#山陽小野田カラー
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6/8(土)
気を張る6連勤明けだったのでおもしろいほど寝られた。体も水を吸ったように重い。
14時過ぎに少しだけ持ち直してお花屋さんへ行く。白い紫陽花と、レモンイエローのカラーと、お店のお姉さんにオススメされたなんだか分からない白い蕾のついたグリーンを買う。お花の名前は覚えられてもグリーンの名前は全く覚えられない。なぜならグリーンは好みではないから。
お家に帰ってこれは寝ておいた方が良さそうなだるさだなと思ったのでまた昼寝だか夜寝だか中途半端な時間に2時間ほど眠る。初夏の光を浴びながら眠るのは心地よい。午睡とはいい言葉。
21時におばあちゃんから電話があって、明日曽孫達がじゃがいも堀りに来るから礼ちゃんも来るかと誘われ、甥姪会いたさに二つ返事をして電話を切った後、芋掘りできるような服も靴も無いことに気づく。私は一張羅しかもたないと決めているのだ。急いでユニクロとGUをGoogleマップで検索してみるも、全て閉店していて、ですよねーと思いながら眠りについた。明日開店と同時にユニクロかGUに駆け込もう。
6/9(日)
朝5時半に起きたら昨日買った紫陽花が既に萎れててショック。水切りが上手にできてなかったのだろうか。気を取り直して、スキンケアを入念にし、ラジオ体操第一も第二も踊る。毎回迷うのだけどラジオ体操は踊るであっているのだろうか。する?
ちなみに大人になってからラジオ体操第二をやったことない人、ぜひやってほしい。三半規管めちゃくちゃになって目眩が起きるプログラムになっている。
最近の私は超健康なので夜は22時半には寝て、5時半には起きている。休みの日も。その代わり休みの日は15時までならどれだけお昼寝しても良いスタイルだ。
朝一の予約でマツエクサロンへ行って、お姉さんと筋トレをするなら夜よりも朝という話を聞いて激しく同意した。お風呂上がりのマッサージとか推奨されてるけど、夜はとにかくお風呂上がり以降の工程が多いから、プラスアルファは継続できない。体動かす系は朝に限ると思っている。気持ちもすっきりするし目が覚めるし。
マツエクを終えた後、おばあちゃんに今から服と靴買って向かうと言ったら、一式貸してくれるとのこと。ありがたい。
おばあちゃんの家に着いたら既にカッパを着た甥と姪が待ち構えていて小さい子供のカッパ姿ってなんてカワイイんだろうとときめく。
ジャガイモは面白いぐらい獲れた。私は田舎生まれ田舎育ちで甥姪と同じように収穫を手伝ってきた身なので変な色の芋虫も大きいミミズも何も怖くなく、子どもと一緒にはしゃげてよかった。ゾッとする昆虫、クジャクヤママユぐらいだと思う。
おばあちゃんの作ったお昼ご飯を食べて、甥と姪とオセロをやる。兄がひたすら私の容姿をいじってきて、兄って兄にしておくには本当に本当に嫌なヤツだよなあとしみじみ傷つく。
紫陽花が一日で枯れた話をしたらおばあちゃんが庭の立派な紫陽花を一輪切ってくれた。義姉も便乗してあれもこれもと色んな品種を切ってもらっていた。残ったおかずも好きなだけ持って帰りなと言われたので、義姉から先にどうぞと譲ったら大量にあったエビフライ全部持ち替えられてウケた。私に残されたおかずはからあげ2個。あの兄が選ぶ女。そしてあんな性悪男と上手くやれてる女。娘が2人もいるのに信じられないような言葉で妹の容姿を野次る旦那と一緒に笑ってられる女。なんてお似合いな夫婦なんだろう。
図書館で借りていたムーミンの返却期限が迫っていたので本を返して続きを借りる。
いい歳して容姿批判ぐらいで傷つくのもどうかと思うけど今朝見た紫陽花のように気分が萎れてしまったのでさっさと寝る。
6/10(月)
急遽先輩と約束してた飲みをドタキャンされ朝から萎える。仕方ない理由だとしても飲む気分でいたから。
でもまあ1人で飲みに行けばいっかとさっさと仕事を終えて飲みに行く。仕事終わりのビールってなんでこんなにおいしいんだろう。1人だど飲むペースが早くなるので千鳥足で帰る。本当に人って酔っ払うと千鳥足になるんだな。
家に着いて、勢いのままシャワーを浴びる。本当は服用中なのでお酒を飲んではいけないのだけど、酔っ払った頭で飲んでも良さそうな薬だけピックする。
お酒のせいか体がぽかぽか熱くてクーラー21度にして寝る。3時ぐらいに震えながら目が覚めた。
6/11(火)
縁を切るために京都へ行こうと諸々予約したけど、縁切り参りは今までくらってきた代償が大きすぎるので予定を変えてオススメしてもらった苔寺へ。方向音痴すぎてやっとの思いでバスに乗るも、バスの中がびっくりするぐらいうるさくてびっくりした。例えばクラブやフェスなんかなら声を出していきたいけど、公共交通機関や美術館は多少静かじゃなきゃ嫌派である。外国の方ならしょうがないかなと思うけど聞こえる言語は全部日本語だった。イヤホンを耳に突っ込み、エンドレスでHidetake Takayamaを流しておく。まあきっとみんな嵐山で降りるんだろうなと思ったら終点の苔寺まで一緒で、マジ?静かにできる?と心配になった。
写経もお寺も素晴らしかったのだけれど、基本道が狭いので道の真ん中で一眼とか構えられるとげんなりしてしまう。私が嫌いなもの、暑さ、人混み、乗り換え、道の真ん中で立ち止まる人、容姿弄りがおもしろいと思ってる人、エビフライをぜんぶもって帰る人、である。
私は写真を全然撮らないし、写真ではなく記憶に残しておきたい派なので、人がいないスポットを見つけてはほう、っと立ち止まる。絵画を見るような感覚。
ピリピリ音を鳴らした携帯で仕事の対応を結構大きな声でしていたおじいちゃんのことを、隣のベンチに座っていたたぶんヨーロッパ系の女性が電話終わるまでサングラスを少しずらしておじいちゃんをじっと見つめていたのが良かった。彼女の隣に座っていた多分旦那さんは目を閉じ瞑想をしているようで、これが正しい苔寺の楽しみ方だろうなと思う。次来る時は絶対朝一でくると誓う。
せっかくなので近くの鈴虫寺にも寄る。平日だからか私が苔寺を人の3倍ぐらいのスピードで回ったからなのか分からないけどあまり待たずすんなりと前の方に座れた。
人が待ってると思うと緊張してあんまり上手にお願い出来なかったけど、お礼参りに来る時は絶対タクシーで来ようと誓った。
あんまり食欲ないなあと思いつつ、朝から水以外とってなかったので前から気になってたお店へ行ってみる。カウンター席に通されたけど、店員さん達がマジであけすけな話をしてて笑った。��食はほっこりおいしく体が喜んでる、と思った。
本当はもっとゆっくり京都を堪能する予定だったのだけど、とにかく暑いし人は多いしでほとほとに疲れ予定よりうんと早い新幹線に乗って帰る。人身事故が多発し、結局名古屋で足止めを食らったけど、重いの我慢してムーミンの小説もってきてよかったな〜と思いながらムーミンを読んだり寝たり自由に電車内で過ごす。結局電車が動いたのは1時間半後だった。
一度コロナがはじまったばかりの頃、縁切りしたすぎて京都へ行ったけどめちゃくちゃ空いててよかったな。静かな時に行きたい。静かな京都なんて存在しないだろうけど。
後輩の結婚報告を受けて、もう年下も結婚していく年齢になったのだなあとしみじみした。
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📕合同誌
しましまグラデーション
-ジェンダーとセクシャリティについての、個人的なおしゃべり-
◆松村早希子責任編集
男女のボーダー=しましまに見えてる性別も、よーく目を凝らして見ると実はグラデーションなんじゃない?
私たちが今感じる「ジェンダーとセクシャリティ」をテーマに、友だちとおしゃべりするように綴った合同誌。
私がこれまでの人生で出会ってきた、その生き方と作品を敬愛する方々、このテーマについて自由に書いてほしいと思う皆さまにご参加いただき完成しました。
B5判 / 46P / 全カラー
価格 ¥1500 (税込:¥1650)
◆参加
青柳麻美 (HORA AUDIO)
Are you me あゆみ (限界シングルマザー)
出雲にっき (ひだりききクラブ)
池田智 (ライター)
小田富美子 (コラージュアーティスト)
上岡磨奈 (社会学研究者)
黒井ひとみ (ストリッパー)
シマダマユミ (TRASH-UP!!代表)
すずめ園 (ひだりききクラブ)
わかすぎ雨魚 (画家)
(敬称略、五十音順)
◆デザイン
圓羽山圓 (蛍光資料)
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【販売】
📕通販
・松村早希子のショップ
📚お取扱い店舗さま
・新代田 エトセトラブックス BOOKSHOP
・下北沢 古書ビビ���
・東陽町 古本と肴マーブル
・中野 タコシェ
・新宿 IRREGULAR RHYTHM ASYLUM
🌟随時募集中!
#しまグラ #しましまグラデーション #ZINE #ジェンダーとセクシャリティ #松村早希子の絵 #artbook #art #illustration #girlsdrawing #drawing
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個人的に春夏のお気に入り素材の一つ、手織りコットンヘンプシリーズ。 今シーズンはサロペットが登場♪ 子供っぽくなりがちなサロペットですが、上質な素材感と胸元の深いVラインでエレガントなデザインに仕上げられています。 また、バックスタイルのリボン結びがさり気なくキュート! カラーはブルーの他にベージュもございます。 #サロペット #コットンヘンプ #アゾフリー #peopletree #ethical #ethicalfashion #fairtrade #fairtradefashion #エシカル #エシカルファッション #エシカルライフ #フェアトレード #フェアトレードファッション #サスティナブル #サスティナブルファッション #サスティナブルライフ #sweetthings #山陽小野田市 #宇部市 #山口県 https://www.instagram.com/p/CqhMi5fvsbu/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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☆カラーおすすめ☆山陽小野田の美容院(美容室)
山陽小野田市にあります美容院 Y's hair WEST ワイズヘアーウエストです! 今回は、酸熱トリートメントもカラーもしたい!そんなお悩みを解決できるメニューをご紹介致します。 それはレブリンカラーです☆ 酸熱トリートメントとレブリンカラーの違いとしては、、 酸熱トリートメントはグリオキシル酸といって、強酸を使用していますがレブリンカラーは弱酸性のレブリン酸を使用しているのでアルカリと相性が良く、一緒にカラーをしてもサラサラ艶々な柔らかい仕上がりにすることができます!! 詳しくはブログを御覧くださいませ。 8月1日を持ちまして、店名を「’elua by Y’shair」エルア バイ ワイズヘアー に改名致しますので、どうぞよろしくお願い致します。 美容院 Y's hair WEST ワイズヘアーウエスト 〒756-0057 山口県 山陽小野田市 西高泊640-1
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🎼 1525 「あの娘の名前はなんてんかな」。
どこかのグラウンドで ラグビーらしきスポーツで汗を流す若者たちの姿から始まります、関東少年鑑別所を脱走したワルな男子たちの薄汚れたセーシュンの日々を明るく描いた 日活映画 「上を向いて歩こう」 を久々に観ています。舛田利雄監督作品。チンピラがピラニアする物語はさておき、東京にビルヂングが次々と建ちはじめやうとしていたころの東京の風景を観ることが出来ますし (銀座・有楽町、神田駅界隈、築地魚河岸、勝鬨橋、晴海埠頭、上野駅ホーム、西銀座デパート)、物語のおしまいは 皆で 国立競技場を歩いています。
つづいて
カラー映画ですけれど、モノクロームな映像とともに "帝都東京は 約一千年前 関東に独立国を築かんとして 望み果せず、謀反人として討伐された平将門が ふかい恨みを抱いて眠る 日本最大の霊場である。いまでは 東京の守護神として祭られ沈められている平将門は 強大な怨霊でもある。その首が眠るといわれる将門首塚は 撤去せんとするや 必ず不審事が起こるため 祟ると恐れられ、大手町のビル街に ひっそりと残されている。当時 そこは大蔵省の一角だった" という前書きと 明治45年 東京の夜と将門の首塚前から始まります、東京の破壊を夢見る男と 東京の改造を計画する男の戦いを描いた 恐怖映画 「帝都物語」 を久しぶりに観ています。実相寺昭雄監督作品。ある日の神田明神に向けて式神を放ったカトウヤスノリは、お詣りに来ていた タツミヤユカリを狙い、そして連れ去り、将門の���を呼び覚まさうとするのですけれど、土御門家の平幹二朗さん似の陰陽師からの邪魔が入り、ユカリは救い出されます。そんな最中、明治天皇が崩御され、時代は つぎの時代へと変わり、平幹二朗さん似の陰陽師が命を賭けるも、大正十二年年九月一日 関東大震災がドガっと起こり、東京の街は 木っ端微塵の瓦礫の山と化します。時は過ぎ、エースのジョー似の男性が不意に現れる 昭和二年、地下に鬼が現れて 集団幻覚がどうのかうのしはじめたあたりから 脚本の雲行きが怪しくなります。実相寺昭雄さんの奇怪さが溢れている作品だのに 何故か 勿体無い映画だと感じてしまうのはどうしてかしら?って思う ほぼ実話な映画です。
つづけて
海を行くフェリーの上のベンチで ひとりの髪の長い女性が佇んでいるところから始まります、長崎県は五島列島あたりにある小さな島にあります とある中学校 (中五島中学校) に代理で赴任してきた音楽の講師と生徒との音楽な日々を描いた アスミック・エース映画 「くちびるに歌を」 を久しぶりに観ています。三木孝浩監督作品。中五島中学校産休に入った 音楽のマツヤマ先生の代わりに合唱部の顧問に就いたカシワギ先生は、ツンツンしながら 放課後のレッスンに付き合うのですけれど、そんな中で ひとりの男子生徒に キラめくものを見つけて ほんの少し心が揺れます。そんな中、生徒のそれぞれにそれぞれがあったりして 県大会 (第81回 全国学校合唱コンクール 長崎県大会) どころでは無くなったりするはずなのですけれど、けれども どうにかこうにか 音楽を愛してナイトするこの映画、わたしのすきな 眞島秀和さんが ちょこっと出演しています。軽く書き留めます。
・眞島秀和さん演ずるは 女と逃げたナカムラナズナの父です。そんな父の台詞。
・電話な場面。
「ナズナ?ナズナだろ、父さんだ。分かっか?」。フラッと帰宅「おおおお、ナズナか?いやあああ、ハッハッ (笑顔)。ヘッヘッヘッ、ほれ、ナズナも座れ。(ビール片手に) プハー。ヘッ、ヘッヘッヘッ。」。
・夜になり、縁側で。
振り向き 「フッ、ほれ (娘に手招きをし、スイカを頬張りながら) ほれ (と 娘に小さく三角に切ったスイカを差し出す)。ほ、ほーれ (と スイカを手渡す)」。(スイカを齧りながら) 「合唱部に入っちょっとか?ほうう、ナズナは 昔から歌ば 好いちょったもんなああ。やう教会でも歌っちょった。いちばん大きか声で (スイカを齧る)。当たん前たいっ、そや 明日いっしょに教会に行っか?な、そがんしやう。アッハッハッハッハ (と 娘の頭を撫でる)。ううん (と スイカを齧る)」。
・娘の部屋の中、家族写真の中に写る父の姿 (台詞はなし)。
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第百二十回に紹介するのは、2021年製作の日本映画【シン・エヴァンゲリオン劇場版】 ある程度のネタバレはご勘弁ください 総監督:庵野秀明 監督:鶴巻和哉、中山勝一、前田真宏 企画:庵野秀明 原作:庵野秀明 脚本:庵野秀明 エグゼクティブプロデューサー:緒方智幸 コンセプトアートディレクター:前田真宏 総作画監督:錦織敦史 作画監督:井関修一、金世俊、浅野直之、田中将賀、新井浩一 副監督:谷田部透湖、小松田大全 デザインワークス:山下いくと、渭原敏明、コヤマシゲト、安野モヨコ、高倉武史、渡部隆 CGIアートディレクター:小林浩康 CGI監督:鬼塚大輔 3Dアニメーションディレクター:松井祐亮 3Dモデリングディレクター:小林学 3Dテクニカルディレクター:鈴木貴志 3Dルックデヴディレクター:岩里昌則 2DCGディレクター:座間香代子 動画検査:村田康人 色彩設計:菊地和子 美術監督:串田達也 撮影監督:福士享 特技監督:山田豊徳 編集:辻田恵美 音楽:鷺巣詩郎 テーマソング:宇多田ヒカル 音響効果:野口透 録音:住谷真 台詞演出:山田陽 総監督助手:轟木一騎 制作統括プロデューサー:岡島隆敏 アニメーションプロデューサー:杉谷勇樹 設定制作:田中隼人 プリヴィズ統括制作:川島正規 制作:スタジオカラー 製作:カラー キャスト:緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、坂本真綾、三石琴乃、山口由里子、石田彰、立木文彦、清川元夢、長沢美樹、子安武人、優希比呂、大塚明夫、沢城みゆき、大原さやか、伊瀬茉莉也、勝杏里 製作年:2021年 製作国:日本 配給:東宝、東映、カラー 上映時間:155分 映倫区分:G
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MY映画ベスト100
カラー映画に対するモノクロ映画の圧倒的な優位性を鑑みて、まずモノクロから50作を選び、そのあとにカラーから50作を選んだ。基本的には順不同の立場をとりながら、想い入れの深いタイトルは何だかんだで上の方にきている。同監督作が並び過ぎてしまう都合上、同監督作からはモノクロ・カラーそれぞれ3作までとしている。
モノクロ
米『マルクス兄弟デパート騒動』 チャールズ・F・ライスナー
日『鴛鴦歌合戦』 マキノ雅弘
米『星を持つ男』 ジャック・ターナー
仏『奥様は魔女』 ルネ・クレール
米『周遊する蒸気船』 ジョン・フォード
日『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』 山中貞雄
日『晩春』 小津安二郎
仏『素晴らしき放浪者』 ジャン・ルノワール
米『踊らん哉』 マーク・サンドリッチ
独『街角 桃色の店』 エルンスト・ルビッチ
メ『皆殺しの天使』 ルイス・ブニュエル
日『簪』 清水宏
米『マルクス兄弟オペラは踊る』 サム・ウッド
米『気儘時代』 マーク・サンドリッチ
日『長野紳士録』 小津安二郎
仏『ル・ミリオン』 ルネ・クレール
米『タバコ・ロード』 ジョン・フォード
独『サンライズ』 F・W・ムルナウ
米『空中レヴュー時代』 ソーントン・フリーランド
日『弥次喜多道中』 斎藤寅次郎
仏『犯人は21番街に住む』 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
日『有りがたうさん』 清水宏
日『けんかえれじい』 鈴木清順
米『有名になる方法教えます』 ジョージ・キューカー
独『ニノチカ』 エルンスト・ルビッチ
米『マルクスの二挺拳銃』 エドワード・バゼル
日『麦秋』 小津安二郎
米『幌馬車』 ジョン・フォード
米『ロバータ』 ウィリアム・A・サイター
米『マルクス兄弟珍サーカス』 エドワード・バゼル
独『生活の設計』 エルンスト・ルビッチ
ス『ゲスト』 ホセ・ルイス・ゲリン
米『フィラデルフィア物語』 ジョージ・キューカー
米『春の珍事』 ロイド・ベーコン
米『危険な場所で』 ニコラス・レイ
露『戦争のない20日間』 アクセレイ・ゲルマン
仏『情婦マノン』 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー
仏『どん底』 ジャン・ルノワール
オ『緋色の街』 フリッツ・ラング
米『結婚五年目』 プレストン・スタージェス
デ『ゲアトルーズ』 カール・テオドア・ドライヤー
米『ロイド・ベーコン』 泣き笑いアンパイア
米『街の灯』 チャールズ・チャップリン
米『赤ちゃん教育』 ハワード・ホークス
米『ラスティ・メン / 死のロデオ』 ニコラス・レイ
米『オクラホマ・キッド』 ロイド・ベーコン
米『テキサス』 ジョージ・マーシャル
伊『神の道化師 フランチェスコ』 ロベルト・ロッセリーニ
米『レッドボール作戦』 バッド・ベティカー
仏『幸福の設計』 ジャック・ベッケル
独・仏『忘れじの面影』 マックス・オフュルス
米『有頂天時代』 ジョージ・スティーブンス
オ『窓飾の女』 フリッツ・ラング
仏『巴里祭』 ルネ・クレール
仏『ランジュ氏の犯罪』 ジャン・ルノワール
米『キャット・ピープル』 ジャック・ターナー
日『風の中の子供』 清水宏
米『カブスのエースは言い訳好き』 レイ・エンラント
米『レディ・イブ』 プレストン・スタージェス
グ『歌うつぐみがおりました』 オタール・イオセリアーニ
米『西部を駆ける恋』 ウィリアム・A・サイター
米『牧場の花嫁』 ジョージ・マーシャル
米『愛の弾丸』 ジョージ・スティーブンス
米『アリゾナのバロン』 サミュエル・フラー
米『狩人の夜』 チャールズ・ロートン
独『らせん階段』 ロバート・シオドマク
日『河内山宗俊』 山中貞雄
仏『アタラント号』 ジャン・ヴィゴ
米『モンキー・ビジネス』 ハワード・ホークス
フィ『カラマリ・ユニオン』 アキ��カウリスマキ
仏��独『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記』 ストローブ=ユイレ
米『タイムリミット25時』 ハロルド・クルアーマン
米『サリヴァンの旅』 プレストン・スタージェス
伊『ベリッシマ』 ルキノ・ヴィスコンティ
米『孤独な場所で』 ニコラス・レイ
国別ではアメリカがぶっちぎり。フランス・日本・ドイツがその後を追う。
アメリカ 37
フランス 12
日本 11
ドイツ 7
イタリア 2
メキシコ 1
ロシア 1
スペイン 1
フィンランド 1
明確に間引いた監督は以下6名、三作に収めるのは辛かった。その他、J・ターナーやJ・マーシャルやJ・スティーブンスやJ・キューカーにもまだ挙げたい作品があったように思う。
小津安二郎
マーク・サンドリッチ
ルネ・クレール
ジョン・フォード
エルンスト・ルビッチ
ジャン・ルノワール
ロイド・ベーコン
役者別では、アステア&ロジャースと笠智衆が競り、コンビ作以外にも主演のあったロジャースが競り勝った。複数の監督作にまたがって出演している人のみをカウントしたため、杉村春子・三宅邦子の2出演とエドワード・G・ロビンソンの2出演は除いている。
ジンジャー・ロジャース 6
フレッド・アステア 5
笠智衆 5
マルクス兄弟 4
原節子 3
ジョエル・マクリー 3
バーバラ・スタンウィック 2
キャサリン・ヘップバーン 2
ミシェル・シモン 2
カラー
台『クーリンチェ少年殺人事件』 エドワード・ヤン
ス『シルヴィアのいる街で』 ホセ・ルイス・ゲリン
無『コッポラの胡蝶の夢』 フランシス・フォード・コッポラ
日『東京上空いらっしゃいませ』 相米慎二
中『ヒーロー・ネバー・ダイ』 ジョニー・トー
仏『恋の秋』 エリック・ロメール
中『俠女』 キン・フー
日『紅の豚』 宮崎駿
米『ドノバン珊瑚礁』 ジョン・フォード
日『秋刀魚の味』 小津安二郎
米『グラン・トリノ』 クリント・イーストウッド
伊『夕陽のギャングたち』 セルジオ・レオーネ
リ『ライフ・オブ・ウォーホル』 ジョナス・メカス
ス『マルメロの陽光』 ヴィクトル・エリセ
日『ツィゴイネルワイゼン』 鈴木清順
日『あの夏、いちばん静かな海。』 北野武
米『ビッグフィッシュ』 ティム・バートン
米『トップガン』 トニー・スコット
米『天使にラブソングを2』 ビル・デューク
日『鉄塔 武蔵野線』 長尾直樹
米『フィールド・オブ・ドリームス』 フィル・アルデン・ロビンソン
日『勝手にしやがれ!!黄金計画』 黒沢清
米『ナイト&デイ』 ジェームズ・マンゴールド
米『ゴースト・オブ・マーズ』 ジョン・カーペンター
イ『友だちのうちはどこ?』 アッバス・キアロスタミ
仏『フレンチカンカン』 ジャン・ルノワール
日『浮草』 小津安二郎
伊『ニュー���シネマ・パラダイス』 ジュゼッペ・トルナトーレ
米『ピーウィーの大冒険』 ティム・バートン
米『ダージリン急行』 ウェス・アンダーソン
日『ソナチネ』 北野武
ベ『夏至』 トライ・アン・ユン
伊『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』 セルジオ・レオーネ
米『運び屋』 クリント・イーストウッド
日『アカルイミライ』 黒沢清
中『ターンレフト ターンライト』 ジョニー・トー
日『ルパン三世 カリオストロの城』 宮崎駿
日『青空娘』 増村保造
ポ『溶岩の家』 ペドロ・コスタ
台『ヤンヤン 夏の思い出』 エドワード・ヤン
日『夏の庭』 相米慎二
日『菊次郎の夏』 北野武
米『フェイク』 オーソン・ウェルズ
仏『緑の光線』 エリック・ロメール
韓『美術館の隣の動物園』 イ・ジョンヒャン
米『大砂塵』 ニコラス・レイ
米『断絶』 モンテ・ヘルマン
日『接吻』 万田邦敏
米『不滅の物語』 オーソン・ウェルズ
日『魚影の群れ』 相米慎二
仏『レネットとミラベル / 四つの冒険』 エリック・ロメール
日『さゞなみ』 長尾直樹
日『大地の子守歌』 増村保造
中『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』 ジョニー・トー
日『イヌミチ』 万田邦敏
米『エスケープ・フロム・LA』 ジョン・カーペンター
米『ザ・マミー / 呪われた砂漠の女王』 アレックス・カーツマン
米『コンタクト』 ロバート・ゼメキス
米『プリティ・リーグ』 ペニー・マーシャル
日『三鳥羽三代記』 番匠義彰
日『夢ニ』 鈴木清順
日『コックファイター』 モンテ・ヘルマン
日『地獄の警備員』 黒沢清
日『怪異談 生きてゐる小平次』 中川信夫
日『危険旅行』 中村登
中『長江哀歌』 ジャ・ジャンクー
露『不思議惑星キン・ザ・ザ』 オルギー・ダネリア
ポ『コロンブス 永遠の海』 マノエル・ド・オリヴェイラ
ス『影の列車』 ホセ・ルイス・ゲリン
台『冬冬の夏休み』 ホウ・シャオシェン
中『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』 チン・シウトン
米『パーフェクト・ワールド』 クリント・イーストウッド
米『コラテラル』 マイケル・マン
米『アンストッパブル』 トニー・スコット
米『サミュエル・フラー』 最前線物語
米『戦火の馬』 スティーブン・スピルバーグ
ギ『蜂の旅人』 テオ・アンゲロプロス
韓『グエムル 漢江の怪物』 ボン・ジュノ
米『アンブレイカブル』 M・ナイト・シャマラン
米『ターミナル』 スティーブン・スピルバーグ
米『タロットカード殺人事件』 ウディ・アレン
米『スーパーエイト』 J・J・エイブラムス
米『オブリビオン』 ジョセフ・コシンスキー
南ア『チャッピー』 ニール・ブロムカンプ
米『クラウド・アトラス』 ウォシャウスキー姉妹
仏『ラルジャン』 ロベール・ブレッソン
米『ロン・ハワード』 ウィロー
米『キャリー』 ブライアン・デ・パルマ
米『アニー』 ジョン・ヒューストン
米『フック』 スティーブン・スピルバーグ
日『あん』 河瀬直美
日『犬猫』 井口奈己
日『鏡の女たち』 吉田喜重
台『珈琲時光』 ホウ・シャオシェン
米『緑色の髪の少年』 ジョセフ・ロージー
ス『ミツバチのささやき』 ヴィクトル・エリセ
米『デジャヴ』 トニー・スコット
アメリカの独走は相変わらずだが、第三勢力の台頭により、占めるパーセンテージが下がっている。第二勢力だったフランス・日本・ドイツのうち、フランスとドイツの本数が激減。ドイツについてはダグラス・サークを温めている。機会がきたら観たい。フランスの半減は、いわゆるヌーベルヴァーグの作品がことごとく外れてしまったからだと思われる。エリック・ロメールが孤軍奮闘。第三勢力では、とくにアジアの台頭が目覚ましい。
アメリカ 38
日本 28
フランス 5
中国 6
台湾 4
イタリア 3
スペイン 4
韓国 2
ロシア 1
ギリシャ 1
ポルトガル 2
イラン 1
ベトナム 1
リトアニア 1
南アフリカ共和国 1
無国籍 1
明確に間引いた監督は以下8名。小津安二郎、ジョン・フォード、ジャン・ルノワール、ニコラス・レイ、ホセ・ルイス・ゲリン、ルキノ・ヴィスコンティ、サミュエル・フラーの7名がモノクロ・カラーの両者でランクイン。
クリント・イーストウッド
北野武
黒沢清
エリック・ロメール
相米慎二
ジョニー・トー
トニー・スコット
スティーブン・スピルバーグ
国が分散したせいか、役者はあまり揃わず。ダブル・トムが奮闘。
トム・クルーズ 5
トム・ハンクス 3
まだまだ全然観られていないなあ、と思い知らされる。とくに50年代半ば~70年代くらいの日本映画がこぞって欠落しているような気がする。それから女性監督作のあまりの少なさに面食らった。ウォシャウスキー姉妹・河瀬直美・井口奈己はそのことに思い至ってあとから付け加えた。
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●発売日:4月3日(水) ●予定価格:1500円(税込)
【特別付録】 オリジナルステッカー&ポストカード
内容紹介 ① キャラクターデザインの浅野直之さんによる描き下ろしが18点! 表紙はもちろん、過去と同様に『anan』ならではのスペシャルなグラビアを展開。 6つ子の素の姿が垣間見られる座談会シーンの集合カット。 子供時代、映画で登場する18歳の頃、2015年のテレビシリーズスタート当時、 2019年現在と、彼らの変遷がわかる6つ子の記念集合写真風カットや、 18歳当時の6つ子それぞれのオフショットも掲載。 ② 6つ子のソロインタビュー、座談会を掲載。 2003号掲載時に話題を呼んだソロインタビューが今回、再び実���。 2ページわたって6つ子の座談会も展開。 今回の映画公開に関する思い、『anan』に4度目の登場となる今の心境、 また、兄弟の中で最も尊敬しているのは誰? などパーソナルな質問にも回答。 ③ 櫻井孝宏さん、中村悠一さん、神谷浩史さん、福山潤さん、小野大輔さん、入野自由さんのグラビア&ロングインタビュー 6つ子の“神キャスト”6人が全員登場。 一人カラー6ページずつで展開するスペシャルグラビアは、彼らの大人の男の色気が炸裂。 ロングインタビューに加え、他のキャストそれぞれに対して伝えたいことも語ります。 ④ キャスト6人のサイン付きチェキプレゼント! 6人の個性が滲む表情とコメント付きのチェキを、各キャスト1枚ずつ読者プレゼント。 ⑤ 特別付録は、浅野直之さん原画のステッカー&ポストカード。 過去に浅野さんが『anan』のために描き下ろしてくださったイラストをすべて付録に! ソロカットはステッカーに、表紙を含めた集合カットはポストカードに。 使うもよし、保存するもよしの豪華版。 ⑥ スタッフインタビューも大充実。 監督の藤田陽一さん、脚本の松原秀さん、キャラクターデザインの浅野直之さんをはじめ、 音響監督の菊田浩巳さん、色彩設計の垣田由紀子さん、美術監督の田村せいきさん、 プロデューサーの富永禎彦さんにインタビュー。どなたのお話からも、おそ松さんへの愛が溢れています。
——————————— anan編集部様ーーー!! ありがとうございます!!!
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ツナグプロジェクト 山田➕池田屋~紫陽花の巻~! 色んなこと、色んな人、色んなものを繋いでいけるようなプロジェクトの始まりです! 6月5日(日)13時半~16時まで。 池田屋様@ikedaya313にて! その場で染めます!を開催します。 紫陽花カラーで染め小物もご紹介! 「誠」「土方さん家紋」「小花柄」など 当日、池田屋様でご購入の方は、無料で染めさせていただきます。 また、私物でTシャツ、シャツ、ハンカチ、手拭いなど、 「これはここに染められる?」 みたいなご相談も承ります! ワンポイントになりますが、500円~染めさせていただきます。 是非是非、��びに来てくださいね! #型染め #新選組グッズ池田屋 #紫陽花 #紫陽花まつり #高幡不動 #日野市 https://www.instagram.com/p/CeLi38Tri_Y/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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映画『マイライフ、ママライフ』 2022年4月1日より、渋谷HUMAXシネマ他全国の劇場で公開になります。 The movie "My Life, Mom's life" releaseed in theaters nationwide on April 1, 2022, led by Shibuya HUMAX Cinema. *** 妊娠・出産を先延ばしにして、仕事に生きる綾。 2人の子どもを育てながら、働く沙織。 異なる2人が、現代女性ならではの生きづらさを少しずつ解きほぐし、 諦めていた夢に向かってもう一度、歩み始めるーーー。 Aya, who postpones pregnancy and childbirth to live her life at work, and Saori, who works while raising two children. These two different women gradually unravel the difficulties of life unique to modern women, and begin once again to walk toward the dreams they had given up on. 【STORY】 結婚から3年、大内綾(30)は仕事に熱中する日々を送っていた。夫・健太郎から「そろそろ子どもが欲しい」と言われるが、綾は妊娠・出産に勇気が持もてない。ある日綾は仕事で、子どもを持たない夫婦が子どものいる家庭を体験する『家族留学』のイベント運営を任される。2人の子どもを育てながら働く三島沙織(30)の家庭に体験に行くが、綾は生活のためには「本当にやりたい仕事」を諦め事務職で働く沙織の気持ちが理解出来ず傷つけてしまう。一方の沙織も、夫からの家事育児の協力が得られず不満が積もる日々を送っていて…。 Three years after her marriage, Aya Ouchi (30) has been spending her days absorbed in her work. Her husband, Kentaro, has told her that it is time for her to have children, but Aya does not have the courage to get pregnant and give birth. One day, Aya is asked to manage an event called "Kazoku Ryugaku," which childless couples experience a home with children, and she goes to the home of Saori Mishima (30), who works while raising two children. However, Aya is unable to understand Saori's feelings about giving up the "work she really wants to do" to work in an office job, and she hurts Saori. Saori, on the other hand, is frustrated with her husband's lack of cooperation in housework and childcare... 【出演】 鉢嶺 杏奈 尾花 貴絵 池田 良 柳 英里紗 中田 クルミ 多田 真翔 澤邊 優愛 真辺 幸星 山中 雄輔 高木 悠衣 蔦 陽子 ヴァネッサ・パン 広野 桜 清瀬 やえこ 中野 マサアキ 森本 のぶ 水野 勝 【スタッフ】 監督・脚本:亀山睦実 脚本監修:狗飼恭子 エグゼクティブプロデューサー:亀山暢央 大和田廣樹 浦野大輔 プロデューサー:藤井克依 新居日南恵 撮影:島大和 照明:酒井隆英 録音:田中秀樹 美術:中村哲太郎 衣装:部坂尚吾 ヘアメイク:清水彩美 音楽:久保田千陽 助監督:小泉宗仁 主題歌:小玉しのぶ 製作:Kugumi 配給宣伝:ムービー・アクト・プロジェクト 配給協力:ミカタ・エンタテインメント 2021年|日本|カラー|86分 ©2021「マイライフ、ママライフ」製作委員会 【劇場情報】 ▼4月1日(金)公開 東京都 渋谷HUMAXシネマ<上映終了> 東京都 イオンシネマむさし村山<上映終了> 神奈川県 イオンシネマ港北ニュータウン<上映終了> 埼玉県 イオンシネマ熊谷<上映終了> 茨城県 イオンシネマ守谷<上映終了> 北海道 イオンシネマ釧路<上映終了> 宮城県 イオンシネマ新利府<上映終了> 山形県 イオンシネマ天童 新潟県 イオンシネマ新潟西<上映終了> 三重県 イオンシネマ津南<上映終了> 石川県 イオンシネマ新小松<上映終了> 福岡県 イオンシネマ福岡<上映終了> 熊本県 イオンシネマ熊本<上映終了> ▼4月2日(土)公開 神奈川県 横浜シネマリン<上映終了> ▼4月8日(金)公開 広島県 イオンシネマ広島西風新都<上映終了> ▼4月9日(土)公開 大阪府 シアターセブン<上映終了> ▼4月22日(金)公開 京都府 京都みなみ会館<上映終了> ▼4月23日(土)公開 愛知県 名古屋シネマテーク<上映終了> ▼5月21日(土)公開 神奈川県 あつぎのえいがかんkiki<上映終了> ▼7月1日(金)公開 栃���県 小山シネマロブレ<上映終了> ▼8月26日(金)公開 栃木県 宇都ヒカリ座<上映終了>
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行方不明になっていたロビン店長のアウトドアカラーが探し物をしているときにひょっこり出てきました♪ しっかり水洗いして汚れスッキリ! さっそくパグオフをカラーのウッドビーズに垂らして虫対策スタート。 パグオフは虫の嫌う香りを放つ、ゼラニウム、シトロネラ、タイム、ラベンダーがブレンドされたオーガニックエッセンシャルオイル。 化学忌避剤の代替としてご利用いただける天然素材の安全性の高いオイルです。 #napani #ナパーニ #犬の虫対策 #バグオフ #虫対策 #エッセンシャルオイル #オーガニックエッセンシャルオイル #オーガニック #organic #オーガニックライフ #ドイツ動物自然療法 #sweetthings #山陽小野田市 #宇部市 #山口県 https://www.instagram.com/p/CqSFS_arMuw/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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西暦2021年1月23日より全国劇場にてロードショー EVANGELION: 3.0+1.0 THRICE UPON A TIME Trailer 新世紀福音戦士新劇場版 Trailer https://www.evangelion.co.jp/ 企画・原作・脚本・総監督/庵野秀明 監督/鶴巻和哉、中山勝一、前田真宏 コンセプトアートディレクター/前田真宏 総作画監督/錦織敦史 作画監督/井関修一、金世俊、浅野直之、田中将賀、新井浩一 副監督/谷田部透湖、小松田大全 デザインワークス/山下いくと、渭原敏明、コヤマシゲト、安野モヨコ、高倉武史、渡部隆 CGIアートディレクター/小林浩康 2DCGIディレクター/座間香代子 CGI監督/鬼塚大輔 CGIアニメーションディレクター/松井祐亮 CGIモデリングディレクター/小林学 CGIテクニカルディレクター/鈴木貴志 CGIルックデヴディレクター/岩里昌則 動画検査/村田康人 色彩設計/菊地和子(Wish) 美術監督/串田達也(でほぎゃらりー) 撮影監督/福士享(T2 studio) 特技監督/山田豊徳 編集/辻田恵美 テーマソング/「One Last Kiss」宇多田ヒカル(ソニー・ミュージックレーベルズ) 音楽/鷺巣詩郎 音響効果/野口透 録音/住谷真 台詞演出/山田陽(サウンドチーム・ドンファン) 制作/スタジオカラー 配給/東宝、東映、カラー 宣伝/カラー、東映 製作/カラー テーマソング/「One Last Kiss」宇多田ヒカル(ソニー・ミュージックレーベルズ) 2021年1月24日(日)0:00 配信スタート(ダウンロード・サブスクリプション) One Last Kiss (映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』テーマソング) iTunesプレオーダー:https://erj.lnk.to/OLxdla 「One Last Kiss」EP 2021年1月27日(水)発売 通常盤CD予約:https://utadahikaru.lnk.to/dfeKvz 完全生産限定盤 LP予約:https://utadahikaru.lnk.to/ScYjaY 【収録内容】 One Last Kiss ー映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』テーマソング Beautiful World [2021 Remastered] ー映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』テーマソング Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix- [2021 Remastered] ー映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』テーマソング 桜流し [2021 Remastered] ー映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』テーマソング Fly Me To The Moon (In Other Words) -2007 MIX- [2021 Remastered] ー映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』予告編挿入歌 ほか http://utadahikaru.jp/ #シンエヴァンゲリオン劇場版 #evangelion #宇多田ヒカル #エヴァンゲリオン #庵野秀明 #HideakiAnno #evangelion #HikaruUtada
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9/10牛タンの日誕生日/水野亜美 進藤晶子 山田康雄 欧陽菲菲 斉藤由貴 有沢妃呂子 ミルコクロコップ 松田翔太 誕生日 1197年 順徳天皇(第84代天皇) 1870年 木村栄(天文学者) 1897年 ジョルジュ・バタイユ(思想家・作家) 1897年 楠部弥弌(陶芸家) 1914年 ロバート・ワイズ(映画監督) 1915年 エドモンド・オブライエン(俳優) 1917年 木村政彦(柔道) 1929年 アーノルド・パーマー(ゴルフ) 1932年 山田康雄(声優) 1944年 欧陽菲菲(歌手) ラブ・イズ・オーヴァーhttps://youtu.be/Be_YZiQm3Yk 1945年 ホセ・フェリシアーノ(歌手) 1948年 内館牧子(作家) 1952年 小林光一(囲碁棋士) 1964年 本城聡章(筋肉少女帯・歌手) 1966年 斉藤由貴(女優) 1971年 進藤晶子(アナウンサー/プロゴルファー深堀圭一郎の妻) 1972年 有沢妃呂子(女優) 1974年 ミルコ・クロコップ(K-1) 1976年 坪井志津香(LvsT・タレント) 1979年 時天空慶晃 (モンゴル:相撲) 1980年 水野亜美(セーラーマーキュリー) (漫画キャラ(『美少女戦士セーラームーン』)) 1984年 真堂圭 (声優) 1985年 松田翔太 (俳優) 1985年 上木彩矢 (歌手) 1986年 上山竜司 (タレント(RUN&GUN)) 1986年 内博貴 (歌手,俳優(NEWS[脱退],関ジャニ∞[脱退])) 1987年 阿井莉沙 (歌手(dream)) 誕生花は 藍(あい)、花言葉は“美しい装い” 誕生石は クリスタル(crystal)、宝石言葉は“純粋” 牛タンの日 仙台牛たん振興会が2006年に制定。 「牛(9)タン(ten)」の語呂合せ。 Q10の日 資生堂薬品株式会社が老化防止などの効果があるとされるコエンザイムQ10(ユビキノン)の普及のために制定。 世界自殺予防デー 2003年に世界保健機関(WHO)と国際自殺防止協会がストックホルムで開催した世界自殺防止会議で制定。 世界自殺防止会議の初日。 自殺予防週関 9月10日~9月16日 自殺対策強化月間 3月1日~3月31日 下水道の日 建設省(現在の国土交通省)が1961年に「全国下水道促進デー」として制定。2001年に「下水道の日」に変更。 この頃が立春から数えて220日目ごろで台風のよく来襲する時期と言われており、浸水対策を役割の一つとして担う下水道を広くアピールするのに最適であることからこの時期が選ばれた。 知的障害者愛護デー 日本精神薄弱者福祉連盟(現在の日本知的障害福祉連盟)が1964年に、「精神薄弱者愛護デー」として制定。 屋外広告の日 全日本屋外広告業団体連合会が1974年に制定。 1973年のこの日、「屋外広告物法」改正法案が可決成立し、屋外広告業が明確に定義づけられ、屋外広告業者の届出制度が創立された。 1982(昭和57)年からは9月1日から10日までを「屋外広告美化旬間」とした。 屋外広告物とは、屋外に出してある広告物のことで、広告看板や電柱広告・ポスターのほか、アドバルーンやチンドン屋さんも含む。 車点検の日 兵庫県自動車整備振興会(HASPA)が制定。 「く(9)るまてん(10)けん」の語呂合せ。 自動車整備の大切さをアピールし、交通安全につなげる日。 カラーテレビ放送記念日 1960年のこの日、NHK・日本テレビ・ラジオ東京テレビ(現在のTBS)・読売テレビ・朝日放送の5局がカラーテレビの本放送を開始した。 歴史・出来事 1561 上杉謙信、武田信玄の川中島の戦い 1714 初代竹本義太夫、没 1885 英吉利法律学校開校(中央大学の前身) 1951 映画「羅生門」(黒澤明監督)ベネチア国際映画祭でグランプリ受賞 1956 エド・サリバン・ショーにエルビス・プレスリー、出演。アメリカだけで44万人、約82%の人がテレビの前に。振付がティーンに��刺激的だと、監視委員会が エルビスの上半身しか放送してはならないと制限 1955 日本、ガット(関税及び貿易に関する一般協定)に正式加盟 1959 炭鉱失業者救済の黒い羽根募金運動開始 1960 カラーテレビ放送開始。カラーが白黒を上回ったのは11年後 1965 室戸岬で日本の観測史上最大の風速毎秒69.8m(時速250km以上)を記録 #今日は何の日 #パーソナルカラー #カラードレープ #カラーパレット #色見本 #PCCS #ドレープ120色 #パーソナルカラー用品 #テストドレープ #金銀ドレープ #ケープ #カラーシート #カラーチップ #C³ #色のみかた #顔タイプ #顔タイプ診断 #パーソナルカラー診断 #シーキューブ #毎月 #16日 #色の日 #insta_higashinada #神戸市 #東灘区 #水野亜美 #進藤晶子 #山田康雄 #欧陽菲菲 #斉藤由貴 #有沢妃呂子 #ミルコクロコップ #松田翔太 (パーソナルカラー用品ドレープ、見本帳,PCCSのご用命はc3(シーキューブ)) https://www.instagram.com/p/CE7cV_8A0tC/?igshid=i4y6nquk1bnp
#今日は何の日#パーソナルカラー#カラードレープ#カラーパレット#色見本#pccs#ドレープ120色#パーソナルカラー用品#テストドレープ#c³#色のみかた#水野亜美#進藤晶子#山田康雄#欧陽菲菲#斉藤由貴#有沢妃呂子#ミルコクロコップ#松田翔太
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『ドラゴンボール』をはじめとする数多くの名作コミックを生み出し、今もなお『僕のヒーローアカデミア』『鬼滅の刃』といった新たなヒット作を送り出している『週刊少年ジャンプ』。 (画像はDRAGON BALL 1 (ジャンプコミックス) | 鳥山 明 、僕のヒーローアカデミア 1 (ジャンプコミックス) | 堀越 耕平、鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス) | 吾峠 呼世晴 | Amazonより) そんな『ジャンプ』の強さの秘密はどこにあるのか。そして紙の雑誌の売れ行きが急速に落ち込んでいる現在、『ジャンプ』を中心とした少年漫画はこの先、どんな方向を目指していくべきなのか。 それは漫画業界だけでなく、『ジャンプ』の連載漫画を原作とした作品が大きなウェイトを占めているゲームやアニメなどの世界においても、大きな関心事だと言えるだろう。 2019年8月27日にDiscordで配信されたラジオ「居酒屋:でんふぁみにこげーまー」では、ホスト役にTAITAI編集長と鳥嶋和彦氏、鵜之澤伸氏、そしてゲストにサイバーコネクトツーの松山洋氏と、集英社の矢作康介氏を迎えて、「漫画はこの先どうしていくべきか?」というテーマについて、大いに語り合ってもらった。 放送に参加したメンバーのうち、白泉社代表取締役会長の鳥嶋氏は、かつて『週刊少年ジャンプ』編集者として鳥山明氏や桂正和氏を発掘し、後に『ジャンプ』第6代編集長を務めた人物だ。 そして矢作氏は、同じく『週刊少年ジャンプ』編集者として『NARUTO-ナルト-』を連載当初から約9年にわたって担当し、『ジャンプ』の副編集長を経て、現在は『月刊ジャンプスクエア』の編集長を務めている。つまり、『ドラゴンボール』と『NARUTO-ナルト-』を世界的な成功に導いた『ジャンプ』の元編集者が、漫画について語るというわけだ。 一方、鵜之澤氏は元バンダイナムコゲームス社長として、『ジャンプ』をはじめとする数々の漫画原作ゲームを世に送り出してきた。 そしてサイバーコネクトツー代表取締役社長の松山氏は、鵜之澤氏と協力して『NARUTO-ナルト-』や『ジョジョの奇妙な冒険』のゲームを制作してきただけでなく、ゲーム業界の中でもとりわけ漫画に対する愛情が強いことでも、広く知られている。 左奥から鳥嶋和彦氏、鵜之澤伸氏、TAITAI、左手前から松山洋氏、矢作康介氏 このようなメンバーが“居酒屋”のノリで自由なトークを繰り広げているだけに、登場する話題も非常に興味深いものだ。なかでも鳥嶋氏や矢作氏は、読者アンケートや連載会議といった『ジャンプ』���集部の“核心”部分を、元当事者の視点で明らかにしてくれている。 『ドラゴンボール』や『NARUTO-ナルト-』を、漫画家と共にいかにして作り上げていったかというエピソードは、ファンならずとも注目だ。 なお、この記事の内容は、「居酒屋:でんふぁみにこげーまー」で放送された発言に、放送後に行われた現場見学者との質疑応答を加えて、再構成したものとなっている。 聞き手/TAITAI 文/伊藤誠之介 編集/クリモトコウダイ 「僕は松山君のことを半分も理解していなかったようです」と、鳥嶋氏からのメールが ──それでは始めたいと思います。会場はすでに宴会ムードになっておりまして。唐突ですが、乾杯のコールから入りたいと思います。乾杯! 一同: カンパ~イ! ──もともと鳥嶋さん、松山さん、鵜之澤さん、集英社の矢作さんという4人での飲み会があったと聞きまして。ご存知の方も多いかもしれませんが、松山さんはすごいしゃべる方なんですね。ところがその会では、松山さんはなかなかしゃべれなかったらしいんですよ。 それで、あの松山さんがしゃべられなかったなんて、いったいどんな会話が繰り広げられたんだろうと、興味を持ったんです。なぜか?と聞いてみると、集英社の矢作さんが鳥嶋さんに対して、漫画について熱く語っていたらしくて、松山さんが介入する隙がなかったという話を聞いて。 その会を再現してみたら面白そうだなというのが、今回の趣旨になります。 松山氏: 覚えてないでしょ? 矢作氏: 覚えてない(笑)。 松山氏: じゃあ、覚えていないのは幸いだね。 矢作氏: もう一回話せるから。 ──そもそもは、矢作さんと鳥嶋さんのあいだでどんな話をしていたんですか? 鳥嶋氏: それがよく覚えていないんだよね(笑)。5時間半も盛り上がっていたのに、中身は誰もよく覚えていないという(笑)。 鳥嶋和彦氏 そもそものきっかけはね、松山さんが泥酔した写真がツイートに載っけられていて。それをたまたま見て「松山さん、どうしてるかな?」と思って連絡したんです。 松山氏: そうですね。 鳥嶋氏: 松山さんは『ジョジョの奇妙な冒険』のゲーム【※1】だとか、その前に『NARUTO-ナルト-』のゲーム【※2】を、非常にちゃんと作ってくれていて。 鵜之澤さんからも、九州のレベルファイブ、ガンバリオン、それからサイバーコネクトツーが、非常にがんばっていると。バンダイナムコが頼りにしているゲーム会社だという話を聞いていて、その存在自体は知っていたんです。だけど松山さんとは、挨拶するぐらいだったので。 ※ 1 『ジョジョの奇妙な冒険』のゲーム……サイバーコネクトツーは、2013年発売のPS3用ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』と、2015年発売のPS3&PS4用ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』の開発を担当している。 (画像はゲームソフト | ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン | プレイステーション より) ※2 『NARUTO-ナルト-』のゲーム……サイバーコネクトツーは、2003年発売のPS2用ソフト『NARUTO-ナルト- ナルティメットヒーロー』から、2016年発売のPS4用ソフト『NARUTO -ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4』まで、『NARUTO-ナルト- ナルティメット』シリーズ14作品の開発を、13年以上にわたって続けてきた。 (画像はゲームソフト | NARUTO―ナルト― 疾風伝 ナルティメットストーム4 | プレイステーションより それで松山さんにメールを差し上げたら、本が2冊送られてきまして。1冊は『熱狂する現場の作り方 サイバーコネクトツー流ゲームクリエイター超十則』(星海社)という、どうやって今に至るか、なぜサイバーコネクトツーなのかという話。 それともう1冊、1人の少年を絡めての話があってね。『エンターテインメントという薬 -光を失う少年にゲームクリエイターが届けたもの-』(KADOKAWA)という本。その2冊を読んだら、松山さんは面白い人だなと。 (画像は熱狂する現場の作り方 サイバーコネクトツー流ゲームクリエイター超十則 (星海社新書) 、エンターテインメントという薬 -光を失う少年にゲームクリエイターが届けたもの- | Amazonより) それで1冊目の中に、鵜之澤さんや矢作の話が出てきて、僕が知らなかったような話も書かれていて。だから4人で一回会って、話をしてみたいねということで、その4人で寿司屋で会ったのが始まりなんです。 松山氏: そうですね、もう何カ月も前の話ですけども。 鳥嶋氏: どうでした? メールが届いて。 松山氏: いやもう、メールの一行目から怖かったんですけど(笑)。普通ほら、「サイバーコネクトツー 松山様」とか、あるじゃないですか。そういうのが何もないですから。いきなり1行目に、「僕は松山君のことを半分も理解していなかったようです」と書いてあって。もうスクロールさせるのが怖くて(笑)。メールの下のほうに何を書いてあるのかなと。 松山洋氏 そうしたら、私の書いた本を読んでくださって、面白かったと。つきましては、本に登場している2人を呼ぶから、一回4人でご飯を食べようと言っていただいて。それでお店に入ったら……まぁ、5時間半でしたよ。 鳥嶋氏: そんなにしゃべってた?(笑) 鵜之澤氏: あの時はシラフだよね? 松山氏: ビールを飲んでノンアル飲んでというのを交互で。ていうか、あの日からですから。オレはあの日以降、アルコールを飲んだら同じ量のノンアルコールを飲むというルールを作って。 なにしろあの場で鵜之澤さんがオレに対して、めちゃめちゃブチギレたので。鳥嶋さんの会なのに、その横でなぜか鵜之澤さんが、めっちゃ怒ってましたからね。 鵜之澤氏: あの時ね、矢作さんがちょっと遅れて来たんだけど、その時もお前が酔っ払った話しかしてなかったの。 鵜之澤伸氏 そんなふうにお前が酔っ払ってるのを、みんなに知られているのはマズいなと。一���、社長じゃないですか。 今、ゲームってお金がかかるじゃないですか。バンダイナムコはそれだけのお金をこの男に任せて、ましてやこの男の思いだけでゲームができあがっているような���のなのに、その社長がどっかで酔っ払って、まるで死んだみたいな格好になってると。 これは経営問題だ、取引停止にするぞと怒ったら、多少は抑えるようになったのよ。良い話ですよ(笑)。 松山氏: 久々に、大人から頭ごなしに怒られた感じがして(笑)。 鵜之澤氏: 本当は、私が鳥嶋さんに怒られるぐらいのつもりで行ってたのに(笑)。 松山氏: まさか真横のバンダイナムコから怒られるという(笑)。 鳥嶋氏: いやでもね、その後で『若ゲのいたり』という漫画があって。あの中に松山さんと鵜之澤さんのエピソードがあった時に、「これはいかにも鵜之澤さんらしいエピソードだな」と。あのやり取りの状況が目の前にあったんだなと、後から思ったね(笑)。 矢作氏: 僕はそのやり取りが終わってから入っていったんですよ、その日は。 松山氏: さんざん怒られた後でしたね。 矢作氏: 遅れて入ったので、今、そういう話だったんだと分かりました。いなくて良かったと思いました(笑)。 矢作康介氏 鳥嶋氏: 遅れて入ってきて、このテンションで矢作は大丈夫かな? と思って。それで一言振ったんだよね。「今どう? 編集部の状況は」って。 そうしたら、ものすごく真剣に、いろんな話を始めて。それで違う形で盛り上がったんだよね。 ──その話は、どういうものだったんですか? 矢作氏: それがぜんぜん覚えてないですよ(笑)。その時に憤っていたことを、鳥嶋さんだからしゃべったんだと思うんですけど。ちょっと覚えてないですね。 鳥嶋氏: じゃあ今日現在、憤っていることを(笑)。 矢作氏: 話が進められなくなりますよ。「ピー」って流さないと(笑)。 鳥嶋氏: じゃあ、ここしばらく憤っていることを話してみて。 矢作氏: そんなにはないですけどね。なんて言ったらいいんだろう、難しいじゃないですか。話の流れの中で言いたいですよね。 鳥嶋氏: でも会社、ロクでもないでしょ? 矢作氏: いや、そんなことないですよ(笑)。 松山氏: 「そうですね」って、絶対に言えないじゃないですか(笑)。 鳥嶋氏: 矢作さんの会社って、どんな会社なのか知らないんだけど。ひょっとして、小学館の方でしたっけ?(笑) 一同: (爆笑) 同じ漫画を10年も20年も連載して、それで完結しないお話って何なの!? 松山氏: ちょっと1つお伺いしたいですけど。『ベルセルク』【※】、ついにキャスカが目覚めましたね。 ※『ベルセルク』……三浦建太郎氏により1989年から執筆されているダーク・ファンタジーコミック。主人公ガッツの親友グリフィスが魔に落ちた「蝕」の際に、女剣士キャスカは凌辱されて正気を失っていたが、2018年に刊行された第40巻で、ついに意識を取り戻した。 (画像はベルセルク 40 (ヤングアニマルコミックス) | Amazonより) 鳥嶋氏: あんまり関心がない。 松山氏: ええッ!? 22年ぶりですよ、キャスカ。 鳥嶋氏: 三浦さん本人にも言ったけど、「蝕」以降の『ベルセルク』って、話の展開があんまり好きじゃないんだ。正直言って、読者として興味がないから、読んでない。ごめん(笑)。 松山氏: 白泉社の方ですよね? 鳥嶋氏: オレはもう会長で、現場に直接の責任はないから(笑)。 でもね……旬の時に描き切っていなくて、話の流れの中で今ここに来て描くというのは、ファンにとって��良いかもしれないけど、ほとんどの人にとっては「だから?」って感じがあると思う。 身も蓋もない言い方だけど、同じ漫画を10年も20年もやっちゃダメ。 なぜかというと、週刊誌って年間50冊でしょ。50話だよね。ということは、10年間やったら500話だ。それで完結しない話って何なの? 基本的に1カ月に4週じゃない、週刊誌は。だったら4週で1エピソード、サイクルで終えて行かなきゃいけない。 せめて2カ月だよね。それが何カ月も続くと、新しい読者が入ってこれなくなる。漫画の良さって、誰でも読める、誰でも入ってこられる、いちばん安価な娯楽だから。それが途中から入っていけない形になってるのは、ビジネスとしてマズい作り方だと思う。 これを言うと、元いた会社批判になっちゃうけど。僕が会社に入った時の野球漫画が読めなかったんですよ。 なぜかというと、ボール一球を投げるのに何カ月もかかってる。冗談じゃないと。 アンケートがあるから、山場をずっと見せたいという気持ちは分かるけど、そこのところを誤解すると、ある種のオナニーになっちゃう。やっぱり、もうちょっと見たいっていう時に切っていくとかね、どういうふうに読者を意識しながら綱引きをするかを、やらなきゃいけない。 そういう意味で言うと、今は編集者が作家に寄りすぎていて、作家と読者の中間にちゃんと位置していない感じです。ということで、矢作さんにお返ししましょう(笑)。 矢作氏: まあでもやっぱり、引き込まれていっちゃうというのはありますね。あと、これだけの数のお客さんを掴んだら、そのお客さんを楽しませるように作るというのも、1つの考え方になっているかもしれないと思って。 本当に、新しい読者を入れる努力というのは難しくて。 たとえば、雑誌には「このタイミングで売るぞ」というのがあるんです。スゴい作家が新連載を始めるとか。 その時に僕らとしては、ここから読んでくれる読者、新しく入ってくれる読者がいるわけだから、その新しい読者に向けて、今やってる連載を読んでもらえるようにしなさい、という話をするわけですよ。 でも、これまでの展開とか自分のやりたいことに引きずられていって、そこにきちんとついてこれる作家さんは少なくて。そんななかで、本当に新しい読者を取り込んでいきたいという貪欲な人は、そこにしがみついてくる。 どんどんと貪欲に行く作家さんもいるし、「もうオレはいいよ」という人もいるんで、そこは一概に言えないところもあると思うんですけど。 『ジャンプ』で連載している漫画家なら、全員がアンケート1位を目指している 鳥嶋氏: 松山さんに2つ、漫画ファンということで聞いてみたいことがあるんです。 まず1つ目。ナンバーワンの漫画が10年変わらないということは、雑誌のカラーが10年間変わらないわけですよ。そんな雑誌をあなたは見たいと思いますか? 2つ目。何週かに1回お休みして、良い原稿を描く。 単行本も売れます。だけど載っている号と載っていない号がある。載っていない号は、その漫画のファンからすると欠陥商品だよね。それでもあなたはその雑誌を買いますか? この2つを答えてください。 松山氏: マジメに答えちゃうと、どっちも「NO」ですね。 10年間同じ作品が1位を取ってるのは、やっぱりおかしいですよ。新しい作品が次から次に、予想もしなかった新しいエンタメが生まれてくるのが、そもそも『少年ジャンプ』だったわけじゃないですか。言い方が悪いですけど、蟲毒みたいな場所で。……これはたとえが悪いな(笑)。 だけどやっぱり他誌と比べて、化け物みたいな発明作品が生まれるのが、『ジャンプ』だと思います。しかも、��ういうメガヒットを生み出す人はみんな、ベテランじゃなくて若手じゃないですか。 それこそが『ジャンプ』だと、私はずっと思っているので。 矢作氏: 『ジャンプ』でも、みんなトップを目指しているとは思うんですよ。ただ結果的に、1位の作品が他から抜かれなかっただけで。 それにいちばん辛いのは、トップに立った人ですよ。だって抜かれたくないじゃないですか。 そうすると、ずっとトップを取り続けないといけないんですよ。僕だって、自分が担当した作品でトップを一回取ったら、次の週からゲロ吐きそうになりますよ。だって落ちちゃうしかないんだもん(笑)。 ところがそれをね、クリアし続ける漫画もたしかにあるんですよ、『ドラゴンボール』とか。アンケートで800票とか取っちゃうと、「あぁ勝てないな」みたいな。 もちろん、そういう「勝てない」という気持ちは、持っちゃいけないと思うんですけど。 ただ、僕らの頃はやっぱり、絶対に1位になるというのを目指していましたから。アンケートで1位になったら、編集者が漫画家の言うことをなんでも聞いてくれる、ってことにしたりして。 たとえば自由に描かせてもらうとか。 僕が高橋陽一先生から聞いたのは、「原稿のフキダシにセリフを書かなくていい」と。「自分の代わりに担当編集が全部、ネームから書き写してくれるんだ」って。 『キャプテン翼』が過去に1位を取った時にそういうシステムを考案して、そのおかげで僕が担当になったら、ずっと書き写すハメになったんですけど(笑)。 鳥嶋氏: それはダメでしょ(笑)。 矢作氏: でもそれは、高橋先生が自分でそう言って、達成して得た権利ですから。僕はそれに対して文句を言いたいわけじゃなくて。 要するに、読者アンケートで1位を取るというのは、『ジャンプ』においては全作家の目標なんですよ。『ジャンプ』の漫画って、20本しかないじゃないですか。 20本の中の1位って、イメージしやすいんですよ。アレとアレが1位、2位、3位となったら、それを超えればいいんだと。 だから結果的に、1位の漫画はずっと変わらないように見えるかもしれないですけど、じつは週ごとには、けっこう入れ替わったりしているところもあるんですよ。 松山氏: たとえば今って、載れば1位の『ONE PIECE』があって、絶対に不動の1位じゃないですか。 (画像はONE PIECE 1 (ジャンプコミックス) | 尾田 栄一郎 |Amazonより) 矢作氏: でも『ONE PIECE』だって、抜かれる時はあるし。 松山氏: あるんですか!? 矢作氏: ありますよ、それは。僕も抜いた時はありますし。 松山氏: それは『NARUTO-ナルト-』でしょ。 (画像はNARUTO-ナルト- 1 (ジャンプコミックス) | 岸本 斉史 |Amazonより) 矢作氏: 『NARUTO-ナルト-』でもありますし、他の漫画が抜いてるのを見たこともありますよ。 ただ年間1位は当然、ダントツで『ONE PIECE』です。10年続くのはおかしいと言われても、それはやっぱり尾田栄一郎先生の努力がナンバーワンだからだと思うんですよね。 なんか変な力が加わって1位になってるわけではないですから。読者は本当に面白いものを1位にするので。 松山氏: それは間違いなくそうですよね。 矢作氏: 尾田先生の何がスゴいかというと、今でも���化しているところがあって。 「なんでもいいから欠点を言え」って、編集者に言うんですって。そこに尾田先生の凄みがあるというか。なんか、若い編集者が愚にもつかないことを言っても、尾田先生にはそれを取り入れる感じがあるんですよね。 松山氏: 毎週のネームで、強いてあげればどこが気になるかというのを、必ず担当の方に言わせるらしいんですよ。 鳥嶋氏: そんなの当たり前じゃん。 松山氏: もちろんそうですけどぉ(笑)。 矢作氏: 新入社員が担当になったら、そんなの普通は何も言えないですよ。そもそも数年前まで、卒業文集に「『ONE PIECE』大好き」って書いたりしていた人間なんですから。 松山氏: 子どもの時に読んでいた『ONE PIECE』の作家さんですからね。 新人漫画家のデビュー作を表紙にする雑誌なんて、世界の中で『ジャンプ』だけ 鳥嶋氏: ずっと1位の話はちょっと置いといてね、僕は鵜之澤さんに話を振って聞いてみたいんだけど。 矢作も僕も、『少年ジャンプ』の編集部にどっぷり浸かってきたわけですけど。そうすると外から見てね、『ジャンプ』編集部のこういう、良くも悪くも煮詰まっている感じ、それはどういうふうに見えてました? 鵜之澤さんは『ジャンプ』以外の漫画雑誌やその編集部も知っていると思うんですけど。 鵜之澤氏: いろんな漫画が原作のゲームをやらせてもらうけど、やっぱり『ジャンプ』って別だよね。一個だけまったく別の体系っていうんですかね。 NHKのドキュメントでもやってましたけど、編集部自体が下克上じゃないですか。電話を誰よりも早く取って有望な新人を捕まえよう、みたいな。 松山氏: 編集部全員がライバルですからね。 鵜之澤氏: 僕のいたバンダイも、けっこうエグい会社でしたけどね。わりと肉食系の、狩猟民族と言われていたんだけど。でもそれ以上に、『ジャンプ』はスゴイなと思うし。 その結果として、バンダイナムコが商売をさせてもらうと、売れるのが『ジャンプ』モノばっかりになるでしょ。面白い原作は集英社以外でもいっぱいあるんだけど、売り上げはそこまでいかないんだよね。 これが不思議なところで。 松山氏: バンダイナムコのそこそこの成分が、『ドラゴンボール』と『ONE PIECE』と『NARUTO-ナルト-』でできてますから(笑)。 鵜之澤氏: あと『ガンダム』ね(笑)。戦隊、ライダーという子ども向けのものもあるけど、小学校高学年以上だと『ジャンプ』になっちゃうんだよね。 僕はたまたま『機動警察パトレイバー』【※】とかをやってたんで、『週刊少年サンデー』編集部なんかも当時、いろいろ行ったりしていたんだけど、向こうは平和ですよ(笑)。空気がぜんぜん違う。 ※『機動警察パトレイバー』……作業用ロボット「レイバー」が普及した東京を舞台とする、アニメ・コミックなど多岐に渡るメディアミックスプロジェクト。ゆうきまさみ氏による漫画版は、1988年から1994年まで『週刊少年サンデー』で連載された。 (画像は愛蔵版機動警察パトレイバー (1) (少年サンデーコミックススペシャル) | ゆうき まさみ | Amazonより) どっちが好きかというとまた別だから。単純に漫画雑誌で言うと、僕は『サンデー』がけっこう好きで。 でも『ジャンプ』ってまったく別物だもんね。今の10年続いたりする話とかも、僕は特殊だと思うし。 誰にでも分かりやすくないと、1位にはなれないじゃないですか。いくら作家性があったからといって、たとえば大友克洋が描いたからって、必ず1位になるわけではないですから。 矢作氏: それとは別のベクトルになっちゃうんですよね、売れるとか、話題になるとかいったことは。 『ジャンプ』は若者どうしが組んで、そういうものを生み出すんです、『バクマン。』じゃないですけど。ベテランが活躍するところでは一切なくて。 (画像はバクマン。 1 (ジャンプコミックス) | 小畑 健, 大場 つぐみ | Amazonより) たとえば、鳥嶋さんや僕が新しい漫画を立ち上げて、スゴい漫画を作ろうという発想は、『ジャンプ』ではゼロなんです。新入社員が入ってきて、その新入社員と同じぐらいの年齢の漫画家と出会って。 『ジャンプ』って、みんなが最初に読んでいた漫画雑誌だから、みんなが持ち込みに来てくれるんですよ。 そうするとそこにいる編集者が、どんなに若い漫画家だろうとちゃんと相手をして、付き合ってくれるんです。 だから漫画家としては、この人の言うことをちゃんと聞こうと思うし、その漫画家の姿を見て、編集者のほうも成長していく。この人に尽くさないといけないと、お互いに思うようになって伸びていく。 そうやって1位になるじゃないですか。1位になってなくてもある程度の順位になると、今度はそこから落ちたくない。それも漫画家だけじゃなくて、編集者にとっても自分ごとなんです。 だけどベテランの編集者がついちゃうと、そうでもないというか。わりと客観的に「それはそうだよな」「この位置だよな」と見えちゃうというのが、僕らはあるんですよね。 だから『ジャンプ』編集部って、歳を取ったらみんな外に出ていくし。 鵜之澤氏: それはあえて出すの? それとも自然と出ていっちゃうの? 鳥嶋氏: どっちを? 鵜之澤氏: 両方ですよ。編集者も漫画家も。 矢作氏: 編集者も漫画家も、両方ですね。 『ジャンプ』としては、新連載は新しい漫画家でやりたいと。まったく世の中に出ていない作家、この漫画で初めて世に出る作家を、新連載号の表紙にするんですよ。そんな雑誌なんて『ジャンプ』しかないですよ、たぶん世界中で。 だからそのぐらい、他の雑誌とはやり方が違うんです。方法論が違うし、考え方も違うし。 そういう雑誌だと思います。だから唯一売れているんだろうし、新しいものも出てくるし。 鵜之澤氏: 逆に言うと、他の雑誌は何でやらないの? 矢作氏: できないですよ。怖いし。 鵜之澤氏: アンケートハガキを入れて、それを冷酷なまでにやるっていう。今のソシャゲみたいに。 松山氏: アンケートやKPIだけの話じゃ、たぶんないんですよね。他の雑誌にもアンケートは付いてますし、もちろん集計もしてますから。 鳥嶋氏: だからもう1回、『ジャンプ』が大好きな松山君に質問します。 「面白いもの3つに○をつけてください」っていうハガキがあるじゃないですか。今、鵜之澤さんから出た『ジャンプ』のアンケートシステムね。批判の的でもあるけれど。 松山さんはたとえばハガキを送るとして、20本全部読んで、点数をつけて、上位3つに○をつける? 面白いもの3つって、どういう心持ちで○をつけると思います? 松山氏: 私は子どもの時も含めて、アンケートに○をつけて送っていた側なので。その時の感覚で言うと、私はこの週の『ジャンプ』でいちばん面白かったもの3つを、ちゃんと選んでいましたね。 鳥嶋氏: ほう。 松山氏: もともとこの作品は好きなんだけども、今週はちょっとそうじゃなかったというのは、入れていなかったです。 矢作氏: ちゃんと批判もするんだ。 鳥嶋氏: これは、ちょっと少ない気がするな(笑)。 矢作氏: 珍しいタイプですよね。 松山氏: ほとんどの人が、みんなまず盲目的に『ONE PIECE』は絶対につけちゃうと思うんですよ。 鳥嶋氏: だいたいは、もともと好きなもの3つなんですね。あとはその時に目に留まったもので。 これを言うと極論だけど、面白いか面白くないかは、あまり関係がないの。だって1本の漫画の19ページは「悩んでも19ページ」だから。 要するに、一生懸命考えた19ページでも、印象に残っているコマがいくつかあっての19ページでも、○がついたものが勝ちなんですよ。 ということは、一週間の使い方を間違えて、7日間のところを9日間使って漫画を描きました、今週は面白いですよと言っても、次の週で使えるのは5日になっちゃうんですよ。そうなるぐらいなら「今週はもうこれでいいや」って割り切るべき。 だから鳥山君が『Dr.スランプ』から『ドラゴンボール』に変わった時に、「鳥嶋さん、ストーリー漫画はラクでいいですね、ページが来たら終わりますから」と言ったんですよ(笑)。 (画像はDr.スランプ 1 (ジャンプコミックス) | 鳥山 明 | Amazonより) 松山氏: ギャグ漫画は1話完結で、オチをつけないといけないから。 矢作氏: それはある種の境地ですよね。 『ドラゴンボール』を魔人ブウ編の前に終了できなかったのは、今もって悔いている 松山氏: だけど私の感覚だと、『ドラゴンボール』の連載は延べ11年、少年編から最後の魔人ブウの戦いまでで、10年ちょっとなんですけども。 『ドラゴンボール』がそれだけ長く続いたことが、その後の『ジャンプ』の漫画が長くなったきっかけになっている気がするんですよ。 それ以降だと、『ONE PIECE』も『NARUTO-ナルト-』も10年以上やってるし、『銀魂』も『BLEACH』もやってるじゃないですか。そういう長寿連載って、今は『ONE PIECE』以外はだいたい終わりましたけど。 (画像は銀魂-ぎんたま- 1 | 空知 英秋 、BLEACH 1 (ジャンプコミックス) | 久保 帯人 | Amazonより) 鳥嶋氏: それはね、オレはもう卒業生だから言っちゃうけど、『ドラゴンボール』は止めたかったのに止めさせてもらえなかったんだよ。はっきり言うと、僕の前の編集長とその前の編集長の判断だよね。 あの時、僕が『Vジャンプ』にいて、鳥山君を助けてあげられなかったのは、今もって悔いている。魔人ブウ編はやるべきじゃなかったよね。 どういうことかと言うと、前の編集長と前の前の編集長は、雑誌の部数しか見ていない。誰が描いていて、誰が支持しているかを見ていない。 お金を払ってるのは読者。描いているのは作家。会社のためじゃないんだよね、オレたちがやってるのは。読者のためなんだ。それを忘れちゃうと、ああいうことになる。 それで『ジャンプ』の部数は、『ドラゴンボール』が終わってどんどん落ちた。結果、僕はそのために『Vジャンプ』から『少年ジャンプ』に戻された。 矢作氏: 怒ってましたね、当時(笑)。「ふざけんな」って。その下につく人たちの気持ち、分かります?(笑) 鳥嶋氏: ハハハ(笑)。さっき矢作が言った、新人の新連載で表紙にするっていうのは、じつは僕が戻ってからなの。 矢作氏: そうでしたっけ。そうなんだ。 鳥嶋氏: それはどうしてかというと、やっぱり戻った時に「『ジャンプ』って何だろう?」って、もう一回問い直さざるを得ないわけ。ガタガタになっているわけだから。 部数は一見すると、まだ600万部弱ぐらいあるんだけど、この先もう落ちていくのは見えてるし。編集部はみんな暗い顔をしてるし、会社の中はガタガタしてるし。 松山氏: それでも600万部ですけどね。 鳥嶋氏: そうやって問い直すと、さっき矢作が言ったように、『ジャンプ』には新人の新連載しかないわけ。なぜ新人の新連載をやるかというと、読者にいちばん近い感覚でモノを作っているから。空気感をつかんでいるから。 ただ新人だから、絵がヘタじゃん。構成力もないじゃん。だからそれをちゃんとした形にするには、編集と打ち合わせをしなきゃいけない。それで形にするわけ。 もう1つ、新人の新連載は何が良いかと言うと、さっき矢作が言った通り、作家と編集者が一緒に育��ていくから、何かを掴んだ時の覚醒力、爆発力が違う。ホントに一気に伸びるから。 まるで3歳馬がダービーに出たら一気にクラシックで勝てるようになった、あんな感じだよね。 矢作氏: 編集も2回までは使えると思っていて。1本、新人と一緒に当てるじゃないですか。そうすると、次の作品までは使えるんですよ。 その次のもう1本は、編集者が道理を知りすぎちゃって、自分の方向性に持って行こうとし過ぎちゃって、作家の良さが活かしきれない。だから編集もどんどん追い出したほうがいい。 鳥嶋氏: それはその通りで、作家にしても連載を続けて3回失敗したら、もう無理。その作家に関しては可能性がない。『ジャンプ』においてはね。 僕が編集部に戻った時は、そういう作家が多かったの。「新連載」って言ってるけど、失敗した作家がまた違うものをやってるわけ。でも読者は見てるから。「これじゃあパチンコ屋の新装開店と一緒じゃないか」って(笑)。 矢作氏: いやでも新人の新連載は、やっぱりこの表紙じゃ売れないなと思ってましたよ(笑)。表紙を見て「これで売れるのかなぁ」と思ったら、やっぱり部数が落ちるんですよね、結局は。 松山氏: 今でも思いますよ。 矢作氏: 「この雑誌、欲しくねぇな」って思うじゃないですか。でもそういう作家が、将来的に売れてくる。 鳥嶋氏: 『ジャンプ』の新人の新連載は、4色(カラーページ)の使い方を見てください。センスないですよ。あれだけカラーページがあるのに、何を描いているんだと思う。 矢作氏: 4色はみんなヘタですよ、最初は。 鳥嶋氏: そんなにヘタな新人になぜ表紙を描かせるか、分かります? 会社の部数会議でも、ロクでもないことを言われるわけ。「絵がヘタだね、当たるのこれ?」って聞かれたら、どう答えるの? 編集長として。 松山氏: 聞いている限りの理解で言うと、新人作家を生み出すことを一番に重きを置いているというのが『ジャンプ』の姿勢であって。 1話の巻頭カラーと表紙に関してはある種、ご祝儀みたいなもんだという感覚ですよね? 鳥嶋氏: 松山さんが今言ったように、『ジャンプ』の覚悟を見せるわけ。そのことをちゃんと重みに感じて描いてほしい。でも3週目のアンケートの結果によってはもう、終了候補になってしまう(笑)。 矢作氏: そうなんですよ。『ジャンプ』で新連載が始まる時に、表紙をやるというのが当たり前のことになっている。読者も編集者も。 だけど結局、それが売れるか売れないかというのを、どこまで考えるかということが大切で。 それを考えている人って、わりと残っていくなと。「そうか、新しいものを『ジャンプ』で始めようと思っているんだな」という雰囲気を出してくる人は、やっぱり漫画も新しいものを描いてくる。 新しいものを世に出すのは勇気がいるが、新しいものしか起爆力を持たない 鳥嶋氏: でも昨日ね、『ルパン三世』のアニメは最初の放送ではぜんぜん当たらなくて、再放送でブレイクしたっていう話を、BSの番組で見たの。アニメーションで言えば『ガンダム』もそうだし、『エヴァンゲリオン』もそうだし。 新しいものが最初に出てきた時には、なかなか見ている人に対して刺さらない。そのへんはどうですか? (画像はAmazon.co.jp | ルパン三世 first-TV. BD-1 [Blu-ray]、新世紀エヴァンゲリオン Blu-ray STANDARD EDITIONより) 鵜之澤氏: 狙ったターゲットとは違うところで当たるもののほうが、残りますよね。だって『ガンダム』なんかね、最初は子どもに超合金みたいなものを売るためにやってるわけですよ。要するに幼稚園から小学校低学年向け。 それであの内容はないよね、あり得ないよね(笑)。あれは完全にスタッフがスポンサーを騙したよね。最初のスポンサーはバンダイじゃないんだけど。 矢作氏: でもアニメってけっこう、そういう歴史ですよね。 松山氏: 『進撃の巨人』もある意味、そうじゃないですか。 (画像は進撃の巨人(1) (少年マガジンKC) | 諫山 創 | Amazonより) 鳥嶋氏: だからやっぱり、新しいものを世に出すのには勇気がいるけど、新しいものしか起爆力を持たないんですよ。時代を変えてきたのはみんな、そういうものなんです。 松山氏: その新しいものを作り続けるためにも、冒頭の話に戻るかもしれないですけど、10年はサイクルが長すぎだと思うんです。私は5年でいいと思うんですよ。どれだけ長くても5年。 だって、私が大好きだった『リングにかけろ』も『北斗の拳』も『聖闘士星矢』も、どれも連載期間は5年ぐらいじゃないですか。それぞれが。 (画像はリングにかけろ1 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) | 車田正美、北斗の拳 1巻 | 武論尊, 原哲夫 | Kindleストア、聖闘士星矢 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) | 車田正美 | Amazonより) 矢作氏: 全部好き(笑)。 松山氏: ですよね(笑)。たった5年の連載がそれぞれ、一財産稼げる伝説の作品になってるわけじゃないですか。『スラムダンク』だってそうだったわけですから。 (画像はSLAM DUNK 1 (ジャンプコミックス) | 井上 雄彦 | Amazonより) 矢作氏: 『スラムダンク』の連載期間は? 松山氏: 5年半ぐらいですね。 鳥嶋氏: 『スラムダンク』は作家がね、あそこでね。 松山氏: いやいやいやいや(笑)。 矢作氏: 危ない、危ない(笑)。僕なんて、どんだけ読んだか分かんないですよ。 鳥嶋氏: でも松山さんが言ったように、昔は『ジャンプ』でも連載が1年を超えるたびに表彰式をやって、5年を過ぎるとハワイ旅行に行けるっていうご褒美があったの。 松山氏: 作家先生に対して? 鳥嶋氏: 奥さんとどうぞとか、アシスタントとどうぞとか。それで6年目からは、好きなところに行っていいの。 矢作氏: しかも、誰も行ってないんですよね(笑)。 松山氏: あっ、そうなの!? 鳥嶋氏: それは逆に言うと、連載が5年を超えるのが、いかに難しいかということ。ところが今や、いとも簡単だもん。 なぜある時期から『ジャンプ』の連載が長期化したか。 『ONE PIECE』が出てきた時は、『ジャンプ』の部数がどんどん落ちてる最中なんですよ。雑誌の力がない時の1位なの、イヤな言い方をすると。だから長く続いたっていう見え方もある。 矢作氏: コメントしづらい(笑)。 一同: (苦笑) 鳥嶋氏: だからこれは『ONE PIECE』の責任とか、他の漫画の責任どうこうよりも、『ジャンプ』という雑誌自体の持っている生命力とか、市場性の問題が片方にあるんじゃないかと。 鳥嶋氏が明かす『少年ジャンプ』連載会議の茶封筒システム ──でも『ジャンプ』って、一線級の場にド新人がいきなり乗り込んでくるという、めちゃくちゃ珍しい場じゃないですか。広くエンタメを見渡しても、そんな場って世界中であります? Steamとかで、新興のデベロッパーのゲームがたまたま売れたとかいうことはあっても、『ジャンプ』って本当に、新人を強制的にスターダムに乗っけるシステムになっていて。 じつは以前、鳥嶋さんに、『ジャンプ』の編集の仕組みの話を伺ったことがあって。 松山氏: それは連載会議を取材したんですか? ──直接取材したわけではなくて、『ジャンプ』がどういうシステムで動いているのか、鳥嶋さんが知っている時代の話を聞いたんです。その時に感じたのが、属人性がないところで。 有名なアンケートシステムにしたって、連載が始まるかどうかは編集長が気に入ったら採用とかじゃなくて、あくまで「仕組み」なんですよね。とにかくシステマチックに回っていく形で。 一方で、他の漫画雑誌の話を聞くと、やっぱり属人的な裁量の部分に比重があるように感じるんです。 松山氏: 私が知る限り、アンケートはじつは結果だけの話であって。『ジャンプ』でいちばんスゴいのは、新連載を始めるかどうかを決める連載会議なんです。 さっきから出ている話だと、『ジャンプ』って名もなき新人がポッと出てくるみたいに聞こえるから、簡単に載りそうに感じるかもしれないですけど。 『鬼滅の刃』の吾峠先生の話を伺ったんですけども、あの人は1年以上に渡って編集部にネームを持ち込んで、描き直して、描き直して、持ち込み続けて1年以上たって、ようやく連載会議にかかったと。 それで載ったのが『鬼滅の刃』ですから。その間は、複数人で判断をしているわけじゃないですか。3話分の連載ネームを見て。 鳥嶋氏: 担当に力がなかったんじゃない? 矢作氏: いやいやいや!(笑) 松山氏: こら!(笑) 矢作氏: でも『ONE PIECE』だってそうですよ。連載が決まるまでに1年ぐらいかかったんですよ。 松山氏: 1年かかったんですか! 『ONE PIECE』が!? 鵜之澤氏: そうなんだ! 鳥嶋氏: かかったね。連載会議で通ったのは、3回目だから。 松山氏: 3回テーブルに上がって、2回落ちてるんですか!? 矢作氏: 僕はその時の連載会議には出てないんですよ、まだ若かったから。だから下で見ていて「こんなに面白い漫画がなんで通らないんだろう?」って、ずっと思ってました。 ──その時の編集長が鳥嶋さんですよね。 鳥嶋氏: なぜ通らなかったのか簡単に言うと、構成がメチャメチャだったから。 矢作氏: 今、そう言われると分かるんです。でも当時は「こんなに面白いものが通らないってどうなの?」って思ってました。 鳥嶋氏: 持ち込みから連載に至るまで、どういうふうに進むかっていう話を簡単にすると。 まず投稿なり持ち込みで、その作家に編集者がつきますよね。そうすると編集者は編集部に対して、この作家がどういう作品を描いて、どのぐらいの力があるヤツなのかというのを、アピールしないといけない。 そのためには増刊に載っけたり、副編集長が「本誌に読み切り枠があるから出して」って言って、そこからセレクションされて載ったりするわけ。その中でアンケートの票とか、他の連載との票の兼ね合いで、こいつは可能性がある、こいつはない、というのを見ていく。 そうすると、3~4名の編集スタッフの前にデスクがいるんだけど、このデスクが「そろそろ連載でもやってみたら」と声をかけるの。 それで作家と編集スタッフが、3回分の連載ネームを作るわけ。デスクが無能で一向にそういうことを言わなかったら、勝手に作って出したりするんだろうけど(笑)。 それで、デスクが「これは可能性があるな」って思ったら、副編集長のところに上げられる。そこでようやく、連載会議にかかるかどうかが決まるの。 松山氏: 連載会議にかかるかどうかは、副編集長が判断するんですか? 鳥嶋氏: デスクの判断です。それで連載会議にかけて、3本終わったら3本始めるわけ。4本始めるんだったら、4本終わる。 松山氏: それはどっちなんですか? 連載が終わるから新連載を始めるのか、新連載を始めるから終わるのか。 鳥嶋氏: 新しく起こす漫画と、やめる漫画の兼ね合いで見ている。バランスを。 松山氏: 3つ始まるから3つやめましょう、ではないんですか? 鳥嶋氏: 違う。何を始めたいかで、終わるものを決める。たとえば年少向けの漫画が3本始まるんだったら、年齢が上に向けたものを残すとか、そういうバランスを見るの。 大事なことは、その過程を全部オープンにするんですよ。 「上書き」って言って、茶封筒に担当がタイトル・作家名・1話何ページ・2話何ページって書いて、担当が自分で推薦する言葉を書いて、その茶封筒に3回分の連載ネームとキャラ表を入れて回すわけ。 するとデスクがそれに対して「これは今回いけると思う、こういう問題点はあるけど」と、茶封筒にコメントを書く。 それでデスクを通って連載会議に出ることになったら、他の班のデスクも副編も、同じようにコメントを書くんですよ。 松山氏: 『バクマン。』に載ってた通りや! 矢作氏: その通り。 鳥嶋氏: その茶封筒が、副編の机の上に重ねて置かれるわけ。するとそれを編集部全員が見る。 松山氏: 誰がどういうコメントを書いたか、丸見えなんですね。 鳥嶋氏: 知恵が回る担当だと、「この3話目は弱いな」って、茶封筒の中身のネームをこっそり差し替えたりするの。ギリギリで。 松山氏: 途中で!? それアリなの? 鳥嶋氏: ありあり。差し替えもあり。 矢作氏: 良くなるんだったらアリですよ。 鳥嶋氏: 他の担当から出てきたものを見て、「これだと負けそうだから露出を多くしよう」とかね。そういうことも含めてやります。 松山氏: リアルタイムに変えてるんだ! 鳥嶋氏: それで連載会議にかけて、1本1本落としていくわけ。ディスカッションしていく。だいたい2時間か3時間ぐらいでね。 そこで、自分のデスクがちゃんと自分の作品を推してくれないとか、返ってきたコメントが中途半端だったりすると大変だよ。もうね、火を吹くから。「何なんですか、あなたは!?」って。 鵜之澤氏: それ、言えるんだ。 鳥嶋氏: 言える。僕なんか、茶封筒にお手紙を貼られたことがありますよ、編集スタッフから。 松山氏: それはなんて書いてあるんですか? 鳥嶋氏: 「納得がいかない」とか、直訴状が(笑)。イヤだなぁ、これ読みたくないなぁって。みんなニコニコして見てるんだけど。 松山氏: その作品が落ちたのも、会議の中で明確な理由があって落ちてるわけじゃないですか。 鳥嶋氏: それをちゃんと伝えてるんだよ。でも納得がいかないと。 松山氏: それでも納得いかないんですか!? 鳥嶋氏: だから、ここで大事なのはね、常にオープンに作品論を、その競争原理の中でやっているから、ちゃんとした作品評価軸を持たない人間は、幹部としてやっていけないし、信用がないんですよ。 だから作品をヒットさせてないヤツは副編集長になれない。そこは『ジャンプ』のね、明快なところです。 矢作氏: 「お前に言われたくねぇよ」ってなるから。 松山氏: あぁ、なるほど。その目利き集団が『ジャンプ』編集部の強みということですね。 鳥嶋氏: そう。あと、新入社員を優先的に2人とか3人、『ジャンプ』編集部に入れるわけですよ。その代わりに3人を必ず外に出すわけ。それは編集長に指名権がある。 他の編集部は『ジャンプ』で揉まれた人なら誰でも欲しいいのよ。即戦力だから。 『少年ジャンプ』にいるということは、それだけ鍛えられている。梶原一騎さんの虎の穴みたいなところはあるよね(笑)。 松山氏: だけど、そのまんま『バクマン。』の、あのシステムの通りなんですね。今もそうなんですか? 矢作氏: 今もそうです。だって結局、みんな『ジャンプ』に集まってるんですから、『ジャンプ』を読んで育って漫画家になりましたという子は、みんな『ジャンプ』に持ち込んでくるんです。 いちばん売れている雑誌で、いちばんたくさん母数がいるわけですから。それは集まってくるじゃないですか。 スポーツ漫画の概念を変える『キャプテン翼』が突然出てくるのが、『ジャンプ』の怖さ 矢作氏: 終わらせる、終わらせないで言うと、さっき言ったように始まる本数と同じだけ、絶対に終わらせないといけないので。 松山氏: 連載の本数が決まっている以上は、入らないですからね。 矢作氏: 僕が『ジャンプ』にいた時に、編集者でいちばん大切だと思っていたのは、何を終わらせるかというジャッジなんですよ。始めるのはけっこう簡単なんです。 鳥嶋氏: そう。 矢作氏: 新連載の候補になる作品はだいたい面白いですし。 鳥嶋氏: 新しいからね。 矢作氏: でもじゃあ、さっき鳥嶋さんが言ったように、他のどれと引き換えにするのかというのを含めて、考えないといけないから。終わらせる漫画を考えないといけない。 でもこれが漫画アプリで配信する形式だったら、どうなるのか。とりあえず全部続けておいて、さらに新しいものも始めようという、そんなジャッジになってくる。 今こんなにいろんな漫画のアプリが出ていて、でもそこからメガヒットが出ないのは、こういうところに問題があるのかなと、ちょっと思ってます。 それぐらい、終わらせるのがいちばん難しいんです。才能のある作家が「ちょっとこれは違ったかな」というものを描いたら、本当は早く終わらせて、次の作品を描かせてあげたほうがいいですよね。 それは読者も分かるじゃないですか。 鳥嶋氏: それは『BLEACH』の前の『ZOMBIE POWDER.』のことかな? (画像はZOMBIE POWDER. 1 (ジャンプコミックス) | 久保 帯人 | Amazonより) 松山氏: いやいやいや!(笑) 矢作氏: その時はリアルにいちばん下の現場だったので、そんなのは思ったことないですけど(笑)。 それはともかく、そうやって早く終わらせてあげることが、その作家の次につながってきますから。『ジャンプ』でも10週で終わって、その次の作品が当たったりする人もいるんですよ。 でも「3本続けて外れたらダメ」と鳥嶋さんがおっしゃいましたけど、たしかにその通りで。 松山氏: 『ジョジョ』も3本目ですからね。 (画像はジョジョの奇妙な冒険 1 (ジャンプコミックス) | 荒木 飛呂彦 | Amazonより) 鳥嶋氏: それで言うと、井上雄彦さんも『カメレオンジェイル』があったし、『テニスの王子様』の許斐剛さんも2本目なんですよ。1本目は2人とも、ハードボイルドの探偵モノを描いてダメだった。 (画像はテニスの王子様 1 (ジャンプコミックス) | 許斐 剛 | Amazonより) じゃあ、井上さんがなんで『スラムダンク』は良かったかというと、バスケが好きだから。そういう単純なこと。 許斐さんはテニスのインストラクターだったから。そういう理由で描いてもらったのが良かったわけ。 だから描きたいものは当たらないんですよ。その作家が描きたいものじゃなくて、その作家が描けるものじゃないといけない。 松山氏: なるほど! バスケとテニスは描けるものだったから、あれだけ続いたわけですか。 鳥嶋氏: 今やスポーツ漫画は、そのスポーツをプレイしている人じゃないと描けない。それはなぜかというと、どんなに写真集を持ってきて模写しても、それって第三者視点ですよね。プレイヤーの視点で描けるのは、そのスポーツを経験した人だけだから。 それが漫画の主人公視点の素晴らしさだから。これはね、プレイしていた人じゃないと描けない。 松山氏: なるほど。 矢作氏: 本当にスポーツ漫画はそうですね。 鳥嶋氏: 僕がそれを実感したのは『キャプテン翼』。 『キャプテン翼』のアンケートが良くて、矢作がさっき言ったとおり、たしか1位になって。その時に見たのかな。正直に言うとね、「なんでこの絵で1位になれるの?」と(笑)。どこが面白いんだと。 (画像はキャプテン翼 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) | 高橋陽一 | Kindleストア | Amazonより) 松山氏: いやいや(笑)。 鳥嶋氏: それで、何週か見て分かりました。それまでのサッカー漫画とはぜんぜん違うと。どこだと思う? 画期的に違ったのよ『キャプテン翼』が。 松山氏: そんなに違いましたっけ? 鳥嶋氏: 『キャプテン翼』以前にはなくて、『キャプテン翼』から始まったもの。それはつまりね、“カメラが人じゃなくてボールにフォーカスされている”ってことなんですよ。 松山氏: たしかにカメラ低いわ! 鳥嶋氏: カメラがいつも追わなきゃいけないものは、主人公じゃなくてボールなの。だからボールは友達なんだよ(笑)。 一同: (笑) 鳥嶋氏: この時に高橋陽一さんの運動神経というか、漫画家としてのスゴさにビックリしたね。読者がこれにそのまま反応してるんだと。これから後のスポーツ漫画は大変だなと。 松山氏: だってあれ、誰も真似できないですよ。コマを縦と横に割ってなかったんですよ。 線が入っていないのに、見開きの中に5コマぐらいあるの。でも、ちゃんと目線の誘導ができていて。それはたしかに、カメラがボールに向いているんですよね。 鳥嶋氏: あれからスポーツ漫画がガラッと変わったの。じつは『キャプテン翼』より前は、漫画業界でヒットしたサッカー漫画ってないんだよ。 松山氏: ないですね。全部野球漫画ですよね。 鳥嶋氏: だから矢作が言ったように、新人が描くことの『ジャンプ』の怖さはそこにあるね。それまでの視点を持ってないヤツが出てくるからね。 『ドラゴンボール』は読んだ後に何も残らない漫画を目指した ──先ほど、『ジャンプ』では編集部員どうしがライバル関係で争っているというお話があったんですが。ライバル関係にありながらも、それぞれの担当者が別の担当者に対してアドバイスしたりはするんですか? 鳥嶋氏: デスクになると、せざるを得ないね。同じポジションだったらしないだろうけど。 矢作氏: その人のキャラにもよると思うんですよ。僕はしない派でした(笑)。 一同: (笑) 鳥嶋氏: 僕も基本的には矢作と一緒で、やらないかな。なぜなら漫画に対する考え方が違うから。 『北斗の拳』の担当だった堀江(信彦氏)【※】は、泥臭い漫画が好きなんです。僕はそういうのが嫌いで、邪魔だったんですね。 だって好きな方向が違うから、同じことを言っても伝わらないの。『ドラゴンボール』は読んだ後に何も残らない漫画を目指したから。 ※堀江信彦 『週刊少年ジャンプ』の編集者として『北斗の拳』などを担当。『ジャンプ』5代目の編集長を務めた。集英社を退社後、株式会社コアミックスの代表取締役社長に就任し、『週刊コミックバンチ』の編集長を務めた。同誌の休刊後、コアミックスは『月刊コミックゼノン』の編集を行っている。 松山氏: 両方あっていいと思うんですよ。たしかに『ドラゴンボール』には説教がないので。 鳥嶋氏: 僕が『ドラゴンボール』でいちばん好きなシーンは、悟空がつまづいて「なんで身体が軽いんだろう? あっ、シッポがついてないからか! まぁいいか」っていう。それが『ドラゴンボール』ですよ。 松山氏: クソ明るいんですよね。あれは作れないですね。作家さんはみんな「オレはそんなに明るくない」って言うんですよ。 鳥嶋氏: 作家の中にない感情を、キャラクターは外に出せないんです。それを人工的に作ろうとすると、すぐバレるの。 松山氏: 『ドラゴンボール』って、鳥山先生ご自身も言われてますけど、登場人物が変人しかいないんです。言われてみるとそうなんですけど。みんなどこかズレてるんですよ。 あれは全部、鳥山先生の中にある感情というか、キャラクターなんですか? 鳥嶋氏: まあ基本的に鳥山明は、亀仙人と則巻千兵衛であることはたしかですね(笑)。 松山氏: あぁ、そこがベースなんだ。 海外では『ONE PIECE』よりも『NARUTO-ナルト-』のほうが人気が高い理由とは? 鳥嶋氏: 松山さんは『ジャンプ』が好きだから1つ質問を出しますね。国内であれだけヒットしている『ONE PIECE』が、海外では『NARUTO-ナルト-』に及ばないのはなぜだと思う? よく海外で聞かれたの。「なぜ『ONE PIECE』は海外で『NARUTO-ナルト-』ほどヒットしないのか?」って。 海外の人もみんな、『ONE PIECE』が日本でスゴイのは知ってるんです。でもなぜ海外でヒットしないのか。その理由は分かる? 松山氏: 私の感覚ですけども、『ONE PIECE』がやっていることって、歌舞伎というとヘンですけども、任侠道ですよね。昔のヤクザ映画とかの。 そういう、日本人はグッとくるお涙頂戴の部分も含めて、演劇というか舞台劇っぽいものになっているんで。 『NARUTO-ナルト-』はある意味、展開も含めてハリウッド志向というか。だから世界で売れる性質が違うんだろうなって感じてますね。 鳥嶋氏: 鵜之澤さんは両方扱ってるけど、どうなの? 鵜之澤氏: そうなんだよね。聞くとみんな「海賊は人気がない」とか言うんだけど。でもきっとそういうことじゃないよね、たぶん。不思議なんだよね。 松山氏: 面白さのベクトルが違うんだと、私は思うんですけど。 鵜之澤氏: 逆に言うと、『NARUTO-ナルト-』はなんで海外であそこまでウケるんだろうと。 矢作氏: ナルトが金髪で青い目ですから。 松山氏: そんな単純な(笑)。 鵜之澤氏: でもそれは大きいよね。僕らもそうだよね。 矢作氏: 海外の人から見てもカッコ良いんですよ。 『ONE PIECE』はドラマがすごく面白いんですよ。それに対して『NARUTO-ナルト-』はドラマの部分よりも、やっぱりアクションとか、そのへんが分かりやすいというのがありますね。 僕は子どもがいるんですけど、子どもに見せるといちばん分からないのが、ドラマなんです。 子どもって、気持ちのいい絵を見ただけで「気持ちいい」って思うんです。たとえばパースが効いていたり、空がきちんと見えてる絵だと、「これ好き」って言うんですよ。 だから、パッと見で面白いかどうか。 僕らはずっと漫画を読んで来ているから、漫画の面白さを深読みしていくじゃないですか。で��海外の人の多くは、日本の漫画って分かんないですよね。 それはたぶん、リテラシーとか読解力がないから、分からないと思うんです。だからつまるところ、『NARUTO-ナルト-』はそういう読解力がいらないんじゃないかと思うんです。 鳥嶋氏: 答えは出てると思うけど。まず1つは、海賊じゃなくて忍者だから。忍者が大好きなんですよ、海外の人は。それに対して、海賊の概念は日本以外にもあるから。 次に松山さんや矢作が言ったように、『ONE PIECE』は泣きのドラマだよね。泣きのドラマは日本人にしか通用しない。海外では泣きのドラマは嫌われる。ウェットだから。 もう1つは画面構成やキャラクターの見せ方が、残念だけれども、岸本斉史さんのほうが上手い。 矢作氏: どっちを取るかということだと思うんですけども。 鳥嶋氏: 見やすいんだよね。その結果どうなるかというと、アニメにした時に映えるのは『NARUTO-ナルト-』なんですよ。アニメは動くからね。そういう意味でいうと、海外に伝わりやすい漫画の作り方は『NARUTO-ナルト-』のほうなんです。 そのへんは鵜之澤さんがいろんな���ンテンツを扱っていても、海外に通じるものと通じないものがあると思うんだけど。 鵜之澤氏: そうなんだよね、それが分かれば苦労しないよね(笑)。 たしかにある時点から、漫画家の先生もそうだし、アニメのスタッフもゲームを作るスタッフも、海外を意識するんですよね。イベントに出たりして。 それで「海外に向けて作るには、こういうふうにやるんだ」って。でも一発じゃ無理だよね。続けるうちにだんだん分かってきて。 『NARUTO-ナルト-』も最初は日本だけで。それが『疾風伝』【※】になった頃に、海外で爆発的に売れて。こんなに売れるんだと正直ビックリしたよね、国内では『ONE PIECE』のほうがパワーがあったからさ。 海賊をアメリカ人が分かるかどうかはともかく、『ONE PIECE』はキャラが外国人っぽいじゃないですか。だからいけるのかなと思ったけど、海外ではダメでしたね。 たしかにね、さっき矢作さんが言われたように、金髪と青い目っていうのも大きいんじゃないかな。金髪ってすごく大事で、分かりやすいよね。 ※『疾風伝』……『NARUTO-ナルト-』のTVアニメは原作の第1部でいったん終了し、原作の第2部からは『NARUTO -ナルト- 疾風伝』として新たにスタートしている。 (画像はAmazon | NARUTO -ナルト- 疾風伝 風影奪還の章 一 [DVD]より) 外国の人はたぶん、悟空やナルトのことを日本人だと思ってないよね。アニメは現地の言葉で吹き替えられてるんで、日本人が芝居してるように見えないじゃないですか。それもやっぱり大きいんだろうなと。 鳥嶋氏: 漫画やアニメの持っている無国籍性だね。 『NARUTO-ナルト-』を始めるにあたって、『ONE PIECE』を徹底的に分析した 矢作氏: そもそも『NARUTO-ナルト-』よりも『ONE PIECE』のほうが、先に連載が始まってるんですよね。作家も「『ONE PIECE』には絶対に敵わない」と言っていて。「『ONE PIECE』は面白すぎる」と。 僕も面白すぎると思いつつも、「そんなこと言っちゃダメだ」と(笑)。 鵜之澤氏: そりゃそうだよね。 矢作氏: 1位にならないとダメですから、『ジャンプ』では。そう思っていたので、一応そういうふうに話をして。「まぁ、10巻ぐらい続くといいね」ぐらいの感じで『NARUTO-ナルト-』を始めたんです。 鵜之澤氏: それぐらいで一区切りなんですか? 鳥嶋氏: 10巻ということは2年ね。 矢作氏: それぐらい続けば、ある程度のお金が作家さんに入るだろうから、次の作品に対して準備ができるんじゃないかと。 鳥嶋氏: たしかにそれは考えるよね、編集者としてはね。 矢作氏: それで『NARUTO-ナルト-』を始めるにあたって、「『ONE PIECE』はどこがスゴいのか?」というのを分解して、分析したんです。 鳥嶋氏: 分析したんだ。 矢作氏: めちゃくちゃ分析しました。“イーストブルー”や“アラバスタ”、“空島”と沢山舞台があるわけですが、それらはRPGで言うマップなんですよ。 で、『ONE PIECE』がスゴいのは、新たなマップに入ると、出だしでそのマップでの目的が提示されて、それをクリアすると主人公は成長し、さらそれが次のマップでの目的に繋がっていく。 つまり、最初に振りがあって、オチがあるというのを繰り返していくんですよ。しかも次のマップで全然違う世界観を提示してくるので、否が応でも盛り上がる。 さらにスゴいのは、周りのキャラのことを描いていながら、主人公が前に進む話を描いているんですね。ルフィが人を集めるということが、ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)につながっていく。 そもそも漫画は主人公のことしか描いちゃダメなので。主人公以外のことを描くと面白くないんですよ。 だからこれは、研究すればするほどスゴい漫画だと。これは敵わない。 これに対抗するとしたら、やっぱりアクションで驚かせようと。それは意識してやってます。作家本人も「『ONE PIECE』より感動的な話は描けない」と言ってるから、だったら他のところで勝負しようと。 同じ雑誌で、同じベクトルで勝負してもしょうがないじゃないですか。だから『NARUTO-ナルト-』はそういう方向に行って。しかも作家の絵の力がスゴかったんですね。 鳥嶋氏: 矢作が『NARUTO-ナルト-』を始めるにあたって『ONE PIECE』を研究した。ナンバーワンを研究したって聞いて、さすがだと思ったの。 じつは僕も『ドラゴンボール』が中だるみというか、人気が落ち始めてマズいなと思った時に、自分が好きじゃない『北斗の拳』を初めて研究したんですよ(笑)。編集部で読むのが癪(しゃく)だから、コミックスを家で読んで(笑)。 ナンバーワン漫画だから、読者がいちばん好きな要素がそこにあるわけですよ。だからナンバーワンを分析するのは、読者の趣味嗜好を分析するということ。そこに意味がある。 『北斗の拳』を研究している時に思ったのは、「うわっ、この1話目は良くできてるな」と感心したんだよね。原哲夫さんの持っている絵の良さを上手く使っている。 逆に言うと、原さんが持っているダメさを表さないように作っている。 原さんは一枚絵はスゴいんだけど、アクションを描けないんです。あの全身のあの劇画タッチで描くから、アクションを描いちゃいけないんです。 どういうことかというと、止め絵の連続で描くから、秘孔を突いて前後で見せるしかない。 松山氏: あぁ、なるほど。 鳥嶋氏: だから原さんの絵の持っている良さだけを抽出した形が、秘孔を突くという形なんです。おまけにそれを、『マッドマックス』とブルース・リーから持ってきてるから、そのへんのイメージの取り方も上手いわけ。 (画像はAmazon | マッドマックス [DVD]、死亡遊戯〈日本語吹替収録版〉 [DVD]より) 『ドラゴンボール』でこれを抜くにはどうしたらいいか。あぁ、簡単だなと。 鳥山さんは自由自在にアングルが取れる。原さんは一定方向からしか描けない。だったら『ドラゴンボール』は上下左右、前から奥と、自由自在にアクションが出来る形にしようと。 天下一武道会の展開はまさにそういうこと。だから、当初の『ドラゴンボール』の元になったジャッキー・チェンのアクションを、もっと徹底的に、意図的に、漫画の中で再現しようと。 それと、『北斗の拳』はドラマを見せていくものだから、展開がやっぱり長いんですよ。セリフで決めていくやり方ですから。 僕らはもっと下の年齢層を狙って、4週単位で展開を変えていく、スピーディーな見せ方をした。 何回かインタビューで答えてるけど、修行編を長くやったらもっと人気が落ちちゃうから、修行を短くして。亀仙人とクリリン以外のサブキャラは全部落としちゃって、その修行の成果を天下一武道会で見せた。 天下一武道会はトーナメント制なので、1つの戦いはみんな1週か2週で終わるんです。 あと、トーナメントが面白いのは、どこで誰と会うかというのを読者が予測してくれるから。その予測をどう裏切るかで、読者の興味を引きつけていった。 そうしたら、このへんで『北斗の拳』を抜けたらいいなと考えていた半分ぐらいのところで、大したキャラでもないバクテリアンとの対戦の回で、『北斗の拳』を抜いちゃってね(笑)。 松山氏: そこからなんだ。へぇ~。 鳥嶋氏: だからそういう意味で言うと、『NARUTO-ナルト-』が『ONE PIECE』を研究したのはよく分かる。 矢作氏: 僕らは『ONE PIECE』を抜けなかったですけどね(笑)。 『ONE PIECE』の連載を開始するかどうかだけで、会議に2時間かかった ──さっきの連載会議の話に戻りますけど、会議の時間がいちばん長かった漫画は? 鳥嶋氏: やっぱり『ONE PIECE』じゃないの。『ONE PIECE』は2時間かかったから。 矢作氏: 連載会議にかけるネームって、全部で3話あるんですけど、確か『ONE PIECE』は、2〜3回めくらいのネームだったかな? 結果的に連載会議に通らなかったヤツなんですけど、そのネームで島で宝を守ってるキャラクターが出ていて。その話がかなり面白かったんです。めっちゃ泣けるし。 ──でも、会議では通らなかった? 矢作氏: そう。こんなに面白いのに、なんで通らないんだろうと、当時は不思議で。 鳥嶋氏: なぜ連載会議の際に、3話までのネームを用意するかというと、基本が10週だから、3話までで1/3のストーリーを展開するわけでしょ。そうすると、主人公は誰でどういう話なのかっていうのを、その3話の間に見せてほしいの。 それが見せられない漫画は、構成が悪いということ。それで言うと『ONE PIECE』は、構成が悪かったんですよ。 矢作氏: ええ。いま考えたら、なぜ通らなかったのか分かるんです。というのも、そのネームの話は主人公が成長したり、物語が先に進む話ではなかった。漫画において、主人公って絶対に、少しずつでもいいから前に進まないといけないんです。たとえば主人公���出さない回があってもいいんですけど、その代わり、主人公が何かやっているぞというのは読者に常に意識させておく。 ──なるほど。 矢作氏: その視点で考えると、あのときのネームって、話は確かに面白いんだけど、主人公が先に進んでいなかった。だから通らなかったんだなと。そうね、今そのことを考えたら、分かるんです。でも、あのときは、こんな面白いもの、なんで連載を始めないんだろう? 余裕あるなぁ、みたいな感じで見てましたね(笑)。 鳥嶋氏: 余裕なかったよ。編集長だったけど(笑)。 松山氏: 『NARUTO-ナルト-』でカカシを3話まで出さなかったのも、そういう理由なんでしょ。 矢作氏: いや、そういうことじゃないんですけど。でも『NARUTO-ナルト-』の時は他の漫画をすごく研究して。 1話目は、周りの大人たちはナルトをどう見るか、2話目は子どもたちがナルトを認めるのかという話にしたんですよ。なぜかというと、『北斗の拳』は1話目でそういう形になって、2話目でおじいさんを助けるんですね。 結局、いろんな人がナルトをどう見るか、認めるかっていう。主人公って他の人に認められると、成長したと見えるんですよ。 だからいろんな人に認められる話にしようというのが、そもそものコンセプトだったんです。そうすると、2話目はゲストキャラの話なのに、話が進んでいるように見えるんですよ。 でも『ONE PIECE』の場合は、あの2話目だと主人公がまったく先に進まないんですよ。救われた男の話だけなんですよ。それは今ならすごく分かります。 鳥嶋氏: 連載会議で『NARUTO-ナルト-』について議論したのは、たぶん5分ぐらい。『ワンピース』は2時間。この差だよね。 矢作氏: 『HUNTER×HUNTER』も5分ぐらい。5分もかからなかったですね。 (画像はHUNTER X HUNTER 1 (ジャンプコミックス) | 冨樫 義博 | Amazonより) ナルトの修行では、子どもたちが自分で試してみたくなるものを考えた 矢作氏: 『ONE PIECE』だけじゃなくて、『ドラゴンボール』もすごく研究しましたよ。修行シーンがなんでこんなに上手いんだろうと。 修行って、やってるというのを見せないと、強くなる理由が描けないんですよ。でも『ドラゴンボール』は、修行を楽しく描けるんです。重力何倍とかズルすぎません?(笑) ナルトも強くなるために修行をしないといけないんだけど、修行が長くなるんですよ。修行が長いってイヤじゃないですか。 さっき鳥嶋さんが言ったように、アンケートの票が落ちちゃいますからね。でも「修行してきたぞ」って、急に帰ってくるのもイヤじゃないですか。それはズルいってなるので。 松山氏: 『BLEACH』が多かったですね、そのパターンは(笑)。 矢作氏: それは僕、知らないですよ(笑)。もっと他の漫画で、そういうのがたくさんあって。洞窟から出てきたら強くなってるとか、これは絶対にやっちゃダメだと。子どもも分かってるから。 何の努力���して、どこを鍛えたから強くなったっていう、やっぱりそれはほしいんです。 それで、『ドラゴンボール』はあんな感じで楽しくやったけど、『NARUTO-ナルト-』の雰囲気で同じようにやるのは無理だと。それでいろんな漫画を見て、修行が上手い漫画ってどうしたらいいの���なと。 子どもが実際に試してみたい授業というのも考えて。螺旋丸の、祭の水風船やボールの中で水を動かすというのは、子どももちょっと試してみたいと思うだろうとか、そういうのをいろいろ考えて、考えて、ああいう結論に落ち着くんですけど。 ただ長いし、成功だったかどうか分かんないんですけどね。 松山氏: ナルトが螺旋丸を習得する時に、四代目火影は片手で螺旋丸を作っていたのを、『NARUTO-ナルト-』はチャクラのコントロールがヘタだから両手でやるってなって、結局、手が足りないのを分身で補うっていうのは、あれは修行を始める前から……。 矢作氏: 決まってないですよ! 松山氏: ウソ~!?(笑) めちゃめちゃスゲェって思ったんですけど! あの答えの出し方! 矢作氏: 岸本先生の中では決まってたかもしれないです。僕の中ではぜんぜん(笑)。 「こういうのどう?」って提案するじゃないですか。たとえば風船を置いて、この中でチャクラを動かしてっていうのは言うんです。 でもその後どうなるのかは、やっぱり先生の中で……。 松山氏: そうなんだ! 矢作氏: そうなんです。そういうのはたくさんあって。 鳥嶋氏: 松山さんね、打ち合わせをし過ぎるとつまんないんですよ。 僕らは漫画家から上がってきた絵コンテを、読者の視点で最初に見るわけですよ。その時に僕らが感じる驚きは、読者の驚きだから。そこで先のストーリーを知っていたら……。 松山氏: ああ、そういうこと! 鳥嶋氏: だから大きな流れは作っておくけど、細かい打ち合わせは逆に、あえてしないの。 矢作氏: 鳥嶋さんは本当に「長い打ち合わせはするな」って言いますよね。僕はけっこう長いんです。 松山氏: ガッツリやられてたって聞いてますよ。 矢作氏: ファミレスに4、5時間ぐらいいたりして、全部決めて帰ってきたりするんですけど。そうすると鳥嶋さんから「それは作家に迷惑だから止めなさい」と怒られて(笑)。 鳥嶋氏: 僕は打ち合わせ、30分で終わり。 松山氏: 30分!? 鳥嶋氏: 絵コンテを2回見て終わり。 矢作氏: 何もできないです。 松山氏: その原稿の話だけで終わるんですね。だけど、不安じゃないですか? 矢作氏: 大枠は決まってるんですよね? ここまでは行くっていう。そこでどういう決着があるかと。 鳥嶋氏: そうだね。昔、『スパルタンX』【※】ってゲームがあったじゃん。あれが出た時に「これはいいな!」と思ったの。でも横にするとバレちゃうから縦にしようと。それが『ドラゴンボール』のマッスルタワーだよ。 ※『スパルタンX』……1984年にアイレムが開発してリリースしたアーケードゲーム。1985年に任天堂がファミコン用ソフトに移植して発売した。ジャッキー・チェン主演の同名映画が題材となっているが、ゲームの展開は映画とまったく異なり、むしろブルース・リー主演映画『死亡遊戯』のクライマックスに登場する、五重塔での戦いを彷彿とさせるものになっている。 (画像はKung-Fu Master for Amstrad CPC (1987) – MobyGamesより。Screenshot via Mobygames) 松山氏: あぁ! 矢作氏: 必ず終わりが見えてないと、読者はやっぱりイヤなんですよ。ドラマでも「あと何回って分かっていれば見るけど」というのがあるじゃないですか。 だから、終わりがどこなのかはあらかじめ見せておきたい。五重塔システムは、それが便利なんです。 鳥嶋氏: だよね。 松山氏: 天下一武道会もそうですよね。 矢作氏: そうです。ここまで行けば勝ち、とか。 鳥嶋氏: 上に行けば行くほど強いヤツが出てくるとあらかじめ言っておけば、次はどんなのが出てくるんだと、予想してくれるじゃないですか。その想像力がプラスになる。 矢作氏: 十二宮もそうですよ。『聖闘士星矢』の。 松山氏: 12はさすがに多いなと思いましたけどね(笑)。だから始まった瞬間まず、牡羊座のムウが聖衣を修理するところから始まって、実質2つ目からバトルでしたからね。 鳥嶋氏: 子どもは数を数えたり、集めたりするのが大好きなんですよ。 松山氏: それはそうですよね。 矢作氏: そういう方法論がいくつかあって。でも、これからの漫画はまた新しい方法論というか、今の子はこれが好きだからこう、と変わってくるから、それが楽しみですよね。 今の子どもたちはコミックの単行本は読むが、雑誌の『ジャンプ』を読んでいない 松山氏: 今、僕が不思議なのが、『鬼滅の刃』だと“十二鬼月”って12人の敵がいて、その中に上弦と下弦が6人ずついるという、数の楽しみがあるんですけど。 でも『僕のヒーローアカデミア』や『呪術廻戦』だと、今どこに向かっているのか、なかなか見えないところがあるじゃないですか。敵の数も決まっていないし。 (画像は呪術廻戦 1 (ジャンプコミックス) | 芥見 下々 | Amazonより) 矢作氏: 僕だったら「それはちゃんと見せようね」って言いますね。とりあえずのゴールは見せておかないと。 鳥嶋氏: 今の話を聞くと、その2つの漫画は年齢層が上だと思う。矢作が今言ったような形で、下の年齢層を取り入れる努力をやるべきだね。今の『少年ジャンプ』の漫画は難し過ぎる。漫画は誰にでも分かるという、分かりやすさがなければダメ。 何回か苦言を呈しているんだけど、今は『少年ジャンプ』の“少年”が意味を成してないよね。少年っていうのは、小学生の低学年から中学生までよ。 このターゲットを今、『ジャンプ』が押さえられているのか。 松山氏: アンケートの平均が20代後半って聞いてますから。 矢作氏: 下の子も読んでるんですけど、上の人もついてきているので。ただ、今はもう……僕と松山さんって、同じぐらいの歳じゃないですか。今は子どもの数が、僕らの頃の6割ちょっとだって、知ってます? 松山氏: いや、半分以下ですよ。我々が生まれた時は、1年間で生まれた子どもの数が250万人ですよ。今はそれが80万人ですよ。100万人を切ってるんですよ。 矢作氏: 中学生はもうちょっと多いですよね。この前調べて、ビックリしたんです。そんなに減ってたら、たしかに子どもに売れないよな、って。 鳥嶋氏: いや矢作ね、『コロコロコミック』は今でも、毎月50~60万部刷ってるわけだよ。それで言うと、『ジャンプ』ももっと数字を出してもいいじゃないかと、僕は思うね。 任天堂もそうだし、バンダイが扱っている『アンパンマン』を見ていて思うんだけど、進化しないスゴさね。定番キャラクター。 常にここを間口として押さえるというキャラクタービジネスや作品の作り方って、忘れてはいけないと思うんだ。 矢作氏: 『ジャンプ』って昔から、小学4年生ぐらいから中学生が主だったと思うんですよ。今は中学生の7割ぐらいがスマホを持ってるじゃないですか。そういう意味で言うと、多少逃げちゃうんですよ。 そこが『コロコロ』とは少しだけ違うと思うんです。『コロコロ』はまだスマホを持っていない世代なので。その『コロコロ』を読んでる子たちが、次にどこに行くのかを考えないといけないですね。 鳥嶋氏: 『ジャンプ』には上がっていないよね。 矢作氏: でも、同じ小学館の『サンデー』にも上がってはいないでしょ。 松山氏: いきなりスマホになってるんですよ。みんなYouTubeになっちゃってる。 鳥嶋氏: それはYouTubeやスマホがあるからなのか。それとも、そこまでして読みたい漫画がないからなのか。そのへんはキチッと考えるべき問題だと思う。 矢作氏: YouTubeを見るより面白い漫画があれば、読むと思いますよ。 松山氏: うちのスタッフの子どもを見てると、『コロコロ』はやっぱりみんな読んでるんです。でも小学校高学年になって、「『ジャンプ』は読まないの?」って何度聞いても、読まないんですよ。 読まないんですけど、ある時、その子が『斉木楠雄のΨ難』の単行本を持っていたんです。 (画像は斉木楠雄のΨ難 1 (ジャンプコミックス) | 麻生 周一 | Amazonより) 「おっ! ついに『ジャンプ』読んでるじゃん!」と思ったら、『ジャンプ』の雑誌は読んでないんですよ。『斉木楠雄』の単行本だけを読んでるんです。 「なんで『ジャンプ』を読んでないのに『斉木楠雄』を知ったの?」と聞くと、「アニメ」だと。アニメきっかけで作品を知っているのに、『ジャンプ』を通ってはいないんです。 「『斉木楠雄』が載ってるんだから『ジャンプ』を読みたくならない?」と聞いても、単行本で十分らしくて。 矢作氏: うちの子どもも『ジャンプ』��読んでないですよ、雑誌はね。 松山氏: えー!? 鳥嶋氏: それは何年生? 矢作氏: 中1の男の子と、高2の女の子なんですけど。 鳥嶋氏: 中1が読んでないのはイヤだな。 矢作氏: ただ、『ヒロアカ』とかは大好きですね。『ハイキュー!!』とか。 (画像はハイキュー!! 1 (ジャンプコミックス) | 古舘 春一 | Amazonより) 松山氏: それは単行本で読んでるんだ。あとアニメとか。 ──単行本は読むけど、雑誌は読まないというのは、なんでだと思います? 矢作氏: 雑誌を買えないというのは、あると思いますね。 松山氏: 1週飛ばすと買えないじゃないですか、簡単に心が折れて。単行本はいつ本屋さんに行っても、1個前の巻が売ってるんですけど。 鳥嶋氏: それは違うと思う。1週飛ばしても、買わなくても平気だから、買わないんだよ。 松山氏: そもそも熱量が足りないということですか? 鳥嶋氏: というか、1話19ページを、ちゃんと次週も読みたくなるような引きで作っていないから。もっと言うと、雑誌にライブ感がない。 矢作氏: ライブ感がないというのはそうですね。読者がそういう読み方になっていないと思います。コミックスを読む楽しみ方になっている。要するに、週刊で楽しむやり方ができていないんじゃないかと思います。 鳥嶋氏: たとえばさっき『コロコロ』の話が出たけど、『コロコロ』はYouTubeとかそういうものについての情報も、ちゃんと雑誌の中に取り入れていると思うよ。 子どもたちの身近にあるそういう情報や、そうした見え方あり方を、『少年ジャンプ』が漫画の中に、要素として取り込めているのか。 それで言うと、『ジャンプ』についてある種の既成概念、「『ジャンプ』ってこんなもの」「『ジャンプ』ってこうだよね」で作られているんじゃないか。 さっきから話に出てきたように、これまでにない新しいもの、「これ何?」というものが『ジャンプ』だったはずなのに、今は「これ何?」がないんじゃないの。 矢作氏: そうですね。でも、それを僕らが作るのは無理なので。 今の子って、育ちも生活も人生観も友達も人付き合いも、僕らとは全部違うんですね。放課後に集まったりもしないし。 おじいちゃんやおばあちゃんと死に別れたりとか、そういう経験がなかったりもするし。 それで言えば、本当は鳥嶋さんの時代と僕の時代も違うはずなんですよ、厳密に言うと。貧しさに対する感覚も違うし。 でも今の子の貧しさは「オレはスマホを持っていないけど、アイツは持っている」とかなので、そこは隔絶してると思うんです。 逆に言うと、中学生の7割がスマホを持っていて、3割が持っていないというのなら、それはとんでもない差だと思うんです。僕らの頃は、そこまでの差はなかったので。 鳥嶋氏: 資本格差があるってこと? 矢作氏: ご飯が食べられないとか、そういうことではないんですけど。 僕らの頃はたとえば、児童館で手塚治虫先生の漫画を読んでいたり、学級文庫で『はだしのゲン』を読んだりしていたんですけど。 今の子はそういう経験がないし、場もないし。ぜんぜん違うんですよね。 (画像ははだしのゲン(1) (中公文庫コミック版) | 中沢啓治 | Kindleストア | Amazonより) 今の子どもたちが何で遊ぶかというと、スマホで一緒に『フォートナイト』をやってたりするんですよ(笑)。そういう子たちが読む漫画を作れるのは、それは僕らじゃなくて、今の子ですよ。 今の子たちが感じていることとか、人生の課題だとか、そういうことを考えて作らないと、今の漫画って新しくないわけで。僕らみたいなおじさんが集まって、「どんな漫画を作ろうか」と言ってること自体が、愚の骨頂だと思うんです(笑)。 (画像はフォートナイト 公式サイト | Epic Gamesより) 鳥嶋氏: でも矢作ね、ツッコミを入れるようで申し訳ないけど、今の子供の置かれているメディア状況は、それは我々とは違うでしょうと。だけど子どもひとりひとりが大人に比べて、親の管理下に置かれて自由ではなくて。 なかなか友達と遊べない孤独な状況だとか、その中で時間を合わせて『フォートナイト』をするだとか、子どもが不自由な状況に置かれているということに関しては、昔も今も一緒じゃない。ただその周りで、関わるものが違うだけで。 矢作氏: そうですね。 鳥嶋氏: 逆に言うと、そういう子どもたちを僕らは、漫画は、どうやって救えるかということをちゃんと見るべきで。 矢作氏: そうなんですよ。だから僕は、今入ってくる若い編集者に、それを期待しているところがあって。 君らのほうが分かっているでしょと。���課題は何だ?」って。みんなやっぱり、悩みや苦しみといった課題があるからこそ、漫画を読んでそれが解消されるわけで。 「貧しい」とか「お金がない」とか、僕らの時の課題と今の課題は違うと思うので。だからそれを解消できるのは、どういう漫画なのか見せてほしいと。 『ジャンプ』って唯一、それができる雑誌なんですよ。新入社員が必ず2人ぐらい入ってきて、その新入社員と同じぐらいの年齢や、それ以下の10代の新人作家が持ち込みにやってくる。 その子たちはちょっと前の『ジャンプ』作品、『鬼滅の刃』や『約束のネバーランド』を見て、「これは面白い!」と持ち込みにやってくる。 この編集者と漫画家の組み合わせで作られるものを見たいというのが、すごくあるんですよね。 (画像は約束のネバーランド 1 (ジャンプコミックス) | 出水 ぽすか, 白井 カイウ | Amazonより) “少年”が見ることのできない漫画アプリは、はたして『少年ジャンプ』なのか 鳥嶋氏: そういうさ、新しく入ってきた社員たちを見ていて、彼らに作れると思う? 矢作氏: それはまだ分からないです。僕だって「会社やめろ」って何回も言われましたからね(笑)。鳥嶋さんには言われてないですよ。鳥嶋さんは優しかったです。直接関係なかったから(笑)。 鳥嶋氏: 矢作に聞いてみたいのはね、漫画を読んで入ってきたヤツに、はたして漫画が作れるのか? っていうこと。集英社には『ジャンプ』っていうブランドがあるじゃない。 鵜之澤さんにも聞きたいんだけど。バンダイナムコもそうだけど、昔、それぞれの会社が大して知名度もなかった頃に入ってきた人たちと、知名度ができてから入ってきた人たちとでは、やっぱり違うよね、資質が。 だから今、会社のブランドを知って入ってくる人たちに、はたしてモノが作れるの? って思いますね。 鵜之澤氏: 僕は今、62歳になるんだけど、僕が入った当時のバンダイなんて、まだ上場もしてないし。 僕は大学時代、おもちゃ屋でバイトしてたんですよ。だからおもちゃは詳しいんだけど、おもちゃ会社のことは知らなくて。 その中でいい加減そうな、何でもやらせてくれる会社だと思って、バンダイに入ったの(笑)。3年いたら会社を辞めて、その後は自分で仕事を始めようと思って。それぐらい、いい加減でね。 ちょうどアニメやゲームが始まるぐらいの年なんですよ。1981年。 ファミコンもまだ出てない。アニメと呼ばれるようになったのは『ヤマト』『ガンダム』『うる星やつら』といった作品で、ちょうど僕がバンダイに入った頃に、アニメという文化ができるんだよね。 (画像はAmazon | 宇宙戦艦ヤマト DVD MEMORIAL BOX、機動戦士ガンダム 1 [DVD]、うる星やつら TVシリーズ 完全収録版 DVD-BOX1より) ビデオデッキが出たのもその頃。僕はその後で、ビデオカセット用のアニメを作る仕事【※】を、バンダイの中で新規事業としてやらせてもらうんだけどさ。 そのぐらい誰もやっていなくて、だからチャンスだったんですね。 ※ビデオカセット用のアニメを作る仕事……鵜之澤氏は1983年より、当時の株式会社バンダイで映像ソフト事業を手がける、フロンティア事業部に異動。同事業部は、世界初のオリジナルビデオアニメ(OVA)となる『ダロス』を企画・製作している。 (画像はAmazon | ダロス [DVD]より) なにしろ新入社員の時に、富野由悠季監督と会ってるからね。『ガンダム』が当たったから、次の番組をどうしましょうか? という打ち合わせに僕と、今、バンダイナムコエンターテインメントの社長をやってる宮河恭夫っていう、同期の新入社員が2人、参加していて。 急に『ガンダム』ブームが来たから、会社の先輩たちはアニメという言葉も知らないんだよね。そりゃ知らないでしょ、先輩たちはアニメなんて、子どもの見るものだと思ってるんだから。 でも僕らは新入社員で、感性がまだ若かったから。学生時代に『ガンダム』なんか見てなかったけど、いざ見たらやっぱり面白いと分かるんだよね。 それで今から考えると恐ろしいけど、新入社員が富野監督に向かって、「次の『ザブングル』ではこういうメカを出してほしいです」と打ち合わせしているっていうね(笑)。 若いから怖いものも知らないし、逆に言うとスポンサーのバンダイからしても、そういうことを言うようなヤツがまだ誰もいなかった。 誰もいないところの開拓者だったんだよね、新規事業の。 (画像はAmazon | 戦闘メカ ザブングル DVD-BOX PART1 より) そういう意味じゃ、僕らの上には誰もいなかったから、全部自分でやるしかなかった。今の20代、30代のみなさんは、必ず会社の先輩がいるわけですよ。 自分がやる仕事のことをよく知っている、ゲームも漫画もアニメもなんでも知っている、先輩がいるようになっちゃったんだよね。 鳥嶋氏: 鵜之澤さんの話を聞いてるとね、僕も漫画を読んでなかったし、『ジャンプ』を知らなかった。だから漫画というものを「なんで面白いんだろう?」と自分で考えながらやったから、漫画が作れた。それまでの編集者とは違った作り方ができたんだけど。 さっき矢作が『ONE PIECE』を解体したって言ってたけど、もう1回ね、漫画を解体して考えてもいいんじゃないかなと。どこかで『ジャンプ』とか漫画ってこういうものだと、みんな思い込み過ぎてるんじゃないか。 矢作に意見を聞いてみたいんだけど、『少年ジャンプ+』ってネットで始めて、ついに年齢制限がついた【※】じゃん。もはや“少年”じゃないよね。 でも“少年”って名前がついてるよね。ああいう状況って、現場からどう見える? ※『少年ジャンプ+』の年齢制限 『少年ジャンプ+』のiOS版アプリは、17歳以上が対象となっている。ちなみにAndroid版アプリでは12歳以上が推奨されており、ブラウザ版の利用には特に年齢制限はない。 矢作氏: そうですね……。『ジャンプ+』に関してはいろいろと難しいところがあるとは思うんですけど。今、Webも含めてですけど、売れるものってどういうものかを考えると、「こういうものを扱わないといけない」というのも出てくるし、やっぱり制限がついちゃってもしょうがないと。そこで何をするのかってことだとは思うんですけど。 松山氏: そもそも『ジャンプ+』自体が、ぜんぜん少年向けにはなってないんですよ、最初から。エロもバイオレンスも含めてですけど。 矢作氏: ていうか、本当に幅広いんですよ。だから逆に言うと、これとこの作品が競っているとか、この作品のほうが人気あるだとかいった、競っているものがない。 これだけ読まれていればまあいいだろうってところでやっちゃうと、編集も作家も、原稿料が入って、自分が担当している本数があって、仕事している気になってくるじゃないですか。 だから年齢制限とかが問題なんじゃなくて、面白いものとか売れるものがちゃんと作れているのか、というのがいちばんの問題で。 年齢制限はついて��いいんですよ、別に。 さっき言いましたけど中学生の3割はスマホを持っていないから、漫画アプリを読めないんですよ。その3割が読めない漫画アプリに作っているわけですよ、漫画を。 そういうことも考えると、じゃあどこに出していくのかと。 鳥嶋氏: そういうことだよな。 だからね、今ちょっと意地悪な質問を投げかけて。結局、何をもって雑誌を作り続けるのか。 雑誌のテーマとか哲学がどこにあるのかにこだわる一方で、「漫画って何? 誰のためのものなのか?」ということを考え続けてやってかないと、仕事がブレてくるんだよね。 新人漫画家に対しては、才能を磨くための編集者が絶対に必要だ 鳥嶋氏: じつはこのまえコミティアに行って、同人誌を僕、30年ぶりに見たのね。持ち込みを見たんですよ。 新人はやっぱり常に、自分がどこでデビューできるのか、どこで描けばいいのか、っていうのをちゃんと見ている。だから、そこのところも一方で見ておかないと。 常に僕らは、読者がどこにいて、作家がどこにいるか、この2つをどうつなぐかということを考えなきゃいけない。 僕が30年ぶりに見に行った理由は、今持ち込みをする人たちはどんなマインドで、どんな人たちなのか、見てみたかったの。実質ね、30年前とあんまり変わらない。 すごく真面目。むしろちょっと真面目過ぎるぐらい。「いっちょ当てたろ!」っていう野心も、もう少し出してほしかったね。 松山氏: 白泉社自身は、持ち込みってやっぱりあるんですか? 鳥嶋氏: 白泉社は「マンガラボ!」って形で。コミティアも、白泉社はギリギリ第3位ぐらいだったね。 矢作氏: 「鳥嶋さんがいたから増えた」って言ってましたよ。 鳥嶋氏: 僕はあんまり聞いてないから(笑)。 矢作氏: でも、デジタルに集まるのは分かりやすい。デビューしやすいって皆、思っていると思います。 鳥嶋氏: これは平君(電ファミニコゲーマー編集長)からの宿題なんだけど、「編集者って必要?」という議論がずーっとあるじゃん、ここしばらくネットで。矢作はどう思う? 矢作氏: たとえば作品があって、それをより良くできないんだったら、編集者なんていらないだろうし。あと、作家と作品をプロデュースできないんだったら、いらないでしょうね。 だけど、こと新人に至ってはですよ、これは僕の持論なんですけど、編集者は必要ですよ。 僕も何人も見たことありますけど、ベテラン作家で本当にスゴイ人たちはたくさんいて。鳥嶋さんももちろんご存じだと思いますけど、もうこの人は1人でいいじゃん、毎回「面白いです、ありがとうございます」って言うだけの作家もいるんですよ。 鳥嶋氏: そんな作家、いないと思うよ。 矢作氏: いるんですよ、名前は言わないですけど(笑)。 でも新人作家にとっては、編集者は絶対に必要だと思うので。 「編集がいたら自分の描きたいもの描けないんじゃないか」とか、「自分1人で描いて連載ができたらいいから連載しやすいところに行こう」、というふうになると、やっぱりそれはかわいそうというか、残念だと思っていて。 ピッチャーとキャッチャーってよく言うじゃないですか。ピッチャーはもちろん作家で、キャッチャーが編集者なんですけど。 球を受けているほうは、ピッチャーが今どういう球を投げてきているかとか、今日は調子悪いとかが分かるんですよ。今週は調子悪いからこれぐらいにしとこうかとか。 さっき鳥嶋さんが言ってましたけど、漫画って毎回面白くなくても、キャラクターが良ければアンケートの票を取れるんで。1週、2週だったら我慢してもらえるし。 それなら「マックスを3週目に持っていこう」でいいんですよ。その判断をするのがキャッチャーで。ここは点数を取られても大丈夫。ここはヒットを打たせても大丈夫、とかね。そういうのをやるのが編集で、編集の力がないと、作家って伸びないんですよ。 編集者がいないと、誰もイヤなことを言ってくれない。「お前これ、クソだろう」って言ってくれる編集がいないと、周りがファンだけだと、ピッチャーが壁当てしてるのと一緒ですよね。 たとえ良くなくても、「今日もスゴい球を投げてました」ってなっちゃう。 スポーツ選手でも、トレーナーのいない人って絶対にいないと思いますよ。だって、客観的に見て「ここがダメだ」とか「今ここがイイよ」とか言ってくれる人がいないと、やりがいもないし、どこを修正したらいいかも分からないから。 そういう意味で、使えない編集はいらないと思います。それだったら自分1人で描いたほうがいい。 自信があるなら1人で描いてもいいし、それで当たる人も絶対いると思うんです。でも編集者は、その作家の才能を信じて愛しているからこそ、何を言ってくれるかっていうのがすごく大切で。 もう1つ、作家って絶対に作れないんですよね。才能って作れないんです。 そこにあるんですよ。だから編集の仕事は、その才能をどう磨くかなので。それができるかどうかだと思うんですよね。ダメな人もたまにいますけど(笑)。集英社の編集に限って言うと、これは宣伝ですけど、できると思います。 鳥嶋氏: いま矢作が言ってることに突っかかるとね、最初にどれだけ的確に「NO」を言えるかなんだよね。 さっきの話だけど、ベテランであればあるほど、自分で簡単に作れちゃうわけですよ。でもそれが本当に面白いかどうか疑問に思ったら、夜も眠れないはずで。それをいかに的確に、評価として言ってくれるかなの。 作家が表現をしたい、伝えたいということは「売りたい」だよ、たくさんの人に。だったら編集はそれを伝えるために、どこに読者がいて、どういうふうに表現すれば伝わるかを知っているべき人間なの。 それが編集の役割なの。さっき矢作が言ったように、才能そのものは作れない。だけど、才能を形作ったり、どこかに運ぶことはできるから。編集の役割はそこなんだよね。 矢作氏: 僕は話が長いから打ち合わせに4時間かかるんです(笑)。これだとたしかに、鳥嶋さんは30分で終わる。僕は作家の時間を無駄にしてますね(笑)。 一同: (笑) 他人の話を聞いて直しをできる人間性が、作家の才能 ──編集者がヘボくても、作家さんだけの力でヒットするということは、『ジャンプ』ではあるんですか? 矢作氏: それは絶対ありますよ。 鳥嶋氏: 逆に、低迷していた漫画が編集の力で盛り返した、というのはあったけどね。『キン肉マン』がつらかった時に、僕の後輩が担当になって。そいつが格闘技に詳しいヤツだったので、『キン肉マン』をプロレス路線にしたら、一気に火がついた。 だから、そういうこともある。どの編集がつくかによって、作家の運命は変わるね。 (画像はキン肉マン 3 (ジャンプコミックス) | ゆでたまご | Amazonより) 矢作氏: 相性もありますしね。すごい才能があっても、担当によっては潰されちゃうというか、それは違うんじゃないか、みたいなことになる場合もあるでしょうし。 ──作家さんの才能というのは、具体的にどんなところで感じ取るんですか? 矢作氏: いちばん分かりやすいのは、人の話が聞けるかどうかですね。 鳥嶋氏: その通り。つまり、直しができるかどうか。 矢作氏: 逆に、それしかないかもしれない。だって、いくら言っても直してくれないのなら、面白くなりようがないですからね。 ──それは解釈力ということ? 矢作氏: 解釈というよりは、本当に聞く耳を持っているかどうかですね。 鳥嶋氏: 人間性かな? 矢作氏: 人間性ですね。聞こうという意志があれば、10時間かけて話しても聞いてくれますから。 ──言うことを聞かないんだけど、アウトプットはスゴイなぁ、みたいなパターンはないんですか? 鳥嶋氏: ない。 矢作氏: スマッシュヒットはあると思うんですよ。作家のいいところだけを、他はいいからそこだけを描くことにすれば。『ジャンプ』だったら10万部ぐらいはいけるかもしれないけれど、でも100万部は決していかないですね。 鳥嶋氏: そうだね。100万部いくか、いかないかは大きな違いだね。100万部を超える作家と、そうでない作家はぜんぜん違う。 矢作氏: 聞く耳は本当に大きいですね。 ──10万部の作家と100万部の作家の違いが分かる肌感覚って、たぶん『ジャンプ』編集部ぐらいしかない気がしていて。この手の話って、正直、僕も含めて“その肌感のない普通の人”が何を聞いても、本当の意味ではピンと来づらいんですよね。 矢作氏: 画力が大きいと思いますよ、説得力のある絵が描けるとか。できる人は大勢いるんですけど。その中でも特にできる人。 あとは打ち合わせがちゃんとできる人。そういう人は「いけるんじゃないか」って雰囲気が出るんです。 ──漫画の絵って、イラストレーターとはぜんぜん違うじゃないですか。ちょっと前に三浦建太郎さんを取材させていただいたんですけど、その時にすごく興味深いと思ったのが、“絵の身体性”みたいなお話で。 ガッツが剣を振った時に、どういう角度で当たると、どういうふうに吹っ飛ぶか。そういう言葉では説明できない、絵を見た時の気持ち良さみたいなものを追求しているってお話だったんですけど。 その気持ち良さをどこで学んだかというと、『北斗の拳』で拳が読者に向かって飛んでくる表現だというんですね。 あれは横から見るパンチと違って、身体性があると。もっと具体的にいうと読者に対して向かってくるみたいな描き方だって話をされていて。 それを見た時に「あっ」ていう感じがあったんだと。そういった身体の感覚みたいなところまで踏み込んだ「動きの表現」をしているのが、漫画とそれ以外のイラストの決定的な違いだと思うんです。 鳥嶋氏: もっと言うと、表情を描けるかどうかだね。イラストレーターに表情は描けない。漫画家は顔を描くだけじゃなくて、たとえば手の指を描いても、そこに表情をつけられるんだね。 少年漫画は主人公の成長“しか”描いてはいけない ──漫画の説得力って、お話とかプロットとかの構成だけではなくて、コマの描写1つだとか、いま言われたような絵の描写における情報量が、ぜんぜん違うと思うんです。 鳥嶋氏: あとはキャラクターだね。そういえば、『NARUTO-ナルト-』の主人公はなんでナルトって名前で、ハチマキをつけさせたの? 矢作氏: ハチマキは、忍者ってもともと鉢金をつけてるじゃないですか。 ナルトは普通に、最初から出てきましたね。主人公の名前が「うずまきナルト」っていうのは、いかにも『ジャンプ』っぽいし、少年漫画っぽいじゃないですか。そんなふうに何も考えずにつけてます。「NO」は1つも出なかったですね。 鳥嶋氏: このネーミングのセンスと、鉢金のところの渦巻き模様ね。パッとキャラ表を見た時に、「こいつ上手いな」って。センスあるわって思うよね。 矢作氏: 天然なんですよ。岸本先生はいろんな作家の影響を受けているんですけど、描いていて気持ちいい絵じゃないですか。 鳥嶋氏: キャラクターっていう話をもっと深めていくと、さっき矢作が言ったように、主人公を描けない作家はダメなの。100万部を超えられないよね。主人公が出てきた時に、こいつが主人公だ、と見えないといけない。 矢作氏: ナルトは明らかに主人公ですからね。 鳥嶋氏: あれが少年漫画の主人公だね。それをスッと描けるのがセンスなんだよ。サスケじゃ主人公じゃないんだよね。 矢作氏: 僕もじつは、ナルトはそんなに好きじゃないというか、共感できるキャラクターが最初はいなかったんですよ。どっちかというとサスケのほうが共感できる。 でも、だからこそナルトみたいな主人公をスッと描けるのは、才能だなと。この才能の原石をどう磨くのかはけっこう簡単で。 自分みたいな普通の人がどういうものを求めているのか、という話をしていくだけなので。 鳥嶋氏: もっと言うと、サスケは隙間が少ないんですよ。キャラとしての手足の本数が少ない。だから逆に、出てきた時にはキャラが立ってて分かりやすいわけ。 それに対して、主人公には隙間が必要。キャラとしての手足をたくさん持っていれば、いろんな人間と手を握り合ったり、どうのこうのができるわけ。 そういう隙間を持っているキャラクターを設計できるかどうか。それがセンスなの。 矢作氏: 岸本先生自身は、サスケがいちばん描きづらいって言いますけどね。あんな分かりやすいキャラを。ずっと「理解できない」って言ってましたから。 松山氏: 結局、サスケの気持ちは最後まで分かんなかったからですね。 鳥嶋氏: あれは1回殺すべきだったね、早めに(笑)。 矢作氏: それは分かってるんですよ。僕が担当を離れる時に「サスケをなんとかしてね」と言って別れたので。だから申し訳ないなと。最後は逃げましたから。もっと早く��付けるべきでしたね。 鳥嶋氏: キャラクターに関して言うと、敵キャラって人気が出やすいんだよ。だけど主人公はちゃんと毎回出して、真ん中に置かなきゃいけない。そうじゃないと少年漫画じゃなくなるから。そこが厄介なの。 松山氏: 主人公の成長はちゃんと描くべきだと、私も思うんですけれども。敵の成長をダラダラと描くのは、絶対に要らなくて。 鳥嶋氏: 僕もね、敵の成長は要らない。 矢作氏: 主人公しか描いちゃダメなんですよ。他のキャラクターが可愛くなって描いちゃうのは、作家のエゴだと思います。だって読者は、主人公を見たくて読んでいるはずなんです。 鳥嶋氏: 全面的に賛成だな。 矢作氏: 作家はついつい、「この敵キャラをもっと描きたい」って可愛がりそうになるんですよ。それで1回、エピソードを作ろうとするんで、「それは主人公と関係あるの?」って聞くんです。 そのエピソードは主人公が伸びていくのに関係があるのかどうかを聞いて、「関係ない」って言ったらやらせない。「じゃあ、むりやりにでも関係づけて」って(笑)。このキャラが成長することで主人公も成長するんだったらイイよと。 『ドラゴンボール』のスゴイところはそこなんですよね。主人公だけを描いている。 最後まで悟空で終わっているという。誰もセルの気持ちになんか、なっていないわけですからね(笑)。 松山氏: なろうとも思わないし(笑)。 「ゲームの画面写真に映っているナルトの足の指が、カッコ良くないから描き直せ!」 ──昔と今では、編集者の役割が変わっているのかどうかをお聞きしたいんです。『ジャンプ』ひとつとっても、昔は600万部を超えていたのが、今は200万部を切ったぐらいですか。 昔だったら『ジャンプ』で人気になれば自動的に売れるっていう道が見えていたけれども、今は必ずしもそうではない世界が来つつある。これからもっとそうなっていった時に、編集者がカバーすべき領域や、果たす役割はどうなると思います? 矢作氏: 僕は『ジャンプ』にずっといたので、だから正直分かんないです。『ジャンプ』とそれ以外というのが、すごくあるんですよ。 『ジャンプ』以外の雑誌って、作家と作品をどうプロデュースするかっていう能力を持っている編集者も必要なので。ヘタすると才能があるのに売れない作家もいて、それをどうプロデュースをするかという能力のほうが必要なのかもしれないと思いますね。 特に今こういうご時世だと。 松山氏: 実際、面白い漫画を作って売るのって、じつは漫画ビジネスとしては入口で。ある時から、おそらく鳥嶋さんぐらいからだと思うんですけど、漫画を作るということと、ビッグIPを作るという意味合いがイコールになっていて。 どのタイミングでアニメ化して、映画化して、ゲーム化してというふうに、漫画以外の商品を作っていくか。あとはそれをどれだけ持続できるかっていうところまでが、編集者の担当なので。 最初は漫画家さんと向き合う編集担当だと思うんですけど、途中から完全に、やってることはほぼプロデュースという状態に、こちら側からすると見えていますけどね。 鳥嶋氏: あのね、見え方はそうかもしれないけど、順番を間違えちゃいけない。やっぱり作家と一対一で対面して、その作品を磨かないことには、その後は全部ない。 松山氏: なるほど、たしかにそうですね。 矢作氏: 僕はプロデュースするのが苦手だったので、そういう意味で、仕事をしたっていう記憶はひとつもないんです(笑)。邪魔しかしてないんじゃないかって(笑)。 松山氏: いやいやいや(笑)。 鳥嶋氏: 今の矢作の発言を聞くと、松山さんの本に出てくるエピソードがね、いかにも矢作らしい、『ジャンプ』の編集らしいエピソードだと思うよ。「足がちゃんと作れてないじゃん」と本に書いてあるわけ。 矢作氏: 足の指ですよ(笑)。 鳥嶋氏: 「ナルトの足の指がちゃんと描かれてない」ってさ。それはゲームの中ではどうでもいいことだよね。 松山氏: なにしろPS2のゲームですからね(笑)。 (画像はAmazon | NARUTO-ナルト- ナルティメットヒーロー | プレイステーション2より) 鳥嶋氏: だけど、そこに目がいって、こだわってしまうところが漫画編集だから。 矢作氏: それは違うんですよ。ゲームの中で動いてるのは別にいいんですけど、画面を撮影して誌面に載っける時に、「カッコ良くしてくれ」って言ったんです。 動いてるのを止めて、ちょっと変なのは当たり前じゃないですか。いいアニメでも、動いてるのを途中で止めたら、とんでもない絵になってるじゃないですか。でも誌面に載せる時は、めっちゃカッコ良くしてくれないと困る。だから描き直してくれって(笑)。 松山氏: 我々からすると、画面のスクリーンショットを撮った後に、そこに手を入れるというのは、お客様にバレたらどうすんだっていう(笑)。 鳥嶋氏: 結局、足を全部描き直したの? 松山氏: 描き直しましたね。『ジャンプ』に載るってこういうことなんだと、現場のスタッフに説明して。「描き直していいんですか?」「じゃないと載らないから」って(笑)。 矢作氏: ウソをついているわけじゃないんですよ。動いているのを見たらカッコ良いと思うんですから。でも止めるとカッコ悪いから、それをカッコ良く描き直してほしいと(笑)。 だってカッコ良い絵じゃないと、そのゲームを欲しくならないじゃないですか。ゲームの中ではカッコ良いんだから。それがダメなんですか? 松山氏: 結果的に正解でしたけど(笑)。 鳥嶋氏: これね、すっごくよく分かる。僕も『ドラゴンボール』の監修を上がってきた時、見た瞬間に……。 鵜之澤氏: 「捨ててくれ」って(笑)【※】。似てないからってだけだからね。「似てないから全部捨てろ」と。 ※『ドラゴンボール』のゲームを「捨ててくれ」 この「事件」については、2019年10月26日に「Unite Tokyo 2019」で行われた講演「出版社とゲーム会社はなぜすれ違う? ドラゴンボールのゲーム化で酷い目にあった…もとい勉強させて頂いた話」で、鳥嶋氏や鵜之澤氏のコメントも交えて、詳しく紹介されている。 鳥嶋氏: 3億円近くかかったヤツを「全部捨てて」って(笑)。それも矢作が言ってるのと同じだよ。 鵜之澤氏: 絵しか見てないんですよ。「似てる」「似てない」しかない。でも、それが基本だよね。たしかにそう。ましてや『ジャンプ』本誌や『Vジャンプ』に載る絵が似てないって、編集部としては絶対に認められないじゃないですか。 矢作氏: ��から僕は毎回、赤ボールペンで「こうやって直してくれ」って、レタッチの指示を出して。 松山氏: 指の爪まで描いてましたからね(笑)。 矢作氏: そしたら松山さんが不思議な顔してるから、なんだろうと思って(笑)。 鳥嶋氏: 衝撃だった? 松山氏: 衝撃でしたね(笑)。 鳥嶋氏: それはね、担当編集は絵コンテから、原稿チェックから、入稿から、本になったものも含めて、そのビジュアルをどのぐらいの時間、見てるかなんですよ。だから見た瞬間「違う」っていうのが分かる。 これは、さっき矢作が言った一言に尽きるんだよね。「読者にカッコ良く見せたい」。それだけの時間を作家が費やしているんだから、そのベストを見せたい。 矢作氏: あと、ゲーム自体もカッコ良いんですよ、動いているのを見ると。でも、止めてこんなにカッコ悪いのはマズいだろうと(笑)。損じゃんっていう。 鳥嶋氏: 止めるかな? 松山氏: 止めないと写真が撮れないですから(笑)。 矢作氏: その止めた画面をそのまま載せるっていうから、「それは損でしょう」と。 松山氏: だから、PVとかで動画で見せるぶんには、何もおっしゃらないんですよ。ただ、『ジャンプ』に載せるのは写真だから、これは全部描き直してって(笑)。それで足の指を全部描き直しました。ちなみに手の指も描き直しましたね。 矢作氏: こんなナルトを雑誌に出せないって思いましたから。あまり知らないからですけどね、ゲームを。 松山氏: 当時のPS2のゲームって、五本指を表現できなかったんですよ。指とかも3本くらいしか関節がないから。 ナルトの指っていっても、影分身の印もまともに結べない状態なので。少なくともこれなら印を結んでるように見えるだろうということでポリゴンを当てたんです。でも「これは印が違う」って(笑)。そりゃ違いますけど(笑)。 矢作氏: 動いてれば、そう見えてるのに(笑)。 松山氏: 「どこに関節があるか分からない」とか言って(笑)。 矢作氏: そうですね、すいませんでした(笑)。 松山氏: いえいえ、とんでもないです(笑)。 鳥嶋氏: いい話だわ、いい話だ(笑)。でも、それが結果的にね、読者に伝わるんですよ。なぜかというと、ゲームを待っている読者はジーッと、その画面を見ているんだよね。 矢作氏: それしか情報がないですからね。 松山氏: 『ジャンプ』は動かないんで。 矢作氏: 買うか買わないかって迷ってる子に、カッコ良いと思ってもらいたいなと。当時は他のゲームも『ジャンプ』に載ってて、そっちはカッコ良かったんですよ、わりと。顔だけカッコ良いとか。 松山氏: 他のゲームはみんな拳を握ってるんですよ。関節がいらないんです。グーの状態でパンチを前に出しているだけなんで、ぜんぜん問題ないんです。『NARUTO-ナルト-』はとにかく指の演技がすごく多かったんですよ。印を結ぶから。 鳥嶋氏: たしかに『ドラゴンボール』は印を結ばないからなぁ(笑)。 漫画の未来は、明るいと思いますよ 鳥嶋氏: 「残り時間、あとわずかです」だって。 松山氏: どうまとめますか?(笑) ──僕はさっきの漫画アプリの話を、すごく興味深いと思いました。アプリの話をすると、ダウンロード数がどうのこうのとか、マーケット寄りの話になることがすごく多いんですけど、矢作さんからは、作り手の視点でのアプリの話がすごく出てきて。 漫画アプリには入れ替える判断がないから本当にいい作品が磨かれる土壌がないというのは、ものすごく本質的というか、あまり語られていない部分のお話ですよね。 矢作氏: 漫画アプリからは、すごく才能のある人が出てきていると思いますよ。ただ、その密度は薄いんじゃないですか。そんなには出てこない。 ──ネットメディアから本当のヒット作がなかなか出ないのはなぜだろうと、僕はずっと疑問に思っていて。ネットメディアって、見る人の数だけで言えば膨大なんですよ。 それなのに本当のヒット作が出てこないのは、何か原因があると思っていて。それはマーケットとかそういう話じゃなくて、おそらく作る側の仕組みだとか作り手の空気みたいなものが、1つの原因じゃないかと思うんです。 松山氏: 作家さんが今、ネットで自分で発信するだけで、読者の反応があるじゃないですか。「編集者なんかいなくたって、自分は読者から“いいね”をいっぱいもらってる」という、そういった勘違いが起きているだけだと思うんです。 鳥嶋氏: そういう良い評判を持っている人が、中途半端なところで妥協してしまうと、もっとたくさんのものを持っているはずなのに、埋蔵量が見えていないんだよね。それを僕はもったいないと思うわけ。 さっき矢作が言ったけど、やっぱりキャッチャーがいることで、単に球速が何キロってだけじゃなくて、受けた時の球のキレとかね、そういうものも含めた資質を見ることができる。 鵜之澤氏: ネットにこれだけいろんなものがあって、たとえばYouTubeにしても、その場さえ面白ければいいわけじゃないですか。 それに対してお金を払う価値のあるものは、漫画の単行本もそうだし、ゲームもそうだけど、いわゆる作家性、作品性みたいなものを持っている。それに感動して、作っている人のためにお金を払おうって、みんな頭では分かってるんだよね、子どもでも。これを買ってあげると連載が続くとか、アニメが続くとかってことを。 1円でもいいからお金を払うかどうか。やっぱりそこがアマチュアとプロの差じゃないかと思う。 でもアマチュアが今、お金を稼げるようになっちゃった。e-Sportsにしても、YouTuberにしても。ゲームを作った人よりも、そのゲームを遊んで実況する人のほうがお金を稼いでる。それはちょっと悔しいよね、モノを作ってきた人間としては。 松山氏: でもそれはホントに、一握りの例外の話じゃないですか? 鵜之澤氏: 『ジャンプ』ってね、ソシャゲとかと同じようにアンケートを基準にしているけれど、決してそれだけじゃない。 ネットの場合はそれだけだから。フォロワー数、ビューワー数で今日はいくら入りました、というところで。そこからは本物は出てこないですよね。絶対に残らない。 矢作氏: 僕もそう思うんですよね。そう思うんですけど、その一方で今は、e-Sportsの選手に憧れる子どもたちもいるし。ウチの娘はインスタばっかり見ているし、息子も動画ばっかり見てます。『FORTNITE』の動画も見てますよ。 僕はけっこうスマホで漫画を読むんです。縦読みの漫画も読みますし。だけど娘は「面倒くさい」って言うんです。 そういう子たちがどういうものを作っていくのか。そういう子たちが次は何を楽しいと思うのかは、その子たちにしか分からないですから。 そういう意味で言うと、次の子たちが出てきた時にどう育ててあげられるかは、ここにいるみなさんの使命というか。松山さんも、いつまでもディレクターではダメなので(笑)。 若い子に「何がいいの?」って、聞いてあげたほうがいいし。 松山氏: もちろん、もちろん! 若い人間にはドンドンやらせてますよ。 矢作氏: 僕は編集作業を38歳で外れちゃって。『ジャンプ』って早いんですよ。だからよけいに、そう思うんです。 鳥嶋氏: オレも38で離れたな。 鵜之澤氏: やっぱり40過ぎちゃダメだよね。 矢作氏: だから鳥嶋さんが今、コミティアで新人の作品を見ているって聞いて、スゴいなと思ったんですけど。 僕も若い作家の連載ネームを見て、自分の意見を言うんだけれども、「今の若い子がこう言うのなら、そっちが正しいのかな?」って気持ちもあるし。これは別に老いとか老化でもなく。 だから逆に言うと、若い子が作ってきたものを感じ取れるというのは、僕らの力だと思うんですよ。だって僕の親が今の若い子の漫画を見て、それを面白いとは絶対に言わないですから(笑)。 だから僕はそれを「今はこうなんだ」って感じられるようになりたいですね。 でも漫画の未来は、明るいと思いますよ。 鳥嶋氏: なぜ? 矢作氏: だって今現在も、漫画がいちばんIPを生んでいますから。他で出てくることって、ほとんどないので。しかも紙がまだ優勢です。それは僕が紙の雑誌をやっているからなんですけど(笑)。 でもさっき言った理由で、紙の雑誌はページ数が決まっている以上、始めるぶんだけ終わらないといけないので、そのぶん平等で、自浄作用がありますから。 ──今日はこんなところで。いろいろ興味深い話が聞けたと思います。けっこう本音の話も出たのかなと。お疲れさまでした! (了) ここで語られているように、『ドラゴンボール』や『NARUTO-ナルト-』『ONE PIECE』といった『ジャンプ』の人気タイトルは、連載当初から大ヒットが約束されていたわけでは、決してない。 読者アンケートによる他の連載漫画との人気争いに勝ち残るため、時には他の漫画を徹底的に分析して、より多くの読者に“届く”作品となるように磨きをかけていく。そうした不断の努力によって、世界的な大ヒット作へと成長していったことが、鳥嶋氏や矢作氏のコメントからよく分かる。 なかでも驚きなのが、『週刊少年ジャンプ』における新人発掘のシステムだ。読者に感性がより近い、新人漫画家と新人編集者のタッグを意識的に作り上げて、そうした若い才能が活躍する場を、属人性を廃したシステムとして提供しているという。 このシステムこそがまさに、革新的なヒット作がどの時代でも次々と生まれてくる、『ジャンプ』の“強さ”の秘密なのだ。 だが現在、『ジャンプ』だけでなく漫画業界は大きな岐路に立っている。対談の中で矢作氏が投げかけていたように、WEBでの漫画アプリをはじめとする新しいメディアにおいて、『ジャンプ』のような新人発掘のシステムを作り上げることができるかどうかは、今後の漫画を左右する重要な鍵となるのではないだろうか。 もちろんこれは、漫画業界に限った話ではない。ゲームから小説、音楽、映像といったあらゆるエンターテインメント、ひいてはあらゆる産業において、若い才能をどのようにして発掘し、その若い才能が活躍する場を“システムとして”どう整えるのか。 未来へのビジョンを考える上で、これは非常に重要な課題だと言えるだろう。 週刊少年ジャンプ 公式サイトはこちら 【この記事を面白い!と思った方へ】 電ファミニコゲーマーでは独立に伴い、読者様からのご支援を募集しております。もしこの記事を気に入っていただき、「お金を払ってもいい」と思われましたら、ご支援いただけますと幸いです。ファンクラブ(世界征服大作戦)には興味がないけど、電ファミを応援したい(記事をもっと作ってほしい)と思っている方もぜひ。 頂いた支援金は電ファミの運営のために使用させていただきます。 支援金を送る(PayPal.Me) ※クレジットカード / 銀行口座に対応 メッセージと支援金を送る(Ofuse) ※クレジットカードにのみ対応 【あわせて読みたい】 一体、伝説の漫画編集者とゲーム業界との関わりはどんなものだったのか? ほとんどメディアに姿を現さない氏に、長年の友人というカドカワ会長・佐藤辰男氏の紹介で我々が出会ったのは、とある都内の老舗ホテルの一室。 白髪頭におしゃれなブランド服の出で立ちで現れた鳥嶋氏は……確かにマシリトの面影がある。そして話し始めてみると、60歳を超えた人間とは思えないほどの俊敏な頭の回転で、カミソリのような切れ味鋭い言葉が次々に飛び出してきた。 ──かくして我々はその日、『ドラゴンクエスト』『ファイナルファンタジー』『クロノ・トリガー』など数々の名作ゲームたちが生まれるに至った、ゲーム業界黎明期における知られざるエピソードと人間関係の逸話の数々を、その中心人物の口から聞いていくことになったのであった。 インタビュアー TAITAI 電ファミニコゲーマー編集長、およびニコニコニュース編集長。 元々は、ゲーム情報サイト「 4Gamer.net」の副編集長として、ゲーム業界を中心にした記事の執筆や、同サイトの設計、企画立案などサイトの運営全般に携わる。4Gamer時代は、対談企画「 ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」などの人気コーナーを担当。本サイトの方でも、主に「 ゲームの企画書」など、いわゆる読み物系やインタビューものを担当している。 Twitter: @TAITAI999 ライター 伊藤誠之介 過去には『電撃王』『電撃姫』で、クリエイターインタビューや業界分析記事などを担当。現在は『電撃オンライン』『サンデーGX』などでゲーム記事を執筆中。また、アニメに関する著作も。 Twitter:@ito_seinosuke 編集 クリモトコウダイ 新聞配達中にトラックに跳ね飛ばされたことがきっかけで編集者になる。過去に「ロックマンエグゼ 15周年特別スタッフ座談会」「マフィア梶田がフリーライターになるまでの軌跡」などを担当し、2017年4月より電ファミニコゲーマー編集部のメンバーに。ゲームと同じぐらいアニメや漫画も好き。 Twitter:@ed_koudai
『ドラゴンボール』と『ナルト』の元担当編集が語る「ジャンプ」の裏側 ― 絶対に敵わない『ワンピース』に勝つために『ナルト』が取った戦略とは【��嶋和彦×矢作康介×鵜之澤伸×松山洋】
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我偏愛的電影2021
2021年度版。白黒とカラーからそれぞれ。いかにじぶんが映画を観ていないかを悟るための恥ずかし企画。以下の13項目は重視しているらしいポイント。数字の後ろに〈特〉が付いているのは以下の要素が特に際立っていると思われたもの。国は制作国というより監督の出身地。同監督作から3本まで、このルールが破られている場合にはやんごとなき事情がある。
①とにかく気合の入った映画たち
②底抜けて明るい映画たち
③逆境に強い映画たち
④容赦のない映画たち
⑤真実に配慮ある映画たち
⑥優しさのある映画たち
⑦踊る映画たち
⑧強度のある映画たち
⑨出鱈目な映画たち
⑩聡明な映画たち
⑪すれ違う映画たち
⑫チャーミングな映画たち
⑬嘘をほんとうにする映画たち
注釈
①特になると怪力とか神通力とかいったものが顕在化してくる
②底抜けの明るさには寂しさが付き纏うこともある
③物語的な逆境にととまらず制作過程における逆境についてでもある
④狭い所で刀を振り回すな!
⑤映画は基本的に嘘であるという立場に依拠している
⑥登場人物の優しさにとどまらず演出における優しさでもある
⑦たんに踊るというだけではなく身体の動き一般を指す
⑧たとえば、何らかの境界線を超えてくるもの
⑨文字の通り
⑩たとえば、世のことわりを理解しこれを映画に援用しているもの
⑪人と人とのすれ違いばかりではなく個々人の心のなかですれ違う何かもある
⑫チャーミングとは程遠そうな映画がチャーミングになることもある
⑬文字の通り
白黒
仏『ジュデックス』 ルイ・フイヤード 1916 300分 ①③④⑥⑤⑦⑧⑨特⑫
米『マルクス兄弟デパート騒動』 チャールズ・F・ライスナー 1941 83分 ①②⑥⑦⑨特⑫⑬
日『鴛鴦歌合戦』 マキノ雅弘 1939 69分 ①②⑤⑦⑨⑫
日『王将一代』 伊藤大輔 1955 116分 ①特③④⑧⑨⑪
日『コントラ』 アンシュル・チョウハン 2019 143分 ①特③⑧特⑨
米『星を持つ男』 ジャック・ターナー 1950 89分 ①②③特⑥
仏『奥様は魔女』 ルネ・クレール 1942 77分 ②⑨⑩⑪⑫⑬
米『周遊する蒸気船』 ジョン・フォード 1935 82分 ①②⑤⑥⑨⑩⑫
日『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』 山中貞雄 1935 92分 ②⑥⑧⑨⑪特⑫
日『晩春』 小津安二郎 1949 108分 ⑦⑧⑩特⑪
仏『素晴らしき放浪者』 ジャン・ルノワール 1932 84分 ②⑥⑩特⑪⑫
米『踊らん哉』 マーク・サンドリッチ 1937 108分 ②⑦⑩特
独『街角 桃色の店』 エルンスト・ルビッチ 1940 97分 ⑤特⑥特⑪
日『㊙色情めす市場』 田中登 1974 83分(パートカラー作品)①③⑦⑧特⑨⑪
メ『皆殺しの天使』 ルイス・ブニュエル 1962 95分 ①⑤⑨⑩特
日『下郎の首』 伊藤大輔 1955 97分 ①特③⑦⑧⑫
日『簪』 清水宏 1941 71分 ①⑥⑧⑪特
米『マルクス兄弟オペラは踊る』 サム・ウッド 1935 91分 ②⑥⑦⑨⑩
米『気儘時代』 マーク・サンドリッチ 1938 82分 ②⑤⑦⑨特
日『長野紳士録』 小津安二郎 1947 72分 ①特⑦特⑧⑩⑪
仏『ル・ミリオン』 ルネ・クレール 1931 83分 ②⑦⑫
日『風の中の牝鶏』 小津安二郎 1948 84分 ①特③④⑧⑩
米『タバコ・ロード』 ジョン・フォード 1941 84分 ②特⑦⑨
独『サンライズ』 F・W・ムルナウ 1927 90分 ⑦⑧⑨⑫
米『空中レヴュー時代』 ソーントン・フリーランド 1933 89分 ①特②⑦⑨
日『弥次喜多道中』 斎藤寅次郎 1956 80分 ②⑦⑨⑫
米『脱獄者の叫び』 ジョセフ・H・ルイス 1953 80分 ⑫特
米『悪魔とミス・ジョーンズ』 サム・ウッド 1941 92分 ①特②⑥⑦⑨
米『素晴らしき休日』 ジョージ・キューカー 1938 95分 ①特②⑥⑦⑨
日『蜂の巣の子供たち』 清水宏 1948 86分 ①⑤特⑥
仏『犯人は21番に住む』 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー 1943 90分 ⑧⑨⑫
韓『下女』 キム・ギヨン 1960 108分 ①特⑧⑨⑩
オ『真人間』 フリッツ・ラング 1938 94分 ①⑥⑧⑨⑩⑫
日『有りがたうさん』 清水宏 1936 78分 ⑥⑩特
リ『ロストロストロスト/何もかも失われて』 ジョナス・メカス 1976 176分 ①⑩特
米『秘密捜査員』 ジョセフ・H・ルイス 1949 85分 ①⑥特
日『けんかえれじい』 鈴木清順 1966 86分 ①⑧⑨⑫
独『ニノチカ』 エルンスト・ルビッチ 1939 110分 ②⑥⑪⑫
米『マルクスの二挺拳銃』 エドワード・バゼル 1940 81分 ①②⑤⑬特
日『麦秋』 小津安二郎 1951 124分 ⑧特⑩⑪
米『幌馬車』 ジョン・フォード 1939 99分 ①②③⑥⑧特⑫
米『ロバータ』 ウィリアム・A・サイター 1935 85分 ②⑦⑨
日『花の渡り鳥』 田坂勝彦 1956 80分 ①②⑧⑫
米『マルクス兄弟珍サーカス』 エドワード・バゼル 1939 86分 ①②⑨⑫
独『生活の設計』 エルンスト・ルビッチ 1933 90分 ②⑥⑨
米『踊る騎士』 ジョージ・スティーブンス 1937 101分 ②⑦⑨
ス『ゲスト』 ホセ・ルイス・ゲリン 2010 131分 ⑧特
米『フィラデルフィア物語』 ジョージ・キューカー 1940 112分 ①②⑨
露『陽気な連中』 グレゴリー・アレクサ 1934 95分 ①②⑨
米『トップ・ハット』 マーク・サンドリッチ 1935 99分 ②⑥⑦⑨
米『春の珍事』 ロイド・ベーコン 1949 87分 ⑨特
独『ちょっとフランス風』 ダグラス・サーク 1949 81分 ②⑦⑩
米『七月のクリスマス』 プレストン・スタージェス 1940 68分 ①②⑨
日『勘太郎月夜唄』 田坂勝彦 1952 77分 ⑥⑩
米『危険な場所で』 ニコラス・レイ 1951 82分 ④特⑧
露『戦争のない20日間』 アクセレイ・ゲルマン 1976 102分 ⑧特
仏『情婦マノン』 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー 1948 105分 ①特④⑧
日『弥次喜多道中記』 マキノ雅弘 1938 97分 ②⑨
仏『どん底』 ジャン・ルノワール 1936 95分 ②特⑥⑨
オ『緋色の街』 フリッツ・ラング 1945 102分 ④特⑧
米『結婚五年目』 プレストン・スタージェス 1942 89分 ①②⑨
デ『ゲアトルーズ』 カール・テオドア・ドライヤー 1964 118分 ⑩特⑪
オ『闇に浮かぶ犯罪』 フレッド・ジンネマン 1942 80分 ①②⑧⑨⑩
米『泣き笑いアンパイア』 ロイド・ベーコン 1950 78分 ①②⑨
米『街の灯』 チャールズ・チャップリン 1931 86分 ②③⑥⑦
米『赤ちゃん教育』 ハワード・ホークス 1938 112分 ①②⑨
米『ラスティ・メン / 死のロデオ』 ニコラス・レイ 1952 113分 ①④⑧
米『オクラホマ・キッド』 ロイド・ベーコン 1938 85分 ⑥特
米『テキサス』 ジョージ・マーシャル 1941 84分 ⑧特
伊『神の道化師 フランチェスコ』 ロベルト・ロッセリーニ 1950 85分 ①⑧⑨
米『アダム氏とマダム』 ジョージ・キューカー 1949 101分 ①④特
米『レッドボール作戦』 バッド・ベティカー 1952 83分 ⑫特
日『柳生連也斎 秘伝月影抄』 田坂勝彦 1956 85分 ⑧⑩
米『野生の叫び』 ウィリアム・A・ウェルマン 1935 81分 ①⑥
米『ボーン・イエスタデイ』 ジョージ・キューカー 1960 103分 ①⑨
独『丘の雷鳴』 ダグラス・サーク 1951 84分 ③④⑤⑥⑩特
仏『幸福の設計』 ジャック・ベッケル 1946 95分 ①②⑦⑨
独・仏『忘れじの面影』 マックス・オフュルス 1948 87分 ①特②特④⑪
米『スミス夫妻』 アルフレッド・ヒッチコック 1941 95分 ①②⑥⑨
米『有頂天時代』 ジョージ・スティーブンス 1936 102分 ②⑥⑦⑨
オ『飾窓の女』 フリッツ・ラング 1944 103分 ④⑥⑫
仏『巴里祭』 ルネ・クレール 1932 92分 ①②④⑨
米『有名になる方法教えます』 ジョージ・キューカー 1954 86分 ①②⑨
仏『ランジュ氏の犯罪』 ジャン・ルノワール 1936 80分 ①⑧⑨
米『キャット・ピープル』 ジャック・ターナー 1942 73分 ①⑧
日『風の中の子供』 清水宏 1937 86分 ①②③④⑥
米『カブスのエースは言い訳好き』 レイ・エンラント 1935 72分 ②⑨
米『レディ・イブ』 プレストン・スタージェス 1941 93分 ②⑨⑬
グ『歌うつぐみがおりました』 オタール・イオセリアーニ 1970 82分 ⑧⑨
米『スウィート・シング』 アレクサンダー・ロックウェル 2020 91分(パートカラー作品) ③⑤⑬
米『西部を駆ける恋』 ウィリアム・A・サイター 1943 86分 ①②⑧⑨
米『牧場の花嫁』 ジョージ・マーシャル 1950 89分 ①②⑧⑨
米『愛の弾丸』 ジョージ・スティーブンス 1935 88分 ①②⑥特⑧⑨
米『コンチネンタル』 マーク・サンドリッチ 1934 107分 ②⑥⑦⑨
独『わが望みのすべて』 ダグラス・サーク 1953 79分 ③④⑤⑩
米『アリゾナのバロン』 サミュエル・フラー 1950 97分 ③特⑥特
仏『罪の天使たち』 ロベール・ブレッソン 1943 96分 ①特⑦
独『幻の女』 ロバート・シオドマク 1944 87分 ①④⑤⑩
米『狩人の夜』 チャールズ・ロートン 1955 93分 ⑧⑨
米『女群西部へ!』 ウィリアム・A・ウェルマン 1951 118分 ①特⑦
独『らせん階段』 ロバート・シオドマク 1946 83分 ⑦特
日『河内山宗俊』 山中貞雄 1936 82分 ①④⑥⑧⑩
米『奥様は顔が二つ』 ジョージ・キューカー 1941 94分 ①②⑦⑬
米『聖メリーの鐘』 レオ・マッケリー 1945 126分 ②⑥⑫
仏『アタラント号』 ジャン・ヴィゴ 1934 101分 ②⑧⑫
米『モンキー・ビジネス』 ハワード・ホークス 1952 97分 ①②⑨⑫
米『異国の出来事』 ビリー・ワイルダー 1948 117分 ⑤⑫
フィ『カラマリ・ユニオン』 アキ・カウリスマキ 1985 80分 ①⑧⑬
仏・独『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記』 ストローブ=ユイレ 1967 94分 ①⑧⑩
米『タイムリミット25時』 ハロルド・クルアーマン 1946 83分 ①②⑥
日『おぼろ駕籠』 伊藤大輔 1951 93分 ①④⑦⑪
独『ステキなパパの作り方』 ダグラス・サーク 1951 83分 ①②⑥⑨
米『大雷雨』 ラオール・ウォルシュ 1941 105分 ①②⑪
米『サリヴァンの旅』 プレストン・スタージェス 1941 90分 ⑧⑨
伊『ベリッシマ』 ルキノ・ヴィスコンティ 1951 115分 ⑤⑧
米『孤独な場所で』 ニコラス・レイ 1950 93分 ④特
カラー
日『ハッピーアワー』 濱口竜介 2015 317分 ①④⑥⑦⑧⑨特⑩⑪
日『親密さ』 濱口竜介 2012 255分 ①③④⑤⑥⑧⑩⑪特
台『牯嶺街少年殺人事件』 エドワード・ヤン 1991 236分 ①③④⑧特⑩⑪
ス『シルヴィアのいる街で』 ホセ・ルイス・ゲリン 2007 85分 ⑧特⑨⑩特⑪
日『雪の断章 情熱』 相米慎二 1985 100分 ①特②③④⑥特⑦⑧⑨⑪
日『生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言』 森崎東 1985 105分 ①特②③④⑥特⑧⑨⑪
韓『死んでもいい経験』 キム・ギヨン 1995 95分 ①特⑧⑨特
無『コッポラの胡蝶の夢』 フランシス・フォード・コッポラ 2007 124分 ①⑤⑨⑩⑬
日『東京上空いらっしゃいませ』 相米慎二 1990 109分 ①②③⑦⑨⑪特
中『ヒーロー・ネバー・ダイ』 ジョニー・トー 1998 97分 ①⑥特⑨⑫特
仏『恋の秋』 エリック・ロメール 1998 112分 ⑥⑧⑨⑩
日『ベッド・パートナー』 後藤大輔 1988 72分 ①②③⑥⑦⑧⑨⑬
中『俠女』 キン・フー 1971 187分 ①⑦⑧⑨⑫
日『ラブホテル』 相米慎二 1985 88分 ①③④⑥⑧⑨⑪特
日『紅の豚』 宮崎駿 1992 91分 ①②⑥⑦⑨⑪特⑬
米『ドノバン珊瑚礁』 ジョン・フォード 1963 109分 ①②⑥⑦
日『女咲かせます』 森崎東 1987 94分 ①②③⑥⑦⑨
米『無責任時代』ウィリアム・A・ウェルマン 1937 76分 ①②⑦⑨
日『彼岸花』 小津安二郎 1958 118分 ①⑥⑧⑩⑬特
日『秋日和』 小津安二郎 1960 128分 ①⑥⑧⑩⑬特
日『秋刀魚の味』 小津安二郎 1962 113分 ①⑥⑧⑩⑫
独『天はすべて許し給う』 ダグラス・サーク 1955 89分 ④⑥⑧⑩
米『グラン・トリノ』 クリント・イーストウッド 2008 117分 ①④⑥
伊『夕陽のギャングたち』 セルジオ・レオーネ 1971 156分 ①②③⑪
リ『ライフ・オブ・ウォーホル』 ジョナス・メカス 1990 36分 ⑥⑧
ス『マルメロの陽光』 ヴィクトル・エリセ 1992 139分 ⑧特
日『ロケーション』 森崎東 1984 99分 ①③⑥⑨⑬
リ『ウォールデン』 ジョナス・メカス 1969 180分 ⑥⑧
米『グレイ・ガーデンズ』 メイズルス兄弟 1975 94分 ①②④⑤⑥⑦⑨
日『ツィゴイネルワイゼン』 鈴木清順 1980 145分 ①⑧⑨
伊『あんなに愛しあったのに』 エットレ・スコーラ 1974 123分 ①⑥⑦⑧⑨⑪
日『あの夏、いちばん静かな海。』 北野武 1991 101分 ①④⑥⑩⑪
仏『赤い夜』 ジョルジュ・フランジュ 1974 105分 ①特⑨特
米『ビッグ・フィッシュ』 ティム・バートン 2003 125分 ②⑥特⑬特
マ『タレンタイム〜優しい歌』 ヤスミン・アフマド 2009 115分 ①⑥特⑩
米『トップガン』 トニー・スコット 1986 110分 ①②③
日『てなもんやコネクション』 山本政志 1990 120分 ①特②③⑨
米『天使にラブソングを2』 ビル・デューク 1994 107分 ①⑥⑦
日『母娘監禁 牝』 斉藤信幸 1987 75分 ①②③④⑥⑨⑫
日『鉄塔 武蔵野線』 長尾直樹 1997 115分 ⑧特⑪
米『フィールド・オブ・ドリームス』 フィル・アルデン・ロビンソン 1989 107分 ⑥⑨⑬特
日『月夜釜合戦』 佐藤零郎 2018 115分 ①特②③⑤⑥⑦
日『勝手にしやがれ!!黄金計画』 黒沢清 1996 80分 ①②⑨
米『ナイト&デイ』 ジェームズ・マンゴールド 2010 109分 ①②⑤⑨⑫
米『ゴースト・オブ・マーズ』 ジョン・カーペンター 2001 115分 ①②④⑨⑫
日『喜劇 特出しヒモ天国』 森崎東 1975 78分 ①特②⑥⑦⑨
イ『友だちのうちはどこ?』 アッバス・キアロスタミ 1987 85分 ①④⑤⑧⑩
仏『フレンチ・カンカン』 ジャン・ルノワール 1954 102分 ③⑥⑦⑨
日『浮草』 小津安二郎 1959 119分 ④⑥⑧⑩
伊『ニュー・シネマ・パラダイス』 ジュゼッペ・トルナトーレ 1989 175分 ⑥⑪特
日『翔んだカップル』 相米慎二 1982 120分 ①②⑤⑦⑪
米『ピーウィーの大冒険』 ティム・バートン 1985 92分 ②⑥⑨⑫
米『ダージリン急行』 ウェス・アンダーソン 2007 91分 ⑥⑨⑬特
日『ソナチネ』 北野武 1993 94分 ⑥⑧⑩
ベ『夏至』 トライ・アン・ユン ②⑧
伊『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』 セルジオ・レオーネ 1984 205分 ①④⑥⑪特
米『運び屋』 クリント・イーストウッド 2018 116分 ④⑥⑩
日『愛欲の罠』 大和屋竺 1973 73分 ①③⑦⑨特
日『アカルイミライ』 黒沢清 2002 115分 ①⑥⑧⑨
中『ターンレフト ターンライト』 ジョニー・トー 2002 92分 ①⑤⑥⑨⑫
日『ルパン三世 カリオストロの城』 宮崎駿 1979 100分 ②⑥特⑦⑨
日『制服肉奴隷』 すずきじゅんいち 1985 65分 ①③④⑥⑧特⑨
日『青空娘』 増村保造 1957 89分 ①②特③④
ポ『溶岩の家』 ペドロ・コスタ 1994 110分 ⑦⑧
台『ヤンヤン 夏の思い出』 エドワード・ヤン 2000 173分 ⑤⑥⑧⑪
日『夏の庭』 相米慎二 1994 113分 ⑥⑪⑬特
日『菊次郎の夏』 北野武 1999 121分 ②⑥⑩特
日『ピンクカット 太く愛して深く愛して』 森田芳光 1983 68分 ①②⑦⑨⑫
米『フェイク』 オーソン・ウェルズ 1975 89分 ①⑤⑨
仏『緑の光線』 エリック・ロメール 1985 98分 ②⑧⑩⑬
韓『美術館の隣の動物園』 イ・ジョンヒャン 1998 108分 ②⑥⑨
日『脳天パラダイス』 山本政志 2019 95分 ①⑥⑦⑨⑩特⑪特
米『大砂塵』 ニコラス・レイ 1954 109分 ④特
米『断絶』 モンテ・ヘルマン 1971 102分 ①⑧
日『ズームイン 暴行団地』 黒沢直輔 1980 68分 ①③⑦⑧特⑨
日『接吻』 万田邦敏 2006 108分 ①④⑥⑧⑩
日『ドライブ・マイ・カー』 濱口竜介 2021 179分 ①⑥⑦⑧⑩⑪特
日『黒薔薇昇天』 神代辰巳 1975 72分 ①②③⑦特⑨
独『天国は待ってくれる』 エルンスト・ルビッチ 1943 112分 ⑤⑥特
日『悶絶! どんでん返し』 神代辰巳 1977 73分 ①②③⑦⑨
米『不滅の物語』 オーソン・ウェルズ 1968 58分 ①⑤⑧⑨
仏『レネットとミラベル / 四つの冒険』 エリック・ロメール 1986 95分 ⑧特⑩
日『ヒン子のエロいい話』 城定秀夫 2011 93分 ②⑥⑨⑩特
日『さゞなみ』 長尾直樹 2002 112分 ⑧⑩
日『獣欲魔乱行』 瀬々敬久 1989 61分 ①②⑧
日『大地の子守歌』 増村保造 1976 111分 ①特②④⑧
中『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』 ジョニー・トー 2009 108分 ①⑥⑨
日『イヌミチ』 万田邦敏 2013 72分 ①⑧⑨
米『エスケープ・フロム・L.A.』 ジョン・カーペンター 1996 101分 ①⑨特
日『牝猫たちの夜』 田中登 1972 68分 ①③④⑥⑧特⑨⑩特
米『ザ・マミー / 呪われた砂漠の女王』 アレックス・カーツマン 2017 110分 ①⑨⑫
日『欲しがり奈々ちゃん ひとくち、ちょうだい』 城定秀夫 2021 70分 ①②③⑥⑨⑩特
米『コンタクト』 ロバート・ゼメキス 1997 150分 ①⑥
日『ロビンソンの庭』 山本政志 1987 119分 ①⑥⑧⑨⑩
日『愛のまなざしを』 万田邦敏 2020 102分 ①④特⑥⑦⑨⑩⑪
米『プリティ・リーグ』 ペニー・マーシャル 1992 125分 ①④⑥⑨
日『たまもの』 いまおかしんじ 2004 65分 ①②③⑥⑦特
日『三羽烏三代記』 番匠義彰 1959 90分 ①②⑥⑫
日『夢ニ』 鈴木清順 1991 128分 ①⑧⑨
米『コックファイター』 モンテ・ヘルマン 1974 84分 ①特④⑨
日『レイプハンター 通り魔』 加藤文彦 1986 69分 ①③④⑧⑩特⑪
日『地獄の警備員』 黒沢清 1992 97分 ①⑧⑨
日『怪異談 生きてゐる小平次』 中川信夫 1982 78分 ①⑧特⑩
日『危険旅行』 中村登 1959 99分 ②⑥⑫
日『㊙女郎市場』 曽根中生 1972 70分 ①②③⑥⑦⑨
中『長江哀歌』 ジャ・ジャンクー 2006 113 ①特⑨
日『絶頂姉妹 堕ちる』 黒沢直輔 1982 68分 ①③④⑧
露『不思議惑星キン・ザ・ザ』 オルギー・ダネリア 1986 135分 ①②⑨
ポ『コロンブス 永遠の海』 マノエル・ド・オリヴェイラ 2007 75分 ①⑨
ス『影の列車』 ホセ・ルイス・ゲリン 1997 82分 ⑧特
日『キラー・テナント』 古澤健 2020 80分 ①②③⑨⑫
中『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』 チン・シウトン 1987 93分 ②⑩
日『ギャングよ 向こうは晴れているか』 瀬々敬久 1996 28分 ①⑧特⑨
米『パーフェクト・ワールド』 クリント・イーストウッド 1993 138分 ①⑥⑪
日『光』 河瀬直美 2017 102分 ①③⑤⑥⑩
米『コラテラル』 マイケル・マン 2004 102分 ①⑥⑧⑪
日『脱獄 広島殺人囚』 中島貞夫 1974 97分 ①特②③⑨⑫特
米『紳士は金髪がお好き』 ハワード・ホークス 1953 92分 ①②⑦⑨
米『アンストッパブル』 トニー・スコット 2010 99分 ①⑧⑩
米『最前線物語』 サミュエル・フラー 1980 110分 ①⑥⑧⑫特
米『パラダイム』 ジョン・カーペンター 1987 103分 ①⑧⑨⑩
日『赫い髪の女』 神代辰巳 1979 73分 ①③④⑧⑨
米『戦火の馬』 スティーブン・スピルバーグ 2011 146分 ①③④⑥⑧⑩
ギ『蜂の旅人』 テオ・アンゲロプロス 1986 122分 ①⑨
日『愛欲の日々 エクスタシー』 磯村一路 1984 61分 ③⑥⑧⑨⑩
韓『グエムル 漢江の怪物』 ボン・ジュノ 2006 120分 ①⑨
米『アンブレイカブル』 M・ナイト・シャマラン 2000 107分 ①⑨
米『カイロの紫のバラ』 ウディ・アレン 1985 82分 ②③⑥⑨
日『たわわな気持ち』 古澤健 2019 75分 ①特②③⑥⑫
日『たわわなときめき』 古澤健 2020 80分 ①②③⑥⑨⑩特
米『ターミナル』 スティーブン・スピルバーグ 2004 129分 ①②⑥⑫
独『13回の新月のある年に』 ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー 1978 124分 ①④⑦⑧⑨⑩⑫
米『タロットカード殺人事件』 ウディ・アレン 2006 95分 ①⑨
米『スーパーエイト』 J・J・エイブラムス 2011 111分 ⑩
イ『天国にちがいない』 エリア・スレイマン 2019 97分 ①⑥⑦⑧⑨⑩⑫
米『オブリビオン』 ジョセフ・コシンスキー 2013 124分 ⑥⑩
日『喜劇 日本列島震度0』 前田陽一 1973 90分 ①②⑨
南ア『チャッピー』 ニール・ブロムカンプ 2015 120分 ⑥⑩⑫
日『夏の娘たち〜ひめごと〜』 堀禎一 2017 75分
米『クラウド・アトラス』 ウォシャウスキー姉妹 2012 172分 ①⑤⑩
米『三人の名付け親』 ジョン・フォード 1948 107分 ①⑥⑨⑫
仏『ラルジャン』 ロベール・ブレッソン 1983 85分 ①④⑧⑩
韓『殺人蝶を追う女』 キム・ギヨン 1978 118分 ①特⑧⑨特
日『胸騒ぎがする! ~ヒールズ爆誕~』 塩出大志 2021 ①②③⑥特⑦⑨⑩⑫
米『ウィロー』 ロン・ハワード 1988 127分 ①②⑥⑨
露『がんばれかめさん』 ロラン・ブイコフ 1971 86分 ①②⑥⑨
日『にじいろトリップ~少女は虹を渡る~』 いまおかしんじ 2021 39分 ①③⑥⑨
米『キャリー』 ブライアン・デ・パルマ 1976 98分 ①⑨
日『ここではないどこかへ 〜わたしが犯した罪と罰〜』 小南敏也 2021 ①⑥⑧⑨
日『娑羅双樹』 河瀬直美 2003 99分 ①⑦⑧⑨
日『喜劇 急行列車』 瀬川昌治 1967 90分 ①⑥⑨⑩
米『アニー』 ジョン・ヒューストン 1982 127分 ①②③④⑥⑦
日『わたしのSEX白書 絶頂度』 曽根中生 1976 70分 ①③⑨
米『フック』 スティーブン・スピルバーグ 1991 142分 ⑥⑨⑬特
日『淫獣の宿』 西村昭五郎 1973 88分 ①②③⑨特
日『犯され志願』 中原俊 1982 68分 ①②③⑥⑪
日『あん』 河瀬直美 2015 113分 ②⑥
日『海辺の街の約束』 小関裕次郎 2021 ①⑥⑪
日『犬猫』 井口奈己 2004 94分 ⑥⑩
日『人妻、ジャンプする!』 山内大輔 2021 ②③⑥⑨
米『ポーラー・エクスプレス』 ロバート・ゼメキス 2004 100分 ⑥⑬
日『鏡の女たち』 吉田喜重 2002 129分 ⑧特
日『真夏に出会ったら』 高原秀和 2021 ①②⑥⑨
台『珈琲時光』 ホウ・シャオシェン 2003 103分 ⑧⑩
米『緑色の髪の少年』 ジョセフ・ロージー 1948 82分 ①③⑩
台『一秒先の彼女』 チェン・ユーシュン 2020 119分 ①②③⑥⑦⑨
日『天使のはらわた 赤い淫画』 池田敏春 1981 67分 ①③⑥⑨⑪
ス『ミツバチのささやき』 ヴィクトル・エリセ 1973 99分 ④⑧⑩
台『台北ストーリー』 エドワード・ヤン 1985 119分 ⑥⑧⑪
伊『山猫』 ルキノ・ヴィスコンティ 1963 186分 ③⑦⑨⑩
米『デジャヴ』 トニー・スコット 2006 127分 ⑤⑨⑩
出演ランキング
9笠智衆
8フレッド・アステア
8ジンシャー・ロジャース
6田中絹代
6川瀬陽太
5チャールズ・コバーン
5トム・クルーズ
4マルクス兄弟
4キャサリン・ヘップバーン
4ケイリー・グラント
4ジョン・ウェイン
4トム・ハンクス
4原節子
4芹明香
4西山真来
3エドワード・G・ロビンソン
3バーバラ・スタンウィック
3ジョエル・マクリー
3ジーン・アーサー
3スーザン・ヘイワード
3佐分利信
3佐田啓二
3岡田茉莉子
3原田芳雄
3絵沢萠子
3宮下順子
3望月真美=榊真美=広田今日子
3加藤ツバキ
2キャロル・ロンバート
2ハンフリー・ボガート
2ミシェル・シモン
2淡島千景
2高橋貞二
2バート・ランカスター
2アイリーン・ダン
2ウィリアム・ホールデン
2ヴェロニカ・レイク
2クローデット・コルベール
2クレア・トレヴァー
2ドン・アメチー
2ジーン・ティアニー
2ジェームズ・スチュワート
2グレタ・ガルボ
2メルヴィン・ダグラス
2宮井えりな
2小池栄子
2西島秀俊
2ぺ・ドゥナ
おまけ
☆人生が八方塞がりに思われたとき観たい映画 15選
『忘れじの面影』 マックス・オフュルス
『素晴らしき放浪者』 ジャン・ルノワール
『フレンチ・カンカン』 ジャン・ルノワール
『生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ当宣言』 森崎東
『死んでもいい経験』 キム・ギヨン
『紳士は金髪がお好き』 ハワード・ホークス
『ヒーロー・ネバー・ダイ』 ジョニー・トー
『脱獄 広島殺人囚』 中島貞夫
『㊙色情めす市場』 田中登
『カイロの紫のバラ』 ウディ・アレン
『皆殺しの天使』 ルイス・ブニュエル
『欲しがり奈々ちゃん ひとくち、ちょうだい』 城定秀夫
『ラブホテル』 相米慎二
『母娘監禁 牝』 斉藤信幸
『喜劇 特出しヒモ天国』 森崎東
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渡辺麻友卒業コンサート (4) News Articles
2017-10-31 21:50
まゆゆ、同期ゆきりんの手紙に涙 地元埼玉で卒コン「感謝してもしきれない」
AKB48の渡辺麻友(23)が31日、地元・埼玉のさいたまスーパーアリーナで活動11年目の集大成として『渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~』を開催した。同期の柏木由紀から初めて手紙を贈られ、向かい合って「寂しくて寂しくてしょうがない」と伝えられると、2人は大粒の涙をこぼし、長い間抱き合った。
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活動は12月31日まで続けるものの、大きな会場でのコンサートはこれがラスト。1万7000人の観客で埋め尽くされた会場がチームBカラーのブルーに染まるなか、オープニングは、AKB48人生の中で最もうれしかったことの一つとしてあげる2009年の『リクエストアワー』で1位に輝いた「初日」で幕を開けた。40人のオーケストラを背に、ソロで歌唱すると、早くも感極まって涙をぬぐい、ファンは「頑張れ~」「まゆゆ~」と声援を送った。
AKB48在籍期間は12歳から23歳。もともとAKB48の大ファンだった。小学6年のときにインターネットで黎明期のAKB48を見つけてハマり、2006年2月、2期生オーディションに応募するも最終審査で落選。同年12月、3期生オーディションでリベンジを果たし、中学1年でAKB48に加入したとあり、グループ愛は誰より深く、文字どおり青春のすべてを捧げてきた。2007年4月8日の劇場公演デビューから10年半の思いを詰め込んだこの日のコンサートのために、20回以上も打ち合わせを重ねてきたという。
1曲目から涙した渡辺にメンバーは驚きを隠せない様子。かつてチームBで同僚だった指原莉乃が「麻友、泣かないんじゃないかってみんなで言ってたんだけど…リハーサルでも凛としてたから」と漏らすと、渡辺は「涙が止まらなくなってくる。すみません、お聞き苦しいものをお聞かせてしてしまって」と反省。「緊張が抜けない。本番前から生きた心地しないの」と本音を明かしつつも、「ほとんどのことを考えたので、細かいところまで注目して深読みしてもらえれば。皆さん深読み好きだと思うので」といたずらっぽく笑った。
盟友の晴れ舞台に、14年2月に解散した派生ユニット・渡り廊下走り隊のメンバーだった卒業生の平嶋夏海、多田愛佳、仲川遥香も駆けつけ、「完璧ぐ~のね」を披露。初めて選抜入りした思い出の4thシングル「BINGO!」(07年4月発売)は、向井地美音、荻野由佳(NGT48)ら埼玉出身メンバーと埼玉選抜で歌い、埼玉銘菓十万石まんじゅうをファンに配って歩いた。
さらに、今年4月~7月にかけてテレビ朝日系で放送された主演ドラマ『サヨナラ、えなりくん』を再現する一幕も。俳優・池田成志、女優・上地春奈と息の合った掛け合いで笑わせると、まゆゆのオリジナルキャラクター“むちち”の着ぐるみの中から汗だくのえなりかずきが登場した。この日、序盤から至るところで盛り上げていた“むちち”の中にずっと入っていたことが明かされたえなりは「黄色い声援が飛んできて気持ちよかった。でも申し訳ない限りです、えなりが入っていました」と告白し、会場は笑いに包まれた。
2014年に念願の総選挙1位となり、センターを務めた「心のプラカード」では、スタンド席のファンが2色のボードで「MAYU(ハート)」「アリガトウ」の巨大プラカードを作ってメッセージを贈るサプライズも。渡辺は「みんな上手! こういうのめっちゃうれしい! リアルサプライズ」とファンに感謝した。
盛大な「まゆゆ」コールに迎えられ、白いドレスで登場した渡辺は、会場を見渡しながら「11年間の中でたくさんの方に出会って、たくさんの方に応援していただいて感謝してもしきれない思いでいっぱいです」「11年間、信じて歩いてきた道は間違えていなかったんだなと思うことができました」と涙を見せずにしっかり思いを伝えた。
秋元康総合プロデューサーが書き下ろした卒業ソング「サヨナラで終わるわけじゃない」をライブ初披露し、場内が暗転すると、まゆゆの「チームB集合」の号令とともに、初代チームBの卒業生、浦野一美、多田愛佳、片山陽加、菊地あやか、田名部生来、仲川遥香、仲谷明香、平嶋夏海が集結した。ステージ上で円陣を作り、コンサートタイトルにもなったチームBのかけ声「いつも感謝 冷静に丁寧に正確に みんなの夢が叶いますように AKB!チームB!」とファンとともに絶叫。冒頭ソロで歌った「初日」を今度は柏木も含めた10人で歌い、ファンの感動を誘った。
指原からのメッセージ、柏木からの手紙で涙腺が崩壊したまゆゆは、初代チームB、現役メンバー、ファンに感謝を伝えると「AKB48を知るきっかけとなった大切な、大切な曲です」と紹介し、ラストナンバーは「桜の花びらたち」。まゆゆは天使のような笑顔を残し、羽根の付いたゴンドラに乗って天井へと消えていった。
■『渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~』セットリスト 01. 初日(渡辺ソロ) 02. 完璧ぐ~のね(渡辺、柏木、指原、松井珠、山本彩、宮脇、横山 間奏から:多田、仲川、平嶋) 03. オネストマン(渡辺、柏木、指原、松井珠、山本彩、宮脇、横山、向井地、岡田奈、高橋朱、小栗、北原、峯岸、加藤玲、川本、福岡+AKB48メンバー) 04. 呼び捨てファンタジー(渡辺+卒業コンサート選抜+AKB48メンバー) 05. BINGO!(埼玉選抜/渡辺、向井地、佐々木、樋渡、篠崎、湯元、高橋彩音、黒須、安田、荻野) 06. ポニーテールとシュシュ(渡辺、入山、大家、小嶋菜、田北、谷口、中西、宮崎、阿部、市川、久保、下口、田野、藤田、武藤、茂木、後藤、竹内、達家、馬、飯野、岩立、大川、大森、北川、小嶋真、込山、佐藤、野澤、村山、岡部) 07. 重力シンパシー(同上) 08. 軟体恋愛クラゲっ娘(渡辺、M5~7メンバー+AKB16期研究生) 09. パジャマドライブ(渡辺、松井珠、山本彩) 10. 残念少女(渡辺、峯岸、北原) 11. 初恋よこんにちは(渡辺、宮脇、加藤) 12. セーラーゾンビ(渡辺、高橋朱、岡田奈) 13. 君のc/w(渡辺、向井地、小栗+むちち) 14. 夕陽を見ているか?(渡辺、横山) 15. アボガドじゃね~し…(渡辺、指原) 16. 悲しい歌を聴きたくなった(渡辺、柏木) 17. 真夏のSounds good !(渡辺+若手選抜1/福岡、小栗、川本、樋渡、久保、倉野尾、山内、小畑、山本彩加、田中美、松岡は、荻野、高倉、本間、瀧野) 18. 君のことが好きだから(渡辺+若手選抜1) 19. 希望的リフレイン(渡辺+若手選抜1) 20. さよならクロール(若手選抜2/向井地、谷口、西川、山邊、込山、千葉、坂口、中野、山田菜々美、鈴木く、北川、渋谷、白間、兒玉、朝長、矢吹) 21. ヘビーローテーション(若手選抜2) 22. シンクロときめき(渡辺) 23. 出逢いの続き(渡辺) 24. 守ってあげたくなる(渡辺) 25. ラブラドールレトリバー(渡辺、柏木、指原、松井珠、山本彩、宮脇、横山、向井地、岡田奈、高橋朱、小栗、北原、峯岸、加藤玲、川本、福岡) 26. フライングゲット(同上) 27. 言い訳Maybe(全員) 28. 大声ダイヤモンド(全員) 29. 心のプラカード(全員) 30. So long!(全員) 31. 11月のアンクレット(全員) 【アンコール】 32. サヨナラで終わるわけじゃない(全員) 33. 初日(渡辺+初代チームB/柏木、浦野、多田、片山、菊地、田名部、仲川、仲谷、平嶋) 34. 約束よ(全員+初代チームB) 35. 桜の花びらたち(全員+初代チームB)
https://www.oricon.co.jp/news/2099912/full/
柏木由紀、まゆゆ卒コンで涙の抱擁「誰よりも我慢し、戦っていた」【手紙全文】
渡辺麻友と柏木由紀の同期コンビが涙の抱擁(C)AKS
拡大写真渡辺麻友と柏木由紀の同期コンビが涙の抱擁(C)AKS
初めて書いたまゆゆ宛ての手紙を読み上げる柏木由紀(C)AKS
拡大写真初めて書いたまゆゆ宛ての手紙を読み上げる柏木由紀(C)AKS AKB48の渡辺麻友(23)が31日、地元・埼玉のさいたまスーパーアリーナで活動11年目の集大成として『渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~』を開催した。2006年12月に3期生オーディションに合格してから11年目。苦楽をともにしてきた柏木由紀から初めての手紙を贈られたまゆゆは、涙をこらえることができず、長い間抱擁した。以下、柏木の手紙全文。
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◆
麻友へ
ついにこの日がやってきました。
「AKBを卒業するね」と私に打ち明けてくれたあの日から今日まで、できればこの日が来てほしくないなぁと何度も何度も思いました。
でも今日の麻友は、麻友史上最高に輝いていて、今日やっと見送る決心がつきました。
今日は麻友にとっても、ファンの皆さんにとっても、メンバーにとっても、私にとっても大切な日なので、出会って11年、初めて麻友にお手紙を書きます。
この11年、本当にいろんなことがあったね。はじめの頃は私のことを呼ぶ時、なぜかいつも「柏木由紀ちゃん」とフルネームで呼ぶ、不思議でとってもかわいらしい子、そんな印象でした。
しばらくして、たくさんの先輩の中に、同期の麻友と私、2人だけで混ざることが多くなったね。その時くらいから2人で一緒にいることが増えて、楽屋も隣、移動の時も隣、休憩時間も隣、どんな時も私の隣には麻友がいました。
隣にいてくれるだけで安心する、時には誰よりもふざけて、笑わせて、元気をくれる。この11年、麻友がいたから頑張れました。
そんなずっとずっと一緒だった私たちが、離れ離れになってしまった時がありました。東京ドームで発表された2回目の組閣。きっと麻友も私もずっと一緒にチームBを引っ張っていくと思っていたのに、バラバラのチームになってしまって、ステージを降りて袖で目があった瞬間、その頃、人前でほとんど泣かなかった私たちが、人目もはばからず、抱き合いながら一緒にわんわん泣いたね。初めて麻友のいないチームで活動して、麻友の存在がこんなに大きかったんだと改めて実感しました。
麻友の芯の強さ、ブレないところ、仕事に真摯に取り組む姿勢、心の底から尊敬しています。うまく言えないけど、誰よりもいろんな我慢をしたり、自分の意志を貫くことで、いろんなことと戦っていたようにも見えました。
麻友がAKB48のためにいっぱいいっぱい頑張ってくれたこと、みんなよくわかっています。そして、感謝しています。
だから一つだけ。卒業したら、麻友自身のことだけをいっぱいいっぱい考えて、いっぱいいっぱいわがままを言ってください。私はいつまでも、麻友の同期であり、親友であり、時にはお母さんにもなるからね。目に入れても痛くない、大げさじゃなく、こんなにも大切に思えるのは麻友ちゃんだけです。
最後にいっぱいそれらしいことを書いてきたけど、でもやっぱり、寂しくて寂しくてどうしようもないのも事実です。こんなに寂しい気持ちになったのは初めてです。
私にとってもAKBにとっても、麻友の存在はあまりにも大きすぎて、麻友のいないAKBも、麻友が隣にいないこれからの自分も、今はまだ想像できないでいます。
でも、麻友に安心して夢に向かって突き進んでほしいから、麻友の背中を見て、たくさんのことを学んだ頼もしいメンバーと一緒に、麻友が支えてくれたAKBをまだまだ大きくできるように私も頑張るからね。だから今日で、寂しいって言うのは最後にします。
あと2ヶ月。まだまだたくさん、一緒に思い出を作りましょう。くだらないことでいっぱいいっぱい、笑いましょう。
まゆゆ、卒業おめでとう。
麻友のことが誰よりも大好きな柏木由紀より
https://www.oricon.co.jp/news/2099916/full/
渡辺麻友が初のソロアルバム!柏木由紀「3枚買う」
<AKB48渡辺麻友卒業コンサート>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ◇1万7000人
渡辺麻友(23)が初のソロアルバムを発売することが、コンサート中に発表された。
同期の3期生、柏木由紀(26)とのMCで、「重大発表があります!」と切り出した。「私、初のソロアルバムをリリースすることが決定しました!」と明かすと、柏木が「わっしょーい! やったね」と喜んだ。
渡辺は12年に「シンクロときめき」でソロデビューしたこれまで5枚のシングルを発売しているが、アルバムは初めて。過去に行ったソロライブの映像も特典で収録されているといい、「ファンの方もうれしいであろう」と自信満々だった。柏木が「買う! 3枚買う」と話すと、渡辺は「絶対だよ。約束を破ったらダメだよ」と念押ししていた。
https://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/201710310000608.html
渡辺麻友「皆さんの愛感じて幸せ」惜別スピーチ全文
<AKB48渡辺麻友卒業コンサート>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ◇1万7000人
AKB48渡辺麻友(23)が、卒業ソング「サヨナラで終わるわけじゃない」の歌唱前、ファンに別れのスピーチをした。全文は以下の通り。
ありがとうございます。今日のこの日が来るまで、はっきりとした卒業する実感があまり沸いていなくて、不思議な感覚でした。この日を迎えてステージに立って、コンサートが始まって、皆さんの姿を見たとき、「ああ私、AKBを卒業するんだな」と急に実感してきました。こんなにたくさんの皆さんが見に来て下さって…ここに来られなかった方もいると思う。この11年間でたくさんの方と出会って、たくさんの方に応援してもらって、本当に感謝してもしきれない思いでいっぱいです。
うーん…。今日、こうしてコンサートをやっていて、11年間、信じて歩んで来た道は間違ってなかったと思うことができました。そういうふうに思わせてくれたのも、ファンの皆さんですし、今日はたくさんのメンバーもステージを作り上げてくれた。表からは見えないけど、たくさんのスタッフさんがたくさん時間を割いてくれて、準備をして下さって、皆さんの愛を感じて、本当に幸せだなって、そう思います。
これからのAKB48、たくさん頼りになる後輩も出てきて、この人たちならこれからのAKB48を任せていけるなと思う機会もたくさん増えて、だから卒業を決心できました。メンバーのみんなとは別々の道を歩んでいくけど、私は私の信じた道をまっすぐ歩いていきたいと思います。11年間、たくさんの愛をありがとうございま��た。
今回、卒業するにあたって、とてもすてきな卒業の楽曲を秋元さんが書いてくれました。私の思いがこもった楽曲なので、聞いて下さい。「サヨナラで終わるわけじゃない」。
https://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/201710310000680.html
渡辺麻友「12月26日が最後の劇場公演」一問一答
<AKB48渡辺麻友卒業コンサート>◇31日◇さいたまスーパーアリーナ◇1万7000人
渡辺麻友が、自身の最後の卒業公演は12月26日になることを明かした。コンサート後に行われた渡辺の主な一問一答は以下の通り。
-コンサート内容について
渡辺 6月に卒業発表した���後から打ち合わせを始めました。お忙しい中、計20回前後ぐらいはスタッフさんにも集まってもらって、深夜から始まって3時ぐらいまで打ち合わせしたりとかして作りあげたコンサートなので、最高のコンサートになったんじゃないかなと思います。
-こだわりのポイントは
渡辺 いろいろあるんですけど、世界観を統一したいなと思っていて、このセットもお城みたいな感じになっていて、冒頭に歌う時も、ドレスを着て登場したり、衣装やグッズもこのセットに合った世界観になっていたり、全部が同じ世界観になるようにすごく意識して作りました。単なる私の好みっていうのもあるんですけど、ファンの方もその世界に浸れて、本当に夢のような時間を過ごしてもらえるんじゃないかなと思いまして、考えました。今までAKB48のコンサートでこういう統一された世界観というものはなかったと思うので、今回は統一してやろうと思ってつくったので、バッチリだったんじゃないかなと思います。
-(主演ドラマ「サヨナラ、えなりくん」で共演した)俳優えなりかずきもゲスト出演した
渡辺 えなりさんをどう登場させようかってなったときに、ファンの方なら誰もが知っている「むちち」というキャラクターから、えなりさんが出てきたら面白いんじゃないかなって打ち合わせで話してそうなりました。着ぐるみの中に入ることだけで大変だと思うんですけど、「ぜひやらせてください」と言ってくださって。本当にたくさん協力してくださって感謝です。
-この日は自身が選んだ期待の若手も出演した
渡辺 普段からいろんな子を見てて、特に私がこの子いいなって思っている子だったり、これから輝いてAKBのゼンター張れるんじゃないかって子を選びました。
-具体的には誰を
渡辺 最近すごく注目しているのは、チーム8の東京代表の小栗有以ちゃん。メキメキと成長中で、たくさんファンの方もいて、どんどんアイドルオーラが増してきている。王道アイドルという感じなので注目しています。
-小栗さんはポスト渡辺麻友?
渡辺 全然、私なんか目じゃないぐらい。私以上の、私が見てまさにアイドルって子なので、ぜひこれからAKBの正統派王道アイドルとして頑張ってほしいなと思いました。
-コンサート1曲目から泣いていた
渡辺 自分でもびっくりしたんですけど、コンサート始まる直前ぐらいまで、実感がわいていなくて、ふわふわしていて。実際にコンサート始まって、幕がおりて、スタンドが見えた瞬間に急に涙がでてきて、自分でも処理しきれない感情で涙がとまらなかった。目の前の景色に感謝の気持ちと、幸せな気持ちとで、それが涙となってあらわれました。
-卒業後、女優以外に挑戦したいこと
渡辺 AKBの中にずっと11年間いたので、いろいろやってこなかったことは山のようにあるんですけど。なんだろうな。普通に居酒屋とかでお酒飲みたいなって。そういうことをしてみたいなって思います。まずはビールで。ビール大好きなので、飲みたいなと思います。
-最後にひと言
スタッフ、メンバーのみんなと、たくさんこだわって頑張って作り上げたコンサートでした。一生忘れることのないであろう大切な1日になりました。全ての皆さまに感謝します。本当にありがとうございました。あと2カ月、AKB48としての稼働はあるんですけど、12月26日が最後の劇場公演の出演になります。コンサート同様、集大成を見せていけるような公演にしますので、楽しみにしていただけたらうれしいなと思います。 https://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/201710310000783.html
渡辺麻友「AKB48の未来は明るい」新たな船出を飾った卒業コンサート
AKB48の渡辺麻友の卒業コンサート「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」が、昨日10月31日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。
2006年にAKB48オーディションに合格し、2007年に3期生としてデビューをしてから長年にわたりグループを牽引してきた渡辺。彼女の卒業コンサートには約1万7000人が来場したほか、BSスカパー!での生中継も行われ、多くのファンがその一部始終を見守った。
AKB48 AKB48
壮大なオープニング映像のあと、純白の衣装を着た渡辺が1人で登場。青いペンライトで埋め尽くされた場内から巻き起こる割れんばかりの歓声を浴びながら彼女は、少し緊張した面持ちで40人のオーケストラの演奏をバックに「初日」を歌い、感極まって冒頭から涙を見せていた。続けて、指原莉乃、柏木由紀、松井珠理奈、山本彩らが並ぶセンターステージに渡辺が合流し、渡り廊下走り隊「完璧ぐ~のね」を元気いっぱいに歌い踊り、「オネストマン」ではトロッコに乗って会場の後方ステージに移動。「皆さんもっと声出していきましょう!」という言葉のあとに「呼び捨てファンタジー」へとつないだ。
渡辺麻友 (c)AKS 渡辺麻友 (c)AKS
渡辺はMCで「涙が止まらなくて……やっとおさまってきた」と放心気味に発言。「リハでも凛としてたから泣かないと思ってた」という指原の意見に対しては、フロアを埋め尽くす青いサイリウムを見て涙腺が崩壊したと明かし、「緊張感が抜けない」と素直な思いを語っていた。しかし2007年の4thシングルにして、初めて選抜メンバー入りした思い出の楽曲「BINGO!」では、渡辺の地元、埼玉出身のメンバーからなる“埼玉選抜”の10名が登場し、埼玉の銘菓「十万石まんじゅう」を元気よく客席に投げ入れた。
指原莉乃と渡辺麻友。 (c)AKS 指原莉乃と渡辺麻友。 (c)AKS
「ポニーテールとシュシュ」「重力シンパシー」を届けたあと、「軟体恋愛クラゲっ娘」では、低音が効いたダンサブルなトラックにあわせてステージ上にはクラゲを模したネオンカラーのオブジェが浮かんだほか、渡辺考案のオリジナルキャラクター「むちち」がステージに上がり、メンバーと共にダンスを踊った。続くMCでは岡田奈々がグループ加入前に渡辺推しのファンだったことや、握手会で渡辺に会うためにさいたまスーパーアリーナまで来た経験があると明かすなど、渡辺にまつわる思い出話に花を咲かせていた。アットホームな雰囲気のMCが進んだこともあってか、渡辺は山本彩、松井珠理奈と3人で「パジャマドライブ」を披露しているあたりからリラックスした様子でパフォーマンスをしており、指原とのデュエット曲「アボガドじゃね~し…」や、3期生コンビである柏木とおそろいの色違い衣装を着て「悲しい歌を聴きたくなった」を歌唱した。
渡辺麻友と柏木由紀。 (c)AKS 渡辺麻友と柏木由紀。 (c)AKS
「“まゆゆきりん”の隠れた名曲を初披露しました」と柏木が話したあと、「やっと自分が戻ってきた感じ」と勘を取り戻している実感を口にした渡辺。12月22日に自身初のソロアルバム(タイトル未定)をリリースすることを発表すると、柏木は歓喜しながら「欲しい! 3枚買う!」と宣言した。彼女たちはテンションが高まったところで「真夏のSounds good!」「君のことが好きだから」「希望的リフレイン」とアッパーチューンを連投した。
えなりかずきの登場シーン。 えなりかずきの登場シーン。
またライブの途中には、渡辺が主演を務めたドラマ「サヨナラ、えなりくん」から片栗利江役の上地春奈、村木沢茂役の池田成志がステージに現れ、渡辺も桐山さおり役で寸劇を興じた。劇の途中にはさおりを応援するうちわを持ったむちちが現れるも、そのうちわの裏側が小栗有以を応援するものであることが発覚。怒り狂ったさおり役の渡辺が「むちち、さてはお前、えなりだな!」と声を上げ、「えなりなるものえなるものたち! えなりなるものえなるものたち!」「えなりドキドキえなりこい! えなりドキドキえなりこい!」「えなり、こぉぉい!」と唱えてむちちの頭部を取り外すと、その中からえなりかずきが登場。えなりは「これからはゆいゆいの時代だと思うんだよね」と汗だくになりながら訴え、渡辺は「えなり! 言いたいことはそれだけか!」と一喝。するとえなりは「トップアイドルは君だけだ」と言い残して、寸劇が終わり、渡辺は「守ってあげたくなる」をしっとりと歌い上げた。
「心のプラカード」を披露するAKB48。 「心のプラカード」を披露するAKB48。
ライブ後半にはAKB48総出で「心のプラカード」が披露され、メンバーそれぞれが渡辺に向けたメッセージカードを掲げるサプライズが飛び出した。ここでは倉野尾成美が文字が読み取れないほど細かい文字で思いの丈をつづっていたほか、指原が「ときメモ返して」、小嶋真子は「麻友さんの『ファッ!!』って笑い声が大好きです」、柏木は「まゆゆきりんは永遠」と書いたカードを持った。渡辺は初期チームBの開演前の掛け声の1フレーズにして、卒コンのタイトルに冠された「みんなの夢が叶いますように」というカードを最後に掲げた。さらにスタンド席の観客がマスゲーム方式の人文字で「アリガトウ」「MAYU▽」(※▽はハートマーク)とメッセージを伝え、渡辺は思わぬできごとに感動した表情を浮かべながら感謝の言葉を伝えた。ライブ本編の終盤、渡辺は2013年に自身が初めてセンターを務めた「So long!」を歌い、そして最後に「私がAKB48で歌う、最後のセンター曲になります」と話して、11月22日にリリースされるAKB48通算50枚目のシングル「11月のアンクレット」を届け、ステージ上にマイクを置いて去っていった。
渡辺麻友 (c)AKS 渡辺麻友 (c)AKS
アンコールでは、白いドレスをまとっ��渡辺が姿を見せ、静かに語り始めた。彼女は卒コン当日を迎えるまで卒業への実感が沸かず、不思議な感覚で日々を過ごしていたが、コンサートが始まってファンの姿を見たときに「AKB48から卒業するんだなって急に実感が湧いてきました」と今日のライブを振り返る。続けて「この11年間でたくさんの方と出会って、たくさんの方に応援していただいて、本当に感謝してもし切れない思いでいっぱいです。今日こうやってコンサートをやっていて、11年間、私が信じて歩んできた道が間違ってなかったんだなと思うことができました。そんなふうに思わせてくれたのもファンの皆さんですし、今日はたくさんのメンバーもステージを作り上げてくれて。裏ではたくさんのスタッフさんがたくさん時間を割いて準備してくださって、皆さんの愛を感じて、本当に幸せだなって……心からそう思います」と瞳をうるませながらコメント。「たくさん頼りになる後輩も出てきて、この子たちならこれからのAKB48を任せていけるなと思い機会も最近は増えて。だからこそ私は卒業を決心できました。これから別々の道を歩むけど、自分の信じた道をまっすぐに進んでいきたいと思います。皆さん、本当にありがとうございました」と観客、メンバー1人ひとりに語りかけるようなやさしい口調で感謝を伝えた。
AKB48 AKB48
そして彼女は「秋元(康)さんがとても素敵な卒業の曲を作ってくれました。私の気持ちがまさに込められている曲になっているので、聴いてください」と述べてから、新シングルに収録されるナンバー「サヨナラで終わるわけじゃない」を情感たっぷりに歌い届けた。その後しっとりしたムードから一転して、「いつものいきます! いつも感謝! 冷静に丁寧に正確に、みんなの夢が叶いますように! AKB48 チームB!」と初期チームBの掛け声が響きわたる。ステージには渡辺、柏木に加え、AKB48を卒業した面々を含む旧チームBのメンバーがこの日のために集結。彼女たちはハイテンションに「初日」を披露した。
AKB48「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」の様子。 (c)AKS AKB48「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」の様子。 (c)AKS
渡辺やメンバーにとって思い出深い楽曲群が届けられたアンコール。クライマックスでは指原、柏木が渡辺と向き合って順にたっぷりと思いを伝える場面があり、指原は「これからは女優として自分の人生をしっかりと歩んでいってください。これからも人生楽しんでいってください」と伝え、柏木は渡辺に向けて初めて手紙をしたためてきたと話してから、思い出をたっぷりと回想。そして「麻友が支えてくれたAKBをまだまだ大きくできるようにがんばるからね。卒業おめでとう。麻友のことが誰よりも好きな柏木由紀より」と手紙を読み切ると、会場は大きな拍手で包まれた。渡辺はメッセージを受け止めたあと、「これからのAKB48は明るい未来が待ってると思います」「たくさんの愛を届けてくださって、本当にありがとうございました」と万感の思いを口にして、「本当に最後の曲です。わたしが初めてAKBを知るきっかけになった曲で、昔も今も大切な、大切な曲です」と、最後に「桜の花びらたち」を歌唱。メンバーに見送られながら、翼の付いたゴンドラに乗ってステージから去っていった。
なお東京・AKB48劇場での渡辺の卒業公演は12月26日に開催される。 http://natalie.mu/music/news/254991
まゆゆ、涙の卒業コンサート ミュージカル、司会、声優…今後に無数の可能性
年内でAKB48を卒業する渡辺麻友(23)が31日、さいたまスーパーアリーナで卒業コンサートを行った。
青いサイリウムを光らせる1万7000人のファン。そんな光景に、こみ上げるものを抑えきれなかった。オープニング曲の「初日」でいきなり歌唱中に涙。「なんかね、涙が止まらなくなって…」と目頭を押さえた。後半にはトップを競い合った指原莉乃(24)が「文句も言わないでAKBを引っ張ってくれてありがとう…」と涙のハグ。同期の柏木由紀(26)も手紙で「もう自分のことだけを考えていいんだよ」と読み上げ、号泣して抱き合った。
卒業後は本格的に女優を目指す。この日も今年4月期の主演ドラマ「サヨナラ、えなりくん」の寸劇も披露。恋多きOL・桐山さおりになりきった。サプライズで駆けつけた、えなりかずき(32)に「お前さては、えなりだな!」とすごむと指原も「迫真の演技だったよ」と絶賛した。
所属事務所は「すごく真面目で何事にも真剣に取り組むタイプ。AKBでも不平不満を言わずに頑張ってきたので、何をやっても頑張れると思う」と太鼓判を押す。「ドラマ、映画はもちろん、宝塚の大ファンでもあるので、ミュージカルにも挑戦してもらいたい」。また「司会業や、声優などもチャンスがあれば…」と無数の可能性が広がる。
今後は12月26日に秋葉原のAKB劇場で卒業公演を行う。「私の集大成をお見せしたい」と予告した。 http://www.hochi.co.jp/entertainment/20171101-OHT1T50022.html
AKB48の公演『渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~』が、10月31日にさいたまスーパーアリーナで開催され、1万7千人のファンが、年内でグループを卒業する“まゆゆ”こと渡辺麻友さんの姿を目に焼き付けた。
2006年にAKB48の3期生オーディションで加入して以来、グループの先頭に立って王道アイドルの道を歩んできたまゆゆの卒業を記念するコンサートが、旅立ちの日を前に彼女の地元でもある埼玉で開催された。
3時間35曲に渡る、まゆゆの全てが詰め込まれたコンサートで、思い出の楽曲の数々や、同県出身者による“チーム埼玉”、まゆゆ主演のドラマ『サヨナラ、えなりくん』のキャストの登場、先に卒業した3期メンバーとの共演、唯一残っている同期メンバーの柏木由紀からの手紙、初のソロアルバムが12月20日に発売される発表など、スペシャルでサプライズでメモリアルな内容の公演となった。
公演後に行われた囲み取材にステージの白いドレスで登場したまゆゆは、「卒業の最後に着るドレスとして、私のイメージを表現してデザインしていただきました。すごく素敵なドレスで気に入ってます。11年間歩んできたまゆゆのアイドル人生の集大成を形にしたドレスなのかな」と満足そうに話した。さらに公演を振り返って「ついに私も卒業のドレスを着る日が来たんだなと、着ていてすごく幸せな気持ちが溢れました」と感想を漏らした。
今回の公演を行なうにあたっては、スタッフとミーティングを20回も繰り返してアイデアを出し合ったと言い「最高のコンサートになったと思います」と胸を張った。「世界観を統一したくて、このセットもクラシカルなお城みたいな感じなのですが、冒頭で私がドレスを着て登場したり、衣装やコンサートグッズもこのセットに合わせたり、全部が同じ世界観になるように意識して作りました」と公演へのこだわりを明かし、「単なる私の好みっていうのもあるんですけど、ファンの方もその世界に浸れて、夢のような時間を過ごしていただけるんじゃないかなと思って考えました」と語った。
コンサートには、まゆゆが考案したキャラクター“むちち”の着ぐるみも登場したが、この中に入っていたのがドラマで共演した、えなりかずきさんだった。「暑くて大変なので申し訳ないと思いながら相談したんですが“是非やらせてください”と言ってくださって、過開演前に客席に登場したり、最初から最後まで入っていただきました」と感謝していた。
この日はまゆゆが選んだ期待の若手メンバーも出演したが、「最近すごく注目しているのは、チーム8の東京代表の小栗有以ちゃん。メキメキと成長中で、たくさんファンの方もいて、ぐんぐんアイドルオーラが増してきている。まさに王道アイドルという感じで注目しています」と力を込めて推した。
コンサートで最初の曲から涙を見せたまゆゆは、「始まる直前まで実感が沸かずにふわふわしていたんですが、実際にコンサートが始まって、お客さんが見えた瞬間に、ぶわーって涙が出てきました。自分でも処理しきれない感情で涙が止まらなくて、目の前の景色に感謝の気持ちと、幸せな気持ちが溢れて、それが涙となって止まりませんでした」と振り返った。
卒業した同期メンバーの登場の際も感極まっていたまゆゆは、「共に頑張ってきた仲間なので、離れていてもどこかで繋がっている感じがする。こうして久し振りに会うと顔を見合わせるだけで泣いてしまう関係なので、同期っていいなって思いました」と話した。
最後にまゆゆは「スタッフやメンバーのみんなと、たくさんこだわって頑張って作り上げたコンサートでした。私の人生で一生忘れることのないであろう大切な1日になりました。全ての皆さまに感謝します。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べ、「あと2カ月あるんですけど、最後の劇場公演が12月26日になります。今日のコンサート同様、渡辺麻友の集大成を見せられるような公演にしますので、楽しみにしていただけたら嬉しいと思います。AKBメンバーとして全力で生き抜いて、最後まで無事に終えたいと思います」と意気込んでいた。
AKB48 渡辺麻友が卒業コンサート「一生忘れることのない大切な1日になりました」
2017/11/01 まゆゆが純白のドレス姿で自身の卒業公演に登場、「感謝をしてもしきれません」
【渡辺麻友 卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~】が、10月31日にさいたまスーパーアリーナ(埼玉県)で開催された。
2006年に3期生オーディションに合格し、その後11年間王道アイドルの道をしっかりと歩んできた“まゆゆ”こと渡辺麻友。卒業発表から4カ月が経ち、本日、地元の埼玉で卒業コンサートを開催した。
何度も打ち合わせを重ねて、自身が楽曲や構成を考えたという、まゆゆ。1曲目に選んだのは、チームB初のオリジナル公演「パジャマドライブ」のオープニングを飾り、その後、リクエストアワーで1位を獲得するなど、AKB48を代表する楽曲に成長した「初日」。純白のドレスで登場したまゆゆは、オーケストラの演奏の中で1人熱唱し、1曲目にて早くも感極まり声を詰まらせる場面もあった。
初めて選抜メンバーに選ばれた楽曲「BINGO!」では、向井地美音、樋渡結依、荻野由佳らによる“埼玉選抜”が集結。埼玉県民ならおなじみの銘菓「十万石まんじゅう」を振る舞うという埼玉出身のまゆゆらしい演出も。トークコーナーでは、「希望的リフレイン」で一緒にセンターを務めることになった際に「私がいるから大丈夫」と励ましてくれたという宮脇咲良、レッスン着にジュースをこぼしてしまっても「汗かいてるから大丈夫」と気遣ってくれたという高橋朱里など、後輩たちが優しい先輩としてのまゆゆの一面を語った。
中盤では、松井珠理奈、山本彩との「パジャマドライブ」や、指原莉乃との「アボガドじゃね~し」などのユニット曲を披露。最後には、同期で盟友の柏木由紀と色違いの同じ衣装に身を包み、寄り添いながら、“まゆゆきりん”の楽曲「悲しい歌をききたくなった」を初めて披露。歌唱後のトークでも、リラックスした様子で2人らしい掛け合いを見せ会場を盛り上げた。
ヒットシングルを披露したパートでは、まゆゆがAKB48グループの未来を託した期待メンバーという向井地、川本紗矢、小栗有以らが「君のことが好きだから」「ヘビーローテーション」などを披露し、まゆゆへ「任せてください」と言わんばかりのパフォーマンスを堂々と繰り広げた。
卒業後は女優としての道を進むというまゆゆは、「シンクロときめき」など、これまで主演を務めたドラマの主題歌も当時を振り返りながら披露。中でも、「守ってあげたくなる」が主題歌となった連続ドラマ「サヨナラ、えなりくん」は、その世界がステージで再現され、まゆゆは主人公“さおり”として登場。そのコメディエンヌっぷりに、共演者や観客からも大きな笑いや拍手が贈られた。
念願の選抜総選挙1位を獲得した際の楽曲「心のプラカード」では、メンバーたちが、まゆゆへのメッセージをプラカードに書いてパフォーマンス。各メンバーが、まゆゆへの感謝や尊敬の気持ちや簡潔に書き込んでいたが、倉野尾成美だけは細かい字でまゆゆへの止まらない愛をびっしり書き込んでいて、まゆゆに逆に引かれてしまうというシーンも。
本編のラストには、センターを初めて務めた「So long!」、そしてラストセンターシングルとなる「11月のアンクレット」を歌唱。歌い終えると、歓声と拍手が響き渡る中、そっとマイクをステージセンターに残して、まゆゆは一旦ステージを去った。「まゆゆ」コールの中、純白のドレスに身を包んで再び現れたまゆゆは、「感謝をしてもしきれないです。11年間、私が信じて歩んできた道は間違っていなかったんだなと思うことが出来ました(一部抜粋)」と、会場に集まったファンや、会場に来られなかったファン、メンバーやスタッフ、これまで関わった全ての人に向けて切々と感謝の気持ちを伝えた。
そして卒業ソングとなる「サヨナラで終わるわけじゃない」、初代チームBメンバーの卒業生が集結した「初日」を、瞳を潤ませながら歌った。最後は11年間、一番近くで苦楽を共にしてきた柏木由紀から、感謝とさみしさ、これからも変わらない友情を綴った手紙が読まれると、まゆゆは大粒の涙を落とし2人は抱き合った。最後の楽曲は、AKB48を知るきっかけになったという「桜の花びらたち」。翼の付いたゴンドラに乗りこんだまゆゆは、仲間や後輩、そして観客の皆様に見守られながらステージを去り、卒業コンサートは幕を閉じた。
◎公演情報 【渡辺麻友 卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~】 2017年10月31日(火) START18:30 さいたまスーパーアリーナ 出演:101名(卒業メンバー含む)
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/56992
渡辺麻友卒コン 柏木由紀の想いが詰まった手紙全文
10月31日、さいたまスーパーアリーナで、17,000人を集めて、感動のステージとなった、AKB48渡辺麻友の卒業コンサート。アンコール最後の曲となった『桜の花びらたち』の前、同期であり、親友、盟友、11年間共に歩んだ柏木由紀が、「私は麻友ちゃんに伝えたいことがいっぱいあるので」と、最愛の”まゆゆ”に宛て、手紙をしたためた。一瞬驚いた渡辺は、目の前でゆっくり手紙を読み始める柏木を見つめ、思い出をひとつひとつ紡ぐように聞き入った。
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<柏木由紀手紙全文>
麻友へ。ついにこの日がやってきました。”AKB48を卒業するね”と打ち明けてくれたバスから、今日まで、できればこの日が来てほしくないなあと、何度も何度も思いました。でも、今日の麻友は、麻友史上最高に輝いていて、やっと見送る決心がつきました。今日は麻友にとっても、ファンの皆さんにとっても、メンバーにとっても、私にとっても、大切な日なので、出会って11年、初めて麻友にお手紙を書きます。
この11年、本当にいろんなことがあったね。初めの頃は、私のことを呼ぶとき、なぜかいつも”柏木由紀ちゃん!”とフルネームで呼ぶ、不思議でとっても可愛らしい子。そんな印象でした。しばらくして、たくさんの先輩の中に同期の麻友と私、二人だけで混ざることが多くなったね。その時くらいから二人で一緒にいることが増えて、楽屋も隣り、移動のバスも隣り、休憩時間も隣り、どんなときも私の隣りには麻友がいました。隣りにいてくれるだけで安心する。時には誰よりもふざけて笑わせて元気をくれる。この11年、麻友がいたから頑張れました。
そんなずっとずっと一緒だった私たちが、離ればなれになってしまった時がありました。東京ドームで発表された2回目の組閣。きっと麻友も私もずっと、一緒にチームBを引っ張って行くと思っていたのに、バラバラのチームになってしまって、ステージを下りて袖で目が合った瞬間、その頃人前でほとんど泣かなか���た私たちが、人目もはばからず、抱き合いながら一緒にわんわん泣いたね。初めて麻友のいないチームで活動して、麻友の存在がこんなに大きかったんだとあらためて実感しました。
麻友の芯の強さ、ブレないところ、仕事に真摯に取り組む姿勢、心の底から尊敬しています。うまく言えないけど、誰よりも、いろんな我慢をしたり、自分の意思を貫くことで、いろんなことと闘っているようにも見えました。麻友がAKB48のために、いっぱいいっぱい頑張ってくれたこと、みんなよく分かっています。そして感謝しています。だから、少しだけ、卒業したら麻友自身のことだけをいっぱいいっぱい考えて、いっぱいいっぱいわがままを言ってください。私は、いつまでも麻友の同期であり、親友であり、時は、おかあさんにもなるからね。目に入れても痛くない、大げさじゃなく、こんなにも大切に思えるのは麻友ちゃんだけです。
最後に、いっぱいそれらしいことを書いてきたけど、でもやっぱり、さみしくてさみしくてどうしようもないのも事実です。こんなにさみしい気持ちになったのは初めてです。私にとっても、AKB48にとっても、麻友の存在はあまりにも大きすぎて、麻友のいないAKB48も、麻友が近くにいないこれからの自分も、今はまだ想像できないでいます。でも、麻友に安心して夢に向かって突き進んでほしいから、麻友の背中を見て、たくさんのことを学んだ頼もしいメンバーと一緒に、麻友が支えてくれたAKB48を、まだまだ大きくできるように、私も頑張るからね。だから、今日でさみしいって言うのは、最後にします。あと2か月、まだまだたくさん、一緒に思い出を作りましょう。くだらないことで、いっぱいいっぱい笑いましょう。
まゆゆ、卒業おめでとう。
麻友のことが誰よりも大好きな柏木由紀より。
割れんばかりの歓声の中、いつまでも抱き合っていた2人。11年が走馬灯のように思い巡ったのだろう、2人の目からは何ものにも替え難い、きれいな涙が溢れていた。 キーワード https://news.dwango.jp/2017/11/03/155130/idol/
AKB48渡辺麻友:卒業コンサートで感涙 「11年間たくさんの愛をありがとう」
アイドルグループ「AKB48」の渡辺麻友さんが31日、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)で卒業コンサートを開催した。渡辺さんのカラーでもあるブルーのサイリウムが会場を埋め尽くす中、渡辺さんは「コンサートをやっていて、11年間信じて歩んできた道は間違っていなかったと思いました。皆さんの愛を感じて、幸せだなって心から思います」と話し、「頼りになる後輩たちが出てきて卒業を決心できた。メンバーと違う道を歩むけど、自分が信じた道を歩んでいきたい。11年間たくさんの愛をありがとうございました」と感謝のあいさつをした。
埼玉県出身の渡辺さんの卒業コンサートは「渡辺麻友卒業 コンサート~みんなの夢が叶いますように~」と題して、地元で開催され、約1万7000人のファンが駆け付けた。コンサートの1曲目「初日」を披露した渡辺さんは、感極まって涙ぐむ姿も。今冬にソロファーストアルバムが発売されることも発表された。
渡辺さんは「AKB48」「SKE48」「NMB48」「HKT48」「NGT48」のメンバーらと、渡辺さんのセンター曲「So long!」「希望的リフレイン」「11月のアンクレット」のほか、人気曲「フライングゲット」「大声ダイヤモンド」、卒業ソングの「サヨナラで終わるわけじゃない」など、アンコール4曲を含んだ全35曲のうち33曲をパフォーマンス。「NGT48」の荻野由佳さんら埼玉県出身のメンバーで結成された“埼玉選抜”も登場し、渡辺さんが初めて選抜メンバー入りした「BINGO!」などを披露した。
渡辺さんは、同じ3期生で「AKB48」兼「NGT48」の柏木由紀さんと「悲しい歌を聞きたくなった」をデュエット。さらに卒業メンバーで、渡辺さんと同期の仲川遥香さんらもサプライズで登場した。また、渡辺さんが主演した連続ドラマ「サヨナラ、えなりくん」(テレビ朝日系)に出演していた、えなりかずきさん、上地春奈さん、池田成志さんもサプライズ登場し、ドラマさながらの寸劇を披露する一幕も。
最後に柏木さんから「卒業を打ち明けてくれたときからこの日が来てほしくないと思っていました。寂しくてしょうがない。でも、今日は、麻友史上最高に輝いていました」と言われた渡辺さんは、大粒の涙を流し、2人で熱くハグを交わしていた。
渡辺さんは「3期生は、ゆきりん(柏木さん)一人になってしまう。置いていくようで心苦しい。今は頼もしい後輩がたくさんいるし、AKBの未来は明るいと思う。見守り続けるので頑張ってね」と話した。最後は、ファンに向けて「今日は、たくさん応援してくださって、愛を届けてくださってありがとうございました」と手を振りながら花道を歩いた。ラストの曲「桜の花びらたち」では、渡辺さんが、天使の羽が付いたゴンドラに乗ってステージの上空へと上がっていった。 https://mantan-web.jp/article/20171031dog00m200028000c.html
AKB48渡辺麻友:卒コンで流した涙の理由明かす 羽付きドレスは「まゆゆ11年間の集大成」
アイドルグループ「AKB48」の渡辺麻友さんの卒業コンサートが31日、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)で行われた。コンサート終了後に行われた会見で渡辺さんは、1曲目の「初日」で涙ぐんだことについて「1曲目から泣いちゃうなんてびっくりしました(笑い)。今日まで実感がなく“ふわふわ”していた。お客さんを見たら感情が、ブワッて来て、感謝と幸せを感じました」と満面の笑みを見せた。
渡辺さんがアンコールで着た白いドレスは、デコルテと袖がシースルーになり、スカートには多数の白い羽が付いたデザインだった。「高価な羽を使ってくださったようです。11年間アイドルとして歩んだ“まゆゆ”の集大成が込められたドレス。卒業したんだなって不思議な感覚。幸せな気持ちで満ちあふれたドレスになりました」と笑顔で語った。
卒業コンサートのラストでは、「選抜総選挙」でライバルとしてイベントを盛り上げてきたHKT48の指原莉乃さんから「こんなに大きなグループを支えてくれてありがとう。心から尊敬しています。感謝の気持ちしか出てこない。(卒業後は)女優として自分の人生を歩んでいってください」とエールが送られた。渡辺さんは「ライバル心はなく、普段からふざけ合うほどの仲良し。そういうふうに思ってくれていたんだって思いました。真面目な話をされて、照れくさかった」と振り返った。
年内いっぱいまで活動する渡辺さんは、卒業後について「普通に居酒屋さんで、大好きなビールを飲みたいですね」と目を輝かせながら、「あと2カ月、(AKB48としての)活動は残っています。最後の劇場公演が12月26日に控えているので、(きょうの)卒コン同様、渡辺麻友の集大成を見せたいと思います」と意気込みを語った。
卒業コンサートは「渡辺麻友卒業 コンサート~みんなの夢が叶いますように~」と題して開催され、約1万7000人のファンが駆け付けた。今冬に渡辺さんのソロ・ファーストアルバムが発売されることも発表された。渡辺さんは「AKB48」グループのメンバーらと、卒業ソングの「サヨナラで終わるわけじゃない」など、アンコール4曲を含んだ全35曲のうち33曲をパフォーマンス。ラストの曲「桜の花びらたち」では、渡辺さんが、天使の羽が付いたゴンドラに乗ってステージの上空へと上がっていった。 タグまとめ https://mantan-web.jp/article/20171031dog00m200034000c.html
AKB48渡辺麻友 注目の若手は小栗有以「ぐんぐんアイドルオーラ出てきてる」
17,000人の”まゆゆ”ファンで膨れ上がったさいたまスーパーアリーナ。渡辺麻友の卒業コンサートでは、主役の渡辺のほかにも100名に及ぶAKB48グループのメンバーが参加し、まゆゆをバックアップし、ステージを盛り上げた。
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11年もの間、AKB48の中心メンバーとして活躍し、後輩の成長もつぶさに見てきたまゆゆのおめがねにかなった若手選抜が、コンサートの中盤、『真夏のSounds good!』『希望的リフレイン』などAKB48のシングルチューンを元気にパフォーマンスした。その中でも特に有望と渡辺が期待しているのが、AKB48チーム8の小栗有以だという。
「最近すごく注目しています。今めきめきと成長中で、たくさんファンの方もいて、ぐんぐんアイドルオーラを出して来て、まさに”王道アイドル”って感じの子です。今日のコンサートでも目立ったので、楽しみです」と絶賛した。
「私が思うまさに”アイドル”なんです。私なんか目じゃないですよ。これからぜひAKB48の正統派アイドルとして頑張ってほしいなって、すごく期待しています」と話した。”王道アイドル”として走り続けた渡辺の後継者は小栗なのか?これから見守っていきたい。
卒業コンサートを終えた渡辺は、公演後の囲み取材の場で、劇場の最終公演が12月26日(火)と発表した。”アイドル渡辺麻友”見納めまであと2か月だ。 キーワード https://news.dwango.jp/2017/11/01/154810/idol/
AKB48渡辺麻友卒コン 1曲目から思い出深い楽曲で感極まる AddThis Sharing Buttons Share to TwitterShare to FacebookShare to Google+Share to HatenaShare to LINE
10月31日(火)、さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)にて「渡辺麻友 卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」が開催された。
2006年に3期生オーディションに合格し、その後11年間、個性的なメンバーがひしめくAKB48にあって、王道アイドルの道をしっかりと歩んでき た“まゆゆ”こと渡辺麻友。卒業発表から4カ月が経ち、本日、地元の埼玉で卒業コンサートが開催された。
何度も打ち合わせを重ねて、自身が楽曲や構成を考えたという、まゆゆ。1曲目に選んだのは、チームB初のオリジナル公演「パジャマドライブ」のオープニングを飾り、その後、リクエストアワーで1位を獲得するなど、AKB48を代表する楽曲に成長した『初日』。純白のドレスで登場したまゆゆは、オーケストラの演奏の中、ひとり熱唱したが、1曲目にて早くも感極まり声を詰まらせる場面も。
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その後も、自身がセンターを務めたシングルや公演曲、ユニット「渡り廊下走り隊」の楽曲など、まゆゆにとって思い出深いセットリストが続いた。
初めて選抜メンバーに選ばれた楽『BINGO!』には、向井地美音、樋渡結依、荻野由佳らによる“埼玉選抜”が集結。埼玉県民ならおなじみの銘菓「十万石まんじゅう」を振る舞うという埼玉出身のまゆゆらしい演出も。
トークコーナーでは、『希望的リフレイン』で一緒にセンターを務めることになった際に「私がいるから大丈夫」と励ましてくれたという宮脇咲良、レッスン着にジュースをこぼしてしまっても「汗かいてるから大丈夫」と気遣ってくれたという高橋朱里など、後輩たちが優しい先輩としてのまゆゆの一面を語った。
中盤では、松井珠理奈、山本彩との『パジャマドライブ』や、指原莉乃との『アボガドじゃね~し』などのユニット曲を披露。最後には、同期で盟友の柏木由紀と色違いの同じ衣装に身を包み、寄り添いながら、“まゆゆきりん”の楽曲『悲しい歌をききたくなった』を初めて披露。歌唱 後のトークでも、リラックスした様子で2人らしい掛け合いを見せ会場を盛り上げた。
ヒットシングルを披露したパートでは、まゆゆがAKB48グループの未来を託した期待メンバーという向井地美音、川本紗矢、小栗有以らが『君のことが好きだから』『ヘビーローテーション』などを披露し、まゆゆへ「任せてください」と言わんばかりのパフォーマンスを堂々と繰り広げた 。
卒業後は女優としての道を進むというまゆゆは、『シンクロときめき』など、これまで主演を務めたドラマの主題歌も当時を振り返りながら披露。中でも、『守ってあげたくなる』が主題歌となった連続ドラマ「サヨナラ、えなりくん」は、その世界がステージで再現され、まゆゆは主 人公“さおり”として登場。そのコメディエンヌっぷりに、共演者や観客からも大きな笑いや拍手がおくられていた。
念願の選抜総選挙1位を獲得した際の楽曲『心のプラカード』では、メンバーたちが、まゆゆへのメッセージをプラカードに書いてパフォーマンス。各メンバーが、まゆゆへの感謝や尊敬の気持ちを簡潔に書き込んでいたが、倉野尾成美だけは細かい字でまゆゆへの止まらない愛をびっしり書き込んでいて、まゆゆに逆に引かれてしまった。
本編のラストには、センターを初めて務めた『So long!』、そしてラストセンターシングルとなる11月22日(水)リリースの『11月のアン クレット』を歌唱。歌い終えると、歓声と拍手が響き渡る中、そっとマイクをステージセンターに残して、まゆゆは一旦ステージを去った。
「まゆゆ」コールの中、純白のドレスに身を包んで再び現れたまゆゆは、「感謝���してもしきれないです。11年間、私が信じて歩んできた道は間違っていなかったんだなと思うことが出来ました(一部抜粋)」と、会場に集まってくれた方や、会場に来られなかった方、メンバーやスタッフ、これまで関わった全ての人に向けて切々と感謝の気持ちを伝えた。
卒業ソングとなる『サヨナラで終わるわけじゃない』、初代チームBメンバーの卒業生が集結した『初日』を、瞳を潤ませながら歌った。
そして、いよいよ最後の時。11年間、一番近くで苦楽を共にしてきた柏木由紀から、感謝とさみしさ、これからも変わらない友情を綴った手紙が読まれると、まゆゆは大粒の涙を落とし、そして2人は抱き合った。
最後の楽曲は、AKB48を知るきっかけになったという『桜の花びらたち』。翼の付いたゴンドラに乗りこんだまゆゆは、仲間や後輩、そして17,000人の観客に見守られながらステージを去っていき、卒業コンサートを終えた。
また、本日のコンサート内において、渡辺麻友初のソロアルバムが12月20日(水)にリリースされることが発表された。
ⓒAKS https://news.dwango.jp/2017/11/01/154775/idol/
渡辺麻友卒コン 柏木由紀の想いが詰まった手紙全文 AddThis Sharing Buttons Share to TwitterShare to FacebookShare to Google+Share to HatenaShare to LINE
10月31日、さいたまスーパーアリーナで、17,000人を集めて、感動のステージとなった、AKB48渡辺麻友の卒業コンサート。アンコール最後の曲となった『桜の花びらたち』の前、同期であり、親友、盟友、11年間共に歩んだ柏木由紀が、「私は麻友ちゃんに伝えたいことがいっぱいあるので」と、最愛の”まゆゆ”に宛て、手紙をしたためた。一瞬驚いた渡辺は、目の前でゆっくり手紙を読み始める柏木を見つめ、思い出をひとつひとつ紡ぐように聞き入った。
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<柏木由紀手紙全文>
麻友へ。ついにこの日がやってきました。”AKB48を卒業するね”と打ち明けてくれたバスから、今日まで、できればこの日が来てほしくないなあと、何度も何度も思いました。でも、今日の麻友は、麻友史上最高に輝いていて、やっと見送る決心がつきました。今日は麻友にとっても、ファンの皆さんにとっても、メンバーにとっても、私にとっても、大切な日なので、出会って11年、初めて麻友にお手紙を書きます。
この11年、本当にいろんなことがあったね。初めの頃は、私のことを呼ぶとき、なぜかいつも”柏木由紀ちゃん!”とフルネームで呼ぶ、不思議でとっても可愛らしい子。そんな印象でした。しばらくして、たくさんの先輩の中に同期の麻友と私、二人だけで混ざることが多くなったね。その時くらいから二人で一緒にいることが増えて、楽屋も隣り、移動のバスも隣り、休憩時間も隣り、どんなときも私の隣りには麻友がいました。隣りにいてくれるだけで安心する。時には誰よりもふざけて笑わせて元気をくれる。この11年、麻友がいたから頑張れました。
そんなずっとずっと一緒だった私たちが、離ればなれになってしまった時がありました。東京ドームで発表された2回目の組閣。きっと麻友も私もずっと、一緒にチームBを引っ張って行くと思っていたのに、バラバラのチームになってしまって、ステージを下りて袖で目が合った瞬間、その頃人前でほとんど泣かなかった私たちが、人目もはばからず、抱き合いながら一緒にわんわん泣いたね。初めて麻友のいないチームで活動して、麻友の存在がこんなに大きかったんだとあらためて実感しました。
麻友の芯の強さ、ブレないところ、仕事に真摯に取り組む姿勢、心の底から尊敬しています。うまく言えないけど、誰よりも、いろんな我慢をしたり、自分の意思を貫くことで、いろんなことと闘っているようにも見えました。麻友がAKB48のために、いっぱいいっぱい頑張ってくれたこと、みんなよく分かっています。そして感謝しています。だから、少しだけ、卒業したら麻友自身のことだけをいっぱいいっぱい考えて、いっぱいいっぱいわがままを言ってください。私は、いつまでも麻友の同期であり、親友であり、時は、おかあさんにもなるからね。目に入れても痛くない、大げさじゃなく、こんなにも大切に思えるのは麻友ちゃんだけです。
最後に、いっぱいそれらしいことを書いてきたけど、でもやっぱり、さみしくてさみしくてどうしようもないのも事実です。こんなにさみしい気持ちになったのは初めてです。私にとっても、AKB48にとっても、麻友の存在はあまりにも大きすぎて、麻友のいないAKB48も、麻友が近くにいないこれからの自分も、今はまだ想像できないでいます。でも、麻友に安心して夢に向かって突き進んでほしいから、麻友の背中を見て、たくさんのことを学んだ頼もしいメンバーと一緒に、麻友が支えてくれたAKB48を、まだまだ大きくできるように、私も頑張るからね。だから、今日でさみしいって言うのは、最後にします。あと2か月、まだまだたくさん、一緒に思い出を作りましょう。くだらないことで、いっぱいいっぱい笑いましょう。
まゆゆ、卒業おめでとう。
麻友のことが誰よりも大好きな柏木由紀より。
割れんばかりの歓声の中、いつまでも抱き合っていた2人。11年が走馬灯のように思い巡ったのだろう、2人の目からは何ものにも替え難い、きれいな涙が溢れていた。
https://news.dwango.jp/2017/11/03/155130/idol/
渡辺麻友、最後の劇場公演は「AKB48渡辺麻友の集大成をお見せする」 2017.11.01 19:20
昨日10月31日、AKB48が埼玉・さいたまスーパーアリーナで、メンバーの渡辺麻友の卒業コンサート「渡辺麻友 卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」を実施。終演後、彼女はマスコミ向けの囲み取材に応じた。
今回の卒業コンサートを迎えるにあたって渡辺は度重なる打ち合わせを経てから臨んだという。彼女は「計20回前後…スタッフさんもお忙しい中、深夜から打ち合わせが始まって夜中3時くらいまで『ああでもない、こうでもない』といろんな意見を出しながら」と打ち合わせ時のエピソードを明かしつつ、「そうやって作りあげた今回なので、かなり最高のコンサートになったんじゃないかなと思います」とその出来に胸を張った。
続けて「ご自身のアイディアが形になった今回のライブでのこだわりのポイントを教えてください」と聞かれ渡辺は、「いろいろあるんですけど」と前置きしてから、「世界観を統一したいと思いました。セットもクラシカルなイメージ…お城みたいな感じになってて、冒頭に1人で登場して歌う場面でも大きな素材を使ったドレスを着て登場したり、全編通して衣装もセットに合ったものだったりを選んで。コンサートグッズまで全てが同じ世界観である��うに意識しました」と明かす。これに記者から「おとぎの国というか…おとぎ話のようにも見えました」と感想が入ると、「ああ、そうですね。普段の現実とは離れたちょっと非現実的な夢のような世界というか」と同調した後で、「今までAKB48のコンサートでそういうコンセプトで統一されたものがなかったので今回は1から100まで統一してやろうと思って」と力強く語っていた。
また今回のライブでは渡辺が選んだ期待の若手で構成されたメンバーが楽曲を披露する場面も見られた。「どういった理由で選出されたんですか?」と質問が飛ぶと、「普段から見ていて、”この子いいな”って思った子だったり、これからより輝いたら、AKBのセンター張れるんじゃないかなって子だったり、私が個人的に期待している子を選びました」と解説。その後で「誰を1番に選抜として考えられたんですか?」と問われると、彼女は「最近すごく注目しているのがTeam 8の”ゆいゆい”こと小栗有以ちゃんです」と明かし、「めきめきと成長中でたくさんファンの方もいて。まさに”王道アイドル”って感じの子で、今回のコンサートでも目立っていたので注目しています」と理由を語った。「ポスト渡辺麻友という感じですか?」という質問には、「私なんか目じゃないくらい、私以上のアイドルです。AKBの正統派アイドルとしてがんばってほしいなと思います」と返した。
ビール大好きなんで飲みたいな
会見の終盤、「卒業後は女優としての道を歩むそうですが、女優以外に挑戦したいことはありますか?」という質問が飛ぶと、「AKBの中に11年間いたので、やってこなかったことは山のようにあるんですけど…」と発し少し悩んだ後で、彼女は「普通に居酒屋とかでお酒を飲みたい」と微笑む。「まずは何を飲みますか」と記者から聞かれると、渡辺は「ビールです(笑)。ビール大好きなんで飲みたいな」と茶目っ気たっぷりに返していた。
そして最後に「本当にたくさんのところにこだわって作りあげたコンサートで私の人生においても一生忘れることのないであろう、大切な1日になりました。すべてのみなさまに感謝します。年末までAKB48ととしての稼働はあるんですけど、最後の東京・秋葉原での劇場公演が12月26日になります。AKB48渡辺麻友の集大成をお見せする公演にしたいと思ってます。残り2ヶ月、AKBメンバーとして全力で生き抜いていきたいと思います。本日はありがとうございました!」と力強く語り、会見を締めくくった渡辺。なお、彼女は12月20日に初のソロアルバムをリリースすることをライブ中に発表している。 https://abematimes.com/posts/3171975
「頼りになる後輩たち、この子たちなら任せていける」渡辺麻友が卒業コンサート、メンバーからもメッセージが続々 2017.11.01 06:00
31日、さいたまスーパーアリーナでAKB48の渡辺麻友の卒業コンサート「みんなの夢が叶いますように」が開催された。
開演前の影ナレでもしきりに「緊張している」と話していた渡辺。一人でステージ中央に現れ、歌い始めたのはオーケストラをバックにしたバラードアレンジの『初日』。厳しいレッスンなどの苦難を乗り越えてステージに臨む心境を描いた歌詞に感極まったのか、曲の途中では声を詰まらせる場面も。しかし2曲目の『完璧ぐ〜のね』では「盛り上がっていきましょう!」と笑顔を弾けさせ、「渡り廊下走り隊」として共に活動した卒業生の平嶋夏海、多田愛佳、仲川遥香も駆けつけ、会場の盛り上がりも一気に頂点に。
全体の構成やセット、歌唱メンバーに至るまで渡辺の意向が反映されたという今回のライブ。企画会議は20回あまりに及び、「細かいところまで意味を込めた」と自信を見せ、知る人ぞ知る名曲や、向井地美音ら埼玉県出身メンバーとの「埼玉選抜」でのパフォーマンスなど多種多彩なセットリストとなった。『夕陽を見ているか?』では涙の横山由依と、『アボガドじゃね〜し』では久しぶりに指原莉乃と、そして『悲しい歌をききたくなった』では柏木由紀とデュエットした。
MCではメンバーたちが渡辺との思い出話を披露。渡辺麻友に憧れ、加入前はさいたまスーパーアリーナでの握手会で握手をしたと話す岡田奈々は「出会いも別れもさいたまスーパーアリーナ」と感慨深げ。渡辺とともにダブルセンターに選ばれた時、緊張で泣いてしまったという宮脇咲良は「駆け寄ってきて、”私が隣りにいるから大丈夫”と声を掛けてくれた」と感謝の言葉を述べた。また、”あまり絡みが無かった”と話す山本彩には柏木由紀が「エピソードを集めてきた」と話を振った。しかし、どれも実話では無かったらしく、「まとめに書いてあった」と言う柏木に「どこから拾ってきてんねん!(笑)」とツッコミを入れていた。
ライブ後半では『シンクロときめき』などのソロ曲に続き、今春放送された「サヨナラ、えなりくん」の出演陣とともに芝居も披露。卒業後に本格的に目指すという女優としての片鱗も見せつけた。
自身がセンターを務めた思い出深い一曲『心のプラカード』では、メンバーたちが次々に渡辺への感謝のメッセージを掲げた。渡辺も会場に向け「みんなの夢が叶いますように」との言葉を贈ると、客席からも人文字で「ありがとう MAYU♡」のメッセージ。「リアルサプライズ、めっちゃ嬉しい!」と喜ぶ渡辺に、指原が見せつけたのは「ときメモ返して」。「まゆゆきりんは永遠」という柏木も「私もDVDと漫画が返ってきてないかも。8年くらい前」とおどけた。
改めて挨拶に立った渡辺は、AKB48メンバーとしての11年間の活動を振り返り、ファンやスタッフなど、全ての人に「感謝してもしきれません」と話し始め、「11年間、信じてきた道は間違っていなかったと思うことができました。皆さんの愛を感じて、本当に幸せです」「たくさんの頼りになる後輩たち、この子たちなら任せていけると思う機会も増えました。だから卒業を決心できました。信じた道をまっすぐ進みます」と述べた。
そしてラストシングルとなる新曲『11月のアンクレット』を歌い終えると、ステージにマイクを置いて静かに退場。アンコールでは、多田、仲川、平嶋に加え、浦野一美、片山陽加、���地あやか、田名部生来、仲谷明香が登場。初代チームBの卒業生が結集し、円陣を組んで「いつも感謝、冷静に、丁寧に、正確に、みんなの夢が叶いますように!」とおなじみの掛け声。渡辺は目を潤ませながら再び『初日』を歌った。
最後のMCでは、指原が泣きじゃくりながら「こんなに細くて小さい体でグループを支えてくれて、本当にありがとう。文句も言わず引っ張ってきた麻友ちゃんに、メンバー一同、感謝しています。これからの人生を楽しんでください」と言葉をかけると、同期として苦楽を共にし、最後の3期生としてグループに残る柏木は「麻友のことが誰よりも大好きな柏木由紀より」と手紙を朗読。「隣にいてくれるだけで安心する。時には誰よりもふざけて、笑わせて、元気をくれる。この11年、麻友がいたから頑張れました」「卒業したら自身のことだけをいっぱい考えて、いっぱいいっぱいわがままを言ってください。私はいつまでも麻友の同期であり、親友であり、時にはお母さんにもなるからね。目に入れても痛くない。大げさじゃなく、こんなにも大切に思えるのは麻友ちゃんだけです」「だから今日で”さびしい”って言うのは最後にします。あと2か月、まだまだ一緒に思い出を作りましょう。くだらないことでいっぱいいっぱい笑いましょう。まゆゆ、卒業おめでとう」と呼びかけた。
アンコールのラストは出演者全員で『桜の花びらたち』を熱唱。渡辺もメンバーや卒業した同期生たちに囲まれ涙を流し、曲の終盤には柏木のエスコートでゴンドラへ。満堂の「まゆゆ」コールを受けながら会場を後にした。
今年いっぱいはAKBのメンバーとして活動を続け、12月20日にはソロアルバムのリリース、そして最後の劇場公演も控えている渡辺。終演後、そんな渡辺にメンバーたちが続々とTwitterに思いを投稿していた。 https://abematimes.com/posts/3174888
渡辺麻友、AKB卒業コンサートでみせた“奇跡の1枚”が「まるで天使」と話題に 2017.11.01 14:25
AKB48の柏木由紀が1日、自身のInstagramを更新。前日にさいたまスーパーアリーナで行われた渡辺麻友の卒業コンサート「みんなの夢が叶いますように」でのワンショットを公開し、ネット上で大きな反響を呼んでいる。
3期生として最後の同期となった柏木。当日は渡辺と『悲しい歌をききたくなった』を2人で歌い上げ、Instagramではお互いを支え合い並ぶ2ショットを公開。「まゆゆ卒業コンサート 2人で歌えてうれしかった」とその喜びを語っている。
続けて投稿された写真では、涙をこらえる柏木をそっと抱きしめる渡辺が、背景に写り込んだ羽根つきゴンドラのセットと重なり、まるで羽が生えているような姿に。これを見たファンからは「まゆゆは、アイドル天使ですから」「いい写真だなぁ」「まゆゆは天使だね!」「羽根もすごいけど、二人の感極まってるシーンにグッとくるね」「新しい未来へ羽ばたいて行くのどこまでも」「まゆゆきりん最強コンビ」「最高のふたりです!まゆゆきりんは永遠」「奇跡の写真」「大天使!」などと、様々な声が寄せられている。 「頼りになる後輩たち、この子たちなら任せていける」渡辺麻友が卒業コンサート、メンバーからもメッセージが続々
https://abematimes.com/posts/3176902
まゆゆ永遠に…AKB48渡辺麻友さん一生忘れない卒コンに 埼玉選抜実現、十万石まんじゅう登場 今後は AKB48グループの埼玉県出身メンバーで構成された“埼玉選抜”で『BINGO!』を歌った 最後の曲『桜の花びらたち』では、ゴンドラに乗りながら大勢のファンに見送られた
「信じて歩んできた道は間違いではなかった」。人気アイドルグループAKB48の渡辺麻友さん(23歳、埼玉県出身)の卒業コンサートが31日、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催され、約1万7千人のファンが“アイドルまゆゆ”の門出を祝福した。(森本勝利)
火の鳥を思わせる演出が流れるなか、オープニングは所属するチームBの代表曲『初日』をソロで披露。時折、涙をこらえながら、オーケストラをバックにしっとりと歌い上げた。
自身初の選抜曲『BINGO!』では、AKB48グループの埼玉県出身メンバーを集めた“埼玉選抜”として、向井地美音さん(AKB48チームK)や荻野由佳さん(NGT48チームN III )、髙橋彩音さん(AKB48チーム8)ら総勢10人でのパフォーマンス。埼玉銘菓・十万石まんじゅうを配る、ご当地ならではの演出も見せた。共演した向井地さんは「麻友さんのおかげで、念願だった埼玉メンバーでのパフォーマンスができた」と喜びをかみしめた。
その後はソロ曲『シンクロときめき』や、自身初のセンター曲『So long!』など全35曲を熱唱。途中では、自身初のソロアルバムリリース(12月20日発売)も発表した。そしてラストセンター曲『11月のアンクレット』では、マイクをステージに置き、「ありがとうござました」と一礼しファンに別れを告げた。
渡辺さんは「AKB48のメンバーとして信じて歩んできた道は間違いじゃなかった。11年間たくさんの愛をありがとうございました」とあいさつ。最後は自身がAKB48を知るきっかけとなった『桜の花びらたち』を歌唱。ピンクのサイリウムが揺れる中、会場には割れんばかりの「まゆゆコール」が響きわたり、惜しまれつつもコンサートは幕を閉じた。
終演後の取材で、渡辺さんは「人生で一生忘れない日になった。AKB48メンバーとしての残り2か月を全力で駆け抜けたい」と決意を述べた。なお渡辺さんが出演するAKB48劇場での最終公演は、12月26日(火)と決まった。
= 埼玉新聞WEB版 =
渡辺麻友さんの独占インタビューを掲載した埼玉新聞本紙(10/31付)と卒業コンサート会場配付の特集号をセットにして販売しています。詳しくはこちら。
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/11/01/07_.html
AKB48渡辺麻友さん、地元埼玉で涙の卒コン 最後のセンター曲熱唱 11年間信じた道、間違いなかった AKB48の顔として堂々のパフォーマンスでファンを魅了した渡辺さん
年内の卒業を発表している人気アイドルグループAKB48の中心メンバー、渡辺麻友さん(23)=埼玉県出身=の卒業コンサートが31日、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで約1万7千人のファンを集めて開かれた。
オープニングは所属するチームB思い出の曲『初日』をソロで披露。時折、涙をこらえる場面もあったが、40人のオーケストラに合わせてしっとりと歌い上げた。その後は指原莉乃さん���柏木由紀さんら苦楽を共にしたメンバーと自身最後のセンター曲となる新曲『11月のアンクレット』などこの日のために選んだ全35曲を熱唱。正統派アイドルらしい”まゆゆスマイル”全開で会場を熱気に包んだ。
渡辺さんは「この11年間信じて歩んできた道が間違いなかったと確信した。たくさんの愛情をありがとうございました」と全国のファンに別れを告げた。
渡辺さんは2007年4月に3期生としてデビュー。「まゆゆ」の愛称で親しまれ、中国、台湾など海外でも絶大な人気を誇る。全来場者に埼玉新聞の特集号が配られたほか、海外メディアも詰め掛けた。
渡辺麻友さんの独占インタビューを掲載した埼玉新聞本紙(10/31付)と卒業コンサート会場配付の特集号をセットにして販売しています。詳しくはこちら。 http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/11/01/04_.html
1月01日
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AKB48 渡辺麻友「私が信じて歩んできた道は間違っていなかった」地元埼玉で卒コン開催
AKB48 アイドル 渡辺麻友
AKB48 渡辺麻友卒業コンサート 2006年に3期生オーディションに合格し、その後11年間王道アイドルの道を歩んできたAKB48の渡辺麻友が、地元・埼玉で卒業コンサートを開催した。
何度も打ち合わせを重ねて、自身が楽曲や構成を考えたという渡辺。1曲目に選んだのは「初日」。チームB初のオリジナル公演「パジャマドライブ」のオープニングを飾り、その後、リクエストアワーで1位を獲得するなど、AKB48を代表する楽曲に成長した思い出の一曲だ。純白のドレスで登場した渡辺は、オーケストラの演奏の中、1人で熱唱したが、1曲目で早くも感極まり、声を詰まらせた。
その後も、自身がセンターを務めたシングルや公演曲、ユニット「渡り廊下走り隊」の楽曲など、思い出深いセットリストが続いた。初めて選抜メンバーに選ばれた楽曲「BINGO!」には、向井地美音、樋渡結依、荻野由佳らによる“埼玉選抜”が集結。埼玉県民ならおなじみの銘菓「十万石まんじゅう」を振る舞うという演出も。
トークコーナーでは、「希望的リフレイン」で一緒にセンターを務めることになった際に「私がいるから大丈夫」と励ましてくれたという宮脇咲良、レッスン着にジュースをこぼしてしまっても「汗かいてるから大丈夫」と気遣ってくれたという高橋朱里など、後輩たちが優しい先輩としての渡辺の一面を語った。
中盤では、松井珠理奈、山本彩との「パジャマドライブ」や、指原莉乃との「アボガドじゃね~し」などのユニット曲を披露。最後には、同期で盟友の柏木由紀と色違いの同じ衣装に身を包み、寄り添いながら、“まゆゆきりん”の楽曲「悲しい歌をききたくなった」を初めて披露。歌唱後のトークでも、リラックスした様子で2人らしい掛け合いを見せ、会場を盛り上げた。
ヒットシングルを披露したパートでは、渡辺がAKB48グループの未来を託した期待メンバーという向井地、川本紗矢、小栗有以らが「君のことが好きだから」「ヘビーローテーション」などを披露。渡辺に「任せてください」と言わんばかりの堂々としたパフォーマンスを繰り広げた。
卒業後は女優としての道を進むという渡辺は、「シンクロときめき」など、これまで主演を務めたドラマの主題歌を当時を振り返りながら披露。中でも、「守ってあげたくなる」が主題歌となった連続ドラマ「サヨナラ、えなりくん」は、その世界がステージで再現され、渡辺は主人公“さおり”として登場。そのコメディエンヌっぷりに、共演者や観客からも大きな笑いや拍手が送られた。
念願の選抜総選挙1位を獲得した際の楽曲「心のプラカード」では、メンバーたちが、渡辺へのメッセージをプラカードに書いてパフォーマンス。各メンバーが、渡辺への感謝や尊敬の気持ちや簡潔に書き込んでいたが、倉野尾成美だけは細かい字で渡辺への止まらない愛をびっしり書き込んでいて、逆に引かれてしまうひと幕も。
本編のラストは、センターを初めて務めた「So long!」、そしてラストセンターシングルとなる11月22日(水)リリースの「11月のアンクレット」を歌唱。歌い終えると、歓声と拍手が響き渡る中、そっとマイクをステージセンターに残して、渡辺はステージを後にした。
「まゆゆ」コールの中、純白のドレスに身を包んで再び現れた渡辺は、「感謝をしてもしきれないです。11年間、私が信じて歩んできた道は間違っていなかったんだなと思うことができました」と、ファン、メンバーやスタッフ、これまで関わった全ての人に向けて感謝の気持ちを伝えた。
続いて、卒業ソングとなる「サヨナラで終わるわけじゃない」、初代チームBメンバーの卒業生が集結した「初日」を、瞳を潤ませながら歌い上げた。
そして、いよいよ最後の時。11年間、一番近くで苦楽を共にしてきた柏木由紀から、感謝とさみしさ、これからも変わらない友情をつづった手紙が読まれると、渡辺は大粒の涙を落とし、2人は抱き合った。
最後の楽曲は、AKB48を知るきっかけになったという「桜の花びらたち」。翼の付いたゴンドラに乗りこんだ渡辺は、仲間や後輩、そして観客の皆様に見守られながらステージを去り、卒業コンサートを終えた。
なお、コンサート内で、渡辺麻友初のソロアルバムが12月20日(水)にリリースされることが発表された。
<セットリスト> 0「Overture」 1「初日」麻友 2「完璧ぐ~のね」麻友 柏木 指原 珠理奈 山本 宮脇 横山 + 【多田 仲川 平嶋(間奏から)】 3「オネストマン」麻友 柏木 指原 松井珠 山本彩 宮脇 横山 向井地 岡田奈 高橋朱 小栗 北原 峯岸 加藤玲 川本 福岡 +AKB48メンバー(※兼任除く) 4「呼び捨てファンタジー」麻友+卒業コンサート選抜+AKB48メンバー(※兼任除く) 5「BINGO!」埼玉選抜 麻友 向井地 佐々木 樋渡 篠崎 湯本 髙橋彩音 黒須 安田 荻野 6「ポニーテールとシュシュ」麻友 入山 大家 小嶋菜 田北 谷口 中西 宮崎 阿部 市川 久保 下口 田野 藤田 武藤 茂木 後藤 竹内 達家 馬 飯野 岩立 大川 大森 北川 小嶋真 込山 佐藤 野澤 村山 岡部 7「重力シンパシー」同上 8「軟体恋愛クラゲっ娘麻友 M5-7メンバー + AKB48 16期研究生 9「パジャマドライブ」麻友 珠理奈 山本 10「残念少女」麻友 峯岸 北原 11「初恋よこんにちは」麻友 宮脇 加藤 12「セーラーゾンビ」麻友 高橋朱 岡田奈 13「君のc/w」麻友 向井地 小栗 + むちち 14「夕陽を見ているか?」麻友 横山 15「アボガドじゃね~し」麻友 指原 16「悲しい歌をききたくなった」麻友 柏木 17「真夏のSounds good!」麻友+若手選抜(1)(麻友&福岡センター)若手選抜(1)…小栗 川本 福岡 樋渡 久保 倉野尾 山内 小畑 山本彩加 田中美 松岡は 荻野 高倉 本間 滝野 18「君のことが好きだから」麻友+若手選抜(1)(麻友&川本センター) 19「希望的リフレイン」麻友+若手選抜(1)(麻友&小栗センター) 20「さよならクロール」若手選抜(2)(西川・山邊・鈴木く・坂口センター)若手選抜(2)…向井地 谷口 西川 山邊 込山 千葉 坂口 中野 山田菜々美 鈴木く 北川 渋谷 白間 兒玉 朝長 矢吹 21「ヘビーローテーション」若手選抜(2)(向井地センター) 22「シンクロときめき」麻友 23「出逢いの続き」麻友 24「守ってあげたくなる」麻友 25「ラブラドール・レトリバー」麻友 柏木 指原 松井珠 山本彩 宮脇 横山 向井地 岡田奈 高橋朱 小栗 北原 峯岸 加藤玲 川本 福岡 26「フライングゲット」同上 27「言い訳Maybe」ALL 28「大声ダイヤモンド」ALL 29「心のプラカード」ALL 30「So long!」ALL 31「11月のアンクレット」ALL ~アンコール~ 32「サヨナラで終わるわけじゃない」ALL 33「初日」麻友+3期生(初代チームB)浦野 多田 片山 菊地 田名部 仲川 仲谷 平嶋 34「約束よ」ALL+3期生(初代チームB) 35「桜の花びらたち」ALL+3期生(初代チームB)
©AKS
http://www.tvlife.jp/entame/146406
柏木由紀、渡辺麻友に初めての手紙 指原莉乃も号泣メッセージ<渡辺麻友卒業コンサート/手紙全文>
【渡辺麻友・柏木由紀/モデルプレス=10月31日】AKB48渡辺麻友の卒業コンサート「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」が31日、渡辺の地元・埼玉県さいたまスーパーアリーナで開催中。同期である柏木由紀が、渡辺に向けてメッセージを送った。 柏木由紀&渡辺麻友(C)AKS 柏木由紀&渡辺麻友(C)AKS 指原莉乃&柏木由紀が涙のスピーチ アンコール後、柏木は「卒業おめでとう!わたしは伝えたいことがいっぱいあるので手紙を書いてきました」とし、“11年で初めて”という渡辺に宛てた手紙を用意。
柏木は「ついにこの日がやってきました」と切り出し、「AKBを卒業するねと言われた今日まで、この日がきてほしくないと何度も思いました。でも今日のまゆはまゆ史上最高輝いていて見送る決心がつきました」と話した。
渡辺について「私のことを柏木由紀ちゃんとフルネームでよぶ不思議な子」と当時の印象を語りつつ、「2人で一緒にいることが増えて、楽屋や休憩時間も隣にまゆがいました」と11年いつも一緒だったことも振り返った。
柏木由紀&渡辺麻友(C)AKS 柏木由紀&渡辺麻友(C)AKS 柏木は「時には誰よりもふざけて笑わせて、11年まゆがいたからがんばれました」とし、「まゆの芯の強さは心の底から尊敬しています。AKBのためにがんばってくれたことみんなよくわかっています」と労いつつ「卒業したらまゆだけのことを考えて」と今後の渡辺の人生にメッセージを送った。
柏木はさらに「こんなに寂しい気持ちなったのは初めて」と本音を話しつつ「まゆが支えてくれたAKB48をまだまだ大きくしていきます。まゆゆ、卒業おめでとう、まゆのことが誰よりも大好きな柏木由紀より」と改めて話すと、渡辺は涙を流していた。
また、指原も渡辺に「細くてちっちゃい体でグループをささえてありがとう。文句一ついわずひっぱてきたまゆちゃんをメンバー一同感謝しています。これからの人生を楽しんでいってください」と号泣しながらコメントした。
柏木由紀 手紙全文 渡辺麻友&柏木由紀(C)AKS 渡辺麻友&柏木由紀(C)AKS まゆへ
ついにこの日がやってきました。AKBを卒業するねと打ち明けてくれたあの日から今日まで、できればこの日が来てほしくないと何度も何度も思いました。
でも今日のまゆは、まゆ史上最高に輝いてて、今日やっと見送る決心がつきました。
今日はまゆにとっても、ファンの皆さんにとっても、メンバーにとっても、私にとっても大切な日なので、出会って11年、初めてまゆにお手紙を書きます。
この11年、本当にいろんなことがあったね。始めの頃は私のことを呼ぶ時、なぜかいつも柏木由紀ちゃんとフルネームで呼ぶ不思議でとってもかわいらしい子、そんな印象でした。
しばらくして、沢山の先輩の中に、同期のまゆと私で混ざることが多くなったね。その時くらいから2人で一緒にいることが増えて、楽屋も隣、移動も隣、休憩時間も隣、どんな時も私の隣にはまゆがいました。
隣にいてくれるだけで安心する、時には誰よりもふざけて笑わせて元気をくれる。この11年まゆがいたかがんばれました。
そんなずっとずっと一緒だった私たちが、離れ離れになってしまった時がありました。東京ドームで発表された2回目の組閣。
きっとまゆも私もずっと、一緒にチームBを引っ張っていくと思っていたのに、バラバラのチームになってしまって、ステージを降りて袖で目があった瞬間、人前でほとんど泣かなかった私たちが、人目もはばからず、抱き合いながら一緒にわんわん泣いたね。
初めてまゆのいないチームで活動して、まゆの存在がこんなに大きかったんだと改めて実感しました。
まゆの芯の強さ、ブレないところ、仕事に真摯に取り組む姿勢、心の底から尊敬しています。うまく言えないけど、誰よりも我慢をしたり、自分の意志を貫くことでいろんなことと戦っていたようにも見えました。
まゆがAKB48のためにいっぱいがんばってくれたことはみんなよくわかっています。そして感謝してます。
だから1つだけ、卒業したらまゆ自身のことだけをいっぱい考えて、いっぱいいっぱいわがままを言ってください。
私はいつまでも、麻友の同期であり、親友であり、時にはお母さんにもなるからね。目に入れても痛くない大げさじゃなく、こんなにも大切に思えるのはまゆちゃんだけです。
最後にいっぱいそれらしいことを書いてきたけど、でもやっぱり、さみしくてさみしくてどうしようもないのも事実です。こんなにさみしい気持ちになったのは初めてです。
私にとってもAKBにとっても、まゆの存在はあまりにも大きすぎて、まゆのいないAKBも、まゆが隣にいないこれからの自分も、今はまだ想像できない。
でも、まゆに安心して夢に向かって進んでほしいから、まゆの背中を見て、たくさんのことを学んだ頼もしいメンバーと一緒に、まゆが支えてくれたAKBをまだまだ大きくできるように私もがんばるから。
だから今日で、寂しいって言うのは最後にします。
あと2ヶ月、まだまだ一緒に思い出を作りましょう。くだらないことでいっぱいいっぱい笑いましょう。まゆゆ、卒業おめでとう。
まゆのことが誰よりも大好きな柏木由紀より
渡辺麻友、年内で卒業 卒業コンサートを行った渡辺麻友(C)AKS 卒業コンサートを行った渡辺麻友(C)AKS 渡辺は第3期メンバーとして、2007年より活動を開始。第1回の総選挙開始から9年連続で神7入りを果たしている唯一のメンバー。
今年6月17日に沖縄で行われた「第9回 AKB48選抜総選挙」にて、年内の卒業を発表。10月28日に名古屋・ナゴヤドームにて最後の全国握手会に参加した。AKB48劇場での卒業公演は日程未定。
https://mdpr.jp/music/detail/1724880
【渡辺麻友/モデルプレス=10月31日】年末でグループ卒業を発表しているrAKB48渡辺麻友の卒業コンサート「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」が31日、渡辺の地元・埼玉県さいたまスーパーアリーナで開催された。会場には17000人のファンが集結し、“アイドルまゆゆ”の約11年の集大成を見届けた。 渡辺麻友(C)モデルプレス 渡辺麻友(C)モデルプレス
目次
まゆゆ、1曲目から涙 オーケストラと共演 渡り廊下走り隊、復活 埼玉選抜、さしまゆ、まゆゆきりんなどユニット まゆゆのゆるキャラうさぎの“むちち“の中身は… 心のプラカード まゆゆ、最後のスピーチ 壮大な演出で卒業へ 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」概要 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」セットリスト 渡辺麻友、年内で卒業
まゆゆ、1曲目から涙 オーケストラと共演 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 1曲目は渡辺のソロによる「初日」(チームB劇場曲)を40人のオーケストラと共に披露。
会場ではチームカラーである17000近くの青のペンライトが揺れる中歌ったが、中盤では涙で声をつまらせ、イベント開始早々に感極まった姿を見せた。
渡辺麻友(C)モデルプレス
【渡辺麻友/モデルプレス=10月31日】AKB48渡辺麻友の卒業コンサート「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」が31日、渡辺の地元・埼玉県さいたまスーパーアリーナで行われた。終了後、渡辺が取材に応じ、東京・秋葉原のAKB48劇場での卒業公演日を発表した。 渡辺麻友(C)モデルプレス 渡辺麻友(C)モデルプレス
渡辺は卒業公演日を12月26日と発表。渡辺は「あと2ヶ月活動があるけど劇場公演の出演が最後になるので、その日に卒業コンサート同様、集大成をみていただきたい」とメッセージを送った。
渡辺麻友、会見の一問一答
https://mdpr.jp/music/detail/1724891
渡り廊下走り隊、サプライズ“復活” 卒業メンバー集う<渡辺麻友卒業コンサート>
【渡辺麻友/モデルプレス=10月31日】AKB48渡辺麻友の卒業コンサート「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」が31日、渡辺の地元・埼玉県さいたまスーパーアリーナで開催中。 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)モデルプレス 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)モデルプレス 渡り廊下走り隊、復活 この日は、2曲目で渡辺が中心だったユニット「渡り廊下走り隊」が復活。仲川遥香、多田愛佳、平嶋夏海といった同ユニットの卒業メンバーがサプライズ集結すると会場からはどよめきが起きた。
ほか、柏木由紀、山本彩、横山由依、宮脇咲良、指原莉乃らも参加し「完璧ぐ~のね」を披露した。
「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」 (C)モデルプレス 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」 (C)モデルプレス 渡辺麻友、年内で卒業 渡辺は第3期メンバーとして、2007年より活動を開始。第1回の総選挙開始から9年連続で神7入りを果たしている唯一のメンバー。
今年6月17日に沖縄で行われた「第9回 AKB48選抜総選挙」にて、年内の卒業を発表。10月28日に名古屋・ナゴヤドームにて最後の全国握手会に参加した。AKB48劇場での卒業公演は日程未定。
11月22日にAKB48として参加するラストシングル『11月のアンクレット』が発売する。(modelpress編集部)
https://mdpr.jp/music/detail/1724833
渡辺麻友、AKB48で期待するメンバーを指名 卒業後にやってみたいことが“庶民的”だった<渡辺麻友卒業コンサート/会見一問一答>
【渡辺麻友/モデルプレス=10月31日】AKB48渡辺麻友の卒業コンサート「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」が31日、渡辺の地元・埼玉県さいたまスーパーアリーナで行われた。終了後、渡辺が取材に応じた。 渡辺麻友(C)モデルプレス 渡辺麻友(C)モデルプレス まゆゆにとっての王道アイドルとは? 渡辺はこの日、コンサート中に若手メンバーを目立たせる場をかなり設けていた。その中で、渡辺と次世代メンバーがダブルセンターを務める曲目があったが、センターを選んだ選考基準について「普段からいろんなメンバーを見ていて、この子はこれから輝いてセンターはれるんじゃないかと私が期待した子を選びました」と回答。
小栗有以(C)モデルプレス 小栗有以(C)モデルプレス 特にチーム8の東京代表小栗有以を「最近すごく注目している」とし、「めきめきと成長中。ぐんぐんアイドルオーラもましてきて、王道アイドルです」と好評価した。
王道アイドルといえば渡辺だが、小栗は“ポストまゆゆ”に?という質問には「私なんか目じゃないくらい。わたしが思う、まさにアイドルだと思う」と謙遜。
さらに、小栗に対して「AKBの正統派アイドルとしてがんばってほしいと期待している」とエールを送っていた。
ドレス姿のまゆゆが神々しすぎた/フォトギャラリー
ハロウィンを忘れさせたまゆゆ拘りの空間 渡辺麻友(C)モデルプレス 渡辺麻友(C)モデルプレス なお、31日はハロウィンだったが、渡辺はセットリストにAKB48のハロウィンソング「ハロウィン・ナイト」を組み込まなかったほか、ハロウィンっぽい演出などは一切カット。観客は思わずハロウィンのことを忘れた数時間となった。
今回の卒業コンサートの打ち合わせは20回近く���夜に及ぶまで行ったといい、並々ならぬ拘りを見せた渡辺。ハロウィンの演出がなかったことについては会見時に答えがあり「世界観を統一したいと思って、コンサートのセットもクラシカルでお城みたいになってます。全編通してこのセットにあわせた曲だったり、全部が同じ世界感になれるように作り上げました」と話していた。
卒業後にやってみたいことが庶民的 渡辺麻友(C)モデルプレス 渡辺麻友(C)モデルプレス また、卒業後は女優の道に進む渡辺は、女優以外でやってみたいことについて「普通に居酒屋でお酒飲みたい。普通にそういうことをしてみたい」と回答。
“ビール好き”という渡辺だが、アイドルだったからこそできなかった庶民的な回答に報道陣をほっこりさせていた。
渡辺麻友、一問一答 まゆゆをイメージし作られた細部もこだわりのドレス/渡辺麻友(C)モデルプレス まゆゆをイメージし作られた細部もこだわりのドレス/渡辺麻友(C)モデルプレス ―今日のドレスは?
渡辺:AKBの(衣裳担当の)しのぶさんが今回デザインしてくださって。卒業の最後に着るドレスで、高価な羽を使用しているらしく。細かいところまで衣裳さんが私の持つイメージを表現してくれました。
11年アイドルとして歩んできたまゆゆの集大成が込められています。ついに自分も卒業するときがきたんだなと、すごく幸せな気持ちで満ち溢れる感じです。ほかの衣裳とは違った感覚。
―コンサートの打ち合わせは?
渡辺:打ち合わせは20回くらい。スタッフさんが集まって、深夜から夜中の3時くらいまで打ち合わせしたり。それで作り上げたコンサートなので、最高のコンサートになったのではないかと思います。
ーコンサートのテーマは?
渡辺:こだわりがあるんですけど、世界観を統一したいと思って、コンサートのセットもクラシカルでお城みたいになってます。全編通してこのセットにあわせた曲にだったり、全部が同じ世界感になれるように作り上げました。単なる私の好みですが、ファンの方にもその世界に浸れて夢のような時間を過ごしていただけるのではないかなと思いました。
渡辺麻友(C)AKS 渡辺麻友(C)AKS ーセットはおとぎ話のようですね。
渡辺:普段の現実とは離れた夢のような世界をイメージしました。割とわたしはそういう世界観が好きだし、今まで世界観を統一したコンサートはなかったので1から10まで統一してコンサートをやろうと思いました。
オリジナルキャラクターの着包みも作って、それも登場したのでテーマパークっぽくなったかな(笑)
ーコンサートでは演技もしてましたね。
渡辺:ドラマ(※サヨナラ、えなりくん)の共演者にも来ていただいて、AKBのパートと自分のソロコーナーも設けさせていただいて、ブロック毎にテーマを作りました。
ーえなりかずきさんも登場しましたね。
渡辺:打ち合わせの段階でえなりさんをどう登場させようと(笑)渡辺麻友のファンが知ってるキャラクターから、えなりさんが出てきたらおもしろいんじゃないかって。
えなりさんは『是非やらせてください!』と言っていただいて、『開演前に客席に登場することも全部やります『と言ってくださり、最初から最後までえなりさんが(着包みに)入ってくださって本当に感謝です。
ー期待の新人の選出はどんな基準で?
小栗有以(C)モデルプレス 小栗有以(C)モデルプレス 渡辺:普段からいろんなメンバーを見ていて、この子はこれから輝いてセンターはれるんじゃないかと私が期待した子を選びました。
最近すごく注目しているのが小栗有以ちゃん。その子がめきめきと成長中で。ぐんぐんアイドルオーラもましてきて王道アイドルです。
ー王道アイドルということはポスト渡辺麻友ということに?
渡辺:(小栗は)私なんか目じゃないくらい。わたしが思うまさにアイドルと思うので。AKBの正統派アイドルとしてがんばってほしいなと期待しています。
ー始まりからいきなり泣いていましたが。
渡辺麻友(C)モデルプレス 渡辺麻友(C)モデルプレス 渡辺:びっくりしたんですけど、コンサート始まる直前は不思議な感覚で、実際始まってお客さんが見えた瞬間に涙がでてきて、自分でも処理しきれない感情で目の前の景色に感謝の気持ちと幸せな気持ちが溢れて涙になって止まらなかったです。
ー卒業した同期が登場しましたね。
渡辺:みんなオーディションをうかって一緒にがんばってきた仲間なので、久しぶりに会うと離れていてもどこかでつながっているような。顔を見るだけで泣いちゃうみたな深い関係ですね。
ー指原さんからメッセージがありましたね。
渡辺:よくさっしーとまゆゆは総選挙ではどっちが1位なのか言われるけど、普段はライバル心がないし、みなさんが思ってる以上に仲良しです。
だからこそメッセージで真面目に話してくれて、普段真面目な話をしないので、そうやって思ってみてくれてたんだなと。大切な仲間だなと思いました。
ー今後女優以外で挑戦したいことは?
渡辺:挑戦したいこと。AKBの中に11年いたので、やってきてこなかったことは山のようにあるけど…。普通に居酒屋でお酒飲みたい。普通にそういうことをしてみたい(笑)
ーまず居酒屋で何を飲みますか?
渡辺:あ、ビールです。大好きなので。
ー最後に一言
渡辺麻友(C)モデルプレス 渡辺麻友(C)モデルプレス 渡辺:本日はお忙しい中、ありがとうございました。本当に沢山拘って作り上げたコンサートで、人生においても一生忘れることはないと思います。すべてのみなさんに感謝します。
あと2ヶ月活動があるけど、劇場公演の出演が12月26日で最後になるので、その日に卒業コンサート同様に集大成をみてほしいです。
渡辺麻友、年内で卒業 渡辺麻友(C)モデルプレス 渡辺麻友(C)モデルプレス 渡辺は第3期メンバーとして、2007年より活動を開始。第1回の総選挙開始から9年連続で神7入りを果たしている唯一のメンバー。
今年6月17日に沖縄で行われた「第9回 AKB48選抜総選挙」にて、年内の卒業を発表。10月28日に名古屋・ナゴヤドームにて最後の全国握手会に参加した。AKB48劇場での卒業公演は12月26日。
11月22日にAKB48として参加するラストシングル「11月のアンクレット」を発売する。(modelpress編集部)
渡辺麻友(C)モデルプレス 渡辺麻友(C)モデルプレス 渡辺麻友(C)モデルプレス 渡辺麻友(C)モデルプレス
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“アイドル貫いた11年”渡辺麻友の卒業コンサートに17000人が熱狂 卒コンの熱かったポイントを振り返る<渡辺麻友卒業コンサート>
【渡辺麻友/モデルプレス=10月31日】年末でグループ卒業を発表しているrAKB48渡辺麻友の卒業コンサート「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」が31日、渡辺の地元・埼玉県さいたまスーパーアリーナで開催された。会場には17000人のファンが集結し、“アイドルまゆゆ”の約11年の集大成を見届けた。 渡辺麻友(C)モデルプレス 渡辺麻友(C)モデルプレス
目次
まゆゆ、1曲目から涙 オーケストラと共演 渡り廊下走り隊、復活 埼玉選抜、さしまゆ、まゆゆきりんなどユニット まゆゆのゆるキャラうさぎの“むちち“の中身は… 心のプラカード まゆゆ、最後のスピーチ 壮大な演出で卒業へ 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」概要 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」セットリスト 渡辺麻友、年内で卒業
まゆゆ、1曲目から涙 オーケストラと共演 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 1曲目は渡辺のソロによる「初日」(チームB劇場曲)を40人のオーケストラと共に披露。
会場ではチームカラーである17000近くの青のペンライトが揺れる中歌ったが、中盤では涙で声をつまらせ、イベント開始早々に感極まった姿を見せた。
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渡り廊下走り隊、復活 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS この日は、2曲目で渡辺が中心だったユニット「渡り廊下走り隊」が復活。仲川遥香、多田愛佳、平嶋夏海といった同ユニットの卒業メンバーがサプライズ集結すると会場からはどよめきが起きた。
ほか、山本彩、横山由依、宮脇咲良、指原莉乃らも参加し「完璧ぐ~のね」を披露した。
埼玉選抜、さしまゆ、まゆゆきりんなどユニット 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS セットリストの途中は、劇場の曲などをシャッフルユニットで披露。埼玉出身の渡辺は48グループの埼玉県のメンバーを集めた選抜を結成し、“埼玉選抜”で「BINGO!」を披露。
また、渡辺と指原莉乃の“さしまゆ”はコンサートでも人気の曲「アボカドじゃね~し」をキュートに披露。渡辺と柏木由紀の“まゆゆきりん”は、初披露で隠れた2人の名曲という「悲しい歌をききたくなった」をしっとりと聴かせた。
「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS まゆゆのゆるキャラうさぎの“むちち“の中身は… この日は、渡辺のソロ曲が披露される中、渡辺が主演したドラマ「サヨナラ、えなりくん」(テレビ朝日系)からキャストが登場し、ステージ上でドラマから飛び出してきたような劇が行なわれた。
えなりかずきらキャスト陣をバックに主題歌を披露するまゆゆ「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS えなりかずきらキャスト陣をバックに主題歌を披露するまゆゆ「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 途中、渡辺のゆるキャラ“むちち”の着包みが登場し、中身が同作のキャストのえなりかずきだったことが明かされると会場は大盛り上がり。
さらに、この日はむちちがほかの楽曲のパフォーマンス時にも登場しており、その際も着包みの中身はえなりだったこととが知らされ会場は一層盛り上がりを見せるとともに驚きの声があがっていた。
心のプラカード 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 渡辺がセンターを務めた楽曲「心のプラカード」では、メンバーからのサプライズで各々渡辺に対するメッセージなどを書いたプラカードを掲げた。
また前列にいた、選抜メンバーは渡辺にメッセージを書いたものを衣装に隠しており、渡辺を驚かせてた。柏木は「まゆゆきりんは永遠」と、長年共に活躍した2人ならではのメッセージを、指原は「ときメモ返して」などと“借りパク”疑惑のメッセージを寄せ、観客を笑わせた。
倉野尾成美のまゆゆへの熱いメッセージ(C)モデルプレス 倉野尾成美のまゆゆへの熱いメッセージ(C)モデルプレス なお、一際目を引いた倉野尾成美のプラカードは���ッセージが長すぎて「怖い」という声もあがっていた。
また、ファンによるサプライズも行われ、会場全体で「アリガトウMAYU」とサプライズで文字が作られると、渡辺は喜びを示した。
まゆゆ、最後のスピーチ 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 渡辺は最後に「ありがとうございます」と挨拶すると、渡辺に会場から沢山の声援が飛んだ。
渡辺は「今日のこの日が来るまではっきりと卒業するという実感がわいてなくて、不思議な感覚だったんですけど、ステージに立ってコンサートが始まってみなさんの姿が見えた時に私は卒業するんだなと急に実感して、こんなに沢山のみなさんが見に来てくださって。今日ここに来られなかった方もいると思いますが、11年間で沢山の方と出会って応援していただいて感謝してもしきれない思いでいっぱいです」と想いを語った。
そして「私が11年信じて歩んできた道は、間違ってなかった」と話すと大きな拍手が起こった。
続けて「そういう風に思わせてくれたのはファンのみなさんですし、メンバーも一緒にステージを作ってくれて、裏では沢山のスタッフさんが沢山の時間をさいて準備してくださって。みなさんの愛を感じて本当に幸せだなと心からそう思います」と語った。
「これからのAKB48、沢山頼りになる後輩が出てきてこの子達なら任せていけると思えたからこそ卒業を決心できました。メンバーとは別々の道を歩んでいくけど、自分の信じた道を進んでいきたい」とし、「11年間沢山の愛をありがとうございました」と結んだ。
マイクをおく渡辺麻友の後ろには小栗有以の姿が…「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS マイクをおく渡辺麻友の後ろには小栗有以の姿が…「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 壮大な演出で卒業へ 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS アンコールの最後では「桜の花びらたち」を全員で歌い、天使のような羽をまとったワゴンが用意されると、柏木のアシストによってドアが開かれ、渡辺は壮大な演出により天高くのぼっていき、11年のアイドル人生の集大成である同コンサートの幕を閉じた。
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「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」概要 開演:18:30 終演:21:30 観客動員数:1万7000人 出演メンバー人数:101名(卒業生も含む) 影アナ:渡辺麻友、横山由依
「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」セットリスト 1初日(渡辺麻友) 2完璧ぐ~のね(麻友、松井珠理奈、山本彩、指原莉乃、柏木由紀、宮脇咲良、横山由依、仲川遥香、平嶋夏海、多田愛佳) 3オネストマン(麻友、柏木、指原、山本、宮脇、横山、向井地美音、岡田奈々、高橋朱里、小栗有以、北原里英、峯岸みなみ、加藤玲奈、川本紗矢、福岡聖菜 +AKB48 メンバー※兼任除く) 4呼び捨てファンタジー(麻友+卒業コンサート選抜+AKB48 メンバー※兼任除く)
5BINGO!(渡辺AKB48初選抜楽曲・埼玉で埼玉選抜/麻友、向井地、佐々木優佳里、樋渡結依、篠崎彩奈、湯本亜美、髙橋彩音、黒須遥香、安田叶、荻野由佳) 6ポニーテールとシュシュ(麻友 、入山杏奈、大家志津香、小嶋菜月、田北香世子、谷口めぐ、中西智代梨、宮崎美穂、阿部マリア、市川愛美、久保怜音、下口ひなな、田野優花、藤田奈那、武藤十夢、茂木忍、後藤萌咲、竹内美宥、達家真姫宝、馬嘉伶、飯野雅、岩立沙穂、大川莉央、大森美優、北川綾巴、小嶋真子、込山榛香、佐藤妃星、野澤玲奈、村山彩希、岡部麟 7重力シンパシー(同上) 8軟体恋愛クラゲっ娘(麻友、M5-7 メンバー + AKB48 16期研究生)
MC(向井地美音、岡田奈々、矢吹奈子、福岡聖菜、川本紗矢、高橋朱里)
9パジャマドライブ(渡辺麻友、松井珠理奈、山本彩) 10残念少女(渡辺麻友、北原里英、峯岸みなみ) 11初恋よこんにちは(渡辺麻友、宮脇咲良、加藤玲奈) 12セーラーゾンビ(渡辺麻友、岡田奈々、高橋朱里) 13君のc/w(渡辺麻友、向井地美音、小栗有以、むちち)
14夕陽を見ているか?(渡辺麻友、横山由依) 15アボカドじゃね~し(渡辺麻友、指原莉乃)
16悲しい歌をききたくなった(渡辺麻友、柏木由紀) 17真夏のSounds good!(渡辺麻友&福岡聖菜のダブルセンター/若手選抜①…小栗有以、川本紗矢、福岡聖菜、樋渡結依、久保怜音、倉野尾成美、山内瑞葵、小畑優奈、山本彩加、田中美久、松岡はな、荻野由佳、高倉萌香、本間日陽、瀧野由美子) 18君のことが好きだから(渡辺麻友&川本紗矢のダブルセンター/若手選抜①) 19希望的リフレイン(渡辺麻友&小栗有以のダブルセンター/若手選抜①)
20さよならクロール(渡辺不在/若手選抜②坂口渚沙、山邊歩夢、西川怜、鈴木くるみフロント/向井地、谷口、込山、千葉恵里、坂口、中野郁海、山田菜々美、北川、渋谷凪咲、白間美瑠、兒玉遥、朝長美桜、矢吹) 21ヘビーローテーション(渡辺不在/若手選抜②向井地美音センター)
22シンクロときめき(渡辺麻友) 23出逢いの続き(渡辺麻友) ドラマ「サヨナラ、えなりくん」の劇(えなりかずきらキャスト登場) 24守ってあげたくなる(渡辺麻友)
25ラブラドールレトリバー(麻友、柏木、指原、松井珠、山本彩、宮脇、横山、向井地、岡田奈、高橋朱、小栗、北原、峯岸、加藤玲、川本、福岡) 26フライングゲット(同上) 27言い訳Maybe(ALL) 28大声ダイヤモンド(ALL) 29心のプラカード(ALL)
30So long!(ALL) 3111月のアンクレット(ALL) 32サヨナラで終わるわけじゃない(ALL) 33初日(麻友+3期生(初代チームB)浦野一美、多田、片山陽加、菊地あやか、田名部、仲川、仲谷明香、平嶋) 34約束よ(ALL+3 期生(初代チーム B)) 35桜の花びらたち(ALL+3期生(初代チームB))
渡辺麻友、年内で卒業 渡辺は第3期メンバーとして、2007年より活動を開始。第1回の総選挙開始から9年連続で神7入りを果たしている唯一のメンバー。
今年6月17日に沖縄で行われた「第9回 AKB48選抜総選挙」にて、年内の卒業を発表。10月28日に名古屋・ナゴヤドームにて最後の全国握手会に参加した。AKB48劇場での卒業公演日は12月26日。
11月22日にAKB48として参加するラストシングル『11月のアンクレット』が発売する。(modelpress編集部) https://mdpr.jp/music/detail/1724869
渡辺麻友、最後のスピーチ「11年信じて歩んできた道は間違ってなかった」<渡辺麻友卒業コンサート>
【渡辺麻友/モデルプレス=10月31日】AKB48渡辺麻友の卒業コンサート「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」が31日、渡辺の地元・埼玉県さいたまスーパーアリーナで開催中。渡辺がファンに向けて最後のスピーチを行った。 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS まゆゆ、最後のスピーチ 渡辺はまず「ありがとうございます」と挨拶すると、渡辺に会場から沢山の声援が飛んだ。
渡辺は「今日のこの日が来るまではっきりと卒業するという実感がわいてなくて、不思議な感覚だったんですけど、ステージに立ってコンサートが始まってみなさんの姿が見えた時に私は卒業するんだなと急に実感して、こんなに沢山のみなさんが見に来てくださって。今日ここに来られなかった方もいると思いますが、11年間で沢山の方と出会って応援していただいて感謝してもしきれない思いでいっぱいです」と想いを語った。
そして「私が11年信じて歩んできた道は、間違ってなかった」と話すと大きな拍手が起こった。
続けて「そういう風に思わせてくれたのはファンのみなさんですし、メンバーも一緒にステージを作ってくれて、裏では沢山のスタッフさんが沢山の時間をさいて準備してくださって。みなさんの愛を感じて本当に幸せだなと心からそう思います」と語った。
「これからのAKB48、沢山頼りになる後輩が出てきてこの子達なら任せていけると思えたからこそ卒業を決心できました。メンバーとは別々の道を歩んでいくけど、自分の信じた道を進んでいきたい」とし、「11年間沢山の愛をありがとうございました」と結んだ。
「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」 渡辺麻友、年内で卒業 渡辺は第3期メンバーとして、2007年より活動を開始。第1回の総選挙開始から9年連続で神7入りを果たしている唯一のメンバー。
今年6月17日に沖縄で行われた「第9回 AKB48選抜総選挙」にて、年内の卒業を発表。10月28日に名古屋・ナゴヤドームにて最後の全国握手会に参加した。AKB48劇場での卒業公演は日程未定。
11月22日にAKB48として参加するラストシングル『11月のアンクレット』が発売する。(modelpress編集部)
https://mdpr.jp/music/detail/1724877
渡辺麻友、「初日」で卒業コンサート開幕 感極まり早くも涙<渡辺麻友卒業コンサート>
【渡辺麻友/モデルプレス=10月31日】AKB48渡辺麻友の卒業コンサート「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」が31日、渡辺の地元・埼玉県さいたまスーパーアリーナで開催中。 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS まゆゆ、1曲目で涙 1曲目は渡辺のソロによる「初日」(チームB劇場曲)のオーケストラバージョンを披露。
会場ではチームカラーである17000近くの青のペンライトが揺れる中歌ったが、中盤では涙で声をつまらせ、イベント開始早々に感極まった姿を見せた。
「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」 (C)モデルプレス 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」 (C)モデルプレス 重大発表…初のソロアルバム発売を発表 渡辺は、この日、ソロアルバム「タイトル未定」の発売を発表。2012年のデビューシングル「シンクロときめき」から2015年の「出逢いの続き」までを網羅するほか、主演ドラマ「サヨナラ、えなりくん」の主題歌「守ってあげたくなる」も初収録。12月20日に発売。
ほか、DVDには2013年に名古屋と大宮で実施されたソロライブイベントの模様も収録されるという。
渡辺麻友、年内で卒業 渡辺は第3期メンバーとして、2007年より活動を開始。第1回の総選挙開始から9年連続で神7入りを果たしている唯一のメンバー。
今年6月17日に沖縄で行われた「第9回 AKB48選抜総選挙」にて、年内の卒業を発表。10月28日に名古屋・ナゴヤドームにて最後の全国握手会に参加した。
11月22日にAKB48として参加するラストシングル『11月のアンクレット』が発売する。(modelpress編集部)
https://mdpr.jp/music/detail/1724801
柏木由紀・峯岸みなみにとって“渡辺麻友とは?” 涙の卒コン振り返る
【渡辺麻友/モデルプレス=11月1日】10月31日、SHOWROOMにおいてAKB48渡辺麻友卒業コンサートSHOWROOM裏生配信を行った。 渡辺麻友(提供写真) 渡辺麻友(提供写真) 同日、グループからの卒業を控える渡辺は埼玉県・さいたまスーパーアリーナにて卒業コンサート「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」を開催。今回の生配信では番組MCにトップリード、サブMCにAKB48チーム8の大西桃香と太田奈緒を迎え、途中涙ぐみながらも裏生配信を盛り上げた。
(左から)トップリード(和賀勇介、新妻悠太)、大西桃香、太田奈緒(提供写真) (左から)トップリード(和賀勇介、新妻悠太)、大西桃香、太田奈緒(提供写真) 番組では、渡辺の卒業企画として、裏生配信に遊びにきたコンサート出演メンバーがそれぞれ「渡辺麻友とは○○だ」を回答。番組序盤に登場した横山由依は「渡辺麻友とは、とにかくAKB48愛がすごい人。コンサートも今後AKB48のことを考えて配置など決めてくださったりしている」と語る。
峯岸みなみ&松井珠理奈にとっての渡辺麻友 続いて、AKB48の峯岸みなみ、SKE48の松井珠理奈が登場。松井は「麻友さんは私にとってもアイドルで、コンサートもはじめから感情移入して泣いてしまった」と明かした。
“渡辺麻友とは○○だ”に対しては「ドラマで麻友さんとは友達以上?な関係の役をやらせてもらい撮影中もドキドキしていた。だから、渡辺麻友とはキスをしたくなる相手だ」と回答。さらに「私はSKE48 1期生で、大矢真那ちゃんがいなくなってしまうと同期が1人��なっちゃうんです。ゆきりん(柏木由紀)さんも、麻友さんが卒業してしまうと同期が1人。みぃちゃん(峯岸)も同期がいなくなって1人。同期がいなくなるのは寂しいけど、同じ仲間(同期が1人のメンバー)がいると安心する。だからみぃちゃん辞めないで」と松井が峯岸にお願いをする場面も。峯岸は「大丈夫、辞めるつもりない」と即答し、松井を安堵させていた。
峯岸は「渡辺麻友とは謝りたい人だ」とフリップを掲げ、「裏だからこそ、ここだけの話をします」と場をざわつかせ「あの時は本当にごめんなさい」と渡辺に対して謝罪した。
松井珠理奈&峯岸みなみにとっての渡辺麻友(提供写真) 松井珠理奈&峯岸みなみにとっての渡辺麻友(提供写真) 柏木由紀&渡辺麻友も登場 コンサート終了後には、渡辺と同期の柏木由紀も駆けつけ「生まれて初めて麻友に手紙を書いた。ドキドキしたけど麻友に伝わってよかった」とコンサート本編の感動シーンを振り返る。“渡辺麻友とは○○だ”に対して、柏木は「渡辺麻友とは娘だ!」と答え、「目に入れても痛くない、そのくらいかわいい」と同期の絆の深さを見せた。
柏木由紀(提供写真) 柏木由紀(提供写真) 最後には、本コンサートの主役・渡辺が登場し「こんなに幸せなことはない。人生で初めての幸福感」とコメント。普段涙を見せることのない渡辺が「抑えることができないくらい涙が出てきた」と振り返った。(modelpress編集部)
渡辺麻友(提供写真) 渡辺麻友(提供写真) https://mdpr.jp/news/detail/1725034
まゆゆはやっぱり偉大だった!卒業コンサートから見えた渡辺麻友が“憧れの先輩であり続けた3つの理由”<渡辺麻友卒業コンサート>
【渡辺麻友/モデルプレス=11月1日】年末でグループ卒業を発表しているAKB48渡辺麻友の卒業コンサート「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」が31日、渡辺の地元・埼玉県さいたまスーパーアリーナで開催された。後輩メンバーの憧れの先輩として、一番に名前が上がることが多い渡辺。その理由を十二分に感じられる3時間だった。 マイクをおく渡辺麻友の後ろには小栗有以の姿が…「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS マイクをおく渡辺麻友の後ろには小栗有以の姿が…「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS
目次
“永遠の憧れ”まゆゆ、ストイックな姿勢が後輩に刺激 正統派アイドルから1人の歌手・そして女優へ… 戦友たちに見せる素の一面 最後まで王道のセットリスト・貫いた世界観に感動! 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」概要 若手選抜コーナーセットリスト・メンバー 渡辺麻友、年内で卒業
“永遠の憧れ”まゆゆ、ストイックな姿勢が後輩に刺激 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)モデルプレス 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)モデルプレス 渡辺の魅力を説明するのに「王道」「正統派」といった言葉は欠かすことが出来ない。誰よりもストイックにファンが求める理想のアイドル像を貫き続け、その姿は多くの後輩に刺激を与えた。
前半のMCでは、向井地美音、岡田奈々、矢吹奈子、福岡聖菜、川本紗矢、高橋朱里の6人が“渡辺をリスペクトしているメンバー”として思い出をトーク。高橋が、昔渡辺のレッスン着にメロンジュースをこぼしてしまったときに「めっちゃ汗かいたからほぼ汗だよ」と言ってくれたという優しい先輩としての一面を明かすと、福岡は渡辺から前日にLINEで誘いが来て2人で舞台を観に行ったというエピソードを披露。シャイな渡辺が後輩と2人きりでプライベートを過ごすことはファンにとっても驚きの出来事として知られており、岡田は「むしろLINE知らないんですけど逆に知ってるんですか?」と焦り、笑いを誘った。
活動へのストイックさがファンからも厚い信頼を得ている6人。多くを語らずも背中で見せ続けてきた渡辺の姿勢が、頼もしい若手メンバーを育ててきたことがよく伝わってきた。
「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 本編終盤、渡辺がセンターを務めたシングル「心のプラカード」では、メンバーがサプライズで各々メッセージなどを書いたプラカードを掲げたが、「永遠の憧れ」「アイドルの鏡」などいかに慕われていたか分かるメッセージがいくつも見つかった。
チーム8倉野尾成美のまゆゆへの熱いメッセージ(C)モデルプレス チーム8倉野尾成美のまゆゆへの熱いメッセージ(C)モデルプレス また、海外のファンの間でも圧倒的な人気を誇っていることが有名。この日のコンサートには海外メディアも駆けつけていた。
正統派アイドルから1人の歌手・そして女優へ… かつてはその完璧なアイドルぶりから「アイドルサイボーグ」「CG」という異名がついていた時代も。
「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)モデルプレス 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)モデルプレス 2曲めで、中心となってかつて引っ張ったユニット「渡り廊下走り隊」の楽曲「完璧ぐ~のね」を仲川遥香、平嶋夏海、多田愛佳といった卒業メンバーとともに披露し、ユニットが電撃復活。さらに同ユニットのシングルに収録されていたソロ曲「軟体恋愛クラゲっ娘」もパフォーマンスし、昔からのファンを喜ばせる。
えなりかずきらキャスト陣をバックに主題歌を披露するまゆゆ「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS えなりかずきらキャスト陣をバックに主題歌を披露するまゆゆ「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS そして中盤では「シンクロときめき」「出逢いの続き」「守ってあげたくなる」と自身のソロ楽曲を続けて伸びやかな声で歌い上げ、主演ドラマ「サヨナラ、えなりくん」(テレビ朝日系)の寸劇では振り切った演技でコメディエンヌぶりをいかんなく発揮。正統派アイドルの少女から脱皮し、1人の歌手、そして大人の女性・女優へと成長を遂げていった記録をなぞっていったようだった。
11年間の間、ファンを飽きさせることなく目線を奪い続けたのは、彼女が今の自分に満足せず、常に進化を遂げてきたからだろう。
戦友たちに見せる素の一面 真面目なアイドルとしての顔だけでなく、もちろん素顔も魅力的。
「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 同期で親友の“まゆゆきりん”コンビとして知られる柏木由紀の前では、まるで子どものように無邪気に甘え、総選挙で1位を争い続けた仲としてライバルとして言われることが多い指原莉乃とは実はいつもふざけあっている仲。
「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS MCで峯岸みなみは「“まゆゆきりん“が白いペアなら“さしまゆ“は黒いペアみたいな?(笑)」と表現し、“さしまゆ“も「意外と好き」と発言。
「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS アンコールの同コンサート2回目の「初日」では、初代チームBの浦野一美、多田、片山陽加、菊地あやか、田名部生来、仲川、仲谷明香、平嶋が集結。囲み取材で渡辺自身が「みんなオーディションを受かって一緒にがんばってきた仲間なので、久しぶりに会うと離れていてもどこかでつながっているような。顔を見るだけで泣いちゃうみたな深い関係ですね」と話していたように同期と顔を合わせた渡辺は安心しきった笑顔を見せていた。
筆者も、取材の際は率先してスタッフや記者を気遣う姿がいつも印象的で、まさにプロ意識が高いというイメージを彼女に抱く。舞台裏では飾らないで無邪気、でもいったんステージに立つとカッコイイ“プロ“の顔へ…そんなオンオフの切り替え、ギャップも彼女が尊敬されるゆえんだ。
柏木由紀、渡辺麻友に初めての手紙 指原莉乃も号泣メッセージ
最後まで王道のセットリスト・貫いた世界観に感動!
卒コンダイジェスト&セットリスト
「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 卒業コンサートの打ち合わせは20回近く深夜に及ぶまで行ったといい、並々ならぬ拘りを見せた渡辺。長年のファンにはたまらない王道アイドル曲を詰め込んだセットリストと、セットや演出もクラシカルな世界観で統一。
「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 衣装も、冒頭のMCでつい柏木が「今日めっちゃ麻友に合わせた衣装だよね、ちょっとしんどいんだけど(笑)引き立て役にして!」と吐露するほどの可愛らしいもので、35曲中33曲に出演した渡辺は何度も衣装を替え、観客の前に登場した。
「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS 「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」(C)AKS また、中盤では渡辺自身が期待している若手メンバーから選んだ若手選抜メンバーで数曲をパフォーマンス。囲み取材でも名前をあげたチーム8の小栗有以は、ラストシングル「11月のアンクレット」の最後の渡辺がマイクを置くシーンで真後ろにたたずんでいることでも、ファンの間で“エース継承”として話題を呼んでいたが、渡辺もコンサート冒頭に「深読みしてもらえたら良いなあと。みんな深読み好きでしょ?」と言っていた通り、11年間の集大成だったコンサートから、渡辺の思いを余すところなく汲み取りたい。
渡辺麻友、AKB48で期待するメンバーを指名
卒業コンサートフォトギャラリー
「渡辺麻友卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~」概要 開演:18:30 終演:21:30 観客動員数:1万7000人 出演メンバー人数:101名(卒業生も含む) 影アナ:渡辺麻友、横山由依
若手選抜コーナーセットリスト・メンバー 17真夏のSounds good!(渡辺麻友&福岡聖菜のダブルセンター/若手選抜①…小栗有以、川本紗矢、福岡聖菜、樋渡結依、久保怜音、倉野尾成美、山内瑞葵、小畑優奈、山本彩加、田中美久、松岡はな、荻野由佳、高倉萌香、本間日陽、瀧野由美子) 18君のことが好きだから(渡辺麻友&川本紗矢のダブルセンター/若手選抜①) 19希望的リフレイン(渡辺麻友&小栗有以のダブルセンター/若手選抜①)
20さよならクロール(渡辺不在/若手選抜②坂口渚沙、山邊歩夢、西川怜、鈴木くるみフロント/向井地、谷口、込山、千葉恵里、坂口、中野郁海、山田菜々美、北川、渋谷凪咲、白間美瑠、兒玉遥、朝長美桜、矢吹) 21ヘビーローテーション(渡辺不在/若手選抜②向井地美音センター)
渡辺麻友、年内で卒業 渡辺は第3期メンバーとして、2007年より活動を開始。第1回の総選挙開始から9年連続で神7入りを果たしている唯一のメンバー。
今年6月17日に沖縄で行われた「第9回 AKB48選抜総選挙」にて、年内の卒業を発表。10月28日に名古屋・ナゴヤドームにて最後の全国握手会に参加した。AKB48劇場での卒業公演日は12月26日。
11月22日にAKB48として参加するラストシングル「11月のアンクレット」を発売する。(modelpress編集部)
https://mdpr.jp/music/detail/1724910
渡辺麻友卒業コンサート ~ みんなの夢が叶いますように ~
渡辺麻友卒業コンサート (4) News Articles was originally published on Watanabe Mayu
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