#グーグー寝る
Explore tagged Tumblr posts
Text
また夜中に起きて、寝られないのですが、
最近、賛美が夢で出てきて、夜中に小さな声で録音をしております。(^^) 朝まで寝たら、忘れてしまうのでw
昨日はマラナタという曲でした😌⭐️
そして、今も朝の3時なのですが、
ケンタッキー州のアズベリー大学でリバイバルが起きていると、一般のニュースでも流れたそうです。普通のチャペル礼拝を行なっていた2月8日。聖霊様の働きが強くのぞみ、そこから今にいたるまでからノンストップのworshipとprayer. たくさんの学生や多くの方々、悔い改めの祈りがなされ、色んな場所。大学や、他の地域にも飛び火しているそう。
1970年にもアズベリー大学では、Revivalが起きたそうです!
なんか聞いたことある名前だなと思ったら。
同じ敷地内のアズベリー神学校は、
マーリンキャロザースさんが通われた学校✨✨
アメリカに3年ぶりに、ハリウッドチーム(映画を通してゴスペルを伝える宣教チームです😌) が出た2/8からアズベリーで素晴らしい神様のわざが現されていること。
とても感動します。
今、あまりニュースでは取り上げられていませんが、オハイオ州では電車の脱線事故の後、��メリカのチェルノブイリではないかと一部では言われるほど猛毒が流れて、1週間ほどたっているそうで、遠の川にいる魚やペットなども死んでいると。オハイオ州の川は500万人に影響があると言われています。そんな中、アメリカのために祈っている時に、
感謝と賛美のことを世界中に広めた、マーリンさんが通われていたアズベリー神学校の近く、アズベリー大学で、神様の働きが起こっていること。
どんな事が起きようとも、どんなマイナスな中にあろうとも、全てのことについて感謝する!
すごく語り掛けを受けました。
.
最後にもう一つ^_^
最近なぜか、ステラおばさんクッキーを思い出しました。小学校、中学校と横浜にある学校に通っていて、いつも横浜駅のホームには、ステラおばさんのクッキーの良い香りが😍帰り道、食べたりしたらダメなのでw 毎回我慢しつつ、お金もあまりないし、いつも良いかおりにつられて、2回くらいは食べました😂美味しくて美味しくて!!
この前の浦和の奉仕の時に、何げなく浦和駅を調べていたら、ステラおばさんのクッキーがあることに気づき!笑
そして、知らなかったのですが、
ステラおばさんはペンシルベニア州にある、
アーミッシュの方で、聖書にそって、シンプルな生活をしておられ、幼稚園の先生だったそう!
ケーキやクッキーを作る時、一番大事なのはオーブンの温度でもなく、それを誰かのために作ろうと思う気持ちなんだよ。と言っていたステラおばさん✨
浦和に行く前日の夜。ベッドで、ルークにも、ステラおばさんのお話をしながら、「大事なのは、誰かのために作ろうっていう気持ちなんだって😆」といいながら、ルークは横でグーグー寝ていました。爆😂
そして、ステラステラ〜!と思っていたのですが、浦和に着いたらそれどころじゃない(当たり前。) 笑 沢山の方々がおられ、ゴスペルに聞き入っておられる✨😊
ステラのおばさんクッキーは🍪神様にささげますw とわけわからない祈りをして、
切り替えました。笑😂😂
.
そして、6組出た、浦和のコンサートは祝福されました^_^
で、(前置きが長い)
今日、なぜかルークのお友達のお母さんが、はぁはぁいいながら追いかけてきてくれて、
ハッピーバレンタイン😍と言ってくれたものが、
なんと!!!
ステラおばさんのクッキー🍪セット😭✨
何これ。神様素晴らしすぎて。
今まで、ステラおばさんのクッキーは、もらった事がなくて。驚きでした。
サトピにも伝えたら、すごいね神様と!
.
そしてルークもはじめて食べて、
これはどこで買えるのかと聞いてきました。笑
.
長くなりましたがw
神様の恵みに感謝��ます❤️😌
21 notes
·
View notes
Text
2023/10/04
BGM: Julia Fordham - Invisible War
実を言うと、今日・明日と休みである。なので実家に戻ることにした。といっても、隣町にある実家なので帰省なんて大げさなものでもないのだけど、お盆も過ぎ秋めいてきて季節外れの親孝行(?)ということに相成ってしまった。朝、ZOOMを立ち上げて英会話関係のサロンのオンラインミーティングに参加する。そこで英語でいろいろ参加者の方々が例文を作って楽しむというレッスンに興じる。ジャニーズ事務所が新しく命名した事務所名「Smile Up」について、あるいはぼくがかれこれ現時点で8年間続けられている断酒について話が及ぶ。ぼくが勤めている会社ではそろそろ秋の風物詩であるボジョレー・ヌーヴォーをめぐって「お酒は呑めないです。人生半分損してると思います」なんて会話が繰り広げられている。ぼくも(ぼくはグルメなんかではありえないのに)料理の味を堪能しようとワインを呑んで「うん、フルーティーだ」なんて言っていた恥ずかしい過去を思い出す。ちなみにアルコール依存症で断酒している人は甘酒も飲まないし、厳しい人はみりんも(匂いが酒を連想させるので)料理に使わないという徹底ぶりを見せる。ノンアルコールの飲料も飲まない(これも「モノホン」を連想させてしまうからだ)。ここまでして断酒を続けるその意義についてはまた別の機会に書けたらと思う。さみしい人生かもしれないが、味わい深いものでもある。
昼、実家に戻る。そして両親と栗ごはんを食べた。グループホームでの生活やジョブコーチを交えたぼくの仕事、あるいは英語を学び続けるぼくの私生活についてなど話が及ぶ。この実家にいた頃……どうやったらこの家を出て「自立」できるのかと気ばかり焦っていたのを思い出した。だから一時期、それこそ酒に溺れていた頃はこの家もこの家を建てた両親についてもぜんぜんいい思いを抱いていなかったのだった。火をつけてやろうか、なんてアホなことを考えた……その頃つき合っていた友だちからも「そんな家出てい��」と言われたり。そんなこんなで悩んでいた頃にこの町にある「高次脳機能障害」のための古民家カフェの電話番号を見つけて、勇気を出して電話をかけてみた。電話に出た代表者の方がぼくの発達障害の話を聞いて「いや、残念だけどうちはそういう施設じゃないんだけど……」とおっしゃって、そこであきらめて……でもその後すぐに折り返し「もしもし? さっきの人?」と電話がかかってきた。そこから少しずついまの生活への足がかりが得られて、自分なりに(そんなウハウハな人生なんてまったく歩んでいないのだけれど)洗濯したりあれこれ身繕いしたりする暮らしへ移っていき、グループホーム暮らしを始められたのだった。それがいま、これを書いている時点でのこの暮らしである。
その後、グーグー思いっきり昼寝をしたあとに阿部朋美・伊藤和行『ギフテッドの光と影』を読んだ。そうしていると午前中にお世話になったサロンの主宰者の方が日本で増えている不登校についてFacebookに投稿しておられた。それを読んでタイムリーだったので自分の意見をコメントとして書き込んだ。『ギフテッドの光と影』では知能が高すぎて学校の教育になじめず、それゆえに「落ちこぼれ」「はみ出しもの」と化してしまうギフテッドの人びとの苦悩と再生が語られている。もちろん、学校教育からはみ出してしまう人が全員ギフテッドであるわけではない。だが、「学校教育になじむ・なじまない」だけが「絶対的で単一の」判断基準になるのはおかしいと思う。ぼくは子どもを育てたこともなく、子どもに何か教えたこともないのでこの件については完全な「机上の空論」しか書けない。でも、大事なのはそうした「学校教育」にとらわれない「もう1つの」あるいは「多様な」基準で子どもたちを判断することだと思う。でも、だからといってぼくは「学校教育はくだらない」「学校なんて行くな」とも思いたくない。それもまた極論に過ぎる。学校は基礎教養を体得し、集団で何かを成し遂げる達成感を身につける場としていまだに大事だろう。これについても掘り下げていくと実に深い話になると思った。
夜、ふと実家のぼくの部屋の本棚に中島義道『たまたま地上にぼくは生まれた』があるのに気づいて、懐かしく思うに過去、ぼくはこの「戦う哲学者」中島義道にずいぶんあこがれた。まさしくこの実家にいて、でも両親との仲もギスギスしていて私生活では独りぼっちで酒に溺れてばかりだった頃に酔いの回った頭で辛うじて中島義道を読み、「そうか、自分のこの生きづらさは『哲学』によって救われるのだ」と思ったりもした��だった。いまになって、それこそ両親と仲を築き直してから読む彼の主張にはなかなか味わい深いものがある。ぼくは中島義道とは違う。彼の「両親を(精神的に)見捨てろ」という意見や「人生は本質的に不幸だ」という意見には「なぜですか」と異論をはさみたくなる。ぼくはついに中島義道ほど思考を徹底できない。その意味で哲学的なセンスに恵まれていないことを自覚し、それゆえに幾分か彼に対するヒガミさえ感じることを認める。だが、それを踏まえた上で「でも、ぼくはぼくの信じる道を歩む」「ぼくはぼくがこの仕事や私生活で体得し、血肉化させてきた『哲学』『生き方』に殉じる」と言うだろう。でももちろん、これは中島義道の哲学を全否定するわけではない。これからもぼくは折に触れて(前ほど頻繁にではないだろうにせよ)彼の本から学ぼうとすると思う。そして、そんなぼくと彼、あるいはぼくとさまざまな方との「きしみ」「ぶつかり合い」から生まれる「対話」を大事にしたいとも思った。
2 notes
·
View notes
Text
梢ちゃん、初めてのイリュージョン
1. 大阪から東京へ引っ越して、あっという間に1学期が過ぎた。 新しい学校で仲良しの友達もできたし、まあどんな環境にもすぐに適応するのがウチの強みやな。 弟の湊(みなと)は転校先の小学校に慣れなくてちょっと苦労している感じ。 それで母ちゃんが新聞の折り込みチラシで見つけた小学生向けの造形美術教室へ行ってみたらどうか、と提案してきた。 湊はウチと違(ちご)て繊細やもんね。 ゾーケイとかビジュツとか、そういうんは向いてると思う。
母ちゃんは教室へ電話を掛けて見学の予約をした。 土曜日午後のクラス。 「梢(こずえ)も一緒に来て」 「えぇー、ウチも?」 「湊は小2やし一人で行かされへんでしょ? いつもママが付き添えるとは限らへんし、そのときはあんたが連れてくの」 「あーん、貴重な週末やのに。母ちゃんのいけずー」 「そろそろ『お母さん』かせめて『ママ』って呼んでくれへん? いつも成○石井で母ちゃんって大声で叫ばれるの恥ずかしいんやけど」 「『おかん』って言われるよりええやろ? それに高級スーパーやゆうて恥ずかしがるんは田舎モンやで。だいたい成○石井くらいアベノ橋にもあったやんか」 「あ、そうか」 「分かったらよろしい、母ちゃん」 「そうやって親を煙に巻くの止めなさい」
2. そんな訳で3人で見学に来た造形美術教室。 三田さんというおばちゃんの先生が教えていた。 生徒は10人ほどで、それに保護者のパパとママが何人か来ている。 この日はカラーキャンドルを作っていた。 使い古しのろうそくとクレヨンを削って湯せんにかける。 何色か溶かして好きな順番で型に流し込めばカラフルなキャンドルが出来上がる。
「桧垣湊くんね? よかったら一緒に作らない?」 先生に誘われて湊は頷いた。 「あのっ、ウチもやらせてもらっていいですか!」 「こら梢!」 母ちゃんが止めようとしたけど、先生は笑って許してくれた。 「湊くんのお姉さんね? もちろんどうぞ」 「桧垣梢ですっ。中学2年です! ヨロシクお願いします!!」 だってキャンドル作り、すごい面白そうなんやもん。
「うわぁー、綺麗やん!」 ��や、この色のチョイスはなかなかのもんやろ? 「水色を入れたいの? ええで、お姉ちゃんが一緒に削ったげる」 クレヨンを削るのを手伝ってあげた。この教室、こんな小っちゃい子にもナイフ使わせるんか。 「ボク! そこ指入れたらあかんっ。熱いでぇ~!」 湯せんの中に指を入れかけた男の子を止めた。ホットプレートの扱いも注意させんとあかんなぁ。
気が付けばウチは子供たちの輪の中にいてあれやこれや世話をしていた。 先生は後ろに立って笑っていた。
3. 「この娘が一番楽しんだようで申し訳ありません」 他の生徒さんたちが帰った後、母ちゃんが謝った。 ま、ウチを連れてきたらこうなるのを予想せんかった母ちゃんのミスやな。 「いいんですよ。よかったらこれからも毎週来てくれたら助かるな、梢ちゃん」 「ええんですか?」 「子供、好きでしょ?」 「ハイッ、好きです! ・・母ちゃん、ウチの分の月謝もお願い」 「あのねぇ」 「月謝なんて要らないわ。むしろお給料払わないといけないくらいよ」 「えぇ! お給料もらえるんですか!」 「な訳ないやろ」 母ちゃんがウチの頭を小突いた。
「ところで、」 母ちゃんは先生に向かって聞いた。 「三田、静子先生ですよね?」 「はい」 「覚えてませんか? 30年以上前ですけど京都の中学校で」 「京都? 確かに昔、京都で教師をしていましたが」 「私、美術部でお世話になった鈴木です」 鈴木っちゅうんは母ちゃんの旧姓やな。
「・・鈴木純生(すみお)さん? あの、捻挫して松葉杖の」 「はい!」 「きゃあ~っ」「きゃあ~っ」 母ちゃんと三田先生は両手を握り合った。 それからハグして、その場で跳ねながら一回転する。よお息が合うもんやと感心した。
「チラシでお名前見て、もしかしたら思ってたんです」 「懐かしいわ!」 「よかったら、あらためて昔のお話させてください」 「そうね、そうしましょう!」
・・後ろのドアが開く気配がした。 「先生、これも倉庫に置かせてもらっていいですか」 振り返ると背の高いお兄さんが立っていた。 その後ろには可愛いお姉さんもいる。 お兄さんは大きな丸いモンを抱えていた。 イケてない兄ちゃんやな。この、もさぁっとした感じ。 ウチの見立てやと30は超えとるな。もちろん彼女いない歴イコール年齢や。 それと比べてお姉さんはずっと若くてキュート。きっとピチピチの女子高生。
「ああ、まだ生徒さんがいましたね。出直します」 「いいのよ。もう済んでるから。・・それで何を置きたいの?」 「このボールです」お姉さんが答えた。 「くす玉なんだって」 「正確には人間くす玉です」 人間くす玉って、いきなり謎のワード。
「くす玉っ!?」 素っ頓狂な声を上げたのは母ちゃんだった。 「まさかそれ、S型の人間くす玉・・」 「よく分かりますね」 お兄さんが言った。 「あなた何者ですか?」
母ちゃんは両手で胸を押さえて深呼吸して、それから一人で叫んだ。 「きゃあああ~!!」 さっき三田先生とシンクロして叫んだときよりずっと大きな声だった。 皆が驚いて見守る中、母ちゃんだけが絶叫しながらぴょんぴょん飛び跳ねていた。 46歳の母ちゃんが急に若返ってハタチになったみたいに見えた。
4. 次の土曜日の教室。 ウチは一人で湊を連れて来た。 母ちゃんは前の晩からどこかへ出かけ、朝になって上機嫌で帰って来てグーグー寝ている。 ええ歳の主婦がそないな夜遊びしてええんか? 父ちゃんは笑ってたから許してるんやろうけど。
今日の造形美術教室の題材は千切り絵だった。 いろいろな色の和紙をハサミを���わずに裂き、糊で貼って綺麗な絵にする。 子供たちは一生懸命。ウチも一緒に絵を作る。 やっぱり楽しい。 ウチには造形美術の才能があるんやないか。
「みんなーっ、クッキーだよ! あたしの手作り!!」 れいらさんがお菓子を持ってきてくれた。 玻名城(はなしろ)れいらさんは先週出会ったあの高校生だった。 造形美術教室の卒業生で、ときどき子供たちに差し入れしてくれる優しいお姉さん。
「イッくんは二日酔いらしいです」 「男のくせに駄目ねぇ」 れいらさんが報告して三田先生が笑った。 イッくんとはあのお兄さんのことで、本名はえーっと、酒井功(さかいいさお)さんやったな。 れいらさんと同じく造形美術教室のOBで今もいろいろお手伝いしてくれているらしい。
「いったい何人で飲んだんですか? 先生」 「5人ね。イッくんと桧垣純生さんと私。それに桧垣さんの知り合いっていうモデル事務所の社長さんと、京都から来たイベント会社の社長さん。イッくん以外は全員女性よ」 「えっ、ウチの母ちゃんも一緒やったんですか?」 「そうよ。昔のお話が沢山できて楽しかったわ」 「社長するような人と母ちゃんが知り合いとか、知らなかったです」 「面白い人たちだったわ。皆さんお酒もぐいぐい飲むし、盛り上がっちゃった」 「先生もぐいぐい飲んだんでしょ?」 「おほほほ」 「イッくん可哀想。おばさんたちに飲まされて」 「んま、れいらちゃんったら失礼なこと言うわねー」 「ウチにも分かります。30過ぎのおじさんでも、おばちゃんたちから見たら若い男の子ですもんね。そら可愛がられますわ」 「梢ちゃんまだ中学生でしょ? 何でそんなことが分かるの?」 「えへへ、そうゆうんは得意なんです」 「でも30は可哀想よ。彼25歳だもの」 「うわぁ、ホンマですか~! ウチが言うたってチクらんといてくださいっ」 「あはは」「きゃはは」
5. 家に帰って、ウチは母ちゃんから若い頃の話を聞いた。 母ちゃんは京都の会社でイベントの司会やイリュージョンのアシスタントをしていた。 イリュージョンって、あのマジックのイリュージョンなのか。 二十歳のときの写真と言って見せてくれたのは、チャイナ服の母ちゃんが透明な箱の中に出現したところだった。 腰まで割れたスリットから��足出して、きらきら輝く笑顔で手を振っている母ちゃん。 今の母ちゃんと同じ人とは信じられないくらいに綺麗だった。
謎の『人間くす玉』についても教えてもらった。 人間くす玉は同じ会社のアトラクションで、中から女の子が飛び出すくす玉なんだって。 先週イッくんが抱えていたのは一番小さなサイズのくす玉。 「彼がクレクレしたから無料であげたって社長が言ってたわ。意味分からへんよね」 ウチにも意味が分かりません。
夜、れいらさんから LIME のメッセージが届いた。 『明日イッくん家に行くの。梢ちゃんも一緒にどう?』 『行きます!』 『イリュージョンを見せてくれるんだって』 またイリュージョン!? 後にして思えば、それはウチが新しい世界に足を踏み入れるお誘いだった。
6. イッくんのマンション。 「いらっしゃいませ!」 ドアを開けて迎えてくれたのは綺麗な女の人だった。 「あなたが梢ちゃん? 酒井多華乃(たかの)です。よろしくね」 「多華乃さんはイッくんの奥さんだよ。先月結婚したばかり!」 ほぇ~。ばりばりの新婚さんやないですか。 多華乃さんは七分丈スパッツの上にニットのサマーセーターを着ていた。セーターの襟ぐりが大きくて谷間がちらちら。 こんなセクシーな奥様がいるやなんて、この間は「彼女いない歴イコール年齢」とか思てゴメンナサイ!
リビングに案内してもらうとイッくんが待っていた。 ちゃんとお話しするのはこれが初めてだった。 「お招きありがとうごさいます! ・・あの、ウチも『イッくん』って呼ばせてもらってええですか?」 「いいけど?」 「実はどう呼ぶか寝ないで考えました。『イッくん』はちょっとナレナレしい、『イサオさん』はヨソヨソしい、そやかゆうて『イッさん』やと大阪のおっちゃんみたいで」 多華乃さんがぷっと笑う。 「なんでやっぱり、れいらさんと同じ『イッくん』で行かせてください!」 「梢ちゃんって面白いね」 よっしゃ、ウケてくれた! ウチは心の中でガッツポーズをする。
「イッくん、二日酔いは治った?」 れいらさんに聞かれてイッくんは頭をかいた。 「ああ、酷い目にあったけど、タカノがいてくれたから・・」 「熱いねーっ」 大喜びで冷やかすれいらさん。 いつものウチなら一緒に囃し立てるとこやけど、さすがに初対面で遠慮したのは我ながらエライと思う。
「・・んじゃ、さっそくやろうか」 「イリュージョン!?」 「うん、新作だよ。この場所に招かれたゲストだけが見れる限定イリュージョン。そして記念すべき最初のゲストが君たちだよ」 ぱちぱちぱち。れいらさんが拍手した。 今度はウチも一緒に思いきり手を叩いた。
7. 小さなテーブルを挟んで4人がソファに座った。 手前のソファにウチとれいらさん。 向かい側にイッくんと多華乃さん。 こちらから見て向かって左にイッくん、右に多華乃さんが座っている。
イッくんは多華乃さんの腰に左手を回すと、ぐいっと引き寄せた。 多華乃さんがイッくんに密着する。 ニットの襟がでろんと伸びて白い肩が出た。その肩にブラ紐���なかった。 あの、それはお客さんが男性のときに目を惑わすための演出ですか。 女でもドキっとするんですけど。
「これはサテンの袋。長さ2メートルあるのでうちの妻が全部入ります」 イッくんは多華乃さんを左手で抱いたまま、床の袋を右手で拾い上げた。 紫色でつるつるした光沢のある袋だった。 それを多華乃さんの頭から被せる。もぞもぞと右手だけで身体全体を覆ってゆく。 ・・そやから、わざわざ密着してそういう作業をするのは何でですか。 すごくエッチに見えるやないですか。
足先まで袋を被せた。 「足あげて」 多華乃さんの膝がぴょんと伸びて、目の前に袋の先が突き出された。 「れいらちゃん、袋の口をくくってくれる」 「これでいい?」 れいらさんはサテン袋の口を絞って結んだ。
「ありがとう」 相変わらずイッくんは袋に入った多華乃さんを左手で抱いたままだった。 つるつるしたサテンの袋を右手で撫でる。 多華乃さんのボディラインがはっきり分かった。 膝、腰、頭。 うわ、そこは多華乃さんの胸。 いくら奥さんやからゆうて、人前でそないに揉みしだいたらアカンでしょ。
「次はこのシュラフ(寝袋)。梢ちゃん、シュラフって知ってる?」 「ええっとキャンプとかで使うモンですよね」 「そう、携帯用の寝具だね。綿が入ってて暖かいんだ。・・これを被せるから手伝ってくれるかい?」 イッくんに指示されてシュラフを今度は多華乃さんの足の方から被せた。 腰の下を通すとき、イッくんは左手に抱いた多華乃さんを持ち上げて通し易くしてくれた。 頭まで被せ終えると、脇のファスナーを上まで閉めた。
「こっちは縄で縛るよ。・・ん? どこかな」 右手で足元をまさぐった。 「れいらちゃん、そっちに紙袋が置いてない?」 「ええっと・・、あった!」 ウチとれいらさんが座るソファの後ろに紙袋があった。 「そこに縄が入ってるから、それでここを縛って。できるだけきつく」 れいらさんはイッくんのソファの後ろに回り、言われた通りにシュラフの口に縄を巻いて縛った。
「二人ともご苦労様でした。後は座って見てね」 ソファに座ったイッくん。 ウチとれいらさんはその反対側に座っている。 イッくんの左手はシュラフ(の中の多華乃さんの腰)を抱いたまま。
「いま、タカノは二重の袋の中。暖かい、というより暑いだろうね。呼吸するのも辛いかもしれない」 右手でシュラフを押さえた。多華乃さんのちょうど顔にあたる部分。 「この中で美女が苦しい思いをしていると考えたら、・・ちょっと興奮するよね」 「イッくん! そういうフェチな妄想してる場合じゃないでしょ! 梢ちゃんも見てるのに」 「え、ウチ? 何のことですか?」 分からないふりをしたけど、二人の会話は何となく理解できた。 じっと我慢してる多華乃さん。たぶん本当に苦しい。 そんな多華乃さんを抱きながら「興奮する」と言ったイッくん。ドSやんか。
「ごめんごめん。イリュージョンに戻ろう」 イッくんは右手でシュラフの口を縛る縄を掴んだ。 「いくよ。・・それ!!」 手前に引いた。 シュラフは腰の位置で二つに折れ曲がった。 「もう一回!」 すぐにシュラフの足先を掴んで���ち上げた。 二つ折りのシュラフが四つ折りになった。
「え」「え」 ウチとれいらさんは揃って声を上げた。 「二人で上から押さえてくれるかい」 言われた通りシュラフを押さえると、空気がしゅうっと抜ける音がした。 シュラフは四つ折りのまま潰れて平らになってしまった。
「えーっ、どうして!?」 「多華乃さんは!?」 二人で騒いでいると多華乃さんの声がした。 「お疲れ様、お茶にしましょ♥」 リビングに隣り合ったキッチンに多華乃さんがいた。 紅茶とケーキを乗せたトレイを持って笑っている。 少しだけ乱れた髪。少しだけ紅潮した頬。 とても色っぽかった。
8. 「いったいどうなってるの!?」 「それは内緒。今のところお客さんが来た時に見せられるのはこのイリュージョンだけだからね」 イッくんはタネを教えてくれなかった。 「あんなにたくさんあったイリュージョンの機材はどうしたの?」 「ほとんど人にあげるか倉庫に入れちゃったんだ。これからまた新しいのを作るよ」 「新居に汚いものを置くなって、三田先生に言われたみたい。私は気にしないんだけどね」 多華乃さんが補足してくれた。 「まあ彼のアパートにいろいろ怪しいモノがあったのは確かね」 「怪しいモノはないだろ、タカノ」「うふふ」 「イッくんはね、何でも自分で作っちゃうんだよ。イリュージョンの道具から吊り床まで」 「スゴイですね! 吊り床って何ですか?」 「あ、ゴホンごほんっ」「・・ちょっと早いかな? 梢ちゃんには」 「???」
いろいろ話をしてイッくんと多華乃さんのことを教えてもらった。 二人は同じ大学で知り合って、一緒にイリュージョン同好会を設立した。勤めるようになってからも仲間と活動を続けている。 マジックの競技会にオリジナルのイリュージョンを出して賞を獲ったこともある。 たまに造形美術教室の子供たちにもイリュージョンを見せてくれているんだって。
「最近はれいらちゃんも参加してくれてるんだ。梢ちゃんはイリュージョンをしてみたいって思わない?」 「やりたいです。ウチもあんなすごいイリュージョンができるようになりますか?」 「できるわよ。私も最初は何も知らなくて始めたんだもの」 「ならウチの親が許してくれたら。あ、日曜日しかダメですけど、いいですか?」 「ぜんぜん大丈夫」
「梢ちゃんを誘おうと思ったのは訳があるの」 れいらさんが説明してくれた。 「三田先生、10月に還暦を迎えるのよ」 「カンレキって?」 「60歳のことだよ」 「先生そんなお歳やったんですか」 「だからお誕生会を企画してるの。そこでイリュージョンも見せようって」 「ははぁ」 「いつもだったらイッくんが多華乃さんとやるんだけど、たまにはサプライズもいいでしょ?」 イッくんと多華乃さん、れいらさん。3人がウチを見て笑っている。 まさか。 「れいらちゃんがものすごく推すんだ。新しく来た梢ちゃんっていう中学生がとてもいい子だって」 「あのウチそんないい子では」 「僕も梢ちゃんと会って思ったよ。是非、誕生会のイリュージョンをやって欲しい。・・タカノはどう?」 「大賛成よ。私も梢ちゃんのことが大好きになっちゃった」 「決まりね。マジシャンはあたし、アシスタントは梢ちゃんだよ!」 れいらさんが宣言した。 どうやらウチはいつの間にかイリュージョンに出ることが決まっていたらしい。 母ちゃん、ウチ、母ちゃんと同じイリュージョンのアシスタントするんやで。怒らんといてな。
「実はこんな���を設計しているんだ」 イッくんはノートに描いた図面を見せてくれた。 スーツケース?の中に膝を曲げて入った女の人のシルエットが描かれていた。 「タカノ用に描いたんだけど、梢ちゃんなら問題ないはずだよ」 「もしかしてウチがこれに入るんですか?」 「そうだよ。それで外から剣を刺すんだ」 「えええ~っ!!」
9. 還暦祝いなんて勘弁してちょうだい。 はじめのうち三田先生はお誕生会を嫌がった。 それでも造形美術教室の卒業生がたくさん来る、保護者の皆さんもお金を出し合って準備してくれると聞いて抵抗を断念した。 「ありがとう! ・・でも赤いちゃんちゃんこなんて着せようとしたら、その場で逃亡するわよ」
母ちゃんはウチがイリュージョンするのを嫌がるどころか大喜びしてくれた。 「三田先生のお誕生日にイリュージョン? 素敵やないの!! それであんた衣装はどうするの?」 「んー、まだ何も決まってへん、と思う」 「マジシャン役はあの高校生の女の子ね? よーし、母ちゃんがまとめて面倒みたげる!!」 母ちゃんはイッくんの携帯の連絡先を聞いていたらしい。 勝手に電話して衣装製作の了解を取り、るんるん楽しそうに準備を始めたのだった。
10. 「スーツケースが手に入ったんだ。サイズをチェックしたいから来てくれる」 次の週、連絡があってウチは一人でマンションへ来た。 イッくんと多華乃さんが迎えてくれた。
さっそくスーツケースを見せてもらう。 「メ○カリで買った中古品なんだ。これをイリュージョンに使う予定」 それは思ったより小さかった。 立てて置いたら腰くらいの高さしかない。 「入ってくれるかい。梢ちゃん」 「あ、はい」 いきなりですか。 ええですよ。そのつもりでスカートやのうてショートパンツ穿いてきましたし。
イッくんが広げたトランクの中にお尻をついた。 「両手は後ろに回してくれるかい」 「後ろですか?」 「そう。手錠掛けるつもりだから」 「てじょう?」 「うん、後ろ手錠。動けないように」 !!
「イサオ! イリュージョン初体験の女の子にそんなストレートな言い方はダメっ」 多華乃さんが叱ってくれた。 「梢ちゃんフリーズしてるじゃない。・・心配しないで、梢ちゃん。マジック用の手錠だから自分で外せるわ」 「身の危険を感じました。ウチは生還できるんでしょうか?」 「んー、大丈夫だと思うよ。しらんけど」 イッくんがのんびり答えた。 ウチの関西人アンテナが反応する。 「あ、今『しらんけど』言いました? ウチも使うチャンス伺ってたんですけど」 「一度言ってみたかったんだよ『しらんけど』。今の使い方でいい?」 「グッドです。イッくん大阪でやっていけますよ」 「ナニアホナコトイッテンネン」 今度は多華乃さんが言った。 「多華乃さん、それは東京のヒトがやると割とスベるんで止めた方がええです。あとイッテンネンやのうてユーテンネンです」 「難しいのねぇ」「ドンマイです」 「ねえ、そろそろ続きをやらない?」 「イッくん人のギャグには冷淡ですねー」 「うふふ。冷たいのも彼の魅力よ」 はいはい、ごちそう様です。
トランクの中で横になった。 身体を丸くして両手を後ろに回す。 「もっと顎を引いて頭を下げてくれる」 「はい」 「あぐらを組む感じで。もうちょっとお尻下げて。・・OK、そのポジションをよく覚えておいてね」 「了解っす」 外にはみ出した髪を多華乃さんが直してくれた。 「大丈夫だね。では蓋するよ」 カチャ。 トランクの蓋が閉じて真っ暗になった。 頭の後ろが押し付けられて痛かった。 ぎゅっと折りたたんだ膝と脛、足の甲も前に当たってキツイ。 狭いやん! 「起こすよ」 ぐらり。 お尻に体重が乗った。 すっと身体が沈んで後頭部に余裕ができた。 足は全然動かせないけれど、少しだけほっとした。
「肩を捩じって、片手ずつ前に出してみて」 ごそごそ。 あ、出せた。 「右手で左の壁、左手で右の壁。触れるでしょ?」 はい、触れます。 「あとはまた両手を背中に戻す」 ごそごそ。 戻せました! 「ここまでできたら問題ないよ。ちゃんと生還できるから安心して」 はい! 「何度も練習して慣れてね。出してって言ってくれたらすぐに開けるから」 分かりました!
11. 「・・梢ちゃーん、大丈夫?」 声が聞こえた。 この声は、れいらさん!? 「はーい、大丈夫ですぅ。れいらさんですかぁ?」 「そうだよー。もう15分くらい経ったっていうから開けるよー」 え? 15分も?
ぐらり。 ウチを閉じ込めていた空間が横向きになった。 カチャカチャ音がして蓋が開く。 イッくんと多華乃さん、それにれいらさんがウチを見下ろしていた。 あ、えーっと。 「じゃーんっ、たった今、囚われの美少女が救出されました!」 あかん、誰も笑てくれへん。 仕方ないので、自分で「えへへ」とごまかして起き上がった。
「大丈夫みたいだね。静かなままだから、ちょっと心配になって」 イッくんが言った。 「ぜんぜん大丈夫です。・・何か馴染んでしもて、ぼおっとしてただけです」 多華乃さんとれいらさんが安心したように微笑んだ。
本当は、女の子を閉じ込めるってこういうことなんかと考えてた。 ちょっとえっちな妄想もしてドキドキした。 でんもそんなん恥ずかしくて言われへんやんか。ウチ純真な中学生やのに。
「そういえばれいらさん、いつの間に来てたんですか?」 「遅れてごめんね。梢ちゃんのお母さんに衣装の採寸してもらってたんだ」 「れいらさんちに行ってたんですか、ウチの母ちゃん」 それで朝からウキウキ出かけて行ったのか。 「面白いお母さんねぇ。あの人から梢ちゃんが生まれたのなら納得だわ」 「変な納得のしかた、せんといてください」 「そうだ梢ちゃんのお母さん、イリュージョンやってたって教えてくれたよ」 「え、そうなの!?」 多華乃さんが驚いた。 「らしいです。ウチも詳しくは知らんのですけど」 「むかし京都にいた頃、かなり本格的なイリュージョンをやってたらしいよ」 「なんでイサオが知ってるのよ」 「前に飲まされたときに聞いたんだ。・・あ、別にわざと教えなかったんじゃなくて、僕は余計なことは喋らないだけだよ」 「む」 多華乃さんはイッくんの首を肘で絞めて押さえ込むと、その耳の後ろをゲンコツでぐりぐりした。 「あれはスリーパーホールド。多華乃さんの得意技だよ」 れいらさんが教えてくれた。
その後イッくんがスーツケースイリュージョンの仕掛けを説明して、皆で進め方を相談した。 途中でれいらさんが���あたしもスーツケースに入りたい」と言い出して入ることになった。 「何時間でも閉じ込めていいよ」なんて言うもんやから「なら駅のコインロッカーにでも預けましょか」って返したら「うわーいっ!」と喜ばれてしまった。 多華乃さんまで「あらそれ素敵」なんて言う始末。 「手錠は?」「いいですねー」 「DID♥」「ですっ!」 もうやっとれんわ。 でも、これだけあけすけに話せるんは羨ましいな。 ウチもさっきスーツケースの中で興奮しましたって素直に告白したらよかったかな。
12. お誕生会前日の造形美術教室。 子供たちがみんなで飾り付けをしていた。
ウチは湊と一緒にケーキを作っている。 ケーキと言っても食べられない飾りのケーキだった。 ダンボールの大きな筒に模造紙を貼って、その上から色紙で作ったクリームやフルーツをつける。 「姉ちゃんっ。そこはローソクやんか」 「あ、ゴメン」 「ここのチョコプレートはボクがやる」 「ならまかせるで」 「うん」 造形美術教室に来るようになって湊はずいぶん積極的になったと思う。
立ち上がって周囲を見渡す。 手伝って欲しそうな子は・・おらへんな。 それなら部屋の隅に座り込んでちょっとひと息。 明日はいよいよイリュージョンの本番か。 昨夜見た夢を思い出した。
スーツケースに入っている夢だった。 何故か学校の制服を着ていて、後ろ手に手錠を掛けられていた。 この頃、何度も同じような夢を見る。 ウチはいつもスーツケースに閉じ込められていた。 ・・またか。 夢の中で考える。 ・・それやったら、楽しまな損。
イリュージョンと言われてスーツケースに入ったウチ。 そのままどこかへ運ばれる。 街の雑踏が聞こえる中をごろごろ転がって、静かな場所に置かれた。 コインロッカー!? スーツケースごと、コインロッカーに収納されたんか。 あの、このスーツケース、女の子が入ってるんですけど。
囚われのヒロイン。DID。 ずっと前からDIDの意味は知っていた。ウチはおませな少女なんや。 おませなウチは絶対絶命のピンチにも憧れる。 もう逃げられへん。どこかに売られてしまう。 そうや、可愛い女の子は拉致られて売られる運命にある。 諦めるってキモチ、ちょっとええと思う。
小さく折り畳んだ身体が動かせない。 もどかしい。もどかしくてウズウズする。 そやけど、このもどかしさに耐えるのが乙女の務めや。 身体じゅうが熱くなる。
「・・梢ちゃん!」 誰かに呼ばれて我に返った。 ウチの顔を覗き込んでいるのは、れいらさんだった。 「梢ちゃんがヒマそうにしてるのは珍しいね」 「ちょっと休憩中です。れいらさんはどうしはったんですか?」 「さっきね、衣装を試着してきたの」 「お~っ、どんなでしたか」 「セクシー! 自分でもびっくりしちゃった」 「母ちゃん、ウチの衣装よりもヤル気出してましたもん」 「恥ずかしいけど、あんな恰好めったにできないから頑張って着るよ。梢ちゃんの衣装は?」 「それは明日のお楽しみです。・・ええっと、あの、つかぬ事を伺いますが」 「はい?」
思い切って聞くことにした。
「れいらさん、こないだスーツケースに入ったでしょ? イッくんのところで」 「入ったねー」 「失礼なこと聞くって怒らんといてくださいね」 「��ん、怒らない」 「れいらさんと多華乃さん、やっぱりマゾの人ですか?」 「へ!?」 「あのときのお二人、ドMトークで盛り上がってたやないですか。コインロッカーに預けてほしいとか手錠掛けられたいとか」 「そ、そんなこと口ばしったっけ」 れいらさんが顔を赤らめるのを見たのは初めてやないかな。 「『ICレコーダー梢ちゃん』の異名を持つウチですから間違いありません。あのトーク、なんぼかはノリで言わはった思うんですけど、羨ましかったです。あんな風に性癖を発散する女の人を見たのは初めてでしたから」 「中2のくせに性癖なんて言葉使うのね」 「ウチはおませな少女なんです」 「あははは」 豪快に笑われた。 「いいよ、教えてあげる。マジレスすると多華乃さんはドMだよ。自分でも公言してるわ。旦那様のイッくんはS」 「分かります分かります」 「あたしはMとS両方あるな。お相手によってどちらでも。・・あ、お相手って男性に限らないからね」 れいらさんはそう言ってウインクした。 「梢ちゃんはMだよね」 「あ、ウチはまだ・・」 「スーツケースに詰められて感じてるじゃない。もうみんな気付いてるわよ」 ぶわ。 冗談やなしに顔に火が点いた。
しばらくけらけら笑ってから、れいらさんは言った。 「それでいいんだよ! SとかMとか恥ずかしいことじゃないんだし」 「それやったらお願いがあるんですけど」 「何だって聞いたげるよ」 「これからはウチも多華乃さんとれいらさんのドMトークに参加していいですか? ウチもエロいこと言いたいです」 「そんなこと!? あはは、大歓迎!!」 「ありがとうございます。何かすっきりしました~」 「梢ちゃんて本当に面白くっていい子ねぇ。ますます好きになっちゃった。あたしが三田先生なら絶対にぶちゅ~ってしてるところね」 「ぶちゅう~!?」
13. 三田先生のお誕生会が始まった。 造形美術教室の生徒さん、保護者のパパとママたち、卒業生が何十人も集まっている。 イッくんと多華乃さん、それにウチの母ちゃんもちゃんと揃っていた。
司会のれいらさんが開会を宣言した。 続いてイッくんが卒業生代表として挨拶。・・その直後。 ぱーん! 正面にあったケーキからクラッカーが弾けて紙吹雪が舞った。 「三田先生っ。はっぴぃばーすでーぃ!!」 ケーキが上下に割れて、中から立ち上がったのはウチやった。 母ちゃんの作ってくれた白い衣装を着ていて、手には花束。 ケーキから出て花束を三田先生に渡した。、 子供たちは大喜び。他の人たちからも大きな拍手。
ウチが飛び出したのはケーキの形をしたびっくり箱。 その正体は前日に湊が作ったダンボール製のケーキだった。 これをイッくんがたった一晩で改造してくれた。 クラッカーを取り付けて紙吹雪が飛ぶようにした。 上下に分離できるようにして内部を補強し、小柄な女の子なら収まる空間を用意してくれた。 ホンマ、イッくんって何でもできるスーパーマン。
「ご苦労様!」 花束を渡して戻って来たウチをれいらさんが労ってくれた。 「ケーキの中でドキドキした?」 「はいっ。次にパーティするときは一緒にびっくり箱しましょ!」 「いいわね!」 ウチは皆が集まる前からケーキの中にずっと隠れていたのだった。
お誕生会はそれから子供たちが歌ったり踊ったり、造形美術教室の昔のビデオを上映したりして進行した。 そしてメインイベント。ウチとれいらさんのイリュージョンの時間になった。
14. れいらさんが衣装を着替えて出てきた。 「うわあ」「れいらちゃーん!!」 「すごーい!」「キレイ!!」 大人も子供もみんなびっくりしてるなぁ。 「みんなー! お姉ちゃんこれから頑張ってマジックするよー。立ち上がったりしな��で見てねー」 「はーい!!」
れいらさんは真っ赤なボディスーツとその上に短い黒ジャケットを着ていた。 ボディスーツはハイレグで胸のカットも深い。 バニーガールみたいにも見えるし、白いブーツを履いているからレースクイーンのようにも見える。 エロくて恰好いい。 母ちゃんが「萌える~!!」と雄叫びを上げながら作ったコスチュームだけのことはある。執念がこもってるわ。 何人かのパパが見とれてしまってママから叱られているのもお約束。 さすがにこれを女子高生に着せて小学生の前に立たせるんはええのかと心配やけど、三田先生が手を叩いて喜んでるから構へんのやろうね。
れいらさんが手招きした。さあ出番や。 「マジックをお手伝いしてくれる梢お姉さんです!」 「よろしくーっ」 ウチはスーツケースを引いて出て行く。 あの中古のスーツケースはイッくんが改造して外観が変わっていた。 正面と裏側に細長い穴が6つ。 これはサーベル(剣)を刺すための穴。 ギミックの都合でキャリーハンドルは上げたまま固定。
ウチはお客さんの方に背中を向けると両手を後ろで組んだ。 その手首にれいらさんが手錠を掛けた。 左右に引っ張って手錠が外れないことを示す。 それが済むと、れいらさんはスーツケースを倒して蓋を開いた。 スーツケースの中は仕切り類が全部外されていた。 代わりに蓋の裏に剣刺しのギミックがついて、少しだけ狭くなったけどウチが入るのには問題ない。
うちは靴を��がせてもらって裸足になり、��ーツケースの中に横になった。 膝を引き寄せて身体を丸くする。 簡単な所作やけど、一発で決まるように何回も練習したんやで。
れいらさんはスーツケースの蓋を閉じようとする。と、中身が大きすぎるのかなかなか閉まらない。 蓋にお尻を乗せて座って閉めた。パチンとロックを掛ける。 キャリーハンドルを両手で握り、重そうにスーツケースを立てた。
れいらさんが次に手に取ったのはサーベルだった。 これもイッくんの手作りで、長さ1メートルほど。 銀色のブレード(刃)と手元が束(つか)になっている。 れいらさんはブレードを指で撫でて痛そうな顔をした。 「怖い人は目をつぶってねー」 スーツケースの後ろに立ち、一番上の穴にサーベルの先端をあてがった。 何人かの子供が自分の手を目の前にかざした。
15. カチャリと音がしてスーツケースが閉ざされた。 ウチはもう外へ出られない。 ぐらり。 スーツケースが立てられて世界が90度回転した。 いよいよここから本番。 ウチはスーツケースの中で深呼吸する。 こんな姿勢やから本当の深呼吸は無理やけど、大切なんは気持ちやからね。
スーツケースの中で身体を捩じった。 背中で手錠を掛けられていた両手を前に回した。 そんなことができるのは、左右の手錠が分離できるからだった。 手錠の鎖は紐で繋がっているだけで、その紐はリールで伸びるようになっている。
前に出した右手で左の壁をまさぐり、そこに6個並ぶレバーを探し当てた。 蓋の裏にはサーベルの一部、ブレードの先端だけが隠されている。 レバーを動かすとスーツケースの蓋の穴からその先端が突き出る仕組みになっている。 一方、れいらさんが持つサーベルは、スーツケースの穴に押し込むとブレードが縮んで束の中に収まる仕掛けになっているのだった。
「・・スチール製のメジャーがあるだろう? あれと同じ構造だよ。ブレードは硬いように見えて実は巻き取られてるんだ」 「?」「?」「?」 ウチもれいらさんも、一緒に聞いていた多華乃さんも、イッくんの説明はさっぱり理解できなかったと思う。 理屈は分からんでも、効果は分かった。 後ろからサーベルを押し込むのに合わせてレバーを操作したら、お客さんにはサーベルがスーツケースを貫通したように見える。 大切なのは二つ。 二人のタイミングを合わせること、それから6��ある穴の順序を間違わんようにすること。 それさえ守ればバッチリのはずや。
れいらさんが最初の穴に1本目のサーベルを押し当てた。 コツン。 スーツケースの中に音が響く。 ウチは1秒待ってレバーを下げた。 これでサーベルの先端がにょっきり顔を出したはず。
2本目、3本目。 ウチは順番にレバーを操作した。 後で聞いたら子供たちとパパママたちはビックリしていたらしい。 ウチが本当に刺されたって思った子が多かったんやて! うわぁっ嬉しいぃ、って叫んでしもたよ。 4本目、5本目、6本目。 全部のサーベルがスーツケースを突き通った。 れいらさんはそのスーツケースをくるりと回してお客さんに全体を見せた。
今度は後半。サーベルを抜く演技になる。 レバーを逆の向きに動かせばブレードの先端が引っ込み、同時にれいらさんがサーベルを引き抜いたらええんやけど、実はこれはけっこう、ちゅうか、かなり難しい。 前半でサーベルを刺すときは、れいらさんがサーベルを押し当てる音を合図に、少し遅れてレバーを動かせばよかった。 「・・でも、抜くときに少し遅れるのは困るんだ。ちょっと考えたら判ると思うけど」 「?」「?」「?」 またしても女性3人はイッくんの説明を理解できなかった。 「後ろで引き抜いてるのに、前に出ている先端がそのまま残っているのは不自然だよ。あれ?って思われてしまう」 「そうか」 れいらさんが気付いた。 「前も後ろも同時じゃないといけないんですね」
イッくん細かい。でもその通りやな。 ウチとれいらさん、スーツケースの中と外でタイミングを完全に合わせないといけない。 何か合図が要る。でもどうやって? イッくんのアイデアは単純やった。 「それならお客さんに合図してもらおう 」
16. 子供たちに向かってれいらさんが呼びかけた。 「みんなー、梢お姉さんが穴だらけになっちゃいました! 助けてあげたいですか?」 「助けてあげたーい!」 「じゃあ、この剣を抜きまーす! 何本抜かなきゃいけないかしら?」 「ろっぽん!!」 「1本ずつ抜くから一緒に数えてくれるー?」 「はーいっ」「数えるー!」 「数え間違ったり、声が揃っていなかったりしたら、梢お姉さんは死んじゃうかもしれないよ?」 「だめー!」「やだあっ!!」 「じゃあ練習しよう! いい? ���ーのっ、いーち、にぃーい・・。ああぁっ、ダメダメ揃ってないっ。もう一回!」 全員が揃って1から6まで数えられるまで練習させた。 「いくよ? せーの!」 「いーっち!」 れいらさんがサーベルを引き抜くと同時にブレードの先端が引っ込んだ。 「にぃーい!」 子供たちの声が響く。リズムもペースも綺麗に揃っていた。 「さーん!」 どんどんサーベルが抜けて行く。 「しいー!」 あと2本! 「ごぉー!」 これで最後!! 「ろぉーっく!!」
「はーい! 全部抜けたねー! 梢お姉さんは無事かなー?」 スーツケースを横に倒して、ロックを解いた。 カチャリ。 横になっていたウチが身を起こした。 「うわー!!」「あれー!?」 白い衣装がピンクに変わっていた。 立ち上がって一回転して見せた。 どうかな? 母ちゃんの作ってくれた早変わり衣装。 可愛いでしょ?
れいらさんに手錠を外してもらう。 小声で言われた。 「知らなかったよ。びっくり!」 「えへへ。黙っててスミマセン」 二人並んでお辞儀をした。
三田先生が駆け寄って来た。 「すごいすごいすごい!! どきどきしちゃった! ありがとう!!」 イッくんも来て握手してくれた。 「やられたよ。衣装チェンジとはね」
もう一度拍手を浴びながら皆でお辞儀した。 お客さんの中に母ちゃんと湊が座っているのが見えた。 湊は黙ってサムズアップしてくれた。 あんた、どこでそんなゼスチャー覚えたの。格好ええやんか。 ウチも笑って親指を立てて返す。 すると母ちゃんまで指を立ててウインクした。 母ちゃんっ、指が違う. 立てるのは中指やのうて親指やちゅうねん。
17. それから二週間経った夜。 ウチと母ちゃん、れいらさん、イッくんと多華乃さん夫妻、そして三田先生がレストランの個室にいた。 三田先生がお誕生会のお礼にと招待してくれたのだった。
「ウチ、フレンチなんて初めて」「あたしもです!」 「お箸で食べるフレンチ、いいですねー」 「友人のお店なの。形式張らずに楽しんでちょうだい」 ワインとノンアルコールのスパークリングで乾杯。 「あら、あなたたちもノンアル?」 先生がイッくんと多華乃さんに聞いた。 「僕らは後でいただきます。今は、ちょっと」 「彼、リベンジする気なんです」 多華乃さんが言った。 「タカノ、いきなり言う?」 「いいじゃない。頑張るのは私だよ?」 「あ、ぴぴっと来たっ。イリュージョンするんでしょ!」 れいらさんが言った。 イリュージョン!?
「この人、梢ちゃんの衣装チェンジに全部持ってかれたこと未だに根に持ってのよ。子供みたいでしょ? うふふ」 「そんなことはないよ。僕は」 「うん、イッくんってそうだよね」「分かるわ」「イッくん、ホンマですか?」 「ぼ、僕は・・」 「あまりイサオを苛めないであげて。その分、私が彼に苛められるんだから♥」 謎めいた微笑の多華乃さん。 他のみんなは笑っている。母ちゃんまでウンウンって頷いて。 まさかこの二人、ムチとローソクでSMプレイしてたりする?
18. 「ええっと、やろうか」「はい!」 イッくんと多華乃さんは席から立ちあがった。 一度出て行って戻って来た。 持ってきたのはあのスーツケースと紙袋。それからサーベル、ではなくて金属の細い棒。 「先日とは趣向を変えたスーツケースイリュージョンをやります。・・これは」 イッくんはそう言って金属棒を持って水平に構えた 「ステンレスの丸棒です。直径5ミリ、スーツケースの穴をぎりぎり通る太さです。先端を円錐形に削り出しました」
イッくんはスーツケースを床に倒して蓋を開いた。 れいらさんが黙ってウチの肩を叩いた。それから開いた蓋の裏を指差す。 !! あの剣刺しのギミックがない。 蓋の裏に張り付けられていた黒いパネルのような仕掛けがなくなっていた。 6個の穴がはっきり見えた。
多華乃さんがさっとシャツを脱いだ。 ブルーのスパッツ。その上は黒いブラだけ。格好いい!! スーツケースの中に入って膝をついた。 そのまま身体を逆海老に反らしてスーツケースに収まる。むちゃくちゃ柔らかいやないですか。 イッくんが多華乃さんの肌を撫でる。ああ、また。 「あら♥」「まぁ♥」 嬉しそうな声を上げたのはウチでもれいらさんでもなく、三田先生と母ちゃんだった。
イッくんはにやりと笑うと蓋をぱたんと閉じた。 すかさずスーツケースを立てて起こす。 紙袋から縄束を出してスーツケースに巻きつけ、荷物みたいにきりきり縛った。
れいらさんがウチの耳元でささやいた。 「多華乃さん、頭下向き」 ホンマや! あのポーズで逆立ち?
イッくんはスーツケースの後ろでステンレス棒を水平に構えた。 「前後の穴を一発で通すのが難しいんだ。・・練習の成果をご覧あれ��� 息を整える。 いきなり穴に突き刺した。合図も何もしなかった。 反対側の穴から棒の先端が飛び出す。 すぐに引き抜き、別の穴に突き刺した。 抜いては刺してを何度も繰り返した。 むちゃくちゃ速かった。
今度はステンレス棒を6本、スーツケースの横に並べた。 まず1本を突き刺した。 すぐに次の1本を持って突き刺した。 立て続けに全部の棒を刺してしまった。
「・・おっと失礼」 テーブルにあった紙ナプキンで、一番下の棒の先端を拭いた。 ナプキンが血に染まったみたいに赤くなった。 ひょえー。 ウチらのイリュージョンより迫力ありまくり! 多華乃さんがどうなっているのか想像できなかった。 ぎちぎちに縄で縛ったスーツケースの中で、無理なポーズで逆立ちで。
「では助けてあげましょう。彼女が無事でいるかどうか心配です」 ステンレス棒を全部引き抜き、スーツケースの縄を解いた。 床に寝かせて蓋を開ける。 入ったときと同じポーズの多華乃さんが現れた。 ぐったりしているみたいやった。 イッくんが多華乃さんの背中に手を当てて起こした。
血!! 多華乃さんの胸と脇腹から真っ赤な血が流れていた。 ええ!! まさか、大怪我!? れいらさんも驚いて固まっている。 「・・ええっと、残念ながらイリュージョンは失敗したようです。妻は天国へ旅立ちました」
ガタ! 立ち上がったのは母ちゃんやった。 自分のナプキンを掴むと、二人に近づいて多華乃さんのお腹をごしごし擦った。 「ひ、・・きゃはははっ」 多華乃さんが身を捩って笑いだした。 「あーん、ごめんなさい!!」
「あんたら、やりすぎ! これ、ケチャップでしょ?」 母ちゃんが言う。母ちゃんの目も笑っていた。 「恐れ入りました」 イッくんが謝った。 「最後まで騙せると思ってたんですけど、さすがですね」 「昔よく使ったわ。匂いで分かるからお客さんと近いときは注意が必要なの」 「勉強になります」
19. 食事が済んで、三田先生がイッくんに聞いた。 「さっき、もし桧垣さんに見抜かれなかったらどうするつもりだったの?」 「そのときは蘇生措置をして生き返らせる予定でした」 「ウソ。スーツケースに入れて持って帰るって言ってたじゃない、イサオ」 「そっちの方がよかったかな?」 「そうね。私はまる1日詰められてもイサオのためなら耐えるわよ♥」 「多華乃ちゃん」「はい?」 三田先生がいきなり多華乃さんの頬を両手で挟んでディープキスをした。 「ん! んんん~っ!!」 「素敵よ、その心がけ。でも新婚だからってサービスしすぎると、彼、図に乗るわよ」 「はぁ、はぁ、・・はい」
「次は、」 三田先生が顔を向けたのは・・、ウチやった! 「一番頑張ってくれた梢ちゃん♥」 「は、はい」 ウチは顔を近づけてくる先生から逃げられなかった。 「本当に、一番お礼を言いたかったのはあなたなの」 「うわ♥」れいらさんの歓声が聞こえた。 「これからも、お願いね」 ちゅう。 マウスツーマウスでキスをされた。 女の人相手で快感やったというと変態みたいやけど、本当に気持ちよくてうっとりしてしまった。 ウチは皆が見ている前で60歳のおばちゃんにファーストキスを奪われたのだった。
・・それからウチは長いことイリュージョンの活動をすることになった。 イッくん夫妻とれいらさんにはまだ���密があったけど、それを知るのはずっと先のことだった。
────────────────────
~登場人物紹介~ 桧垣梢(こずえ):14歳、中学2年生。一人称は『ウチ』。 桧垣湊(みなと):8歳、小学2年生。梢の弟。造形美術教室の生徒になる。 桧垣純生(すみお):46歳。梢と湊の母ちゃん。旧姓鈴木。 三田静子:60歳。小学生向け造形美術教室の指導者。嬉しいと誰が相手でもキスする癖がある。 玻名城(はなしろ)れいら:17歳、高校2年生。造形美術教室の卒業生で教室を手伝っている。 酒井功:25歳。造形美術教室の卒業生。趣味でイリュージョンをやっている。通称イッくん。 酒井多華乃(たかの):25歳。功の新妻。身体が柔らかい。
4年前に書いた 多華乃の彼氏 と 多華乃の彼氏2 での仕込みをようやく回収しました。 仕込みとは、造形美術教室の先生の名前を三田静子にしたこと、そしてイッくんが京都に行って人間くす玉をクレクレしたことです。 大抵の場合、回収方法はまったく考えずに執筆時のノリだけで仕込むので、そのまま放置で終わることも多いです。 今回はAIで作成したイリュージョン絵(=スーツケースに女の子が入って笑っている絵)が中学生のように見えたことから、この女の子を純生さんの娘にして仕込みを回収することにしました。 純生さんと三田先生のエピソード(純生さん中学3年生のとき)は『三田静子』をサイト検索すれば出てくるはずなので興味のある方はお読みになってください。
今回のイリュージョンは3つ。 イッくんのマンションでやった袋詰めからの脱出は、現実に演じることが可能と想定しています。 ただし、あの部屋(正確にはソファと隣接してキッチンがある)かつ観客が少人数でないとできないので、舞台で演じるには向きません。 袋の上から多華乃さんのボディを撫でまわすのは夫婦のイリュージョンだからできることですね。
梢ちゃんのスーツケースイリュージョンは、前記の通りスーツケースに入った女の子をAIに描かせたので、それなら剣を刺してしまえと考えたものです。 ダンボールの剣刺しはよく見かけるイリュージョンですが、スーツケースは珍しいかもしれません。 サーベル回避のギミックは、これならできそう?というものをイッくんに考えてもらいました。 刺すときと抜くときのタイミングの相違は作者のこだわりです。お読みの皆さまには面倒くさかったら申し訳ありません。
梢ちゃんのスーツケースで仕掛けを凝ったので、多華乃さんのスーツケースは一切ギミックなしの命がけです(笑)。 ダンボールよりはるかに狭いスーツケースの中、軟体ポーズでその上逆立ち。いったいどうやって6本のステンレス棒をすり抜けたのでしょうか? 最後に母ちゃんが止めたのは本当はルール違反です。 元プロだから分かっているはずですが、レストランで血まみれは悪乗りが過ぎましたね。
本話の最後��梢ちゃんの今後を示唆しました。 イッくん夫妻とれいらちゃんの秘密とは、もちろん 前話 で描いたあの趣味です。 梢ちゃんがどんなM少女に育って行くのか作者の私も楽しみです。
挿絵は今回もすべてAIで生成して一部手修正を施したものです。 一番うまくできたのはれいらちゃんのマジシャン姿。やはりAIは単純な立ちポーズなら簡単です。 ここのところAIに描かせた絵にストーリーをつける小説が続きましたが、次回以降はストーリーを先に考えて挿絵をつける従来の手順で進めたいと思います。 しばらく時間が開くと思いますが気長にお待ちください。
最後に小説ページの体裁について。 tumblr の入力エディタが更新され、従来の入力方法(HTML入力)が使いモノにならなくなりました。 大きな変化がないように努めていますが、一部違和感があるのはお許し下さい。 (例えば、後書き前の区切り線が引けない~泣)
それではまた。 ありがとうございました。
[Pixiv ページご案内] こちら(Pixiv の小説ページ)に本話の掲載案内を載せました。 Twitter 以外にここからもコメント入力できますのでご利用ください。(ただしR18閲覧可能な Pixiv アカウント必要)
2 notes
·
View notes
Text
20240307
むーちょ(むーちゃむーちょ) @ringonoDANGO 2024/03/07 (木) 23:37:33 Replying to @ojro_men そーなんですの〜( ´∀` )b akko @akkoro_men 2024/03/07 (木) 23:34:05 Replying to @ojro_men あーおさと喋りたいけど、寝ます😴 おやすみなさい♥️ みーにゃん @minyan_3939 2024/03/07 (木) 18:48:15 Replying to @ojro_men たくさん寝るのはいいことですね〜☺️ こちら寝不足気味で絶賛ウトウトしてます…😴 おはこんばんは〜🌙 あられ @0416_haha 2024/03/07 (木) 16:04:29 Replying to @ojro_men こんにちは😊
ゲーム作ってるうちの子、 毎日頑張ってます🙋♀️ 治さんやteam治の皆さんに 何処かで楽しんでもらえているなら 嬉しいなぁ☺️ ありひろちゃん @arihiro_CHAN 2024/03/07(木) 15:46:02 Replying to @ojro_men おはようございます 12時間とはたっぷり寝ましたねー! gash @a_kie_1123 2024/03/07(木) 14:06:42 Replying to @ojro_men おはよーございます😊 おー半日睡眠💤スッキリお目覚めですか🤗 Ayaka Oshikata @AyakaOshikata 2024/03/07(木) 14:02:22 Replying to @ojro_men おはようございます😃 sayaka @saya103 2024/03/07(木) 13:49:38 Replying to @ojro_men こんにちは☀️ 明日は雪になりますかね❄️ hiroちゃん (ひろiro) @iro_one_iro 2024/03/07(木) 13:44:50 Replying to @ojro_men 😳12時間も寝られるって すごいです💦 私は逆に🎮して夜ふかししてしまいました😅 睡眠大切ですよ〜睡眠不足は次の日に差し支えますシミジミ 空雲 日晴 @soRaguMO_hisei 2024/03/07 (木) 13:32:50 Replying to @ojro_men 神様、おはようございます😊 Good sleep🎶
私は朝から夜寝てるあいだも ずっとレミオロメンを流す生活をしていたら、
目覚めが良くなりすぎて若干…寝不足です😂
でもレミオロメンを聴いてれば 元気だから問題なし🎶 今日も良き一日となりますように! 𝓨𝓾𝓴𝓲* @yukiheartweaver 2024/03/07 (木) 13:24:48 Replying to @ojro_men おはようございま���す🥰 くう間もん @kasu3iro 2024/03/07 (木) 13:15:21 Replying to @ojro_men おはようございます😊☀ 睡眠💤チャージ!!👏👏👏 大切!!!です!✨✨美肌!✌☺️オサさん❣❣ あずみ @azm221 2024/03/07 (木) 12:58:07 Replying to @ojro_men おはようございます☺️ たっぷり睡眠、良きですね☺️ remiofan @remiofan 2024/03/07 (木) 12:54:36 Replying to @ojro_men おはニキ🙋 se-co @seico77 2024/03/07 (木) 12:43:22 Replying to @ojro_men おはようございます✨ ももくるひめ @momokurumihime 2024/03/07 (木) 12:38:49 Replying to @ojro_men おはようございます! 睡眠たっぷりで素晴らしすぎます きしめんRI-nem @rijooki 2024/03/07 (木) 12:34:37 Replying to @ojro_men おはようございます☁ よく寝てお利口さんですね😴
昨夜はコチラもグーグーしてました(՞- -՞)ᶻᶻᶻ まき @H8_maki19 2024/03/07 (木) 12:32:56 Replying to @ojro_men おはようございます♪😊 たっぷり睡眠取れましたね〜🥱 Alice @Alice6499530073 2024/03/07 (木) 12:28:55 Replying to @ojro_men おはようございます♪
連日のお疲れが…‼︎ ゆっくりしてくださいね yoshino @yoshino3996 2024/03/07 (木) 12:25:30 Replying to @ojro_men おはようございます😊 この頃は特にお忙しかったから。たっぷり眠れて良かったです!睡眠だいじです。やっぱりツイキャスは幸せですね🍀インソールが療養費って、勉強になりました。治さん、男性アイドルみたいに細マッチョになるのかしら。体が柔らかいのは羨ましいですけど、大変さもあるんですね。 くもうさぎ姫 @kumousagihime 2024/03/07 (木) 12:21:14 Replying to @ojro_men おはようございます☀😊 midorichan0522 @midorichan05221 2024/03/07 (木) 12:13:25 Replying to @ojro_men おはようございます☀️ 睡眠大事ですよ~😉👍 たまにはシッカリタップリ爆睡して下さいな😊 お仕事頑張って来まぁす🚙💨 今日も良い一日を~🙋 さとみ @remisato 2024/03/07 (木) 12:05:06 Replying to @ojro_men こんにちは(*´∀`*)ノノ
羨ましい睡眠時間🥺 あんみつ彦 @anmitsuhico 2024/03/07 (木) 12:03:34 Replying to @ojro_men たっぷり睡眠とりましたね😃☀️ おささん、おはようございます😊 すぎっち☆。.:*・゜ @sug1cch1_R1 2024/03/07 (木) 12:01:37 Replying to @ojro_men 睡眠たぷりおはよう! 琥珀🎸✨🔥🎵 @c90fd72c0f0341f 2024/03/07 (木) 12:00:35 Replying to @ojro_men おはようございます😊 いっぱい寝ましたね😴 megmeg🐥🌸🐰 @megmeg_fblc07 2024/03/07 (木) 11:59:28 Replying to @ojro_men 12時間〜〜〜🙀 そういう季節になりましたょね😂💦 おはよおさん🐥💓✨☁️ hello-D(ヘロ) @helloD93779629 2024/03/07 (木) 11:58:02 Replying to @ojro_men よく寝ましたね💤🤭 おはようございます☺️🌄 ちはるん♪ @chiharu509 2024/03/07 (木) 11:54:28 Replying to @ojro_men おはようございます🐹☕ 今日は晴れて気持ちいいですね🌞 疲れが溜まってるんですよ🥹眠い時は寝ましょう٩(๑òωó๑)۶🐏🐏🐏✨ むーちょ(むーちゃむーちょ) @ringonoDANGO 2024/03/07 (木) 11:52:55 Replying to @ojro_men おーたっぷり寝ましたな🎵 春はあけぼーのぼのぼーの🌸🍓 スマイルりん @FT_lovelysmile 2024/03/07 (木) 11:51:19 Replying to @ojro_men こんにちは〜🫠 akko @akkoro_men 2024/03/07 (木) 11:50:15 Replying to @ojro_men おはようございます☀️ かなもん @kaname35 2024/03/07 (木) 00:06:43 Replying to @ojro_men 治さん生誕祭ツイキャス参加できなくて残念…。遅ればせながら44歳おめでとうございますー\(^o^)/逆に私も治さんからおめでとういただきましてとてもHappyでした!ダンディ治さん素敵な一年になりますように。
0 notes
Text
ママの腕の中で寝かしつけてもらう猫が可愛すぎる… 短足マンチカンの男の子、プリンとメルです! この動画を撮った後、電気を消したらグーグー言って爆睡してました。 もう少し ... via YouTube https://www.youtube.com/watch?v=65uLmWF8ZCs
0 notes
Text
長濱ねるwithマイメロ達(潤さん、健さん、太賀さん)
最初に長濱ねると2人でデドバとヒューマンとスプラをしました!この日はわたし前日に沢山寝れて気分がルンルンだったのでテンション高めです。ダルいです。(自分で言う)
いったんね?このキラーと仲良くなりました。言えばわかる子でした。グーグーですよ、とても。長濱ねるがキラーに急に交渉し始めたんだよね、野良2人が釣られたあとに。で、発電機回させてくれて、治療させてくれて、脱出までさせてくれました、なんて出来たキラーなんでしょう!!
その次にヒューマンです。今回はふたつのステージをクリアしたね!こりゃまた、グーグーです!「私たちならできるよー」「私たち天才だよー」安定のバレー部です。
で、その次にこれ。みてみて、お揃いにしたの。プレートも。可愛くない!?「しゃけ」と「おかか」です。おそろい急に増えたねー!同じ日に名前変えたので1ヶ月オソロっちです。
最後にマイメロ(潤さん、健さん、太賀さん)たちと合流して、なんのゲームする?で選ばれたのはマリカでした。みんな強いの。前��てた時は上手いね上手いね言われて調子乗りまくってたのに今は勝つことが精一杯で、ドライアイなのに瞬き少なめで頑張ってます。終わった頃には目がカピカピです。なんかね、電話始めて速攻太賀さんのマイメロのモノマネで「あのね。」にめちゃウケてゲラ隠せなかった、くっそー悔しい。いや、めちゃおもろかったのよ。初めましての時から太賀さんまあまあツボ。そんな太賀さんとチーム戦で同じチームになれました!負けましたが!ね!潤さんと敵チームなって風船ゲームしたんだけど、私の投げた甲羅が潤さんにヒット。「いってぇ!」に対して咄嗟に出た言葉が「ごめんなさい!」だったんだけど、優しく「いいんだよ、そーゆーゲームだから」って言ってくれたのに周りのガヤが「潤くんヤクザと思われてるんじゃない?」「小指詰めろとか言っちゃう系?」とか言ってたのを全否定したいくらいには思ってないですし、仲良くなりたいと思っております!だから、あれだね、仲良くなる第一歩。呼び方変えようの巻!健さんはねゲームがうますぎてもう、何も言えないです。しれっと甲羅当て、当てられ。その繰り返しです。長濱ねると並んじゃうレベルにゲーム上手くて勝手に負けず嫌い発動してます。何なら勝てるでしょう?何なら下手ですか?苦手なゲームして勝たせて下さい。皆さんと遊ぶのもう何回目とかなのに未だに人見知りすぎて横田真悠笑ってるだけですが、今後も何卒。
長濱ねるへ。いっぱい遊んでくれてありがとう、いっぱい色んな人がいる所に遊び誘ってくれてありがとう、いっぱい笑わせてくれてありがとう、いっぱい笑ってくれてありがとう、あなたには沢山のありがとうがめちゃ溢れてます。これからもどうぞ私と沢山遊んで沢山笑い、時には煽られ、煽りまくり。そんな関係をこれからも続けて行けたら嬉しいね、てか末永く宜しくね!以心伝心だからね!ORANGERANGE流しちゃうんだからっ!私たち双子らしいからね、好きなタイプから、してるゲーム、笑いのツボ似ててしんどいです。今度も歌いながらゲームしようね!
0 notes
Text
スナックの良さ
30を超えて、ようやっとなぜおっさんが水商売の店に飲みに行くのかわかるようになってきた。
ここで言っている水商売ってのは、仲間同士でワイワイと2軒目に行くキャバのことじゃないぞ。
仕事終わって、一人でしっぽりと行く、地元のスナックとか、パブの事だ。
店で一番若い子がアラフォーくらいの店な。
地元のおっさんなんかが入り浸っている、冴えない店だ。
20代のお前は、こんな店の存在理由がわからないだろう。
なんでババアの顔見ながらまずい酒飲まなきゃいけないんだ、って思っているだろう。
俺もそう思っていた。
でもな、お前も40になった時、多分あの店のカウンターで、真露飲みながらカラオケ歌ってるぜ・・・。
20代のうちはさ、給料も全部小遣いだし、地元や大学からの友達もいるし、会社の同期とも仲良しだし・・・
女と飲みに行くのは容易かったよ、俺だって。
でもさ、三十路の声が聞こえてくる歳になると、嫁子供ができて小遣いは減るし、女友達はみんな嫁に行って子供生んだりするし、
転職して同期とも疎遠になったりするし・・・
飲みに行く女友達が一人、また一人と、減っていくんだよ。
おい、20代のお前、よく聞けよ。
今、回りにいるイイオンナ、そいつらはみんな、早晩売れていっちまうんだ。
もちろん、友達としての縁は続くよ。
でもさ、「今晩ちょっと飲んでいこうぜ!」なんて言う訳にはいかなくなっちまうんだ。
俺もそんな日が来るとは思っていなかった。
でも、確実に来る。
仕事で疲れて、ちょっと女の子とフワフワした無意味な時間過ごしたいなーと思っても、電話できる相手がいないんだよ。
あの子はもう1年も会ってないし、あの子は子供が生まれて授乳中だし・・・
誰にも電話できねーんだ。
で、タメじゃなくて、会社の若い子を誘ってみようと思ったとする。
お前が運良く標準以上のジュアルビで、清潔感が有り、仕事がそこそこできるなら、会社の年下の子も飲みに行くのに付き合ってくれるだろう。
若い子と飲みに行くのは楽しいよな。
さあ、お望みのフワフワした無意味な時間だ・・・とはならない。
相手は、お前のことをそれなりの目上の人間だと認識して話しかけてくる。
お前も立場があるしな。
アホな姿晒すわけにはいかねーんだよ。
おまけに、自分より5-10歳若い子と行くんだ、笑笑に連れて行くわけにはいかねーし、会計も当然お前持ちだ。
カネがかかるんだよ、けっこうな。
田中泰延の大先輩いわく、「二十歳の男が、二十歳の女の子と付き合うには、財布に1万円入っていればいい。
三十歳の男が二十歳の女の子と付き合うには、財布に10万円入ってないと恥ずかしい。
四十歳なら100万円、五十歳なら1000万円、六十歳なら1億円、財布に入ってないと恥ずかしい。」
これは真実だ。
自由になる金が必要なんだよ、歳相応にな。
だけど、お前には嫁さんと小さな子供がいて、小遣いが月4万円だったりするんだよ、昼飯代込みで。
10万なんて大金、財布に入ってねーんだ。
若い子と、ちょっといい店に1回飲みに行ったら、次の給料日まで昼飯はコンビニおにぎりか立ち食いそばになる。
それに気付いているから、会社の若い子には声が掛けられないんだよ。
家に帰って嫁さんと話すればいいじゃんって思っただろ?お前。
青いな。
青すぎる。
空より蒼い。
藍より青し。
嫁さんがちゃんと話し聞いてくれりゃーこんなに悩んでねーんだよ。
俺も結婚した時は、「これでソープなんかに一生行かないで済むわwww無料���俗GET!!!」とか思ったよ。
でもな、現実はそんなに甘くねーんだ、これが。
育児につかれた嫁さんは、家に帰るとグーグー寝てる。
朝は朝で、子供の幼稚園の準備やら何やらで忙しい。
たま~に休みの日の夜なんかに、運良く二人の時間がとれたとしても、「幼稚園のママ友が…」とか「マンションのゴミ出しが…」なんていう、
向こうの愚痴を聞く時間だ。
こちらの話など聞いてもらう時間はない。
当然、セックスなど子供が生まれてから一度もしてない。
これが現実だ。
繰り返す、これが現実なんだよ。
30代の入り口の時点でこれだ。
40代になった時なんて、もう目も当てらんねーよ。
今の俺の現状に加え、子供の進学・親の介護・中間管理職・糖尿病・デブ・ハゲ・加齢臭なんて奴らが、俺から時間と金と魅力を奪い、女を遠ざけるだろう。
もう生きる希望もねーよ。
そんなお前に、唯一手を差し伸べてくれるメシアがいる。
スナックのおねーちゃんだ。
多少トウが立っていようが、ちょっとふくよかであろうが、そんなの関係ねーよ。
いつでもニコニコしながら、俺達にフワフワした無意味な時間を与えてくれる天使だ。
こっちの愚痴に、全肯定の姿勢で答えてくれる女神だ。
2時間喋って飲んで柿ピー食べてちょっとカラオケ歌って4000円だ。
月3回は行ける。
なんて素敵な場所なんだ。
今はまだ、かろうじてスナックには通っていないが、40歳の俺は、間違いなくスナックに通っているだろう。
安っぽい柿色のカウンターで、チーズおかき齧りながら、みゆきちゃん(39歳:バツイチ)に、グダグダ会社での出来事を愚痴っているんだろう。
あゝ、なんて素敵な未来!
0 notes
Text
鳩ってなんなんだ。マジでわからん。
6月頭にうちに来た時はテロテロした生暖かいお手玉みたいな塊だったのに、生後2ヶ月ですっかり鶏よりも大きくなってさあ。そのくせ自分の鳴き声がピヨピヨからポーポーに変わったときのうろたえ方といったら。
手を出すと怒ってつつくくせに、ソファーに人間がいると隣にやってきて座布団を占領しグーグー寝ているときた。
それでこの清らかな瞳。鳩マジでわからん。可愛い。
0 notes
Text
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ考察⓪-2 『The Hoods』の登場人物たち
引き続き『The Hoods』の解説です。���構長い話なので登場人物も多いこと多いこと! 太字の人しか読まなくて大丈夫です。
映画に出ない登場人物
ピピ……アイリッシュ。少年時代に出会う。発育不良で小さい。ジェイクとグーグーを合わせてルーツは違うがグリーンホーン(緑の少年たち)。
ジェイク……ユダヤ人。ピピの仲間。身体が大きい。詩と謎かけが好き。
グーグー……ユダヤ人。ピピの仲間。しゃんとしてる。
ファニー……ヌードルスと同い年で同じアパートに住む少女。若干太っているよう。映画における少女時代のペギーの役割を一部果たす。
ドロレス……いわばデボラ。ブルネットが綺麗な少女で、いつも左肩にバレェシューズをかけている。大学卒業後はブロードウェイのプロダンサーに。モーと比べてヌードルスから「蘭とカメムシ」と称される。ひどい。ヌードルスは彼女と十年から十二年のあいだ五回くらいしか会話していない。それマジで脈ないよ。
「教授」……イタリア系。ロワー・イーストサイドに住む発明家で物知り。世界中を巡ったという。ヌードルスとマックスの二人を少年の頃から買っている。
アーサー・フレゲンハイマー……ブロンクス出のオランダ系のギャング。
ジョー・アドニス
レオ・バイク……ブルックリン出のギャング。
トニー・ベンダー
ヴィト・ジェノベーゼ……グリニッチ・ビレッジ出のギャング
チャーリー・ラッキー
ルポ・ザ・ウルフ……マンハッタン出のギャング。
フランク……多分いわばフランキー・マノルディ。本名はフランシスコ。シチリア島出身。イーストハーレム出のギャング。賭博場を持っている。ヌードルスたちに宝石強盗の話とカジノ占有の仕事を持ち込んだ。カリスマ性がある。
ダンディ・フィル……フランクのパートナー。対等だが、謙虚でひたすら裏方に徹している。
ジョーイ……中国系。阿片窟を経営。
ベティ……いわばキャロル。胸は平らで一見大人しげらしい。ヌードルスの考察によるとマゾヒスト。
ジョン・ドゥ……名無しさん。ベティの夫。ヌードルスたちの保険屋強盗に居合わせていた保険屋。寝取られ趣味がある。
モイシェ……十三番街のジッパー職人。引っ越す前のヌードルスの隣に住んでいた。
オスカー・アントワープ……ニューヨークによくいる太った成金。
アンドリュー・ムーア……鉱山労働組合所属。ペギーの娼館に毎週金曜無断侵入していた男。そこに勤める娼婦と結婚していた。
ヒンメルファー���兄弟……ドイツ系。三人兄弟。成金。工場経営者。カモ。
フィリップ……ユダヤ人。ジャージーのホテルに勤める仕立屋。むかし政治家だったが、闘争に負け逮捕、引退した。ヌードルスたちのホテルからの逃走を手助けし、そのままニューヨークに残りモーの店を手伝うことになる。
サルヴィー……イタリア系。悪い評判しか聞かないギャング。組合のストに関係している。
フォーホースメン……警官四人組。リーダーは「中尉」と呼ばれている。チンピラはもちろん、法律を守る市民にも手荒い凶悪な集団。犯罪にも手を染めている。
映画に出てくる登場人物とかの差異
ヌードルス……「ナイフのヌードルス」という異名も持つ。あだ名に異名を重ねるスタイル。元々小説が一人称語りなんだけどそれを踏まえても、映画と比べてよく喋る印象。映画よりもさらにダメ人間。頭は回るのでタチが悪い。
ペギー……金髪。カリスマ高級娼婦なのは変わらず。
パッツィー……イタリア系ユダヤ人。結婚している。
コックアイ……姓はハイミー。でも本名不明。車が彼女。結婚している。
マックス……「ビッグ・マックス」とも呼ばれる。葬儀屋をいとなむ仲間四人が全員共同経営者ではあるが、他から完全にリーダーとして扱われている。ヌードルスはそのことに関して納得している上、彼を尊敬してすらいる。ものを考えるとき鼻をこする癖がある。独身。
ジミー……若いが組合の代表。フィッツという男とともに、サルヴィーという男へストの護衛を頼みに来る。
クラウニング……こんなやついたっけ⁈ となる人もいるかもだがいる。映画において労働組合をいじめていた人だが、原作では金づるにしたい人。ジミーのケツを狙うも、労働組合が葬儀屋に乗り換えたことにより完全に敵対。
イヴ……姓はマクレーン。傷心直後には出会わない。知的で何事にも実直。高貴さもあり、身だしなみも整っている。
モーの店……父親の代はお菓子屋さん。
ファット・モーズ……もぐり酒場であるがとにかく一見お断り。金を入れなければ入れないし女性であれば出入り禁止。映画のと比べて、華やかでなく重厚な雰囲気が強い様子。奥の部屋はヌードルスたちの専用であり、そこでレスリングしたりカードゲームしたり仲良くやってるとのこと。ふーん。
ペギーの娼館……普通の娼館よりいい建物。二階建てで12部屋。そのうち10部屋は家具付きベッドルーム。
0 notes
Photo
周年が終わり。 ゆっくりと日常が溶け込み始めた頃 粋なヤツからの粋な計らいがコレ。 ジュージューするヤーツ! あなたの住んでいる方角をみています。 その方向に向けて 敬礼。 お辞儀。 土下座。 指差し確認。 雨乞い。 レッテル張り。 全部やっています。やっていきます。 ありがとう。 チムチム。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #白老牛 #ギューギューを #ジュージューして #ギャーギャー言いながら #グーグー寝る #チムチム ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ https://www.instagram.com/p/B148jfBpNJL/?igshid=t6kzl605fdf9
0 notes
Photo
カゴのベッドで パンダと寝てるんにゃ #黒猫 #パンダのぬいぐるみ🐼 #グーグー #寝るにゃ #ネコダスケステーション
6 notes
·
View notes
Text
*Planner and Teddy bear of this week*
夫から首を絞められる夢を見ました🥀
びっくりして叫んで飛び起きたのですが、夫は隣でグーグー平和に寝ていました😴💤
さぁ、システム手帳のバインダーとクマ🧸の衣装を着替えて心新たに今週も頑張りましょう😤
I saw a nightmare that my husband strangled me.
Then I cried and jumped, but he was lying peacefully beside me.
Now, I’ve just changed a planner jacket and costume for the teddy bear, let’s enjoy this week again!
#システム手帳#planner#personal organizer#organizer#planner binder#バイブルサイ��#ring bind planner#bindex#バインデックス#personal size#personal agenda#personal planner#手帳好き#手帳#システム手帳普及協会#テディベア#テディベアコスチューム#teddybear#teddy's costume#teddy bear#teddy bear costume#星の王子さま#petit prince#ゾウを飲み込んだボア#ring binder
37 notes
·
View notes
Text
2023/03/21
BGM: UNICORN - デーゲーム
ここ最近読書がはかどらず、今日も池澤夏樹『マシアス・ギリの失脚』を読もうと思っていたのだけれどぜんぜん読めなかった。読書は仕事ではないので自然体で読もうと思っているのだけれど、これは自分が歳を取ったことと関係しているのかなとも思う。若い頃、文字通り寝食を忘れて村上春樹に没頭した時期を思い出す。あまり「若い頃はよかった」的なことは言いたくないのだけれど、それでもあの読書はあの時期、体力と気力が有り余っていた時期だからできたことだったのかと思う。若い頃は読書なんかしないでもっと外向的な活動(旅行するとか留学するとか)をしたらよかったのかもしれないけれど。まあ、何はともあれこれからますますパワーダウンしていくステージに入ることになる。諦めて1冊の本をじっくりスローリーディングするべきかもしれない。本を切り替えてジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』に入ろうか。
仕事中だったのでWBCの様子は皆目わからず、昼休みに結果を知る。メキシコ戦を制したとのこと。以前にここでWBCの盛り上がりに水を差すことを書いてしまったが、自分の不明を恥じなければならないと思った。だが、それでも(むろん、私の交際している友だちの間だけの現象であり全世界的なトレンドではありえないことを断りつつ書くのだけれど)私の身の回りではWBCのことはそんなに盛り上がっていない。この落差はどこから来るのだろうかとも思う。私自身野球のことはぜんぜんわからないのだけど、ともあれこれで「感動をありがとう」的なムーブメントが起こったらイヤだなあ、と思う。国民的な「感動をありがとう」ムーブメントとはつまりナショナリズムの勃興だと思うので、もちろんナショナリズムが一概に悪とは言わないものの私は端的に「ついていけない」と思ってしまうのだった。まあ、変人の戯言である。
友だちに1人、自分の1日の予定をきちんと決めてそれに基づいて行動する方がいる。私とは真逆で、私は予定をぜんぜん決めずに寝たい時には昼でも夜��もグーグー寝て読みたい時はガンガン読むという時間の過ごし方を全うしている。なので見習わなければならないとある時期思ったこともあったのだけれど、私は予定を決めてしまったらかえってガチガチに感じてしまって動けなくなるのではないかと恐れてしまう。過去に「1日1冊本を読む」と決めて過ごそうとして、もちろんできるわけがなくて挫折感を抱いてしまったことがあったのだ(若かったなあ、と思う)。ただ、ここ最近映画を観ていなかったのでやはり「せめて週に2本は映画を観たい」と考え始めたりもしていて、それで悩んでいる。手探りで、オードリー・タンに倣って新しいアプリを試すように日々の習慣を身に着けてみるべきなのかもしれない。
読みたい本を読みたいだけ読む、という暮らし。裏返せば必読書を読まない暮らしとも言える。前にも何度も書いたが、過去に「まだ読んでないのか」とさんざん絞られたことがあって、自分でもどうして40を過ぎてもドストエフスキーを読む気にならないのか禿げ上がるほど悩んだ時期があった。その経験から言えば、結局出会うべき時に出会うべき本とは出会うものだと余裕を持って構える必要があるのではないかとも思う。仮に出会えなかったとしてもそれはそれでしょうがない、とも。大江健三郎のようなマーベラスな読書家がストイックにディケンズやスピノザを腰を据えて読んでいたのを思うと、むしろ私はこのレベルであったとしても「読みすぎ」ているのかもしれない。あるいは、結局私は逆立ちしたってウンベルト・エーコにはなれるわけがないのだから白旗を揚げて私なりの読書道を全うするべきなのかなあ、とも思った。ともあれ池澤夏樹『世界文学全集』は齧っていきたいと思い始めている。
0 notes
Photo
Ramma☕️Ryoga, Otoha and Amane😴💤 オレのママ…1年に一度だけ仕事するねん。 決算なんやて、明日…税理士の先生の所に持って行くんやて、 目がイタイ。肩イタイ。眠い。って文句ばっかり言ってるねん(-_-)。 #眠気覚まし☕️ #大好きな大山崎コーヒーの豆が届いた😍 #ジャンママありがとう❤️ #コーヒー飲んで休憩しよ😂 #文句と休憩ばかり😗 #グーグー寝てるおパグが羨ましいわ😑 #日頃の行いを悔いる時期💦 2017.8.6
16 notes
·
View notes
Text
今日のワンプレート
キーマカレーにしました。
冷蔵庫にねむっていたミックスベジタブルと
そろそろ痛み出しそうなパプリカを使って。
挽き肉は毎日7時過ぎにスーパーに行くと半額になるので、それを。
カボチャのきんぴらとゆで卵を添えて。
サラダも忘れずに。
今日は生理前だからか、頭がいたくて夕食の準備がつらかった。
ワンプレートはじめてから、見栄えが良く感じるからか、夫がウキウキして食事してくれるのが嬉しい。
今日は物足りなかったのか、カレーだからか、おかわりしてました。
『カレー食べたいと思ってたんだ』と言ってくれて、がんばって良かったなと思いました。
食後すぐに洗い物まできっちりやってくれたので、夫なりに、頑張ってくれているんだなって伝わってくると、明日も頑張ろうって気持ちになれて救われます。
食べるよりも料理する方が時間もかかるし、片付けまであると、体調わるいときって、ほんと憂鬱になりますよね。
食後の後片付け、
『あとでやるからおいておいて』
とか
『ゆっくりしてていいよ』
って夫が言ってくれることも多いのだけど、
結局酔っぱらったりテレビみて寝落ちしたりしてて、自分でやらなきゃならなくなることがほとんど。
夫の『あとでやるから』の、あとでが来ないことが全体の8割9割で、
お風呂上がりに、ソファーでグーグーしてる夫を見て、明日の朝つらいなら今無理してでもやっておこうっと、結局は自分でやるはめになる。
なんでもない、よくあること。
なのだけど、こうのが辛い。
過大な期待をしているわけではないのだけど、私1人だけ一生懸命でなんだかバカみたいだなと思えてしまったりしてね。
シンクの周り、ビチョビチョだけど、生ゴミまできれいに片づけてくれて、嬉しかったです。
1 note
·
View note
Photo
まんがはじめて物語botさんはTwitterを使っています 「【年越し】 おじさん「青森では大晦日の夜、年の順に並んで人のお尻を枕に寝るケツマクラという風習があるんだよ。これ、グーグー気持ちよく眠らない為の知恵かもしれないねぇ」 https://t.co/mmTYIb9GTC」 / Twitter
12 notes
·
View notes