#しゃぶ亭天神橋店
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千里しゃぶ亭で、黒豚定食です😋 やっぱり、昼は混んでて、バタバタしてるので、次は、ゆっくり出来る夜に行こうかと😁 #千里しゃぶ亭 #しゃぶしゃぶ #黒豚定食 #豚しゃぶ #ランチ #しゃぶ亭天神橋店 #天神橋筋商店街 #大阪市北区 #大阪市 #大阪府 #大阪 (しゃぶ亭(ちん)天神橋店) https://www.instagram.com/p/Cmx1XYsScMw/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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※2024/1/24更新 1 新年早々死にそう 2 なんでもない僕にババアが3億くれた 3 父が中学生ラッパーに論破されました 4 僕の年収は芦田愛菜ちゃんの15分 5 母親の手料理がまずくて死にそう 6 世界を征服した上で責任もって平和にしたい 7 石田純一のサマーセーター 8 ���人式に行く娘が小梅太夫そっくりでした 9 浅田魔王 10 ファック石松 11 スーパースケベタイム 12 赤面のどちんこ 13 右足が沼にはまって動けません 14 イナバの白うなぎ 15 小栗旬筋太郎 16 右手にコーラ 17 嘘ついたら針千本トーマス 18 ジャスティンヒーハー 19 天草大王 20 チンコフランダース 21 じっちゃんになりかけて 22 ヒデ中田と自分探しーズ 23 そんなことされたらタマランチ会長 24 しらすの底力 25 ビショビショ美少女 26 俺だけはセンテンススプリングを忘れない 27 シロマティー 28 冷たい爪 29 ピープルピープル 30 はんだごてお 31 マジックミラーマン 32 まいたけタイマー 33 概念覆す 34 M字おじさん 35 アナルじじい 36 お腹ヘルタースケルター 37 ペロペロ銀酸ナトリウム 38 ポン酢で目薬 39 安室波平 40 アーノルドシュワルツェネッガー改めアナルイジルホドセイシガドッバー 41 ユースケキャンタマリア 42 ちんこダイニング若 43 ワックス一気飲み 44 FANZA松之丞 45 ハリケンみきサブロー 46 みそクリームコロッケ 47 トゥルーマン翔 48 異次元の豚バラ 49 父は公務員 50 手コキうどん 51 冬の鬼 52 りんご定食大盛り 53 岐阜とカード 54 元ヤクルトレディ 55 壊れたメガネ使ってます 56 デビル夫人 57 コンジローム小林 58 おーい北海道検定 59 三本のシワ 60 ダリの贋作 61 美しすぎる受付嬢 62 永69輔 63 青春のアナル二等兵は夕方のコスモスに涙した 64 一蘭食ってまた一蘭 65 落合のカミさんのウンコ 66 パンティライン学園 67 時 任三郎 68 ピンクのお豆さん 69 論より証拠の大ライス 70 婆さんたまにはあんたが芝刈りに行ってくれ 71 ナースコール二連打略してN2 72 ずっと春休みでいいのに 73 パラダイス銀紙 74 睡眠時無呼吸症候群 75 行けたら行くマン 76 おっさんコロコロ 77 ゴメンなサイドステップアタックよしき 78 ハットリ三世 79 最近ココアよく飲むマン 80 スマホがないから友達ができないんだ 81 やっと目を見て話してくれたよ 82 ミッシェルガンエレファントカシマシ男 83 あなたのチンポお褒めします、ユアチンポ・ホメタゲル 84 森進一最高意思決定機関ポマト 85 船越英一郎の指なしグローブ 86 青梅などで人は死なぬ 87 買い物お手のものモノポリー 88 赤ちゃんのおしりふき 89 亀頭おじさん 90 棚からボッタボタ 91 金のマンタ 92 木更津ジャンキー 93 松平健プライドゼロネーム背中にはいつも幸せのポップコーン 94 雨粒マン 95 ベネットは静かに暮らしたい 96 木工用ジェームス・ボンド 97 今に見てろドッカーン 98 ガッツいちもつ 99 プラダを着たカズマ 100 ぱいぱいちっちゃ美 101 サイレント失格 102 扶養義務 103 アマチュアダックスフンド 104 佐藤たけらない 105 西野かなわない 106 松崎しげらない 107 ビーチ坊主 108 人工衛星 ひまわりの約束 109 仙台駅西口集合 110 懲役160年 111 前立腺四天王朱雀カウパー飲み放題 112 ちんたま乱太郎 113 チーズ撲滅派 114 島倉千代の富士 115 シリアナ・グランデ 116 掲示板で知り合った巨乳 117 ミミズぐちゅぐちゅ 118 北斗の健介 119 謎の存在Q 120 パチンコが生きがい 121 五臓六腑Tiktok 122 どうにもならんよ 123 一寸先はマグロ女 124 希望も何もない 125 テマンゲリオン 126 お萬田久子 127 へちょのすけ 128 レンジでチン太郎 129 本能寺の変態 130 はんぺんサムライ 131 ムダ毛処理大臣 132 試作品622 133 高膣圧ガール 134 ミセスチルドレン 135 君の黄色いマフラーになって吐息を感じたい 136 社交性ゲロ以下 137 シャーブ・ルース 138 デパ地下でパチカ 139 マスメディア大好きっ子ちゃん 140 落合のダッチワイフ 141 幸先ワルイージ 142 怪盗ソルト 143 大入袋 144 駄作 145 薄毛のロン毛 146 高速シンカーワ・優愛 147 私の傘だけありません 148 魔王の刺��身改め天ぷらという概念 149 雨も風も去れば僕の心に残るのは君だけ 150 ちんぽGメン 151 ダーツ部部長 152 甚六さんの宴 153 朝型忍言 154 おしゃクソ 155 ある女 156 橋本奈々未 157 私立探偵ふくないようこ 158 来世はアサガオ。 159 他力本願寺の子 160 毒霧記念日 161 ミートカーソルは広め 162 公園のロケット 163 ミニラーメン大盛り 164 便所ンソン 165 笑い屋キャリー 166 朝挿入 167 パンティ改めブラ 168 下痢 169 浦沢直樹目がイッてる 170 それいけ!残飯マン 171 今日の晩飯カレーとカレイ 172 しごく先生ま〜ら〜 173 元カレとのセックスが忘れられない 174 さだ馬刺し 175 Mr.いいひとどまり 176 明石のふしだら女 177 政府にとって危険な思想の持ち主 178 白石麻衣を思い浮かべてTENGAを使ったらそれはもう白石TENGA 179 金玉院巨大居士 180 溜め息と飲み薬 181 海外旅行に畳持参 182 親が浮気してる 183 耳ほじるり 184 テロリスト 185 嬉し涙じゃじゃ丸 186 シドジェット気流 187 雰囲気8点顔2点 188 ジョニー・デップり 189 手羽先コウ 190 AV大好き 191 中田花奈の五臓六腑に染み渡りたい 192 綾波レイ・セフォー 193 火曜どうですか 194 ゲスの極みオナベ。 195 いちご100%中の100% 196 平井堅fromヘル 197 東北自動車道 198 アホくさい北斎 199 あるある 200 佐藤遅漏 201 鳥獣戯画ジャクソン 202 おちんちん出しときますね 203 女の柔肌の温もりを知りたい 204 知らない土地の松屋 205 ドリンクバーメモリー 206 やーい、お前の母ちゃんドンキの店員 207 ピンフストロガノフ 208 ボランチは要 209 ぽこちんペニックス 210 熱海のたこやきマントマン 211 パンチドランカー斎藤 212 とある無職の糞童貞 213 五月��どりのシャツ黄緑 214 匿名希望(とくなのぞみ) 215 内山田洋とクールポコ 216 スタン・番宣 217 弔辞ルーカス 218 黒ひつじ 219 らりるれ論 220 まぜ餅 221 日本の子供たち 222 バクの耳を引っ張りたい 223 羊羹、羊羹、雨、羊羹 224 DJ口内炎 225 ��績ゼロ 226 この世界の片桐仁 227 白の金字塔 228 確変ベイベー 229 左目からコーヒー 230 セルジオ越後の日本語講座 231 ギンギンしてんじゃねーよ 232 ブスだ三日で慣れろ 233 チンポフラペチーノ 234 借りぐらしのチピロッティ 235 おかあさんといっしょ。そう、今も。 236 ローマは一日にして奈良漬 237 うんこ大将軍46歳会社員 238 熊木丑五郎 239 身から出たサバ 240 釈迦ベイベー 241 ぶつぶつ二の腕 242 しくじり先生にのりピーを 243 慰謝料払えバカ 244 食べるサラダ 245 雪への憎しみ 246 タキシードは風に舞う 247 満腹亭いなり 248 脱糞名人 249 ゆっくり勃起 250 人 251 沼袋 252 オッス、オラ、山村紅葉 253 デカいカマキリ 254 ブラザーフッド・オブ・スティール 255 ミヒマルED 256 ポストカードクラフトスマン 257 金玉 258 ジェントルマンコーラ 259 マニー・タッキャオ 260 髭剃りジョニー 261 変態改め変わった態度 262 聖なる靴下 263 膝に爆弾 264 エレファントかさ増し 265 滝川に栗捨てる 266 サッポロ百番 267 目には目をハニワ顔 268 三度のメシよりサンドイッチ 269 軍手のイボ対ロシア女 270 綺麗な花が好きだから 271 イボ痔 272 もうダメだな 273 僕のアソコはガンダムSEED 274 アソコ・デラックス 275 遠山の金さん銀さん 276 人は、いずれパイナポー 277 僕のことはほっといてください 278 人はいずれ死ぬ 279 私は再生紙で出来てます 280 人間はもう終わりだ 281 じっちゃんの顔にかけて 282 チョコモナカジャンボウンコ 283 俺は神を見放した 284 都立前立腺 285 ヘッドフォンマスターピース 286 僕は絶望の中にいる 287 ラッパーザキバチョフ 288 おやすミッフィー 289 ひょろ長いアネモネ 290 五軍の突撃隊長 291 崖の上の船越 292 フクロウのから揚げ 293 ノンフィクションあつみ 294 悶絶 295 犬の心 296 無回転観覧車 297 爆笑問題の大ファン 298 大黒柱オレオ 299 ダマシ屋 スケシン 300 市川海老反り 301 キューティクルは死にました 302 昔も良くなかった 303 目から鱗滝 304 回らない観覧車 305 アイ��トン背中 306 ベンジャミン羊肉(マトン) 307 性犯罪者予備軍(離婚断念) 308 口癖はソイソース 309 大きめの犬 310 犬は先に死ぬ 311 アナルパールなにわ 312 豆腐小僧 313 おかずバナナ 314 フィニッシュ丸 315 需要もないのに勝手に供給 316 本名OKミゲル・マクドナルド・池上 317 オナ禁誓いウォーカー 318 クジャクのジャック 319 DJ本田医師 320 パパ活この指とまれ 321 遮るブルーギル 322 村上春樹 323 年収5万 324 ケツ出しエッフェル塔 325 直腸三銃士ポリープでき放題 326 藤原基央スマブラ参戦 327 しおふきんちゃん 328 部分積分いい気分 329 ルサンチマン 330 あの角曲がれば恋の予感 331 さかいわさび 332 帝国歌劇団ひとり 333 離婚寸前 334 ガイルガーゴイル 335 あの日、知恵熱が出たんだ。 336 正面からのダメージに弱次郎 337 環八太郎 338 指紋食べ郎 339 君はチョップなんて効かない 340 パンケーキで浮かれる人だけを見下してます 341 ニューヨークにゃんちゅうス 342 テンガリオン 343 汚い手でいじりました 344 山口火照る 345 むけ男 346 角質炒め定食 347 股関節痛 348 チーズケーキ夫人 349 ラッコフェスティバル 350 ガン勃ちの巨人 351 弟はバカ 352 七転びヤモリ 353 ポテチ食べたいあとモテたい 354 口はざわちんの元 355 タンパク質に花束を 356 ソンソンソンソンエマワトソン 357 江戸川区になんの恨みがある 358 形状記憶老人 359 すべての道は女性器に通ずる 360 だいぶ強い良い大仏 361 センズリ 362 バカも休み休みyeah! 363 遥かなる花粉症 364 ボールは家族 365 へびつかい座 366 無知な豚キムチ 367 塩 368 私はセンテンススプリングを忘れない 369 寂しさが生きる原動力 370 半ケツズバットルロルロロ 371 ラッセンの元カノ 372 おばあちゃんの本名OK海老沢ミツ 373 おもちもちもちももち 374 女房一筋八十年 375 ひろだ☆つの 376 仮釈放まさみ 377 君に降る雨はいつも輝いている 378 手乗り番長 379 最中を食べてる最中 380 友とスムージーと嘘と胃袋 381 犬大丈夫 382 コッペピンポンパン 383 蘇る倦怠感 384 シーズン・イン・ザ 385 石原頑張れる 386 ファンタスティック原田 387 夜嫌いの夜行性 388 アサガタ蚊サス 389 ハウルのすごく後ろ 390 ニーヌ・マッケンジー 391 本名トム・クルーズ 392 寝ても覚めてもダメ人間 393 青いブルマ 394 桃色苦労ババア 395 天真爛漫なブス 396 孤独なコンビナート 397 セッチモニ 398 ねぇ、おぬしって言って! 399 東洋のマゾ ユースケ・キンタマクラ3世 400 ロマンティックえねごり 401 お金がない 402 抱きつかれたのにキスを拒否された 403 ワーギナーマイク 404 老婆の肛門 405 前世が金玉 406 そんなことしてる場合じゃない 407 中田膣彦のコンドーム大学 408 藤田悦しーたん 409 もっこりひょうたん島 410 雪が綺麗と笑うのは君がいい 411 少年カラーに染まったあたし 412 ティッシュ職人水戸アナル 413 ケツデカマシーンの母 414 近江路快速 415 弱みを握る寿司屋の大将 416 チンポ剥けなくていいから君に振り向いてほしい 417 しろくまのバター炒め 418 スケスケ・パンチライン 419 むちむちプリンアラモード 420 鳩子は授乳中 421 オナラ・ダスチカ 422 舘ひろし 423 ももぐちやまえ 424 ご先祖ネーム勝又伊左衛門 425 ウルトラマンキダタロー 426 親の陰毛 427 ジャムおじさんとバター犬 428 お前って呼んでいいよ 429 レッドa.k.a.赤 430 脱糞ガム宮殿 431 私の肛門おとしてくださいマイアナル蔑んで 432 激アツうんこの子守唄 433 坂口ケンタウロス 434 ブランキーじっとして 435 内角低めゴリラ 436 尿道院法尿道 437 神のみぞ知るカニのみそ汁 438 もずんのす 439 等身大ゴリラ 440 手が2本増量したっぽいしっとりマンチカン 441 家政婦エツコさんが作るフォーサイドで大ブームのいちごとうふ 442 既婚者トーマス 443 光浦靖子か、光浦靖子以外か 444 光浦靖子(偽物) 445 室伏広治(本物) 446 お前はどうしたいの? 447 母をたずねてさぁゼンリー 448 漁夫の利 449 家入レオタード 450 オダジョリギー 451 読んでも来ない 452 困る駒 453 おシャケは二十歳になってから 454 おもしろリスナー 455 ガンジー須川 456 全知全能のクズ 457 団地妻になりたい 458 甘いものはベルばら 459 なにぬねノーブラ 460 キャタピラなぎさ 461 飛んで火にいる夏の寿司 462 土佐犬人間 463 ぽんぽこマヨネーズ 464 馬のクリに念仏 465 Simple2000シリーズ THE 罵倒 466 CR源氏物語 467 シン・安住紳一郎 468 すみっコひとりぐらし 469 ねぇねぇ尾身さん 470 多目的トイレの神様 471 防災乳首 472 腰椎ガタガタ 473 毎日がサンデー 474 カルマだん吉 475 エロゴルファー猿 476 トラファルガー・ボディーブロー 477 裏スージーQ 478 でかいカマキリ 479 私は人ではない 480 カンガルー男 481 核地下庫 482 壁に耳あり障子にメアリー 483 恐竜バットヘッド 484 スーチン大統領 485 細工しても不細工 486 持ちビルハゲ太郎 487 男の中の男 488 万年金欠ストリッパー 489 クソみちょゴリラ 490 お湯の水割り 491 そこのけそこのけあそこの毛 492 泉ピン 493 切断面からこんにちは 494 巨乳ゆずる 495 ベントレー上重 496 林家三百平 497 浦安チンチン裸族 498 昼休みのおちんぽ訓練兵 499 人類は600人 500 継続率 501 同じ釜の釜飯 502 健介コストコ行ってこい 503 神社&お寺 504 頭取 505 赤羽ザウルス 506 スラッシュパウロ 507 逃げるは恥だがやくみつる 508 大福包み放題 509 クイニーアマンマン 510 裏筋ナメ太郎 511 プラトニックラブファントム 512 豆山ビーン 513 漢委奴美穂 514 ポーク&ビーンズ 515 チンポコポッコリーン 516 アイアム神社 517 モモンガ 518 玄人チェリー 519 坂下レッドホット千里子 520 エレガントナノマシン 521 膝の皿チュパチュパ 522 見て肛門 523 まんじゅうも怖いしアンミカも怖い 524 ナオト・いもけんぴライミ 525 はぎおはぎ 526 島流され男 527 水漏れかおり 528 高速生焼けジビエ 529 都会の小学生 530 ハッスル運動会 531 うんちぶりぶりステーション 532 凍ったチンポブレード 533 太もも丸太にしたい 534 マザファ寛平 535 肉、買い、食う 536 ツッコミロボ 537 人生ガチ勢 538 左手は添えるだけ 539 魁!河合塾 540 うんちパフェ 541 おでこサンシャイン 542 場所は伏す 543 黄昏の憧れ 544 野良ゴリラ 545 おかかオかかお 546 酸欠ですがなにか? 547 小島瑠璃男 548 新品の靴下についてるアレ 549 花より談合 550 トリケラとブス 551 本格派茶碗 552 でんでん推し推し空回り 553 明太子は炙ったほうが美味しい 554 扁桃パンダ 555 プリングルス玲奈 556 呼ばれてないけどジャージャー麺 557 ガパオライスは飲み物 558 足の小指くらい存在感のない僕 559 サモハン銀行 560 マッケンじゃないよ、マッキンの友達のユッキンだよ 561 君の名はジャイアン 562 月曜からおひたし 563 まえだまえだはお前だ 564 ワイルドピッチは突然に 565 傘のない時だけ雨が降る 566 畔村重蔵 567 W.Cニコル 568 懲役230年 569 かさ増しチャーハン 570 スライダーは中指で切る派 571 大塩pay八郎のお味噌ディル 572 モモコグミカンパニー 573 力持ちチンコ 574 うんこ製造マシーン 575 クソ豚ニート 576 湯婆婆は元女子アナ 577 ゴールドジム・イデア店 578 来世暴れる 579 山里納税 580 三杯酢アイル 581 花言葉は純愛 582 テレビは4K旦那は0毛 583 窒素 584 宇宙の仕事 585 鷲見玲奈 586 角栓しゃぶしゃぶ 587 潔癖北京 588 お便り 589 HLLSPDF 590 よしこは三銃士 591 レンネンカンプ 592 広島の喧嘩最強王 593 もこう大好き衛門 594 東京都 595 澤部派 596 ボールペン返して 597 川合俊一Tシャツ 598 原告側のたぬき 599 新垣結衣 600 化粧を落としただけなのに 601 腋臭で水虫 602 睾丸フリーマン 603 三代目鈴木福くん 604 劇団筋肉おしり 605 尻の穴に軟膏 606 母をたずねて前立腺 607 骨太クソ女 608 渡辺パチ代 609 伯方の塩吹き 610 酒税 611 敏感ペットボトル 612 今いくよ・だすよ 613 トナカイをむさぼり食うサンタクロース 614 ノルウェイの森進一 615 鬼滅のパイパン 616 お小水 617 ベッキーのタッパー 618 不幸中のWi-Fi 619 オビ=ワン・セノービ 620 おへそにたまった水 621 レアルマヨネーズ 622 正岡子規の顔下から見るか横から見るか 623 山の日 624 ハウススタジオ 625 自分の事すら他人事 626 妖怪小皿洗い 627 女教師 628 教習中に信号無視 629 瀕死の囚人 630 銀河鉄道69 631 キューピー3分ボクシング 632 君が代のCメロ 633 可愛い子にはタピを飲ませよ 634 サメ呼吸 635 タッキー&与沢 636 冷やしうんこぜんざい 637 はみ出しチンアナゴ 638 武者小路膣圧 639 角刈りだけど中身はキムタク 640 本当にうっせぇわなのは宮根誠司だけ 641 恵俊彰は許さない 642 寺門ジモンを心から憎んでいます 643 ニコ田藤ル 644 優しさ 645 煮込みチンパン 646 千のリキュール 647 火傷したんやけど 648 カギアナ・アワンデ 649 醤油ラーメンガチ勢 650 翠星石のマスター 651 ゴジラの馬子マゴラ 652 牛乳雑巾 653 飯ライス定食 654 カレーに飽きた福神漬け 655 全優連時々運荷連 656 土に還るまでが遠足です 657 若ハゲの至り 658 東を向けば西が見えない 659 フランスパンを桂剥き 660 オッス、オラ虚空 661 山口県は世も末 662 ビデ男爵 663 道端センズリカ 664 家出レオ 665 遊ぶ金欲しさに 666 胃潰瘍の末裔 667 ソーシャル・D・スタンス 668 神奈川県町田市 669 手汗が半端ない 670 家中ゴミ袋 671 101匹わんちゃん大交尾 672 おジャ魔女平野レミ 673 一秒金縛り 674 マイケル寂聴 675 ��リン組 676 バッキンガム留年 677 乳首かじり虫 678 馬の脇毛 679 タガメの便器ん術士 680 クニック・ノーサック 681 お前らの墓に小銭まいてやる 682 餃子DOPENESS 683 ようこそ西川口 684 歯を磨いたのにお菓子食べちゃう 685 イソジンの匂いとタバコの残り香 686 榊原育英会 687 隠し砦の酸辣湯 688 生き生きゾンビ 689 オードリーが壊した椅子 690 万策尽きた 691 ずっと微熱 692 バタ子の苦いところ 693 国家の柴犬 694 SSR藤本 695 おじゃるばつ 696 バツイチ子持ちししゃも 697 富岡製糸ぶっかけ工場 698 小峠英二の下の口 699 フナの解剖 700 村上ホームラン打ったよ 701 無し 702 田中樹の全てが大好き 703 闇金ぺんてる 704 目を閉じておいでやす 705 伊達メガネ政宗 706 北風と太陽vsエアコン 707 好き好き大好き超愛してる 708 不味い高い早い店 709 リチャードセ��ンドギア 710 ギャンブル大好きネキ 711 あいつら全員町内会 712 山下じゃない達郎 713 井口マリ男 714 今日の放送聴いてなんかヤバいなと思ったおじさん 715 オワコンポンチ 716 松尾微笑 717 留置場住みます芸人 718 ピーマンの箱詰め 719 最初はグーテンモルゲン 720 おっぱいファイヤー大爆発 721 知ルベキダー・家ローン 722 ヒザが爆発 723 下から数えたほうが早い 724 小2で盲腸 725 百発七中 726 トモ・クルーズ 727 アダルトヒデオ 728 略すマサムネ 729 骨盤ガクガク 730 素直なお茄子 731 真空パック巻旋風脚 732 今朝、袈裟切り 733 タイトルショルダー 734 本名OK柴田理恵(4歳) 735 バタコの苦いところ 736 下の毛姫 737 母の純血を奪った刺青の男 738 チンカス弁当まる 739 ブルルンでんまくん 740 ボジョレー女房 741 あいうえお 742 ガキの腰使いやあらへんで 743 ブルーノ・マーズクワーズ 744 平成手コキ合戦チンポコ 745 めんま1/5 746 よい子悪い子どうでもいい子 747 セーラー服と一晩中 748 エド・スリーラン 749 篠田麻里子 750 うなぎニョロニョロ 751 チョーシ・クルーニー 752 ハーメル・チンダース 753 生ハムの裏側 754 ミトン大好き婆さん 755 紫敷布団 756 蘇る頻尿 757 オレンジレンチン 758 しまいにゃポコチン 759 持ち物は磁石 760 中身はダンゴムシ 761 オレンジジュースで泣けてくる 762 服おっきいね 763 股間のデビルハンター 764 令和に着地 765 あかあかあかちゃんです私は 766 HLLSPD 767 ポン酢アンドハーデス 768 煉獄ガチアンチ 769 1日中空いてます 770 ごめんなサイスニード 771 赤味噌は報われてほしい 772 デッドリフト 260キロおじさん 773 ガショートコラ 774 お主と拙者と洗濯物 775 犬のしっこで育つ 776 カレーに飽きた福神漬け 777 チンポコジャンケンあいこでしょ 778 ガチの妹 779 クワトロ・ヴァギーナ 780 小麦粉に埋もれたい 781 脳味噌の調子 782 下柳に投げつけられたグラブ 783 iPhoneシャワー 784 チー牛の嫁 785 けつあな確定 786 ちんこタイ米 787 常識を知っている初ガツオさん 788 レオナルド・デカケツプリオ 789 上地雄輔大好きっ子ちゃん 790 ヒカルの碁が好き 791 下痢コーンひじき 792 おちん��ラーメンパワーメイクアップ 793 逆アフロ 794 ガダルアナルチャハ 795 マーライオンにキス 796 広島の最強喧嘩王 797 牛タンのたまった落とし穴 798 ツァリ 799 100キロニキ 800 ガチャピンの股間がムックムック 801 ミスチル桜井 802 2個で10円 803 御茶ノ水全部飲んでみた 804 祖母から産まれた孫 805 じっくり煮込んだチンパンジー 806 失楽園ベイベー 807 イヤホンしてるから君に気付いてないだけ 808 ヌレヨンちんちゃん 809 お通しでお腹いっぱい 810 ドッジボールは常に外野 811 ビビンバにビビんな 812 アムラーに乗り遅れたサーファー 813 皿で皿を洗う 814 まさかのサメと遭遇も余裕シャークシャク 815 カツオの袋叩き 816 非社会勢力 817 裸眼の目玉焼き 818 不健康運動 819 ダスチンコフマン 820 ジョンダイナマイト 821 ロマンスカーに乗ったフレンチブル 822 金玉コレステロール 823 派遣のサンタ 824 なかよくいこうぜ 825 前蹴りジャクソン 826 左右非対称の唐揚げ 827 福山はさまる 828 シーマン大量確保 829 イカ作家 830 タマ白髪 831 ちんこそば 832 高田文子 833 机の行方 834 セクシャル汁男ディズム 835 失恋したら絨毯を洗え 836 上田晋也の隠し子 837 木村カポエラ 838 チャームポイントは蟻の門渡り 839 サーモンの煮付け 840 柄本マルチタスク 841 ベルリンの壁ドン 842 Shape of 優 843 尿道まだ攻めてる途中でしょうが 844 ヤバイチーズ屋さん 845 ひらがなでこしいたい 846 タカチャンホンポ 847 ビニールおっぱい 848 熱血硬派鶴屋くん 849 先っぽで精一杯 850 パンダの好きピ 851 童貞紳士 852 虎の屁を嗅ぐ狐 853 ジュンドルキャン 854 センズリッチ大学 855 グッドナイトボーイ 856 ブラ紐ザウルス 857 浜ちゃんのフレンチクルーラー 858 警察 859 おばあちゃんにドラゴンスクリュー 860 愛をこめて生卵 861 ハリーポッターと賢者タイム 862 秋元産むが易し 863 質実剛健 右乳首カリカリ丸 864 お寿司爆発事件対策本部 865 マイブラッディ派遣社員 866 キンタマモンダミン 867 ボサノババージョンですがよろしいですか? 868 現役音大生ベーシストジャニーズJr.(本物) 869 ザク専用シャア 870 乳袋揉み太郎 871 生肉食べたい 872 チンタン 873 ラリホー 874 堕落ッマ 875 来世はちゃんとする 876 マリー洗濯ネットさん 877 2度目の結婚 878 マジで腰振る5秒前 879 寝バック・トゥ・ザ・フューチャー 880 当社比100% 881 アクセルペダルぶっ飛ぶ 882 最寄りのホテルはエアシューター 883 モリッとウンチくん 884 屁の呼吸 885 超社会人 886 笑い方バッファロー 887 HIRUASOBI 888 でかきも 889 あらやだ奥さん 890 ぱいぱいしぼ美 891 永久ラブソング 892 ファックス 893 一旦木綿豆腐 894 ヘガ・デルト・ミガデル 895 限界受験生 896 釈迦に説教 897 僕のエーローアカデミア 898 お線香のハサウェイ 899 公園のベンチでひとり飯 900 岸田文雄 901 春はあけぼの、僕はのけもの 902 スヌーピーナッツ 903 ショートスリーパー美神 904 お胸パット・メセニー 905 あの娘としてからチンポが痒い 906 ミュータントギャートルズ 907 サカサマサカサ 908 リリーフランキー堺すすむ 909 はんぺん教師 910 いちばんきれいなひらがな 911 遠い国の音楽 912 隠キャのインポ 913 具なしパスタ 914 靴紐の干物 915 エリートなのに複雑骨折 916 全裸で南極に行く 917 ジェネリック美人 918 ルービックキューブかと思ったら親戚のおじさんだった 919 愛しさと切なさと森高千里 920 シュッとしたデブ 921 焼酎スーパーノヴァ 922 くだらない質問 923 ガス100000 924 絵に描いたような馬鹿 925 爪切りの世界大会 926 ラッキーサモエド空間 927 ウーピンゴールドバーグ 928 シャクレンジャー 929 クソみたいな人生 930 最近は二足歩行 931 気づかない女猛省中 932 夜は腹減りさすればお米 933 セーラーフレディーマーキュリー 934 スープよりソープが好き 935 ガッツイチモツ 936 松潤 937 漁業従事者 938 俺の爺さん今でも髪フッサフサ 939 扇風機ぐるぐる 940 節穴確定 941 色白のどちんこ 942 きら星もろり 943 カリフェラ君 944 アジの開きを開かせない協会会長 945 生麦生米訛った孫 946 鎖骨真っ二つ 947 ボインランドリー 948 最寄りのホテルはエアシューター 949 うんこママ 950 元ラストアイドル 951 あっちいけコンディショナー 952 ユーモア0男 953 控えめなピース 954 げきしこジャパン 955 鼻糞マニア 956 林家東南西北 957 ブンブンセックス(56歳) 958 神聖しこってちゃん 959 カマンベールチズ男 960 藤森慎吾は楽しんご 961 前前前戯 962 ブスは恥だし角が立つ 963 生肉食べたい 964 シーマン大量確保 965 頸動脈 966 都会の駄菓子屋 967 ピカソの本名は長い 968 名探偵ゴメン 969 ヒステリックブラジャー 970 故郷は地球 971 むらむら帝国 972 生エビ10貫 973 紐パンツドキドキ 974 長男なのに痔なんです 975 すすめ!パイケーツ 976 フレッシュレスバーガー 977 ヅラグループの夢社長 978 二階からメタリカ 979 メーロン・マスク 980 あのこは鳥貴族 981 射精爆弾 982 よつ葉乳業のパンケーキミックス美味い 983 魚が焼けたけど食べますか? 984 お先真っくライト 985 腰痛本舗 986 混ぜそばは混ぜるな 987 鶴の倍返し 988 コブクロに謝れ 989 スヴェンソン広報部 990 オジンゲリオン初老機 991 ホシゲノン 992 血圧高杉晋作 993 ビーフガノンドロフ 994 肩関節えぐ子 995 過労キティ 996 どうせ俺様なんか 997 週4下痢 998 いいとしのエリー 999 母乳で作ったヨーグルト 1000 藤井壁 1001 コアラで子洗う 1002 エアグルーヴの足の指の間を舐めたい 1003 ササミオリジナル 1004 ほぐし水サワー 1005 放尿魔 1006 中出さない犬 1007 犬と歩いて棒を避ける 1008 蘇った梅干し 1009 頼むから目を覚ませ 1010 尿 1011 鮫洲の3Bの検査官が出てるAV 1012 アソーカタノ子 1013 ニートたけし 1014 スケベイスで椅子取りゲーム 1015 キャベジン激辛ハバネロ味 1016 フル勃起大学 1017 筋肉にメロディー 1018 間違ったSDGs 1019 半勃ちひろし 1020 クリス松村アローラのすがた 1021 食える公園 1022 ルンバに積もったホコリ 1023 白雪姫と七人の悪魔超人 1024 バイオ山村紅葉 1025 パイ乙付け難い 1026 寝溜めカンタービレ 1027 猫の乳搾り 1028 大鶴VIVANT 1029 テンガをクンニする男 1030 OL(お風呂屋レディ) 1031 もりもりうんこくん 1032 わくわくうんちくん 1033 瑠璃色の海 1034 錆びたコーンスープ 1035 セーラー服と一晩中 1036 ジャンヌ・ダルシム 1037 猫にカート・コバーン 1038 水金近本同点タイムリー 1039��振りすぎファンタ 1040 山口もえ大好きっ子 1041 ブラヒモザウルス 1042 風呂上がりの夜空に 1043 尿ひろみ 1044 ふくらはぎゴツ子 1045 向井しか勝たん 1046 ダイナミックファイター 1047 愛のままにわがままに僕は着るものを身に着けない 1048 豚プードル 1049 イルカドラゴン温泉 1050 痔にはトライフォース 1051 どちらかというと揚げシュウマイ派 1052 なに見てんだてめえ 1053 ナイス国務長官 1054 象のつま先 1055 ちゃんこちゃんこちゃんこちゃんこ 1056 よくしまるひろこ 1057 消しゴムマジックでも消えない愛 1058 乾燥えぐすぎ 1059 窓から茄子 1060 トマト栽培者 1061 窒素 1062 ふがふがふーがふが 1063 若いキツネと淫らなタヌキ 1064 すっとこおむすび 1065 心斎橋のブロッコリー 1066 しゃかりきコロンブス 1067 どうだ世界は広いだろ 1068 パラダイス楽園 1069 るーしーそみお 1070 100点アメリカ 1071 10秒ペテン師 1072 突き指 1073 習字の時間 1074 連れてってクリオネ 1075 布製の醤油差し 1076 おぴんぴん 1077 田中の部屋の住人 1078 ジャミロ村井 1079 好物の寿司ネタに赤身ない銀次 1080 帰る場所がない 1081 変革者フューチャーマン 1082 飛べない紙飛行機 1083 ホ別パンナちゃん 1084 木パンツハンガー 1085 前立腺隊マッサージャー 1086 トシフィコ横浜 1087 谷間の中の谷まりあ 1088 自転車乗れるかな 1089 股関節爆発 1090 D-51ですら泣く出来事 1091 肩関節えぐ子 1092 ありがとんこつラーメンパラダイスどっこいしょ 1093 こけしだけが話し相手 1094 ゴミ野郎 1095 嫁が実家に帰った 1096 正直スマンかった 1097 実家が太い 1098 利息で暮らそう 1099 俺に期待するな 1100 痔主 1101 NEXT膝小僧 1102 一円からの全身脱毛アンチ 1103 ぽんず侍 1104 大惨事のヒロイン 1105 屁出るとすげえ出る 1106 陰毛ごはん 1107 下白石ラテ 1108 オチンポス16闘神 1109 奥歯ガタガタ言わせ太郎 1110 ミッドナイトに大乱闘 1111 ケンティー2世 1112 名探偵コカン 1113 私の彼は御用聞き 1114 俺に憧れるのをやめましょう 1115 保安官 1116 おなかすいたよ 1117 もう小学生 1118 すき家しか勝たん 1119 ファーストサマースイカ 1120 カードキャプター桜田門 1121 タマの痒み 1122 寿司繋がり2連 1123 毎日パンまつり 1124 細麺パラダイス 1125 にじ���ういんひかる 1126 乳首をいじったら花粉症が治った 1127 揚げ出し毛布 1128 筋肉ハイビスカス 1129 滝沢アヘン 1130 仕方ないな、タカシ 1131 人生フィルダースチョイス 1132 世界の中心でマシュマロ焼いちゃお 1133 錆びたコンパス 1134 ヘビースモーカー中将 1135 ピラニアの干物 1136 メッシの通訳 1137 日経平均パスタ 1138 ルシファー吉岡里帆 1139 クッキーばばあ 1140 炊きこまれた白米 1141 中型犬ハチコ 1142 踊れない方のTAKAHIRO 1143 ブサイクルショップ 1144 ミラノ風のび太さん 1145 受験失敗したあとの人生 1146 ABCD?いいえ、藤井 1147 みすぼらしいチンコのリーダーズ 1148 血管一方通行 1149 廉くんの鎖骨に住みたい 1150 ハートを奪われたこけし 1151 句読点の女 1152 とりあえず南無 1153 光バイト募集中 1154 五月雨を集めてハヤシライス食う 1155 コンビニの前でたむろなみえ 1156 ジャンヌ・ダルシム 1157 独特な髪型 1158 お茶飲み過ぎ博士 1159 ピンク風呂色 1160 男の人っていつもそうですね 1161 オセンベイ・オリバ 1162 馬術部手術中 1163 さすらいの鶏肉 1164 チェ・カピバラ 1165 アンジェラアキ(Bluetooth機能搭載) 1166 こけしだけが喋り相手 1167 かいみょん 1168 食パン食べたい 1169 三度の飯よりガリガリが好き 1170 夜ごはんはオムそば 1171 ゴリラババア 1172 悪代官の子孫 1173 ムックの法則 1174 好きなガムはジュードベリンガム 1175 戸塚ヨットスクール生徒 1176 左遷島耕作 1177 周富徳のシュート見とく 1178 夏目尿石 1179 徒歩100分 1180 ヨーグルトは俺のもの 1181 橋本パンダ 1183 足が痺れた中3女子 1184 昼の女帝 1185 パパは金持ち 1186 茄子皮に転身 1187 習字の月謝 1188 試作型プロトタイプ 1189 サタデー太鼓フィーバー 1190 頭蓋骨窪み 1191 歯茎の再生能力 1192 ドクロ坊主 1193 三代目CHAGEandASKA 1194 口だけ女 1195 水分 1196 痩せたら深津絵里 1197 社会不適合犬 1198 メイキングTHE道路 1199 Xの二条城 1200 つくねをつっつくね
好きなラジオネーム1200選 - kansou
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手打ち蕎麦と焼肉を同時に味わえる、古民家風のお店でランチ
皆さん こんにちは。
近くの結婚相談所 ハッピータイム桐生相生
婚活アドバイザーの金子です。
手打ち蕎麦と焼肉を同時に味わえる
高崎市の〈栄養亭〉さん
(群馬県高崎市倉賀野町2875)
営業時間 11時30分~14時00分、17時00分~21時30分 木曜定休
焼肉&ラーメンはよくありますが、焼肉&手打ち蕎麦という組み合わせのお店はあまりないと思われます。
料亭を思わせる門を潜りアプローチの先に古民家風の建物が見えてきます。
昼12時位に入店しましたが満席で先客の次の2番目で順番待ちし20分位待って着席。食事を終えて帰る際にも2組のお客さんが待っていました。
内装も和の雰囲気で仕切りもあり落ち着いて食事を楽しめました。
天井も高く2階席もあるのかな?
9種類程のランチメニューの中から一緒に出かけ��3人皆、和牛ランチセットを注文。
オーダーはタブレット。
☆ 和牛ランチセット
ボリュームも有り美味しいカルビ・ロース・トリの3種焼肉とサラダ、キムチ・煮物・豆腐の小鉢3種、ライスとスープがついて¥1.380という価格には、とてもお得感があり人気店なのも、うなずけます。
蕎麦も味わえるお店なので、どうしても蕎麦も気になり単品で追加注文した「せいろ蕎麦」も本格的な手打ち蕎麦で美味しかったです。
美味しいランチごちそうさまでした。
レジの後ろに飾られているサインの中に「まいうー」の文字が!
たぶん、石ちゃんこと石塚英彦さんのサインと思われます。
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近くの結婚相談所
ハッピータイム群馬桐生相生
婚活アドバイザー 金子 薫
群馬県桐生市相生町5-536-1
ネプチューン2-A
電 話:0277-32-5314
連絡時間:午前10時から午後9時
定休日:年中無休
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婚活 結婚相談はお近くの結婚相談所ハッピータイム (http://www.happytime-en.com/)、 群馬前橋・群馬沼田・群馬渋川・群馬高崎・群馬安中・群馬藤岡・群馬伊勢崎・群馬桐生・群馬みどり・群馬太田・群馬邑楽・群馬館林・栃木足利・栃木佐野・栃木小山・栃木栃木・栃木真岡・埼玉熊谷・埼玉深谷・埼玉本庄・埼玉行田・埼玉羽生・埼玉加須・埼玉児玉・茨城牛久・茨城下館・茨城筑西・茨城結城・茨城古河・新潟長岡・新潟小千谷・新潟見附・新潟柏崎・新潟魚沼・新潟十日町・新潟南魚沼・新潟西蒲原・神奈川川崎・山梨甲府昭和までお問い合わせ下さい。
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三篇 下 その三
上方者は、 「ハァ、ソンナラお前のお馴染みは何屋じゃいな」 と、意地悪く問うと、 「アイ、大木屋さ」 と、弥次郎兵衛がいう。 「大木屋の誰じやいな」 と、上方者がさらに問うと、 「留之助よ」 弥次郎兵衛が答えた。 上方者が 「ハハハ、そりゃ松輪屋じゃわいな。 大木屋にそんな女郎はありもせぬもの。 コリャお前、とんとやくたいじゃ、やくたいじゃ」 (やくたい…上方言葉で、らちもない、とんでもない、よくない、など広い意味に使う)
弥次郎兵衛は、 「ハテ、あそこにもありやすよ。ナァ北八」 (大木屋は実在の大見世の扇屋のこと。松輪屋はやはり実在の松葉屋のこと。留之助は松葉屋の抱えの名妓の染之助のこと。したがってこのやり取りでは上方男の勝ち) 北八、面倒臭くなってきて、 「ええ、さっきから黙って聞いていりゃ、弥次さんおめえ聞いたふうだぜ。 女郎買いに行ったこともなくて、人の話を聞きかじって出放題ばっかり。 外聞のわるい。国者の面よごしだ」
弥次郎兵衛は、 「べらぼうめ、俺だって行くってんだ。 しかもソレ、お前を神に連れていったじゃァねえか」 (神…取り巻き、太鼓持ち。遊廓付��の本職ではなく、客が連れ込んだ遊びの取り巻き仲間。落語の野太鼓がこれである) 北八、思い出して、 「ああ、あの大家さんの葬式の時か。なんと、神に連れたとは、おおげさな。 なるほど二朱の女郎の揚げ代はおめえにおぶさったかわり、 馬道の酒屋で、浅蜊のむきみのぬたと豆腐のおから汁で飲んだ時の銭は、みんなおいらが払ったじゃねえか」 (葬式くずれで繰り込むなら安い店にきまっている。揚げ代二朱なら宿場の飯盛なみのごく安い女郎。馬道は吉原に通ずる町。そこの酒屋のぬたも汁もごく安い庶民的な食い物である)
弥次郎兵衛は、 「嘘をつくぜ」 北八も、 「嘘なもんか。しかもその時おめえ、さんまの骨をのどへ立てて、飯を五六杯、丸呑みにしたじゃねえか」 「馬鹿言え。お前が田町で、甘酒を食らって、口を火傷したこた言わずに」 「ええ、それよりか、おめえ土手で、いい紙入れが落ちていると、犬の糞をつかんだじゃねえか、恥さらしな」 (土手…吉原に入る途中の山谷堀に添った日本堤の土手八丁、金持ちなら土手八丁を四ツ手駕で飛ばし、貧乏人なら歩く、いずれも弥次郎の自慢が嘘だと、北八が暴露したかたち)
と、遣り合っている二人に、上方者が 「ハハハハハ、いや、お前方は、とんとやくたいな衆じゃわいな」 弥次郎兵衛が、 「ええ、やくたいでも、悪態でも、うっちゃっておきゃァがれ。 よくつべこべとしゃべる野郎だ」 上方者は、関わり合いにならない方がいいかと、 「ハァこりゃご免なさい。ドレお先へまいろう」 と、そうそうに挨拶して、足早に行ってしまう。 その後ろ姿をみながら、弥次郎兵衛は、 「いまいましい。うぬらに一番へこまされた。ハハハハハ」 この話の間に、三ケ野橋を渡り、大久保の坂を越えて、早くも見付の宿(磐田市)にいたる。
北八、 「アァくたびれた。馬にでも乗ろうか」 ちょうどそこへ、馬方が、 「お前っち、馬ァいらしゃいませぬか。 わしどもは助郷役に出た馬だんで、早く帰りたい。 安く行かずい。サァ乗らっしゃりまし」 (助郷…東海道の交通の確保のために、沿線の村々に幕府がかけた役務で、人馬の徴発を含めて重いものだった)
弥次郎兵衛は、 「北八乗らねえか」 と、問い掛けると、 「安くば乗るべい」 と、馬の相談が出来て、北八はここから馬に乗る。 この馬方は助郷に出た百姓なので、商売人の馬子でないから丁寧で慇懃である。
弥次郎兵衛は、 「そうだ、馬子どん。ここに天竜川の渡しへの近道があるんじゃねえかな」 と、思い出して、聞いてみると、 「アイ、そっから北の方へ上がらっしゃると、一��ばかしも近くおざるわ」 と、馬方がいう。 北八が、 「馬は通らぬか」 と、更にとうと、 「インネ、徒歩道でおざるよ」 と、ここから弥次郎は一人近道のほうにまがる。
北八は馬で本道を行くと、早くも加茂川橋を渡り、西坂の墳松の立場に着く。 茶屋女が声をかけてくる。 「お休みなさりやァし、お休みなさりやァし」 茶屋の婆も声をかけてくる。 「名物の饅頭買わしゃりまし」 馬方が、その婆様に声を掛ける。 「婆さん、おかしな日和でおざる」 「お早うございやした。いま新田の兄いが、一緒に行こうかと待っていたに。 コレコレ横須賀の伯母どんに、言いついでおくんなさい。 道楽寺さまに勧説法があるから、遊びながらおいでと言ってよう」 (道楽寺は遊びながらおいでにこじつけた架空の寺の名) 馬方は、 「アイアイ、また近うちに来るように伝えときましょう。ドウドウ」 と、いうと、また歩き出した。
「この馬は静かな馬だ」 北八は、珍しく乗りやすい馬なので、つい、そういうと、 「女馬でおざるわ」 と、馬方が、こたえる。 北八は、にんまりして、 「どうりで乗り心地がよい」 馬方が、問い掛けてきた。 「旦那は、お江戸はどこだなのし」 「江戸は日本橋の本町」 と、北が答える。 「はあ、えいとこだァ。わしらも若い時分、お殿様について行きおったが。 その本町というところは、なんでもえらく大きい商人ばかしいるところだァのし」 と、昔のことを思い出しながら、話してくる。 「オオそれよ。おいらが家も、家内七八十人ばかりの暮らしだ」 と、またまた、くちからでまかせ。 馬方もしんじているにのかいないのか、 「ソリャ御大層な。お神さまが飯を炊くも、たいていのこんではない。 アノお江戸は、米がいくらしおります」 「まあ、一升二合、よい所で一合ぐらいよ」 と、考えながら言うと、 「で、そりゃいくらに」 と、馬方は、よく分からない。 「知れたことよ、百にさ」 と、北八がいうと、 「はあ、本町の旦那が、米を百文づつ買わしゃるそうだ」 馬方は勘違いして、そういう。 北八、笑いながら、 「ナニとんだことを。車で買い込むは」 「そんだら両にはいくらします」 と、馬方。 「なに、一両にか。ああ、こうと、二一天作の八だから、二五の十、二八の十六でふみつけられて、四五の廿で帯解かぬと見れば、無間の鐘の三斗八升七合五勺ばかりもしようか」 (割り算の九九の二一天作の八は一二天作の五の間違い、途中から浄瑠璃の文句でごまかしている。米の値段も出でたらめ) と、何やら、難しそうな、計算をはじめる。 「はあ、なんだかお江戸の米屋は難しい。わしにゃァわからない」 馬方は、すっかりけむに負かれて、 「わからぬはずだ。おれにもわからねえ。ハハハハハ」 と、北八も自分でいっててわからなくなった。
この話のうちにほどなく天竜川にいたる。 この川は信��の諏訪の湖水から流れ出て、東の瀬を大天竜、西の瀬を小天竜と言う。 舟渡しの大河である。弥次郎は近道を歩いてここで北八を待ちうけ、ともにこの渡しを越えるとて、一首。
水上は 雲よりい出て 鱗ほど 浪の逆巻く 天竜の川 (水、雲、鱗、浪、逆巻く、みな竜の縁語の竜づくしが趣向)
舟からあがって立場の町にいたる。 ここは江戸へ六十里、京都へも六十里で、東海道の振り分けになるから中の町(浜松市)というそうだ。
傾城の 道中ならで 草鞋がけ 茶屋に途絶えぬ 中の町客 (ここを江戸吉原の中の町に見立てて、花魁道中の高足駄の代わりに草鞋、吉原の引き手茶屋と街道筋の茶屋、どちらも客が絶えぬと言う趣向) それより萱場、薬師新田を過ぎて、鳥居松が近くなったころ、浜松宿の宿引きが出迎えて、 「もし、あなたがたァお泊りなら、お宿をお願い申します」 と、二人の呼びかける。 北八がそれに答えて、 「女のいいのがあるなら泊りやしょう」 客引きここぞとばかりに、 「ずいぶんおざります」 と、いうと、弥次郎兵衛が、 「泊まるから飯も食わせるか」 宿引き 「あげませいで」 北八、 「コレ菜は何を食わせる」 宿引き、 「ハイ当所の名物、自然藷でもあげましょう」 「それがお平の椀か。そればかりじゃあるめえ」 「 それに推茸、慈姑のようなものをあしらいまして」 「汁が豆腐に蒟蒻の白和えか」 と、北八が、客引きとやりあっている。
弥次郎兵衛が、 「まあ、軽くしておくがいい。その代わり百ケ日には、ちと張り込まっせえ」 (ここのやり取りは、宿引きの言うのが、野菜ばかり並べた精進料理なので、死人の法要の料理だと皮肉ったのである。法要では、当初と百ケ日には料理を張り込むのがしきたり) 「これは異なことをおっしゃる。ハハハハハハ。時にもうまいりました」 「オヤもう浜松か。思いのほか早く来たわえ」 と、弥次郎兵衛、ここで一首読む。
さっさっと 歩むにつれて 旅ごろも 吹きつけられし 浜松の風 (松風の音の颯、颯と、さっさと歩くとにかけている。風に吹き送られて早く着いた意味も含む)
その横を宿ひきが駆け抜ける。
宿引きは、旅館に駆け込むと、 「サァサァお着きだよ」 と、置くに声をかける。 「お早くございました。ソレおさん、お茶とお湯だァよ」 それに、こたえて、この旅館に亭主が出てくる。 弥次郎兵衛が、 「イャそんなに足はよごれもせぬ」 と、いうと、亭主 「そんなら、すぐにお風呂にお召しなさいまし」 と、奥に案内しようとする。
つづく。
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湯屋番
古い川柳に、「居候《いそうろう》置いて合わずいて合わず」というのがございます。
なるほど居候というものは、置いて合わないわけですが、また、いるほうにしましてもあまり居心地のいいものではございません。 「居候しょうことなしの子|煩悩《ぼんのう》」「居候たばという字をよけてのみ」「居候三ばい目にはそっと出し」なんてえのは、まことにしおらしい居候ですが、なかには「居候泰然として五はい食い」なんていうずうずうしい居候がおりまして、どうにもあつかいにこまることになりますが、なかでもこまるのは、「出店迷惑様付けの居候」というやつで、こういうのには置いとくほうで居候に遠慮しなければなりません。お出入りの職人が、お店の若旦那が道楽がすぎて勘当されたのをあずかるなどというのはめいわくなもので…… 「どうするんだよ、お前さん」 「なにを?」 「なにをじゃないよ。二階の居候だよ。いつまで置いとく気なんだい」 「うん、よわったなどうも……」 「ほんとうにどうするのさ」 「しかし、おまえはそういうけれども、あの人のおとっつあんに、おれは、むかしずいぶん世話になったからなあ。あのひとが勘当になっていくところがないっていうのにみてみぬふりもできねえじゃねえか。当分のあいだというんで、二階へ置いてあるんだから、まあ、すこしのことはがまんしなよ」 「おまえさんは世話になったかどうか知らないけれど、あたしにはかかわりがないんだか��ねえ……ほんとうにあんなに無精《ぶしよう》な人はありゃあしない。一日中ああして寝たっきりなんだから……そのくせめしどきになると、二階からぬうっとおりてきて、おまんま食べちまうと、また二階へあがって寝てしまうんだからあきれちまうよ。掃除したことなんかないもんだから、きたないったらありゃあしないよ。あんまりなんにもしないから、若旦那、あなたは縦《たて》のものを横にもしないんですねっていったら、じゃあその長火鉢を横にしようかだって……しゃくにさわるったらありゃあしない。おまえさんは好きでひっぱってきたんだからいいけれど、あんな人がいつまでいるんなら、あたしゃあでていくよ」 「おめえは二言目《ふたことめ》にはでていく、でていくというけれど、どうしてそうわからねえ���だよ。女房を離縁してまでも居候をおくというわけにはいかねえからな……いいや、まあなんとかはなしをしよう。しかし、おめえがそこでふくれっつらをしていたんじゃあぐあいがわるいから、となりのおばさんのとこへでもいってこい。おいおい、いくんならたばこを持っていけよ。お先きたばこをしなさんな。あんまりまたぺらぺらしゃべりなさんなよ。しずかにでていけ。相手がなけりゃあ、障子とけんかしてやがらあ。あきれかえったやつだ……うちのかかあもうるせえにはちげえねえが、なるほど、二階の若旦那も若旦那だ。よく寝るじゃねえか。何時だとおもってるんだ。もう昼すぎだってえのに、よくもこうぐうぐう寝られたもんだなあ。もし、若旦那、おやすみですかい。ちょいと、若旦那」 「なーに寝ちゃいないよ」 「起きてるんですかい?」 「起きてるともつかず、寝てるともつかず……」 「どうしてるんで?」 「枕かかえて横に立ってるよ」 「やっぱり寝ているんじゃあねえか。ちょっとはなしがしてえんですが、おりてきておくんなさいな」 「急用かい」 「大いそぎですよ」 「じゃあ電報でも打ってよこしなよ」 「なにをふざけたことをいってるんです。はやくおりていらっしゃいよ」 「あいよ、おりるよ、おりるよ……はい、おはよう」 「おはようたって、あなた、何時だとおもってるんです」 「おまえもいままで寝ていたのかい?」 「じょうだんいっちゃあいけません。もうとっくに起きて、用たしをすませて帰ってきたところですよ」 「起きてる者が寝ている者に時をきくとはこれいかに?」 「問答やってちゃいけません。はやく顔を洗いなさいよ」 「洗うよ、洗いますよ。猫だって顔を洗うんだから、いわんや人間においておやだ……しかし、顔を洗うったっておもしろくないね。道楽をしている時分には、女の子が、ぬるま湯を金だらいへくんで、二階へ持ってきてくれる。口をゆすいで、いざ顔を洗うという段になると、女の子がうしろへまわって、たもとをおさえてくれるし、万事ゆきとどいていたっけ……それにひきかえて、こりゃあなんだい、バケツで顔を洗うんだから……ここのうちだって洗面器ぐらい買ったらいいじゃないか。第一不衛生でいけないよ。ぞうきんをしぼったあとで顔を洗うなんてえのは、まことに不潔きわまりない。こうやってバケツに顔をつっこんでると、まるで馬がなんか食ってるようじゃないか」 「若旦那、あなた、いつまでバケツにぐちをこぼしてるんです。はやく顔を洗っちまいなさいよ」 「もう洗ったよ」 「洗ったよって、あなた、顔をふかないんですか」 「ふきたい気持ちはあるんだけどね、このあいだ手ぬぐいを二階の手すりへかけておいたら、風でとばされちゃったんだ。それからというものは、顔はふかない」 「どうするんです?」 「おてんとうさまのほうをむいてかわかすんだよ。お天気の日にはかわきがはやい」 「だらしがねえな、どうも……手ぬぐいをあげますから、これでおふきなさい」 「ああ、ありがとう。やっぱり顔はかわかすよりもふいたほうがいい気持ちだ。ちょいと待っとくれ」 「あれ、さんざん朝寝をしておいて、手をあわせておがんでらあ。なにをおがんでるんです?」 「なにをおがむって、きまってるじゃないか」 「なにが?」 「朝起きれば、おてんとうさまへごあいさつするのがあたりまえだ」 「おてんとうさまをおがんでるんですか?」 「そうだよ」 「もう西へまわってますよ」 「え、東にいない? それじゃあ、お留守見舞いだ」 「口がへらないね、どうも……まあ、くだらねえことをいってないで、お茶がはいったからおあがんなさい」 「ああ、ありがとう。朝、こうしてお茶を飲むのはいいもんだ。朝茶は、その日の災難をよけるなんてえことをいうくらいだから……さっそくいただこう……うん、だけど、もうすこしいいお茶だといいんだがなあ……まずいお茶だね、こりゃあもらいものだね、お葬式《とむらい》のおかえしかなんかだろう。それにお茶うけがなんにもないっていうのはなさけないな。せめて塩せんべいでも……」 「いろんなことをいいますね、あなたは……」 「ああ、どうもごちそうさま。では、おやすみなさい」 「なんです。おやすみなさいって……いいかげんになさいよ。じつはね、あたしだってねえ、こんないやなことはいいにくい、いいたくもない」 「そりゃあそうだろ、あたしも聞きたかあない」 「それじゃあはなしができないじゃありませんか」 「へへ、おやすみなさい」 「なんですよ、またおやすみなさいだなんて……じつはね、いま、よそから帰ってくると、うちのやつがなにかというもんですから……」 「わかった、わかったよ。つまり、おかみさんが、あたしのことについてぐずぐず文句をいったわけだ」 「いえ、あたしのとこのお多福だってわるいにはちがいありませんが……」 「ちょっとお待ち、お多福だって……そういっちゃあわるいけれど、お多福というのは、ああいうきりょうじゃありませんよ。俗におかめといって、もっと福々しくって愛嬌のある顔がお多福だ。おまえのおかみさんは、やせて、頬骨がつきでていて、どっちかといえばお多貧乏という顔だ」 「なにもそんなにわるくいうことはないでしょう」 「いいたかあないが、もののついでだからいうが、全体なにかい、あのかみさんをいいとおもって持ってるのか、わるいとおもって持ってるのか、それがうかがいたいね」 「いいにもわるいにも、かかあのことはどうでもようござんす」 「どうでもよくはないよ。じつにどうも、あのかみさんてえものは、どうしてああ意地がわるいんだろう。ときどきおまえさんに文句をいってることも二階で聞いて知っているよ。あいだにはいっておまえさんがこまることもわかっちゃあいるんだから、あたしもできるだけ手助けをしたいとおもうけれども、いかにしても意地がわるいね。たとえば、水をまいてもらいたいとおもったら、徳さん、水をまいておくんなさいといえば、あたしだって、ハイといってまきますよ。それをいいつけもしないで、嫌味《いやみ》をいうんだからね……バケツのなかへひしゃくをいれてガンガラ、ガンガラかきまわして、こう風がふいちゃあ火事でもあったらたいへんだ。第一ほこりが立ってしかたがない。ご近所では、若い人がみんな水をまくからいいけれど、家には若いひとがいたって、まいてなんかくれないんだからと、からだをゆすぶっていやにすねるんだが、どうもあのかみさんはすねるってがらじゃないね、おなじすねるんでも、もっといい女なら色っぽくていいけれど、あのきりょうじゃあね……だから、あたしだってしゃくにさわって水もまきそびれちまうってわけだ。そのあとがまたいけないね。こんどは、みそこしへいくらかお銭《あし》をいれて、ガラガラふって、おとうふのおみおつけをこしらえたいんだけれど、だれかおとうふを買ってきてくれないかしらとこういうんだ。いうことが皮肉じゃないか、だれかったって、うちには猫とあたしだけしかいないんだよ。まさか猫がみそこしさげてとうふを買いにいくわけはないじゃないか。しかたがないから、あたしがおとうふ買ってきましょうといって、みそこしを持って家をでたんだけれど、路地の入り口のところに近所の娘さんたちがあつまって、なにかはなしをしてるじゃないか。その前をみそこしをさげて通るってのはあんまりかたちのいいもんじゃあない。どうしょうかとしばしかんがえていると、いつもまわってくるとうふ屋がきたから、そのとうふを一丁買って家へはいろうとしたが、さてこまった」 「どうしたんです?」 「おまえのかみさんてえものは、どういうわけだか、売りにくるとうふが気にいらない。売りにくるとうふはやわらかくっていけない、横町のとうふ屋のがかたくっていいっていうんだが、おかしな性分だね。まあこんなわけだから、売りにきたとうふを買いましたといっちゃあ帰れない。そこで、しかたがないから横町までいって買ってきたふりをするんだが、それには時間がかからなくっちゃあいけない。どこで時間をかけようかなとおもったんだが……こういうときには知恵のでるもんだ。それを持って共同便所へはいった」 「きたないね、食いものを持って便所へはいっちゃあ」 「時間をはかって、おかみさん買ってきましたというと、これはまわってくるとうふ屋のじゃあありませんか。いえ、横町へいって買ってきました。うそをおつきなさい、横町のとうふと売りにくるとうふとでは一目みればわかりますといってたが、あれでとうふのめききだけはたしかなもんだ。まあ買ってきたものならしかたがないからって、ゆうべつくったおつけの実がそのとうふだった」 「えっ! 共同便所で休憩したとうふ」 「そう……おまえがうまい、うまいって、おかわりしてたっけ」 「じょうだんじゃあないよ。きたないなまったく……ねえ、若旦那、あなたもいつまでもうちの二階でごろごろしててもしょうがありませんから、どうです? ひとつ奉公でもしてみようなんて気持ちになりませんか」 「ああ、奉公ね、奉公もいいだろうな、安心しておまんまが食えるから……」 「なんです、あなた、いやなことをいいなさんな。それじゃあまるで家でめしを食べさせないようじゃありませんか」 「いや、食べさせなくはないよ、食べさせてはいるよ。まあ死なないまじないに」 「変なことをいいますね、なんです? その死なないまじないってのは?」 「おまえはなんにも知らないんだよ、仕事にはやくでかけちまうから……あたしがおまんまを食べようとおもうと、若旦那お給仕しましょうってんで、おかみさんがお給仕にでてくるんだが、あんまりありがたくないね。居候としては、お給仕つきってえのは食いにくいもんだよ。でもしかたがないからおねがいしますというと、おかみさんのお給仕がすごいね」 「すごいって、どうすごいんで?」 「大きなどんぶりに水がなみなみと張ってある。そのなかにしゃもじが浮いてるんだ。で、おはちのふたをぱっととると、そのぬれたしゃもじでおまんまの上をぺたぺたぺたぺたっとたたくね。たたきめしののしめしだ。平《たい》らになったところを上っかわをすーっとそぐんだよ。そいつを茶わんをもってって、きゅーっとこくのさ。みたところはいっぱいあるようだよ。ところがなかはがらんどうだ。これすなわち地下鉄めしだね、宇都宮|釣天井《つりてんじよう》めし、本多|謀叛《むほん》のめし、家光公暗殺のめし……」 「口がわるいな、ひどいことをいうね」 「これへお茶をかけてごらん、あーらかなしや、雪に小便ちょんちょろりん、お茶づけさくさくてのはあるけれど、お茶づけさ��……これでおわりだ。二はいめのお給仕をたのむと、若旦那、お茶ですか? ご膳《ぜん》ですか? ときくね。一膳めしは食うもんじゃあないてえから、おまんまをくださいといってもらうんだが、これも前とおんなじだ。お茶づけさあでおしまい。三ばいめにお給仕をたのむと、これが情けない。若旦那、お茶ですか、お湯ですか、水ですか、なんですか、どうしますかというんだが、おまんまてえことがひと言《こと》もない。しかたがないから、お茶をくださいとがぶがぶやってみるが、どうもあれは腹へたまらないね。腹はだぶつくんだが、すぐに腹がへっちまう。そこで、うらの清元の師匠のところへいって、おまんまをもらって食うことになる」 「こまるねえ、そんなことをされちゃあ、家でめしを食わせないなんてことが評判になって……」 「いや、そんな、おまえの顔をつぶすようなまねはしないから安心おし。師匠が洗濯してたから、そのうしろへいって、げえ、げえってやってたら、あらどうしたのってきくから、じつは魚の小骨がのどへひっかかって……ことわっておくけど、おまえんとこで魚なんか食わしたことはないよ。ああ一度あったっけ、それも目ざしにかびのはえたやつ……あんなものは猫だって横をむいちまうぜ、ニャンてひどい魚だって……まあ、それにしてもたった一ペんきりだ。でも、そういったんだよ、魚の小骨がのどにひっかかってとれないでこまってます。象牙《ぞうげ》の撥《ばち》でなでるとすぐとれるといいますから、お師匠さん、すみませんがまじないにつかうんです。象牙の撥を貸してくださいというと、師匠はもともと象牙の撥なんか持ってないものだから、あら、そんなことをしなくったって、おまんまのかたまりをチョイとのみこめば、すぐとれますよっていうから、じゃあすみません、おまんまのかたまりをいただきたい、お勝��にあるからおあがんなさいときた。こいつはありがたい、計略図にあたったとおもって台所へとびこむと、大きなお鉢があったから、ふたをぱっととってみると、おまんまがいっぱい、白くぴかぴかっと光ったね。ああありがたいとおもうと、おもわず感涙にむせんだ」 「しょうがねえなあ、そんなとこで感涙なんぞにむせんじゃあ」 「それから大きな茶わんへてんこ盛りによそって、水をかけといて、夢中で三ばいばかりかっこんだ。四はい目をよそろうとすると、師匠がはいってきて、あらいやですよ、お茶づけじゃあいけませんよ、かたまりをのむんですよというから、ああそうですかてんで、赤ん坊のあたまぐらいのおむすびを三つこしらえて食べた」 「どうも若旦那、めしをもらってあるくのはこまるなあ。……いや、わかりました。うちのかかあがそんなまねをしましたか。ちっとも知りませんでした。よござんす、おたくの旦那にはずいぶんお世話になったんですから、うちのかかあをたたきだしてもあなたのお世話はしますから……」 「おいおい待ちなよ。おかみさんをたたきだすというのはおだやかじゃないよ。まあ、これであたしさえいなけりゃあ、もめごともおこらないんだから、おまえのいうように奉公へいこうよ。で、どこなんだい? その奉公さきってえのは」 「そうですか、おいでになりますか。場所は小伝馬町ですがね、あっしの友だちが桜湯という銭湯をやってまして、そいつがあまり丈夫でねえし、若いかみさんひとりで手がたりねえから、奉公人がほしいといってますんで……どうですか、銭湯は?」 「��う銭湯……ふーん……すると、女湯もあるかい?」 「そりゃあ女湯もありますよ」 「うふふふふ、いこう、いこうよ」 「気味がわるい笑いかただな……では手紙を書きますから持ってらっしゃい」 「そうかい、ありがとう。小伝馬町の桜湯だね……とにかく女湯があるってえのはありがたい……ああ、そうかい。この手紙を持っていけばいいんだね。じゃあいってみよう。おまえのうちでもずいぶん世話になったねえ」 「いいえ、お世話てえほどのことはできませんでしたが……」 「うん、そりゃあまあそうだった」 「なんだい、ごあいさつですねえ……まあ、はじめての奉公でつらいでしょうが、ひとつご辛抱なすって……あなたがまじめにはたらいていらっしゃれば、大旦那のおゆるしもでるでしょうから、つらくても辛抱してやってください」 「ああわかったよ……おかみさんがいないようだが、ひとつよろしくつたえておくれ。そうだ、世話になったお礼といっちゃあなんだが、おまえのうちへなにか礼をしたいなあ」 「礼なんざあよござんすよ」 「いや、なにか礼をしたいね。そうだ、どうだい、十円札の一枚もやろうか」 「そんな金を持ってるんですか?」 「いや持っていないから、気持ちだけをうけとって、そのうち五円をあたしにおくれ」 「ばかなことをいいなさんな」 「あははは、ではでかけるよ……どうもあの親方はいい人なんだが、かみさんがよくねえからな……しかし、人間の運なんてわからねえな、銭湯へ奉公することになろうとは……だが待てよ、さっき聞きずてならねえことをいってたな……その桜湯の亭主という男があまり丈夫でなくて、若いかみさんひとりだなんて……うふふふ、こいつは運がむいてきたな。おれが奉公にいくと、まもなくその弱い亭主がぽっくり死んで、おれがあとへなおるということになる。すると、その若いかみさんなるものがばかな惚れかたをするねえ。ねえ、あなたあ、なんて甘い声をだすよ……ねえ、あなた、きょうはおやすみですからどこかへゆきましょうよとくるね……そうだな、では動物園へでもいくか……ってのは色っぽくないな……どこへいこうかな。そうだ、芝居なんかいいな……ふたりで手をつないででかけるよ……ねえ、あなた、ほんとうによく似てますわ。なにが? いいえ、あなたの横顔が先《せん》のにそっくり……これがおもしろくないねえ。先の亭主に似ているなんざあくやしいじゃないか……だから、おれだって怒ってやるね……ふん、おもしろくもない。なにかっていうと先のご亭主のおもいでばなしだ。どうせそうだろうよ。あたしよりも先のご亭主のほうが大事なんだろう。いや、そうにちがいない。しかし、そういうことをいうってことは水くさいよ。おまえというものは、まったく水くさい、じつに水くさい」 「おいおい、みてごらんよ。おかしなやつがあるいているぜ。なんだい、あいつは……ひとりでけんかなんかして……どうしたんだろう、水くさい、水くさいって……うふふふ、水くさいわけだ。水ったまりに片足おっこってるじゃねえか」 「ああつめたい。なんだ、水たまりへおちてしまった……ああ、いけない、桜湯を通りこしちまった。もどらなけりゃあ……ああ、ここだ、ここだ……へえ、こんちわ」 「いらっしゃい。あ、あなた、あなた、そっちは女湯ですよ」 「え?」 「いえ、女湯です」 「えへへへ、あたし女湯好きです」 「好きだってこまりますよ。どうぞこちらへおまわりを……」 「いえ、こちらへご厄介になりたいんですが……」 「ご厄介になりたい?」 「ええ、神田の大工熊五郎方からまいりましたんで……この手紙をごらんになってください」 「手紙を? どれどれ……うん、ああ、ああ、わかりました。��のあいだちょいとはなしをしたんですがね、奉公人を世話してくれって……ああおまえさんか、熊五郎のうちの二階にいるというのは……道楽をしすぎて勘当になったんだってね……そうかい、おまえさんが奉公しようということになったのかい。しかし大丈夫かね、辛抱ができるかしら? 名代《なだい》の道楽者だというけれど……」 「いえ、名代なんてことはありませんよ。ただあたしは、芸者衆にとりまかれて、一ぱいやりながら、あらお兄《にい》さん、そんなとこさわっちゃいやようなんて、膝をきゅっとつねられるのが大好き」 「なんだい、あきれたなあ。そんなで奉公ができるのかねえ」 「奉公するつもりできたんですから、どうかよろしくおねがいします。さっそくなにかやらせてくださいよ」 「そうだねえ、いちばんはじめは、まあ、たいてい外まわりだねえ」 「外まわり……よう結構、さっそくやらせてもらいましょうか」 「若い人は、たいていいやがるがねえ」 「いいえ、どういたしまして……外まわりとくりゃあうれしゅうございますから……ちょっとしゃれた洋服を着て、札束をカバンにつめて、赤坂、新橋のきれいどころを二、三人もつれて、日本各地の温泉をまわってくるという……」 「おいおい、じょうだんいっちゃあいけないよ。そんな外まわりがあるもんか」 「へえ、ちがいますか……では、なんですか、その外まわりってえのは?」 「車をひっぱって普請場《ふしんば》へいってね、木くずだの、かんなっくずだのをもらってくるんだ」 「ああ、あれですか。がっかりさせるなあどうも……汚《きた》な車をひいて、汚なはんてんに汚な股ひきで身をかため、汚な帽子をかぶりの、汚な手ぬぐいの頬かぶり、汚な草履をはくという」 「ずいぶん汚ないのをならべたねえ」 「あいつはごめんこうむりましょう。あれは中村歌右衛門のやらねえ役ですから……」 「そんなことをいってたら、あとはやることなんかありゃあしないよ」 「ではどうです? 流しやりましょう。女湯専門の三助ということで……」 「女湯専門なんてのがあるもんか。流しだってむずかしいんだよ。ただ客の肩へつかまってりゃあいいってもんじゃないんだから……とても一年や二年じゃあものにならないな」 「そうですか? では、その番台はどうです? 番台ならみえるでしょ?」 「みえる? なにが?」 「なにがだなんてしらばっくれて、ひとりでみていて……ずるいぞ」 「なんだよ、この人は……ここは、なにしろあたしか家内のほかはあがらないところなんだから……しかし、あなたは身元がわかっているから、あがってもらってもいいけれど、番台なんてなかなかたいへんなところだよ。夜になると、目がまわるほどいそがしくなるし、昼間はまた、いやに退屈でたまったもんじゃない」 「いいですよ、退屈ぐらいのことは……ねえ、やらしてくださいよう、ねえ、たのみますよう」 「しょうがないなあこの男は……ではこうしよう、いま、あたしが昼めしを食べてくるから、そのあいだだけ、かわりにここへ坐っておくれ」 「ありがとうございます。そうときまれば、あたしがあがるから……さあ、はやくおりてください、はやく、はやく」 「なにをするんだよ、つきとばしちゃあいけないよ。いまおりるから……目のいろをかえて……あきれた人だ」 「へえ、どうもすいません。では、ゆっくりと召しあがって……あ、それからちょいとうかがいます��、お昼のおかずはどういうもんですか?」 「お昼のおかず? そんなことをきいてどうなさる?」 「いえ、どうっていうことはありませんけれど、たのしみですから……ねえ、どんなおかずで?」 「そうさなあ、たしか鮫《さめ》の煮つけじゃなかったかな」 「鮫の煮つけ?! ……いや、どうもあいつはあまりうまいもんじゃあありませんねえ。そうだ、お手数かけちゃあいけませんから、うなどんを一つあつらえてもらいましょうか」 「ふざけちゃいけないよ、奉公人にそんなものを食わせていられるかい。まあ、とにかくまちがいのないようにやっておくれよ」 「へえ、へえ……いってらっしゃいまし、ゆっくりと召しあがってらっしゃい……えへへへ、そのうちにてめえが死んで、女房がおれのものになるとは知らないで、鮫のおかずで昼めしを食うとは、なんてまぬけなやつだろう……しかし、ありがたいねえ、いっぺん番台へあがってしみじみとながめたいとおもってたんだが……ええ、問題の女湯は……なんだ、ひとりもはいっていやしない、おどろいたねえ。それにひきかえ、男湯ははいってるなあ、一人、二人、三人、四人、五人、六人、七人……ふーん、七尻《しちけつ》ならんでるよ。なんだい、あの三番目のは……なんてえきたねえ尻をしてるんだ。あれは自分の毛かなあ、すごい毛だなあ……たまには刈りこんだらいいのになあ、あれがほんとうのふけつてんだ。あれあれ、あいつは湯のなかへもぐってらあ、ひゅーっと水を吐いて、鯨《くじら》だなあまるで……こっちのやつは、また、むやみにやせてるなあ、胸なんかまるでブリキの湯たんぽだ。しゃものガラだよ……いやだなあ、男とつきあいたくないねえ。こいつらがでちゃったら、入り口を釘づけにして男をいれるのをやめて、女湯専門の銭湯というやつにしてしまおう、男の尻なんかながめていたっておもしろくないや……こうやってるうちに、いまに女湯もこんでくるよ。くる客のなかには、おれをみそめる女がでてくるよ。『あら、こんどの番頭さんはほんとうにいきな人じゃないの』なんてんで……どういう女がいいかなあ、娘はいけないや、わかれるときに、死ぬの、生きるのと、ことがめんどうになるからなあ。といって、女中や子守っ娘《こ》はこっちでごめんこうむるし……そうだ、後家《ごけ》なんかどうだろう、後家とくると、こっちも小づかい銭にはこまらないからなあ。しかし、後家も三十二、三ぐらいなら色っぽくていいけれど、六十、七十とくると世話がたいへんだなあ……そうだ、芸者衆なんかいいねえ、一流のねえさんになると、湯にくるったって、ひとりじゃこないよ、女中をつれてこのお湯へやってくる。番台をちらっと横目にみて、隅へいったかとおもうと、女中とひそひそばなしがはじまるね、こんどの番頭さん、ちょいとおつだねえなんて……しかし、ここが思案のしどころで、むやみににやにやしちゃあいけないよ、なんてにやけてていやな男だろうなんていわれないともかぎらないからなあ、かといって、まるっきり知らん顔もできないから、たまにはお世辞に糠袋《ぬかぶくろ》のひとつもやろう、まあ、ありがとう、たまにはおあそびにおいでなさいなとくりゃあしめたもんだ。さっそくあそびにいって、お家を横領して……糠袋ひとつでお家を横領ってわけにはいかないかな。なにかいいきっかけはないかしら……うーん、そうだ、ある日のこと、休みの日に、そこの家の前を知らずに通りかかるな���てのがいいな。女中がおもてに水をまいてるなんてところかな……『あら、ちょいと、お湯屋の兄さんじゃございませんの』『おや、お宅はこちらでしたか』『ねえさん、お湯屋の兄さんですよ』と奥へ声をかけると、ふだんから惚れてた男だからたまらないや、こう泳ぐようにしてでてくるねえ。『まあ、よくいらっしゃいましたねえ、きょうはどうなさいましたの?』『ええ、釜が損じて早じまい』……あんまり色っぽいせりふじゃないなあ、なんかいいのがないかしら……そうそう、母の墓参なんてのがいいや。『まあ、お若いのに感心なこと。いいじゃありませんか。さあ、おあがりあそばせよ』『いえ、お宅をおぼえましたから、またあらためてうかがうことにして……』『いいじゃありませんか。ちょいと、あなた、こっちへおあがりになって……』女は惚れた男にいかれちゃいけないから、いっしょうけんめいにひっぱるよ。『ねえ、あなた、おあがりあそばせよ』『いいえ、また後日あらためて……』『そんなことをいわずにおあがりを……』『いいえ、そのうちに……』『おあがりを』」 「え、���に? あの番台の野郎だよ。みてごらんよ。おあがり、おあがりって、てめえの手をてめえでいっしょうけんめいにひっぱってるぜ。おい、おかしなやつが番台へあがったもんだなあ」 「おもしろいから、洗わねえで、番台みてよう」 「せっかくおあがんなさいとすすめられて、ふりきって帰っちまうわけにもいかないからあがることにしよう。『では、せっかくのおすすめでございますから、おじゃまをいたします』『あら、うれしいわ。清や、おしたくを……』いったかとおもうと、酒肴の膳がはこばれてくる。女は、盃洗《はいせん》の猪口《ちよこ》をとると、『あの……おひとついかが?』『はい、ありがとうございます』といって、飲むことになるんだが、この飲みかたがむずかしいなあ。むやみに飲めば、この男は飲んべえだよ、こんな飲んべはきらいだよってんで、ずどーんと肘鉄《ひじてつ》を食っちまわあ。女が飲める口だと、この男はお酒も飲めないんだねえ、はなせないやつだねえってんで、ずどーんと肘鉄……こまっちまうなあ、ここんとこは、不得要領《ふとくようりよう》にしておこう……『ありがとうございます。わたくし、お酒は、くださいますればいただきます。くださいませんければいただきません。難渋《なんじゆう》な親子のものが……』それじゃ乞食だよ……そのうちに世間ばなしに花が咲くてえやつだ……あんまりしゃべってばかりいると、女がいうねえ、『あら、さっきからおはなしばかりしていらしって、おさかずきがあかないじゃありませんか』こういわれると、こっちも飲みはじめるねえ。おれがぐいと飲んでゆすいだやつを『へい、ご返盃』てんで、かえして酌をする。むこうが飲んで、ゆすいで『ご返盃』とこっちへくれるやつを、おれが飲んでゆすいでむこうへやる。むこうが飲んでおれにくれたさかずきを口につけようとすると、女がすごいことをいうよ……『あら、いまあげたおさかずきは、ゆすいでなかったのよ。それをあなたはご承知なんでしょ?』……女がじいっとおれをみつめる。また、その目の色っぽいこと……ううっ、弱ったなあ……弱った、弱った」 「なんだい? あの野郎、弱った、弱ったって、ひとりでおでこたたいてさわいでやがらあ……おもしれえから、もうすこしみてようじゃねえか」 「そのうちに、おたがいにだんだんと酔いがまわってくる。こうなると、このまま帰るのもあっけないなあ……そうだ、雨がふってくるなんてのはいいね、やらずの雨というやつだ。『あら雨がふってきたわ。もうすこしあそんでいらっしゃいな。そのうちにやむでしょうから』……てんで、ひきとめられるんだが、これがなかなかやまないよ。それどころか、だんだん本ぶりになってくる……そのうちに、雷がなりはじめる。ガラガラガラ、ガラガラガラッ、ガラガラガラッ……『清や、かみなりだよ、こわいから蚊帳《かや》をつっとくれ』……蚊帳をつると、女中はむこうへいってしまう。女は蚊帳へはいると、おれをよぶね、『こっちへおはいんなさいな』『いいえ、あたしはよろしゅうございます』……あつかましい男だとおもわれちゃいけないから、ひとりで手酌でちびりちびりやっている。雨はますますひどくなる。そのうちにかみなりがおちるなんてえのもいいな……しかし、あんまり近くにおちると、こっちも目をまわしちまうから、ほどのいいところへおちてもらいたいねえ……ガラガラガラガラガラッ、ピシリッとくると、女はびっくりして歯をくいしばって目をまわしてしまう。しかたがないから、おれが蚊帳をまくってなかへはいる。女を抱きおこして水をやるんだが、歯をくいしばっているんだから、盃洗の水を口うつしということになる、てへへへ、わーい」 「なんだい? 変な野郎じゃねえか、あの野郎、番台でおどってるぜ……おいおい、留さん、どうしたんだ、おめえ」 「なにが?」 「なにがって……鼻のあたまから血がでてるぜ」 「うん、あの野郎が変な声をだしておどってやがるから……それにみとれて、手ぬぐいとまちがえて軽石でこすっちまった」 「ばかなまねするなよ、つらがすりきれちまうぜ」 「口うつしの水がのどを通ると、女は気がつくねえ。目をうっすらとあけて、おれの顔をみあげてにっこり笑うんだが……そうだ、ここからのせりふは歌舞伎調でいきたいね……『もしねえさん、お気がつかれましたか』『いまの水のうまかったこと』『いまの水がうまいとは……』『雷さまはこわけれど、わたしのためにはむすぶの神……』『そんならいまのは空癪《そらじやく》か……』『うれしゅうござんす、番頭さん……』」 「なにいってやんでえ、ばかっ!」 「あいたっ、いたいよあなた、いきなりぽかりとくるなんて……」 「ばか、まぬけ、気ちげえ……なにがうれしゅうござんすだ。おらあ帰るんだ、帰るんだ」 「ああ、お帰りください、どうぞご遠慮なく」 「ご遠慮なくったって、おれの下駄がねえじゃねえか」 「おや、あなた、下駄をはいてきたんですか?」 「あたりめえじゃねえか」 「はいてきた下駄がないとはこれいかに?」 「なにがこれいかにだ……てめえが番台でくだらねえことをしてやがるから、犬でもくわえていっちまったんじゃねえのか」 「犬が? あなたの下駄を? そんなことはありますまい。このへんの犬はみんな衛生を重んじてますから、あなたの汚ない下駄なんかくわえていくもんですか」 「なんだと……汚ねえ下駄とはなんだ。ふざけんなこの野郎、どうしてくれるんだ、おれの下駄を」 「なんですよ、あなた、からす天狗が霧をふくようにくちばしをとんがらかして……」 「なんだ、からす天狗が霧ふくたあ……」 「わかりました、わかりましたよ。大きな声をしちゃあいけませんよ。下駄があればいいんでしょ……じゃあ、むこうの下駄をはいてらっしゃい」 「どの?」 「むこうの隅の本柾《ほんまさ》の下駄……あれは安くありませんよ。鼻緒《はなお》だって八幡黒《やわたぐろ》の上等だし……あれをはいていらっしゃい」 「おめえの下駄か?」 「いいえ、ちがいますよ」 「なんだと?」 「あたしの下駄じゃありませんよ。だれかなかへはいってるお客さんのです」 「それじゃあ、おれがはいて帰ったら怒るだろう」 「怒ったっていいですよ、怒ったら順にはかせて、いちばんおしまいの人ははだしで帰しますから」
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2019年5月18日(土)
今日は旧暦では卯月十四日、当然明日は満月となる。その満月���夜の表現が「小望月(こもちづき)」、何とも典雅な表現である。とは言え、噺家の名前では必ずしも「小」は「大の一歩手前」とは限らない。柳家小三治が「さん治」から「小三治」になるとき、師匠小さんに向かって「襲名するのに名が小さくなるのはどうか」と問うと、小さんは「大三治(だいさんじ=大惨事)では変だろう」と言ったとか。
本来このブログはその日の夜に書いて朝にポストという流れが一番良いのだが、夜は弱いのでつい朝起きて書くことになる。昨晩の落語会の記録も仕上げて、いつも通り露の新治さんにその旨メール、するとしばらくして電話がかかってきた。昨晩は最後の「竜田川」のなかで戦争発言の「丸山某」をどう入れ込むかに腐心したと。私はマクラの部分に気が行っていて、当該箇所はあまり気にしていなかったので、記事には触れておかなかった。どうやら、私が不興に感じて無視したのかと気にされたらしい。
箕面市グリーンホールから電話、次の評議員会の時間変更の相談と議長の依頼。
隔週刊の落語CDが届く、第10号は五代目春風亭柳朝、若くして病気で倒れたのが惜しまれる方。
月曜日の「情報機器の操作Ⅰ」では毎週10分間の入力課題を出しているが、今週はそのチェックをする時間が無かったので2クラス52名分の作業。
ツレアイは訪問看護機関の研究会で外出、息子たちとお好み焼き。まだまだ消費しなくてはならないキャベツが残っている。
録画番組視聴。
チコちゃんに叱られる!「“猫の鳴き声の秘密”“磁石の謎”新コーナーも登場!」
ゲストは瀬戸康史さんと高橋みなみさん。まずは、猫ちゃんの鳴き声の秘密。こっそり撮影すると驚きの習性が明らかに。人が怖いと感じたとき、人体は意外な反応をすることもわかります。そして、磁石にまつわる疑問では、おそらく世界初のとんでもない実験を目の当たりに。新コーナー、チコれ!危機一髪とは?キョエちゃんのおたよりコーナーには、真剣な恋の相談が。岡村隆史さんのアドバイスは?家族みんなでお楽しみください。
美の壺「進化する折り紙」
一枚の紙を折っていくだけで、ギザギザのあごをもつクワガタムシや愛らしい猫、そして空想上の生き物ドラゴンまで迫力たっぷりに折ってしまうスゴ技を紹介!ある大学教授が開発したコンピューターソフトを使えば、曲線で構成された複雑な折り紙も瞬時に完成!これまでにない形が次々誕生する。さらに驚きは、宇宙実験に採用された“ミウラ折り”。その折り方とは!?様々な分野に広がる折り紙の技と魅力に迫る!<File477>
新日本風土記・選「水都 大阪」
太閤・秀吉による城下町の開発を契機に水運が発達した大阪。江戸時代には全国から物資が集まり、天下の台所として大いに栄えた。今も大阪市内を流れる河川は、市の面積の実に1割を占め、水辺には人々の暮らしが息づく。昔ながらの漁法でうなぎを獲る漁師。お笑い芸人を目指し、岸辺で漫才の稽古を重ねる若者。「水の祭り」天神祭を華やかに彩るため、伝統の手こぎ船をこぐ大人や子ども。大阪の人々の営みを水辺から見つめる物語。
ツレアイは研究会の後に食事会、手抜きをしてスーパーで刺身購入。
久しぶりに購入した「英勲」を少し冷やしていただく。早い時間なのでテレビを見ながらゆっくりと。
ブラタモリ「大阪ミナミ~なぜミナミは日本一のお笑いの街になった?~
「ブラタモリ#133」で訪れたのは大阪のミナミ▽スタートは戎橋(えびすばし)▽道頓堀川クルーズで発見!ミナミ成り立ちの秘密。その証拠は「川幅」にあった!▽町のはずれだったミナミに人を集める秘策は「芝居小屋」だった!その痕跡を探りに道頓堀商店街へ▽ド派手な立体看板の秘密とは?▽エンターテインメントの街・ミナミを近代的に変えた「大事件」とは!?▽エンタツ・アチャコの「しゃべくり漫才」の新しさとは?
結局、午後からテレビ漬けの一日となってしまった。
さすがにムーブリングは未完成、ま、休養日なので致し方なし。
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東方への気儘な旅の終わり頃、エスティニアンは何をしていたのだろう、と妄想してみました。
友に宛てた手紙を書き切れず、出せずにいるエスティニアンのお話です。
前略、草々
エスティニアンは、薄目を開けた朝陽に横顔を照らされながら、潮風亭の客席の隅で墨を磨る。それは、いつもの帳簿をつけるためではない。珍しく彼は、自分自身のために墨を磨っていた。
硯の陸に一ギル硬貨の大きさくらいの水を落とす。その水を、真っ黒な墨の塊で円を描くように磨ってゆく。力を込める必要はなく、弱い力で辛抱強く、ゆっくりと撫でてやるのがコツだ。硯自体が黒く見えにくいが、よく見ていると、段々と水に黒い筋が溶け出す。同時に、雨上がりの森のような、苔生した岩肌のような香りが漂い始める。
さら、さら、さらと墨を磨り続けるとき、エスティニアンの頭は空っぽになる。墨が溶け出すように、心臓の奥に巣食う言葉にならぬものたちが、さ��、さらと落ちて墨に混じってゆくような心地がするのだ。懐かしい香りでもないのに、墨の香りは不思議と心を落ち着かせる。水がすっかり夜空の色になるまで、墨を磨る行為は続く。
出来上がった墨はすっかり墨池に流れ落ちていた。エスティニアンはその池に筆の穂先を浸して引き上げ、縁に沿わせて余分な墨を落とした。このちょっとした作業は丁寧にやらなければ、紙が墨でふやけてしまう。エスティニアンは陸に線を一筋引いて、墨の付き具合を確認した。そして、夜と朝の白んだ隙間のような色をした紙に、穂先をそっと落とした。
「帝国との戦闘が激化しているとのことだが、息災か。こっちは、ガレマール帝国大使館と治安維持部隊の赤誠組がピリピリしている以外は、いつも通りだ。
お前は、七夕という行事を聞いたことはあるか?最近、店先に笹がよく飾られている。笹は、青々とした細枝に、細く長い葉がついた植物だ。その笹に、長細い、願い事を書いた紙を紐でくくりつけて飾り付けをしていく。七夕はまぁ、星芒祭のような季節ものの行事で、その季節になると、色とりどりの紙が提げられた笹が、あらゆる店先に並ぶんだ。そいつが風に揺られると、さらさらと音がして、紙が回って綺麗なもんさ。
俺も願い事をしてきた。お前なら何を願う?そういやいつか、オーロラに願掛けをしたことがあったな。東方は、星や天に祈りもするが、特に強く願い事をする行事がこの「七夕」ってやつらしい。
夜になると、黄昏橋に人が集まって、皆で打ち上げ花火を楽しむ。クガネの港から少し離れたところまで船を出して、海から打ち上げているそうだ。俺が厄介になっている店は、二階辺りは入り口を開放して、花火を眺められるようにしてある。花火を観ながら酒が飲めるってんで、その席はすぐに埋まる。
星五月になると飾り付けは終わっちまうから、七夕の見頃は丁度今だな。
東方の旅は悪くない。目が開かれるからな。帝国でさえ行儀が良い。不可侵条約によって、帝国は船の動力源の補給を行う代わりにひんがしの国には攻め入らないことになっている。イシュガルドと違って、こっちは神々が多いのも興味深い。八百万の神らしいぞ。俺たちはせいぜいハルオーネと、何人かの聖人くらいだったろう。
価値観がまるで違う国にいると、イシュガルドにいた頃の俺がひどくちっぽけに思える。俺たちの千年戦争は、世界のほんの片隅での出来事だったんだと思わずにはいられん。それは俺を冷静にさせてくれるが、同時に虚しくもなる。イシュガルドでは先祖の犯した過ちが原罪となって、あんなに多くの命がドラゴン族に踏みにじられた。俺は故郷も家族も失った。戦争が原因で孤独の身になった子どもは俺だけじゃない、山のようにいる。そして俺たちもまた、多くのドラゴン族を屠ってきた。だがひんがしの国じゃあ、山の都で凄惨な戦いがあったことを民衆はあまり知らない。イシュガルド出身だと言えば、「第七霊災以来、万年冬らしいじゃないか。どうだい、こっちは暖かいだろう」ときた。だが、こっちにも竜がいると聞いていざ逢いに行ってみると、あの戦争は決して片隅の出来事ではないと確信する。俺たちの長い戦いについて悲痛な声で語り、ニーズヘッグの血が流れる俺を憐れみに似た目で見てくる。俺たちクルザスの民とドラゴン族は、共に当事者なんだろうな。あの戦争の重みを知っている奴に出会えると、ドラゴン族だろうが人だろうが、なぜだか安堵する。
話は変わるが、初めて米酒というものを飲んだ。こいつはうまいぞ。うんと冷やして飲むと、味も香りも最高だ。ヤンサ地方で収穫される米が上等で、そいつを使っているらしい。甘い酒なんだが、お前が飲んでいるバーチシロップとは全然別物だ。米そのものの柔らかい甘みが生かされていて旨い。これが素材の旨味ってヤツなんだろうな。お前にも飲ませてやりたいが、お前はそれどころじゃあないだろうな。
先の神殿騎士団の出兵に加われとの要請だが、悪いが俺は力を貸さん。イシュガルド最大の戦力としての立ち居振る舞いは、もう俺を磨り減らすだけだ。それに、もうお前たちは、自分の足で歩んでいける。人はドラゴン族よりも、ずっと弱い。俺の力がなくとも、」
エスティニアンは、硯の陸に筆を休ませた。彼は、同じく陸で休んでいた固形墨を眺める。磨り減った角は丸くなって、水に濡れたおかげで艶やかにきらめていた。
配達士モーグリを通じて神殿騎士団病院から送られてくる小瓶をポケットから取り出して、液体を喉に流し込む。
「俺はとっくに、正気なんだがな」
憂いを滲ませた瞳が、書きかけの手紙をとらえる。エスティニアンは小瓶をテーブルに置くと、手紙の端と端を握って、——くしゃくしゃに丸めた。
潮風亭の会計所にも、笹があった。「生まれ落ちた命が等しく共にこの星で生きられるよう」、そう書かれた短冊が風に揺れ、笹の葉に触れてさらさらと音を立てた。
手紙はその後も、書かれては丸められ、また書かれては燃やされ、を繰り返した。そうして、エスティニアンの記憶には、かの友に宛てた手紙が何通も積もっていった。
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しゃぶ亭で、豚バラ定食のワンハーフです😋 やはり、ここのランチは、安いし美味しくて良いです😄 #千里しゃぶ亭 #千里しゃぶ亭天神橋店 #豚バラ定食 #ランチ (しゃぶ亭) https://www.instagram.com/p/CDAlkq6A4FJ/?igshid=lyhdl7xvz7sm
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2021/8/29
朝、目覚ましで目が覚める。けっこうな記憶喪失になっていながら、観葉植物に霧吹きをする習慣だけは辛うじて残っていて、霧吹きをしているうちに今日の楽しみを思い出して大慌てでシャワーを浴びる。
そとは曇りで蒸し暑い。電車を乗り継いでNとの待ち合わせ場所に向かう。まだ記憶喪失の余韻が少しだけ残っていて、フワフワとした心持ちで。プラットホームでNに電話、今まさに通過している急行列車、もう過ぎた? って。うん、過ぎた、過ぎた。急行列車とすれ違うように歩いていくと遠くにNの姿が見えて、おたがいに手を振り合う。車窓の風景を眺めながら電車に揺られる。山寄りのこっち方面は高い建物が少なくて見晴らしがとてもよい。目の前の風景がゆるやかに横滑りしてゆくなかで、ひとつだけその場を動かずとどまり続けている電波塔のような高い塔がある。やがて塔とは反対側の窓になだらかな稜線を引いている淡い緑色の山影がずっと遠くのほうに見える。
いま乗っている電車にRが途中で乗ってくるアクロバティックな待ち合わせ、上手くいくかな~と心配していると、Rがばっちり乗り入れてくる。話題はもちろんRのことで、三人とも言葉を詰まらせながら、無言のなかに言葉を投げ入れてゆく。そんなどちらともつかない錯綜として重々しい空気感をそれでも列車はガタンゴトンと運んでゆく。山間の渓流が近づいてくる頃には会話も砕けてきて、それよりも何よりもお腹がペッコペコ。
駅前のそば屋さんに入る。お店のおばさん、おばあちゃんに、昼間っからビールを飲んでいる地元のおじさんたちが情勢のことを気遣いつつも、とてもフレンドリーに接してくれる。おじいちゃん、おばあちゃんの家に行ったときのように心が和む。つい先日、9歳の子どもが水難事故で亡くなったはなしや、ダムのはなし、橋の裏表のはなし、吊り橋の種類のはなし、龍の指の数のはなしなんかを聞かせてもらう。橋には裏と表があり、橋の名前が漢字で記されているほうが表で、ひらがなで記されているほうが裏だということをはじめて知る。Nの叔母さんのはなしから親族や子どものはなしなんかになる。山菜そばおしい、おまけしてくれた野菜の天ぷらもおいし。いちばん酔っぱらっているおじさんがはなしをループしはじめて店内一同で失笑する。
おじさまたちに教えられた通りに道を歩いてゆく。他人の名前を呼ぶことのはなしになって、上手く呼べないなりに呼ぼうと努力していることを打ち明ける。そしたら二人が呼んで、呼んでーと無邪気に言ってくるから、照れながらNとRのことを呼ぶ。
川の流れる音がきこえてきて、渓流の吊り橋に辿り着く。吊り橋はぐわんぐわん揺れる。川の流れがミルクがかったエメラルドグリーンをしている。しんとした空気を一杯に吸い込む。活きのいい男どもが岩の高台からビビりながらもジャンプしている。岩は微妙に膨らんでいて、岩肌にぶつかるんじゃないかと心配になるけれど、みんなギリギリで岩の膨らみを避けて川の流れにザッブーンする。その高さといい岩の膨らみといい、どう考えてもかなり勇気のいることで、ひとり飛び込むたびにすでに飛んだ男どもから賞賛の拍手が送られる。楽しんでいるというよりは肝試しのような感じで、誰もが二度は飛び込みたがらない。ほんとうに見ているこっちが不安になるほどの危険な遊びで、最後のひとりが飛び立てずにいる。仲間たちの5、4、3、2、1のカウントで飛び込もうとしながらギリギリのところで尻込みしてしまう。飛び込みたいけど飛び込めない葛藤、そんなのが何度も繰り返される。下の仲間たちがギャラリーも応援してるよー! と煽りを入れる。最後のひとりが吊り橋を見上げ、頑張れー! の意味を込めて手を振ったり握り拳を振り上げたりする。最後のひとりも面目なさそうに手を振り返してくれる。それからも尻込みが何度も続いて、ついに、ザッブーン!!!! 水中に沈んで浮かび上がってきた最後のひとりが吊り橋を見上げてガッツポーズ! こっちも心の底からの祝福のガッツポーズをかます。ほんとうによかったね!!!!
吊り橋を渡り、険しい岩場を下って川底に向かってみる。案の定、Nが岩場の半ばで身動きがとれなくなり、わんわん泣き言をいいながらの四苦八苦。スニーカーと靴下を脱いで、水の流れに足を浸す、冷たい! おじさまたちの言うようにダムが地下から水を放流しているから水がキーンと冷たい。Rに水飛沫をかけたら、報復で大量の水を浴びせられ、お漏らしした人みたいになる。流れの中の岩に立って、渓谷の全体を一望する。樹々はしんとしてあまり動かず、岩肌の地層と造形、そしてとどまることなく延々と押し寄せる水の流れ、こんなダイナミックな運動が日昼夜を問わず、何十年も何百年も何千年も絶えず繰り広げられていることの過剰さを想像すると目眩のするような気持ちになる。流れを遮るように細長い岩が横たわっていて、岩の上部の窪みを水が流れている。きっとこの窪みは水の流れが長い年月をかけて少しずつ削っていったんだろうなぁと思う。ボケーーっと濁流の音に耳を澄ましていると、耳の裏あたりに唐突な破裂音してビクッとする。振り返ると、Rが流水に岩を投げ入れたらしい。触発されて石投げをする。水は冷たいし、曇っているのに、湿気がもの凄くて、あっという間に汗まみれになる。あっついね! Nはずっと岩に腰掛けて足を流水に浸している。湿気は臨界点を超えて、小雨が降ってくる。恵みの雨に両手を掲げながら雨を受ける。岩や石の表面に雨粒の斑点模様が染み入ってゆく。Nは登りのときもわんわん泣き言をいいながら四苦八苦。
Sが来るまで吊り橋の裏側にあった喫茶店で待機する。これまた、おじいちゃんおばあちゃんの家のように和む雰囲気で、とくに階段を下った先にあるトイレがよりいっそう和む。趣味のはなしやDJのはなしをする。
駅に戻るとSが来るより少し早くて、Rにピッチングのフォームを伝授する。Rも左利きだとこのときはじめて知る。まだSには会ったことのないNが駅のホームに降り立ったSをいちばんに発見する。まったくそんな感じはしないけれど、SとNはどうやら初対面らしく初めまして挨拶を交わしている。ダムのほうを目指して歩きながら、SとNが早くも幽霊を見たはなしで盛り上がっている。トンネルをひとつくぐると、ダムがすぐそこにある。ダムの水面に向かってでかい石を投げつける。ダムの水門の上から放流口を覗き込む。じぶんたち人間が小っちゃい。水門はちょうど橋の役割をしていて、向こう岸に渡り、山道を練り歩く。湿気がさっきにも増してもの凄い。急勾配な丸太の階段を下ってゆくと、ふたたび渓流に出る。山の斜面に生えている樹の根の半分が剥き出しで、それに見惚れていると、Sがパシャパシャとフィルムカメラで写真を撮り始めている。このあいだの花火の写真がとってもよかったから、また現像があがってくるのが楽しみだなぁと思う。渓流沿いの岩場道を歩いてゆくと、さっき川底に下りたところに戻ってくる。吊り橋を渡って、もう少し下流のほうに向かってみる。急な崖になっているところに花束とお線香とメロンパンが置かれている。誰かがここから落ちて亡くなったのか。崖の近くに石造りの階段が下りている。岩場の突端に腰を落ち着かせて、タバコを吸ったり、あれこれとお喋りをする。Sのフィルムカメラを預かり、RとNとSのスリーショットを撮る。いい感じに撮れているといいなぁ。Nがそこら辺の草で指輪をつくる。
BBQの匂いに感化されて、日暮れも近いことだし、街に帰って焼き鳥を食べにいくことにする。坂道を歩くNとSの後ろ姿を写真におさめようとすると、Nが振り返って躍動感いっぱいにピース&ピース! 廃墟めいた旧家屋があり、柵をどかして階段を上ってゆくと、普通に生活感があって、どうやら廃墟ちがいだった模様。黄色い菜の花が花火のように咲いている大きな花壇がある。斜面の下の空き地から猛烈な草いきれがする。誰かが言っていたようにニラかネギを切ったときのような。ちょうど雑草を刈ったあとらしい。
ふたたび駅に帰ってくる。電車の時間はまだ先で、駅前の広場でRとピッチングの練習をする。漫才のコンビみたいって。それから噴水のように勢いよく水の出る水道で水遊び。Rが水も滴るイケメンになる。
帰りの電車はNの独壇場。指輪にした踊り草が自由自在に踊りまくる。踊り草と共鳴するNのからだもバカみたいに踊りまくっている。Nから踊り草の指輪をかりて、指につけてみると、けっこうナチュラルに我を失って踊り草にからだを持っていかれる、というか、これが自然ないつものじぶんだなぁと思う。踊り草がNの指にもどり、何でも踊り草に質問していいよのコーナーになる、イエスかノーで答えられる質問オンリーで。神様いる? 天使いる? UFO見たことある? みたいなイエスばかりの質問が続いて、ノーの答えを導き出したいと思い、嘘ってある? と質問してみると、はじめてノーの答えがでる。踊り草は笑福亭鶴瓶が大好き。そんなことをしていたらNの腕から唐突に小っちゃいアリんこが姿を現す。ちょこまかと動きまわる小っちゃいアリんこをNはどうにか踊り草に這わせようとする。Nの提案でアリんこに名前をつけることになり、ひとりずつ思い付いた名前を披露する。K‐テルマ、N‐すみれ、S‐とびちゃん、R‐貫太郎。Nの一存でSのとびちゃんに決まる。Nの指や腕と踊り草を何度も行き来するとびちゃん。とびちゃんにあれこれと語りかけるN。
とうとう、とびちゃんは焼き鳥屋さんの前まで来て、とびちゃんも一緒にご飯を食べることになろうとしたとき、とびちゃんがNの服のなかに忍び込んで行方不明になる。さようなら! とびちゃん! とびちゃんを諦めてお店に入る。この歳にもなってどういうわけか年齢確認をされ、堅苦しいなぁと思いつつ、みんなの顔を見てみると、確かに年齢確認をされてもおかしくないかもと考えを改める。店員さんも二人だけ身分証を確認して、あぁ、もう大丈夫です、ぜんぜん大丈夫でした、と疑ってごめんなさいの姿勢を見せている。わちゃわちゃと注文を済ませ、美味い美味いと焼き鳥を食べていると、とびちゃんがいつの間にかテーブルの上を探検している。とびちゃん! とびちゃんがピーマンの揚げびたしの汁のなかに落ちそうだから、キャベツに乗り移させて、Nのお皿に移動させる。Nがとびちゃん用に小っちゃいお肉をあげる。とびちゃんはお肉を全く食べようとしない、キャベツはちょいちょいかじっている。Rが、たしかに虫が鳥を食べるのは食物連鎖的におかしいと言う。Sの腕にどこからともなく羽虫が飛んできて、また飛び立ったらしく、とびちゃんが飛んできたのかと思った! ってびっくりしている。お話に夢中になっているうちに、またとびちゃんが行方不明になる。さようなら! とびちゃん!
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「しがや」でごはん。
――はじまりは「味噌豆」だった。
底の深いフライパンに油を敷き、軽く水洗いした大豆を入れながら、志賀真幸(しがまゆき)はそう思う。 ゆっくりとへらでかき混ぜて大豆に油をまわし、強火にかける。十五分ほど煎っていると、豆がしわしわになっていく。さらに煎り続けていけば、しわがなくなって、ぱちぱちと音をたてはじめる。表面が少し割れてもくる。 ちょっとずつ焦げ目がつく、この過程が真幸はとても好きだ。 どんなメニューを組む日でも、「味噌豆」は必ず作ってタッパーに入れておく。あまり甘くしないから、ごはんのおともにも、お酒のアテにもなる。 真幸がひとりで切り盛りする『しがや』は、昼の十二時から夜の十一時までが営業時間だ。ランチが午後二時まで。三時間の休憩を挟んで、午後五時から再開する。 八人でいっぱいになるカウンター席と、二人かけのテーブルがふたつに四人かけのテーブルがひとつの小さな店。 夕方からの営業には、食事だけでなく、お酒をメインにする常連さんも多いため、「味噌豆」を含むお通し三点付けはとても喜ばれる。もっとも、真幸はアルコールには詳しくなくて、ごく普通のビールと廉価な焼酎、日本酒しか置いていない。こだわりのある飲兵衛には向かない店だ。 それでも、『しがや』の個性や、ある法則をもったメニューのほうが重要だと言ってくれるお客さんに守られていた。 いまは、ランチあとの休憩時間。 ランチの片づけをして、食材のチェックをしてみたら、今朝作った「味噌豆」がこころもとない残量になっていた。夜の営業で足りなくなるのは困るので、追加で作っている。 中火にし、砂糖と味噌を入れて擦り合わせつつ混ぜはじめたとき、まだ暖簾を出していない店の引き戸が開いた。
「姐さん、これ置かせて」
挨拶もなく入って来た青年がよく通る声で軽やかに言う。
「ちょっと待って」
真幸は声の主を見ようともせず、ちゃっちゃとフライパンの中の豆を仕上げていく。砂糖も味噌も焦げやすいので、眼を放せないのだ。
「おう」
青年は短く答えると、カウンターの角席に腰かけたようだった。椅子を引き、とんとなにかを置く音が聞こえた。 彼はその席が好きだ。絶対にそこでなければいやというわけではないのだが、何人かの仲間と顔を出してもテーブル席ではなく、角席を含んだ数席を選ぶ。 胡麻を加えて「味噌豆」を完成させてから、真幸はカウンター内を移動した。青年の真ん前に立った。
「見せてよ」 「あ、おう」
青年はまた短く答えて、手元にあったA4サイズの封筒を真幸に差し出した。一センチほどの厚みがある。 真幸は受け取った封筒からぺらっと一枚引っ張り出してみた。「ふうん」と呟いて紙を見つめる。
「正之丞(せいのすけ)さん、出世したよねぇ」 「出世ってこたぁねぇですよ」
正之丞と呼ばれた青年はへっと鼻先で笑い、カウンターに支度されている透明なポットに手を伸ばした。トレイに並んだグラスをひっくり返し、冷えた緑茶を半分ほど注ぐ。ごくごくと咽喉を鳴らして一気に飲み干した。
「でも、たいしたもんだよ。菱野ホールってキャパ二百五十くらいあるでしょ。そこで毎月やれてるんだもん」
真幸の手にある紙は、いわゆる宣伝チラシだ。青っぽい背景の中央に着物姿の正之丞がいて、寄席文字と呼ばれる独特の太い筆致の文字で『日月亭(たちもりてい)正之丞月例独演会』と二行に分けで書かれていた。 ちなみに、寄席文字とは、提灯や半纏に使用されていた字体と、歌舞伎などで用いられていた勘亭流の字体を折衷して編み出したビラ字をもとにしている。天保年間に神田豊島町にあった藁店に住んでいた紺屋の職人が改良したものらしい。 たくさんの客が集まって、空席が少なくなるようにとの縁起を担いで、文字と文字の間隔を詰め、隙間を最小限にして書く。その際になるべく右肩上がりにもする。
「次からはチラシデザイン、もっと凝ったら? 正之丞さんイケメンなのにふつうのデザイン過ぎてつまんないよ、これ」
真幸は淡々と言うと、チラシを封筒に戻した。 正之丞はもう一杯緑茶を注ぎながら、「だったら姐さんがやってよ」と唇を尖らせた。
「じょーだんでしょ。もうわたしは引退したのよ。いまはただの食堂のおばちゃん」
自嘲気味に笑って、真幸はできたばかりの「味噌豆」といんげんと山芋のおひたし、小女子の佃煮入り卵焼きを三点付け用の小皿に盛り合わせ、正之丞の前に置いた。 正之丞は「うまそう」と呟いて、割り箸を手に取った。
「おばちゃんだなんて思ってないくせに」
まず卵焼きを口に運び、正之丞はにっと口角を引き上げた。
「わたし、何歳だと思ってんの?」 「おれより四歳上だっけ?」
正之丞はもぐもぐと咀嚼しつつ、首を捻った。真幸はすぐに「五歳」と返した。 正之丞は、スポーツ医療系専門学校卒業後に日月亭正治(せいじ)に弟子入りし、八か月の見習い期間のあと、前座として寄席に入った。四年半務め上げ、五年前に二ツ目となった。確か、早生まれの三十歳だったはずだ。 二ツ目になってからしばらくは、三十人キャパ程度の会場で勉強会を繰り返していたが、ある新鋭監督の映画に準主役で期用されてから注目されはじめた。 端は整った見た目ばかりが話題にされていたものの、ネタ的にほうぼうに呼ばれているうちに噺家としての実力もあがっていった。 真幸は、集客に苦労していた姿も知っているから、とんとん拍子に飛ぶ鳥を落とす勢いの存在となっていく正之丞に圧倒された。 多くの注視は自信の裏付けになると同時に、敵も生まれる。諸刃の剣だ。ファンの好意はちょっとしたボタンの掛け違いで嫌悪に変わってしまう。 そして、それを含め、目立ってナンボの世界だ。潤沢とはいえない客の数を多くの噺家たちで食い合いするのだから、売れていて、魅力がなければ勝ち抜けない。 真幸は『しがや』を開店するまで、日本橋にあるデザイン事務所に所属して、多種多様のチラシをデザインし、寄席文字を書いていた。売れはじめるまえの正之丞のチラシを作ったことも、独演会用に高座のめくりを準備したことも一度や二度ではない。 真幸のデザインするチラシは、噺家たちにも落語会に足を運ぶ客たちにも好評だった。 母が亡くなり、『しがや』を継ごうと決めて一線を退くとき、相当に残念がられたものだ。事務所を辞めても個人的に仕事を請け負ってほしいと頼まれたけれど、それではなんだか示しがつかないような気がして、すべて丁重にお断りをした。 仕事としてかかわらなくなっても、落語そのものは好きだったから、『しがや』のメニューに演目にちなんだものを出すようになった。 「味噌豆」も落語の演目からきている。 主人が隠れて「味噌豆」を食べようと便所にこもる。使用人もやはり隠れて食べたくて、椀によそった「味噌豆」を持って便所へ向かう。そこには主人がこもっているから鉢合わせになり、使用人は機転をきかせておかわりを持ってきたと言い放つというオチを迎える噺である。 もともと「味噌豆」という言葉の響きが妙に好きで、どんなものなのか興味があって個人的に調べて作って食べていた。いろいろなパターンのレシピに挑戦し、自分なりに改良を重ね、『しがや』の落語にちなんだ新メニューのトップバッターに決めたのだ。 真幸が作っている「味噌豆」は、落語に登場するものとはちょっと違うのだけれど。 「味噌豆」が好評だったから、真幸は少しずつ落語の演目絡みのメニューを増やしていった。 「目黒のさんま」にちなんださんま料理、「かぼちゃ屋」や「唐茄子政談」に絡めてかぼちゃ料理、「二番煎じ」に出てくる味噌味の肉鍋風煮物、などなど。 あとは、ランチ時には「時そば」にちなんで、もみ海苔を散らし��花巻そばや、玉子焼き、蒲鉾、椎茸、くわいなどをのせたしっぽくそばを常に出している。 夏場には「青菜」に登場する鯉の洗いを用意したこともある。 つまり。 これが『しがや』のある法則をもったメニューなのだ。 このおかげで、母の代からのお馴染みさんや地元だから贔屓にしてくれるお客さんとともに、落語好きの常連さんが多くなった。飲みながら、落語話に花を咲かせているお客さん同士も、落語会帰りに一杯というひとたちもいる。 そのため、多くの噺家たちがチラシを置かせてほしいと言ってくる。去年からは頼まれて彼らのCDや著作物なども販売するようになった。置いてあるチラシやCDなどを目当ての客も結構いた。 正之丞の初CDが出た際には、サイン会を兼ねた特別落語会を開催もした。二百五十のキャパをコンスタントに埋められる正之丞なのに、二十程度の席しかないため、チケットはとんでもない争奪戦となった。 この会がうまくいけば、隔月くらいで落語会をやってみてもいいかなと思ったけれど、ファンの血眼ぶりがトラウマで、尻込みしている。正之丞ほどの動員能力を持つ噺家ばかりではないし、まだまだこれからの若手を呼べば、あんなことにはならないだろうとは頭ではわかるのだが。 思い切るにはもうちょっとの勇気が必要そうだ。
「正之丞さん、まだ時間ある?」
真幸はチラシの入った封筒をカウンター下の棚に収めてから、ふわっと訊いた。
「ん? あるよ。今日は寄席の昼席二か所だけだから、夜は空き。なんで?」
山芋のおひたしを口に入れて、正之丞は訝しそうな顔をした。眉間に薄く皺が寄る。
「さんまのつくね食べる?」
「ランチ残ったの?」
正之丞はいたずらっぽく眉を上げた。
「あーー、やな言い方するなぁ。そういう態度だと出してあげないよ」
真幸はむっとしている振りをした。 正之丞とはついじゃれ合いをしてしまう。異性であることを意識したことは、少なくとも真幸側からはない。きょうだいか喧嘩友達みたいな関係をずっと続けている。 真幸には大勢の噺家の知り合いがいるが、たぶん正之丞がいちばん親しい。家族関係もつきあっていた女性のことも知っている。 そして、ひとつひとつの恋愛があまり長く続かないことも。 正之丞がいろいろな女性と交際をしている間に、真幸は取引先の会社にいた相手と恋愛をし、シンプルな式を上げて結婚した。二歳上の物静かな男性だった。軽口を叩き合うような関係性ではなかったけれど、しっとりと静かに穏やかに時を重ねていけると思っていた。 だが、ともに暮らしはじめて三年目に突入して間もなく、「好きなひとがいる」と離婚を切り出された。相手が女性であればもっと引き止めたり、もめたりしたかもしれない。 でも、夫が選んだ相手は同性だった。 それも、高校時代からひそやかに続いていた。「女性の中ではいちばんきみが好きだけど、それ以上にどうしても彼がいとしい。もう嘘はつけない」と言われれば、もう返す言葉はなかった。 惚れていたぶんだけ、離婚直後は恨みめいた気持ちもあったものの、真幸といっしょにいるときよりも自然に幸せそうに、よく笑う元夫を見ているうちに、これで良かったのだと思えるようになった。 元夫は、いまでもあの彼氏とともに生きているらしい。 真幸は、職場ではずっと旧姓で通していたから、たぶん正之丞は結婚離婚を知らないだろう。
「食べる?って訊き方したんだから、ひっこめんなよ。オトコに二言はねぇだろ」
正之丞はぶんっと割り箸を回した。
「行儀悪いことしないっ!」
真幸は腕を伸ばして、正之丞の割り箸を掴んで止めた。
「あと、誰がオトコだ!」
そのまま握り締めて拳にすると、正之丞の額を小突いた。正之丞はでへへっと笑った。
「いしる汁、ひとりぶんにちょっと足りないくらいなんだけど」 「いしるってどこの料理?」 「料理っていうか、能登の調味料ね。いしる出汁っていうの」 「能登かぁ。能登ねぇ」
正之丞が感心したように頷き、「一昨年呼ばれて行ったなぁ」と続けた。
「噺家はいろんなとこ行けていいねぇ」 「行くだけで観光もうまいもの食うのも、めったにできないけどね」
真幸の拳の中から割り箸を奪い返し、正之丞は今度はいんげんのおひたしを食べた。 噺家たちは、確かに地方公演は多いが、余裕をもったスケジューリングにはされていない。 たとえば、福岡公演の翌日の昼に東京公演が組まれていたり、昼は名古屋、夜は仙台なんてむちゃくちゃなことになって���たり。その合間に師匠方に稽古をつけてもらいに行ったり。 噺家は、大抵は個人事業主で、事務所などがマネージメントしているわけではないのに、ファンの多い人気者や名人ほど大事にされていない。ひっぱりだこと言えば聞こえが良いが、ただの過重労働だ。 売れ出して以降の正之丞のスケジュールもそうなっている。昼席のあと、空いているというのは珍しい。
「正之丞さん。もうあとがないんなら、ごはんも食べて呑んじゃう? 奢るよ」
真幸は断っても問題ないのだという隙間を持たせて、言ってみた。
正之丞は性格的に年上や先輩からの誘いにノーと言わない。多忙な売れっ子をやっかむ先輩たちや、人気者を連れまわしたいタニマチ風の主催者たちにも従ってしまう。 だから、落語を離れたプライベートの場では気にせずに首を横に振っていい。つまらない上下関係や重圧を離れて、羽根を伸ばせばいい。夜が空いているのなら、彼女とデートだってしたいだろう。 そんな思いも内包していた。 まあ、もっとも、いまの正之丞に交際している女性がいるかどうかは知らないが。
「いいの?」
正之丞は間髪あけずに返してきた。 真幸の見る目が歪んでいなければ、だが、正之丞にいやがっている様子はない。年上からの誘いだから仕方なく了解したという感じもしない。 正之丞の如才なさの賜物で、うまく本音を覆い隠している可能性もあるな、なんて臍の曲がったことを考えつつ、真幸は薄く笑みを浮かべた。
「ランチの残りと、普段、大皿で出してるような料理しか、まだ用意できないけど」 「充分充分。助かるよ」 「そう? じゃあ、ビール? 焼酎?」 「う~~ん。焼酎かな。ここの緑茶で割るから、グラスに氷と焼酎だけ入れてくれたらいいよ」
真幸は「おっけー」と答えて、大きめのグラスに氷を四つと七分目ほどの焼酎を注いだ。正之丞の手元近くにグラスを置く。 正之丞はいかにも嬉しそうに「ありがと」と笑んだ。 正之丞は結構酒が強い。深酒も泥酔もしないし、醜態も晒さないが、酒量はいつも多いほうだ。真幸も酒飲みだから、ふたりで飲めば長くなる。 正之丞が緑茶で軽く割った焼酎を飲みはじめるのを見やり、真幸は残りが少ないので小鍋に移してあったいしる汁を火にかけた。汁には、つくねの他に大根、人参、牛蒡、三つ葉が入れてある。 さんまのつくねは、「目黒のさんま」にちなんだ料理のひとつとして作っている。 あの演目だと、「さんまは目黒に限る」で形容されるさんまの丸焼きがメインだ。もちろん『しがや』でも九月に入るとさんま焼きを提供する。 それ以外の時期に出すのが、さんまのつくねなのだ。演目の後半に、殿様が屋敷に戻って「さんまが食べたい」と言ったときに、使用人たちがさんまの脂っぽさや小骨をとりまくってぼろぼろになったものを椀に入れて出す場面を参考にしている。 汁に入れる以外では、揚げたり照り焼きにしたり、にんにくたっぷりでソテーにしたりする。 さんまを使ったメニューとしては、他に味噌煮、蒲焼き、野菜あんかけ、竜田揚げなど、我ながらレパートリーに富んでいると思う。お客さんにも人気がある。 真幸はいしる汁とごはんをカウンターに置くと、続けて、大皿料理として常に用意している筑前煮、かぼちゃの煮付、きんぴら、切り干し大根、肉じゃが、小松菜とツナと玉子炒め、オクラの豚肉巻き、鶏の唐揚げを少しずつ取り分けて出した。 ひとつひとつは凝ったものではなくても、全部が並ぶと途端に贅沢な食卓となる。和食中心の店だから、どうしても色合いが茶色っぽくなってしまうのは否めないが。
「こりゃ豪勢だな。ありがてぇ」
落語の登場人物の江戸弁めいた口調で喜んで、正之丞は箸をつけていく。 緑茶割を飲みながら、ほんとうに美味しそうに平らげる。細い身体のどこに入ってしまうのかと思うくらいの食欲だった。見ているだけで楽しくて、嬉しくなる。 よく食べる人間は好きだ。ひとは食べたもので作られるのだから、気取って小食のふりをするよりも、食べるべきものをちゃんと食べる姿のほうが素敵なのは当然なのだ。
「おかわりする?」
グラスの中身が残り少なくなったのを見て、真幸は訊いた。正之丞は「う~~ん」と低く唸って、グラスの底の薄い緑色と、皿に残った惣菜を見比べた。
おかわりを頼むには、つまみが足りないということか。
「えっとさ」 「うん?」
真幸は、珍しく歯切れの悪い正之丞を見つめた。
「おれね、真幸……姐さんの料理好きなんだ」
正之丞は、真幸の呼称代わりにしている姐さんの前に名前を入れた。これも珍しいことだ。
「このいしる汁も肉じゃがも筑前煮も豚肉巻きもぜんぶ美味いし、どれも好きだ。ほんとに口に合う」 「��、ああ。そうなんだ。ありがとう」
淡々と、だが、真摯に料理を誉める正之丞の口調が妙に照れくさくて、真幸はさり気なく目線をずらした。正之丞を正面から見ているのが、なんともいたたまれない気分だった。
「実家のおふくろのメシより好きだ」
正之丞の「好き」は更に続く。真幸はかあっと顔が熱くなるのを感じた。 いま、彼が言い続けている「好き」は、あくまでも真幸の料理に対するものなのに。
すべてが自分に直接跳ね飛んでくるみたいな感覚だった。
「できれば、これからもずっと姐さんのメシを食いたい」
「……う、うん」
真幸は小刻みに頷いて、「いつでも食べに来てよ。毎回は奢らないけど」と続けた。 正之丞はふうっと深く大きなため息を吐いた。こんなに誉めたのに奢らないと言われて、つまらないと思ったのかもしれない。 でも、正之丞みたいな健啖家を毎回ロハで食べさせていては、『しがや』が立ち行かなくなってしまう。
「そうじゃないよ」
少しの間を置いて、正之丞は低く言った。 なんとなく怒っ��いるように聞こえて、真幸はちらっと正之丞を覗った。正之丞はまっすぐに貫くように真幸を見つめていた。
「『しがや』の客としても、だけど、それ以上に個人的にって意味」 「え、え? あ?」
あまりに意外な言葉で、真幸は間抜けな反応しかできなかった。声もいびつに裏返った。
「どういう……」 「おれ、姐さんが好きだよ。何人かの女性とつきあってみて、余計にはっきりとわかった。おれは姐さんが好きだし、おれに合うのは姐さんだけだ」
訊き返そうとした真幸の声に被せて、正之丞は一気に言い切った。手にしていた割り箸を肉じゃがの小皿に置いた。
「え、いや、でも、ほら、わたし年上だし」
間抜けな動揺を色濃く残したまま喋るから、真幸の声は自分でも笑ってしまいそうなくらいに上擦っていた。 きょうだいや喧嘩友達のような存在の正之丞からこんなことを言われるなんて、想像したこともなかった。いまのふたりの関係に変化が起こるわけがないと、ずっと思っていた。
「五歳くらいどってことないんだけど」
すかさす正之丞が答えた。
「え、でもね」
なおも否定を続けようとした真幸に、正之丞は「姐さんのでもでもだっては、ぜんぶ打ち返せると思うよ、おれ」と微かに笑みを浮かべた。
「いますぐに答えがほしいわけじゃないんだ。おれの言葉を聞いた今日から、考えはじめるんでいい。姐さんの恋愛対象におれがいなかったんなら、これから加えてほしい。そういうことなんだよ」
「……でも、正之丞さん……」 「でもは、もうなし」
うだうだと「でも」を並べる真幸を迷いなく見つめ、正之丞はびしゃっと切り捨てた。噺の中で誰かを叱りつけたときのような口調だった。 思わず背筋が伸びた。 真幸はぎくしゃくと正之丞に向き直った。正之丞は微笑みを湛えたまま、その動きを待っていた。
「考えてみて」
正之丞は真幸と眼が合うのを待って、ひどく穏やかにそう言った。
「たくさんたくさん考えてみて。姐さんとおれがいっしょに生きていけるかどうか。真剣にちゃんと考えた結果がごめんなさいなら、おれは受け止めるから」
あまりに真剣な口調に、真幸は唇を引き締めた。 いままで正之丞と自分を男女として意識したことはなかったけれど、ここまでしっかりと伝えられた以上、直視しないわけにはいかない。誤魔化したり予想外だからなんて言い方で逃げてはいけない。
「時間はいっぱいかけていいよ」
正之丞は、これまで一度も見たことがないくらい穏やかに優しく頷いた。笑みの形になったままの表情がひどく美しかった。
――考えよう。これから、きちんとまっすぐに。
真幸は言葉にはのせずに、ただ強く頷いていた。
「……良かった。ありがとう」
心底から嬉しそうに、正之丞が頭を下げた。
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辛い道と私 ・ 一流大学を卒業していないので差別化戦略としてエリートが選ばないであろう道をなるべく歩くようにしています。元を辿れば学生時代、友人と自転車で東京から猪苗代湖まで行ったりしていたのが原点な気がします。 ・ そんな中お金持ちの家に生まれ育った友人は「パンが無ければケーキを食べれば良いじゃ無い」というセリフよろしく「江島神社まで歩くのダルいからエスカーで行こうぜ」のエスカー代数百円は自分にとって「たこせんべい」を購入するための貴重な資金。 ・ 「いや俺は歩きたいから歩くよ」とうそぶく私に「奢るから一緒に行こうよ」というセリフに心を動かされ乗った時に思ったのは「超楽」でした。 ・ という訳で本日のディナーは #兆楽 です。子供の頃から渋谷にある存在をボンヤリと認識していましたが意外にも入るのは初めてです。 #街中華 好きの間で話題の店ということでやってきました。 ・ 周囲を見ると #生ビール セットを頼んでいる人が多くいましたが #餃子 と #豚肉の天ぷら をそれぞれ単品で頼みました。先日銀座亭でいただいた #ギョウザ が750円でしたので、この店の220円は驚きの価格です。 ・ まずは #ビール を一口つけた瞬間に #ぎょうざ が運ばれてきて、30秒で焼けたのか!?と驚きます。一口噛んだ時に感じる野菜と肉との絶妙な割合がよく、もちもちとパリパリの間の皮もバランスがいい。 ・ 続いての #天ぷら は想像していたものとは少し違ってモソっとしてヤボったい感じですが昭和のご馳走として、きちんと成立しています。付け合わせの #辛子 と醤油をつければ立派な酒のあてです。 ・ 味わいながらも、あっという間に食べ終わりました。店を出た後にネットで調べてみたらルースーチャーハンが名物のようでしたので、次回はそれを目当てに来たいと思います。 ・ 新橋から切符を買ってこの店で飲み食いしても銀座で飲むよりずっと安くて時間短縮になるなら、その分お金を出して「兆楽」に行きたいと思う自分は学生時代から比べてすっかり「凋落」したものです。ご馳走様でした。 ・ #町中華 #渋谷中華 #渋谷街中華 #渋谷町中華 #とa2cg (兆楽) https://www.instagram.com/p/B8kCp-jATby/?igshid=2htrquf317gc
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2019年9月の日記(途中から)
■2019/9/4
ここから日記の公開を再開しようかな。公開してなかった期間も日記は書いていたのでどうしても読みたい!という人がいれば個人的に連絡ください。さて8月の手術の検査結果が予想が悪い内容であり、そこからさらなる検査を続けていた日々ですがその結果を聞きに奥さんと病院へ。まず一番心配していた、病気の転移はなかった。これについては本当に良かった。問題は今度行う再手術の内容である。あまりの内容に僕は気が遠くなりかけた。奥さんがガシガシ質問してくれたのでだいたいの内容を入ってきたけど、これは大変だ。リスクもあるし、手術も長時間だし、入院も長期だし、後遺症も心配だ。でもやるしかない。その足で会社に向かい、ハイレベルの上司や、人事の人に会い即日休職となった。とりあえず年内は仕事を休む。リハビリなどの進み具合によってはさらに延長もあるだろう。とりあえずやることが決まったのでホッとした部分と、手術への不安はやはり出てきた。いろいろなとこに連絡する。
■2019/9/5
定期通院している別の病院へ。こちらは5年前の大病についての血液検査。こっちの主治医の先生にも今度の手術内容を説明。ちょっと専門的にかぶる部分もあるようですぐに大変さを理解したようだ。「がんばって」と激励をいただく。病院終わって吉祥寺へ移動。『火口のふたり』鑑賞@ UPLINK吉祥寺。さらに新宿へ移動。『ガリーボーイ』ジャパンプレミアにて鑑賞@新宿ピカデリー。matsuさんが「シネマクティフ東京支部の音声配信」をPodcast化してくれた。僕がめんどくさくてやってなかったやつをやってくれて感謝。TV録画『レジェンド・オブ・トゥモロー』S1E12を見る。
■2019/9/6
『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』の公開情報が出はじめたけど、作品紹介文でかなり説明しちゃうんだな。何も知らずに観たフィルメックス組は幸せだった。午前中から立川へ。図書館へ娘の本を返し、図書カードの更新。調布へ移動。某珈琲屋さんで録画したドラマ、アニメでも見るぞーと入店。まずはホットドッグを食べていると某映画監督が隣の席に座り映画の打ち合わせをはじめた。僕は音楽を聴いてるふりをしつつ打ち合わせを盗み聞き。なるほど、こうやって映画の企画は進むんだなぁ。イオンシネマ シアタス調布で『アス』鑑賞。YouTube『Kobra kai』S1E5を見る。
■2019/9/7
朝から娘と吉祥寺の眼科へ。さらに国立へ移動。娘を習い事に送ってから僕は立川へ。『SHADOW 影武者』鑑賞@シネマシティ。極上音響上映で。休職になったので定期を止めなくては。あと新幹線のチケットを購入。娘を迎えに行って夕飯を買って帰宅。YouTube『Kobra kai』S1E6を見る。
■2019/9/8
家族で立川へ。ランチを食べてから娘の矯正歯科へ。すっごい時間がかかった。やっと終わって娘と立川の図書館へ。がっつり借りて重い重い。Amazonビデオ『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』を見る。Amazon prime『SICK'S 〜内閣情報調査室特務事項専従係事件簿〜 恕乃抄』E1を見る。
■2019/9/9
台風の影響で電車が止まりまくり。しかしなんとかさいたま新都心まで行きたい。かなり余裕をもって家を出たけどギリギリで到着。本当はうどんとか食べたかったのにランチはコンセッションのホットドッグとなりました。『マトリックス』鑑賞@ MOVIXさいたま。Dolby Cinema字幕で。最高だな『マトリックス』。BS録画『刑事ルーサー』S1E6を見る。YouTube『Kobra kai』S1E7を見る。Amazon prime『サイレンサー/破壊部隊』を見る。
■2019/9/10
朝から渋谷へ。ル・シネマで『帰れない二人』鑑賞。新宿へ移動、『トリプル・スレット』鑑賞@シネマート新宿。恵比寿へ移動。THA BLUE HERB LIQUIDROOM 15th ANNIVERSARY 5th ALBUM「THA BLUE HERB」RELEASE TOUR @リキッドルーム。あの野音以来となるブルーハーブはホーム リキッドルーム。なんと整理番号2番。体調を考慮しサイドのカウンターを陣取って見たけど、やっぱ行って良かったな。YouTube『Kobra kai』S1E8, E9を見る。
■2019/9/11
朝から渋谷へ。『フリーソロ』鑑賞@ヒュートラ渋谷、からのCINEMA9「インディーズ・シアター“ワンコイン”」『赤青緑』鑑賞@ LOFT9 Shibuya。はじめて利用したけど良い上映ですね。ヒュートラ渋谷に戻り『ヒンディー・ミディアム』と『CLIMAX クライマックス』を鑑賞。『CLIMAX クライマックス』はギャスパー・ノエのトーク付き。聞き手はなぜかSUGIURUMNで、とてもテンパっていた。『CLIMAX クライマックス』の同回を観ていたさっちゃんさんと途中まで一緒に帰る。再手術についてちょっと説明、驚かれる。そりゃそうですよね。ちなみに『フリーソロ』と『ヒンディー・ミディアム』はけんす君にもらったタダ券で観れました。ありがとう。YouTube『Kobra kai』S1E10を見る。これでシーズン1完走。ある種の雑さがあって面白い。
■2019/9/12
朝から立川へ。シネマシティで『荒野の誓い』鑑賞。そのあと八王子へ移動。手術に向けて麻酔科で説明を受けたり、追加検査を受けたり。ぐったりしつつ東京駅へ移動。うどん旬報の取材(うどん食べただけ)をしてから京橋方面のカフェへ。くつろいでいると僕の居場所をかぎつけたチートイツさんがやってきた。さすがの嗅覚。国立映画アーカイブでPFF『メランコリーの妙薬』鑑賞。同回を観ていたチートイツさん、けんす君と「きじ」へ。3人でお好み焼きを食べるまでが俺たちPFF。そして手術の話を説明してまぁまぁひかれる。でしょうね。TV録画『レジェンド・オブ・トゥモロー』S1E13を見る。
■2019/9/13
午前中から川越へ。久々の川越です。うどん旬報と焼きそば旬報の取材をしてお腹いっぱい。川越スカラ座で『RBG 最強の85才』『ビリーブ 未来への大逆転』を観る。YouTube『Kobra kai』S2E1を見る。
■2019/9/14
朝から会社へ。忘れ物も取りに行く。次に会社に行くのはいつになるかなぁ。渋谷へ。権兵衛でおにぎり買ってからイメフォへ。チートイツさんに記念撮影をしてもらってから『サタンタンゴ 』鑑賞。タル・ベーラ先生のありがたいトークまで聞いてからイメフォフェス『時間の木』も鑑賞。これが上映トラブルで開始が遅れまくり。作品は面白かったがエンドロールで退席。申し訳ない、終電に間に合わない。劇場を出たとこで谷中映画部 浅井さんを発見。肩をトントンしたら超びっくりされた。ごめんなさい。
■2019/9/15
家族でお出かけ。新宿で美味しいパフェを食べてから表参道へ移動。青山ブックセンターで暇つぶし。うちの娘は本屋であればずっといれるな。Ayumi! exhibition @ GALLERY MUVEIL "Encounters" Exhibition へ。アユミさんの展示を見て、娘の��顔絵を描いてもらいました。アユミさんに会うのは、さよなら立誠以来だから約2年ぶり。イラスト描いてもらいながらまぁまぁアユミさんの愚痴を聞く。奥さんは昔、イラストを描いてたりしたのでペンとかについていろいろ聞いてた。娘は緊張してたみたいだけどかわいく描いてもらってご満悦。新宿で軽く食べてから帰宅。良い一日だったな。Amazonビデオ『IT』(1990)を見る。
■2019/9/16
朝から娘と立川の図書館へ。そこから実家へ行きのんびりすごす。のんびりすごしすぎて散髪に行くのを忘れてしまった。夕飯は母上が焼肉に連れてってくれた。しばらくは食べれませんからね。伊坂幸太郎『アイネクライネナハトムジーク』読了。
■2019/9/17
朝から病院へ。形成の先生の説明や、リハビリの説明や、主治医の先生の説明など、いやー時間がかかった。予定をひとつ飛ばして池袋へ。「かるかや」のうどん食べてのんびり。あれ?「かるかや」もうどん旬報に書いてないな。グランドシネマサンシャインへ。映画秘宝ナイト in IMAXレーザー『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』鑑賞。超前の席だったが、その分町山さんとヨシキさんは近くで見れた。帰りにさっちゃんさんと遭遇。本当によく会う。さっちゃんさんとは『IT』前作が上映された2年前の秘宝まつりでも一緒だったんだよな。ペップさんと3人でごはん食べたのが懐かしい。BS録画『刑事ルーサー』S1E7を見る。
■2019/9/18
朝から立川へ。シネマシティで『砂の器』と『記憶にございません!』を観る。渋谷へ移動。ざぶとん亭風流企画 PRESENTS『ナツノカモ 面影スケッチコメディvol.1』@伝承ホール。まるゆさんとさっちゃんさんに遭遇。どんだけ東京は狭いんだ。TV録画『レジェンド・オブ・トゥモロー』S1E14を見る。
■2019/9/19
朝から有楽町へ。市川雷蔵祭『剣鬼』鑑賞@角川シネマ有楽町。あと2本ぐらい雷蔵映画を観ようとしてたがやめて赤羽へ。久々の「すみた」でとり天ざる。やはり東京で最高峰。近くに映画館がないからうどん旬報に書けないのが残念だ。
■2019/9/20
朝から立川へ。シネマシティで『エイス・グレード』『アナベル 死霊博物館』『アイネクライネナハトムジーク』を観る。新宿へ。MCTT『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』回、好きな映画なので話してて楽しい。音声配信もまとめて収録。来月のMCTTは残念ながら出れない。matsuさん、まるゆさん、そしてラロッカさん、留守はたのんだ。
■2019/9/21
朝から新幹線で京都へ。とりあえず出町座でチケットを取ってから出町ふたばに並び豆餅購入。そして「ごん蔵」でうどん食べる。うどん旬報でそのうち書きます。出町座で『ロング・ウェイ・ノース』鑑賞。駅に向かって歩いてたら深田監督とすれ違う。新生 みなみ会館へ。『米軍が最も恐れた男 カメジロー』鑑賞。まわりは年配の人ばかりだったけどお客さんいっぱい。旧みなみ会館で『カメジロー』前作を観てたのでこの繋がりも嬉しい。ドラクエウォークやりながら北上。chihhieさん、なんすけ君、ねこでかさん、yukaさん、そしてチートイツさんと夜ごはん。いやー楽しかったし、みんなからエールをもらった感じ。また必ず京都に行きますよ。まとめてくれたchihhieさんに感謝。先に抜けたねこでかさん以外のメンバーでyukaさんオススメのカレーうどんも食べに行って大満足だ。小ライスもつけて超満腹だ。yukaさん、chihhieさんに見送られながら宿へ。シャワー浴びてすぐ寝た。
■2019/9/22
5時に起きて宿をチェックアウト。電車移動で神戸へ。ペップさんに会い、東京支部の音声配信用音源を収録。それ以外にもいろいろ話す。うん、頑張ります。ペップさんオススメの朝粥(うまかった)をご馳走になり、がっちり再会の約束と握手をしてから京都戻り。この旅行の主目的である京都音楽博覧会2019 in 梅小路公園へ。もう野外フェス的なものが久々で楽しい楽しい。途中でチートイツさんとも合流。フェス飯を食べようとしたらめちゃ並んでいたので、会場を出て近くのラーメン屋へ。味噌ラーメンとライス。またライス。会場に戻りナンバーガールだ。ついに見れたナンバーガール。ナンバーガールの時間帯だけ信じられない土砂降りの雨。もうあの光景は一生忘れない。これのために「行ってこい」と云ってくれた奥さんに感謝。チートイツさんと喫煙所まで後退し一休み。ここでnodaさんと合流。nodaさんのは長年Twitterで合流しているが実際に会うのは2回目かな。彼女は僕の前の病気の時から知っているので今回の病気についても説明。一緒にいたチートイツさんについて「僕の倍ぐらい映画を観てる人です」と紹介したら「そんなことが可能なんですか!?」と驚かれた(笑)。トリのくるり、アンコールまで見ていたら、なんだらボロボロと泣いてしまった。なんだかひとつの節目というか、何かが終わってしまう気がして涙が止まらなかった。いや、ぜんぜん終わりではないのだけど。平気な顔をしていても心が弱っていたのかもしれない。整列退場だったので前方にいた僕らゆっくり帰る。帰り際、聞いたことのある声がした気がして振り返るとグッチーズ降矢さんが。ルーキー映画祭パンフのお礼を云い軽く挨拶。最後に奇跡的に会えた。チートイツさんと京都駅まで歩く。チートイツさんが何か食べましょう、と云ってくれたので二人でカレーうどんを食べる。もちろんライス付きだ。もう一泊するチートイツさんと別れて僕は東京戻り。ありがとう京都、会ってくれたみなさん。強行スケジュールだったけど行って良かったし、また、必ず行きます。
■2019/9/23
いよいよ入院だ。午後入院なのでゆっくり準備。娘とはいつものようにタッチをして別れたが、ちょっとだけ彼女の顔がシリアスだったような気がする。いろいろわかるのかもしれない。弟に車で送ってもらい病院へ。もうやることはほとんどない。Twitterで入院についてお知らせしたり、限られた友人にも知らせる。WOWOWオンデマンドで『エージェント・オブ・シールド』S6E2と3を見る。意外とぐっすり寝れた。
■2019/9/24
いよいよ手術当日。長時間となるため手術開始は朝9時。それより前に奥さんと母上が来てくれた。8月の手術のときよりはさすがに緊張したが、全身麻酔なので僕には何もわからない。気がついたら手を握られて、奥さんと母上の声を聞いたのは覚えている。後から弟もいたことを知ったけどそれはわからなかった。
■2019/9/25
次の記憶はもうICUだ。ICUの1日目。この日が本当に辛かった。僕の人生で一番辛い一日だっただろう。最初は時計も見えなかったし時間の感覚もよくわからず。首を手術しているので顔は固定されている。口の中を手術し、首にのとこに穴を開けそこから呼吸していて会話は不可。左手は手術していて固定されている。左足も手術していて動かすなと云われる。右手は点滴が入っていてる。右足の付け根にはがっつりカテーテル。尿道カテーテルも入っている。そして暑い。しかしそれを伝えることもできない。首の部分からの呼吸も途中まで呼吸をサポートするのが付いてたと思うけど途中で外れて自分で呼吸する感じに。「胸で呼吸する感じで」と云われてもよくわからず。なんとか深呼吸のように呼吸するがキツい。それにこれをいつまでやれというのか。苦しい。途中で「深呼吸のように呼吸してる?そうじゃなくてもっと普通に」と云われる。よくわからないがもっと早く説明してほしい内容である。自分は人から「我慢しないでもっといろいろ云え」と云われるぐらいには我慢強い人間だと思うけど、その自分が我慢できないレベルの辛さ。なのにそれが伝えられないという苦しみ。かなり時間が経過して「暑い」という内容は伝わり足にかけられていた毛布は取られた。夜ぐらいの担当看護師が「氷枕いります?」と聞いてきて激しく頷く。それだよそれ!なんでもっと早く云わないのだ。ほんのちょっと楽になる。そしてもう時間が進まない。なんなら寝たいけどまともに眠れない。僕は普段から妄想とか空想的なことをしないため、この状況だとまず暇つぶしができない。もうどうしたらいいのかわからない。
■2019/9/26
なんとかICUの2日目。先生たちが処置をして「順調なら昼には一般病棟に行けるでしょう」と。もうその言葉を信じてがんばる。そして予定どーりICUから脱出。一般病棟の個室へ。奥さんと両親が来て荷物およ��スマホを持ってきてくれる。なんとか右手一本で、スマホメモでいろいろ伝える。空調を最大にしてもらったけどそれでも暑い。これはICUにいたときからだけど、喉の管の部分にはたんが溜まる。これを1時間ごとぐらいには吸引してもらわないといけない。その度にナースコールして、メモなどで伝え吸引。そしてこれが涙が出るほど苦しい。この喉の部分からの呼吸は手術後2週間と云われている。マジか。なんとか休み休みTwitterなども使う。休み休みWOWOWオンデマンド『エージェント・オブ・シールド』S6E4を見る。こんな状況ではあるが今回のシーズンは面白いな。
■2019/9/27
辛いけど日に日に状況は楽になっていくのはわかる。 この日は尿道カテーテルを外した。予想外に痛くはなかった。看護師さん付き添ってもらい個室内のトイレへ。用を足すとこまでは良かったが、立ち上がろうとしたところでグラグラと視界が。看護師さんから大声で呼びかけられる。どうやら倒れそうになったらしい。ベッドに戻り血圧を測る。急激に下がっていた。これはもう一度行ったトイレでも同様の状況。貧血もあるかもしれないとのこと。まだまだしんどい。BS録画『刑事ルーサー』S1E8を見る。WOWOWオンデマンド『エージェント・オブ・シールド』S6E5を見る。
■2019/9/28
看護師さんたちはみなさんマスクをしているので顔はよくわからない。でも多分かわいいなこの人、という人もいる。看護師さんはシフトで担当がガンガン変わるのだけど、思わず好きになってしまいそうなほど気さくな人がいて、その方と思われる人がなんと夢に出てきた。それぐらいには余裕が出てきたってことだろうか。午後、家族がお見舞いに。奥さんが娘からの手紙を持ってきてくれた。嬉しい。すぐに返事を書く。この日はついにふらつきなくトイレに行くことができた。WOWOWオンデマンド『エージェント・オブ・シールド』S6E6を見る。
■2019/9/29
娘は僕から返信の手紙を何度も読んでいるらしい。泊まりにきてたおばあちゃん(奥さんの母上)に「読んであげるね」と音読したのだが、最後の方は泣きながら読んでいたらしい。おそるべき感受性。だんだんと体から出てる管が外れていく。WOWOWオンデマンド『エージェント・オブ・シールド』S6E7を見る。
■2019/9/30
食事は鼻の管から流し込む日々。これは8月の入院でもやって慣れているが、これをやると下痢をしてしまう。しかもトイレは看護師さんを呼ばないと行けない。本当にめんどくさい。夜、弟がお見舞いに。必要になったものをいろいろ持ってきてくれた。ありがたい。TVer『時効警察・復活スペシャル』を見る。WOWOWオンデマンド『エージェント・オブ・シールド』S6E8と9を見る。そんな感じで後半しんどかった9月はおわり。
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SW2.0シナリオ 『レプリカ=ループ』
シナリオ名 :「レプリカ=ループ」 推奨人数 :3人 推奨レベル :6-7 ジャンル :ノンストップエンディングアドベンチャー 難易度 :★★★☆☆
製作者 :しょーぐん
●概要 テラスティア大陸北部。ザルツ地方の北に位置する、城塞都市バーレスにある冒険者の店にてPC達が依頼を受ける事で物語は始まります。 約90年前から現在にかけて、段々と目立つようになってきた一つの事件。 それは、"ナイトメアの誘拐事件"である。しかし、産まれながらにして差別の対象となり、迫害され、親に見捨てられるナイトメアを保護する必要が無くなった各国は、その事件を有難く思い、笑みを浮かべながら目を瞑っているのだ。 故に、その事件は永遠に解決されない。表面上では調査を行う国はあるかもしれない。 しかし、その調査結果は語るまでもない――。 そんななか、君達は誘拐された依頼人の娘を救い出すべく、その奇妙な事件へと足を踏み入れて行く事となる――。
●導入 PC達の関係性はご自由に。朝9時に、PC達が城塞都市バーレスにある冒険者の店にいる事を前提に始めていきましょう。 テラスティア大陸北部。ザルツ地方の北に位置する、城塞都市バーレスより物語りは始まります。 春のそよ風が君達の頬を撫でる。暖かな日差しは眠気を誘い、澄んだ空気が体全体に染み渡り心地よい。 そんなことを感じながら君達は武具やポーション類を補充する、冒険者たちで賑わいを見せる市場を抜け、冒険者である君達は、その街にある冒険者の店に訪れることだろう。 同時に街では、朝9時をさす協会の鐘の音が鳴り響いた。 君達が店の中でしばらく滞在していると、店の扉が開かれ、一人の緑髪のエルフの青年が数十枚の紙を抱えながら店内へとやってきては、店主である人物にその紙を手渡し、なにやら話をしている。 聞き耳判定(6) 「はいこれ、今月の被害者達ね。うーん被害者ってのは間違っているかな? まっいっか。あっそれからこんなものも渡されたよ」 そう言って青年は上質な一枚の紙を店主に手渡し、再び口を開ける。 「こっちは依頼書ね。まったく悪い冗談だよねー。ほっとけば良いのにさー。まぁ僕はこれを貴方に渡してって頼まれただけだし? 関係ないんだけどさ。これ見てよ!報酬金すごくない!? でもナイトメアにこんな大金をはたくなんて相当な金持ち――」 そこまで青年が言うと、ずっと口を閉じていた店主が机を勢いよく叩きつけ、その青年を酷く睨みつけながら小さく、端的に呟く 「帰りな、クソガキが」 その言葉を聞き終えた青年は汗をダラダラと流しながら逃げるように冒険者の店を飛び出していきました。
店主は額に手を当て「はぁ」と深くため息を吐きながら店内を見渡し、カツカツと足音を立てながらPC1に近づき、声を掛けてきました。 【依頼を受ける様に促して下さい。PC1が了承すれば、同じようにPC2にも声を掛けてあげて下さい。】
そうして〇人を集めた店主はカウンターへと戻り、ふぅと一度深呼吸をした後に口を開ける。 「これから話す依頼は、その、まぁ、あれだ。今ザルツをちょっこし騒がせている例の事件だ。あんたらも冒険者なら知ってんだろ?」 【ここで見識判定を降らせても、降らせなくても構いません。失敗しても店主が説明してあげて下さい。達成値は(8)です。】 『例の事件』について ・約90年前から少しづつ現在にかけて、段々と目立つようになってきた一つの事件。 ・簡単に概要をまとめると、ナイトメアが誘拐される事件である。 ・誘拐されるナイトメアの年齢層は生まれたての者も居れば、少年と呼ばれるまでに成長した者。青年と様々である。 ・しかし、産まれながらにして差別の対象となり、迫害され、親に見捨てられるナイトメアを保護する必要がなくなった各国は、その事件を有難く思い、笑みを浮かべながら、目を瞑っている。 ・故に、その事件の解決は永遠にされない。表面上では調査を行う国はあるかもしれない。しかし、その現状は――語るまでもない。 一通り説明を終えた後に、店主はまた新たに一枚の紙を取り出し、君達に見せる。それは依頼書でした。
~依頼書~
条件 ・誘拐された子供。ケラソス=エスペランサの救出。 目的地 ・エテルニータの村
依頼主 ・ベディヴィア=ケラソス
内容 娘が誘拐されてしまいました。お願いします。娘を取り戻してください。
「少し大きな仕事にはなるが、そのぶん報酬も沢山でる。しかし一つ条件があってだなぁ。その依頼は極秘裏に遂行してほしいんだ。国になに言われるか、わかんねーからな。どうだ?危険だけど莫大な報酬が出る依頼。受けてみる気はないか?」 ここで依頼を引き受ける様に促して下さい。 「エテルニータの村。ここが奴等の本拠地だ。気を付けてくれよ。その村にナイトメア以外の種族は入れさせないって噂を聞く。潜入するときはくれぐれも慎重にな」 「あとそれから、これを持っていくと良い。エテルニータまでの地図だ。ライダーギルドの人に見せるなりなんなりしてくれ。」 「さてと、これで俺の仕事はお終いだ。報酬金の受け渡しやお子さんを連れて帰る場所はここじゃなく、依頼人ご本人さんとやってくれ。それが依頼人さんのご希望らしいからな。ほら、その依頼書の裏に依頼人の家の地図が載ってるだろ?それを頼りな。まぁ挨拶ぐらいはしといたらどうだ?」 「それじゃあな。頼りにしてるぜ冒険者さん達。」
●ケラソス邸 君達は地図を頼りにケラソス邸にまで足を運ぶ。 そこは高さ約9メートル、横は約11メ―トル。そして家を囲むようにして建設されている外壁は2メートルほどで、その真ん中には正門がある西洋風の家が建てられてあります。 そして、君達は正門を潜らずとも、それに目が付くでしょう。 その家の庭には西洋風の家には、あまり似合わないピンク色の花を満開に咲かせている大きな木が一つ植えられており、春風が吹くたびに、ピンク色の葉が、空に舞っています。
君達が正門を潜り、扉をノックすると、中から一人の女性が出てきました。 その女性は酷くやつれており、虚ろな目で君達を見て尋ねます。 「はい、なにかしら...?」 「〇〇〇です」 君達がそう答えると、女性は目に輝きを取り戻し 「あぁ!貴方達が!そう、引き受けてくれたのね・・・!! ありがとう・・ありがとう・・!!お茶を用意するわ!上がって頂戴!」 そう誘われ、君達は玄関を潜り、家の中へと入っていきます。 入って左に進んでいくと、暖炉や椅子などが用意された大き目の部屋があり、「そこらへんの適当な椅子に腰かけて待っていて。すぐにお茶を用意してくるわ」女性はそう言ってその場から離れました。 しばらくすると、優雅な臭いと、甘い匂いを漂わせながら、女性が戻ってきました。 その手にはふわふわと湯気がたつハーブティーと、ほのかにオレンジ色をしたクッキーを両手に持っていました。 「おまたせしてしまって、ごめんなさい。」 女性はそう言いながら君達にお茶とお菓子を配り、腰かけます。 「申し遅れてごめんなさい。私の名前はケラソス=ベディヴィアよ。よろしくね」
・ケラソス=エスペランサについて 君達がそのことに触れると、ベディヴィアの顔は暗く沈みました。そして小さく「なにについて聞きたいのかしら?」と尋ねます。 ※ケラソス=エスペランサ 14歳のナイトメアの女性。 明るい性格で、とても優しい。 ピンク色の髪を持つ。 ・父親は・・・? 「父は私がエスペランサを産んだのを憎み、ナイトメアの赤子を産みやがって!と吐き捨てられ、そのままどこかへ行ってしまいました。だからこそ私はこの子を守らなきゃと思ったのです。それなのに・・・。それなのに・・・。」 ・庭の木について 「あれは私とエスペランサで植えたものなんです。桜と呼ばれる木でして、今の時期になると、ああやってピンク色の花を咲かせるのです。それでエスペランサは私の髪の毛と同じだと毎年喜んでくれました。それがとても嬉しくて・・・」
●エテルニータの村へ向かう ・エテルニータへは徒歩で16時間 馬車で4時間 君たちが馬車を借りるべく、ライダーギルドへと足を運ぶと、緑色の鮮やかな鱗が目立つガタイが大きなリルドラケンが出迎えてくれます。 「おう、らっしゃい。」 エテルニータまで行きたいんだけど・・・。 「エテルニータ…ねぇ…。あそこの村に入る為には、村から発行される許可証を持った荷台しか入れねぇんだよ。だから連れて行けるのは村の近くまでだな。そこからは30分程は歩いてもらうが構わないか?」 「それじゃあすぐ用意するから、街の正門でちょい待っといてくれ。」
君達が馬車に乗り込むと、鞭をうつ音が鳴り響き、動き出す。 街を抜け、平地の草原を抜け、木製の端を渡り、馬車は深い森へと入っていく。 人工的に造られた大きな一本道を進み続けること約15分。馬車は減速していき、そして停車する。 「俺が連れて行けるのはここまでだ。ここからは歩いて行ってもらうぜ」 待っていてくれるかな? 「あぁ?仕方ねーな。今晩まで待っといてやるよ。」 これ以上は進める? 「バーレスを出る際にも行ったが、そいつはできねぇ。わりぃな」
ここから先は歩くよ。 「おう、くれぐれも気をつけてな。」
君達が、大樹に囲まれた大きな一本道を歩くこと約25分後。 視線の先に見えてきたのは、木造でできた高さ約5m近くある大きな柵だった。 しかし、この一本道の最終地点にその柵は立てられてはおらず、変わりに幅約4m程の開けた場所があるだけだった。
・進む 君達が更に歩みを進めていくと、幅約4mの開けた場所は正門であり、同時にその正門の両端には、腰に剣を掲げている者が一人ずつ立っている事に君達は目がいくだろう。
・隠れて進む 君達は一本道から外れ、大樹に身を潜めながら、その場所へと歩を進めていく。 すると幅約4mの開けた場所は正門であり、同時にその正門の両端には、腰に剣を掲げている者が一人ずつ立っている事にも君達は目がいくだろう。
・門番に声をかける 「何者だ」 冒険者なのですが・・・ 「冒険者がこの村になんの様がある。立ち去れ」 【ナイトメア以外の種族には厳しいです。しつこく迫られた場合はダークナイト*2と戦闘にしちゃいましょう】
・しばらく様子を伺う 君達が大樹に身を潜めながら、様子を伺っていると、鞭の音を鳴らしながら一台の荷馬車が君達を横切り、正門で停車する。そして何やら門番と会話をしているようです。
聞き耳判定(9) 君達が聞き耳を立てると、どうやらこんな会話をしているようでした。 「許可証は?」 「はい、これをどうぞ」 「荷台の中身はなんだ?」 「主にポーション類だ」 「なるほど。わかった。通ってよし」 「数分後に、武具を乗っけた荷馬車がもう一台来るから、そのときもよろしくなー」 と言って、荷馬車の運転手は正門を潜り、中へと入って行きました。
※この聞き耳に成功している場合、下記のイベントが発生。
・そのまま身を潜め続ける。 君達が更に木蔭で身を潜めていると、先ほどの運転手が言っていた通り、荷馬車がやってきては、数回、門番と会話をした後に、また中へと入っていきました。
・もう一台の荷馬車に乗り込む ○○の理由があって、荷馬車に乗せてくれませんか? 「どういう理由があるかはしらねぇが、乗車代さえ頂けりゃ、別にかまわんよ」 ※ここで正直に依頼���話せば金次第で協力し、降車する際に頭を隠す帽子を貸し与えてくれる。 一人100G 値切り不可 ※金を出せば友好的に接する。
君達が荷馬車に乗り込んだ事を見届けると、鞭をうつ音が森に鳴り響き、ごとごとと揺れながら動き出す。 数分後、その揺れは無くなり、声が聞こえてきます。 「許可証は?」 「はい、これをどうぞ」 「荷台の中身はなんだ?」 「武具類だ」 「なるほど。わかった。通ってよし」 その言葉を聞き終えると同時に、鞭を打つ音と共に荷馬車は動き出す、先ほどに比べて揺れが激しくなり、数分後、荷馬車は停車した。 「ほら、着いたぜ。荷降ろしの邪魔になる、さっさと降りな。」 依頼内容を正直に話していた場合下記のイベント発生。 「あ、それからこの村じゃナイトメア以外の種族は歓迎されない。これを持っていきな」 と言い、フード付きのローブを貸し与えてくれる。 「ほらほら、それを被ったら人目が無い今の内にさっさと降りな」
●エテルニータの村。 君達が荷馬車を降りると、そこは石畳の上であった。辺りを見渡すと、木造の家が多くあり、爽やかな春の風が君達の頬を撫でる。 君達は確かにエテルニータの村に忍び込むことに成功したのだった。 ※ここでハンドアウトの公開 ・宿 ・広場 ・武器屋 ・道具屋 ・料亭/酒場 ・村長の家 【宿】 君達が宿に入ると、その扉が開く音を聞いてか、奥から「なんだ、なんだ、珍しく客人か?」と言いながら、カウンターの方にナイトメアの男性がやってきました。
「なんだあんたら?泊りに来たのか?」 「――まぁ、こっちも商売だ。深入りはしないさ。ほら、このカギを持ってきな。部屋は左にある階段を上った場所にあるよ。それじゃあな」 ナイトメアの男性はそう言って、また奥のほうへと消えていきました。
【広場】 君達が広場に向かうと、そこには陽気な音楽を引きならす者や、追いかけっこ等をして遊ぶ子供たちの姿を見る事ができます。
【武器屋】 君達が武器屋にまで足を運ぶと、そこに扉などはなく、カウンターの前に立つ受付の女性と、その奥には多種多様の武器が見えるようにして陳列されていました。
【道具屋】 君達が道具屋にまで足を運ぶと、そこも武器屋と同じく扉などは無く、カウンターの奥に果物やポーション類が見えるようにして陳列されています。
【料亭/酒場】 君達が酒場の方へと向かうと、中から賑やかな声が外にまで響い��います。 少し上を見上げると、木造の看板が取付けられており、そこには【飯屋】と掘られていました。
扉を開け中に入ると、それはまぁ賑やかな場所でした。 酒を飲みあかし語り合う者達や、陽気な雰囲気に飲まれて歌いだす者など、そこにいる者が思い思いの時間を過ごしています。
【村長の家:外】 君達は村長の家に向かうべく、歩を進める。
君達が木製の扉をノックするも中から返事は聞こえてきません。 ※スケジュール的に荷馬車の納品業務に出ているため。
・ドアノブをひねる 君達はドアノブをひねってみますが、どうやら鍵がかけられている様で、開きません。
・辺りをぐるっと一周する。 君達が辺りをぐるりと一周すると、一つだけ開けっぱなしにされている窓があることに気が付くでしょう。 人間一人ぐらいは余裕で入れそうな窓です。 【村長の家:内部】 君達が村長の家の中に入ると、外観の大きなの割には、そこが吹き抜けのワンルームであることに気が付きます。 そこには書類が沢山積まれている机や、人間二人が入れるような大きさのベッド。いくつもの本が綺麗に整頓されている本棚。見るからにふかふかのソファ等があります。
《 机 》 君が机に近づいてみると、机の真ん中。書類が詰まれていない場所に《今日のスケジュール》と記載されている紙が置かれていることに気が付きます。
【今日のスケジュール】 ※共有メモ 9時00分 朝の見回り 〇時〇分 荷馬車の荷降ろし ※ここを軸に時間調整 〇時〇分 昼の見回り 〇時〇分 奴隷地下区の見回り ※このメモをも見た辺りの時間に設定。対面を回避。 〇時〇分 夕の見回り 18時00分 帰宅 ※これを見たら(奴隷地下区の情報を得たら)、ハンドアウトに奴隷地下区の情報を追加。
《 ベッド 》 そのベッドは中々に大きく、かけ布団等も綺麗に敷かれています。 良い匂い。
《 本棚 》 その本棚には、冒険譚や哲学本、絵本など、様々な本がきっちりと種類別に整頓されて置かれてあります。 探索判定(4) 君が本棚を探索すると、綺麗に整頓された本棚から微かに前にはみ出ている本を見つけることが出来ます。 【取る】 それはごく一般的な本です。※この本に意味はない。 【直す】 君が手に取った本を直そうとすると、その奥にもう一冊、まるで隠すように直されてある本を見つける事が出来ます。 【見る】 その本のタイトルには【永久幸福革命譚】と記されており、その下に小さく【著者:ルヴァンシュ】と記されています。
永久幸福革命譚 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 多くの悲しみを見た。多くの嘆きを耳にした。 数え切れぬ屍を見続けた。数え切れぬ終わりを見続けた。 永遠に癒えぬナニかを背負いながら、私は――七百八四年目の桜を見た。 私はそこそこ裕福な家に産まれ、そして、すぐに父に捨てられた。理由なんてただ一つ。それは私がナイトメアだからである。多種多様な生命が生きるこの世界では、其々が長所と短所と特徴を持っている。それは互いが認め合い、共に手を取り合えば素晴らしく真価を発揮するもの…だったのだと思う。しかし神は、人間に運命に愛された種族などとばかげた特徴を与え、更につけ加えるとこの世界で最も繁栄を果たした生命体となったソレは、この世界の天秤の針を大きく傾かせた。運命に愛されただと?馬鹿を言うな。何かに長けている訳でもなく、寿命も七十年やそこらしかないあの愚かな種族が?人間はこの世界で最も愚かな生命体であり、そして。この世界で一番の神の失敗作だ。 永遠の命を持つ究極生命体、ナイトメアこそ最高傑作。一寸の狂いなんてなし。なのに、それなのに――。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 時に我々は、伝染病の元凶とされ 時に我々は、国民の不満のはけ口にされ、 時に我々は――。
実に百六十年。私はその苦痛に耐え続けた。
なぜより良い世界を目指そうとしないのか。 文明の発展を、種族特徴の研究を、道徳の進展を。 我々は、背負っていける。 何年、何十年、何百年、何千年。否、永遠に語り継いで行ける。 なのに、それなのに――!! ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 終着点が定められている限りある命など無駄でしかない。 命の終わりは悲しい。 命の終わりは恐ろしい。 なぜ神は、我々以外に生命活動の終着点を与えたのだ・・・。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 命に終わりが無いのは嬉しい。 命に終わりが無いのは喜ばしい。 我々は恵まれている。どんな種族よりも、どんな生命よりも。 それ故に許せない。 なぜ永遠に、迫害され続けなければならない。 なぜ永遠に、癒えぬ傷を背負わなくてはならない。 それはおかしい。 それは間違っている。 我々ナイトメアだって――他の生命が感じているような幸福や幸せが欲しい。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 永遠の苦痛などうんざりだ。 永遠の悲しみなど狂っている。 永遠の恐怖なんてものは必要ない。 私は、ただ欲しいだけなんだ。 笑いあって、喜び合える、永遠の幸福が――。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 我々、ナイトメア以外の種族はみな、死に別れる。 それは、実に悲しい。 それは、実に愚かだ。 それは、実に無駄なこと。 ならば、誰かが作るしかない。 永久に”死”の概念が存在しない楽園を。 誰も悲しみ、嘆くことのない理想郷を。 誰が、誰が――。
――私が今ここに、革命の狼煙を上げよう。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 我々はもう迫害される恐れは無く 我々はもう死に怯えることも無い。 我々は誰もが平等であり 我々は誰もが幸福である。 我々が、我々のみで統一された この世界でただ一つの楽園。
永久の理想郷:エテルニータ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――
《 ソファ 》 ふかふかです。
【奴隷地下区まで】 君達は奴隷地下区まで向かうため大道理を歩く。しかし奇妙なことに、その大通りを進めば、進んでいくほど人の気配はなくなっていき、数分歩くと、いよいよ人の気配は全く感じられなくなった。そんな奇妙な場所に、その奇妙な建物はあった。それはコンクリートのみで築き上げられた、大きさは約5メートルほどの、あまりにも綺麗な正方形の建築物であった。
・ドアノブをひねる 君達はドアノブをひねってみますが、どうやら鍵がかけられている様で、開きません。
しばらくすると、遠いところから微かに足音と金属音らしき物音が君達は聞えてくるだろう。 それは段々とこちらに向かってきている様だ。
聞き耳判定(9) 地下区の業務は楽できるから最高だぜー。なぁ?」 「あぁ、ストレス発散にもなるしな」 「ちがいねぇ」「がははは」「がははは」 と言う会話が聞こえてきます。
【隠れる】 君達が物陰に身を潜めていると、その足音と金属音は段々と大きくなり、そして。 その奇妙な建築物の前で足を止める。 「おい、周りに異状が無いか確認しておけよー」 「大丈夫大丈夫、どうせ誰も居ないって」 「まぁそりゃそうか」 その会話が終わると、かちゃりと言う音と共に、再び足音と金属音が鳴らしながら、その音は消えていきました。
【戦う】 「おいおい。なんだあんたらこんなところに」 「見ない顔だな・・・」 「ここは安易に坊ちゃん達が来ちゃいけない場所ってことぐらい知ってんだろー?さっさと立ち去りな」
【エネミー】 ダークナイト*2
戦利品判定orスリ判定で、奴隷地下区の鍵を入手。 君達が入手した鍵を、鍵穴に差し込むと、かちゃりと音をたてました。扉を開けると、中とても暗く、下へと続く階段だけが伸びており、4段目より先は、暗視を持っていない者は見ることが出来ません。君達が階段を下り進めていくこと約1分。段差はなくなり、先へと続く道がまっすぐに伸びていました。その道を更に進むと、その奥には重々しい雰囲気を漂わせる鉄扉が一つ。取り付けられています。
・ドアノブをひねる 君達はドアノブをひねってみますが、どうやら鍵がかけられている様で、開きません。
・地下奴隷区の鍵を使用する。 先程入手した鍵を使用すると、かちゃりと音をたてました。 聞き耳判定(8) 君はその冷たい鉄の扉に耳を当て、聞き耳を立てる。 そんな君に聞こえてきたのは、うめき声や嘆き声。罵声と怒号。そして。鞭のようなものが打たれる音であった。
・扉を開ける。 君達がその扉を開けると、そこには奇妙な光景が広がっていた。 簡潔に言うと、ソレは巨大な空洞であった。自然で作られたものなどではない、明らかに人の手によって作られたものだ。 もちろんのこと太陽の光などは差し込んではおらず、代わりに松明の炎がメラメラと淡い光を灯しているのみである。 大きなピッケルを担ぐ人族の男性や石炭や魔晶石を運ぶ人族の子供たち。 そして、木製の木の板に永久繁栄労働者と彫られたプレートを首から下げ、葉巻やエール等を飲み散らかす女性たち。 なによりその空間で一番恐ろしいこと。それは。 蛮族と少数のナイトメアがソレらを監視していることである。
※君達が今いる場所から、大体を見渡せるため、地図を更新します。
【GM情報】 PC達は左下にいます。右橋の長方形は鉄格子の檻。主に人族が収容。 上四つの正方形は魔晶石や鉱石を補完する場所です。 上四つ、右上端の空白部分は奴隷が堀り進めている穴です。 【地下奴隷区:内部】
・少し様子を見る 君達が少し様子を見続けていると、魔晶石を運び続けていた一人の少年がふらふらとよろめき、そして。倒れる。 起き上がる気配はなく、ただその場で地に伏せ続けている。 しばらくすると辺りはざわめきだし、その様子を見てかナイトメアが二人その場に歩み寄り、口を開く。 「生命活動、残りわずか。処分一名。」 端的に、そして機械的にその言葉を口にすると、そのナイトメアは腰にぶら下げていた鞘から剣を抜刀する。 「お前は魔晶石を永遠に運ぶだけの家畜だ。それすらもできねえ生命体は――ただのゴミだ」 そう吐き捨てると同時に、少年の首元に剣先を向け、そして――。 【何も行動を起こさない】 無情にも、その剣は少年を貫いた。 【行動を起こす】 「ん?なんだ!?侵入者か!?」
【エネミー】 ダークナイト*2 前衛 オーガ* 後衛 コボルドシューター*2 後衛
君達が戦闘に勝利すると、辺りがざわめきだす。 「どうなってる・・・。」 「なにが起きたんだ・・・。」 その声は段々と大きくなっていき、奴隷地下区の者たちは君達に迫りより、説明を求めてきます。
君達を開放する。 「だけど、ここを出ることは重罪だ。死刑にされちまう・・・。」 「外の世界に出ると俺達、人間は迫害されちまう」 「人間は産まれながらにして穢れてんだ。外に出ても居場所なんか――」 ※この人間たちの正体は産まれながらにしてここで育ち、労働を強いられ、洗脳された者達です。
ケラソス=エスペランサを探しに来た。 「ケラソスなら、あそこだよ」 と言って、檻の中を指さす。するとそこには綺麗なピンク色の髪をした女の子が膝を抱え座り込んでいました。
●ケラソス=エスペランサ 君を開放しに来た。 「私を――? おうちに帰れるの?」
●クライマックスフェイズへ 「ねぇ待って、冒険者さんたち」 「これから、どうするの?」 君を家に送り届ける 「ありがとう・・・。でもね冒険者さん。助けてあげて欲しい人がいるの」 「私がここに収容された理由は他の人とは少し違うの」 「私は、この村の勉強をする為にここに入れられた」 「この村の在り方を、私たちナイトメアはどう生きなければならないのか。とかね」 「私ね、少し思ってしまったんです。村長の理想は間違えていないと。でも、こうしてナイトメア以外の種族が苦しむのは間違えている。だから、止めて欲しいんです。お国の騎士はきっと耳を傾けてはくれない。でも私たちを救ってくれた冒険者さん達なら!きっと」 それ以上の言葉を発することはなく、唇をかみしめ、エスペランサは俯く。 村長を止めに行く。 「やっぱり、そうなんですね・・・。」 「実は私、ここに収容された理由は他に人とは少し違うの」 「私は、この村の勉強をする為にここに入れられた」 「この村の在り方を、私たちナイトメアはどう生きなければならないのか。とかね」 「私ね、少し思ってしまったんです。村長の理想は間違えていないと。でも、こうしてナイトメア以外の種族が苦しむのは間違えている。だから冒険者さんがそう言ってくれて私は嬉しい。でも、一つだけ。お願いを聞いてくれませんか?」 「私も連れて行ってください。絶対に足は引っ張りません。お願いします!」
【村長の自宅へ】 君達は村長の家に向かうため、走り出すこと、約数分。君達は二度目である村長の家に着くことが出来る。 ・ノックする 君達が木製の扉をノックするも中から返事は聞こえてきません。
・ドアノブをひねる 君達はドアノブをひねってると、かちゃりと音をたてました。 どうやら空いているようです。
・辺りをぐるっと一周する。 君達が辺りをぐるりと一周すると、一つだけ開けっぱなしにされている窓は開けたままなことに気が付くでしょう。
【村長の家:内部】 君達が村長の家の中に入ると、その異様な光景がまず目に行くだろう。 綺麗に整頓されていた本達、机の上に積まれていた書類などは全て床に散らばっており、机の上には、ナイフが突き刺された一冊の本と、一枚の紙が置かれています。
《 机 》 君が机に向かうと、その上には、ナイフが突き刺された一冊の本と、一枚の紙がある。
ナイフが突き刺さったその本には【永久幸福革命譚】と記されています。
一枚の紙には、ただ一言「広場で待つ」とだけ、まるで殴り書きの様に書き記されていました。
【広場に向かう】 血のように赤かった夕日は沈み、君達は街の街頭だけを頼りに広場まで向かう。 目標地点に近づいていくにつれて、空間が汚れていくような感覚に陥る。 そして見えてきたのは、広場の中心に立つ二体の影。 そうして君達が広場に辿り着くと同時に、その声は村に木霊する。 「そう。貴方達なのね。この理想郷をこそこそと嗅ぎまわっていた奴等ってのは」 「充分に満喫できたかしら?ここは素敵なところだったでしょ?」 「でも、この村はもっと凄くなるのよ」 「迫害されているナイトメアを保護し、産まれると同時に捨てられるナイトメアを保護し、そして、この理想郷の人間には、永久に哀れな生を産み続けてもらい、ナイトメア以外の生命は処分する。そうして傾いた天秤を修復させていくと同時に、この村は街となり、国となるの。永遠の命を持つナイトメアのみで統一された、不老不死の王国!この世界でただ一つの理想郷を建国させるのよ!」
【お前は間違っている!】 「間違っている・・・。ねぇ。確かに。選択肢は何万通りもある。それでも選べるものはただ一つ。何万通りもある選択肢を全て試すには――貴方達の生命は短すぎる。」 「でも私は違う。私は永遠の命を持っている!もし仮に、今の方法が間違っていたとしても!それを正せる時間が、私には無限にある!永遠の命をもつナイトメアこそがこの世界を正しく導ける!より優れた種族が、そうでない者たちを管理せねばならない!」
「私が掲げた理想は!正義は!決して!間違いなどではないっ!」
そう高らかに宣言した、永遠の理想郷の不死王マリー=ルヴァンシュは鞘から剣を勢いよく抜刀し、君達に剣先を向ける。 同時に後方から響くのは鼓膜を破るかのような大地をも揺るがす強烈な咆哮。戦闘です。 【エネミー】 マリー=ルヴァンシュ*1 前衛 ミノタウロスキャスター*1 後衛 真悟魔法&神聖魔法
【勝利】 「――ウッ・・・。またこの結末なのか・・・。」 折れかけの剣を杖代わりに未だ立ち上がろうとするルヴァンシュは虚ろな目で君達を見ながら小さく掠れた声で続ける。 「私は、私は・・・。間違っていたのだろうか・・・?」
その言葉を最後にルヴァンシュはゆっくりと瞼を閉じ、杖代わりにしていた剣を捨てるようにして、何百年と蓄積させた思いと共に、その体を大地に預ける。
そんなルヴァンシュに近づく一人の影。それは同じく永遠の命を持つナイトメアの少女。ケラソス=エスペランサの姿だった。 その少女は倒れこむ女性に手を差し伸べ、口を開けた。 「私は悲しかった。生まれながらにして、穢れを持ち。差別の対象となり。この世界の、どこにも居場所なんて無い。どこにいっても私は一人だった。寂しかった。辛かった。だから、私は美しいと思いました。私達ナイトメアが幸福で、幸せで、笑いあえる場所を。それはきっと理想郷に違いありません。でも、それでもね。きっといるはずなんです。私達ナイトメアにも手を差し伸べてくれる方が――きっと。」 「それぞれの種族が、それぞれの長所と短所を認め合い、共に手を取り合って、共にに大地を踏みしめて、最後は自分の力で一日一日を一生懸命に、精一杯、生きることができれば、その場所は。いいえ、この世界は。――みんなの理想郷になる。」 エスペランサは、目を輝かせながら、そんな理想を語った。 ルヴァンシュは、目を曇らせながら、そんな幻想を遮った。 「そんなものは夢物語だ。何百年、何千年生き続けたこの私こそが証人だよ」 そう、悲しげに語るルヴァンシュに対し、エスペランサは再び彼女の手をギュっと握りしめ、口を開いた。 「なんだって実現するまでは夢物語だよ!ルキスラの飛行船も、マギテック協会の錬金術だって!昔は夢物語でした。だからこそ私は信じ続けたい。いつか、いつの日か。みんなが笑いあえる世界になることを――。ずっと、いつまでも、見届けたい。」
それはまるで、古い鏡を見ているような気分だった。 ルヴァンシュが遠い過去に忘れてきたものを、目の前の彼女は全て持っていたのだ。 不思議と口角が緩む。 こんな結末もあったのだなと・・・。心の奥底で小さく呟き、そして。
「あぁ、そうだな。そうだったよ。」 「君の後ろにいる冒険者が、君の夢物語を実現させる何よりの証人と言うわけか。」 「悔しいが、負けを認めよう。」 「優れた者などどこにも居なかったのだな。間違えずに生きられる生命など、どこにも居ない。だからこそ、生命は、共に――」 そうしてルヴァンシュは最後の言葉を口にすることは無く、するりと少女の手を離れ、軽くなったその体を大地に預けた。 永遠の理想郷を創り上げようとしたした、その女性の最後の寝顔は、とても。とても。幸せそうに眠っていた。
「〇〇さん。この村は無くなってしまうのですかね...?」 無くなるね。/無くならないよ。/わからない・・・。 そうですよね・・・。それでは私は皆さんを開放してきます。冒険者さん達はこれからどうされるのですか?」 君を送り届けるよ 「本当ですか!?ありがとうございます!」 「良かった。これでちゃんと、はっきりと自信を持つことが出来ました」 「皆さんのような、優しい人がいれば、きっと!絶対!叶いますよね!夢物語!」
君達冒険者とエスペランサの活躍により、奴隷地下区の者たちは無事に解放され、それぞれが帰るべき場所へと戻っていった。 肝心のナイトメアだが、彼等には帰る場所などない。 「なぁ冒険者さんよう。この村こそが俺達にとっちゃ帰る場所なんだ。アンタらに言うのはお門違いかもしらねえけどよう。この報告は必ずバーレスにする。だからあと数日だけ、ここに居ても構わねえか?」 構わないさ。/好きにしろ。 「あぁ、、、あぁ!!ありがとう!ありがとう!」
「よし!これで全部終わりですね!」 「私も帰らないとなー」 「そこそこ歩くことになりますけど、冒険者さん達が付いていてくれれば安心です!」
●クライマックス 君達はエスペランサと共に何気ない会話や、やり取りを交わしながら、帰るべき場所へと確実に一歩ずつ踏みしめて歩いていく。 そうして長く、永遠にも思えるその道の辿り着く先に、その家はあった。 突如、少し強めの春風が君達の頬を撫で、雲一つない青空には、その春風にのせられるようにして、沢山の桜の花びらが空を舞う。 暖かな日差しは君達の眠気を誘い、澄んだ空気が体全体に染み渡って心地よい。 大きく立派に咲き誇る満開の桜を横切り、君達はエスペランサに連れられ正門を潜り、そして。 コンコンコンと茶色く塗装された扉をノックする。 ゆっくりと開かれた扉と共に、少女は満面の笑みで扉を開けた者に勢いよく抱き着き、���して。その言葉を噛みしめるようにして口にした。 「ただいま!」と――。
●エピローグ ――春風に乗せられ、雲一つない青空に、その春風にのせられるようにして、沢山の桜の花びらが空を舞う。
失ってはいけない悲しみと引き換えに 一体どれだけの絆を失ったのだろう。
認めてはならない結末と引き換えに 一体どれだけの感情を失ったのだろう。
もう、何をなくしたのかさえも分からない。
――ただ、私は知っている。 最後に差し伸べられた、あの光を。 あれは紛れもなく遠い過去に忘れてきたものだった。
つまるところ 武器を向けていた標的は、自分だったと言う訳だ。 まったく...哀れな話だ。
だからこそ、どうか最後に願おう。 あの少女は、私のようにならないようにと。 どうか、私の過ちが繰り返されぬようにと。 私が正しいと感じていたオリジナルは、今ここに終わりを告げる。 これから始まるのは――。
「ルヴァンシュの霊体は完全に無と化していく。そして、全てが終わる最後の時。突如、少し強めの春風が吹く。」
「ルヴァンシュは、ゆっくりと瞼を閉じ、その春風に乗せられて、最後の言葉の続きを、小さく、蒼天に舞う桜の花びらと共に呟いた」
レプリカ=ループ。
●GM情報 ・PC達がナイトメア以外の人族と話す機会があれば、みなナイトメアに対して嫌悪感を抱いている演出を入れてください。 例:「ナイトメアなんて生きてる価値ないんだよ」「ナイトメアの村・・・。想像しただけでも吐気がするぜ」 ・エテルニータの村に住むナイトメアはみな《思想教育》と言う名目の洗脳教育を受けています。永久幸福革命譚のような内容を最初に叩き込まれます。 故に、エテルニータの村民ほとんどが人族に対して嫌悪感を抱いています。これを序盤の演出と反転させればgood。 ・エテルニータの村の村民は70名程度。奴隷地下区の人数は15名程度。 ・奴隷地下区について そこで産まれ、偽りの知識を植え付けられた人間たちで統一された場所。 男性は永久に鉱石や魔晶石を掘り進めることを強いられ、女性は永久に繁殖を強いられる。 使い物にならなくなった者は、殺されるか奴隷商人に売られるかの二択である。ナイトメア曰く、ゴミに薬を与えるだけ無駄。とのこと。
●NPCデータ ・マリー=ルヴァンシュ(1286歳)♀ この世に生を授かったと同時に、差別や迫害を受け続けたナイトメア。 家族や友人と呼べる者は存在せず、平凡な幸せさえもろくに与えられぬまま、ただ孤独に生き続けた。 ――ナイトメアに産まれたからには"仕方がない"と。その人生を受け入れようともした。だがしかし。彼女は耐えることができなかった。 同時に、長く生きた彼女は気づいてしまったのだ。 人間は、同じ過ちを繰り返すと――。 正してやりたい。でもどうやって? 導いてやりたい。でもどうすれば? 人並みの幸福を得ることもなく、人並みの交流を持つことが無かった、彼女には、人の気持ちがわからない。非人間である。 模索した、苦悩した、過ちを正せるように頑張り続けた。 だけど、いつも結末は決まっている。 そう。彼女は――ナイトメアなのだ。 余談ではあるが、"ルヴァンシュ"はフランス語で"復讐"の意味を持つ。 ・ケラソス=エスペランサ(14歳)♀ エスペランサもまた、ルヴァンシュと同じくナイトメアである。 だがエスペランサには家族が居た。 自分を育て、自分を愛してくれるたった一人の人間が――。 故に彼女は知っている。 人並みではないかもしれない。 それは人にとって当たり前のことかもしれない。 けれども、確かに知っている。 共にご飯を食べれる喜びを 共に言葉を交わしあう幸せを。 季節が廻り、再び花を咲かせた時の感情を。 差別や迫害をうけることは悲しくて、辛いこと。 でもそれは私がナイトメアで産まれたからには"仕方がない"こと。 その人生を受け入れるしかない。 それでも私は知っている ナイトメアの私を愛してくれた人を。私を助けてくれた人を。 私は――夢を追いかけて生きていける。 余談ではあるが、"ケラソス"はラテン語で"桜"。"エスペランサ"はスペイン語で"希望"の意味を持つ。
没エピローグ 永遠に廻り続ける、この小さな世界。 果てしなく遠い君の近くで、落ちた種をもう一度、育ててみようと思う。 違う場所で君が気づいてくれることを、ただ信じて――。 永遠に廻り続ける、この小さな世界。 それは景色を変えていく。私が愛した花が、また咲き誇ること信じてみよう。 ――いま、小さな種は植えられた。 その日の空は雲一つなく、爽やかな春風が幾つもの桜の花びらを旅立たせたのだった。
●最後に このシナリオのタイトル「レプリカ=ループ」の意味は様々です。 正解などはありません。気に入った解釈をしていただければ幸いです。 ここまで長々と読んでいただき、ありがとうございました。
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芝 浜
酒は百薬の長なんてことを申しますが、飲みすぎるとよいことはございません。からだをこわす、商売をおろそかにするということになったりしますからな。しかし、お好きなかたというものは、どうもこのところからだのぐあいがわるいから、もう酒をやめてしまおうなんておもっても、なかなかやめられるもんじゃありません。三日坊主で、すぐ飲んでしまいます。こんなことじゃあしょうがないから、神さまへ断《た》っちまおうてんで、願をかけて、「やれ、これで安心だ」なんておもってますと、すぐに飲み友だちがさそいにきます。 「なに? 酒を断《た》った? つまらねえことをするじゃねえか。好きなものをいきなり断つてえことは、からだによくねえぜ。なんだって? 神さまに願をかけて、むこう一年断ったって? おめえもばかなことをしたも���じゃねえか。しかしまあ、断っちまったんだからしょうがねえや。じゃあ、こうしなよ。もう一年のばして、二年断つということにして、晩酌だけやらしてもらったらどうだ?」 「うん、そりゃあいいなあ。いっそのこと三年にのばして、朝晩飲もうか」 なんてんで、なんにもなりゃあしません。
ただいまでは、東京の魚河岸といえば築地でございますが、むかしは日本橋にございました。そのほか、芝浜にも魚河岸がありまして、こちらのほうは、江戸前の、いきな小魚《こうお》をあつかっていたんだそうで…… そのころ、芝の金杉に住んでいた魚屋の金さん。腕のいい魚屋で、ほかに道楽はないのですが、酒を飲むと商売をなまけるのが玉にきず。いつも貧乏でぴーぴーしております。
「ねえ、おまえさん、おまえさんてば……」 「おっ、おう……なんだよ。人がいい気持ちで寝てるのに、むやみにおこすなよ……あーあ、ねむいじゃねえか……なんだい?」 「なんだいじゃないよ。はやくおきて魚河岸《かし》へいっとくれよ」 「魚河岸へいけってのか?」 「そうだよ。もう、おまえさん、十日も商売をやすんでるんじゃないか。歳末も近いってえのにどうするつもりなんだい?」 「わかってるよ。おめえがなにも鼻の穴あひろげて、歳末が近いっていわなくったって……うちだけが歳末が近《ちけ》えわけじゃねえや」 「なにをのんきなこといってるのさ。はやくおでかけよ」 「おでかけよったって、十日もやすんでたんだ。盤台《はんだい》がしょうがあるめえ」 「そこにぬかりはあるもんかね。ちゃんと糸底へ水がはってあるから、いつでもつかえるよ」 「庖丁はどうなってるい?」 「おまえさん、あれには感心したよ。ちゃーんと研《と》いで、そばがらのなかへつっこんどいたじゃないか」 「ふーん……わらじは?」 「そこにでてるよ……さあ、いっとくれ」 「ああ、いくよ、いきゃあいいんじゃねえか」 「さあさあ、そんないやな顔をしないでさ……わらじがあたらしくって気持ちがいいだろ?」 「よくないよ……気持ちがいいってえのは、好きな酒飲んで、ゆっくり朝寝してるときをいうんだ。荒物屋の亭主じゃあるめえし、わらじがあたらしくって気持ちがいいもんか」 「そんな皮肉いわずにいっとくれよ」 「あ��、いってくるよ……うー、さむい、さむい。眠む気なんかすっかりさめちまった。しかし、魚屋なんてつまらねえ商売だなあ。みんないい気持ちで寝てるってのに、こうやって天びんかついでいかなくっちゃならねえんだからな……まあ、そうかといって、世間さまとつきあっていっしょに寝ていたんじゃあ、こちとらあ、めしの食いあげになっちまうし……あれっ、いやにうすっ暗《くれ》えなあ……おまけに問屋は一軒もおきてねえし、どうしたんだろうなあ? 問屋がやすみじゃあしょうがねえじゃねえか……それにしても暗えなあ……あっ、鐘がなってやがる……ふーん、魚河岸へきて鐘の音を聞くのもひさしぶりだなあ……あれっ、暗えわけだ。かかあのやつ、そそっかしいじゃねえか。時刻《とき》をまちがえてはやくおこしゃがったんだな。なんてやつだ。しゃくにさわるじゃねえか……まあ、しょうがねえや。浜へでて、つらでもあらうとしようか。そのうちにゃあ、問屋もおきるだろう……あーあ、ひさしぶりだなあ、磯の香りてえやつだ。いい気持ちだなあ……どれ、顔でもあらうとしようか」 金さん、ひさしぶりの浜をなつかしそうにぶらぶらやってきますと、なにか足にひっかかるものがあります。 「なんだろう……あれっ、財布だ。革にゃあちげえねえが、なんてまあきたねえ……それにしてもおもてえなあ……なかはどうなってるんだろう……あっ、金《かね》、こりゃあ、たいへんだ」 金さん、あわてて財布を腹がけのなかへつっこむと、うちへとんで帰ってきました。 「おい、あけてくれ、あけてくれ」 「はい、あけます、いまあけますから……ごめんよ。おまえさん、まちがえてはやくおこしちゃって……あらっ、どうしたの? まっ青になってとびこんできて……喧嘩でもしたのかい?」 「そんなんじゃねえんだ。いま、浜で財布をひろっちまったんだ。なかをみると、金がいっぺえへえってるじゃねえか。もう、おらあおどろいちまって……」 「えっ、お金を? あらっ、小判だよ。ほんとうに……いったいいくらはいってるんだい? あら、あら、あら、あらっ、五十両も……」 「これだけ金がありゃあ、もう好きな酒飲んで、あそんでくらしていけらあ。こうなりゃあ、辰公、八公、寅んべえ、みんなよんできて祝い酒といこうじゃねえか。いま朝湯へいった帰りに声かけてくるから、なんかみつくろっといてくれよ」 金さんは、大よろこびで、さっそく友だちをよんできて、飲めや唄えの大さわぎのあげくに酔いつぶれて寝てしまいました。 「おまえさん、おまえさんてば……」 「あっ、あー、なんだ?」 「なんだじゃないよ。いつまでそんなところでうたた寝してたらかぜひいちまうよ。あしたの朝はやいんだから、ちゃんとふとんにはいっておやすみよ」 「なんだと? あしたの朝? 商売か? じょうだんいうねえ。商売なんかおかしくって……」 「なにいってるんだよ。商売にいかないでどうするのさ? きょうの飲み食いの勘定だって払えやしないじゃないか」 「そんなものは、あの五十両で払えばいいじゃねえか」 「えっ、なんだい? 五十両? どこにそんなお金があるのさ?」 「おいおい、しっかりしろよ。おめえ、起きてて寝ぼけちゃいけねえよ。けさ、おれが芝の浜でひろってきた五十両があるじゃねえか」 「なにいってるんだよ。おまえさん、けさ、芝の浜なんぞにいきゃあしないじゃないか」 「なんだと? おれが芝の浜へいかねえ? そんなことがあるもんか、おめえがむりやりおこしたから、おれが芝の浜へいったんじゃねえか。そうしたら、時刻をまちげえておこしたもんだから、まだ問屋もあいちゃあいねえ。しかたがねえから、おれが浜をぶらぶらしてるうちに革の財布をひろって、それをおめえにわたしたじゃねえか」 「そうかい、そうだったのかい。それでやっとわかったよ。おまえさんがおきたら聞いてみようとおもってたんだけど、そんな夢をみたもんだから、それであんなさわぎをしたんだね……情けないねえ、おまえさんてえ人は……いくら貧乏したからって、お金をひろう夢をみるなんて……」 「えっ、夢だって?」 「そうさ、夢にきまってるじゃないか。うちのなかみまわしてごらんよ。なにひとつ道具なんかありゃあしないじゃないか。このあいだの辰つあんのいいぐさ聞いたかい? 『おたくは、なまじ道具がねえだけに、座敷がひろくつかえてよござんすね。ほかのうちとちがって、六畳が六畳のまんまつかえるから、じつにたいしたもんで……』だってさ。はずかしいったらありゃあしない。五十両も六十両ものお金があれば、そんなおかしなこといわれるもんかね……けさのおまえさんはなんだい。人がいっしょうけんめいにおこしてるのに、とうとうおきもしないでさ。お昼ごろになって、ようやくおきたとおもったら、すぐにお湯へいっちまって、帰りに、辰つあんや八つあんや寅さんたちをひっぱってきて、なにがうれしいんだか知らないけども、めでたい、めでたいってんで、酒だ、うなぎだ、てんぷらだと、飲めや唄えの大さわぎじゃないか。あたしゃ気でもちがったんじゃないかと心配してたんだよ。大さわぎのあげく、おまえさん、ぐでんぐでんに酔っぱらって寝てしまってさ。いつ河岸へいったっていうんだい?」 「ほんとうに夢なのかい? ずいぶんはっきりした夢だなあ……どうも夢とはおもえねえんだが……」 「おまえさん、あたしをうたぐるのかい?」 「いや、うたぐるってえわけじゃねえが……夢かなあ? ……うん、そうかも知れねえ、そういわれてみりゃあ、おらあ、ちいせえときから、ときどきはっきりした夢をみるくせがあったっけ……するとなにか? 財布をひろったのは夢で、飲んだり食ったりしたのはほんものか? へー、えれえ夢みちゃったなあ……歳末も近えってのに、とんだことをしちゃったもんだ。それにしても、金ひろった夢みるなんて、われながら情けねえや。これというのも酒がわりいんだ。もう酒はやめるぜ。これからは、商《あきね》えに精をだすぜ。金なんてひろうもんじゃねえ。てめえでかせぎだすもんだ。おらあすっかり目がさめたぜ」
それからというものは、好きな酒もぴったりやめた金さんが、朝も早くから河岸へゆきまして、いい魚をしいれてきては、お得意さまへ持っていきます。もともと腕のいい金さんが、よりによっていい魚を仕入れてくるのですから、お得意さまはふえるばかりです。 三年たつか、たたないうちに、裏長屋住まいの棒手《ぼて》ふりの魚屋が、どうにかこうにか、おもて通りに、ちいさいながらも魚屋の店をだすことができました。 ちょうど三年めの大晦日の晩…… 「なあ、おっかあ、かたづけものがすんだんなら、こっちへこいよ」 「あいよ。ようやくすんだところさ。いまいくよ」 「ああ、いい心持ちだなあ。こうやって畳をとりけえた座敷で正月をむかえられるなんて……むかしっからよくいうじゃねえか。畳のあたらしいのと、かかあのあたらしいのは……いや、かかあの古いのはいいなあ」 「おまえさん、へんなお世辞なんかいわなくてもいいよ」 「いや、みんなおめえのはたらきだぜ……ああ、いい心持ちだ……もう一軒も勘定をとりにくるところはねえって? へー、ほんとうかい? 借金とりのこねえ大晦日なんてうそみてえじゃねえか……以前は、大晦日といやあ、死ぬ苦しみだったからなあ……あれは、たしか三、四年前の大晦日だった。どうにもやりくりがつかなくなっちまって、おれが死んだふりをしたことがあったっけ……」 「そうそう、あんな冷や汗をかいたことはありゃあしない。おまえさんが、大きな棺桶かついできて、おれがこのなかへはいって死んだふりをするから、おまえが涙こぼしていいわけをしろってんだろ。もうばかばかしいけど、やらなきゃしょうがないっていうから、でもしない涙を無理にだしたりして、うちの人が急になくなりましたっていうと、借金とりはみんなあきらめて帰ってくれたけど、そのうちに、大家さんがお香奠《こうでん》を持ってきてくれたときは、もうどうしようかとおもったよ。だって、あしたになれば生きかえることはわかってるのに、うけとれるものかねえ。いいえ、結構です。せっかく持ってきたんだからおとりと、押し問答してたら、『せっかくのおぼしめしだからいただいとけ』って、おまえさん、棺桶のなかからどなったろう。大家さんがおどろくまいことか、きゃっといって、はだしで逃げだしちまったじゃないか」 「あっははは、春になって、大家さんとこへあやまりにいったけど、あんなきまりのわりいとおもったこたあなかったぜ。まあ、それもいまになってみりゃあ笑いのたねだけどよ……おう、茶を一ぺえくんねえ」 「ほら、いまちょうど除夜の鐘が鳴りはじめたよ」 「ああ、なるほど……」 「さあ、福茶がはいったから、おあがんなさいな」 「福茶か……ひさしく飲まねえから、味もなにもわすれちまったなあ……縁起物だ、いただくとしようか……うーん、これが福茶の味か……」 「ねえ、きょうは、おまえさんに、みてもらいたいものもあるし、聞いてもらいたいはなしもあるんだけれど……」 「なんだって? みてもらいてえものがあって、聞いてもらいてえはなしがあるだと?」 「そう……そいでね、あたしのはなしがすむまでは、どんなことがあってもらんぼうなことはしないって、おまえさん、約束しておくれよ」 「まあ、なんだかわからねえが、約束しようじゃねえか」 「そうかい、ほんとうだね」 「ああ」 「じゃあ、これをみとくれ」 「おやっ、財布じゃねえか、きたねえけど、革の財布だな。なんだい、こいつあ?」 「なかに小判で五十両はいってるよ……ねえ、おまえさん、その革の財布と中身の五十両に心あたりはないかい?」 「そういわれてみりゃあ、三年ばかり前、芝の浜で、革の財布に五十両へえってるのをひろった夢をみたことがあったっけ」 「それは夢��ゃないんだよ。ほんとうにひろったんだよ」 「なんだと? こんちくしょうめ!」 「どうするのさ? 手なんかふりあげて……はなしのすむまでらんぼうしない約束だろう?」 「まあ、そうだ」 「あたしゃあ、あのときはどうしようかとおもったんだよ。だって、おまえさんは、あしたっから商いなんかしないで、酒を飲んであそんでくらすっていうんじゃないか。こりゃあこまったことだと、おまえさんが酔いつぶれたのをさいわいに、大家さんに相談にいったんだよ。すると、大家さんのいうには、『ひろった金なんぞつかえば、金公の手がうしろへまわっちまう。すぐにおれがお上《かみ》へとどけてやるから、夢だということにして、おまえは金公をごまかせ』ってんだろ。いわれた通り、夢だ、夢だっておしつけたら、おまえさん、人がいいもんだから、あたしのいうことをすっかりほんとうだとおもって、好きなお酒もぷっつりやめて、いっしょうけんめい商いに精をだしてくれるじゃないか。そのおかげでこうして店の一軒も持つことができるようになったんだけど……おまえさんが、雪の朝なんぞに、買いだしにいくときには、あたしゃ、そっと手をあわせて、いつもおまえさんにあやまっていたんだよ……このお金も、落とし主がないからって、かなり前にお上からさがってきたんだけど、これをみせて、おまえさんがもとのなまけ者にもどっちゃあたいへんだとおもって、あたしゃ、心を鬼にしていままでかくしてきたんだよ。でも、もう店もこれだけになったんだし、おまえさんにもすこしは楽をしてもらおうとおもって、おわびかたがた、このお金をだしたのさ。ねえ、おまえさん、さだめし腹が立つだろうねえ、自分の女房にずっとうそをつかれていて……どうか気のすむまで、あたしをぶつなと、蹴るなとしておくれ。さあ、おまえさん、おもいきってやっとくれ」 「おうおう、待ってくれ。どうして、どうして、なぐるどころのはなしじゃねえや。そんなことをしたら、おれの手がまがっちまわあ。えれえや、おめえは、まったくえれえ。あのとき、あの金をそのまま持ってりゃあ、たしかにおれは、飲んだり、食ったり、ぶらぶらしていて、またたくまにつかい果たしちまったろう。あげくの果ては乞食にまで身をおとしてたかも知れやしねえ……また、そうならなかったとしたら、大家さんのいうように、手がうしろにまわって、わるくしたら打ち首だったかも知れねえぜ……そのおれが、こうして気楽に正月をむかえることができるというのも、おっかあ、みんなおめえのおかげじゃねえか。おらあ、あらためて礼をいうぜ。この通りだ。ありがとう」 「まあ、なにさ、おまえさん、女房のあたしに手をついたりして……じゃあ、ほんとうにあたしをゆるしてくれるんだね?」 「ゆるすもゆるさねえも……おれは、こうやって、おめえに礼をいってるんじゃねえか」 「そうかい……あたしゃうれしいよ。もう、きょうは、おまえさんにうんとおこられるだろうとおもってたから、きげんなおしに、ひさしぶりに一ぱい飲んでもらおうとおもって用意しといたんだよ。さあ、もうお燗《かん》もついてるから……」 「えっ、酒かい? お燗がついてる? そうかい、どうもどっかでいいにおいがしてるとおもってたら……そうだったのかい……」 「こんなものをこしらえといたんだけど、どうだい?」 「ああ、やっぱり、かかあは古くなくっちゃいけねえなあ���ずいぶん長《なげ》えこと飲まねえのに、よくおれの好きなものをおぼえていてくれたなあ……うん、ありがてえ、ありがてえ……じゃあ、おことばに甘えて、ひさしぶりに一ぱいやらせてもらおうか……おっと、そうときまりゃあ、大きなものについでもらおうじゃねえか。この湯飲みにたのまあ……おっとっとっと……なつかしいなあ、おい、お酒どの、しばらくだったなあ、よくまあご無事で、おかわりもなく……あはははは……ああ、においをかいだだけでも千両の値打ちがあるなあ、たまらねえやどうも……だが、待てよ……」 「どうしたの?」 「よそう、また夢になるといけねえ」
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2017年12月16日(土)
三重県紀北町・奥川ファームから隔週で届く野菜と卵、今日も安心・安全の塊が届く。白菜・キャベツ・ブロッコリー・カリフラワー・大根・カボチャ(?)・サツマイモ・ジャガイモ・サトイモ・ネギ、それにオマケの蜂蜜に、もちろん平飼い有精卵も。奥川さん、いつもありがとうございます。
朝の珈琲をいれようと、届いたばかりのびーんず亭の袋を開けると「ちょこっとプレゼント」が入っていた。近頃はウェブでの注文ばかりで実店舗に行かないが、久しぶりにマスターの顔を思い出した、ありがとう!
ツレアイは先週の怪我の影響を考慮して、予定していた太鼓とダンスの練習を諦めて自宅静養に。とは言え、買い物に行くことは「慎重な振る舞い」を条件に認めざるを得ない。
昨日の忘年会で、「豚肉の昆布締め」をしきりに勧め��のだが、皆さん結構乗り気になったよう。そこで、ツレアイに頼んでいた安売り豚肉の到着を待って、昆布締め手順を写真撮影してシェアすることに。
冷蔵庫で二晩寝かせ、後は焼くだけ。調味料いらずで本当に美味しい、本当にお勧め。
ランチはスパゲッティ、大蒜・鷹の爪・トマトで下地を作り、届いたばかりの有精卵を2個、仕上げにベランダのパセリをトッピング。穏やかな仕上がりにトウガラシ酢をアクセント、そりゃ、ワインも進むわな。
午後は録画番組チェック、昨日放送の上方落語の会
「NHK上方落語の会」から桂雀五郎の「初天神」と桂文華の「風呂敷」をお送りする。▽初天神:初天神へ出かける父親、せがまれ息子を仕様が無く連れて行くと、飴玉、みたらし団子、見るものなんでも欲しいと言い出して…▽風呂敷:亭主の留守に、かみさんが若い男を家にあげたところへ亭主が予想外に早く帰ってきた。かみさん、慌てて男を押入れに押し込んだが、亭主は押入れの前に座り込んで…▽ゲスト:西村由紀江
雀五郎さん、この持ち時間で「初天神」をサゲまで持って行くとは凄い。文華さん、余裕の高座なり。
夕方、長男が帰宅。早めの夕飯準備。
三男が外出のため、結果的に四人で夕飯。近頃お気に入りの「菊正宗 純米樽酒」を燗していただく。昼間録画しておいた、第44回NHK古典芸能鑑賞会「能・琉球舞踊・文楽・長唄 歌舞伎」
人間国宝など豪華出演者が一堂に会す、年に一度の祭典。第一部 月に舞う空に奏でる-人間国宝至芸競演-舞囃子「融」・琉球舞踊「諸屯」・文楽「関寺小町」・長唄「二人椀久」。第二部 歌舞伎「平家女護島 俊寛」。【出演】大槻文藏、大倉源次郎、亀井忠雄、宮城能鳳、城間徳太郎、鶴澤清治、吉田和生、東音宮田哲男、東音皆川健、東音味見亨、堅田喜三久、中村芝翫、中村東蔵ほか【ご案内】石田ひかり、秋鹿真人アナウンサー
「舞囃子“融”」 (シテ)大槻文藏、(地謡)観世銕之丞、(地謡)柴田稔、(地謡)武富康之、(地謡)大槻裕一、(笛)藤田六郎兵衛、(小鼓)大倉源次郎、(大鼓)亀井忠雄、(太鼓)林雄一郎 (17分15秒) ~NHKホール~
「琉球舞踊“諸屯”」 (立方)宮城能鳳、(歌・三線)城間徳太郎、(歌・三線)喜瀬学、(歌・三線)宇栄原宗勝、(箏)城間安子、(笛)知念久光、(胡弓)新城清弘 (15分00秒) ~NHKホール~
「文楽“関寺小町”」 (浄瑠璃)豊竹呂勢太夫、(三味線)鶴澤清治、(ツレ(三味線))鶴澤藤蔵、(人形)吉田和生、(人形)吉田文昇、(人形)吉田和馬、(人形)吉田和登、(笛)藤舎名生、(小鼓)藤舎呂船 (14分53秒) ~NHKホール~
「長唄“二人椀久”」 (唄)東音 宮田哲男、(唄)東音 皆川健、(唄)東音 村治利光、(唄)東音 味見純、(唄)東音 鈴木崇晃、(三味線)東音 味見亨、(三味線)東音 高橋武久、(三味線)東音 赤星喜康、(三味線)東音 高橋智久、(三味線)東音 宮田由多加、(笛)中川 善雄、(小鼓)堅田 喜三久、(小鼓)堅田 新十郎、(小鼓)梅屋 喜三郎、(大鼓)望月 太津之 (22分24秒) ~NHKホール~
最後の歌舞伎は、明日に回そう。
ゆっくりと風呂に入り、風呂上がりにナイトキャップをいただく、ハイボールに新姫を浮かべてみた。
明日はオープンキャンパスのため出勤、今日中に休みことにしよう。
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