#桂ぽんぽ娘
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ari0921 · 3 months ago
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
  令和六年(2024年)9月3日(火曜日)弐
  通巻第8393号
 中国大富豪のトップはミネラルウォーターの「ワハハ」
  第二位もミネラルウォーター製造の農夫山泉
*************************
 中国一の大富豪はまたまたワハハのCEOに輝いた。
アリババ、テンセント、碧桂園、農夫山泉など過去のトップの顔ぶれがめまぐるしく変わるのもアメリカの風土に似ている。
トップの継続的確保は難しいが、ワハハの大富豪ランキングにおけるトップはこれで四回目。ことし八月にはPDDのコーリン黄が瞬間的にトップとなったが、製品にクレームが集中し、株価が三割下落、トップから落馬した。
 ワハハはミネラルウォーターから出発し、加工食品、スープ、スナックなどの総合メーカー、その笑い飛ばすようなブランド名とともに中国では知らない人はいない。創業者の宗慶後は貧困から身を起こし、杭州で1997年に起業した。
最初は三人の町工場で、徐々にマーケットを広げた。ブランドが浸透したのはフランス「ダノン」との合弁(1996年)からだ。
その宗慶後が2024年2月に死去したため、後継CEOには弟たちの動きもあったが、けっきょく創業者の娘の宗香莉(ケリー・ソンフーリ)が引き継ぐ。彼女は中国筆頭の大富豪となる。
 宗香茉は米国ペパーダイン大學卒、帰国後アメリカ式経営とやら効率化を重視して不採算部門をばさばさと切って荒っぽい人事を進めたため社内では評判が芳しくなかった。子供服部門にもビジネスを拡大していた。43歳、独身。
ペパーダイン大學はカリフォルニア州に位置し、金持ちのお坊ちゃま、お嬢様が多い大學で日本では成蹊大学に似ている。卒業生は芸能人、スポーツ世界にすすむ人材が多く、ちなみに杉良太郎の息子もこの大学に学んだ。
 ワハハはフランスのダノン(AVIANなど)と合弁したものの、ブランド、商標権、経理の方法などで提携直後から企業風土が合わず、2009年には合弁を解消した。契約の遵守などといっても中国企業は順応精神があるわけもないからだ。この両者の訴訟合戦など国際ニュースだった。
 チャイニーズヒルビリーエレジーの一節。
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kennak · 3 months ago
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寅子は娘みたいな甘えがあって"穂高先生をなかなか許さないし、逃がさない"。愛。恐い。いっぽう小林薫は視聴者に味方してもらうべく緻密な演技を設計。たしかに先生かわいそうの声、よく聞きました。役者~!
[B! ドラマ] 連続テレビ小説「虎に翼」佐田寅子役・伊藤沙莉さん×桂場等一郎役・松山ケンイチさん スペシャル対談|本がひらく
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myonbl · 1 year ago
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2023年10月29日(日)
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天満天神繁昌亭昼席、今週は桂そうばウィーク、新治師匠が仲入り、ざこば師も登場とあって早くから千穐楽のチケットを押さえておいた。ざこば師は体調不良で落語は無理とのこと、そうばさんとの師弟対談となった。そうばさん、あまり気にして聞いたことはなかったが、なかなかの実力者。トリネタは藤沢周平原作の「遠ざかる声」、いやぁうまく落語の世界に再構成している。もう少し聞き込んで見たい噺家さんに出会えて満足の一日であった。
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5時45分起床。
日誌書く。
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朝食。
洗濯。
今日は夫婦とも出かけるので、ツレアイに昨晩の炊き込みご飯をおにぎりにしてもらう。
ごぼう茶煎じる。
ブロッコリー蒸す。
西京漬けを焼く。
おにぎりで早めのランチ、天満天神繁昌亭へ向かう。
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団体客が多くて賑やかな場内、落語にはあまり慣れておられない様子。番組は、帰宅後<まいどおおきに露の新治です>に送ったミニレポートをご紹介。
 天満天神繁昌亭10月29日昼席、今週の昼席は桂そうばウィーク、千穐楽でざこば師登場とのことで早めにチケットを抑えておきました。あおばくん、ぽんぽ娘さんは手短にまとめ、かい枝さんは独特の味付けの「代書」、やはりうまいですね。トークコーナーは、あおばさんのしくじりエピソードのオンパレード。三度さんはそれなりの「牛ほめ」、我らが師匠の登場は黄色い衣装だったので「あれ、まめだ?」と思ったのですが、場内は寄席慣れしていない団体客が多く、「竜田川」で正解でした。仲入りにはぽんぽ娘・あおばコンビがそうばさんのグッズ販売、ぽんぽ娘さんはこのような仕切りがとても上手です。後半は小鯛さんから、実は2年前のグランプリ優勝者、滑舌もよく聴き応えのある「がまの油」でした。ラッキー舞さんの太神楽をはさんでざこば師登場、体調不良で落語は無理とのことで、そうばさんとの対談、もっぱり脳梗塞後のリハビリの様子をそうばさんが専門用語を交えながら上手に聞き出していました。トリは藤沢周平原作を落語に仕立てた「遠ざかる声」、旦那と死んだ女房の霊が滑稽なやり取り、原作は知らないのですがうまく構成されています。そうばさん、もう少し注目して聞いてみたいと思いました。
帰路の阪急桂駅、いつも通り息子たちの好きな唐揚げを買って帰宅する。ツレアイも直前に帰宅、私がMacに向かっている間に3男とココのに点滴をする。
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皆揃って夕食、テレビで日本シリーズの中���を見る。結果は、昨晩と逆にオリックスが完封勝利。
片付け、入浴・・・のはずが、ワインが効いて早々にダウン。
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今日は移動だけなので3つのリング完成はならず、水分は1,480ml。
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cherr-blossom · 17 days ago
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Storia dei sogni(751)③
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スタバへ移動し
お喋り&写メ大会しながら、お茶して
かーらーのー
上野の中華料理屋へ移動し
お喋り&写メ大会しながら、夜ご飯食べて
かーらーのー
東京文化会館へ移動し
彼女やマエストロ,合唱仲間の皆様etc…と合流し
休憩挟みながらリハして
かーらーのー
リハ終了後、居酒屋へ移動し
お喋り&写メ大会しながら飲み・+(*゜∀゜*)+・
ソプラノのメンバー265
「いよいよ明日だね(๑›‿‹๑)」
ソプラノのメンバー266「楽しみだねー( ・ᴗ・ )」
ソプラノのメンバー267
「アゼルバイジャンとアルメニアね(๑◔‿◔๑)」
ソプラノのメンバー268
「アゼルバイジャンやアルメニアって
どんな国なんだっけ( 'ω')?」
ソプラノのメンバー269
「場所的にはトルコとか中東寄りっぽいね」
ソプラノのメンバー270
「ロシアやジョージア,イランの近くね」
ソプラノのメンバー271
「一時期、治安ヤバかったらしいけど
今は、だいぶ落ち着いてるっぽいよ」
ソプラノのメンバー272
「イタリア等と同様に
かっぱらいとか、たくさん居るらしいけど」
ソプラノのメンバー273
「アルメニアも中東寄りっぽいね」
ソプラノのメンバー274
「アゼルバイジャンの隣りだね」
ソプラノのメンバー275
「アルメニアも、かっぱらい系多いみたい」
ソプラノのメンバー276
「あと、銃絡みのやつもあるっぽい」
ソプラノのリーダーA&B「こわっ…」
アルトのリーダー「やばっ…」
アルトのメンバー1「ね、ね、梅ちゃん達」
春梅「はい」
アルトのメンバー2「こないだ大変だったね」
アルトのメンバー3「��丈夫?」
桂姐「はい、大丈夫です^^」
アルトのメンバー4
「リケちゃん達がガラ悪い奴に絡まれた事件が
ニュースになっててビックリしたわ」
アルトのメンバー5
「皆、怪我無くて良かったよ」
秋菊,梨花,雙月「ありがとうございます︎^_^」
アルトのメンバー6
「新宿の歌舞伎町や渋谷のセンター街
池袋西口は特に治安悪いから気をつけないと
あと、上野の飲み屋街も...」
アルトのメンバー7
「特に歌舞伎町ヤバイよ…もうホントに…」
アルトのメンバー8
「歌舞伎町は
ナンパやスカウト,客引き,キャッチの他
半グレや不良,売春婦等も沢山ウロついてるし
どこのスラム街再現してんだよ、って感じだし
それでも外国人に人気なの不思議なぐらいよ」
「あぁ、確かに…
女性に声掛けてる男性たくさんいました」
福真
「あと
ずっとスマホ弄りながら立っている女性も
たくさんいました」
小欒
「学校の友達
その女性達を立ちんぼって言っていました」
アルトのメンバー9「それがそうなのよ」
アルトのメンバー10「あの街は何でも有りよ」
アルトのメンバー11「もう無茶苦茶よ?」
小香「確かに、そうですね…」
アルトのメンバー12
「でも、どうして歌舞伎町に?」
信春
「私達、見たい映画があって
その見たい映画をやってる映画館が
新宿だと
歌舞伎町の映画館でしかやって無くて…」
葉芳
「渋谷や池袋だと
家から遠い子や乗り換えがある子
乗り換えが何回かある子がいて
その子達の家の最寄り駅からでも近い
新宿にしたのですが…」
アルトのメンバー1「そうだったのね…」
アルトのメンバー2
「でも、まぁ…あの時
京極組の人達が居てくれて良かったよね」
春梅「あの方々には本当に感謝しています」
秋菊「あの方々がいなければ」
梨花「私達どうなっていたか…」
アルトのメンバー3「ホントそうよ…」
飲み会の後
解散し,帰宅し
お風呂やSNSなど、いつも通りの夜を過ごして
かーらーのー
おやすみなさい(。-ω-)zzz
てな感じで
すごく楽しかったです゚*。(・∀・)゚*。
月娘さん達や月娘さん達の知人の方も
東京文化会館等すごく気に入っていたのと
私達と一緒に楽しんでいた.+(´^ω^`)+.
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bearbench-tokaido · 7 months ago
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五篇 追加 その八
東海道を離れ伊勢の参宮道に来ている弥次郎兵衛と北八。 参詣の途中、腹が痛い弥次郎兵衛は医者に産月と勘違いされる。
医者が勘違いしていることに気がついた北八が指摘すると、 「そのようじゃ。こりゃ、わしが間違いじゃわいの。 しかしなんなら、貴様もその血の道にしておけば同じ薬で済むから面倒でなくていい。どうじゃな。」 と医者が言う。 「なるほど。こりゃお医者さまのおっしゃるとおりだ。 弥次さん、おめへも血の道にしておいたらいい。」 と北八が、弥次郎兵衛の方を見てニヤニヤしている。 「とんだことをいう。男に血の道があってたまるものか。」 と弥次郎兵衛は、あきれている。
医者はいやがるのも無理はないかと思い、 「いやいや他の病気を診るのも、わしの勉強になる。 いったい貴様は何病じゃ。」 と弥次郎兵衛に問う。 「はい。私はさっきから、腹が痛くてなりません。」 「たぶんそりゃ、腹の内側が痛むのじゃろ。」 と医者が言うので、弥次郎兵衛も素直に、 「はいおっしゃるとおり、腹の外ではございません。」 と答える。 医者は、 「そうじゃあろ。これこれ女中さん。 供のものに薬箱を持ってこいと言うてくだんせ。」 と言う。
「はいはい、かしこましました。」 と女中が、供のものを探すがみあたらない。 「いやもし、お供の人は見えませんわいな。」 「見えんはずじゃ。連れてきていないのだから。 ほれ薬箱は自分で、持ってきたわいの。」 ���自分で下げてきたふろしき包みを開くと、薬箱を取り出す。 女中はその様子に、 「おお、おかし。あなたは藪のなかで、竹のさじを使うてじゃわいな。」 と言うのを聞いて北八は、ぴんと来た。 「はあ、わかった。藪医者だから、竹のさじをおつかいなさるんだ。 それにあなたのお薬ぶくろには、絵が描いてございますが、これはどういたしたことでございますね。」 と、北八が聞くと、医者は、 「いやそれを聞かれるとめんぼくないが、生まれてこの方手習をいたしたことがないさかい。」 と顔を赤くしている。
「ははあ、あなたは無筆じゃな。」 と北八が言うと、医者は、 「さようさよう。全然、字が読めぬ。 だからそのように、薬の名を絵に描いておきますじゃて。」 というのを北八が、面白がって聞く。 「これはおもしろい。それなら、その道成寺の絵はなんでございます。」 「これは、娘道成寺の芝居で有名な慶子になぞらえて、桂枝(けいし)じゃて。」 北八に問いかけられた医者は、答える。
「閻魔大王は、多分大黄(だいおう)だろうが、この犬が火にあたっているのはなんでございます。」 「狆(ちんと読み、犬のこと)が火にあたっているから、陳皮(ちんぴ)。」 「では、この産婦のそばに小便しているのは?」 「産婦(さんぷ)の側で、しし(小便のこと)をしているので、山椰子(さんしし)。」 「印鑑に、毛の生えたのは。」 「はんこに毛で、半夏(はんげ)。」 「鬼が屁をひっているのは。」 「鬼(き)が屁をこくので、枳穀(きこく)。」 北八は、一通り聞いてしまうと、 「ははは、おもしろい、おもしろい。それでお薬は?」 と弥次郎兵衛のための薬について、医者に聞いてみる。 「これじゃ。」 薬を調合して、弥次郎兵衛に渡してやる。 とそのうち別の部屋が、なにやら騒がしくなってきた。
人の足音がとんとんと響いて亭主の声で、 「こりゃ、こりゃ、おなべやい。産婆を呼んで来い。 それ久助は湯を沸かせ。薬の準備はどうだ。早く早く。」 と騒いでいる。 こちらでは又、弥次郎兵衛がしきりに腹が痛いとうめき出した。 「あいたたた。」 「弥次さん。どう��た。」 と北八が、弥次郎兵衛を見ると、 「こりゃ、たまらん、たまらん。病人のそばにはおられぬ。」 と医者はそうそうにげ出して、帰ってしまった。
入れ違いに産婆がやってきたのだが、女中のおなべはうろたえてしまって産婆の手を取り、これへこれへと弥次郎兵衛がふとんをかぶりって寝ているところに連れてきてしまう。 部屋に通された産婆は、 「これはどうしたことじゃ。布団を被ってどうするんじゃ。さあ、おきさんせ。」 と布団をはがして、弥次郎兵衛をひきづりおこせば、 「あいたたた。」 と顔をしかめていう。 産婆は、 「辛抱しなせえ。これそこの人、きれいな布はあるかいな。」 と北八に問いかける。 「あいたたた。」 と弥次郎兵衛は、相変わらず顔を引きつらせている。 「そこじゃそこじゃ。」 とこの産婆も少しうろたえていて、しかも年のせいで目が少し悪くなっており、弥次郎兵衛をすっかり妊婦と間違え腰をふったてひったてする。 「さあさあ、みな来さんせんかいな。これこれ、ここへ来て、誰か腰をだいてくだんせ。さあさあ、早く早く。」 とせきたてる。
これを見ていた北八はすっかりあきれかえりっている。 でもおかしく思い、これからどうなるんだろうととぼけた顔で、弥次郎兵衛の腰を抱いて引っ張ると、 「こりゃ、北八どうする。ああ、痛い痛い。」 と弥次郎兵衛は、顔をしかめたままで言う。 「そないな気の弱いことではならんわいな。ぐっと、息みなさい。」 と産婆は声をかける。 「ここで息んでたまるものか。便所に行く。離せ。」 と弥次郎兵衛が腰を抑えている北八に言うと、 「便所へ行って、どうするんだ。」 と産婆は、とめようとする。 「それでもここで、息むとここへ出る。」 と弥次郎兵衛が言うと、産婆は、 「出るから、息まんせというのじゃわいの。それうんうん。 そりゃこそ、もう頭が出かけた。出かけた。」 と弥次郎兵衛の股を覗いて言う。
「あいたたた。そりゃ、子じゃねえ。 それをそんなに引っ張るんじゃねえ。ああ痛え。腹もあれも痛え。」 と弥次郎兵衛がもがいているのを構わずに産婆は、ぐっと引っ張る。 弥次郎兵衛は、腹を立てて、 「ええい、このばばあめ。」 と産婆のよこっつらを張り飛ばす。 産婆はあきれて、 「これは、発狂したのか。」 と力をこめてかじりつく。 この騒ぎの最中、別の部屋では女房が無事に出産しており、赤ん坊の泣く声が聞こえてきた。 「おぎゃおぎゃ。」 産婆は、その産声を聞いて、 「そりゃ、生まれたぞ。いや、ここじゃない。どこじゃいな。」 とうろたえまて、ふっと力を抜くと、 弥次郎兵衛はしきりにいたみ、一目散に便所に走っていった。
亭主は別の部屋から飛んできて、 「これこれ、ばあさま、さっきから、尋ねておるにもう生まれたわいの。早く早く。」 とばばを引っ張っていくとどこからか、元気な産声が聞こえてきた。 「めでたいめでたい。三国一の玉のような男の子が生まれた。」 という喜びの声とともに亭主が、ニコニコして座敷にやってくると、 「これは、お客様。おやかましゅうござりましょう。 無事に私の妻は、安産いたしました。」 と言っているところに、弥次郎兵衛が便所から出てきた。
ふうらふらしながら弥次郎兵衛は、 「さてさて、おめでたい。わしも今便所で、思う存分安産したらば忘れたように心よくなりました。」 というと亭主が、 「それは、あなたもおめでたい。��� とニコニコしている。 北八はぽんと手を叩くと、 「お互いに、めでたい。めでたい。」 とこれより喜びの酒を酌み交わして、産婆の間違いやらなにやらかやらを話して大笑いとなる。
本当に、めでたしめでたし。
これで、五篇 追加は終わりです。六篇 上に続きます。
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nihofun-blog · 6 years ago
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kachoushi · 3 years ago
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各地句会報
花鳥誌 令和4年2月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和3年11月4日 うづら三日の月 坊城俊樹選 特選句
小六月ぼちぼち仕舞ふ鍬と鎌 由季子 木枯や五分刈り頭分け目つけ さとみ 気にかゝる今日の運勢冬に入る 都 短冊の文字のくづしや一葉の忌 同 兄逝きて里は遠きに冬ざるる 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年11月6日 零の会 坊城俊樹 選特選句
江戸よりのお香に塗れ菊仏 順子 古井戸を漕ぎて船屋の冬支度 はるか 舟魂の神は留守なる佃島 いづみ 鉄を裁つ音が遠くや小六月 光子 参道は潮へつづき神の旅 同 馬鹿高きビルの月島秋日和 梓渕 菊日和ひなたのまんなかに赤子 光子 秋寂の魑魅魍魎のもんじや焼 炳子 汐風にすだれ名残の佃煮屋 はるか 冬蝶の羽根重たげに船溜り 美智子
岡田順子選 特選句
教会に貼る福音や野ばらの実 和子 離れ里紅葉且つ散り元は海 いづみ 聖ルカの曳く影長し冬近し 眞理子 もんじや屋の電球秋のエレキテル 俊樹 鉄を裁つ音が遠くや小六月 光子 参道は潮へつづき神の旅 同 聖ルカへひと声高く海猫帰る 三郎 江戸風味買ひに佃の冬浅し いづみ 佃煮を売りて一献今年酒 三郎 元漁師ばかりがゐたり報恩講 いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年11月8日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
恋しても愛してならぬ木の葉髪 世詩明 神苑の葉擦れの音や神の旅 みす枝 吹かれても土を離れぬ秋の蝶 信子 幾度も糸先舐めて一葉忌 上嶋昭子 見えねども秋を惜しみてゐる鳥語 信子 おそろしき閉館あとの菊人形 上嶋昭子 褒貶は湯気の彼方におでん酒 同 秋天にハングライダーゆつたりと 錦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年11月8日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
浅漬の出るおやつ時祖母の家 美貴 流れゆく綿虫瑠璃を極だたせ 三無 日輪に溶けて綿虫見失ふ 同 そば処まづは浅漬け山盛りに 迪子 浅漬の昆布のぬめりも一菜に 貴薫 大綿の行先未だ定まらず 秋尚 冬あたたかへら鮒釣りの竿の黙 三無 重力を無くし大綿さ迷ひぬ 秋尚 今もなほ冬温かき笠智衆 有有 冬あたたかベンチに鳩の忘れ羽根三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年11月11日 花鳥さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
窓を打つ音傾ける古簾 雪 菩提樹は枯れ秋潮は音も無く 同 叡山の虚子碑しぐれて古り給ふ 匠 俊樹選なしと来る文そぞろ寒 清女 新米と仏に告げて供へけり 和子 手紙には里の落葉も入れもして 雪子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年11月12日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
峠路は叩く雨降る神の留守 あけみ か細くも白さ汚さず菊残る 紀子 白日の耳目を引いて冬の虫 登美子 まだ若き葉もありさうな柿紅葉 紀子 山間の忠霊場に木の実降る 同 干柿を吊るして揺れる風を見る 光子
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 令和3年11月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
来ては去る鳥語の中に笹鳴も 和子 学園祭ネイルの指で大根売る 都 松茸や鉄灸の香に偲ぶ郷 宇太郎 山粧ふ電動椅子の行く田舎 同 渡し場の冬の小石に下駄乾して 悦子 鐘楼に釣鐘は無し帰り花 益恵 橡の実干す山家の縁を鉄に 美智子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年11月12日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
今朝の富士凜とそびえて冬に入る 和代 陽子墓碑ぬくき冬日を肩に乗せ 三無 凩の夜は読みきかすごんぎつね ゆう子 庭を掃く音の乾きや冬に入る 三無 凩や磨き上げたる鍋ふたつ ゆう子 木洩れ日の落葉の音を踏み登る 秋尚 一湾に凩の波せめぎ合ふ 美枝子 凩やくつきり浮かぶ富士の峰 白陶 茶の花や暗き葉影にぽつんと黄 三無 多摩川も富士も一望冬に入る 教子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年11月13日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
秋天に知床岬盛り上がる 独舟 時雨るゝやかの花街は川向う 晶子 煙突の遺る銭湯冬の月 同 凩の夜の決断のプロポーズ 岬月 蝦夷富士の裾を踏みつけ大根引く 雅春 蝦夷富士のひつくり返る大根引 同 風花や小樽運河に舟一艘 同 (順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年11月16日 萩花鳥句会
茶の花やコロナの谷間吾娘来たる 祐子 畑で買ふ丹後枝豆宅急便 美恵子 初霜や名も無き草の薄化粧 吉之 庵主逝く嵯峨野路泣くや京しぐれ 健雄 茶の花や母の法要一人して 陽子 冬立つや里の浜辺は波静か ゆかり 野良猫も日向につどひ冬ぬくし 克弘
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令和3年11月16日 伊藤柏翆俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
九頭竜の黙が募らせゐる寒さ かづを 師を偲ぶ三国時雨の中にかな 同 ひとつ付き二つ付いては秋灯る 富子 大根の畝高々と鍬を打つ 真喜栄 越前の七浦繋ぐ野水仙 みす枝 旧仮名の句集読みたる夜長かな 世詩明 高虚子を継ぐ中子忌を修しけり 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年11月17日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
凩の風の縺れは雨が解く 世詩明 面影はしぐれの中に去来せる 和子 木枯しに病棟の樹の揺れ止まず 昭子 木枯しに独りの髪をかき上げつ 同 夫のこと母のこととも時雨るる夜 同 黒猫も散歩してゐし小六月 啓子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年11月21日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
刀傷めける一すぢ蔦紅葉 千種 水音と鳥語に紅葉且つ散りぬ 三無 冬鳥の礫の黒く梢渡る 斉 大玻璃戸腕組む漢冬に入る 亜栄子 移築校舎に金の標章鳥渡る 炳子 盆栽の松へと大いなる落葉 千種 火炎立て三和土を焦がす榾火かな幸風 どの道も櫟落葉やこの径も 亜栄子 行秋や薬舗の壁に由美かおる 月惑 縄文は地下の賑はひ落葉踏む 菟生 鬼ごつこ落葉舞ひ上げ走る鬼 三無
栗林圭魚選 特選句
お醤油の焼ける匂ひのして小春 久 盆栽の松へと大いなる落葉 千種 万葉の歌碑に散りつぐ紅葉かな 芙佐子 菅公の梅に冬芽の尖り立つ 同 防人を恋ふ妻の歌碑積む落葉 眞理子 静寂なるハケの小川の冬桜 文英 梁は漆黒の蔵神の留守 亜栄子 鯉跳ねて十一月の水歪む 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年11月22日 鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
角取れし男の如く古団扇 雪 虚子の野菊左千夫の野菊いづれとも 同 落葉踏み思索の道となりにけり 上嶋昭子 七五三まうすまうすと祝詞かな 同 今日ばかり御座す神の子七五三 一涓 晩秋や朽ちて横たふ榧巨木 紀代美 冬空に硝子をはめる指物師 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年11月25日 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
落葉して見知らぬ空のあるばかり 美穂 天空に続く棚田や神渡 千代 冬薔薇の空の向うは眩しくて かおり 蒼穹に掛けたる稲架やかくれ里 千代 終りなき螺旋階段冬の月 愛 大根積む仏頂面の女かな かおり テーブルの日向を歩く冬の蝿 桂 手に触るる化石の時間虎落笛 喜和 山茶花やエロスを説きし比丘尼逝く 久美子 不実なる昼と夜の顔月夜茸 睦子 驛ピアノ男の指が生む小春 美穂 メレンゲの如く白鳥眠りけり 久恵 箱階段踏めばみしりと冬館 かおり
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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liliyaolenyeva666 · 3 years ago
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🎼 01224 「Wild Eyes」。
"この作品は家田荘子の原作をもとに映画用にフィクションとして構成したものであり 登場する人物及団体等の名称は架空で 実在するものとは何等関係ありません" という前書きと お姐さんの仕切りな貸し切りで乾杯している ほろ酔い気分な女性たちの姿から始まります、とある姉妹の確執を描いた 東映映画 「極道の妻たち」 を久しぶりに観ています。五社英雄監督作品。工場で働く借金でいっぱいで首も何もが回らない お父さんのふたりの娘、岩下志麻さん似の姉と かたせ梨乃さん似の妹は それぞれに違う世界でいきていたのですけれど、水商売なアルバイトを始めた妹は ある日の仕事場で とある世良のロックに出会ってしまったことで、いつの間にか嫌っていたはずの そちらの世界の姉と同じ道でいきることと相成ります。そんなこんなで 小松の親分さんが親分さん役ではない役で出演していますこの映画、物語にボットーしていて佐藤慶さんが なかなか登場しないことに気が付かなかったりします。
つづいて
叩き付けるやうな雨の中 「門生羅」 で雨宿りをする3人の男の中のひとり、千秋實さん似のお坊さんが、今日のやうなおそろしい話は初めてだ、今日という今日は ひとのこころが信じられなくなりさうだ。盗賊よりも、怨みよりも、飢饉や火事や戰よりもおそろしい、なんて言っている中で 志村喬さん似の男が事件を語りはじめます、とある殺人事件をそれぞれがそれぞれに語り追う 大映映画 「羅生門」 を久しぶりに観ています。黒澤明監督作品。とある武士が山中で遺体で発見され、殺人事件の容疑者、被害者の妻、被害者の代理で巫女が その時代のポリシアに呼ばれ、再現フィルムを交えながら 次々に証言するのですけれど、それぞれがそれぞれに話が食い違っていて 何が何だか分っからないのよ。って感じに陥ります、といった物語はさておき、何時観ても 京マチ子さんが めっちゃこわくって ぶるるっと震えます。
つづけて
東京のどこかにあります とある雑貨屋 (荒物 雑貨 "石川屋") の店先で わたしのラブリー 高峰秀子さん似の女性が 商品を はたきでパタパタと叩いているところから始まります、女が多い血統の家で暮らす人々と その兄妹の日々を描いた 「女の座」 を観ています。成瀬巳喜男監督作品。庭の大きな石とひっくり返ってしまったお父さんが 大変なことになってしまったというので 家族がワンサカと集まって 「こないだ通知があって オリンピック道路 (高速道路) が出来るんで この家の半分以上が取られるとのことで 先祖代々の土地もまうおしまいだわ」 なんて話をしたりしている中で、小林桂樹さん似の ぽちゃぽちゃっとしたセクシーな石川家の次男坊ジローは 中華料理屋 蘭々亭を営んでいたり、そこに 会社が潰れちゃったらしいナツコお姉ちゃんがお手伝いとして働きはじめたり、末っ子のキュートなユキちゃんは 定員738名の映画館の切符売り場で働いていたり、映画に まるでキョーミがない猫舌青年アオヤマは毎日ラーメン(スペシャル)を注文して ずずずっと啜っていたり、わたしのラブリー 加東大介さん似の男性は 「やぁ、しばらく」 と、女に愛想を尽かされたのか捨てられたのか 妻と娘のいる 自分の家に久しぶりに帰って来たり、そんな頃、長男の三回忌が訪れ、夫のお墓の前に ヨシコ姉さんをはじめとした身内がズラっと揃ったり、そんなことがあるのかなってことが次から次へと巻き起こって、石川家が ザワザワと ざわつきはじめます。物語が進むに従って どろどろが増していくこの映画、ジローさんのお店は 渋谷の近くにあったりするのですけれど、まだのんびりしていた頃の時代ですから "あんな風" にはまだ変わり果てておりません。
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trinityt2j · 4 years ago
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ダ-ティ・松本 不健全マンガ家歴30年[-α]史 ●はじめに  この文章は同人誌「FUCK OFF!7」において書かれたものをベースにして逐次増補改定を加えていき、いずれ歴史の証言として、[というほど大袈裟なものでは無いが…]一冊の本にまとめたいという意図のもと、近年どんどん脳が劣化していくダ-松の覚え書きとしても使用の予定。事実関係は間違いに気付き次第 訂正。同人誌発表時のものも今回自粛配慮して、実名、エピソード等を削除した箇所有り。有り難い事に某出版社よりすでに出版打診があったがまだまだその時期ではない、マンガを描く事が苦痛になったら活字の方も気分転換にいいかも…。 /*マークは今後書き加える予定のメモと心得たし。 ●前史/修行時代・1970 さいとうプロの短くて濃い日々……  1968年に上京。数カ月後東京は戦場に。熱い季節の始まりだった。 2年後親元を飛び出し友人のアパートに転がり込む。場所は渋谷から井の頭線で駒場東大駅下車、徒歩5分。地図で見ると現在の駒場公園あたり。昼間でも裸電球を付けなければ真っ暗という馬小屋のような部屋。数メートル先には当時の建設大臣の豪邸が…。前を通りかかるだびに警備のおまわりがじろり。  いつまでも友人に迷惑もかけられないのでとりあえずアシスタントでも…と手元にあったマンガ誌をひっくり返し募集を探す。幸いさいとうプロと横山まさみち氏のところでアシ募集があり両方応募。どっちか一つ通れば…と思っていたら何と両方受かってしまい、双方に条件を聞く。当時高円寺 のアパート、風呂無し4畳半の部屋で相場12000円の時代。前者一ケ月の給料10000円、後者20000円との事。給料の方がボロアパートの家賃より安いとは…!どう考えても前者は食う方法がないと判断し、後者さいとうプロへ入社。  ここに居たのはたったの半年に過ぎないけれど今思えばこれだけで本が一冊描ける位の濃い半年だった。しかしこのあと2X年分も書かねばならないことを思えば今回はいくつかのエピソードを書くだけに留めよう。  ダー松が入った時は小池一夫氏[クビ?]、神田たけ志氏や神江里見氏、きしもとのり氏[現・松文館社長]等と入れ替わりの時で、きし氏の女遊びの凄さと神江氏の絵のうまさは伝説になっていた。現在「亀有」「ゴルゴ」が歴代単行本の巻数の多いベスト1、2位だが[ともに100巻を越えた]、3位は神江氏の「弐十手物語」[70巻以上]だという事は知ってる人は少ないだろう。  当時の制作部は、さいとうたかを[以下ゴリ]をトップに石川班[ゴルゴ13、影狩り]、甲良班[バロム1]、竹本班[シュガー、どぶ等]の3つに分かれ、それぞれのキャップにサブ・チーフが一人づついて、ヒラが2~6人いるというシステムで総16名。独立し現在も活躍中の叶精作、小山ゆう、やまさき拓味の3名がそれぞれの班のサブ・チーフ。ダー松は石川班で左右1メートル以内に叶氏とゴリにはさまれ、のんびり出来ない状態で、はなはだ窮屈。叶氏はほとんどマンガ家になりたいとも思った事のなかった人で、設計事務所みたいなところで図面を引いていた人がなぜマンガプロダクションに来たのか不思議だった。格別マンガ好きというわけでもなかったせいか現在まで全ての作品が原作もので、オリジナルは一本もないのはそのせい?祭りなどの人がうじゃうじゃ出てくる群集場面が得意。 やまさき氏は大の競馬好き、現在競馬マンガを多く描くのは当時からの趣味が生きたというべきか。もう一つの趣味である風俗についてはここでは書くのは差し控えよう。小山氏は後日ここの事務の女性と結婚するが、当時はつき合っているとは誰も知らず、スタッフの一人がやめる時その女性に交際を申し込んだら、茶店に呼び出されて小山氏からと凄まれたと聞いたが嘘か本当かは不明。  ここでの生活は新入り[ダー松を含めて3名]は朝の9時前に会社に行き、タイムカードを押し、前日のごみをひとまとめして外に出し、トイレ掃除をして、16人分のお茶を2Fで入れて制作部のある3Fへの狭い階段をふらふら昇り、机ごとに置いて歩き、終れば、一息ついて買っておいたパンと牛乳を3分で食べて、やっとそれから仕事。しかし新入りの3名の内1人折茂は常に遅刻なのでいつも佐藤と2人でやっていた。佐藤も遅れる時はダー松1人で。辞めてから10年位、16人分のお茶を持って階段をふらふら歩きお盆をひっくり返す夢をよく見たものだが、実際ひっくり返したのは折茂と佐藤の2人で、よく茶碗を割っていた。 たまには夕方6時には帰れるが、普通は夜10時までで、アパートに帰って銭湯に行けばもう明日にそなえて寝る時刻、このくり返しの日々。週1日は徹夜で明け方に帰り、その時は当日の昼12時出勤。休日は日曜日のみで忙しい時はそれも取り消し。つまり休みは月3日。[これで給料2万円!]そんな日々の繰り返し。  夕方までは皆和気あいあいと仕事していたが、ゴリが夕方6時頃に「おはようさん」と現れると、全員無駄口がたたけなくなり、仕事場はシーンと静まり返り、以下その日が終わるまでは疲れる時間がただひたすら流れるのみ。 当時石川班は「ゴルゴ13」と「影狩り」を描いていたがゴリは主人公の顔と擬音のみ。マジックで最後に入れる擬音はさすがに入れる位置がうまいと感心。ゴルゴの顔はアルバムに大小取り混ぜてコピーがとってあり、忙しい時は叶氏がピンセットで身体に合わせて「これが合うかな~」といった感じで貼り付けていた。  その頃すでに「ゴルゴ」は近々終わると噂されていたが、現在もまだ続いているとは感嘆ものだ。 ゴリと石川氏が「ゴルゴ」の最終回の終わり方を話しているのを聞いたら、何ともつまらない終わり方。しかしあれから20年以上も経つ事だし、きっともっといい終わり方を考えてあるだろうなと思っていたら、先日TVで本人が最初から考えてある終わり方だと言うのを聞き、がっくり。企業秘密だろうから書かないが、作品の最初の方に伏線が数度出ているのでわかる人にはすぐわかる筈。  辞めた小池一夫氏とさいとうプロに何があったかは知らないが、漏れ聞く話では結構もめ事があったみたいだ。 「子連れ狼」で「ゴルゴ13」と同じ設定の回があった時、「小池のガキャー訴えたるー!」とゴリが吠えていたものだが、結局たち消え。さいとうプロ作品で脚本を書いた本人が辞めた後、他の作品で同趣向の作品を書いても著作権は脚本を書いた原作者のものだと思うがどんなものだろう。その回のタイトルは忘れたが、ある場所に居合わせた人々が武器を持った集団の人質となり、その中に素人だと思われていた主人公、実は殺しのプロフェッショナルがいて、次々とその集団を殺していく、といったプロットで、ミッキー・スピレーンの短編に同じような作品があり、本当に訴えていたら恥をかいたと思うが・・・。  そういえば事務の方には山本又一郎という男がいたが、後年映画プロデューサーとして 「ベル薔薇」や「太陽を盗んだ男」等を創る事になるが、この野郎が生意気な男で当時皆に対して10歳は年上、といった感じの振る舞いだったが後日俺と一つしか年が離れてなかった事を知り、そんな若造だったとは、と皆怒ったものだ。以来奴の事を「マタさん」から「クソマタ」と呼ぶようになる。  さて半年後に先輩たちが積もり積もった不満を爆発させる反乱事件が勃発し、2年は居るつもりでいたここでの生活も、辞めるか残るかの選択を迫られる。残ればさいとうプロの現体制を認める事となるので、ダー松も���社。 しかし反乱グループとは別行動をとって一人だけの肉体労働のアルバイター生活へ突入。超ヘビーな労働の製氷工場、人使いの荒い印刷所、命綱もない高所の足場で働く建設現場等々。トラックの助手をしていた時は運ちゃんが「本宮ひろしって知ってるか?うちの息子の友達でさぁ、昔、おっちゃんメシ食わしてくれーなんて言ってきたもんだが、今は偉くなっちゃってさー、自分のビル建てたらしいよ。赤木圭一郎みたいにいい男なんだ。」とうれしそうに話してくれたが、運ちゃんには悪いがそいつは今も昔も一番嫌いなマンガ家なんだ。あの権力志向はどうにかならんか。天下を取る話ばかりだもんなぁ。  ところで後日、単行本の解説で高取英が「さいとうたかをのヤローぶっ殺してやる!」とダー松が言ったなどと書いているが、小生はそんな危ない事言った覚えはないのでここできっちり訂正しておきます。 「会社に火ィつけてやる!」位は言ったかも・・・[嘘] 。 悪口は言っても別に怨みなど無い。ところでアシスタントとしてのダー松は無遅刻、無欠勤以外は無能なアシだったと反省しきり。理想的なアシスタントとはどんなものか、それはまた別の機会に。 *入社試験はどんな事を? *さいとうプロには当時ほとんどろくな資料は無かった? *ハイジャックの回の飛行機内部の絵は、映画「大空港」を社内カメラマンが映画館で写してきたものをもとに描く。 *当時のトーンは印刷が裏面にしてあり上からカッターでけずったり出来ない。 *トーンの種類は網トーンが数種、それ以外はほんの3、4種類位しかなかった。 *仕事中のB.G.M.はアシの一人が加山雄三ばかりかけるので大ひんしゅく。好評だったのは広沢虎造の浪曲「次郎長三国志」、初代桂春団次の落語。眠気もふっとぶ位笑えた。 ダ-松が岡林信康の「見る前に跳べ」をかけてるとゴリは「何じゃー!この歌は!」と怒る。名曲「私たちの望むものは」はこの男には理解不能。 ●1 9 7 1 ~ 1 9 7 4  持 ち 込 み & 実 話 雑 誌 時 代    当時は青年劇画誌全盛時代で、もともと望月三起也氏や園田光慶氏のファンで活劇志向が強く、 主にアクションもののマンガを描いて持ち込みに行っていた。今のようにマンガ雑誌が溢れかえって、山のようにマンガ出版社がある時代ではなく、数社廻るともう行くところがない、という状態で大手では「ビッグコミック」があっただけで 「モーニング」も「スピリッツ」も「ヤン���ジャン」も当然まだない。テーマを盛り込んだ作品を持って行くと編集から「君ィ、うちは商売でやっているんだからねぇ」と言われ、アクションに徹した作品を持って行くと「君ぃ、ただおもしろいだけじゃあねぇ」と言われ 「おい、おっさん!どっちなんだ?」とむかつく事多し。この辺の事は山のように書く事があるが、有りすぎるのでパス。 *そのうち書く事にする。  ただ金属バットで頭をカチ割って脳みそをぶちまけてやりたいような奴が何人もいたのは事実。今年[’97]「モーニング」に持ち込みに行って、断られた奴が何万回もいやがらせの電話をかけて逮捕された事件があったが、そのうちトカレフを持って殴り込みに行く奴が出てくるとおもしろい。出版社も武装して大銃撃戦だぁ!などと馬鹿な事書いてどうする!とにかく持ち込みにはいい思い出が何もない。そんな中、数本だけ載った作品は渡哲也の映画「無頼」シリーズの人斬り五郎みたいな主人公がドスで斬り合う現代やくざもの[この頃の渡哲也は最高!]、ドン・シーゲルの「殺人者たち」みたいな二人組の殺し屋を主人公にした『汚れたジャングル』、陽水の「傘がない」が好きだという編集さんの出したテーマで車泥棒とブラックパンサーの闘士とのロード・ムービー風『グッバイ・ブラザー』、拳銃セールスマンを主人公にした『ザ・セールスマン』、等々10本ちょい位。  さてその頃並行してまだエロマンガ専門誌といえるようなものがなかったような時代で、実話雑誌という写真と記事ページからなる雑誌に4~10ページ位を雑誌の味付けとして描かせてもらう。当時、お手本になるようなエロマンガなど皆無で、エロ写真雑誌を古本屋で買ってきてからみのポーズを模写。マンガで裸を描く事はほとんど初めてで、これがなかなか難しいのだがエロシーンを描くのは結構楽しい。当時出版社に原稿持って行き帰りにグラフ誌をどっともらって帰るのが楽しみだった。SM雑誌の写真ページも参考になる。なお当時のペンネームは編集部が適当につけた池田達彦、上高地源太[この名前はいけてます。また使いたい]等。その数年後、逆にマンガが主で記事が味付けというエロマンガ誌が続々と創刊される。 *さいとうプロをやめたあと編集や知人に頼まれて数人のマンガ家の所へ手伝いに行く。秋田書店「漫画ホット」で『ジェノサイド』を連載中の峰岸とおる氏の所へ行き、仕事が終わったあとまだ売れてない頃の榊まさる氏も交え酒を飲む/川崎のぼる大先生のところへ数日だけ/3000円たこ部屋/小山ゆうオリオンププロ *当時のアルバイトは記憶によると時給150~200円位/大日本印刷市ヶ谷駐屯地���坂/ *一食100円/どんなに貧しい漫画家もみかん箱の上で書くやつはいない/TV萩原サムデイ *ろくでなし編集者 ●1 9 7 5 ~ エ ロ マ ン  ガ 誌 時 代 に 突 入   実話誌は意外とエロは抑え目で描くように口すっぱく言われていたのだが、以前活劇っぽい作品を描かせてもらってたが潰れてしまった出版社にいた児島さんが編集する「漫画ダイナマイト」で打合せも何にもなしに好きに描かせてもらい、ここでエロマンガ家としての才能[?]が開花する。描いてて実に楽しく眠る時間がもったいない位で、人に睡眠時間が必要な事を恨んだ程。出来る事なら一日中休まず描いていたい気分で完全にはまってしまう。  初の連載作品「屠殺人シリーズ」はこの頃から/『漫画ポポ』。中島史雄氏は大学時代にこの作品を見ていたとの事で、トレンチコートにドクター・ペッパー模様のサイレンサーつきマグナム銃で遊戯人・竜崎一也が犯しまくり殺しまくり、サディスト、マゾヒスト、殺人狂、まともな奴が一人も出てこない性と暴力の祭典。ちなみにタイトルページは描かないでいい、との事でどうするのかと思っていたら編集部が中のワンカットを拡大してタイトルページを創り、1ページぶんの原稿料をけちるというせこいやり方だった。けちるといえば、原稿の1/3にCMを入れる際、原稿料を1/3削った会社もあり。 ●1 9 7 6 ~   後に発禁仲間となる高取英と出逢い、『長編コミック劇場』で「ウルフガイ」みたいのをやろうと、怒りに震えると黒豹に変身してしまう異常体質の主人公を設定し、獣姦のイメージで「性猟鬼」なるエロマンガをスタート!しかしその号で雑誌が潰れる。この路線は今でもいけそうな気がするがどんなものだろう。  この頃の珍品に「快楽痴態公園」がある。タイガースに11-0とワンサイドで打ちまくられ、怒ったジャイアンツファンのおっさんが公園でデート中の女をずこずこに犯りまくり、その間にジャイアンツは9回裏に12-11とゲームをひっくり返してしまうのである!その時のジャイアンツの監督はもちろんミスター長嶋、先発堀内、打者は柴田、土井、高田、王、張本等々がいる。タイガース監督は吉田、ピッチャー江本、キャッチャーフライを落球する田淵、そしてあの川藤もいる。解説は牧野…… ●1 9 7 7 ~   上記2作品を含む初の単行本「肉の奴隷人形」が久保書店より発行。後にリングスの会場で逢った佐竹雅昭氏はこの本が一番好きとの事だった。  「闇の淫虐師」もこの年スタート。一話完結でバレリーナ、バトンガール等々、���回いろんな女たちをダッチワイフのごとくいたぶりまくるフェチマンガとして1979年まで続け、単行本は「堕天使女王」「裂かれた花嫁」「エロスの狂宴」「陶酔への誘い」「終りなき闇の宴」の全5巻。ちなみに今年「闇の淫虐師’97」を『コミック・ピクシィ』にて発表。いつか『闇の淫虐師・ベスト選集』でも出したいところ。 [’98に実現、’99には続刊が出る] ●1 9 7 8 ~   久保書店より第2弾の単行本「狂った微惑人形」。収録作品の「犯された白鳥」は持ち込み時代に描いた初のバレリーナもの。結構気に入っていた作品なのに、後年再録の際、印刷所の掃除のおばさんが捨ててしまい、この世にもはや存在しない不幸な子となる。[’99に宝島スピード・ブックに本より直接スキャンして収録]  エロ、グロ、ナンセンスの会心作「恍惚下着専科」を発表。サン出版より同名の単行本発行。また同出版より「コミック・ペット/堕天使画集」として今までの作品を続々単行本化。全10巻位。これは今でも古本屋で流通しているとの事で、まだまだ世間様のお役にたっているらしい。  この年、「堕天使たちの狂宴」を描いていた『漫画エロジェニカ』が発禁処分、来年でもう20年目となる事だし、当時の人たちと集まってその大放談を収録し「発禁20周年特集号」でも創ってみようかと計画中。さて当時の秘話としてもう時効だろうから書いてみるけど、前述の『堕天使画集』に「堕天使たちの狂宴」は収録される事となり、当然修正をガンガン入れて出版されるものと覚悟していたら、米国から帰国後出来上がった本を見ると発禁になった状態のまま再録されている!以下桜木編集長との会話 ダ/いや~、いい度胸してますね。 編/だって修正してあるじゃない。 ダ/その修正状態で発禁になったんですよ 編/・・・・・ ダ/・・・・ 以下どんな会話が続いたのか失念…… それにしてもサドの「悪徳の栄え」の翻訳本は発禁後20年以上して復刻されたけれど、「堕天使たちの狂宴」は半年もしない内に単行本になっていたとはエロ本業界とは何といいかげんな世界!しかし作品そのものは、今見るとリメイクする気にもならないどうという事もない可愛い作品で、結局あれもあの時代の姑息な政治のひとかけらに過ぎなかったのだろう。いい点があるとしたら一つだけ、それまでのエロマンガになかった瞳パッチリの少女マンガ的ヒロインを登場させた事位か。今の美少女エロマンガは本家の少女マンガもかくや!という位眼が大きいが当時としては画期的だったかも。 ●1 9 7 9 ~   この年の「淫花蝶の舞踏」は「堕天使たちの狂宴」よりずっといい/『漫画ソフト』。今年出た「別冊宝島/日本一のマンガを探せ!」でベスト2000のマンガがセレクトされているが、ダー松の作品の中ではこの作品が選ばれている。教師と生徒、二人の女たちが様々な男たちの手によってに次々ともてあそばれ、闇の世界を転々として再び巡り会う時、女たちは蝶と化し水平線の彼方に飛び去り、男たちは殺し合い血の海の中で屍と化す。ダー松作品にはこのように男根が女陰の海に飲み込まれてに負けるパターンが多い。[性狩人、遊戯の森の妖精、美少女たちの宴、人魚のたわむれ・・等々]  この年からスタートの「性狩人たち」シリーズ[劇画悦楽号]はバレエ、バイオレンス、SEXの三要素がうまくからみあい、それぞれが頂点まで達する幸福な神話的作品だ。ここから派生した路線も多く、美少年路線は’83の「聖少女黙示録」へ。身体障害者路線は’80の「遊戯の森の妖精」、’84からの「美姉妹肉煉獄」へと繋がる。’81の最終話「ハルマゲドンの戦い」ではせりふなしで24ページ全てが大殺戮シーンという回もあり、中でも一度やりたかった見開きで銃撃戦の擬音のみという事も実現。こんな事がエロマンガ誌で許される時代だった。ちなみにこの回は[OKコラルの決闘・100周年記念]だが、何の意味もない。単行本は最初サン出版より、その後久保書店より「白鳥の飛翔」「少女飼育篇」「ヘラクレスを撃て!」「眼球愛」「海の女神」の全5刊。現在入手出来るのは後の3刊のみ。[「海の女神」も最近在庫切れ]  この年出た「人魚のたわむれ」の表題作は性器に{たこ}を挿入するカットを見た編集長が「・・・[沈黙]・・・頭おかしいんじゃ・・ブツブツ・・気違い・・・ブツブツ・・・」と呆れてつぶやいていたのを記憶している。たこソーニューは今年出た「夜顔武闘伝」で久しぶりに再現。なおこの作品は’83にマンガと実写を噛み合せたビデオの珍品となる。水中スローモーションファックがなかなかよい。 ●1 9 8 0 ~   なぜか「JUNE」の増刊として作品集「美少女たちの宴」がサン出版より出版され、その短編集をもとに脚本化し日活で映画が創られる事となる。[「花の応援団」を当てたこの映画の企画者・成田氏は日活退社後「桜の園」等を創る。]その際、初めて映画撮影所を見学し、せこいセットがスクリーン上ではきちんとした絵になってるのを見て映画のマジックに感心。タイトルはなぜか「性狩人」で、’96にビデオ化された。監督・池田敏春のデビュー第2作となり現在までコンスタントに作品を発表しているが、出来のいい作品も多いのになぜか代表作がない。初期の「人魚伝説」が一番いいか。  この映画に合わせて「美少女たちの宴」を2~3回のつもりで「漫画ラブラブ」で描き出すがどんどん話がふくらみ、おまけに描いてる出版社が潰れたり、雑誌が潰れ���りで雑誌を転々とし条例による警告の嵐がきた「漫画大飯店」を経て、「漫画ハンター」誌上で完結したのは’83になる。この作品でクリトリスを手術してペニスのように巨大化させるという人体改造ものを初めて描く。  この年の「遊戯の森の妖精」は身体障害者いじめ鬼畜路線の第2弾!森の中の別荘に乱入したろくでなしの二人組が精薄の少女の両親達を虐殺し、暴行の限りをつくすむちゃくちゃな作品で、雷鳴の中、少女の性器に男達のペニスが2本同時に挿入されるシーンは圧巻!しかしこのとんでもない男達も少女の性のエネルギーに飲み込まれ、朽ち果てていく・・・。 ●1 9 8 1 ~   美少女マンガ誌のはしり「レモン・ピープル」誌創刊。そこで描いたのが「白鳥の湖」。虚構の世界のヒロインを犯すというコンセプトは、アニメやゲームのヒロインをずこずこにするという今の同人誌のコンセプトと同じかも。バレエ「白鳥の湖」において悪魔に捕われたオデット姫が白鳥の姿に変えられる前に何にもされてない筈がないというモチーフにより生まれたこの作品は、悪魔に男根を植えつけられたヒロインが命じられるままに次々と妖精を犯して歩き悪魔の娘となるまでを描くが、あまり成功したとは言えない。ただ人形サイズの妖精をしゃぶりまくり淫核で犯すアイデアは他に「少女破壊幻想」で一回やっただけなのでそろそろもう一度やってみたいところ。「ダーティ松本の白雪姫」はその逆をいき、犯す方を小さくした作品で7人の小人が白雪姫の性器の中にはいり、しゃぶったり、処女膜を食べたり、と乱暴狼藉![ちなみに両者をでかくしたのが同人誌「FUCK YOU!3」の「ゴジラVSジュピター」]この童話シリーズは意外と好評で続いて「ダーティ松本の赤い靴」を上記の単行本に描き下ろして収録。童話は結構残酷なものが多く、この作品も切られた足だけが荒野を踊りながら去って行くラストは原作通り。 *近年童話ブームだがこの頃もっと描いておけば「こんなに危ない童話」として刊行出来たのにとくやまれる。 「2001年快楽の旅」もこの本に収録。快楽マシーンを逆にレイプしてしまう、珍しく映画「2001年宇宙の旅」風のSF作品。  掲載誌を決めずに出来る限り多くのマンガ誌で描こうというコンセプトで始めたのがこの年スタートした「怪人サドラン博士」シリーズ。「不死蝶」シリーズや「美少女たちの宴」シリーズの中にも乱入し、「漫画ハンター」最終号では地球をぶっ壊して[その際地球は絶頂の喘ぎ声をあげ昇天する!]他の惑星へ行ってしまう。今のところ10誌位に登場。いつかこのサドラン・シリーズだけ集めて単行本化したいところ。ちなみに「サド」と「乱歩」を足��て「サドラン博士」と命名。作者の分身と言っていい。 [後年、「魔界の怪人」として全作品を収録して刊行、��4年現在品切れ中]  この年描いて’82の単行本『妖精たちの宴』に収録の「とけていく・・」はレズの女たちが愛戯の果てに、肉体が溶けて一匹の軟体動物と化す、タイトルも内容も奇妙な作品。作者の頭もとけていた? ●1 9 8 2 ~ 1 9 8 3   ’83年に「美少女たちの宴」が完結。全てが無に帰すラストのページは真っ白のままで、このページの原稿料はいりません、と言ったにもかかわらず払ってくれた久保書店、偉い![明文社やCM頁の稿料を削った出版社=某少年画報社なら払わなかっただろうな……と思われる……]この作品以外は短編が多く、加速度をつけてのっていく描き方が得意のダー松としてはのりの悪い時期に突入。また10年近く走ってきてだれてきた頃でもあり第一次落ち込み期と言っていい。マンガがスタンプを押すように描けないものか、などとふとどきな考えまで湧いてくる。思えば一本の作品には、いったい何本の線を引いて出来上がっているものなのか。数えた馬鹿はいないだろうが数千本は引いている筈。一ヵ月に何万本とペンで線を引く日々・・うんざりする筈です。  この頃のめぼしい短編をいくつか書くと、少女マンガ家の家に税務調査にきた税務署員が過小申告をネタにねちねちいたぶるが、アシスタントに発見された署員は撲殺される。そして板橋税務署は焼き討ちにあう、といった作品「[タイトル失念]xx税務調査」。[後日読者よりこのタイトルを「色欲ダニ野郎」と教えていただく。ひどいタイトル *編集者のつけるタイトルはその人のセンスが実によくわかる。しかしサイテ-の題だなこりゃ…。 果てるまで「おまんこして!」と言わせながら処女をやりまくる「美処女/犯す!」はラスト、狂った少女が歩行者天国の通行人を撃ちまくり血の海にする。「嬲る!」はパンチドランカーとなった矢吹ジョーが白木葉子をサンドバッグに縛りつけ、殴って、殴って、殴りまくる。段平おっちゃんの最後のセリフ「・・ブスブスくすぶっちゃいるが・・・」「打てッ!打つんだ!ジョー!」「お前はまだ燃えつきちゃいねえ!」とはエロ・ドランカーの自分自身に向けて発した言葉だったのかも。トビー・フーパーばりの「淫魔のはらわた」は電気ドリルでアナルを広げてのファック!とどめにチェーンソーで尻を切断!いまだに単行本に収録出来ず。[’98の「絶頂伝説」にやっと収録]「からみあい」は夫の愛人の性器を噛みちぎる。「危険な関係」はアルコール浣腸をして火をつけ尻から火を吹かせる。この手は『FUCK YOU!2』の「セーラー・ハルマゲドン」で復元。そういえばこの作品の序章と終章だけ描いて、間の100章位をとばすやりかたはこの頃の「禁断の性獣」より。女性器にとりつき、男性器に変身するエイリアンの侵略により地球は女性器を失い滅亡する、といったストーリーで当時聞いた話では谷山浩子のD.J.でこの作品がリスナーの投書でとりあげられ、ダー松の名はダーティ・杉本と読まれたそうな。ヒロインの少女がひろ子という名前なのでこのハガキが選ばれたのかもしれないが、作者は薬師丸ひろ子からとったつもりだったのだが・・。[別にファンではない。] 「女教師狩り」は映画館で観客に犯される女教師とスクリーン上の同名のエロ映画の二本が同時進行し、一本で二本分楽しめるお得な作品。 ’83は’80に「漫画エロス」にて描いた「エロスの乱反射」の最終回の原稿が紛失したため単行本が出せないでいたのを、またまた「仏の久保さん」に頼んでラスト近くをふくらませて「漫画ハンター」に3回程描かせてもらい、やっと’85に出版。見られる事に快感を覚えるファッション・モデルが調教される内に、次第に露出狂となっていき、街中で突然裸になって交通事故を起こさせたり、最後はビルの屋上でストリップショー。そしてカメラのフラッシュの中に飛び降りていき、ラスト1ページはその性器のアップでエンド!  本格美少年・ゲイ・マンガ「聖少女黙示録」も’83。レズの姉たちの手によって女装に目覚めた少年がホモのダンサーたちに縛られなぶられ初のポコチンこすり合いの射精シーン。そして性転換して女となった主いるが、その中の’84の「白い肌の湖」はタイトルで解る通りのバレリーナものだがポコチンを焼かれた男が、一緒に暮ら人公が手術で男になった少女と暮らすハッピーエンド。この作品は単行本「美少女ハンター」に収録されてす二人の女と一人の男に復讐するエンディングがすごい!まず男の性器を切り取り、片方の女の性器にねじ込んだあと、その女の性器ごとえぐり取る。そしてその二つの性器をつかんだまま、もう一人の女の性器にフィストファック!のあげく、その二つの性器を入れたままの女性器をナイフでまた切って、ほとんどビックマック状態でまだヒクヒクうごめく血まみれの三つの性器を握りしめるとんでもない終り方!全くダー松はこんな事ばかりやっていたのかとあきれかえる。もう鬼畜としか言い様がない!しかし「ウィンナー」を二枚の「ハム」で包むなんて・・GOODなアイデアだ、又やってみよう。 ●1 9 8 4 ~   「漫画ハンター」で「闇の宴」前後篇を描き、後日これをビデオ化。雪に包まれた六本木のスタジオで痔に苦しみながらの撮影。特別出演として中島史雄氏が絶妙の指使い、東デの学生時代の萩原一至が二役、取材に来たJITAN氏もスタジオに入ってきた瞬間、即出演で生玉子1000個の海で大乱交。カメラマンが凝り性で照明が気に入るまでカメラを廻さず、たった二日の撮影はやりたい事の半分も出来ず。撮影が終ると痔はすぐに完治。どうもプレッシャーからくる神経性だったみたいでこれに懲りてビデオは一本のみ。 この年の「肉の漂流」は親子丼もので、近所の書店のオヤジからこの本はよく売れたと聞いたが、一時よく描いたこのパターンは最近では「FUCK YOU!3」の「母娘シャワー」のみ。熟女と少女の両方が描けるところが利点。「血の舞踏」は久しぶりの吸血鬼もの。股間を針で刺し、噛んで血を吸うシーン等々いい場面はあるが、うまくストーリーが転がらず3回で止める。短編「果てるまで・・」は核戦争後のシェルターの中で、父が娘とタイトル通り果てるまでやりまくる話。被爆していた父が死んだ後、娘はSEXの相手を捜して黒い雨の中をさまよう。  またリサ・ライオンの写真集を見て筋肉美に目覚め、マッチョ女ものをこの頃から描き出す。しかしなかなか筋肉をエロティックに描くのは難しい。 ●1 9 8 5 ~   くたびれ果ててすっかりダレてきたこの頃、8年間働いてくれたアシスタント女史に代わってパワーのかたまり萩原一至、鶴田洋久等が東京デザイナー学院卒業後加わってダーティ・マーケットも第2期に突入!新旧取り混ぜておもしろいマンガをいろいろ教えて貰って読みまくる。「バリバリ伝説」「ビーバップハイスクール」「ペリカンロード」「めぞん一刻」「わたしは真悟」「Be Free!」「緑山高校」「日出処の天子」「吉祥天女」「純情クレイジー・フルーツ」「アクター」「北斗の拳」「炎の転校生」「アイドルをさがせ」「綿の国星」「いつもポケットにショパン」「バツ&テリー」「六三四の剣」永井豪の絶頂期の作品「バイオレンス・ジャック」「凄之王」「デビルマン」等々100冊以上とても書ききれない位で、う~ん・・マンガってこんなにおもしろかったのか、と感動! そこで眠狂四郎を学園にほうり込んで、今まであまり描かなかった学園マンガをエロマンガに、というコンセプトで始めたのが「斬姦狂死郎」。「六三四の剣」ばりに単行本20巻を目指すものの、少年マンガのノリは今では当たり前だが、当時はまだエロマンガとして評価されず、ほんの少し時代が早すぎたかも。’86に中断、今年’97に「ホリディ・コミック」にて復活!果たしていつまで続けられるか? →後に「斬姦狂死郎・制服狩り」、「斬姦狂死郎・美教師狩り」として刊行完結  前年末から始めた「美姉妹肉煉獄」は身障者いじめの鬼畜路線。盲目の姉とその妹を調教して性風俗店等で働かせ、娼婦に堕していく不健全・不道徳な作品で、肉の快楽にひたっていく盲目の姉に対し妹も「春琴抄」の如く己の眼を突き、自らも暗黒の快楽の世界にはいり、快楽の光に目覚めるラスト。 また、これからは女王様物だ!となぜか突然ひらめき「筋肉女」シリーズの延長としてフィットネス・スタジオを舞台に「メタル・クイーン」シリーズも開始。これは単行本2冊分描いたが、連載途中でヒロインの髪型を歌手ステファニーのヘア・スタイルにチェンジしたり、レオタードもたっぷり描けてわりと気に入っている。  10年近く描いた「美蝶」先生シリーズもこの年スタート!こうしてみるとマンガを描く喜びに満ちた大充実の年だったかも。 ●1 9 8 6 ~   この年は前年からの連載ものがほとんどだが、「エレクト・ボーイ」は空中でファックするシーンが描いてみたくて始めた初の超能力エロマンガ。コメディ的要素がうまくいかず2回で止める。この路線は翌年の「堕天使輪舞」で開花。  「夜の彷徨人」は自分の育てた新体操選手が怪我で選手生命を失ったため、その女を馬肉のごとく娼婦として夜の世界に売り渡した主人公という設定。しかし腕を折られ、女にも逆に捨てられ、そして事故によってその女を失ったあげく不能となってしまう。失った快楽を取り戻すため無くした片腕にバイブレーターを取りつけ、夜の街をさすらい次々と女たちをレイプしていくというストーリー。がっちり設定したキャラだったのにまったく話がはずまず、男のポコチンは勃起しないままに作品も不発のまま終る。  「斬姦狂死郎」が不本意のまま終わったため学園エロス・シリーズは「放課後の媚娼女」へと引き継がれる。当時見ていた南野陽子のTV「スケバン刑事・」とS・レオーネの「ウエスタン」風に料理。ラストの「男といっしょじゃ歩けないんだ」のセリフは一番好きな映画、鈴木清順の「東京流れ者」からのもじり。単行本は最初司書房から出て、数年後ミリオン出版から再販、そして’97久保書店より再々販ながら結構売れて今年また再版。この作品は親を助けてくれる有難い孝行息子といったところ。 ●1 9 8 7 ~   さいとうプロOBで那珂川尚という名のマンガ家だった友人の津田が「漫画ダイナマイト」の編集者になっていて、実に久しぶりに同誌で「堕天使輪舞」を描く。超能力エロマンガの第2弾。今回はエロと超能力合戦とがうまくミックスされ一応成功といっていい。この路線は「エレクト・ボーイ」とこの作品、そして’96の「夜顔武闘伝」も含めてもいいかも。一時、この手の作品は数多くあったが最近はめったに見かけない。しかし、まだまだこの路線には鉱脈が眠っているとにらんでいるがどんなものだろう。 ●1 9 8 8 ~   「放課後の媚娼女」に続いて抜かずの凶一無頼控え「放課後の熱い祭り」を2年がかりで描く。’89に完結し司書房より単行本化。そして今年’97に改定してめでたく完全版として復刊!この頃が一番劇画っぽい絵で、たった2~3人のスタッフでよくこれだけ描き込めたなと改めて感心!エロシーンがちょっと少なめながら中島史雄氏がダー松作品でこの作品が一番好き、とお褒めの言葉を頂戴する。  TVで三流アマゾネス映画を見ている内、むくむくとイメージがふくらみ、昔から描きたかった西���劇と時代劇がこれで描けると、この年スタートさせたのが「不死蝶伝説」なるアマゾネス路線。昔々青年誌の創世期にあのケン月影氏がマカロニ・ウエスタンを描いていたことを知る人は少ないだろう。俺もあの頃デビューしていたらウエスタンが描けたのに、と思う事もあったが、このシリーズでほんの少しだけその願望がかなう。  この頃、アシスタントやってくれてた格闘技マニアの鶴田洋久に誘われ、近所の空手道場通いの日々。若い頃修行のため新宿でやくざに喧嘩を売って歩いたという寺内師範は、もう鬼のような人で、行けば地獄が待っていると判っててなぜ行く?と不思議な位休まず通う。体育会系はマゾの世界と知る。組手は寸止めではなく顔面以外は当てて可だったので身体中打撲のあざだらけ、ビデオで研究したという鶴田の体重をかけたムエタイ式の蹴りをくらい、右手が饅頭のように腫れ上がる。先輩たちの組手の試合も蹴りがもろにはいってあばら骨が折れたりで、なぜこんなヘビーな事をする?と思うが、闘う事によって身体の奥から何か沸き上がってくるものがある。スリランカの元コマンドと組手をやった時、格闘家の気持ちが少しだけ判るようになった。 ●1 9 8 9 ~   ’94まで続く「美蝶」シリーズでこの年は『ノスフェラトウ篇』を描き、シリーズ中これが一番のお気に入り。同人誌の「王夢」はこれが原点。  短編では「悪夢の中へ」はスプラッタ・エロマンガで久しぶりにチェーンソゥでお尻のぶった切り!はらわた引きずり出し、人肉食いちぎり!顔面叩き割り等々でラストに「ホラービデオの規制をするバカは俺が許さん!」などと書いているので、この年が宮崎事件の年か?世間は彼が日野日出志・作のホラービデオ「ギニーピッグ」を見てあの犯罪をおかした、としてさんざんホラービデオの規制をやっといて、結局見てもいなかったとわかったあとは誰一人日野日出志氏にもホラービデオさんにも謝らす゛知らんぷり。残ったのは規制だけで、馬鹿のやる事には全く困ったもんである。先日の「酒鬼薔薇・14才」の時も犯罪おたくの心理学者が、「これはマンガやビデオの影響です。」などと相も変わらずたわけた寝言をぬかしていたが、馬鹿はいつまでたっても馬鹿のまま。少しは進歩しろよ!お前だよ、お前!短絡的で幼稚な坊や、小田晋!よぅく首を洗っとけ!コラ!  「獣人たちの儀式」は退学者や少年院送りになつた生徒、暴走族、ヤクザ達が集まって酒盛りしながら女教師たちをずこずこにしてOB会をひらく不健全作品。編集長が「また危ない作品を・・・」とこぼしたものだが、岡野さん、田舎で元気にお過しでしょうか。この頃の「漫画エロス」には「ケンペーくん」だとか「アリスのお茶会」だとかおもしろい作品��載っていたものです。「爆走遊戯」は伝説のストーカー・ろくでなしマンガ家の早見純が一番好きな作品と言ってくれたが、なぜだかわからない。人の好みはいろいろです。以上3本は単行本「熱き唇の女神」に収録。 「ふしだらな女獣たち」はフェミニストの女二人が美少年をいじめる話。これは「氷の部屋の女」に収録。 ●1 9 9 0 ~   この年の「美蝶」シリーズは『ダンシング・クイーン篇』。マネキン工場跡でJ・ブラウンの「セックス・マシーン」にのせて5人プレイをするシーンや文化祭でのダンスシーン等々結構好きな場面多し。暗くて硬い作品が多いので、この「美蝶」シリーズは肩肘張らずに、かなり軽いノリでキャラクターの動きに任せて、ストーリーも、そして次のコマさえも先の事は何にも考えず、ほとんどアドリブで描いた時もある。  「不死蝶伝説」に続いてシリーズ第2弾「不死蝶」は2誌にまたがって2年位続ける。これも結構お気に入りの一遍。 ●1 9 9 1 ~ 1 9 9 3   「性狩人たち」の近未来版、といった感じの「夜戦士」は学園物が多くなったので、マグナム銃で脳天をぶっとばすようなものが又描きたくなって始めたミニシリーズ。全5話位。松文館より単行本「黒い夜と夢魔の闇」に収録。  この年から知り合いの編集者がレディス・コミックを始める人が多く、依頼されてどうしたものかと思ったが、エロなら何でもやってみよう精神と何か新しい世界が開けるかも、という事から’94位までやってみたものの結果的に不毛の時代に終わる。与えられた素材が体験告白物という事で、非現実的なものは描けないという事は得意技を封印して戦うようなもので苦戦を強いられ、これって内山亜紀氏がやまさき十三原作の人情話を描いたようなミス・マッチングで不発だったかな。今後、もしやることがあれば美少年SMのレディス・コミックのみ。そんな雑誌が出来れば、の話だが。  いくつかやったレディコミの編集の一人「アイリス」の鈴木さんは同じさいとうプロOBで、マンガ・アシスタント、マンガ家、マンガ誌の編集、そして今はマンガ学校の講師、とこれだけ多くのマンガに関わる仕事をしてきた人はあまりいないだろう。これでマンガ評論でもやれば全て制覇だが・・・。  この頃はいつもと同じ位の30~40本の作品を毎年描いていたが、レディコミは一本30~40枚とページが多く結構身体にガタがきた頃で、右手のひじが腱傷炎になり1年以上苦痛が続く。医者通いではさっぱり痛みがひかず、電気針で針灸治療を半年位続けてやっと完治。その後、住んでいたマンションの理事長を押しつけられ、マンション戦争の渦中に巻き込まれひどい目にあう。攻撃するのは楽だが、話をまとめるなどというのは社会生活不適格のダー松��は大の苦手で「お前等!わがままばかり言うのはいいかげんにしろー!」と頭をカチ割りたくなるような事ばかりで、ひたすら我慢の日々で血圧がガンガ��上がり、病院通いの日々。確実に寿命が5年は縮まる。あの時はマジで人に殺意を抱いたものだが、今でも金属バット持って押しかけて奴等の脳みそをクラッシュしたい気分になる時もある。いつかこの時の事をマンガにしようと思っていて、まだ誰も描いてない「マンション・マンガ」というジャンル、タイトルは「我が闘争」。え?誰も読みたくない?  この間に出た単行本は「血を吸う夜」、「赤い月の化身」「熱き唇の女神」[以上・久保書店] /「牝猫の花園」「真夜中の人魚たち」[以上久保書店]、「美蝶/放課後篇」「美蝶/ダンシング・クイーン篇」「不死蝶/鋼鉄の女王篇・上巻」[以上ミリオン出版]。 ●1 9 9 4 ~ 1 9 9 5   ろくでもない事が続くのは厄払いをしなかったせいか、このままここにいたら頭がおかしくなる、と15年以上いたマンションから引っ越し。板橋から巣鴨へ移動し気分一新!以前からうちもやりましょうよ、と言われていた同人誌創りをそのうち、そのうちと伸ばしてきたものの遂に申し込んでしまい、創らざるをえなくなる。しかもそれが引っ越しの時期と重なってしまい大いに後悔する。しかしいろんな人にお願いして何とか一冊でっちあげ、ムシ風呂のような夏コミに初参加。これが運命の分岐点。レディコミもこの年で切り上げ、以下同人街道をまっしぐら。現在まで「FUCK OFF!」が9まで、「FUCK YOU!」が4まで計10+&冊創る。  ’95からダーティ松本の名前にも飽きてきたしJr,Sam名でも描き始める。 レディコミ時代は松本美蝶。あと2つ位違うペンネームも考案中。  この間の単行本「氷の部屋の女」「双子座の戯れ」[久保書店]、「黒い夜と夢魔の闇」[松文館]、「危険な女教師/美蝶」[ミリオン] ●1 9 9 6 ~   美少女路線の絵柄もこの年の「夜顔武闘伝」あたりでほぼ完成、今後また少し変化させる予定。しかしこの作品は超能力、アマゾネス、忍法エロマンガとでも呼ぶべきか。「グラップラー刃牙」みたいに闘技場での勝ち抜き性武道合戦までいきたかったけれど、残念ながらたどり着けず。  「冬の堕天使」は久しぶりの吸血鬼もの。都営住宅で生活保護をうけている吸血鬼母子のイメージが浮かび、そこから漫画家協会・加藤芳郎を撃つ有害図書騒動のマンガへ。吸血鬼少年が光の世界との戦いに旅立つまでを描き、「闇に潜みし者」は時空を越えて近未来での戦い。その間を描く作品を今後創らなければ。  「FUCK CITY 2006」はクソ溜めと化した近未来のTOKYOを舞台に久しぶりにダーティ・バイオレンスが炸裂!ハード・エロ劇画と同人誌風・美少女路線の合体は果たしてうまくいったかどうか?30ページほど描き足して、’97、9月にフランス書院のコミック文庫にて発売。[「少女水中花」]  「放課後の媚娼女」と「人形愛」刊行。[いずれも久保書店刊]前者は以前、上下巻だったのを一冊にまとめて。後者は近作を集めた同人時代を経ての初単行本で、同人誌を知らなかった読者はショックを受ける。メタルフアンから以下のようなお手紙を受け取る。「これはジューダス・プリーストの『ターボ』だ。ラストの『眠れる森の少女』は『レックレス』にあたる。しかしジューダスもその後『ラム・イット・ダウン』や『ペイン・キラー』という傑作を世に出した事だし、今後を期待したい」という意のダー松のようなメタルファン以外は意味不明の激励をうける。 ●1 9 9 7   同人誌「エロス大百科シリーズ」スタート!いろんな項目別に年2刊づつ計100ページ位を別刊シリーズとして出し続ければ10年で1000ページになり、以前「谷岡ヤスジ1000ページ」という枕に最適の本があったが、これも一冊にまとめて枕にして寝れば、目覚める頃は3回夢精しているなんて事に・・・などとまだたった40ページの段階で言っても何の説得力もないか。飽きたら2~3号でSTOPするだろうし・・。[推測通り「毛剃り」「美少年SM」「女装」3号でストップ中]冬にはやおい系にも進出の予定。  今年出した単行本は厚くて濃いエロマンガを集めた久保書店MAXシリーズ第2弾!「放課後の熱い祭り/完全版」と「夜顔武闘伝」オークラ出版。ともに大幅描き足して25周年記念出版として刊行。ティーツー出版よりJr,Sam名で「昼下がりの少女」、9月にはフランス書院より「少女水中花」の文庫本が出る予定で現在、この同人誌と並行して描き足し中。「斬姦狂死郎」第2部も「ホリディ・COMIC」誌にて6月よりスタート!年内創刊予定の『腐肉クラブ』なる死体姦専門のマンガ誌にも執筆予定。  さてさて25年間、旅行の時を除いて、現在まで2日続けてマンガを描かなかった事はほとんどない。これはその昔、伊東元気氏というマンガ家とお会いしたとき「今月何ページ描いた?」との問いに、「今月仕事ないんでぜんぜん描いて��せん」と答えたら、「そんな事じゃ駄目だ。仕事があろうがなかろうが、毎月100頁は描かなきゃ。」と言われ、以後その教えを守り[描けるページ数は減ったが]、マンガは仕事ではなくなり、朝起きたら顔を洗うのと同じで生活そのものとなり現在に至る。  今は何でも描けそうなハイな状態で、以前はたまには外出しないと煮詰まってしまうので週いち位ガス抜きをしていたものだが、最近はせいぜい月いち休めば十分の「純エロマンガ体」。[純粋にエロマンガを描くためだけの肉体、の意。ダー松の造語]  こうしてふり返ると、この路線はまだえぐり足りない、これはあと数回描くべし、なぜこれを一度しか描かない!等々、残り時間にやるべき事、やりたい事の何と多い事! 爆裂昇天のその日まで・・・      燃 え よ ペ ン !  なお続きは 1997年後期 1998年 INDEX
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hi-majine · 5 years ago
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引越しの夢
 むかしは、いまでいう職業紹介所を、桂庵《けいあん》、口入屋などと申しました。  そんなうちには、奉公さきを待っている女中たちがたくさんあつまっておりましたもので、そんなところでは、番頭も楽ではありませんでした。 「これ、おまえさんたち、もうちっとおとなしくできないか。やかましくてどうしようもありゃあしない。なに? 成駒屋が死んで惜《お》しい? なにもおまえが惜しがらなくっても、ごひいきすじで惜しがってるわ。だれだ? こんなところに豆の皮をまくのは? ちゃんとすてとかなくてはこまるな、どうも……ところで、そこの娘、あんた、どういううちへいきたいんだね?」 「あたし、月に二、三べん芝居へやってくれて、給金はなるべく高くて、からだの楽なうちへやってくれれば文句はいいません」 「あたりまえだよ。それで文句のいいようがあるもんか。そこの娘、おまえさんは、どういううちがのぞみだい?」 「あのう、番頭さん、旦那とおかみさんとふたりっきりで、おかみさんの病身なうちはありませんか?」 「ははあ、手のたりないうちで、親切に病人の世話をしたい……おまえさん、なにか願掛《がんか》けしたな」 「いいえ、そうじゃなくて……おかみさんが病身だと、どうしても旦那が肌さびしいので、あたしにちょいちょいちょっかいをだす。それをあたしがだまっていて、そのうちに、おかみさんがだんだん悪くなってころっと亡《な》くなる。あたしは、すぐにあとへ直って、亡くなったおかみさんの着物やあたまのものをみんなもらって、女中のふたりもつかって、左うちわで暮らすつもり……」 「まあ、なんて女だい、おまえさんは……お家横領をたくらむとは……これ、そこの娘、おまえさんは、どんな奉公さきをさがしてるんだい?」 「番頭さん、あたしはどんなうちでもかまいません。どうぞ小商《こあきな》いをしているうちへやってくださいな」 「うん、感心だな。こら、お家横領、ここへきて、この娘のいってることをいっぺん聞いておけ。小《こ》商人《あきんど》のうちへ奉公して、小商いのこつをおぼえたら、世帯を持つときに亭主の手助けができるという。あとあとのことまで手をまわしたかんがえだな」 「いいえ、ちがうわ。小商いするうちへいったら、小づかいに不自由しないからなの」 「あっ、こいつは泥棒か。ひとりもろくなやつはいやあしない」  番頭がぶつぶついってるところへ、十二、三の丁稚《でつち》がはいってまいりました。 「番頭さん、横町の十一屋からきましたが、きれいな女中さんをひとりおねがいします」 「なに? きれいな女中? いつもなるべくきりょうの悪い娘といってくるのに……」 「それが、きょうは、うちの番頭さんに十銭もらって、きれいな女中さんをよんでこいとたのまれたのとちがいます」 「これ、小僧さん、おまえ、番頭さんに十銭もらって、きれいな女中さんをよんでこいとたのまれたな」 「あっ、番頭さん、それ、わかりますか?」 「わかるとも、おまえの顔にちゃんと書いてある」 「えっ、書いてありますか? だれが書いたんだろ? へえ……それでは、きょう、うちの留どんがわかめの味噌汁がきらいだといって、納豆《なつとう》買ってきて、ごはんを食べたことやなんか知ってますか?」 「そんなことくらいすぐにわかるとも、留どんがわかめの味噌汁がきらいで、納豆でごはん食べたんだろ?」 「ああ、番頭さん、なんでも知ってるなあ。手相みてくれますか?」 「もういいかげんにして、そこにいる中でいい娘をつれてお帰り」 「わあー、たくさんいるなあ。けど、みなおもしろい顔ばっかりだ。ああ、この娘は、このあいだうちへきて、つまみ食いして追いだされた娘だ」 「これ、小僧さん、そんなこというもんじゃあないよ」 「へえ……そこにうつむいてる人、ちょっと、そう、あなた、わあー、こりゃあきれいな人だ。あなた、うちへきてください。番頭さん、この人にきてもらいます」 「ああそうかい。あんた、この小僧さんといっしょにいっておくれ。横町の十一屋というお店だから……いずれあとからあたしが判をもらいにいくよ」 「それではいってまいります」 「さあ、どなたもどいておくれ。うちの女中さんのお通りだよ。さあ、どいたどいた。あなた、どうもごくろうさんです。あなた、きれいですね。どうもおどろいた。あなたにおねがいがあるんですけど、聞いてもらえますか?」 「どんなことでしょう?」 「どんなことって……いってしまってからいやだなんていわれたら恥ずかしいな」 「どんなことなんです? いってごらんなさいよ」 「そんならいいますけど、恥ずかしいから、ちょっとこの路地へはいってくださいな。あの……うちではね、おついたちと十五日に焼き魚のおかずがつきます。それが、尾のところは、魚屋が大きく切ってきますから、あなた、わたしにきっと尾のところをつけてくださいよ……ああ恥ずかしい」 「ああびっくりした。なんのことかとおもったら、そんなことなの、おやすいご用ですとも……」 「そりゃあどうもありがとう。女の人といっしょにあるいたら、丁稚なかまをはじかれます。わたしはさきにいきますから、あなた、あとからきてください。この角をまがって三軒目に、十一屋といううちがあります。ではおさきに……へえ、番頭さん、ただいま帰りました」 「ええい、バタバタとそうぞうしい。途中で油売ってて、門口までくるとバタバタ走ったりして……どこへいってた?」 「あれっ、わすれちゃったんですか? 女中さんをよびにいったんじゃありませんか。番頭さん、あなたが、『きれいな女中をつれてこい。そうしたら十銭やる』っておっしゃったでしょ? だから、いちばんきれいな人をつれてきました。さあ、十銭ください」 「そんなにきれいか?」 「そりゃあ、きれいったってすごい。はい、十銭」 「きっときれいか?」 「きれいですとも、まちがいありません。十銭を……」 「それじゃあ、あとでやろう」 「あとでもらえなかったからって、お上《かみ》へねがうわけにはいかず、もうどなたからも、このごろは、いっさい現金でいただいております。さあ十銭」 「うるさいやつだな。さあ、十銭やる。それで女中はいつくるんだ?」 「いま、そこまでいっしょに帰ってきましたけど、一足さきにご注進にきました。もうすぐきますよ」 「なに、もうすぐくるのか? それを早くいわないか。だれだ? いま二階へあがってるのは? 藤どんか? ちょっと羽織を持って降りてきておくれ。いや、それじゃない。このあいだ仕立ててきたやつだ。行李《こうり》のいちばん上にいれてある。ああ、それそれ。ちょっと持ってきておくれ。それから、だれだったかな、このあいだ夜店で鏡を買ってきたのは? ああ、久七どんか? ちょっと貸してくれないか? なんだ? ちょっとぐらいいいじゃないか。けちけちしなさんな。減《へ》るもんじゃなし……しまった。えらく髭《ひげ》がのびてるな。こんなことなら、ゆうべ床屋へいっときゃあよかった……これ、みんなどうしたんだ? そんなところへずらっとならんで……それじゃあ男の張《は》り店《みせ》だよ……おい、小僧、女中さんはまだこないのか?」 「あすこに立ってます。のれんのところに……」 「ああ、あすこに立ってるのがそうか。うーん、いい女だな。いや、どうもごくろうさま。おまえはたいへんにつかいが早くていいぞ」 「ふん、女中さんの顔みたら、急にお世辞《せじ》がよくなった。へへへへへ……」 「なにをいやあがる」 「どうです? 番頭さん、いい女でしょ? 十銭じゃ安い。もう五銭増してください」 「なんだ、すぐにつけこんで……奥へいって、『女中さんをつれてまいりました』と、そういっといで」 「あとで五銭くださいよ」 「やるから、はやくいっておいで……なるほど、これはいい女だ……おまえさん、こちらへおはいんなさい。ちょっと金どん、ごらんよ。すてきなしろものだ」 「なるほど、おいおい、みんなおいで。すてきなしろものがきたから……」 「そう、みんな、そこへならんじまっちゃあ、はじめてきた女の子が、きまりわるがるじゃあないか。なんだ、おまえさんたちは……てんでにトンボみたようにあたまばかり光らして……さあさあ、あなた、こっちへおあがんなさい。はい、はじめまして、わたしが当家の番頭で……こんなに多勢ならんじゃあいますがね、みんな、わら人形同様のもので、あなたとおはなしがあうやつなんかひとりもいやあしません。わたしは、当家の支配人だから、どうかまちがわないようにしてくださいよ。旦那におかみさんは、いつも奥にばかりいて、めったにお店へおいでにならない。奥のことから台所のことは、すべてわたしがとりしきってやっているんだから、どうか辛抱してください。わたしのほうで置きたいといっても、おまえさんのほうでいやといえばしかたないし、おまえさんのほうでいようとおもっても、わたしがいけないといえばそれまでなんだから……つまり、わたしがいいといえば、それでいいんだからね。まあ、こんなうちだけれども、これでなかなか得《とく》のあるうちで……といったところが、料理屋やなんかとちがって、祝儀をもらうなんてことはないが、そこは商売|柄《がら》、質の流れのなかに、ちょいとおつなものがでることがある。この前の女中さんのときも、繻珍《しゆちん》の丸帯がでて、『おいくらでございますか?』と聞くから、『まあ、商売人にだしたら十五円てえところだが、おまえがしめるんなら、十円にしてやろう。払いのほうも一度でなくっていいんだよ。お給金をもらうたんびに、五十銭なり、一円なり、いくらかずつでもいいからお払い。いいかげんのところで、わたしが帳面をゴチャゴチャと筆さきでごまかしてしまうから……』といってね。それは番頭のはたらき。それから、そのあとになって、その女中さんのおとっつあんが病気になって三十円入用になった。そこで、『そんなに心配しなくてもいい。どうせ店にあるお金だから、三十円ぐらい貸してやろう。それも一時にかえさなくてもいい。ちょくちょくかえすようにしていれば、そのうちには、まあ、筆の先でゴチャゴチャと帳面をごまかしてしまう』……そこはなにしろ番頭のはたらきでな。こんなに多勢いたって、おはなしにあうようなものはひとりもいない。なに、すこしくらいのことなら、給金のほかだってどうにでもなる。ただひとつおことわりしておくのは、わたしはもともと寝ぼけるたちでな、便所へいった帰りなどに、おまえのふとんなんかにつまずくことがないともかぎらない。そのときに、『キャー』とか、『スー』とかいわれるとまことにめいわくするから……そこはそれ、三十円のゴチャゴチャだ。魚心あれば……」 「水心ありで……」 「これっ、なんてえ声をだすんだ、前にいる女の子がおどろくじゃあないか」 「女の子は、もうとうに奥へいきました」 「えっ、いっちまった!?」 「あなたが夢中になってしゃべってるので、留どんがかわりにおじぎをしてるんで……」 「なんだい、留どんかい」 「あの、三十円ちょうだいできますれば……」 「なにいってるんだ。ばかっ」  こちらは奥でおかみさんが、 「定吉や、おまえ、桂庵にいくときに、なんといいつけてやりました? 『店に多勢若い人がいるから、なるたけわるい女を……』といってやったじゃあないか。なんだってこんなにいい女をつれてきたんだえ? ……おまえさん、気にかけちゃあいけませんよ。いいえね、あたしゃ店に若い人がいるから、取り越し苦労をするんです……ほんとにしょうがないじゃあないか」 「それでも桂庵へいって、『いい女はいけないから、もっとわるい女をおくれ』とそういったんです。そうしたら、『ことしは女中のできがいいんだ』って、梅雨《つゆ》に降って土用に照り込みましたから……」 「お米じゃあないよ。ばかばかしい……では、おまえさんは、台所ではたらいてもらうのはおかしいから、奥の用をしてもらいましょう。べつにご飯たきはもうひとりやといますから、どうかね、辛抱《しんぼう》してくださいよ……定吉や、定や、おまえ、この人はなれないのだから、よく寝るところやなにか教えておくれ」  お目見えは三日というのが、むかしはたいがいきまりでした。 「おい、定吉や、大戸をいれてしまいな。きょうは早じまいだ」 「なぜ早じまいなんです?」 「女中|目見《めみ》えにつき早じまいだ。早く寝ちまえ、寝ちまえ」 「寝ろったって、まだ四時半で、こんなにあかるいじゃありませんか」 「あかるかったら月夜だとおもえ」 「あんなことをいって……まだ晩のごはんも食べてません」 「めしなんかどうでもいいよ。おまえ、生まれてからずっと食べてきたんだろ? 一食ぐらいぬいたって死にゃあしない」 「お腹がすいて寝られるもんですか」 「ぐずぐずいってるんじゃない。みんな早く寝なさい。だれだい? そこで手紙なんか書いてるのは……源どんかい?」 「へえ、さようで……」 「あした書きなさい、あした……さあさあ、みんな寝ないか。眠くなくっても、あたまから��とんをかぶって目をつぶっていびきをかきなさい。いびきをかいていればひとりでに眠っちまうから……さあ、みんな、寝たか? 寝たらいびきをかきなさい」 「ああ、いびきの催促か……グー、グー」 「なんだ、急にいびきをかきだしたな。これ、ほんとうに寝てるのか? たぬきじゃないか? こら……」 「グー」 「こら」 「グー」 「こらこら」 「グーグー」 「あれっ、いびきで返事している。わるいやつらだ。ほんとうに寝ているのかしら? ……久どん」 「グー」 「久どん」 「グー」 「どうやら寝たらしいな。このあいだにちょっと便所へ……あれ、にこにこ笑っていびきかいてやがる。しょうのないやつだな。どいつもこいつも……なあ、そこへいくと子どもは無邪気だ。『番頭さん、いい女をつれてきたから十銭ください』なんていって十銭とったが、枕もとにほうりだして寝ている。いまのうちにとりもどしておいてやろう。あれっ、定吉、おまえ、目をあいて起きあがって、十銭持ったままいびきをかくやつがあるか」 「へい、いびきをかいても十銭はわすれません」 「なにをいってやがる。早く寝なさい。さあ、みんな寝なさい、寝なさい」 「番頭さん、あなたがやかましくて寝られませんよ」 「わたしが寝ないと、みんな寝ないとか? さあ、わたしも寝るから、みんな寝なさい。そうそう、早くしずかに……おい、源どん、多助どん……しめたな、こんどはほんとうに寝たらしい……よしよし、このあいだにあの女中の部屋へ……さあ、女中部屋は……だれだ、あとからついてくるのは?」 「へえ、わたくしでございますが……なにしにいらっしゃいます?」 「ちょっと小便にいくんだ」 「いびきをかきながらはっていくのはおかしゅうござんすね。それに女中部屋がどうしたとか……」 「あれは寝言だ。いったいおまえはなにしにきたんだ?」 「わたしもはばかりまでおつきあいします」 「そんなことはつきあわなくてもいい。早く寝ちまいなさい」  ひとりがでかけようとすると、あとからついてきますからでかけられません。そのうちに、一時、二時と夜がふけるにつれて昼のつかれがでてきますから、みんなぐっすり寝こんでしまいます。いちばんさきに目がさめたのが番頭で…… 「ありがたいな。もうここまでくれば大丈夫だ。台所からこの中二階へあがっていくんだな。さあさあ早く女中部屋へ……なにしろ、どうもまっ暗だなあ……あっ、いてて……なんだい、ねずみいらずが釣ってあるんだな。昼間から釣ってあるんだけれど、さきをいそいでるんで気がつかなかった。しかし、大あたりというんだから辻占《つじうら》がいいぞ。はて? ここにねずみいらずがあるとすると、はしごがなくっちゃあならないのだが……おや、はしごがない。さては、おかみさんがはしごをひいてしまったんだな。ここまできて帰るというのもざんねんだな。宝の山に入りながら、手をむなしくひきとるのもばかばかしい。ああ、わざわいかえってさいわいだ。このぶつかったねずみいらずの引き手へ手をかけて……この棚の釣り手へつかまって……へっついの角へ乗っかって……あれっ、ミリミリミリといったぞ……あれっ、いけねえ、いけねえ。片っぽうの釣り手がとれちまった。こりゃあどうも弱ったな。おや、なにか倒れたぞ。ああ、流れだした、流れだした。うん、こりゃあ醤油だ。ショーユーこととはつゆ知らず、どうもこりゃあこまったな。あれっ、まただれかきたようだな」 「さあ、ここまでくりゃあ大丈夫だ。どうもまっ暗だな。ここではしごをあがれば女中部屋で……ああ、たまらないなあ……うふふふふ……おや、はしごがないぞ。なければないで、こっちは、ちゃんと見当はつけてあるんだ。ここにねずみいらずが釣ってあるから、これへとっつかまって……あっ、こりゃあいけねえ。上からおっこってきやあがった」 「おいおい、押しちゃあいけない、押しちゃあいけないったら……」 「おや、どなたかおいでですか?」 「おれだよ、佐兵衛だ」 「ああ、番頭さんですか。おはようございます。どうもごくろうさまで……」 「ごくろうさまだなんて、のんきなことをいってる場合じゃないよ。どうしよう?」 「どうしようたって……そうだ。あしたの朝、権助が飯たきに起きてきたら、これをまた釣ってもらいましょう」 「それまでかついでるのかい? この底冷えのするなかでおもくてかなやしない」 「なんです、これしきのこと。むかし、石川五右衛門は、油の釜でゆでられながら、わが子を両手にさしあげてこらえたんですよ。なんです、これしきのこと、男はがまんがかんじんです」 「なにくだらないことをいってるんだ。この最中《さなか》に石川五右衛門だなんて……しずかにしないと奥で目をさますといけないよ」
「ほんとうにしかたがないね。さっきから、台所のほうでねずみがガタガタやってるんで眠れやあしない。女中がなれないんだから、店の者が気をつけてやればいいのに……起きて見廻ってこなけりゃあならない……だれだい、この障子をあけっぱなしにしておくのは? はばかりにいって、あとをしめないじゃあしょうがないったらありゃあしない」 「おやおや、おかみさんがあかりを持ってでてきた。弱ったなあ、どうしよう? ……そうだ、いびきをかいて寝たふりをしていよう。グーグーグー」 「おや、まあおどろいた。だれだい、そこにいるのは? まあ、番頭さんに源どんじゃあないか。なんだい、そのかっこうは? 襦袢《じゆばん》一枚でだらしがないねえ。前をかくしたらどうだい? ほんとうにあきれるよ。突っ立ったままいびきなんかかいて……おやおや、どうしたんだい? ふたりでねずみいらずなんかかついでいびきをかいて……ほんとうにばかばかしいったらありゃあしない……いったいどうしたんだよ?」 「へえ、夢をみております」 「夢? なんの夢をみたんだい?」 「へえ、引越しの夢をみました」
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hitno · 5 years ago
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#自宅が寄席#gw寄席  いよいよ本日スタート! GW寄席!! 16:45くらいから配信スタート! 5/1 17:00 桂竹千代 18:00 桂優々 19:00 林家扇 20:00 立川かしめ 21:00 サンキュータツオ ×立川こしら 22:00 桂ぽんぽ娘 23:00 大喜利セーフ22https://t.co/szDJZXxaUn
— 自宅が客席 (@kosiragroup) May 1, 2020
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lovecrazysaladcollection · 5 years ago
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 「胡おじいさん、どうして主席になりたかったんですか?」
 7月10日、夜10時半。「香港新聞記者」というアカウント名の微博ユーザーが、2008年5月9日胡錦濤主席が日本の横浜の小学校を訪問した時の映像をアップした(注、微博には映像アップ機能がある)。
 和気あいあいとした雰囲気の中で、1人の男の子がたどたどしい中国語で聞いた。「胡おじいさん、どうして主席になりたかったんですか?」
 「胡おじいさん」は満面の笑みで答えた。「教えてあげようか。おじいさんはね、なりたいと思ってなかったよ。中国の人民が選んでくれたんだよ。中国の人民が私を主席にさせたんだ。私は中国の人民の期待に応えるべきだ」
 3年前の出来事が微博に載り、たちまちホットなニュースになった。公開24時間で、この映像は2150回リツイートされ、830人がコメントした。
 ―胡おじいさん、わたし、選んだことないわよ。選んであげたいのは山々だけど、まず先に票をちょうだいね(宋霊歌No6)
 ―涙が出てきた。自分が中国人民じゃないことに初めて気付いたよ。何だ、「中国人民が選んでくれた」って。14億の国民をバカにするだけではまだ気が済まないのか?外国に行ってまで子供を騙すなんて…成人して久しいが、これっぽっちの政治権利もない(桂栄V5)
 ―なりたいと思っていなかったらお辞めなさい。なりたくて投票を待っている人がいくらでもいるよ(我是楊雪)
 ―小さい時から親に言われている。嘘を付いたら雷に打たれるって。どうやら、天は居眠りして、人間のことはどうでもよくなったみたい(人類主義拯救人類)
 ―まったく中国人民はいけないな。胡おじいさんが主席になりたいかも聞かずに強制的にやらせちゃって。胡おじいさんを困らせているじゃないか(周澤談案説法)
 ―わたしは中国人民じゃないみたい。中国人民たるものは5000人ぐらい(注、全国人民代表など)しかいない。中国は人口稀少国だ(閑逸山翁)
 ―待って、混乱した。中国の国家主席は内輪で決めるんじゃなかった?いつから全国人民が選ぶようになったの?日本の子どもを騙してはだめ…(慕容心語)
 ―これは大きな勘違いだ。彼を主席にしたのは人民代表。人民代表は党が指定した人…(蒼白的孤泊)
 ―習(近平)おじさんにも聞かなきゃ。無理やりさせると悪いからね(挙頭望明月低頭思姑娘)
 知恵比べの「いたちごっこ」
 胡主席への「不敬」なコメントは実は氷山の一角に過ぎない。昨年10月28日付の英エコノミスト誌はこんな見出しの記事を掲載した。「グレート・ファイアウォールをぶち破る ツイッターが負けて、国産微博が勝ち進む」
 記事では、中国共産党が2008年の北京五輪前後に米国発のツイッターをブロックしたのは、中国人民が、当局が好まない外部の情報源にアクセスすることを当局が恐れたためだと指摘。ところが、ツイッターの「負け」は微博に発展のチャンスを作り出した。そして、ツイッターの代わりに微博が成功し、当局が危惧したツイッターの社会的機能を、ちょうど微博が担うことになった。そこで、ツイッターのブロックに成功した中国当局は皮肉にも、情報封鎖という大目標の戦いにおいては失敗したことになる。「形勢比人強」。まさにこういうことだ。
 もちろん、当局が目をつぶる訳はない。反体制的な議論がネット上で広まる場合、当該サイトの運営者はペナルティーを科されるばかりか、編集長や経営者が左遷・更迭される場合も少なくない。
 これには各サイトの運営者も自主規制に走るしかない。各社は内部に「審査部」を設置し、24時間体制でユーザーたちの言論をチェックし、敏感な話題・書き込みを削除していく。
 それでも、微博はいつも一足早い。ワシントン・ポスト3月22日付の記事によると、中国には十数サイトが運営する微博があり、1億2000万のユーザーが1時間に100万のつぶやきを発している。また、漢字の国・中国には同音異字がたくさんあるため、検閲システムに「敏感語」を設定してフィルタリングしようとも、ユーザーらは同音異字を駆使してすり抜けている。ユーザーらの「点火」と、審査部の必死の「消火」。知恵比べのいだちごっこが日常的に微博で繰り広げられている。
” - 中国版ツイッター「微博」、胡錦濤に挑む - (大紀元)
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myonbl · 7 years ago
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繁昌亭『火曜の朝席』(2018年4月24日)
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露の新治・新幸師弟の登場ということで、火曜の朝席に出かけてきました。何が凄いと言って、出演者より豪華な(失礼!)スタッフの顔ぶれに驚かされます。花丸さんに案内され、文三さんからチケットをいただき、文華さんからポイントカードをゲット、前説は銀瓶さん。上方落語協会の熱意が伝わるこの会、お値段もお値打ち、可能なら毎週出かけたいと心底思います。
「鉄砲勇助」露の新幸(12分)
昨年11月の年季明けから半年、本当に逞しくなられたと思います。師匠のお供はもちろんですが、名古屋の大須演芸場や先輩の会への出演、そして自分の勉強会も始められ、活動の場が随分と広がりました。開口一番ということで羽織なしで登場、少し調子が高いようですが、大きな声で会場を沸かし任務完了。
「大安売り」桂寅之輔(12分)
春之輔師に入門されて9年、私は初めて拝見しました。友だち同士が落語の台本を読み合わせているような口調、ま、こんな軽さもあっていいかも知れません。しかし、サゲた後できちんと頭を下げることなく、ヘラヘラしながら退場。いつもこうなのか、誰も何も言わないのか・・・。
「 ? 」桂ぽんぽ娘(18分)
文福師に入門して12年、Twitterではいつも拝見していますが、高座姿は実は初めて。結論から言えば、本日の「敢闘賞」ですね。前に出た若手二人のことをいじりながら、客席にそれぞれを印象づけるというお姉さんの配慮。そして、自分のカラーをしっかりと出した話術とネタ、正直、私は結構感動・感銘を受けました。自分のやりたいことを、「落語」という規範の中でしっかりと見つけられ、言わば「ニッチ落語」と呼べる存在感がありますね。初めて聴いたもので、ネタが分からずごめんなさい。
「住吉駕籠」笑福亭遊喬(23分)
先代松喬師の二番弟子、キャリア27年、とは言え私より10歳若いんですねぇ。マクラで迷いながら選んだネタ、正直モタレの位置で(時間が)大丈夫かと思いましたが、さすがはベテラン。何より、三文字屋のおそでの表現で「顔にうすみっちゃのある」と言ってくれるのが嬉しい。そばかすのことですが、ここらあたりの表現がいかにも笑福亭らしくて好きです。
「猿後家」露の新治(27分)
マクラで「ことばの難しさ」を取り上げられたので、やはりこのネタ。御寮人が「猿」に似ていることからお店では「さる」という音が全て禁句になってしまう、ところが、猿に似ているはずの容貌をおべんちゃらで褒められるとつい頬が緩んで気前が良くなる。人間誰しも褒められて悪い気がするはずがない、嘘だと分かっていても・・・このあたりの心理をうまくつついているところが、このネタが廃れない理由でしょうね。聴き所は、何と言っても伊勢参りの帰路の奈良見物、名所案内の立て弁が素晴らしい。ここは力の入った早口ではなく、演者独自のリズムで流れるように聴かせることが肝要。テンポが遅くても、聴き手にはとても心地よく響くのです。私の中では先代文枝がお気に入りですが、現役では新治さんの右に出る方は居られないでしょう。十八番を気持ちよく聴かせていただきました。
三味線:中田まなみ
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cherr-blossom · 9 months ago
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Storia dei sogni(749)③
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(第二部)
さくら変奏曲(戎先生)
春がきた(彼女,合同オケ)
さくら横ちょう(私,合同オケ)
さくらさくら(月娘,合同オケ)
花(モリアム,合同オケ)
朧月夜(嬌児,合同オケ)
早春賦(エリス,合同オケ)
春よ来い(玉楼,合同オケ)
どこかで春が(ボニータ,合同オケ)
春が来た(雪娥,合同オケ)
春の小川(シェル,合同オケ)
たんぽぽ(金蓮,合同オケ)
からたちの花(彼女,合同オケ)
花の街(私,合同オケ)
春に
(雙月,旦,福真,梨花,秋菊,春梅,小欒
桂姐,小香,信春,葉芳,合同オケ)
チューリップ,ちょうちょ,ぶんぶんぶん
こいのぼり,背くらべ
(珉々,合同オケ)
夏はいずこに,星の界(彼女,合同オケ)
初恋,さくら貝の歌(私,合同オケ)
浜千鳥(モリアム,合同オケ)
浜辺の歌(月娘,合同オケ)
椰子の実(エリス,合同オケ)
われは海の子(嬌児,合同オケ)
砂山(ボニータ,合同オケ)
夏は来ぬ(玉楼,合同オケ)
夏の思い出(シェル,合同オケ)
茶摘み(雪娥,合同オケ)
みかんの花咲く丘(金蓮,合同オケ)
ほたるこい
(朝日さん,黒澤先生,黒田さん,駒井先生
坂口さん,坂本さん,佐藤(篤)さん
佐藤(路)さん,清水さん,せいあさん
高橋さん,前川さん,村松さん,和田さん)
君とみた海
(雙月,旦,福真,梨花,秋菊,春梅,小欒
桂姐,小香,信春,葉芳,合同オケ)
海(珉々,合同オケ)
美しき天然(森永さん,合同オケ)
ブランコ(彼女,合同オケ)
落葉松(私,合同オケ)
霧と話した(月娘,合同オケ)
赤とんぼ(モリアム,合同オケ)
宵待草(嬌児,合同オケ)
荒城の月(エリス,合同オケ)
秋の月(玉楼,合同オケ)
月の砂漠(ボニータ,合同オケ)
里の秋(雪娥,合同オケ)
ちいさい秋みつけた(シェル,合同オケ)
紅葉(金蓮,合同オケ)
庭の千草(彼女,合同オケ)
この道(私,合同オケ)
村祭
(雙月,旦,福真,梨花,秋菊,春梅,小欒
桂姐,小香,信春,葉芳,合同オケ)
証城寺の狸囃子
(朝日さん,黒澤先生,黒田さん,駒井先生
坂口さん,坂本さん,佐藤(篤)さん
佐藤(路)さん,清水さん,せいあさん
高橋さん,前川さん,村松さん,和田さん)
うさぎ,七つの子
松��っくり,どんぐりころころ
(珉々,合同オケ)
十点鐘(彼女,合同オケ)
鐘がなります(私,合同オケ)
冬景色(モリアム,合同オケ)
雪の降る街を(月娘,合同オケ)
ペチカ(エリス,合同オケ)
たき火(嬌児,合同オケ)
冬の夜(ボニータ,合同オケ)
すてきな雪景色(玉楼,合同オケ)
白い道(雪娥,合同オケ)
雪山讃歌(金蓮,合同オケ)
トロイカ,冬の歌
(雙月,旦,福真,梨花,秋菊,春梅,小欒
桂姐,小香,信春,葉芳,合同オケ)
雪(珉々)
ふるさと(全員)
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meta-faction-blog · 5 years ago
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出演者ブログ⑤ 緒方美月
出演者ブログ⑤ 緒方美月
▼自己紹介
こんばんは。本日のブログを担当します、緒方美月です。
▼エイリアンを信じる?
信じてないかも。でも、キリンジの「エイリアンズ」という曲が好きです。すごくロマンチックな曲だから、”エイリアン”って聴くとなんだか甘やかな雰囲気を感じてしまう。
英語の”alien”には「宇宙人」っていう意味のほかに、「外国人、異邦人」っていう意味もありますよね。要は「理解できない異質なモノたち」ってことだから、この世はエイリアンで溢れているのかも…?
▼いま個人的に「来てる!」ものは?
昔の女性アイドルや歌手の動画を見ること!
キャンディーズ、ピンク・レディー、perfume、PUFFY、BaBe、山口百恵、薬師丸ひろ子……
もうみんな、カワイイ。きらきらしてて、たまにちょっぴり疲れてて、それでも綺麗で大好きです。
その中でも最近いちばん「来てる!」のは、いわゆる「黄金期のモー娘。」です。まだわたしが幼稚園児だった頃のモーニング娘。が好き。
当時の番組やコンサートを見てると、メンバーひとりひとりの「わたしがこの中でいちばんカワイイんですけど〜???」というギャルいオラつき感が伝わってきます。エネルギーが爆発してる〜!そういう人間の強さに惹かれちゃう。
アイドルに限らず、私が好きな人たちには何があっても「自分がいちばん輝いてるんだぞ!」って思えるような、したたかさや自信を持っていてほしいです。
ちなみに、いまお気に入りの曲は「そうだ!We’re ALIVE」です。ひとりひとりが輝きすぎてて、まぶしい!
▼これから「来る!」と思うものは?
ぜんぶの質問で音楽の話ばかりして申し訳ないのですが、No Busesという邦バンドが「来る!」と思います。日本人のバンドなんだけど全編歌詞が英語で、ざらついたUKロックっぽい曲調に引き込まれちゃいます。
あとは、Shlohmo(シュローモ)というビートメイカーが好きです。lofiとよばれる、いわゆる歌詞のない、優しい感じのヒップホップ?みたいな感じの音楽。日本にもコンサートしに「来て!」
あとは、卒論の締め切りが来る……本当に時間がないです……頑張ります……
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システマ・アンジェリカ主催
『エイリアンが来る!』
12/6(金) 19:30
7(土) 14:00/19:00
8(日) 13:00/17:00
〈会場〉早��田大学学生会館B202
〈料金〉無料(フリーカンパ制)
〈予約〉https://ticket.corich.jp/apply/102987/100/
【作・演出】dadoi
【出演】
安芸山ゆな
石田覚士
緒方美月
かづね(劇団木霊)
君澤とおる
スイーツ王子
鈴木香緒
堤桂香
飛山弘介(劇団てあとろ50’)
西村智翔(劇団木霊)
根井
箕西祥樹(劇団木霊)
〔アンサンブルキャスト〕
梓彩
金子蓮恵
周苦楽
なおや
ふじかわりゅう
森田リャンズ。
安岡ななえ
【スタッフ】
〔舞台監督〕 小原春日
〔舞台監督補佐〕 堀井夢香 幸村希美
〔舞台美術〕 栄愛
〔照明〕 小島日和
〔音響〕 전수현
〔音響操作〕 弌葉英晃
〔音楽〕 羽衣
〔制作〕 伊勢崎綾香
〔制作補佐〕 加糖みゆき
〔運営〕 綾美
〔広報〕 餅月みか
〔広報補佐〕 富家聖良 加糖みゆき
〔宣伝美術〕 渡辺大成
〔衣装〕 松岡すみれ
〔衣装補佐〕 咲貴
〔演出助手〕 立入楓子 餅月みか
〔協力〕 劇団くるめるシアター meta-faction
〈お問い合わせ〉
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kazoo-nkt · 5 years ago
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#落語 桂雀々、はじめての全国ツアー にっぽん、まるごと笑わせまっせ!2019、子ほめ/#桂優々、「がまの油」、「植木屋娘」〜仲入り〜「一文笛」 #桂雀々 雀々さんの初めての全国ツアーということで、知ったその時に残っていた一番近いところで。演目の並びを見るとお得意が並んでいて、前半は大爆笑の滑稽噺で、とりネタは上方では珍しい(と本人がおっしゃっている)人情噺でと。雀々さんのショーケースといった塩梅で大満足の会だった。 (市川市文化会館) https://www.instagram.com/p/B0-bm7OFwze/?igshid=1kxxdg7967y5y
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