#忘れないと誓ったぼくがいた
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thewingedchild · 2 years ago
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Forget Me Not 忘れないと誓ったぼくがいた(2015) dir. Kei Horie
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rugbysm3 · 1 month ago
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拡張ラグビーケツマ◯コトレーニング
今日はラグビーユニフォームとケツ割れ履いてリモートワーク。
夕方、仕事がほぼ終わったタイミングで拡張自主トレを開始。ケツを洗い、一番小ぶりな張り型を入れ、椅子に座り仕事机に向かう。張り型の亀頭部分がスクラム練習では鍛えられなかった前立腺を刺激する。チンコの根元の奥あたりから、モヤモヤとした快感がラグビーユニフォームを着た全身に広がる。
慣れてきたところで張り型をサイズアップ。持ってる張り型の中で2番目に太いやつだ。黒光りして亀頭のエラが張った立派な張り型。
ラグビーでも仕事でも、成長するかどうかは、一人の時にどれだけ自分に厳しくなれるかにかかっていると思う。俺は新年の抱負として、ケツ穴の拡張をしフィストの道に進むとここで宣言した。
フィストの道に進むことに迷いがないと言えば嘘になる。でも、俺は自分の気持ちにもうウソをつきたくない。自分に正直に生きたい。そうだ。俺はラガーマンだ。ラガーマンとしての気概を見せるんだ。
俺は持ってる中で2番目に太いこの張り型をケツに突っ込み15分間椅子に座り続け、何があっても耐えケツから張り型を引き抜かない、くわえ続けるというノルマを自分に課した。
タイマーを15分にセットする。これが鳴るまでにもし張り型をケツから引き抜くようなことがあれば俺はラガーマン失格だ。神聖な白ラグパンを履く資格を永久に失う。万が一、15分間張り型を入れ続けられず張り型を引き抜くようなことがあれば、その時は恥ずかしい罰が待っている。
白襟のラガーシャツ、白ラグビーソックス、黒スパイクを履き、フリチンでグランドを100周するのだ。ラグビーの聖地、菅平高原名物、「ラガーマンのフリチンラン」を所属していたラグビーチームの仲間の前でするという、妄想めいた罰を思いついた。
こうして自分を追い込まなければ、怠け者の俺は正月の抱負として立てた「拡張トレーニングを継続しフィストマ◯コになる」という誓いをいつの間にか破るだろう。
ラガーマンは有言実行。黙って張り型にまたがり15分間椅子に座り続けた後は、一番大きい張り型に挑戦するのだ。二番目に太い張り型を手に取りローションを塗りケツに亀頭部分だけ突っ込み椅子に座る。体重をかけるとケツがグワッと広がりズ���ズブと体の中に入っていく。あぁっ…。
張り型の亀頭が、そして太い竿の部分が、パンパンに張った俺の前立腺を引き摺るように刺激していく。キ、キモチイイ…。全体重を掛け張り型を根元までくわえ込む。8割ほど飲み込めた。不自然に腰を浮かせたまま、残りの仕事に集中する。
しばらくすると直腸が動いたのか、張り型が
勝手に飲み込まれていく感じがした。あぁっ…全部入る。スクラムで押し込まれ後退するときのようにジリジリと押し込まれていく。ラグビーを引退してもバクバク食って増えた自分の体重を呪う。
コリッとした感覚があり、張り型がすべて根元まで入った。スウェットを履いたケツが椅子にしっかりと沈み込む。すると、ケツが少し楽になる。俺のケツが張り型を完全飲み込んだのだ。
ふー…。椅子に座りパソコンに向かっているだけなのに、何なんだこの体力消費は。俺は脂汗をかき、白ラグビーソックスを履いた両足をつま先立ちさせ、ケツの奥が突き上げられ圧迫される少し苦し感じに耐える。
スクラム練習よりキツい!つま先立ちした両足がプルプル震え始める。張り型の根元の太い部分でケツの入口が押し広げられる。少しきつい。張り型を引き抜きたい!…でも…仲間の前でフリチンランなんてできない。そんな学生の罰ゲームみたいなことを社会人ラガーマンの俺がしたら、未来永劫、俺はチームの笑いものだ。
フーフー荒い息をしてケツの圧迫感に耐える。タイマーを見ると、長い長い15分がまもなく経とうとしている。あと15秒…10秒…5秒…終了!!硬直した下半身を椅子から浮かし、スウェットをずり下げる。そして入れていた張り型をケツから引き抜く。
ズロン!!あぁっ!
自分のケツが引き抜く際に一番感じる癖のあるケツであることを忘れていた。俺はケツから背筋を貫き脳天までしびれさせるゾクゾクするような快感に腰が抜け、椅子に座り損ねて床にケツから落ちた。
俺の膣液でヌルヌル光った張り型を床に落とした。勢いよくボヨンと飛び跳ね床に静かに横たわる黒く太く長い張り型。俺も床に転がった張り型のようにグッタリと床に横たわった。
はーはー息をする。張り型を引き抜いたケツは開いたままだ。ケツの穴を閉じたり開いたりすると、俺のケツは物欲しそうなヌチョヌチョという音を立てた。部屋の隅に置いた姿見に自分が映る。俺は急に恥ずかしさに襲われる。
なんてザマだろう。やはりラグビーを引退してタガが外れたのだ。俺は長年、不屈のラグビー精神で自分の中に巣食う淫魔と戦ってきた。週末のラグビー練習で思いっきり走り、ぶつかり、叫ぶことでストレスを発散し、淫魔に打ち勝ってきた。
だから俺がラグビーを引退したらストレスを解消できず、抑え込まれていた淫魔が解き放たれることは覚悟していた。でもまさかここまで淫魔に乗っ取られるとは思いもしなかった。
正直に告白する。俺は、ラグビユニフォームとケツ割れを履いた姿で、ラグビーや空手をするようなゴツい男の手でケツの穴を拡げられ、ローションまみれの膣の奥の奥まで見られたいと思っている。恥ずかしい願望だ。しかも、これは絶対に内緒だが、フィスト貫通したあかつきには、OBぐらいの年代のオヤジ達の前でフィストショーをし、ケツでイク姿を見られたいとまで思っている。
思えば長い長いラグビー生活だった。ラグビーコミュニティで男色は御法度だ。だから男との交わりは絶対の秘密にしバレないようにしていた。でも、ラグビーを引退した今の俺は、こうして男色へのドロドロの欲望を不特定多数の男達にネットでさらけ出すだけでなく、仕事中に禁断のケツマンオナニーにふけり、その姿をネットに投稿している。
俺は、フィスト願望が溢れ出して止められなくなっている…。なんということだろう。俺は、あんなにも愛し夢中になっていたラグビーをこの体で冒涜している。
チームの仲間の顔を思い出す。好きだった監督のラグパンのふくらみや、バカでかく発達したふくらはぎや太い腕の筋肉も思い出される。ラグビーボールをつかむ大きな手も。その手が俺のケツに…
あぁっ…。またとんでもない想像をしてしまっている。最近は気が付くといつもこうだ。白昼夢の中の監督の、太くて硬いチンポをしゃぶる。ツユダクでしょっぱくて美味い。強い男の匂いがする。
俺は罪深い妄想に取り憑かれている。もう監督に顔向けできない。監督もOBの先輩たちも、こんな張り型アナニーにふける俺の姿を見たら驚き軽蔑し嫌悪し離れていくだろう。
「もう吉田とは関係を持つな」というお触れが出るに違いない。俺はラグビーを引退しキッズ達のコーチになるのではなく、チームから距離をおいた。そして一年は我慢できた。
でも、淫欲を抑え込む歯止めとしてのラグビーがなくなった今、俺はラガーマンの象徴であるラグパンを脱ぎ、淫乱マ◯コ野郎の象徴であるケツ割れを履き、ラガーシャツと白ラグビーソックス姿で部屋で一人アナニーに没頭している。
何よりも人に言えないのは、俺は大事なチームの試合動画を流しながら激しく興奮しながケツマン拡張アナニーをしているということだ。これがラガーマンとしてだけでなくスポーツマンとして絶対に許されない行為だということは分かっている。でも俺は、自分が出て活躍したラグビー試合動画を流ながらのアナニーを我慢できない。
監督すみません。俺は、動画から聞こえる「吉田!寝てんじゃねー!立て!走れ!金玉ついてんのか」という監督の怒鳴り声を聞きながら興奮しています。半開きのケツの穴からも、硬く勃起したチンポの先からも我慢汁を垂らしています。
監督が俺に怒鳴り声を上げれば上げるほど、俺のチンポは硬くなります。監督に鍛えてもらったデカいふくらはぎに白ラグビーソックスを履き、ケツ穴をヒクヒクさせ、両手で乳首をつまみ、アヘ顔で我慢汁をとめどなく垂らしています。
監督、俺はもう監督の目を直視できません。もし直視したらその瞬間、監督の目の前で俺はイッてしまうでしょう。
俺は試合動画から聞こえる監督の「吉田!突っ込めーっ!」という怒鳴り声を合図に、俺はふらふらと立ち上がり、持っている中で一番太い張り型を手に取った。監督が怒鳴る。「吉田!モタモタしてるな!突っ込め!」。
俺は張り型にローションを塗りながらラグビー脳がピンク色染まっていくのを感じた。監督の「吉田!行け!」の怒鳴り声を合図に、俺は一番太い張り型をケツに突っ込もうとする。
うぅっ…。亀頭部分だけでもすごい圧迫感だ。スクラムを組む俺に、監督が「耐えろ!吉田!」と声をかける。あの太く低い監督の声で、苦しいスクラム戦を何度も耐えしのいだ。
俺は張り型を椅子の上に置き、ゆっくりと腰を下ろし体重をかけていく。ハーフタイムに円陣になった俺に向かって監督が言う。「吉田、体に力が入り過ぎてる。重心を感じろ。そしてスパイクをグランドに食い込ませろ。スクラムの基本を思い出せ」檄が飛ぶ。
俺は重心を感じ、床にしっかりと足をつき、脂汗をかきながら、ゆっくりと腰を下ろしていく。張り型の竿の一番太いところが括約筋を通過する。「よし!いいぞ、吉田!突っ込めっ!」。監督の怒号と同時に一番きついところを乗り越える。
あぁっ!監督っ!
俺は天を仰ぎ、一気に椅子に腰を下ろした。そしてその瞬間は突然やってきた。チンコをしごいてもいないのに、腹の奥からドロドロの熱いマグマがこみ上げる。
監督!ダメです!俺!俺、イキます!
初めて感じる快感にガクガクと体が震える。
イクッ!イクッ!イクッ!
長い射精だった。一分ぐらい止まらないトコロテン射精の快感に、ラグビー脳が破壊されていく。俺は椅子からずり落ち、ドサリと床に倒れ込んだ。ケツから張り型が勢いよく飛び出す。ブチュ!ケツに激しいムズムズした快感が広がる。
ケツ穴に自分の指を突っ込みむと、俺のケツ穴は軟体生物のようにグニョグニョだった。自分の指をヌチョヌチョと包みこんで喰っていく。ノーサイドの笛が鳴る。俺は白ラグビーソックスを履いた太い足をピーンと伸ばし、ラグビーで鍛えたゴツい上半身を反り返らせる。監督が俺を見下ろして立っている。
監督…すみません…
監督は黙って背を向け去っていく。あぁ…。快感の中、俺は意識を失った。
___________
久しぶりに長文書きました。感想を教えてくれると嬉しいです。写真は、俺の自主トレ姿です。
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1-mini-1 · 1 year ago
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After the Rain- Wedding Dress (ウェディングドレス) English Lyrics
良く知る顔に囲まれる今日は
ずっとボクら夢にまで見てい��
白いヴェールに包まれる君は
綺麗で 見惚れてしまうよ
Today, we’re surrounded by familiar faces
On a day we’ve always dreamed of
Wrapped up in a white veil
You’re beautifulー I can’t help but be taken with you
一時停止したワンシーンも
もう一切 二度と戻らないみたいだ
ピントのずれた目こすったって
君が思い出になっていく
It’s like a scene that’s been paused
But it looks like one we’ll never be able to rewind to again
Even if I rub my blurry eyes
You’re still going to become nothing but a memory
寝ぼすけな君にウェディングドレス
白で全てを満たしてしまう
細い身体 栗毛の髪
君との思い出さえ
You’re a sleepyhead in a wedding dress
Everything is being filled with white
Your delicate frame, your chestnut hair,
Even my memories with you
人目を引く可憐な花嫁
誓いの鐘はもうすぐだよ
終わらない夢見る君へ
またつぶやく おはよう
You're a dainty bride who draws everyone’s gaze
The wedding bells will ring soon
To you, forever in a neverending dream
I whisper again, good morning
こんなドレスの解れた穴を
縫い合わせられるみたいに
君の世界と ボクの世界を
ひとつにできればいいのに
Like how the frayed holes in your dress
Can be sewed together
I wish that your world and my world
Could also become one
これからのふたりを探そう
あの日交わした約束が
瞼の中でぼやけていく
終わりかけの夢みたいに
Let’s search for what we could be together
The promise we exchanged that day
Blurs beneath my eyelids
Like a dream about to end
鏡越しの花のように
水面に浮かぶあの月のように
微笑む君に手を伸ばして
指は空を掻いていく
Like a flower on the other side of a mirror
Like the moon floating on the surface of the water
I stretch my hand out to you, who’s smiling,
And my fingers slip through the air
さよならまたね仕立てのドレス
最期も君に見惚れてしまう
愛しているよ 忘れないよ
宛先のない言葉
Goodbye, I’ll see you again, tailored dress
Even in the very end, I can’t help but be taken with you
I love you. I won’t forget you
These words have no destination
人目を引く可憐な花嫁
結ばれない時のリボンに
終わらない夢見る君へ
またつぶやく おはよう
You're a dainty bride who draws everyone’s gaze
To you, forever in a neverending dream
In times where ribbons can never be tied together,
I whisper again, good morning
おはよう
Good morning
お願い
Please
おはよう
Good morning
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01-08-m00n · 2 years ago
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キスをしすぎると、キスの特別な価値みたいなものがなくなるんじゃないかと思った。「好きだった人に言われたずっと忘れてない言葉」みたいな、そういうキラキラした衝撃的な瞬間をこれからも君につくってあげられるのだろうかと思った。いつまでも、君の最高の女の子でいたいと思った。
彼氏が充電してくれたモバイルバッテリーが、それだけで宝物みたいに見えた。彼が入れてくれた電気が尊いものに思えて、一生使わないでおこうと誓いみたいに思った。旅行3日目に日が変わった深夜1時半頃、彼が買わせてくれた大きなぬいぐるみを抱きながら君を見ていた。ふかふかのベッドに横たわりながら、ぬいぐるみと君のパーカーを抱えていた。わたしのスマートフォンの充電がなくならないように、わたしのモバイルバッテリーを君が充電してくれた。君がやさしく充電機を差す姿がスタンドライトの逆光で影になって、描くことのはじまりって、愛する人の影をなぞったことなんだよって言いたくなった。君をなぞってずっと忘れないようにしたいって思った。何回も何回も君を反復して、擦り切れるくらいに思い出したら、生まれ変わっても覚えていられるだろうかって思った。
はじめて日焼け止めを塗り始めた5月1日がもう1か月前になろうとしています。お久しぶりです。青い月はいつだって燦然と眠って光っています。先日、恋人と2泊3日の旅行をしてきました。会えるのは2ヶ月ぶりでした。やっぱり、この人と一緒にいたいと思いました。付き合った日に彼が送ってくれた、俺の余生あげるから君の余生を幸せにさせてよって言葉が永遠に忘れられないでいます。
デートする度にここに書くのは、忘れたくないからです。一瞬一瞬を思い出せたら、永遠に忘れないかもしれないって思えるからです。
通勤で混んでいる新幹線で運良く2人席が空いていて、彼が乗る駅まで隣に誰も座らないように小さな抵抗をしてみた。彼が乗る駅に停りそうになって、ゆっくり流れる景色から君を探してみたけど見つからなくて気持ちいい不安があった。着いて5秒後くらいで会えて、いつもの恋人だと思った。大好きで嬉しくて、よくわからないくらい安心する。新幹線だから手は握らなかったけど、ずっと触れてる肩が嬉しかった。
ホテルに近い改札口をふたりで探した。ホテルまでは少し遠かったけど、冒険しているみたいだった。真っ直ぐな通りの先にはスカイツリーが見えた。その日はたくさん歩いてたくさん見てたくさん考えたけど、彼が一度も疲れたとか嫌だとか言わなかったことがすごくうれしかった。この人となら大変なことでも一緒に歩いていけるんじゃないかって、些細なことだけど。ホテルまでの帰り道からはライトアップされた紫色のスカイツリーが見えた。ライトアップの意味を調べて読み上げたけど、彼氏が眠そうでかわいかった。確か「雅」っていうライトアップだった。ふたりとも22時くらいにはきっと眠っていた。たまに目を覚ますとふとんに埋もれている彼がいて愛おしかった。ふとんをひっぱると、んーと唸りながら私に3分の1くらい渡してくれるのがかわいくて。目が覚めると朝の5時30分で、部屋に射す朝日が綺麗だった。君がくれたステンドグラスみたいな栞がキラキラ輝いて綺麗だった。うとうとしながら横になっている彼を見ながらお湯を沸かしてコーヒーを飲んだ。幸せだって思った。そういえば、フルーツティーを飲んだ後にキスしたら甘いって言ってたね。微睡んだ君の隙間から2つの水滴が垂れているのを見て、指でなぞった。わたしだけの秘密って思って、それを口にいれた。君はここにいるって思った。
ホテルを出てほとんど夏みたいな爽やかな空の下をキャリーケースを引きながら歩いた。街の看板や建物を見ながら君となんでもないことを話すのが楽しかった。駅のロッカーを探し回って、エレベーターを待っている時に君に日焼け止めを塗ってあげる。外でも首や顔に触れて家族みたいだなーって思った。自分がしてもらってたように自分もこうして人にしていくんだなって思った。少しだけ顔が白くな��た君がかわいかったな。ケチな私がロッカーにキャリーケースを2台とも無理矢理入れたら取り出せなくなって君の手を煩わせてしょんぼりした。自分っていやな人間だなーと思ったけど君が仕方ないねって笑ってくれて大丈夫になった、やさしくてあったかくてずっと一緒にいたいって思った。メンチカツとかアイスとかふたりでおいしいねって分け合えるのがうれしい。おみくじを引いて当たっててうわーってなったり浅草寺の煙が目に直撃して泣いたりお参りしたりした。彼がちゃんと祈ってる後ろでそれを叶えてくださいってちゃっかり手を合わせた。
最果タヒのグッズを買いに紀伊國屋書店本店に行ったりサンシャイン水族館で毒を持った生き物を見たりして、外に出たらもう空が真っ黒だった。風が強く吹くサンシャインシティの広場で彼と手を繋いでひとりじめしてるみたいに歩いた。ベンチでキスをしてるカップルの近くのベンチに座って、そこから見える光る塔が何なのかふたりで必死に調べた、今思うとなんでそんなこと?と思うけど楽しかったなあ、結局専門学校の偽物スカイツリーだったね。ふたり手を繋いで風に吹かれながら暗い空を見上げてた。星なんて見えなかったけど、灰色と藍色を混ぜたみたいな空に電飾が反射してもやがかかったみたいに見えていた。人混みの中を急いで歩いたけど乗ろうとしていた電車に間に合わなくて2マスもどる。
2時間くらいかかる電車に乗って次の場所へ。ぬいぐるみを掴みながら、イヤホンを���方ずつつけながらお笑いのショーレースを見た。吐いてる人がいたり電車を降りてお水を買ってきてくれる人がいたりなんとなく忙しい時間だった。 ホテルについて夜中までやっているアイス屋さんへ行くと長蛇の列。若者が多くてびっくりした。彼の好きなラーメン屋へ行って深夜1時に中盛りという名の大盛りのまぜそばを食べた。おいしかったね、わたしは眠すぎて食べながら眠りそうでしたけど。お酒を買ってもらったのにホテルに帰るとすぐ就寝。ほんとうにありがたい恋人。翌朝シャワーを浴びて彼にバトンタッチすると時間が足りないことに気付く。ゆっくりしたかったからフロントに電話して1時間延長、支度が大体終わったあとまだ終わらないでしょみたいな感じになってもう1時間延長。この1時間がなかったら帰るのが惜しいくらいだったと思う、会えているときくらい君に触れていたいよ
この日は急遽彼の友人とバーベキュー。正直めちゃくちゃドキドキした。めちゃくちゃかわいい彼女って思われたいじゃん。それが彼を立てることにつながる?みたいな私の筋の通らない理論。駅まで彼の友人が迎えに来てくれてわーってなった(表せない感情)。車がお兄ちゃんがこの前買った車でこの年代の人ってみんなこれ乗るのかな?とか思った。そういえばお母さんがこの車見ると毎回遊んでそうな若い男の人が乗ってて助手席に女がいるって言ってた。うちのお母さん調べ。友達と話してる彼氏を見るのが変な感じだった。嬉しすぎてtwitterにも書いたけど、彼氏の音楽の趣味が良いのは勿論で、彼氏の友達も音楽の趣味が良いのたまらんすぎた。3人で乗ってた車でボーイズ・オン・ザ・ラン流れてたの一生忘れないと思う、ほんとに。酔った彼氏が友達とアジカン歌ってたのも音だけ覚えてる、私も酔ってたから音だけ。それからふたりとも記憶がないままなんか電車に乗っててなんか駅にいてなんかトイレに行ってなんかベンチで介抱してなんか母親を怖がって急いで電車で戻って結局新幹線遅らせて酔いが覚めた彼に飲み物買ってもらってマックで爆泣きした。「君が笑っていられるように頑張らなきゃな」 みたいなことを言われてこの人が救ってくれるんじゃないかって思った。 前ここにも書いたかな?女子高生のわたしのインスタの裏垢に書いたの。 「君の生きる場所はここじゃないと 君が手を引いてくれ」 ずっと忘れてないわたしが書いた言葉。久しぶりに開いたけど綺麗で儚くてさいこうだった。なきそう。非公開から解放したのであなたもあの日のわたしのこと忘れないでいて。
違うことで着地しちゃったけどパラシュートじゃなくて君から借りたパーカーが風でふくらんで運ばれたっていいよね。この人がいいってもっと強く深く思う数日間でした。いつまでも幸せでいて。ここまで読んでくれてありがとう。もう君も目撃者だよ。
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elle-p · 1 year ago
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P3 Club Book Ken Amada short story scan and transcription.
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天田乾子供化計画
「別にいいじゃないですか!順平さんには関係ないでしょ!?」
ここは月光館学園の施設、綾戸台分寮の1階。カウンターの方角から聞こえてきた大きな声に、ラウンジでくつろいでいた面々が、何ごとかと目を向けた。声の主は、月光館学園初等部の天田乾。そのそばでは順平が、にやにやと意地の悪い笑みを見せている。
「いーや、関係あるね。いいか、天田。まだまだ子供のお前が、大人ぶりたい気持ちはよぉーっくわかる。オレだって覚えがある」
「別に大人ぶってるわけじゃ······!」
「まあ、聞けって。子供時代にちゃんと子供であることを十分に楽しめないと、やっぱ人間ってのは歪んじまうんだよ」
「······順平さんみたいにですか?」
「うぐっ、そ、そういうとこがガキらしくねえってんだよっ!」
どうやら、いつも大人びた天田の態度に対し、これまたいつものごとく順平が何かいちゃもんをつけているらしい。
「そもそも、順平さんの方が子供っぽすぎだと僕は思いますけどね。真田さんや美鶴さんの落ち着きを見習うべきなんじゃないかなあ?」
「オレはいいんだよ、オレは。つーかな、オレはホントに心配なんだよ······」
「心配?」
いつになく真面目な口調の順平に、不機嫌そうに顔を背けていた天田も、ようやく聞く気になったのか口調を和らげた。
「······どういうことです?」
「いや、お前さ、いつも学校終わってから寄り道もしないですぐ帰ってくるし、どこか出��けたと思ったらひとりで神社に行ってるていうじゃんか。フツーお前くらいの年だと、やっぱ友達と遊びまわったりとかするもんだろ?さすがに心配になってくるって」
「それは······」
順平の心配には、天田自身にも心当たりがあった。確かに、いまの彼には我を忘れて級友と遊ぶような、心の余裕はない。それは、亡き母に対して誓った、悲願を現実のものにするためのストイックな覚悟ゆえ。しかし、それを順平に教えるわけにはいかない。だから。
「別に、心配してもらわなくても平気です」
天田は、そう言うしかない。だが、それでも順平は諦めなかった。
「いかん。いかんよ、キミ!」
「な、なんですか」
「まったく、大人ぶってるくせに、そういうところはガキっぽいんだからな~」
かちん。
その言葉が、天田の心の中の何かを刺激する。
「······わかりました。別に子供っぽいと言われたからって訳じゃないですよ。それに、子供らしくないって言われたって平気ですし。それこそ、その程度でムキになるほど子供じゃないですから。でも、そこまで順平さんが言うなら、歳相応に見えるようやってみますよ。で、いったい僕は何をやればいいんですか?」
つい勢いで、順平に啖呵を切る天田。ラウンジの方では、ゆかりが「あーゆうとこ十分子供らしいよね?」と小声で言い、風花を始めとした面々もうんうんと肯定するが、そのやり取りは天田と順平のもとまでは届かない。 そして。
「よっし!よく言った!」
順平はそう大声を張り上げ、すっくと席を立つ。その顔には、しめた、といった感じの表情が浮かんでいた。ぞわり、と不吉な予感が、天田の背筋をかけのぼる。
「ちょ、ちょっと待······」
「男に二言は、ねえよなあ?」
「うぐっ」
引き返すには、やや遅すぎた。そして天田の予感は、最悪の形で的中していたのだ。
「で······何なんですか、これは!」
「くっくっく、よく似合うぜ~」
ラウンジの真ん中で、天田はすっかりさらし者になっていた。子供らしさはまず形から。そう主張する順平に言われるまま、天田は服を着替えさせられていた。真っ白なランニングシャツに、ちょっと古くなったデザインの半ズボン、頭には麦藁帽子という、昔懐かしの田舎の子ファッションである。どういうわけか、虫取り網に膝小僧のバンソウコという、オプションまでもがちゃっかり用意されていた。
「いや、実はこないだちょろっと実家に帰ったときにさ、オレが昔着てた服が大量に掘り出されてな。天田に着せたらどうなるかなー、とか思ってたもんで」
「要は······順平さんの暇つぶしなんですね? はぁ······満足ですか?じゃ、脱ぎますね」
それこそ子供らしくない深い溜め息をついて、天田はもとの服に着替えようと踵を返した。だが、その両腕をぐっと引き止める者がいた。
「しつこいですよ、順平さ······って、ゆかりさん?風花さん?え?」
引き止める手の主は、意外な人物。ゆかりと風花のふたりだった。何かをぐっとガマンしているかのような、やや紅潮した顔で、ふたりは声をハモらせて絶叫に近い声を出した。
「かわいいっ!!」
「え?え、えっ?」
予想外のリアクションに、天田はすっかり言葉を失っている。だが、盛り上がった女子ふたりのテンションは、間断なく上がり続ける。
「次、これ!これ着てみて!ちょっとストリート風のやつ!」
「ううん、こっちが似合うよ、ゆかりちゃん!ほらお坊ちゃんって感じのブレザー!」
「いえ、あのおふたりとも、落ち着」
「いやーん、何このピンクのベスト!順平、子供の頃こんなの着てたの?もったいない!天田くんに着てもらわないとっ!」
「ゆかりちゃん、ほら!黒のハイソックス、ハイソックス!これは外せないよっ!」
「わ、わ!勝手に脱がせないでくだ」
「た、岳羽······この袖が長めのハイネックなども捨てがたいと思うのだが······」
いつの間にか、美鶴までもが参加していた。
「まったく······ 女性というものは、幾つになっても着せ替え人形が好きなんだな」
「え······ええっ!?」
よりによって、憧れの真田にお人形さん扱いされ、天田の心に絶望感が押し寄せる。だが、脱力するにはタイミングが悪かった。抵抗が弱まった天田に、女性陣がこれ幸いにと群がって、あれこれと服を合わせ始めたのだ。
さすがに天田の人格を考慮してか、下まで脱がされることはなかったものの、次から次へと服を着せられ脱がされて、天田の心にもういいやという諦めの感情が芽生えかけたそのとき。
「ちょ、ちょっと待っててね」
風花がそう言うと、もの凄い勢いで上階への階段へ向かって走り去った。思考能力が鈍った天田が、ここで危険を察知し得なかったのは、一世一代の不覚だったと言えよう。やがてさほど時間を空けずに戻ってきた風花は、いくつかの紙袋を抱えていた。
「こ、これ!これ着てみてっ!!」
そこでようやく、鈍りきった天田の頭の歯車がカチリとはまった。
風花は女性→風花が服を持ってきた→持ってる服はおそらく女物→その服を着せられようとしている→自分は立派な男の���☆
神経回路がそれだけの情報を伝達し、最悪の事態を避けるために手足を動かす信号が発されようとしたときは、既に事態は終了していた。
「か、か、かわいいっ!!」
「うわ······めちゃくちゃ似合う······」
「あ、天田······写真を撮ってもいいだろうか?」
ややロリータ風味が入った、薄いブルーのブラウスと、それに色を合わせたフレアスカート。腰の部分には大きなリボンが添えられ、裾や袖などいたるところにフリルがあしらわれた、可愛いとしか形容できないドレスであった。
「ほぉ······」
「うわ、マジかよ?」
「山岸······やるな」
どうやら男性陣にも、かなり受けがいいようだが、それは何ら慰めにはならない。そして、無言でプルプルと震えるばかりの天田に、アイギスのひと言がトドメを刺した。
「大変、お似合いであります」
「うわあああああああああんっ!!」
見事な逃げっぷりだった。残像すら見えるかという勢いで、天田は2階の自室へと逃げ出したのだ。不覚にも、目には涙が浮かんでいた。
「あ······やば」
「ちょっと、調子に乗りすぎたかな?」
天田の慟哭に正気を取り戻したゆかりと風花を始めとして、そこにいる全員がやりすぎたという表情を見合わせるが、それは後の祭りである。たまだ、この事態の元凶である順平ひとりだけが、いまだに腹を抱えて笑っていた。
「ちょっと、順平。そんなに笑っちゃ悪いよ」
「くっくっくっく······。これが笑わずにいられるかっての。あの天田が泣いて逃げ出したんだぜ?いやー、あいつの子供らしいところが見れて、お兄さんちょっと安心したぜ」
「ホント、大人げないヤツ······知らないからね、天田くんに仕返しされても」
「ま、子供の仕返しなんざタカが知れてるから大丈夫だって。むしろ、オレにイタズラ仕掛けるくらいになれば、アイツも歳相応で余計に安心ってことなんじゃねえの?」
「そう······かなあ?」
周囲の心配をよそに、順平はまったく悪びれたそぶりはなく、むしろ善行を施したと信じている様子である。だが、順平は甘く見ていた。母の復響を胸に生きる小学生が、本気になったらどれほど恐ろしいことになるか、彼はまったく知らなかったのである。
「······っんだ、こりゃああああ!?」
翌朝、寮の中に順平の絶叫がこだました。あまりの悲痛な叫びに、すでに朝の準備を終わらせていた寮生たちが、いったい何ごとかと順平の部屋の前に集合する。
「順平?開けるぞ?」
代表してドアを開ける真田。散らかりきった順平の部屋が、彼らの前にあらわになる。そして、そこに皆が見た物はー。
色とりどりのペンで、顔中に落書きをされた順平の情けない姿であった。一瞬にして、全員が昨日の天田の悔しそうな泣き顔を思い出す。
「ぷぷっ!れさっそく仕返しされてんの!」
真っ先にゆかりが噴き出した。
「笑ってんじゃねーよ!これ、洒落になんねえぞ ······アイツ、全部油性で書きやがった」
拭いても拭いても落ちない落書きに、順平は心底弱りきった声を上げる。落書きの内容も、へたれ、根性なし、変質者、禁治産者、 などなど小学生としては高レベルなボキャブラリーを駆使している。トレードマークのアゴひげの部分には、矢印でポイントされた上に「カビ」とか書かれていた。センスもなかなかである。
「くっくっく、子供の仕返しはタカが知れてるんじゃなかったっけ?あんたさ、昨夜ひとりだけ天田くんに謝りに行かなかったでしょ?言わんこっちゃない」
「っくしょ〜!天田!天田はどこだ!」
「もう、 とっくに登校したわよ。あ、そうだ。もういい時間じゃない。アホの順平に構ってるヒマないわ。行こ、風花」
その言葉を合図にしたように、皆はそれぞれ登校するために散っていった。順平ひとりが自室に残り、天田に対する恨み言を呟きながら、ごしごしと必死に顔をこすっている。
「あの野郎······放課後に折檻してやるっ!」
逆恨み風味で、そう宣言する順平であったが、その言葉は実行されることがなかった。そう、本番はそれからだったのだ。
「だ、だいじょぶ順平?何が魂抜けてるよ?」
昼休み---ゆかりの心配そうな言葉どおり、順平はすっかり憔悴しきっていた。朝の騒ぎのあと、天田が仕掛けたさまざまなトラップが、連続で順平に襲い掛かったのだ。
まず、服を着てカバンを持ち上げようとしたら、机に接着剤で固定されていた。寮を出ようと靴を履いたら、靴先にマヨネーズが詰められていた。駅に着いたら、遺失物の掲示板に「パンツ 伊織順平様」と書かれ、道行く女生徒やOLが笑いを噛み殺していた。学校に着いて上靴に履き替えたら、今度はケチャップが詰められており、シャーペンには芯に見せかけた針金がつめられ、消しゴムにはシャーペンの芯が仕込まれ、教科書を開くと中に挟まれたエッチな写真が落ち、体操着はしゃがむと尻が破れるような細工がされていた。トドメについ先ほど、別クラスの顔も知らない女生徒から、「あのさ、こういうキモイ手紙やめてくれる?マジ迷惑なんだけど」と、 まったく出した覚えのなラブレターに関して、クラスメイトの目の前でなじられ、ついに順平は根を上げた。
「もう······オレ駄目······死にてえ」
ちょっとだけ、その子がチドリに似ていたのも、順平の落ち込みに拍車をかけていた。と、そのときだった。
「あの······伊織先輩、いますか?」
教室前方の入り口から、仕掛け人の天田本人が姿を現わしたのだ。
「あ、天田!てめえっ······!」
と順平が立ち上がろうとしたとき、 先手を打って天田がこう言ったのだ。
「い、伊織先輩······ご、ごめんなさい!」
「へ?」
「お、怒らないでくださいっ!ちゃ、ちゃんと���ン買ってきました······から······ぐすっ」
「え?え?」
うっすら涙を浮かべる天田。予想外の事態に焦ある順平に、周囲からの視線が突き刺さる。
「え?もしかしてイジメ?」「うそっ、あんな小さい子を?」「伊織くんサイッテー」
どう見ても、 順平が悪人にしか見えない。慌てる順平は、急いで天田のもとに駆け寄り、小声でささやいた。
「わかった!オレが悪かった!もう勘弁してくれ!明日から学校来れねえよぉ······」
折檻してやると言った勢いはどこへやら、情けなく順平は許しを請う。それを見た天田���。
「僕······すごく傷つきました」
「う。わ、わかってるよ。マジ悪かったよ」
「······欲しいゲームソフトがあるんですよ」
「なっ!?てめ、こら、ゆする気かよ!」
「ごめんなさいー!ぶたないでー!」
「わ、こら、やめ、ちょっと、わかったよ!」
すっかり天田に翻弄される順平。
「くっそう······めちゃくちゃマジになりやがって······大人げねえぞ!······あ」
その順平の失言に、してやったりといった表情を浮かべて、天田はにこやかに言った。
「僕、 子供ですから」
その笑顔は、まさしく子供らしく、それゆえにけっこう恐ろしいものであった。
結論---天田は怒らせないほうがいい。
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doctormaki · 1 year ago
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今週のワシはオペラを2つも鑑賞。そう。冬シーズンが始まっているざます。家から歩いて3分のオペラハウスには、昨年のシーズン中も、狂ったように行きまくり、シーズン中のオペラのほぼ全てを見たが、否、嫌いなのは見なかったが。。。今シーズンも、博士のオペラハウス通い開始しております。先月の、椿姫に着想したLaTraviataに始まり、今週は、シーズン始めから早々に予約してあったStraussのSalome、PucciniのToscaを連続で毎晩見に行く。がはは。なんという贅沢。
アメリカ時代はYale特権を使ってMETに何回か、機会がある度に行ったが、こちらは州立オペラハウスの真後ろに住んでいるので、アメリカ時代より楽勝。ブハハ。何という幸運。そしてSalomeは今季限りで退任するKent Naganoの指揮。
Toscaは、愛に狂うバカ女の話しなので、バカねぇ〜ってめちゃくちゃ冷めた目で鑑賞するワシ。Toscaのバカ女振りが、男の心を掴むのか。バカで感情的な女って得ねと思う。ワシは瞬間湯沸かし器ではあるが、割と冷静。バカだけど、愛に溺れたり人間関係に溺れて、自分の行為がどういう事を招くのか理解できない、先読みできないほどのバカではない。有り難いことだ。女難の相とは良くいうが、ワシには男難の相もありえない。幼稚で面倒な男と付き合う事は苦なので、有り難く避けたい���独りを楽しめれば、それで良し。Toscaはイタリア語の公演だったが、舞台上では韓国人男性達が活躍していて感動した。日本人は、オケピで何名かの、人生の苦労が顔に滲み出ている女性が弾いているだけ。まぁ、そんなもんだよね。日本と韓国の現状も。
Salomeは現代的な解釈で、感動した。オーストラリア国籍イラン人のAfshin小父さんとお食事してから出掛けたのだが、イラン時間による時空の歪みで遅刻し、開始後15分後にしか入場できなかったが、ワシは自分のお気に入りの3階席から、おばあちゃんがオペラ鑑賞に使っていたオペラグラスを片手にかぶりつきで鑑賞。ケント・ナガノも気合が入っている。プレミア後初の週末公演なので、チケットもいつもより少し高いが、みんな気合入りまくり。遅刻して入ったのに、スーッと気持ちが舞台に入っていく。ワシは、オペラ好きじゃ。ここで満喫しておかんとね。一生分のオペラを見るぞと、改めて心に誓う。サロメは休憩無しのぶっ通しだったが、あっという間に終わった。ワシ、自分のドイツ語が向上していることに感動。字幕みて、ドイツ語が分かるワシは、もはや天才としか思えない。自習学習なのに。。。と、舞台とは別の事でも感動した。
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日曜は、定番化しそうなスコーンとカレーを作る。朝から一時過ぎまで仕事して、お腹空いたので、スコーンを仕込み、焼いている間に、今日はナスと挽き肉のカレーを作る。ところで、スコーンについては、ワシは幼少の頃食べたスコーンの味が忘れられず、スコーン研究家として、大人になってから日本各地の美味しいという評判のスコーンを食べまくっていた時期があった���そして、都度、絶望し、時には、金返せウラ。。。とヤクザな面が出てしまいそうになることもしばし。
スコーンには、wolf mouthあるいは、wolf smileと言われるような、スコーンの真ん中、真横ほどに、パックリした焼き割れができるのが良いとされる。これは、そこを起点に割って、クロテッドクリームやcreme fleschを乗っけて食べるのが通例の食べ方だからだ。この割れ目は、上手にkneedできているかどうかの評価点だし、これができていないと、kneedしすぎたか、水分調整が上手くなく、グルテンができていることを表す。
それがさ、日本の人は分かっていないと思うの。だから、ふくらし粉入れて調整して、無理くり、無理やり、割れ目だけ似せて作るんやねぇ。だから日本のスコーン食べて、ホロホロと口の中で壊れる感じが無い。むしろ、ねちゃねちゃしていて、歯にグルテンがつきまくって、口中の水分を取っていくのが日本のスコーンのイメージ。あら、アフタヌーンティーなんだから、紅茶で流し込むのでしょと思っちょるそこの貴女。舐めんなよ。マジで日本で金出させてスコーン売っている奴らは、詐欺師としか思えん。
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っで、見本にワシのスコーンの割れ目。狼の口とか狼の微笑みと呼ばれる真横の割れ目に指を入れるだけで、パックリ、あら不思議。上下にスコーンがサックリと割れます。そこに、creme fresch を塗って食べるざます。もうクレームフレッシュも、ドイツ語綴りになっている事に大注目ざますよ。ちなみに、ワシの爪と人差し指の先が黒いのは、金曜日にコックのRebeckaさんが、足を引きずっているのを見かねて、お手伝いした名残り。生のタイムとローズマリーを指で葉だけをむしり取り、白身魚のムニエルの下ごしらえを手伝ってあげた名残り。ワシのお手々は働きものでやんす。貧乏暇なし。ハンドクリーム塗ったりまくっている柔らかな暇女の手の真逆ザマス。そして、ワシはワシのお手々に感謝。これで、Bachも弾くザマス。
ワシは、今、もう、燃えている。もう退屈な人生を、もっと退屈に生きてやろうと腹に決めて、もっともっと退屈に生きてやるぞ。どっかの剣士と反対じゃ。退屈を面白くしようとするからストレスである。むしろ、もっと退屈にしてやるぞ。ぶはは。ワシは女も男も買わないし、酒も飲まないし、博打もせずに、編み物と料理とバイオリンで、めちゃくちゃ退屈な人生を送ってやる。今をトキメクつもりの中間層の方々を尻目に、ざまーみろだ。ぶはは。麻貴博士、退屈宣言だ。
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moja-co · 2 years ago
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 故中川昭一 元自由民主党政調会長の御霊に額ずき、ここに哀悼の誠を捧げます。
 昭一さん、きょうは昭一さんと呼ばせて下さい。
 私と昭一さんとは、お互い父親が親しい政治家同士という関係もあり、家族ぐるみのお付き合いをさせていただきました。私が父の秘書となり、政治の世界に足を踏み入れてから今日まで長く親交を深めることができたことは、私の喜びとするところであります。
 先般の総選挙直後、お目にかかった時には、さすがにお疲れの様子でしたが、2週間ほど前、電話で話した際は大変元気で「安倍ちゃん、保守再生のために頑張ろうよ」と語りかけてくれました。激励しようと思った私が逆に励まされました。
 その矢先の突然の訃報に私は愕然とし、言葉を失いました。再起を目指していた昭一さんの意欲に、多くの人達が期待していただけに無念であります。かえすがえすも残念であり、本人もさぞか��悔しい思いであったことでしょう。
 私が初めて選挙戦に挑んだ際、昭一さんは当選3回でした。まだ、ご自分の選挙に集中しなければいけない中で、あなたは私の選挙区に足を運び、心にしみる応援演説をして下さいました。
 当選後は国家の基本問題で大きな議論が起こった時、私は昭一さんと行動を共にしてきました。常に昭一さんはリーダーでした。〝颯爽〟とした若武者ぶりは、当時の私達若手議員を奮い立たせる魅力と力にあふれていました。
 いまでも忘れません。自由民主党の党綱領から憲法改正の柱が削除されそうになった時、昭一さんは当時の党の重鎮を向こうに回し、堂々と論陣を張りましたね。
 時は村山政権時代。このままでは日本は危ないという危機感の中で、教科書問題にも取り組みました。中学校の歴史教科書すべてに従軍慰安婦強制連行の記述が載ることになりました。このような自虐的な歴史観を何とか正し、子供達が日本に生まれたことに誇りを持てる教育に変えたい。その一心でした。
 当時の政治状況、マスコミの報道ぶりから考えれば、圧倒的に不利な情勢であり、まさに多勢に無勢でした。
 その中で私達は「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」を立ち上げ、メンバーの総意で昭一さんに会長をお願いしました。批判の矢面に立たされる危険がある中、俗に言えば票にもつながらない、政治キャリアにはマイナスかもしれない役職を、昭一さんは「俺がやらねば」という思いで引き受けてくれました。
 拉致問題でも全力投球でしたね。憲法改正問題も同様でした。
 今から思えば全て困難な問題ばかりで、私がまだ当選1、2回の頃、若手の仲間と「昭一さんに、こんなに何でも押し付けていいのかなあ」と話し合ったことがあります。
 しかし、責任感の強い昭一さんは自ら困難な問題に立ち向かい、その後、教科書の記述は改善されました。
 難局に立ち向かうことで世の中を変えていく。そのためには全力で闘う。私も昭一さんの“驥尾”(きび)に付し、「闘う政治家」の姿をあなたから学びました。
 小泉内閣時代、昭一さんは経済産業大臣、農水大臣を歴任されました。その間、海外出張は何と43回にのぼりました。
 東シナ海のガス田問題で、あなたの毅然とした外交姿勢は資源外交の重要性、国益を守るとは何なのか、ということを私達に身をもって示してくれました。
 安倍内閣が誕生した時、私は迷わず、あなたに政調会長就任をお願いしました。平成19年1月、通常国会で昭一さんは代表質問の壇上に立ちました。奥様のお話では、まじめな昭一さんは深夜まで何回も“推敲”を重ねたそうです。
 その冒頭、昭一さんは張りのある声でこう切り出しました。
「国の骨格をなすものは、憲法、安全保障、教育であります」。そして結びで
「アインシュタインが称賛した日本人の謙虚、質素などの美徳を保ちつつ、誇りと自信を持った国民によって、見える部分、見えない心の部分も、ともに真に美しい国、日本が実現されるよう全力を挙げて努力することをお誓いします」と述べられました。
 私は代表質問に聞き入り、昭一さんと共に歩んできた道、闘ってきた道に思いを馳せました。
 あなたの歩んできた道は国家のため、まさにその一筋で貫かれていました。
 お別れの時がきました。
 私は残されたご家族、ご参列の皆様に改めて申し上げたいと思います。
「中川昭一は立派な政治家でした」
 まだまだ国家のために一緒に闘ってほしかった。私達はあなたを必要としていました。
 こんなことを申し上げていると、あの魅力的で、誰をも虜にする、はにかんだ笑顔で「そんなにほめるなよ。安倍ちゃん」という昭一さんの声が聞こえてくるようです。
 国家の行く末、残されたご家族、昭一さんにとって心残りだと思います。
 しかし、ご長女の眞理子さんはジャーナリストとして活躍され、将来が“渇望”(かつぼう)されています。高校2年生のご長男、峻一君はスポーツで鍛えられた精神と肉体を持った優秀な青年に成長されました。
 お2人とも中川昭一の娘、息子であることを誇りにし、人生を切り拓いていくことでしょう。
 昭一さんの最愛の奥様、郁子さんと昭一さんはかねてからの夢だったエジプト旅行に来週、出発することを決めておられたと、伺いました。本当に楽しみにしていたことでしょう。
 郁子さんは、昭一さんとの幸せな日々を胸に、お2人のお子様と中川家を守っていかれると思います。
 そして残された私達は、あなたが目指した誇りある日本をつくるため、保守再生に向けて全力で取り組むことをお約束し、弔辞といたします。
 昭一さん、さようなら。安らかにお眠り下さい。
 平成21年10月9日
 友人代表
 衆議院議員 安倍 晋三
「国家のために一緒に闘うあなたを必要としていた」 安倍晋三が友人・中川昭一の葬儀で読んだ弔辞全文公開 | 財界さっぽろ https://www.zaikaisapporo.co.jp/news/news-article.php?id=16905
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pitna · 2 years ago
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Forget Me Not (忘れないと誓ったぼくがいた , 2015) dir. Horie Kei
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2nd-lighthouse-journal · 2 years ago
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瘡蓋の海
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白むまで耳を浸していた雨がまだ靄として残されている
薄布を重ねた奥の眼裏にいっそう暗い潜熱の洞
手探りで日付を確かめようとしてその前に思い出せてしまった
シーツから背中を剥がし吸いついた湿気を逃がす気休めでいい
大切に避けていた場所をいつしか忘れたことも 遠路 忘れて
方角で言えば南西だと思う瘡蓋の記憶を撫ぜる手は
示し合わせたように毎年梅雨が明け雲ひとつないのがこわかった
離れ島 潮が満ちれば立つ瀬なく生きているから繰り返す夏至
廃船の大きさを目で測られて時間の層が取りこぼされる
ひらいても血は出ない傷こんなにもわたしのものじゃないのに熱い
水捌けを良くするために傾けた同音異義語の誓いの白さ
でも熱が伝わるほどに傍に来た人に負わせる澱みではなく
蝉時雨ふいに鳴き止む一瞬を静止画として胸に収めた
逃げ水の行方をたぐりよせて帰夢わたしもすでに透明な窓
あっけない夕立だったおぼろげな蒸気の膜に街は喘いで
踊り場で水平になりすぐにまたかるくうつむく手すりの角度
ぬるまった飴を含んでまるくしてしばらく声を引き留めていた
おびただしいブーゲンビリア西棟の影はなるべく踏まないように
ずぶ濡れのフェンスを揺らす振動でほんとに逃げてきたってわかる
言い出せば痕が残ってしまうから海のふりして黙ったんでしょう
蟻が蟻に運ばれるのを見届けて樹下のにおいが濃くなっていく
輪郭がいつもより曖昧になる雨にふやけた手なら、あるいは
潮風に熾火の瞳だれのこと傷つけたいかちゃんとおしえて
折り畳まれたまぶたが降りてくるまでを見ていたまた折り畳まれるまで
花の落ちる速さでわらう 間に合わない あなたは病識のなさを言う
蜘蛛の巣が一度ふるえてそれからは鏡のようにそれだけだった
実弾をわたしは撃ったことがない撃たれたことも 何の涙だ
後ろ手にしろい小石を握り込む空弔いの声になるたび
添えた手の熱に耐えられないときは離れて わからない ごめんね
鳥に名を強いてはいけないのと同じひとりで守る約束にする
ゆっくり歩く、あらゆる人たちに追い越してほしくて、ゆっくり
石垣に阻まれている月桃が宵に緑を沈ませていた
がたがたにひらきっぱなしの背骨にも夏の重さの風が吹き込む
さざなみのひとつひとつは見つめない喫水線がより深くなる
口承のうたをいくつかつぶやいた出せない音をごまかしながら
手動では消せない常夜灯があることに気づいた あなたが先に
そうやってすぐ凪を装うところ大丈夫になりたいってなじってよ
反照 櫂を手放したわたしの舌も見抜かれていた
サイレンは叫び、サイレントは祈り聞いてもらえるおね��いの仕方
磨硝子越しのさざめきもしかして朝日にも泣きたいときがある?
生活を続けるための生活音となりの洗濯機が揺れている
ベランダの壁を隔てた向こうから水の流れがかすかに届く
覚め際のカーテンに手を 忘れても季節のように思い出されて
命から逃れられずに目をひらく海は今でも瘡蓋の海
布をたくさん使った服の重たさにたぶん安心させられていた
凍らせたペットボトルを目頭に当てて束の間でもかまわない
あとはもうずっと道なり白々とそうするしかなくても選んだ、と
引きつれた痛みを空に返せたら後悔してもいいと思った
立っている限りは土を踏むことを土になる身に引き受けさせる
傷つけたときの火傷に思いきりシャツ一枚で行く明けの街
第五回笹井宏之賞一次選考通過作
賞にかかわった皆様に、お礼申し上げます。この歌にわずかでも目を留めてもらえたことが、私の光でした。
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travelfish0112 · 2 years ago
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All day
昼間は暑いけど、夕方からは涼しくなるこの時期が好き。シャツ一枚羽織ればちょうど良くて、梅雨前だから湿っぽくもなく、あの汗ばむ暑さもまだ先。
私は伸びた髪を手櫛で梳いて、今年こそは髪を切ろう、と小さく誓う。やっぱり長いと首元があまりにも暑い。
そんなことを考えながら、私は海を見ていた。目の前の太平洋は、私の1.0の視力では地平線まで何も見えなくて、だからこそこのままずっと進んでいくと果ての世界があると考えた昔の人の気持ちも少しは理解できる。
特にやることがない時は、気づくとこの海岸まで車を走らせてしまう。
小石で出来ているこの海岸は、遊泳禁止のお陰かほとんど人が居ない。朝はぽつぽつと釣り人がいるが、夕方はあまり見かけない。
型落ちのSUVをガタガタ言わせながら海岸まで乗り入れて、海に対して平行に車を止める。そして海岸側にある助手席に周り、ドアを開けて海を見るために横向きに座る。
ダッシュボードを開けて、中からセッターを出して火をつける。喫んで、ゆっくりと煙を吐いた。上る煙は風で流れていく。
この前、斉藤 海人の3回忌だった。
私の恋人だった。
海人と出会ったのは確か5年前。あの時の私は仕事も上手くいかず、趣味も無いから発散出来ることもなかった。そして限界に達した私は仕事を辞めた。
そんな時、私は近所の中古車屋で80万で売られてた型落ちのフォレスターを衝動的に購入した。趣味も無く、大して交友関係もなかった私は、当時の同世代の人たちと比べると貯金残高はとても多い方だったと思う。でも、何も目標が無いのに貯めているのが突然馬鹿らしくなったから起こした衝動的な行動だった。
ペーパードライバーだった私は初心者マークを付けて、Googleマップで見つけた行ってみたいところにとりあえず車を走らせる、みたいなそんな事をして毎日を過ごしていた。
ある日、私はこの海岸に初めて車を走らせた。初めてきたその時から、人があまり居ないこの海岸が好きになった。景色も、雰囲気も。
1時間くらいぼ���っとして帰ろうとした時、海岸の入り口でバイクに跨って何度も何度も蹴っている人が居た���
「大丈夫ですか?」
いつもは声をかけないのに、何故かその日は声を掛けた。
「いや、なんか調子悪くて……。エンジン掛からなくなっちゃいました」
そう困ったように笑いながら返した彼が海人だった。
そのバイクは、全く詳しくない私が見ても明らかに古いと分かった。正直、この場で直すのは難しいような気がした。
「何処まで帰るんですか? よかったらとりあえず送っていきますよ」
そんな言葉を私は口走っていた。正直、今でもなんであんなことを言ったのか分からない。彼も少し驚いた顔をして、少し迷ったような顔をした後、地名を言った。そこは、私が住んでいるところからもあまり離れていない場所だった。
「そこなら本当送りますよ。私の家からも15分くらいなので」
恐縮する彼を押し切って、私は彼を車に乗せた。バイクは一旦、海岸の入り口に留め置いた。軽トラを持っている友人に連絡をしたら、一緒に取りに行ってくれる算段をつけられたらしい。
こうして私は、車に初めて乗せた人が海人になった。
車で何を話したか、正直覚えていない。きっと本当に他愛もない雑談をしていたら、もう彼の家に着いた。
それからも私は時折車を海岸に走らせた。暫くしてまた就職してからも、やる事がない休みの日は海岸にいた。
海人も直した原付に乗ってたまに海岸で釣りをしていて(彼曰くここは釣れないけど人が居ないからここで釣りをしているらしい)、会ったら少しずつ話すようになった。そして、彼とは海岸でたまに会う関係から休みに会う約束をするような仲になり、気づけば海人がいない生活を考えられないくらい、お互いの生活にとってお互いが大切な存在になっていた。
付き合い始めてからは海岸待ち合わせでは無く、海人は私の家に原付で乗り付けてきて、私の車に乗り換えて一緒に海に向かった。そして海に着くと、何をするわけでも無く、たまに話して、たまに微睡んで、たまにくっつき合い、ただ海を眺めていた。
海人は海岸に着くと車を降り、後部座席のドアに持たれてセッターを吸った。いつも自分の胸ポケットに入れていて、そして忘れた時用にとダッシュボードの中にも一箱置いていった。
私は煙草を吸っていなかったけど、この海岸に流れるあの煙の匂いは嫌いじゃなかった。
そんな彼が居なくなったのは2年前。
あの時期、私は再就職した会社で新規事業の立ち上げメンバーに選ばれ、その仕事の佳境だった。一番忙しい時は休日返上で働き、平日も早朝から深夜まで働いていた。少ない休みも、気づいたらすぐに過ぎ去っていた。
小さい飲食店を友人と経営していた海人は、私の休みに自分の休みも合わせてくれた。ただあの日は海人だけが休みの日だった。晴れて気温も高かったけど、風が強かった。
あの海岸で小学生が3人遊んでいたらしい。ただあそこは遊泳禁止だ。海岸は小石で出来ているし、水深もすぐ深くなり、何よりも潮が速い。そんな場所であの日は南風のせいで波も高かった。
海で遊んでいた3人のうち1人が足を滑らせて溺れかけていたのが見えたらしい。波を被り、見えなくなる。
そこで咄嗟に海人は海に突っ込んだ。そして海に沈む彼の掴み、陸に向かって引っ張った。その瞬間、波を被り、溺れた子はその波に押されて陸に打ち上がった。
でも海人はそのまま飲まれた。
他の小学生が近くの家に助けを求めたお陰ですぐに海人の捜索は始まった。でも、見つからなかった。帰ってこなかった。
あの古い原付だけ、海岸に留め置かれていた。
そんなこの海岸が、私は少し憎かった。それでも私はここに通ってしまう。
海人にまた会いたい。でも、私は自分で海に入っていく勇気は無い。
だから私は今日もセッターに火を付ける。せめて、少しでも思い出せる様に。そして、願わくば、少しでも私の寿命が短くなります様に。
吐いた煙は変わらず、海風に流された。
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stormfrozen · 11 days ago
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消滅する里・新たな破滅のプログラム
遥か昔。ヒスイの地が存在し、未だアルミアが存在しない頃。今でこそ「キタカミ」と呼ばれている地も、それ以前では全く別の名前だった。
その地では家すら存在しておらず、生物のみが自然と共に生きていた頃。そして、その時いた生物は今観れる生物はその時代にはおらず、混ざり合った血統のみがいた。どこかで見た火を吹くライオンや、骨だけの魚、晴天や雨天を齎す生物、燃える火の妖精の姿した武人など………。
しかしその時代は、生物諸共突如として消え去った。何処かの地方の守神に取り憑かれた災厄を振り撒く巻きついた木簡の蝸牛・折れた刀剣の雪豹・デカい器を載せた鹿・燃え上がる勾玉の金魚。元々は災厄を起こしたとして大穴の存在する国に封印されたが、再び解かれた事でまたしても暴走。海を渡り4つの島のある国を襲撃したが、万事に際し駆けつけた守神達に自然の怒りによって再び遠くの地に吹き飛ばされたのだが、その浴びた一撃によって元々持っていた災厄の性質が変化し、守神のもう1つの性質・祟り神の力まで混ざり合ってしまったのだった。
この吹き飛ばされた遠くの地こそ後の「キタカミ」と呼ばれる地で、無名の頃は生物が集まる集落すら疎の、文字通りの田舎に近い様な場所であった。そんな大自然だらけの地が、4体が振り撒いた災厄によって一晩にして、そして1日にして壊滅した。
激しい雷と共に草木が生えては枯れる春、灼熱の業火と共に冷流の洪水が渦巻く夏、旱魃の如き乾燥と砂嵐の埃吹き荒ぶ秋、無邪気さにも似た光差す空に舞い上がる猛吹雪と氷雪の冬。そのまさに地獄の如き季節のサイクルが、混ざり合った生物達………後の『メレンジア』と呼ばれる様々な種が次々と全滅・絶滅していった。
命辛々その地から逃げた数少ない種は、偶然開いたウルトラホールから魔界のウルトラメガロポリスに迷い込み、そのホールを開けた張本人である『かがやきさま』と呼ばれていた虹彩神に出会い、星座神達が未だ都市開発中としている「カロル(仮)」と呼ばれる世界に避難させた。同時に、彼らがいた地を襲撃した災厄を知った星座神達からはその災厄が封印されていた地を含めて、「カロルディア」と言う名称に変わったのだった。
そんな中、襲撃される前の地とその当時の生態をを知る者がいる。その強さ故に、当時いたメレンジアの生物達から畏怖の念を込めて『鬼』と呼ばれた1人の女である。
星座神の存在を当時から知っている彼女を、ある一族は恐れ慄き、ある一族は鬼の首を取らんと襲いかかり、ある一族は跪き敬った………。しかし、時に同胞としても戦っていたメレンジア、その大半の種族が他の地方へ向かった時の迫害を恐れ、及び腰となってしまったが故に、予測すら出来なかった災厄に襲われ、絶滅してしまったのだ。その為、当時の環境と彼女を知る種族はほんの極僅か、そして星座神のみと言われている。
当時の彼女は他の国を旅しており、災厄を受けずに済んだ。そして道中ばったりと出会った1人の男との出会いが、彼女の運命を、そして人生を変えていったのだった。
男はパルデアの地…それも、禁足地であるエリアゼロにあった、結晶を採取する。彼女と共に来た嘗ての大自然の地はすっかり姿を変え、極僅かに置かれた翠緑の町に人も住み着き、以前のメレンジア達はいなくなってしまった。男が聞いた話によると、その地には人が村を興してから新たに『キタカミ』と呼ばれる様になり、荒ぶっていた災厄は何者かによって再び何処かに封印され、消え去ってしまったと言う。
里に来た男は、採取した結晶を大きな深い池のある山に投げ入れた。その山は光を放つ様になった。パルデアの地に起きていた不思議な現象が、その光を浴びた事で棲んでいた生物達にも影響を及ぼした。そこの山の池の成分を含んだ結晶のかけらを改めて採取し、男は職人に頼んでお面を4種類作ってもらった。男と共にいた1人の女はすっかり変わり果てた土地、生物、そしてそれまでいなかった一般の人間…互いに困惑し、なかなか溶け込めずにいた。作ってもらったお面はそれを憂いた男が、里の人間と仲良くなる為に頼んだ物である。
その4つのお面は火の面、水の面、岩の面、そして緑の面。その素晴らしさは瞬く間にキタカミの生物にも、人間にも伝わった。それまで洞窟で密かに暮らしていた、幸せを噛み締める男と1人の女。
だが、そんな幸せも長続きはしなかったのだった。そのお面の珍しさと貴重さを聞きつけ、同じく生まれ故郷が滅びた序でに新たな棲家を求めていた欲深い鎖を持つ3人の輩達がキタカミを襲来したのだ。
女がいない隙を見計らい、お面を持っていた男が襲われて命を落とし、4枚あったお面は3枚を奪われてしまったのだった。それでも男が命を賭して守ったのは、碧の仮面だけだった。
それは、女がキタカミの人間達と仲良くしていた矢先の出来事。倒れた男��遺体を前に深い悲しみに襲われ、彼女は大粒の涙を流した。絶対に許さないと誓い、蔦棍棒を構えて彼女は残された碧の仮面を被る…。
俊敏な体で舞い、動き、探した果てに捉えた3人の輩。そして、彼女は復讐と共に鉄槌を下した。怒りと哀しみと咆哮と共に、悲鳴が響き渡る。しかしそこまでして、尚も彼女の激情は終わらない。輩を従えていた主人に向かい、止めの叩き潰す一撃を喰らわせた。
死屍累々の森、息が切れる女。敵討ちは成し遂げたが、お面は何処かへと無くしてしまっていた。その残り3つのお面を探す暇も、怯える生物や人間に目を向ける事すら無く、彼女はふらふらのまま山付近の洞窟へと帰っていった。
夜が明け、その3つのお面は里の人間が回収した様だが、どうやらお面は文化財という扱いで大切に仕舞われた様だ。しかし、それだけでは無い。男が死の危機に遭った事を知らない生物や人間は、鬼が怒り狂いあの輩達を襲撃した、と決めつけてしまったのだった。襲いに来た輩は実はお面を命懸けで守っていたのでは………と間違って伝えられ、彼らを従えていた主人が、まるで桃太郎の如き出立ちから3人の輩達は「ともっこさま」と呼ばれる様になって、遺体は丁寧に埋葬された。
愛する男とお面を失い、孤独に苦しむ女。涙も流れなくなり、ただもう全てがどうでも良くなってしまった。彼が生前遺した、照らす池の湖面を見詰める。最早もう、自分を知る人は誰もいない。彼女は男に会いたいと言わんばかりに、消えてしまいたい���さえ願っていた。
その時だった。キタカミ一帯が大地震に襲われ、森は土砂崩れで沈下し、町は大打撃を受け、人々は避難を余儀なくされた。一体何が起きたのか。恐る恐る彼女が町に向かうと家はバラバラになり、寺院にも人がいなくなってしまった。万事に際し、彼女はあの時回収し忘れていた3つのお面を手に取り、永久の森に向かった。
逃げ遅れた生物を何とか救い出し、沈下した森に流れる土砂崩れを堰き止めんと彼女は礎の仮面を使い、対抗する。流れる土石流を大きな岩山で堰き止め、他の生物の退避をスムーズに行える様に別の退路を作った。そして、その中に逃げ遅れていた最後の1人。彼はカミナギ寺院や深紅沼の湿地帯などが存在するヒスイの地にいた生物。長い年月を経て、キタカミの里へと流れ着いたのだと言う。
彼は聞いた。何故君は僕なんかに手を差し伸べるんだ、僕は嫌われ者なのに、と。翻って彼女は言った。私もまた、この土地の人達に怖がられて誰も近寄らなくなった。だけど君は、私の事を知ってるの。その問いに彼は答える。君がどういう人間なのかは知らないけど、里の人間に怖がられているのは知らなかった。彼女は答える。そっか。そう来れば、もう話は早いね。行こう。決して君も、私も1人じゃない。
そして避難する2人。この土地と彼らの負った傷が癒えるのはいつなのか、それは誰にも分からない。
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smapwpgas · 22 days ago
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贋作勇者とダイジェスト彼氏
呪!原作がだいたい10周年(2014年~2016年リリース)兼6月でクソコラボ第一弾5周年
この投稿は第一弾の方のクソコラボ初配信当時に当時の最新話について書き殴った内容を補完したつもりだったけど言い含めるような書き方がだるくなったのでほぼ書き直したものになります。
スマホのデータ飛んであの予告の時点でブチギレ待ったなしのクソコラボ第二弾やってなかったんだよなと~気まぐれに再DLしたらほんと当時やってなくてよかった~と心底思う内容だったんだけど じゃあ第一弾の方がマシだったかというと全くそんなことはなくて(むしろ第二弾はキャラを抜きにすれば良くも悪くも原作とは設定を共有しているだけで無関係だと思っている) パラレルともifともつかない原作と食い違いまくりの改変が入ってるのに無理やり同じ展開に着地させようとするいびつさが不気味なコラボを名乗る何かかつ既プレイは顔をしかめ未プレイは置いてけぼりでネタバレだけ垂れ流されてるので後からプレイしたところで完全初見として楽しめないという嫌がらせのような内容であることの悪質さがただ口を開けて主人公チヤホヤがドバがけされた泥食ってうまいうまい言ってる原作未プレイ層や原作をプレイしたけどただ文字を目で追ってただけの理解力が離断されてる層には伝わっていないので本日はこれについてお話します…
※全部ネタバレ クソコラボがそうであったように… ※「よくわからないけど自分の好きなものが悪く言われてる!」みたいな認識しかできない人たち、黙ろう!
第一弾:公式が原作エアプ!F彼ユア・ストーリーinゆるふわ異世界テーマパーク(難易度ピースフル・Any%)
クソコラボのクソイベントシナリオクソ一弾の舞台は「原作1章のストーリーの根幹である魔王(アンセスター)の襲来が起きていない世界」と明言されています。 この点に関してはそれ自体の是非を別にすればあくまでも原作のパラレルがコンセプトということになっていますが、それ以外の部分もしっちゃかめっちゃかに改変が入ってるかつクソイベの主軸となるストーリーそのものと完全に矛盾している(後述)のが問題です。
前述の起点がはっきりした改変によって原作とは異なる展開が生まれたして、その起点以前の要素が変わるわけはないし別物と言いながら原作の流れをクソ雑になぞってるのが意味わかんないし原作がぐちゃぐちゃにされた上頭サモってるエアプ連中が原作もこんなゴミだと思ってるのがほんと無理でもう…
メインヒロイン♂2人の背景とキャラ再現「エアプでもこんなんならんやろ」ってくらい雑すぎる問題
原作のオルグス:いわゆる王の落胤。都合の悪い存在なので生い立ちを隠して後見人以外の援助無しで平民として育てられた。王妃の子である異母弟(現国王)に自らの素性を明かすという復讐を達成するために騎士団長になったが、魔王襲来で異母弟を亡くした時点で恨みはなくなっている。国王と王妃の指輪は持ち主であった異母弟の遺言に従い譲渡されたもの。
クソコラボのホレブヌ:母親が王妃じゃないのか弟と異母兄弟なのかも不明。理由がはっきりしていないのに雑に原作をなぞってるせいで王族としてノーカン扱いされて「なんで自分が捨てられたんだ」とか言ってる。こっちが聞きてえよ!なのに平民として育てられながら王になってもいいように教育を受けたらしい。ハ?騎士になった動機は「兄だから弟とか国とか護らないかんじゃろ」とかいう謎理屈。隠し玉なのに?????なお指輪は自分が持ってるらしい。お前の弟どこいったん?????????????????????
王の落胤設定ないんじゃないか疑惑から漂う別人感に謎改変を挟みながら指輪を贈るとかの着地点だけ元ネタに合わせるの無理ありすぎでしょ…と呆然とした原作ファンの気持ちが伝わったでしょうか。 まあここからもっと酷くなるんですが…
上で書いた全く話の筋が噛み合っていないのに無理やり原作をなぞろうとする実写デビルマンを思い起こさせるクソ雑シナリオは1話目からエンジン全開なのでこちらも比較していきましょう。
原作 魔王によって故郷が壊滅(前線にいた)部下は全滅の状況で全てを失ったオルグスは魔王を討つため唯一の希望の勇者=主人公を頼るが、ひ弱な人間かつヘラヘラしている主人公を見て怒りのあまり襟首を掴み上げる。 (注:背景に関しては後から提示された情報に基づいた推測であり、該当のシーン自体はいわゆる第一印象の良くない出会いとして演出されている) 狼藉を止めに入るソール。勇者アゲ純粋培養全肯定botVS勇者サゲ力こそパワー型人外というシンプルな価値観の対立を見て私のために争わないでと呑気に喜ぶ作中世界の重みをまだ知らない主人公。
クソコラボ 魔王おらんけど万一とか言い訳つけて野次馬根性で勇者の元を訪れるオルグス(雑) なぜか突然脳筋チンピラ化して怒る理由もないのに「貴様が勇者だと?柔弱だな!」とか言って襟首を掴み上げてくるオルグス。後からやってくるソール。こっちはまだキャラ崩壊度が低いかと油断させた次の瞬間両者「1周目から持ち越された好感度」なる謎のキモデレ洗脳を施されて初見配偶者面し始めた挙げ句アホゴリラ同士のキャットファイトで酒場を破壊する。これ出して「原作再現!感動!」とか言われると思ってんのヤバいし実際に雑理解しかできないから喜んでる連中がいたのが怖い。 あと1話目から早々に何を改変してどこの辻褄が合わなくなっているかが把握できていないので原作では「故郷から別の街に避難しているため仮の仕事として酒場の給仕をしている」という設定の元侍女の端役キャラが原作通り酒場で働いてるのにご丁寧に「本来王宮付きの侍女を連絡役につれてきた」という3分前にした描写と矛盾しまくる言い訳がついてきます。もうやだ。あとバッカスが「主人公への気持ちは”まだ”恋愛感情じゃない」とか言ってるけど主人公との関係は義父寝取りから始まった四畳半史の中では貴重なスケベ要素なしの純然たる擬似親子だしバッカスは本命いるだろ。父親役設定のところだけ☆5棒媚びノルマのためにその関係になるまでの過程すっ飛ばして引っ張り出しておいて都合よくピンポイントで忘れてんじゃねえよ。 (追記)後から気づいたんだけどエルウェが城下町にいるのって地元が壊滅したからだからこいつもなんでいるねん組ですね(こういう細かいところから溢れ出る「原作再現との両立が難しいコンセプトを言うだけ言って達成できてない感」を感じろ)
ちなみに好感度引き継ぎとかいうクソみたいな言い訳はクソコラボ第二弾では影も形もありません。「大金かけて引いた☆5棒が女or俺にデレデレなかったらムカつく」みたいな考え方してるメイン顧客(財布)として想定しているところの蕎麦屋が蕎麦売ってることに文句つけてるに等しい差別主義者orガチャに溶かす金はあるのに買い切りゲームはできない頭サモ勢への”ハイリョ”なのかなんなのか知りませんけど…
オルグスルート(火竜の山)
原作 東へ避難するオルグスの故郷の人々。上で出た元侍女を通じてオルグスが前王の血を引いていることが示唆される。山で生活していた部下たちが山賊に身をやつしていたことに怒りと自責の念を覚えるオルグス。自分の命を投げ打ってでも魔王を倒したいという覚悟のオルグスに主人公が悲しむと伝えるソール。生ける屍として操られている人々。今まで逃げ腰だった主人公が本気を出す。二度と仲間を作らないと誓っていたオルグスが初めて心の底から主人公と打ち解け、指輪を贈る。
クソコラボ 故郷の人々なんてものはない。「育ち良さそう」と言われただけで自分から秘密であるはずの生い立ちをペラペラ話すオルグス。アホか?故郷が陥落していないので騎士のままの部下たち。なんで俺が捨てられたんだ~とかグダグダモノローグをかますオルグス(見たくない)命を投げ打つ覚悟は難易度ピースフルの世界には存在しない。ハイハイ優しい世界。食あたりで暴れるアホその3(ファヴニル)に秒で蒸発させられるリスクも考えずワー叫びながら突っ込んでくアホその4(主人公)を見て「キュンです🫰」とか言ってまだふっつ~に全然余裕で存在してる国の王の配偶者が持つべき指輪を昨日今日で会った他人に押し付けてくる知らんオッサン。なんか「どのように受け止めて貰おうと構わん」とか言ってるけどそんな生半可な気持ちで渡してんじゃねえよ。
というか読み直したら原作だとこんなクソ薄っぺらいテンプレツンデレ営業じゃなくて「…お前がいい。お前でなくては…駄目だ」ってちゃんと言ってるんですよ。原作に失礼すぎる。謝れ。
あとこのシーン呼び方もクソコラボの方は「貴様」呼びのままです。こういう原作の機微なんぞ知ったこっちゃないというエアプ感がここでも匂い立ってクソですね。
こんなことやっておいて告白ボイスはバージョン1のエンディング丸コピだしどさくさに「運命(さだめ)の”男”」って言ってたのをちゃんと性別が何でも対応できるように(半ギレ)「戦士」に変えてるしさぁ…コラボキャラにまでいつもの横暴を言い訳する時だけ都合よく引っ張り出してくるタヨーセー!カノーセー!ですか…ハァ…
以上まででまだなんと全5話+エピローグの2話までです(助けて…)ソールルートにあたる3話も本当にクソなんですけどどっちもクソだからクソ度の軽重とか比べるだけ無駄なので…
原作のソール:幼い頃に目の前で魔物に両親を焼かれる。村も全滅。繰り返し復活する魔王に対処するための組織として機能している「教会」の司祭である育ての親に保護され、魔王討伐のための捨て石になるよう教育されて育つ。弟弟子にあたるリカンツとは兄弟同然の関係(だと本人は思っている)
クソコラボのンーノレ:魔王討伐のことになると語気が荒くなるだけで親がどうなってるのかも不明。今気づいたけど☆4の説明見たら「親と”離れ離れになった”」とか書いてあってハァ~(呆れため息)なのに自己犠牲精神のくだりはちゃんと載っててもうやだ。孤児を捨て石として洗脳してることすら辻褄合わせられないんか?リカンツに関しては”交流を持っているため、一部が修道僧として共に稽古している”というクソボケふわふわ言葉でまるで交換留学生みたいな説明がされている。公式ちゃんと原作やった???
(追記)これが例えば仮に完全全年齢向けで小学生キッズとかの低年齢層を想定してあんまり重たい設定出すのはちょっと…とかならまだわかるんですけど年がら年中チンポジくっきりヨヨイノヨイのケツ出しマンボみたいなことやってて凄惨な過去に対してだけ繊細ぶるとかま〜じで異世界ゆるふわテーマパークなんだよな
原作のディテールがボケボケにボカされてる薄気味悪さに不穏なものをビンビンに感じつつストーリーを追っていきましょう…(嫌すぎる)
ソールルート(賢者の塔)
原作(賢者の塔) 砂漠を越えるための支度の途中、両親の指輪(自作)が店に流れているのを見つけるソール。高額をふっかけられて困っていたのを見て機転を効かせた主人公が物々交換で指輪を手に入れる。片方を持っていてほしいと主人公に指輪をつけるソール。 (ごちゃごちゃしてるんで諸々省略)ずっとソールに庇われるだけだったのが守る側へと変わっていく主人公(聖剣ビームの発動条件が「守りたい気持ち」というコテコテのやつなんで…) 敵の魔法を浴びて両親が生きていた子供時代の夢に閉じ込められるソール。主人公の剣のパワで呼びかけられてソール覚醒。 涙の流し方も忘れてしまった系の悲しみを今まで通り抑圧しようとするソール、泣いてもいいと言われて号泣。賢者の塔でさっきの敵を倒す(またごちゃごちゃしてるんで後は省略)
クソコラボ なんか勝手に自分一人で指輪見つけて買って両親の形見を恋のおまじないアイテム☆みたいな扱いしてるソール(ここでまずブチギレ) 初見配偶者面キモデレ洗脳の影響でまだ何も世話になってない主人公に指輪を贈る気満々のソール。 原作のメインキャラを情緒に問題のある人間にするのやめていただけます????? あとよく読んだら原作だと「剣の柄に原石がはまっている」(はめる前は役に立たない錆びた剣という王道展開)(原石ならこんなツルツルしとらんやろなどのツッコミは禁止)って書いてあるのにクソコラボだと「剣が白き石でできている」とか書いてあって間違い探しじゃなくて正しいところから探した方が早いレベルでウケる(真顔) サモキャラと世界設定匂わせに半分以上尺を食われる。
ハァ~~~~~~~
そして突然始まるソール本人とは1マイクロミリも関係のない神話上のソールとマーニのエピソード(原作ではこの名前の引用に関しては「ソール大好き疑似ブラコンの弟弟子が実はスコルの子孫」というコミカルな要素で消化されている) 合間合間に挟まる原作要素がほぼ無くなったごちゃごちゃ。クソつまんないライターの自己満テーマご開陳のために急に親が死んでたことを思い出して「自分は親を見捨てた卑怯者」とか言い出すンーノレ。 お前襲われた当時幼児やぞ???????? ちなみに原作だとかつての自分と同じく親を亡くして泣くことしかできない孤児に「生きなければ親の願いが無駄になってしまう」と言い聞かせるシーンがあります。 原作のメインキャラを情緒に問題のある人間にするのやめていただけます????????????????????(二度目)
(追記)原作でも同じような後悔を抱いているという掘り下げはあるんだけど多層的な描写として入ってくるのと薄っぺらモノローグドーン!じゃ同じ印象にはならないんすわ
なぜか厨二病化して原作要素のケモフード付き衣装を指して「†魔物に喰われたが如きもの†」「†かつての自分の願いが叶ったのだろうか†」とありとあらゆる辻褄の合わないことを言い始めるンーノレ(クソデカブチギレポイント) 原作未プレイでもわかるかもしれないんですけど両親も故郷もエンチャントファイアされたんでリカンツとか���ジでなんも関係ないんですよね。 そもそもクソコラボの中でも友好的な種族として出てきたのにリカンツに喰われたようとか言い出す無神経さがヤバい。 原作のメインキャラを情緒に問題のある人間にするのやめていただけます?????(三度目)
さらにごちゃごちゃなので省略。 さっき自分で「石はデカい方が強い」って言ってたくせ刀身丸ごと石でできてることになった剣を振り回してる主人公に取ってつけたようにめちゃクソ小さい石しかついてない指輪を渡してくる知らん糸目。 なんか「お護りいたします」とか言ってるけど上で書いた通り原作だとここでの話の要点って主人公が脱貧弱一般人して実質一番強いやつとして行動する覚悟を持つとかなんかそういうとこだし散々肉盾になってきたソールに対して「これからは自分が守る」って言ってるんですよね…いやこのクソエアプシナリオに言うだけ無駄なんですけど…。
原作or北欧神話無関係なのになぜかいるホルスの月の瞳と太陽の瞳がどうしたこうした。 まさか知らん糸目が魔物に喰われたとか急に言いだしたのってライターがソール&マーニと絡めて「月と太陽、超関係あるし超深い☆」ってドヤりたかっただけなんですか??????でなんか出てくる不死皇の本体。
なんで?????????
アンセスターいないのってこのクソ雑はしょり進行の都合なん???Any%って冗談で言ってたけど本当にずっと先の展開のデモシーンまで飛ばすRTA走者が使うバグみたいなん起きててハァ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちなみにこれ↓当時2話でうんざりして3話もどうせこんな感じのクソだろって書いた予想なんですけどまあまあ合ってて自分で笑っちゃった
・賢者の塔が再現できないからサモキャラのドタバタでお茶を濁す ・ンーノレの話よりサモキャラの過去語りの方が尺が長い ・1話で即落ちしてたのに勝手に感動して持ってた指輪をいきなり押し付けてくるンーノレ
4話~エピローグ
原作のストーリー要素ゼロ。マシになるかもしれないなどと油断してはいけない。 結局そもそもクソコラボ設定だとなんで存在してるのかもわからないバッカスが「なんで記憶ないんだろ~」とか言ってるけどこのイベントでキャラクターが「なぜだろう」と疑問に思ってることの大半は書き手の都合でしかないので筋の通る理屈はありません!ガハハ 「それは――それこそが――」みたいなセピア色ポエムと未だにプレイしてる人たちから揶揄されてる意味深ムーブをぶった切ってタイトルに行きますが答えは提示されません。本当に考えてる?
原作で描かれていた「魔法があっても死が覆されない世界で犠牲者が増えるほど戦力を増やす魔王の軍勢」「より上位の存在に弄ばれている魔王たちにとっても手詰まり」という重々しい要素を丸ごと削ってエアプの愚昧どもにもわかりやすいよう薄っぺらく説明してくれるネタバレ厨のネクロス。ついでにサモカスを指名してガンつけする。「お前の中にある異物(サモカス)が許せない」と全愚痴勢の気持ちを代弁するネクロス(実際はもうちょっと複雑な感情です~みたいな説明あり) こういうことやってて安売りデレ営業が足りなかったから第二弾の☆5棒どもは頭フォーマットされたんですかね~…
(1/22追記)シナリオがヘタクソすぎて今まで本気で気づかなかったんだけど後で出てくる名前連呼とかやたら繰り返してる「ねばつくような視線(原作の感情と比べると飯盒炊爨のおともに作るカレーよりシャバッシャバ)」とかってご都合主義⭐︎5棒錬成剣で切り離した2周目(笑)のネクロスをサモカス専用(笑)(笑)にするための寝取りの準備だったんすね(笑)(笑)(笑)
ごめんけどまじでばかおもろい笑笑笑笑笑
あんまりにもガバガバかつ薄っぺらいので見栄張ったせいでサイズが合ってないコンドームかと思いました(そんなことする人が実際にいるかは知りませんが…)
パチモンのネクロスもクソシナリオの薄さに対して自我がありすぎて茶番を自覚してるし特殊だと「本物の勇者と魔王はもっと手ごわいぞ」とか言ってるしなんなんだこれほんとに。
このクソコラボ全編の中で唯一原作ファンがクスっとできるニーズホッグの秒速掌返し。無反応のバッカスと出てこない指輪にブチギレるバッカス×ニーズホッグのオタク。後ろでそうだそうだと野次を飛ばす私(注:原作は情報量が多いのでどんなに熱心なオタクでもだいたい本命以外のキャラクター周りの設定の記憶が薄れがちなので反応が遅れる)言い忘れてたけど合間合間にまたサモキャラと世界設定匂わせが挟まってます。
これから冥府の門だというところまで来てサクサク進行だから覚悟が足りない!とか言って震え始める主人公。
お前自覚あったん!?笑
原作だと丁寧に積み重ねてきたものや導入として機能してたアンセスター編の役割をすっ飛ばして無駄にペチャペチャモノローグ垂れ流してるくせにキャラクターの感情には一切向き合ってこなかったツケですね…
最終話の冒頭、主人公がまたペチャペチャモノローグに入って「自分ならイベントをスキップしたり美味しいところだけつまめると思ってた」とか言い出す。
お前が今やってんのそれなんだけどそっちは自覚ないん!?笑笑笑
このクソコラボ用に雑改変された世界自体が命の重さから逃げてるのに「自分だけの旅路」とか適当言ってんじゃねえよ~~~~~~ ちなみに原作のラストでは「主人公(プレイヤー)が歩んだ道のりがあるからこそキャラクターたちの好意は主人公に向けられているのであり、それを別の誰かが横取りすることはできない」とはっきり言ってます。でも2周目(笑)は別人(笑)だけど好感度(笑)は持ち越し(笑)(笑)(笑) ”僕”って結局なんなの?みたいな話とか当然エアプどもは意味がわからなくて困惑してるわけでここがまさに冒頭で言った既プレイは顔をしかめ未プレイは置いてけぼりでネタバレだけ垂れ流されてるという状態。アホに優しい日本語最大手wikiですら教えてくんに対してはてめーらにはおしえてやんねーくそしてねろ!の一点張りで笑う。 「道中一緒だった」とかいうまともに会話したことないクラスメイト程度のつながりしかないくせにネクロスの名前を呼び続ける主人公。エアプはこれ感動シーンと勘違いしてるかもしれないけど「ネクロス」の名前自体が”本物”がつけたものだからさぁ…お前ほんと何から何まで「1周目の引���継ぎ」なる謎概念におんぶに抱っこ授乳手コキしてる知ったか前方ユウジ面だけでほんとさぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~と思ってると2年ちょい後に原作ファンをブチギレさせることになるご都合主義☆5棒錬成剣でバッカスの肉体からネクロスを切り離す主人公。サモカスの受け売りで逃げる勇気!みたいなことを言い出すけどあいつが言う「逃げてもいい」は星5レアリティの男キャラにしか適用されないという法則があります(約束の海底都市参照)(滅びろ海底都市)
そもそも原作の軸だった「逃げた”僕”と逃げなかった”俺”」の「逃げ」を「割り当てられた役割から逃げるかどうか」の「逃げ」にずらすのは完全な論点のすり替えで、かつどちらがどちらに当てはまるかが真逆で本当にこれが最悪で… 前者が逃げているのは自分が世の中の規範(この場合は異性愛規範)から逸脱した存在として見られる恐怖に向き合うことで後者の役割(規範に基づいて期待されているもの)からの「逃げ」の先にあるのはまさしくその恐怖への対峙なのでほんと悪い意味で筋の通ってない屁理屈でもう…………
原作の価値観が「カムアウトする勇気=Good!」という平面的な物差しで終わっていたからこそ人によって本人の事情も周りの環境も違う現実の複雑さを考えればクロゼットのまま生きている人も肯定する結論にするシナリオを作る、という話になっていればよかったんだろうけど(ここまで仮定)その「別の旅路」とかいうのがま~~~~~~説得力マイナス100兆エアプ・ゴミクズ・ユア・ストーリーだったせいでどうにかなったかもしれないものも全部駄目になってただ原作ファンを怒らせただけでなんでタラレバキャンセルからのノー擁護です。
みんなで逃げよう!となんとなくハッピーエンド感を出してメディアリテラシーの低いプレイヤーを煙に巻いていますがこの2周目(笑)の人たちは特殊クエストでないこと(東京に来たのは”本物”たちだった)になったままクソコラボ第二弾に続きます。ハハハハハ
ここまで書いてもなんか言い返しておけば勝ちになると思ってる連中はバカの一つ覚えで別人別人って騒ぐんだろうけどじゃあ別人のこと好きになれないしそもそもコラボって言いながらパチモンつかまされるとかわけわかんないんでやめていただいてよかですか…
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yuupsychedelic · 1 month ago
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詩集『わたしのエネミー』
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詩集『わたしのエネミー』
1.「僕達洗練人間」 2.「洗練人間飛翔せよ」 3.「洗練人間たちの帰還」 4.「惑星キーラと星雲ホノスで出逢った友の話」 5.「夢見る機械と夢を見られない私」 6.「ただいま」 7.「大丈夫と言わないで」 8.「ある居酒屋のカウンター席で」 9.「ふたりのいちばん長い一週間」 10.「生きたい」
1.僕達洗練人間
地球初の異次元ロケットに乗って まだ見ぬ世界へ君と出逢いに行こう そんなに心配しなくても如何にかなるさ 太陽系の引力から離れた僕らなら
言葉にできない形のモンスター 特撮番組のようなヒューマノイド 浮遊する構造物で出来たビル群 音楽は五線譜の外を舞い踊る
ヒーロー番組のような正義は作り物だから 目に見えるものと目に見えないものと 生まれたての感性で 蒼く光る星空を見つめ彷徨う
この街の元素は希望とまだ見ぬ言葉だ 空気と水と炎じゃ説明できない そんな惑星の都市が僕らの最前線
地球宛の交信は 誰にも聞こえない
言葉も仕草も通じない なんの文化もわからない 意思があるかも見えてこない 未知なる世界でふたりぼっち
あと食糧はひとケース 異次元ロケットの燃料も切れた マトノミオのチェキは連れてきたのに おにぎりとカップ麺は忘れた
SOSはもう百万回以上伝えたけれども 青二才の僕と素直な君が この世界を生き抜いてやろうじゃないか
銀色に輝く夜空に林檎の舟は舞い 八十メートルもある怪獣が光弾を吐く ヒトはこの世界では蟻未満 それでも僕らは旅を終わらせない
ふたりの名前は…… 僕達洗練人間
この惑星の大衆酒場で元人間に出逢った いつか地球連邦に見捨てられたらしい 世界は意外と狭い マスクを外した素顔は 憧れのアイドル
いつか僕らが異次元ロケットを元通りにして 地球という故郷に還るその日まで どんなに涙と怒りに溺れようとも ヒトという絆を信じて立ち上がる
僕達洗練人間 僕達洗練人間 僕達洗練人間 僕達洗練人間
見捨てられた者同士だから 何も失うことはない 空の彼方にある虹の向こう側へ 最前線から
次元の穴をたしかにこじ開ける日まで 生きようぜ 生きてやろうぜ
2.洗練人間飛翔せよ!
異次元宇宙のジャンクヤード 規格も用途も未知なまま 太陽系の先遣隊 未知なる使命を帯びて
起動せよ 飛翔せよ 銀河を超えてゆけ
嗚呼 いとしの地球製メカニック 銀河中の知恵を借りて もうすぐ帰還する
この世界で最初に出逢った友は コロニーの知恵を授けてくれた 怪獣に宇宙人に生物現象 君がいなければ生き残れなかった
新たな街が生まれ日々消えていく 名もなき惑星が炎に包まれる 政治も文化も生命も溶け出して 声なき涙を見知らぬ誰かが踏み躙る
起動せよ 飛翔せよ すべてを伝えるため
さあ 最後の仕上げをここに始めよう 銀河中の知性を載せ 地球へ帰還する
新たな旅の始まり 何者でもない愛を守るため ギアを上げろ!
ライト兄弟の気持ちがわかった気がする 宇宙港の先端で地面が見えた時 生まれて初めて死を覚悟した
それでもやらねばならぬと ここに決めたのだ 大粒の汗と涙を拭い 生きるために闘う
さあ いとしの地球に還ろう 単位のない速度に乗って 君に逢いにいく
どんな結末が待とうとも 洗練人間の誇りをかけて これこそが僕らの青春と誓い 運命を信じ駆け出す 自由な朝の白鳥のように 星空の海を越えてゆけ
3.洗練人間たちの帰還
いくつかの星雲を越えて 夢にまで見た蒼き星が見えてきた ツギハギだらけのロケットは なんとか僕らを支えてくれた
かつてのアイドルはあの銀河に残ったけれども たくさんの文化と知恵を背負い この大いなる旅の終わりに 最後の試練に挑む
成層圏で燃え尽きなければいいが ずっと心配していたんだ まだ見ぬ星のまだ見ぬテクノロジー 僕らの勇気が試される
何度目かのワープも無事だったから 最後もきっと問題ないだろう そう信じれば信じるだけ 上手くいく確率も上がっていくはず
この翼に愛を託して 僕らの夢の終わりを飾ろう 母なる大地に降り立つ時 何億光年ぶりのキッスをしよう
地面に降り立った時 少し強い衝撃が加わり 僕は身体に痛さを感じた それでも隣の君のため
数分の後にハッチを開けば 今ここが海の上と気付いた 僕らは救難信号を出して この時代の人たちに生存を伝えた
VTOL機で旅立ちの場所へ やっと降り立った僕らは立てなかった それでも鳴り止まぬ拍手の声が 疲れた心に染み渡る
正直生きて帰れるとは思わなかった もう帰れないと思ってた 君と二人で戻れたんだ 現実を噛み締める度に想いが溢れた
ありがとう この宇宙船(ふね)
次はこの人類への復讐を 大声で語り継ぐ番だ あまりに計画的でかなり無謀な 僕らの立派な旅を
その前に今夜は君と ゆっくりしよう
4.惑星キーラと星雲ホノスで出逢った友の話
ある旅の途中 惑星キーラに立ち寄った 地球にしかない物資を運ぶ仕事 これが初仕事だった
チョコレートのような大地が見えて ヘリポートに降り立つと なんともいえない声を出し��がら 私を歓迎してくれたキーラニアン
しょうもない冗談や なんでもない会話 人によっては すぐに忘れることもあるだろう
でも私はなんとなく覚えている 翻訳機なしでも伝わる言葉や よく見るとかわいいマスク越しの顔 そして忘れられないユーモア
別れ際に隣の惑星にいるらしい 歌い手の名刺を渡してくれた 名前はわからない
惑星キーラを旅立ち しばらく宇宙を散歩した そろそろ仕事をしたかった時に あのキーラニアンから電話が来た
「私の同期なんです」 「いつも半ズボンを履いてて」 そんな紹介を聞いてるうちに とりあえず引き受けることにした
屈託のないその笑顔と 圧倒的な身体能力 星雲ホノスのホノージャは 私を熱烈に出迎えてくれた
ただキーラニアンは何も教えてくれなかった 愛があまりに強すぎることや ドキドキさせられる言葉 そして気の置けない友人たち
はしゃぎすぎて声が枯れた 忘れられない夜 ところで仕事ってなんだろう?
何十年が経った今も ふたりから連絡がある 星間宅配人を引退してから 星を越える手段を失ったけれども またあなたに逢いたい
古くからの友にお願いして メッセージをふたつの星に飛ばせば ひょっとして気付いてくれるかも とにかくやってみることにした
惑星キーラと星雲ホノスの友へ 私はここで元気にやっている もし良ければ地球に遊びに来て 友達を連れてきても良いから
しばらく何も答えがない どこかで撃ち落とされてしまったのか?
そう思っていたら…… いつか聞いた声 ようこそ地球へ!
5.夢見る機械と夢を見られない私
今朝のワイドショーはどこも同じ 夢見る機械の発明 年老いた科学者が高笑いしながら その凄さを雄弁に語った
夢見る機械と 夢を見られない私
私に夢を見させたら 認めてあげるわ
何年間かの狂騒の後に やっと手にした使用権 いくつかのデバイスを身につけ 見たい夢を機械に語った
夢見る機械と 夢を見られない私
金持ちになりたい 人格者になりたい 世界の王になりたい あなたに愛されたい
私に夢を見させたら 許してあげるわ
虹の膜が歪んでいく 身体に何かが突き刺さる 幻想を黒に塗りつぶされたまま 苦しみが心を華やかに覆う
目が覚めたとき私は 金持ちで人格者の王様 あなたからの愛は無限大 それでも何かが足りない
夢見る機械が欲しいわ 夢をもう一度見させてくれ こんな欲望は誰かにくれてやる もっと普遍の幸せを
まるでアヘンのような中毒性 繋がったままの透明パイプ 自由な夢に憧れた 私は世界でいちばん愚か者だ
夢見る機械と 夢を見過ぎてしまった私
どこかへ連れていけ いっそ殺してしまえ ジャムを塗って食べてくれ その辺に捨てちまえ
6.ただいま
何年も連絡を取らなかった 連絡先も変えた ひとりになることを選んだ そうあるべきだと思った
僕なんか幸せになっちゃいけない 僕は生きてちゃいけない 僕には何もできない 僕が君を好きになっちゃいけない
土砂降りの夜に突然駆け出したくなった 街中を大声ではしゃぎながら叫びたくなった
水がTシャツを滴っていく 言葉は夜の闇に溶ける いちばん逢いたいひとは もうこの世にいない
僕はもうひとりだ
翌朝会社を辞めた 退職代行を使った 上司の首を取った 春に会社は倒産した
僕は部屋を追い出され 心も身体もスカンピン 綺麗なスラムで生きるうちに ここが居場所と気付いた
あれから何年か経った白い雪の降る夜に 公園でゴミを漁っていたら誰かが肩を叩いた
途端に泣けてきた 涙が止まらない 身勝手に選んだ道の先に 倖せなどないと知った
僕はもうひとりじゃない
誰かに悪口を言われたり 誰かが右足を払ったり 魑魅魍魎が蠢く世界だけど 全部疑わなくてもいい 教えてくれたのは大切な君だった
途端に泣けてきた 涙が止まらない 何にもできないまま 時を重ねる愚かさよ 風よ応えてくれ 何処へ向かえばいいのか?
それでも君がいるから なんでも出来る気がした 二度と離さないよ
僕はもうひとりじゃない このドアを開けて ……ただいま
7.大丈夫と言わないで
大丈夫なんて言わないで 君が平気じゃないと知ってるから 大丈夫なんて言わないで あまりに便利すぎるから
見えない魔法のように みんな使ってる 大丈夫という名の 呪文のチカラ
本音はつらくても 心の中はきつくても そう声に出すことで やれる気がした
でもとっくに気付いてるよね もう頑張れないこと そんな時は 思い切って止めてみよう 何かが変わるはずだ
大丈夫なんて言わないで もう無理なんかしなくていい 大丈夫なんて言わないで 周りの目なんか無視していい
人生はジェットコースター 浮き沈みだらけの道 時には自分なりにやってみよう
そうすれば心も軽くなる いろいろ考え過ぎなくていい 時には好きにしてみようよ
風邪にインフルに腱鞘炎 それでも仕事は休めない 満員電車に遅延天国 心に怒りの嵐が舞う
みんなの目が怖くて 一歩目が踏み出せない そんな時こそ 思い切って進んでみよう 誰もが“私”というドラマの主人公
大丈夫なんて言わないで 自分の感情に蓋をしなくていい 大丈夫なんて言わない 言うべきことはちゃんと言っていい
社会はロールプレイング 誰もが私を演じてる 時には台詞を塗り替えてみよう
そうすれば次の幕が開く やりたいことをやるだけだ 時にはスキップしよう
人はいつ死ぬかわからない
大丈夫だよ…… 大丈夫じゃない…… 大丈夫かな…… 大丈夫そうだね……
誰かの世界を塗りつぶしてきた 無責任な言葉に まっさらな楔を打とう
大丈夫なんて言わないで 大丈夫なんて思わないで 大丈夫なんて誤魔化さないで 大丈夫なんて壊れないで
人生はジェットコースター 社会はロールプレイング
茶番だらけの小さなこの世界で 私だけの大きな旗を掲げよう 大丈夫に囚われないで 時には好きにしてみようよ
8.ある居酒屋のカウンター席で
ターミナル駅の高架下 五十年前から続いている この居酒屋のカウンターは 私が私になれる場所
口うるさいタレント 現実的じゃないスケジュール 今夜は愚痴と懺悔に花を咲かせて 明日が来るのを待つ
一杯目は生ビール 二杯目はハイボール 最初は盛り合わせ 次に鶏皮
ちょっと酔い始めたら 名物のビビンバ 最後に大将特製のカクテル そんな夜が私の幸せ
十年前からこの事務所で いろんな原石を見守った 時には苛立つこともあるが 何気ない言葉に救われた
芽が出なかったアイドル 良いものを持っていた俳優 新たな道へ送り出す度 「私がいけなかったのか」と後悔する
華やかな世界だからこそ その裏には影が強くなる それでも明日を夢見る者たちが 絶えないのは光があるから
いつしか後輩やも恋人ができて 東京暮らしにも慣れたけど 年末の二十時間労働の終わりには この店でビールを飲まなきゃね
そうやって私は私なりに 自分の感情を咀嚼して この世界で私らしく あなたの幸せを願い続ける
いつだってそう 銀幕やステージ 初めてあなたが立った日に これからどんな道を歩み 星を掴み取る姿を想像するんだ
一杯目は生ビール 二杯目はハイボール 最初は盛り合わせ 次に鶏皮
ちょっと酔い始めたら 名物のビビンバ 最後に大将特製のカクテル そんな夜が私の幸せ
タレントの話はしないけど なんでもない愚痴を話す場所 ここは昔ながらの居酒屋 私の大好きな居酒屋
9.ふたりのいちばん長い一週間
僕にちょっと勇気があるなら この沈黙はきっと存在しないだろう 手を繋いでも何故だか冷たくて 手を離すと無性に淋しくて ふたりの距離感が掴めなくなる
思い返せば小学生からの癖 僕らはあの坂道を登って 海の側の学校へ行く
帰り道は小さな喫茶店に寄り道して コーヒー抜きのカフェオレを飲んだ
バレンタインは手作りのチョコ ホワイトデーはあの店のクッキー クリスマスは街でショッピング 誕生日はお互いの家でゆるパーティー
誰かの噂になるためじゃなく いつしか君を本気で好きになってた でもクラスに流れた噂を聞いた瞬間 すべて終わったと思い込んだ
もしもあの日に戻れるなら 僕に「ちゃんと向き合え」と伝えたい
一緒に通学しても何も喋らず 玄関からは友達同士に分かれてく そんな数日間を過ごすうち 僕らの噂は拡散して LINEに「明日からはいいよ」とメッセージ
クラスでもぼーっとしがちな僕を見かねて 共通の親友がご飯に誘った時に言った 「そろそろ素直になったら?」
次の日の朝に前を歩く君を見つめて 必死に言葉を探してもやっぱり言えなかった
照れた時に見せるくしゃっとした笑顔 気が緩んだ時にふと出る博多弁 トマトを見るとそっと渡してきたり よくわからない問題で間違えたり
そんな君を他の誰かが好きにならないなんて 「絶対おかしいだろー!」と浜辺で叫んだ 誰にも見られていないと思ってたのに ふと気配がして振り返ったら君が泣いていた
出逢ってからちょうど10年のある冬の日に 僕らは初めて抱きしめ合った
「あなたは信じてくれると思い込んでた」 「ごめんなさい、僕のせいで」 「でも、やっと気づいた。私、好きみたい」 「先に言われちゃった」 「ちゃんと言葉にしないとわか��ない」 「僕も君が世界でいちばん好きだ」
曇り空に隠れた夕陽が 白鷺のように羽ばたいた 聡明な碧と純情な紅に照らされ 僕らは永遠になる
翌朝からふたりは手を繋ぎ合い チャイムが鳴るまで離さなかった もちろん噂にはなったけど そんなのどうでもいい ふたりでいられるなら 僕にちょっと勇気があるなら
10.生きたい
生きてりゃドジばかり 仕事すりゃミスばかり 死にたけりゃ死ねばいい どこかで誰かが言ってた
何もせずに生きられたら なんて幸せなんだろう 実際に何もしなかったら 皆あれこれ言うのに
川の流れに流されまいと 小さな枝にしがみつく私を 誰かが力づくで 殴ろうとする
離してよ 離さないでよ
口を開きゃ愚痴だらけ 文字を書きゃ不満だらけ カネさえあればの人生に 肝心のカネがない
もし誰かのせいに出来たら なんて楽ちんなんだろう 無機質に敷かれたレールの上は きっと居心地悪いのに
悪い奴になるまいと 土俵際で踏ん張る私を 誰かが甘い言葉で 堕とそうとする
構ってよ 構わないでよ
優しい言葉に惑わされたり 厳しい言葉に縋ったり 人間不信は加速中 私の人生は五里霧中 誰も責任取らないこの社会 しょうもない責任押し付け合い どうして大人になれないの? なんでこんなに間抜けなの? 私の言葉はぐるぐる���るぐる 赤道直下を行進中
私が私を生きるため こんなに汚れても 誰も振り向かないなら 生きてる意味がないね
生きたい ボロボロになっても 生きたい 老人になっても 生きたい 恋を知らなくても 生きたい 人が信じられなくても
川の流れに流されまいと 小さな枝にしがみつく私を 誰かが力づくで 殴ろうとする
そんなあなたの手を取り ある晴れた空に向かう
人は何歳からでも生まれ変われる たとえ何回転んでも また起き上がればいい 今の私の気分で 行きたいと思えりゃいい
詩集『わたしのエネミー』各種クレジット
Produced by 坂岡 優 & 蒼乃彗星
All Poetry Written by Yuu Sakaoka Brain by Koharu Takamoto, Sakura Ogawa
Words “僕達洗練人間” = “We Are Smart Human” references by 村井 優(櫻坂46) Dedicated to 櫻坂46, moonriders, 的野美青, 増本綺良, 大沼晶保, 田村保乃, ウルトラマン, メフィラス星人, バロッサ星人, 金城哲夫, 石堂淑朗, THE ALFEE, 細野晴臣, 高橋幸宏, 大滝詠一, 加藤和彦, 水野あつ, 星新一, 伊藤計劃, 今敏, ルネ・マグリット, 友人A, 知人諸氏, その他多数……
Designed, Edited, A&R by Yuu Sakaoka
Management by G.Slope & Hill's Planet
Very very very thanks to my friends, my family, and all my fan!!
2024.12.29 坂岡 優
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byoh-kizok · 2 months ago
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【節句料理】
今年は重陽節の報告が遅れた影響で、すっかり忘れられている気がするが、ちゃんとやりましたよ霜松節。去年は鶏ガラスープの素で味をまとめたが、今年のテーマは「牡蠣醤油」と早い段階で決めていた。「霜松24 牡蠣醤油鶏そぼろ餡」発令である。
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今年は柿をお休みとして、松の実と梨(安定の「王秋」、今年もお世話になります)を基幹食材とする至高のメニューを考えた。
マストのきのこは、たまたま安くなってた丹波しめじを初採用。鶏の挽き肉はもも肉を想定していたが…高額ぇんだよコノヤローw
令和ニッポンにおいてはもはや挽き肉=安い食材という考えは通用しないようである。100g当たり約200円という現実を突きつけられて、一瞬胸肉(ほぼ半額)に日和りそうになったが、歯を食いしばりもも肉ミンチを用意。くうううっ。
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さて、特に調理上の新機軸は無いためサクッと作った鶏そぼろ餡、今年は「博多風」うどんに添えるのだ。
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今年の出会った食材の中でも、最も画期的であったものがコレ。
ワンタンを思わせるフワフワ食感。これのおかげで、苦労して「ウエスト」のうどんを食いに出掛けなくて済むようになった。まぁたまにはいきたいケド…
博多風うどん、というからには、つゆは最低でも関西風で、というわけで最近はすっかり全国区タレント化したヒガシマルのうどんスープを調達しようとしたのだが、隣にならんでたんですよ!コイツが!
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九州の食品メーカー「久原」のうどんスープ。もう間違いなくね?
…てなわけで、「松の実と和梨入り鶏そぼろ牡蠣醤油餡添え博多風うどん」完成。
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いやはや美味いのなんのw
今年の節句料理を締めくくるにふさわしい出来。上首尾に気を良くしながら早くも来年の節句料理を構想する。終わりなき探究に勤しむことを誓うものである。
節句料理万歳!
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lyrics365 · 3 months ago
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Merry Warm Bodies
さむいさむいお部屋も あなたとなら怖くはない いつものようにあたためて 抱きしめ優しくなでて 今すぐ もう ひとりぼっちになんて させはしないと 誓ったあなた ねぇ 忘れない あの日触れた 優しい あの小指のぬくもり あなたがかけた魔法は永遠 わたし ずっときれいでしょう? 月の光 映して蒼く 会いたい わたし ずっと待ってる わたし いい子にしてるよ? ベルは鳴らず ドアが開く その日を待ってる まばたきもできず さむいさむい季節は(白い雪が) 蝋燭の炎が揺れた(ああ ちらちら) おおきなイチゴのケーキを(かがやくのケーキを) きらきら真っ赤に染めて(きらきらきら 真っ赤に染め) きれいね 幸せよ 永遠に (お願い、行かないで……) あなたといたい いつもどこでも ずっと あなたのとなりに 緊張に軋む身体 震わせながら 会いたい わたし会いに行ったら あなた どんな顔をする? いつもみ…
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kotobatoki-arai · 4 months ago
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くだんのために
 どこへむかって 富んで征くのか? (じつに青い鳥とは悪意であろうよ)  なにをおもって 演って来た? (みじめに 揺れたのですよ)  つたえることもなく、みえやしないか (極限を おもいえがいたときに)   さてね、あらわれるものだから  この國國の一点に細い群れの白昼夢は不協和音の彫刻。てばなし。幽かな指の間をすり抜けて、ほらね。泥を塗る。ひとびとは巧妙な多幸感のまなざしも擦り付け「星のめぐりを試す」と云い――絹の付箋に示された腐肉の正解が耳目に触れる体積は、せわしく啜る昼顔の露におなじ  モダンな葬列があらわなボロを広げては沁み入るようなランプと灯し続け、存在を握る手が「わたしたることを、ただぞんざいに土に飢える。」アカツキはますます強くなり、たぶん室内はざっと数えても底しれない它翅、垂れ流したアクビであろうが  たしかに手招きを模倣し運ばれた瓶と巣を、 (受け止められものと結びついたものを  解くには容易でなくてね)  または制帽と羽織を冠るように押し付ける。 貴重なる海の破水されたぬいぐるみのようで  蝋細工である蛆虫の196ピースが 無数のそれは無数の、残骸は  肌に触れるとおどげでないものの誹りとして 窓窓窓に囲まれる。片道切符、苦い快感と共に  2歩歩く。葉音に群れる大事な誓いだ どの歪んだ顔。全身でわらう花を 我らを  なんと呼ぼうが。燐片に備わる露骨な妄想だ   ダイヤルを回し/新しいラインにのせると  ――ほらね 柳の下のような気がする予。  :滅びた後も存在すると考えられることも多い    未知とはただただ かぎりなくにせもの――  言いかけた言葉が強引に仔羊を柘榴に戻し、塞がれた風穴などまっすぐにモーテルへ続き、迂闊にもがれたのだから仕方ない。癇癪を熾した、たましい  韜晦のランタンに近づくと黒く 変色していた蝴蝶もこちらは、複雑な爪痕をやどした塒に 薄化粧した数珠はしめり、袖に隠して置いた循環。あげつらうインクのしみに正午を打つもよおし、艶やかな鳩時計があればいい鴨。スマホの奥でよだれを垂らすおくゆきこそ神、不自然な鷺の種を蒔きどこか水に流す印象、故意は乞いを語彙に敷き詰める 焦げたてんびん。混ぜ込んだのは薬剤と大小の活字、それと灰と秘蜜だよ  ものぐさでもわるびれないから〝だれはばからず たれまく〟発作のよう黄昏に染まり、彼はざわめく木立の。この狂いの原因は、道楽の議論、あゝ僻地の風通しも元気か  鮮陣を疾走っていた/ですが旅鳥はその過程で立ち上がった/私を照らすのは無影灯、どこかへいく。だがきみでありぼくであれ生命とある。システムは无ム悲観に肯定する/かなたの海もあたいの山も、知らないところで。宿主は装飾の施された見世物小屋に絶えず経ち自由に選ばれる、にぶい姿態はすべて響いていた。あおいかべに消せない嶌影(その犠牲のうえに。(その代償に架けて。  賭して惨めな格好が畫かれる常々は末路など啓かれず そんなものだとて石を拾っては、お花畑にみえるならそれでいい。用途も要点もない幼稚��色彩にありつづける   汝、しかいがふみしめると    ――なにもかもわすれていく   ステンドグラスの焦土ですかねぇ   信号も交差点も三途の川ばかしの    綿菓子が熔けて痙攣した   ざわついた骨が黙劇の訪れ、    どうせ詩を唱えているばかりだ かくしてこの初秋のことである。 不規則なある物のように、不条理にある者のように ――わたくしは死んだのですよ  過去の未来へ切断された鏡面に萎縮し、剥がれた夜気がヌメるように無常にも微笑った。綾がいくつかにわかれ のたり、あっというまのこと、古びた風に呑まれて 光沢の波に紛れて  また、お静かに、白い海は。 「序曲でも失明でもない。まだ感じられない。時は聾唖であり、綻びかけたなにか。」だとして 追い詰められた闇の底に空想を交えた荒寥が犠牲にした、煌々と灯る、ケモノミチに。きりきざんだ潮の流れをも見つめながら、あわただしい人生の深淵に孕んでいた游び場は、水切りの塚とあしあと。わざとらしい感嘆の溜息が暮れのこり、念と透明に鉤爪の恒星はひとつかみ。とばりがまた映し出す、ことわり故 恍惚と舟に浮かび――あゝ精神は風見鶏。不甲斐なさとでも硝子の笈に湛め。異なる数の手足を持ち 今あるヒカリが跋扈する、胎盤はめまいと共に瞑想的なもので。怒りの味がするほど感覚は低い低い瞼で。じつと上澄みを未饐えてゆく    旅立つこともなく  極端にのろい切り傷がズレた  ミクロコスモス  /ピンホール��メラからみどりごを覗く、凪    またうまれうまれ、そらへゆくゆく  /コカインでもヘロインでもあるけど    鉛筆でセカイ《赤ン坊》と書いて掌に蠢いている  /輪廻など持ち込めやしない    途切れた約束を。お忘れになられたからまた  /ささやくように さざなみだしたという    まだ聞こえない、入道雲が沸き立つまでの距離だ  重なる檻を形成した花のかおり 秘色はまだ窺うようで、瞬間の、不格好にうわずらせた合図も恨みのまた、ざわめく植え込みが 横目で彼らを見ながら、白線の たくしあげる裾を、浮き橋に はだけながら、途はぞんざいにへばりついて、白痴という死体をみなぎらすなにかが 口に放る、  できるだけあるべき姿を縋り付くように愛称を勃たせた、大きな縫い針で 私はSOSを発しているレコード  泥舟もまた自らの手。抑圧のどこかで外したものでは無いと、またスイレンは朝まだ浅い、みみずくのこらと。この心臓に暴かれた楽園。終わりなどまざまざとカニバリズム《愛》全裸に近づくように  眼鏡のしずくとひかり、  ともに弾かれしゃがみこんだ時   すべてのものを見た。 (冷えた指はしらない。)くだんのために  :また少女は《Eiserne Jungfrau》   ほんのすこし、   きれいだった、ことを おもい    かえしては いたのでした 2024-08-24
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