#法蓮草ともやしのおひたし
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大阪を変える100人会議という団体が貸し切り。てつたろうもメンバーです。NPOを中心に社会課題解決に向かっているものや関心の有る者たちが集まっている。虐待問題や介護、貧困、障害福祉問題まで様々なジャンルに携わる人達。今回は行政やメディアも参加して意見交換が出来た。ありがとうございます! ひとつの社会課題は、必ず別の社会課題と隣接している。 さて、遅くなりましたが、本日の日替わり弁当です。 #11月30日 #日替り弁当 脂のりのりご飯にピッタリ #サバの塩焼き #法蓮草ともやしのおひたし #焼魚の定番 やっぱり美味しい おひたしもいい塩梅 ご飯の上に #自家製チャーシュー 柔らかしっとり仕上げ 副菜は #じゃがベーコン #タラの甘酢かけ お腹いっぱい 税込550円 皆様のご注文お待ちしております。 #てつたろう #社会課題 #社会問題 #梅田居酒屋 #中崎町居酒屋 #海鮮居酒屋 #大阪グルメ #梅田グルメ #イーデリ #支援者募集中 #社会貢献 (梅田中崎 てつたろう) https://www.instagram.com/p/CllNf-Kr1-t/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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元素騎士 13日目 同期との出会い
★★元素騎士を初める方はこちら★★
日記13日目からは、レベルがほとんど上がらないので、要約タイトルでの投稿に変更しました。
現在のレベルは16です。
師匠との別れのあとは、残りのブックモンスターを一人で討伐することにしました。
お目当ては、ブッククエストNo22『遺忘のエルロンド兵』(対象Lv16~)クリアでもらえる、R右手装備 グローヴィスタッフ 攻撃240 魔法攻撃400 Lv17です。
受け取る職種で多少能力は変わりますが、このブック装備は魔法攻撃力が400上がるので序盤の装備で一番火力があがるようです。
無課金の方はメイン職種でうけとることをおすすめします。
【アテーリア草原東 ブックモンスター位置】
【エルロンド地下水路 ブックモンスター位置】
【対象モンスターリスト】
1:スリールシュカル L8 2:ホーミングシュカル L8 3:エアルシュカル L10 4:レイバシュカル L13 5:シュカルソードマン L14 6:酔狂のシュカル L18 7:遺忘衛士 L18[BOSS]
地下水路深層の酔狂のシュカルと遺忘衛士は師匠と一緒に討伐しました!!
1~5はレベル15前後でソロで簡単に倒せると思います。
1番のスリールシュカルをL8だけど、その周りに自動攻撃してくるモンスターだらけで、魔職でブックの証埋めるのは苦労しました…
ちょうど現地でレベルあげしていた辻ヒールさんに救援を求めました…w
L15のコウモリのボスが強いので、タゲられたら遺跡に避難することをおすすめします…
L12のコウモリも結構つよいんだけどね。
無事、辻ヒールさんと協力してブッククエストを完了!!
聞くところによると、辻さんも最近始めたプレイヤーのようで、同じ初心者さんでした。
すごいところでレベリングしているなぁ…笑
そのあと、色々初心者談義をして夜中の3時半になったので就寝。
今日は3人もフレンド増えました!!
上級者の方でも、転職でレベルあげしている方もいるようで、一緒に狩りするのは楽しいですね。
やっとこのゲームの楽しい部分の入り口に到達したようです。
ひたすらオレンジスライムと目玉を殴り続けていたので…
クレック系なら、アンデットの方が狩りやすいのかな?
清めの間もおすすめみたいなのでサブの白蓮は���職者だから、清めの間のレベリングも日記に書いてみよう…
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過保護と、自立
大田区は、随分と創価学会員がいる。
環境、それが区民殆ど創価学会みたいな状況を作ったのかもしれない。
徳川幕府の罪悪、士農工商というカースト。
そこには、“穢多非人”という、言われのない差別発生回路が、仕組まれていた…
大田区こそ、被差別部落、そして敗戦寸前まで、
「戦争万歳」
の、町だった。
なんてことはない、武器下請け業者の町だったゆえ。
そして終戦を迎える。
原爆投下の少し前、アメリカはサイパンという攻撃拠点を得て、
1945年3月9日〜10日、
東京大空襲…
死者なんと、10万人…
私の居る大田区の人々は、そんな悲劇を体験した…
家もない…
食べ物もない…
勿論お金も、全て何もない…
そんな時、人はどうするだろう?
ただ天を仰ぎ、祈るしかない…
復興、再出発に向けて、人々は、協力なしには、先に進めない。
池上本門寺には、力道山も埋葬されている。
玉音放送があり、ポツダム宣言受諾、敗戦日本の庶民に希望を与えたのは何か?
そう…
街頭テレビ。
まさに、大田区体育館、力道山は、体の大きな外国人を、空手チョップでやっつける…
さて、
日蓮。
日蓮は、鎌倉時代に、法華経を開祖したそうな。
鎌倉時代と言えば、“禅宗”まっさかりw
つまり、己を律して、座禅を組む、内観する、そんな流れの中、
「南無妙法蓮華経を唱えれば、皆救われる」
それが、日蓮宗。
池上さんとは、日蓮を支持した金持ち。
そして、日蓮が病気療養で茨城に向かう途中、今の池上本門寺で息を引き取った。
これは本当に、ルターの宗教改革そっくりだw🙂
ルターの宗教改革の背景、それはローマカトリック教会が売り捌いた、“免罪符”。
《免罪符さえあれば、どんな罪人も救われる!》
として、ルターの居たドイツにて、乱売騒ぎとなった…
日蓮の200年くらい後の、神聖ローマ帝国の話。
ローマカトリック教会は腐敗し、堕落し、お金を使い〘レオ10世による贖宥状〙さえ買えば、あらゆる罪は許されるというw🤣✨
さて、
一方日蓮。
鎌倉時代、
《南無妙法蓮華経さえ唱えれば、救われる》
、禅宗のような厳しさがなく、わかりやすい。
そして、日蓮の、強引さ、過激さ。
他の宗教を徹底批判、幕府に、そして朝廷に、「法華経に改宗せよ」、と迫る。
日蓮は、「外国が攻めてきて、日本は滅びる」という予言もした。
最初は相手にされなかった日蓮は、元寇により、各方面から着目される。
その日蓮の縁の地、大田区。
創価学会は、「我々は日蓮正宗だ」と主張するが、破門されてるw🤣
55年体制崩壊、あの頃、
「日本は政教分離なのに、創価学会は堂々と“公明党”を掲げている!」
、そんな批判は沢山あり、今のように、当たり前に創価学会が政治に口出しするなど、考えられない時代だった…
大田区の人々が広く知る、日蓮入滅の大田区。
そして、単なる利益団体の創価学会が、あたかも日蓮と直接的に関係あるかのごとく、物凄い勢いで信者を集めた。
簡単に言えば、
創価学会とは詐欺団体だw🤣
パソコンのプリンターで作った御札を、数万円で売ったり、仏壇を法外な値段で売りつけたり、信者は餌にしかなっていない…
だが、
親が創価学会、或いは地域丸ごと創価学会、人間関係上、抜けられない、結果、大田区丸ごと創価学会、SDGsみたいな惨状となったわけだw🤣✨
さて、本題に戻りたいw
過保護と、自立
、過保護とはつまり、
《親と子の同化》
を指す。
「おまえは俺の子供だ!だから、おまえは俺のコピーだ!」
、それが同化だ。
コピーな訳だから、自由意志など認めないw🤣
親の言う事を聞き、親の示す道を進め!、って訳だ。
そして、親が年老いたら、親の面倒を見ろ!、その代わり、財産はやる!
これが、大日本過保護帝国なわけだw🤣🤣🤣✨😎🥸💨
じゃあ、新しく生まれる生命は?
何も新しい物は生まれず、何も新しい意見も、文化も、生まれない。
今までやってきた事をひたすら踏襲し、その《維持》だけを考える…
つまり、
搾取する側に都合の良い、奴隷ファーム製造システムが、過保護であるw🥸💨🤣✨
わかるだろうか?🤣
さて、
万教帰一を、知って欲しい。
5教合一という、世界紅卍。
何かしらの真摯な信者が入会条件の、フリーメイソン。
そして、カオダイ教。
万教帰一。
全ての宗教は、一つである…
当たり前やん、
宗教とは、家畜育成インフラストラク��ャーだよw🤣✨😎
おかしいと思いませんか?
有名な宗教たちは、一つだ、一つだと叫ぶ中、
ヴェーダ、ヨガ、ウパニシャッド、禅宗だけ、除外されてるんです…
つまり何か?
国家という概念自体、選民思想そのものです。
つまり、国民、市民、臣民、庶民には、自立させないというねw🤣✌️
アセンション。
私達もれなく幸せになるには、私達もれなく、自立する必要がある。
フローレンス.スコーヴェルシンさん。
私達には、“表層意識”、“潜在意識”、それだけではなく、“超意識”があると、説く。
それこそが、キリストが示した道、
許すという事。
許す、許容、寛大さ、これこそが、超意識の扉を開きます。
宗教とは、人間の“潜在意識”に働きかける。
だから、だから信者は、色々不思議な体験も出来るが、《カルマ》因果応報から、逃れられない…
しかし、許すことにより、許される…
つまり、普通なら出来ない、《リセット》を可能にする、それが許す、寛大さだ。
だからキリストの示した技、病気が治る、つまり、許された。
死者が生き返る、リセットされた…
現状もそう。
誰か支配者がいて、誰か搾取され続ける。
奴隷の歴史は、とてつもなく、長い…
それを終わりにするのが、アセンションだ。
しかし、ニューソートだの、生長の家だの、馬鹿どものトンチンカンな解釈により、アセンションは随分遅れてしまったw🤣🤣🤣✨
艱難辛苦を愛で越した者だけが、本当のアセンションの意味を、紐解ける。
艱難辛苦を金やら、憎しみやら、戦いで越した者は、永遠にアセンションに辿り着かない。
生きるとは、己を知る事である。
己を、愛する事である。
己を愛し輝き始め、お互いがお互いを、照らす。
他力本願では、駄目、他力本願=宗教ですw🤣
私達に必要なのは、
己を知る、ヨガ、禅宗。
逃げる必要は、もう無いw✨
己を知れば知るほど、他人をも知ってゆく。
自己否定を強いる毒親に、逆に子供であるあなたが教えてあげて下さい。
親という字を良く見て下さい。
木に、立って、見てるんです、親。
つまり、ケツを拭いてやる必要が無くなれば、見ていてあげて下さい。
子供は、決して親のコピーではありません。
血肉をあげたんです。
「なんで!?じゃあ親は損ばかりじゃないか!」
…馬鹿を言うな。
今親であるあなたも、その親から血肉をわけて貰ったんだ。
今の立場でのぼせ上が��、あなたはあなたの親から貰ったものまで、最初から自分のものみたいに考えてる。
だから、子供をコピーだと思える。
さあ、簡単で、難しい扉が開きます。
己を知れ。
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各地句会報
花鳥誌 令和6年3月号
坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
………………………………………………………………
令和5年12月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
氷川丸の円窓いくつ北塞ぐ 昌文 十字架のかたちに燃る蔦紅葉 美紀 倫敦を遠く大使の冬薔薇 佑天 望郷の眠りの中に木の実降る きみよ 女学院に尖塔のかげ冬紅葉 久 冬木立の向かうをつくりものの海 緋路 昏き灯のランプシェードとポインセチア 和子 十字架を解かざる蔦の冬紅葉 光子 凍空や十字架赤き鉄であり 和子 誰も振り返らぬ早過ぎた聖樹 佑天
岡田順子選 特選句
みなと町古物を売りに行く師走 荘吉 窓は冷たく望郷のピアノの音 俊樹 氷川丸の円窓いつく北塞ぐ 昌文 冬館キラキラ星のもれ聞こゆ 美紀 冬日和トーストに染むバタと蜜 季凜 ガンダムを磔にする師走かな 緋路 革命は起こすものかも冬薔薇 緋路 誰も振り返らぬ早過ぎた聖樹 佑天 胼の手の婆キューピーを路地に売る 俊樹 古硝子歪めし冬の空はあを 久
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月2日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
神鏡の底まで蒼く冬の月 かおり 右手上げ思索のポーズ漱石忌 修二 綿虫のうすき影負ふ百度石 かおり 戯れにペアのセーターそれは無理 美穂 冬帝の裾に鉄橋灯されて かおり 赴任地は裏鬼門なり漱石忌 美穂 後戻りできぬ吊橋冬枯るる 愛 大枯野則天去私のここに居る 美穂 綿虫のことづてありと君に来る 愛 牝狐の頭に木の葉町娘 成子 憑き物を落��す霰に打たれをり 愛 落葉踏む音を楽しむ童かな 修二
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月3日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
亡き父よもう雪囲ひ始めしか 喜代子 百二才冬空へ帰られし 同 眠る山内で動めく獣達 都 年忘れ新入り下戸でじよう舌なり 同 門松の早や立ち初め禅の寺 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月7日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
冬菊を挿して祈りの夙夜かな 宇太郎 布教師の顎鬚白し報恩講 すみ子 投薬のまた一つ増え落葉蹴る 悦子 入隅に猫の目青し冬館 宇太郎 三途から戻りし者の年忘 同 闇一枚まとひてよりの浮寝鳥 都 露座仏の思惟の指さす空は冬 美智子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月9日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
冬の朝遠くに今日の始む音 恭子 空青く舞ふ白鳥の透きとほり 幸子 塀の猫すとんと消えて師走かな 三無 冬の雲切れて見下ろす日本海 白陶 枯菊のかをり残して括られる 多美女 路地裏に声の弾みし焼芋屋 美枝子 カリオンの音の明るさや十二月 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
寄せ鍋を囲みし人のまた逝きて 秋尚 まろまろと伊豆の山やま冬景色 怜 乾きたる足音空へ冬山路 三無 子離れの小さき寄鍋溢れをり のりこ 床の間に父の碁盤や白障子 三無 ご奉仕の障子新し寺の庭 和魚 信楽のたぬきと見合ふ障子越し 貴薫 煌めきをところどころに冬の山 聰
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
茶の花やエプロンで無く割烹着 昭子 風花にして降るとも降らぬとも 世詩明 ポインセチア抱けば幸せさうに見ゆ 昭子 武生花鳥必死に守る年の暮 みす枝 彩りも音も無く山眠りけり 英美子 雪まろげ仕上げは母の手の加へ 時江 糶終へて皮ジャンパーの急ぎ足 昭子 着膨れて女は手より立ち上がる 世詩明 古暦パリの街角にて終はる 昭子 街師走吹かるる如く人行き来 みす枝
令和5年12月12日 萩花鳥会
冬の月句友ともども偲ばれて 祐子 五羽が風邪萬羽が処分魔の鶏舎 健雄 冬の空めげず生きると決心す ゆかり 一年の抱負も薄れ年の暮 吉之 首かけし手袋母の匂して 美惠子
………………………………………………………………
令和5年12月13日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
この先は冬雲傾れ込む山路 あけみ 白菜を抱きかかへつつ持つ��� 令子 こんなにも長年参じ近松忌 同 オリオンの名残惜しみて冬の朝 あけみ 晩秋や娘の云ふを聞き入れる 令子 さきたま花鳥句会(十二月十五日) 初霜や狭山の畑を曳く煙 月惑 頑なに一花残して冬薔薇 八草 終焉の一ト日のたぎり冬紅葉 紀花 枝折り戸の軋む庵や枇杷の花 孝江 今年酒老舗の店や菰飾 ふゆ子 くちやくちやの枯葉纏ひて大欅 ふじ穂 廃校を渋柿たわわ守りをり 康子 三年間無事に埋めよと日記買ふ 恵美子 何をするわけでも無しに師走かな みのり 落葉積む赤き帽子の六地蔵 彩香 嫁ぎ来て冬至南瓜を五十年 良江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
口重き男に隣り近松忌 雪 九頭竜の黙が寒さを増すばかり かづを 散る紅葉散りゆく黄葉なる古刹 同 枯菊や香りと共に燃え上がる 英美子 手焙に触れれば遠き父の事 同 賀状かく龍天空へ飛躍せり 玲子 父母の眠る故郷恵方道 やす香 山眠るひもじき獣抱き抱へ みす枝 鼻水をすすれば妻もすすりけり 世詩明 熟し柿つつく鴉は夫婦らし 同 人にやや離れて生きて帰り花 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
黒門の枡形山に裘 幸風 冬蝶を労はるやうに母の塔 同 眠る山起こさぬやうに歩き出す 白陶 隠れんぼ使ひ切れざる紅葉山 経彦 冬帝と対峙の富士や猛々し 三無 笹鳴や少し傾く城主墓 芙佐子 山門へ黄落の磴細く掃く 斉 黄落の野仏は皆西へ向き 炳子
栗林圭魚選 特選句
蒼天に山脈低く雪の富士 芙佐子 空を抱くメタセコイアの冬支度 三無 SLに群がる揃ひの冬帽子 経彦 かなしことうすれゆきたり冬霞 幸子 笹鳴の過ぐ内室の小さき墓 慶月 法鼓聴く銀杏落葉の女坂 亜栄子 古寺の法鼓の渡る師走かな 久子 冬帝や明るき供花を陽子墓碑 文英 笹鳴や少し傾く城主墓 芙佐子 枯芝の広場の狭鬼ごつこ 経彦
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月19日 福井花鳥会
赤き玉転がしながら毛糸編む 啓子 住み古りて遺木の数多なる落葉 清女 着膨れてストレス無しと云ふは嘘 同 雲たれて空塞ぎをり十二月 笑子 ささやきを交はす綿虫寄り来たり 同 神殿に大絵馬掲げ年用意 同 毒舌も競り合ふ友や年忘 泰俊 それぞれの���を尽して末枯るる 雪 小説を地で生く男近松忌 同 墨をもて仏描きし古扇 同
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令和5年12月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
母と娘の悲喜こもごもや古暦 雪 大いなる一つの鳥居や神の留守 同 近松忌日有り気の一文箱 同 筆に生れ筆に死す恋近松忌 同 初雪や瓦は白く波打てり みす枝 初雪や誰彼となく首縮め 同 さんざめく市井を抜けて見る聖樹 一涓 神々の眠れる山や風の音 ただし 捨て猫のすがる眼や雪催 清女
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月24日 月例会 全選句を掲載いたします。◎が特選句です。 当日の席題は「青」でした。
坊城俊樹選 特選句
二百万余の英霊よ竜の玉 昌文 暦売る神となりし日遠くして 慶月 極月や足踏みかすか男衛士 音呼 ◎聖マリア棘やはらかき冬薔薇 和子 楽団の喧騒を待つポインセチア 順子 幔幕のうちは見せざり年用意 千種 聖夜待つランプの中の空青し 和子 悴んで十字架を小学生仰ぐ 順子 ◎十字架に鳩の休息クリスマス 要 朱き鯉悴みもせず行者めき 軽象 一枚の青空に垂れ冬薔薇 和子 著ぶくれのままカフェオレを飲むつもり 光子 著ぶくれの犬にユニオンジャックかな 佑天 冬帝のふくらませゆく日章旗 和子 ◎冬深む宿痾なる瘤持つ鯉へ 光子 ◎身じろがぬ寒鯉威してはならぬ 慶月 寒禽の寄り添うてゐる像の肩 政江 ◎擬態して聖夜の街に紛るるか 炳子 旧華族らしき猫背を外套に 順子 二の鳥居辺り冬帝在し険し 慶月 寒鯉の鐚一文も動かざる 千種 凍雲に閂かけよ大鳥居 月惑 ◎大鳥居いくつも潜りクリスマス はるか ◎きらめける虚構を踏みぬ霜柱 妙子 オルガンを踏み込むクリスマスの朝 光子 ◎くちびるの端で笑つて懐手 和子 数へ日の水あをいろに神の池 要 外套のポケットに怒りを握る 和子 冬ざれの鯉の影なき池の底 炳子 上野は勝つてゐるか像の極月 慶月 歳晩や動きさうなるさざれ石 眞理子 聖樹の灯巻き込んでゆくボロネーゼ はるか 冬眠の蛇を諾ふ斎庭なる 光子
岡田順子選 特選句
◎神の鳥冷たき影を像に置く はるか ◎極月や足踏みかすか男衛士 音呼 初対面黄色のマフラーして彼女 政江 花柊零るる坂の神父館 要 未知の先あるかのごとく日記買ふ 妙子 聖マリアと棘やはらかき冬薔薇 和子 ◎���蓮のいのちの水に眠る朝 佑天 裳裾冷たき暁星のマリア像 俊樹 なかなかに僧には会へぬ師走かな 眞理子 十字架に鳩の休息クリスマス 要 鷗外の全集売れぬ隙間風 俊樹 窓越しに著ぶくれの手が師を招く はるか 朱き鯉悴みもせず行者めき 軽象 一枚の青空に垂れ冬薔薇 和子 著ぶくれの犬にユニオンジャックかな 佑天 霜晴や空ラのリヤカー巡回す 千種 ◎英霊の言の葉の外年詰まる 軽象 寒禽の寄り添うてゐる像の肩 政江 年逝くや素木の鳥居乾くまま 要 擬態して聖夜の街に紛るるか 炳子 数へ日の嵌つてしまふ小津映画 炳子 大鳥居いくつも潜りクリスマス はるか きらめける虚構を踏みぬ霜柱 妙子 オルガンを踏み込むクリスマスの朝 光子 ◎くちびるの端で笑つて懐手 和子 ◎手つかずの落葉を散らす神の鳥 はるか 数へ日の水あをいろに神の池 要 ◎外套のポケットに怒りを握る 和子 サグラダファミリアみたいな銀杏枯れ 俊樹 風冷た悲しくなけれども涙 政江 二百万余の英霊よ竜の玉 昌文 ◎微動だにせぬ零戦と年忘れ 俊樹
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二篇 上 その十
それから、この宿場の外れに、破れ編笠の浪人者らしいのが扇を持って、謡曲の大江山の一節らしいのをうなっているのに出会った。
「いざいざ酒を飲もうよ、さてお肴はなになにぞ、 頃しも秋の山草、桔梗、苅萱、吾亦紅、紫苑と言うは何やらん・・・ 道中患いまして難儀をいたします。なにとぞ路銀の御合力を願います。」
北八は、すまなそうに、 「いや、私らは、昨日、護摩の灰に金を盗られて一文なしだ。 どうぞ貰い溜めがあれば、こっちへ御合力願います。」 それをきいた浪人は、 「そんならここへ、寄りつくな、寄りつくな。」 と、乞食の浪人のほうが、慌てて、そうそうに逃げてしまう。
二人もおかしがって大笑いしながら行くと、道端に小屋がけして、観音様の掛け軸をかけ、麻の破れ衣を着た坊さまがいる。 居眠りをしていたが、二人の足音に気がついたのか、ぱっちりと目を醒まして、急に鈴を派手にならして、へんてこなお経をとなえだした。
「妙法蓮華経普門品第始終忽多闇、 世間子息大分遊興毎晩三味線、 音曲滅多無正、 夜前大食翌日頭痛八百、 羅利古灰、笑止千万、 近辺医者早速御見舞、 調合煎薬、呑多羅久多良腹張多心経、 チィンチィン、 鼻の下空殿の建立、お志をお頼ん申します。」
<俄か侍> さて、更に先に行くと、松原の中ほどに、十四五の前髪の小僧が、土手をくずしてやかんをかけ、菓子などをならべて、遊びの片手間に旅人を呼び立てて売っている。 「お休みなさいませ、お休みなさいませ。」 それを見て、北八が弥次郎兵衛に声を掛ける。 「さあ、弥次さん、菓子でも食べようか。」 「そうだな。ちょっと休もうか。」 と、土手に敷かれたござの上に腰をかけて、二人で菓子を買って食べる。
北八は、菓子を食べながら、 「小僧さんや、この菓子はいくらになる。」 と、問い掛けると小僧さんは、 「はい、一つ二文です。」 と、指を折って教える。 弥次郎兵衛は、 「ということは、五つ食ったから、全部でいくらだ。」 小僧さんは、首をかしげて、 「はて、わしには、いくらかわからない。」 と、両手の指を折っている。
こりゃいいと、北八、 「そんならこういうことか。 五つで二五の三文か。ほれ、ここに置くぞ。」 弥次郎兵衛も気がついて、 「いやあ、こいつは安い。それなら、もう一つ食おう。 で、こっちのはいくらだ。」 小僧は、 「そりゃ、三文だ。」 「どれどれ、うまい、うまい。 小僧、最初のはもう払って、今のが四つだから、三、四の七文五分か。 ええい、五分はまけろ。いいな。」
弥次郎兵衛は、ますます調子にのって、 「おや、餅もあるのか。」 北八もそれに気がついて、餅を取り上げると、 「どれどれ、こいつはうまい。で、この餅はいくらだ。」 と、ぱくつく。 小僧は、 「そりゃ、五文だ。」 「五文ならこうと、二人で六ツ食ったから五六が十五文、それやるぞ。」 と、ここまで二人はインチキな掛け算で、小僧をだましている。
ここで、小僧は気がついたという風に、 「いや、もう九九じゃ、売らない。五文ずつ六つください。」 と、言うと、北八は仕方なく。 「ありゃ、金があるかな。」 と、財布を取り出した。小僧は、それを声に出して数えだした。 「一つ、ニつ、三つ、四つ。」 五文ずつ、一つ一つに数えて、三十文をひったくった。
最後には、きっちりお金を払わさられて、弥次郎兵衛は、 「こいつはやられたな。大笑いだ」 と、笑っている。 北八も笑いながら、 「酷い目にあった。さあ、いこうか。」 と、立ち上がりしばらく歩いて、北八は、はたと気がついた。 「おい、弥次さん。あの小僧は抜かりのないやつだな。」 「・・・」 「あの餅がなんで五文もするものか、 二文か三文の餅だろうに、高く売って、最初の損を埋めやがった。」 「なるほど、いまいましい。今、食った餅がのどにつまった。ゲッゲッ」 と、弥次郎兵衛、おかしさ半分、 子供とあなどって、すぐに仕返しされたと笑いながら行く。
それより久沢の善福寺と言う寺に曽我兄弟の茎の石碑があるのを拝んで、 北八が一首、
いま曽我に 機縁を結ぶ われわれは ほかに一家も 一文もなし
富士川の渡し場で弥次郎兵衛が一首、
ゆく水は 矢をいるごとく 岩角に あたるを厭う 富士川の舟
この渡しを過ぎる頃には、日も西の山に傾き、馬方も、急ぎ足で歩いていく。 その夕闇のころにようやく蒲原の旅館に入った。
これで、二篇 上は終わりです。二篇 下に続きます。
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でさ、全体責任、続いてんだけど、全体責任を、例えば、度外して考えてさ、正直、私なんか、俺なんか、天国に、入れるわけないなって、考えてる奴ら、多いと、思うんだよ。でもさ、今、俺に、駆け引きしてきたり、現代の聖書改ざんしてる、ネット関係の、やつらが、天国に、入れるわけないと、思う、気持ち、もう、みんなが、想像できんくらい、パないんよ。もう、ソイツらは、自分自身よーく、永久地獄に、葬りさられること、認識してるんよ。つまり、それだけの、罪を犯してきてしまって、後悔通り越して、開き直りの、境地に、到達し��るんよ。つまり、コイツラの、その、考えかた、そして、自分を、さしおいて、天国に、行って欲しくない願望が、もう、半端ないんよ。だから、現代の、聖書改ざん、しまくるんよ。そう、彼らは、もう、諦めてるのよ。でも、どこかで、助かりたい願望もあるから、最後の、悪あがきとして、俺に、かけひき、してくるんよ。そのことが、どれほど、愚かな、行為かさえ、考えきれんのよ。奴らの、思考では。だから、結局、無理なんよ。奴らを、善人にするのは。不可能なんよ。みんなが、今まで、頭のなかで、考えたこともない、とんでもない、思考が、彼らの、頭のなかには、ぐるぐるぐるぐる、渦巻いてるのよ。
こっち動画は、まだ、ほんとに❓ゴミ収集車なのか❓不明だから、やつら、削除してないんだよ。
で、明確に、ゴミ収集車って、わかる方の、つまり、この、コメントしたときの、動画、消したんだよ。↓
これ、きのう、夜中投稿したんだけど、深夜二時前ころ、昨日の、書いた、コメントな→ おかしいよな。こんな、時間に、ゴミ収集とか。
でさ、こういう、動画勝手に、削除して、天の国に、入れる可能性のある、人たちを、自分のむかう、地獄に、一緒に、いかせようとするのが、サタンの、本質なんだよ。だから、サタンはの、心は、もう、罪が大きすぎて、天の国なんか、入れるのは、無理なの、自分たちでも、よーく、理解してるから、こんな、現代の、聖書かいざん、してくんだよ。そう、全体責任を、うまく、使おう、使おうと、してるんだよ。こいつらは。
で、そう、俺の、ネットや、SNSを、コントロールしてる、科学者や、俺の、近くに住んでる、次郎丸、田隈らへんのヤツラのせいで、全体責任で、みんな、今、どんどん、悪い方向、より、キツイ方向に、向かってるんだよ。だから、早く、ヤツラを、屠らんと、悪い方向に、世界中、地球🌏中の、奴らが、苦しむことに、なるんだよ
で、ヤツラを、屠ったら、地獄どころか、カルマ🚗減るよ
そして、ヤツラのためにも、それが、良いんだよ。もう、根本的に、根が、腐ってるから、生きてるだけで、自然と、カルマ🚗が、膨らんでるんだよ。死後の、苦しみが、ますだけだから、早く、この世から、屠ってあげるほうが、奴らにとっては、幸せなことなんだよ
現代の、聖書改ざん=俺の、投稿する記事、画像を、改ざんして、皆を、神の道に、進ませないようにしているのは、とりあえず、インスタ=Facebook=Tumblr=⭕⭕⭕⭕他にもいる。
そう、苦肉の策に、開き直って、今度は、インスタ、Facebook、Tumblrが、タッグを、組んで、世界中の、少なからずいる、罪なき人たちまでも、地獄に、落とそうとしてるんよ。今。つまり、全体責任を、利用しようとしてるんよ。完全に、コイツラも、サタンなんよ。聖書改ざんした、サタンと、全く同じことを、ネットで、���ってるんよ。コイツラが。
これ、きのう、夜中投稿したんだけど、深夜二時前ころ、昨日の、書いた、コメントな→ おかしいよな。こんな、時間に、ゴミ収集とか。→そう、勝手に、削除したんだよ。俺の、投稿した、動画を。
でさ、こういう、動画勝手に、削除して、天の国に、入れる可能性のある、人たちを、自分のむかう、地獄に、一緒に、いかせようとするのが、サタンの、本質なんだよ。だから、サタンはの、心は、もう、罪が大きすぎて、天の国なんか、入れるのは、無理なの、自分たちでも、よーく、理解してるから、こんな、現代の、聖書かいざん、してくんだよ。そう、全体責任を、うまく、使おう、使おうと、してるんだよ。こいつらは。
独房、雑居、紋発、乱射、雑念、五輪、三振、欄居、托鉢、紋腹、画狂、欠年、射殺、殺傷、脳初、目車、濫用、懸念、學年、身者、卓越、餓死、軟卵、場者、童空、我作、滅法、涅槃、抹殺、怒気、燃焼、略奪、宰相、馬腹、刳発、南山、活発、沙羅、割腹、殺戮、循環、奈良、菜道、紗脚、残雑、颯和、和歌、東風、南富、背面、焼却、四季、同發、博羅、無償、透明、明闇、雲海、陶酔、溺愛、泊雑、湖畔、花車、小雑、蘭風、雑魚寝、逆発、罵詈、検遇、明細、鳥羽、無数、飾西、涼感、割烹、面月、略発、明暗、御覧、絶滅、名者、焼却、野版、絶筆、数界、洒落、羈絆、四索、敏捷、旋律、脚絆、安行、軽安、難産、伊賀、消滅、生滅、巡数、水災、万華、論発、処住、崇拝、年月、画鋲、我流、剣率、草庵、律年、雑魚、規約、貨車、蒸発、重大、錯乱、蓮妙、奈良、坐楽、延宝、財年、爆発、龍翔、日向、塁側、席園、座札、風評、財年、何発、旋律、画狂、論券、戦法、尊師、大概、二者、那波、
でさ、全体責任、続いてんだけど、全体責任を、例えば、度外して考えてさ、正直、私なんか、俺なんか、天国に、入れるわけないなって、考えてる奴ら、多いと、思うんだよ。でもさ、今、俺に、駆け引きしてきたり、現代の聖書改ざんしてる、ネット関係の、やつらが、天国に、入れるわけないと、思う、気持ち、もう、みんなが、想像できんくらい、パないんよ。もう、ソイツらは、自分自身よーく、永久地獄に、葬りさられること、認識してるんよ。つまり、それだけの、罪を犯してきてしまって、後悔通り越して、開き直りの、境地に、到達してるんよ。つまり、コイツラの、その、考えかた、そして、自分を、さしおいて、天国に、行って欲しくない願望が、もう、半端ないんよ。だから、現代の、聖書改ざん、しまくるんよ。そう、彼らは、もう、諦めてるのよ。でも、どこかで、助かりたい願望もあるから、最後の、悪あがきとして、俺に、かけひき、してくるんよ。そのことが、どれほど、愚かな、行為かさえ、考えきれんのよ。奴らの、思考では。だから、結局、無理なんよ。奴らを、善人にするのは。不可能なんよ。みんなが、今まで、頭のなかで、考えたこともない、とんでもない、思考が、彼らの、頭のなかには、ぐるぐるぐるぐる、渦巻いてるのよ。
こっち動画は、まだ、ほんとに❓ゴミ収集車なのか❓不明だから、やつら、削除してないんだよ。
で、明確に、ゴミ収集車って、わかる方の、つまり、この、コメントしたときの、動画、消したんだよ。↓
これ、きのう、夜中投稿したんだけど、深夜二時前ころ、昨日の、書いた、コメントな→ おかしいよな。こんな、時間に、ゴミ収集とか。
でさ、こういう、動画勝手に、削除して、天の国に、入れる可能性のある、人たちを、自分のむかう、地獄に、一緒に、いかせようとするのが、サタンの、本質なんだよ。だから、サタンはの、心は、もう、罪が大きすぎて、天の国なんか、入れるのは、無理なの、自分たちでも、よーく、理解してるから、こんな、現代の、聖書かいざん、してくんだよ。そう、全体責任を、うまく、使おう、使おうと、してるんだよ。こいつらは。
で、そう、俺の、ネットや、SNSを、コントロールしてる、科学者や、俺の、近くに住んでる、次郎丸、田隈らへんのヤツラのせいで、全体責任で、みんな、今、どんどん、悪い方向、より、キツイ方向に、向かってるんだよ。だから、早く、ヤツラを、屠らんと、悪い方向に、世界中、地球🌏中の、奴らが、苦しむことに、なるんだよ
で、ヤツラを、屠ったら、地獄どころか、カルマ🚗減るよ
そして、ヤツラのためにも、それが、良いんだよ。もう、根本的に、根が、腐ってるから、生きてるだけで、自然と、カルマ🚗が、膨らんでるんだよ。死後の、苦しみが、ますだけだから、早く、この世から、屠ってあげるほうが、奴らにとっては、幸せなことなんだよ
現代の、聖書改ざん=俺の、投稿する記事、画像を、改ざんして、皆を、神の道に、進ませないようにしているのは、とりあえず、インスタ=Facebook=Tumblr=⭕⭕⭕⭕他にもいる。
そう、苦肉の策に、開き直って、今度は、インスタ、Facebook、Tumblrが、タッグを、組んで、世界中の、少なからずいる、罪なき人たちまでも、地獄に、落とそうとしてるんよ。今。つまり、全体責任を、利用しようとしてるんよ。完全に、コイツラも、サタンなんよ。聖書改ざんした、サタンと、全く同じことを、ネットで、やってるんよ。コイツラが。
これ、きのう、夜中投稿したんだけど、深夜二時前ころ、昨日の、書いた、コメントな→ おかしいよな。こんな、時間に、ゴミ収集とか。→そう、勝手に、削除したんだよ。俺の、投稿し��、動画を。
でさ、こういう、動画勝手に、削除して、天の国に、入れる可能性のある、人たちを、自分のむかう、地獄に、一緒に、いかせようとするのが、サタンの、本質なんだよ。だから、サタンはの、心は、もう、罪が大きすぎて、天の国なんか、入れるのは、無理なの、自分たちでも、よーく、理解してるから、こんな、現代の、聖書かいざん、してくんだよ。そう、全体責任を、うまく、使おう、使おうと、してるんだよ。こいつらは。
独房、雑居、紋発、乱射、雑念、五輪、三振、欄居、托鉢、紋腹、画狂、欠年、射殺、殺傷、脳初、目車、濫用、懸念、學年、身者、卓越、餓死、軟卵、場者、童空、我作、滅法、涅槃、抹殺、怒気、燃焼、略奪、宰相、馬腹、刳発、南山、活発、沙羅、割腹、殺戮、循環、奈良、菜道、紗脚、残雑、颯和、和歌、東風、南富、背面、焼却、四季、同發、博羅、無償、透明、明闇、雲海、陶酔、溺愛、泊雑、湖畔、花車、小雑、蘭風、雑魚寝、逆発、罵詈、検遇、明細、鳥羽、無数、飾西、涼感、割烹、面月、略発、明暗、御覧、絶滅、名者、焼却、野版、絶筆、数界、洒落、羈絆、四索、敏捷、旋律、脚絆、安行、軽安、難産、伊賀、消滅、生滅、巡数、水災、万華、論発、処住、崇拝、年月、画鋲、我流、剣率、草庵、律年、雑魚、規約、貨車、蒸発、重大、錯乱、蓮妙、奈良、坐楽、延宝、財年、爆発、龍翔、日向、塁側、席園、座札、風評、財年、何発、旋律、画狂、論券、戦法、尊師、大概、二者、那波、
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緒の日 20240213.
昨日東京からきた友人とこちらで合流して、前から彼を案内したかった場所に連れて行った。本当は日曜日のバイト終わりに大阪で彼氏も入れて3人で会うつもりであったが、私のコンディションが悪くやむを得ずキャンセルさせてもらった。というのもバイト中に気分が悪くなってしまい(今週2回目)。やはり寝なければダメらしい。今思えば軽くパニックになってしまっていたと思う。変な汗がドッと出てきたと思ったらめまいと悪寒で立てなくなった。結局少し休ませてもらって(この間も客は来続ける、しかも新規ばかりでかなり面倒&本当に申し訳ない)、私は親に連絡して迎えにきてもらった。結局明日のバイトも休みに。というか店自体も平日1週間休みになってしまった。ここのところオーナーもバタバタなのに、私も即戦力になれず体調崩してばかりで、みんな優しくしてくださったが流石に申し訳ない。コーヒーの淹れ方を教わってから俄然仕事が楽しくなり、春風に吹かれるが如く気持ちよくなっていたのに。悔しい。
最近色々考えることが増えすぎてまた限界がきて眠れなかったのだ。彼氏と将来の話をしてから認識のずれを感じて、彼氏との関係も私の存在意義自体も終わりだと思うほど思い詰めてしまった。定期的になるパターンのここ半年くらいで一番ひどいやつだった。こうなるとダメで、酒でも薬でも何か摂取することではおさまらないので、気を失うくらい無理矢理流血するという最悪の方法を試すしかなくなる。悲しい。自傷について白状してみると普段の自分の言い草と矛盾するようで情けなくて尚更悲しくなる。でもこれが私なのだから逃げられない。心はいつまでも幼く、言葉で自分の感情を相手にうまく伝えることもできなければ、一人になることをどんなことよりも恐れているのに孤独を選んでしまう。しかも自分の中では全ての言動が合理性に基づいているから誰の言葉も響かない。冷静になれば他人の気持ちもよく見えてくるのに、冷静になった時には体がボロボロになってトラウマが増えて日常が制限されている。恐ろしくて自分のことだとは到底思いたくない。
そういう状況で友人がこちらに遊びにきて、前回夏に来た時と同様、絶妙なタイミングで私を外に連れ出してくれたことは明確な救いだった。3月に結婚することになった彼の婚姻届の証人欄を私が書くことになったのだ。責任重大だなと自分でも感じていなくはなかったが、お酒が入ってから友人がなぜ私を証人にしたがったのかについてちゃんと話を聞かせてもらうと、言い得ない心の状態になってしまった。彼氏との齟齬についても友人が間に入ってくれたおかげで、何とか自分の気持ちを言葉にすることができて少し楽になった。私のままでいても認めてくれる人たちの心遣いにもっと私が寄り添うべきなのだろう。私こそ「彼ら」に歩み寄って「彼ら」を理解すべきなのだろう。
なぜ私はいつも不安なのか。この問いは、なぜ生きているのかと同じ問いなのだろう。私が何者でもないという不安とともにあるかぎり、なぜ生きているのかという問題には答えが出ない。でもその不安こそが自由の証であるとも思う。希望であるとも。私は他人から何者かを決めつけれることも、自ら何らかの属性に甘んじることにも強く嫌悪感を感じる。自由な分、大いなる責任は伴うのであって、私は死ぬことを自ら選べない、必然的に生きなければいけない。必然的にこの自由を、不安を、何者でもない自分を生きなければいけない。そのことを思い出した。サルトルも、坂口安吾も、日蓮も、ドストエフスキーも、私の好きな人々は皆同じようなことを言う。私にとっての真実の生き方を私はもうすでに知っているのに、見失ってしまうのは私が孤独に耐えられないからだ。孤立したくない。疎外感を感じていたくない。ひとりにしないで。このことを伝えたかった、恋人にも友達にも家族にも。繋がりを蔑ろにしないで、私もまた誰かの恋人であり、誰かの友達であり、誰かの家族であったことを、この重さを受けいれなければいけないね。根を張りたい。この世界を愛したい。いつまでも人に囲まれていたい。存在していたい。
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12/6
10代の僕が死んで
死ぬ前はひたすら恐ろしかったし、ワクワクもしてた。どうなっちゃうんだろう、大人になりたくない、でも酒も煙草も文句言われんさ、何時に帰ったって。
門限もない、しかし責任がある、自由になる、しかし不自由になる!!
転換は予想外な感じ。
思ってた程何も変わらなかった、周りの皆が変わっちまったように見えるのは、きっとそうせざる負えない何かがあるから
必死に大人にならないように勤める、それもまた愚行だと思った。素直に生き���うと思った、でもそれもまた愚行。
だから諦めちゃうんだ、考えたって俺は俺だし、仕方ない、時は進んじゃう
10代だからこそ!とはよく言うけど、20代だからこそ!もあるはず。それこそ50代も70代も、死んだらそれにも何かある…と思う
何かと意味や理由を求めてしまうけど、どうなろうと世界は進むし、残ろうが残らまいが死んだら関係ないわけ。
だから出来るだけ毎日に納得がいくように、そうなるように生きてくだけ
とりあえず死んでもいいと納得が出来た、そういうCDが出来た。
明日死んでも後悔はない、俺が明日死んでもCDは俺の家に届いてなんらかの方法で皆んなのもとに届く…はず
しかし生きることにも納得してる、12/12を控えてるし、何より今後の自分が楽しみ、出逢いとか、ポジティブな面でとっても!
明日死んでもいいって毎日思わないけど、明日死んでもいいって思える日がたまに来る
そういう日がたまにくれば、そのタイミングで死ねれば幸せだと思う。
これからのことなんか分かんないし、それこそ適当に生きてくしかないわけだから
10代の僕はとりあえず死んだ、供養した、成仏した、Teeeen.EPにはそういう役割を担ってもらったんよ
20代への不安とか思い出話とか、ちゃんとさよならも言えた!!
自己満足的な、エゴ的な、そういうとこがたっくさん、それが僕だし、というかそれが人間なのでは?と思う。
いや、一概にそうとは言えんけど、少なくとも俺がそうな限り仕方ない
人のために何か出来る俺じゃないけど、世界平和は願ってる、誰かが傷付いたら俺も悲しい、少し悲しい、みんな幸せが一番いい。
待てよ、嫌な奴の不幸は嬉しい、それくらいは許してほしいな
難しいことは分からん、俺には関係ないことだし
なんだろう、やっぱ俺は皆んなに救われちゃう安い男なのだ、カッコよくないのだ、皆が否定したり肯定したりしてくれるからだ。
それが嬉しいんだ、承認欲求のバカヤローなんだ、自己主張したいんだ
でもカッコよくないこと正直に言えちゃうのかっこいいじゃん?やっぱダサい時もあるけど、それも含めてカッコ良く!!
そう、かっこいい!!かっこいいーやつ!!
つまり、かっこいいEPができた!!石川さん、龍ノ平さん、ウメザワさん、遠田、助けてくれたハヤトくん、関わってくれた皆!!
リョウタ君、ちょ〜さん、蓮も本田も、高木もふざけんな!なとこあるけど!!大事なことだから、関わってくれたみんな!!!!
ありがとう!!(ドン)
おわんねーぞ、俺らの戦いは、これからだぞ、打ち切りじゃねーぞ。
石ツ先生は休載も多いけど、面白いぞ
12/12はもっと感謝する!感謝がちゃんと出来る俺が好きだから!!
ROKIもPaleveinもHammer Head SharkもEVIも、よろしくお願いします!!!!
何卒!(ドドン)
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最初の特攻を命じたことによって、「特攻の産み親」と呼ばれることになった大西瀧治郎中将は、天皇が玉音放送を通じて国民に戦争終結を告げたのを見届けて、翌16日未明、渋谷南平台の官舎で割腹して果てた。
特攻作戦を採用した責任者といえる将官たち、前線で「おまえたちだけを死なせはしない」と言いながら特攻を命じた指揮官たちの中で、このような責任のとり方をした者は他に一人もいない。
そして、ひとり残された妻・淑恵さんも、戦後、病を得て息を引き取るまで33年間、清廉かつ壮絶な後半生を送っていた。
最初の慰霊法要に駆け込み、土下座した貴婦人
終戦の翌年、昭和21(1946)年3月のある日、全国の有力新聞に、
〈十三期飛行専修予備学生出身者は連絡されたし。連絡先東京都世田谷区・大山日出男〉 との広告が掲載された。
空襲で、東京、大阪、名古屋はもちろん、全国の主要都市は灰燼に帰し、見わたす限りの廃墟が広がっている。
連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)は昭和21年1月、「公職追放令」を出し、旧陸海軍の正規将校がいっさいの公職に就くことを禁止した。日本の元軍人が集会を開くことさえ禁じられ、戦犯の詮議も続いている。広告を見て、「戦犯さがし」かと疑う者も少なからずいたが、呼びかけ人の大山のもとへは全国から続々と連絡が寄せられた。
戦争が終わってこの方、掌を返したような世の中の変化で、生き残った航空隊員には「特攻くずれ」などという侮蔑的な言葉が投げかけられ、戦没者を犬死に呼ばわりする風潮さえもはびこっている。そんななか、大勢の戦友を亡くして生き残った者たちは、戦没者に対し、
「生き残ってすまない」
という贖罪の気持ちをみんなが抱いている。それは、はじめから陸海軍を志した、いわばプロの軍人も、戦争後期に学窓から身を投じた予備士官も、なんら変わるところがない率直な感情だった。
「十三期飛行専修予備学生」は、大学、高等学校高等科、専門学校(旧制)を卒業、または卒業見込の者のうち、10万名を超える志願者のなかから選抜された5199名が、昭和18(1943)年10月、土浦、三重の両海軍航空隊に分かれて入隊、特攻戦死者448名をふくむ1616名が戦没している。呼びかけに応じて集まった予備学生十三期出身者たちの意思は、
「多くの戦没者同期生の慰霊こそ、生き残った者の務めである」
ということで一致した。そして、同期生たちが奔走し、GHQ、警察、復員局の了承をとりつけて、ふたたび10月30日の新聞に、
〈十一月九日、第十三期飛行専修予備学生戦没者慰霊法要を東京築地本願寺にて行ふ〉
と広告を出し、さらにNHKに勤務していた同期生の計らいで、ラジオでも案内放送が流れた。
昭和21年11月9日、国電(現JR)有楽町駅から築地まで、焼跡の晴海通りを、くたびれた将校マントや飛行靴姿の青年たち、粗末ななりに身をやつした遺族たちが三々五々、集まってきた。築地本願寺の周囲も焼け野原で、モダンな廟堂の壁も焦げている。寺の周囲には、機関銃を構えたMPを乗せたジープが停まって、監視の目を光らせている。焼跡のなかでその一角だけが、ものものしい雰囲気に包まれていた。
広い本堂は、遺族、同期生で埋め尽くされた。悲しみに打ち沈む遺族の姿に、同期生たちの「申し訳ない」思いがさらにつのる。読経が終わると、一同、溢れる涙にむせびながら、腹の底から絞り出すように声を張り���げ、「同期の桜」を歌った。
歌が終わる頃、一人の小柄な婦人が本堂に駆け込んできた。「特攻の父」とも称される大西瀧治郎中将の妻・淑惠である。
大西中将は昭和19(1944)年10月、第一航空艦隊司令長官として着任したフィリピンで最初の特攻出撃を命じ、昭和20(1945)年5月、軍令部次長に転じたのちは最後まで徹底抗戦を呼号、戦争終結を告げる天皇の玉音放送が流れた翌8月16日未明、渋谷南平台の官舎で割腹して果てた。特攻で死なせた部下たちのことを思い、なるべく長く苦しんで死ぬようにと介錯を断っての最期だった。遺書には、特攻隊を指揮し、戦争継続を主張していた人物とは思えない冷静な筆致で、軽挙を戒め、若い世代に後事を託し、世界平和を願う言葉が書かれていた。
昭和19年10月20日、特攻隊編成の日。マバラカット基地のそば、バンバン川の河原にて、敷島隊、大和隊の別杯。手前の後ろ姿が大西中将。向かって左から、門司副官、二〇一空副長・玉井中佐(いずれも後ろ姿)、関大尉、中野一飛曹、山下一飛曹、谷一飛曹、塩田一飛曹
昭和19年10月25日、マバラカット東飛行場で、敷島隊の最後の発進
淑惠は、司会者に、少し時間をいただきたいと断って、参列者の前に進み出ると、
「主人がご遺族のご子息ならびに皆さんを戦争に導いたのであります。お詫び��言葉もございません。誠に申し訳ありません」
土下座して謝罪した。淑惠の目には涙が溢れ、それが頬をつたってしたたり落ちていた。
突然のことに、一瞬、誰も声を発する者はいなかった。
われに返った十三期生の誰かが、
「大西中将個人の責任ではありません。国を救わんがための特攻隊であったと存じます」
と声を上げた。
「そうだそうだ!」
同調する声があちこちに上がった。十三期生に体を支えられ、淑惠はようやく立ち上がると、ふかぶかと一礼して、本堂をあとにした。これが、大西淑惠の、生涯にわたる慰霊行脚の第一歩だった。
生活のために行商を。路上で行き倒れたことも
同じ年の10月25日。港区芝公園内の安蓮社という寺には、かつて第一航空艦隊(一航艦)、第二航空艦隊(二航艦)司令部に勤務していた者たち10数名が、GHQの目をぬすんでひっそりと集まっていた。
関行男大尉を指揮官とする敷島隊をはじめとする特攻隊が、レイテ沖の敵艦船への突入に最初に成功したのが、2年前の昭和19年10月25日。三回忌のこの日に合わせて、一航艦、二航艦、合計2525名の戦没特攻隊員たちの慰霊法要をやろうと言い出したのは、元一航艦先任参謀・猪口力平大佐だった。安蓮社は、増上寺の歴代大僧正の墓を守る浄土宗の由緒ある寺で、住職が猪口と旧知の間柄であったという。
神風特攻隊敷島隊指揮官・関行男大尉。昭和19年10月25日、突入、戦死。最初に編成された特攻隊4隊(敷島隊、大和隊、朝日隊、山桜隊)全体の指揮官でもあった。当時23歳
昭和19年10月25日、特攻機が命中し、爆炎を上げる米護衛空母「セント・ロー」
寺は空襲で焼け、バラックの一般家屋のような仮本堂であったが、住職は猪口の頼みに快く応じ、特攻隊戦没者の供養を末永く続けることを約束した。この慰霊法要は「神風忌」と名づけられ、以後、毎年この日に営まれることになる。
遺された「神風忌参会者名簿」(全六冊)を見ると、大西淑惠はもとより、及川古志郎大将、戸塚道太郎中将、福留繁中将、寺岡謹平中将、山本栄大佐、猪口力平大佐、中島正中佐……といった、特攻を「命じた側」の主要人物の名前が、それぞれの寿命が尽きる直前まで並んでいる。
生き残った者たちの多くは、それぞれに戦没者への心の負い目を感じつつ、慰霊の気持ちを忘れないことが自分たちの責務であると思い、体力や生命の続く限り、こういった集いに参加し続けたのだ(ただし、軍令部で特攻作戦を裁可した事実上の責任者である中澤佑中将、黒島亀人少将は、一度も列席の形跡がない)。
東京・芝の寺で戦後60年間、営まれた、特攻戦没者を供養する「神風忌」慰霊法要の参会者名簿。当時の将官、参謀クラスの関係者が名を連ねるなか、淑惠は、亡くなる前年の昭和51年まで欠かさず列席していた
十三期予備学生の戦没者慰霊法要で土下座をした大西淑惠は、その後も慰霊の旅を続けた。特攻隊員への贖罪に、夫の後を追い、一度は短刀で胸を突いて死のうとしたが、死ねなかった。ずっとのち、淑惠は、かつて特攻作戦渦中の第一航空艦隊で大西中将の副官を勤めた門司親徳(主計少佐。戦後、丸三証券社長)に、
「死ぬのが怖いんじゃないのよ。それなのに腕がふにゃふにゃになっちゃうの。それで、やっぱり死んじゃいけないってことかと思って、死ぬのをやめたの」
と語っている。
大西瀧治郎中将(右)と、副官・門司親徳主計大尉(当時)。昭和20年5月13日、大西の軍令部次長への転出を控えて撮影された1枚
暮らしは楽ではない。夫・大西瀧治郎はおよそ金銭に執着しない人で、入るにしたがって散じた。門司は、フィリピン、台湾での副官時代、大西の預金通帳を預かり、俸給を管理していたから、大西が金に無頓着なのはよく知っている。淑惠もまた、金銭には無頓着なほうで、もとより蓄えなどない。
家も家財も空襲で焼失し、GHQの命令で軍人恩給は停止され、遺族に与えられる扶助料も打ち切られた。
昭和3年2月、華燭の典を挙げた大西瀧治郎(当時少佐)と淑惠夫人
自宅でくつろぐ大西瀧治郎、淑惠夫妻。大西が中将に進級後の昭和18年5月以降の撮影と思われる
焼け残った千葉県市川の実家に戻って、淑惠は生きるために商売を始めた。最初に手がけたのは薬瓶の販売である。伝手を求めて会社を訪ね、それを問屋につなぐ。次に、飴の行商。元海軍中将夫人としては、全く慣れない別世界の生活だった。
昭和22(1947)年8月上旬のある日、薬瓶問屋を訪ねる途中、国電日暮里駅東口前の路上で行き倒れたこともある。このとき、たまたま日暮里駅前派出所で立ち番をしていた荒川警察署の日下部淳巡査は、知らせを受けてただちに淑惠を派出所内に運び、近くの深井戸の冷水で応急手当をした。
「質素な身なりだったが、その態度から、終戦まで相当な身分の人と思った」
と、日下部巡査はのちに語っている。柔道六段の偉丈夫だった日下部は、元海軍整備兵曹で、小笠原諸島にあった父島海軍航空隊から復員してきた。後日、淑惠が署長宛に出した礼状がもとで、日下部は警視総監から表彰を受けた。だが、その婦人が誰であるか知らないまま8年が過ぎた。
昭和30(1955)年、日下部は、元零戦搭乗員・坂井三郎が著した『坂井三郎空戦記録』(日本出版協同)を読んで坂井の勤務先を知り、両国駅前の株式会社香文社という謄写版印刷の会社を訪ねた。日下部は、昭和19(1944)年6月、敵機動部隊が硫黄島に来襲したとき、父島から硫黄島に派遣され、そこで横須賀海軍航空隊の一員として戦っていた坂井と知り合ったのだ。
香文社を訪ねた日下部は、そこに、あの行き倒れの婦人がいるのに驚いた。そして、この婦人が、大西中将夫人であることをはじめて知った。日下部は淑惠に心服し、こののちずっと、淑惠が生涯を閉じるまで、その身辺に気を配ることになる。
淑惠が、坂井三郎の会社にいたのにはわけがある。
淑惠の姉・松見久栄は、海軍の造船大佐・笹井賢二に嫁ぎ、女子2人、男子1人の子をもうけた。その男の子、つまり大西夫妻の甥にあたる笹井醇一が、海軍兵学校に六十七期生として入校し、のちに戦闘機搭乗員となった。
笹井醇一中尉は昭和17(1942)年8月26日、ガダルカナル島上空の空戦で戦死するが、戦死するまでの数ヵ月の活躍にはめざましいものがあった。ラバウルにいたことのある海軍士官で、笹井中尉の名を知らぬ者はまずいない。
その笹井中尉が分隊長を務めた台南海軍航空隊の、下士官兵搭乗員の総元締である先任搭乗員が坂井三郎だった。笹井の部下だった搭乗員はそのほとんどが戦死し、笹井の活躍については、坂井がいわば唯一の語り部となっている。
坂井は、海軍航空の草分けで、育ての親ともいえる大西瀧治郎を信奉していたし、
「敬愛する笹井中尉の叔母ということもあり、淑惠さんを支援することは自分の義務だと思った」
と、筆者に語っている。
坂井は淑惠に、両国で戦後間もなく始めた謄写版印刷店の経営に参加してくれるよう頼み、淑惠は、実家の了解を得て、夫の位牌を持ち、坂井の印刷店のバラックの片隅にある三畳の部屋に移った。日暮里で行き倒れた数年後のことである。
だが、坂井には、別の思惑もある。淑惠が経営に関わることで、有力な支援者を得ることができると考えたのだ。坂井の謄写版印刷の店は、福留繁、寺岡謹平という、大西中将の2人の同期生(ともに海軍中将)ほかが発起人となり、笹川良一(元衆議院議員、国粋大衆党総裁。A級戦犯容疑で収監されたが不起訴。のち日本船舶振興会会長)が発起人代表となって株式会社に発展した。
出資金は全額、坂井が出し、名目上の代表取締役社長を淑惠が務めることになった。会社が軌道に乗るまでは、笹川良一や大西に縁のある旧海軍軍人たちが、積極的に注文を出してくれた。淑惠は、香文社の格好の広告塔になったと言ってよい。
「裏社会のフィクサー」の大西に対する敬意
淑惠には、ささやかな願いがあった。大西の墓を東京近郊に建て、その墓と並べて、特攻隊戦没者を供養する観音像を建立するというものである。
苦しい生活のなかから細々と貯金し、昭和26(1951)年の七回忌に間に合わせようとしたが、それは到底叶わぬことだった。だが、この頃から慰霊祭に集う人たちの間で、淑惠の願いに協力を申し出る者が現れるようになった。
大西中将は、まぎれもなく特攻を命じた指揮官だが、不思議なほど命じられた部下から恨みを買っていない。フィリピンで、大西中将の一航艦に続いて、福留繁中将率いる二航艦からも特攻を出すことになり、大西、福留両中将が一緒に特攻隊員を見送ったことがあった。このときの特攻隊の一員で生還した角田和男(当時少尉)は、
「大西中将と福留中将では、握手のときの手の握り方が全然違った。大西中将はじっと目を見て、頼んだぞ、と。福留中将は、握手しても隊員と目も合わさないんですから」
と述懐する。大西は、自身も死ぬ気で命じていることが部下に伝わってきたし、終戦時、特攻隊員の後を追って自刃したことで、単なる命令者ではなく、ともに死ぬことを決意した戦友、いわば「特攻戦死者代表」のような立場になっている。淑惠についても、かつての特攻隊員たちは、「特攻隊の遺族代表」として遇した。
「大西長官は特攻隊員の一人であり、奥さんは特攻隊員の遺族の一人ですよ」
というのが、彼らの多くに共通した認識だった。
そんな旧部下たちからの協力も得て、昭和27(1952)年9月の彼岸、横浜市鶴見区の曹洞宗大本山總持寺に、小さいながらも大西の墓と「海鷲観音」と名づけられた観音像が完成し、法要と開眼供養が営まれた。
昭和27年9月、鶴見の總持寺に、最初に淑惠が建てた大西瀧治郎の墓。左は特攻戦没者を供養する「海鷲観音」
その後、昭和38(1963)年には寺岡謹平中将の筆になる「大西瀧治郎君の碑」が墓の左側に親友一同の名で建てられ、これを機に墓石を一回り大きく再建、観音像の台座を高いものにつくり直した。
墓石の正面には、〈従三位勲二等功三級 海軍中将大西瀧治郎之墓〉と刻まれ、側面に小さな字で、〈宏徳院殿信鑑義徹大居士〉と、戒名が彫ってある。再建を機に、その隣に、〈淑徳院殿信鑑妙徹大姉〉と、淑惠の戒名も朱字で入れられた。
この再建にあたって、資金を援助したのが、戦時中、海軍嘱託として中国・上海を拠点に、航空機に必要な物資を調達する「児玉機関」を率いた児玉誉士夫である。児玉は、海軍航空本部総務部長、軍需省航空兵器総局総務局長を歴任した大西と親交が深く、私欲を微塵も感じさせない大西の人柄に心服していた。大西が割腹したとき、最初に官舎に駆けつけたのが児玉である。
昭和20年2月、台湾・台南神社で。左から門司副官、児玉誉士夫、大西中将
児玉は、昭和20(1945)年12月、A級戦犯容疑で巣鴨プリズンに拘置され、「児玉機関」���上海での行状を3年間にわたり詮議されたが、無罪の判定を受けて昭和23(1948)年���、出所していた。
巣鴨を出所したのちも、淑惠に対し必要以上の支援はせず、一歩下がって見守る立場をとっていた。「自分の手で夫の墓を建てる」という、淑惠の願いを尊重したのだ。だから最初に墓を建てたときは、協力者の一人にすぎない立場をとった。
だが、再建の墓は、大西の墓であると同時に淑惠の墓でもある。児玉は、大西夫妻の墓は自分の手で建てたいと、かねがね思っていた。ここで初めて、児玉は表に出て、淑惠に、大西の墓を夫婦の墓として建て直したいが、自分に任せてくれないかと申し出た。
「児玉さんの、大西中将に対する敬意と追慕の念は本物で、見返りを何も求めない、心からの援助でした。これは、『裏社会のフィクサー』と囁かれたり、のちにロッキード事件で政財界を揺るがせた動きとは無縁のものだったと思っています」
と、門司親徳は言う。
鶴見の總持寺、大西瀧治郎墓所の現在。墓石に向かって左側に海鷲観音と墓誌、右側には遺書の碑が建っている
大西瀧治郎の墓石右横に建てられた遺書の碑
墓が再建されて法要が営まれたとき、淑惠が参会者に述べた挨拶を、日下部巡査が録音している。淑惠は謙虚に礼を述べたのち、
「特攻隊のご遺族の気持ちを察し、自分はどう生きるべきかと心を砕いてまいりましたが、結局、散っていった方々の御魂のご冥福を陰ながら祈り続けることしかできませんでした」
と、涙ながらに話した。
「わたし、とくしちゃった」
淑惠は、昭和30年代半ば頃、香文社の経営から身を引き、抽選で当った東中野の公団アパートに住むようになった。3階建ての3階、六畳と四畳半の部屋で、家賃は毎月8000円。当時の淑惠にとっては大きな出費となるので、児玉誉士夫と坂井三郎が共同で部屋を買い取った。ここには長男・多田圭太中尉を特攻隊で失った大西の親友・多田武雄中将夫人のよし子や、ミッドウェー海戦で戦死した山口多聞少将(戦死後中将)夫人のたかなど、海軍兵学校のクラスメートの夫人たちがおしゃべりによく集まった。門司親徳や日下部淳、それに角田和男ら元特攻隊員の誰彼も身の周りの世話によく訪ねてきて、狭いながらも海軍の気軽な社交場の趣があった。
「特攻隊員の遺族の一人」である淑惠には、多くの戦友会や慰霊祭の案内が届く。淑惠は、それらにも体調が許す限り参加し続けた。どれほど心を込めて慰霊し、供養しても、戦没者が還ることはなく、遺族にとって大切な人の命は取り返しがつかない。この一点だけは忘れてはいけない、というのが、淑惠の思いだった。
大西中将は生前、勲二等に叙せられていたが、昭和49(1974)年になって、政府から勲一等旭日大綬章を追叙された。この勲章を受けたとき、淑惠は、
「この勲章は、大西の功��ではなく、大空に散った英霊たちの功績です」
と言い、それを予科練出身者で組織する財団法人「海原会」に寄贈した。大西の勲一等の勲章は、茨城県阿見町の陸上自衛隊武器学校(旧土浦海軍航空隊跡地)内にある「雄翔館」(予科練記念館)におさめられている。
昭和49年、大西瀧治郎を主人公にした映画「あゝ決戦航空隊」が東映で映画化され、淑惠は京都の撮影所に招かれた。大西中将役の鶴田浩二、淑惠役の中村珠緒とともに撮られた1枚
淑惠は、毎年、この地で開催されている予科練戦没者慰霊祭にも、欠かさず参列した。
「こういう会合の席でも、奥さんはいつも自然体で、ことさら変わったことを言うわけではない。しかし短い挨拶には真情がこもっていて、その飾らない人柄が参会者に好感をもたれました。大西中将は『特攻の父』と言われますが、奥さんはいつしか慰霊祭に欠かせない『特攻の母』のようになっていました」
と、門司親徳は振り返る。
昭和50(1975)年8月、淑惠は最初に特攻隊を出した第二〇一海軍航空隊の慰霊の旅に同行し、はじめてフィリピンへ渡った。
小学生が手製の日の丸の小旗を振り、出迎えの地元女性たちが慰霊団一人一人の首にフィリピンの国花・サンパギータ(ジャスミンの一種)の花輪をかける。特攻基地のあったマバラカットの大学に設けられた歓迎会場では、学長自らが指揮をとり、女子学生が歌と踊りを披露する。警察署長が、慰霊団の世話を焼く。
予想以上に手厚いもてなしに一行が戸惑っていたとき、突然、淑惠が壇上に上った。
「マバラカットの皆さま、戦争中はたいへんご迷惑をおかけしました。日本人の一人として、心からお詫びします。――それなのに、今日は、こんなに温かいもてなしを受けて……」
涙ぐみ、途切れながら謝辞を述べると、会場に大きな拍手が起こった。
淑惠は、翌昭和51(1976)年にも慰霊団に加わったが、昭和52(1977)年6月、肝硬変をわずらって九段坂病院に入院した。この年の4月、二〇一空の元特攻隊員たちが靖国神社の夜桜見物に淑惠を誘い、砂利敷きの地面にござを敷いて夜遅くまで痛飲している。
「こんなお花見、生まれて初めて……」
77歳の淑惠は、花冷えのなかで嬉しそうに目を細め、しみじみつぶやいた。
九段坂病院5階の奥にある淑惠の病室には、門司親徳や、かつての特攻隊員たちも見舞いに駆けつけ、人の絶えることがなかった。児玉誉士夫は、自身も病身のため、息子の博隆夫妻に見舞いに行かせた。香文社時代の同僚、遠縁の娘など身近な人たちが、献身的に淑惠の世話をした。日下部淳は、警察の仕事が非番の日には必ず病院を訪れ、ロビーの長椅子に姿勢よく座って、何か起きたらすぐにでも役に立とうという構えだった。
昭和53(1978)年2月6日、門司親徳が午前中、病室に顔を出すと、淑惠は目をつぶって寝ていた。淑惠が目を開けたとき、門司が、
「苦しくないですか?」
とたずねると、小さく首をふった。そして、しばらくたって、淑惠は上を向いたまま、
「わたし、とくしちゃった……」
と、小さくつぶやいた。子供のようなこの一言が、淑惠の最期の言葉となった。淑惠が息を引き取ったのは、門司が仕事のために病室を辞去して数時間後、午後2時24分のことであった。
「『とくしちゃった』という言葉は、夫があらゆる責任をとって自決した、そのため、自分はみんなから赦され、かえって大事にされた。そして何より、生き残りの隊員たちに母親のようになつかれた。子宝に恵まれなかった奥さんにとって、これは何より嬉しかったんじゃないか。これらすべての人に『ありがとう』という代わりに、神田っ子の奥さんらしい言葉で、『とくしちゃった』と言ったに違いないと思います」
――門司の回想である。
淑惠の葬儀は、2月18日、總持寺で執り行われた。先任参謀だった詫間(猪口)力平が、葬儀委員長を務め、数十名の海軍関係者が集まった。納骨のとき、ボロボロと大粒の涙を流すかつての特攻隊員が何人もいたことが、門司の心に焼きついた。
こうして、大西淑惠は生涯を閉じ、その慰霊行脚も終わった。残された旧部下や特攻隊員たちは、淑惠の遺志を継いで、それぞれの寿命が尽きるまで、特攻戦没者の慰霊を続けた。戦後すぐ、芝の寺で一航艦、二航艦の司令部職員を中心に始まった10月25日の「神風忌」の慰霊法要は、元特攻隊員にまで参会者を広げ、平成17(2005)年まで、60年にわたって続けられた。60回で終わったのは、代のかわった寺の住職が、先代の約束を反故にして、永代供養に難色を示したからである。
大西中将の元副官・門司親徳は、「神風忌」の最後を見届け、自身が携わった戦友会の始末をつけて、平成20(2008)年8月16日、老衰のため90歳で亡くなった。昭和と平成、元号は違えど、大西瀧治郎と同じ「20年8月16日」に息を引き取ったのは、情念が寿命をコントロールしたかのような、不思議な符合だった。
大西夫妻の人物像について、門司は生前、次のように述べている。
「大西中将は、血も涙もある、きわめてふつうの人だったと思う。ふつうの人間として、身を震わせながら部下に特攻を命じ、部下に『死』を命じた司令長官として当り前の責任のとり方をした。ずばぬけた勇将だったとも、神様みたいに偉い人だったとも、私は思わない。だけど、ほかの長官と比べるとちょっと違う。人間、そのちょっとのところがなかなか真似できないんですね。ふつうのことを、当り前にできる人というのは案外少ないと思うんです。軍人として長官として、当り前のことが、戦後、生き残ったほかの長官たちにはできなかったんじゃないでしょうか
奥さんの淑惠さんも、無邪気な少女がそのまま大人になったような率直な人柄で、けっして威厳のあるしっ��り者といった感じではなかった。でも、人懐っこく庶民的で、人の心をやわらかく掴む、誠実な女性でした。長官は、そんな淑惠さんを信じて後事を託し、淑惠さんは、つましい生活を送りながら、夫の部下たちやご遺族に寄り添って天寿を全うした。
正反対のタイプでしたが、理想的な夫婦だったんじゃないでしょうか。いまの価値観で見ればどう受け止められるかわかりませんが……」
そう、現代の価値観では計り知れないことであろう。責任ある一人の指揮官と、身を捨てて飛び立った若者たち。そして、自決した夫の遺志に殉ずるかのように、最期まで慰霊に尽くし続けた妻――。
「戦争」や「特攻」を現代の目で否定するのは簡単だ。二度と繰り返してはならないことも自明である。しかし、人は自分が生まれる時や場所を選べない。自らの生きた時代を懸命に生きた人たちがいた、ということは、事実として記憶にとどめておきたい。
旧軍人や遺族の多くが世を去り、生存隊員の全員が90歳を超えたいまもなお、全国で慰霊の集いが持たれ、忘れ得ぬ戦友や家族の面影を胸に、命がけで参列する当事者も少なくない。彼らの思いを封じることは誰にもできないはずだから。
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堀の内
世の中にはずいぶんそそっかしいかたがございますが、そそっかしいくらいのかたに悪人はないようで……
「おう、おっかあ、いま帰った」 「あら、お帰り」 「おっかあ、どうもたいへんなことができちまった」 「どうしたのさ?」 「どうしたって……まあ、なんでもいいから、早く薬を呼んできてくれ。どうも医者でも飲まなきゃあなおらねえ」 「なにいってるのさ。薬を呼んで医者を飲むなんて人があるもんかねえ。どっかぐあいでもわるいのかい?」 「わるいどころのさわぎじゃねえや。いま熊公んとこではなしをして、表へでたとたんに片っぽうの足が長くなっちまったんだ」 「あら、いやだよ、みせてごらん……まあ、なんだねえ、履物《はきもの》が片ちんばじゃあないか。草履《ぞうり》と下駄《げた》と片足ずつはいてるんじゃあないか」 「えっ、草履と下駄と? ……ああ、なるほど、道理で片足長くなったとおもった。どうすりゃあなおる?」 「きまってるじゃないか。ぬげばいいのさ」 「うん、そうか……あれっ、ぬいでもなおらねえぜ」 「どっちをぬいだのさ?」 「草履だ」 「それじゃあおなじだよ。しょうがないねえ。おまえさんてえ人は、どうしてそうそそっかしいんだろうね?」 「うん、熊公もそういってた。『おめえみてえなそそっかしいやつはいねえ。いまのうちに信心でもしてなおさなくっちゃあいけねえ。それも暗いうちから起きて、弁当持ちででかけていって、いっしょうけんめいに信心しろ』とこういうんだ。だから、これから信心をはじめるから覚悟しろ」 「なにいってるんだよ。おまえさんが信心するのに覚悟もなにもいるもんかね。けれど、おまえさんのそこつが信心でなおれば、こんな結構なことはないよ。で、何様を信心するんだい?」 「堀の内の観音さまを信心するんだ」 「堀の内の観音さま?」 「いや、その……水天宮さま……なーに、金毘羅《こんぴら》さま……不動さま……」 「なにいってるんだよ。堀の内ならお祖師《そし》さまじゃあないか」 「ああ、お祖師さま、お祖師さま、あわてるな」 「どっちがあわててるんだよ」 「さあ、そうときまったら、あしたの朝が早えんだ。ふとんをしいてくれ。もう寝るから……」 「寝るったって、まだ日が暮れてないよ」 「暮れてなくてもかまうもんか。戸をしめて、あかりをつけろ」 「戸をしめたって、まだ日があたってるよ」 「日があたってたら、いい月夜だとだましねえな」 「だれを?」 「おれを……」 「なにをばかなことをいってるんだねえ」
翌朝は、亭主のそこつをなおそうという一心で、女房は暗いうちから起きて食事のしたくをすると、弁当をつめてしょっていけるように、ふろしきにつつんで枕もとにおきましたが、亭主はなかなか起きません。 「ちょいと、おまえさん、起きなさいよ。起きなさい。ちょいと目をおさましよ」 「あっあー ……ああおどろいた……これはどうもたいそうお早く、どちらのおかみさんで?」 「なにいってるんだよ。あたしだよ」 「え?」 「あたし」 「あたしって、どなた?」 「おまえさんの女房、おかみさん」 「ああ、おまえか。どうもどこかでみたような女だとおもった」 「あきれたよ。自分の女房をわすれちまう人があるもんかね。早くいっておいでよ」 「どこへ?」 「あれっ、もうわすれちまったのかい? 堀の内のお祖師さまへおまいりにいくんだろ?」 「あっ、そうだ。じゃあ、ちょっといってくらあ」 「ちょいと、ちょいと、なんだってはだかでとびだすんだよ? 着物を着ておいでよ」 「ああ、そうか。どうもからだがかるいとおもった」 「いやだねえ。着物を着て、顔を洗いなさいよ」 「ああそうか……おいおい、顔を洗えったって水がねえじゃあねえか」 「水がないわけはないが……あれっ、たんすのひきだしあけたって水があるもんかね。台所へいってお洗いよ」 「どうも水がねえからおかしいとおもった」 「あらっ、おまえさん、ざるにいれたって、水はたまんないじゃないか。あら、いやだよ。どうしておなべで顔を洗うんだい? きたないじゃあないか。顔洗ったら、顔をおふきよ。あれっ、なんだってふきんで顔をふくんだよ。それはぞうきん……手ぬぐいはこっちに……なんだって猫をつかまえて顔をこすってるんだよ。猫で顔なんかふけば、ひっかかれるじゃあないか」 「ああ猫か。おれも手ぬぐいがギャーギャー鳴くからおかしいとおもった」 「なにいってるんだねえ。さあ早くいっておいでよ。それから、お弁当つめてあるんだから、よく首っ玉へゆわえつけて……首っ玉へゆわえつけなきゃあ、おまえさんはどっかへおいてきちまうんだから……途中で、わからなければ道を聞くんだよ」 「……それでは、ちょいとうかがいます」 「あたしに聞いたってしょうがないじゃないか。まだでかけもしないうちから……」 「ああそうか。じゃあいってくらあ……ちょいとうかがいます」 「なんだっておとなりで聞くんだよ? 途中でわかんなくなってから聞くんだよ」 「うるせえなあ。どうしてああうるせえんだろ……ああ、この辺で聞いてみようかな。ねえ、そこに立ってる人、ちょいとうかがいますけど……もし、ねえ、あなた、ちょいとうかがい……あっ、いけねえ、電信柱だ。どうも背がいやに高え人だとおもった。そうだ、むこうからくる人に聞こう。そこへくる人、ねえ、あなた、ちょいとうかがいます」 「なんです?」 「なんだっけ?」 「え?」 「いえ……そのう、あたし、これからどこへいくんでしょう?」 「知りませんよ。そんなこと」 「そんな意地のわるいことをいわないで教えてくださいな……あっ、堀の内のお祖師さまへいくんだ」 「堀の内のお祖師さま? ここは浅草の観音さまですよ」 「いつ観音さまに化けました?」 「化けやしません。もとから観音さまです」 「きょう一日だけお祖師さまにしてください」 「そんなむりなことをいったってしかたがありません。あなた、どちらからおいでなすったんです?」 「神田から……」 「それじゃあたいへんだ。方角をまちがえたんだ。反対方向にきちまったんですね」 「ああそうですか……ああおどろいた。この調子じゃあどこへいくかわからねえ……どこをあるいてるんだか自分でもわからねえのは情けねえな……あれっ、おれの町内によく似てるぜ。おや、あすこにいる女は、うちのかかあにそっくりだ。ふしぎだなあ」 「ちょいと、おはなさん、おまえさんとこのご亭主が、お題目となえながらこっちへくるよ」 「そんなはずはないよ。うちの人は、けさ早く堀の内のお祖師さまへ……あら、いやだ。まだあんなところをぐずぐずしてるよ……ちょいと、ちょいと、おまえさん、もう堀の内へいってきたのかい?」 「これからいくんだ」 「なにしてるんだよ」 「なにしてるって……ああおどろいた。よく似てるはずだ。うちのかかあだもの……さあ、早くいかなくっちゃあいけねえ……妙法蓮華経《みようほうれんげきよう》、南無妙法蓮華経《なむみようほうれんげきよう》……もしもし、ちょいとうかがいますが……」 「なんです?」 「あたしはこれからどこへいきますか?」 「ばかなことをいっちゃあいけねえ。おまえさんのいく先がわかるもんか」 「かんがえてみてください」 「かんがえたってわかるもんか……しかし、いまお題目をとなえていたところをみると、ひょっとしたら堀の内のお祖師さまへおまいりするのでは?」 「それみろ、それほど知っているのにずうずうしい」 「なにいってるんだ。堀の内へいくんなら、ここは四谷だから、これからまっすぐにいって鍋屋横丁を左にまがるとすぐだから……」 「ああそうか……やいやい、ものを教えてだまっていくやつがあるか。礼ぐらいいっていけ」 「おまえさんがいうんだ」 「遠慮するない」 「だれが遠慮するもんか」 「妙法蓮華経、南無妙法蓮華経……あれっ、何横丁だっけ? もうわすれちまった……もしもし、ちょいとうかがいますが……」 「え? あれっ、おまえさん、いまあたしに聞いたばかりじゃないか」 「ああそうか。どうもみたような人だとおもった。何横丁でしたっけね?」 「鍋屋横丁」 「そうか、しっかりおぼえていけ」 「おまえさんがおぼえていくんだ」 「ああそうだ……妙法蓮華経、南無妙法蓮華経……さあ、これからどういったらいいのかな? あのたばこ屋で聞いてみようか。しかし、あわてちゃあいけないな。あわてて聞くと、すぐにわすれちまうから、ぐっとおちついて聞こう……ええ、ごめんください」 「いらっしゃい。なにをさしあげます?」 「ええ、ぐっとおちつきますから……ちょいと、あがらせていただきます」 「え? そうですか? ……おい、おまえ、ちょいとざぶとん持っといで……おまえ、この人、知ってるかい? なに? みたことがない? おれもそうなんだ。いったいどこの人だろう? ……どうぞ、まあ、ざぶとんをおあてください」 「ええ、ありがとうございます。一度おうかがいしようとおもってたんですが……」 「はあ……で、どんなご用で?」 「ご用てえほどのことはないんですが……あそこにおいでになるかたは、あなたのおかみさんですか?」 「ええ、そうですが……」 「なかなかきれいなおかたで……いっしょになってから何年ぐらいになります?」 「ええ、五年になりますが……」 「ああ、五年ねえ、いいところだ……で、仲人《なこうど》があっていっしょになったんですか?」 「あなた、いったいなにしにいらしったんです?」 「なにしにいらしった? ああそうだ。ちょいと道を聞きに……」 「ふざけちゃあいけないよ。ばかばかしい。おいおい、おまえ、いいんだよ。お茶なんぞいれなくって……え? ようかん切っちゃった? いらないよ、そんなもの……こちらは道を聞きにきたんだから……どうもあきれた人だ……どちらへおいでになるんです?」 「有名な堀の内の観音さま」 「え?」 「いえ、その……天神さま」 「あなた、堀の内なら、お祖師さまでしょ?」 「��う、お祖師さま」 「お祖師さまならここですよ」 「ここ?」 「ええ」 「すると、あなたがお祖師さまですか?」 「じょうだんいっちゃあいけません。あたしがお祖師さまのわけがないでしょう。なんです、あたしを拝《おが》んだりして……お祖師さまは、そこをまがったつきあたりです」 「どうもすいません……ああおどろいた。ここがお祖師さまだっていうから拝んじまったんだ。どうもお祖師さまがたばこなんか売ってるわけはねえとおもった。ああ、なるほど、たくさんの人が拝んでらあ……なにしろ、まあ手を洗っていこう。手を洗ったのはいいけど、あんまりいい手ぬぐいはねえな。みんなぬれてやがる。ああ、ここにぶらさがってるのがかわいてていいや」 「もしもし、人の袂《たもと》で手をふいちゃあこまるな」 「ああ、そうか、袂か。どうもすいません……どうかお祖師さま、あっしのそそっかしいのをなおしていただきとうぞんじます。さあ、おさい銭をあげよう……あっ、しまった。財布ごとほうりこんじまった。こりゃあおどろいた。すいません、お祖師さま、まとめておさい銭払いましたから、そのつもりで……いてえ、いてえな、だれだ、あたまをなぐるのは? なんだ、いてえとおもったら、なぐったんじゃあねえや。背中の弁当があたまへぶつかったんだ。さあ、弁当をだして、めしにするか……おや、こりゃあ変なふろしきだな? ひもがついてるぜ……あっ、なんだい、こりゃあ腰巻きだ。変なものに弁当をつつんだもんだな。おや、いけねえ、腰巻きのなかから枕がでてきた。かかあの腰巻きをしょってあるいてたんじゃあ、道もまちがえるはずだ。お祖師さまの罰があたったんだな、きっと……ちくしょうめ、人のことをそそっかしいなんていいやがって、てめえのほうがよっぽどそそっかしいじゃあねえか。うちへ帰ってどうするかみやがれ。もうめちゃめちゃにしちゃうから……やいっ、なんだって、おれに腰巻きで枕なんかつつんでお祖師さまへだしゃあがった!」 「うふっ、うふふふ」 「やいっ、おれがこんなに怒ってるのになにがおかしいんだ? こんちきしょうめ! なにを笑ってるんだ?」 「笑わずにはいられないやね。おまえさんのうちはとなりだよ」 「ああ、おとなりかい……どうもおれはあわてもんだな……まことにあいすみません。どうぞごかんべんを……」 「なんだね、おとなりでいばって、うちへ帰ってあやまる人があるもんかね」 「あっ、ここはうちか……やい、なんで腰巻きで枕つつんでお祖師さまへだした?」 「あらっ、おまえさんだったの? 腰巻き持ってっちゃったのは……あたし、二枚しか��いのにさ、一枚たらいのなかへつけて、あたらしいのをだしといたら持ってっちまって……腰のまわりがスースーして風邪ひいちゃったじゃないか。早くかえしておくれ」 「お祖師さまにおいてきたい」 「あらっ、しょうがないねえ……おまえさん、おなかすいたろう?」 「おれ、ほこりだらけだから、先に湯へいってくらあ」 「そうかい。じゃあ、金坊をつれてっておくれ」 「金坊はどこにいる?」 「そこに寝てるよ」 「子どものくせに寝ているやつがいるか。なまいきなやつだ。湯へいくんだ。おい、金坊!」 「うわっ! やだよう! おとっちゃんとお湯へいくくらいなら、死んだほうがいいよ」 「この野郎、たいへんなことをいいやがる。やい、どうして死んだほうがいい?」 「この前、さかさにいれたんだもの」 「なまいきなことをいうな。さかさにはいったほうが鼻の穴がきれいになっていいんだ。きょうはまっすぐにいれてやるから、さあ、おんぶしろ。ほら、どっこいしょのしょっと……大きな尻だな」 「おまえさん、あたしだよ」 「あっ、いけねえ、おめえか。かかあなんぞおぶっていくやつがあるもんか……さあ、金坊、しっかりおぶさるんだ。どっこいしょっと……こんどはまちがいねえな。あははは」 「わあっ」 「どうした? 気をつけろ! あたまをぶつけたんだろ? いたかったろう?」 「ぶつかったのは、おとっちゃんだよ」 「そうか、道理でばかにいてえとおもった。いくら親子でも、子どものぶつかったいたさが親に感じるわけはねえとおもった……さあさあ、着いた、着いた。おとっちゃんがはだかになったら、おまえをはだかにしてやるから……なにかぐずぐずいうんじゃあないよ」 「もしもし、あなた、着物をぬいじゃあいけねえ。はだかになっちゃあこまるよ」 「なんだと? おめえんとこは、着物を着たまま湯にいれるのか?」 「なにいってるんだい、うちは床屋だよ」 「えっ、床屋? ああなるほど……」 「じょうだんじゃあねえなあ。あんただろ、このあいだもうちへきてはだかになったのは? こまった人だな、湯屋はとなりだよ」 「どうもすいません。金坊、なんとかいわなくっちゃあだめじゃあねえか」 「いったけど、おとっちゃん、ぐずぐずいうなって、夢中ではだかになっちゃうんだもの……」 「さあさあ、こんどこそまちがいなく湯屋だ。こんどこそ大丈夫だよ。さあさあ、はだかになるんだ。そっちをむけ……たいそういい着物を着ていやがるな。どうしたんだよ? 泣くんじゃあないよ」 「もしもし、なんだってうちの子をはだかにしちゃうんだ? いまあがって着物を着せたばかりじゃあないか。子どもをまちがえちゃあこまるな」 「ああそうか。どうもすいません。よその子をはだかにしちまった。うちの子にしちゃあ、あんまりきれいすぎるとおもった……やあ、金坊、自分でぬいだのか、えらいなあ。さあ、早く湯へはいらねえか。なんだって立ってるんだ。おとっちゃんといっしょにはいれ」 「おとっちゃん、まだ着物着てるよ」 「あっ、そうか。着物を着ちゃあはいれねえや……さあさあ、はいろう、はいろう……いいか、よくあったまって……肩までよくつかるんだ。それ、肩まで……」 「もしもし、あたしの肩をどうしておさえるんです?」 「あっ、すいません。子どもとまちがえまして……さあ、でろ、でろ、おとっちゃんが洗ってやるから……さあ、顔を洗うんだ」 「もしもし、人の顔を洗っちゃあいけないよ」 「おや、こりゃあどうもすいません。子どもにしちゃあ、あんまりひげだらけだとおもった。まちげえてよその人の顔を洗っちまった……さあ、そっちをむけ、洗ってやるから……ああ、いいからだだな。おとっちゃんに似て骨組みががっしりしてるな……あれっ、なんだ? ひょっとこのいれずみなんかしやがって……字も彫ってあるな、なに? 御意見御無用! やい、この野郎、知らねえ間にこんなものを彫りやあがって……やいっ、この親不孝め!」 「いててて……なんだって、人の尻なんかつねるんだ?」 「あれっ、どうもすいません。ついまちがえちまって……どうもおかしいとおもったよ。うちの金坊がいれずみなんかするわけがねえもの……おいおい、金坊、だめだよ、おまえは……あんまりちょこちょこするからまちがえちゃうんだ。おとっつあんのそばにいなけりゃあいけないよ。さあ、洗ってやろう。そっちをむけ……おやおや、どこまで巾《はば》があるんだ。大きな背なかになりゃあがったな。どこまで巾があるんだ。手がとどかねえ」 「あっ、おとっちゃん、それは湯屋の羽目板《はめいた》だよ」
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「虚子への俳話」121
「花鳥」令和元年年9月号より転載
幾たびか、触れてきた内容であるが、「存問」という虚子の哲学は現代でも重要であり、この存問にかかわる客観写生の伝統派が死滅しつつある現在、花鳥はこの言葉を現代の唯一の伝統派として、ふたたび尊重したい。
存問 「俳句は平俗の詩である。俳句は日常の詩である。南無阿弥陀仏は愚夫愚婦に対する日常の救ひの声である。南無妙法蓮華経も亦た然り(敢て愚夫愚婦に限らず)。お寒うございます、お暑うございます。日常の存問が即ち俳句である。 峻嶺を望み大沢を渡る。ここにも亦た俳句がある。目見る処、耳聞く処。そこに俳句がある。心感ずる処、神通ずる処。そこに俳句がある。太陽は出没し、寒暑は往来する。 平俗の人が平俗の大衆に向つての存問が即ち俳句である。」
「存問」『虚子俳話』
存問とは挨拶のことである。ただし、虚子の謂う存問とは、日常の挨拶のみならず、自然界のものへの挨拶、神様や仏様にたいする神聖な挨拶を含む。 この「存問」という文章は、平凡人の詩としての俳句のことを謂う。そして、日常の挨拶そのものが俳句となる。 歴史的偉人(政治家・芸術家・武人や高僧)には天才と云われる人も居たろうが、その人物の中の平凡人的な日常の詩が俳句となった。その時、俳人や俳句は意味を追わない。矮小化された感性の俳句などよりよほど平明で無意味な存在となる。
現代の俳句における存問とは(○はいわゆる近現代の派閥的な伝統派といわれる俳人のもの)
【風景】
麦秋の中なるが悲し聖廃墟 水原秋櫻子
(『残鐘』昭和二十七年)
「聖廃墟」とは風景としての特殊性が高い。知的優位性を感じさせる。
○山畑の麦秋といふ三畝ほど 坊城としあつ
(『坊城としあつ句集』平成四年)
麦秋も普通。「三畝」という規模の小ささも日常。つまり風景に普遍性がある。
【物語】
○短夜や乳ぜり啼く児を須可捨焉乎 竹下しづの女
(『颯』昭和十五年)
実はこの人の物語は日常を一歩も出ていない。ただ、「すてちまおっか」という激情は異端。
獺に灯をぬすまれて明易き 久保田万太郎
(『流寓抄』昭和三十三年)
文学的な物語にあふれている。���家ならではの、ロマンティシズム。ある意味俳句ではない。
【景色】
深庇蝶ぶらさがる暑さかな 下村槐太
(『光背』昭和二十二年)
蝶がぶらさがるという視点は先鋭だが、その景色に異端性があり、写生だがそれを超えている。この人は現在の伝統派ではないが、花鳥の目指す伝統派に近いかもしれぬ。
○暑き日の暑きところに四月堂 高野素十
(『芹』昭和三十三年)
景色として平凡。暑さを重ねるところに妙味があるが、これといった風景的な発見があるわけではない。
【人生】
○雲の峰人間小さく働ける 星野立子
(『句日記抄』昭和四十八年)
働くという行為を巨大な自然と対比させている。人生をその象徴としているのは、伝統派としては非凡。
雲の峰一人の家をひとり発ち 岡本 眸
(『母系』昭和五十八年)
この人事性はこそ、現代の伝統派に近い。この二人の対比は立子こそが、平俗を逸脱する。
【望郷】
先生はふるさとの山風薫る 日野草城
(『銀』昭和三十一年)
望郷というタイトルは少し違うかもしれない。割合安易な比喩をもってきている。虚子がやがて嫌うわけである。
○薫風や國に捧ぐる何も無し 伊藤柏翠
(『伊藤柏翠句集』平成三年)
ある意味伝統派としては異端の句。人生の無常観などをテーマとする。草城などよりはよほどロマンティシズムを持つ。
【保革】
○虹立ちて忽ち君の在る如し 高濱虚子
(『句日記』昭和二十二年)
飛躍がすごい。
野の虹と春田の虹と空に合ふ 水原秋櫻子
(『霜林』昭和二十五年)
飛躍がすごくはない。このころ(と言っても瞬間的にだが)は保革が逆転している。
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#俺の一押しエロゲソングを聞いてくれ 集計(その2)
昨日アップした集計結果の続きです。2ポイント未満かつ1ポイント超の274曲になります(集計方法は前投稿をご参照ください)。
投稿者数 ポイント 曲名/作品名/歌手 _9人 1.993 dissonant chord/PRINCESS WALTZ/NANA _8人 1.981 穢れ亡き夢/11eyes 罪と罰と贖いの少女/Asriel _9人 1.973 Moving go on ~そこから見える未来~/3days/川村ゆみ _9人 1.965 こころに響く恋ほたる/アマツツミ/橋本みゆき _8人 1.948 brave genesis/創刻のアテリアル/オリヒメヨゾラ _8人 1.933 split tears/片恋いの月/fripSide _6人 1.918 GHOST×GRADUATION」/はつゆきさくら/monet 11人 1.918 コトダマ紬ぐ未来/アマツツミ/山崎もえ _4人 1.917 Fericita/シンシア ~Sincerely to You~/Rita _9人 1.915 赤い約束/FORTUNE ARTERIAL/Veil∞Lia _6人 1.906 最愛/涼風のメルト/霜月はるか 12人 1.885 ダ・カーポII ~あさきゆめみし君と~/D.C.II ~ダ・カーポII~/yozuca* _8人 1.883 機神咆吼ッ! デモンベイン!/斬魔大聖デモンベイン/生沢佑一 _4人 1.883 真実の翼 -サダメのツバサ-/僕がサダメ 君には翼を。/カヒーナ _7人 1.878 彼方/SinsAbell/東迦喜也 _6人 1.876 sword of virgin/恋剣乙女/fripSide _9人 1.866 嘘つきと傷あと/輝光翼戦記 天空のユミナ/水霧けいと 10人 1.845 For our day/そして明日の世界より――/川田まみ _9人 1.844 未来図/未来ノスタルジア/浅羽リオ _5人 1.843 jewelry days/オーガストFANBOX/榊原ゆい _4人 1.841 武士/真剣で私に恋しなさい!/きただにひろし 13人 1.839 Life is like a Melody/智代アフター/Lia 11人 1.833 sign/うたてめぐり/miru _6人 1.833 Saya's Song/リトルバスターズ! エクスタシー/Lia _8人 1.820 君が望む永遠/君が望む永遠/MEGUMI _5人 1.810 go!go! Summer drive!/ナツユメナギサ/月子 10人 1.807 I Bless Thy Life/天使ノ二挺拳銃/いとうかなこ _7人 1.804 二人色/恋色空模様/Duca _6人 1.802 久遠 ~詩歌侘~/恋姫†無双 ~ドキッ☆乙女だらけの三国志演義~/茶太 11人 1.794 永遠に咲く花/枯れない世界と終わる花/AiRI _7人 1.791 Eternal Recurrence/星空のメモリア/橋本みゆき _8人 1.790 Reconquista/レコンキスタ/飛蘭 _9人 1.789 濛々たる黒煙は咲き/信天翁航海録/Rita _5人 1.780 Destiny/あると/橋本みゆき 12人 1.778 Clover Day's/Clover Day's/真理絵 10人 1.771 モノクローム/グリーングリーン/YURIA _6人 1.764 恋せよ乙女!/サノバウィッチ/米倉千尋 10人 1.743 Happy birthday to.../終わる世界とバースデイ/KAKO _5人 1.743 あくびの戦士がふぁー/スマガ ~Star Mine Girl~/大槻ケンヂ _5人 1.742 brindiamo ~俺たちに乾杯/続・殺戮のジャンゴ -地獄の賞金首-/ワタナベカズヒロ _6人 1.737 Vanille Rouge -ヴァニーユ・ルージュ-/フォセット ~Cafe au Le Ciel Bleu~/佐倉紗織 _6人 1.735 言葉繋ぎ/すきま桜とうその都会 -End of the world and cherry Blossom Princess-/花たん _9人 1.734 Natukage/AIR/Lia _7人 1.719 ヒカリ/ジサツのための101の方法/佐藤裕美 _6人 1.709 僕と、僕らの夏/僕と、僕らの夏/WHITE-LIPS 10人 1.701 紅葉/きっと、澄みわたる朝色よりも/WHITE-LIPS _6人 1.700 style/それは舞い散る桜のように/YURIA _9人 1.695 Wind of Cronus/プレゼンス/真理絵 _8人 1.693 Rosa Morada/紫影のソナーニル/Rita 10人 1.692 Liblume/生命のスペア/霜月はるか _7人 1.686 あなたを想いたい/Routes/池田春菜 _4人 1.683 星団歩行/夜巡る、ボクらの迷子教室/夜巡る、ボクらの迷子教室 _4人 1.662 primal/プライマルハーツ/Ceui _8人 1.659 沙耶の唄/沙耶の唄/いとうかなこ _5人 1.658 mement vivere ~生きることを忘れないで~/月光のカルネヴァーレ/ワタナベカズヒロ 10人 1.658 悠久のcadenza/姫狩りダンジョンマイスター/織姫よぞら _6人 1.655 Treating 2U/Treating 2U/堤伊之助 _5人 1.652 せつなさのグラデイション/あかね色に染まる坂/橋本みゆき _7人 1.651 Moon Story/片恋いの月 えくすとら/UR@N _5人 1.640 ワールドイズマイン/グリーングリーン/bamboo _4人 1.636 時雨Dictionary/キミトユメミシ/民安ともえ _6人 1.635 遙かなる地球(ふるさと)の歌/マブラヴ/栗林みな実 _6人 1.630 キミガタメ - /うたわれるもの/Suara _7人 1.624 未来はきっとShiny Days/ボクラはピアチェーレ/奏英学園軽音部 Starring i.o _5人 1.618 GLORIOUS DAYS/恋×シンアイ彼女/yuiko _4人 1.617 imitation/Imitation Lover/榊原ゆい _9人 1.609 さよならの向こう側で/D.C.II P.C. ~ダ・カーポII~ プラスコミュニケーション/美郷あき _5人 1.607 桜霞 ~サクラノカスミ~/桜吹雪/西沢はぐみ _5人 1.603 with you/スズノネセブン!/茶太 _7人 1.600 Love Cheat!/いただきじゃんがりあんR/MOSAIC.WAV 11人 1.583 spiral of despair/痴漢専用車両 ~屈辱の痴漢電車~/fripSide _5人 1.583 この大地の果てで/永遠のアセリア/Tā _8人 1.574 冬に咲く華/彼女のセイイキ/美月琴音 10人 1.573 THE APPLE IS CAST!/抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?/夢乃ゆき _3人 1.571 MUGEN∞MIRAI/天神乱漫 LUCKY or UNLUCKY!?/神代あみ _5人 1.569 シンソウノイズ/シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~/霜月はるか×Ceui _4人 1.560 あたらしい予感/To Heart/AKKO _5人 1.545 ぴぃす@ぴーしーず!/Peace@Pieces/KIYO _9人 1.541 ツクモノツキ/ツクモノツキ/nao _4人 1.525 Cross Illusion/俺たちに翼はない AfterStory/美郷あき _4人 1.525 夏はマシンガン/みずいろ/マシンガン進藤 _6人 1.523 凪/もしも明日が晴れならば/WHITE-LIPS _7人 1.521 quantum jump/フレラバ/真里歌 _5人 1.510 nameless melodies ~だけど、きみにおくるうた~/とらいあんぐるハート2 さざなみ女子寮/鳥居花音 10人 1.504 Brand-new Heart/To Heart/AKKO _2人 1.500 DELICIOUS TEMPTATION/赤ずきんと迷いの森/杉崎和哉 _3人 1.500 MOON TEARS/吸血殲鬼ヴェドゴニア/小野正利 _3人 1.500 Snow wish/デュエリスト×エンゲージ/Duca _2人 1.500 Velocity of sound/ソニック・プリンセス/MOMO _6人 1.495 さよならのかわりに/この青空に約束を―/つぐみ寮生会合唱団 13人 1.491 THIS ILLUSION/Fate/stay night /M.H. _8人 1.478 We Survive/V.G.NEO/KOTOKO _8人 1.474 My Sweet Lady/学☆王/佐倉紗織 _7人 1.469 Dreaming Continue/ぱすてるチャイムContinue/NANA _5人 1.467 つまんない恋/パルフェ ~ショコラ second brew~/高槻つばさ _4人 1.454 little explorer/eden*/原田ひとみ _4人 1.450 Love Hell Rocket/HoneyComing/青木春子 _5人 1.448 Celebrate/桜華/みとせのりこ 10人 1.424 魂響/魂響 ~たまゆら~/片霧烈火 _6人 1.421 Change The World/ゴールデンアワー/夢乃ゆき _5人 1.420 Causal Chain/うたてめぐり/遊女 _3人 1.417 As time goes by/コミックパーティー/美崎しのぶ _6人 1.414 終末のフラクタル/グリザイアの果実/飛蘭 _3人 1.410 The Engaged Fortune/アリス2010/橋本みゆき _8人 1.394 ダ・カーポⅢ~キミにささげる あいのマホウ~/D.C.III R ~ダ・カーポIIIアール~ X-rated/yozuca* _6人 1.392 可憐雪月花/絆きらめく恋いろは/KEiNA _7人 1.392 想いのカナタ/夏空カナタ/霜月はるか _6人 1.388 後ろ髪の証跡/ハピメア -Fragmentation Dream-/美月琴音 _4人 1.387 スクールバス/グリーングリーン/UR@N _6人 1.386 ジュヴナイル/蒼天のセレナリア/Rita _5人 1.386 運命SADAME/うたわれるもの/元田恵美 _6人 1.381 戦姫之理/龍戦姫 天夢/青葉りんご 10人 1.379 観覧車 ~あの日と、昨日と今日と明日と~/めぐる季節の約束と、つないだその手のぬくもりと/Duca _4人 1.375 Sleeping Pretend/すみれ/真里歌 _4人 1.367 Milky Ice/ウィッチズガーデン/雪村涼乃(遥そら) _3人 1.367 プチタミ/キミの声がきこえる/茶太 _4人 1.365 さめない熱/天使ノ二挺拳銃/ワタナベ _5人 1.360 Especially for you/ワンコとリリー/麗華 _9人 1.359 Like a Green/グリーングリーン2 恋のスペシャルサマー/UR@N _4人 1.355 マル秘☆恋愛法則/アッチむいて恋/NANA _3人 1.354 7th WORLD'S OUT/こんそめ!~combination somebody!~/西沢はぐみ _9人 1.354 magicaride/マジカライド/fripSide 11人 1.354 Explorer World/カミカゼ☆エクスプローラー!/NANA _6人 1.353 君恋ノ唄/戦国†恋姫/茶太 _6人 1.352 ∞未来/失われた未来を求めて/橋本みゆき _7人 1.348 希いの花/眠れる花は春を待つ。/Rita _7人 1.348 永遠なる絆と想いのキセキ/恋する想いと少女のキセキ/nao _5人 1.346 僕たちの未来/Fate/hollow ataraxia/rhu _4人 1.345 After All -綴る想い-/WHITE ALBUM2/上原れな _3人 1.341 SOUND OF DESTINY/WHITE ALBUM/緒方理奈 _8人 1.340 room/君が主��執事が俺で/KOTOKO _9人 1.334 First Love/ヒマワリと恋の記憶/夢乃ゆき _2人 1.333 cross my heart/innocent world/島宮えい子 _2人 1.333 Le Conseil/古色迷宮輪舞曲/tohko _3人 1.333 MOON PHASE/雫/Suara _2人 1.333 Running to the straight/ママトト ~a record of war~/仲村芽衣子 _2人 1.333 おもいで/Canvas ~セピア色のモチーフ~/くにたけみゆき _5人 1.838 カスミカゲロウ/霞外籠逗留記/Rita _5人 1.331 Till I can see you again/Chu×Chuぱらだいす ~Encore Live~/榊原ゆい _3人 1.327 星海を往く希望の歌/マブラヴ オルタネイティヴ クロニクルズ01/遠藤正明 _5人 1.324 Dearest Sword, Dearest Wish/ChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1-/Ayumi. _5人 1.322 Forget-me-Not/忘レナ草 ~Forget-me-Not~/Akira _5人 1.313 Silent Flame/魔王と踊れ! -Legend of Lord of Lords-/霜月はるか _3人 1.311 iを解きなさい/いきなりあなたに恋している/はな _3人 1.310 song for friends/リトルバスターズ! エクスタシー/Rita _3人 1.310 歩み/まじかる☆アンティーク/AKKO _4人 1.307 モンタージュ/最終試験くじら/美郷あき _8人 1.306 ナニカ/カナリア ~この想いを歌に乗せて~/NORI _4人 1.302 true eternity/彼女たちの流儀/fripSide _7人 1.299 closest love/Areas 恋する乙女��3H/fripSide _4人 1.297 祝福の歌/エーデルワイス/yozuca* _3人 1.291 I pray to stop my cry/凌辱看護婦学院/KOTOKO _3人 1.286 世界で一つのタカラモノ/ボクラはピアチェーレ/奏英学園軽音楽部 starring i.o _4人 1.282 My Dear Stardust/DEARDROPS/DEARDROPS _6人 1.274 COLD BUTTERFLY/聖娼女 ~性奴育成学園~/Duca _8人 1.261 トラワレビト/シークレットゲーム -KILLER QUEEN- DEPTH EDITION/遊女 _6人 1.261 beautiful flower/D.C.II/美郷あき _6人 1.260 星空のいま/星空へ架かる橋AA/相良心 _3人 1.256 Witch's Garden/ウィッチズガーデン/佐藤ひろ美 & 飛蘭 _9人 1.252 Lapis Lazuli/夜明け前より瑠璃色な/泉伶 _2人 1.250 Walk/学園ソドム ~教室の牝奴隷達~/神林未玖 _2人 1.250 ラブ・エレクション/ワールド・エレクション/薬師るり _3人 1.244 セ・キララ/se・きらら/橋本みゆき _9人 1.242 情熱のウォブル/タユタマ -It's happy days-/Kicco _6人 1.236 Raison d'etre/GUN-KATANA -Non-Human-Killer/電気式華憐音楽集団 _3人 1.226 祈りの時代/奴隷市場/MELL _5人 1.220 Heart To Heart/ToHeart2 XRATED/中山愛梨沙 10人 1.214 Change&Chance!/のーぶる☆わーくす/榊原ゆい _4人 1.213 thyme/シュクレ/KOTOKO _3人 1.211 Dote up a cat!/ネコっかわいがり! ~クレインイヌネコ病院診療中~/Rita _3人 1.210 見上げた空におちていく/見上げた空におちていく/片霧烈火 _2人 1.200 infinite knots/天結いキャッスルマイスター/佐咲紗花 _2人 1.200 Life goes on/カタハネ ――An' call Belle――/Rita _2人 1.200 Re:TraumenD/Re:LieF/紫咲ほたる _2人 1.200 saudade/漆黒のシャルノス/Rita _2人 1.200 Von Ljosalfr ~光の妖精より~/迷える2人とセカイのすべて/nao _2人 1.200 だっこしてぎゅっ!~汝、隣の枕(よめ)を愛せ/だっこしてぎゅっ! ~オレの嫁は抱き枕~/民安ともえ _3人 1.200 もう始まっている、未来。/Flyable Heart/KIYO _4人 1.199 ハジマリノトキ/鬼まり。/Rita _3人 1.196 恋せよ!乙女/恋せよ!!妹番長/Duca _3人 1.194 IN MY WORLD/猫撫ディストーション Exodus/桐島愛里 _5人 1.194 it's just farewell/カタハネ/Rita _9人 1.193 LOVING TRIP/オトメ*ドメイン/yozuca* _4人 1.192 残光ルミネセンス/円交少女2 ~JKアイドル真鈴の場合~/yuiko _6人 1.192 FaV/ラムネーション!/彩音 _3人 1.191 立ち上がれ教頭!/狂った教頭No.2 ~この支配からの卒業~/如日 _3人 1.188 unsymmetry/ぎりギリLOVE/KOTOKO _7人 1.186 チェリーレッドのピストル/FOLKLORE JAM/佐藤ひろ美 10人 1.185 own justice/暁の護衛~罪深き終末論~/神月社 _3人 1.184 広がる夜空の下で/星空へ架かる橋/青葉りんご _3人 1.181 Growing!/DRACU-RIOT!/米良梓(cv佐藤しずく) _3人 1.175 巫女みこナース・愛のテーマ/巫女みこナース/Chu☆ _3人 1.173 melty snow/あねいも2/川田まみ _3人 1.171 Eden's song/グリザイアの楽園/はな _3人 1.168 雨上がりに咲いた虹/D.C.II To You/yozuca* _2人 1.167 Castle Fantasia/キャッスルファンタジア聖魔大戦/CANDY _3人 1.167 君に逢えたから/いろとりどりのセカイ/eufonius _2人 1.167 志在千里 ~恋姫喚作百花王~ 【Piano Arrange】/真・恋姫†無双 ~乙女繚乱☆三国志演義~/茶太 _2人 1.167 名も無き物語/Hello, good-bye/Kicco _2人 1.167 輪廻の糸/天ノ少女/霜月はるか _6人 1.163 La storia/戦女神VERITA /織姫よぞら _4人 1.160 emotional flutter/ef - the latter tale./原田ひとみ _3人 1.150 やさしい世界を君に/天使の羽根を踏まないでっ/WHITE-LIPS _7人 1.148 Gregorio/Dies irae ~Acta est Fabula~/榊原ゆい _2人 1.143 Signal Heart/シグナルハート /Rita _2人 1.125 entrance to you/カスタムメイド3D/nao _2人 1.125 have eyes only for you…/North Wind/KIRIKO _2人 1.125 カカシ/水夏A.S+/彩音 _3人 1.125 スターチス/Color of white/結月そら _2人 1.125 メリーゴーランドをぶっ壊せ/はつゆきさくら/結衣菜 _2人 1.125 ラブ・パラダイス/W.L.O. 世界恋愛機構/片霧烈火 _2人 1.125 散歩日和/ワンコとリリー/Duca _2人 1.125 迷いの森/グリザイアの果実/佐藤ひろ美 _8人 1.124 アペイリア/景の海のアペイリア/薬師るり _3人 1.112 コイノニア/Noel/Rita _2人 1.111 こころのプリズム/コミュ -黒い竜と優しい王国-/桜坂かい _2人 1.111 天意悠久/斬魔大聖デモンベイン/いとうかなこ _2人 1.111 未来自画像/真剣で私に恋しなさい!S/KOTOKO _9人 1.110 淡雪/ましろぼたん/佐倉紗織 _5人 1.110 IN THE DARK/THE GOD OF DEATH/みるくくるみ 11人 1.108 satirize/螺旋回廊2/宮崎麻芽 _2人 1.100 Because of/妹のセイイキ/秋野花 _2人 1.100 青空の彼方へ ~Greensleevesより~/きると/KAKO _2人 1.100 占勇!魔界ブロードバンド/魔王のくせに生イキだっ!/綾瀬理恵 _3人 1.098 Color of Happiness/るな・シーズン 150分の1の恋人/AKI _6人 1.095 鏡の森/Trample on Schatten!!/片霧烈火 _6人 1.095 君とつくるもうひとつの未来/ここから夏のイノセンス/AiRi _7人 1.092 散って、咲いて/シークレットゲーム -KILLER QUEEN- DEPTH EDITION/遊女 _2人 1.091 Cross talk/ツグナヒ/MARY _3人 1.090 solitude/君の名残は静かに揺れて/KIYO _3人 1.090 そらうた/そらうた/佐藤裕美 _3人 1.088 EVERLASTING BLUE/AQUA/月子 _8人 1.085 Secret Liqueur/働くオトナの恋愛事情/霜月はるか _9人 1.084 ナグルファルの船上にて/素晴らしき日々 ~不連続存在~/monet _2人 1.083 flow ~水の生まれた場所~/水素 ~1/2の奇蹟~/KOTOKO _2人 1.083 恋鍵/いのぐれっ!/うえおかあい&風音 _2人 1.077 Escarlata/Scarlett ~スカーレット~/木蓮 10人 1.075 Platonic Syndrome/夏ノ雨/Duca _6人 1.072 Presto/はつゆきさくら/KOTOKO _2人 1.071 First Avenue/バイナリィ・ポット/masa _2人 1.071 no rain, no rainbow/ロンド・リーフレット/中原涼 _9人 1.071 疼/装甲悪鬼村正/VERTUEUX _4人 1.067 夢遥か/Garden/Duca _2人 1.067 絶対☆大好き/ぜったい遵守☆強制子作り許可証!!/藤原鞠菜 _2人 1.067 放課後のパティシエ/パティシエなにゃんこ/SAKKO _0人 0.000 神様のりんご//WHITE-LIPS _5人 1.060 月夜に舞う恋の花/千の刃濤、桃花染の皇姫/ういにゃす _2人 1.059 Erode/カスタムレイド4/電気式華憐音楽集団 _9人 1.058 Ashberry/エーデルワイス/NANA _6人 1.058 Only For You/民族淫嬢/カヒーナ _3人 1.057 fractale/Dark Blue/ひうらまさこ _3人 1.054 太陽のプロミア/太陽のプロミア/NANA _2人 1.053 Brand New Melody/もっと 姉、ちゃんとしようよっ!/理多 _2人 1.053 innocent Eye's/イノセント・アイズ/Akira _4人 1.053 シアワセノサガシカタ/ジサツのための101の方法/佐藤裕美 _2人 1.050 ブラウン通りで待ってます/ブラウン通り三番目/畑亜貴 _2人 1.048 ガチャガチャきゅ~と・ふぃぎゅ@メイト/ふぃぎゅ@メイト/み~こ _2人 1.048 私ってジャスティス/遊撃警艦パトベセル/keito _2人 1.033 Especial Friend/Silence 聖なる夜の鐘の中で……/A・S _2人 1.033 KANATA/七彩かなた/らん丸 _2人 1.033 青空ボレロ/巣作りドラゴン/畑亜貴 _4人 1.033 ヒトリ/天使のいない12月/AKKO _2人 1.032 ever/明日の七海と逢うために/橋本みゆき _2人 1.032 悲しみの向こうへ/School Days/いとうかなこ _2人 1.030 Snowy Tears/闇色のスノードロップス/小田ユウ _2人 1.029 Love Paint/BIN★CANダーリン/遊女 _2人 1.029 You can fly/マージ ~MARGINAL~/清水こずえ _2人 1.026 My Dear アレながおじさん/My Dear アレながおじさん/Orihime _2人 1.025 熱情/魔都拳侠傳 マスクド上海/マスクド上海 _2人 1.021 seven colors/はるかぜどりに、とまりぎを。/みとせのりこ _2人 1.017 FISSION/グリザイアの楽園/奥井雅美 _2人 1.016 ラムネ2017/ラムネ2/仲村芽衣子 _2人 1.006 roop ~遠い世界のキミに贈るたったひとつの恋の歌~/あきゆめくくる/Rita _2人 1.006 ラピスラズリの恋/あまつみそらに!/榊原ゆい 10人 1.004 二人だけのカーテンコール/アオイトリ/浅葉リオ
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各地句会報
花鳥誌 令和5年12月号
坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年9月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
売られゆく親子達磨の秋思かな 三郎 初秋の六区へ向かふ荷風かな 佑天 浅草にもの食ふ匂ひして厄日 和子 秋の風六区をふけばあちやらかに 光子 蟬一つ堕つ混沌の日溜りに 昌文 中国語英語独逸語みな暑し 美紀 神谷バーにはバッカスとこほろぎと 順子
岡田順子選 特選句
ましら酒六区あたりで商はれ 久 レプリカのカレーライスの傾ぐ秋 緋路 鉄橋をごくゆつくりと赤とんぼ 小鳥 ぺらぺらの服をまとひて竜田姫 久 橋に立てば風に微量の秋の粒 緋路 秋江を並びてのぞく吾妻橋 久 提灯は秋暑に重く雷門 佑天 浅草の淡島さまへ菊灯し いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月2日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
さざなみの落暉の中の帰燕かな 睦子 流木を手に引き潮の夏終る 同 無干渉装ふ子等や生身魂 久美子 秋暑し右も左も行き止まり 愛 秋の虹までのバス来る五号線 同 バスを降りれば露草の街青し 同 投げやりな吹かれやうなり秋風鈴 美穂 先頭の提灯は兄地蔵盆 睦子 なりたしや銀河の恋の渡守 たかし 指で拭くグラスの紅や月の秋 久美子 くちびるに桃の確かさ恋微動 朝子 法師蟬死にゆく人へ仏吐く たかし 息づきを深め白露の香を聞く かおり 燕帰るサファイアの瞳を運ぶため 愛
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月4日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
恐ろしき事をさらりと秋扇 雪 美しき古りし虹屋の秋扇 同 秋扇想ひ出重ね仕舞ひけり 千加江 秋扇静かに風を聞ゐてみる 同 鵙高音落暉の一乗谷の曼珠沙華 かづを 秋夕焼記憶に遠き戦の日 匠 補聴器にペン走る��聞く残暑 清女 夕闇の迫りし背戸の虫を聞く 笑 秋扇閉ぢて暫く想ふこと 泰俊 曼珠沙華情熱といふ花言葉 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月6日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
片足を隣郷に入れて溝浚へ 世詩明 野分中近松像の小さかり ただし 吹く風の中にかすかに匂ふ秋 洋子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月7日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
何事も暑さの業と髪洗ふ 由季子 染みしわの深くなり行く残暑かな 都 膝抱き色なき風にゆだねたり 同 秋の灯を手元に引きてパズル解く 同 のど元へ水流し込む残暑かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月9日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
枯蟷螂武士の貌して句碑に沿ふ 三無 籠に挿す秋海棠の朱の寂し 百合子 一山の樹木呑み込み葛咲けり 三無 風少し碑文を撫でて涼新た 百合子 守り継ぐ媼味見の梨を剥く 多美女 葛覆ふ風筋さへも閉ぢ込めて 百合子 かぶりつく梨の滴り落ちにけり 和代 秋雨の音の静かに句碑包む 秋尚 梨剥いて母看取り居ゐる弟と 百合子 たわわなる桐の実背ナに陽子墓所 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
登り来て峙つ霧を見渡せり エイ子 太鼓岩霧に包まれ夫と待ち のりこ 秋茄子の天麩羅旨し一周忌 エイ子 秋茄子の紺きっぱりと水弾き 三無 散歩道貰ふ秋茄子日の温み 怜 朝の日の磨き上げたる秋茄子 秋尚 山の端は未だ日の色や夕月夜 怜 砂浜に人声のあり夕月夜 和魚 四百段上る里宮霧晴るる 貴薫
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
星月夜庭石いまだ陽の温み 時江 サングラス危険な香り放ちけり 昭子 団子虫触れれば丸く菊日和 三四郎 羅の服に真珠の首飾り 世詩明 無花果や授乳の胸に安らぐ児 みす枝 蜩に戸を開け放つ厨窓 時江 秋立つやこおろぎ橋の下駄の音 ただし 曼珠沙華好きも嫌ひも���偏 みす枝 長き夜を会話の出来ぬ犬と居て 英美子 妹に母をとられて猫じやらし 昭子 長き夜や夫とは別の灯をともす 信子 蝗とり犇めく袋なだめつつ 昭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月12日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
鳳仙花見知らぬ人の住む生家 令子 秋の灯や活字を追ひし二十二時 裕子 露草の青靴下に散らしたる 紀子 父からの裾分け貰ふ芋の秋 裕子 かなかなや女人高野の深きより みえこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月12日 萩花鳥会
秋の旅ぶんぶく茶の茂林寺に 祐子 胡弓弾くおわら地唄の風の盆 健雄 大木の陰に潜むや秋の風 俊文 月今宵窓辺で人生思ひけり ゆかり 天に月地に花南瓜一ついろ 恒雄 月白や山頂二基のテレビ塔 美恵子
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令和5年9月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
蜩や五百羅漢の声明に 宇太郎 我が庭は露草の原湖の底 佐代子 水晶体濁りし吾に水澄める 美智子 手作りの数珠で拜む地蔵盆 すみ子 蝗追ふ戦終りし練兵場 同 病院を抜け出し父の鯊釣りに 栄子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月15日 さきたま花鳥句会
虫しぐれ東郷艦の砲弾碑 月惑 熱帯夜北斗の杓の宵涼み 八草 兵の斃れし丘や萩の月 裕章 夕刊の行間うめる残暑かな 紀花 校庭に声もどりをりカンナ燃ゆ 孝江 八十路にもやる事数多天高し ふゆ子 子供らの去り噴水の音もどる ふじ穂 杉襖霧襖越え修験道 とし江 耳底に浸みる二胡の音秋めけり 康子 敬老日いよよ糠漬け旨くなり 恵美子 重陽の花の迎へる夜話の客 みのり 新涼の風に目覚める日の出五時 彩香 鵙鳴けり先立ちし子の箸茶碗 良江
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令和5年9月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
昼の星遺跡の森を抜けて来て 久子 曼珠沙華もの思ふ翳ありにけり 三無 いにしへの子らも吹かれし秋の風 軽象 明け六つの鯨音とよむ芒原 幸風 秋の蟬さらにはるけき声重ね 千種
栗林圭魚選 特選句
朝涼の白樫の森香の甘し 三無 莟まだ多きを高く藤袴 秋尚 艶艶と店先飾る笊の栗 れい 榛の木の根方に抱かれ曼珠沙華 久子 揉みし葉のはつかの香り秋涼し 秋尚 風に揺れなぞへ彩る女郎花 幸風 秋海棠群がるところ風の道 要 秋の蟬さらにはるけき声重ね 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月20日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
江戸生れ浅草育ち柏翠忌 世詩明 神谷バーもつと聞きたし柏翠忌 令子 柏翠忌句会横目に女車夫 同 旅立たれはやも四年となる秋に 淳子 桐一葉大きく落ちて柏翠忌 笑子 虹屋へと秋潮うねる柏翠忌 同 言霊をマイクの前に柏翠忌 隆司 若き日のバイク姿の柏翠忌 同 一絵巻ひもとく如く柏翠忌 雪 柏翠忌旅に仰ぎし虹いくつ 同 柏翠忌虹物語り常しなへ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月24日 月例句会 坊城俊樹選 特選句
秋天を統ぶ徳川の男松 昌文 秋の水濁して太る神の鯉 要 眼裏の兄の口元吾亦紅 昌文 秋冷の隅に影おく能楽堂 政江 群るるほど禁裏きはむる曼珠沙華 順子
岡田順子選 特選句
身のどこか疵を榠櫨の肥りゆく 昌文 カルメンのルージュみたいなカンナの緋 俊樹 口開けは青まはし勝つ相撲かな 佑天 光分け小鳥来る朝武道館 て津子 蓮の実の飛んで日の丸翩翻と 要
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月2日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
炎天下被るものなき墓の石 世詩明 夫恋ひの白扇簞笥に古り 清女 野ざらしの地蔵の頭蟬の殻 ただし 一瞬の大シャンデリア大花火 洋子 三階は風千両の涼しさよ 同 素粒子の飛び交ふ宇宙天の川 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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今週はワークショップを2回開催したり、カウンセリングが続いたり、秋学期も近くなってきたのでクラスへのお申し込みに対応したりと、あっという間に過ぎてゆきました。加えて最近はメダカの世話をし始めたので、日々成長する様子を観察するのが癒しのひとときとなっています。
茶碗蓮を育てる筈だったのが、こんなことになろうとは…。以下、ちょっと長いですが現在までの動向です。
・茶碗蓮を購入 ↓ ボウフラ防止のためメダカ2匹購入 ↓ 茶碗蓮が育ったので大きな鉢を購入し、植え替える ↓ 植え替えによりスペースが広くなったので、更にメダカを2匹購入 ↓ あるメダカが特定のメダカを追いかけ、攻撃しているのを発見 ↓ もう1個同じ鉢を購入して、加害メダカと被害メダカを分ける ↓ 2つの鉢のスペースが広くなったので、追加で2匹ずつメダカを購入 ↓ 雌が産卵しているのを発見 ↓ 卵を産みつける水草を購入 ↓ 毎日産卵するので、毎朝水草から卵を採取して別容器に移す (メダカは自分の卵や稚魚を食べてしまうため) ↓ 赤ちゃん誕生!(動画:針のように細いので針子と呼ばれています) ↓ 赤ちゃんの餌用に、グリーンウォーター(植物プランクトン水)を作る ↓ 赤ちゃんの餌になるゾウリムシを培養し始め、独特の匂いと格闘中←今ここ ということで、いつの間にか蓮よりメダカがメインになってしまいました。なんだかこれって私たちの人生を表しているようでもあります。目の前の課題を乗り越えているうちに、気がつくと別の世界に誘われているかのような…。餌の時間になって鉢に近づくと、わらわらとメダカたちが集まって���るのが可愛いですし、鉢に小石や流木、水草などをレイアウトして小宇宙を創りあげる過程も、ちょっとした神様気分を味わえます。(笑)
今回のワークショップ『オーセンティック・ミディアムシップ』では、想像とサイキックとミディアムシップの違いを私の経験談を交えてレクチャーしました。最後の質疑応答時間で「サンデーサービスなどで途中からミディアムシップをする時に、どうやってエネルギーの切り替えをするのですか?」という質問をいただきました。人によって違いはあると思いますが、私の場合、サンデーサービスなどイベントの開催前には必ずお祈りをします。その時点でアファーメーションを行ない、エネルギーを切り替えます。カウンセリングの時も同様に、遅くとも開始10分前にはお祈りをして準備をします。もっというと、クラスやワークショップ、誘導瞑想を考案する時にも開始前にお祈りを唱え、こちらから霊界へ働きかけて導きを求めます。私にとってクラスやワークショップ、クリエイティブな活動をする事もまた、指導霊と共に働くミディアムシップなのです。
アイイスでもイギリスのアーサー・フィンドレイ・カレッジでも、クラスの中で同じ説明を受けてきました。それは、ミディアムシップを開始する上で大切なのは『まずこちらから霊界へのドアをノックすること』です。私たちの準備が整ってから、スピリットは初めてコンタクトを取ってきます。いきなり向こうからドアをノックして現れて驚かせたり、不安や心配を煽ったり、怖がらせたりはしません。私が知る限り、スピリット達は謙虚で礼儀正しく、愛に溢れた信頼できる存在です。ですから、これから頑張らなきゃいけない局面に立った時、私はいつも心の中で大声で「よっしゃ、頑張るぞ〜!」と気合を入れます。この「気合」とは、勢いをつけて一気に集中する時の掛け声、私なりのエネルギーの切り替え方法です。霊界にその声がハッキリと伝わるようにと願いながら…。
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個人主催の9月から始まる秋学期クラスへのお申し込みを受付中です。
・新規の方は、こちらから注意事項をご確認の上お申し込みください。
・継続の方は、こちらのショップから直接お申し込みください。
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#unfoldment#awareness#workshop#authentic mediumship#spiritualism#mediumship#spirit communication#spirit guide
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2016年「のっちヒール飛ばし事件」当時に書いた日記
「草野進(くさのしん)」という名前を覚えておいでの方は、すでにそれなりの年齢で、且つちょっと特殊な趣味の持ち主に限られると思う。表向きは「プロ野球観戦をこよなく愛する女流華道家」、裏設定で「蓮實重彦が偽名で書いてるらしい」とされるが、人物像についてはまあどうでもよろしい。1980年代に彼女だか彼だかが書いたプロ野球批評はそれなりに話題となったが、今では知っている人も多くはなかろうから、改めて紹介してみたいと思ったまでのことだ。(後半ちょっと蓮實調を真似てみました)
そんな古い文章を、なぜ今さら引っ張り出す気になったのか。2016年11月4日ナゴヤドーム2日目、のっちがやらかす現場に居合わせるという僥倖に恵まれたためである。そのとき私は卒然と理解したのだ。彼女の「やらかし」は「失敗」ではない。「長嶋茂雄のトンネル」と同じカテゴリーに属する、きわめてオフェンシヴな行為なのだと。
とまれ草野進の「爽快なエラーはプロ野球に��可欠の積極的なプレーである」と題されたエッセイ(角川文庫『世紀末のプロ野球』所収)をお読みいただこう。30年以上前に書かれた文章であるにもかかわらず、のっちの「やらかし」の意義が明確に定義されている。すべてのPerfumeファン必読である。
[できれば全文引用したいところだが、著作権侵害にあたるおそれがあることと、なにぶん手動入力なので「書き起こしがめんどくさい」という私的事情で抜粋とさせていただく。◆印が文章を省略した箇所である]
試合中に見せてはならない振舞いというものがある。たとえばエラー。これはやらない方がよいに決まっている。◆だが、プロ野球を見世物として見ている観客にとって、何とも爽快な失策というものがある。エラーにも、面白いエラーとつまらないエラーとが存在するのだ。そして、スタンドに陣どる観客は、いつでも爽快なエラーを期待しているのだ。◆たとえばサード長嶋のトンネル。右左に軽業のように跳ねて難球を処理していた彼が、あるとき、真正面の打球を股間に逸する。ボールはグラブにも触らずにレフトまでころがってゆく。あんな爽快な体験はまたとなかった。それにくらべると原のエラーは、やはりみっともないのである。総じて、グラブに入った球がポロリとこぼれ落ちたりする場合は面白くない。◆そうした失策は、文字通り失敗なのである。ところが長嶋のトンネルは、どうみても失敗とは映らない。そこには何かしら積極的な身振りが感じられる。それは同じ暴投でも、バックネットを直撃するようなピッチャーの暴投は、そこにこめられた殺意によって爽快なのに似ている。義務感から出た律儀さから、ねらった目標をわずかにそれるといった程度のエラーはつまらない。何をめがけて投げたのか見当もつかないような失策が観客を魅了するのである。◆たとえば中日のショート宇野は、つい先日、前にはじいたボールを拾いあげると、やおらライトに向けて送球した。あの暴投には、テレビで見ているだけでも下半身に戦慄が走りぬけたようだ。あれはいったい、どこへ投げようとしたボールなの��ろう。ランナーが一塁にいたので二塁封殺をあせったとも考えられるが、球は、まるで一、二塁間のライナー性のヒットのような軌跡を描きつつ右翼手のグラブに吸いこまれた。田尾もさぞびっくりしたことだろう。◆もちろん、宇野にはショートフライのヘッディングという前科がある。だが、宙に舞いあがったボールが、いくら風が強かったとはいえ、グラブをかすめもせず、それを捕球する意志を持った野手のひたいを直撃するといったことが起りうるだろうか。グラブの土手にあてて落したというならこれは平凡な失策である。ところが宇野は、あろうことか、ほんとうに頭で受けてしまったのだから、エラーとは異質の振舞いがそこで演じられていたといわざるをえない。宇野には、こうした異質な振舞いに対する類稀れな才能があるに違いない。面白いエラーとは、こうしたプレーをいう。[以下略、引用終わり]
[参考動画]宇野ヘディング事件
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のっちの「やらかし」を深く愛する者ならば、〈爽快な失策〉〈積極的な身振り〉〈異質な振舞いに対する類稀れな才能〉といった言葉が、まさに彼女のためにあることをただちに了解するだろう。彼女のミスはライヴの祝祭的時間に決して水を差さぬどころか、逆にそれを活性化するのだ。われわれは、プログラムを存分に堪能した上に、思いがけずお土産までもらったような得した気分で家路につく。
ところで、先に私は「のっちがやらかす現場に居合わせるという僥倖に恵まれた」と書いたが、残念なことにその一部始終を「目撃」したわけではない。事件はエンドステージで起こり、そのとき私は一塁側スタンドの、ほとんどファウルポールぎわの席にいた。ステージ上手は死角で見えにくい位置だったし、眼鏡を新調するのを怠って視界も決して良好とは言えなかった。(これこそ凡ミスというやつで、おのれの凡庸さを呪うしかない)
とにかく私が目にしたのは、「だいじょばない」が終わった刹那、上手側舞台ソデに猛然とダッシュして視界から消え去るのっち(むろん表情を窺える距離ではなかったが、ものすごい真顔だったのではないかと想像する)と、唖然としてそれを見送るあ~かしの姿のみである。咄嗟に私は思った。「のっちヒール飛ばした?」 ご存知のように、「だいじょばない」はエンディング直前に派手な前蹴りアクションがあり、そこからの連想である。後にツイッターなどで確認したところ、果たせるかな、私の想像は当たっていた。ただし半分だけ。
これが凡人の悲しいところで、私は彼女が「前方」にヒールを飛ばしたと思い込んでいたのだ。舞台ソデには念のため予備のヒールが用意してあり、それを取りに走ったのだと。ところが、ネットの目撃談によると、彼女の飛ばしたヒールは「舞台上」に落ちたという。彼女が私の視界から消えたのは、落ちたヒールを拾おうとかがみこんだためらしい。では、彼女のヒールはステージの「どこ」に落ちたのか。詳細な報告が見あたらず私自身の曖昧な記憶に頼るしかないが、そのとき彼女はステージ中央にいて、上手方向(彼女から見て左)に駆け出し、かしゆかの後方を駆け抜けたと記憶する。
Perfumeのヒールは脱げにくいよう甲の部分を透明なバンドで固定していて、飛ばすこと自体至難の技だと思うのだが、さらにあり得ないことに、彼女が「前方」に蹴り出した足先から放たれたヒールは、彼女の「左後方」へ飛んでいったことになる。どうしてそんなことが可能なのか、凡人である私にはさっぱりわからない。ドラゴンズ往年の名ショート、宇野勝のライト送球に遭遇した観客も、きっと同じ感想を抱いたに違いない。今回の事件の現場がドラゴンズのホームグラウンドであったことも、おそらく偶然ではないのだろう。のっちは、再現不可能なことを正確に再現してしまったのだ。しかも、ヒールが落ちたのがステージ上だったため、つづく「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」では何食わぬ顔で戦列に復帰。これを天賦の才と言わずして何と言おう。
[追記]事件の経緯を4コマにまとめた方がおられたのでリンクを貼っておく。
1コマ目から2コマ目への推移はやはり物理法則を無視しているように思う。
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転がる岩、君に朝が降る
カップリング/ReS。・・・敬人&零
参考ストーリー・・・クロスロード
「坊主、目がいいよなぁ」 その時俺は、唐突に発せられた言葉の不当さに、一秒と経たず眉をひそめた。声の主を見やると、積まれた書類に手もつけず、のんびりと頬杖をついている。魔物のような赤い目が俺をじっと見る。意図は読めない。あるいは意図などなく、ただ単に俺が眉をひそめる姿を楽しんでいるだけなのかもしれない。 「そう言うあんたの目は一体どうなっている? 仕事もせずに暇そうに寛ぐくらいなら眼科で視力でも測ってきたらどうなんだ? ……見ての通り、俺はドがつく近眼だ。眼鏡がないと、自室ですら不自由する」 「視力のこと言ってんじゃね~んだよ。お前、よく見えてるよ。他人のことも、自分のこともな」 そういうの、その歳じゃ貴重なんだぜ。 一つしか変わらない癖にそう言ってのけた朔間さんは、細めた両目で俺を見てから少し笑った。おそらく本人は褒めたつもりなのだろう。うん、と確かめるように頷くと、上機嫌に足を組み、ま��椅子の背に沈み込んでしまった。 「さっすが、この俺様ちゃんをこんな仰々しい席に座らせるだけのことあるよな~」 「……あんた滅多に座らないだろう、その椅子」 「趣味じゃねーもん、座り心地は悪くね~けど」 「分かったから、早くこっちの書類に判を押してくれ。珍しく座ってるんだからちょうどいいだろう」 へーへー、と適当に返事をする朔間さんを横目に、中指で眼鏡を押し上げため息をついたのは春先の事だったろうか。確かに、審美眼という意味合いであれば己のそれは比較的上等のものだろう。だが、だからといってそれが俺に一体何をもたらしてくれたというのだろう。むしろこんなもの、ない方が幸せだったかもしれない。 俺は今、あの時あの人に褒められた自分の見る目を少しだけ恨んでいる。
「どうした、怖じ気づいたか、坊主」 消灯された生徒会室に脅すような声色が響く。 明かりがないこと以外、普段とそれほど変わらないはずなのに、まるで世界から切り取られた異空間のようだ。それもこれも、全て目の前の人物から発せられる異様な空気によるものであることは明白だった。 「見くびるなよ、怖じ気付いてなどいない。……俺の尽くした最善が果たして最適解なのかというと、不安は残るがな」 「ハハ、そういうことを正直に言っちゃうところが、お前の愚かで愛おしいところだよな」 からかうような口調でそう言うと、朔間さんは釣り上げていた両目を細めてから、少し肩で息をして、いつものように柔らかく俺を見た。 「そんじゃあ、ここは俺に任せてさ。さっさと帰ってよく寝ろよな。お前死ぬほど早いもんな、朝」 あんたが遅すぎるんだ、という反論を飲み込んで、夜目を凝らした。月の薄明かりが生白い肌を照らし出す。数秒して、朔間さんは足下に散乱させた書類を一枚拾い上げた。紙の触れる音が静かに鼓膜を揺らす。 「……朔間さん、本当に今晩ここに残るのか。確かに俺の名前で申請は出してあるので問題はないはずだが」 「あー、まあそうだな。……言ったろ、感傷だって。正直仕事なんかもう片付いちまったよ。褒めてくれよな、坊主」 ビリ、と書類を破く音が再び鳴り始めた。この短い間に、一体どれだけのものを処理してしまったと言うのだろう。俺が一晩かけて、せめて半分ほどは片付けようと思っていた紙の束は、もはやほとんど細切れになって床に降り注いでいた。 こんな人を相手に、俺は明日、何をしようというのだろう。 「そうだ、途中まで送ってやろっか、蓮巳ちゃん。夜道は危険だし」 それでもやるしかない。 あの日のように逃げ出すことはもう出来ない。 そもそも初めからこの世界に逃げ場など、ありはしないのだから。 「……いらん、年頃の女子じゃあるまいし」 「だから言ってんじゃねーか。やることは終わっちまったんだ。俺様の暇潰しになれよ、光栄だろ?」 重たい体を引きずって、それでも進むしかないんだ。 生に飽き飽きしたあんたが、なおもこの世界に縛られたままでいるように。 「夜はなげ~んだ。お前が思うより、ずっと」 窓の外で、月が輪郭を濃くしていた。 朔間さんは散らばった紙屑を踏みながら俺の横を通り過ぎると、キイとドアノブを回して廊下へと出た。俺は、何も言わずに後に続いた。 校内に俺たち以外の生徒は見受けられなかった。まるで人除けを施されたかのようだ、などと非現実的なことを思う。実際は職員室に明かりがあるし、先刻俺は当直の椚先生に申請書類を出したばかりだった。それでもそう思わせるのはこの人の、人ならざる雰囲気のなせる技だろう。昔もそうだった。あんたはまるで物語から出てきた美しい魔物で、あんたに会う時、俺はいつも高揚していた。 今でもその印象は変わらない。ただ俺一人だけがさめてしまった。 物語からも、憧憬からも、何もかも。 「朔間さん、バイクは」 「んー?」 靴を履き替え、そのまま正門に直進する朔間さんを呼び止める。変な話だ。俺は先日、この人の校則違反を咎め、やめるように言ったはずなのに。 「今日は置いてきた。歩こっか。いいだろ、敬人」 歩こっか。 あの日、初めてライブハウスへ向かった時も、同じ言葉を聞いた。 朔間さんは、まるで何か特別な儀式でもするかのような丁寧な仕草で、俺を自分の隣へと招き寄せると、ゆったりと歩き出した。 深い深い夜に、それでも地面へふたつ濃い影を落とすほど、月が目映い。御伽噺に出てくる月は、きっと今日のような姿をしているのだろう。異世界の入り口として描かれることも数多くあるほどだ、加えてこの人の横を歩けば現実味が希薄になっていくのも無理はない。大昔も、自分以外の人間が朔間さんと話しているところを見るまでは、その存在を信じられなかったほどだ。 今もこんな不気味なまばゆさの下、よりいっそうその美貌を増しているように見えるのだから、やはりこの人は人間などではなく、神か魔物の類ではなかろうかと勘ぐってしまう。 でもそれは違う。 この人は人間だ。 俺と同じ世界に生きる、同じ生き物だ。 だからこそ絶望は深いのだと、俺はうんと前から知っていたはずだろう。 「お前、さっき言ったよな」 濃い夜の紺に映える、凛とした声が路上に響いた。遠くで車のヘッドライトが、アスファルトを照らしては過ぎ去る。 「最適解なのか分からない、不安だ、って。そんな浮ついた武器で本当に俺様に勝てると思ってるのか知らねえけど、まあさ、それはいいよ。そういうお利口そうで意外と無鉄砲なところがお前を気に入った理由の一つでもあるし。解せないのは、なんでお前が柄にもなく急いてるのかってことだ。今回のことで思い知ったろ。時間がない中で、使える頭は限られてんだ。魔法や奇跡でもない限り、今日明日のことで革命なんて起こせやしない。本当は分かってんじゃねえのか」 珍しく、よくしゃべる。 そう直感したのは間違いではなかった。雄弁は銀、沈黙は金。そう言ったのは朔間さんだった。 「答えを聞かせろ、敬人。お前が大事だから言う」 ��から名を呼ばれて目を合わせたことを、後悔した。 「辞めちまえ、他人のための革命なんて」 その真っ赤な瞳の奥には、不安と祈りが、隠しきれずに浮かんでいた。 「……他人の、ため……?」 ふつふつと、煮えたぎるような、怒りにも似た感情が胸の内に渦巻いて熱を生む。 英智。脳裏によぎった幼馴染みの、苦しそうな、恨めしそうな横顔を想う。一体どれだけの怨念がそこにあるだろう。そして同じようにもがき苦しんで、散っていった人間が、この一、二年の間だけでどれほどいることだろう。明日は我が身だ。 それらは決して。 「他人事なんかじゃない」 ようやく喉から捻り出した言葉に、眼前の流麗な眉毛が僅か歪む。 「これは……凡人が、自分たちの足で、この世界を歩くために必要なことだ。こんな、正直者が馬鹿を見るだけの残酷な世界で、あんたのように軽々と、難関難問を飛び越えていける奴ばかりじゃない、そうじゃないんだ、こっちは。あんたいつだったか俺の目を褒めてくれたよな。だが中途半端にそんなものだけ良くたって、何の力にもならない。いっそ底抜けの馬鹿でいた方が、俺はあんたから目を逸らさずに済んだ」 一息に言ってしまうと、空になった肺が軋んで痛む。喉が、頭が、割れるように熱い。冷えた晩秋の空気を大きく吸い込むと、この酷くうねる炎の正体がうっすらと見えてきた。心底嫌な目だ。ここまで理解していながら、俺は俺の口に、戸を立てられないのだから。 「昔の俺がどうしてあんたに会いに行くのを辞めたか、あんた、分かってないわけないだろ」 ああ、そうだ。 これは『不甲斐なさ』だ。 「知ってるよ」 でもそれでよかった。 耳を疑うような台詞に、荒くなった呼吸がすうっと凪いでいく。 「お前が賢い奴で、よかったんだよ。……知らず知らずのうちに、壊しちまう前に、離れてくれて、本当によかった」 遠い遠い目をしながら、突き当たりの道路に行き交うヘッドライトとテールランプの赤を、朔間さんは眺めていた。 「敬人」 もう顔を上げることは出来なかった。 「駄目か。このまま、俺と、愉快に一年過ごすってのは」 あと一度でもその目を見てしまったならば、気付かなかった振りなど、俺には出来なくなってしまうから。 「……その答えも、分かってるんだろう」 顔をわずかに伏せたまま、俺も道の先で行き交う白と赤の光を目の端に捉えていた。 「俺は、そっちへは行けない」 俺自身を、俺とよく似た偏屈な幼馴染を、そしていつか、俺たちの後ろに現れるかもしれない「輝きたかった誰か」をも出来ることならば俺は救いたい。俺のようなありふれた人間でも、真剣に足掻いて、舞台の真ん中で光を浴びて許される、そんな世界を俺は見たい。 ��から、あんたと一緒に、緩やかな死は待てない。 「……やっぱお前は、連れて逝けねぇんだな」 やろうと思えば俺をそそのかして自分のものにする事ぐらい簡単に出来ただろうに、何故それをしなかった? 疑問に思う俺に応えるよう���細められた赤い双眸に、気付かれぬよう息をのんだ。 ああやはり俺は今、この目が憎い。 じゃあな、と消え入るような声を残して、朔間さんは夜闇の中へ溶けてしまった。瞬きの合間に、街灯の薄らぼんやりとした光が点滅する。 あんたの想いの丈に気付かないような愚者であれたならよかった。あんたを利用して世界を変えたいなんて、大それたことを考える頭がなければ。純粋にあんたへの憧れだけでこの腐った世の中を生きていけたなら。いや、それではきっと、あんたは俺の愚かさにすぐ飽きてしまうだろう。結局のところ、俺が人の領域を超えるしか、方法はなかったんだ。 お別れだ、朔間さん。 交わることのない線を引き続け、明日、俺たちは信念を以て殺し合う。 朝日が昇る頃、あの薄暗い生徒会室の玉座で、あの人は一体何を思うだろう。
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