#酒とバラの日々
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2024年5月7日(火)
夜来の激しい雨も出勤時には小降り、車に乗ろうとするとガレージ隅っこに追いやられているたった一株のアジサイが自己主張をしている。ををそうか、立夏となって君の出番がやって来たのだね。梅雨にはまだ間があるが、その時の活躍を予感させるような瑞々しさ。これから毎朝挨拶して、日毎の色の変化を楽しませていただこう。では、行ってきまーす!
5時45分起床。
洗濯。
朝食。
弁当*2。
可燃ゴミ、20L*1、30L*1&45L*1。
ツレアイ(訪問看護師)は先方の都合で、7時15分に合羽を着て出勤。
ヤクルトさんから、野菜ジュース購入。
8時10分、O姉と一緒に出発。
順調に到着する。
昨日の<情報機器の操作Ⅰ(看護学科)>のネットワーク基礎テストの採点、入力課題のチェック、e-learning修了証の確認。
午後のスタディスキルズ(第4週)の進め方を確認する。
火曜日3限・4限は<スタディスキルズ(看護学科)>、2クラスとも欠席無し。今日の課題は���書館での資料検索と本の読み方、OPACとNDCについて解説と実習、新聞社説を用いた<要約文>作成のトレーニング。連休の疲れか、あくびするもの多し。
帰路も順調、O姉とは拙宅で別れ、彼女は近所の<喜楽亭>で買い物して帰るとのこと。
ツレアイは朝が早かった分帰宅も早く、あれこれ買物や片付けをしてくれていた。
私が夕飯の準備を始めると同時に、ツレアイはココに点滴。
豚バラ肉と新タマネギ・新キャベツの蒸し煮、鱧皮と胡瓜の和え物、さんだかんの焼きソーセージ、見切り品の焼売、レタスとトマト。
録画番組視��、
春・予讃線、伊予鉄道を呑む!
初回放送日:2024年5月2日 俳優・六角精児が「酒」と「鉄道」という偏った視点で旅する▽予讃線と伊予鉄道で春の愛媛を満喫▽創意工夫をこらした酒の数々と海の幸に舌鼓!▽語り・壇蜜 「呑み鉄(のみてつ)本線・日本旅」第34弾は春の愛媛▽今治から宇和島まで、海と花に囲まれた予讃線にたっぷり乗車▽愛媛の花から分離した酵母で造った酒の味は▽伊予鉄道市内線のクラシックな路面電車に感激▽マダイ、サバ、ブリ、サザエ…四国ならではの新鮮な海の幸に舌鼓▽京王電鉄3000系との再会▽写真映えで人気のあの駅も▽日本酒酵母で造るラム、ピンクの酵母で造る純米酒▽八幡浜の魚市場で豪華バーベキュー
枝雀落語大全、昨日の続きで<持参金>。
片付け、明日の夕飯用にストウブで<無水地鶏カレー>を仕込む。
入浴、体重は250g減。
パジャマに着替えて日誌書く。
バランス���く3つのリング完成。
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2024/5/2
5月2日 2泊旅行だめ絶対!と思った日になってしまった。 心の底から楽しみ!をできる体調でない限り、無理に旅行に行く必要はないし、当日キャンセル料100%でも、行くよりいかないほうがお金は減らないはず。 体力と気力をカラカラにさせるために関西に行く必要なんてないんだよ、あやのちゃん。まだまだまアンコントロールラブな30代女性をしてしまう。
でも、8時から奈良ホテルのホテルショップに行ったり、空いたのダスキンミュージアムでミスドの展示やポンデリングと素のDポップが挙げられるのを見た。 いつもの様に大阪に住む友人たちが会ってくれたり、福田平八郎の良い絵が楽しかったり、ちゃんと良い瞬間もたくさんあった。 たくさんあったのに、これを書いている今もずっと一日中目眩と吐き気を紛らわしながら、もう、どうにもならなくなりそうな位をやりすごしていた。
今日は天気がとても良かったからか、奈良に戻って17時過ぎでもまだ人がたくさんいた。なので、早々に昨日とほぼ同じラインナップの食事を揃えてお部屋に戻ってしまった。 明日の新幹線を早められかな。みどりの窓口もとても混んでいそう。
友人夫婦は揃ってコムデギャルソンを身に纏っていて素敵だった。 待ち合わせの靱公園は色とりどりのバラが咲き誇っていた。 「ここは、アートやデザイン系の事務所とおしゃれなお店がある界隈です」と教えてもらう。 神田〜神保町周辺に似ている気がする。 お茶をしたカウンターのみの居酒屋みたいな喫茶店も良かった。マスターのワンオペキッチンがスマート。コーヒーやお水を用意する様子が流れるようで、でも丁寧で心地よかった。
2人とは主にお仕事の話をした。 本当、私は今の自分の仕事に誇りを持っていないんだな、と実感。一度正規で働いてみたい、フラフラしている不安を消したい、ボーナスもらってみたい、という動機で就活をしていたので、就職がゴールだった。 あとはいかにやめさせられない程度の仕事っぷりで働き続けるか、だったはずなのに、すっかり社会の犬(犬に失礼)。
福田平八郎の絵に最果タヒが詩を寄せた作品集は完売してしまっていた。友人は、今彼女が住んでいる町の市の鳥が出てくる歌が百人一首にあり、その歌の訳(エッセイ?)を読むために、最果タヒの“百人一首という感情”を買った事を教えてくれた。
半年前に今回の旅行を予約をした時は関西で展示するギャラリーを巡るつもりだった事、デジカメを使い始めた事、ちーちゃんに最近会っていない事、移住したい事、特にこの1ヶ月すっかり忘れていたお仕事以外の事に、今日あったお二人に気付かされた。
文字盤が錆だらけの腕時計がとうとう止まり始めたので、新しいのを買おうと思う。 どうか無事に帰れます様に。
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【11月17日(金)のごはん@奈良】
・朝京都着いて家族サービスのち奈良に向かう。よしくんと合流していざ。
・いろいろびっくり+ドキドキの下見のち滞在させてもらうあすかさんちへ。
・...たぶん...私がやった方がいいんやろなこの状況...とか思ったのであるもんでごはん作る。
・実家のご近所さんからいただいたお野菜持っていった。りっぱすぎるカブとはっぱ、あすかさんちの在庫の豚バラで炒めもの。片栗粉が見つけられなかったのでおニクに小麦粉はたいて火を通して一旦取り出してカブと炒めてはっぱ足して確か冷凍庫にあった生姜のすりおろしお酒おしょゆ合わせてじゅわー
・カブのはっぱがりっぱすぎるのでもう一品。大豆ミート、コチュジャン発見したのでピリ辛みそ煮なんていかがでしょ?
・っておみそ、みりんが切れてた。さらに長女ちゃんは辛いのが苦手だそう。一部取り分けてコチュジャン合わせる。
・カブ薄切りしてはっぱちょっと合わせて塩モミモミ、りんご酢お砂糖少々合わせて浅漬け。
・ごはんは土鍋で炊いてくださった。卵は次女ちゃんが焼いてくれた。
・おだしとってお揚げとカブのはっぱでおみそしる...っておみそ切れてるんやった。スープに。
・お野菜はほぼ地域の方が作られたものとのこと。「こういうつながりがうれしい」とあすかさん。
・ずっと忙しくて、家族揃ってごはんを食べたのが10月以来とのこと。...。「みんなで食卓囲めてうれしい」とあすかさん。
・確かアースオーブン作るためにいったんやけど...
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2023.03.10
銀座 小はれ日より で中華な夜
四川系薬膳中華のお店でひさしぶりな集い
まずは2時間かけて煮込み濾した透明で滋味あふるるスープから。女性グループなので女性の体に良いレシピだそう。ありがたし。
はじめにきのこ、ピータンのゆば巻き、こんにゃく、きゅうりの甘酢。きゅうりもぴりりと辛味が効いててううううまぁぁぁい。
凍豆腐、うど、長芋、甘海老の紹興酒漬け、つぶ貝。小皿に次々と運ばれてくるお料理のラインナップの楽しいこと。
どれもひと手間ふた手間かけて複雑な味わい。丁寧な調理にひたすら栄養をいただく夜。
ホウボウの清蒸にはオイスターソースのソースがかかっており、飲める。飲む。やさしく旨い。上州牛は甘辛くクレープ皮つき。ぷりんぷりんの海老の炒めもの。あ、皮付きの豚バラに麻辣ソースも最高でした。技術高い…。
シメは麻婆豆腐と黄金チャーハン。
食べたことのない麻婆豆腐で、これ、名物になってるのもわかる。これのために来るのアリだと思う…コースしかないけど。ていうかこのコースが破格すぎて、いいんですか?!??ってなるけど。
最後はデザート。杏仁豆腐にはハイビスカスの酸味ソース、 季節のフルーツなどなど。
利用は基本的に予約制、シェフと奥さまのふたりで営業されてるし、仕込みに日数がかかるものもあるため。コースの内容はアレンジ可能らしく、しっかり食べたい男性グループ向けにはボリューム増したり、女性向けには控えめにそのぶん別のところでバランスとったりしてくれるらしい。
でね、この内容にこのコースのお値段、とてもお安くて本当にいいんですか?!ってなる。お腹いっぱいになっても全くもたれないし、翌朝にはすっきり。油もたくさん使ってるのに、いやー、すごい。体に優しい。シェフはちょっとクセあるけども、楽しくおちゃめさん。話が好きで、人が好きなんだな。かわいい。季節ごとにまた行きたいなぁ。
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実家の小さな庭に出て煙草を一本吸い、それから庭や玄関の植物に水をやる。やり方が完全に合ってるかどうかわからない。けど多分あってるであろうやり方で水をやった。ここの描写にこんなに文字数を使う必要は正直言ってない。
玄関に出る前は台所で焼飯を作って食べる。
にんにく、玉ねぎ、人参、豚バラ、塩、塩こしょう、黒こしょう、醤油、キャノーラ油、ラー油、昨日か一昨日使った青ねぎの残り、冷蔵庫の刻みねぎ、胡麻。
庭の家の土台の通気孔的な空間に蜜蜂が巣を作っているらしくかなりの数の蜜蜂が窓の辺りに飛び交っていてやや異様な光景。駆除、と一瞬考えたけれど群をなしているのは危険な害虫などではなく蜜蜂な訳だし放っておいてもいいと考える。人間同士の共存や非戦を類推する。
狭い敷地で、学生生活を送るには恥ずかしく思ったりしたのだけれど、ミニマルな目線で見ると植物や虫、地面など何というか広い世界、情報量の多い庭世界、とは言えど、町内や校区から眺めてみて狭い敷地の小さくて外観のボロい家という客観的事実は変わらず書き手を憂鬱にさせる。小さい家と尊大な父親と気力を欠いて反抗心の乏しい息子。繰り返し書いているのだが別の街での大学生活を終え実家に帰省している。
部屋に戻り木村カエラの武道館ライブの続きを観る前にこの文章を書いている。PCのSpotifyから自分の選んだハイセンスな音楽を流し��がら。今流れているのは電化マイルス。ブラック・ミュージックを聞くのがハイセンスというのはしかしどういう算段なんだろうか、でも実際お洒落であるし、音楽的に栄養価が高い感じがする。自分と同世代やちょっと上の世代のユースがはまっていたヒップ・ホップもやはり黒人音楽であって、今こうやって電化マイルスを聞きまくっている自分の現況への伏線であった。
注いで時間の少し経った緑茶(ペットボトル)はマズい。ちゃんと味が劣化する。当たり前だけどそういうのちゃんと認識すべきだ。気付かない時が自分は時々ある。注いでから少し時間が経った緑茶(ペットボトル)はマズい。しっかりと味が劣化するのだ。飲まないでおこう。認識せねばならない。
文字を書いたり読んだりする時だけに訪れる感覚の変化、推移。人間、じっくり文字を書いたり読んだりしない局面も時にはある。この現代社会。じっくり文字を書いたり読んだりしない局面も時にはあるのである。
庭の、敷地狭いながらも情報量の多いミニマルな庭世界。植物、虫、地面、それから台所で自分が料理し、胃袋に投げ込んだ食材・調味料たち。調理器具類。水、ガス、空調。親の労働とサラリー。この家や庭の外側の世界で行われる労働の賜物。図鑑。水道を作ったりガスを家庭に引いてきたり、エアコンを開発、改良したり、食材を発見したり狩ったり飼ったり屠ったり、出荷したり、運送したり、流通させたり、スーパーで売ったり、僕この手の話苦手なんすよね(^_^;)
虫を図鑑まで移送したり、植物の中で食べられるものを育て、育て方を改良し、刈り取り、出荷し、運送し、流通させ、スーパーで売る。
食べられない植物も一応図鑑に移送する。
肉や植物の料理の仕方を発明し、改良する。
水やガスを家庭まで引いてきて、改良する。
調味料を発見し、交易し、生産・流通・販売・購入・消費する。
庭の地面は砂漠やカリフォルニアみたいに乾いていて、もしここを耕そうという気持ちで庭の地面を見てみたとしたならば、かなりがっかりしただろうと思う。この乾いた地面、庭の乾いた地面がどこか別の遠くの場所の地面のアナロジーだとしたらという映画的論理の飛躍に映画鑑賞者的な興奮をしてしまう。
この庭の乾いた地面と同じく乾いたどこか遠い国の遠い場所の地面では今この時何が起こっているのだろう。そこに人間はいるんだろうか。
人間がいたとすれば、人間は、複数いるならば人間たちは何をやっているのだろうか。
今この瞬間にせよ、もう少し長い時間感覚で人間たちは、うちの庭みたいに乾いた地面の上で人間たちは今この瞬間、あるいはもう少し長い時間感覚でどのような営みを送っているのだろう。あるいは人間の性質ゆえに戦い、あるいは年齢や性別に基づく序列を形成したり、家族、町を作り、��治体系を形成し、暮らしているのかも知れない。自分はメシと庭の水やりを終えたのち自室に戻りSpotifyでハイセンスな音楽を再生し聞きながらこの文章を書いてます。ギャラは発生してない。趣味で自主的に文章を書いている。文学部にいたし、時々文章を読んだり書いたりするのが好きだから。ギャラは現時点では発生してないが村上春樹とかロッキンオンとか映画とかその他諸々ありがたい現代的な視点から見てありがたいイコンや話法を参考にし下敷きにして書いている文章なので、その文学的価値を認めて誰かギャラを払ってくれても良い。払ってもらえる場合は、ケチな額よりも派手な値段の方がいい。と自分は思う。
デカいマンションやテレビの中の芸能界、バブル景気や高度経済成長期の残骸が生んだ経済的な価値観。金はないよりある方がいい。ないならないで極限みたいな貧困状態でなければ別にいい。ブックオフでCD買っても、晩酌発泡酒でも、別にいい。とは言え少し気力が削がれる気がしなくもない。ブックオフでCD買うことや晩酌を発泡酒で済ますことが、自分の何かを騙している感じがしなくはない。
極限的な貧困状態でなければいいと書いたが、人間の本質は極限的な貧困状態にあるのかもと最近ちょっと思う。自分はお笑いや笑うこと自体が好きなんでよく笑っている。テレビや本や歌や映画や自分の頭の中とか。そうすると貧しさや弱さ、暗さから一時的に目を逸らすことができる。「お笑い」というのは笑うしかない、笑えないほどしんどく、タフで過酷な状況、笑いがないと、笑いでもないとやっていけない状況に対する救い、救援物資のようなものだと自分は考えている。偉そうに言わなくてもそうなのかも知れない。その辺自分は時々よくわからんでズレてしまう。昔、何かのお笑いの芸で初めて笑った時以来。タフな状況にいる人々のための救援物資。
極限的な貧困状態。将来設計。社会問題とそれを自分の問題としてしまう想像力。他者や社会の問題に使う想像力とは言わば免疫の低下であって、引きこもりには引きこもらせておき、いじめられっ子にはいじめられさせておき、援助交際、レ◯プ、セクハラなど女性に関するセックスの諸問題も放っておけば精神衛生はもっとずっと綺麗に保たれたままなのである。
極限的な貧困状態、将来設計、社会問題と精神衛生。企業ロゴ、テレビ的幸福、テレビ的コモンセンス。排除されるマイノリティ。天才テレビくんたち。マンション建設��よって奪われる心の豊かさ的なお話。ヒューマン・ビヘイビア、ミヒャエル・エンデ、金八先生、カッコいい仕事とダサい仕事。映画。
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2024/11/1 8:00:14現在のニュース
スペイン水害死者158人 「過去50年超で最悪」 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/11/1 7:58:07) フジテック、外部から買収提案 「慎重な精査が必要」 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/11/1 7:58:07) 日銀、「時間的余裕」捨てた裏側 利上げの距離は円安次第 編集委員 大塚節雄 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/11/1 7:58:07) 参院、上田清司氏が国民会派入り 清水貴之氏は自動失職 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/11/1 7:58:07) 三井住友FG、過払い金返還の費用を一括計上 負の遺産一掃へ - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/11/1 7:58:07) 色鮮やか菊ずらり 秩父で3日まで(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/11/1 7:58:05) 埼大工学部に女子枠 26年度から20人 教育学部は定員60人減(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/11/1 7:58:05) 酒々井町でこども模擬議会 「外国人住みやすく」「緑のまちづくり」 質問続々(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/11/1 7:58:05) 民間の子ども見守りサービス活用へ 木更津市、木更津署と企業が覚書締結(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/11/1 7:58:05) <衆院選かながわ 激戦の余波>(下) 野党躍進 課題は連携強化 小選挙区 15年ぶりの与野党形勢逆転(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/11/1 7:58:05) 「北朝鮮兵、数日以に交戦」予想 米国務長官、軍事目標になると警告(毎日新聞, 2024/11/1 7:54:36) 小中高不登校最多3052人 昨年度 暴力行為も増962件([B!]読売新聞, 2024/11/1 7:54:32) 新大学院構想中止で雇い止め 地裁「大学に裁量」 研究者らの請求棄却 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/11/1 7:52:24) 公立校いじめ調査 認知件数初の4万超 不登校も最多を更新 神奈川県教委、昨年度分まとめ(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/11/1 7:50:16) <新型コロナ>神奈川県で新規感染525人 7週連続減少 10月21〜27日(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/11/1 7:50:16) 自然に映える子どもの絵 川崎・麻生の油絵教室 野外展 東京・町田で3、4日(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/11/1 7:50:16) 谷口園恵裁判長はどんな人?過去の判決は? 同性婚を認めないのは「違憲」と判決 東京高裁:東京新聞 TOKYO Web([B!]東京新聞, 2024/11/1 7:48:51) 虎党ランナー「関東には負けたくない」 箱根優勝コーチも驚くタフさ(朝日新聞, 2024/11/1 7:43:10) 進めた減反、今度は米不足…「多めに作っておく」ために何が必要か(朝日新聞, 2024/11/1 7:43:10) 年収の壁、ガソリン税、消費税減税… 国民民主の要求を、自民はどこまで受け入れる? 政策協議開始で一致:東京新聞 TOKYO Web([B!]東京新聞, 2024/11/1 7:42:36) 着工強行ストップ! 大山街道・高層マンション計画 住民が抗議のスタンディング(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/11/1 7:42:22) 映画公開55周年 町を挙げ「寅さんサミット」 柴���・帝釈天一帯であす、3日 監督、出演者のトークや作品上映も(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/11/1 7:42:22) 大衆演劇40年 母との思い出残る故郷 竜さん「浅草で勝負」 きょう公会堂で舞台(東京新聞)|dメニューニュース(東京新聞のニュース一覧|dメニュー(NTTドコモ), 2024/11/1 7:42:22) 「つばさの党」代表ら追送検し捜査終結 選挙妨害容疑は計8件 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/11/1 7:40:13) 60年で8000倍、「マゼラン・ファンド」が日本進出 話題の投信 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/11/1 7:39:33) アメリカのクレジットカード金利21%、過去最高で低所得層直撃 増える延滞 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/11/1 7:39:33) 前略 金総書記 ロシアへの派兵を憂う 母が愛した「百万本のバラ」(毎日新聞, 2024/11/1 7:32:35) 茨城県内企業、正社員「不足」47.6% 民間調べ - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/11/1 7:32:17) 足利銀行、プラチナくるみんプラス認定 不妊治療支援 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/11/1 7:32:17) 女性活躍の未来を求めて 政井貴子さん 人間発見 SBI金融経済研究所理事長 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/11/1 7:32:17) 女性に多い尿漏れ 緩んだ骨盤底筋、鍛えて改善 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/11/1 7:32:17) 柿のようかん 旬のフルーツの甘みさわやか かんたん美味 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/11/1 7:32:17) 秋山信一 | 毎日新聞([B!]毎日新聞, 2024/11/1 7:32:00)
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ジョージア再発見の旅
出発前日。火曜日。 ジョージア西部のアチャラ地方でワイン造り修行中のカンジから電話がかかる。 「もしもし、お疲れ~。」とはつらつなカンジ。 「もしもし、お疲れ様です。元気ですか」と自分は応答する。 「元気やで~」そしてカンジは申し訳なさそうに続ける。「いや、前に言ってたぶどう収穫の日、明日か明後日になりそうで、来れる?」
今後の天気予報が四日後に雨だとかで師匠が収穫を早めたそうだ。自分はケンさんに携帯を持っていき、三人で相談する。「いつでも出れるけど、ゾノさんも行きたいって言ってたし、一回相談するわ」とケンさんが電話を切る。
そしてゾノさんに電話をかけ、翌���、車の後輪が未だにスペアタイヤなので、タイヤを交換してから、出発する事で決まる。 その予定をカンジにも連絡し、家に残ったご飯を食べる。この前作ったラーメンがまだ残っているのだ。おまけに麵は消化が早く、小麦粉は身体に吸収されにくいのか、食べても食べても、お腹が膨れる感じがない。食べた直後は、多く茹で過ぎたと後悔するのだが、三十分後に胃が空いてる気がする。
作ったラーメンはカレーラーメン。日曜日に子供達と日本のカレーを作ったのだが、その残ったカレーと鶏がらスープを混ぜて、旨かった。
翌日、朝九時四十分に太陽の日差しで頭が暑くて目が覚める。実際は庭のソファで寝ずに色々と想うことに耽っていたら、朝七時とかでそこから目を瞑った瞬間、頭が熱かった。 久しぶりにカンジと会えることや、ゾノさんやケンさんと旅行に出れるって事で、自分はウキウキと遠足を待ち望む子供のように寝れなかったのだ��何はともあれ、十時前に起きれた自分を褒めてやりたい。 11時頃、ゾノさんを拾いに出発。家まで行くとすぐに登場。 「おはようございます。」とゾノさん。「いや実はもう一人一緒に行きたいと言ってる日本人がいるんですが、今連絡取れないんですよね~」と続ける。
その人は日本で畑を持っておりぶどうとワイン作っているそうだ。まずタイヤを履き替え、連絡を待ってみようということになり、途中見つけたタイヤをバラ売りしている修理屋を発見。「今出来るか?」、聞くと「どうした?」との返答。「タイヤ交換したいんやけど、四本交換できる?」 すると修理屋の兄ちゃんはタイヤの状態をチェックした後「この一本だけ変えればいいやん」とスペアタイヤを指差し言ってくる。ほかの三本も表面ツルツル気味で、これで大丈夫やと思うか尋ねるとあと一、二か月は大丈夫でしょうとのこと。いやそれなら今変えても一緒でしょと皆言うが、一本だけだと安いのもあって、それで交換してもらうことに。
修理屋の兄ちゃんはその後、テキパキと作業を進め、最後に全部のタイヤに空気を詰めてくれると、二十分くらいで、どうぞと車を渡してきた。 自分たちの予想では、二時間は色々なごちゃごちゃした事で長引くだろうと思っていたが、実際二十分位で済んでしまい、その日本人を探す事に。
まず一緒に住んでるタクには電話し繋がらず、取り敢えず家がある方向に向かって車を進ませるかと話していたらタクから折り返しの電話。 「おいっす~」相変わらず調子の良いタク。「そっちどんな感じ~?」 「おっす~」釣られて自分たちも返してしまい、変な感触。「いや実は、その一緒に住んでる日本人探してるんやけど、今家おるん?」 「ジュンさん? いや、居ないね」とタク。「なんか携帯をまた修理しにステスク行ったよ」 「おお、マジか」ちょうどステスク手前に居た自分たちはそのまま探しに行くことに。「ありがとう。因みにどこらへんか分かる?」 「そう、あの携帯を一階と地下で売ってるところあるやん、ちょっと奥んところの。」とタク。
「オッケー、了解。じゃあまたー」と了解してしまった自分は電話を切り、皆と予想を立てる。自分は一階と地下という情報を基に考えると路面店ではなく、銀行裏の建物の中だろうと思い、そこへゾノさんと探しに行く。建物の中でゾノさんと二手に分かれ、探し始めた五分後、ゾノさんから着信。
「見つけました。番号55のショップです」とゾノさん。
すぐに向かい、状況をケンさんに報告する。ケンさんは忘れた上着を取りに家に向かっており、「向かうとき連絡するからちょっと待っといてくださいって伝えてくれや」とのこと。 修理がまだ終わってないらしく、一緒に待つ間にゾノさんからジュンさんの話を聞く。昨日買ったiPhoneがまた壊れて修理に来たそうだ。何かとトラブル続きな旅だそうで、トビリシに辿り着くまでにも香港とニューデリーでの出会いや話も色々あるそうだ。運もその分良いらしい。
今回、こうやって簡単に見つられたのも何か引き寄せたのか、引き寄せられたのか。 その後、珈琲シバきジュンさんの荷物を取りに行って二時過ぎトビリシを出発。良い感じの予定通り。
トビリシを出るころ、タクミから連絡。「どう見つけれた?」 「バッチリ確保しました~。ありがとう。」と自分。「行ってくるわ~」
「いってら~」とタクミ。 向こうにカンジからはもうバトゥミで待っているとのメッセージが。気が早い。彼もウキウキしているのだろう。 バトゥミまで六時間弱かかるのだが、軽自動車のUZUFitでは無茶も出来る訳じゃなく、六時間強掛かって、バトゥミ入り。 道中、二回犬が高速道路に飛び出してきたり、眠気に打ち勝てない気がしてきたり、運転ってのは意外と疲れる作業だったと改めて思った。 一回目ももちろん危なかったのだが、二回目はタイヤが滑り前の車とぶつかりそうになった。
バトゥミでは渋滞にハマり、ちょっとケンさんはイライラしていた。 ホステルのおじさんを呼び出し、案内してもらい、着くころにはカンジと愛犬ヘイリーが宿前で待っていた。また大きくなったヘイリー その後、カンジ君の音頭で飲み会が始��り、西ジョージアご飯を味わいつつ、久しぶりに聞くカンジの話や皆の合の手を見てると楽しく、良い時間だった。結局、明日早朝出発だと言うのに、二時半まで飲み続け、翌朝カンジ君が来たのは朝七時過ぎ。本当は六時半集合だったのだが、まあ仕方ないだろう。
自分は六時半にはもう起きていたのだが、カンジ君が来るまで二度寝。その時も身体の中にアルコールを感じていた。
バトゥミからその畑まで二時間ちょっと。山道を村々を通り抜け、途中シュアヘビという村で小休憩。お腹に何か入れようという話になり、メグルリハチャプリとお茶を飲む。その時、興奮有り余るカンジ君はどっかから手に入れてきたチャチャを持ち出してくる。ショットグラスをカフェの主人から貸していただき乾杯する。結局付き合ってしまうゾノさんと自分。朝にはチャチャ三杯とハシというスープを飲むと二日酔い��ら完全復活するという話で、皆飲み会の翌日とかはそれで仕事をしているとかなんとか。ただの迎え酒な気もするが、身体に気力が巡る感覚はある。気合十分でワイン収穫に挑む為、車に乗り込み、出発する。道中、一曲カンジ君のカラオケを聞き、畑に到着。着いたはいいものの、車が上まで上がらない。あともうちょっとの所で登らなくなってしまったのだ。残りの四人で押し上げ何とか駐車する。ヘイリーははしゃいでるのか、走り回っている。急な斜面にある畑で、ぶどうは美味しかった。
着いた頃は、十一時辺り。早速仕事を始める。けども、三時間ちょっとで車に積める量、限界に到達。 二時か三時には終了と言われ、何だか肩すかしを喰らった。横にある建設途中の建物の三階にあがり、休憩する。そこでチャチャの効果が薄れてきたのか、ソファに腰かけた瞬間、少しの間、眠っていた。
その畑がある村は元々カンジの師匠の先祖が治める地域だったらしい。カンジの師匠の家系は元王族で、オスマン帝国が攻めて来た時に城を壊され、その跡地にモスクを建設されたそうだ。今もまだ残るしっかりした石積みの城壁の上にモスクやイスラム文化は残っており、コーランが流れてきた。師匠の先祖は戦って殺されたそうだ。
休憩の後、文化として収穫の後は畑で集まってご飯を食べたり、宴会的なのがある様なのだが、師匠のところは人手もあまりないのと、ぶどうの収穫の後は、すぐに潰して甕に入れるのが好ましいとの理由で、ご飯はなしでそのままワイナリーに帰り、ブドウを潰す予定だったのだが、やはり師匠が何かしら作ってくれて簡単な宴会を開いてくれる。4、5年物のワインを飲み、ご飯を食べ、最後に珈琲まで出してくれる。ジョージアの客人に対するおもてなしは手厚く自分は居心地が少し悪く感じる。自分の気持ち的にはカンジ君がお世話になっている師匠のところへ手伝いに来たわけで、客人のつもりで来ていない。と言う訳にも行かず、しっかりもてなされた。
その後、ワイナリーまで戻り、ブドウを潰してクヴェブリという埋まった壺にブドウ汁を注ぎ、五パーセント位の潰した皮や種を入れ、その日の作業は終了。昔ながらの製法でブドウを潰すので、なかなか時間がかかり、終わったのは十一時辺り。
そこから師匠の奥さんが作ってくれたご飯とワインで宴会。ジョージア流の宴会では乾杯の時は音頭が終わるまで話を聞いていなければならず、加えそのワインも一気に飲み干さなければならない。 と言う事で、終わって飲み干せば、急いでご飯を食べ、また一気というループが一時間半続き、宴会は終了。
その後、用意してもらった部屋に行き、ベランダでこそこそ喋って朝五時就寝。部屋にはクイーンベット一台だけで、ケンさんと少し恥ず���しくなりながら、並んで寝た。
翌日、今日もまた収穫に行くのかと思いきや、ぶどうがまだ熟しきっていないということなので、収穫は延期に。カンジ君がいつまでも起きてこず、師匠の息子に竹はどこで手に入るかと聞くと俺持ってるぞと。庭を見せてもらうと竹林がなっており、そこから一本太めのやつを切っていただく。車に乗せると笹の葉で一気にジャングル。そのあとまたコーヒーを頂き、ワインを買って、二時過ぎにカンジ君と分かれワイナリーを出発。やけに寂しそうなカンジ君とヘイリーに見送られた。
コブレティの方まで行き、昼飯を食べる。観光客に有名な大衆食堂らしく、賑わっている。 西側のジョージア飯は味付けが変わっており、また新たな味わいで美味しい。ムツヴァディという豚肉の串焼きは肉が漬け込まれて、柔らかく美味しい。他にも、スープなんかはもっと辛かったり濃かったり。その食堂ではビールがなくなっていたのがとても残念だった。
その後、クタイシから一時間下にあるヴァ二という所から東側にある天然温泉に皆で向かう。
車には竹が積まれ、ケンさんは左側のミラーが見えず、追い越すときや道路に出るときは自分がチェックしなければならず、気が休まらない。高速道路では車に乗り疲れたのか、ちょくちょくウトウトしてきてしまう。そんな時は健さんも同じように眠たくなっているようで、二人で何とか高速道路を乗り越えた感じがある。
夕方、日が沈む前���温泉に到着。先客も居ないので、さっさと服を脱ぎ捨て湯につかる。 気持ち良すぎて、自分はテンションMax。先輩らからも興奮してんな~と言われる。 上は空で、西の方じゃ太陽が沈みそうで、空が赤黒く染まっていき、月も南側に顔を出してきた。 ビールを開け、乾杯する。硫黄交じりの源泉が湧く温泉で、湯温は四十度辺り。長湯できるわけです。
そこから一時間半位、暗くなるまで湯に浸かり、人が続々と集まってきたところで日本人は退散。そのままクタイシに向かい、ゲストハウスで一泊。
夕飯はクタイシで人気のヒンカリ屋。華金だということもあり、街中では若者が騒いでいる。さすがクタイシと思える程、不良感が強い。子供な自分はすっかりビビってしまい、何だかハマらない。何が楽しいのかよくわからない。
ホテルに着いて、気疲れでちょっとやられてしまった。
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2024年10月16日水曜日
病院の待合室にて29
マイ・フェイバリット・ドリンクス
書くことないなあ…。万止むを得ず、これは質問箱などを設置するべきではないかと思うほどである。分かっています。質問などこない。こないのは分かっているが、何か策を講じるべきなのではないか、と思うほどに書くことがない。ただ病院の待合室で座っているだけでは駄目だ。書く気持ちはあるということを示したい。誰にも頼まれてないし、今日でやめにしても構わないこのシリーズだけれど、やっぱり病院の待合室では、Tumblrの記事を書くと決めたのだから、書いた方がいい。書かなくても、待合室の椅子に腰掛けてWikipediaとかぼんやり見るだけだ。さすがに時間の無駄である。いや時間の無駄を咎めるつもりはないし、この記事を書くことだって時間の無駄だけど、その時間を無駄にした証拠が欲しい。ここに何か書いておけば、少なくともこれを書いて時間を無駄にした、暇を潰したということはわかる。潰した暇の可視化である。ぼんやりWiki見(うぃきみ、と読みます。ぱいぱいでか美(現:でか美ちゃん)さんみたいね)だと暇をつぶしたことも忘れてしまうから。すぐ診察の順番が来たのかなと後で思っちゃうから。
少し書けた。書くことがない/書きたくない、と書くことで原稿を埋めることができるというのは、中原昌也さんの小説を読んで学びました。
せっかくだから好きなことでも書くか。私は何が好きですか。好きな食べ物とか何ですか。好きな食べ物なんなんだろうね…好きな食べ物はやめとくか。なんか浮かばなくて怖かったから。また今度考えるか。好きな飲み物にするか。何かな。
まずコーヒーね。私コーヒー好きだと思う(この話題で診察呼ばれるまで行こうと思うので、よろしくお願いします)。コーヒーには基本なにも入れません。ブラックです。こだわりとかはあんまりない。家族が挽いた豆を買っておいてくれるので(銘柄が何か思い出せない。多分UCC?金色に茶色のパッケージだと思います)、コーヒーメーカーにセットして淹れます。朝と昼に2杯ずつ飲みます。飲み過ぎだと思う。カフェインの摂りすぎはよくないと言うね。そういうネットの記事などは見ないようにしてる。落ち込むから。おいしいよねコーヒー。ホッ…とします。…もうコーヒーについては終わりかも。やばい。思い入れか文才かその両方がない。
次に水ね。水の話読みたい?水を飲むのが好きだという話。読みたくなくても書くけど��水はあんまり味がないよね。それが好き。でもおいしくない水道水もあるね。飲むとびっくりする。おいしくない…ってなる。なんか苦い?カルキ臭いのは結構大丈夫なんだけど、苦いのつらいかも。逆に、この水おいしい!買います!10ガロンください!みたいなこともないね(水に限らず飲み物を一度に10ガロン買ったことはない)。いつもある程度一定の存在。いつもそばで寄り添ってくれるような存在。なんだろうね。なんなんだろうね水って(たとえようとしたけど何も出ず)。
あと水が本当に優れてるのは、こぼしても汚れないということ!これが本当に素晴らしい。私本当に飲み物よくこぼすから。普通に水をコップで飲んでても、腹話術の人形の口の両端に、口の下部を上下させるために溝がついてると思うんだけど、あの溝のラインでこぼれていくんだよね。あれってなんで起こるんだろう。水を勢いよく流し込みすぎなのか。さらに勢いつけたら顔に水ぶっかけるみたいになっちゃうね。
レストラン。
「私」とそのパートナーであるクミが席に座っている。その前のテーブルの上にコップがふたつ。中には水が入っている。
クミ 何とか言ったら?
私、押し黙っている。
クミ どうして浮気したの?
私、押し黙っている。
クミ よくできるよね、浮気?私があなたの分も働いて、ごはんもつくって、家事も全部やってるのに(クミ、徐々に目に涙が浮かんでくる)、よくクリーニング屋の女と浮気できるよね!
私、口を開こうとする。
クミ、コップの水を私の顔にかける
クミ さよなら。引越し先決まったらLINEして。荷物全部送ったげる。来週までにLINE来なかったら全部捨てるから。
クミ、出口の方へ去る。
私、黙って下を向いている。水が滴る。
ていうシークエンスがあったのかな、この人?って周りの人に思われちゃうかもね。でも映画とかドラマでもやっぱかける液体は水だね。助監督が楽なのかな。ワインとかあんま見たことないかも。熱いコーヒーを顔にかけるのは『復讐は俺に任せろ』(1953年、監督フリッツ・ラング)でリー・マーヴィンがグロリア・グレアムにやってたね。グロリア・グレアムが顔に火傷しちゃって包帯を顔半分に巻くんだけど、それがまた悲しくも美しくて…コーヒーの話に戻ってしまった。かと言って水の話もうないけど。
まだ診察呼ばれない。だから飲むヨーグルトについて書かなくてはいけない。飲むヨーグルト好きなんですよね。でも最近ずっと家にいるから飲んでない。買い物に行く家族に「飲むヨーグルト買ってきてほしいです…」とはなかなか言えない。「無職は水飲んでろ」って言われたら泣いちゃう(多分言われないけど)。やっぱ乳酸菌は贅沢品な気がしちゃうなあ。わりとドロドロしてるやつが好きです。コンビニブランド(コンビニは何でもよい)のカップに入ってて、ふたにストローぶっ刺すやつなら大体好きです。でもなんかR-1買っちゃうことが多いんよね。身体によさそう、と思ってるんだろうね。何がいいんだろうね。菌の種類かな。R-1の味はふつうだと思います。
まだ呼ばれないのでドクターペッパーについて書きます。ドクペおいしいよね。あのフレーバーなんつったらいいのかな。そもそも何が入ってるのか。
【速報】
いま病院の受付に来たおじさんの野球帽にKCUFって書いてありました(Fは上下逆さまだった)。その帽子なんなん。
【速報ここまで】
暇だから検索しよう。検索しました。アメリカン・チェリーとガラナベースで20種類以上のフレーバーが含まれてるんだって。アーモンドが含まれるので、杏仁豆腐のようなフレーバーだという人も。杏とアーモンドは同じバラ科で香りが似ているそうです。確かに杏仁豆腐みたいな感じあるかも。杏仁豆腐も好きだなあ。好きなスイーツで結構上位だと思うけど、実際にランキング作りしたら思い浮かばなそう。
最近太らないように気をつけてるので、あんまりジュース飲まないんだけど、自販機にドクターペッパーあったら飲んじゃう可能性がある。おいしいからな。ルートビアとかも、あったら飲んじゃうじゃない(あんまないけど)?そういう存在。なんだろうね。なんなんだろうねドクターペッパーって。
診察呼ばれないね。一旦頭から読み返します。
読み返しました。診察呼ばれないね。
お酒だとビールですかね。ビール好きですね。私たぶん働いてたときアル中だったんですけど、飲むのは全部ビールか発泡酒だった。毎日ロング缶4本飲んでた。2リッター。デブまっしぐら。休肝日なし。肝硬変待ったなし。飲まないと眠れなかったんですよね。たまに飲んでも眠れなかったから意味ないんだけど。どう考えても酒抜けきってないまま車運転してたと思う。恐ろしい。捕まりなよ。
ビールはおいしいね。一番搾りか黒ラベルのロング缶をよく買っていた。濃いのが好きなんだろうか。飽きたらラガーにしてた。スプリングバレーっていうのもフルーティーでよい。高いけど。キリン推しなのかもしれない。別にアサヒでもいいんですが。クラフトビール飲み比べとか楽しいんだろうなあ。酔っ払っちゃうね、どうも。
さっき読み返して思ったんですけど、まあまあ長く書いてますね。まだ呼ばれないけど終わります。読み返した時に結構待ったことが分かる分量になっていると思う。お疲れ様でした。このあとはぼんやりWiki見します。
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9/25-26
不調はなんとか回復し、溜まっていた洗濯物や洗い物を片して昼の便で高松に向かった。旅のはじまりである!
お昼はもうお決まりのおなじみでタイムランチ。ここのハンバーグがすきすぎて、ほかになにも頼めなくなってる。食べながら、日々ここで料理をつくりつづけてるありがたさを感じて本当に少し泣いた。
YOMSで整体読本『お金の話』を見つけて購入。実家にあるのに、でもどうしてもここに書いてあることをいま読みたいと思った。
高松市役所で移住相談にのってもらう。おそらく決めてしまえば補助金はでるぽい。でも、すぐ支給はされず移り住んでから3ヶ月以降。そもそも引越しの資金がないのに、話聞いたって仕方ないだろうと思いつつ。
お金のことにいつまで経っても悩んでいるけど、お金がない→どうやったら稼げるか?という当たり前の考えに違和感を感じてて、まさにそのことがかいてあった。お金に操られている感覚を捨てたい。でも実際にはお金がなければ部屋も借りれないし、引っ越しもできない。旅の中で、何か掴めるものがあればいいな。
夜、少し前に時宅で知り合った人と、移住相談会と題して一緒に飲ませてもらった。ふつうにいろんな話をして楽しみつつ、やっぱり「繋がり」をつくることにもっと注力した方がいいと思った。自分をグラフィックデザイナーとして認知してくれる人、作っているものを認識してくれている人を増やす必要がある、当たり前だけど。自分の場合もっとSNSもしかり、対面でもデザイナーやってますと伝えていかないとやー。
しかし体調がまだ本調子じゃないのか、最後完全に視界がぐるぐるしだして視点が合わなくなった。危なかった。
9/26 朝ごはんはヨーグルトにして、午前の便で宇野に戻る。編集室でスタッフのKさんと落ち合い、彼女の住まいがある鳥取の湯梨浜まで車に乗せてもらったのだ。2-3時間くらい車内でいろんな話をできたのがうれしかった。同業者でフリーランス、地方で活動しているという共通点も多く、はじめて話せたことも多かった。報酬のことや、交渉の悩みごと、町の人との関わり方、前の会社のこと。フリーランスのデザイナーと一括りにしてもひとりひとり全然違うし、それでいい。ひと対ひとで仕事がしたい。もっと柔軟にこの仕事と向き合っていくことができると思うんだ、わたしは。
湯梨浜についてスーパーでその地ならではのものを教えてもらうの、めちゃ楽しい。白バラ牛乳のアイスとかコーヒー牛乳とか、梨とか豆腐ちくわとかあごちくわとか、なんかいろいろ買った。
夜ごはんは宿で食べた、白いかが名産らしくその麹漬け的なものを頼んだら結局お酒も飲んでしまった。昨日の今日で…。白ごはんと味噌汁も。宿「たみ」のロゴは大原大次郎さんで、大原さん特集のアイデアがあったから読む。平野甲賀さんとの対談もあって読み耽ってたら閉店時間に
久しぶりにTVerであちこちオードリーをみて就寝。
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2024年9月27日(金)
連日のSOU・SOUネタで恐れ入る。月に1回、足袋下二足と手ぬぐいが届く頒布会、神無月号が届いた。今月のテーマは<すかし>
布などのすき間からすかして見ると いつも見ているものも違って見えてくる
いつもなら友人たちへのプレゼント用にとっておくのだが、今回は私好み、10月になったら使わせていただこう。
5時30分起床。
首の痛みが酷く、寝ている間は容易に寝返りも打てない。そのせいか、訳のわからない夢を一杯見て熟睡モードとはほど遠い。
日誌書く。
洗濯機回す。
朝食を頂く。
洗濯物を干す。
珈琲を淹れる。
可燃ゴミ、20l*1&30L*1。
当初の予定は<龍谷ミュージアム>を訪れるつもりだったが、私の体調不良で予定変更、自宅静養となった。
徒歩2分の京都南病院へ、整形外科を受診する。20分程度経ってから診察室へ、昨年12月に同じ症状が出て<ストレートネック>と言われたことを報告し、ドクターが(さすがに整形の専門家だけあって)あちこちチェックした後レント��ン撮影。終了後再び診察室へ、骨の状態はほとんど変化していないとのことで、ゆっくりと様子を見ようと。湿布薬を処方していただく。
自宅に戻ったのは11時過ぎ、ドジャースの地区優勝を見届けてからランチ、三男には<好きやねん>、我々は残りものたっぷり入れたスパゲッティ+🍷。
湿布を貼ってもらってしばらく横になる。
ツレアイはあちこち買い物に走る。
今夏新しくゲットしたクレジットカードのうち、nanacoに紐付けるカードの特典が付与されたことを確認(計4,500ポイントをnanacoで利用出来る)、このカードは退会手続きを取る。nanacoは普段の買物に使用し、こちらも年内には解約しよう。
同じく、Pontaポイント付与対象となった<エポスカード>と<WINTICKET(競輪の投票アプリ)>からもポイントが届いた。こちらも頃合いを見てアプリ削除、カード解約の手続きをとることにする。
夕飯には奥川ファームの平飼い有精卵を彼女に頼んで卵焼きにしてもらい、さんだかん燻製工房の焼きソーセージ(ガーリック&チーズ)、豚バラ肉とナスの甘辛煮、レタスとトマト。
このところお気に入りの<小鼓>の9月はじまりの頒布会、第1回の酒を味見、純米大吟醸なので美味いには決まっているが、私的には純米酒で十分だ。
録画番組視聴、刑事コロンボ。
第39話「黄金のバックル」/ Old Fashioned Murderシーズン 1, エピソード 39 次回放送日: 2024/09/27(金)26:50〜 かつての名門、リットン家が経営する美術館は経営不振に陥っていた。館長のルースは、弟のエドワードが美術館を売却しようとしていることを知り、エドワードの殺害を企てる。ルースは姪が雇ったガードマンが借金取りに命まで狙われていることを知り、ある取引を持ちかける。
片付け、入浴、体重は100g増。
湿布を貼り替えて貰う。
日誌書く。
病院以外は外に出なかったので、こんなもの。
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〖イベントレポート〗5/23(木)完成披露舞台挨拶実施!
5月23日(木)に有楽町朝日ホールにて、映画『明日を綴る写真館』完成披露試写会を実施しました!主演の平泉成さん、佐野晶哉さん(Aぇ! group)、佐藤浩市さん、市毛良枝さん、秋山純監督が参加しました。およそ500人の観客が集う中、客席から登壇し、大歓声に包まれて舞台挨拶がスタートしました!
さびれた写真館を営むカメラマン・鮫島を演じた平泉さんにとって、本作が映画初主演。満員の客席を前に「さびれた写真館の亭主がこんなに派手な洋服を着てきました!」と笑わせつつ、「もう感無量です。昔から継続は力なりと言いますが、俳優を60年やって、(今年で)80歳で初めて主役をやらせていただきました。しかもこんなに素敵な映画で、今日は夢のようです」と感慨無量でした。
鮫島の写真に心を奪われ、華々しいキャリアを捨てて弟子入りする太一役の佐野さん。「僕は勝手に成さんの孫だと思っています!」とニコニコ顔で宣言し、「成さんとは現場から仲良くさせてもらって、成さんの庭のバラ園の写真やお孫さんとの旅行の写真を見せてくださったり、成さんの初主演映画ということで集まった俳優陣の面々も本当に豪華です。愛に溢れた現場だからこそ素敵な温かい作品になりました。成さん、本当におめでとうございます」と座長を祝福。平泉さんが「今日もLINEのやり取りをしました」と明かすと、佐野さんは嬉しそうに「メル友です!」と報告していました。
人生の“想い残し”を抱えて鮫島写真館を訪れる牧役の佐藤さん。今回の出演のきっかけはお酒の席だったそうで「我々の若い頃は飲み屋で仕事が決まることがあった。今回もグラスを傾ける中で秋山監督から話を聞いて『俺も行くよ!』で決まりました。現場では成さんが嬉しそうな顔をして迎えてくれて、来て良かったなと思った」としみじみ振り返りました。
鮫島の妻で、実は一人で抱えている“想い残し”がある桜役の市毛さんは「成さんがカメラを覗くときの顔が色っぽくてカッコよくて、その背中を若者たちが見つめる目がキラキラしていて、どちらもカッコよかった」と惚れ惚れ。
また仕事の都合で登壇が叶わなかった出演者の黒木瞳さん(太一の母・冴絵役)からは「魅力あふれる監督のもとで、平泉成さんの初主演映画をお撮りになるということで、是非参加させていただきたいと申し上げました。写真家としてのバトンを若者に渡していく作品、写真は被写体ではなく撮る人の心が見えるというテーマに私は心が震えました」とのコメントが寄せられました。
平泉さんとは監督デビュー作からの仲という秋山監督は「成さんから主役をやらないというポリシーがあることを聞いたときに、いつか自分がそんな成さんの主演作を作りたいと思った。そして今回、成さんから『お前が言うならばやるよ』と二つ返事を貰えて��ても光栄です」と念願叶った様子でした。
そんな初主演の平泉さんは、“期待の次世代俳優”である佐野さんの魅力を聞かれると、「その前にCDデビューおめでとう」とAぇ! groupのデビューを祝福し、佐野さんは「ありがとうございます!5月15日にCDデビューさせていただきました」と喜色満面で報告。すると2020年にアルバムをリリースした佐藤さんは「やっとCDデビューなの?はあ、俺より遅いんだ」とイジり、佐野さんも嬉しそうに「浩市さんよりだいぶ後輩です!」と最敬礼でした。
改めて平泉さんは佐野さんについて「豊かな感性がある。自然に立っていられる。それは素直で柔らかいということで、俳優として一番大切なことです。芝居をやりながら横顔を見ていると結構かわいい顔をしている」と評し「藤沢周平の小説で彼に時代劇をやってもらったら見てみたいと思う」と提案。これに佐野さんは「おお!挑戦してみたいです!」と乗り気で「成さんは取材の場で僕の話をしだすと、それで時間が終わるくらい喋ってくれる。愛していただいて本当に幸せです」と平泉さんからの寵愛に感激していました。
一方、佐野さんとは2回目の共演となる佐藤さんから「今回の彼の役は自分の置き場所が見えにくいが、うまい具合に彼の時代の浮遊感と合致したところがあり、興味深く見ていた」と評されると、佐野さんは「ヨッシ!」とガッツポーズ。さらに市毛さんからも「ふとしたニュアンスから語り掛けてくる様子がカッコ良かった。凄く色っぽくて見ていて幸せでした」と絶賛されて、佐野さんは「べた褒めじゃないですか!嬉しすぎる。本当に幸せ。特に浩市さんは前回の撮影後に『佐野は芝居が好きか?もっと芝居をした方がいいぞ』と言ってくださって、それが自信に繋がって映像の芝居が大好きになれているので、またこうして素敵な方々と素敵な映画を撮ることが出来て幸せです」と喜びを噛み締めていました。
また平泉さんの“初”主演にちなんで「初挑戦したいもの」を発表。秋山監督は「僕は映画で第二弾をやったことがないので、この映画が大ヒットしてまるで寅さんのように成さんに100歳くらいまでやっていただきたい」と長寿化を期待し、これに平泉さんは「ホッホッホ」と優雅に笑っていました。
市毛さんは「死ぬまでに何か楽器を一つやりたい」といい、佐藤さんは「常にもらう役が初めて。役の上で新しいことを経験させてもらっている」、佐野さんは「Aぇ! groupの曲を作詞作曲する機会はあるので、グループを超えていつか浩市さんの曲を作曲したい。浩市さんから半年くらい前に『俺の曲を書いてくれよ』と言われていて、それが忘れられない。たくさん勉強していつかその夢が叶えられるように頑張りたい」と意気込んでいました。
一方、平泉さんが「私は盆踊りくらいしかリズムが取れないので、ジャズダンスを覚えてみたい」と願望を明かし軽くステップを踏むと、佐野さんは「僕が書いた曲を浩市さんが歌って、市毛さんが楽器を演奏し、それに合わせて成さんが踊りましょうか!?」と発案。市毛さんが「それをこの映画の続編の劇伴にしましょう!」と被せ、チームワークの良さが垣間見れました。
最後に佐野さんは、クランクイン時に平泉さんと俳優業について話し込んだことを明かし「成さんからは80歳を過ぎても芝居をしてほしいという熱い言葉をいただきました。そして5月15日にデビューさせていただき、ゼロからのスタートのタイミングで素敵なご縁をいただきました。人生で誰しもが抱える想い残しをテーマにした作品で、観てくれた人の明日を少しだけでも後押しできる素敵な作品です」とアピール。主演の平泉さんも「秋山監督の映画に対する情熱と愛情が、このような温かい映画を作ってくれました。ハンカチをしっかりと握りしめてご覧ください」と優しく呼び掛けていました。
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完成披露試写会で一足早く本作をご覧になった方々は、ぜひ〈#写真館の感想を綴ろう〉をつけて感想を投稿してください!お待ちしております。
映画『明日を綴る写真館』は6月7日(金)全国公開です!
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Trip to Taiwan, April 2024 - Day 1: Gin&Tonic Pa
One of the purposes of this trip was the event called "Gin&Tonic Pa". "Pa” seems to stand for ‘Party,’ so it's a gin and tonic party.
今回の旅の目的の一つ、「Gin&Tonic Pa 大島琴酒節」。「Pa」は「Party」の略らしかったので、ジントニックパーティーってことね。
実は、「台北でジンのイベントがある」というXのPostを見て即チケットを買ったんだけど、どういうイベントかはわかっていなくてw 広い会場があるわけでもなさそうだし、どういうイベントなんやろかと謎のまま行ったのは秘密w
▲受付は迪化街のお寺「霞海城隍廟」の隣にあるでかい建物のところです。
▲「オーガナイザーのサム」がインタビューに答えていた
まずは、オンラインで購入した前売券のQRを受付で見せて、イベントのリストバンドとプラスチックグラスをゲット。迪化街に点在する会場になっているお店の中にあるブースでこれを見せると試飲ができる、という仕組みのイベントみたい。いわば「ボトル即売会の試飲し放題プラン」みたいなイベントなのね!(とここでやっと理解)
ちなみに、私が購入した前売券 NT$150は、おみやげボトルがついてくるプランだったので、どんなのがもらえるのかなと思っていたら、
250mlサイズの、思っていたよりもしっかりしたボトルがもらえましたw これがもらえて、さらに試飲し放題で750円なんてお得なイベントじゃん〜!(後から調べたら、このボトルは販売価格NT$1000相当だったらしい。5000円...!?!?大盤振る舞いにもほどがあるぜ)
台湾のジンだけではなく、各国から輸入されたジン・リキュールも出店しているので、とにかく飲めるだけ飲みます。 まずは受付の隣にあったエリアの「PEDDLERS GIN Co.」ブース。
(欧州系のブランドかと思ってたら、ガッツリ中国のメーカーだった...!w 上海のメーカーなのかな。インスタもとてもオシャレである)
この「Salted Plum Gin」が、ジンっぽくなくて(というか、カテゴリ的にはリキュールだと思う)、梅というより梅干し感のある養命酒で面白かったです。
🐰「... これは ... あぶない ... ストレートで飲んでたら死ぬぞ...」
ということで、一旦コンビニでお水と炭酸を購入。会場で試飲するものに炭酸やトニックを入れてもらうにはお金がかかるようなのですが、セルフでやる分には問題なさそう。いざ次のお店へ。
こちらは右手にまず輸入ブランドのブース。 「GINARTE」はめちゃくちゃパッケージ(箱のほう)が可愛い、イタリアのブランド。これはFrida Kahroというメキシコのアーティストのコラボイラストパッケージのものみたい。超可愛い。
そして大好き!なタイの「IRON BALLS GIN」。ボトルが個性的で、味もとてもエスニック。ボタニカルのポイントは陳皮だったような気がする。ひっさびさに飲んだけどやっぱり好きな味。またバンコクいきたいな...
そして左手は台湾ジンメーカー「東太陽製酒 East Sun Distillery」のブース。(ここのジン、パッケージに書かれている「WINDSPEAR」で調べても全く情報が出てこないのが謎w)
めちゃくちゃ種類があります。
「ボトル即売会」イベントなので、購入を目的に試飲してくださいね、ということなので、私も買いますよ。
(みんながどんどん試飲くれっていうので、すでに並び順がバラバラである)
このナンバリング系は多分シングルボタニカルフォーカスなシリーズで、この中だったら ・No.4 香菜(パクチー) ・No.7 紫蘇(しそ) が好みだったな。どっちもボタニカルをはっきり感じる良い出来。
限定のも色々飲んで、いちばん可愛い「薔薇興虎」という限定のピンクのジンを買いました。ボタニカルは「玫瑰」(バラ)・「水蜜桃」(ピーチ)・「水梨」(なし)・「馬告」(マーガオ/山胡椒)。
たらふく飲んだので牡蠣オムレツ食べながら休憩して後半戦。
「Fleisch」というコーヒー屋さんのブースへ。 1Fはカクテルバー営業、2Fがボトル即売ブース、3Fが季の美のイベント会場。台湾では季の美がすっごく人気なのか、入口から大行列...我々は1Fと3Fはスルーで、2Fのブースに参ります。
▲「琴為何物」(ジンとは?)というネオンはこの日のために作ったものかな。カワイイ😍
2Fのボトル即売会ブースで、台湾ジンを狙っていただきます。
こちらは台湾・花蓮の蒸溜所「醲 NONG DISTILLERY」。
ここ、すごかった!!!このイベントに参加した中で一番の発見。 ここの「鰹」のジンがものすごく美味しくて、燻製した鰹チップの魚っぽいフレーバーと、なぜか感じる山椒っぽさで、コレめちゃくちゃ美味しかった!!!!わたしも友人も即決でボトル購入。いやー、いい出会いだった。
こちらは台湾ブランド「Valor」のブース。 (今みたら「Holy Distillery 合力」って書いてあったわ。台湾のクラフトジンの中では結構大きい蒸溜所だと思われる。)
ここもいろんなの出してたので、それぞれちょっとずつ。
最初にもらったボトルも、ここがOEMで作ってるっぽかったから、結構大手なんだろうなあ。
最後に「極」というジンブランドのブースへ。 ここだけ1SKUで1店舗確保されているから、結構大手なのかも...
シンプルなデザインのラベルのジン。
(TTL 臺灣菸酒股份有限公司、って書いてあるので、国営のたばこ&酒会社ですね。そりゃ大手だわ)
ここでは3種類のカクテルを提供。1杯NT$200なり。
「寶珠茉莉」というカクテルをいただきます。 「哈蜜瓜(ハミウリ)」というメロンとスイカの間みたいなジュースと、「茉莉緑茶(台湾ジャスミンティー)」、「桂花(キンモクセイ)」、「蘋果汁(りんごジュース)」のカクテル。
🐰「ほぼメロンジュース!!」
Mikkeller Taipeiでは、LONDON DRY GINの「BERRY BROS & RUDD」(イギリスの超老舗ワイン商みたい)のジンと、台湾の超有名カクテルバーのコラボがやってたみたいだけど、飲みすぎたのでここはスルー。これでほぼ全部のブースを回った感じでした。
かなりいろんなの飲んだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!気温が高かったのもあって、全部回り切った時には汗だくw 最初はどんなもんやと思ってたけど、かなり楽しめたイベントでした。特に「鰹のジン」との出会いは衝撃だったね。行ってよかった〜!こういう酒イベントには旅行含めて積極的に参加していきたいと思いましたまる。
▼(追記1)Fleischで並んでいた時のひとコマ。
前に並んでいたおにいさんたちが、運営のおねえさんに話しかけながら、何やら自慢そうに大事に取り出したのは、「季能美」「軽井沢」「48%」と書かれた小瓶。
横にいたおにいさんが「えっ、マジで!?!?」と言わんばかりのリアクション。(これがめちゃくちゃ可愛かったw)そしてちょっとずつみんなで試飲。うわ〜〜〜これが台湾のジン界隈の民〜〜〜!!!日本にもおるわ〜〜〜〜どこの国でも界隈の人がやることはいっしょやわ〜〜〜〜!!!
ボトルに書いてあった内容から推察するに、季の美のバレルエイジのエディション「季能美」のレアものだったのでしょう。台湾のジン界隈のリアルな姿がめちゃくちゃ印象的でした。
※運営であろうおにいさんがめちゃくちゃ顔真っ赤で、「運営だけどこいつ飲んだな...」という顔してたのもなんか可愛かったw
▼(追記2)お土産のボトルたち
・薔薇興虎 / 東太陽製酒 ・醲 GIN 花蓮太平洋鰹魚 / 醲 NONG DISTILLERY ・No.5 Piperaceae / 大島琴酒 - 台湾合力蒸溜所
「Piperaceae」は「コショウ科」という意味らしく、確かにかなり胡椒感のあるジン。原料は「甘蔗(さとうきび)」、「酵母菌」なので、サトウキビ原料の醸造酒をベースにしてい���みたい。ボタニカルに「杜松子(ジュニパーベリー)」「白胡椒」「緑胡椒」「黒胡椒」「五香粉(中国の代表的な混合スパイス)」「甘草」「大風藤(コショウ科の草で”オオカズラ”というものみたい)「海鹽(海塩)」。
飲んだ時に塩味を感じたので、なんだコレ、と思ったのですが、原料の最後に書いてある「海鹽」の「鹽」の字が細かすぎてOCRでも読み取れず...やっと今「海鹽」だということがわかりました。海水から生成した塩のことなのね。
▶︎Gin&Tonic Pa Instagram
【2024年4月 台北の旅】 ・Day 0 ・Day 1 └ 四海豆漿大王 └ 迪化街(油飯・蚵仔煎)&WANGTEA LAB └ Gin&Tonic Pa 2024 👈THIS ・Day 2 ・Day 3
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Hydrangea
綾子主ほのぼの日常編 黒い森を抜けたあと、の続き
春の終わりに、出会ったばかりの僕たちが共同生活を始めてしばらく経っ��。 今ではもう梅雨の季節で毎日雨が降ったり止んだり、じめじめとしたお天気が続く。樹さんに頼んで乾燥機買ってもらえて良かった。 樹さんは割と子煩悩というか叔父馬鹿なところがあって、甥っ子の快適な生活のためなら金と労力は惜しまないと豪語する。 僕としてはそんなに甘やかしちゃ駄目だよとブレーキ役のパターンが多くなってるんだけど、多紀を甘やかしたいのは正直とてもよく分かるので結局甘々な僕たちを多紀本人が諌めてくるという構図。 多紀はこの春から転校して近所の小学校2年生になった。 最初は内気なのもあってポツンとしていたようだけど、僕らと暮らすようになってから笑顔も増えて友達も出来たらしい。お勉強も頑張っていると連絡帳にも書いてあった。 僕は表向き、樹さんたちの遠縁ということにしてもらっている。みんな苗字がバラバラでも辻褄が合うように。ごく普通のママとパパがいる家庭ではないと、多紀が変な噂を立てられないように外面は良くしておくに越したことはない。 同級生のママさんやPTA、ご近所付き合いまで僕が一手に引き受けているけど、若い女の子たちとの会話とはまた違ったスキルが要求されるので、慣れるまで大変だ。 実のところ僕は2009年どころかもっと先の未来のことまで知っているので、2000年代初頭に生きる人たちと話しているとジェネレーションギャップみたいな気分になっちゃうことがよくある。うっかりSDGsが、とか言わないようにしないと。 でも皆さん基本的に良い人たちだ。近所には緑も多い公園があり、曜日によって種類の変わる安売りセールのスーパーと、閑静な住宅街で広々とした居住スペース。子供を育てる生活環境としては今のところ何の問題もなく満足している。 最初にこの環境を整えてくれていた樹さんには頭が上がらない。 多紀の父方の親戚連中に随分とご立腹の様子で、その頃の多紀を見たらそれは無理もないだろうなと推測する。 親戚たらい回しの放置されっぱなし、愛情のお水を貰えずに干涸びて。そんな環境で育ったら他人に期待しなくなるのは当たり前だ。 巌戸台に越してきたばかりの、舞い散る桜も空の青も、綺麗なものを何も映していないような君の灰色に霞んだ瞳を思い出す。 どうでもいいなんて言わせない。そのために僕らは家族になったんだ。
そろそろ多紀が学校から帰ってくる時間だ。 僕は樹さんと多紀が選んでくれた黒のデニム生地のエプロンを締め直して、おやつ作りに取り掛かる。 蒸し暑くなってきたからゼリーとか涼しげなのも良いなあ、なんて考えながら定番のホットケーキだ。休日の朝ご飯にはじゃがいもをすり下ろしたパンケーキが好評だったけど、今回はおやつなのでメープルシロップとバターを多めに。 「ただいまー」 焼き上がったいいタイミングで玄関のドアが開いた。 「おかえり。今日も楽しかった?」 「うん。今度ね、遠足があるみたい。おべんと作ってくれる?」 「へえ!いいねえ〜頑張ってお弁当さん作っちゃうよ」 おやつがあるから手洗ってね、と言うと多紀は素直にランドセルを置いて洗面所に向かった。 冷たい牛乳と一緒にホットケーキを並べると、戻ってきた彼が「いいにおい」と顔をふんわり綻ばせる。もう、うちの子すっごく可愛い。 僕の分は最初に焼いた、あんまり上手い焼き色にならなかった1枚でカフェオレと。やっぱり皆で選びに行ったランチョンマットは色違いの豚さんだ。 「ジュジュの分ある?」 「あるよ、ちゃんと作ってあるから大丈夫」 ジュジュとは樹さんのことだ。音読みで、じゅ。 教えてもらった時は微笑ましいなと思ったけど、最初に言い始めたのは樹さんのお姉さんなんだそうだ。つまり多紀の亡くなったお母さん。 ひと回り近く歳の離れたしっかり者のお姉さんだったそうで、もう姉というより母親が2人いるみたいだったと樹さんが溜息を吐いていた。 「ジュジュ今日も帰り遅いのかなあ。おしごと大変なのかな」 「夏休み取れるように今から頑張ってるんだって。お祖父ちゃんち行くんだもんね」 「うん!」 学校が夏休みになって樹さんも纏まった休みが取れたら、実家のお祖父さんとお祖母さんに会いに行こうと計画している。 長閑な田舎に遊びに行く夏休み、なんて絵日記が捗る子供らしいイベントだ。 多紀は小さい頃に会っただけで記憶も曖昧だけど、電話ではよく話しているので2人に早く会いたいと毎日とても待ち遠しそうだ。 こんな時に、そういえば向こうの多紀もお爺さんお婆さんが好きだったな、なんて考えたりする。文吉さんにクリームパンをポケットに捩じ込まれたと満更でもなさそうに僕に半分くれたことがあって、くすりと思い出し笑いが漏れた。 とても懐かしいし君に会いたいなとは思うけど、その彼を堂々と迎えに行くために此処に来たんだ。ホットケーキを咀嚼して感傷的になってしまった気分を振り払った。
遠足はどこに行くの?お弁当は何食べたい?などと話しながら夕飯を2人で済ませ、お風呂上がりに水分補給していると樹さんがようやく帰宅した。 「あー、つっかれた…」 「ジュジュ、おかえり」 疲労と空腹でよろけている叔父さんを玄関まで多紀がお出迎えする。手には飲みかけの乳酸菌飲料が入ったコップだ。 「ただいま〜。良いもん飲んでるな。ひと口くれよ」 「ええ〜。ひとくちって言ってジュジュいっぱい飲むんだもん」 「この前は喉乾いてて、つい。悪かったよ。それとジュジュじゃなくてたつきって呼べ」 パジャマ姿の甥っ子をハグして謝りながらも文句を言う。 こうしていると本当に雰囲気が似ている叔父と甥だなと思う。樹さんのほうが少し癖っ毛で毛先が跳ねているけど、2人とも青みがかった艶やかな黒髪だ。僕も黒髪だけど、色味が違う。 樹さんはよく見るとアメジストみたいな瞳の色をしていて、仕事中は外しているけど左の耳にピアス穴がある。 多紀と違うところといえば、叔父さんの方が男の色気があるところかな。多紀はもっと中性的だし。 これで大手企業にお勤めなんて、かなりモテるんだろうなあ…とぼんやり思うけど今のところお付き合いしている恋人さんはいなそうだ。普段はできる限り早く帰宅するし、仕事と甥っ子に全振りしている。 そんな叔父さんに渋々ながらも結局自分の飲み物をひと口あげている多紀は偉いなあ、と家族の考え事をしながら樹さんのご飯の支度をした。 「玄関の紫陽花、綺麗だな。買ってきたのか?」 シューズボックスの上に置いた花瓶を見たのだろう、ネクタイを外しながら樹さんが訊いてくる。 「ご近所の榊さんのお庭にたくさん咲いたからって、お裾分けしてもらったんだ」 色とりどり、形も豊富な紫陽花をお世話するの上手ですねって正直に感想を述べたら、少し切ってあげると品の良い老婦人が花束にしてくれた。 バラや百合みたいな派手さはないけど、今の時期しか嗅げない匂い。梅雨も悪くないなって思えて結構好きなんだ。 ドライフラワーにしても綺麗なのよ、とその人は笑っていた。 「ぼくもあじさい好きだよ。雨の雫が似合うよね。あっ、でも遠足の日は晴れて欲しいなあ」 「遠足があるのか。そりゃ雨じゃちょっと残念だもんな」 席に座って、いただきますとお箸を手に取りながら樹さんが頷く。 「近くなったらてるてる坊主作ろうね。すごく大きいのと、小さいのたくさん作るのどっちがいい?」 「小さいのいっぱい!」 「ふふ。布の端切れもいっぱいあるからカラフルなの作ろう」 そんな話をしているともう夜の9時を回っていた。いけない、多紀の寝る時間だ。 「歯磨いて寝る準備出来た?じゃあ昨日の続きから少し絵本読もうか」 「うん、歯みがいた。ばっちり!」 「樹さん、食べ終わったら食器は水につけておいて。お疲れなんだから早くお風呂入って寝てね」 「ふぁい」 夕飯のチキンソテーとおやつのホットケーキを頬張りながら樹さんが返事をする。 「たつきもおやすみなさーい」 「ん、おやすみ」 挨拶のあと子供部屋へと入る。樹さんが用意した多紀の部屋は愛に溢れていて、子供用らしく可愛いパステル色で揃えられた壁紙やラグ、家具と小物に至るまで趣味がいい。おもちゃも温かみのある木が多く使われていて、こういうのお値段結構するんだろうなと思う。 多紀をベッドで待っていたのは小さめのクマちゃん。樹さんが買ってくれたぬいぐるみで、キャメル色の毛並みに水色のリボンを首に巻いている。 多紀はいつも枕元で座っているクマちゃんと、その下に畳んであった柔らかく肌触りのいい木綿のタオルケットを抱きしめる。 青と黄色のチェック柄で、両親と住んでいた昔から愛用している所謂セキュリティブランケットだ。 それらに囲まれてふかふかのお布団に入り、少し絵本を読み聞かせるとすぐに多紀はうとうとし始める。 以前までは寝つきが悪かったようなので、精神的に安定してきたなら何よりだ。 しっかり眠ったのを確認して掛け布団を整えて、僕はキッチンへと戻った。丁度お風呂上がりの樹さんがタオルで髪の毛を拭きながらテレビのリモコンを操作している。 僕が温かいほうじ茶を淹れてテレビ前のテーブルに置くと、「お、ありがと」と笑ってひと口啜った。 樹さんは家ではお茶とコーヒーばかりだ。仕事の付き合い程度にはお酒を飲むけど、プライベートまで飲むほど好きでもないそうだ。 僕もお酒は飲めないのでちょっと親近感。もう半月くらいすると、多紀と一緒に漬けた梅ジュースが飲み頃になるから楽しみなんだ。 「多紀は今日も元気だったか?」 「うん。ジュジュの分のホットケーキはあるの?って心配してた」 「ははっ。無かったら半分くれる気かな」 多分ね、と相槌を打ったら樹さんはしみじみと優しいなあと呟いた。 「さてと。俺もメールチェックして早めに寝るかな。ごちそーさま」 「お疲れさま。おやすみなさい」 樹さんが自室に入る足音を聞きながら残りの洗い物を片付けて、自分も休む。 当然ここでも毎晩影時間はある。多紀が象徴化しないのはもちろんだけど、樹さんもペルソナ使いだからか、それとも適性の問題か、普通に棺桶にならずに寝ている。それでも影時間のことは認識していない。 一応シャドウが2人に悪さをしないように、いつ多紀が影時間に目覚めてパニックを起こしても対処できるように周囲の気配を見守っているつもりだけど、現時点ではそんな心配もいらないようだった。
遠足は今週末の金曜日。天気予報では雨の確率は50%といったところで、今日帰ってきたら多紀と一緒にてるてる坊主を作ろうと約束していた。 本日のおやつはいちごババロアが冷蔵庫に冷えている。お湯と牛乳で作れるもので簡単で美味しい。 布団乾燥機を稼働させながら夕飯の下拵えまで終わったところで、多紀がまだ帰ってこないことに首を傾げた。 奥様方が小学生にも子供用PHSを持たせようか、まだ早いか話題に上がっていたのを思い出す。いざという時に連絡がつく安心感は重要だ。 小雨の降る窓の外を眺め、エントランスまで様子を見に行こうかとヤキモキしていたら多紀が帰ってきた。 「ただいまー」 「あっおかえり。ちょっと遅かったね?何かあったの」 「うん。リサちゃんちでね、子犬が生まれたって聞いたから触らせてもらいにいったの」 レインコートを脱いで傘立ての横にある壁のフックに引っ掛けながら、多紀が早口で説明してくれる。 ふわふわの触り心地を思い出したのか「これぐらいでね、茶色くて」と両手で抱える真似をしながら、かわいかった〜なんて笑うから、心配していた僕のほうまで笑顔になる。 中型犬より大きめの体で、毛が長くフサフサした母犬だと言っていたので数ヶ月もすれば子犬もすぐに大きくなるんだろう。 「りょーじも今度いっしょに見に行こう?」 「うん、僕も出来れば抱っこしてみたいな」 おやつの後にお裁縫道具と端切れを出してきて、てるてる坊主作りに取り掛かった。 そのまま吊るすと頭の重さでひっくり返っちゃうからどうしようか、と2人で相談して体の部分に重りを仕込めばいいんじゃない?という結論に至った。 多紀にビー玉を提供してもらって、いくつか綿と一緒に袋詰めして端切れを縫い合わせたマントの中に仕込んだら、顔を描いて首にリボンを取り付ける。 「ジュジュと、りょーじと、ぼくと、じいじとばあばね」 5体のカラフルなパッチワークてるてるが出来上がり、カーテンレールに並んで吊るされた様子はなかなか可愛い。 「これで金曜日は晴れるね」 「うん!」 「樹さんが帰ってきたら見てもらおう」 「どれがジュジュか分かるかなあ」 「きっと分かるよ、多紀がみんなの顔描いたんだもん」 多紀とは逆に、今日は少し早く帰宅した樹さんが感心したようにカーテンレールを眺める。 「へえ。随分イケメンに描いてくれたな」 「だってジュジュいけめんでしょ」 「望月だってイケメンだろうけど。タレ目と吊り目の違いか?」 樹さんのてるてる坊主はキ��ッとした印象で、ピアスも忘れずに描かれている。僕の顔はぐりぐりした目の横にホクロが描いてある。ちゃんと黄色いマフラーも多紀が首に巻いてくれた。 久しぶりに皆揃って夕飯を食べながらリサちゃんちの子犬の話になった。 「多紀は犬が好きか。うちの実家にも白い雑種の、ももがいるぞ。覚えてるか?」 「…いぬ?お鼻がピンクの子?ジュジュが撮った写真があった」 ��そうそう。もう今年10歳だからおばあちゃんだけどな。まだまだ元気だって聞いてるから夏休みに会えるよ」 「うん。ぼくのこと覚えてるといいな」 「ももちゃんかあ。僕も仲良くなれるかな」 野生の本能なのか、動物全般に僕はあんまり好かれない。そもそも近くに寄り付かないし、威嚇される時もある。怯えさせないようにしたいんだけど。 僕と眼を合わせられるコロマルくんの度胸はすごかったなあ、なんて記憶の中の白い犬を思い浮かべた。 「飼いたいなら…うちでも飼えるんだぞ。ここのマンション中型犬までなら大丈夫だし。猫だっていいけど」 「えっ。…ええと、そっか。でも、もうちょっとちゃんと考えてみる…」 多紀は最初に分かりやすく目を輝かせたけれど、ぐっと踏み止まって大人みたいな対応をした。確かに命を預かる責任が生じることだ。 「ああ。よく考えて、どんなことが必要か勉強しておこう。そうすればきっと出会うのに相応しい時に会えるよ。こういうのも縁だからな」 叔父さんに頭を撫でられて、多紀は嬉しそうに頷いた。
ついに遠足当日。朝のお天気は薄曇りで、念の為の折り畳み傘だけで済みそう。 お弁当は前日から練習してみたけど微妙なヒーホーくんキャラ弁。まだこの時代には100円ショップを探してもそれほど種類豊富なお弁当グッズが売ってないので、ちょっと苦戦した。 海苔とスライスチーズでフロストの顔を作り、体はミニハンバーグ。彩り重視で卵焼きにウィンナー、ブロッコリーとミニトマト。仕上げに保冷剤代わりの、冷凍にした小さいゼリーを添えて。 小さめのおにぎりを2つ入れたら準備完了だ。出来栄えは食べる時のお楽しみね、と多紀には言ってある。 おやつは多紀の好きなお菓子と水筒には麦茶。これだけで小さな体には結構な荷物だ。 「忘れ物はないかな?」 「えーと、うん。みんな入ってる」 「よしよし。じゃあ気をつけていってらっしゃい」 「うん。いってきます」 多紀が靴を履いていると洗面所から樹さんが慌てて玄関までやって来た。 「待て。俺にいってきますのチューは?」 「チューなんていつもしてないよ」 呆れながら多紀は膝をついて屈んだ樹さんにハグをしてあげる。ぽんぽん、とリュックを背負った背中を叩いて樹さんが「楽しんでこいよ」と笑った。 笑い返して頷いた多紀を送り出すと樹さんが身支度に戻る。僕は彼にトーストとコーヒーを用意して、後はお弁当の残りおかずで朝ごはんとする。 「てるてる坊主のご利益があったな」 「そうだね。帰りまで保てばいいけど」 照ってはいないが朝から土砂降り、なんてことにならないだけ御の字だ。 たくさん作った分の効果があったのかな。
金曜日はお肉セールの日。豚コマと鶏挽肉を買ったスーパーの帰り道に「望月くん」と声を掛けられた。声がした生垣の方を見ると、先日の紫陽花の老婦人が手招きしている。 「榊さん。こんにちは、先日は綺麗な紫陽花ありがとうございました」 「いえいえ、どういたしまして。それでね、今日も良かったらなんだけど」 今度はやや小さく、もこもことした可愛い白色の紫陽花をくれた。 「紫陽花の花言葉は移り気なんて言われるけど、てまりの種類には家族や団欒なんていうのもあるの。白い紫陽花は寛容とか一途な愛情。色や形で様々な花言葉があるのも魅力ね」 「そうなんですね…家族か。うちにぴったりです」 「でしょう?それとね、これはお裾分けなんだけど。ちょっと時期はズレちゃったけど美味しいものは変わらないわ」 渡された紙袋の中を見ると柏餅だ。葉っぱが緑のと茶色いのがあって、中身の餡が違うのだそうだ。こし餡と味噌餡。どっちも美味しそう。 「わあ、今年の端午の節句はもう終わっちゃってて、お祝いできなかったので嬉しいです。ありがとうございます」 「よく行く和菓子屋さんのなんだけど、まだ柏餅売ってたから買って来ちゃった。多紀ちゃんによろしくね」 ぺこり、とお辞儀し合ってまた歩き出す。我が家はみんな甘いもの好きだから、洋菓子和菓子関係なく喜ぶ。 空を見上げると雲は厚いものの、まだ雨は降らなそうだ。多紀が遠足から帰ってきたら柏餅でおやつにしよう、なんて考えながら家路を急いだ。
貰った白い紫陽花は壁際のキッチンカウンターに飾った。花瓶も可愛らしく小ぶりな桜色にして、部屋も明るくなったようで見ていると和む。 「ただいまー」 玄関が開く音のあと、すぐ元気な声が続いた。 「おかえり。遠足どうだった?」 「楽しかったけど、ちょっとバス酔っちゃった」 「あれ。酔い止め効かなかったかな」 「帰りは平気だったよ」 「そっか。良かった」 話しながら多紀がリュックからゴソゴソと取り出したのは空のお弁当箱と水筒。それからやっぱり全部空になったお菓子袋。 「おべんと、ごちそうさまでした。みんながねー、すごいってほめてくれた」 「おお!ひとまず安心したけど、個人的にはクオリティがいまいちなので…次に頑張るね」 「そなの?上手だし、おいしかったよ」 「…うちの子って、なんて良い子なんだろ」 首を傾げる愛くるしさにぎゅーっと抱き締めると「わかったわかった」と腕をぽんぽん叩いてあしらわれる。さっさと抜け出した多紀は手を洗いに行ってしまった。 真似してるのか無自覚か、仕種が叔父さんに似てきたなあ。 「お皿のね、絵付けたいけんしてきた。焼いてから学校に送ってくれるんだって」 「へー!なに描いたの?」 「ひみつ!」 笑いながらリビングへ入って、てるてる坊主に「雨ふらなかったよ、ありがとう」なんてお礼を言ってる。それから白い紫陽花に気づいて顔を近づけた。 「あれ?新しいのだ。きれいだね」 「さっき買い物帰りに榊さんに会ってね、また貰ったの。それと多紀にって柏餅も貰ったよ」 「かしわもち!こどもの日に食べるやつだ」 「みんなで住み始めたの大型連休過ぎてたから、お祝いしそびれてたよね。お祝いといえばお誕生日も!来年は盛大にやろう。ケーキ作っちゃおう」 「うん。その前に2人のたんじょうびだと思うけど…ジュジュは夏生まれだって言ってた。りょーじは?」 「僕?うーん僕は…秋生まれかなあ?」 正直、誕生日も歳もよく分からない。どこから数えたらいいのかも曖昧だ。 強いて言うなら、君にファルロスとしてお別れを言った朝の、次の日なのかなと思っている。そこから今の僕が形成された。もう随分昔のことみたいだけど。 「じゃあ、きせつが変わるたびにお祝いできるね。ケーキぼくも手伝う!」 にこにこ笑った多紀が、はたと思い出したように紫陽花を見上げた。 「あじさいのおばあちゃんにお礼したいな」 「そうだね。一緒にお菓子か何か作って持って行こう。ケーキの予行練習でもいいよ」 またひとつ、数日先、1年後までの約束と楽しみが増えた。こんなことの積み重ねで幸せが作られていくんだろうな。 柏餅は、こし餡と味噌餡どっちにする?と訊いたら迷うことなく「どっちも!」と答えるところは子供らしいというより多紀らしい、と笑ってしまったけど。 「ジュジュに半分ずつあげるの。どっちも食べたいでしょ」 「そうだねえ。樹さんも両方食べたかったーってなるよねえ」 樹さんがまた喜んじゃうなあ、と子供特有の猫っ毛でサラサラの髪の毛を撫でた。 柏餅を食べながら、教わった紫陽花の花言葉について話し合う。多紀は興味を持った様子で、今度学校の図書館でお花の図鑑を借りてくると言っていた。 まんまるで、人の心を和ませる。そんな世界一の団欒が作っていけたら良いなあ。 ささやかで壮大なことを願いながらエプロンを付け、夕食の準備に取り掛かった。
このお話の時代考証というか、どこまで詳細にやったらいいのか悩みまして、結論。 ファンタジーミレニアムにすることにしました。この時代にまだそれ無いじゃない…? とか色々挙げればキリがないのと、この望月さんは全部体験はしていなくとも 令和まで知識として知ってるという未来人っぽさを醸し出してもらおう!という…。 チートなハウスキーパーというより所帯染みた専業主夫になってますが 子主さんにいろんな体験をさせてあげたいものです。 叔父さんはマキちゃんと友達以上恋人未満のいい感じになってて欲しい もうお前ら早く付き合っちゃえよ!(願望)
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恐らくその夫婦は今迄、何人も撲滅唱題(呪い題目)で呪殺してきたことだろう。
最後は、この私をも殺そうと呪詛を掛けてきた。
使い魔を数匹、私へ寄越してきた。
この手法で、隣のオヤジは病死へ追い込まれた。
悲惨な死に方だった。
某夫婦は以前から、隣のオヤジの悪口を十年以上、朝から晩まで言っていたように思う。
隣のオヤジを呪殺し以降、標的を私に定めてきた。
その段階で初めて私は気付いたので、残念ながら呪い返しに遅れた。
もう少し早く呪い返しを打てたなら、隣のオヤジを救えたかもしれない。
間違いなく後五年は、長生き出来たと思う。
この呪詛夫婦の家は、隣のオヤジの借家。
嘗て自殺した三番目の弟が居た所(厳密には事故物件とは言えないが)。
性格的にも、運命的にも、この呪詛夫婦と瓜二つ。
堅い職業に就きながらも、堅く真面目な仕事が嫌い、そういう人間との付き合いも嫌い。
くだけた仕事へ逃げ、くだけた人間関係を好む。
酒好き、女好き、ギャンブル好き。
これだとドッキング(憑依)となるのは簡単。
つまり、呪詛と憑依のダブルだったと私は見る。
嘗て地域に都合の悪い者が居れば、毒を盛って次々と殺害してきた毒殺村。
その祟りが今尚、連綿と続いているのだろう・・・。
・・・某夫婦の末路を書き忘れてしまった。
私が呪い返しを打ったら・・・。
夫婦のお仲間たちが次々と倒れていった。
毎晩、救急車がやってきた。
最後はヤケになり、無差別に呪詛をバラ撒いていたようだ。
悪口仲間だったのに、自分ら夫婦を蜥蜴の尻尾にし、切り捨てられることに対する報復だったのだろう。
散々お仲間を病院送りにした後、怖くなったのか、夜逃げするように引っ越していった。
恐らく今も、あの夫婦は毎日、悪魔を召喚し日々、憑依を強度にしていることだろう。
まともな人間からは距離を取られ、死ぬまで、今まで犯し続けた呪殺の代償を支払い続けることだろう。
ろくな死に方は出来ないことと思われる。
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2024/10/31 8:00:02現在のニュース
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