#大森商店の日傘
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2024年9月6日金曜日
病院の待合室にて26
九月の水
朝/晴れ/パン/トラ/ミケ/CIAOちゅ〜る/身支度/ストレッチ/日焼け止め/お母さん/ミケ/お見送り/ちょっとひとりぼっち/軽自動車/高松空港/売店/山田屋のうどん/喫茶店/鶏のみぞれ唐揚げ定食/保安検査場/飛行機/飛行機から空港へのバス/羽田空港/東京モノレール/浜松町駅/大門駅/大江戸線/麻布十番駅/警察/迷子/護送車/ビジネスホテル/チェックイン/ズボンに汚れ/着替える/麻布十番駅/南北線/四ツ谷駅/中央線/よかったら座りますか?/大丈夫です/三鷹駅/折りたたみ傘/ビル/スペース/新千円札/友達/エル・デスペラードのTシャツ/烏龍茶/歌/ギター/ジャガー/コントラバス/ドラム/12弦ギター/鍵盤/本気/unrest/歌/ジャズマスター/フルート/EB/クラリネット/バスーン/ドラム/ソプラノサックス/鍵盤/二十年/DNA/アンサンブル/成立/ちょっとひとりぼっち/雨/三鷹駅/中央線/NHK-FM/アーマッド・ジャマル/四ツ谷駅/南北線/麻布十番駅/雷雨/消防車/ゴッサム・シティ/ローソン/ビジネスホテル/ネバネバそば/サラダ/シャワー/YouTuber/LGBTQ+/寛容/不寛容/差別/チャット欄/睡眠導入剤/ベッド/川岸が語る/九月の水/人生の約束/心の喜び/
朝/晴れ/納豆巻/サラダ/ストレッチ/身支度/麻布十番駅/南北線/四ツ谷駅/中央線/吉祥寺駅/友達/中華料理屋/味付き卵/春巻/豆苗炒め/青島ビール/ジャスミンティーみたいな味の烏龍茶/夏になると茄子を読む/吉祥寺って自転車乗ってると/パンケーキ/コーヒー/禁物/外/クィアたち/ボーイズ・テクスチャー/完成するまでの過程/短歌/フェスセット/Arcaかわいい/高速移動/免許/北海道とかにある標識とか何もない真っ直ぐな道/事故った時にヘラヘラしないこと/Aka/透明ドロップ/be master of life/300部/版元の人/権利関係をややこしくする人/探偵/トぶ人/仕事中に飲酒する人/仕事中に大麻吸う人(CBD的な合法的なやつかも)/吉祥寺駅/井の頭線/ミーのカー/どんなものでも君にかないやしない/渋谷駅/工事/利権/消費者に皺寄せ/日本すぎる/ログアウト・ボーナス/仕事辞めたひと前来て?/失恋したひと前来て?/プライベート・スーパースター/曲先?詞先?/浮いてる/代引/慣れろ、おちょくれ、踏み外せ/本屋/バッジ/生きる演技/ノット・ライク・ディス/翻訳/あなたがたに話す私はモンスター/講演/抗議/連帯/波打ちぎわのものを探しに/鍵/商品と私物のあわい/細かく話を聞いたら全然私物/アイスコーヒー/オレンジジュース/親切人間論/これってデザイン誰/祖父江慎/クッ…/元ネタ?/アイドルの部屋/アイドルヲタの部屋/天才/ヴァレリー 芸術と身体の哲学/引用/装置/どもる体/本屋の人しか開けられない下の棚/いいんですか?/……/本に写真がない/なくてもみんな分かるから/じゃがたらも?/ジョン・ケージ 著作選/ケージ - 通路 - デュシャン/誰もわかってくれない/でしょうね/ケージとキノコの写真/ケージかわいい/面白い人の誤解は面白い/つまんない人の誤解はつまんない/ナボコフ読んで蝶大丈夫になった/チェス・プロブレムはわからない/詰将棋も/どうぶつの森/気のせい/料理本を戦わせる/これがフリー素材の/鳴き声以外食べれる/ベケットは読まれていない(ゴドー以外)/お会計/ポッドキャスト/配送できますけど?/絶���お願いしたいんですけど/これも買っていいですか?/生きる演技/お支払い方法とか聞いた?/ベトナム料理屋/フォー/生春巻き/ロータスティー/今日はパクチーありません/どうして?/台風で/ショック療法/Over Drive/YUMEGIWA LAST BOY/ラズベリーB面説/後輩を集めて読書会/カラオケとか行かないと思った/どうして?/私が行かないから/犬いっぱい/月曜日お店休みかと思ったー/最近は開けてるんですよ/月曜日お店休みかと思ったー/あー最近は開けてるんですよ/谷/ビル/しゃぶったチンポの長さの合計フィート数vsエンパイア・ステート・ビル/警察近くて便利だったのに移転した/店が?/警察が/喫煙所/男根ロゴス中心主義/六本木駅/ちょっとひとりぼっち/六本木一丁目駅/南北線/麻布十番駅/ローソン/ビジネスホテル/シャワー/一番搾りロング缶/一番搾りロング缶/一番搾りロング缶/スーパーサンクス11800円/思いの丈をぶつける/ベッド/四時頃/睡眠導入剤/川岸が語る/九月の水/人生の約束/心の喜び/
(2日目の写真これだけ…)
朝/曇り/身支度/納豆巻/サラダ/チェックアウト/麻布十番駅/大江戸線/大門駅/浜松町駅/東京モノレール/各停/羽田空港/かけそば/ミニ天丼/東京ばな奈/ANA BAGGAGE DROP/あらゆる場所にアルコールが……/アカシアあるんや/展望デッキ/コーヒー/読書/保安検査場/空港から飛行機までのバス/三十分以上の待機/書類の不備により飛行機にご案内できません/飛行機から空港までのバス/ご案内の準備が整いました!/空港から飛行機までのバス/飛行機/予定より一時間ほど遅れての出発となりまして誠に…/高松空港/予定より二十分くらい早く着いたので結果四十分の遅延/荷物受け取りレーン/軽自動車/家/トラ/CIAOちゅ〜る/お茶漬/真鰯の焼いたん/揚げ出し豆腐/シャワー/睡眠導入剤/ベッド/川岸が語る/九月の水/人生の約束/心の喜び/
何もかも/記憶しておくことは/不可能だけれど/歌にしておけば/歌うたび���/思い出せるのかも/しれない/最後に一曲/作詞作曲/アントニオ・カルロス・ジョビン/歌/エリス・へジーナ/三月の水/
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2024年8月31日
新サカスタ周辺の基町アパート、試合日の観客「通り抜け禁止」続く 「緩和を」「時期尚早」賛否の声(中国新聞 9月1日)
観客が基町アパート方面(奥)に通り抜けないよう、周知する看板が立つ試合日のスタジアム周辺(11日)
8月で開業から半年となったエディオンピースウイング広島(広島市中区)。J1サンフレッチェ広島主催の試合がある日は、トラブルを避けるため、観戦に来た人が市営基町アパートのエリ��を通り抜けないよう、交通規制が敷かれている。エリア内の飲食店からは規制の緩和を望む声も上がるが、静かな住環境を保ちたいとの声も根強く、当面は規制が続きそうだ。
試合のあった8月11日、スタジアム周辺には「通り抜け禁止」の看板が立ち、警備員がファンを国道54号沿いに誘導していた。観戦に訪れた東区の飲食店経営溝田翔平さん(32)は「規制エリア内には人気の飲食店もあるのに、もったいない」とつぶやいた。
「サッカー談議で盛り上がれると期待していたのに残念」。食料品店を営む大森広明さん(74)の表情もさえない。店頭にサンフレグッズを飾り、チームカラーの紫をイメージした雑穀米のむすびを売るなど知恵を絞ってきただけに、人波が来ない現状を嘆く。
交通規制は、スタジアムを指定管理するサンフレが市や県警、地元自治会と協議の上、実施している。2月1日のスタジアム開業前に、自治会などから観客の騒ぎ声、ごみのぽい捨て、車の渋滞や違法駐車を懸念する声が上がったためだ。サンフレは主催試合のたびにスタッフや警備員など20人余りを動員し、観客を誘導。観戦に来た人の車の乗り入れも制限している。
サンフレには今のところ、スタジアムの歓声に関する住民からの苦情が試合ごとに数件届く程度で、エリア内で観客の絡む大きなトラブルはないという。エリア内に住む無職重松富男さん(68)は「警備が物々しい。ぽい捨てや大騒ぎがないなら観客に通ってもらってよいのでは」と話す。
基町ショッピングセンター(SC、約80店)の飲食店の一部にも、交通規制の見直しを求める声がある。「せめてメイン通りだけでも認めて、店に来られるようにしてほしい」などと望む。
一方で、「時期尚早」との声も根強くある。同SC役員でお好み焼き店を営む佐川深雪さん(58)は「常連客中心で、知らない人が来るのを好まない店もある。みんなが賛成でない以上、慌てずに長い目で意見をまとめていくのがいい」と話す。
そごう広島店、新たな姿は 新館閉館から1年 進む改装、仮設売り場目立つ1、2階に注目(中国新聞)
旧新館から広島店2階に移ったアクセサリー売り場
百貨店のそごう広島店(広島市中区)は31日、新館の閉館から1年になる。新館にあったテナントの移転を含め、来年春の完了を目指して改装を段階的に進めている。一方、隣のアクア広島センター街から引き継いで増床した1、2階��、仮設の売り場が目立ち、全体像はまだ見えない。大規模リニューアルの行方に買い物客の注目が集まる。
1階はフロアの半分程度が壁で囲まれ「改装工事中」と表示されている。7月以降、1階の革製品ブランドのコーチが2階へ移るなど、本格的な改装に入ったことがうかがえる。ただ、改装工事の終了時期は明らかになっていない。
そごう広島店は地下2階~地上10階から成る。この1年、2階の婦人服が4階に移り、地下1階に新しい洋菓子ブランドが加わった。外商顧客のVIPルームは2階に2カ所目ができた。旧新館からのアクセサリー店などのテナント移転を含め、1、2階を除きリニューアルはほぼ終えた。
今後は仮設売り場の行方に注目が集まる。そごうの売り場の一部となったアクア1、2階部分も改装の途中。化粧品など仮設の店が入る他は、季節商品の販売や書道関連の展示など一時的な利用にとどまる。地場百貨店のある幹部は「改装には多額の投資が必要。どんな店にするのか、構成を見極めている状況では���いか」とみる。
運営するそごう・西武(東京)は昨年9月、米投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループの傘下に入った。今年6月、旗艦店の西武池袋本店(同)のリニューアル構想を発表。高級ブランドや化粧品、食品を強化し、子ども服や家庭用品は縮小する。この方針を広島店などにも広げる考えだ。
買い物客は広島店の改装に関心を寄せる。東区の自営業女性(47)は「40~50代に合う服や靴が少なく、最近は地下の食品売り場でしか買い物をしなくなった。時間をかけてでも、非日常感を感じられる売り場にしてほしい」と求める。
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2024.8.7 wed.
仕事の日より早起き、たまちゃんと待ち合わせてバスで淡路島へ。バカンス的な服装を目指したら探検隊みたいになってしまった。リボンの垂れた帽子に、ノースリーブのサマーニットに、黒いハーフパンツ、半端な長さの靴下、スポックシューズ。探検隊は革靴は履かないか。たまちゃんは買ったばかりだというアーレムのメガネに素敵な日傘と黒いエプロンワンピースで、二人ともしっかり浮かれた夏の装いだった。日傘、いいなとおもっていたら大森商店というセミオーダーの傘屋さんのものだと教えてくれた。よいものを惜しみなく共有してくれるところ、たまちゃんのすきなところの一つ。
おやつを食べたりうとうとしていたらあっという間に到着。なるべく日向を避けながらタンバリンへ。前回のnakayaでケーキをいただいてから行きたいとおもっていたのだった。15時にはごはんなので控えなくては、と散々言っていたのにショーケースを前にしたふたりにそんな理性はなく、はっと気がつくとゴールドバレルのパフェふたつとブルーベリーのタルト、桃のミルクレープに水出しハーブティ、持ち帰りのドーナツまで頼んでいた(たまちゃんはのちに寄ったイオンモールにこのドーナツを忘れてきた)。ケーキもとてもおいしかったがなによりもパフェ、すばらしかった��人生でいちばんおいしいパフェかもしれない。さわやかなパイナップル、バナナそのもののようなバナナのアイス、ぽってりしているけれど甘くないたっぷりの生クリーム、その下にはしゃりしゃりとした爽やかな風味のグラニテ、なんとうれしい白玉、そして底のほうにいるカスタードのようでそうでない卵っぽいクリーム。思い出しながらももう食べたい。
お腹はしっかりいっぱいになり、なんなら冷えたせいもあってかだんだん痛くなってくる始末。暑さをしのぐために寄ったイオンモールでなんとか調子を取り戻そうとするもダメで、料理の序盤がつらかった。
また炎天下のなかよろよろと移動し、nakayaに到着。かこさんも遅れてやってくる。挨拶もそこそこに早速お刺身の盛り合わせ、今回は赤うにがメイン!おおぶりですごかった。それから黄あじ、あおむつ、アコウ、あわび、鱧の肝。どれもおいしいし、全員が飽きるまで食べられるぐらいたくさんのっているのがうれしい。
ワタリガニとみょうが、もずくの酢のもの。かもじゃこのフリットに青唐辛子や発酵レモン、大根おろしなどをあえたソース。これがいちばんおいしかった!あとからタコの天ぷら。えごまのしゅうまいふう。牛のグリルときゅうりととうもろこしとえごまのわさびサラダ。いつもの出汁の茄子と、かこさんが手土産にしていたネクタリンをあわせたもの。これもふしぎな組み合わせなのに妙においしかった。鱧と淡路の玉ねぎの椀物。伝助にグリュイエールチーズをのせてグリルしたものと白瓜の酢のもの。マナガツオのソテー、モロヘイヤとオクラのソース。えごまもすこし入ってる?と言ったらなかやさんにえらく褒められてうれしい。最後にエスニックなつけだれの素麺!書きながら笑ってしまうぐらいの量出ている。これとワイン2本で2万1000円。どうなっているのかよくわからない。最後のほうはもう苦しみながら食べたけれど、それでもひとつひとつを思い返すとおいしかったなあとおもうのですごい。
帰りもバスに乗った。たまちゃんは爆睡したあとにわたしが分けたドーナツをむしゃむしゃ食べていた。わんぱく。日光のせいで腕に蕁麻疹が出てしまい痒い。帰ってすぐにシャワーをして寝た。
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2023年3月19日
渋谷のアクセサリー店強盗容疑、19歳を逮捕 三重の警察署に出頭:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASR3M3VCZR3MUTIL00L.html
花粉症の時期、いつからいつまで? 地域別花粉カレンダー https://brand.taisho.co.jp/allerlab/kafun/001/
松本人志 「ワイドナショー」卒業発表 1カ月半ぶり登場 19日放送分がラスト出演― スポニチ Sponichi Annex 芸能 https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/03/19/kiji/20230319s00041000208000c.html
卒業式の夜にはしご酒、代行呼んだが…中学教諭を酒気帯び運転で検挙:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASR3M224JR3LUZHB001.html
やよい軒が“ロボ化”してまで死守した「ご飯おかわり自由」:朝食メニューは370円から(1/2 ページ) - ITmedia ビジネスオンライン https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2303/19/news027.html
NHK、広報アカウントの番組紹介ツイートめぐり謝罪 「誤解を招く表現があった」(1/2 ページ) - ねとらぼ https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2303/18/news073.html
ジブリパーク「ベビーカー&傘持ち込み禁止」が話題 一体なぜ?運営会社が回答「事故を防ぐため」: J-CAST ニュース【全文表示】 https://www.j-cast.com/2023/03/14457807.html?p=all ジブリパーク、ベビーカー禁止が波紋…ディズニーランドやUSJでは様々な工夫 https://biz-journal.jp/2023/03/post_336470.html
悪役レスラーが保護猫を育てた結果…… すさまじいデレデレっぷりとギャップが165万回再生を突破 - ねとらぼ https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2303/14/news128.html
鈴木福、新MC就任でガチャピン・ムックと再会「また3人そろうのはうれしい!」<ガチャムク> | WEBザテレビジョン https://thetv.jp/news/detail/1129544/
精密機器大手Canon なぜキャノンではなくキヤノンなのか? 間違いやすい社名の由来を担当者に聞いた|まいどなニュース https://maidonanews.jp/article/14861450
飲食店ユニオンさん「【スシローでストライキ】 明日から3月19日までの3日間、東京、埼玉、宮城で、「スシロー」の非正規労働者が賃上げストライキを決行します! 物価高騰が続いていること、また店舗の業務がかなり忙しく過密になっていることから、「10%以上の時給の引き上げ」を要求しています。」 https://twitter.com/Uni_Restaurant/status/1636267365431382016
森且行、4・6レース復帰へ「ぜひレース場に足を運んで応援して」 落車の大けがから2年3か月ぶり : スポーツ報知 https://hochi.news/articles/20230317-OHT1T51239.html
LARMEさん「LARME10周年企画では、日本のファッションシーンや音楽、漫画、建築など様々なジャンルを代表する方々に素敵なメッセージをいただきました❤️誠にありがとうございます🫶 #HYDE (L'Arc-en-Ciel/VAMPS/THE LAST ROCKSTARS) #藤原ヒロシ(音楽プロデューサー/デザイナー)… https://t.co/FMm1K81nXc」 https://twitter.com/larmemagazine/status/1636691061719592960
アルルカン 來堵さん「本日、私に関する報道に誤りが��りました。 事実に反する箇所の修正を受け入れてもらいました事をご報告させていただきます。 詳しくはオフィシャルサイトよりご確認お願い致します。 応援していただいている皆様、関係者の皆様には度重なるご心配、ご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。」 https://twitter.com/arlequin_kuruto/status/1636700430632882177
びじゅなび | <インタビュー>【deadman】3月20日より東名阪クアトロサーキット<deadman 2023 tour 「Rabid dog walking a tightrope」>開催。会場限定で先行発売される新作アルバムと無料配布音源を、先取り解剖。 https://www.visunavi.com/news/450123/
佐藤-YoSuKe-陽介さん「LIVE会場に来ていただいている皆様。いつ来れなくなってしまうかも判らない昨今です。いつでも出来る限りの状態をお届けする様に心掛けております。複数出演者がいて、目当てが我々でなかったとしても見ていただけるのはとても嬉しいのです。だから、あの空間にいた方全てにありがとう、そう思います。 https://t.co/gdmRvid1IO」https://twitter.com/Bass_YoSuKe/status/1636585801852289026
美月 -Mizuki-さん「Sadie 18th ANNIVERSARY!! #Sadie #サディ #18thANNIVERSARY https://t.co/sskSfODmAq」https://twitter.com/mzk__18/status/1636746147476951041
RAZOR 剣さん「18年だね。皆を待たせてしまっているのでおめでとうって言えるのか難しいところだけど、 18年前の今日があったら、今日の俺たちがあるんだよな。 そういえば、お立ち台を見たんだよこないだThe THIRTEENの。 Sadieの頃使っていたそれそのもの。 赤いお立ち台。いつか集まれる日がきますように。」https://twitter.com/tsurugi_brain/status/1636750882288316416
【Phobia】 KISUIさん「KISUI個人通販サイトを開設しました 気分で商品を更新していきます Phobiaの通販サイトからもリンクしてありますので 宜しくお願い致します https://t.co/18EsSYgnUU」https://twitter.com/KISUIxxx/status/1636770787939037184
猟牙【RAZOR】新宿野郎さん「そうだ、ASAGIさんから差し入れでドーナツをいただいたんですが、素敵なメッセージも添えてあって。 かわいすぎるな…。 凄く素敵な方ですよね。 そら最後のセッションでASAGIさんにハート飛ばしちゃいますよね本当にごめんなさい。 ありがとうございました! https://t.co/OaPFm577ux」https://twitter.com/Ryoga_britannia/status/1636754433773285376
真緒さん「Sadie結成18年。ありがとうございます。 #Sadie #サディ https://t.co/H9A9wpFmRW」https://twitter.com/mao_Sadie/status/1636744260212117504
ASAGI Official Accountさん「Mad Tea Party Vol.36ありがとうございました!GOTCHAROCKA、摩天楼オペラ、RAZORも最高でした!メンバーもファンもみんなありがとう!本日初披露の「REVENANT」〜黒夜現の章〜、〜白昼夢の章〜は4.18発売、通販予約受付は本日24時から!! https://t.co/zPt9nGcCTy」https://twitter.com/ASAGI_SOLO/status/1636724954803888128
映画『BLUE GIANT』公式アカウント|大ヒット上映中!さん「■──────────■ 映画 #BLUEGIANT #アツい感想 コメントご紹介🎷 ■──────────■ アーティストの #吉田美和 さんから コメントが到着!🎵 #ブルージャイアント #DREAMS_COME_TRUE #ドリカム https://t.co/STozRrm2Ic」https://twitter.com/bluegiant_movie/status/1636706449257795584
葉月/HAZUKIさん「今度こそ売れるしかない運命(さだめ)」https://twitter.com/hazuki_lynch/status/1636705797257445376
ヒィロ☺︎キレイのサポート 小顔&痩身『DearLily』エステティシャンさん「ν[NEU]の7/1公演について。今年は昨年と違い800人フルキャパでおこなうので、『キャパの半分である400人を無料チケット、もう半分を有料チケット』として出す事にしました。無料チケは当日並んだ順番なので、会場が定員になり次第、配布終了となります。良かったら是非お友達を誘って遊びに来てね…! https://t.co/YseyUXdV7v」https://twitter.com/neu_hixro/status/1636701347449020416
Junさん「7月28日(金) Gargoyleでベース弾きます 熱い夏になりそう( ᐛ ) https://t.co/QoPuoOIyi6」https://twitter.com/Jun_VDC/status/1636578260342702081
SHUN. TMH4N'S/OFIAMさん「右下いいなぁ、、、、 マジでちょっと欲しいわw」https://twitter.com/SHUNNUSH/status/1636679527165472768
KENTAROさん「今日はMRIの為に病院へ。 人生2回目のMRI…前回は人間ドックの時に撮ったんだけど、爆睡してて一瞬で終わった笑 今日も楽勝だろうと思ってたら音もうるさいし、腕も痺れてるから寝るどころじゃなかった…よくあんな中で寝れたな笑 そんなこんなで明日&明後日はDAIDA LAIDA春ツアーファイナル! https://t.co/WmL9ahQxFw」https://twitter.com/rockentaroll/status/1636650277175693313
石月 努さん「SHUN.さんの誕プレ探してるんだが @SHUNNUSH https://t.co/IEnQrid3Fi」https://twitter.com/ishizukitsutomu/status/1636584195731619840
HADES -ヘイディーズ-🔥NEXT LIVE🔥 4/15➤目黒ライブステーションさん「✨- ̗̀📣MV公開中‼✨ 【 BRING IT ON!!! 】 📺 https://t.co/6LjqddvQJU👆 4/28発売のミニ・アルバム 『BRINGS』からの先行シングル‼‼ HADESとしての1stクリップ🤩 各ショップ/ウェブショップでCD予約もスタートしましたーっ‼‼ しっかりチェックしてー👀👀✨ #HADES #拡散希望」https://twitter.com/HADESRockGB/status/1637201770941218817
++ダウト幸樹++さん「こちらホワイトデー企画として3月14日限定と思ってる君へ ひとまず無期限なんで、ご利益幸樹心札、貼られにDMしてみなっ👍」https://twitter.com/kouki_bandman/status/1636280403756720128
桜井青さん「こちらの配布音源 片方は大決定 バイク乗ってたら降りて来た✨ 絶対に今出さないといけない曲 銀河鉄道の夜を紐解くのに必要な曲になってます 乞うご期待✨ さーてもう1曲🤔」https://twitter.com/ao_sakurai/status/1637037489910345728
cali≠gari_officialさん「【cali≠gari TOUR16 特典に関して】 cali≠gari TOUR16 (6/28新宿夜公演及び、8/27札幌含む)に ご来場のお客様全員にご当地ポストカードプレゼント! さらに、このポストカードを2公演分集めたお客様には 会場で「音源CD(A ver. or B https://t.co/QEL3jwUr5v… https://t.co/YbBGXaQgWC」https://twitter.com/caligari_offici/status/1637019576075685889
Rameさん「メンバーとスタッフさんの後押しで…いやゴリ押しで、、久しぶりの… しかし何年振りだろう😅 お祝いしていただけることになりました🙏恐縮です。 とは言えお祝いしてもらえるのは嬉しいです。どうぞよろしくお願いします😃」https://twitter.com/GLK_Rame/status/1637081907526787073
池袋RED-Zone ANERISさん「【3/19(日)、21日(火・祝)空きがでました】 池袋で何かしませんか?大チャンスです! イベントキャンセルにより「土日祝」の 空き日程が出ました・・・。 土日祝だけど人には言えないような 緊急特別価格にてご提供します!! ライブ、イベント、オフ会、撮影など、今すぐお問い合わせください! https://t.co/FgvAeMgqhU」https://twitter.com/rz_aneris/status/1636671694709616641
DOG inThePWO メイ໒꒱さん「ミケバンドの映像観てたら自然と涙出てた 出演者のみんなと、来てくれたみんなと、本当に夢の中のようだった 緩さん公佑がっくん。 そして…ミケがすごく心に響く言葉をくれました。 ライブ前に『大丈夫、任せて👌🏻』って言ってくれたミケは、やっぱりおれたちの大切な兄弟なんだなって思いました。 https://t.co/2LnPW7Ud7k」https://twitter.com/mei_crown313/status/1636770419905802241
SEXX GEORGEさん「まだ終わらない?Hyaku-G旅 2日目、柏04 ありがとうございました🥰 なんでこんなにも楽しいんだろう?? お客さんに感謝です😭❤️ そして無事今夜の宿に到着 ゆっくりします🥱 明日は3日目 岐阜羽島MAGIC ISLAND 夜露詩紅ψ(`∇´)ψ🔥 See ya, tomorrow🥴 https://t.co/drnX4jumzT」https://twitter.com/abikoshinonkai/status/1637139606620733441
なくらくらずむ ☪︎さん「【1日1プラ】(2プラ目) 黒い傘 https://t.co/DOJgdesu1h」https://twitter.com/hang_hung_hung/status/1424600116871106563
なくらくらずむ ☪︎さん「そちらはいちにち、冷たい雨だったみたいですね。」https://twitter.com/hang_hung_hung/status/1637051229024194561
KINGRYOさん「おはようございます 2023.3.19(日)am10:32 本日は柏パルーザでKING👑✨ 皆様よろしくどうぞ🦁🔥 https://t.co/qsnimHzLww」https://twitter.com/kingryoworld/status/1637265643371384833
金髪豚野郎K助(偽殿下)さん「昨日ライブやったけど 今日は午前中から魔物リハ (°_°) https://t.co/u86ZmguiGu」https://twitter.com/goldenpigdrumer/status/1637264720418988032
UNCLOCK LOVER 頼田陵介さん「おはようございます❗️ 本日は早朝から外出🙋♀️ いい天気すね✨ 明後日は川崎Serbian Night ベーシストに参田ーさん@thunder1021 (ex. STRAY DOG COMPANY)を迎えてのLive❗️ こないだのLiveで初披露したbring it onもセトリに組み込んでおります✌️ よろしくお願いします✨ 本日も皆さま良き日を🙆♀️ https://t.co/kgjh1D8wuk」https://twitter.com/yorita_ryosuke/status/1637284527575023617
馨🌻KAORUさん「常松さん作曲、堂島さんとのMVをタイアップしていただいたLBS@MUSICの方々も頑張っていて元気づけられます🚒 今日は力強い日になりました。」https://twitter.com/KAORU_MamMalian/status/1637097002919137280
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\延長決定/ イベント中止に伴い、KIKIRUさんとこの日傘展を延長していただきました! 木曜からはmärchも復活です。 が、今の状況を重く受け止め、しばらく喫茶部はテイクアウトのみといたします。 #Repost @kikiru_okinawa with @make_repost ・・・ * 本日もご来店頂きありがとうございました😊 ストーリーズでもチラッとご案内をしていますが、『大森商店の日傘展』本日までの予定でしたが、7/19(日)まで会期を延長致します♫ ・ 沖縄では初めましての大森商店さん @ohmori3 。 日差しの強い時期が長い沖縄には欠かせない日傘。職人さんが一つ一つ手作りで製作されており、長くご使用頂きたい作品ばかりです。 毎日のお出掛けのお供にはもちろん、西日輝く夕暮れ時のお散歩にもぴったりの日傘を揃えています😌 ・ 小ぶりなサイズの日傘はバッグにも入るので、うっかり忘れちゃった!も少なくなりますよ♫ ぜひお越し下さいね😊 ・ ・ ・ ============== 「大森商店の日傘展」 2020.7.9(thu)-7.19(sun) 水曜定休日 in march @march_okinawa space leaf ============== #kikiru #沖縄セレクトショップ #那覇セレクトショップ #okinawaselectshop #大森商店 #大森商店の日傘 #日傘 #UVカット加工 #松野屋 #松野屋カゴバック再入荷 #alaris #universaltissu #tissu #yuni #iki #aーna #stastnysu #kelen #thefactory #atelierdantan #dantan #moematsuda #大人ナチュラル #ナチュラルファッション #夏のお出かけ #夏の日傘 #グリーンも販売します (Lifestyle & green märch) https://www.instagram.com/p/CCoJBOtDPE3/?igshid=1cowky1kigw5u
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ダ-ティ・松本 不健全マンガ家歴30年[-α]史 ●はじめに この文章は同人誌「FUCK OFF!7」において書かれたものをベースにして逐次増補改定を加えていき、いずれ歴史の証言として、[というほど大袈裟なものでは無いが…]一冊の本にまとめたいという意図のもと、近年どんどん脳が劣化していくダ-松の覚え書きとしても使用の予定。事実関係は間違いに気付き次第 訂正。同人誌発表時のものも今回自粛配慮して、実名、エピソード等を削除した箇所有り。有り難い事に某出版社よりすでに出版打診があったがまだまだその時期ではない、マンガを描く事が苦痛になったら活字の方も気分転換にいいかも…。 /*マークは今後書き加える予定のメモと心得たし。 ●前史/修行時代・1970 さいとうプロの短くて濃い日々…… 1968年に上京。数カ月後東京は戦場に。熱い季節の始まりだった。 2年後親元を飛び出し友人のアパートに転がり込む。場所は渋谷から井の頭線で駒場東大駅下車、徒歩5分。地図で見ると現在の駒場公園あたり。昼間でも裸電球を付けなければ真っ暗という馬小屋のような部屋。数メートル先には当時の建設大臣の豪邸が…。前を通りかかるだびに警備のおまわりがじろり。 いつまでも友人に迷惑もかけられないのでとりあえずアシスタントでも…と手元にあったマンガ誌をひっくり返し募集を探す。幸いさいとうプロと横山まさみち氏のところでアシ募集があり両方応募。どっちか一つ通れば…と思っていたら何と両方受かってしまい、双方に条件を聞く。当時高円寺 のアパート、風呂無し4畳半の部屋で相場12000円の時代。前者一ケ月の給料10000円、後者20000円との事。給料の方がボロアパートの家賃より安いとは…!どう考えても前者は食う方法がないと判断し、後者さいとうプロへ入社。 ここに居たのはたったの半年に過ぎないけれど今思えばこれだけで本が一冊描ける位の濃い半年だった。しかしこのあと2X年分も書かねば��らないことを思えば今回はいくつかのエピソードを書くだけに留めよう。 ダー松が入った時は小池一夫氏[クビ?]、神田たけ志氏や神江里見氏、きしもとのり氏[現・松文館社長]等と入れ替わりの時で、きし氏の女遊びの凄さと神江氏の絵のうまさは伝説になっていた。現在「亀有」「ゴルゴ」が歴代単行本の巻数の多いベスト1、2位だが[ともに100巻を越えた]、3位は神江氏の「弐十手物語」[70巻以上]だという事は知ってる人は少ないだろう。 当時の制作部は、さいとうたかを[以下ゴリ]をトップに石川班[ゴルゴ13、影狩り]、甲良班[バロム1]、竹本班[シュガー、どぶ等]の3つに分かれ、それぞれのキャップにサブ・チーフが一人づついて、ヒラが2~6人いるというシステムで総16名。独立し現在も活躍中の叶精作、小山ゆう、やまさき拓味の3名がそれぞれの班のサブ・チーフ。ダー松は石川班で左右1メートル以内に叶氏とゴリにはさまれ、のんびり出来ない状態で、はなはだ窮屈。叶氏はほとんどマンガ家になりたいとも思った事のなかった人で、設計事務所みたいなところで図面を引いていた人がなぜマンガプロダクションに来たのか不思議だった。格別マンガ好きというわけでもなかったせいか現在まで全ての作品が原作もので、オリジナルは一本もないのはそのせい?祭りなどの人がうじゃうじゃ出てくる群集場面が得意。 やまさき氏は大の競馬好き、現在競馬マンガを多く描くのは当時からの趣味が生きたというべきか。もう一つの趣味である風俗についてはここでは書くのは差し控えよう。小山氏は後日ここの事務の女性と結婚するが、当時はつき合っているとは誰も知らず、スタッフの一人がやめる時その女性に交際を申し込んだら、茶店に呼び出されて小山氏からと凄まれたと聞いたが嘘か本当かは不明。 ここでの生活は新入り[ダー松を含めて3名]は朝の9時前に会社に行き、タイムカードを押し、前日のごみをひとまとめして外に出し、トイレ掃除をして、16人分のお茶を2Fで入れて制作部のある3Fへの狭い階段をふらふら昇り、机ごとに置いて歩き、終れば、一息ついて買っておいたパンと牛乳を3分で食べて、やっとそれから仕事。しかし新入りの3名の内1人折茂は常に遅刻なのでいつも佐藤と2人でやっていた。佐藤も遅れる時はダー松1人で。辞めてから10年位、16人分のお茶を持って階段をふらふら歩きお盆をひっくり返す夢をよく見たものだが、実際ひっくり返したのは折茂と佐藤の2人で、よく茶碗を割っていた。 たまには夕方6時には帰れるが、普通は夜10時までで、アパートに帰って銭湯に行けばもう明日にそなえて寝る時刻、このくり返しの日々。週1日は徹夜で明け方に帰り、その時は当日の昼12時出勤。休日は日曜日のみで忙しい時はそれも取り消し。つまり休みは月3日。[これで給料2万円!]そんな日々の繰り返し。 夕方までは皆和気あいあいと仕事していたが、ゴリが夕方6時頃に「おはようさん」と現れると、全員無駄口がたたけなくなり、仕事場はシーンと静まり返り、以下その日が終わるまでは疲れる時間がただひたすら流れるのみ。 当時石川班は「ゴルゴ13」と「影狩り」を描いていたがゴリは主人公の顔と擬音のみ。マジックで最後に入れる擬音はさすがに入れる位置がうまいと感心。ゴルゴの顔はアルバムに大小取り混ぜてコピーがとってあり、忙しい時は叶氏がピンセットで身体に合わせて「これが合うかな~」といった感じで貼り付けていた。 その頃すでに「ゴルゴ」は近々終わると噂されていたが、現在もまだ続いているとは感嘆ものだ。 ゴリと石川氏が「ゴルゴ」の最終回の終わり方を話しているのを聞いたら、何ともつまらない終わり方。しかしあれから20年以上も経つ事だし、きっともっといい終わり方を考えてあるだろうなと思っていたら、先日TVで本人が最初から考えてある終わり方だと言うのを聞き、がっくり。企業秘密だろうから書かないが、作品の最初の方に伏線が数度出ているのでわかる人にはすぐわかる筈。 辞めた小池一夫氏とさいとうプロに何があったかは知らないが、漏れ聞く話では結構もめ事があったみたいだ。 「子連れ狼」で「ゴルゴ13」と同じ設定の回があった時、「小池のガキャー訴えたるー!」とゴリが吠えていたものだが、結局たち消え。さいとうプロ作品で脚本を書いた本人が辞めた後、他の作品で同趣向の作品を書いても著作権は脚本を書いた原作者のものだと思うがどんなものだろう。その回のタイトルは忘れたが、ある場所に居合わせた人々が武器を持った集団の人質となり、その中に素人だと思われていた主人公、実は殺しのプロフェッショナルがいて、次々とその集団を殺していく、といったプロットで、ミッキー・スピレーンの短編に同じような作品があり、本当に訴えていたら恥をかいたと思うが・・・。 そういえば事務の方には山本又一郎という男がいたが、後年映画プロデューサーとして 「ベル薔薇」や「太陽を盗んだ男」等を創る事になるが、この野郎が生意気な男で当時皆に対して10歳は年上、といった感じの振る舞いだったが後日俺と一つしか年が離れてなかった事を知り、そんな若造だったとは、と皆��ったものだ。以来奴の事を「マタさん」から「クソマタ」と呼ぶようになる。 さて半年後に先輩たちが積もり積もった不満を爆発させる反乱事件が勃発し、2年は居るつもりでいたここでの生活も、辞めるか残るかの選択を迫られる。残ればさいとうプロの現体制を認める事となるので、ダー松も退社。 しかし反乱グループとは別行動をとって一人だけの肉体労働のアルバイター生活へ突入。超ヘビーな労働の製氷工場、人使いの荒い印刷所、命綱もない高所の足場で働く建設現場等々。トラックの助手をしていた時は運ちゃんが「本宮ひろしって知ってるか?うちの息子の友達でさぁ、昔、おっちゃんメシ食わしてくれーなんて言ってきたもんだが、今は偉くなっちゃってさー、自分のビル建てたらしいよ。赤木圭一郎みたいにいい男なんだ。」とうれしそうに話してくれたが、運ちゃんには悪いがそいつは今も昔も一番嫌いなマンガ家なんだ。あの権力志向はどうにかならんか。天下を取る話ばかりだもんなぁ。 ところで後日、単行本の解説で高取英が「さいとうたかをのヤローぶっ殺してやる!」とダー松が言ったなどと書いているが、小生はそんな危ない事言った覚えはないのでここできっちり訂正しておきます。 「会社に火ィつけてやる!」位は言ったかも・・・[嘘] 。 悪口は言っても別に怨みなど無い。ところでアシスタントとしてのダー松は無遅刻、無欠勤以外は無能なアシだったと反省しきり。理想的なアシスタントとはどんなものか、それはまた別の機会に。 *入社試験はどんな事を? *さいとうプロには当時ほとんどろくな資料は無かった? *ハイジャックの回の飛行機内部の絵は、映画「大空港」を社内カメラマンが映画館で写してきたものをもとに描く。 *当時のトーンは印刷が裏面にしてあり上からカッターでけずったり出来ない。 *トーンの種類は網トーンが数種、それ以外はほんの3、4種類位しかなかった。 *仕事中のB.G.M.はアシの一人が加山雄三ばかりかけるので大ひんしゅく。好評だったのは広沢虎造の浪曲「次郎長三国志」、初代桂春団次の落語。眠気もふっとぶ位笑えた。 ダ-松が岡林信康の「見る前に跳べ」をかけてるとゴリは���何じゃー!この歌は!」と怒る。名曲「私たちの望むものは」はこの男には理解不能。 ●1 9 7 1 ~ 1 9 7 4 持 ち 込 み & 実 話 雑 誌 時 代 当時は青年劇画誌全盛時代で、もともと望月三起也氏や園田光慶氏のファンで活劇志向が強く、 主にアクションもののマンガを描いて持ち込みに行っていた。今のようにマンガ雑誌が溢れかえって、山のようにマンガ出版社がある時代ではなく、数社廻るともう行くところがない、という状態で大手では「ビッグコミック」があっただけで 「モーニング」も「スピリッツ」も「ヤン・ジャン」も当然まだない。テーマを盛り込んだ作品を持って行くと編集から「君ィ、うちは商売でやっているんだからねぇ」と言われ、アクションに徹した作品を持って行くと「君ぃ、ただおもしろいだけじゃあねぇ」と言われ 「おい、おっさん!どっちなんだ?」とむかつく事多し。この辺の事は山のように書く事があるが、有りすぎるのでパス。 *そのうち書く事にする。 ただ金属バットで頭をカチ割って脳みそをぶちまけてやりたいような奴が何人もいたのは事実。今年[’97]「モーニング」に持ち込みに行って、断られた奴が何万回もいやがらせの電話をかけて逮捕された事件があったが、そのうちトカレフを持って殴り込みに行く奴が出てくるとおもしろい。出版社も武装して大銃撃戦だぁ!などと馬鹿な事書いてどうする!とにかく持ち込みにはいい思い出が何もない。そんな中、数本だけ載った作品は渡哲也の映画「無頼」シリーズの人斬り五郎みたいな主人公がドスで斬り合う現代やくざもの[この頃の渡哲也は最高!]、ドン・シーゲルの「殺人者たち」みたいな二人組の殺し屋を主人公にした『汚れたジャングル』、陽水の「傘がない」が好きだという編集さんの出したテーマで車泥棒とブラックパンサーの闘士とのロード・ムービー風『グッバイ・ブラザー』、拳銃セールスマンを主人公にした『ザ・セールスマン』、等々10本ちょい位。 さてその頃並行してまだエロマンガ専門誌といえるようなものがなかったような時代で、実話雑誌という写真と記事ページからなる雑誌に4~10ページ位を雑誌の味付けとして描かせてもらう。当時、お手本になるようなエロマンガなど皆無で、エロ写真雑誌を古本屋で買ってきてからみのポーズを模写。マンガで裸を描く事はほとんど初めてで、これがなかなか難しいのだがエロシーンを描くのは結構楽しい。当時出版社に原稿持って行き帰りにグラフ誌をどっともらって帰るのが楽しみだった。SM雑誌の写真ページも参考になる。なお当時のペンネームは編集部が適当につけた池田達彦、上高地源太[この名前はいけてます。また使いたい]等。その数年後、逆にマンガが主で記事が味付けというエロマンガ誌が続々と創刊される。 *さいとうプロをやめたあと編集や知人に頼まれて数人のマンガ家の所へ手伝いに行く。秋田書店「漫画ホット���で『ジェノサイド』を連載中の峰岸とおる氏の所へ行き、仕事が終わったあとまだ売れてない頃の榊まさる氏も交え酒を飲む/川崎のぼる大先生のところへ数日だけ/3000円たこ部屋/小山ゆうオリオンププロ *当時のアルバイトは記憶によると時給150~200円位/大日本印刷市ヶ谷駐屯地/坂/ *一食100円/どんなに貧しい漫画家もみかん箱の上で書くやつはいない/TV萩原サムデイ *ろくでなし編集者 ●1 9 7 5 ~ エ ロ マ ン ガ 誌 時 代 に 突 入 実話誌は意外とエロは抑え目で描くように口すっぱく言われていたのだが、以前活劇っぽい作品を描かせてもらってたが潰れてしまった出版社にいた児島さんが編集する「漫画ダイナマイト」で打合せも何にもなしに好きに描かせてもらい、ここでエロマンガ家としての才能[?]が開花する。描いてて実に楽しく眠る時間がもったいない位で、人に睡眠時間が必要な事を恨んだ程。出来る事なら一日中休まず描いていたい気分で完全にはまってしまう。 初の連載作品「屠殺人シリーズ」はこの頃から/『漫画ポポ』。中島史雄氏は大学時代にこの作品を見ていたとの事で、トレンチコートにドクター・ペッパー模様のサイレンサーつきマグナム銃で遊戯人・竜崎一也が犯しまくり殺しまくり、サディスト、マゾヒスト、殺人狂、まともな奴が一人も出てこない性と暴力の祭典。ちなみにタイトルページは描かないでいい、との事でどうするのかと思っていたら編集部が中のワンカットを拡大してタイトルページを創り、1ページぶんの原稿料をけちるというせこいやり方だった。けちるといえば、原稿の1/3にCMを入れる際、原稿料を1/3削った会社もあり。 ●1 9 7 6 ~ 後に発禁仲間となる高取英と出逢い、『長編コミック劇場』で「ウルフガイ」みたいのをやろうと、怒りに震えると黒豹に変身してしまう異常体質の主人公を設定し、獣姦のイメージで「性猟鬼」なるエロマンガをスタート!しかしその号で雑誌が潰れる。この路線は今でもいけそうな気がするがどんなものだろう。 この頃の珍品に「快楽痴態公園」がある。タイガースに11-0とワンサイドで打ちまくられ、怒ったジャイアンツファンのおっさんが公園でデート中の女をずこずこに犯りまくり、その間にジャイアンツは9回裏に12-11とゲームをひっくり返してしまうのである!その時のジャイアンツの監督はもちろんミスター長嶋、先発堀内、打者は柴田、土井、高田、王、張本等々���いる。タイガース監督は吉田、ピッチャー江本、キャッチャーフライを落球する田淵、そしてあの���藤もいる。解説は牧野…… ●1 9 7 7 ~ 上記2作品を含む初の単行本「肉の奴隷人形」が久保書店より発行。後にリングスの会場で逢った佐竹雅昭氏はこの本が一番好きとの事だった。 「闇の淫虐師」もこの年スタート。一話完結でバレリーナ、バトンガール等々、毎回いろんな女たちをダッチワイフのごとくいたぶりまくるフェチマンガとして1979年まで続け、単行本は「堕天使女王」「裂かれた花嫁」「エロスの狂宴」「陶酔への誘い」「終りなき闇の宴」の全5巻。ちなみに今年「闇の淫虐師’97」を『コミック・ピクシィ』にて発表。いつか『闇の淫虐師・ベスト選集』でも出したいところ。 [’98に実現、’99には続刊が出る] ●1 9 7 8 ~ 久保書店より第2弾の単行本「狂った微惑人形」。収録作品の「犯された白鳥」は持ち込み時代に描いた初のバレリーナもの。結構気に入っていた作品なのに、後年再録の際、印刷所の掃除のおばさんが捨ててしまい、この世にもはや存在しない不幸な子となる。[’99に宝島スピード・ブックに本より直接スキャンして収録] エロ、グロ、ナンセンスの会心作「恍惚下着専科」を発表。サン出版より同名の単行本発行。また同出版より「コミック・ペット/堕天使画集」として今までの作品を続々単行本化。全10巻位。これは今でも古本屋で流通しているとの事で、まだまだ世間様のお役にたっているらしい。 この年、「堕天使たちの狂宴」を描いていた『漫画エロジェニカ』が発禁処分、来年でもう20年目となる事だし、当時の人たちと集まってその大放談を収録し「発禁20周年特集号」でも創ってみようかと計画中。さて当時の秘話としてもう時効だろうから書いてみるけど、前述の『堕天使画集』に「堕天使たちの狂宴」は収録される事となり、当然修正をガンガン入れて出版されるものと覚悟していたら、米国から帰国後出来上がった本を見ると発禁になった状態のまま再録されている!以下桜木編集長との会話 ダ/いや~、いい度胸してますね。 編/だって修正してあるじゃない。 ダ/その修正状態で発禁になったんですよ 編/・・・・・ ダ/・・・・ 以下どんな会話が続いたのか失念…… それにしてもサドの「悪徳の栄え」の翻訳本は発禁後20年以上して復刻されたけれど、「堕天使たちの狂宴」は半年もしない内に単行本になっていたとはエロ本業界とは何といいかげんな世界!しかし作品そのものは、今見るとリメイクする気にもならないどうという事もない可愛い作品で、結局あれもあの時代の姑息な政治のひとかけらに過ぎなかったのだろう。いい点があるとしたら一つだけ、それまでのエロマンガになかった瞳パッチリの少女マンガ的ヒロ��ンを登場させた事位か。今の美少女エロマンガは本家の少女マンガもかくや!という位眼が大きいが当時としては画期的だったかも。 ●1 9 7 9 ~ この年の「淫花蝶の舞踏」は「堕天使たちの狂宴」よりずっといい/『漫画ソフト』。今年出た「別冊宝島/日本一のマンガを探せ!」でベスト2000のマンガがセレクトされているが、ダー松の作品の中ではこの作品が選ばれている。教師と生徒、二人の女たちが様々な男たちの手によってに次々ともてあそばれ、闇の世界を転々として再び巡り会う時、女たちは蝶と化し水平線の彼方に飛び去り、男たちは殺し合い血の海の中で屍と化す。ダー松作品にはこのように男根が女陰の海に飲み込まれてに負けるパターンが多い。[性狩人、遊戯の森の妖精、美少女たちの宴、人魚のたわむれ・・等々] この年からスタートの「性狩人たち」シリーズ[劇画悦楽号]はバレエ、バイオレンス、SEXの三要素がうまくからみあい、それぞれが頂点まで達する幸福な神話的作品だ。ここから派生した路線も多く、美少年路線は’83の「聖少女黙示録」へ。身体障害者路線は’80の「遊戯の森の妖精」、’84からの「美姉妹肉煉獄」へと繋がる。’81の最終話「ハルマゲドンの戦い」ではせりふなしで24ページ全てが大殺戮シーンという回もあり、中でも一度やりたかった見開きで銃撃戦の擬音のみという事も実現。こんな事がエロマンガ誌で許される時代だった。ちなみにこの回は[OKコラルの決闘・100周年記念]だが、何の意味もない。単行本は最初サン出版より、その後久保書店より「白鳥の飛翔」「少女飼育篇」「ヘラクレスを撃て!」「眼球愛」「海の女神」の全5刊。現在入手出来るのは後の3刊のみ。[「海の女神」も最近在庫切れ] この年出た「人魚のたわむれ」の表題作は性器に{たこ}を挿入するカットを見た編集長が「・・・[沈黙]・・・頭おかしいんじゃ・・ブツブツ・・気違い・・・ブツブツ・・・」と呆れてつぶやいていたのを記憶している。たこソーニューは今年出た「夜顔武闘伝」で久しぶりに再現。なおこの作品は’83にマンガと実写を噛み合せたビデオの珍品となる。水中スローモーションファックがなかなかよい。 ●1 9 8 0 ~ なぜか「JUNE」の増刊として作品集「美少女たちの宴」がサン出版より出版され、その短編集をもとに脚本化し日活で映画が創られる事となる。[「花の応援団」を当てたこの映画の企画者・成田氏は日活退社後「桜の園」等を創る。]その際、初めて映画撮影所を見学し、せこいセットがス���リーン上ではきちんとした絵になってるのを見て映画のマジックに感心。タイトルはなぜか「性狩人」で、’9��にビデオ化された。監督・池田敏春のデビュー第2作となり現在までコンスタントに作品を発表しているが、出来のいい作品も多いのになぜか代表作がない。初期の「人魚伝説」が一番いいか。 この映画に合わせて「美少女たちの宴」を2~3回のつもりで「漫画ラブラブ」で描き出すがどんどん話がふくらみ、おまけに描いてる出版社が潰れたり、雑誌が潰れたりで雑誌を転々とし条例による警告の嵐がきた「漫画大飯店」を経て、「漫画ハンター」誌上で完結したのは’83になる。この作品でクリトリスを手術してペニスのように巨大化させるという人体改造ものを初めて描く。 この年の「遊戯の森の妖精」は身体障害者いじめ鬼畜路線の第2弾!森の中の別荘に乱入したろくでなしの二人組が精薄の少女の両親達を虐殺し、暴行の限りをつくすむちゃくちゃな作品で、雷鳴の中、少女の性器に男達のペニスが2本同時に挿入されるシーンは圧巻!しかしこのとんでもない男達も少女の性のエネルギーに飲み込まれ、朽ち果てていく・・・。 ●1 9 8 1 ~ 美少女マンガ誌のはしり「レモン・ピープル」誌創刊。そこで描いたのが「白鳥の湖」。虚構の世界のヒロインを犯すというコンセプトは、アニメやゲームのヒロインをずこずこにするという今の同人誌のコンセプトと同じかも。バレエ「白鳥の湖」において悪魔に捕われたオデット姫が白鳥の姿に変えられる前に何にもされてない筈がないというモチーフにより生まれたこの作品は、悪魔に男根を植えつけられたヒロインが命じられるままに次々と妖精を犯して歩き悪魔の娘となるまでを描くが、あまり成功したとは言えない。ただ人形サイズの妖精をしゃぶりまくり淫核で犯すアイデアは他に「少女破壊幻想」で一回やっただけなのでそろそろもう一度やってみたいところ。「ダーティ松本の白雪姫」はその逆をいき、犯す方を小さくした作品で7人の小人が白雪姫の性器の中にはいり、しゃぶったり、処女膜を食べたり、と乱暴狼藉![ちなみに両者をでかくしたのが同人誌「FUCK YOU!3」の「ゴジラVSジュピター」]この童話シリーズは意外と好評で続いて「ダーティ松本の赤い靴」を上記の単行本に描き下ろして収録。童話は結構残酷なものが多く、この作品も切られた足だけが荒野を踊りながら去って行くラストは原作通り。 *近年童話ブームだがこの頃もっと描いておけば「こんなに危ない童話」として刊行出来たのにとくやまれる。 「2001年快楽の旅」もこの本に収録。快楽マシーンを逆にレイプしてしまう、珍しく映画「2001年宇宙の旅」風のSF作品。 掲載誌を決めずに出来る限り多くのマンガ誌で描こうというコンセプトで始めたのがこの年スタートした「怪人サドラン博士」シリーズ。「不死蝶」シリーズや「美少女たちの宴」シリーズの中にも乱入し、「漫画ハンター」最終号では地球をぶっ壊して[その際地球は絶頂の喘ぎ声をあげ昇天する!]他の惑星へ行ってしまう。今のところ10誌位に登場。いつかこのサドラン・シリーズだけ集めて単行本化したいところ。ちなみに「サド」と「乱歩」を足して「サドラン博士」と命名。作者の分身と言っていい。 [後年、「魔界の怪人」として全作品を収録して刊行、04年現在品切れ中] この年描いて’82の単行本『妖精たちの宴』に収録の「とけていく・・」はレズの女たちが愛戯の果てに、肉体が溶けて一匹の軟体動物と化す、タイトルも内容も奇妙な作品。作者の頭もとけていた? ●1 9 8 2 ~ 1 9 8 3 ’83年に「美少女たちの宴」が完結。全てが無に帰すラストのページは真っ白のままで、このページの原稿料はいりません、と言ったにもかかわらず払ってくれた久保書店、偉い![明文社やCM頁の稿料を削った出版社=某少年画報社なら払わなかっただろうな……と思われる……]この作品以外は短編が多く、加速度をつけてのっていく描き方が得意のダー松としてはのりの悪い時期に突入。また10年近く走ってきてだれてきた頃でもあり第一次落ち込み期と言っていい。マンガがスタンプを押すように描けないものか、などとふとどきな考えまで湧いてくる。思えば一本の作品には、いったい何本の線を引いて出来上がっているものなのか。数えた馬鹿はいないだろうが数千本は引いている筈。一ヵ月に何万本とペンで線を引く日々・・うんざりする筈です。 この頃のめぼしい短編をいくつか書くと、少女マンガ家の家に税務調査にきた税務署員が過小申告をネタにねちねちいたぶるが、アシスタントに発見された署員は撲殺される。そして板橋税務署は焼き討ちにあう、といった作品「[タイトル失念]xx税務調査」。[後日読者よりこのタイトルを「色欲ダニ野郎」と教えていただく。ひどいタイトル *編集者のつけるタイトルはその人のセンスが実によくわかる。しかしサイテ-の題だなこりゃ…。 果てるまで「おまんこして!」と言わせながら処女をやりまくる「美処女/犯す!」はラスト、狂った少女が歩行者天国の通行人を撃ちまくり血の海にする。「嬲る!」はパンチドランカーとなった矢吹ジョーが白木葉子をサンドバッグに縛りつけ、殴って、殴って、殴りまくる。段平おっちゃんの最後のセリフ「・・ブスブスくすぶっちゃいるが・・・」「打てッ!打つんだ!ジョー!」「お前はまだ燃えつきちゃいねえ!」とはエロ・ドランカーの自分自身に向けて発した言葉だったのかも。トビー・フーパーばりの「淫魔のはらわた」は電気ドリルでアナルを広げてのファック!とどめにチェーンソーで尻を切断!いまだに単行本に収録出来ず。[’98の「絶頂伝説」にやっと収録]「からみあい」は夫の���人の性器を噛みちぎる。「危険な関係」はアルコール浣腸をして火をつけ尻から火を吹かせる。この手は『FUCK YOU!2』の「セーラー・ハルマゲドン」で復元。そういえばこの作品の序章と終章だけ描いて、間の100章位をとばすやりかたはこの頃の「禁断の性獣」より。女性器にとりつき、男性器に変身するエイリアンの侵略により地球は女性器を失い滅亡する、といったストーリーで当時聞いた話では谷山浩子のD.J.でこの作品がリスナーの投書でとりあげられ、ダー松の名はダーティ・杉本と読まれたそうな。ヒロインの少女がひろ子という名前なのでこのハガキが選ばれたのかもしれないが、作者は薬師丸ひろ子からとったつもりだったのだが・・。[別にファンではない。] 「女教師狩り」は映画館で観客に犯される女教師とスクリーン上の同名のエロ映画の二本が同時進行し、一本で二本分楽しめるお得な作品。 ’83は’80に「漫画エロス」にて描いた「エロスの乱反射」の最終回の原稿が紛失したため単行本が出せないでいたのを、またまた「仏の久保さん」に頼んでラスト近くをふくらませて「漫画ハンター」に3回程描かせてもらい、やっと’85に出版。見られる事に快感を覚えるファッション・モデルが調教される内に、次第に露出狂となっていき、街中で突然裸になって交通事故を起こさせたり、最後はビルの屋上でストリップショー。そしてカメラのフラッシュの中に飛び降りていき、ラスト1ページはその性器のアップでエンド! 本格美少年・ゲイ・マンガ「聖少女黙示録」も’83。レズの姉たちの手によって女装に目覚めた少年がホモのダンサーたちに縛られなぶられ初のポコチンこすり合いの射精シーン。そして性転換して女となった主いるが、その中の’84の「白い肌の湖」はタイトルで解る通りのバレリーナものだがポコチンを焼かれた男が、一緒に暮ら人公が手術で男になった少女と暮らすハッピーエンド。この作品は単行本「美少女ハンター」に収録されてす二人の女と一人の男に復讐するエンディングがすごい!まず男の性器を切り取り、片方の女の性器にねじ込んだあと、その女の性器ごとえぐり取る。そしてその二つの性器をつかんだまま、もう一人の女の性器にフィストファック!のあげく、その二つの性器を入れたままの女性器をナイフでまた切って、ほとんどビックマック状態でまだヒクヒクうごめく血まみれの三つの性器を握りしめるとんでもない終り方!全くダー松はこんな事ばかりやっていたのかとあきれかえる。もう鬼畜としか言い様がない!しかし「ウィンナー」を二枚の「ハム」で包むなんて・・GOODなアイデアだ、又やってみよう。 ●1 9 8 4 ~ 「漫画ハンター」で「闇の宴」前後篇を描き、後日これをビデオ化。雪に包まれた六本木のスタジオで痔に苦しみながらの撮影。特別出演として中島史雄氏が絶妙の指使い、東デの学生時代の萩原一至が二役、取材に来たJITAN氏もスタジオに入ってきた瞬間、即出演で生玉子1000個の海で大乱交。カメラマンが凝り性で照明が気に入るまでカメラを廻さず、たった二日の撮影はやりたい事の半分も出来ず。撮影が終ると痔はすぐに完治。どうもプレッシャーからくる神経性だったみたいでこれに懲りてビデオは一本のみ。 この年の「肉の漂流」は親子丼もので、近所の書店のオヤジからこの本はよく売れたと聞いたが、一時よく描いたこのパターンは最近では「FUCK YOU!3」の「母娘シャワー」のみ。熟女と少女の両方が描けるところが利点。「血の舞踏」は久しぶりの吸血鬼もの。股間を針で刺し、噛んで血を吸うシーン等々いい場面はあるが、うまくストーリーが転がらず3回で止める。短編「果てるまで・・」は核戦争後のシェルターの中で、父が娘とタイトル通り果てるまでやりまくる話。被爆していた父が死んだ後、娘はSEXの相手を捜して黒い雨の中をさまよう。 またリサ・ライオンの写真集を見て筋肉美に目覚め、マッチョ女ものをこの頃から描き出す。しかしなかなか筋肉をエロティックに描くのは難しい。 ●1 9 8 5 ~ くたびれ果ててすっかりダレてきたこの頃、8年間働いてくれたアシスタント女史に代わってパワーのかたまり萩原一至、鶴田洋久等が東京デザイナー学院卒業後加わってダーティ・マーケットも第2期に突入!新旧取り混ぜておもしろいマンガをいろいろ教えて貰って読みまくる。「バリバリ伝説」「ビーバップハイスクール」「ペリカンロード」「めぞん一刻」「わたしは真悟」「Be Free!」「緑山高校」「日出処の天子」「吉祥天女」「純情クレイジー・フルーツ」「アクター」「北斗の拳」「炎の転校生」「アイドルをさがせ」「綿の国星」「いつもポケットにショパン」「バツ&テリー」「六三四の剣」永井豪の絶頂期の作品「バイオレンス・ジャック」「凄之王」「デビルマン」等々100冊以上とても書ききれない位で、う~ん・・マンガってこんなにおもしろかったのか、と感動! そこで眠狂四郎を学園にほうり込んで、今まであまり描かなかった学園マンガをエロマンガに、というコンセプトで始めたのが「斬姦狂死郎」。「六三四の剣」ばりに単行本20巻を目指すものの、少年マンガのノリは今では当たり前だが、当時はまだエロマンガとして評価されず、ほんの少し時代が早すぎたかも。’86に中断、今年’97に「ホリディ・コミック」にて復活!果たしていつまで続けられるか? →後に「斬姦狂死郎・制服狩り」、「斬姦狂死郎・美教師狩り」として刊行完結 前年末から始めた「美姉妹肉煉獄」は身障者いじめの鬼畜路線。盲目の姉とその妹を調教して性風俗���等で働かせ、娼婦に堕していく不健全・不道徳な作品で、肉の快楽にひたっていく盲目の姉に対し妹も「春琴抄」の如く己の眼を突き、自らも暗黒の快楽の世界にはいり、快楽の光に目覚めるラスト。 また、これからは女王様物だ!となぜか突然ひらめき「筋肉女」シリーズの延長としてフィットネス・スタジオを舞台に「メタル・クイーン」シリーズも開始。これは単行本2冊分描いたが、連載途中でヒロインの髪型を歌手ステファニーのヘア・スタイルにチェンジしたり、レオタードもたっぷり描けてわりと気に入っている。 10年近く描いた「美蝶」先生シリーズもこの年スタート!こうしてみるとマンガを描く喜びに満ちた大充実の年だったかも。 ●1 9 8 6 ~ この年は前年からの連載ものがほとんどだが、「エレクト・ボーイ」は空中でファックするシーンが描いてみたくて始めた初の超能力エロマンガ。コメディ的要素がうまくいかず2回で止める。この路線は翌年の「堕天使輪舞」で開花。 「夜の彷徨人」は自分の育てた新体操選手が怪我で選手生命を失ったため、その女を馬肉のごとく娼婦として夜の世界に売り渡した主人公という設定。しかし腕を折られ、女にも逆に捨てられ、そして事故によってその女を失ったあげく不能となってしまう。失った快楽を取り戻すため無くした片腕にバイブレーターを取りつけ、夜の街をさすらい次々と女たちをレイプしていくというストーリー。がっちり設定したキャラだったのにまったく話がはずまず、男のポコチンは勃起しないままに作品も不発のまま終る。 「斬姦狂死郎」が不本意のまま終わったため学園エロス・シリーズは「放課後の媚娼女」へと引き継がれる。当時見ていた南野陽子のTV「スケバン刑事・」とS・レオーネの「ウエスタン」風に料理。ラストの「男といっしょじゃ歩けないんだ」のセリフは一番好きな映画、鈴木清順の「東京流れ者」からのもじり。単行本は最初司書房から出て、数年後ミリオン出版から再販、そして’97久保書店より再々販ながら結構売れて今年また再版。この作品は親を助けてくれる有難い孝行息子といったところ。 ●1 9 8 7 ~ さいとうプロOBで那珂川尚という名のマンガ家だった友人の津田が「漫画ダイナマイト」の編集者になっていて、実に久しぶりに同誌で「堕天使輪舞」を描く。超能力エロマンガの第2弾。今回はエロと超能力合戦とがうまくミックスされ一応成功といっていい。この路線は「エレクト・ボーイ」とこの作品、そして’96の「夜顔武闘伝」も含めてもいいかも。一時、この手の作品は数多くあったが最近はめったに見かけない。しかし、まだまだこの路線には鉱脈が眠っているとにらんでいるがどんなものだろう。 ●1 9 8 8 ~ 「放課後の媚娼女」に続いて抜かずの凶一無頼控え「放課後の熱い祭り」を2年がかりで描く。’89に完結し司書房より単行本化。そして今年’97に改定してめでたく完全版として復刊!この頃が一番劇画っぽい絵��、たった2~3人のスタッフでよくこれだけ描き込めたなと改めて感心!エロシーンがちょっと少なめながら中島史雄氏がダー松作品でこの作品が一番好き、とお褒めの言葉を頂戴する。 TVで三流アマゾネス映画を見ている内、むくむくとイメージがふくらみ、昔から描きたかった西部劇と時代劇がこれで描けると、この年スタートさせたのが「不死蝶伝説」なるアマゾネス路線。昔々青年誌の創世期にあのケン月影氏がマカロニ・ウエスタンを描いていたことを知る人は少ないだろう。俺もあの頃デビューしていたらウエスタンが描けたのに、と思う事もあったが、このシリーズでほんの少しだけその願望がかなう。 この頃、アシスタントやってくれてた格闘技マニアの鶴田洋久に誘われ、近所の空手道場通いの日々。若い頃修行のため新宿でやくざに喧嘩を売って歩いたという寺内師範は、もう鬼のような人で、行けば地獄が待っていると判っててなぜ行く?と不思議な位休まず通う。体育会系はマゾの世界と知る。組手は寸止めではなく顔面以外は当てて可だったので身体中打撲のあざだらけ、ビデオで研究したという鶴田の体重を��けたムエタイ式の蹴りをくらい、右手が饅頭のように腫れ上がる。先輩たちの組手の試合も蹴りがもろにはいってあばら骨が折れたりで、なぜこんなヘビーな事をする?と思うが、闘う事によって身体の奥から何か沸き上がってくるものがある。スリランカの元コマンドと組手をやった時、格闘家の気持ちが少しだけ判るようになった。 ●1 9 8 9 ~ ’94まで続く「美蝶」シリーズでこの年は『ノスフェラトウ篇』を描き、シリーズ中これが一番のお気に入り。同人誌の「王夢」はこれが原点。 短編では「悪夢の中へ」はスプラッタ・エロマンガで久しぶりにチェーンソゥでお尻のぶった切り!はらわた引きずり出し、人肉食いちぎり!顔面叩き割り等々でラストに「ホラービデオの規制をするバカは俺が許さん!」などと書いているので、この年が宮崎事件の年か?世間は彼が日野日出志・作のホラービデオ「ギニーピッグ」を見てあの犯罪をおかした、としてさんざんホラービデオの規制をやっといて、結局見てもいなかったとわかったあとは誰一人日野日出志氏にもホラービデオさんにも謝らす゛知らんぷり。残ったのは規制だけで、馬鹿のやる事には全く困ったもんである。先日の「酒鬼薔薇・14才」の時も犯罪おたくの心理学者が、「これはマンガやビデオの影響です。」などと相も変わらずたわけた寝言をぬかしていたが、馬鹿はいつまでたっても馬鹿のまま。少しは進歩しろよ!お前だよ、お前!短絡的で幼稚な坊や、小田晋!���ぅく首を洗っとけ!コラ! 「獣人たちの儀式」は退学者や少年院送りになつた生徒、暴走族、��クザ達が集まって酒盛りしながら女教師たちをずこずこにしてOB会をひらく不健全作品。編集長が「また危ない作品を・・・」とこぼしたものだが、岡野さん、田舎で元気にお過しでしょうか。この頃の「漫画エロス」には「ケンペーくん」だとか「アリスのお茶会」だとかおもしろい作品が載っていたものです。「爆走遊戯」は伝説のストーカー・ろくでなしマンガ家の早見純が一番好きな作品と言ってくれたが、なぜだかわからない。人の好みはいろいろです。以上3本は単行本「熱き唇の女神」に収録。 「ふしだらな女獣たち」はフェミニストの女二人が美少年をいじめる話。これは「氷の部屋の女」に収録。 ●1 9 9 0 ~ この年の「美蝶」シリーズは『ダンシング・クイーン篇』。マネキン工場跡でJ・ブラウンの「セックス・マシーン」にのせて5人プレイをするシーンや文化祭でのダンスシーン等々結構好きな場面多し。暗くて硬い作品が多いので、この「美蝶」シリーズは肩肘張らずに、かなり軽いノリでキャラクターの動きに任せて、ストーリーも、そして次のコマさえも先の事は何にも考えず、ほとんどアドリブで描いた時もある。 「不死蝶伝説」に続いてシリーズ第2弾「不死蝶」は2誌にまたがって2年位続ける。これも結構お気に入りの一遍。 ●1 9 9 1 ~ 1 9 9 3 「性狩人たち」の近未来版、といった感じの「夜戦士」は学園物が多くなったので、マグナム銃で脳天をぶっとばすようなものが又描きたくなって始めたミニシリーズ。全5話位。松文館より単行本「黒い夜と夢魔の闇」に収録。 この年から知り合いの編集者がレディス・コミックを始める人が多く、依頼されてどうしたものかと思ったが、エロなら何でもやってみよう精神と何か新しい世界が開けるかも、という事から’94位までやってみたものの結果的に不毛の時代に終わる。与えられた素材が体験告白物という事で、非現実的なものは描けないという事は得意技を封印して戦うようなもので苦戦を強いられ、これって内山亜紀氏がやまさき十三原作の人情話を描いたようなミス・マッチングで不発だったかな。今後、もしやることがあれば美少年SMのレディス・コミックのみ。そんな雑誌が出来れば、の話だが。 いくつかやったレディコミの編集の一人「アイリス」の鈴木さんは同じさいとうプロOBで、マンガ・アシスタント、マンガ家、マンガ誌の編集、そして今はマンガ学校の講師、とこれだけ多くのマンガに関わる仕事をしてきた人はあまりいないだろう。これでマンガ評論でもやれば全て制覇だが・・・。 この頃はいつもと同じ位の30~40本の作品を毎年描いていたが、レディコミは一本30~40枚とページが多く結構身体にガタがきた頃で、右手のひじが腱傷炎になり1年以上苦痛が続く。医者通いではさっぱり痛みがひかず、電気針で針灸治療を半年位続けてやっと完治。その後、住んでいたマンションの理事長を押しつけられ、マンション戦争の渦中に巻き込まれひどい目にあう。攻撃するのは楽だが、話をまとめるなどというのは社会生活不適格のダー松には大の苦手で「お前等!わがままばかり言うのはいいかげんにしろー!」と頭をカチ割りたくなるような事ばかりで、ひたすら我慢の日々で血圧がガンガン上がり、病院通いの日々。確実に寿命が5年は縮まる。あの時はマジで人に殺意を抱いたものだが、今でも金属バット持って押しかけて奴等の脳みそをクラッシュしたい気分になる時もある。いつかこの時の事をマンガにしようと思っていて、まだ誰も描いてない「マンション・マンガ」というジャンル、タイトルは「我が闘争」。え?誰も読みたくない? この間に出た単行本は「血を吸う夜」、「赤い月の化身」「熱き唇の女神」[以上・久保書店] /「牝猫の花園」「真夜中の人魚たち」[以上久保書店]、「美蝶/放課後篇」「美蝶/ダンシング・クイーン篇」「不死蝶/鋼鉄の女王篇・上巻」[以上ミリオン出版]。 ●1 9 9 4 ~ 1 9 9 5 ろくでもない事が続くのは厄払いをしなかったせいか、このままここにいたら頭がおかしくなる、と15年以上いたマンションから引っ越し。板橋から巣鴨へ移動し気分一新!以前からうちもやりましょうよ、と言われていた同人誌創りをそのうち、そのうちと伸ばしてきたものの遂に申し込んでしまい、創らざるをえなくなる。しかもそれが引っ越しの時期と重なってしまい大いに後悔する。しかしいろんな人にお願いして何とか一冊でっちあげ、ムシ風呂のような夏コミに初参加。これが運命の分岐点。レディコミもこの年で切り上げ、以下同人街道をまっしぐら。現在まで「FUCK OFF!」が9まで、「FUCK YOU!」が4まで計10+&冊創る。 ’95からダーティ松本の名前にも飽きてきたしJr,Sam名でも描き始める。 レディコミ時代は松本美蝶。あと2つ位違うペンネームも考案中。 この間の単行本「氷の部屋の女」「双子座の戯れ」[久保書店]、「黒い夜と夢魔の闇」[松文館]、「危険な女教師/美蝶」[ミリオン] ●1 9 9 6 ~ 美少女路線の絵柄もこの年の「夜顔武闘伝」あたりでほぼ完成、今後また少し変化させる予定。しかしこの作品は超能力、アマゾネス、忍法エロマンガとでも呼ぶべきか。「グラップラー刃牙」みたいに闘技場での勝ち抜き性武道合戦までいきたかったけれど、残念ながらたどり着けず。 「冬の堕天使」は久しぶりの吸血鬼もの。都営住宅で生活保護をうけている吸血鬼母子のイメージが浮かび、そこから漫画家協会・加藤芳郎を撃つ有害図書騒動のマンガへ。吸血鬼少年が光の世界との戦いに旅立つまでを描き、「闇に潜みし者」は時空を越えて近未来での戦い。その間を描く作品を今後創らなければ。 「FUCK CITY 2006」はクソ溜めと化した近未来のTOKYOを舞台に久しぶりにダーティ・バイオレンスが炸裂!ハード・エロ劇画と同人誌風・美少女路線の合体は果たしてうまくいったかどうか?30ページほど描き足して、’97、9月にフランス書院のコミック文庫にて発売。[「少女水中花」] 「放課後の媚娼女」と「人形愛」刊行。[いずれも久保書店刊]前者は以前、上下巻だったのを一冊にまとめて。後者は近作を集めた同人時代を経ての初単行本で、同人誌を知らなかった読者はショックを受ける。メタルフアンから以下のようなお手紙を受け取る。「これはジューダス・プリーストの『ターボ』だ。ラストの『眠れる森の少女』は『レックレス』にあたる。しかしジューダスもその後『ラム・イット・ダウン』や『ペイン・キラー』という傑作を世に出した事だし、今後を期待したい」という意のダー松のようなメタルファン以外は意味不明の激励をうける。 ●1 9 9 7 同人誌「エロス大百科シリーズ」スタート!いろんな項目別に年2刊づつ計100ページ位を別刊シリーズとして出し続ければ10年で1000ページになり、以前「谷岡ヤスジ1000ページ」という枕に最適の本があったが、これも一冊にまとめて枕にして寝れば、目覚める頃は3回夢精しているなんて事に・・・などとまだたった40ページの段階で言っても何の説得力もないか。飽きたら2~3号でSTOPするだろうし・・。[推測通り「毛剃り」「美少年SM」「女装」3号でストップ中]冬にはやおい系にも進出の予定。 今年出した単行本は厚くて濃いエロマンガを集めた久保書店MAXシリーズ第2弾!「放課後の熱い祭り/完全版」と「夜顔武闘伝」オークラ出版。ともに大幅描き足して25周年記念出版として刊行。ティーツー出版よりJr,Sam名で「昼下がりの少女」、9月にはフランス書院より「少女水中花」の文庫本が出る予定で現在、この同人誌と並行して描き足し中。「斬姦狂死郎」第2部も「ホリディ・COMIC」誌にて6月よりスタート!年内創刊予定の『腐肉クラブ』なる死体姦専門のマンガ誌にも執筆予定。 さてさて25年間、旅行の時を除いて、現在まで2日続けてマンガを描かなかった事はほとんどない。これはその昔、伊東元気氏というマンガ家とお会いしたとき「今月何ページ描いた?」との問いに、「今月仕事ないんでぜんぜん描いてません」と答えたら、「そんな事じゃ駄目だ。仕事があろうがなかろうが、毎月100頁は描かなきゃ。」と言われ、以後その教えを守り[描けるページ数は減ったが]、マンガは仕事ではなくなり、朝起きたら顔を洗うのと同じで生活そのものとなり現在に至る。 今は何でも描けそうなハイな状態で、以前はたまには外出しないと煮詰まってしまうので週いち位ガス抜きをしていたものだが、最近はせいぜい月いち休めば十分の「純エロマンガ体」。[純粋にエロマンガを描くためだけの肉体、の意。ダー松の造語] こうしてふり返ると、この路線はまだえぐり足りない、これはあと数回描くべし、なぜこれを一���しか描かない!等々、残り時間にやるべき事、やりたい事の何と多い事! 爆裂昇天のその日まで・・・ 燃 え よ ペ ン ! なお続きは 1997年後期 1998年 INDEX
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あるいは永遠の未来都市(東雲キャナルコートCODAN生活記)
都市について語るのは難しい。���様に、自宅や仕事場について語るのも難しい。それを語ることができるのは、おそらく、その中にいながら常にはじき出されている人間か、実際にそこから出てしまった人間だけだろう。わたしにはできるだろうか? まず、自宅から徒歩三秒のアトリエに移動しよう。北側のカーテンを開けて、掃き出し窓と鉄格子の向こうに団地とタワーマンション、彼方の青空に聳える東京スカイツリーの姿を認める。次に東側の白い引き戸を一枚、二枚とスライドしていき、団地とタワーマンションの窓が反射した陽光がテラスとアトリエを優しく温めるのをじっくりと待つ。その間、テラスに置かれた黒竹がかすかに揺れているのを眺める。外から共用廊下に向かって、つまり左から右へさらさらと葉が靡く。一枚の枯れた葉が宙に舞う。お前、とわたしは念じる。お前、お隣さんには行くんじゃないぞ。このテラスは、腰よりも低いフェンスによってお隣さんのテラスと接しているのだ。それだけでなく、共用廊下とも接している。エレベーターへと急ぐ人の背中が見える。枯れ葉はテラスと共用廊下との境目に設置されたベンチの上に落ちた。わたしは今日の風の強さを知る。アトリエはまだ温まらない。 徒歩三秒の自宅に戻ろう。リビング・ダイニングのカーテンを開けると、北に向いた壁の一面に「田」の形をしたアルミ製のフレームが現れる。窓はわたしの背より高く、広げた両手より大きかった。真下にはウッドデッキを設えた人工地盤の中庭があって、それを取り囲むように高層の住棟が建ち並び、さらにその外周にタワーマンションが林立している。視界の半分は集合住宅で、残りの半分は青空だった。そのちょうど境目に、まるで空に落書きをしようとする鉛筆のように東京スカイツリーが伸びている。 ここから望む風景の中にわたしは何かしらを発見する。たとえば、斜め向かいの部屋の窓に無数の小さな写真が踊っている。その下の鉄格子つきのベランダに男が出てきて、パジャマ姿のままたばこを吸い始める。最上階の渡り廊下では若い男が三脚を据えて西側の風景を撮影している。今日は富士山とレインボーブリッジが綺麗に見えるに違いない。その二つ下の渡り廊下を右から左に、つまり一二号棟から一一号棟に向かって黒いコートの男が横切り、さらに一つ下の渡り廊下を、今度は左から右に向かって若い母親と黄色い帽子の息子が横切っていく。タワーマンションの間を抜けてきた陽光が数百の窓に当たって輝く。たばこを吸っていた男がいつの間にか部屋に戻ってワイシャツにネクタイ姿になっている。六階部分にある共用のテラスでは赤いダウンジャケットの男が外を眺めながら電話をかけている。地上ではフォーマルな洋服に身を包んだ人々が左から右に向かって流れていて、ウッドデッキの上では老婦が杖をついて……いくらでも観察と発見は可能だ。けれども、それを書き留めることはしない。ただ新しい出来事が無数に生成していることを確認するだけだ。世界は死んでいないし、今日の都市は昨日の都市とは異なる何ものかに変化しつつあると認識する。こうして仕事をする準備が整う。
東雲キャナルコートCODAN一一号棟に越してきたのは今から四年前だった。内陸部より体感温度が二度ほど低いな、というのが東雲に来て初めに思ったことだ。この土地は海と運河と高速道路に囲まれていて、物流倉庫とバスの車庫とオートバックスがひしめく都市のバックヤードだった。東雲キャナルコートと呼ばれるエリアはその名のとおり運河沿いにある。ただし、東雲運河に沿っているのではなく、辰巳運河に沿っているのだった。かつては三菱製鋼の工場だったと聞いたが、今ではその名残はない。東雲キャナルコートが擁するのは、三千戸の賃貸住宅と三千戸の分譲住宅、大型のイオン、児童・高齢者施設、警察庁などが入る合同庁舎、辰巳運河沿いの区立公園で、エリアの中央部分に都市基盤整備公団(現・都市再生機構/UR)が計画した高層板状の集合住宅群が並ぶ。中央部分は六街区に分けられ、それぞれ著名な建築家が設計者として割り当てられた。そのうち、もっとも南側に位置する一街区は山本理顕による設計で、L字型に連なる一一号棟と一二号棟が中庭を囲むようにして建ち、やや小ぶりの一三号棟が島のように浮かんでいる。この一街区は二〇〇三年七月に竣工した。それから一三年後の二〇一六年五月一四日、わたしと妻は二人で一一号棟の一三階に越してきた。四年の歳月が流れてその部屋を出ることになったとき、わたしはあの限りない循環について思い出していた。
アトリエに戻るとそこは既に温まっている。さあ、仕事を始めよう。ものを書くのがわたしの仕事だった。だからまずMacを立ち上げ、テキストエディタかワードを開く。さっきリビング・ダイニングで行った準備運動によって既に意識は覚醒している。ただし、その日の頭とからだのコンディションによってはすぐに書き始められないこともある。そういった場合はアトリエの東側に面したテラスに一時的に避難してもよい。 掃き出し窓を開けてサンダルを履く。黒竹の鉢に水を入れてやる。近くの部屋の原状回復工事に来たと思しき作業服姿の男がこんちは、と挨拶をしてくる。挨拶を返す。お隣さんのテラスにはベビーカーとキックボード、それに傘が四本置かれている。テラスに面した三枚の引き戸はぴったりと閉められている。緑色のボーダー柄があしらわれた、目隠しと防犯を兼ねた白い戸。この戸が開かれることはほとんどなかった。わたしのアトリエや共用廊下から部屋の中が丸見えになってしまうからだ。こちらも条件は同じだが、わたしはアトリエとして使っているので開けているわけだ。とはいえ、お隣さんが戸を開けたときにあまり中を見てしまうと気まずいので、二年前に豊洲のホームセンターで見つけた黒竹を置いた。共用廊下から外側に向かって風が吹いていて、葉が光を食らうように靡いている。この住棟にはところどころに大穴が空いているのでこういうこと��起きる。つまり、風向きが反転するのだった。 通風と採光のために設けられた空洞、それがこのテラスだった。ここから東雲キャナルコートCODANのほぼ全体が見渡せる。だが、もう特に集中して観察したりしない。隈研吾が設計した三街区の住棟に陽光が当たっていて、ベランダで父子が日光浴をしていようが、島のような一三号棟の屋上に設置されたソーラーパネルが紺碧に輝いていて、その傍の芝生に二羽の鳩が舞い降りてこようが、伊東豊雄が設計した二街区の住棟で影がゆらめいて、テラスに出てきた老爺が異様にうまいフラフープを披露しようが、気に留めない。アトリエに戻ってどういうふうに書くか、それだけを考える。だから、目の前のすべてはバックグラウンド・スケープと化す。ただし、ここに広がるのは上質なそれだった。たとえば、ここにはさまざまな匂いが漂ってきた。雨が降った次の日には海の匂いがした。東京湾の匂いだが、それはいつも微妙に違っていた。同じ匂いはない。生成される現実に呼応して新しい文字の組み合わせが発生する。アトリエに戻ろう。
わたしはここで、広島の中心部に建つ巨大な公営住宅、横川という街に形成された魅力的な高架下商店街、シンガポールのベイサイドに屹立するリトル・タイランド、ソウルの中心部を一キロメートルにわたって貫く線状の建築物などについて書いてきた。既に世に出たものもあるし、今から出るものもあるし、たぶん永遠にMacの中に封じ込められると思われるものもある。いずれにせよ、考えてきたことのコアはひとつで、なぜ人は集まって生きるのか、ということだった。 人間の高密度な集合体、つまり都市は、なぜ人類にとって必要なのか? そしてこの先、都市と人類はいかなる進化を遂げるのか? あるいは都市は既に死んだ? 人類はかつて都市だった廃墟の上をさまよい続ける? このアトリエはそういうことを考えるのに最適だった。この一街区そのものが新しい都市をつくるように設計されていたからだ。 実際、ここに来てから、思考のプロセスが根本的に変わった。ここに来るまでの朝の日課といえば、とにかく怒りの炎を燃やすことだった。閉じられた小さなワンルームの中で、自分が外側から遮断され、都市の中にいるにもかかわらず隔離状態にあることに怒り、その怒りを炎上させることで思考を開いた。穴蔵から出ようともがくように。息苦しくて、ひとりで部屋の中で暴れたし、壁や床に穴を開けようと試みることもあった。客観的に見るとかなりやばい奴だったに違いない。けれども、こうした循環は一生続くのだと、当時のわたしは信じて疑わなかった。都市はそもそも息苦しい場所なのだと、そう信じていたのだ。だが、ここに来てからは息苦しさを感じることはなくなった。怒りの炎を燃やす朝の日課は、カーテンを開け、その向こうを観察するあの循環へと置き換えられた。では、怒りは消滅したのか?
白く光沢のあるアトリエの床タイルに青空が輝いている。ここにはこの街の上半分がリアルタイムで描き出される。床の隅にはプロジェクトごとに振り分けられた資料の箱が積まれていて、剥き出しの灰色の柱に沿って山積みの本と額に入ったいくつかの写真や絵が並んでいる。デスクは東向きの掃き出し窓の傍に置かれていて、ここからテラスの半分と共用廊下、それに斜向かいの部屋の玄関が見える。このアトリエは空中につくられた庭と道に面しているのだった。斜向かいの玄関ドアには透明のガラスが使用されていて、中の様子が透けて見える。靴を履く住人の姿がガラス越しに浮かんでいる。視線をアトリエ内に戻そう。このアトリエは専用の玄関を有していた。玄関ドアは斜向かいの部屋のそれと異なり、全面が白く塗装された鉄扉だった。玄関の脇にある木製のドアを開けると、そこは既に徒歩三秒の自宅だ。まずキッチンがあって、奥にリビング・ダイニングがあり、その先に自宅用の玄関ドアがあった。だから、このアトリエは自宅と繋がってもいるが、独立してもいた。 午後になると仕事仲間や友人がこのアトリエを訪ねてくることがある。アトリエの玄関から入ってもらってもいいし、共用廊下からテラス経由でアトリエに招き入れてもよい。いずれにせよ、共用廊下からすぐに仕事場に入ることができるので効率的だ。打ち合わせをする場合にはテーブルと椅子をセッティングする。ここでの打ち合わせはいつも妙に捗った。自宅と都市の両方に隣接し、同時に独立してもいるこのアトリエの雰囲気は、最小のものと���大のものとを同時に掴み取るための刺激に満ちている。いくつかの重要なアイデアがここで産み落とされた。議論が白熱し、日が暮れると、徒歩三秒の自宅で妻が用意してくれた料理を囲んだり、東雲の鉄鋼団地に出かけて闇の中にぼうっと浮かぶ屋台で打ち上げを敢行したりした。 こうしてあの循環は完成したかに見えた。わたしはこうして都市への怒りを反転させ都市とともに歩み始めた、と結論づけられそうだった。お前はついに穴蔵から出たのだ、と。本当にそうだろうか? 都市の穴蔵とはそんなに浅いものだったのか?
いやぁ、 未来都市ですね、
ある編集者がこのアトリエでそう言ったことを思い出す。それは決して消えない残響のようにアトリエの中にこだまする。ある濃密な打ち合わせが一段落したあと、おそらくはほとんど無意識に発された言葉だった。 未来都市? だってこんなの、見たことないですよ。 ああ、そうかもね、とわたしが返して、その会話は流れた。だが、わたしはどこか引っかかっていた。若く鋭い編集者が発した言葉だったから、余計に。未来都市? ここは現在なのに? ちょうどそのころ、続けて示唆的な出来事があった。地上に降り、一三号棟の脇の通路を歩いていたときのことだ。団地内の案内図を兼ねたスツールの上に、ピーテル・ブリューゲルの画集が広げられていたのだった。なぜブリューゲルとわかったかといえば、開かれていたページが「バベルの塔」だったからだ。ウィーンの美術史美術館所蔵のものではなく、ロッテルダムのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館所蔵の作品で、天に昇る茶褐色の塔がアクリル製のスツールの上で異様なオーラを放っていた。その画集はしばらくそこにあって、ある日ふいになくなったかと思うと、数日後にまた同じように置かれていた。まるで「もっとよく見ろ」と言わんばかりに。
おい、お前。このあいだは軽くスルーしただろう。もっとよく見ろ。
わたしは近寄ってその絵を見た。新しい地面を積み重ねるようにして伸びていく塔。その上には無数の人々の蠢きがあった。塔の建設に従事する労働者たちだった。既に雲の高さに届いた塔はさらに先へと工事が進んでいて、先端部分は焼きたての新しい煉瓦で真っ赤に染まっている。未来都市だな、これは、と思う。それは天地が創造され、原初の人類が文明を築きつつある時代のことだった。その地では人々はひとつの民で、同じ言葉を話していた。だが、人々が天に届くほどの塔をつくろうとしていたそのとき、神は全地の言葉を乱し、人を全地に散らされたのだった。ただし、塔は破壊されたわけではなかった。少なくとも『創世記』にはそのような記述はない。だから、バベルの塔は今なお未来都市であり続けている。決して完成することがないから未来都市なのだ。世界は変わったが、バベルは永遠の未来都市として存在し続ける。
ようやく気づいたか。 ああ。 それで? おれは永遠の未来都市をさまよう亡霊だと? どうかな、 本当は都市なんか存在しないのか? どうかな、 すべては幻��だった? そうだな、 どっちなんだ。 まあ結論を急ぐなよ。 おれはさっさと結論を出して原稿を書かなきゃならないんだよ。 知ってる、だから急ぐなと言ったんだ。 あんたは誰なんだ。 まあ息抜きに歩いてこいよ。 息抜き? いつもやっているだろう。あの循環だよ。 ああ、わかった……。いや、ちょっと待ってくれ。先に腹ごしらえだ。
もう昼を過ぎて久しいんだな、と鉄格子越しの風景を一瞥して気づく。陽光は人工地盤上の芝生と一本木を通過して一三号棟の廊下を照らし始めていた。タワーマンションをかすめて赤色のヘリコプターが東へと飛んでいき、青空に白線を引きながら飛行機が西へと進む。もちろん、時間を忘れて書くのは悪いことではない。だが、無理をしすぎるとあとになって深刻な不調に見舞われることになる。だから徒歩三秒の自宅に移動しよう。 キッチンの明かりをつける。ここには陽光が入ってこない。窓側に風呂場とトイレがあるからだ。キッチンの背後に洗面所へと続くドアがある。それを開けると陽光が降り注ぐ。風呂場に入った光が透明なドアを通過して洗面所へと至るのだった。洗面台で手を洗い、鏡に目を向けると、風呂場と窓のサッシと鉄格子と団地とスカイツリーが万華鏡のように複雑な模様を見せる。手を拭いたら、キッチンに戻って冷蔵庫を開け、中を眺める。食材は豊富だった。そのうちの九五パーセントはここから徒歩五分のイオンで仕入れた。で、遅めの昼食はどうする? 豚バラとキャベツで回鍋肉にしてもいいが、飯を炊くのに時間がかかる。そうだな……、カルボナーラでいこう。鍋に湯を沸かして塩を入れ、パスタを茹でる。ベーコンと玉葱、にんにくを刻んでオリーブオイルで炒める。それをボウルに入れ、パルメザンチーズと生卵も加え、茹で上がったパスタを投入する。オリーブオイルとたっぷりの黒胡椒とともにすべてを混ぜ合わせれば、カルボナーラは完成する。もっとも手順の少ない料理のひとつだった。文字の世界に没頭しているときは簡単な料理のほうがいい。逆に、どうにも集中できない日は、複雑な料理に取り組んで思考回路を開くとよい。まあ、何をやっても駄目な日もあるのだが。 リビング・ダイニングの窓際に置かれたテーブルでカルボナーラを食べながら、散歩の計画を練る。籠もって原稿を書く日はできるだけ歩く時間を取るようにしていた。あまり動かないと頭も指先も鈍るからだ。走ってもいいのだが、そこそこ気合いを入れなければならないし、何よりも風景がよく見えない。だから、平均して一時間、長いときで二時間程度の散歩をするのが午後の日課になっていた。たとえば、辰巳運河沿いを南下しながら首都高の高架と森と物流倉庫群を眺めてもいいし、辰巳運河を越えて辰巳団地の中を通り、辰巳の森海浜公園まで行ってもよい。あるいは有明から東雲運河を越えて豊洲市場あたりに出てもいいし、そこからさらに晴海運河を越えて晴海第一公園まで足を伸ばし、日本住宅公団が手がけた最初の高層アパートの跡地に巡礼する手もある。だが、わたしにとってもっとも重要なのは、この東雲キャナルコートCODAN一街区をめぐるルートだった。つまり、空中に張りめぐらされた道を歩いて、東京湾岸のタブラ・ラサに立ち上がった新都市を内側から体感するのだ。 と、このように書くと、何か劇的な旅が想像されるかもしれない。アトリエや事務所、さらにはギャラリーのようなものが住棟内に点在していて、まさに都市を立体化したような人々の躍動が見られると思うかもしれない。生活と仕事が混在した活動が積み重なり、文化と言えるようなものすら発生しつつあるかもしれないと、期待を抱くかもしれない。少なくともわたしはそうだった。実際にここに来るまでは。さて、靴を履いてアトリエの玄関ドアを開けよう。
それは二つの世界をめぐる旅だ。一方にここに埋め込まれたはずの思想があり、他方には生成する現実があった。二つの世界は常に並行して存在する。だが、実際に見えているのは現実のほうだけだし、歴史は二つの世界の存在を許さない。とはいえ、わたしが最初に遭遇したのは見えない世界のほうだった。その世界では、実際に都市がひとつの建築として立ち上がっていた。ただ家が集積されただけでなく、その中に住みながら働いたり、ショールームやギャラリーを開設したりすることができて、さまざまな形で人と人とが接続されていた。全体の半数近くを占める透明な玄関ドアの向こうに談笑する人の姿が見え、共用廊下に向かって開かれたテラスで人々は語り合っていた。テラスに向かって設けられた大きな掃き出し窓には、子どもたちが遊ぶ姿や、趣味のコレクション、打ち合わせをする人と人、アトリエと作品群などが浮かんでいた。それはもはや集合住宅ではなかった。都市で発生する多様で複雑な活動をそのまま受け入れる文化保全地区だった。ゾーニングによって分断された都市の攪拌装置であり、過剰な接続の果てに衰退期を迎えた人類の新・進化論でもあった。 なあ、そうだろう? 応答はない。静かな空中の散歩道だけがある。わたしのアトリエに隣接するテラスとお隣さんのテラスを通り過ぎると、やや薄暗い内廊下のゾーンに入る。日が暮れるまでは照明が半分しか点灯しないので光がいくらか不足するのだった。透明な玄関ドアがあり、その傍の壁に廣村正彰によってデザインされたボーダー柄と部屋番号の表示がある。ボーダー柄は階ごとに色が異なっていて、この一三階は緑だった。少し歩くと右側にエレベーター���ールが現れる。外との境界線上にはめ込まれたパンチングメタルから風が吹き込んできて、ぴゅうぴゅうと騒ぐ。普段はここでエレベーターに乗り込むのだが、今日は通り過ぎよう。廊下の両側に玄関と緑色のボーダー柄が点々と続いている。左右に四つの透明な玄関ドアが連なったあと、二つの白く塗装された鉄扉がある。透明な玄関ドアの向こうは見えない。カーテンやブラインドや黒いフィルムによって塞がれているからだ。でも陰鬱な気分になる必要はない。間もなく左右に光が満ちてくる。 コモンテラスと名づけられた空洞のひとつに出た。二階分の大穴が南側と北側に空いていて、共用廊下とテラスとを仕切るフェンスはなく、住民に開放されていた。コモンテラスは住棟内にいくつか存在するが、ここはその中でも最大だ。一四階の高さが通常の一・五倍ほどあるので、一三階と合わせて計二・五階分の空洞になっているのだ。それはさながら、天空の劇場だった。南側には巨大な長方形によって縁取られた東京湾の風景がある。左右と真ん中に計三棟のタワーマンションが陣取り、そのあいだで辰巳運河の水が東京湾に注ぎ、東京ゲートブリッジの橋脚と出会って、「海の森」と名づけられた人工島の縁でしぶきを上げる様が見える。天気のいい日には対岸に広がる千葉の工業地帯とその先の山々まで望むことができた。海から来た風がこのコモンテラスを通過し、東京の内側へと抜けていく。北側にその風景が広がる。視界の半分は集合住宅で、残りの半分は青空だった。タワーマンションの陰に隠れて東京スカイツリーは確認できないが、豊洲のビル群が団地の上から頭を覗かせている。眼下にはこの団地を南北に貫くS字アベニューが伸び、一街区と二街区の人工地盤を繋ぐブリッジが横切っていて、長谷川浩己率いるオンサイト計画設計事務所によるランドスケープ・デザインの骨格が見て取れる。 さあ、公演が始まる。コモンテラスの中心に灰色の巨大な柱が伸びている。一三階の共用廊下の上に一四階の共用廊下が浮かんでいる。ガラス製のパネルには「CODAN Shinonome」の文字が刻まれている。この空間の両側に、六つの部屋が立体的に配置されている。半分は一三階に属し、残りの半分は一四階に属しているのだった。したがって、壁にあしらわれたボーダー柄は緑から青へと遷移する。その色は、掃き出し窓の向こうに設えられた目隠しと防犯を兼ねた引き戸にも連続している。そう、六つの部屋はこのコモンテラスに向かって大きく開くことができた。少なくとも設計上は。引き戸を全開にすれば、六つの部屋の中身がすべて露わになる。それらの部屋の住人たちは観客なのではない。この劇場で物語を紡ぎ出す主役たちなのだった。両サイドに見える美しい風景もここではただの背景にすぎない。近田玲子によって計画された照明がこの空間そのものを照らすように上向きに取り付けられている。ただし、今はまだ点灯していない。わたしはたったひとりで幕が上がるのを待っている。だが、動きはない。戸は厳重に閉じられるか、採光のために数センチだけ開いているかだ。ひとつだけ開かれている戸があるが、レースカーテンで視界が完全に遮られ、窓際にはいくつかの段ボールと紙袋が無造作に積まれていた。風がこのコモンテラスを素通りしていく。
ほら、 幕は上がらないだろう、 お前はわかっていたはずだ、ここでは人と出��うことがないと。横浜のことを思い出してみろ。お前はかつて横浜の湾岸に住んでいた。住宅と事務所と店舗が街の中に混在し、近所の雑居ビルやカフェスペースで毎日のように文化的なイベントが催されていて、お前はよくそういうところにふらっと行っていた。で、いくつかの重要な出会いを経験した。つけ加えるなら、そのあたりは山本理顕設計工場の所在地でもあった。だから、東雲に移るとき、お前はそういうものが垂直に立ち上がる様を思い描いていただろう。だが、どうだ? あのアトリエと自宅は東京の空中にぽつんと浮かんでいるのではないか? それも悪くない、とお前は言うかもしれない。物書きには都市の孤独な拠点が必要だったのだ、と。多くの人に会って濃密な取材をこなしたあと、ふと自分自身に戻ることができるアトリエを欲していたのだ、と。所詮自分は穴蔵の住人だし、たまに訪ねてくる仕事仲間や友人もいなくはない、と。実際、お前はここではマイノリティだった。ここの住民の大半は幼い子どもを連れた核家族だったし、大人たちのほとんどはこの住棟の外に職場があった。もちろん、二階のウッドデッキ沿いを中心にいくつかの仕事場は存在した。不動産屋、建築家や写真家のアトリエ、ネットショップのオフィス、アメリカのコンサルティング会社の連絡事務所、いくつかの謎の会社、秘かに行われている英会話教室や料理教室、かつては違法民泊らしきものもあった。だが、それもかすかな蠢きにすぎなかった。ほとんどの住民の仕事はどこか別の場所で行われていて、この一街区には活動が積み重ねられず、したがって文化は育たなかったのだ。周囲の住人は頻繁に入れ替わって、コミュニケーションも生まれなかった。お前のアトリエと自宅のまわりにある五軒のうち四軒の住人が、この四年間で入れ替わったのだった。隣人が去ったことにしばらく気づかないことすらあった。何週間か経って新しい住人が入り、透明な玄関ドアが黒い布で塞がれ、テラスに向いた戸が閉じられていくのを、お前は満足して見ていたか? 胸を抉られるような気持ちだったはずだ。 そうした状況にもかかわらず、お前はこの一街区を愛した。家というものにこれほどの帰属意識を持ったことはこれまでになかったはずだ。遠くの街から戻り、暗闇に浮かぶ格子状の光を見たとき、心底ほっとしたし、帰ってきたんだな、と感じただろう。なぜお前はこの一街区を愛したのか? もちろん、第一には妻との生活が充実したものだったことが挙げられる。そもそも、ここに住むことを提案したのは妻のほうだった。四年前の春だ。「家で仕事をするんだったらここがいいんじゃない?」とお前の妻はあの奇妙な間取りが載った図面を示した。だから、お前が恵まれた環境にいたことは指摘されなければならない。だが、第二に挙げるべきはお前の本性だ。つまり、お前は現実のみに生きているのではない���お前の頭の中には常に想像の世界がある。そのレイヤーを現実に重ねることでようやく生きている。だから、お前はあのアトリエから見える現実に落胆しながら、この都市のような構造体の可能性を想像し続けた。簡単に言えば、この一街区はお前の想像力を搔き立てたのだ。 では、お前は想像の世界に満足したか? そうではなかった。想像すればするほどに現実との溝は大きく深くなっていった。しばらく想像の世界にいたお前は、どこまでが現実だったのか見失いつつあるだろう。それはとても危険なことだ。だから確認しよう。お前が住む東雲キャナルコートCODAN一街区には四二〇戸の住宅があるが、それはかつて日本住宅公団であり、住宅・都市整備公団であり、都市基盤整備公団であって、今の独立行政法人都市再生機構、つまりURが供給してきた一五〇万戸以上の住宅の中でも特異なものだった。お前が言うようにそれは都市を構築することが目指された。ところが、そこには公団の亡霊としか言い表しようのない矛盾が内包されていた。たとえば、当時の都市基盤整備公団は四二〇戸のうちの三七八戸を一般の住宅にしようとした。だが、設計者の山本理顕は表面上はそれに応じながら、実際には大半の住戸にアトリエや事務所やギャラリーを実装できる仕掛けを忍ばせたのだ。玄関や壁は透明で、仕事場にできる開放的なスペースが用意された。間取りはありとあらゆる活動を受け入れるべく多種多様で、メゾネットやアネックスつきの部屋も存在した。で、実際にそれは東雲の地に建った。それは現実のものとなったのだった。だが、実はここで世界が分岐した。公団およびのちのURは、例の三七八戸を結局、一般の住宅として貸し出した。したがって大半の住戸では、アトリエはまだしも、事務所やギャラリーは現実的に不可だった。ほかに「在宅ワーク型住宅」と呼ばれる部屋が三二戸あるが、不特定多数が出入りしたり、従業員を雇って行ったりする業務は不可とされたし、そもそも、家で仕事をしない人が普通に借りることもできた。残るは「SOHO住宅」だ。これは確かに事務所やギャラリーとして使うことができる部屋だが、ウッドデッキ沿いの一〇戸にすぎなかった。 結果、この一街区は集合住宅へと回帰した。これがお前の立っている現実だ。都市として運営されていないのだから、都市にならないのは当然の帰結だ。もちろん、ゲリラ的に別の使い方をすることは可能だろう。ここにはそういう人間たちも確かにいる。お前も含めて。だが、お前はもうすぐここから去るのだろう? こうしてまたひとり、都市を望む者が消えていく。二つの世界はさらに乖離する。まあ、ここではよくあることだ。ブリューゲルの「バベルの塔」、あの絵の中にお前の姿を認めることはできなくなる。 とはいえ、心配は無用だ。誰もそのことに気づかないから。おれだけがそれを知っている。おれは別の場所からそれを見ている。ここでは、永遠の未来都市は循環を脱して都市へと移行した。いずれにせよ、お前が立つ現実とは別世界の話だがな。
実際、人には出会わなかった。一四階から二階へ、階段を使ってすべてのフロアを歩いたが、誰とも顔を合わせることはなかった。その間、ずっとあの声が頭の中に響いていた。うるさいな、せっかくひとりで静かに散歩しているのに、と文句を言おうかとも考えたが、やめた。あの声の正体はわからない。どのようにして聞こえているのかもはっきりしない。ただ、ふと何かを諦めようとしたとき、周波数が突然合うような感じで、周囲の雑音が消え、かわりにあの声が聞こえてくる。こちらが応答すれば会話ができるが、黙っていると勝手に喋って、勝手に切り上げてしまう。あまり考えたくなかったことを矢継ぎ早に投げかけてくるので、面倒なときもあるが、重要なヒントをくれもするのだ。 あの声が聞こえていることを除くと、いつもの散歩道だった。まず一三階のコモンテラスの脇にある階段で一四階に上り、一一号棟の共用廊下を東から西へ一直線に歩き、右折して一〇メートルほどの渡り廊下を辿り、一二号棟に到達する。南から北へ一二号棟を踏破すると、エレベーターホールの脇にある階段で一三階に下り、あらためて一三階の共用廊下を歩く。以下同様に、二階まで辿っていく。その間、各階の壁にあしらわれたボーダー柄は青、緑、黄緑、黄、橙、赤、紫、青、緑、黄緑、黄、橙、赤と遷移する。二階に到達したら、人工地盤上のウッドデッキをめぐりながら島のように浮かぶ一三号棟へと移動する。その際、人工地盤に空いた長方形の穴から、地上レベルの駐車場や学童クラブ、子ども写真館の様子が目に入る。一三号棟は一〇階建てで共用廊下も短いので踏破するのにそれほど時間はかからない。二階には集会所があり、住宅は三階から始まる。橙、黄、黄緑、緑、青、紫、赤、橙。 この旅では風景がさまざまに変化する。フロアごとにあしらわれた色については既に述べた。ほかにも、二〇〇もの透明な玄関ドアが住人の個性を露わにする。たとえば、入ってすぐのところに大きなテーブルが置かれた部屋。子どもがつくったと思しき切り絵と人気ユーチューバーのステッカーが浮かぶ部屋。玄関に置かれた飾り棚に仏像や陶器が並べられた部屋。家の一部が透けて見える。とはいえ、透明な玄関ドアの四割近くは完全に閉じられている。ただし、そのやり方にも個性は現れる。たとえば、白い紙で雑に塞がれた玄関ドア。一面が英字新聞で覆われた玄関ドア。鏡面シートが一分の隙もなく貼りつけられた玄関ドア。そうした玄関ドアが共用廊下の両側に現れては消えていく。ときどき、外に向かって開かれた空洞に出会う。この一街区には東西南北に合わせて三六の空洞がある。そのうち、隣接する住戸が占有する空洞はプライベートテラスと呼ばれる。わたしのアトリエに面したテラスがそれだ。部屋からテラスに向かって戸を開くことができるが、ほとんどの戸は閉じられたうえ、テラスは物置になっている。たとえば、山のような箱。不要になった椅子やテーブル。何かを覆う青いビニールシート。その先に広がるこの団地の風景はどこか殺伐としている。一方、共用廊下の両側に広がる空洞、つまりコモンテラスには物が置かれることはないが、テラスに面したほとんどの戸はやはり、閉じられている。ただし、閉じられたボーダー柄の戸とガラスとの間に、その部屋の個性を示すものが置かれることがある。たとえば、黄緑色のボーダー柄を背景としたいくつかの油絵。黄色のボーダー柄の海を漂う古代の船の模型。橙色のボーダー柄と調和する黄色いサーフボードと高波を警告する看板のレプリカ。何かが始まりそうな予感はある。今にも幕が上がりそうな。だが、コモンテラスはいつも無言だった。ある柱の側面にこう書かれている。「コモンテラスで騒ぐこと禁止」と。なるほど、無言でいなければならないわけか。都市として運営されていない、とあの声は言った。 長いあいだ、わたしはこの一街区をさまよっていた。街区の外には出なかった。そろそろアトリエに戻らないとな、と思いながら歩き続けた。その距離と時間は日課の域をとうに超えていて、あの循環を逸脱しつつあった。アトリエに戻ったら、わたしはこのことについて書くだろう。今や、すべての風景は書き留められる。見過ごされてきたものの言語化が行われる。そうしたものが、気の遠くなるほど長いあいだ、連綿と積み重ねられなければ、文化は発生しない。ほら、見えるだろう? 一一号棟と一二号棟とを繋ぐ渡り廊下の上から、東京都心の風景が確認できる。東雲運河の向こうに豊洲市場とレインボーブリッジがあり、遥か遠くに真っ赤に染まった富士山があって、そのあいだの土地に超高層ビルがびっしりと生えている。都市は、瀕死だった。炎は上がっていないが、息も絶え絶えだった。密集すればするほど人々は分断されるのだ。
まあいい。そろそろ帰ろう。陽光は地平線の彼方へと姿を消し、かわりに闇が、濃紺から黒へと変化を遂げながらこの街に降りた。もうじき妻が都心の職場から戻るだろう。今日は有楽町のもつ鍋屋で持ち帰りのセットを買ってきてくれるはずだ。有楽町線の有楽町駅から辰巳駅まで地下鉄で移動し、辰巳桜橋を渡ってここまでたどり着く。それまでに締めに投入する飯を炊いておきたい。 わたしは一二号棟一二階のコモンテラスにいる。ここから右斜め先に一一号棟の北側の面が見える。コンクリートで縁取られた四角形が規則正しく並び、ところどころに色とりどりの空洞が光を放っている。緑と青に光る空洞がわたしのアトリエの左隣にあり、黄と黄緑に光る空洞がわたしの自宅のリビング・ダイニングおよびベッドルームの真下にある。家々の窓がひとつ、ひとつと、琥珀色に輝き始めた。そのときだ。わたしのアトリエの明かりが点灯した。妻ではなかった。まだ妻が戻る時間ではないし、そもそも妻は自宅用の玄関ドアから戻る。闇の中に、机とそこに座る人の姿が浮かんでいる。鉄格子とガラス越しだからはっきりしないが、たぶん……男だ。男は机に向かって何かを書いているらしい。テラスから身を乗り出してそれを見る。それは、わたしだった。いつものアトリエで文章を書くわたしだ。だが、何かが違っている。男の手元にはMacがなかった。机の上にあるのは原稿用紙だった。男はそこに万年筆で文字を書き入れ、原稿の束が次々と積み上げられていく。それでわたしは悟った。
あんたは、もうひとつの世界にいるんだな。 どうかな、 で、さまざまに見逃されてきたものを書き連ねてきたんだろう? そうだな。
もうひとりのわたしは立ち上がって、掃き出し窓の近くに寄り、コモンテラスの縁にいるこの���たしに向かって右手を振ってみせた。こっちへ来いよ、と言っているのか、もう行けよ、と言っているのか、どちらとも取れるような、妙に間の抜けた仕草で。
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核
核について、重いテーマですが まとめてみました。
核(nuclear)とは、一般的に「原子力」 を差す。
原子力(nuclear energy)とは、
原子核の変換や核反応に伴って放出される多量の エネルギーのこと。
「核」は核兵器や核燃料など軍用や燃料として、 「原子力」は原子力発電や原子力空母など商用や 動力源に使い分けられる。
核兵器(nuclear weapon)
核分裂の連鎖反応、または核融合反応で放出される 膨大なエネルギーを利用して、爆風、熱放射や放射線 効果などの作用を破壊に用いる兵器の総称。
原子爆弾(atomic bomb)、水素爆弾(hydrogen bomb)、 中性子爆弾(Neutron bomb)等の核爆弾(核弾頭) とそれを運搬する運搬兵器で構成されている、
いわゆる大量破壊兵器である。
原子爆弾の爆発力でもTNT火薬換算でキロトン(kT)、 すなわち化学反応による爆弾(~kg)の100万倍の 爆発力であり、水素爆弾になるとさらにその1000倍の メガトン(MT)の規模である。
核保有国
核拡散防止条約(NPT)で核兵器保有の資格を国際的に 認められた核保有国は5か国です。
アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国。
それ以外(NPT非批准)の核保有国は3カ国。
インド、パキスタン、北朝鮮。
認めてないがイスラエル。
核実験を公式に成功させた国は8カ国である。
核戦力
1950年代になると、ソ連も核兵器を保有するようになり、 また弾道ミサイルが開発され、米本土が核の脅威に さらされるに至った。
そして核抑止が提唱されるようになった。
核戦争
広島長崎は16キロトン、今の原爆は3000倍の威力。
核兵器廃絶組織「ican」は全ての核をあわせると 17300発もの存在がある。
特にロシアは8500発もある。
アメリカは7700発。
地球上の全ての核爆弾が爆発したら、何が起こるか?
https://www.youtube.com/watch?v=CsILjZy7dpI
この11分の動画では、核の脅威と想像を絶する破壊力、 地球が壊滅されるまでを的確に描いています。
核抑止 核武装
いかに核兵器の使用を防ぐかについて。
核兵器をより確実に使用できるようになれば、 核兵器の先制使用によって生ずる利益が 小さくなる。
よって核兵器は使用されにくくなり、核抑止を 実現できる。
現状より強力な武力を用いると脅しをかけることで 他国に圧力をかけることができた。
ベトナム戦争で実証されたように、米国は 北ベトナムよりはるかに巨大な力を持っていた にもかかわらず、北ベトナムを屈服させることは できなかった。
一方で、新たに第三世界への核拡散や、 テロリストに核兵器がわたる危険性などが 生じてきた。
核拡散防止条約「NPT」
(Treaty on the NonProliferation of Nuclear Weapons)
核拡散��抑止することを目的として、 1963年に国際連合で採択された。
条約では、全加盟国を1967年1月1日の時点で 既に核兵器を保有している国(保持を許された 核兵器国)であると定められたアメリカ、ロシア、 イギリス、1992年批准のフランスと中国の5か国と、 それ以外の加盟国(保持しておらず、また許され ない非核兵器国)とに分けられる。
核五大国は「署名しない」
IAEA(国際原子力機関)総会 禁止条約を非難
核兵器禁止条約が圧倒的多数の賛成で成立した。
IAEA最大の任務は核拡散防止条約(NPT) に基づく監視。
日本は非保有国ですが「署名しない」と明言した。
核保有国と非核保有国の協力の下で核廃絶を目指す という。
2020年には、NPT(核不拡散条約)再検討会議 があります。
日本の核保有
日本においては、日米安全保障条約とともに米国から 「核の傘」を提供してもらうことによって核抑止力を 得てきた。
非核三原則は、
「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」
という三つの原則からなる、日本の国是である。
だが、非核三原則は国会決議ではあるが法律や条約 ではない。
「自衛権の範囲内であれば核保有も可能である」
という憲法解釈も成り立つ。
日本の核武装が実現する可能性
試算によれば核弾頭(原爆)付き巡航ミサイル200-300基と、 専用の駆逐艦及び潜水艦約30隻の建設と運用にかかる軍事 予算は年間1兆円となっている。
日本はM-Vロケットに代表される固体燃料ロケットの技術を 保有している。
「攻撃に使える兵器」という意味でなら、核でなく青森県 で貯蔵されている使用済み核燃料やプルトニウムを兵器に 積み込み使用も可能だ。
日本はプルトニウムを約47トン蓄積し、早晩、兵器化 されうるものとして周辺国などは神経をとがらせている ようだ。
日本の防衛
日本のミサイル防衛システムは日本海のイージス護衛艦が 艦対空ミサイル「SM3」で迎撃し、撃ち漏らしたら地対空 迎撃ミサイル「PAC3」で対処する二段構えだ。
いずれも高性能の誘導ミサイルで、超音速の弾道ミサイル を迎撃できる。
PAC-3(Patriot Advanced Capability3)
地対空ミサイル・パトリオットを改良し、弾道ミサイルの 迎撃に特化させた地対空誘導弾の通称。
日本では07年に航空自衛隊への実戦配備が開始された。
北朝鮮から事実上の長距離弾道ミサイル発射を予告された 09年、12年には、航空自衛隊が期間限定で首都圏や沖縄県 などへの配備を行っている。
イージス護衛艦を複数動員したとしても弾道ミサイルを連射 されれば、いずれSM3は尽きる。「最後の砦」がPAC3なのだ。
北朝鮮の脅威
北朝鮮の核・ミサイル問題は日本の国防を現実感を もって考える、絶好の機会となるだろう。
今、北朝鮮の核武装というと専ら核弾頭と大陸間弾道 ミサイル(ICBM)に焦点が当たる。
しかし、日本の立場からすると、既に北朝鮮が200基 以上を実戦配備している核搭載可能な中距離ミサイル 「ノドン」が深刻な問題である。
ノドンは最大射程1500キロでアメリカには届かないが、 日本全域をカバーする。
そして実質的には、日本に向けられたミサイルである。
仮に日本がノドンによる(核)攻撃を受けたとして、 アメリカが本土配備の戦略核をもってでも日本を防衛 するかという問題、いわゆる「デカップリング」が 提起されてきた。
だが、アメリカとの同盟は「運命共同体」 という訳ではない。
北朝鮮の現状
北朝鮮による弾道ミサイル発射は、国連安保理決議で 禁止されている。
保持しているミサイルが、北朝鮮で最も大型の固体 燃料式ミサイルだということが深刻な問題だ。
固体燃料ミサイルは、液体燃料を用いたものよりも優れて いる。
より高い反応性や柔軟性があるほか、液体燃料式のような 大掛かりな燃料注入や事前準備は不要だからだ。
通常よりも角度をつけて高く飛ばす「ロフテッド軌道」で 発射されたSLBMは、高度は約910キロにまで達した。
もし通常の軌道であれば、飛行距離は大幅に伸びることとなる。 専門家は、約1900キロに達する可能性があるとしている。
北朝鮮は、すべての長距離ミサイルの発射実験を中止する 前までは、SLBMの技術開発を行っていた。
アメリカと北朝鮮による非核化協議再開を目前に行われた SLBMの発射実験により、北朝鮮が強い立場で交渉に臨めると 考えていることが分かった。
そして、核開発における信頼できる制限を設けることが できるのか、あらためて疑いが生じた。
非核化協議は、今年2月ベトナム・ハノイでの金委員長 とドナルド・トランプ米大統領との2回目の会談が 物別れに終わって以降停滞している。
ついで2019年6月30日に板門店で50分行われたが、 会談ではなく面会としている。
北朝鮮側はこれまで、非核化協議進展の前提として制裁 解除を要求してきたが、トランプ氏はいずれは解除したい が今は継続すると述べた。
対抗姿勢
軍事衛星は、アメリカでは100数十機以上、 日本には7機が運用中である。
軍事用の偵察衛星はいずれも「脅威のある場所」を 恒常的に偵察できる軌道に投入、朝鮮半島を偵察、 ミサイルの発射を事前に捉えられる。
韓国には1機もないので、諸外国に貸与を懇願したが 偵察衛星を貸せない��ころか、映像の貸与や販売も できないと、けんもほろろの応対を受けたという。
北朝鮮のミサイルに対抗する手立てが、韓国には全く ない。
したがって対北ミサイル防衛は丸裸である。
唯一の希望は在韓米軍が配備する高高度防衛ミサイル 「THAAD」だけだ。
そんな状況で、GSOMIA(軍事情報に関する包括的保全協定) の破棄をしたがった韓国。
米国からきついお達しがあったからだろう、期日直前で 破棄を延長した。
レッドチームに入りも考えられた韓国本土防衛の望みは 暗い。
危機感の無さには呆れるばかりだ。
北朝鮮は、韓国と日本のGSOMIA維持に対して 「許しがたい民族的犯罪」だと批判した。
GSOMIAは今のところ継続しているが、韓国側は 輸出規制の報復としているのでいつでも解除できる と言っている。
そんな矢先、11月28日に弾道ミサイル(ICBM)が 北朝鮮から発射されたのである。
今年に入ってから13回目、25発目だ。
韓国への輸出規制
フッ化水素酸の役割と重要性
半導体製造には無くてはならないものだ。
超高純度フッ素水素酸(フッ化水素水溶液) について。 その純度は、12N(99.9999999999%)という 最上級レベル。
フッ化水素酸を12Nレベルで製造・供給できるのは 世界でも3社しか無く、 日本のステラケミファ、森田化学工業、そして ダイキンである。
特殊性は原子力用途 軍事関係技術で、遠心分離機に かけて濃縮すれば高濃度放射性ウラン、つまり原発や 原爆に使える高純度材料の出来上がる。
韓国が日本から輸入している軍事に関わる材料が 北朝鮮やイランなどに流れるているでのは? との疑念が持たれ、その結果「輸出チェック厳格化」 の対象となった。
あくまで「安全保障上」の問題である。
これは禁輸ではなく今まで友好国のよしみで優遇して いたのを本来の待遇に戻しただけです。
【ワシントン共同】
米紙ワシントン・タイムズは11月26日、 中国が米国のほぼ全域を射程に収める 最新の多弾頭型大陸間弾道ミサイル(ICBM) 「東風41」の発射実験を22日に行ったと報じた。
昨年5月以来となる。
米国にミサイルを落とせるんだぞ!? という事だ。
あたかも北朝鮮だけが危険かのような報道 ばかりがなされていたが、実際に危険なのは 全ての核保有国だ。
つまり米露中すべてが危険な国だ。
そんな国々に日本は囲まれている。
日本の政界やマスコミに中国共産党による 浸透工作が成功しているといわれている。
国家存亡の危機をしっかりと認識すべきである。
直ちに「憲法9条改正」に着手できなければ 国家の危機は増すと言えるでしょう。
ローマ教皇の広島長崎訪問
教皇フランシスコは11月24日、被爆地の長崎、広島 両市を訪問し、被爆者の冥福を祈るとともに、 平和と核廃絶を訴えるスピーチを行った。
教皇として故ヨハネ・パウロ2世以来、38年ぶり史上 2度目。
74年前、人類史上初めて原爆が投下された被爆地訪問と なった。
核なき世界「可能で必要」。
「核兵器は安全保障への脅威から私たちを守ってくれる ものではない」と核の抑止力を否定し、核の戦争目的 使用を「犯罪以外の何ものでもない」と主張。
個人や国家が団結して核廃絶に取り組むよう訴えた。
これに対し肯定的な意見の一方で、海外の反応は 賛否両論がある。
「北朝鮮や中国で言ってください」 「なぜ核保有してない日本で言うのか」 「抑止力になっている」
などの声がある。
核保有の是か否かは、人類進化の過程で 避ける事の出来ない宿命でしょう。
次世代兵器
政治的リスクが高く削減圧力が強い核兵器に代わり、 「極超音速ミサイル」や 「対艦弾道ミサイル」など 通常弾頭を使用するが高速なためミサイル防衛網でも 対処が難しい兵器システムの開発が進んでいる。
武器展示会に於いての最新兵器
11月18日から幕張メッセで武器見本市「DSEI JAPAN」 が開催された。
なかでも目を見張ったのが「ドローン・ドーム」
イスラエルのラファエル・アドバンスド・ ディフェンス・システムズ社が開発・提供する、 不審ドローンの検知・無力化システム。
地上に設置したレーダーとセンサー、光学カメラで 半径3.5キロから5キロの範囲のドローンを 識別できる。
ドローン・ドームは低空を飛ぶ小型のドローンに 対処できるシステムで、電子・光学センサーと レーダーを組み合わせてドローンを探知し、 ジャミングによってドローンを落下させられる。
サウジの石油施設がドローン攻撃を受けた事は 記憶に新しい。
小さな核弾頭の脅威に対抗できそうです。
来年の東京オリンピックのテロ対策にも 活躍に期待がもてます。
今日から師走入り。 2020年、新しい年まであとわずかですが、 無難でよい日々で1年を締めくくられますよう 願っております。
核ミサイルから生き延びるにはどうすればいいのか?
『その日、 Jアラートが鳴った。』 https://www.youtube.com/watch?v=ZgX6MrHGZZs
判りやすく的確に核の攻撃から生き延びる術を 教えてくれています。
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私たちは今日、北朝鮮の核・ミサイル兵器の甚大な脅威にさらされている。
だが、このような兵器を開発するには莫大な資金が必要だ。北朝鮮のような貧しい国がどうやってそれを捻り出したのだろうか。
大きな役割を果たしたのが、日本にある朝銀からの送金だと言われている。
以下は、金昌烈氏の『朝鮮総聯の大罪 許されざる、その人びと』(宝島社)からの引用である(*傍線は筆者による)。
(以下引用)
北朝鮮のミサイルは朝銀の金でつくられている
(前略)日本から多額の現金が北朝鮮に流れ込んでいる。しかもそのうちの、かなりの金額が軍備に使用されているとみられる。とくに北朝鮮の弾道ミサイルや核兵器は日本から入ってきた金でつくられていると言ってよい。北朝鮮が最大の財政支出をしているのは、こうした大量破壊兵器の開発だからだ。
このための最大の資金源が朝銀信用組合、いわゆる「朝銀」だ。(略)一九九〇年には、三八組合、一七六店舗、預金総額二兆三七五億円に及ぶ日本有数の信用組合に成長した。
一九六一(昭和三六)年、朝銀上部団体・在日本朝鮮信用組合協会(朝信協)が総聯に介入し、朝銀の役割は「在日商工業者を(北朝鮮の)愛国者に育て、祖国や民族に貢献させること」と位置づけられるようになった。このため、朝銀の職員には金融マンと同時に、総聯活動家の顔もあった。
経営陣は総代会で選任されることになっていた。しかし、実態は総聯が選んだ候補の承認に過ぎなかった。人事権は総聯にあった。各地の朝銀は相互に独立しているはずだったが、総聯の意向で役員が全国を転々とするのは普通のことだった。「理事長」も実態は支店長に過ぎなかった。その上にはあくまで総聯中央の幹部がいた。
しかし、一九九七年の朝銀大阪を皮切りに、各地の朝銀が次々と経営破綻し、それをきっかけにその不正経営が明らかになってきた。その中でとくに衝撃を与えたのは、朝銀の北朝鮮への不正送金疑惑だった。
八〇年代後半から九〇年代にかけてだけで、少なくとも二〇〇億から三〇〇億もの現金が、新潟から北朝鮮に運ばれており、他にも莫大な金が日本から北朝鮮に流れている。その実態は、多くの人の努力で着実に解明されてきている。(後略)
朝鮮総聯の大罪 許されざる、その人びと
増加する北朝鮮への献金
(前略)八〇年代に入ると、金日成・金正日父子に対する献金が飛躍的に増えていった。金父子の誕生日、建国記念日、党創建記念日などの祝日には、必ず総聯代表団が平壌に表敬訪問する。これにともなって、日本からの祝賀の名目で、巨額の上納金が届けられた。これらはすべて現金で献金された。
代表団は飛行機で北朝鮮に入るが、彼らが現金を持ち込むわけではない。一回につき一〇億、二〇億という巨額になると、手荷物として運ぶことは物理的に不可能だ。だからこれらは新潟から船で運ばれる。今日、そのために使われているのが言わずと知れた万景峰号だ。
しかし、七〇年代のピーク時には四〇万人以上の会員を有し、「鉄の団結」を誇った朝鮮総聯も、その後、次第に人員を失い始めた。
八〇年代も半ばに入ると、組織の運営を担っていた同胞商工からの寄付金も目に見えて減少していった。バブル経済の爛熟とは裏腹に、朝鮮総聯は極度の財政難に陥っていったのだった。このような現状を打開するため、一九八六年九月一五日に北朝鮮から届いた通達が、「九月マルスム(九月のお言葉)」と呼ばれる金正日からの指令だった。
「九月マルスム」は総聯が組織としての独立性を保つため、自ら積極的に営利事業に乗り出せ、と指示していた。(略)
それまでも、朝鮮総聯の傘下には、北朝鮮との貿易を行う東海商事などの直営商社があった。しかしもっと利益率の高い商売を、ということで始まったのが、パチンコ店直営や地上げなどのビジネスだった。(略)
朝銀は設立当初こそ、弱い立場にある朝鮮人経営者に資金を融通する機関だった。しかし、いつの頃からか腐敗し、その初心は見失われてしまった。そして総聯中央=金父子の独裁政権の命令にのみ忠実に従い、在日商工人から金をむしりとる集金マシーンとなった。
朝銀の業務で最も重要なのは、北朝鮮に送るための裏金集めだ。(略)
各組合の預金のうち、年間最低五億が献金として北朝鮮に流れた。その状態が、一九八〇年代半ばのバブル期から、九〇年代後半に朝信協が崩壊するまで、最低十年は続いた。(略)
献金に使われる金の一部は、全国の朝銀の裏口座に蓄えられている。これが北朝鮮への巨額献金の基本的なメカニズムだ。(略)
裏口座にプールする金を捻出する方法は千差万別で、信用組合の数だけあるといっても過言ではない。職員のボーナスをピンハネする方法もあると言うが、最も有名なのは、融資の条件として、その何%かを献金することを約束させるというものだ。例えば、一〇〇〇万円の融資を求められた場合、書類上は一五〇〇万円融資したことにして、実際には一〇〇〇万円だけを渡し、五〇〇万円は朝銀の裏口座に入れる。(略)
ともあれ、こうして裏口座にプールされた額が指定された献金額に足りないとなると、理事長自ら在日朝鮮人の資産家、経営者の間をまわり、「祖国のため」「愛国事業」と言って、金を集めてまわる。(略)
総聯中央から直接献金を要求されては、たいていの在日朝鮮人は断ることができない。
こうして、金がそろうと、まず朝銀理事長は指定された額を裏口座から下ろし、大型の旅行カバンなどに詰めて、若い職員を同伴させて東京の中央本部まで運ぶ。商工会長など傘下団体役員や商工人などもそれぞれ求められた金額を本部に届ける。こうして、すべての献金が総聯中央本部に運ばれていく。(略)
集められた金は新潟港に入港してくる北朝鮮の船に乗せて運ばれる。(略)
税関職員は一人か二人だけで、いちいち手荷物や携帯品の検査をすることなどできない。また、こうした「寄付」は一切税務署に申告されない。結局、現金はフリーパスで北朝鮮に流れていく。
(以下引用終わり)
直ちに実態の究明を!
こうして送金された巨額の金を元にして、故・金正日は核兵器とミサイル兵器を開発したのだった。
資金面以外にも、在日朝鮮人科学者たちが技術開発に貢献してきたという。
上記を読めば、朝銀が破綻した理由がよく分かる。
だが、当時の日本政府は、その破綻した朝銀に対して、預金保護の名目で、約1兆4千億円もの公的資金を支出した。その裏には、自民党の有力政治家の働きかけがあったとも言われている。しかも、いったん救済されながら、二次破綻する朝銀も出た。
朝銀が北朝鮮の核・ミサイル開発の資金源を担っていることは当時から知られていた。救済の裏には、森友学園どころではない凄まじい闇が隠れている。
巨悪を解明し、外患誘致者を暴き、罰しない限り、いずれ国民の怒りは爆発する。
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YUKI SHIMANE 2023S/S "foggy silence" until 10/11
こんばんは。
・
数日前より急に肌寒さを感じるようになった。
東京では10月にも関わらず12月の気温ま��下がった日もあるそうだ。
これはなんと88年ぶりということだ。
急な気温の変化に体調管理も難しいという方もいらっしゃるのではないだろうか。
秋冬のアイテムが充実した当店。
そろそろ本格的な秋冬アイテムを手にしてみてはいかがだろうか。
・
さて、まずは明日からの営業予定だ。
10/10 (月) 〜 10/16 (日) 営業予定
10/10 (月) 13:00 〜 20:00
10/11 (火) 13:00 〜 20:00
10/12 (水) お休み
10/13 (木) お休み ※
10/14 (金) 13:00 〜 20:00
10/15 (土) 15:00 〜 20:00 ※
10/16 (日) 13:00 〜 20:00
※ 引き続き新型コロナウイルス感染予防対策を実施しての営業となります。ご理解・ご協力よろしくお願いいたします。
※ 10/13 (木) は出張のためお休みを頂きます。
※ 10/15 (土) は綿花の収穫のため15時からの営業となります。
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さて、それでは本題へ。
昨日から開催中の"YUKI SHIMANE 2023S/S"の受注会。
今日で折り返しを迎え、残りも2日間となった。
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当店では初めての試みとなる受注会。
やる前は色々と不安や悩みもありましたが、とにかく、やってみて良かったと今は声を大にして言いたい。
もちろんまだ終わってないので、少しその宣言も早いのだが。
昨日は、"YUKI SHIMANE"のデザイナー島根さんと”大森商店”のデザイナー大森さんのお二方も店頭に駆けつけてくれた。
本当に感謝しかない。
ありがとうございました。
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特に、今回受注会をやって良かったなと思ったのは"YUKI SHIMANE × 大森商店" のコラボ晴雨兼用傘だ。
本体は黒とグレーの2カラー。
そして持ち手は5種からお選びできる。
10通りから皆さんのお好みに合わせて受注ができる。
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当店でもこちらのアイテムはオーダー予定のアイテムだが、流石に10通りを全てオーダーする予定はない。
そのように考えると、皆さんの好みに合わせてオーダーができるという貴重な機会になったのではないかと思う。
・
持ち手はもちろん素敵なのだが、歩くときに地面につかないようにデザインされたサイズ感。
言われてみると、傘の地面にあたるカツカツとした音はとても苦手だ。
本当に今回のコラボアイテムは素敵なので、ぜひこの機会にご覧いただけると嬉しく思う。
また、店頭では肌寒さを増してきたこともあって、秋冬アイテムも同時にご覧いただける。
シーズンを跨いで”YUKI SHIMANE”の魅力に触れていただける良い機会となる。
・
これまで展示会や打ち合わせなどで何度かお会いはしている訳だが、これだけ色々と話した機会も無かったのではないだろうか。
"YUKI SHIMANE"というブランドの魅力にまた気付かされた気もする。
なんだか、一層店頭に並んだアイテムたちへの愛着も増した。
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そんな訳で、明日と明後日と残り2日間となる訳だが、この機会にぜひご覧いただけると嬉しく思う。
・
最後になりますが、改めて、島根さん、大森さんありがとうございました。
それでは次回もお楽しみに。
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ウミトロン、U.S.M.Hグループ企業3社と協同し、おいしさ・安心・サステナブルにこだわった養殖魚「うみとさち」のテスト販売を開始。
-マルエツ・カスミ・マックスバリュ関東の関東圏計 11店舗にて7月22日から販売-
ウミトロン株式会社(所在地:東京都品川区、代表取締役:藤原 謙、以下ウミトロン)は、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:藤田元宏、以下U.S.M.H)傘下の株式会社マルエツ計3店舗、株式会社カスミ計5店舗、マックスバリュ関東株式会社計3店舗にて、おいしさ・安心・サステナブルにこだわった養殖魚「うみとさち」の実証販売を、2021年7月22日より順次開始いたします。
本実証販売では、売り場に設置するPOPやリーフレット、商品に添付するQRコードを用いて、魚を育てる生産者の品質や安心へのこだわり、海の持続可能性へ配慮した取り組みなどを消費者にお伝えします。また、QRコードからは、魚を自宅でより美味しく食べられる和洋中等6ジャンルからなる様々な簡単レシピを提供します。レシピは、本企画にご賛同いただいた海の未来を考える料理人集団“Chefs for the Blue”に所属するミシュランシェフをはじめとしたトップシェフに作成いただきました。
海の資源量の減少、及び日本における海の資源や環境に配慮したシーフードの認知の低さ、購入可能な販売チャネルが限られていることが課題となって��ます。ウミトロンは、今後取扱魚種やパートナーとなる生産者、加工会社、量販店、飲食店を増やしていき、「うみとさち」を通じてサステナブルシーフードの認知向上、及び販路の多様化を進めていきます。
■実証販売詳細
期間:
2021年7月22日(木)〜27日(火)
実証販売店舗:
マルエツ
3店舗(マルエツ江戸川橋店、マルエツ四季の森フォレオ店、マルエツ武蔵浦和店)
カスミ
5店舗(フードスクエアカスミ水戸赤塚店、フードスクエアカスミ阿見店、フードスクエアカスミ学園店、フードスクエアカスミ八潮駅前店、フードスクエアカスミイオンタウン守谷店)
マックスバリュ関東
3店舗(マックスバリュおゆみ野店、マックスバリュ新船橋店、マックスバリュエクスプレス船堀駅前店)
■販売商品
ウミトロンのパートナー生産者である株式会社ダイニチ・株式会社内海水産が生育する、ASC(Aquaculture Stewardship Council:水産養殖管理協議会)認証等のGSSI(FAO(国際連合食糧農業機関)のガイドライン)を満たす認証を取得した真鯛商品。
■「うみとさち」とは
「うみとさち」とは、おいしさ・安心・サステナブルの3点にこだわったシーフードです。
おいしさ:
シーフードを育てる匠がこだわり抜いた、海のごちそうをお届けします。
安心:
対話を重ねることで見えてきた匠の素顔やストーリー、環境情報を公開します。
サステナブル:
匠たちの取り組みや哲学、それを支えるテクノロジー(※1)で海に優しく育てています。
「うみとさち」として、ウミトロンのテクノロジーで育った養殖魚、及び海の持続可能性を守る取り組みを行なっている生産者の養殖魚を取り扱ってい���ます。
うみとさちオンラインショップ:https://umitosachi.net
うみとさちWebサイトURL:https://www.umitosachi.umitron.com/
(※1)海に優しく効率的な養殖に貢献するテクノロジー
スマート給餌機「UMITRON CELL」を活用した複数真鯛事業者との大規模実証結果として、UMTIRON CELL搭載のAIにより魚の食欲に合わせて餌やりをすることで、従来給餌量より2割削減を達成。また、従来より少ない餌量でも、魚の食欲に応じてスマートフォンなどから遠隔で餌を与えることが可能なため、出荷時のサイズや質を保ちながら生育期間を1年から10ヶ月に短縮させることに成功しました。餌の海洋流出を防ぎながら海に優しく、かつ短期間でも大きく身質の良い魚づくりに貢献します。
■本取り組みの背景
ウミトロンは、これまでAIやIoT、衛星リモートセンシング技術を活用したサービスを養殖魚の生産現場に提供し、生産性向上に加え、環境負荷及び生産者の労働負担の軽減に取り組んできました。その中で、生産現場の課題解決だけではなく、消費者に海の持続可能性について認知を高め、購買チャネルを増やすことの重要性を感じました。そのため、「うみとさち」ブランドを立ち上げ、ウミトロンのテクノロジーで育った養殖魚、及び海の持続可能性を守る取り組みを行なっている生産者の養殖魚を消費者に販売する取り組みを開始。
U.S.M.Hは、社会・経済の発展、地域との共生による持続可能な循環型社会を目指し、グループの総力を結集し地球環境保全に努めることを環境基本方針としています。持続可能性に配慮した水産物を中長期的に取り扱っていきたいという意向が、ウミトロンのビジョンと合致したことから、今回の店舗における販売実証実現に至りました。
■今後の展開
ウミトロンは、今後も「うみとさち」取扱魚種や商品形態を増やすことで、消費者へよりサステナブルシーフードを日常生活の購買における身近な選択肢のひとつとなるよう、展開していきます。さらに、量販店、飲食店、百貨店、通販サービスなどのパートナー企業・団体を開拓することで、サステナブルシーフードの認知向上、及び販路の多様化を進めていきます。
海の環境に配慮したこだわりの養殖魚やSDGs・サスティナビリティに関する取り組みにご関心のある企業・団体・個人の皆様は、お気軽に記載のお問い合わせ先、もしくはウミトロンお問い合わせフォームよりお問い合わせください。
■Chefs for the Blueについて
Chefs for the Blueは、東京を代表する若手トップシェフ30人とフードジャーナリストからなるグループです。減少を続ける日本の水産資源の現状を多くの人に伝え、さまざまな企画や事業を通じて対話、啓発、教育を行っています。日本の水産資源を保全し、魚食文化を次世代に引き継ぐべく、それぞれの店の営業と並行して、日々水産資源の現在とサステナブル・シーフードの学びを重ね、イベントなどさまざまな活動を通じて世の中に発信しています。
Chefs for the Blue Webサイト:https://chefsfortheblue.jp/
■ウミトロンについて
ウミトロンは、成長を続ける水産養殖にテクノロジーを用いることで、将来人類が直面する食料問題と環境問題の解決に取り組むスタートアップ企業です。シンガポールと日本に拠点を持ち、IoT、衛星リモートセンシング、機械学習をはじめとした技術を用い、持続可能な水産養殖のコンピュータモデルを開発しています。私たちは世界中の養殖ノウハウを集積したコンピュータモデルを開発・提供することで、より安全で、人と自然に優しい「持続可能な水産養殖を地球に実装する」ことを目指しています。
ウミトロンは、持続可能な開発目標「SDGs」14番目のゴール「海の豊かさを守ろう」を支援する活動を行なっていきます。
ウミトロンWebサイト:https://umitron.com/ja/index.html
- お問合せ先 -
広報/取材について Email:[email protected](担当:佐藤)
うみとさちについて Email:[email protected]
ウミトロンのサービスについて Email:[email protected]
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märchは休みですが、開催中でやす! ↟ ↟ #Repost @kikiru_okinawa with @make_repost ・・・ * 【イベントのお知らせ】 沖縄は梅雨が明けて、本格的に夏らしく 日差しが眩しくなってきましたね。 夏のお出かけ用に、日傘をお探しの方も多いのではないでしょうか⛱ 明日からはKIKIRU店舗スペースのお隣、marchさんのspace leafもお借りして、大森商店さん @ohmori3 の日傘展を開催致します! 今年の夏は、お気に入りの日傘でお出かけをもっと楽しく♩ ぜひ、とっておきの1本を探しにいらしてください。 店内涼しくしてお待ちしております☺️ ◎大森商店◎ 東京の下町で、傘のハンドル専門店として始まった老舗の傘屋さん。 職人による丁寧な作りのハンドルがアクセントになっています。 細部まで拘って作られた可愛さはもちろんのこと、使い勝手の良さも魅力的です。 ============== 「大森商店の日傘展」 2020.7.9(thu)-7.14(tue) 水曜定休日 in march @march_okinawa space leaf ============== ※大森商店の日傘展開催期間中は、marchさんはお休みです。 #kikiru #沖縄セレクトショップ #那覇セレクトショップ #大森商店 #大森商店の日傘 #日傘 #UVカット加工 #松野屋 #松野屋カゴバック再入荷 #alaris #universaltissu #tissu #yuni #iki #aーna #stastnysu #kelen #thefactory #atelierdantan #dantan #moematsuda #大人ナチュラル #ナチュラルファッション #おうちでおしゃれ #夏のお出かけ #夏の日傘 #ラベンダー #ローズマリー https://www.instagram.com/p/CCbFkAxjJUi/?igshid=bkrn27hlbs8b
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2021/5/1
朝、遠足が楽しみで早起きしてしまう子どもです。窓を開け、玄関にも出てみる。遠足日和! そろそろ半袖でもいいような気がして、何を着ていこうか。ここはひとつ、みんなに奇襲をかけるべく、ガラッとイメージを変えて青い花柄のシャツを着ていくことにする。どうせイメージを変えるならと思い、シャツインしてみると、な���なか面白い感じになったからこれで行くことにする。念のため、お気に入りの青のスカジャンも上から羽織る。家を出て、10歩くらいでスカジャンを脱ぐ。あっついね! お財布がすっからかん、ATMでお金を下す、機械からありがとうございます、どういたしまして。横断歩道の待ちに加わろうとすると、向かい側にNの姿が見えて手を振る、あれ、なんか反応がうすい、どうしたんだろう。信号が青になって横断歩道を渡ると、誰だかわからなくて目を凝らしてましたって。奇襲は成功なのか? 青い靴下がいいね。ついでやってくるのはT、わあッ、夏仕様だって。奇襲は成功ってことでいいのかしら。今日は何のアニマル柄だろうと楽しみにしていたら、今日はアニマル柄ではなくて、でも、恐竜の骨のネックレスを身につけている。いいなぁ。じつは鈴を付けはじめたのは、コジコジのワッペンとか、アニマル柄とか、フクロウのかばんとか、恐竜の骨のネックレスとか、そのひとを象徴するような逸品を誠実に身に付けていることに憧れていたからで、鈴≒お遍路≒仏教≒東南アジア≒夏≒カリーみたいな意味も無理やりなこじつけながら込められている。少し遅れて到着するのは坊主頭の伸び具合が気になるRで、坊主頭はぜんぜん伸びていなくてざんねん。このあいだと同じ着古した浅緑のジャージを着ていて、その質感にじぶんの青のスカジャンと似たような匂いを感じる。死んだおじいちゃんのことを思い出している。おじいちゃんも同じこだわりの逸品を身に付け続けたひとで、おばあちゃんとお母さんの天才的な計らいにより白装束ではなくいつもの格好で棺におさめられ、こだわりの逸品たちといっしょに燃やされていった。あんなに素敵なお葬式ははじめてだった。
産まれたてのカモの赤ちゃんを見に行く。元気いっぱい! 泳ぎが速い! ゴムボールのような弾力! 子どもたちが数をかぞえているのに便乗、ことしは十二羽。一羽だけ生後二日目ながら潜りの練習をしているカンのいい子がいる。おばあさんが電話口でカモの赤ちゃんの産まれたことを誰かに伝えている。見ているときはわりと冷静にだったけれど、いま元気いっぱいの赤ちゃんたちの姿をあらためて思い浮かべてみると涙がとまらない。
このあいだRが行けなかったマンションに。なんかけっこうひとがいて侵入がむずかしそうだから、外階段のこわいほうに上ることにする。Nは下からみんなの姿を見るといって待機。青いウニと緑のウニ。うう、やっぱりこわい、足がすくむ。歩道橋にいる豆粒サイズほどのNが見える。TとRはぜんぜんまったく平気なようで、鍵のかかった柵をよじ登って屋上に行ってしまう。柵すらない30センチあまりの敷居のあるところから真下を覗いていて、楽しげな声がきこえてくる。Nもあがってくる。こんな錆びた外階段に4人もひとが居たんじゃ底が抜けちゃうって思って、錆び鉄のところじゃなくてコンクリートのところに身を寄せる。そしたらナイスショットで遠景を眺める三人の後ろ姿をパシャッ。下には写真を撮っている男のひとと被写体の女のひと。Nから技使いのかよこさんのはなしを聞きながら駅のほうへ。急な縁談のはなしといい、かよこさんのはなしといい、そういうひとを引き寄せているのはNのほうかもしれなくて、きっとNの真心のようなもの(想像では、それは鳥のかたちをしている)が日頃からポロっと表面にこぼれているからなんじゃないかと勝手に想像する。かよこさん、あってみたいなぁ。技、使えるようになりたいなぁ。お目目のとってもきらきらした犬とすれちがう。その瞳に歓喜するTなんだけど、おまいさんのその瞳も相当なものだぞっと思う。全盛期の松坂大輔のように真っ直ぐミットにとどくストレート、いつも三振してばっかりだから、そろそろカキーンッと打ち返してやりたいね。
地下鉄、窓の反射、静かな列車内で思いがけず視線劇のようになる。
薄々気づいていたけれど、どうも先頭を歩かされている。ちゃんとみんなが着いてきているかどうか、後ろに振り返ると三人が鈴の音に導かれるように縦一列に連なって歩いている。それはそれでおもしろいんだけれど、なんかちょっと、ねぇ。
目的の駅が近づいてくるあたりから唾液腺が活発に活動しはじめ、お店のまえで御馴染みのスパイスの薫りを感じたときにはもう滝のようなよだれ具合になっている。角の四人席、右からNとTがよこならび、その向かいにRとじぶんがよこならぶ。当然、投げ込まれるTのストレート、まぁた簡単にストライクをとられると思ったら、ペロッと笑ってくれる、めずらしくボール先行。Rのチャームポイントの耳のはなし、Nちゃんもこの耳がいいんだよって言っていたとか、ふたりがいっしょにいるところ見たいなぁ。あと、Rは耳だけでなく前歯もかなりチャームポイントだと思う! カントリーカリー×4が到着、おばちゃんは相変わらず曲者で、でも、旦那さんをSさんと、名前のさん付けで呼ぶのがかわいい。嗚呼、なんて美味しいんだぁ。プリックナンプラーが口のなかで弾ける、Rのプリックナンプラーを噛んだときのアクションがお手本すぎる。おばちゃん帰りがけに気づいてくれてうれしい。そう、そうなんだよね、元気が出るんだよね!
Hからの連絡はまだなく、オリンピック公園を経由しつつ川に向かうことにする。長閑な住宅街の裏通り、一軒だけ名前のついているアパートがあって親近感がわく。大学に面した通り、花がいっぱい咲いていて天国みたい。白と赤のNのそう言い表すところの踊り子のような花、この花のことはまえから気になっていて、Rが調べてくれた名前は長すぎて思い出せない、でも、この花をみんなで見たことは忘れないないだろうなぁ。オリンピック公園は色濃い緑がどこまでも揺らいでいて、夏の息吹に包まれている! しかも、その緑の膨らみの上から鉄塔が覗いている。この夏の雰囲気をTが手放しに喜んでいる。そういう素直な声を聞けるのって嬉しくて元気がでる。
Hから連絡がきて、来た道を引き返す。Nがカゴ抜けインコを発見、みんな、どこどこって樹の上のほうを見上げる。インコの繁殖力はなかなかのものらしく、いつかスズメとかと同じようにそこら中でインコが見られるようになるのかなって。住宅地の家のドアに映るじぶんたちのでかい影。たけのこ、たけのこの思い出。
地下鉄はトンネルを抜けて。改札前でHの姿を探す。いた! トレンチコートがよくお似合い。挨拶なんかを交わしながら川のほうへ。河原の入口に工事が入っていて、ちょっと雰囲気が変わっている。川の水面がきらきら、列車が橋をガタンゴトンと渡る。河原がこんなに広いとどこに腰を落ち着ければいいのかわからなくて、わからなくなったその場所に相変わらず準備のいいNのビニールシートを広げることになる。そこは花が咲いているからと遠慮するNに、雑草は踏み付けられて丈夫に育つんだよとR、そうか~そうだよね~とN。風が強くて、ビニールシートを広げようとした瞬間にもそのすべてがNの顔面に襲いかかる。わあああっと暴れるN、手伝おうするかに見えたRはよりビニールシートがNの顔面を襲うように手配する。みんなでビニールシートを広げ、それっと荷物を四隅に乗せる。
てんとう虫がくる、飛んでゆく、パカッとロボットみたいに飛ぶんだねってR。夕陽が見たいと言うNに、太陽の沈む方角を確認しながらRが望み薄だねって言う。上裸のおじさん。ボールを咥えた犬。薄々というか明確に気づいていたけれど、風が強すぎて、しかもこの風は驟雨の前兆のような風で、なんか肌寒くなってくる。Rのトートに預けていたシャカジャンをRが気を利かせて出してくれる。でも、まだそこまでではないから、だいじょうぶって半袖シャツの下に折りたたんでいた長袖インナーの腕を出す。そんなつもりではなかったけれど、Tを筆頭に大笑い。じぶんのことながら、それがなんだかじぶんでも可笑しくって、可笑しくって、ボケたつもりはまったくないんだけども、いまのところ生涯で二番目に笑ってもらった思い出になりました。
心配していた雨が降りはじめる。降りはじめにもかかわらず大粒の雨がひゃーひゃー落ちてくる。橋の下に避難しても横なぶりの雨が吹き抜けてまったく雨宿りにならない。いま思えば、みんなでビニールシートの下に隠れて移動したらもっと愉快だったかもしれない。これからどうしようか、ひとの家が大好きなRがすかさずHの家に行こうという。いやあ、うちはうさぎ小屋だからな~、とH。一瞬の間があって、見える、見えるぞ! Hのまわりにたんぽぽの綿毛のようなほわほわの浮かんでいるのが! 狭いことをうさぎ小屋と言うことの可笑しさから、それなら狭くて天井の高いうちは鳥小屋だなぁっと思ってなおのこと愉快になる。はやく引っ越したいとしか思えなかったじぶんの住まいが、この頃だんだんと楽しいところになりつつある。
行く当てもなく、エレベーターで商業ビルの最上階に上ってみたり。お洒落なトイレに入ってみたり。外側に面したガラス張りのエレベーターで下降、みんなでうおおおぉって言いながら、遊園地のアトラクションみたいに楽しい。ほかの商業ビルにも行ってみる。何故かエスカレーターに鎖がかけられいて、Rとそのなかに入ってみる。大きな立派なビルなのに誰もひとがいなくて、何となく廃墟にいるような不気味さがある。そんなことをしているうちにも雨があがり、日差しもでてきて、さっきまで肌寒いくらいだったのにぐんぐん暑くなってくる。適当に歩いていたら川を渡す大きな橋に行き当たったから、これを渡って対岸でさっきの続きを。橋の上はありえないくらい風が強くて、ゴゴゴゴゴーって風の音でおたがいの声も聞こえにくい。油断すると手に抱えたスカジャンが吹き飛ばされそう、カツラだったら確実に吹き飛んでいる。橋を渡ると、越県している。知らないうちに県境を跨いでいたらしい。段差の小さなやさしい階段をくだる。野球場があるからマウンドに立つ、マウンドは気持ちがいいね! 投球の仕草をしたら球みえましたって。
河原の階段に腰を落ち着かせる。階段の裂け目から雑草が伸びていたり、苔が生えていたり、ミズゴケがかわいい。さっきまでいた対岸とはずいぶんと雰囲気がちがって、この寂れた感じがとてもいい。Hの幻聴のはなし。まえに『かおるクロコダイル』について書いた文章はじぶんでもとても気に入っていて、いまでもたまに読み返す。いま思ってみれば、これはあくまでも小説について書いた文章だけれど、どうやらHという個人の人柄に全面的な賛同を示しているような具合でもありそうで、ほとんどラブレターのようなものじゃないかっと、ちょっと照れてしまう。水槽のはなし、お墓から芽が出たら見に行きたいなぁ。誰かがたばこを吸い始めると、急に盛り上がるRとN。とても可笑しい。隣人にパンを分け与える聖職者か、占領下の子どもにチョコレートを分け与えるアメリカ兵のようにHはふたりにたばこを分け与える。
ふらふらと川岸に下りてゆくHのあとを追う。ゴロタ石の川岸に興奮しちゃう、石投げ放題じゃん! 石を投げまくる。Rは石を跳ねさせるのがめっちゃ上手い、5回とか6回も跳ねる。こんどは流れてきたビニール袋を狙って投げる。大きな石を両手の下手投げで川に投げ入れる、ザッブーーン。対岸にはかっこいいダンスミュージックをウーファー付きの大きなスピーカーで流して踊っているひとたち。もらい踊りする。ゴロタ石に向けても石を投げてみる、カッチカチといい音がする。炊飯器のお釜。NがRの帰りの時間を心配している。駅のほうに向かう。公衆トイレに寄る、Rのトートを預かる、用を足して出てきたRはニコニコでありがとうって。髪がなくてできないのが残念なんだけど、髪があったらわしゃわしゃわしゃーって犬を洗うみたいに髪を撫でまわしたい。そういえば、風に吹かれまくったTの髪がライオンみたい。
Rは暗くなったら帰るとNちゃんと約束したらしく、まだ明るいから公園に行くことにする。でかい犬。さすがに先頭を歩くのには飽き飽きで、憤慨してるって言いながら後ろにまわる。Rが最後尾を譲ってくれる。ようやく、みんなのことを後ろから眺められる。後ろを歩くのは気分がいいなぁ! 憤慨って言葉がなんかおもしろくて気に入ってしまって、憤慨、憤慨、憤慨を連呼していたら、申し訳なさそうに苦笑いするNと目が合う。
公園。小さな公園なんだけれど、かつてはきっと鎮守の森だったであろう面影を残している。その象徴のような大樹は太い根っこが地面からモリモリ盛り上がっている。いい樹だなぁっとちょっと泣きそうになる。ブランコ乗る、目一杯。みんな一本の樹に集まっている。揺れがおさまってから、みんなの集まっていた樹のもとに遅れて向かうと、木肌に「殺す」と刻みつけられていて大笑い。まるで幻聴がHの小説のように視覚的現実としてあらわれたようだとワクワクする。Tから毎日ポケモンパンばかり食べているはなしを聞いて、何か作りに行ってあげたほうがいいんじゃないかと心配になる。ブランコにぶら下がって懸垂をしているひとをみて、Tができる? って。まぁ、ちょびっとならできるだろうと思ったら、まさかの一回もできず、ショックすぎる! Rもこの運動に参加、一回、二回、三回とできている、悔しい! 鉄棒があるから逆上がりくらいならできだろうと高を括ってのぞむと、もうほんとうにかなりギリギリで辛うじて坂上がれる。Mちゃんはこれで精一杯と前まわり。ていうか、ほかのひとはまだともかくとして、Tはちょっと違和感ありすぎるからMちゃんでいいですか、いいよね! でも、ちゃんと呼べるかな、ひとの名前をちゃんと呼べない病気のことが脳裏によぎる。公園の電灯がともる。それが橙色の光で、夕陽は見られなかったけども、夕陽みたいでいいなぁと思う。
駅に向かう、あんまり辿り着きたくはない。蔦に覆われたもこもこの何か。ひとりだけ反対方向のRを見送る、エスカレーターから手だけ見える、嗚呼あああぁ。対向車線のホームにのぼる、Rが向こう側にいるかなって探すけどいない。ベンチに座る、ベンチがすべすべでからだが沈む。疲れているし、お腹が減っている。電車がくる。大好きなロードムービーのこととか、子どもの頃の夏の公園を思い出している。旅のさなかで、ひとり、ふたりと仲間が増えていって、終幕とか夕暮れがきて、ひとり、ふたりと仲間たちが散り散りにさよならしてゆくときのことを。ついでHとのさよならのときがくる。同じようなことが何度か繰り返されると、最初の頃の新鮮な感覚が薄れていったり、かえって義務感のような重荷になったりすることがあるけども(それはおたがいに)、Hのそれはあたまで考えるようなそんなややこしいことをスッと越えて、ごく自然に最前線の地点からとっても素直な気持ちの発露としてなされているような感じがする。だけど、それはひとりでは成立しなくて(それはおたがいのことであるから)、じぶんもまたそれを素直に受け止めて心から喜ぶことのできる才能があるってことを見出せたことが何よりも嬉しくて、そのことを先に見出して導いてくれたHにはあたまが上がらんのです。
列車に残されたじぶんたちはまことにほんわかした気持ち。そういえば、夏好きですかって質問にHが「暑いの以外ぜんぶ好き」って答えてたの秀逸っていうか、新しいっていうか、素直だったなぁ。
カッキーンっと打ち返すべく、Mの真っ直ぐな瞳を見つめる。その目のよさに触れると、ええぇ、目つき悪いし、目で笑わないしって。ええぇ! ��て、こっちも応酬すると、MがNに「こんなふうに笑ってみたらいいの?」ってニコッとする。そのがんばった健気な表情、かわいすぎて気絶するかと思いました。
お腹ペコペコ、夕飯を食べていくことに。まさかのうちでってことに。え! でも、こういう機会がないと部屋は荒れ放題だし、片付いていると気持ちがいいし、おかげでさいきんは日々の生活にちょっと丁寧で神聖な感じがある。駅に着くと、なんと、なんと、ざざぶりの大雨。Nの小さな折り畳み傘に三人中腰でおさまってワーーーーッて泥棒のように小走り。なんで中腰なのかはわからないけど、なぜか中腰なんだよね。絵本の『すてきな三にんぐみ』のことと、ルビッチの『ニノチカ』に出てくるすっとこどっこい三人組のことを思い出しながら。雨は降っているにかぎるね!
秘密基地みたいって言ってもらえて感無量、ほんとうに秘密基地を作りたくて、秘密基地みたいにしたいと思って作った部屋だから。ロフト上り下り、ガンバ一話だけ観る、泣きそうになっちゃう。
雨やんでる。カモの赤ちゃんの寝姿を見て、ふたりを駅までお見送り。このあいだNが見ていたふたり同時に時が止まったように灰色だった表情のはなし、そのとき、その瞬間、Mの目が嘘かほんとうかわからないけれど、くしゃっと、さっきのように笑っている。
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「ととと便り」2020年12月7日 「今日の盛岡の朝を歩こうマンデー!というかブラタクジ」 録画していた「ブラタモリ」水の国・熊本編を見ながら雨が止むのを待ちました。 以前、阿蘇のゲストハウス阿蘇び心で働いていて熊本市内の店舗に手伝いに行くこともあったのでずっと見たかったのです。 熊本市の湧水と阿蘇山の噴火の関係、加藤清正の川のコントロールと街づくりなど腑に落ちることばかりで ずっと「へ~!」「へ~!」言ってました。 陽が射し、雨は弱くなったので、諦めて傘を持って出発。 肴町にある「Michel」でパンを買って帰ってこようと歩き始めたところで 近所のクリーニング屋さんの裏を取り壊しているのを発見。 いつも表しか見てなかったのですが、実は古い町家だったんですね。 ちょうどご主人が出てきたのでお話しを聞いたら 120年から130年くらい前の建物だそうです。 そしてその脇にはもともとは船着き場だった石垣が残っていて見せてもらいました。 こんな身近に江戸時代の石垣が隠れていたなんて。 歴史ある街ってやっぱりいいですよね。 (リアルブラタモリだ~!と思って内心大興奮でした!) 江戸時代は今の明治橋のそばに舟をつないで舟橋がかけられていて、 北上川を上ってきた船はここで止まり、荷下ろしをしたのです。 今も川のそばには大きな御蔵(下町資料館)が残っています。 また、ちょうどこの場所に城下町の入り口「惣門」があり、 今もある木津屋さんや、盛岡市中央公民館に移築されている「糸治」といった大きな商家があったのです。 鉈屋町は遠野や宮古から来た人たち��泊まる宿場町だったんですね。 そう考えるとかつての城下町の入り口にある宿場町にあるなんてとととはあるべき場所にできたんだなと感じます。 肴町アーケードのMichelへ。 相変わらずの品数の多さ。 今日は「カキフライバーガー」に「具だくさんピザ」 ピザ一つだけで十分かなというボリュームでしたが、 カキフライ好きなので我慢できず。 タルタルソースたっぷりで美味しかった。 Michelを食べ尽くすのは不可能なのでまだまだ楽しめます。 近くにある「未完成」で食後のコーヒーを飲もうと思ったらピンポイントで今日はお休み。 まだ入ったことがなかったのでいい機会だと思ったのに。 縁がないですね。 枯死したので伐採されそうだとニュースで見た「岩手女子高校のエゾエノキ」を見ておこうと向かう途中。 「杉土手」という大きな表札を発見。 あさ開とも書いてあったのでバーか居酒屋かな?と思いましたが 後でネットで調べても一切情報なし。 隠れ家バーなのかな。 今度、夜に行ってみて確かめます。 この辺は馬場町といって、今の下ノ橋中学校に桜之馬場があったそう。 周りの道は馬場小路、川原小路、鷹匠小路、上衆(かみしゅう)小路、大清水小路といった名前で 中下級武士の武家屋敷があったところらしい。 歩いているとリハビリ施設に「鷹匠小路」、床屋さんに「上衆小路」の文字が。 旧地名を廃れさせない心意気、いいですね。 梅の木らしい木を見つけたそばに「紅梅荘」というアパート発見。 きっとこの木が紅梅なんですね。 来春に見に来ます! お目当てのエゾエノキ、残念ながら既に伐採されていました。 遅かった。残念。 でも、岩手女子高にはまだ大きなケヤキがあるので、 新緑の季節に見に来たいと思います。 また、桜並木もきれいそう。 「下の橋」 ウイスキーバー「Scotch house」 「新渡戸稲造生誕の地」 先日Googleマップで見つけた「やきとりきこちゃん」 神子田朝市でも見かけるお茶屋さんの「森之園」 を通ってとととへ。 今回は一人なので食べる時間が短めで多めに歩き回りましたが 適当に歩いたのにジャスト2時間で終了。 ��内時計がこれくらい時間で満足ということなのでしょうか。 一緒に歩きたい方、大歓迎ですよ! それでは、おやすみなさい! (穀丁の惣門跡) https://www.instagram.com/p/CIf2vDYhesQ/?igshid=b3ppx6n1mcuc
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各地句会報
花鳥誌 令和2年12月号
坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和2年9月2日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
朝風に愛子の萩の零れつぐ 世詩明 露の墓夫の名を読む未亡人 同 新聞の漫画切りとる夜の秋 清女 灯籠も飛び石も灼け苔の庭 同 古城跡花野を統べる碑ひとつ 輝一 良夜なり逢ひたき人は皆遠し すみ子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年9月3日 うづら三日の月句会 坊城俊樹選 特選句
闇夜にも音さはさはと落し水 喜代子 九頭竜の大河の上に月明り 英子 供へたや母の好物かき氷 由季子 文机の真向ひ仰ぐ月の窓 都 川底に物の気配や秋の水 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年9月5日 零の会 坊城俊樹選 特選句
路地に住み簾名残の駄菓子屋へ はるか 秋簾巻いて佃の女房かな 和子 秋暑し渡船跡には鉄の錠 炳子 古井戸のある軒先の青蜜柑 梓渕 朽ち舟の底の錆色水の秋 炳子 右耳に地虫鳴きけり廓跡 和子 月島の恋は昔や秋簾 いづみ 昼の虫三尺路地の行き止まり あおい 鯊釣りも佃の生まれ同士かな いづみ 佃煮を売りて咲かせて鶏頭花 順子 いつも濡れて佃の路地や草の花 和子
岡田順子選 特選句
秋簾巻いて佃の女房かな 和子 月参りして色草の道帰る 小鳥 秋旱洲浜あらはに匂ひけり 要 爽やかや老女商ふ佃煮屋 慶月 秋の昼ブリキの如雨露持つ子供 あおい 隠れめくもんじやは秋の灯をともす 俊樹 喪の家の鶏頭花の炎えてをり いづみ 四畳半ほどの舟とて秋潮へ 俊樹 いつも濡れて佃の路地や草の花 和子 聖路加の鐘の音響く野分前 あおい
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年9月8日 萩花鳥句会
仲秋や浮世絵寄贈され逝かる 祐子 窓開けて夕蟬を聴く湯殿かな 美恵子 歌枕ちあきなおみは夜長向き 健雄 秋風にふと振り返る道のあり 陽子 もろこしを食す姿に迷ひなし 吉之 夜夜の月思ひ出ばかり重なりて ゆかり 柏翠師句碑に山萩こぼれけり 克弘
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令和2年9月9日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
空澄んで百日祝や萩の道 実加 梁眺め燕帰ると母の言ふ あけみ 夕陽の透き通りくる九月かな 紀子 エプロンの紐をほどけば秋高し 実加 コロッケを頰張る君と秋の街 登美子 トリミング猫に急かれつ障子貼る 令子 星月夜弘田三枝子の歌を聞き 光子 もう乗れぬ自転車に謝す月の下 令子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年9月11日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
銀板の傾き直す秋彼岸 宇太郎 弟や石狩に住み秋耕す 幸子 風舞つて丸見えとなる葛の花 史子 カンコ船役終へ洗ふ秋の浜 すみ子 連結の列車が行くか秋の雷 佐代子 白露かなただ黙々と庭を掃く 益恵 鶏頭花地軸にマグマねまりつつ 都 窓はたく蚊取とんぼの湯殿かな 宇太郎 赤とんぼ若き日の空父と居る 悦子 乾らぶ枝に秋蝶の息やはくあり 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年9月12日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
林檎園名残りのりんごいびつなる 清 寝つかれぬままに何時しか虫の闇 和加 束の間を光りて露の消え去りし 寛子 コスモスや母校の横の文具店 晶子 秋の日の砂丘の砂のこぼれをり 豊作 慣れて来し介護のリズムほしづくよ 慧子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年9月12日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
丈高き草と小さき桔梗活け 白陶 水神を奉る小流れ蜻蛉過ぐ 亜栄子 鰐口の一打の余韻昼の虫 百合子 畳屋の白萩へりで括られて 教子 水門の濁り渦巻く秋出水 白陶 ひと気なき苑の桔梗は濡れてをり ゆう子 杭の上時は止まりて赤とんぼ 節子 桔梗の雨に姿勢を崩すなく 秋尚 年尾句碑撫して温みの昼の虫 文英 日の光零さず受けし桔梗かな 白陶
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年9月14日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
鋭角の頭並べて秋刀魚焼く 信子 此の下駄で踊りし吾娘の七回忌 清女 法師蟬旧家にのこる撥釣瓶 昭 上嶋 子 文殊山奥の院より稲光 ただし 鱗にも羊にもなる秋の雲 信子 極くまれに腑抜けの花火ありにけり 上嶋昭子 針持てば針の耳ほど日短か 清女 父母と語り尽きせぬ秋彼岸 時江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年9月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
向日葵の花に呑まれてゐる心 雪 静けさにつゆけさに南無観世音 同 秋の蚊と云はれさうかと気付く耳 清女 毬栗や坊主頭の如くなり 富子 結界のなき碧空にとんぼ舞ふ 和子 生涯を飾らず生きる吾亦紅 みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和2年9月16日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
口紅を汚さぬ色の葡萄かな 世詩明 葡萄刈り空に汚れのなかりけり 同 左内の像隠してをりぬさるすべり 令子 秋の蝶番で舞うてすぐ消えて 同 先生は天にゐますと柏翠忌 ��子 月窓寺あかずの扉深む秋 同 樹木希林展を見てきて鰻屋へ 清女 アイスキャンデー昭和の雫したたらせ 雪 やゝ褪せし藍の日傘も柏翠忌 同 越前に生まれて老いて柏翠忌 同 美しく空蟬となりおほせたる 同 替へる気もなき裏窓の古簾 同
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令和2年9月16日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
手水舎の所作美しきひと生姜市 美貴 秋繭や白く輝く空の月 史 空 秋草の花は色濃くこまごまと 怜 靡き癖そのまま活ける秋の草 秋尚 幾つもの声潜ませて秋の草 同 秋繭の淡き煌めきうすみどり 三無 秋草を供へる少し寂しかり ことこ しばらくは参る人なく生姜市 秋尚 吽像の角に継ぎ痕生姜市 美貴 ビルに日の傾ぎだらだら祭かな 秋尚
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令和2年9月20日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
菊月や昔薬舗の箱階段 亜栄子 約束のごとく咲かせて彼岸花 貴薫 白亜紀の化石を濡らす秋の雨 眞理子 なまはげの案山子のでんと田を睨む 芙佐子 防人の歌碑にはらりと一葉降る 同 古民家の箱階段に隠す秋 久 防人の妻なる人の句碑に秋 同 姥ゆゑに萩のトンネル華やぎて 慶月
栗林圭魚選 特選句
騎馬像の分倍河原に荻のこゑ 幸風 美しきとは群を離れて曼珠沙華 久 風の音高く欅の薄紅葉 秋尚 光る野やしづかに狂ふ秋の蝶 千種 庚申の猿の見てゐる彼岸花 慶月 案山子みな彼方を見つむ寂しさよ 炳子 曼珠沙華咲き揃ひたる色昏き 秋尚 秋蟬や森のしじまのうす濁り 千種 こぼれ萩巌に刻む万葉歌 炳子 淡々と十月桜に雨雫 亜栄子
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令和2年9月24日 鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
突と咲き忽として消ゆ曼珠沙華 上嶋昭子 村里の沈むばかりに豊の秋 一涓 一村を一枚にして虫時雨 みす枝 碧天の色降りて来し露草に 中山昭子 束ね髪解きて夜毎に髪洗ふ 世詩明 鰯雲広ごる空へ観覧車 同 秋灯に喪の髪低く結ひにけり 同
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令和2年9月24日 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
青墨のたつぷり残暑見舞かな 孝子 鰯雲都会は尖るものばかり 寿美香 その奥に御仏ゐます秋簾 地人 艶聞は見ざる聞かざる秋簾 かおり 百獣の吼ゆる思ひや夜の野分 豊子 新涼や身籠りのまだ薄き腹 睦子 野分より戻りし夜半のショーロホフ 寿美香 石を放れば豊年の水の音 美穂 古りし碑の詩(うた)のぞきゐる秋日傘 睦子 十六夜や鏡の奥の扉の開き かおり 些かの心隔てて秋簾 さえこ 檸檬噛む狂(たぶ)れるほどに詩に溺れ 伸子 新盆の母に故郷の口説唄 由紀子 曼珠沙華ほろりとくづれ魔力消ゆ 光子 東に太白星や花木槿 さえこ
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令和2年8月5日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
木々の間を蟬は尿りて逃げにけり 世詩明 捨てるのをためらはれたる籠枕 同 ペタル踏む少年の背や夾竹桃 秋子 父の日やせめて遺影に酒供養 同 子等が耒るただそれだけの盆休 すみ子
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