州立オペラハウスの真後ろに住んでいるので、アメリカ時代より楽勝。ブハハ。何という幸運。そしてSalomeは今季限りで退任するKent Naganoの指揮。
Toscaは、愛に狂うバカ女の話しなので、バカねぇ〜ってめちゃくちゃ冷めた目で鑑賞するワシ。Toscaのバカ女振りが、男の心を掴むのか。バカで感情的な女って得ねと思う。ワシは瞬間湯沸かし器ではあるが、割と冷静。バカだけど、愛に溺れたり人間関係に溺れて、自分の行為がどういう事を招くのか理解できない、先読みできないほどのバカではない。有り難いことだ。女難の相とは良くいうが、ワシには男難の相もありえない。幼稚で面倒な男と付き合う事は苦なので、有り難く避けたい。独りを楽しめれば、それで良し。Toscaはイタリア語の公演だったが、舞台上では韓国人男性達が活躍していて感動した。日本人は、オケピで何名かの、人生の苦労が顔に滲み出ている女性が弾いているだけ。まぁ、そんなもんだよね。日本と韓国の現状も。
Salomeは現代的な解釈で、感動した。オーストラリア国籍イラン人のAfshin小父さんとお食事してから出掛けたのだが、イラン時間による時空の歪みで遅刻し、開始後15分後にしか入場できなかったが、ワシは自分のお気に入りの3階席から、おばあちゃんがオペラ鑑賞に使っていたオペラグラスを片手にかぶりつきで鑑賞。ケント・ナガノも気合が入っている。プレミア後初の週末公演なので、チケットもいつもより少し高いが、みんな気合入りまくり。遅刻して入ったのに、スーッと気持ちが舞台に入っていく。ワシは、オペラ好きじゃ。ここで満喫しておかんとね。一生分のオペラを見るぞと、改めて心に誓う。サロメは休憩無しのぶっ通しだったが、あっという間に終わった。ワシ、自分のドイツ語が向上していることに感動。字幕みて、ドイツ語が分かるワシは、もはや天才としか思えない。自習学習なのに。。。と、舞台とは別の事でも感動した。


日曜は、定番化しそうなスコーンとカレーを作る。朝から一時過ぎまで仕事して、お腹空いたので、スコーンを仕込み、焼いている間に、今日はナスと挽き肉のカレーを作る。ところで、スコーンについては、ワシは幼少の頃食べたスコーンの味が忘れられず、スコーン研究家として、大人になってから日本各地の美味しいという評判のスコーンを食べまくっていた時期があった。そして、都度、絶望し、時には、金返せウラ。。。とヤクザな面が出てしまいそうになることもしばし。
スコーンには、wolf mouthあるいは、wolf smileと言われるような、スコーンの真ん中、真横ほどに、パックリした焼き割れができるのが良いとされる。これは、そこを起点に割って、クロテッドクリームやcreme fleschを乗っけて食べるのが通例の食べ方だからだ。この割れ目は、上手にkneedできているかどうかの評価点だし、これができていないと、kneedしすぎたか、水分調整が上手くなく、グルテンができていることを表す。
それがさ、日本の人は分かっていないと思うの。だから、ふくらし粉入れて調整して、無理くり、無理やり、割れ目だけ似せて作るんやねぇ。だから日本のスコーン食べて、ホロホロと口の中で壊れる感じが無い。むしろ、ねちゃねちゃしていて、歯にグルテンがつきまくって、口中の水分を取���ていくのが日本のスコーンのイメージ。あら、アフタヌーンティーなんだから、紅茶で流し込むのでしょと思っちょるそこの貴女。舐めんなよ。マジで日本で金出させてスコーン売っている奴らは、詐欺師としか思えん。

っで、見本にワシのスコーンの割れ目。狼の口とか狼の微笑みと呼ばれる真横の割れ目に指を入れるだけで、パックリ、あら不思議。上下にスコーンがサックリと割れます。そこに、creme fresch を塗って食べるざます。もうクレームフレッシュ���、ドイツ語綴りになっている事に大注目ざますよ。ちなみに、ワシの爪と人差し指の先が黒いのは、金曜日にコックのRebeckaさんが、足を引きずっているのを見かねて、お手伝いした名残り。生のタイムとローズマリーを指で葉だけをむしり取り、白身魚のムニエルの下ごしらえを手伝ってあげた名残り。ワシのお手々は働きものでやんす。貧乏暇なし。ハンドクリーム塗ったりまくっている柔らかな暇女の手の真逆ザマス。そして、ワシはワシのお手々に感謝。これで、Bachも弾くザマス。
ワシは、今、もう、燃えている。もう退屈な人生を、もっと退屈に生きてやろうと腹に決めて、もっともっと退屈に生きてやるぞ。どっかの剣士と反対じゃ。退屈を面白くしようとするからストレスである。むしろ、もっと退屈にしてやるぞ。ぶはは。ワシは女も男も買わないし、酒も飲まないし、博打もせずに、編み物と料理とバイオリンで、めちゃくちゃ退屈な人生を送ってやる。今をトキメクつもりの中間層の方々を尻目に、ざまーみろだ。ぶはは。麻貴博士、退屈宣言だ。
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【秋田の天然山菜】みずの挽肉味噌炒めを作ってみた

↑今日も採れたて秋田の天然山菜「みず」を使って、美味しい一品料理を作ってみました。

↑豚挽肉を炒めて(豚こま、豚バラ、サバの水煮缶等でもOK!)

↑お肉に火が通ったら、みず投入!

↑みずの色が緑色になるまで炒めます。

↑味付けは味噌とお砂糖のみ。分量はお好みで。

↑調味料が全体に行き渡るようによく炒めたら、完成!

↑お手軽簡単!一品料理「天然山菜みずの挽肉味噌炒め」の完成です!
みずのしゃくしゃくした食感とねばり、そしてあまじょっぱい味噌の旨味が相性抜群!ごはんが止まらなくなる一品になりました。
「みず」が手に入った際には、ぜひおためし頂きたいレシピです。
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20230710
脳が重くなってきているのでTwitterをやめてみる……。かわりに小説とか軽い読み物を読むことにする。あつ森も忙しい。でもそろそろ飽きそうな予感がしている。
今週はタスクがかなり楽なのもあり、めずらしく昼休みも10分休みもちゃんと休んでいた。そしたらあまり疲れなくて(たぶんTwitterしてないのもあるけど)今まで7.5時間ぶっ通しで仕事している感じだったから疲れていたのかもしれない、と思った。
毎日失言している気がする。
晩御飯はダメになりかけのピーマンと、冷凍挽肉の塩炒め。ごま油で肉炒めて適当に味付けすれば美味いのだ。自炊モチベーションが上がらない。だからと言って外食はしないけど、、。明日は青果が安いスーパーに行って桃などを買いたい。この時期のフルーツ(アメリカンチェリーや桃、すいか)食べると必ず元気になる気がする。
家具で足を負傷した。
しいたけ占いが再開したので、やっと下半期が始まった。なんとかやっていけそう。
Netflixで『ニモーナ』観る。アニメーションはよかったけどまあそっか〜という感じ。ニモーナはめっちゃ好き。映画みたら少し気分よくなった。
旅のしおりをつくりたいなー。ワードで作ったギチギチの表しか作れない。もっとふわっとしたやつ……。旅慣れないからかもしれないけど、予定をガチガチにし過ぎる傾向がある……。人間はなんも知らずに来るので、旅行行くときはちょうどいい。ノープランとプランのちょうど間になる感じ。またどこか行きたい。
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日記2
ねむい...寝ちゃう...
今日なんにもしない日にして布団だけ干した。
すぐ取り込んで「ねこねこ」した。ねこねこは寝ること。
ちいさい頃、寝ること「ねこねこ」って言ったり、
クリープのこと「ぱーぷ」と言ったりしていたそうです。
甥がシャベルカーを「がーがー」って言っていた感じよねきっと。
姉ら逐一それメモして笑っていたらしい。森永のぱーぷ食べたい。
斜め裏のお家は何だかごみごみしていてたまにこうして猫います。
ちょっとだけおいでってしたい気もするけど気の毒なのでまたね~。
かわいいかわいい魚座さん
もやし大量消費には挽肉を買うのです。
塩コショーで物足りなかったら何らかのたれかオイスターソースと。
今日はあやとりあきらめよかな、へと&ねむたいすぎる。。
もう少し日が傾いて生きていたら布やさんと農協へいく。
こちらもハッカとおしゃぶりしすぎで食欲がねいです。
何となくさっぱりとかつおのたたきでも買ってポン!かな。
obscure ride持ってるよ、それなら一緒に聴こうまい。
街風便りぼくも大好き。バックはシュガーベイブだよ。豆。。
大好きで大好きで、大好きです。お手紙青いインクにして、
勘違いしたひとみたいになってしまえたらよかったです。
ジャージはまだけっこう持っていて膝丈くらいのもあります。

2年前?なぜそうしたかわからないけど試し撮りでジャージ...。
まおさん全部が入るのではないか、なかなかでかいですぼくにも。
でかければ何でもよくて買いました。(400円)
フレッドペリーのジャージをみんなポイしてしまいました。
糸でんわ短くなるといいんにね。こっそり話いつか教えてください。
まったく関係ないけどちょっとまえKくんのこと手もみんしました。
職人さんで、それだからってことないけどなんか足めちゃ臭くて、
100円もらいました。もうひとりの自分がいたらなと思いかけて、
そんなの世界が許さないってなって長湯して泣いて肩こりました。
うれしい言葉をたくさんくれるからうれしい。
だからという訳じゃなくてまおちゃんいるとうれしいです。
遡るというとむかしの日記ブログとかは消していてほっとした。
助けて!って抱きつくと見せかけていつかいいものあげる。
いっぱい遡ってみていって下さい。なめまわすように...。
通知いっぱいきたら、「お客さま?」ってでんわします。
(((想像しただけでも緊張する)))
魚姫さま、ご自愛を。
youtube
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豆薫る、新米記者
ムントゥイ豆。
それは黒衣森の深い静寂の中で、ひっそりと、しかしたくましく育つ――不思議な力を持った豆である。
「匂いがね、ちょーっと独特? うん、なかなか強烈。でもね、豆乳に、ソースに、ジュースに……グリダニアといえばやはりムントゥイ豆ですよ、編集長! これしかないのですっ!」
鼻息荒くしながらそう語るのは「週刊レイヴン」所属の新米記者ネネル・ネル���デューンフォーク族の小柄なララフェルである。大きな取材ノートとぐらぐら揺れる眼鏡がトレードマークだ。今日も元気いっぱいに取材に出かける準備を進めていた。
「――そ、そうか。特集『エオルゼアの食図鑑』の記念すべき第一回はグリダニアの特産品ムントゥイ豆から行こうか」
「やったー! あの匂いは強いけど栄養満点、寒さにも湿気にも負けない万能豆!」
編集長であるオリバー・グッドフェローは、ふふっと苦笑した。
「君ほどムントゥイ豆に熱を上げてる記者はいないからな。いい記事を頼む!」
「はい! では、取材にいってきますっ!」
グリダニア旧市街――木漏れ日が揺れ、まるで精霊の囁きが聞こえてくるような森の都。街路には薬草の香りがほのかに漂い、冒険者や市民たちが風に運ばれた穏やかな空気の中を行き交っている。その一角にある「カーラインカフェ」は冒険者たちの憩いの場として知られている。柔らかな木のインテリアと、ハーブティーの香りが漂う店内では今日も静かな賑わいが広がっていた。
「ようこそカーラインカフェへ。ここは森都グリダニアに集う冒険者の憩いの場さ。君たちが心地良い風をもたらしてくれること、期待しているよ」と店主のミューヌが穏やかに声をかける。カウンターの奥では、給仕のナオ・ガムドゥラが明るく笑顔を見せていた。
「お手伝いできることがあれば、お申し付けください。あ、ネネルさん、おはようございます。今日もお仕事ですか?」
「うん、ミューヌさんに取材協力してもらうために来たの。今回はグリダニアの料理を紹介する企画なんだ!」
カフェの一角では旅館「とまり木」の受付のアントアノが、冒険者たちと談笑していた。
「ネネルちゃん、今朝も元気そうですね。いい風が吹いてきそうだ」
「うふふっ、いい記事が書けそうってことですね!」
近くのテーブルでは、数人の冒険者たちが盛り上がっていた。
「山賊退治の報酬も悪くはないけどさぁ、ねえ、せっかくだし、もっとこうパァーっと派手な仕事がしたいのよねえ」とセレスティーヌ。
「むぐむぐ……じっちゃんが……欲張っちゃダメだって……言ってたぞ」タタソサは頬をパンパンに膨らませながら、パンの端をくわえて言った。欲張った冒険者達の行き着く先は死あるのみ。そこはきっとタムタラの墓所のように薄暗く、悲しみに満ちているに違いない。
「いやー、でもよお、グリダニアの飯ってさ、地味で味も薄くってよ……なんつーか食った気がしねぇんだよなあ。肉が思いっきり食えるぐらいには���ぎてぇよなぁ」とリューリックが不満げに言えば、スピニング・ブレイが杯を傾けながら「……俺は……酒が飲めればいい……」と静かに答えた。
そんな会話の中、ネネルは冒険者のひとり――取材の同行者としてミューヌに紹介された人物に向かって一歩近づいた。
「あなたが、今回の調査に同行してくれる冒険者さん? あたし、ネネル・ネルです! よろしくお願いしますっ!」
冒険者が名乗ると、ネネルはぱっと目を輝かせた。
「それじゃあ、出発っと――その前に……あなたのチョコボにご挨拶しなくっちゃね!」
店の外に出ると冒険者の相棒であるチョコボが待っていた。艶やかな羽を持ち、くちばしを鳴らして出迎えるその姿に、ネネルは目を丸くする。
「わああ……か、かわいいー! あの! 名前なんていうんですか?」
「ああ、こいつはペコって言うんだ。よろしくな」
「クェッ!」とペコが一鳴きした。
名前の由来は食いしん坊からきている。「はらぺこ」から取って「ぺこ」なのである。
「えへへ、これから一緒に旅するんですね! よろしくお願いします!」
かくして新米記者ネネルと冒険者。そしてその相棒のチョコボによる、森の味を追う旅が始まった。彼らが向かうのは勿論、ムントゥイ豆の産地。ピースガーデンにある集落、ハーストミルであった。
ムントゥイ豆の生産地、ハーストミル――。小高い丘にいくつもの水車が建てられたその様子から、いつしかそう呼ばれるようになった集落である。
森都グリダニアの中心街とはまた違った空気をまとっていた。小川のせせらぎに、風がそよいで水車がゆっくりと回る音。森と共に生きる人々が手を取り合って静かに暮らす場所であった。ハーストミルに足を踏み入れたは一行は、どこか懐かしいような、のどかな空気を感じていた。
「……いいところですねえ、ここ」
「ああ、ほんとに……」
くあっと大きな欠伸。
日向ぼっこにはちょうど良い頃合いの陽気さだ。
身体がぽかぽかとしてくる。
「おっと失礼、仕事中に……」
冒険者が罰の悪そうな顔をした。
「いえいえ、気になさらないでくださいな。ほんと気持ちの良い風が吹いてますよね。それに――」
ネネル達の目の前に広がるのは、小さな畑と木造の家々。鍛冶場の音が響き、軒下では干された豆のさやが風に揺れている。チョコボのペコは興味深げに地面をつついていた。
「ムントゥイ豆のにおいでもするのかな? ペコも興味津々みたいね」
ネネルは目を輝かせて辺りを見渡した。木造の家々と軒先に吊るされた干し草や薬草。そしてそのあちこちに、袋詰めされた茶色い豆が、まるで薪のように無造作に積まれているのが見える。
「これが……ムントゥイ豆の袋……!」
ふと鼻をくすぐる、なんとも言えない独特な香り。ネネルは一歩近づき、思い切ってひとつの袋に鼻を近づけた。
「ん……っ、つーんと来る……っ!」
ネネルは思わず鼻を押さえたが、同時に口元がゆるむ。
「でも、なんだかクセになるような……」
「あっはっは――最初はみーんなそう言うさ」
後ろから豪快な笑い声が響いた。振り返ると腰に手を当てて立つヒューランの女性がいた。しっかりとした体つきに、土と火の匂いをまとったような、逞しい雰囲気。彼女はハーストミルの豆挽き婦人と呼ばれている――その名はアメッタ。
「ムントゥイ豆は豆乳、油、薬膳スープ、香りづけ……なんにでも化ける優れもんだよ。ただし匂いは……まあ、そこは慣れだねぇ」
「――あのっ! 週刊レイヴン社の記者、ネネル・ネルです! ムントゥイ豆のこと、ぜひいろいろ教えてくださいっ!」
「はいはい、ミューヌから聞いているよ。そこの冒険者さんも前に世話になったね。元気にしてたかい?」
「お久しぶりです、アメッタさん」
「お知り合いなんですか?」
「ああ。前に来たときに、オポオポに盗られたムントゥイ豆の袋を取り返した事があってね」
「なるほど……!」
だからミューヌさんがハーストミルに行くならぴったりの人がいると言って紹介してくれたのだとネネルは思い至った。
「あの時は本当に助かったよ――さてと、ムントゥイ豆の事だね。そうねぇ……うちの豆はクセが強いけど、そのぶん、いい味出すんだよ。今ちょうど煮豆の仕込みをしているし、他にも色々作業をしているところだから、よかったら見に来るかい?」
「ぜひとも、お願いしますっ!」
冒険者とチョコボのペコも連れ、ネネルはアメッタの案内で村の奥へと向かった。途中、子供たちがチョコボを見つけて駆け寄ってくる。ペコは得意げに鳴き声をあげ、子供たちに囲まれて嬉しそうだ。
「ペコちゃんも人気者ですねっ……」
「名前の通り、腹減るとちょっと煩いけどね」
「ふふっ!」
穏やかな時間がゆったりと流れる。
「うわっ、すごい……! 豆を挽く音、香り、全部が新鮮です!」
アメッタに導かれ、ネネルと冒険者は石造りの竈のある作業小屋へと案内される。その途中、作業着の女性が一人、豆袋を仕分けしているのが見えた。手際よく、豆の状態を確認しては選別している。
「リニーヴ、あんたも紹介しとこうかね。豆のことなら、こっちの方が詳しいんだ」
顔を上げた女性――リニーヴは、落ち着いた印象のミッドランダーのヒューランだった。髪は後ろでひとつにまとめられ、真っ直ぐにこちらを見てうなずいた。
「ムントゥイ豆は、搾り汁から搾りかすまで、余すところなく使える、優秀な作物なの。ただ、その……ちょっぴり匂いがきついんだけどね」
「わぁ……! ぜひ、もっとお話を……!」
リニーヴはくすりと微笑むと、豆をひとつ手に取り、ネネルに差し出した。
「じゃあまずは、自分の鼻で確かめてみる?」
ネネルは目を輝かせて生の豆を受け取ると、そっと鼻に近づけた。
先ほどの豆袋よりも直に���いでいるからか強烈な気がする。
「……うわあ、ほんとだ、これは……くぅ! なんとも言えない香りですね!」
冒険者もくすっと笑いながら豆をのぞきこむ。その様子を見て、アメッタは満足そうにうなずいた。
「気に入ったなら、こっちも見せてやろうかね。せっかくだ、豆を挽くとこも見てきな。こういうのは、見て、聞いて、触って感じるもんさ」
そう言ってアメッタは作業小屋の奥へと二人を招き入れた。
奥には巨大な石臼の装置あった。水車の力によって石臼が回転し、中にあるムントゥイ豆を挽いている。
「ムントゥイ豆はね、乾かしてから殻を剥いて、こんな風に挽くこともあるのさ。香りが強い分、扱いも手間がかかる。でもね……うまく使えば、ほんとに不思議な力をくれる豆なんだよ」
「……不思議な力、ですか?」
「そうさ。風邪を防いだり、夜よく眠れたり、女の子の肌にいいなんて言う人もいるねぇ。ま、わたしにはただの豆だけど……ほら、ムントゥイ豆と森の精霊様の話もあるくらいさ」
そう言ってアメッタは、挽き立ての粉を紙に包んでネネルに渡した。
「せっかくだ、持って行きな。ミューヌに渡しておくれ」
「ありがとうございます! 記事にもちゃんと書きますね!」
ネネルは丁寧にお辞儀をし、アメッタは「元気でいい子だ」と笑った。
「それとね、豆は挽くだけじゃ終わらないよ。そのままでも食べれないことはない。けれどね、香りを引き立ててくれてかつ豆乳スープにぴったりな『コチューの若葉』を使ったとっておきのレシピがある。ちょいと先の森に自生してるが……最近はオポオポが悪さしててね、取りに行くのが��変なのさ」
「ちょっとした香草で、味も印象もがらりと変わるんだから、ムントゥイ豆の料理は奥深いのよ」
うんうんとリニーヴが頷きながら言った。
「ふうん。じゃあもしこの豆乳をそのままで食べると、味の方は……」
冒険者として、気になるのはやはり味の方だ。
「まあ、好きな人もいるにはいるとは思うけど……」
ムントゥイ豆で作られた豆乳は栄養豊富で万能な食材だが、その青臭さゆえに好き嫌いが分かれるのだ。グリダニアの民ならまだしも、冒険者達の間ではもっぱら不評であった。
「『コチューの若葉』は香りがすーっと鼻を抜けて、独特な風味をまろやかにしてくれるのさ。取ってきてくれるなら、アメッタ特製豆乳スープを飲ませてあげるよ」
そう聞いたネネルは、冒険者の方をぱっと振り返り、ぐっと拳を握って、目と目でアイコンタクト――頷く冒険者。ネネルが一体何を考えているかは百も承知、二百も合点だ。
「行ってみましょう! ムントゥイ豆を語るには、コチューの若葉も欠かせないってことです!」
かくして、次なる目的地はオポオポの巣くう森の中へと決まった。豆の香りを導きに、冒険者と記者そしてチョコボは再び足を踏み出すのであった。
木々がささやくように鳴るひそひそ木立。
苔むした獣道を進みながら、ネネルはせっせとメモを取っていた。
「コチューって、草と同化するように隠れてるんだって。目を凝らさないと……」
そのときだった。木の上から何かが「ぽとっ」と落ちた。
「……ひゃっ!?」
頭の上に熟れすぎた実が落下――否、それは投げられたのだった。
「くッ、くっさぁぁああ……! な、なんででこんなところに腐った実が……!」
ネネルが思わず鼻をつまんで見上げると、木の上でオポオポたちがきゃっきゃと笑っている。
イタズラ好きなこの猿たちは、旅人をからかうのが大好きなのだ。チョコボのペコに向かって枯れ枝を投げたり、荷物の紐を引っ張ったり――そのいたずらはエスカレートしていく。
「ちょっと、だめだってば! ノート返して!」
ネネルの取材ノートまで奪って木の上へ駆け上がるオポオポ。さすがに度が過ぎていると、冒険者が軽く身構えるが、ネネルが小声でそれを制した。
「――ねえっ、待って、あれ……見て!」
そのとき木の根元にひょっこりと現れたのは――コチューだった。蔦のある動く植物のような姿形。その背から伸びる若葉こそが、豆乳スープに使われる大変貴重な部位なのだ。
コチューは草に擬態しながら、こそこそと匂いの強い葉を食べている。
「……あ、そっか。なるほど。オポオポはあの実でコチューを引き寄せてたんだ……!」
そう、これはただのイタズラではなかった。森のいたずら猿たちは自分たちなりの「餌付け」方法を使って、コチューを遊び相手にしていたらしい。
冒険者がさっと罠を仕掛ける。ペコが気を引き、オポオポたちが興味をそらした隙に――「今よっ!」
ネネルは冒険者の後ろでその様子を観察していた。やがてコチューの一匹が絡め取られ、その背から新芽のように柔らかい葉が摘み取られた。
「こ、これが……」
手にしたそれは、小さくもはっきりとした香りを持っていた。
森の風と土を抱いたような、落ち着きのある芳香。
「――これがコチューの若葉……! 採れたて新鮮! ああ〜! 記事映えしそうですよこれ……!」
ネネルは恍惚とした表情で両手で大事に若葉を包むように持ち、胸いっぱいに香りを吸い込んでいると、木の上のオポオポたちが取材ノートをぽいっと返してきた。まるで「取れたからもういいでしょ」と言わんばかりだ。
ネネルは苦笑しつつ、そのノートを受け取った。
「……まあ、ありがとってことにしとこうかな。でも次からはあの腐った実は投げないでよねっ!」
ハーストミルに戻ると、アメッタが今か今かと待ち構えていた。
「――ようやく帰ったね。そんなにかかるとは何があったのやら……ま、いいさ。そんじゃ、早速仕上げようかね!」
ムントゥイ豆の豆乳スープを温め、香ばしい炒り豆を少し加え、仕上げにコチューの若葉を一葉、鍋に浮かべてじっくりコトコト煮ること十分。ふわりと立ちのぼる爽やかな香りに、ネネルは自然と目を細めた。
「さあ、飲んでごらん。自慢の特製ムントゥイ豆の豆乳スープさ」
差し出された椀を両手で受け取り、一口。
あの青臭さがすっかりまろやかだ。濃厚なのに後味スッキリ、豊���な香りの息吹が感じられるかのよう。
「おいしい……! これが、あのムントゥイ豆の豆乳と同じなんて信じられない……!」
「うまっ!」
「そうだろう、そうだろう」
満足気に微笑むアメッタと、今まで食べてきたムントゥイ豆の料理は何だったのだろうと言わんばかりの勢いでおかわりをしている冒険者。そしてチョコボの餌用にと特別に用意されたムントゥイ豆をぽりぽりと器用につまむペコが目に映る。
今日は良い1日だったと――ネネルは書き留めながらそう締め括った。
その夜、カーラインカフェの片隅にて――
『豆は語る。森の暮らしと知恵と香り――黒衣森の北部にあるハーストミルではムントゥイ豆が生活の一部だ。ときに青臭さが敬遠されるが「コチューの若葉」を加えるだけで、その味わいはぐっと親しみやすくなる。森のオポオポたちの知恵すらも、味づくりの一端を担っているのかもしれない。豆を挽き、香りを足す。そのひと手間に、森の人々の暮らしの知恵が宿っている。』
「ふう……記事のタイトルは『香り一葉、森の恵み――ムントゥイ豆の真価』……っと、これでよしっと」
ネネルは筆を置き、ムントゥイ豆に思いを馳せる。森のいたずら者たちに翻弄されながらも、ひとつの味が完成した。でもこれらは決して一人ではたどり着けなかったであろう。
「明日もがんばるぞー!」
明日からはまた新たな食と出会いの物語を求めて――彼女の冒険が始まるのだ。
(終)
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4/10(木)夜のテイクアウトです。
お惣菜セット 1セット 1080円
・スモークハム入りポテトサラダ
・人参のサラダ
・椎茸の挽肉詰め
・鶏胸肉と紫キャベツのマスタード和え
ブロッコリーとベーコンのキッシュ 680円
鶏レバーとキノコのオーブン焼き 680円
鶏モモ肉の香草パン粉焼き 1200円
大山豚のローストポーク 1620円
パンチェッタと小松菜のペンネグラタン
・Sサイズ(1人分) 1080円
・Mサイズ(1.5~2人分) 1620円
ラザーニャ
・Sサイズ(1人分) 1200円
・Mサイズ(1.5~2人分) 1800円
ポロネギとじゃがいものスープ 1080円
お電話でご注文を受けてから調理しますので、少々お時間を頂戴します。ご了承下さいませ。
ダイレクトメールやメッセンジャーなど、SNSからのご注文はお受けしておりませんので、お電話でお願いします。
お持ち帰りの際、保冷バッグや保冷剤などのご用意をお願いします。(当店でご用意はございません)
TEL 0748 32 5636
よろしくお願いします。
イタリア料理🇮🇹 Barbetta
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深夜に料理したテンションでツイートしようと思ったんだけど言いたいことこんくらいあるのに140文字でまとめてるのって無理ゲー。 カルディーのバジル&チリペーストを使った牛豚鳥挽肉のガパオ。このカルディーのペーストが確か100円ちょいなんだけど、信じられないくらい美味しくてこの前まとめ買いしたとこ。冷凍庫にあった牛豚合挽き肉をたろさんが間違えて大量に送ってきたにんにくと共に炒める。炒め始めて思ったけど確かガパオって鶏肉だよな?しょうがないから追加でこれまた冷凍庫の鳥挽肉も追加。牛豚鳥のフルコースやでこれ。目玉焼きは半熟がマスト、焦らず弱火でじっくり焼くと簡単にいい感じの半熟目玉焼きができることに気付いてからは失敗していない。ここで冷凍庫に一本だけ余っていた海老フライを発見、めんどくさいなと思いつつも、思い立った時に行動しなければいつまでもこの海老フライは消費できない。海老フライの半分つかるくらいの油で片面づつ揚げた。これで冷凍庫がまたひとつ片付いた。いつもは食べすぎないように150gのご飯を常備しているけど、ここでこれまたたろさんが間違えて大量に送ってきたさとうのご飯を思い出す。200gだが仕方ない。今はとてつもなく腹が減っているのだ。たろさんダンボールを開封してさとうのご飯をレンチン。にんにくを大量購入して自宅に送ろうと思ったら僕の家がデフォルトで登録されてて間違えて僕の家に送ってしまったところまではわかる。けどさ、次に大量購入したさとうのご飯でも同じ過ちを繰り返す人いる?たろさん。さてガパオと言えばトムヤムスープである。僕はトムヤムスープがめちゃくちゃ好きなのだけど、ガパオ+ミニトムヤムスープという最強の組み合わせが何故かタイ料理店のランチメニューにはなかなかない。ミニガパオをつけられることはよくあるけど、ミニトムヤムスープはないのだ。だから両方欲しければ、トムヤムラーメン+ミニガパオとする他ないのだけど、ラーメンが食べたいわけではないのですよ。あくまでガパオはしっかりと食べさせてもろてお味噌汁的な立ち位置でトムヤムスープを飲みたいのよね。あ、そういえばティーヌンはそれできたな。+200円くらいでスープをトムヤムに変更みたいな。けどティーヌンもウーバーイーツでは出来なかったはず。ミニトムヤムスープつけれるようにすると絶対人気でるはずですよ全国のウーバーイーツやってるタイ料理店のみなさま。というわけでここぞとばかりにこれまたカルディーで買ったトムヤムペーストをお湯で溶いてスープの、出来上がり。キノコやエビと一緒に煮込んでとか書いてあるけどここは無視。タイパ重視ね。タイパって言葉最近覚えたので使ったみたかったのだ。あとはやっぱりサラダよね。タマネギとレタスを氷水につけて辛みをとった状態のものを野菜室に大量にストックしてある。それをちょいちょいとつまんで、ローストビーフを切って乗せる。ローストビーフは昨日作ったやつ。みちるちゃんにボニーク教えてもらって買って低温調理の素晴らし��に感動してる。スーパーで買ってきた牛モモを4時間ちょいボニーク、塩まぶしてから冷蔵庫で恐ろしく美味しいローストビーフの作り置きが完成。もちろんサラダチキンとかでもいいんだけど、サラダにこーゆーあっさりしたお肉が入ってるのって美味しさの面ですごく重要だと思う。美味しさの点ではフライドオニオンも必須。これカレーとサラダに入れること考えた人天才だわ。ドレッシングはツルヤ。この前行く機会があって何種類か買ってきたんだけど、信州わさびマヨの美味さに感動。信州わさびマヨばかり使ってたらもう無くなっちゃって今日はしぶしぶバーニャカウダ風。いやこれも美味しいんだけどね。え、まとめ?特にないんだけど、と、とにかく自炊って楽しいよね😋
Xユーザーの園田賢 (YouTube『その研』始めました)さん
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375日継続のご褒美は、カレーとSwitch2?(2025年4月3日の写真日記)
🏆 Duolingo 学習375日達成! 語学学習アプリ「Duolingo」での学習が、ついに375日連続になりました!少しずつ積み重ねてきた努力が形になると良いな。 🐾 今日のチャコとサスケ 今日のチャコちゃんは、いつも通りのすまし顔。 一方でサスケくんは、眠気に負けてぐったりモードでした。まったりな一日。 📱 Androidらしさを感じた瞬間 愛機Pixel 9 Proを車に繋げたら、「接続するには接続してください」という謎の表示が…。こういうところがAndroidっぽい(笑) 🍛 今夜の夕食はCoCo壱番屋 夕食はCoCo壱番屋へ。「ほぐして食べる粗挽きキーマカレー」をいただきました!キーマというか肉団子だったけど、味付けがしっかりして美味しかった〜。でもお値段は1,230円。夫婦でサラダもつけると合計3,000円ちょっとに。ちょっと贅沢ですね。 🎮…
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オートミールで挽き肉チャーハン。
さつまいもサラダ。切り干し大根の煮物。
挽き肉チャーハン、味付けは焼肉のタレで。たぶんペッパーランチ風なんだけど、本物を食べたことないから分からない。でも、美味しかったので良し。
さて、久しぶりのオスマン。
1日1話更新なので、時々観るのを止めて貯めて、まとめて観る。
言葉が出なくなってたアイシェが妊娠していることにバラが気づいて、ようやく胸のつかえが取れた。息子アクテムルともお腹の赤ちゃんとも向き合えたアイシェ、兄弟は亡き父の遺産だと泣いて喜んだアクテムル、きっと天国のギュンドゥズも二人と一緒に泣いてるよ。
で、モンゴル人にカイの女性陣を襲わせたのはバルクンなんだけど、残念ながら唯一の犠牲者は妻のセルヴィ。バカなの?いや、バルクンがバカだって知ってるけど、バカすぎて話にならない。
更に、今際の際のセルヴィは、トゥルグトがイネギョルに行くことをバルクンに話したとバラに告白した。セルヴィは愛するバルクンを庇いたかっただけだろうけど、これはまずくない?マルフンじゃなくてバラに話したことも余計にまずくない?バラは絶対にバルクンを許さないよ。セルヴィの夫とか関係ないよ。
で、オスマンは絶対にトルコ人の裏切り者は許さないよ。アリとムスタファ親子の目を覚まさせたら、バルクンは速攻で首飛ぶよ。まぁ、それをセルヴィが見なくて済むのだけが救いだね。あの世でセルヴィと再会も出来ないけどね。
マルフンも父と叔父の死の真相とか知ったら、セルヴィを失った悲しみも倍増しそう。
バカ息子ムスタファはともかく、アリは目が覚めたらちゃんとオスマンを理解してくれると思うから、ここが踏ん張り時かなぁ。しかし、しんどいな。
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同じ作者の別作品と私
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初めて映画「ドラえもん」を見たのは子供の頃でしたが大人になってから見た「STAND BY ME ドラえもん」は3D作品で、なんとなく同じタイトルでも別作品の印象です。
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映画”STAND BY ME”と言えば少年たちが死体探しをするという青春ドラマでしたが原作者のスティーブン・キング作品には恐怖映画もあり振り幅がありますね。
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“IT”や「ショーシャンクの空に」も彼の作品ですが、「シャイニング」は観たことがありませんがジャック・ニコルソンが突き破ったドアに顔を挟んで見てる姿は知っています。
・
というわけで本日のランチは新幹線と在来線のガードに挟まれた路地にある #森の茶屋 です。散歩がてら上野方面に食堂があったことを思い出してやって来ました。
・
日曜日の昼時ということもあり11時頃に並び始めて入店まで30分かかりました。頼んだのはアジフライとオムレツの定食にしました。
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店内に入ってからも注文内容で前後することもあり、さらに30分後!に料理が運ばれました。 #オムレツ はスープを含んでいるのがジューシーで柔らかい。
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玉ねぎと挽肉の美味しさとケチャップの酸味が融合して好きな感じです。 #アジフライ の方は揚げたてでザクザクの食感。
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定番の美味しさです。ご飯もキャベツもたっぷりで、食べ応えはバッチリ。以前より混雑の大人気店になったので、時間がある時じゃないと利用しづらいのが玉にキズ。
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時間の経過とともに、同じ店なのに違った印象を持つのは致し方ないことなんですかね。
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#上野ランチ #上野グルメ #上野和食 #上野定食 #上野洋食 #上野フライ #とa2cg
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