2023年12月8日(金)
この10日間は、<ストレートネック>騒動で大変だった。ようやく痛みは治まったが、今度は痛みに対応するためであろう、首や肩の筋肉がコチコチになっているのが顕在化した。ということでリハビリ開始、購入した<ネックキーパー>を使ってみる。なるほど、首を支えるのでずいぶん軽くなるが、前に倒しにくいので下が見づらい。ということで、暫くはmacでの作業を最低限にしてノンビリ過ごすことにする。いや、世間からみれば毎日ノンビリしていると言われても仕方ないのだが・・・。
5時15分起床。
日誌書く。
朝食。
洗濯。
弁当*1。
可燃ゴミ、30L*1。
ツレアイを職場まで送る。
昨晩の落語会のレポートを書いて、<まいどおおきに露の新治です>管理人に送る。
首の��態が元に戻るまで、というか、これからは作業時間を一定で区切ることを心がける。
ネックキーパーを装着し、録画番組を観る。
途中で、UFOでランチ、録画だからいつでも止められるのが便利。
軽く午睡。
セントラルスクエア花屋町店まで買い物、北海道フェアをやっているので息子たちの好きなザンギを購入する。
4人揃っての夕飯、頂き物のヱビスマイスターを味見、やはり美味しい。
録画番組視聴。
サラメシ シーズン12
(25)「長野ワイナリーの収穫▽ローカル智頭線の新人運転士」
初回放送日: 2022年11月10日
長野県上田市のワイナリー。秋は地域の人たちの力を借りてブドウの収穫で大忙し。大空の下、ブドウ畑で食べるのは、地元の野菜を使った仕出し弁当。おいしさいっぱいの昼食をお届けする。▽鳥取、岡山、兵庫を走るローカル線、智頭急行。車窓から見える風光明美。列車を走らせる新人とベテラン運転士を写真家、阿部了が訪ねる。▽作家、西村京太郎の愛したチャーシュー麺。
美の壺「豊かな輝き 金工」
初回放送日: 2023年10月25日
弥生時代に始まり2000年以上の歴史を誇る日本の「金工」。伝統の技が生み出すのは固く冷たい金属のイメージが吹き飛ぶような、多様で自由な世界! ▽1枚の金属板をたたき続け…人間国宝の雄大な器▽山形の古民家で生まれる手作りスプーン▽大迫力!高温に溶かした金属を操る富山・高岡の鋳物▽秋田発!ユニークな銀のアクセサリー▽これも金属?!たんぽぽの綿毛まで…本物そっくりの草花
風呂の順番を待つ間にダウン。
昼間から録画番組を観ていたので、少しも体を動かせていない。
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芸術と旨味と食感が爆発しているバラちらしに出会いました❗️ 友人とザギンでシースーして参りました❗️ 鮨が正しいとかいて、鮨正さん❗️夜はかなり高級店ですが、宝石のようにキラキラ輝く素晴らしいばらちらしが、ランチでいただける噂を聞き、訪れましたが、その噂は、噂以上の現実でキラキラで最高峰のバラチラシに感激いたしました❗️ 個室でもいただけますが、カウンターで熟練の職人技をじっくり拝見しながらいただくお寿司はまた、格別ですね❗️ 拘りぬく目利きの食材がずらっと並び、 日本の“美”と“趣”が溢れる空間で、新鮮な旬のネタを豊富に揃え、寿司職人が手間を惜しまず極上のネタを、刀のような包丁5種類を使い分け、調理する姿は、一日中眺めていても、飽きないでしょう❗️ 我々がいただきましたのはバラチラシセット1600円 大間の本鮪、いくら、煮ダコ、穴子、イカ、白身、貝ひも、椎茸の煮物、海苔入り卵焼き、山形の出汁などが懇切丁寧に切られて、一品ずつ味付けされた豪華バラチラシに、深く感動いたしました❗️宮城県ササニシキのご飯にも美味しい味付けがされ、ひと口一口が、違う美味しさ、スプーンで掬うごとに、次はどんな具材の組み合わせになるかのワクワクが続く、食感と味覚のワンダーランドで、あっという間に、どんぶりぺろリリーでした。 小鉢には、煮ダコや、おひたし、新生姜、お漬物がつきまして、煮物とおひたしのお出汁が素晴らしいですね〜❗️新生姜も食感が嬉しく、バラチラシの名脇役ですね❗️そして、痺れる旨さだったのがお吸い物❗️ 北海道ホタテ2個と浜名湖あおのりのお出汁溢れるつゆに、香りが抜群に美味しかったです。 接客も優しく細やかで、具材の説明や食べ方を丁寧にしてくださいますよ❗️ これで銀座で1600円は、破格ランチです。リピート必ずしたいお鮨屋さんですよ❣️ #お吸い物 #鮨正#銀座ランチ#バラちらし#ばらちらし#ばらちらし寿司 #銀座ランチ#銀座グルメ#銀座寿司#銀座鮨#荒川リリー#lilystudio (銀座 鮨正) https://www.instagram.com/p/CnVTQyKyq3i/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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韓国旅行記2日目
国際市場。近くに海があって、鮮魚の匂いがした。木に魚が干してあった。人が働いていた。海と空気が白っぽかった。
屋台もあって見ていたけれど、お皿をバケツで洗っているのを見て、腹ごしらえは別のところにしようと決めた。こういう時、日本人出る(?)あまり屋台が得意ではない。
昼飯は冷麺。店に入って座ると、店の人がメニューを持って来てくれた。すると何やら説明を始めた。店員は「→%2€3〆7:¥1:=」と言った。なんだかさっぱり分からないので「→%2€3〆7:¥1:=」とそのまま返した。すると店員は「ウン」と言った感じで頷いてくれた。すると、別のベテラン風の店員がやって来て、私に話しかけて来た店員に「この子達日本人よ」というようなことを言った(多分)。すると私に話しかけて来た店員は「あ、まじ?」といった感じだった。ベテラン店員は「これ、美味しい、これ、おすすめ」と日本語で話してくれた。お勧めされた通りに注文した。冷麺とマンドゥ。
冷麺が来た。初めに私に話しかけてくれた店員がツカツカとやって来て、写真を撮る仕草をしている。記念写真を撮ってくれるらしい。ケータイを渡して撮ってもらった。そしてケータイを返してもらい、私は目の前の冷麺をマジマジと見た。冷麺だった。すると店員が、テーブルに並べられたお酢やコチュジャンを指さしながら「辛い、平気?いれる?」「酸っぱい、平気?入れる?」と聞いて来たので、「辛い、少し、酸っぱい、平気」と答えた。すると、私の冷麺に適量のお酢とコチュジャンを入れてくれた。そしてハサミを手にし、私の冷麺を切り、上に乗った肉を切ってくれた。そして「ほら、食べろ」と言わんばかりにこちらを見ている。食べた。美味しかったので、美味しい顔をした。するとマンドゥが来た。大福くらいのサイズあった。またも店員が来た。取り皿にマンドゥを取り、スプーンで切れ目を少し入れて、タレをそこから少し入れて食べるのだと教えてくれた。というか、食べられる状態にしてスプーンを渡してくれた。食べた。今でもあのマンドゥの味が忘れられない。やたらと美味しくて、ワッシワシ食べた。シャッキシャキだった。あのマンドゥはなぜあんなに美味しかったのだろうか。この店のセルフサービスの水の入れ物が良かったので写真を載せておく。コピー用紙でできたような容器なのに、自立するし、漏らない。かなり感動した。
この店を後にしてまた国際市場を少し歩いた後、釜山タワーに登った。わたしはタワーというものが大好き。スカイツリーも1人で登った。旅行に行ってタワーと名のつくものがあれば絶対に行く。釜山タワーからは日本が見えることもあるらしい。こんなに近いんだなあと思った。そのあとはフラフラした。ロッテデパートに行ったり、本屋に行ったり、路面店を見たり。本屋でセザンヌとルノワールの入門本を買った。韓国語なのだけれど、今読もうと思ったら、勉強になるかもしれない。いつかちゃんと読んでみたい。
路面店を見てたとき、夕ご飯の時間だったのか、店内で店員がご飯を食べていた。どこの店の店員も同じものを食べていた。夕飯が運ばれているのも見た。銀のお盆にスープやらご飯やらが乗ったものを誰かが運び、食べ終わったら店員は店の外にそのお盆を出していた。韓国で商店を営む人たちの当たり前なのかな、と思った。なんだか、働くということと食べる私生活とに境目がないような感じがした。
あと、ワッフルを食べた。何を注文したか忘れたけれど、店員は注文とは違うものを作ったらしい。店員はそれに気がつくと、ワッフルを全て捨てた。「ええ!もうそれでいいのに!」と言ったけれど、店員は笑って作り直していた。日本語だったので間違いなく伝わっていない。多分違うワッフルが出て来てもわたしは注文とは違うということに気がつかなかっただろう。カリカリしたワッフルにクリームが挟まったもので、美味しかった。
夜はサムギョプサルを食べた。サムギョプサルをサムギョプソォと発音するのだと知った。店に入ると店員が遠くから「%<%1:3:¥<=34÷3」と言っていた。何を言っているのかわからなかったが「空いてるとこ好きに座れ」と言っていたので、適当に座った。特に何も言われなかったので多分あっていたのだろう。
店内は、今思えば韓国ドラマのそのままだったなと思う。そしてスーツのメンズたちは制服かと思うほど、みんなウルトラライトダウンのベストをスーツの下に着ていた。そばで飲み会をしていた人たちの男性陣は全員着ていた。本当に全員着ていた。私も着ていた。
サムギョプサルアフターは、泊まったホテルの近くにあった商業施設でアディダスのトラックジャケットを買った。安かったわけではないけど、何にしろお金が余っていた。ウォンにしたはいいが、私はほとんどお金を使っていなかった。なにしろミステリーツアーなので、私は韓国でコレをしたいアレをしたいが一切なく、あれが有名だから買おうとかいうことにもならなかった。ct70は見たいな程度だった。でも、トラックジャケットは欲しかったし、こういうことでもないと10,000円くらいするジャージを買わないだろうと思い、少し調子に乗って買った。今でも大事に着ている。そしてその帰り道は、コンビニでコーヒー牛乳とキノコの山の親戚筋を買った。それを食べて友達と半分こしたアイスを食べて、ルームサービスのモヤイ像とみかんが並んだパッケージのオレンジジュースを飲んで、荷造りをして寝た。
駅から真っ直ぐ歩いて、ケータイ屋の前を通り、あの定食屋の前を通り、商業施設の前を通り、左側にオレンジ色の建物がある曲がり角で右に曲がる。そこをまっすぐ歩いたらホテル。横断歩道を渡るときは命を捨てて。車が来ていても気にしない。一歩踏み出さないと永遠に渡れない。思い切りが必要。止まるべきは車で私たちではないのだ。今でもこの時身につけた決死スキルは役に立っている。
色々思い出していて、すごく断片的な記憶ばかりが出てくる。歩いていたらお洒落なアクセサリー屋があった気がするし、ドラッグストアにも行ったし、雑貨屋にも行った。それに他にも色々なものを見た気がする。でもそれが本当にあの韓国での出来事なのか怪しい。記憶がポロポロしか出てこないのが悲しいけれど、わたしは現地で何語を話していたのだろう。余ったお金を絞り、空港でドーナツを買った。そのときは間違いなく、店員に「 Oui」と言った。私は韓国でなぜフランス語を。いま思い出しても大変謎である。
友達がいいレートで換金できるところを探してくれていて、到着した日にそこをまず目指した。地図を見て、場所が分かってもなかなか辿り着けなかったのだが、小道の奥にある看板を見つけた。大通りを少し入ったところで、反対側の道路から私はそれを見つけた。どう見ても普通の小売店だった。栗とかを量り売りしてるような感じのところ。よく見つけたね!と称賛を浴びるような感じの場所だった。この韓国旅行で私が活躍したのはこのシーンだけだった。
ミステリーツアーの次なる目的地が九州だったので、関西空港に飛んだ。あっという間について、何も密輸してないよなと思いながら恐る恐る税関を通る。何もなかった。しかし、隣のレーンのお金持ちそうな外国の人が引き止められ、トランクを開けろと言われていた。あのトランクの中には何が入っていたのだろう。知る由もないが、何かの洗礼を受けたような気持ちになった。これぞ旅の醍醐味、映画の世界観体験。
韓国旅行記これにて終わり。2泊3日お付き合いいただき誠に感謝申し上げェ〜マスゥ〜
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Hello, With my love,
スティーブ・ロジャース、プロジェクトマネージャー、32歳。基本項目を入力して画面に現れる質問に4段階で答えていく。『自分の知識が生かせている?』イエス、『仕事にやりがいを感じる?』イエス、『職場の環境は快適?』どちらかといえばイエスかな、自販機のメニューがもっと豊富になれば嬉しいけど。『最近の懸念は?』ええと――
「――トレーニング用の鶏肉レシピに飽きつつあること……」
記述項目まで漏れなく打ち込んで送信ボタンを押す。画面に現れた「ご協力ありがとうございました」のポップな字体を確認してからスティーブはタブを閉じた。
定期的に行われる社内のストレスチェック。トレーニングジムをいくつか展開しているスティーブの会社は、オフィス側の人間だけなら両手で数えられるくらいの規模のものだ。それこそ、ストレスチェックなんて面談で済ませば事足りる程度の。それでもオフィスにはほとんど顔を出さないジムのトレーナーのケアが目的だというこの作業を、スティーブはランチ後の眠気覚ましとして使っていた。
画面そのまま現れたメールボックスを眺めながら、コーヒーを口に運ぶ。新店舗立ち上げのプロジェクトが進行中なこともあり、最近は未読メールが溜まるのも速い。それらの一つ一つを処理していけば、顧客対応をしているスタッフからの転送メールに行き当たった。
(……珍しいな)
オープンにしている会社のアドレスには一般の問い合わせに混じって営業のメールが送られてくることも少なくない。基本的にはスルーしてしまうことが多いが、彼のお眼鏡にかなったものが、ごく稀にスティーブの元に転送されてくるのだ。そして例にたがわず今回も外部からの営業メール。そのメールは礼節を守ってこう始まっていた。
『Dear Sirs and Madams, ――』
内容には、自分たちはジムの利用者用にトレーニングの管理アプリを作っている会社であるということ。パーソナルトレーナーも利用することができ、顧客管理にも役立てられることなどが綴られていた。
『もし興味を持ってくれたなら詳しい話をさせて欲しい。
your sincerely, James Barnes 』
スティーブはメールを最後まで読み終えると、文末に添えられていた会社のURLをクリックした。IT系らしく洗練されたサイトによると、ジェームズの会社は2年前に立ち上がったスタートアップらしい。アプリの紹介ページを開き、内容を精査していく。スティーブの元に届いた時点で有象無象の営業メールからは抜きん出ているのだが、それにしたって全ての業者に会うほど暇ではない。そうした審査の気持ちでページを見ていくと、スティーブの目がふと興味深い内容に行き着いた。どうやら彼の会社はもともとリハビリ用の管理アプリを病院や施設に提供していたらしい。そのノウハウを踏まえ、今度はジムの方面にも挑戦してきたというわけだ。
(……丁度良いかもしれない)
最近ではトレーニングジムにもユニバーサルデザインを取り入れ、特に身体にハンデを持つ人でも利用できるような施設が増えている。そして企画進行中の新店舗も、まさにその一つになる予定だった。
新店舗は新しいサービスを導入するのに最適なタイミングだ。なにより彼らに話を聞けば、新しい店舗へのアドバイスも出てくるかもしれない。そう考えたスティーブは丁寧に返信を打ち始めた。
『Dear James――
メールをありがとう。プロジェクトマネージャーのロジャースです。提案いただいたアプリについて――』
最後に署名を添えて送信ボタンを押した。忘れないうちに顧客対応のスタッフにも『ありがとう』の一言を送っておく。諸々を考慮してこのメールを届けてくれたのだとしたら、彼の功績を称えなければいけないだろう。ビジネスだけじゃなく、何事においてもタイミングは重要だ。
程なくしてジェームズから返信が届いた。不特定の誰かではなく『Dear Steve』に変わったメールには、目を通してくれたことや営業のチャンスをもらえたことへの感謝、会社が近い場所にあるのでスティーブの都合にあわせて訪問したい旨、そしていくつかの日程が心地よい文体で書かれていた。営業をかけているのだから丁寧になって当然だが、ジェームズのメールはスティーブにとって特に読み心地が良いものだった。早々にフランクになる相手は苦手だし、反対にかしこまられすぎても居心地が悪い。メールの文体というのはたとえビジネスであっても千差万別なもので、良い印象を持ったままでいられることは意外と少ない。特に自分のように人見知りの気がある人間にとってはどうしても敏感になる部分だった。
一通りのやり取りを終え、スティーブはすっかり冷たくなったコーヒーを口に含んだ。ふう、と一息ついて、会えるのを楽しみにしていますというジェームズからのメールを眺める。どんな人物だろう。スタートアップといえば若いイメージがあるが彼はどうか。メールの雰囲気から浮ついた感じはしないが、正直言って自分は初対面の人間と会話をすることに少し苦手意識があるから、願わくば話しやすい人であって欲しい。そう思いながら続々と返ってきているその他のメールをさばいていった。
ジェームズからのメールを受けた翌々日。またも昼下がりのオフィスで、スティーブはそのジェームズの来訪を待っていた。窓際に置かれた観葉植物には気持ち良さそうな日光が当たっている。四月のニューヨークらしくまだまだ外は寒いが、日差しだけを見れば春が近づいてきているのがわかる。スティーブは植物たちを眺めながら、来客時用のジャケットを羽織った。
丁度その時、入り口から来客を知らせる声があった。振り向くとスタッフの隣に一人の男性が立っている。
「スティーブ、お客さんよ」
その声に手を挙げて答えると、隣の男性がスティーブに気づいて微笑んだ。上品なグレーのニットに濃いブラウンのスラックス。目があった男性は、驚くほど整った顔をしていた。
スティーブはノートパソコンを抱えて男性の元へと向かう。
「はじめまして、ジェームズだ」
自己紹介とともに差し出された手を握る。遠目からではわからなかったがジェームズは長い髪を後ろでひとまとめにしていて、微笑むと口角がキュッと上がるチャーミングな男性だった。灰色がかったブルーの大きな目が優しげに細められている。
「スティーブだ。来てくれてありがとう」
「こちらこそ、時間をもらえて嬉しいよ」
そう言ったジェームズをミーティングスペースへと案内する。彼が動いたと同時に控えめなムスクの香りがした。
席に着くとジェームズは簡単な会社の紹介のあと、ipadを使ってアプリの説明を始めた。
「リリースして間もないから荒削りな部分は多いけど、むしろフィードバックには柔軟に対応できると思う。それが小さい会社の強みでもあるしな」
そう言って実際にアプリを動かしてみせてくれる。なぜか彼の左手には薄手の手袋がはめられたままだった。それに気をとられていたのがわかったのか、ジェームズは軽く左手を振って「怪我をしてるんだ、大げさですまない」という言葉とともに申し訳なさそうに笑う。
スティーブは不躾に凝視してしまったことを恥じ、それを補うかのように彼の言葉を補った。
「今、新しい店舗の計画が進んでる。うちのジムは一つ一つの規模が小さいから、今ままでは専用のシステムは入れてなかったんだ。もしそのアプリが有用だと判断できたら、このタイミングで導入できればと考えてる」
「本当に? 良かった。実はまだ導入実績が少なくて。いくつか話は進んでるけど……だから新しい店舗で要望があれば、こっちもそれに合わせてある程度改修できる」
ジェームズは朗らかに答えた。エンジニアを信頼している物言いが好ましい。スティーブは一つ笑うと、兼ねてからの相談を持ちかけた。
「……実は、こちらから一つ相談があるんだ。君の会社のサイトを見たけど、リハビリ業界でも仕事をしていたんだろう」
そう言ってスティーブは新しい店舗をユニバーサルデザインにする予定であること。自分のジムでは初めての試みだから、よければ意見を聞かせて欲しいということを伝えた。営業に対して駆け引きじみた提案ではあるが、想像に反してジェームズはわお、と破顔してくれた。
「そんな、嬉しいよ。このアプリを作ったのも元々そういうジムが増えてきて、もっと細かいデータ管理になるだろうと思ったってのもあるんだ。だからもしできることがあるなら喜んで手伝うよ」
ジェームズの反応にスティーブは安堵する。「……有難いな。詳しく説明すると、例えばマシンの導入とか配置とかを見てもらって、もし気になったと箇所があれば教えて欲しいんだ」
「ああ、もちろんいいぜ」
彼がよく笑うせいか、打ち合わせは非常に朗らかに進んだ。同僚にはよく恐そうな印象を与えると言われてしまう自分には驚くべきことだ。メールの印象も良かったが、実際に話してみるとその印象が更に強まる。ジェームズには押し付けがましかったり、斜に構えたりする部分がない。そしてこちらの要望を理解するのも速かった。
「無理のない程度で構わないんだけど、ユーザーになりうる人に話も聞いてみたくて。誰か、そういった人に心当たりはあるかな」
スティーブが尋ねると、彼はあー、と空中を見つめた。おそらくツテを考えてくれているのだろう。アプリには直接関係のない話にも関わらず真摯に対応してくれる彼に心の中で感謝する。スティーブは温かな気持ちで彼の返答を待った。
しかし、しばらく経ってもジェームズは相変わらず小さく唸ることをやめなかった。そればかりか、うっすらと眉間に皺が刻まれている。優しげだった目元が一転して凶悪ともとれる雰囲気になる。スティーブはたまらず目の前で唸る彼に声をかけた。
「ジェームズ……? あの、無理して探してもらう必要はないんだ。もしいればくらいの気持ちで」
その言葉にジェームズはパチリと目を瞬かせた。眉間の皺が消え、きょとんとしている彼は今までよりも随分と幼い。その顔を見るに、どうやら自分が不吉な表情をしていることには気づいていなかったようだ。どこか慌てた様子のスティーブに気づいたのか、彼は申し訳なさそうに眉尻を下げた。ころころと変わるジェームズの表情に、スティーブもつられて笑う。
「ああ……ごめん、少し考えすぎた。ええと、モデルケースが欲しいんだよな?」
「まあそうだね」
「身体にハンデがあるけどジムに通いたいか、あるいは通ってる人間? 年齢はどのあたりを考えてる?」
「そうだな……一旦は20代後半から40代かな。男女は気にしないよ」
そう言うとジェームズは再び小さく唸ると、ええと、と口を開いた。
「関係者を辿ればそういう人間は何人か紹介できると思う。けど――」
「……けど?」
「まあ、もう少し手頃なところにぴったりの奴がいるなと思って……。えっと、そのまあ、俺なんだけど」
え、というスティーブの言葉を待たずに、ジェームズは左手を覆っていた手袋をはずす。その下から現れたのは銀色をした滑らかな義手だった。
「俺、左腕が義手なんだ。年齢は30代。ランニングと、筋トレは家でやってる。……な、ぴったりだろ」
そう言ってジェームズは吹っ切れたように笑った。先ほどの逡巡はおそらく自分を挙げるかどうかを迷っていたのだろう。予想外の内容に、今度はスティーブが口を詰まらせる番だった。それを見越していたのか、ジェームズがすぐに言葉を続ける。
「ごめん、いきなりで驚いたよな。あんまりバレないから自分で言うことも少ないんだけど……イメージを聞く感じ誰かに話を回すより俺の方がいいんじゃないかと思って」
苦笑しながら告げるジェームズを見てスティーブはハッと我に返った。ごめんなんかじゃない。一体自分は何をしているんだ。彼が謝ることなんてないのに。
「僕こそごめん! 少し驚いたのは本当だけど、君が謝ることじゃないよ。むしろ、そうだな。君が手伝ってくれるなら……その、嫌じゃないなら……すごく嬉しいよ」
実際ジェームズの申し出はありがたいものだ。関係者をたどって、紹介してもらってとなるとお互いに負担が増えるのは確かであるし、そこまで望んでしまう申し訳なさもある。何より、本来の営業から外れているのに、ジェームズ自身が請け負うと言ってくれたことがスティーブには嬉しかった。彼はとても責任感の強い人間なんだろう。スティーブの中でジェームズに対する好感度がぐんぐんと上がっていく。彼と仕事ができたらどんなに良いだろう。
「そうか、なら良かった」
ジェームズもスティーブの言葉に安心してくれたようで、ふっと優しげに笑う。不思議な感覚だった。彼の笑顔でこちらの心まで軽くなるような気がする。横広の大きな目が雄弁に気持ちを伝えてくれているようだ。スティーブがふわつく心を持て余していると、ジェームズがちらりと時計を見てあ、と声をあげた。
「悪い、結構長く居座っちまった。ええとそしたら……」
そう言って今後の約束をいくつか交わし、驚くほどの収穫を得た打ち合わせは終了した。何より、ジェームズとの関係は今日が初めてだとは思えないほど良好だ。終盤にはだいぶフランクに話していたことに気づき、スティーブは今更ながら気恥ずかしさを覚える。
オフィスの入り口まで同行すると、最後にスティーブは今日の礼を述べた。先ほどはきちんと言えなかったことも。
「じゃあ、ジェームズ。今日は本当にありがとう。それと……君の腕のこと、不躾に見たりしてすまなかった。気を悪くさせていたら申し訳ない」
ジェームズはその言葉に少し目を見開き、柔らかく微笑んだ。
「いや……優しいんだな、スティーブは。むしろこっちが驚かせて悪かったけど……そうだな、そしたら俺も一個質問をしても?」
「もちろん、仕事のこと?」
ジェームズは少し眉をひそめて、周囲を伺うようにスティーブの耳に口を近づける。そして、声をひそめてこう告げた。
「いや――、ジムの社員になるって、その胸筋が必須なのか?」
「……え?」
ぽかん、と一瞬呆気に取られた隙にジェームズはぽんとスティーブの胸を軽く叩いた。同時にふはっと快活な笑いをこぼし、すばやく身を離す。
「ごめん、冗談。立派な体つきだからつい。さっきのこと、本当に気にしてないんだ。今日はありがとう」
そう言うと彼はさっとオフィスを後にしてしまった。からかわれたと思ったのは一瞬で、それがスティーブの気を軽くする為のものだったと気づいた頃には、ドアの向こうに彼の姿はなくなっていた。きっと、自分が申し訳なさそうな顔をしていたから。気にしすぎる性分だと見抜かれていたのだろう。彼は……彼は、きっとすごく優しい人だ。
(……うわ)
彼に触れられた胸がじんわりと熱を持っている気がする。スティーブはしばらくドアの前に佇んだまま、その熱が収まるのを待っていた。
『Hello Steve, ――
今日は時間を取ってくれてありがとう。アプリのデモ版を送るから使ってくれ。あと、新店舗の詳細はいつでも大丈夫だ。都合のいい時に連絡をくれ。
Regards, James Bucky (周りはみんなバッキーって呼ぶんだ。もしそうしてくれたら嬉しい)』
夕方に届いたメールは少しフランクになった挨拶から始まり、続いて今日の礼が綴られていた。そして彼の愛称も。こんな風に誰かとの距離が近づいていくのを嬉しいと思うのはいつぶりだろう。たとえ仕事上のつきあいだったとしても、ジェームズ――バッキーは間違いなく魅力のある人間だったし、それを嫌味に感じさせない軽快さも好ましかった。スティーブはその距離を嬉しく思いながら返信を打ち始めた。
『Hello Bucky, ――』
そうして始まったバッキーとの仕事は至極順調に進んだ。アプリの導入も本格的に決まり、スティーブもバッキーも相応に忙しい日々を送っていた。
『Hi Steve, ――
週末はゆっくり休めたか? 先週もらった内容だけど――』
『家の掃除で一日潰れたよ。クローゼットは悪夢だ。そうだね、トレーナーによると――
Thanks, Steve 』
バッキーのレスポンスは速いし無駄がない。そしてそこにさりげなく添えられる気遣いの一言は、スティーブにとって日々の潤いと言っても良かった。なんなら定型文だって構わない。多くの関係者とやり取りしている今だからこそ、彼からのメールは一際嬉しいものだった。
バッキーはそういったバランスを取るのが非常にうまい人間だった。時折チャットのようになるメールも、こちらからの質問――特にバッキーをモデルケースにしている件だ――に丁寧に答える文面も、タイミングを計り間違えることがない。向こうが自分をどう評価しているかはわからないが、スティーブにはこれが稀有なことであるという確信があった。
彼の会社が近いというのは本当で、何度かランチミーティングをした際には共同経営者だというサムを伴ってくることもあった。彼はなんと元カウンセラーで、その仕事をやめてバッキーと会社を立ち上げたらしい。すごい決心だと素直に述べると、サムは「こいつと一緒にいたらわかるよ」と苦笑していた。バッキーが気のおけない様子でサムの脇腹を小突いている。その光景に笑いを返しながらも、スティーブは胸の内に靄がかかるのを自覚していた。
バッキーは魅力的な人間だ。それはこの1ヶ月で十分にわかっている。そんな彼だからこそ、自分よりも先に出会った人間が自分と同じように彼と仕事をしたいと、夢や未来を共有したいと思ってもそれは仕方がないことだ。でも、もし自分の方が早かったら? もし彼ともっと前に出会えていたら? そう思うと、まだ距離があるバッキーと自分との間に少なからず悔しさを覚えてしまう。ましてや、自分は仕事上の関係でしかない。そこに別のものを求めてしまうのは我儘だろうか。
スティーブはコーヒーを飲みながら、次のランチはバッキーと2人であることを密かに願った。
街を行く人たちの手から上着がなくなり、代わりににアイスコーヒーが握られる。時間はあっという間に過ぎていく。工事の視察、トレーナーや業者との打ち合わせ、やることが山のようだ。オープンがいよいよ間近に迫ってきたスティーブは、追い込み時期らしく夜遅くまでオフィスに残ることが多くなっていた。早く帰りなさいよという同僚を後ろ手に送り、一人になったオフィスで堪らずにため息をつく。
「疲れたな……」
思わず口にすると一気に疲労がやってきた。ネオンの光こそ入ってこないが、金曜日の21時、街が一番賑やかな時間に、静かなオフィスでタイピングの音だけを響かせている。
(土日はゆっくり休もう……)
大きく肩を回してパソコンに向き合うと、期せずしてバッキーからのメールが届いていた。
『Steve, ――
悪いがこの前言っていたアップデートにまだ時間がかかりそうなんだ。週明けには送れると思うから、もう少しだけ待っていてくれ。
Bucky, 』
取り急ぎ、という感じで送られたそれに苦笑しながら返信する。どうやら彼もこの休前日を楽しめていないらしい。
『Hello Bucky, ――
構わないよ。むしろ最近はいつでもパソコンの前にいるから君達のペースでやってくれ。
Thanks Steve, 』
送信ボタンを押すと、ものの数分で返信を示すポップアップが表示される。
『わお、残業仲間か。まだオフィス?』
『そうだ。早くビールが飲みたいよ』
『俺もだ。飯は食った?』
『いや、まだだ』
チャットのようにお互いの苦労をねぎらっていると、ふとバッキーからの返信が止んだ。作業が進んだのかと思いスティーブも資料に目を通し始める。3ブロック先で彼も同じように眼精疲労と戦っているのかと思うと、少しだけ気分が軽くなる。こちらのオープンに合わせて作業をしてもらっているから、彼の忙しさの一旦は自分に責があるのだが。そんなことを考えていると、再びポップアップが表示された。スティーブはその内容を確認して思わず目を見開いた。
『差し入れ、要る?』
「……わお」
思いがけない提案にスティーブの胸は跳ね上がった。彼が自分を気遣ってくれている、そしてここまでやってきてくれるなんて。遅くまで頑張っている自分へのギフトかもしれない。スティーブはニヤついてしまう口元を抑えながら、極めて理性的に返信を打った。
『魅力的な言葉だ、でも君の仕事は?』
『あるにはあるけど、今はエンジニアの作業待ちなんだ。というか、俺も腹が減って死にそう』
そこまで言われてしまえば答えは「イエス」しかない。
『じゃあお願いしようかな』
『了解、嫌いなものはある?』
正直この状況で出されたらなんだって美味しいと言えるだろう。たとえ嫌いなものがあったって今日から好きになれる気がする。そう思いながら『何もないよ』と返信する。少し待っててと言うバッキーのメールを見つめて、スティーブは今度こそ楽しげに息を吐き出した。
30分後、スティーブが契約書と格闘していると、後ろからノックの音が聞こえた。振り返るとガラス張りのドアの向こうでバッキーが手を挙げている。スティーブはすぐさま立ち上がりドアのロックを解除した。バッキーを迎え入れると、いつもはまとめてある髪が下されていることに気がついた。よう、と首を傾げたのに合わせて後ろ髪がふわりと揺れる。正直にいってスティーブはそれに真剣に見惚れた。
「お疲れさま。チャイナにしたけど良かったか?」
スティーブの内心など露も知らないバッキーが手元のビニール包装を掲げる。途端に鼻腔をくすぐる料理の匂いが、一点で止まっていたスティーブの意識を現実に引き戻した。
「あ、ああ。ありがとう……ええと、そこにかけて待っててくれるか?」
呆けていた頭を動かし、バッキーに休憩スペースをしめす。ウォーターサーバーから水を注ぐ間も、うるさく鳴り続ける心臓が治まってくれる気配はない。それどころかコップを差し出したタイミングでこちらを見上げたバッキーに「皺がすごいぞ? チャイナは嫌いだったか?」などと言われてしまい、さらに動揺するはめになった。
「いや、好きだよ……ちょっと疲れがね……」
「お疲れだな、よし、食おうぜ」
これが炒飯で、これがエビチリ、とバッキーは次々に箱を開けていく。その姿を見ながらスティーブは悟られないように深く深く息を吐いた。
だって、びっくりするほど格好良かったのだ。初対面からハンサムだと思ってはいたが、ほんの少し違うだけの姿にこれほど動揺するとは思っていなかった。挨拶と同時にキュッと上がる口角も、こんなに目を惹きつけるものだったろうか。見慣れない髪型に引きずられて、バッキーが別人のように見えてしまう。スティーブは思わず手元の水を口に運ぶ。落ち着く為の行為だったはずなのに、ごくりと大きな音がしてしまい返って赤面する羽目になった。
「髪の毛……おろしてるのは初めてだ……」
耐えきれずに口に出す。バッキーは料理に向けていた目線を持ち上げるとああ、と笑った。
「夜まであれだと頭が痛くなってくるんだ。飯を食うときは結ぶよ」
そう言うやいなや手首にはめていたゴムで素早く髪をまとめてしまう。スティーブは自分の失言ぶりに思わず舌打ちをしそうになった。そのままでいいよと反射的に言葉が浮かぶが、この場でそれはあまりにもおかしい。結局、いつものバッキーに戻ったおかげでなんとか気持ちを飲み込んだスティーブは、気を取り直して目の前の料理に意識を向けることにした。
買ってきてもらったことへの礼を述べて料理に手を伸ばす。熱で温まった紙箱を掴むと忘れていた空腹が急激にスティーブを襲った。
「……思ってたより腹が空いてたみたいだ」
「はは、良かった。いっぱい買ってきたから」
紙箱を手に、真面目につぶやくスティーブが面白かったのかバッキーが目を細めて笑う。
「……チャイナ食ってるとさ、小難しいことを言わなきゃいけない気がしてくる」
しばらく黙々と料理を口に運んでいると、ふいにバッキーが呟いた。
「……マンハッタン?」
「あ、わかる? 家ならまだしも、公園なんかで食ってても思い出すんだよな」
なんなんだろうな、と苦笑するバッキーにつられて笑う。人気のないオフィスに紙箱とプラスチックのスプーンが擦れる音、そして2人の笑い声が静かに響いている。
「……映画、好きなのか?」
スティーブが尋ねるとバッキーはうーん、と曖昧に頷いた。
「俺、怪我で引きこもってた時期があってさ、その時には良く見てた」
「……その、腕の?」
「そう。結構前のことだからもう忘れてる映画も多いけど」
何でもないことのように告げると、バッキーは「スティーブは映画好き?」なんて聞いてくる。それに答えられるはずもなく、スティーブは静かに尋ねた。
「それは、事故で……?」
「え……ああ。車の事故で、当時は結構荒れたんだけど今はまあ、時間も経ったし、いい義手も買えたから。死なずに済んだだけ良かったかなって……ええと、そんな深刻な意味じゃなくてさ」
からりと笑う彼がジムのモニター以外で腕のことに触れたのは、初対面の時と今日で2度目だ。その間、彼はなんのハンデもないかのように笑っていた。バッキーはそう言うが、スティーブは眉を寄せるのを止められない。それを見て、バッキーは困ったように微笑んだ。
「まあそれこそジムにはちょっと行きにくいけどな。それ以外は、今の仕事もこのことがあったから始めたようなもんだし、サムに出会ったのもそうだ。悪いことばかりじゃないよ」
そう言われてしまえば、ステイーブはそれ以上何も言うことができなかった。きっと彼は同情や心配を厭というほど受けて、今こうして話してくれているのだから。
「……君がジムの件を引き受けてくれて、心から感謝してるよ」
精一杯の気持ちをその言葉に乗せる。それは間違いなく本当のことだったし、それ以上のことも。相手に伝えたい気持ちと、少しも傷つけたくない気持ちを混ぜ込んで、ぎりぎり許せるラインの言葉をスティーブは押し出した。たとえその中に、その時の彼の傍に居たかったなんていう傲慢な気持ちがあったとしても。
「いや、こちらこそ。会社としてもいい機会だったし……何より、下心もあった」
「――え?」
思わぬ言葉に口を開けたスティーブに、バッキーはニヤリと口元を引き上げた。こんな時でさえ、その表情がとても様になっている。
「今度できるジム、俺の家の近くなんだ。だからめい一杯俺好みのジムにして、会員になろうかなって」
「え、そうなのか?」
「そうだよ。まあ場所は途中で知ったんだけど」
たしかにバッキーにも一度工事中のジムに足を運んでもらった。実際に見てもらうに越したことはないからだ。そのときは何も言っていなかったのに。
「……だったら、名誉会員扱いにしないとな」
「え、そんなのがあるのか。プロテイン飲み放題とか?」
目を煌めかせたバッキーを見て、今度こそ2人で笑う。こうしてずっと彼の笑顔を見ていたいと、スティーブは強く思った。強くて優しい彼の笑顔を。
「あ、じゃあ僕もそっちのジムに登録し直そうかな」
「ん?」
「そうしたら君と一緒にトレーニングができるだろ」
そう言ってバッキーに笑いかける。この仕事がひと段落したら彼に会えるペースは少なくなるだろう。たとえアプリで継続的に関係が続くと言っても、今ほどじゃない。ましてや顔を突き合わせて話す機会なんてぐっと減るはずだ。そう考えたらジムの案は自分でも良い提案のように思えてくる。どう? と彼の顔を伺うと、バッキーは一瞬なんとも言えない顔つきをした後、小さくわおと呟いた。
「……あんたと一緒にトレーニングしたら、その胸筋が手に入る?」
「どうだろう、でも僕のメニューは教えてあげられるよ」
バッキーはついに耐えきれないといった様子で破顔した。眉を思いっきり下げたそれは、彼の笑顔の中でも特にスティーブの好きなものだった。
「最高だ」
その時、タイミングを見計らったかのように、机に置いていたバッキーの携帯が���った。バッキーは横目で画面を確認すると、スプーンを置いてそれを取り上げる。しばらくして画面に落とされていた目がスティーブを捉えた。
「アップロードが終わったって。URLを送るってさ」
「え、あ、そうか。良かった」
「ああ……、じゃあ、これ片付けちまわないとな」
そう言ってバッキーは手元の紙箱から炒飯をすくった。スティーブも我に返ったように残りの料理を食べ始める。いつの間にかそれらはすっかり冷めていて、でも不味いとは全く思わない。それでもこの時間が明確に終わってしまったことが残念で、ちらりとバッキーを覗き見る。しかし、目の前の彼と視線が合うことはなかった。
2人は今まで食事もそっちのけで話していたのが嘘かのように無言で料理を口に運び続けた。
『Hello Steve, ――
新店舗オープンおめでとう。最後の方はとにかく慌ただしそうだったけど、体調は崩してないか? これがひと段落したらゆっくり休めることを祈るよ。アプリの方も一旦は問題なさそうで良かった。また何かあったら教えて欲しい。
今回スティーブの会社と一緒に仕事ができて良かったよ。いろんなデータが得られたし、現場のフィードバックがもらえたのも、うちにとって大きな財産になった。もちろん、個人的に協力させてもらえたことにも感謝してる。今の会社も腕のことがあってのことで、そうやって自分が感じてきたことが本当の意味で役立てられたような気がして、すごく嬉しかったんだ。微力でしかなかったけど、何かしら良いアドバイスができていたら嬉しい。(まあそれはこれから自分で体感するんだけど)
改めて、おめでとう。今後もお互いの仕事の成功を願ってる。
Best regards, Bucky』
『Hello Bucky, ――
嬉しい言葉をありがとう。やりがいのある仕事だったよ、だけで終われたら良いんだけど、正直ヘトヘトだ。今度の土日は自堕落を許すことにするよ。
僕も君と、君の会社と仕事ができて良かった。本当に、心からそう思ってるよ。君らとの仕事は驚くほどやりやすかったし、いろんなことを助けてもらった。君の想像以上にね。新しくオープンしたジムが成功したなら、それは間違いなく君たちのおかげでもあるよ。ありがとう。
それから、君と出会えたことにも深く感謝している。君と出会うまで僕がどれだけ狭い世界に生きていたかを思い知らされたよ。この年齢になってもまだ学ぶことが多いと気付かされた。そしてそれを教えてくれたのが君で良かった。
君も、いろいろ我儘に付き合ってくれてありがとう。しっかり休んでくれ。
Regards Steve, 』
スティーブは画面の文章を何度も読み返し、おかしな所がないかを入念にチェックした。新店舗のオープン日に届いていたメールは、現場で奔走していたスティーブの目に一日遅れで入ってくることになった。メールを読んだときは思わずデスクに突っ伏してしまったし、そのせいで同僚から白い目で見られた。しかしスティーブにそんなことを気にしている暇はなかった。はちきれそうな嬉しさと、すぐに返事ができなかった申し訳なさでどうにかなりそうだったのだ。そして大至急返事を認め、長くなりすぎたそれを添削しては寝かせてまた添削するという作業を繰り返していた。
ビジネスで仲良くなった相手に送る文章としてはおそらくこれが正解だ。そして自分の気持ちも正直に告げている。バッキーに出会えたことでスティーブが得たものは、言葉にできないほど大きかった。3度目の確認を終えて、スティーブはゆっくりと送信ボタンを押した。
ふう、と吐き出したそれには、しかし多少の迷いが込められていた。
(……本当にこれだけで良いのか?)
この文章で、きっと今後も彼とは良い関係を築いていけるだろう。ジムの約束もしたし、彼との仕事上の付き合いは多少頻度が減ったとしても続いていく。それでも、スティーブが一番伝えたいことは、今のメールには含まれていない。まだ名前をつけていないステイーブの気持ち。それを伝えるのに、今を逃したら次はいつになるのだろう。――いや、きっと次なんてない。
スティーブはもう一度返信画面を開き、素早く文章を打ち込んでいった。心臓がバクバクとうるさい。気をそらすな、不安に負けるな。全てはタイミングだ。そしてそれは、今だ。
『追伸 もし良ければ、君の連絡先を教えてもらえないだろうか。できれば、私用の』
送信ボタンを押して深く深く息を吐く。そしてスティーブはすぐさまメールを閉じようとした。
その瞬間、デスク上に置いておいた携帯がいきなり震えだす。
「わっ」
気が抜けていたせいで変な声が出てしまった。画面の表示を見ると知らない番号から着信がきている。スティーブは動揺を押し隠しながら画面をスワイプした。
そうして聞こえてきた呆れ声に、すぐにその顔は笑顔になる。
『――さすがに奥手すぎだろ、スティーブ』
きっと近いうちに、彼らの挨拶はもう1段階進んだものになるだろう。
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前編
ボルネオ島 Pontianak入り
インドネシアの事を調べていたタイミングである動画と出会った。
民族衣装を身にまとって地面を踏みながらリズムを刻んでいる。円を描きながら六人の女性がsape(2弦のガットギターみたいな楽器)に合わせて歌を歌っている。当時知っていたボキャブラリーの中で言わせてもらうと“ブルガリアンボイス”みたいな発声と2度でぶつかるハーモニーがとてもカッコよく聞こえた。衝撃的だった。
すぐにFacebook上の「共通の友達」のところからインドネシア、西カリマンタンに詳しそうな友達を探して、ダメ元で手当たり次第メッセージを送りまくった。数日後にメッセージが返ってきたのがYadiだった。YadiはPontianakに住むミュージシャンで伝統楽器を使って色々な作品を作っている音楽家だった。Yadiに動画を見せて「こういう歌を聞きたいんだけどどこに行けばいいのか」と質問すると動画の中で歌ってる女性は自分の先生だということを教えてくれた。Tanjung Karangという村の中でしか歌われてない、いわゆる儀式で歌う歌だった。思いをYadiに伝えたところ、Yadiがアテンドしてくれて村の村長に交渉してくれるという運びになった。なんてナイスガイなんだ!すぐに航空チケットを予約して、翌日彼の住んでいるPontianakという街で集合することになった。
羽田からJakarta経由でPontianakに向かう。スケジュールの都合上、初インドネシアなのにJakartaに滞在せずに直でPontianakに向かう事になってしまったが、Jakartaに足を踏み入れた瞬間、日本の真夏日とも違う、アマゾンの湿気とも違う、独特な粘っこく纏わりつく湿った空気が身体を包んだ。1月の寒い時期だったので日本からはヒートテックを着て行っていたのですぐに汗だくになった。
アジア便独特の安定の3時間ディレイで国内線を乗り継いでPontianakに着いた。
3時間も遅れたにも関わらず笑顔でYadiは地元のギタリストのJulioと一緒に迎えに来てくれていた。
夜も遅かったので軽く食堂でMie tiawという焼きそばを食べてその日は就寝。
翌日は国内線を乗り継いでPontianakからボルネオ島の西カリマンタンにあるPutissibauまで向かう。
Tanjung Karang入り
朝6時に出発して朝イチの空港へ向かう。
今度は地元の銀行で働いている友人が車を使って送ってくれた。
車では地元のヒットソングが流れていた。
Pontianakから約2時間、プロペラ機だったので割と激しく揺れたが無事にPutussibauに着陸した。着いてからすぐに入国ゲートがあるような小さな空港で手続きを済ませ無事にPutussibauの街に入り込めた。
※PontianakからPutussibauの国内線のスチュワーデスに「“Steve Aoki”さんに似てますね!」と言われた事はこれからネタにしていこう。
PutussibauからTanjung Karangに向かうにはバイクで行くらしく、まずバイクをレンタルさせてくれる人を探すところから始まった。空港の前に停まっていたタクシーの運転手らしき人にYadiが聞いてくれている。少しするとレンタルさせてくれる人が見つかったらしくそこまで連れて行ってくれることになった。意外とYadiも行き当たりばったりなんだな!と思いつつもYadiについて行くしか方法はないので現地の生活リズムについて行った。
無事にバイクもレンタル(自分たちの私物を貸すスタイル)できて、近くの八百屋らしきところで先生へのお土産を買いに行く。スイカやらtelapという“ライチ”みたいな木の実をお土産に買っていくことにした。Putussibauから1時間くらいバイクを走らせると徐々に建物が減っていき森の中に入っていった。さらに1時間くらいバイクを走らせると、家の表札くらいの小さい看板で「Tanjung Karang」はコチラ的な標識が出てきた。いくつもの川を渡り、いくつもの橋を渡り、ようやく村の集落にたどり着いた。
<telap ライチみたいな味>
<突如現れた村の看板>
着いたのは12時前だった気がする。
先生が住んでいる家は床上式住居的な作りになっていて梯子を登って家の中に入っていくスタイルだった。大きい絨毯が敷いてある客間的なところに通された。
Yadiと先生が久々の再会を果たし、近況報告的な話で盛り上がっている。部屋の壁にはイエス・キリストの絵画と何枚もの家族の写真が飾られていた。若かりし頃の先生の写真も飾ってあった。お土産に持って行った果物を一緒に食べていると小さい小学校低学年くらいの子供たちが帰ってきた。先生と先生の息子家族がここには住んでいるのだと理解できた。途中、お水も出されたが少し濁っていてさすがに少し抵抗があったので飲むふりをして口に含む程度にやり過ごしていた。
日本から来たことを紹介してくれて初めての挨拶は終わった。何もやることがないのでボーッとしているとYadiが昼寝をしだした。しばらくすると外で子供たちの遊んでる声が聞こえてきた。
明らかによそ者感は否めなかったし、先生も「誰だこいつ!何しに来たんだ!」的なオーラを発していたし、子供たちも少し距離を置いていたのでここは少し怪しい人じゃないよと思わせるために、音楽を録音しに来ただけじゃないよと思わせるために、子供たちと距離を縮めるところから始めてみた。
家の前には車が1台通れるくらいの道が舗装されていて、そこが子供たちの遊び場になっていた。ボロボロのテニスボールみたいな玉をみんなで5人くらいで円を作ってキャッチボールするシンプルな遊びだ。キャッキャ言いながら日が暮れそうになるくらいまで遊んだ。子供はどこの国でも無邪気で笑顔がとても可愛い。自分も気がつくと夢中になっていた。Yadiは昼寝から覚めていた。
ちょうど5時くらいになると35度くらいあった気温が下がってきて少し涼しくなってくる。村人たちは毎日その時間帯になるとMedalaam川へ体を洗いに行くのだ。川は舗装された道を挟んだ目の前に流れている。村の売店で買った石鹸とシャンプーを持ってYadiと川まで歩いた。川で体を洗うなんて初めての体験だし、そこまで綺麗な水ではなく、ちゃんと濁っているし最初は抵抗があったが、実際入ってみると灼熱の暑さと粘っこい湿気を振り払うには必然な冷たさと爽快感があった。これはやみつきになりそうなくらい気持ち良い体験だった。川の中は枝が多く裸足で入るのは少し危ないし、川の真ん中まで行くと1発で流れにのまれてしまう。だけど、川に飛び込んだ瞬間、躊躇してた感情も一気に遠くに流れていった。
<ホームステイさせてもらった家>
<毎日2回入ったお風呂>
<入浴中>
Tanjung Karangの夜
川から帰ると夕ご飯が用意されていた。
白飯を炊いたものを軸に野菜の炒めたものや魚を煮込んだものと一緒に食べるスタイルだ。毎食5品くらい出されるので飽きることはなかった。みなさんは手で食べていたので、スプーンを渡されたがもちろん手で一緒に食べた。味は濃すぎず、ちょうど良い自分好みの味付けだった。そこにスパイスとして唐辛子をかじって辛さを調節していく。台所的なところを見ると街で買ってきたお塩、スパイス、鶏ガラやコンソメなどを使って味付けしているようだった。
<インゲンとおからの和え物>
<コゴミみたいな食感>
<ナスの煮びたし>
<川魚のトマトスープ煮>
<村の唐辛子ソース>
中でも印象的だったのがドリアンを発酵させて、揚げた魚と混ぜたtenpoyakと言う食べ物だった。この村の伝統的な料理らしい。ドリアンの甘みと魚の香ばしさが絶妙にミックスされていてこれまたご飯が進んだ。こちらのドリアンはものすごく甘くて美味しい。いわゆる食べる時に漂うおなら的な臭いも少なく、果実が豊満でクリーミーでクセになる味わいだった。日本で食べるものとは格段に違った。実がなってる木からちゃんと落ちてから収穫するのでしっかりと熟しているそうだ。村のそこら中で実が落ちてるから食べ放題にもほどがあった。
<tenpoyak ドリアンを発酵させたもの>
<ドリアン>
万国共通で白飯をもっとたくさん食べなさい!kumaan beso’(コマーン ベソ)とよそられるのでしっかりたいらげてきた。サイヤ クーニャン(お腹いっぱい)!
食後には地元の人たちがよく飲むkopi(コーヒー)が運ばれてきた。
思っていた色と違い、赤茶色の液体が運ばれてきた。
一口、口に含んでみるとほっぺたがしわくちゃになるくらい甘いではないか。
こちらの村人は「kopiko」と言われるコーヒー専用の砂糖を煮出したコーヒー1リットルくらいにスプーン大盛り4杯くらい入れていた。地元の人たちはこのkopiを来客の時、おやつの時、食事の後、食事の前、1日に何杯くらい飲んでるのだろうか。っていうくらいご馳走になった。
kopiを飲みながら談笑してると、突然先生のKuu ‘Anaが歌ってくれることになったので不意をつかれたが急いで録音の準備に取り掛かった。息子のjugaahがsapeを弾き、それに合わせて即興で歌を歌うスタイルだった。
「Talimaa’」というこの村に来てくれてありがとう的な感謝の気持ちを歌っているそうだ。
先生のスモーキーかつ芯のある歌声が虫たちの歌声と相まってとても心地よかった。sapeは2弦の楽器で低い弦をルートにしつつ高い弦の方でメロディーを弾くのが主な演奏スタイルだ。またsapeに描かれている模様は「カマン」と言って特別な力が宿ると言われている。
聞き終わった後は暑さなんて吹っ飛んでいてとても清々しい気持ちでいっぱいだった。外へ出て空���見上げると空一面に星が広がっていて、日本では絶対見ることができないオリオン座の内側の星たちもくっきりと見えていた。
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2月の末、冬も終わりかけたこの季節に、消え入る蝋燭の最期の煌めきのような寒さがここ数日続いている。そして、今日は昼を過ぎた頃に強くなり始めた雨の音で目を覚ました。薄暗い部屋を覆う厚い布地のカーテン越しにもはっきりと聞こえる雨の音が覚めかけた意識を再び混濁とした暗闇のうちに沈めようとしたが、喉の渇きがそれを阻止した。重たい上半身を起こしてベッドの上に座ると、目の前のテーブルの上に置かれたグラスを目で探した。
黒い下地に白い薔薇が刺繍された布に覆われた長方形のテーブル、その上辺には枯れかけた花をいけた花瓶が3つ、大きな白い貝殻、鋭い角を持った山羊の横顔が描かれた今は亡き国家の紙幣の上に二つの銀細工の指輪に嵌められた緋色とサファイアのビー玉、錆びた銀色のハーモニカ、濃いピンク色をした霧吹きなどが置かれていた。テーブルの真ん中には空になったウィスキーの小瓶が二つとまだなみなみ入っているウィスキーの小瓶が一つ、空になったチリ産赤ワインの瓶が一つ、飲み残した氷結とビールの缶が一つずつ、ターボライター、金色の小型懐中電灯など置かれ、その隙間に時折硝子のグラスを見つけることが出来る。硝子のグラスは全部で三つあって、二つは空で一つは黒い液体が注がれてあった。黒い液体の入ったグラスを手に取ると、そのままそれを口にして、喉の渇きを舌先で潤した。冷たいコーヒーの苦味のあとにほんのりとウィスキーの香りが鼻先に抜けていった。これは最近、考え付いたカクテルで、まずはグラスにアイスコーヒーを8分目まで注いで、それからグラスの縁から零れない程度にウィスキーを注ぎ込み、スプーンを使ってそれを混ぜる。コーヒーの艶のない黒色にウィスキーの煌めく琥珀色を注入すれば、黒い艶を放つ、この美しいカクテルは完成する。これを飲めばカフェインによる意識の覚醒とアルコールによる沈静という相反する矛盾が一瞬の間に完成する。それは酔っているという状態でもなければ覚醒しているという状態でもなく、かといってこれを飲む前の平常の状態では更にない。明晰な意識を持ちつつも幻想的な夢のなかへ、この感覚を喩えるならばそんな言葉になるだろう。
一杯、二杯と喉元に黒いカクテルを流し込みながら、タバコの煙を吸っては鼻と口から吐き出している。降り続く雨音の休符を縫うように昨夜の記憶が断続的に現れては消え、倦怠を伴った影となって目の前に重たく横たわる今日の姿を浮かび上がらせた。それは巨大な体躯を横たえた豚の死体で、腐りかけ始めた身体からは胸をむかつかせる腐臭を放っているのだった。こいつをどうやって調理し、食べるのか、それもなるべくなら美味しく。一日の命題はそこで始まりそこで終わっていた。しかし調理方法がわからず途方に暮れているというのが現実で、とりあえずアルコールと白い煙で死んだ豚が放つ悪臭を消してごまかしているというのも現実だった。外に出ようか、家に居て本を読もうか、それとも絵を描こうか、いや友達と飲みに行こうか、豚を調理する方法を考えながら一日の大半は過ぎていき、食べきることの出来ない腐った豚に怯えながら眠りに落ちる、すると翌日更に巨大で更に強烈な腐臭を放つ豚の死体が目の前に置かれているのだった。しかし一日を一週間、或いはもっと長い年月で俯瞰してみれば事実は逆で、巨大で豊満な豚の肉体に潰された自分の腐乱死体の山が一枚の絵として浮かんでくるのだった。
部屋の空気が紫煙に満たされ始めたので、厚いカーテンの布地を捲り、窓を開けて外の空気を部屋に入れる。白雨に包まれた街の姿が茫漠と浮かび、網戸の網には張り付いた雨が光の粒となって輝いている。雨の音に混じって鳥の鳴く声が聞こえてきて、「今日は、昼間公園に集まり野を歩いて餌を探す鳩たちも休日だな」と思い、それから駅舎の天井の隅で寒さに震えて身を寄せ合う鳩たちのことを考えた。薄暗く冷たい天井の片隅で鳩たちはただひたすら雨が上がり今日一日が終わり太陽が戻ってくるのを待っている。
テーブルの左隅には文庫本が五冊積まれていた。下から、生田耕作「ダンディズム 栄光��悲惨」内田百間「ノラや」内田百間「第一阿呆列車」ボードレール「悪の華」ヘミングウェイ「移動祝祭日」。ヘミングウェイの「移動祝祭日」を手に取って読んだ。1920年代のパリでヘミングウェイはサン・ミッシェル通りのカフェに座って、カフェオレやラム酒を飲みながら、小説を書いている。キューバの年老いたヘミングウェイが小説家として売れる前の青春時代のパリを思い出を綴るように綴ったヘミングウェイの遺作。削ぎ落とせるだけの無駄つまりは感傷をを削ぎ落とした白く逞しい骨格のようなヘミングウェイの文体という勝手な妄想と1920年代のパリという芸術を愛する者ならば誰もが羨望の眼差しを送る時代と場所の幸福な結合点が舞台とあって近所の古本屋で手に入れた本。章ごとに表題があって最初の「サン・ミシェル広場の気持ちのいいカフェ」という章だけを読んだ。「それから、天気が悪くなった。」で始まる出だしは確かに簡潔明瞭で無駄がない。それから天気が悪くなったのだろう。まず、怠惰な芸術家の出来損ないや何をしているのかわからない不潔な身なりをした酔っ払いたちが真昼間から日が沈むまで飲んで騒いでいる不潔で退廃的で賑やかなカフェを描き、それと対比して清潔で静かなサン・ミシェル通りのカフェを描写する。ヘミングウェイは清潔で気持ちのいいサン・ミシェル通りのカフェで、時折目の前に座った黒髪の美女に気を取られたりしながらも、せっせと執筆に励む。一仕事終えてラム酒の酔いも手伝って気持ちよくなりながら、妻と一緒に暮らすホテルへと帰る。訳注は読み飛ばして一気に約20ページの一章を読み終える。途中に出てきた蹲踞式便器という言葉に躓き、頭の中で想像してそれが和式便器のことだと理解し、少し笑った。
ヘミングウェイの小編を読み終えて、その20ページは全部で何文字あるか計算してみたら約14700文字で、400字詰め原稿用紙に換算すれば約36枚。文章を書いてみればわかるが、これだけ書くのはなかなか大変な作業で、それが冗漫な文章でなく簡潔明瞭な文章であったら尚更の如くである。その事実に触発されて、こうして文章を書き始めたのだが、今のところ約3000文字、原稿用紙に換算すればまだ7枚弱である。ヘミングウェイには程遠い。
ヘミングウェイに限ったことではないと思うが、ヘミングウェイの小説を読んでいて、段落というものの効用や意味というものについて考えた。段落は、最初の退廃的で不潔なカフェから道に、道からサン・ミシェル通りのカフェに、場所や視点が移り変わったときに設けられる区切りのようなもの。段落から段落への移り変わりはそれだけで小さな旅ともいえる。
テーブルの上に置かれた三つの花瓶の水を替える。三つの花瓶を持って階段を降り、水を替えて、また階段を登るという作業はなかなかに面倒くさい。それでも毎日水を替えている、にも関わらず花瓶にささった花の多くは黒ずみ枯れてきてしまった。全身を蝕まれ、病室で弱っていく患者を毎日世話する看護師のような憂鬱に襲われる。そこに進行する黒い死を間近に毎日見なくてはならない。
しかし、今日は家に人の気配がない。いつもなら誰かはいるはずなのだが誰もいない。猫は毛布にくるまって寝ている。その横で昨夜食べなかった夕飯を食べている。白い大きな皿にはソースで味付けされた肉のカルビとレタスや黄色いパプリカを細かく刻んだサラダが載っている。レンジで温めると器によそったご飯と一緒に食べている。白い湯気を漂わせ、甘いソースと肉汁に包まれた豚の肉は旨く、ご飯を食べる速度も早くなる。サラダには黄色いからしをつけて食べる。お酒は控え、烏龍茶を飲む。物を食べている気配がしているのにも関わらず、猫が毛布から出てくる気配はなかった。起きているならば、皿の置かれたテーブルの近くに顔を寄せて「くんくん」と匂いを嗅ぐのだが、きっと熟睡しているのだろう。
食いしん坊な猫だが、料理の匂いを嗅ぐ以上のことは決してしない猫だった。内田百間の「ノラや」のノラも同じだったので、これは猫全般の特質なのかもしれない。餌を食べる場所、トイレをする場所、眠る場所、爪を研ぐ場所がいつも同じなのもノラと一緒だった。自分の決めた、或いは慣れ親しんだ方法は決して曲げない、ある種のストイックさが猫たちにはあるのかもしれない。百間先生自身も決して走らないという信念から、走れば間に合う汽車に乗り遅れ、約二時間も駅舎で汽車を待ったという逸話を「第一阿呆列車」のなかで披露している。
猫のストイシズムも百間先生のダンディズムも、時間的資源的効率を第一に掲げそれに基づいて暮らす現代人の目には甚だ効率の悪いある意味意固地なある意味怠惰なものとして映るのかもしれない。同じ仕事を完成するということにしても、1時間でそれをやってのけるという人の方が1日かかってそれをやる人よりも尊ばれるというのは現代における自明の理である。時間的効率を上げるということは無駄を減らすということであり、無駄のなかには物事に対するこだわりも這入るのである。こだわり、という言葉を云うとき、それは極めて個人的な感覚を指すだろう。客観的なこだわり、などという感覚は想像することも出来ない。共通のこだわり、ということなら少しわかるかもしれない。だが、それも個人的なこだわりの感覚がたまたま共有出来ているに過ぎない。こだわりの集団も、それに属さずそれを解さない人々にとっては滑稽な姿でしかない。こだわりと滑稽、ストイシズムと滑稽、ダンディズムと滑稽は切り離すことが出来ない。
ダンィズムの祖イギリスのブランメルは徹底した美意識を持ち、ネクタイの結び方について何通りも考案したと云うが、それもブランメル流の美意識を持たない人々にとっては滑稽な姿として映るだろう。ネクタイが美しく結べても何の役に立つこともなければ、そんなことを考えていること自体時間を無駄にしているように見える。しかし、そんなに早く急いで君はどこに辿り着くのか?答えは明白、墓場だ。人間ならば生物ならば死を避けることなど出来るはずもない。速く生きるということは喩えるなら新幹線に乗って墓場に直行するようなもので、それは確かに効率的かもしれない。しかし歩いて行けば見える風景や感じられる感情も新幹線に乗ってしまっては見たり感じたりすることは出来ない。それは目的や結果だけで、プロセスのない人生と云える。要するに中身のない人生。
谷崎潤一郎の短編小説「刺青」の冒頭は「其れはまだ人々が愚かと云う貴い徳を持って居て…」という一文で始まる。愚かとは損得及び利害を越えて人を支配し魅了する状態だと云える。わかっているけど、やめられない、そんな状態とも云える。このわかっているけどにおけるわかっているとは、それをすれば損をする、時間的資源的効率を甚だ害する、という意味に他ならない。愚かであることは滑稽であるし、滑稽なことは愚かでもある。ともに効率を重視する現代社会では避けなくてはならないこととされている。谷崎があの一文を書いたということは谷崎が生きていた時代には既に現代の効率功利主義が社会に根付いていたことを想像させる。
生活は確かに便利になった。百年前、二百年前の生活を考えれば想像を絶する進歩である。しかし、それは愚かさや滑稽さ、つまりはこだわりと美意識を犠牲にして獲得した進歩である。獲得した進歩が最後にもたらしたもの、それは中身のない人生であり、空虚さ、虚無である。そして進歩した人々は埋まらない空虚さを埋めようとして、美意識やこだわりをもった芸術家や職人が作った作品、或いは愚かな人間が話す滑稽な物語を、金で買うのである。それは自ら殺してしまった自分の人生を赤の他人に演じてもらうという、ただの偽装に過ぎない。ブランメルの美意識はあくまでブランメルの美意識に過ぎないし、百閒先生の滑稽さはあくまで百間先生の滑稽さに過ぎない。
もっと言ってしまえば、進歩主義の行く末は昆虫類いやウィルス類の生と云える。効率の良い生という意味ではウィルスや病原菌ほど効率の良い生はない。単細胞生物から始まった人類の生が再び単細胞生物へと還っていくのである。ジョルジュ・バタイユは人間の美しさの定義について「動物からどれだけかけ離れた存在か」ということが一つの基準になると云った。その定義から云えば、効率功利的な人間は単細胞的生物に近く、これほど醜い種は存在しない。しかし、これらの醜い種は数限りなく繁栄している、ウィルス類や病原菌類が繁栄しているように。効率功利を重視する進歩主義者たちが、愚かで滑稽でこだわりをもった美しい種族に、生存競争をして勝つことは当たり前かもしれない。だからこそ、「滅びゆくものこそ美しい」のだ。
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【黒バス】TEN DANCER has NOTHING -1-
2014/10/13Pixiv投稿作再録
「私たち俳優は残酷な職業である。その仕事に一生を捧げた以上、残酷さもいよいよ鋭いものになる。
残酷さと生きること、それはまったく一つのものだ」
ジャン=ルイ・バロー
この熱を知らないで、どうやって生きていけるのだろう
***
観客のざわめきが、ブザーの音と共に引潮のように静まり返っていく。隣に座る家族や恋人と、小声で会話をしていただけの観客は、そこでようやくこの無数のざわめきがどれほど大きな存在だったのかに気がつくのだ。そうして、目の前にある舞台の発する、深い沈黙に身を任せる。静まり返った沈黙の底では、ホールの中をゆっくりと渦巻く、空気の音まで聞こえるようだ。
無意識の緊張は時間を引き伸ばす。たった数秒の間に、観客は形の無い期待を、人一人が抱え込むには大きすぎるほどに膨らませる。人の欲に際限が無いように、形の無い期待に上限は無い。その浅ましさを喜んでこそ一流のスターだと、かつて一世を風靡した役者は語った。
姿の無い期待を形にしろ。色も形も具体的なヴィジョンもない子供のように我侭な夢を、目の前で全て見せるのだ。
落とされた照明が作る暗闇の中で、オーケストラの指揮者が静かに腕を振り上げる。指揮者の燕尾服は、必ず暗闇の色をしている。ミッドナイトブルーと呼ばれるそれは、夜の礼服の中で最も格調高い。銀の指揮棒が、どこにも無い筈の光を反射して、一瞬ちかり、と光る。
そうして全てを断ち切るようにその光が振り下ろされる瞬間。臙脂色の緞帳が重く空気を震わせながら巻き上がり、ありったけの照明が舞台を照らす、その、瞬間。
その瞬間に瞳を閉じる。
世界が変わる瞬間に、ふっと取り残される感覚。緑間真太郎が舞台に立つ度に必ず行う、彼だけが知る、彼だけのジンクス。
瞳を開けた時には、世界はもう変わっている。色とりどりの眩しい光。大掛かりな舞台装置から飛び降りる人。鮮やかなドレス。一糸乱れぬ、コーラスライン。
*
「……ミュージカル?」
「ストレートプレイだけではいずれ限界が来ます。映像に行くというなら話は別ですけれど」
「断固断る。フィルムなんてものに���を吸われるのは御免だ」
「緑間くんはいつもそう言いますね」
稽古場に着いた緑間に、支配人が渡したのはシンプルな楽譜サイズの手紙だった。並んだ文字はインクリボンの滲みもなく、文末にはサインと見慣れたホットスタンプ。見間違うこともない、正式な、次の舞台の契約書。記してある演目名に馴染みはなく、この劇場の新作であることは間違いがなかった。
緑間は劇場と契約を結ぶ訳でもなく、更に言えばどの劇団にも流派にも所属をしない、完璧に独立した珍しいタイプの役者である。何処にも所属しないということは、いつ仕事が無くなってもおかしくないということだ。自由の代償は責任ではなく飢え死にである。自由に好きなことを出来るのは、選ばれたひと握りの人間だけだ。緑間も、そんな人間の一人であった。
それでも長年この仕事を続けていれば、馴染みの劇場も、監督も出来てくる。自由であることは、人間関係からの開放を意味はしない。ここの支配人もその一人で、緑間が名前の売れる前、初めて名前の付いた役を与えられたのはここの舞台だった。パンフレットに自分の名前が書かれたのも、ここが初めてである。となれば自然、縁起を担ぐ緑間にとっては重要な場所になる。名優として引く手あまたとなった今でも、この劇場での誘いを断ることはあまりなかった。
「黒子、俺は舞台を極める前に他の地へ行くつもりはないのだよ」
「だとすると、やはりミュージカルを捨てる訳にはいきません。君の信念を否定するつもりはありませんが、時代は間違いなくショービジネスに流れています」
「判っているし、悪いことでもない」
「緑間くんは運動神経も良いし音楽素養もある。ある程度ならすぐに」
「ある程度?」
緑間は、この支配人からの誘いを断ることは、あまりない。あまりない、という言葉は、すなわち『それなりにある』という言葉の裏返しだ。そのことを、この劇場の支配人、黒子テツヤはよく知っていた。よく知っていたから、自分が言葉を間違えたことに気がついた。無表情の下で、誰にも判らない諦めを彼は浮かべる。これは駄目だ、引き受けはしないだろう。頭の中で、この役を引き受けてくれるであろう他の人物を探し始める。何事も見切りと諦めが肝心だということを彼はよく知っていた。
「ある程度、で妥協するつもりはない」
断るのだよ、と突き返された新しい舞台への招待状を、黒子は動揺することなく受け取った。そもそもが駄目元というのもおかしな話だが、適任は他にもいる。黒子がいの一番に緑間に声をかけたのは、実力は勿論だが、頑なにストレートプレイ以外を演じようとしない緑間を、他の舞台へと誘うためだったのだから。
時代は流れている。確実に、着実に、恐ろしい程のスピードで。
映像演劇が世界に広まってから、舞台へと足を運ぶ人間は目に見えて減った。更に言えば最近の世間のお気に入りは、歌と踊りが咲き乱れる華やかなミュージカルだ。派手であればあるほど、華美であればあるほど好まれる。
悪いことではない、と緑間は言った。その通りだと黒子も思う。悪いことではない、むしろ喜ばしいほどだ。華やかな舞台は必要となる人員も多く、ただでさえ狭い役者の枠を少しでも広げてくれる。キャッチーさはそのまま知名度へと繋がり、次の舞台へも繋がりやすい。
それを理解しながらも、頑なにそれを拒絶する緑間を黒子は歯がゆく思う。黒子の元へ届く脚本も、殆どはもうミュージカルだ。このまま、時代の流れと共に消えるには、緑間真太郎という才能はとても惜しいものだった。それは、黒子には、どうしても許せないことだったのだ。
一週間後に黒子が持ってきたのは新作には違いないもののストレートプレイの脚本で、緑間はそれを承諾した。夢を追い求める老若男女の群像劇。黒子がわざとその脚本を緑間に寄越したことは間違いがなかった。何せ、最来月から上演予定のハムレットは緑間の好む古典舞台で、緑間にその声はかからなかったのだから。そうして渡された脚本の中、役の中にダンサーがあることに緑間は気がついたが、それは断る理由にはならなかった。
*
顔合わせの日に集まったメンバーの殆どは緑間の知る人物だった。ストレートに特化した人間は少ないが、そうでなければ緑間とバランスが取れない。必然、メンバーは限られてくる。香盤表を眺めた時、知らない名前はひとつしか無く、見知らぬ顔も一人きりとなれば、それが今回の『ダンサー』であることは容易に推測できた。
「……緑間真太郎だ。よろしく」
自ら挨拶に行くのは緑間のやり方だった。自分の無愛想を理解しているからこそ、始めの挨拶を自ら行うだけでその後がずっとスムーズになることを彼は知っていた。端役だろうが主役だろうが、年次が上だろうが下だろうが、必ず緑間は自分から挨拶に行く。その反応を見れば、それなりに相手の人となりも判るから、というのも理由の一つだった。
大抵の人間は、笑顔で挨拶を返すか、緊張した面持ちで背筋を伸ばす。稀に、あからさまな敵意をぶつけてくる相手もいるが、腐っても役者だ、取り繕うのはうまい。緑間の想定はせいぜいその程度だった。
「……すげえ、10点」
だから、自分の顔を見られた瞬間に、ぽかんと呆けられるというのは、彼にとって全くの、想像の範疇外だったのだ。
緑間が差し出した手は握り返されることなく行き場を失っている。緑間自身ですら手を差し出したことを忘れて固まった。奇妙な空白が二人を取り巻いて、先に我に返ったのは相手の男だった。差し出されっぱなしの手に気がついたのか、慌てて握り返した手は握手にしては力が強すぎた。節くれだっている指は肉刺でぼこぼこと掠れた感触がする。体温が高い男だ、と緑間は思った。それもまた、後から思えは酷く間の抜けた感想だった。しかし確かに緑間は動揺していたのだ。目の前の男の、鋭い目つきの奥に揺らめく執念じみた炎に。
「なあ、なあ、緑間サン、緑間サン、今日この後予定とかあったりすんのかな」
「……なんだと?」
「あー、ああ、この仕事引き受けて良かった。マジで。俺無神論じゃだけどこれは本当に、神様に感謝って感じだ」
「何の話をしている」
「感動してんだよ。色んな奴と仕事してきたけど、はじめて見た。10点」
「だから、その点数は何の話だ」
「顔の話」
体温の高い男だ、と緑間は思った。何せ握られた左手が燃えるように熱い。いいや、それほどまでに強い力で握られているということなのだろう。緑間の顔を見た瞬間から、その瞳はグサリと音を立てて突き刺さりそうな程に鋭く、離れない。初対面からして、失礼な男だった。人の挨拶を無視して顔を凝視し、あまつさえ点数さえ付ける。誰に聞いても失礼な男だと答えるだろう。ただ何故かこの時の緑間はその考えに至らなかった。ただ、熱い、とそれだけを思った。
「俺は高尾和成、お会い出来て本当に嬉しいぜ」
*
一種異様な出会い方となった二人だったが、その直後に入ってきた監督によってその空気は壊された。失礼な態度を取られたとようやく気がついた緑間も、今更怒りを露わにするには遅すぎた。そうして高尾と名乗る男の方も、先程までの鋭さをどこへ消したのか、笑顔で他の役者との会話を楽しんでいる。漏れる笑い声は高らかで、随分と軽薄な男だと緑間は認識を新たにした。何せあちらと話していたかと思えば次はそちら、かと思えば大ベテランの老優とまで会話をしている。
「あれ、帰んの緑間サン?」
「……だったらどうした」
「や、さっき聞いたじゃん、予定ありますかって」
「何故お前にそんなことをいちいち言わなくてはならないのだよ」
「夕飯ご一緒しませんかって誘いたいから」
「断る」
「てことは暇なのね」
緑間が顔をしかめている間に、高尾は魔法のように会話を切り上げ、素早く荷物をまとめ、他の役者への挨拶を終えて緑間の横に並んだ。そのあまりの手際の良さに反論する気も無くして緑間は溜息をつく。予定が無いのも確かならば、自炊が出来ない緑間はどうせどこかで夕飯を食べなくてはいけないのも確かだった。どうせこれから二ヶ月間は、嫌でもほぼ毎日顔を合わせる相手である。瞬間の面倒くささと長期的な面倒くささを天秤にかけて、緑間は渋々頷いた。艶やかな黒髪が機嫌良さそうに揺れているのを見て、「お前の奢りだぞ」と告げれば途端に慌て出す。くるくると大げさなほどによく変わる表情は、酒の肴にはうるさすぎる。
「店は俺が決めていい?」
「構わんが、何故」
「いや、緑間サンに連れてかれたら高級レストランとかになりそ」
「そんなことも無いが」
「少なくとも俺が奢れなさそうだわ」
「なんだ、気にしたのか」
「え? 冗談だったの?」
「いいや、全く」
何ソレ、と笑う高尾と並んで、裏口から外に出る。劇場の裏は細い路地裏で、巨大なダストボックスが無造作に並んでいる。劇場の裏は、まるでそうでなくてはいけないと決まりきっているかのように、必ず薄汚れて寂しい小道だ。様々な劇場を渡ってきた緑間だが、それだけはどの舞台でも共通していた。どれだけ華やかに入口が飾られていても、どれだけ美しい照明に照らされていても、その裏側は必ず少し腐ったような匂いがする。
それは緑間にとって当たり前のことで、恐らく高尾にとってもそうだったのだろう。ちょっと寒いな、と身を縮めて笑う姿は、暗い煉瓦道によく映えた。
「安くても美味いとこ知ってるから、今日はそこで良いっしょ?」
「美味くなかったら帰るからな」
「だいじょーぶ、残されても俺が食べるから」
「おい、俺が帰ることを前提にする��」
「冗談だって」
*
連れて行かれたのは劇場からほど近い、けれど少し入り組んだ路地に面したバールだった。確かに緑間一人で入ろうとは思わない類の店だったが、立ち食いのカウンター席はそれなりに賑わっており、漂う油と香辛料の匂いも胃を刺激こそすれど不快ではない。マスターに挨拶をする高尾は慣れた調子で奥の方、狭い座席へと向かう。オークで出来た木の机は長年磨かれたために歪んで光っていた。
「何か食べたい物ある?」
「特には」
「あー、じゃあピンチョスとサルモレッホ、アヒージョは……マッシュルーム平気?」
「問題ない」
「じゃ、それにしよ。メインはアロスアバンダでいいかな」
飲み物はワイン?と尋ねられて緑間は首を横に振る。翌日に仕事がある状態で酒を入れる趣味は無かった。そもそも、酔うこと自体に興味が無い、どちらかといえば嫌悪感を抱くタイプですらある。数度瞬きした高尾は、そっか、と頷いた後にペリエを二つ注文した。付き合う必要は無いという意味で緑間は顔をしかめたが、高尾はへらりと笑い返すだけだった。程なくして運ばれてきた瓶の炭酸水は何の味もない。それを楽しそうにグラスに注ぎなおすと、乾杯、と高尾は掲げた。
「ど? うまいっしょ?」
「悪くはない」
「段々緑間サンのこと判ってきたわ、それ褒め言葉ね」
「会って初日で判るも何も無いだろう」
ピンチョスに刺さった串を抜きながら、自分で自分の発言に我に返ったのか緑間はじとりと目の前の男を睨みつけた。楽しそうに目を細めて食事をする男はわざとらしく首をかしげる。
「お前、初日から馴れ馴れしすぎやしないか」
「え、今更?」
「歳はいくつなんだ」
緑間のその発言は間違いなく相手が歳下だろうと思ってのそれだったが、高尾の口から飛び出た数字は紛れもなく緑間と同じだった。そもそも緑間は年齢で人の実力を判断することに対して馬鹿馬鹿しいと感じているし、年次だけを嵩に威張り倒す者をうんざりと思う人間である。しかし少なくとも礼儀を促そうと思っての質問が予想もしない返答を受けて彼は驚いた。まさか同い年とは思ってもいなかったのだ。
「や、それに関しちゃ緑間サンが老けてるんじゃねえの」
「黙れ」
「ちなみに芸歴っつーのかな、それもほぼ一緒だと思うぜ。役者とダンサーだからそんな比べられるようなモンでもないと思うけど」
「お前、やっぱり、役者ではないのか」
「ダンサーだね」
判りきっていたことではあったが、かと言って断言することも出来なかった。台本に高尾の演じるダンサーの台詞はほぼ無く、ほとんどがダンスシーンで占められている。けれど、あくまでもこれは『役��なのだ。役を演じるからには、普通役者が配置されるのが常である。ダンサーはダンサー、役者は役者。その線引きは思いのほか深い。
「ストレートで俺の知らない役者はほぼいないから、まあ、そうだろうとは思ったが」
「うーん、ダンサーの方じゃ結構名前知られてんだけどね、俺も」
「ダンスは全くわからん」
「だろうよ」
緑間の言葉に傷ついた様子もなく高尾は運ばれてきたサルモレッホを掬う。トマトとニンニク、フランスパン、それにオリーブオイルを全て一緒くたにミキサーにかけて作られる冷静スープは豪快でシンプルだ。付け合せの生ハムも一緒にスプーンに乗せて高尾は行儀悪く笑った。お前が知らないことくらい俺はとっくに知ってたよ。そんな底意地の悪いにやつきに緑間は自分でも判らない苛立ちを覚える。
「何が専門なんだ?」
「へ?」
それが緑間に、普段はしないような質問をさせたのかもしれなかった。彼は基本的に他人に一切の興味が無い男である。排他的で、独尊的だ。他人に干渉をしないし干渉されることを厭う。接触した���ないしされたくない。もしもここに黒子がいたら、「君が他人に興味を持つなんて、今日は照明が落下するかもしれませんね」と笑っただろう。そう揶揄されるほど、緑間は自ら他人に働きかけることをしない男だった。余程気に入った相手でもない限り。
「ダンスといっても種類があるのだろう。バレエだとか、舞踊だとか、俺はよく判らんが」
「専門って言われてもなあ。色々だよ。色々」
「そんな姿勢で人事を尽くせるのか?」
届いたアヒージョは鉄板の上でまだ存分に油を跳ねさせていた。食べれば?とでも言うようにフォークでそれを指す高尾を無視して緑間は言葉を続ける。
「一つの物を極めるためには、他の物を捨てねばならないだろう。極めるというのは、そういうことだ。全てをそれに捧げるということだ。あれもこれもと手を出して目的を達成できないのでは本末転倒にも程があるのだよ」
「……だからお前はストレートプレイにしか出ない訳?」
「自分の糧になると思えば他のこともする。水泳の選手だって体力をつけるためにランニングをするだろう。だがそれでマラソン選手になろうとは思わないはずだ」
「なるほど?」
「お前もその道でそれなりに知られていると自ら言うのならば、専門としている物があるのだと思ったのだが、違ったか」
「うーん、そーねぇ」
目を閉じ、眉をしかめて唸る高尾の顔に潜む感情を緑間は読み取れなかった。困惑にも見えたし、悲しみにも見えたし、怒りにも見えた。ただその全てを、まるで無かったかのように消化して、高尾が最後に口元に浮かべたのは軽薄な微笑みだった。
「ま、色々、かな」
「……適当な男だな」
あまりにも軽く返された答えに毒気を抜かれて、緑間は少し冷めかけたアヒージョにフォークを刺す。彼からしてみればかなり真剣に話をしていたのだが、どうも躱された感が否めない。緑間への返答に迷った高尾の中には、確かに何らかの信念があった。信念という言葉でおかしければ、反発と言い換えてもいい。あの時、高尾は緑間の言葉に対して反発していた。緑間の何かが、高尾の琴線に触れた。そうしてそれを飲み込んだのだ。何故飲み込んだのかは、彼には全く判らない。
もしも高尾の目を見れていたら、と緑間は思う。高尾和成という男はどうやらかなり感情をコントロールして、口八丁でその場その場を流す術に長けているようだが、その分その目は一切の誤魔化しが無い。その目の前ではこちらが誤魔化せないのと同様に、高尾の感情も全て現れる。それほどまでに鋭利で一直線に鋭い目。
「安心してよ。引き受けたからには手抜きするつもりもないし」
「当たり前だ」
「だから色々教えてね、しーんちゃん」
「は?」
一体全体この高尾という男は何を考えているのだろう。そう訝しむ緑間のその疑念は、聞きなれない愛称に全て吹き飛んだ。この店に、他に高尾の知り合いがいるのかと一瞬現実逃避をするも、高尾の視界に映っているのは緑間ただ一人である。鋭い視線はにやにやと楽しそうに弧を描いて、自分の発言が緑間にもたらした効果を楽しんでいるようだった。ざわざわと、周囲の酔っぱらいたちの喧騒が急に緑間の耳につく。注文を取る声と、大声で酒をねだる客と、陽気なマンドリンのレコード。目の前の男の楽しそうな声。
「ほら、俺、役者としては新米みたいなモンだし?真ちゃんに色々教えてもらいたいなーって」
「教えることなど何もない。それよりもその変な呼び名はなんだ」
「同い年だし」
「何歳だろうが呼ばれるのは御免だ!」
「いいじゃんいいじゃん。これもご縁だって、仲良くしようぜ」
ふざけるな、と机を叩こうとした瞬間に、運ばれてきたアロスアバンダの大皿が机を揺らした。二人前とは思えないライスの量に緑間は怯む。そもそもが食の細い彼は、その恵まれた体格とは裏腹にあまり食事をしない。鼻歌を歌いながら均等に二等分しようとする高尾に、三分の一でいい、と告げた緑間の頭は様々な混乱でずきずきと傷んでいた。酒は一口も飲んでいないはずなのに。
*
結局三分の一も食べきることが出来なかった緑間は、「真ちゃん全然食わねえのな!」「真ちゃんそんな食べないで大丈夫?」「真ちゃんよくそんなんでその身長まで伸びたよな、羨ましい」「真ちゃんでも身長の割に薄くねえ?体が資本だろ?」と高尾に延々と話しかけられた。最初はその一つに一つに「そのふざけた呼び名をやめろ」と返していた彼も、途中で遂に折れる位には、高尾の真ちゃん攻撃は凄まじかったのだ。
それぞれのアパルトマンへ帰る二人の足取りは、満たされた胃袋のせいかゆっくりと靴音を立てる。
「あー、本当に、引き受けて良かった、マジで」
しみじみと高尾が告げたのは、帰り道も半ばを過ぎた頃だった。
「オーディションではなく、オファーできたのか」
「言ったっしょ?ダンサーとしてはそれなりに名前通ってんだよ。まあ、俺は役者じゃなくてダンサーだから、『ダンサー役』は引き受けねえんだけどな。基本的には」
表現するものが全然ちげえんだよなあ。そう笑う高尾は根っからのダンサーなのだろう。そうしてその高尾の意見は緑間と同じだ。役者には役者の、ダンサーにはダンサーの領分がある。それぞれの、専門がある。一流と呼ばれる人間は、なおさら。
「ならば、何故引き受けたのだよ」
「ん? そりゃ、お前がいたから」
「……初対面の筈だが」
「そーね。しかも全然映像に出ようとしないし。マジで舞台以外の仕事一切引き受けないってどんだけ我が儘よ。びっくりだわ。取材とかもほぼ断ってるっしょ」
何故そこまで知っている、と尋ねようとして、緑間は思い出した。緑間が何を話すでもなく、高尾は知っていたのだ。緑間がストレートプレイしか出ようとしないことを。
「いやあ、ポスターで見たっきり、どんだけ頑張ってもチケットは取れない、取れてもようやくスタンディングで、真ちゃんの顔見れなくてもー欲求不満だったわ」
「何故お前にそんなことを言われなくてはいけない」
「10点かどうかは、やっぱ直接見なきゃわかんねえから」
緑間は思い出した。ようやく、ことここに至り、帰り道も今や別れの小路にまできて、ようやく。緑間が出会い頭に高尾に告げられた「10点」の言葉、そもそもはそれが始まりだったのだということ。思い出すにはあまりにも遅すぎたが、緑間は元来他人に興味が無い人間だ。そしてそれ以上に、自分がどう思われるのかに興味が無い人間だった。それでも、にこやかに告げられた次の言葉に彼は言葉を失った。
「俺の顔が10点とはどういう意味だ」
「ん? そのまんま」
「何がそのままなのだよ」
「顔の点数」
「10点満点、俺の人生で最高点だよ、真ちゃん」
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ワンルームナイトメア PL:はと KP:ありんこ
KP:【CoCタイマンシナリオ】ワンルームナイトメア
KP:【導入】
KP:最近話題のゲームがテレビでやっていた。
吸血鬼のいる洋館に閉じ込められた主人公が知恵を駆使して脱出するゲームらしい。
それに対してくだらないと思うか、どう考えるかは探索者の自由だ。
福寿朔太郎:choice[ゲームに興味がある,ない]
Cthulhu : (CHOICE[ゲームに興味がある,ない]) → ない
KP:興味ないので、へ—って感じです
福寿朔太郎:ふーん…お茶を飲んでいます
KP:そして眠って——否。眠りに落ちる前に、ドアチャイムが鳴ったような気がする。
KP:奇妙に記憶が曖昧だ。
KP:歪んで、思い出せない。しかし自分は寝たのだろう、と思う。
KP:
KP:そんなことを考えながら、探索者は目を開けた。
KP:目を開けたということは自分は眠っていたのだ。そう考えながら目を開く。
KP:そこは見覚えの無い、薄暗いワンルームマンションだった。自分は床に転がされている。
KP:違和感を感じ気付けば、口元にはマズルガードがつけられていた。
KP:その状況に困惑する間も無く、あなたは何かに強く首を引かれる。
KP:見れば自分の首には首輪がつけられており、その首輪は鎖でつながれていた。
KP:その鎖の先を持っているのは——凌霄だ
福寿朔太郎:「!?」
凌霄 花:「奴隷の分際で、随分とお寝坊さんでしたね」
凌霄 花:
KP:そういって皮肉げに口元を歪めた。
福寿朔太郎:「……凌霄?どういうことだ」
福寿朔太郎:様子がおかしいので心理学振れますか?
KP:シークレットダイス
KP:いつもの彼女よりも尊大な様子を受けることだろう。
KP:あなたが彼女の様子に首を傾げていると彼女はため息をつきながらもう一度鎖を引く。
KP:必然的に、あなたたちの距離が縮まった。彼女の瞳が、あなたの近くにある。
福寿朔太郎:「……これを外してくれ」
KP:その瞳が煌めいて、くすりと笑みの形に歪んだ。
凌霄 花:「……そろそろご飯の時間だったんです」
KP:彼女がそういった途端。彼女の瞳を見つめた途端。
KP:あなたの身体から、がくん、と力が抜けた。
KP:急所を晒すように首が自然と上を剥く。
KP:晒された首筋に彼女が唇を近づけた。
KP:がぶ、と。そこに噛みつかれる。
KP:長い犬歯が皮膚に食い込み、裂き、溢れた血をすする。
KP:あなたは何故か抵抗することが出来ない。
KP:身体から力が抜けていた。
KP:自分の血液を、見知った人間が啜っている。その光景は、目眩がするほどに非現実的だ。
KP:探索者は「餌になること」を拒否することは出来ない。
また、自分の力ではマズルガードを外すことは出来ない。
KP:一体何秒経ったのだろう。何分、にも何時間にも思える時間だった。
KP:彼女の唇が、首筋から離れた。湿った唾液と血液の感覚。皮膚を食い破られた鈍い痛み。
KP:それがやっとあなたに、「これが現実である」と認識させることだろう。SANc(1/1d4)
福寿朔太郎:CCB<=92 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=92) → 86 → 成功
福寿朔太郎:「…っ、お前…誰だ……」
KP:食事を終えたのか、彼女は大きく伸びをして微笑む。
:福寿朔太郎のSAN値が1減少しました。 (SAN:92->91)
凌霄 花:「美味しかったです。ごちそうさまでした」
KP:そういって彼女は口の端についた血を拭う。
KP:あなたの首輪の鎖からもぱっと手を離す。
KP:途端に、先程まで自分を襲っていた重圧のような何かが消え去るのがわかるだろう。
KP:彼女はそのままあなたに興味を無くしたように、部屋にあるソファーに座り込んで読書を始めた。
福寿朔太郎:「……どういうことだ、おい…」ソファーに座っている凌霄さんに迫りますが
KP:立ち上がろうとすると貧血のようで立ち上がるほどの力が無くふらつきます。
KP:かなり血を吸われたようです。
福寿朔太郎:「……うっ…」
福寿朔太郎:部屋の様子を見ます…
KP:目星ができる
福寿朔太郎:CCB<=83 目星
Cthulhu : (1D100<=83) → 50 → 成功
KP:<目星>に成功すると、デジタル時計だけが淡い光を発しているのに気がつく。
現在の時刻は朝5時である。夜明けの時間なのにも関わらず部屋には一切陽の光が差し込んでいないことから、雨戸などがきっちり閉められているのだとわかるだろう。
福寿朔太郎:凌霄に目星をします。何か変わったところがないか
福寿朔太郎:CCB<=83 目星
Cthulhu : (1D100<=83) → 70 → 成功
KP:成功すると彼女の読んでいる本がスティーブン・キング著「呪われた町」だとわかる。
KP:知識出来ます
福寿朔太郎:CCB<=85 知識
Cthulhu : (1D100<=85) → 36 → 成功
KP:<知識>に成功すると「吸血鬼」を題材とした小説だというのを知っている。
彼女はつまらなさそうにそれに目を通していた。
福寿朔太郎:「……。凌霄、どういう事か説明しろ、ここはどこだ」床から
凌霄 花:「ここ?家ですよ?ついに自分の家も忘れたんですか?」
福寿朔太郎:「俺の家はここじゃない」
凌霄 花:「はあ」
福寿朔太郎:「…。何があった。俺はさっきまで自分の部屋にいたはずだ」
KP:彼女は貴方の言葉に対して酷く怪訝そうな顔をする。
凌霄 花:「あなたは私の餌で、あなたは私の奴隷で、それ以上でもそれ以下でも無いでしょう?」
福寿朔太郎:「お前は…誰なんだ…?」
福寿朔太郎:「俺の知っている凌霄ではないな」
凌霄 花:「自分の主人の顔も忘れるなんて物覚えの悪い子ですね」
福寿朔太郎:「…。…奴隷になった覚えはないし、俺に主人はいない」
凌霄 花:「そう、強気なところは悪くないですけど、そんなに寛大じゃないんですよ私」
福寿朔太郎:心理学を振ります
KP:シークレットダイス
KP:貴方が奴隷であり、吸血が食事である、「それが自分であると信じて疑わない」様子だということがわかるだろう。
福寿朔太郎:「…。凌霄、昨日は何をしていたか覚えているか?」と昨日のことなどをききつつ精神分析をします
福寿朔太郎:CCB<=71 精神分析
Cthulhu : (1D100<=71) → 93 → 失敗
福寿朔太郎:すん・・・
KP:スン
KP:貴方は必死に凌霄に呼びかけますが、貧血でくらくらしてうまくうごけません。
KP:そんなあなたの様子を見たのか、彼女はソファーから立ち上がると軽々とあなたを担ぎ上げる。
凌霄 花:「ただの餌で奴隷だと言っても死なれるのは困りますから」
KP:そういって彼女はそっとあなたを見覚えの無い寝室へ運び込み、そのままベッドに放り込んだ。
福寿朔太郎:「!?」だれ・・・
KP:そのまま近くのベッドに潜り込むと彼女は眠りにつく。
KP:探索者も眠気が襲ってきて、そのまま眠りについてしまうことだろう。
KP:
福寿朔太郎:ねむ・・・くない。。
KP:
KP:
KP:すや
KP:
KP:
KP:【目覚め】
凌霄 花:「起きなさい」
KP:その声と共に首が絞まる感覚。急
KP:急激に頭が覚醒し、あなたは状況を理解する。
KP:あなたに馬乗りになった凌霄花が鎖を引いている。その目はあなたを「餌」として捉えていた。
凌霄 花:CCB<=50 噛み付き
Cthulhu : (1D100<=50) → 18 → 成功
KP:1d3ポイントのSTRを福寿さんは失います。
福寿朔太郎:「…んん!!?」
福寿朔太郎:1D3 STR
Cthulhu : (1D3) → 1
KP:吸血行為が終了すると、彼女はやはり読書を始める。
KP:探索個所 居間、寝室(ココ)
福寿朔太郎:「……」首元をさすって睨んでいる
福寿朔太郎:寝室の様子をみます
KP:本棚、ベッドがあります
福寿朔太郎:起き上がってベッドを見る
KP:ベッドです
KP:→ベッド
あなたの寝かされていたベッドの隣にあるベッドだ。
きっと凌霄花が眠っていた場所だろう。��麗にシーツが敷かれている。
KP:目星ができる
福寿朔太郎:CCB<=83 目星
Cthulhu : (1D100<=83) → 9 → スペシャル
KP:<目星>に成功すると、ベッドの下に「十字架のネックレス」が落ちているのを発見する。
福寿朔太郎:拾って良く見てみます
KP:▼十字架のネックレス
綺麗な装飾のついた十字架である。
ただの十字架ではなく、見ればキリストの磔刑像のようなものだとわかるだろう。
福寿朔太郎:持っておこう
KP:OK
福寿朔太郎:本棚を見に行きます
KP:→本棚
本棚に対しては<図書館>を振ることが出来る。
福寿朔太郎:CCB<=68 図書館
Cthulhu : (1D100<=68) → 26 → 成功
KP:<図書館>に成功した場合、医学書にまじりオカルト系の本が多いことに気がつくだろう。
オカルト系の本の中でも「吸血鬼」に関するものが多く、それ以外はほとんどが読むことの出来ないものである。
その中で1冊、目につくのはよく読み込まれたらしい吸血鬼の本である。
福寿朔太郎:「……」本を読みすぎて錯覚している・・・??
福寿朔太郎:読んでみます
福寿朔太郎:choice[神を信じている,信じてない]
Cthulhu : (CHOICE[神を信じている,信じてない]) → 信じてない
福寿朔太郎:「……。」十字架だめだな・・・
福寿朔太郎:凌霄の読んでいる本はなんですか?
KP:昨日読んでた本っぽい
KP:見られてるし居間に移動しよ。
KP:凌霄居間に移動しました。
福寿朔太郎:「まて」追いかけます
KP:居間です。
KP:◆居間
居間では凌霄花がソファーに座って本を読んでいる。
探索可能箇所はキッチン、テレビ、ソファー、窓である。
福寿朔太郎:そういえばハヤブサいないな…
福寿朔太郎:今日って平日ですか?
福寿朔太郎:テレビをつけてみます
KP:→テレビ
テレビでは夜のニュースがやっている。
点けっぱなしだったのだろう。
ニュースの内容は以下の通りである。
KP:▼夜のニュース番組
夜のニュース番組のようだ。現在時刻は24時過ぎである。
どうやら探索者の住む市の隣町において起こった事件についての報道らしい。
『現在、「吸血鬼病」とも言える病気が発生している。
発覚したのは市内の女性が「突然他者に噛みつかれた」という通報があってからだった。
その後、その女性も数時間後に吸血鬼病を発症。現在は病院に隔離されている。
また、女性が噛みつかれた吸血鬼病の患者については現在捜査が行われている』
福寿朔太郎:CCB<=60 アイデア
Cthulhu : (1D100<=60) → 66 → 失敗
福寿朔太郎:「………。聞いたことがないな」ぼそ…。零課に来そうな事件なのに
福寿朔太郎:ソファーを見てみます
KP:→ソファー
凌霄花の座っているソファーだ。
彼女は今でも読書を続けている。何か凌霄花に聞きたいことがあれば彼女に聞けるだろう。
福寿朔太郎:凌霄を良く見てみる
福寿朔太郎:CCB<=83 目星
Cthulhu : (1D100<=83) → 45 → 成功
KP:足元に携帯電話が落ちているのを発見する。
どうやら凌霄花のもののようだ。
福寿朔太郎:拾います
KP:隠し持つことは可能のようだが、ここで電話をかけたりなどは難しいだろう。
KPCがいなければどこかに電話をかけることは可能だが、
電池がそこまで残っておらず、電話をかけられる回数はわずかだと思われる。
福寿朔太郎:ちら…と凌霄を見て気づかれてないようなら持っておきます
福寿朔太郎:窓の方に行きます
KP:→窓
窓はしっかりと厳重に閉じられている。
雨戸までしっかりと閉められているようだ。
KP:<目星>もしくは<アイデア>
福寿朔太郎:CCB<=83 目星
Cthulhu : (1D100<=83) → 41 → 成功
KP:その窓が施錠されているわけではなく、雨戸を閉めた上でかなり厳重に外から打ち付けられているのでは?と思うことだろう。
KP:ここからの脱出は不可能であると気付くと同時に、完全に「監禁」されているということに探索者は気が付いてしまう。SANc(0/1d2)
福寿朔太郎:CCB<=91 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=91) → 15 → スペシャル
福寿朔太郎:「……」困った・・・
福寿朔太郎:キッチンの方に行きます
KP:→キッチン
一般的なキッチンである。
福寿朔太郎:CCB<=83 目星
Cthulhu : (1D100<=83) → 84 → 失敗
福寿朔太郎:自分のお腹は空いているんでしょうか
KP:まあ、それなりに?
福寿朔太郎:食べ物がないか探します
KP:どうぞー
福寿朔太郎:CCB<=83 目星
Cthulhu : (1D100<=83) → 5 → 決定的成功/スペシャル
KP:ナイフなど武器の類はすべて無いことがわかるだろう。
事前に隠されていたような有様である。
また、食事はすべて温めて食べるレトルトのようなものしかない。
スプーンやフォークなどは無いため、手づかみで食べるしかないだろう。
福寿朔太郎:口を塞がれているのを忘れていた・・食べられ・・・ない?
福寿朔太郎:むむ
福寿朔太郎:凌霄の所に戻る
福寿朔太郎:「いい加減これを外してくれ、凌霄」
福寿朔太郎:口を指さす
凌霄 花:「ああ、そうですね」
凌霄 花:「食べたらまたつけますから、口元はキレイに吹いておいてくださいね」
凌霄 花:外します
福寿朔太郎:「つけなくていい」
凌霄 花:「噛み付かれるのは面倒なので」
福寿朔太郎:「噛み付いてくるのはそっちだろう」
福寿朔太郎:おまえにつけるぞ
凌霄 花:「奴隷のしつけは主人の義務ですから」
福寿朔太郎:「…凌霄、いつまでそうしてる気だ」
福寿朔太郎:「それに、いつもは違うものを食べているだろう……豆の」
福寿朔太郎:「大豆の栄養食品だったか…。部屋にもどこにもないが」
凌霄 花:「私の食事は、貴方ですけれども?」
福寿朔太郎:「……」
福寿朔太郎:「違う」
凌霄 花:「口輪をはずして饒舌になっていますね。」
KP:すごい力で首輪を引っ張られます
KP:鎖の音が響く。
福寿朔太郎:「…何だ」おこ
KP:彼女はにまりと口元を歪める。その姿だけで悟ってしまうだろう。
KP:——嗚呼、食事の時間がやってきたのだ、と。
福寿朔太郎:「やめろ」凌霄の口を手で塞ぎます
凌霄 花:「痛い方が好きなんですか?暴れないでくださいよ」
KP:探索者が暴れるのであれば、やはり体から力が抜けていく感覚を覚えるだろう。
福寿朔太郎:STR対抗・・・
福寿朔太郎:したい・・・
KP:ごめんね…
KP:そのまま彼女は福寿の首筋に喰らいつき、血を吸う。
どろどろと体から何かが抜けていく感覚を覚える。
生命の根幹である血液を吸い取られていく感覚。
鮮やかな痛みと同時にどこか甘美なまでの感覚を感じるかもしれない。
凌霄 花:CCB<=50 噛み付き
Cthulhu : (1D100<=50) → 81 → 失敗
KP:1d4 ダメージ
Cthulhu : (1D4) → 1
KP:1d3ポイントのSTRを失う。
:福寿朔太郎に1のダメージ!(HP:13->12)
福寿朔太郎:1D3 STR
Cthulhu : (1D3) → 2
KP:急激な眠気と怠さに襲われる。<医学>もしくは<応急手当>
福寿朔太郎:CCB<=60 応急手当
Cthulhu : (1D100<=60) → 80 → 失敗
KP:探索者は以降睡眠をとるまで<アイデア>に-10の補正がかかる。
福寿朔太郎:「…くっ…」
福寿朔太郎:アイデア・・・?
KP:探索者が眠そうにしているのであれば、凌霄が睡眠を促してくるだろう。
凌霄 花:「……眠いんですか?昨日みたいに寝室に連れて行ってあげたほうがいいです?」
福寿朔太郎:「…いらない」ぐるる・・・
凌霄 花:「まあ、私はまだ眠りませんが。本がまだ読み終わっていないので」
KP:そういって彼女は皮肉気に笑う。
福寿朔太郎:「……」
福寿朔太郎:寝室に戻って
福寿朔太郎:携帯電話を開きますよ
KP:意外!!ここでは圏外!
福寿朔太郎:???
福寿朔太郎:「……駄目か」
福寿朔太郎:寝るか…
福寿朔太郎:寝る前にニュースのことを思いだしてアイデアを振りたいです
KP:いいよ
福寿朔太郎:CCB<=(60-10) アイデア
Cthulhu : (1D100<=50) → 82 → 失敗
KP:ねむいなぁ
福寿朔太郎:だめ
KP:良く思い出せない
福寿朔太郎:体力回復しよ・・
KP:
KP:【朝方】
KP:
KP:寝室の時計を確認すれば、時刻は朝方だとわかる。
:福寿朔太郎のHPが1回復しました。 (HP:12->13)
KP:凌霄花はまだ部屋には来ないようだ。
KP:ふと携帯電話を見るとぎりぎり電波が届いている。
KP:そして携帯電話が鳴った。
福寿朔太郎:(…部屋には居ないな)
福寿朔太郎:「!」
KP:着信先は「非通知」だ。
福寿朔太郎:電話をとります
KP:電話に出る場合、聞き覚えのない男の声が聞こえる。
KP:「あー、あー。こほん、餌の方かな?」
KP:彼はそういってくすくすと笑う。
福寿朔太郎:「誰だ」
KP:「ああ一応医者をやってるんだけど」
福寿朔太郎:「凌霄に何をした?」
福寿朔太郎:「…医者?」
KP:「彼女は僕が見つけた「患者」だよ」
福寿朔太郎:「…どういう事か説明してほしい」
福寿朔太郎:「彼女は自分が吸血鬼だと思い込んでいる、のか…?」
KP:「僕が君に色々と説明するギリは無いと思うんだけどね」
福寿朔太郎:「…俺は凌霄の上司だ。彼女が患者というのなら説明を聞く権利はあるだろう」
KP:「治すには特定の手順を踏ま���ければならないんだ、もし知りたいのであればそのマンションにある「私の部屋」を探せばヒントくらいは出てくるかもしれない。」
KP:「部屋の鍵はキッチンの「床下収納」に隠してある。きっと彼女も気付いていないだろう」
KP:それだけを言うと彼は電話を切ろうとする。
福寿朔太郎:「私の部屋とはどこだ?居間と寝室意外に部屋があるのか?」
KP:シークレットダイス
KP:「ああ、あまりみていないのかな?その寝室をでた奥に部屋があるんだ」
福寿朔太郎:「…わかった」
KP:「それじゃあ
KP:そう言い終わるかどうかで電話が切れる。どうやら電池が切れたようだ。
KP:行こうとした瞬間体からかくん、と力が抜ける。
意識が朦朧とする。先ほど、KPCに噛みつかれた場所が鈍く痛んだ。
重く、意識が解けていく。今から探索をすることは不可能だと思うことだろう。
そのまま、探索者は深い眠りに誘われていく。
KP:
KP:
KP:
KP:【朝食】
KP:探索者が目覚めると、目の前に凌霄の顔があるのに気が付いた。
KP:彼女は蔑んだような瞳で言葉を紡ぐ。
凌霄 花:「いつまで寝てるんですか?本当に、餌の自覚がないんですね」
凌霄 花:「あきれた人」
KP:そういいながら彼女は、おなかが減って耐えられないというようにあなたの首筋に唇を寄せる。
KP:その感覚にあなたは身震いすることだろう。
KP:それを拒絶することは出来ない。そう、この部屋の中で与えられたあなたの役割は「餌」なのだから。
福寿朔太郎:「…やめろ!」
凌霄 花:CCB<=50 噛み付き
Cthulhu : (1D100<=50) → 30 → 成功
KP:1d3ポイントのSTRを失う。
福寿朔太郎:1D3 STR
Cthulhu : (1D3) → 2
KP:「食事」が終われば、凌霄は探索者から興味をなくしたようにその手を離す。
KP:そしてそのままいつものように、居間に戻って読書を始めることだろう。
福寿朔太郎:「……は」くそ…起き上がって隠し部屋が無いか調べます
福寿朔太郎:部屋を出たところを見てみます
KP:奥の方、暗くて見えにくいが確かに扉がある。
福寿朔太郎:よし、ではキッチンに向かいます
福寿朔太郎:今にいる凌霄を一瞥して読んでる本を見てみます
KP:図書館できます
福寿朔太郎:CCB<=68 図書館
Cthulhu : (1D100<=68) → 65 → 成功
福寿朔太郎:「……」少し渋い顔をしつつキッチンに行って床下収納を探します
KP:床下収納を見つけることができる。
かなり分かりづらい位置にあり、そのせいで昨夜は発見できなかったのだと思うだろう。
床下収納を開ければひとつの封筒が入っている。
福寿朔太郎:収納を閉めて、封筒を開けます
KP:かなり古びた封筒だ。開ければ、中にはメモとひとつの鍵が入っている。
KP:▼メモ
『果たして吸血鬼は本当に弱点があるのだろうか?
この吸血鬼は本当にただの吸血鬼なのだろうか?』
福寿朔太郎:鍵を持っておきます
KP:はい
福寿朔太郎:静かに寝室前の隠し扉に向かいます
KP:【医師の部屋】
福寿朔太郎:かちゃ
KP:入手した鍵を使用すれば中に入ることができるだろう。
中はかなり雑多にものが散らばっている。
調べることができそうなのは机、本棚、床である。
福寿朔太郎:机を見ます
KP:◆机
机の上には大量の書類が積まれている。
<図書館>
福寿朔太郎:CCB<=68 図書館
Cthulhu : (1D100<=68) → 36 → 成功
KP:<図書館>に成功すると、いくつかの書類に同じようなことが書かれているのがわかるだろう。
内容を総合すると、以下の内容となる。
KP:ニーオス・コルガイというおぞましい宇宙吸血鬼の記述を見た探索者はSANc(1/1d4)
福寿朔太郎:CCB<=91 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=91) → 28 → 成功
:福寿朔太郎のSAN値が1減少しました。 (SAN:91->90)
福寿朔太郎:「…凌霄…」
福寿朔太郎:一旦書類から目を離して本棚を見ます
KP:◆本棚
本棚には雑多に様々なものが置いてある。
<目星>もしくは<図書館>
福寿朔太郎:CCB<=83 目星
Cthulhu : (1D100<=83) → 69 → 成功
福寿朔太郎:「……。」ううん、床を見ます
KP:◆床
床も散々な有様であり、本のページや書類の切れ端などが転がっている。
<目星>
福寿朔太郎:CCB<=83 目星
Cthulhu : (1D100<=83) → 9 → スペシャル
KP:床に落ちた本のページに目が止まる。
凌霄花のベッドから十字架を発見している場合、本のページに描かれているイラストが同じものだと気が付くだろう。
内容は以下の通りである。
福寿朔太郎:「……正しい死…?そんなもの…」本を閉じます
福寿朔太郎:手順通りに殺せということか…?
福寿朔太郎:いやだ・・・・・
福寿朔太郎:扉は閉めておきます
KP:扉を閉めた拍子にどさりと音を立てて積まれていた本の山が崩れた。
長い間使われていなかったせいか埃が舞う。
KP:何度か咳払いをしながら崩れた山の方を見れば、立てかけてあったものが崩れたのであろうことがわかる
KP:そこにあったのは拳銃と銀色の杭、そしてバールだった。
KP:拳銃に対しては<拳銃>技能が振れる。また、バールに対しては<知識>もしくは<アイデア>が振れる。
福寿朔太郎:「ゴホ……ッ…」びっくりしつつ見てみます
福寿朔太郎:CCB<=67 拳銃
Cthulhu : (1D100<=67) → 28 → 成功
KP:拳銃に装填されている弾丸及び杭は純銀製だということがわかるだろう。
福寿朔太郎:CCB<=85 知識 バールについて
Cthulhu : (1D100<=85) → 98 → 致命的失敗
福寿朔太郎:あ・・・
KP:わぁ!よくみるバールのようなものだ!!
KP:よくわかんない!!
KP:ガシャンとおとした
福寿朔太郎:「……手になじまないな」
福寿朔太郎:がしゃん・・・
凌霄 花:「……何をこそこそ探し回ってるんですか?」
KP:
KP:【クライマックス】
KP:扉があいており、凌霄が立っている。
凌霄 花:「ほら、食事の時間ですよ。さぁ早く、こっちへ」
KP:彼女は疲れたようにそう呟く。
福寿朔太郎:CCB<=60 アイデア
Cthulhu : (1D100<=60) → 70 → 失敗
福寿朔太郎:やだ・・・
福寿朔太郎:心理学を振りたいです・・
KP:シークレットダイス
KP:凌霄花は昨晩自分と一緒に寝なかった。睡眠時間が足りず、疲れているのではないだろうか?
KP:現在食事に気を取られている。
福寿朔太郎:「……」覚悟決めるか・・・・・
凌霄 花:「ほら、こっちへ」
福寿朔太郎:拳銃を隠し持って近づきます
凌霄 花:「いいこ」
福寿朔太郎:「凌霄…。俺は、お前も殺さないといけないのか…?」
凌霄 花:「何を…?」
福寿朔太郎:至近距離まで近づいて、太陽神経叢を狙って拳銃を構えて撃ちこみたいです
KP:わかりました。
KP:至近距離なので、自動成功です。
KP:あなたは油断しきった彼女の心臓の下、胃の裏側あたりに向けて引き金を引く。
KP:その銃声を聞いてはっとしたように彼女は避けようとするが、遅かった。
KP:
KP:【月光】
KP:びくりと彼女の体が震える。弾丸はまっすぐにそこを射抜いていた
KP:彼女の口からびちゃりと血液が吐き出される。
KP:凌霄花の体からがくりと力が抜け、そのまま血液の海の中に倒れこむ。
福寿朔太郎:支えたいです
KP:倒れたんだ
KP:静かな部屋にはあなたの呼吸音だけが響いていた。
KP:ぞっとするほど冷たい感覚。
KP:あなたの足元まで血液の海は広がる。明らかに致死量の血液だとわかるだろう。
KP:瞬間。
KP:ひゅ、と息を飲み込む音、咳き込む音が響いた。
KP:見れば血溜まりの中、彼女が起き上がっていた。
KP:べっとりと血に濡れた服を見下ろして、深く、深くため息を吐いた後に、彼女はあなたを見つめる。
凌霄 花:「……」
福寿朔太郎:「……!」
凌霄 花:「…すみません……」
凌霄 花:「……えっと…すみません、えっと、えっと…お、おなかが減って仕方なかったので」
福寿朔太郎:「……い、きているのか…凌霄」
凌霄 花:「……許していただけます?」
福寿朔太郎:「……」
KP:そう言う彼女の態度は、いつもの彼女の態度と同じだった。
福寿朔太郎:ちょっと何が起こったかわからないんで
凌霄 花:「えっと、あの、いきて、います、うん」
凌霄 花:「血、やば…」
福寿朔太郎:凌霄さんのお腹辺りを触って傷を確認します
KP:特に何もないですね、もう
福寿朔太郎:「…??」怪訝な顔
福寿朔太郎:「……それならよかった」やっと肩の力を抜いた
凌霄 花:「…え、はい、その…すみません」
福寿朔太郎:「…覚えているのか」
凌霄 花:「………」
凌霄 花:目そらし
福寿朔太郎:心理学ふっていいですか?
福寿朔太郎:CCB<=91 心理学
Cthulhu : (1D100<=91) → 30 → 成功
KP:オープンでどうぞ
KP:これは覚えているね
福寿朔太郎:「……。なら俺も謝らないとな…すまなかった」
福寿朔太郎:「怪我がなくて何よりだ」
凌霄 花:「いえ!その…あの…」
凌霄 花:「ぜんぜん、自分の失態ですし、その。」
凌霄 花:「何回も噛み付いて、すみません…」
福寿朔太郎:「…。戻ってきたならいい。これくらいならすぐ治る」肩をポンとした
凌霄 花:「…は、はい…」
凌霄 花:「その…」
福寿朔太郎:「なんだ」
凌霄 花:「……チーフの血、おいしかったですよ…」
KP:それが冗談だったのかどうなのか、あなたに判別する術はない。
しかしそれでも、終わらない悪夢は終わった。
街中で広まる吸血鬼の噂も次第に収束するだろう。
KP:医者と名乗った男、そして吸血鬼病。
それは次第に、忘れ去られていく。しかし、あなたは忘れることができないかもしれない。
KP:血のように鮮烈な悪夢のような日々が、あなたには刻み付けられていた。
それが夢でないと証明するものはたったひとつ。
あなたの手元に残った銀の銃弾だけだ。
KP:◇生還報酬
生還 1d4
KPCとともに生還 1d4
AF:純銀の弾丸(純銀の杭)
一回のみ使用可能。銀を苦手とする神話生物の装甲を無視することができる。
杭の場合、一回使うと腐食したように壊れてしまう。
0 notes
旅行後の変化
□190322
2月頭に卒論を書き終え、それから1ヶ月間は旅行ラッシュでした。卒業旅行。行ったのはタイ、イタリア、愛知。これ時系列順なんですけど、今見たらしりとりになってますね!?運命感じます。
今回愛知旅行は置いといて、海外旅行から帰国したあとの変化についてレポを交えながら話したいと思います。
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①日本のご飯、おいしい
②トイレが近くなった
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大きな変化はこの2つです。「世界が変わった……!」みたいな大層なものじゃなくて申し訳ないんですけど、これがリアルな感想です。ちなみに①がタイ、②がイタリア旅行で感じた変化です((└(:3」┌)┘))
.
①日本のご飯、おいしい
私、正直タイ料理、全然口にあいませんでした…。元々辛いものが苦手なのでトムヤムクンはスプーンひと舐めで死亡。お店で「辛さ控えめで」と頼めば大丈夫なんですけど、独特な薬味も苦手で、毎日持参したカップラーメンをすすって飢餓を乗り越えていました。
※辛党の友達は美味しいそうに食べていたのでタイの料理がマズいわけじゃないです。
.
そんなこともあって日本に帰ってきてから食べるご飯がなんでも美味しい!!1番感動したのは地元のイオンに入っている銀だこ!!おいしくて昇天するかと思いました。以前より味覚の幅がマイナスに広がったことで(すいません)、相対的に元々好物だったものが大好物へと変化しました。
あと親子丼うまい。オムライスうまい。桜餅もうまい。お好み焼きも!ラーメンも!世界が明るいです。最近は美味しいお店を探すことに勤しんでます。食という新たな楽しみを手に入れました。HAPPY!
.
②トイレが近くなった
イタリア、トイレ、少ない。古くからの建造物を残すために改築ができないみたいです。
タイではセブンイレブンのあのマーク(7)が描かれたTシャツを着て走り回る子供がいるくらいコンビニ文化が根付いていたのに、イタリア、コンビニも全然ない。バールで食べ物頼んでトイレかりるって感じです。
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私は小のほうに関してはかなり遠い方なので、旅行中その心配はありませんでしたが、膀胱大腸があばれる君してる友達はめっちゃ辛そうでした…。(晒してごめん)たまにお金をとるトイレもあるので「破産しちゃうかも…」と言ってた横顔が忘れられない。
.
そんなこんなで旅行中は大丈夫でしたが、帰国後やたら尿意を感じるようになりました。イタリアでは、いくら自分がトイレ遠くても「今後しばらくトイレと遭遇しないかも…」と思って無理やり出してたので、その影響か膀胱が活発になっちゃいました。でも日本にはそこらじゅうにトイレがあるので安心ですね。しかも綺麗…!日本に生まれてよかった!HAPPY!
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旅行では楽しいこと満載だったのに、悪い話ばかりになってしまって悔しい_(┐「ε:)_タイでのニューハーフショーやひょうきんなイタリア人、薬漬けによる便秘の話など、まだまだたくさん話したい。近々絵にまとめたいです。
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なんだかコラムみたいになってしまって、Tumblrよりはてブロの方が合っている気がしてきました。(ブログ開設はてブロと迷っていました)投稿2回目にして移転を考えています。
この長文を読んでくださった方、いるかどうか分かりませんが、ありがとうございます。拙い文で読みにくいかと思いますが、またのぞいて下さると嬉しいです!では!
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0 notes
2020年4月11日(土)
三重県紀北町・奥川ファームから隔週に届く定期便、平飼い有精卵5パック・特別栽培玄米5.5kg・畑無農薬野菜あれこれ・手打ち10割蕎麦、そしておまけに生節・めひび・アオサという海の幸と地鶏肉。タマネギがずいぶん大きくなり、スナップエンドウが初登場。奥川さん、いつもありがとうございます。
朝食は、昨晩のシチュー+ヨーグルト+豆乳+バジルトースト(二人分)。
今日は全員休み。
奥川ファームからの定期便、野菜をチェックして大まかな消費スケジュールを確認。卵1パックを半熟にして酢卵へ。卵の丸い方を軽く潰しておくと割れないと教わり、スプーンの腹で軽く叩いてから茹でる。なるほど、割れることなく綺麗に出来て、皮を剥くのも簡単。
土曜日ということで、<note>の更新。まずは Evernote に下書き、あくまでも「私と落語」がテーマなので、基本他の資料を使うことはしない。ただ、生年月日などは間違えてはいけないので、そこだけは Wikipedia の引用を許している。
記憶の中の落語家(2)三代目桂米朝
全員揃った週末ランチ、いつものようにスパゲッティ。届いたばかりのキャベツとタマネギをたっぷり使う。
録画番組視聴。
上方落語の会・選▽笑福亭生喬「重ね扇(かさねおうぎ)」
「NHK上方落語の会」から落語「重ね扇」。▽重ね扇:歌舞伎役者・尾上菊之助は菊五郎の養子であるが、菊五郎の実子の乳母お徳と深い仲になる。それが菊五郎の怒りにふれて勘当され大阪へ。やがて見違えるような芝居をするようになり、東京へ戻る。それから三年、大阪中座で菊五郎・菊之助親子の芝居がかかり…。▽女子会トーク▽きょうの落語:笑福亭生喬、ご案内:南沢奈央・くまざわあかね、トークゲスト:入谷和女
新コロナウィルスのせいで収録が出来ず、過去のものを放送している。個人的には、こんなウェットなネタは好きではない。
新日本風土記「北前船の贈りもの」
江戸から明治にかけ日本列島を結んだ物流の大動脈、北前船。立ち寄った港で商品を仕入れてよその港で売りさばく商いで、巨万の富を生みました。米や綿に鉄。塩やニシンなど海の幸も産地から全国へ。北海道の昆布の虜になったのは富山の人達。日本一、昆布にお金をかけるといいます。風や潮の流れを読み、白帆一枚に命を託して海を渡った男達。第一回は、北前船の贈りもの。北前船のおかげで生まれたものを今の暮らしの中に探す旅。
よくできている。来週も含めて保存しておこう。
来週の「情報機器の操作Ⅰ」「スタディスキルズ」について、メールであれこれ。
早い時間にみなで夕飯、届いたばかりの野菜を使ったすき焼き。家族なら、牛こまで十分。
録画番組視聴。
名探偵ポワロ(2)「ミューズ街の殺人」
祭りの夜、ミューズ街に住むアレン夫人がピストル自殺した。彼女は自室で、左手に銃を持ち、左頭部を撃ち抜いて倒れていた。しかし、同居する友人によると、夫を亡くしていたアレン夫人は新たな婚約者もいて、自殺する理由がなく、しかも彼女は右利きだという。また、部屋からアレン夫人が銀行からおろしてきたばかりの現金がなくなっていた。ポワロが調査を進めると、その夜、夫人を訪ねてきた男の存在が浮かび上がる。
先週見逃したのが残念。何度観ても楽しい。
早めの入浴、早めの就寝。
今日もデスクワークが長時間、さすがにもう少し体を動かさねば。
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芸術が爆発しているバラちらしに出会いました❗️ 友人とザギンでシースーして参りました❗️ 鮨が正しいとかいて、鮨正さん❗️夜はかなり高級店ですが、宝石のようにキラキラ輝く素晴らしいばらちらしが、ランチでいただける噂を聞き、訪れましたが、その噂は、噂以上の現実でキラキラで最高峰のバラチラシに感激いたしました❗️ 個室でもいただけますが、カウンターで熟練の職人技をじっくり拝見しながらいただくお寿司はまた、格別ですね❗️ 拘りぬく目利きの食材がずらっと並び、 日本の“美”と“趣”が溢れる空間で、新鮮な旬のネタを豊富に揃え、寿司職人が手間を惜しまず極上のネタを、刀のような包丁5種類を使い分け、調理する姿は、一日中眺めていても、飽きないでしょう❗️ 我々がいただきましたのはバラチラシセット1600円 大間の本鮪、いくら、煮ダコ、穴子、イカ、白身、貝ひも、椎茸の煮物、海苔入り卵焼き、山形の出汁などが懇切丁寧に切られて、一品ずつ味付けされた豪華バラチラシに、深く感動いたしました❗️宮城県ササニシキのご飯にも美味しい味付けがされ、ひと口一口が、違う美味しさ、スプーンで掬うごとに、次はどんな具材の組み合わせになるかのワクワクが続く、食感と味覚のワンダーランドで、あっという間に、どんぶりぺろリリーでした。 小鉢には、煮ダコや、おひたし、新生姜、お漬物がつきまして、煮物とおひたしのお出汁が素晴らしいですね〜❗️新生姜も食感が嬉しく、バラチラシの名脇役ですね❗️そして、痺れる旨さだったのがお吸い物❗️ 北海道ホタテ2個と浜名湖あおのりのお出汁溢れるつゆに、香りが抜群に美味しかったです。 接客も優しく細やかで、具材の説明や食べ方を丁寧にしてくださいますよ❗️ これで銀座で1600円は、破格ランチです。リピート必ずしたいお鮨屋さんですよ❣️ #お吸い物 #鮨正#銀座ランチ#バラちらし#ばらちらし#ばらちらし寿司 #銀座ランチ#銀座グルメ#銀座寿司#銀座鮨#荒川リリー#lilystudio (銀座 鮨正) https://www.instagram.com/p/CnVSdUlyk4s/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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仕事に復帰したけれど、な1月(2020年1月の日記)
■2020/1/1
今年もよろしくお願いします。2019年は大変だったので、2020年は平和な年だと良いなぁ。家族3人で実家へ、新年のご挨拶。ニューイヤー駅伝見たり、天皇杯決勝見たり。夜はすき焼きを食べたり。Amazon Prime『ウォッチメン』S1E1を見る。
■2020/1/2
家族3人で奥さんの実家へ、新年のご挨拶。お寿司を食べ、箱根駅伝を見る。ちょっと眠くて昼寝もしちゃう。帰宅するともう娘は眠そう。なんとか風呂まで入れて寝かせる。Abemaでフリースタイルダンジョンの特番をぼんやり見る。ディズニーデラックスで『マンダロリアン』S1E2を見る。Netflix『男はつらいよ 純情篇』を見る。
■2020/1/3
のんびりの3日、10時ぐらいまで寝てしまった。冷凍のお好み焼きなどを食べてから立川へ。キノシネマ立川で『燃えよスーリヤ‼︎』鑑賞。スーパーで買い物して帰宅。うーん、ラジオを聴くのが追いつかない。なのにコサキンが放送してるから聴いてしまった。Netflix『男はつらいよ 奮闘篇』を見る。
■2020/1/4
Amazon Fire TV Stickを買い換えた。サクサク動く。お昼から家族でけんす君のうちへ。恒例の新年会で手巻き寿司。うちの娘ははじめて手巻き寿司で、予想外にモリモリ食べていた。久々にみかん君にも会え、ボードゲーム大会も楽しかったです。僕はそこから五反田へ。おにやんまでうどんを食べ、喫茶店でコーヒーを飲んでからアトリエヘリコプターで五反田団の『新年工場見学会2020』。黒田大輔不在はさみしいが、今年もはじまった感があり良かった。金子岳憲さんが観にきてた。
■2020/1/5
娘と実家へ、のんびり過ごす。年末に行けなかった床屋へ。散髪もして仕事に復帰するときがいよいよきた感じである。U-NEXT『極道めし』を見る。Netflix『男はつらいよ 寅次郎恋歌』を見る。 BSで『贋作 男はつらいよ』の一話を見たけど、これはまぁ見なくていいかな。
■2020/1/6
会社へ。ほぼ4ヶ月ぶりに仕事に復帰であります。ひたすらメールを開いて開いて。初週は6時間勤務なのですがそれでも疲れる。早く帰れたので家族で夕飯。娘はまだ冬休み中である。寝かしつけまでやる。Amazon Prime『ザ・リトル・ ストレンジャー』を見る。
■2020/1/7
仕事終わりで渋谷へ。タコベルでBUTCHさんのSTAR BOXを購入。箱がでかい。イメフォで『つつんで、ひらいて』鑑賞。ヒュートラ渋谷で未体験ゾーンの映画たち2020『エスケイプ・ゲーム』鑑賞。けんす君にもらった無料券で。感謝。
■2020/1/8
早朝から病院へ。定期通院日。まだ会社でフレックスを使えない状態なので午前半休を取らなければならない。リハビリもやり、書類の依頼、薬局にも寄る。出社は午後からなので高倉町珈琲でのんびりする。録画したアニメ『映像研には手を 出すな!』1話をやっと見たら本当に良かったです。午後から出社。ぼちぼちまともな仕事をしている。仕事終わりで立川へ。やよい軒で早めの夕食を食べてからキノシネマ立川で『テッド・バンディ』と『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』鑑賞。
■2020/1/9
本日は海外にいる上司とネット経由のミーティング。まぁ英語が出ませんよね。手術内容の説明をしたら引いてました。仕事終わりで昭島へ。MOVIX昭島で『男はつらいよ お帰り 寅さん』鑑賞。パンフも買ってしまった。TV録画『フラッシュ』S3E10を見る。Netflix『ドラキュラ伯爵』S1E1を見る。Netflix『男はつらいよ 柴又慕情』を見る。漫画家の古泉智浩さんがやってるPodcast「ファミレス映画館」で『男はつらいよ』の感想を4作ぐらいずつUpしてくれてるのが最高に面白い。Netflixで見終わったらそのエピソードのPodcastを聴く。この流れが最高だ。
■2020/1/10
聴きたいラジオやPodcast、見たいYouTubeがたまりまくり。仕事終わりで渋谷へ。ヒュートラ渋谷で未体験ゾーンの映画たち2020『ハード・ナイト』『ブラインデッド』鑑賞。ディズニーデラックス『マンダロリアン』S1E3を見る。今週からTV画面で見れて最高。BS録画『主任警部モース』E5を見る。
■2020/1/11
朝から娘と吉祥寺の眼科へ。娘を習い事におくり自分は水道橋へ。アテネフランセ文化センターで『あれから』『共想』鑑賞。アテネフランセははじめて行ったのでどこらへんの席がいいのかなぁと迷いながら着席。ふと前の席を見たらチートイツさんが座っていた。あけましておめでとう。うん、僕の席選びは間違っていなかったようだ。とくに『共想』 は一昨年のフィルメックス、去年の上映会と2度見逃していたので待望。作品的にもとても良かった。客席にはシネマシティの 椿原さんの姿も。3本目も観るというチートイツさんと別れて立川へ。猿田彦珈琲でゆっくりしてからシネマツーで『フォードvsフェラーリ』鑑賞。極爆で。熱い。
■2020/1/12
日曜日。午前中からmatsuさんのおうちへ。シネマクティフ東京支部の新年会。ゲストに名古屋支部からotokeiさん。ピザを食べ、各自の2019年ベスト10を発表。まるゆさんの発表が1時間を切っていたので成長を感じる(それでも長いけど)。ついでの音声配信もいくつか収録。今年もよろしくお願いします。Netflix『男はつらいよ 寅次郎夢枕』を見る。
■2020/1/13
祝日の月曜日。朝一で図書館に行ってから娘と実家へ。のんびり過ごす。BS録画『主任警部モース』E6を見る。TV録画『フラッシュ』S3E11を見る。Netflix『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』を見る。Netflix『ドラキュラ伯爵』S1E2を見る。
■2020/1/14
3連休明けの火曜日。通院日なので午前中から病院へ。口と左腕のリハビリを続けていたのだけど、左腕については今回でおしまい。あとは自主練がんばれ、と。仕事終わりで八王子市役所に行ってから渋谷へ。ユーロスペースで『さよならテレビ』鑑賞。Blu-ray『ウォッチメン アルティメット・カット版』を見る。BS録画『主任警部モース』E7を見る。
■2020/1/15
今週は海外の上司が来日中。1on1でのミーティング2連発。久々の英語をなんとか話す。頭が疲れる感じ。発声は意外とできる。お昼は社内のカフェテリアに行くタイミングを逃してしまい近所の丸亀製麺へ。4ヶ月以上ぶり。うどん食べるの遅いんですけどなんか嬉しかった。仕事終わりで新宿へ。武蔵野館で『音楽』鑑賞。ほげやまさんと同回、matsuさんとニアミスだったようです。
■2020/1/16
仕事終わりで会社の皆さんとディナー。海外からのゲストと。僕の復帰祝いも兼ねているようでありがたい。懐石、食べやすい。ちょっと探し物があり実家へ。親と話していて気づいたのだけど、なんかあごの下が腫れている。うーん、これは再度病院に行くやつだな。
■2020/1/17
会社に休暇の連絡。そして午前中から予約なしで病院へ。予約なしだと診察とかが昼ぐらいになってしまう。今回は切ったりせずに抗生剤で対応することに。薬局で薬を出してもらってから郵便局へ。予定外の休みになったので平日にしかできないことをいろいろ。前からやらなきゃいけなかった通帳の住所変更など。ゆうちょ、なかなか対応が早い。調子に乗って銀行にも行っていろいろ変更が必要なことを依頼したらこれが大変だった。予想以上に時間がかかりがっかり。遅いお昼CoCo壱で食べる。グラマ。立川へ移動、キノシネマ立川で『ジョジョ・ラビット』を観たのですが、これがかなりの部分を寝てしまった。これはダメだ。来週もっかい見直しだ。手術のあと、本当に眠くなってしまうことが多いのだけど、その原因のひとつが抗生剤な気がする。なんか眠くなってしまうんだ。調布へ移動。『mellow』鑑賞@イオンシネマシアタス調布。映画を観る前に薬を飲むのをやめたので『mellow』超集中して観れた。ディズニーデラックス『マンダロリアン』S1E4を見る。
■2020/1/18
土曜日。娘と吉祥寺の眼科へ。眼科にいる間に雪が降りはじめる。寒い。眼科終わってから娘を習い事に送り、自分はUPLINK吉祥寺へ。『マーウェン』をやっと観る。観れて嬉しい。映画観てから遅めのランチでCoCo壱へ。グラマ2日目でスプーンGET、やったぜ。娘を迎えに行き二人で実家へ。夕飯は母親と娘と三人でバーミアンで本格中華。平和だ。娘を風呂に入れ、寝かしつけたら自分も一緒に寝てしまう。やはり抗生剤の影響かな。録画したTV見たり本読んだりラジオ聴いたりしたかったのだが。
■2020/1/19
日曜日。実家泊で結局朝まで寝てしまった。娘といっしょに8時間以上寝ている。今日は地元の駅伝大会なのでそれを応援する。実家の前がちょうどコースの道なのだ。朝ごはんを食べてから旗を自作する娘。町の駅伝なので、地元企業や町内会、少年野球チームなど、様々に人たちが出場している。娘が「がんばれ~」とか応援すると、「ありがとー」とか返してくれたり、手をふってくれたりして平和。自分も中学のとき、剣道部として出場させられたのを思い出す。走るのは苦手なので本当に苦い思い出である。娘の旗(紙製)はまぁまぁボロボロになっていたが、「オリンピックのときにまた使う」そうである。そう、東京オリンピックの聖火ランナーも実家前の道を通るらしい。昼は手巻き寿司。けんす君ちの新年会で食べてはまったらしい娘。ばくばく食べる。TV録画『フラッシュ』S3E12を見る。Netflix『ドラキュラ伯爵』S1E3を見る。これで完走。さすが『シャーロック』チームというトリッキィな構成で面白かった。
■2020/1/20
正月以降、ラジオを聴くのがまったく追いつかない。仕事終わりで立川へ。キノシネマ立川で『ジョジョ・ラビット』鑑賞。今度は万全の体制で観て楽しめた。
■2020/1/21
朝から映画秘宝の休刊号を購入。復活を信じています。仕事終わりで新宿へ。今年最初のMCTTは『フォードvsフェラーリ』。公開規模が大きい作品ですがなかなか参加者が集まらず。参加してくれた方には本当に感謝。なんとか幅広く告知していきたい。Netflix『ジャックは一体何をした?』を観る。BS録画『主任警部モース』E8を見る。
■2020/1/22
午前半休で病院へ。造影CTを受けたわけですが、この結果がよくない。どうやら再度手術が必要となりそう。病気の再発とかではないのですが。昨年9月の手術で下顎の部分(オトガイ部という名称です)を一度縦に切断していて、それをくっつるためにチタンプレートを入れてるんですけど、これがうまく機能していないっぽい。骨はくっついていないし感染を起こしている。で何をしなくてはいけないかというと、手術でプレートを取り、キレイにして、再度プレートで固定する必要あり。これに2週間ほどの入院が必要となる、と。早ければ2月に、と。うーん、これはあきらかに再度休職する必要がありそう。まいったな。とりあえず奥さんと親に連絡。午後から出勤して健康相談室の人にも相談。やはり休職すべきでしょうと。たまたまハイレベルの上司とも話せたので口頭で報告。明日以降いろいろ連絡、準備しないとな。落ち込んだりもしたけれど、病気の再発ではないしきっちり治さないとな、という気持ちで仕事終わりで立川へ。シネマシティで『マザーレス・ブルックリン』鑑賞。昨夜のMCTTでさっちゃんさんが推していた一作。面白かった。
■2020/1/23
朝、いちおう娘にも再度入院が必要になりそう、ということを話す。前日ママから聞いていたこともあり納得してる風ではある。出勤して同じチームの人や仕事で関わる人に再休職となりそうなことを説明。海外へもメールで説明。そりゃみんな心配してくれますよね。早めに帰宅して家で夕飯。娘が喜ぶ。娘が寝てからNetflix『ペット・セメタリー(1989年)』を見る。
■2020/1/24
行きたかったLIVEが取れた。がしかし、入院になるといろいろ行けなくなるものも出てきそうで心配。仕事終わりで吉祥寺へ。UPLINK吉祥寺で『ポゼッション 40周年HDリマスター版』鑑賞。ディズニーデラックス『マンダロリアン』S1E5を見る。BS録画『主任警部モース』E9を見る。TV録画『フラッシュ』S3E13を見る。
■2020/1/25
朝から娘と吉祥寺の眼科へ。娘を習い事に送ってからUPLINK吉祥寺で『his』鑑賞。チートイツさんとニアミスだったようです。AKIRA君ともニアミスだったかも。娘と合流してから帰宅。夕飯は奥さんが買ってきてくれたビリヤニ。Amazon Prime『ロスト・イン・ラ・マンチャ』を見る。Amazon Prime『スタートレック:ピカード』S1E1を見る。
■2020/1/26
朝から近所の図書館をハシゴ。トータルで4キロ以上は歩いたはずなので多少動けるようになってきた。朝のウォーキングも復活させたいが。立川へ。キノシネマ立川で『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』と『ペット・セメタリー』鑑賞。西荻へ移動。本屋ロカンタンでにて2019年外国映画ベストテン会議!千浦僚+村山章+結城秀勇。2019年の映画全体の話や流れの話を聞いて面白かったし、自分の観た映画も整理できた感じ。そうだ、ぷらすとの2019年ベスト映画も見ないとな。YouTube『TDF Really Works』を見る。
■2020/1/27
すごい寒い。当初の予定では仕事終わりでシネマート新宿まで行こうと思ってたんだけど、雪が心配なので予定変更、昭島へ。MOVIX昭島で『リチャード・ジュエル』鑑賞。映画館を出��らみぞれになっていた。歩いて帰宅。
■2020/1/28
上司や人事、産業医とミーティング。2月からの本格復職はなくなったが、2月1日付であわてて休職する必要はないとのこと。バタバタしないで良いので助かる。再休職のスケジュールは明日決まるかな。早めに帰宅。娘が喜ぶ。夕飯を食べて、娘を風呂に入れて、寝かしつけまで。Netflix『失くした体』を見る。Netflix『ARASHI's Diary -Voyage-』E2を見る。DVD『JAPONICA VIRUS ジャポニカ・ウイルス』を見る。
■2020/1/29
朝から病院へ。先生から手術の説明を受け、手術および入院、そしてその準備のスケジュールを決める。おそらく2月中旬から3月いっぱいまで再度休職することになるだろう。いろいろと予定が狂いまくる。そして2月のMCTTには参加できない。申し訳ない。家族にも連絡。手術の日の予定を確保してもらわないといけないのだ。午後から出勤。いろいろ連絡。もう連絡とか調整だけで半日が終わってしまうよ。仕事終わりで立川へ。シネマシティで『バッドボーイズ』鑑賞。極上音響上映で。懐かしいな。95年の上映時もシネマシティ(シネマワン)で観たかもしれない。昭島へ移動。MOVIX昭島で『シライサン』鑑賞。映画観終わって歩いて帰宅。
■2020/1/30
『AI崩壊』冒頭9分ぐらいが公開されたので見てみたらエキストラ出演した自分の姿を確認。まぁ自分以外の人はマジでわかんないと思います。休職に向けた手続きをいろいろと開始。仕事終わりで昭島へ。松屋でプルコギ食べてからMOVIX昭島で『風の電話』鑑賞。歩いて帰宅。
■2020/1/31
昼休みに出来上がった診断書を病院まで取りに行く。病院が歩いていける距離にあるとこういうところがありがたい。仕事終わりで立川へ。うどん食べてからシネマシティで『AI崩壊』鑑賞。もう、入江監督の新作については面白いとホッとする。ディズニーデラックス『マンダロリアン』S1E6を見る。そんな感じでいろいろ予想外なこともあった1月も終わり。
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OPシングル発売記念イベント「レヴュー“星のダイアローグ”」東京 レポート
■ イベント詳細
OPシングル発売記念イベント「レヴュー“星のダイアローグ”」東京
■ 会場
会場: サイエンスホール
住所: 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2-1
■ 出演
小山百代
三森すずこ
岩田陽葵
富田麻帆
■ イベント内容
■■ 1. 挨拶
( 1回目 )
もよ「8月はイベントがたくさんあったけど、制服でのイベントは久しぶりな気がする!」
まほ「久々に制服着たらちょっときつい」
全員「私も〜w」
はる「お昼の食べたチャーハン出てきそう」
もよ「私も牛が出そう」
もよ「このメンバーでのイベントは初めてですよね?」
まほ「イベントは初めてだけど、放送局の一番最初はこのメンバーだった!」
まほ「まだおとなしかった頃!」
みも「まほさんと私初対面だったw」
もよ「はるちゃんも吐きそうって言ってたw」
もよ「あれだけアーカイブに残ってないので見た人はレアだよ!」
( 2回目 )
もよ「今回は制服でお送りします!」
もよ「まほさんも似合ってるよ!」
まほ「ありがとう〜!」
もよ「真矢モードになるまで時間がかかるみたいですw」
まほ「今チキどんモードになっちゃった」
みも「まほちゃん、最近チキンラーメンのキャラクター、チキどんにしか見えなくて」
( 3回目 )
もよ「3回ともきたよーって人!」
もよ「ほとんどやないかい!」
■■ 2. アンケートのコーナー
◯ 今まで発売した中で最もテンションが上がる楽曲は? ( 1回目 )
みも「エンディング!Fly Me to the Star!」
まほ「ディスカバリー!踊っててテンション上がる」
はる「レヴュー曲の誇りと驕り!聞くとシャキッとする」
もよ「Star Divine のイントロはテンション上がる」
◯ 最近みなさんが経験した「This is ◯◯」な出来事は? ( 1回目 )
まほ「現在の状況!This is 鼻づまり」
もよ「This is 人生で最高体重」
はる「きらめきが増えたんだよ!」
もよ「八王子の時が一番ベストスタイルだった」
もよ「これ本当にあった怖い話だからね」
はる「This is ブロッコリー」
はる「お昼にブロッコリーを食べたんですけどまだこの辺(お腹)にいて」
みも「This is お店のおしぼり」
みも「前の日の夜にお酒を飲んで、次の日バックを見たらお店のおしぼりが入ってたw」
みも「ハンカチを集める趣味があるから間違えたのかなと思った」
みも「これ実は2回目なんだよね…」
◯ 2ndライブで個人的のこの曲を歌いたいという曲があれば教えてください ( 1回目 )
みも「Fly Me to the Star!これしか歌いたくない」
まほ「まひるのレヴュー曲!恋の魔球!」
もよ「8話のレヴュー曲はかなり聴きたいね」
◯ 九九組の中で自分がトップスタァになれると思うものはなんですか? ( 1回目 )
もよ「耳たぶのやわらかさ」
まほ「変な身体の動き」
はる「水を飲む量!みんなが1本飲む間に3本飲んじゃう」
みも「おしり!おしりだけブラジル人。主張が激しいんです」
もよ「みなさんは触らないでくださいね」
◯ 2ndライブでやってみたい演出は? ( 2回目 )
まほ「釣られたい!夢なの!」
もよ「真矢様のレヴュー曲は釣ったままやってほしい」
まほ「レヴューでやられる華恋ちゃんも飛んで欲しい」
もよ「えー、こわいこわい。私今飛ぶの恐怖症だからね」
もよ「アニサマで殺陣をやったんだけど、ステージの真ん中からジャンプして出る予定だったのに、アニメのように尻餅をついたので、後ろ姿でドヤって出てくる演出に変えてもらった」
もよ「でも誰かに飛んで欲しい」
まほ「飛ぶなら華恋ひかりでしょ」
みも「やだやだ飛びたくない、私は見てたい」
はる「純那は!?レヴューで釣られてたし」
もよ「いいね!ひーちゃんならできるよね。若いし」
◯ 楽しかったアフレコ現場のエピソードは? ( 2回目 )
まほ「1話で恐竜の目覚ましがあったんだけど、恐竜のモノマネをよくやってるからって、監督に富田さんお願いしますって振られた」
まほ「私がやってるのは行動であって、声ではないんですけど。。でもトライしたんですよ!」
まほ「トライしたんですが、あまりにも出来が酷くて採用されなかった。切ない」
もよ「まほさんが恐竜の声出すの聞いたことないけどってあの時全員思ったと思うw」
もよ「みもさんの誕生日くらいの日にはるちゃんがプレゼントを渡してて、お手紙入ってるー!って見たら取扱説明書だった」
みも「ジャスミン茶取違事件っていうのがあったね」
みも「休憩中にトニセンで喋っててテーブルにジャスミン茶が置いてあったから飲んだらアフレコブースにもジャスミン茶が置いてあった」
みも「誰のジャスミン茶だったんだろう」
まほ「位置的にもよじゃない?」
もよ「私は58円の水だった」
はる「あそこのね!安いよねー」
◯ 7、8話まで見た上で、もう一度1話から見直す時に気をつけて見るべきポイントは?( 2回目 )
みも「オススメのひかりちゃんポイント!初めて二人(かれまひ)の部屋に入った時にまひるちゃんのベッドにあったキャラクターを持ってた」
みも「あれ実は Mr.ホワイトの敵キャラなんですよ!」
はる「スズダルキャットっていう名前で、同じアニメのキャラクターなんだけど、ライバルなんですよ!」
はる「私もスズダルキャットの話が言いたかったぁ〜」
もよ「やっぱりばななに注目してほしいですね」
はる「あいあいさんの鼻唄かな、自分で作曲したのに次の時に忘れるっていう」
もよ「はるちゃんが横で歌って指導してたよねw」
◯ アニサマでの裏話は?( 2回目 )
もよ「さっき喋っちゃったw」
まほ「帝国華撃団歌ったよね」
もよ「殺陣が変わったメンバーがいたかなあ」
もよ「TBSアニメフェスタでも変わったしアニサマでも変わってる」
まほ「もよは全部違ったよね?」
もよ「違った〜」
はる「みもさん一番変わったと思う」
みも「今まで2手だったのに、アニサマは11手に変わってた」
みも「やだやだって言ったんだけど、はけるタイミングがないから仕方なく…」
はる「まひるは変わってないんだ〜」
もよ「でも私まひるきっかけでステージ出てる。まひるがコロスに攻撃したら出てる」
はる「私はまほさんきっかけでステージ出てる」
はる「まほさん切った後に手まわして、その後出てる!」
まほ「よく見てくれてる!」
もよ「殺陣の前にすごい走った!ポップアップのとこまで行かなきゃいけないから」
まほ「まひる回の時のゴロゴロって感じw」
もよ「マネージャーさんも一緒に走ってくれたw」
◯ 九九組メンバーで女子力が高いのは誰? ( 3回目 )
はる「女子力でいうなら輝ちゃんかなぁ」
もよ「あやさもコスメとか」
みも「あの人料理は全然しないから」
まほ「みもさんもマイハンカチ持ってるよね」
みも「ハンカチ女子なんです〜!」
もよ「私トイレ行って風出す機械でゴーッてやってたらみもさんが「私タオル派♪」って言われた」
◯ 最近うひゃーってなっちゃう出来事はありましたか? ( 3回目 )
みも「チキンラーメンのキャラをチキどんだと思って小さい頃から過ごしてたのに」
まほ「本名調べてみたら「ひよこちゃん」だった」
まほ「私今日からチキどん!」
みも「チキどんの第一人者!」
◯ 全員で遊びに行ったことはありますか? ( 3回目 )
まほ「ないね」
みも「この前夢の国に行こうとしたじゃん!あの時インフルエンザになって…」
もよ「あの日奇跡的にあいましたよね。それ以降合わせようとしたことがないね」
みも「稽古始まるといつも顔合わせるから」
まほ「稽古前とかにご飯行くことはあるよね」
◯ 今までのイベント、お渡し会、ライブなどでの珍事件は? ( 3回目 )
もよ「はるちゃんとのお渡し会の時に、「愛城華恋役の小泉…」って言われて、えー!??って」
もよ「文字似てますからー。私も時々小泉の水取りそうになる。あるある」
まほ「日々珍事件だから思いつかない」
◯ アニメのお気に入りのシーンは? ( 3回目 )
まほ「お待ちなさい!私は廊下の女神!」
キラキラキラ ( SE )
もよ「まひるのシーンだからですか???」( SEおじさんを見ながら )
はる「練習しすぎて、練習の女神って呼ばれた」
みも「ちっちゃいふたかお」
みも「ちっちゃい双葉を演じる時の輝ちゃんがすごいかわいい」
みも「絶対無理ですよぉ〜って言って顔赤くするの可愛かった」
もよ「でも終わった時に「私、あんな声でるんだー!」(自慢げ)」
もよ「照ちゃんすぐ顔赤くなるよね」
もよ「照ちゃん今ジャニーズJrみたいだよー!って言うと顔真っ赤にしながらそれっぽい動きしてくれるw」
はる「4話の華恋とひかりが帰ってこなかった時のみんなの茶番」
まほ「クロちゃん全然関係ないこと言ってるんだよね」
もよ「1話のキリン!?って言った後にキリン踏みつけていくのが好き」
もよ「あとキリンが水飲みながら喋ってるところ」
◯ 今回の CD でのレコーディングの裏話は? ( 3回目 )
はる「星のダイアローグは難しかった」
まほ「ひかりと華恋の入りが難しそう」
みも「いつも目でいくよ?いくよ?ってやりながら あの星の〜 って合わせてる」
■■ 3. キラめきポーズ選手権 in 東京!
◯ キラめき東京観光名所ポーズ! ( 1回目 )
もよちゃん以外東京出身だけど、東京出身の人はむしろ観光しないでしょ!ということで意気込むもよちゃん
はる「雷門!雷門を撮ってる外国人のポーズ」
もよ「私が大阪でやった道頓堀を撮ってる外国人と同じなんだけど!?」
みも「レインボーブリッジ!レインボーブリッジを封鎖できません!のポーズ」
もよ「東京タワー!髪飾りをひかりちゃんと交換してるポーズ」
まほ「スクランブル交差点で人にぶつかった時のポーズ」
一番きらめいていたのは…富田麻帆さん!
◯ 東京定番待ち合わせスポットポーズ! ( 2回目 )
はる「東京駅の銀のスプーン」
みも「修学旅行の時とかそこ待ち合わせになる」
まほ「新幹線乗る時たまにそこ集合あるよね」
みも「池袋駅のいけふくろう」
みも「埼玉方面の友達と待ち合わせするときはここで待ち合わせする」
もよ「新橋駅のSLのやつ」
はる「渋谷のハチ公の前にある電車かと思った」
もよ「それよく私たちが待ち合わせに使うやつw」
もよ「これは見たことあった!」
まほ「渋谷のハチ公」
もよ「1部でもまほさん渋谷だったw」
一番きらめいていたのは…富田麻帆さん!
◯ キラめき東京常識あるあるポーズ! ( 3回目 )
はる「みんな歩くのがめっちゃ早くて謝ってるポーズ」
もよ「??」
キラキラキラ ( SE )
もよまほ「ちょっとー!?」
はる「歩くのがめっちゃ早いだと1部のまほさんと同じになっちゃうから謝ってるのも入れた」
みも「高いビルが多くて、エレベーターに乗った時に時間がかかるポーズ」
キラキラキラ ( SE )
みも「SEおじさん私に怒られたくないからキラキラ押してくれたw」
もよ「一駅隣は歩いていけるのポーズ」
もよ「これポーズじゃないから!!」
まほ「新宿駅で迷子になるポーズ」
もよ「迷子なりがち。新宿どころか池袋も渋谷も迷子になる」
一番きらめいていたのは…富田麻帆さん!
■■ 4. 九九組!99チャレンジ!
今回チャレンジするのは「君と二人掴む!星のダイアローグ」
9歩歩いた先で手を伸ばした時に相手の手を掴むことができるかというチャレンジ
( 1回目 ) 現在45ポイント
◯ 小山・岩田ペア
目隠しをするのははるちゃん
もよ「目で ( はるちゃんに ) やってって圧かけてた」
チャレンジ成功!
水が置かれたテーブルをみもりんが防ごうとするもはるちゃんが突撃してみもりんがよろけて結局水をこぼして、スタッフが雑巾掛けしていた
はるちゃんは目隠ししていたので後から聞いてびっくりw
◯ 三森・富田ペア
目隠しをするのはまほさん
みも「( 目隠しするのは ) そりゃもうまほちゃんでしょ!」
みも「九九組のトニセンとして頑張ろうね」
チャレンジ成功!
( 2回目 ) 現在47ポイント
◯ 三森・岩田ペア
目隠しをするのはみもりん
みも「わたくしがやります」
チャレンジ成功!
◯ 小山・富田ペア
目隠しをするのはもよちゃん
まほさんかっこよく9歩歩いて観客から拍手
もよ「歩くだけでかっこいいことなんてあるんですか?」
チャレンジ成功!
今までは目隠しした人が落ちないようにもよちゃんがステージ前で守ってたけど、もよちゃんの時は途中まで誰もいなくてヒヤヒヤ…
途中ではるちゃんが気付いてカバーに入ってくれてましたw
( 3回目 ) 現在49ポイント
◯ 岩田・富田ペア
目隠しをするのはまほさん
もよ「まほさんどこ行くかわからないから」
まほ「3回目ともなるとそんなレパートリーない!」
チャレンジ成功!
めっちゃ早歩きで8歩進むまほさん
◯ 小山・三森ペア
目隠しをするのはみもりん
みも「今行くから!」
もよ「ひかりちゃん!」
チャレンジ成功!
ダウジングで観客の声を聞いて進むみもりん
■■ 5. 告知のコーナー
99枚限定みもりん直筆サイン入りカード封入!
もよ「欲しい!私がもらおうかな」
まほ「もよがもらって98枚。私ももらって97枚にしちゃお〜」
■■ 6. ライブパート
( 2回目 )
ライブ前煽りをはるちゃんに任せるもよちゃん
はるちゃん初めての煽りでしたが、もよちゃんがサポートしつつ最後はバッチリと親指を立ててグー
もよちゃんは他人を���っての司会進行も上手ですごい。はるちゃんに対して親身になってしまう姿勢をここでも発揮。
( 3回目 )
ライブ前煽りをまほさんに任せるもよちゃん
まほさんのコーレスはロックでかっこいい声!
◯ Star Divine
歌割りがリリイベオリジナルなので、まほ姉のパートの時の圧がすごい
( 3回目 )
まほさんで髪留めが弾けるトラブルで一回はける
みも「アニサマは殺陣があったけど、オリジナルは久々に踊った」
もよ「9人で円まわるの難しいけど、みんなでステージの中央見てまわってる。その光景が面白くてステージに見えないところで笑ってる」
みも「身長差も面白いよね。ばななと香子の歩幅が違いすぎる」
もよ「もえぴ足長いよね」
みも「もえぴ足も長いし、持ってる武器も長い」
もよ「もえぴは稽古着で着てるジャージの丈がちょっと足りなくてくるぶしが出てるのが愛おしい」
みも「何の話?w」
◯ ディスカバリー!
2番冒頭はステージ上手でもよちゃんが泣いているところにみもりんがパンをあげる振りをする
3回それぞれパンのあげかたが違っていて、アンパンマンみたいにあげていた回も
みもりんがまほさんの上を馬跳び、もよちゃんはるちゃんが側転
( 1回目 )
まほ「みもりんの馬跳びが見れたー!みもりんが飛んだぞー!」
みも「2回目から飛べなくなっちゃうからやめて〜」
みも「馬跳びとか小学生ぶりかも。大きくなりすぎた」
もよ「同い年だよ!」
みも「もよちゃん!ありがとう〜!」
( 後日ゆうがたパラダイスで語られていましたが、もよちゃんやはるちゃんはみもりんに対して「同い年」と主張してくれて、あえて先輩扱いしないらしく、みもりん的にはそれがすごく嬉しいそうです。ええ話や… )
◯ 星のダイアローグ
2番冒頭のステージをぐるぐる回るところ ( 歯車が回り始めたら ) の組み合わせはもよはるとみもまほ
■■ 7. 今日の感想
( 1回目 )
はる「舞台の稽古を頑張っていきますので楽しみにしていてください!」
まほ「今日は特別の歌割りだったので、ここにいるみなさんしか聞けない曲でした!(おばあちゃん風)」
もよ「急に老けたねw」
みも「この前はアニサマでやったけど、リリイベならではのオリジナルでアットホームな感じがあったよね」
もよ「ダイアローグはアニメのOPでもあり、思い入れのある1曲です」
もよ「ダイアローグは今日が最後のイベントで来週から Fly Me to the Star のイベントになるけど、こうやってアットホームな感じでダイアローグを披露できて嬉しかったです」
( 2回目 )
はる「星のダイアローグ歌ってる時に照明が星の形になってたの気付きました?」
はる「これからも星のダイアローグは大事に歌っていきたい」
まほ「はるちゃんを真似して煽ってみる!」
まほ「みんな汗かいてるかー!これからもスタァライト応援してくれるかー!」
観客「おー!!」
まほ「満足…!」
みも「アニメも毎週オンタイムで見てる!スタァライトすごいね!私が一番のひかりちゃんのファンでありたい」
みも「思う存分ぞみぞみしてもらいたい!今日来てくれた人たちが最古参!」
もよ「みもさん、最古参言いがちw」
もよ「星のダイアローグは色んな人と色んな組み合わせで歌わせていただいて、みなさんと大切な時間を共有できた大事な曲です」
( 3回目 )
はる「みなさんからパワーをもらって最高の夏になりました!」
はる「#1を超える舞台になるよう稽古がんばります!」
まほ「#2でまたお会いできたらいいな。みんな待ってるよー!!!」
みも「チキどんの情緒不安定さで笑っちゃった。いつもこうなんです」
みも「サイエンスホールは後ろまで見えるから家に帰ってきた気持ちでできて楽しかったです」
みも「舞台は ( 何も決まってないけど ) 内容もやばいしスケジュールもやばい」
まほ「やばい」
もよ「アニメの勢いに負けないように、舞台の戦いもぜひ見て欲しいです!楽しみに待っててください!」
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勢いでドイツに行ってきた話#1 フランクフルト編
投稿日 2017.08.16
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【今回の行程】
NH093 羽田 - 関空
LH741 関空 - フランクフルト
★フランクフルト観光
■ルフトハンザドイツ航空でフランクフルトへ
私が飛行機の予約をした時点では、関空発の便しか残っていなかったため、まずは羽田から関空までANAで移動する。
この時期は台風が来る可能性も気にしなければならない。国内で複数の空港を乗り継ぐのはリスクだなあと思ったりもしたが、関東関西どちらも穏やかな気候で一安心した。
関空からはルフトハンザでフランクフルトへ向かう。機材はB747-400。個人的には旅客機で真っ先に思い浮かべるのがこれである。でかくてエンジン4基で2階建て。古い機体だけど、やっぱりかっこいいと思う。
ルフトハンザの機内食はまあまあおいしかった。そして特筆すべき点として、ナイフ・フォーク・スプーンがプラスチックでなく、ちゃんとした銀食器だったことである。どこかのレビューで、「飯食ってる感が圧倒的に違う」と書いてあったけど、なるほど確かに、この程よい重さと強度がいかに食事に影響するか再認識させられた。
フランクフルトまでは約12時間のフライトである。出発は少し遅れたが、シートモニターのフライト情報をみると到着はむしろ少し早めのようだ。
時差を考えるとこのあたりで少し寝ておいたほうが良いのだが、寝ようとすると全然寝られない。折角なのでこの時間を使って、簡単なドイツ語を覚える。
私は海外に行くとき、挨拶や簡単な表現くらいはその国の言葉を覚えるようにしている。スマホに保存してきたドイツ語入門みたいなサイトを見て、10分くらいすると急激な眠気が襲ってきたので、そのまま眠りについた。
■到着早々、一気にテンションが下がる
フランクフルト空港に着いた。
まずやることは、持ってきたヨーロッパ周遊simをスマホに入れて電波を確保することである。今はスマホさえ使えればどーにでもなるのだ。なんて便利な世の中になったのだろう。
10か月前くらいに海外通販で買って、それ以来使っていなかったorange.esのsim。1年間チャージ履歴が無いと回線が止まってしまうらしいが、一応マイページ(mi orange)で確認したところ、まだ生きているようだ。
simを入れ、スマホの電源を入れ、PINロックを解除すると、再び今度は「SIMネットワークのロック解除PIN」を要求された。
こんな画面今まで出てきた記憶無いけどな…と思いながらあらためてsimカードのPINを入力するが、弾かれてしまう。
色々こねくり回して分かったこと、それは端末のsimロックがかかっているということだった。
スマホはドコモの端末をsimロック解除して使っていたのだが、この旅行の少し前にスマホが壊れてドコモショップに修理に出した際、またsimロックされて返却されていたようだ。
持ってきたsimが使えないのではなく、スマホ側が使えないとなると、いよいよこれは手詰まりだ。どうしよう。終わった。帰りたい。
イミグレーションの列に並びながらスマホほいじくり回して悪あがきをし、徐々に絶望的な状況が確信に変わる頃、審査の順番が回ってきた。
■イミグレで追い打ちをかけられる
イミグレで訊かれることは大体決まっている。何しに来たとか、何日間いるのかとか、それくらいなら受け答えはできる。
しかし今回はそれだけでは許してくれず、何ユーロ持っているのかとか、どこに行くんだ、じゃあ帰りのチケットを見せろだとか色々煽られまくった。
最終的には何を訊かれているかさえわからず苦笑いしかできなくなったところで、シッシッという手のジェスチャーとともに「おまえもっと英語勉強したほうがいいぞ」と捨て台詞を吐かれ、なぜかこれだけは鮮明に理解できた。
なんだその態度は!!くやしい!!この合わせ技で私の心はズタボロである。とはいえその8割くらいは英語もできずに勢いで海外に来た負い目である。
こうしてこの日一日は相当低いテンションのまま過ごしたのだが、この戒めともいえる台詞を更に痛感するのは、もっと先のことである。
■フランクフルト市街地へ
フランクフルト空港からフランクフルト中央駅(Frankfurt (Main) Hbf.)まではSバーンのS8、S9またはREで向かう。空港駅はSバーンなどが停車する近距離駅(Flughafen Regionalbahnhof)と、ICEなどが停車する長距離駅(Flughafen Fernbahnhof)に分かれている。近距離駅は地下にある。
チケットは色々考えるのが面倒なので1日券を買った。空港駅はzone5090、中央駅などのフランクフルト市街地はzone5000に属するので、そのエリアをまたぐチケットを買わなければいけない。
上の写真は中央駅の地上ホーム。Sバーンはここではなく地下ホームに停車する。
中央駅に着いたら、まずはホテル「Townhouse Hotel」へ向かう。中央駅からミュンヘナー通りへ向かい徒歩3分くらい。交通の便は非常に良いが、中東っぽい人たちが地べたに座ってたむろしていたりして、決してお上品ではないエリアだった。ホテル内は綺麗でフロントの方の感じもよく、シャワーの水量もたっぷり、wifi使用可。しかし夜は路面電車の走行音と通りの喧騒がうるさくて、このあたりは評価が分かれる所だと思う。
そういえばホテルの写真を一枚も撮っていない。撮っておけばよかったな。
■プリペイドsimを買う
スマホ使えない問題については、妻のスマホからテザリングをさせてもらうことで対処することにした。
私の持ってきたorangeのsimは1日100MBまで1€という料金体系で、二人で使うには心もとない。そこで一応出発前に下調べしておいた店へsimを買いに行くことにした。
参考にさせてもらったサイトはここ。
Lycamobileの3GBを購入。 電波は3Gのみで4Gは対応していないっぽい。このサイトの通り、店員のお兄さんがなかなか感じ良く、設定までしてもらった。設定してもらうときは言語設定をドイツ語にしておいた。
LycamobileはドイツのMVNOで、回線はドイツテレコムを使用している。テザリングも問題なく使用でき、このあとに行ったデンマークやスウェーデンでも追加料金無く使用できた。最近ヨーロッパのローミングフィーが廃止されたからだろう。ありがたや。
■フランクフルト観光へ
ホテルからとぼとぼ歩いていくと、欧州中央銀行のユーロマークが現れた。これをわざわざ目的にするほどでもないと思うけど、実際に見ると「おおっ」てなる。
さらに歩いて行き、旧市街のレーマー広場(Romerberg)へ。三角屋根がおしゃれ。旧市街の街並みを見ると、ヨーロッパに来たんだなとしみじみ思う。
レーマー広場からマイン川の方へ向かうと、橋に人が集まっていた。鉄の橋(Eiserner Steg)というらしい。とりあえず対岸まで渡り、折り返してみた。
なんか橋に鍵かけるの好きだよねこっちの人。
奥に見えるのはフランクフルトの大聖堂。
そこから北上して、Hauptwache駅付近へ。このあたりはデパートや商店街があり、お土産探しにも良いかもしれない。
ここにあるGaleria KaufhofというデパートでVilleroy& Bochの食器がセールをしていて、日本の半額ぐらいで売っていた。ニューウェイブカフェのセットがめちゃめちゃおしゃれ。まだ旅の初日で荷物になるから買わなかったけど、買っておけばよかった。。
色々うろうろして、Uバーンで中央駅まで戻る。時間は夜9時くらいだが、7月のドイツはまだまだ明るい。
長い一日で疲れたし、明日の予定は詰め詰めなので、この日は早めに寝ることにした。
■準備に使用したサイト・資料
【サイト】
ANA フランクフルト空港の施設案内
https://www.ana.co.jp/wws/us/j/asw_common/departure/airport/map.html?c=fra
DB ドイツ鉄道
https://www.bahn.com/en/view/index.shtml
VGF フランクフルト市交通公社
https://www.vgf-ffm.de/en/home/
RMV ライン=マイン交通連盟
https://www.rmv.de/en/
フランクフルト中央駅案内サイト
http://www.bahnhof.de/bahnhof-de/Frankfurt__Main__Hbf.html
【資料(pdfリンク)】
フランクフルト近郊 路線図
https://www.rmv.de/linkableblob/de/12980-108181/data/rmv-schienennetzplan.pdf
フランクフルト中央駅 構内図
http://www.bahnhof.de/file/bahnhof-de/11022360/gvCAEpQFzZkCPUm0eboQjwres8k/11946268/data/Frankfurt_Main_Hbf_de_PDF.pdf
フランクフルト空港(長距離)駅 構内図
http://www.bahnhof.de/file/bahnhof-de/11022360/bipOAUkn9BLNLZFUB1WwJC_fcuA/11946240/data/Frankfurt_am_Main_Flughafen_Fernbahnhof_de_PDF.pdf
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ソビノワ@肥後橋/パフェ/☆☆☆☆☆
2017年6月訪問(初)
やっと…やっと行けました。
気になってからはや1年以上…何度か伺ってみたものの、臨時休業やら何やらで何度か振られ、今回は事前に営業していることをちゃんと確認してから行ってきました!
靭公園から北に数分歩いたところにある(また別の)公園沿いのお店です。
1階のラーメン屋さんのインパクトが強くて最初は通り過ぎてしまいましたが、こちらのビルの2階にあるお店。
それにしてもこのエリアは
Seiichiro, NISHIZONO(セイイチロウニシゾノ)
や
SANDWICH FACTORY
もあって、甘いもの好きには良いエリアですね。緑も多いですし。
11:45から営業しており、自然派の定食も食べられるお店ですが、15時頃に伺うと流石に売り切れ。
おやつはまだあるのかなと一抹の不安を抱えながら、階段を上っていきます。
階段を上がるとすぐ入口で、中はナチュラルな雑貨屋さんのよう。
このお店、実は看板犬(ことちゃん)がたまに在店するらしく、
以前は客も小型犬を同伴できたのですが、2017年4月以降同伴禁止になったそうなので要注意。
この日は残念ながらお休みらしく、会えませんでしたことちゃーーん。
もう少し大きな写真のことちゃん。
会いたかった…
店内は、もともと古いビルの部屋という感じはありつつも、
木目調の床材や机、可愛らしい棚・照明・緑等でかなり良い感じにリノベされています。
写真には写せませんでしたが、左には4名席のテーブルが2つと、窓沿いにソファがもう2席。
大きな窓からは目の前の公園の緑がよく見え、また角部屋なので涼しい風が店内を通り抜けていました。
奥のソファ席は、西日は差し込みますが、光の当たり具合とバックの緑によって絶好のフォトスポット。
今回僕はソファに座れませんでしたが、次回は是非座りたい。
カウンター上の植物の花も異様に可愛らしい。
牛が乗っているのはACプラグ。
free wifiもあり、店主の方の「ゆっくりくつろいで欲しい」という気持ちは伝わってきますが、
休日のパフェを求める勢を考えると、休日にゆっくりするのは少し難しいかもしれません。。。
メニューに記載がありましたが、
ソビノワという名前には「素・美・環」という意味があるそう。
「食材選び」にあるように、からだに優しい自然のご飯・おやつを提供してくれます。
牛乳だってこだわります。
タルト類も非常に美味しそうなのを知っていますが、
やはりパフェに注目という事で、「南の国のマンゴーパフェ、¥1,566」をオーダー!
因みに、
パフェの提供は14時からで、13:30から紙に名前を書いて店頭で並ぶことができるとのこと。
この日は運良くパフェが残っていましたが、確実にパフェを頂くためには13:30にお店に来た方が良いかもしれません。
もう時期が終わってしまいましたが、
ソビノワは「まんまる苺のパフェ」が有名なんですよね。
それも食べたかったですが、
店内他のお客さんが食べているマンゴーも間違いなさそう…
自由に読める書籍もたくさんあるので、それらをパラパラ見ている間にやってきました、これが「南の国のマンゴーパフェ」!
ふんだんに盛られたマンゴーはパッと見何かソースがかかっているのかと思いましたが、
とろとろに完熟したマンゴーそのもの。
この質感一体何なんだ。
内部は5層程度になっており、途中にもマンゴーが隠れている様子。
一番下はコーンフレークか…という懸念も持ちましたが、第1層マンゴーから頂いていきましょう!
大ぶりでとろとろで濃厚なマンゴー美味しい!しずる感半端ない。
単体でも十分美味しいマンゴーたまらない。
マンゴーの内部、第2層はミルクアイス!
確認し忘れましたが、
恐らく「斉藤牧場の自然放牧乳」を使っているであろうアイスはさっぱりなのですが味わいもある美味しい一品。
マンゴーとの相性も良い。
ミルクアイスの下第3層は杏仁豆腐!
この杏仁豆腐、杏仁の味がしっかりした美味しい杏仁で、パフェに消されることなく、さっぱりめのミルクアイスとも濃厚なマンゴーとも合う。バランスが良い。
ここまでで確信できました、
このパフェは単純な「フルーツ+バニラアイス+生クリーム」とは全く異なる「上質なパフェ」。
第4層にはマンゴーアイスとぶつぎりのマンゴー!
食べ進めてもマンゴーが食べられるのは嬉しいですね。
形の差はあれど、第1層に盛られたマンゴーと変わらぬ濃厚さ。しずる感。美味。
第5層のコーンフレークは嵩増しとして存在しているのではなく、良いアクセント。
終盤諸々溶けつつあるパフェ内を引き締めてくれました。
コーンフレークやるじゃん見直した。
美味しい上質なパフェでした、ごちそうさまでしたー。
(スプーンがまたオシャレ)
何度か振られてやっと入れたという事抜きにしても、お菓子も雰囲気もとても良い重宝できるお店。
他のお客さんが頼まれていたタルトやレアチーズケーキも美味しそうでしたし。
営業時間遅めになると売り切れてしまうことも多いようで、
もう少し営業日・時間が使いやすいといいなぁとは思いますが、
その辺は人気店、且つ、本当に美味しい良いものを提供しているお店が故として承知して伺いましょう。
季節が異なる頃のパフェもタルト類も目当てにまた再訪したいです!
(パフェならコチラもお薦め!)
千疋屋総本店フルーツパーラー@三越前/パフェ/☆☆☆☆☆
Fru-Full@赤坂/ホットケーキ・パフェ・フルーツサンド/☆☆☆☆☆
果実園@東京駅/パフェ/☆☆☆☆
みゆき館@銀座/パフェ/☆☆☆☆
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■HP:
https://www.facebook.com/sobinowa/
■食べログ:
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270102/27091584/
■営業時間: 11:45~18:00
■定休日: 6月は月・火曜日ですが、結構不定休なので訪問時はfacebookページを要チェック
(※訪問時の情報)
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■個人的オススメ度: ☆☆☆☆☆
■Instagramやっています: https://www.instagram.com/gunjou_ama_biyori/
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