#シンバルがかぶってくるとかそんな意味かな
Explore tagged Tumblr posts
Photo
Mixについての英語記事を読んでたらわからないのが出てきたので調べたんだけど、たぶん、おそらく、きっと、違う日本語訳があるよね?? #シンバルがかぶってくるとかそんな意味かな https://www.instagram.com/p/CoerGvqJwAP/?igshid=NGJjMDIxMWI=
0 notes
Text
(ひさびさ書いたらすんげー長文になっちゃった、ごめん…)
最初期から一緒にバンドやってるベーシストのヨシムラくん(小学生からの付き合い)から写真撮ってもらって、色々加工の練習してます。嫁はんのMちゃんが撮ってくれてたんかな。メガネにヨシムラくんが映ってますね。イイですね。わたしは最近ガタイのよさをよく指摘される(コメ食いすぎかー)。動画とか写真の加工にAI使ったアプリが出てきてて、あまりにも乗り遅れそうだけんちょっと勉強がてら。すんごい便利。それでこれからヨシムラくんとまたバンドやろーかーいうとりますけども。
tumblr〜amebaでブログやってたけど、令和2年の水害後に自分の近況をお知らせする気になれんくて(もとからそんなやってなかったですけど…)タンブラーに戻そうかなおもて、また気軽に更新してってみよかと思う。水害前後で2度目の離婚とかもあって人に迷惑かけたり不義理したりして、音楽も絵もやってなくただひたすら沈黙して労働してました。まぁそんな中で我が息子くんは9歳になり、少数の身近で助けてくれる人たちやら仕事関係の新しい人脈とやってく中で、少しは気持ちも落ち着いてきたんかなと思う。水害から2年後にそれまで��たチームから独立して、最初は山仕事も農業も私生活もゴッチャゴチャやったけど、だいぶ人脈と仕事が整理されていって、自分でやり始めてよかったなと今は思えてる。今はめっちゃイイです。新しい相棒(マッシーン)と新しい拠点(倉庫兼事務所)も加わって、仕事の単価も徐々に上げていけたらなーと思って日々奮闘中。でも別にあんま忙しくもしてないし、その時やれることをやってきて偶然いまの状況に辿り着いたって感じで、周りの仲間の人たちやら家族やら皆さんに感謝しつつマイペースにボチボチやっとります。新しい拠点の倉庫事務所は鹿児島。
倉庫内にドラムセットを組みました。こいつは今年に入って、ヨシムラくん家の隣のアメリカ人の方が安く譲ってくれて(ドラムセットも水害にあったことを伝えてくれてた)おれんとこ来ました。ありがとございます。シンバル、ハイハットは坂本の泥の中から音楽仲間が救ってくれたやつ。ひん曲がって錆びてるけどそれがまた、いまの気分にあってる。またこちらの建物も坂本の倉庫同様、半分趣味小屋になりそう。でも広さが坂本の2倍��らいあって、偶然近くで新事業が始まってた知り合いと共同で使ってくことになった。ここでちょっとずつ芸術やら創作も再開していきたい。そしていつか、密かにメンターと崇拝しているマルハマさんに隠れアートギャラリーとしてお招きできることを目指して空間を作っていく予定。右端のアイボリーのROLANDギターアンプは、去年亡くなったベアーズカフェミックさんの遺品で、ご家族から譲って頂きました。分解してキレイにして、大事に使わせて頂きます。吉村さんから生前にも、水害後に音楽やる気なかった状態の俺にギターを譲ってくださいました。大した音は出せないけど、自分なりに鳴らしていきます。そして息子世代に受け渡せるように手入れしていくという決意を胸に。
解体されていく前の職場のreborn。rebornになる前から期間中までそれはいろいろとあったけど、それはそれで、結果よかったんじゃないかと思う。自分にとっても周りの離れていった同僚にとっても。いつもキレててごめんな。造林業やるキッカケをくれたチームだったから、繋いでこれたことには本当に感謝してる。それぞれの場所で、それぞれやってこう。それぞれの平穏が少しでも長く続くように。
最近息子くんは、誕生日に買った���ケボーでひたすら直進している。その後ろをわたしも直進する。スケボー下駄代わりにでも乗れるようになったらいいね。
そんなこんなでバタバタやってたら、水害にあった坂本の倉庫がやっと嵩上げ&再建の話が進んできました(令和6年11月現在)。4年も経って、もう何も使わないかもなー思って諦めてたんですけど、いろんな噂が飛び交う中あんまり焦らず傍観してたら、国からの補助が出て再建できることになるようです。ありがてぇ〜。上流に市房ダム瀬戸石ダムは残ってるし新たに川辺にダムもできるし、日々仕事で山や田んぼや空を見てると、これからまた同程度以上の災害は起きる可能性あると肌で感じる。嵩上げにどの程度の費用対効果があるのかには疑問を残しつつ、水没しても落ち込まないぐらいの保養所みたいなもんを作れたらと思う。新しい仲間B30Uは、災害対処用も兼ねている。災害経験者として油断はしてないぜ。あたんミャータイねごつばこきなすなよ。今月半ばには、B30Uを自由に移動させる用のローダーダンプも広島から嫁いでくる予定。数人と数台の強力なチームで、田舎のやまんちゅには途方に暮れるほどの借金をまた稼ぎ出していく所存です。まだうっかり死ねない。がんばるマン。
新入りと古参の顔見せタイム。ヤンマーレッドという色らしいです。ヤンマーの人いわく、最近重機やら農機具とかでもこの色流行ってきてるらしい。すんごいですよ。泥なんかすぐ片づいちゃうもんですから。エアコンもついてラジオも聴ける。ホコリも吸わないし蜂にも刺されないしサイコー。3tクラスよりちょっと小さい個体です。お仕事の依頼お待ちしてます。
古参の相棒たちの虫干しですね。ハコはいま車検が付いてなくてたまに日光浴させるぐらいやけど、そろそろブラつきたいよねぇ。
すんごい長くなっちゃった。ごめん。まぁ〜批判もあるかもしれませんけど、やりたいようにやっていきますよ。気に入らなければ無視してくれよ。あばよ。ありがとよ。また会おうよ。
0 notes
Text
2024年5月26日放送回
満点DAMミュージックレジェンズ
文字起こし(前半)
Opening theme♪ワタユタケ「惑星」
youtube
MC 横田岳史(ヨコタタカシ)さん
満点DAMミュージックレジェンズ、この番組はカラオケDAMでおなじみの第一興商の提供で札幌FMしろいしが制作し、ただいま和歌山県エフエムマザーシップ、山形県酒田ハーバーラジオ、新潟県エフエムピッカラ、秋田県ACB秋田コミュニティ放送の5局ネットでお送りしております。
てことでお聴きの皆さん、お元気ですか?番組MCエフエムしろいし“何にもせんむ(専務)”こと横田岳史です。この番組は安全地帯ギタリスト武沢侑昂レジェンドとともに心揺さぶる音楽を求めてタイムトリップしちゃう、そんな番組なんですが武沢さん元気ですかッ⁉︎
安全地帯ギタリスト 武沢侑昂さん
♪「情熱」のフレーズをギターで演奏
おはようございます!
横田さん
はい、おはようございます。 というわけで、あのー元気そうでございますというか、あのーこれはもう皆さん完璧にわかったでしょう。
武沢さん
あはは〜。これはわかる…
横田さん
これは分かんなかったらもう…うふふふふ…というわけであのま、基本的にあまりね、この放送は何日にとか言わない様にはしているんですけど、本放送がですね、ちょうど5月26日と言うことで。でまぁちょうどねその3日後の29日が田中さんの67回目の誕生日という…
武沢さん
そうですね。
横田さん
はい、まぁ今回リスナーの皆さんから田中さんのベストプレイはと言う事で、たくさんの皆さんのコメントを頂きましてね、今日は田中さんのベストパフォーマンスを聴いてみようじゃ無いかと言う事で。はい、ええ。
武沢さん
なかなかね、これはあのいわゆる、僕たちが東京へ出て、最初陽水さんのツアーやってたじゃないですか。
横田さん
はいはいはいはい。
武沢さん
で、基本的には東京に出てからの安全地帯ってなかなか田中ちゃんのソロ、っていうのがなかなか出来ない。と言うのはどういうことかって言うと、旭川時代って田中ちゃんのソロ結構あったんですよ。
横田さん
あっ、そうなんですねぇ〜。
武沢さん
そうなんですよ。結構…もう10分ぐらい演ってるんで。
横田さん
あ〜…そうか。じゃぁそれを井上陽水さんのバックでは当然出来ませんもんね。
武沢さん
出来ないし、その僕たちがツアーとか東京でライブハウスでやる時も、どっちかって言うと色んな事で、その…曲を何曲出来る、出来ないとかね。要するに与えられた時間が何分で。
横田さん
あ、時間が短いからね。
武沢さん
基本的にね。ただ、自分たちのコンサー��だ〜って感じでやれる様になって漸くドラムソロも演れる。
横田さん
あー要するにワンマンライブになってから、みたいな。
武沢さん
そうですね。ワンマンライブで。ただワンマンライブをやると言っても、やっぱり曲…演奏してどんどん皆に知ってもらうって事を考えると、ライブでああいいな、と思って、基本はやっぱり歌、を聴きに来るじゃないですか。
横田さん
ああー、そうか〜。もう今はキャッチーなものを出して皆さんに知ってもらうところを考えるとドラムソロを入れてる時間が当時は無かったと言う事。
武沢さん
そう、そうですね。
横田さん
はい。
武沢さん
例えば、演奏を結構聴かせるバンドってま、日本にはあんまり居ませんけど。例えばインストゥルメンタルをやるバンドとかあるいはロック系でもインストの部分が長い人達とか、そう言う場合はドラムソロとかもやりやすいというか。やる場面がけっこう来やすいんですけど。なかなか安全地帯の曲って逆にやっぱりある程度これだ〜ってところまでいって自分達のライブを本来の自分達のスタイルで曲順とか構成とかを考えてやれる様になってから漸く田中ちゃんがソロをやったりとかする様になったと思うんですね。
横田さん
そうかそこまで、そんなにあの、最初から自分達のやりたい様に出来てたって事じゃないって事ですよね。
武沢さん
ですね。だと思うんですよ。だから今出てるCDとか探しても、80年代のライブでも、そんなに田中ちゃんのソロってなかなか出てこないんじゃないかと思いますけど、おそらく。
横田さん
あ、そうですか。
武沢さん
じゃないすか?
横田さん
うん、本日ご用意してるのはね、ちょうど1985年のね、ライブの時のやつでちょっとインストっぽいやつを、用意してますけども…
武沢さん
ああ、あの頃になって漸く出来たんじゃない。
横田さん
1985年ぐらいになって漸くって事ですか。
武沢さん
うんうん、1985年で、ある意味そのヒット曲がちゃんと見えてきて。で、自分達の構成でちゃんとしたライブが、コンサートができるようになった時初めてじゃないですか。
横田さん
そうか〜、だって1985年って言ったって、武沢さんたちが東京に出てきてからもう5年…とか経ってる頃ですよね。
武沢さん
そうですね。はい。
横田さん
まぁ逆に言えばその5年間ぐらいは自分達もっとこういう風にやりたいんだけどっていう思いはあったけどもそれはまぁ、出来なかった時代。
武沢さん
そう、ドラムソロまではなかなか、
横田さん
出来ない。
武沢さん
事が多かったので、という事でね。今日は何しろ田中ちゃんの一番いいところをね。ちょっと聴いて、もう一回聴いてみたい。
横田さん
はい。というわけで、1曲目はこちらです。
youtube
youtube
横田さん
��いうわけで35周年の、ライヴという事で。 ライヴから「情熱」。
武沢さん
ね!
横田さん
いやぁ〜。もうーこれが40周年に繋がると思うと…、感激ですね。
武沢さん
そうすね。
横田さん
はい。あの少しずつですが皆さんのお言葉をちょっとご紹介させていただきたいと思います。
まりねさん「35周年=40周年に繋がる、の『情熱』でお願いします。初めて田中さんのドラムを生で聴いてとても感動したのを覚えています。最後のドラムソロでは真剣な表情で圧巻のパフォーマンス。演奏を終えて立ち上がり、スティックを握った手を高く上げ、弾ける笑顔の田中さんが本当に眩しかったです。」
あ、ランダムにいきますね。
ハチドリのひとしずくさん「田中さんのベストパフォーマンスの曲は『ダンサー』です。イントロが特に好きです。エレキと息のピッタリのドラムのリズムと迫力。そしてシンバルの音がシュッと消えるところ、何度聴いても“快感”と思います。『ダンサー』のドラムの音は他の曲と比べても乾いた音だと感じますが、何の違いでしょうか。雲ひとつない青空の様な田中さんの笑顔が大好きです。」
Rieさん「40周年の『情熱』をお願いします。ガーデンシアターの初日、田中さんが現れた瞬間の会場全体が揺れるくらいの驚きと喜びと涙が忘れられません。」
我が人生に悔いはあるさん「田中さんと言えば、1997年2月20日日本武道館、『I love youからはじめよう』の歌唱です。」
え?!歌ったの?(笑)
「玉置さんからの指名で驚きや困った様な表情、照れた様な笑顔、全力で歌う姿がすごく印象に残っています。田中さんの人柄が表れています。今は見ると涙が止まりません」
武沢さん
『情熱』に絞って、あの、一つに絞ってるんじゃなくて…
横田さん
あー、ごめんなさいね、今日なんか出来る限りたくさんご紹介したいなと思ってて色んな人の、色んな曲を紹介しつつ。まぁでも『情熱』いっぱい出てきます。『情熱』が一番多かったですから。
武沢さん
ああ、そうすか。
横田さん
まぁでも次でまず一回。
ちゃんくらさん「『ワンナイトシアター インスト#1』でお願いします。CDの方ドラムソロ、カットされていないと思うので。」
というわけで沢山の方がね、本当に田中さんのベストパフォーマンスに参加して頂いてですね、はい。
というわけでまぁ35周年の『情熱』ですけども、いかがですか?
武沢さん
そりゃもう、最高ですよ!田中ちゃんが1番いいところが全て自分でピックアップして最高のドラムソロに尽くされてるという感じ。昔からあの、さっき言った様にアマチュアの時からドラムソロやってて、何しろ…ライブでもやってたけども、永山のスタジオでね。
横田さん
はい。
武沢さん
田中ちゃんが練習してるじゃないですか。練習。田中ちゃんの練習って基本はね、色々身体を準備する体操っていうかそういうのを含めて、運動ですよ。そういうこともやりつつ、ドラムに座るとまあ色々チューニングとかそういうのもずーっとやってるんですけど。でも基本はまぁ他のメンバーもいますけど、他のメンバーいる時は曲というよりも、ドラム、ブルースセッション。
横田さん
はぁ〜、ブルースセッションをしてたんだぁ。
武沢さん
そうそうそう。カキくんと六ちゃんと、ま、僕が入ったり入んなかったり。他のメンバーが入ったり入んなかったり。まぁブルースセッションやって、次はロックンロール、まぁだいたい、3keyでまぁあの…(♪エレキギターをかき鳴らしつつ)こうですね、オーギュメント。
横田さん
あ、これがオーギュメントか。
武沢さん
そうそう。これ今歪んでますけど、これをクリアな音でやって…
横田さん
そうか!ここでオーギュメントって使えるんか!
武沢さん
ここで、使わない時もありますけど。
横田さん
ここでも使えるという事ですね。
武沢さん
で、だいたいこれをね、例えばこれを1番とすれば、2番、これの繰り返し、もっとクリアな音でね。田中ちゃんは途中でリムカット(※リムショット)っていうんですか?ドゥンカッ、ドゥ、ドゥンカッ…っててまぁこういう風にやって、で、カキくんが最初から(♪エレキでメロディを弾いて見せて)みたいな感じ。
横田さん
まぁ弾かれるわけですね。
武沢さん
で、あのまたオーギュメントの次ね。1番オモテ、(♪フレーズを弾きながら)また同じ様に…、でここで僕が(♪フレーズを弾きながら)こういうマイナー、これはAmエーマイナー、で普通(♪フレーズを弾きながら)こういうのマイナーでやるところを、(♪フレーズを弾きながら)メジャーで入ってるの。
横田さん
ああ〜…はいはいはいはい、
武沢さん
そうそうそう…(♪フレーズを弾きながら)こういう事をやりながら今度3番になると、いきなり盛り上がって。それで2番がオーギュメントで。(♪フレーズを弾いて)リズムがウラで進ませて、(♪フレーズを弾いて)で、田中ちゃんがダンッ、ダン、ダン、ダダダスッ、ダン…てもうオカズが増えていってね。
横田さん
はい、はい。
武沢さん
ほとんど後半はドラムソロみたいな感じになって、今度終わったらそのまま田中ちゃんのドラムソロ。もう何分もやってる。そんな様な練習が多かったですよ昔。
横田さん
うむー。そうかぁ〜。
武沢さん
もちろん、曲を作るアレンジしたりする練習もありましたけど、練習っつーか。こういう、田中ちゃんのドラムっていうのがとにかく、あのバンド…1番大切なところにいるんですよね。やっぱりその、テンションを保つっていうんですかね。で、基本のやっぱりブルースとロックを時々自由に演奏できる、歌無しでね。ま、ここに玉置が入ってきて、もうあの叫びまくったりとか。色々やったりするんです。
横田さん
それは楽しそうですね!
武沢さん
そうなの。だから練習が楽しくて楽しくてしょうがないっていう。もうそういう状態(笑) で、曲を挙げていってだんだんライヴを増やすんです、あ、曲のね、レパートリーを増やして。で、旭川の公会堂で、永山スタジオやりながら、公会堂で演り出した頃は、途中から田中ちゃんのドラムソロ。になったりとか、何分もやってる。
横田さん
はい〜。結構長い間やるんですか、10分とか。
武沢さん
下手すると10分…、そこまでは無かったと思うんですけど…
横田さん
まぁでも5〜6分はやってると。
武沢さん
うん、やってちょっと玉置がそこで休んでたりとか。やってた様な記憶、まぁちゃんと細かいことは僕も覚えてない。
横田さん
いやいやいや、
武沢さん
まぁその頃の方がそういうのが多かったことは確かです。
横田さん
そうかぁ〜。いやー、その頃の音源とかお持ちの方もきっと居るんでしょうね。そして今もそれを聴いて楽しんでいる方もいらっしゃるんでしょう。
武沢さん
そうですね。だから、僕も田中ちゃんのドラム聴きながら本当に素晴らしいので、そのね、その頃から。も、ドラムだけでここまでやられるんだ。…いやぁ、素晴らしい。もう…
横田さん
いや、前あのー、ドラムとかベースの打ち込みをされるっていう話をした時に、結局田中さんとか六土さんの素晴らしいプレイをずっとそばで聴いてたから、それが今自分の打ち込みにも反映されてるって。
武沢さん
ちょ、反映されてるって…いうにももちろん
横田さん
もちろん限界はありますけど。
武沢さん
だからすごい参考になるというか。基本がやっぱり分かるので。だから、どっちかっていうと僕が、特にドラムもベースもそうですけど、やっぱドラム…田中ちゃんが基本なんですよ。自分でね。その、曲を作ったりアレンジしたりする時に。
横田さん
はい。
武沢さん
だから田中ちゃんなら絶対ここでこう来るだろうとかって。田中ちゃんのあのスネアのロールワークとかハイハットとかシンバルのあのかっこよさ。タムの使い方ね。タムの回し方っていうんですか。の、やっぱりそれが基本になってるんでね、本当にそうです。
横田さん
はい。というわけで、その田中さんのドラムがフィーチャーされてると言われている「ワンナイトシアター」の中のこの『インスト#1』というのがあるということで、僕もちょっと初めて聴くん��すけども。ちょっと楽しみに聴いてみたいと思います。
武沢さん
はい。
横田さん
こちらです。
youtube
(inst#1 の演奏は22:23〜25:45あたりまで)
横田さん
というわけでOne night theater1985年横浜スタジアムのライヴから、『inst#1』ですけども、これ、まさしくフュージョンでメシ食っていける、(笑)ふっふっふっふっふ…
武沢さん
メシ食っていけるって(笑)
横田さん
いやだってこれ、完全にもうその当時のカシオペアとかね、あそこらへん、ちゃんと彼らともう全く対等の張れる…いやもちろん、素晴らしい…すね〜。
武沢さん
カシオペアさんとかもね〜、素晴らしい。これ、あの、最後のところのね生ドラム、ソロのところね。その前に聞いた『情熱』の時みたいに生ドラムだけでやってるんじゃなくて、いわゆるパッドを叩いてるんですよね、ドラムの。で、パッド、まぁ承知の方もいらっしゃいますけど、ドラムだけじゃなくて、メインの色んな楽器��要するに打楽器のサンプルが入ってる、そのサンプルを単に入れてあるだけじゃなくて、強く叩いたらちゃんと強く鳴って、弱く叩くと弱くね。ダダダダダダっとね。で、民族楽器系のも入ってるし、シンセっぽいのも入って。当時としてはちょうど流行り出したドラムの楽器として、そういうのも取り入れながら。
横田さん
はい。
武沢さん
うん、いい感じ。
横田さん
いや、イケてる音ですね。あの、皆さんのまたお言葉を頂戴したいと思いますけども。 Junkoさん「one night theater 1985年の横浜スタジアムでの『inst#1』の田中さんのドラムソロとてもかっこよかったです。初めて横浜スタジアム。遊園地みたいなセットの中で、野外なのにしっかり聴こえて、しびれました。」
えーまだ今回もちょっとランダムにいきますけれども。
ピグレットさん「『情熱』40周年のガーデンシアターの演出は涙が出ました。まさか翌月にそんな結果になるとは。田中さんのニコニコ笑顔今でも大好きです。最高の癒しです。」
はこべさん「one night theaterの『風』に投票します。田中さんの激しいドラムパフォーマンスも好きですが、この曲の様にそよそよと風がそよぐように歌や演奏を支え、寸分の狂いもなく刻まれるリズムにもううっとり。メンバーを見守る田中さんの後ろ姿にも胸が熱くなります。」
に〜さんさん「安全地帯版『田園』は結界のカップリングの方かもしれません」『田園』の田中さんのプレイが好きだということです。
はい、というわけで、本当にねあの田中さんのプレイ、というか皆さんのプレイ、本当に凄かったんだなぁとあらためてこう思いますね。
武沢さん
そうすね。だから、まあ今日みたいに派手なソロとか目立つのを取り上げるのは当然ということもありますけど。先ほどね、言っていらっしゃったあの『風』とかね、そういう時は、アコースティックサウンドの時の田中ちゃんのドラムの演奏の仕方とか、そういうのもね、あのなかなか素晴らしいんですよね、田中ちゃんね。
横田さん
本当ね〜
武沢さん
もうちゃんと曲を聴いてる。歌いながらも支えてる、みたいな。そういう、ところもありますけどね。もう言うことないです、田中ちゃん。
(後半へ続く)
0 notes
Text
大恥をかくところから栄光を受ける生き方へ
主に怒りを燃やす者は皆、 そのもとに来て恥じ入る。イザヤ書45:24
そこで、重ねて大祭司は尋ね、 「お前はほむべき神の子、 メシア(キリスト)なのか」と言った。 イエスは言われた。 「わたしがそれである。 あなたがたは、 人の子が力ある方の右に座り、 天の雲に乗って来るのを見る。」 マルコ14:61~62
へブル書2:(1~4)5~10 Ⅰコリント13:1~7(通読箇所) 〔ローズンゲン『日々の聖句』5/31(金)〕
―――― α&ω ――――
私たち、すべての人間は、やがて 天の神、【主】、 「『わたしはある(I am)』という者」と 名乗られる方の御前に出て、 この世で生きてきた生き方の申し開きをすることに なるのだそうですね。 その時、この方に向かって怒りを燃やし、 いきり立っていた人たちは 恥じ入ることになると言われます。
民衆はイエスをあがめていたので、 民衆のいないところでイエスを捕らえ、 裁判にかけ、死刑にしてしまおうと狙っていた 大祭司をはじめとするユダヤの指導者たち。
12弟子の一人イスカリオテのユダの手引きで、 真夜中にゲツセマネの園にいるイエスを捕らえ、 裁判にかけました。
いろいろ証人を立てましたが、 有罪にすることができず、 最後に大祭司が尋問しました。 「お前はほむべき神の子、 メシア(キリスト)なのか」と。
イエスは答えられました。 「わたしがそれである(I am)」と。 さらに加えて答えられました。 「あなたがたは、人の子(イエスご自身のこと)が 力ある方(父である神)の右に座り、 そして、天の雲に乗って来るのを見る」と。
それを聞いて大祭司たちは、イエスを 人でありながら自分を神としたという 神を冒涜したという罪で イエスを死刑にあたる者と判定したわけです。
しかし、やがてその人たちが 「力ある方」の右の座に着いておられる イエスの前に出た時、 大恥をかくことになるのでしょうね。
また、イエスの二度目に、 今度は天の雲に乗って来られるの来臨を見た時にも。
へブル書の記者は述べています。 こういうわけで、私たちは聞いたことを、 ますますしっかりと心にとめ、 押し流されないようにしなければなりません。 御使いたちを通して語られたみことば (モーセの律法)に効力があり、 すべての違反と不従順が当然の処罰を受けたのなら、 こんなに素晴らしい救いをないがしろにした場合、 私たちはどうして処罰を逃れることができるでしょう。 この救いは、初めに主(イエス)によって語られ、 それを聞いた人たちが確かなものとして 私たちに示したものです。 そのうえ神も、 しるしと不思議と様々な力あるわざにより、 また、みこころにしたがって 聖霊が分け与えてくださる賜物によって、 救いを証ししてくださいました。 というのも、 神は、私たちが語っている来るべき世を、 御使いたちに従わせたのではないからです。 ある箇所で、ある人がこう証ししています。 「人とは何者なのでしょう。 あまたがこれを心に留められるとは。 人の子とはいったい何ものなのでしょう。 あなたがこれを顧みてくださるとは。 あなたは、人を御使いより わずかの間低いものとし これに栄光と誉の冠をかぶらせ、 万物を彼の足の下に置かれました。」
神は、万物を人の下に置かれたとき、 彼に従わないものを何も残されませんでした。 それなのに、今なお私たちは、 すべてのものが人の下に置かれているのを 見てはいません。
ただ、御使いよりもわずかの間、低くされた方、 すなわちイエスのことは見���います。 イエスは死の苦しみのゆえに、 栄光と誉の冠を受けられました。 その死は、神の恵みによって、 すべての人のために味わわれたものです。
多くの子たちを栄光に導くために、 彼らの救いの創始者を多くの苦しみを通して 完全なものとされたのは、 万物の存在の目的であり、また原因でもある神に、 ふさわしいことであったのです。(へブル2:1~10)
また、使徒パウロは コリント人への手紙13章1~7節で述べています。 あなたがたは、より優れた賜物 (【聖霊なる神】の具体的な現れ)を 熱心に求めなさい、と勧めた後で、
私は今、 (賜物よりも)はるかにまさる道を示しましょう。 たとえ私が人の異言(いげん)や 御使いの異言を話しても、 愛がなければ、 騒がしいどらやうるさいシンバルと同じです。 たとい私が預言の賜物を持ち、 あらゆる奥義とあらゆる知識に通じていても、 たとえ山を動かすほどの完全な信仰を持っていても、 愛がないなら、私は無に等しいのです。
たとえ私が持っている物のすべてを分け与えても、 たとえ私のからだを引き渡して誇ることになっても、 愛がなければ、何の役にも立ち���せん。 愛は寛容であり、愛は親切です。 また人をねたみません。 愛は自慢せず、高慢になりません。 礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、 苛立たず、人がした悪を心に留めず、 不正を喜ばずに、真理を喜びます。 すべてを耐え、すべてを信じ、 すべてを望み、すべてを忍びます。 愛は決して耐えることがありません、と。
私たちも、この方が二度目に来られるとき、 また、この方の御前に出た時、大恥をかく生き方、 この方を無視し、自分の善悪の判断で 生きていく生き方をやめるのですね。 そして、イエスが受けてくださった 十字架刑での死を通してきてくださる 【聖である霊】と呼ばれる方をお迎えし、 この方が私たちの心に置いてくださる 【父である神】の愛の御思いで生きていく生き方へと 立ち返るのですね。 【父である神】と思いを一つに生きる生き方へと。
イエスは二度目に、 今日、来られるかもしれないのですから。
今日も。
~~~~~~~~~~~~~~
(聖書のことばへの疑問やご意見、 近くの教会を知りたい等の方、 また、婚活で広く出会いを求めたい 教会に行っていないけれど 葬儀をキリスト教でしたい、等の方、 お問い合わせは、 [email protected]へどうぞ。)
〈復活社 http://www.sougi8849.jp/index.html 〉
(株)ブレス・ ユア・ ホーム https://christ-sougi.com/所属〉)
〈日本仲人協会 https://www.omiaink.com/ 認定
〈クリスチャンの結婚相談所
[にほんブログ村 哲学・思想ブログ キリスト教へ]
[https://blog.with2.net/link/?1470390人気ブログランキングへ
0 notes
Text
ボクたちの村の音楽祭vol.2 の日記 ryn
2024年3月10日に開催した演奏会の感想になります。
みんな日記を書いてるので私も書いてみました。
〜第一部〜
やすらぎ〜今日が来て明日になって
FFCCをプレイしたことがある人にはお馴染みのフレーズですね。この音が聞こえてくるとなんとなく安心します。
今回の語りは前回のキャラバンの3年後という設定のシナリオでした。
前回は旅立ちについていろいろと語っていた「ボク」も3年経てばあっさりと旅立っていくのでした。
夢路の夕暮れ〜きのこのロンド
あんです村は南米楽器にピアノや電子楽器など異郷の楽器を加えた編成なのですが、この曲だけはピアノも電子楽器もなしの完全アコースティックでした。
私はタンバリンとトライアングルを担当しました。
はいりちゃんがカホンとシンバルとシェイカーを担当しているのですが、序盤からパーカッション2人がリズムキープを放り出して全力でSEをやるという挙動に出るため、練習が始まった当初は主旋律担当のロシータちゃんが困惑していたのを覚えています。
楽譜なしでフィーリングで魔物の足音や葉ずれ(葉…?きのこずれ…?)やきのこのボヨンボヨンする音を立てていたため演奏するたびに少し違います。
本日のキノコの盛り合わせはいかがだったでしょうか。
後半は怪物のロンド風アレンジのきのこのロンド。誰からともなく呼びはじめた「きのこのロンド」という名前が可愛くて好きです。
憂いの闇の中で(槌音響く峠にて)
こちらも2曲を合わせたアレンジです。がいく氏は原曲を大改造しながらエモな曲をを生み出すのが上手です。
私は昔から、鉱山とか炭鉱とか、地中を掘って進むという行為に理由のない恐怖を感じるのですが、そんな恐怖を表すような不協和音の笛の二重奏がとても良いですね。怖いので嫌なんですけどちゃんと怖くて良いです。
私はトライアングルを担当しました。こんなにトライアングルが活躍する曲はなかなかないと思います。
ちなみにこの曲、村内では「鉱山峠」と呼ばれているのですが、アンケートで「マール鉱山」と書いていただいた方がいました。だいたい合ってる。
怪物の輪舞曲
演奏会の前にセトリ通りの順番でFFCCをプレイしたのですが、久しぶりに訪れた鉱山で見事に迷いました。ボス戦に辿り着いた時は「やっとか…」という思いだったので、「迷いに迷ってやっと辿り着いた鉱山の深い闇の底」というのは本当にその通りなのだと思います。
この曲は再演で、私はパカイ(pacay)を担当しました。パカイというのはペルーなどで栽培されている大きな豆で、乾燥させた豆のさやをシャカシャカと振って音を出す楽器です。楽器っていうか100%オーガニックに豆ですね。村のパカイはメンバーの豆さんの持ち物で、お借りして使っています。
そうい��ばパカイって食べられるのか?と気になったので調べてみたのですが、乾燥する前は緑色で、さやの中のワタ(そらまめのさやの中のふわふわのようなもの)があって、それが甘くて美味しいんだとか。食べたことある方いたら教えてください。
時がくるまで
リマスターで追加された楽曲のひとつです。ピアノの旋律がほんとうに美しく、被せて喋っているのが申し訳ないくらいです。
ピアノアレンジは後半の盛り上がりが好きなのですが、練習だとソロだからとよくカットされていて、フルで聴けたのはリハーサルと本番だけでした。
約束のうるおい
こちらは再演曲。根強い人気を誇る曲です。
私はタンバリンを担当しました。
今回、自分としては初めてタンバリンにもPAを入れたのですが、程よいリバーブが足されて良い音になっていて感動しました。
大ホールで鳴ってるみたいな音がする!CD音源に入ってるプロ演奏プロ録音のタンバリンに近い音がする!
タンバリンは意外に叩き方や抑え方で鳴りの変わる楽器で、どうやったら良い音が鳴るのかと色々試していたのですが、私に足りないのは反響だったようです。いや多分腕もですが。これからも精進します。
戮力協心(りくりょくきょうしん)
「何て読むんだ?」と思った皆さん、私もそうでした。「りく」の字が殺戮以外で使われている単語はこれしか知りません。
この曲はダーダッダダッダー!!という始まり方が好きです。牧歌的でありながら疾走感と焦燥感を併せ持つというすごいバランスを実現している曲でもあります。
私はシェイカーとタンバリンを担当しました。
右手で16ビートを振りながら左手と左脚でタンバリンを挟んで叩くという脳トレが開催されていました。
年に一度のお祭り
リマスター発売時に動画をアップそしているのですが、ゲームのムービーのカメラワークを再現しようとしてたのしいホームビデオが出来上がってるので酔いやすい人以外は良かったら見てみてください。
本番の1週間前にロシータちゃんから「タンバリン叩きながら踊ってください」というオーダーがあったので踊ってる風を装いました。お客さんが手拍子をしてくれて嬉しかったです。
毎年歌い継いでいきたい曲です。
youtube
今回第一部で演奏した楽曲は、あんです村のキャラバンが旅の途中で出会ったキャラバンである「水彩キャラバン」の冒険を描いた絵本風ボイスドラマ風動画でも聞けます。
youtube
〜第二部〜
時の傷跡
初回の練習で「時の傷跡は教養」「義務教育でやったでしょ」と言われてとりあえずぶっつけで演奏したら見事に事故ったので真面目に練習しました。中学校で習っても忘れてることってあるしね。しょうがないね。
まめさんのケーナが輝く曲です。原曲の尺八もそうですが、ケーナって吐息そのままの息遣いが聞こえて、そこが情緒に溢れていていいですよね。吹く人によってかなり違った雰囲気になる楽器です。
私はタンバリンを担当しました。
mini Moon
これはもうロシータちゃんの愛の結晶。
原曲知らない方はぜひ聴いてみてほしいのですが、めちゃめちゃオシャレでジャジーなエレクトロサウンドです。これをサンポーニャでやるとか控えめに言って正気じゃないです。
演奏会は主催が狂っているほど良いものになる、というのが私の持論なのですが、このmini Moonはアンケート人気が非常に高く、やはり狂気はいい音をしているのだと思いました。(?)
リバーランド地方〜崖下の村オアウェル
こちらもロシータちゃんの偏愛による選曲。こちらは打って変わって、草原と河原を感じる、サンポーニャによく似合う曲ですね。
次が自分の出番だったため舞台袖で聴いていたのですが、白いライトに照らされた舞台が揺れる川面のようで綺麗でした。
the Story Unfolds
もうご存じかと思いますがRayark社のゲームが好きです。元々音ゲーが好きで(下手なんですけど)、DeemoもCytusⅡも好きです。
R社のゲームが好きなのは、ちゃんと世界が残酷でどうしようもなく解決できない対立があって、その中で登場人物たちがそれぞれの信念や正しさに従って行動するさまが描かれる話が好きだからです。そしてとにかく音楽が良い。兎にも角にも音楽が良いんです。(大事なことなので2回。)
Sdoricaには今のところsunset、mirage、eclipse、auroraと第1〜4シーズンあるのですが、MCでお話ししたのは第1シーズン��あるsunsetの話です。主人公アンジェリアは当初は純真で可愛い王女さまなのですが、ストーリーの中盤でどんな手段を使っても理想とする平和な世界を作ると決意した彼女が策略で人を騙して戦争に勝利したところで可愛い子が見たかっただけのプレイヤーが離れていきました。そういうところが好きだぞRayark。
歌詞は英語原詞の和訳をベースに、BメロにSdorica世界の伝説要素を入れて、サビはアンジェリアの視点を意識しつつ、作品に一貫したキーワードである「太陽」に関連する単語を入れています。原詞にない要素を入れるため、原曲のABメロの内容を日本語Aメロに詰め込んで、溢れた原曲Aメロの要素が日本語サビに入ったりしています。
大好きな曲が歌えたので悔いはありません。ありませんが機会があったら録音とか再演とかしたいですね。(チラッ
youtube
Journey in the FFCC world
帰ってきたがいく氏のピアノソロ。
様々なフィールドのあるFFCCですが、私にとって印象に残っているのはモキート邸でしょうか。大きなお屋敷の中をウロウロできるのが楽しいです。あそこのコックトンペリはけっこうな金額をドロップしますよね。雇い主は人格者…とは言えないような気がしますが、いいお給金は貰ってるみたいなので悪い職場じゃないのかもしれません。
歩き回った末にゲームオーバーBGMで終わるセンスが好きです。リハーサルで初めて聴いたらしいロシータちゃんが驚いてずっこけてました。がいく氏のアレンジは意外性が特徴だと思います。
Vamo’alla flamenco
剣舞はロマン、ひらみは正義ですね。
赤と黒のヒラヒラドレスのお姉さんが剣を持って舞うという全人類の憧れを実現できました。私はチャンバラ部分の振付とお姉さんの相手役をさせてもらいました。
使用した剣は太極剣のものだそうです。ファンタジー感のある直剣にしたいという思いがあり、程良い長さで程良い価格のものを探したらこれに辿り着きました。なんと1000円でお釣りが来るのでケーナより気軽に始められます。
ピアノ版は浜口史郎さんのアレンジです。私はアニメの楽曲などを合唱で歌ういわゆるサブカル合唱をやっているのですが、合唱を始めたきっかけが浜口史郎さんが作曲した、アニメ「TARITARI」の「心の旋律」という曲なので、点と点が繋がったような感慨があります。多様な曲が書ける方ですよね。
〜第三部〜
カゼノネ〜rewind〜
リマスター発売当時行われた谷岡さんとyaeさんの配信ライブをメンバー数人で集まって観ました。
yaeさんのお声は唯一無二の世界観を内包した包容力がありますね。歌だけでなく間奏部分で民族楽器の太鼓を叩いていたのが印象に残っています。
あんです村バージョンは私のメインボーカルとどらなおのハモりでお送りしています。彼は男性にしては高い声が出る人で、低音女声と高音男声のデュエットの少し不安な感じが旅立ちを誘う曲に合っているのではないかと思っています。
Fin del Mundo(世界の果てに)〜Seis de la Torde(午後6時)
「ゲーム曲っぽいフォルクローレ」というコンセプトで選曲しました。1ヶ月前になってもセトリが決まらず、覚悟を決めてこの2曲に決めたという経緯があります。
最終的に選ばれたのは、荒地に吹く風のようなケーナが特徴的なFin del Mundoとズンズンと踏み鳴らすような盛り上がりを魅せるSeis de la Tordeというテイストの違う2曲でした。
個人的には「南米の午後6時のイメージ格好良すぎんか??」と思っています。
メンバーの中では私だけがフォルクローレ畑の出身ではなく、キャラバンに拾われて一緒に旅をしています。なので今回は演奏に参加していないのですが、いつか彼らの育った音楽であるフォルクローレの演奏にも参加してみたいです。
アクロス・ザ・ディバイド
これまたがいく氏の大改造アレンジです。前回に引き続き再演となりました。
この曲は私にとっては1つの挑戦でした。
前回カホンを担当していたメンバーが不参加となり、私がカホンを担当することになったのですが、私は他のメンバーに比べて演奏経験が浅く、これまでも一番簡単なパートで演奏に混ぜてもらっている状態でした。そんな私にリズムキープの要となるパートを任せるのは不安が大きかったんじゃないかと思います。
結末はお聞きいただいたとおりです。まあ、大幅に足を引っ張りはしなかったんじゃないかな…と信じたいところです。
挑戦させてくれた仲間に、ありがとう。
ところでカホン、叩いているうちにどんどん後ろに移動してしまうのですが世のカホン奏者の方々はどう対処してるんでしょうか。
カホン自体は他の楽曲でも使っているのに私だけがめちゃめちゃ移動するので、力が強いとか叩く回数が多いんだとか、カホンの下の方を叩くことによって後ろ方向にかかる力が大きいんだとかの諸説が提案されましたが真相は謎です。カホン力学(かほんりきがく)は奥が深いようです。
笑顔いっ��いの時間
激しい戦いの後はのんびりと。
あんです村の���祭りにふさわしい、のほほんとして春らしい曲を演奏しました。
私はシェイカーとタンバリンを担当しました。
この曲はテンポが110なのですが、人間はどうもテンポ120を刻みたくなってしまう生き物のようで、とにかく走らないようにすることを練習しました。
ちょっと遅くてダサいところが魅力の曲です。中盤のケーナはちゃんと格好いいです。
星月夜
ラストはやっぱり星月夜で締めたいですよね。
前半しっとり後半ワイワイのあんです村バージョンでお届けしました。この曲は何度も演奏してこなれてきた感があります。
やりたい曲が多すぎて3部もある長いライブになってしまったので、アンコールは無しで終わるつもりだったのですが、ありがたいことにアンコールを頂いたので年に一度のお祭りを再度演奏しました。
お客さんに一緒に歌ってもらうというアーティストのライブみたいなことができて楽しかったです。
〜おわりに〜
そういえばフライヤーの画像は私が作成しました。ロシータちゃんの家でりんごやお花を並べて写真を撮って、春らしく明るい感じを意識して仕上げてみました。
文字なし版を貼っておきますね。
3年もあると色々な出来事が起こるもので、私は住む場所が変わったり、30周年を迎えたまんまるピンクのあいつにどハマりしたりしました。
きっと今後も色々なことが起こっていくのでしょう。
これからもあんです村のキャラバンの旅と冒険は続いていくので、またどこかでお会いしましょう。
ご来場いただいた皆様、SNSで反応くださった皆様、スタッフとメンバーのみんな、本当にありがとう���ざいました!
またね!
1 note
·
View note
Text
俺がタイムスリップしてから1週間が経過した。 一節には、時間の主観的長さは『1/年齢』なんて法則があるらしいが、あれはどうやらガセだ。実際に13歳になってみてわかった。時間はふつうに過ぎていく。俺の精神が52歳のままだということもあるかもしれないが、それ以上に、あの現象は、余暇の長さと、なにより記憶の錯誤じゃないかと思う。 この一週間のあいだに始めたことはいくつかある。 まず、詳細な日記を書いてみることにした。 前世の俺は、読むことは大好きだったが、書く��とはあまりしていなかった。中途半端に開設したブログと、某短文SNSでなにやらつぶやくくらいが関の山だった。 しかしいま、俺はいま、歴史といっていいくらいの過去にいる。これを見逃す手はない。本当はカメラが望ましいのだが、うちのつましい家計では、当時『バカチョン』と呼ばれていたカメラですらも高嶺の花である。なんで、メモである。 しかしだ。 「ノートねえ……」 休みで家にいる母さんが渋い顔をする。 「どんなのでもいい。なんならチラシの裏でもいい。いや、やっぱ保存性が悪いからノートがいい」 「書くものは?」 「安ければなんでもいい」 「じゃあ、はい」 と、母親が財布から取り出したのは五百円札である。 うわあ……まだ現役なんだこいつ……。 そういや、俺がバイトを始めたのは高校に入ってからで、場所はコンビニだった。その当時でもよく五百円札は見かけた気がする。 「予算はこれで全部。この範囲内で買って、使いきったら次。いい?」 「ありがたや……」 思わず土下座した。まあ居間なんだけど。 「やめてよ気持ち悪い。それにしてもあんた、ほんとに変わったわね……」 「すべては事故のせいだ」 もうそれで押し切ることに決めた。 さっそく買いに行くことにする。玄関で靴をはいていると、衣紬がすっ飛んできた。 「お兄ちゃんどこ行くの?」 「買いものだ」 「おやつ!?」 「母さんが一人で買いに行くことを許すわけないだろ」 「じゃあなに?」 「ノートだ」 「衣紬もいくー!」 「んじゃ着替えてこい」 「うん!」 ぱたぱたと衣紬が奥へと消えた。 「雨降りそう……」 「予報では降らないって言ってたけどな」 家の17型のテレビで確認してきた。テレビといえば、映像の色あせ具合もそうだが、テロップその他の手書き感あふれる感じがいかにも1983年って感じである。全体的に予算かかってる感じがある。そしてアイドル全盛の時代だ。 最高気温は7月頭なのに22度。2022年の首都圏ではちょっと考えられないくらい過ごしやすい。まあまだ梅雨明けしてないしな。 うちのアパートは、上山らしい急傾斜地の上のほうにある。それとボロいという合せ技で、駅から徒歩10分なのに35000円という、この当時としても破格に安い家賃になっている。階段を下って、急坂を下って、駅前通りに出る。 「ノート、どこで買うの? ミナミ? それとも田代?」 ミナミというのは駅前のスーパーである。駅前広場に面していて異常に立地がいい。これは2022年現在でも現存する。田代というのはやはり駅前広場に面している田代書店だ。こっちはかなり前にコンビニになった。 ちなみにこの時間軸に来てから、俺は一度も本屋に行っていない。行っ��が最後だ。いずれ時間をとって、上山の地下街にある協栄堂に行ってみようと思っている。上山駅では最大の本屋だ。 「ちょっと遠いけど、山辺町のイ、サ……えーと、ニチイまで行こうと思ってる」 あの店、名前変わりすぎである。イオンになったのはつい最近だが、その前はサティだった。おお、そうか……この世界、バブルの前か……。 「えー、とおいー」 「500円しかないし、できるだけ安く手に入れたいからな。ま、ちょっとした遠足だと思ってくれ」 「おやつもないのにー?」 「あとで粉ジュース買ってやる」 「わーい」 衣紬、ちょろい。 そしておっかなびっくり出した『粉ジュース』という単語だが、ちゃんと通じたらしい。 「お兄ちゃん、手つなご、手!」 「はいはい」 衣紬が、体格に見合ったちっちゃい手で俺の手を握ってきた。 この一週間で、衣紬はますます俺にくっつくようになった。リアル中1の俺ならわずらわしく感じたかもしれないが、いまの俺にとってはかわいくてしかたない。狭い家のなかにいても、ちょっと俺の姿が見えないと「お兄ちゃん、どこー?」とか声かけてきて、俺の姿を見つけると「いたー、お兄ちゃん」などと抱きついてくる。こんないきものがかわいくないはずがあろうか。いまもつないで手をごきげんにぶんぶんと振っている。だいじょうぶかなこの子。小6にしてはやってること幼すぎない? かわいいなあ。 「ね、ね、お兄ちゃん」 「なんだ、衣紬」 「へへー、呼んでみてだけー」 腰に抱きついてきた。歩きづらい。そしてかわいい。 「こら、離せ」 「やだー」 きゃーきゃー笑いながらさらにぎゅっとしがみついてくる。 「離さないと、頭つかむぞー」 「いいもん。衣紬、あたまかたいもん」 「言ったな」 ちらっと見える衣紬の顔は、目をぎゅっと閉じている。きたるべき衝撃に備えているらしい。 ならば不意打ちだ。 「なでなでー」 「ひゃあ」 「頭いっぱいなでてやるー」 「なでられたぁ……」 よくわからんが、頭をごしごしとこすりつけてくる衣紬。 そして俺はあることに気づいた。衣紬の髪がさらさらではない。 こんなちっちゃい姿でも成長期だ。とうぜん新陳代謝は激しい。いくら体を拭いても、三日目となるとちょっと髪がべたついてきたりする。 「あー、帰ったら銭湯だな」 「衣紬、くさい?」 「どうかな」 せっかくなので、衣紬のショートカットの頭に顔をうずめてみた。 「やだーお兄ちゃん、かいじゃやだー」 うん。ちょっと汗くさい。 「衣紬、へんなにおいしない?」 「ぜんぜん」 「ほんとに?」 「ああ」 健康的ですばらしいにおいだ。これなら一週間くらい経ってたほうが嗅ぎがいがあるというものだ。 「お兄ちゃん、へんな顔してる……」 「変な顔ってのは、こういうのかーっ」 「むぎゅー鼻押しちゃやだー」 ああ、衣紬はかわいいなあ。ほぼバカップルだ。 景色なんかぜんぜん見てなかったが、駅への道は、図書館に行くときにけっこう通った。駅は広場を介して片側一車線の生活道路に面している。その道路の両側が商店街だ。もちろんシャッターが下りている店などほとんどない。なにより人通りが多く、平均年齢が若い。あたりまえだよなあ。この時代、団塊世代がまだ30代なんだから。ちょっと信じられないよな。 そして徒歩1時間ほどかけて、目的のニチイへとやってきた。 スーパーである。あらゆる商品が揃っている。 ここに入るには、ちょっと心構えがいる。 昔の日本を撮影した動画で、再生数が伸びるのは、やはりCMや商品、その当時の流行についてのものが多い。つまり『モノ』というのはいちばんダイレクトにその当時のことを思い出させる。 その『モノ』が、ここにはぎっしりと詰まっている。 「なあ衣紬」 「なにー」 「お兄ちゃんな、ここに入ったら、ちょっとおかしくなるかもしれない」 「え、意識戻ってからずっとへんだよ、お兄ちゃん」 「そうか……」 変なのか……。そのわりにおまえ、躊躇なくなついてるよな。 まあいい。いざ参らん。 俺は、ニチイのなかに足を踏み入れた。 「へえ……こんな感じなのか……」 「さっそくお兄ちゃんがへんです」 「ひさしぶりに来たからな」 「お母さんとたまに来るじゃん……」 建物は2階建てで、まだ新しい。この、自分の意識から来る『古そう』というイメージと、現物の新しさのギャップにいまだに慣れない。いろんなロゴや商品のデザインなど古さを感じる要素はいくらでもあるのだが、ここは、この当時なりの最新なのだ。 目指す文房具コーナーは2階である。 目移りしないうちに、さっさとエスカレーターに乗る。 上った先にあったのはレコード屋だ。 レコード屋! あーCDが普及したのっていつごろからだっけ……。俺が高校に入ったころにはあまりレコードは見かけなくなっていた気がする。 店頭のポスターはアイドルのものが中心だが、それに混じって洋楽がちらほら見受けられる。エイジア、フォリナー、ジャーニー、そうか。アリーナロックの勃興期だ。俺が洋楽を聞くようになったのは、中学の国語教師の影響で、もうちょっと先の話だ。 入りたい。しかし入ったら衣紬の存在すら忘れる可能性がある。 つんつんと、衣紬が袖を引っ張ってきた。 「お兄ちゃん、レコードほしいの?」 「金が……金があったらな……」 「しかたないよ。うち貧乏だもん」 「それなー」 「どれ?」 あ、この言い回し通じませんね。 しかしあれだな。俺、世代的には完全にCD以降で、しかも上述したようなバンドはほとんど興味がない。なのにこう、欲しくなる。これが新譜の時代に居合わせてるだけで欲しくなる。だいたいこの世界線、ジョン・レノンが暗殺されてから3年しか経ってねえんだぞ。そして2022年現在でも愛聴していたザ・スミスはまだアルバムすら出てない。ファーストが来年だぞ。フレディ・マーキュリーが存命だしさあ。 買えないと入るだけつらい。 「よし、行こう、衣紬」 「お兄ちゃん、なんで泣い��るの?」 「金がないのは首がないのと一緒や……」 俺、しばらく物欲で苦しみそう。 「あー、おもちゃやさん!」 衣紬がててーっと店内に入っていってしまう。 うわあ、店頭でサルのおもちゃがシンバル叩いてるぞ。 まあ、おもちゃにはさほどの興味はない。俺がプラモデル好きだったりしたら話は別だろうが、家が貧乏すぎてガンプラのブームにも乗れなかったからね、俺。 ま、スライムとかヨーヨーとか置いてあったらちょっとは興奮するかな。そんなことを考えつつ衣紬のあとをついて行った俺を待ち構えていたのは『任天堂ファミリーコンピューター近日発売』の文字だった。 ……やばい。 なんかよくわかんないけど、やばい。歴史が始まる瞬間に立ち会ってる。7月15日発売。まあうちにはなかったけどね。貧乏だったから! ちなみにここで家庭用ゲーム機に乗りそこねてしまった俺は、その後、どうしても『虹色町の奇跡』を自宅でやりたいという理由でセガサターンを買うまで、家庭用ゲーム機とは無縁の生活をしていた。 「ほしいなー、ゲームウォッチ……」 衣紬の姿を探すと、ガラスのショーケースにへばりついていた。その中に各種のゲームウォッチが並んでいる。あー欲しかったよなあ、これ。たぶんこれより前、小学生のころに、すでにLSIゲームというのがあって、それは友だちの家でやったことがある。画面は、あれはLEDだったのかFL管だったのかは定かじゃないけど、黒い背景に電卓の文字のようなしょぼいグラフィックだった。ゲーム内容はインベーダーもどき。色だけはわりとカラフルに出てた���憶があるな。 「友だちにやらせてもらったりしないのか?」 「学校に持ってくるの禁止だもん」 歴史は繰り返す。いまのスマホとなんも変わりゃしねえ。 「見てるとつらくなるだけだから。な、行こう衣紬」 「うー、わかったぁ……」 さんざん寄り道をしつつ、ついに目的の文房具屋にたどりついた。けっこうでかい。そして売場の半分ほどはファンシー文具である。衣紬がさっさとそっちに行ってしまったので、俺は目的のものを探す。 文房具にはこだわりがある。俺が最後まで愛用していたのは、コクヨの野帳と三菱の証券用細字ボールペンだ。オタクの性で、パソコンに触れたのはかなり早かったし、デジタル化の波にも対応してきたつもりだが、メモだけは最後まで手書きだった。ちなみに証券用ボールペンは、2020年あたりで廃盤になって、そのあとボールペン難民になった。 そして、そのボールペンは、当然のように売場にあった。てゆうか、売場にラバーグリップがついたものが見当たらない。ゼブラのラバー80くらいだろうか。 証券用ボールペンを2本と、ノートは5冊300円のものを。もちろんB罫である。いまの俺に老眼はない。この当時の安物ノートなんて書き味なんてレベルじゃないくらいだろうが、書ければいいのだ。 レジに行って、なけなしの500円札を差し出す。こんな大規模な店でも、まだPOSレジではない。手打ちのレジスターだ。消費税もない。 商品は紙袋に入れて渡された。 受けとると、不思議な高揚感が湧いてきた。 40年の時を経て、いま、俺の手には前世と同じ筆記具がある。それで、書いていく。 なにを書くのか。それはわからない。でも、きっと、すべてだ。俺が見て、聞いたもの。感じたこと。晩ごはんのおかず。そのときに見ていたテレビのこと。公園のブランコ。梅雨のどんよりとした空。衣紬のこと。 俺は、すでに知っている。いま、この時間は、もう二度と戻らない。戻ってきた俺だからこそわかる。ここは本来ありえなかった世界線だ。衣紬がいて、笑っていて、そのそばに俺がいる。 後悔はしたくない。でも、きっとするだろう。それでもいい。瞬間ごとに、俺は生きたい。奇跡なんて口にするのもいやになるような安っぽい言葉。衣紬が死んでから何度も願ったそれ。それがここにある。記録しよう。覚えていよう。 願わくば、過去を振り返ったそのときに、衣紬も俺も、周囲にいるすべての人々が笑顔でありますように。 「あれ、三森の妹?」 自分の名字が聞こえたので、振り返った。 そこには衣紬がいる。そしてその隣にいる女子を見て、俺は固まった。 その女子の名を、芹ヶ谷茜という。 同じ教室にいても一週間、避けつづけることができたというのに、なぜよりによってこんな場所で会うのか。 芹ヶ谷は、露骨にいやそうな顔をして言った。 「三森……」 それは小学校のときに俺が告白して、玉砕した女子だった。 俺は、早速、ここに来たことを後悔していた。
2 notes
·
View notes
Text
ボーナストラック解説 - 零花&DIFFERENT SENSES -
・剤電『零花』
KLONNS MEDLEY
使用楽器:CASIO UK-01 & VL-TONE, acoustic guitar, snare drum, floor tom, hi-hat, cymbals, tambourine, guitar feedback (JC on stratocaster)
クロンズの曲をメドレー形式にしたらさぞ楽しいだろうなという考えは長年僕を悩ましていたのですが、今回やっと実現することが出来て幸せです。曲順はmoon→amon→clay→jealous→vessel→spine→sodom→cvlt→tokyo→shiver→ hordeとなっております。ちなみに僕が一番好きなのはtokyoです。子犬の軍隊がポムポムと勇んで行進してるみたいで笑顔になれます。願わくばあなたも笑顔になりますように。
Vår - Ms.Machine cover
使用楽器:acoustic guitar, CASIO UK-01, drum set, tambourine, fender jazz bass
この曲をカバーしたいという思いは何年も前からあってひたすら僕を悩ませていたのですが、今回やっと実現することが出来て幸せです。この曲のサイちゃんの歌詞が好きなので、歌詞からイメージを膨らませたら自然とこうなっちゃった感じです。色んな人に聴かせましたが「どこがミスマシーンなのか全然わからない」と言われ本当にショックでした。コード進行はほぼ同じなのにね。
Pretty Polly - Queenadreena cover
使用楽器:CASIO UK-01
これはキーボードで遊んでて偶然出来ちゃった感じです。場末の激ロックって感じのクイーンアドリーナよりも、田舎の大学生が発狂して暴れてるみたいなデイジーチェインソーの方が僕は何倍も好きなのですが、前者は大好きでもデジチェンは知りませんって人めちゃ多くて悲しいです。なんで?????デジチェンはベースのリチャードもスラっとしててかっこいいよね。全然評価されてない2ndもLowなサイケで大好きだし…。ところでケイティもクリスピンも勿論最高だけど、クイーンアドリーナの要はドラムのクソ怖いオッサンだよね。クラッシュの黒歴史Cut The Crapで叩いてたってのも業が深すぎる。ベースは何回も変わってるけど、俺はケイティの妹が弾いてた時期が好きだ。
The Damage In Your Heart - Weezer cover
使用楽器:CASIO UK-01, YAMAHA PortaSound (& rhythm machine), acoustic guitar, drum set, fender jazz bass
僕とWeezerの間には伝説があって、高校生の頃に母親に「これからコストコってスーパーに行くんだけどお土産いる?CDとかも売ってるらしいよ」と言われ、当時尖っていた僕はMagazineの1stをお願いしたのですが、帰宅した母が無表情���手渡してきたのはなぜかWeezerのMake Believeだった…。(後年理由を聞いたら「新発売って書いてあったから」と言われた)それ以来ずっと泣きながら聴いてるアルバムです。これも歌詞からイメージを膨らませたらこうなった感じです。声を高い声と低い声に分けて歌うのは僕のクセで、声量が無いのとバービーボーイズが好きなのでこの手法を多用してしまいます。
Ghosts - Japan cover
使用楽器:YAMAHA PortaSound (& rhythm machine), acoustic guitar, fender jazz bass, snare drum & hi hat
人生で初めて買ったCDがジャパンのブリキの太鼓でベースを始めたきっかけもミックカーンなので、なんかカバーしたいなと思ったら自然と彼らが浮かぶくらい大好きなわけですが、色んな意味で原曲と真逆な雰囲気になったかと思います。原曲が内省の極みだとしたらこっちは地中海への逃避行って感じです。でも個人的にすごく気に入ってるので、デヴィッドシルヴィアンさんに聴いて欲しいです。リズムマシンの音をモニターしながらスネアとハイハットだけ叩いたんですが、なんか高橋幸宏になったみたいで楽しかったです。
・ KLONNS/SOILED HATE『DIFFERENT SENSES』
Alone - Soiled Hate cover
使用楽器:Software synthesizer, CASIO UK-01, fender telecaster guitar, snare drum, hi-hat, floor tom, cymbals
これは作るのがめちゃくちゃ大変で、やります(*'▽')とか軽々しくLINEした自分を呪いました。最初のバージョンはカシオのシンベと僕の絶叫だけでピュアな感じを��いましたがゴキブリが這ってるみたいでアホっぽいのでやめました。バージョン2は全部打ち込みで作ったやつで、それは大嶋さんに送っても返信来なかったので怖くなってやめました。バージョン3はフィールディーみたいなスラップベースとズンズク刻みギターが入ったやつで、それはそれでイカツくてカッコよかったのですが音がギチギチ過ぎて声を入れるスペースが消滅してしまいボツにしました。なので今あなたが聴いてるやつはバージョン4なのです。最初は僕が3人分のボーカルをやるつもりだったしそのバージョンも作ったのですが、サイゼで大嶋さんにやめたほうがいいと言われその場でマコちゃんと及川さんに連絡しました。2人のボーカルの録音は千歳烏山のゼロナインスタジオで行いました。録音の時にマコちゃんの絶叫でスタジオのシンバルが震えてたのと、終わった後にみんなでお寿司を食べたのが良い思い出です。ちなみにこのコラボレーションの名前は「Moi Moi」だったのですがカセットの記載スペースの関係で使いませんでした。
Execute - KLONNS cover
使用楽器:Garageband
これはもともとコロナ真っ盛りの2020年5月、あまりにも暇すぎて遊びで作ったトラックをそのまま使っていて、その頃は全然音楽を作らなくなって久しい時期だったので音とかも適当でベチャベチャな感じです。聴いた人にたまにエレクトロクラッシュっぽいって言われるのですが、それ知りません。今回カセットに収録するにあたってXIANの名前���使おうと思ったのですが、大嶋さんに止められてやめました。その判断は正しい気がしますね。でもいつかライブでやってみたいです。かんな子さんが叫んでる中、僕はフロアに飛び込んでモッシュの真似事をして後悔したいと思います。
2 notes
·
View notes
Quote
---(以下、引用)--- ....広告や営業で使ってはいけない言葉があることを知らない人も多いはずだ。広告禁止用語とは、いくら繰り返しても効果が上がらない言葉である。 ある企業は、趣向を変えた広告で読み手を唸らせてやろうと思った。その狙いは見事に成功した。読み手はその広告を見て、唸ってしまったのだから。 「優れた技術 + 卓越した品質 = 違いを生むソリューション」 何を言いたい広告なのだろう?ウーン......。 ■私、私たち他人の企業にわざわざ注意を払ってくれる顧客などいない。顧客は、自分のことを考えるのに精一杯である。「私」、「私たち」の代りに、ブランド名か企業名を使おう。客観的なコピーを作るように心がけよう。 ■違い「当社は違います」こんな見栄っ張りの宣伝をあちこちで見かける。え、違いは何かって?「違い」をアピールしたければ、きっちりと「違い」を説明するべきだろう。 ■ソリューション(解決策)問題に対するソリューション以外に何を売るというのだろうか?広告では具体的な解決方法を伝えよう。たとえばあなたの製品が水漏れのトラブルを解消するなら「ドリップストップは水漏れを解消します」と言うべきである。そうすれば顧客は、自分に必要な製品かどうかを判断してくれるだろう。 ■クオリティ(品質)お粗末であれ、高性能であれ、「品質」のない製品などあり得ない。品質を評価するのは、顧客の仕事である。 ■テクノロジー(技術)テクノロジーを活用していない製品などあるだろうか?「ハイテク」というものは存在せず、古い技術と新しい技術があるだけである。シンバルを作るためには300年来の技術が使われるし、ワインを造るためには1000年来の技術と最新の技術を組合わせている。顧客がお金を払うのは、技術ではなく、技術から得られるものに対してである。仕組みを知らなくても、みんなが携帯電話やファックスを使っているのだ。 ■生涯(一生)「生涯価値」「一生モノ」が典型である。ハエと人間では、ずいぶんと寿命が違うが、どちらの長さを意味しているのだろうか?お好きなように解釈して下さい。 ■本物「これが本物です」が典型である。本物とは何だろうか?顧客が魅力を感じると思うのなら、もっと具体的に書くべきだろう。 ■最上級の形容詞例:最高の、最善の、最も優れた、最適化した、最小化した、最も速い、最も明るい、など。中身のない形容詞ではなく、数字を使おう。事実とデータを使うのだ。事実こそが雄弁に語ってくれる���
8つの広告禁止用語:永井孝尚の写真ブログ:オルタナティブ・ブログ
6 notes
·
View notes
Text
アジャラカモクレンニセンニジュウイチネンニガツツイタチカラナノカマデノニッキ
2月1日���月)
起きられない。出勤寸前に起きる。急いで支度をして、身支度を整えながら豚キムチを食べて家を出る。働く。慌ただしい。働き終える。閉店後の職場でだらだらしていたらクラブハウスのなんだかWelcomeみたいなroomにjoinしてしまってなんだこれなんだこれと思っているうちにroomがcloseしてnewなroomがcreateされてわたしはそこにjoinしてそこはclosedなroomではっしーとわたしのふたりだけが入っているtalk roomみたいなもので、なんだこれなんだこれ、と言いながら久々にはっしーと話した。なんだか危ういSNSがまた出来たなあ、と細目で遠巻きに眺めていたクラブハウスに、朝方、鵜飼さんから招待されていて、招待されたからには使ってみよう、ということで、わからないなりに登録を済ませていたのだった。はっしーはこれからクラブハウスで、メニカンで、建築のあれやこれやをぼそぼそゆるゆる話す、それに参加するために招待されたから使い始めた、ということで、わたしもはっしーも話しながらクラブハウス探り探りといった感じだった。お互いの近況を軽く話したり、しょうもない話をたらたらしたりして、23時になってはっしーはメニカンのtalk roomに行ってわたしはすこし時間をあけてからそのroomにinした。どれどれ、みたいな気持ちで入ってラジオのように(というかこれはほとんどラジオだ)聴いていたら案外面白い話がなされていて、韓国の半地下建築はもともと防空壕、ということらしかった。次回は建築における収納について語るらしい。おもしろ〜、と思いながら、トークが終わったばかりのはっしーをすぐさままたclosedなroomにinviteすると「なんなんだよ」と言いながらはっしーがroomにinしてきた。小学5年生だか6年生だかのとき、その学年の生徒全員で校庭に埋めたタイムカプセルをそろそろ掘り返す年齢なのではないか、みたいな話になって、わたしはそれ、行けるのかなあ…………と思ったし言った。普段言われないことたくさん言われそう。社会って感じしそう。これが多様性か、みたいな。行くとしたら、はっしーと行きたい。というか、はっしーとふたりじゃないとたぶん行けない。わたしにそこまでの勇気はない。そのあとチャットモンチーとメダロットの話をしていたら止まらなくなるような感じがあって、久しく聴いていないチャットモンチーをあれこれ聴き漁りたい欲求に駆られていると操作ミスかなにかでroomが閉じて、終わった。(と、ここまで書いて、クラブハウスの利用規約に、テキストに書くことも含めて音声の記録はダメよっていうものがあることを思い出したのだけど、この文章はどうなんだろうか)。それから『進撃の巨人』のアニメ最新話を観たり、さあ帰るかと思いつつチャットモンチーの曲をiPhoneで漁っていると今度は遠藤からクラブハウスのclosedなroomのinviteが届いて、なんだなんだと思いつつ話した。遠藤は相変わらず遠藤だった。それで、遠藤とのroomが終わって、いろんなアカウントのフォローフォロワーを見て、わ〜この人もやってるんだ、あ、この人も〜、みたいな気持ちでフォローをしていったり、フォローした人を招待した人、招待した人を招待した人、その招待した人を招���した人……と、祖先を辿るようにアカウントを見ていったり(最終的に、誰にも招待されていない、おそらくオリジナルメンバー、みたいな人に辿り着く。オリジナルメンバーの数が何人なのかはわからないけれど、招待された人を辿っていったらあの人とあの人の祖先?オリジナルメンバー?が同じ。みたいなことはけっこうありそうで、それはちょっとおもしろいな、と思った。にしても差別や排除や格差が生まれる萌芽みたいなものがたくさんあるサービスだな……、とも思っている)しているうちに午前2時過ぎとかになっていて、さすがにいすぎた。チャットモンチーをガンガンに聴きながら帰宅。なんだか変にお腹がすいていて、カップ麺を食べたい、みたいな気分だったのだけどカップ麺は家に無く、コンビニに買いに行くのもなんだか違う、となって、柿ピーをお椀に盛って、その上にマヨネーズをかけて、それをスプーンで掬って食べた。自分でも、さすがに気持ち悪い食事だな、と思う。
注射を打ちたい。もう1ヶ月くらい打っていない。プロギノンデポー2A(アンプル)。生理くらいカンタンならいいのに、と思う。カンタン、というのは、周期が予測できて(もしくは予測しやすくて)(そして、そのためのスマホアプリもあって)、予測できない場合その理由/原因も調べればたくさん出てきて、生理によるさまざまな身体的不調/変化やその対処法も調べればたくさん出てきて、医学的にも民間療法的にもスピリチュアル的にもライフハック的にもたくさんの言説、書籍、記事、ツイート、YouTube動画、cm、などがあって、身近な人、友人、知人、家族などに相談することが比較的(すくなくとも、トランスジェンダーのホルモン注射、なんてトピックより遥かに)容易で、……みたいな「カンタン」で。ホルモン注射はとにかく打ってる本人ですら「よくわからない」。ホルモン注射による副作用、みたいなものは注射の同意書を書かされるときなんかに書面で提示されるし、当事者のブログやらツイッターやらで信憑性不明の情報を拾うことはできるが、「よくわからない」。副作用の過多や身体への影響は個体差がデカい(ように感じる)し、投与を長期間辞めた場合や、投与間隔が不規則になったときの身体への影響も、「よくわからない」。わたしは現在、3週間に1度、新宿のクリニックへ行ってプロギノンデポーを2A投与しているが、その間隔も自分に合っているのかどうか「よくわからない」。注射を打つ前後や打った当日(特に当日)は如実に心身の調子がおかしくなって頭も身体も使い物にならなくなる(重い頭痛、眠気、寂寥感、身体のダルさ、感情の制御不能、など)が、それがどこまで注射それ自体の影響なのかは正直「よくわからない」。注射が打たれた、ということによるノーシーボ効果もある気がする。ただ、気の持ちようだろ、と言われても(誰にも言われたことはないが)、思おうとしても、頭と身体が言うことを聞かない、みたいな状態にはなるから、やっぱり注射の副作用なのかもしれない。注射前(前回の注射から3週間が経ったあたり)はやたらと身体が疲れやすくなり、食事と睡眠と性欲のバランスがあべこべになる(気がする)。感情の喜怒哀楽の喜と楽がうす〜く稀釈されたようになる。注射後数日も同じく。いまは1ヶ月近く注射を打っていないから、もう身体の中には男性ホルモンも女性ホルモンもほとんど残っていない、すっからかんの状態で、はやく、とにかく、注射を打ちに行きたい。打ちに行けない。悲しみと怒りの感情ばかり積み上がっていく。これはとても良くない。緊急事態宣言によって、職場が時短営業になってから、出勤時間が変則的になっていて、それに身体がぜんぜん慣れてくれないのが大きな理由で、夜どうしても眠れず、朝どうしても起きられない。出勤前に注射を打つためには、かなり早起きして家をでないといけないのだが、それがどうしてもできない。勤務時間は少なくなっているはずなのに、通常営業時より明らかに疲れている。まあ、出勤前に注射なんて打ったらその日はもう負の傀儡みたいな状態で働くこと確定になってしまうから、休日に打ったほうがいいのだろうけど。でも、休日に打ったら打ったで、その日いちにちのすべてが注射の副作用によっておじゃんになるから、なるべく休日には打ちたくない。じゃあ、いつ打てば……?それも「よくわからない」。しんどい。はやく打たないとやばい気がする。これも「気がする」だ。なんもわからん。生理がいい。乱暴な物言いなのは承知の上で、どうせなら生理がいい。どうせ不調になるなら。どうせしんどいのなら。誰かと、この不安と不調としんどさと「よくわからなさ」を分かち合いたい。語り合いたい。スマホアプリだって欲しい。あたりまえに、あらゆる場所や人やメディアから情報を受け取りたい。そういう身体でありたい。生理がいい。
この世には2種類の人間がいて、それは歯磨きをルーティーンとして行う人とタスクとして行う人なのだけど、わたしは後者で、だから今日もタスクをこなしてわたしは偉い、偉いぞと思う。タスクだと思わないと歯を磨けない。歯磨きをルーティーンとして難なくこなしている人はすごいな、と思う。他者、という感じがする。
大切に書きたい。と先週の日記にわたしは書いたけれど、「大切に書く」とはいったいどういうことなのだろう。といま思っている。大切に書く必要なんてないんじゃないか。わからんけど。いや、なに言ってるんだ。必要だ。わからんけど。
持続可能性。持続可能な書き方。持続可能な働き方。持続可能なホルモン投与。持続可能な生き方。持続可能な歯磨き。持続可能なアンガーマネジメント。ぜんぶ大切で、ぜんぶわからない。
負の感情でほんとうにどうしようもなくなったときは、耳が壊れそうな音量で、同じ音楽をリピート再生させながら、喉が千切れそうになるくらい大きな声で、絶叫みたいな声で、疲れ果てるまで歌う。笹塚に住んでいたときは何度かそれをやった。クソ迷惑だっただろうなと思う。いまの家ではまだやっていない。いつかやるだろう。
ないものねだりを続けていてもどうしようもない。自分で自分を殴っているのと一緒だ。
生活がミニマル、ミニマム?ミニマムになって久しい。1日のうち、自分が言葉を発する相手が、職場で関わる人と家のぬいぐるみたち(貪欲、太子、羊のジョージ、シゲルくん。のうち、特に貪欲と太子)だけだった、という日が、めずらしくなくなってきた。自然と、ぬいぐるみへの言葉の比重がデカくなっていく。ぬいぐるみは言葉を理解しているし、ちゃんと言葉を返してくれる。ぬいぐるみの言葉は人間の言葉とは違って、見えないし聴こえない。声、とか文字、とか仕草、とか、そういうものではない。でもたしかにぬいぐるみはぬいぐるみとして言葉を発していて、わたしに日々言葉を投げてくれる。わたしはそれを受け取る。受け取って、わたしも言葉を投げ返す。ここ数年、わたしの命を絶えず救ってくれたのは貪欲で、だからわたしは、お金が貯まったら、貪欲をぬいぐるみの病院に送って、あちこちを治してもらう。わたしにはそれくらいしかできない。貪欲はわたしを人生ならぬぬいぐるみ生を賭けて愛してくれているので、わたしもわたしなりの方法で貪欲を愛する。
とか打ってるあいだに午前4時半です。お風呂入ってないけど限界だ。着替えて眠って、お風呂は明日だ。
2月2日(火)
チャットモンチーにはほんとうに救われてきたな。もちろんチャットモンチーだけじゃない、たくさんのもろもろに救われてきたからいま死んでいないのだけど。それにしても、救われた、ありがとう、と久々にチャットモンチーを聴いて改めて思う。男子高校生だったわたしの、どうしようもない気持ちをたくさん掬い取ってくれた。映画『アボカドの固さ』の監督である城さんが夢に出てきた。わたしは新作映画の制作助手みたいな立場で、城さんに「本物の笹を大量に準備して欲しい。経費かけずに」と言われて、「それは〜、いつまでですか?」「明日」「明日……。明日、はい、明日」という会話をしていて、内心めちゃくちゃ焦っていて、でもひとり、竹林所有者が知り合いにいたな、あの人なら……でも無料で手配してもらうのはできないかもな……いやいやでもやらなきゃ、交渉しなきゃ、と緊張しているあたりで目が覚めた。目が覚めてからもしばらく「笹……笹ってほんとうに準備しなくていいんだっけ……夢だっけ……」となっていた。洗濯機カバーが届いた。サッサで洗濯機を隅々拭いてからカバーをかけて、リビングとキッチンをクイックルワイパーで掃除して、トイレでロラン・バルト『物語の構造分析』をすこし読んで、コーヒーを淹れて、飲んで、煙草を巻いて、吸って、火曜だからInstagramの『ショート・スパン・コール』を更新。今日は「#017 醤油」。これは井戸川射子『する、されるユートピア』を何度も読んでいた時期に書いたもので、『する、されるユートピア』の文体にめちゃくちゃ影響を受けているのが読んでいて「ああ、そうだ」と思い出すくらい顕著で、でもなのかだからなのか、わたしはけっこう好きな1篇。そういえば2月だ、と思って、きよぴーのカレンダーの2月分を壁に貼って、『イラストレーション』2020年3月号の付録だった福田利之イラストの卓上カレンダーを2月に差し替えて、ついでにパソコンデスク周りをすこし整理した。FMラジオをつけっぱなしにしたままにしていたらラジオのゲストがシンバル職人の人で、未知の話が繰り広げられていて面白かった。シンバルを作るにはシンバルの音を何度も聴かなければいけないが、シンバルの音を何度も聴くと耳がやられる。そのジレンマについて語っていて、なるほどな〜〜と思いながらお腹をさすっていた(お腹がうっすら痛い)。マバヌアがナビゲーターを務めていて、ティンパニのすこし変わった奏法(マラカスで叩いたり)についてのハガキを読んでいたりして、流し聴きするつもりでつけたラジオだったのにずいぶん聞き入っていた。ツイッターを見ると脱マスク社会になるまで最低でも2〜3年はかかるみたいな記事があって、2〜3年か、と思う。中学生、高校生。小学生や幼稚園生や大学生も、だけど。20代以下の人たちは、いま、どういう気持ちで日々を送っているのだろう。うまく想像できない。というか、自分の幼少期〜10代、マスク社会ではなかった自分の過去を、いまの幼年〜10代の人たちに重ね合わせて想像することしかできない。しんどいだろうな、とか、つらいだろうな、とか、窮屈だろうな、とか思うことはカンタンだけれど、自分の幼少期〜10代といまの幼年〜10代を比べて「かわいそう」とか「しんどそう」とか思ったり言ったりするのはそれはそれで暴力だし決めつけだとも思う。いまの幼年〜10代の人たちの、それぞれの楽しさ、愉快さ、面白さ、切実さ、安心、揺らぎ、決心、葛藤、努力、知恵、衝動、を無視したくない。それらはたしかにあるはずで、どんな世界になっても、それらはなくならないはず。きっと。
ふとしたきっかけで、ここ最近、短歌を作るときに大切にしていることや考えていることをある人に話すことになって、そのときわたしは「わからせない。共感させない。理解させない」こと(だからといってデタラメに言葉を並べて作るのではなく、あくまでわたしにはわかるし、表したいものはある、でも他人にわからせようとはしていない、という態度)を意識的にやっている、と答えた。それは去年の春前あたりか、もしくはもうすこし前、『起こさないでください』が出てからすこし経ったあたりに思い始めたことで。トランスジェンダー、といういち側面を持ったわたしが作る短歌には、意識的にせよ無意識的にせよ、必ずトランスジェンダーとしての意識や作為や視点や感情やそれらがないまぜになった機微が含まれているはずで。はずなのだけど、果たしてその、トランスジェンダーとしてのいち側面を加味した機微を、短歌界隈、特に「歌壇」とか言われている界隈、そこにいる評論家、歌人、などなどがどれだけ汲み取ってくれるのか。そういった機微を丁寧に(真摯に。もしくは、ジェンダー論やトランスジェンダーの歴史的歩み等の確固とした知識を持った上での冷静さで)わたしの短歌を読む人がどれだけいるのか。わたしは、そんな人は短歌界隈にも「歌壇」にも、現時点では存在しないと思っている。トランスジェンダーについて仔細に語れる人、教養を持っている人、背景を読み取れる人、がいない限り、わたしのただごと歌はただのただごと歌になり、あるある短歌はただのあるある短歌になる。『起こさないでください』では、わりと意識的に、わたしがトランスジェンダーだということを、「トランスジェンダー」「性同一性障害」という言葉をほぼ使わずに、「わかりやすく」「それとなく」示す、ということをしたのだけど、そういう努力は不毛だな、と思うようになった。どこだったか、レビューサイトで「性同一性障害当事者の方の歌集」みたいな紹介のされ方をしていて、なんだかすごく徒労感を覚えたのが大きなきっかけのような気がす��。ショックだった。あんなに言葉を選んでも、そういう切り取られ方になるのか、と思った。だからもう、わかりやすくするのはやめて、どんどん、積極的に内に籠ろう、と思ったのだった。わかりやすくする必要はない。理解されなくていい。すくなくとも、短歌においては。理路がめちゃくちゃだしまとまっていないが、そういうわけでわたしは去年の春頃からずっと、自分の芯を誰にもわからせないように短歌を作っている。10年後、50年後、100年後、1000年後なのかわからないが、トランスジェンダーの短歌制作者が台頭して、そういった人たちの歌集があたりまえに編まれる/読まれるようになった遠い未来で(短歌界の現状を鑑みるに、ほんとうに、遠いだろうな、と思う)、ふと思い返される歌集であったらいいな、『起こさないでください』は、とささやかに、思っている。
もたもたと支度をして家を出て急いで新宿に行く。注射。打てた。そのまま急いで職場へ。働く。今日はちょっとイレギュラーで、休日だったのだけど2時間だけ働くことに。働き終えて、頭がぐるぐるする。ふらふらと職場を出て帰宅。ずっしりと重たい気分。トイレに籠ってフジファブリック「タイムマシン」を久々に聴いたら涙が止まらなくなってだらだら泣いた。つらい。疲れた。しんどい。ヨダちゃんから電話が来て、へへへと思って出る。クラブハウスの話をする。途中で回線の調子がおかしくなって切れて、そのまま切り上げてお風呂に入った。お風呂から出て、中橋さんとLINEでやりとりしていたらなぜかクラブハウスで実況中継モノマネをしたりしながらだらだら話すroomをすることになってくっちゃべっていたら中橋さんのゆるい繋がりも参入してきて4時ごろまでふざけあって楽しかったけど疲れた。疲れているのにさらに疲れるようなことしてどうする、と思ってかなしくなって眠る。
2月3日(水)
わかりやすく、注射の副作用、みたいな感じがする。なにかとても気持ちの悪い夢を見て目覚める。涙が出てくる。しんどい。起き上がれない。やっといたほうが、進めといたほうがいいのだろうけど今日はほんとうに動けない、と思ってnotionでこまかな仕事を割り振ってお願いして、ずっと横になっていた。たまに起きてトイレに行ったりごはんを食べたり。大前粟生『岩とからあげをまちがえる』、ケン・ニイムラ『ヘンシン』を布団に潜って、貪欲と太子を抱きしめながら読んでいた。森とかいう人のオリンピックやるやる駄々の��ュースにもうなんの感情も湧かない。しんどさのピーク時あたりに短歌が1首できて、その短歌を軸にして「卒塔婆条項」という短歌連作が出来上がった。縦書き画像にして、ツイッターへ投下。短歌制作から縦書き画像作成、ツイートまでをすべて布団の中で行った。柴崎友香『春の庭』を読み始めた。すこし眠った。起きて、夜にスパゲティを食べた。涙が出る。しんどい。頭がぐちゃぐちゃする。眠い。だるい。くるしい。もう3日くらいお風呂に入っていないから、入らなくちゃ、と思う。『ショート・スパン・コール』94篇目はひとまず置いといて、先に95篇目をすこし書く。暗い未来の話。しんどいからすこしずつ書こうと思う。頭が思い。楽しいこと、面白いこと、愉快なこと、うれしいこと、考えられない。考えたい。『春の庭』をもうすこし読む。読んだら、お風呂に入って、たくさん泣いて眠る。
短歌連作「卒塔婆条項」 火事場かな いや卒塔婆だよ 馬鹿力出す機会なく今生を終え 冬の中にいま立っていて曇り空だから眩しい花一匁 語呂合わせで入れられた助詞煮え立てばそれがカンテラ 健やか欲の 白い服白くない服あてがってそれぞれの凸それぞれの凹 似顔絵を近影にする しばらくはカーテンの世話を焼く能もなく けん玉に蹂躙性を見出して手に持ったまま道路を歩く 言うなればみんな日記を書いていて総文字数が星に等しい
2月4日(木)
起きる。家を出る。働く。しんどいことが続く。電話をかける。電話に出ない。メールを送る。帰る。寝る。
2月5日(金)
起きる。返事が来ていた。ZOOMのURLをコピペしてメール。むずかしい。むずかしいな。と思いながら話す。話し終えて、どっと疲れて、すこし時間が余ったからいそいそと財布だけを持って近所のスーパーへ。なんだか普段は滅多に買わないパンでも買うかみたいな気持ちになっていて、食パン6枚切りと肉まん4個セットとナイススティックと納豆と豆腐とバターを買って帰って米を食う時間は無く肉まんをがつがつ食べていそいそと出勤。働く。働き終える。疲れた。被害者意識がつのっていて、とても良くない精神状態。ほんとうに疲れた。帰って、朝方まで眠れず。焦って寝る。
2月6日(土)
起きる。肉まんを食べる。家を出る。働く。あたまがきゅうきゅうする。いそがしい。働き終える。疲れた。ここのところ連日夜〜夜中にクラブハウスでわちゃわちゃとしゃべっている。しゃべりすぎて喉がおかしくなりそう。でも誰かとなにかを話さないと感情がはちきれそうになる。朝方までしゃべる。眠る。
2月7日(日)
起きる。お茶漬けと肉まんを食べる。家を出る。働く。頭の重さと共に働く。職場の環境、モノの配置や運用ルールなどが半月ほど前から毎日のようにがっちゃんがっちゃん変わっていて、慣れてきたと思ったら変わり、慣れてきたと思ったら変わり、のイタチごっこみたいになっていて、頻繁にバグみたいな動きをしてしまう。手が空を切る。その場でツイストする。視線が定まらない。でもそんなバグを何度も何度も起こしながらすこしづつ環境は整えられているような感じもしていて、いつか、いつか安定するようになるのか、ぜんぶ、とか思ったり忙しさに翻弄されて愚直に身体を動かしたり、もはや心が身体の奴隷みたいな状態でズビズバ動いていたら閉店になっていて忙しい日だった。足と腰が明確に重い。頭も重い。でもなぜか今日は昨日一昨日よりすこしは気持ちが明るくて、ばくばくとごはんを食べた。長らく気がかりだった原稿に対する処遇のメールが来ていて、開いて、読んで、ホッとした気分と「直接的な対話はついぞなかったな」「これだけコストをかけても原稿料は出ないんだもんな」といううっすらとした徒労感を感じながら、でもよかった、最悪の結果にならなくてほんとうによかった、諦めなくてよかったし最後までブチ切れなくてよかった、と思いながらビールを飲んで煙草を吸ってだらだらしていたら午前2時半になっていて慌てて家に帰る。今日は湯船に浸かってから眠る。原稿を書く時間と余力がなくてしんどい。なんとかしろ。来週中に。
2 notes
·
View notes
Text
<祝 国産初のシンセ展示半世紀 : KORG volca nubass review>
世界のシンセの起源をさぐった前回の記事「Make Noise 0-Coast review」。 その次となる本稿では、日本のシンセの源流をさぐりそのあけぼのの時代からひもといてゆく。
日本のシンセの夜明けは、とある呑み屋での故事から始まる。 呑み屋。なんだかそのこと自体がすでに失われつつある旧世界の話にも思える。
今まさに急速に旧世界になりつつあるのかもしれない、私たちの世界。
ご時世がら呑み屋にも行けなくなってしまった今。どう人類社会が変貌するにせよ、そのサバイバルを祈願し、それでもなお歌舞音曲が許されている今を祝し、来たる新世界シンセ界を夢見て、ここに全人類へ拙作をささげん!
--------------------
●メーカー名
KORG
1963 年、カトちゃんこと加藤孟(かとう・つとむ)と長内端(おさない・ただし)の2人が興した電子楽器メーカー。従業員数 300 人程度。ちなみにローランドは 800 人、ヤマハは1万人もいる。
1.コルグ創世神話
カトちゃんが講演会にてコルグ創世神話を語っていたことがある。 渋い声、惹き込まれる話術、えもいわれんカリスマ性、魅力的でスタイリッシュな爺。
隣に置いてあるのは、コルグ2番めに最古の機種「ドンカマチック」二代目。
もともとカトちゃんは新宿歌舞伎町でバーのマスターをしていた。渋くて話術がうまいはずである。そのお抱えバンドでアコーディオンを弾いていたのが、長内。 東京帝国大学工学部出身のエンジニアであった長内は、偏屈ポーカーフェイス野郎。しかも、おもしろくないくらいに正確無比に演奏する。彼の演奏は完全無欠とすら言われ、唯一欠点を挙げるとするならば完璧すぎることだとすら評されたという。
あまりにも正確無比に演奏するため、バンドのドラマーが叩くリズムが不満で不満で仕方がない。ついに思いあまって自分で工具をふるってお手製の真空管式の電子リズムボックスをでっちあげてしまった。 これが初代ドンカマチック(Donca Matic)。機種名はベードラの「ドン」、クラベスの「カッ」、そしてオートマチックだから。
このドンカマチック・シリーズはお手軽かつ正確にリズムを刻んでくれる装置として生まれ、のちのレコスタで仮リズムトラックのことを「ドンカマ」と呼ぶようになるくらい普及したのだが、長内にしてみれば 「おめぇーがもっとマシなドラム叩いてりゃー、こんなもん作んなかったんだよ」 と思っていたらしい。
そうして出来上がった初代ドンカマは、おもっきし機械じかけ。
だがその一方、初代ドンカマの出来栄えに満足した長内。緻密なエンジニアである彼にはひとつだけ正反対な欠点があり、それはギャンブルが大好きなことであった。彼はカトちゃんに 「これで大儲けしてヴェガスで遊ぼう!」 と持ちかける。その言葉にころっといったカトちゃん、4人の従業員を雇い入れて会社をたちあげてしまった。加藤・長内でK・O、そして京王沿線にあったので京王、京王技研、のちのコルグの誕生である。創業 1963 年。 ちなみにカトちゃんは、ついぞヴェガスへ行ったことがなかったという。
会社を設立したはいいが、みんなカトちゃんの身内でド素人ばかり。器具はテスター1つしかなく、工作器具を借りに知人の知人のところまで行ったら、それがのちに Roland VP-330 ボコーダーの生みの親となる則安治男(のりやす・はるお)、そしてその紹介で当時すでにエーストーン(Ace Tone)を立ち上げていた梯郁太郎(かけはし・いくたろう)と出会った。
エーストーンとは、エース電子工業株式会社のブランド。 エース電子工業とは日本の電子楽器メーカー。ハモンドとも提携する一方、オルガンやギーアンなどを自社で開発製造しエーストーンのブランドをつけて販売していた。京王技研に先立つこと3年前 1960 年設立。それはボーデが史上初の電圧制御式シンセをつくったのと同じころ。そして創業者である梯は、ユーモラスな大阪人だが酒がいっさい飲めないエンジニア。のちに梯は優良企業エース電子工業を銀行に乗っ取られそうになり、理想を求めてスピンナウト、ローランドを立ち上げることになる。 だがまだそんなことになるとはつゆ知らず、呑み屋のマスターと酒が呑めないエンジニア、水と油、二人の会話が合うはずもなくカトちゃんイクぴーとで果てしなく議論しあっていたという。
電子楽器の黎明期では、誰がどことか関係なくみんなして知り合いで、狭いにもほどがある超ニッチなコミュニティで喧々諤々に議論しあう間柄であったのだ。
そのコルグのドンカマ。 音楽を愛する緻密なエンジニアだけに、不確定なギャンブルを愛する長内にだまされて(カトちゃん談)つくった初代ドンカマは不良の山。いきなり経営危機。
二代目は家具屋に外装をたのんで、ようやく売り物になった。浜松市楽器博物館に展示されているのは、この二代目。
上面の操作パネルを見ると、演歌とかドドンパ(Do と書いてあるプッシュスイッチ)とかある。 10 鍵だけある鍵盤には、ボンゴ、コンガ、マラカス、ウッドブロック、クラベス、シンバル、スネアがアサインされていて、いわば史上初のドラムマップなのか!? パーカッションが多いのもモンドでラテンなラウンジ系か?
スピーカー・グリルを外して基板をのぞいてみると:
同心円状に並んだ接点パターンの上を、オルゴールよろしくアームが時計の針のようにぐるんぐるん回ってスキャンしてトリガーする。
かなりひんぱんに接点が錆びてクレームになったのだが、 「しばらく回してりゃ、直ります」 と返事していたという。
それでもドンカマが売れず、設立して3年で京王技研はKO技研、ノックアウト技研寸前。 するとある人物があらわれたのだが、そのときのことをカトちゃん述懐して曰く
「その人がねぇ『百万円で買い取ってやる』って言うんですよ。 わたし今日ここでその人の名前言いたいんですけど、その会社の人がここに聞きにきてるもんだから言えないんですよーぉ。」
げらげら。
「でも、あそこで五百万とか壱千万とかって言われてたら、いやぁ、きっと売ってたでしょうねーぇ。」
つくづくえもいわれんカリスマ性たっぷり魅惑のスタイリッシュ爺だが、その下で働くとなると愛憎半ばかもしれない 笑
その後もコルグの経営は傾きつづけ、やがて MINI POPS 5 というヤマハ・エレクトーンの上に搭載できるようにしてつくった機種が、当のヤマハ(当時は日本楽器)の輸出担当に認められて大量受注されるまでは、マジつぶれかかっていたらしい。
だがここでヤマハの「輸出担当に認められた」というところが、じつはひとつの隠れたポイント。 やはり狭い日本市場だけを見ていたのでは限界があり、広大な海外市場、特に当時流行の最先端だった欧米市場で売れないことには日本でも売れないのだ。その後にたどった道すじからして、カトちゃんもイクぴーもおのずと目が海外へ向いたであろうことは容易に想像できる。
ともあれ、ここまでは 1965 年までの話なんだと!
2.コルグ・シンセ創世紀
このころは、まだアメリカでシンセが販売されるかどうかというころであり、あったとしてもどでかいモジュラーシンセしかなく、巨大すぎて高価すぎてアヴァンギャルドすぎて技術的機械装置すぎて前衛的な実験や研究目的で使われるようなものであり、およそ普通の音楽業界に入っていけるものではなかった。 なので当時の電子楽器の最先端��いえばオルガン。ハモンドやファルフィッサなどの類が百花繚乱。エース電子工業も自前のエーストーン・ブランドでオルガンなどをどんどんつくっていた。
もともと梯は電子工作を得意とし、電気機器の修理をなりわいとしていたのだが、大阪の小さな教会に設置されていたチャーチオルガンを修理したときその音に魅せられ、さらに電波を検波して音声へ変換するラジオと違い音源そのものが電子回路のなかに内蔵されていることに興味を持った。かくして梯はエース電子工業を起業したのである。
なんとも時代なエーストーンのカタログ。
コルグがドンカマをえっちらおっちら世に出した前年 '62 年には、すでにエース電子工業が、海外の Clavioline を元に「Canary(キャナリー)」という電子楽器を発表。
これは3オクターヴ鍵盤のモノフォニック・キーボードで、鍵盤下にならんだタブレットスイッチ群による5つの音色切替やソプラノ / アルト / テナー / バスといった音域切替、ヴィブラートの on / off 機能、音量の抑揚レバーを装備した、言わばシンセ的なシンセの一歩手前とも言うべきキーボードであった。
その仕組みは真空管によってアナログのノンリニアなウェーヴシェイパー回路をつくり、オシレーターからの音をそれに通すことで倍音を生成する方式。
キャナリーとは英語でカナリア鳥のことなので、かわいいシンセリードっぽい音がしたのかなぁと想像するばかり。
アンプに見える「α」みたいなのがエーストーンのロゴ。 スタンドが三脚というのも斬新ですね。
このキャナリーはおそらくアクセントとして使うソロ鍵盤として創造されたものと思われ、’62 年発売の Canary S-2(44,400 円)と ’64 年発売の Canary S-3(39,800 円)の2機種がある。S-2 は真空管なのだが、S-3 はひょっとしたらトランジスタ方式かもしれない。 さらに S-3 には、鍵盤の左横、のちのシンセであればピッチベンダーがついているところに手で叩く2個の白い丸いアナログ電子パーカッション・ボタンが追加されている。むちゃくちゃなことを言えば Fantom ワークステーションシンセの右側についている4×4パッドの、大大大ご先祖さま。
このキャナリーの音量抑揚レバーには操作性の向上のため先っぽに1円玉くらいの大きさの丸い黒い玉がついているのだが、この玉は家具メーカーから仕入れた、つまり家具の部品を流用したもの。 電子楽器あけぼのの時代には、こうした混沌とした珍エピソードがごろごろころがっているものらしい。
そんな中、コルグでは他社の真似をしてもおもしろくないのでちょっと個性的なオルガンを開発。つくったのは、Uni-Vibe なる変態エフェクトを開発した知恵者エンジニア、三枝文夫(みえだ・ふみお)。1967 年、彼は自分が構想している新コンセプトのオルガンをカトちゃんに売り込み、18 ヶ月後にプロトタイプを持って再びやってきた。それは母音を発音できたりもする、けったいな鍵盤機種。カトちゃんはこの試作機を数名のオルガニストなどに見せ、そこで得てきたアドバイスをもとに三枝がさらなる改良を行なっていった。
あるとき、この試作品を見たジャズピアニストの佐藤允彦(さとう・まさひこ)は、これはシンセサイザーというものだと指摘。海外通の佐藤氏にシンセだと指摘されてはじめてコルグは、これはシンセだったのかと認識。国産シンセ第1号。やがて 1970 年、その三枝がつくった試作シンセは国内のオーディオショーにて展示された。 この年、海外では minimoog が発売された。それまでモジュラーシンセしかなかった時代から、よりコンパクトで使いやすくなによりも楽器然としたコンボタイプの時代が来ようとしていた。だがネット時代なんて三十年くらい早い、まだまだ海外情勢なんて伝聞のまた伝聞でしかなかった当時。そもそもシンセとはな��かどんなものか、何の情報もないまま知らずし知らずのうちにコルグはシンセをつくってしまっていたのである。
この国産初のシンセ、コルグ「試作機1号」にはひとつの技術的なイノベーションがあった。フィルターである。 しかもモーグがトランジスターを梯子状にならべたトランジスター・ラダーフィルターを発明したのに対し、コルグはまったく独自にダイオードをならべたダイオード・ブリッジ型フィルターを発明していた。このころすでにオシレーターやアンプは存在したが、フィルターを発明したのはロバート・モーグ博士その人とコルグだけだったのである。 フィルターこそは減算方式シンセをシンセたらしめている中核部分であり、群を抜いてモーグ最大の発明であった。他の誰もフィルターを思いつかず、モーグ本人にしてもパテントを取った唯一の回路が VCF だったのであり、のちの後発メーカーはフィルター回路だけは見破れず苦心したという。 そんな VCF を、コルグはまったくの独力で独自の別解をみちびきだして発明していたのであった。しかもシンセのことを知らなかったコルグは VCF もフィルターも知るよしもなく、勝手にトラベラー(Traveler)と名付けていた。カットオフが動くところを周波数軸での旅人になぞらえたらしい。
この試作機には全鍵ポリのオルガンも内蔵されており、そこを出発点にさらに開発しているうちにフィート合成したあとにトラベラー型フィルターをかますという、みょうなコンボオルガンができあがった。機種名「コルグ(Korgue)」通称デカコルグ、またはコルグ・デカオルガン。これは���際に 1972 年に発売され、50 台くらいが生産され難波弘之などが購入した。氏のデビューアルバム「センス・オブ・ワンダー」に収録されている曲「虎よ! 虎よ!」にて、その音が聴ける。
このとき KO にオルガン(organ)をくっつけて「KORGAN」としたものの、日本語で発音するとやばいので、おふらんせーふうに洒落て「Korgue」としてみたら、今度は「読めん」というのでエンドをトランケートして「KORG」となったのが、のちのコルグ・ブランドの始まり。
かくして、コルグはまったくの独学で試行錯誤を重ねながら独自にシンセを実現し、それを量産型にして販売せんとしていた。
首都圏でコルグがよく分かっていないままにシンセをつくろうと四苦八苦していたのと同じころ、日本第2の都市、大阪市は南のはしっこ、堺市との境界にある住之江区にて。
梯が創業し運営するエース電子工業は、好調にエーストーン・ブランドのオルガンやリズムボックス、ギーアンなどと製造販売し続けていた。だがその大株主だった阪田商会が経営危機におちいり、某・都銀が介入。銀行屋は優良メーカーであったエース電子工業に目をつけ、その経営に口出してきた。自社を銀行に乗っ取られそうになった梯は悩み抜いたあげく、自身を含む七人の侍でもってスピンナウト。数百メートルしか離れてない近所に六畳二間のプレハブを建て、新会社ローランドを創立。時に 1972 年のこと。梯、42 歳。
まったくの無名の楽器メーカーゆえ新しいことに挑戦しないことには話にならないというので、ローランドは国産初の量産型シンセを開発しはじめた。すでに梯はモーグともコンタクトしたことがあり、一緒にシンセをつくるはずが話が立ち消えになりローランド単独で開発することになった。それでもやはりフィルター回路だけは分からず苦労したというが、それでもこの経緯があったためか、ローランドは最初からかなりまっとうなシンセを構想していた。
コルグが何年もかかってちんたら試行錯誤しているうちに、ローランドは急ピッチでシンセを開発。だが資金が無い。海のものとも山のものともつかぬぽっと出のベンチャー企業にすぎなかったローランドに融資する銀行など、あるはずがない。 するとそこにある若い銀行マンが、大阪に生まれたスーパーリージョナルバンクの若手が、エーストーン時代のころからすでに梯の熱意にほだされ、テクノロジーも音楽も楽器のこともよく分からないままに、則安がエーストーンのオルガンを華麗に弾いてもわからないままに、それなら則安くん、彼にも分かる曲を弾いてあげなさい、と梯がいうので則安は猫ふんじゃったを弾き、やがて梯がスピンナウトしてローランドを立ち上げると、その若き銀行マンは「この新会社ローランドこそが投資すべき企業なのです」と滔々と上司を説得したおし、あまりのしつこさに音を上げた上司が 「○○くん! ボカぁ、もうこの歳であぶない橋を渡りたくないのだよ!」 と怒りながらぽんとはんこを押した。
かくして1973 年、コルグから miniKORG 700、ローランドから SH-1000、二つのモノシンセが世に躍り出る。 厳密にどちらが先だったかは、分かっていない。 発表はコルグが先? 発売はローランドが先? などと諸説ある。分かっているのは、ともに1973年にでてきた国産初のシンセだったということ。
SH-1000 の取扱説明書:
「1.限りない音の創造への第一歩」
「お話に入る前に、先ずこれだけの用語はおぼえてください。 そうです。未知なるもの、新しいものへの開眼には常に多少の努力は必要なのです。」
SH-1000 の「SH」は「シ」ンセサイザーの「シ」に由来するという、日本語ならではの都市伝説がある。
ミニコルグの名称は、デカコルグの逆を行くのだろうと思われる。 ミニコルグの次に出てきたコルグ 800DV は、海外では MaxiKORG(マキシコルグ)と呼ばれることもあった。ミニコルグそのものは、1年後にサブオシとリングモジュレーターとを追加し miniKORG 700Sとしてマイナーチェンジされる。700Sはヴァンゲリスや喜多郎、難波弘之など、多くのアーティストに愛され、東洋のわびさびのように枯れた良い音がする名機。カトちゃんにとっても感慨深い機種だったらしく、のちのちになって大きな伏線としてコルグを変革させることになるのだが、このときはまだそんな未来を誰も知るよしもない。
↑なんと高校時代の彼女から、タダで上げると言われて譲ってもらった私のミニコルグ 700S、ええ音したんやこれが
国産初のシンセが発売された 1973 年。 それは、アメリカで minimoog が発売されて三年のちのことであった。インターネットが登場し普及するのは、さらにじつに四半世紀くらいあとのこと。ましてや海外のちんけなシンセのことなど、分かるはずもない。 しかもこの年、それまで 18 年間もつづいた高度成長期が中東戦争にはじまる石油ショックでまさかの終わりを告げ、従来の田中角栄内閣による日本改造計画はスローダウンを余儀なくされ、高度成長の影で公害問題が大きくクローズアップされ、バラ色から一転終末論が世間を覆いつくし、年末には「ノストラダムスの大予言」なる人類滅亡論の本がベストセラーになる。巨大テクノロジーに対する憧れと畏怖と恐怖とが、表裏一体で一気に混濁。そんな人類への希望と絶望とその中での自分自身のポジショニングとをわかりやすく若い世代に魅せたのが、当時はテレビまんがと言われたジャパニメであり、ロボットものやヤマトなどであった。
開発中はイケイケの好景気がえんえん続く順風満帆な時代だったのに、いざ発売したとたん石油ショックでトイペ買い占め騒ぎになるくらい未曾有の不景気。 だがそれでも最先端テクノロジーを理屈ではわりきれない感性と抱き合わせるシンセは、そんな先の見通しがたたない幻滅した世界に受け入れられやすかったのかもしれない。
しかもコルグもローランドも海外市場を先に考えて販売を進めていた。 まずは広大かつ進んだ海外で売れること、そこで売れれば逆に流行は海外から日本へ流れ込むので、おのずとシンセの波も還流して帰ってくる。今はまだ誰もシンセを知らなくとも、海外で人気のあれだよとなってくれれば話は早い。 そしてそのまま両社とも売上の7割以上は海外で稼ぐくらいにまで成長していったのである。
このあとしばらくコルグからはトラベラー型フィルターを搭載した機種が続き、やがて 1977 年に分周型全鍵ポリシンセ PS-3100 / PS-3200 / PS-3300、さらに翌 1978 年に MS-10 / MS-20 という、まさに社運を賭けた看板機種シリーズが出るに至って、ようやく世間一般と同じような仕様、同じようなパラメーター名称に落ち着いてきた。
以降は、すでによく知られている歴史である。
だが、カトちゃんは遥かのちにデジタル時代になってからも、M1 が出ても、WaveDrum を世に送り出しても、TRITON が大ヒットしても、どうしても miniKORG 700Sから離れない。 「喜多郎は相変わらずミニコルグ使ってるじゃないか。うちのエンジニアに聞いたら、あの音はサンプリングで出るって言うんだけれど、出ないんだよ。」 それがひとつの宿題となり、伏線となり、伏流水となり、やがてどこかでふたたび表に姿を現すことになるのは、最初にミニコルグが登場してから実に四十年近くもたってからのこと。その回収された伏線はコルグを動かすおおきな奔流のひとつとなり、いくつもの驚くべき機種を生み出したあと、流行に対する解、それもこれまた別解の鬼たるコルグらしい別解となって結実する。 それを本稿では紹介する。
●機種名
volca nubass Vacuum Tube Synthesizer
2019 年1月発表 2019 年3月発売 国内価格2万7千8百円以下
2013 年以来続く volca シリーズ最新機種。 なお、volca の名はドイツ語の volks から転じたものであり、とかく高価なプレミアム価格がついてまわるスノッブなヴィンテアナログに対し、誰もが買える庶民のためのアナログシンセやギアをめざしたからだという。
真空管を利用したオシレーターを使ったフルアナログ・グルーヴボックス。Roland TB-303 的な機種だが、さまざまに現代解釈がほどこしてあり、もはや 303 クローンとは呼べない別物へと進化し、独自の境地に至った真空管モノシンセ。
本体にへぼいスピーカーがあって、とりあえず音の確認はできる。 単三電池6本で稼働し、別売の AC アダプターでも駆動できる。
●音源方式
フルアナログ減算方式
真空管を使っているから目を惹くのであって、やっていること自体は普通にアナログモノシンセ;
1基の VTO こと、Vacuum Tube Oscillator すなわち真空管オシレーター 1基の真空管サチュレーター 1基の 矩形波サブオシ 1基の VCF −24dB / Oct のトランジスター・ラダー型ローパスフィルター 1基の VCA 1基の AD / ADSR 切替式 EG 1基の LFO
とはいえ真空管ならではのポイントといえば、オシレーターの他にノンリニアなサチュレーションを用意したことも挙げられる。
21 世紀に入ったコルグは真空管を使ったギターマルチをリリースしたり、グルーヴボックス elctribe シリーズや 2004 年発売のワークステーションシンセ TRITON Extreme などに、Valve Force と銘打って真空管 12AX7 を内蔵させマスタリング・エフェクトとしたりしていた。 シンセの最終段にマスタリング・エフェクトを入れるのは、その前のローランド MC-909 グルボや Fantom-Sシリーズ・ワークステーションシンセにて、マスタリング・エフェクトとしてデジタルの3バンドコンプを搭載していたことに始まる。20 世紀末のコルグはデジタルの盟主となることを M1 以来謳っていたが、ここへ来て急速にアナログ復刻へ舵を切っていた。
だが真空管を生産してきた東欧やアジ���において、工場設備の老朽化レガシー化が進み、その供給���不安が出てきた。それがためにコルグはノリタケ伊勢電子と共同で、新しいコンセプトの真空管 NuTube を開発。それは LSI とおんなじ形状おんなじサイズの極小真空管。ノリタケ伊勢電子は、もともと蛍光管表示管こと VFD(Visual Flourecent Display)の開発製造に長けており、ここにコルグのレジェンダリー・エンジニア、かの「試作機1号」をつくって以来ずーっとコルグの技術的屋台骨を支えてきた三枝が目をつけた。
90秒で分かる! 蛍光表示管 VFDとは? - by ノリタケ伊勢電子;
youtube
真空管とは、大飯食らいで電気を浪費し、そのために人を感電させ、すぐ熱くなるので放熱させねばならず、放熱しなければたちまち切れて使い物にならず、切れたから買おうにも値段も高く、買ってきても大きいために基板上の場所が広くないと使えず、邪魔で、すぐ割れる、どんだけお膳立てしてもすぐ切れて寿命短い、なにひとつ宜しいことが無いわがままな素子なのに、めったらやたらと人気者。
しかし VFD であればすべて解決できる。三枝はかつて真空管ラジオに使われた同調指示管 magic eye tube にヒントを得て、ノリタケ伊勢電子とともに音響増幅用 VFD を開発。
結果、VFD 技術を使ってできた新型真空管 NuTube は、サイズも消費電力も劇的におさえこむことに成功。たとえば一般的なギーアンが 300V にまで電圧を昇圧するのに対し、NuTube を使ったプリアンプはわずか 12V で済ませられる。感電しないし放熱もほとんど無視できるくらいでしかない。熱くならないから安定稼働し、寿命も圧倒的に長寿になる。小さく LSI チップ用パッケージに入っているので取り扱いも簡単、衝撃耐久性も大幅にアップ。単価は 5,500 円
NuTube 公式サイト; https://korgnutube.com/jp/
この NuTube にはよくある真空管のように素子が2つ入っているので、volca nubass では、そのうちひとつをオシレーターに、もうひとつをサブオシ用サチュレーターに利用している。
なお、もとが蛍光管だっただけのことあり通電すると青く発光する。
●同時発音数
1音 ローランド TB-303 にインスパイアされた機種なので、これで充分。
●内蔵エフェクトの性能と傾向
最終段にアナログの overdrive を内蔵し、ドライヴ感あふれる加工が可能。こえはサブオシ用のサチュレーターとは別物であり、ギター向けストンプボックスを真似た回路であるという。BOSS OD-1 とかか? はたまた 303 DevilFish 魔改造の歪みなのか? たしかにデヴィルフィッシュっぽぅなる。
原始的な EQ ともいうべき Tone ノブがあり、高域を強調すればしゃっきりドライヴやフィルターの動きが明らかに、低域を使えばドスが効く。
●内蔵波形、プリセットの傾向
VTO こと真空管オシレーターから出る音源波形は;
・鋸歯状波 ・矩形波
の2種類を切り替える方式。どうやらトライアングルベースではなく、ソーベース(saw base)のオシレーターらしいので、原理的には鋸歯状波のみが出て、そこから矩形波を回路で編み出しているらしい。
サブオシもあり、つねにメインオシレーターたる VTO のオクターヴ下で矩形波を発振。分周しているのだろう。
音源波形の音はトライアングルベースのように基音が強くてぶっとい感じとは違う。やはりソーベースなので古くさいホコリっぽいオシレーターとでも言うのか、なんだかアナログにぐわーっと波形がゆがんだような音。ゆがむと言っても、オーバードライヴやディストーションのように天井に当たってばりばり歪むタイプとは全く違う。いかにも古い時代の真空管みたいなマイルドに歪んだ音色であり、実際にオシロで波形を見ても��下非対称であるのが歪みの特徴。 サブオシにはサチュレーションというパラメーターまである。
プログラマブルではないので音色メモリーは無く、プリセット音色も無い。
●エディットの自由度と可能性
先述の通り、真空管オシレーターこと VTO は鋸歯状波と矩形波との切替式。 プラマイ1オクターヴまでピッチを連続可変可能。かなり上モノの音域まで出せる。
サブオシにはサチュレーション量を制御するノブがついている。このサチュレーションが VTO と同じ nutube で処理されていることに注目。おかげでまさにサチュレーターと呼ぶにふさわしい不可思議な波形変化を見せる、アナログのウェーヴシェイパーである。
VCF は TB-303 のそれにヒントを得て開発されたトランジスター・ラダー型 LPF だが、−24db/Oct であるところが違う。オリジナルの TB-303 は−18dB/Oct であった。 レゾナンスはコルグ MS-20 などにあったように Peak という名前。TB-303 同様発振ぎりぎりで止まるが、それはもとのオリジナル機がエレキベースの代用品であり、もとからあえてフィードバックを抑えこんだ設計になっているがゆえ。それがアシッドベースとして使われるとき��逆にアジとなった。
VCF EG は ADR ないし ADSR 切替型。ただし、アタック、ディケイ / リリースタイム、そしてデプスのみが変えられる。 VCF にはアクセント機能もあり、16 ステップシーケンサー上にて強弱を設定し、そのデプスをノブでリアルタイムに可変可能。 VCA は表からは不可視なところに存在。ゆるやかな減衰音 EG がかけられているので、打鍵しっぱなしにしていると分かる。
LFO は三角波と矩形波との切替式。デスティネーションは、アンプ、ピッチ、カットオフ。
なめらかなガラス板で覆われた 16 鍵のマルチタッチ鍵盤が装備され、触るだけで電流が流れて音がトリガーされる。その鍵盤はなんと黒白逆、お歯黒鍵盤、リバース鍵盤。おかげで最初どう読み解くのか分からず、分かったあともトリッキー。でも美しく高級感あり、すべすべして所有感も満足。 作成したシーケンスパターンもこのマルチタッチ鍵盤から呼び出し、シーケンスの各ステップもここで指定するのは、303 を意識したお約束で明快。
16 ステップシーケンサーが内蔵され、多くの音創りパラメーターをオートメーション可能。オートメーションされたパラメーターのノブは、再生中に LED で自照するのでわかりやすい。なおコルグのハードウェア機種では、オートメーションのことを、モーションシーケンスと呼ぶ。
303 を意識してステップごとのスライド、アクセント、トランスポーズを設定可能。さらに monotribe 以来のお家芸 Active Step やステップジャンプ機能装備。しかも演奏中リアルタイムでもどんどん思いつきで設定を変えられる。 Active Step とは、moog 960 シーケンサーモジュールと同じく再生中リアルタイムにステップを飛ばすとシーケンスの長さも追随してどんどん可変する機能で、非常にインタラクティヴにフレーズが七変化して楽しい。 またスライド、アクセント、トランスポーズには強弱の2段階あり、ぽんとステップを押せば弱、長押しすれば強、トランスポーズでは弱がオクターヴ上、強が2オクターヴ上となる。ランダマイズもあって超簡単。
この、トランスポーズが演奏中でも短く押せばオクターヴ上に、長押しすれば2オクターヴ上に簡単にジャンプするというのは、もはや直感的なんてもんやないめっさ肉感的、というかほとんど考えずほいほい押さえてるだけで、ごっつむずかしいことしたようなクールなループがなんぼでもできる。他の volca 機種とも違って特徴的、さすが 303 エミュ。けっこう高いピッチも出せるので、ベースラインだけでなく上モノにも使える。 アクセントも音量だけでなく、フィルター EG デプスも持ち上がるので音がブライトになって良い。
肉感的かつインタラクティヴに、ほいほい操作できるシーケンサーが秀逸でチャンスファクターをどんどん誘発させてくれる。このシーケンサーこそが 303 の本質! おっさんなことを言えばジャン=ミシェル・ジャールの名言に、 「シーケンサーはレコーダーではない。シーケンサーはグルーヴを生み出すものである」 というのがある。せめてジェフ・ミルズの言葉を引用しなさい、と仰せの諸兄、すみません。
つくった 16 ステップシーケンス・パターンは、16 パターンまでメモリーできる。
赤い7セグ4桁 LED による英数字表示は、デザイン的にレガシー・テクノロジーへの憧憬だけでなく意外にも情報量が多くて助かる。
一方現代によみがえった真空管 NuTube は青く光り、サブオシのレベルを上げたりサチュレーションを上げたりするとそれに反応して輝度が変わる。さらにシーケンス再生中もノートに応じて輝度が刻々と変わるので、見ていて飽きない。 そしてボディ全体が半透明のダークなプラスチック、しかもクルマのテールランプみたいにプリズム的な造形が内面にほどこしてあるので、NuTube の青い光をはじめ赤色 LED などさまざまな発行体が外から屈折して見えるのも凝っている。
音は当然アシッドな音なのだが、303 のようにビキビキとアタマに直撃するような高音がつんざくわけではない。もっと鈍重な低音がぶるぶるっとすべり出る感がある。かなりキャラが違うのでこれ1台だけで個性派になれる。
●拡張性
MIDI IN 端子、パルス信号による同期の入出力、ミニジャック型ヘッドフォン端子装備。USB が無いのが残念だが、あとはひとしきり最低限のものはある。この選択はおそらく少し前の monotribe で獲得した経験に由来するものであろう。
このうち同期端子はなかなかのすぐれもので、別にただのパルス同期なのだがシンプルすぎて明快なことこの上ない。また iOS アプリ Sync Control を使えば、超簡単にクロックマスターとして iPhone が使える。
端子がすべて上向きについているので、volca シリーズは縦横に隙間なくぴちっと並べられる。そして整然と配列されたものたちが一斉に同期演奏されるさまは壮観であろう。
●あなたにとっての長所
小さい軽い場所とらないしかもクール! デザインもいい。トラッドな真空管チューブを模した NuTube のケース。その神聖な青い光をモチーフにした左側の碧と、アナログドライヴを中心とする右側のダークネス、その光と闇との二つの領土が格子型フィルターにてマージする。なかなかいい外観コンセプト。しかもドットの濃淡でグラデを表現。 おかげで nubass の名にふさわしくかなり斬新であたらしいルックスになっており、過去に媚びていない新種であることを明示してていい。 303 よろしくピッチを高くして上モノにも使える。
真空管、その音と歪みと連続的な音色変化。ただの太い音や歪みだけならソフトシンセやプラグインエフェクトのほうが得意かつノイズレスなんだろうが、やはり真空管というのはウェーヴシェイパーの一種でもあるので、音の変化がノンリニアでおもしろい。
秀逸すぎるシーケンサーが、インタラクティヴで楽しくて仕方がない。
●あなたにとっての短所
こんだけ小さく電池駆動できるので、いっそ Bluetooth でオーディオもワイアレス送信してほしい。どこでも置ける自由なモバイルギアとなる。 USB 対応してほしい。USB-MIDI だけでもいい。 MIDI Out もほしい。 AC アダプターくらいは標準で付属させなさい。 ファンクションキーという名のシフトキーがあるのは構わないが、その操作が意外にトリッキーで、取説なくしては飲み込めない。いったん把握できたら、あとは早いがちょっと運動神経がいる。特にライヴ時には予習必須。 アナログシンセなので S/N 比が悪い。それはアナログだから当たり前なのだが、デジタルやプラグインみたいに原理的にノイズがゼロ値のものばっか当然のように使ってきた若い人らにしてみれば、しゃーしゃーノイジーな volca nubass は使えねーとかって言う人がいても不思議ではない。若者はアナログをゆるし、年寄は若者をゆるしてあげてね。
●その他特記事項
1.過去へのリスペクトと、��たらしい挑戦
Roland TB-303 への憧れは永遠にやみそうにない。 それでも 90 年前後の当初、いわゆる 303 クローンとはただの音源部分だけであった。が、Propellerhead が ReBirth 338 を出したとき、使いづらい内蔵シーケンサーこそが実は 303 の本質であることを見抜き、すなわちあの特異な仕様のシーケンサーと難解な UI こそが、逆に怪我の巧妙でチャンスファクターを誘発しおもしろいループを量産するシカケだと看破したのであった。 音のリアルさもあいまって、ReBirth 338 こそはソフトがハードを追い越して先を行った歴史的な瞬間である。
それら凡百の 303 エミュの中にあって、この nubass はかなり異色。303 の本質、チャンスファクターを誘発させるシーケンサーはもちろん、その音色は 303 をむやみにフォローするものとは違い、きわめて独自のものになっていて個性的。303 そのものの物真似は他機種に任せておいて、新種のアシッドベースとはこうだ!みたいに主張があるものとなっている。 その点で 303 の元祖ローランドから出たフルデジタルの TB-3 とは、好敵手をなす存在。
ローランド TB-3 は音こそ 303 モデリングに始まるが、UI は大胆に変貌しタッチパネルが中心となっており、あげくにまったく違う音が出る DSP シンセというところにこっそり軸足を移している。 303 モデリングはもちろん、DevilFish 改造に着想したと思われるするどい歪み音、さまざまなモノシンセの音にヒントを得たと思われる、実に多彩なアシッドベースのバリエーションも豊富。さらにはウェーヴフォールドっぽい音、ビットクラッシャー系、あげくの果てにまったく異なる音、それもコードシンセ系、チルアウト系やノイズ系などなど、303 という固定概念をなんなく吹っ飛ばすおそろしく自由すぎる発想の音色が出てくる。しかもデジタルでモデリングしているので、原理的に最高の音質、最高のダイナミックレンジを実現、思い出補正がかかった 303 とか鋭利なエッジが効いたドライヴとか、いくらでも理想の条件で出せる。 この、303 エミュという羊の皮をかぶった狼、逆にとらわれない自由なシンセシスをたくさん網羅した DSP シンセというところこそが、じつは TB-3 の本性であり、ほんとうに驚かされる部分はむしろこれら新規音色なのであった。タッチパネル搭載に象徴されるその名も Touch Bassline。過去へリスペクトしつつ、本家ならではの英断的リミックスと新境地への革新とを詰め込んだような存在。
2.ローランド
そもそもローランドは、過去を振り返らないメーカーとして永らく有名であった。
なぜか? テクノロジーとは、新陳代謝するものだからである。
今でもプラグインで育った人が初めてアナログシンセを使うと、ノイズが多いことに驚くことが多くクレームにもなるという。 そしてヴィンテアナログが現役だった時代、かならずしも人々はシンセに音の太さや温かさを求めていたわけではない。むしろ求められてきたのは、安定性、信頼性、高音質、S/N 比の良さ、ダイナミックレンジの広さ、などなどであった。 だからこそシンセは、モノからポリへ、音色メモリーがついてプログラマブルへ、MIDI 対応、デジタル化、サンプリング、モデリング、オールインワン、SMF / GM、ソフト化、アプリ化、ネットワーク化、クラウド処理、分散処理へと進化していった。それは便利であるだけでなく、幅広い用途での使用に耐えるようになり、信頼性も高く再現性が担保され、表現の可能性が飛躍的に拡大したことにつながる。
テクノロジーが描くバラ色の未来を、健全な未来観を、SF 的センスオヴワンダーを追究する。
それゆえローランドは「We Design the Future」を掲げ、デジタルでもってアナログの復刻だけでなく、アナログではやりたくてもできなかったことを実現してきた。
そのローランドがアナログに回帰することは、デジタルはアナログに勝てませんでしたという、技術的敗北を期することなのだ。将来ものすごく演算精度が高まったとき、それこそ人体や脳の活動の全情報をワンチップみたいなものに収納できるようになったとき、それこそ人類が仮想空間に住まうソフトウェアだけの情報生命体みたいなものになったとき、アナログシンセの振る舞いもまた完璧に再現できるデジタルの時代となるであろう。そこへの一番乗りを果たしたく、日夜奮闘するを提唱するのが、ローランドに課せられた社是であり宿命なのだ。
TB-3 にて衝撃的なまでに新解釈された 303 も、まさにその権化であり象徴。JD-XA、JD-Xi に至っては、まったく過去とは異なる次世代アナログシンセを搭載しており、だいたいよくもまぁアナログシンセを復活できたねぇと感心するくらい。
ひとえにローランドはテクノロジー指向であり、テクノロジーによって拡大解釈する会社であり、新技術で切り拓いてこそ未来があるのであり、革新する姿勢の前に過去の亡霊を育てる気はない。Biggest より Best というくらいだから、量的拡大する気もない。
3.コルグ
だが一方コルグは、技術的敗北を期そうがどうしようがおかまいなしに、ユーザーがほしがるものを分かっていてそれを提供しようとする。そのしたたかさゆえに、ひねり無しでストレートに復刻しアナログシンセも簡単にぽんぽんと出てくる。必ずしもテクノロジー的には目新しくないが、取捨選択の仕方、割り切り方がうまい。そしてその高いセンスに立脚した新解釈アナログシンセが、volca であり nubass であり logue シリーズ。 古いテクノロジーだが楽しく遊べるというのは、そもそも海外のアーティストたちに再発見された 303 や 808 などの遺産もそうであった。挙げ句コルグが開拓したアナログシンセ復権のお株を、ベリンガーが製造業のパンクとして義賊を気取って奪取せんとする。
21 世紀に入ったカトちゃんは、どんだけカネかかってでもいいから miniKORG 700Sをもっぺん復刻してくれと開発陣に言い、たっての希望をかなえるべくエンジニアたちが1台試作したという。だが、復刻できたものの 15 万円以上するため、量産はありえないと判断された。カトちゃんにとって、いや、コルグにとって、理想の中の理想たるシンセの音は当時最先端の TRITON Extreme や m3 ではなく、じつに四十年近く前のヴィンテアナログから出る音だったのである。これを技術的敗北と言わずして、なんであろう。
ところが、どうせ高くなってしまうなら逆に仕様を削って安くアナログシンセをつくってみようということになり、どんどんスペックダウンにコストダウンしてできたのがスマホサイズで売価5千円を割り込むアナログシンセ、MS-20 前期型 VCF を搭載した monotron である。 しかもそこへゆくまでには、ひとひねりあった。
2008 年7月 30 日に学研から書籍「大人の科学 特別編集版:シンセサイザー・クロニクル」が発売。定価 3,360 円の本についてきた付録が SX-150 なる、組み立て式アナログモノシンセ。
素朴なもの原始的なものにこそ、学びと楽しみの本質が宿る。そう考えた学研の人たちは、本屋でシンセを販売するというエデュテイメントならではの奇策に出た。いわゆるマルチメディア本の一種。 しかも改造推奨。メーカー保証も製造者責任もあったもんじゃない。回路図も大公開、どんどん禁じ手を繰り出してくる、掟破りな痛快さがあった。実際 SX-150 は、ちゃんとしたモニターで鳴らすとおどろくほどいい音がするのである。
案の定それにインスパイアされたのか、2年後の 2010 年の春にはコルグから monotron が誕生。
その後次々と新機種がリリースされ、シリーズ合計3機種となった。
SX-150 と同じくツッコミようがないシンプルさ、でもつややかで見事に抜けるアナログシンセの音、しかも LFO でぎりぎり可聴域な周波数変調の音まで出せるといううれしい機能つき、ダメ押しに取りあえず弾けるリボン鍵盤をつけて出てきた monotron。試作しているときにコルグの二代目社長カトちゃん2世こと加藤世紀が、壁から通して抜けて聴こえてくるその音に驚き「それは売れる!」と太鼓判を押したという。
そして monotron シリーズもまた回路図が公開され、基板にまで「cutoff」だの「saw2」だの印字される親切設計ぶりで、サーキットベンディング野郎どもにまでウケたのである。
すでにモジュラーシンセの世界では自分で改造したりトリムを回したりというのはもはやパラメーター設定の範疇であり、広くあたりまえに行われている。コルグはその文化に一歩あゆみよったメーカーとなった。
しかしここで面白いのは、翌年 2011 年4月にはそれにシーケンサーとディスクリートによるアナログリズム音源、そして音を確認するためのへぼいスピーカーとを追加したフルアナログ・グルーヴボックス monotribe を出してきたこと。そのほうが開発が容易だったのだろうが、これはあまり売れず、販売完了が決まってから我先に買い求める人が殺到したという。
そのことに、コルグは重要なヒントを得たらしい。
2013 年からの volca シリーズには、そこからのノウハウがたくさんつまっている。 機能別に機種を分けて登場させることで各キャラを明快にし、内蔵シーケンサーは 16 ステップはっきり表に出し、トリッキーなリボン鍵盤はちゃんと弾けるマルチタッチ鍵盤にとってかわり、MIDI In も装備。 逆に monotribe で良かった点は継承され、それらはパルス同期、リアルタイムに七変化するインタラクティヴなシーケンサー、音確認用のスピーカー、それでいて安価というところ。
ここでポイントはつないだだけで同期できるということ。ソングポジションポインターもへったくれもないが、超わかりやすく同期できるのだからとことん明快。そしてこのごっつう楽ちんな同期システムのおかげで、volca シリーズは 「どれを買おう」ではなく 「どれから買おう」と思わせてくれる、なんとも商売うまいシリーズ。
おかげで volca は売れ線となり、ユーザーもシンセとシーケンサーの区別がつかないド素人が「なんやしらん最近アナログがかっこいいらしい」というので、買うケースがやたら目立つとも。
第1世代の volca beats volca bass は、もちろん TR、TB を意識して開発され、 volca keys は、幻に終わったローランド TC-404 的なものへの、はからずもオマージュとなった。
第2世代は、そこから冒険し、 volca sample volca FM volca kick へと拡充。kick 以外ではデジタルシンセシスにまで踏み込み、KRONOS にある各音源を切り出してきたような感もあった。
そして第3世代では、 volca drum volca modular volca nubass へと発展。volca drum は DSP によるモデリング音源ドラム、volca modular は珍しいウェストコーストシンセシスの音源を使った超絶マイクロモジュラーシンセ、そして次世代真空管 NuTube を使ったシンベこと本機 volca nubass。
さらには専用のミキサーやスタンドまで充実。
一方、monotron / monotribe でウリだった MS-20 型 VCFは、volca に採用されることなく、むしろそのまんまストレートに復刻へと昇華される。 2014 年1月には、ついにコルグが初めて本格的な復刻に取り組んだ MS-20mini を発表。すでにオリジナルの MS-20 そのものにはプレミアがつき旧定価よりも高い十万円以上していたのを、サイズだけ小さくなったとはいえ3万円で買えるように復刻。バリエーション機種も続出。
この「3万円で復刻出来る」というのは衝撃で、それまで古いテクノロジーだから復刻してもやみくもに高価なだけだ、という言い訳は通用しなくなった。あれこれ工夫すれば、現代のパーツでもレガシーを代用できてしまうのである。 むろんアナログゆえ個体差もあり歩留まりもあるので、そこはおいそれと一朝一夕にはできず積年のノウハウの積み上げを要する。つまり歳月を重ねたものだけが見事に安価で復刻できるのであり、そこはコルグに一日の長があった。現にベリンガーの復刻シンセの数々を操作すると、値段相応でしかないことも多々ある。アナログはデジタルのように簡単にはいかないリソースを食うものなのだ。 アプローチこそ違うが、ローランドや DSI あらため新生 Sequential が音声経路はフルアナログでありつつ EG や LFO にはじまる変調系を DSP でデジタル処理をしているのも、やはり経験あってこそのこと。この点で両者は、コルグとは異なる解を出したと言っていい。
4.決別
2016 年に ARP Odyssey を復刻させたコルグは、だが内蔵リングモジュレーターにデジタル式のものを使うなどさすがに苦労もにじむ。そもそも自社のものではないレガシーをなぜに復刻するのか、という声も開発現場からはあったという。 そして復刻の呪縛から解放されたコルグは、次世代のアナログポリシンセを自社の名前で出した。
ARP Odyssey 復刻と同じく、2016 年1月のこと。 アナログシンセ4音ポリ。 売価が 499 米ドルしかなかったため当時としては価格破壊であり、DSI のちの新生シーケンシャルとなるデイヴ・スミスをして 「4ボイスのアナログポリシンセが 499 ドルしかせんとかって、あきれるばかりだね」 といまいましそうにぼやきせしめた逸品、それが現代の名機、未来のヴィンテ、minilogue。制作系を念頭に4音に抑え、スリムなミニ鍵で敷居も下げ、外観も未来のヴィンテにふさわしく曲面をあしらった。
そこから logue シリーズはまたた��間にラインナップを拡充させ、シンベやリードに特化しカラフルなバリエーションも可愛い monologue、手弾きを念頭に置いたフルスケールのポリシンセ prologue シリーズ、そして小さくも相手を選ばない自由な機種 minilogue xd にまで広がった。
5.次世代アナログ
2019 年1月、コルグが minilogue xd と volca nubass とを同時に発表してきたことには意義がある。 それはどちらもアナログでありながら、過去とは決別した新種だからである。nubass にしても、過去へのオマージュでありながら音もデザインも新規のもの。
アナログシンセへ回帰し、復刻とリバイバルの盟主となったコルグ。真空管というアナログの権化、アナログの極致のような素子にまで先祖帰りし、原理主義、大復古主義であるかのように生まれたコルグ nubass、だがそれはあたらしい真空管 NuTube であり、すでに未来を志すものである。すなわち真空管という、カテゴリーはレガシーでも NuTube という素子は革新であり、音的にもアシッド世界にて新種を誕生せしめるものである。
また minilogue と minilogue xd とでは VCF 肩特性が違うということも大きく、minilogue はヴィンテアナログの集大成っぽい音、minilogue xd は新世代のアナログシンセを提案するような音っぽくチューニングされているように思える。
minilogue xd Pearl White edition.
過去をリスペクトしつつ、過去との決別。
すでにアナログシンセの音は、もはやギターやエレピやオルガンなどと同じく定番の音になっていた。20 世紀の楽器と言われるくらい歴史が浅い電子楽器といえど、もうそんなになるまで音楽と楽器は大きく育ち成熟したのだ。それは見ちがえる我が子をみる気分なのか。 それが 21 世紀の楽器、ということか。 そしてその世界の中でもひときわ新しい種の音が、その名も「nu」bass。
6.次世代デジタル
いっぽうコルグのキーボード型シンセは、こちらも新世代のアナログの音を編み出したあと、そこから別の道をたどり四十年近くぶりに再びのデジアナハイブリッドを経てデジタルへと舵を切った。それが prologue、minilogue xd、Nu:Tekt NTS-1、そして wavestate という鍵盤楽器の流れになるのだろう。
デジタルへの回帰、すでにユーロラック世界ではたくさんのサンプリングやモデリング、グラニュラー処理などの、デジタルモジュールも出回っている。
そして logue SDK を使い、C言語で自作したオシレーターやエフェクトをロードできる prologue、minilogue xd、NTS-1 は、デジタルならではのぶっとんだハックをするたのしみを知らしめた。事前にソフトの動作を確認できるウェブアプリまで用意されている。
最初のアナログ復興シンセ monotron は、基板に「cutoff」などといった案内を設けることで、ハックしやすくサービキットベンディングしやすく、アナログならはの自作する楽しみを広めた。 同じく prologue、minilogue xd や NTS-1 では、地球の裏側の人がプログラミングしてつくった、けったいなウェーヴフォールド・オシレーターのアルゴリズムとかをネットから流し込んで鳴らすことができる。安全規格もへったくれもありゃしない、この過激な未来志向、その音にぞくぞくする。さすがデジタルである。
デジアナ問わず、ユーザーはついに自分にとっての理想の楽器を、みずからの手で生み出せるに至った。ようやくメーカーの圧政から逃れ、自分たちの手で「ぼくがかんがえたさいきょうのしんせ」をつくれるようになった。デジアナ問わず自分がほしいものをゲットし、自分でカスタマイズする時代となったのだ。
その波がようやくコルグのような大手を動かすに至ったのが、こちらも時に 2019 年から 2020 年にかけてのこと。
7.未来
アナログシンセのリバイバルは、ついに古典から脱しあたらしい次元を迎えた。 過去に媚びない、誰が見ても未来志向のアナログが出た今、やっとアナログ志向だけではなく、デジタルも再評価されるようになった。ASM 社の HydraSynth が 「Digital is the New Analog」 とキャッチを打ち、各社からの FM 音源やベクター音源、ウェーヴシーケンスなども再び進化しはじめた。
KORG volca nubass も Roland TB-3 も、ともに競合ではなく、ともにバリエーションとして補完しあうものであり、さらにそこから未来へ向かって進化するものでろう。
アナログの権化のようなギターの世界でも、NuTube による真空管アンプがある一方、アンシミュの大半はデジタルでありアプリですらある。ローランドは早くから VG-8 を始めとする「モデリングギター」の開発に熱心であった。そして今、世界はようやくそこまで成熟してきたのだ。
デジタルもアナログも、どちらが古いとか新しいとかでなく、どちらもひとしく未来を志すテクノロジー。 その切っ先の座をめぐって争う波に乗り、あたらしい音を創る。 電子楽器とは、テクノロジーに直結した表現手段。科学技術への全幅の信頼を置いてこそ、はじめて実現可能となる、あたらしい表現。だからこそ陳腐化も激しい一方、レガシー・テクノロジーであっても表現に有効なものは、生き残る、生き延びる、伏流水となって潜ったあとに再発見される。すなわち単一の規格に押し込められること無く、いや、CV / Gate、MIDI、GM などといった規格ですらもが、個性をゆるすルーズなもの、ましてや規格外の表現手段は星のようにあまた存在する、それが電子楽器、その自由さが電子楽器。科学と技術への健全な信頼があってこそ、人類はとらわれることなく前を向いて未来をこころざして、永遠に未完ながらも革新を重ねる道をあゆむことができる。それこそが、テクノロジーがもらたすセンスオヴワンダー。
そんな私たちを見下ろしながら、天国でカトちゃんとイクぴーとは、ひょっとしたら、あんなふうにユーザーを育んだのは誰のせいか、あんなことでいいのかと、まぁそう思ってるか言ってるかは知らないけれど、少なくともまだまだお互い一歩も譲らずに楽器への哲学と情熱とを戦わせていることだろう。
完
P.S
私は決してダンストラックを作る人間ではなく、アシッドもなにも音楽としてではなく音色として聴いている。すなわち私にとっての 808 / 303 などなどは、あくまでシンセ。 だからここでもシンセとして取り上げた。クラブ音楽的な観点からの解説は世間にいくらでもあり、それらに私は到底かなわず、かなうつもりもなく、あくまで1シンセシストとしての観点から書いた。
地球の歴史では、小惑星衝突によって生態系が一変したことも何度かあった。今回のウィルスによって人類社会も大きく変貌しようとしている中、それでもこれが単一のパラダイムにではなく、多くの科学と技術に立脚しこれからの新時代へ跳躍するためのカタパルトとなることを祈りながら、執筆作業の後半を続けていたことを付記しておく。
Stay safe, stay healthy, and stay cool.
Take care.
youtube
↑ 結びとしてアシッドなダンストラックの代わりに、カトちゃんとともにコルグを創業した長内端氏による正確無比なアコーディオン演奏を掲載。あまりに正確無比すぎて、じつにおもしろくない演奏なのだと人は言う。この機械っぷりからドンカマが誕生し、コルグが生まれたのであった。
* 写真は、筆者が撮影したもの以外は引用です。
Copyright (C) 2019 - 2021 by Nemo-Kuramaguchi. All rights reserved.
2 notes
·
View notes
Text
はじまりの始まり
前に別のアカウントであげたやつ。
2019.5.12
bigmama mummy's day
ライブレポート的なもの。という名の自己満足的殴り書き。
ロイヤライズ
張り詰めた空気。間奏に金井さんが後ろ向いてリアドさんと向き合ってからの怒涛のドラム。シンバルの音が、低いキックが、視覚と聴覚の���部に押し寄せてくる。
金井さんも弦を引き千切るくらいの勢いでギターを一気に振って弾いてた。時々低く飛んで、リアドさんのこと真剣に見つめてた。本当に全力で、力の限り、って表現が一番似合うような状態。
命を削るってよく言うけれど、ここまで真に迫ってそれを見ることはあんまりないと思う。
甘くて溶けそうな曲だし、すっごくセクシーだと思う。だけど互いに削り合う様な声が。ピアノの高い音すらも競い合って響き渡ってて、本能がの狂気さを感じて、それがまた更に扇情的だった。何故か薄く目に涙の膜が張って、そのまま目を見開いてた。
a kite
アコースティックver.
カッキーのアルペジオから始まった。4つの音繰り返すやつ(個人的にはハイヒール期待した)。そこから金井さんが
いつか運命の って入った時は最初何の曲か分からなかった。
日々+夢×信じるを二乗(多分歌詞間違えてた)
大丈夫さ/僕らは/きっとうまくいく
の所がステージを真っ暗にして、後ろのオレンジだけで中心ボーカルを強く照らしていて、所謂逆光状態。そこからの青紫の光でメンバー全員が見えて、僕らってのがメンバーの事なのかって思えてしまった。ここまで、10年以上の信頼も何もかも共にしてきたんだもんね、なんて考えてしまった。
赤い糸辿ると
の所はだいぶアレンジが効いてて、金井さん一人で歌ってた。最後から2回目の所が少し高音なのはたぶんまおぴバージョン。
最後のとこの
いつか運命の/赤い糸が/ピンと張り詰めたその先は/世界で一人貴方という奇跡
ではステージライト黒にして、赤い糸線状のライトが中心に集まって、凄く綺麗だった。
アイリス
例によって即興的演奏スタート&アレンジの効いた演奏。ボーカルの後ろでグイングインと、ギター(多分)がCDと違って、更にドラムも間隔に細かく打ち込んでいる。ライブ特有、CDでは表しきれないベースの音は気管支の辺りにビリビリ響いてくるし、まおさんのバイオリンはどこまでも迷いがない故に気高い。いい意味で期待を裏切ってくるから、オーディエンスを置き去りにしないでくれよ?なんて考えすら頭によぎる。これこそ僕がbigmamaに関してCDだけで満足しない理由だ。
swan song
やっぱり間奏になっちゃってアレなんだけど、金井さんがまおさんに近づいてって珍しく絡みがあった。覗き込むみたいに軽く足曲げて同じ目線で煽りあってた。その時にめちゃくちゃ楽しそうだったし、その後カッキーの時にはカッキーに近づいて、やっぱりギター近づけて演奏して。その時だけじゃなくてソロのたびにその方に手広げてちょっと微笑む。金井さん本当に笑顔でメンバー大好きかよって。信頼とかなんとかとかもう全部明け渡した感じがすごい好きだった。
アリギリス
音と音の間隔がグニャリと繋がるようなアレ���ジ。リズムの乗せ方?多分ギターが全然違った。粘り気のある、って言いかた良くないかな。まだ言葉が分からないからこれは次聞いた時にでも言語化したいと思う。
ああ、やっぱり先に進み続けてるなって。昔の曲を昔のまま提供はしない。後に発表されたロックラシックツアーは全部違う音が響くんだろうな。そんな事をライブが終わった今思った。
まとめて
驚くくらい第三者的な表現でオーディエンスに目を向けて、泣いてるように真剣に声を張り上げて、戦ってるみたいな演奏で削り合って、そんな中で思わず、といった風に微笑むからこっちもなぜかつられてしまう。
最後のSEで母に贈る歌が流れた時にはやっぱり好きだなあ、しか出てこない。買ったエッセイも込みで、暫く不幸は近づいて来なそうだよ。
1 note
·
View note
Text
Summer Flight Tour 2022 at 梅田CLUB QUATTRO/神戸VARIT./京都磔磔
いつの間にか11月じゃん。柚葵夜です まって、あの、11月・・・? 最後の投稿4月・・・? あれ・・・? 8月も9月もライブに行ったのにな・・・? おかしいな・・・? てなわけでライブレポ、いきます!(雑) 8/6!初めての梅田ー! ゲノゲノゲが最高すぎて最高だった。 あの演出何!?なんかPVをリアルで見てる気分。ポリゴンショック(世代がバレる) シ「皆さん夏の予定はありますか?」→拍手まばら シ「wwww」 皆さんクソみたいな夏の予定のなかにこのライブがいい思い出になるように〜みたいなこと言ってたかな?さすがシノダさんだわ あっえっあっあっえっえっえっ、イヴステッパーやってくれちゃうの!?!?????(大好き) シ「クアトロってさ、すっっっげー揺れるんだよ。もうアンプの上にあるペットボトルが落ちるくらいに。(中略) ってことで、ペットボトル落とすくらい揺らしてください!(みたいなニュアンスの発言)」→カラノワレモノへ ぎゃ、ぎゃーーーーーーーーー!!!!マネキンきたああああああうわああああああああ「お客様の中で〜」を聞けたああああああああ久しぶりに生で聞けたああああああああああ!!!!!ああああああああああ!!!!!(記憶ぶっとび) シ「お前らなんて3分29秒あればブッ倒せるよ」→3分29秒へ 3分29秒のガラシさんがハチャメチャに暴れててもうヤバかったよね(語彙力) 全体的に演出のライトがピンクや水色に近い青で可愛かった。 特にstrawberryのライトがいちごミルクみたいで可愛かった。ホントなんであのシノダさんがstrawberryのあのあんな歌詞あんな曲かけちゃってるのなんなの?ずるいよ? 【アンコ】 ラストのお辞儀問答 ゆ「イガラシがね、ライブのラスト俺に会釈してくんの」 シ「………俺には!?」 イ「いやちゃんとそれには理由があってね?」 シ、ゆ「「あんの!?」」 イ「ゆーまおが一番最後までドコドコドコドコって叩いてくれるじゃん?感謝の意味を込めて会釈してた。ゆーまおのおかげで俺らベースとギターは好き勝手できるんだなって」 シ「………それじゃあ俺だけがちゃんと感謝してないみたいじゃん」 ゆ「………もう次の話題行こう次の!w」 →からのラストでお辞儀する弦楽器2人 ゆ「イガラシがさ、��半から汗だくになってるから今日はホントアツいんだなって思った」 シ「イガラシが暑そうだから暑いんだと?w」 ゆ「そうw俺暑いって思って良いんだってw」 ちなみにアンコでお団子にしてたガラシさんでした。可愛かった!!!!!! ゆ「あのねえ、イガラシペットボトル落とそうとしてたよ」 シ「マジ!?だからあんなこっちまで来てたの!?近ッて思ってたよ!普段ここまで来ないから!」 だんびら(curved edge)の歌入る前のシノダさんが舌なめずりをしたのめちゃくちゃエッッッッッッッッッ 8/7!続きましての神戸!IKIツアー以来! 今日はガラシさん側行こうかなって思ったけど気づいたらシノダさん側にいた() 昨日は若干涼しいからって余裕ぶっこいて長袖着てて速攻びっしょびしょになってたシノダさんだったけど、今日はちゃんと半袖着てた。えらーい。 というか先生はなんで汗っかきなのわかっててライブで長袖着るんすか!? 昨日ほどは暴れ散らしてないだけどやっぱり暴れ倒した。明日の体の具合が心配。 セトリとかは昨日とまるっとおなj……… ちがう!アンコ、今日はだんびらとインパだった!!!!!!!!!!(昨日はだんびらとセンスレス) ゲノゲノゲ、「クソ食らえ」のところでBoo👎ってしてたけど昨日してたっけ? あと、これは昨日もしてたけど「4・3・2・1」のとこの「2・1」で指でカウントダウンしてた。しゅき。 叫ぶような極夜灯。声もそうだけどギターもひたすらに叫んでいたんだよな。その叫びがひどく痛々しく聞こえてきちゃって泣きそうになっちゃった。 マネキン前のベースソロほんとに最っっっっっっっっっ高 今日は位置が奇跡的めちゃくちゃしっかりガラシさん見れた!神だわ〜 ステレオジュブナイル、昨日も思ったけど照明がカラフルでMVの紙吹雪みたいだった 【アンコ】 シ「捌けたらさあ、楽屋のほうが暑くてびっくりしちゃった」 ゆ「シノダさあ、夏が好きってずっと言ってんじゃん。だから本番中夏について考えてたのね?」 シ「うん」 ゆ「夏が好きってことはさあ、ループが好きってこと?(的なニュアンスの発言)」 シ「は???」 ぼくたち(???) ゆ「この夏もループしてんじゃないかって思うんだよね」 ゆ「あ〜ツアー終わったー!って思って寝たらツアー初日とか」 (こっからなんかだいぶぐだってて、無理やりパスされたガラシさん) イ「結局なんの話だったの?」 (フロア拍手喝采👏) (みんな思うことは同じ) イ「楽屋でもさあ、こんなわけのわからない話してるけどシノダがなんだかんだ相槌打って上手くまとめてたと思ってたけど違ったわ。お客さんのおかげでわかったわ。ありがとうございます」 フロア(拍手👏) 今日のアンコMC今まで一番わけわかんなかったんじゃない?w ラストのラストでガラシさん今日もゆーまおさんに向かって丁寧にお辞儀してた! ………シノダさんちゃんとやった?(笑) 9/9!去年ぶりの京都! あーーーーーー、全部ぶっとんだ(!?) いっちばん最初に出てくるとき、ガラシさんお辞儀してた! 夏の磔磔はやばいって何度もシノダ先生が言ってたから身構えてたけど拍子抜けしてしまった。でも汗びっちゃ。 シ「夏の磔磔はやばいから、こっちも心して臨んだんだけどそうでもないな?(でもびっちゃびちゃ)」 シ「俺だけびっちゃびちゃになってるの理不尽じゃない?(的なニュアンス)」 シ「ブチ上げにいく曲を…ブチ上げにいく曲ってなんだ笑」 シノダさんま〜〜〜〜た足元のサーキュレーター引っ倒してたよ(笑)イヴステッパーだったかな? 極夜灯でゆーまおさんのスティック飛んだのかと思ったけどあれは折れてたんだね(笑) Quit.前のMCで、シノダさん結構言葉詰まってたけど絶対泣きそうになってたよな…………目がうるうるしてる気がした……………そして私も半泣き。 そういえばQuit.のコーラスガラシさんだったな!?!??(やっと気づく) そういえば(2回目)シノダさん色んな曲で指差しめちゃくちゃしてくれてたけどやっぱりテンション爆裂だったんだろうか。ヨシ!(現場猫) あと、ゲノゲノゲでBoo👎の回数増えてない?気のせい? 【アンコ】 ガラシさん→冬の磔磔でアンプぶっ壊れる シノダさん→夏の磔磔でギターぶっ壊れる(汗で水没) ゆーまおさん→スティック折れる(今日) イ「磔磔に季節なんて関係ないんですよ。特別なハコだから。 (↑のメンバーのトラブルを受けて)次また僕の番なんですよ。 乞うご期待!!!!(ババーン)(鳴ってないが効果音聞こえた笑)」 ゆ「スティックもそうだけど、シンバルがイガラシの方に倒れそうになったからね?」 イ「そうなの?………そうなってもよかったな………そしたらまたシノダに………」 (え、俺!?みたいな顔するシノダさん) 例のガラシさん暑さメーター ゆ「イガラシにも水分あるんだ」 初めてツアーを複数回参戦したものだから感想がバリバリ長くなってしまった。 まあそれだけ楽しかったということで・・・ そんな私、今度は兄貴こと西川貴教氏のライブに参戦してきます!わーい!(しかも2days) ついったのフォロワッサンがチケット取ってくださいました!やったー! いつか行きたいと思っていたのでメチャクチャ嬉しいです! もちろん後日感想ぶちまけさせていただきます♡ 乞うご期待! それではここら辺で終わります!ではでは! 20221113
0 notes
Text
2018年ベストアルバム10枚
1.初恋/宇多��ヒカル
一枚目はあまり悩むことなく決まりました。単純に一番リピートした一枚だと思います。思えば昨年の終わりくらいに「あなた」(T-2)が先行PVで出たときでした[1]。まだ仕事してる時に車の中で憑かれたように聴いていたので、ま���まる一年分お世話になったアルバムと言ってもいいかもしれません。宇多田ヒカルはいつになっても普遍的な愛について歌っていて、かつ本質的なところを言葉にしているように感じます。母親になってさらにその普遍性を増したな、と感じたのがまさに「あなた」を聴いたときでした。最初は明らかに我が子のために書いた曲だろうと思って聴いていましたが、何度か聴くうちに“あなた”という二人称には、だれにとってもある大切な人のことを当てはめることができるのだ、ということに改めて気づきました。
正直“あなた”という言葉には今まで、どこかよそよそしい印象を持つ代名詞、というイメージがありました。でもこの代名詞には、私との距離がどうであろうと相手への敬意が含み込まれています。“あなた”は「貴方」とも「彼方」とも書くことができる。私からの絶対的な距離や、分かり合��なさを受け入れたうえで、それでも敬意を忘れずに他者へ近づこうとする意思が、この言葉には含まれているように感じます。
ほとんど「あなた」の感想になってしまいましたが、一方で「Too Proud」(T-6)のような曲があることも忘れてはならないところです。自分のこととしてめちゃめちゃ刺さります。ところでこの二曲からでもわかるのですが、ヒップホップ的なリズムが現在の宇多田の関心としてあるのだな、ということを強く感じたアルバムでもあります(ライヴ版「Too Proud」ではラップしてたし)。前作の『Fantôme』から生音のリズムが増えたような印象はありましたが、今作ではグルーヴにスウィング要素が強い曲がたくさんあります。たぶん参加ミュージシャンにドラマーのクリス・デイヴが降臨していることがかなり大きいと思います。一聴するとシンプルに聴こえるリズムをあれほど複雑に、豊かに、でも軽やかに叩けるドラマーは他にいないでしょう。ぜひ「大空で抱きしめて」をよく聴いてみてください。地味超絶ポリリズムです。
2.コラージカリー・スピーキング/R+R=NOW
ロバート・グラスパーとその仲間たちによる、エリート集団遊戯アルバム第一弾です。自分がドラムやるのでドラマーの話ばっかりになってしまいますが、このアルバムに参加しているジャスティン・タイソンは一年半くらい前からRobert Glasper Experimentのメンバーになったドラマーでもあります。今までになかったパワー系かと思いきや、六連の手数系テクニカルプレイはマーク・コレンバーグを思い出すし、ゆるゆるしたグルーヴのポリリズムはクリス・デイヴ的でもあります。グラスパーはどこでこんな素晴らしいドラマーたちを見つけてくるんでしょうか。誰でもいいので弟子入りしたいです。
それから本当に楽器も音色も豊かな一枚なのですが、ミックスのバランスが素晴らしいです。全部の音がダイナミクス込みでしっかり聴こえます。ほとんどインプロ的な曲ばかりですが、それでも飽きないのはエンジニアの腕と情熱のおかげでもあると思います。ライヴに行きたくなる一枚です[2]。
3.RUN/tofubeats
元会社の同期が大好きなtofubeatsなのですが、なかなか今まで聴けていませんでした。反省しました。今春、濱口竜介監督の『寝ても覚めても』という映画が公開されましたが、その映画を観に行った時エンドロールで流れてきたのが「RIVER」(T-11)という曲でした[3]。tofubeatsを改めてよく聴こうと思うきっかけになった曲です。ところがこの曲、他の曲やアルバムを聴いてみるとかなり異質な感じでした。展開がドラマチックなのはさることながら、ピアノとブラスの音で生っぽいというか。でもtofubeatsのヴォコーダーの音色、音の処理の面で、エレクトロなかっちりさは残っています。とくに最後の2セクションの歌詞が圧倒的です。ここでブラスが入って曲的にもクライマックスを迎えるわけですが、映画のクライマックスをここまで的確に、しかし簡潔に言い当てるフレーズに鳥肌が立ちます。
「ふたりの愛は流れる川のようだ/とぎれることないけどつかめない」
「いろんな愛を集めた色のようだ/喜びも悲しみも映してる」
このアルバムではありませんが、『First Album』に収録されている「おしえて検索 feat.の子(神聖かまってちゃん)」(T-6)が僕は大好きです[4]。うまく言い表せないのですが、tofubeatsの曲には子どものころにアニメを観ていた時の感覚があります。異郷へのノスタルジアのような、妙な感覚です。なんとなく悲しくなりますが、あれはよかったなと安心するような。とにかく教えてくれた友に感謝です。ほんとに縁というのは不思議なものです。
4.Blood Loss/Puma Blue
今年の初め頃だったか、「Moon Undah Water」という曲で知ったPuma Blueでしたが、じわじわと身体に来るものがありました[5]。まず声がセクシーです。はじめは男声か女声かも分からず、二人いるのかと思ってGoogle検索したところ、攻めたヘアスタイルのイケメンでした。
おそらく「Midnight Blue」(T-5)がリードトラックだと思われますが、この曲は他の曲と比べてメロディアスでだいぶロマンチックです[6]。過去作とも近さを感じます。彼のギターサウンド、かなり特徴的で耳に残るんですが、ほぼ常に強めにロータリーとコーラスのエフェクト掛けてるので、ゆったりゆらゆらしています。その音色と彼の声のゆらぎや波が本当によく共鳴しています。めちゃめちゃエロいです。リズムトラックに関しても、シンプルかつバスドラに重きを置くブラックな空気を感じます。これもまたエロさに加担しているのでしょう。
一方で他の曲たちは今までとは違う趣向も感じられます。パワーのあるリズムの曲、語りの多い曲…彼にとっては実験的な一枚でもあるのかもしれません。テレキャスがいかに偉大な発明であるかを、彼のおかげでまたも思い知らされたように感じます。
5.Oxnard/Anderson .Paak
泣く子も黙るカリスマエンターテイナーによる待望の新作です。前作『Malibu』に比べてボーカルのヒップホップ色が強くなった印象です。相変わらずコラボ大好きだなって感じですが、彼は本当に共演するアーティストの良いところを引き出す才能が神がかっていると思います。それでもコラボ相手に曲を乗っ取られたり、逆に彼らをおまけのように扱うこともなく、各曲におけるウェイトのバランスが絶妙です。個人的には「Sweet Chick (feat. BJ the Chicago Kid)」(T-13)がお気に入りで、BJ the Chicago Kidが歌い出すときはもう拍手したくなります[7]。スタンディングです。
先行配信されていた「Tints (feat. Kendrick Lamar)」(T-3)も期待を裏切らないダンサブルナンバーで本当にほかの共演者も豪華ではあるのですが、ただなんというか全体的にすごくパンチがある一枚ではありませんでした[8]。「Malibu」のショックが大きかったのか、自らの欲深さによるものなのかは分かりません。それはさておき彼のようにKENZOを着こなせるようになりたいです。
6.アントロポセン/蓮沼執太フィル
蓮沼執太は、いつも人に説明するときに困る作家です。アンビエントをつくることもあれば、ソロ名義でポップスをつくることもあるし、タブラ奏者のU-zhaanとユニットで活動することもあります。そんな彼のもっとも大規模な、たくさんの人を巻き込むプロジェクトが蓮沼執太フィルです(最近さらに人数が増えたフルフィルの名義も誕生しています)。[9]
フィル名義でリリースされた音源を聴くとき思うのは、ポップスの定義を拡張していく意識が常にある感じがする、ということです。ラッパーの環ROYが今作でもいくつかの楽曲に参加していますが、環ROY自身も現在の日本のヒップホップシーンではなかなかいわゆる「ラッパー」としての定義がしにくいアーティストだと思います。踊り、手足を動かすことでそこから詞が生まれてくる感じとか、ダンサーの島地保武と一緒にパフォーマンスしたりだとか。身体から言葉が生まれてくることを強く意識しているような。
蓮沼・環の二人に共通しているのは、音楽とその周りの環境を分離しないというか、環境を延長させて音楽に入り込ませる、ふたつの領域をなじませるという実践がなされているということのように思えます。
アルバム名の『アントロポセン』=人新世とは、オランダの化学者であるパウル・クルッツェンが提唱した、更新世以降の地質時代の名称です。この地質時代の命名は、現代は人類が滅亡したあともその余波が残り続けるくらい、人類が地質学的なレベルで地球環境に影響を及ぼしている、という主張にもとづいています。それに共鳴するように、現代哲学には思弁的実在論やオブジェクト指向存在論、新しい唯物論など、人以外の「もの」を他者として思考し、主体性を与えてみるという思想の潮流があります。もしかするとこのアルバム名に込められているのも、そうした「もの」を含むあらゆる他者との横断的な交流を、音楽を通じて実践することができるのではないか、という願いなのかもしれません。
7.Isolation/Kali Uchis
ワイルドでセクシーな、それでいてどことなく気高いオーラをまとった素敵な歌い手が現れました。Kali Uchisを知ったのはTyler,the Creator&Bootsy Collinsとのコラボ曲「After The Storm」(T-13)[10]、Jorja Smithとのコラボ曲「Tyrant」(T-6)[11]を聴いたときでした。彼女の曲はフレーズもメロディアスで聴きやすいのですが、一方で英語/スペイン語がもつリズム、韻についてもとても意識的な感じがします。その点で、ヒップホップ要素を持つ上記の二人とも相性がよいのかな、と思います。
と、ここでアルバムを聴きながら気づきましたが、なんと「Gotta Get Up(Interlude)」(T-10)[12]、Puma Blueの「Moon Undah Water」のギターリフへのオマージュ(サンプリングではないっぽい)ででき��いました(!) 感動で涙が止まりません。ぜひリンクに飛んで喜びを共有しましょう。
8.Chris Dave and the Drumhedz/Chris Dave and the Drumhedz
『初恋』と『コラージカリー・スピーキング』のレビューでも出てきました、クリス・デイヴ主導のバンドプロジェクト最新作です。当然ですが前作のミックステープよりも一曲が独立していて、かつよりポップになったので聴きやすくなった印象です。「Dat Feelin’(feat.SiR)」(T-3)はPVも公開されていますが、彼のこれ見よがしなカメラ目線にじわります[13]。過去作より一層、ドラムの音のミックスに執念を感じます。太鼓とシンバルの音の振り分けが極端で、ドラムが主役だぜ感満載です。それに加えてパーカッションのFrank Mokaがバンドに加わっていることで、ますます打楽器の音色が豊かになっています。祭ソウルを感じます。
クリス・デイヴはタムをセットに組み込むのが苦手だ、ととあるインタビューで語っているのですが、その代わりに胴の深いスネアのスナッピーを下したものをタムの音色の代わりとして使うことが多いです。それであのドライでサステインの短い、独特なタムサウンドが出来ているのだと思います。ちょっとメインスネアの音に飽きたら、スナッピーを上げればサブスネアとしても使えるので一石二鳥ですね。何気にすごい発明だと思います。ほんとうに革新的で愉しいサウンドメイクをする人です。
ポップさが増した理由として、ボーカルに重きが置かれた曲が多いことも理由のひとつかと思います。前作から引き続き、いくつかの曲でメインボーカルを務めているのがJermaine Holmesというボーカリストです。この人はみんな大好きディアンジェロのバックコーラスを務めてもいます。本プロジェクトで見事メインボーカルに大抜擢です。
なんというかクリス・デイヴのプロジェクトには、スタジオミュージシャンたちに光を当てようとするような意思の表れを感じます。曲自体がドラマチックだったりロマンチックだったりすることはあまりないのですが、地味で基礎的な技術に裏打ちされたプレイヤーたちの演奏で戯れあう、みたいな雰囲気があります。なので音楽に余裕があって、たのしいです。ぜひライヴに足を運んでいただきたいと思います[14]。
9.Fallen/Taylor Deupree
今年は静かなエレクトロニカをたくさんディグった年でした。こういう系統のエレクトロニカはどれも似た感じに聴こえる曲が多いのですが、なかでもTaylor Deupreeは圧倒的に落ち着きます。北欧の雪原に一人たたずんでいる感覚です。ちなみに坂本龍一とアルバム出したり、ライヴしたりもしています。[15]
おそらく明確なリズムが消されているからでしょうか、それでもゆるやかに優しく音が紡がれていくので心を無にして聴き入ることができます。と同時にBGMにもできるので、作業用としても秀逸な音楽です。彼はゴリゴリのブルックリン生まれニューヨーカーらしいのですが。それゆえに反動として、彼の静かなアンビエントが生まれているのかもしれません。
アンビエントとは不思議なもので、ピアノやらシン���やらを使って人工的な音を入れ、かつ音響的な操作がこまごまと為されているにもかかわらず、自然に近づいている感じがします。ただ環境音をサンプリングして流すだけよりもその方が安らぎを感じるのは、私たちのなかで無意識のうちに音楽が流れているからかもしれません。スカンディナヴィアの方に移住して、野菜を育てて食べ、たまに感謝して肉を食べる生活がしたくなるときもあります。そんなときに聴きたい一枚です。
10.SANMAIME/DALLJUB STEP CLUB
最後の一枚は、滑り込みでリリースされたDALLJUB STEP CLUBの最新作です。とにかくリズムのかっちりしたバンドサウンドで、ドラムのGOTOは機械的なフレーズを人力で叩き切るジョジョ・メイヤーっぽさがあるんですが、そのリズムに合わせられるバンドメンバーも凄まじいと思います。
一方でタイトルとか詞はめちゃめちゃふざけてて気が抜ける、というギャップに惹かれます。詞がラップであることも重要だと思います。「K.A.A.F.」(T-4)って何だろうと思いきや「肩、穴、空いた、服」でした。期待を裏切りません。
「何のため 誰のため ダレノガレとかよく着てそうなスタイル」
「ノースリーブじゃないの オフショルダーじゃないの/
I don’t know でもオンリーワンのアイデンティティにプライド」
固有名詞を躊躇なく入れてくる感じ、過去作から一貫してます(「Red Bull」、「KEN YAYOI」という曲すらあります)。インディーがなせる荒業です。これからも目が離せないバンドです。ライブ映像はたくさんYoutubeにあるのでまず見てみることをお勧めします[16]。これまたライヴに行きたくなるでしょう。
今年はあまりたくさん音楽聴けてないな、と思っていたのですが、結構絞り込むのに悩むくらいには聴いていたようです。とても良いことです。今年お世話になった方々、来年もよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
[1] 宇多田ヒカル 『あなた』(Short Version) https://www.youtube.com/watch?v=B25tW3A2HPM
[2] Needed You Still - Resting Warrior// R+R=Now (Live at the Blue Note ) Robert Glasper Residency https://www.youtube.com/watch?v=6JOa5Znff0U
[3] tofubeats「RIVER」 https://www.youtube.com/watch?v=APyYqRFbIFE
[4] tofubeats - おしえて検索 feat.の子(from神聖かまってちゃん)(official MV) https://www.youtube.com/watch?v=cHwWgbP4df8
[5] Puma Blue - Moon Undah Water (Official Video) https://www.youtube.com/watch?v=OeCS-DZsgKM
[6] Puma Blue - "Midnight Blue" | Fred Perry SubcultureLive https://www.youtube.com/watch?v=XnQt5seCf-s
[7] Sweet Chick (feat. BJ The Chicago Kid) https://www.youtube.com/watch?v=Vnp5urarx54
[8] Anderson .Paak - TINTS (feat. Kendrick Lamar) (Official Video) https://www.youtube.com/watch?v=u749Hi0gDVM
[9] 蓮沼執太フルフィル公演『フルフォニー』ダイジェスト / Shuta Hasunuma Full Philharmonic Orchestra "FULLPHONY" 18th Aug 2018 https://www.youtube.com/watch?v=y2RvTNaUWnc
[10] Kali Uchis - After The Storm ft. Tyler, The Creator, Bootsy Collins https://www.youtube.com/watch?v=9f5zD7ZSNpQ
[11] Kali Uchis - Tyrant ft. Jorja Smith https://www.youtube.com/watch?v=KDUOLz9ZL2g
[12] Gotta Get Up (Interlude) https://www.youtube.com/watch?v=XLzPe3ibfb4
[13] Chris Dave And The Drumhedz - Dat Feelin' ft. SiR https://www.youtube.com/watch?v=s22w9Pvjgro
[14] Chris Dave & The Drumhedz 9/8/18 (Part 1 of 2) Louisville, KY @ Jimmy Can't Dance https://www.youtube.com/watch?v=tZVRvR8HlVc&t=539s
[15] Ryuichi Sakamoto & Taylor Deupree St John's Sessions x Boiler Room Live Set https://www.youtube.com/watch?v=0nJ3iKx2AMo
[16] DALLJUB STEP CLUB -Future Step- https://www.youtube.com/watch?v=LohRIe48BO8
1 note
·
View note
Text
Nocturnal
Physics セルフライナーノーツ②
Nocturnal
2013-2014年にかけて製作した「夜の」という意味の楽曲です。2014年冬に動画で公開もしております。その実は、アルバムの実質的なトップバッターにして6分超え、イントロ1分30秒超えのタフな曲です。
前2作も含めてアートワークを担当してくださった岬さんの「Roman.」というカレンダーの連作があるのですが、それをイメージして作りました。特に動画のサムネイルにも使用させていただいた12月の絵が大好きです。
後半にかけてのアコーディオンの音が重なってくるあたりや、 歌詞の 「星を結ぶ光と光の束 暗い闇を深い蒼色に変える」 「奏でた音 重ねて僕らのパレード」など、 多くの部分で岬さんの作品から直接的な着想を得ています。 「命を刻め 星時計」っていうフレーズがお気に入りです。
ちょうど、この曲を作っているころ、僕の大好きなシガーロスというバンドが「kveikur」というアルバムを引っさげた公演をやっていて、パーカッションのサポートメンバーが、色々な種類のシンバルやタムを叩くのを見て大きな影響を受けました。 他にも、デンマークのEfterklangというパーカッションやブラスサウンドを多用する構成の大所帯バンドの影響も…。僕の北欧バンドへの憧れが詰まった楽曲です。
シガーロスが毎回、決まってライブの最後に演奏するPopplagiðという曲があるのですが、曲の後半のたたみかける様なドラミングが何度聞いても衝撃的で、なんとかこの雰囲気だけでも真似して、後半に爆発する様な雰囲気の楽曲を作りたいということで、
「長いイントロ-Aメロ-サビA-メロ-サビ-間奏-Bメロ(爆発)?」という構成になりました。
「良いフレーズが思いつかなくて困った時は5拍子」というのがあって(僕だけ…)、過去の曲でも「Conterclockwise」とかがそうなんですが、この曲も気がつくと5拍子の曲になっていました。 あまり5拍子ということが気にならない、違和感のないコードの切り替わりとメロディー、フレーズを目指しました。どうでしょうか。
音に関して ピアノ、ドラム、ベース、グロッケンシュピール、管楽器、アコーディオンなど、多くの音がLogic X内蔵のEXS24というサンプラーに最初から内蔵されている音を使用しています。イントロからなっているシンセの音もEXS24です。 冬に投稿した曲ですが、間奏部分で目立たない様に、鈴虫が鳴いている環境音が入ってます。
アルバム作成にあたり、主旋律の初音ミクはV4Xに変更しました。SoftとSweetをOriginalの声に重ねています。 DAW側の処理では、Logic付属の「Pitch Correction」というプラグインで、音階を曲のkeyのメジャースケールに設定して、Responseを0msとすることで、僕の調声特有の、程よいケロケロ感が出せます。
次回、Physicsに続く
4 notes
·
View notes
Photo
WASITE.store 2021.09.22 now OPEN 今日の海 1909年の今日誕生! デイヴィッド・リースマン!(〜2002) アメリカの社会学者で 代表作は「孤独な群衆」(1905)!! いいですね、重みがあるタイトル! 群衆なのに孤独。 こういう相反する意味のボキャブラリーの組み合わせ、 ドキっとさせられて好きです。 狂った天才 とか、 氷の微笑 とか、 時計仕掛けのオレンジ とか、 切れたナイフ とか。。。 切れたナイフは出川哲朗さんの昔のあだ名でした。 さて、この名著「孤独な群衆」は言います! みんな「他人で生きてる」ってさ! それを「他人指向型の社会」と言います。 それまでは「伝統指向型」。 これは恥を恐れ、罪の感覚によって動機付けられてました。 「他人指向型」になると、 あらゆる他人(対面する人、周りの人、マスメディアに映る人) 全てを通じて知る他人の動向に注意を払って それに "参加" する。 それは恥や罪のような道徳観念ではなく、 他人と違うのかも、という「不安」によって動機付けられている。 自分のためのお買い物、というのも純粋な自らの効用のためではなく、 他人指向のための消費傾向が見られるようになっていると著書は指摘。 そうするとどうなるか? 工業化の成功 豊かさと利便性に浸ったシティーライフは 想像力の枯渇と砂を噛むような虚しさ 資源と時間の浪費 偽りの人格 欲求不満と阻害 これらが現代社会の特徴やで!by リースマン 1900年代アメリカでの調査と研究だけど、 今の日本の我々はどう? なるほど、私らも常日頃、 いつでも "誰かの社会に参加" しながら日々を送っているかもしれない。 「孤独」というより「淋しさ」 という言葉に日本語なら近いかも。 だからって、別にこれがどーしようもないほど悪い! ってわけじゃないはず。 もっとワイルドに!個人の自由に行きたい! 室町時代みたいなのがいい? (この前も書いたけど、日本が全員サイヤ人みたいな時代ですw) 自由すぎちゃってなんで戦ってるかもわからない時代でした。 いうても人間の社会はまだまだ未完。 いろんなことを試してきた歴史があって、 いろんなことを乗り越えてきた知識と、 いろんな教訓を先人から教わりながら未来を目指してる。 2006年の今日、 「OneWebDay」といって、オンライン生活を祝う記念日が制定。 人は肉体を離れて仮想サーバーの中で生きようとした! (まぁ、極端に言えばねw) 明日は秋分の日で、 「祖先を敬い、なくなった人々を偲ぶ」そんな日です。 数百年後の秋分の日、 仮想サーバーにお墓参りに行く(ログイン)する日が来るかもね。 そんな人類学の後にこんなネタ、 1997年の今日 「X Japan」解散 日本中がショーック!(当時) 今でこそYoshikiはカリスマですがね、 昔は最悪でしたw シンバルにガソリン注いで燃やす! ガソリンはまずい! とにかくやばい。 ライブハウスはもちろん居酒屋でも 「Xお断り」 と張り紙! 「いくらいい曲を演っていたとしても、 聞いてもらえなければ意味がない!」 と考えを改め、 「知名度」 を求めた結果、 日本テレビ『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の 「ヘビメタコーナー」に出演! Xの成功への道はここから! 圧倒的な自由な個性(奇行)よりも、 「群衆」を選んだ! (それでも十分個性的だけどね) しかし、その群衆もすごい力があるもんで、 東京ドームでのXのライブ! 最寄りの水道橋駅近くの雀荘から東京ドームにクレームが入った。 お宅のとこでやってるX、そのXジャンプの振動で 積んだ牌が崩れて麻雀できないと。。。 (本当かなぁwww) まことしやかに噂された都市伝説ですw 今日も良い1日を。 #WASITE #ワシテ (WASITE) https://www.instagram.com/p/CUHPjMIFlmT/?utm_medium=tumblr
0 notes
Text
2021.2.26
中野サンプラザホール Tempalay
新木場コーストのライブから3ヶ月ぶりくらいに
本人達を目の前にしてみれるライブ
"こんにちは、こんにちは" のエンドレスで
開演を待つ。
おつかれ、平成のなつきさんの綺麗な
ロールからはじまる
情熱的にシンバルを叩く姿に目を奪われる
フロアタムのダンダンダンッと地鳴りみたいに
身体の奥の方まで響く感じが好きだ
のめりこめ、震えろ。
ホールならではの豪勢なセットは組んで
ないけれども、照明に魅せられる
背後に全員のシルエットが映し出される美しさ
"また会えたら愛しい人"の前の間奏からの
AAAMYYYちゃんのシンセのキラキラした
音が好きだ
りょーとさんのギターソロのとこのステップも
好きだ。今日のステップは激しいのか、何度も
袖からスタッフさんがシールドの調整に
訪れる。
SONIC WAVEのウルぁぁぁ!の雄叫びが
毎回たまらない
たまんないっしょー!!と叫ばれると
心の中でたまんないですぅー!!!と叫ぶ
身体全体に溢れ出すたまらない高揚感
AAAMYYYちゃんの立ち姿とシンセ
弾いてる姿によく目を奪われる 美しい
Austin Town多分、初めて聴けたかな?
こんなかっこいい曲だったんだと
まだまだ聴き倒してない曲ばかりだ
tempalayってどうしてこんなに
間奏がかっこいいんだろうかと何度も思う
あとAAAMYYYちゃんとりょーとさんの
声の混ざり合いが美しすぎて
何度もうっとりしてしまう
そしてEDEN。年明け早々はお預けで、
ライブでやったらどんな感じになるんだろう
と思ってた楽しみな1曲
誰がどの音なんだろうと思うくらい
轟音で連れていかれた
未知との遭遇からのmy name is GREENMAN
に続け様に入っていく曲の流れのかっこよさよ
くるくるとわかっていても気持ちの向上が
すごい。ものすごい勢いで上がっていく。
どうしよう
AAAMYYYちゃんのコーラスの美しさに
ほんとうっとり なんて綺麗なんだろう
しゅわしゅわとかとろけそうとか詞にでてくる
けれど、まさに音と声でとろとろにとかされ
しゅわしゅわなくなるまで虜にされている
ほんとどうしよう
そこにFestival
鐘のように響わたるギターの音が好きで
そこに旋律を奏でるシンセ
国の名前が次々にでてきて
la.la.lualualu の言葉の心地よさで
世界中いろんなところを
次々と旅してるような気持ちになれる
自分が海外を旅した時にマドリードから
ポルトに向かう夜行バスで
聴いてたことも思い出して
その時考えてたことも頭の中に巡る
とてもエモい気持ちになる
そして最後の間奏。いつもとアレンジが
違った。これぞライブの醍醐味
りょーとさんのギターで新たな音へと
導かれる。
革命前夜
この曲ってすごいなー。
さっきまで棒のように立ってた人まで
ゆらしてしまう
そしてなんといっても職人のように
弾くことコーラスに徹してる
AAAMYYYちゃんのこぼれ落ちるような笑顔が
みれるのも嬉しい1曲
遠く離れて表情がぼんやりしかみえなくても
ものすごくいい顔で客席をみてたなぁ
そこからの、きましたケンシロウさんへの
スポットライトがあたる時がきました。
新世代
一回止めてまた始めるところ クスッと��る
りょーとさんの中指🖕は今日はしまわれる
そして新旧いろんな曲やると言って
小躍りしてねおっしゃってたら、
ZOMBIE-SONG
ゲームみたいな音がたまらない
色んな音が散りばめてあって、それが楽しい
そして間奏のギターの心地よさよ
そこからの口笛から始まるテレパシー
AAAMYYYちゃんの歌うところが
カッコ良すぎる1曲。スタンドに巻いた
シールド取りながら前に出てきてくれるから
いつもちょっと大変そうだが、今日のは
がっちり結ばれてたのか、なかなかとれず。
そんなAAAMYYYちゃんに見惚れてたら、
後ろでケンシロウさんと一緒にダンシング
するりょーとさんが、、!チャーミング。
そこから深海に誘われる。深海より
友達が間奏のところのAAAMYYY氏が奏でる
音が竜宮城のようと言っていて、
その言葉を聞いてからなおさら好きになった
間奏部分の音。色彩が鮮やかな魚というより、
深海だから真っ暗ななかに突然
物珍しい光り方をしているものがたくさん
見えてきたみたいな
そんな想像が頭の中で繰り広げられる。
そしてカンガルーも考えている
沖縄で初めてライブで聴いて好きになった1曲
この日は珍しくズレがあって、
周りをキョロキョロしてしまった
動揺せず続けて持ちなおす、さすがプロ
この曲の最後に音が爆発するような轟音を
奏でてる最中のAAAMYYYちゃんのりょーと
さんのコーラスのところがとてつもなく綺麗で
とろけそうになった。そんなとろけてる暇も
ないままなんと聴いたことのない曲が。
歌詞の中で生命体などと聴こえて、これは
もしやと思うと、
まさにフクロネズミも考えていた であった
次のアルバムの特典であり、AAAMYYYちゃん
となつきさんの共作の1曲。
青と緑のグラデーションの照明が綺麗で、
わりとスローテンポだったような。
記憶の曖昧さに愕然。
はやく音源でじっくりと聴いてみたい
ここのMCでアンコールはないと告げられる
というか、用意してるのにあんな茶番は
いらないと。このご時世のなかで、ライブを
やることにした自分らに拍手👏と言っていた
本当にそうだ。やることに舵を切る方、
やらないことに舵を切る方。この緊急事態宣言
が長引いたことによりはっきりと
分かれた気がする。対策は行うことは大前提
として、自分はどういう行動をとるかと
いうことが自らに問われるようになった
気がする最近。やることを決意して
そちらに舵を切ってくれたことが
本当にありがたい
ここをでたらみんなバイキンマンと呼ばれると
ぼくらはアンパンマンなんでね
みんなドキンちゃんをさがしましょう
みたいなことを言っていた。その時は
そこまで気にならなかったけれど、
友達があれはりょーとさんほんとは自分らも
バイキンマンだからと言いたかったけど、
言い間違えてアンパンマンって言ってしまって
収集がつかなくなったことでのドキンちゃん
だったんじゃないかっと言っていた。
"わたしは真悟" を読んでいて、
あながち間違いではなかったんじゃ?
と思ったシーンがあった。真悟がアンパンマン
のように、自分の身体の一部を呈して
助けたり命を吹き込んでいたところをみた時
ふとりょーとさんが言っていた
言葉を思い出した
関連性はないだろうけども、なんだか真悟の
姿と重なった。
そんでもって大東京万博
最初のギターは録音が流れて、そのあとに
生音で入っていっていくのが主流になっている
と思うけれど、そこの隔たりのなさよ
間奏部分の二胡の音とか、生音と録ってある
音をどんな風にどんなタイミングで
組み合わせているのか、とても気になる
らっせーららっせーら!踊り狂いたい
まだ曲と名前が一致しないことが多いが、
まさにこの曲もまだ一致してなかった、美しい
なんだかこの曲ってポワポワと雪が漂う
白い息が行き交う冬なイメージが湧いてくる
ちゃんと詞をみて聴いたことがなかったから
改めてライブが終わったあと聴いてみた
りょーとさんって、数多(あまた)とか
聞いたことがなかったり馴染みのない言葉を
書かれていることがあってとても面白い
いろんな映画漫画自分が見てきたものを
捉えてそこから生み出していく作品が本当に
面白い。この曲の中でも
"子供の頃みた心象が未だこびりついて
離れないの"
というフレーズがあるが、この詞をみて
思い出したのが、インタビューか
何かで言ってた、子供の頃みた心象について
笑うセールスマンとかドーーーンのシーンが
離れないとか言ってた気がするが、
これはまた違う心象なのか。
みてたアニメの主題歌さえ覚えてない、
どんな話だったかも覚えてない、
何も考えてなかったんだろうなという自分から
したら、羨ましくもあり、なにかを感じて
何かを考えることができる、そしてそれを
作品を生めることが本当にすごいと思う。
この曲はりょーとさんの中でのどんな
美しい景色を思い浮かべながら作ったんだろう
話がずれたが、1曲1曲もっと自分の中で
捉えたいと思った
そなちね
この曲が始まると、ああもうすぐライブが
終わるんだなと思う。りょーとさんの
きれいなハミングからの
ゔぉあぁぁあああぁおぁぁぁの雄叫びが
おとろおどろしさとみたいなものと、
綺麗な夏の空みたいな美しいものとの
コントラストをより明確にし、なにか
心の中に植え付けるのではないだろうか
Last Dance
ああライブが終わっちゃうんだなと思う
寂しさと、でも "きっとまたいつか" と
歌われるとまたあいにこようと
またがあることを楽しみにできる
最後のりょーとさんとAAAMYYYちゃんの
合わさるところ、AAAMYYYちゃんの
ハミング。ここがたまらなく好きだ
こうしてライブは終わった
今日は岡本太郎生誕110周年だったようだ
それでこの曲だったのか!
終演後も鳴り響く世界の国からこんにちは。
かき消されまいと必死に今見た聴いた景色を
温存する
0 notes