#星の王子さま

[moonlightspread]

星の王子さまモチーフ　連作短歌

「もう、行くよ」指折り日々を数えてる

送り出した背、ひとひらはらり

抱き寄せてぬくもりまでを知るまでに

去った星たち、どれだけあったか

大切を教えられたと見つめても目に見えなくて途方に暮れて

【水】よりも、【君】と探した日々想い

涙を井戸に溜めることある

重さをね、捨てる覚悟もないくせに

僕は星へと還れるだろうか

バラきつね、そして飛行士、僕の星

みんなといればどれだけいいか

君の星、すごく小さいんだってね

この星を去る理由はなんだい

帰るべき星があっても後ろ髪ひかれて君を振り返る朝

目を覚まし滲むまなこに想い出を映し出したの、私だけかな

[sarasoujurou]

幼い君　Le Petit Prince (1943)

彼がどこから来たのかを知るまで、随分と時間を要した。幼い君はよく私を質問攻めにしたが、こちらからの質問にはあまり耳を傾けなかった。しかし、幼い君のなんてことない一言で次第に全貌を把握す���事はできた。これもそのうちの一つである。彼は最初、私の飛行機（飛行機なんて描かないぞ。俺の絵心の範疇外だ。）を見てこう聞いた。

「ねぇ、それなぁに？」

「それじゃない。空を飛ぶ飛行機なんだ、俺の飛行機！」

幼い君に私が飛べると言える事が誇らしかった。 すると幼い君は浮かれてはしゃいだ。

「へぇ！じゃぁキミも空から落ちて来たの？」

「そうさ」

私は慎ましやかにそう答えた。

「あ、それは面白いね……！」

幼い君は愛らしく笑った。自分の不幸を笑われた気がして、私は不機嫌になった。もうすこし真面目に受け取って欲しかったのだ。 しかし幼い君は続いて言った。

「じゃぁ、キミも空から来たんだね！どこの星から来たの？」

その瞬間、彼の秘密を解ける一筋の光が差したように思えたので、入れ食いに深追いした。

「じゃぁ君は違う星から来たんだな？」

幼い君は答えず、私の飛行機を眺めては頷いた。

「そうだね、こんなのでそう遠くからなんてのは無理だろうね……」

彼はしばらく考えに耽った。そして私が描いてやった羊をポケットから取り出し、まるで宝物を見るかのような眼差しでうっとりしていた。

暗に仄めかされた“別の星”の話に私がどれだけときめいたかなど、想像に難くないだろう。私はもう少し、そこに踏み込んだ。

「なぁ、ボク。君はどこから来たんだい？“君のお家”って、どこ？その羊をどこに連れてこうとしてるんだい？」

幼い君は答えずしばらく考えに耽った後、口を開いた。

「よかったよ。キミが描いてくれた箱。夜には羊のお家になってくれるだろうし」

「そうだとも。君が良い子にするんなら、昼に羊を留めておく為の紐も描いてあげるよ。杭もね」

この提案に幼い君はキョトンとなり聞いてきた。

「とどめておく？おかしなこと言うんだね！」

「だってその子、勝手に出歩いて道に迷っちゃうかも知れないじゃないかい…」

すると私の幼い友人はまたほころぶように笑った。

「どこに行くって言うの？」

「どこへだってさ。前に、真っ直ぐ…」

すると幼い君はとても厳かに答えた。

「大丈夫だよ。ボクの住んでるとこね、すっごく小さいから」

そして少しだけ悲しい顔でこう付け加えた。

「前に真っ直ぐとか言ってもね、行けっこないんだ。そう遠くになんて……」

鴗羽令（そにわ　れい）訳

◆

Il me fallut longtemps pour comprendre d’où il venait. Le petit prince, qui me posait beaucoup de questions, ne semblait jamais entendre les miennes. Ce sont des mots prononcés par hasard qui, peu à peu, m’ont tout révélé. Ainsi, quand il aperçut pour la première fois mon avion (je ne dessinerai pas mon avion, c’est un dessin beaucoup trop compliqué pour moi) il me demanda :

— Qu’est ce que c’est que cette chose-là ?

— Ce n’est pas une chose. Ça vole. C’est un avion. C’est mon avion.

Et j’étais fier de lui apprendre que je volais. Alors il s’écria :

— Comment ! tu es tombé du ciel !

— Oui, fis-je modestement.

— Ah ! ça c’est drôle…

Et le petit prince eut un très joli éclat de rire qui m’irrita beaucoup. Je désire que l’on prenne mes malheurs au sérieux. Puis il ajouta :

— Alors, toi aussi tu viens du ciel ! De quelle planète es-tu ?

J’entrevis aussitôt une lueur, dans le mystère de sa présence, et j’interrogeai brusquement :

— Tu viens donc d’une autre planète ?

Mais il ne me répondit pas. Il hochait la tête doucement tout en regardant mon avion :

— C’est vrai que, là-dessus, tu ne peux pas venir de bien loin…

Et il s’enfonça dans une rêverie qui dura longtemps. Puis, sortant mon mouton de sa poche, il se plongea dans la contemplation de son trésor.

Vous imaginez combien j’avais pu être intrigué par cette demi-confidence sur "les autres planètes". Je m’efforçai donc d’en savoir plus long :

— D’où viens-tu mon petit bonhomme ? Où est-ce "chez toi" ? Où veux-tu emporter mon mouton ?

Il me répondit après un silence méditatif :

— Ce qui est bien, avec la caisse que tu m’as donnée, c’est que, la nuit, ça lui servira de maison.

— Bien sûr. Et si tu es gentil, je te donnerai aussi une corde pour l’attacher pendant le jour. Et un piquet.

La proposition parut choquer le petit prince :

— L’attacher ? Quelle drôle d’idée !

— Mais si tu ne l’attaches pas, il ira n’importe où, et il se perdra…

Et mon ami eut un nouvel éclat de rire :

— Mais où veux-tu qu’il aille !

— N’importe où. Droit devant lui…

Alors le petit prince remarqua gravement :

— Ça ne fait rien, c’est tellement petit, chez moi !

Et, avec un peu de mélancolie, peut-être, il ajouta :

Droit devant soi on ne peut pas aller bien loin…

[yue9littlebear]

星の王子さま　サン・テグジュペリ著

「さようなら」王子さまは言った・・・

「さようなら」キツネが言った。

「じゃあ秘密を教えるよ。とてもかんたんなことだ。ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」

「いちばんたいせつなことは、目に見えない。忘れないでいるために、」王子さまは繰り返した。

「人間たちは、こういう真理を忘れてしまった」

キツネは言った。

星の王子さま (新潮文庫) より引用

星の王子さま

Le Petit Prince - The Little Prince

2023.03.19

Yue 9 Little Bear’s Handmade

embroidery•art @polyanna_lpl

[team-ginga]

奈良・志賀直哉旧居の白樺サロン

　昨日7月15日（月・祝）、奈良の志賀直哉旧居へ行って『星の王子さま』についてお話をしてきました。

　白樺サロンの会というもので、言ってしまえば市民講座のようなものです。

　一年に一度この会に行くようになってもう何年になるでしょう。結構前から行っているような気がします。

　1時間半ほどお話をすることになっているのですが、毎回時間が足りなくなるので、今回はできるだけ余計な話はしないという方針で臨んだら、時間が余ってしまいました。

　私はそういう事態に慣れていないので「ど、ど、どうしよう」と思っていたら、参加者の皆さんが助けてくれました。

　参加者は大体、年齢的に私より上の方が多いのですが、私が『星の王子さま』を「通過儀礼」の物語だと言ったことを受けて、ある男性が「奈良にも通過儀礼があります。私は中学の頃、大峰山の山頂でそういう儀式を受けました」と言ってくださいました。

　なんでも大峰山には若者を崖の端に立たせ上半身を空中に乗り出させる試練があるそうです。もちろん鎖で繋いでいますから下に落ちることはありませんが、その恐怖たるや凄まじいものがあるとのこと。

　へえ、そうなんだ。奈良恐るべし。

　で、そこから「人はいつ大人になるのか」という話になり、ある女性が「結婚して子どもができて、会社をリストラされて、妻子を守るためにプライドを捨てて必死になっている男性をたくさん見てきた。そういうとき人は大人になるのではないか」と言い、それに対して結婚していない女性が発言し、さらに結婚はしているけれど子どもはいない女性が発言し……という具合にどんどん議論が進んでいって助かりました。

　結���与えられた時間を超過して終了。参加してくださった方々は「ああ、面白かった」と言ってくださいました。

　何が幸いするかわからないものです。

　帰りはこの会に参加してくださった「アイアイ会」のお二人と一緒にケーキとコーヒーに舌鼓を打ちました（奢ってもらいました。ごちそうさまでした）。

　「アイアイ会」というのは主婦を中心とする文化クラブのようなもので毎月20年以上も講師を招いて会合を開いてます。私はアイアイ会の中心となっているUさんとこの白樺サロンの会でお知り合いになり、これまでに三度講師としてお招きにあずかっています。

　縁というのはそういうものですね。

　白樺サロンの会に参加してくださった皆さま、どうもありがとうございました。

　来年もよろしくお願いいたします。

追記： 　講演中、突如として雷が鳴ったかと思うと激しい雨が降り出しました。尋常な降り方ではありません。家に帰ってから妻に聞いたところでは、その日奈良で豪雨が降ったとニュースで言っていたとか。それくらい凄まじかったのです。 　でも、講演後外に出たらかなり雨は小降りになり、喫茶店でお茶を飲んで帰る頃にはやんでいました。 　まあ、日頃の行いですかね（笑）。

[mayamiyamaillustration]

文学愛好者としては外せないサン＝テグジュペリ「星の王子さま」。しかしながら、妖怪系イラストレーターは歳を経てから虜になり、惜しいことをしたと幼い日々を思う。

Saint-Exupéry's “Le Petit Prince”is must-reading books for literature lovers. However, as I got older, became fascinated with this. And thought back to my childhood days that I had done something regrettable.

My illustration for The Little Prince” Written by Antoine De Saint-Exupéry

Illustration ©️maya miyama 2019

[tatsuyawindow]

[kwamalogo]

【mbuyuni】 . Mbuyu:バオバブの木。 大きなバオバブの木(2枚目)があるので、ここのダラダラ(乗り合いバス)のバス停の名前は”mbuyuni”。 . 今回めちゃめちゃここに通ったな〜。 ここから歩いてティンガティンガ工房に行っては、飲んで話して飲んで少し注文して飲んでの繰り返し。 たまに近所の友達の家に顔をだしたり、PCR検査の指定病院もあるから二日間通ったし、WanawakeUp @wanawakeup のスペースも初めて訪ねてみました🐾 ここは当店の取扱ってる手編みバスケット🧺 @womencraft の担当者が、他の女性支援に繋がるハンドクラフト製品のブランドと協力して展開していく為の団体だそう。 素敵な敷地でこれからが楽しみ☝️ . といっても本当の目的はロシア-ウクライナの戦争のせいで空路が途切れ差し戻された発注商品について。 もう1年以上経ってもーた😑 物流を通して、 世界はひとつで 知らないだけで繋がってる そんな事を見に染みて感じたな… まぁこれについては打開策は無いものの顔を合わせてお話ができて本当に良かった‼️ . 大好きなバオバブにまつわるこの場所を中心に展開される日々は気持ち良かったー🌳✨ みんなAsanteni sana!! . あっ、バオバブついでに！ 「星の王子さま/スワヒリ語版」入荷しました👍 . 明日、タンザニアを出発します✈️ . #帰路は合計35時間　 #バオバブ #ティンガティンガ #星の王子さま #イロのある生活 #アフリカ雑貨 #kwamalogo (Mbuyuni, Dar Es Salaam, Tanzania) https://www.instagram.com/p/CpxerqpN7b_/?igshid=NGJjMDIxMWI=

[classic-shoujo]

6-gatsukoku no Ouji-sama (1981) by Seika Nakayama

[blue-belta]

教室のみなさんと、 #箱根 の #星の王子さまミュージアム が話題になりました。 3月31日で閉園になるんですよね。 残念。 私は2019年8月に行��ました。 サン=テグジュペリの「 #人間の土地 」 （今は「 #人間の大地 」）が好きで、身近に置いて愛読しています。 乗ってきた飛行機にも興味がありましたし。 なので、行ってみたかったんですよね。 このイラストは、その時撮った写真をモデルに描きました。 とっても気に入って、また行きたいと思っていたのに、残念ながら3月までには行けそうもなくて。 行けるチャンスがある方は、行ってみてはいかがかしら？ #art #moleskine #pensketch #coloredpencil #fabercastell #polychromos #japan #hakone #littleprince #色鉛筆 #モレスキン #1日1絵 #イラストグラム #絵を描く暮らし #今日何描こう #今日何描いた　#絵を描く暮ら https://www.instagram.com/p/CnWq_rJpN2K/?igshid=NGJjMDIxMWI=

[urobunko]

香る読書会vol.4 珈琲読書会

「星の王子さま」を珈琲で表現したら…どんな香り？どんな味？好きなキャラクターやシーンを想定して、珈琲の香味をイメージするワークショップを開催いたします。併せて主催側提案の「星の王子さま★オリジナルブレンド珈琲」と「ローズマフィン」をご笑味いただきます。

お気軽にご参加ください。

11/18（日）

午前の部10:30～ / 午後の部14:00～

参加費　1,800円

参加申し込み・お問い合わせは烏鷺文庫の受付窓口、Instagramのuro_pm_libraryのDMまたは下記メールアドレスまで。

uro.pm.library★gmail.com（★を＠に変換してください）

烏鷺文庫からの返信があった時点で予約確定となります。返信がない場合は、お手数ですが最初とは別の手段でお申し込みください。

[wachikofu]

星の王子さまミュージアムにも行ってきました。 3月末で閉館しちゃうの寂しいです。サン=テグジュペリの生涯についての展示もあって勉強になりました。物語の世界を表現した街並みも素敵だった。 #星の王子さまミュージアム #箱根　#近況 (星の王子さまミュージアム 箱根サン=テグジュペリ　) https://www.instagram.com/p/CoDzqkOy8Fm/?igshid=NGJjMDIxMWI=

[310cake]

ADOPT▼

9/4 22:00まで

[yue9littlebear]

星の王子さま　サン・テグジュペリ著

「さようなら」王子さまは言った・・・

「さようなら」キツネが言った。

「じゃあ秘密を教えるよ。とてもかんたんなことだ。ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」

「いちばんたいせつなことは、目に見えない。忘れないでいるために、」王子さまは繰り返した。

「人間たちは、こういう真理を忘れてしまった」

キツネは言った。

星の王子さま (新潮文庫) より引用

星の王子さま

Le Petit Prince - The Little Prince

2023.03.19

Yue 9 Little Bear’s Handmade

embroidery•art @polyanna_lpl

[holespoles]

Today, June 29, 1900, is "The Little Prince Day" because it is the birthday of Saint-Exupéry, the author of the novel "The Little Prince". The greeting stamp "The Little Prince" (issued in 2019) features a stamp design with illustrations from the original artwork.

今日6月29日は1900年(明治33��)のこの日、小説「星の王子さま」の作者サン＝テグジュペリの生��日なので「星の王子さまの日」だそうです。 グリーティング切手「星の王子さま」(2019年発行)は、原画作品のイラストを使用した切手デザインになっています。

[g-men-movie]

キャラクター第4弾＆連続キャラクターPV＜肝田編＞解禁！

★物語にさらなる熱量をもたらす追加キャスト6名発表！小野花梨、吉村界人、星田英利、落合モトキ、後藤剛範、大東駿介の��演と役柄解禁！

この度解禁となったのは、小野花梨、吉村界人、星田英利、落合モトキ、後藤剛範、大東駿介の追加キャスト6名。上城レイナ（恒松祐里）率いるレディース集団のメンバーや、勝太（岸優太）が通う武華男子高校の教師、OBなど、すでに発表されているG組の５人をはじめとした超豪華キャスト陣に加え、新たに加わった超個性派ぞろいの役者陣が本作にさらなる展開と熱量をもたらしています。

チーコ（ちーこ／小野花梨）

レディース集団＜多摩黒天使（ブラックエンジェル） ＞のメンバーで、紫の特攻服がトレードマーク。ヘッドでピュアなレイナとは違い、男女関係にだらしなく経験豊富。弾丸トークで恋愛のアドバイスをするレイナの相談役。

八代勇一（やしろ・ゆういち／吉村界人）

武華男子高校3年E組で、同校のアタマを張っていると言われている。勝太はじめG組メンバーと対立している。

渡辺（わたなべ／星田英利）

武華男子高校の学年主任で、転校してきた勝太をG組に案内する。問題児だらけのＧ組の存在を疎ましく思っている。

友則（とものり／落合モトキ）

瞳（吉岡里帆）の元カレでＤＶ男。別れてからも瞳にしつこく付きまとう。

松永（まつなが／後藤剛範）

天王会のメンバー。ヘッドの加藤（尾上松也）が率いる天王会の名前を盾に、レイナに執拗に迫る。

桜井稜（さくらい・りょう／大東駿介）

武華男子高校のＯＢで、伝説の不良グループ・Gメンの元メンバー。ある抗争で大怪我を負った過去を持つ。

★連続キャラPV配信第4弾！約10Kg増量して挑んだ矢本悠馬演じる【ガチのオタク・肝田茂樹編】が解禁！

この度解禁となった連続キャラPV第4弾は、【ガチのオタク・肝田茂樹編】。＜G組＞メンバーの一人で、独特なファッションセンスを持つ根っからのオタク。映像では、圧倒的熱量で放つ関西弁トークが印象的で、「オタク」「社交的」といったテロップにもあるように、持ち前のコミュニケーション能力で、勝太や問題児だらけのクラスメイト達の中にも意外となじんでいます。さらに、恋愛を妄想させたら右に出るものはいない肝田。人生初の彼女を熱望する勝太と意気投合し、固い握手や熱い抱擁を交わしたり、勝太と肩を組みながら「わいの言うことだけ聞いとったらええ！」と力説する、暑苦しくもコミカルなシーンが満載です。 また、肝田役を演じるにあたり、矢本は約10kgの増量を敢行。喧嘩は激ヨワだがプロレスをこよなく愛するガチ（キモ）オタクとして、プロレススーツを身にまといアクロバティックなプロレス技で暴れまわるシーンも見どころの一つ。肝田の濃厚すぎるキャラクターが詰まった15秒となっています。

公式サイト

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