#戦国大河
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みんなが好きな「『百年の孤独』みたいな大河小説」ベスト10|秋永真琴
『楡家の人びと』北杜夫
『チボー家の人々』ロジェ・マルタン・デュ・ガール
『ブッデンブローク家の人びと』トーマス・マン
『大地』パール・バック
『千年の愉楽』中上健次
『べっぴんぢごく』岩井志麻子
『笛吹川』深沢七郎
『ルーツ』アレックス・ヘイリー
『アブサロム、アブサロム!』ウィリアム・フォークナー
『永遠の都』加賀乙彦
『警官の血』佐々木譲
『天冥の標』小川一水
『紀ノ川』有吉佐和子
- - - - - - - - - - - - - - - - 「響け!ユーフォニアム」も部活の年代記なのかも。
(順不同)
『ときめきトゥナイト』池野恋
『精霊たちの家』イザベル・アシェンデ
『嵐が丘』エミリー・ブロンテ
『炸裂志』エン・レンカ
『大聖堂』ケン・フォレット
『警察署長』スチュアート・ウッズ
『枯木灘』中上健次
『奇蹟』中上健次
『ワイルド・スワン』ユン・チアン
『邯鄲の島遥かなり』貫井徳郎
『平家物語』古川日出男/訳
『血脈』佐藤愛子
『源氏物語』紫式部
『奏で手のヌフレツン』酉島伝法
『俺の屍を越えてゆけ』桝田省治(ゲームデザイン)
『助左衛門四代記』有吉佐和子
『指輪物語』J・R・R・トールキン
『チグリスとユーフラテス』新井素子
『星へ行く船(他、コバルト文庫のシリーズ)』新井素子
『彼方なる歌に耳を澄ませよ』アリステア・マクラウド
『火星夜想曲』イアン・マクドナルド
『黎明の王 白昼の女王』イアン・マクドナルド
『灯台へ』ヴァージニア・ウルフ
『ジョイ・ラック・クラブ』エィミ・タン
『ウォーリアーズ』エリン・ハンター
『異形の愛』キャサリン・ダン
『王朝四代記』ククリット・プラモート
『ベルリン三部作(1919・1933・1945)』クラウス・コルドン
『六道ヶ辻シリーズ』栗本薫
『鳥の歌いまは絶え』ケイト・ウィルヘルム
『地下鉄道』コルソン・ホワイトヘッド
『征途』佐藤大輔
『あすなろ坂』里中満智子
『ケインとアベル』ジェフリー・アーチャー
『ゲームの達人』シドニィ・シェルダン
『氷と炎の歌』ジョージ・R・R・マーティン
『エデンの東』ジョン・スタインベック
『グリークス』ジョン・バートン/ケネス・カヴァンダー(編)
『リーマン・トリロジー』ステファノ・マッシーニ
『雪の練習生』多和田葉子
『鯨』チョン・ミョングァン
『火の山-山猿記』津島佑子
『レオポルトシュタット』トム・ストッパード
『地の果て至上の時』中上健次
『岬』中上健次
『彼女はマリウポリからやってきた』ナターシャ・ヴォーディン
『九時半の玉突き』ハインリヒ・ベル
『土地』パク・キョンニ
『レ・ミゼラブル』ビクトル・ユゴー
『棺のない埋葬』 ファン・ファン
『楊家将演義』作者不明
『デューン砂の惑星』フランク・ハーバート
『ゴッドファーザー』フランシス・フォード・コッポラ監督
『北京から来た男』ヘニング・マンケル
『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』堀井雄二(ゲームデザイン)
『舟を編む』三浦しをん
『櫂』宮尾登美子
『孟夏の太陽』宮城谷昌光
『血族』山口瞳
『華麗なる一族』山崎豊子
『大奥』よしながふみ
『血脈 西武王国・堤兄弟の真実』レズリー・ダウナー
『シンセミア』阿部和重
『流離譚』安岡章太郎
『雲の都』加賀乙彦
『ロマンシングサ・ガ2』河津秋敏(ゲームデザイン)
『サガフロンティア2』河津秋敏(プロデューサー)
『颶風の王』河﨑秋子
『リア家の人々』橋本治
『アラビアの夜の種族』古川日出男
『聖家族』古川日出男
『白夜を旅する人々』三浦哲郎
『導きの星』小川一水
『地図と拳』小川哲
『機動戦士ガンダムAGE(小説版)』小太刀右京
『われ逝くもののごとく』森敦
『本格小説』水村美苗
『始まりの魔法使い』石之宮カント
『夜明け前』島崎藤村
『カムカム・エヴリバディ』藤本有紀(脚本)
『男樹』本宮ひろ志
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国民的テレビ番組のNHKの大河ドラマとか朝ドラは、みんなが見ていました。しかし、その時間に自分に何か用があって見られないことがあります。だから、昭夫は、テレビには“タイムシフト”が大事だと考えたのです。 テレビ局が、この時間がいいと思って放送しているけれども、あれはテレビ局が一方的に、ここがいいと思って考えた時間なので、それを自分の都合のいい時間にシフトしてテレビを見る。あらゆるテレビにビデオをつけて、自分の見られないものは録画して、自分の都合のいい時間に見る。“タイムシフト”をして、初めてテレビが完成するのだというのが、昭夫の、そして、ソニーのコンセプトでした。 大河ドラマは45分の番組でした。1時間以上の番組はあまりありませんでした。それで、ソニーは1時間録画できれば十分だという考えでスタートしました。 ビクターさんは、たぶんアメリカといろいろ話したのだろうと思います。アメリカ人はテレビをタイムシフトして見ようという人などほとんどいないので、ソフトウェアとして見るのがいいのではないかと言われたようです。映画を考えると、2時間必要になる。だから、カセットは大きいけれど、2時間にした。そこがベータマックスとVHSの最初に違ったところなのです。
なぜソニーはビクターのVHSに敗北したのか…ベータマックスの責任者が語る「ビデオ戦争」の勝敗の分かれ目 「商品がいいだけではものは売れない」という現実 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
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真似してみた
初の長岡
中越弁、怪しいところもあったかもしれないけど(あっきゃー)、「なじらね?」は通じた
ちょっとお久しぶりの稲垣潤一さんとのクリスマス🎄
お互い水に弱くて溺れそうになった経験や、地声は低いのに歌うと高いという共通点でトークも楽しく盛り上がりました。稲垣さんの歌声は、どの音もそのど真ん中に刺さるので、なんともクリアでピュアで、ベルのような響き🔔
オーストラリア育ちの私は、クリスマスは違和感しかなく(南半球なのに飾りもツリーも基本変わらず暑苦しい)、基本お祝いして来なかったため、クリスマスキャロルが流れる頃には憂鬱マックスでしたが、日本に来て、もう稲垣さんの声が流れないクリスマスは想像しにくいです🎄
1st Stage はお着物関係👘
リクエストされた大河ドラマ『西郷どん』で参加させて頂いた「我が故郷」を振袖ドレスで表現
本物も真似してみた
和風編
最後は皆さんも真似してみた
(ご協力、ありがとうございました)
相変わらずハートフルなピアノ演奏をはじめ、
いつもこのメンバーの時のセトリや衣装のプロデュースを��れてるのは塩入さん^_^
New Otani Nagaoka の入り口のすぐ隣の素敵なお店。ショーウィンドウに折り鶴が。🇦🇺の国旗も。
毎日頑張ってる自分へのご褒美。贅沢なクリスマス。人生を豊かにするそんな瞬間に、心躍りますね。
世界の誰もがそんな贅沢なクリスマス、安心できるクリスマスを過ごせる権利があるべき。なのに、現実は違う。
平和を願うクリスマス。そんなメッセージを込めて尊敬する教師、坂本龍一氏の『戦場のメリークリスマス』を歌って演奏させて頂きました。
一度きりの人生。思いっきりエンジョイして、自分を大事にして、周りの人も同じように人生を自分らしくエンジョイできるサポートをして行きたい。
贅沢なクリスマスだからこそ、そんな当たり前なことを毎回考えさせられます。
では、最後に、良かったら、笑って下さい🤭
この人、見たことある
feat. 稲垣潤一、塩入俊哉、サラ・オレイン
#稲垣潤一#塩入俊哉#サラ・オレイン#sarah àlainn#sarah alainn#クリスマスキャロルが流れる頃には#長岡#中越弁#新潟#kimono dress#西郷どん#我が故郷#坂本龍一#Ryuichi Sakamoto#merry christmas mr. lawrence#戦場のメリークリスマス
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斎藤元知事に入れなかった兵庫県民有権者ワイの思考たれながしご無礼つかまつる 30代独身男性 選挙大体行ってる テレビは居酒屋に置いてあるやつか、たまに帰る実家で阪神戦と大河ドラマを見るくらい youtubeほぼ昔のライブ映像とかスポーツ名場面とか芸人しか見ない ・選挙前 なんか県知事によるパワハラとかおねだりだので盛り上がっているらしいがテレビを見ないのでよく知らない。 周囲では挨拶代わりみたいな感じで「いつ辞めるんだろうね」みたいな会話されていた。 ワイに訊かれても知らんて。 ↓ 百条委員会とやらが始まったらしい。昔、猪瀬直樹が呼び出されてたやつだ。 これで何らかの結論が出るだろう。 ↓ 県議会が全会一致で辞めさせた。時期尚早じゃない? こないだ衆院選やったのにまた選挙カー走り回るんか。 ・選挙期間前半 やめさせてしまったものはしょうがない。 後任は尼崎の市長か維新の参議院議員のほぼ二択か。 維新好かんし尼崎の市長でええか、公約も穏当だし。 え、斎藤さんも出るの?無茶じゃない? うわ立花ログインしてきた。ポスター掲示板がやたら増えてるのそのせいか。 ・選挙期間後半 なんかえらい選挙が盛り上がってる・・・のはいいんだけど、空気が不穏。 周囲の人ら(30~50代男女)の会話でいうと 「やっぱハメられたんやって」「死んだやつ不倫しとったんやろ?」「稲村なんか外国人参政権やろうとしてる極左やからアカン」「なにがホンマかわからへん」 一様に言うのは「動画で見た」 立花が何かやってんのこれかぁ~ ↓ 斎藤さんのパワハラ疑惑についての一次情報はなんだ。 県議会がやった職員へのアンケート、これだな。 https://web.pref.hyogo.lg.jp/gikai/iinkai/index/tokubetsu/bunsho/index.html 全部読んだ。玉石混淆だが、知事周辺の空気感を概ね掴むには使えそう。 罰則のあるパワハラとして成��してるのかは分からん。 本人が思い描く「県のトップ、県の顔」として周囲が尊重しその通り行動しないと不機嫌になるタイプらしい。 そのくせ、あまり職員と丁寧なコミュニケーションをとろうとしていないらしい。 上司にしたくはない感じだ。 再選させることもないな、絶対県政の混乱続くし。 ↓ 稲村さんに投票 ・開票当日夜および翌日 職場や酒場の皆さん「斎藤さん勝った!」「よかった!」 勝ったからには頑張ってください。リーダーは大らかなほうがいいと思いますよ。 百条委員会もうムリだろこれ。 ・雑感 とにかく終盤の空気が異常だった。 「あれくらいは指導の範囲でパワハラじゃない」とか「それでも政策や改革に期待できるから斎藤さん」とかなら理解できる。 自分の周囲で言うと、斎藤さんはハメられた被害者だから応援するのが当然で、他に入れる奴はマスコミに騙されてるかわいそうな奴、もしくはサヨク。 そして根拠はネット動画。 もちろんそういう人らも政策など加味して投票したんだろうけど。 (稲村さんが知事になると福原(ソープ街)が潰される!と危惧するおじさんを3か所で観測) とにかく、どちらかが「正しい」どちらかが「間違い」、それを自分で選び「正しい側」に行こうとする。 そして延々おすすめされる似たような動画やコメントを見ることで、自分が主体的に選んだと思い込む。 立花みたいなんがせっせと火種を製造・供給する。 選挙に限らずあらゆる社会問題についてこういう空気になってきたのかと今更ながら実感した。 ワイかてアンテナ錆びてるしバイアスもかかっとるんやろけどな ダルいわ~
斎藤元知事に入れなかった兵庫県民有権者ワイの思考たれながしご無礼つか..
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中国の電力支配、
峯村健司
フィリピンの先例警戒 40%株式保有、送電止める危険
峯村健司氏緊急リポート
再生可能エネルギーに関する規制見直しを検討する内閣府のタスクフォース(TF)に、中国の国営電力会社「国家電網公司」のロゴマークが入った資料が提出された問題が収まらない。エネルギー戦略は国家の存立に直結する最重要政策であり、「他国の干渉があってはならない」(高市早苗経済安保相)からだ。林芳正官房長官は28日の記者会見で「河野太郎規制改革担当相のもと、内閣府において中国政府から不当な影響を受けていなかったかなどの調査を行う」と語ったが、議会や第三者機関も調査すべきではないのか。
キヤノングローバル戦略研究所主任研究員、峯村健司氏は、国家電網公司がフィリピンの送電企業の40%の株式を保有し、同国議会が「安全保障上のリスク」を懸念した前例に迫った。
再エネ導入に向けた規制の見直しを検討する内閣府のTFの資料の一部に、中国の「国家電網公司」のロゴマークの透かしが入っていたことが明らかになった。
資料は、民間構成員である財団法人「自然エネルギー財団」事業局長、大林ミカ氏が提出したものだった。大林氏は27日の記者会見で民間構成員を辞任したと発表した。大林氏がTFに入った経緯について、林長官は28日の記者会見で「内閣府事務方が提案した案を、河野規制改革担当相が了承した」と説明した(=大林氏は27日の記者会見で、河野氏の推薦だったと説明)。
「パワーポイント」による事務ミス…内閣府の説明に疑問と矛盾問題発覚後の25日に記者会見した内閣府規制改革推進室の山田正人参事官によると、同財団が2016~19年にかけて開いたシンポジウムに中国企業の関係者が登壇した。その際の資料を大林氏が提供され、別の機会に編集ソフト「パワーポイント」を用いて引用した際、文書のテンプレートにロゴが残ったという。
山田氏は「内容に問題はなく、事務ミスかもしれない」と説明した。
この説明には早速、いくつかの矛盾や疑問が浮上している。同財団が翌26日、ホームページ上で発表した経緯説明では、大林氏は編集では「パワーポイント」ではなく、「キーノート(K���ynote)」を使っていた。金融庁の有識者会議や経産省の小委員会に大林氏が提出した資料にも同じロゴが確認されている。内閣府の調査は不十分と言わざるを得ない。
そして、筆者が最も注目しているのが、中国政府における「国家電網公司」の役割である。02年に設立された中国最大の電力配送会社で、オーストラリアやブラジル、チリなどの発電・送電会社に積極的に出資をしている。
40%株式保有、送電止める危険その中で「国家電網公司」が積極的に進出をしてきたのが、フィリピンだ。親中政策をとったアロヨ政権時代、フィリピン国家送電会社(NGCP)に40%出資し、09年から全国の発電所から配電施設までの送電を受託した。
ところが、19年11月、議員向けの内部報告書で、「フィリピンの電力網が現在、中国政府の『完全な支配下』に置かれており、わが国の電力網に混乱を引き起こす能力を持っている」と警告されていることが発覚した。
NGCPを監督する送電公社の責任者が議会の証言で、フィリピン人技術者が施設への立ち入りを制限されており、中国によって送電を止めることができる可能性があることを認めた。
中国が「国家の悲願」と位置付ける台湾併合に乗り出した場合、米国の同盟国でありバシー海峡を挟んで位置するフィリピンの存在は極めて重要だ。その際、中国がフィリピンの関与を阻止するために、全土を停電にする可能性はあるだろう。
同じく、米国の同盟国であり米軍基地を抱える日本に対して、中国がフィリピンに対して実施したようなアプローチをするリスクを考慮するのは当然のことといえる。
今回の問題を「事務的ミス」で片付けるべきではない、と筆者は考える。電力事業は22年5月に成立した経済安全保障推進法で「特定社会基盤事業」と指定されている。その所管官庁である内閣府は、地政学リスクも含めた徹底した原因究明をすべきだろう。
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その通りだから、もう引っ込みなさい
安倍さんが自民党の結党の精神に帰って日本国のために邁進した国防、経済、社会についての政策を、安倍さんに干されたと逆恨みする本当はリベラル系サヨクだけど議席欲しいから形だけ自民ってい��連中が全否定して回ったから、保守の支持層が自民党を見限った
安倍さんが心血注いだ健全な日本の回復と、それを支える保守政党自民党という構想を、自分の議席と権力しか眼中にない小者どもが大挙して破壊した
自民内リベラルの代表格である小泉、河野、石破とその子分たちはリッケンにでも入れてもらえ
高市さんを支持するグループだけで自民党の再建に乗り出してくれ
自民と国民とが連立しても過半数に届かないし、マジで悪夢のリッケン時代をまた日本崩壊覚悟で数年耐えねばならないのか・・・
日本を守るため、また強烈な政府攻撃をする時代が来ようとは・・・
悪夢のミンシュ政権打倒からたった十数年しかたってないのに
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■サピエンス全史
もうかなり熟読しているが、少し時間ができたのでもう一度、ユヴァル・ノア・ハラリ「サピエンス全史」読み返す。至福だなぁ。
第一部 認知革命
第1章 唯一生き延びた人類種
135億年前「物理学」という物語りが始まり、38億年前「生物学」という物語りがはじまった。
7万年前、〈認知革命〉とともに歴史学がはじまった。そして1万2千年前に〈農業革命〉があり、500年前〈科学革命〉が起きた。
サピエンスは、人類のなかで唯一生き延びた種。ネコ科ヒョウ属にはヒョウもライオンもトラもいるが、人類種にはサピエンスしかいない。なぜか?
3万年前に近隣のネアンデルタール人が滅んだ具体的な理由は断定できない。しかし殺戮にせよ自然的淘汰にせよ、サピエンスの存在が関与していたことはまちがいがない。
その競争にサピエンスが勝ち残ったのは、「言語」によるものだ。
第2章 虚構が協力を可能にした
7万年ほど前に、サピエンスはその「内部構造」を変化させた。見かけこそ変わらないが、それ以降のサピエンスは認知能力(学習、記憶、意思疎通の能力)で格段に優れていた。
それ以前にアフリカを出たサピエンスはどれも成功しなかったが、それ以降の遠征は成功し、南極をのぞく世界中へくまなく進出した。
この「言葉」によるドラスティックな変革を〈認知革命〉と呼ぶ。聖書の創世記「知恵の木の実」を思わせる「言葉の獲得」だが、それ自体はたまたまサピエンスに起きた偶然の結果だった。
この認知革命が、世界の大変革につながるが、それは言葉のどんな効果によるのか。
• 存在しないものについての情報を伝達する能力
• たとえば伝説や神話、神々、宗教
• 総じて虚構、すなわち架空の事物について語る能力
実際には「虚構」は判断を誤らせる危険なものだ。だが、集団で嘘を信じることは、かぎりない力の元となった。鋭い牙や爪を持ったり、走力や筋力で勝ることより、桁違いに強大だ。
われわれはほとんど意識しないが、国もお金も人権も法律も会社も、みな虚構、擬制である。歴史の大半はどうやって���大な数の人を納得させ、信じてもらうかという問題を軸に展開してきた。
第3章 狩猟採集民の豊かな暮らし
サピエンス20万年の歴史の19万年分、つまり95パーセントは狩猟採集のという生活形態だった。認知革命は狩猟採集の時代に起きている。
文字ももちろんなく、詳しいことはほとんどわからないが、ある程度たしかなことをあげれば、
• 農耕以前は「石器」の時代というより「木器」の時代
• 彼らは毎月毎週、あるいは毎日すべての持ち物を手で持って移動していたので、運べるのは本当に必要な所持品だけ
• 精神的、宗教的、情緒的生活は、器物や道具といった人工物の助けなしでおこなわれた
• 狩猟採集社会のもっとも大きな特徴は「多様性」
• 「群れ」と成員は一つの例外「犬」をのぞいて、すべて人だった、つまり家畜もない
• 平均的な人は、自集団以外の人を見かけたり声を聞いたりすることなく何ヶ月も過ごした。一生を通じて出会う人はせいぜい数百人程度。
• つまりサピエンスは広大な範囲にまばらに分布していた。
• 「狩猟採集」というが、一般的な「狩りをする人」のイメージよりも「採集」がメインだった
• 狩猟採集には多大な「脳」力と技能が必要で、個人レベルで見れば、その頃のサピエンスが史上もっとも秀でていた
• 一般に背が高く健康的だったが、平均寿命は30〜40歳。それは子供の死亡率が高いせいで、60からときに80歳まで生きる人もいた
• その理由は食物の多様性、感染症の少なさなど
• 感染症は農耕社会以降の家畜は由来のものが多く、そもそも人同士の距離ががまばらで感染・伝播の機会がほとんどない
• とはいえ、きびしく、情け容赦のない、欠乏と苦難の社会ではあった
最後に、狩猟採集時代のサピエンスが、平和主義者だったか好戦的な種族だったのかは興味がつきない。対サピエンス同士、対他の人類間、どちらの相手にも、平和的な好戦的か断定はできない。好戦的な部族もあったかもしれないし平和的な部族もあったのだろう。とにかく多様であった。
第4章 史上最も危険な種
しかし、餌の対象となる他の動物たちにとって、危険極まりない存在であった。
オーストラリアの例
• 4万5千年前のオーストラリアへの進出は、屈指のできごとだった。コロンブスのアメリカ発見、アポロ11号の月面着陸に匹敵する。
• それ以前にオーストラリアへ到達した人類はいなかった。
• それはサピエンスが特定の陸塊で食物連鎖の頂点に立った瞬間だった。
• 大型カンガルー、フクロライオン、大コアラ、大サイズの鳥、ディプロトドン(象サイズのウォンバット)などすべて姿を消した。
南北アメリカの例
• 最後の氷河期は、7万5千年前から1万5千年前にかけて。7万年前と2万年前の二度のピークがあった。
• 1万6千年前、サピエンスはシベリアから凍結したベーリング海を超えてアラスカをとおりはじめてアメリカ大陸へ渡った。
• それ以前にアメリカ大陸へ渡った人類はいなかった。
• アメリカに到達からわずか1000年から2000年の間に大きなげっ歯類、馬、ラクダ、巨大アメリカライオン、サーベルタイガー、象より大きなオオナマケモノなどを駆逐しながら南米南端に達する。
• この騒ぎからただ一つ無傷だったのがガラパゴス諸島。
そして第二部の農業革命に続く。
余談だが、訳者の柴田裕之(しばたやすし)氏は、自分の愛読書の主要なところで顔を出す。
• 「サピエンス全史」ユヴァル・ノア・ハラリ
• 「ホモデウス」ユヴァル・ノア・ハラリ
• 「神々の沈黙」ジュリアン・ジェインズ
• 「ユーザーイリュージョン」トール・ノーレットランダージュ
柴田さんが訳しているのなら、読む価値があるかな、などとも思う。
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Theodore Roosevelt, the no.1 president of the USA (Essay)
Theodore Roosevelt
In the sense of looking to the future and steadily laying the groundwork, Theodore Roosevelt could be said to have been the no.1 president of the USA. He recognized Japan, an emerging country with the same vitality as the USA, as an enemy, and laid the groundwork to defeat Japan.
When the USA forcibly annexed Hawaii, a Japanese fleet sounded the USA's accusations in Hawaii, and the USA broke out into a cold sweat for a moment. Theodore had not yet become president but considered Japan an "enemy that must be defeated." It can also be said that the USA's colonization of the Philippines, on top of the Spanish-American War, was also to create a siege around Japan.
Theodore's construction of the Panama Canal was also an aspect of the groundwork for a war against Japan. There was also a great military advantage in that it allowed fleets to travel freely between the Pacific and Atlantic Oceans.
When Japan annihilated Russia's Baltic Fleet in the Russo-Japanese War, Theodore embarked on a peace treaty. Still, it was not to save Japan, which had been exhausted by the war, but to save Russia, a fellow white nation, from complete defeat.
These measures bore fruit 50 years later, and the USA won a complete victory over Japan. His status as a president is different from that of D. Trump, who, like MAGA, repeats empty slogans and has no concrete measures.
Rei Morishita
2024.06.02
USAのナンバーワン大統領:セオドア・ルーズベルト(エッセイ)
将来を見据え、着実に布石を打っておく、という意味で、セオドア・ルーズベルトはUSAのナンバーワン大統領であったと言える。彼はUSAと同じように活力のあった新興国:日本をはっきり敵と認識し、日本を倒すための多く���布石を打った。
USAがハワイを無理やり併合したとき、日本の艦隊がハワイでUSAの非を鳴らし、一瞬USAは冷や汗を書いた。このときセオドアは大統領になる前だったが、日本を「倒すべき敵」と考えた。USAが米西戦争のおまけにフィリピンを植民地化したのも日本包囲網を作るためだったとも言える。
セオドアがパナマ運河を作ったのも、対日本戦争の布石であったという側面がある。太平洋と大西洋を自在に艦隊が行き来できる点、軍事上のメリットも大きかったのだ。
日露戦争で、日本がロシアのバルチック艦隊を全滅させたとき、セオドアは講和に乗り出したが、日本が戦争で疲弊したのを救うためではなく、同じ白人国家のロシアを、完敗から救う意図があったのである。
これらの施策は、50年後実を結び、USAは日本に完勝する。MAGAと、口先だけのスローガンを繰り返し、具体策はなにもないD.トランプとは、大統領としての格が違う。
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1983年にTVで始まったロボットアニメ
(1)『亜空大作戦 スラングル』(国際映画社 1月21日〜)
(2)『聖戦士 ダンバイン』(日本サンライズ 2月5日〜)
(3)『光速電神 アルベガス』(東映 3月30日〜)
(4)『装甲騎兵 ボトムズ』(日本サンライズ 4月1日〜)
(5)『銀河疾風 サスライガー』(国際映画社 4月5日〜)
(6)『プラレス3四郎』(カナメ・ブロダクション 6月5日〜)
(7)『超時空世紀 オーガス』(東京ムービー新社 7月3日〜)
(8)『サイコアーマー ゴーバリアン』(ナック 7月6日〜)
(9)『機甲創世記 モスピーダ』(タツノコプロ、アニメフレンド 10月2日〜)
(10)『特装騎兵 ドルバック』(葦プロダクション 10月7日〜)
(11)『銀河漂流 バイファム』(日本サンライズ 10月21日〜)
1984年にTVで始まったロボットアニメ
(1)『超攻速 ガルビオン』(国際映画社 2月3日〜)
(2)『重戦機 エルガイム』(日本サンライズ 2月4日〜)
(3)『ビデオ戦士 レザリオン』(東映 3月4日〜)
(4)『巨神 ゴーグ』(日本サンライズ 4月5日〜)
(5)『ゴッドマジンガー』(東京ムービー新社 4月15日〜)
(6)『超時空騎団 ザザンクロス』(タツノコプロ 4月15日〜)
(7)『機甲界 ガリアン』(日本サンライズ 10月5日〜)
(8)『超力ロボ ガラット』(日本サンライズ 10月6日〜)
(9)『星銃士 ビスマルク』(スタジオぴえろ 10月7日〜)
1985年にTVで始まったロボットアニメ
(1)『機動戦士 Zガンダム』(日本サンライズ 3月2日〜)
(2)『超獣機神 ダンクーガ』(葦プロダクション 4月5日〜)
(3)『戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー』(日米合作[東映動画] 7月6日〜)
(4)『蒼き流星 SPTレイズナー』(日本サンライズ 10月3日〜)
(5)『忍者戦士 飛影』(スタジオぴえろ 10月6日〜)
1986年にTVで始まったロボットアニメ
(1)『機動戦士 ガンダムZZ』(日本サンライズ 3月1日〜)
(2)『マシンロボ クロノスの大逆集』(葦プロダクション 7月3日〜)
(3)『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010』(日米合作[東映動画] 11月14日〜)
1987年にTVで始まったロボットアニメ
(1)『機甲戦記ドラグナー』(日本サンライズ 2月7日〜)
(2)『マシンロボ ぶっちぎり バトルハッカーズ』(葦プロダクション 6月3日〜)
(3)『トランスフォーマー ザ・ヘッドマスターズ』(東映 7月3日〜)
1988年にTVで始まったロボットアニメ
(1)『トランスフォーマー 超神マスターフォース』(東映 4月12日〜)
(2)『魔神英雄伝ワタル』(サンライズ 4月15日〜)
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(「SHOGUN 将軍」女性の座り方をめぐる製作陣の葛藤、「立て膝」ではなく「正座」になった経緯とは? | THE RIVERから)
「SHOGUN 将軍」女性の座り方をめぐる製作陣の葛藤、「立て膝」ではなく「正座」になった経緯とは?
マークスは「座り方についてはたくさん議論しました」と米The Hollyood Reporterのインタビューで語っている。マークスら製作陣は、京都大学の教授を歴史の専門家として招き、同氏が持参した実際の資料をもとに、戦国期の女性には「立て膝」という片膝を立てた座り方が一般的だったことを学んだという。ドラマでも立て膝を再現するものかと思った矢先、プロデューサーの真田広之と宮川絵里子からある提案があった。 「(戦国期から)少し後の江戸時代で正座が一般的になったようですが、そしたら日本人のプロデューサーである広之と絵里子が、日本の視聴者にとっては正座が普通だと伝えてくださったんです。それが、侍映画や時代劇の風習なのだと。現代の人たちには、女性が立て膝で座るのはおかしく見えるようなんです。」 この提案により、「歴史的な正確さとジャンルの風習に対する視聴者の期待が衝突してしまった」とマークスは振り返る。葛藤の末、「文化的権限の限界」を超えていると感じたマークスは、判断を真田と宮川に委ねたのだとか。「日本のプロデューサーにお任せして、正座でいくことになりました」。 ちなみに真田はプロデューサーとして、視聴者の世代ごとの嗜好を意識した作品作りに努めたことを明かしていた。「昔ながらの作りだと若者が見ない。若者向けに現代ナイズしていくと今度は本格派の時代劇ファンが見なくなる悪循環が起こります」。座り方をめぐっても、全体のバランスを考慮した上での究極の決断だったのだろう。
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エポックメーキングな時代劇として「立て膝」も見てみたかったかも。 今までの映画でそういう描写あったのかな。 と思ったらドラマでは既にそうだった。
戦国時代の武家の女性の座り方について田端泰子本学名誉教授がコメント - オフィシャル | 京都橘大学
戦国時代の武家の女性の座り方について田端泰子本学名誉教授がコメント 2020年6月13日 大河ドラマなどで見る武家の女性が座るシーンが、正座ではなく立て膝で座ることがSNSなどで話題になっている。日本中世史・女性史を研究している田端泰子本学名誉教授の共著『身体はだれのものか 比較史でみる装いとケア』(昭和堂、2018年)で、戦国から江戸時代の肖像画をたどり、立て膝が不作法でなかったことを裏付けている。室町時代や豊臣秀吉の時代は、床は板敷き。当時の身分の高い女性の肖像を見ると立て膝やあぐらで座っている。肖像画を描かせる時には��が敷かれていたが、立て膝のままポーズを取っていることから、正式な座り方だったと推測される。女性の衣服も、小袖は丈が短くゆったりした作りで足が自由に動かせたことからも、時代考証的に正しいと田端教授は話した。 【2020年6月13日 読売新聞・夕刊に掲載】
身体はだれのものか - 株式会社昭和堂
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This article suggested Akechi did Honnōji just because he could, and because he has no clear motive or goals, his letters after the fact sounds like he's just throwing every possible thing he can think of to persuade people to join him.
I'm happy to see mainstream agree with one of my ideas again. I had also thought that his letters were all talking about random things and have no unified line of logic.
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自民系の三世議員(市町村議員)です。 河井夫妻の事件について、元国会議員の豊田真由子さんや、金子恵美さんが地元でのカネ配り(先輩議員に地方議員にカネ配れとアドバイスされた)について発言しているので、地方議員側からの話をします。 もともと、業界には与野党問わず「目配り、気配り、カネ配り」という言葉があって、この3つができる政治家が優秀な政治家だとされていました。 でもそんな話は中選挙区時代(~1993年)であって、今はこの言葉すら死後になっています。 中選挙区時代のはなし 今の話をする前に、すこし中選挙区時代の話をします。カネ配りはこの時代に盛んに行われたので。 中選挙区制は選挙区の人口によって定数が決まっていて、選挙の上位2人~6人くらいが当選します。なので、ひとつの選挙区から同じ政党の候補者が何人も出馬します。たとえば群馬3区では当選議席数が4で、自民党からは3人(福田、中曽根、小渕)が出馬します。 有権者や、地方議員からすると、同じ自民党の候補者なので、3人に基本的に政策に違いがありません。3人の候補者は政策的な差別化が図れないので、「あの道路は俺が作った」みたいな、どれだけ予算を地元に持ってきたか(利益誘導政治)がアピールポイントになります。さらにその先が、直接的なカネ配りだったり、選挙事務所での食事だったりするわけです。とにかく政策では差がないので、政策以外の差が得票にな��のです。 旧群馬3区では選挙メシも有名でした。福田料亭、中曽根レストランとwikipediaの「上州戦争」でも書いてありますね。私の選挙区でもオヤジの話を聞くと、昔は選挙事務所で鰻重が出た、なんて聞きます。うなぎ食べたい。 参議院の選挙は都道府県によっていまでも中選挙区制なので、制度的にはこうなりやすいです。現に河井さんの広島も改選2議席で、自民から2人でたからね。しかもアンリさんは新人で実績(利益誘導)をPRできないから。 政治改革 戦後、そんな選挙がずーっと続いていたのですが、1988年のリクルート事件が発覚して、カネと政治をめぐる事件が立て続けにおこりました。それで、なんでこんな金権政治になるんだろうと考えたところ、中選挙区制が原因じゃろう、となったのです。 派閥の親分が無理してカネを集める→系列の国会議員に配る→地元でカネが飛び交う のが中選挙区制の行きつく先だったのです。 それでついに1993年の選挙で自民党は大敗し、細川護熙内閣が誕生します。細川内閣は、政策も理念も異なる8会派が集まってできた内閣で「8頭立ての馬車」、7政党に大臣ポストを振り分けたので「レインボー内閣」なんて言われました。この内閣の唯一の政策の共通点は「政治改革」で、結果としてこの内閣のもとで中選挙区制をやめて、小選挙区制にします。 このときに行われた政治改革のポイントは2つです。1つは小選挙区制(1つの選挙区に各政党は1人しか公認しない)にすることで、カネではなく、政策で勝負する選挙構造にすること。もう一つは政治献金に大きな規制を設けることで金権政治の元凶であるカネ集めをできなくする、その代わりに税金から政党交付金(約300億円)をつくってこれを各政党に分配するということでした。 いまの状況 この政治改革から約30年、選挙は確実に変わりました。カネ配りも、選挙事務所での豪華メシもなくなりました。石破茂さんも雑誌とかメディアのインタビューで「小選挙区になって、お金は確実にかからなくなった。誰でも議員に挑戦できるようになった」、「中選挙区制だったら私は議員を続けていられなかっただろう」って何度も言っています。そりゃそうだよね、自民党から1人しかでないなら、カネ配んなくても地方議員はその人応援しないといけないもん。 だから、我々自民党の地方議員も、河井夫妻の事件をみてビックリしています。なんて昭和なんだろうって。うちのじいさんのときの話みたい。 んで、本題に入りますが、もちろん、地元の代議士からお金をもらうことはあります。年間10万円くらい。 正確には、党勢拡大のための組織活動費として、自民党選挙区支部(代議士が支部長)→自民党地方総支部(代議士か県会議員が支部長)→自民党市町村第XX支部(増田が支部長)という形でお金がきます。��のお金は政治資金規正法に則り、年にいくらもらって、年にいくらつかったかを報告義務があり、その収支報告書はウェブでも公開されています。もちろんお金を受け取ったら領収書を発行します。 地方議員は国会議員と違って、給料以外の集金の手段(政治資金パーティーや政党交付金)を持たないので、基本的に活動はすべて自腹です((野々村竜太郎県議が城崎温泉に行って有名になった、政務活動費という税金が原資の経費があるが、一連のスキャンダルで使途についてチェックがえらく厳しく、文房具か交通費か広報紙くらいにしか使えない。せめて議員として招かれる団体の会合の参加費には使わせてほしい。))。一方で国会議員は給料以外に、文書通信費で1200万、立法事務費で800万、派閥から数百万、党本部から2000万(政党交付金)、パーティーで2000万と、だいたい年間6000万くらい集金できるので、それを原資に活動しています。どこの選挙区でも、与野党問わず、国会議員の支部から地方支部(=地方議員)に組織活動費を出します。代議士は国会が開かれる1~7月、10~12月は永田町に行っていて、週末しか地元にいませんので、その間、地元で党を守り、地域の声を直接聞くのは地方議員ですから。会社組織でいうなれば、本社から支店に補助をだしてるみたいなイメージ。 冒頭の豊田真由子さん、金子恵美さんの発言(先輩議員から地方議員にカネ配れとアドバイスされた)はこの収支に報告義務のある組織活動費の話と、領収書なしの裏金であるアンリさんのお金を混同していて、センスのなさを感じます。きっと、彼女たちはパーティーで集めたお金や、政党交付金を自分1人でガメていて、こうした党勢拡大の組織活動費を地方支部に出さなかったんでしょう。そりゃ落選するわ。 とまあ、河井夫妻の事件は自民党の地方議員もびっくりしているので、当たり前とは思わないでほしいです。 とはいうものの でも、仮にうちの代議士が、去年の統一選挙直後に「当選祝いです。領収書はいりません」といって、30万持ってきてたら受け取っちゃうよなーとはちょっと思う。 選挙ってそれほどつらくて厳しいもの(ほんとに毎回憂鬱になる。新人候補が思ってたよりつらくて途中でやめるのはよくあること)で、カネもかかるから金銭感覚もマヒしているし(普段なら絶対30万なんて怪しいとおもうけど、選挙で多額の金を突っ込んでるから感覚がマジでマヒしている)、当選の直後なんて超絶な解放感で有頂天だし(4年に1回の選挙、オリンピックでメダルをとった感覚をイメージしてほしい)、単純に「あっ、どうも、気遣いありがとうございます」って感じでご祝儀として受け取っちゃう。受け取ったときに「奥さんの集票のため」なんて思わない。広島の地方議員や首長が軒並み「集票のためとは思わなかった」って見苦しい言い訳してるけど(私ですらそう思うから、一般の人からするとマジで見苦しい言い訳にしか見えないだろう)、当事者だったらマジでそう思ってると思う。
自民系の地方議員です。カネ配りについて書きます。
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024年)12月25日(水曜日)
通巻第8567号 <前日発行>
「パナマ奪回はジョークにはあらず」(NYタイムズ、12月23日)
グリーンランド購入構想って不動産取引のごとし
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「グリーンランドを購入する」、「パナマ運河を奪回する」というトランプ発言は、なんだか不動産取引のようであり、乱暴は物言いという意味では第七代大統領だったアンドリュー・ジャクソン風である。きついジョークなのか、ショック療法なのか?
ひとつ言えることはフィリピン領有にせよ、アメリカは必ずなにがしかの代金を支払っていることだ。これがアメリカ人の領土に対する感覚なのである。
トランプ次期米大統領はパナマ運河「奪回」発言に続いて、「グリーンランド島を管理することは西側の安全保障に有益だ」と述べ、物議を醸し出した。
デンマーク政府はただちに「グリーンランドを米国に明け渡すなど考えてもいない」と拒否した。
グリーンランドはデンマークの自治領。雪と氷に覆われて住民の大半がイヌイット・エスキモーである。曾てトランプは第一次政権のおりにも、グリーンランド購入構想を披瀝したことがある。
グリーンランドは地政学的見地に立つと、北極海の戦略的な貿易ルート上にあり、埋蔵が確認されているのはウランやレアメタル鉱床だ。面積は 210 万平方キロメートルを超える。
北極海ルートを重視したのは中国が砕氷船を建造し、あたらしい貿易航路を開拓したことに関連性がある。
グリーンランドはキール条約(1814年)以来、デンマーク領として認められ、1953 年まで植民地として管理された。1979 年からデンマークの自治領である。2009 年以降、グリーンランドには議会と政府があり、内政、法執行、沿岸警備の任務を管理しているほか、デンマーク議会に 2 人の議員を出している。
ならばパナマ奪回問題は、その後どうなったか。
パナマのホセ・ラウル・ムリノ大統領は、「パナマ経済に年間数十億ドルの貢献をなし、世界貿易の重要な動脈として機能するパナマ運河の支配権をアメリカが奪還するなどとは、主権と独立への侵害である。交渉の余地はない。パナマ運河とその隣接地域の1平方メートルすべてがパナマの所有物であり、今後もそうあり続ける」と強い口調で反論した。
トランプの警告には「パナマ運河が『悪しき者』、すなわち中国の手に渡ることを決して許さない。安全なパナマ運河は米国の商業活動と大西洋から太平洋に至る海軍の迅速な展開にとって極めて重要だ」とする部分がある。
パナマ大統領は、降って湧いたようなトランプ発言に困惑しながらも、「パナマは他国を尊重し、尊重を求める。麻薬密売、テロ、組織犯罪、不法移民などの問題で新政権の米国と良好な関係を維持したいと願っている。しかし運河に関しては、まったく交渉の余地がない」と繰り返し述べている。
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戦争とマンガと引力(のらくろの話)
病気や生きづらさをテーマに据えた仕事が増える中「これまで、漫画はどのように社会問題に触れてきたか?」と考える機会が増えるようになりました。そこでいま、私ががぜん気になっているのは「のらくろ」です!!
のらくろの漫画は昔からときどき読んでいたんですが、ある時アニメをみていてふと「これは子どもにはどう映っていたんだろう」と気になりだしたのです。
youtube
自分の世代は当然「戦争は恐ろしいものだ」と教えられて育ってきており、戦争を描いた作品に触れることがあっても、反戦の意を込めて作られたものがほとんど。 しかし「のらくろ」は子ども向け作品でありながら思いっきり戦争を描いており、相手を滅ぼし、それで大喜びしたりしています。 戦時中という特殊な状況の中、これはどのような視点で送り出され、受け止められたんだろう。 そんなことを考えて、借りられるものは図書館で借りたり、手頃なものを見つけてメルカリで買ったり、いろいろ掘っています。
しかし、私は大前提として…のらくろが好きなんですよね…。 軍隊に入って喜ぶところ、悲しいとしばしば泣いてしまうところ、おっちょこちょいなところ、ふかふかの手足…もう全てが愛らしい。
だからこそ!! 最初のフニャフニャな新人兵から、昇進していくごとに「国の名誉なのだ」と戦火に飛び込んでいったり、満身創痍となりつつも上官から「よくやった」と褒められて笑顔になったり、敵軍を全滅させて喜んだりする場面が増えるのがしんどい…。 ほとんどが素朴な日常回なんですが、話が進むにつれて(地位が上がるにつれて?)戦意高揚を煽っているのだな…というシーンが増えるのです。 作者である田河水泡先生は、どういった思いでこれを書いていたのか?これだけ戦争の描写がありつつ、愛されて続けているのはなぜなのか?
そこで先日、訪ねたのが江東区森下にある、「田河水泡・のらくろ館」です。
展示やインタビューで田河先生の思いや、当時の読者からの反響などを知ると、作品を見る���慨もひとしお。 今の目線で見れば、恐ろしい“戦時下”という時代でも、実際はその只中に日々の生活があり、遊ぶ子どもがおり、おもちゃやマンガがあったのよね。良し悪しや歴史の意味だけではない、ささやかで、個人的な“暮らし”が…。 そして、作品や歴史と同じくらい印象的だったのが、そこに来ていた人たちの姿でした。 「昔読んだんですか?かわいいですよね」と言いながら、漫画のページをめくる30代くらいの、おそらくヘルパーさんと思しき人。その人がめくる本を「懐かしい。おもしろかったね」と言いながら眺める、おじいさん、おばあさん。 分厚い「のらくろ漫画全集」を黙々と読む小学生。館内で上映されていたアニメを見て大笑いする子ども。
時代背景を超え、漫画としての魅力が強烈だからこそ、このように元・子どものおじいさんにも、今の子どもにも、私のような一介の漫画好きにも、響き続けるんですよね。作品が持つ引力を目の当たりにして胸を打たれました。
作品がどういう背景で生まれたのか、支持された(あるいは消えていった)のかを知るのってすごく面白いし、勉強になる。 そして残る作品には、やはり理由があるのだな〜。 まだしばらく、のらくろの足跡を追う探検は続きそう。続きそうで、あります。
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