#お夕涼み会
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muse-hoikuen · 3 months ago
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2024/8/3 お夕涼み会
食べ物を買って食べたり、女神さまと良い子の誓いをしたよ🕯
最後に花火をみて終わったよ🎆( *´艸`)
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g-men-movie · 1 year ago
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【男子学生限定!】『Gメン』公開直前試写会イベント開催決定!
『Gメン』公開直前!男子学生限定試写会イベントの開催が決定しました!皆様のご応募をお待ちしております。
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≪イベント・募集概要≫ ■開催日時:2023年8月16日(水)夕刻開始予定  ■開催場所:都内某所 ■登壇者:岸 優太、竜星 涼、矢本悠馬、森本慎太郎、りんたろー。(予定) ■ご招待:150組300名様 ■募集期間:2023年8月1日(火)~8月6日(日)23:59まで
応募はこちらから
《応募条件》 本イベントの性質上、ご応募はお申込者・ご同行者ともにイベント当日時点で、中学校・高校・専門学校・大学に通う男性の方限定とさせていただきます。予めご了承ください。当日はお申込者・ご同行者ともに学生証を必ずご持参いただくようにお願い致します。
※応募多数の場合は、ご応募いただいた方の中から抽選を行います ※当選の方には8月7日(月)以降に東映宣伝部よりメールにてご連絡申し上げます ※時間・場所などの詳細はご当選の方にのみお知らせいたします ※当選・落選に関するお問い合わせにはお答えできませんので、予めご了承ください
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kennak · 2 months ago
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夫が帰ってきたので準備していた夕飯を出した。 白米、味噌汁、肉豆腐、蒸し野菜。 すると夫がうわーーーーーーっ!!!!と叫びだした。 「何で暑い中帰ってきたのにこんな熱い料理ばっかり作るの? そうめんとか、冷やしトマトとか…もっと考えてくれてもいいんじゃないの? 毎日汗だくで食事するの、本当に、本当に嫌なんだよ!!!!」 と言って、号泣し始めた。涙をボロボロ流していた。 こんなに文字通りの人の号泣を見たのは始めてだったので私がうろたえていると、 夫は出ていってしまった。 後からLINEで「涼しいところで食べたいものを食べてくる。その後どっかに泊まって翌日そのまま会社に行く」と連絡が来た。 確かに私が全部悪いと思う。 レシピをちゃんと考えなかったこと。 私はテレワークでずっと冷房の効いた家にいるから、温度を帰宅に合わせて変えなかったこと。 夫はあせもがいろんな箇所にできているのにそれでも頑張っていること。 代謝がよくて汗っかきだから暑いのが苦手なこと。 それでも満員電車に乗って、外回りして働いてること。 何かもう料理だけじゃなくていろんなことが混ざって爆発しちゃったんだろう。 反省してる。 でもさ、もし夏がもうちょっと涼しかったらこんなことにならなかったのでは? 昔みたいにたまに涼しい日があったり、9月に近づいたら少しずつ涼しくなったり、 夜になったら窓を開けたり。そういう夏はもう戻ってこないのかな? 何かこう、テクノロジーの進化で天気って変えられないもんなのかな? 私が悪いんだけど、暑さのせいで人間おかしくなっちゃうよね。 ほんとどうにかしてよ…
夕飯出したら夫が号泣して家出した
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cafelatte-night · 4 months ago
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2024.07〜2024.08 ひとこと日記
7.30-朝寝坊してバイトを休んだ。夜に彼と口喧嘩した。ないものねだりばかりしてしまう。今週末、彼がチェコから日本に迎えに来るのにこんな状態でどうするんだろうね。
7.31-1ヶ月限定バイトの最終日。まわりのひとに大変良くしてもらった。チェコに行くことをリーダーのおじちゃんに話したら30年前にカナダで買ったオリンピックのトナカイのキーホルダーをくれた。大事にとっておいたのか、袋に入ったままで状態の良いものだった。わたしがこんなものをもらっていいのだろうか。
パリ五輪の男子バスケ/バレーの試合を観る。誤審ピック。
8.1- 茹だるような暑さ。何もしたくない。ちょっと黄体期特有の精神不安の症状が出てる気がする。ピルを飲み始めてからはほとんど見られなかったのでこの感覚に懐かしさを感じる。高校〜20代前半はかなり悩まされていたな。
8.3-チェコの彼が日本に来た。
8.9-チェコの彼がチェコに帰った。
8.12-母親と縁を切った。わたしに対する父の本音を聞いた。夜、居場所がなくてネットカフェにいたけど、男臭くて嫌だった。
8.13-ちょっと詐欺らしいものに引っかかってしまい、でもクーリングオフ期間だったので解約できて全額戻ってきたのでよかった。心がフラフラになってるから騙されやすい。
8.14-彼の誕生日。南海トラフは来なかった。新しいアパートを決めた。不動産の担当が仕事できなくて不安。
8.17-彼とわたしの今までの思い出アルバムを3時間くらいかけて作った。仕上がりが楽しみ。
8.18-アルバムが出来上がったのでカメラ屋に取りに行く。完璧な仕上がりだった。これを渡しても心が戻って来なかったら諦めがつくと思った。今日、彼はイギリスから帰国。
8.19-内定先の代表と融資を受けた銀行の担当者とのやり取りを聞いていて、絶対この人の元で働いたら後々面倒なことになると思った。
8.20- 代表と話をして正社員ではなく業務委託で仕事を受けることになった。それでよかったと思う。思ったことはなんでも言ってくれと言われてたので、昨日の銀行とのやり取りのこと正直に話したらそれは言ったらだめだったらしく怒っていた。わたしには判断がつかなかった。/パソコンがようやく直ってうれしい。SSDを交換した。
8.21- 最近、早朝に目が覚めてしまう。ひたすらTwitterをスクロールした。意味のないことをして現実逃避したかった。夕方までうたた寝とそんなことを繰り返していた。/今更Wednesdayを見始めた。ハンドが可愛すぎる。わたしもほしい。
8.22- 久々に弟と出かけた。憎たらしくてかわいくて大好き。通っている塾でどんな指導を受けてるのか分からないけど、あんまり良くなさそう。でも私の子ではないから、私に決定権はない。
8.23-朝起きたら風邪っぽい。代表が38度も熱があったのに隠して私を事務所に呼んだからもらったな。地獄に堕ちてほしい。/不動産会社の求人に応募している。職務経歴書を修正していたら、今月末で有効期限が切れる資格があることに気づく。更新のための試験を月末までに受けなきゃ… / ずっと寝ていても頭が痛くなったり筋力が落ちたりしなければいいのになぁ 
8.24-明日、あの事件ぶりに彼会う。まだ2ヶ月か。すごく昔のことのよう。図書館へ行って、彼に手紙を書いた。/ 一日中眠たいけど、涼しい部屋で好きな時間にゆっくり眠れない環境だから早く引っ越したい。明日面接なのもだるい。
8.25-午前、面接。9時17時の求人に応募したのに、実際は8時45分18時だった。最近こんなことばかりな気がする。/ 午後、元彼に会う。本当はすぐにさよならのはずがカフェでゆっくり話をした。アルバムはパラパラと見ていた。心に届いてなさそうだった。別れ際、これで最後って言われたけど私は信じない。だってハグした時、思い切り勃ってたから。わたしのこと、まだ愛してるに決まってるなんて思ったらだめでしょうか。
8.26-オンラインの日本語教師登録をした。自己紹介ビデオをつくって��て、思いのほか楽しかったけどめちゃくちゃ疲れた。動画編集を仕事にしている人、尊敬。/ Amazonの配達サポートの在宅ワークに応募した。応募に必要なテストが実際の仕事のシミュレーションのようで楽しかった。受かるといいな。/ なんか今日とてもがんばった感あるけど、まだ無職、家無し。
8.27- 賃貸不動産会社の1日入社体験。当然無給だと思っていたけど、最後に日当をいただいて驚いた。何もしていないのに… 。今回は勤務条件が募集要項と違っていたので辞退するつもりだけど、今後、就職先を決める上で勉強になったことがたくさんあった。動いてよかった。
8.28-アパートの契約完了。あと3日。父に来週出て行くからお世話になりましたと伝えたら、夕ご飯に少しいいものを買ってくるようになった。わたしがほしいのはそういうことじゃない。/ 夜、悩んだ末に元彼に電話。地雷を踏まないようつま先立ちで会話する。引っ越しを手伝うかどうかは明日まで考えさせてくれ、と保留。会いたい。
8.29-「引っ越し手伝うよ、でもよりを戻すわけじゃないからね」と連絡が来た。
8.30- 今日現在稼ぎ口がメルカリしかない。エネルギーが有り余っているから配達なんかのアルバイトをしたい。
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jujirou · 4 months ago
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おはようございます。
秋田県湯沢市川連は快晴です。
昨日からお盆休み…でしたが、朝一の涼しいうちに、キワ引きと刻苧着けを行なった箇所の空研ぎ作業。
その後はお盆の内側の木地固めやら、修理依頼品の続きの作業を行い、夕方にはお盆の内側が乾いていたので、裏側の木地固め作業で一日が終了。
温湿度が高いと塗り作業は厳しいですが、下地作業は捗るので助かります。
そして今日は祝日で休み…ですが、休みの朝から川連塗りフェアの部会会議⁉︎…何でだろう⁉︎…と毎回⁉︎を感じます…
今日もアレヤコレヤと有りますが、一つ一つコツコツ頑張ります。
皆様にとって今日も、良い祝日と成ります様に。
https://jujiro.base.ec
#秋田県 #湯沢市 #川連漆器 #川連塗 #川連 #国指定伝統的工芸品 #伝統的工芸品 #伝統工芸 #秋田工芸 #秋田の物作り #髹漆 #寿次郎 #コーヒートレー #隅切り盆 #休みの朝から #伝産法改正 #個人の未来と産地の未来 #kawatsura #japanlaquer #JapanTraditionalCrafts #KawatsuraLacquerwareTraditionalCrafts #jujiro
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dolcissimamiavita · 1 month ago
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題詠100首 2024
「短歌は奴隷の韻律」と喝破した小野十三郎の短歌否定論を読んだあとで、それでもここに戻ってきてしまうのは、やはりこの詩型が好きだからなのかもしれない。
五十嵐きよみさん主宰の「題詠100首」に参加しました。ありがとうございました
2024-001:言 言ひかけたそのくちびるをくちびるでふさげば夜はすみれのにほひ
2024-002:置 置く露の消ぬべきものと思へどもなほなつかしき鬢のほつれ毛
2024-003:果 白鳥のゆくへ知らずもさびしさの果てなんくにへ飛び去りぬらむ
2024-004:吸 くちづけは甘き陶酔蜜を吸ふみつばちににて飽くことのなき
2024-005:大切 大切なものこそ目にはさやかなれこの目この肩このふくらはぎ
2024-006:差 差しみづするやうにして息をつぐ逢瀬のまへの胸の高鳴り
2024-007:拭 足拭ふそのくるぶしの白さゆゑねむれぬ夜をすぐしてけりな
2024-008:すっかり もうすっかり秋なのですね江ノ電に待ち合はすれば日影のながく
2024-009:可 不可分のふたりなりけりかんづめの鰯のやうに身を寄せあつて
2024-010:携 天の川白しと言ひて仰ぎみつ手を携へて川わたるとき
2024-011:記 ツンドクをツンドラと読みまちがへてガリア戦記に雪のふりつむ
2024-012:ショック あの夏の藤の木かげをおもひいづルドルフ・ショックのあまき歌ごゑ
2024-013:屈 身を屈め砂に字を書く主イエスは赦したまふやこのふかなさけ
2024-014:外国 マラケシュへ脱出したしサフランとなつめの香る外国(とつくに)の果て
2024-015:見 あひ見てののちのおもひはすみれいろ日の出のまへのひさかたの空
2024-016:叡  あさぼらけ比叡のやまにたつ霧のふかくぞひとを思ひそめてし
2024-017:いとこ 豆好きの子の記念日につくりおくかぼちやとあづきいとこ煮にして
2024-018:窮 窮鼠にも朝は来るらし鎧戸のすきまより洩るひかりひとすぢ
2024-019:高 抱きあげて高いたかいをするたびにはじけるやうにわらひたりけり
2024-020:夢中 青春は夢中のうちにすぎさりぬめざめていまは白き秋風
2024-021:腰 腰骨の上に手をおき抱きよせる サルサのリズム 波うつ体
2024-022:シェア イヤフォンをシェアしてバッハ聴きをりぬ予定日すぎて子を待ちながら
2024-023:曳 ひかり曳くものこそなべてかなしけれ流るる星もほたるのむれも
2024-024:裏側 いかにせんうかがひしれぬものありて人のこころは月の裏側
2024-025:散 知られじな夜もすがら吹く木枯らしに散るもみぢ葉のつもる思ひを
2024-026:頁 世界史の頁を閉ぢて夢見をり講義のをはりとこの世のをはり
2024-027:おでん 二日めのおでんのやうにしみてくるやさしく気づかふあなたのことば
2024-028:辞 言霊の幸ふ国に聞き飽きる 美辞も麗句も誹謗も揶揄も
2024-029:金曜 泣きぼくろつついておこすとなりの子金曜五限睡魔のきはみ
2024-030:丈 つり革にとどく背丈となりし子の腋窩の白く夏さりにけり
2024-031:けじめ ひるよるのけじめもつかぬ薄明かりいのちの果てのけしきとぞ見る
2024-032:織 経糸も緯糸もなき鳥たちの声の織りもの聞けども飽かぬ
2024-033:制 制限字数こえてあふるるわが思ひたぎつ早瀬となりにけるかも
2024-034:感想 「感想を十四字以内で述べなさい」「あいたいときにあなたはいない」
2024-035:台 灯台のやうに照らせよぬばたまの無明の闇におよぐこの身を
2024-036:拙 目をとぢてなにおもふらん古拙なる笑みをうかぶる半跏思惟像
2024-037:ゴジラ 清涼水ささげまつらん着ぐるみをぬいでくつろぐゴジラのひとに
2024-038:点 夕されば宵宮に灯の点されて稲穂をわたる風かぐはしき
2024-039:セブン 響きあふセブンスコードやはらかくスイスロマンドかんげんがくだん
2024-040:罪 罪深きものと知りつつやめられぬ午前零時のキッシュロレーヌ
2024-041:田畑 とり入れををへし田畑に��らのさわぐを聞けば秋更けにけり
2024-042:耐 陣痛に耐ふるつまの手にぎりをり痛みを分かつすべあらなくに
2024-043:虫 別れきて秋の夜長をなきとほす虫の息にもなりにけるかな
2024-044:やきもち 黒い怒りもしづまるでせうやきもちにきなこまぶして頬張るならば
2024-045:桁 花ごろも衣桁にかけて待ち遠し色とりどりに咲きみつる春
2024-046:翻訳 ふさふさのしつぽを立ててあゆみ去るねこのことばの翻訳もがな
2024-047:接 おたがひの足音のみを聞いてをり話の接ぎ穂見つからぬまま
2024-048:紐 「結んでよ後ろの紐を」あらはなる背中見せつつ言ひたまひける
2024-049:コロナ かろやかに走り抜けたり太陽のコロナのやうに髪なびかせて
2024-050:倍 この仕打ち受けても七の七十倍赦しなさいと命ぜらるるや
2024-051:齢 少女らのもはや倦みたる遊具あり遊具にもまた適齢期あり
2024-052:圧力 ゆつくりと圧力かけて皺のばすアイロン台に湯気は立ちつつ
2024-053:柄 春の夢見させてください花柄のスカートのうへに膝まくらして
2024-054:朧 朧なる記憶の底にきこゆなり赤子のわれを呼ぶ祖母のこゑ
2024-055:データ データなぞ改竄するのが前提といふひとあれば美しくない国
2024-056:紋 わがうたにいまだ紋章なきことも恥ぢずこよひも豆腐が旨い
2024-057:抑 「好きといふきもちは抑へられなくて」読みかへす午後ひざしうつろに
2024-058:反対 環状線反対まはりに乗せられてはじまりしわが大阪時代
2024-059:稿 ブルックナー第八初稿で祝ひたり生誕二百周年の宵
2024-060:ユーロ ふらんすはあまりに遠し「赤と黒」原書にはがすユーロの値札
2024-061:老 生ましめしのちのよふけのしづもりに老助産師のたばこくゆらす
2024-062:嘘つき どうせならうつとりさせて狂はせる目覚ましい嘘つきなさいませ
2024-063:写 ちちははの結婚写真色あせてアルバム白く夏は来たりぬ
2024-064:素敵 はにかんでものいふときの片頬にゑくぼをきざむ笑顔が素敵
2024-065:家 家ひとつこぼちて三つ家を建つなんのふしぎもなしとはいへど
2024-066:しかし 焼き魚ほぐしつついふもしかしてわたし妊娠してゐるかしら
2024-067:許 胸許にきつつなれにしスカーフあり柩のひとの息あるごとく
2024-068:蓋 きみがため抜山蓋世のますらをも恋のとりことなりにけらしな
2024-069:ポテト ベークドポテトふた��にわればふうはりと湯気立ちのぼるバター落して
2024-070:乱 黒髪の乱れも知らずうちふして幾何証明にゆきなやむ吾子
2024-071:材料 材料はグラム単位ではかりませう恋の女神にささぐるお菓子
2024-072:没 ひそやかにゐなくなりたし没年齢しられぬままに墓標もなしに
2024-073:提 下駄ならしなつまつりよりかへりき���ゆかたの子らは金魚を提げて
2024-074:うかつ 「もうすこし一緒にゐたいな」うかつにもつぶやきしゆゑ底なしの沼
2024-075:埒 ひとり舞ふほかにすべなしもろびとの大縄跳びの埒外なれば
2024-076:第 しんしんと肺蒼きまでしみとほるかなしみふかき第二楽章
2024-077:オルガン オルガンの裏にひかへてふいご踏み風を送りし労苦を思ふ
2024-078:杯 願はくはおなじ杯よりのみほさん媚薬なりとも毒薬なりとも
2024-079:遺 「きらひなのさういふところ」といはれたり不貞寝して聞く遺愛寺の鐘
2024-080:なかば ランウェイに踏みだすやうなあひびきはのぞみとおそれ相なかばして
2024-081:蓮 さきゆきは見通さずともしろたへの酢蓮を食めばこころはなやぐ
2024-082:統一 姿見のまへでくるりとひとまはり「青で統一秋色コーデ」
2024-083:楼 春高楼の花のうたげはまぼろしか廃墟の城を照らす月かげ
2024-084:脱 管弦のとよもすホール脱けだせばしんとしづもる明きフォアイエ
2024-085:ブレーキ ブレーキのきかぬくるまかすこしづつあなたの方にかたむくこころ
2024-086:冥 冥府よりプロセルピナはもどりたり野の緑もえ春のおとづれ
2024-087:華やか 華やかに開幕ベルは鳴りしかどせりふおぼえずお化粧もまだ
2024-088:候 姸を競ふ花嫁候補に目もくれず選びたまふは桐壺の姫
2024-089:亀 わたつみの底の浄土の住みごこちいかにと問ひぬ青海亀に
2024-090:苗 十年後ジャスミンティーの再会は苗字かはりて人の子の母
2024-091:喪 青き花好みたまひしひとなれば青き旗もて喪章となしつ
2024-092:休日 窓ごしに別れを告げる新幹線休日なんてあつといふ間ね
2024-093:蜜 乳と蜜ながるるところといはれたるカナンの地いま血潮ながるる
2024-094:ニット 置きわすれられしニットのセーターに顔うづむればにほひなつかし
2024-095:祈 祈るやうに手をあはせたりめづらしき蝶見つけしと馳せきたりけり
2024-096:献 妻あての訳者の��辞見返しにあり「��と罰」古書あがなへば
2024-097:たくさん ひとつぶのあかい木の実をかみしめるあしたまたたくさんとぶために
2024-098:格 格変化となへつつ夜ぞふけにけるロシヤ語講師の赤き唇
2024-099:注 ちらぬまま朽ち果ててゆくあぢさゐのはなのをはりにふり注ぐ雨
2024-100:思 さめやらぬ夢のほとりに置く露のかわくまもなくもの思ふころ
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numberonetyphoongladiator · 2 months ago
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1.Sob
Edo, believe in yourself, believe in yourself, I'll believe in you until I don't. Listen to it. And be united, Edo.
Nah#800
ここから抜け出したいよ!
The strong morning sun, did you sleep this morning?
Oh, nice to meet you, nice to meet you
I was naive when I saw the work at Kawamura Memorial Museum of Art.
You gave me ramen, didn't you?
I had lunch at a neat restaurant.
It's been more than 10 years since I moved to Hokkaido, but at first the psychiatric drugs were too effective and it was hard.
Pooping in the wild in Chiba - I don't really want to talk about it. That was about 18 years ago.
People with mental disabilities are discriminated against, so we need to do something about disability pensions.
My parents pay my rent.
Sapporo is pretty cool.
Sapporo is pretty cool.
Sapporo is pretty cool.
The strong morning sun, did you sleep this morning?
強い朝日は 今朝は眠れただろうか
Oh, nice to meet you, nice to meet you
 
あー初めましてよろしくお願いします
川村記念美術館で作品を見た時はナイーブだった。
ラーメン下さいましたよね、いや
こざっぱりしたレストランでランチをとった。
北海道に移住して10年以上経つけど、最初の頃は精神薬が効きすぎて辛かった。
千葉の野糞かーあまり話したくない。18年くらいまえの話だ。
精神障がいは差別されてる障がい者年金とかどうにかしないと。
親に家賃払ってもらってる。
サッポロはまあ涼しい。
サッポロはまあ涼しい。
サッポロはまあ涼しい。
7’s
If you're wandering the city at night, If you're drowning in a late-night cafe, If you're holed up in your own home, I'll be there for you, I know I can do something for you, Because I'm always in a place like that.
If you've lost a friend, If you've been betrayed, If you've lost yourself, I'll be there for you, I know I can do something for you, Because I've always fought against those things.
If you've run away, If you have no place to go back to, If you've collapsed, I'll come and pick you up, I know I can do something for you, Because I love you.
Oh, I want to find you soon. Oh, I want to find you soon.
アジア人。
自分がみにくいとだらけてると
アジア人がみにくく感じる。
こうき心が強い時代に戻って
ベルリンに行こう!あれ?
アジアじゃないやん。アジア….
フィリプィーナ犯したい!若い
フィリピィーナ
エキス
駅っす!好きっす!ごまだれドレッシング
エキスって英語で何んて言うんだろう。
変ないんごをしゃべってるTikTokerの
女の音源でバスの風景を
撮ろうとしたけどアカウントが見つからない
アジア人。
自分がみにくいとだらけてると
アジア人がみにくく感じる。
こうき心が強い時代に戻って
ベルリンに行こう!あれ?
アジアじゃないやん。アジア….
フィリプィーナ犯したい!若い
フィリピィーナ
エキス
駅っす!好きっす!ごまだれドレッシング
エキスって英語で何んて言うんだろう。
変ないんごをしゃべってるTikTokerの
女の音源でバスの風景を
撮ろうとしたけどアカウントが見つからない
うさぎ
跳ねる。はねる油は重曹
汚ないよごれもビネガーオイルでささっと。
変態 . おぞましい。
古い童謡
僕よりすぐれているかも。
かも!? 人それぞれやん!
やー、ぐーるたれ野郎。
今日こそは散歩
うさぎ
跳ねる。はねる油は重曹
汚ないよごれもビネガーオイルでささっと。
変態 . おぞましい。
古い童謡
僕よりすぐれているかも。
かも!? 人それぞれやん!
あー早く見つけたい。あー早く見つけたい 新しい歌
アホ、ドヂ、まぬけ
夜の町を歩いた 同じ道をくり返して
タバコ吸った 路上で
カフェでコーヒー飲んだ
見失なってしまった 大切なことを
Sickening
江戸さんに愛を
江戸さんに愛を
Fuck ya
江戸さんに愛を
江戸さんに愛を
Fuck ya
江戸さんに愛を
江戸さんに愛を
Fuck ya
江戸さんに愛を
江戸さんに愛を
Fuck ya
Disable xx _Gerne Country blues acoustic
They talk about food waste, but if it's frozen food..., Japan is over-abundant
Aging farmers, old ladies and old men grow potatoes
Aging farmers, old men plowing the fields with tractors
Young people don't know about convenience stores because of Japanese apps
The seasons go round. The seasons go round. Spring, summer, fall, winter, spring and summer
Fields, cows, pigs, chickens, etc.
The seasons go round. The seasons go round. Spring, summer, fall, winter, spring and summer
Fields, cows, pigs, chickens, etc.
A work place, a ranch? I'm running away!!
Hey hey you!!!
Hey hey you!!
Milk cartons to the supermarket.
No cars either!
畑やら牛やら豚やら鶏やらSick Japan!!!
Hey hey you !!!you!!!
Nah9
障害者がエアコンつけられなくて、夏の暑さで死んでいるとかほんとかないやパソコンダンクデータ入力やらされた山のお父さんお姉ちゃん抱きたいが車から飛び降りたのは雨の日で幸いだ。18の時だ。それから性感ヘルスに行って3900円で指で指名してイメージと違う方法が出てきた。それでもうやめ 苦しい。あんまり水飲み過ぎると死ぬかもしれない。水飲み過ぎると死ぬかもしれない。今日は何日だ。9月23日月曜日データ入力無理矢理やらされた工賃なし。でも気分が悪くて帰らせてもらいたかったか馬鹿な施設長がやってけって言われた。まぁ2件で勘弁されたのは、詐欺が幸いだが詐欺って何やー力をくれ富士山ジャパンあれしか思い変わなかった。ウィズ・カリファツーパック、デフレパート、だんだん涼しくなってる。冬へ向かっている日もくれるのも早くなってる。
Mysti -C
精神障害って言うのは厄介だ。自分で稼がないとでも体力がいる。あと社会経験をたくさんつまらないとコネクションがないとただ���転んでる。今はでもYouTubeで運動でもするかな。YouTube見ながら今3時35分だけどご飯食べないといけない。夕飯は昼。ご飯はセブンのアプリとかで安く済ましたけど、冷凍食品はあんまり食べたくない。でも冷凍食品の方が安いけどやーファンザでキャリア決済で動画買おうかなぁと思ったけど、くだらないアプリに使うよりその方がクリエイティブだってまだ活発だもん。なんか二番煎じの女騙すとかちょっと汚いなぁ。それは車も運転しないし免許もないし今は昔はもってたけど更新しなかった。精神科は精神科の入院患者はテレビ見るぐらいしかやることないけど面会に行ったら60後半の男性はまぁ結構あるmmmmm歩けてたwalk walk walking man BROS
Chloe Vevrier
Isn't there a song by Black Sabbath called Confessions of a Devil? I guess not.
I don't have dinner at the group home. I can't cook a little for myself so I can only buy bento boxes with additives.
Prices are high. Well, Japan is better, but magazines are expensive.
Why do I have to collect waste paper, drain water, wash plastic bottles, compress them and peel off labels! Mercari Kyushu Hokkaido?! Yamato Transport and Mercari need to do something. On sale. Women, women, women, me, men.
悪魔の告白ってブラックサバスに曲ない?ないよなぁ
グループホーム晩めしでないの ちょっと自炊するだけの事ができないので無理だから添加物のはいってる弁当しか買えない。物価高 まぁ日本はマシな方だけど,雑誌とか高い。
なんで俺は古紙回収とか、水切りとか ペットボトルの洗浄•圧縮ラベル剥がしとかやってるんだ!メルカリ 九州 北海道!?ヤマト運輸もメルカリもどうにかせんと。安売り中。女、女、女俺男。
Nah
Endless confession
Don't be fooled, boy
You've got what's good for you!
I'm alone on the street. Smoking a cigarette
I can't find my song.
In my pajamas, I can't find the air conditioner
The meat is VITTON and Paris Hilton
My girlfriend is a mess. A big bowl of meat
10g of salt
The kitten is shivering
I can't find my song
Forbidden welfare pass
Carnival of cigarettes and water
I've got a pipe in my mouth
I can't find my song
Forbidden welfare pass
Carnival of cigarettes and water
I've got a pipe in my mouth
I can't find my song
Com fir São
果てしない告白
だまされるんじゃない 男の子
ついてる物ついてるんだろ!
路上に俺の一人。タバコを吹かして
マイソングは見つからない。
パジャマ エアコンが見つからない
肉はVITTON パリスヒルトン
ていたらくな彼女。肉丼大盛り
塩一杯10g
子猫がふるえてる My songは見つからない
禁断のふくし乗車証
タバコと水のカーニバル
パイポをくわえて My songは見つからない
Não se engane garoto
Deve ter algo ligado a ele!
Eu sozinho na rua. fumar um cigarro
Não consigo encontrar minha música.
Pijama, não consigo encontrar o ar condicionado
A carne é VITTON Paris Hilton
Não se preocupe com ela. Tigela de carne grande
10g xícara de sal
Meu gatinho está tremendo, não consigo encontrar minha música
Passagem Proibida de Fukushi
Carnaval de tabaco e água
Com um cachimbo na boca, não consigo encontrar minha música
Golden days
[Verse]
We were young and wild
Sunshine in our smiles
Running through the fields
Time stood still for miles
[Verse 2]
Treehouse in the back
Secrets we unpacked
Laughter filled the air
We had not a care
[Chorus]
Golden days
Golden rays
Moments never fade
Our childhood parade
[Verse 3]
Skateboards on the street
Barefoot in the heat
Endless summer nights
Memories so sweet
[Verse 4]
Picnics at the park
Catching fireflies in the dark
Climbing every tree
Just you and me
[Bridge]
Time flew by so fast
But still
Those days last
In our hearts they stay
Never fade away
Hope
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shokobekki · 2 months ago
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【日記】
決まった居場所もつるむ仲間も要らないし、華やかなスポットライトも受賞も求めていない。まして画像しか見ない人の暇つぶしのいいね数なんかどうだっていい。取扱先がただ増えればいいわけではないし、ぽんぽん売れさえすりゃいいわけでもない。 ただ、これだけは求めているのは、できてくる作品を真剣に見て対話してくれる人。属性でも経歴でも情報でもなく、とにかく作品を (展覧会に足を運び続けてくださる数少ない方は、結局みなそういう方だ)。そして当然ながら、作品が決して損ねられないこと。 あとは制作を持続できる環境。これは自分の努力で維持していくしかない。
Facebookにたまたま流れてきた、或るベテラン美術家の方の投稿に、作品を売って生きていくことの難しさ(受ける誤解のことも)が吐露されていて、色々うなずいたり考えたりしてしまった。 私の場合、とても生業にはなっていないけど、それでも、継続的に作品を制作し、ギャラリーで発表し売っているので、そこには作り手の責任も発生するし、手を抜くことなどなく、れっきとした仕事だと思っている。どんな生活をしていても、プライドを持って作品を作り続け売り続けている人はみなプロの作家だ。制作も継続も楽じゃない。でもつくることはいろんな意味で大事な、価値あることだと私は思っているので、どうにかして周囲の理解や協力も得ながら続けている。コラージュからは20年、木口木版からは15年かな。生活の変化でペースダウンしたり、思うように発表の場を得られなかったり、身を粉にして作った作品が損ねられたり、つらい思いをしたことも度々あるけど、幸いつくることが途切れたことはない。
以前、ギャラリーの個展で作品を買ってくれた友人が、自分の出した代金の半分(場合によってはそれ以上)が、ギャラリーに入ると知って、そんなに取られるのか?と驚いていた。友人の反応にかんしては、私がまだ初期の頃、スペースを借りて自主企画展をしていたのを知っているという経緯もある。友人から見れば、どこでやっていようが個展は個展なのだ。 でも、ギャラリーが、アート作品は大切なものとして価値をつけ、対話の場を設け、かつ販売するお店であることを知らない人は意外と多いのかもしれない。価値を受け止め買ってくださる方がいるから、ギャラリーも持続していけるし、作家は多かれ少なかれ、また次作に向けた活動ができるのだけど、ギャラリーって美術館なの?レンタルスペースなの?なんなの?と聞かれることは今もあるし、ただで見せてもらうのは申し訳ないからと言って、わざわざ高価なお菓子やお花を持ってきてくれる方もたまにいる(お気持ちはもちろん嬉しいけども、作品をしかと見てくださることが肝要で、そういうお気遣いは無用なのです。もし気に入ったものがあればそちらにお金は使って頂きたいし。) 私は自身が作る人になったのでたまたま知ったけど、作る人になっていなかったら、ギャラリーのことを知れる機会ってなかったかもしれない。
個展で何度もお世話になっている某ギャラリーの方は、"売り上げは半々。でも作家さんは作るだけ。展示やPRや販売はこちらに任せてください" とキッパリだった。自主企画から始まった私としては、急に価格を上げることもできず、正直当初は、5割しか入らないのはきついと思った。でも、自主活動では限界があることも重々感じていたので、こんなまだ売れていない安い作家をリスク承知で企画くださるのだから、それだけでもありがたいと思わなきゃ、という気持ちでもいた。けど今は、安心してお任せできるギャラリーならば、この配分は納得できる。 作家はつくるという領分に、ギャラリーは伝え届ける(かつ作品と作家を守る)という領分に、それぞれプライドと責任を持って全力で取り組むのだから。
でも、作家が作品を作るだけでは済まないようなギャラリーや(たとえば、DM制作費など開催費用が要ったり、作家さんの好きなようにしていいからと、撮影、宣伝、展示、接客など大方の仕事を作家にまかせ、それをネットでシェアするだけ、あとは販売事務くらいしかしないようなところ)、安心して委ねられないようなギャラリー(扱いや展示や発信が雑で、作品が損ねられるなど。はさすがに論外か;)の場合は、売れて5割はギャラリーの領分としては取りすぎだと思う。 作家に3割以下しか入らない所もあると聞く。それ相応の理由があるのだろうけど、よほど高額で売れなくては作家はとても活動を持続できないだろうし、これだけ聞くと、もはや信頼関係ではなく、上下関係や搾取だと感じてしまう。数字云々よりも、要は個別の信頼関係なのかな。
そのスピードについてゆけていないけど、今や、SNSなどで作家が自己発信し、よかれあしかれ、直にファンもつき得る時代。ギャラリーを介した仕事の仕方も変化を求められ、改めて手探り期に入っているのかもしれない。作家たちはとにかく作り続けているけれど、作品に真剣に対面してくれる方と出会い続けていくにはどうしたら良いのか、少なくとも私はいつも暗中模索で、はっきりしたアテはなく、また、色んなリスクに怯えて身動きが取れないことも多々ある。ただ、私は、幸か不幸か、こちらからガツガツ動いてうまく行った試しがなく、むしろ予期せぬところからやってきた出会いによって動かされて来た部分が大きい気がする。でも何もしなければそれもない。だから焦ったり、時には無理をしたりする。なんと無駄の多いことか。 "貧乏になるかもしれないけど、これは良いものだから、続けて" と、背中を押してくださった方もいた。本当に、着々と貧乏になり続けている苦笑。色々簡単じゃないけど、25歳頃ようやく、作品をつくることに開眼?して以来、これはきっと良いものに違いない、やめてはいけないと、根拠なき自信だけは失うことなく(一時的になくすことはありますが;)、好捕手がどこかにいてくれると信じて、どうにか投げ続けている。そんな実情だ。
と、無知を承知で長々偉そうに書いたけど、概ねは、日常の諸々にまみれ、流されそうになりながら、笑ったり怒ったりして凡庸に暮らしている人間です。本当に。でも不思議と、そんな隙間から作品が生まれてくる。
九月はあっという間に過ぎていった。彼岸花の最盛期を見逃す。夏の間は休止していた近くのトマト農園の直売がまた始まった。台風がウヨウヨしていてまだ湿気はあるけど、夕方はずいぶん涼しくなり、空気が少しずつ落ち着いてきている。街灯が寂しげに灯り始める頃、近所を歩けば、みんな家にいて、ご飯やお風呂の匂い、テレビの音が漏れてくる。そういうのがどこかもの哀しくもあり、愛おしくも思える。
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rosysnow · 3 months ago
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やがて終わる空
この道を抜ければ私たちは自由になれるのに
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 母が留守にするとき、私の家には菜実さんという女の人がやってくることがあった。それは、物心つく前からのことで、特におかしなことだと私は思わなかった。  ただ、菜実さんも、菜実さんの肩を抱く父も、母にはすべてを黙っておくよう私を戒めた。その理由を訊けない私は、父が母には見せない笑顔を菜実さんには向けているのをただ見つめた。  何か、おかあさんが仲間外れみたいで可哀想。  そう思ったけど、パートとか友人との食事から帰ってきた母に、私はおとなしく何も言わなかった。  父と母は、互いに相手に向かって微笑むことがなかった。私のことはかわいがってくれるけど、リコン、という言葉を知ったときには、やがて私の家にはそれが来るだろうと思った。私はどちらかを選ぶのかと悩み、夜、寝つけないときもあった。  父と母は、口論するわけではないし、どちらかが暴れるわけでも、怒鳴るわけでもない。でも、何というか、冷めている。何とも想っていない無関心が伝わってくる。  なのに、なぜ結婚したのだろう。結婚って、好きな人とするものでしょう?
「秋果にはそろそろ話しておくけどね。おとうさんには、昔から好きな女の人がいるの」
 父が残業で帰宅が遅くなった夜、母とふたりで夕食を取っていた。メニューは、母のお手製の豆腐ハンバーグで、私はもうじき小学校に上がる春先だった。  私がつねづねの質問を投げかけるまでもなく、機会を待っていたように、母がそんな話を始めた。
「おかあさんは、何にも知らずにおとうさんと結婚しそうだったけど、その女の人、一度おかあさんに会いにきたの。そして、おとうさんと一緒に暮らしてる鍵をおかあさんに返して、『今、あの人の部屋には私とペアで買ったものがたくさんあるけど、どうせなら捨てずに使ってくださいね』って」
 おかあさんは、食器棚のお揃いの湯のみとかお皿とかを見た。そして、「負けるか、と思って使ってるけど、やっぱりつらいね」と泣きそうに笑った。  私の頭によぎったのは、当然、この家を訪ねてきては、父に寄り添う菜実さんだった。そう、このとき私は、はっきりと心に決めたのだ。  ああ、私、おかあさんについていこう。
「秋果ちゃん」
 小学校に上がって、校庭に咲いているのは、桜からつつじになった。よく晴れた五月の中旬、ちょっと暑いくらいで今年初めて半袖を着た日だった。白とピンクのつつじに目を移していきながら、私は車道沿いの通学路を下校していた。  聞き憶えのある声に、足を止めて顔を上げると、母のあの話を聞いてから避けるようになった菜実さんがいた。家の外で菜実さんに会うのは、初めてだった。
「学校、終わったの?」
 無視しようと思ったけど、それを菜実さんが父に言って、父が私を怒ったら?  私は菜実さんと目を合わせないようにしながら、とりあえずこくんとした。「そっか」と菜実さんは私がそっけなくなっても優しいままの声で言う。
「あのね、秋果ちゃん」 「……何」 「私、秋果ちゃんと行きたいところがあるんだけど」
 私は精一杯の拒絶で、つつじとそれに集まる蜂を見ていた。けれど、菜実さんの視線は折れないし、沈黙も気まずくて、やっと菜実さんを見た。  茶色の髪を梳いて軽くする菜実さんは、水色のスーツを着ていた。化粧がいつもより濃いように見える。「たぶんね」と菜実さんは私の頭に手を置いた。
「私、秋果ちゃんと会えるのは、これが最後だと思うの」
 首をかたむけると、「その理由も話すから」と菜実さんは私の手を取った。  振りはらうべきなのか迷ううちに、軽く引っ張られて、すぐそばに停まっていたグレーの車の後部座席に乗せられた。ドアをばたんと閉めた菜実さんは、すぐ運転席に乗りこんで「一時間くらいだからね」と、あっという間に車を発進させてしまった。  私は窓から外を見て、さっき出てきた校門も通り過ぎるのを茫然と見て、やっと頭の中を蒼白にして菜実さんを見た。  菜実さんが私にひどいことをしたことはない。目つきも手つきも、��つもちゃんと優しい。  でも、やっぱりこの人は私のおかあさんじゃないし、なのにおとうさんとべたべたするし、昔おかあさんに嫌なことだってしたし。いい人��、とはもう思えなくなっている。  だいたい、おかあさんのいないときに、おとうさんと仲良くする女の人が好ましくないのは、小学校にも上がれば分かってくる。この人、私の家に入りこんできて、いったい何なの? この人さえいなければ、もしかしたら、おとうさんとおかあさんも仲が良かったかもしれないのに。  結局、よくよく考えれば、私は菜実さんに最もひどいことをされているのだ。
「お腹空いてない?」
 赤信号のとき、菜実さんはそう言って、後部座席にあったふくろからお菓子を取り出した。私のポテトチップスが、いつも“のりしお”なのは、菜実さんも知っている。一応受け取ったけど、がさ、とそれを抱きしめてうつむいた。
「すぐ着かないし、ランドセルも足元に下ろしていいからね」
 菜実さんがそう言ったとき、信号が変わってまた車が動き出す。  私はランドセルの肩ベルトを握った。どうすればいいのだろう。いつもの景色が遠ざかるほど、私はどうなるか分からないのに。  叫ぶ? じたばた暴れる? 窓を殴る? 車の中なのに、目を留めてくれる人はいるの? それに何より、私が動いた途端、菜実さんが怒鳴ったり、たたいたりしてきたら。  息が浅くなって、口の中も乾いて、心臓が苦しくなってくる。  どうしよう! どうしよう。どうしよう……  考えすぎて頭が酸欠でくらくらしてきた。軆が震えないように、今夜切るつもりだった少し伸びた爪を、手のひらに食いこませる。まばゆい初夏の太陽が射しているのに、背骨が無感覚なほど冷たかった。  そんなふうにただ怯えているうちにも、車の窓から見える景色はどんどん変わっていった。  私が住む住宅街や通う小学校の周辺には、かなり大きな駅があるから、見慣れた近所はビルばっかりの都会だ。私は、夜にはネオンがないと不安になる。そして、田舎の夜は真っ暗になるから、大嫌いだった。  なのに、菜実さんが向かっていく景色は、徐々に緑を増やして、ひと気も薄くなっていく。そのうち、車は高速道路にも乗ってしまって、いよいよ私は蒼ざめてきた。  どこに連れていかれるの?  おうちに帰してもらえるの?  殺されたり……しない?  うつむいて、ポテトチップスのふくろを開けもせずに抱きしめていた。菜実さんがたまに何か声をかけてきても、もう耳に入ってこない。涙が滲みそうになって、唇をちぎりそうに噛んだ。  怖い。怖いよ。おとうさん。おかあさん。私、このまま死んじゃったりしたくないよ。  菜実さんの車が、ふと停まった。下を向いてスカートの赤のギンガムチェックを見ていた私は、そろそろと顔を上げた。  まだ、空は青く明るい。窓に首を捻じると、道路には走る車もなく、でも、左右の田んぼの手前のガードレールにトラックがちらほら寄せられていた。  菜実さんはエンジンを切って、「やっぱりここは、空が綺麗だなあ」と後部座席を振り返った。私もそうしてみて、目をしばたいた。後部座席の窓の向こうには、���平線があって、突き抜ける空の青と、ふっくらした雲の白が、互いの色を際立ててくっきり澄んでいた。  菜実さんは車を降りて、一度背伸びをしてから、私のほうにまわってきて、ドアを開けた。
「降りてみて。秋果ちゃんにも、ここの空を見てほしいの」
 私はまだ訝る目で、菜実さんを見たものの、ランドセルを下ろして車を降りた。さわやかな風がふわっと抜けていって、スカートがひるがえって、涼しかった。  菜実さんは私の手を取り、トランクのほうにまわって、車によりかかって天を仰いだ。そばにいる何かの工事をしている男の人が気になりながらも、私もそうした。  雲が白波、空が海原になったように見えた。背中を預ける車は、エンジンの名残で熱い。
「あのね、秋果ちゃん」
 空を見つめて、こちらを見ないまま、菜実さんはぽつりぽつりと話しはじめた。
「私と直之くん──秋果ちゃんのおとうさんね、ほんとはそう呼んでるの。私たちね、昔から仲が良かったの。直之くんが五歳年上で、ほんとにいいおにいちゃんだったんだ。私は、子供の頃から直之くんと結婚するのが夢だった」
 私は菜実さんの横顔を見て、知ってる、と言おうと思ったものの、何となくそれは意地悪な気がして、言えなかった。
「直之くんと結婚して、子供を持って、家庭を作って。最後は一緒にお墓に入る。それさえ叶えば、よかったの。でも、あんなに私と仲良くしてくれてた直之くんのおじさんとおばさんは、私が子供を作れない軆って分かって、変わった。必死に、直之くんを私から引き離そうとした」
 子供を「作る」とか正直話がよく分からなかったものの、私は黙って聞いていた。
「直之くんは、それでも私と一緒になりたいって言ってくれてたんだけどね。だから、一緒に暮らすところまではいけたんだ。あの頃が、一番幸せだった。朝起きたら直之くんがいて、お揃いの食器でごはん食べて、直之くんは仕事、私は大学──夜になったら、また一緒に過ごして、同じふとんで眠るの。でも、それだけでいいのを、誰も理解してくれないんだよね。結婚できないんだから別れろ、子供も作れない女なんか捨てろ、直之くんは一時期、親にも上司にもそんなことを言われ過ぎて、ノイローゼみたいになってた。そんなとき、咲枝さん……秋果ちゃんのおかあさんとお見合いしてね。私は、突然直之くんに『別れよう』って言われた。わけが分からなくて、咲枝さんに対して嫌な女になったりした。きっと、咲枝さんにそれを聞いたから、秋果ちゃんは私によそよそしくなったんでしょ?」
 私は眉を寄せて考えてから、「よそよそしい」という言葉の意味がよく分かっていなかったものの、うなずいた。菜実さんは柔らかく微笑んで、私の頭を撫でた。
「ここから、あの町、見える?」
 菜実さんはそう言って、田んぼのずうっと先、地平線にある小さな町並みを指さした。
「あの町が、私と直之くんの育った町。だから、秋果ちゃんのおじいちゃんとおばあちゃんがいる。このあと、秋果ちゃんのことはそこに連れていくから安心して」
 それを言われて、急激にほっとした。おじいちゃんとおばあちゃんが近くにいる。ということは、おうちに帰れる。思わずため息をついていると、「昔、その田んぼの中を、直之くんと走りまわった」と菜実さんは緑色の風景を見やった。
「この道��、昔はこんなに整備されてなかったな。一応、隣の町につながる道として道ではあったけど。よく、直之くんとこの道まで来て、駆け落ちしちゃおうって話した」
 そう言ってから、ふと菜実さんは視線を落とすと、「ごめんね」と壊れそうな声でつぶやいた。
「それでも私、もう直之くんは結婚したんだから、あきらめなきゃいけなかったのに。やっぱり好きで、どうしても好きで。そしたら、結婚して子供もできたから、急に周りが静かになった直之くんも、やっぱり私が好きだなんて言ってくれて。それでも、もう私と直之くんは、ダメだったんだよね。何であんなことしちゃったんだろう。咲枝さんが留守にするたび家まで行って、秋果ちゃんにおとうさんがおかあさん以外の女といちゃつくところ見せて。ひどい女だよね。ほんと最低だよね。ごめんね」
 なぜ菜実さんが涙を落としはじめるのか分からなくて、私はつながっている手をぎゅっと握った。菜実さんは嗚咽をもらし、「ごめんね」と何度も言った。  工事の人が、たまに怪訝そうにこちらを見ていた。それに気づいた菜実さんは、顔をくしゃくしゃにぬぐって、「この空、何年か経ったら、なくなってしまうの」と私の瞳を見つめて言った。
「高速道路がね、上にできちゃうの。ここから上を見ても、あるのは空じゃなくてコンクリートになっちゃうんだ」
 私もう一度、空を仰いだ。雲が緩やかに流れて、青がしなやかに広がっている。
「何度も、この道を抜ければ私たちは自由になれるのにって、直之くんと話した。その道をいつもきらきらさせてた空が、もう閉じられるんだ」
 菜実さんは、ゆっくり体重を脚に戻した。私は菜実さんとつないだ手を見て、ふとその左手の薬指に指輪があることに気づいた。その光をじっと見ていると、「子供がいなくてもいいよって人なの」と菜実さんは涙を残しながらも、にっこりした。
「だから、今日でほんとに最後。もう直之くんにも会わないし、秋果ちゃんにもほんとのこと話せた。っていっても、小学一年生じゃよく分からなかったよね。きっと、いつか分かるから」 「……ほんとに、おとうさんに会わなくていいの?」 「うん。やっぱりね、奥さんや彼女がいる男の人を好きでいるのはつらい」 「おかあさん……は、おとうさんの好きな人は、別にいるって言ってたよ」 「私も、直之くんがずっと好き。でも、一緒にいることはできないの。もう、この空がここからは見えなくなるみたいに、終わるんだよ」
 私は目を伏せて、菜実さんの手を握った。  この人が、もしおかあさんだったら。そうだったら、すべてはうまくいっていたのだろうか。  おとうさんは幸せ。菜実さんは幸せ。そんなふたりの笑顔で、私も幸せ。  でも、やっぱり私は、結局誰にも愛されていないおかあさんを、一番見捨てられないと感じてしまう。  そのあと、菜実さんは私を祖父母のいる町並みに送った。  私は菜実さんにお金をもらって、駅にあった公衆電話で、祖父母の家に電話をかけた。菜実さんのことはもちろん言わなかったけど、電話に出た祖母はじゅうぶんびっくりして、すぐ迎えに行くと言った。  菜実さんは、私にランドセルとポテトチップスを渡して、車に乗りこむと、祖父母が駆けつける前に去ってしまった。  空を見た。さっきまで青かった空が、桃色と橙々色を溶け合わせて、穏やかに赤くなっていた。その光が雲に映え、夕焼けが広々と空を染めていた。  何でこんなところにひとりで来��のか。電車で来たとしても、お金はどうしたのか。父の実家にとりあえず保護されても、祖父母に細かく訊かれて困ってしまった。  けれど、電話をかけてきた父の何らかの説明で祖父母は落ち着き、両親が迎えに来るまで、もう普通にお盆やお正月のように私を甘やかしてくれた。  もしかしたら、父は菜実さんに最後の連絡を受けて、辻褄を合わせたのかもしれない。分からない。それ以降、菜実さんは本当に私の家に来なくなったし、父はちょっとずつ母に優しくなっていった。母もぎこちなくそれに咲い返した。  私はそんな両親を眺めて、薄れていく“離婚”という言葉を感じながら健やかに成長し、いつのまにか大学生になっていた。  二十歳になった大学二年生の夏休み、私は高校時代からの彼氏である宏昭と、ドライブに出かけた。「どこ行く?」と運転する宏昭に訊かれて、私は父の田舎とは言わずに、あの町に行ってみたいと言った。
「あそこ、何かあったか?」
 首をかたむける宏昭と高速道路に乗って、私は高校生に上がってから──特に宏昭とつきあいはじめてから、来なくなった父の田舎に来た。  予想以上に景色が変わり、緑の田んぼは灰色の道路になっていた。右とか左とか指示しながら、私は帰省しても何となく近づかなかった、隣町に続く道にやってきた。  約十三年ぶりだ。宏昭と手をつないで、私は上を見た。  そこは、完全に高架下になっていた。灰色のコンクリートがしっかりできあがり、空をさえぎって、道路は日陰になっている。汗は滲んでくるけど、ぎらつく太陽はないから、ちょっと涼しい。  蝉の声が狂ったように鳴いている。コンクリートをじっと見上げる私に、宏昭は不思議そうにしていたけど、私があんまり強く手を握るから何も言わずに握り返してくれた。
「……終わったのかな」
 不意に私はそうつぶやいた。
「えっ」 「ここみたいに、ここからもう空が見えないみたいに、ちゃんと……終わったのかな」
 宏昭は、私を見つめた。無論、意味不明で少し混乱したようだけど、私の手を引き寄せて肩を抱いて、頭を撫でてくれた。  そんな宏昭の体温が、薄手の夏服から伝わってくる。その熱は優しく私に溶けて、ほっとするから、少しだけ泣きそうになる。  愛しあって、認められなくて、この道から逃げようとしたふたりがいた。結局、はっきりと確かめられていない。今は携帯電話だって普及した。本当に、おとうさんと菜実さんは終わった? 会っていない?  分からない。分からないけど。  あんなに自由に広がっていたはずの空さえ、今ではこんなふうに閉ざされている。そんなふうに、いくら愛しあっていても、結ばれないこともある。  だから私は、今、手をつないでくれているこの人を、精一杯大切にしよう。そう、できればこの命が終わるまで。  すべてが終わってしまう、その日まで。
 FIN
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elle-p · 1 year ago
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P3 Club Book Koromaru short story scan and transcription.
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虎狼丸の優雅な一日
初夏の爽やかな日差しが心地よい日曜日。今日もなかなかの散歩日和だ。少し早めに出かけて、少し寄り道をするのもいいかもしれない。明確な言葉によるものではないが、だいたいそんなことを考えつつ、その柴犬は神社の石畳から身を起こして軽くあくびをした。
犬の名はコロマル。正式には虎狼丸と書くのだが、本人 (本犬?) は字が読めないので、とくにその違いにこだわりはない。彼がこだわっているのは、毎日の散歩。先日、彼の飼い主である神社の神主が事故で亡くなって以来、新しく神社の主となった人間は、最低限必要な食事は出してくれるものの、散歩に連れて行ったり頭をなでてくれたりはしない。コロマル自身、前の飼い主だけが唯一の主人であると思っており、もし新たな神主が散歩に連れて行こうとしたとしても、以前のルートを変えるなど考えもつかないことだった。なので、今日もコロマルは散歩に行く。まず、長鳴神社からムーンライトブリッジを超えてポートアイランドの駅前まで。その後、再びブリッジから蔵戸台方面に戻り、町をぐるりと巡ってから神社に戻る。これが、毎日の長い散歩のロードマップ。
「わん!」
人間の言葉に直せば、さあ行くか、といった感じだろうか。コロマルは一声鳴くと、いつもののんびりとしたペースで歩き出した。
「あ、コロ助、おはよ!」
ふと、かけられた声に、コロマルは面倒くさそうに顔を向ける。それは、三つ編みの髪を頭の両側でお団子にした、小学生くらいの女の子。いつも、夕方ごろに神社で遊んでいる子だ。
���を言うと、コロマルはこの子が少し苦手だった。嫌いなわけではないのだが、ややコロマルを構いすぎる傾向にあるのだ。大人と比べて体温が高い子供が、気温が高い日にむしゃぶりつくように抱きしめてくることを想像してほしい。毛皮に覆われたコロマルの苦労は、その想像の軽く上をいくものだ。ただし、慈悲深いコロマルは、そんな女の子も無下には扱わない。この子がわりと苦労人であることを、コロマルは知っているのだ。そうしょっちゅうではないが、この子の両親は酷いケンカをするらしく、夕刻の神社で悲しみをこらえるようにコロマルに抱きついてくることがある。群れで暮らす犬族は、それこそ家族や仲間は命に等しい。それが仲良く暮らせない悲しみは、いかほどのものだろうか?そう思うと、コロマルは多少うっとうしくても、彼女に優しくせずにはいられないのである。
「あ、もう時間だ。ごめんねコロちゃん、舞子もう行かなきゃ。あーあ、塾面倒くさいなあ」
そう言って、彼女はコロマルの頭をひとなですると、廠戸台商店街方面へと歩み去った。うん、これぐらいのスキンシップが、コロマルにとってはちょうどいい。少し気分を良くして、コロマルも再び歩み始めたのだった。
潮の香りがする中、コロマルはムーンライトブリッジをてくてく進む。人間は、ここを観光地とかいう扱いでありがたがって見に来るらしいのだが、コロマルにとっては散歩ルート中もっとも退屈な行程である。というのも、橋の手すりが高すぎて、コロマルの体高では絶景と噂の風景も見えないからだ。しかも、やたらとたくさんの自動車が前から後���から突っ走ってきて、危ないわ埃っぽいわ、嫌な油臭い空気を吐き出すわで不愉快ですらある。
であるからして、コロマルはこの場所を無心で歩く。なるべく潮の匂いにだけ集中し、遠くに見えるポロニアンモールの丸いドームを目指してずんずん歩く。時おり、ランニング中の人間が立ち止まって手を伸ばしてきたりするが、それも可能な限り無視してひたすら前へ。
しかし、それでも2度呼ばれると、つい立ち止まってしまう。コロマルが行ってやらないと、呼んだ人間は時々えらく傷ついた顔をすることがあるのだ。人間を傷つけることは、コロマルの本意ではない。なので、コロマルはあくまで “仕方なく” 人間に思うさま頭をなでさせる。コロマルはそういう自分の性格を時おり誇らしくすら思っているが、じつはなでられている間、ついつい尻尾を振ってしまっていることには気づいていない。コロマルはそんな犬だった。
「あれー、コロちゃん?こんなとこまでお散歩に来てるの?」
「あ、ホントだ。健脚だね〜」
ポロニアンモールに来たところで、厳戸台あたりでよく見る女子高校生に出会った。いつもの制服姿ではなく私服姿。セミロングの髪の子は、ピンクのタンクトップにデニムのジーンズ、ショートの髪の小さい子の方は、水色の���ンピースを着ている。もっとも、犬であるコロマルにとって、服の違いは別にどうでもいいのだが。
このふたりは、けっこうコロマルのお気に入りである。水色ワンピースの子は、動物の扱い方を心得ているのか、コロマルが気持ちいい場所を的確になでてくれる。タンクトップの子は、なでかたこそ普通だが、あまりベタベタしようとしない点で好感が持てる。コロマルに触りたいという気持ちは、たくさん伝わってくるので、むしろもっと触ってくれてもいいのに、と思うことすらある。もし犬の言葉がわかる人がいれば、遠慮しないでいいよと言ってあげたいほどだ。まあ、そうそう都合のいいことはないと、犬ながらに買いコロマルはそう思う。
「あ、コロちゃん、こういうの食べるかな?」
そう言って、水色ワンピースの子が手に提げていた袋から何かを取り出す。赤いビニールに包まれた、棒状の何か。漂ってくるかすかな匂いに、ある期待を抱き、思わずコロマルの尾がぶんぶんと大振りになった。
「あれ?ソーセージじゃん。どーしたの?」
「え?あ、た、たまには自分で料理しようかと思って······さっきデパートで、ちょっと」
「ふーん、風花も料理したりするんだ」
「ま、まあね。あはははは」
ワンピースの子は何か焦った様子だが、すでにコロマルは、想像の中に広がるソーセージの味で心が一杯になっている。ワンピースの子は、そんなコロマルの期待に応えるように、できるだけ意いでビニールをむいてくれた。
「はい、どうぞ」
「わん!」
礼を言うのもそこそこに、コロマルはソーセージにかぶりついた。そういえば、朝食をとってからけっこうな時間が過ぎている。ちょうどいいタイミングの思わぬ幸運に、コロマルの心にじんわり幸せが広がっていく。やはり、何かを食べているときが、いちばん幸せだ。それがとくに、好きな人が手ずから食べさせてくれるとあれば、それ以上何を望むことがあろうか。
欠片ひとつ残さずにコロマルはソーセージをたいらげ、もう一度「わん」と礼を言う。
「どういたしまして」
とワンピースの子が答え、買い物の続きがあるからと、コロマルをひとなでしてどこかの店へと向かってふたりは歩き出した。ごくまれにだが、このようにコロマルの意思が、人間に通じているように思えることがある。それは単なる錯覚や勘違いかもしれないが、それもまたコロマルに満足感を与えることのひとつなのだ。
ともあれ、コロマルは今日彼女たちに会えた幸運に感謝しつつ、散歩の続きを楽しむことにした。いずれ、コロマルは先ほどの想像どおり彼の言葉を理解できる存在と出会い、この日もっとも幸運だったことは、ワンピースの子がくれた食物が “調理前” だったことにあったのだと知るのだが、それはまた別の話である。
散歩の折り返し点、ポートアイランド駅に着いたときには、太陽は南天を過ぎ、もっとも暑い時間帯を迎えていた。駅そばにあるオープンテラスのカフェは、日曜ということもあって満員。いつもなら、ここで小腹が空くタイミングとなるために、カフェの客に愛想を振りまいたりすることもあるのだが、今日はもらったソーセージのおかげでその必要もない。
とりあえず、涼しい日陰でも探そうかとコロマルが駅前広場を見回したとき、ぞわり、と背中の毛 が逆立つような感覚がした。無意識に、尻尾が丸くなって足の間に挟みこまれる。コロマルは、その感覚に覚えがあった。
--いた。
花塩そばのベンチに座った、白いドレスの少女。手には大きめのスケッチブックを持ち、空ろな目でしばし前を見つめては、手元に目線を移して右手を動かす。その作業を、少女はひたすら続けている。
コロマルは、あまりこの少女に近づいたことがない。別に危害を加えられた訳ではない。ただ、以前1度だけ、少女の前方にいたときにじっとあの目で見つめられた。それだけだ。その目が、コロマルは今も怖くて仕方がない。
言葉を持たないコロマルは、その印象をうまくまとめることはできないが、あえて説明するとしたら、それは生き物としてはありえないほどの、虚無に満ちた視線だった。コロマルの目からは、少女は既に死者に等しく見えた。
だが、そんな少女が。
「······おいで」
なんと、コロマルを認めて声をかけてきたのである。一瞬のためらいののちに、コロマルは少女のほうへと近寄った。丸めた尻尾は、気力を振り絞って常態に戻している。少女に対しておびえを見せることが、何となく申し訳なく思えたからだ。それがなぜかは、わからない。
コロマルが近寄ると、少女は手に持ったスケッチブックを数枚めくり、やがてコロマルにひとつの絵を示した。強弱が定まらない輪郭線、不安定な色彩。正直、犬であるコロマルに絵の良し悪しはわかりはしないのだが、その絵からは何か圧倒されるものが伝わってきた。それは、この世のすべての生き物が恐れるべく定められた、“死” そのもののイメージだった。
「······これ、お前よ」
その言葉に、コロマルは首をかしげて再び絵を見る。よくわからない。だが、コロマルの生き物としての鋭敏な感覚が、その絵にこめられた別のイメージを感じ取った。
これは、憧れ?
紙の上にすみずみまで満ち溢れる、死というマイナスイメージの中、ほんのかすかに匂う生への憧れというプラス。それはまるで、地平線まで広がる黒々とした底なし沼の真ん中から、すがるように空に向かって伸ばされた白い手。
「普通は······誰かに見せたりしないけど······お前は、勝手にモデルにしたから、一応······」
目を合わせず、言い訳するように少女は呟き、そそくさとスケッチブックを畳んでしまう。
「く~ん」
と、コロマルは、甘えるように鼻を鳴らす。少女に付きまとう、得体の知れない死のイメージは微塵も薄れてはいないが、それでも小さな小さな助けを呼ぶような気配が気になった。だが、少女にはそんな想いは通じず--。
小さな体に不釣合いな大きさのスケッチブックを抱え、少女は無言で立ち去ってしまった。
自分には、あの虚無から彼女を助けることはできない。それを本能的に知覚し、コロマルは少し悲しくなる。そしてコロマルは気づく。
--誰かを守れる力が��しい。
そんな想いが、自分でも意外なほどに、強く強く満ち溢れていることに。それは、愛する主人を突然の事故で亡くして以来、自分の気づかない場所で、静かにっていた火だった。
それから、コロマルは沈んだ気分を晴らすように、ポートアイランド駅近辺をたっぷり散策した。今日はなかなか面白い人間が多く、別に吠えたり呻ったりもしていないのに「ちょっと!アタシは犬って苦手なのよ!犬は悪い人がわかるって言うし、アタシなんか噛まれるに違いないんだからね!しっし!訴えて慰謝料とるわよっ!」と叫ぶ中年男にじゃれ付いたり、なにやら月高の女生徒を付け回す同じく月高の男子生徒を、真似して尾行してみたりした。そして、ほんの少し気持ちが復活したところで、コロマルはポートアイランドをあとにして、行きと同じ道を辿って帰路に着く。
ポロニアンモールで立ち話をする主婦の、買い物袋から漂う匂いの誘惑に打ち勝ち、相変わらず埃っぽくて油臭いムーンライトブリッジをずんずん進み、ほんのちょっと厳戸台駅前に寄り道をする。これもいつものルート。
このあたりに来ると、昼が長い夏とは言え、すっかり日は傾きかけていた。駅前商店街に多数存在する食べ物屋からは、それぞれに違ったいい匂いが漂ってくる。とくに気になるのが、香ばしく焦げたソースの匂い。前に1度だけ食べたことがある、たこ焼きの匂いである。
ちょっとした気まぐれで、店主が散歩中のコロマルに投げてよこしたたこ焼きは、今までに経験のない美味だった。
「ホンマは犬猫にタコやイカはあかんのやけどな。ウチのはほら、タコ入ってへんから」
店主はそんなことを言っていたが、コロマルにとってはどうでもいいことである。ただ、もう1度だけ店主が気まぐれを起こしてくれないかと、このあたりで足を止める癖がついてしまったのが、我ながら情けない。
空腹をこらえながら、コロマルは商店街を進む。今日はあいにく、コロマルに食べ物を恵んでくれる気になる人間はいないようだ。いつも新しい神主が提供してくれる食事は、コロマルにとってはやや物足りない分量である。今日はちょっと疲れたので、もしかするとあれでは足りないかもしれない。今夜は、空腹をこらえて寝るしかないかと、コロマルが覚悟したとき。
「よう、コロちゃんじゃねえか」
後ろからかかる声。
大きく尻尾を振って、コロマルは声の主のもとに走り寄った。亡くなった主人を除けば、おそらくコロマルがもっとも大好きな人間だ。
「ほら、焦るなって」
そういって、その人は懐から容器を取り出し、地面に置いて開けてくれる。中身は何か肉を煮込んだもの。巌戸台商店街やポートアイランドでよく見かけるその人は、いつの頃からか、定期的にコロマルに食べ物を持ってきてくれるようになっていた。口調は乱暴だが、優しい人だ。
「よし、いいぜ。食えよ」
いつものことだが、コロマルは律儀に一声吠えて礼をいい、それから出された食事を食べ始める。あまり味を気にしないコロマルだが、その肉は絶品だった。濃すぎない味付け、適度な歯ごたえ、神社で出されるドッグフードとは雲泥の差である。食べながらコロマルは思う。色々あったが、今日は総じていい日だった。明日もいい日になるだろうか?
どちらにせよ、コロマルは毎日を精一杯生きるだけだし、日課の散歩も変わらないだろう。手が届く範囲の幸せ、それを守ることがコロマルの重要事であり、それは確かに、生き物すべての真理なのである。
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14-sakiii · 4 months ago
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7月26日(金)
木曜日に遊びに来ると思ってた従姉と叔母さんが桃のホールケーキを携えてやって来た。従姉と叔母さんとは最近、よく会う。従姉と同い年で親族なのは少し不思議な気分。向こうの方が陽気なんだけど、一人言を言う癖とか雰囲気がやっぱり似ている。双子ってこんな感じなのかな。みんなで祖母の誕生日祝いをした。平和な一日。
7月27日(土)
引きこもりDay。涼し気な羊羹を食べたり、夕食後に散歩をしたり、無印のライチゼリーを食べたり、夜中にCCさくらを観たりした。
7月28日(日)
花火大会。夜、祖母と歩道橋の上から花火を見た。綺麗だった。花火、好きだな〜ってしみじみ思った。次は近くで観たいな〜。
7月29日(月)
雇用保険番号を調べる為にハローワークへ。人生初ハローワーク。想像していたよりも怖い場所ではなかった。ハローワークに通って就活するのが嫌で避けていたけれど、別にそんな悪いところではないなって思った。その後、図書館へ行き、本をどっさり借りた。夜、母と妹と最近開拓したスーパー銭湯へ。たくさん話せて楽しかった。
7月30日(火)
久しぶりの檸檬会議。私が毎回、場所を予約する担当なのだけど、 いつもと同じ場所でって自分が決めたのに一回だけ利用したことのある場所まで行ってしまい、無駄に歩いた。しかも、暑い日だった。とほほ。色々話した。話すと頭の中がすっきりする。その後、千種へ移動し、バビューというお店へ。タコライスを食べた。豆が沢山!そこでも色々話した。真面目な話題だったな。
7月31日(水)
7月ー!最終日。担当さんと会う予定が朝一で入っていたのだけど、向こうでトラブルが起こり夕方に変更になった。かなり時間ができたので早めに次の予定場所、市役所へ。座れるスペースがあり、そこで日記をまとめて書いた。その机と椅子の高さがわたしの身体にぴったりで、すごく書きやすかった。このぴったり具合、家でも再現出来たらなと思う。そんなこんなでマイナンバーカードをゲットした。ものすごく今更ではあるが、作ったおかげでようやく地に足着けたなって感じである。東京遠征に必要な細々としたものを100均で購入し、ドトールキッチンへ。人生初ドトールキッチン!郊外にしかないらしい。わたしの住んでる場所って郊外なんだな。しらすとたらこのパスタ、豆乳ティーを頼んだ。レジが俳優さんみたいなイケおじだった。たぶん店長だな。ドトールキッチンの雰囲気ととても良くマッチしていた。ドトールキッチン初心者の私に対し、とても��寧に対応してくれた。それだけでハッピーな気分に。割引クーポンもお付けしちゃいましょう〜と言われ、わ〜!って感じ。そこで、檸檬のインスタにアップする用の月報をまとめた。帰宅し、15時頃、ギターの練習。弾き方をビデオ通話で伝授してもらった。全く弾けなかった。5日までに間に合わせなくちゃ。夕方、担当さんと会い、新しい職場の諸々の手続き。雇用保険に入れて安心。雇用保険って本当に大事ですから。急にどこかしら身体に不調って現れますからね。
8月1日(木)
8月〜!8月は夢中になって動く。新しい職場1日目。話を聞いただけなのにヘロヘロになってしまった。お昼を食べて、ゲームして終わり。帰りにカフェ・ド・クリエへ。レモンスカッシュを飲んだ。寄り道できる場所が栄えていて楽しい。仕事帰りに無印にも行けちゃう。これはかなり良いポイント。良いところを見つめるとテンションが上がる自分の単純さが好き。帰宅後、担当さんと電話。困ったことあったら、なんでも良いのでとにかく電話してくださいねと強く念を押され、はい〜と気の抜けた返事をしてしまったら、ツボに入ったのか電話の向こうであはははと笑われた。
8月2日(金)
新しい職場2日目。名前がわかる人が増えた。明るくてコミュ力が高い人と仲良くなると、自分で無理矢理頑張らなくても自然と関わる人間の数が増える。そのことを前の職場で身に染みて実感したのだけど、この職場でも実感した。今のところ、怖い人は居ない。この日は結構汗だくになった。汗だくになって動いてたらとりあえず、印象は良くなるんじゃないか?と思い、残業もばっちりこなして帰宅。
8月3日(土)
一日休み。早起きしてご飯食べて寝てしまったので結局ぐだぐだしてしまった。外は暑い。危険な状態。無理に出かけなくたって良いのである。だから、ぐだっても自分を責めないで…。ギターを弾きすぎて左手の手首が痺れて、やばいかも?と思い、ちょっと怖くなった。これが腱鞘炎…?匙加減って難しい。腱鞘炎になるまで練習したことなんてないから、やばい領域に足を踏み入れかけてしまった。
8月4日(日)
早起き成功!長距離バスに揺られている。ギターを載せてもOKなバス会社さん、ありがとう。毎回こちらにお世話になっている。最近知ったのだけど、フード付き座席はカノピーというらしい。可愛いらしい。もうカノピーの虜。身体の負担を軽減させたいならバス代はケチらない方が良い。サービスエリアでは毎回降りた方が良い。にしても、外は暑いなあ。浜松と足柄だと、足柄のサービスエリアの方が観光感があって好きだな。
8月5日(月)
6時間のREC終わり。なか卯へGO。親子丼がしみた。その後カラオケへ。ヘトヘトだった。眠すぎた。目が開かない中、2017年を代表するMVをひたすら観た。楽しい時代。夜の街を歩くところが登場しがち。ベタにかっこ良いのが良い。朝になり、ようやく東京から出た。帰りのバスは別々で少し寂しかった。
8月6日(火)
曲を作った。良い曲だと思う。最近、自分に”さきメロ”というあだ名が付いていることを知り、曲ができた時にその言葉が頭に散らついた。バリバリ仕事の日々だからこそ、ギターに触れるぞーっていう気分になる。音楽が1番難しくて楽しい。
8月7日(水)
誤って消してしまったー。Roger Nichols & The Small Circle of Friendsって良いよねという話を結構ガッツリ書いたのに…。
8月8日(木)
仕事に慣れてきた。ベトナム語の挨拶を覚えて早速試してみたら、すごく喜んでくれて嬉しかった。話の内容がどうこうっていうより、通じ合おうとする気持ちが大事。
8月9日(金)
職場で褒められ上機嫌。褒められると伸びるタイプだと思う。連休明けもこの上司と一緒に仕事ができるので嬉しい。午前中、身体が重くて熱中症になりかけて焦った。コンビニでC1000を買って、ぐびっと飲んだら午後からはスムーズに動けた。C1000に感謝。
8月10日(土)
CCさくらを観に行こうとしたけれど、チケットが売り切れていて断念。大人気!悩んだ挙句、ボンボンへ。並ぶかと思いきや、お昼前だったからかすんなりと入店。レモンケーキが無くなっていた。サバランとヤサイサンドと珈琲。妹はカルピスと杏仁ゼリー。ボンボンに初めて来た妹の反応が良くて嬉しかった。お土産コーナーにてノートとメモ帳を購入。8月生まれの両親へお土産の桃杏仁ゼリーも。有料になるが、3〜4時間耐えられる保冷剤を入れてもらえ、猛暑でも安心。電車とバスの乗り継ぎが上手くいかないと1時間以上の待ち時間が発生する。2時間に1本のバスというのはなかなかに不便だ。不便だけれどその分、最寄りの喫茶店へ立ち寄る機会が生まれ、初めて入店。この夏、初めてのかき氷を頬張った。
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myonbl · 4 months ago
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2024年8月2日(金)
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名古屋の大須演芸場、8月定席は<怪談噺>が4日間、そのうち1日・2日を露の新治師匠が主任を務めるということで応援に行ってきた。まず大須観音にお詣りし、すぐ近くの劇場は10時30分開場、11時開演、仲入りで持参したおにぎりを頂いてホッと一息。最後の「摂州皿屋敷」は噺の途中で暗転して幽霊が客席に現れるという、正蔵(彦六)→五郎兵衛→新治と受け継がれた怪談噺の演出、いいものを体験させていただいた。次は大阪・東京��横浜と、今月は応援強化月間でもあるのだ。
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4時起床。
日誌書く。
5時15分シャワー、体重は150g増。
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朝食、珈琲、洗濯。
ツレアイにおにぎりを用意してもらい、8時40分に自宅を出発する。
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初めて大須演芸場に行ったのは今年の春、東京遠征の帰路に<鉄道落語会>を楽しんだのだった。今回は地元名古屋の芸人に加えて東京と大阪のメンバーが加わってバラエティー豊か、名古屋ならではの番組を楽しませていただいた。
帰路は名古屋駅で夕飯用に弁当を買いこみ、流れも良くて帰宅したのが15時30分。まずは、<まいどおおきに露の新治です>に簡単なレポートと画像を送信する。
 酷暑の8月2日、名古屋の大須演芸場まで涼みに出かけました。今日の師匠は「摂州皿屋敷」、素噺では聴いていますが、客席に幽霊が現れる怪談噺仕立ては初めての体験、噺の流れも良く、衣装を着替えての最後の決め台詞も鮮やか、周囲の反応も上々でした。怪談噺を堪能しました。東北から名古屋、そして東京とお忙しい夏、どうぞお身体を大事にしてください。私の方は、8月9日「木馬亭」、8月10日「よこはま落語会」に伺います。
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夕飯は名古屋の味をみなで楽しみ、卒業生にいただいた高知の酒第三弾をいただく。
録画番組視聴、刑事コロンボ。
第23話「愛情の計算」/ Mind Over Mayhemシーズン 1, エピソード 23 人工頭脳学研究所の所長マーシャルは、同僚のニコルソン教授から、翌日表彰されるマーシャルの息子ニールの研究発表「分子構造論」が盗作であることを告げられる。ニコルソンは受賞を辞退するよう息子を説得しなければ全てを暴露すると宣言した。マーシャルはその夜、ニコルソンを殺害する。
朝が早いので、どうしても途中で眠くなる。終了前に布団に吸い込まれる。
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移動は多かったが、ムーブは届かなかった。
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iamactuallybeinghere · 4 months ago
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#00005:
この間の日曜日。
午後14時ごろ、2週間前に受けていた性病検査の結果を、彼氏と一緒に取りに行った。
結果は、すべて陰性。彼氏も同じだった。
その後は、おやつなど、食料品を買いにスーパーに寄ってから彼の部屋に戻った。
おやつを食べたりくつろいだりした後、眠くなってきたから布団に入った(眠くなることを踏んで、彼氏が自分のために、帰宅後すぐ布団の準備を整えてくれていた)。しばらくすると、(自分を寝かしつける、という名目で)彼氏も隣に潜り込んできた。すると、彼氏のほうもだんだんと、眠りにおちていった。
⋆⋆⋆
1時間半後。思っていたよりも早く目が覚めた。すると彼氏のほうも起きて、しばらくしてから一緒に夕飯の準備が始まった。
この日は、鶏むね肉・なす・ピーマンを味噌ベースのたれと炒めたものを作った。今回は、彼氏が野菜のカットと味付け関連の作業をやって、それ以外は自分が担当。彼氏曰く、彼がひとりで作った料理よりも、自分と一緒に作った料理のほうがおいしいらしい。単純に、自分のほうが丁寧に食材を炒めるから......というところもあるようだけど、それだけじゃない、作った人の気持ちがあらわれている......ということを彼はよく話している。不思議だけど確かに、自分も、彼と一緒に作った料理はおいしいと思う。それにしても、彼の、おいしいものを食べたときの悶絶具合はやばい。料理のおいしさを噛みしめていまにもとろけそうな、「おいしぃ......🫠😖🥹」と言わんばかりの顔をしている。そういうときは大体、顔が少し赤くなっていて、かわいい。興奮が頂点に達すると、その顔のまま「いやぁ......作ってくれてありがとうございます!!」と、握手をしてくる。彼は、これまでアプリ経由で出会った人の中で一番(といっても、余裕で片手で数えられる程度の人数だけど)、反応が分かりやすいというか、クールに努めようとしても、気持ちが溢れ出てしまっている感じがする。自分はそれがすごい好きだし、ぜひ、これからもそのままでいってください......という感じだ。
そうそう、この日は、21時からYUKIのニューアルバム『SLITS』のリリース記念スタジオライブ配信の再公開があった。それを観たりしながら、食後は再びくつろぎタイムに。そんなこんなで、お風呂に入ったのは23時過ぎになってしまった。
彼氏と出会ってから1か月半、一緒にお風呂場に入ったとしてもシャワーで済ませてしまうことがほとんどだった。けれど今回は、ふたりで賃貸の狭い湯船にぎゅうぎゅうになりながらお湯に浸かった。こうしてバスタイムを過ごしたのは、初めて彼の家に泊まった時以来のような気がする。あのときは、のぼせそうになってもそのまま一緒に浸かっていて、お風呂から出たあとはふたりしてぐったりしてしまったような......笑。この日も、すぐに身体があつくなってしまった(さすがにのぼせる前に湯船から出たけど...)。お風呂から出たあとは髪を乾かしたりお茶を飲んだり、涼んだりしながら、またまただら~っと過ごした。
⋆⋆⋆
そうしてる間に、1時。ここから、イチャイチャタイムに突入。検査の結果がわかり、これで満を持してがっつりセックスができる...! というような感じで、彼氏の夢である「好きな人と"合体"(※彼の表現)すること」を、実行に移した。自分はほとんどセックスの経験がないから、自分がタチだかウケだか分からない状態だった(タチウケの意味が分からない人はググって)。そんな自分に対し、彼氏はこの1か月半の間に自分のタチ的要素を嗅ぎ取り、ここでも当たり前のように自分がタチをすることになった。これが自分のタチデビュー......と言いたいところだけど、実は1週間前にフライングで挿入していて......(自分は3か月くらいセックスをしてないし、彼氏は1年くらいご無沙汰だということで、検査結果は出ていないけれど大丈夫だろう......ということでヤる流れになった。勝手がつかめなくて射精することはできなかったけど、彼はとても気持ちよさそうに、うれしそうにしていた。結果を待たずしてヤるのは、ほかの人にはおすすめできないことだけど......ヤるとしたら、双方の同意のもと、それなりの覚悟を持ってヤる必要があると思う)。だから、2回目のタチだった。この時点で、自分の経験の割合は
 タチ:ウケ=2:1
になったわけだから、言うなればタチ寄りリバ(意味が分からない人はググってその②)......ということになるのかもしれない。自分はそれほどアナルセックスに対する執着はないし(少なくとも忌避感はない)、タチウケのこだわりもあまりないような気がするから、たぶんリバなんだろう。挿入中、彼に抱きついていると、ただでさえおねむな時間帯なのに、余計におやすみモードになってしまって......腰を動かしたいのに上手く動かなくて、結局今回も射精には至らなかった。このとき彼は「(また)勝手に自分だけ盛り上がっちゃった」と案じていたけど、実際のところ、彼の体温が心地良くて、自分は眠気を誘われてしまった......というだけだった。自分は完全に睡眠モードに入ろうとしていたから、この温度差を心配する彼を慰めたりはできなかったけど......。
そんな具合で、眠気に呑まれそうになりながら再度身体を洗い、就寝。
⋆⋆⋆
月曜(22日)、朝8時ごろ。彼と自分は同じくらいに目覚めて、しばらくイチャイチャしていた。その流れで、また、「合体」することに。(自分から希望した。なんだか、今度は射精できそうな感じがしたから......。)
合体中は......やっぱり、彼はものすごく「僕は...僕は、これを渇望していました」と言わんばかりの瞳の輝きを持って、幸せそうな顔をしながら悶絶していた。挿れただけでこの顔になるんだから、本当に、彼はこれを望んでいたんだろうな、と思う。そして、腰を動かしてみる。最初は、彼の負担にならないように......ということばかり考えていたけれど、自分が気持ちいいと思えるようにヤることを考え始めたら、割とすぐ、気持ちいいポイントが見つかった。そして、しばらく腰を動かしていくと、やっぱり......自分の予感は間違っておらず、イケそうな感触がしてきた。そうして、間にキスを挟んだりしつつ、さらに腰を動かして......やっぱり、なんか、気持ちいい。そして.........射精。
自分は、静かに、じわじわと......うれしかった。彼氏のほうはというと......もう、とろけまくっている様子だった。自分はそれを見て、もっとうれしくなった。彼からは、「変かもしれないけど......結婚して!って感じ😣」と言われてしまった。
そうしてシャワーを浴びた後、鏡に写った自分の顔は、心なしかさわやかで、凛としていた気がした。
⋆⋆⋆
この日はバイトがあった。ということで、(少々慌ただしかったものの)自分は彼に準備してもらった朝食を食べてから、一旦自宅へ帰り、バイトへ向かう支度をした。彼の住むアパートの門を出ると、まさに真夏!という感じの強い日差し、鬱陶しい空気に包まれて......それからは汗をダラダラと流しながら帰宅したはずなのに、しばらくずっと、自分の背中に軽やかな羽根がついたみたいな、すぐにでも飛び立てるような感覚が身体から離れなかった。
ここから、自分たちはどうなっていくんだろう。
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[2024_07_24]
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01-08-m00n · 1 year ago
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今日は月が大きく見える。だんだんと秋になって夏が終わっているのだと感じた。8月29日。日が昇って空が青くなり始めるまで大学の友人3人とカラオケにいた。解散してひとりになって、爽やかでキラキラした青い空を見ながら6時発の電車で帰った。家でシャワーを浴びるとタイルを赤黒い血が流れていった。ベッドに着いても眠れなくて、恋人に何件かラインをする。寂しいのかわからないけど涙が出てきた。今日であの日から1年だなとずっと思っていた。1年前の8月28日の、お母さんと出かけた時の動画を見てしんどくなった。後悔とかではなく申し訳なさみたいな気持ち。勝手に顔変えてごめんね。みたいな。あの時は勝手すぎた。でも誰も隣にいなかったんだもん。逃げるためにひとりで走るしかなかったんだもん。自分でも昔の顔を忘れつつある。
1年前の今日に生きるためにやった。嘘じゃない崩れない顔で好きな恋人に会いに行きたかった。人ととなりで寝るには無防備にならなきゃいけないでしょ。人の前で俯くことすらできない私ができるわけなかった。はじめて広すぎるキングベッドで寝た。起きるともう日が昇っていて、大きな窓のひかりで影になっている君がいた。(2023-08-29)
久しぶり。久しぶりだね。書くのも読むのもできなくてさ。8月31日はスーパーブルームーンだったね。知らなかったけどなんだか明るくて見上げていた。誕生日に恋人が教えてくれたダーツをした帰りだった。 9月になった日は一気に涼しかった。スーツを着て就活三昧。その分アルバイトがめちゃくちゃ楽しく思える。振り返ると七夕の頃から書けていない。誕生日も誕生日の恋人とのデートもあったのに書けていなかった。花火大会にも行った。私が好きなサマーウォーズの再上映も一緒に見た。サマーウォーズがあんなに手を繋ぐことを描いた映画だって初めて気付いた。手を繋ぐ人ができたからだろうか。
誕生日が終わる瞬間、眠ってしまった恋人の胸に耳を預けていた。彼が生きていることが貴くて、ひたすらに泣いた。鳴るというより落ちていくような音が一定に消えていって、いつか止まってしまうのが怖かった。よわくないのに、ふと軽くなっていく感じがして、ずっといなくならないでほしいと思った。Tシャツについた染みが乾くまで彼は起きなかった。21歳になったんだなとその時に思った。
君の胸に耳を澄ますと拍動の讃美歌が響いている初冬
これは去年の冬の歌会に出さなかった歌。
「分かってもらえないことを分かってあげたいし、分かってあげれないことを分かって欲しい」 ジェットコースター/TELLECHO 新潟のバンド 最近は体力がなくてライブに行けていないんだけど久しぶりに行きたいな。次のデートの時に駅前で音楽が聴けそう。恋人とのライブは既にひとつ決まっている。
明日からも連日就活。昨日は大学の俳句・短歌サークルでバーベキューと花火だった。大学の裏の海で。丁度花火大会の日だったから打ち上げ花火も記念みたいに上がってた。手持ち花火は何年ぶりか分からないくらい久しぶりにやった。綺麗だった。でも夕日が沈んでいく海と空の方が好きだった。波はだんだんと暗い浅葱色になっていた。(2023-09-03)
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nmtn-kobi · 2 years ago
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以前、ODについての投稿を目にする機会がありました。目にしたその日、偶然にも、似たような状況になったことがあります。これはその時のお話です。
その日は、家で一人🛫して、有料ハッテン場に出かけた。最初は調子良く、途中、水分補給や栄養補給(ウィダーインゼリーや即攻元気ゼリー)をしながら、色んなシラフのデカマラに掘られていた。
仕込む前から起きっぱなしやから、寝てない時間が、36時間くらいになった頃。その時が来る。あるデカマラに騎乗位で掘られた時、大量の汗をかく。息が上がる。大量の汗は、水分補給のサインだ。と、いつもならなるところを、さらに巨大なデカマラを隣に見つけて目が眩み、自分から跨がってプレイを続行してしまう。プレイは気持ちよかった。だが、さっきよりもっと息が上がる。仰向けで寝転がる。心臓がもの凄いスピードで早鐘を打っている。呼吸がしづらい。深呼吸を繰り返す。
そんな時、投稿を思い出す。もしかして、これがODか?思い出したおかげで、ちょっと気持ちが落ち着く。もしそうならば、バッドに入らないようにしよう。ニュートラルを保とう。さてどうするか。まず、水分補給をしなければ。考えている間にも、寝ているにもかかわらず、立ちくらみみたいな症状が出てきて、手足も痺れてくる。立ち上がれるのか?
自分が🛫をしていることは、周りは誰も知らない。ダメ元で、隣にまだいる、さっきプレイをしたタチさんに、何か飲み物を買ってきてもらえないか頼んでみる。タチさんもしんどいらしくてすぐには無理みたい。むむ。これは立ち上がるしかないか。倒れないように気を付けながら、ゆっくりと立ち上がる。ふらふらするが気を付けていれば、寝ていた時よりだいぶ楽だ。よし。
🛫していると周りに疑われないように、ゆっくりではあるが、普通にロッカーまで歩く。持ってきている清涼飲料水で、水分補給をする。文字通り一瞬でまた喉が渇く。その時は、多少楽になるものの、また元通りしんどい。何度も水分補給を繰り返すも、埒が明かない。
ずっと寝てないので、試しに目をつぶってみた。楽になることに気付いた。そのままうなだれるように下を向くと、さらに楽になる。
立ったままが楽なので、そのままロッカーの前で考え事をする。
よし、覚悟を決めて、かかりつけの医者へ行こう。そうと決まれば、体を洗おう。これ以上キマらないようにシャワーは水だ。早鐘の心臓で体は熱くなっているからか、気持ちいい。
帰り支度の最中、あることに気が付く。早鐘の心臓って、ひょっとしていつものことでは?キマって気持ちよくなった時に、心臓の鼓動を確認したことがあるけど、そういえば今日と同じくらい早鐘だった。快感に隠されて麻痺してるだけで、体への負担は一緒なのでは?今日は何かの拍子で快感がなくて(ドーパミン枯渇したのかな?)、しんどさだけが目立った状態なのでは?
だとすると、医学的には正しい判断ではないかもしれないけれど、かかりつけの医者へ行くのはとりやめて、いつも通り「抜き」の作業に入ろう。まずは水分補給と栄養補給と睡眠だ。
有料ハッテン場を、朝方、後にする。そのハッテン場は、🛫を許可するどころか禁止しているので、何事も起こさずに出られたことにホッとする。初めに、定食屋さんでしっかり食事をする。家に帰り、水分補給を多めにして、睡眠。途中尿意を感じて何度か目が覚めるが、そのたびに水分補給を多めにして、再び睡眠。夕方になる頃には、早鐘もだいぶおさまり、楽になった。
この経験で、体への負担を再認識して、睡眠、水分補給、栄養補給などが大切だなと、あらためて思った次第です。
追記:
あとから振り返ってみると、多分、このときに一番必要やったのは、水分補給もさることながら、睡眠をとることだったと思う。睡眠不足からくる判断力の低下で、水分補給を忘れたり、ひょっとしたら、せっかくのデカマラもケツマンコに入っていなかったかもしれない(入っていても入っていなくても、ケツにデカマラをこすりつけられるだけで気持ちよくて、区別がつかなくなる)。プレイとしてもったいないことになるので、せめて24時間に一回は睡眠もちゃんととろう。
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oka-akina · 1 year ago
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おとといの日記。夏至の晩。冬至から数えて今日が一年の折り返しだなんて信じられないなと思った。早すぎる気がする。1月に義父が亡くなってバタバタしていたというのはあるけど、別にそういうのがなくてもそう思う。
冬至は12月の後半なので冬だなあという感じだけど、夏至の6月の半ばというのは梅雨であってまだ夏ではない…という感覚がある? 冬至と夏至で一年を半分に切り分けるとなんかアンバランスな感じがする。
ただまあ、12月が冬というのはイメージの問題だよなと思い直す。実際12月を過ごしているときはまだあんまり寒くなくて、秋の終わりが長々続いている感じだと思う…このあたりの、最近の気候では。銀杏がすっかり黄色くなるのは12月に入ってやっとだし、クリスマスとか年末の慌ただしさで冬感が強いだけのような気がした。そして冬というのは、本当にとても寒いのは1月と2月の始めくらいで、2月の半ばくらいからなんとなく春っぽい感じになるなあと思う。
まだ夏でもないな、冬ってほどではないな、冬ももう過ぎたなあみたいな、季節と季節に片足ずつ突っ込んでまたがるようなグラデーションの期間は案外長い。7月だってほぼ梅雨だし。ずっと前に勤めていた会社、やめる直前は体調を崩しがちだったんだけど、周囲の人がよく季節の変わり目だからねと励ましてくれて、でも季節はずっと変化してるじゃないですか…と思っていた。ずっと体調悪くてもしょうがないってことかとか思っていた。
���方。会社を出たら涼しくてちょうどいい感じだった。どこまでも歩いて行けそうな、冷たいビールにぴったりの晩。夕飯は一人で済ませていい日だったので何か食べて帰ろうかと思ったけど時間が早かった。いったん家に帰って洗濯機を回し、たまっていた皿洗いをして、その間ロボット掃除機も動かした。掃除機は道に迷っているのか廊下の同じところを行ったり来たりしていて、こっちだよと手で持ち上げて掃除してほしい場所に連れて行った。動物を相手にするみたいに声をかけてしまう。
いくら夏至だからってこんな時間に洗濯物を干すこともなかなかないな…と思いながらベランダにTシャツやタオルを干した。日没すれすれのまだ明るさの残る時間で、夜風が涼しかった。平日に洗濯ができると達成感がある。
いろいろ家事を片付けて、近所のブロンコビリー(ハンバーグのファミレス)に歩いて行き、道が暗いからかやけに遠く感じた。動物病院、寿司屋、鍼灸院、何かの事務所。みんなもう閉めていて暗かった。寿司屋は定休日かもしれない。家事をぱぱっとやって徒歩で外食に行くの、村上春樹の僕みたいだな…と思った。
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ブロンコビリーはサラダバーに力を入れていて、チキンとパクチーのサラダとか切り干し大根と夏野菜のサラダとかおからと柚子のサラダとか、そういうデパ地下のデリっぽいものがいつもずらりと並んでいる。ポテトサラダとかマカロニサラダとかレタスとかトマトとかそういう定番のも。オレンジやグレープフルーツやコーヒーゼリーも。
ディナータイムは料理プラス500円でこのサラダバーがついてくる。すごい。買うより安い。値段もそうだしこんなにたくさんの野菜を使ってこんなにたくさんいろいろ作るなんて自分ではとてもできないと思う。野菜不足を感じていたので今日はブロンコだな…と思ったんだけど、そういうふうに考える人が多いのか、平日の夜だけど人の入りは多かった。近くのテーブルで男の子と父親とおばあちゃんぽい三人組がハンバーグを食べていた。べつにどうってことないし余計なお世話なんだろうけど、おばあさんがリュックを背負ったまま食べていたのがちょっと心配になった。下ろしたら背負うのが大変とかあるのかな、息子手伝ってやれよとか、ちょっと視界に入っただけなのにほんとに大きなお世話なんだけど、勝手に思った。こういう自分の覗き見根性がときどきとても恥ずかしくなる。いい子ぶってるわけでもなく、覗き見の何がしかが小説を書くことにつながっているのは否めないこと、わかってやっていることを含め、恥じ入る気持ちがあり、ありつつ、こういうふうに書いてしまう。
ハイボールを頼んで、大根サラダやポテトサラダをつまみながら読みかけの本を読んだ。正確にはわしわし食べた。メインはチキンステーキ。いつもハンバーグばかり頼んでいるのでたまにはと思った。読んでいた小説の人びとが、この中だったらなんとなくチキンを食べそうだなと思ったのもあった。「やったぜ今日はチキンステーキだ」というのは『ラスベガスをぶっつぶせ』だっけ…。
読んでいたのはジャッキーケイ『トランペット』。著名なジャズミュージシャンが亡くなり、死後彼はトランスジェンダー男性だったと暴露される。知っていたのは妻だけ。息子もバンド仲間も誰も知らなかった。妻や息子や周囲の人びとがかわるがわる語る形式の小説。息子は「親父は男ではなかった」と戸惑い、混乱する…。
死後アウティングされる。死後もなお男・女を行き来させられ、説明を求められ、過去をほじくり返され、暴かれる。「そういえば」これまでの生活でいろいろサインがあったなと「検証」され、あらゆる言葉で揶揄される。
おそらくは前フリ的なものだろうとは思いつつ、そういうシーンがきつくて読むのを中断していた。再チャレンジしてみてやはりきつかった。トランスジェンダーやノンバイナリー等当事者はちょっと注意が必要かもしれない。1998年の作品で、邦訳は2016年。作品の舞台も1997年。ちょっと古い。今だったらこういうふうには書かないかもという箇所もあった気がする。
ただ本作は悪意を持って書かれたものではないと思う。計算づくで書かれている。息子の暴言も、記者の下世話な野次馬根性も、ろくでもないものだと読者にわかるように書かれている。こういう人がこういう状況になったらこんなふうに考えるだろう、こういうひどい言動をやるだろうというのが書かれている。それはすごくわかる。わかるけれどもとてもきつい。わたしはフィクション慣れしている方だと思っているけど、読んでいてけっこう落ち込んだ。
死んだ人だからというのはあるかもしれないなと思った。本人は何も語れないのにあれこれほじくり返すのはフェアではない…これは物語の中の話だけでなく。不在の人物について周囲の人たちがかわるがわる語るみたいな物語はたくさんあり、「死後にトランスジェンダー男性だったとわかった」という話をその構造で書くとこうなるんだろうけど、現実で起きている「本人が言い返せない(言い返すすべをもたない)のに他人が勝手なことを言いまくる」というひどさを物語でもやるのは、このように書きたいのはなぜだろう? このように書かれるとおおぜいの人が読もうとするのはなぜだろう? みたいなことを考えた。
いやなぜだなんて問いはズレているとは思う。物語がどうしてそのように書かれているかは、効果をたくらんでというものでもない…。また、ろくでもない内心を小説が書けなくてどうするというのはほんとに思う。わたしもさっき近くのテーブルを覗き見したじゃないかと思う。それとこれとは関係ないかもだけど。だからこの小説がひどいとか有害だというわけではない。ただわたしとしては読んでいてきつかったという感想がある。ということ。また本作は実在の人物をモデルにしている。完全に埋没して生活していたミュージシャン。
長くなるのでまた改めて書くけど、本作はめちゃめちゃきついシーンはありつつ、彼がなぜトランスジェンダーなのかについては語らないのがとてもよかった。周囲の人間がいくらほじくり返しても、内心で悪態をついても、本人の内心には至れない。そこが本作の肝だと思った。
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