#カンタベリー系
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[ロンドン 12日 ロイター] - 英国教会のウェルビー・カンタベリー大主教が12日、辞意を表明した。 1970年代からキリスト教のサマーキャンプでボランティアをしていた英国人弁護士が100人以上の少年らに「残忍で恐ろしい」身体的・性的虐待を加えていたことが判明。暴力行為の告発に対し適切な措置が講じられていなかったとして、ウェルビー大主教の辞任を求める声が高まっていた。 5日前に公表された独立系調査機関の報告書によると、英国教会の上層部は2013年にキャンプでの性的虐待を巡る告発があったことを把握しており、ウェルビー大主教も遅くとも同年、大主教に就任してから数カ月後にはその告発について知らされていたという。加害者の弁護士は2018年に死亡した。
カンタベリー大主教が辞意、教会行事で弁護士が少年らを虐待 | ロイター
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バートランド・ラッセルの言葉366_画像版 n.2853j (Aug. 23, 2024)
そうして、フィッツァラン卿と同様の感情を共有する神を私達はどう考えるべきだろうか? 賢明で、全能で、慈悲深い存在(神)が、罪のない人々がゆっくりと苦しむ様子を見守ることに喜びを見いだし、試練を短くする者に腹を立てるというのは、本当に信じることができるだろうか? カンタベリー大司教に後押しされた貴族院は、どうやらこのような見解を取ったようだが、二人の医療系の貴族は『法律が現行のままであっても、医師はこのような場合にしばしば命を短くし、その際には法律上絞首刑に処される可能性がある』と言って、その残酷さを和らげようと努力した。 この主張は、彼ら(上院の貴族達)が言うよりももっと簡潔にシンプルな言葉で言い表すことができるだろう: 即ち、「どんな犠牲を払っても偽善を貫け」。 And what should we have to think of a God who shared Lord Fitzalan’s sentiments? Is it really credible that a wise, omnipotent, and beneficent Being finds so much pleasure in watching the slow agonies of an innocent person that He will be angry with those who shorten the ordeal? The House of Lords, encouraged by the late Archbishop of Canterbury, apparently took this view, though two medical Peers endeavoured to soften its cruelty by saying that, even with the law as it is, doctors do often shorten life in such cases in spite of the fact that in doing so they become legally liable to be hanged. This contention might have been put, more briefly than they put it, in the simple words: “hypocrisy at all costs”. 出典:Bertrand Russell: Human Society in Ethics and Politics, (1954), chapter 12:Superstitious Ethics, n.4 詳細情報.: https://russell-j.com/cool/47T-1204.htm
<寸言> ラッセルが「安楽死」について論じている部分です。 医療の進歩によって、従来、死を待つしかないと言われてきた病気でも命を救うことができるものが増えてきました。しかし、もちろん、今でも不治の病と言われるものは多く、また、たとえば、世界である一つの医療機関でのみその病気を治療可能だとしても、患者が多数いる場合には、実質的に不治の病の扱いにならざるを得ません。 ラッセルが論じているのは、その時代の最先端の医療でも直せない病気で激しい苦痛にあえいでいる患者を「安楽死」させる問題についてです。 なお、「This contention might have been put, more briefly than they put it, in the simple words: “hypocrisy at all costs”」の中の「They」を、ChatGPT は「彼ら(二人の医療系の貴族)と誤って解釈し、誤読してしまいました。(実際は、多くの場合は、「彼ら」とだけ訳して、誤読の原因となりそうです。) 「[They」が誰を指すかは非常に重要なことです。どうして、こんな重要な、基本的なことを誤読したのですか?」と質問したところ、次のように答えました。 「ご指摘の通り、「They」が誰を指すかは文の意味を正確に理解する上で非常に重要です。今回の誤読については、文脈の解釈が不十分であったため、誤った指摘をしてしまいました。このミスによってご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。 「They」が「二人の医療系の貴族」ではなく、「上院議員たち」を指すことを見落としたことは、文脈の理解において重大な誤りでした。以後、このような誤解を避けるため、より慎重に文脈を確認し、正確な解釈を提供するよう努めます。ご指摘いただき、感謝いたします。
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廻游エチカ/JJ
追記に詳細設定(テンプレ元)
「私はJJ。ここの劇団員で占い師。白い魔女と呼んでいただいても結構よ」 「脈絡もなく魔女ですと言ったら、私のことをルシファーやベルゼブブの愛人だと毛嫌いする人もいるでしょう。不潔で淫らで呪いにまみれた女だとね。現代の魔女のイメージは深刻だわ。白い魔女は清潔な癒し手で幸福のために力を使うし、他人を呪ったりしない。税金も払ってたのよ」 「あなた、もう少し丁寧な言葉で話してくださらない?貴婦人にするようにしろと言ってるわけじゃないのよ。ただ礼儀正しくしてほしいの」 「いつの世も魔女は不幸な女の味方になるものよ」 「あの人の話はしないでちょうだい!」 「恋や愛にはずいぶん前に懲りたの。もう地獄の炎で焼かれるのはごめんよ」 「さ、マフィンを焼きましょう。行き詰まったときには小さな創作をするのがいちばん。どんな天才だっていつも評価Aの作品を作れっこないわ」 「芸術のためにはゆとりと豊かさが必要よ」 「お金をとって占いはしない。紙切れやコインのために心をすり減らすのはやめたの。ここは私にとって楽園だわ……」 「生きることは演じること」 「あなた、幸せにおなりなさいね」 ◆JJ身上調査書
姓名:ジョアナ・ジョイス(Joanna Joyce) 愛称:JJ 年齢:32歳 性別:女 血液型:A型 誕生日:11月3日 星座:さそり座 身長:161cm 体重:58kg 髪色:ライラック色 瞳の色:明るいブルー、薄い黄色混じり 視力:左右0.8 きき腕:右 声の質:柔らかく静かな声(icv.井上喜久子) 手術経験や虫歯、病気:歯科矯正の経験あり、軽度のディスレクシアで文字の読み書きに難あり 身体の傷、アザ、刺青:太ももに小さなチューリップのタトゥー その他の身体的特徴(鼻や目の形、姿勢、乳房、足、ホクロなど):そばかす、口元にほくろ、グラマー セックス体験、恋愛、結婚観:交際経験は2人 身持ちが堅い 結婚に希望が持てずにいる 尊敬する人:ココ・シャネル 恨んでる人:いないと信じる 将来の夢:大きな庭のある家でハーブを育てる 恐怖:赤い爪 癖:目を伏せる 酒癖:酒は飲まないが、飲むと眠くなる
*交流向け 一人称:私 二人称:あなた 呼び方:ミズ、マダム、ミスター、ファーストネーム呼び
*概要
劇団員であり「カサブランカ」という名の店で待ち受ける占い師。名刺には白い魔女と書かれているが、実態は主にカードを使う占い師でありヒーラー、助産師でもある。占いではお金を取らず、望む相手にヒーリンググッズやお守り、お茶と軽食を提供する。 演劇では年齢層の近い女性の役が得意で、声の操る演技が得意。ナレーションを担当することも。役は求められればえり好みはしないが、激しくダイナミックな動きのある演技、長すぎるセリフは苦手。 花と料理と芸術、ハーブを育てることとお菓子作りが好き。女性と子供に特に優しい。
*性格
現実的で繊細、親しみやすく社交的。心優しいが少々おせっかい。人をもてなしたり楽しませたりするのが好き。本能的な判断力は優れているのだが、疑り深く優柔不断なところもある。包容力があり、忠実で愛情深い。やや頑固。自分の仕事にプライドを持っており、何をするにも自分らしさを大事にしている。人当たりが良く女性や子供には特に甘い顔をしてしまうが、嫌だと思えばそれをきちんと伝えるようにしている。こだわりが強く完璧主義的なところが仇になるときもしばしば。 注意深く他人を思いやり、人の気持ちがよくわかるゆえに疲れてしまうことがある。淑女然とした振る舞いをするが、内心では感情が激しく不安定になることも多く、そのようなときは少し気分家になる。不満がつのると人から離れ、自分ひとりの世界に浸ることで落ち着きを取り戻す。基本的には人が大好き。
*人間関係 人と一緒にいるのが好きで社交的。人間関係の安定のために進んで努力するタイプ。安心感のある相手を好むが、自分に刺激を与えてくれる人と話すのも好き。他人の不調にすぐ気づき、女性や子供相手にはおせっかいなほど気を向けてしまう。相手のフィールドに赴くよりは、自分の領域で他人をもてなすことが大好き。愛する人には過剰なほど献身的になる。
*家族関係、幼少期体験 イギリスのカンタベリー出身。イギリス人の父とルーマニア系ロマ(後述)の母を持ち、イギリス国籍を持つ。まったく文字の読み書きができないディスレクシアの母から同じ体質が遺伝したものの、困難だが少しは読めるという差異から「まともなイギリス人としての生きる」ことを期待され、踊りや占いなどロマの文化から遠ざけられて育った。本の読解に人の何倍も時間がかかるなか血の滲むような努力で看護師になったが、文字の読み書きが困難であることがどこかから患者に広まり、技術的には問題ないレベルであるにもかかわらず不安から患者に施術を拒否されるようなことが増え、それに耐えかねて看護師を断念する。 次の仕事を探す中たまたま頼った女性からロマの占い師を紹介され、初めて触れた占いというものに感銘を受ける。そして自身もまたロマのルーツを持つことを思い出し、占いやヒーリングに興味を持つ。母に大反対されながらも家を飛び出し、別の方法で人を癒す術を身につけたいと願い、占いを生業にしていった。ロンドンで占い師としてそれなりにやっていけるようになった頃、スタンダップ・コメディアンのオリバー・スミスと出会う。 *ルーマニア系ロマ、JJの母について ロマとは一般にはヨーロッパ(欧州)で生活している移動型民族を指すジプシーの中で最大勢力の民族。ルーマニア語圏の場合ロミとすることもある。ロマの人種的分類については現在でも定説が存在せず厳密にどの人種に分類できるかはいまだに判明していない。正確な呼び方について文化的、言語的に言い切ることができないため、ここでは外名である「ジプシー」ではなく彼らの自称する「ロマ」を用いており、JJの母である「ルーマニア系ロマ」とは架空の民族。 JJの母がいたコミュニティは血縁とそうでないものも人種もさまざまに混じり合い独自のロマ語で会話をする者たちで、貧困層の神秘主義者がほとんど。文字を持たないため遺伝性のディスレクシアの者も非常に多い。占いや薬師、踊り子、楽団などを主な生業としており、国家を持たないため国籍もない。独自の文化を持ち、神を一柱選んで生涯の守り神とする。同じく魔女であったJJの母はルーマニア語と英語が少し話せたことから旅行客のイギリス人と恋に落ち、結婚する運びとなった。 大抵の者がものすごい貧困と差別を経験しながら育つ。血縁者ではないがJJとルーツを同じくする初演のソー���はこのコミュニティで15歳まで育った。
*能力 劇団員としては人並み。動きで見せるよりは声を操る演技が得意で、有名なところではレ・ミゼラブルのファンティーヌ、真夏の夜の夢ティターニア、シカゴのハニャック、ハムレットのオフィーリアなど、脇役ながらやや悲劇的な女性役が多い。ナレーションや情感のこもった歌も上手。逆にコミカルで楽しい演技や激しいダンス、アクロバティック、長台詞は苦手。 占いを生業にしているとおり、スピリチュアルな分野が専門。とはいえ本人にサイキック能力のようなものがあるわけではなく、混ぜたカードから偶然出た一枚から解釈するカードリーダーとしての経験で相手を占う。他にも魔女としてのまじない、儀式、呪文なども習得してはいるが、あまりやすやすとは人に見せない。 医学的な看護技術を持ち、傷の手当などが手早く正確。
*好きなもの 食べ物:スコーン、マフィン、かぼちゃ、トマト、イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、マスカット、きのこ類 飲み物:紅茶、ハーブティー、シナモン入りのホットワイン、コーラ 季節:冬 色:白 花:ピン��のチューリップ、カサブランカ、白バラ、トルコキキョウ、カーネーション 香り:草花の香り 香水はラグーナの庭/エルメス(甘くて優雅な香り、マドンナリリー、シーノート、ウッディ) 異性:優しくて困っている人を助けられる人 書籍:ほとんど読まない 画集を眺める程度 動物:動物はだいたい全般が好き 花につくもの以外は虫も好き ファッション:フェミニンで上品なワンピース、いつも白が基調 場所:海、森林、自宅、大きな庭、カフェ、バスルーム 愛用:ゴールデンタロットカード 趣味:花とハーブの世話、料理、お菓子作り、ジャム作り、部屋の飾り付け、キッチンのラベリング
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今日店頭でおかけした一枚🎶 カンタベリ~✨✨ こちら国内盤。 Ship to worldwide🚢 Please feel free to DM us🌈 https://sorc.theshop.jp/items/53427493 #HATFIELDANDTHENORTH #ハットフィールドアンドザノース #カンタベリー系 #Canterburyrock #sorc #vinyl #records #LP #中古レコード #レコード #レコードショップ #レコード好き #アナログレコード #discogs #creatediggers #vinyllover #recordcollector #recordstore #recordshop #名古屋 #覚王山 #kakuozan #黑胶唱片 #音乐 #古着 #二手衣服 #古着とレコード #FUEIHOBOOGIE #フーエーホーブーギー (SORC 60's-70's Used Records) https://www.instagram.com/p/CU2ITj6PoLS/?utm_medium=tumblr
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『カンタベリ物語』 ジェフリー・チョーサー 池上忠弘 監訳 共同新訳版
カンタベリー物語は、古本屋などで見つける度に手が伸びようとしてしまっていた作品だが、きっとちゃんと読めないだろうと自分に言い聞かせて、(古本とは言え)購入を止めていたものだ。それが2021年に共同新訳版ってのが出て、それぞれのエピソードに解題として解説が書かれていると知って、いっちょ読んでみようと思い至り図書館で予約して借りてみた。文庫本だと上中下の3巻に分かれてるものを、この単行本はどーーんと1冊にまとめてある。1000ページを越える量で、辞書並みに分厚い。実際、カンタベリー物語の辞書と言えるくらい注釈がたくさんついてる。解題も素晴らしい。
それぞれのエピソードは、(予測していた通り)この時代の考え方が色濃く出ていて読んでてつい目が滑ってしまうこと多々だった。女性を男性より劣るものと考えてるのも腹たったし。ははは。何と言うか、この時代の人々は、こんなにキリスト教の教えにがんじがらめにされてて生きづらくなかったのかしら、と思ってみたり。
さてさて、錬金術に関して
金以外のものから金を作り出すことももちろん錬金術の一部で、そのためにいかにも怪しい黒魔術的イメージが強いが、その真髄は神が天地創造で行ったことを実験室で再現することで、純粋に学問的な知的欲求からこの術に取り憑かれた者も多い。ロジャー・ベーコン、トマス・アクィナス(アクィナスが錬金術をしたというのは風説にすぎないという説もある)、アイザック・ニュートンといった学者をも魅了したし、原題科学の先駆となった。(by 田口まゆみ p840 ボールド体は私)
これを読んだ時は、へーーーそうなんだーーって感心しただけだったけど、今ここに書いてみて、これ���て、神になろうとしてるとか神の御技を模倣しようとは、とか不敬だと考えられることもあったんじゃないかな、と思った。私よ、本を読みながらもっと頭を使おうね。
錬金術で使う化学薬品(と言うのか?)が848ページに羅列されてるんだが、こっち系に通じてる人には何が間違ってるのか判るんだろうな。中世の錬金術を現代の科学者が分析する本とかあるのかな。あった���して、読んでもわからんだろうが、、、。
あと思ったのは、錬金術も四元素とかもこの時代の科学で、現代の私たちからしたらアホらしかったりもするんだけど、これと同じで、私たちが正しいと信じきってる現代の科学も、何百年先の人類から何と稚拙な、と思われたりするのかな、ってこと。
最後に、ギリシア語について少し。ギリシア語のパリンはagainを意味してるそうだ。だからパリンセプトなんだ!!と嬉しかったです。以上。
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2019.6.23@吉祥寺SILVER ELEPHANT“Progressive Flute Vol.4”(TEE&キクラテメンシス)清水宗秋さんによる熱いライブレポートを紹介!
◆何故お前達は横笛を吹く? それが私��の血だからさ【“Progressive Flute Vol.4”TEE、キクラテメンシス 】
“プログレッシブ・ミュージックにおけるFlute”。その可能性の追求と、今まさに先進していく姿を広く聴衆に訴えんとするイヴェント“Progressive Flute Vol.4”が先々週、SILVER ELEPHANTで行なわれた。主宰はTEEとキクラテメンシス(Cichla Temensis)。共に今井研二(通称:”世界のイマケン“)、鈴木和美(同:”かずみん“という強力・絶対的フロントのフルーティストを擁する両BANDだ。
TEEの持ち味はシンフォニック。それも伝統的なヨーロッパのプログレッシブ・サウンドのDNAを受け継ぎながらその現在形を我々に提示して来る。やはり国内でも最も美しい音を奏でているのが彼らだろう。イマケン氏の卓越したフルートが大きな説得力を持って聴く者のイマジネーションを広げ、バンマス米田氏のギターが時に力強く、時にメロディアスに、その豊かな表現力で楽曲に生命を吹き込む。
とりわけ最新アルバム「Tales Of Eternal Entities」(2016年)収録曲「Marine Snow」の美しさと抒情は格別で、かと言って過度に甘く流れないところが又、彼らの高度な音楽性を象徴しているように思う。
他に同アルバムからのこれも名曲である「Moonbow」も聞きたいところだったが、昨年夏(ptfとの2マン)以来のLIVEで、この日はタイプの異なる2曲の新曲を初演するなど未発表曲3曲というSETLISTも次への展開を見せるTEEを象徴しているようだ。(逆に懐かしいところでは“幻の0.5作目”「Live in Crazy Jam」(2007年)からの「Over the Ocean」もあった。)
キクラテメンシスは、今本当にノリにノッていることを強く感じさせるぶっ飛びのLIVE。冒頭から息も突かせぬ展開で怒濤の4曲連続。それも随所に強烈で緊張感一杯のインプロビゼーションを挟み込むなど、もう堪りませんわの世界。
初期の変則トリオ(Bass,Flute,Drums)で複雑怪奇な楽曲をあたかもガラス細工のような精巧さでLIVEで再現していた時代から曲の精妙さはそのままに力強いロック・バンドに変貌を遂げ見るたびに大化けしたなあという想いを新たにする。
前半「Puppets」に代表される一皮も二皮も剥けたハードネス&テクニカルな曲群から後半アコースティックセットの美しさと抒情��また素晴らしく。一聴してかずみんだと分かる音色を持つ彼女のフルートが生き生きと。「朝霧につつまれて」~「碧い小路」の流れなどため息もの。そして新し目の意欲作「組曲「遭遇」」での挑戦と最後は代表曲「IBIS」での圧倒的なアクト!
イヴェントのもう一つの目玉はインターミッションに恒例となった“あのプログレの名曲をこの音色とフレーズで“の「イマケン博士のProgressive Flute講座」。可愛い生徒かずみんを従えての博士の楽しい講釈と実演つき。キング・クリムゾン「風に語りて」のそう、そこ。そこのフレーズが!と熱く語るイマケン博士に対して「(プログレは)FOCUSしかわかんな-い♡」の生徒かずみんへの教育効果やいかに?
最後は師弟で合奏。課題曲はなんと「Sylvia」実はパッヘルベルのカノンと同じコード進行で出来ているこの有名曲。オイシイメロディーはかずみんに吹かせて、アルペジオよろしくエチュードのようなリフを辛抱強く吹くイマケン博士の額から玉の汗が。博士、次回こそはカンタベリー。Jimmy Hastings氏の珠玉のソロ、フレーズの講義を熱望します。
そして諸事情でなかなか東京へのお目見えがなかなかない京都の融解建築をまた呼んで欲しい。TEE、キクラテメンシス、融解建築。彼らこそがそれぞれの音楽性の高さと、独自性、そして絶対的フロントを擁するバンドだと思うから。
TEE
今井研二 : Fl. 浅田隆行 : Dr. 米倉龍二 : Kbd. 飯ヶ浜幸雄 :B 米田克己 : Gt.
キクラテメンシス
鈴木和美:Fl. 秋山佑介:Kbd. .国分巧:B. ヨシダシンゴ:Dr. 加藤裕幸:Gt.
https://twitter.com/NOVAQ6360026/status/1147857487531405312
◆今を深く呼吸するハイセンスなヨーロピアン・サウンド【TEE 2019.6.23 @ SILVER ELEPHANT】
「Progressive Flute Vol.4」先攻はTEE。MCでも触れられていたが結成は2006年。主にSILVER ELEPHANTを根城に活動している東京のプログレ・バンド(主に社会人BAND)には長い歴史と系譜がみとめられるが、TEEは21世紀に入ってからのスタートでメンバーは40歳代から30歳代前半。‘97年結成の水鏡、’00年結成のminoke?よりはあとで2009年のtaika、ptfよりやや早いデヴュー。
こうして時代を俯瞰すると改めていずれも新しい感覚を持ち(そのルーツ、影響されたBANDのことを推察することはあるものの)個々のオリジナリティーが確立され、高水準の作品群を残し、地道ながら継続的なライブ活動を行なって国内プログレ・シーンの中核を支えるBANDとなっていることは本当に喜ばしく頼もしいことだ。
他にも触れるべきBANDはあまたあるのだが、息の長い活動、社会人バンド、主に21世紀以降のジェネレーション、という括りでここに挙げた。ちなみに対バンのキクラテメンシスの結成もTEEと同じ2006年。デビューCDをPOSEIDONのサブ・レーベル“VITAL”から発表しているというのもminoke?、キクラ、TEEの共通点だ。(水鏡もPOSEIDONから)またTEEも2010年にヨーロッパ最大級のプログレ・ フェス“Prog'Sud”(仏・マルセイユ)への出演経験がある。
TEEの素晴らしさはまず曲の良さで、メイン・コンポーザーが2人居てその才能によって更にそれぞれのタイプの異なる楽曲が競うようにセットリストに加わっていること。そしてその魅力的な曲の良さを国内では稀有であるフルート・フロントのスタイルで聴きやすさと、高い芸術性を共に備えていることだ。
曲自体は、シンフォニックなロックにカテゴライズされるものであるが、使われるコード、和声が本当に凝っていて、その辺が90年代以前のプログレ・バンドに比べ新感覚だと感じられる点。“ハイセンスなヨーロピアン・サウンドが今を呼吸している”というフレーズが今、浮かんできたので書いておこう笑 でも日本人にしか出せない情感がそこはかとなく滲み出ており、それはこの日ところどころに感じられた偉大なる先達・KENSOにも通じるところなのか。
LIVEが昨年8月以来だったということもあってか今回は新曲をそれも2曲を初演。バンマス米田氏のギター・リフがメカニカルな質感を醸しテンションの入ったぞくぞくするような導入部から流麗なメロディーに移行してゆく「Orbitter Mission」(人類への文明への考察がテーマである。)。
一方、米倉氏の“POPである”仮タイトル「大阪C」はピアノがリズミカルにリードし、キャッチャーであるが、仄かにJAZZテイストも感じることが出来るもので最近のTEEにみられる要素が見え隠れするのも嬉しい。共にフレッシュで良い曲であり気に入ってしまった。
イマケン博士のプログレッシブ・フルート講座を挟み、後半の聴きものは目下の最新アルバム「Tales Of Eternal Entities」収録曲「Marine Snow」。TEEの持ち味である伸びやかで雄大さを感じさせる曲想に、気品と格調ある音のつづれ織りに感じる愉悦。フロントのフルートの素晴らしさは勿論だが、見事にオーケストレーションされたアンサンブルであるからこそそれは更に映える。
中間部で感じることの出来るシンセのバッキングの美しさ、短いベースソロによる見事なアクセント。そして後半のギターの素晴らしさ。力強いパワー・コードからソロへ。高らかに歌っていく。フルートとの��みの美しさはこの日のハイライトだったと思っている。
アンコールはやはり「Aurora」。“煌びやかな音の柱状節理”とでもいうべき、ひたすら美しくまたタイトル通りに広大な奥行きを感じる名曲。これを聴きながら、今日聴けなかったこれも名曲である「Moonbow」、新曲「NS」またファースト以来の名曲群をフル(ート!)に聴かせるワンマンライブをいつか企画して欲しいと強く願う次第なのだ。
今井研二 : Fl. 浅田隆行 : Dr. 米倉龍二 : Kbd. 飯ヶ浜幸雄 :B 米田克己 : Gt
(SETLIST)
1. L’Oiseau Bleu 2.Orbitter Mission(新曲) 3.タイトル未定“大阪C”(新曲) 4. Over the Ocean 5. Marine Snow 6. 階段回廊 Enc.Aurora
Songs From:
・「First Voyage~live in Crazy Jam」(2007年):4
・「The Earth Explprer」(2009年):1,Enc.
・「Trans-Europe Expression」(2012年):今回演奏曲なし。
・「Tales Of Eternal Entities」(2016年):5
・アルバム未収録曲:2、3、6(うち2、3は初演)
https://twitter.com/NOVAQ6360026/status/1147858664495038466
◆精妙なまま余りにも凄まじいエネルギーの放射!【キクラテメンシス 2019.6.23 @ SILVER ELEPHANT】
「Progressive Flute Vol.4」そして後攻のキクラテメンシス。TEEの記事で触れたが2006年の結成。特異なトリオ編成(Bass、Flute、Drums)で活動し2枚のミニアルバムを発表。2010年にはイタリアのプログレ・フェス“Trieste Summer Rock Fes” に出演した。
その後フルートの深沢さんの渡米により活動を休止していたが3年前にフロントに“かずみん”こと鈴木和美さん(:Fl. 内核の波、鵺、ニューアクション他)を迎え新体制で再始動。その後ギターに加藤裕幸氏、ドラムに吉田真悟氏、キーボードに秋山佑介氏の参加を得て当初の3人からその音楽性の広がりに呼応するかのように才能豊かな5人編成となって精力的に活動。昨年には 待望のAlbum “碧の幻想曲” を発表している。
そしてLIVEだ。これが冒頭からもう信じられないくらいのエネルギーの放射だった。キャッチャーな「��色のゼラニウム」でポップ&クリアーに始まったな-っと思ってたら、それからあれよあれよの間に万華鏡のように目まぐるしく、華麗かつハードな展開に。それも相当な熱量でだ。
いきなりの怒涛の4曲連続演奏。それも随所に挟み込まれた凄まじいインプロビゼーションとソロが激しい起伏を伴ない、これでもかと押し寄せる様にただ翻弄されるばかり。凄まじくもロックなプレイはBAND史上最もハード・エッジにキていたのではなかろうか。
特に「Puppets」でのザクザクとした導入部~ギター~フルートとの絡みと続くギター・ソロ(Allan Holdsworthライク)と変拍子リズム��との緊張感溢れる演奏にはゾクゾクした。そう、これこそが求めていた音なのだ!そして���板曲の一つ「The Ruin」のクールさと心地良い疾走感。バンマス国分氏のBassソロも小気味良くキマって今の彼らがノリにノっており無敵なのだと感じさせる瞬間だ。
オールラウンドプレイヤーの“かときてぃ”こと加藤氏のギターと吉田氏のドラムが醸し出すJAZZYな感覚が良い。ハード、時にMETAL寄りに振れるBANDのカラーに及ぼす逆目の塩加減がまた絶妙で嬉しくなってくる。
お楽しみ変拍子くじ引き大会で、まだ世界未発売のグッズのBAND公式キャラクター“キクラテちゃん”マグカップが3人にプレゼントされるという大盤振る舞いのあとのLIVE後半。リリカルでアコースティック、清楚で美しい小品「朝靄につつまれて」に感じる希望の匂い、同じアコースティックながら一転してフラメンコ調のパッションを感じる「蒼い旅路」。Franco Mussida(PFM)を思わせるギターの爪弾きに導かれこれも美しいバラード「三日月湖」でのやすらぎ。LIVE前半とうって変わった聴かせどころを意識したSETLISTが実に憎いところだ。
ラストは複雑な要素を多く内包する組曲「遭遇」。現在のキクラが持っている特色であるテクニカル&ハードなアクセントに濃厚なプログッレシブ色。そして顔を出すのはキクラらしい人なつっこくもちょっと鬱なメロディー。ここらがTEEもそうなのだけれど仄かに漂う「和」のテイストか。
アンコールは「IBIS」。重厚なテーマに始まり、中間部の各人ソロが見せ場にもなっているキクラの代表曲だが、ギターをはじめ各人のこれまで以上に突き抜けたプレイがとにかく観ていて本当に痛快だった。
これまで何度も書いているのだが新体制になってからの彼らは、LIVE毎によりでっかく化けていってるように思う。サウンド的に一皮も二皮も剥けた上に、更に新しい挑戦と驚きを感じる。こういうBANDには熱くならずには居られない。僕は本当にキクラテメンシスが大好きなのです。
鈴木和美:Fl. 秋山佑介:Kbd. 国分巧:B. ヨシダシンゴ:Dr. 加藤裕幸:Gt.
(SETLIST)
1.空色のゼラニウム 2. Doors 3.Puppets 4.The Ruin(with Bass solo) 5.変拍子くじ引き大会! 6.朝霧につつまれて 7.碧い小路 8.三日月湖 9 .組曲「遭遇」 Enc. IBIS
https://twitter.com/NOVAQ6360026/status/1147859785594785793
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著作[編集] 最初の文学的野心は詩人になることだったが、若い頃の第一の創作欲は架空言語の創造だった。それらは後でクウェンヤとシンダール語に発展するエルフ語の初期の形態を含んでいた。 言語がそれを話す民族を指し示し、民族が言語の様式と視点を反映する物語を明らかにすると信じて、(この名前が紛らわしいと考えるようになったのでいくらか後悔することになるが)後にエルフと呼ぶようになった伝説の妖精についての神話と物語を書き始めた(英語で書いたが、かれの創造した言語の多くの名前や用語を含んでいた)。 第一次世界大戦の間、療養中に書きはじめた『失われた物語の書』にはベレンとルーシエンの恋物語が含まれ、これらは後に長い物語詩The Lays of Beleriandとしてまとめられ、自身が完成できなかった『シルマリルの物語』にも発展して含まれることになる。トールキンが繰り返し構想を変えていったことについては、死後に刊行された『中つ国の歴史』に収められた数々の原稿に��されている。 トールキンの作品はいくつかのヨーロッパの神話伝承から多くの影響を受けている。『ベーオウルフ』に代表されるアングロサクソンの古伝承、『エッダ』、『ヴォルスンガ・サガ』をはじめとする北ゲルマン人の神話体系(北欧神話)、アイルランドやウェールズなどのケルトの神話やフィンランドの民族叙事詩『カレワラ』などである。 このまじめな大人向けの作品に加えて、トールキンは自分の子供たちを喜ばせるために話を作ることを楽しみにしていた。毎年毎年、「サンタクロースからのクリスマスレター」をしたため、一続きのお話を添えた。これらの小話はのちに一冊の本にまとめられ、『クリスマスレター付き サンタ・クロースからの手紙』として出版された。 だがトールキンは、自分の空想物語が一般に受け入れられるとは夢想だにしなかった。かつての教え子だった編集者のとりなしで1937年に『ホビットの冒険(The Hobbit)』と題された本を出版すると、子供向けを意図したにもかかわらず大人にも読まれ、アレン・アンド・アンウィン社が続編の執筆を要請するほどの人気を呼んだ。これがトールキンを刺激することになり、1954年から1955年にかけて、最も有名な作品となる叙事詩的小説『指輪物語(The Lord of The Rings)』が上梓された。『指輪物語』はしばしば「三部作」と表現されるが、本来は一編の物語である。現在、三部作として扱われることがあるのは、最初の出版時に編集上の都合で分冊されたのが定着したからである。このサガを書き上げるまでにほぼ10年かかったが、その間インクリングズの仲間たち、中でも『ナルニア国ものがたり』の作者で親友のC・S・ルイスは絶えず支援を続けた。『ホビットの冒険』も『指輪物語』も、『シルマリルの物語』の神話に続く物語であり、トールキンがはっきり述べていたように、ずっと後の物語である(どちらも、現在からは遥か昔のこととして書かれている)。 1960年代、『指輪物語』はアメリカの多くの学生たちの間で好評を博し、ちょっとした社会現象となった。現在でも世界中で高い人気を保っている『指輪物語』は、売上の点からも読者の評価という点からも、20世紀における最も人気の高い小説の一つとなった。英国のBBCとWaterstone's bookstore chainが行った読者の世論調査で『指輪物語』は20世紀の最も偉大な本と認められた。amazon.comの1999年の顧客の投票では、『指輪物語』は千年紀で最も偉大な本となった。2002年には、BBCの行った「最も偉大な英国人」の投票で92位に、2004年に南アフリカで行われた投票では「最も偉大な南アフリカ人」の35位になった。英国人および南アフリカ人のトップ100の両方に現われるのはトールキンだけである。その人気は英語圏だけにと��まらず、2004年には100万人を超えるドイツの人々が、『指輪物語(ドイツ題:Der Herr Der Ringe)』が広範囲の文学のうち最も好きな作品として投票した。 トールキンは当初、『指輪物語』を『ホビットの冒険』のような児童書にしようと考えていたが、書き進めるにつれ次第に難解で重々しい物語となっていった。『ホビットの冒険』と直に繋がる物語であるにもかかわらず、より充分に成熟した読者を対象とするようになり、また後に『シルマリルの物語』やその他の死後出版された書籍に見られるような膨大な中つ国の歴史を構築し、それを背景にして書き上げた。この手法と出来上がった作品群の緻密で壮大な世界観は、『指輪物語』の成功に続いて出来上がったファンタジー文学というジャンルに多大な影響を残した。 文献学のエキスパートであり、研究した言語や神話学は彼の創作にはっきりと影響を残している。『ホビットの冒険』のドワーフの名前は『エッダ』の『巫女の予言』から取られた。また例えば「龍の蓄えからカップを盗む泥棒」などという一節は『ベーオウルフ』から取られている。トールキンはベーオウルフについての認められた権威で、詩についていくつかの重要な作品を出版した。かつては出版されなかったトールキンの『ベーオウルフ』の翻訳は、Michael Droutが編集した。 中つ国の歴史は死の直前まで書き続けている。息子のクリストファは、ファンタジー作家ガイ・ゲイブリエル・ケイの助力を得て、素材の幾つかを一冊の本にまとめ、1977年に『シルマリルの物語(The Silmarillion)』として出版した。クリストファはその後も中つ国創造の背景資料の刊行を意欲的に続けた(ただしその多くは未邦訳)。『The History of Middle-earth』シリーズや『終わらざりし物語』のような死後に発表された作品には、トールキンが数十年もの間、神話を考察し続け、絶えず書き直し、再編集し、そうして物語を拡張し続けていた結果、未完成だったり、放棄されたり、どちらかを選ばなければならない内容や、明らかに矛盾する内容の草稿が含まれている。『シルマリルの物語』だけは『指輪物語』との一貫性を維持するべく、クリストファは編集にかなりの労力を費やした。しかしクリストファ自身も『シルマリルの物語』には多くの矛盾が残っていると認めている。1951年の第二版で一つの章が抜本的に改訂された『ホビットの冒険』でさえ、『指輪物語』と完全に辻褄があっているわけではない。 アメリカのウィスコンシン州ミルウォーキーにあるマーケット大学の図書館は、トールキンの手書き原稿や覚書き、及び手紙の多くを保存している。また、オックスフォードのボドリアン図書館には、『シルマリルの物語』関係の書類と学術的な資料などが残されている。その他、『指輪物語』と『ホビットの冒険』の手書き原稿および校正刷り、『農夫ジャイルズの冒険』といった多くの「マイナーな」作品の手書き原稿、ファンの作った編集作品といったものまでが、貴重な資料として巷に出回っている。 言語[編集] 「アルダの言語」を参照 文献学、言語に関する研究は特に熱心に取り組んだ学問であり、それが高じて約15の人工言語を発明するにいたった。中でも二つのエルフ語、すなわち「クウェンヤ」と「シンダール語」は特に有名である。彼はこれらの言語が誕生した背景として、中つ国の詳細な宇宙論や歴史を創り上げた。 トールキンは専門であるアングロ・サクソン語(古英語)や古ノルド語に加えて、他のインド・ヨーロッパ語族の諸言語(フランス語、スペイン語、イタリア語などのロマンス諸語とラテン語、ドイツ語やオランダ語などのゲルマン諸語とその古語(古サクソン語など)、ゲール語やウェールズ語といったケルト諸語、バルト諸語やスラヴ諸語など)、さらにはウラル語族のフィンランド語など、非常に多くのヨーロッパの言語に様々な水準で通じていた。彼は個人的な手紙の中で、特にフィンランド語が彼の耳に心地よく響き、これがクウェンヤの着想を与えたと書いている。 彼は作品以上に、言語の面で以後のファンタジー文学に広く永続的な影響を及ぼしている。特に"dwarf"(ドワーフ)の複数形を"dwarfs"ではなく"dwarves"としたり、"Elf"(エルフ)の形容詞形を"elfish"ではなく"elvish"と表記する慣例は彼によって生まれた。 派生作品[編集] 1951年のミルトン・��ォルドマンへの手紙(Letters #131)の中でトールキンは「多少なりとも繋がっている伝説」を創造した意図に関して次のように書いた。 「循環は威厳のある全体に繋がりながら、絵画および音楽およびドラマという手段で他の人たちの心や手が参加する範囲を残すべきである」 多くの芸術家がトールキンの作品に触発された。トールキンが個人的に知っていたのは、ポーリン・ベインズ(トールキンの好きな『トム・ボンバディルの冒険』と『農夫ジャイルズの冒険』のイラストレーター)と、ドナルド・スワン(『道は続くよどこまでも』に曲を付けた)だった。1970年代初期、デンマークのマルグレーテ2世は『指輪物語』のイラストを描いた。作品を贈られたトールキンは、女王のイラストと彼自身の絵の様式との類似点に驚いたという。 しかし、生前に行われた著作に基づいた別の分野の作品をほとんど評価せず、時にはこっぴどくこきおろした。 1946年の手紙(Letters #107)では、ドイツ版『ホビットの冒険』のためのホルス・エンゲルスによるイラストの提案に対して、あまりにもディズニー的であると拒否した。 「たれた鼻のビルボ、わたしの意図したオーディンのような放浪者でなく下品な道化になってしまったガンダルフ」 また、アメリカのファンダムの出現にも懐疑的で、1954年にアメリカ版の『指輪物語』のブックカバーの提案に次のように回答している(Letters #144)。 「『宣伝文』の案を送ってくれてありがとう。アメリカ人は概して批判または修正に全く従順ではない。しかし彼らはたいして努力していないので、私が改善するためにかなり努力をせざるを得ないと感じる」 そして1958年、Morton Grady Zimmermanが提案した映画化構想に対し、いらいらした様子でこう書いている(Letters #207)。 「著者の焦燥(しばしば憤慨していること)を理解するのに充分想像力を働かせるようお願いしたい。彼は自分の作品が一般に不注意に、場合によっては無謀に扱われ、どこを探しても敬意の払われている印がないのに気付いている」 この手紙には脚本の場面ごとの批判などがとうとうと続く(「またしても、けたたましい音や、ほとんど無意味な切りあいの場面である」)。しかし、トールキンは映画化という考えについて全く反対していた訳ではない。1968年、彼は『ホビットの冒険』と『指輪物語』の映画化、上演権および商品権をユナイテッド・アーティスツに売った。その際製作への影響を懸念して、将来にわたりディズニーが関与することを一切禁止した(Letters #13, 1937年)。 「アメリカ人が心地よく見るために可能な限り(中略)、(わたしがその作品について心からの嫌悪している)ディズニー・スタジオ自身のものか、それに影響を受けたもの全てを拒否することを(中略)忠告しておいたほうがいいだろう」 ジョン・ブアマンが70年代に実写による映画化を計画したものの、結局ユナイテッド・アーティスツは1976年に製作の権利をソウル・ゼインツの会社の傘下にあったトールキン・エンタープライズ(英語版)に売却。ユナイテッド・アーティスツが配給にまわって最初に実現した映画化は『指輪物語』のアニメーション作品だった。ラルフ・バクシ監督によるロトスコーピング手法で製作され、1978年に公開された。 その後『指輪物語』の配給権はミラマックス社を経てニューラインシネマ社に移り、2001年から2003年にかけてピーター・ジャクソンの監督によってロード・オブ・ザ・リング三部作として初めて実写映画化された。 書誌[編集] 創作[編集] 1936年 Songs for the Philologists, E.V. Gordon他と共著 1937年 『ホビットの冒険』The Hobbit or There and Back again 1945年 『ニグルの木の葉』Leaf by Niggle(Dublin Review誌に掲載) 『農夫ジャイルズの冒険 トールキン小品集』 評論社 2002年 ISBN 4-566-02110-6 所収 1945年 『領主と奥方の物語』The Lay of Aotrou and Itroun, Welsh Review誌に掲載 辺見葉子訳、「ユリイカ」1992年7月号所収、青土社 1949年 『農夫ジャイルズの冒険』Farmer Giles of Ham 『農夫ジャイルズの冒険 トールキン小品集』2002年 ISBN 4-566-02110-6 所収 1953年 『ビュルフトエルムの息子ビュルフトノスの帰還』The Homecoming of Beorhtnoth, Beorhthelm's Son 論考 Ofermodとともに出版された 『指輪物語』The Lord of the Rings 1954年 第一部『旅の仲間』The Fellowship of the Ring 1954年 第二部『二つの塔』The Two Towers 1955年 第三部『王の帰還』The Return of the King 1962年 『トム・ボンバディルの冒険』The Adventure of Tom Bombadil 『農夫ジャイルズの冒険 トールキン小品集』2002年 ISBN 4-566-02110-6 所収 1964年 『木と葉』Tree and Leaf 『妖精物語について』On Fairy Stories 『妖精物語について ファンタジーの世界』 猪熊葉子訳 評論社 2003年 ISBN 4-566-02111-4 所収 『妖精物語の国へ』 杉山洋子訳 ちくま文庫 2003年 ISBN 4-480-03830-2 所収 『ニグルの木の葉』 1966年 The Tolkien Reader(『ビュルフトエルムの息子ビュルフトノスの帰還』、『妖精物語について』、『木と葉』、『農夫ジャイルズの冒険』、『トム・ボンバディルの冒険』を収録) 1966年 Tolkien on Tolkien (自伝的) 1967年 『星をのんだかじや』Smith of Wootton Major 『農夫ジャイルズの冒険 トールキン小品集』 評論社 2002年 ISBN 4-566-02110-6 所収 1967年 『道は続くよどこまでも』The Road Goes Ever On, ドナルド・スワンと共著 学術的な著作[編集] 1922年 A Middle English Vocabulary 1924年 Sir Gawain and the Green Knight E. V. Gordonと共著、『ガウェイン卿と緑の騎士』の中英語から現代英語への翻訳 『サー・ガウェインと緑の騎士: トールキンのアーサー王物語』山本史郎訳 原書房 2003年 ISBN 4-562-03605-2 1925年 Some Contributions to Middle-English Lexicography 1925年 The Devil's Coach Horses 1929年 Ancrene Wisse and Hali Meiohad 1932年 The Name 'Nodens' (Report on the Excavation of the Prehistoric, Roman, and Post-Roman Site in Lydney Park, Gloucestershire所収) 1932年/1935年 Sigelwara Land parts I and II 1934年 The Reeve's Tale (ジェフリー・チョーサーの『カンタベリー物語』の批評にHengwrt manuscriptを導入して、方言のユーモアを再発見した) 1937年 Beowulf: The Monster and the Critics 1944年 Sir Orfeo 1947年 『妖精物語について』On Fairy Stories(Essays Presented to Charles Williamsに掲載) 1953年 Ofermod, The Homecoming of Beorhtnoth, Beorhthelm's Sonとともに出版。 1962年 Ancrene Wisse: the Ancrene Riwleの英語テキスト。 1963年 English and Welsh 1966年 『エルサレム聖書』Jerusalem Bible (翻訳と索引を担当) 没後に出版された作品[編集] 1974年 『ビルボの別れの歌』Bilbo’s Last Song 『ビルボの別れの歌』脇明子訳 ポーリン・ベインズ絵 岩波書店 1991年 ISBN 4-00-110613-2 1975年 Guide to the Names in The Lord of the Rings (編集版) - Jared Lobdell編 A Tolkien Compass 1st edition 所収。トールキンが書いた『指輪物語』の翻訳指示。 1975年 Pearl (poem) と Sir Orfeoの翻訳 1976年 『サンタ・クロースからの手紙』The Father Christmas Letters 『サンタ・クロースからの手紙』 ベイリー・トールキン編 瀬田貞二訳、トールキン絵 評論社 1976年 ISBN 4-566-00228-4 1977年『シルマリルの物語』The Silmarillion 1979年 Pictures by J. R. R. Tolkien 1980年『終わらざりし物語』Unfinished Tales 1980年 Poems and Stories (『トム・ボンバディルの冒険』、『��ュルフトエルムの息子ビュルフトノスの帰還』、『妖精物語について』、『ニグルの木の葉』、『農夫ジャイルズの冒険』、『星をのんだかじや』をまとめたもの) 1981年 The Letters of J. R. R. Tolkien Selected and edited by Humphrey Carpenter with assistance of Christopher Tolkien 1981年 The Old English Exodus Text 1982年 Finn and Hengest: The Fragment and the Episode 1982年 『ブリスさん』Mr. Bliss 『ブリスさん』田中明子訳、トールキン絵 評論社 1993年 ISBN 4-566-01321-9 1983年 The Monster and the Critics and Other Essays (論考集) 1988年 『樹と葉』Tree and Leaf 『妖精物語について』On Fairy Stories 『ニグルの木の葉』Leaf by Niggle 『神話の創造』Mythopoeia 上記すべて『妖精物語について ファンタジーの世界』 猪熊葉子訳 評論社 2003年 ISBN 4-566-02111-4 所収 1983年–2002年The History of Middle-earth(英語版) シリーズ I. 1983年 The Book of Lost Tales 1 II. 1984年 The Book of Lost Tales 2 III. 1985年 The Lays of Beleriand IV. 1986年 The Shaping of Middle-earth V. 1987年 The Lost Road and Other Writings VI. 1988年 The Return of the Shadow (『指輪物語の歴史』The History of The Lord of the Rings v.1) VII. 1989年 The Treason of Isengard (The History of The Lord of the Rings v.2) VIII. 1990年 The War of the Ring (The History of The Lord of the Rings v.3) IX. 1992年 Sauron Defeated (The History of The Lord of the Rings v.4) X. 1993年 Morgoth's Ring (The Later Silmarillion v.1) XI. 1994年 The War of the Jewels (The Later Silmarillion v.2) XII. 1996年 The Peoples of Middle-earth 2002年 The History of Middle-earth Index 1994年 Poems from 'The Lord of the Rings' 『「中つ国」のうた』 瀬田貞二・田中明子訳 アラン・リー挿画 評論社 2004年 ISBN 4-566-02381-8 1995年 J. R. R. Tolkien: Artist and Illustrator (a compilation of Tolkien's art) 1995年 Poems from 'The Hobbit' 1997年 Tales from the Perilous Realm 「農夫ジャイルズの冒険」Farmer Giles of Ham 「トム・ボンバディルの冒険」The Adventure of Tom Bombadil 「ニグルの木の葉」Leaf by Niggle 「星をのんだかじや」Smith of Wootton Major 上記すべて、『農夫ジャイルズの冒険 トールキン小品集』2002年 ISBN 4-566-02110-6 所収 1995年 『クリスマスレター付き サンタ・クロースからの手紙』Letters from Father Christmas 『クリスマスレター付き サンタ・クロースからの手紙』 瀬田貞二・田中明子訳、トールキン絵 1995年 評論社 ISBN 4-566-00458-9 1998年 『仔犬のローヴァーの冒険』Roverandom 『仔犬のローヴァーの冒険』 クリスティーナ・スカル、ウェイン・G・ハモンド編 山本史郎訳、トールキン絵 原書房 1999年 ISBN 4-562-03205-7 2002年 『トールキンのベーオウルフ物語 注釈版』Beowulf and the Critics(Medieval and Renaissance Texts and Studies, Volume 248) Michael D.C. Drout 編 『トールキンのベーオウルフ物語 注釈版』 クリストファー・トールキン編、岡本千晶訳 原書房 2017年 ISBN 4-562-05387-9 2005年 Guide to the Names in The Lord of the Rings (完全版) - Wayne Hammond and Christina Scull 編 The Lord of the Rings: A Reader's Companion所収。トールキンが書いた『指輪物語』の翻訳指示。 2007年 The Children of Húrin 2007年 The History of The Hobbit 2009年 The Legend of Sigurd and Gudrún 『トールキンのシグルズとグズルーンの伝説 注釈版』 クリストファー・トールキン編、小林朋則訳 原書房 2018年 ISBN 4-562-05588-X 2013年 The Fall of Arthur 2015年 『トールキンのクレルヴォ物語 注釈版』The Story of Kullervo 『トールキンのクレルヴォ物語 注釈版』 ヴァーリン・フリーガー編、塩崎麻彩子訳 原書房 2017年 ISBN 4-562-05388-7 2017年 Beren and Lúthien 入手可能な日本語訳[編集] 『ホビットの冒険』瀬田貞二訳 岩波書店、1965年 『ホビット ゆきてかえりし物語』山本史郎訳、原書房 1997年。ダグラス・A・アンダーソン注 『ホビット ゆきてかえりし物語 注釈版』原書房(単行判)、文庫判(上下)、各2012年。新版 『指輪物語』瀬田貞二・田中明子訳 評論社、新版1992年 『サンタ・クロースからの手紙』 ベイリー・トールキン編 瀬田貞二訳 J・R・R・トールキン絵 評論社 1976年 ISBN 4-566-00228-4 『シルマリルの物語』田中明子訳 評論社、新版2003年 ISBN 4-566-02377-X 『終わらざりし物語』クリストファ��トールキン編 山下なるや訳 河出書房新社(上・下) 2003年 ISBN 4-309-20396-5 ISBN 4-309-20397-3 『農夫ジャイルズの冒険 トールキン小品集』 評論社 2002年 ISBN 4-566-02110-6 「農夫ジャイルズの冒険」吉田新一訳 ポーリン・ダイアナ・ベインズ挿絵 「星をのんだかじや」猪熊葉子訳 ポーリン・ダイアナ・ベインズ挿絵 「ニグルの木の葉」猪熊葉子訳 「トム・ボンバディルの冒険」早乙女忠訳 ポーリン・ダイアナ・ベインズ挿絵 『農夫ジャイルズの冒険』吉田新一訳 ポーリン・ベインズ画 評論社 てのり文庫 1991年 ISBN 4-566-02273-0 『星をのんだかじや』猪熊葉子訳 ポーリン・ベインズ画 評論社 てのり文庫 1991年 ISBN 4-566-02270-6 『ビルボの別れの歌』脇明子訳 ポーリン・ベインズ絵 岩波書店 1991年 ISBN 4-00-110613-2 『ブリスさん』田中明子訳 J・R・R・トールキン絵 評論社 1993年 ISBN 4-566-01321-9 『クリスマスレター付き サンタ・クロースからの手紙』 瀬田貞二・田中明子訳 J・R・R・トールキン絵 評論社 1995年 ISBN 4-566-00458-9 『仔犬のローヴァーの冒険』 クリスティーナ・スカル、ウェイン・G・ハモンド編 山本史郎訳 J・R・R・トールキン絵 原書房 1999年 ISBN 4-562-03205-7 『妖精物語について ファンタジーの世界』 猪熊葉子訳 評論社 新版2003年 ISBN 4-566-02111-4 「妖精物語とは何か」 「ニグルの木の葉」 「神話の創造」 『妖精物語の国へ』 杉山洋子訳 ちくま文庫 2003年 ISBN 4-480-03830-2 「妖精物語について」 「神話を創る」 「ビュルフトエルムの息子ビュルフトノスの帰還」 『ファーザー・クリスマス―サンタ・クロースからの手紙』ベイリー・トールキン編 瀬田貞二・田中明子訳 評論社 2006年 ISBN 4-566-02383-4 『トールキンのクレルヴォ物語 注釈版』 ヴァーリン・フリーガー編、塩崎麻彩子訳 原書房 2017年 ISBN 4-562-05388-7 『トールキンのベーオウルフ物語 注釈版』 クリストファー・トールキン編、岡本千晶訳 原書房 2017年 ISBN 4-562-05387-9
https://ja.wikipedia.org/wiki/J・R・R・トールキン
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廃墟さんのツイート: "大分前に書いたカンタベリー系の流れをまとめたメモを発掘した https://t.co/weHuRP0ZNz"
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南極の雪山を滑り降り、極寒の海を元気に泳ぐ。ペンギンは周囲の環境に完璧に適応しているように見える。しかし、このカリスマ的な鳥は最初から飛べない海鳥だったわけではない。飛ぶ鳥から泳ぐ鳥へと進化するにあたって、まったくと言っていいほど新しい技術、体形、機能を手に入れたのだ。 この進化をかつてない方法で描き出し、気候がペンギンの運命をどのように変えたかを検証した成果が、7月19日付で学術誌「Nature Communications」に発表された。化石記録とゲノムデータを組み合わせた、前例のない規模の研究だ。 「ペンギンは最も楽しい進化の産物です」と、米コネティカット州グリニッジにあるブルース博物館の鳥類古生物学者で、論文の著者の一人であるダニエル・セプカ氏は語る。「彼らは祖先と全く異なるボディプラン(体の基本的な構造)とライフスタイルを適合させてきました」 論文によれば、約6600万年前の白亜紀と古第三紀の間に起きた大量絶滅の後、初期のペンギンは南半球のあちこちにできたニッチ(生態的地位)に驚くほど素早く適応したという。鳥類以外の恐竜が絶滅し、ほかの動物に繁栄の余地が生まれたため、ペンギンは南半球のさまざまな気候帯、生物群系に入り込んだ。 ただし、この研究は同時に、ペンギンは鳥類で最も進化の速度が遅いことも明らかにした。つまり、大量絶滅後、海洋生物になってから、遺伝子の変異の速度が著しく低下している。そのため、現代の猛烈なスピードの気候変動に素早く適応できるかどうか疑問だ、と研究チームは述べている。 ブラジル、ニュージーランド、南アフリカなど、���様な環境に暮らすペンギン18種ほどのうち、半数以上が国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種(endangered)または危急種(vulnerable)に指定されている。 「進化の速度が落ちているせいで、現代のペンギンは古代のペンギンに比べて、急激な環境変化を生き延びる能力が不足しているのかもしれません」と、ニュージーランド、カンタベリー大学の鳥類古生物学者バネッサ・デ・ピエトリ氏は話す。デ・ピエトリ氏は今回の研究に参加していない。 「ペンギンは特殊化し、自らを窮地に追い込んでしまったのでしょうか? おそらく、そうなのでしょう」
ペンギンは温暖化を乗り切れない? 進化速度が鳥で最も遅かった | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト
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バートランド・ラッセルの言葉366_画像版 n.2853j (Aug. 23, 2024)
そうして、フィッツァラン卿と同様の感情を共有する神を私達はどう考えるべきだろうか? 賢明で、全能で、慈悲深い存在(神)が、罪のない人々がゆっくりと苦しむ様子を見守ることに喜びを見いだし、試練を短くする者に腹を立てるというのは、本当に信じることができるだろうか? カンタベリー大司教に後押しされた貴族院は、どうやらこのような見解を取ったようだが、二人の医療系の貴族は『法律が現行のままであっても、医師はこのような場合にしばしば命を短くし、その際には法律上絞首刑に処される可能性がある』と言って、その残酷さを和らげようと努力した。 この主張は、彼ら(上院の貴族達)が言うよりももっと簡潔にシンプルな言葉で言い表すことができるだろう: 即ち、「どんな犠牲を払っても偽善を貫け」。 And what should we have to think of a God who shared Lord Fitzalan’s sentiments? Is it really credible that a wise, omnipotent, and beneficent Being finds so much pleasure in watching the slow agonies of an innocent person that He will be angry with those who shorten the ordeal? The House of Lords, encouraged by the late Archbishop of Canterbury, apparently took this view, though two medical Peers endeavoured to soften its cruelty by saying that, even with the law as it is, doctors do often shorten life in such cases in spite of the fact that in doing so they become legally liable to be hanged. This contention might have been put, more briefly than they put it, in the simple words: “hypocrisy at all costs”. 出典:Bertrand Russell: Human Society in Ethics and Politics, (1954), chapter 12:Superstitious Ethics, n.4 詳細情報.: https://russell-j.com/cool/47T-1204.htm
<寸言> ラッセルが「安楽死」について論じている部分です。 医療の進歩によって、従来、死を待つしかないと言われてきた病気でも命を救うことができるものが増えてきました。しかし、もちろん、今でも不治の病と言われるものは多く、また、たとえば、世界である一つの医療機関でのみその病気を治療可能だとしても、患者が多数いる場合には、実質的に不治の病の扱いにならざるを得ません。 ラッセルが論じているのは、その時代の最先端の医療でも直せない病気で激しい苦痛にあえいでいる患者を「安楽死」させる問題についてです。 なお、「This contention might have been put, more briefly than they put it, in the simple words: “hypocrisy at all costs”」の中の「They」を、ChatGPT は「彼ら(二人の医療系の貴族)と誤って解釈し、誤読してしまいました。(実際は、多くの場合は、「彼ら」とだけ訳して、誤読の原因となりそうです。) 「[They」が誰を指すかは非常に重要なことです。どうして、こんな重要な、基本的なことを誤読したのですか?」と質問したところ、次のように答えました。 「ご指摘の通り、「They」が誰を指すかは文の意味を正確に理解する上で非常に重要です。今回の誤読については、文脈の解釈が不十分であったため、誤った指摘をしてしまいました。このミスによってご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。 「They」が「二人の医療系の貴族」ではなく、「上院議員たち」を指すことを見落としたことは、文脈の理解において重大な誤りでした。以後、このような誤解を避けるため、より慎重に文脈を確認し、正確な解釈を提供するよう努めます。ご指摘いただき、感謝いたします。
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