#立川駅角煮
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立川でメシ。 立川駅の北口を出て、少し西へ、西立川駅方面に歩いて行くとある。 四つ角食堂。 ここは人気店だ。 金曜日の19時17分ぐらい、外には5人ぐらい列が。 待ってる間、メニューを拝見。 何を頼むかは決まっている。 ここの名物である「角煮定食」だ。 だけどチャーハンも食いたいぞ…おっ。 ミニチャーハンがある! これも頼んじゃえ。 あと餃子だよな、400円だし、つまみの点心としてほしい。 15分ほど待ち、19時32分ぐらいに入店。 既に頼むメニューは決まっているので待つだけ。 ちょうどWBCの日韓戦がやっていた。 19時45分ぐらいかな、やってきた! さて、まずは角煮の周りにあるチンゲン菜。 う、美味い!この甘味と旨味がたっぷりの餡をまとった野菜。 野菜嫌いでも絶対、この餡と一緒に食べれば文句はないだろう。 そして角煮、これも美味い。 しかしちょっとデカすぎるがゆえに、美味しい餡が中心部まで浸透しきれないというか…。 ホロッホロ、箸で切れるってほどの…柔らかさはない。 いや、外側は箸で切れるんだけど。 やはり映えを意識してるのか、デカすぎる。 角煮はやはりカットして、煮込んだ方が、ダシが染みこむ気がするね。 ジャンルは違うけど、原宿で食べたsponichiみたいな感じだ。 ■1953年に創業したイタリア・ミラノの名店「Spontini スポンティーニ」が日本上陸!インスタ映え必至の絶品ピッツァを味わう | 逆寅次郎はタナトスを抑えられるか? https://iine-y.com/alone/4634/ デカすぎるがゆえに、中心部と外側で食感や味にムラが出来る。 そのムラを楽しめるケースもあるんだけどね。 餃子は、餡たっぷりめでいいんだけど、もう少し肉汁がじゅわ~って感じの方が個人的には好きだな。 チャーハンも、米粒1粒1粒が分離するほどのパラパラ系ではなかった。 もう少しパラパラした方が好みだな。 次は鶏肉系のメニューを攻めてみるか。 「当店の鶏肉はさつま純然鶏もしくは大山鶏を使用してます」と書いてるからね、自信があるみたいだし。 #立川グルメ #立川駅グルメ #立川角煮 #立川駅角煮 #立川町中華 #立川餃子 #立川駅餃子 #立川チャーハン #孤独のグルメ #ソロ活グルメ #おひとりさま #1人飯 #一人飯 #アローン飯 #独身飯 https://www.instagram.com/p/CpxQIMGyXy_/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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1207-1211
1207 たくさん洗濯をした。朝から暖かかい日だった。キムチ鍋の残りにごはんと卵と餅を入れておじやっぽいものを食べた。この餅は母が仕事のお客さんからもらったもので(毎年餅つきするらしい)、食べきれないからと毎年わたしのところにもやってくる。わたしも食べきれなくて冷凍していたやつ。い��母はとっくに退職している。これはいつの餅だろう。いつのかわかんないけどふつうに食べられた。スープジャーにこれを入れてお昼にし、入りきらないぶんを朝食べた。
角川ふざけんなとバチぎれた日記を書いた。バチぎれた日記を書くとソワソワしてしまう。わたしはいろんなことをのろのろのろのろ考えているタイプで結論を遅らせがちなんだけど(意図して遅延させている面もある)、この件の差別的な宣伝文に関しては言える人がすぐ言わないとだめだと思った。「伝染する」はひどい。今後いろんな価値観や常識は変わっていく可能性があるけど、いま、この瞬間、「伝染する」にショックを受ける(受けた)人たちがいることを無視しちゃだめだと思った。どのような本も出版を妨げられるべきではないというのはそれはそうなんだろうけど、と同時にNOは言わなきゃと思った。このあいだの日記でも書いたけどわたしにはひどいミサンドリーがあり、自分のあたまで考えたつもりのことはまちがいだらけなんじゃないかと不安でたまらないし、実際しくじりも後悔も多い。でもそれはそれとして「伝染する」はありえねーわ。そう思ったいまのこの気持ちを大事にしたいと思った。
なんかいろいろ終わらなくて観に行きたかった映画を観に行けなかった。しょんぼりしながら帰って寝た。
1208 今日も暖かい。寒さに慣れてきたのもあるかもしれない。デニムのセットアップで出かける。セットアップって好き。太ってからメンズのセットアップをよく着るようになった。 甥の誕生日プレゼントを買う。妹にリクエストをきいたら絵本がいいとのこと。「からすのパンやさん」と「スイミー」が気に入っているからそれ以外のかこさとしかレオ・レオニとの指定。五歳になる。絵本の読み聞かせは書いてある文字をぜんぶ読んであげないと怒るそうで、奥付も音読しているらしい。偕成社、東京都新宿区市ヶ谷砂土原町…とかそういうの。わたしも親向けの解説とかぜんぶ読んでたな。
ブックファーストに行ったら絵本はほぼシュリンクされていて、中身が見られなくてちょっと困った。汚損防止だろうけど表紙しかわかんないんじゃネットで買うより不便だ…。 「どろぼうがっこう」、「だるまちゃんとてんぐちゃん」、「おんがくねずみジェラルディン」、「さんびきのやぎのがらがらどん」をチョイス。中身がわからないから自分の好きなものになる。ジェラルディンはえものおすすめ。だるまちゃんとてんぐちゃんだけシュリンクされてなかったのでぱら��と読んだ。こんないい話だったっけ…ちょっと泣きそうになった。
だるまちゃんがてんぐちゃんの持ち物をつぎつぎほしがり、お父さんに相談して近しいものを手に入れていく。天狗の下駄とか帽子とか。似ているものを探し、自分用を作り出していくさまがかわいくて面白い。あるときてんぐちゃんの鼻にちょうちょがとまって、だるまちゃんも長い鼻をほしがる。最初お父さんは蝶がとまるなら花だと思って色とりどりのお花を並べてみせるんだけど、ちがうそうじゃないんだ、花じゃなくて鼻なんだ、自分は長い鼻がほしいのだとだるまちゃんは訴える。お父さんはお餅をついて鼻を作ってあげて、だるまちゃんは立派な鼻を手に入れる。鼻の先に小鳥がとまって、てんぐちゃんも一緒によろこんで、めでたしめでたし。 めっちゃいい話だな。こういうのって、他人の所有物や身体の特徴をうらやましがるのはやめましょう、自分のあるがままを愛しましょう的なメッセージにしちゃいがちだけど、ほしいものをなんとかこしらえ手に入れるっていうのがいい。めちゃめちゃいい。飛躍しすぎかもだけどこれFTMの話だなって思った。
お昼はピザ。ドミノピザがブラックフライデーで600円というのをやっていて、ブラックフライデーってもう終わってないか?と思ったんだけど(一応���ットでも調べた、12/3までのキャンペーンと書いてあった)、店の窓には600円ですと書いてあるのでこれまだやってるんですかとたずねたらやっていた。一人で昼間からピザ食べるの浮かれてて面白いな。食べたらとても眠くなりやるべきいろいろが捗らなかった。夕方、通販とか書店さんへの荷物を送った。 夜ごはんはかぶと豚の炊き込みご飯。インターネットで見かけたレシピ。あとじゃがいもの煮物と、ほうれん草を炒めたやつ。ほうれん草はナムルかごまあえにしようかと思っていたけどめんどくさくなって塩胡椒で炒めた。炒めただけなのにやけにおいしくて、なんだか感心してしまった。それで(っていうのも意味わかんないと思うけど)久しぶりにヘミングウェイの『老人と海』を読み返した。
1209 甥の誕生日会。妹と妹の夫の勤めている会社の保養所みたいなところですき焼きを食べた。旅館みたいな畳の個室。甥が卵を割ってかきまぜてくれた。駅から保養所への道で父が転んで血だらけになり、店の人にばんそうこうをもらった。何やってんのと母は呆れ、父はばつの悪そうにしていた。これ以上言ったら機嫌が悪くなるからさっさと手当てして話題を変えようという連携プレーがあった。うちの父はいつも威張っていて口が悪く、その一方で信じられないくらいうっかり者で、離れて暮らしていると困った奴だなーとやや笑えるけど毎日一緒にいると扱いづらくて大変��ろうなと思う。ただ母も言動に���はずみなところがありわたしはしばしばぎょっとするので、まあちょうどいいんだろうなと思う。ちょっと飲みすぎた。瓶ビールを何本か飲んだあと、妹と父とわたしで日本酒の四号瓶をあけた。甥がどんぐりをたくさん拾った。一個ちょうだいと言ったら二個くれた。すべすべした立派などんぐりだった。すごく眠かったけど帰り道だったので新宿アルタ前のスタンディングにちょこっとだけ参加。STANDING DEMO QUEERS FOR PALESTINEっていうやつ。人多かった。帰ってから少し寝て、起きて小説を書いた。夜になっておなかがすいたのでコムタンを食べた。
1210 原稿を提出。ちょっとすっきりした気持ち。日記祭に行く。望月柚花さんと待ち合わせ。新しい下北沢にいまだ慣れないという話。ずっと慣れない気がする。バインミーを食べた。レバーペーストがこってりしていてパンがしっかり固くて、これだよ〜!というバインミーだった。 日記祭、わたしの探し方が悪いのかもなんだけど委託?の本がどこにあるのかよくわからなくていくつか見つけられなかった。売り切れもあった。うろうろ歩きまわって見つけらんない感じにきのうの父を思い出した。似てんのかな。口ばかり達者でうっかり者。でもいい天気であたたかくて、見つからないのもしょうがないなという気持ちになった。外でやるイベントいいな。隙間さんの『うつわ日記』と図Yカニナさんの『沖縄に六日間』を買った。 柚花さんと文章の話とか着物の話とかしながらビールを飲んだ。ミントマイナスマイナスのことを覚えていてくださってうれしかった。そしてしゃべっている途中、ネプリにしているステッカーのPalestinaのつづりがまちがってませんかと糸川さんがDMで教えてくださって、自分はほんとにうっかり者だな…と反省した。父はわたしの名前の漢字をしょっちゅうまちがえるのを思い出す。
ドーナツを買って柚花さんとバイバイし、国会前のデモへ。この日は黒のオールインワン(ツナギ)を着ていて、最近イベントとかスタンディングに行くときよく着てる。どこでも座れるしポケットいっぱいあって便利。日記祭行ってビール飲んでドーナツ持ってデモ行くのどうなんだと思いつつ、そのくらいで参加するおっちょこちょいがいてもいいような気もする。あとやっぱりこういうのにぶらっと行けるのは関東民の特権なんだろうなとは思うので、行けるやつは行っとくほうがいいかなと思っている。そこそこ元気で、子育てや介護やぜったい抜けられない仕事とかもないし。 国会前のデモは年齢層が高くてちょっとびっくりした。ナクバを生き延びたパレスチナ人のお孫さんという方がスピーチしていて、胸が詰まった。警察がすごく多かった。地���鉄の出口を出たところで「イベントに参加の人ですか?」と道案内されかけ、イベントではなくないか…?と思った。
日比谷公園でドーナツを食べ、さっき買った日記を読む。隙間さんの日記、写真(LINEの画面のスクショ)がたくさん袋に入っているもので、公園でこの束をカサカサめくる時間がすごくいいなと思った。内緒話みたいな感じ。futouさんのツイッターから流れてきてなんとなく日記を眺めたことが何度かあって、すっかり忘れていたんだけどちょっと前にツイッターをフォローしてくださってああそういえばと思い出した。日記祭でお話してみたかったんだけどfutouさんから来ましたとか意味わかんないことしか言えなかった。このあいだ角川にバチギレた日記を書いたとき、「毎日書いてる日記だけど、怒っていることについて書くと日記ではなくなるな…。でもこの日これを考えていたという記録だからまあいいかという日記。」というツイートにいいねしてくれてうれしかったの。でもわざわざ言うことでもないなと思った。『沖縄に六日間』は旅日記的なものが読みたくて買った。装丁がすごくいい。国会前の時点でスマホの充電はだいぶ少なかった。電源のあるカフェとかに行けばよかったんだけど天気がよくて思わず公園でぼーっとしてしまった。『ピュウ』を読みすすめた。 体力的にきついかなーと思ったんだけど渋谷ハチ公前のプロテストレイヴをちょっと見に行った。すごくよかった。スピーチがパワフルなのもよかったけど、音楽がすごくよくて…。赤と緑のスモークもよかった。渋谷駅前、スリバチの底に煙と音と声が溜まり、うねっていた。通りすがりに足を止める人も多かったように見えた。これ何やってるんですかと聞かれたのでちょっと説明。ステッカーをあげた。つづりまちがってないほうのやつ。帰って肉を焼いて食べた。
1211 何も捗らない一日だった。きのうおとといと活動的に過ごして疲れているんだと思う。そりゃそうだよなと思う。労働の電話がかかってきたのを無視した。「こわいよお」とか言って布団にもぐった、部屋に一人でいるのにかわいこぶって。メールは返した。春菊とキムチでチヂミを作って夕飯にした。食べながら蘭たんの動画を見た。8番出口のやつ。夜になっても洗濯物はあんまり乾かなかった。今度参加するアンソロの小説を書き進めた。
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2022/12/09 (Fri)
【本日の営業】
15周年感謝祭開催中!
営業時間や方法自体は通常通りです!
金曜日は25時まで!
17:00-25:00 (L.O. [F]23:00 / [D]24:00) 今日は早めの時間に「たなしん」が飲みに来てくれるみたいです! 是非会いに来てくださ~い。
<おしらせ>
周年期間だし、カウンターは(基本)立ち飲み専用とさせて頂きます。
・事前にご予約頂いている分に関しましてはお席をご用意させて頂きます。 ・基本は立ち飲みですが、シンの判断で(シンの気まぐれで(笑))お席をご用意させて頂く場合もあります。 ・以前よりカウンターは立ち飲みにしてはどうかというご意見も多々ありましたので、周年期間後も当面(基本)立ち飲み専用とさせて頂く予定です。 ・テーブルは従来通りです。 ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
<営業カレンダー>
https://freecalend.com/open/mem137430_nopopon
【15周年感謝ウィーク!】
おかげさまでガンブリヌスは12/1に15周年を迎えることができました! 本当に本当にありがとうございます! みなさまに感謝の気持ちをお伝えしたく、
12月1日から11日まで感謝ウィーク
として、 みなさまに楽しく、美味しく、おトクに、 ガンブリヌスをお楽しみ頂ける期間を設けています! 楽しい周年ウィークにしますので、是非ぜひいらしてくださ~い。 12月01日(木)17:00~24:00 12月02日(金)17:00~25:00 12月03日(
土
)15:00~25:00 12月04日(
日
)15:00~
24
:00 12月05日(月)<おやすみ> 12月06日(火)<おやすみ> 12月07日(水)17:00~24:00 12月08日(木)17:00~24:00 12月09日(金)17:00~25:00 12月10日(
土
)15:00~25:00 12月11日(
日
)
05
:00~
22
:00 12月12日(月)<おやすみ>
15周年記念オリジナルビール『ゾンネ』
(ンは小さいンで(笑))
今年ももちろん?安心のロコビアさんにお願いしました!
今年は『ヘレス』
。 ドイツ南部で伝統的に楽しまれるスタイルで、麦芽の風味を楽しめる『みなさんがイメージするいわゆる普通のビール(ピルスナー)の苦みが少ない版』的な味わいです。 …をベースに、オレンジピールと3種類のスパイスで香り付けしました。 ということで
『オレンジやスパイスの香りと麦芽の芳ばしさを楽しめる淡色ラガー』
という感じです! ビール名はドイツ語で太陽を意味する『Sonne(ゾネ/ゾンネ)』から頂きました。 明るいヘレスのイメージとオレンジのイメージが太陽に通ずると感じてのネーミングです。 今年もたっぷり500L! 一部瓶詰めして販売予定ですが、樽はガンブリとニンカシで1~2ヶ月楽しめる予定です。 是非たくさん飲んでくださいね~!
15周年記念品『バッグインバッグ』
今年は多彩なポケットを装備した自立仕様のバッグインバッグです! ただ…無償でお配りするのは正直ちょっと厳しいので(汗)今年は販売とさせてください���
税込550円。限定150個!
是非買ってくださ~い。(笑) ※ 感謝ウィークには来れないけど欲しい~という方はメールください。 個別に対応させて頂きます! 宜しくお願いします!
Thank You 15周年!『3,915円 感謝飲み放題!』
毎年の大好評企画! 今年もやります!
3時間ロング飲み放題!
ご予約不要、お1人さまからOK!
(お支払いは現金のみ)
何もかもが値上がりしている昨今…なかなかに厳しい価格帯ではありますが、
そこは感謝祭!
みなさまへの感謝をお伝えする週間なので、やっちゃいます!(笑) 『赤字やばくて来年はできないや…』と言いたくなるくらい、遠慮なくガンガン飲んでください!(笑) (あ、でも是非ごはんも沢山食べてね!(笑)) 基本、開栓中のビール全部飲み放題です! (一部対象外が出る可能性もあります) 頑張って?くださ~い。(笑)
15種類の『周年期間メニュー』
いっちーがみなさんに楽しんで頂くために腕を揮います! (オペレーションの都合上、期間中はこの15品+乾きものなどのみとなります。)
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柿と蕪の浅��け
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匠の大山鶏レバーペースト
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匠の大山鶏ささみと人参の粒マスタード和え
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カンパチユッケのサラダ仕立て
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淡雪 温サラダ
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気まぐれポテサラ
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鮭の朴葉焼き
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ブラックアンガス牛ミスジステーキ
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カニクリームコロッケ
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匠の大山鶏チューリップ唐揚げ
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沖縄らふてー
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ワラサのカマ煮
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あんこうとこくベジのリッチ天丼(終了し次第別の丼に!)
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具沢山ちゃんぽん
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いちごババロア
記念マグカッププレゼント!
期間中に全メニューを召し上がって頂いた方から抽選で3名様に、記念マグカップをプレゼント! 是非全制覇にチャレンジしてみてくださ~い。 ※ ポテサラや丼など内容が変わるものも、何か1種類召し上がって頂ければOKです!(笑)
早朝営業『Welcome to Strawberry Time』
期間最終日(12/11)は懲りずに早朝営業!(笑) 体力的に今年で最後かも!?(笑) まぁ、他ではやらないだろうおバカな企画。 是非遊びに来てくださ~い。 そんな早朝から何をするかというと… 今年は15周年…1、5…イチ、ゴ…苺? はい、相変わらずダジャレがベースです。(笑) ということで?今年の早朝メニューはこちら!
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ピンクが可愛いイチゴカレー
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ジョッキでイチゴパフェ 去年は『地獄麻婆』でしたが、今年は『イチゴ天国』です。(笑) ん?朝からパフェは地獄的?(笑) ビールも『
Hell
es』だし?(笑) Strawberry Timeは、材料がなくなり次第終了します。 気になる方は早起きしてきてね。(笑)
OB/OG参戦!
期間中、OB/OGが遊びにきてくれる予定です! 一部はカウンター内に入ってサービングも! 懐かし話で盛り上がりましょ~! その他、今のところのヘルプ(シフトイン)予定はこんな感じ~。 みんな社会人なので、変更があった場合はご容赦ください~。 01日(木)19-22 だいち(JR)/19-23 しんぺい 02日(金)20-22 ゆうへい 03日(土)15-22 ひとみ/18-19? しょうた/16-22 ゆうや/ 04日(日)16-22 だいち(JR)/15-24 ゆうや/早めの時間にあきとが飲みに(笑) 07日(水)18-22.5 しんぺい 10日(土)18-21 まさな/21-24 こうよう 11日(日)20-22 みなみ(ますみと共演w) 他にも、たなしん、さおり、りな、ひなこ、だいち(ドイツ)、りの達からも「どこかで顔出します」「都合がつきそうだったら是非」と連絡をもらってます! もしかしたら会えるかも? お楽しみに~
【本日の樽生】
2022/12/08 (Thu)
- On Tap! -
[
★
:本日開栓 ] ☆ ガンブリヌス/<15周年記念>ゾンネ[スパイスヘレス](国分寺)
★
スワンレイクビール/インペリアルスタウト(新潟) ☆ ワイマーケット/上小田井駅から徒歩15分[レッドIPA](愛知) ☆ ブルークラシック/カンガール ナンバー29[ヘイジーIPA](石川) ☆ ウェストコースト/ザ・プロディジー[ジューシーIPA](静岡) ☆ うしとら/<万事快調10周年記念>ゴッド・オンリー・ノウズ[ケルシュ](栃木) ☆ うしとら/観音菩薩トリプルIPA(栃木) ☆ スナークリキッドワークス/<スナーク100バッチ記念>ハウススナーク ウィーヘヴィー(東京) ☆ 門司港レトロビール/<イエローエイプクラフト2周年記念>ヘレス・ザ・サークル・ラオホ[ヘレスラオホ](福岡) ☆ 富士桜高原麦酒/<富士桜高原24周年記念>薫香麦酒[ラオホヴァイツェン](山梨) ☆ ハーヴェストムーン/<ワールドビアカップ世界一>ピルスナー(千葉) ☆ スナークリキッドワークス/<タイタンズ6周年記念>メイダ島ビター[ベストビター](東京) ☆ ピルスナーウルケル(チェコ)
- Coming Soon! - [ガンブリ or ニンカシ]
みんなの記念ビール!
☆ ガンブリヌス/<14周年記念>ジェイド1年熟成[ニュージーランドペールエール](国分寺) ☆ いわて蔵ビール/<じゅんや結婚記念>ちもぷいセッションIPA(岩手) ☆ オフトレイル/<3周年記念>メンデッド with スパイス[バレルエイジド インペリアルポーター](山梨)
その他いろいろ~
☆ ブルーマスター/かぼす&ハニー[フルーツエール](福岡) ☆ ベアレン/レモンラードラー(岩手) ☆ ベアレン/ウィンターヴァイツェン(岩手) ☆ 伊勢角屋×ブラックタイド/リアスコーストIPA(三重×宮城) ☆ ベアードビール/ライジングサンペールエール(静岡) ☆ 254BeeR/白楽IPA(神奈川) ☆ ブルークラシック/ウラギリ リリーヘイズ[ヘイジーIPA](石川)
Strawberry Time用?(笑)
☆ ローンパイン/ストロベリーレモネードスパークラ―[フルーツサワーエール](アメリカ) ☆ ブルーマスター/あまおうオートミールブラック[フルーツオートミールスタウト](福岡) まだまだガンガン発注するので、どうぞお楽しみに~!
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2024年10月15日(火)
私の推し落語家・露の新治さんのサイトで情報解禁、来年2月8日開催の第71回三田落語会に出演との告知が出た。東京の落語ファンの間で評価の高いこの会には、昨年初めて遠征したのだった。それがなんと丁度1年前のことと知ってビックリ、記憶のいい加減さに驚くとともに、記録の重要性を再認識させられた。とは言え、ぴあの予約開始が10/18(金)とのこと、こればっかりは���対に忘れないようにしなければ。
4時45分起床。
日誌書く。
<まいどおおきに露の新治です>で情報ゲット、これは行かなければ。
ツレアイが起きるのを待って、洗濯開始。
いつも通り朝食にはお蕎麦をいただく。
洗濯物を干す。
珈琲を淹れる。
可燃ゴミ、30L*2。
ヤクルトさんから野菜ジュースを購入する。
8時20分、彼女が自転車で出勤、火曜日は訪問Ⅰ件。
昨日実施した<情報機器の操作Ⅱ(看護学科)>の試験の評価作業、8枚のスライドを1枚でプリントアウト、80点満点で採点する。試験時間50分ではタイトと見えて、残念ながら満点はいなかった。
仕事の後、買物終えて彼女が帰宅する。
入れ替わりに、私はコレモ七条店で買物、うどんのトッピングに薄揚げを購入する。
ランチはみなで伊勢うどん、息子たちには汁有りきつねトッピングバージョン、彼女には汁なし卵黄トッピング。私は昨晩用意したさんまの辛煮+🍷。
軽く午睡。
セントラルスクエア花屋町店で買物、猫砂と療養食を購入する。1階に下りてちらっと見ると20%引き商品がいくつか、スペアリブと塩鮭を買ってしまった。
昨日届いた奥川ファームの地鶏、彼女が昼前から仕込んでくれたので私は盛り付けるだけ。
無水地鶏カレー+サラダ+リンゴ+スパークリングワイン。
録画番組視聴。
夏・道南いさりび鉄道、函館本線を呑む!
初回放送日:2024年10月10日 俳優・六角精児が「酒」と「鉄道」という偏った視点で旅する▽道南いさりび鉄道と函館本線で夏の北海道を満喫▽寝台特急北斗星、函館市電車庫…鉄分たっぷり!▽語り・壇蜜 木古内から長万部まで海や山を望む絶景の旅、本数の少ない支線も乗りつくし▽宿泊できる!懐かしの北斗星・寝台車両▽函館朝市で新鮮なイカに舌鼓▽いまだ現役!明治生まれの函館市電車両に感激▽フランスからやってきた、100年先を見すえた挑戦的なワイナリー▽町に再び地酒を…酒屋さんが立ち上げた新しい酒蔵▽エビ漁師さんは迷惑?大量発生のズワイガニの味▽快晴の駒ケ岳と大沼国定公園を堪能▽名物駅弁イカメシ誕生秘話
SOU・SOUからメール、先日返品した商品のキャンセル手続き終了とのこと、やれやれ。
片付け、入浴、体重は550g増。
時間はあったのだが、つい面倒になってウォーキングせず。
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【群馬】嬬恋村「割烹 中居屋」
【かりそめ天国】群馬の夏名所 嬬恋村 幻のキャベツ 冷しゃぶおろしそば『割烹 中居屋』海なし県 夏に行くならどっち? #仁支川峰子 #タイムマシーン3号 2024/7/26放送 群馬県吾妻郡嬬恋村三原388 #かりそめ天国 #マツコ #マツコ・デラックス #有吉弘行 詳しく見る↓
万座・鹿沢口駅「中居屋(なかいや)」 食べログでcheck! 四季折々の旬の味覚を求める人々からも愛される老舗の蕎麦店 山菜天ぷら付きもりそば 1,600円 やまと豚角煮 1,100円 嬬恋高原キャベツとやまと豚の冷しゃぶおろしそば 1400円 住所 群馬県吾妻郡嬬恋村三原388 TEL 0279-97-2643 ホームページ 中居屋 嬬恋村 そば 中居屋は、地元嬬恋村で採れる山菜の天ぷら、打ち立ての手打ちそば、鰻、刺身、山菜料理などが食べられる飲食店です。 … ホームページをcheck!
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美食居酒屋の町 北千住の隠れ家和食 『良井』さんに行ってまいりました❗️金髪先生も必ず立ち寄りたい❗️和の創作料理が、次々とコの字カウンターから繰り広げられ、完全ノックアウトな美味揃い❗️の良井さん❣️ 【あんばいよし。】な和食酒場。 北千住の良井さんは、北千住大人気店是屋さんの姉妹店で、アテもビールもあんばいよしな隠れ家的和食屋さんです。 お出汁の効いたクリエイティブ料理と30種以上のこだわりのお酒にじっくり舌鼓を打てるお店です。 グランドメニューでは、店主井上さんの故郷・新潟の銘柄豚を使ったトンカツを筆頭に、茶碗蒸し、角煮、おにぎりなどポピュラーな定番料理もあり、一方、その日のおすすめでは果物やチーズを取り入れ創作性の高い“挑戦”系の料理もおしゃれでした❗️ 温度帯によって燗付けの器を替える燗酒もあれば、自家製サーバーから注がれるコンディションにこだわったサッポロ黒ラベルが飲めるお店。サーバーごと冷蔵庫に保存され、横回転で入れるサッポロ黒生❣️昭和と現代という2種類がありました❗️ お酒と共に味わえる上質なとんかつが食べられるお店。ソフトクリーム専門店を凌ぐ本格的なガンジーソフトクリームが、美味しすぎて感動しました❗️ソフトクリーム界のフェラーリと言われるCARPIGIANIのマシーンを採用され、極上のなめらかを超えるなめらか���クリーム❗️ お料理を詳しくリポート、続きます👉 @yoshii_kitasenjyu #良井 #是屋 #Supported #北千住グルメ #北千住居酒屋 #北千住駅 #東京グルメ #japanesecuisine#北千住和食#北千住ディナー#北千住飲み#北千住飲み屋横丁 #金八先生 #足立区グルメ #足立区#飲み歩き#荒川リリー (良井) https://www.instagram.com/p/CoA_h_Iy5rR/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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五人まわし
女郎買いふられて帰る果報者という川柳もありますように、あの廓《さと》へ足をいれてもてると身のためにならないと申します。むかしから、女郎買いをせっせとして、ごほうびをいただいたなんていう人はひとりもありません。足しげく通っているうちには、持っている金はなくなる、親からゆずりうけた財産がなくなる、家、土蔵《くら》がなくなる、他人の信用がなくなる、ただいまはそういうことはありませんが、むかしは瘡《かさ》をうけて鼻の障子がなくなるという。なくなるものばかりで、ふえるものは借金。なるほど、ふられて帰る者のほうが、果報かも知れません。しかし、どなたでも、あの廓へ足をいれたが最後、身のためになるから、どうにかしてふられてみたいなんていうかたはあまりないようで、たいがいはもてるりょうけんでおでかけになる。むかしから、もてんとすべからず、ふられずとすべしなぞといわれております。なるほど、もてようとしてでかけるより、ふられまいとしてでかけるにかぎるんだそうで……もてりゃああのくらいやすいものはありません。そのかわりふられると、あのくらいつまらないものはありません。 ところで、京都、大阪あたりの関西の遊廓では、その晩、登楼すれば、その女郎は、朝までほかの客はとらなかったのですが、東京では、まわしといって、ひとりの女が、いく人もの客の相手をしましたので、なじみの客が一晩にかちあうと、女がなかなかまわってきませんから、客のほうでは、売れのこった木魚みたように、ふとんの上にちょこなんと坐って、女のくるのを、いまか、いまかと待っているということになったもんで……
「あーあ弱ったなあ、今夜は、もののみごとにしょい投げを食った。全体ゆうべの夢見がよくなかったよ。債券にあたってありがてえとおもっていたら、うちのなかへ水雷艇《すいらいてい》がはいってきやあがったからねえ。どうかんがえてみても、水雷艇なんてえものは、陸《おか》にあがるもんじゃあねえからなあ。なんかわりいことがなけりゃあいいとおもっていたら、今夜はこのしまつだ。ちぇっ、いやになるなあ。今夜ここの楼《うち》でいくらか銭をつかうくらいなら、質屋から帯でもだしときゃあよかった。女郎買いにきてこんな里心《さとごころ》がでちゃあおしまいだねえ。おれの部屋はさびしいが、となりの部屋はまたやけにもててるなあ……ええ、おしずかにねがいますよ。となりには独身者が住居しておりますよ。しずかにしろ、こんちくしょうめ、さっきからだまって聞いてりゃあべちゃくちゃしゃべってばかりいやあがって、しずかにしろい!いま、腹を立ってるところだぞ。こっちはなにをするかわからねえや。ひさしく人間の刺身を食わねえぞ。いやだいやだ、たばこの火は消える、命に別条ないばかりてえんだ。かなわねえな、こうなると……こりゃあまた、障子だの、壁だのに、おそろしく落書をしたねえ。ふられたやつのしわざだよ。落書にいい手はねえてえが、まったくだ。えー、なんだと……『この楼《うち》は、牛と狐の泣き別れ、もうコンコン』だと、ちくしょうめ! ……こっちのはなんだって……東京駅から神戸までの急行列車のあがり高がみんなもらいてえだってやがら……いきなことを書くやつがあるもんだねえ。こういう人とつきあってみたいねえ。おたがいに長生きするよ。やあ、またそばへ書きたしたやつがあるな。ぼくも同感、ふざけちゃあいけねえや。のんきなやつもいたもんだ……どうにかして女のくるような思案をめぐらさなくっちゃあ……『火事だ、火事だ!』とさわぎだすか? しかし、女のきたところであとのおさまりがつかねえからねえ。『ちょいと、火事はどうしたの?』『じつはねぼけたんだ』なんてえのはいけねえな。廊下へでて、すっぱだかでころがっていようか? 人が多勢あつまってくるだろうな。『なにをしてるんです?』と聞かれたら、『どじょうの丸煮のかたちだ。駒形のどじょう屋で研究をした』なんてえのは、あんまり女っ惚《ぽ》れのする芸当じゃあないねえ。いまから帰るったって時間ははんちく(はんぱ)だし、そればかりじゃあねえ。宵勘《よいかん》てえんで、もう勘定は宵にとられちまったんだからなあ。まったく女郎買えのつけなんてえものはあとでみるもんじゃあねえや。金五十銭也、娼妓揚げ代。ちぇっ、ふざけちゃあいけねえ。なにが揚げ代金だ。あげるにもさげるにも、てんで手がかりがねえんじゃあねえか。それに、こうなってみると、この二度めのすしの代金だけはよけいだったねえ。こんなことになると知ってりゃあ、とりゃあしねえや。あんちくしょうめ、『ねえ、ちょいと、さびしいじゃあないか。代《かわ》り台《だい》(遊廓でとる料理を台のものといい、そのおかわりの意)でもおいれな』てえから、おれもいい間のふりをして(ちょい気どって)、『ああ、弥助(すし)でもいれな』なんて高慢なつらをしたんだが、とうとう七十五銭|玉《たま》なしだ。吉原《なか》で七十五銭の弥助とくると、いくつもねえんだからねえ。すしよりも笹っ葉のほうが多いんだからな。のりまきばかりうんとあって、たったひとつしかねえまぐろを女が食っちまやあがった。おらあ、のりまきを二本しきゃあ食わねえよ。どういうわけだろうね? おらあこの女郎買えにくると、のりまきよりほかに食えねえてえのは? ……一度はさかなを食ってみてえとおもうんだが、習慣たあおそろしいもんだ。ついのりまきのほうへ手がいっちまうんだから……おやおや、まだ嘆《なげ》いちゃあいけねえよ。運勢地に落ちないところがあるねえ。おもて階段《ばしご》を、トーン、トーン、トンときたよ。しめしめ、これだよ、情夫《まぶ》はひけすぎ(遊女が店にならぶ、いわゆる張り店からひきあげる。午前二時すぎ)てえのは……いちばんしめえに��れんところへおみこしをすえるてえやつだ。『ちょいとすまなかったね。おそくなっちまって……なにね、酔っぱらいのお客があったもんだからさ。ようやくいま寝かしつけてきたところだよ。今夜はよくきてくれたねえ』てなことを……おや、足音はどこへいっちまったんだい? そのまま立ち消えは心細いぜ。おやおや、こんどはまた階段《はしご》を足早にトントン、トントン、トントン……なんだ、むこうの部屋だ。廊下バタバタ、胸ドキドキ、いやんなっちまうなあ……三度めの正直というぜ。こんどは、上ぞうりをひきずりながらバタバタやってきたな。待てよ。こいつは、起きているてえやつも、いいようでわるいねえ。かんがえもんだよ。『あら、ちょいと、起きてたの?』『うん、待っていた』なんてえのは甚助《じんすけ》(やきもち)すぎるからなあ。といって、寝たふりをしていて、『あらちょいと、よく寝ているねえ。起こすのもかあいそうだから、ほかへまわしにいこう』なんていかれちゃった日にゃあ、とんだ川流れだからなあ。そればっかりじゃあねえ。友だちがそういったよ。『おめえは、人に寝顔をみせるな。おめえの寝顔をみると、たいていの者はおどろいて腰をぬかす』だって……ひどい寝顔なんだねえ。『じゃあ、起きてる顔はどうだい?』『起きてる顔は、なおよくねえ』『それじゃあ、おれは、どういう顔がいいんだい?』って聞いたら、『おめえは、死に顔がいちばんいい』だってやがら……ふざけちゃあいけねえ。死に顔なんぞよくったって、なんのたしにもなりゃあしねえや……むずかしいよ、こりゃあ、起きていていけず、寝ていていけねえんだからなあ。しかたがねえから、目をあいていびきをかいてやろう。だれがみたって、寝ているんだか、起きているんだか、さっぱりわからねえ。グー……グー……」 「へえ、こんばんは……」 「グー……おや、なんだい、若い衆かい。若い衆ならこんなことをするんじゃなかった。ええ、なんだ?」 「へい、お目ざめでござんすか?」 「なにを!」 「お目ざめでござんすか?」 「よくみろい。寝ている者が口をきくかい?」 「ええ、あなたさまは、目をあいていびきをかいていらっしゃいましたが……」 「なんだ?」 「へい、失礼ですが、おひとりさまで?」 「よくみろい。そばにだれも坐っていねえんだ。おひとりさまにきまってらい。それとも、てめえのうちには、お半分さまだの、四半分さまだのてえ人間がいるのかい? いるんならお目にかかろうじゃあねえか」 「どうもおさみしゅうございましたろうな?」 「おくやみにはおよばねえや。女郎屋のまわし部屋に、夜なかにひとりでぽつんと坐っているんだ。たいていおにぎやかじゃあねえや」 「まことにお気の毒さまで……あの妓《こ》さんなら、もうほどなくおまわりになります」 「ばかっ、なにいってやんでえ。おらあな、大掃除して、検査のくるのを待ってるんじゃあねえぞ。ほどなくおまわりになりますてえやがる。ばかにしやがんない。おまわりもちんちんもあるもんか。犬とまちげえんな」 「おそれいりました」 「こう聞きな。こちとらは、なにも女郎|買《け》えにきて、そばに女がいねえからぐずぐずいうような、そんな野暮《やぼ》なおあにいさんじゃあねえんだ。女郎買えにきて、もてるのはいけねえんだ。なるたけあっさりしているのがいいんだがな、あっさりしすぎらあ。こう、てめえにいってもわからねえがな。このあいだの晩だ。おらあ、ここの楼《うち》へ初��《しよけえ》であがってやると、ぜひとも近えうちにきてくれと、たのまれたから今夜あがってやったんだ。ふるのもいいから、きれいにふれい。宵に一ぺんでもきてよ、『今夜いそがしくってまわりきれないから、このつぎにきたときにゆっくり埋めあわせをするから、今夜はがまんをしておくれ』とか、なにか気やすめの文句のひとこともいってくれりゃあ清く帰ってやらあ。三日月女郎を買って、宵にちらりとみたばかりてえのは聞いているが、皆既月蝕《かいきげつしよく》でどうなるんだい?」 「まことに相すみませんで……もうじきにおみえになります。しばらくご辛抱を……」 「なにいってやんでえ。女にそういってくれ。なまいきなまねをするもんじゃあねえってな。あの女のつらなんざあ客をふるつらじゃあねえや。廊下へでて、けつでもふれい。どうみたって売れる女じゃあねえ。大一座の初会でもなきゃあ売れ口のねえ女じゃあねえか。さあ、てめえじゃあはなしがわからねえ。もうすこし人間らしい若え衆をよこしてくれ」 「へえ?」 「まだ死亡届けをしてねえ、区役所へいけば戸籍のある人間をひっぱってこいてえんだい。わからねえかい? もっと人間らしいやつをよこしてくれ」 「へえ、わたしは人間らしくみえませんか?」 「あたりめえよ。てめえなんぞはできのいい猿じゃあねえか」 「こりゃあどうもおそれいりましたなあ。できのいい猿とはひどいなあ……ええ、おっしゃるところはごもっともでございますがな、吉原には吉原の法というものがございますが、ひけ過ぎになりますと、不寝番《ねずばん》のわれわれが、お客さまの仰《おお》せをなんなりとうけたまわりますのが、これがむかしからの廓《くるわ》の法、すなわち廓法《かくほう》でございましてな」 「なに! やい、ばか野郎、モモンガー、チンケイトー、脚気衝心《かつけしようしん》、発疹《はつしん》チフス、インフルエンザ、ペスト、コレラ、肺結核、糸っくず、バケツ、丸太んぼう、鱈《たら》のあたま、スカラベッチョ」 「スカラベッチョてえのはどういうことで?」 「なにをいやあがるんだい。かんべんならねえことをぬかしゃあがったな、うぬは……すなわち廓法だと……ふざけたことをいうない。てめえのつらなんざあ、すなわちてえつらじゃあねえや。すり鉢《ばち》づらが聞いてあきれらあ。すりこぎ野郎め。てめえたちに吉原の法なんぞを聞かされてひっこむような兄《にい》さんとは、おあにいさんのできがちょっとちがうんだ。オギャーと生まれりゃあ、三つのときから大門《おおもん》をまたいでいるんだ。そもそも吉原というもんのはじまりはな、元和《げんな》三年の三月に、庄司甚右衛門というお節介《せつけえ》野郎があって、淫売というものを廃するために、公儀へねがってでて、はじめて江戸に遊廓というものができたんだ。むかしからここにあったんじゃあねえぞ。むかしは、葺屋町《ふきやちよう》の二丁四面というものをお上《かみ》から拝領をして、葺屋町に廓《くるわ》があったればこそ、大門通りという古蹟がいま��にのこっているんだ。それを替地《かえち》を命ぜられたのがここだ。もとは一面の葭《よし》、茅《かや》しげった原だというので吉原といったのを、縁起商売だからてえんで吉原《きちげん》と書いて吉原《よしわら》と読ましたんだ。近くは明治五年十月|何日《いつか》には解放……切り放しというものがあって、それからのちは、女郎屋が貸し座敷と名がかわって、女郎が、でかせぎ娼妓《しようぎ》となったんだ。吉原中で大見世が何軒で、中見世が何軒、小見世が何軒あって、まとめれば何百何十何軒あるんだか、女郎の数が何千何百何十何人いるか、どこの楼《うち》にゃあどういう女がいて、年齢《とし》がいくつで、情夫《いろ》がいるとか、仲の町芸者が何人、横町芸者がどのくらい、たいこもちがいくたりいて、おでん屋が三十六軒あって、どこのつゆが甘《あめ》えとか辛《かれ》えとか、こんにゃくの切りかたが大きいか、小せえか、共同便所へいくたりへえって、小便をしたやつがあるか、くそをたれたやつが何人だか、ちゃんと心得てるおあにいさんだ。ふざけやがって……ぐずぐずいわねえで、やい、玉代《ぎよくだい》(遊女揚げ代金)けえせ! まごまごしやあがると、あたまから塩をつけ��かじっちまうぞ、この野郎!」 「ごめんなさいまし。ただいまじきにおいらんがうかがいますから……勘定はすくねえが、いうこたあ多いや……ああおどろいた。たいへんな野郎があるんだねえ。あれじゃあとても女にゃあもてないよ。あたまから塩をつけてかじるってやがら……生梅《なまうめ》とまちげえていやあがるのはひどいねえ。あのおいらんときた日にゃあ、どこへいっちまったんだろうなあ……ええ喜瀬川さんえ、ええ喜瀬川さんえ……」 「おい、くわーっ、小使い、給仕」 「ひらけねえやつもあるもんだ。女郎屋の二階へきて、小使いだの、給仕だのってやつがあるもんか。こらってえのはいくらも出っ会《くわ》したが、くわーってえのはおだやかじゃあねえね……へいへい、ただいまうかがいます。へい、こんばんは、およびになりましたのはこちらさまで?」 「や、ずいとすすみなさい」 「へい」 「つらをあげろ」 「こんばんは」 「年齢《とし》は?」 「えへへ、もういけませんで……」 「だまれっ、人間、もういけませんという年齢があるか。何歳に相《あい》なる?」 「へえ、四十六歳になります」 「なに、四十六歳? かくすとためにならんぞ」 「かくしゃあしません」 「今日《こんにち》、男子たるべきものが、四十六歳にもなって、分別もつかず、客と娼妓《しようぎ》と同衾《どうきん》するのを媒介しておれば、貴様なにがおもしろいか? 貴様の両親じゃとてそうであろう。相当の教育もしたであろうが、貴様の怠惰薄弱心《たいだはくじやくしん》からして、今日では、かかる巷《ちまた》に賤業夫となって、耳に淫声を聞き、眼に醜態をみる。今日を、無念無想、���空寂寂《くうくうじやくじやく》と暮らしておる。ああ、いまさらになって、両親をうらむなよ」 「いえ、うらんだ��いたしません……意見をされるのはおそれいったねえ……で、ご用をうけたまわりたいもんで……」 「もそっと前へすすみなさい。貴様も三度のめしを食いおって、打たれたらいたいという感覚のある人間なら、ものをみたら黒白が判然するじゃろう。貴様の目で、いかにわが輩の部屋が一目瞭然《いちもくりようぜん》たるぐらいのことはわかっておろう。みらるるごとく、四隣沈沈、閨中寂莫《けいちゆうせきばく》、人跡途絶《じんせきとだ》えて、闃《げき》として(しんとして)声なきはちと心ぼそい。わが輩の部屋にひきかえて、むこう座敷をみなさい。かの娼妓なるものの待遇によってからに、喜悦の眉《まゆ》をひらいて、胸襟《きようきん》をうちひらき、喋喋喃喃《ちようちようなんなん》(男女が仲良く語りあうさま)としておるは、げにや艶羨《えんせん》(ひどくうらやむこと)の極《きわ》みではないかい?」 「どうもおそれいりました」 「ここに二個の枕がならべてある。一個は、むろんわが輩が使用するにきまっちょるが、のこる一個は何人《なんぴと》が使用するのか? いかにわが輩|寝相《ねぞう》がわるいというても、まさか掛けがえの枕じゃあなかろう?」 「なに、そのひとつは、あの妓《こ》さんのです」 「さあ、あのお妓さんにも、このお妓さんにも、まだ娼妓ちゅうものは一回もまいらんじゃないか。よく常識をもって判断をしてみなさい。今日、男子たるべきものが登楼をする目的とするところは那辺《なへん》にあるか貴様、女郎買いの本分たるや、なにによるか?」 「へい」 「ここに受取書というものに、酒食の代とあるはいいが、冒頭《ぼうとう》にある金五十銭也、娼妓揚げ代ちゅう点にいたっては、ほとほと解釈に苦しむ。いわゆる有名無実のものといってよかろう。それとも当家の娼妓にかぎっては、お酒の相手は十分にいたしますが、閨房《けいぼう》中の相手をせぬちゅうことが民法にでてでもおるのか? ただちに玉代をかえせ、玉代を! まごまごするとダイナマイトを使用するぞ!」 「ごめんくださいまし……ああおどろいた。たいそうなやつがいるもんだねえ。ダイナマイトを使用するだってやがら……とてもあれじゃあ女にはもてねえよ……ええ喜瀬川さんえ、ちょいとお顔を……」 「廊下をかれこれとご通行になる君、ここへもお立ちよりをねがいとうおすな。オホホホホ、オホン……」 「おやおや、黄色い声をだしゃあがって、おもいやられるねえ。へいへい、ただいま、こんばんは。こちらでござんすか?」 「さあ、ずいとはいりたまえ。はいりたまえ。清めたまえ……あとをしめたまえ。あとしめ愛嬌守り神なぞはいかがでげす?」 「いや、おそれいります」 「当家ご繁昌、君あればこそでげす。まさに当家の親柱、大黒柱、うけたまわれば、かの隣室の野暮てんどもがとやかくいうのを、君が風に柳とうけながしているぐあいは感心でげすな。さすがにや千軍万馬往来の猛者《もさ》だけのことがあるねえ。角がとれてまるいねえ尊公は……角がとれてまるいから、ちょうど到来物《とうらいもの》の角砂糖にひとしいねえ」 「あっ、さようで……」 「もそっと前へすすみたまえ。みうけたてまつるところ、尊公もオギャーと生まれて、すぐお女郎屋の若い衆さんでもありゃすまい? もとはずいぶんお道楽もあったにしたところが、このお女郎買いなるものがでげすな、ご酒《しゆ》をいただいている場合はともあれ、いざお引け、いわゆる閨中《けいちゆう》の場合となってから、そばに姫が侍《はべ》っているほうが愉快とおぼしめすか? はたまたご覧ぜられるがごとく何人《なんぴと》もおらんほうが愉快とおぼしめすか? 尊公のお胸に聞いてみたいねえ。おほほほ」 「どうもおそれいりました。なんとも申しわけがございません。あのお妓さんなら、もうほどなくおみえになります。しばらくご辛抱……」 「いえ、なにも姫のご来臨のないのをとやかくいうのじゃごわせんよ。傾城傾国《けいせいけいこく》に罪なし、通う賓客《まろうど》に罪ありとは、吉田の兼好《けんこう》もおつうひねりましたなあ。しかし、いまさら姫がご来臨になったところが、もはや鶏鳴暁《けいめいあかつき》を告ぐるころおい、いかんともせん術《すべ》がごわせん。玉代をかえしておくれでないかねえ。ついては、ちと尊公の背なかを拝借したい。そちらへおむけください」 「へい、どういうことになりましょう?」 「火ばしがまっ赤に焼けておりますから、これを尊公の背なかへジューッとあてがって、東京市の紋を書いてみたいよ」 「ごじょうだんおっしゃっちゃいけません。ただいまじきにうかがいますから……ひどいやつがあるもんだねえ……ええ、喜瀬川さんえ、喜瀬川さんえ……」 「おお、ちょいときてくんな、切りだし君、切りだし君、ちょいときてくれ」 「あれあれ、なんだい、切りだし君てえのは? ……ええ、切りだし君とおっしゃるのは、わたしのことでございますか?」 「てめえだ、てめえだ。てめえなんざあ、まだ妓夫《ぎゆう》(牛)の資格はねえや。妓夫(牛)のくずだから切りだし(こまぎれ)でたくさんだ」 「ひどいことを……妓夫のくずで切りだしとは……どうも、おそれいりまして……おや、どうなさいました? 夜具ふとんをすっかりたたんじまって、たたみをあげてしまいましたな。どうなさいました?」 「おう、ちょいとこっちへへえってくんな。なくなりものがあるんだ。どうみつけてもでてこねえんだ。ちょいとへえってさがしてみてくれ」 「へいへい。では、たたみのあいだへお銀貨でもおとしなさいましたか?」 「そうじゃあねえやい。おれが買った女がいなくなっちまったんだ。たたみをあげてもでてこねえんだ。おめえ、へえってきて、よくさがしてくんな。それでもでてこなけりゃあ玉代をけえしたほうが身のためだぜ」 「こりゃあわるいしゃれだなあ。もうじきにおいらんがまいりますから、しばらくご辛抱を……ああ、おどろいた。ちょいと類のねえまねをしやがるなあ。もっとも最初の切りだし君からおかしいとおもったよ。たたみをみんなあげちまやあがって、その上にあぐらをかいていばっていやがらあ。じょうだんじゃあねえ。おいらんはどこへとじこもっちまったんだろうな? ……喜瀬川さんえ、ちょいとお顔を……」 「あいー」 「どこでござんす?」 「ここだよ」 「あー、おいらん、あなた、すこしまわってやってくださいよ。お客がうるさくってしようがありませんよ」 「うるさくったって、あたしゃ、この人のそばをはなれるのがいやなんだもの」 「ねえ、杢兵��大尽《もくべえだいじん》、あなた、おいらんをすこし、まわしにだしてやってくださいな」 「そりゃあ、おらあだって、商売《しようべえ》だから、ほかにもいったらよかっぺえと、こういったんだけどもねえ、喜瀬川はいかねえだ。おらあのそばをはなれるのがいやだってなあ……『そりゃあ、はあ、年期《ねん》があければ夫婦《ひいふ》になるだから、いまに、はあ、朝から晩までくっついていられるだ。だどんも、いまは苦界《くげん》の身だから、つれえけんども、まわしまわれっ』てえのに、まわりゃあがらねえでなあ。おっ惚《ぽ》れてるんだなあ、おらあに……それで、ほかの客は、なんちゅうとるかねえ?」 「へえ、玉代かえせってんで……」 「玉代けえせってか? ふーん、田舎《えなか》もんだねえ。おらなんざあ、こうみいても江戸《いど》っ子だあ……なんてまぬけなやつらだんべえ。そんなざまだから、女《あま》っ子に、もてねえだよ……で、ひとりけえ?」 「いえ、お四人《よつたり》で」 「どうも、あきれたもんだ。おいらん、どうするべえ?」 「玉代をかえして、帰ってもらっておくれよ」 「そうけえ。われがそういうなら、玉は、おらがだしてやるべえ……で、いくらだ?」 「えー、おひとりが一円ずつでございますから、みんなで四円で……」 「そいじゃあ、四両だしてやるだから、みんなに帰ってもらってくんろ」 「どうも相すみません。まことにおそれいります。では、ごゆっくり、えへへへ」 「さあ、これで、われも安心して、ここにいられるだぞ」 「だけどもねえ、もう一円はずみなさいよ」 「どうするだ?」 「わたしにくださいよ」 「なんで、われに一円だすだ? われとおらとの仲でねえか。われがものはおらのもの、おらのものはわれがものだんべえ?」 「けれどもさ、銭金《ぜにかね》ばかりは他人だというからさ。わたしにも一円くださいな」 「そうか。われがそれほどいうなら、さあ、一円やるべえ」 「これをもらえば、わたしのものだね?」 「ああ、やっちまえば、われのもんだ。そんなこと、聞くにゃあおよぶめえ?」 「それじゃあ、あらためて、これをおまえさんにあげる」 「あらためて、おらがもらってどうするだ?」 「後生《ごしよう》だから、お前《ま》はんも、これを持って帰っておくれ」
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2020年7月12日(日)
例年なら、祇園祭の山鉾立てが終わって各町内の散策を楽しむ頃、もちろん今年はそれも無し。幸い、ウェブで厄除け粽が購入できるとのことで「長刀鉾」と「白楽天山」に申し込んだが、まず白楽天山のものが届いた。こちらは「学業成就」とあるのがミソ、折角だから研究室に飾るとしよう。
トマト雑炊+ヨーグルト+豆乳。
洗濯1回。
天満天神繁昌亭が7月から再開、露の新治さんの出番がある7/16(木)のオンラインチケットを購入、1500円也。昼席であるが、2日後の13時59分まで視聴可能とのこと。
雨が降っていないことを幸いに、西大路花屋町・セントラルスクエアまで買物、素麺・冷や麦・そば・ニラ・モヤシ。
ツレアイは太鼓の練習で奈良へ。
週末恒例惣菜作り、定番の「切り干し大根と人参」「ヒジキと薄揚げ」。
ランチは焼きそば、「ずぼら料理教室」の「炒めない焼きそば」にチャレンジ。ストウブ鍋24cmで3人分、なかなかの出来映えである。
次はカボチャ、奥川ファームから届いていたものをスーパー昆布水で(昆布水1L+塩小さじ1)。
軽く午睡。
西大路七条・ライフまで買物、3割引の鱧ゲット。
鱧の山椒煮つくる、弁当に入れてもらおう。
三男が夜勤入りのため早い夕飯、ポークソテー、ピュアグリルで焼けばフライパンより遥かに美味しい。
ツレアイ帰宅、干物を焼いて晩酌開始。茄子の漬物の色が安定してきた。
録画番組視聴。
名探偵ポワロ(15)「ダべンハイム失そう事件」
銀行頭取のダベンハイムが失踪した。ダベンハイムは、客の男性を駅まで歩いて迎えに行ったまま消息を絶っていた。ポワロは、全ての事実を知ることができれば部屋を出ずに事件を解明できると、ジャップ警部と賭けをする。その客は株取引でダベンハイムにひどい目にあわされ、恨みを抱いていたという。警察は彼の犯行を疑うが、ポワロはそれを否定する。
ちと「ムーブ」が足りなかった、ま、日曜なのでよしとしよう。
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最近気付くと歯を食いしばっている自分がいる。奥歯と奥歯がガチッと重なって、顎に力が入っている。しかも、ただ歩いているときに気づくのである。あーいかんいかん、こんなところに力入れたって意味ないぞ〜、と、顎を緩める。
そんなことが何度もあったので、少しでも力を抜けたらと、連休に一人で鎌倉に行った。昼過ぎに家を出て、藤沢のホテルに着いたのが16時半。ラウンジの無料のコーヒーをもらって、とりあえずテレビ。エアコンが古くて効きすぎるので、布団にくるまって読書。夜ご飯は、一人で入っても平気なラーメン屋さん。周りは私と同い年ぐらいのスーツ姿のサラリーマンばかり。味玉付きのつけ麺を頼んだら、今日はレディースデイで味玉が海苔が無料でつくと言われる。だったら普通のつけ麺でよかったじゃん、、、と思いつつも味玉2つはいらないので海苔トッピングを頼む。ひまわりの花びらのように海苔に囲まれた麺のどんぶりが届く。海苔をつけ汁に浸すとスープを吸ってふにゃふにゃになるが、つけ麺のつけ汁はしょっぱい。しょっぱい海苔を10枚くらい食べた。
藤沢駅はスーツを着た男の人ばっかりだった。私の住んでいる町は工場で働いている人が多く、ラフな私服で仕事に向かう人が多い。白地のシャツの人をこんなにたくさん見かけるのは新鮮だった。
ホテルに戻って明日の計画を立てる。終わりかけといっても紫陽花の時期だから、人混みを避けるために朝早く出よう。天気予報は雨だけど、江ノ電に乗って海が見たい。
翌朝、6時50分の電車に乗るために6時半にホテルをチェックアウト。予定通りの電車に乗ると、通勤通学の人8割、お一人様観光の人1割、その他1割、といった感じでちょっと安心。江ノ島まで来たら海が見えた。今にも雨が降り出しそうな灰色の空と、同じ色の海に、サーファー多数。そんな居たらぶつかるんじゃないの?ってぐらい居るのだけど、よーく見ていると、波の上でくねくね動く人もいるし、同じ波に3人並んで波に乗ったりしていていて今まで見たサーファーより明らかに上手い。さすが湘南。
鎌倉駅に到着し、コインロッカーに荷物を入れて向かったのは「食堂あさくさ」。7時半に店に行くと、4人分の食べ終えた食器がそのままにしてあるだけで、客はいなかった。羽釜で炊いたご飯と味噌汁、卵のおかずで380円の朝食セット。プラス100円でハムエッグにしてもらった。とにかく米と味噌汁が上手い。英気を養い外へ。雨が降り出していたけど風はなかった。気にせず歩く。
最初に杉本寺という鎌倉でもっと古いお寺へ行く。理由は8時からやってるから。手ぬぐいが可愛かったので1枚買う。近くのお寺があくまでぼーっとする。9時になったので近くの報国寺へ。ここは竹のお庭が有名で、600円払えば竹の庭を眺めながら抹茶も飲める。大学生の頃に姉と妹と3人で鎌倉に行ったときにも来た場所だ。とりあえず庭を眺めてぼーっとする。行く途中に私をレンタサイクルで抜かしていった大学生らしき男子3人組も、綺麗に並んで抹茶を飲んでいる。写経の案内が出ていたので、軽い気持ちでやってみる。薄くお経が印刷された紙を上からなぞっていくのだが、結構疲れる。まだ3行かよ、、足が痺れてくる。ちょこちょこ休憩を挟みながら2時間弱かけて終わらせる(最後は下書きを無視して書いた)。写経には自分の心が表われるらしい。私が書いたお経は、「とにかく無だよ、病気だとか死ぬことだとか不安に思うかもしれないけど、何にもないんだよ、大丈夫だよ」みたいなお経でした。最後に紙をもらえるのかと思っていたら、仏様にお供えすると回収されて終わった。まあ、残ってもいらないか。「願う」とは、と考える。
10分ほど歩いて鎌倉宮へ。中身はあんまり覚えていない。とにかくお腹が空いていたので、鎌倉宮の目の前の蕎麦屋さんでぶっかけそばを食べる。お蕎麦の細さ、ナスの天ぷらの揚げ具合、大根おろしまでとにかく完璧。甘く煮た椎茸とお揚げが美味しかった。わたしもこんな茶色くて地味な煮物が上手い女になりたい。
蕎麦屋さんで時間を潰し13時に合わせて覚園寺へ。覚園寺は入山料が500円で、50分の解説付きという今どき珍しいスタイルのお寺。つまりはお寺の人と一緒じゃないと中には入れないのである。しかも撮影厳禁。それだけ仏像やお庭を守りたいという気持ちがあって、しかも話のネタがあるのだろうと気になって行った。同じ時間帯には80歳前後の女性とその娘さん、カメラを首にぶら下げた40代後半ぐらい男性が一緒だったが、おじさんは撮影厳禁と聞いて帰っていった。結局女3人で案内役のおじさんの話を聞く。明らかにタバコの吸いすぎであろう息切れで、話が聞き取りづらく、途中で途切れる。全部聞こえなくても鎌倉時代の歴史の流れは詳しく知らないので別にいい。長い年月をかけて大きな木で出来た仏像を作ったり、天井に絵を描いた人たちのことを考える。大きな薬師如来の脇に、潰されたお寺から救ってきたという小さな阿弥陀様がいて、川端康成が死ぬ前の日にじっとその像の前で動かなかったらしい。文豪と呼ばれた人たちの作品はちゃんと読んだことがないけど、読んでみようかなと思う。
亡くなった人は、何度も王の裁きを受けて来世の行き先が決まるらしい。そのあいだ、残された人たちは亡くなった人を供養するのだけど、良いことを伝えてあげるといいらしい。「あんなに小さかった子が大きくなりましたよ」だとか。お願いごとをするんじゃなくて、良い報告をしてあげるんだと。その考え方は何だか好きだ。今度お墓で手を合わせるときにはそうしよう。
あっというまの1時間を終えて、駅の方角に向かって歩く。鶴岡八幡宮の前の交差点は渋谷並みに人が居て、引く。お土産を買うために歩いた小町通りでどっと疲れた。どこかでコーヒーでも飲みながら休憩するつもりだったけど一刻も早く鎌倉を出たくなり、東京から出る高速バスの予約を変更し、早めに帰ることにした。
電車の中で寝る。早く家に帰って寝たくてうずうずする。お腹が空いていると車酔いするのでサンドイッチを食べて高速バスへ。事故渋滞でノロノロ動くバスの中で本を読んだ。今回の旅に持ってきていたのは石川直樹さんの「極北へ」と、柳田國男さんのエッセイをまとめた本。直樹さんの本は2回目のデナリ登頂の章が面白かった。直樹さんは、いろんなことを成し遂げているのに屈強な男じゃないところが面白い。そして、自分はそういうのじゃないから、ってわかっていて、自分に合った生き方とやり方で着々と歩んでいるところが尊敬する。やりたいと思うものがあって、うまくいかないときに「自分は向いてない」と諦めることは無いと、この人から学んだと思う。どうやったらうまくいくのかを考えて小さくてもやるだけだと。その気持ちを保つのが難しいんだけど、ふつうにやっている。本当に面白い��。柳田國男のエッセイは、最初の部分で車酔いが始まったので諦めた。
家に着くとホッとする。冷蔵庫にあった野菜を細かく切って鍋に放り込み、ほぼ具で埋まる味噌汁を作って食べた。朝ごはんに食べた味噌汁と味は違うけど、美味しい。あれだけ家に居たくなかったのに今は家に居たい。人間の気持ちは不思議である。直樹さんの本の中に、白夜や極夜がある地域では、自殺者が増える季節があると書いてあった。最近は調子が悪いときにはちょっと休んでもいいなと思う。いままで何を生き急いでいたのか知らないけど、結構身を削ったなと思う。自分が立ち止まっても季節は巡っていく。今年は梅雨もいいなと思っている。去年は晴れの日にこだわり過ぎたし、元気でいることを求めすぎた。もちろん元気でいたいし笑顔でいたいのだけど、無理はしないし楽しくいきたいところ。いまはギアを緩めて自分のいい感じを探している途中だ。
0630
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5月6月のライブ
4月の月イチは奇しくも元号の変わり目となりました。 自分たちの節目とは思いませんが、 ふちがみとふなとが始まったのが平成二年か三年…ということは 平成の年数と同じくらいやってるんだなあと改めて。 体力続く限りまだまだ続けますのでよろしくお願いします。 5月は 今治で初のワンマン、初の東広島、そして岩国へのツアー 月をまたいでの関東 APIA、なってるハウス、サクラヤマパーラー よろしくお願いいたします!
2019年4月30日(火)京都 わからん屋 月イチワンマン open 18:30 start 19:45/¥1000/1200(別) 中京区西木屋町六角北西角シャイン会館3F/075-213-1137 2019年5月6日(月・祝)阿倍野 ザ・ロック食堂 ワンマン open 18:00 start 18:30/¥2500+オーダー 大阪市阿倍野区松崎町4-5-38 ご予約:06-4399-5353(ザ・ロック食堂) TW:@ziggyreed 5月 7日(京都)エンゲルスガール 多久和千絵+フナトDUO, w/しみずけんた 5月 11日(徳島・鳴門)瀬戸内海辺の喫茶店AO 平井正也バンド 5月 12日(香川・三豊)まちあわせ2019 平井正也バンド w/友部正人, イノトモ, 安宅光司, 北山ゆう子, 梅津和時, 島崎智子, THE JENNY'S 5月 16日(谷町6丁目)呂 光田じんds, 登敬三ts, フナトbトリオ 2019年5月17日(金)今治 ホホホ座 『何気に 今治で 初の ワンマンライブ』 open 19:00 start 19:30/¥2500/3000(別) 今治市共栄町1丁目3-3 ご予約・問(今治ホホホ座):090-8479-0140 [email protected] 2019年5月18日(土)東広島 西条公会堂 『ふちがみとふなとワンマンライブ』 open 19:00 start 19:30/¥2500/3000(別) 東広島市西条岡町10-24 第10内海ビル2F ご予約・問:082-422-5321(14時以降にお願いします) またはこちらのご予約カレンダーより 2019年5月19日(日)岩国 ヒマール 『LIVE!@himaar』 open 16:30 start 17:00/¥2500/2800(別) 山口県岩国市今津町1-10-3 ご予約:0827-29-0851(営業日の10-19時) [email protected](要お名前、人数、電話番号)
2019年5月25日(土)京都 拾得 『河井真月還暦祭〜いつも、すんません!』 出演:有山じゅんじ、ルー中村、登敬三、船戸博史、渕上純子、野村麻紀、花田えみ、 イナヅマホーンズ open 17:30 start 18:30/¥3500/4000(別) 京都市上京区大宮通下立売下る菱屋町815/075-841-1691 [email protected]
2019年5月26日(日)京都 わからん屋 月イチワンマン open 18:30 start 19:45/¥1000/1200(別) 中京区西木屋町六角北西角シャイン会館3F/075-213-1137 5月27日(神戸)VARIT. 平井正也バンド w/ギターパンダ, 僕が王様だったころ, イナズマクラブ etc. 5月30日(京都)磔磔 フルデザインレコード20周年スペシャルセッション 出演:坂田明s, 加藤崇之g, 松井宏vo,harp, 横山一明g,vo, 倉本巳典b, フナトb, 湊雅史ds, 藤掛正隆ds 2019年5月31日(金)目黒・碑文谷 APIA40 『白百合の宴』 出演:池原コーイチ(vo.g)with幸枝(fl)、ヴァモス・ベベール open 18:30 start 19:30/¥3000/3500(別)/03-3715-4010 目黒区碑文谷5-6-9サンワホームズB1 ご予約:こちら または 03-3715-4010(APIA40)
2019年6月1日(土)入谷 なってるハウス ワンマン open 19:30 start 20:00/¥2500/2800(別) 台東区松が谷4-1-8 1F(最寄駅:東京メトロ日比谷線「入谷」) ご予約(なってるハウス):[email protected] または 03-3847-2113
2019年6月2日(日)逗子 サクラヤマパーラー ワンマン open 16:00 start 17:00/¥2500+1drink ☆要ご予約 ※終了後、芋煮会あります(別途料金)参加される方は申込みの際にその旨お伝えください。 【お申込み】・サクラヤマパーラー店頭 ・サクラヤマパーラーFacebookのメッセージ (sakurayama.p) ・メール [email protected] (お名前、人数、連絡先、芋煮会の参加の有無をお知らせください)
2019年6月23日(日)京都 わからん屋 月イチワンマン open 18:30 start 19:45/¥1000/1200(別) 中京区西木屋町六角北西角シャイン会館3F/075-213-1137
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美食居酒屋の町 北千住の隠れ家和食 『良井』さんに行ってまいりました❗️金髪先生も必ず立ち寄りたい❗️和の創作料理が、次々とコの字カウンターから繰り広げられ、完全ノックアウトな美味揃い❗️の良井さん❣️ 【あんばいよし。】な和食酒場。 北千住の良井さんは、北千住大人気店是屋さんの姉妹店で、アテもビールもあんばいよしな隠れ家的和食屋さんです。 お出汁の効いたクリエイティブ料理と30種以上のこだわりのお酒にじっくり舌鼓を打てるお店です。 グランドメニューでは、店主井上さんの故郷・新潟の銘柄豚を使ったトンカツを筆頭に、茶碗蒸し、角煮、おにぎりなどポピュラーな定番料理もあり、一方、その日のおすすめでは果物やチーズを取り入れ創作性の高い“挑戦”系の料理もおしゃれでした❗️ 温度帯によって燗付けの器を替える燗酒もあれば、自家製サーバーから注がれるコンディションにこだわったサッポロ黒ラベルが飲めるお店。サーバーごと冷蔵庫に保存され、横回転で入れるサッポロ黒生❣️昭和と現代という2種類がありました❗️ お酒と共に味わえる上質なとんかつが食べられるお店。ソフトクリーム専門店を凌ぐ本格的なガンジーソフトクリームが、美味しすぎて感動しました❗️ソフトクリーム界のフェラーリと言われるCARPIGIANIのマシーンを採用され、極上のなめらかを超えるなめらかなクリーム❗️ お料理を詳しくリポート、続きます👉 @yoshii_kitasenjyu #良井 #是屋 #Supported #北千住グルメ #北千住居酒屋 #北千住駅 #東京グルメ #japanesecuisine#北千住和食#北千住ディナー#北千住飲み#北千住飲み屋横丁 #金八先生 #足立区グルメ #足立区#飲み歩き#荒川リリー (良井) https://www.instagram.com/p/CoA_IP4SuAX/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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逃避旅行 Pt2
電話越しに居たのはイクちゃんとマユちゃん。元気そうだった。自分がポルトガルのど田舎に居ると伝えると驚きつつも何故先に言わなかったの��と文句を言われた。事前に言ってれば、一緒に旅行出来たらしい。自分もそっちのほうが良かったかもと、浅はかだった自分の考えを呪った。 取り敢えず、自分の状況をだいたい説明しどう帰れるかを調べてもらう。毎度この感じで助けてもらってばかり。
色々案は出て来る。リスボンまで行って飛行機(150€)。ポルトからバスか、電車か(200€以上)、若しくはヒッチハイクか。「大通りか高速近くのガスステーションで車を捕まろ」とマユちゃん。初めは自分もヒッチハイクで行こうかと模索していた。ただこの疲労困憊の中、どっちの方向に進めばいいのかも分からぬこの土地で十キロの荷物を背負い、車を乗り継ぎ、ドイツまで行くのは無理だと絶望していた。 そこでイクちゃん。「飛行機、リスボンからベルリン四日後に安いのあるよ」と。それで行こうと思ったのも束の間、四日もどこで何をすればいいのか考えた。やはりそれも自分にはしんどく思われた。簡単なお金を使う旅行が楽しめない自分は四日も独りで知らない都市にいることが辛く思われた。他にも案を色々と出してくれるがどれも値段が高かったり、めんどくさそうだったり、第一お土産が沢山あり、飛行機で国境を超えるのが怖かった。そし���気付くと携帯の充電が10パーセントを下回っていた。 そのことを伝えると「取り敢えず、移動しやすい近くの町に行きなさい」ということになりその会場から出ているシャトルバスで移動することにした。 移動前、お土産を持って行くの行かないのか悩み、取り敢えず今少しでも消費することに。 バス移動では爆睡。
一時間後、静かな町、Castelo Brancoに到着。 また前回も寄った軽食屋でビール二杯とサンドイッチを頂く。今回はお土産の影響で苦しかった。 お残しは絶対に許してくれないおじちゃんに頼み、携帯を充電させていただく。 またイクちゃんに電話を掛ける。その頃、色々とどうでもよくなっていたのもあり、ポルトガルの第二の街、ポルトでゆっくり休もうと考えだしていた。その報告をし、ネットでチケットを取る。 おじちゃんに心からお礼を申し、バス停に向かう。「また次回もおいで」優しく言葉をもらった。
バス停では人がちらほら待っていた。その中の一人の女性と目が合う。その人もBoom仲間で、何故か自分も隣に腰掛ける。「ジョイント持ってない?」彼女からもらった第一声。「チョコならあるよ」と自分は返す。直ぐに一本巻き一緒に思い出話をしながら吸う。Boomのブレスレットにより仲良くなった自分らはそれぞれの過ごしたお祭りを話し合った。 Boomは本当にお祭りだった。音楽のジャンルは日本のイメージする祭りとかけ離れてるが、人々の持つ楽しい雰囲気や作り出すエンターテイメントは楽園そのものだった。一週間の共同生活により一体感はより強固で皆家族の様に思えた。 彼女はリスボン行きのバスに乗り込み、自分はその次にやってきたバスに乗り込んだ。
先ず三時間後に着いたバスはリスボン。そこで30分の待機。直行で行ってくれると思っていた自分は、退屈しのぎにまた幾らかお土産を消費。ポルトに向かうバスで盛大に後悔した。かなり気分は悪いし、携帯の充電は切れてるし、ホステルも予約できていない。ポルトに到着するのは深夜0時。心の中は盛大にパニック。見知らぬ土地で独り、どこで寝ればいいのかもわからないし、そもそも変に警察の御厄介にならないかも心配になってきていた。取り敢えず精神統一を心掛け、寝ることに集中した。
ポルトに着くと、取り敢えず、手当たり次第に安い宿が無いか聞きまくる。パニックが焦りを加速させる。英語も通じにくいポルトガルの深夜。携帯の充電スポットを教えてもらい、充電しながら近くの安い宿を調べ、そこまで向かう。 何もかもがめちゃくちゃで、何とかバス停に着き、バスを待つ。途中胃から込みあがる液体を道路の排水口に吐き出す。 地元の不良共もちらほらと現れだしてきて、余計に怖くなってくる。バスが来た。かなりの急スピードで角から現れたかと思いきや、そのまま速度落とさず、目の前を通り過ぎ、出て来た角をドリフト決めながら滑っていく。あっけにとられ、開いた口が塞がらなかった。もう仕方がなく、タクシー運転手のおじちゃんに連れて行ってほしいとお願いする。 ポルトもリスボンと同じように上下に起伏が激しい地形だった。その坂をおじちゃんは猛スピードで上がり、下りはそれよりも早く車を転がす。体感三分でホステルに到着。受付を済まし、横になった一時前。 泥のように眠った。
次の日、あの何処かで聞いた事のある町ポルトにやってきた自分は、辺りを歩き回った。歩いて歩いて歩いて歩き回った。途中でお土産のワイン五本セットを買い、宿に戻る。実はずっと旨い魚介が食べたくてレストランにも入ってみたかった。それでも中々入る勇気が出ない自分。至る所でレストランを見つけても入れず素通りしてしまう。心の中では、今はいらないとこの先絶対に入らないぞと叫んでいるのに、足は止まらない。歩き続けて五・六時間後、一軒おじちゃんとおばちゃんが営む小さな軽食屋を見つけ、顔だけ入れてみる。雰囲気は良好、おじちゃんも優しそうだった。取り敢えずビールを飲み、何か食べる物はあるかと訊いてみる。生憎タコはなかった。メニューで見る限り、美味しそうだった。砂肝の煮込み料理を食べ、もう一杯飲む。 ポルトガルに在るビールは比較的甘いような気がした。そして飲み屋で出てくるつまみも安く旨い。いい国だった。そこでイクちゃんに電話をもう一度掛けた。メールで新たな策が見つかったようだった。 聞いてみるとヨーロッパ中で使えるチケットがあるらしく、電話で買ってもらえないかお願いする。
ネットで手続きを済まし宿で荷造り。翌日の早朝には北に、スペイン側の国境の町Vigoに向かう。シャワーを浴び、早めに眠り旅を続行する気力を蓄える。本当は一日歩いただけだが、疲れ切っていた。レストランに入って美味しいご飯を綺麗なポルトガル女性と食べてるわけでもないし、観光みたいなことは何一つしていないし、あんまり住んでみないと実感出来ないことが多い。
翌日、八月1日。ポルトを八時13分に出発、北へスペインに入る。Vigoという町で二時間暇つぶし。 国境沿いの街だと出てこないものかと思ったが、ビールと一緒にタパスが出てくる。スペインかと感じた。
Ourenseという町で、電車を乗り換えマドリードへ。マドリードで一泊。 やはりマドリードでもビールを頼み、タパスを食べた。タパスは何処でも美味しい簡単なものが出てくる。パクパク食べるのを見て、これも食べろと色々と貰った。 マドリードを七時30分に、からバルセロナに向かい、バルセロナから、フランスに入り、国境から一時間ぐらいの町、Narbonneという街へ。ここで寝台列車を待つ。 小さな通りがそこらにあり可愛らしい店が多かった。そこを抜けて中心地に向かうと、川が真ん中を流れていた。その川沿いにバーやカフェが立ち並んでいた。 このNarbonneは比較的いい雰囲気を持っている町だった。時間はゆっくり流れているし、昔ながらの風景も持ち合わせている。いい休暇だった。 その時、ジョージアから連絡が。 連絡内容は大したことのないことだったし、自分も寝台列車の時間が迫っていたのもありあまり気にしなかった。川沿いのお兄ちゃんらがやってるカフェに入り、充電させてもらいながらビールを二杯頂いた。
夜行列車の窓から西に沈んでいく太陽を眺めていた九時半。 急に孤独を心が引き締められる感覚で認識させられる。「自分はここで何をしているのだろうか��気付きたくなかった事実を急に突きつけられる。ジョージアから逃げ出してきて、自分の町じゃないところで独り。とにかく早くドイツに着いて皆に会いたかった。 西の空は赤黒く変色していく。暗い夜がやってきた。そんな中、乗り合わせたフランス人からお菓子をもらいながらパリへと進んでいく。隣りの部屋からは若者の賑やかなフランス語が聞こえてくる。 ただジョージアから逃げだしたくて、こんなところまでやって来て孤独でさみしがってる自分にも腹が立つ。手帳には旅行が苦手な自分への恨みが綴られている。「お金は目減りしていくし、何をするのも一人ってのは面白みに欠ける。行き先を決めるのも一苦労だし、決断力の欠如。加え、美味しい物を一つも食べずに移動してきた」美味しい物食べてこなかったのは少し残念だった。 運命共同体を今回は作れなかった。作ることがめんどくさ過ぎだったし、移動に関してもめるのも嫌だった。結局孤独を選んだ自分の責任だった。
起きたらもうパリだった。朝七時。パリでは取り敢えず、ドイツ行きの便を予約し、そこからLeipzigまで行く予定を組んだ。そこからジョージアに居る渡辺さんに連絡しパリにいることを伝え、何を見たらいいのかを聞き出す。渡辺さんはおフランスの人間で、新たにフランスを見る人間がいる事について少し嬉しそうだった。行けば良いと言われた指令は、セーヌ川超えてノートルダムを見ろとの事。地下鉄で近くの駅まで向かい、町ブラ開始。道中BOOKOFFを見つけた。看板には「日本書紀」の文字もあり、寂しかった自分は飛び込んだ。探せど見当たらず、店員さんに聞くと違う店舗だとの事。ここから二、三十分歩いたところだと。 先ずノートルダムを見ることに決め、川を渡り、ノートルダムを正面から拝む。でかい。そして中学の頃に遊んでいたPS4のゲーム「アサシンクリード」の世界を思い出していた。 そこから一時間、色んな人に尋ねながら練り歩きようやくBOOKOFFにたどり着く。その辺りは日本食屋も数多あったし、ラーメン屋の数も多かった。店内の雰囲気も作り込んである様で、日本さながらなようだった。本を買う頃には自分はもう疲れ果てており、小さなおじさんがやっているカフェでゆっくり休ませてもらった。もちろんビールを飲みながら。
もうすぐドイツと思うだけで幾分か楽な気持だった。パリはとてもきれいな町だった。お洒落な建物にお店。でも途中で飽きてしまう。10キロのリュックを背中に練り歩いた。一度、挫けそうだったが何とかなった。 ドイツLeipzigまではフランクフルトを越えて朝九時に着く予定だった。 お土産を一服しながら、夜のホームで電車を待った。
朝九時、ホームから降り立ちLeipzigの中央駅を目前にすると、帰ってきた安心感でいっぱいだった。直ぐにトラムに乗り、Eisenbahn通りがある東側へ。 EisenbahnとHelmanの十字路でエスターとばったり会う。よく世話を焼いてくれる姉さんだ。 この時、遂に来たかLeipzig、と嬉しかった。
読んでわかる通り、ヨーロッパ中ドイツまでの道のりを電車を乗り継いで移動しただけでした。面白いハプニングはあまりなかった。ただ思考を遮るように歩き続けた様に思う。この時、寂しさやイクちゃん、マユちゃんに会いたさだけで移動していた。ジョージアの事も考えたくなかった。なぜこんな所にいるのかなんて絶対に考えたくなかったし、戻ることもまだ頭に入れたくなかった。旅は苦手です。
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沖縄料理 居酒や こだま
久しぶりです。担当Kです。
コロナウイルスから逃れるため、一年程コールドスリープしておりました。 なにやら電波障害の影響で開放されましたので、沖縄料理 居酒や こだまに行ってきました。
沖縄料理 居酒や こだまさんは葛飾区のお隣江戸川区の総武線小岩駅にあります。 立石から高砂経由で行ける京成小岩とは離れているので注意が必要です。
沖縄というと、修学旅行の際、空港の手荷物検査でPS25を教師に没収された思い出が強いです。
・ソーミンちゃんぷる もっと野菜メインかと思いきや、ほぼ素麺!そしてツナ! 壁際に揖保乃糸の木箱が積まれておりました。
・豚の角煮 ハズレのないしっかりとした味です。
・ミミポン ミミガーのポン酢和え、初めて食べましたが、軟骨なのですな。
・しまらっきょう 箸休めにと注文したのですが、気に入りました!そして写真は撮り忘れました。 入手手段を探してみたところ、メルカリにて注文後に収穫して送っくださる農家の方を発見。通販って便利ですね! 早速注文。下処理の有無で値段が倍近く違うので未処理のものを購入。
そういえば、コールドスリープ中、スリートップメルカリショップ店を開店しました。 https://mercari-shops.com/shops/F6yKFomDQnTGDs2hAQjM9S
届いた島らっきょうは、10分ほど水につけ泥を落とし薄皮をむき根本を切り落とし、塩漬けにしていただ��ました。元気の出そうな味です。 今年はもうシーズンオフっぽいので、また来年購入します。天ぷらにしたり、キムチっぽく漬けても良さそう。
・八重山そばとにじゅうまる丼 締め、素朴な味です。 みんな大好きコーレーグースもついてきましたが、調子に乗って使いすぎて辛い!軽く酔っ払いました。
・あまり馴染みのなかった沖縄料理ですが、美味しかったです。 島とうがらし餃子、ポーク玉子、トロトロ軟骨ソーキ丼等など他に食べてみたいものも多々ありますので、機会があればまた行きたいです。
糖質制限を試みる担当K
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2020.7.26sun_tokyo
6時ごろに一度、スコールのような激しい俄雨の音で目が覚め、7時過ぎには出勤する彩乃ちゃん(妻)の目覚まし時計で起こされたが、ドタドタと慌ただしく準備する気配をぼんやりと感じながらも半睡の状態で、出て行ったあとまたしっかりと寝て10時半にようやく起きた。 近ごろは眠くて眠くてしようがない。晩に酒を飲みながら寝落ちしてしまうこともしばしばで、昨夜もそうだった。体力が落ちているのかなんなのか。まあ、ただ単に飲み過ぎなのだろうけれども。
窓を開けたら青空があった。久しぶりに屋上に洗濯物が干せる。意気揚々と洗濯機を回し、その合間にエアコンの、昨日分解して洗っておいた各パーツを取り付ける。それから空いたペットボトルやら、缶やらを片付け、掃除機をかけ、赤なた豆茶をいれ、飲んだ。
屋上に干しに行くと、二階のおばさんも干していた。長引く梅雨のことやらコロナのことやら、軽く世間話をして、「雨、降らないといいね」とおばさんは先に部屋に帰って行った。西の空がどんよりしていて、危ない予感がしながらも洗濯物を干し終え、部屋に戻ったら雨音がした。慌てて駆け上がり、干したばかりの洗濯物を部屋に入れる。二階に行き、おばさんに雨が降ってきたことを伝えたら、おじさんが出てきて、やっぱり降ってきたか、と言って屋上に上がって行った。
部屋に戻り排便をしていると、荻窪の本屋Title店主の辻山さんからメール。置いてもらっている拙詩集『あまいへだたり』が売り切れ、追加納品をお願いしたいとのことだった。これで三度目の納品になる。ありがたいことである。私家版で作り、ISBNコードは付けなかったのでAmazonや大型書店では取り扱ってはもらえないが、おかげでこうして個人でやっている書店にお世話になり、直接やりとりできることは嬉しい。特に予定もないので、今日持っていきますと伝えた。
昼にはパスタでも作ろうかと思っていたが、せっかくなので荻窪で飯を食うことにして、身支度をする。納品書、請求書も書いて、早々に家を出ると、陽が差していた。屋上で煙草を一服。遠い空はまだどんよりと曇っていて、また雨が降りそうだ。
地下鉄丸ノ内線で荻窪へ。Titleへ行く途中にある、「丸信」というラーメン屋が、昔ながらの感じで前から気になっていたのでそこで昼にしようとずんずん歩いていったが、休みだった。戻るのもなんなので、少し先に行った、四面道交差点の角にある「大勝軒」に行こうかと思う。ただ、ずいぶん前に一度食べたとき、その量の多さに参ってしまったことがあったので、少々迷う。店の前まで来て、胃の調子も割に良さそうなので入ることにしたが、券売機を前にしてはやくも後悔してしまった。ただの「もりそば」でも麺量が350gあると書いてある。その数字を見ただけで腹がいっぱいになるが、後から来た客も待っているので、ままよ、と「もりそば」を購入、せっかくなので(なにが?)中瓶のビールも購入、席に着く。
焼豚の切れ端とネギを和えたおつまみとともに供されたビールを飲みながら待っていたら、「もりそば」が来た。麺もスープも美味しかったけれど、後半は苦しくなってきて、一味唐辛子を振りかけたりしながら騙し騙し胃に収めた。分かっていたことなのになぜおれは、と短絡的な決断を悔やみつつ、もしかしたらこの異様な満腹感も含めて欲していたのかもしれないとも思った。
パンパンに腹を膨らませ外へ出て、ゆっくりと歩く。途中、突風が吹いて、目の前にあった美容室の大きな鉢植えがふたつ、倒れた。瞬間的に立ち止まり、「あ、めんどくさいな」と思ってしまったが、すぐに店の人が出てきて、ひとつ抱え起こす。なんとなくもうひとつの方を抱え起こすと「ありがとうございます!」と笑顔を向けられた。ガラス越しに目が合った別の店員さんも満面の笑みであった。私はさきほどの自分の心の動きを思い、なんだか後ろめたかった。
Titleに着こうとするときに、また雨が降ってきた。ちょうどよく店に入る。結構な混雑ぶりで、少し驚いた。先に納品をすませ、前回分の精算もしていただく。カウンターの端に淑ちゃん(イラストレーターの西淑さん。一作目の詩集『青葱を切る』の装画を描いてくださった)の絵のDMを見つけ、手に取ると店主の辻山さんいわく9月に二階で展示をするとのことだった。ほんとうは5月に開催する予定だったそうだが、「アレのアレで」9月になったと、はにかみながらおっしゃっていた。そのDMを一枚もらい、店内をゆっくりと見て回る。二階での展示も見た。少年のころの、紙芝居や駄菓子にワクワクするような感じの、どこかなつかしい絵だった。外は暗かったが、気持ちが明るくなるような展示で、なかでもひとつだけテイストが違う、黄色と白の花の絵に心を惹かれた。 作家さんと思しき人に目礼して一階に下りる。ブコウスキーの未発表作品集など、気になるものがいくつもあったが、実は目当てにしていたものがあった。雑誌『東京人』最新号、特集は「緊急事態宣言下のまち」。かねてより読みたくて、方々の本屋で探したのだけれどもどこにも置いていなかった。辻山さんも寄稿されているから、多分Titleには置いているだろうと思っていたのだった。予想通り入り口近くに置いてあり、購入。またほんの少し言葉をかわして、店を出た。
雨が降っていた。結構な降り方だった。ラーメンのせいもあってか喉が渇いていて、煙草も吸いたいし、すこし便意を催してもいたので、帰りがけにベローチェに寄った。ブレンドを頼み、水も一杯もらう。人数制限のある喫煙室に入り一服。便意が激しくなったのでトイレに行く。用を足していると、ゴミ箱にチップスターの空き箱が入っているのが目に入った。なぜこんなところに捨てたのだろう。どこで食べたのであろう。人間とはおかしなものだと思う。
一息ついて、再び地下鉄丸ノ内線で新高円寺へ。晩めしの食材を買いにスーパーに寄る。駅に隣接したこのスーパーは伊勢丹系列の店で、モノはいいが少々高い。ただ、契約農家直送のコーナーの野菜は比較的安価で、また美味しい。田村さんの枝豆と胡瓜、須藤さんの大葉をカゴに入れる。鯛のお頭が売っていたら煮付けにしようとアラが置いてあるコーナーに行ってみるが、ない。精肉のコーナーへ回ると、しゃぶしゃぶ用のモモ肉がセールになっていた。今日は大根おろしと大葉をたっぷりとのせた冷しゃぶにしようと思いカゴに入れ、麦とホップのロング缶、大根を半分にカットしてあるやつ、ワカメの乾物も追加してレジに向かった。
店を出てエスカレーターに乗る。見上げれば、青空。まぶしいくらいの、青空だった。 ふいに、飯島耕一の有名な詩「他人の空」のフレーズが頭をよぎる。 もう流れ出すこともなかったので、 血は空に 他人のようにめぐっている。
なぜ今このフレーズなのか、わからない。わからないが、こういうことはよくあって、詩の言葉、に限らないかもしれない、言葉はこうやってふいに通り過ぎ、束の間、どこか遠い、ある「場所」に連れて行ってくれる。そこに行きたいから詩を書いているのかもしれない、とよく思う。けれどそれだけとも言えなくて、自分自身にもだれかにも、説明はしたくないんだろうと思う。 帰路、遠い空に積乱雲が見えた。蝉が鳴いていた。もう、長かった梅雨も終わるのかもしれない。
家に着いて食材を冷蔵庫に入れ、屋上で煙草を一服。西の空では雲間から光が差していて、南の空にはさきほど見た積乱雲がある。飛行機が何機も続けて飛んでいく。 思い立って、部屋に戻り、飯島耕一の「他人の空」が収録されている本を探して読む。他の詩なども読んでいるうちに、日が暮れ始めていた。 半身浴をしようと、風呂掃除をして湯を張ったが、買ってきた『東京人』を読み耽っているうちに溜めすぎてしまった。普通浴になったがまあいいことにして、風呂に入る。長めに入り、あがったらもう7時近かった。 昼にたくさん食べたのでまだ腹がすかない。彩乃ちゃんは今日通し勤務なので、帰ってくるのは9時半になるが、一緒に食べることにして、のんびりと支度をする(以下、長々と料理工程が続きます)。
田村さんの枝豆をこすり洗いした後、塩を振り、同じく田村さんの胡瓜はごく薄い輪切りにして、塩揉みをする。ワカメを水に浸して戻すあいだに、みりん大さじ二杯を煮切り、そこに醤油大さじ二杯、酢大さじ二杯を合わせて三杯酢をつくる。塩揉みした胡瓜を洗い、水気をしっかり切ってから、絞ったワカメ、三杯酢と合わせ、ラップをして冷蔵庫に入れる。 沸かした湯に塩を入れ、枝豆を茹でる。いくつか開いたら即座にざるにあげ、扇風機の風に当てて冷ます。 また鍋に水を入れて湯を沸かし、ド���ドボと酒を注いで沸騰させたら火を止める。冷蔵庫から出して常温にしておいた豚肉を、一枚一枚湯にくぐらせて火を通し、ボウルに取っていく。 それから、大根の皮をむいて漬物にする用にとっておいて、なかの柔らかい部分を擦り下ろし、ざるにあけて水気を切っておく。 須藤さんの大葉はとても大きいので縦半分に切り、重ねてからクルクルと巻いて、千切りにする。これは食べる直前のほうがいいので、そろそろ彩乃ちゃんが帰ってきそうな頃合いを見計らって9時20分くらいにやる。 9時30分頃、彩乃ちゃん帰宅。手を洗ったり着替えたりしているうちに、麺つゆとカボス果汁、醤油、みりんを合わせてポン酢をつくり、盛り付け。ちゃぶ台を出してもらい、配膳を手伝ってもらう。9時からやっていた「西村京太郎トラベルミステリー」を観ながら乾杯。十津川警部は内藤剛志版もあるが、高橋英樹にかぎる。亀さんが愛川欽也でなく高田純次になったのには慣れた。彩乃ちゃんとふたり、突っ込みながら楽しく観た。
で、酒を飲みながら、これを書いているのが今だ。まだ飲むだろうし、まだなにかが起こるかもしれないが、ここでやめることにする。明日からまた仕事に行くことを思うと気が滅入るが、また休日は訪れるし、日々の生活のなかでなにが起こるかはわからない。いいことも、わるいことも。金もなく、どうするあてもなかった若いころ、夜の街で隣り合った見ず知らずの人間と酒を酌み交わしながら、給料を5日間で使い切ってしまっても、なんとか生きていた。一年後を考えれば気が重くても、人生が耐えるに値するものかどうか分からなくても、とりあえず次の週末までは生きていよう、と思う。ロング缶からの日本酒四合ともなると、ずいぶんとセンチメンタルになるものだ。センチメンタル、というのも違うかもしれないが。 ああだこうだ、話が長い、とよく彩乃ちゃんに言われる。今日もまた飲み過ぎているようだ。もう寝たほうがいい。それは分かっているのだけれども、日本酒で甘くなった口腔内は、カティーサークの辛さを欲している。まったく馬鹿げているが、どこまで続くのか、とりあえずはやってみるしかない。そんなこんなで、おやすみなさい。日記とかたりつつ、読んでくれる誰かのことを思っていたら、語りかけてしまった。もう一度、おやすみなさい。あなたがどんな人であれ、明日も一日、無事に生きられますよう。では、また明日。
-プロフィール- 藤本徹(36) 東京都杉並区 詩集『青葱を切る』(2016)、『あまいへだたり』(2019) @fujimoto_toru_
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岩櫃山&嵩山で鎖場トレーニング
夏のアルプス登山に向けて、群馬の低山2座で鎖場トレーニング。午前は東吾妻町の岩櫃山(いわびつやま)、ラ���チを挟んで午後は中之条町の嵩山(たけやま)に登って来ました。
先ずは岩櫃山。 古谷口駐車場(既に二合目、トイレ&自販機あり)で身支度を済ませ、 密岩通り登山口(三合目)からスタートです。 ちなみに1枚目は駐車場から見える景色。テンションが上がります♬
出だしは、やや急な崩れかけた階段状の登山道を登って行きます。
この辺りから鎖場が始まります。 前の3人は全員ブラック・ダイヤモンドのヘルメット。 ブラック・ダイヤモンズと呼ばせていただきましょう。
鎖と梯子が入り乱れ始めます。
巨岩も出現。
傾斜もきつくなって来ました。
七合目、天狗の架け橋へ通行不可となっていました。 (鎖の下に道はなし。通行可でも行きたくない)
右手の迂回路を進みます。
上から見た、先ほどの通行止めの道(?)との合流地点。 あれが天狗の架け橋のようです。
見上げると、前方の岩の上に人が立っているのが見えました。
いよいよ本格的な岩場&鎖場が登場。 飄々と、事も無げに登って行くリーダー。
カリメロも登ります。 角度はそこそこですが、滑落したら大変なので片手は鎖を掴みます。
男体山と皇海山らしき山が見えました。
先ほどの岩山、この角度から見ると意外と尖ってる…。
その前に、岩屋のような大きな庇ある岩場に登ります。 「一晩ぐらいならビバークできそうだね〜」などと話しつつ、記念撮影。
奥の穴を潜って進みます。
穴を抜けたら、また良い景色!
で、また鎖と梯子を登ります。
次の鎖場の下に、ホオノキ(朴の木)の花が咲いていました。
で、山頂手前の長めの鎖場。この上にもう一段、梯子があります。 掴む場所は沢山あるけど、角度が急なので鎖にも頼りました。
上から見るとこんな感じ。これ、後で下るのよね…。
ここが山頂。標高は802mだけど、達成感が凄い。 全員で岩に登って記念撮影。7人登るのはギリギリでした。
山頂の岩の下からの景色。次は向こうに見える岩に登ります。
ちなみに、岩櫃山は「ぐんま100名山」の1つです。 前方の冠雪の山は谷川岳ってことかな?
山頂にはヤシャブシ(夜叉五倍子)の実も。松ぼっくりに似てますね。
ヤシャブシ越しの山々。
さて、登ったものは下りなければなりません。 この辺はまだ傾斜が緩いのですが、足元が見えないので慎重に下ります。
今度は山頂から見えたもう1つのピークへ向かいます。
山頂から見えたピーク「天狗の蹴上げ岩」から見た岩櫃山の山頂。 ちょうど山頂手前の鎖場を登っている人が見えました。 あそこを下ったのかと思うと感慨深い…。
岩山はアスレチックみたいで、やっぱり楽しいですね〜!
さあ、そろそろ下りましょう。お腹が空いてきました。
ゴツゴツした巨岩の間を抜けて…
沢通りの六合目を通過。この後、ツルツル滑る赤岩通りを抜けて…
無事に下山!(赤岩通りで1回転けたけど) 麓には長閑な田園風景が広がっています。日本昔話みたいな景色。
お昼は、お隣の中之条町へ移動して「おこわカフェ おてのくぼ」でランチ。 全員、日替わり定食にしました。 ごはんは3パターン選べたので、私は白飯と赤飯のハーフ&ハーフ。 筍と鶏肉の旨煮ときんぴら、カレーマヨ風味のサラダとみそ汁、 つぼ漬けが付いて700円。良心的なお値段です。 全体的に清潔感溢れる、素敵な古民家カフェでした。
午後の部はカフェからほど近い嵩山に登ります。 「道の駅 霊山たけやま」の駐車場から既にドド〜ンと見えています。 これは岩櫃山と同じパターン。
午前と午後で別の山に登る、というのは私としては初めてのパターン。 お昼をしっかり食べて休んだせいか、 登り初めは��腿に乳酸が溜まっているのを感じました。 (加えてマスクを外し忘れて呼吸が苦しかった〜)
展望台より。全歩に見える山並みは榛名山だそうです。
西峰(小天狗)に向かう途中、ヘビ(ヤマカガシ)に遭遇。 マムシかアオダイショウかと思ってたけど、猛毒を持ってるヤツでした。 山の危険動物は熊だけじゃないってことを、改めて思い出しました。
小天狗からは、先ほど登った岩櫃山が見えました。 こちら側から見ると、それほど荒々しくは見えませんね。
いったん分岐まで引き返し、中の峰(中天狗)のロープの下をくぐり抜けて 東峰(大天狗)に向かいます。 小さな祠があるので、このロープは簡易的な鳥居なのかも知れません。
いよいよ本日最後の長い鎖場、大天狗岩の始まりです。
上から見るとこんな感じ。今回も笑っております。
楽しく登って嵩山の山頂に到着!789m。こちらも「ぐんま100名山」。
山頂より。「AR山ナビ」アプリによると、十二ヶ岳だそうです。
山頂標識の横にある岩山に登ったのですが、この割れ目が狭い! 登山靴が嵌まって抜けなくなりそうでした。
岩の上から見たゴルフ場。芝生の緑が眩しい。
こちらの景色も良し。
やっぱり岩場は下りる方が緊張する…。 ちなみにリーダーは普通にスタスタと歩いて下っていました。 途中まで真似してみたけど、私は膝が笑ってしまってダメでした。
五郎岩へ向かう途中の烏帽子岩(えぼしいわ)。 行けるのは岩の根本まで(霊山なので、岩の根本に巡礼の札所あり)。
こちらは五郎岩の北側にある崖っぷち。 端がせり上がっているので、フチに立つのはちょっと怖い。
五郎岩、登ったど〜!
駐車場まで戻って来ました。 荷物を車に置いて、道の駅を覗いてみましょう。
ソフトクリーム300円。なんと、ソースは無料で数種類から選べます。 私はブルーベリーにしましたが、チョコ、キャラメル、ストロベリーのほか、 焼き饅頭(のタレ?)味まで、色々な味がありました。 登山の後のソフトクリームは最高♬(下戸に近い体質ゆえに、酒より甘味!)
帰りは、小野上温泉駅近くの「ハタの湯」でサッパリ! 2時間で410円(延長可)という良心的な利用料ながら、とっても清潔。 ヌルヌルの泉質も良かったです。
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