Chiharu Shinoda x Nanang Ananto Wicaksono x Kazuki Takakura and Balai Budaya Minomartani next performance in Yogyakarta 13th, 17th, 18th Nov 2023
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まよかげ/Mayokage 2024 終了、関係者への謝辞
世田谷代田仁慈保幼園、シルクロード舞踏館にたくさ��のご来場ありがとうございました。足をお運びくださ��た観客の皆様、寒い中ありがとうございました。
この3年間、Balai Budaya Minomartaniとのオンラインレクチャーから始まり、京都に滞在しての日本の魔除けやオソレのリサーチ、ジョグジャカルタ現地に渡ってのリサーチ、世界初演、仁慈園での夏休みワークショップ、石神井公園商店街での夏の夕べ、長く様々な出来事を経ての公演の成功となりました。
コアメンバーであるナナン、ゆりちゃん、たかくらくん、それぞれの作家の素晴らしい仕事により「まよかげ/Mayokage」は完成しました。
ナナン・アナント・ウィチャクソノのワヤン・クリへのつきない愛情とそこから来る新しい作品を作るモチベーションに引っ張られ、西田有里の深い読解があっての通訳翻訳、それから奏者として上演の土台を作ってもらったその全ての中心には、たかくらかずきデザインの見たことのないけどとてつもなく可愛い、そして多岐にわたるコンテクストを持つビジュアルのワヤンがあり、今後も長くいろんな場所で上演されるような普遍性と新しさを持った作品になりました。メンバーの深い理解と射程の長さにはリスペクトしかありません。みんなすごいよほんとに!!
ジャワ島のオマ・ワヤン・ポジョカン・ジャティロト工房のスナルト・ヘニワティさんは、普段とは全く違うドット絵のワヤンデザインも、美麗な透かし彫りと彩色で作り上げていて、私の家でしばらく保管していた時は、なんてすごい工芸品を私はいま持ってるんだ!と興奮して一人で何度も見ていました。職人の生きた技術が自分の作品の中心になっているのは本当に光栄でした。
まずは3年継続してこのプロジェクトに助成をいただいたセゾン文化財団に感謝を伝えたいと思います。まだタイトルも何もないところからこの作品を産み出す強力な支援を金銭面だけでなく精神面でもたくさん受け取りました。はるなさん、久野さん、森下スタジオの上田さん、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
共同プロジェクトのパートナーとして組んだバライ・ブダヤ・ミノマルタニことBBMにも、多大な感謝を申し上げます。���ワタン、という自分から距離のある背景のあるテーマを1から知ることの出来たオンラインレクチャーの選定にはたくさんの人の意見が関わっていた、と今年知りました。ジョグジャカルタ公演ではマワヤンフェスティバルの演目として招待いただき、様々なワヤン・クリの世界に触れることができました。アンディ・ウィスヌ・ウィチャクソノさんをはじめとするBBMの知識のサポートがあることで自信を持って作品を提示できました。ニア・アグスティナさんはいつも慌てる私を落ち着かせてくれ、安定感をプロジェクトに持たせてくれました。ジョグジャ公演で手配してもらったゲスト奏者の方々の伴奏があまりに良すぎて、日本初演でも絶対ゲスト奏者呼びたい!と気持ちが動きました。
京都芸術センターでのリサーチも大変意義深いものでした。遠くの儀式や宗教観に向かい合うためには、自分に近いところからヒントを見つけることが重要だったな、と作品が完成したいま実感しています。谷さん、平井さん、十河さん、ありがとうございました。
年度ごとに担当が変わった制作担当にもそれぞれ強力な後押しをしていただき感謝しています。1年目の立ち上げに関わった山本佳奈子さん、彼女がいなければ未だ企画は動いていなかったかもしれません。ゼロから1に携わるのはとてもしんどい作業かと思いますが(なんせ私もどんな作品になるか分からないので)辛抱強く聞き取りをしてくれて、言語化してくれ伴走してもらいました。2年目のジョグジャカルタ公演のツアーマネージャーについた鳥井由美子さん、彼女は常にオンラインでの情報収集でツアーに行く前の様々なことに対処していただき、現地では言葉の壁があるにも関わらずにこやかに観客の誘導をしていました。また書類の締めが一番煩雑だった年ですが、戻されることなくすべて受諾されました、すごい。3年目の中條玲さん、日和下駄さんは実際の有料動員が一番求められる予算だったのですが、広報・票券まわりを自分では思いつかないアイディアと現場の工夫で見事達成してくれました。2人の笑える雑談と存在で和んで長丁場を乗り切れました。ありがとうございます。
ジョグジャ公演から参加した映像のいしいこうたさん、字幕も付けてライブカメラとモーションキャプチャのアニメの演出も足して、とやりたいことをもりもりいう私のオーダーに、クレバーかつ鋭く応える仕事ぶりでした。現地での柔軟な対応も日本でのかっちりした対応も出来て、作品をしっかりアップグレードさせてくれます。いしいちゃん、いつもありがとう!
世田谷代田仁慈保幼園では、スタッフの���心ともに手厚いサポートを受けてレジデンスが出来て、こどもたちにもリハーサルを観てもらうことで作品にまだ足りないところをシュミレーション出来て大変良い環境でした。場所も中と外が緩く繋がっていて、作品にぴったりだったと思いますし、来場者の方がこども連れで来ることのハードルが仁慈園で開催したことでだいぶ下がったと思います。みーちゃん、根本さんをはじめ園のスタッフの皆様とこどもたち、保護者に感謝しています。
シルクロード舞踏館は初めて利用したのですが、やり取りも丁寧で機関誌に情報を載せていただいたり、鍋を貸していただいたり(笑)、貸し館と思えない温かい対応をいただきました。
仁慈園の隣のBonus Trackのミヤジ、さくらぎさん、色々裏で動いてくれてこちらがやりたいことを実現してもらいました。本当に助かりました。
レジデンス先となった台の家の藤田さんや近所の方々、早朝深夜の出入りにも関わらず自由に使わせてもらい、また電気毛布などの心遣いもありがたかったです。
機材面で協力いただいたルフトツークの遠藤豊さん、数週間前に機材がない!と泣きついた私の無茶振りに対応して最高の機材と人員を手配してくれました。無茶振りのはてにうちの現場にやってきて、テキパキ仕込んでくれたきっしーさん、たむたむさん、プロの仕事ありがとうございました。
今後公開予定のまよかげドキュメンタリーの撮影に来たのにも関わらず、突如柔軟に公演のスチールを撮ってくれた高木考一さん、ありがとうございました、報告書など資料用の写真はどうするつもりだったんだ私。
壁に貼りたいんだー!という私のリクエストから4種のちがうデザインを作って、ポスターのように貼れるデザインに落とし込んでくれたデザイナーの鈴木健太さん、可愛くてすべて捌けました、4種コンプリートした人もいました。最初の入り口を作ってくれてありがとうございます。
幕間のアニメーションのモーションキャプチャモデルを引き受けてくれた川島未耒さん、Aokidさん、2人のおかげでさらに可愛く切ないカラが動いていました。ありがとうございます。
そして横浜公演でゲスト奏者で来てくれたスミヤントさん、そもそもスミさんが私にナナンを紹介してくれたんです。スミさんの紹介から全てが始まってると言っても過言ではないです、ほんとに感謝しています。ぶっつけの演奏にも関わらず、作品の世界観を理解してセッションを楽しんでくれ、ワヤンたちが嬉しそうに動いていました。
最後になりましたが、私の家族も含め、関係者の周りの方々、私の知らないところでたくさんのサポートがあったのは間違いありません。自分が何かをやりたい!と言って人を動かしてしまうことを、ギリギリ恐れないで発信できているのは、可視化されていないサポートしてくれる方の理解の上で成り立っている、それがいつ崩れてもおかしくないんだ、と心に留めて、これからも作品を作っていこうと思います。
来年度からは自主で企画するというタームは一度終わり、呼ばれたら行くスタイルになります。自分とこで見たいな、という方、気軽に相談してくださいね!!
ほげー、年末じゃないかとぼんやりしている
篠田千明
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まよかげ/Mayokage(下北沢・横浜公演)
あなたが畏れるのは、ひとりぼっちになる事?それともいつも誰かに見られている事?
コロナ禍での3年間の制作を経て、2023年11月にインドネシア・ジョグジャカルタで初演を迎えた篠田千明×ナナン・アナント・ウィチャクソノ×たかくらかずきがコラボレーションした演劇作品『まよかげ/Mayokage』が、下北沢・横浜で上演されます。
メンバーであるナナンの出身地・ジャワ島では、魔除けや厄除けのための伝統的な儀式、ルワタンが現在も行われています。
『まよかげ/Mayokage』は、そのルワタンで上演される演目『ムルワカラ』の主人公カラの誕生にまつわるお話です。
カラは、『ムルワカラ』のなかで、人間を襲って次々と食べていきます。人々の畏怖の対象となったカラは、最後には退治されてしまう存在です。
どうしてカラは、人を食うようになったのか――。篠田千明演出のもと��語り・演奏・人形劇のパフォーマンスに加え、観客参加型のクイズも挟みながら進行し、私たちが今、何を最も畏れているのかを問い直します。
怪物カラは海から誕生した後に、クジラと友達になる。ある時に親友のクジラが真っ赤に海を染めていなくなり、怪物はクジラを探す旅に出る。怪物は旅の途中で神々に出会い、4つの力を授かっていく。
下北沢公演
=タイムスケジュール=
12月5日(木) 19:00
12月6日(金) 19:00
12月7日(土) 16:00
12月8日(日) 11:00/16:00
=券種・料金=
一般|予約:3,500円/当日:4,000円
U29:2,000円(予約・当日共)
こども(3〜18歳):500円(予約・当日共)
2歳以下:無料
*2歳以下のお子様は、膝の上でご観劇いただけます。お席が必要な場合は「こども:500円」をご購入ください。
*インドネシアのお茶とお菓子付き
*途中退出時にご利用いただける、セーフティスペース(上演のモニタリング可)をご用意しています。
=会場=
世田谷代田 仁慈保幼園 Piazza(〒155-0033 東京都世田谷区代田二丁目32番16号)
=予約=
https://mayokage-shimokita.peatix.com(事前精算)
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横浜公演
=タイムスケジュール=
12月12日(木) 14:00◎/19:00☆
12月13日(金) 19:00
12月14日(土) 14:00☆/19:00
12月15日(日) 14:00
◎:プレビュー公演、(記録映像の撮影が入ります。作品の性質上お客様が映り込む可能性がございます。)
☆:公演関連トーク有
12月12日(木)まよかげ/Mayokageメンバー(篠田千明、ナナン・アナント・ウィチャクソノ、西田有里、たかくらかずき)
*詳細は後日Webにて告知予定!
12月14日(土)ゲスト:ニア・アグスティナ(バライ・ブダヤ・ミノマルタニ プログラムマネージャー)、アンディ・ウィスヌ・ウィチャクソノ(バライ・ブダヤ・ミノマルタニ コミュニティリーダー)
=券種・料金=
プレビュー:2,000円(予約・当日共、券種問わず)
一般|予約:3,500円/当日:4,000円
YPAM/U29:2,000円(予約・当日共)
こども(3〜18歳):500円
2歳以下:無料
*2歳以下のお子様は、膝の上でご観劇いただけます。お席が必要な場合は「こども:500円」をご購入ください。
*字幕付き(インドネシア語、日本語、英語)
=会場=
シルクロード舞踏館(〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町80 ネネビル 地下1階)
=予約=
https://mayokage-yokohama.peatix.com(事前精算)
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キャスト・スタッフ・クレジット
演出・語り:篠田千明
作・ダラン*:ナナン・アナント・ウィチャクソノ
翻訳・演奏:西田有里
演奏(横浜公演のみ):スミヤント
人形製作:たかくらかずき、ナナン・アナント・ウィチャクソノ
映像: いしいこうた
宣伝美術:鈴木健太
制作:中條玲、日和下駄
*ワヤンの人形遣いのこと。一人で全ての人形を操るだけでなく、語り、歌い、楽団へ指示を出す。
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ワヤン(ワヤン・クリ)とは
インドネシアの伝統的な影絵人形劇。また、それに使われる水牛の皮で作られた人形のこと。ダランと呼ばれる一人の人形遣いが、ガムラン楽団による伴奏とともに演じる。観客は影側からも人形側からも見ることができる。ユネスコ世界文化遺産に登録されている。
ルワタンとは?
インドネシアの伝統的な厄払い・魔除けの儀礼。中部ジャワのルワタンでは「ムルワカラ」という演目の���絵人形劇が上演される。儀礼を取り仕切る影絵人形遣いが、魔物カラに狙われた対象者の厄を払う。
プロフィール
篠田千明(しのだ・ちはる)
演劇作家、演出家、観光ガイド、学童指導員。
複数の環世界を聞き分けて空間に配置し、閉じずに整えるのが得意。
座右の銘は「魚と客は3日目から臭う」。
2004年に多摩美術大学の同級生と快快を立ち上げ、2012年に脱退するまで、中心メンバーとして主に演出、脚本、企画を手がける。その後バンコクに移動し、ソロ活動を続ける。2020年3月に日本に帰国、練馬を拠点とする。神保町の美学校で『劇のやめ方』という講座を担当している。
2016年にはKYOTO EXPERIMENTにて『ZOO』(原作マヌエラ・インファンテ)を上演。
2018年BangkokBiennialで『超常現象館』を主催。
2019年台北でADAM artist lab、マニラWSKフェスティバルMusic Hacker's labに参加。
2020年YCAMと共同でオンラインパフォーマンス『5x5x5本足の椅子』を発表。
2021年穂の国とよはし芸術劇場でのダンスレジデンスにて『体を書くリハーサル』を発表。
2022年東京の民家を舞台に『no plan in duty』を演出。
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主催:篠田千明
共催:Balai Budaya Minomartani、世田谷代田仁慈保幼園
助成:公益財団法人セゾン文化財団(国際プロジェクト支援「Ruwatanと魔除けのリサーチ・作品制作」)
リサーチ協力:Balai Budaya Minomartani、京都芸術センター(Co-program2022 カテゴリーC 採択企画)
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まよかげ夏休みイベント終了しました🥳
石神井公園ふれあい広場では、ワヤン・カンチルとワヤンの紹介をしたあとに、まよかげから1シーン抜粋して上演しました。ナナンが作ったサンバルと、酒屋さんが用意したテンペも出しました。
世田谷代田仁慈保幼園では、親子向けワークショップ、マハーバーラタの上演、園内向け上演&ワークショップ、時々リハーサル、と盛りだくさん。
マハーバーラタの上演では、通りすがりの方がたくさん立ち止まってみていました。飛び込みのお客さんも。
この日、ゲスト奏者で前説まで話してくれたスミヤントさんは、まよかげ12月の横浜公演にも来てくれる予定です。やったね!!
3日間、1クラスづつ行った園内ワークショップでは、ワヤンを作ってみよう!てことで、ナナンが実際作ってる様子や、動かしている様子をみてもらった後、子どもたちが作ったり触ったりしました。
12月の公演に向けてのリハーサルや打合せも進みました🔥
お楽しみね~🍥
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まよかげ夏休みイベント2024
去年のジョグジャカルタでの初演を経て、今年は東京、横浜での公演を予定しています。
それに先駆けて、��休みにもまよかげチームが東京に集結!!
石神井公園の“台の家”にレジデンスをしながら、ワヤンに初めて触れる人向けに紹介も含めたミニパフォーマンスや、親子を対象としたワークショップ、絶大な人気を誇るマハーバーラタの上演など、様々な企画が催されます。
暑いさなかですが、だからこそ気分も盛り上がるはず!
ぜひお気軽に足をお運びください🌞
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〈夏休み!インドネシアの人形影絵劇を見よう!〉
日時: 7/20(土) 19:00開場 19:30開演 20:30終演
場所: 石神井公園商店街振興組合「ふれあい広場」
東京都練馬区石神井町3丁目17−13
料金: 1000円 こども500円 (小学生以上18才まで)
◎メールアドレスにお名前、券種・枚数をご記載の上お申し込みください
台の家に、ジャワ島出身の人形遣い、ナナン・アナント・ウィチャクソノさんと、ガムラン奏者の西田有里さんの夫婦がしばらく滞在します。それに合わせて石神井公園の商店街で、ワヤン(インドネシアの人形影絵劇、またその人形)を紹介するイベントを開きます。
演目
『豆鹿の鬼退治』20分
ワヤンの紹介 10分
『まよかげ』抜粋20分
計60分
主催: 台の家
助成: 公益財団法人セゾン文化財団
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〈親子で楽しもう!まよかげワークショップ~ワヤンを見てワヤンで遊ぼう~〉
日時: 7/21(日)10時/13時/15時
場所: 世田谷代田仁慈保幼園ピアッツァ
参加費: 2,500円/一組 子ども一人追加:500円 大人一人追加:1,000円
*一組は【大人一名+子ども一名】を指します。参加人数を追加する場合は、ご希望の日時を選択の上、「子ども一名追加」「大人一名追加」をそれぞれ合わせてご購入ください。
夏休み、親子で人形影絵劇を見たり楽器に実際触ったりして楽しみましょう!
篠田千明、ナナン・アナント・ウィチャクソノ、西田有里の3名がインドネシアの人形影絵芝居(ワヤン)のワークショップを開催します。
今年12月には世田谷代田仁慈保幼園でオリジナルの新作ワヤン作品『まよかげ』の公演予定ですので、そちらもお楽しみに!
おすすめの年齢
3歳くらいからだとワヤン(人形)を使ったワークショップも楽しめそうです。0歳からももちろん歓迎です!公演の際は部屋が暗くなります。あらかじめご了承ください。
ワークショップ講師
演劇作家 篠田千明
ダラン(人形遣い) ナナン・アナント・ウィチャクソノ
ガムラン奏者 西田有���
助成: 公益財団法人セゾン文化財団
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〈夏の夜のマハーバーラタ〉
日時 7/22 (月) 18時開場 18:30開演 20時終演
1500円(お茶つき)
夏の夜の湿気と共に「マハーバーラタ」をジャワ島の人形影絵劇(ワヤン)で見ませんか?
本来とても長い演目ですが今回は、その中から「カルナの物語」を、人形遣いと楽器奏者2人でダイジェスト版で上演します。
パンダワ五兄弟と異父兄弟でありながら、パンダワと敵対するコラワの中心人物の1人となったカルナ。ジャワのワヤンにおいても人気の登場人物の1人であるカルナにまつわるエピソードです。
マハーバーラタ
古代インドを起源とする大叙事詩。パンダワ(パーンダヴァ)五王子とその従兄弟にあたるコラワ(カウラヴァ)百王子の間に生じた確執と、それによって引き起こされる大戦争が物語の主軸となる。インドからジャワにも伝わり、今でも影絵劇や舞踊劇などで頻繁に上演されている。
今年12月には世田谷代田仁慈保幼園でオリジナルの新作ワヤン作品『まよかげ』の公演予定ですので、そちらもお楽しみに!
演者・演奏者
ナナン・アナント・ウィチャクソノ
西田有里
スミヤント
助成: 公益財団法人セゾン文化財団
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『Mayokage/まよかげ』ワヤン展示&ジョグジャカルタ公演報告会@森下スタジオ
篠田千明×ナナン・アナント・ウィチャクソノ×たかくらかずきによる新作パフォーマンス『Mayokage/まよかげ』は、2023年11月にインドネシアのジョグジャカルタで初演を迎えました。その中で使われた人形の展示を2024年1月19日と20日の2日間、報告会を20日の14時から、東京・森下スタジオで開催します。
インドネシア・ジャワ島では、ワヤン(人形影絵劇)を上演する魔除けや厄除けのための伝統的な儀式、ルワタンが現在も行われています。今回ナナンが書き下ろした物語は、そのルワタンで上演される演目『ムルワカラ』の主人公カラの誕生にまつわるお話です。カラは、『ムルワカラ』のなかで、人間を襲って次々と食べていきます。人々の畏怖の対象となったカラは、最後には退治されてしまう存在です。
どうしてカラは、人を食うようになったのか――。篠田千明演出のもと、語り・演奏・人形劇のパフォーマンスに加え、観客参加型のクイズも挟みながら進行する作品です。
今回の展示では、たかくらかずきが新たにドット絵でデザインしたキャラクターが、ナナンの翻訳を経て、ジャワの職人がワヤン人形を作り彩色したものを、近くでじっくりご覧いただけます。
また報告会では、2年の制作期間を経て実現したジョグジャカルタ公演と、魔除けや厄払いにまつわるリサーチや、渡航できない中でどう国際共同制作を進めてきたか、などそこに至るプロセスを、制作メンバーと共に話していきます。
『Mayokage/まよかげ』展示・報告会
展示
2024年1月19日(金)15:00-21:00
1月20日(土)13:30-19:30
報告会
2024年1月20日(土)14:00-15:30
登壇者 篠田千明(演出・企画)、ナナン・アナント・ウィチャクソノ(作・ダラン)、たかくらかずき(人形・キャラクターデザイン)、西田有里(通訳・演奏)、鳥井由美子(ツアーマネージャー)
入場無料・展示は予約不要
報告会にお越しの際はこちらのフォームに連絡先をご記入下さい。
https://forms.gle/3nzi24tHxoJaSe748
会場 森下スタジオ
〒135-0004 東京都江東区森下3-5-6
https://maps.app.goo.gl/xpGJebDNDCmJvtr1A
企画 篠田千明
共同製作 バライ・ブダヤ・ミノマルタニ
リサーチ協力 京都芸術センター
助成 公益財団法人セゾン文化財団(国際プロジェクト支援「Ruwatan と魔除けのリサーチ・作品制作」)、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]
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"Mayokage/まよかげ" team join MAWAYANG 2023 in Jogjakarta!!!
Our performance will be on 13th Nov at @balaibudayamino.
And 17th, 18th Nov at @bentarabudayayk
We creat new wayang and story about Kala that is known as Orge that eats humans.
We want to share this performance to consider again what is fear and divides which is overflowing but hidden normally.
We learned from traditional knowledges both Indonesia and Japan and turn into our perspective.
Hope you can come if you ar in jogja, or check the livestreaming for 13th's show⛲
Reposted from @balaibudayamino Sejak setahun lalu, sekelompok seniman dari Jepang telah menjalin komunikasi dengan BBM dalam rangka riset mereka mengenai tradisi ruwat dalam dunia pewayangan/pedalangan Jawa. Informasi hasil riset tersebut kemudian ditatap dari perspektif Jepang (yang mana Jepang juga memiliki tradisi “penyucian/pembebasan roh”) lalu diolah menjadi sajian teater wayang kontemporer yang akan dipentaskan di Jogja sebagai bagian dari perhelatan MAWAYANG 2023.
Pertunjukan teater wayang berjudul “Mayokage/まよかげ” merupakan kerja kolektif antara sutradara Chiharu Shinoda @shinchanfutene (Jepang), dalang wayang kontemporer Nanang Ananto Wicaksono @nang_cil (Indonesia), seniman pixel art Kazuki Takakura @takakurakazuki (Jepang) dan komposer musik Yuri Nishida @yuri_kancil (Jepang). dibantu oleh technical director Kota Ishii dan tour manager Yumiko Torii serta tim lapangan dari @balaibudayamino dan @paradancer
Mayokage akan digelar tiga kali di Jogja yaitu 13 November jam 19.45 di Balai Budaya Minomartani, lalu 17 dan 18 November di Bentara Budaya Yogyakarta.
Karena konsep pemanggungannya, pertunjukan ini hanya dapat ditonton oleh sejumlah terbatas, oleh karenanya silakan reservasi ke https://bit.ly/MAYOKAGE.
Mayokage dan Mawayang 2023 didukung oleh: Djarum Foundation, Arts Council Tokyo, The Saison Foundation, Japan Foundation dan Bentara Budaya Yogyakarta.
#teaterjogja #senipertunjukan #mawayang2023
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Setelah kami melakukan work in progress di Kyoto pada bulan Februari lalu, gunungan atau kayon ini didesain lagi dengan gaya Jawa supaya Nanang bisa lebih mudah menggerakannya.
Wayang dewa-dewa ditatah dengan mesin laser cutter di Kyoto.
4 Wayang yaitu Baruna, Antaboga, Brama dan Bayu akan dikirim ke Jawa untuk diberi warna.
グヌンガンは、2月のワークインプログレスを経て、実際ナナンが操作しやすいように、形をジャワスタイルに変更してリデザインされました。
神様たちは京都でレーザーカッターが形を切り出しています。
バルナ、アンタボガ、ブラマ、バユの4体の神様���、この後ジャワに送って着色されます。
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Video Editor: Kota Ishi
Kyoto Art Center, 2022
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『まよかげ/Mayokage』京都ワークインプログレス公演 Work in progress di Kyoto
2023.2/10-12 京都芸術センター 制作室1 写真 Shinnosuke Ikeda
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メンバープロフィール
篠田千明(しのだ・ちはる)
演劇作家、演出家、イベンター、観光ガイド。
2004年に多摩美術大学の同級生と快快を立ち上げ、2012年に脱退するまで、中心メンバーとして主に演出、脚本、企画を手がける。以後、バンコクを拠点としソロ活動を続ける。『四つの機劇』『非劇』と、劇の成り立ちそのものを問う作品や、チリの作家の戯曲を元にした人間を見る動物園『ZOO』、その場に来た人が歩くことで革命をシュミレーションする『道をわたる』などを製作している。2018年BangkokBiennialで『超常現象館』を主催。2019年台北でADAM artist lab、マニラWSKフェスティバルMusic Hacker's labに参加。
2020年3月に帰国、練馬を拠点とする。
ナナン・アナント・ウィチャクソノ(Nanang Ananto Wicaksono)
ジャワ島ジョグジャカルタ出身。ダラン(ワヤンの人形遣い)として幼少より数多くの舞台に立つ。動物を主人公にした民話を題材にした「ワヤン・カンチル」など���伝統的な手法にとらわれないオリジナルのワヤン作品を創作。2010年、その活動が文化保存に貢献したとして、ジョグジャカルタのスルタン(王家)から表彰される。2015年頃より日本に拠点を移し、マギカマメジカやCORONAなどのグループで活動。「影の色彩ワヤンプロジェクト」の一員として、2017年2月P新人賞2016受賞(影絵芝居「夜叉ヶ池」にて) 、2018年3月第21回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品(影絵芝居「Ama」にて)。第18回AAF戯曲賞受賞記念公演『朽ちた蔓延る』(作:山内晶、演出:篠田千明)に出演。
西田有里(にしだ・ゆり)
インドネシアの楽器であるガムランの演奏家。2007 年〜2010 年インドネシア政府奨学生としてインドネシア国立芸術大学ジョルジャカルタ校伝統音楽学科に留学し、ガムラン演奏と歌を学ぶ。2010年からガムラン演奏家として関西を中心に複数のグループで活動。ガムランとピアノと歌のユニット「ナリモ」にて、CDアルバム「うぶ毛」を発表。ナナンとともに「マギカマメジカ」にて、インドネシアの伝統的影絵芝居ワヤンの上演を行うとともに、影と音楽による作品を製作している。第18回AAF戯曲賞受賞記念公演『朽ちた蔓延る』(作:山内晶、演出: 篠田千明)にて、インドネシア語通訳およびダランアシスタントとして参加。
たかくらかずき
アーティスト。1987年生まれ。3DCGやピクセルアニメーション、3Dプリント、VR、NFTなどのテクノロジーを使用し、東洋思想による現代美術のルール書き換えとデジタルデータの新たな価値追求をテーマに作品を制作している。現在はおもに日本仏教をコンセプトに作品制作を行う。京都芸術大学非常勤講師。openseaでNFTシリーズ 「BUSDDHA VERSE」を展開中。
Balai Budaya Minomartani(バライ・ブダヤ・ミノマルタニ)
インディペンデントな芸術と文化活動の振興を目的とする非営利組織。インドネシアのジョグジャカルタにある文化ホールを拠点とする。1990年8月の創立以来、ジョグジャカルタにおける活発なコミュニティとして成長してきた。伝統と現代の垣根なく、アートを発展させる場のひとつとな���ている。
バライ・ブダヤ・ミノマルタニで定期的に実施されているプログラムでは特にワヤンに焦点を当てたものが多く、古典の「ワヤン・プルウォ」や動物の人形芝居「ワヤン・カンチル」の保存継承などがある。またワヤン以外にも、ジャワのガムランによる伝統音楽「カラウィタン」の保存継承とアウトリーチ、コンテンポラリーダンスのフェスティバル「パラダンス」の開催、現代演劇、ジャワ文学朗読会、公開講座や討論会など、あらゆる活動を行なっている。
Youtube Channel : https://www.youtube.com/c/BalaiBudayaMinomartani
Instagram : https://www.instagram.com/balaibudayamino/
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『Mayokageまよかげ/Mayokage』のワヤン(製作中)Wayang untuk "Mayokage"
グヌンガン Gunungan (kayon)
Wayang yang berbentuk seperti kipas besar ini digambarkan sebagai konsep karya seni. Biasanya wayang ini ditancapkan di tengah kelir sebelum mulai pertunjukan wayang, dan juga digunakan untuk ganti adegan atau menggambarkan suatu situasi.
Boneka wayang yang lain adalah Kala (Raksasa) sebagai tokoh utama, ikan paus, Baruna (dewa laut), Antaboga (dewa bumi), Brama (dewa api) dan Bayu (dewa angin) .
作品の世界観が描かれた、物語の始まる前に舞台に立てられていて、場面転換や情景を表すときにも使われる、扇状のワヤン
カラ(主人公)、クジラ、海の神バルナ、大地の神アンタボガ、��の神ブラマ、風の神バユ、が登場する。
主人公 カラ Kala (tokoh utama)
Dalam karya "Mayokage", setelah dia lahir di dalam tengah samudera, dia berteman dengan ikan paus. Pada suatu hari, sahabat Kala ikan paus dibunuh oleh manusia. Ketika Kala sedang mencari ikan Paus yang mendadak menghilang, tiba-tiba di depannya muncul dewa laut yaitu Bathara Baruna. Kala bertanya kepada Baruna mengenai keberadaan ikan paus sekarang. Baruna menyuruh Kala supaya segera pergi ke daratan. Kala mulai melakukan perjalanan untuk mencari temannya yakni ikan paus.
Desain wayang oleh Kazuki Takakura dan Nanang Ananto Wicaksono.
『まよかげ/Mayokage』では、海から誕生した後に、クジラと友達になる。ある時に親友のクジラは人間に殺されてしまうが、カラが突然いなくなったクジラを探し回っていると、海の神バルナが現れる。カラがクジラはどこにいるのか、とバルナに尋ねると、バルナは陸に上がってみろと言い、カラはクジラを探す旅に出る。
人形製作 たかくらかずき、ナナン・アナント・ウィチャクソノ
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Kali ini kami bekerjasama dengan Sanggar Wayang "Omah Wayang Pojokan, Jatiroto" yang membantu mewujudkan dalam bentuk boneka wayang. Sunarto Heniwati adalah seorang pengrajin wayang kulit.
Supaya bisa menghidupkan karakter desain original dari Takakura Kazuki yang bercita rasa pixel art, Sunarto juga mencoba cara baru yang berbeda dengan teknik tradisi.
今回ワヤンを作ってもらう工房は、ジャワ島のOmah Wayang Pojokan Jatirotoで、職人さんはスナルト・ヘニワティさんです。
たかくらかずきのデザインの肝であるドット感を活かすために、伝統的なワヤンの作り方とは違うやり方も試してもらってます。
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『まよかげ/Mayokage』創作のきっかけ Inspirasi untuk penciptaan karya "Mayokage"
篠田千明 Chiharu Shinoda
Saya meluncurkan proyek ini waktu musim semi pada tahun 2021, setahun setelah terjadi pandemi Covid-19. Pada waktu itu kita di Jepang masih dalam situasi kekacauan, dimana pada umumnya kita harus melakukan pentas sambil melihat kondisi masyarakat dan mencari metode baru. Meskipun satu tahun sebelumnya saya merasa tidak berdaya karena dilarang berpindah dan berkumpul, pada waktu itu sudah bisa beradaptasi dengan situasi seperti ini, dan menjadi terbiasa merasakan ketertarikan untuk mencoba metode baru. Sebenarnya situasi seperti itu tidak bisa menjadi motivasi untuk membuat karya baru, akan tetapi motivasi saya belum hilang. Dalam kondisi tersebut saya berpikir untuk melihat pertunjukan secara langsung yang saya sendiri belum pernah menontonnya pada waktu kedepan.
Saya mencoba berpikir mencari anggota terlebih dahulu. Saya ingat dengan Nanang yang pernah bekerja sama untuk karya "朽ちた蔓延る” pada tahun 2020 dan Kazuki Takakura yang pernah bekerja sama untuk karya "ZOO" pada tahun 2016. Saya berpikir kalau berkarya bersama dengan kedua orang ini, kemungkinan saya bisa melihat sesuatu yang belum pernah saya lihat tetapi sudah mengetahuinya dengan baik. Iya, saya ingin melihat itu.
Pada saat itu, dimana pikiran saya masih tidak jelas, adanya hanya perasaan saya saja "wah saya ingin lihat itu..", suatu saat saya mendapat kesempatan ngobrol santai sambil minum di rumahnya Nanang dan Yuri. Dalam sekejap muncul inspirasi, lalu saya memberi pertanyaan, "apakah ada lakon wayang yang muncul dalang sebagai salah satu tokoh dalam cerita?".
Nanang menjawab, "iya ada, dalam lakon untuk Ruwatan, yaitu upacara untuk menyingkirkan roh jahat, ada adegan para dewa mengubah wujudnya menyamar menjadi anggota group kesenian wayang dan turun ke bumi, mereka lalu mengadakan pertunjukan wayang untuk menyingkirkan raksasa dalam lakon ini. Dalam adengan tersebut, muncul dewa yang berperan sebagai dalang."
Wah sangat tertarik!!!!
Keinginan saya untuk menonton karya baru sudah berubah menjadi motivasi untuk menciptakan sebuah karya baru. Setelah itu kita ngobrol lagi termasuk Takakura, ternyata di antara dua orang ini, Nanang dan Takakura, bisa saling bertukar pikiran dan berbagi konteks melalui ikonografi dewa-dewa lebih cepat dari pada yang saya bayangkan sebelumnya. Ini bisa saja berhasil..
Sebenarnya saya tidak terlalu mengenal dunia wayang di Indonesia dan cerita dewa-dewa di Jepang. Akan tetapi, ada 2 anggota ini yang bisa bekerja sama. Apalagi saya bisa juga menemukan hubungan dengan masa kini dari budaya tradisi, sebaliknya juga saya ingin menemukan hubungan antara tradisi dari karya kontemporer. Dalam genre yang saya belum pernah masuk pun prosesnya pasti akan sama saja.
Akhirnya saya memutuskan untuk menciptakan karya baru dengan tema ruwatan yang seperti sekarang ini.
私がこの企画を立ち上げたのは、コロナが起きて1年経った2021年春のことだった。その時の日本は公では未だ様子見しながら工夫してライブをやっている状況だったように思う。前年の移動と集合を全否定された無力感は、ある程度この状況に適応し、また適応する中での工夫も面白く感じられて、創作のモチベで感じはしないものの、消えてはいなかった。そんな時に、たった今は無理でもこの先、私自身が見てみたいと思うライブパフォーマンスを考えた。
メンバーを先に思い浮かべて、2020年に『朽ちた蔓延る』を一緒に作ったナナンと、2016年に『ZOO』を一緒に作ったたかくらかずき、その二人と共同製作したら、見たことないけどよく知っているものが見れるかも、見たいな、と思った。
まだ漠然としていて、見たいな〜の気持ちだけあった頃、ナナンのうちで飲みながらゆりちゃんを交えて話していて、ふと、ワヤン※1の演目の中で、登場人物として��ラン※2が登場するお話ってないの?と聞くと、ナナンが、ルワタンがそうだよ、魔除けのために行われる演目の中には、神様が楽団に身を変えて天から降りてきて、怪物を退治するために劇中劇のようにお話の中でワヤンをやるシーンがあって、そこにダランになった神様が出てくるよ、と教えてくれた。
おもしろーい!!!
見たいな〜、から作ってみたーい!に変わり、そこからたかくらくんも交えて、一旦話してみると、二人の間で、神様の図像を通して想像以上に文脈がビュンビュン飛び交って共有されていた。これはいけるぞ。
インドネシアのワヤンの世界も、日本の神々の話も詳しくはないけれど、二人がいるし、古典であれば現在に通じるものを探すし、現代ものであれば古典に通じるものを探す、その作業は自分が踏み入れたことないジャンルでも一緒のはず。
今現在の魔除けをテーマに、新たな作品を作ろう、と決めました。
※1ワヤン 水牛の革を使った人形を操り演じられる影絵人形芝居、またはそれに使われる人形のこと。影を意味するbayanganが語源と言われている。
※2 ダラン ワヤンの人形遣いのこと。一人で全ての人形を操るだけでなく、語り、歌い、楽団へ指示を出す。
『ZOO』 2016 京都芸術センター 講堂
撮影:松見拓也 提供:KYOTO EXPERIMENT
Zoo 2018 北千住BUoY
撮影 有佐祐樹
『朽ちた蔓延る』2020 愛知県芸術劇場 小ホール
撮影:羽鳥直志 (Naoshi Hatori)
提供:愛知県芸術劇場
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京都でのリサーチ
2022年8月に京都に3週間滞在し、魔鏡を今でも製作している工房や、地獄絵の絵解き、比叡山山頂お化け屋敷の製作に携わった方、神社の宮司さん、怪談など多岐にわたる専門家にお話を伺い、改めて日本においての畏怖や厄災、呪いと魔除けについて知る機会となりました。 京都は今までなんども来たことがありますが、この時は色んな話を聞いていくうちに、町の中の景色で意識しなかった事柄が次々に目につき、すっかり見えないものを見るチャンネルになっていきました。根がビビリなもので、滞在が終わりに近づく頃には毎晩悪夢を見て、グーグルマップで初めて行く場所の住所を見ては怯えるようになっていました。
(しのだ)
山本合金制作所にて、山本晃久さんに魔鏡についてお話いただき、いろいろ見せてもらいました。
「比叡山山頂お化け屋敷」に関わっていた京都舞台製作所の前原和比古さんに、歌舞伎のケレンとつながる、実際のお化け屋敷の仕掛けや、当時のとこなどをお話いただきました。
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ルワタンにまつわるレクチャー
2022年8月5日にジョグジャカルタのバライ・ブダヤ・ミノマルタニ(以下BBM)で、本作品のために専門家を招いてオンラインレクチャーが開かれました。
『まよかげ/Mayokage』を共同企画したBBMは、インドネシア・ジョグジャカルタのミノマルタニエリアにある、地域住民のために開かれた文化施設です。日本で言うと公民館のような場所で、そこに住む人たちの自主的な活動ができる場所であり、老若男女が利用しています。
ワヤンの継承活動も広く行っていて、メンバーのナナンもBBMでワヤンを始め、また彼の祖父が復興させた、動物が登場する「ワヤン・カンチル」も盛んに上演しています。2021年のワヤン・フェスティバルは、女性のダランにフォーカスしました(一般的にはダランは男性がやるものと言われてきました)。
今回のような専門家のレクチャーは、以前は定期的にBBMでやっていました。コロナ以後に久しぶりに開催されたレクチャーを、現地やオンラインでもたくさんの人が視聴していました。
1「保存のための調和:ラウ山西斜面の文化遺産」 ワヒュ・クリスタント・サルジョノ・サストロ氏(中部ジャワ文化遺産保存センター)
youtube
2.「ルワタン:時代から時代へ、内外の平穏を得るためにジャワの人々が行ってきた試み」 ルディ・ウィラタマ氏(ガジャマダ大学ジャワ文学)
youtube
3.「魔除けの伝統におけるダンスパフォーマンス」 イ・ワヤン・ダナ教授(インドネシア国立芸術大学ジョグジャカルタ校舞台芸術学部)
youtube
4.「魔除けの伝統におけるワヤンのカヨン」 バンバン・スワルノ氏(ワヤンの人形遣い)
youtube
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『まよかげ/Mayokage』ワーク・イン・プログレス@京都芸術センター
篠田千明×ナナン・アナント・ウィチャクソノ×たかくらかずきが新たなパフォーマンス作品『まよかげ/Mayokage』を創作中。2023年ジョグジャカルタ公演を前に、経過発表としてワーク・イン・プログレス(公演・展示)を行います。
Covid-19が蔓延し、世界中の多くの人々がパンデミックを経験し、見えない何かを恐れる気持ちも同時に広がりました。人が畏怖や恐怖と対峙するために古くから現在まで行ってきた魔除けの儀式・パフォーマンスに改めて注目し、篠田千明らが新たな演目『まよかげ/Mayokage』を創作します。
メンバーであるナナンの出身地であるインドネシア・ジャワ島では、ワヤン(人形影絵劇)を上演する魔除けや厄除けのための伝統的な儀式、ルワタンが現在も行われています。
今回ナナンが書き下ろした物語は、そのルワタンで上演される演目『ムルワカラ』の主人公カラの誕生にまつわるお話です。
カラは、『ムルワカラ』のなかで、人間を襲って次々と食べていきます。人々の畏怖の対象となったカラは、最後には退治されてしまう存在です。
どうしてカラは、人を食うようになったのか――。篠田千明演出のもと、語り・演奏・人形劇のパフォーマンスに加え、観客参加型のクイズも挟みながら進行します。
『まよかげ/Mayokage』に登場するキャラクターは、たかくらかずきが新たにドット絵でデザインしました。たかくらは、自身の作家活動の中で日本の神仏を題材にしており、今回のキャラクターの原型であるインドネシアの神々との関係や物語の背景を、ビジュアルから繫げていきます。
そのデザインをもとに、ジャワの職人が牛の皮を彫りワヤン人形を作り、今回のワーク・イン・プログレス公演では、主人公カラのワヤン人形が実際に登場します。
公演後翌週から、作品の世界観、物語、人形たち、インドネシアや京都での魔除けにまつわるリサーチなどが、上演された同じ会場で展示されます。
会場では、物語の台本やデザイン画を収録したZINEも販売予定です。
本公演の完成版は、2023年11月、ジョグジャカルタのBalai Budaya Minomartaniで行われるワヤン・フェスティバルにおいて上演予定です。
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会場
京都芸術センター(北館1階・制作室1)
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
公演日時
2023年2月10日(金)19時/11日(祝)14時, 19時/12日(日)18時
一般 3000円(翌週の展示も入場可)
U25 2000円(翌週の展示も入場可、枚数限定)
◯各回15分前に開場します◯
◯上演時間は75分を予定しています◯
展示日時
2023年2月16日(木)〜2月19日(日)
入場料500円・予約不要
◯公演、展示とも小学生以下は無料になります。中学生以上はU25チケットをご利用ください◯
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演出・語り:篠田千明
作・ダラン*:ナナン・アナント・ウィチャクソノ
翻訳・演奏:西田有里
キャラクターデザイン:たかくらかずき
人形製作:たかくらかずき、ナナン・アナント・ウィチャクソノ
共同企画:Balai Budaya Minomartani
制作:山本佳奈子
*インドネシアの影絵人形芝居���ヤンの人形遣いのこと。一人で全ての人形を操るだけでなく、語り、歌い、楽団へ指示を出す。
チケット予約
問い合わせ先
[email protected] ※ご来場に際して特別な配慮が必要な方は、事前にご連絡ください。
新型コロナウイルス感染症対策に関するご案内 ・ご来場の際には必ずマスクのご着用のうえ、会場にて検温・手指消毒にご協力をお願い致します。 ・発熱やせき等、風邪症状がある方はご来場をお控え下さい。 ・新型コロナウイルス感染症拡大などのやむをえない理由により、内容の変更や公演中止の可能性がございます。また、「来場者カード」へのご記入をお願いする場合があります。あらかじめご了承ください。
主催:篠田千明、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)Co-Program2022 カテゴリーC「共同実験」採択企画
助成:公益財団法人セゾン文化財団(国際プロジェクト支援「Ruwatanと魔除けのリサーチ・作品制作」)
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