#仲川遥香
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インドネシア在住の元JKT48・仲川遥香、天皇皇后両陛下と面会 11年間滞在で「一生の宝物になる機会」 「頑張ってよかった」
2017年には両国の橋渡しとなる親善大使に任命。
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Haruka Nakagawa 仲川遥香さんはTwitterを使っています:「今回とても素敵な機会を頂けることになり天皇、皇后両陛下のお二人と面会する機会を頂けました。インドネシアに来て11年目。頑張ってよかったなと同時に一生の宝物になる機会をいただき関係者の皆様本当にありがとうございました。 両国の架け橋になれるようこれからも頑張ります!!」
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"Kill them with kindness" Wrong. CURSE OF QIN SHI HUANG
的是不我一有大在人了中到资要可以这个你会好为上来就学交也用能如文时没说他看提那问生过下请天们所多麽小想得之还电出工对都机自後子而讯站去心只家知国台很信成章何同道地发法无然但吗当於本现年前真最和新因果定意情点题其事方清科样些吧叁此位理行作经者什谢名日正华话开实再城爱与二动比高面又车力或种像应女教分手打已次长太明己路起相主关凤间呢觉该十外凰友才民系进使她着各少全两回加将感第性球式把被老公龙程论及别给听水重体做校里常东风您湾啦见解等部原月美先管区错音否啊找网乐让通入期选较四场由书它快从欢数表怎至立内合目望认几社告更版度考喜头难光买今身许弟若算记代统处完号接言政玩师字并男计谁山张党每且结改非星连哈建放直转报活设变指气研陈试西五希取神化物王战近世受义反单死任跟便空林士台却北队功必声写平影业金档片讨色容央妳向市则员兴利强白价安呵特思叫总办保花议传元求份件持万未究决投哪喔笑猫组独级走支曾标流竹兄阿室卡马共需海口门般线语命观视朋联参格黄钱修失儿住八脑板吃另换即象料录拿专远速基帮形确候装孩备歌界除南器画诉差讲类英案带久乎掉迷量引整似耶奇制边型超识虽怪飞始品运赛费梦故班权破验眼满念造军精务留服六图收舍半读愿李底约雄课答令深票达演早卖棒够黑院假曲火准百谈胜碟术推存治离易往况晚示证段导伤调团七永刚哥甚德杀怕包列概照夜排客绝软商根九切条集千落竟越待忘尽据双供称座值消产红跑嘛园附硬云游展执闻唱育斯某技唉息苦质油救效须介首助职例热毕节害击乱态嗯宝倒注停古输规福亲查复步举鱼断终轻环练印随依趣限响省局续司角简极干篇罗佛克阳武疑送拉习源免志鸟烦足馆仍低广土呀楼坏兵显率圣码众争初误楚责境野预具智压系青贵顺负魔适哇测慢怀懂史配呜味亦医迎舞恋细灌甲帝句属灵评骑宜败左追狂敢春狗际遇族群痛右康佳杨木病戏项抓徵善官护博补石尔营历只按妹里编岁择温守血领寻田养谓居异雨止跳君烂优封拜恶啥浪核聊急状陆激模攻忙良剧牛垒增维静阵抱势严词亚夫签悲密幕毒厂爽缘店吴兰睡致江宿翻香蛮警控赵冷威微坐周宗普登母络午恐套巴杂创旧辑幸剑亮述堂酒丽牌仔脚突搞父俊暴防吉礼素招草周房餐虑充府背典仁漫景绍诸琴忆援尤缺扁骂纯惜授皮松委湖诚麻置靠继判益波姐既射欲刻堆释含承退莫刘昨旁纪赶制尚艺肉律铁奏树毛罪笔彩注归弹虎卫刀皆键售块险荣播施铭罗汉赏欣升叶萤载嘿弄钟付寄鬼哦灯呆洋嘻布磁荐检派构妈蓝贴猪策纸暗巧努雷架享宣逢均担启济罢呼划伟岛歉郭训穿详沙督梅顾敌协轮略慧幻脸短鹰冲朝忍游河批混窗乡蛋季散册弃熟奖唯藏婚镜紧猜喝尊乾县伯偏偷秋层颗食淡申冠衣仅帐赞购犯敬勇洲束斗徒嘉柔绩笨拥漂狮诗围乖孤姓吸私避范抗盖祝序晓富译巨秀馀辉插察庆积愈端移宫挥爆港雪硕借帅丢括挂盘偶末厅朱凡惊货灭醒虚瑞拍遗忠志透烈银顶雅诺圆熊替休材挑侠鸡累互掌念米伴辅降豪篮洗健饭怜疯宏困址兮操临骗咧药绿尼蔡玉辛辈敏减彼街聚郎泡恨苏缩枢碰采默婆股童符抽获宇废赢肯砍钢欧届禁苍脱渐仙泪触途财箱厌籍冰涛订哭稳析杰坚桥懒贤丝露森危占茶惯尘布爸阶夏谊瓶哩惨械隐丰旅椰亡汽贝娘寒遭吹暑珍零刊邮村乃予赖摇纳烟伦尾狼浮骨杯隔洪织询振忽索惠峰席喵胡租款扰企刺芳鼠折频冒痴阴哲针伊寂嘴倚霸扬沉悔虫菜距复鼓摩郑庄副页烧弱暂剩豆探耐祖遍萧握愁龟哀发延库隆盟傻眉固秘卷搭昭宁托辩覆吵耳閒拨沈升胖丁妙残违稍媒忧销恩颜船奈映井拼屋乘京藉洞川宪拟寝塞倍户摆桌域劳赚皇逃鸿横牙拖齐农滚障搬奶乌了松戴谱酷棋吓摸额瓜役怨染迫醉锁震床闹佩牠徐尺干潮帽盛孙屁净凯撞迴损伙牵厉惑羊冬桃舰眠伍溪飘泰宋圈竞闪纵崇滑乙俗浅莲紫沟旋摄聪毁庭麦描妨勒仪陪榜板慕耀献审蟹巷谅姊逐踏岸葛卧洽寞邦藤拳阻蝎面殊凭拒池邪航驱裁翔填奥函镇丌宽颇枪遥穹啪阅锋砂恭塔贺魂��逸旗萨丸厚斋芬革庸舒饮闭励顿仰阁孟昌访绪裕勿州阐抢扫糊宙尝菩赐赤喊盗擎劝奋慈尽污狐罚幽准兼尖彰灰番衡鲜扩毫夸炮拆监栏迟证倾郁汪纷托漏渡姑秒吾窝辆龄跌浩肥兽煞抹酸税陷谷冲杜胸甘胞诞岂辞墙凉碎晶邱逻脆喷玫娃培咱潜祥筑孔柏叭邀犹妻估荒袋径垃傲淑圾旦亿截币羽妇泥欺弦筹舍忌串伸喇耻繁廖逛劲臭鲁壮捕穷拔于丑莉糟炸坡蒙腿坦怒甜韩缓悉扯割艾胎恒玲朵泉汤猛驾幼坪巫弯胆昏鞋怡吐唐悠盾跃侵丹鑑泽薪逝彦后召吕碧晨辨植痴瑰钓轩勤珠浓悟磨剪逼玄暖躲洛症挡敝碍亨逊蜜盼姆赋彬壁缴捷乏戒憾滴桑菲嫌愉爬恼删叹抵棚摘蒋箭夕翁牲迹勉莱洁贪恰曰侨沧咖唷扣采奔泳迹涯夺抄疗署誓盃骚翼屠咪雾涉锺踢谋牺焦涵础绕俱霹坜唬氏彻吝曼寿粉廉炎祸��炮啡肚贡鼻挖貌捐融筋云稣捡饱铃雳鸣奉燃饰绘黎卷恢瞧茫幅迪柳瑜矛吊侯玛撑薄敦挤墨琪凌侧枫嗨梯梁廷儒咬岚览兔怖稿齿狱爷迈闷乔姿踪宾家弘韵岭咦裤壳孝仇誉妮惧促驶疼凶粗耍糕仲裂吟陀赌爵哉亏锅刷旭晴蝶阔洩顽牧契轰羞拾锦逆堕夹枝瓦舟悦惹疏锐翘哎综纲扇驻屏堪弥贯愚抬喂靖狠饼凝邻擦滋坤蛙灾莎毅卒汝征赠斗抛秦辱涂披允侦欲夥朗笛劫魅钦慰荷挺矣迅禅迁鹿秤彭肩赞丙鹅痕液涨巡烤贱丈趋沿滥措么扭捉碗炉脏叔秘腰漠翅余胶妥谣缸芒陵雯轨虾寸呦洒贞蜂钻厕鹤摔盒虫氛悄霖愧斜尸循俩堡旺恶叉燕津臣丧茂椅缠刑脉杉泊撒递疲杆趁欠盈晃蛇牡慎粒系倦溜遵腐疾鸭璃牢劣患祂呈浑剂妖玻塑飙伏弊扮侬渴歪苗汗陶栋琳蓉埋叡澎并泣腾柯催畅勾樱阮斥搜踩返坛垂唤储贩匆添坑柴邓糖昆暮柜娟腹煮泛稀兹抑携芭框彷罐虹拷萍臂袭叙吻��贼羯浴体翠灿敲胁侣蚁秩佑谨寡岳赔掩匙曹纽签晋喻绵咏摊馨珊孕杰拘哟羡肤肝袍罩叛御谜嫁庙肠谎潘埔卜占拦煌俄札骤陌澄仓匪宵钮岗荡卸旨粽贸舌历叮咒钥苹祭屈陋雀睹媚娜诱衷菁殿撕蠢惟嚣踊跨膀筒纹乳仗轴撤潭佛桂愤捧袖埃壹赫谦汇魏粹傅寮猴衰辜恳桶吋衫瞬冻猎琼卿戚卓殖泼譬翰刮斌枉梁庞闽宅麟宰梭纠丛雕澳毙颖腔伫躺划寺炼胃昂勋骄卑蚂墓冥妄董淋卢偿姻砸践殷润铜盲扎驳湿凑炒尿穴蟑拓诡谬淫荡鼎斩尧伪饿驰蚊瘟肢挫槽扶兆僧昧螂匹芝奸聘眷熙猩癢帖贫贿扑笼丘颠讶玮尹詗柱袁漆毋辣棍矩佐澡渊痞矮戈勃吞肆抖咳亭淘穗黏冈歧屑拢潇谐遣诊祈霜熬饶闯婉致雁觅讽膜挣斤帆铺凄瑟艇壶苑悬詹诠滤掰稚辰募懿慨哼汁佬纤肃遨渔恕蝴垫昱竿缝蹈鞭仆豫岩辐歹甄斑淹崎骏薰婷宠棵弓犬涂刹郁坎煎螺遮枯台昔瘾蒂坠唔瞎筝唇表吁冤祷甩伞酱范焉娇驼沦碳沾抚溶叠几蜡涌氧弦娱皓奴颓嘎趟揭噹剥垦狭魁坊盐屎郝佩摧栗菊瘦钧匿砖嘘缚嘟盆债霞挽逍畔蕴颈获畏喂脾姬赴囊噪熄锡诀肇璋晕浊伐峡窃枕倘慌垮帕莹琦厢渺脏削锣虐豔薇霉衍腊喧娶遂睁裙韦矢伺钉婴蓄奸廿堵葬蓬鸦尝挨蕾璿挚券厨醇呻霍剃浆葡暨滨履捞咕耕棉烁尉艰妓棺鹏蒸癌纬菌撇惩绑甫崩魄拂汰氓歇萝呒萄蕃曝疋向胏烛腻襄妆髓朴薯颂薛滩橘贰嘲叹枚侮豹巢酬碑翩蚕辽矿屡谴卵撰攀肌冯宴盏阪浦迦颁炼尬胀辟艘株只湘饲爹梨喽侍疫雕黯并铝弗爪鄙钗栽狸谘柄悸喉擅劈秉芷裸锵贾逗寓咚璞烫铅啸炳屿竖惶仕挪栅迄顷窄鸥鲢郊倩兜茧磊抒夷绰溯拙僚芙杖溃凶鸽妒沌祺呐卦聆栖蝇佮唾汇楣匠蛛悼舜耿瞄芋瞒竭茵吼苛浸拯克豆沛掠廊凸搅俺酌倡朦蕉暱焕���蝉焰狄绳惰芽裹宛御赎燥滔贬悍袂坟颉啤押尴颤钝腥缔粮哑槟簿斧肿纶僵齣辖蹲敷喘扎酿佑肖愈隧嗜檬迳碌襟凋圭寇污哨倪筠桦诈姜旬秃脂噢撼衅庚炫谭惭涩崔贷胡晒琉捏绮膝拭暗醋膨杠鑫瀑喃剖袜逾涅扳惘凳呃掘捍榔窍蜗旷梵暇稻柠抉辗蔚钩卜莺匡蜘祯哔窟亟谛溢黛晦伶逮傍葱刁堤恍匣谍禧轿耸瀚斐忿泓拐驴罕沫绽刃窈渝仄瑛葵噜绣奕窥浏隶蔽仟敛丞诘鳖疤膏锥窕皱晰晖舅孰煽姚钞袱绊焚芦咸沮呕瞪淳丐茹盘菱篠涕衬蚀溉瑄翟怠钰躯肺掷丑奢荫靶纱芸佰峻阱哄肾庄囡阑戳腕菸凹蟾蒐呱巾雏螃盯馈垄毓犀逞姨穆樵阀弥跷搁隙疵憧忏琨阙萱怅辄搏榕饥捣渣眺虞俯绅谤珑咫俏淆蜀楠乞诅匀貂寰迋敞跪囚溺骆憬苇脊瑶疆乍杆眸窜孽卅夭簧徘馒趴鎚啼冗缉絮啄沸萃嘶鸳禽惫徨屐舆邂掀嫖苟檯矫铎棱哗徊拱蕙徬滞吠妞氾芹叩朽侪赦汐丰虔茅棠仑膳魉儡鸯懦渗邵筱畜崖瑕蕊揣擒挂屯莽矽侏弧澈饺奎裘塌饵偎泻蔓彗樽衔茍磋萎廓悯铸茎歼壤浇蚤恃瞻拚汀椒嚼粥磅佫勘脖吨澜锻笙厄嚷伽徽隅寥缤簾烘茜驯噎厦闰煤链锈诫颊俐曳蓓暧郤淌喀昆蔑峙躁菇逅雇殴泌酥缮莓辕骇巍糗扛杏茁琵礁秽岔僻焊嗡诵瞌捌遁赃涡琮卯锯扔苏邹莅隘蹋湛昼岫蛰桩藐汲禄皂濑绒耽粪粤卤曜懋咎痘聂垢瞳闵睿跤鉴躬斟淇莒毯幸骋岱庐殃橄恤叽鳞蒙芥榄楷硫苔麒椎禹喙厘袅亥倌吭诃裔梓蓦岩帜瓣狡惕蒙怯嫩龚嚎豚埠暸唆妃瓢蹄厮讥啃琶愿噱狷搪氢橙咆靡砌筷兑溼呸镀踹冢祟懈术搓攸橡膛俞祉冀炊瓷遐揽鹭茄蜢塘郡韬挟牟糙阎旻赘霆呎炭霄媳瘤猿颺煚铠蝠钜苓傀烬墅璇困愣恬嫉琐嫂淼梳���搂藻酵屉陡摺箫飨桐蚱曦璧偈蹦昶咙铮嗤戌屌耘裳啾嵘胺笃烹巩厝疚鸶汹蔷沐咽烙畸讳揍曙铐朔涓睬矶岐凄鲫楞鲤荆偕徜饥肮蔼辙恁霈诛鞠茉煜傭嗓酹昙铨艳绷峨揉珈鹃诲臆焰隽熔堇韧扒憨舵肛戊坝抠骷碘鞍冕榨肘羔哺霓巳铲蚵惆驹撷稽羹纺蜕趾吊豁褪癸眨臻慷蝙胧沼舱柚抨葭枷靥硝绚绞缆讪褚砗嫣蒲丫鹦蒹憩懊聋盎婊盔峦矜凛铺鹉蜴惚畴羁媛堑泛疮韶憋祁诟搔蜥袒奄忱玖拌悴祠扼髅筑蛤茱骐捶须亢葔艸筛岳岳慵戮跎砰仑炜篱笈瘫吏痊庶厥棘娑沁窘鲸缕硷俨栈蔬鸠闲迢恣昀泠涟眩噫娥荼鳄镖侃虏俾樟榴咛炬窦笠翱莘躇翡姜枭匕藩徉觞拣吱皈墉傌梢巅踌萌幌杭侥栾奠痲夸瘖芯蟀驿耨禾瑾
“kill them with kindness” Wrong. CURSE OF RA 𓀀 𓀁 𓀂 𓀃 𓀄 𓀅 𓀆 𓀇 𓀈 𓀉 𓀊 𓀋 𓀌 𓀍 𓀎 𓀏 𓀐 𓀑 𓀒 𓀓 𓀔 𓀕 𓀖 𓀗 𓀘 𓀙 𓀚 𓀛 𓀜 𓀝 𓀞 𓀟 𓀠 𓀡 𓀢 𓀣 𓀤 𓀥 𓀦 𓀧 𓀨 𓀩 𓀪 𓀫 𓀬 𓀭 𓀮 𓀯 𓀰 𓀱 𓀲 𓀳 𓀴 𓀵 𓀶 𓀷 𓀸 𓀹 𓀺 𓀻 𓀼 𓀽 𓀾 𓀿 𓁀 𓁁 𓁂 𓁃 𓁄 𓁅 𓁆 𓁇 𓁈 𓁉 𓁊 𓁋 𓁌 𓁍 𓁎 𓁏 𓁐 𓁑 𓀄 𓀅 𓀆
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蜃気楼の境界 編(五六七)
蜃気楼の境界 編(一二三四)から
「渦とチェリー新聞」寄稿小説
蜃気楼の境界 編(五)
界縫
正嘉元年紅葉舞い、青い炎地割れから立ち昇る。音大きく山崩れ���湧き出し、神社仏閣ことごとく倒壊す。鎌倉は中下馬橋の燃える家屋と黒い煙かき分けて家族の手を引きなんとか生き延びた六角義綱という男、後日殺生も構わぬ暮露と成り果て武士を襲えば刀を得、民を襲えば銭を得て、やがて辿り着いた河川で暮露同士語らうわけでもなく集まり暮らす。或る夜、幾度目のことか絶食にふらつき目を血走らせ六角義綱、血に汚れた刀片手に道行く一人の者を殺めようとするが、嗚咽を漏らし立ち竦みそのまま胸からあの日の紅葉のごとき血を流し膝から崩れ落ちる。道行くその者、男に扮した歩き巫女だが手には妖しげな小刀、その去る様を地べたから見届けんとした六角義綱のすぐ背後、甚目寺南大門に後ろを向けて立つ闇霙(あんえい)と名乗る男あり。みぞれ降りだして、人とも呼び難いなりの六角義綱を一瞥し、闇霙、口開かず問いかける、そなたの闇は斯様な俗識さえ飼えぬのか。六角義綱、正嘉地震から甚目寺までの道中で妻を殺され、涙つたい、儂には女は切れん、と息絶える。その一通りを見ていた青年、六角源内、父を殺した女を浅井千代能と突き止めて敵討ちを企てるが、知られていたか検非違使に捕らえられ夷島に流され、以後誰とも交流を持たずに僻地の小屋で巻物を記したという。それから七五九年の時が経ち、二〇一六年、仟燕色馨を内に潜める二重人格の高校生市川忍とその同級生渡邉咲が、慧探偵事務所を相手に朔密教門前また内部にて些細な一悶着あった、その同日晩、奇妙な殺人事件が起こる。場所は百人町四丁目の平素な住宅区域、被害者女性、五藤珊瑚(三〇)の遺言は、残酷な苦を前に千年二千年なんて。戸塚警察署に直ちに捜査本部が設置され、その捜査とは別に警部補の高橋定蔵、市川忍の前に立つ。何故おれなんかに事情徴収を、と忍。事件当日、校門の監視カメラに映っていたきみが何か普段と違うものを見てなかったかと思ってね、若き警部補が爽やかに答え、それで市川忍、脳裏の人格に声を送る、一顛末あった日だ厄介だね。対し仟燕色馨、おそらくこの警部補、謎多き朔密教を疑っている、ならばこの事件あの探偵にも捜査の手が伸びる、ところで気づいているか探偵事務所の探偵に見張られている。
小料理屋点々とある裏通りの角に螺旋階段へ繋がるアーチ状の古い門を持つ築古スナックビルの入り口で刈り上げマッシュショートにゆるめパーマの少年のような青年がただ立っていると突然背後から強面の男がどこに突っ立っとんじゃと怒鳴ってきたので青年は冴え冴えとした眼差しで振り返り、幻を見てたんじゃないですか、俺はずっとこの位置でスマホを見てました、俺の輪郭と色、背後の風景と俺のいる光景をもっと目��焼きつけてください。男は動転し不愉快な目の前にいる青年を忘れないようじっと食い入って見る。だが、その光景はすでに幻で、スマホを見ていた青年はもういない。走り去っていたのだ。朝のホームルーム直前にその青年、六角凍夏(むすみとうか)が現れ席につく。振り返り、後ろの席の渡邉咲に聞く、きみ、部活入ってるの。隣席美術部員中河原津久見が聞き耳を立てている。渡邉咲は初めて話しかけてきた六角凍夏が先々で勧誘しているのを知っていて、文芸部でしょ、と冷えた目を送ると、文化琳三部だよ、と。咲が琳三って何という顔で惑うと、清山琳三ね、俺らの界隈で知らぬ者はいないよ、とくるが、咲はどこの界隈の話なのと内心いよいよ戸惑う。だが、聞き耳を立てていた中河原津久見はピクシブなどで目にする虚無僧キャラねと気づくが話に加わらない。きみ、机の上の本、和楽器好きでしょ、清山琳三は気鋭の尺八奏者。私、渡邉咲、と口にしながら、尺八ね。放課後、六角凍夏は一人、文芸部部室の小さな教室に入って電気をつけるとドアを閉め、密室と成る。中央辺りの机に、鞄から取り出した古びた筒を置く。目を閉じる。刹那、周囲にぼろぼろの布団が幾枚とどさっと落ちてき動きだす。それは天明四年鳥山石燕刊行妖怪画集「百器徒然袋」に見られる暮露暮露団(ぼろぼろとん)だが現実に現れたわけではなく、六角凍夏の想像力は小さな空間で全能となり百器徒然袋の界隈と接続し、今回ならばそこに記された妖怪があたかも姿を見せたかのような気分になったのだ。密室に、江戸の布団の香りが充満する。ときに、異界からの香りが漂ってくることもある。翌、静かな夜、百人町四丁目にて更なる殺人事件が起こる。被害者は志那成斗美(四〇)遺言は、潔く煮ろうか。魔の香りも、又、此処に。
蜃気楼の境界 編(六)
五鬼
出入りする者らの残り香も錯綜の果てに幻影さえ浮かべる夜の街。串揚げ並ぶコの字カウンター中程で束感ショートの若い警部補が驚きのあと声を潜め通話を切ると手話で勘定を頼み、さっぱりとした面立ちの探偵仲本慧に目をやり、五鬼事件だがまだ続いていたと輝きの瞳隠せないながらも声を落とし去っていく。百人町四丁目連続殺人事件の犯人佐々木幻弐が第二被害者志那成斗美の最期の正当防衛で刺され意識不明のまま病院で死亡したという話、監視カメラから犯行も明確、第一被害者五藤珊瑚への犯行とも繋がり既に報道もされた直後の第三事件発覚。カウンターに残された探偵仲本慧、ビールを追加し面白い事件だが依頼がきてないから何もできないね、と奥に座る長髪黒はオールバックの男に突然話しかける。その男、串揚げを齧りながらチラと目線を合わせる。慧、ビールを飲み干し、隣に座っていいかなと距離を詰め、そっと名刺を置き、歓楽街案内人の市川敬済だね仕事柄我々は抜け目ない、聞き耳を立ててたね、という。黙す市川敬済に、優秀な探偵の知り合いは二人と必要ないかなと強い声で独り言のように笑みを送る。店内、音楽なく、静かに食す客、座敷からの賑わい。この辺りで、青島ビールが飲める良いバーを探してる客がいたなそういえば、と市川敬済、懐から名刺を取りだし横に並べる。直後、和柄のマフラーをしたギャル僡逢里が現れた為、仲本慧、名刺を拾い、勘定を済まし去っていく。お知り合いさんなの、と尋ねつつ座る僡逢里に、池袋の二青龍で今は探偵の男だ知ってるか、と尋ね返す。誰よ、テリトリー渋谷だったし、今日はいないの。暗に警部補のことを口にする。僡逢里の耳元で、まだ続いてるらしい千代女のママ心配だな。食事の注文をしながら僡逢里、出勤前に縛られたい、と呟く。夜十一時、一人になった市川敬済の前を男女が横切る。片方の男が枯淡の趣ある着物姿でありながら凍風をただ浴びるがごとく静かであったため変に気にかかるが、気にするのをやめて電話をかける。あら敬済さん、と通話先、青藍に杉の木が描かれた着物の女、さっきまで警部補さんがいらしてたのよ、お店は営業してません、今朝三人目の不幸がありまして五鬼も残すところ二人なの。語るは浅井千代女である。
遥か彼方より朗々と木曽節が諏訪太鼓と絡まり聞こえる、それは五年前の、冬の宵、一人の女、吉祥寺の麻雀ラウンジ千代女の開店準備中、六人の女達を前に、肩に雪積もり震えている。浅井千代女が側に近づき、貴女の血に刻まれし鬼の禍、憎しと思うなら、受け継がれし技術でお金に変えて楽園を造るのよ、弐宮苺(にきゅういちご)の源氏名を授けるわ、そちらの西クロシヤ(五〇)引退で貴女の席があるの。語りかけてきた浅井千代女を取り囲む五人の女達、五鬼を見る。はい、と涙流し、生まれて初めての愉しい月日流れ、今、浅井千代女の周りに残る五鬼はその弐宮苺(三〇)と柵虹那奈(さくにじなな、四〇)だけだ。今朝殺害された紫���弥衣潞(しややいろ、五〇)の遺言は、一路ゆくは三人迄。殺害現場で弐宮苺は両拳固く握りしめて言う。千代女さまを死なせはいたしません、次はこの私が千代女さまの匂いを身につけ犯人を誘いだし返り討ちにしてやります、これまで通り千代女さまは、五鬼にはできない私達鬼の禍の力を強める祈祷にどうか専念してください。浅井千代女の頬に涙が伝う。紫矢弥衣潞の形見の側に六歳の娘が一人。この災い突如訪れ、犯人の心当たりなく、志那成斗美が相打ちにし病院で死亡したという佐々木幻弐が何者なのかも分からない。不気味であったが浅井千代女は思う、そもそも私達がこの現世において得体知られていない存在なの、それに。相手は私達より強い、と震える。市川敬済に連絡を入れる。丑三つ時に市川敬済が女と帰宅、玄関騒がしく、津軽塗の黒地に白い桜が控えめに描かれた高さ一尺程のテーブルに女が横たわる音がする。自室でスマホを触っていた高校一年生の市川忍、悠里と帰ってきたのかあの女嫌いだな、と不機嫌になる。脳裏から仟燕色馨の声、きみの父だが今着信があり通話している。女といるのに別の女と喋ってるのそりゃあ母も出ていくよ。連続殺人の件だ探偵仲本慧の名前も出ている。いつも大人達は都合で何か企んでいて不快だよ。翌日、暑し。ホームルームの前に近寄ってきた同級生渡邉咲が、低血圧以外の何物でもないローテンションでいつもより元気な声で市川忍に話しかける。事件は解決してなかったのよ、貴方のお知り合いの探偵、仟燕色馨の出番じゃない?
蜃気楼の境界 編(七)
境迷
昼か、はた、ゆめの夜半にか、北原白秋「邪宗門」の一節に紛れ込んでいた六角凍夏は国語教師茨城潔に当てられて、地獄変の屏風の由来を申し上げましたから、芥川龍之介「邪宗門」冒頭付近をちらと見、朗読し始めるが、正義なく勝つ者の、勝利を無意味にする方法は、いまはただ一つ、直ちに教師が、むすみその「邪宗門」は高橋和巳だ、遮ってクラス騒然となる。六角、先生、界をまたぐは文学の真髄ですと逸らす。教室の窓から体育館でのバスケの授業を眺めていた市川忍に、脳裏から仟燕色馨の声、百人町四丁目連続殺人事件、慧探偵事務所の手にかかれば一日で解決する探偵はあの少女が呟く数字で結論を読みとるからだ朔密教での一件はそういう話だっただろう。それじゃあカジョウシキカ勝ち目が。否あの少女がいかなる原理で数字を読むか今わかった。その時、教室の背後から長い竹がぐんと伸び先端に括られた裂け目が口のごとき大きな提灯、生徒らの頭上でゆらゆら揺れる。「百器徒然袋」にある不落不落(ぶらぶら)を空想した六角凍夏の机の中に古びた筒。不落不落を唯一感じとった仟燕色馨、市川忍の瞳を借り生徒らを見回す。何者だ。その脳裏の声へ、何故だろう急に寒気がする。界か少女は先の「邪宗門」のごとく数多の界から特定している市川忍クンきみはこの連続殺人事件どう思う。昨夜の父の通話を聞くに麻雀ラウンジ千代女のスタッフが四度狙われるから張り込めばだけど犯人佐々木幻弐死んでも事件は続いたし組織か警察もそう考えるだろうから現場に近づけるかどうか。吊り下がる口のごとく裂けた提灯に教師も生徒も誰も気づかず授業続く。休み時間スマホで調べた麻雀ラウンジに通話。まだ朝だ、出ないよ、休業中だった筈だし。仟燕色馨は通話先を黙し耳に入れ続ける。浅井千代女らは、魔かそれに接する例えば鬼か、ならば逞しき彼女らが手を焼く犯人も、人ではないと推理できよう恐らく一人の犯行による。驚き市川忍、犯人が死んだというのに犯行は一人だって。きみは我が師仟燕白霞のサロンで幼少時千代女と会っていたことを忘れたか父と古く親しい女性は皆その筋だろう。側に、一人の同級生が近づいていたことに突然気づき、晴れてゆく霞、市川忍は動揺する。渡邉咲が、不思議そうに見ている。
柵虹那奈、と雀牌散らばりし休業続く麻雀ラウンジで浅井千代女が呼びかける。はい千代女さま。志那成斗美あの人の槍槓はいつだって可憐で美しかったわ、五藤珊瑚あの子の国士ができそうな配牌から清一色に染める気概にはいつも胸を打たれていたわ、紫矢弥衣潞あの方の徹底して振り込まない鬼の打ち筋には幾度も助けられたわ、三人とも亡くしてしまった、弐宮苺は私達を守ると意気込んでいるけどあの子を死なせたくないの。ラウンジを出て一人、浅井千代女は市川敬済から聞いた池袋北口の慧探偵事務所へ出向く。雑居ビル、銀行かと見紛うばかりの清潔な窓口が四つあり小柄の女性職員田中真凪にチェックシート渡され番号札を機械から取り座る。呼ばれると先の職員の姉、同じく小柄な三番窓口女性職員田中凪月が青森訛りで対応するがシート見てすぐ内線で通話し真凪を呼び千代女を奥へ案内させる。無人の応接間は中国人趣味濃厚で六堡茶を口にしながら十分程待つと仲本慧現れ、異様な話は耳にしている我が慧探偵事務所に未解決なしさ安心して、笑顔に厭らしさはない、依頼費は高くつくけどね。千代女は私達に似てるわと思う、職員は皆日本人名だが大陸の血を���じる、理由あってここに集い共同体と成っている、市川敬済とは昔SMサロン燕(えん)で業深き運営者は仟燕白霞に紹介された、世俗の裏側で通信し合うルートで辿り着いた此処は信用できる。受け応えを記録する仲本慧に着信が入り中国語で喋り��す。六堡茶を喉へ。探偵職員二名曰く、監視対象の市川忍が早退し校門前で謎の探偵仟燕色馨と通話していたという。仟燕色馨が仲本慧に仕掛けた誤情報だが、千代女を上海汽車メーカーの黒い車に乗せ吉祥寺の麻雀ラウンジへ。市川敬済はその謎の探偵にも件の連続殺人事件を探らせているのかなぜ子の市川忍が連絡を、空は雲一つない、SMサロン燕は五年前の二〇一一年に閉鎖し今は仟燕家のみその調査は容易ではないが必要かすぐ崔凪邸へ行くべきか。麻雀ラウンジのドア、鍵開き、僅かな灯火の雀卓で盲牌していた柵虹那奈、差し込む外光より、冷気識る。現れるは、病室で死に顔さえも確認した、佐々木幻弐である。上海汽車メーカーの黒い車は崔凪邸に着く。少女崔凪は、使用人二人と土笛づくりをして遊んでいる。
by _underline
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「渦とチェリー」チャンネル
【音版 渦とチェリー新聞】第27号 へ続く
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仟燕色馨シリーズ 全人物名リスト
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各地句会報
花鳥誌 令和5年3月号
坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和4年12月1日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
亡き母の言葉身に入む夕明り 喜代子 美人画を日毎見つめた古暦 都 湯豆腐や仕切向うの京言葉 同 榾の宿見知らぬ人と語らひし 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年12月3日 零の会 坊城俊樹選 特選句
愛妻は冬天に有り見得を切る 慶月 着ぶくれの肩に銀座ののしかかる 炳子 楽屋口より銀鼠のインバネス 要 懐手役者戻りし噂など 順子 木挽町の電線緩く短かき日 三郎 市松の歌舞伎のれんを出で嚏 慶月 団十郎の顔があちこち十二月 和子 薔薇の紙袋の中の聖樹かな 同 ベントレーの真つ赤に負けてゐる聖樹 三郎
岡田順子選 特選句
寒椿真紅へと歌舞伎めく 三郎 昭和めくショール纏ひて三越へ 俊樹 着ぶくれの肩に銀座ののしかかる 炳子 楽屋口より銀鼠のインバネス 要 半世紀前の残像獅子の冬 炳子 緞帳の街を冬日の揺りおこす 三郎 楽屋口興行なくば石蕗明り 光子 聖夜待つ靴職人の鉄の音 はるか 木挽町の電線緩く短かき日 三郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年12月3日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
水鳥の水曳きどこも濡れてゐず 睦子 LEDのひんやり灯る夜業かな 同 あさきゆめみし水鳥に忽と日暮 美穂 裸婦像の目に郷国の冬の虹 かおり 水鳥の陸に上がれば幼なけれ 睦子 水鳥の言問ふやうに漂へり 朝子 日向ぼこ石となりたき日のありぬ 美穂 昇降機空まで行ける聖夜かな 愛 出逢ひとは別れの序章おでん酒 朝子 よきことの一つ蜜入り冬りんご 美穂 忘れたきことも掃き寄せ落葉焚く 孝子 女医の手の結婚指輪冬ぬくし 久美子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年12月5日 花鳥さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
じよんがらもよされも遠き虫の出湯 雪 枯るるもの枯るるにまかせゐる���は 同 裸木に巣箱が一つ傾ける 同 散りてなほ緋を極めたり櫨紅葉 笑 冬の蝶小さき花に身を委ね 同 綿虫の恋の信号飛び交はし 同 目に見えぬものが背押す街師走 かづを 新刊書表に並べ書肆師走 匠 長者町大名町も落葉降る 和子 正信偈声高々と十二月 清女 うつかりと仲直りするおでん酒 啓子 沈下橋今日も見えずに歳用意 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年12月9日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
餌台に人を覗きて冬の禽 宇太郎 姉の忌の近し綿虫横を飛ぶ 和子 冬めくといふ風音の離れぬ日 同 かき混ぜて消ゆる泡みる夜の葛湯 栄子 菊に埋む引導なしの葬一つ 宇太郎 花石蕗や蜑の通ひ路九十九折 益恵 院殿の墓碑を囲みて霜柱 美智子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年12月9日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
大根を洗ひ干したる深庇 世詩明 白山の雪の白さを見え深め 同 筆太に妻の消息年賀状 同 戻られし神をねぎらふ注連飾 ただし 大いなる榊まつりし神迎 同 山眠る話時々ちぐはぐに 清女 幸不幸仏に委ね報恩講 同 初時雨韋駄天走りあちこちに 輝一 切り分けの聖菓較べる子供かな 誠 老い一人煙草を口に日向ぼこ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年12月10日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
大年のバックダンサー出番待つ 登美子 大銀杏黄葉や夜道光りたる 紀子 白山を見て暮らす日々障子貼る 登美子 母と吾と灯ひとつの根深汁 同 遥かにも雪の白山見ゆる橋 令子 年末や薪湯沸かして近所呼び みえこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年12月10日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
言葉直ぐ固まつてゆく冬夜かな 秋尚 年惜しむ陽子の墓所に供華新た 幸風 一筋の日差しを纏ひ浮寝鳥 幸子 茶の花を飾る店主のハンバーグ 亜栄子 冬の夜機織るやうなものがたり ゆう子 多摩川の皺む波間に浮寝鳥 美枝子 それぞれは好みの椅子に冬の夜 ゆう子 折節に冬帝なごむ母の塔 幸風
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年12月12日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
蕪一個抜き来一人の夕厨 一枝 著ぶくれを拾ひ電車の満員に みす枝 越前の奥へ奥へと時雨降る 世詩明 時雨るるや村暗くなり小さくなる みす枝 生と死を考へながら柚子湯かな 信子 オブラート破れて苦き十二月 清女 煤払ひ古き薬を捨てにけり ただし 太平の色したたらす熟柿かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年12月12日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
お化粧の仕上げにマスクかけにけり 三無 湯ざめして婆ちやんいつも卵酒 和魚 「どうしました」マスクの医者の声やさし あき子 受け継ぎし神楽の面の儼乎たる 史空 御神酒吹き魂入れらるる神楽面 三無 神楽の音菜つ葉切る手はづませる ことこ マスクしても寡黙の人になり切れず 秋尚 鉦の音の早まる宵の里神楽 同 神楽面舞へば表情豊かなり 史空 母の手が湯ざめするよと襟押へ ことこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年12月13日 萩花鳥句会
月の夜は銀の毬藻に浮寝鳥 祐子 七五三おんなの一生歩み出す 健雄 極月の破れ手帳の重さかな 俊文 故郷の煉物届きおでん鍋 ゆかり 思ひ出の中の障子を開ける朝 陽子 一人去り彼の人も去り山眠る 吉之 張り替へて色あせ目立つ障子骨 恒雄 影絵如障子に木々の写りゆく 美恵子
(順不同) ………………………………………………………………
令和4年12月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
残菊は残菊と云ふ色の香に 雪 穴無惨枯蟷螂となり切れず 同 煤払大仏様の膝の上に みす枝 雪起こし百貫玉の落つる音 同 師走来て一番のりの美容院 富子 雪囲ひ男結びの揃ひけり 真喜栄 一斗樽三つ仕込みて師走かな 玲子 道一筋孤高の山の雪化粧 嘉和 注連細く巻きて御幣に神宿る 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年12月16日 さきたま花鳥句会
黒煙を吐きて冬野へ陸蒸気 月惑 実南天御成座敷の窓明り 一馬 額縁門残る紅葉や泉岳寺 八草 終の地に老いて根を張る冬紅葉 裕章 散るやちる散るままなりし落葉道 紀花 結願の晴れ切る空や冬木の芽 とし江 店抜けて女将小走り酉の市 康子 取寄せし河豚ひとまづは仏壇に 静子 一人見る冬満月や奢侈極む 良江
(順不同) ………………………………………………………………
令和4年12月18日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
冬日向野良猫が来て完成す 千種 寒禽の古代広場の空に消ゆ 白陶 大枯木侘しや空の巣を抱き 圭魚 冬帝に眼見開く埴輪かな 三無 浮寝鳥にも攻防の濁り池 要 昃れば雪虫蒼く漂へる 炳子 群れてゐて己を尽くす野水仙 三無
栗林圭魚選 特選句
冬帝に眼見開く埴輪かな 三無 冬枯に錆朱のコート遠ざかる 要 日矢刻みつつ枯葉舞ふ小径かな 同 紅葉散る眩しき日矢を弾きつつ 三無 冬枯に詩吟朗々沁み渡る 要 浮寝鳥にも攻防の濁り池 同 昃れば雪虫蒼く漂へる 炳子 落葉ひとつひとつ大地へしじま足す 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年12月21日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
ふり向けば虹もかかりて片時雨 笑子 日本海よりの潮風懸け大根 同 師走てふ町行く人も急ぎ足 啓子 山眠る小動物も夢の中 同 ゆつたりと領域守り浮寝鳥 千加江 惟みる中子師校歌能登小春 淳子 大焚火して棟梁の頰染めて 同 貫之の土佐日記なる波の花 同 アナウンス飛び交ふ案内駅師走 和子 極月や討入り語る講談師 泰俊
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年12月22日 鯖江花鳥俳句會 坊城俊樹選 特選句
越前の夜の更け行く菊膾 雪 帰り花ほどの身の上知るばかり 同 柏翠の調理師免許身に入みぬ 同 人の世にかくも爽やかなる別れ 同 猫じやらしてふ名全うして枯るる 同 近松忌男の持てる顔いくつ 同 シャッター通り歩く男の冬帽子 昭子 着膨れて隠しから出す小銭入 同 箱階段みしみしと鳴る日短 同 優男には近よらず雪女郎 同 み仏の膝に眠りし猫小春 ただし 彫り浅き千代女の句碑や風白し 同 荒るる潮崖を昇りて浪の花 みす枝 聞き上手相槌上手炬燵の間 同 追憶の母はつつましヒヤシンス 一涓
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年12月25日 月例会 坊城俊樹選 特選句
鯉はまだ水底に居て降誕祭 小鳥 片翳りして水鳥の消ゆる午後 炳子 羽根付けし少年少女クリスマス 順子 木枯や犬咥へたる赤きもの 和子 発声のなく群衆となる外套 光子 冬木の芽依代として時を待つ 三郎 寒禽の声やさしきは恋ならむ 昌文
岡田順子選 特選句
鯉はまだ水底に居て降誕祭 小鳥 青年は武道館へと冬木の芽 月惑 本殿の奥のひと揺れ年の果 三郎 零戦の真後ろに立ち懐手 小鳥 極月の鯉は黄金の鯉となり 俊樹 青といふ底なしの天なる寒さ 光子 繭白の提灯三列春用意 和子
栗林圭魚選 特選句
献木の葉も艶々と冬椿 佑天 鯉はまだ水底に居て降誕祭 小鳥 引つ掻きてみたき青空年つまる 順子 鴨の声幽かに聞きて九段坂 炳子 裸木の列柱なせる大鳥居 要 寒禽の鳴き交したる虚空かな 佑天 枯れ様をさらし尽くして濠の蓮 要
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年12月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
仲直りしたくて蜜柑剥いてやる ひとみ 細胞の溶け出してゐる日向ぼこ 同 少年は狐火を見に行きしまま 同 手回しのミル短日の音重ね 由紀子 花枇杷や八十路麗し名妓の家 久美子 鉄瓶のきりりと据る冬の朝 さえこ 花枇杷に愛を求むる虫来る 美穂 さよならと赤きマフラー振り向かず 同 神鈴を打ちて寒濤迫りくる かおり 蕪村忌や立てる襟なき放浪者 勝利 追羽根の一人一人に違ふ空 朝子 宇宙船帰還するらし葱刻む 愛 日おもてに人見知りの子枇杷の花 睦古賀子 波の上の禅定なるや浮寝鳥 同 狼の魂いまも大和に伏せしまま 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年11月2日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
熟し柿落す一つを拾ひけり 世詩明 渡り鳥集合離散離れざる 同 松手入れ空の明るさ戻しけり 同 病室の窓にもトンボ見舞はれし 輝一 耳遠く遅れて笑ふ老いの秋 秋子 生きるとはすさまじきもの蟻の列 同 静かなる大和三山星月夜 誠 新涼の後ろ姿の理髪台 同 心中にたむける回向近松忌 やす香
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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English Translation of Nakagawa Haruka’s 27th Birthday Message
As said by her:
“Thank you very much for your birthday wish. ^^
This year I turn 27, I wanna tell something to you all.
It’s a bit long but please read until the end.
I’ve never told about my own family.
But I’ve been in Indonesia for about 6 years.
Many were asking “your family didn’t go to Indonesia?” or “do you miss your parents?” I replied that I didn’t mind it because I enjoyed being here.
But I also thought that you’re curious and I’m tired to lie so I considered when I’d tell about it but I’m confused so I was looking for the correct time.
Maybe as I’ve turned 27 so this is the correct time.
Since I was 3, I never lived with parents anymore, because my dad and my mom divorced, I followed my dad so since I was 3 I’ve never met my own mom again. I don’t remember her face and have no idea where she is now. Since that I lived with my grandma and because my dad might be busy so I never lived with him either. Also my grandma suffered heart disease making her going to hospital very often so me and my siblings looked like living in an orphanage.
Maybe I still had grandma while some others didn’t have anyone anymore but I was sad because in primary school event I was always alone, no one from my family accompanying me. I made the lunch myself and no one picked me up to come from school.
But fortunately there were my siblings so I wasn’t alone.
During graduation grandma came but I was embarrassed because the others came with their moms and dads. But I didn’t think anything as I was still very young and I had to be grateful I still had grandma.
Grandma’s condition were worsened during my primary & middle school so I spent some years living in an orphanage. It was sorowful but I met many friends who had similar fate as I had. They must be sad for having no parents but I got many new siblings. Some of them are still close to me until today.
I wanna tell but inside of me I didn’t because it’s embarrassing. Moreover in Indonesia many love their families but since I had no parents, it’s embarrassing to be different than others.
I often tell about mom & dad but everything was a lie so I’m so sorry that I’ve been lying to you all.
I moved to Indonesia, in the beginning I was sad because I was alone but now I had a such big family whom I often meet, hanging out together, also in Indonesia everyone is nice to me.
Moreover JKT48 members, staffs, & fans are like family to me.
I could be spoiled to fellow members, staffs sometimes rebuking me, when I got ill, they took me to hospital, before that when I got ill I had to do all by myself.
So now I’m not alone, having many friends who aid and love me.
All this time, I was sad because I couldn’t tell it to anyone but here i could tell to friends because friends here heard about my story very well.
One of the reasons why I love Indonesia.
And if I never came to Indonesia I’d never tell about myself and never reveal it to you all. I was born in Japan but moved to Indonesia and got so many important things. Thanks for always love me. Some day I will be married and I swear I will be a good mom and will never let my children to suffer like I did.
And I’d like to tell the kids who have similar fates as me that someday you’d get people nice to you. Maybe not now but someday it will be, you’ll get such a great life. I’m very sure because I did.
Now I’m grateful for having such awesome friends. If I never came to Indoneisa, this might never happen.
Now I can’t live with grandma but I very love her. Thanks grandma for always supporting and encouraging me. I’m happy if grandma is happy and always smiling so I’ll fight harder so grandma will be happier if I’m more succesful in entertainment business.
For me grandma is my mom. Love you grandma and I was born because of dad and mom. We’re separated but you’ll be always be my dad and mom. Thanks mom and dad. When I was very young I couldn’t be with dad but in the future I wanna make a memory with you and someday I’ll be married, make sure you’ll be by my side.
Everyone thank you very much and please always your encouragement.
Hope this year I’ll be happy and healhty and whatever happen we should thanks by God, Amen.
仲川遥香 Nakagawa Haruka”
Translated by Haris aka @astrorhine on xtenmongakux.tumblr.com accompanied by 白金燐子 (Haris’ wife) & Sigur Rós Bracket Album on Spotify.
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2018.1.8: TWITTER (MARIKO).
(Last year, 2016.1.9):
おめでとう( ◠‿◠ ) https://t.co/NW2PLZ8fhA
こらこら笑っ
あなたは、まだでしょ?? https://t.co/Mnja8znqsz
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ときせんさん♡仲村虹香|スターダストプロモーション地方営業所所属タレント オフィシャルブログ Powered by Ameba
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seiyuu 18+ aliases copypast
копипаст из удоленно��о в настоящее время бложега
но мне оно нужно под рукой %)
------------------------------------------ ◎蒼井夕真 (井口祐一)
------------------------------------------ ◎青島刃 (成田剣) ------------------------------------------ ◎あさぎ夕 (鈴木裕斗) ------------------------------------------ ◎Ash (髙坂篤志) ※違っていたらご指摘下さい
------------------------------------------ ◎天野晴 (田丸篤志) ------------------------------------------ ◎斧爆弾 (安元洋貴) ------------------------------------------
◎庵田技剛 (仲村宗悟)
------------------------------------------
◎イシイツタオ (鈴木達央) ------------------------------------------ ◎泉菊之介 (三浦祥朗)
------------------------------------------
◎いちごみるく (白石稔) ------------------------------------------ ◎一条光 (笹沼尭羅) ------------------------------------------ ◎一条和矢 (一条和矢) ------------------------------------------
◎五日天峰 (寺島惇太)
------------------------------------------
◎犬神帝 (森川智之) ------------------------------------------ ◎沖野靖広 (高橋広樹) ------------------------------------------ ◎折春紺 (小野友樹) ------------------------------------------ ◎魁皇楽 (柿原徹也) ------------------------------------------ ◎柏木誉 (野島裕史)
------------------------------------------
◎香純秋 (大須賀純)
------------------------------------------
◎加藤一樹 (石井一貴) ------------------------------------------ ◎金部影人 (酒井広大)
------------------------------------------ ◎金田 亮 (藤原祐規) ------------------------------------------ ◎河村眞人 (山中真尋) ------------------------------------------ ◎木島宇太 (水島大宙) ------------------------------------------ ◎切木Lee (新垣樽助) ------------------------------------------ ◎久喜大 (高橋英則)
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◎黒井勇 (白井悠介) ------------------------------------------ ◎黒井鋼 (樋口智透) ------------------------------------------ ◎黒瀬鷹 (黒田崇矢) ------------------------------------------ ◎小池竹蔵 (萩原秀樹)
------------------------------------------ ◎櫻井真人 (福島潤) ------------------------------------------ ◎桜ひろし (前野智昭) ------------------------------------------ ◎先割れスプーン (鳥海浩輔) ------------------------------------------ ◎笹崎こじろう (益山武明)
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◎佐藤タカ (梯篤司) ------------------------------------------
◎猿飛総司 (小松昌平)
------------------------------------------ ◎佐和真中 (中澤まさとも) ------------------------------------------ ◎ししゃも (河西健吾)
------------------------------------------
◎紫原遥 (鈴木千尋) ------------------------------------------ ◎松涛エルサ (堀内賢雄) ------------------------------------------ ◎須賀紀哉 (間島淳司) ------------------------------------------ ◎杉崎和哉 (谷山紀章) ------------------------------------------ ◎洲鳩流人 (下野紘) ------------------------------------------ ◎スメラギ隼人 (堀江一眞) ------------------------------------------ ◎皇 帝 (立花慎之介) ------------------------------------------ ◎鷹取玲 (坪井智浩)
------------------------------------------ ◎田村拓狼 (江口拓也)
------------------------------------------ ◎ダンミツオ (岸尾だいすけ) ------------------------------------------ ◎茶介 (加藤将之) ------------------------------------------ ◎テトラポット登 (古川慎) ------------------------------------------ ◎寺竹順 (阿部敦) ------------------------------------------ ◎東堂京介 (郷田ほづみ) ------------------------------------------ ◎十利須我里 (日野聡)
------------------------------------------ ◎土門熱 (佐藤拓也)
------------------------------------------ ◎西島古都夫 (石井真) ------------------------------------------
◎二枚貝ほっき (中島ヨシキ)
------------------------------------------ ◎二枚貝ほたて (榎木淳弥)
------------------------------------------
◎二枚貝ムール (伊東健人)
---------
◎紀之 (杉山紀彰) ------------------------------------------ ◎刃衣斬人 (下野紘) ------------------------------------------ ◎萩大左衛門 (山谷祥生)
------------------------------------------
◎八王子タカオ (深町寿成)
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◎鳩万軍曹、鳩マン軍曹 (川原慶久)
------------------------------------------ ◎早川凜太 (松田健一郎) ------------------------------------------ ◎春男児 (土岐隼一)
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◎柊三太 (小野友樹) ------------------------------------------ ◎髭内悪太 (竹内良太) ------------------------------------------ ◎左高蹴 (安元洋貴) ------------------------------------------ ◎平井達矢 (平川大輔) ------------------------------------------
◎昼間真昼 (八代拓)
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◎広山和重 (増田俊樹)
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◎冬ノ熊肉 (熊谷健太郎)
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◎不破光秀 (前野智昭) ------------------------------------------ ◎Professor太郎 (柿原徹也) ------------------------------------------ ◎Prof.紫龍 (山崎たくみ)
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◎ヘルシー太郎 (伊藤健太郎)
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◎ペロペロンチーノ (花江夏樹) ------------------------------------------ ◎ほうでん亭ガツ (森川智之) ------------------------------------------ ◎ほうでん亭ガツ芯 (千葉一伸)
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◎本場伊江 (萩道彦) ------------------------------------------ ◎マーガリン天狗 (藤原祐規) ------------------------------------------ ◎舞岳育 (小林親弘) ※教えていただいた方ありがとうございます
------------------------------------------ ◎マクシミリアン渚 (井上和彦) ------------------------------------------ ◎まつたけ弥太郎 (榎木淳弥) ------------------------------------------ ◎真野大 (狩野翔)
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◎万里小路 麗音 (逢坂良太) ------------------------------------------ ◎ミノベサトル (新垣樽助) ------------------------------------------ ◎三楽章 (牧野秀紀) ------------------------------------------ ◎村上たつや (武内健) ------------------------------------------ ◎村野住人 (村田太志) ------------------------------------------ ◎米良奏真 (下野紘) ------------------------------------------ ◎八神大輔 (野宮一範) ------------------------------------------ ◎山田コーハチ (平川大輔)
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◎美術千性 (岸尾だいすけ) ------------------------------------------
◎吉村カートマン (村瀬歩)
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◎四ツ谷サイダー (興津和幸) ------------------------------------------ ◎利一翔 (伊東健人)
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◎竜仙鳳堂院斬慈刃琉 (岸尾だいすけ) ------------------------------------------ ◎ルネッサンス山田 (前田剛) ------------------------------------------ ◎我武テツ (櫻井トオル)
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◎ワッショイ太郎 (川田紳司)
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Onigiri The Series [J/Thai Drama]
Alright, now I’m mad! Why am I just stumbling upon this right now!!?! Why has no one told me about this?! Two weeks!! This show started two weeks back and no one thought it apt to tell me about it?!
Dear Readers, I am Disappoint!
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これまでアジア各地で開催してきた『女優顔』ですが、おかげさまでやっとやっと日本でお披露目できることになりました。
生まれた町東京で、約束の地スパイラルで、
富取正明写真展『女優顔』を開催します。
人との距離が遠くなるばかりのこの時代に、撮影者と被写体が同じ空間を共有し、会話を重ね、想いをぶつけ合うことで完成する一枚の写真。この6年間、Personal work として情熱を注ぎ撮影してきた渾身のポートレート展です。
一人でも多くの方々に観ていただきたいと思っています。
応援していただけたら嬉しいです。
世の中大変な時期ですが、ご無沙汰している方も、初めましての方も、皆様とお会いできることを楽しみにしています。
Photo exhibition 『女優顔』
富取正明写真展
会場: スパイラル 東京都港区南青山5-6-23
日程: 5月26日〜6月6日(11時〜20時)
入場無料
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映画『ディア・ドクター』 〜病める人に向き合うことの本質〜
2009年 日本 監督:西川美和 原作:西川美和 脚本:西川美和 撮影:柳島克己 美術:三ツ松けいこ 編集:宮島竜治 出演:笑福亭鶴瓶、瑛太、余貴美子、松重豊、井川遥、香川照之、八千草薫
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大学生の頃、ちょくちょく映画館に通っていろいろ映画を観てきました。印象的な映画はいくつかありましたが、その一つが『ゆれる』(2006年)でした。この映画をきっかけに西川美和監督を知って追いかけるようになりました。
映画『ゆれる』予告編
ちょうど大学5年になり臨床実習が始まった時期、大したことはしないのですが、真面目に勉強してこなかった自分ですら医療の現場に出て、もうすぐ医師になるのだなあと実感して意気込んでいた頃、西川監督の『ディア・ドクター』(2009年)が公開されました。この映画は、そんな当時の僕にとって衝撃的で、未だに時々見返したり思い出したりする思い出の映画となりました。
あらすじ
山間部にある僻地の村で一人診療所に勤める医師、伊野(笑福亭鶴瓶)は、地域の人々のあらゆる健康問題を一手に引き受けており、そのため村人たちからも信頼され、村にとって無くてはならない存在となっていた。そんなある日、伊野が突然失踪した。村人たち、そして伊野のもとで地域医療実習を受けていた研修医相馬(瑛太)は激しく動揺する。伊野の捜索にやってきた刑事波多野(松重豊)たちは、捜査をすすめるうちに、伊野の不可解な点に気づき始める。伊野は、村人の一人、鳥飼かづ子(八千草薫)に頼まれてある嘘をついていたのであった・・・。
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リアルな山間部医療の様子
この映画の特徴の一つは、医療の描写���リアルだということです。僕もこのような山間部や島の僻地医療に携わったことがあるのですが、診療所とそこでやっている診療内容、往診の様子、患者さんの雰囲気などは、かなり現実の僻地医療の現場に近いです。事前に実際の僻地医療を取材して作られたようですが、かなり丁寧に取材したのではないかと思います。
そしてキャスティングと役作りもリアリティを後押ししています。笑福亭鶴瓶は、多くの人に知られる落語家・タレントですが、彼が演じる医師伊野、こういう雰囲気の田舎の中年医師は実際います!顔は違えど、現実に知ってる医師の中で、まるであの人だなあと連想する人が何人か思い浮かぶくらいです。ちょっとのほほんとしてて、地域住民と仲良くて、とりあえずどんな病状でもある程度の対応はしてくれる先生。こういう人いるんですよー。笑福亭鶴瓶の自然体な演技と、顔つきがとってもはまっていると思います。
そこへ地域実習へやってくる、瑛太演じる研修医相馬もめちゃくちゃリアル!こういう研修医もいるんですよー!私立大学出身で、親が開業医や私立病院の院長で、高級車乗ってて、ちょっとチャラチャラしてる感じで、でも根は良いやつなので、人当たりは悪くないし、ちゃんと指導したりモチベーション次第では素直にどんどん成長するタイプの研修医。相馬のような研修医も何人も現実に知っていますし、その雰囲気をうまく演じている瑛太の役作りも良い。
ちなみに初期研修医(卒業後2年以内でまだ専門が決まっておらず修行段階で、いろんな科をローテーションして研修する研修医のこと)は、1ヶ月以上の地域医療研修が必修となっていて、この映画の相馬のように普段は都市部の市中病院で研修医をしていても、短期間地域医療の研修を受け入れてくれる田舎の病院や診療所に勉強しに行くことになります。その点もこの映画はリアルでしたね。
他、書き出すときりがないですが、看護師を演じた余貴美子、薬剤の卸業者を演じた香川照之も、こういう人いるー!って思わせてくれるような役作りでした。
引用元
気胸の描写もリアル
もう一点。緊張性気胸になった患者が診療所へ運ばれてくるシーンがあります。このシーンも実際の疾患の再現が上手くできていました。
気胸というのは何らかのきっかけで、肺から胸腔内へ空気が漏れ出して肺が萎んでしまう病気です。特にきっかけはなく自然に起こることもありますが、しばしば外傷時に見られます。外傷の場合は開放性気胸といって、胸壁の傷によって胸腔内と外気が通じてしまって、胸腔内に空気が入り込んで起こる気胸が発生することもあります。
気胸の中でもとりわけ緊急性が高いのが、緊張性気胸です。これは胸腔内に空気がたまりすぎて圧力が上がり、肺が萎むどころか心臓へ戻る血液が減って血液が循環しにくくなる病態です。緊張性気胸は早く処置をしないと、数分後には心肺停止ということもありうる状態なので、超緊急事態なんです。とにかく胸腔に溜まってる空気を抜かないといけないので、すぐに治療ができない場合はとりあえず胸部に針を刺して空気を抜き出すことを試みます。
僕も何度か経験がありますが、この映画での緊張性気胸の演技は結構リアルだなと思いました(処置後の回復が早すぎな印象でしたが・・・)。拡張した頚静脈もちゃんと写ってるし、素晴らしい!
どうしても医療関係者は映画の医療関連シーンを見ると、「そうじゃないんだけどなー」と思うことが多いです。しかしこのように本作は、僻地医療の描かれ方から、実際の疾患の描写まで、きっちり作り込まれている映画でした。
引用元
病める人に向き合うことの本質とは?
この映画で僕が特に心に刺さった台詞が2つあります。
一つは香川照之演じる、薬品卸業者の斎門が、捜査のため松重豊演じる波多野刑事に聴取されている場面で、斎門が発する台詞です。
波多野刑事がなぜ伊野はこんな田舎の厳しい環境で医師を続けていたのか、目的は何だ?金か?無償の愛か?と問いかけます。
その直後、座っていた斎門が急に気を失って床に倒れそうになります。波多野刑事が慌てて彼を支えて、大丈夫かと呼びかける。そこで斎門が急に目を開けて、少し微笑んだ後にこう言います。
「刑事さん、今のは愛ですか?愛してるわけ無いですよね、私のことなんか。それでも今この手が出たでしょ。何か、そういう感じじゃないですか、たぶん。」
ここは名シーンです。学生時代にこの映画を初めて観たとき、結構ぐさっと胸に刺さった台詞です。
「患者さんのために頑張るのは愛があるからではなく、ただ困ってるからですよ」という、ストレートで味気ない、しかし本質を捉えた回答は、まだ臨床実習でお遊びレベルのことしかやっていないけど多少の熱意はあった医学生の僕にはズシンと重くのしかかるメッセージでした。
もう一つは瑛太演じる研修医相馬が、研修医が終わったら診療所へ戻って働きたいと伊野に申し出る場面で、伊野が相馬を諭す場面で言う台詞。
「随分入れ込んだなあ。俺は違うねん。この村好きで居てるのと違う。ただズルズル居残ってしまっただけや。ひっきりなしに球が飛んでくる。飛んでくるから打つ。打つからまた飛んでくる。それの繰り返しや。けど、打ち始めたら不思議とその気になってのめり込んで、のめり込んで、打ちまくってたらその間何もかも忘れてな・・・。」
この台詞は医師になって4年目に改めて見直したときに、一番刺さった言葉でした。当時毎日すごく忙しく過ごしていた時期で、何度かこのまま病院内で野垂れ死ぬかもしれないと思ったことがありましたが笑、それでも続けていた自分の状態は、まさにこの伊野が言う言葉の通りでした。あまりにも当時の自分を表す言葉だったので、驚き、少し身震いしたくらいです。
僕たちは当然、患者さんのためという気持ちで仕事をしています。でも毎回毎回、無償の愛とか人々の幸福とか、そんなことを考えているわけではありません。また必ずしも感謝されたいとか、お金が欲しいとか、見返りのためだけにやっている訳でもないです(見返りが不要という訳ではないですよ)。飛んできた球を打つ、また飛んできて打つ、この感覚なんです。
では何故で打ち続ける(患者さんを診療する)のかというと、その根本的な理由は「病気で困っている人は助けるべきだから」です。深い理由とか、複雑な考えは人それぞれあったとしても、それ以前の根っこの部分にあるのは病気で困っている人は助けるべきだからということです。
なぜ助けるべきかという点に明瞭な理由はないですが、倒れる斎門を波多野刑事がとっさに助けたように、それはヒトが本質的に備えた正しくあるべき道理の一つだと僕は思います。映画「ビルとテッドの大冒険」でいうところの“Be excellent to each other”です。
映画「ビルトテッドの大冒険」予告編
この映画のラストシーンは、蛇足のようにも見えますが、僕はこの映画の締めくくりとして非常に大切なシーンだと考えました。このラストは伊野が行った、伊野にできる Be Excellent な行動であり、病める人と向き合うことの本質を、最後の最後にも提示しているのです。
やはりBe Excellent でありたいものです(違う映画の話にすり替わっている・・・)。
引用元
第二の主人公、波多野刑事
西川美和監督の映画は、「嘘」から紐解く人間模様を題材にした作品ばかりなのが特徴です。『蛇イチゴ』(2002年)、『ゆれる』(2006年)、『夢売るふたり』(2012年)、『永い言い訳』(2016年)、振り返ってみると西川監督の長編作品はいずれもこの映画と同様に“嘘”が物語の重大要素となっています。
映画『蛇イチゴ』予告編
映画『夢売るふたり』予告編
映画『永い言い訳』予告編
本作は医師である伊野が患者に頼まれて、ある嘘をつくことから始まる一連の出来事が、話の推進力になっています。ネタバレを避けて詳細は言いませんが、伊野がつく嘘は到底許されるものではありません。はっきり言って、医師としては絶対にやってはいけないことをしています。絶対にダメなんですが、しかしその嘘をつく行動が、必ずしも人を不幸にしたとは言い切れないのがこの映画のキモでしょう。前述のとおり、病める人に向き合うことの本質が嘘によってもあぶり出されて、伊野の嘘に巻き込まれた人たちもその片鱗を味わうのです。そしてそれを味わった人々を捜査のため聴取するうちに、本質に気づき始めるのが松重豊演じる波多野刑事です。冒頭から中盤にかけての彼の表情や態度が、終盤には変わっていきます。その意味では、彼が第二の主人公と言っていいでしょう。彼にフォーカスして観てみると、また違う味わいになりそうです。
最後に
今回はかなり長く書いてしまいましたが、僕にとっては非常に思い入れのある映画でしたのでご容赦を。
西川美和監督は広島出身の監督ですし、過去作もすべて僕好みの映画ばかりなので、特に応援している監督です。名実ともに今や日本映画界でも名手といっていいレベルだと思います。2021年2月11日から最新作『すばらしき世界』が公開予定です。こちらもめちゃくちゃ楽しみですが、またズシンと来そうな映画なので心して鑑賞します。
映画『すばらしき世界』予告編
『すばらしき世界』オフィシャルサイト
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"Haruka Nakagawa (仲川 遥香) - Fashionable Asian Women's Swimwear Costumes" を YouTube で見る
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200120-21香川旅行記 第3話「街の灯」
香川旅行記エピソード無料配信中!
第1話「黄金の神社」 第2話「びっくりピーマン襲来」
※前回のあらすじ
助っ人のビクピー選手が加入し、3人ユニットになった我々は『狂った雑貨屋』に向かうのだった……。
商店街のメインストリートから、1本外れた路地に入ったところにある「サンリンシャ」というお店が、その雑貨屋さんだった。
狂ってるかどうかは定かではないが、リンクはバグっているようだ。
そもそも「雑貨屋さん」に入るのが、相当に久しぶりのことだったように思う。オタクにとっての雑貨屋さん、アニメイトみたいなところがあるので……。
見たこともないような知育玩具や、海外で見つけてきたであろうオシャレな小物の中に、ヨシダさんから良く名前が出てくる方々のCD、恐らく自費出版であろう本など、地元の人たちの創ったものが置かれているのがとても印象的だった。
ヨシダさんのお知り合いである店長さんに「なんでわざわざ東京から来たんですか!?」と言われて、まず豊崎愛生さんが……という第1話冒頭の説明をおっぱじめるわけにはいかなかったので、ウッスとなってしまったけど、明日の予定が決まっていない私に、高松や香川のいいところをたくさん教えてくれた。
あと、会話の流れの中で、びっくりピーマンさんの大学や就職のお話になって、めちゃくちゃしっかりした考えを持っており、自分の大学3年時の冬、マジで遊び惚けてただけだったな……と、己の7年前を省みる感じになった。
サンリンシャを後にすると、ヨシダさんから「一杯付き合ってくれるか?」とお声掛けを頂き、ビアバーに行く。
この旅、ヨシダさんにクラフトビールの良さを教えてもらう旅でもあった。
左から、ヨシダさん、私、びっくりピーマンさんの順番で座り、後ろの黒板に書かれた「本日のおすすめビール」の解説を一つ一つマスターに受ける。
マスター「コチラは徳島の2nd Story Ale Worksというブルワリーで作られたビールで、 味に少しモヤがあって……」
ヨシダさん「つまりは‟Hazy”ですよね」
マスター「そうですね。いわゆる“Hazy”と言われる……」
俺「それにします」
徳島のビールでHazyという宿命性、そして、新しく来た土地で出会った『2nd Story』という意味深でカッコイイ名前に惹かれて、味のところの説明はほぼ聞かずに選んでしまった。
でも、いわゆるIPAと呼ばれるクラフトビールたち、ラベルや名前がめちゃくちゃオシャレで、見ているだけで楽しい。こんな世界があったのか。
味もめちゃくちゃ美味しかった……。
ビール、出されたものを飲んできた身としては、ごくわずかな違いしかないように思っていたので「こんなに違うんだ」という感動があった。飲みやすかった。
カウンターで、持ってきたこえ部を読みながら、びっくりピーマンさんの目の前で「いや……本質だと思いますね……。1公演の参加なんですか? 捉えてる……このツアーの形を……。1公演でこのイラストが出てくるんだったら、やっぱりそういうツアーだったんですよ……」と絶賛する。
ヨシダさんは「こうやって、二人と酒が飲めて良かった……」と感慨深そうにされていた。一人で徳島に行くのを終わらせたわけではないので、今後、四国に来ることがあったら、ヨシダさんと飲むイベントはやろうと思った。
連絡があり、場所を移動する。
今回は、びっくりピーマンさんの他にも、ヨシダさんの地元のお友達(そして私ともフォローフォロワーの関係)ともお会いできるという話を聞いていた。
ヨシダさんも含めて、高松の方々とは、ヨシダさんが送って下さった1枚のCDと、それを受けて書いた私のブログが繋げてくれた縁だったりもする。
そのCDには、ヨシダさん手書きの解説もあったのだけど、あれだけ音楽に精通しているヨシダさんが、私にオススメの音楽を紹介するときに「最高にカッコいいバンドです」と、地元の友達のことを紹介できるのが、本当にカッコいいと思ったんですよね。
あと、スフィアの中野で、久しぶりに戦友である長崎の弁護士と連番したのだけど、今はアニクラの主催もされているようで、地元長崎で集めた仲間たちのことを、嬉しそうに、誇らしげに話していたのが、やっぱりこの人は憧れの大人の一人だなと思わされたりもした。
私も、自分の身の回りのすごい人たちのことは、ちゃんと上げられる人間でありたいと常々思っていて、そうした場を作るのが「ふかふか団地」の目的の一つだったりもした。
なので、京都でトオルさんとお話しできた時と同じく、高松でヨシダさんのお友達とお話しできるのは、とても嬉しくて、あ���種、高松には人に会いに来たと言えるのかもしれない。
商店街から少し外れたドープな通りにある焼き鳥屋さんで、まずはアパッチさんとお会いする。
個人的に、ラップバトルの動画などをめちゃくちゃ観ていた時期に、ヨシダさんのパーカー着てるMCおるな……と思って観ていたら、それがアパッチさんだったこともあったりして、一方的に知っていた。
一緒にイベントに出てる人の名前が、HIPHOPにそこまで明るくない私ですらうおーとなるレベルの人たちだったりしたので、びくびくしていたのだけど、戸松遥さんファンのオフ会に馴染めなかった話などを披露してくれて、めちゃくちゃ優しく、気さくに話して下さった。
そして、サンリンシャでも見ていたmixCDも頂戴してしまった。聴かせて頂きます。
私には宣伝することしか出来ねえ……。
そして、uniTONEというバンドのテルシさんと、ジュンさんも合流する。
ヨシダさんから頂いたCDの中で、一番好きだったのがuniTONEの『1985』という曲だった。
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めちゃくちゃ良い。
というか、私にとっての香川という土地と、ここで暮らすことの印象みたいな部分は、こ��曲のイメージによって形作られたものも大きい感じている。
でも、お話してみたら、テルシさんもジュンさんも愉快な人たちだった。
トオルさんの時もそうだったが、私は基本的に音楽やる人たちを過度に神格化している感じがあるけど、話してみると本当に面白くて、そして神様ではなくて人なんだと分かる。
uniTONEさんのアルバムも206やサンリンシャで見かけていて、買おうと思っていたのだけど、折角なのでテルシさんから直接買わせて頂いた。
少しだけ聴いたけど『1985』だけじゃなく、uniTONEというバンド自体が自分に合っている感じがして、音楽も詞も好きだなぁと思った。またじっくり聴かせて頂きます…………。
ヨシダさんも含めて、高松で授かったお土産が、全部CDだったというのが、めちゃくちゃいいなと思った。
それが、私が高松に会いに来た人たちの形なのだろう。
そして、アパッチさんが帰り際、ヨシダさんにフライヤーの依頼をする。
これもトオルさんの時もそうだったのだけど、私は、自分たちの持ち場で信頼し合っているような感じがして、ヨシダさんと誰かがデザインの話をしているのを聴いてるのが好きだったりする。
私も、こういう風に、お互いの仕事に寄りかかりあえるようになれるといいなと勝手に思っていた。
なぎさで3人とお別れすると、びっくりピーマンさんを駅まで見送る。
夜遅くまで付き合って下さり、本当にありがとうございました……。
無責任なことは言えないけど、一応社会人の私としては、初対面で、1日お話を聞いただけでも、きっと就職活動は悪いようにはならないだろうなと分かったので、影ながら応援しております。
高松の行く場所、ほぼヨシダさんにおまかせしていたのだけど、ヨシダさんに教えてもらったのは、とにかく、場所よりも「人」のことだったなと思う。
私は、一人で観光に来ると「場所」を楽しもうとして、人と触れ合うことはあまりない。大半の人がそうだとも思う。
街の灯は、そこに人が暮らしていることの証だ。
きっと、ヨシダさんにとって、この街で一番好きなのは、びっくりピーマンさんも含めて、こうした「人」のことだったんじゃないかなと思った。
私にとっても高松は、初めてでも迎え入れてくれる、温かく明るい街だなという想いが一番強く残った気がした。
22時を回ったが、俺たちの夜はまだまだこれからだ。
びっくりピーマンさんを見送ると、ナナシス武道館のライブBDを観に、我々はジャンカラへと向かうのだった…………。
第3話「街の灯」 おわり
第4話「Melody in the Pocket」
は、今週中の配信を目標に鋭意執筆中です…………。
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