#小村井純喫茶
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feelfreetocme · 2 months ago
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240923まで
木曜の夜急遽でてきたAI画像生成の仕事を、有給を取るはずだった金曜の朝に息も絶え絶えやってのけ、逃げるように午後イチの新幹線に乗って盛岡に向かった。先輩に別れた報告をしたら、会うついでに盛岡に行かないか?と提案されたからだ。くどうれいんの見る景色が見たいとのこと。いい提案すぎる。
夕方盛岡に着いたはいいものの、先輩との約束まで時間があったので、喫茶店やレコードショップをぶらぶらする。このレコードショップ、パパイヤ鈴木みたいな店員さんがなかなかステキで、盛岡に全然関係ないのだがSam GendelとNujabesのLPを買った。「サムゲンデルを買いに来た女の子は初めてです。音楽好きなんですね」と言われ、なんと言っていいかわからず「あ、音楽、好きです…」とインキャ大爆発返答をした。
先輩とは盛岡冷麺屋さんで落ち合った。乾杯をしてすぐ、この旅のために持ってきた本を共有する。いい先輩だ。この時点で行く場所を何も決定してなかったので、急遽焼肉片手に話し合う。次の日から嵐みたいな雨じゃん笑 となりながら、それでも落ち着いて行動できるのが大人の休日倶楽部。
次の日の朝、予想以上の雨だったので予定を遅らせて喫茶リーベでモーニングを食べる。くどうれいんのサインがある。大雨のことはさておいて、こういう時のヒキの良さをポジティブに捉える二人。
そのあとレンタカーを借りてとりあえず小岩井牧場へ向かう。マジで雨。可愛い羊がいるというので期待してみたところ、思ったよりデカくて顔が黒くて怖かった。でかいものに可愛さを見出せない自分に不甲斐なさも感じたが。寒いというのにジェラートも食べに行った。地元の小学生?中学生が嬉しそうにそれぞれ食べているアイスを共有している。やはり東京の子より元気な気がする。
ジェラートを食べたら本当に寒くなったので、早めに温泉宿へ向かった。途中、「盛岡手作り��」というなんとも絶妙なネーミングの施設があったので寄ってみた。これが大正解。若めの南部鉄器の職人さんが、小さい工房で1から鉄器をつくっていた。川で砂鉄を集めるところから始まり、型作りから、蓋のディテール作りまで全部手作りだという。暗めの工房で、七輪のような釜から取り出した鉄器が薄赤く光っていた。「この村も高齢化してね…」と職人さんが言ったときは流石に「ガチの村なんかい」と心の奥でツッコミをいれた。
2日目は八幡平に朝から向かった。雨と霧でマジで何も見えなかった。そんな時もガールズトークがあれば楽しいドライブになる。
盛岡に着いたあとは、気になっていた店や喫茶店にいった。盛岡は本当に喫茶店が多くて素晴らしい。どこもコンセプトがしっかりしていて、老後は純喫茶を開きたいなんてベタに思ってしまう。先輩が気になっていた本屋にいった。「本ってめぐり合う瞬間があるよね」という話をした。
新幹線に乗って東京で解散。次の日名古屋へ日帰り出張が決まっていた。ハードな社会人て感じ。旅をすると、一気に創作意欲、音楽欲、読書欲、全部湧き出てくる。一人の楽しさはここにあると思った。
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a2cg · 3 years ago
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知的財産と私 ・ 今でこそ気になる雑誌や本は気軽に購入していますが、お金の無い学生時代はよく図書館を利用していました。 ・ 子供の頃だと「怪人二十面相」が登場する江戸川乱歩作品を借りて読んでましたが、作者が亡くなって50年経過し著作権が切れて青空文庫というサイトで無料で読めますね。 ・ そんな著作権も2018年にTPP協定により没後70年に変更されました。「クレヨンしんちゃん」の作者である臼井儀人さんは2009年没なので切れるのは2079年ですね。 ・ 1989年に90歳で亡くなられた田河水泡さんの大ヒット作品は、こちらなんですが、著作権がまだ切れていないのが気がかりです。 ・ という訳で本日のモーニングは #のらくろ です。頼んだのはモーニングセットです。AM6:30から開いていて早起きにはありがたいお店です。 ・ 店内を見渡すと、やたらと豊ノ島関をおしている一方でテレビで映し出されるのがメジャーリーグなのが気になります。 ・ 色々観察していると目の前に #ジャム が置かれて着々と朝食の準備が整えられていきます。出てきたワンプレートは #サラダ がたっぷりな印象です。 ・ まずは #トースト に #いちごジャム をたっぷりと乗せて頂きます。サクッともちっとした #パン の食感に #いちご の甘酸っぱさが合わさり素敵な朝食が始まりました。 ・ #オムレツ もシンプルながら、ふわっとした食感でいい。ハムと一緒に食べると塩気が加わってさらに美味しい。 ・ サラダは中華風の胡麻ドレッシングで食べ応えがあります。そして同じくモヤシはナムルなんでしょうか?旨じょっぱい味わいです。 ・ ブルーベ���ージャムはいちごよりも香りと酸味があって、これまたパンによく合います。トーストが3つに切り分けられていたので最後の1つはプレーンで頂きました。 ・ #コーヒー も香りがいい深い味わいで食事によく合う美味しさでした。朝からたっぷりと頂けて満足感の高いモーニングでした。 ・ #墨田区モーニング #墨田区カフェ #墨田区喫茶店 #墨田区純喫茶 #墨田区グルメ #小村井モーニング #小村井カフェ #小村井喫茶店 #小村井純喫茶 #小村井グルメ #曳舟モーニング #曳舟カフェ #曳舟喫茶店 #曳舟純喫茶 #曳舟グルメ #押上モーニング #押上カフェ #押上喫茶店 #押上純喫茶 #押上グルメ #とa2cg (Cafeのらくろ墨田区京島・下町カフェ) https://www.instagram.com/p/CVWM7MxB1pC/?utm_medium=tumblr
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kanabass · 5 years ago
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9月〜の演奏予定
やっとこさ暑さが治まってきましたね!今年の夏はエアコンが壊れてとても大変でした。。。みなさまの近況はいかがですか?
さて、今月来月の演奏予定をおしらせします!
9/1(日)19:00〜【Eclat】 (森田純代(pf)上野智子(ds)林かな(ba)) 月1エクラ。 松阪・Serai   
9/3(火)19:30〜JamSessionホスト  w/森田純代(pf) みんなで楽しみましょう♩ 津島・くれよん
9/7(土)14:00〜 w/柚希(vo)ティト・モンテ(pf) ゆずきさんの可愛い歌で映画音楽特集🎵 みよし・car-den
9/8(日)13:30〜**予約がおすすめです。詳しくはメンバーまで*** w/谷向柚美(vo)原努(gt) アットホームな喫茶店でリラックスしたひと時を。 瑞浪・cafe voce(瑞浪市寺河戸町1105-3)
9/8(日)19:00〜 メグササキ(vo)箕作元総(gt)ジュンジ荒木(ds) 初共演のメグさんと。 珈琲館はせ川(桑名市三之丸32 tel 0594233233)
9/13(金)12:10〜【NHKビルお昼のコンサート】 オードリー洋子(vo)松永有希子(pf)上野智子(ds)林かな(ba) 東桜・NHK名古屋放送センタービル
9/13(金)20:30〜duo w/青木弦六(gt) 金曜の夜にリラックスした演奏を。 豊田・10/12
★★9/14(土)14:00〜【Feira】 w/秋山祐吏美(vo)山下佳孝(perc) 音の市場!変則トリオ、ですが、時に楽しく、時にしっとりとお送りします。みよし・car-den
9/16(月)14:00〜【Double’’E’'】 ダニエルエリ(vo)+Eclat(SUMIYO(pf)上野智子(ds)林かな(ba)) みよし・car-den
★9/16(月)20:00〜 林かな(ba)秋山祐吏美(vo)岩月香央里(perc) 祐吏美さんとのduoに岩月さんをお迎えして。 吉良・INTELSAT
9/20(金)20:00〜w/小嶋哲也(as)小森淳(gt) 小嶋さんが音頭をとり、自由気ままに遊びたいと思います。 岐阜・Jazz Ghost V.
9/22(日)14:00〜【9th call sunday jazz happening】(インストセッション) w/三宅史人(gt)足立拓郎(ds) 四日市・Route66
9/22(日)19:30〜 w/小笠原岳海(gt)中神美和子(vo) 歌うギタリスト岳海さんと初共演美和子さんと。 津島・くれよん
★9/24(火)19:30〜w/竹中優子(as)水野修平(pf) ドラムレスならではのアンサンブルをお楽しみください♩ 覚王山・stareyes 
★★9/29(日)13:00〜 15:00〜(2回公演)【Live and Paint】 w/竹中優子(as)服部正嗣(ds)上野トモユキ(paint) 持てる力を持ってぶつかり合いたいと思います。 丸の内・gallery white cube
***********************************10/1(火)19:30〜 JamSessionホスト  w/森田純代(pf)みんなで楽しみましょう♩ 津島・くれよん
10/5(土)20:00〜 w/青木弦六(gt)???(ds) げんろくさんとトリオは初めて、とっても楽しみです。 岡崎・SATIN DOLL
10/14(月)17:00〜【お月見ライブ with Eclatic】 w/森田純代(pf)上野智子(ds)竹中優子(as) 恒例となってきましたお庭でのライブ。 津島・くれよん
10/19(土)20:00ごろ〜 w/田辺信男(ts)林宏樹(ds)近藤有輝(pf) 四日市市出身のレジェンド、田辺さんと。 四日市・veejay 
10/20(日)夜 w/佐藤暁彦(ds)松本コウ(gt)坂井彰太郎(as) 恵那岩村の洋食屋さんの周年ライブ、お食事もお楽しみに!(メンバーあるいはお店まで予約をお願いします。) 恵那岩村•エスポワール(0573-43-3900)
10/23(水)20:00〜 塚本奈加(vo,ts)+藤井孝紀Trio(藤井孝紀pf 馬見新俊之ds) 奈加さんの自然かつパワフルな歌を支えます。 岐阜・BAGU
10/25(金)20:00〜 w/中川聡子(as)餌取雄一郎(tb)野村陽三(ds) ハーモニーが美しいバンドです。 岐阜・Jazz Ghost V.
10/27(日)18:00〜 w/Juju Sumire(vo)後藤浩二(pf) 瑞浪図書館でのイベント。予約がオススメです。 瑞浪市民図書館
10/30(水)20:00〜 w/藤井孝紀(pf)黒田敦司(vo,ds)林かな(ba) 生き方そのものがジャズな二人の大先輩と。 岐阜・BAGU
10/31(木)19:30〜Funky Girl’s Band【Girls' Night Out!!】ハロウィンSpecial! w/Juju Sumire(vo)竹中優子(as)中嶋美弥(pf)上野智子(ds) ノリノリな女子バンです。このバンドならではのサウンドが出来上がってきています。 新栄・swing
どこかでお会い出来ますように!^^
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bookmeter-blog · 2 years ago
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2022年7月の新刊情報
2022年7月の新刊で、発売前から読みたい本登録数がたくさん集まっている作品や、読書メーター運営事務局が注目している作品を紹介します。 読書メーターの読書家さんたちに発売前から注目されている 新刊、シリーズ最新作、文庫化です!
 新作
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リーガルミステリーの新星、圧巻の最高到達点!
 幻告 
  五十嵐 律人
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世にも美しいアート×ショート・ショート
 マイ・プレゼント 
  青山 美智子
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恐ろしくて歪んだ世界に五つの物語が私たちを導く
 紙の梟 ハーシュソサエティ 
  貫井 徳郎
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抱腹絶倒・感涙必至の本の旅!
 その本は 
  ヨシタケシンスケ,又吉直樹
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あなたの心に火を灯す驚愕×号泣ミステリ―!
 終活中毒 
  秋吉 理香子
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毎月2万円の貯金。節約を重ねてでも、欲しいものがあった――。
 財布は踊る 
  原田 ひ香
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ちょっぴりつらい今日の向こうは、光と音があふれてる。
 掬えば手には 
  瀬尾 まいこ
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いくつもの人生が交差して響き合う、極上の青春群像劇。
 腹を割ったら血が出るだけさ 
  住野 よる
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六つの世界の物語が一つに繋���る一大幻想奇譚
 箱庭の巡礼者たち 
  恒川 光太郎
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直木賞作家 今村翔吾の凄みあふれる驚愕の歴史短編集
 蹴れ、彦五郎 
  今村翔吾
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「夜の街」の住人たちの圧倒的なリアリティ。芥川賞候補作。
 ギフテッド 
  鈴木 涼美
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丸山正樹「デフ・ヴォイス」シリーズのスピンオフとなる児童書
 水まきジイサンと図書館の王女さま 
  丸山正樹
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誌上発表後、新聞各紙絶賛、話題沸騰!第167回芥川賞候補作
 家庭用安心坑夫 
  小砂川 チト
     
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「人を消す物語」の正体は。長編ホラーミステリの神髄!
 あさとほ 
  新名 智
  
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心に潜む “明るすぎる闇“に迫る著者新境地
 嫌いなら呼ぶなよ 
  綿矢 りさ
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ままならなさを悪態に変え奮い立つ、19歳のヘヴィな日常。
 あくてえ 
  山下紘加
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人間の取り返しのつかない刹那を描いた4篇
 とんこつQ&A 
  今村 夏子
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学長選挙に暗躍するダーク・ヒーローあらわる!
 フクロウ准教授の午睡 (文春文庫) 
  伊与原 新
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鬼才ケアリーが描く、もう一つのピノッキオの物語。
 呑み込まれた男 
  エドワード・ケアリー
  
 シリーズ新刊
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土地と記憶をめぐる四世代にわたる物語、感動のシリーズ第五作
 菓子屋横丁月光荘 金色姫 (ハルキ文庫) 
  ほしお さなえ
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シリーズ累計50万部超!感動と涙のストーリー完結編
 水族館ガール9 (実業之日本社文庫) 
  木宮 条太郎
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『自由研究には向かない殺人』待望の続編
 優等生は探偵に向かない (創元推理文庫) 
  ホリー・ジャクソン
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ケーキの橋をふたりで歩こう。尊い二人の青春スペシャリテ第6弾
 ケーキ王子の名推理 6 (新潮文庫) 
  七月 隆文
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ロボットと人間の心温まる超人気シリーズ、待望の第5弾!
 ロボット・イン・ザ・ホスピタル 
  デボラ・インストール
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これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。
 わたしの幸せな結婚 六 (富士見L文庫) 
  顎木 あくみ
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澪の淡い恋の行方も気になる、呪術幻想譚シリーズ第二弾。
 京都くれなゐ荘奇譚(二) 春に呪えば恋は逝く (PHP文芸文庫) 
  白川 紺子
  
 文庫新刊
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東野圭吾の「家族」の物語。待望の文庫化!
 希望の糸 (講談社文庫) 
  東野 圭吾
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圧倒的な筆致により日本SFと世界文学を接続する著者初の短篇集
 嘘と正典 (ハヤカワ文庫JA) 
  小川 哲
  
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『しずかな日々』『るり姉』の著者が描く喫茶店ミステリー
 純喫茶パオーン (ハルキ文庫) 
  椰月 美智子
     
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したたかに生きる正子の姿を痛快に描き切る極上エンターテインメント
 マジカルグランマ (朝日文庫) 
  柚木 麻子
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読者の心に「熱」を残さずにはおかない書き下ろし歴史大作
 熱源 (文春文庫) 
  川越 宗一
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バルサが挑む、ロタ王国の歴史の闇!
 風と行く者 (新潮文庫) 
  上橋 菜穂子
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復讐に生きる���性の情念を描いた愛憎のミステリー!
 灼熱 (PHP文芸文庫) 
  秋吉 理香子
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真梨ワールド炸裂!あなたは騙される快感を知る。
 坂の上の赤い屋根 (徳間文庫) 
  真梨幸子
  
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musqis-event · 6 years ago
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AVAILABLE TO STREAM/DOWNLOAD ON NOV 23th CHECK IT OUT "Spotify"
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"Apple Music"
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"Amazon Music"
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youtube
RECORDING MEMBER 野口英律 (Hidenori Noguchi) LeftsideDrums,Keybords,Synth,Bells,Tabla etc 石原雄治 (Yuji Ishihara) RightsideDrums, Bells アライカズヒロ (Kazuhiro Arai) Nylon Gt, Mandolin 安西哲哉 (BxAxNxZxAxI) ElectricGuitar Tsubatics ElectricBass 安藤裕子 (Yuko Ando) SopranoSaxophone 遠藤里美 (Satomi Endo) AltoSaxophone 桑原渉 (Wataru Kuwabara) Trumpet 松井修司 (Sshuji Matsui) Metallophone エリヲ (Eriwo) Percussion 武田理沙 (Risa Takeda) Keybords DJ MEMAI Turntable 千代 (Chiyo) Lyric 永田健太郎 (Kentaro Nagata) Mix & Master release event 2019 / 01 / 14 @新代田FEVER MUSQIS (ORCHESTRA SET) PANICSMILE 二宮友和+MUSQIS open 17:30 / start 18:00 adv2500 / door3000 yen + DrinkOrder
COMMENT “イマジネーションのブイヨン、そしてコーダのまろみ。 エスノすぎずラップすぎずカオスすぎずポップすぎず、 オモシロ具材が沢山入ってるけど、 キチンと破綻しないポトフ。“
赤倉滋(LOOLOWNINGEN&THE FAR EAST IDIOTS)
“人間は何処から来て 人間は何者なのか。 日々模索する日々。 MUSQISという音楽があると言う事は 自分にとって共にこの時代を 共に戦う仲間が居るという事。 そんな強くて、繊細な音が 本作には詰まっています。 更に先へ行こう。“
クロダセイイチ(Genius P.J's)
"舞台はチベットの山岳。 礼装した人々が供物を載せた家畜を引き練り歩く。 人はどこから来て、どこへ行くのか、それは誰のための祈りなのか。 人類のルーツを探る一大スペクタクルここに誕生。 そんな映画みたいな作品です。かっちょいい。"
長谷部 (大塚MEETS店長/DOSTRIKE)
"1945年の敗戦以降、 アメリカによる徹底的な文化侵略に曝され続ける子供達。 舶来のロックミュージックを浴びるように聴いて育った植民地第三世代は、 己れの遺伝子と模倣子の共鳴する音楽の起源を探求する中で 現在進行形の民族音楽を発明するに至った。 普遍性と個別性が同居する矛盾、 調和と混沌の狭間に生じる時空の裂け目をじっと覗き込んでみよう。 家の裏庭で幻の超古代兵器を発掘してしまったみたいな戦慄と興奮があなたの知的好奇心を刺激するに違いない。"
原田卓馬 (WINDOWZ)
"また来る冬を越えて僕らは何を覚えているのだろう。 ツギハギの社会、情報過多、積み重ねた忘却、幼少期、脳内で反復する言葉、季節の匂い。ノイズ。 そんな記憶を呼び覚まされる楽曲。"
100take(Light Source Definitions)
"人間という言葉はヒトとヒトの間に形成されるものなので、 プログラムでもあると僕は思ってます。 美辞麗句を超えたあるべき人間の姿について詠う事と空を眺める事を同じくらい忘れそうになってました。 この音楽が今鳴らされることに頼もしさを感じ���す。"
tani (ギタリストのような何か/インプロヴァイザー/ Tabletop Guitars/drop the delay)
"配信リリースおめでとうございます! MUSQISというバンドは、というより野口さんという人は多分、 宇宙から来たいや、宇宙に適応しちゃいそうな人なんだと思います。 交信はもう始まってますね、多分。 適応した後に、なんか適応しちゃったとか笑ながら言うんだと思います。 宇宙とノリで適応しちゃいそうな人が作る音楽興味ありますよね? サイケデッリクでオリエンタルなMUSQIS式宇宙適応術講座です、激必聴。"
藤村JAPAN (SEMENTOS / 新宿NINE SPICES 店長)
たとえば金曜日、午後9時50分。 しばしの休息を前にした、仕事帰りの労働者であふれるセブンイレブン。 ヨレヨレのスーツを着たサラリーマン風の男が、レジ前に立っている。 30代半ばくらいだろう。 耳には、Appleの白い純正イヤフォン。 大量のカップ麺と、大量のヨーグルトと、大量の発泡酒。 週末のプライベートタイムを、 ただれた飲食に費やすのだろう。 会計を終えた店員が尋ねる。 「お箸とスプーンお付けしましょうか?」 スーツの男は下をうつむいたまま、無言だ。 ふたたび、店員がさらに尋ねる。 「お箸とスプーンお付けしましょうか?」 スーツの男は無言だ。 やや声を張り、店員がさらに尋ねる。 「お箸とスプーンお付けしましょうか?」 スーツの男は無言だ。 吐き捨てるように店員が尋ねる。 「お箸とスプーンお付けしましょうか?」 スーツの男はそれでも、無言だ。 男の背後には、会計待ちの列ができている。 殺気。 舌打ちとため息。 「お箸とスプーンお付けしましょうか?」 スーツの男は無言だ。 よく見ると、男は右手の人差し指を一定のBPMで動かしている。 心なしか、頭も左右に揺れているようだ。 とてもゆっくりと。 男はグイッと、Appleの白い純正イヤフォンを力強く、耳に挿しなおす。 もしかすると、男の唯一の意思表示なのかも知れない。 「俺は今、音楽を聴いている。このツインドラムが醸し出すDOPENESS。 このリリックが浸食するWILDERNESS。それを遮る権利は誰にもない」 あるいは、そんな脳内宣言を繰り出しているのかも知れない。 男が聴いている音楽が、 たとえば、MUSQISだとすれば。
山下哲史(ターンテーブル奏者/即興演奏者)
"JTNCに呼応するかのようなMUSQIS最新型Experimental Music!!! "
高澤 瑛 (lang / Bridge Guitars店主)
"万物を楽器と捉えることができる自然なイマジネーション。 確かに光っているものであればどんなに見えにくい光でも、 その光の魅力を感じることができる審美眼。 ���して、時を経ても尚、正解のない問題を明日も新鮮な気持ちで解きあかそうとする精神。 そこに住む人々の独特な呼吸音から始まり、民族音楽は生まれたと聞く。 MUSQISの呼吸を、しっかりと感じとれる。 それはセンセーショナルでありながら、何かの否定から生まれたものではなく。 全てを包み込むような温かさを持ちながら自然の中で力強く生き���いく文化が生んだ呼吸。 わいは美しいものを心で自然に美しいと感じられる尊さを感じたんや。 ほんまやで。 "
Taka-shit JPN aka 安藤 (ライブハウス北浦和KYARA店長)
"リリースおめでとうございます。 野口くんはまず人柄がとても良いのですが、 彼の音楽を聴いたりパフォーマンスを見たりすると、 この人なんなんだろうな、とわからなくて面白いです。 天然の部分とコントロールされた緻密さがすごいなと思います。 この曲も、スピリチュアルで抑制された雰囲気の中、聴くたびにいろんな音といろんな意図が発見できる曲です。"
キシノジュンヤ ( HOPI / the mornings )
"直線的イメージと、 360°包囲される感覚 出発と、エンディング どこだか分からない異国感と、 どこで感じたか分からない懐かしさ 伝達系統の中で ネットワークが意志を持って 自由に拡張と収束を繰り返す そんな行ったり来たりをしているうちに いつの間にか曲が終わってました! リリースおめでとう!!。"
まいこ (つしまみれ)
"ライブとは別物のテクスチャとバランス感覚。 でもブレない。 極端さはないが、穏やかに近づいて、穏やかに喉元まで登ってくる。"
タナカユウキ (extremeOBSN/suthpire/ZENANDS GOTS/whales)
"優れたミュージシャンたちの集まりがMUSQISだと思っていたが この音源を聴いて認識を改めた。 強烈な芸術家集団である。 油絵のように色を織りなし一個の明らかなイメージとなり、 音楽的知性とは違うところにある感性に迫ってくる。"
二宮友和(PANICSMILE、uIIIn)
"東京を離れて5年ぐらい経つと住んでいた時にぼんやり感じていたものが輪郭を持ってくるのか、 摩訶不思議な街だったんですよね、強烈で。 海外の映画に出てくる東京、 とかあと80年代の東京のニューウェーヴ/オルタナロックから感じた強烈なアジア感、みたいなキラキラ感、猥雑な感じ。 スパイスカレーが大好きな人が沢山周りにいたなあとか。 それを再認識しております。 こうして福岡でMUSQISの曲聴いていて更に明確になったというか、 とてもリアリティがあって、 正に今の「気分」の曲でした。 言葉も音も凄く面白いです。"
吉田肇(PANICSMILE)
"ノスタルジーと先進。洗練と混沌。美と醜悪。 幻想的でいつつひどく現実的。 相反するものが同居する音世界"
イワモトミサト (HELLO STRANGER)
"歴史や匂いや風景や色や建物とか、 たくさんのレイヤーが統合される寸前のギリギリを保ってそこに存在している感じ。 液体よりは個体。 ラストは都会の雑踏、 巨大なスクランブル交差点の中で長い夢から覚めた感覚。"
おのてらえみ (The Taupe)
"楽曲も音もとても好きです。 緻密でミニマル、でも人間味がありワイルドで力強く、 作戦を遂行する姿は、幻影旅団みたいだなと思いました。"
小倉直也 (MASS OF THE FERMENTING DREGS , baduerykah , SYMBOL)
"この楽曲に持ったイメージは砂漠を旅するジプシー。 MUSQISというグループはリーダーの野口氏を核として流動的に活動しているのでその辺もまたジプシー感を僕は感じています。 ただここに出てくる砂漠とはいわゆる東京砂漠。 混沌と秩序、 狂気と正気、 理性と感覚、 不安と平静、 とそんなものが同居しているようなまさに東京という砂漠を僕自身も旅している気分になりました。 リリースおめでとう!"
久恒 亮(AxSxMxUx / Transkam / studio Zot)
"部屋で一人で聴くの危険! ディープな精神世界から戻れなくなっちゃう!"
御代田悟 (K-MIX SHIZUOKA HITS ON PARADE パーソナリティ)
"哲学的な響きだ。 聴き終えて、もう一度聴く。 冒頭の砂利を踏むような音が人間が前に進む思考する音に聴こえる。 哲学的な響きだ。 緻密に構築された音が幻惑的で民族感があり、 個人差あるだろうが、これはリゼルグ酸かなんかで俺の脳内で流れていて 現実には存在しない音楽なんじゃないか? と心配になるほどサイケデリックに鳴る。 一度聴けば、ロジカルな音像に、 もう一度聴けば、ラジカルで哲学的で、 さらに一度聴けば、全て引っ括めて脳へのドープだ。 うだうだ言いましたが、とにかく素晴らしいの一言です。 作ってくれて有難うございます!!"
榮勇太 (ゆれる)
"やばいです! 音楽で地球とか作ろうとしてるんじゃないかって思いました。 (MUSQISが地球作ろうとしている前提で話しますが)あなたは音楽で地球作ろうと思ったことありますか? 俺は残念ながら思ったことがありません。。。(これから作って見ます!) 大地の鼓動や地平線のはるか向こうや生命の脈々と受け継がれし何やかんや、 そして最新のテクノロジーまでを感じたい方はぜひご一聴を。"
松本一輝 (Temple of Kahn , ravenknee , phai)
"十数年前、はじめてDCPRGを聴いたとき 「どんな生活をして、何を食べ、どんな体験をすれば、こんな音楽に辿りつくのか?!なんだこの(よい意味で)キチガイな音楽は?!」 ってなったことが記憶に蘇ってきた。 たとえば、それがMUSQISだったとしても、そのときの僕は同じ印象を持っただろうな。"
タニタカヤ ( LLRR, ex.otori )
"宇宙と無。 異国と日本。 古代と現在。 BGMと精神的音楽。 相反する要素がたっぷり詰まってて、しかも全てハマってる。 面白い。 MUSQISは10年後もMUSQISのままでいてほしいし、きっとそうであってくれると思う。"
森大地(Temple of Kahn / kilk records)
"踏みしめる足音、 旅の途中、 脳内で繰り返すギターメロディ、 雪月風花、 四分半の己との対峙、葛藤、 ただ、つま先は前を向いてる"
キドウラコウイチ (World Wide Size/kiyasu orchestra/HAIGAN)
"東京銀河音楽です。"
MORIKON (pocketlife / PAPRIKAN / Delicate Zoons )
"目標物が何も無く、薄暗い一面雪の中を真っ直ぐ、ただただ歩いている映像。 対して、遊牧民が周りを浮遊、回転しながら祝祭を行なっている様にも思え、混乱。 エネルギーの向かう方向、かつて内に向かって凝縮されるように感じていた。 CuriousSystemでは強烈に外へ。 矢印は様々な曲がり方、でもあくまで個。 音楽としての次元が上がったから?以前よりハッキリと感じる。 霧散されているわけでは無く、複数の線が世界地図を手前から奥に塗り潰す様。 混乱。 高円寺の喫茶店、お婆さんが隣の席のBボーイ、ガールカップルに声をかけオリジナルマッサージを施術中。 お婆のテンションはエスカレート、 Bボーイ彼氏の背中をハデにバシバシ、シバきはじめた。 喫茶店中が注目しているが、お婆は御構い無しにバシバシシバく。 あ、Bボーイがキレた。霧散。 昨日一昨日、酔いに任せ夢遊し何度も聴いていた。 高円寺、博多駅、呟きながら歩いた。 左右に振られたドラム、野口君のツイートを思い出しながら数えながら歩く。 MUSQISのブレイクから戻ってくるスピードが速いとこがたまらなく好き。 いまは福岡、今はどこか?いつか? ヴィジョンや言葉で表現できないこと、面白いけど、今回のムスキスはなんだか掴めそう? 掴んでいる?かも。"
じった(マクマナマン / KELP / snarekillsnation)
"8+6の変拍子が身体に落とし込まれて、 言葉が何かを訴えていく果てに破綻して広がる宇宙感覚は太い幹のようだ。 荒寥として無国籍エスニックな皿は既に僕らの背骨を貫通している。 そこに言葉が刻み込まれて解放される。 深く深く。 野口の長い髪の匂い。"
佐々木すーじん (scscs)
"僭越ながら、こうして楽曲にコメントをさせていただくのは初めての経験でして、とても嬉しく思います。 「Curious System」を聴きまして、 スピリチュアルとか虚無的といったイメージや手触りがまずあったのですが、 何度も聴いていくうちに不思議なあたたかみのようなものを感じるようになりました。 "わたしたち"や"かつてのわたしたち"がためらってしまったであろう藪を掻き分けていった先に広がる茫洋たる思索の荒野、 その果てに集った人間たちの祝賀か呪詛かそのどちらもか。 次なる荒野を目指すかのように盛大かつ粛々と奏でられる音に、 脳細胞と筋肉とぜい肉と骨が等価値で躍動させられながら "音楽のはじまり"に思いを馳せました。"
kawauchi banri (てあしくちびる)
"ラップの声に癒されます。中東な音もいい感じ"
宝生久弥 (Scaperec)
MUSQIS MAIN PAGE HERE
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全部書き
あとは、伊良林小の相沢さんのバドミントンクラブに大束忠司さんがNTTのウェア着て現れたらしいですよ。書いてすいません 全部書き 長崎総科大の頃 出口学くん(淵中〜長崎商業〜長崎総科大) 片山耕平くん(式見中〜長崎商業〜長崎総科大〜長崎ケーブルメディア) 酒村昌克(片淵中〜長崎総科大付属〜長崎総科大) 白石基紀くん(大浦中〜瓊浦高校〜長崎総科大) 石井武雄くん(大村の中学〜創成館〜長崎総科大) 桑野修太郎くん(熊本の高校〜長崎総科大) 深田瑛一くん(鹿町工業〜長崎総科大) ケイン 大村工業 おデブちゃん(喫茶店オリンピック浜の町店 経営者の息子)当時 林先生(瓊浦高校) 林田さん(長崎大学)って試合したことありましたけど たしかに、長崎北が強かったような・・・当時 相沢くん(長崎中〜長崎総科大付属) 山下泰志くん(長崎中〜瓊浦高校〜久留米大学) 宮地基樹くん(片淵中〜長崎総科大付属〜別府大学) 長崎総科大付属 バドミントン部 顧問:松田進先生 上瀧さん(大村の中学〜長崎総科大附) 森下さん(長崎総科大付属) 中山さん(長崎総科大付属) 中山展大さん(長崎総科大附属) 河本洋平くん(山里中〜長崎総科大付属〜音楽家らしい) 宮地基樹くん(片淵中〜長崎総科大付属〜別府大) 酒村昌克(片淵中〜長崎総科大付属〜長崎総科大〜キューンミュージック〜フジテレビ) 鍋谷雅史くん(片淵中〜長崎総科大付属〜長���総科大〜福岡でITらしい) 大串悠哉くん(桜馬場中〜長崎総科大付属〜長崎総科大) 近藤伸之くん(長崎中〜長崎総科大付属〜長崎総科大) 西岡剛くん(桜馬場中〜長崎総科大付属〜長崎総科大〜薮内薬品〜グリーンコープ) 松尾直樹くん(東長崎中〜長崎総科大付属〜福岡工業大学) 相沢くん(長崎中〜長崎総科大付属)今、相沢くんがAクラスだって 会長 園田くん 長崎総科大付属 バドミントン女子 顧問:田中先生 廃部済み 高本美咲さん(藤川美咲)(東長崎中〜長崎総科大付属〜ココイチのカレー矢上店〜肥前古賀で一人暮らし) 松尾佳奈子さん(東長崎中〜長崎総科大付属〜松尾金物店 矢上店) 原田加奈子さん(長崎総科大付属〜原田楽器 諫早店) 樽水初奈さん(日見中〜長崎総科大付属〜お父さんが長崎市役所) 小笹さん(長崎総科大付属) 村井さん(長崎総科大付属) 下舞あすかさん(長崎総科大付属) etc・・ 長崎中 山下くん、樫山くん、山中くん(長崎中〜長崎東〜長崎総科大) 瓊浦7人衆 大平くん(大浦中)、粟田くん(大浦中)、山下くん(長崎中)、松浦くん(緑ヶ丘中)、・・・ 片淵中 バドミントン部 顧問:荒木先生 コーチ:一ノ瀬コーチ(日見の大曲に住んでる) 小倉さん(片淵中〜長崎東〜長崎総科大) 大戸悠さん(片淵中〜長崎南商業) 井手さん(片淵中) 本岡宏徳くん(片淵中〜長崎東〜中村獅童さんのお弟子さんらしい) 宮地基樹くん(片淵中〜長崎総科大付属〜別府大学 シーボルト通りのお好み焼き屋みやちってありますが宮地の家ですよ) 東川糧大くん(片淵中〜海星高校〜メガテックス〜佐川急便) 酒村昌克 本田康平くん(片淵中〜瓊浦高校〜久留米の専門学校〜ハウステンボスで料理人) 岩下くん(片淵中〜瓊浦高校中退 県庁のところにあった喜楽寿司。寿司屋でも継いだんじゃないんですか?) 澤田えいじくん(片淵中〜聖母の騎士〜国士舘大学 クリーニング屋 澤田キャプテンにした方が金回り困りませんよ 自営業者だから) 鍋谷雅史くん(片淵中〜長崎総科大付属〜長崎総科大) 浦昭仁くん(片淵中〜長崎東〜佐賀大学中退〜佐世保で医療事務) 福永大輔くん(片淵中〜長崎南山) 中島宏明くん(片淵中〜長崎東〜大阪大商大? サラリーマンしながら学生してたみたいでなんて呼ぶのか知りませんが、家庭教師ビジネスで600万以上稼いだらしい) こうがみくん(片淵中〜) 中島浩二くん(片淵中〜長崎総科大中退〜エネオス長崎商業下店 店長) 片淵バドミントン部 女子 顧問:吉田先生  コーチ:河田コーチ 松尾美和さん(原田美和)(片淵中〜長崎女子商) 白石麻衣さん(片淵中) 中江美里さん(片淵中) 古瀬有希さん(太田有希)(片淵中〜長崎東) 浦川なつみさん(片淵中) 高久保さん(片淵中) もう一人 etc・・・ 高木さん 高木コーチ 酒村勇輝くん(片淵中〜長崎総科大付属〜九州産業大学〜長崎ケーブルメディア〜KTN ソサエティー〜西町で自営業してる) 山本くん(片淵中〜) 渕山さん(片淵中〜) 白石正太郎さん(片淵中〜長崎工業〜��レ) 赤迫さん(長崎工業) 増井さん 田添さん(緑ヶ丘中) 添田さん(日本体育大学) NTTに添山さんっていらっしゃるんだけど、やっぱ違うのかな添田さんじゃなくって添山さんかな?緑ヶ丘に住んでるっていうし・・・添山さんの息子さんが緑ヶ丘でバドミントンしてるって言ってたよ 白石松太郎 中村さん(活水大学) 亀田有子(女商、平山台)、サトエリ、末廣かおり(活水、飽の浦町)、長野純子(桜町 美容室ふくし)、森奈緒子(諫商)、水川あさみ(女商、市役所通りの消防署の裏の新聞社が家)、白武くん(海星)、田中元気くん(海星)、太郎ちゃん(太郎部、浜寿司、銭座町、長崎市議会にいるらしいけど 当時 海星)、こうや(瓊浦)、平松くん、ガリ(川田薫 藤野の付き合い)、渡さん(藤野の付き合い)、現川のさとみの友達(藤野が通ってた藤野の女タヌキみたいな顔)、古賀ひとみ(女商、淵町)、川村理恵(女商、畝刈町)、パンチマン(藤野が調子乗ってた時にパンチ一発でやっつけた人)、広田さやか(広田町、純心大学)、慎太郎(内野の家の上の階に住んでる)、いがきくん(三和)、文ちゃん(大久保文太 三和)、一真(松本一真 三和 寺の住職)、テル(三川町 ピンクのハイエース、貞松から聞かされてた)、御手洗くん(瓊浦)、浜崎信輔(浜崎さんの子供)、美香(38〜39歳、藤野の女、子供の名前、不治の病ちゃん)、笹川由佳、バナオ(永尾俊 南陽小)、たかすくん(中村貴司 土井首)、三幸ラーメン、梁山泊 徳永プロの弟 徳永幸久(飯盛町)、立野明日香(かき道団地)、平松美智代(淵町 玉木短大)、大ちゃん(島田フルーツ 河野福一郎の付き合い)、大工の親方(河野福一郎の付き合い)、梅原(小川の彼女、ずっと俺んちにイタズラ電話かけてきてた)、マリア園(心霊スポット 三和町)、野母崎灯台(心霊スポット 野母崎町)、南原(桜馬場)、うば捨て山 権現山(心霊スポット 野母崎)、開星学園(平山台、蚊焼らへん)、金比羅山(心霊スポット 防空壕に木製の椅子が・・・ 立山)、10円ばあちゃん(恐怖体験 夜の10時ごろ 網場) 西武公民館〜片淵3丁目公民館までトンネル開通(地下で繋がってますよ鳴滝から片淵) 長崎大学経済学部(防空壕 いっぱいあった 当時) 仏舎利塔(怖いっすよ 片淵4丁目)トッポ水(赤水 赤痢菌 夫婦川町) 峰��山(片淵4丁目)、伊藤美和子(蚊焼)、めぐみ(長崎商業、俺の元ストーカー)、イエローバブ(河野福一郎の付き合い)、カリメロ(東川くんの彼女 保育園の先生 かき道)、飯島直子のAV(糟屋郡の東川くんの部屋より発見 当時)、長崎日大出身の早坂ひとみのAV女優(天野くんから聞いた)、松下さん(天野くんの元彼女 当時)、鈴田優(KTN 天野くんの元彼女)宮崎さんっていう金持ち(かき道4丁目)、平井さんの嫁(秋田出身 かき道2丁目)、ヴァギナファイターズ 長崎支部長 暴走族(長崎大学経済学部 夜間部 当時)、健吾くん(かき道)、山室(かき道)、立石さん(かき道)、坂谷香奈さん(かき道)、酒ちゃん(酒田大輔 創成館 ボクシング部)
八代東(熊本)埼玉栄(埼玉)トナミ運輸42〜41歳の人が名前変えて文字狂わせしてますね 鍋谷くん向けにもう20年ですよ 
バドミントン 大学
大学3年生から佐藤先生がスポーツ政策をとったため、遠征かなりだった
佐賀 唐津大会 優勝 
大分 Dリーグ 優勝 
長崎 大学大会 決勝 総科大 vs  長崎大 会場:長崎大学  優勝 チャンピョンベルト 2004
福岡 インカレほどひどくはないがユニバーシアード大会 会場 久留米大学 優秀な成績
東京国際展示場の覚えが・・・フジテレビ内田恭子さんの取材受けた
国際大会でてインド代表とした記憶が・・・
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judachigeiju · 6 years ago
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紀伊半島原付旅行記
早めの夏休みをもらったので、原付で伊勢湾フェリーを渡り紀伊半島を一周しようと思い立った。思い立って二週間後に出発した。紀伊半島とは精神の方面である。
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七月二日:浜松から新宮へ
排気量五十CCの原付〈一つ目家鴨〉号はキックスターターを使わないとエンジンが動かなかった。一抹の不安を抱えながら、七時半、原付に跨がった。曇空の下、国道一号線を西に進み、弁天島を回って国道四十二号線、表浜街道伝いに渥美半島を西へ進んだ。
坪井杜国の故地
赤羽根港に付属する道の駅で休んだあと和地交差点から西北に進路を変えて高田交差点で左折、高田西交差点で右折し、右手にある潮音禅寺こと潮音寺を訪れた。境内には柳原白蓮歌碑と山頭火句碑があり、空米売買で尾張徳川家の領地から追放され、渥美半島へ来た坪井杜国の墓碑がある。
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杜国墓碑の前に立っていると住職から 「俳句をやっているのですか?」 と声をかけられ、その日に咲き始めたという蓮を見せてもらった。蓮の初日はあまり開かないのだという。血統書付きの大賀蓮の水鉢もあった。住職は黒目高も二千匹に繁殖させたらしい。川を渡って「杜国屋敷跡」の看板のある角を左折すると畑のなかに小さな杜国公園。〈春ながら名古屋にも似ぬ空の色/杜国〉の句碑が建っており、投句箱もあった。
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十時を回っていたので急いで西へ向かい、二十分ほどで伊良湖岬のフェリー乗り場に着いた。標識交付証明書がなくても排気量を口頭で伝えただけで発券してくれた。合わせて三千九十円で、十円だけ人の方が高い。十時五十分発、五十五分に及ぶ伊勢湾の航海。波が荒かった。伊勢湾を渡っていると雨に降られた。船内のテレビで天皇の病態が報じられ、平成が来年五月までもたないかもしれない、と思った。鳥羽に着くと雨は止んだ。
嶋田青峰の故地
フェリーを出ると正午になろうとしていた。鳥羽フェリーターミナル二階のレストランで食事をとろうとすると係員のおっちゃんから「ここのレストランはおすすめしない。近くの錦屋がいい」と勧められ、錦屋でてこね寿司と伊勢うどんを食べた。若女将の愛想が良かった。食べているうちに梅雨晴間。志摩半島を縦断し、的矢で渡鹿野島を望もうとしたら、的矢は、ホトトギス同人から除名され新興俳句弾圧事件で逮捕された俳人嶋田青峰の郷里だった。句碑〈日輪は筏にそそぎ牡蠣育つ/嶋田青峰〉も、弟である嶋田的浦の句碑〈海うらら水平線は汽船を引く/嶋田的浦〉も夏草のなかにあった。杜国といい青峰といい不遇な俳人ゆかりの土地ばかり巡った一日だ。志摩半島の浦はどこも簡素で好きになった。尾鷲で小雨に遭い、虹を見た。ひたすら走り、いくつもの浦の潮が戻るのを見ながら走り、十九時に新宮駅近くへ投宿した。
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七月三日:新宮から田辺へ
目覚めるとサッカー日本代表が白耳義に惜敗していた。六時半に新宮市の「路地」を見てから霧雨の国道百六十八号を熊野本宮大社まで走った。
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山岳信仰とサッカー
観光客がほとんどいない大斎原や本殿を見た。熊野は大学一年生のとき以来だから十年以上ぶりだ。拝殿にサッカーワールドカップ関連の展示があったが、侍ブルーのユニフォームを着たスタッフが取り外していた。熊野の神に勝ったのだから確かに白耳義は赤い悪魔だった。
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八時半に給油してから山を下り、新宮市街まで戻ってから那智の滝を見た。数年ぶりに絵馬を書いたり護摩木を焚いたりした。熊野本宮よりも那智の滝を神体とする信仰の方が私にはわかりやすい。
鯨焼肉はレバーの味
十一時には那智を離れ、正午に太地町へ着いた。くじら博物館は千五百円を惜しんで入らなかったけれど鯨恵比須の鯨骨鳥居と燈明崎の山見を見て、道の駅たいじで鯨焼肉定食を食べた。血臭いのでやはり鯨肉は揚げた方がいい。
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尻ではなく太腿で乗る
国道四十二号線をひたすら西へ。里野で水泳パンツに着替えたがちょうど日が陰って寒くなり、海水浴はあきらめた。見老津のあたりで和歌山県警の軽パトカーに跡をつけられたので、先に行かせたら、また後ろに回られてスピーカーで停められた。職務質問だ。「浜松市」ナンバーを見なれないから停めたとのこと。浜松から原付で来たと説明すると「どうしてそんな気になったんですか」と訊かれた。「お尻が痛くならないんですか」とも訊かれたので「尻ではなく太腿で乗ると痛くならない」と答えた。ズボンの下は水泳パンツなので、ズボンの中まで調べられたら即逮捕だっただろう。別れ際に夜間に掛けられる光る反射タスキをもらった。それから道の駅ごとに休み、田辺を目指した。
交番へ出頭
十六時過ぎに道の駅椿はなの湯で休んだ。ベンチに座ってのんびりしていると別のベンチに座っていた老爺が「そろそろ行くか」と独り言を言い、軽トラックでどこかへ行��た。老爺のベンチが日陰だったので日射を避けるべく私はその日陰のベンチに移動した。するとベンチの上に財布が落ちていた。あの老爺の財布だと思い、私は戻ってくるまで待つことにした。でも戻ってこなかった。道の駅は定休日で閉まっていた。仕方なく私はその財布を持って近くの椿駐在所まで行った。しかし駐在さんはおらず、備え付けの電話を架けると婦警が富田駐在所まで来ていただけるかと言った。住宅街のなかにある富田駐在所へ出頭し拾得物物件預り書一枚で解放された。一日に二回も警察沙汰だ。交番を出て国道四十二号線に出た途端に雨が降り出した。晴れ間をぬって沿岸を北へ進み田辺駅近くの美吉屋旅館へ投宿した。自動扉が開くと禿親父がソファに寝そべって歌謡ショーを観ていた。客かと思ったけれど主人で間違えなかった。夜風が吹いただけで骨組が唸る旅館の「菊」の部屋に泊まった。若旦那から純喫茶桂のご主人が亡くなって看板を下ろしたと聞いた。灯りが点いているのはどきどき奥さんがいるからだとのこと。
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七月四日:田辺から大和高田へ
北上するには二通りあった。海岸沿いに国道四十二号線を進む海ルートと高野山を経る山ルートだ。高野山は魅力だが山ルートにはガソリンスタンド問題があった。ただでさえ燃費が四十キロ前半まで落ちているのにガソリンスタンドが少ない山中を百数十キロ走るのはガス欠リスクが高い、それに近畿地方の天気予報は全域で雨なのであえて天候の見えにくい山間部を通ることもなく海ルートに決めた。
台風七号ブラピルーン
フロントに鍵を置いて五時半過ぎに出発した。みなべ町の岩代で、四つのH音のやるせなさが素晴らしい〈家有者笥尓盛飯乎草枕旅尓之有者椎之葉尓盛/有間皇子〉が詠まれたという磐代の結松と畑のなかの寺脇にある歌碑を観た。八時くらいまで台風七号はおとなしかったがトンネルを出て由良町になってから本気を出し、激しく雨が降り出した。それでも走り続けたのでジーパンはもちろん下着までぐっしょり濡れた。なぜ走っていたのかと言うと大阪は午後から曇るという予報に賭けたからだ。和歌山市まで強く雨が降っていた。大阪府に入ると小雨になり時々晴れ間も見えた。雨雲レーダーを見ると高野山はもっと強く降っていたので山ルートにしなくて本当に良かった。岸和田城の横を通り和泉市で冷えた体��血流を回復させてから東へ折れ、富田林から河南、水越トンネルをくぐって大和の葛城に出た。山はやはり雨が降っていた。
葛城一言主神社では二人の男性が階段下の祓戸神社へ参拝してから昇段し、一言主神社の拝殿へ参拝していた。一言さんは地元の信仰を集めているらしい。それと拝殿に参拝する事前準備として拝む祓戸神社というシステムは熊野本宮にもあった。祓戸神社の祭神はいずれも瀬織津姫、近畿地方の格式ある神社の様式だろうか。大和高田のネットカフェで刃牙を読んだあと大和高田駅近くの福の屋旅館の「菊」に泊まった。また菊だ。女将一��の生活スペースと部屋が廊下一つを隔てて隣りあっているので、おばあちゃん家に泊まった感があった。女将は、橿原神宮の神武天皇が奈良県を大災害から守っていると言った。そういう信仰は美しい。
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七月五日:大和高田から浜松へ
近鉄大和高田駅のミニストップで食事をとった。ちょうど通学時間帯で女子中生・女子高生が目に入る。それは揚羽よりも速いという女子高生に会いに吉野へ行くからだろう。
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三重県南部は雨時々曇りという予報を見て急ぎ八時半には宿を出た。女将から缶珈琲をもらった。桜井を経て九時半過ぎに宇陀の阿騎野へ。吉野とは飛鳥の平地から見上げるような山地のことだった。東の野にけぶりの立つ見える阿騎野は菟田吾城という古代城郭があったらしい。鎌を持った小母さんから「この地は薬草で有名」「元伊勢」と聞いた。
人間のクズが国栖に
吉野川まで南下して国栖の里を眺め十一時前には国栖奏伝習所の横を通り浄見原神社を訪れ記名した。「鯨は人間のクズだ。ちなみにクズは国栖、先住民族の名だ」と言われてからずっと気になっていた土地「国栖」に立てた。
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県道十六号で国道百六十六号線に戻り、鷲家八幡神社の桂信子句碑・前登志夫歌碑・宝蔵寺の能村登四郎句碑を見て、高見山を仰いだ。そういえば吉野で女子校生は見なかった。汗に冷えた体で高見山トンネルをくぐった。それから虹の泉のほかは伊勢までひたすらに走った。
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近畿地方はあちこちで豪雨らしいが、幸運にも私は雨を数粒受けただけで水泳パンツを履いた意味がなかった。猿田彦神社を参拝し十六時前には鳥羽のフェリー乗り場に着いた。十六時半発のフェリーには間に合ったがガソリンが空になりそうだった。あこや真珠と中国産の淡水真珠の違いを聞いた。
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雨の帰浜
フェリーは伊勢湾に出ると波に揺れた。恋路ヶ浜を見下ろしてから国道二百五十九号線を通って豊橋市を目指した。国道二十三号線からは私が「ほぼ原付専用道路」と呼んでいるバイパス横の側道を通り湖西市へ。昼夜食堂港屋本店で浅蜊汁と鯵の開きを食べた。食堂を出ると雨が降り始めた。弁天島を経て国道一号線で帰宅した。四日間の走行距離は九百三十五キロメートルだった。あとヘルメットのシールドが割れていた。
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daruatheaven · 3 years ago
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2021.7.31 3:08 “Down Beat”
 ダウンビートという名前のジャズが流れる喫茶店が日本には何箇所かあるみたいだ。それは主に地方にあって、都市からは少し離れた場所にある。
 あたしの敬愛する山田詠美の本のなかでも1番のバイブルだと宣言できるものがある。「soul music lovers only 」である。短編のタイトルがソウルミュージックの名曲になっているその本のあとがきは詠美さんと同じぐらい敬愛している村上龍が書いている。 その中で龍さんの故郷にあったという‘ダウンビート’というジャズ喫茶が登場する。あたしはその龍さんの出身地��ある長崎は佐世保にあったらしいダウンビートという店が気になって調べていたけど、何十年も前に発行された小説のあとがきでの情報だし、2021年の現在ではあんまり確かなことは分かりきらなかった。調べているうちに、その佐世保のダウンビートは無くなってしまったらしい情報をネットで見つけた。しかし、同じ九州の宮崎県は高鍋町に‘ダウンビート’という名前のジャズ喫茶店があることを見つけた。そして日本海に面した福井県にも‘ダウンビート’というジャズ喫茶店があるという情報も見つけた。どうやら群馬の高崎や、横浜の桜木町にもダウンビートというジャズ喫茶店はあるみたいだ。 更に調べて分かったことは、‘ダウンビート’というのは1934年にシカゴで発行されたジャズやブルースを扱った音楽誌の名であることだった。
 私は特に80年代から90年代にかけた村上龍小説、エッセイのオタクなので「恋はいつも未知なもの」というSFファンタジー要素を含みつつもノンフィクションとも捉えられるようなジャズ短編集を読んでいる最中だった。この短編は、数ページ程の章のタイトル全てにジャズスタンダードの曲名が付けられていて、どの話も最後にはそのタイトルになっているスタンダードの和訳(龍さんが和訳したもの)が載っている。私はジャズの知識があるとは到底言えないけれど、その純粋かつウィットに富んだ音楽が好きだ。Amazonで衝動買いしたこの中古の短編集をとても気に入っていて、しかもこの本は、それぞれの話が短いのに独立しておもしろい。それなのに、全体を通して、様々な理由を持った孤独な男が何故だかたどり着くジャズ・バーが登場し、それを主人公であり筆者の龍さんであろう男が探し求める、という構成になっている。どの話も感心するほどに詳細な描写があったり、リアリティを持って話は進んでいくのに、後半になるにつれてSFのような世界観を読者である私たちに見せてくる(その中にもリアリティはあって、それがたまらなく本の世界にトリップできる訳だ)。
 ‘ダウンビート’という名のジャズ喫茶について調べていくうちに喫茶とバーの違いはあれど、私もどこか「恋はいつも未知なもの」と似たような感覚になっていることに気づいた。ネットの口コミにはどの‘ダウンビート’も居心地のいい上質なジャズが流れ、通いたくなる雰囲気を持っている、と書かれていた。
 私もいつかダウンビートに辿り着きたいのだ。それは旅する途中かもしれないし、気がついたら居た場所かもしれない。
 多分、私がダウンビートに辿り着く時というのは、限りなく孤独を感じて絶望して旅に出た時か、孤独と幸福の狭間がわからなくなってしまった時に辿り着いている、そんなような場所だと過度に想いを馳せたりしている。
 いずれも、私は孤独と共にそこに辿り着き、ダウンビートに存在する自分を認めた時には安らぎと孤独の幸せに満たされているに違いないだろう。
 孤独というのはある種最上級の自由であると私は思っている。限りなく���しくて、ひたすらに自由な状態だ。そういう時というのは、心の健康が間に合えば、自分が何を愛していてどうやって生きてきたのかをどうしたって再確認することになる。
 私はどんなに辛くなっても今、生きていて、それは自分がこんなにも愛しているものの数々があるからだと認めることだ。
 生きていくことは、まず私にとってはとても簡単ではないものになっていて、それは波を立てて心を飲み込もうとしたり、どん底の気持ちから、ふと救われてまだ生きていいんだ、と思ったり。どういうことだかそんなことの連続の人生になってしまった。
 しかし、私は今、愛しているものを自分で確認することができるし、ダウンビートへ行かなくてはならないと強く思っている訳で。そしてやっぱり詠美さんと龍さんに会うまでは絶対に死ねないと思う。今の自分ではそれぞれの前で立ち尽くすだけになったとしてもだ。時代は変化しているし、時も、経っている。それでも、いつかはこの目で私を形成している大きすぎる存在を確かめたいし、私はその時に自分に「生きていていいんだよ」と言ってあげたい。それまで絶対に生きようと思う。
ps. 龍さんの「村上龍料理小説集」を数日前に読了した。心から美味しいと思えるものと出会える、そんな大人になりたいと思った。そういうおいしい物と出会う時っていうのは、今まで増やしてきた心の宝物のように、私の心に大切にしまわれて、必要な時に光ってくれるものになるはずだと思う。おいしいもの、これからたくさん食べたいし出会いたいな。
2021.7.31 3:52
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geniusbeach · 7 years ago
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香川旅行記
 ゴールデンウィーク後半を使って香川を旅行した。計画したのは出発前日の夜中で、今回のテーマはうどん巡りと温泉だ。私は昨年末に二泊三日で高松、琴平、直島、豊島を巡り、うどん7杯を食べて大満足で帰ったのだが、以来香川のことが忘れられず、また行きたいと思っていたところだった。
 1日目(5月2日)
 午前4時という、朝がひどく苦手な私にとっては信じがたい時刻に友人の車で出発。9時ごろ善通寺に到着し、食べログ一位のうどん屋、長田 in 香の香へ。巨大な駐車場と50mにも及ぶ行列を目の前にして一軒目ながら若干ひるむ。待ち時間を使って宿探しをするも、さすがGWだけあってどこも満室。無計画な私たちも悪いが、10軒ほど電話して空いていたのは一室のみだった。しかし結局宿泊料があまりにも高かったため断念し、並んでいた他のお客さんに健康ランドに泊まれることを教えてもらったので、最悪の場合そこにすることに。一時間弱待った後入店し、釜揚げ大と冷やし大を一杯ずつ注文。各1.5玉で350円だ。つゆはいりことかつおのダシがよく利いており、もちもちの麺からは小麦の香りが強く感じられたいそう美味かった。皆うどんだけ食べてさっさと出るおかげで回転率がかなり良く、11時ごろには食べ終えることができた。
 続いて二軒目のはなや食堂へ。地元に愛されるおばあちゃんのお店といった印象。冷やしとタコ天を注文。うどんは200円、天ぷらは300円と安い。小ぶりなタコを丸々一匹揚げた天ぷらは衣が���色くふわふわの食感。うどんも無論美味い。食後に宿探しを再開し、栗林公園近くのところに電話するとあっさりOKが出た。電話口の主人の対応が少し気になったが、一人一泊2600円、ガッツポーズだ。せんべい布団でも座布団でも部屋でゆっくり寝られるだけありがたいので、即座に予約した。
 腹ごなしがてら金蔵寺(こんぞうじ)を覗く。お遍路さんが多くおり、皆お堂の前で一心に真言を唱えていた。友人曰く「水曜どうでしょう」に出ていた寺とのことで、ファンである彼の記念写真を撮った。ここに至るまでの道端の電柱には、八十八か所巡りの巡礼者を図案化した標識があった。小さなところにご当地感があってほんわかした。
 次はこんぴらさんにお参りすることに。 暖かくなったのと休暇も重なったことで人がごった返している。登り口にあるアカボシコーヒーで一服してからほぼ休みなしで駆け上がる。中腹では神馬2頭を見た。その隣には大型船のスクリュー(直径6m)とアフリカ象の像があった。前者は94年に今治造船が奉納したそう(今治造船HPより)で、当社が海の神を祀っていることやお座敷遊びのこんぴらふねふねでお馴染みの金比羅船に因むことが予想できたが、後者の意図はわからず、奉納品であれば何でも良いのかと思った。関連するとすれば、この山の名が象頭山であることぐらいか。
 程なくして本宮へ到着し、参拝の列に並ぶ。普段神社で手を合わせる時は何も祈らないようにしているが、今年に入ってからずっと精神が低調なままので、久しぶりに願をかけてみた。神様はこういう時の心のよりどころなのでありがたい。どうか届きますように。今回は、前回その存在を知らなかった奥社まで行こうとしていたが、道が閉鎖されていたためあえなく断念、またまた次回への持ち越しとなった。さて、全785段の石段往復は少々足に応え、途中で石段籠を見かけた時には思わず乗せてくれと言いそうになるくらいだったが、良い運動になったと思えば悪くはない。籠は参拝客の会話によれば片道3000円程だそうだ。乗っていたのはお婆さん、担いでいたのはお爺さんだった。
 麓に下りてから、こんぴらうどん参道店でとり天ぶっかけを食べる。一杯690円だ。二人とも腹が限界で、なぜここまでしてうどんを食べているのかわからなくなっていた。最早それはこの旅のテーマとして設定したうどん巡りの義務感からでしかなかったと言える。満腹中枢が刺激される前に片付けねばならないと、タケル・コバヤシ(※フードファイター)並みの速度でかき込んだ。とり天はジューシーで、麺にはコシがあって美味かったが、胃の圧迫で心臓が止まりそうになり、「うどん死(デス)」という言葉が頭をよぎった。
 疲労が甚だしかったため、喫茶店でまたも一服。琴平駅周辺には、「カキ三(さん)コーヒー使用」を看板に掲げた店が多くあり、前回の旅行でもそのオタフクソースのパッケージのようなオレンジと黒の色合いに親近感を覚えつつずっと気になっていた。おそらくそのカキ三を使ったであろうアイスコーヒーで意識を保ちながら、風呂にでも入ってリフレッシュしようということに話がまとまり、近くにあったこんぴら温泉湯元八千代へ。屋上に市街が一望できる露天風呂があるのだ。塀が低く、少しでも浴場のへりに近づけば周囲からは丸見えとなる(といっても建物より標高が高い所からだけだが)ため、内心ヒヤヒヤしていたが、やはり最高に気持ち良かった。受付で混浴と聞いて下品な期待もしていたが、二人組の女の子が少し覗いて引き返していったくらいで、終始客は私たちだけであった。な��、内風呂はごく普通の湯船がひとつあるだけだった。
 体力をわずかばかり回復し、瀬戸内の眺望を求めて五色台を目指す。16時半頃、大崎山の展望台に到着し、青空から海へと沈む夕日を眺めた。なんとも雄大なパノラマだ。遠くを見やると、薄水色の瀬戸大橋があやとりの糸のような慎ましさで陸地を繋いでいる。カメラで何枚も写真を撮った。ふと、ここ数日間で覚えた個人的な悲しみに対して、目の前に開けた海は、その豊満な胸で以て私を迎え、倒れ掛かる身体を圧倒的な光景によって生に押し戻してくれているような気がした。そうして下を見れば、山と山に挟まれた湾内の湿地に、草の生い茂る田んぼのようなものが広がっていた。これは木沢塩田跡地といい、秋頃にはアッケシソウという好塩性植物が紅葉することで一帯が赤く染まるそうだ(大崎山園地の説明看板より)。一度そんな不思議な絵を見てみたいと思った。この日は風が非常に強かったため、目だけでなく全身で自然を感じられて嬉しかったが、そのせいで体が冷えたのと日没直前に雲がかかったため、18時半頃に引き上げた。
 高松市内中心部に車で乗り入れ、今宵の宿へ。見るからに怪しげな建物に三友荘という傾いた看板がかかっている。隣の広東料理屋の前に中華系とみられる男が3、4人たむろしており雰囲気が悪い。中に入ると、フロントというよりは雑然と物が置かれた生活スペースが大きく広がっており、その山の中から主人が顔を覗かせて、一言いらっしゃいと言った。それから、かなり雑な態度で駐車場を案内され、やべーところに来てしまった、と思う間もなく会計を済ませて鍵を受け取り3階へ。廊下は廊下で床がはがれていたり、アメニティが散乱していたりとさながらお化け屋敷に入ったような気分になる。部屋に入ると、これまた昭和から時間が止まっていると思われるほど古くカビ臭い和室で、その異様さに一瞬たじろいだ。とにかく寝られれば良いのだと割り切ることにして、外へ風呂に入りに行った。
 車を20分ほど走らせて向かったのは、市内中部にある仏生山温泉だ。前回も訪れて、その泉質と洗練された建築様式が気に入っていた。町の歴史が古いため、ここも昔からあるのかと思いきや、2005年開業と比較的新しい温泉らしい(仏生山温泉FBより)。入浴施設とは思えない白い箱のような建物入り口の外観が特徴だ。中に入ると、ドーンと奥行きのあるシンプルな休憩スペースがお出迎え。端には小洒落た物産品が並んでおり、また壁伝いには文庫本の古本が並べられている。客がひっきりなしに出入りし、脱衣場と浴場はまさに芋の子を洗うような状態であった。なんとか湯船の空いたスペースに身体を沈め、一日で溜まったとは思えないほどの疲れを癒す。とろりとした湯で肌がツルツルになり気持ちが良い。露天風呂のある広い空間は現代的な中庭といった印象で、入浴体験を一段上のものへ引き上げてくれる。インスタレーション的な、「空間そのものに浸かる」といった感じだろうか。内部はそのように隅まで配慮が行き届いており、とても面白く楽しめた。
 さっぱりした後、宿に車を停め、土地の名物である骨付鳥を食べるために歩いて片原町近くの居酒屋蘭丸へ。本当は一鶴という店に行きたかったのだが、長蛇の列を目の前にして断念、ここに並ぶこととした。小一時間ほど待って入店し、とりあえずビールと親鳥・若鳥、それから鰆のタタキ、造り4種盛り、サラダを注文、香川の味覚に舌鼓を打った。特に親鳥は肉がぶりんぶりんの食感で旨味が凝縮されている。スパイシーな和風ローストチキンといった感じで、下戸なのに否が応でもビールが進む。皿にはたっぷりと鶏油が溜まっているが、それにキャベツをつけて食べるとまた美味いのだ。この骨付鳥の他にうどんと言い今日の行程と言い、なかなか歯応えのある旅だと思った。最後に親鳥をもう一皿と焼酎水割り、注いだ先から凍る日本酒を追加し、11時半頃ほろ酔いで宿に戻った。部屋では撮った写真を整理した後、もう一杯酒を飲んでから眠りについた。夜通し風がごうごうと窓を揺らしていた。
2日目(5月3日)
 7時半、なぜか小学校の廊下でスーフィーの集団と象に追われるという夢を見て飛び起きた。昨日神馬の横で象の像を見たせいか。しかしスーフィーは全くわからない。2か月ほど前に蠱惑的なズィク���(※スーフィズムの修行)の動画を見たからなのか。とにかく旅にはふさわしくない目覚め方だ。最近何かに追われる夢をよく見るのだが、おそらく疲れているのだろう。今日もよく眠れなかったようだ。他の理由としては強風もそうだが、宿が高架下にあるため電車が通るたび振動で部屋が揺れるのだ。夜中と朝方に何度か覚醒した気がする。昨日20時間近く活動した身体は、子供騙しのような睡眠では回復しきれなかったようだ。
 さて、今日は9時出発の船に乗り、犬島へ渡る予定だ。重い身体を叩き起こし、さっさと準備を済ませて高松築港へ。船の時間が近づいている。車を停めてから本気ダッシュで駅のそばにあるうどん屋味庄へと向かうも定休日だったため、近くにあったさぬきうどんめりけんやに入る。待ち時間にやきもきしながら冷肉ぶっかけ小を注文。430円だ。しっかり美味い。ここでも前日のごとくモリモリ腹に押し込み約3分で退店。ひょろい男の異常な食いっぷりに他の客は少なからず引いていたことだろうが、そんなことには構っていられない。再度、悪心を催すほどの全力疾走でフェリーの切符売り場へ。出航3分前、なんとか間に合うことができた。やる時はやる男なのだ、私たちは。などという安堵感も束の間、ここで無情にも定員オーバーが告げられる。肩で息をしながら愕然とする私たち。あーやってもうた、としか言えず、無意識に抑え込んでいたであろう胃の中で暴れるうどんに気付き普通に吐きそうになる。ただ次の便でも行けることが判明したことで難を逃れた。そうでなければ危うく待合所の床にBUKKAKEするところであった(読者よごめん)。そんなこんなで泣く泣く次便のチケットを買い、待つ間しばしの休憩タイムとなった。負け惜しみを言わせてもらえば、朝の海を見ながら飲んだコーヒーと吸ったタバコは格別に美味かった。これも良い思い出だ。
 10時過ぎの便に乗り込み、豊島の唐櫃港に到着。レンタルサイクルを借り、次便の出航する家浦港まで急ぐ。豊島美術館に寄ろうとしたが、1時間待ちと聞きパスした。せっかくの機会にもかかわらず無念だ。前回は誰も客がいなかったというのに、やはりGWは恐ろしい。立ち漕ぎで先を急ぐ。山のてっぺんまではギアなしの自転車と寝不足のエンジンにはかなりきつい坂が続いたが、なんとか越えることができた。途中、唐櫃聖水という空海伝説もある井戸に沸く、不思議なほど青々とした水を拝んでから家浦へ。初便に乗ることができていればこのように複雑な乗り継ぎも必要なかったが、私の性格上致し方ない。人生はエクササイズだと考えれば万事ハッピーだ。そうして無事チケットを買い、物産品店を冷かす。豊島の民謡集に熱を感じ、買おうか迷って結局やめた。そしてしばらくして船に乗った。
 13時前に犬島着。昼飯に港すぐの在本商店にて犬島丼なるものを食べた。白飯に甘辛く煮た大根や人参とともに舌平目のミンチを乗せ、甘めの汁をかけた瀬戸内の家庭料理だ。これに舌平目のフライと犬島産テングサを使用したコーヒーゼリーが付いたセットで1000円。どれも田舎風の優しい味わいで満たされた。出てから他の店も覗いてみたが、どこもコーヒーゼリーを出していた。単にさっきの店のデザートというわけではなく、これもご当地グルメのひとつのようだ。
 そしてようやく楽しみにしていた犬島精練所美術館へ。ここはかつて銅の精錬を行っていた跡地で、美術館内部は入り口から出口まで一定方向に自然の風が流れるように設計されているという。詳細は省くが、三島由紀夫の作品がモチーフになっており、意表を突くような仕掛けが多く、かなり強烈な印象を受けた。しかしその中でも悔しかったのが、便器の枯山水と銅製の文字が文章となってぶら下がる部屋があったことだ。この二つは自分の内に展示のアイデアとして全くと言っていいほど同じものを密かに温めていたのに、こんなにも堂々かつ易々と先を越されていた。やはり所詮は人が考えること、どんなにオリジナリティを確信していたとしても結局は似てしまうのだ。しかしちゃんと形にした人はすごいし、その点素直にあっぱれと言いたい。やや興奮した状態のまま外に出て周辺を散策する。レンガ造りの廃墟にノスタルジーを感じ、その歴史を想像した。少し歩いて砂浜へ行き、海を眺める。風が強いので瀬戸内の海といえど波が高く荒れていた。夏に来て本来の穏やかさを取り戻した海を一度泳いでみたい。その後、定紋石や家プロジェクトという名のギャラリー数軒を見て回る。F邸にあった名和晃平「Biota (Fauna/Flora)」が個人的にグッと来た。発生は常に見えない、と私は詩に書いたことがあるが、言いたいことがそのまま形になっていた。2つの小部屋にはそれぞれ植物相と動物相のバイオモーフィックなモニュメントが数点あった。シンプルな発想ながらそこから湧き出す観念とイメージ喚起力の豊かさに驚かされた。創作において見習いたい点だ。
 船の時間が迫っていたため、港まで早歩きで向かった。全体的に時間の流れがゆるやかで静かな島であった。ここからは直島を経由して高松まで戻る。船内では景色も見ずに二人で眠りこけていた。直島に着くぞ、との声で飛び起き、本村港のチケット売り場へ猛然と走る。乗り継ぎ便が10分後に出るためだ。しかしここでも昨日と同じく定員オーバー、30分後に出る次便を待つこととなった。大型フェリーの前にはゆうに200mを超える列ができており、この島の人気の高さが伺える。そうして、ふと並んでいる時に自分のカバンが思ったより軽いことに気が付いた。はてなと思い中を探るとカメラがない。目の前が真っ白になった。置いてきたのは犬島か、船の中か、それとも盗られたか。考える間もなく、カメラ忘れた! と友人に叫びながら乗ってきた高速船乗り場へとダッシュした。出航していたらどうしようかと思ったが、一条の光が見えた。まだ停泊したままだったのだ。息も絶え絶えに駆け寄る私を見た人民服風の上下を着た船員が、カメラの忘れ物ですかあと声を上げる。良かった。あったのだ。すみませんでしたあ! と謝って相棒を受け取る。ほっと胸をなでおろした。どうやら寝ぼけて置き去りにしていたようだ。私は普段あまりものをなくさないので、こういう時必死に探して見つからなければひどく狼狽してしまう。特にカメラのような高価なものだとその後の旅に影響が出るほどだったのではないかと思う。今回は本当にラッキーだった。友人に詫びてから並び直し、島を後に。航行中は展望デッキからモノクロで日を撮った。夜のような昼の写真が撮れた。
 16時頃高松に着いた。後は帰るのみだ。最後にご飯を食べようということで、屋島を過ぎたところにあるうどん本陣山田屋本店へ。大きな屋敷を改築した店構えは壮観だ。本陣と名付くのは屋島の合戦ゆえか。前回の旅で、仏生山で終電を亡くした時に乗ったタクシーの運転手が、うどんならここらが本場だと言っていたため期待度が高まる。ざるぶっかけと上天丼を注文。うどんは570円、丼は720円だ。麺はもちもちとしており、良い塩梅にダシの利いたつゆと絡んですこぶる美味い。天丼にはサクサクの天ぷらがこれでもかと乗っており、ご飯が足りないほどだ。今流行りのロカボの逆を行く、ハイカーボダイエットにより思考が停止するほどの満腹感が得られた。これでコシの強いうどんともお別れかと思うと寂しい。京都の柔いうどんも薄味のダシがしみて美味いのだが、やはり一度讃岐のものを食べると物足りなく感じる。またすぐにでも来よう。次はざっくりと計画を立てて。それでは、さようなら香川。
 高速道路は予想通りところどころで渋滞が起こっていた。運転は最初から最後まで友人に任せっぱなしだったため大変な苦労を掛けた。ここに感謝したい。約5時間かけて京都に到着。0時半頃に岡崎で蛸安のたこ焼きを食べた。京都の味だ。ようやくカーボ地獄から抜け出すことができたと二人して喜んでいたが、よく考えなくともたこ焼きは炭水化物であった。うどんのオーバードーズのせいで腹だけでなく思考能力さえもやられてしまったようだ。喫茶店はなふさでマンデリンを飲み、旅費の精算をして解散となった。
 今回の旅も、弾丸(もはや散弾)にしてはうまくいった方ではないだろうか。休みに行ったのか疲れに行ったのかわからないが、気を紛らわすには最適な強行軍であった。うどんは5杯も食べられたし、その他のグルメも満喫できた。全ては偶然尽くしだったが、無計画だからこそ楽しめたものもある。私の場合は、ある程度見たいところを決めるだけで、そこに行っても行かなくても良いのだ。というよりはその方が楽だから、皆そうすればいいのにと思う。そこには予想もしない出会いがきっと多くあるはずだ。ただ、GWの人出を完全に舐めていたため��宿に関してだけは事前予約の必要性を痛感した。あと、食べ過ぎは単純に苦しいのであまりおすすめない。今回の旅でもうしばらくうどんは結構だ。などと思いつつ、翌日の昼には冷凍うどんを食べていた。どうやら脳までうどんになっていたようだ。しかし季節はそろそろ梅雨(つゆ)に入るので、ある意味おあつらえ向きなのかもしれない。
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arara1212 · 4 years ago
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須坂市「ニュースコー」昭和のパルム、昭和の喫茶店 場所 長野県須坂市須坂東横町344 須坂ショッピングセンターパルム2F 電話 026-245-5314 ジャンル 喫茶店 バリアフリー △ 入口に段差あり 駐車場 あり  須坂は豊穣なり といったのは私だから大した言葉ではないのだが事実だ。さして広い範囲でもないのに様々なものが詰まっている、臥龍公園ありストレートタイガーあり、そしてパルムあり。  「パルム」 須坂駅から少しだけ歩いた場所にある、この古典的ともいえる『集合商店街』が好きなのだ。昭和44年日本が1番元気だったころオープンされたというこの施設は、高度経済成長期どこにでも人がたくさんいた時代に、今より明日をよくしていこう。未来はきっとよいものとなる。そんなピュアな気の横溢した「元気な空間」だ。磯崎新風の正面玄関ファサードなどピンピン飛び跳ねているようだ。  ここに昔ながらの、いや昭和テイスト満載の喫茶店があるという事はずいぶん前から知っていたのだが、ここに来るとつい「ホームラン亭」か「かねき」へと足を向けてしまう。それでは片手も両手も落ちてしまっているだろう。いずれにせよ、このままの状態でいられるわけもない。よし、この際だからお邪魔してみよう。   「ニュースコー」 どうも『スコー』の意味が分からない。ちょっと調べてみたら『須高』と書き、須坂、上高井郡小布施町、上高井郡高山村の3地域をこう呼ぶ。とのことだ。なぁんだ、とも思ったが『純喫茶』なみによい響きでもある。入口のすぐ脇にあるショーケースの食品サンプルはまことに正しく蝋細工だ。狭いせまい階段を上がった先にようやく現れる喫茶店は、カウンターに数席、あとは合成皮革のイスにデコラ張りのテーブルがいくつか置かれている。隣の気配が分からないように背の高い衝立で囲まれたスペースはもう少し薄暗い方が妖しげでよいのだが、そうなると一般的とはいえなくなってしまう。このままで充分に正しく昭和のかほりが漂ってくる。常連らしきおばちゃんたちが楽しくおしゃべりしているのも懐かしい風景だ。  「ナポリタンスパゲティ」450円 茹で置きと思しき太い太いスパゲティは、恐らくアルデンテなる洒落のめした立場であった事など記憶の片隅にもないであろう。現在の私は単にぶよぶよの、『ほぼほぼうどん』とさえいえる存在で、間違ってもパスタとは呼ばないでください。と語りかけてきているかのようだ。玉ねぎ、ピーマンそしてソーセージをケチャップで真紅に彩ったThe昭和第一弾!ともいうべきメニューだ。もちろん、タバスコをイヤというほどふりかけ、むせ返りながら頂くのが正しい食し方といえる。  可能であればナポリタンを大盛りか別メニュー、他のスパゲティかピラフを注文しようと考えていたのだが、ショーケースにこれを見つけてしまっては変更せざるを得ない。  「いちごパフェ」350円 『当店のおすすめ品』という黄色いステッカーに素直に惹かれてしまうのは、昭和中期生まれの性、もしくはDNAレベルにまで刷り込まれた「パフェへの憧憬」によるものとしか思えない。内容はといえば、少しのアイスクリームに大量の生クリームだけのものだが、何もかもが揃っていればよいというものではない。『いちご』と冠されながらただの一滴も果汁が使われていないであろう『いちごソース』がふんだんにかけ回され、白いクリームを紅く彩っている。紅白というだけでどこか嬉しくなってしまう。このピュアな大らかさが大切なのだ。生クリームは少々苦手ではあるがこれは許す、許さざるをえない。   ただ、 大好きなパルムではあるが一部を除いて大半の店舗がシャッターを閉じたままだ。かつての賑わいが伺いしれるだけこの風景が一層寂しく感じる。 「役目を終えた」 というのは身も蓋もない言い方だが、物事には終わりは必ずくる。耐用年数があるのは構造体だけではないのは、建物も人間も同じだ。  しかし、 このまま潰えさせてしまうのももったいないではないか。この大らかさこそ豊穣といえる。便利で嘘偽りの少ない(ないとは言わない)社会にはなった。昔はよかった戻りたいとは絶対に言わない、現代がもっとも幸せだとも思ってはいるが、もう少し寛容で大らかなものが必要ではないか。『かつて』を知らない、須坂市民でもない無責任な立場でしかない私が言ってよい言葉ではないが。   #長野  #長野県  #長野カフェ  #長野グルメ  #長野のいいところ  #須坂  #須坂市  #パルム  #昭和  #昭和レトロ  #昭和感  #昭和の香り  #昭和生まれ  #昭和ノスタルジー  #昭和の町  #昭和時代  #喫茶店  #喫茶店巡り  #喫茶店ランチ  #喫茶店のナポリタン  #喫茶店好き  #スパゲティ  #ナポリタン  #ケチャップ  #パフェ  #チョコレートパフェ  #美味しい #コロナに負けるな #좋아요_한국 #좋아요_일본 http://araralunch.work (ニュースコー) https://www.instagram.com/p/CDUYctMgZah/?igshid=f362nk3o2dan
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esoterics-posts · 4 years ago
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誰かの願いが叶う頃
『マイトレーヤの使命』の宝瓶宮星団の霊的顕現がありました。『2001年、宇宙の旅』で駅のキヨスク宮村優子『Rukuton Or Die』の歌詞に広告があり、次元旅行した事を覚えています。時計の看板広告には『瞑想する宇宙人』「殴りに行くか?瞑想するか?蹴りに行くか?」の瞑想の広告があったのを覚えています。統合された600億のモナドの大きさを目撃しました。『スピリットランド』家に持ち帰った回転寿司🍣が霊化されていた。大宇宙思念センターの様でした。直ぐに駅のデザインがリニューアルされてしまいました。『大阪』新聞告白で小泉純一郎の新聞写真がひょろ長い(第七光線)に『世界連邦』、朝日生命の保険のパンフレット(菅野美穂)が動き出す他、電車に乗っていると超高速で疾走する中で窓の外にも観たことも無い魔法寺院が見えたり、電車が停車中の電車の中から見た夕日の色は紫色の空でした。霊界旅行を今も覚えています。ジャズの紹介のポップの紙が沢山貼られている喫茶店でオムライスを食べる。レモンティーに「小室哲哉の詩の一節「50/50」エントロピー『(白い)角砂糖が溶けたら呪いも消える』 知らない筈の場所に大学に荷物を持って帰らないと行けないと母に言われる。百武彗星が飛来した時タクシーで「これを持っていたら禿げないと云う広告でテッシュを貰うー。後に跡形もなく喪失」ぼくは母に見たこともないシンプルで美しいキリスト教会を目の前にして其処に入りたいと言う。駅で無色界の街が見えた。ダイソーのマジックインキで光線を書き、テレパシーで真夜中タクシーに乗って行き先も告げずに降りて迷子に。朝まで雨晒しで 泣きながら耐えた。globe『Jugement』好きな人の名前を兎に角、叫んだ。宇多田ヒカル 『嘘みたいなI Love You』『A.S.A.P』『プレイボール』他...闇のテレパシーにて混乱して、ラジオ大阪で大騒動を起こしてしまう。医学的には統合失調症です。光線違いの病院の担架で盥廻しにされた。後日、緑十字が事態の収拾をつけてくれた。『Can You Celebrate』 百武彗星はOBCの重役の名刺が毎日一枚ずつ、エメラルドフラッシュで消えていった。ぼくはカルマ(業)がなく当時は何もできずに傍観しているだけだった。 映画の視聴後、見たことも無い飲食店にて「ホットパイ🥧...他を食べる。 家に帰ったら買ってきた筈のパンフレットがクリアケースごと空中から落ちてきました。家の天井から『誰かの願いが叶う頃』の歌が聴こえて来ました。ドラえもんの置き時計が狂い出しAMとPMが入れ替わった。『KISS YOU』と『マイトレーヤの使命』の大祈願は、伝導瞑想とその後に出た携帯端末(ータブレット)エメラルド、モーゼの石版ーの事を象徴的に描写したものと思われる。
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kanabass · 6 years ago
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4月5月の演奏予定
桜、咲いてますね🌸
新学期になって、いろいろ環境が変わった方もいらっしゃるのでは??私もです笑 なにかとバタバタする時期ではありますが、徐々に体と心を慣らしていけたら良いですね!
さて今月、来月の演奏予定です。
4/5(金)19:30〜 w/竹中優子(as)水野修平(pf) ドラムレスならではのアンサンブルをお楽しみください♩ 新栄・swing
4/7(日)13:30〜***予約が必要です。詳しくはメンバーまで*** w/川鰭祐子(vo)山本隆詩(gt) こじんまりとした喫茶店で優雅なひと時を! 瑞浪・cafe voce(瑞浪市寺河戸町1105-3)
4/14(日)19:30〜 w/黒田敦司(vo,ds)近藤有輝(pf)竹中優子(as) みんなよく共演しているけど、この組み合わせは初めてで楽しみ! 津島・くれよん
あさばみほ(vo)2days  w/小沢咲希(pf)西川彩織(ds) みほさんがお江戸から先鋭を連れてまいります。 4/17(火)20:00〜  岐阜・BAGU 4/18(水)19:30〜 新栄・swing
4/21(日)夜 w/長尾久子(vo)with Eclat(森田純代(pf)上野智子(ds)林かな(ba)) 移転されたcarreraさんにて、猫ちゃんと戯れながらお楽しみください★ 鈴鹿・carrera(鈴鹿市江島台2丁目2-1 080-6970-0187)
4/22(月)19:30〜Funky Girl’s Band【Girls' Night Out!!】 w/Juju Sumire(vo)竹中優子(as)中嶋美弥(pf)上野智子(ds) ノリノリな女子バンです。このバンドならではのサウンドが出来上がってきております。 新栄・swing
4/26(金)20:00〜 Eclat(森田純代(pf)上野智子(ds)林かな(ba)) 月1エクラ。 四日市・Route66
4/27(日)19:30〜【名古屋女子Jazz】 w/Juju Sumire(vo)中嶋美弥(pf) Girls’ Night Outからの派生バンドでブルージーにいきます! 今池・Imago
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5/4(土)20:00〜 林かな(ba)秋山祐吏美(vo)+小笠原岳海(gt) 2回目の組み合わせ!素敵な化学反応起こりますように! 吉良・INTELSAT
5/5(日)15:40〜【オトセレブ】 w/松本コウ(gt)佐藤暁彦(ds) 素敵なイベントで気心しれたメンバーと。 一宮市真清田神社・杜の宮市内・本町4丁目ステージ
5/6(月・祝)Eclatic w/森田純代(pf)上野智子(ds)竹中優子(as) 恒例となってきましたお庭でライブ。GWの思い出にいかがですか? 津島・くれよん
5/7(火)19:30〜 JamSessionホスト w/森田純代(pf) みんなで楽しみましょう♩ 津島・くれよん
5/8(水)19:30〜後藤浩二セッション ホスト 月1後藤さんセッション。毎回なんだかサブライズが起こる?!ぜひ遊びにいらしてください。 栄・The wiz
5/9(木)19:30〜 w/Jujuスミレ(vo)後藤浩二(pf)黒田敦司(vo,ds)坂井彰太郎(as) すみれさんとくろちゃんのデュエット聞けるかも!? 新栄・swing
5/10(金)19:30〜【楽団四器】 w/吉岡直樹(ba)谷井直人(ba)高間康弘(ba) 吉岡さんのセンスとユーモア溢れるバンドです。 今池・valentine drive
5/11(土)?? Eclat(森田純代(pf)上野智子(ds)林かな(ba)) 津市・津ぅどまんまかジャズ
5/12(日)15:00〜 w/杉浦みどり(vo)松本コウ(gt)浦田オサム(ts) みどりさんの低音ボイスが心に響きます。 津島・くれよん
5/15(水)20:00〜 浦田オサム(ts)他 大人なジャズがここにあります。 岐阜・BAGU
5/17(金)20:00〜duo  w/青木弦六(gt) 金曜の夜にリラックスした演奏を。 豊田・10/12
5/18(土)19:30〜 w/谷利晃(tp)番八十八(pf)長村晃一(ds) 谷利リーダーのしゃれた選曲をお楽しみに! 津島・くれよん
5/19(日)19:30〜【楽団四器】 w/吉岡直樹(ba)谷井直人(ba)高間康弘(ba) 吉岡さんのセンスとユーモア溢れるバンドです。アコースティックな音が似合うsalaamにぴったりと思います。 四日市・salaam  
5/24(金)20:00〜 w/小嶋哲也(as)小森淳(gt)近藤久峰(ds) 小嶋さんが音頭をとり、自由気ままに遊びたいと思います。 岐阜・Jazz Ghost V.
5/25(土)26(日) w/藤井政美(sax)藤原尚(pf)橋本学(ds) 野外イベントに出演させていただきます。 長野県箕輪町・森のジャズ
5/31(金)20:00〜【楽団四器】 w/吉岡直樹(ba)谷井直人(ba)高間康弘(ba) 楽団四器集中月間。 岐阜・Jazz Ghost V.
皆様にお会いできるのを楽しみにしています^^
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thegroovekuci · 5 years ago
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The Groove, EP35 Playlist
Tune in Wednesdays from 12pm-2pm PST on KUCI 88.9 FM.
Playlist from April 29, 2020:
◆  12:00 PM  ◆
Junko Sakurada (桜田淳子) — Yellow Ribbon (黄色いリボン) Akiko Wada (和田アキ子) — You ring the bell (あの鐘を鳴らすのはあなた) The Spiders (スパイダース) — Day Tripper (デイトリッパー) The Tigers (ザタイガース) — Grief (嘆き) Kaoru Kuramitsu (倉光薫) — Young World (ヤングワールド) The Launchers (ザランチャーズ) — Midwinter Way Home (真冬の帰り道) The Tempters — Let's Live for Today Yamasuki — Yama Yama Maria Anzai (安西マリア) — The Tearful Sun (涙の太陽) Hedva and David — I Dream of Naomi (ナオミの夢) Yukari Ito (伊東ゆかり) — Non Pensare A Me Rutsuko Honda (本田路津子) — The wind is very bumpy (風がはこぶもの) Ayumi Ishida (いしだあゆみ) — Meet in Paris (パリのめぐり逢い) Zoo Nee Voo (ズー・ニー・ヴー) — White Coral Reef (白いサンゴ礁) Masaaki Sakai (堺 正章) — Farewell Lover (さらば恋人) Kyu Sakamoto — Ueo muite aruko (Sukiyaki) Akira Fuse (布施 明) — You are more beautiful than roses (君は薔薇より美しい) ◆  1:00 PM  ◆ Aiko Itō (いとう愛子) — Lowdown (ロウダウン) Goro Noguchi (野口五郎) — Green Apple (青いリンゴ) Junko Sakurada (桜田淳子) — Babyface (Live at Nakano Sun Plaza) Toi Et Moi (トワ・エ・モワ) — Similar to people in first love (初恋の人に似ている) Yuya Uchida (内田裕也) — The Young Ones (ヤングワン) The Spiders (スパイダース) — San Fransisco (サンフラン��スコ) Keiko Maruyama (丸山圭子) — Please stay as is (どうぞこのまま) Akiko Nakamura (中村晃子) — Rainbow Colored Lake (虹色の湖) Akemi Kobayashi (小林暁美) — Mes Amis Mes Copains (若草の恋) Kyu Sakamoto — Tanko Bushi Simmons (シモンズ) — There is No Lover (恋人もいないのに) The Peanuts (ザピーナッツ) — In a Small Coffee Shop (小さな喫茶店) The Savage (ザサベージ) — Forever, Forever (いつまでも いつまでも) Jun Inoue (井上順) — Thank You For Helping Me (お世話になりました) Junko Yagami (八神純子) — Light Blue Rain (水色の雨) Hiromi Ōta (太田裕美) — Cotton Handkerchief (木綿のハンカチーフ) 5,6,7,8's — Woo Hoo Circus (サーカス) — Mr. Summertime (Mr. サマータイム)
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hoshikawahikari · 5 years ago
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6.幸福
 
 名古屋市天白区。そこで咲桜の一人暮らしが始まった。
 新しい住所。新しいアルバイト。新しいアルバイト仲間。新しい客。
 全てが新鮮だった。
 着付け、接客、礼儀作法、酒の種類と作り方、料理の出し方。
 毎晩、高級な着物に身を包み、美容院で髪を整え、彫りの深い顔に厚化粧を施し、銀行で店のお金全てをピン札に替えてから出勤する女将。
 金持ちのスケベジジイ達が綺麗なお姉さん達を同伴し、 高級料理に高級酒にと一晩で大枚を叩く。
 製薬会社の過剰な医者達への接待。
 一生知り合うことがなかったであろう大手総合商社マン、俗に言う一流企業の社長、会計士、弁護士、ホステスとママ。
 そんな人間達と毎晩その場だけの会話をした。
 毎週の様に美容院に行き、百貨店で流行りの靴や服を買い漁った。
 オーストラリア留学を目標に立て英会話の習い事を始め、タバコを吸い、海外を旅行し、それなりの恋をした。
 平日の早朝には栄の地下街にある喫茶店でも働いた。喫茶店のバイトの無い日の午前中と週末は英会話に通った。
 枕に頭を付けた途端、泥沼みたいな深い眠りに誘われていった。そこには夢も現実も無い。
 咲桜のそんな生活が1年近く続いた頃、モモカという16歳の女子が母親に連れられ料亭に面接にやって来た。
 小太りでまん丸な顔にファンデーションを塗りたくり、一重の瞼に極太のアイライナーを入れ、くたびれたシャネルのショルダーバッグからマルボロメンソールを出し気だるそうにそれをふかしているその姿は、40代のホステスそのものだった。
 女将は料亭一軒の他に、居酒屋一軒とスナック一軒も錦三丁目で経営していたが、 モモカはそのスナックの方でホステスになりたいのだと言う。と言うよりは、モモカの母親が彼女の面倒を見切れないので、知り合いから紹介された女将に何処でも良いから働き口を面倒見てやってくれと頼み込みに来たという方が正しいのだが。
 モモカは17歳になるまでは料亭で働き、その後はスナックで働くこととなった。
 彼女は無口で無愛想だったが、咲桜は親切に色々教えてやった。女将も彼女を可愛がり、ハイブランドの化粧道具一式を買い与え、髪のセットの仕方などを手取り足取り教えてやると、モモカはたちまち、料亭にやってくる豊乳好きなロリコンジジイの客達から人気を博すようになっていった。
 しばらくすると、モモカは舌足らずな幼稚な喋り方で、13歳で妊娠したが流産した事、15歳で年を偽り姉の名前でキャバ嬢をやっていた事などを少しずつ咲桜に話すようになった。
 咲桜は彼女のたまに見せるあどけない笑顔が好きだった。その時だけ本来の彼女、16歳の彼女を垣間見られる気がした。
 
 そんなある日、ふらりと男性2人組のお客が料亭にやって来た。
 一人は短身の小太りで、剥きたてのゆで卵みたいなつるんとした顔をしていた。もう一人は長身でがたいが良く、浅黒い顔にギョロっと目をしており、どちらも60歳前後、アルマーニのスーツにヴィトンのセカンドバッグを小脇に挟んでいた。
 モモカが2人のいる個室にお酒を持って行くと、ゆで卵顏の男は彼女を一目見るなり言った。
 「君、いくつ?」
 「16歳ですぅ」女将が何度注意しても彼女の語尾を伸ばす癖は直らない。
 「えーー!!16?!16はないでしょう?」
 「えーなんでですかぁ?」
 「16でそのおっぱいは無いでしょう。何カップ?」
 「いやいや、カップ数の前に名前聞かなきゃ」浅黒男が割って入った。
 「そっかそっか。そうだな。名前は?」
 「モモカですぅ」
 「モモカちゃーーん。で、モモカちゃんは何カップ?」
 「Gですぅ」
 「はい!電話番号教えてー」
 「じゃあ、お客様の番号を先に教えて下さらなくっちゃぁ」
 「いいよー」
 彼は中村と、もう一人の男は安井と名乗りモモカにそれぞれ名刺を渡した。
 名刺には彼等一代で築き上げたという株式会社の名前が記されていた。
 モモカが女将にその名刺を渡すと、女将はチラリと会社名を見、軽蔑した様にフンッと言って着物の胸元にそれらを仕舞った。
 その日以来、中村と安井はほぼ毎日料亭に通うようになった。
 中村はモモカにゾッコンで、安井は咲桜に猛アタックを仕掛けた。
 金と時間の有り余ったジジイ達の中には、金を積めばすぐに落とせる様なホステスなんかを彼女と呼ぶよりも、普通の若い女子を口説き落として本命とする事の方に価値を見出だす人がかなりの数存在する。
 モモカの17歳の誕生日が近付いたある土曜日。中村はモモカを誕生日祝いと託つけデートに誘った。
 同じ土曜日。彼氏と別れたばかりの咲桜も安井とデートに出かけた。
 国産車に目が無い安井は、最近買い変えたばかりのレクサスで咲桜を迎えに来た。助手席に乗り込んだ彼女が連れて行かれたのは、トヨタ車のディーラーだった。
 店内に入るや否や、やたらに光沢のあるスーツにポマードべったりの黒髪の若い男が、「安井様、こちらにどうぞ」と、奥に置かれたソファの方へと2人を案内した。
 「新しいお車は如何ですか」
 「最高だね。今日はね、新車でこの子とドライブデートなの。」
 「安井様はおもてになられて羨ましい」
 「いやいやそんなこと言ったら、他にも女の子をここに連れてきてるみたいじゃないのよ」ガハハと安井は成り上がり特有の下品な笑い方をした。
 「これはこれはとんだ失礼を」不気味な微笑みを浮かべたポマード男は跪きながら運ばれてきたアイスコーヒーを安井に手渡すと、隣の咲桜に「お連れ様は何をお飲みになられますか」と聞いた。
 「あ、この子サクラちゃんって言うの」
 「失礼いたしました。サクラ様は何をお飲みになられますか」
 咲桜はふかふかのソファの上で作り込まれた微笑みを返しながら、「私もアイスコーヒーを」と言った。
 安井はホープをふかしながらアイスコーヒーを飲み、
 「今日はね、なんかそんな大きくなくて運転しやすそうな車って何がいいのかなーと思って」などと踏ん反り返っている。
  なんともくだらない単純明快な世界だった。
 「サクラちゃんこれどう思う?」
 カタログを見ながら安井が聞いた。
 「私、ペーパードライバーだもの。よく車の事は分からないわ」
 「じゃあ僕が車買ってあげたら、サクラちゃんに運転教えるってことで料亭以外でも毎日会ってくれる?」
 「え!!く、車なんて私…」
 「いいですねえ。安井様は運転がお上手だから」
 「はい!じゃあこれで決まり!」
 安井はその場で600万円の車を購入した。
 その後の晩御飯は、安井の行きつけの焼肉屋に行った。店内には野球選手のサイン色紙や写真が所狭しと貼られていて、多くの客で賑わっていた。
 安井は肉には殆ど手を付けずホープを吸いながら、ずっと野球が好きなので野球選手の知り合いが多い事、今は仕事に行くのは週に2日くらいでほぼゴルフ三昧の毎日である事などを、一方的に喋った。
 満点な作り笑顔で咲桜は黙って肉を食べ続けた。
 ようやく安井は、「大学も行かないで何したいの」と彼女に話を振った。
 「お金を貯めて海外に留学したいんです」
 「料亭なんかで働いてたってお金貯まらないでしょう。あんなとこ辞めてさ、一緒にゴルフ行こうよー。僕と一年ちゃんと付き合ってくれたら留学のお金出してあげるよ」
 そう言って煙を吐き出した安井のギョロッとした目がヤニ色に鈍く光っていた。
 「考えてみるわね」咲桜は、笑顔を貼り付けたままラークを口に咥えた。
 晩御飯の後は当然の様にホテルに行った。
 モモカと中村のデートはホテルに直行だった。4階のフレンチレストランに行き、中村はワインをガブガブ飲みながら、昨日2人目の孫が産まれたという話を嬉しそうにした。その後は最上階のスイートルームが予約されていた。
 中村は孫が2人もいるとは思えない精力でモモカを何度も抱き、何度も射精した。
 1ヶ月後、咲桜の新車の納車日。安井と咲桜が向かったのは、栄にある高層マンションの21階だった。
 2LDKの角部屋の鍵と安井名義のクレジットカードを咲桜に渡すと、「今日からここに住みなさい」と、安井は言った。
 最新の家電にハンサムな家具…生活に必要な物は全部揃っていたが、毎週火曜日に掃除婦が来て隅々まで綺麗にしていく為、生活感は全く無い。
 地下の駐車場に無事新車が届けられたのを見届けると、安井は大事な用があると言い出かけて行った。
 一人になった咲桜は、リビングルームでバカラの灰皿にラークの吸い殻をぐしゃっと潰した。
 埃一つ無い家の中に精液の匂いが染み付いている気がした。
 その日の夕方、定刻に出勤した咲桜に板長が薄ら笑いを浮かべながら話し掛けた。
 「おい。巨乳女と女将がもめてるぞ」
 咲桜が忍び足で店の奥に行くと、襖が閉められた個室から女将の怒鳴り声が聞こえた。
 「あんたはバカだね!!あんたが17になったらスナック行きたいっていうから他にも女の子何人か見つけてきてお店大きくしたっていうのに、今更何言ってるの!あんなジジイと本気で付き合えるわけないでしょ!不幸になるだけだよ!はっきりしなさい!あのジジイと仕事どっちとるの!!!!」
 「ジジイです!!!!」
 勢いよく襖が開いてスッピンのモモカが飛び出してきた。
 「サクラちゃーん。モモカにいつも優しくしてくれたこと忘れないからねー」
 唖然としている咲桜を横目に、17歳になったばかりの彼女は、たわわな胸を揺らしながらドタドタと走り去っていった。
 その晩、深夜過ぎに仕事を終えると、女将は錦三丁目で一番美味しいという高級寿司を仲居たちに振る舞った。
 咲桜は毎日の様に新しい友人達と買い物に出かけ、安井のクレジットカードでハイブランドを手当たり次第買う様になっていった。安井の知人達とゴルフをしたり、高級レストランで食事をしたりすることが愉快だった。
 “寿司を奢る”と言えばスシローにしか行けない両親も、しがない田舎町で時給700円のアルバイトをしている飛鳥も、無難な大学生をやっているアカリも、陳腐な恋愛に必死になっているサユリも、みんなみんなあの日のクリームシチューと化した。便器に嘔吐して、1フラッシュでさようなら。
 
 咲桜が安井から与えられたマンションに住み始めて半年近くが経とうとしていた。
 朝から美容院に買い物にと栄中を闊歩してから帰宅した咲桜は、珍しく午後からは家に一人でいた。
 インターホンが鳴った。
 モニター画面の中で、緊張した面持ちの少年と、彼の母親であろう女性が1階の正面玄関に立っている。
 咲桜は一目で彼等が何者なのか分かった。
 「はい」
 「こんにちは。僕は坂本雄介と言います。今日は学校の無い日曜日を利用して、お母さんと一緒にエホバの証人の伝道活動に参加しています。今月号のものみの塔と目ざめよ!を宜しければここの郵便受けに入れておきますので、是非お時間ある時にお読み下さい」丸暗記した文を一語一句間違えずに彼はそう言った。
 「直接受け取りたいので上までどうぞ」咲桜はオートロックを解錠した。
 咲桜が玄関を開けると、さっきインターホンの画面越しで見たよりもずっと幼く見える坂本雄介が母親と立っていた。
 「こんにちは。上まであげていただいてありがとうございます。是非この雑誌をお読みください」
 ものみの塔と目覚めよ!を雄介の手から受け取ると、咲桜は「ありがとう」と彼の目をしっかり見てにこっと笑った。
 「私は黒河咲桜って言うの。雄介くんはいくつ?」
 「10歳です」
 ここで脈があると思った母親が喋り出した。
 「黒河さん。宜しかったら雄介に少しこの雑誌の内容について説明させて頂けると嬉しいのですが」
 咲桜は母親には一瞥もくれず言った。
 「この雑誌、雄介君も読んだの?」
 「はい。黒河さんは真の幸福とはなんだと思われますか」
 咲桜が手元のものみの塔誌に目を落とすと、「真の幸福-どうやって手に入れられますか」という題が見えた。
 「さあ。雄介君はどう思うの?」
 「僕はエホバ神を信じているので、エホバが喜ばれる事をしていると幸せだと思います」
 咲桜の手の中で雑誌が握りつぶされたが、顔は笑顔のままだった。
 「…そう。雄介君。私もね、10歳だった時はあなたと一緒だったわ。いつも母親と共に奉仕に出かけて、不特定多数の大人たちに向かって神の愛とは何なのか、真の幸福とは何なのかを論じたりして。でもね、雄介君。22歳になった今、私は真の幸福が何かなんて分からないの。皮肉でしょう。幸福どころか私が誰なのかも分からないのよ。どうしてかしら。正解を頭に叩き込まれてきたはずなのに。私、今ここで父親よりも年の離れた男にお金払ってもらって住んでるのよ。この今着てる服も全部彼に買ってもらったの。それって真の幸福では無いわ。どうして私は幸福じゃないのかしら。私はあなたと一緒だったのよ。幸福とは何か、どうしたら幸福になれるか全部分かっていたわ。なのに今私はどうしてここにいるの」
 完全に狼狽した母親が、「今日はこの辺で失礼させていただきます」と、雄介の手を引いてエレベーターの方に向かおうとした。
 咲桜は雄介の腕に咄嗟にしがみ付き、顔をぐいと近づけた。
 「雄介君。あなたも真の幸福が何かなんて分からない。分かるはずないもの。あなたもどこかで気付いてる。この先何か思い悩むことがあったら、その時は私を思い出すのよ。答えが分からなくてもいい。あなたは決して罪人なんかじゃないわ。あなたはがむしゃらに生き抜こうとしただけなんだから。恥ずかしくなんかないわ。私にはあなた自身そのものが見えてる。あなたはここにちゃんといる。いつの日か自分の生まれ育った環境を恨めしく思い、自分を憎悪する時、私を思い出しなさい。その小さな肩に全てを担おうとしなくてもいい。全部投げ出しなさい。私が受け止めてあげる。絶望に打ちひしがれて誰もあなたを愛してくれないと感じたら、私を思い出しなさい。私が何度でも言ってあげる。私はあなたを愛してる!!」
 咲桜の手が母親によって物凄い力で振りほどかれた。
 「雑誌を受け取って頂きありがとうございました。また雑誌の感想などお聞かせください」母親は雄介の手をものすごい力で引っ張��と、足早にエレベーターに乗り込んだ。
 
 「サークーラーちゃーん。今からそっち行っていいですかーーー?」酔っ払って上機嫌な安井から電話があったのは、その日の23時頃だった。
 電話を切った咲桜はメイクを直し、冷蔵庫にはおしぼりが、冷凍庫にはロック用の氷があるかを確認した。
  30分後に鯖寿司のお土産を持ってやって来た安井はソファにどかりと座り、咲桜が差し出したおしぼりで顔を拭き、咲桜の作った響のロックを一口だけ飲むと酒臭い息で脈絡も無く喋った。
 「で、いつサクラちゃんはバイト辞めるのよーー」
 「えー辞めなきゃ駄目かしら」安井にどれだけ言われても、頑なに料亭のバイトは続けていた。留学の費用だけは自分で貯めたかったのだ。あともう少しで目標額に到達しそうなところまで来ていた。
 灰汁みたいなセックスの後、咲桜はベッドから滑り出ると地下の駐車場にある車に乗り込んだ。
 行くあても無く、香水と生ゴミの匂いが充満した夜の街を走った。
 車内のテレビ画面には9.11テロのニュースが流れている。
 エンパイアステートビルディングに飛行機が激突するのを見ながら、啓示の書の大患難を思った。
 家に戻ると安井のイビキが寝室から聞こえてきた。
 咲桜はベランダに出てタバコを吸った。
 名古屋市を見下ろすと、車のヘッドライトやビルの灯りで埋め尽くされており、それらが咲桜を嘲笑っていた。
  ねえ、あんたまだ生きてるの?
 ここがどこだと思う?
 ここは六本木や銀座じゃないんだよ。ましてラスベガスやハリウッドでもない。
 世界中には安井より金持ちのやつなんか掃いて捨てるほどいるよ。
 何をこんな小さく四角く切り取られ街ででかい面してるんだ。
 あんたは誰の優位にも立ってなんかないからね。あんたが彼等を見捨てたんじゃない。彼等があんたを捨てたんだよ。学歴も無い、なんの取り柄も無い、とことん無能なあんたなんかに誰も興味なんて無いの。みんなから足蹴にされてんだよ。
 そんでもってみんなからの一瞬のアテンションの為に学校までやめて、生き恥なんだよ。こんな愚鈍な人間見たこと無いよ。
 その高級な服さ、全然あんたに似合ってないの知ってるんでしょ?馬鹿の一つ覚えみたいに誰でも知っているハイブランドばかり買い揃えたって、どうせ中身すっからかんじゃん。ダサすぎんだよ。
  醜い体に醜い顔に醜い脳。
  中途半端に意固地で留学の金だけは人に頼らないとか無様なんだよ。なんだそのヘドロみたいなプライド。
 嘘ついて見栄はってなんでも正当化してあんたの父親そっくりじゃん。
 あんたの母親も最低だけど、ある意味彼女は初志貫徹なんだよ。
 あんたはどうなんだ。軸がブレブレで宙ぶらりんで一体全体何がしたい訳?
 住所を変えようがバイトを変えようが電話番号を変えようが髪型を変えようが、何にも変わっちゃいない。
 全部中途半端でお前何がしたいの?誰なんだよ?
 人の粗探しばかりして、当のあんたは彼等の足元にも及ばないところでみっともなくジタバタしてるだけだろ。
 なんだ。今度は外国に逃亡か?
 逃げて逃げて逃げまくって、このままいくと逃げ場が無くなっちゃうよ。で、どうすんの?最後は姑息に生きることからも逃げ出すのか?
 そんなの腐敗していく死体と何も変わらない。
    ねえなんでまだ生きてるの?
    ねえなんでまだ生きてるの?
    ねえなんでまだ生きてるの?
 誹謗中傷が四方八方の建物から浴びせられる。
 ありとあらゆる罵声が舗装された道路の表面からふつふつと湧き出て巨大な波を形成し押し迫ってくる。
 侮辱や侮蔑があらん限りの大声であたり一面の木々から投げつけられる。
 咲桜は、ベランダの欄干に手を掛けて下を覗き込んだ。吸いかけのタバコがスーッと闇の中に消えていった。
 血管が破裂するかと思う程に両手に力を入れた。
ーーー本当はこんな風になりたかったわけじゃないのに……
 このまま上半身を乗り出せば自然に体は落ちていく。
 束の間の恐怖心にさえ打ち勝てばもうこれ以上苦悩することは無いのだ。
 さあ、飛べばいいだけさ!
 なんて簡単じゃないか!
 見渡す限りの平穏が向こうには広がっている。
 さあ!
 飛びたまえ!!
 さあ!!!
 死ね
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munetadatsugu · 5 years ago
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2020年2月スケジュール
1月のスケジュールをあげないまま2月が来てしまいました。今頃になってアップです。2月もよろしくお願いいたします。
1/30(thu) Jazz on top actIII 吉田優子(pf)畠山令(ba)棟允嗣(ds) 2/1(sat) Jazz on top actIII 山内詩子(vo)小野みどり(org)棟允嗣(ds) 2/4(tue) flat flamingo まぶちまさひろ(gt)岩田江(sax)三原淑治(ba)棟允嗣(ds) 2/9(sun) candy 佐伯弘美(vo)久乘薫(pf)村島浩司(ts)財盛紘(ba)棟允嗣(ds) 2/10(mon) candy 馬渕よし乃(vo)成瀬秀之(pf)瀬戸山和生(ba)棟允嗣(ds) 2/11(tue) 喫茶とJazz MIYABI 篠崎雅史(ts)斎藤敬司郎(ba)棟允嗣(ds) 2/12(wed) Zac Baran 寺崎純(pf)篠崎雅史(ts)斎藤敬司郎(ba)棟允嗣(ds) 2/22(sat) candy 杉山千絵(vo)小谷扶美子(pf)福田尚生(ba)棟允嗣(ds) 2/23(sun) Le Club Jazz Jam Session 篠崎雅史(ts)関根綾(pf)斎藤敬司郎(ba)棟允嗣(ds) 2/24(mon) Baja Bluet 【SOLD OUT!!】KEIKO(vo)小谷扶美子(pf)斎藤敬司郎(ba)棟允嗣(ds) 2/26(wed) グラバー邸 末元紀子(vo)越智巌(gt)むねたけまさひろ(ba)棟允嗣(ds) 2/27(thu) Le Club Jazz 篠崎雅史(ts)斎藤敬司郎(ba)棟允嗣(ds) 2/28(fri) Candy 串田陽子(pf)光岡尚紀(ba)棟允嗣(ds) 2/29(sat) 城陽市北部コミュニティセンター 酒井康充(sax)沼澤修一(pf, org)棟允嗣(ds) 13:30-15:00 無料 2/29(sat) Le Club Jazz 藤井美智(tp)角田浩(org)棟允嗣(ds) OneNoteとMIYABIさんはWixという簡単なサービスで作りましたけど いちから作れるようになりたいと、 最近プログラムを独学で勉強しています。 自分のページだけでなく色々作りたいものはあるので、 難しいけれど基本楽しくやれてます。 詳しい方またご教授ください。
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heyatoengeki · 5 years ago
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屋根裏ハイツ『私有地』感想戦 2019.12.01
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撮影:本藤太郎
どっちでもいい、状態
中村  残っていただいた方ありがとうございます。感想戦というのは今回『私有地』ではじめて試みていることで、将棋の感想戦になぞらえて観客の皆様の感想を聞ければと思っています。で、誰に感想を聞きたいかな、と考えたときにいくつか名前が浮かびまして、一人は昨日来てくださったお布団という劇団の得地さん、それから今日ここにいらしている野村さん、福井さんのことが浮かんで。2人とは今年の6月くらいから部屋と演劇という企画を一緒にやっています。まずは感想を聞ければ。
野村  6月の『寝床』のときも拝見させていただいて、そのときにもコラージュ的な作品は普段あんまりやらないっていうことをおっしゃってて、今回のこれは、どういう位置づけなんですか?
中村  僕らの通常公演だと最近はストーリーががっつりあるのをやっていて、なので下にいっているバージョンは普段とは違う位置づけでいます。
野村  前回のときも言ったかもしれないけれど、僕は基本的にこういう重層的な螺旋状に上がっていく形式や構造が好きなので、ずっとそもそも観れちゃったっていうのがあって、おもしろかったし、直感的に物を動かしたりそれに対してなにかしたりとかっていうことは、それを言語というよりは、こういう意味だとか、っていうふうに捉え直さなくても、面白いな面白いなっていう瞬間があらわれるっていうふうに見えて、それがとても心地よいなと思いました。だからあんまりこう、どういう意味なんですか?みたいな質問を用意してなかったなっていう。(会場笑)
中村  めちゃ感想ですね、(笑)
野村  え、だって感想でいいんですよね?
中村  もちろん全然いいです。
野村  後、嘘だからいいなと思っていて、ボケっていうか認知症という感じの最初一人が寺田さんがそうなのかなって思ったんだけど、そうなのかもしれないし、どっちでもいいっちゃいいし、でもそれがさっきも言ったみたいにどういう意味というわけでもなくて、これでいいんじゃないかな、みたいな許容できるというのが心地よかったですね。
中村  どっちでもいい、状態はずっと作ろうとしているかもしれない。あと、『寝床』のときはリビングのシーンが4シーンだったけど、今回は部屋じゃない場面もあって、より嘘の度合いが高かった。
野村  あと、音響とかも、あえて言うなら面白かった。あとシーンとしてすごく好きなのは、最初渡邉くんが椅子を座り直すところとかはとてもわかるーって思ってました。
中村  どういうこと(笑)
野村  これ多分中村さんには言ったと思うんだけど、#部屋と演劇の企画で色々月イチくらいで話してるんですけど、自分の家のレイアウト模様替えとかしますか?って話になって、福井くんは結構する、僕は実家の母親がめちゃくちゃするけど、個人的には全くしないっていう話をしていて。いつもそこにいる、っていう場所が家の中で僕の場合はきまっていなくて、普段机で作業する時もあれば、キッチンで床に座ってすることもあるし、別にどこでもそこにいればそこが居場所って感じだから、模様替えとかしない。で、(舞台でセットにおいてあった)椅子が最初に真ん中においてあったのをいきなり動かされて、
中村  なんか重要な感じしてました��んね。
野村  そうそう、で、いきなり別のところに動かされて。「あ、どこでもいいんだ」っていうときの、自分の部屋はそういう感じだし、おもしろかったすね。同様に、ミニカーをポンって置くとかは面白かった。
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撮影:本藤太郎
嘘ではない状態でいる
福井  さっき嘘の度合いが高くなったっておっしゃってましたけど、僕は別にそうは思わなかったんですよね。お話そのものとかここが部屋じゃないみたいなことは嘘ですけど、この場所が嘘っぽくなったっていうより意味がなくなった、無になったというか。ここはSCOOLでもないし、俳優がどこか別の場所を引き連れてきたって感じでもない。言葉がただ俳優間で交換されて、僕らは純粋な出来事だけを観せられてる。YouTubeのジャルジャルのコントとかホワイトバックの映像みてるみたいな気分になりました。だから俳優さんの居方というか、場所に対する感覚を伺ってみたいです。
野村  やってるときなにをどう考えているか、とか?
福井  はい。演出としてシチュエーションがスイッチするじゃないですか。セリフが起点でわかりやすく「こんなところで寝てちゃダメだよ」とかは、俳優さん的にはわかりやすそうですけど、もうちょいぬるって変わるところもあるから。
中村  ああ、最初のコンビニから漫画喫茶に変わるところとかは、そうかもね。どうすか?
村岡  演出はなんか最初と満喫のシーンで「陣取りゲーム」をしているみたいに言ってたんですけど、俳優としてはそっちに何がある、みたいなことは最初は確かにあるんだけど、別にそれをそこまで重要視していないというか、その場で俳優同士とかが物との間で起こっていることのほうが重要だなと思って。
中村  シチュエーションとかではなくて?
村岡  シチュエーションとかではなくて、そこで起こっている現象にフォーカスをあてているから、だからどこかわかんないみていなことが起きているのかなと思います。
福井  あと、食べもの・飲みものが多かったですけど、それはなにかあったんですか?
中村  「食べもの」については、まず、食べてから咀嚼音が聞こえて、それが喉に落ちるみたいな、そういう音が僕は好きなんですね。フェチとしてはそういう、プルトップ開ける音聞きたい、みたいな。でも食べ物の存在は物語とは別個に、グロテスクだったり、エロく、生々しくみえるというか、そこだけは100%のリアルじゃないですか、胃の中に食べ物が落ちていくとかということは。だから舞台空間、セットを再現したりしないけど、こうなんか口に含むとかのものだけは本物使いたいっていうのは、ずっとそうですね。
福井  舞台上で食事ってやっぱり難しいと思うんですけど、今回例えばお菓子多いじゃないですか。あとペットボトルの飲み物とか。管理しやすいものですよね。要するにクッキーが一個体としてではなくて、食事のリアリティーを成立させる素材として選ばれてるように見えて。それはなんか堅実じゃないなって思うんですよね。穿った見方ですけど。
中村  都合でクッキーになっている。
福井  そう、都合クッキーに見える(会場笑)
中村  確かに、いつもナッツとか、乾きものか飲みものが多くて。
村岡  咀嚼音が聞こえる、
中村  そうそう、咀嚼音が聞こえるもの。
福井  個包装の?
中村  や、皿に開けたりもするけど、でも確かにステーキ焼いたことはないな。それは確かに予算の問題みたいなのはあるけど、あんまり気にしてなかった。
福井  そういう都合が見えちゃうのは仕方ないけど、無視もできないなと思います。実際ステーキとか持ってきて食われても困るけど。
中村  マジで焼いてくれるならいいけど、冷めてるだろうなって思うと、観てる側も冷めるというか、「うまそう、このステーキ」って言ってるのにステーキから湯気出てないと、嘘じゃん、美味しくなさそうって思うから、管理できるリアリティのものを使うっていう。
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撮影:本藤太郎
観客との応答
中村  なにかお客さんの中でもありますか、全然関係なくてもいいですし関係があってもいいですし。
観客1 僕はこれを見に来たのは、ステートメントやツイッターにも書いてあるようにやっぱり「所有」ということについて、演劇でどこまでできるのかなっていうことに関心があったんですけど、ちょっとがっかりです。陣取りで終わったらつまらないなというか。非常に単純なところでそこから入ってどこまで深く行くのかっていうのはちょっと時間もあるし場所もあるし、もっと作ってもらえたらな、と思います。もう一つ、僕は演出のことがよくわからなくて、非常に工夫されてたと思うんですけど、ちょっと年をとったっていうこともあってあの方(村岡佳奈)の声がやっぱり聞き取れなくて、わざわざ(袖に)行って話すのには意味があると思うんですけど、観客にとって会話の内容が、聞き取れて意味がないのと、聞き取れなくて意味がわからないのとでは全然違うので、どこまで配慮しているのか伺いたい。そして俳優さんがそれをどの程度の声量ですごく声が出る方だというのはわかったので、管理されていたのかがわからない。
中村  まず、声の大きさについては、声を小さくすることでお客さんが耳を澄ませる。そしたら聞こえるようになると思って演出をしています。ただ、最後のシーンに関しては、「聞こえなくてよい」ものとして処理をしています。ただ、音として気になって、袖から声が聞こえてきたとしたら、そのことと舞台上で起きている出来事がリンクしたりしなかったりっていうのがお客さんの頭の中で起きたらいいなっていうのがまずひとつ。そして前者の「所有をめぐる」ということに関してはご指摘の通りフォーカスがあまいというか、まだまだ掘り下げられるところはあるなとは思っていて、それはこの作品自体が「加害について」というシリーズの第一作で、加害と所有をめぐる関係については、一足飛びに答えが出せない、これは私の答えですということで答えは出せないなということが、一つあってですね。で、僕自身が踏み込めてなさというのはあるかもしれないんですけど、陣取りゲームと他者をモノ化する振る舞いというのを積み重ねていく、そこはどこまでエスカレートできるかを考えたときに、僕の信じる役者の身体の状態でどこまでエスカレートできるかというの、例えばどこまで残酷なシーンが描けるかっていうことだったりするんですけど、それは今以上にはやりきれないなと結論を出しました。つまり、この上演は中途段階ではあるんです。「所有」というキーワードに対してはもっと様々なベクトルでの攻め方があるかなとは思っています。
観客1 お菓子がなにかつながってくるのかなと思ったんですね。彼は「人からお菓子をもらえない」という病だといっていたのが、とてもおもしろかったんですが、それがつながってこなかった。
中村  お菓子については「感覚を分有する」というか、テキストとしてはわかる/わからないの感覚を2人はすごく細かく喋っているだけですね。それがピッタリ(所有というキーワードに)なにか結びついているかというとそうでもないかもしれないけど、感覚の分有をし続ける先、観客もそういう身体になる、というか、どの感覚が自分にはわかってどこ��らがわからないっていうのを観客も選択していくことと、他者を攻撃するということはつながるんじゃないかと思って書いてはいました。
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撮影:本藤太郎
目線と「所有」
観客2 拝見していて、俳優の皆さんの視線がとても面白いなと思ったんですけど、みなさん視線の訓練はなさってるんですか?(会場笑)
村岡  いや、
観客2 なんか、インドのカタカリとか、目をあちこちやって筋肉を鍛えているみたいな(笑)
渡邉  動いてたり音がするところは基本的に観てしまうところもあるけれど、取捨選択はするようにっていうのがあって、何でも観るわけじゃない。音を拾うのはオッケーだけど、何でも拾ってたらいっこうに劇が進まないので、その感覚は本番を重ねていく中でこれは拾わなくていい、とかこれを拾えたのがよかった、とかいうフィードバックは上演が終わる都度常にすり合わせているので、それが身体に落ちてきているっていうのはありますね。ただ目の訓練はしてないです。(会場笑)
観客2 さきほどの「所有」ということと、視線の使い方が関連しているのかなと思って、まずあんまり日本の社会だと相手をジロジロ見るってことをしないじゃないですか、でもここでガッと観るっていうのは意識してるのかなと思ったんですけど、
中村  車のシーンで見つめ合っているところとかは、「所有」という振る舞いだから選択されたというよりは、初めて知らない人の車に乗るときの気まずさ、を立ち上げるときに、目線を合わせることで、気まずい時間を気まずいままで過ごす、ていうことをすればよりその時間が観客に伝わればいいんじゃないか、それを伝えようっていうことで車のシーンとかは目線をあわせたりしました。
観客2 漫画喫茶の場面で、お客さんの顔を見て、ネットをいっぱい使うのがわかるか、とか、部屋汚くしそうとか、あと、
村岡 「回線つまらせ顔」(会場笑)
観客2 そうですね、つまり日本の文化だとあんまりまず言葉を交わすときには多少顔は合わせるけど視線は完全には合わせないみたいな、そう、でも言葉をかわさない状態で人をじっと見るっていうのはある種「人を物化する」っておっしゃってましたけど、そういう意識があったのかなって思ってます。
中村  漫画喫茶の場合は、対象を見ながら言うことで、言ってることがより観ている人に聞こえることで、意図が見えてくるかな、と。
野村  「所有」ということが書いてあるんですけど、所有することとか、何かを所有するということはまだ掘り下げられる、もっと残酷なことになっていく余地はあると言ってましたけど、僕はそっちは確かにそう観ていなかったんですけど、ただなんかモノが動かされたり、クッキーなのかビスケットなのかとかも結構どうでもいいじゃないですか、そういう様々な情報が持ち込まれていって、持ち込んだ人たちが去って、舞台にモノが残ったときにエモくもなんともない、やっぱりどうでもいいものに見えたっていうのが面白かったですね。
中村  一つの意味を持つとか手触りがあることで意味をもつとか、
野村  そういうのがあってもいいじゃないですか、結局なんかクッキーはクッキーだなっていう��うに見えたのがわたしにとってはよかったですね。手放した後のモノの見え方が変わらなかったっていうのが「所有」に関しては面白かったです。
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撮影:本藤太郎
観客のチューンを合わせる
観客5  2点お聴きしたいことがあって、まず観客をどのくらい置き去りにする気があるのかっていうことが結構気になっていて、今回屋根裏ハイツを観るのが2作目なんですけど、前回見たのが「ここは出口ではない」で、そのときも今回も思ったんですけど、突飛なことをやる前に丁寧に丁寧に観客のチューンをあわせてくるなっていうのがあって、例えばクッキーの手触り、垢がつく云々の話のときに感覚の分有っていう言葉をさっきおっしゃったとおもいますけど、クッキーはクッキーじゃないですか、でも手垢がついてるかもしれないというわけのわからない圧をかけると、とたんに食べられなくなるっていうことが、シチュエーションがどんどんどんどん変わっていくことによって、本当は全然気まずくないはずなのに、まるで役者の肉体に気まずいシーンっていう圧がかかるかのような、目の前に現前しているブツとしての役者の身体とシチュエーションがかける圧と、クッキーの想像によってかかってしまう圧とクッキーという現前しているものとの関係がなんか似たようなものに見えたので、なので最初にあのクッキーの話をされたあとに、いろんなシチュエーションがどんどんかわっていって、シチュエーションに合わせて役者の身体に圧がかかるっていうのは僕は結構スッとはいって来たんですよね。それが、そういう狙いでやってるかわからないんですけど、突飛なことをやるまえに観客を受け入れさせるような結構準備をしているというイメージがあるので、観客を置き去りにしないのかなということを思っていたんですけど。
中村  基本的には、演劇を初めて見る人でも楽しめると思って作っていて……(会場笑)、わかるようにしようとこれはわりと本気で思っていて。客層が結果的にそうではないこととか、このサイズの劇場でやっていることの限界はもちろんあるんですけど、それは本気で思っていて、なのでそういった不親切な飛躍をできるだけせずに、そのなかでどれくらいジャンプできるのかっていうことを試していて。しかしそうなるとワンシチュエーションの部屋の演劇を作ることしか出来なくなってしまう、っていうのが『ここは出口ではない』くらいまでで、でも部屋ばかり描いていても、まあ飽きてくるというか、もっといろんなことできるようにしときたいっていうのは作家の欲望としてあって。今作『私有地』がどれくらい親切だったかわかりませんけど、平常の身体が舞台上にあるというか、役者って圧をかけたりしてパワフルになったりすることができるけど、そうじゃない劇を観ている観客と同じ身体が目の前にある。日常、リビングで過ごすわたしたちの身体とおんなじモノがある、というところからどうしても始めたい。そのうえで感覚をすり合わせるとか、感覚をチューニングするみたいな作業を入れることで、観客が理解できる、答えがわかるわけではないですけど、なんか観れる、っていうふうにする。そこには意図があります。
観客5 すごいチューニングが丁寧であるだけに、今日の感想の中だと、所有の暴力の話になったときにあんまり極端な方向にはいかないでその、観客の日常の中に潜む日常の中の暴力みたいな話になるのかなと思いました。で、いまちょっとお話がでたんですけど、部屋を超えたいっていうのは結構気になっていて、陣取りゲームっていうモチーフは家の中の部屋で起こることではないのかなと思います。
中村  公共空間を私有地化するときに起こる。
観客5 そうそう、まさに。なので今回は部屋というよりは公共空間の話だなと思ったんですね。とくに、私は大きいかばんを持ってしまっているのでこれをどこにおくかでどこまでの空間を私有化するかっていうのは周りの人とのガチガチのバトルがあったので(笑)なのか今回は部屋じゃなくて公共空間の話かなっていうことが聞きたかったんですけど、
中村  そうです(笑)だから、一応公共空間を私有地する場面からはじめようっていうことで、コンビニの前でたむろする2人っていう、でもそれはコンビニとは伝わらなくてもいいということに最終的にはしましたけど、そこから書き始めたという感じです。 ……というところで、そろそろお時間です。ありがとうございました。
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撮影:本藤太郎
三鷹SCOOL 中村、野村、福井、寺田凛(青年団)村岡佳奈、渡邉時生(屋根裏ハイツ)、来場者の皆様
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