The 2nd Vtuber of The Day is Mimi Lucelle from the indie vtuber idol group, RESO! She is an idol and an artist! She streams on YouTube in English!
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The time I drew RESO! and then they disbanded!
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by Reso & Mite To be seen in bigger size at www.flickr.com/photos/_man_/52585195564/sizes/o/ by Man - Art is Life / Duck 4 Life
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Amazon riduce i tempi per il reso
#Amazon riduce il tempo disponibile per il #reso dei prodotti elettronici. Adesso sarà più difficile provare un prodotto e poi restituirlo.
A partire dal 25 marzo i tempi per la #restituzione di alcuni prodotti selezionati saranno di 14 giorni.
Leggi qui:
Amazon, il colosso dell’e-commerce noto per la sua politica di resi estremamente generosa, ha recentemente rivisto le sue regole, introducendo un cambiamento significativo. A partire dal 25 marzo 2024, i tempi per la restituzione di alcuni prodotti saranno ridotti da 30 a 14 giorni per alcune tipologie di prodotti. Questa modifica, che riguarda articoli di elettronica come smartphone, computer e…
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[‘a:kaiv] #8 //// Djane Ki, HertZ'Hyene Podcast #09, 2016, Strasbourg
MIXCLOUD
"Dubstep Photography" : an exclusive Dubstep mix for the female collective HertZ'Hyene.
Recorded at Strasbourg, June 2016.
>> Playlist :
PHOTEK, “Pyramid“
BITTER SWEET, “Phaser Edit by SOMTEK”
JOAAN, “Out of Slang”
DISTRICT, “Transmission”
DISTANCE vs CYRUS, “Surrender”
DIGITAL MYSTIKZ, “Eyez”
EMIKA / PINCH remix, “Double Edge”
HELIXIR, “Helicraft”
TRG / RESO remix, “Horny”
KODE 9, “Magnetic City”
LOAN feat. Juice Aleem, “Alt real”
REMO, “Desert”
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Cambio merce in negozio: regole e diritti
È possibile richiedere un cambio merce in negozio? E il negozio ha l’obbligo di accettare il resto? Ecco come funziona.
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KOAN Sound X Culprate X Asa X Gemini X Reso X Sorrow X Opiuo - The Movember Collection
Released: 2012-2015 (Full collection released 2017)
Genre: Dubstep, Glitch Hop
Top Tracks: All
Rating: 100
Collection & full review linked below
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Anthony Fineran (B 1981), Jakane Reso, 2023
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stuff originally for seriweek: spring
they went out for a snack but the bus ran late, but a lil rain never hurt no one!
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Come fare il reso con TEMU
Ho fatto un #reso di un ordine #TEMU ed ho avuto il #rimborso lo stesso giorno. Ti mostro la procedura di reso, TEMU ti guida passo passo.
Ho spedito con #PosteItaliane ed il giorno stesso ho avuto il rimborso sul mio conto #Paypal.
Sembra quasi #Amazon.
Ho fatto diversi acquisti su TEMU ed ho anche ricevuto diversi regali gratuiti grazie al gioco Farmland e posso dire di essere soddisfatto di questo ecommerce cinese. Nonostante ci siano vere campagne denigratorie contro TEMU, dalla denuncia di codice malevolo dell’app, lanciata da un solo sito americano e non raccolta da google che continua a tenere l’app verificata nel suo store, all’inchiesta…
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四章 神々の黄昏
桜の蕾は膨らんだまま、花開くことはなかった。
今年も随分と遅咲きなのだと、衣更が鼻をすすりながら教えてくれた。ほんの数分前の出来事だった。花粉症か。わざとらしく聞くと、ええ、今日は特に酷くて、目も鼻も、ぐしゃぐしゃです、と半笑いで返された。
「副会長、今まで、」
「衣更。もうそんな肩書きは、俺にはないぞ」
小さくしゃくりあげるような泣き声がして、俺は衣更の背に手のひらを添えた。随分と筋肉質な背中だった。それは表からは決して見ることが出来ない、衣更の努力の結晶だった。
「今まで、本当に、お世話になりました。蓮巳先輩」
思い返せば、衣更も俺にとっての“愛し子”というやつなのかもしれないな、などと、今さらのように思う。
初めて出来た後輩だった。
いつの間にか小間使いのように滑り込んできて、生徒会の雑用を文句も言わず小器用にこなし、気付けばその中核を担い、革命と板挟みになりながらも俺を思い遣るような、普通で、優しくて、少しばかり損な人間だった。
何を与えてやれたのかも分からない。
そればかりか踏みにじられてばかりだったろう。
なのに、今ここで流される涙が、感謝からくるものだというのだから、俺の成したことも無駄ではなかったのだと心から喜べる。
夢ノ咲を頼んだぞ。
どん、と背を叩きながら、想いを託す。はい、と返ってきた言葉は、力強かった。
校庭へ出ると、在校生と卒業生がごったがえして写真を撮っているところだった。晴天を背景にして、まばらに薄紅を生む緑の木々が、完全な冬の終わりを告げていた。桜が咲くのはいつ頃だろう。去年はうんと遅かったが、例年通りなら入学式にはその儚い花弁を咲き誇らせているだろうか。
祝いの日には少し殺風景にも思えたが、その代わり、とでも言わんばかりに、退場の際に在校生から渡された大輪の花束が、そこかしこで瑞々しく香りを放っていた。去年のプログラムにはなかったことなので、予算は大丈夫だったのか、などと余計な心配をしてしまう。素直に感傷に浸ればいいものを、これも俺の悪癖のひとつだ。
「旦那ぁ!」
野太い声が遠くからあがり、周囲の後輩たちがすぐさま道を開けた。それが恐れや怯えからくる行動などでは決してないことは、傍目に見ても明らかだった。すまねえな、と大きな花束を頭上へ掲げながら、こちらへ向かって歩いてくる鬼龍を見るいくつもの眼差しは、憧れや尊敬の色を濃く滲ませていた。
「よう、卒業、おめでとさん」
「お前もな。日数が足りて何よりだ」
「はは、一瞬、ヒヤリとしちまったけどよ。これでも一応、三年生は皆勤賞だからな。……先生に言われたよ。あとほんの数日怠惰であれば、留年でしたでしょうね、ってな」
ばさり、と乱雑に花束を肩へと引っかけて、鬼龍が安堵の息をこぼす。
「ありがとな。俺を、こっち側に引っこ抜いてくれて」
二人分の花束が、むせ返るほどの香りを放って、息がつまった。
「……感謝をするのは俺の方だ」
礼など言われるようなことを、俺は一度たりともしたことがないと思っていた。全ては自分と、自分の分身ともいえる幼馴染のためだった。利用できるものはなんだって利用した。それで何をなくしても、自業自得だと思っていた。
「じゃあ、お互い様ってこったな」
カラリと笑った鬼龍が、左の拳をそっと向けてきた。ああ。枯れそうな声で頷いて、俺はそのごつごつとした指のふしに、己のそれを軽くぶつけた。今日という一日の中、初めてじんわりと目元に熱を感じた。本当に、いい戦友を得た。
お前の船出が明るいことを、俺は心から祈っている。
言葉にはしなかったが、鬼龍は合わせた指のふしを離す一瞬、何かを感じ取ったように目を細めて笑った。それで充分だと思った。
「……鬼龍。神崎をどこかで見ていないか」
「あぁ、あいつなら、生徒会の手伝いをしてるってよ。いつの世も人員不足だな、あそこは。友人のぴんちを放っては置けまい、つってよぉ。衣更たちと一緒に椅子の片付けとかしてるよ。ま、俺たちの場合は卒業の後も一個、仕事があるしな。別れの挨拶は、そこでもいいだろうよ」
そうだな。安心したように頷けば、旦那の過保護も直んねえのな、と軽口が飛んだ。返す言葉もなく黙ると、鬼龍の豪快な笑い声が、あたりいっぱいに響いた。
「あ、いたいた。お~い! 敬人く~ん!」
その目立つ笑い声が目印になったのだろうか。
遠くから呼ばれた気がして顔をあげると、頭上高く突き上げられた右手が俺に向かってぶんと振られていた。
貧弱そうに見えるのに、よく通る声だなと、初めて聞いた時から思っていた。
それと同時に、笑っているのに、全てが他人事だと言わんばかりの冷めた目が、ずっと気がかりだった。
すみません、すみません、と謝りながら人混みをかき分ける青葉の目は、今、ほんの少しでも柔らかくあるだろうか。
「おう、どうした。蓮巳のことでも撮りに来たか?」
「ああ、いえ。それが、夏目くんにこっぴどく叱られまして。こんな日まで他人事でいるんじゃない、そんなに暇だったら、迷惑かけた人間ひとりひとりに謝って回ったらどうなのーって。取り上げられちゃいました。ビデオカメラ」
あはは。
愉快そうに笑う青葉は、貰った花束もどこかへ置いてきたのか、空の両手をひらりと上へ向けた。その右頬は、ほんの少し赤くなっていた。大方、逆先に力一杯つままれた跡だろう。気持ちは痛いほど分かるが、あいつも相変わらず、本音を出すのが下手くそな奴だ。俺にそんなことを言われようものなら、大昔の武器を取り出して豆をぶつけてきそうなので、特に口を出さずに今日の日を迎えてしまった。
「あれっ? そのボタン、鬼龍くんがもらったんですか?」
突然話題を振られた鬼龍が、あ? と驚いたように声を漏らす。ボタンといえば、南雲が第二ボタンを貰っていったという話を、数週前にしたばかりだったが。
「それ、宗くんがものすごく気に入ってた、一点もののボタンなんですよ。贔屓のクリエイターが、手作りしてるものなんだとかで。何の衣装に使おうか~って、暇があるたび言ってたの、俺、覚えてます。まあ、暇なんて、そうそうないんですけどね、宗くんの場合」
聞いてもいないことをぺらぺらとよくしゃべる青葉は、ぽかんと固まった鬼龍の表情を全く気にしていなかった。よくよく見れば、なくなったはずの場所には、マーガレットをモチーフにしたような金古美のボタンがきちんと収まっていた。
あの野郎、と舌打ちをする鬼龍は、どこか焦ったように歯を噛みしめていて、俺はその姿の珍しさに少し笑った。つられたように、ふふ、と微笑んだ青葉に、そういえば、と我に返る。
「青葉、さっき俺を呼ばなかったか」
「お、おう、そうだぜ。撮影でもねえなら、逆先に言われた挨拶回りってやつか?」
「あっ、そうでした」
古めかしい動作でポンと手を打つと、青葉は相変わらず他人事のようにしれっと重要なことを言ってのけた。
「俺の用は、それとはまた別なんです。敬人くん、呼ばれてましたよ、英智くんに」
◆
ごった返す人混みをかき分けて、もつれそうな足を動かし進む。途中、噴水の辺りから「どうした!? 緊急事態か!?」「『きんきゅうじたい』ですか~?」などと間の抜けた声を聞いた気がしたが、今、そんなスチャラカ軍団に返事をしている余裕はなかった。
「敬人! 遅いじゃないか敬人、ねえ、ちょっと頼まれてくれないかい?」
駆け付けたガーデンテラスで、いつもの特等席に座った英智は、俺をなじりながらも、随分と機嫌の良さそうな声を歌うように響かせた。
「卒業祝いにね、渉に贈りたいものがあるんだけれど」
「……贈りたいものというのは、そのちぐはぐな大量の花束か?」
ぱちくりと目を瞬かせた英智が、ほとんど体を覆い隠すほどの巨大な花の群れに目を落とす。花束を抱える腕さえも見えない始末で、俺の目から見えるのは花まみれになった英智の生首と、辛うじて見える細長い膝下だけだった。
「ふふ、これは可愛い可愛い桃李から、僕への個人的なプレゼント。花束をね、作りすぎちゃったんだって。あんまり愛らしすぎて、抱きしめてしまったよ。考えなしに全部を受け取ったら、見ての通りさ」
「阿呆、身動きが取れなくなるほどものを抱えるんじゃない。誰が世話を焼くと思っている、度し難い」
「えぇ~? 敬人にだけは言われたくないなぁ。こんな時期になるまで自由に動けなかった癖に」
俺の持つ花束の、何倍もの大きさ、何倍もの数のそれの奥から、英智の青い目がじっと俺を見つめる。
「俺は、特に不自由なくやってきたつもりだったが?」
ス、と眼鏡を直したのは、少しでも心のうちを見透かされないように――だろうか。
「どうだかね」
意地悪く目を細めた、性格のねじれ切った俺の幼馴染は、クスクスと笑ってから数秒、穏やかにその目を閉じた。
「さて、敬人の話はどうでもいいんだ。上を見てごらん。屋上に気球が見えるだろう? 見間違いでなければ、あれは先日僕が渉に贈ったものだ。頼むよ敬人」
「人をガーデンテラスまで呼びつけて、このうえ屋上まで走らせる気か?」
「君は両手いっぱいに花束を抱えた僕を屋上まで上がらせる気かい?」
分かり切ったやりとりのあと、俺が諦めたように息をつくのと、勝ち誇ったように英智が笑うのと、ほとんど同時だった。
「最後の我儘さ」
どうだかな。
頭の隅に浮かんだ捨て台詞を飲み込んで、俺はまた走り出した。
◆
関わり合いになると面倒な噴水周辺を回避しようと裏手側へ回ると、茂みの中から何かが転がるように飛び出てきて、俺は思わず身を強張らせた。橙色の散切り頭。髪の所々に緑の葉を乗せ、右手に数枚の用紙を握ったそれは、見間違うことなく月永だった。
「あれ! ケイトだ! なあ、ケイトなら知ってるだろ、テンシのやつ、どこ行った?」
唖然とする俺をよそに、��服についた汚れをぱたぱたと払いながら、月永は立ち上がった。
「英智、なら……ガーデンテラスに居るが……」
「ガーデンテラス! りょーかい! 覚えたぞ! たぶん!」
「お、おい! 英智に何の用だ! 事と次第によっては――!」
そのまま今しがた俺が走ってきた道を駆けようとする月永に、大声で呼びかけると、月永はステージ上でターンを決めるようにくるりと美しく半回転して俺に満面の笑みを見せた。
「テンシにラブソングだ!」
じゃーなー!
右手に携えた紙束を頭上へ高々と掲げ、満足げに言うと、月永は猫のように走り去ってしまった。
ただただその背中を見送ることしか出来なかった間抜けな俺は、肩で息をしながら、しばらくぽかんと立ち止まってしまった。遠くの喧騒が、笑い声が、すすり泣く声が、ぼんやりと耳に響く。なんだったんだ、今のは。理解が追い付かないところへ、またひとつ、駆けてくる足音を聞いた。
「あっ、ちょっとぉ蓮巳ぃ!! 今あのアホがここを通ったでしょ!?」
「あ、ああ、アホ……というか月永なら、ガーデンテラスに……」
「あああっもう!! なぁんでそんな僻地まで行くかなぁ!! こんな日くらい大人しく後輩共に祝われてよねぇ!! あんなアホでもそこそこの人気者なんだからさぁ!!」
「……ふ、はは、お互い、最後まで苦労、するな……」
気の抜けたような笑いとともに、あぁ、と悲鳴を上げながら両膝に手をつくと、瀬名は少し目を見開いて、焦ったように俺の背に手を添えた。
「ちょ、ちょっと……そんなに息切らしてどうしちゃったわけ?」
「使いっぱしり、だ。さっき校庭から、ガーデンテラスまで呼び出されたかと思えば、今から屋上に行くことになった」
「はぁ~? あんたってさぁ、ほんっと……」
呆れたような瀬名は、途中で言葉を切って数秒黙ると、どこから取り出したのか一本のミネラルウォーターを俺に寄越した。
「それ。まだ、開けてないから」
「……いいのか」
「なんていうか……ちょっと、他人事じゃないからねぇ。……あんたの呆れたお人好し具合にはさぁ、こんな程度の報いくらい、あってもいいでしょ」
じゃあね。
小走りに、月永が駆けていった道をなぞるように遠ざかる瀬名の、その力強い足取りに、俺はゆっくりと上体を起こした。
あいつらの旗は、どうなるのだろう。
ようやく五人でまとまったかと思えば、あっという間に世代は次へと移っていく。字面だけ見れば、なんとも虚しい。だが瀬名が決死の想いで守り抜き、月永が再び突き立てたその旗は、明日も明後日も、誇り高くこの場所でたなびくのだ。それは無駄なことなどでは決してない。
――そういうことだろ、生きるって。
あの時言えなかった返事を、そうだな、と静かに返し、俺はミネラルウォーターを一気に飲み干した。
そしてまた走り出す。
何の為などと言われても、もうよく分からなかった。ただ、何か変わるなら、誰か救われるなら、今日が最後だと思った。あいつなら赦してくれると思った。
自分の羽をもぎ取った、本来なら憎かろう、あの偏屈な子供のことを。
◆
「おやおや、こんなところにどなたがお出ましかと思ったら!」
ぜえぜえと息を切らして、最後の一段をのぼりきると、青空を背景に艶やかに舞い踊る銀色の長髪が、何故か嬉しげに俺を迎え入れた。
馬鹿と煙はなんとやら、だ。
派手な気球を屋上のすみに侍らせて、日々樹渉は一人、つま先でくるりと一回転をして、俺に向かってうやうやしくお辞儀を寄越した。
「生憎だったな。観客が少なくて」
「いえいえ! とんでもない! たったの一人であろうと、お客様はお客様ですから! それに、たとえ観客が一人もいなかろうと、私が何かを演じれば、それは既に演劇なのですよ」
相変わらず、こいつの言うことは理解しがたい。
対話するのを早々に諦めた俺は、返答を考えるのを放棄して、小さく息を吐き出した。
「英智が探している。貴様に贈りたいものがあるそうだ」
「うーん、あの人、先日そこの気球をプレゼントしてくれたばかりじゃないですか。まったく、呆れてしまいますね。一体私の何処がお気に召したのでしょう。いまだに不思議なんですよ」
「奇遇だな、俺もその点に関しては一生涯あいつと分かり合えない」
「うふふ。これはまた随分嫌われたものですねえ。私、貴方とも少しは仲良くなれたと思っていたのですけれど?」
「冗談じゃない、貴様に関わるとろくなことがないんだ、結局鳩は出なかったし」
「根に持ちますねえ~」
あっはっは、とからかうように笑った日々樹の細い目は、あの日俺にシルクハットを寄越した時とよく似ていた。
「……貴様は、変わらんのだろうな」
「何がです?」
「卒業しても、という話だ」
「ええ。それはそうでしょうとも。私の日常の中から、学生生活というものがなくなるだけなのですから。なんら変わりはありませんよ。ああ、今までユニット活動で制限されていた芸能活動がこれでギュギュッと詰め込まれてしまうでしょうから、こんな風にのんびり話す時間が減るのは――ほんの少しばかり寂しくもありますね」
淡々と滑らかに物語る日々樹の口から零された最後の言葉に、息を飲む。
ぱちくり、と瞬きをしがてら、俺と視線を絡ませると、形容しがたい奇妙は表情で、日々樹は困ったように眉尻を下げた。
「自分でも、驚いているんですよ。こんなに惜しくなるとは思いませんでした。こんなにも、愛しいと思えるものが増えるとは、思っていませんでした」
半回転。颯爽と、音もなくターンを決めれば、銀の髪が翻る。毛先が、ふわりと、俺の頬を撫でるようにかすめていった。
「貴方がたの都合で決められた五奇人という仲間のこと。周囲から化け物と呼ばれ、自らもそれを受け入れたこの道化師を、命懸けで手に入れようとした英智のこと。それと……こんな私のために、奇跡の仇討ちを果たしたあの子のことも」
背を向けた日々樹の表情を、声色から伺うことなど俺に出来るはずもなかった。
ただほんの少し、普段よりも低く、穏やかに聴こえるそれに重ねるように、俺も言葉を放り込んだ。
「……貴様にひとつ、聞いてみたかったことがある」
はい? と返事をした日々樹は、わずか俺を振り向く仕草を見せて、その先を促した。
「どうだった、愛弟子に持たせた革命旗を、特等席から見る気分は」
しばらく、静寂が横たわった。
まだ強く吹く春の風が、俺の短い横髪を乱れさせる。
「――ええ、それはもう」
最高でしたよ。
日々樹の声は、そんな荒々しい風の中、驚くほど凛と、美しく響いた。
「想像以上の世界を見せてくれましたからね。お礼を言わなくてはなりません。英智にも、彼にも」
煽られた銀の髪の向こう、横顔が見えた。俺の知らない微笑みを携えていた。思い返しているのは、あの春の決勝戦だろうか。あるいは、数ヶ月前の、奇跡のようなウィンターライブか。
全ての始まりの男は、今ここで、何を想う。
「そして貴方にも」
は、と視線を交わすと、日々樹はいつもの薄笑いを貼り付けて、俺にニコリと笑いかけていた。
「……気味の悪いことを、言うな、俺は何もしていない」
「おやおやぁ? 今更しらを切るなんてらしくない! 実行に移せたのは天祥院財閥の財力あってのことでしょうけど、初めにシナリオを書いたのは貴方でしょう? 夢見がちで穴ぼこだらけでしたけれど、なかなかに上等でしたよ。だからこそこの日々樹渉が自らその穴を埋めて差し上げようと思ったわけです」
仰々しく両腕を天に差し出しながら、舞台の台詞のようにまくし立てると、日々樹はその腕を静かにおろし、囁くように言った。
「そして最後のピースとして、あの子を選んだのは間違いではなかった」
つう、と細められた紫の瞳が、浮かべているのはつややかな短い黒髪。
「正直、私もほっとしてます。とびきりの良い子ですからね。時々、とびきりのお馬鹿にもなりますけど、それさえ愛おしい」
――いつだったか、あの子が屋上へ迎えに来たことがあったな。
何故か今、そんなことを思い出した。
「幸福に、道を歩んでほしい。独りではなく、大勢で。手を取り合って」
私が彼にあげられるものは、それくらいですから。
消え入りそうな声でそう言うと、日々樹はまたもやくるりと半回転のターンを華麗に決めて、強張る俺の体に一歩、近付いた。
「さて、右手のひと! これはそんな貴方へのささやかなお礼です! さあさ、お手をどうぞ? ワン、ツー、Amaging!」
白い煙と共に、ポン、と小気味良い音が鳴って、俺は思わず目をつぶった。手の平に、どこか馴染みのあるような、金属の重さを感じ、ゆっくりと目を開ける。
「預かりものです。待っていますよ。旧い旧い、貴方の愛すべき隣人が」
それもそのはずだった。
二年もの間、俺はそれを手にし、あの部屋へと出入りしていたのだから。
「私も向かいます。――愛すべき、短命の天使の元へ」
微笑んだ日々樹は、俺が何か言う前に気球へ乗り込んで、あっという間に空へと飛び上がってしまった。相変わらず、突飛で、俺に対して薄情なやつだ。度し難い。
これからのぼり降りする階段の数をうんざりと思い返しながら、俺は手の中の鍵を、強く握りしめた。
◆
手すりに体を預けながら、踏みしめるように、一段一段を降りていく。
通りすがりに窓の外を覗けば、今もなお雑踏は雑踏のままに、かたまりを形成していた。別れが惜しいのだ。校庭の賑わいはやまない。それに引き替えここは静かだ。きっともう、誰も残ってはいないだろう。俺と、あの人以外は。
チャリ、と音を鳴らす銀の鍵を、指先につまんで見つめる。
誓いも、企ても、駆け引きも、裏切りも。二年前の、あの部屋から始まった。そして俺だけが残った。英智が、衣更が、姫宮が、時折やってくる日々樹や伏見が、あの部屋を随分と明るく、賑やかにしていった。それでも忘れたことなど一度もなかった。
十字路は、いまだにあの場所に在るのだということ。
渡り廊下へと続く、最後の一段を降りると、窓の外で、ひらりと花弁が舞い落ちた。桜が咲くのは、まだ先だったはずだが。気になって校庭を見下ろすと、外の連中も驚いたように空を見上げていた。降り注ぐのは薄紅色の花弁。おおかた、派手好きなあの道化師が、気球からばらまいているのだろう。奴の奇行には、常日頃手を焼かされてきたが、今日ばかりはなかなか粋な事をしてくれる。一度、大きく深呼吸をして、俺は別棟の三階を目指し、花舞う渡り廊下の中央をひとり歩いた。
廊下の行き止まりから、さらに一階分の階段を、震える膝でのぼり切る。
辿り着いた、一番端の白いドア。
そうっと、手を添えて、呼吸を整える。
心を決めて、思い切りドアノブを捻った。体当たりでもするかのように内側へ飛び込むと、入った瞬間ザアッと風が吹きぬけて、窓越しに見えていた薄紅の花吹雪が、眼前を覆い尽くすように迫ってきた。
――朔間さん。
呼ぼうとしたそれは、風圧に負けて、声にならなかった。春風がやんだあと、目元を守っていた右腕をゆっくりと降ろすと、その人は机の上に行儀悪く腰かけながら、呆然と俺を見つめていた。花まみれになった漆黒の横髪を、気にも留めていない様子だった。
「……何を、驚いているんだ、あんたが――呼びつけたんだろう」
「あ、あぁ……そうじゃな。そう、じゃった。いや、よく応じてくれたのう、蓮巳くん。こんな老いぼれの呼び出しに――」
はらり、と乱れた前髪の上から、花びらが一枚、卓上へと滑り落ちる。
「――いや、なんか……やっぱ、やめようかな。うん。お前の前じゃ、こっちの方が、なんでかしっくりくるような気が、するから」
あー、と伸びをするように両腕をあげると、朔間さんは、開け放たれた生徒会室の広い窓を見やって、ぎこちなく笑った。
「見ろよ、敬人。渉のやつ、どっから花びらまいてんだ? こないだ貰ったっつう、デカい気球からか?」
「あぁ……あんたの言う、通りだ。それで、俺は、屋上から、またここまで降りてくる、羽目にだ、な」
「はは、息、整ってからでいいよ。時間は、有限だけどさ。今日くらい、ゆっくりしてもいいだろ」
ごめんな。たらい回しにさせてさ。
謝りながらも、朔間さんの赤い瞳は、どこか愉快そうだった。昔からそうだった。俺が、あちこち奔走するさまを、隣で見ながら楽しそうに笑っていた。子供扱いして、からかっているのだと思っていた。
俺はただ、悔しさを背負って闇雲に走るばかりだった。
そうではなかったのだと、気付きもせずに。
「……あれ、薔薇だろうな。綺麗なピンクだ。桜の代わりに、振りまいてんのか、渉。なかなか粋なことするじゃねえか」
花言葉は、感謝、だったっけ。
ぽつんと呟いたそれが正しいものなのかどうか、俺には分からなかった。
そんなことより、今しがた一人歩いた渡り廊下で、この人と同じことを感じた事実が、どうしようもなく目頭を熱くさせた。
「朔間さん」
そう呼ぶと、彼は呑気に頭の上に花びらを乗せたまま、うん? と軽く首を傾げた。
「あの時、言えなかった答えを、聞いてくれないか」
あんたはもう、覚えてなんか、いないかもしれないが――
そう続けようとして、息を飲んだ。
「聞くよ」
漆黒のまつげを震わせながら、泣き笑うような微笑を浮かべた朔間さんは、頬に貼りついた花びらをひとつ、そうっと取り除いて、俺の目を見つめ返した。
「それを俺は、ずっと、聞きそびれたまま、今日まで来ちまったんだ」
最後の杭を、抜いてくれよ、敬人。
返礼祭の時に呟いた洒落を再び口にして、朔間さんは俺の言葉を待った。
「俺は」
言えばきっと、馬鹿にされる。
昔々、そんな風に強がったせいで、伝えられなかった本当の言葉を、今なら素直に、思うままに、言えるような気がした。
「輝きたかったんだ」
“あの空で光る星のように”
思い返せばあの一瞬のステージが、俺の求めた全てであり、革命を起こそうと躍起になっていた頃、まだ見ぬ誰かに見せたかった景色そのものだった。
一面の虹模様。
サイリウムの波。
何も持たない者たちが、あがき、奇跡を起こし、手にいれた、本物の輝き。
「誰だって、何も持たない者だって、努力すれば報われる世界が欲しかった」
おいでおいで、と無邪気に呼ばれ、制服のまま間抜けに歌わされたことについては、少しばかり、悔しさも��るが。
あの時確かに思った。
俺が見たかったのは、これだったのだと。
本当は、他の誰に見せるわけでもなく、自分の、この両の目で、見たかった景色なのだと。
「一度くらい、光を浴びてみたかったんだ。誰かでなく、俺自身が」
確かに、英智のために、と動いたのも本心のひとつだった。あれは金と権力だけを振りかざす子供のようで、ほしいほしいと命を削るように財と力を行使していたのを俺はよく知っていた。あいつを見ていると苦しかった。あいつの苦しみは、俺の苦しみだった。幼い幼い頃の話だ。
俺たちが見たい景色は同じなのだと思っていた。
俺たちは、自らのあがきで手にした力をもって、虹の橋を渡りたかったのだ。
いつだったかの幼い頃、祖父は教えた。人生は苦行だと。生きて徳を積み、魂の輪廻から外れることこそが、我々にとっての幸福なのだと。英智に出会うことさえなければ、その教えを俺は信じたのかもしれない。
けれどその、決死の覚悟で削られた命が、今この場所でなく、死んだあとに評価されるなんて、あんまりじゃないか。
報われる方法が、あの世で解脱することだけだなんて。
そこから俺のシナリオは始まったのだ。
道化師の言うところの、“夢見がちで穴ぼこだらけ”のシナリオは。
「俺はさ、お前のためだけなら旗を振ってやってもよかったんじゃないかって、思ったこともあるんだ」
絡まった視線を、先に外したのは朔間さんの方だった。
「けど、お前、優しいからさ。俺とお前、ふたりだけ助かる世界なんか、欲しくなかっただろ? 自分と同じか、それ以上に苦しんで、あがいてる奴を放って、自分だけ助かるなんて、ゆるせなかっただろ?」
ズキン、と体の何処かが痛んだ。
その伏せられた真っ赤な双眸が、あまりに切なく見えたせいだった。
「お前の、そういうさ。青臭いところ、っていうか。誰も彼もを、なんとか等しく救いたいって無謀な気持ち、俺は結構好きだった」
だから余計に悲しかったのかな。
ぼう、と独り言でも呟くように、溢れ出たそれこそが、この人の本心なのだとすれば。
本当に、そうだとすれば、どれほど残酷なことを、俺は。
「俺、お前に言ったよな。俺は本当は、化け物でも、吸血鬼でも、なんでもないって。……俺だって平等に扱われたかったよ、せめて、敬人、お前にだけはさ。一人で旗振って、聖人よろしく民衆を導くなんて、そんなのって――あんまりじゃねえか。それに、知ってんだろ? 孤独な先導者の末路は、火炙りの刑だ、って……結果的に似たようなことになっちまったのは、皮肉なもんだけどな」
あいつらには、謝っても謝り切れねえよ。
自分と共に青春を謳歌した、四人の仲間に向けて、彼は黙祷するように目を閉じた。
処刑されたのは、自身ではなかったこと。
五奇人としての友の最期を、見届けることすら出来なかったこと。
それらもまた、彼が夜闇の世界へ身を潜めた大きな要因だったのだろう。自分が表だって動くことで、生まれる犠牲の多さを思い知ったのだろう。
けれど。
「やっぱりさ。一緒に振りたかったよ。革命の旗はさ。俺一人じゃなくて、誰かと」
この人は再び陽の当たる場所へと手を伸ばしたのだ。
世界を変えるために。
自ら見出した“何者でもない星々”へ。
そしてこの学院に、たった一人舞い降りた、奇跡のような少女の元へ。
「だったら――あんたの夢は、叶ったんだな」
負け惜しみのように、聞こえてしまったかもしれなかった。
だがそれは俺の、心からの祝辞だった。
どうか伝わってくれと、祈るようにその目を見つめた。
「お前の夢だって、叶ったんだろ?」
泣きそうに眉を寄せて笑う、特別神様に愛され生まれ落ちたこの人が、もう孤独ではないということが、俺には嬉しかった。
「ああ。あんたが――あんた達が、用意した、破天荒な四人と、一人のおかげでな」
ふ、と零した俺の笑みに、朔間さんは小さく息を吐き出すと、乱暴に机から飛び降りた。
窓から舞い込んで、卓上に積もった薔薇の花弁が、はらはらと床に零れ落ちる。気にも留めず、ずかずかと俺の正面へやってくると、朔間さんは、二度ほど瞬きをしたあと、息を吸い込んで、俺の左手をうやうやしくすくい上げた。
その手のひらに、乗せられた小さなものは。
「やるよ。あとで捨ててもいい。俺が渡したいだけ。けどまあ、こいつを死守するの、DDDで勝ち残るよりよっぽど大変だったってことくらいは、言わせてくれよな――」
確か、ここに入れたままのはずだ。
ズボンの右ポケットに、手を突っ込む仕草を、朔間さんはぽかんと見つめていた。カチ、とプラスチックの安っぽさが、爪に当たって響く。
「……敬人?」
「あんたの心臓は、まだ必要なんだろう?」
小さな小さな裁縫箱の、一番取り出しやすい場所に位置するハサミを抜き取って、己の制服に差し込む。ブツ。糸の切れる音が確かに聞こえた。俺は、ほどけた糸の隙間から、丁寧にそれを取り出して、目の前の胸元に突きつけた。
「生きていくんだろう。ここで。目印の旗を掲げて」
そして待つのだろう。
あんたと共に、自分の意志で、歩こうと決めた仲間のことを。
「敬人、」
「俺は、きっとあんたに背中を見せられる人間にはなれない。大神や羽風のように、この理不尽な世界を、走って行けるだけの力はない。それは自分が一番よく理解している。俺は、そっち側には行けない」
ほんの少し、うつむけば、己のくたびれた上履きが目に留まる。三年間、この学院のあらゆる場所を駆けずり回った、歴史の残骸。
決めたじゃないか。
全てを抱えて、それでもなお前を向いて、歩いていくのだと。
幾重にも汚れ、泥を被り、血の海を踏みしめてきた、この両の足で。
「だがもしいつか少し先の未来であんたの旗を支えることができるなら、俺は、」
言い切る前に、俺の視界は開け放たれた窓を綺麗に捉えていた。
視界の隅で、ゆるい巻き毛が、ふわりと揺れている。肩の上に乗せた額を擦りつけるように動かすと、朔間さんは、俺を抱える腕に力を込めた。
「……四年も待ってらんないぜ?」
「……抜かせ。四年後俺が敏腕プロデューサーになるまでに落ちぶれたりでもしたら、いい笑い者だぞ」
「はは、誰に向かって言ってんだよ。……朔間零ちゃんだぜ?」
強気に放たれた言葉は、泣きそうな声に乗って、俺の耳をくすぐった。
体を離すその一瞬のうちに、俺の手から金の心臓を奪い取ると、朔間零は笑った。
俺はそれを、美しい、と思った。
「どこにいても、分かるように響かせてやるよ。俺の声を。魂の叫びを。誰かと一緒に輝きたかった、あの頃自分で手放した、夢みたいなアンサンブルを――」
開け放たれた窓から、春風が強く舞い込んで、分厚いカーテンを強引に揺らす。
いつかまた、十字路が訪れ、道を選ぶ時。俺は今日という日を思い出すだろう。
この人の乱れた黒い前髪を。
その後ろで、奇跡のように踊る、深紅に染まる旗のことを。
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inspired by this post from @danrifics ; materialized by my inability to do anything productive
bonus because why not (ft. vpmo2 leather jacket) (kind of) (not really) (it’s just a generic leather jacket)
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