#方塊屋
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yoooko-o · 5 months ago
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16/08/2024
夏季休暇が終わり、久しぶりの出勤でした。
出勤したら、なぜか一階の事務所は何か不穏な空気が漂っていて。 私のデスクがある二階に上がったら、更に不穏な空気が漂っていました。 しかも経理の1人の職員さんは不在。先輩に尋ねたら
「あと1人は…しばら���したら戻ってくるはずよ」
言い方も妙だし、休み明けで仕事が山積みだから不穏な空気なのかと思いながら、溜まっている仕事に取りかかり始めたら、不在だった職員さんが戻ってきました。 社長から呼び出しがあって、今まで社長室にいたそうです。
私と先輩が現在携わっている極秘の人事の話を、別部署の一般社員の人に喋っていたそうです。 それも世間話感覚で。 話を聞かされた相手にしてみたら、何故、経理職員が㊙の人事の話を知っていることにショックを受けたようで、相手が社長に相談したことで今回の事態が発覚。経理の職員さんは社長から厳重注意があったそうです。
経理と人事の部屋は同室なので私達が携わっている仕事は嫌でも耳に入ってきますが、 それを漏らすんだ…という衝撃。 経理の職員さんは私より一回り以上、年上の方で今までにも事務経験もあられる方です。
会社の人だからと悪気なく喋ったそうで、仕事で知り得た情報を漏らしてはいけないことを今朝初めて知ったとケロッとした様子で口にしていました。
社労士事務所在職時は私は個人情報の塊の怖さに、ストレスだらけで、もう二度とこの類いの仕事はしない😣と思っていました。 今の会社の面接で社長から、一般事務ではなく、労務・人事の打診があったときも、私に務まるのか悩みましたが、面接時に一緒に仕事をするという先輩と顔合わせがあったときに、先輩の人柄を見て、この人なら頑張って付いて行こう❗と決心して労務・人事で応じました。 私の仕事は個人情報の塊なので、今も親、友人にも話すことはしません。 クーラーが効きすぎの愚痴はこぼしますが笑
ただ、個人情報についての認識というか、感覚の違いがあまりに怖すぎてパソコンから顔を上げて経理の職員さんの顔を見ることはできませんでした🧑‍💻 ただ、私もこれを他山の石として気を付けていかないと…と思いました。
私自身が不祥事、事件を起こしたわけではありませんが、何とも居心地の良くない1日でした。
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moment-japan · 9 months ago
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21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa
1年ぶりくらいの��1世紀美術館。
ゴールデンウイークなので人出が凄くて吐きそう。
(尋常ではないくらい人が沸いている)
今回、有料コーナーは見たい作品がなかったので無料で鑑賞できる「POP UP ART」を鑑賞。
写真最初のインスタレーションは米国コロンビア大学の視覚芸術教授Sarah Sze(サラ・ジー)の作品「喪失の美学」。
大量生産される製品のみで制作されているらしく、建築的構造の中に自然のプロセスを表現しているそうで、巨大な未来都市の形をしたシャンデリアのようでちょっと素敵。
次のコンクリート作品は、支配構造への反発たるパンクの精神で作品を制作するスイス人作家ユニットのペーター・フィッシュリ(Peter Fischli ) ダヴィッド・ヴァイス(David Weiss)で「
無題・コンクリート・ランドスケープ」。
21美の中にこれだけ客がいるのに何故かここだけ一人も客がいない(笑)。
そっとガラス越しに作品に近づくと案内係の美術員さんがアイコンタクトで奥へと手招き(笑)。誘われるまま、誰もいない外の広いフロアにポツンと佇むこちらの綺麗な長方形のコンクリートを鑑賞開始。
しかし、不思議だ。
何の変哲もないコンクリートの塊なのに、誰もいないところでひとりで鑑賞していると、あらゆる雑念が消えて無の境地というか禅の世界観というか、不思議な感覚を覚える(笑)。
屋外で展示されると、時間と共に雨や光にさらされて埃がたまり、苔が生え、表面に凹凸が生じ、自然の変化が反映される風景表現となるということらしい。
なるほど、このコンクリートの塊から「詫び寂び」を感じ取った自分のセンスは間違いはなかった。
(なんやねん。笑)
2003年のヴェネチア・ビエンナーレで金獅子賞も受賞しているほどのユニットだけあって、こんなありきたりのコンクリートで哲学するパンキッシュなペーター・フィッシュリ& ダヴィッド・ヴァイスには今後も注目。
その他にもいろいろなアーティストの作品があったけど、今日はここまで。
帰り際、美術館前の石浦神社から上下黒の法被を着た子供中心の和太鼓奉納演奏が聞こえてきたけど、リズムが普通の「和���のリズムではなくベリーダンスなんかで有名な「アラブリズム」(笑)。
(なんとセンスのいい子供たちなんだ!)
このリズムに気が付いた自分のセンスの良さに再び感動。
そして、観光客にいつものように記念撮影を頼まれて、いつものように笑顔で了解する。
そして夕日を浴びながらフランス人とイタリア人とブラジル人とドイツ人とロシア人でごった返す長町武家屋敷を通って実家に帰宅。
(中国人はほとんど見かけなくなった)
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m12gatsu · 3 months ago
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無題
街道を渡る横断歩道で赤信号を待っている時、ふと視界の右の隅の方に、白いひと塊りの群れみたいなものをみとめた。目をやると、此岸の歩道にチョウセン��サガオが咲き乱れている。大天使のラッパだ、終末だ、と思った。ちょうど信号が青に変わって、一瞬迷って渡らずに、そちらの方へ近づいていってみた。民家の軒先にあるわずかな植え込みで、人の背丈を超え、歩道の方へ覆い被さるように繁茂している。盛夏には玄関先に上半身裸のうらぶれたじじいが呆けているのを見かけたこともある陋屋で、開け放たれた引き戸の奥が薄暗く、ひんやりしていそうな三和土に停められた自転車の後ろ姿の赤い反射板と目が合ったような記憶。俺は今その家の前に立ち止まって、この家の所有物であろうチョウセンアサガオを見上げていることが不思議な必然だった。近くで見ると、ずいぶん萎れてしまった一輪もある。写真を撮って家人に送ると、エンジェルズトランペットだっけ? と返事がきた。そんな英名があることを知らなかった。彼女は最後の審判が天使のラッパによって合図されるということを知らないらしかった。もう少し検索してみると、聴覚性幻覚や急性痴呆、行動異状を引き起こす有毒な植物であり、学名はダチュラというらしい。コインロッカーベイビーズのあれか! 
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ashi-yuri · 3 months ago
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Mouthwashing 「ある医務室の記録」
アーニャに関するごく短い掌編
<出航1週間前>
「1年ってだいぶ長いじゃない。よく受ける気になったわね。」
「かなり迷ったんですけど、終わったらいい額の臨時ボーナスが出るって。それなら奨学金の返済が楽になるし、今後のことを考えたらいいのかなって。」
「そうなの。まあ、部門縮小の噂もあるし、もらえるうちにもらっとかないとかあ。長期航海は小規模チームでも短期とはまたべつの大変さがあるから、いろいろ気をつけてね。」
「はい、メンバーはベテランぞろいらしいんですけど。自分は長期ははじめてなので、船医としてやっていけるかちょっと不安で。」
「あんまり根詰めないほうがいいのよ。そうだ、帰ってきたらお祝いに、このまえ本社のそばにできた、話題のちょっといいパフェごちそうするね!」
「気が早いんじゃないですか?でも……ありがとうございます、楽しみです。帰って来た時も、まだお店あるといいな。」
「確かにねえ。」
<発見3日後>
「そこ、3号、鼻から血を流してるほうの奴な、バイタル記録みたら二人分らしいぞ。」
「そっすか。」
お得意さんからまわってきた孫請け仕事の事故処理現場は、思ったよりきれいで助かった。ロケットの損傷は軽微、現場の保存状況は良好、内乱で死んだらしい死傷者たちの外傷・腐敗は最小限で済んでいる。空気が漏れた宇宙船の破裂した人体ほど悲惨なものはないから、だいぶ運がよかったものだ。その分、苦悶の表情がよく見える。
けれど、その表情の先を読み取ることはしない���仕事を続けるためには必要なことだ。それが自分の仕事。それで金を受け取っている。3号の顔は物言わず虚ろなまま自分を見つめ返す。この船はもうすぐ爆破処理される。船は会社が抱き込んだ査定員のもとで保険金へと変わり、その金は会社と遺族へ引き渡されるだろう。仕事は終わり、金だけが巡っていく。
あなたは必要なものを受け取った?
<衝突30分前>
銃だけは、ぜったいにあの男に渡してはいけない。
緊急避妊薬の使用期限は過ぎてしまった。どうしてバイタルチェックを見逃してしまったのだろう。ピルは飲んでいたはずなのに。でももう泣き言は通らない。結果だけがすべてだ。妊娠したことを告げたとたん、あの男はふらふらとなにも言わずに立ち去った。
ふしぎと驚きはなかった。期待していたわけじゃない。予想しなかったわけじゃない。けれど、強い失望だけがそこにあった。
不安とさみしさとプレッシャーの中で、あの男と関係を持ってしまったことをどれだけ悔いただろう。こちらを馬鹿にしたような素振りも、身勝手な欲望もイヤで仕方なかったけれど、決して私のことを見ることのない昏い瞳が見つめる先にいるときが、この逃げ場のない宇宙船の中での逃げ場所だった。
でもいまは、それ以上に嫌な予感がする。去る時に見た焦点の合わなかった目は、もうなにをしでかすかわからない気がした。
自分はあの男のメンタル不全の兆候を見逃したのではないか?同じく失調気味で、あの男のことに関してはまったく頼りにならない船長に、彼のメンタルチェックを任せたのは適切な判断だったか?船長の「異常なし」の所見を、本当に信じてよかったのか?精神を崩した患者に、過剰なショックを与えたとしたら……
ドンっ、と強い衝撃が襲う。バランスを崩した身体が床に叩きつけられた。
<過剰投与3日前>
『船医であるあなたが、船員のこころと体を守るの。完璧はむりだけど、せめて船を動かし続けられるように。だから、絶対に医務室では主導権を渡してはだめ。医務室の主はあなた。どんなベテランだろうと船長だろうと、みんな等しくあなたの患者なの。患者の健康管理があなたの責任。わすれないでね。』
先輩の言葉が今さらよみがえる。ここは、医務室は、もう私の場所じゃない。部屋の中央で船長だった肉塊が苦しみの声を上げ続ける。それを聞くことがつらくて、あの男に鎮痛剤の投与を任せたら、ずっとこの部屋に入り浸りはじめた。私のことも、お腹の子のことも、一度も口にせずに、船長の包帯を巻きなおし、薬��飲ませ、甲斐甲斐しく世話を焼き続ける。本当は、あの男を追い出して、私がしなければならないことだとわかっている。船長には船長として、船医には船医としての役割と責任がある。でもその苦しみを引き受ける気には、どうしてもなれない。
船医なのに、自分自身も、船長も、あの男も、この子のことも、だれの健康も守れなかった。
今となっては、この船全体が病んでしまった。船内はどこに行ってもアルコール臭いマウスウォッシュの臭いが漂い、きもちわるくて吐きそうだ。もうずっと、だれにも言えないけれど、気分がわるくてきもちわるい。媚びを売るようにして手に入れた鎮痛剤は、私ではなく船長のためのもの。食事管理もバイタル管理もなくなって、もうこの船に健康なんてどこにもない。
医務室の椅子に座って、うめき声とあの男がなにかぶつぶつ言う独り言を聞きながら、ただ失敗した、責任を果たせなかったという考えだけが頭に浮かび続ける。
<過剰投与3分後>
くるしいくるしいくるしい。
だけど最高に気分がいい!!
ロックのかかった医務室の中、なすすべなく横たわる船長と自分だけがここにいる。
今、ようやく、この部屋の主は私だ。だから私が患者の、自分の生死を決める。
あの男が逃げ出した責任、私の果たせなかった責任、すべてが身を苛んであまりにも苦しい。この身体もお腹にいる子も生きたいと叫び続けているのに、私はもうこの苦しみに耐えられない。
鎮痛剤を船長に分け与えれば、この意味のない苦しみを終わらせられるだろう。けれど私はただ、私に終わらない苦しみを与えたあの男と船長が、より長く苦しむことだけを願っている。希望のないこの場所で、生き続け、苦しみ続けることを!!
……私はどうして、医療の道へ進もうと思ったのだろう。
もう悲しくはないのに涙があふれる。口の中を埋めつくす味のしない薬を噛み砕きながら、食べに行くことのなかった生クリームと果物たっぷりのパフェのことを思い浮かべた。
あとがき
誰にもかえりみられることもなく失われたものと彼女の責任について。
労働SFが好きなので、被害者としてだけでなく労働者としてのアーニャ見たかったなあと思ったので書きました。満足。
被害者としてのアーニャについてはこちらの考察を参考にさせていただきました。深く感謝。
【Mouthwashing】感想+考察|鹿
なお、後半アーニャが自分のことをひどく責める描写になってますが、男女比率の偏った孤立しがちでプライバシーも確保できないろくでもない労働環境(会社がわるい!)と不測の事態のなかで、非熟練者なのに頑張ったと思ってます。
いつかおいしいパフェを食べてほしい。
(おまけ)
ジミーとカーリーに関する所見+Mouthwashing感想
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gaetanchiao · 9 months ago
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超人 洗腦掰彎淫墮(下)
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「當然,只要你接受你的懲罰,我猜你的話可能還算有點兒重量。」
「我的……懲罰?」超級英雄緊張地問。
「當然了,」雷克斯帶著一抹奸笑回答。 「你說過如果你再次行為不檢,我應該把你拉過我的膝蓋,給你一頓打。」
「你不是認真的吧?」驚愕的英雄不敢置信地吠叫。
雷克斯看著他,挑了挑眉。
「所以你也是個騙子。哎呀,當這個消息傳出去的時候!」
他停下來,讓這句話的全部影響深深打動對方。
超人在心理上完全迷失了。他試圖思考,但被這場瘋狂的邏輯之旅搖晃得不行。他再次深深地吸了一口氣,發現那迷人的古龍水如此不安。他以一種聽起來很可憐的語氣回答:
「我不撒謊,真的。」
「那就證明給我看。」雷克斯回擊道,他坐下來,拍了拍自己的大腿。
「但我不會被人類的東西傷害到,」超人突然說道,鬆了一口氣。
「你腰間那條來自你星球的腰帶,」雷克斯打著哈欠說。 「給我!」
這位困惑的超級英雄畏縮了。他現在真的被逮個正著。如果他拒絕接受這種羞辱,他就會證明他昨天的話是謊言。他的聲譽對他來說意味著一切。
「好吧,」他嘆了口氣,一邊脫下他的腰帶。 「但只能打幾下!」
「只有當你答應做個乖巧的小男孩,我才會停下來,」雷克斯一邊調侃地說,一邊拿起皮帶。
超人搖了搖頭,輕輕地將他高大健壯的身軀屁股朝上趴在雷克斯的腿上。
「繼續吧,」他咕噥道。
令他震驚的是,雷克斯迅速伸���到超人的腰間,迅速地將英雄的萊卡制服拉下,完全暴露了他的臀部。
「這特麼是什麼?」
英雄驚叫著,發現自己的屁股赤裸裸地趴在那人肉感十足的大腿上。他開始試圖起身,但雷克斯利用這個上升的動作,先是緊緊抓住然後從前面猛地拉下萊卡。現在,制服完全滑落到超人的膝下了。
超人停下來,他知道如果現在從雷克斯的腿上站起來,結果將會是完全暴露他的生殖器給雷克斯看。
「你從來沒說過這部分。該死,」他在羞愧中呻吟著,慢慢坐了回去。
他決定將就這種羞辱性的活動默默忍受。超人下定決心,在雷克斯面前不顯露任何情緒。
「他會看到,一個真正的男人不會因為像他這樣的人而感到痛苦!」
此外,他決心不給雷克斯任何滿足感。
「繼續吧,」他怒喝道, 「盡你最壞的招數吧。」
他懷疑雷克斯那更為鬆弛的身體沒有多少力量真的傷害到他。
「還在用髒話,我看到了。嗯,壞孩子必須學會教訓,」
雷克斯笑著說,當他舉起皮帶,狠狠地打在超級英雄雙硬實的屁股肉上!
「嗷嗚!!!!!」
-
雷克斯坐在他的書桌前,抽著雪茄,露出勝利的笑容。他的腦海中重播著就在幾分鐘前發生的所有事情。那位健壯的老年男子在腦海中回想起那些完美圓潤、帶著酒窩的球體從他膝上的位置仰望著他的景象。
看到那位更高大、肌肉更分明的超級英雄陷入那樣的境地,真是令人陶醉。他能看出超人每一秒都在痛恨自己的困境。凝視著那翹起的屁股和英雄那雙修長、形狀完美的腿,雷克斯知道他正在取得進展。 「你會感受到每一擊,」他在打出第一下之前的最後一刻說道。
「啊,他確實感受到了,」
雷克斯回想起超人在自己的皮帶每次擊中時如何嚎叫和啜泣,忍不住笑了。
「哦。哦……啊嗚哦,」
那個壯碩的傢伙哭喊著,當他那誘人的白皮膚變成一片紅色的瘀痕時。
看著掙扎的超級英雄的腿上下翻飛,雷克斯感到無比的幸福。在他打他的「小子」時,雷克斯不斷地聊著天,告訴超人他有多壞,以及雷克斯知道這正在讓他興奮。
「這真的讓你心理扭曲了,」
雷克斯回想起超人的陰莖很快就開始變硬時,忍不住笑了。雷克斯回憶起那個傢伙在意識到這屁股���擊讓他興奮時發出的窒息般的哭喊。雷克斯的粗壯大腿感受到超人的硬挺陰莖壓在上面。
雷克斯殘忍地上下搖晃他的大腿,摩擦那個勃起。雷克斯輕蔑地咆哮著,
「讓你求饒,」當他的腦海中回想起那位現在已經動搖的英雄的話。
「我會乖乖的。請停下來。���
「我說的是乖巧的小男孩!」
雷克斯嘲諷地回答。他用大腿向上壓迫英雄的陰莖下軸,同時更猛烈地抽打超人現在已經紅透的屁股。
「我會是一個乖巧的小男孩,」
超人在射精到雷克斯腿上的幾秒鐘前喘息著說。
雷克斯看著曾經如此自信的超級英雄站在他面前,制服掛在腳踝處。他紅著眼,雙手摩擦著自己的屁股,不敢去看雷克斯的臉。他那相當引人注目的陰莖上閃著精液的痕跡。
雷克斯靜靜地讓那個壯漢站在他面前,一邊擦拭著自己腿上的超人的乳霜。
「真的,你需要一些自制力,小夥子,」
雷克斯帶著一絲不耐煩地聰明地說,而那肌肉男子默默地站在那裡,羞愧地還在摩擦著自己的臀部。
「我……我……對不起,」他像一個剛被父母抓到自慰的害羞男孩低聲說。
「在你的星球上,我聽說你們每個人都有一個只有完全掌權的人才知道的秘密名字。是這樣嗎?」
雷克斯強有力地問,目光鎖定在顫抖的超級英雄身上。
「是……是的,」超人努力忍住哽咽回答。
「告訴我你的名字,小夥子,」雷克斯吼道。
帶著淚眼的超人抬頭看著雷克斯。
「沒有人……曾經……沒有人……從未……告訴過,」
他帶著些許恐懼的聲音哀求。他看到雷克斯憤怒的表情便停止了講話。在雷克斯的凝視下,超人似乎縮小了。他吞了吞口水,然後嘆了口氣。
「我是……那是……肯特……先生,」他絕望地說。
雷克斯臉上露出了燦爛的笑容。那位超級英雄向他交出了他的文化中被視為男性的「屈服之名」。持有那個名字的人對其主人擁有權力。在瞭解使用它對自己意味著什麼之前,超人從未告訴過任何人。
「肯特,去清理一下。我的意思是你的制服一團糟。不要爭辯。去吧,肯特!」
雷克斯看著超人試圖拉上他的緊身褲時笑了。那布料在英雄的膝蓋處卡住了,起初怎麼也拉不上去。當它終於向上移動時,超人不得不將他還半硬的「小弟弟」塞回制服裡。最後他悻悻地走開了。
與此同時:
一個沮喪的超人坐在附近塔樓的屋頂上,重溫剛才發生的一切。他被打了屁股。他經歷了性高潮。更糟的是,他溫順地向雷克斯透露了他的秘密外星名字。他凝視著雷克斯的���宅。利用他的超級視力和聽力,他找到了雷克斯在辦公室的位置。
令他震驚的是,他還看到了裸體的麥克。這個運動型肌肉男正面對著辦公桌。他健身後的身體向前傾斜,微微彎曲在雷克斯的辦公桌上。麥克的雙手放在桌面上。超人看著站在麥克後面的雷克斯,拿起一個板子打麥克裸露的屁股。
「操,對!」麥克在每次被打時大吼。
超人著迷地看著那些白色的臀部變紅。他也被麥克那沈甸甸、像鐘擺一樣在每次屁股被打時搖晃的大睪丸迷住了。
「操,對!」麥克邊高喊著,他的勃起陰莖在桌面上方幾英吋的地方搖晃。
此時,超人已經無法停止凝視這一幕。他看著麥克被打屁股。顯然,這位強壯的四分衛被這種虐待性地激起了。超人此刻回想起自己被打的情形,以及他也射出了精液。他站在那裡觀察著這兩個男人。
突然,對他來說一切都變得模糊了。他的腦海中將自己的身體和臉替換成了麥克的。他正倚靠在那張桌子上。他的屁股正在被打。是他的睪丸如此猥褻地搖晃。他的陰莖在雷克斯的辦公桌上空勃起著。
麥克發出了一連串低沈而愉悅的呻吟。超人在不自覺中加入了這種吟唱。很快,他們兩個一起呻吟和咒罵,隨著屁股被打,他們的聲音齊鳴。超人的腦海此刻重現了他自己被打的所有感覺。這讓他不勝負荷。
麥克尖叫著,他的陽具射出一股精液。
「操,」
麥克在高潮時哼哼著,或者超人想,他剛剛說了那個字嗎?
他剛剛在那張桌子上射了嗎?
超級英雄雕刻般的身軀顫抖了。黑暗籠罩了他。下一刻,超人知道自己正躺在背上,喘息著空氣。
涼爽的夜晚氣氛讓他感到寒冷。當他試圖起身時,他看到自己胯下區域有新鮮的白色奶油狀污漬。他的手掌上也有黏稠的白色殘留物。。他又一次經歷了強烈的高潮!這位恍惚的英雄搖搖晃晃地站起來,飛走了。
「進來吧,肯特,」雷克斯在辦公室門打開時說。
「其實我在等你!」
-
超人走進了辦公室。這次無法否認,他的來訪與尋找失蹤的人無關。他站在一臉傻笑的雷克斯面前,穿著那些精液結成硬塊的緊身褲,眼神中透露出困擾的神情。他現在將那熟悉的古龍水香味與雷克斯聯繫在一起,充滿了他的肺腑。
一個得意洋洋的雷克斯看著眼前的人,不再是那個曾經道德高尚的超級英雄,而是一個被打敗的男人。「脫下你的制服,肯特!」他吼道。
超人嚥了口口水,順從地脫下衣服。他赤裸地站在雷克斯面前,用手遮掩著突然腫脹起來的陰莖。
雷克斯站起來,從地板上拿起超人的腰帶。
「雙手放在背後緊扣在一起。現在!」他怒喝道。
超人的眼中充滿了淚水,他靜靜地按照指示做了。雷克斯走到他背後,緊緊地捆綁住超人的雙手。想到自己被綁起來,他的陰莖變得更長了。
「走到離桌子前面幾英吋的地方。然後,彎腰,把頭放在桌面上,並且張開你的腿。」
超人照做了。在這個姿勢下,他的睪丸在結實的大腿間下流地晃動。他知道他的陰莖現在已經完全勃起了,但他已經無所謂羞恥了。他正處於發情中!
雷克斯抓住超人的頭髮,猛地拉起超級英雄的頭。他拿出一個繫在皮繩上的球。
「張開嘴,」雷克斯簡單地說。
超人照做了,並經歷了他第一次與球型口塞的邂逅。
辦公室裡涼爽的空氣圍繞著他下垂的睪丸。雷克斯突然給超人蒙上眼睛,然後慢慢地摩擦著超級英雄的臀部。
「我的屁股現在,」他低聲嘶嘶地說,一邊拍打著俯臥超級英雄完美成形的後端。
超人明白自己的雙手已經被有效地廢掉了,但他也知道,只要站起來,就能停止這一切。然而,這個簡單的動作現在在他的心理上已經無法達成。雷克斯掌握了他的秘密名字。更重要的是,超人的陰莖希望這一切能與雷克斯繼續下去。
超人感到屁股上有一種油膩的物質,隨後是雷克斯的手在其表面打轉。超人的陰莖跳動著,他發出呻吟。不久,雷克斯的手指開始深入探索超人的臀縫。
「來看看你是否喜歡這個?」
雷克斯沙啞地說,當他的拇指完全向下滑動,在超人的肛門入口的肌肉脊上玩耍。
此時,超人正流出大量的前列腺液。這種刺激如此強烈,他想要更多。漸漸地,他開始向後擺動臀部,迎合那個拇指。
「操,」
他通過嘴裡的堵物低吼,享受著拇指的活動和他那骯髒話語的聲音。
當他擺動時,他的睪丸來回拍打著他兩條肌肉發達的大腿的堅硬側面。這讓他的大腦產生了更多的性刺激。幾秒鐘後,他感覺到雷克斯的拇指正壓著想要進入他的體內。
「肯特讓我的手指進入你的體內,」雷克斯用一種毫不含糊的權威語氣命令道。
超人嘆了口氣,表示投降,他的通道肌肉放鬆了。當雷克斯的手指滑入他體內時,超人渴望地喘息。
「你進來了,」
他含糊地通過堵住的嘴說。不久,雷克斯力道十足地摳著一個扭動的Alpha男人,後者透過堵物發出極度愉悅的叫聲。超人很快就完全失去了尊嚴。
他一次又一次地將自己的屁股猛烈地壓在雷克斯的手指上,沈醉於性刺激之中。然後,伴隨著一聲幾乎語無倫次的吼叫「啊」,他那健壯的肌肉體不停地顫抖。他的雙腿繃緊,頭部壓在書桌的表面上��隨著另一聲響亮但被壓抑的吠叫,他的陰莖射出了精液。現在喘息著,他��雷克斯幫他站起來。當那位年長的男人解開他的綁縛並取下眼罩時,他站在那裡發抖。
他瞥了一眼書桌邊,觀察到一大團他滴落的精液正沿著桌子的側面往地板方向流去。
「乖孩子,」
雷克斯帶著居高臨下的口吻終於開口說話,這是自從他命令肯特肛門放鬆以來的第一次。
「來,喝下這大杯子的液體補充你的體內水分。」
一個口乾舌燥的超人貪婪地喝下了杯中的內容物。那熟悉的溫暖安慰了他。 雷克斯響了個鈴,同一個僕人進來了。
「帶他去那個房間清洗。」
雷克斯漠不關心地嘟囔著,這種態度反而讓超人更加興奮。赤裸的英雄和僕人離開了。
僕人帶著超級英雄來到一個小房間。
「這裡有淋浴供你使用,」
他一邊鄙視地瞪著肌肉發達的赤裸超人,一邊冷淡地說。
「我會去拿你的衣服,等你洗完後給你穿上。請不要反駁,」
他說著,看到超級英雄正準備對那最後一句話提出異議。
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momokuri-sannen · 4 months ago
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昼飯はコンビニののり弁。
いやこれが意外なほど旨い。
もとよりのり弁好きなためあるが、もうのり弁があったらほかの食い物はなくてもいいんじゃないかと思う(もうなにを言ってるのか分からない)
しかし、である。
コンビニの弁当というのは実はカロリーである。
カロリーの塊なのである。
若い人ならまだしもおじさんが食うと実にいかんことになる。
なので一刻も早く「なかったこと」にしなくてはならない。
「鮭ときのこのホイル焼き」と「キャロットラペ」である。
キャロットラペは昨日神戸屋で食った時にセットのサラダに入っていたのが実に旨くて、家人がぜひにというので。
鮭ときのこのホイル焼きは文字通り。
秋の味覚である。
味付けはしょうゆ。
ポン酢でもいいが、しょうゆの方がバターが少なくていい気がする。
よしこれで大丈夫だ。
なにが大丈夫なのか全然分からないが大丈夫な気がするから大丈夫だ。
ヒトの脳というのは意外とアホなので「気がする」らというのは大事なのだ。
ごちそうさん。
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kmnmscat · 2 years ago
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ゴミ箱
新宿24、平日昼。
ケツ洗って適当にプラプラしてると4F大部屋が清掃タイムに入った。おそらく人は風呂か、5Fの奥に行ってしまうだろう。便所待機しても人来ないだろうな~と思って風呂に行く準備をする。
すると、ドサっと音がした。横を見るとスタッフが大部屋のゴミを大きなゴミ袋にまとめて廊下に置いた音��った。
・・・。
・・・。
・・・。
いきなりこれを掴むのはさすがにマナーが悪いか?
・・・っ!!
「すいません、この袋の中に顔突っ込んでもいいですか?」
スタッフの顔が一瞬「!?」となったが、「えーと、汚いですよ?」
まぁこれが普通の反応だろう。
「あ、散らかしたり床汚したりはしないんで。」
「じゃあいいですよ。まぁ、色んな人がいますよね。」
と、引きつった笑いではあったが割りと好意的だった。
両手でガサっとティッシュの塊をつかみ匂いを嗅ぐ。青臭ぇザーメン臭が顔中に広がり、一気に勃起した。スーハースーハーしながら先走りがツツっと漏れてくのが分かる。
ティッシュの山をかき分けうるとゴム発見。結び目をほどき、中のザーメンを乳首に垂らす。ゴムはそのまま自分のチンポにかぶせ、ザーメンでぬるぬるにしながらしごく。
顔をゴミ袋に突っ込んで匂いを嗅ぎながらゴムザーでチンポをしごき乳首をいじる。
たまんねえぇぇぇぇぇぇぇ!!!
時折顔にもぬるっとティッシュについたザーメンが当たるので、そのティッシュを口にくわえながら変態オナ。
やべぇやべぇ。このままだとせっかく24来たのにオナニーで終わっちまうw
適当に満足したところでゴミを袋に入れて、かたづける。オレの後ろにいたやつと目が合う。信じらんねぇと言った顔で通り過ぎて行った。これが普通の反応だろうな。逆にそれで近寄ってくるくらいのヤツの方がノリがあるだろう。いねぇかなそんなやつ。(24のスタッフさんは優しいなと改めて思った)
もったいないがザーメン臭を洗い流すために風呂場に行った。
白人のザーメンとションベンを一発ずつ貰ってこの日は終了。もっと派手にザー汁・ションベンまみれになりたかったな~。
それにしても、断りを入れればゴミ袋漁りはOK(節度を守った程度で)って分かったのは大きい。イケてるやつがいないときの新たな楽しみができた。
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kennak · 6 months ago
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筆者の友人の女性との話題で、女友達が妊活に苦労していて大変そうみたいな話をよく聞く。身の回りの男性もすでに既婚者となるなか独身を貫く筆者にはおおよそ無縁な話であるが、女性の子供が欲しいながら恵まれなかったという話に相槌を打つのである。  しかし教養として知る話として、不妊の原因の半分は男性にあると言われている。子供ができないことにヒステリックになる背景に、男性が他人事になって検査もしてくれないと聞く。プライドはわかるが検査はした方がいいと思った。  それはそうとして、そもそも諸君は自身の精子を見たことがあるだろうか。毎日出している白いやつと言えば半分は合っているのだが、実は精子は白くないのを知っているだろうか。そもそも毎日向き合っているものを知らずして他人に押し付けてよいものなのだろうか。  「精子は青い」そう教えてくれたのは、高校の保健の先生だった。高校生とはいえ筆者の性の目覚めは遅めだったので、当時はフーンというくらいに聞いていたが、大人になって不妊治療だとか性教育とかそんな単語が現れると、ふと思い出すのであった。  そんな中、あるネットニュースで「精子観察キット」というものが紹介されていた。スマホのカメラに顕微鏡のようなレンズを取り付けて精子を可視化できるのだという。興味が湧いたが、それを読んだ当時はそんなものを買う度胸はなかった。  転機が訪れたのは2020年、新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった頃。 「ワクチンを接種すると精子の質が落ちて不妊になる」という噂話がSNSを駆け巡った。今後これを読む人のために補足をすると、今でこそワクチンデマと一蹴されるこうした根拠のない医療情報が、当時は社会問題になったのである。そんな中、コロナ対策チームはよく頑張ってくれたと思う。  人類の新たな危機と言える新型コロナに対抗すべく、一個人としてできることをやらなくてはならない。そんな使命感に駆られた筆者は、自らの精子を精子検査キットで観察し、ワクチン接種の前後で精子がどう変わるのかを調べてみることにした。  まずはキットの選定が重要だ。童貞の筆者は知らなかったのでここで啓発しておくと、コンドームや精子検査キットはアダルトショップで買うものではなく、妊娠検査薬などと一緒にドラッグストアに普通に並んでいる。当時はリクルートが発売していたSeemというサービス(サービス終了)と、TENGAが提供していたメンズルーペという商品があった。試しに両方買ってみることにした。レジに持っていくとスッと茶封筒にしまってくれ、こんな配慮サービスがあるのかと驚いた。化粧品の充実したドラッグストアだとレジ前に女性が多いので少し勇気がいるが、気になるならペットボトルでも買ってカゴに混ぜておけば良いのだ。  いずれも箱の中には精液採取用の道具とレンズが付いている。これをスマホカメラに装着し、レンズに精液を垂らすと、カメラに精子が映る。この動画をサーバーに送ると、精子を画像認識し、精子の数と、よく泳ぐ精子の割合を示してくれるのである。  性教育をあまり受けてこなかった人のために補足すると、精液は精子のほかに前立腺など様々な液が合わさってできていて、射精直後は粘り気の強い塊になっていて、一丸となって送り込まれる。そして時間が経過すると透明でサラサラになり、卵子めがけて泳ぐ精子を助ける潤滑剤となるのである。つまり、活発に泳ぐ精子を見るためには、精液を30分ほど放置してサラサラにしなくてはならない。  ところが実家暮らしの筆者にとってこの作業は困難を極めた。筆者の部屋にはわりと気軽に家族が会話しに来訪するので、普段はトイレでこっそり��している。ということで、部屋で致そうとすると緊張して奮い立たないし、隠しておくにしてもビクビクしている。ビクビクしているゆとりもないのだ。偶然もらったお菓子の空缶があったので、そこに隠して放置する。サラサラになった精液をスポイトでレンズに注入すると、精子が見える。測定上の注意事項として、最近のスマホのレンズは大きいので、ここに傷がついていても飛蚊症のようになり綺麗に映らないので注意が必要だ。そしてLED照明など点滅する照明を顕微鏡のライトにするとチカチカしてとても見るに耐えないので、ライトにも気を配る必要がある。  ドキドキの対面である。精子の姿がスマホに映った。Seemのレンズで見た精子は、確かに青かった……。  早速精子を動画に撮り、サーバーに送ると、しばらくしてその結果が送られてくる。筆者の精液には1mlあたり2400万の精子がいて、そのうち活きているのは6割という結果だった。TENGAメンズルーペには精液採取のカップに目盛がついていて、量を測ることができた。測ってみると5〜6mlの範囲に収まっている。これも保険の教科書通りだった。基準はWHOが定めているので気になった人はググってみて欲しい。  ワクチン接種は筆者にとって地獄であった。腕はパンパンになり、高熱が出て1週間寝込んだ。精子は熱に弱いので、この熱では死んでしまうのかもしれないと思った。しかし少し落ち着いてから測定してみると、4200万匹、運動率は6割でほぼ倍増である。減るどころか増えているではないか。色々考察してみたが、夏の筆者は繁忙期で、寝ても覚めても仕事していた。これがワクチンの熱で1週間寝たきりになったことで、睡眠不足が改善されて精子が増えたのではないかという仮説に至った。  2回目の接種でもためしたが、寝込んだ後に精子を調べると精子の濃度が高くなることがわかった。そして年末の繁忙期にも試してみたところ、この時期になると精子の運動量が2割程度に落ち込むのである。主観的な意見と言わざるを得ないが、精子が疲労のバロメーターになっているように感じられた。  つまり、我々は日常的に精液を放出しているつもりでも、その中にいる精子は健康状態……たかが寝不足程度でも、日々増減したり、中身がほぼ死滅していたりするのである。女性は月に一度しか妊活のチャンスがないと言われるが、一方で男性にも毎日チャンスがあるわけではないということをこの実験は示した。  自分の身体にこんな秘密が隠されていたとは思わず、外出自粛の間、メンズルーペを使って精子を調べることに没頭した。画面の中で精子たちは、腕時計の中で動く歯車のようにピコピコと機敏に動いている。そうやって頭を振りながら泳ぐ精子たちを観察しているうちに考えたことがある。それは 「女性だけが命を宿すことができるというが、男性だって命を宿している」ということだ。  精子は人体で最も小��い細胞であるが、父親の遺伝子を母親に届けるという役割のために泳ぎ回っている。確かに赤ん坊は女性から生まれるが、この精子たちもその命の構成要素の一つだ。精子は生きていた。この目ではっきり見たのだ。  顕微鏡に注いだ精液は、スマホで観察するために照明に照らされ、蒸発しやすくなる。その中を泳いでいる精子がどうなるか知っているだろうか。だんだん身動きが取れなくなり、必死に尻尾を振りながら息絶えていき、やがてレンズにはさっきまで活発だった精子たちの死骸が映るのである。いくら単細胞とはいえ、ふだんトイレに流していた命の源を直視すると、少し堪えるものがある。  卵子が受精する瞬間を奇跡とか神秘とか称する教育ビデオは学校でも見てきた。確かに命は尊いものだ。ただ精子を一人称とすれば、彼らは生きた状態で放たれるとも限らず、その行先もゴミ箱やトイレやゴムの中かもしれない。生涯に1兆匹生み出されながら、ヒトとして生を受けるのは数匹である。1匹や、0匹かもしれない。生存競争にすら立てなかった精子の生き様を見て、掴んだ命に誇りを持って生きていこうと思った。本当は身近な人にこそこういう話をしたいが、頭のおかしい人だと思われたらどうしようという思いで二の足を踏む。誰かに届くことを願って、ネットに垂れ流しておこうと思った。  さて、それぞれのサービスの違いだが、Seemは1回3000円という結構お高い装置だったが、鮮明に精子が泳ぐ様子を眺めることができた。いっぽうTENGAメンズルーペは1500円で4回分というお買得な商品だが、そのせいか鮮明さでは少し劣るところがあると思う。しかし安いので、定期的に精液チェックをするにはもってこいである。  それとは別に、ロートが精子観察用のレンズを売っているそうで、ピント調節もできる高性能なものらしく、大いに興味を抱いている。しかしこれが通販でしか買えないらしいので、家族にバレないように買う方法を探している。  最近はスマホのカメラがAIで画像を補完するようになり、精子の動きがカメラの古典的な画像処理なのかAIの補完なのかわからなくなってしまったようで、いい映像が撮れない。この影響か、テンガもついに解析サービスをやめてしまって、目視で精子を見るアプ���と化した。なのでこの手法で手軽に判定することはもう叶わず、定量的な評価をするには泌尿器科に行かなくてはならない。だが1500円ほどで精子が見れるので、一度は自分の目で我が子の泳ぐ姿を見る経験をしてもいいのではないかと思う。  というか、妊活する男性にとってはこれこそがチントレであろう。精子は簡単に弱る。せっかくなら自分の精子の動きから戦闘力とか算出して遊ぶゲームとか作ったら楽しそうだなんて妄想すらする。��石にゲームは難しいかもしれないが、少なくともただ排泄する粘液と思わず、自分の生み出す命と気軽に向き合ってみてもいいじゃないか、という気がした。
精子観察キットを使ってみて感じたこと
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harima-ria · 24 days ago
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★2024年読書感想まとめ
 2024年に読んでおもしろかった本の感想集です。寝て起きると昨日の��べてを忘れてる……っつう繰り返しで日々一切が過ぎていくので、一年の記録をひとつにまとめとくのもいいかなと。以下ざっくばらんに順不同で。ちなみにNot 新刊、ほんとにただ読んだものの感想です。
◆◆小説◆◆
●アンナ・カヴァン『氷』(山田和子訳・ちくま文庫)  巨大な”氷”の進行によって全世界が滅亡の危機にさらされるなか、男はヒロインたる”少女”をどこまでも追い求める……。もっとゴリッゴリにスタイルに凝った幻想文学かと思って足踏みしてたのですが、こんなに動き動きの小説とは。意外なほど読みやすかったです。唐突に主人公の夢想(?)が挿入される語り口も最初は面食らったけどすぐに慣れたし。内容はウーン、暴力まみれの病みに病んだ恋愛小説という感じ? 構成の一貫性とかは疑問だったりしたんだけどそのへんはどうでもよく。後半尻上がりに面白くなっていくし色々吹っ飛ばす魅力があってかなり好きでした。  それと解説に書いてあった「スリップストリーム文学」というのがすなわち自分の読みたい小説群だなーという嬉しい発見もあり。つってもジャンル横断的な定義だから、該当するものを自分で探すのはムズいけどね。
●スタニスワフ・レム『惑星ソラリス』(沼野充義訳・ハヤカワ文庫)  何年も謎に包まれたままの海洋惑星に降り立った主人公が遭遇する怪現象の正体とは?……っていう超有名なSF。「実はこの海は生き物なんじゃね?」がオチだったらどうしよう……と思ってたけど杞憂、それは出発点に過ぎませんでした。途中に挟まる惑星ソラリスの(仮想)探険史の部分がすごく面白い。あとはこの小説のまとめ方はちょっと神がかってると思う……。自分はSFは全然明るくなく、ちょっと異様な感触みたいなものを求めてたまーに手に取るぐらいなのですが、その点この本はほんとにセンス・オブ・ワンダーを味わわせてくれて良かった……。SFオールタイムベスト1とかになるのもむべなるかなぁと。
●庄司薫『赤頭巾ちゃん気をつけて』(新潮文庫)  東大紛争終息直後の1969年を舞台に、あれこれ思い悩む男子高校生の一日を描いた中編。自意識過剰気味の饒舌な一人称文体が特徴で、すごくユーモラスだけど主人公がかなりナヨナヨした人物にも見える……。でもその中から、外界の強烈な変化に対してありのままで居られない精神の揺れみたいなものが浮かび上がってくるところがおもしろくて、確かに青春小説の名作かも……と思いました。  リアルタイムにはどうだったか知らんけど、今の眼で見るといわゆる”1968年”以降の状況とか、70年代カウンターカルチャー的な空気の”乱暴さ”に対する、一見弱々しいけど切実な返歌って感じもしました。  もっとも読み終えてから、この小説をあえて政治的な色で塗るならいわゆる”保守反動”的な感性に分類されるのかなぁとかはちょっと思ったけど。しかし、リベラルにあらざれば人にあらずみたいな価値観こそ断然間違ってるしなぁなどと、ひとりで勝手に問答したりもしました(笑)。それに現実的にはそんな二分法で単純に分けられるもんでもないだろうし。なんとなく「その時代の作品」という感じなのかと思ってたけど、今読んでも全然おもしろかったです。
●フランツ・カフカ『審判』(池内紀訳・白水uブックス)  理由も分からないまま突然逮捕された主人公が、裁判の被告の立場にずーーーっと留め置かれるっていうお話。何ひとつ確かでないものに延々振り回され続ける理不尽が、ときに笑っちゃうほど面白く、逆に陰惨すぎるくだりもあったりして、総じて非常に好みでした。バカバカしいけどブラックな不条理ユーモア小説? カフカって自分が漠然と抱いてたイメージよりもずっと大胆で、わりとアホなことをあっけらかんと書いたりもするのねーという発見がありました。このお話には裁判的なものの外枠と手続きのみがあって、そこに「法」はないのでは? というふうに読んでたのですが……。終盤の「大聖堂にて」っていう章が凄かったです。
●スコット・フィツジェラルド『グレート・ギャツビー』(野崎孝訳・新潮文庫)  ニューヨーク郊外に暮らすギャツビーという名の大富豪の生き方を、たまたま隣に住んだ青年が垣間見る、みたいなお話。ストーリーそのものはわりとベタだと思うんですけど、それを語る会話パートの書き方の巧さと、ドラマの合間の地の文が醸し出すほどよい叙情性がすばらしい。純粋ゆえの虚飾、虚飾ゆえの純粋さみたいな、テーマの核心部分にもちょっと飛躍があって面白いなーと。この短さの中に、アメリカっていう国の一断面をパチリと切り取ってる感じがするのもまた。ひとことで言うと絶品でした。英語圏小説のランキング上位に入ってるのもむべなるかなぁと。
●三島由紀夫『仮面の告白』(新潮文庫)  この人の長編はあんま肌に合わないかも……と思って敬遠してたのですが、初めて好きなものに出��えました。言わずと知れた一発目の代表作。同性にしか欲望を抱けない青年の葛藤を、韜晦まみれの絢爛たる文章で綴った青春小説。個人的には、いわゆる”ふつう”でない自分を露悪的に飾り立てるような自己陶酔を振りまきながら、でもそれは”ふつう”でない自分を守るための防御姿勢にすぎなくて、結局は苦々しい現実と向き合わざるを得ない……みたいな話として受け取りました。読み方合ってるのか分からんけど。前半が下地で、後半がその実践編(あるべきとされる自分との葛藤編)なのかな。特に後半のなんとも言えないみずみずしさとその帰結がよかったです。
●横溝正史『獄門島』(角川文庫)  初・横溝。瀬戸内海の小島で巻き起こる猟奇連続殺人事件に金田一耕介が挑む。事件の過程はわりとふつう……と思いながら読んでいきましたが結局かなりおもしろかったです。振り返ると1から10まで本格ミステリじゃなきゃ成立しないような物語だったなと思って。国内ミステリーベスト1になるのもむべなるかなぁと。
●筒井康隆『敵』(新潮文庫)  折り目正しく”余生”を送っている渡辺儀助の生活風景を描いた老境小説。章題が「朝食」「友人」「物置」などとなっていて、各章ではそのカテゴリーごとに儀助の暮らしが掘り下げられていき、その積み重なりから彼の老境が浮かび上がってくる、みたいな趣向。特に食生活に関する記述が多いのですが、自分がほとんど興味ないのもあって前半は正直重く……。しかし地盤が固まり「役者」が揃ってからの中盤以降がけっこう楽しく、終盤は圧巻! けっきょく御大はすごかった……。  的を射てるかは分からないけど、小説の語り口的にもかなりおもしろいことをやってるような。老主人公の生活が章ごとにあらゆる角度から掘り下げられていきますが、そこで語られてるのは「ここ数年の彼の生活のディティール」っていうフワッとした塊としての時間であって、実は小説内では「敵」関連以外ではほぼ全く時間が流れてないように思います。A→B→……→Zみたいに、出来事同士を順番につないでいくことでドラマを進行させていくのとは全然違う手法で物語を語っていて、しかもそれにかなーり成功しているような。もちろん類例はあるんでしょうけど、個人的にはとても新鮮な小説でした。
★★★総合しますと、いわゆる名作と言われてるものって確かによく出来たものが多い……っつうめっちゃくちゃふつうのことを思わされた年でした。というか単純に数を読めてないのよなぁ。
◆◆その他の本◆◆
●『石垣りん詩集』(ハルキ文庫)  石垣りんのテーマは、貧しさ、労働、生活の苦しみ、”女性”��、戦争、戦後の日本、生きること、殺すこと、食べること、それらもろもろに否応なく内在する「ここにあることの残酷さ」みたいなものかなと思いました。そうした感情を、ゴロッとした異物感のある黒いユーモアで表現している詩が自分は好き。婉曲的に表現された切実な慟哭という感じもします。特に「その夜」っていう、入院中の書き手が人生の孤独と疲労を歌う作品が凄かった……。こんなん泣いちゃうよ。  「詩」というジャンルに依然として親しめてないので、定期的に読んでいきたい。
●柳下毅一郎『興行師たちの映画史-エクスプロイテーション・フィルム全史-新装版』(青土社)  エクスプロイテーション=「搾取」。リュミエールやメリエスといった黎明期の作り手にとって、映画は緻密に作り込む「作品」ではなく興行のための「見せ物」に過ぎなかった――というところから説き起こして、観客の下世話な関心を狙って作られた早撮り・低予算・儲け第一主義映画の歴史をたどった本です。  取り上げられてるのはエキゾチズム(物珍しい異国の風景)、フェイク・ドキュメンタリー、魔術&奇術、畸形、セックス、特定人種向け映画、画面外ギミック映画などなど。現代の一般的な価値観や、映画=「それ単体で完結した(芸術)作品」みたいに捉えるとどうなのよ? ってものばかりなのですが、あの手この手でお客の関心をかき立て、乏しい小遣いを搾り取ろうとする映像作家たちの商魂たくましい姿が垣間見られる楽しい本でした。  見せ物小屋的映画論というのはある意味もっとも俗悪でいかがわしい映画論だと思う���だけど、確かにそれって実写映画のもっとも本質的な部分ではあるかも、という気がしてしまう……。個人的には、画面外のギミックで客を呼び込んだウィリアム・キャッスルの非・純粋なる邪道映画のパートが特に楽しかったです。一点だけ、エクスプロイテーションという概念設定はちょっと範囲が広すぎるような気はしないでもなかったかなぁ。でもこれを元に、観られるものをちょこちょこ観ていきたい所存。
●氷室冴子『新版 いっぱしの女』(ちくま文庫)  『海がきこえる』などの少女小説で有名な作者が、ふだん思ったことを自由に書き綴ったエッセイ集という感じでしょうか。一見柔らかいけどその実めっちゃ鋭い切り口と、それを表現するしなやか~な筆運びに痺れました。1992年に出た本だけど、新版が出てる通り読み物として全然古びてないと思う。おすすめです。
●『精選女性随筆集 倉橋由美子』(小池真理子選・文春文庫)  この方のシニカル���と毒気がもともと好き、というのはあったのですが、とても良かったです。それでも最初のほうはあまりに歯に衣着せぬ攻撃性がなかなか……と思ったりもしたけど、中盤の文学論、特に大江健三郎、坂口安吾、三島由紀夫に触れたエッセイがなんともよくて。”内容はともかく独自の語り口を練り上げた文体作家として大江を読んでる”みたいなことを確か書いてたりして、言ってることが面白い。積んでる小説作品も読も~という気になりました。
●吉田裕『バタイユ 聖なるものから現在へ』(名古屋大学出版会)  すんごい時間かかったけどなんとか読めた本。フランスの怪しく魅力的な思想家、ジョルジュ・バタイユの思想を、彼自身の記述を中心に先行テキストや時代背景なども織り交ぜて分析し、一本の流れにまとめた総論本。〈禁止と違反〉とか〈聖なるもの〉とか、彼の提出したテーマが結局面白いというのがひとつと、それらを論じていく手つきの周到さ・丹念さがすごい。特に日記や著書のはしばしの記述から、バタイユが影響を受けた先人の哲学(へーゲル、ニーチェ、マルクスとか)や同時代の思想潮流(シュルレアリスム、コミュニズム、実存主義とか)の痕跡を読み取り、そこから彼自身のテーマの形成過程を立体化していくあたりは本当に息詰まるおもしろさ。重量級の本でしたがめっちゃよかったです。もっとも自分は肝心のバタイユ自身の本を『眼球譚』しか読んでないので、現状この本のイメージしか持ててないというのはあるんだけど。とりあえず『内的体験』と『エロティシズム』だけはどうにか読んでみるつもり。
◆◆マンガ◆◆
●ジョージ秋山『捨てがたき人々』(上下、幻冬舎文庫)  いろんな意味で深ーい鬱屈を抱えた狸穴勇介(まみあなーゆうすけ)という青年が、新興宗教の信者である岡辺京子という若い女性と出会ったことで始まる物語。性欲と金銭欲を筆頭に、あらゆる現世の欲望にまみれた救われぬ衆生たちの下世話で深刻な人間絵巻、といった感じでしょうか。ふつうに考えるとまぁそこまではいかんやろ……という境界を軽々と乗り越えてくる常軌を逸した展開がすごい。それと人間っつうのはホントにどうしようもない生き物だね~という気持ちにもさせられます。学生のときに買ったんだけど当時はつまらなくて挫折、自分にとってはあまりに読むのに早すぎたんだな……と今にして思いました。最序盤の伏線とかをきれいに回収し切ってはいないんだけど、この際そのへんはどうでもいいかなと。ここまで徹底的な方向へ流れて��くならもう何も言えねえわ……って感じの終盤もすばらしい。  これが2024年に読んだものの中で一番面白かったです。
●小骨トモ『神様お願い』(webアクション)、『それでも天使のままで』(アクションコミックス)  両方とも短編集。子供のころや学生時代のイヤ~~~~~~~な記憶、それもおもに自分の弱さや性欲といった、一番目を向けたくない部分がどんどん脳裏によみがえってくる、えげつないけど得難いマンガでした。10代なんてまだまだ若いし人生これから! っていうのも本当だけど、それと同時に人生自体はとっくの昔に始まってて、けっこう多くのことは取り返しがつかないし人間の根っこの部分は歳食ってもそうそう変わりはしないっていう、しんどすぎるけど(自分にとっては)大切なことを思い出させてくれたところが何ともありがたかった……。お話の展開も総じてすんごいテクニカルな気がします。  それでも新刊の『天使』のほうが、『神様』よりほんのちょっとだけ優しさを感じる部分は多いかしら。
●吉田秋生『カリフォルニア物語』(全4巻、小学館文庫)  自分はおそらく作り手への愛とか感謝の念にはめっぽう乏しいほうで、何でも作品単体で眺めて、あーでもないこーでもない、ワンワンギャンギャン吠え猛ってしまう人間なのですが、吉田秋生だけは例外。何でも好き。丸ごと好き。読めるだけで幸せ。どのへんが琴線に触れてるのか正直自分でも分からないのですが、気になる部分があっても好きがそれを上回ってしまう気持ちというのは幸せだなーと思ったりします。  これは最初の代表作に当たるのかな。ニューヨークを舞台に行き場のない若者たちを描いた群像劇。彼女の描く、イタミやすい少年少女が自分は好き……。舞台はニューヨークなのに題名がこれなのもスマートでイカしてる。  もっともファンみたいに書いたけど、実は『BANANA FISH』と『海街diary』っつう一番大きいふたつをまだ読んでません。買ってはあるんだけどなんかもったいなくて……。でも2025年中には読もうかな。
●高橋しん『最終兵器彼女』(全9巻、ビッグコミックス)  部屋の片隅に長ら~く積んである『セカイ系とは何か』をいよいよ読むべく、『イリヤ』ともども手元に揃えてやっと読了。結果、あらゆる方向に尖りまくった傑作じゃん! と思いました。世界の崩壊に対して主人公2人の恋愛という、圧倒的に超無力なモノを対峙させ、理屈ではなくエモーショナルの奔流として無理矢理! 成立させた名作という感じ。まぁこの2人にほとんど感情移入できないほど自分が歳取っちまってることは悲しみでしたが、いい意味でのぶっ壊れっぷりが面白く。  それと自分はこれを読みながら、たまたま以前読んでいた米澤穂信の某初期長編を思い出したり。世界は��々と変化しているのに自分たちは無力な青春の中で何もできないでいる、みたいなこの感じって90年代から00年代の日本独自の感覚なんでしょうかね……。ちなみに『イリヤ』はまだ1巻しか倒してませんが読みます。今年中にはきっと読みます。読み切ることになっています。
●梶本レイカ『悪魔を憐れむ歌⑤』  4巻までで連載が打ち切りになってしまったマンガを、作者ご自身が5巻を自費出版して完結させた作品、だと思います。  舞台はさまざまな腐敗に揺れる北海道警察管区。人間の四肢を逆向きに曲げて殺害する、「箱折犯」と呼ばれる過去の猟奇殺人が突如再開され、そこからふたりの男のウロボロスめいた運命の輪がまわり始める……。  出版形態のためかは分からないですけど、最終5巻はこれまで以上に描写のタガが外れてる感じで、それがすごい楽しかったです。1巻の出だしからはこんなとこまでフッ飛んでくる話だとは思わなかった……。それでいて猟奇殺人ミステリーとしてもなるほどーと思うところもあって。この方はすごい前に『コオリオニ』っていうマンガも読んだのですが、主要キャラクターをとつぜん突っ放す感じがこわい。けど面白い。お疲れさまでした。
◆◆補足◆◆
 ・安部公房もちょろちょろ読んだり。今のところは、異常どころかめっちゃ理知的なアイデア作家という印象なんだけどこれが覆ることがあるやいなや。  ・『めくらやなぎと眠る女』というアニメ映画の予習をするついでに村上春樹の短編もちょこっと。ファンには超怒られそうですが、彼の小説ってパスタ茹でたりジャズを聴いたり昔の恋愛とか人間関係の失敗を感傷的に懐かしんだりといった、ザ・村上春樹なことをやってるときは…………なんだけど、その先で訳分からんことになる話がたまにあってそれがめっちゃ面白かったです。現状読んだものだと「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「納屋を焼く」が最高でした。できれば全作読んでみたい。  ・フランク・ハーバートの『デューン』シリーズも2個目まで。SFファンタジーの大家というイメージで読んだらメインで使う語り口(作劇法?)が超・会話劇なのが意外でした。
★★★これを書いている2025年1月現在はドスト先生の『悪霊』を読んでいます。が、全体の十分の一すぎてもまだ若者世代の話に入らないので投げ出しそう……。シニカル成分100%の語り口はけっこう好みなのですが。前に読んだ『罪と罰』と比べても視点が格段にいじわるな気がして、これを書いてたときの作者の精神状態やいかに?   2025年はもうちょい数をこなせたらいいなと思っています。ではー。
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chaukachawan · 3 months ago
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奇跡の19時帰宅
こんな時間に家に帰れたのいつぶり!?マルマルモリモリ仙入でござんす。書きますよ、ええ。なんか色んな人のタンブラアハ(フランス語風)を読ませていただいたんですけど、僕があまりにもお笑いの人みたいになってしまっています。いや、うれしい、嬉しいんですけど。そこまでhumorが僕にあるとは思えないんですね。自分で書いた漫才ゴッリゴリに忘れましたしねえ!?
つーわけでなんの捻りもなしに普通に書こうかなって話。紹介っていうかただの一言コメントじゃのうこれ。ケイショウリャク
〇園堂香莉
読み合わせの時点でなんかも��しっくりきすぎて、あーこの人になりそうだなあって感じでした。今までたい焼きの演出様っていうイメージだったのでやっぱなんでも出来ちゃうタイプの人かい!ってなりました。漫才に組み込みやすい題材にして下さりありがとうございました。そして無断でほぼアイデア丸パクリしてしまいまして申し訳ありませんでした。
○近未来ミイラ
役者が難しいだって!?よく���うよ!全然できてるじゃあねえか!って思ってますいつも。普通の人はあんないつも作品を壊さない程度にアドリブ入れたりとか出来ないんですよ、あー羨ましい。完全な僕の持論なんですが1番笑かしてやりたいのはながーい時間一緒にがんばった共演者の皆さまだったりするわけですよ。みーらさんはそれを当たり前にやるからすごいです。ミーラさんのおもしろパスをいつも殺してしまって申し訳ないでございます。精進致します。
〇たぴおか太郎
声も動きも読み方もぜんぶすげえ、、って毎稽古なってました。僕はなすかさんが演技できなくなるぐらい笑わせに行こうとしてるつもりです。生意気に台本に無いセリフ勝手に言ってくれってお願いしても笑顔で聞いてくださってほんとにあたたかみのある人だなと。共演できてよかったなって一番思います。
〇錫蘭リーフ
個人的に秋公で一番仲良くなれた人。ほんとに嬉しいです。自分勝手な理由ですが、外公まっったく参加できずなんとか舞台だけでもお役に立とうと首を突っ込みまくりました。まじでシゴデキだし優しすぎるしおもろいし演劇の超大先輩でめちゃうまだし。これからも嫌われない程度にひっついてなか卯前でお話ししたいですね。
〇帝京魂
稽古場でたくさんご一緒できて、なんか先輩の鏡って感じがずっとしてました。新歓でハンパなかったんでめちゃうまな人なのは知っていたはずなんですけど、お客さんからどう見えるのかってところからじゃあどういう意識でどう演技すればいいのかっていう結びつきがすごーくわかりやすくて。演出補佐として頼り甲斐がありすぎてびっくりしちゃいました。パワーキャラ共演したいですね、いつか。
〇箏
カボスとドリアンのおかげ(せい?)でよく話すようになりましたね。セイロンくんのところにも書きましたが舞台関係だけでも役に立ちてえ、。っていうので首突っ込みまくりでした。首ニョッキニョキニョキです。高いところの葉っぱ食べるうです。あなたもやっぱうまいよねえって感じ。動きが少ない役でも全然すごいことが証明されたし。エチュードでうわあうますぎいって一番なるのはルーベですね。対応力エグい。一緒に共演してみたいし、一緒にコントとか漫才してみたい。
〇苔丸
��ンドロでたくさんお世話になったと思ったら次はがっつり共演できて嬉しい限りです。ほんとにほんとにこけさんなしでちゃうかは回らないんだろうなあってしょっちゅう思います。こけさんがいないという事実が新人をとても不安にさせます。それぐらいデカいです。あとなんで稽古後にあんな美味しそうなご飯作れちゃうんですか?見習いたいところしかないです。
〇響夜
ほんとハマってるよね今回。嬉しいですおじさんは。なんかなびやは堂々と生きてる感じがすーごいいい。話してて安心します。なびやが険しい顔で下を向くようになったらちゃうかは終わっちゃうんじゃないかと思います。あと発想力が天才すぎます。君が舞台で良かったですマジで。
〇ミル鍋
ちゃうかのオアシスです。ゆにさんと犬の話してる時の癒され具合ハンパないです。僕だけじゃなくみんながゆにさんとおはなしして何らかの栄養を得ています。間違いないと思います。鬼の課題を提出した後に、眠たそうにでもちゃんと話してくださって、その後稽古を見てダメをくださって、最強ですね。個人的にはアローさんとふざけてるのを勝手に見るのも好きです。そのままでいてください。
〇西峰ケイ
やっぱりセンスの塊ですよね。立て看盛りなしで「はえ!?」って言いました。生き様がオシャレというか。完全ナンバーが漫才やるって聞いてからちゃんと練習しないとと思った記憶があります。去年の新人も新歓もらびさんのインパクトがしっかり頭に残ってて、そうさせる凄さを持ってらっしゃるんだろうなと。もうちょっと待っていてください、吹田にお邪魔いたします。
〇あろハム権左衛門
めちゃくちゃ演技が上手い先輩っていうイメージだったんですけどお話しするとめちゃくちゃ面白くて。吹田コントを超絶真面目に練習してたのすごい印象に残ってます。あとキレッキレのキャスパ。もっとお話ししたいなと思う先輩です。支部長ですからお世話になると思います。キングヌーの話とかしたいですね。
〇アリリ・オルタネイト
イルルさんはほんとにたくましい先輩だなあっていつも思います。演劇という言葉も表情も動きも気をつけないといけないものの中で笑顔で言語の壁を蹴破ってるのがもうほんとに凄すぎます。5年インドネシアに住んでも英語もインドネシア語も全く上達しなかった人もいるのにですよ。これカワイイと思うーって言いながらサラッとえぐい舞美案出すのもすごく印象的です。ちゃうかの財産です、間違いなく。
〇〆切三日前
好きだからぁ!からはや4ヶ月です。早すぎです。やっぱりみてる人を惹きつける雰囲気をみそかさんは持ってるなあって思います。舞台で映えるというか。日本が下手すぎますねごめんなさい。また共演したいですねー次は別れ話は避けたいですけど。吹田に迷い込んでしまったと聞きました。僕もそちらに行きます、しばしお待ちを。
〇黒井白子
けっぺきの◯田さん!!けっぺきを無理矢理にでも見に行かなかったことの後悔がすごいです!でもみてなくても伝わる白子さんの演劇経験値マシマシ感。白子さんが出してくださるダメは全部稽古中に自分が感じたモヤモヤが言語化されたものでほんとにエグいてえええええって感じです。頼り甲斐がありすぎますほんとにマジでとっても。演劇連れてってくださいついていきます。逆にお笑いライブとかも行ってみたいかもですね。
〇中森ダリア
優しいんですよねえ、とっても。図書館であってもちゃんとラムダじゃん!って気づいてくださって。キラッキラなお友達を差し置いて数秒でも僕に時間を割いてくれたのがもう嬉しい。楽屋で話しててもエヴァの話とかiPhone変えた話とかとても気さくに話してくださって。ザやさしい先輩です。色んな人と仲良くできるっていうのもひらりさんレベルだと立派すぎる才能ですよね。見習いたいです....
〇きなこ
なんかきなこに関してはみんなということ一緒になりそうですね。空気清浄機すぎます。人生でもなかなか出会ったことないレベルのほんわかさ。なのに演技めっちゃしっかりできるっていうギャップにびっくりです。きなこもちをきなこにあげた時の笑顔がすごい記憶に残ってます。またあげます。ソノカワリフランスゴオシエテ。
〇暁レミエル
家遠すぎるのに大集に8時半に来てたのがすごい印象に残ってます。演補に宣美に映像になんでもマルチにこなすのがイカつい。演技も日に日にクオリティが上がってるのが側から見てもわかってあーやっぱすげえなと。時間がたくさんとけるちゃうかで自分とかと同じレベルで動けてる時点で凄すぎです。
〇肆桜逸
ニキっ!!ニキと稽古場でジョジョの話してる時の楽しさ尋常じゃなかったですよ!!!7部のアニメ見たいっすねえ!っていうのは置いといて。ニキは頼り甲斐がありすぎると思ったらノリがいいところもあって、ほんとに楽しい人だなと。外公に自分が出れなかったのが本気で悔やまれます。それでもオペ席でポージングしてるだけでオペしてる価値あるぐらいには楽しいです。悲しいですね、、、、ニキ、いなくなっちゃうの。あ、吹田で会えるじゃん、よかった♪
〇埖麦
器用なやつめ。この一言に尽きる気がしますむぎは。誰といても周りがびっくりするぐらい見えてるし、気が使えるし、ダメだと思ったらちゃんと言えるし。なんで僕がこんな偉そうに評価してるのかわかんないですけど、みんなができそうで意外にできないことを当たり前にできちゃうのがむぎかなって。演技の話?言わずもがなうめーよ。どうしてもセリフ把握してる分相手の言葉を受け取るっていうのがやればやるほど難しくなるのにむぎはずっとできるのがすごい。エチュードでも当たり前に受け取って上手く返せるのがすごい。僕の好みなんですけど、、って言って演出も思いつかんエグい提案できるのがすごい。うん、すごい。
〇紫苑
なつめもいっぱい作業きてたから話す機会がincreaseしてHAPPYでした(ルー大柴か)わたくしは忘れません。1時に今宝塚にいると言ってきたあの夜のことを。いやコンテンツ力高すぎるな。なに?歩きで石橋までa few hoursかかるって。あとやっぱり僕が印象に残ってるのは音響オペしてる姿ですかね、いつもおっとりなイメージなのにシュバって音響フェーダー動かしてて勝手にギャップ感じてました。うまい。
〇水琴冬雪
ノンスタをこんなにしっかりわかる人だとは思ってませんでしたよベガさん。バイクのくだりがノンスタイルとまんま一緒なのを一瞬で見破られた時はびっくりしましたね。ベガさんはどのネタが好きなんでしょうか。僕「BAR」のネタとか好きですね。ビフィズス菌の囁きのやつです。ベガさんの某コントが井上にしか見えないんです僕には。すいません冗長な文章で。いやあベガさんの脚本はすごい!笑いの混ぜ方が大胆でメリハリがしっかりついてて僕はスーゴク好きですね。今日の起床連絡大喜利大会はなかなかいい線行ったと自分で思ってるんですけどどうなんでしょうか。
なっが。こんなんしてるから5分尺やと思って作った漫才が9分やったりするねん。
もうええわ、どうもありがとうございました。
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gangbeibei · 1 year ago
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母親是陪酒女----父親北投尋歡生下蔡英文
英文富家女出身,在臺灣是人盡皆知的事情。
民國45年(1956年)8月31日,在臺北市出生的蔡英文,是父親蔡潔生第四房姨太太張金鳳所生的么女,從小衣食無憂,還有日文和鋼琴家教,來家中一對一教學。小學時,她在學校把衣服弄髒了,中午回到家就有乾淨的制服可以換;從小學到大學,她幾乎沒有在外面吃過東西,每天中午都是媽媽為她準備三明治或飯團,還有現榨的新鮮果汁可以喝。
◎蔡家陽明山住宅航測圖
按照蔡英文自己的說法,小時她家住的是中山北路、晶華酒店前噴水池一帶,面積逾百��的透天大厝。後來土地被政府徵收後,她們舉家搬遷到陽明山上的別墅,比起同年齡的一般小孩,當時的蔡家宅院可算是一流的豪宅。據傳瓊瑤有一次拍電影,還跟蔡家借用這座大別墅取景。
民國67年(1978年)蔡英文上大學,由於家住陽明山,為了安全起見,父母親還特地為她買了一部車代步。在當時,她是極少數開車上學的學生。
關於蔡英文的生母張金鳳,能查閱的資料極為有限。而蔡英文在面對媒體的時候,多半只談公務不談家事。
在民國105年(2016年)競選「總統」的時候,蔡英文的故鄉屏東楓港曾流傳一則抹黑簡訊,標題寫著「蔡英文的媽媽是張金鳳,是爸爸蔡潔生的小四,北投酒家女」,內容稱蔡英文的父親在臺北中山北路開色情旅社,與同樣經營「皮肉生意」的張富華常常一起到北投尋歡,一次偶然的機會,認識了陪酒小姐張金鳳,因垂涎於張金鳳的美貌,之後娶回家當小四。而張金鳳在嫁入蔡家後,便生了兩個兒子和兩個女兒,蔡英文便是其么女。
◎有關張金鳳的媒體報導
時任民進黨屏東立委候選人的莊瑞雄針對此事召開記者會稱「就是這一位黃昭展陣營的副總幹事張昌益。我相信用這種不入流的、下三濫的競選手法,黃昭展先生如果有感的話,他有責任跟義務去制止。」對此,恒春裏長張昌益回應到,「很多人在轉傳,我也是別人傳給我的,我也是轉傳啊。」
◎恒春裏長張昌益回應系轉發
除此之外,曾淼泓(電機博士、兼任助理教授、陸軍備役上校、前三軍大學電腦中心上校主任)也曾爆料,稱蔡英文母親張金鳳書讀不多,只懂搞性交易,竟能在臺灣協助建立蔡則天帝國。
這依據又是從何而來?
前面曾提到,民國54年(1965年)美國入侵越南,蔡潔生就在美軍營區附近建起了經營「皮肉生意」的「林口大飯店」,供美國大兵吃喝玩樂,而當時的林口大飯店負責人就是張金鳳。
◎林口大飯店舊圖
◎林口大飯店內圖
二戰日本戰降,當年的「日產」被納入「黨產」或者落入黨國權勢者的口袋,後又輾轉變為少數人的私產。想找答案,以地追人,脈絡最清楚,因為地籍資料是臺灣百年來登記得最完整的檔案。
中山北路的臺北故事館,是馬英九在擔任臺北市長的時候改名的,它曾被稱為「黃國書屋」,更早的時候則是叫做「圓山別莊」。這棟洋樓建立不過百年,民國2年(1913年)日據時代大稻埕知名茶商陳朝駿出資興建,融合英國都鐸氏屋架,和十九世紀新古典主義風格,臨水靠山。這座別莊除了陳朝駿本身度假之用外,也用來招待經商往來賓客。名人胡漢民,孫中山也曾造訪過此。二戰末期,這棟別莊淪為了總督府日本憲兵隊的看守所。國民黨退守臺灣後,這裏成為了立法院副院長黃國書的住宅。
◎臺北故事館
隨著「美軍顧問團」(Military Assistance Advisory Group,縮寫MAAG,即美國軍事援助技術團)駐紮圓山時,這塊土地與中山北路對面的足球場,分別是MAAG的東營區和西營區。臺北故事館見證了美軍、軍情人員與商人密謀走私和掠奪民產。其實,在日本人對臺北市的規劃裏,這裏是臺北市二號公園的預定地。
地政資料顯示,這塊中山北路三段圓山小段55號土地,被任覺五等人禁止買賣之後,由圓山別莊房產管理委員會接手,是「四萬元換一元」最鮮明的故事,是權勢奪產最橫行的寫照。
而這塊最有歷史色彩的55號土地,又與蔡英文家族牽扯長達半個世紀之久。民國57年(1968年)5月27日由張柏年與蔡潔生買下,民國58年(1969年)就正式轉入了正中企業名下。
蔡英文律師黃帝穎曾對媒體宣傳,土地是由「張家」和「蔡家」共同買下,然後轉移給正中企業。但是有一點可以肯定的是,黃帝穎從來沒有解釋這個所謂的「張家」和「蔡家」是何種關係。其實,黃帝穎所說的「張家」就是蔡英文的異姓大哥張柏年。
張柏年這個角色40年如一日,對張金鳳這個四房非常的重要。他是富鈦公司的董事,也是後來蔡英文擔任宇昌生技董事長時,宇昌生技公司的第五大股東。外界發現蔡潔生處理內湖子女土地持分時方法一樣,先把土地賣給張柏年,再由張柏年轉賣給宏泰建設。足見40年來「蔡家」和「張家」在處理土地上合作無間。
講到這裏,張柏年與蔡潔生究竟又是什麼關係?
有這樣一個說法,張柏年是蔡潔生與張金鳳的親生兒子,只不過是跟隨母姓;也有另外一個說法,蔡英文的生母張金鳳嫁給蔡潔生之前,曾為一個日本男人生下一子,時值日本戰敗,男人拋下母子回了日本,於是小孩隨了母姓取名張柏年,而蔡潔生認張柏年為侄子。
蔡潔生一再把重要資產登記在張柏年名下,究竟有無血緣關係,真相到底如何,就無從
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castatratewriter520 · 1 year ago
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女兒的閹割癖
我是一個二寶爸爸,辛辛苦苦拉拔兩個女兒長大,如今我也已經56歲了,大女兒雪兒也已經28歲了,小女兒麗莎也22歲了,大女兒也有一個交往多年的男友大衛,準備論及婚嫁,直到有一天晚上,大女兒氣沖沖的跑回來,身為父親的我,直接認為是大衛欺負了她,問了雪兒到底發生了什麼事,大女兒哭哭啼啼的說,大衛不願意跟她結婚,還說打死也不願意,我聽了之後,很是憤怒,就算我們家不是什麼富有家庭,好歹我也是辛苦的培養出兩位優秀的女兒,怎能容許別人這樣任意踐踏我女兒的感情,我氣沖沖的跑到大衛的住處,打算要大衛給個說法,大衛一看到我的到來,很有禮貌的請我進入屋內,又幫我倒了茶,我開始質問起了大衛,到底為什麼要這麼對待雪兒,大衛很是為難的開始說到,叔叔,我也想跟雪兒結婚生子,但是她竟然告訴我說,等她替我生完兩孩子之後,要我把我的睪丸割下來給她,叔叔你也是個男人,你能接受這種條件嗎,我客觀的說,或許是你會錯意思了,她應該是要你去做結紮而已,大衛很激動的說,原本他也是這樣認為,但是雪兒真正的意思是就是把我的兩顆蛋割下來給她,我覺得我真的不能接受,但是我真的很愛雪兒,叔叔你幫我勸勸雪兒吧,割掉我的睪丸,我真的不能接受,看著大衛的我,頓時感到尷尬,沒想到我一手栽培長大的女兒竟然有這種嗜好,讓我也不好意思責怪大衛了,我只好答應大衛,我回去會好好勸勸雪兒,我便離開了大衛的住處。
一回到家後,雪兒立刻跑來問我,大衛答應跟她結婚了嗎,我遙遙頭,一語不發,心想這麼尷尬的話,究竟要如何說出口,我們坐在沙發上,難以啟齒的看著雪兒,我問了她,雪兒妳怎麼會想要大衛割掉他的睪丸,雪兒一臉尷尬的表情,心想著大衛竟然跟爸說了這件事,這樣以後不就讓爸知道我有這種嗜好了嗎,我馬上收拾一下情緒,平靜的告訴爸,我只是想著這樣做,我覺得我的婚姻才有保障啊,怎麼知道我如果替他生了兩個小孩後,他就不要我們了怎辦,我聽到這話之後,感覺意有所指,我也告訴雪兒說,我相信大衛是真心愛你的,他絕對不會做出傷害妳的事情,你真的不用太過於擔心,爸爸我比較想知道,為什麼你會想割掉大衛的睪丸,難道是他有什麼問題嗎,雪兒害羞的說,其實我從小的時候,那個時候爸爸跟我一起洗澡的時候,我就時常覺得爸爸的睪丸很大,隨著時間慢慢改變,我如今就對於男人的睪丸也越來越好奇,而大衛的睪丸也很大,我就覺得很好奇,這麼大的睪丸,不知道拿出來是什麼樣子,甚至出現了想收藏的念頭,所以我長大後才選擇讀醫學系,選擇了泌尿科,就是希望可以有機會收藏個幾副蛋蛋,可是如今這樣已經無法滿足我的渴望,我甚至覺得想收藏一下自己的老公的,面對女兒這樣的坦承,我頓時感到無語,我心目中那天真可愛的女兒,沒想到有這樣的想法,但是我總不能因為自己的女兒的癖好,就讓大衛為了他犧牲他自己的人生,我問了雪兒,難道你一定要割了大衛的睪丸才行嗎,你這樣子做,大衛都快嚇死了,你們這樣怎麼走一輩子,雪兒很激動的說,可是我真的很愛大衛,我也很喜歡他的大蛋蛋,我被雪兒鬧到頭痛,於是我又跑去找了大衛,我告訴大衛,你們結婚之後,雪兒要照顧孩子,時間一長她就會忘記這件事情了,大衛說,但是這樣我就會覺得雪兒一直想拿走我的睪丸,這讓我覺得很可怕,我不想一輩子提心吊膽的,我也只能表示尊重,於是跟大衛道別回到了家中,我告訴雪兒,大衛不願意一輩子提心吊膽的擔心妳隨時想割掉他的睪丸,還是放棄吧,好嗎,看著雪兒如此的難過,整天都不吃不喝,把自己關在房間裡,我心裡想,我這個父親真沒用,都沒辦法替寶貝女兒們解決問題,但是要找到一個願意為她割掉睪丸的人,恐怕真的也不容易,於是我做了一個大膽的想法,我告訴雪兒,不如我的睪丸給她當收藏吧,她就放過大衛的吧,不能因為這種嗜好而毀了一段緣分,這個癖好是因為我而開始的,就由我來結束吧,我告訴雪兒,爸爸我已經56歲了,有沒有那兩顆睪丸,說真的一點也不重要,如果妳願意,爸爸的割下來給妳當收藏,而你也不要再想說割掉大衛的了,好嗎,雪兒像是看到一個希望一樣,看著我,爸你真的願意給我嗎,你這輩子都為我跟麗莎付出了這麼多,難道這也要嗎,我告訴雪兒,只要是為了你們,爸爸什麼都願意,只要你們可以得到幸福,那就夠了,雪兒開心的點頭,大力的把我抱著,跟我說謝謝。
我問了一下雪兒,那我應該做些什麼,雪兒很興奮的說,要我先把毛剃乾淨,手術的時候不能有毛,我走到了浴室,坐在了馬桶上,手裡拿著除毛刀,看著手上的刀,我心裡想著,如果我這樣做可以讓雪兒開心,得到她的幸福,那我沒有蛋蛋也沒差,只是活了50幾年,沒想到我也有被割掉睪丸的一天,我小心翼翼地把陰毛剃掉,馬桶裡滿是我剃下來的陰毛,光禿禿的老二,我將一切整理好了之後,我回到雪兒的房間,雪兒已經將一切需要的東西都準備好了,我將房門鎖上,深怕這件事被麗莎知道,問了雪兒接下來要做什麼呢,雪兒告訴我,爸你可以把衣服都脫掉了,雖然這是一定要的,但是在女兒面前脫光衣服,還是非常的尷尬,雪兒看到我剃光的老二,開心的說,爸你的蛋蛋還是一樣這麼大顆,完全就是我記憶裡的樣子,來吧,坐在這張椅子上,我緊張的坐在了椅上,雪兒要我兩腿張開,我很緊張也只能照做,雪兒的手捧起我的睪丸,活到這年紀,沒想到再次被女人碰了我的生殖器,這個人竟然還是我女兒,心裡真的五味雜陳,雪兒感受了一下睪丸的重量後,竟然握住我的陰莖,開始套弄了起來,我開始撥開她的手,但是雪兒很堅持的握著它,不斷的套弄起來,隨著雪兒細嫩的手掌不斷的套弄,陰莖竟然不知廉恥的硬了,雪兒說,我這麼做只是想讓爸體驗最後一次射精,不知道為什麼我這9吋長的陰莖,竟然這麼快就射了,還是被女兒用射的,也因為���久沒有這麼做了,射的很多也很濃,雪兒笑說,爸很久沒有射了吧,射了這麼多,而且太快了,是不是想早點被割掉蛋蛋啊,我不發一語,只知道這是我人生中最恥辱的一天,雪兒用乾淨的毛巾清理了一下,拿著膠布將我的陰莖固定著,以免影響她動刀,雪兒拿著消毒藥水開始對陰囊進行反覆消毒,旁邊還有放著好幾支麻醉針,雪兒���我,爸你有想要保留陰囊嗎,割掉蛋蛋分成兩種,一種是單純把睪丸擠出來割掉,一種是連多餘的陰囊皮膚都切掉,爸會想要選擇哪一種方式呢,我心裡滿滿是問號,我也是第一次面對這樣的事情,我怎麼可能知道該怎麼選,我於是告訴雪兒,你自己決定吧,爸爸都尊重你的意思,雪兒說,那爸爸我幫你把陰囊皮也切除吧,因為多一塊皮在那邊其實不好看,我只是點點頭,雪兒開始拿著麻醉針在我的睪丸陰囊上面打針,很快就沒了感覺,雪兒先是捏了一下陰囊皮,問我還會不會痛,我沒有感覺,於是雪兒說,那我們開始吧,雪兒從中間捏起陰囊,刀子橫著劃開一個小口,沿著陰囊周圍慢慢劃開,過程中雖然不覺得疼痛,但是看到血淋淋的畫面還是很難受,隨著雪兒的每一刀,我的眼前出現了兩顆血色的睪丸,陰囊被雪兒整塊切了下來,雪兒將陰囊皮放到一旁的盤子裡,兩顆血色肉球慢慢的滴著血,雪兒把左邊的睪丸拿起,用手術剪慢慢把膜剪開一個開口,順勢把睪丸擠了出來,一顆白色的睪丸跑出來了,看著雪兒專心的樣子,身為父親的我,犧牲自己的睪丸,或許也值得了,雪兒小心的剪開精索,止血鉗固定住動脈血管後,另一支止血鉗固定住輸精管,剪刀沿著止血鉗剪下,我的睪丸就這麼被雪兒給剪下來了,看著雪兒把睪丸放到旁邊的盤子裡,接著開始進行縫合,看著旁邊的睪丸早已沒了生氣,又看著等等要被割掉的另一顆睪丸,或許這就是我的命運吧,雪兒很快就完成了縫合,開始對我的右睪丸下手,雪兒熟悉的操作下,我的右睪也完全跑出來了,白色的一顆睪丸,上面還有很多多細小的血絲,不到兩分鐘的時間,我的右睪也被剪下,看著雪兒細心的縫合傷口,我被雪兒徹底的閹割了,我現在沒了睪丸,剩一條直直的縫合傷口,包紮好後,雪兒要我先躺著休息,她去做好睪丸的保存,雪兒先是將左右兩顆區分開來,放在白紙上面,用尺進行量測,拍了幾張照片後,睪丸跟陰囊就被放到雪兒原本準備裝大衛睪丸的容器裡面,裡頭用福馬林泡著,一個新的收藏品就這樣誕生了,隨著麻醉藥退去,傷口的疼痛真的很可怕,我吃了雪兒準備的消炎止痛藥跟抗生素,過了大概一星期,我總算可以下床走動,隨著縫線拆除,我走向鏡子看著我被雪兒閹割的地方,沒了兩顆睪丸跟陰囊,剩下一條細細長長的疤痕,雪兒將照片給我看了一下,我的睪丸每一顆都有10公分長,我偶爾會去雪兒的收藏室看看我的睪丸,看著躺在瓶底的睪丸,我想我的犧牲如果換來他們的幸福快樂,那也值得了,但是我很快看到放在角落的一個空瓶子,上面的標籤竟然是寫著大衛的名字,還有一個三年後才會到的日期,沒想到雪兒依然沒有放棄大衛的睪丸,只是暫時隱藏在心裡而已,而我的睪丸不過是雪兒想得到的其中一副收藏品罷了。
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asoufuyu · 6 months ago
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僕は惑星周期の途上で遺書を書いている。
蝶が一度吸って落とした蜜のようにいとしかった日々を。
この歌は僕の生きてきたかろい足取りであり、君に渡す重い鐵の塊である。
第一章
「ヴァニラ・アイスクリームの日々」
僕はたれよりも孤独だった
S駅へ向かういつもの電車に寄りかかり
肋骨の夢を見ていた
僕の骨骨は美しく浮き上がり
青い血管と白んだ脂肪らがそれを包む
(八センチのピンヒール。)
―――穢い人。
そのひとは扇風機を、パスタを、一万円札をくれた
花火を見に行かず
僕は何より穢いことやものを集めて回る
総てはそんな風だった
ヴァニラ・アイスクリームを
一日に一個だけ、それだけ食べた
第二章
「自由律」
ミュージックよ鳴り響いて!スクエアホールは退屈のなかただ破滅を願っていた
(針葉樹林の夢を見る)
音階を壊してその硝子片で流れる血を太陽に捧げた
外の見えない窓、エアーコンディショナーの緑、十六度の部屋はいつも冷たかった
   石を並べて遊ぼう
   賽の河原ごっこしようよ
   地獄めぐりの地図は持ってきた?
天国に近いアパートメントの一階で冬を描いた
(深い森の中で迷ってしまったらなんてくだらない問いかけをして、)
遺書も残さずに十一月に死んだ君
遺書を描き続ける僕の日々
冷蔵庫は小さすぎて駅に行ける程のお酒も入れられませんでした、あの日六畳のアパートで見たライト、ライト、ライトの銀河の圧倒的な漠々を、オーバートリップ、月の板、死体は宇宙を泳ぎますか、君は十三歳で旅行に出た、僕は十三階からぐしゃぐしゃの地上に憧れてただ眺めていた…
第三章
「サーティーファイブの夢」
35個の夢をもって
30人を殺そうとした
あの日のチェーン・カフェで
君は青い猫
迎えに来て
いつでも
アトリエでホテルで駅で途方で
いつも君を待った
君は無表情で立っていた
いつでも
(かろくなったからだで、飛べた日のこと、僕はいつでもゆめをみた、短い生と、上映され続ける夢のフィルム、東京。)
「大丈夫。」
「だい��ょうぶ
「ダイジョウブ
ツー。
最終章
「海へ」
三月のよく晴れた日にジンジャーエールを持って長いながい電車の旅の末、僕はいつだって海へ来た、海辺から少しのところに死んだ大きな木が縺れ踊るように佇んでいた、僕はそれを一生忘れないだろうと思った、そしてボロボロのブーツを捨てた日にも、小さなベッドのある宇宙の果てでも、その海を忘れなかった。
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homest · 8 months ago
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 ▽燃えさかる炎を前に「引けば記者失格」
 そして、誰も報道機関をとがめることができないまま、運命の日を迎える。6月3日、中尾さんは上司に「土石流の映像を撮ってきて」と指示された。カメラマンと2人で会社所有の乗用車に乗り込み、普賢岳の麓を流れる川沿いの山道を上流へと進んだ。定点を通り過ぎると、徐々に道は狭くなっていき、やがて行き止まりになった。
 結局、土石流は見つからず、定点まで引き返すことにした。中尾さんが運転していると、木の葉っぱの上で休む巨大なカタツムリを見つけた。捕まえて車のボンネットに乗せて数十メートルを走って遊び、逃がした。このわずかな時間が、奇跡的に中尾さんの命を救うことになる。
 突然、真っ黒で巨大な雲の塊のようなものが視界を横切った。ものすごい勢いでふくれ上がり、一瞬で辺りを覆い尽くした。高さ数百メートルの壁のように頭上まで広がり、辺りは暗くなったという。午後4時8分、大火砕流が発生した瞬間だった。車はたまたま小高い丘の陰に差し掛かっており、難を逃れた。「あと数秒、早くても遅くても確実に巻き込まれていただろう」。
 驚いた中尾さんは車を止めて外に出た。あちこちに燃えさかる家屋や車が見え、直感的に死者が出ていることを悟った。茶色っぽい火山灰が雪のように降りしきり、辺りの地面に積もり始め、触るとほのかに熱かった。
 別の方向から1台のタクシーが来た。系列局の別の取材班で、命からがら逃げてきたという。1人は首に軽いやけどを負っていた。すぐにすすまみれの車体を撮影し、乗っていた人に中尾さんがインタビューした。終えると、一行は火砕流が通った道とは別の方向から市街地に帰っていった。
 一方、中尾さんは炎上する被災地域へと車を進めた。「迷いは全くなかった。ここで引けば記者失格と思った」。第2波への恐怖心はあったが、「アドレナリンで『血湧き肉躍る状態』。自分も死ぬかもとは考えなかった」。途中で下車し、惨状をリポートして映像に収めた。市街地に戻ると、消防団員に「どこから来たんだ」と驚かれ、誇らしかった。「スクープをものにした。他社はどこも撮れていない」と達成感に満ちていた。
 ▽記者魂を「はき違えていた」
 だが、被害の全容が判明するに連れ、気持ちは沈んだ。定点を含む現場では報道関係者16人と同行のタクシー運転手4人に加え、地元の消防団員12人、警察官2人を含む計43人が命を落とした。「自分の行動は正しかったのか」。黒焦げの遺体が次々と安置所に運び込まれる光景を目の当たりにし、自問自答を重ねた。撮影した映像もほとんどオンエアされることはなかったという。
 大火砕流は結果的に、避難勧告の区域内で止まった。犠牲になった消防団員たちは一度は退避したが、一部の報道関係者が無人の民家の電源を無断使用する事件があり、見回りのために戻っていた。つまり、報道各社が市の要請に従っていれば、犠牲になることはなかったのだ。「マスコミが住民を殺した」との批判に返す言葉はなかった。
 「自分が生きていることを不思議に感じる。亡くなった人たちは、熱かったろうなぁ」。今年5月下旬、中尾さんは久しぶりに現地を訪れ、つぶやいた。高台から大火砕流が通った跡を見渡し、視線の先には定点があった。「自分を含め、あの時は記者魂をはき違えていた。本当は他社に勝ちたかっただけ。巻き込んでしまった人たちには申し訳ないと思う」
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onishihitsuji84 · 8 months ago
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5
 五月のとある晴れの日のこと。 「大西さん、カードをお忘れです」  電話で彼はそう教えてくれた。声には親切な響きがあった。  僕は「すいませんまた」と言って、ちょっと笑いながら戻っていった。さっきのぼったばかりの階段を下り、その本屋を訪ねた。大学の書籍部だ。自動ドアを通り、僕にしてはめずらしくちぢこまって歩いていく。カウンターの向こうに立つ書籍部の彼が僕を見つけて、はにかむ。穏やかに「どうもすいません」と言う。僕も駆け寄っていって「いえいえ。すいません。電話ありがとうございます」と言う。ああ。ありがとうございます。カードを受け取る。  去りぎわに「すいません」と声がかかる。  びくっと震えて、それから振り返る。  彼がA6サイズのちらしを手に微笑んでいる。 「大西さんはたくさん本を読まれています。もしよろしければどうでしょう?」  そこには”読書感想文”を誘う文句がプリントされていた。
***
 きょう、天気は晴れだ。  きのうは嵐だった。台風一号と呼ばれる風、雲、流れの塊が日本の広域を襲った。  雨がひどく降った。あんまりにも激しいので外に出るのがためらわれた。雨がアスファルトを打ち鳴らし轟音が立っていた。うち返すしぶきでなにもかも白に染まった。  で、きょうの天気は晴れだ。  素敵な光だ。のんびりコメダの豆を食べているとカケスがおりてきて「ちょっとちょうだい」とねだってきた。こつこつ跳ねては首をかしげるカケスは可愛すぎた。さすがにあげたね。
 きょうの日記はのどかに書こうかな。そう思っている。  "5"というタイトルはJJケイルのアルバムを意味している。  言うまでもないけど、いいアルバムだ。これも有名だけど、「ボイリン・ポット」もだいぶ好き。
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 最初は「遠慮しておこう」と思った。僕は多読じゃないから。  けど、渡されたのは嬉しかった。 「大西さんはよく読まれらっしゃるから」  その響きに、はじめはどぎまぎしていたけれど、けっきょくにやにやしてしまった。言われて嬉しかった。  そして、やはりというのかな。読書感想文は僕を苦しめた。  つまづく原因はいろいろあった。本名が必要とか短篇ひとつだけじゃなく一冊とか。いちばん苦しんだのは字数だった。そこでは250字までしか書けなかった。  250字! 原稿用紙一枚に満たない器は、つらかった。いったいそれで何が言えるというんだろう。ペンを回しながらそう思った。ためしに「おもしろかった。」と書いてみた。  ハッと気づいたときには六百字書いていた。削っても400字なので泣きながら全部消した。くやしくなった僕はもう一度問うた。250字でいったい何が言える?  それでも書いてみた。『喋る馬』、『スクラップ・アンド・ビルド』、『言葉と歩く日記』について。ときには一時間もかけて熱心に入れ込むこともあった。 「大西さんは成長性がない。あたらしいところに参加すべきよ」  そう言われたのをひきづっていたのだ。
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 それにしてもカケスは可愛かった。人なれしているのかすごく近くまできた。ぼうっとコーヒーを飲んでる僕の足元を跳ねて、くりくりと目を漂わせてうかがっていた。写真がなくてごめんなさい。
 きのう、図書館で賢人と会った。男だ。丸い頭にどっしりとした体躯をしていた。  賢人は中国文学、とりわけ『三国志演義』の研究をしているらしかった。座る彼の隣に立て看板があってそこにそう書かれていた。まるで商品みたいな扱いだが、実際言葉は僕の気を惹いた。「十分くらいなら」。そう思い僕はちょっと訊ねてみた。
 賢人は賢かった。変な日本語だが、そうなのだから仕方ない。  僕は「小説を書いている人間に勧められる中国文学はなんですか」ときいただけだったが、話は長いことめぐった。気づくと一時間が過ぎていた。  賢人はけっこう一人で喋った。基本的に僕は「はい」や「そうですね」と相槌をうっていた。  賢人は賢人自身の歴史を紐解きながら中国文学について語った。僕は聞き入っていた。  そして彼と話した内容については、ここに書けなかった。複雑だ、読み物としての面白さと内容の確実性を両立させるのが大変、そもそもそれは僕の言葉ではないといった理由のために。
***
 最近他に何があっただろうか。
 きょうは本当はメイドカフェに行く予定だった。バイト先のNさん、そしてまたべつのNさんが「メイドカフェにいったんです」と話していて気になっていたからだ。しかしなかなかうまいことはいかないものだ。行きたいきもちはあるものの、とりあえずきょうの予定は流れた。
 あと、コークオンを使い始めた。  こんなことを書くとほんとうに日記みたいだ。  コークオンを使ってジョージアのコーヒーを買うようになった。先週スタンプが15個溜まった。僕はタダで170円のアメリカンを飲んだ。どうせ毎日のように飲んでいたので、なかなか嬉しい。
 そして、最近はまあ、それくらいだ。五月、僕はのんびりやってるよ。
 きょうの天気は晴れだ。  というのは話したか。そう。晴れだ。晴れなので、だれかとカフェに行きたい気分だ。こんな���にはエスプレッソがいい。  けど、悲しいかな。残念なことに行けなかった。予定が合わなかった。小学校のころから僕は突然に人を誘うタイプだった。予定という機能を備えず産まれてきた。だから断られることも多々あった。きょうがそうだ。折り合いがつかない。
 だから日記を書いていた。なぐさめに。  だからきょうの日記は穏やかだった。話すように。
そしてエスプレッソはもう空だ(残念なことに)。カケスも満腹になって飛び立っていった(残念なことに)。 「そろそろ出ようか」。僕はあなた���そう言った。そして会計は僕がもち、二人は五月のカフェをあとにした。
 みたいな結びはどうかな?  日記もカフェも、終わらせるのは難しい。  惜しいんだ。
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shintani24 · 11 months ago
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2024年3月5日
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昭和50年代 広島市写真展(広島テレビ)
昭和50年代と現在の広島を比較し、変遷をたどる写真展が、きょうから広島市内で始まりました。
カープが初優勝した1975年。山陽新幹線の岡山・博多間が開業し、「カープの優勝は新幹線のおかげ」とも語られました。
旧日本銀行広島支店では、広島市が大きく発展した昭和50年代の街並みと現在を比較する写真、およそ170枚を展示しています。
会場には1981年に撮影された巨大な空中写真も展示。訪れた人たちは現在のマツダスタジアムの近くにあった貨物駅などを見ながらかつての景色を懐かしんでいました。
「ほとんど見たことがある写真団塊の世代ですからちょうど」
写真展は、今月10日まで開かれています。
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減少する街の書店、国が本格的支援へ…読書イベント・カフェギャラリーなど個性的な取り組み後押し(読売新聞)
全国で減少する街の書店について、経済産業省が大臣直属の「書店振興プロジェクトチーム」を5日設置し、初の本格的支援に乗り出す。書店は本や雑誌を売ることを通し、地域文化を振興する重要拠点と位置づける。読書イベントやカフェギャラリーの運営など、個性ある取り組みを後押しする方策を検討する。
経産省によると、プロジェクトチームは映画や音楽、文芸などを扱うコンテンツ産業課に事務局を置く。キャッシュレス決済の推進や中小企業支援を担当する部署も参加し、部局横断型で事業内容の議論や調査を進める。
今後、経産省の担当者らと書店や出版関係者による車座ヒアリングの開催を予定。非効率な出版流通の改善や店舗運営におけるデジタル技術活用の必要性など課題を把握する。店主が一冊ずつ良書を選んで入荷し、店のサイトやSNS上で紹介する個人書店や、カフェや文具店を併設し魅力的な読書空間を作る書店チェーンなど優れた事例を共有し、支援策の参考にする。
街の書店は、インターネットの普及による紙の出版物の不振やネット書店の伸長により苦境が続く。日本出版インフラセンターによると、2013年に全国1万5602店あった書店の総店舗数は、22年に1万1495店に減った。
一般財団法人・出版文化産業振興財団(東京)の調査によると、全国の市区町村のうち、地域に書店が一つもない無書店自治体はおよそ4分の1にのぼる。本や雑誌を直接手に取って購入できない人が増える深刻な状況となっている。
本と出会う機会喪失に深刻な危機感
経済産業省が大臣直属の「書店振興プロジェクトチーム」を設置する背景には、街の書店が減り、多くの人がリアルな空間で未知の本と出会う機会を失っていることへの深刻な危機感がある。全国の自治体のうち約4分の1はすでに書店がなく、実際に地域による文化格差は生まれている。
世界経済のグローバル化が進む中、経産省は、映画や音楽をはじめコンテンツ産業の振興を掲げる。「経済が成熟する中で、自国のサービスや商品が海外で勝ち抜くには、文化による新たな付加価値をつけることが必要」と語る。だが文化の基盤である活字や本に人々が広く触れる環境がなければ、新たな魅力的な発想は生まれないだろう。
韓国では、日本の文化庁やスポーツ庁などにあたる文化体育観光省管轄の「韓国出版文化産業振興院」が中核になって支援事業を担当。独立系書店と呼ばれる中小の書店が活気づく。
東京都文京区で街の書店「往来堂書店」を営む笈入(おいり)建志さん(53)は、「雑誌が売れた頃は、お客が定期的に街の書店を訪れる習慣があった。今は2000年頃に比べ、お客は7~8割になった感覚だ」と語る。人々が本を買いに店に立ち寄るきっかけを作るため、トークイベントや読書会などを開く工夫をしている。
各地の書店には、優れた選書眼や読書イベントの経験を持つ書店員たちがいる。まずは、現場から優れた事例を集め、何ができるのか国や民間の垣根を越えて知恵を絞りたい。(文化部 小杉千尋)
西川立一(ラディック代表/流通ジャーナリスト/マーケティングプランナー)
見解 街の書店の苦境は、稼ぎ頭だった週刊誌などの雑誌の衰退や漫画の電子本の台頭も要因で、それに店主の高齢化による廃業や後継者不足で店舗数の減少が加速化した。
一方で、若い人を中心に特色ある書店の出店も盛んになりつつあり、紀伊国屋書店をはじめとする大手は堅調で、大型のショッピングモールには書店が必ずと言ってある。
経産省の「書店振興プロジェクトチーム」の設置は、遅まきながらの感もあるが支援は必要だ。ただ、官主導での取り組みだけではなく、地域の人たちがどれだけ書店を必要としているか、そのため主体的に何ができ、何をするのかが求められている。
中井彰人(株式会社nakaja lab 代表取締役/流通アナリスト)
見解 生き残って頑張っている街の書店は、イベントやSNS発信によって文化の灯を消さぬよう努力をしている。しかし、書籍小売業が苦しいのは、本が売れなくなったことに加えて、本がある程度売れたとしても、粗利率が低く抑えられているため(2割強)、収益の確保が難しく、持続するのが困難なことにある。この解決策を見つけたのが、ヴィレッジヴァンガードである。今は店舗を広げすぎて業績が苦しい状態ではあるが、かつて、ヴィレヴァンは、総売上の6割以上を雑貨で構成することで、読んでもらいたい本の売場(売上の3割弱)を維持することに成功した(2002年時点のデータ)。この時の同社の雑貨粗利率36%、本は21%であり、これで事業としての持続可能性を構成していたのである。書店支援は単に予算を流し込むのではなく、書店が事業として収益確保するため、商材やサービス及び、自立的ビジネスモデル開拓の支援に、重点を置いてほしい。
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「書店」10年間で764社が倒産や廃業で消えた(東京商工リサーチ 3月10日)
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「書店」倒産、休廃業・解散、新設法人 社数推移(1-12月)
書店運営会社(以下、書店)の市場退出が止まらない。2014年以降、書店は倒産・休廃業が新設法人を上回る状態が続き、10年間で764社が市場から退出した。店舗数の減少も続いている。経済産業省は3月5日、「書店振興プロジェクトチーム」を立ち上げ、支援意向を示すが、ネット書店や電子書籍に押された書店の減少に歯止めがかかっていない。
書店の倒産 ピークは太洋社破産の2016年
書店の倒産(負債1,000万円以上)は、2014年から2023年の10年間で140社に及ぶ。
ピークの2016年は25社発生した。2016年は、出版取次の(株)太洋社(千代田区)が自主廃業の方針から一転して3月に破産を申請した。連鎖する形で同月30日までに18社の書店が、次々と倒産や廃業に追い込まれた。書店の経営環境が厳しさを増し、書籍を卸す取次店の業績悪化も深刻な時期だった。
その後、書店の倒産は一進一退が続き、コロナ禍では資金繰り支援や巣ごもり需要などを背景に、倒産は減少に転じた。2021年、2022年の倒産は各5社と小康状態にあったが、支援縮小や特需が一巡した2023年は一気に13社と2.6倍に急増した。
書店の休廃業・解散が高止まり
倒産以外で事業を停止した休廃業・解散も分析した。太洋社が破産した2016年の休廃業・解散は63社(前年比28.5%増)と急増。その後も増勢をたどり、2018年は78社、2019年は77社と高水準が続いた。
コロナ禍では倒産と同様、休廃業・解散も減少したが、60社前後で高止まり状態にある。
倒産と休廃業・解散の合計は、ピークの2019年に101社に達した。コロナ禍では減少したが、2023年は67社に微増し、過去10年間で764社が市場から退出している。
書店は8年連続で純減
一方、書店の新設法人は、2013年が81社だった。2013年の倒産と休廃業・解散の合計は75社で、書店は6社の純増だった。
ところが、新設数の減少から2014年は8社の純減に転じ、2019年は56社まで純減が拡大した。コロナ禍の2022年も21社の純減で、2014年から8年連続で純減が続いている。
電子書籍が浸透し、書店の存在が揺らいでいる。店舗で目当ての本を探す楽しみや、知らない本との出会いも、書店の減少で失われつつある。書店の復活には“待ちの営業”から客足を向かせる創意工夫への転換と同時に、国や出版社の継続的な支援が必要だ。
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