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#戦車擬人化
abebe-heikigi · 7 months
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KV-1
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tutai-k · 1 year
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わたしたちはひとりである
週末(日・月休みの仕事になったので土曜日が週末になった)に日記を書くのが習慣?になりつつある。 毎日書くほどの何かが起こるわけでもない人生なので、書こうとおもっても書くことに迷ってしまう。 日記を書こうと思っても、日々を漫然と過ごしているので、書き記しておきたいことがあまりないのだ。
先週の日曜は、三ヶ月に一度のアフタヌーンティーへ。 三ヶ月に一度、5000円しか使わないのに、お店の人みんな「いつもありがとうございます」「またお待ちしております」と言ってくれる。申し訳ないなと思いながら、静かにくつろげて、大事にしてもらってるなと思える場所なので通う。お金を払うから大事にしてもらえることはわかっているが、それでも、すてきなケーキとおいしい紅茶と一緒に好きな本を読む二時間は大切だ。わたしが本を読む人間だから、空いているときはいつもソファ席を用意してくれるし、あまり声もかけられない。いい時間をもらっていると思う。
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月曜は桜にやってくるというニュウナイスズメというスズメを探しに行った。見つけられず、だけどもうレンズの修理期間にシーズンが終わってしまったと思っていたヒレンジャクを見つけられた。夢中になって撮影した。人が集まってきてしまって、結局待っても待ってもレンジャクは樹の高いところにいたんだけど。 森に擬態して石段にへばりついていたら、一緒に働いているひとにであった。いつもと全然ちがう姿をしているうえに石段にへばりついて鳥を撮っていたのでちょっと恥ずかしかったけど、会えたのはうれしかった。 休日に職場の人に会ってうれしい、という感情は今までいちども抱いたことがなく、「職場で雑談をする人」「職場の友人と遊びに行くひと」というのはこんな感覚でいるんだなということを思った。 今の職場では、「人間関係を円滑にするため」「職場での自分の立ち位置を獲得するため」というような生存戦略めいた「雑談」ではなく、なんとなく雰囲気でしゃべっている。「話すこと」「笑うこと」が特権でなく、権力でもなく、また、緊張でもない。そういう世界も、世の中にはあるんだなあと発見する。
業務内容は相変わらず印刷機との戦いと、製本作業をしている。今日はプレオープンでたくさんの人が来てくれて、いままで食べさせてもらってきた、世界観が変わるようなおいしいお料理やスイーツが、ついにお客さんに提供されて対価を得る日なんだと思うと、なんだかわたしが作っているわけでもないのに「こんな素敵なものがここにはあるんですよ、見つけてくれてありがとう」という気持ちになった。 わたしたちが作っている本も、たくさんの人の手に渡ったようだ。 これも、二人で「すてきだねえ」「きれいだねえ」とにこにこしながら印刷していたもので、それがついに「読まれる」という、書物というものの本懐を遂げる日がきたわけで、喜ばしい日だった。 思えばこんな風に、「(生活費を得る)仕事に金銭が支払われていること」に、感動したことなんてなかった。いままでいろんなサービスと金を交換する労働をしてきたが、どれも、「なんでこんなものに金を払うんだ」とか「こんなものに金を払えるなんてよっぽど暇か、金が有り余ってるに違いない」としか思えなかった。 わたしは一緒に働いている人たちより一時間はやく帰らせてもらっているのだが、退勤するときにはまだお店にはお客さんがたくさんいた。「お客さんがたくさん来てくれてうれしい」と純粋に心の中から声が湧き上がってきて、やっぱりおどろいた。 自分が接客をしていないということもあるのかもしれないけれど、こんな風に「来客を歓迎できる世界線」にわたしが到達したのだと言うことが、なんだか感動できるできごとだった。
とはいえ悲しいことに体力はやっぱりあんまり戻ってなくて、かなり疲れているんだと思う。三日くらいまえから、帰りの電車はずっと寝ている。 それでも本を一冊読み終えた。 蔦森樹『男でもなく女でもなく 新時代のアンドロジナスたちへ』。 男性性に抑圧されていた著者が、女性としての装いを始め、男女二元論への違和感を語る本多。三十年前に刊行された本なのに、未だにわたしたちはこの違和感・理不尽を叫びつづけていてなくなっていないことが苦しい。セックスの暴力性に気づかせてくれる部分が、とてもよかった。 国際トランスジェンダー可視化の日に読み終えることができて、よかったとおもう。明日は「片袖の魚」という映画を見ようと思っている。 しばらくゆっくり休める日が全然なかったし、四月の休日もバタバタしそうだ。休めるのは明日くらいかな…。 だけどまあ、鳥は見に行きます。
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natukimimemo · 1 year
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エイプリルフールなので、嘘が本当か分からない話をします。
話すにはちょうどいい日かと思いまして、なにぶん随分昔の話ですから。
クッソ長いしあまり気分の良い内容ではないので覚悟の上、続きを読むことをおすすめします。
お話の内容は、私がさの名義で活動していた頃の、うちよそ交流のいっさいをお断りする事になったきっかけの事になります。
つい最近、私の創作物を描いて頂いたのですが、私がそのご好意を受け止められなくて相手様に不愉快な思いをさせてしまいました。 恐らくこの事柄を話さないと受け止められなかった理由をご理解頂けないこと、そして今後似たよう事態を起こさない為にも、私の創作に対する姿勢や心情を含めて話す事を決断いたしました。
名前はもちろん伏せます。もし特定の人物と分かったとしても、決してその方を責めたり攻撃はしないで下さい。お願い致します。
発端は2016年初春に、兼ねてから擬カビ交流のあったAさんから年賀状がやってきまして。 Aさんは以前に拙宅擬カビとうちよそCPがしたいとお話を持ちかけてくださり、その時は
「そんなに私の擬カビ気に入ってくれたんだ、キャラ像や解釈を好きになって貰えて嬉しいなあ」
とそんな感じの心持ちでした。実際、Aさんとは擬カビを機に色々と通じるものがありましたので喜びも倍、という感じでした。
やっぱり、そういうのって擬カビのジャンルとしての醍醐味だと思うんですよね。 一つのキャラクターに対してまさしく十人十色と呼べる多様なビジュアルがあり、そこに掘り下げられた内面性や解釈の仕方が散りばめられて、それが掛け合わさる事で新たな発見・魅力が得られますし、更に他者や自分が描く事でより良い刺激を得られて…絵描きとしてもゲームのプレイヤーとしても良い研鑽を得られる事を肌で感じています。 実際、SNSのとっつき易さが高まって本当にレベルの高い描き手さんのやりとりを身近に感じさせてもらってますし、良い場所だと思っています。
そんな中で、自分の擬カビを推してくれるって本当に凄いことだと思いますし、Aさんが年賀状でうちの子をAさんの子と一緒に描いてくれて有り難ったですね。 で、それでうちの子がどんな風になっていたかというと
そこにはAさんと私のうちよそCPが、晴れ着に身を包んで直筆で描かれていたけど……描かれていたうちの子は全くの別の人になっていました。 覆面を剥がされて、肌の色が何故か茶褐色になってて…受け取ってとても動揺しました。
ぶっちゃけちゃうんですけどね、ここで出てるうちの子というのは擬人化トライデントナイト(以下さの野擬トラ)のことです。 幸いにも、彼がAさんの子とうちよそCPをしていると表沙汰にはしていなかったので名前を出します。
この事件よりも前に彼の大体の外観は決まってました。 伊達政宗風の兜を被ってるから、和テイストで…擬人化するなら忍者寄りで恐らくナイツでは諜報員・工作員の役割だなと。
考えていた当初は別機関から星の戦士の有力者である擬人化メタナイト(以下メタちゃん)の暗殺を依頼されていて、そこでメタちゃんから逆スカウトされてナイツに編入という経緯がありました。 アニカビのヤミカゲの様なナイトメア側に寝返った人がいましたから、その可能性はあるかもと今でもその設定が生きてます。バイオスパークというザ・ニンジャなキャラもいるしあの人達と同じ里の出身かな…みたいな事をその後もふつふつキャラ像が湧いてきました。 モチーフがモチーフですから肌の色は我々の世界でいう黄色人種寄りとその時から考えていました。体型もメタちゃんより気持ち細めに描いてます。
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事件より前に形としてしっかり残ってます、注釈に元の投稿のリンクを貼っておきます。
擬人化に対するスタンスは個人差がありますが、私の中の擬人化メタナイツ達はメタちゃんと同様に素顔を晒さないように描いてます。さの野擬トラも御多分に洩れず、鉢金と面頬で全体は見せない様にしています。
私自身も描くの大変ですけど、擬人化元のキャラクター達のビジュアルを極端に崩す事は絶対したくないですし、私のインスピレーションを上手い事融合させて「この擬人化はこのキャラかな?」とシルエット色合い諸々から察せる擬人化にするのが私のモットーです。 ゲームをプレイした方・アニメを見た方・キャラだけ知っている方に擬カビを通して星のカービィの世界を楽しんでもらいたいので当然の事と思ってやってます。
これはあくまで私自身の創作の価値観なので、全員同じという訳ではありませんし、それもまた擬カビの良さとも言えるでしょう。むしろ「そういうのも面白いね!」って推していきたいと思います。
でも、先様の擬カビとなると話は別と思っています。人間ですから多少の間違いやアレンジはあっても、根幹を揺るがす様な事は避けるべきと考えています。 その人の大事なキャラクターに対する価値観や考え方がその擬人化に詰まっているからです。きっとそれは擬カビじゃなくて他の創作物にも言える事です。
だからさの野擬トラの、そもそも想定していない素顔を暴かれて、肌が黄色寄りじゃなくて茶褐色に描かれたことに「えっ?」となったんです。恐らく肌は鎖帷子風インナーを肌の色と勘違いしたのではないかとは思うんですけど…彼の絵はちゃんと肌の露出した部分を描いてる箇所が複数枚あるのに…
それが勘違いだったとしても、アレンジや間違いだと認めてしまっていいのか本当に…本当に苦悩しました。だって、さの野擬トラと呼べる個性が全部消えてしまっていたから。 それでAさんは「うちよそCP!」と意気込んでいましたから、設定画を要求するでもなく過去の絵の投稿��らキャラの外観を見もしないで描いて、私の擬カビが好きと言われてもその気持ちが全然伝わってこなくて…
そういえば、Aさんはよくメタちゃんも描いてくださったのですが彼の仮面も殆ど剥がして描いていたのを覚えています。気持ちを無碍にする訳にはいかなかったので、その時は口を紡いでいたのですが…彼を象徴する仮面すら、描くのが面倒臭かったのでしょうか…
「私の捉え方が悪い」 「せっかく描いてもらったのに喜ぶべきだ」
当時はそう思ってました。 でも、そう思い込んでいただけで、ショックの方が遥かに大きかった。 ペンを握るのが本当にその時から苦しくて仕方なかった。
私なりに曲がりなりにも原型達に敬意を以て、考えて考えぬいた擬カビのアイデンティティが全て壊されて 「これがお前の考えた擬カビだ。面倒臭いけどわざわざ描いてやったんだ。嬉しいだろ?ほらうちの子も描いてよね」と、言われてるみたいで…
「この人は私に自分の創作物を描いてもらいたいが為に、たいして好きでもない私の創作物を都合よく利用したのではないか。」
そういう風にしか思えなくなってしまって、うちよそ交流そのものに嫌悪感を、私の創作物が誰かに描かれる事自体にトラウマに近い様なものを感じる様になりました。 その行為そのものに裏があるのではないか・本当は嫌々描いているのではないかと猜疑心ばかりが常にあります。 そして、他人に宛てて描くというのもこの時から避ける様になりました。私自身がもしかしたら、知らずにそういう立場になっていて既に誰かに不愉快な思いをさせていたかも知れないからです。
私自身もさの野擬トラに酷い事をしてしまったと、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。そして安易に自身の創作物を貸し出す事に安請け合いした自分自身をとても恥じました。
拍車をかけたのがまた他の方で、この方はBさんとしましょう。
こちらの方もかつての相互フォローで、ご縁があってBさんの同人誌を拝読致したのですが大変に良いもので…素直に良かったという気持ちを込めて感想を送りました(どんなツールで送ったかは忘れました)。それで、Aさんと同じタイミングでBさんからも年賀状(だったはず…)を頂きました。そこには同人誌読んでくれてありがとうの他に
「擬人化♀カビ(以下カビ子)ちゃんを描いたんですが難しいですねていうか似てなくてすみません。」
と、ボールペン一筆の絵。しかも誤魔化す様になぜかカビ子(?)には謎の星の髪飾りが添えられていました。申し訳程度の原型要素を出したかの様な。
あの…さの野のカビ子を見て描いてくれました?別の方の♀カビちゃんと間違えていませんか?って思いましたよ。 私のカビ子にはフリルチュニックに星のブローチはついているけど、髪には何も装飾ありません………
Bさんは同人誌の感想のお礼に描いてくれたんでしょうけど…気持ちは有難いんですが私は創作物の感想に見返りなんか求めていません。
これも持論になるのですが、良いと思ったものを良いと言う事に見返りが必要でしょうか。 推しを語らい、その想いを共有できればそれ以上に嬉しい事はありません。ここまではいいんです。
「とりあえず描いとくか別にどんな子かは知らんけど喜んでくれるやろ」みたいなノリで描かれた挙句に「難しい」「似てなくてすみません」って、
私の創作物に興味がないなら、描かなければいいし無理に付き合う必要もないんですよ。
そういうことにカビ子を、 よりによって私の一番大切にしている子を利用されたことがすごく苦しくて、悲しかった。怒りが湧き上がるばかりでした。
こういう事もあって「私の創作物は好きでも無いのに嫌々描かれて、社交辞令の道具に使われているのではないか」と真っ先に考えてしまう様になってしまいました。 中には本当に好意を持ってくれて描いてくれている人もいるんでしょうけど…現在でも治療中の病気とも重なってるせいもあり、人様からの好意を素直に受け取れなくなっています。 実際これが影響して、先に書きました事件とは無関係の方に対しても、好意を疑うという酷い事をしてしまいました。
話を戻して、もうAさんとはこれ以上関係を発展させる気はなかったのでリプライが来たとしてもいいねとかで済ませたかったんですが、その内で印象深いリプライが一つありましてね、これが面白いんですよ。
「私はさのさん(以前使用していたHN)の擬カビ、好きですぜ…!」
ですって。
?????????
確かこんな感じの内容でした、申し訳ないんですけど既にブロック済みなので、私のいいね欄からでは実際のツイートを見られませんでした。
だからといって、Aさんのアカウントへ行って確認しようとも思いません。
私の好きな"推し"を語ればいちいち突っかかってきて、やれ嫌いだのあの作品は擬人化じゃないだの逆張りしかしない人でしたから。私の擬カビも内心そう思っていたことでしょう。私が思う様々な"好き"が詰まっているんですから。 私はAさんの擬カビが好きでした、何しろ擬カビをする上で大事なきっかけを与えて下さった方でしたから。 でも、価値観の相違がある以上、こうすることが精神衛生上お互いの為です。Aさんに限らずBさんにも。
思い出せる限り綴ってみましたが、嫌な事って鮮明に覚えてるもんです。
今でも推し達の美しい記憶で沢山上塗りしてるのに、どうしても黒のインクみたいに下から滲み出てくる。
これが私がTwitterでよく言ってるトゲの正体です。私がうちよそ交流を断るきっかけとなった出来事の全貌です。
7年前から刺さったままで、あの時の苦い思いが絵を描くたびに、誰かが楽しそうにうちよそ交流をしている様子を見かけるたびに、心の中で針玉が転がっているかのような痛みと共に込み上げてきます。(創作交流自体は良い事だとは思うので、抵抗の無い人は私に構わずどんどんやっていいと思いますよ)
じゃあ、なんで苦しい思いをしてまでうちよそ交流が盛んな擬カビジャンルにいるのって
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カビ子とメタちゃんがそこに息づいているからであって、 二人がこの世にいなければ7年前に筆を折ってとっくに創作活動なんか辞めてます。
どこぞの超生命体トランスフォーマー(半分は声優さんのアドリブでしょうけど)が言ってる台詞に「愛こそ全て、いつも心に愛を…」というのがありますが、全くその通りです。
私には擬カビ以外にも愛する推し達がいますが、この二人はその中でも本当に特別な存在なんです。今の私の創作の原動力は全て、二人への愛があるからです。
言っちゃなんですが…まるで実の子に近い感情を持っています、それぐらいに大切な人達なんです。たとえそれが半分は版権のものであっても。
本当に最初は小さな芽だったけれど今では大きな木になって、花と実をつけてくれている。その花と実がまた別の擬カビ達に受け継がれて…それもその中心に二人がいてくれていたから。私の中の二人の全てがこのカタチに詰まっているんです。 一つ弾めば暖かな春の陽気が薫りそうな少女は可愛くて優しくて、小さいながらもみんなに勇気と愛をくれる子で。 ミステリアスで北極の一等星を想わせる彼は強くて格好良くて見るからに完璧そうだけど、孤高で実はすごく不器用で人らしい人で。
心に痛みを伴っても、それを超えて、二人をずっとずっと追っていたいんです。 ふと見上げた夕焼けや朝焼けに二人が脳裏に浮かぶように、ずっと私の心の片隅にいてくれた二人の為に。 私の手が千切れるような事があっても、きっと。
私の創作者としてのファインダー越しに二人を追えて写り続ける限りは
このジャンルを去ることも、筆を置く事も無いでしょう。
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ophelia333k-k-k · 2 years
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2022年12月13日
暗闇 見つめている二重らせん 週刊誌の最後のページ 孵化する 孵化させる 目が覚める からっぽのまま 赤ん坊の手を握る 哲学ニュース 強度 占星術師 と打ったら変換される 性占術師 学生時代 最も力を入れたこと 死は幻想である 愛、あ、あ、あ、名前を教えて なりたいもの わたしが 明るい世界 明るい未来 クビになったドラッグストア 礼拝 お好み焼き チューニングの狂った 歌 聴こえなくなるまで 聴こえなくなるまで featuring あなたのこと 声 死について って誰も知らない経験していない から 駆け込み乗車 禁止 お兄ちゃん お兄ちゃん 扉を開けて 機内モードで延命する アジテーション はやくしたい 遅く 結婚 まん防 イデア的には ずっと一緒がいい よね 今だけ無料 アジテーション テナント募集 の 看板 らすとくりすます とぽろじー 言葉で考えるのをやめる あ、あ、あ、 図式化 ズキズキする 監視されていた 白い部屋 女衒 パッチワーク フランケンシュタイン みたいに 愛と幻想と 愛と幻想と 糸 ほどけていく ことを想像する ジャスミンを銃口に 営業系総合職 死んだ瞬間の聴覚について 死んだ瞬間の聴覚について のように のように さようなら 魔法少女 ハートフィールド 歌う メヌエット ピーチ姫の テトラポット アストラル界 あなたの 吸い込まれる ダム 死体画像 すぐ会いたい女子が急増中 アカツクシガモ 京都市植物園 振り回す キャリアチェンジ された アルバイト する このサイトにアクセスできません と 声が して振り向く 昨日 のことを覚えていない 迷宮 のようだと うわさのベーコン クルトン コーラ・パール ゾラ ほら、と 初音ミクの額から垂れる汗 花園神社で 迷い込む 見世物小屋よ 一生バイト ポケットモンスター 正解を引き当てるまで やる気が出ないな 英単語帳 ランボーを読んでしまったなら ロックンロールはそう ホテル暮らし 空調の音 Jアラート 星座を結ぶ ロックマンエグゼ lain rain ruin  ビスク・ドール 野良犬 奈良へ向かう列車 アーレント 現実感 人生攻略サイト 灰と は 意図 思考 回路の中を むさぼり食う 吸う 空気 止まった ままの 子宮的な エリア 嘘をついたまま死ぬ のね ルビンの壺 12ポイント stray sheep と 動詞動詞動詞動詞 同時的に 田中角栄 魔人ブウ 犯す 壊す 作る 波打つ わたしは 殺す 生かす 咲く 咲かす ライフハック 死 冷蔵庫 咲かす 飛び立つ やわらかく もやもやと ばたばたと 解毒する 夏休み 向日葵 消滅した 蝉が鳴く なく 無く 咲く さ さ さ 教育する アナイス・ニン 逃げ出す 逃走する 闘争? 領域を広げていく 閉じる 閉じこめる 閉じ込められた 布団の中 宇宙のように 宇宙そのもの 高橋まつり 滅びた 100年後のことを考えて 文章を書く 脳みそから溢れ出した 白い水着 黒いタイツ 道化のように 大天使のように 借りる 回帰する アカツクシガモ 成長すること 天秤のことを考える by  this river ラブ&ポップ 脳破壊 快楽 シャドウ・ワーク 子宮口から この世界の果てまで 共同体 忙しい 忙しさ exclusive みんなのレビュー 連帯 証明するために ランキング もっと欲しい あなたらしい 瞬間に 祈る手 summer 上映する ロングヘアー 偏差値 ピアス 18個  生き延びる ラリる 刺さった 反射した 発射した 家畜人 ホワイトノイズ 空間 依存症 白い 微分不可能な やわらかい その曲線 エゴサーチ バーモント・カレー 姦淫する 階段 聖書 夢の中に出てくる 中島らも 他人の日記 読む 話す 歌う ような気がする そんな感覚が 一時間天気予報 ペヨーテ ぐるぐる回る 永久に 永久的に 結びつけた 途端に壊れる ぱりん、と ふらっと 消えちゃいそうな気がする 意識が高い 高低差 風圧 やさしい言葉 インターネットのグロサイト 巡る 再度 巡る 繰り返していた クリスマス サンタさん 産道 乱視のまま 今日も生きている 息をする あらゆる 虹色の 永久に理解されることのない強度 氷点 貯金やダイエット レポ漫画 面白くなる 国語辞典 解剖する やまい、だれ 芽殖孤虫 ひらひらと 眠る ゴミ出し 擬音一覧 シーシュポス 間違った注文 集める 女性が一生で排卵する卵子の数は400個~500個と推定され 細胞膜 ずきずきと 痛む手 うつらうつらと その指で 欺瞞 マッサージ されたまま死ぬ アイライナー いつかは終わる 旅 続いていく 気持ち悪い、 と少女 折りたたみ傘 出会う 解剖学の教科書 ホーリー・マウンテン もやし 食物繊維 的な ひらく 伸びる 匂いがする 恥丘 裏切る 一本の木 待ち続けている 市民会館 明かしえぬ共同体 ムーミンたち ムーミン谷へ 向かっている ヤツメウナギ もし仮にそれが ハッとする 気がつく 失う 海のそばで グランドメニュー 幽霊 ピアスの穴 カッターナイフで切る 舌を 下へと 血が出る 地が出る前に ここからいなくなる 踊る 大雨の中 浴びる 天高く 土砂降り もっと 濡れてしまいたい 溶ける あらゆる種類の動詞 固着した エディプス・コンプレックス 身体を売る 眠りにつく べたべたした くすぐる 太もものうぶ毛 のように 行こうね ずっと一緒に 逆にする 黒板に描かれた 天使と怪物 流れとよどみと 恋と革命 そのままの 君でいてね イデオロギー それとも 触れる 手に 手のひらに その温度を そっと撫でる ように見える 青ざめた 顔 目で 浮き上がる 物流倉庫会社 キスをする どこにも行けない どこにも行けない 憂鬱な夫婦 中絶用の 願いを書く 七夕 永遠に落ち続ける夢 人生ゲーム 青いピン そのように 性行為のやり方 鍵付き完全個室 運動会 発熱 保健室 はつなつ 人生経験 終わりゆく 肉の厚さ 海馬 言語野の 衰退 ダウンロード数 数えていた 新しい生活様式 リズム 物語ること 豊かな 再生回数 氷 覆われる 世界すべて 素数のように 感じる 解体 怒らない? 起こらない、何も 可能性が失われていく 研ぎ澄まされていく 失われていくことで 何者かになった その平らな牧場 忘れてきた お持ち帰り する 立派な 飛び降りて 刻まれた 胎児のように さえぎられる 海岸には小屋があって 喧嘩をする 白鳥 食べられる 汚い 穢れてしまった 純粋なもの 銃を撃つ 一発 チェーホフ、どこへ行ったの? と母親が階段を上がってくる 切符をなくしてしまったままで 生き続けている気がする 少女には 晴れ 絵日記は かすれてしまった とうに 音楽にはならない 寒天培地の上で 有性生殖する していた した方がいい 人生経験 ペットボトル HPVウイルス 頭のない 風邪総合 目をさます 神経系 ポーチの中で 白い粉になった 睡眠薬 遠くの方へ、遠くの方へ 並べられている 全校集会 鳴らされて 走る 望遠鏡を 覗き込む もうすっかり 子宮頸がん 夢中になって 標本にする どうやって? 悟りについて 五億年ボタン 走馬灯 一週間くらい考えてもいい? 愛妻弁当 ぷっちょ の容器でオナニーする カンブリア紀の 海中生物やわらかく モニターの奥 夏の光 ぴったりと 豊かに 遅延しながら 本間ひまわり いま、を指差す指の先 爪の長さ 変わって 一括見積もり ふざけているのではなく 頭痛 左側 ありがとう こんにちは おはようございます それは愛ではなく の ような 夜行バス 棺 出生外傷 の あなたは ロビンソン トリップした 虹色の女 devenir ひだ 開く 一枚一枚 めくっていく 匂いがする 工場の赤ん坊が コンクリート 嘘だった あてのない 意味のない 海 潜り続ける 潜水艦の中で 夢を見ている 象徴的に もっと速く 飛び立つ 自壊したい 鯛 平らな 館内における密を避けるため 破れた 四つん這いになって するだろう 想像 するだろう 未完のままの もはや戦後ではない 未亡人 ぷろ、ぱかんだ 重量と恩寵 根を 肉体が壊れていくのは かもめ 肉塊 台風が来る前の夜 アオカビ もっとたくさんの地獄 天国は通り 過ぎては消えていく スーツの人が通り過ぎていったあとの 匂い 大人の匂い 食器返却口 この席の使用はお控えください アルコール消毒 セーブポイント 豚 のような女 と 猿の ような 男が出会う 死体ごっこ バラバラに 組み合わせる 英単語帳の例文みたいに 死に近い コンクリート 裂け目 洗浄液 メリークリスマスの Yahoo知恵袋 真理があると言われている そこにある 死んだあと魂はどうなるの? と子どもが尋ねる 何グラムの 前世の記憶 当たり前の事 トンネル 潜り抜ける音 夢の中の休憩所 自動販売機 光 光 夜の闇に飲み込まれないように コンビニエンスストアは灯台として 鳴りやまない 崩れていく 昨日 来ない 来ている すでに いま 冬の ま、ふゆ ま 電気ストーブ あたたかく すりつぶす 通勤・通学 するための列車 眠る 折りたたまれたヒダ 予言する 1999年 産まれ た 朝 ねむる ねむる もっとよくなる 地方都市
夢の中では 現実的な 現実的なもの 親ガチャ 100年後の 2000万年後の 想像していてね 空っぽの脳 おばさんが入ってくる大量に 魚 飛び跳ねる 誰も見ていないところで 老人の声はデカい 無が無限に膨らんで 恒星たちは爆発し きっと届かないまま ゲーム実況見ていた 二年間 だった気がする だった気がする この区域で路上喫煙をすると 一千円の過料が科されます と どこかに書いてあった 教科書に落書きをしている間に 終わっていた もっと濡れたい 雨に 幼形成熟 恋と革命のために 太郎 花子 由香 香織 紗耶 話題のツイート 温泉むすめ 逃れてゆけ 逃れてゆけ 自撮りしているふたりを 見つめる 目 目玉 浜辺で 白く 白く 白く 白く 境界線はほどけた もう一度 あまい 糖衣錠 統一的な 像 増殖する お支���い方法 まとめサイト この世界の秘密 ねじれたソーセージ 青い 白い 脆い イオン・モール 迷子になる 歌を歌う 歌っていた 冗談でした あらゆる 情報商材のために すべて ひとつの 自己啓発 は はいいろの ノイズで 
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tabasa14 · 21 days
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ふりーだむ!
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ごぶさたにごぶさたを重ねてしまった! 日本に戻って、はや1ヶ月も経ってしまった。 オーストラリア最後の1ヶ月は、とにかく現地に居る間にしかできないことを!と現地で出来た友達に会いまくり、 ブリスベンまで行って一生分のコアラを目に焼き付けて、念願のコアラタッチも達成した。(コアラの匂いの手は洗いたくなかったけど、泣く泣く洗った) 友達とオーストラリアラグビー版の阪神巨人戦を観戦し、 応援していた阪神(クイーンズランド)が2度もボロ負けし、その都度一緒にしょんぼりしたり 友達と街を散歩して、巨大ニンジンを持ち歩くキャロットマンに遭遇したりもした。 (その日は街で2度も見たからちょっとラッキーな気持ちになった) 今回の留学で、大人になってこんなに新規の友達増やすことはないのでは?というぐらい色んな人に会ったけど 正直、今後もまた会う予感がする友達は一握り。 その大事な友達が「留学時代のともだち」になってしまうのが怖くて 連絡不精の自分も、思い切ってアポをとって会いに行った。 いまも日本に帰ってきてもビデオ通話したり、来月、突然日本にやって来る友達もいる。 大人になると、心もとない毎日の中で、お互いの元気を確認する友達の大切さが身に染みる。 しょっちゅう連絡しなくてもつながっているロングランな関係を続けるため、ジョギングのような、ウォーキングのような、ゆるやかな努力を怠るべからず、と自分に誓う。 さて、留学後は別人のようになっている自分をどこかで期待していたけど 実際は、着陸して日本の湿気をモワッと身にまとった瞬間に一気に夢から現実に引き戻された。 耳がばかになりそうな蝉の声、息苦しくなるぐらいの湿気、 じりじりしたコンクリートと汗。 せっかくオーストラリアで得たカラッとしたマインドと 英語で話すときの自分の思考をキープすべし!と 最初は毎日部屋でオーストラリアのテレビやラジオをかけ むりやり擬似オーストラリアを作ってたものの、 一歩外に出ると努力も虚しく、私の気合いはジュッと湿気ってしまい おまけにその湿度の中、ちょっと縁側に腰をかけ 「夏だねえ」なんてちょっとほっとしている自分の中の日本人に気づく。 いかんいかん!とかき消そうとしてもしゅっと戻る 形状記憶のような縁側マインドに 最近は諦めて日本の夏を味わうようにしている。 半年留学に行ったけど、結局自分は何も変わってないのか? 残念ながら鼻輪をする勇気までは出なかったし、はだしで道を歩くような大胆さも持ってないし、タトゥーもしてない。 たかが半年の留学、と思いつつ 「夢だけど、夢じゃなかった!」 とトトロのめいちゃんみたいに証明する何かがほしくて、考える。 たしかに外国人みたいにはなれなかったけど 行く前と全くおんなじかというと、ほんのちょっと違う。 前と少し違うのは、電車に乗ってる人が皆ちょっと疲れて見えて 店員さんと「Hi, how are you?」とおしゃべりできないことが少し寂しくて 芸能ニュースだらけのテレビに違和感を感じること。 仕事ならどんなことも引き受けなきゃいけない!というガチガチの責任感は少しゆるまって みんなのノリに合わないなら合わせる必要ないし 誰かの期待に応えることより、自分の人生を生きねばいかん と思ったこと。 そういう意味では、絶対仕事を辞めなさそうな自分が 仕事を辞めたことがいちばんの変化かもしれない。 ところがどっこい、仕事を辞めてみると すっかり飼い犬として暮らしていた自分が急に広い野に放たれ 「自由って怖え!!」という新たなフェーズに突入し いかに自分が会社の指示に甘えてたかを思い知る日々。 広いドッグランに連れて行ってリードを外してもらったのに 「ちょっと草の匂いを調査します」 とか言って走り回らずにちまちま狭いところに留まるような自分のダサさに引きつつ (早くどこかに所属して誰かの指示をもらって楽になりたい・・・) という社畜精神をぐっっっとこらえて 今はちょっと自分と向き合ってみるか、と思ってます。 所属してもいいけど、もう少しちがうスタンスでいかないと、意味がないぞ。 ということで「夢だけど、夢じゃなかった!」 になるのはこれからの自分次第!という結論のもと いろいろと試行錯誤してみようと思います。 そして今までは、ちゃんと書く内容考えねば!と思ってた日記も (そしてたいした内容ではない。真面目損。) まあ書くことが大事だべ、という風に切り替えましたので わたしの書く楽しさを優先します。 そんなこんなで、新時代にわなわなしながら がんばっていきましょい。
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オーストラリアの光と、ださカラフルさが恋しい。 また行くぞ。
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flolog · 2 months
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黄金のレガシー感想・妄想まとめ
Mastodonで壁打ち気味に展開していた内容のまとめです。上から書いた順に繋げてますのであまりまとまりがありません(まとめとは)
以下、ネタバレです。
92クエストバトル
もしかしなくてももう理のほうのパッパ、死んじゃってる……? (顔を見せない=死んでる理論…………)
ていうかエスティニアンお前何してくれとんのや!!!
92の風脈前提クエほぼ開放済みあたり
どう見ても!!!罠🪤やろ!!!!!おれはくわしいぞ うちの冒険者は何度もその方法で呼び出されてボコり返してきたからな くわしいんだ どうなっちゃうんだ〜というかなかなか飛べないけどこれはストーリーひと段落しないと最後の風脈解放されないやつですね……?(すぐ100ギルテレポしながら)
94クエ
うおーいいですね、定番の料理対決!!バトル漫画っぽくなってきたぞ
しかしウクラマトがいること、だいぶ有利なんじゃないんか? 猫舌加減とか味付けとかマムージャにはわからんのでは?
→あとで二部族の間でできた料理ってことが明かされたからそういう意図はなかったのかも。。。
94のバトルクエ
ほんとに後方腕組みでウクラマトが戦っているのを見てる冒険者めちゃくちゃ笑ってしまった しかもめちゃくちゃ煽ってくな?
95クエ〜ID 進めながらのこの先予想
え〜もしかして黄金郷って仮想空間だったりしますか??なんかこう、みんな不老不死なのは電脳化してるからみたいな……それで黄金郷じゃなくて黄金郷の入り口がいっぱいあって接続されてるみたいな……?
確かどこかで黄金郷そのものじゃなくて「黄金郷の扉」を探すってのがポイントだね、みたいなことをだいぶ前のクエストで言われていた気がするんだけど、その時あんまり意味がわからんくてスルーしてました がここにきて、なんか黄金郷の向こう側を見て帰ってきた人間たしかにいないっぽいな……?ということを思い始めたりした。。
物語折り返し(継承式)まで
やっぱり理王の死が急な継承式の実施決定だったんだろうな〜と思ってたのでそうなるよねえ 落ち着く形に落ち着いたぜ!
いや落ち着いてない!!!!誰も!!!!お兄ちゃんの話を!!!しないのである!!!!!
血みどろ王位争奪戦のドラマを並行で見ているので、こがしーやりながら敵陣営に情報が漏れた際などについ「ころして口を封じようぜ」と言ってしまいがち 結果的にはころさないでおいてよかったですが、王位継承戦が終わった後もなんだかんだ「こいつ��ろしてこの辺に放置しとこうぜ」などと言ってしまっている
夏休み完全終了のお知らせまで
俺の夏休みーーーー!!!!!!!!
まさか主プレイヤータウンがここまでメチャクチャにされるとはね!!!ハッハッハ 職人さんたち(プレイヤー)がいつも通り作業してるのがなんというか…… 復興だこれは そう思おう
なんか……ムービー中の自機……「正直あいつら潰すの余裕だな……」みたいな顔しとらん? あの敵勢力を前になんか「あ〜今度の敵はそういう感じね」みたいな反応じゃね? 宇宙の果てまで行っちゃったから大体のことは殴ればなんとかなると学習しちゃったのか?
黄金郷について
だーーーーから私言ってたじゃないですか!!!漆黒の頃から!!!!エメちゃんも言ってたけど!!!!原初世界の自機たちは統合される側だからなって!!!!!自覚しろって!!!!!
そりゃ鏡像世界と繋がっちゃったら、原初世界側の方が力を持ってるんだからうまくやらんと関係悪化待ったなしだよ……
これまで第一世界も第十三世界もほぼ滅びかけで世界自体にあんまり価値ない感じだったから原初世界側のヒカセンが「救ってあげる」みたいな関係性を構築できてたけど、そりゃ他世界から見たらこっちだって普通に生きてますし??だし、統合されるかもってなったら全力抵抗しますよ……戦争にもなるよ……
シャーローニあたり(ちょとネガティブ目感想)
メインストーリー側の都合もあるだろうけど、荒野の一連のクエストとサブクエストはちょっと消化不良感を感じちゃったかも
王の試練でサカトラル側が全く登場しないのもなんでかな?という感じだし、ていうかこのへん確実にコーナ兄さんの支持基盤じゃん!王が決まるより先にコーナ兄さんの本気を見せておいてほしかったかな〜という気持ちがあるのがひとつ 爆弾列車も、あ〜結局グルグ火山と同じことやるのね〜って感じで正直いまいち熱くなれなかったかな……これはトライヨラ以外のエリアにとっても脅威というのを感じられるタイミングがあまりなかったせいかもしれない もっと暁月の時みたいに塔が立ってる!とか見る機会があればまた違ったのかなあ……もしくは、冒険者の繋いだ絆〜黄金〜みたいなふんわりした内容じゃなくてうおお武王の初勅令じゃ〜!!!!!くらい振り切ってくれてても盛り上がったんじゃないかなあとは思う ウクラマトとおれが主人公なんだよ!!
あと、原初世界と同じ魂を持つものの話については「あ〜この人もしかして……?でも違うことだって全然あり得るよね〜」くらいで、それとなくヒントもらえるくらいで十分かな……今回のは流石にやりすぎだと感じちゃった だって別の人生だし別の存在だよ あんまりそこを「XXさんと同じなんだね〜」って雑な理解しちゃうの、良くないと思います……………………………………
(※ゲロルトは「ベンダーNPC」としてネタに振り切っているのでまあ許せる)
あとあと、(まあここでそんな話を必要以上にややこしくしても…というのもあるけど)クエストも全体的にもう一捻りあってよかったんじゃないかなと感じてしまう 自警団の隊長がもっと大きい組織の黒幕で完全に腐敗してる!とか地域住民と企業がバッチバチに対立してる!とか まだ途中だから、今後また戻ってきて何かしらあるのかもしれませんが、夏休み終わりターニングポイントのエピソードとしてちょっと弱さを感じちゃったかも
じゃあ荒野マップで何が見たかったのか、深掘りしてほしかったかというと、王位継承戦がひと段落したところで、王政そのものの限界みたいなものが見たかったかも 広すぎてサカトラル側の治安が終わりまくってるとか、国とか関係なく生きてるから継承も知らん、うちの部族に干渉しないでくれ〜みたいなスタンスの人たちとかもいる みたいなクエストがもうちょっとあればよかったのにな〜と思っちゃうかも…… アメリカ開拓史的なところに沿っているところ、沿っていないところが見たかったよ〜(個人の興味
もしくはもうウクラマトから「ちょっとあたしは今忙しくて行けねえからサカトラル側も見て冒険者から見た率直な感想教えてくれよ〜これは使節とかそういうんじゃねえから!」くらい言われちゃってもよかったんじゃない?と思ったりもするんだけど、まあ夏休みじゃなくなっちゃうねといえばそれはそう でも夏休みじゃないじゃん結局さ…………
あるいは夏休み振り切っちゃうとか エスティニアンくらいなんかテキトーなことしてても良かったと思う
ところで今んとこ一番の闇深が職人拉致監禁村だけど 何あの村????家族がいる職人とかどうするんだ 倫理的にマズ職人の欲求要求とかどうしてたんだ
97クエ レギュレーター
わあ……つまり完全に擬似冥界システムが完成しちゃってる世界ってことか………… エメちゃんもこのへんまでは見ているはずだけど何思ったのか聞きたいな…………古代人の死生観的にだいぶ冒涜案件な気がするけど…………(まだそこまで発展してない時代だった?)
でもこれだと新しい人間が生まれてこない気がするんだけど だって、死んだ人間から回収した余剰な魂は再分配に回してるんでしょ? 資源の総量が限られているとして、どこかで勝手に還ってる魂資源があるのか、ちゃんと新しく生まれた人間に配分してるのか、 もしくは新しい魂を生み出すことまで成功してるか(アテナさん………………)どれなんやろ?
98手前あたり ナミーカとの別れ
再会できたとして、記憶のナミーカがどの姿なのかはだいぶ気になるかも
「「「天国」」」の話とかもそうだけど、自分で自分の理想の姿を選べるといって、時系列的に最後の状態の自分が「自分で何かを選べる」状態かってかなり疑わしい気がする それとも自動で最高の状態を再現してくれるんだろうか? でも最高の状態って何? あんまりよくない例えだけど後天的になにかができなくなってしまったらそれより前の方がいいってことになるのか? そのあとできるようになったことは全て無駄なのか? なんか違う気がするし 連続的に生きてる存在が自分の最良の断面を選んでその上で永遠を過ごすことってだいぶ無理な気がする わかんないが…………
ソリューション9到達
スフェーンのおままごとで王様やってる感、このあと説明あるんだろうか?
アレキサンドリアってこれまでもうちょっと素朴な共同体してて、王が統治する〜みたいなのを持ち込んだのがゾ兄ちゃんで、えっ王ってなに?どんなことするの?→トライヨラ側の住人から聞いた理想の王像を演じてるだけ って感じがとてもする そんな体制が必要になるような歴史も直近の経緯もなさそうというか…… というか↑だと理想の王像がだいたいグルーパパになりません?ゾ兄ちゃんますます秘めた怒りを加速させそうだが…………
まあスフェーンごはんたべないし、生��てる人間ではなさそうだけど……
スフェーンってことはデッカーバンクルな可能性残ってんだよな……(アロアロ→巴術→宝石を核にした使い魔………………)
トライヨラは早いとこ連邦制っぽいことしとかないと中央がパンクしそうなんだが大丈夫なんだろうか
ラマチのゾ兄さんに対する態度について
ゾ兄さんに対して即敵対姿勢に入ることだけど、ゾラージャはグルージャジャに一度ころされたのに、ほとんどチート技使って蘇生して反撃したのが大きかったんじゃないかなと思ったり
別に、蘇生したところで自分の負けを認めればよかったのに、パパの命を奪いに行った←ここが一線を越えたポイントなのかなあと かつ、パパも先代として「お前は死ぬべき」と言い切っていたから、それを継いだのかなと まだ全然過去が出てこないのでそもそもパパお前息子に対する態度どうだったんよというのはあるが…………また後で考えます…………
97クエ
あ〜〜〜〜〜〜なるほどね……それでスフェーンとしては新しい(余剰の)魂資源が要る=トライヨラの人間の魂引っこ抜いたらいいじゃん  でゾ兄ちゃんの作戦に乗っかる理由ができるんだな……
こがしーで「ここで萌えるとは…」ってなったポイント
・ラマチとアリゼー 正直これまでアリゼーにそこまでぐっときていなかったんだけど、似たもの同士と分かってからのラマチとアリゼーのやりとりがいちいちとてもよくて最高だった…… かっとなってるラマチを止めに入るところとか、真っ先にラマチの感情に理解を示すところとか
トライヨラに就職するの、ヒカセンじゃなくてアリゼーがいいと思う(でもアリゼー他のことでも忙しいからね、大変だ)
・カフキワさんのお子さんとしてのエレンヴィルくん エレンヴィルくんもここまでそんなに刺さってなかったんだけどこれは大変だった そのママはズルだって!!!! この後絶対何かあるので心を強く生きたいです 頑張ろうなエレンヴィル
98クエムービー
正直感動より爆笑が先にきたごめんポイント
・竜騎士のジャンプ力 あれはダメだって あんなフンっ!てジャンプしてあの距離飛ばれたら笑っちゃうってもう
・ヴリトラ登場 あれはダメだってズルだって!!!!!!!!!おそらく原初世界にしかいないあんな最強兵器持ち出すのはナシだろ!!!!!(いやまあ鏡像世界からの侵攻危機ってなって出てくるのはそれはそうかもしれんけど)(ドラゴンの存在がほぼ核みたいな某ドラマが先週激突大戦争回だったからよけいに) おるすばんおねえちゃんがとてもかわいい
/egimirageしてたスフェーンちゃん、/petsize all largeしたらでっかくなるのかな
リビングメモリーについて
記憶が(我々の世界でいう)データ化されてたら我々もデータにならんと会いに行けなくない?!と思ったら、生命力のエーテルで実体を持ってる状態なのか〜よくわからんがすごいな ただ、(私個人の信念の話になっちゃうけど)何らかの入れ物に入った記憶がその続きを経験し、新しい記憶を得ている状態って、かなり「生きている」というか、だいぶ生きている状態としてグレーなラインだなと思うので、ちょっとこの後のクエストの方向性がそういう意味でも気になるところ!
いやーでもやっぱりカフキワさんの消してほしい!にはちょっと 待って欲しいとしか言えなかった だってレギュレーター導入後の人たちの記憶にも残らないし、それはヨカフイ思想的にも完全な死を迎えるということになっちゃうからなあ 流石にちょっとさみしすぎるから、せめてなにか生命力を必要としない記録媒体に移して〜とか考えたくなっちゃうよ まあでも死ぬって普通そういうもんか……
つい、システム止めたらメモリ揮発しちゃうんかな……とか考えてしまった ちゃんと永続化しとけよ!!!!!!
99クエあたりまで見て
いやいやいややっぱそうなるじゃん…………最初からだいぶ破綻しとるシステムだったよな……
災害で犠牲者が出まくった時代に一時しのぎで運用開始したら、そのままズルズル基幹システムになっちゃったんか? なんかスフェーンの死後権力を持ったやつが「これ統治体制の維持に使うのにちょうどええやん! 民衆にもウケいいしこのままやろうぜ! は? 運用? 知らん!」 みたいなのを想像してしまい、胃が痛い…………
けっこうプレイヤーキャラがあんまり主人公してないというので刺さらなかったという感想も見かける気がするんだけど、個人的には自機はほっといても動くしエピソードも勝手にできていくので、それぞれのNPCに関心を持てる掘り下げが充実してたこがしーがだいぶ好きです ラストエリア、4人ともなんかエピソード描きたくなってきちゃったな〜
リビングメモリーってだいぶアーモロートとの対比があると思うんだけど逆にここまで破綻する前の黄金郷をみたエメちゃんがなんか影響されちゃったというのもそれはそれで良いな……になった
あとエルピスっぽくもある 計算された理想郷 属性の特色を生かしたエリア区分
システムの裏側について
ソ9の、というか新生連王国側のマム人口がだいぶ少ないように見えるの、優先的に資源化(お察しください)されてる結果だったらどうしようかと思ったりした いやまあシャーローニとか見るにもともとそんなに多くなかったんだろうとは思うけども……
アンロストワールド側の時間軸でみると、ゾ兄さんが鍵を使ってアンロストワールドに行く→(ここでゾ兄さんが武王として権力を持つまで何年かあった?)→サンダードームで局所的に融合発生→30年弱経過→ゲート建設、トライヨラ襲撃→冒険者たちが逆潜入 で、多分サンダードームの範囲内に偶然居合わせた人以外は選んで連れてきたりとかできなかったんじゃないかと思うから、元々のマム人口が少なかったら契る相手も限られてるだろうなあ
やっぱりゾ兄ちゃん……卵産んだ?
レジスタンスがもっとレジスタンスしててほしかったな……という部分があるんだけどただ最終エリア見てるとそういうことだったのかもと思った部分 カフキワですらスフェーンのことは様付けて呼ぶんだよね……だから(トライヨラ側の融合前とかアンロストワールド側の「人口」比とか今わかってない事情はありつつも)基本的にスフェーンを「慕ってる」人間しかあそこに招かれなかったとかはありそう 都合の悪い人間の記憶はそもそも回収されない、あるいは永久人として目覚めさせられることはない かつ、リビングメモリーでは「再会の奇跡」がありふれているらしいので、じゃあ逆にシステムが「こいつらは絶対再会させないぞ」となったらそうもできるということで、そもそも反抗組織なんか組織できないのかも
もうちょっと生きてる人間側との接点とか人間構成要素のコピー制約とか知りたいなー!! カフキワ含め多くの永久人は終わりの方を望んでたけど、一人くらい塵理論(※イーガンの「順列都市」で出てくる、不死を追求するやつ)の探究方面に振り切ってる人とかいてもよさそうな……
99討滅後 これ今後なんか明らかになるんか?
もしかしてグルージャジャパパって、トラルのヒカセンだったんじゃないか? あんまりマム村との強い関係も見えないし、村を飛び出して仲間と各地域のお困りごと解決をしてるうちに王になっちゃったんじゃないのか 養子を引き取ったのもそのままだとマムージャがどんどんうちの出身なんだから宮廷内もうちの出身で固めてくださいね!で進められちゃうからそれに対抗しようとしてたんじゃないだろうかとか色々…… 本人(武の方)はあと50年くらいは生きるつもりだったから王位についても次代は廃止するのも含めてなんか考えてたんじゃないだろうか 仲間と、というか理の頭と一緒になにかを成し遂げてきたタイプだから、理がいなくなって不安になって突然継承の儀とか計画し始めちゃったんじゃ……
……でも長男のゾ兄さんに対してはなんかもっとフォローすべきとこあったやろ!!!!!!!! アレかな 本人もまさか子供ができるとは思ってなかったから引き取りプランの方を進めてたら生まれちゃった? コーナ兄さんとの年齢差が気になります……ほとんど同い年だとか…………
ウインドターミナルシャットダウンあたり(ネガティブに受け取った場合)
カフキワが今この瞬間が一番幸せ〜みたいなこと言うとこ 永遠人が「生きている」ことを否定するのであれば、結局カフキワは生きているうちにエレネッシパとちゃんと過ごす時間もないまま死んでしまった という事実がより際立って悲しいな〜と思った
100ID
これ……………ジョブトレーラーのBGMじゃねーーーーか!!!!!!!!ここで使う??????????
たしかにちゃんと聞いてみたらリビングメモリーの転調後BGMこれだったわ いやでもこんな終盤曲をジョブアクショントレーラーでご紹介して印象付けておくことある!!?!?!???
あと、ソリューションナインの紹介BGMの登場機会も待ってます……
100討滅戦
選択肢、一番突き放すようなやつ(お前はシステムにすぎない)にしたらお互いの表情がぎこちないまま進んでよかった
いやほんと、あんなシステムを選んでその下で生きようと思った人たちがいたんだなというか、持続不可能なことは見えていてあえて見えないふりをしたのか、今だけを見ようとしたか、自分の命を預けるシステムについて知ろうとしなかったのか、騙されたか……はわからないけど、最後永遠人たちが消えることを受け入れるような姿勢だったのもそこの反省なのかなと思ったりしたり
それを自分のせいだと思って悩む必要はないよ 結局「みんな」に採用されたシステムなんだからさ…………
と、じゃあ自分の暮らしを顧みると、やはりSDGsは大事ですね(クソ雑な感想)(これは完全に私の生活の話で申し訳ないんですが、まじでここんとこ「とりあえずSDGs」みたいなクソ雑結論先行型な検討が多いので…………………ちゃんとそれが誰にとって何にとってどうなのか、考えるのやめてしまうのはやぁね というコメントです)
世界を繋ぐめちゃくちゃ重要な鍵をヒョイっと拾ってポッケに入れたの笑ってしまった 自機、だんだん自分の存在の重要性を理解した上で振る舞うようになってる 世界��滅ぼさないでね!!!!!!!!!!
討滅戦そのものについては零式初見��ミック見る時くらい楽しかったかも 正直りゅーさんのスキル回しが暁月より忙しくなってパニックだったのと、召喚さんのソルバハムートがクソデカかったのと、床がローマ数字で世界ってそういうこと、?!?!?!そういう表現する?!????!!!で爆笑してたほか何も見えてなかったんだけど、もしかして外周に鏡像世界の風景とか出てた?!?!?!?!ちょ、ちょっと後で動画とかみて見直します……………………
他実況者さんが「これまじでrandom bullshit go!なギミックやん」でウケてて笑った ほんとうにそう
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kobayashimasahide · 2 months
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<Hemingway’s Fly Bottle (*1)/Another Heart (*2)> 
7/21/2024 (The 125th Anniversary of Hemingway’s Birth)
by Masahide Kobayashi    6.6 (φ) × 35.5 (H.) cm  364 g      Mixed Media
Slightly Iridescent Clear Bottle with Octagonal Lower Half and Round Upper Half  (Glass)
Folded/Woven-blade Silver-grass-hopper (Plant Fiber)
Pine Stick (Plant Fiber)
Chocolate-colored Thong (Leather)
(*1)  [https://www.mutualart.com/Artwork/Flies-in-a-Bottle/1A3B028FC320BED32F4E681CC2D0615F]
(*2)  [https://reslater.blogspot.com/2011/07/big-two-hearted-river.html]
<ヘミングウェイのフライ・ボトル (*1)/もう一つの心臓 (*2)>
7/21/2024  (ヘミングウェイ生誕125周年記念日)
小林正秀 作      6.6 (φ) × 35.5 (H.) cm   364 g    混合材
下半分が八角面取りされ、上半分が丸い、僅かに銀化した透明瓶 (ガラス)
バッタの形に折った/編んだススキの “折り葉”/草編み玩具 (*3) (植物繊維)
松の木の小枝 (植物繊維)
チョコレート色の紐 (革)
 (*1) この言葉は、デヴィッド・ハモンズの (何本かある “ボトル・アート” の中の) 少なくとも6本は数えられる “フライ・ボトル” の連作の一つ、<ボトルの中のフライ (瓶の中の蝿)>の題名に負っている ([https://www.mutualart.com/Artwork/Flies-in-a-Bottle/1A3B028FC320BED32F4E681CC2D0615F])。
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 この連作では、透明な瓶の内側に接着剤で貼り付けたジッパーの引手を、止まった「蝿=“fly”」に見立てているわけだが、“fly” は「ズボンのボタンやジッパーを隠す覆い布」の意味もあって、恐らくこの縁語から、この見立てが思い付かれたのではないだろうか。
 この作品のボトルは連作中唯一「ペット=“PET”」だが、上述の「6本」の中には拙作同様ガラスのボトルもあり––––
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([https://newyorkarttours.com/blog/art,artist,contemporary,critic,exhibition,gallery,newyork,photography,sculpture,tour,visualart/bottles/]-右から四本目のワインの瓶)––––また、上述「6本」の内の残る4本は、ガラスはガラスだが、「ボトル (細首/細口瓶)」ではなくて「ジャー (“jar”=広口瓶)」である
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([https://www.mutualart.com/Artwork/Fly-Jar/624F86C99BE1B1E9]/
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[https://www.mutualart.com/Artwork/Fly-Jar/01A3D05CA4FFA6D7]/
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[https://lesoeuvres.pinaultcollection.com/en/artwork/one-stone-head]-1994/
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[https://greg.org/archive/2024/03/02/shoo-fly-shoo.html]-1994-蝿が黒人で瓶がニューヨーク市ハーレムの「ゲットー (“ghetto”)」を表しているとのことだが、今は瓶がガザで蝿はパレスチナの子どもたちに見えてならない)。
 拙作の「フライ (“fly”)」 は、蝿ではなくて「釣りの擬似餌=ルアー (“lure”) の一種である毛鉤 (“fly”)」––––飛ぶ (“fly”)  虫であるバッタ (「飛蝗」) の形に折った (折り紙ならぬ) “折り葉”/バッタの形に編んだ「草編み玩具」(*3) ––––である。
 (*2) この言葉は、ヘミングウェイの最初の本格的な短編集である《我らの時代に = In Our Time》(1925 刊) に収められた〈大きな、二つの心臓のある川 = Big Two-Hearted River〉(1924-5 執筆) の題名に負っている。
 この小説の第二部に、革紐で首から下げたバッタを入れたガラス瓶––––拙作の題名で言えば “フライ・ボトル”/原文では “グラスホッパー・ボトル” ––––が胸にぶつかって揺れたとあり、そこから、この瓶を、胸中の心臓の近くで揺れる胸外の “もう一つの/(二つある内の) 二つ目の心臓” に喩えた。
 「かれは空の瓶を手にすると…草地に行った。……餌にするバッタを捕まえたかった。おあつらえむきのバッタが一杯…草の…根もとにいた。……中ぐらいのサイズの茶色いバッタを五〇匹くらい瓶に入れ…/…栓がわりに松の枝を押し込んだ。それで、バッタたちが逃げ出せないくらい瓶の口はふさがったし、通気にも問題なかった。/////// かれは…バッタの入った瓶の口を革紐で片結びにして、首から下げて、流れの方へと降り…た。…/… バッタの入った瓶が胸にぶつかり揺れた」––––アーネスト・ヘミングウェイ著, ニック・ライアンズ編, 倉本護訳『ヘミングウェイ釣り文学傑作集』木本書店, 2003, pp.46-8。
  “he took an empty bottle and went…to the meadow. …Nick wanted to catch grasshoppers for bait…. He found plenty of good grasshoppers…at the base of the grass…. ……Nick put about fifty of the medium browns into the bottle. …/……Nick put in a pine stick as a cork. It plugged the mouth of the bottle…, so the hoppers could not get out and left plenty of air passage. /////// He started down to the stream, …the bottle of grasshoppers hung from his neck by a thong tied in half hitches around the neck of the bottle. …/…The grasshopper bottle swung against his chest.” –––– “Hemingway on Fishing” : Ernest Hemingway; edited by Nick Lyons, Lyons Press, 2000 ([https://www.amazon.com/Hemingway-Fishing-Ernest/dp/1585741442/ref=sr_1_1?crid=3ILB53P3QFMOI&dib=eyJ2IjoiMSJ9.JjbqJHremWZ5h_HnJQ9i8Q.bYOfxz8ItEOecHZymhUdroQz23LL5duJsEuP2ywH-Bw&dib_tag=se&keywords=hemingway+on+fishing%2C+lyons+press&qid=1718868802&s=books&sprefix=hemingway+on+fishing%2C+lyons+press%2Cstripbooks-intl-ship%2C251&sr=1-1]), pp.13~6.
 この本の写真頁 (上掲ハードカヴァー版原書には有るがスクリブナーズ社刊のペーパーバック版には無い) の7枚目に––––「1916年頃、釣行でのE・ヘミングウェイ。『大きな、二つの心臓のある川』で描かれるバッタを詰めた瓶を首にかけている」(“EH on a fishing trip, c. 1916. Note the grasshopper-holding bottle around his neck that would find its way into ‘Big Two-Hearted River.’”) ––––とのキャプションが付された写真が収録されている。
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 つまり彼がまだ高校卒業前の––––(卒業を目前に兵役志願するも左眼弱視で叶わず、代わりに) 1918年の春、赤十字野戦病院輸送車の運転手に志願して北イタリア戦線に配属され、2週間後には19歳の誕生日を迎えるという7月8日の深夜にヴェネツィアの30キロ北東を流れるピアーヴェ川西岸のフォッサルタ・ディ・ピアーヴェで (一説によるとイタリア兵にチョコレートを配っていた時に) オーストリア軍の迫撃砲弾と機銃掃射を浴びて重傷を負う前の––––この写真は、上で引用はしなかった瓶以外の装備……竿や手網や、肩から吊るして膝下まで長く垂らした (釣った魚を水中で生かしておく生簀としての) 布袋や、(これは中が見えないので作中の記述に従っての推測だが)「ランチや毛鉤入れ帳でふくれ上がっ…た」「シャツの胸ポケット」(同上 p.48) 等……も含めて、作中の描写にそっくりである。
 ��の小説は、(3ヶ月の入院と10数回にわたる237個の砲弾破片・銃弾摘出手術を経て帰国後の) 1919年9月に、昔のように友人らと釣りに出掛けた体験を基に、(しかし作中では彼らを消して主人公のニック唯一人が) 大自然との遣り取りを通して、戦場だった “彼の川” での心身の傷を、平和な “此の川” で癒し回復して行く過程を表した作品だが、このバッタ=“grasshopper” は––––彼自身も含めた––––戦火に追われ傷つけられる犠牲の草の根の民=“grassroots” を表しているように思う。
 例えば第三短編集収録の〈人こそ知らね = A Way You’ll Never Be〉(1932執筆, ‘33刊) の中でも––––「この軍服を着た…数万の兵隊が、バッタ (ローカスト) の大群の如くやって來るよ」(谷口陸男訳, 三笠書房版全集1, 1955, p.156, 但し (ローカスト) は元文では行間に振られたルビである:“you will see…millions wearing this uniform swarming like locusts”-[https://gutenberg.ca/ebooks/hemingwaye-winnertakenothing/hemingwaye-winnertakenothing-00-h.html#story06awayyoullneverbe]-par.100)––––という風に、(確かに揃いの軍服を着て揃いの行動をする軍団を、「相変異」を起こし「群生相」となって飛来襲撃するバッタの群団になぞらえるのは極く常識的で常套的な連想とは言え) 徴集された民衆兵がバッタになぞらえられ、また “此の川” の岸で瓶に入れられたバッタも元は「草の…根もとにいた」(“They were at the base of the grass”) のであり、更には、小説の第一部で主人公は (戦火の換言に他ならぬ) 火事で焼き尽くされた町シーニー (Seney) を通り過ぎて行くわけだが、そこで見たバッタは––––「どれも煤けて黒い色をしていた。……焼け野原で暮らしているのでみな黒く変色してしまったのだ…。火災は一年前だった…が、バッタは今もみな黒く変色している…。いつまでこんなふうに変色したままの姿なのだろう、とかれは思った。…/『さあ、行くんだ、…どこかへ飛んでゆけ』/ かれはバッタを空中に投げ上げ、道の向こう…へと飛んでゆくのを眺めた」(同 p.36)––––のである。
 この末尾は犠牲からの治癒と回復への希望・願望だが、バッタの犠牲面に絞ってここで更に付言すると––––これは拙作の瓶の銀化とも結果的に照応してくるのだが––––この黒いバッタの「ほこりをかぶった背中や頭…は虹色だった」(同上, “it was … iridescent where the back and head were dusty”-ibid.)––––という。そしてこの虹色=“iridescence” は、実は、上で触れた第三短編集収録の別の短編〈死体の自然誌 = A natural History of the Dead〉(1929-21執筆, ‘32+’33刊) の中の、兵士の死体を自然誌的に描写した箇所にも出てくるのである。––––「暑いところに…放って置かれると肉はコールタールに似てくる。特に損傷した箇所には、タールの表面に見られるような虹色の光彩が現れる」(“If left long … in the heat the flesh comes to resemble coal-tar, especially where it has been broken or torn, and  it has quite a visible tarlike iridescence”-[https://gutenberg.ca/ebooks/hemingwaye-winnertakenothing/hemingwaye-winnertakenothing-00-h.html#story11anaturalhistoryofthedead]-par.8-l.4)。……つまりこのバッタたちは “生きている死体 (the living dead)” なのである。
 そして終いには、この「道の向こう」の……第二部の瑞々しい緑の渓谷に生きる健康なバッタたちもまた、瓶の中に囚われた後は生きたまま魚の餌として犠牲になる運命にあるわけで、その心臓は––––一寸のバッタにも五分の心臓がある––––主人公の胸の前で同じ鼓動を打つ同じ犠牲の草の根の民であることを証しているのである。……この瓶は、彼のもう一つの––––川ならば湧き/噴き出る水源としての––––心臓に他ならない。
 周知のようにシーニーの町の側を流れる川は、実際はたったの3文字から成る単純な1音節名詞1語のフォックス川=Fox River なのだが、彼はそれを、その遥か北東に在る––––3文字+7文字の2語3音節から成る長く複雑な形容の––––川の名と取り替えている (これに Big も加えた形容全体の構造/型式は……あの倭建命の「{倭は国の眞秀ろば}  畳なづく青垣  山籠れる  倭  {し麗し}」にも似た……第三短編集収録の〈清潔な、明るい光の差し込むところ = Clean, Well-Lighted Place〉という題名と同じである)。
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(via [https://reslater.blogspot.com/2011/07/big-two-hearted-river.html])
 この “grasshopper” への “grassroots” の仮託は、旧約の『イザヤ書』(Is. 40–22~24) の昔から––––「主は地球のはるか上に座して、地に住む者をいなごのように見られ……また、…無きものとせられ、…むなしくされる。彼らは…植えられ、…まかれ、…地に根をおろしたとき、神がその上を吹かれると…枯れて、わらのように…風にまき去られる」(日本聖書協会『旧約聖書』1955年改訳 p.998) ––––と有るように、極めて馴染み深いもので、例えば現代の絵画でも––––Web 上では今はこの<赤バッタ、青バッタ>しか画像が見出せない
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([https://www.nihonbijyutukai.com/anpan/archives/archives57])––––長谷川匠のバッタ連作が思い出される (「なお,伝統的に日本では,聖書…や欧米の文学書など…,飛蝗…を〈イナゴ〉と訳してきたが,これは〈バッタ〉と訳すべきものである」-[コトバンク-バッタ-改訂新版 世界大百科事典]=[https://kotobank.jp/word/バッタ-115128#goog_rewarded]-山崎柄根執筆部分より)。
 この、聖書からの引用という繋がりで––––否、この短編集が刊行された百年前と今が何一つ変わらぬ戦火/戦禍の拡大/継起の時代だからという繋がりで––––最後に一言付け加えるが、この短編集の題名《我らの時代に》は……ヘミングウェイの作品 (と、併記するのは気が引けるが拙作) の題名が多くそうであるように……ある出典からの引用で、それは、英国国教会 (“Church of England”) の『祈祷書』(“The Book of Common Prayer”) の「晩祷」(“The Order for Daily Evening Prayer”) の中の––––「おゝ主よ、我らの時代に平和を与えたまえ」(“Give peace in our time, O Lord”-[http://justus.anglican.org/resources/bcp/1928/BCP1928.pdf]-p.31-l.9)––––だという。
  (日本聖公会の1895年版『祈祷書』-[https://dl.ndl.go.jp/pid/824979/1/1] では、この言葉は「晩祷」ばかりでなく「早祷」にもあって、どちらも會師の先唱 :「主よ。我らの生涯泰平をあたへ給へ」で、また、これに対する會衆からの応/答唱は「地のはてまで戦争をやめしめ給へ」([ibid.-1/34],[ibid.-1/45]) であり、戦後の1959年版では、司式者先唱 :「主よ、この世を安らかに治めたまえ」と、会衆応/答唱 :「地のはてまで戦いをやめしめたまえ」である-p.73, p.84)。
 ……いずれにせよ、この、記されず/発せられず/海面下に沈んで隠された氷山の言葉を––––それをヘミングウェイの非情と反語がどう捉えていたかは別にして––––私たちは私たちの「我らの時代に」、今一度新たに/改めて思い発 (おこ) す必要があるのではないだろうか。
 (*3) 新崎宏『手遊び 草編み玩具  第1巻』琉球新報社, 2011, pp.62~3 (沖縄型)/ 65~7 (普及型)/ 69~74 (中国型)。
 [https://www.youtube.com/watch?v=mxb3Z399GNM]。
 [https://www.youtube.com/watch?v=I_opJ2xl_Fk]。
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yotchan-blog · 5 months
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2024/5/9 9:59:22現在のニュース
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kennak · 6 months
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猫ノ沢事件(ねこのさわじけん)とは、1916年(大正5年)に秋田県河辺郡船岡村船岡字猫ノ沢(現大仙市協和船岡沢内)で発生した事件である。この事件により全国一の密造酒摘発地であった秋田県での密造酒の習慣を大きく変えるきっかけになった事件であった。「猫ノ沢」の地名は資料によっては「猫の沢」と記述される場合も多いが、この記事では前者で統一する。 概要[編集] 沢内白山神社神社の前が猫ノ沢事件の現場となる 1916年(大正5年)6月24日、秋田税務署間税課長ら一行8名は、未明豪雨の中を濁酒検挙のため、河辺郡船岡村船岡字猫ノ沢部落に向っていた。早朝から同部落を調べ、隣接の庄内部落に向かう途中、猫ノ沢部落に向かう夫婦連れに出会う。署員は「どこから来たか」と尋ねたところ、男は「貴様らの如き者に用事はない」と暴言を吐き、突如Kに組み付いて押し倒したので、他の署員が取り押さえて不心得を諭した。ところが、その夫婦は猫ノ沢集落に帰って、「いま税務署属らに不当の暴行をうけ殺されるところだった」と伝えた。部落民は日頃から濁酒検挙で税務署属に悪感情を抱いていたところから憤慨し、その暴行への復讐、および再び濁酒検挙にこないよう打ちこらしてやるべきだと相談がまとまり、税務署属の帰路を襲うべく盤木を鳴らして部落民を小学校前に集め待機した。一方税務属一行は、猫ノ沢部落白山神社付近の沢合いや堰端、田圃など捜索すべく進んでいた。これを知った部落民は盤木を乱打して襲撃を促し、蓑笠を着用し、鎌、鉈その他の凶器をたずさえ、降雨の中を白山神社前に向い税務署属一行と出会うや喚声をあげて襲いかかり、無抵抗の税務署属らを突く、刺す、殴るの乱暴を働き、凄惨な修羅場と化した。税務署属一行は鎌で背部から肺に達する瀕死の重症を負わされた者、鎌で頭部を乱打され骨膜に達する重傷を負った者など5人が重軽傷を負った。この事件は首謀者、実行行為のあった者、あるいは声援して騒いだ一部の部落民が、騒擾、公務執行妨害罪、傷害罪で起訴され、10名を懲役(各6年2名、5年3名、1年5名)、15名を罰金(各30円3名、20円12名)に処する有罪判決が、2名に無罪の判決が言い渡され確定した[1]。 背景[編集] 明治維新以降、酒類に対して一般的に課税することとなったのは、1871年(明治4年)の「清濁酒醤油醸造株鑑札収与税則」[2](明治4年太政官布告第389号、清酒濁酒醤油鑑札収与並ニ収税方法規則)を定めた時からである。この課税制度はもっぱら販売用の酒類を対象として規定されており、自家用のため製造する酒類については「細民農桑ノ辛苦ヲ醫スルカ爲」[3]のものとして課税の対象外としていた。しかしその後、財政規模の拡大とともに酒税負担を漸次増加せしめることとし、また、自家用酒を製造している者には資産家が多く、「細民」はかえって課税された酒類を購入するという齟齬も発生していた。そこで、1880年(明治13年)制定の酒造税則(明治13年太政官布告第40号)は、酒税の増税に伴い、自家用酒製造数量を1石(180L)以下に制限した(同附則)。1882年(明治15年)には、製造数量の制限のほか免許鑑札制度を導入し、免許鑑札料80銭を徴収するとともに、自家用酒として製造した酒類の販売を禁止した。さらに、1894年(明治27年)から翌1895年(明治28年)に行われた日清戦争の歳入不足を補うために、1899年(明治32年)には自家用酒税法を廃止し、同時に自家用酒の製造を全面的に禁止した。しかし、1899年(明治32年)の酒類の製造数量はかえって減少傾向さえ示した。濁酒製造免許者は77%増となったが、その免許を受けるには年間50石(9000L)以上生産することを条件としていた。そのため、部落内の共同出資により団体を結成しその代表者の名義で免許を受け合法的に製造することが考えられていた。しかし、その濁酒を基にしてさらに大量の濁酒を密造する者が続出したため、結局かえって密造を助長する結果となった[4]。 その後、1909年(明治42年)頃から密造取り締まりが厳密に実施され全般的には密造が減少傾向にあったものの、秋田県と岩手県は1916年(大正5年)まで密造激甚地として残っていた[5]。密造禁止の趣旨が徹底せず「自家用酒の製造は本来の悪事ではない」「小さな密造犯を処分するのは法律の目的ではない」「税務官吏の取り締まりは自分の成績を上げるためで、罰金のうち何割かは賞与としてもらうのではないか」という話が流布し、これらが税務官吏に対する怨恨になり、一方犯罪者に対する同情となり、相互庇い合うという傾向すら見られた[4]。 1900年(明治33年)7月3日の秋田魁新報では「酒は蕎麦と同様自家で作るべきものとの慣習は村落民に一つの観念を作り容易に抜けず、自家用酒制限されるや、彼等の不平高まり、税吏をみること疫病神のごとし、時に税吏に対し蛮行を振う愚民もあり、しかも村民一般の感情がかかる蛮行者をみること義民のごとく、犯罪者に対し同情をあたえつつあり、実に笑止千万なり」と報じている。密造酒の摘発には新聞記者も同行して記事を書いているほか、摘発記事などもかなり大きく報じている。税吏に濁酒を押収された家は「ヤマイ神につかれた」としてむしろ同情の眼で見られた。摘発は現品を押さえ、しかも醸造人が明らかでなければ罰金は科せられなかった。そこで、農民たちは知恵をしぼった。期限まで罰金を納められない場合には入獄しなければいけなかったが、この場合は年寄りや女房が夫に代わって労役につくことが多かった[6]。 国は毎年6億円の歳出を必要としていたが、そのうち1億円は酒税によるものであった。当時、秋田県は密造酒による検挙人数はいつも全国一であった。「取締当局としては一罰百戒の見地から厳重な取締による大量検挙以外効果はない」とされ、1916年(大正5年)6月22日に仙台市で開催された東北六県税務署会議に出席して帰庁した千葉税務署長は、23日に濁酒取締について署員をあつめ協議したが、この時に一罰百戒の見本とされたのが猫ノ沢であった。当時の猫ノ沢は「本村より約9km隔たった山間の僻地で戸数約10戸、人の気質は荒く交通不便のため司直の手が延びないことを幸いに、山林の盗伐や賭博など村風も極めて悪かった。濁酒密造も盛んで前年に引き続き、部落で共同して、麹室という大箱4つを設置し、毎月持回り製麹していた」[7]と思われていた。また事件発生直後に猫ノ沢に行った千葉税務署長は部落民にその惨事を問うに「そんな事がありましたか」と言われたり「税務署の人と喧嘩し村の若者も一人殺された」と、とぼけられた[6]。濁酒の常用はまた県民病である脳卒中とも結びついていて、1916年(大正5年)の間に脳出血及び脳軟化症で死亡した者1885人(『県統計書』)で病死者数のうち第一位を占めていることからみてもいかに有害なものかがわかるとされていた[8]。 裁判と事件の影響[編集] 猫ノ沢事件の公判は秋田地方裁判所で行われ、1916年(大正5年)10月19日に判決が言い渡された。判決では無防備の税吏に対して農民多数が共謀して凶器を振るい、暴虐の限りを尽くしたのは全国にその例を見ないとして騒乱罪が適用された。また、公務執行妨害罪と傷害罪も併合されたため、2名に懲役6年、3名に懲役5年、5名に懲役1年、3名に罰金30円、12名に罰金20円という厳しい内容となった(2名に無罪)。しかし、あまりにも厳しい判決の上に「事実誤認が多くあって、判決には納得できない」として、有罪判決を受けた25名のうち15名は弁護人を通じて宮城控訴院に控訴した。翌1917年(大正6年)6月22日に出されたのは控訴を退ける棄却判決であった。さらに、この判決に承服しなかった者は大審院に上告した。上告手続きと弁護にあたったのは、名を広く知られた法学博士の花井卓蔵と鶴田忞であった。花井ら弁護人は擬律錯誤や理由不備の不法があるとして、実例を上げながら駁論した。しかし、大審院は同年11月3日、上告を退ける棄却判決を言い渡し確定した[6][9]。 この事件以前は、税務署の取り締まりが非常に冷酷で税務官吏が横暴であるために事件を誘発したのではないかと非難する論調もあり、秋田県において密造者に対する同情心もあったが、事件後は公判の過程で実情が知らされるにつれ民心も一変し、密造に対して矯正する気分が広がった。従来は税務官吏の臨検を蛇蝎視していた地方も、税務署官を地方の旅舎に宿泊させ、地方有力者が税務官吏の地方巡回を遺憾とし、密造矯正を口にすることを栄誉とする傾向さえ発生した[10][11]。 この事件が起きた後の猫ノ沢では、多数の検挙者を出したのは郷村の不面目として小学校に子どもまで全員が集められた。そして警察署長、税務署属、船岡村長、小学校長から、濁酒がいかに弊害が多いものであるかという講話を聞き、一致して密造皆無を誓ったと新聞報道された[6]。 住民の証言[編集] 摘発隊は午前5時ころから、一戸ごとに立会人をつけて猫ノ沢を調査した。ところが、猫ノ沢では摘発隊が来るという情報を前日すでに掴んでいたのか、現品をきれいに処分していた。また、猫ノ沢のある人が羽後境駅から朝の一番の汽車に乗ろうと家を出ると、電灯を灯した人と出会った。船岡の村役場で休んでいるので酒役人だと考え、走って猫ノ沢に戻ってそのことを伝え、さらに庄内部落にも知らせたとする証言もある。一行はひとまず猫ノ沢を引き上げ300mほど奥にある庄内に向かった[6]。 猫ノ沢部落では1916年(大正5年)当時酒役人が来ると、酒役人はすぐ濁酒を置いている場所に行き、1軒や2軒で濁酒を見つけると後の家は捜索せず直ぐに帰った。人々は密告を疑った。こうした事情で部落では濁酒造りは事件発生時既にかなりなくなっており、金を出して清酒や焼酎を飲むように変わりかけていた[6]。 事件の日、朝4時から税務署の署員らは村人の前日までの田植えで疲れた寝込みを襲い無断で家に入り流し場や戸棚、屋敷に土足のまま上がり家を調べた。酒役人らは挨拶もしないで家を次々に調べたという。9人の酒役人らは猫ノ沢で一件の濁酒も発見できず、続いて庄内の捜索しようと川縁のあぜ道を急いだ[6]。 被告Cの妻の証言は以下の通りである。被告Hの妻と、被告BはBが嫁をもらう以前から仲が良いということが部落では噂になっていた。Hの妻は酒役人が家を探して帰った後に、庄内の方に鎌を持って田を見に行った。その後すぐに、Bが鎌を持って庄内の方にでかけた。Bの妻はそれを見てBがHの妻の後を追ってでかけた考えた。そこでBの妻は後を追い、ヤブの中に体を潜めてBを見ていた。酒役人は雨が降る時にヤブに隠れているBの妻を怪しみ酒を隠しに来たのだろうと問うと、Bの妻は田に水を掛けに行く所だと答える。酒役人はその田に案内しろと詰め寄った。そこに庄内の田を見終わったBが帰ってきた。Bは妻に何をすると9人の酒役人に飛びかかって行くが、返り討ちにあう。草刈りに家を出てそれを見ていたGは、Bが殺されると助けを求めて猫ノ沢を叫んで歩いた。Bは顔や手足が血だらけでひどい姿であった。Bは仕返しを口にするが、周囲の者になだめられて気持ちを落ち着かせ、朝食を取った。そして、大曲営林署の下刈り仕事に行こうと刈払鎌を持って家を出た。猫ノ沢部落の男が鎌を持って白山神社の方に行くと、酒役人が白山神社の周囲を捜索して猫ノ沢の方に向かってきた。それを見たBは腹の虫が収まらず「殺してやる」と酒役人に突進して行った。「またBが殺される」と一緒に走って行った。盤木はIの家に泊まっていた大工が騒ぎを聞いて偶然打ったものだという。証言からは、この時下刈りに一緒に行った者は5,6人で、事件は偶然に発生したとする。取り調べは事件の3日後から始まった。証言では、度胸が無い男と周囲から嫌われている男が目をつけられ、警察から「事件の一切を打ち明けると許してやるから」と言われ次々に村の人々が収監されたとされる。中には病気で歩くのも大変だったEも収監され懲役5年の判決を受けているという。実際には5-6人ほどの人たちしか襲撃に参加していないのにもかかわらず、25人もの人が服役した[6]。 その後、村人は取り調べの様子を話さなかった。そのため野添憲治は、当時かなり厳しい取り調べが行われ、一審の裁判記録が事実と違っていたからこそ、控訴や上告に繋がったのではないかとし、さらに偶然数人で一行を襲った事件なのに、どうして25名が騒擾罪などの重い罪で服役しなければならなかったのか、そこには事実誤認があったのだとしている。残された家族は、男手が無いため田畑を売ったりと生活にかなり苦労した。被告Aと被告Bは出所後、集落の総代や村議会員に推され一応の名誉回復をした[6]。 一番の被害者である税務署員は1917年(大正6年)5月11日に仙台の第二審公判の様子を見ていて、それを日記に残している。Bはほとんど事実を否認あるいは曲弁して、自分一人が税務官らを暴行したと供述した。裁判長から9人の税務官をよくただ一人で追い散らしたのかと問われるが、Bの答弁ははなはだ曖昧であった[4]。 脚注[編集] [脚注の使い方] ^ 『秋田県史 第六巻 大正昭和編』、1977年、p.157 ^ 「租税史料叢書」第四巻 酒税関係史料集Ⅰ~明治時代~ ^ 明治財政史 第5-6巻 221頁 ^ a b c 税務職員の殉難小史 ^ 仙台税務監督局『東北六県酒類密造矯正沿革誌』、1920年 ^ a b c d e f g h i 野添憲治『猫ノ沢事件 -その虚像と実像-』、たいまつ社、1977年、p.65-135 ^ 秋田県警察史編纂委員会『秋田県警察史. 上巻』、1969年 ^ 秋田県警察史編纂委員会『秋田県警察史. 上巻』、1969年 ^ 判決摘要 - 仙台税務監督局『東北六県酒類密造矯正沿革誌』、1920年 ^ 仙台税務監督局『東北六県酒類密造矯正沿革誌』、仙台税務監督局、1920年 ^ 事件の反響 - 仙台税務監督局『東北六県酒類密造矯正沿革誌』、1920年
猫ノ沢事件 - Wikipedia
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pigu2870 · 8 months
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週末の走行 2024/1/20-21
先人を見習って走行記録をつけていこうという試みです。やはり文章化しないと何をしたか忘れます。
さて、まずは土曜日からですがこの日は札幌モビリティショーからスタート。いつからかモーターショーという呼称ではなくなったんですね。どうでもいいですが。
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今回同僚に誘われたから行ったものの、あまり魅力的な出展がなく微妙な面持ちでした。正直言って三菱くらいしか興味なくて誘われなきゃ行かないラインナップですね。ただまぁ~結局はしゃいじゃうところは相変わらずな訳です。案外楽しかった。
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やはり三菱は出展の仕方をよく理解していますね。電気自動車とかコンセプトカーじゃなくてこういうのを見たいんですよね。
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会場を出ようと思って駐車場に戻ればこのありさま。最高に頭の悪そうな感じが車イベントって感じです。
会場の札幌ドームを後にしていつものラジコンサーキットへ。ドームから車で5分ほどなので便利ですね。普段は渋滞して面倒ですがこの時ばかりはありがたいです。
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この鉄板切り出しの謎製品ですが、NSB19アライメントジグなる製品らしいです。
このアイテムを使用してパリッと真っ直ぐ走るように仕上げました。
飾り気などは一切なく、機能性を重視した無骨にして質実剛健のデザインです。
ラジコンにアライメントもなにもあるかいという感じですが貸してくれる人がいたので早速ものは試しです。
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シャーシをジグに固定してビス類を締めなおすことでシャーシの歪みをとるようです。効果のほどは感じ取れませんでしたが...。
派手にクラッシュした後なんかは、このジグを使って歪みを確認する癖をつけるとその後の走行も安心かもしれないです。
これで6,000円もするというんだから恐ろしいですね。
何パックかアタックをかけてこの日は終了。感触としてはぼちぼち。
この日の走行は607LAP、ベスト9.640sでした。
日曜日は2号車の作成でいっぱいでした。
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リアセクションのメンテナンスから2号車を作り直します。
ピッチングダンパーは面倒ですね。グリス類を塗りたくるので3パックも走れば汚いです。秘伝のたれ方式でグリスを継ぎ足してるので綺麗にすると本来の動きになるまで時間がかかるんですよねこれ。
フロントタイヤ系22.0mm、デュアルレート90前後でちょうどいいくらい?
後ろのロール感が少なくてモッサリしてるような動きです。高速コーナーで設置感がなくなる感じが気に入らないです。
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ベアリングブッシュ&リムーバーなるものも導入しました。
楽ですねこの道具。今まではベアリングを外すのに失敗してゴミにすることが多々あったんですが、百発百中で完璧な具合で外れます。1,000円ちょっとでこの満足感を得られるなら買ってよかった。
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模擬レースで実戦の確認をして終わり。0.05秒差で負けるパターンに2回陥ったので詰めが甘いですね。アベレージラップを出す練習もしましょう。
途中でギヤ比変更をしましたが、加速感が変わってもすぐに適応できたのは良い収穫でした。バックラッシュ調整だけは面倒ですが。
この日の走行は297LAP、ベスト9.660sでした。
ファイナルまで残り1カ月を切っている訳ですが、案外やる気は沸いてきません。とりあえず大量のタイヤ消耗品類は初売りで確保しているので、使い切らなければという思いです。月会費も払ったのでとりあえずサーキットに足を運ぶ日々になりそうです。ぶっちゃけ全国大会の権利取れただけで満足なんだよね~。今のところ名古屋の呑み屋さんを探すことに必死です。どうすんねんこれ。
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abebe-heikigi · 11 months
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【戦車擬人化】BT-7
ベートシュカ
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ichinichi-okure · 9 months
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2023.12.22fri_tokyo
目覚めてすぐにXとインスタを開き、ガザの同行をチェックする。
手にキャンディーを握りしめたまま子供が死んでいる。 少年が泣き崩れて、父親の死体にしがみついている。 生後間もない赤ちゃんが返り血を浴びて泣いている。 目が覚めると家族全員を失い、自分の右目もなくしていた男の子が泣き叫び、地面を叩いている。
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その写真や映像をリポスト及びストーリーズでシェアする。ここ数日、これを繰り返している。 この悲惨な写真や映像が、誰かの目に突然飛び込むことに躊躇がないわけではない。これを見せたいと思っているわけではない。僕もこんな悲惨なものは見たくない。目をそらしたい。でもいちばん見たくないし本当は見せたくないと思っているのは、この惨劇を撮影した人たちだろう。その彼らが「Don’t Look Away(目をそらさないで)」と発信しているその苦しみを想像すれば、何もしないでいることは僕にはできない。ガザでは子供の死体から目をそらしても、そのそらした先にも別の子供の死体が転がっている。これが現実だと伝えている。
子供が起きたので朝ごはんの準備、そしてこども園に連れて行く。帰宅してデスクワークをする。伊藤忠アビエーションと日本エヤークラフトサプライに「イスラエル軍の兵器を製造しているエルビット・システムズとの業務提携を解消してください。ガザでの大虐殺に加担しないでください。これ以上、死の商人として世界に名を馳せないでください。命を奪うのではなく、命を救う行動をお願いします。」と意見を送る。本当は昨日の一斉抗議にあわせて送りたかったのだが、都合がつかなかった。
妻と外出し、昼食を孫市というラーメン屋で食べる。久しぶりの孫市は麺が今までよりもちもちに感じてとても美味しかった。その後、一橋大学に移動。学生有志による「パレスチナに涙を」という、パレスチナへの連帯を示すアクションに参加する。参加者は赤い絵の具で涙を一粒描く。その間、虐殺で亡くなった人たちの名前が読み上げられる。そのほとんどが10歳に満たない子供たちだ。とても一時間では読み上げきれませんと教えてくれた学生は、今みんなで植民地主義や帝国主義について学んでいるところですと言った。
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僕はこの虐殺がなぜ起こったのか、何が起こっているのかについて学び始めて、自分がどれだけ無知で、それどころか全く知ろうとしていなかったということを痛感した。民族浄化やシオニズムという言葉も知らなかったし、パレスチナがどこにあるのかすらまともにわかっていなかった。知れば知るほど、自分の無関心を恥じ入った。そして帝国主義についても無知だった。国連での停戦決議を拒否するアメリカ。それに足並みを揃えて決議を棄権するウクライナ。侵略されている国が他国の侵略を止めようとしない。なんだかいろんなことがボロボロと崩れていくようだった。次々に欺瞞が暴かれるこの感覚は身に覚えがあった。それは東日本大震災の後に感じたものとよく似ていた。
帰宅してデスクワークの続きをする。夕方になり子供たちをこども園に迎えに行く。帰りに精肉店で豚レバーを買う。もう20年以上前になるが、人生で一度だけフォアグラなるものを食べたことがある。その濃厚な旨味は噂に違わぬものだった。そこでこの豚レバーで、擬似フォアグラを作ってみようと思いついたわけである。しかしいざ作る段になって調べてみると、バルサミコ酢が必要だとわかる。我が家にそんなものはない。が、黒酢ならある。さらにはちみつも必要だとわかったのだが、そこは安心せよ、最近急に父親がはちみつに凝り始め、一本6,000円の高級品をよこしたのだ。と、これなら黒酢だろうが豚レバーだろうが全部覆すだろうと自分に言い聞かせて完成させた疑似フォアグラソテーは案外旨く、子供たちに好評であった。
午後から仕事に出ていた妻が戻ったので、子供たちのお風呂と寝かしつけを任せて立川駅へ向かう。パレスチナの国旗と、ていせんとひらがなで書いたカードを首から下げて駅の入口に立つ。金曜の夜の駅は、飲み会帰りの人たちが行き交っている。ときどきカードに視線をやる人がいるが、そのまま通り過ぎて行く。 SNSを通してだけパレスチナの情報に触れていると、僕のタイムラインに時々現れる、上映や展示の告知や、あまりに以前のままの光景に戸惑うという倒錯が起き始める。戸惑いならいいが、それがだんだん憤りから苛立ちに変わりそうで、これはよくないと���い、世間は一体どう感じているのかを一度この身に染みさせようと思ったのだ。その結果、話しかけてきたのは「ていせん?ていせんって…あの箱型の、自分は車両庫に勤めてるんですけど、ていせん持ってこいって言われて、はい!って持っていくあの箱型の…?ていは丁って書いて、せんは数字の千で…あの箱型の?あ、戦争の?戦争の停戦の?」と勘違いした男だけで、彼はチラシを受け取ることなく足早に去った。これが現実だ。 そもそも関心のない人は、これがパレスチナの国旗であることにすら気づかないのかもしれない。子供でも読めるようにとひらがなにしたものの、こんな夜遅くには酔っぱらいしかいない。あまりに無策だった。やはり何も知らない人たちに訴えるには、アベ政治を許さない!くらい強く明確でなければならないのか。すかしたアーティスト気質などいらない。あとやっぱり人数は大事だな、だからデモに参加したほうがいいのか、などと思い巡らせていると一時間はあっという間で、次はもっと策を練ってから来ようと決めて駅を後にした。
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帰宅して、Xとインスタで外務省前や首相官邸前のデモの様子をチェックする。今日もアメリカ大使館、首相官邸、外務省に即時停戦の意見を送る。タイムラインにまた「Don’t look away」の文字。ベッドに横たわった一歳にもならない赤ちゃんの死体と、その母親が悲鳴をあげて泣いている映像が現れる。母親は目を覚まさせようと赤ちゃんを揺すっている。これが現実だ。そしてその映像をリポストする。こういう映像を見るたびに、普通に生きていることに罪悪感を感じる。美味しいものを食べても罪悪感を感じる。家族で笑っても、そのあとに罪悪感がやってくる。自分がこの虐殺に対して声を上げたり行動しているのは、その罪悪感のせいかも知れない。自分の心を殺さないためなのかもしれない。もうこんな映像は見たくない、もうひとりも殺すな。そう言葉にするまでに失われれたあまりにも多くの命に対して、罪悪感でいっぱいだ。 とここまで書いて、この文章が現実の時間に追いつく。もう夜明け前だ。2歳の息子がうなされている。悪い夢をみているのだろうか。もうすぐ来る朝に、またいつもと同じような映像を見ることになるのなら、この現実も悪夢を見ているのと変わらない。もう寝ます。朝になれば妻の誕生日だ。
これを書くにあたり肩書が必要と言われたのですが、やっぱり必要ですか。今は何の肩書も持ちたくないと思っています。前回は映画作家という肩書でこの日記を書いたけど、今はそんなものはいらないと思っています。ただの個人として、人間としてこの現実と向き合って、この世界を受け止めなければいけないと思っています。何の立場もなく、人間としてこの虐殺を終わらせたい。人間として殺すなと言いたい。見殺しにしたくない。僕の場合は自分の無知と無関心を心底恥じ入って、そうすればあとはもうやるだけ、と覚悟は決まりました。そしてやれることはたくさんあると知りました。同じように思っている人がいれば、これを読んでみてください。とても簡単だし、やれることはまだあります。そしてあなたが本当に思っていることを言葉にしてほしい。 https://docs.google.com/document/u/0/d/1IUVPD02DGo5GPPM6ZU2WB0FYES4eGAaXZio07hq07hc/mobilebasic
Stop Genocide! Ceasefire Now! From the river to the sea, Palestine will be free!
-プロフィールー 波田野州平 43歳 東京都立川市 インスタ https://www.instagram.com/inscumgram/ X https://twitter.com/kotobanishimasu HP https://shuheihatano.com/
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qtg-ae · 1 year
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プレシャス、フィナーレとお寿司とアイス。
プリキュアオールスターズF、見てきました。 
すべてのプリキュアを通ってないんです。ほんと、まったく知らないシリーズもあるレベル。ただ去年デリシャスパーティプリキュアが返しがついてるレベルに突き刺さって抜けなくて一生デパへの大きな感情を抱えて生きていく決意をしているので、見てきました、映画。
ほんと、過去にプリキュアを好きになったことがある人なら観て損はしないと思います。すっごくよかった…!特に今回選出メンバーに選ばれたキャラに推しがいるならほんとうに見ないと後悔するレベルに感じました。私はデパはほんとうにみんな大好きなんですが、特にゆいあまねの二人が大好きなので……感謝しかありませんでした。
箇条書き気味に飛び飛びで、しかもデパに偏った感想ですが。ネタバレもあるので見た人だけ見てね。
初っ端から重々しい雰囲気にあわわ〜となってたところで更にソラちゃんピンチ!危ないっ!してたところにプレシャスとサマー登場!かっこいい!かわい!!新しい動くプレシャスっ!!!とうるうるするオタク。
そのあとのはらぺこった〜もいつもどおりのゆいちゃんでオタクは幸せ。
トロは通ってないんですがまなつちゃんかわいいね〜
そのあと出てきたローラもめちゃくちゃかわいい〜と、百人組手みたいなことしてるフィナーレかっこよすぎる。ひとりでプッカを守ってたんだね…
プレシャスとラメールも参戦して3人で敵を倒すけど多すぎて撤退作戦、からの手を繫ぎたがらないプッカをためらいなく抱えるラメールかっこいい…というかくるるんでマスコット抱きなれてる…?のか?って思った。
プッカかわいいよプッカ…抱きしめたい……
ツバサくんチームとてもバランスよさそう、というかトラブルとかなさそう。大人な感じする。
というか実際ここだけほんと大きなトラブルもなく真面目に目的地目指してたな、すごいことだよ。
あげはさんチームはユカリさんああいう感じなんだね〜キツイのは知ってたけど。かわいい。
あとオヨルちゃんかわいい。これは人気でるル。ララちゃんなのわかっててもオヨルちゃんって呼んじゃう。別にスタプリもちゃんと見れてないのに。
プリムの登場。すごいキャラデザ…変身前後どっちもかわいい。うさちゃんモチーフなのがわかりやすいのに擬人化って感じもなくてすごいデザインだなぁーと。あと僕っ子真綾はみんな好きなんだよ。
のどかちゃんと合流後のましろちゃんチーム、電車に乗り込もうとした際の人魚に戻って長さを出してのどかちゃんが電車に乗れるようにがんばるローラまじいい子だなこの娘…とまた株を上げる。
のどかちゃんとラビィを見てなにか思い出して力が暴走しちゃうプッカ…電車を壊しちゃうプッカに優しくするみんな…器が大きすぎる…ローラの次は気をつけなさいにほんとうにそれ以上の意味がなさそうなところもよかった。さっきのはもういいらってって感じで。
ソラちゃんチームの夜のシーン、岩にもたれかかって腕組みながら寝てるソラちゃんに騎士を感じてとてもよかった。あとソラちゃん「ましろさん…」しか言わないけど他の二人も心配してあげて笑
お城についてからの本格的に戦闘に入っていくけど、シュプリームが本気出してからのどんどん脱落していくところ……セーラームーン通ってなかった泣いちゃってた…みんな…
とりあえず勝てないって思い出してから満身創痍だっただろうに、ぱっと動いたフィナーレかっこよすぎた……好き……それにみんな続いてくれて、最後のひろプリ組も大人にもかっこつけさせてよねってあげはさんめっちゃ良かったし、そのあとの床を壊してプリンセスを頼みますってするツバサくん簡単に言うと癖だった。男の子だ〜ってなった。
ソラましのターン、そうだよね、辛いよね……泣いちゃうよね、エルちゃんも…でもだからこそ立つことが出来たスカイ、かっこいい。
ふたりで立ち向かって、その姿にプッカも頑張ろうって思えて…
マジェスティのちら見せからのプッカのがんばり。泣いちゃう…頑張れプッカ…
からもう他のプリキュアも参戦してオールスターっぽくなってきた!!!って熱い展開!
全シリーズのエモシーンを洪水ように浴びせられてここからずっと泣いておりました。
デパもああ、ゆいちゃんとあまねちゃんのシーン…と予想できたし予想通りのシーンだけど泣いちゃった…
全部のプリキュア揃ってからの属性揃い越境キュアの合わせがほんとうによかった……!
デパとアラのデザート〜最高〜!とか、ドリームとバタフライの蝶々とか、ツバサくんたちの年少チームとか。
越境とかなくただただ圧倒的存在感の唯一無二のブラックホワイト、最高でした。
で、最後ソロで大技だったサマーとプレシャス…プレシャスのお顔のアップないちゃった……
それでも届かなくても、プリキュアの、みんなの力をひとつにする展開、そりゃ好きだよ!
突然のブラペに喜んで更に大きく写ってるマリちゃんににっこりしちゃった。二人が手前で嬉しくてほかに誰がいたのかあんまりわからなかった…ごめんね。
強すぎる力を持ったゆえにその力を使うしか知らなかったシュプリームが、プリキュアと言う大きく言うと愛と友情の力を知って、憧れちゃって…でもひとりだからその気持ちを育めなくて…マスコットがいたらいいのかな、って作ったプッカだけど、本当は友達が欲しかったのかもしれないよね…良いエンドだった〜みんなで美味しいもの食べて〜〜
で、ほんと、エンディングダンスありがとうございました。デパが1番可愛かったです(争いの元)
ただ私はひろプリ見れてない身で言うのもなんですが、これでひろプリの映画が終わるのはさみしいなぁと思うので、ぜひひろプリの映画も春にやったりしたらいいなって…せめて2作品越境作品で、もっとひろプリにスポットあてた作品作ってあげて欲しいなってのは思いました。
夢見るお子様ランチは最高の映画でしたので、キュア好きにも同じ思いをしてほしい。
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wasite · 2 years
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WASITE.store 2023/01/08 now OPEN 今日の海 沖縄の名物郷土料理「ラフテー」 つまり「豚の角煮」ですが、 これは琉球王朝に 中国の「トンポーロ」が伝授されて 宮廷料理になったのがルーツ。 その「トンポーロ」 漢字で書くと 「東坡肉」 これは、とある詩人が豚料理について 詠じた詩からつけられたもの! その詩人が 1037年の今日誕生  蘇軾 / そしょく(〜1101年) 中国の歴史に名を残す詩人で、 書家で、政治家です! 『荘子』にビンビン触発された! なので作風は とても自然の雄大さや 柔軟でしなやかさ。 そして芯が強い。 そして 「擬人法」 を早い時期から習得! そしてそれを成立! やるぜ、蘇軾。。。 漢詩ってあんまり学校で習っても あんまり面白くなかった記憶があるが、 改めて蘇軾の詩を読むと、 なんか楽しい。 〜東風知我欲山行〜 〜吹斷簷間積雨聲〜 現代風 『春風の奴がさ!      オレが今から山でも歩こうかなってのを      なんとなく察してさ、      軒先きがずぶ濡れになるような長雨を      もうさっぱり吹き飛ばしてくれたんよ!」 昔の擬人法だから、まだこの段階です。 現代の擬人法・擬人化はやばいねw 動物を人に見立てる。 なんてのはまだ可愛いもんで、 戦時中の「戦艦」を女の子キャラに擬人化、 「日本刀」の名刀を擬人化、 もはや狂気! アメリカもあるよ? ネズミの擬人化はミッキーマウス、 機関車の擬人化はトーマス、 けど日本はちょっと様子がおかしいw 日本昔ばなしの「鶴の恩返し」だって、 鶴が人間になる。 狐や狸が人間に化ける。 といった、 人間とその他の境界というのが、 非常に曖昧な世界。。。 船の名前で「〜〜丸」は、 貴族の名前「〜〜麻呂」がなまったものだったり、 大きな川にはその尊敬を込めて 人の名前をつけたりする。 我が郷里、利根川が坂東太郎と呼んだりね。 きっと蘇軾も、 自然をLove & Respectしすぎて 擬人化しちゃったんだと思う。 (人に見えてきた?) では、トンポーローの語源となった詩を 現代訳でどーぞ。 「黄州の豚肉はまじでうまい!   値段はクソったれに安い!  金持ちは見向きもしねーし   貧乏人は料理の仕方もしらねー。  これをさ、弱火でさ、   水をちょろちょろ加えながら    とろとろに煮込めば     マジでうまいからwww  これを俺は毎朝一人前だけ作って   だ〜れにも気兼ねしないで    ただただ食う!これが最高!」 こんな詩と共にこの肉料理が大流行w 蘇軾さん、またの呼び名を蘇東坡。 蘇東坡の豚料理、ってことで、 東坡肉っと短くなって料理名になった。 全然擬人化されてねぇ。 流石に料理は擬人化できねぇか。。。 と思ったら、 日本のスマホ向けRPGゲーム 「食物語」では 中華料理をイケメンや女の子に擬人化するという、 変態の所業が行われてた。 (いや、言い方ごめんw) やべぇな、日本人。。。 西洋の理りでは追いきれない。 なぜならキリスト教は、 まず神を擬人化しない。 偶像崇拝も禁止で、 人の形をするのは、人だけだ。 だから 西洋は人の「個」という意識が強いのかな。 個人主義。 日本の個人主義、個の確率の歴史はまだ浅い。 「人は人」 「私は私」 「あなたはあなた」 という個の認識の中に、 「人じゃないのも人」 って謎の見方が日本にはあったから、 日本人の人に対しての見え方は、 ちょっと欧米のそれとは違うのかもしれない。 人=人は当然ですが、 人じゃないのも人、も成り立てば、 私=人、じゃない部分も時には浮かび上がる。 それが、 人は自然の中で生きる感覚、 なんだと思うのです。 自分という人の境界を曖昧にする。 自然に溶け込む。 それは物を食べる、という生存の方法の上では、 私たちは自然と食べる事で繋がっているのだから。 私たちは人だけど、 それを作ってるのは人じゃない。 自然です。 それを「身土不二」ともいいます。 うーん、長い。ごめん。まとめきれないかも。 というわけで、今日も ストーーーーーーップ!!!ロシア!!! 今日も良い1日を! #WASITE #ワシテ (WASITE) https://www.instagram.com/p/CnJJGoNvxu4/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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bee8864-note · 2 years
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キャラ語りその1「モリブデン」
なんかある程度定期的に書いていけるものが欲しかったので、適当に自己満キャラ語りをしてみることにする。 最初なので推し1人目のモリブデンさんから。
長文自キャラ語り・オタクの妄想注意。原型に言及している記述は全て私の個人的な意見・感想です。
見た目
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推しと言いつつ、顔はそんなに好みのほうではないかな……。変な眉毛シリーズ。昔(n年前)から顔が変わってないのであんまり特徴がない。頬の傷を死ぬほど描き忘れる。無くても多分いい。 衣装は応援団モチーフ。鋼合金に混じって素材を強くする用途が主役の金属たちを励ます応援団に思えたので。正直学ランが好きだから推しに近しいものを着せたかっただけみたいなとこある。 頭のゴーグルも好きだけどこれ絶対使わないよね、飾りだよね、と思いながら描いてる。ゴーグルというか、鉢巻にゴーグルっぽい飾りがついているものと呼んだ方が正しい。 衣装デザ再考したいと言いながらたぶん1年くらいたった。ごめん。もうちょっと装飾盛りたいけど、私のモリブデン認知レベルではこれが限界な気もする。推しとは
基礎データ(変わるかも)
性別:男性
身長:178cm
一人称:おれ
二人称:きみ
身長178cmが低い気がするのは感覚がマヒしている気がする。元素街はみんなちょっと低め。 書きながら気づいたけど、自創作の推しって大体一人称二人称がひらがなだな。ひらがなが好きだよね。日本語が好きなので(クソデカ目的語)。
語り
記念すべき自創作最初の推し。と見せかけて厳密には最初じゃない。 元素街(当初はそんなタイトルなかった)の前身みたいな元素擬人化をn=10年くらい前からやってたんだけど、それを始めたきっかけは塩素だった、と思う。キャラ的に最初に推しだな(当時は推しという概念はなかったけど)と思ったのも塩素。当時から顔の人だったんやね。 塩素の話はそのうちどうせある塩素の回にしたいのでこの辺で。
モリブデンを好きになったきっかけは正直あんま覚えてない。なんか気が付いたら好きだった。 だから原型から好きになったのかキャラから好きになったのかもよくわかってない。今では���っちも推しです。推し?ほんとに推しか?実はそれもよくわからない。推しってなんだよ(哲学)。うちわ持って「こっち向いて♡」みたいなことをしたい対象ではない気がする。 「(オタク的な意味で)好き」という感情が芽生えたずっと後に「推し」という概念を知ったので、「推し」という言葉に未だにしっくり来ていない。繊細なオタク。 Twitterにおいてはある程度親交がある人からは「モリブデンが好きな人」と認識してもらえてる……と思っているので、推しかどうかはよくわからないけど、創作活動における相棒ではあるのかもしれない。 でもたぶん、某元素図鑑の「縁の下の力持ち」的な描写に惹かれたんだと思うんだよな……。縁の下の力持ちキャラ好きです。あと名前が「鉛」なのとか重い元素なのに必須元素なところも好きだけどこれは後付け感ある。 テクネチウムも好きだから、その関係性が好きだというのもあるけど、これも後付けかな……。いやでもめっちゃ良くないですか?テクネチウムがこの世で最初の人工元素だとしたら、モリブデンはこの世で最初の人工元素の親核種ですよ。唯一無二じゃんね。テクネチウムという特異点のおかげでモリブデンに特別な価値が1つ増えたってことでしょ? 公式が最大手すぎる。 MoTcは人生。 推しのきっかけは多分上記の内容だと思うんだけど、今モリブデンの要素で何が一番性癖に刺さる?と聞かれたら間違いなくこれ。 うまく言語化できないなぁ……。 勿論、テクネチウム関係なくモリブデンという元素は唯一無二なんですよ。これは私にとってという意味じゃなくて科学的な定義としてね。でも、正直番号の若い元素に比べたらその特徴は地味だし、わかりづらいと思う。その地味な元素が、隣の「人類史上初の人工元素」に照らされて輝いてるみたいというか……。月と太陽ってこと⁉そうかもしれん。すごいしっくりきてしまったな。月というにはモリブデンはパワフルすぎるきらいもあるけど、それはそれでエモい気がしてきた。 そもそもテクネチウムがそんなに特別な元素だと思ってるの一部の元素オタクだけ説はある。それはそう。私の中ではかなり特別だからいいんです。
上記の要素を重要視してるので、自創作キャラクターとしてのモリブデンも「縁の下の力持ち」がキーワードになっている。バフ要員。 見た目だけはパワータイプだけどそんなに戦闘センスとかある方じゃなはいはず。多分クロムのほうが強い。いや本人もそれなりに強いと思うんだけど、周りがもっと強いよね。 本人は周りの力を120%発揮してやれることを誇りに思いつつも、やっぱり自身がたいした戦力になれないことを気にしてるんだろうなぁ。どんまい。 なんかTwitterみたら「退役軍人にしたい」って書いてあった。退役軍人風のキャラは塩素だけで十分だと思うよ。 でもくそ真面目軍人っぽいモリブデンも見たい。もうこれモリブデン2人作るしかなくないか?裏モリブデン(?)と裏テクネチウム(?)作るか……。
お兄ちゃんキャラ。お兄ちゃん!私は兄キャラが好きなんです。私の理想のお兄ちゃんを投影しました。え、はっぱ、キモ……。 ここでいっちょTwitterに投げたMo→Tcのクソめんどくさ感情たちをコピペしようと思ったんだけど、モリブデンに関するツイートが多すぎて遡るのを諦めました。→発見しました。
Mo兄さんは優しくて真面目な頑張り屋ですが基本的には面白みのない平凡な男です そういう平凡な男がさあ!突然Tcくんとかいう特異点中の特異点にとって特別な存在になってさあ!今までの生活が180°変わってしまったことに戸惑いながらもさあ!それでも『兄』として精一杯やろうとしているとこ(文字数)
Moさんは自分が平凡な男であるとわかっているので、いつかTcくんの言葉がわからなくなる日が来るんじゃないかと心の中では恐れています それでもその不安を弟には見せずにお兄ちゃんを頑張っている、優勝
MoTc、なんか複雑というか兄弟なんだけど出会いが遅いのでその分Moは『兄』という肩書に対して過剰なプレッシャーを感じているところはあると思う
Moは私の理想の兄キャラだから……兄であることで苦しんでいるのも含めて
だそうです。 モリブデンは、自分で自分のことを「面白みのない男」と言うくらいには自分が地味な立場なのを自覚していて、注目の的である弟に対して複雑な感情を抱いていそう。 そもそもLMNの「きょうだい」と人間のきょうだいは完全に同じものではないしね。LMNには血が繋がっているという概念がないし、発見順に元素街にやって来たので、「『テクネチウム』という弟がいるのは知っていたが会ったことはない」という期間が数年はあった(元素街ができたのは現代で、そこからLMNも順に実体化したので発見年=元素街に来た年ではない)はず。 出会った当時は相当な戸惑いがあったと思うし、時間があった分机上の理想論的な『兄』像が自身の中で出来上がってしまっていて、それに振り回されてもいる。「いい兄」という言葉がもはや呪詛。 弟が元素街全体で見てもあまりに特殊な存在であるというのもそのプレッシャーに拍車をかけていそう。自分は弟に比べてあまりに地味で、でも「いい兄」でなくてはいけなくて、根本的に自分を「兄」という存在にしたのは遅れてやって来たその弟で、自分の価値も弟の存在によって高められていて…… でもモリブデンはプレッシャーに負けない。モリブデンは強い金属だから。 大変性癖にお刺さりになるキャラクターなんですね。モリブデンよりサターンの回とかで長く語りそうだけど、メンタル的にボロボロになりつつも「折れない」「負けない」キャラクターが大好き。自宅3大推しはみんな多かれ少なかれそういうところがある。根が少年漫画脳だから仕方ない。 弟との関係に悩むことはよくありそう。だけどそれは上記の兄としてのプレッシャーがあるからであって、テクネチウムのことは自分の家族として愛していると思う。そういうところで弟に負の感情を向けないあたりが、理想のお兄ちゃんムーブですね。
彼自身は前述の通り自分のことを「面白みのない男」だと思っていて、兄としての自分にも大して自信がないんだけど、「面白み」があるかはともかくとして元々世話焼きな性分だから保護者役には向いているはず。実際、対テクネチウム以外でも、鉄たちや窒素といるときは無意識に保護者ムーブをとることが多いので、鉄たちには頼りにされているし窒素からは慕われている。時々世話を焼きすぎて過保護みたいになることがあるのが玉に瑕。 モリブデンくんはもっと自分に自信もっていいと思うけど、若干自己肯定感が低いキャラが好きなので仕方ない。推しは犠牲になる運命。自己肯定感が低いといっても病んでいるほどではないので健全だし。
モリブデンについて言うべき話はまだあるんですけど、(銅のことが苦手とか、鉛に舎弟扱いされてるとか)この辺はまだあんまり煮詰まってないので(というかここまでの設定に熱い思いを込めすぎなので)第2回があればその時にします。 最後にちょっとだけcp語りしよかなとも思ったけど、自宅MoTcを(二次創作内で)恋愛cpとして扱うか否かで永遠に私と私が戦争しているので、これもまたの機会ということで。
なんか書くまでは、「モリブデンに関して語ることなさ過ぎてやばそう」と思ってたんだけど意外といっぱいあってびっくり。いやテーマはほぼ一貫してて、同じようなことを延々と連ねてるだけなんですけど……。なんだかんだで推しキャラなだけあるなと思いました。サターンとかもっと長文になるんじゃないか。 思ったより沢山語れて満足したのでこの辺にしておきます。こんな感じで、思いついた時に自創作キャラクターへの劣情について語っていけるといいな。劣情だよこんなん。次はキャンサーかサターンだと思うけどそう見せかけてテクネチウムかもしれない。いやテクネチウムこそ語ることないな。 ちゃんとそれなりに続けられるように頑張りたい。
以上!モリブデンはやっぱり最高
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kachoushi · 2 years
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各地句会報
花鳥誌 令和4年10月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和4年7月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
観音の御手炎天にやはらかく 佑天 跡地へと想ひありしか夏の蝶 三郎 白あぢさゐ少し離れて年尾句碑 和子 病院も看護記録も夏草に いづみ 小さく深き緑蔭が抱く年尾句碑 和子 息荒く仏へ寄りし暑さかな 光子 日盛の祠に生れし真の闇 和子 みづからを菩薩に添うて空蟬に いづみ
岡田順子選 特選句
面影は西日晒しの看板に はるか 夏草や記憶の中のナース服 三郎 朝涼の鎌倉よりの風頰に 慶月 息荒く仏へ寄りし暑さかな 光子 五輪塔とは緑蔭のただの石 俊樹 元禄も享保の墓も灼けをれり 佑天 暑き日を年尾の句碑のふところに はるか 観音は水の色して大酷暑 いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月7日 うづら三日の月句会 坊城俊樹選 特選句
浮き沈み女三代夏のれん 都 空つぽの香水びんの残り香よ 同 長茄子の悩ましきかな曲線美 同 パナマ帽明治の父の伊達姿 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月7日 花鳥さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
白と云ふ色たゞならぬ半夏生 雪 前山の雪崩るる如く青嵐 同 やゝに老いやゝに夏痩せして在す 同 炎帝のどかりと座りたる越路 かづを 滝音に鳥語人語も呑まれたり 同 九頭竜と対峙し流る天の川 同 静もりて明智が墓碑に沙羅の花 笑 能登半島掻き消してゐる青嵐 千代子 悠久の光を抱へ滴れる 泰俊
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月8日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
子等見つつ弁当番や海の家 宇太郎 屠場へと曳かれるやうに炎天へ 都 死者送り窓に吹き込む青田風 すみ子 川に還す一夜を共にせし蛍 美智子 次の子に少し短かき古浴衣 宇太郎 病窓に影の騒ぎて青嵐 悦子 風紋は海へ傾れて雲の峰 宇太郎 先輩の墓碑に献杯原爆忌 益恵
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月9日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
戦なき広き空欲し雲の峰 三無 風ひたと止んで初蟬響きくる 百合子 夏蝶のげに句碑守のごと飛びぬ 同 雲の峰草の匂ひに樹の匂ひ ゆう子 アルプスを小さく見せて雲の峰 白陶 菜園の胡瓜ピカソの絵に似たり 多美女 句碑に影落し戻り来黒揚羽 三無 供へればくらりと揺るる甜瓜 ゆう子 炎天に浄き閼伽水陽子墓所 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
七夕や竹切る音のとよもせり 時江 夏潮にロシア軍艦越境す 世詩明 うしろから八つ裂きに来る稲光り 信子 鷺草や鎮守の杜を結界に 時江 七変化寡黙な夫のいつもゐて 信子 生きる意義考へてゐる山椒魚 上嶋昭子 花擬宝珠通夜の灯うるみ傾きぬ 中山昭子 青田もう何も映さず靡きをり みす枝 浴衣の娘女工哀史のこと知らず 世詩明 風鈴を気楽な人と聴いてをり 上嶋昭子 黒南風や酒場は白きピアノ置き 同 見馴れたる山を見飽きず端居かな 中山昭子 昼寝人濁世を忘れ仏顔 みす枝 水打つて日本の地震を鎮めをり 信子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
武蔵野の風に目覚めし合歓の花 三無 羅や近より難き気を纏ひ 同 艶やかに羅笑みて同窓会 同 金魚鉢洗ふ役目の誇らしげ 貴薫 金魚掬ひ父の背中の逞しき 有有 旅先で出合ひて嬉し合歓の花 貴薫 慎ましく生きる姿の合歓の花 史空 羅の似合ふ真砂女に恋多き あき子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月13日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
七夕の雨に濡らしてハイヒール 登美子 片恋のラジオ相談星の秋 同 玉葱を貰へば娘吊るしをり 令子 夏座布団友の数だけ広げけり みえこ 天道虫後ろ姿の子らを撮る 裕子 たばこ屋の小窓に覗く扇風機 実加 忠霊場若きの墓は盆静か 令子 老いらくの母の見入れる天の川 登美子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月15日 さきたま花鳥句会
炎天の小江戸の街や車夫の愚痴 月惑 老いてなほ一鞭入れて草を引く 八草 空蟬や何も語れず逝きし友 裕章 夏空へ磴駆け上る柔道部 とし江 厳かにお祓ひ後の心太 ふじ穂 紅芙蓉誉め合ふ笑みの立ち話 恵美子
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令和4年7月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
此の先は教へぬつもり道をしへ 雪 野地蔵も息をひそめる炎天下 英美子 日盛りに息をひそめてゐる地蔵 同 母の影盆灯の後見え隠れ 山田和子 羅やさらりとまとひ香の立つ 真喜栄 バス降りて一人一人の夏終る 世詩明 短夜や夢幻の如くなる 同 めまとひを払ひて無人切符買ふ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
大蟻の車輪のごとく駆け抜けし 久子 炎天の武蔵野の底滑る蝶 三無 変ること厭ふ白紫陽花の白 久 水光り羽黒蜻蛉は神の使者 慶月 古座敷や行くあて知れぬ茄子の馬 軽象 水音を真中に抱きて森涼し 慶月 大蟻も小蟻も参ず地蔵塔 眞理子 夏空を映す水たまりを蹴上げ 久 天牛の角ふりかざす古戦場 眞理子 紫陽花の絞り出したる終の藍 圭魚 甘味屋の蓮を描きし夏暖簾 同 民家古りただ現し身の黒揚羽 千種 森深く闇に添ひゆく黒揚羽 斉
栗林圭魚選 特選句
水音を真中に抱きて森涼し 慶月 ハケの家夏炉の湿る匂ひかな 要 大蟻も小蟻も参ず地蔵塔 眞理子 紅蓮の今日崩れゆく命かな 久子 夏空を忽ち縮め潦 斉 みがかれし床に朝採り茗荷の子 久子 式台に雨跡ありて風涼し 同 茅葺きの土間の暗がり死蛾美しき 炳子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月19日 萩花鳥会
みちのくの吾娘が来たるや月見草 祐子 炎帝や必殺狙撃動天す 健雄 一面の葉に見え隠れはすの花 恒雄 夏山はこれで十分梅むすび 俊文 夏料理語り尽くして持て成さる ゆかり 駄々つ子の泣きやんだらし夏の雨 陽子 痛風の足を投げ出し夏の月 吉之 頭垂れ雨乞ひしたるや庭の花 明子 法螺貝の響く城下や雲の峰 美恵子
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令和4年7月20日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
もくもくと九頭竜のぼる雲の峰 千代子 七夕や笹は願ひに撓るほど 千加江 幼きを呼び戻したる天瓜粉 同 かの人の垣根に高く酔芙蓉 昭子 三人の遺影の部屋も梅雨湿り 清女 七夕に女心の糸結ぶ 啓子 小石踏む音の近づく夏館 泰俊 夕立や濡れて礎石の薄明り 同 面も手も己れ矜恃の日焼かな 数幸 穴を出し蚯蚓一糸も纏はざる 雪 裸火に想ひの丈を飛べる火蛾 同 水の如く又火の如く人涼し 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月21日 鯖江花鳥俳句會 坊城俊樹選 特選句
風鈴の欲しいと思ふ風が今 洋子 右衛門に隣る左衛門夏構 同 鉈の音山の地肌に万緑に 同 賽銭を打つ音までも黴臭き 同 万緑や山相いよよ文殊山 雪 祭帯器用に結びくれし母 同 その人とカンカン帽に気付く迄 同 盆の月家系図のこと何もしらず 昭中山子 炎天に近道すれば転びけり 同 子が囃す夜空の証や地蔵祭 ただし 鳳仙花姉妹の話途切れ無し みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月24日 月例会 坊城俊樹選 特選句
零戦に少年口を閉ざす夏 和子 靖国へ四方より迫る雲の峰 要 夏蝶は翅で息して歩みたる 和子 空蟬の祈る形に落ちにけり 同 蓮花へと極楽の風触れて過ぐ 政江 静脈の巻きつく手首白日傘 和子 羅を纏ひかの世の話など はるか
岡田順子選 特選句
目の前を突然蟬の木となれり 千種 絵日傘のシスターの行く九段坂 眞理子 大きさの合はざる蟬の殻と穴 千種 礼拝の黙を蓮の解かれゆく 炳子 羅を纏ひかの世の話など はるか 炎帝の子の鉄棒や大鳥居 小鳥 見巧者の折紙付きや泥鰌鍋 幸風
栗林圭魚選 特選句
零戦に少年口を閉ざす夏 和子 熱砂踏む雀らの影ゆらゆらと 順子 横顔の考へてゐる団扇かな 同 病葉となるや社の奥に降り 眞理子 空蟬は拾ひ奉仕の竹箒 順子 最短の空行く鴉街灼くる 千種 大鳥居溽暑の穢土を寄せつけず 月惑 能舞台しづかに進む蝸牛 幸風
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
大鍋のたぷんたぷんと一夜酒 愛 悪童の頃瓜番に追はれしと 同 瓜番の灯りを返す獣の眼 同 この辺り魔法使ひの夜店らし ひとみ 甘酒のとろみも憂さも呑み込みぬ 久恵 蟬時雨遠くに聞けば海凪ぎて 桂 逆転か球は外野へ峰雲へ 由紀子 夕雲はマグマ色して浜万年青 久恵 咲き疲れてゐるかも知れぬ水中花 ひとみ 丁寧にハンカチ畳み恋語り さえこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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