#YCAM
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isamuyorichika · 2 years ago
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2023年3月25日~10月1日
YCAMにてサウンドインスタレーションを展示します。
作品名は"Sensory Internal Clock (for plants)"。 
植物が認識する時間感覚を制御するための音の時計を作りました。
音による波動で植物が感じている時間の感覚を引き伸ばしたり、逆に早めたりすることで成長速度をコントロールします。
https://www.ycam.jp/events/2023/sound-tectonics-installation-6/
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tamanine · 1 month ago
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2024年に見た映画(ラブなものは★付き、今一つは-)
NOCEBO/ノセボ -
コット、はじまりの夏(The Quiet Girl) ★
ダム・マネー ウォール街を狙え! ★
夜明けのすべて
梟 フクロウ
ボーはおそれている
落下の解剖学
ソウルメイト(韓国リメイク)-
DUNE 砂の惑星 2(IMAX)
美と殺戮のすべて ★★
オッペンハイマー
アイアンクロー ★★
パスト ライブス ★
プリシラ -
パスト ライブス
異人たち ★
異人たち
悪は存在しない
NTL ワーニャ(アンドリュー・スコット)★★
マッドマックス:フュリオサ
違国日記
チャレンジャーズ ★★
美しき仕事
蛇の道
ホールドオーバーズ
アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家(ヴィム・ヴェンダース)
クワイエット・プレイス:DAY 1
SCRAPPER/スクラッパー ★ 
メイ・ディセンバー ゆれる真実
密輸1970
#スージー・サーチ
ソウルの春
ナミビアの砂漠 ★★
ヒューマン・ポジション ★
憐れみの3章 ★
シビル・ウォー
ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ
HAPPYEND ★★
破墓 パミョ
SUPER HAPPY FOREVER
ナミビアの砂漠
動物界 ★
ザ・バイクライダーズ
クラブゼロ
スピーク・ノー・イーブル 異常な家族
映画館に46回、重複はパストライブス、異人たち、ナミビアの砂漠 でした。
HAPPYENDも劇場でまた見たいよー!
2024年映画ベスト10
①美と殺戮のすべて
②NTLive ワーニャ
③HAPPYEND
④ナミビアの砂漠
⑤アイアンクロー
⑥パスト ライブス
⑦異人たち
⑧チャレンジャーズ
⑨ヒューマン・ポジション
⑩動物界
ラブだよ!
 コット、はじまりの夏
 ダム・マネー
 瞳をとじて
ベストアイス!
 ナミビアの砂漠
スター映画!!!
 ザ・バイクライダーズ
見て良かった!
 ソウルの春
美!!
 瞳をとじて
 美しき仕事
おもしろかったよ!
 #スージー・サーチ
 スクラッパー
 憐れみの3章
◼️2024年映画ベスト10の感想
①美と殺戮のすべて
ナン・ゴールディン自身の写真作品、お姉様と家庭のこと、ご自身の痛み、身近な人の痛みと社会の中の痛みを美しさでつなぐ。弱さと強さが混ざり合うこと。個人的なこと、私的なことと、社会・仲間・未来への行動。素晴らしい映画。
②ナショナル・シアター・ライブ『ワーニャ』チェーホフの戯曲、アンドリュー・スコットの9役一人芝居
チェーホフの戯曲の強さ、アンドリュー・スコットの脅威の演技力。こんなもの見たことない、圧倒的。美と殺戮〜にも圧倒的な愛を感じたけれど、ワーニャのアンドリュー・スコットから受け取った愛がすごい。『ドライブ・マイ・カー』の感動ってチェーホフの感動だったのか!?と困惑するくらいすごい。
中年期の人生への絶望、労働、退屈を、アンドリュースコットの悲しい瞳とコメディ演技、孤独と人のぬくもりを一人芝居でやってしまうので打ち震えました。
労働に疲れた時にいつでも見たい。でもなかなか見られない。
もし再上映があったら見てください。私も見たいよー!NTLだとプレゼント・ラフターも素晴らしかったです。
③HAPPYEND
超良かった。今年はHAPPYENDとナミビアの砂漠を見てれば邦画はいいのではないだろうかくらい良かった。青春ものであり、人と人の出会いと道のずれ方、差別と社会、見えていなかった愚かさ、音楽の存在が私たちにくれるもの。素晴らしかったです、すごくいい映画。
④ナミビアの砂漠
カナーーーーー!!!!劇場で見られて良かったです。少し長いので迷ったのですが、大丈夫でした。人間が人間と別れるときに、ブロックひとつでもう会わないことが可能な世界で、コミュニケーションを諦めない様子をこの映画で見られてとても嬉しい。面白いところがたくさんありました。二回目を見たらカナは思いのほか喋らないんですよね。なのに��憶の中のカナの存在感がとても大きいのは、身体の演技と表情、少ない言葉の面白さなのでしょう。監督のインタビューも全部面白かったです。
⑤アイアンクロー
号泣。フォックスキャッチャー以来の根暗マッチョ傑作。そのままバンドを続けてくれよ…。
プロレスわからない人にもおすすめです、私はわからないまま見て泣きました。
⑥パスト ライブス
1回目そこまでだったのに、味わいが増してしまって。薄味に感じた部分、何回見ても飽きない何かになってきた。サントラも素敵で、秋〜冬にたくさん街で聴きました。
⑦異人たち
アンドリュー・ヘイ監督、人間と人間を描くのにどうしてずっとあんなに果てしない寂しさを描けるんだろう?
何回か見て、さらに好きになりました。山田太一原作も面白いよ。少し怖いけど。現代的改変が素晴らしいと思いました。でも山田太一も男性の弱さについて、あの時代にとても上手い、当たり前なのですが…。
⑧チャレンジャーズ
楽しい!超楽しい!���信で見直しても楽しい!爆音で見てね!
この監督で唯一好き!!前作全然好きじゃないのに劇場に行って良かったーーー!!!
⑨ヒューマン・ポジション
少し弱った大人と、静謐な画面。とても好きでした。
⑩動物界
よくわからないで見に行ったけど、映画らしいセンスオブワンダーがあり、青春と、他者への恐怖の表現が全部うまくいっていたと思います。父から息子への愛情表現が抜群に好きです。ここは愛を強く伝えるほかない、というタイミングが素晴らしい。見て良かった。
◼️配信で見て良かった映画
ディナー・イン・アメリカ(言ってよ~~~!!超良い!)
恋するプリテンダー(楽しい!)
喪う(うしなう/Netflix配信・良い映画~~~)
◼️良かったドラマ
虎に翼
べいびーわるきゅーれ エブリデイ!
Top of the Lake(ジェーン・カンピオン監督、s1s2両方超良かった)
ポーカー・フェイス(U-NEXT、最高!!!)
1122(prime、岡田将生さん、高畑充希さん素晴らしかったです、脚本が素晴らしい)
トゥルー・ディペクティブ s4(U-NEXT)
人間失格 LOST(チョン・ドヨンさん、リュ・ジュンヨルさん大好き)
THE PENGUIN(U-NEXT、面白かった~~)
somebady somewhere s3(U-NEXT、クィアで楽しくてずっとみんなといたかった)
◼️2024年の美術館・ギャラリー
アニッシュ・カプーア 奪われた自由への眼差し 監視社会の未来/表参道GYRE
いのちをうつす 菌類、植物、動物、人間/東��都美術館
坂本龍一 トリビュート展/ICC
棟方志功記念館 冬の展示「板極道」/青森
奈良美智 The Beginning Place ここから/青森県立美術館
十和田現代美術館(塩田千春、ロン・ミュエク、レアンドロ・エルリッヒ)
ヴィム・ヴェンダースの透明なまなざし/中目黒N&A Art Site
ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家/オペラシティ
中平卓馬 火|氾濫/国立近代美術館
私たちのエコロジー/森美、さわひらき hako/MAMコレクション
オラファーエリアソン 相互に繋がりあう瞬間が協和する周期/麻布台ヒルズギャラリー
エコロジーダイアローグ2 つかの間の停泊者/メゾンエルメス
ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?/国立西洋美術館
ブランクーシ 本質を象る/アーティゾン美術館
刺繍少年フォーエバー 永遠なんてあるのでしょうか/目黒区美術館
アピチャッポン・ウィーラセクタン Solariu/SCAI THE BATHHOUSE
フランシス慎吾 Exploring Color and Space 色と空間を冒険する/茅ヶ崎美術館
遠距離現在/国立新美術館
シアターゲイツ展 アフロ民藝/森美術館
アンゼルム・キーファー Opus Magnum/FergusMacaffrey
ミランダ・ジュライ F.A.M.I.L.Y/プラダ青山
内藤礼 生まれておいで生きておいで/東博
ホー・ツーニェン エージェントのA/都現美
マーク・レッキー/エスパスルイヴィトン東京
島袋道浩 音楽が聞こえてきた/BankArt station横浜
日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション/都現美
船越桂 水に映る月蝕/彫刻の森美術館
フィリップ・パレーノ この場所、あの空/ポーラ美術館
内藤礼 生まれておいで生きておいで/銀座エルメス
ヤノベケンジ BIG CAT BANG/銀座SIX
マティス 色彩を奏でる/ポーラミュージアムアネックス
大友良英 without records/YCAM
坂本龍一+YCAM Forest Symphony/常栄寺 雪舟庭
香月泰男美術館 一九六九.七.二〇の月星、凧/山口県
日本の新進���家 現在地のまなざし アレック・ソス 部屋についての部屋/都写美
空の発見(香月泰男〈青の太陽〉)/松濤美術館
ルイーズ・ブルジョワ展 地獄から帰ってきたところ、言っとくけど、素晴らしかったわ/森美
トゥールーズロートレック都ソフィカル 不在/三菱一号館美術館
奈良美智 I Draw the Line/BLUM
西川勝人 静寂の響き マーク・ロスコ シーグラム壁画/DIC川村記念美術館
ウェイド・ガストン Thirteen Paintings/エスパスルイヴィトン東京
2024年ベスト展示(旅・美術館の建築と立地を含んで)
奈良美智「The Beginning Place ここから」/青森県立美術館
西川勝人「静寂の響き」、マーク・ロスコ〈シーグラム壁画〉/DIC川村記念美術館
フランシス真悟「Exploring Color and Space-色と空間を冒険する」/茅ヶ崎市美術館
ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家/オペラシティ
香月泰男美術館 一九六九.七.二〇の月星、凧(山口県)
坂本龍一+YCAM Forest Symphony/常栄寺 雪舟庭
ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ/森美
内藤礼「生まれておいで 生きておいで」/東博・銀座エルメス
青森県のしっとりとした空気と雪の静寂、山口県の日本海、茅ヶ崎美術館の緑と海岸での夕焼け、東京の街と生活の美術、とても充実した美術館巡りでした。良かった〜!
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hatayurieworks · 2 months ago
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夏のヘウレーカ! AD&D
CL:山口情報芸術センター[YCAM]
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tokyomariegold · 11 months ago
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2023/11/18
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11月18日 昨日は誰に決められたの��わからない、何がなんでも!をやり遂げて東京の某お役所から2時間半かけて職場へ戻った。2時間半あったら京都に行けちゃうじゃん!と思ったり、でもとにかく少し安心してへろへろになった。 雨の天気だからか体調が絶不調だった。でもアドレナリンが出ていたおかげでなんとかなってしまった。 職場に戻る途中、家の近くにない某銀行の支店で済ませたかった手続きができた。年末に大阪のホテルを予約できた。年始に美容院の予約もした。 気になっていたブーツの取り寄せ手続きと、申し込んだNISA口座の開設状況も確認できた。 これまで仕込みたかったことや、プライベートの手続関係を考える余裕がなくて、ずっとお仕事の心配に心と頭が支配されていて解放気味になっていた。
職場へ戻って10万4000円(某手数料)の立替請求をした。
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昨日は訳あって2時間早く帰ってきたので、少し余裕ができて夜もいつもの金曜よりはゆっくりできた。(いつも大掃除をして気付くと22時。) YCAMや金沢21美で楽しそうな展示をするみたい。 12月にふらっとどこか出かけたい。 ゆっくりできたけれど身体はそれ以上にへとへとだった様で、朝目が覚めても起き上がれなかった。 今日の予定を全てキャンセルしてできるだけ寝た。 (でも夢で提出できた書類の手直しを土日中にやりなさい!とメールを受信していた。)
12時頃ニコンの公募に出した写真が返送されてきて、着払いのため起き上がる。 とてつもなく��腹が空いて、スーパーで豆腐とリンゴを買ったけれど部屋へ戻ったら気分でなくなり、日記を更新したり写真の整理をしてしまった。
今日は本当は友人達とムーミンバレーパークに行く日だったらしいけれど、ムーミンどころでない日々しか今後想像できない。
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夕方、少し土手を歩いて、三日月が雲に隠れたり出てきたりするのを見てスパイスカレーの材料を買って帰った。 
1日家にいても大丈夫だった。 少し前までは朝起きたらとにかくどこかへ出かけないと不安だったし、体調が悪くても家にいようものならパニックになっていた。 でもどこかへ出かける体力もパニックになれる気力もなかったのかもしれない。 大丈夫じゃないけれど、大丈夫だった。
写真も日記も負担になっていると思う日々。 今日、8月後半の酷く落ち込んだ日々の日記を更新して、自分の人生が面白く思えた。 写真も日記も何かしらは続けておいた方が、3ヶ月後の元気なさすぎな自分のためになりますよ、あやのちゃん! (自分の人生を自分でつくってうんぬん、と3ヶ月前の日記に度々書かれていた。)
年賀状も、参加することになってしまったインターネットのアドベントカレンダーも、まだ何を書こうか決められない。 何も書きたいものがない。
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foucault · 2 years ago
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新入荷品より、柏木圭・栗懐中箸入れ(と箸)。
ほんと久しぶり、2年3ヶ月ぶりに届きました。かつて書いたことのある話ではありますが、この箸入れ、圭さんを知る以前に大学の恩師から貰ったことで存在を知った仕事です。恩師がなぜかYCAMの楽屋で僕を含めた数人にプレゼントしてくれたのですが、受け取った方のお一人には坂本龍一さんもいらっしゃったな、と、届いた箸を見てあらためて思い出します。また、その時ちょうど、オッペンハイマーと『バガヴァッド・ギーター』についての話を皆でしていたことも。夏は亡くなった方の姿が目に浮かぶ季節ですね。
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sdeet · 2 years ago
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ダンスとは何か
しばらく前にコンテンポラリーダンスのダンサーを主人公とした小説『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』を読んだ。
小説『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』は2050年頃の東京が舞台のSFなのだが、今より少しロボットやAIが進歩していて生活で当たり前に使われているとか、義肢がAI等によって今より高度な技術・機能になっているぐらいの未来である。ビーム打ったり強大な敵と戦ったりAIが人間を脅かしたりはしない。人間の生活を支える技術である。
コンテンポラリーダンスのダンサーである主人公が事故で片足を失いAI制御の義足になり、そのコントロールと格闘する……という導入ではあるがそこがメインではない。この小説で取り組まれているのは、ダンス表現をして何かを伝えたいというとき、ロボット(AI)にはなく人間にはあるもの、「ダンス」とはなにか、それを理解した上で出現させる「ロボットのダンス」はいかにして可能か、ダンサーが生きるとはどういうことかで、ものすごくダンスについてを記述する小説��った。
ダンスを集中的に見ている者にとって「ダンスとは何か?」は常に頭の上に掲げられている問いである。この小説では一つの仮定をしていてそれが「速度」と「距離」という言葉で表されている。
「ダンスについてを学習したAIが作り出す振付を踊るロボット」と「人間のダンサー」が共演してダンス作品をつくるという内容なのだが、「ロボットのダンス」は人間の模倣である必要がない。小説では、鑑賞に堪えられる作品として成立させるために何を「ダンス」として、どんなことが必要であるか? を技術的に発展させて解決して表現としてゆき、公演当日を迎える。
そもそもこの小説の出発点が大橋可也&ダンサーズの公演とのコラボなので『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』というロボットと踊るダンスは実際にある。
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この公演について小説中では「昔こういう作品が上演された」という過去のものとして扱っている。
コンテンポラリーダンスをめちゃめちゃ見てる人は、作中で主人公たちが試行錯誤しているダンスとは何か? という問いと、AIを使用した振り付けの試みはいくつか見た事があると思う。
例えばYCAMで行われたプロジェクトがある。フラメンコのダンサー、イスラエル・ガルバンのダンスを学習させたAI��イスラエル本人が踊るというもの。
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フラメンコがもともとそうであるように、ダンスではあるが同時に音楽である。舞台上で共演するのはロボットというよりほぼリズムを刻む装置的なものだ。人型のロボットが人間のように踊るのではなく、空間に、イスラエルと絡む踊りであり音楽が出現する。ロボットのダンスが人間そっくりのものまねである必要がない、のはこういうところからも感じられる。「ダンス」はある条件下で出現するのだ。それを、小説では「速度」と「距離」と言い表して「ダンス作品たりうる」状態を目指していく。
Rhizomatiksがやっている『discrete figures』などもAIを利用したダンス作品で、人間の動きを取り込んでどのように出力して観客に見せるか、というバリエーションは様々ある。
AIを利用した試みは当然海外にもあり、ウェイ��・マクレガーの振り付けを学習したAIなどもある。
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現代、AIという語が様々なニュアンスで使われる。今ここで話題にしているAIというものの大雑把な理解の仕方のひとつとしては、「膨大な情報をどのように扱い、どのように出力するかの仕組み」である。なので一様ではない。仕組み・方法は様々ある。
AIを使った振り付けの試みは舞台上に表現として出現させるだけが目的ではなく、ダンスについて理解するための手段の一つとしても利用されていくだろう。
ダンス作品は基本的に「人間が人間を観る」ために作られている。私たちはなんらかの情報伝達、コミュニケーションをしたいからだ。
では作品ではない「ダンス」の発生はどうだろう。「ダンスが発生する」というのは「観る者」の意識の問題である。または踊っている者の意識上にあるものである。「ダンスが発生する」のが観測者の意識の問題であるなら、踊っているものが人間である必要はない場合も当然あるだろう。
小説『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』の主人公がアームロボットと踊るところはアレキサンダー・マックイーンの1999年のショーのラストを思い出しながら読んでいた。
当時の機械操作は小説のようなAI生成のダンスなどではなく人間がやっているものだろうが、機械の動きにダンスを見出すことはある、という実感がこのショーの映像を見た時にたしかにあった。
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そのせいか小説中の「機械・ロボットとのダンス」に新規性を感じることは特になかったのだが、小説ではそのダンスの機微というものをかなりのボリュームで記述しており、ダンスをずっと読み続けることになる。現実にあるダンスの批評でもどんな踊りが踊られているのかはかなりふんわりした言い方で済ますものがある中、小説という形式だからこそというべきか、延々とダンスの状況が描き出される。
ロボットとAI方面の話を続けてしまったがこの小説の結構な部分がダンサーである主人公と、舞踏の大御所である父との関係を描��ている。主人公は痴呆症になった父を介護する生活に突入し、追い詰められていく。ダンサーの老後とそれを支えるダンサーのリアルな生活が描かれる。
父子ともに踊る以外のことを選択してこなかった人生で、不幸な事故や社会や制度の谷間に落ちそうになる感じや家族間の温度差や理解できない諸々のことをとても実感ある調子で描かれており辛さや悔しさが折り重なっていく。物語の後半、父と子が一緒に踊ることになる場面で、ダンスが相手への理解という形で出現する。ダンスのコンタクトインプロビゼーションについては作中でも説明があるが、触れた相手と言葉を交わすのではなく、信頼をしあうこと、自身の重さを相手に預け、または相手の重さを支えることで動き続けられるダンスが行われる。
父の痴呆がよくなることはなく、生活が劇的に楽になるというわけでもない中で、このダンスが二人のダンサーの「生きる」ということをくっきりと表現している。ここで踊られている、特に父親の踊りは大衆向けのきらきらした素敵なものではなく、舞踏の、うねるような動きや地面に近い踊りやコンタクトだろうが、それに応える息子の踊りとともに、あまりにもまばゆい、人が生きることの重みを感じるダンスシーンである。
この作品は最後の一行まで、踊ることと相手とコンタクトすることを描いたダンスについての小説だった。
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ryotarox · 9 days ago
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(「坂本龍一|音を視る 時を聴く」(東京都現代美術館)開幕レポート。大型インスタレーション一堂に|美術手帖から)
展示風景より、坂本龍一+高谷史郎《LIFE–fluid, invisible, inaudible…》(2007)
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ICC | LIFE - fluid, invisible, inaudible …
LIFE - fluid, invisible, inaudible …
2007年9月15日(土)―11月4日(日)
坂本龍一と高谷史郎とのコラボレーションにより,新たに生み出された《LIFE - fluid, invisible, inaudible …》.音と映像のたえまない出会いが生起するこのインスタレーションは,「流動するもの,見えないもの,聴こえないもの」を 全身で感受していくかつてない場となるでしょう. 暗い空間には,薄く水が張られた1.2m四方,30cmの高さのアクリル水槽が3×3個グリッド状に吊られ,それぞれの両端にスピーカーが設置されています.水槽の内部では超音波によって人工的な霧が発生し,透過と不透過をつなぐかのように流動的なパターンがたえず生みだされていきます.それぞれの水槽の上に設置されたプロジェクターから発される映像――水槽全体で時に連動し,時に個別の映像として出力――は,水と霧の織りなす動的なパターンをスクリーンとして通過することで,映像を結びつつも,たえず流れによって融解され,意味と無意味,具象と抽象との狭間をたゆたい続けます. 《LIFE - fluid, invisible, inaudible …》において音と映像は,新たに加えられたものも含め,それぞれ約30と20のカテゴリーに分けられ,複数のファイルとしてコンピュータのHD内に収められています.全体をランダムに制御するプログラミングによって,これらファイルからランダムに音と映像が呼び出されることで,常に異なる様相が空間にもたらされます. 「時間の呪縛から離れたいと思った」(坂本龍一) 「映像を完璧にはコントロールできないものに映し出したかった」(高谷史郎) 二人の言葉は,通常リニアで確定的なものとして設定されがちな時間や空間を逃れて,霧という流動的な現象やコンピュータのランダムネスを,アートの新たな可能性として投げかけるものといえます.観客においても,それは例外ではありません.人々は,空間内を自由に歩き,水槽の下にたたずむことで,可視と不可視,聴き取れるものと聴き取れないものの間に潜む生きた変容の場に,自らの知覚や身体を通して立ち会うことになるでしょう. *《LIFE - fluid, invisible, inaudible …》は,山口情報芸術センター(YCAM)委嘱作品として制作され,2007年3月10日から5月28日まで同センターにて発表され,大きな反響を呼びました.
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k2i · 13 days ago
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true/本当のこと_Reveal (システム解説) from Kinsei R&D | FUJIMOTO Takayuki on Vimeo.
A system commentary video of the multimedia interactive performance "true/本当のこと" that premiered in 2007 and continued the world tour until 2012.
Direction/Lighting Design: FUJIMOTO Takayuki (Kinsei R&D, Dumb Type) Choreography/Dance: SHIRAI Tsuyoshi (AbsT/baneto) Choreography/Text/Dance: KAWAGUCHI Takao (Dumb Type) Music/Video/Visual Design: MINAMI Takuya (Softpad) Music/Oscillation/Programming: MANABE Daito (Rhizomatiks) Video/Programming/web: HORII Satoshi (Rhizomatiks) Table Design & Mechanics: SAITO Seiichi & ISHIBASHI Motoi (Rhizomatiks) Myoelectric sensing & Vibration mechanism support: TERUOKA Masaki (VPP) Costume Design: KITAMURA Noriko
Technical support: YCAM InterLab, Color Kinetics Japan Incorporated, TamaTechLab, Rhizomatiks, DGN
Video editing: FUJIMOTO Takayuki
Kinsei R&D: kinsei.asia/ facebook.com/KinseiRD/ #KinseiRD
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zarada · 2 months ago
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〈再演1-2〉
GDP (gonzo dot party)《THE STORM》
SUGAI KEN《電子音で鳥の声や虫の音を模造する愉しみについて~虚実音響私観~》
日時:2024年12月14日(土)18:00開場、19:00開演
会場:大阪 北浜コンピューファンク
料金:2,000円、U25 1,000円 *加えて、それぞれ1ドリンク注文してください
予約(特典検討中):https://forms.gle/kgSWUSpGpbh6A4me7
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GDP (gonzo dot party)《THE STORM》
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SUGAI KEN《電子音で鳥の声や虫の音を模造する愉しみについて~虚実音響私観~》
出演者プロフィール:
SUGAI KEN
日本の夜を彷彿とさせる独特なスタイルを軸に,国内の様々な俚伝をギミカルに電化させるトラックメイカー。虫の音や鳥の声を電子音のみで再現させる事も得意とする。 2017年作『不浮不埋 UkabazUmorezU』が国際的な評価(Pitchforkなど)を獲得。日本屈指のレーベル〈EM Records〉からの作品『如の夜庭 Garden in the Night (An Electronic Re-creation)』により世界中のコアなリスナーに認知され,LOS APSON?の年間チャートでは度々作品がランクインし,Fabriclive(UK)への楽曲提供も行なった。DisclosureのBoiler RoomでのDJ set(2020)にて楽曲が使用されるなど,世界中のWebラジオで楽曲が使用されており,Solid Steel(Ninjatune)シリーズにおいてはロブ・ブースを唸らせる奇特なDJ mixを提供。2018年EUツアーでは,Cafe OTO(UK)公演がソールドアウトになるなど,注目度の高さをうかがわせ,全13公演(6ヶ国)にてその独自性を遺憾なく発揮.翌年のEUツアーもBerghain(ベルクハイン)を皮切りに,ティム・ヘッカーとの2マン公演など,7ヶ国に渡って全9公演を行なった。 現在,国内外からの依頼多数により複数のリリースを控えている。 個人の活動と並行し,日本国内のコアな郷土芸能アーカイヴ・プロジェクトに複数携わるほか,草加健康センターやPOLAの音源制作にも携わるなど,亜種な活動を兀兀こつこつと継続中。 印象的なそのアーティスト写真は,本人が重要視する「窶やつし」という日本の感覚に沿って自身を老人化させたモノ。 2023年はデンマーク作曲家協会からの招聘により渡欧(合わせて3度目のEUツアーを行なった),DJ 1729(威力)とのYCAMでの展示制作やヴィクトリア国立美術館への楽曲提供,デコトラ全国集会への潜入録音など。
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tadashiueda · 2 years ago
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YCAM 篠田千明 新作オンライン・パフォーマンス公演 「5×5×5本足の椅子」
AD+D. Tadashi Ueda 企画制作. 山口情報芸術センター[YCAM] CL. 山口情報芸術センター[YCAM] 2020
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撮影=YCAM
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kansai-studies · 5 months ago
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Kansai Studies リサーチャートーク!
鳩の生態 ⇔ クラブカルチャー ⇔ 未来の動物園 ここから垣間見るキョート・カルチャーの現在形!?!?
関西地域をアーティストの視点で探究し、未来の創造的な土壌を耕していくためのリサーチプログラム「Kansai Studies」のリサーチャー3名によるクロストー��を開��します!
2024年度は教育者、研究者であり、さまざまなアート、音楽イベント等のディレクターの石川琢也による「詩的なテクノロジーとしてのパーティ、職能、空間について」、ダンサー・振付家の内田結花による「ニュー・フィールドワーク京都編」、アーティストの前田耕平による「『あわいの島』動物園をめぐる話」というテーマで6月から各自がリサーチを行ってきました。今回のトークでは、各リサーチテーマについて、またフィールドワークを通しての発見、未来に向けて考えることなどをクロストーク形式で語り合います。 リサーチャーのフィールドワークを通して、独自の角度から私たちの住む関西を再発見できる機会となることでしょう。
日程:2024年10月16日(水)19:30~21:00 会場:ミーティングポイント BnA Alter Museum    https://bnaaltermuseum.com/
料金:1,000円(1ドリンク付き)・予約不要 言語:日本語 ※英語通訳あり
👉Kansai Studies特設サイト
https://kansai-studies.com/ 👉ここからこれまでのリサーチ記録をご覧いただけます!https://scrapbox.io/kansaistudies/
 石川琢也 / ISHIKAWA Takuya 教育者 / 研究者 / Director 京都芸術大学 専任講師。UI・UXデザインを職務とした後、2013年に情報科学芸術大学院大学(IAMAS)に進学。2016年山口情報芸術センター[YCAM]エデュケーターに着任し、「RADLOCAL」などの教育・地域プログラム、音楽プログラムの企画制作を担当。2020年より現職。日野浩志郎「GEIST」プロデュースをはじめ、音楽イベント、アート制作のディレクション、クラブカルチャーの文化史・コモンズ研究を行う。共著に「新世代エディターズファイル 越境する編集ーデジタルからコミュニティ、行政まで」https://linktr.ee/taabon
 内田結花 / Yuka UCHIDA ダンサー・振付家。上演環境や状況に振付けられる身体をテーマに、これまで屋内外のあらゆる場で自作品を発表。主な作品に、暮らす日々を記録した日記を振付に踊る『暮らしのシリーズ』(2014, 19-23)、憧れ尊敬する人々を想像力と妄想力を駆使し(誤解含む)取り込んでいく『リスペクトピープル』(2020-)、フィールドワークの素人たちで鳩のコミュニティを探る『ニュー・フィールドワーク』(2023-)などがある。また、ダンサーとして、様々な振付家や作家の作品に出演している。幼少期より、セキセイインコやオカ��インコなどの鳥、熱帯魚やメダカなどの魚、カブトムシなどの虫、犬などと生活を共にしてきた。 https://yukauchidaweb.tumblr.com/ X : https://x.com/CHIDDAA Instagram : https://www.instagram.com/yukamkj/
 前田耕平 / Maeda Kohei アーティスト。1991年和歌山県生まれ。関西を拠点に活動。2017年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻構想設計修了。 自身のルーツとなる紀伊半島での風土や体験、同郷の博物学者である南方熊楠の哲学を根幹に「自然と人の関係や距離」をテーマに活動。国内外の自然地形や生態系、文化や信仰に目を向け、フィールドワークやプロジェクトから写真、映像、パフォーマンス、インスタレーションなどの作品を制作。境界を問い、不可視に触れ、時に祭事のようにその過程と行為を展開する。近年の展覧会に「あわいの島」(アドベンチャーワールド,和歌山)、「タイランドビエンナーレ 2023」(チェンライ)、個展「点る山、麓の座」(国際芸術センター青森)など。 ​​http://koheimaeda.com instagram: https://www.instagram.com/koheimaeda.insta/
コーディネート:竹宮華美 協力:BnA Alter Museum 主催:KYOTO EXPERIMENT
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tamanine · 4 months ago
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2024.10.13
映画『HAPPYEND』を見る。父の時代の学生運動のような雰囲気と、街の風景のクールな切り取り、存在感があり重厚な音楽の使い方から愛しいものとしてのテクノの使い方まで大変気に入り、今度会う人に渡そうと映画のパンフレットを2冊買う。その人と行った歌舞伎町時代のLIQUIDROOM、どんどん登らされた階段。小中学生の時に自分がした差別、あの分かっていなさ、別れた友人、まだ近くにいる人たち。
2024.10.14
銀座エルメスで内藤礼『生まれておいで 生きておいで』、ガラスの建築に細いテグスや色のついた毛糸が映える。日が落ちて小さなビーズが空間に溶けていくような時間に見るのも素敵だと思う。檜の「座」で鏡の前にいる小さな人を眺める。「世界に秘密を送り返す」を見つけるのは楽しい。黒目と同じだけの鏡、私の秘密と世界の秘密。今年の展示は上野・銀座ともに少し賑やかな雰囲気、外にいる小さい人たちや色とりどりの光の色を網膜に写してきたような展示。でも相変わらず目が慣れるまで何も見えてこない。銀座にはBillie Eilishもあったので嬉しくなる。
GINZA SIXのヤノベケンジ・スペースキャットと、ポーラアネックスでマティスを見てから歩行者天国で夜になっていく空を眺めた。小さい頃は銀座の初売りに家族で来ていたので、郷愁がある。地元に帰るよりも少しあたたかい気持ち、昔の銀座は磯部焼きのお餅を売っていたりしました。東京の楽しいところ。
2024.10.18
荷造り、指のネイル塗り。足は昨日塗り済み。年始の青森旅行時、2泊3日の持ち物リストを作成し、機内持ち込み可サイズのキャリーに入れ参照可能にしたところ、旅行のめんどくさい気持ちが軽減された。コンタクトや基礎化粧品・メイク用品のリスト、常備薬、安心できる着替えの量。持ち物が少ない人間にはなれそうにない。日常から多い。部屋に「読んでいない本」が多いと落ち着くような人間は持ち物少ない人になれない。
2024.10.19
早起きして羽田空港。8:30くらいに着いたらまだ眺めのいいカフェが開いておらず、とりあえず飛行機が見える屋上に行く。このあと雨が降るはずの曇り空からいきなり太陽が照り出して暑くなり、自販機でマカダミアのセブンティーンアイスを買い、食べる。突然の早朝外アイス。飛行機が整列し、飛び立つところをぼんやりと眺める。飛行機は綺麗。昨夜寝る前にKindleで『マイ・シスター、シリアルキラー』を買って「空港ではミステリー小説だろう」と浮かれて眠ったのに、100分de名著のサルトルを読み進める。実存主義を何も分かっていないことをこっそりとカバーしたい。すみませんでした。
10:15飛行機離陸。サンドイッチをぱくぱく食べたあとKindleを手に持ったまま眠ってしまい、11:55宇部空港着。
宇部空港、国内線のロビーは小さく、友人にすぐ会う。トンネルを抜ける時、窓が曇り、薄緑色の空間に虹色の天井のライトと車のライトがたくさん向かって来て流れる。動画を撮影しながら「綺麗くない?」と言うと「綺麗だけど本当は危ない」と言われる。かけるべきワイパーをしないで待っていてくれたんだと思う。
友人のソウルフードであるうどんの「どんどん」で天ぷら肉うどん、わかめのおにぎりを食べる。うどんは柔らかく、つゆが甘い。ネギが盛り放題。東京でパッと食べるうどんははなまる系になるので四国的であり、うどんのコシにもつゆにも違いがある。美味しい。
私は山口市のYCAMのことしか調べずに行ったので連れて行ってもらう。三宅唱監督の『ワイルドツアー』で見た場所だ。『ワイルドツアー』のポスターで見た正面玄関を見に芝生を横切ったが、芝生は雨でぐずぐずだった。でも全部楽しい。
広くて静かで素敵な図書館があり、心の底から羨ましい。小さな映画館もあり、途中入場できるか聞いたおじいちゃんが、「途中からだからタダにならない?」と言っていたがタダにはなっていなかった。一応言ってみた感が可愛らしい範囲。
YCAM内にあるのか��思っていたら違う倉庫にスペースのあった大友良英さんらの「without records」を見に行く。レコードの外された古いポータブルレコードプレーヤーのスピーカーから何がしかのノイズ音が鳴る。可愛い音のもの、大きく響く音のもの。木製や黄ばんだプラスチックの、もう存在しない電機メーカーの、それぞれのプレーヤーの回転を眺めて耳を澄ませてしばらくいると、たくさんのプレーヤーが大きな音で共鳴を始める。ずっと大きい音だと聞いていられないけれど、じっと待ってから大きな音が始まると嬉しくなる。プログラムの偶然でも、「盛り上がりだ」と思う。
山口県の道路はとても綺麗で(政治力)、道路の横は森がずっと続く。もとは農地だっただろう場所にも緑がどんどん増えている。私が映画で見るロードムービーはアメリカのものが多く、あちらで人の手が入っていない土地は平らな荒野で、日本の(少なくとも山口県の)土は放っておくとすぐに「森」になるのだ、ということを初めて実感する。本当の森の中にひらけた視界は無く、車でどんどん行けるような場所には絶対にならない。私がよく散歩をする所ですら、有料のグラウンドやイベント用の芝生でない場所には細い道を覆い隠す雑草がモコモコと飛び出して道がなくなってゆく。そして唐突に刈られて草の匂いだけを残す。私が「刈られたな」と思っているところも、誰かが何らかのスケジュールで刈ってくれているのだ。
山口県の日本海側の街では中原昌也と金子みすゞがそこかしこにドンとある。
災害から直っていないために路線が短くなっているローカルの汽車(電車じゃない、電車じゃないのか!)に乗って夜ご飯へ。終電が18:04��霧雨、暴風。一瞬傘をさすも無意味。
焼き鳥に挟まっているネギはタマネギで、つきだしは「けんちょう」という煮物だった。美味しい。砂肝、普段全然好きじゃないのに美味しかった。少し街の端っこへ行くとたまに道に鹿がいるらしく、夜見ると突然道路に木が生えているのかと思ったら鹿の角、ということになり怖いらしい。『悪は存在しない』のことを思う。
2024.10.20
雨は止んでいてよかった。海と山。暴風。人が入れるように少しだけ整えられた森に入り、キノコを眺める。
元乃隅神社、123基の鳥居をくぐり階段を降りて海の近くへ。暴風でiPhoneを構えてもぶれて、波は岩場を越え海の水を浴びる。鳥居の上にある賽銭箱に小銭を投げたけれど届くわけもない。車に戻ると唇がしょっぱかった。
山と海を眺めてとても素敵なギャラリー&カフェに。古い建物の改装で残された立派な梁、屋根の上部から太陽光が取り込まれるようになっていて素晴らしい建築。葉っぱに乗せられたおにぎりと金木犀のゼリーを食べる。美味しい。
更に山と海を眺めて角島へ。長い長い橋を通って島。古い灯台、暴風の神社。曇天の荒れた海も美しいと思う、恐ろしい風や崖を体感としてしっかりと知らない。構えたカメラも風でぶれるし、油断すると足元もふらつく風、窓につく塩の結晶。
山と海を眺めて香月泰男美術館へ。友人が見て良い展示だったからもう一度来て見せてくれたのだ。
全然知らなかったけれど、本当に素晴らしい絵だった。油彩なのだけど、質感が岩絵具のようで、フレームの内側に茶色のあやふやな四角が残っているのがとても良い。
フレーミングする、バチッと切り取ってしまう乱暴さから離れて、両手の人差し指と親指で四角を作って取り出したようなまなざしになる。
山口県の日本海側の山と畑と空の景色、荒い波、夜の静けさや月と雲、霧の色を見てから美術館へ連れて来てもらえたから色と色の境目の奥行きを知る。柿はずっしりと重く、花は鮮やかだ。香月泰男やシベリア抑留から帰ってきた画家で、この前読んだ『夜と霧』の暗さと冷たさを思い返した。絵の具箱を枕にして日本へ帰る画家が抱えていた希望、そのあとの色彩。 
夕飯は友人の知り合いのハンバーガー屋さんへ。衝撃のうまさ。高校生の時に初めて食べたバーガーキングの玉ねぎの旨さ以来の衝撃、20年ぶりだ。そんなことがあるのか。
2024.10.21
晴天。海は穏やかで、深い青、テート美術館展で見たあの大きな横長の絵みたい。初めて見た海の光。
海と山を眺めて秋吉台へ。洞窟は時間がかかるので丘を散策、最高。
風光明媚な場所にしっかりとした情熱が無かったけれど、「好きな場所だから」と連れていってもらえる美しい場所は、友人が何度も見るたびに「好きだなぁ」と思っただろう何かが分かり、それは私が毎日毎日夕陽を眺めて「まだ飽きない」と思っている気持ちととても近く、感激する。
今までの観光旅行で一番素敵だった。
道々で「このあと窓を見て」と教えてもらい、味わう。
ススキが風に揺れて、黄色い花がずっとある。山が光で色を変え、岩に質感がある。
山口市、常栄寺、坂本龍一さんのインスタレーション。お寺の庭園が見られる場所の天井にスピーカーが吊るされ、シンセサイザーの音を演奏しているのは色々な都市の木の生体信号だ。鳥の声や風の音と展示の音は区別されない。砂利を踏む音、遠くから聞こえる今日の予定。豊かなグラデーションの苔に赤い葉っぱが落ちる。
宇部空港はエヴァの激推しだった。庵野さん、私も劇場で見届けましたよ。
行きの飛行機は揺れたけれど、帰りは穏やかに到着、家までの交通路がギリギリだったため爆走、滑り込む。
東京の車の1時間と山口の1時間は違う。
何人かの山口出身の友人が通った空と道と海と山の色を知ることができてとても嬉しい。
「好きな場所」「好きな風景」ってどういうものなんだろう。
私が通う場所、好きな建築、好きな季節と夕陽。あの人が大切にしている場所に吹く風、日が落ちる時刻が少し違う、友人のいる場所。
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hatayurieworks · 1 year ago
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山口情報芸術センター[YCAM]「搬入プロジェクト 山口・中園町計画」
Original T-shirt
CL:山口情報芸術センター[YCAM]
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mayokage · 5 months ago
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まよかげ/Mayokage(下北沢・横浜公演)
あなたが畏れるのは、ひとりぼっちになる事?それともいつも誰かに見られている事?
コロナ禍での3年間の制作を経て、2023年11月にインドネシア・ジョグジャカルタで初演を迎えた篠田千明×ナナン・アナント・ウィチャクソノ×たかくらかずきがコラボレーションした演劇作品『まよかげ/Mayokage』が、下北沢・横浜で上演されます。
メンバーであるナナンの出身地・ジャワ島では、魔除けや厄除けのための伝統的な儀式、ルワタンが現在も行われています。
『まよかげ/Mayokage』は、そのルワタンで上演される演目『ムルワカラ』の主人公カラの誕生にまつわるお話です。
カラは、『ムルワカラ』のなかで、人間を襲って次々と食べていきます。人々の畏怖の対象となったカラは、最後には退治されてしまう存在です。
どうしてカラは、人を食うようになったのか――。篠田千明演出のもと、語り・演奏・人形劇のパフォーマンスに加え、観客参加型のクイズも挟みながら進行し、私たちが今、何を最も畏れているのかを問い直します。
怪物カラは海から誕生した後に、クジラと友達になる。ある時に親友のクジラが真っ赤に海を染めていなくなり、怪物はクジラを探す旅に出る。怪物は旅の途中で神々に出会い、4つの力を授かっていく。
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下北沢公演
=タイムスケジュール=
12月5日(木) 19:00
12月6日(金) 19:00
12月7日(土) 16:00
12月8日(日) 11:00/16:00
=券種・料金=
一般|予約:3,500円/当日:4,000円
U29:2,000円(予約・当日共)
こども(3〜18歳):500円(予約・当日共)
2歳以下:無料
*2歳以下のお子様は、膝の上でご観劇いただけます。お席が必要な場合は「こども:500円」をご購入ください。
*インドネシアのお茶とお菓子付き
*途中退出時にご利用いただける、セーフティスペース(上演のモニタリング可)をご用意しています。
=会場=
世田谷代田 仁慈保幼園 Piazza(〒155-0033 東京都世田谷区代田二丁目32番16号)
=予約=
https://mayokage-shimokita.peatix.com(事前精算)
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横浜公演
=タイムスケジュール=
12月12日(木) 14:00◎/19:00☆
12月13日(金) 19:00
12月14日(土) 14:00☆/19:00
12月15日(日) 14:00
◎:プレビュー公演、(記録映像の撮影が入ります。作品の性質上お客様が映り込む可能性がございます。)
☆:公演関連トーク有
12月12日(木)まよかげ/Mayokageメンバー(篠田千明、ナナン・アナント・ウィチャクソノ、西田有里、たかくらかずき)
*詳細は後日Webにて告知予定!
12月14日(土)ゲスト:ニア・アグスティナ(バライ・ブダヤ・ミノマルタニ プログラムマネージャー)、アンディ・ウィスヌ・ウィチャクソノ(バライ・ブダヤ・ミノマルタニ コミュニティリーダー)
=券種・料金=
プレビュー:2,000円(予約・当日共、券種問わず)
一般|予約:3,500円/当日:4,000円
YPAM/U29:2,000円(予約・当日共)
こども(3〜18歳):500円
2歳以下:無料
*2歳以下のお子様は、膝の上でご観劇いただけます。お席が必要な場合は「こども:500円」をご購入ください。
*字幕付き(インドネシア語、日本語、英語)
=会場=
シルクロード舞踏館(〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町80 ネネビル 地下1階)
=予約=
https://mayokage-yokohama.peatix.com(事前精算)
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キャスト・スタッフ・クレジット
演出・語り:篠田千明
作・ダラン*:ナナン・アナント・ウィチャクソノ
翻訳・演奏:西田有里
演奏(横浜公演のみ):スミヤント
人形製作:たかくらかずき、ナナン・アナント・ウィチャクソノ
映像: いしいこうた
宣伝美術:鈴木健太
制作:中條玲、日和下駄
*ワヤンの人形遣いのこと。一人で全ての人形を操るだけでな���、語り、歌い、楽団へ指示を出す。
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ワヤン(ワヤン・クリ)とは
インドネシアの伝統的な影絵人形劇。また、それに使われる水牛の皮で作られた人形のこと。ダランと呼ばれる一人の人形遣いが、ガムラン楽団による伴奏とともに演じる。観客は影側からも人形側からも見ることができる。ユネスコ世界文化遺産に登録されている。
ルワタンとは?
インドネシアの伝統的な厄払い・魔除けの儀礼。中部ジャワのルワタンでは「ムルワカラ」という演目の影絵人形劇が上演される。儀礼を取り仕切る影絵人形遣いが、魔物カラに狙われた対象者の厄を払う。
プロフィール
篠田千明(しのだ・ちはる)
演劇作家、演出家、観光ガイド、学童指導員。
複数の環世界を聞き分けて空間に配置し、閉じずに整えるのが得意。
座右の銘は「魚と客は3日目から臭う」。
2004年に多摩美術大学の同級生と快快を立ち上げ、2012年に脱退するまで、中心メンバーとして主に演出、脚本、企画を手がける。その後バンコクに移動し、ソロ活動を続ける。2020年3月に日本に帰国、練馬を拠点とする。神保町の美学校で『劇のやめ方』という講座を担当している。
2016年にはKYOTO EXPERIMENTにて『ZOO』(原作マヌエラ・インファンテ)を上演。
2018年BangkokBiennialで『超常現象館』を主催。
2019年台北でADAM artist lab、マニラWSKフェスティバルMusic Hacker's labに参加。
2020年YCAMと共同でオンラインパフォーマンス『5x5x5本足の椅子』を発表。
2021年穂の国とよはし芸術劇場でのダンスレジデンスにて『体を書くリハーサル』を発表。
2022年東京の民家を舞台に『no plan in duty』を演出。
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主催:篠田千明
共催:Balai Budaya Minomartani、世田谷代田仁慈保幼園
助成:公益財団法人セゾン文化財団(国際プロジェクト支援「Ruwatanと魔除けのリサーチ・作品制作」)
リサーチ協力:Balai Budaya Minomartani、京都芸術センター(Co-program2022 カテゴリーC 採択企画)
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utagyaku · 9 months ago
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詩人・小野十三郎の書く「大阪」を巡り、
音と声による「歌」の可能性を探る
大阪を拠点とし、既存の奏法に捉われず音楽の新たな可能性を追求し続けてきた音楽家・日野浩志郎と詩人・池田昇太郎による、音と声の表現を探る3カ年プロジェクト「歌と逆に。歌に。」。初年度は、大阪・名村造船所跡地のクリエイティブセンター大阪にて、新作公演を発表する。
本プロジェクトにおいて重要なテーマとなるのが、1903年に大阪で生まれ、戦前から戦後にかけて大阪の風景や土地の人々を眼差してきた詩人・小野十三郎だ。1936年〜52年、小野が大阪の重工業地帯を取材し、1953年に刊行された詩集『大阪』と、彼の詩論の柱である「歌と逆に。歌に。」を手がかりに、同詩集で描かれた地域や地名をフィールドワークとして辿る。
小野十三郎という詩人の作品に向き合うということは彼の生きた時代とその社会、彼の生まれた街、育った街、住んだ街、通った道、生活、彼の思想、友人や影響を受けた詩人を訪れることでもある。本作ではそうした街や道、風景を巡りながら、詩集『大阪』にて描かれる北加賀屋を舞台に、小野が試み、希求した「新たな抒情」を感受し、独自に解釈し、編み直し、それを音楽公演という時間と空間の中に試みる。
【歌と逆に。歌に。 Instagram】 ※公演に関する追加情報は下記アカウントから告知していきます。 https://www.instagram.com/utagyaku
公演情報
新作音楽公演|「歌と逆に。歌に。」
公演日時: ①8月16日(金)19:30- ②8月17日(土)14:30- ③8月17日(土)19:30- ④8月18日(日)14:30- ※開場は各開演の30分前を予定
会場:クリエイティブセンター大阪内 Black Chamber 料金:一般=4,000円、U25=3,000円、当日=5,000円 チケット取扱い:ZAIKOイベントページにて 
関連イベント|オープンスタジオ
公演を前に、作品制作の現場を間近でご覧いただけます。当日はリハーサルだけではなく、クリエーションやリサーチの進捗共有なども行う予定です。
日時:2024年7月7日(日)14:00-17:00 会場:音ビル (大阪府大阪市住之江区北加賀屋5-5-1) 料金:500円(要申込・途中入退場自由) 申込:Googleフォームにて *オープンスタジオは終了しました
クレジット
作曲:日野浩志郎 詩・構成:池田昇太郎 出演:池田昇太郎、坂井遥香、白丸たくト、田上敦巳、谷口かんな、中川裕貴、日野浩志郎 舞台監督:小林勇陽 音響:西川文章 照明:中山奈美 美術:LOYALTY FLOWERS 録音・フィールドレコーディング音源提供:東岳志 宣伝美術:大槻智央 宣伝写真:Katja Stuke & Oliver Sieber、Richard James Dunn 宣伝・記録編集:永江大 記録映像:西純之介 記録写真:井上嘉和、Richard James Dunn 制作:伴朱音
主催:株式会社鳥友会、日野浩志郎 共催:一般財団法人 おおさか創造千島財団「KCVセレクション」 助成:大阪市助成事業、全国税理士共栄会 メディアパートナー:paperC 協賛:矢島慎也 協力:大阪文学学校、エル・ライブラリー 問合:[email protected]
出演者プロフィール
日野浩志郎 / Koshiro Hino 音楽家、作曲家。1985年生まれ、島根県出身。現在は大阪を拠点に活動。メロディ楽器も打楽器として使い、複数拍子を組み合わせた作曲などをバンド編成で試みる「goat」や、そのノイズ/ハードコア的解釈のバンド「bonanzas」、電子音楽ソロプロジェクト「YPY」等を行っており、そのアウトプットの方向性はダンスミュージックや前衛的コラージュ/ノイズと多岐に渡る。これまでの主な作曲作品は、クラシック楽器や 電子音を融合させたハイブリッドオーケストラ「Virginal Variations」(2016)、多数のスピーカーや移動する演奏者を混じえた全身聴覚ライブ「GEIST(ガイスト)」(2018-)の他、サウンドアーティストFUJI|||||||||||TAと共に作曲・演奏した作品「INTERDIFFUSION A tribute to Yoshi Wada」(2021-)、古舘健や藤田正嘉らと共に作曲した「Phase Transition」(2023)、等。佐渡を拠点に活動する太鼓芸能集団 鼓童とは2019年以降コラボレーションを重ねており、中でも延べ1ヶ月に及ぶ佐渡島での滞在制作で映像化した音楽映画「戦慄せしめよ/Shiver」(2021、監督 豊田利晃)では全編の作曲を日野が担当し、その演奏を鼓童が行った。音楽家・演出家のカジワラトシオと舞踊家・振付家の東野祥子によって設立されたANTIBODIES Collectiveに所属する他、振付師Cindy Van Acker「Without References」、映画「The Invisible Fighit」(2024年公開、監督Rainer Sarnet)等の音楽制作を行う。
池田昇太郎 / Shotaro Ikeda 1991年大阪生まれ。詩人。詩的営為としての場の運営と並行して、特定の土地や出来事の痕跡、遺構から過去と現在を結ぶ営みの集積をリサーチ、フィールドワークし、それらを基にテクストやパフォーマンスを用いて作品を制作、あるいはプロジェクトを行なっている。廃屋を展覧会場として開くことの意味を視線と身体の運動からアプローチしたインスタレーション「さらされることのあらわれ」(奈良・町家の芸術祭はならぁと2021)、一見するとただの空き地である元市民農園を参加者と共に清掃しながら、その痕跡を辿り、かつての様子を無線越しに語るパフォーマンス「Only the Persiomon knows」(PARADE#25、2019)西成区天下茶屋にて元おかき工場の経過を廻るスペース⇆プロジェクト「山本製菓」(2015~)、「骨董と詩学 蛇韻律」 (2019~)他。
坂井遥香 / Haruka Sakai 2014年野外劇で知られる大阪の劇団維新派に入団し、2017年解散までの作品に出演。2018年岩手県陸前高田市で滞在制作された映画『二重のまち/交代地のうたを編む』(監督:小森はるか+瀬尾夏美)に参加。近年の出演作に孤独の練習『Lost & Found』(音ビル,2020)、許家維+張碩尹+鄭先喻『浪のしたにも都のさぶらふぞ』(YCAM)、梅田哲也『入船 23』、『梅田哲也展 wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ』(ワタリウム美術館)など。場所や土地と関わりを持ちながらつくる作品に縁・興味がある。
白丸たくト / Takuto Shiromaru 音楽家。1992年生まれ。兵庫県出身。茨城県大洗町在住。実感のなさや決して当事者にはなれない事柄を、社会・歴史・その土地に生きる人々との関わりから音楽を始めとする様々なメディアを用いて翻訳し、それらを読み解くための痕跡として制作を続けている。「詩人の声をうたに訳す」をコンセプトに行う弾き語り(2016〜)や、ラッパー達と都市を再考するプロジェクト「FREESTYLUS」(2021〜)等。
田上敦巳 / Atsumi Tagami 1985年生まれ。広島県出身。音楽家日野浩志郎を中心に結成されたリズムアンサンブル「goat」のベースを担当。バンド以外に不定形電子音ユニット「black root(s) crew」のメンバーとして黒いオパールと共に不定期に活動。2011年~2018年まで「BOREDOMS」のサポートを行う他、2022年からはダンサー東野洋子とカジワラトシオによるパフォーマンスグループ「ANTIBODIES Collective」に参加。
谷口かんな / Kanna Taniguchi 京都市立京都堀川音楽高校、京都市立芸術大学の打楽器科を卒業。在学時はライブパフォーマンスグループに所属し、美術家、パフォーマー等と共演、即興演奏の経験を積む。卒業後はフリーランスの音楽家として室内楽を中心に活動。卒業後も継続して他分野との即興演奏に取り組んでいる。これまでに、東京フィルハーモニー交響楽団、京都室内合奏団と共演。近年はヴィブラフォンでの演奏に最も力を入れており、2023年11月にヴィブラフォンソロを中心とした初のソロリサイタル「vib.」を京都芸術センターで開催。
中川裕貴 / Yuki Nakagawa 1986年生まれ。三重/京都在住の音楽家。チェロを独学で学び、そこから独自の作曲、演奏活動を行う。人間の「声」に最も近いとも言われる「チェロ」という楽器を使用しながら、同時にチェロを打楽器のように使用する特殊奏法や自作の弓を使用した演奏を行う。音楽以外の表現形式との交流も長く、様々な団体やアーティストへの音楽提供や共同パフォーマンスを継続して行っている。2022年からは音楽家・日野浩志郎とのDUOプロジェクト「KAKUHAN」がスタート。令和6年度京都市芸術文化特別奨励者。
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k2i · 22 days ago
Video
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true/本当のこと (2007 - 2012) from Kinsei R&D | Fujimoto Takayuki on Vimeo.
A full-length uncut version of "true/本当のこと." A record performance in Montreal in 2011.
This performance premiered in 2007 and continued the world tour until 2012.
*この記録映像の本編 51分10秒から54分10秒までの音声は、使用していたスタンダードな楽曲の権利処理の問題から、編集にあたり音源を差し替えました。 *Due to rights issues with the standard music used in the video, the audio from 51:10 to 54:10 has been replaced in the editing process.
The main technical systems used in this performance; Myoelectric sensor -> UHF radio -> Max/MSP | -> Sound sampling files -> Video -> Transducer (ButtKicker) + Scaffolding -> LED lighting + Circular truss -> Linear actuator + Electromagnet
Note: The first 6 min. 45 sec. They are almost silent. Then suddenly there is a loud noise ^_^
true/本当のこと Credit: Direction/Lighting Design: FUJIMOTO Takayuki (Kinsei R&D/Dumb Type) 企画演出/照明: 藤本隆行 Choreography/Dance: SHIRAI Tsuyoshi (AbsT/baneto) 振付/出演: 白井 剛 Choreography/Dance/Text: KAWAGUCHI Takao (Dumb Type) 振付/出演/テキスト: 川口隆夫 Sound/Video/Visual Design: MINAMI Takuya (Softpad) 音/映像/ビジュアルデザイン: 南 琢也 Sound/Integrated Programming: MANABE Daito (Rhizomatiks) 音/統合制御プログラミング: 真鍋大度 Video/Programming/web: HORII Satoshi (Rhizomatiks) 映像/プログラミング/ウェブ: 堀井哲史 Table Design & Mechanics: SAITO Seiichi・ISHIBASHI Motoi (Rhizomatiks) 装置: 齋藤精一 ・ 石橋 素 Myoelectric sensor & Oscillator support: TERUOKA Masaki (VPP) 筋電センサー製作、振動子監修: 照岡正樹 Costume Design: KITAMURA Noriko 衣装: 北村教子
Technical support: YCAM InterLab Color Kinetics Japan TamaTechLab Rhizomatiks DGN
Production management: HiWood - TAKAGI Koichiro, TSUCHIYA Ayako 制作: ハイウッド - 高樹光一郎、土屋彩子
EPAD version Sound work: IWATA Wataru 音響工作: 岩田渉
Video editing: FUJIMOTO Takayuki
Performance schedule record: 2007 01 Sep. World premiere Yamaguchi Center for Arts and Media [YCAM], StudioB Yamaguchi/Japan
08, 09 Dec. 21st Century Museum of Contemporary Art, Theater 21 Kanazawa/Japan
14-16 Dec. Yokohama Red Brick Warehouse No.1 Yokohama / Japan
2008 24-26 July Esplanade, Theatre Studio Singapore
13-15 Nov. Japan Society New York/USA
2009 06-09 Aug. Setagaya Public Theatre, Theatre Tram Tokyo/Japan
25, 26 Sep. Stadsschouwburg Amsterdam (SSBA) Amsterdam/Netherlands
29 Sep. Parktheater Eindhoven Eindhoven/Netherlands
03, 04 Oct. Tanzhaus NRW Dusseldorf Dusseldorf/Germany
09-10 Oct. Mousonturm Frankfurt/Germany
15-17 Oct. Maison de la culture du JAPON a Paris Paris / France
11, 12 Nov. Teatro Tom Jobim / Festival Panorama de Danca 2009 Rio de Janeiro/Brazil
18, 19 Nov. Teatro Peaulo Autran / SESC Pinheiros Sao Paulo/Brazil
2010 05 June Macao Cultural Centre, Small Auditorium Macao/China
18-20 June Hong Kong Cultural Centre, Studio Theatre Hong Kong/China (Organized by orleanlaiproject)
08, 09 Sep. EX-Alumix di Bolzano / TransART 2010 Bolzano/Italy
2011 27-29 Jan. Usine C Montreal/Canada
03-05 Feb. Cooperative Meduse/Mois-Multi Quebec/Canada
18-21 Mar. AI HALL/AI HALL Dance Collection vol.64 Hyogo/Japan
2012 08-09 Mar. LIG Art Hall Busan/Korea
Kinsei R&D: kinsei.asia/ facebook.com/KinseiRD/ #kinseiRD
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