#奥洞爺
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酷寒の徳舜瞥山🧊低温と冷たい北西風が絶え間なく吹きすさび凍(しば)れた💦みんなでラッセル交代⛄ありがとうございました🙏山頂周辺は結合力の弱い風成雪とハイマツ踏み抜きでなかなか消耗😅下山後ソッコーで温泉♨️✨お蕎麦🚀北湯沢温泉の積雪例年の1/3ですって💦 明日から10年に一度?寒波で🇯🇵本州も凍れそう🥶凍(しば)れる=北海道弁❗ #徳舜瞥山 #ラッセル #低温強風 #視界不良 #ほぼ修行 #天ざる #民宿たかはし #大滝村 #壮瞥町 #奥洞爺 #北湯沢温泉 #石山通りからの藻岩山ナイター #凍れた #北海道弁 #寒さ対策 #スノーシュー #雪山 #トレッキング #寒波がやってくる (民宿 たかはし) https://www.instagram.com/p/CnwdLY-vGXt/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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北海道への移住を考えていた時、写真が良くて半分写真集の気持ちで購入した庭とエスキース。 北海道での話とは全く知らずに。 移住へのスイッチを一つ押してくれた本です。 食べること、動くこと、表現すること、色々なスイッチを動かしてくれます。 想いを外に出すことは難しいし、恥ずかしかったりもしますが、頑張ります。(何故か決意表明みたいになった。。) 火曜日〜日曜日13時から17時30分の営業です。 ご来店お待ちしております。 #backwoodjp #バックウッド #backwood #庭とエスキース #書店 #本屋 #北海道 #虻田郡 #洞爺湖町 #洞爺湖 #虻田 #西胆振 #胆振 #みすず書房 #奥山淳志 #弁造さん (backwood.jp) https://www.instagram.com/p/Cox5v3TSoUH/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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今回の報告書で「消滅可能性自治体」とされた自治体は、以下の通り。 【北海道】 函館市、小樽市、釧路市、夕張市、岩見沢市、網走市、留萌市、稚内市、美唄市、芦別市、赤平市、紋別市、士別市、三笠市、根室市、砂川市、歌志内市、深川市、富良野市、登別市、伊���市、北斗市、当別町、新篠津村、松前町、福島町、知内町、木古内町、鹿部町、森町、八雲町、長万部町、江差町、上ノ国町、厚沢部町、乙部町、奥尻町、今金町、せたな町、島牧村、寿都町、黒松内町、京極町、共和町、岩内町、泊村、神恵内村、、積丹町、古平町、余市町、赤井川村、南幌町、奈井江町、上砂川町、由仁町、長沼町、栗山町、月形町、妹背牛町、雨竜町、北竜町、沼田町、当麻町、比布町、愛別町、上川町、上富良野町、和寒町、剣淵町、美深町、音威子府村、幌加内町、増毛町、小平町、苫前町、羽幌町、遠別町、浜頓別町、中頓別町、枝幸町、豊富町、利尻町、美幌町、津別町、清里町、小清水町、訓子府町、佐呂間町、遠軽町、湧別町、滝上町、西興部村、雄武町、大空町、豊浦町、白老町、洞爺湖町、むかわ町、日高町、平取町、浦河町、様似町、えりも町、新ひだか町、士幌町、広尾町、池田町、豊頃町、本別町、浦幌町、釧路町、厚岸町、浜中町、標茶町、弟子屈町、白糠町、羅臼町 【青森県】 青森市、弘前市、八戸市、黒石市、五所川原市、十和田市、むつ市、つがる市、平川市、平内町、今別町、蓬田村、外ヶ浜町、鰺ヶ沢町、深浦町、藤崎町、大鰐町、板柳町、鶴田町、中泊町、野辺地町、七戸町、横浜町、東北町、六ヶ所村、大間町、東通村、風間浦村、佐井村、三戸町、五戸町、田子町、南部町、階上町、新郷村 【岩手県】 宮古市、大船渡市、久慈市、遠野市、一関市、陸前高田市、釜石市、二戸市、八幡平市、奥州市、雫石町、葛巻町、岩手町、西和賀町、平泉町、住田町、大槌町、山田町、岩泉町、田野畑村、普代村、軽米町、野田村、九戸村、洋野町、一戸町 【宮城県】 石巻市、気仙沼市、白石市、角田市、登米市、栗原市、蔵王町、七ヶ宿町、村田町、川崎町、丸森町、松島町、七ヶ浜町、大郷町、色麻町、加美町、涌谷町、女川町、南三陸町 【秋田県】 能代市、横手市、大館市、男鹿市、湯沢市、鹿角市、由利本荘市、潟上市、大仙市、北秋田市、にかほ市、仙北市、小坂町、上小阿仁村、藤里町、三種町、八峰町、五城目町、八郎潟町、井川町、大潟村、美郷町、羽後町、東成瀬村 【山形県】 鶴岡市、酒田市、新庄市、上山市、村山市、長井市、尾花沢市、山辺町、中山町、河北町、西川町、朝日町、大江町、大石田町、金山町、最上町、舟形町、真室川町、大蔵村、鮭川村、戸沢村、高畠町、川西町、小国町、白鷹町、飯豊町、庄内町、遊佐町 【福島県】 会津若松市、白河市、喜多方市、二本松市、田村市、伊達市、��折町、国見町、川俣町、天栄村、下郷町、檜枝岐村、只見町、南会津町、北塩原村、西会津町、猪苗代町、会津坂下町、三島町、金山町、会津美里町、泉崎村、棚倉町、矢祭町、塙町、鮫川村、石川町、玉川村、平田村、浅川町、古殿町、三春町、小野町 【茨城県】 日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、潮来市、常陸大宮市、稲敷市、桜川市、行方市、鉾田市、城里町、大子町、美浦村、河内町、八千代町、五霞町、利根町 【栃木県】 日光市、矢板市、那須烏山市、益子町、茂木町、市貝町、塩谷町、那珂川町、 【群馬県】 桐生市、沼田市、渋川市、藤岡市、富岡市、安中市、上野村、神流町、下仁田町、南牧村、甘楽町、中之条町、長野原町、嬬恋村、草津町、東吾妻町、片品村、みなかみ町、玉村町、板倉町 【埼玉県】 行田市、秩父市、越生町、小川町、川島町、吉見町、鳩山町、ときがわ町、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、東秩父村、神川町、寄居町、松伏町 【千葉県】 銚子市、勝浦市、富津市、八街市、南房総市、匝瑳市、香取市、山武市、いすみ市、栄町、神崎町、多古町、東庄町、九十九里町、芝山町、横芝光町、白子町、長柄町、長南町、大多喜町、御宿町、鋸南町 【東京都】 檜原村、奥多摩町 【神奈川県】 三浦市、中井町、山北町、箱根町、真鶴町、湯河原町 【新潟県】 小千谷市、加茂市、十日町市、村上市、糸魚川市、妙高市、五泉市、阿賀野市、佐渡市、魚沼市、胎内市、田上町、阿賀町、出雲崎町、湯沢町、津南町、関川村、粟島浦村 【富山県】 氷見市、南砺市、上市町、入善町、朝日町 【石川県】 七尾市、輪島市、珠洲市、加賀市、羽咋市、志賀町、宝達志水町、穴水町、能登町、 【福井県】 大野市、勝山市、あわら市、池田町、南越前町、越前町、高浜町、若狭町 【山梨県】 都留市、大月市、韮崎市、上野原市、甲州市、早川町、身延町、南部町、富士川町、道志村、西桂町 【長野県】 大町市、飯山市、小海町、佐久穂町、立科町、長和町、阿南町、阿智村、平谷村、天龍村、上松町、南木曽町、王滝村、大桑村、木曽町、生坂村、筑北村、小谷村、坂城町、高山村、山ノ内町、木島平村、信濃町、小川村、飯綱町、栄村 【岐阜県】 美濃市、瑞浪市、恵那市、山県市、飛騨市、郡上市、下呂市、海津市、養老町、関ケ原町、揖斐川町、池田町、七宗町、八百津町、白川町、東白川村 【静岡県】 熱海市、下田市、伊豆市、御前崎市、牧之原市、東伊豆町、松崎町、西伊豆町、川根本町 【愛知県】 津島市、新城市、南知多町、美浜町、設楽町、東栄町、豊根村 【三重県】 尾鷲市、鳥羽市、熊野市、志摩市、木曽岬町、大台町、���会町、大紀町、南伊勢町、紀北町、御浜町、紀宝町 【滋賀県】 高島市、甲良町 【京都府】 宮津市、京丹後市、井手町、宇治田原町、笠置町、和束町、南山城村、京丹波町、与謝野町 【大阪府】 富田林市、河内長野市、柏原市、門真市、泉南市、阪南市、豊能町、能勢町、岬町、太子町、河南町、千早赤阪村 【兵庫県】 洲本市、西脇市、加西市、養父市、朝来市、宍粟市、多可町、市川町、神河町、上郡町、佐用町、香美町、新温泉町 【奈良県】 大和高田市、五條市、御所市、宇陀市、山添村、安堵町、三宅町、曽爾村、御杖村、高取町、上牧町、河合町、吉野町、大淀町、下市町、黒滝村、野迫川村、十津川村、下北山村、上北山村、川上村、東吉野村 【和歌山県】 海南市、橋本市、有田市、御坊市、田辺市、新宮市、紀の川市、紀美野町、かつらぎ町、九度山町、高野町、湯浅町、広川町、美浜町、由良町、みなべ町、日高川町、白浜町、すさみ町、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町 【鳥取県】 岩美町、若桜町、智頭町、八頭町、大山町、日南町、日野町、江府町 【島根県】 雲南市、奥出雲町、津和野町、隠岐の島町 【岡山県】 玉野市、笠岡市、井原市、高梁市、新見市、備前市、真庭市、美作市、久米南町、吉備中央町 【広島県】 竹原市、府中市、安芸高田市、江田島市、安芸太田町、神石高原町 【山口県】 萩市、長門市、美祢市、周防大島町、上関町、田布施町、平生町、阿武町 【徳島県】 鳴門市、小松島市、吉野川市、阿波市、美馬市、三好市、勝浦町、佐那河内村、神山町、那賀町、牟岐町、美波町、海陽町、上板町、つるぎ町、東みよし町 【香川県】 さぬき市、東かがわ市、土庄町、琴平町 【愛媛県】 宇和島市、八幡浜市、大洲市、四国中央市、西予市、上島町、久万高原町、内子町、伊方町、松野町、鬼北町、愛南町 【高知県】 室戸市、安芸市、須崎市、宿毛市、土佐清水市、四万十市、東洋町、奈半利町、田野町、安田町、北川村、本山町、大豊町、いの町、仁淀川町、中土佐町、佐川町、越知町、檮原町、日高村、津野町、四万十町、大月町、三原村、黒潮町 【福岡県】 嘉麻市、小竹町、鞍手町、東峰村、添田町、川崎町、みやこ町、築上町 【佐賀県】 多久市、玄海町、大町町、白石町、太良町 【長崎県】 平戸市、松浦市、対馬市、壱岐市、五島市、西海市、雲仙市、南島原市、東彼杵町、小値賀町、新上五島町 【熊本県】 水俣市、上天草市、天草市、美里町、和水町、小国町、産山村、高森町、山都町、氷川町、芦北町、津奈木町、多良木町、湯前町、��良村、山江村、球磨村、苓北町 【大分県】 佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、杵築市、豊後大野市、国東市、姫島村、九重町、玖珠町 【宮崎県】 串間市、えびの市、高原町、国富町、諸塚村、椎葉村、美郷町、高千穂町、日之影町 【鹿児島県】 枕崎市、阿久根市、西之表市、垂水市、曽於市、南九州市、三島村、さつま町、湧水町、錦江町、南大隅町、肝付町、大和村、喜界町、天城町
【全744自治体リスト】「消滅可能性自治体」を一挙公開…北海道から鹿児島まで 出産年代の女性人口が半数以下に 日光市や草津町も |FNNプライムオンライン
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ネタ帳:もとかの@ノアニール
ホンマは漫画として描きたかった話で2年前程からのんびり暖めていたのですが、実現が未定なのでとりあえずネタ帳として公開します...。女王の名前だけ考えておいて若者の名前とか名無しマンですがすみません🙇♀️
長いのでしおりが挟めるpixiv版はコチラ
軽く登場人物の紹介▼
※長めです。ノアニールでのお話。 ベースはゲーム通りですが、うちのキャラによる超捏造設定やら色々絡んでいます😂
PTメンバー ・女勇 ロゼア(16歳)『まけずぎらい』 ・女武 リアンダ(15歳位)『おとこまさり』(HD2Dだと『つよき』?) ・男(自称)賢 エルフリード(フリード)(※71歳位の老人だが見目は30前後)『おちょうしもの』 ※生来声が出せないテレパシー会話の為セリフは『』の二重カギ括弧です ・男魔 エルマー(25歳位)『やさしいひと』
登場人物はその他大勢、フリードやエルマーの家系の皆さんがわらわら出ます。 コチラ↓
@ノアニールネタ タイトル:もとかの (エルフの女王:アントニエッタがフリードの大昔の元カノ)
※エルフリード(以下フリード)、エルマーの故郷でもある (自称)賢者フリードは大分昔に故郷ノアニールを離れ隠居している為、 魔法使いエルマーは成人した16歳~魔法修行の旅へ此処を発っていたので、上手い事エルフの呪いは免れている。 (※後にスーに飛ばされ、そこで世話になった戦バーバラと結婚した為、スーに居住していた)
フリードは数十年ぶり、エルマーは約10年振りにノアニールに帰省すると、住民が皆眠っていた…
フリ『なんと!住民が皆眠っているではないか!』
エルマー「私が帰省出来なかった内になんでまたこんな事に… 姉さん眠らされてないかな…💦」
フリード『ワシはエルマーの姉にはちょこちょこ会っておったぞ。おぬしの両親…ワシの愛娘でもあるエルマーの母亡き後、悟りを開きたいと旅立ったようじゃ。眠らされる前に旅立っていそうじゃの。その内何処かでバッタリ会えたりしてのう笑』
エルマー「有り得ますね…暫く会っていないので姉にも会いたいです…」
ロゼ「エルマーさん、お姉さん居るんでしたね。私は一人っ子なので、きょうだいが居たリアンダちゃんもエルマーさんも羨ましいです。フリードさんはきょうだいいらっしゃいますか?」
フリード『ワシもロゼア殿と同じく一人っ子じゃ❤お揃いじゃな、ロゼア殿❤』
フリ嬉しそうにロゼアの肩を抱く ロゼア照れている😳
エルマー(モヤッとしつつ) 「姉は年子で私とそっくりですよ笑 祖父さん…いくらロゼアさんが祖母さんに似てるからって馴れ馴れしいんじゃないですか?💧」
フリ『なんじゃ、羨ましいのかエルマー? おぬしの祖母ロゼリアに似てる以前にワシはロゼア殿がタイプだし、もっとお近づきになりたいぞ❤』
エルマー「……(すんごいモヤモヤな表情)」
リアンダ「きょうだい多いのも以前はうるせーなとか思ったけどな… 空の上でもあのチビ共、親父とお袋に怒られながらも賑やかなんだろーな… ところでじーさん、眠ってる人達にまでもちょっかい出すなよw」
フリ『ワシが欲求不満そうに見えるのか小娘…💢』
ロゼア「…😅リアンダちゃん、フリードさんに何て事言ってるの…💧」
フリ『そうじゃそうじゃ小娘!ワシは確かに助平じゃがいつも発情してる訳じゃないわ、たわけ💢』
リア「えーw だってじーさん実際見てくれからしてエロいし、自分がスケベって認めちゃってんじゃん😂」
フリ(ドヤ顔で)『色気がある、と言わんか小娘😤✨ワシは助平さを隠すつもりはないけど笑 世の男達が助平じゃないと子孫が繁栄せんじゃろ。まあ我が孫みたいに紳士装おってる男ほどむっつりじゃなwww』
エルマー「…いくら住民が眠ってるからって、ナニ堂々としょーもない話をしてるんですか…」
フリ『ふぁふぁふぁふぁw エルマーは典型的な『むっつりスケベ』じゃなw 子がおるくせにのう、ほっほっほ笑』
エルマー「…!あんたも子供が居た父親でしょうが祖父さん💢だからあんたの娘が姉と私を産んでくれたんでしょうが!」
フリ『そらそーじゃなふぁふぁふぁw ワシが祖母さんと交合ったからおぬしの母が生まれ、 その母がおぬしの父と交合っておぬし達姉弟を産んだんじゃもんな���。』
エルマー(…なんで私はこの人(?)の子孫なんだろうか…💧 祖父がこんなアホなジジイだったなんて…)
エルマーは顔を真っ赤にして祖父に呆れている フリ、すかさずエルマーにツッコむ
フリ『ぬう?エルマーよ、このワシをアホなジジイと思ったな? ワシが祖母さんと交合わなければおぬしの母もおぬしもこの世におらんかったんじゃぞ?祖父を敬うのじゃな!ふぁふぁふぁふぁw』
フリは少しだけ心が読めるようだ。 エルマーは苦笑している。
エルマー「!じ、祖父さん心が読めるんですか…?」
フリ『いつもではないけどたまにじゃよ。 特に良からぬ考えの方が読めてしまうのう。』
ロゼア「フリードさん、色々な能力お持ちで凄いですね… 初めから賢者さんですし、実際戦っていてもいきなり高度な呪文唱えられるし…」
フリ『半魔族に生まれたからじゃろうな。 何かと実父の魔族の能力を継いでいるようじゃの。と言ってもワシは実父は知らんがの…どんな魔物だったかもさっぱり分からんし、何処かでピンピンしてそうな気もするわい。 しかしロゼア殿は褒め上手じゃな❤誠にイイ女じゃの❤』
リアンダ「ひゃー💧じーさんの前でへんな事考えられないな💦しっかしじーさん、見てくれ若くてエロくても中身がマジでジジイだよな…言葉が古語で…笑」
フリ『やかましいわ小娘💢おぬしもいずれは姿ごとババアになるんじゃぞ💢』
ロゼア(顔を赤らめながら😳) 「と、ところで誰か起きてる方いないかしら。話を聞かないと何とも動けないわよね…」
住民の老人「おお!どなたかおいでですかの?ワシはここの住民じゃ!」
ロゼア「!奥の民家からおじいさんの声が…!話を聞きましょう!」
フリ『おお!ワシと同世代ぐらいの爺さんかのう…』
リア「じーさん同士茶飲み友達にでもなれんじゃね?w」
フリ『ほんっと口の悪い小娘じゃな…💢きっと相手の爺さんがワシに驚くわい笑 まあキザモード(※若い頃の紳士な言葉遣い)演じたるけどなw』
勇者ロゼア一行は南奥の民家で唯一起きていた老人に詳しい話を聞いた。
老人「おお……どなたかは知りませぬが、どうかエルフ達に『夢見るルビー』を返してやって下され……ルビーを探してエルフに返さなければ、この村に掛けられた呪いが解けませぬのじゃ。 この村の若者がエルフのお姫様とそのルビーを持ち出して駆け落ちしたもんじゃから、母君のエルフの女王様の怒りを��ってしまい、村ごと呪われてしまったんじゃよ……。」
フリード(※キザモード)『!!なぬぅ!?エルフの女王だと!?』
エルフの女王の話を聞き、フリードが微妙な顔をし始めた… 女王はフリードの亡き愛妻ロゼリアと結婚前の元カノだった まだ女王が姫だった頃、フリードがかなり若かりし頃に���際していたとか
女王は『がんこもの』でその頑固さに酷く嫌気がさしてフリードが振ったらしい リアンダすかさずツッコミ
リアンダ「えー、じーさん未だにあちこち現地妻いるんじゃねーの?w」
フリ『私は未だにモテるが人聞きの悪い事言うでない小娘💢 亡き愛妻と結婚前の大昔の元カノだ!たわけ💢』
エルマー「祖母さんの前の元恋人ですか… (何人元カノとか居るんだか…💧) 女王様ともし結婚されてたら母も姉も私も居なかったんですねえ…」
ロゼア(フリードさん自分でモテる自覚あるんだ…)
フリ『あんの『がんこ女王』に話付けに行くぞ!私と孫の故郷の者に何たる仕打ちだ💢成敗してくれるわ💢』
老人「…?耳の尖ったエルフのような兄さんや…エルフの女王とお知りあいですかな? じーさん呼ばれとるし、今『私と孫』言うてたし、お若く見えるがおぬしは一体いくつぐらいなんじゃ?」
フリード『はっ!ごっ、ご老人よ…((ワシもジジイだけど笑))細かい事は気にするでない💦ともかく私たちは直ちにエルフの女王の元へ行って参る!』
老人「ほむ…そうか。エルフの隠れ里はここから西の洞窟のそばにあるぞい。 不思議な兄さん達よ、どうか宜しくお願いしますじゃ…」
ーーーーー
ロゼア一行はノアニール西のエルフの隠れ里へ。 フリードの大昔のもとかの、『がんこもの』のエルフの女王に話を付けに行く。 隠れ里に入るとエルフの姫と駆け落ちした若者の父親がいた。
ロゼア「おじいさん…あなたはもしやノアニールの方では… あなたもエルフの女王様に掛け合いに来られたのですか?」
若者の父「…ノアニールの村が呪われたのは、ワシの息子のせいじゃ… あいつがエルフのお姫様と駆け落ちしたから… 息子の代わりにこうして謝りにきておるのに、話さえ聞いて貰えぬ。 ああ…ワシはどうしたらええんじゃ!」
フリード(※キザモード口調継続中) 『そなた、若造の父君か。私はエルフの女王と旧知であってな。 今、これから正に女王に村の呪いの事で掛け合う所だ。』
若者の父「!?青い髪で耳の尖ったあんたもエルフの仲間かの?」
フリード『若造の父君よ、私はエルフではなく魔族と人間の血を引く者だが この私があの『がんこもの』の女王と何としても話を付けようではないか。』
若者の父「なんと!魔族と人間の…?これまた摩訶不思議な! エルフに似ていて人間離れした見目のあんたの話ならきっと聞いてくれそうじゃの… すまぬが、女王様と上手く掛け合って貰えんかの…」
リアンダ「はぁ~?話聞いてやらないってどんだけタカビーなんだよ、ここのエルフの女王様はよぉ!」
エルマー「…何だかかなり頑なそうな性格ですね、エルフの女王は…」
勇者ロゼア一行とノアニールの若者の父が話込んでいる所を見かけたエルフの民がズカズカと近寄ってきた。
エルフの民「何ですか、あなた達!人間が入って良い場所では… あっ!?フリードさん?何十年ぶりでしょう…久しぶりですね!」
フリード『!!そなたは昔交流のあった…元気そうで何よりだ。 かなり前に女王からこ��里への出禁を喰らってしまったが、急ぎで女王に大事な話がある。 どうか謁見をさせて貰えないだろうか…』
エルフの民「私、ラタフィアと申します。女王様の昔のよしみですし、あの時から大分経っていますし大丈夫だと思います。私が女王様の所にお連れします!」
フリード『助かる。かたじけない、ラタフィア殿…。』
ラタフィアというエルフはかなり昔、フリードが若かりし頃に顔見知りだったようだ。
ラタフィア「フリードさん半魔族だから、女王様とお付き合いしてた頃と変わらずカッコイイですね❤あれからあの人間の女の子とはご一緒なんですか?」
フリード(ニヤケつつ)『そうか?ラタフィア殿……そなたもあの頃と変わらず可愛らしいではないか。 あのロゼリアとは結婚して娘ともう一人子を儲けたが…妻はその第二子を身籠ったまま亡くなり、娘も今は亡くなった… だが娘が私の孫を遺してくれた。そこのローブ被った魔法使いが私の孫息子だ。』
ラタフィア「まあ!お孫さんもカッコイイお方ですね❤フリードさんにそっくり! そうでしたか…結婚してお子さんも儲けたのにロゼリアさんもお子さん達も亡くなられていたのですね…」
エルマー(照れながら)「あ…ありがとうございます。ラタフィアさん、フリード祖父さんとお知り合いなんですね…ロゼリア祖母さんにもお会いしているんですか?」 (エルフ族も見目は歳取らない種族なのか?💧祖父さんと知り合いってことは、祖父さんよりも年上かもしれないんだよな…)
ラタフィア「ええ、かなり昔ですがフリードさんがこの里にロゼリアさんを連れて来た事があったんです…」
フリード『ラタフィア殿、シッ🤫💦』
ラタフィア「大丈夫ですよ、フリードさん🤭さあ、こちらが女王様の謁見の間です。」
ロゼア、リアンダ、エルマー (…女王様となんかあったんだろうな…きっと…)
フリード『アントニエッタ女王様にご挨拶申し上げます…。ご無沙汰しているな。何十年ぶりか…』(※捏造女王の名前)
女王「はっ!あなたは…フリード!まあ…本当に暫くぶりだこと。 以前出禁にしたはずですが、かなりの時が経っていますし、まあ良いでしょう… 相変わらずお顔だけは良いままですね…あの時はよくもこのわたくしを振ってくれましたね…」
フリ『ふん、ここへの出禁は時効って事か…。そなたも未だに美しいが相変わらず『がんこもの』そうだな。 ところでそなた、ノアニールの村に危害加えおったそうだな💢何て事しでかしてくれたのだ?エッタよ。』
他のPTメンバーハラハラドキドキ💦 女王は渋った顔で経緯を話し始めた。
エッタ女王「なんですって?ノアニールの件ですか?そういえばそんな事もありましたわね。 …その昔、わたくしの娘のアンとノアニールの人間の男が恋に落ち、駆け落ちしたのです…。アンはこのエルフの里の宝、『夢見るルビー』を持ったまま、男の所から帰ってきません。 たぶん夢見るルビーもその男に奪われ、この里へも帰れずに辛い思いをしたのでしょう。アンは騙されたに決まっています。」
フリがキレた!
フリ『エッタよ!その決めつけがそなたの『がんこもの』なのだ! 私はそなたのその頑固さに嫌気がさしてそなたとの交際を終わらせた。 その後そなた��別の男と娘を儲けたにも関わらず、何故娘の愛する者を認めないのだ!何様のつもりでいる!』
エッタ「フリード…元はと言えば、あなたがこのエルフ族の姫であったわたくしを振り、連れの人間の女とすぐ交際したではありませんか!この浮気者が! おまけに人間など欲深い生き物…わたくし達崇高なエルフとは違うのですよ。我が里の宝を奪い、わたくしの愛娘アンを騙した人間の男の故郷に制裁を加えただけです。」
フリ『おのれ『がんこもの』め…💢とんでもない女だ。そんな昔の事まだ引きずっておったのか。ロゼリアと恋仲になる前にきちんとそなたに別れ話を持ち掛けたではないか。 しかもそなたの娘が人間に騙されたと思い込み、かつての私と孫の故郷でもあるノアニールに村ごと危害を加えるなど…』
エッタ女王は勇者ロゼアを見るなり驚き戸惑った。
エッタ女王「孫ですって…!?あああっ!お前は…わたくしの彼だったフリードを奪ったあの時の人間のロゼリアとかいう女?! いや…あれからかなり経つしあの女の子孫…?」
ロゼア(…私よっぽどフリードさんの奥さんと似ているのね..まあ以前フリードさんの記憶魔法で見せて貰ったけど….) 「いえ、私はロゼリアさんではありません…」
エッタ女王「そうなの…どうやら別人のようですね。あまりにあの女に似ていたから驚いてしまいました。では、そこのフリードそっくりな魔法使い風の者があなたの孫ですか…? フリード…あの人間のロゼリアとかいう女と子を儲けたのですね…」
フリ『あれからロゼリアとは結婚して子も孫も儲けたが…。((子が先に出来たけど🫣)) 勇者殿はロゼリアに似ているが私の孫ではないし、ロゼリアの家系の子孫かまでは不明だ。…私の孫は魔法使いの方だ。』
エッタ「そう…。こんな大人な孫まで居るなんて… あなたの魔族の血ゆえ見目は未だに若々しいですが、フリードも歳を取りましたね…。」
エッタ女王はエルマーの深緑のローブのフードをいきなり下ろした。 エルマーは突然の事で驚いてしまった。
エルマー「!?ナニするんです、女王様?」
エッタ女王「ふん…フリードの孫とかいうあなたは一見フリードとお揃いの青銀髪が魔族風ですが、耳は尖っていないし殆ど人間ではありませんか。 ロゼリアとやらに似た女…その出で立ちからあなたが噂の女勇者ですか…?所詮は人間。 魔王を倒せる力などあるのかしらね。 後の女はわんぱくそうな脳筋のじゃじゃ馬娘ってところですか? ああ…人間など見たくもありません…」
リアンダ「あぁん?💢何だとこの耳長の高慢ちきなクソババア! 話聞かねえわ、人間見下すわ、そりゃ元彼のフリードじーさんに『がんこもの』って言われるわなァ!」
エッタ女王「なっ…!なんて下品な女なのです!」
ロゼアはリアンダの前に手を出した
ロゼア「リアンダちゃん、落ち着いて。」
リアンダ「何だよロゼア!こいつめちゃくちゃイキってるじゃんか!」
ロゼア「いいから!ここは私に任せて。」
リアンダ(!!あっ…ロゼアもちょっとキレてるなコレは…ロゼアは冷静にキレるタイプなのか💧)
エッタ女王の高慢ちきな態度にロゼアは勇者らしく毅然とした目付きですかさず反論。 (『まけずぎらい』が発揮される)
ロゼア「エッタ女王様…私はアリアハンの勇者、ロゼアと申します。 私がフリードさんの奥様の家系の子孫かは不明ですが、人間を見下すような発言は取り消して下さい。 エルフ族が何にどれだけ優れているか私には分かりかねますが、世界を担い救い出すのに種族など不問です。」
エッタ女王「何ですって?人間ごときが…このわたくしに逆らうのですか?」
ロゼア「エルフの『女王』という肩書きで偉そうにされていますが、人間『ごとき』などと言われる筋合いはありません。 私の父オルテガは『人間』ですが、世界中に名を知らしめた勇者で 私はその父の跡継ぎで同じく勇者なのです。 女王様及び他のエルフたちが人間よりも優れている自信がおありならば、 魔王を倒す自信もおありなのでしょうか?」
エッタ女王「おのれ、勇者ロゼアとやら…💢なんと生意気な人間なのかしら。そなた、勇者と言いながらこのエルフ族の事を知らぬならば教えてあげます。 わたくし達エルフ族は人間などと比べ物にならない魔力を持ち、魔法を得意とする種族なのですよ。その気になればわたくし達と対張れる魔族をもひれ伏せられるのです。 そなたの父オルテガの噂は時々耳にしますが、行方不明というではありませんか…。 所詮人間なんかに世界平和など取り戻せるものですか!」
エルマーは心の中で静かにブチ切れていた
エルマー(こんのエルフのクソババア…💢私のローブのフードをいきなり下ろすわ、 ロゼアさんやリアンダさんを馬鹿にするわで何て失礼な奴なんだ… 祖父さんはこいつの綺麗な顔とか見てくれに騙されていたのか…?こんな『がんこもの』が恋人だったなんて信じられない…) ※エルマーはキレると口が悪い
フリさらにブチ切れ
フリ『やかましい!この『がんこもの』め!また以前みたく人間の事を馬鹿にしおって エルフがなんぼ偉いんだ、たわけ! この私も半魔族故半分人間だ!聞き捨てならぬぞエッタ! そなたも若く見えて私よりずっと歳上で結構なババアではないか💢 とにかくそなたの娘アンと恋人を連れ戻し、その夢見るルビーとやらを持ち帰れば良いのだな?そなたをギャフンと言わせてやるからな!皆の者!必ずやルビーを見つけ出すぞ💢』
ロゼ「もちろんです!フリードさん!」
リア「けっ💢この頑固ババア、そんなんだからじーさんに振られるんじゃんwwwザマアwww」
リアンダ、エッタ女王にあっかんべーする
エッタ女王「んまあ…この低俗な人間共め!直ちに立ち去りなさい💢」
エルマーはしかめっ面のまま
エルマー(祖父さんがコイツと結婚しなくて良かった…😑💧)
ーーーーー
フリ(※素のじいちゃん言葉) 『みっともないとこ見せてすまんのう…皆の者…💧なんでワシあんな頑固女と付き合ってたんじゃろ…』
リア「あのエルフの頑固ババア、じーさんの顔は認めてたし、 きっと相当若かった頃だと思うから見てくれでお互い盛り上がったんじゃねーの?」
フリ『確かワシが22、3歳の頃じゃったかな… あのガンコニエッタと(がんこもの+女王の名前)別れた後、祖母さん…亡妻ロゼリアと結婚してワシ25の時に娘生まれたからの。 ワシが丁度今のエルマーぐらいか。 しかし、小娘のくせにえらい悟っておるな…』 (※フリはこの時点で71歳頃)
リア「ひゃー!じーさん、そんな若かりし頃の話だったんだ! オレ、実は恋バナ好きなんだよねえ❤まあオレもカッコイイ兄さん好きだけどなw これからカッコイイ彼氏出来るといいなあ❤」
フリ『おぬしは色気はないけど、顔は可愛いしいい尻しとるから普通に男が出来そうじゃな笑』
リア「!!じーさんオレのケツいつ見たんだよ!エロジジイ!!」
フリ『戦闘中に散々飛び蹴りだの脚を高く振り上げるじゃろ。 おまけにえらい短パンじゃし見えちゃうんじゃよ笑』
リア「オレは動きやすいように短パンはいてんだよ💢キーッ!」
ロゼ「リアンダちゃんとフリードさん、漫才コンビですよねえ笑」
エルマー「祖父さんと仲良くケンカしてるよねえ笑」
まずは夢見るルビーを見つけなくてはいけない。 勇者ロゼア一行はエルフの里付近の洞窟に向かう。
ーーーーー @地底の湖 洞窟に入ると神父に出会った。
神父「おお…そなた達は旅の者ですかな?」
ロゼア「はい…。エルフの里の宝物を探しに来ました。」
神父「左様であったか…。 この洞窟の何処かに体力や気力を回復してくれる聖なる泉があるらしい。 しかし、どうしてこんな所にそんな泉が湧いたのか… 私には悲しげな呼び声が聞こえますぞ…。」
リアンダ「その聖なる泉になんかありそうだな。 あのエルフのババアの娘と彼氏の事の何か分かるかもしれねーぞ。 泉にも寄ってみようぜ、ロゼア!」
ロゼア「そうだね、リアンダちゃん!」
フリード『怪しいニオイがプンプンするな…神父殿、かたじけない。』
エルマー「神父さん、貴重な情報をありがとうございます。」
神父から聖なる泉の情報を得た勇者ロゼア一行は、洞窟の奥へ進んで行った。 深層部で多数のマタンゴにフリード以外のPTが眠らされる
フリ『なんと!甘い息が効かなかったのはワシだけか💦』
エルマーが眠ったままHP1の瀕死大ピンチになる (※ゲームでその状態で暫く踏ん張ってくれたが後に1度全滅💧 これが元でこのお話が閃きました…)
フリ『!!おお!エルマー!ワシが今ベホマを…!?(※(自称)賢者の為、全ての魔法を習得済み) ぬおおお💦毒キノコめ!わらわら出てきよって気色の悪い💢』
ーーーーー
エルマー、三途の川?で目覚め辺りを見回す
エルマー「ここは…?随分綺麗な花畑だな…」
懐かしい声が聞こえてきた…エルマーの関連者のようだ。 声の主はエルマーがかつて魔法修行の旅へ出征後、帰省出来ずにいた間に亡くなってしまった両親だった。 父アンドレアス(人間)に母エルヴィーラ(魔族¼)。
エルマー「!!父さん!母さん!」
父アンドレ「!?おお!我が息子エルマーではないか!😭 ��前が16で魔法修行へ旅立って��来か…大人になったなあ… お前もまさか死んじゃったのか?💦」
母エルヴィ「エルマー…?まあ…素敵な大人の男性になったわね😭 旅立ってから全然帰って来ないから寂しかったのよ!うわああああん!」
母エルヴィは咄嗟に我が息子に泣きながら抱きついた。
エルマー「帰れなくてすみませんでした…父さん、母さん… あの魔法修行の単独の旅立ちから数年後に実は結婚しまして…子供も生まれて子育てに追われてなかなか帰れなかったんです… それから私は今、勇者オルテガ様のご息女の女勇者様と、フリード祖父さん…母さんの父親と、仲間の武闘家さんと魔王討伐隊として旅をしています。 私は多分まだ死んでいないと思うけど会えて嬉しい…まさか帰れなかった内に二人して亡くなっていたなんて…」
母エルヴィ「まあ…エルマーったら結婚して子供も居るの? お嫁さんはどんな方?人間?魔族?」
エルマー「人間の…女戦士で美人の頼もしい妻です。私が妻の家に住みついた形になってしまったので、婿のようなものだけど。」
母エルヴィ「まあ…!人間の美人女戦士ですって?カッコイイ奥さんね、エルマー! うふふ、私たち祖父母なのね❤母さん、孫に会いたいわぁ… それに女勇者様と母さんのパパ達と旅しているの…楽しそうねえ❤」
父アンドレ「そうか😭エルマー父親になったのか…。お前の子…父さん達の孫はきっとお前そっくりなんだろうな☺️ 父さんと母さんは旅行中に事故に巻き込まれてな… お前、父さんも母さんもカナヅチだって知ってたか? 母さんと久々にハネムーン気分を味わっていた旅船上で海の魔物に出くわして我々の魔法でやっつけた迄は良いが、母さんがバランス崩して船上から深海に落ちてしまってな… 父さんもすぐ飛び込んだんだが、母さんも父さんもカナヅチって事すっかり忘れて溺れてしまってどうすることも出来なかったんだよ…」
エルマー(父さん鋭いな…娘が私にそっくりってなんでわかったんだろう😮) 「…りょ、旅行中に…そうだったんだ父さん、母さん…」
エルマー泣きながら両親の肩を抱く
初老の女性「まあアンドレさん、エルヴィ、あなたたちの息子?」
そばには勇者ロゼアに似た初老の白髪混じりな黒髪の女性と、同じく黒髪で耳が尖ったエルマーにそっくりな若い男性がいた。
初老の黒髪女性は祖母ロゼリア、今一緒に旅している未だに健在な祖父フリードの愛妻だった。 エルマーはあまりに勇者ロゼアと声までそっくりで驚き戸惑う。 ロゼリアは夫フリードにそっくりな孫息子を見て感涙している。
祖母ロゼリア「なんてフリード様そっくり…我が娘のエルヴィにもそっくりね。 あなたは私の孫息子ね?私はロゼリア。あなたの祖母よ。」
父アンドレ「お義母さん、うちの息子は妻にもお義父さんにも本当にそっくりで…」
母エルヴィ「ママ、息子はエルマーっていうの。」
エルマー「エルマーと申します…。ロゼリア祖母さん…お会い出来て嬉しいです。」 (祖父さんが言ってた通りだ…本当にロゼアさんにそっくりだ…)
エルマー泣きっぱなしで祖母を見つめる。
祖母ロゼリア「エルマー…フリード様と私の可愛い孫息子エルマー…」
ロゼリアは感涙しながら夫や愛娘にそっくりな孫息子エルマーを抱きしめた。
黒髪の若い男性(それでも36歳位だそう)は祖母没時お腹に宿っていた二人目の子、エルバートだった。 祖母ロゼリア没後、こちらの世界で生まれた。エルバートはエルマーの叔父にあたる。
母エルヴィ「エルマー、この子は母さんの弟よ。こっちの世界で生まれたの。」
エルマー「母さんの弟…?」
母エルヴィ「母さんのママが亡くなった時、お腹にいた子なのよ。 母さんが10歳ぐらいの時にママが事故で亡くなっちゃったの…😭」
祖母ロゼリア「そうなの…私二人目の子が出来たばかりで死んじゃって… なかなか二人目が出来なくて、10年振りにやっと赤ちゃん出来たと思ったら、私の『おっちょこちょい』で足を滑らせて頭強打してしまってね… フリード様程の魔力のザオリクでも蘇生出来なかったのよ😭」 ※祖母ロゼリアの性格 『おっちょこちょい』な『おじょうさま』
エルマー「なんと…!😭そういえば祖父さんが祖母さんは二人目の子を身籠ったまま亡くなったと言ってましたね…」
エルバートことバートは母譲りの黒髪に、父フリードそっくりで父母の瞳の色のオッドアイを持つ。 (右、父のすみれ色で左、母のスカイブルー) 口数が少ないが無表情ながらもテレパシーで嬉しそうに甥に挨拶。 ただし、姉のエルヴィに隠れながら笑
※バートは『ひっこみじあん』(無表情でテレパシー会話) バート『僕、エルバート…エルマー君、キミ…姉上の息子で僕の甥っ子なんだね。 会えて嬉しい…バートと呼んでね』
エルマー(おお…祖父さんそっくりだなあ…祖父母の血が上手いこと混じってるような…) 「バートさん…私の叔父さんですね…こちらこそお会い出来て光栄です…」
叔父バート『エルマー君、キミ父上達と旅しているんだって…? 父上はどう?母上には『おちょうしもの』って聞いているけど… 僕、父上の顔もどんな人かも知らないんだ…僕と父はそっくりらしいけど…』
エルマー「…💧えっと…そうですね…お顔はバート叔父さんにも私にもそっくりで、青銀髪でやたら面白くて若々しい方ですよ笑」(アホだけど…)
叔父バート『面白いんだ…笑 母上の言う通りだね…』
祖母ロゼリア「フリード様は『おちょうしもの』で笑わせ上手な方だったわね笑」
母エルヴィ「エルマー良いわねぇ…女勇者様の旅にパパとお仲間さんと楽しそうにしちゃって!」
父アンドレ「本当だなあ、エルヴィ。私達も女勇者様に付いて行きたいよなあ笑 お義父さんも面白い方だし色々笑わせてくれるだろう?エルマー。」
エルマー(祖父さんは家族にも面白い人認識なんだ…笑)
ーーーーー
変わって地底の湖内。 エルマーの祖父フリードが1人必死で戦っていた。勇ロゼア・武リアンダ共に爆睡中だが2人のダメージは軽い。
ザメハやベホマラーを早く仲間にかけたいが、マタンゴのあまりの数に自分まで眠らされたらアウトと思い必死にやっつけていた…
マタンゴが瀕死の孫息子、魔エルマーに襲いかかろうとしていた。 フリブチ切れ。
フリ『!!あっ!この毒キノコどもめ!孫に手を出すな💢!』
フリどうにか引っぱたく。 勇ロゼア、武リアンダようやく目覚める。
フリ『!!ロゼア殿、小娘(※武リアンダ)、目覚めたか!! おぬし達は少し下がって まずは傷の回復をするのじゃ。エルマーの事も頼む!ここはワシに任せるのじゃ!!���
ロゼア「はっ、はい!!」
フリ『よくもワシの可愛い孫息子を追い詰めよったな💢ええい、まとめて氷漬けじゃ!!』
フリマジギレ→オッドアイの瞳は真っ赤になり(ド3にはない)マヒャデドスを唱え、多数のマタンゴを一気に氷漬けにした。
(※アプリやswitchのAIはマタンゴにヒャド系を唱える。まれにバギ系。)
リアンダ「ぎえええええええ🥶じーさん寒いいいいいい!こっ凍るぅぅうぅ!」
ロゼア「す、凄い冷気…💦洞窟ごと凍りそうな勢いだわぁあぁ」
ーーーーー
フリ『先程、悲しげな雰囲気のある聖なる泉がある、と言うていた神父がおったな。 とりあえず今のうちにそこへ避難じゃ!』
なんと!フリードは瀕死のエルマーを背に乗せ、ロゼアとリアンダを両脇に抱え 自前の悪魔のような羽根を生やし飛び上がった! 何とかマタンゴやバリイドドッグなどの魔物の群れをやっつけながら、一行は回復の泉へ移動。
ロゼア「フ、フリードさん?無茶しないで下さい??」
リアンダ「うわああ💦何すんだよじーさん!」
フリ『ワシが敵の魔族どもに応戦するから落ちないようにな。特に小娘は暴れたりしてくれるな!』
フリードがPT全員を背負い抱き抱え飛行しながらしつこい敵たちに魔法で器用に応戦。
フリード『しつこい魔物どもめ…マヒャド!』 (※普通のゲームの進行度ではこの時点でマヒャド使えません笑)
ロゼア「フリードさん、私達を抱き抱えながら呪文唱えるって器用ですね💦」
リアンダ「しつけーなもう!(蹴りとか叩きながら) じーさんはもう只者じゃないの分かってるから、何でもアリな気がしてきた💧」
フリ『これ、小娘!暴れるでない!』
一行は泉に辿り着いた。
フリード『ここがあの神父殿が言うてた…おお…美しい泉じゃのう。なんか哀しげな雰囲気もあるがの…』
ロゼア「そうですね…美しいけどどこか儚い感じがします。」
中央に進むと今までのダメージやMPが全回復した。 フリード、孫息子の無事を確認し涙ぐむ。
フリ『おお…エルマーが死なないで良かった…無事そうじゃな…』
ロゼア「エルマーさん、無事回復しましたね☺️フリードさん。」
リアンダ「エルマーさん死なないで良かったな、じーさん。」
フリ『ロゼア殿、リアンダ殿…かたじけない…感謝する…。』
フリの涙、エルマーの顔に落ちる。エルマーそれで目覚める。 気が付くと目の前に泣いているフリ。
エルマー「祖父さん…?」
フリ『エルマーよ…無事で良かった…おぬしまで失ったらワシは…』
フリ、泣きながらエルマーにハグ🫂 (※フリは自身の妻、娘、息子(妻没時妊娠中だった)を亡くしている地味に『くろうにん』)
ロゼアほっこり リアンダちょっぴりうるる
リア(オレも自分の家族全員死んだけど、じーさんもほぼ自分の家族亡くしてるもんな…) ーーー ※066メモ このノアニールの時点で生存しているフリードの家系のキャラ ・フリ実父(人間フリ母エルヴィーラを犯した魔族)→生死不明 ・エルマー(孫)・エルマー姉エルーセラ(孫) ・エルマー娘エレア(ひ孫) フリ自身の家族は皆故人。 妻(人間)ロゼリア、長女エルヴィーラ、長男エルバート
エルマー「祖父さん… そういえば夢の中で両親と祖母さん、叔父さんにお会いしました」
フリ『なぬ!?そうじゃったのか!おぬしの記憶をシェアするのじゃ!!』
フリ、エルマーのデコにビタンと手を当てる
エルマー「あでぇ!祖父さん思い切り良すぎ…」
リア「それって三途のなんとやらじゃ…💧 エルマーさん、かなりの瀕死状態だったのか💦」
ロゼ「さすがテドンの神父さんの娘ね、リアンダちゃん。 エルマーさんは臨死体験して来たって事ですね… あ!!それじゃあ私に似ているというフリードさんの奥さんやご両親とかに会えたんですね?」
フリ、エルマーの額に手を当てたまま、記憶操作魔法する もやんもやんもやん… エルマーの三途体験の思い出が皆の頭上に映像化された!
ロゼ「わ!!この女性がロゼリアさん…本当似てますね😮 私がおばあさんになったらこんな感じなのかしら」
フリ『おお…我が妻はばーさんになったけど相変わらずイイ女じゃな❤ な?ロゼア殿そっくりじゃろ❤エルマーの父、アンドレ殿も三途で元気そうじゃな!』
リア「あっ…じーさんの娘さんと…もう1人の黒髪のイケメンは息子さん? やっぱじーさんと同じ顔してるな。遺伝子濃っw」
フリ『魔族はどーも遺伝子濃いめみたいじゃな笑 まあこのワシのイイ男遺伝子が代々継がれて誇りに思うわい❤ 我が孫エルマーもひ孫のエレアもワシそっくりじゃしの❤』
エルマー「(苦笑しつつ)ロゼリア祖母さん、綺麗で気品ある方でしたね… 本当ロゼアさんそっくりで…😳」
フリ『そーじゃろそーじゃろ❤おぬしの祖母さんはロゼア殿そっくりで美しい上に品がある女で『おじょうさま』じゃった… 『おっちょこちょい』でドジだったがそこも可愛くてのう…んふふふ❤』
リア「はいはいじーさん、ゴチでした!」
フリ『なんじゃ、我が娘エルヴィはワシらと旅したそうにしておるのう… 我が娘も賢者のようなもんじゃ、呼びかけてみるか?』
エルマー「えっ、亡くなった母さんに呼びかけ出来ちゃうんですか?」
フリ『だがエルヴィは一度完全に亡くなっとるからの… 流石にワシだけの魔力じゃ厳しいと思うから、エルマーとロゼア殿の魔力をお借りしたいのう』
フリ両手をそれぞれの手と繋ぐ
ロゼ「私、魔法苦手で微力だと思いますが、それでも良ければ…」
フリ『ロゼア殿の勇者オーラで十分百人力じゃよ❤』
どさくさにロゼほっぺにチューするフリ ロゼ顔真っ赤 エルマー複雑そうな顔
エルマー(祖父さんえらい積極的だな…まあ…寡夫で独身らしいし良いけど… 独身…だし…)
※フリはキス魔
リア「じーさんちゃっかりロゼアにチューすんじゃねえよ! …オレ魔法出来ねえし出番ねーけど見守りなるわ💧」
フリ『なんじゃ、小娘もワシに接吻して欲しいのか?w』
リア「ジジイのチューなんかいらねえよ💢」
フリ『照れるでない、小娘よwほれ、ちこうよれ❤このワシの熱~い接吻を受けるが良いw』
リア「照れてねええぇえぇ💢なんておめでたいジジイなんだよ!」
エルマー「…うちの祖父がなんとも頭が『しあわせもの』でごめんね、リアンダさん…💧」
フリード『なんじゃ!ワシは『おちょうしもの』��ゃ!祖父を敬わんかい!』
エルマー「あなたがナニ者だろうと私の祖父なんですもんね…こんだけそっくりだし💧」
ーーーーー
三途のなんとやらへ
フリ『我が愛娘エルヴィよ…父じゃ。聞こえるか?』
エルヴィ「!!パパ?あああパパ…お元気ですか…?」
エルヴィ涙ぐむ。
バート『!?父上??』
ロゼリア「!!フリード様?」
アンドレ(エルマー父)「!!お義父さん!!」
フリ『もちろん元気じゃよ❤エルヴィ、おぬしワシらと共に勇者殿を手伝いたいのか?』
エルヴィ「!!まあ…息子のエルマーの記憶をご覧になったのね… ええ、パパ達と一緒に旅してみたいわ❤女勇者様にもお会いしたいし☺️」
洞窟内のPT
フリ『ロゼア殿…一瞬三途のなんとやらへ行ってくる。 このまま手を繋いでいておくれ。』
ロゼ「!?そ、そんな事出来ちゃうんですかフリードさん?」
リアンダ「ぶっwww マジで?えらい規格外なじーさんだな💦」
フリ『幽体離脱ってやつじゃな。亡き妻やこの世で生まれなかった 我がせがれらしき者達にも会いたいしの…』
エルマー「あ…エルバート叔父さんは母さんの弟と言っていました」
フリ『…おお!せがれはエルバートと言うのか… ロゼリアが亡くなった時に身籠っていた子が三途で生まれておったのじゃな…😭 …では、しばし三途へ行ってくるとするかの。』
カッ! フリードのヘーゼルとすみれ色のオッドアイが真紅に染まり、ロゼア、エルマーと両手を繋いだまま脱力した…
エルマー「!祖父さんの薄れた姿が浮かんで登って行った…」
ーーーーー
フリ幽体離脱で三途に現れる
フリ『皆の者…元気そうじゃな。』
アンドレ「お義父さん!ご無沙汰しております🙇♂️相変わらずお若いですなあ… 私よりも(※56歳位)見目の大分お若いあなたを『お義父さん』呼ぶのも不思議ですが現実、妻エルヴィの父君ですからな……😅」
フリ『ほっほっほ…ワシいつ見目が本格的にジジイになるかわからんのう💦』
初老ロゼリア「ああ…フリード様!! 相変わらずお若くて素敵です😭」
ロゼリア、涙目で夫に抱きつく
フリ『おお、我が愛しの妻ロゼリア!😭30ン年振りぐらいかの! …おぬしは今66か?人間はやはり姿も加齢するもんなんじゃな… ワシがこの見目で71のジジイなのが変なんじゃな💧』
ロゼリア「変じゃないですよ、フリード様!! あなたも、もう71歳なのですね… いつまでもお若く素敵で羨ましいです😭 ですがやはりフリード様も中身はお爺さんになられましたわね…お言葉遣いが…笑」
フリ『おぬしに死なれて30ウン年経つからの…そりゃワシもジジイなるわい笑』
(※ロゼリアは30歳頃没) ロゼリア「私はすっかり歳相応になりましたわ…フリード様は半魔族で暫くお若いままですけど」
フリ『ロゼリア…だが会えて嬉しいぞ…年齢重ねてもおぬしは相変わらず美しい…』
フリうっすら涙ぐみ妻にキス😙
ロゼリア「フリード様、この子は私たちの二人目の子ですよ。 この子もフリード様に似たのでエルバートと名付けました。 バート、あなたのお父様よ。」
フリ『おお…ロゼリアが亡くなってしまった時身籠っていた子か😭』
フリ、息子バートを見て感涙。 バートは父を見て少し照れくさそうだ。母のロゼリアの後ろに隠れている。
フリ『おぬしはワシのせがれか…エルバート… こっちに来るのじゃ。もっと顔をよく見せておくれ、我がせがれよ…』
バート照れながら父に近づく
バート『父上…本当���と似てますね…お会い出来て嬉しいです…』
フリ『ほっほっほw バートよ、おぬしがこの父に似ておるのじゃよ。 バートもテレパシーなのじゃな笑』
バート『はい…僕も父上のように声が出なくてテレパシー能力が覚醒しました…』
フリ『そうかそうか…バートはワシと母ロゼリアの良いとこ取りな見目じゃな❤ 母の黒髪にワシと母のオッドアイでミステリアスなイイ男じゃの❤』
フリ、愛息子にハグをしほっぺにチューをした。
バート『!!ち、父上…🫣』
フリ『ナニ照れておるのじゃ、バートよ。父が愛息子に接吻しても良いじゃろう❤』
ロゼリア「フリード様、バートは『ひっこみじあん』な照れ屋さんなのですよ笑 フリード様そっくりで美しいのに、全然恋人とかいないみたいですわ。」
フリ『なんじゃ、バートよ。おぬしはこの父と美しい母の良いとこ取りなイイ男なのに…。その気になればモテモテじゃろう。』
バート『ボ…僕は声掛けられるんですけど、恥ずかしくて… 逃げちゃうんです…どう接したら分かんないし…💦』
フリ『せっかくワシ似のイイ男なのにの…勿体無いのう…』
ーーーーー
フリ『さて…我が娘エルヴィよ、もう一度生き返ってこの父とおぬしのせがれと勇者殿、もう一人若い女子がおるが一緒に旅してみるか? ワシは可愛い娘のおぬしが加入してくれればとても嬉しいぞ❤ おぬしもこのワシのように魔法が得意じゃったもんな!』
エルヴィ「ああ…是非!大好きなパパと息子と一緒に 勇者様の冒険に旅立って、私の魔法が役立てたらなんて素敵かしら☺️❤」
エルヴィ、父フリに抱きつく
フリ(ニヤけながら)『エルヴィは「あまえんぼう」な所もあるのう… バートもどうじゃ?父や姉と一緒に勇者殿を手伝わないか?』
※フリとロゼリアはエルヴィをめちゃめちゃ溺愛して育てた
バート(照れながら) 『父上…有難いのですが僕は「ひっこみじあん」でコミュ障だから… 母上や義兄上と見守っています…僕も魔法は出来るし、特に回復呪文が得意なので僧侶にでもなれる気はしますが…』
フリ『そうか…残念じゃのう…まあ無理強いは出来ぬし勇者殿にも許可を得ないといかんしの。エルヴィ、ちょっと勇者殿達に声掛けるから待ってておくれ。』
エルヴィ「はい、パパ❤」
地底の湖へ フリ『ロゼア殿…我が娘エルヴィーラをどうかPTに加えてはくれぬか… 三途在住の我がせがれのエルバートは回復呪文が得意だそうなので、 こやつのザオリクで我が娘を蘇生したいのじゃ。 ロゼア殿とエルマーの魔力をこのまま借りながらワシの魔力も合わせて、 せがれのバートのザオリクで計4人の魔力が集まり大きな力となり、 1度完全に亡くなった者をも蘇生するのが可能じゃろう。』
ロゼ「!フリードさんのお嬢さんが加入してくれるんですか?是非お願いします!」
エルマー「おお!なんと私の母が?」
リア「ええー!じーさんの娘さんでエルマーさんの母さんが合流?なんか面白そうだな!」
三途へ フリ(にこやかに)『…許可をありがとう、皆の者…では我がせがれバートよ、 おぬしにワシと勇者殿と孫の魔力を送るので、どうかバートのザオリクで姉を蘇生しておくれ…』
バート『はい、父上。僕のザオリクがお役に立てれば…』
地底の湖からロゼア、エルマーはフリの手を強く握り祈りを込めた… フリは二人の魔力を感じ取り、更に自分の魔力も込め息子のバートにアイコン���クトで魔力を送った…瞳が魔族化し、瞳孔が細く紅くなって��る
バート(瞳が紅い)『父上…勇者様や甥のエルマー君と父上の魔力を受け取りました。姉上を蘇生させます…』
フリ『おっと、バートよ。ワシのお下がりだがこの衣装着てみると雰囲気出て良いぞ!』
バート『!僧侶のコスプレですか…笑 (※漫画版PT紹介でフリが着てたもの) 父上、賢者になられてるのにわざわざ僧侶の衣装ご用意されたんですか笑』
フリ『前職ありきの賢者ってものを演じてみたくてのう笑 まあ結局初っ端から賢者として旅立っておるがw もう着ないからバート、おぬしそのまま持っておれ』
バート『ありがとうございます、父上😊』
バートはくすくす笑いながらフリが以前着ていた僧侶の衣装を着て エルヴィの下に跪き彼女の両手を包み、父フリード、勇者ロゼア、甥エルマー、 更に自身の魔力を込めたザオリクを唱えた…
エルヴィ「バートが姉さんにザオリクしてくれるのね…あっ!」
みるみるエルヴィの姿が薄くなっていく… エルヴィが三途から消えてしまった!
フリ『!皆の魔力を込めたザオリクが成功したか?』
バート『父上、どうやら僕達のザオリクは成功したようです。 どうか姉上を宜しくお願いします…』
フリ『バート、本当にありがとう。 父はせがれのおぬしに会えて嬉しかったぞ…』
フリ涙ぐみながら愛息子バートにハグ バート照れながら父フリにハグし返す
バート『父上…僕もです…この僧侶の衣装は父上と思って大切にします…』
フリ『その衣装で時々この父を思い出しておくれ、我が愛息子よ…』
フリ、バートにチューしまくる
バート『あわわ父上💦ですからキスは恥ずかしいですってば💦』
フリ『照れるでない愛息子よ❤可愛い我がせがれに愛情表現しとるのじゃよ❤』
ロゼリア「バート、お父様はキス魔なのよ笑 あなたを愛してるのだから好きにさせてあげて🤭」
バート『父上がこんなキス魔だなんて聞いてないですよ、母上ぇええ😫🫣』
フリード『照れまくって可愛いのう♥️我が愛するせがれよ♥️♥️😘💕』
ーーーーー
フリ『…ではバート、ロゼリア、アンドレ殿。ワシは地上に戻る。元気でな… 恐らく我が娘のザオリクの効果は一度完全に死亡しているが故、徐々に姿が薄れてまたその内ここの三途に帰るであろう。 地上で生きている間は可愛い愛娘と孫達と勇者殿を手助けするわい。』
アンドレ「お義父さん、妻を…エルヴィを…そして我が息子のエルマーの事も宜しくお願いします。私も魔法使いとして付いて行ってみたかったですが、息子が既に魔法使いだし 賑やかすぎて勇者様がお困りになるかもしれませんな笑」
フリ『おお…アンドレ殿も実は加入したかったのか💦 すまぬの…我が娘がキラキラした顔でパパと旅してみたい❤なんて言うもんじゃからつい…』
アンドレ「お義父さんが妻に激甘なのは分かっていますよ笑」
フリ『そういうおぬしもじゃろ、アンドレ殿笑 本当にワシらの娘が世話になっとるな…感謝する、アンドレ殿。』
ロゼリア「フリード様、エルヴィを宜しくお願いしますね。 お会い出来て本当に嬉しかったです…」
フリ『ロゼリア…ワシらの可愛い娘はきっと役立ってくれると思う。 ワシもそなたにまた会えて嬉しかった…愛してるぞロゼリア…』
ロゼリア「私も愛しています。フリード様…」
愛妻と熱烈キッスしてフリ地底の湖に戻る
フリ本体の意識が戻る。その表情は涙ぐんでいた。愛妻、愛息子、仲良くしていた娘の夫と別れを惜しんだようだ。
フリ『戻ったぞい、皆の者…。おおう💦』
エルヴィはいきなり父フリードに抱きついた!
エルヴィ���パパぁ!私、生き返ったのねえぇぇえ😭嬉しいわぁああぁあうわーぁああん😭😭😭」
フリ『おおぉ…愛娘エルヴィよ!😭この父も可愛い可愛いおぬしに再会出来て嬉しいぞい…😭 しかし…頭上の天使の輪がついたままなのじゃな…😇』
エルヴィ「だって私、一回溺れ死んじゃったもの…でもまた生き返らせて貰って嬉しくてまた死んじゃうかもぉお😭うわぁああぁあん😭」
エルヴィ、生き返るなり父に抱きつきながら号泣 エルヴィの性格は『なきむし』で『さびしがりや』だった…
ーーーーー
フリ『改めてワシの愛娘、そしてエルマーの母のエルヴィーラじゃ。 ロゼア殿、無理言って娘を加えてくれて有難う。 既に賢者の衣装着ておるが、賢者として加入する気満々じゃったんじゃな笑』
エルマー「母さんと一緒に戦うの初めてだなあ…お手並み拝見だね、母さん。」
エルヴィ「パパと息子とお仲間さんで勇者様のお供でファミリーフレンドアドベンチャーね❤ 初めまして、ロゼア様、武闘家さん!エルヴィと呼んで下さいね❤ うちのパパ…いえ、父フリードと息子のエルマーがお世話になっております! 父譲りで魔法には自信があります❤」
ロゼア「私は勇者オルテガの娘、ロゼアです。美人さんで心強い仲間が増えて嬉しい限りです。宜しくお願いします。 様付けではなく、お気軽に呼んで下さいね。」
リアンダ「エルヴィさん、宜しくな!めっちゃキレー…😍 オレはリアンダ。武闘家なんで魔物ボコボコにするからサポ宜しく❤」
エルヴィ「まあリアンダさん、元気いっぱいで可愛らしい😊❤ ロゼアさんもとっても気さくな方…❤では、さん付けで呼ばせて頂きますね❤ ロゼアさんは私のママ…いえ、母にそっくりですね… お名前も一文字違いだなんて。母と血縁なのかしら。」
フリ『びっくりじゃろ、エルヴィ。ワシもロゼア殿に初めて会った時ロゼリアー!と叫んでしまったわい笑』
エルヴィ「これは叫んじゃうわね、パパ笑 本当、母の若い頃のような…」
ロゼア「さっきエルマーさんの三途での記憶をフリードさんの魔法でシェアして頂いて、奥さんのロゼリアさんを見て私も驚きました…ロゼリアさんと血縁なのか、後で私の母に聞いてみようかしら…」
エルマー(もし祖母さんとロゼアさんが血縁なら、私とも遠い血縁ってことだよな…良いような微妙なような…)
ロゼア「では、エルマーさんも無事回復したし、頼もしい仲間のエルヴィさんも加わってくれたし、夢見るルビーの発見を再開しましょう!」
エルヴィ「まあ…捜し物の最中だったの?それらしきものは、このもう1階下に有りそうですよ、ロゼアさん。」
エルヴィの隠していた角が現れた笑 角の先端は下を向いた。アンテナ📡代わりにもなるようだ。
ロゼア「まあ!エルヴィさんは角をお持ちなのね」
リアンダ「うおおすげえ!宝発見アンテナみたいな?」
フリ『エルヴィはワクワクしてるんじゃな笑 娘はコーフンすると角が出てしまうのじゃよ』
エルマー「母さん、楽しそう笑」
エルヴィ「だって生き返って皆さんと旅が出来て嬉しいんだもの❤ こっちです、皆さん。私に付いて来て下さいな…って、 キャーーーーーー!イヤー!」
敵の魔物は容赦ない。バンバン現れた。エルヴィは泣き叫びながら上級呪文をバンバン放って��る。
エルヴィ「きゃー魔族の皆さんごめんなさいぃいい😭私も魔族の血引いてますけど寄らないでぇええ😭痛いのいやぁああぁあ!」
あらゆる属性の上級呪文がエルヴィから繰り出される… PTの皆はボーゼンとしていた…
ロゼア「エルヴィさん、とっても頼もしいですね…泣きながら途切れなく上級呪文放ちまくって…」
エルマー「か、母さん凄いな…💧きっと最上級呪文もガンガン放ちそうな勢いだな…」
フリ『多分もっと恐怖感を感じたら、ワシがキレたら放てる最上級呪文を(※先程マヒャデドス放った)放ってくれると思うぞ…』
リアンダ「嗚呼…さっきのクッソ寒い冷気のデドス級かあ…🥶 魔族って本当に魔力ハンパねえんだな…」
捜し物にたどり着くまでも敵の魔族は容赦なく襲いかかって来たが 殆どエルヴィの上級魔法で難なく応戦した。 目的の夢見るルビーが入っている宝箱を発見!
エルヴィ「ぐすっ…敵の魔族は容赦ないわね… ロゼアさん、捜し物はこれかしら?なんて見事な輝きのルビーかしら…」
ロゼア「!これがエルフの女王が言っていた… さすが里の宝物だけありますね…」
リアンダ「うわ!なんてでっけーゴージャスな宝石!目がくらむな…」
エルマー「おお…しかも中にエルフの模造まで飾られていて凝っているなあ…。」
エルヴィ「エルフの女王?まあ…しかも里の宝物がどうして洞窟に…? あら、お手紙が入っているわ。」
フリ『なぬ?エルヴィ、読んでみるのじゃ。』
エルヴィ「はい、パパ…。 『お母様、先立つ不幸をお許しください、私達はエルフと人間。 この世で許されぬ愛なら…せめて天国で一緒になります。 アン』 まあ!まさかこのエルフと人間の恋人同士が…なんてこと…」
エルヴィは咄嗟にボロボロと涙をこぼした。 フリードは眉をひそめ宝箱から悲しげなオーラを察知した…
フリ『先程、ワシらが全回復した聖なる泉からも悲しげなオーラがあった… エッタ女王の娘アンとノアニールの若造はここで心中し、あの泉が湧いたようじゃな… この宝箱からも無念さが伝わるのう…』
フリは目を閉じ、夢見るルビーが入っていた宝箱に両手を添え記憶操作魔法を放った。 もやんもやんもやん… エルフのアンとノアニールの若者の念が映し出された… 美しいエルフのアン、凛々しいノアニールの若者が共に泣き、抱き合いながらこの世に別れを告げている悲しい場面だった…
フリ以外のPT一同「!!」
フリ『なんと悲しそうな2人じゃ… 誠の愛があれば種族など関係ないじゃろうに… このワシの人間の亡妻も…ワシのような異形の者を見目ごと愛してくれたのう…』
エルヴィ(ボロボロ泣きながら) 「そうよそうよ!人間の私の夫…エルマーの父さんも、私のこの魔族な見目や青銀髪もろとも、心から愛してくれたわ! エルフはなぜ人間を認めてくれないの…酷いわ!うわぁあぁああん!」
エルマー(バーバラ(戦士)も…私の青銀髪や魔族の家系事情を大らかに受け入れてくれたな…) 「…エルフは誇り高き一族なんだろうけど、人間に対するしがらみが強くてこのような悲劇が起きてしまったのかもしれませんね…。」
ロゼア「エルマーさん達の御一家は、皆さんお相手が人間なんですね。 理解あるお相手��恵まれて良かったです… 私も、種族関係なく皆が平和に過ごせる世界を少しでも早く取り戻せれば…と思っています…。」
リアンダ「ロゼア…勇者は半端なく負担がのしかかって大変だろうけど、 オレはロゼアとオレの死んだ家族の為、そしてPTの仲間と共にサポ頑張るからな! 遠慮しないでくれよ!」
エルマー「ロゼアさん…私も貴女の補佐に邁進します! どうか一人で抱え込まないで頼って下さい…。」
フリ『ワシにもどんどん頼っておくれよ、ロゼア殿…。 そなたの為に喜んで力になるぞい❤』
エルヴィ(涙を拭いながら)「私は皆さんのお力のお陰で生き返った身…いつまで皆さんとご一緒出来るか分からないけど、(自称)賢者として一生懸命ロゼアさんに仕えますわ..❤」
ロゼア「皆さん、ありがとうございます…。皆で力を合わせて頑張りましょう! では、地上へ戻りましょうか。エルフの里にこのルビーを返さないと。 それにしても本当…細工が施されて見事…な…ほう…」
バタッ! 夢見るルビーを見つめていたロゼアはその場に倒れ込んでしまった!
エルマー「ロッ、ロゼアさんっ!?どうしたんですか?しっかり!」
エルマーはバッタリ倒れて痺れているロゼアを抱き抱えた。
フリ『ぬう?なんじゃこの宝石は…除き込むと麻痺してしま…』
バターン! なんと!フリードまであっさり倒れ込んだ!
エルマー「!!じっ、祖父さんまで!?」
エルヴィ「きゃああ?パパ!どうしちゃったの?まさかこのルビーが…!」
リアンダ「やべー宝石だなあ💧綺麗に見せかけて盗難防止に痺れるよう仕掛けていやがったんだな!」
エルマー「…それかあまりに思い詰めてこの宝石の麻痺効力を使ってアン王女と恋人が…」
リアンダ「あっ…そうとも言えるな…あんのエルフのババア💢はっ倒す!! ほんと『がんこもの』だな!」
エルヴィ「エルマー、母さんが二人にキアリクするわ!」
エルマー「お願いします、母さん。私も僧侶の呪文も修行すれば良かったな…」
エルヴィ「エルマー…あなたは魔族の血を引くこの母さんとパパ…いえ、あなたのお祖父さん、そしてグリンラッドの偉大なる魔法使いの息子である父さんの…魔法に長けた血を引いているのよ。 その気になれば賢者にだってなれるわ。目指してみたら?」
エルマー「…そうだね…。私も回復魔法が使えるようになりたい。 ロゼアさんや皆の役に立ちたいから…。」
エルヴィ「母さん、エルマーの為にもサポートするから母さんが生き返っている内にいっぱい頼ってね❤」
エルマー「母さん…」
エルヴィはキアリクをロゼアと父フリードに唱えた! 2人はあっさり痺れが取れ、動けるようになった。
ロゼア「あっ…ありがとうございます、エルヴィさん…。ルビーがあまりに綺麗で凝視してしまって…」
フリ『おお…すまぬの、エルヴィ…。ワシとした事がうっかりルビーにやられてしもうたわ笑 夢見るルビーなんて言うくらいじゃし、美しい輝きで麻痺させる仕掛けなんぞ施してあったんじゃな… エルフ族らしいというか、エッタ女王が作った物かは分からんが…』
エルヴィ「パパ…エルフの里にこのルビーを返す、って事だけど、どういう経緯なの?」
フリード『エルフの娘アンとノアニールの若造が恋仲になり、アンの母であるエッタ女王に認めて貰えず、娘が里の宝のルビーを持ち出し駆け落ちしたらしい。 それでエッタの怒りを買って若造の故郷ノアニールに呪いを掛けたんじゃ… ノアニールはワシやエルマー達姉弟の故郷でもあった…エルマーがノアニールを発って暫く後の事件のようじゃな。孫達が呪われなくて良かったがの。』
エルヴィ「まあ…😭それでエルフのアン王女と恋人が思い詰めてここで…女王様も娘の好きな人が違う種族だろうと認めてあげたら良いのに…」
フリード『エッタはなんせ『がんこもの』じゃ。今思えば昔から人間を好いていなかったかもしれんな…』
(※後に載せたい小説『祖父母の恋バナ』にてエッタ女王が人間嫌いだった訳が少しあります。若かりし頃のフリードと亡妻ロゼリアのお話です。 おるる物語の場合はフリードの亡妻、人間であったロゼリアにエッタ女王の彼だったフリードを取られたと逆恨みにより人間が大嫌いになりました…)
エルヴィ「パパってそのエルフのエッタ女王さまとお知り合いなの?」
フリード『…おぬしに話してなかったっけかの💦 エルフの女王、エッタことアントニエッタは…ワシの大昔の''もとかの''じゃ!🫣 エッタがまだ姫じゃった頃、おぬしの母ロゼリアの前に付き合ってた女じゃ!💦』
エルヴィ「まあ!パパったら一体何人恋人いたの?笑 ママが亡くなってからも再婚こそしなかったけど、人間やエルフや魔族や色んな恋人途絶え無かったわよね…」
フリード『シッ!🤫エルヴィよ💦要らんことバラすでないっ💦 ワシが未だにモテるのじゃからしょーがないじゃろ! あまりにモテすぎてえらいこっちゃじゃから、とある隠れ家で隠居しておったのじゃよ…』
エルマー「…祖父さん、そんな理由でご隠居されてたんですね苦笑 それは孫の私に長い事会わなかった訳ですね…。姉には会ってたと仰ってますが 私には『赤子以来の再会』との事ですし。」※PT紹介漫画で少し触れています (恋人だけじゃなく絶対セフレも居たんだろうな…ドスケベ|祖父《ジジイ》め…😑)
リアンダ「じーさんの子供たちって本当にエルヴィさんと、あの黒髪イケメンのバートさん二人だけかあ?笑 そんだけ相手居たんなら隠し子色々いるんじゃねえの?www 」
フリード『失敬な!小娘💢ワシは亡妻ロゼリアにしか子を産ませておらんぞ!おのれぇえ! エルマー!おぬしもよくもこの祖父を『ドスケベ|祖父《ジジイ》』呼ばわりしよったな…祖父を敬わんかい!』
エルマー(しまった…祖父さん少し心読めたんだったな💧) 「あ、はい…私を産んで下さりありがとうございます(棒読み)」
ロゼア(まあ…フリードさんってば、モテ過ぎて隠居する位フェロモン凄い色男ですものね…😑) 「あの…私とフリードさんがルビーで痺れてしまったばかりにお時間取らせてすみません…。どなたかリレミトお願いできますか?ルビーをエルフの里に返しに行きましょう。」
エルマー「あっ!じゃあ私が唱えます!ロゼアさん!」
エルマーは(張り切って)リレミトを唱え、勇者ロゼア一行はノアニールの洞窟を後にした!
ーーーーー @エルフの隠れ里
フリード『これであのガンコニエッタ女王をギャフンと言わせられるのう…ほっほっほ。 あの悲劇も伝えなければならぬのは心苦しいが…』
ロゼア「王女様と恋人の事を認めなかった女王の所為ですから仕方がありません…」
隠れ里に舞い戻った勇者ロゼア達の姿を見るなり、エルフのエッタ女王がズカズカと近づいて来た。
エッタ女王「…何です?勇者ロゼアとやら、我が里の宝『夢見るルビー』を持ち帰ったのですか?」
ロゼア「エッタ女王様…はい、この通り『夢見るルビー』を見つけて来ました。 ここのそばの洞窟の深層部にありました。女王様にお返し致します。」
エッタ女王はふんぞり返ってロゼアから夢見るルビーを奪い取った。
エッタ女王「ふん…人間共のくせになかなかやりますね。 まあ半魔族のフリードの助けもあったんでしょうし、有難く頂戴致しましょう。 それで、わたくしの娘と男は見つけたのですか?」
フリード(※キザモード、若い頃の話し方) 『そなたの娘と恋人についてはこの手紙を読むが良い…エッタよ。』
フリードは複雑な表情であの地底の湖の宝箱にあった手紙をエッタ女王に手渡した。 エッタ女王は訝しげな表情でフリードから手紙を受け取った。 手紙を見るなりエッタ女王は震えだし、涙をこぼし始めた…
エッタ女王「!!な…なんと…アンとあの男は地底の湖に身を投げたというのですか!? わ…わたくしが二人を許さなかったばかりに…アン…うぅううっ…」
エッタ女王の大声を聞き、里でずっと待っていた王女アンの恋人の父が駆け寄ってきた…
若者の父「む、息子が死んでいただと…! こ、この事を妻に伝えたらどんなに悲しむか… ああ!嘘だと言ってくだされ!」
エッタ女王「…!あなたは我が娘アンの恋人の父親…。まさかこのような悲劇が起こっていたなんて…わたくしは…わたくしは…」
若者の父「うう…女王様…うちの息子は心からアン王女様を愛していました…我が家は二人の愛を祝福しておったのですぞ…」
エッタ女王「…。」
フリードはそっとエッタ女王と若者の父の間で、アンと若者の最後の記憶を放った… もやんもやんもやん…
フリード『…アン王女と若者の最後の思念だ。見るが良い。』
エッタ女王「!!!嗚呼…アンよ…なんと悲しげな…!わたくしは…ママはお前たちを追い詰めてしまったのね…おお、アン!ママを許しておくれ…!」
若者の父「なんということだ…息子よ…」
フリード『親として我が子が異種族の者と恋に落ちるのは心配だろうが 誠の愛があれば種族など関係ないぞ、エッタ… 半魔族の私と人間の我が亡妻ロゼリアとの娘も、孫も人間と結婚して子を成しておる…。 異種族の者も色々おるのだ。必ずや相性の良い者はどんな種族にもおる…。』
エッタ女王「…そういえば、なんか一人女が増えましたわね… あなたも青銀髪を持つ魔の者ですか…?」
エルヴィ「私はエルフリードの娘、エルヴィーラです。ご覧の通りパパ…いえ、父に似て魔族が顕著に出ている見目です。 ママ…いえ、母は人間でしたわ。私の夫も人間ですし、息子の魔法使いも奥さんは人間ですし子供も居ますのよ。(まだ孫の顔見れてないけど😭) 人間や他種族にも良い人々は沢山いるのです。親は子の幸せを願うものですわ、エッタ女王様…」
エッタ女王「エルヴィーラ…あなたがフリードとあの人間のロゼリアの娘ですか…。 やはりフリードそっくりなのですね。魔族の血は濃いという事かしら… あなたや息子…フリードの孫も異種族である人間と結婚して親となっているとは… 良い人間に恵まれたのですね…。 …分かりました。この目ざめの粉をもって村におもどりなさい。 そして呪いをときなさい。 アンもきっとそれを願っていることでしょう…。 若者の父よ…わたくしの頑なさにてこのような悲劇が起こってしまい誠に申し訳ありませんでした…」
若者の父「…」
エッタ女王は涙を流しながら懐から小さな巾着袋を取り出し、勇者ロゼアに手渡した。
ロゼア「あり��とうございます、エッタ女王様。おじいさん…お悔やみ申し上げます… 私達と共にノアニールへ戻りましょう…」
若者の父「面目ない…すまぬがお願い出来るかの…」
エッタ女王「…あなたがたにはお礼をいわねばなりませんね。けれど… わたくしは人間を好きになったわけではありません。」
リアンダ「あぁ?💢折角話せば分かるじゃんって見直してたのに ナニそんなにしつこく人間嫌ってんだよクソババア!あんた人間に何かされたのかよ?」
エルマー「エッタ女王様、フリード祖父さんが言ってた通り本当に『がんこもの』なんですね…💧ナニをそう頑ななのか…」
エッタ女王はブチキレた!
エッタ女王「んまあっ💢人間のそのような低俗な態度や欲深いところが好きではないのですよ! わたくしが人間嫌いになったのは、かつてわたくしの彼だったフリードを人間の女、ロゼリアに奪われたからですわ!💢」
フリードはやべえ…という表情ながらもエッタ女王に言い訳した。
フリード『エッタよ…人聞きの悪い言い方をするでない。 ロゼリアがそなたから私を奪ったのではなく、私がそなたを振ってすぐさまロゼリアと付き合っただろう。』
エッタ女王「だって!あまりにも突然の別れ話だったじゃありませんか! 人間の女連れてきてナニ事?と思いきや、フリードは突然わたくしを振り、わたくしの目前であのロゼリアとの口付けを見せつけられたのは未だに忘れていませんよ!ムキーッ💢」
フリードは気まずそうな顔をしながらも淡々と話し続けた。
フリード『……💧ああでもせんとそなたは私と別れてくれないだろうと思ったからだ。しかし『がんこもの』なそなたも私の後に良い者と出会えたようだし、娘も儲けて良かったではないか。』
エッタ女王「その良い者…元夫は随分昔に離縁して亡くなりました!元夫もわたくしの事『がんこもの』ってなじりましたわ…… 愛娘にも先立たれてしまうし、わたくしはそんなに『がんこもの』なのですか…?おおぉ…」
エッタ女王は顔を両手で覆い号泣してしまった。 フリードはいつの間にかこの里の道具屋で買っていた本をエッタ女王に手渡した。
フリード『これは私からの餞別だ。これでも読んだら少しは今後が変わるのではないか?』
エッタ女王「!!こっ…これは…! うちの道具屋に売っている『やさしくなれるほん』ではありませんか!」
エッタ女王はそばにいた道具屋のエルフの民・ラタフィアを睨みつけた。
エッタ女王「おのれラタフィア…よくも人間どもに商品を売りましたね!?」
ラタフィア「女王様💦だっ、だってフリードさん、女王様がお姫様だった頃によくこの里に来てくれていたし、顔馴染みだったから懐かしくて💦 …それに人間には見えないですし。」
エッタ女王「ですがこの男は半分『人間』なのですよ!」
ラタフィア「半分『人間』なのに女王様、フリードさんがカッコイイ❤とか言って昔お付き合いされてたじゃないですか〜💦」
エッタ女王「ぐぬっ…髪が青く耳も尖ってお顔が美しいフリードがまるでわたくし達エルフのようだったからです…」
フリード『私は元々イイ男だからな笑』
フリードはサラリと前髪をかき上げいい気になった!
エルヴィ「パパったら相変わらずナルシね笑」
リアンダ「見目だけは色男だよなあw」
エルマー(ナルシでアホで���おちょうしもの』の祖父かぁ…)
ロゼア「フリードさんは昔から素敵な方だったんですね☺️」
エッタ女王は顔を真っ赤にしつつもすぐに女王の威厳を取り戻した。
エッタ女王「コホン…。フリード…この本はうちの里の商品ですが有り難く頂いておきますわ。さあ、勇者ロゼア達よ…さっさとノアニールの呪いを解きにお行きなさい…」
ロゼア「エッタ女王様たちにも幸ありますよう…では、私達はこれにて失礼します。」
フリード『エッタよ…達者でな。半分『人間』の私は先に逝くだろうが、長寿のそなた達エルフ族は穏やかに過ごしておくれ…』
ラタフィア「フリードさん達!またいつでもこの里に来てくださいね…」
フリード『ラタフィア殿もありがとう…また世話になってしまったな…』
ーーーーー
メンバーが一人増え賑やかになった勇者ロゼア一行と若者の父はエルフの里を後にし、ノアニールへ戻ってきた。
フリード『フヒー!キザモードしんどかったのう!ロゼア殿、ガンコニエッタ女王を何とか説得出来て良かったの😁』
ロゼア「キザモードと素の切り替えが素早いですね、フリードさん笑 まさかエルフのエッタ女王様がフリードさんの昔の恋人だったとは予想外でしたが。」
フリード『ワシが若かりし頃の甘酸っぱい(?)思い出じゃ笑 まさかン十年も後にこのノアニールに呪い掛けていたなど思いもせんかったわ。』
若者の父「なんとまあ、エルフのようなフリードさんは昔あの女王様と恋人だったんですな… しかもこんな大人な美しいお嬢さんにお孫さんやひ孫さんまでおるように見えんのう…💧 ノアニールへ来た途端にわしみたいな話し方になったが、実は若く見えて結構じいさんなんかの?…💧」
フリード『ほっほっほ…ワシもここの生まれであり、半魔族ゆえ見目だけはいつまでも歳とらない変なジジイじゃ笑 気を張っている時はあのような普通(?)の口調になれるのじゃが… まあ細かい事は気にするでない。おぬしのせがれの件は誠に辛かったの…ワシも妻とせがれを亡くしておるから辛いお気持ちはよく分かるぞ…』
若者の父「おお…フリードさんもこの村出身で…。この美しいお嬢さんの他にも子供がおったんですな…。うちは亡くなった息子一人でした…。 しかし…返ってありがとうございました。こちらの話も聞いてくれないエルフ達や女王様にやっと掛け合えて、王女様と息子の安否が分かったからの… さて..わしは家に戻ります…。皆さん、本当にありがとうございました…。」
若者の父はフリード達に深々と会釈をし自宅へ帰って行った。 フリード達は彼が家に入るまで見守った。
フリード((一度溺死しているエルヴィは無理やり生き返らせたんだがの💧)) 『…さあ、呪いを解こうではないか。『目覚めの粉』を振りまいておくれ、ロゼア殿!』
ロゼア「はい、フリードさん。」
ロゼアはエッタ女王より授かった目覚めの粉を手の平にのせた。 フリードが粉を吸い込んでしまい、思い切りクシャミをした! その勢いで目覚めの粉がノアニール中に舞い散ってしまった。
フリード『は…はっ…ぶええぇえぇっくしょいぃいいい!』
リアンダ「うわっ💦きったねえなじーさん!手で口抑えろよ!粉飛んでったじゃんか!」
エルヴィ「もう、パパったら💦ギャグみたいな事件解決ね笑 エッタ女王様によってノアニールが呪われていたのは驚いたけど懐かしいわ… 私はバハラタ生まれだけど、エルマーの父さんと結婚してここに移住して暮らしたのよね。パパとエルマーはここ��出身地だものね。エルーセラ…エリーは元気にしているかしら。(※魔エルマーの姉)」
フリード『んあ~…(←※クシャミの後 笑)エルヴィよ、エリーはおぬしと夫アンドレ殿が亡くなった後「お祖父ちゃん、私も悟りを開きに旅立つわ!」と言って旅立ったぞい。この村にはおらんはずじゃ。』
エルヴィ「まあ!じゃああの子もやっと魔法使いになるのに目覚めたのかしら!「魔法に興味な~い!」って遊び呆けていたから… 私が生き返っている内にエリーにも会いたいわ…😭」
フリード『そうじゃな…エリーも母のおぬしと再会となれば喜ぶじゃろ。この先何処かで会えると良いのう…』
エルマー「あっ、村人たちがだんだん目覚めていってる! 知り合いに話を聞いてみよう!」
フリードの予期せぬクシャミで舞い散った『目覚めの粉』にて笑、ノアニールの村人たちが目覚めた。 フリード、エルヴィ、エルマーの思い出の地は活気に溢れてきたのだった。
フリード『すまんの…まさかワシのクシャミで故郷のノアニールを復活させると思わんかったわい笑 無事に村人が目覚めてくれて良かったの。』
リアンダ「さす『おちょうしもの』な面白じーさんだな…ほんと笑かしてくれるよなあ😂」
ロゼア「何とも可笑しな事件解決でしたね……笑 エルマーさん、村人たちに色々聞き込みしましょう!」
エルマー「はいっ、ロゼアさん!」
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「虚無への供物」中井英夫 1161
第一章
16薔薇のお告げ(久生の推理) 01
よいよ、久生の推理です。
前項のとおり、亜利夫と同じで誰かが隠れていたと推理していたことは判っていますから、 それ以外に何があるのかですね。 あとは、どこに隠れていたか?
久生は、洗面台の棚の花瓶にあった白いグラジオラスに注目します。 花言葉は“密会”、花の数が“その時刻”だといいます。
まあ、花言葉が密会なのはよしとしましょう。 でも本数で時刻というのはどうなんでしょう? 10本と半分で10時半は、かなり無理があるような気がします。
犯人は、もうすでに死んだと思われている人物だといいます。 久生は、この間に、飛行機で北海道から九州まで駆け回って氷沼家の資料を集めていたといいます。 確かに、このろから、ANAで岩国/福岡線や三沢/札幌などが就航していてお金さえあれば可能だったのかもしれません。
ところで、久生が情報を集めるという表現で、“蒐(あつ)める”という字を使っています。 単に古字だとも言えるのかもしれませんが、辞書によると会意文字だとして、草と鬼(死んだ人)とから成り、死者の血のあとに生えると言い伝えられる草、「あかね」の意を表すとあります。 これがどうして集めることになるんでしょう? 難しい表現ですね。
調べた成果の1つとして家系図が挟まれていますね。
誠太郎 ┬ 光太郎 ┬ 紫司郎 ┬ 蒼司 └ 綾女(妹) │ └ 紅司 ├ 朱美 ー 黄司 ├ 橙二郎 ー 緑司 └ 薫三郎 ー 藍司
こんな感じです。
代々の死人たちの業(ごう)が関係しているとして調べたことを披露します。
まず、 誠太郎の失踪についてです。
高橋是清(たかはそこれきよ)は、 「是清自伝」によると明治元年には神田錦町の森有礼��もろありのり)さんの家で書生としているころ、 橋和吉郎(はしわきちろう)という変名を森につけられたようで、 しかも、 そこに長州の内藤誠太郎(ないとうせいたろう)後に堀誠太郎となって、山口県の農業学校の先生になる人物も登場する。 これは実在する人物何でしょうか?
本編では、北海道でとなっていますが、実際は山口県在だったみたいですね。
アメリカにいたときに色々あって、その後帰国してから住む他北海道でもいろいろあって、 結果失踪となるみたいですね。
これが、氷沼家の第一の業(ごう)だといいますが、だから?って感じです。
で、 第二の業は、大正時代、光太郎の話しです。
誠太郎が失踪した後、奥さんは三歳の光太郎氏と生まれたばかりの妹、綾女(あやじょ)さんとを連れて函館の実家へ帰ります。 で、この綾女さんは、戸塚の老人ホームで生存しているみたいです。
光太郎氏は宝石商を志し、世界を旅してて“日本王室鑑定人”なんて肩書だったといいます。 旅行記作家のジャン・シャルダンやヨーロッパの冒険家のジャン・バプティスト・タヴェルニエが引き合いに出されます。
で、途方もない財産を残すことになるので、そこに、氷沼家の第二の業があっても不思議はないといいます。 しかも、藤木田とは横浜の一土会で知り合っているはずだから何かしらないのかと、 藤木田に水を向けます。
「あの空気抜きの高窓から何者かが小さな毒針でも打ち込んで紅司さんを殺すことだってあり得るわ。」
藤木田は慌てて否定しますが、これは、ちょっとした冗談でしょうね。 毒針なんて現場になかったわけですから。
で残された三男一女というのは、 紫司郎(ししろう)、 朱美(あけみ)、 橙二郎(とうじろう)、 薫三郎(きんざぶろう)です。
そのころは、大阪の与田忠(よだちゅう)、東京の角谷(かくたに)と並んで、七彩堂といえばずいぶん聞こえたものだとなっていますが、 七彩堂は作り物だとしても、 そのころは、大阪の与田忠(よだちゅう)は依田忠のことだと思います。 また、角谷は真珠関連で記事がありましたが、それなんでしょうか?
その後、 光太郎は、昭和九年に故郷の函館の支店が三月の大火でやられて焼け死ぬことになります。 また、洞爺丸の事件で、紫司郎、薫三郎の二人が亡くなります。
と、ここまで説明しておきながらこれは関係ないと否定します。 おいおいです。
で、昭和時代の氷沼家に起こった第三の業です。 紫司郎が植物の研究に没頭して、そこに新しい法則を発見しようとしていたことがどうやらそれらしいです。 この項のタイトルでもあるように“薔薇のお告げ”です。 とはいえ、何のことかまだわかりません。
「薬用植物史」(ドドネウス) 「苔の書誌」(ヨハン・ヤーコプ・ディレニウス) 「ゲネラ・プランタルム」(カール・フォン・リンネ) が例として上がっていますが、読むわけにもいきませんから、 まあ、青いバラは作ることができないってことくらいですか? これが、どう関係しているのか。
でも、 それも、否定されます。
ライラックタイム(マグレディ:英) マジェンタ(コルデス:独) プレリュード(フランシス・メイアン:仏)
それぞれによって青いバラが作られたといいます。 ただ、いずれも、紫やラベンダーに近いみたいですね。 まあ、かなり画期的ではあるのかもしれませんが。
で、これが持つ意味を考えていて、久生は何もかも判ったといいます。 全く赤らないんですが、まあ、次の項でわかるのでしょう。
つづく
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サスタシャに挑む者
リムサ・ロミンサに帰還して冒険者ギルドへ。 今日も平和だメシが美味いとか思っていたら、イエロージャケットのお偉いさんがやってきた。名前はレイナーさん。 いつもはコーラルタワーにいるはずなのに、珍しい。
ナニゴト?と聞いてみると、エールポート近くで例のサハギン族に味方してリヴァイアサンを信奉してる不届きものたちがたむろってる洞窟を発見したらしい。 イエロージャケットの下っ端だか新米だかが調査に行ったは良いものの、途中で獰猛なクァールが居たとか何とか言って逃げかえって来たとか…。軟弱者め。
洞窟は奥までかなり深いらしい。 まあ、調査に行って来いと言われれば行くしかない。
入口付近では他にも依頼を聞きつけてきた冒険者のPTが2つ、準備?のために集まっていた。 美人のエレゼンとその爺ちゃんが焚火でご飯を作って野営してたので便乗させてもらう。もう1つのPTは何かギスってたので近寄らんことにした。 リーダーのアヴィールとかいう奴、装備も大したことないのにやたら偉そうだし、くっついてるエレゼンの弓術士もやたら上から目線のイヤな感じだ。小さい呪術師も居た気がするが、視界に入らない。
幻術の子はエッダとか言うミッドランダーだ。 ローブもそんなに良いものではなかったけど、なぜかポーションを買いに走らされていた。幻術士・・・?
とにかく、あっちのPTに関わるとロクなことがなさそうだからそっとしておこう。うん。
調査は順調に進み、最奥部では海賊のお頭がサハギン族のちょっと偉い奴に一刀両断にされていた。 ほら見ろ、やっぱサハギンとか信じるのが間違ってるんだよ。 とりあえずサハギンも無事倒して、イエロージャケットに報告。残った海賊の一味はイエロージャケットの正規兵がまとめて掴まえてくれるらしい。 クァールがダメだったんだって。しっかりしろ。
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札幌 ◎ 700002 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2006年06月01日 赤井川 ・ 700946 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年12月10日 赤平 ・ 700920 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年11月30日 阿寒 ・ 704041 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年02月16日 *1:2013年12月24日 阿寒湖畔 ・ 704025 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年11月30日 *1:2015年9月7日 旭川 ◉ 702002 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2007年10月01日 旭川台場 ・ 702082 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年11月30日 芦別 ・ 700088 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2008年12月01日 足寄 ・ 703020 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2008年10月10日 *1:2008年12月01日 *2:2013年1月21日 厚沢部 ・ 701024 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年03月05日 厚内 ・ 703028 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年12月24日 *1:2013年1月21日 網走 ◉ 705002 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2007年10月01日 *1:2011年11月11日 網走新町 ・ 705049 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年12月24日 *1:2012年6月5日 幾寅 ・ 702045 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2009年10月15日 *1:2010年12月10日 *2:2012年12月20日 今金住中 ・ 701060 ○ ○ - - - - - 2010年11月30日 岩内 ◉ 700061 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 2008年12月24日 *1:2009年07月10日 歌志内 ◉ 700089 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 2007年10月01日 *1:2008年12月01日 浦河 ◉ 706020 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年01月16日 浦河柏 ・ 706069 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年11月30日 江差 ◉ 701020 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2008年12月19日 枝幸 ◉ 702024 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年12月01日 *1:2014年11月27日 江差鰔川 ・ 701062 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年11月30日 江差新栄 ・ 701043 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年12月01日 江差円山 ・ 701046 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年12月01日 えりも ・ 706044 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年02月22日 *1:2010年12月24日 えりも沢町 ・ 706080 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年12月24日 遠軽 ◉ 705023 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年01月16日 *1:2013年11月27日 大沼 ・ 701047 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2008年11月17日 奥尻大成 ◉ 701025 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2008年12月25日 置戸 ・ 705042 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2008年03月31日 *1:2013年12月24日 興部 ・ 705028 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年10月01日 *1:2014年10月1日 渡島 ◉ 701700 ○ - - - - - - 2007年10月01日 渡島福島 ・ 701022 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年12月24日 小樽 ◉ 700049 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 2007年10月01日 *1:2007年11月01日 小樽桂岡 ・ 700948 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年09月30日 小樽見晴 ・ 700949 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年09月30日 帯広 ◉ 703002 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2007年10月01日 *1:2011年11月07日 小平 ・ 702043 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年11月27日 小平本町 ・ 702924 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年09月30日 小平港 ・ 702922 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年09月30日 温根別 ・ 702065 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年12月10日 *1:2012年12月27日 上川 ◉ 702029 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2008年10月01日 *1:2009年11月20日 *2:2013年11日1日 上士別 ・ 702040 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2008年12月24日 *1:2009年11月30日 *2:2012年12月18日 上砂川 ・ 700921 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年02月26日 上富良野 ・ 702064 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2008年11月17日 *1:2009年07月06日 *2:2012年9月20日 上勇知 ・ 702080 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年11月30日 *1:2014年12月26日 川湯 ・ 704042 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年12月24日 *1:2013年12月20日 北芦別 ・ 700967 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2012年12月20日 北洞爺 ・ 706085 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年12月10日 北檜山 ◉ 701021 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年12月01日 北見 ◉ 705020 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2007年10月01日 *1:2011年11月11日 北見仁頃 ・ 705064 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2012年12月25日 北見若葉 ・ 705062 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年12月24日 *1:2013年2月20日 北稚内 ・ 702062 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年11月30日 *1:2014年12月26日 喜茂別 ・ 700064 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年03月30日 霧多布 ・ 704040 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年12月24日 *1:2015年12月22日 銀山都 ・ 700086 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2008年12月24日 釧路 ◉ 704001 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2007年10月01日 *1:2011年08月26日 国富 ・ 700082 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年10月01日 黒松内 ・ 700062 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 2009年12月24日 *1:2010年12月10日 訓子府 ・ 705046 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年11月30日 *1:2013年1月21日 札幌西野 ・ 700047 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年03月23日 札幌円山 ・ 700043 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年09月28日 札幌藻岩下 ・ 700042 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2007年11月01日 札幌山元 ・ 700048 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年10月05日 様似 ・ 706024 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年12月24日 佐呂間 ・ 705041 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年03月16日 *1:2013年11日1日 佐呂間知来 ・ 705063 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年03月16日 *1:2013年11月1日 静内 ◉ 706021 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年01月16日 標茶ルルラン ・ 704043 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年12月10日 *1:2016年3月31日 占冠 ・ 702060 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年12月10日 *1:2012年12月27日 定山渓 ・ 700041 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2007年11月01日 庶野 ・ 706045 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年02月22日 *1:2010年12月24日 白糠西 ・ 704060 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2008年03月31日 *1:2012年10月1日 白符 ・ 701029 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年12月24日 知内小谷石 ・ 701064 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年11月30日 知駒 ◉ 702021 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2009年01月27日 *1:2009年11月20日 *2:2014年10月10日 新得 ・ 703022 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年03月16日 *1:2012年12月27日 寿都 ・ 700083 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年12月24日 仙法志 ・ 702047 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2009年12月24日 *1:2010年11月30日 *2:2015年8月31日 壮瞥 ・ 706023 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年12月24日 壮瞥滝之町 ・ 706084 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年12月24日 空知金山 ・ 702044 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年12月24日 *1:2012年12月20日 滝上 ◉ 705022 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年12月24日 *1:2013年11月29日 忠類 ・ 703024 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2008年10月01日 *1:2009年03月25日 *2:2012年10月10日 津別 ・ 705045 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年12月14日 *1:2015年3月31日 弟子屈 ・ 704023 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年10月09日 *1:2013年12月20日 洞爺 ・ 706022 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 2008年07月01日 *1:2008年12月24日 常呂 ・ 705048 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年12月24日 *1:2013年2月20日 苫小牧 ◉ 706040 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 2007年10月01日 *1:2007年11月01日 苫小牧宮の森 ・ 706082 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年10月29日 苫前 ・ 702068 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年12月24日 豊浦 ・ 706047 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年03月23日 豊頃茂岩 ・ 703029 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年09月30日 *1:2012年6月4日 中標津 ◉ 704020 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年01月16日 *1:2015年12月1日 中標津西町 ・ 704047 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年12月24日 *1:2015年12月22日 名寄 ◉ 702020 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2008年10月06日 *1:2008年12月01日 *2:2012年12月27日 西芦別 ・ 700924 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年11月30日 西様似 ・ 706088 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年12月24日 西稚内 ・ 702049 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2009年12月24日 *1:2010年12月24日 *2:2014年12月26日 ニセコ ◉ 700966 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2008年12月24日 根室 ◉ 704021 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2009年03月23日 *1:2009年10月30日 *1:2015年12月22日 根室花咲 ・ 704027 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年11月30日 *1:2015年12月22日 登別 ・ 706025 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2008年12月01日 登別東 ・ 706086 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年09月30日 函館 ◉ 701002 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2007年10月01日 函館蛾眉野 ・ 701061 ○ ○ - *1 - *1 - *1 - *1 - *1 2010年12月24日 *1:2013年1月22日廃止 抜海 ・ 702084 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年11月30日 *1:2014年12月26日 羽幌 ◉ 702027 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年12月24日 日高 ・ 706026 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年12月24日 *1:2015年9月28日 日高銀嶺 ・ 706081 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年12月24日 *1:2015年9月28日 美唄我路 ・ 700963 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年12月24日 平取 ・ 706042 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年10月05日 広尾 ◉ 703021 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2008年10月01日 *1:2009年09月30日 *2:2012年12月3日 広尾丸山 ・ 703040 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年09月30日 *1:2012年12月27日 深川 ◉ 702925 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2008年12月25日 船泊 ・ 702048 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年12月24日 *1:2014年12月26日 布伏内 ・ 704049 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年12月24日 *1:2014年12月26日 富良野 ◉ 702025 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2008年12月24日 *1:2009年09月30日 *2:2012年10月9日 富良野東山 ・ 702067 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2009年08月12日 *1:2010年11月30日 *2:2012年11月20日 富良野麓郷 ・ 702066 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2009年07月29日 *1:2010年11月30日 *2:2012年11月20日 古平 ・ 700964 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年11月30日 振内 ・ 706041 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年02月26日 *1:2011年08月26日 幌加内 ・ 702926 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年01月27日 幌延 ・ 702087 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年12月14日 *1:2014年12月26日 幌別 ・ 706063 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年12月24日 本別 ・ 703026 ○ ○ ○ ○ ○ ○ - 2009年02月16日 本別沢 ・ 703027 ○ ○ ○ ○ ○ ○ - 2010年10月29日 松前 ・ 701023 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年11月30日 真谷地 ・ 700960 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年09月30日 丸瀬布 ・ 705025 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年12月11日 *1:2013年11月27日 三笠幌内 ・ 700962 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年12月24日 簾舞 ・ 700044 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2007年11月01日 三石本町 ・ 706920 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2014年05月29日 南喜茂別 ・ 700081 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年03月30日 南羊蹄 ・ 700065 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年11月15日 宮の沢 ・ 700947 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2007年11月01日 宮の森 ・ 700045 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2008年12月19日 室蘭 ◉ 706002 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2007年10月01日 室蘭陣屋 ・ 706083 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年09月30日 室蘭知利別 ・ 706029 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年12月24日 室蘭母恋 ・ 706028 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年12月24日 室蘭輪西 ・ 706027 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年12月24日 藻南 ・ 700046 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年03月11日 紋別 ◉ 705021 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年01月16日 *1:2013年11月29日 夕張清水沢 ・ 700923 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年12月24日 *1:2015年12月22日 夕張新千代田 ・ 700944 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年10月29日 由仁 ・ 700941 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年11月30日 余市 ・ 700063 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2009年12月07日 羅臼 ・ 704022 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年11月27日 *1:2015年12月22日 羅臼緑町 ・ 704048 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2010年12月24日 *1:2015年12月22日 陸別 ・ 703023 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年11月25日 *1:2013年12月24日 留辺蘂 ・ 705024 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ *1 2009年10月13日 *1:2013年2月12日 留萌 ◉ 702022 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2008年12月25日 礼文 ・ 702028 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2009年12月24日 *1:2010年11月30日 *1:2015年8月31日 若佐 ・ 705044 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2009年03月16日 *1:2009年11月20日 *2:2013年11月1日 鷲別 ・ 706087 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2010年12月24日 稚内 ◉ 702023 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2009年01月27日 *1:2009年11月30日 *2:2014年10月30日 和寒 ・ 702026 ○ ○ ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *1 ○ *2 2007年10月01日 *1:2008年11月10日 *2:2012年10月30日 和寒西和 ・ 702920 ○
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たまご
始発までまだ時間がある。 箱の中は外の静けさを無視し四打ちの音に満たされ、いつになく盛り上がっていた。 今日のメインであるDJがCDをリリースし、そのリリースパーティーとしてのイベントなのだが、今いる客の中でそのCDを聞いてきているのはほぼ皆無である。ほとんどは週末の夜になにか踊れるイベントはないかとフライヤーやネットでイベントを集めた中で一番盛り上がりそうなここを選んだ奴らだ。俺もその一人で、特に誰と待ち合わせるまでもなく、週末の夜にスパイスをふるような気分でここに来ていた。 地下にあるそのクラブはフロアが吹き抜けになっており、フロアから見て二階になるバーカウンターからDJブースを見下ろせるようになっている。俺は氷がとけだらしなく伸びてしまった酒を片手にフロアの喧噪をながめ、たまに下で踊ったりしていた。 そんなに広くはないフロアの正面にブロックを白いペンキを塗りたくって作られているDJブースがあり、フロアはここ以外にはほとんど照明がなく、その両サイドに天井まで届くようなスピーカーがある。天井を見上げるとミラーボールがあり、曲の盛り上がりに合わせ放射されるレーザーの明かりが乱反射しフロアに不規則な流星群を描いていた。背丈以上の高さのスピーカーの前で音の波間をただようクラゲのように揺れていると、音圧で服と腹に同じリズムが刻まれる。170bpm以上のテンポで刻まれているビニルの振動は時として早すぎてついていけないぐらい。音は止まる事がなく次から次へと疾走し、体は音圧の津波に流され、いつまでも留まる事のない浮遊感、焦燥感に似たそれでいていらだちのない多幸感に包まれる。時間の概念は融けだし目前で起きている事は終わりのないリズムの濁流こそがすべてで、溶け込んでしまった肉体を低音で揺さぶれる事で感じるだけなのである。思考は肉体と一緒に形をなくし、ウイスキーに落としたインクの一滴になる。盛り上がりの中にある混沌とした調和、フロアに響く新譜とスタンダード、未知の旋律、既知のリズム、シンセベースの連符、サイン波の歪み、潮溜まりに追い込まれるようなタメ、スモークの香り、泡立つリバーブ、湖底に揺らぐ絢爛、浮上の嬌声、踊、跳、音、乱、美、響、光、煙、幸、輝、悦、快、!。 音の中でおぼれている間はなにも考えず、ただただ体が動くままに動いている。ふと、今までの炭酸が何もしないのにパチパチと弾けるような高揚感が静まり、いつもの面々の一人にもまだ遭遇できないでいる漠然とした孤立感に、なんとなくの身の置き所のなさを感じていた。営業終了までしぶとく踊りつつけているつもりだったのだが、何となく腹も減ったので、どうする当てもなく夜明け前の街に出て漂よう事にした。 夜道は街頭で明るく、闇夜という言葉がこの世から消滅してしまうのではないかといらぬ心配をしながら、シャッターの閉じた駅まで歩き、適当な店が見つからず、駅周辺を足の向くままさまよっていた。 この時間に営業している店は、飲むか食べるか、もしくは色気のある店ぐらいだ。 今は腹が減っているだけであり、パーティーで手持ちぶささをごまかすのにいつも以上にタバコに火をつけていたせいか舌に苦い皮膜が張っているような感じがしている。こういう味のわからない時はできるだけ安くジャンクな食べ物で腹をごまかそうと思った。この時間に安くジャンクでというと、ラーメンとドンブリものに落ち着く。ただ何となくの食欲に選択するのも馬鹿馬鹿しい話なので、安い方を選び駅から少し離れた所にあった牛丼屋に入る。 街頭の明かりに慣らされた目には、牛丼屋の中の刺々しいほどに純白の蛍光灯の明かりは、なにやら消毒液を思わせるような体に障る清潔感を感じ、せっかくクラブでまとってきた夜の不健康が流されてしまうような気がした。 牛丼と生卵を頼み、渋皮のように舌にまとわりつくニコチンを水で流していると頼んだものが出される。 俺が食べようとした直前ぐらいからか耳障りな音が聞こえてくる。 入口から見てコの字型のカウンターの出入り口すぐに座ったのだが、奥の方から泥を混ぜてるような、高い所から粥を落としているような、ベチャベチャとした音を立てて食っている爺がいる。何を考えているのか知らないが、そいつは周りを見回しながら、そして見回した先の奴と目が合うとそいつに向かい見せつけるように大口を開けてわざとらしく口を動かしている。しつけのなってない犬だってもう少し静かに食べるのにもかかわらず、どういう環境で生きていたらそのような食べ方ができるのか不思議なぐらいだ。 内心ムカムカしながら箸を付けようとした時、その爺がこっちに口の中のものを見せるように大口を開けながら、その店で一番安い食べ物である牛丼を掻き込んでいた。 まばらに黒いのが混じるぼさぼさ頭、毛玉だらけのセーターに歯はほとんどが抜けていて、目元は野卑という言葉の似合う人にケンカを売るような好戦的で濁った視線。骸骨に皮を張っただけに見える肉のない顔についた口は、必要以上に大きく開かれているせいもあって上の前歯が3本、下の前歯が4本ぐらいだろうか、タバコやけをしているのか茶色い濁った色素が染みつき杭みたいになっているのが目に入った。 火傷跡みたいにヒリヒリとした嫌な感情が立ち上がり、運ばれてきた膳の中にあった生卵を反射的にぶつけてやろうかと思ったが、握った所で辞めた。 そのかわりに俺はほぼ呪詛に近い感覚で、死ねばいいと思いつつにらみつけていた。 卵じゃ煮え立つ感情には弱いので、湯飲みをぶつけてやろうか、それともしょう油瓶をぶつけてやろうかと思いながら、自分も箸を動かしていた。 だいたい、あの年にもなってまともに飯を食えない奴に生きている理由があるのだろうか、少なくとも人の目に触れる所に出してはいけない、どこか洞穴にでも押し込んで、一日に一回握り飯でも放り込んでおくぐらいで充分じゃないか、といらだちを増幅させ、ガンをつけ続ける自分を正当化し続けた。向こうもこっちをにらんでいる。ここは目がそらした方が負けなのである。 ほとんど獣のケンカみたいな状態で、何か動きがあったら投げつけてやろうと七味唐辛子の瓶を視界に入れながら、爺にガンをつけつつ丼を掻き込んでいた。 俺の丼の中はあと二口ぐらいだろうか、爺の方が目をそらした。腹の中に沸いていたヘドロみたいなむかつきは少しは引いたのだが、残ったのは情けない野良犬のいがみ合��のようなケンカの勝利だけであった。丼の底に小島のように固まっている牛肉のかけらとご飯の固まりを一気に掻き込んだ所で玉子の存在に気付いた。爺にむかついていたばかりに追加した玉子を丼に落とすのを忘れていた。食べて丼を置いたら勢いよく出て行こうかと考えていた所に気がつき、そこ置いていっても良かったのだが、卵を忘れていた自分に気が抜けそのままもって出る事にした。 店員に気付かれないよう、そしてできるだけさりげなく、上着のポケットに玉子を移す。 始発にはまだ時間があり、駅も開く気配がない。駅周辺をただようチリの気分になりながらのろのろと歩いていた。 上着のポケットにつっこんだ右手には卵がにぎられている。 店で出された時よりも手のぬくもりで暖められ、カルシウムのざらつきに包まれた、ずしりとした下ぶくれの珠が手の中にある。 クラブの中でふらふらしていた時とは違い、牛丼屋の中でざらついてしまった気持ちのやりどころのない嗜虐心を、手中の卵にぶつけた。手の内で転がるそれは、紛れもなく卵なのだが、そっと力を込めると指先の肉を受け止め、中身を守���うとする殻の抵抗に遭う。割れてしまうと上着が台無しになるなと思いつつも、右手はポケットの中に閉じこもり、卵にじんわりと圧を与えては離すという蹂躙を繰り返していた。指先の乱暴は駅前の一区画をさまよい、気を取り直して飲もうと探しているスツールに座して少しの酒をすすれる店がことごとく営業を終わらせているのをみてまわるまで続いた。次の区画にうつる頃には指先の暴行は肉による緩やかな締め付けから爪での直接的な加害に変わっていた。爪も殻も肉の中で作られ、その中を守るためのものだ。爪がざらついた表面をなぞる。手のひらで転がしていた時には工芸品を思わせるようななめらかな表面に感じたのだが、爪の先でつぶさに観察してみると、コンクリートを思わせる引っかかりを見つける事ができる。下ぶくれ部分の緩やかな面を人差し指の先で一通りひっか��、その曲面すべてを爪がなぞると、ポケットの中でごそごそひっくり返し反対側のとがった部分を爪でなぞる。指を頂点目指してはわせている時のグイッというラインの持ち上がり方と、頂から下りる時の直滑降のスピード感が気持ちよく、何度となく人差し指が登り降りを繰り返した。そのうち頂点に加害をはじめた。ガリガリと引っ掻く音がするのではないかと思えるほど、しかし殻が割れないほどに加減をしながら、目では判らなくとも顕微鏡でつぶさに観察したら見えるのではないかと思うるような傷は付いているだろうと、微細な世界へ思いをはせながら爪を押し当て動かし続ける。孵化する可能性のない白色レグホンの卵への継続的な暴力は終わる事はなく、酒とスツールを求め駅周辺をただよう間に、ついには打撃を加えるようになった。親指と薬指とでしっかりと押さえ、人差し指の先でノックするようにたたく。指先に伝わる殻のガードは、割れないでいて服が汚れないで済む事の安心と、なかなか割れない殻に対して冷淡に見つめるような気持ちとが入り交じり、飲み屋を求めてさまよっているだけにもかかわらず、ジャケットのポケットの中で行っている事に対し、熱湯と氷の両方が混じる事がなくよどみ続けるような壊したい衝動とそうしたくない迷いがぐるぐると入り交じっていた。 結局入れる店が見つからず、ポケットの中に入れた卵を指先でつつきつつコンビニで買った酒をあおり、ざらついた感情を溶かしながら始発までの時間を過ごしていた。駅前に戻ると地下鉄の入口の近くで丸まって寝ているサラリーマンらしきスーツの男がいた。地下鉄の入口は始発が出るまではその門戸を閉ざし、雨が降ろうが風が吹こうが始発待ちの客を優しく向かい入れる事はなく、やっと開いたとしてもベンチは冷たく、構内でゆっくりくつろげるような所もあるわけではなく、ただただ地上と電車の途中をつなぐ通路として、モグラやミミズが入ってこれないようにコンクリートで四方を固めているだけである。 始発にはまだ待たなければならない。 俺は卵をどうしたものかと思いながら、冷たい夜風が避けられる所はないかと探していた。風よけになりそうなスキマを見つけては入ってみて居心地を試してみるのだが、どこも完全には風から守ってはくれない。唯一風がなさそうな所はスーツ姿の男がビジネスバッグを抱えるようにして丸まっている。 その男は器用に寝ていて、ビジネスバッグを抱え、体に新聞紙をかけているつもりでいるのだが、寝ぼけながらも新聞紙を深くかぶろうとしたのだろうか、丸まっている体の中心にバッグやら新聞やらが集まり、まるで巣を守る動物のようになっている。 寒空の下で寝ていられるのを感心する一方で、俺の頭の中では妙案が浮かんでいた。 この男を立派な親鳥にさせてやろう。 近くの公衆便所に行きトイレットペーパーをこぶし大ぐらい取り、それを細かく裂いた。そして新聞とバッグを抱えて寝ている男の中心に、鳥がそうするように卵の安住の場所を作ってやるのである。 起きないようにゆっくりと、けれども気付かれるのもつまらないので素早く、男の側に近づいた。ビルとビルのスキマである男の仮宿はちょうど街頭の明かりが直接目に入らないような所であり、俺が近づいた事でかろうじて男の体を照らしていた明かりも全く入り込まなくなってしまった。ほぼ暗闇の中、男が抱えてる新聞とカバンの上にトイレットペーパーの羽を広げるなければならない。 俺は男の前に近づいた体勢のまま、できるだけ物音を立てないよう、そしてすぐに逃げられるように前屈をするような姿で作業していた。試行錯誤する余裕はなく、一発勝負である。手のひらの上でトイレットペーパーの巣を作り、置くのではなく、ギリギリの所まで降ろしてから落とすようにして新聞とカバンの土台の上に巣を作った。少し斜めになってしまったが成功である。いよいよ卵を置き完成させる。できるだけ巣の中心に、卵が心地よいであろうポジションに安置できるよう、細心の注意を払いながら巣の中に卵を置く。トイレットペーパーで作った羽の中、人差し指と親指に運ばれゆっくりと卵は沈み込む。巣にすっかりと沈み込んだのを感じると、だめ押しでぐらつかないように人差し指でそっと押し込んだ。 そのとき、男のいびきが止まる。 俺もそれに合わせ、一瞬の硬直で男にあわせる。秒針が少し進むぐらいでしかないが、男が目を覚ましてしまうとせっかくの妙案が台無しになってしまう。俺は自分を電信柱だと思いこみ、男に気配を感じさせず目を覚ますきっかけを与えないようにした。 再び男が寝息を立て始めると、俺は体の硬直を説き卵に異変がないかを人差し指で触れる事で確認した。 無事に卵が巣の中にたたずんでいるのを確認すると、近づいた時と同じようにゆっくりと素早くそこから遠のいた。 街灯の明かりが戻り、男の体の中心には卵が鎮座している。 巣作りをし終わり、煙草をくわえながら“親鳥”を見ていると地下鉄のシャッターが開いた。地下へと続く階段は白々と色気のない照明で照らされていた。のろのろと階段を降りながらあの男、目を覚ましたらどんな顔をするのだろう。そう思うと今まで俺の気持ちの底に横たわっていた砂地に落ちた氷のような暗い感情が熔けたような気になり笑いがこみ上げ、くしゃみをするような短い咳払いみたいな笑い声がでてしまった。 長く続く地下鉄の階段に俺の笑い声の破片が少しだけ響き、あとは俺の足音だけになった。
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2020.8.31mon_kyoto
あ〜この日記来たな 何書こうかな〜
ここ最近はでかけるでもなく 日々の繰り返しなので これは日記というべきか、、、
料理を作ることは得意だが(得意??)昔から文章を書くのは 苦手で国語の評価もいつも低め だったので優しい目で読んでいただきたい。
朝は大文字山から登る陽で 目が覚める まずは 「朝ゴハン何しようかなー?」 から始まる
というかだいたい1日中 いや1年365日美味しい物の ことを考えている
こんなに食に興味を持ったのは 私の両親を含め家族は食べる事に執着があり幼少の頃は3つ違いの姉と共に毎週末バーベキューに魚釣りに美味しい物を食べに海に山に連れて行ってもらった。
「幼少期に養われた舌の記憶は大事だ」
今でも姉は旦那さんと世界を食べ歩き住まい近くの横浜中華街を網羅するほど食道楽。幸せな生活
ということで 食いしん坊の私もこの食に携わる 職業を30年近くしておりますが あけてもくれても料理料理で この仕事につけた事は幸せだと 思っている。
朝はパンを食べる コーヒーは洞爺のアナンコーヒーを ドリップしてゆっくりとした 時間を過ごす レモンとハーブのソーセージにスクランブルエッグ ヨーグルトにフルーツにグラノーラ ジャムを添えて
よく考えてみると パンにジャムにグラノーラにヨーグルトは奥さんの自家製 ソーセージも私の自家製で 何とも幸せな朝食で1日が始まっている。ありがたい
この調子で昼も食べたいところだが お昼は食べたり食べなかったり
なぜなら昼間はだいたい 美味しい食材を探しに京都の町を 自転車で買い物に出かける そして鴨川瞑想 この午後が私にとって大事な時間 なのです。
京都を気にいって住みはじめて10年近くなるが 一番の理由は鴨川があること いつも買い物帰りの午後はお気に入りの場所で(3〜4箇所あり)で川の流れをながめる 季節の移り変わりを感じる
空
木々
陽の光
虫や鳥
色や音や香り
この時間が大好きだ
そして私が料理をするうえで 大切な五感を養う
鴨川は時として人との出会いもある
ある日聞こえてきたラテン語が気になり 声をかけてみた ヨーロッパで修行をしてきた 若人の頃に養った外国人に対する 遠慮なく喋ることが生かされて仲良くなった。
スペイン・ボリビア・アルゼンチン・コロンビア・イギリス・ 実に気さくな面々とビール片手に鴨川会議(主に京都の良いところを話す)をする。笑
でも話を聞いていると 大したことは喋ってないけど 現地での料理の話は私にとっては 素晴らしい情報の収集場所であり ゆったりとした皆さんの人間性は リラックスそして癒される
「そしてその輪の中にいると何故か心地良い」
そんな午後を過ごす今日この頃
いつかまたヨーロッパには 行ってみたい。 やってみたいことがある 現地の食材を使って おもいっきり 料理をしてみたい 楽しみたい
野外に食卓を作り 蝋燭を灯して 音楽があり ワインがあり 友人達が集う
なんて事を考えながら 夕暮れせまる鴨川をながめる 最高な時間だ。
さぁ晩ごはんだ 暑いので今日は スパイスの効いたカレーを 作ろう!
やはり今日も美味しいものを考えて1日が終わる
-プロフィール- 早乙女茂樹(49) 京都 料理人 四月の魚料理教室 主宰 @ciaotome https://shigatsuno.exblog.jp/
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あるいは永遠の未来都市(東雲キャナルコートCODAN生活記)
都市について語るのは難しい。同様に、自宅や仕事場について語るのも難しい。それを語ることができるのは、おそらく、その中にいながら常にはじき出されている人間か、実際にそこから出てしまった人間だけだろう。わたしにはできるだろうか? まず、自宅から徒歩三秒のアトリエに移動しよう。北側のカーテンを開けて、掃き出し窓と鉄格子の向こうに団地とタワーマンション、彼方の青空に聳える東京スカイツリーの姿を認める。次に東側の白い引き戸を一枚、二枚とスライドしていき、団地とタワーマンションの窓が反射した陽光がテラスとアトリエを優しく温めるのをじっくりと待つ。その間、テラスに置かれた黒竹がかすかに揺れているのを眺める。外から共用廊下に向かって、つまり左から右へさらさらと葉が靡く。一枚の枯れた葉が宙に舞う。お前、とわたしは念じる。お前、お隣さんには行くんじゃないぞ。このテラスは、腰よりも低いフェンスによってお隣さんのテラスと接しているのだ。それだけでなく、共用廊下とも接している。エレベーターへと急ぐ人の背中が見える。枯れ葉はテラスと共用廊下との境目に設置されたベンチの上に落ちた。わたしは今日の風の強さを知る。アトリエはまだ温まらない。 徒歩三秒の自宅に戻ろう。リビング・ダイニングのカーテンを開けると、北に向いた壁の一面に「田」の形をしたアルミ製のフレームが現れる。窓はわたしの背より高く、広げた両手より大きかった。真下にはウッドデッキを設えた人工地盤の中庭があって、それを取り囲むように高層の住棟が建ち並び、さらにその外周にタワーマンションが林立している。視界の半分は集合住宅で、残りの半分は青空だった。そのちょうど境目に、まるで空に落書きをしようとする鉛筆のように東京スカイツリーが伸びている。 ここから望む風景の中にわたしは何かしらを発見する。たとえば、斜め向かいの部屋の窓に無数の小さな写真が踊っている。その下の鉄格子つきのベランダに男が出てきて、パジャマ姿のままたばこを吸い始める。最上階の渡り廊下では若い男が三脚を据えて西側の風景を撮影している。今日は富士山とレインボーブリッジが綺麗に見えるに違いない。その二つ下の渡り廊下を右から左に、つまり一二号棟から一一号棟に向かって黒いコートの男が横切り、さらに一つ下の渡り廊下を、今度は左から右に向かって若い母親と黄色い帽子の息子が横切っていく。タワーマンションの間を抜けてきた陽光が数百の窓に当たって輝く。たばこを吸っていた男がいつの間にか部屋に戻ってワイシャツにネクタイ姿になっている。六階部分にある共用のテラスでは赤いダウンジャケットの男が外を眺めながら電話をかけている。地上ではフォーマルな洋服に身を包んだ人々が左から右に向かって流れていて、ウッドデッキの上では老婦が杖をついて……いくらでも観察と発見は可能だ。けれども、それを書き留めることはしない。ただ新しい出来事が無数に生成していることを確認するだけだ。世界は死んでいないし、今日の都市は昨日の都市とは異なる何ものかに変化しつつあると認識する。こうして仕事をする準備が整う。
東雲キャナルコートCODAN一一号棟に越してきたのは今から四年前だった。内陸部より体感温度が二度ほど低いな、というのが東雲に来て初めに思ったことだ。この土地は海と運河と高速道路に囲まれていて、物流倉庫とバスの車庫とオートバックスがひしめく都市のバックヤードだった。東雲キャナルコートと呼ばれるエリアはその名のとおり運河沿いにある。ただし、東雲運河に沿っているのではなく、辰巳運河に沿っているのだった。かつては三菱製鋼の工場だったと聞いたが、今ではその名残はない。東雲キャナルコートが擁するのは、三千戸の賃貸住宅と三千戸の分譲住宅、大型のイオン、児童・高齢者施設、警察庁などが入る合同庁舎、辰巳運河沿いの区立公園で、エリアの中央部分に都市基盤整備公団(現・都市再生機構/UR)が計画した高層板状の集合住宅群が並ぶ。中央部分は六街区に分けられ、それぞれ著名な建築家が設計者として割り当てられた。そのうち、もっとも南側に位置する一街区は山本理顕による設計で、L字型に連なる一一号棟と一二号棟が中庭を囲むようにして建ち、やや小ぶりの一三号棟が島のように浮かんでいる。この一街区は二〇〇三年七月に竣工した。それから一三年後の二〇一六年五月一四日、わたしと妻は二人で一一号棟の一三階に越してきた。四年の歳月が流れてその部屋を出ることになったとき、わたしはあの限りない循環について思い出していた。
アトリエに戻るとそこは既に温まっている。さあ、仕事を始めよう。ものを書くのがわたしの仕事だった。だからまずMacを立ち上げ、テキスト��ディタかワードを開く。さっきリビング・ダイニングで行った準備運動によって既に意識は覚醒している。ただし、その日の頭とからだのコンディションによってはすぐに書き始められないこともある。そういった場合はアトリエの東側に面したテラスに一時的に避難してもよい。 掃き出し窓を開けてサンダルを履く。黒竹の鉢に水を入れてやる。近くの部屋の原状回復工事に来たと思しき作業服姿の男がこんちは、と挨拶をしてくる。挨拶を返す。お隣さんのテラスにはベビーカーとキックボード、それに傘が四本置かれている。テラスに面した三枚の引き戸はぴったりと閉められている。緑色のボーダー柄があしらわれた、目隠しと防犯を兼ねた白い戸。この戸が開かれることはほとんどなかった。わたしのアトリエや共用廊下から部屋の中が丸見えになってしまうからだ。こちらも条件は同じだが、わたしはアトリエとして使っているので開けているわけだ。とはいえ、お隣さんが戸を開けたときにあまり中を見てしまうと気まずいので、二年前に豊洲のホームセンターで見つけた黒竹を置いた。共用廊下から外側に向かって風が吹いていて、葉が光を食らうように靡いている。この住棟にはところどころに大穴が空いているのでこういうことが起きる。つまり、風向きが反転するのだった。 通風と採光のために設けられた空洞、それがこのテラスだった。ここから東雲キャナルコートCODANのほぼ全体が見渡せる。だが、もう特に集中して観察したりしない。隈研吾が設計した三街区の住棟に陽光が当たっていて、ベランダで父子が日光浴をしていようが、島のような一三号棟の屋上に設置されたソーラーパネルが紺碧に輝いていて、その傍の芝生に二羽の鳩が舞い降りてこようが、伊東豊雄が設計した二街区の住棟で影がゆらめいて、テラスに出てきた老爺が異様にうまいフラフープを披露しようが、気に留めない。アトリエに戻ってどういうふうに書くか、それだけを考える。だから、目の前のすべてはバックグラウンド・スケープと化す。ただし、ここに広がるのは上質なそれだった。たとえば、ここにはさまざまな匂いが漂ってきた。雨が降った次の日には海の匂いがした。東京湾の匂いだが、それはいつも微妙に違っていた。同じ匂いはない。生成される現実に呼応して新しい文字の組み合わせが発生する。アトリエに戻ろう。
わたしはここで、広島の中心部に建つ巨大な公営住宅、横川という街に形成された魅力的な高架下商店街、シンガポールのベイサイドに屹立するリトル・タイランド、ソウルの中心部を一キロメートルにわたって貫く線状の建築物などについて書いてきた。既に世に出たものもあるし、今から出るものもあるし、たぶん永遠にMacの中に封じ込められると思われるものもある。いずれにせよ、考えてきたことのコアはひとつで、なぜ人は集まって生きるのか、ということだった。 人間の高密度な集合体、つまり都市は、なぜ人類にとって必要なのか? そしてこの先、都市と人類はいかなる進化を遂げるのか? あるいは都市は既に死んだ? 人類はかつて都市だった廃墟の上をさまよい続ける? このアトリエはそういうことを考えるのに最適だった。この一街区そのものが新しい都市をつくるように設計されていたからだ。 実際、ここに来てから、思考のプロセスが根本的に変わった。ここに来るまでの朝の日課といえば、とにかく怒りの炎を燃やすことだった。閉じられた小さなワンルームの中で、自分が外側から遮断され、都市の中にいるにもかかわらず隔離状態にあることに怒り、その怒りを炎上させることで思考を開いた。穴蔵から出ようともがくように。息苦しくて、ひとりで部屋の中で暴れたし、壁や床に穴を開けようと試みることもあった。客観的に見るとかなりやばい奴だったに違いない。けれども、こうした循環は一生続くのだと、当時のわたしは信じて疑わなかった。都市はそもそも息苦しい場所なのだと、そう信じていたのだ。だが、ここに来てからは息苦しさを感じることはなくなった。怒りの炎を燃やす朝の日課は、カーテンを開け、その向こうを観察するあの循環へと置き換えられた。では、怒りは消滅したのか?
白く光沢のあるアトリエの床タイルに青空が輝いている。ここにはこの街の上半分がリアルタイムで描き出される。床の隅にはプロジェクトごとに振り分けられた資料の箱が積まれていて、剥き出しの灰色の柱に沿って山積みの本と額に入ったいくつかの写真や絵が並んでいる。デスクは東向きの掃き出し窓の傍に置かれていて、ここからテラスの半分と共用廊下、それに斜向かいの部屋の玄関が見える。このアトリエは空中につくられた庭と道に面しているのだった。斜向かいの玄関ドアには透明のガラスが使用されていて、中の様子が透けて見える。靴を履く住人の姿がガラス越しに浮かんでいる。視線をアトリエ内に戻そう。このアトリエは専用の玄関を有していた。玄関ドアは斜向かいの部屋のそれと異なり、全面が白く塗装された鉄扉だった。玄関の脇にある木製のドアを開けると、そこは既に徒歩三秒の自宅だ。まずキッチンがあって、奥にリビング・ダイニングがあり、その先に自宅用の玄関ドアがあった。だから、このアトリエは自宅と繋がってもいるが、独立してもいた。 午後になると仕事仲間や友人がこのアトリエを訪ねてくることがある。アトリエの玄関から入ってもらってもいいし、共用廊下からテラス経由でアトリエに招き入れてもよい。いずれにせよ、共用廊下からすぐに仕事場に入ることができるので効率的だ。打ち合わせをする場合にはテーブルと椅子をセッティングする。ここでの打ち合わせはいつも妙に捗った。自宅と都市の両方に隣接し、同時に独立してもいるこのアトリエの雰囲気は、最小のものと最大のものとを同時に掴み取るための刺激に満ちている。いくつかの重要なアイデアがここで産み落とされた。議論が白熱し、日が暮れると、徒歩三秒の自宅で妻が用意してくれた料理を囲んだり、東雲の鉄鋼団地に出かけて闇の中にぼうっと浮かぶ屋台で打ち上げを敢行したりした。 こうしてあの循環は完成したかに見えた。わたしはこうして都市への怒りを反転させ都市とともに歩み始めた、と結論づけられそうだった。お前はついに穴蔵から出たのだ、と。本当にそうだろうか? 都市の穴蔵とはそんなに浅いものだったのか?
いやぁ、 未来都市ですね、
ある編集者がこのアトリエでそう言ったことを思い出す。それは決して消えない残響のようにアトリエの中にこだまする。ある濃密な打ち合わせが一段落したあと、おそらくはほとんど無意識に発された言葉だった。 未来都市? だってこんなの、見たことないですよ。 ああ、そうかもね、とわたしが返して、その会話は流れた。だが、わたしはどこか引っかかっていた。若く鋭い編集者が発した言葉だったから、余計に。未来都市? ここは現在なのに? ちょうどそのころ、続けて示唆的な出来事があった。地上に降り、一三号棟の脇の通路を歩いていたときのことだ。団地内の案内図を兼ねたスツールの上に、ピーテル・ブリューゲルの画集が広げられていたのだった。なぜブリューゲルとわかったかといえば、開かれていたページが「バベルの塔」だったからだ。ウィーンの美術史美術館所蔵��ものではなく、ロッテルダムのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館所蔵の作品で、天に昇る茶褐色の塔がアクリル製のスツールの上で異様なオーラを放っていた。その画集はしばらくそこにあって、ある日ふいになくなったかと思うと、数日後にまた同じように置かれていた。まるで「もっとよく見ろ」と言わんばかりに。
おい、お前。このあいだは軽くスルーしただろう。もっとよく見ろ。
わたしは近寄ってその絵を見た。新しい地面を積み重ねるようにして伸びていく塔。その上には無数の人々の蠢きがあった。塔の建設に従事する労働者たちだった。既に雲の高さに届いた塔はさらに先へと工事が進んでいて、先端部分は焼きたての新しい煉瓦で真っ赤に染まっている。未来都市だな、これは、と思う。それは天地が創造され、原初の人類が文明を築きつつある時代のことだった。その地では人々はひとつの民で、同じ言葉を話していた。だが、人々が天に届くほどの塔をつくろうとしていたそのとき、神は全地の言葉を乱し、人を全地に散らされたのだった。ただし、塔は破壊されたわけではなかった。少なくとも『創世記』にはそのような記述はない。だから、バベルの塔は今なお未来都市であり続けている。決して完成することがないから未来都市なのだ。世界は変わったが、バベルは永遠の未来都市として存在し続ける。
ようやく気づいたか。 ああ。 それで? おれは永遠の未来都市をさまよう亡霊だと? どうかな、 本当は都市なんか存在しないのか? どうかな、 すべては幻想だった? そうだな、 どっちなんだ。 まあ結論を急ぐなよ。 おれはさっさと結論を出して原稿を書かなきゃならないんだよ。 知ってる、だから急ぐなと言ったんだ。 あんたは誰なんだ。 まあ息抜きに歩いてこいよ。 息抜き? いつもやっているだろう。あの循環だよ。 ああ、わかった……。いや、ちょっと待ってくれ。先に腹ごしらえだ。
もう昼を過ぎて久しいんだな、と鉄格子越しの風景を一瞥して気づく。陽光は人工地盤上の芝生と一本木を通過して一三号棟の廊下を照らし始めていた。タワーマンションをかすめて赤色のヘリコプターが東へと飛んでいき、青空に白線を引きながら飛行機が西へと進む。もちろん、時間を忘れて書くのは悪いことではない。だが、無理をしすぎるとあとになって深刻な不調に見舞われることになる。だから徒歩三秒の自宅に移動しよう。 キッチンの明かりをつける。ここには陽光が入ってこない。窓側に風呂場とトイレがあるからだ。キッチンの背後に洗面所へと続くドアがある。それを開けると陽光が降り注ぐ。風呂場に入った光が透明なドアを通過して洗面所へと至るのだった。洗面台で手を洗い、鏡に目を向けると、風呂場と窓のサッシと鉄格子と団地とスカイツリーが万華鏡のように複雑な模様を見せる。手を拭いたら、キッチンに戻って冷蔵庫を開け、中を眺める。食材は豊富だった。そのうちの九五パーセントはここから徒歩五分のイオンで仕入れた。で、遅めの昼食はどうする? 豚バラとキャベツで回鍋肉にしてもいいが、飯を炊くのに時間がかかる。そうだな……、カルボナーラでいこう。鍋に湯を沸かして塩を入れ、パスタを茹でる。ベーコンと玉葱、にんにくを刻んでオリーブオイルで炒める。それをボウルに入れ、パルメザンチーズと生卵も加え、茹で上がったパスタを投入する。オリーブオイルとたっぷりの黒胡椒とともにすべてを混ぜ合わせれば、カルボナーラは完成する。もっとも手順の少ない料理のひとつだった。文字の世界に没頭しているときは簡単な料理のほうがいい。逆に、どうにも集中できない日は、複雑な料理に取り組んで思考回路を開くとよい。まあ、何をやっても駄目な日もあるのだが。 リビング・ダイニングの窓際に置かれたテーブルでカルボナーラを食べながら、散歩の計画を練る。籠もって原稿を書く日はできるだけ歩く時間を取るようにしていた。あまり動かないと頭も指先も鈍るからだ。走ってもいいのだが、そこそこ気合いを入れなければならないし、何よりも風景がよく見えない。だから、平均して一時間、長いときで二時間程度の散歩をするのが午後の日課になっていた。たとえば、辰巳運河沿いを南下しながら首都高の高架と森と物流倉庫群を眺めてもいいし、辰巳運河を越えて辰巳団地の中を通り、辰巳の森海浜公園まで行ってもよい。あるいは有明から東雲運河を越えて豊洲市場あたりに出てもいいし、そこからさらに晴海運河を越えて晴海第一公園まで足を伸ばし、日本住宅公団が手がけた最初の高層アパートの跡地に巡礼する手もある。だが、わたしにとってもっとも重要なのは、この東雲キャナルコートCODAN一街区をめぐるルートだった。つまり、空中に張りめぐらされた道を歩いて、東京湾岸のタブラ・ラサに立ち上がった新都市を内側から体感するのだ。 と、このように書くと、何か劇的な旅が想像されるかもしれない。アトリエや事務所、さらにはギャラリーのようなものが住棟内に点在していて、まさに都市を立体化したような人々の躍動が見られると思うかもしれない。生活と仕事が混在した活動が積み重なり���文化と言えるようなものすら発生しつつあるかもしれないと、期待を抱くかもしれない。少なくともわたしはそうだった。実際にここに来るまでは。さて、靴を履いてアトリエの玄関ドアを開けよう。
それは二つの世界をめぐる旅だ。一方にここに埋め込まれたはずの思想があり、他方には生成する現実があった。二つの世界は常に並行して存在する。だが、実際に見えているのは現実のほうだけだし、歴史は二つの世界の存在を許さない。とはいえ、わたしが最初に遭遇したのは見えない世界のほうだった。その世界では、実際に都市がひとつの建築として立ち上がっていた。ただ家が集積されただけでなく、その中に住みながら働いたり、ショールームやギャラリーを開設したりすることができて、さまざまな形で人と人とが接続されていた。全体の半数近くを占める透明な玄関ドアの向こうに談笑する人の姿が見え、共用廊下に向かって開かれたテラスで人々は語り合っていた。テラスに向かって設けられた大きな掃き出し窓には、子どもたちが遊ぶ姿や、趣味のコレクション、打ち合わせをする人と人、アトリエと作品群などが���かんでいた。それはもはや集合住宅ではなかった。都市で発生する多様で複雑な活動をそのまま受け入れる文化保全地区だった。ゾーニングによって分断された都市の攪拌装置であり、過剰な接続の果てに衰退期を迎えた人類の新・進化論でもあった。 なあ、そうだろう? 応答はない。静かな空中の散歩道だけがある。わたしのアトリエに隣接するテラスとお隣さんのテラスを通り過ぎると、やや薄暗い内廊下のゾーンに入る。日が暮れるまでは照明が半分しか点灯しないので光がいくらか不足するのだった。透明な玄関ドアがあり、その傍の壁に廣村正彰によってデザインされたボーダー柄と部屋番号の表示がある。ボーダー柄は階ごとに色が異なっていて、この一三階は緑だった。少し歩くと右側にエレベーターホールが現れる。外との境界線上にはめ込まれたパンチングメタルから風が吹き込んできて、ぴゅうぴゅうと騒ぐ。普段はここでエレベーターに乗り込むのだが、今日は通り過ぎよう。廊下の両側に玄関と緑色のボーダー柄が点々と続いている。左右に四つの透明な玄関ドアが連なったあと、二つの白く塗装された鉄扉がある。透明な玄関ドアの向こうは見えない。カーテンやブラインドや黒いフィルムによって塞がれているからだ。でも陰鬱な気分になる必要はない。間もなく左右に光が満ちてくる。 コモンテラスと名づけられた空洞のひとつに出た。二階分の大穴が南側と北側に空いていて、共用廊下とテラスとを仕切るフェンスはなく、住民に開放されていた。コモンテラスは住棟内にいくつか存在するが、ここはその中でも最大だ。一四階の高さが通常の一・五倍ほどあるので、一三階と合わせて計二・五階分の空洞になっているのだ。それはさながら、天空の劇場だった。南側には巨大な長方形によって縁取られた東京湾の風景がある。左右と真ん中に計三棟のタワーマンションが陣取り、そのあいだで辰巳運河の水が東京湾に注ぎ、東京ゲートブリッジの橋脚と出会って、「海の森」と名づけられた人工島の縁でしぶきを上げる様が見える。天気のいい日には対岸に広がる千葉の工業地帯とその先の山々まで望むことができた。海から来た風がこのコモンテラスを通過し、東京の内側へと抜けていく。北側にその風景が広がる。視界の半分は集合住宅で、残りの半分は青空だった。タワーマンションの陰に隠れて東京スカイツリーは確認できないが、豊洲のビル群が団地の上から頭を覗かせている。眼下にはこの団地を南北に貫くS字アベニューが伸び、一街区と二街区の人工地盤を繋ぐブリッジが横切っていて、長谷川浩己率いるオンサイト計画設計事務所によるランドスケープ・デザインの骨格が見て取れる。 さあ、公演が始まる。コモンテラスの中心に灰色の巨大な柱が伸びている。一三階の共用廊下の上に一四階の共用廊下が浮かんでいる。ガラス製のパネルには「CODAN Shinonome」の文字が刻まれている。この空間の両側に、六つの部屋が立体的に配置されている。半分は一三階に属し、残りの半分は一四階に属しているのだった。したがって、壁にあしらわれたボーダー柄は緑から青へと遷移する。その色は、掃き出し窓の向こうに設えられた目隠しと防犯を兼ねた引き戸にも連続している。そう、六つの部屋はこのコモンテラスに向かって大きく開くことができた。少なくとも設計上は。引き戸を全開にすれば、六つの部屋の中身がすべて露わになる。それらの部屋の住人たちは観客なのではない。この劇場で物語を紡ぎ出す主役たちなのだった。両サイドに見える美しい風景もここではただの背景にすぎない。近田玲子によって計画された照明がこの空間そのものを照らすように上向きに取り付けられている。ただし、今はまだ点灯していない。わたしはたったひとりで幕が上がるのを待っている。だが、動きはない。戸は厳重に閉じられるか、採光のために数センチだけ開いているかだ。ひとつだけ開かれている戸があるが、レースカーテンで視界が完全に遮られ、窓際にはいくつかの段ボールと紙袋が無造作に積まれていた。風がこのコモンテラスを素通りしていく。
ほら、 幕は上がらないだろう、 お前はわかっていたはずだ、ここでは人と出会うことがないと。横浜のことを思い出してみろ。お前はかつて横浜の湾岸に住んでいた。住宅と事務所と店舗が街の中に混在し、近所の雑居ビルやカフェスペースで毎日のように文化的なイベントが催されていて、お前はよくそういうところにふらっと行っていた。で、いくつかの重要な出会いを経験した。つけ加えるなら、そのあたりは山本理顕設計工場の所在地でもあった。だから、東雲に移るとき、お前はそういうものが垂直に立ち上がる様を思い描いていただろう。だが、どうだ? あのアトリエと自宅は東京の空中にぽつんと浮かんでいるのではないか? それも悪くない、とお前は言うかもしれない。物書きには都市の孤独な拠点が必要だったのだ、と。多くの人に会って濃密な取材をこなしたあと、ふと自分自身に戻ることができるアトリエを欲していたのだ、と。所詮自分は穴蔵の住人だし、たまに訪ねてくる仕事仲間や友人もいなくはない、と。実際、お前はここではマイノリティだった。ここの住民の大半は幼い子どもを連れた核家族だったし、大人たちのほとんどはこの住棟の外に職場があった。もちろん、二階のウッドデッキ沿いを中心にいくつかの仕事場は存在した。不動産屋、建築家や写真家のアトリエ、ネットショップのオフィス、アメリカのコンサルティング会社の連絡事務所、いくつかの謎の会社、秘かに行われている英会話教室や料理教室、かつては違法民泊らしきものもあった。だが、それもかすかな蠢きにすぎなかった。ほとんどの住民の仕事はどこか別の場所で行われていて、この一街区には活動が積み重ねられず、したがって文化は育たなかったのだ。周囲の住人は頻繁に入れ替わって、コミュニケーションも生まれなかった。お前のアトリエと自宅のまわりにある五軒のうち四軒の住人が、この四年間で入れ替わったのだった。隣人が去ったことにしばらく気づかないことすらあった。何週間か経って新しい住人が入り、透明な玄関ドアが黒い布で塞がれ、テラスに向いた戸が閉じられていくのを、お前は満足して見ていたか? 胸を抉られるような気持ちだったはずだ。 そうした状況にもかかわらず、お前はこの一街区を愛した。家というものにこれほどの帰属意識を持ったことはこれまでになかったはずだ。遠くの街から戻り、暗闇に浮かぶ格子状の光を見たとき、心底ほっとしたし、帰ってきたんだな、と感じただろう。なぜお前はこの一街区を愛したのか? もちろん、第一には妻との生活が充実したものだったことが挙げられる。そもそも、ここに住むことを提案したのは妻のほうだった。四年前の春だ。「家で仕事をするんだったらここがいいんじゃない?」とお前の妻はあの奇妙な間取りが載った図面を示した。だから、お前が恵まれた環境にいたことは指摘されなければならない。だが、第二に挙げるべきはお前の本性だ。つまり、お前は現実のみに生きているのではない。お前の頭の中には常に想像の世界がある。そのレイヤーを現実に重ねることでようやく生きている。だから、お前はあのアトリエから見える現実に落胆しながら、この都市のような構造体の可能性を想像し続けた。簡単に言えば、この一街区はお前の想像力を搔き立てたのだ。 では、お前は想像の世界に満足したか? そうではなかった。想像すればするほどに現実との溝は大きく深くなっていった。しばらく想像の世界にいたお前は、どこまでが現実だったのか見失いつつあるだろう。それはとても危険なことだ。だから確認しよう。お前が住む東雲キャナルコートCODAN一街区には四二〇戸の住宅があるが、それはかつて日本住宅公団であり、住宅・都市��備公団であり、都市基盤整備公団であって、今の独立行政法人都市再生機構、つまりURが供給してきた一五〇万戸以上の住宅の中でも特異なものだった。お前が言うようにそれは都市を構築することが目指された。ところが、そこには公団の亡霊としか言い表しようのない矛盾が内包されていた。たとえば、当時の都市基盤整備公団は四二〇戸のうちの三七八戸を一般の住宅にしようとした。だが、設計者の山本理顕は表面上はそれに応じながら、実際には大半の住戸にアトリエや事務所やギャラリーを実装できる仕掛けを忍ばせたのだ。玄関や壁は透明で、仕事場にできる開放的なスペースが用意された。間取りはあり��あらゆる活動を受け入れるべく多種多様で、メゾネットやアネックスつきの部屋も存在した。で、実際にそれは東雲の地に建った。それは現実のものとなったのだった。だが、実はここで世界が分岐した。公団およびのちのURは、例の三七八戸を結局、一般の住宅として貸し出した。したがって大半の住戸では、アトリエはまだしも、事務所やギャラリーは現実的に不可だった。ほかに「在宅ワーク��住宅」と呼ばれる部屋が三二戸あるが、不特定多数が出入りしたり、従業員を雇って行ったりする業務は不可とされたし、そもそも、家で仕事をしない人が普通に借りることもできた。残るは「SOHO住宅」だ。これは確かに事務所やギャラリーとして使うことができる部屋だが、ウッドデッキ沿いの一〇戸にすぎなかった。 結果、この一街区は集合住宅へと回帰した。これがお前の立っている現実だ。都市として運営されていないのだから、都市にならないのは当然の帰結だ。もちろん、ゲリラ的に別の使い方をすることは可能だろう。ここにはそういう人間たちも確かにいる。お前も含めて。だが、お前はもうすぐここから去るのだろう? こうしてまたひとり、都市を望む者が消えていく。二つの世界はさらに乖離する。まあ、ここではよくあることだ。ブリューゲルの「バベルの塔」、あの絵の中にお前の姿を認めることはできなくなる。 とはいえ、心配は無用だ。誰もそのことに気づかないから。おれだけがそれを知っている。おれは別の場所からそれを見ている。ここでは、永遠の未来都市は循環を脱して都市へと移行した。いずれにせよ、お前が立つ現実とは別世界の話だがな。
実際、人には出会わなかった。一四階から二階へ、階段を使ってすべてのフロアを歩いたが、誰とも顔を合わせることはなかった。その間、ずっとあの声が頭の中に響いていた。うるさいな、せっかくひとりで静かに散歩しているのに、と文句を言おうかとも考えたが、やめた。あの声の正体はわからない。どのようにして聞こえているのかもはっきりしない。ただ、ふと何かを諦めようとしたとき、周波数が突然合うような感じで、周囲の雑音が消え、かわりにあの声が聞こえてくる。こちらが応答すれば会話ができるが、黙っていると勝手に喋って、勝手に切り上げてしまう。あまり考えたくなかったことを矢継ぎ早に投げかけてくるので、面倒なときもあるが、重要なヒントをくれもするのだ。 あの声が聞こえていることを除くと、いつもの散歩道だった。まず一三階のコモンテラスの脇にある階段で一四階に上り、一一号棟の共用廊下を東から西へ一直線に歩き、右折して一〇メートルほどの渡り廊下を辿り、一二号棟に到達する。南から北へ一二号棟を踏破すると、エレベーターホールの脇にある階段で一三階に下り、あらためて一三階の共用廊下を歩く。以下同様に、二階まで辿っていく。その間、各階の壁にあしらわれたボーダー柄は青、緑、黄緑、黄、橙、赤、紫、青、緑、黄緑、黄、橙、赤と遷移する。二階に到達したら、人工地盤上のウッドデッキをめぐりながら島のように浮かぶ一三号棟へと移動する。その際、人工地盤に空いた長方形の穴から、地上レベルの駐車場や学童クラブ、子ども写真館の様子が目に入る。一三号棟は一〇階建てで共用廊下も短いので踏破するのにそれほど時間はかからない。二階には集会所があり、住宅は三階から始まる。橙、黄、黄緑、緑、青、紫、赤、橙。 この旅では風景がさまざまに変化する。フロアごとにあしらわれた色については既に述べた。ほかにも、二〇〇もの透明な玄関ドアが住人の個性を露わにする。たとえば、入ってすぐのところに大きなテーブルが置かれた部屋。子どもがつくったと思しき切り絵と人気ユーチューバーのステッカーが浮かぶ部屋。玄関に置かれた飾り棚に仏像や陶器が並べられた部屋。家の一部が透けて見える。とはいえ、透明な玄関ドアの四割近くは完全に閉じられている。ただし、そのやり方にも個性は現れる。たとえば、白い紙で雑に塞がれた玄関ドア。一面が英字新聞で覆われた玄関ドア。鏡面シートが一分の隙もなく貼りつけられた玄関ドア。そうした玄関ドアが共用廊下の両側に現れては消えていく。ときどき、外に向かって開かれた空洞に出会う。この一街区には東西南北に合わせて三六の空洞がある。そのうち、隣接する住戸が占有する空洞はプライベートテラスと呼ばれる。わたしのアトリエに面したテラスがそれだ。部屋からテラスに向かって戸を開くことができるが、ほとんどの戸は閉じられたうえ、テラスは物置になっている。たとえば、山のような箱。不要になった椅子やテーブル。何かを覆う青いビニールシート。その先に広がるこの団地の風景はどこか殺伐としている。一方、共用廊下の両側に広がる空洞、つまりコモンテラスには物が置かれることはないが、テラスに面したほとんどの戸はやはり、閉じられている。ただし、閉じられたボーダー柄の戸とガラスとの間に、その部屋の個性を示すものが置かれることがある。たとえば、黄緑色のボーダー柄を背景としたいくつかの油絵。黄色のボーダー柄の海を漂う古代の船の模型。橙色のボーダー柄と調和する黄色いサーフボードと高波を警告する看板のレプリカ。何かが始まりそうな予感はある。今にも幕が上がりそうな。だが、コモンテラスはいつも無言だった。ある柱の側面にこう書かれている。「コモンテラスで騒ぐこと禁止」と。なるほど、無言でいなければならないわけか。都市として運営されていない、とあの声は言った。 長いあいだ、わたしはこの一街区をさまよっていた。街区の外には出なかった。そろそろアトリエに戻らないとな、と思いながら歩き続けた。その距離と時間は日課の域をとうに超えていて、あの循環を逸脱しつつあった。アトリエに戻ったら、わたしはこのことについて書くだろう。今や、すべての風景は書き留められる。見過ごされてきたものの言語化が行われる。そうしたものが、気の遠くなるほど長いあいだ、連綿と積み重ねられなければ、文化は発生しない。ほら、見えるだろう? 一一号棟と一二号棟とを繋ぐ渡り廊下の上から、東京都心の風景が確認できる。東雲運河の向こうに豊洲市場とレインボーブリッジがあり、遥か遠くに真っ赤に染まった富士山があって、そのあいだの土地に超高層ビルがびっしりと生えている。都市は、瀕死だった。炎は上がっていないが、息も絶え絶えだった。密集すればするほど人々は分断されるのだ。
まあいい。そろそろ帰ろう。陽光は地平線の彼方へと姿を消し、かわりに闇が、濃紺から黒へと変化を遂げながらこの街に降りた。もうじき妻が都心の職場から戻るだろう。今日は有楽町のもつ鍋屋で持ち帰りのセットを買ってきてくれるはずだ。有楽町線の有楽町駅から辰巳駅まで地下鉄で移動し、辰巳桜橋を渡ってここまでたどり着く。それまでに締めに投入する飯を炊いておきたい。 わたしは一二号棟一二階のコモンテラスにいる。ここから右斜め先に一一号棟の北側の面が見える。コンクリートで縁取られた四角形が規則正しく並び、ところどころに色とりどりの空洞が光を放っている。緑と青に光る空洞がわたしのアトリエの左隣にあり、黄と黄緑に光る空洞がわたしの自宅のリビング・ダイニングおよびベッドルームの真下にある。家々の窓がひとつ、ひとつと、琥珀色に輝き始めた。そのときだ。わたしのアトリエの明かりが点灯した。妻ではなかった。まだ妻が戻る時間ではないし、そもそも妻は自宅用の玄関ドアから戻る。闇の中に、机とそこに座る人の姿が浮かんでいる。鉄格子とガラス越しだからはっきりしないが、たぶん……男だ。男は机に向かって何かを書いているらしい。テラスから身を乗り出してそれを見る。それは、わたしだった。いつものアトリエで文章を書くわたしだ。だが、何かが違っている。男の手元にはMacがなかった。机の上にあるのは原稿用紙だった。男はそこに万年筆で文字を書き入れ、原稿の束が次々と積み上げられていく。それでわたしは悟った。
あんたは、もうひとつの世界にいるんだな。 どうかな、 で、さまざまに見逃されてきたものを書き連ねてきたんだろう? そうだな。
もうひとりのわたしは立ち上がって、掃き出し窓の近くに寄り、コモンテラスの��にいるこのわたしに向かって右手を振ってみせた。こっちへ来いよ、と言っているのか、もう行けよ、と言っているのか、どちらとも取れるような、妙に間の抜けた仕草で。
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美味しいと煌めく樹氷🗽オロフレトリップ🚀✨低温冷風バケモノヤマ👻マイナス17℃🐘時折チラッと陽(ちょい青空)がさしてキラキラ樹氷モンスター💎終始鉛色世界の曇天チラつく雪だから光が差すと喜びもひとしお😊…安定のルーティン👉真狩ジンパン🍞温泉蕎麦たかはし♨冷え切ったカラダはゲルマニウム原石入天然温泉でぬくぬく🚀セモリナ粉のパンはじめての体験💕オリーブオイルで焼い(コネ?)てるという🍞✨馴染むわ〜🥰寒いなかありがとうございました〜🙏✨ #オロフレ峠 #バケモノ山 #樹氷 #モンスター #ブーランジェリージン #BoulangerieJIN #セモリナ粉のパン #バターパン #温泉民宿たかはし #天ざるそば #低温冷風 #粉雪ラッセル #白水川 #看板犬シロ #オリーブオイル #美味しい #しわわせ #奥洞爺温泉 #カルルス山 #煌めく瞬間に捕われて #煌めきの丘 (ブーランジェリー ジン) https://www.instagram.com/p/Cn9dML5vFaZ/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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30 NOVEMBER , 2019 . spend afternoon typing on old typewriter for creating customer's invoices . FIVEではオンラインショップを始めた頃から、なので、思えばもう十数年以上前からずっと同じinvoiceを使っている。 古いスイスの測量図だかなんだかに 住所やメッセージを当て込んだもので、 それにタイプライターで明細や金額を打ち込む。 ガレージセールやアンティークではないものの場合、省略させてもらうことがあるけれど、もういい加減、印刷でいいんじゃないかと言われながらもしつこく。 久々のタイプライターは、リボンは乾いてカラカラだし、タイプは硬いし、重なるし、戻ってこないし、いうことを全然聞かない。 リボンを変えて、オイルをさし、タイプを繰り返して、手懐る。 薪がはぜる音と、タイプの音は似ている。 invoiceに領収書、スタンプ、DM、変更しなくてはならないところがたくさんあった。 すっかりそのままで申し訳ない! 久々のオンラインショップで、 知った名前があったりなかったり、 メッセージがあったりなかったり、 本当に有難く、ありがとうって思っています。 全て奥にしまって、たくさんありがとうって思っていますが、 返事遅いです!ものすごく。 申し訳ない! . . #fivefromtheground #antique #renovation #brocante #laketoya #hokkaido #アンティーク #古道具 #洞爺湖 #北海道#リノベーション#移住生活 (Lake Tōya) https://www.instagram.com/p/B5d9pELl4aJ/?igshid=l9npiuw243yz
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「消滅可能性」744自治体 人口戦略会議 239自治体が脱却 / 日本農業新聞
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20221008
雑記(カチカチ車・雉の羽・漫画・フットボールなど)
カチカチ車。またいらんもんを買ってしまった。
佐賀の郷土玩具らしいが既に廃絶してしまったという。カチカチとは杵島山(きしやま)地方でのカササギの呼び名でカチガラスともいうらしい。ハイダ族とか北米先住民の造形を思わせる。
隼人の盾の渦巻きの意匠を見た時にも思ったが色んなものがこの国に住む人々の感性の基底にはあるのだ。忘れとるだけで。
カササギといえば岩明均の『七夕の国』という漫画が好きで(カササギがモチーフとして出てくる)昔ネットでカササギの羽を九州の人から買った。
カササギは本来日本の鳥ではなく豊臣秀吉の唐入り(朝鮮出兵)の際、佐賀藩主の鍋島直茂がカチッというカササギの鳴き声に勝ち縁起を担いで持ち帰った説と自然飛来説があるらしい。関東圏だと長野で繁殖が確認されているみたいだが私の地元にはいないみたいだ。
そんで。
前回のカケスに続いて今度はオスの雉を拾った。一宮御坂のICの入り口んとこの道路の端で死んどったのだ。頭から血を流していたが体もまだ柔らかくて寝てるみたいだった。轢かれたばかりだったのかも。行く前に大きいビニール袋を二枚首尾よく車に入れておいたので今回も何か予感めいたものがあったような…いやねえわ。
その後色々回る用事があったのでスーパーで氷を買って冷やした。
雉固有の特徴なのか知らんが血が赤紫蘇みたいな鮮やかなピンク色をしていた。マゼンタみたいな色。羽毛の下からチラチラ見える耳の穴の感じがよくわからんが気持ち悪いというかなんか恐ろしい。ダムの吸水口に出来た水面の穴を見た感じだ。#poolcoreの亜種みたいな感覚か。
足の肉付きとか見てるとなんだかニワトリみたいで普通に食えそうな感じだった。畑に埋めたけど。
なぜか尾羽は4枚しかなかった。
鳥の羽が抜けた後どうやって生え変わるかずっと謎だったのだが、靴ひもの先っちょの硬い筒状のカバーみたいなのに包まれて生えてくる。プラスチックみたいでちょっと作り物みたい。
それにしても今年はいろんなモンに出くわす年だ。
話は変わって最近読んだ漫画。67歳の新人・ハン角斉短編集。
つげ義春、諸星大二郎、花輪和一、特に狂い始めた安倍慎一感があって個人的には好きだ。余談だが安倍慎一の『美代子阿佐ヶ谷気分』が”That Miyoko Asagaya Feeling”として英訳版が出ててアメリカの漫画賞(アイズナー賞)にノミネートされてたのを初めて知った。初期の安倍慎一の漫画に流れる空気の透明さみたいなものは普遍性をもつということか。
ハン角斉先生の漫画、黒ベタにホワイトの点々で星空を表現するのではなくビッチリ描いたグルグルの線で満天の星空を感じさせるのが妙に斬新だった。初見は違和感があるのだが後から立体視のような感覚になってくる。
著者本人が前書きで述べる通り画力という観点では一段、二段落ちるのかもしれないが、特筆すべきは女性の「目」の表現である。異様な迫力、色気。
陳腐すぎる表現だが目に魂がこもるとはこのことで(陳腐すぎる)慈非深い太母の眼差しであり、上位捕食者の目をうっかり覗き込んだかのような畏怖をも感じる。ピカソのマリー・テレーズの素描にも通じる女性の底知れなさ。
最終話の大ゴマの顔のアップに至っては目の前にその人がいるような錯覚を起こす。酩酊感がある。
目が合うだけで快楽物質のドーパミンが放出されるというが、そういや何年も前の『バイリンガルニュース』というpodcast番組の中で、二人で向かい合って目を凝視し合うと幻覚を見るという研究論文の記事を踏まえて出演者が試したところ、かなり早い段階で顔が歪んで見え出すと話していた。
もとい。
上から下へと流れ落ちる滝の水の向こうの崖壁に仄暗い洞窟が続いているかのように、絵の上手い下手という高低の向こうに奥行き、深さという領域がある。
「目」とは顔に開いた二つの暗い洞窟である。
自分で考えておいて何だか寺山修司の詩みたいなだなと思いながら読んだ。
人間の本質とは「目」にあるのではないか。
昼飯に作った帆立とシメジとレタスのクリームパスタ。
五年ぐらいブログ書いてて料理を載せたのもしかしたら初めてかも。知らんがな。
普段仕事で作るから当たり前すぎるのかもしれない。
しかしパスタほど腹持ちの悪い食いものって無いと思う。私だけだろうか。
そんで先日の深夜にレアル・ソシエダの久保選手の試合を見た。1G1Aの大活躍だった。
レアル・マドリードからレンタルされたマジョルカ一年目以降、ビジャレアル(スペインの森保ことエメリ率いる)ヘタフェ(暴力団)マジョルカ2年目(降格争い)と見てるこっちも泥をすするような日々だったが臥薪嘗胆の甲斐あってかここにきてDAZNに月に2千円払うイラつきというのか舌打ち具合、その打音の烈しさが若干収まってきた。
思えばラ・リーガのデビュー前。
マドリーのプレシーズンの時の久保選手のプレーの輝きとその時感じた可能性がどんどん色褪せて行くのが見てて苦しかったわけだ。リバプールでの最後のシーズンの南野といい報われないことに金を払うことの悲しみといったら無い。
もうすぐW杯。
え?W杯か早。
それにしたって2018年のロシアW杯からたった4年で、ロシアがあんなことになるとは誰が予想しただろうか。「ロストフの悲劇」と銘されるあのベルギー戦の試合会場のロストフという地名をウクライナ東部の戦況説明の地図で見た時の困惑といったらない。
日露戦争で負けてロシア革命、アフガン侵攻に失敗してソビエト崩壊。ロシアは一体どうなるんだろうか。プーチンのがまだマシだったみたいなのはほんと勘弁して欲しい。知らんだけでカディロフみたいなのが今か今かと雌伏の時を過ごしているのだろうか。
安倍さんの国葬のニュースをちらっと見てて、安倍さんの「ウラジーミル。君と僕は同じ未来を見ている。ウラジーミル、2人の力で駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか。」みたいな謎ポエムを思い出す。
安倍さん最後にウラジーミルをあっちに連れてってくんねえかな、おんなじ未来見てたんなら、とぼんやり思って見ていた。
それにしてもベラルーシのルカシェンコの狸爺具合というのかプーチン相手にのらりくらりやる老獪さ。怪人だ。
gangsta(@takeren8)何某とかいう日本人義勇兵のツイッター見てて、性欲が戦場で邪魔だからタマキン摘出してあるって言っててこの世の広大さを感じた。色んな人がいる。
もといサッカー。
日本代表どうだろか。
もはや我が日本は結局のところ監督を戴くことは叶わず、引率の先生であるとこの森保さんに戦術など期待したとこでこの4年間虚無感しか無かったのだが、ここまできたら選手たちには頑張って欲しいところ。
現代サッカーにアレア(運)だけの森保式パルプンテサッカーでどこまでいけるのか?に楽しみ方を変えるしかない。
自分が変わるしかないのだ。
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「虚無への供物」中井英夫 0081
序章
8被害者のリスト 01
久生が、亜利夫に氷沼家を観察していないといいます。
と、例を上げます。
なんと橙二郎は、緑系統の宝石の中でももっとも高価なエメラルドほしさに奥さんに12月に子供を産ませるといいます。 まあ、絶対ないとは言いませんがね。
しかも、爺やの吟作と橙二郎はなかが悪いのではといいます。
理由としては、お祖父さんの光太郎が初孫の蒼司さんをかわいがって、 爺やは下の弟の紅司さんを大事にしてきただろう。 その紅司さんと橙二郎さんの仲が悪そうだ。 それなら爺やは、紅司さんの方につくだろうことは、すぐにわかるというのである。
一つの例として、氷沼家の伝わるエメラルドをめぐっての対立という図式を上げています。
ここに上げたと言うことは、これは今回の事件とは関係なということでしょう。 のはずです。
し��も、久生は、「ちょっと、被害者のリストが足りない」といいます。 連続殺人が起こるということでしょうね。
ワクワクしてはいけないんでしょうがおもしろいですね。
さらに、久生は続けて「被害者のリスト」について説明してます。
氷沼家に生き残っている人間に被害者はいても加害者はいない。 ザ・ヒヌマ・マーダーは犯人がもうとうに死んだ人の中にいるのだ。 今生きている人は、全部被害者に予定されているにすぎない。 死んだ人がどんな方法で、生存者の誰を引きずり込むかが問題のポイントでそれこそが被害者側のリストだと。
とんでも発言ですね。 まさかこれが真相ということもないのでしょうが、 これから起こるであろう事件の犯人は、洞爺丸の事故とかでもうすでに亡くなっているのでしょうか? う〜ん。
八田皓吉や紅司さんとつきあっている与太者についても調べてほしいと、久生はいいます。 「被害者のリスト」に追加するかどうか判断するのでしょう。
ここで、亜利夫は、久生のフィアンセ牟礼田ことに話を向けます。
蒼司君と牟礼田俊夫は親しいのだが、久生のフィアンセということは知らなかったみたいですね。 頭がいいと評判で、現在、パリでラジオと新聞の仕事、しかも、欧州総局のお手伝いなんかもしているみたいです。
ここでいう“欧州総局”とは、新聞社のことでしょうね。
完全なサブキャラだろ思っていましたが、 牟礼田俊夫も今後何らかんの動きをするのでしょうか?
さて、久生は「八田皓吉」のこと、「与太者」のことをもっと調べてくれといいます。 死んだ人間のことは、久生が調べるといいます。 と、いいながら、一人を除いてすでに調べが済んでいるような言い方です。 その一人が、広島の原爆で死んだ朱美(あけみ)さんだそうです。
ただ、さすがに原爆で死んだ人物が今回の件に、関係があるとは思えません。
単なる興味という以外に、久生にはなにかあるんでしょうか? まあ、それも徐々に分かって来るのでしょう。
それからは、亜利夫の活躍です。 八田皓吉なる男について調べてきた。
女房に先立たれて再婚もしない独り身の四十がらみ、 弾むほどに肥っていて大阪弁で万事に如才ない立ち回り、 洞爺丸の事故以降、氷沼家が世慣れないので東京地区の遺族懇談会などにも進んで代理を努め、 そのうち氷沼家の番頭格におさまってしまった。
名前も違いますし、八田皓吉なる人物、親戚ではなようですね。
その日は、 橙二郎に期待通り緑司が生まれたので、見舞った報告にきて帰るところであった。 八田皓吉は、蒼司から紹介されると 光田姓から亜利夫の父のことを思い出し昔世話になったといい、 丁寧なあいさつをしたあと、そそくさと帰っていった。
亜利夫の父親が染料屋をやっていました。 場所は小舟町(こふなちょう)となっていますが、 日本橋小舟町(にほんばしこぶなちょう)のことでしょう。 濁らない言い方は、通称なんでしょうか?
ここで、 八田皓吉の現在の職業が不動産売買だとわかります、 しかも、売り家に自分が住みこんでいろいろ改装してから買主に引き渡すという外国風のやり方だそうです。 あまり詳しくありませんが、そんな不動産の売り方あるんですかね。
で、 八田皓吉の名刺の内容が書かれていますが、 住所や電話番号なんか書いてて、 この小説の発売当時は大丈夫だったんでしょうか?
亜利夫は父に確認します。 どうやら八田皓吉の話は嘘ではないようです。
久生は、 紅司が付き合っている与太者の正体がわかれば、被害者側のリストが揃うといいます。
面白いですね。
あくまで、被害者側のリストです。 犯人は、この中には含まれないということなんでしょうか?
しかも、事件が解決すると褒美をもらうホームズを真似て、 事件の解決に合わせて、 十日ほど旅行に行くといいます。
おいおい、事件も起きてないし、ましてや解決もしてないだろ。 って、突っ込みたくなりますね。
ところで、ホームズが何か一つ事件が終わるたびに “さあ服を着替えてアルバート・ホールへ行こう。今ならまだ第二幕に間に合うよ” と書かれています。 ホームズ物は、いくつか読んでいますが、たしかにそんな感じで終わっている小説もあったような。 また、今度読んで、これだ!って言いたいと思います。
つづき
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