#カフェの入り口は向かって左側です
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palakona · 2 days ago
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あ゛あ゛〜モォー!! o(*≧д≦)o″))
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
どうも、こんにちは���4月27日(日)のゴールデンウィーク2日目は、フィッシングセンター竹の内に行ってきました。前回の釣行でウドンエリア(南側)は魚がいないと結論したので、両ウドン床釣りですがダンゴエリア(北側)に竿を出しました。特等席のヘチが空いてたのでヘチで。だが、しかし…ヘチが空いていたのは理由があったのですね(汗)
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
ジャーン!つ・い・に、玉置を買いました!今まで竹竿と浮子にしか興味がなかったので、万力と竿掛けはダイシンの汎用品だし、手網に至っては「ブンブン」で買ったモノでしたが、howellsさんのかっこいい万力を見て他の道具にも興味が出てしまった。玉置は前から良いなあと思ってたんですが、ヘラブナ釣りの手網は「込み」調整をしなくてはならないし、木工用の旋盤とか道具も持ってないし、僕には必要ないと思ってたんですよ。松岡のカーボン製の玉置を買う気になったんですが、松岡にあるんなら大阪屋さんにもあるやろと手網と玉置を見に行ったらこれがあったので値段は倍でしたがついw。
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
玉置を買ったってことは手網も♡。まず、玉の柄を選んでからズラリと並んだ手網の中から「込み」の合うものを探したらこれになりました。
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
玉の柄は「世志彦」…じゃなくて、むき出しの玉の柄を買ったので大阪屋の社長が竿袋をつけてくれた。
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
玉の柄はこれだ!店内で選んだので艶のある塗装やなと思ってたが、これは紋竹じゃなくてカーボン製でプリントじゃね?塗装が保ってくれたら頑丈そうで良いけど。
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
さてと朝ごはんを用意して…
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
今日の先発は「流れ雲」の14尺。
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
浮子は「舟水」の「太PC・底」の11番。
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
では、打ち方始め!
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
パラソルを差したりしてゴソゴソしてたんだが、浮子を見ると水面に無い…アワセてみると乗ってるやん(驚)
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
おお、1投目でボウズ脱出〜!玉置ええなあ。鉤を外すのが楽。買って良かった(嬉)
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
釣りを始めたと思ったらパラソルを修理しようとしたり(ネジが合わんかった)、モタモタしてたが、やっと落ち着いて本腰を入れ始めたら浮子がモゾモゾ…ツン!って。誰でも手が出るような見やすい素直な魚信で乗ったが、竿が軟らかいので走られまくり。しまいに桟橋の下に潜られて何かに巻き付かれてハリスを切るしかなくなった。しかも2回連続で。今日は左隣が空いてるから良いけど、おったら迷惑になるな…竿を硬いものに替えよう。
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
「師光」の「特作紋竹」にチェンジ。浮子は変更なし。
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
口やと思ったら鼻やん。
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
ツン」という魚信で乗った!だが、しかし…ビリビリと振動する青物みたいな引き…ああ、やっぱり。
尻尾や(ノ_-;)ハア…
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
これも口かと思ったが口の外側(憤怒)
3連続スレ…orz
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
はあ、やっと釣れたわ。「消し込み」やったけどw。このあと2枚釣れて午前中4枚でした。
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
隣のカフェでお食事。エビフライ定食。
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
さて昼から頑張るか。
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
午後は竿を替えます。のんびりといろんな竿で釣りたい。「朴石」の11尺です。中式やけど大丈夫かな?
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
浮子は「伊吹」のパイプトップの9番。
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
飽きない程度に釣れますね。
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
「朴石」では2枚釣りました。
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
時刻は14時を過ぎました。隣が朝から10尺で爆釣してるんだが、僕も10尺を出してみます。「師光」の10尺です。
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
10尺に替えたらポンポン釣れて、トータルで20枚いくかと思ったが、7枚でストップ。朝から10尺なら数は出てたかもしれないが、いろんな竿を使いたいしな〜。
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2025年4月 フィッシングセンター竹の内(太子町) iPhone11
ということで、4月27日はヘラブナ13枚でした。ウドンエリアの人がお昼に「4枚だけ」とか言ってたのでダンゴエリアの方が釣れますね。先週もお会いした顔見知りのN田さんが並びにおられましたが、数えてないけど30枚〜40枚ぐらい釣ったそうです。12尺でダンゴ。ダンゴエリアは全体的によく釣れていました。
ところで、今日は風が強く、パラソルが飛ばされました(汗)目の前で沈んでいくのを、装着していたパラソルホルダー(桟橋用)に手網を引っ掛けて手元に寄せることができましたが、水圧で重過ぎて揚げられない💦貸竿で釣っていた親子連れの若いお父さんが手伝ってくれて、傘を水面に対して垂直にして水圧を逃してやっと回収できた。桟橋の隙間の広いところにパラソルホルダーの足を引っ掛けてたんですが、隙間が広いので端っこに引っ掛けてたので風圧に負けて板が削れて外れたみたい。なお、片付ける時に傘を閉じていたが、桟橋に寝かせて後端(開放部分)を風上に向けていたので、畳んでいても吹っ飛ばされて2回目の水没💦。近かったので手を伸ばしたら閉じていたので水圧も少なく回収できました。こんなこともあろうかと、新品の高い方はまだ1回も使ってない。天気良くても風が強いし。
では、また。
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moko1590m · 2 months ago
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今日一日、耳スピを装着したままで過ごせるよう、ベストポジションである耳の穴の真上へ入念にスピーカーの位置を合わせて家を出ます。
20250307nwm0003 自宅を出て歩き始めると、さっそく手元のスマホに電話の着信。屋外なので街の音が騒々しいのですが、電話の相手からは「あれ、静かですね。まだ自宅にいますか?」なんて質問が。
どうやら、マイクが拾った音から周囲の音をカットし、話者の音声だけを相手に届けるNTTの特許技術「Magic Focus Voice」のおかげで、相手にはクリアな音声が届いている様子。
nwm DOTSならこちらの声がちゃんと届くから、「ちょっと待ってね、かけなおします」なんてコミュニケーションロスが減りそうですね。
スポーツやアクティビティのお伴にも耳スピ 20250307nwm0004 電話を終えると、イヤホンが耳をふさがないことの開放感を感じながら、nwm DOTSでお気に入りの音楽を聴いて歩く編集部員・吉岡。すると、道の向こうから走ってくる「nwm GO」を着けたランナーが、ライターのヤマダユウス型であることに気付きました。彼もまた、今回集まるカフェミーティングのメンバーのひとりです。
こんなふうに道で知人とすれ違ったとき、密閉式やノイズキャンセリング機能のあるヘッドホンを使って音楽に没入してしまっていると、意外と気がつかなかったりするもの。
周囲の気配を感じ取りやすくなるというのは、オープンイヤー型である耳スピのメリットです。
20250307nwm0005 同じく耳スピであるnwm GOを使っていたライター・ヤマダも、すぐに編集部員・吉岡に気がついたようです。nwm GOは、柔軟なネックバンドによる安定した装着感で、ランニングやスポーツなど激しい運動のシーンに適したアクティビティモデルの耳スピ。
音漏れを抑えるPSZ技術を搭載しているのは、nwm DOTSと同様です。
普段は机に向かって執筆する時間が長いヤマダいわく、「運動不足を解消したくて、今日はここまでランニングしてきたんですよ」とのこと。適度な運動ができたところで、ここからは一緒に歩いて集合場所まで向かうことにしました。
スタイリッシュで臨場感あるサウンドのnwm ONE 20250307nwm0006 ふたりが集合場所のカフェに到着すると、そこには一足先に着いていた編集部員・ヤタガイの姿が。
音楽とファッションを愛するヤタガイらしく、使っている耳スピは、大きな穴が開いたような個性的なデザインのオーバーヘッドタイプの耳スピ「nwm ONE」です。
エッジの立った直線と正円を基調とした、幾何学的でミニマルなデザインラインがかっこいい。
20250307nwm0007 角度を調整できるスピーカーユニットには、同軸に配置したツイーターとウーファーの2wayドライバーを搭載。大音量時にも歪みのないサウンドを出力しますし、PSZ技術による音漏れ抑制のおかげで、お好みの音量で気兼ねなく���楽を楽しめます。
また、nwm DOTSと同様、雑音をカットして自分の声だけをクリアに相手へ届けるMagic Focus Voice搭載の、通話やオンライン会議でも���躍するモデルです。
さらに、耳スピのラインアップで唯一、ソニーの立体音響技術「360 Reality Audio」に対応したモデルでもあります。
ここまでに登場した耳スピは、nwm GOで最大8台、ほか2モデルなら最大10台の機器とのマルチペアリングができるBluetooth接続。最大2台の親機と同時接続できるマルチポイント機能により、スマホからPCへといった使い分けもいたってスムーズ。
なお、nwm ONEだけは付属のUSBケーブルでの有線接続にも対応しています。
有線接続の安心感とリーズナブルさで選ぶならnwm WIRED 20250307nwm0008 全員そろったかと思いきや、カフェの奥のカウンター席にはもうひとりの先客、ライターのワタナベダイスケが。別件のオンライン会議が長引いているとのことで、これが終わり次第ミーティングを始めることに。
20250307nwm0009 今回のメンバーで最年長のワタナベは、PCやスマホでのオンライン会議時に安心感のある有線接続の耳スピ「nwm WIRED(USB Type-C)」をチョイス。
Magic Focus Voiceこそ非搭載ながら、PSZ技術による音漏れ抑制はこの有線モデルでも健在。バッテリー残量や接続の心配がいらないという有線イヤホンのメリットに加え、物理ボタン式のリモコンがあることも、直感的な操作を求めるユーザーにとってはありがたい。
USB Type-Cモデルの定価が5,940円、リモコンの仕様なども一部異なる3.5mmイヤホンジャックの「nwm WIRED(3.5mm)」なら定価4,950円と、初めての耳スピとして手に取りやすい価格です。
また3.5mmモデルなら、5色の豊富なカラバリから本体色を選べるといった楽しさもあります。
全員が「耳スピ」を着用してのミーティングは大成功 20250307nwm0010 参加者全員が耳スピ持参ということで、全員がそれぞれのモデルを装着したままミーティングを開始。耳がふさがっていないため、各々が音楽を流しながらでもコミュニケーションにはまったく支障なし。当然、よけいな音漏れが聞こえてくることもないから、気が散ることもありません。
それに、各々が自分の好きな音楽をバックグラウンドで流しているおかげなのか、テンポよく会話がはずみ、こころなしかノリの良いアイデアがいくつも出てきた感じ。
みんなで耳スピを着用してのカフェミーティングは、大成功だったと言ってよさそうです。
個性豊かな「耳スピ」シリーズの特徴をおさらい 今回使用した4モデルについて、登場順にそれぞれの個性をもう一度振り返っておきましょう。
20250307nwm0011 写真中央、黄色いアクセントカラーの「nwm DOTS」は、左右分離の完全ワイヤレスタイプで軽快なマルチユースモデル。専用充電ケースと組み合わせて使えば電池持続時間が最大32時間��なるので、外出が多い人や耳スピを長時間使いたい人におすすめ。
中央奥、ネックバンドタイプの「nwm GO」は、激しい動きにも耐えるアクティビティモデル。スポーツやアウトドアで活躍し、シリーズ中ではもっとも防水・防塵性能が高い、IP55相当のスペックを備えたモデルでもあります。
音質重視なら、写真右手にあるオーバーヘッドタイプの「nwm ONE」。他モデルと同等の口径12mmユニットに加え、口径35mmのウーファーユニットとの2way仕様で、360 Reality Audioに対応。オープンイヤーの開放感と臨場感あるサウンドを両立させたフラッグシップモデルです。
そして、耳スピがどんなものか試したい、まずは気軽に使い始めたいという人は、有線式でプラグを差し込めばすぐに使える写真左側の「nwm WIRED」がピッタリ。もっとも手に取りやすい価格帯で、3.5mmプラグとUSB Type-Cのいずれかを選べます。
各モデルとも、使ってみるとオープンイヤーならではの開放感や快適性はもちろん、常に音楽とともにある生活の楽しさを実感できます。
見た目の不思議さもさることながら、体験してみると新たな発見がある耳スピ生活。 耳だけでなく会話も「パッカーン!」と開かれる感覚を味わえることでしょう。
Photo: 小原啓樹
(イヤホンしてる僕たちですが、あなたの声は聞こえています。なぜか→「耳スピ」だから | ギズモード・ジャパンから)
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iamactuallybeing-o-od · 3 months ago
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#00015:
2025年になった。(早いもので、月半ば。1月も12月の延長みたいな感じで毎年あっという間に過ぎる気がするのは自分だけ......?)
今週の月曜日(13日)には、京都劇場へ、青葉市子の15周年記念コンサートを観に行ってきた。
この日も、いつものように彼氏の家に泊まっていたから、会場へは彼氏の家から向かったんだった。16時半過ぎに出発して、自分が京都劇場に到着したのは、大体17時過ぎくらい。
京都駅中央口手前の左手にあるエスカレーターをのぼって駅ビルの入口へ......と思うと、同じ公演を観に来た人たちでいっぱい。自分が行ったときには、入り口から少しはみ出て、行列ができていた(SNSの書き込みによると、14時くらいから列ができてたらしい......先行物販開始は15時からだったはず)。
列に並んで、ホールへの入り口に到着するまでの時間は......周りに人がいっぱいでそわそわするし、かと思えば、(そうか、もうすぐ始まるのか、青葉市子の演奏が聴けるのか...😮!)と、来たる時間のことをおもって背筋がいつもよりぴん、と伸びる(ような)心地にもなった。青葉市子の生演奏を聴くのは今日が初めてだから、なおさら背筋は伸びますよ......という具合。そもそも建物の空間がそれほど広くないから、列はできていたものの、10分くらいで中に入ることができた。入るときには、缶バッジをもらえた(通販やライブ会場で時折売られてる、直筆イラストが封じ込まれた1点ものの手作り缶バッジではない)。
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自分の席は、2階席の一番前の列の、右側端に近いところだった。公演が始まるまで、3~40分ずっと座ってるときも、自分はそわそわと背筋ぴん、を繰り返した。そして、18時ごろ、照明が暗くなるといよいよ公演スタート。
まずは、挨拶から始まった。その最後、付け加えるようにして本人から発せられた「寝てもいいです(ニコっ)」という一言に、会場が笑いに包まれる......なんて一幕も(自分も思わずニコリ)。そうして始まった1曲目は、「ココロノセカイ」。これが、青葉市子が初めて作った曲......というのは予め知ってたし(この日のMCでも本人が話してた)、この曲から始めるのはほんと、周年記念にうってつけだよね🥹、と思った。演奏が始まるや否や、自分の座っているところから演奏中の青葉市子のいるステージまで、1本の道ができているような感覚になって、そわそわも背筋ぴん、も、どちらも消えた。スポットライトを浴びながら椅子に座ってギターを弾きながら歌う青葉市子の周りには、マイク、アンプや譜面台はもちろんのこと、大きな貝殻が置かれた小さなスツール、小さなキーボードとマグカップが置かれた小さな机が、本人を囲むように置かれていた。バックには、星空のような照明。その下には、曲に合わせて明滅する、小さくて丸いオレンジ色の光。ただただ、ぽわ~ん、と浮かぶ目の前の景色を前に、聴き入った���そのまま「不和リン」→「重たい睫毛」→「少女と檻」→「灰色の日」→「おもいでカフェ」と、続けて演奏。ここまでの演奏を終えた本人は、「一筆書きのようにばばばっとやっちゃいました」と話していた。曲と曲が、グラデーションのようにするすると流れるような、本当に「一筆書き」な演奏だった。個人的には、「灰色の日」が聴けたのはうれしかった。しかも、「少女と檻」から続けて演奏されるという、アルバムそのままの流れ!「灰色の日」は......ある日、自分が出かける支度をしているときに『檻紙』を流し始めて、そこからすぐにイヤフォンに切り替えてこの曲を聴きながらそのまま家を出たときのことを思い出す(2年くらい前かな)。外出前は大抵焦りや緊張に包まれがちな自分が、そのときは焦りも緊張も、軽やかに乗りこなせるような心持ちで家を出ることができた。「わたし、軽やかです」というような、「強さ」をちょっと、気取りながらだったのは否めないとこ...だけど、そうやって、気取りながらでも軽やかに外に出られるくらい、あのときは妙にすごく幸せだったな。あれ以来、すごく好きな1曲になった(歌詞は、そんなに幸せいっぱい、軽やか!!!って感じじゃないけどね)。「灰色の日」とタイトルにあるように、なんてことない淡々とした1曲なんだけど、なんというか、(青葉市子に限らずだけど)こういうさりげない曲は、たまにすごく気に入ることがあるんだよな。(例えば、テニスコーツの「かざな」もそんな感じの1曲。1曲を繰り返し聴くわけじゃないけど、アルバムをちゃんと最初から聴いてる流れで聴くと、うれしくなる。)
MCの後は「いきのこり●ぼくら」「うたのけはい」「機械仕掛乃宇宙」と、4thアルバム(メジャーデビューアルバム)『0』の収録曲が続いた。1st『剃刀乙女』収録曲→2nd『檻紙』収録曲、と、1作1作時系列に辿っていくのかと思いきや、3rd『うたびこ』は飛ばすのね......。と思っていたら、何やら、ゲストを呼んできている様子。ここでまた、自分のそわそわが復活!青葉市子曰く、これから来るのは「音でたくさん遊んでくれるお友だち」だという。ステージのセッティングが完了すると............なんと、小山田圭吾がやってきた。そして、まず初めに演奏されたのが......「IMPERIAL SMOKE TOWN」。ここで、『うたびこ』の曲がきた!というか、この曲は、2013年の元旦に「坂本龍一のニューイヤースペシャル」として放送されたセッションでもやっていた曲だった。(そのときのメンバーは、青葉市子、小山田圭吾、坂本龍一、細野晴臣、U-zhaanの5人。同年8月には再ミックスを施して、『ラヂヲ』として音源化もされた[発売時の青葉市子のツイート]。それに伴って、「出張ラヂヲ」と題したツアーを小山田圭吾とふたりで回ったりも。)
続いて、「外は戦場だよ」。このふたりコラボといったら、外せない曲...!原曲よりキーが高かった。そして何より、感動したのが「あなたがいるなら」でのコラボ(しかも今回が初披露😳)。こちらも、原曲よりも高いキー設定。キーが高いのもあるし、青葉市子のキャラクターも相まった結果だと思うけど、少し、夕方に公民館から流れるチャイムみたいな普遍性があった。あと、青葉市子に触発されてか、小山田圭吾の歌唱がちょっとエモーショナルだった気がする(生歌唱が不安定だった...という話ではなくて、抑制された発声に見え隠れする揺らぎをすごく感じた)。その後、知り合ったころの思い出話などをした後、ふたりに縁のある細野晴臣(小山田圭吾と青葉市子が初めて対面したのが、「デイジーワールドの集い」の中でのことだったとふたりは話していた。幾多のミュージシャンとの縁がうまれるきっかけがこのイベントだったということは、このインタビューでも本人が話している)の「悲しみのラッキースター」をカバーして、コラボコーナーは終了した。小山田圭吾がはけた直後のステージで、「(ゲストに沸いた会場の空気感に、思わず)もう、これで���しまいにしちゃったほうがいっか!......でも、まだ、あとちょっと、ばばばーっとやって終わりますね」的なことをしゃべり、「(思い出しながら、のような感じで自身と対比して)小山田さんは30周年...わぁ、2倍、ですね。あ、細野さんなんて50年.......大変だ」とつぶやいた数秒後には「マホロボシヤ」を演奏し始める青葉さん。青葉市子は、曲の世界観や歌声、ビジュアル、演奏スキル等々の要素から、「非人間的」なものが見出だされて、いわゆる「神格化」を通して評価されているところがあるのは確かなことではある(そうなる感覚は自分にもあるから他人事ではない)。けれど、あくまで本人にとってはすべて、「ごく自然に」成立しているんだな......ということが、この、自分という「いちリスナー」にも、こういう場面を通して実感を伴う形で伝わってきた。
さらに、「月の丘」(役者の友人が亡くなる夢をみたことがきっかけでできた曲、と話していた。起きたあとにそれが「夢だ」と実感した後に、でも、「あの子」はたくさんの役を演じている=たくさんの魂を自分の中に宿して、演じ終わる度に、その魂を葬っているのかもしれない、と思ったらしい)、「アンディーヴと眠って」(発売済みのアルバムのうち現時点で最新の『アダンの風』の曲はやらなかった......もう、あれから4年経ったんだな...でも、来月、いよいよ新しいアルバムが出るよ🥹)を演奏した後、楽器をキーボードに変え、新曲の「SONAR」を演奏。すごく良い曲だった(これを先行シングルで出さないのがにくいところ......アルバムのほうにもキーボードの弾き語りで収録されてるのかな...それとも、オーケストラとか、ほかの楽器も入ってるんだろうか🤔)。その流れでキーボードのインプロビゼーションを演奏したら終わるのかと見せかけ、さらにもう1曲、「うちゅうのみなしご」もキーボードで弾き語り。今度こそ、インプロビゼーションのアウトロをつけて、終演。
演奏が終わり、鳴り響く拍手の中で青葉市子が舞台袖へと消えていくと、ステージの灯りが消えた。かわりに観客席の照明がついても、しばらくずっと、拍手は続いた。自分も、周りの人に負けじと......いや、そんなのは関係なく、たくさん拍手した。すると、ステージの照明が再び点灯。スキップをしながら青葉市子はステージに戻ってきた。アンコールは「もしもし」(キーボード弾き語り)と、「おめでとうの唄」(ギター弾き語り、マイク・アンプ通さずの演奏......こちらこそ、おめでとうだよ~🥲と思いながら聴いてた)の2曲。そうして、今度こそ、終演。
⋆⋆⋆
約2時間の公演だった。本人でさえ「寝てもいいです」と言ってしまうくらいだし、演奏を聴きながらうとうと寝ないか心配だったけど......あっという間に終わってしまった。公演の冒頭で、15周年記念公演に関して「(15周年という事実を目の前にすると、ここまで関わってきた人たちの姿や、たくさんの風景が思い出されて)生きながら走馬灯を見ているよう」と本人が話していたように、演奏を聴きながら自分は自分で個人的なあれこれを思い出していた。「この15年は、ただただ、音楽が好きなひとりとしてやってきたような気がします。みなさんも、どうか、好きなことを貫いてください。きっと、ご褒美が待ってます」――今回のコンサートの終盤で、青葉市子はこんなことを話していた。コンサート、観に来れて本当によかった。言葉に言い表せない「好き」も、言い表せる「好き」も、自分なりの速度で、もっともっと、育てていきたいな。
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youtube
[2025_01_16]
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t82475 · 5 months ago
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悪魔ッ子の孫娘
[1966(昭和41)年]
1. 帝国サーカス団公演。 「次に登場いたしますはー、希代の魔術師、赤沼幻檀(あかぬまげんだん)と悪魔ッ子リリー!!」 円形アリーナの中央に黒ずくめの魔術師が歩み出た。 床まで届く黒マントに黒手袋と黒いシルクハット。 お世辞にもハンサムとはいえない容貌だった。痩せこけた頬の上に爬虫類を思わせる丸い両眼が開いている。 愛想笑いの一つもしないで、ぎょろりと客席を見回した。
魔術師が黒マントの裾を大きく翻すと、その陰から赤いチャイナ服の小柄な人物が出現した。 年端も行かない少女だった。ほんの6~7歳くらいではないか。 客席がどよめいた。 何もないところに少女が出現したことに驚いたのではない。出現した少女の幼さに驚いたのでもない。 観客は彼女の登場を待ちかねていたのだった。 魔術師と少女のショーは新聞に取り上げられるほど話題になっていた。 ほとんどの客は二人を目当てに来ているのである。
少女はお人形のように動かずその場に立ちくしている。 魔術師は白いロープを出すと少女の手首を背中で縛った。続いて足首も縛る。 人差し指を立てて目の前で振ると、少女は即座に意識を無くした。 その場に崩れ落ちたところを抱きかかえられる。
大きな金庫が引き出されてきた。 その横幅は魔術師が両手を広げた幅で、その高さは魔術師のシルクハットの高さである。 金属製の扉を重々しく開くと中は何もない空洞だった。 そこにロープで縛った少女を転がせた。 頬を軽く叩いて目覚めないことを示す。 扉を閉めて鍵を掛けた。
照明が暗くなって会場全体が薄闇に包まれた。 アリーナ中央の金庫とその横に立つ魔術師がほのかにシルエットになって見えた。 そして──。
おお~っ。 再び客席がどよめいた。 今度は正真正銘の驚きの声。
金庫の上に少女の頭が生えたのである。 その頭はゆっくり上昇し、顔、首、肩、そして胴体から足までの全身が現れた。 手足を縛っていたはずのロープはなくなっていた。 金庫の上に立つチャイナ服の少女。 彼女は硬い金庫の天井をどうやって通り抜けたのだろうか。
不思議なことはもう一つあった。 暗い会場に少女の姿がはっきり見えることである。 スポットライトなどで照らされている訳ではない。 少女自身がほのかに発光していた。まるで幽霊のように。
魔術師が両手を広げて呪文を唱えた。 少女の足が金庫から離れた。 彼女は何もない空間に浮かび上がったのだった。 5メートルくらいの高さまで上昇して静止、すぐに何もない空間を前方へ歩み出す。 観客席の上まで来るとすっと降下した。 真下にいた女性客のすぐ傍に降り、ほんの数センチの距離まで顔を寄せて悲鳴を上げさせた。 少女は会場の空間を上下左右自由自在に移動した。 ワイヤなどで吊られているようには見えなかった。 天井近くまで上ったかと思うと、急降下して客席ぎりぎりで旋回し再びふわりと舞い上がってみせた。
少女が "飛行" していた時間はおよそ5分くらいだろうか。 魔術師が手招きすると彼女は金庫の上に戻ってきた。 ゆっくり金庫の中へ沈み込むようにして消えたのであった。
照明が点いて会場が明るくなった。 魔術師が金庫を解錠して扉を開ける。 中には白いロープで縛られた少女が眠っていた。 最初に閉じ込められたときと何も変わった様子はなかった。
少女は拘束から解放されて目を覚ました。 魔術師と並んで頭を下げる。 満場の拍手と声援を浴びながら彼女は初めて笑顔を見せたのだった。
[2024(令和6)年]
2. 私はテーブルの向かい側に座る男にグラスの水をかけた。 他の女と結婚するから関係を終わりたい? バカにしないで。 「サヨナラ!」 「ちょ、けやき!!」 そのまま席を立ち、小走りでカフェを飛び出した。
金曜日の夜。 私、近本けやきは雑踏の中を泣きながら駆けた。 運命の人と信じてたのに。 とても優しくて、よく笑わせてくれて、どんなグチも聞いてくれて、ベッドの相性も最高で。 大切な話があると言われて、いよいよプロポーズと信じて来たのに。 アラサー女の貴重な2年間を返せ、このバカ野郎ー!! 涙で景色が霞んだ。 私きっとお化粧ぼろぼろだ。
きゃっ。 前から来た女性と当たりそうになって私は転倒した。 歩道に座り込んで腰をさする。 痛、た、た。 「大丈夫ですかっ?」 「だ、だいじょーぶ・・」 その人は私の手を持って立つのを助けてくれた。 赤いチャイナ服を着た女の子だった。 男の子みたいなショートヘア、くりくりした大きな目。 可愛いな。高校生かしら。 いけない、謝らなきゃ。 「ごめんなさいっ、前見ないで走って。そちらこそ怪我とかありませんか?」 「あたしは全然。それよりも」 「はい?」 「変なこと聞きますけど、お姉さん金縛りの癖がありませんか?」 !! 「金縛り!?」 「そんな気がしまして」 「いいえ、そんな癖はないです。失礼しました!」 「あのっ、もしもしっ」 私は顔を背け、女の子を置いて逃げるように走り去ったのだった。
・・金縛り。 布団に入って眠ろうとすると襲われる状態。意識はあるのに身体が動かない。 私は子供の頃によ��金縛りをやっていた。 最近は少なくなったけれど、それでもあの感覚は鮮明に覚えている。 やなこと思い出しちゃったな。 ただでさえ男に二股をかけられて滅入っているところなのに。
無性にお酒が飲みたくなった。 飲んでも嫌なことを全部忘れられるはずはないけど、酔えば少しは楽になりそうな気がした。 ・・よぉしっ! 近くにあったファッションビルのパウダールームに飛び込んだ。 泣き崩れたお化粧をちゃちゃっと直して外に出る。 行き慣れたパブに顔を出すのはやめよう。 だって今日は週末の金曜日。絶対に知り合いに会うし、会ったら泣いたでしょって見破られる。
目に留まった雑居ビルの入口にスナックの看板が並んでいた。 いつもなら一人でスナックなんて入らない。 でもその夜の私はひねくれていた。 傷心の女がスナックでカラオケも悪くないわね。 どうせなら一番へんてこりんな名前のスナックに入ろう。 『すなっく けったい』。 よし、ここだ。
3. さほど広くない店内はお客でいっぱいだった。 「ようお越し! ・・お一人?」 カウンターに一つだけ空いていた椅子席に案内された。 とりあえずビールを頼む。
「お姉さんも手品を見に来たのかい?」隣席のおじさんが話しかけてきた。 「あ、いえ」 「違うで。このお客さん今日が初めてやし」 カウンターの向こうのママが言ってくれた。関西弁? 「そうか、ラッキーだね。始めて来て赤沼さんの手品を見れるなんて」 「毎月第3金曜は流しの手品が来るんよ。・・せっかくやから見てってちょうだい」
流しの手品? そんなもの初めて聞いたよ。 言われてみればこのお店、普通のスナックと空気が違った。 カラオケコーナーはあるけど誰も歌ってないし、大声で放談する人もいない。 落ち着いたカフェかバーみたいな雰囲気。 女性も多いな。よく見たらお客の半分が女性だった。 どの人も手品が目的で来てるんだろうか。
しばらくして入口のドアが開き、黒ずくめの男性が現れた。 タキシードの上に黒いマントを羽織ったお爺さんだった。頭にはシルクハット。 ひと目で手品師と分かる服装。 お爺さんに続いて赤いチャイナ服の女の子が入ってきた。大きな革のトランクを両手で持っている。 あっ。あの子! 私が歩道で衝突しかけた女の子だった。
カラオケコーナーのスポットライトの当たる位置まで進むと、二人は並んで頭を下げた。 皆が拍手した。遅れて私も拍手した。 女の子が私に気付いたようだ。胸の前で右手を振って笑いかけてくれた。 困ったな。笑顔を返しにくい。
「今夜もたくさんお集まりいただきましたな。こんな爺の芸がひとときの慰めとなれば幸甚の極み・・」 お爺さんは口上を済ませると、マントの中からステッキを出して振った。 ステッキは一瞬で花束に変わりそれを近くの女性客��渡した。
次に左手を高く掲げた。 何もないはずの手の中にトランプのカードが1枚出現した。 それを右手で取って投げ捨てると、左手にまた1枚現れた。 次々とカードを出現させて投げた。最後の何枚かは左手から直接空中に投げて飛ばした。 「あれはミリオンカードっていう技だよ。あの爺さんの十八番さ」 隣に座るおじさんが教えてくれた。 「へぇ。詳しいんですね」 「まあね。毎月ここで見てるからね」
お爺さんは手品を続けた。 銀色のリングをいくつも繋いで鎖のようにしたり、ピンポン球を指の間に挟んで増やしたり減らしたりした。 それから紙に火を点けそれを口に入れて食べてみせた。 ほとんど笑顔も見せずに淡々と続けた。 マジックとか手品は全然知らないけど、何となく最新のマジックではないような気がした。 昔からある手品をやっているんじゃないかしら。
「レトロだろう?」 隣のおじさんが笑いながら言った。 「やっぱり古い手品なんですか?」 「そうだね。あんなのばかり何十年もやっているらしいよ」 「そうなんですか」 「でもこの後の幽体離脱のイリュージョンはすごいよ。何回見ても不思議なんだ」 幽体離脱? イリュージョンって確か、美女が宙に浮かぶとか、そういうマジックよね?
4. チャイナ服の女の子がカウンタースツール(カウンター席用の背の高い回転椅子)をお店の奥から借りて持ってきた。 トランクの中から薄いカーキ色をしたキャンバス生地の包みを出すと、客席に向けて広げて見せた。 金属の金具とベルトがついていて、先の閉じた長い袖がだらりと垂れたジャケットのような形状。 これは知ってるわ。 病院とか拘置所とかで暴れる人に使う拘束衣ね。
お爺さんが拘束衣を女の子に着せる。 長い袖に腕を入れさせると、背中で編み上げになっている紐を締め上げた。 そして腕を前でクロスさせ袖の先を背中できつく絞って固定した。 腰から下がったベルトも両足の間に通して後ろで留めた。 「どなたか力のある方、お手伝いを」 男性のお客に手伝ってもらって女の子を持ち上げ、カウンタースツールに座らせた。 最後に黄色いハンカチで女の子の足首をスツールの一本脚に縛りつけた。 女の子はにこにこ笑っているけれど、これって割と厳しい拘束じゃないかしら。
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お爺さんが前で指を振ると女の子は目を閉じて動かなくなった。 トランクから大きな布を出し、お客さんに再び手伝ってもらって女の子の上から被せた。 女の子の姿は隠れて見えなくなる。 「さぁて・・、」 お爺さんが前に立って両手を広げた。 布の下で動けないはずの女の子がびくっと動いた・・ような気がした。 しばらく何も起こらなかった。 やがて──。
おおっ。店内に驚きの声が響いた。 布の上に薄いもやのような影が現れて、空中に浮かんだ。 影はすぐにくっきりしてチャイナ服の女の子になった。
女の子は拘束衣を着けていなかった。 浮かんだままにっこり笑うと、ゆっくり一回転してみせた。 一度天井近くまで上昇し、それから降りてきてお店の中をふわふわ移動した。 お客の近くに寄ると手を伸ばして一人一人の肩や頭を撫でた。 わっ。きゃっ。 その度に悲鳴が上がる。
女の子が私の傍に来た。 ごく普通の女の子に見える。でも足が床についてない。 いったいどういう仕掛けなんだろう? 彼女は私の耳に口を寄せて囁いた。 「・・あとでお話しさせて下さい」 先ほど歩道で会話したときと同じ声が頭の中に共鳴するように聞こえた。 あまりにもリアルだった。トリックがあるとは思えない。 まさか本物の幽体離脱? 背筋が凍りついた。
5. その夜、私はベッドの中で眠れないでいた。 二股かけられた男のことは、もうどうでもよくなっていた。 それよりスナックで見た幽体離脱が忘れられなかった。 耳元で囁かれた声。 私は怖くなってあの場から逃げ出して帰ってきたのだった。
あの後、女の子は高く舞い上がって元の場所に戻った。 布の下に隠れた本体に重なるように消えると、手品師のお爺さんはその布を外してみせた。 そこには拘束衣を着せられた女の子が何も変わることなく座っていた。 お爺さんが彼女を解放している間に私は立ち上がり、急いでお会計を済ませてスナックから出てきたのだった。
・・金縛りの癖がありませんか? そうだ、私には金縛りの癖がある。 どうして見抜かれたんだろう? あまり考えちゃいけない。考えすぎると金縛りが再発する。
女の子が拘束衣を着せられる光景が蘇った。 長い袖に両手を差し入れる。袖の先を背中に巻き付けられて、ぎゅっと引き絞られる。 私は仰向けに寝たまま、右の掌を左の脇腹に、左の掌を右の脇腹に当てた。 これで強く縛られたら絶対に動けないよね。 腕に力を入れて身体に押し付けた。 ぎゅ。圧迫感。
・・ブーン。耳鳴りがした。 いけない!! 気がつけば私は動けなくなっていた。手も足もあらゆる筋肉に力が入らない。
(拘束衣に自由を奪われた私。あの女の子と同じ)
違う。これは金縛り��。
(お爺さんが大きな布を広げた。ふわりと覆われる。何も見えない)
だから金縛りだってば。無理に動こうとしないで深呼吸しなきゃっ。
(拘束感が薄れる。布を通り抜けるイメージ)
もやが晴れるように視界がクリアになった。 目の前に見えたのは自室の天井。 私は仰向けに寝た姿勢で浮かんでいるのだった。 腕がだらりと斜め下に開いた。 拘束は・・、されていないみたい。
起きなきゃ。 そう思うと空中でまっすぐ立っていた。 ここは私の部屋。ワンルームマンションの最上階。窓の外には街灯り。 自分に起こったことを理解した。 これは幽体離脱だ。
足元を見下ろすと、目を閉じてベッドに寝ている私が見えた。 上へ。 意識するなり、すっと浮上して天井に当たった。と、天井を突き抜けてマンションの屋上に頭を出した。 真っ暗な空と夜の街が見えた。 いけない。 下へ。 降下して部屋に戻った。 スナックで見た幽体離脱は震え上がるほど怖かったのに、いざ自分に起こると驚きも恐怖もなかった。 こういうものかという感じ。 今の私、どんなふうに見えてるんだろう?
洗面台の鏡の前へ行ってみた。 歩かなくても移動できるから楽だ。 鏡の中によれよれのスウェットとショートパンツの女がいた。私だ。 電気も点けてないのにくっきり見える。 そういえばあの女の子もくっきり見えたな。カラオケコーナーのスポットライトの中で。 灯りを点けたらどうなる? 壁のスイッチを入れようとしたら指が壁の中にめり込んだ。 あら残念。
ベッドの上空に胡坐で浮かび、腕組みをして考えた。 私、どうなっちゃったんだろう。金縛りに加えて幽体離脱まで達成してしまうとは。 そもそもこれは現実なのかしら? ぜんぶ夢の中のような気もするし。 スマホやテレビでチェックしたらと思ったけど、触れないから確認できない。 窓に目を向けた。今の私なら窓ガラスを通り抜けられる。 コンビニにでも行って店員さんに私が見えるか聞いてみようか。 ダメだよ。もし本当に見えたら幽霊が来たって大騒ぎになるでしょ。
今、何時だろう? ベッドサイドのデジタル時計は 2:59。見ているうちに 3:00 に変わった。 じー。枕元のスマホが振動して画面が明るくなった。何かの通知を表示するとすぐに暗くなった。 夢だとしたらすごいわね。むちゃリアル。 スマホに手を伸ばしたら手がスマホをすり抜けた。 やっぱりこうなるか。ばかやろー。
・・
気がつけば朝だった。 私はベッドから起き上がって頭を掻く。ああ、本体に戻ったのか。 時計を見ると7時半。 も少し寝ようかな。今日はお休みだし。 いつもの習慣でスマホをチェックすると飲み仲間の女友達から LIME のメッセージが入っていた。 『水曜いつものパブでどう?』 メッセージの時刻は 3:00。
記憶が鮮明に蘇った。 時計が3時になって、同じタイミングで着信通知。 夢と現実がここまで一致するなんてあり得ない�� あの幽体離脱は現実だったと確信した。
それなら──。 私は思った。 あの子に会わないといけない。あの女の子と話をしないといけない。
6. 土曜のせいか『すなっく けったい』は空いていた。 先客はサラリーマン風の若い男性が二人だけ。 JPOP の音楽が流れていたりして、いたって普通のスナックだった。
関西弁のママは私を覚えていた。 「昨日のお姉さんやね。途中で帰ってしもたから莉里(りり)ちゃんが残念がってたわよ」 「莉里ちゃんて?」 「手品のアシスタントしてた子やんか」 「ああ、チャイナ服の女の子ですね」 「そうそう。莉里ちゃんは赤沼さんのひ孫なのよ」 へえ、孫じゃなくてひ孫さん。
ママによると、あのお爺さん(=赤沼氏)は2年ほど前にふらりと現れて手品をするようになった。 ずっと一人でやってたけど、今年の春になって莉里ちゃんも一緒に来て幽体離脱のイリュージョンを始めた。 それが受けて、今では赤沼氏が来る日は手品好きのお客が集まるという。 「あの人も昔は名のある手品師やったらしいけど、今は道楽でやってる言(ゆ)うて笑(わろ)てはったわ」 「私、赤沼さんと莉里ちゃんに会いたいんです。連絡先ご存知ないですか?」 「お姉さんネットで配信してる人? それともマスコミ関係とか。それやったら会(お)うてもらえへん思うよ」 「違いますっ。あの、個人的に、すごく個人的に会いたいだけなんです」 ママはにやりと笑った。 「それやったら、ボトル入れてくれたら話そかな?」 「入れます!」 「よっしゃ。・・あいにく連絡先は分からへんけど、雲島のほうの公園でストリートなんとかゆうのをやってるのは聞いてるわ」 「ストリートパフォーマンスですか?」 「それそれ。やるのは日曜だけでそれも気まぐれや言うてはったから、絶対に会えるとは限らへんけどね」 「ありがとうございます。行ってみます」
「・・ママぁ、カラオケするでぇ」「はーい、どぉぞ」 サラリーマン組が歌い始めた。
「ところで何飲む?」 ママに聞かれた。 「あ、ボトル入れますから。・・その、一番安いので」 「さっきのは冗談やから無理せんでええよ。そやね、何でもいけるんやったらホッピー割なんかどう?」 初めて飲んだホッピーの焼酎割は爽やかで飲み易かった。 「美味しいです」「やろ?」 ママも自分のグラスに入れたホッピーをぐびりと飲んで笑った。 「お姉さんのお名前お聞きしていい?」 「私、けやきです。近本けやき」 「けやきちゃんね、覚えたで。・・それで二人に会うてどうするの?」 「昨日の手品で聞きたいことがあるんです。特に莉里ちゃんの方に」 「ふーん、さてはけやきちゃんも幽体離脱してもぉたんやな」 ぎっくう!!! 「がはははっ、そんな真顔で驚かれたらホンマに幽体離脱した思てまうやんか」 「いえ、あの」 思い切り笑われてしまった。
「さあ、カラオケ空いたで。あんたも遠慮せんと歌いっ」 「あ、はい。・・じゃあ『ふわふわタイム』を」 「がははっ、アニソン! ええやんっ」 それから私はカラオケでアニソンを歌い、サラリーマン二人と意気投合して歌いまくった。 ホッピー割はいつの間にかハイボールとストレートのジンに変わり、結局ボトルキープと変わらない代金を払うことになった。
7. 翌日はよく晴れていた。 私は『けったい』のママから聞いた公園に来ていた。 そこは野鳥や水鳥の観察ができる貯水池や広葉樹の森が広がる自然公園で、私は赤沼氏と莉里ちゃんを探して歩き回った。 どこにいるのか分からないし、どこにもいないかもしれない。
ふう。疲れてベンチに座り込む。 『けったい』で飲み過ぎたかしら。おかげで爆睡して金縛りも幽体離脱もなかったんだけど。 それにしてもこんなに広い公園って分かってたら、もっと歩き易い格好にしたらよかったな。 私はロング丈のワンピースにヒールを履いて来たのだった。
・・あれ? 遠くに人が集まっている。 なだらかな芝生の丘の上にレンガの壁で囲まれた噴水があって、そこで何かが行われていた。 噴水の上にふわりと浮かぶ人影が見えた。 白いワンピースを着ていて背中に羽根のようなものがついている。
私は立ち上がった。 息を切らせながら斜面を登り、ようやく噴水の端へたどり着いた。 見上げると噴水に虹がかかっていた。 きらきら輝く飛沫と太陽の光。 その光の中、4~5メートルくらいの高さを莉里ちゃんが "歩いて" いた。 肩を出した真っ白なキャミワンピ。大きく広がる天使の翼。ひらひらした裾から伸びる素足。 神々しいくらいに綺麗だった。
「莉里ちゃん!」 私が叫ぶと彼女はこちらを見下ろして驚いた顔をした。 噴水の中をゆっくり降下し、それから水面を歩いて外へ出てきた。 彼女の髪や衣装は少しも濡れていなかった。 噴水の畔には大きなキャリーバッグが置いてあって、莉里ちゃんはその中へ溶け込むよう消えた。 取り囲むギャラリーから「ほおっ」という歓声が上がる。 「すごい! このイリュージョン」「どうなってるんだろ?」会話が聞こえる。 そうだよね。イリュージョンと思うよね普通。
キャリーバッグの脇に白髪のお爺さんが立っていた。 それはもちろん赤沼氏だけど、明るい色のシャツとズボンで優しく笑う姿は『けったい』で見たのと全然違っていて驚かされた。 赤沼氏は観客に向けて親指を立てウインクすると、キャリーバッグを横に倒して蓋を開けた。 バッグの中には拘束衣を着せられて丸くなった莉里ちゃんが入っていた。 立ち上がって拘束衣を脱がせてもらう。 弾けるような笑顔。額に汗が光っていた。 やっぱり可愛い子だわ。
拍手の中、二人はお辞儀した。 足元に置いた菓子缶に小銭がぱらぱら投げ込まれる。 莉里ちゃんが私を見て手を振ってくれた。 薄いキャミワンピ1枚だけ纏った背中に天使の翼はついていなかった。
・・
「近本けやきといいます。先日は途中で帰ってしまってごめんなさい!」 ギャラリーがいなくなってから私は二人に挨拶した。 「あたしは気にしてません。それに、きっとまた会えると思ってましたから」 莉里ちゃんが答えてくれた。
「実は私、金縛りの癖があります」 「あ、やっぱり」 「あの夜、久しぶりに金縛りになりました」 「!!」 「それともう一つ、私も本当に驚いた���ですけど、えっと・・」 言い淀んでいると赤沼氏が応えてくれた。 「貴女も幽体離脱したのですかな? 先程のこの娘と同じように」 「あ、あれ、やっぱり本物の幽体離脱・・ですか?」 「はい!」 莉里ちゃんがそう言ってにっこり笑った。
あっさり認めてくれてほっとした。マジックじゃなかった。 さっき見たのも、『けったい』で見たのも、どっちも本物の幽体離脱だったんだ。 二人に告白した。 「私も、生まれて初めて宙に浮いて、自分の寝顔を見下ろしました」
8. 狭いキッチンに香ばしい匂いが漂っている。 ここは赤沼氏が暮らす古びた公営団地。 夕食を食べていきなさいと誘われたのだった。
私は莉里ちゃんと並んで座り、準備する赤沼氏の背中を見ながら二人でお喋りした。 莉里ちゃんのフルネームは関莉里(せき りり)。16 歳で高校1年生だと教えてくれた。 ひいお爺さんの赤沼氏はこの団地に一人住まい。莉里ちゃんは近くの一戸建て住宅に両親と住んでいる。 彼女は赤沼氏のアシスタントを春休みの3月から始めた。 「皆さんの前でふわって浮かんでみせるの、楽しいんです」 そう言って明るく笑う莉里ちゃん。 昼間から着たままでいる肩出し白ワンピが眩しい。
「・・さあ、できたよ。こっちは桜海老のビスクと鮭の香草焼き。メインにチキンソテーのクリームチーズソース。バケットを切らしていたからカリカリに焼き上げた食パン。ガーリックバターをつけて食べて下され」 「これ全部赤沼さんが作ったんですか!?」 「びっくりでしょ? ひい爺ちゃんはお料理が得意なんです」 「昔はフレンチのシェフをされてたとか?」 「いやいや、メシ作りは好きでやっておるだけだよ」
食卓テーブルはないからと、床に置いた卓袱台(ちゃぶだい)を囲んでお料理をいただいた。 「美味しいです!」 「それはよかった。・・そうそう、ワインは飲むかね? ちょうどドメーヌ・トロテローの白があるんだが」 「い、いいんですか!?」 「遠慮は無用。ただしワインにしてはアルコール 15 度を超える強めの酒だ。いけますかな?」 「いけます!」
赤沼氏は笑って冷蔵庫からワインの瓶を出してくると、プロのワインソムリエみたいにスマートに栓を抜いた 「ではティスティングを・・。おっとその前に姿勢を正していただきたい」 「あ、すみません」 私はきちんと正座して、少しだけ注いでもらったグラスを鼻に近づけた。 「どうだね? 2020 年のロワールで最もリッチなワインだよ。ふくよかで甘い香りがするだろう?」 「そうですね、いい香り」 「ゆっくり口に含んで」 口の中に芳醇な香りが広がった。 「舌の上で転がせば辛口で、凝縮された果実感と酸味がたちまち貴女を酔わせようとする──」 「ああ、本当」 ふぁっと熱いものが広がる感覚。 酔ってしまいそう。 でもほんの一口試しただけなのに、私こんなに弱かったかしら?
ぽん。誰かに肩を叩かれた。 振り返ると、いつの間にか赤沼氏が後ろにいた。 「けやきさん、やはり貴女は暗示にかかり易いようだね」 「?」 「もう一度グラスの中身を飲んでみなさい」 ワインを飲むと味がしなかった。 あれ? 「それはただの水だよ」
「けやきさん、ごめんなさい」 莉里ちゃんが言った。 「あたしからひい爺ちゃんにお願いして確かめてもらったの」
・・
食事をしながら話を聞いた。 暗示は言葉やいろいろな合図を受けて誘導される精神的作用だという。 私はただの水をワインと思い込んだ。 思っただけじゃなくて、本当にワインの味と香りを感じたのだった。 赤沼氏はそうなるように私を導いた。これが暗示。
莉里ちゃんが言った。 「あたし、最初に会ったとき "金縛りの癖がありませんか?" って聞きましたよね。たぶんあれが金縛りの暗示になっちゃったと思うんです。ごめんなさい!」 「でも私にはもともと金縛りの癖があったんだし」 「それも暗示かもしれません。けやきさん、そんなにしょっちゅう金縛りをやってましたか? 癖があるって意識してましたか?」 え? そうだっけ?
「金縛りは睡眠障害の症状の一つと言われるが、それだけではない。暗示が金縛りの引き金になることもあるんだよ」 赤沼氏が説明してくれた。 「起こる起こると思っていると起き易くなるんですね」 「そう。だから逆に金縛りを起きにくくするのにも暗示が使えるし、起こったときに恐怖を感じないようにもできる」 「できるんですか? そんなこと」 「試してみるかね?」 「・・はい。お願いします」
食事の後、食卓を片付けて私は赤沼氏と向かい合って座った。 「貴女が金縛りになったときの状況を話して下さい。できるだけ詳しく、どんな些細なことでもいいから」 「はい、あのときは、」 あのときはベッドに入って、莉里ちゃんの幽体離脱を思い出していた。 金縛りの癖があるって言われたことを考えた。 それから莉里ちゃんが拘束衣を着せられるところを思い出して。 そうだ。私、自分が拘束衣を着て動けなくされるのをイメージした。 両手を前で組んで。ぎゅっと。
・・ブーン。耳鳴りが聞こえた。 あぁ、駄目! 身体ががくがく揺れるのが分かった。
「喝!!」 赤沼氏の声が響く。はっとして我に返った。 大丈夫、ちゃんと動ける。金縛りになんかなってない。 莉里ちゃんが横から肩を抱いてくれた。 「大丈夫ですよ、けやきさん」優しい声で言われた。 「怖い思いをさせてすまなかったね。・・しかし記憶を辿るだけで起こりかけるとは。よほど強い暗示か、さもなくば貴女の感受性が並外れているのか」 赤沼氏が言った。 「でも施術の方向は見えたよ。悪いがもう一度やらせてもらえるかね。もう怖い思いはさせないから」 莉里ちゃんに目を向けると、彼女はまっすぐ私を見て頷いてくれた。 私は答えた。 「やって下さい。お任せします」
・・
赤沼氏が奥の部屋から持って来たのは束ねた縄だった。 「背中で手首を交差させて」 手首に縄が巻き付いた。 それから二の腕と胸の上下にも縄が巻き付いて、全体をきゅっと締められた。 がっちり固められて動けない。 私は人生で初めて縄で縛られた。
仰向けに寝かされ、頭の後ろと背中で組んだ手首の上下に丸めた座布団を押し込まれた。 「床に当たって痛いところはないかね?」 「いいえ」 「では目を閉じて、リラックスして。大きく深呼吸。・・そう、ゆっくり、深く」 息を深く吸うと縄の締め付けが強くなった。 辛いとか苦しいの感覚はなかった。締め付けられることに快感すら覚えた。
「けやきさん、今、貴女は縛られている。貴女を包む縄に身を預けている」 「はい」 「貴女が感じるのは穏やかな心地よさ。縄に守られる安心感。とても気持ちよくて、ずっとこのままでいたいと思う」 気持ちいい。まるで抱きしめられているみたいに気持ちいい。 優しくて、暖かくて。 これは、幸福感。
「いい表情をしているね、けやきさん。貴女は縄に守られているんだよ。何も恐れなくていい。あらゆることが気持ちいい」 私は守られている。 この気持ちよさの中にずっといられたら、何も怖くない。
「たとえ金縛りでも気持ちいい。・・悦び、と言ってもいい」 そうか。 今の私にもう金縛りを怖がる理由なんてないんだ。 金縛りが来ても嬉しい。
「準備できたようだね。さあ、迎えたまえ」 ・・ブーン。耳鳴りがした。 私はそれを受け入れた。
目を開けると赤沼氏と莉里ちゃんがいた。私を見下ろして微笑んでいる。 動こうとしたけど動けなかった。 縄で縛られた腕はもちろん、首、脚、指の一本も動かせなかった。 完璧な金縛り。
怖いとは感じなかった。暗示をかけてもらったおかげだろうか。 私は落ち着いて自分の状態を確認する。 どこも痛くない。気持ち悪いところもない。 誰かが上に乗って押さえている感じ・・、なんてものも全然ない。 身体中の筋肉が脱力したまま、脳からの命令を無視しているイメージ。
面白いね。 嫌じゃないぞ、この感じ。 今までの金縛りで味わったことはなかった。こんな感覚は初めてだよ。 確かに悦びかもしれない。 私、マゾのつもりはないんだけど。 「どうかな?」赤沼氏が静かに聞いた。 「・・今、貴女は動けない。動けないが怖くない。金縛りは怖くない。それどころか快適に感じるんじゃないかな?」
・・はい、快適です。 答えようとしたら、ふわりと身体が浮かんだ。 あれ? 私はそのまま赤沼氏と莉里ちゃんを通り抜けて浮かび上がった。 あらら、また幽体離脱しちゃったんだ。
私は仰向けで後ろ縛りのままだった。 そのまま上昇して天井にぶつかる前に止まった。 前、後ろ、右、左。 自由に移動できることを確かめた。前と同じだ。 その場でくるくる回ってみた。 頭を下に向けて倒立した。楽しい。 おっとスカート。 慌てて見下ろしたらワンピースのスカートはめくれ上がることなく足先の方向へのびていた。 引力は関係ないのね。
前を見ると逆さになった二人と目が合った。 いや逆さになっているのは私の方だけど。 縄で縛られた女が倒立状態でふわふわ飛んでいる。暗がりで会ったら腰抜かすかも。 赤沼氏と莉里ちゃんには見えているんだろうか?
「もしもし、私のこと、どう見えてますか?」 「ええっ」「何と・・」 揃って驚かれた。 「聞こえたよね? ひい爺ちゃん」「はっきり聞こえた」 え、聞こえたらびっくりするんですか?
「貴女が逆さに浮かんでいるのはちゃんと見えておるよ」 「びっくりしたのは、離れていても声が聞こえたことなんです」 二人が説明してくれた。 「この間は莉里ちゃんも私に話しかけてくれたと思いますけど」 「あたしは相手の近くで囁くのが精一杯です」 そうだったのか。確かにあれは耳元で聞こえたわね。 「体外に分離した幽体が普通に会話できるのは大変なことだよ。幽体の濃度がとても高いことの証しだ」 幽体の濃度? さっぱり分からない。
「あの私、金縛りに入っただけなのに、幽体離脱までしちゃったみたいですみません」 「金縛りをきっかけにして幽体が分離するのは珍しいことではないよ」 「よくあることなんですか」 「そうなんだが・・、そこでふわふわされていたら落ち着かないな。申し訳ないが本体に戻ってもらえますかな?」 「あ、はい」 私は自分の身体の上に浮かんだ。 そこには後ろ手に縛られた私が両方の眼をかっと見開いたまま眠っている。かなり不気味だ。
「・・あの、どうやって戻ったらいいでしょう?」 「前に幽体離脱したときは?」 「朝、目が覚めたら戻ってました」 「そうか」 赤沼氏はしばらく思案し、それから奥の部屋に行って紙袋を持ってきた。 「莉里、これで戻してあげてくれるかい」 「これを使うの? 久しぶり!」
莉里ちゃんが紙袋から出したのは赤いゴム風船と空気ポンプだった。 「これは手品で使う風船です」 風船をポンプに繋ぐと、レバーをしゅこしゅこ押して空気を入れた。 「これは画びょうです」 左手に膨らんだ風船、右手に画びょうを持ち、眠り続ける私の本体の耳元で構えた。 「ちょ、莉里ちゃん何するの!?」
ぱんっ!! 大きな音がして私は目覚めた。 「つぅ~」 耳を押さえようとして、自分が後ろ手に縛られていることを思い出した。 「驚かせてごめんさない。これ、あたしが幽体離脱の特訓で戻れないときにやってもらってた方法です」 「幽体を元に戻すには聴覚の刺激が最も効くんだよ」 「そ、そうなんですか」
・・
起き上がって縄を解いてもらった。 淹れてもらったコーヒーを飲みながら、赤沼氏の説明を聞いた。 「元々けやきさんには幽体離脱の特別な能力があったんだろうね。それが急に活性化したのは、金縛りの暗示とおそらくスナックで莉里の実演を見たからだろう」 「私の能力って特別なんですか?」 「そうだね、けやきさんの幽体は濃度レベルが極めて高い。驚くべきことだ」
脳の神経細胞の接点をシナプスと呼ぶ。幽体と肉体の分離はシナプスの活動電位の乱れによって引き起こされる。 分離した幽体の濃度レベルが高いと幽体は可視化され、さらにレベルが高いと音声も伝わる。 レベルが低い場合は本人は離脱の記憶すらあいまいになり、たとえ覚えていても夢を見たと思うだけだ。
「これはわしの知り合いで一ノ谷という学者が提唱した理論だよ。もう何十年も前に死んでしまったが」 「そうなんですか」 「一ノ谷は超短波ジアテルミーという装置を作り、そ��を使ってわしの娘を訓練した」 え? 娘さんって、つまり莉里ちゃんのお婆ちゃん? 「今のは余計な話だった。忘れて下され」
「ひい爺ちゃん、これからどうするか話すんでしょ?」莉里ちゃんが催促した。 「おお、そうだったね。・・けやきさん、今、貴女が最も注意すべきは金縛りではなく幽体離脱なんだよ。使いこなす訓練が必要だ」 え? 「貴女のように幽体濃度レベルが高い人が無意識に離脱を繰り返すのはとても危険なんだ」 「もし今のまま幽体離脱が続いたらどうなりますか?」 「貴女自身の精神が不安定にな��。やがて分離した幽体が独立した人格を得て勝手に行動するようになる。いわゆる生霊だね。娘もそれで危ない目に会った」 ええっ、それは困る。絶対に駄目。
「貴女はお勤めかな? それとも結婚して家庭におられるか」 「独身で勤めています」 男に振られたばかりで来年 30 のアラサーOLだよっ。 「では、後日改めてお越しいただけますかな? 今夜はもう遅い。これ以上続けると明日の仕事に差し障るでしょうから」 「分かりました。・・もしそれまでに幽体離脱が起こったら?」 「貴女の場合は金縛り状態でない限り、幽体の分離は起こらないと思っていい。そして貴女が金縛りになるのは縄で縛られているときに限られる。そういう暗示をかけたからね」 「つまり、縛られなければ安全なんですね?」 「その通り。もし貴女に誰かから緊縛を受ける趣味がおありなら、しばらく控えたほうがいい。その最中に幽体離脱が起こるかもしれない」 「そんな趣味はありません!」
莉里ちゃんが言った。 「けやきさん、実はあたしにも暗示がかかってるんですよ。あたしが幽体離脱するのは拘束衣を着せられたときだけです」 「莉里ちゃんも?」 「だって授業中に居眠りして勝手に離脱しちゃったらヤバイでしょ?」 そうか、だから莉里ちゃんはいつも拘束衣で幽体離脱してたのか。
・・
「では次は土曜日に来ていただくことでよろしいかな?」 「分かりました。時間は?」 「あの、」莉里ちゃんが右手を上げて言った。 「土曜の夜でもいいですか? 日曜日までゆっくりしてもらうことにして」 「夜? ・・なるほど」赤沼氏は何か分かったようだった。 「けやきさん、すまんがこの子の希望に合わせて夜でもよろしいかな?」 次の土曜の夕方6時に再訪の約束をして、私は赤沼氏の住まいを辞した。 すぐ近くにある自宅へ帰るという莉里ちゃんも一緒に出てきて、二人で並んで歩いた。
歩きながら莉里ちゃんは、赤沼氏の娘さん、つまり莉里ちゃんのお婆さんについて教えてくれた。 もう 60 年近い昔、赤沼氏は娘さんと一緒にサーカスで幽体離脱の見世物をやっていた。 娘さんは『リリー』と名乗っていて、彼女が見せる幽体離脱は大評判。当時の新聞に載ったほどだという。 リリーさんは 19 歳のとき父親の分からない女の子を出産し、その翌年に病気で亡くなった。 この女の子が莉里ちゃんのお母さんになる。
「あたしのママに幽体離脱の力はなかったんです。ごく普通に結婚してあたしを生んでくれました」 「莉里ちゃんの能力は赤沼さんが気付いたのね」 「はい。中1のとき金縛りになって固まってるところを見つけてくれました。あれがなかったら、あたし今頃本当に生霊になって飛び回ってたかもしれません」 莉里ちゃんは両手を前で揃えた幽霊のポーズで笑った。
「しばらくして離脱の特訓を始めました。ひい爺ちゃんは急に流しの手品師なんて始めたりして。それまであたし、ひい爺ちゃんが元手品師だってことも知らなかったんですよ」 「昔リリーさんと見せたショーをまたやりたかったのかもしれないわね」 「きっとそうです。ママもそう言って、あたしがお手伝いすることに賛成してくれました」
莉里ちゃんの家の近くまで来て、私は莉里ちゃんと LIME のIDを交換した。 「赤沼さんのアカウントも教えてもらっていい?」 「ひい爺ちゃんはスマホ持ってません」「そっかー」
「けやきさん、あたしね、」 「何?」 「ずっと一人だと思ってたんです�� 「?」 「こんなことができるの、もうあたし一人だけと思ってたんです。でも、けやきさんと会えました」 「莉里ちゃん・・」 「ものすごく嬉しくて、泣いちゃいそうなんですよ、あたし」 そう言うなり私に抱きついた。 「これからも一緒にいて下さい。お願いします!」 彼女の背中を撫でてあげた。 「私こそお願いするわ。これからもいろいろ教えてね、先輩」 「まかせて下さい! ・・今度一緒に飛びましょね」 え、飛ぶの? 「じゃあ、サヨナラ!」
手を振って走って行く莉里ちゃん。 真っ白なキャミワンピの裾が広がって揺れていた。 ちょっと大人びてるけど、まだ 16 歳なのよね。 素直で明るくて本当にいい子だわ。
ふと気付いた。 あの子、幽体離脱できるのは自分一人って言ってたよね。 ひいお爺さんの赤沼氏自身に能力はないのかしら? リリーさんのパパなのに。
9. 週明けから急に仕事が忙しくなった。 残業が続いて毎夜牛丼屋か深夜ファミレスの生活。 飲み友達を『けったい』に連れて行きたいと思ってたけど、それも叶わずあっという間に週末になった。
SNS であの噴水パフォーマンスの評判をチェックしてみたら、やっぱりイリュージョンだと思われているようだった。 そりゃあれ見て本物の幽体離脱と判る方が変よね。 女の子が可愛い!という書き込みがたくさんあったのは納得したけど。
金縛りはまったく起こらなかった。 一度だけ、ベッドに入って自分が縛られているところを妄想した。 赤沼氏に縛られた縄。身体を締め付けられるあの感覚。 思い出すと少しだけ胸がきゅんとしたけど、金縛りの前兆であるブーンという耳鳴りは聞こえなかった。 ちょっと残念、だったりして。
10. 土曜日。 約束の時刻に赤沼氏を訪ねた。 莉里ちゃんも先に来て待っていてくれた。
私はまだ自分の意志で自由に幽体離脱できない。 前回は赤沼氏に誘導してもらって金縛りになり、その後勝手に幽体が離れてしまった。 自分で幽体離脱って、いったいどうすればいいんだろう?
「・・幽体離脱が起こるのは金縛り中に限ったことではないよ。強い衝撃を受けたとき、意識障害や失神したとき、酩酊したとき、あるいは普通の睡眠時にも起こり得る」 赤沼氏が教えてくれた。 「でも結局、離脱のハードルが一番低いのは有意識下の金縛り中なんだよ。パニックにならず落ち着いて自分を保てばいい。・・けやきさんはもう金縛りに恐怖はないだろう?」 「はい。縄で縛っていただけたら」 「では貴女の目標は、まず緊縛されて誘導なしで金縛りに入ること、それから意識を体外に向けて分離すること。ゆっくり練習すればいいよ」 「はい」
「けやきさん、あたしも金縛りになってから離脱してるんですよ」 「莉里ちゃんも?」 「そうですっ。コツを掴んだら難しくないです。けやきさんなら絶対にできますよ!」 「ありがとう。やってみる」
・・
私は前回のように床に寝るのではなく、椅子に座って後ろ手に縛られた。 手首と腕、そして胸の上下を絞める縄が心地よい。 縄に抱きしめられる感覚。 肉体は自由を奪われるのに、心には安心感と幸福感が広がる。 ほんと暗示ってすごい。 いつか自由自在に幽体離脱できるようになっても、この暗示だけは解いて欲しくない。
自分の胸に食い込む縄を見下ろした。 そうか、こんな風になってるのね。 我ながらセクシー。もうちょっとお洒落して��たらよかったと思ったくらい。 今夜は特訓だからと、私は動きやすいスキニーパンツに半袖のオーバーニットを合わせて着ていた。 せめてノースリーブとか、もちょっと肌を出したトップスにしておけば、・・って何を考えてるんだ私は。 これは真面目な訓練なのに。 「けやきさん、顔が赤らんで綺麗。羨ましいです」 「あ、ありがとう」 莉里ちゃんに指摘されて焦る。 今は邪念を払って集中しなきゃ。深呼吸を繰り返す。
「OKだよ。この先は貴女一人で行くんだ」 赤沼氏が私の肩に手を置いて言った。 「心の準備ができたら、いつでも始めなさい」 「はい」
私は目を閉じた。 身体を絞め付ける縄の感覚。大丈夫、何も怖くない。 これから私は肉体の自由を明け渡す。その代わりに精神を肉体から解き放つのだ。
・・ブーン。耳鳴りがした。 その音は以前より少し柔らかくなって聞こえた。
自分の身体を意識した。 その身体はまるで時間が止まったかのように静止していた。 外の世界を意識した。 そこには私を拒まない自由な空間が広がっていた。 行ける──。
私は虚空を見上げて飛び上がった。 自分が肉体から離れるのが分かった。 「おおっ、飛んだ!」「けやきさーん!」 赤沼氏と莉里ちゃんが私を見上げていた。 「どうですか? 私の幽体離脱」 私は二人の上空に浮かんで微笑んだ。 宙に浮かぶ緊縛美女、なんちて。 ちょっぴり、いや結構誇らしかった。
・・
私はしばらく空中に浮かんで元の身体に戻った。 戻るときもスムーズだった。 幽体を肉体に重ね、じんわり融合するイメージを描けばよかった。 初めての単独幽体離脱は大成功だった。 たった1回のトライで成功するとは正直思っていなかったと赤沼氏にも言われた。
「さて腹が減ったね。けやきさんも夕食はまだだろう?」 「え、また用意してもらったんですか!?」 「好きで作っとると言っただろう?」
私は緊縛を解かれた。 本当は縄に抱かれる快感にずっと浸っていたかったけど、縛られたままじゃご飯は食べられないものね。 赤沼氏が作ってくれたのは和食だった。 大根のべっこう煮、厚揚げと小松菜の煮びたし、鯖塩焼きに豚汁。 「すごいですっ」 「ありきたりの献立だと思うがね。けやきさんは自分で料理せんのかね?」 「あ、私は外食が多くて。・・でも今は家で作らなくても十分やっていけますから。ね、莉里ちゃん!?」 「お嫁に行くならお料理はできた方がいいですよ、けやきさん」 ズキューン。莉里ちゃんを味方につけようとして逆に撃たれてしまった私。
・・
莉里ちゃんが言った。 「けやきさん、次はあたしと二人で飛びませんか?」 「そういえば莉里ちゃん一緒に飛びたいって言ってたわね」 「それはやった方がいい。一緒に行って教えてもらうことがたくさんあるはずだよ」 そうだね。いっぱい勉強することはあるんだ。 よし、空でも何でも飛んでみせるわ。
今日の莉里ちゃんは膝上ショートパンツとボーダー柄のTシャツを着ていた。 その上に拘束衣を着て袖に手を入れ、その袖を赤沼氏が背中に取り回して強く絞った。 だぶだぶの拘束衣がきゅっと締まったのが分かる。 これで莉里ちゃんは両手を動かせない。 「えへへ、ぎちぎちです」 屈託なく笑いながら言われた。
次は私の番。 再び後ろ手で縛られた。 きっちり��手が動かないことを確認して安心する。 いいな。やっぱり嬉しい。 「私もぎっちぎち」 莉里ちゃんにそう言って笑いかけた。
「行きましょ! けやきさん」「うん、行こう」 目を閉じて、深呼吸。
「けやきさん、」莉里ちゃんが小声で言った、 「はい?」 「一緒に拘束されてるの、嬉しいです」 どき。 「もうっ、集中できないでしょ!」「えへへ、ごめんなさい!」
・・ブーン。耳鳴りがした。 莉里ちゃんが少し震えて動かなくなった。隣で私も固まった。 そして──。
私と莉里ちゃんは部屋の中に浮かんでいた。 互いに微笑み合う。 莉里ちゃんが赤沼さんの近くへ行って挨拶した。 「行ってくる、ひい爺ちゃん」 「うん、気を付けてな」
莉里ちゃんは笑って私を手招きすると窓ガラスを通り抜けていった。 私も赤沼氏に会釈して、窓を抜け外へ出た。
11. 夜の空に浮かぶと私たちはとても小さな存在だった。 「うわぁ~~!!」 小さな子供みたいに叫んだ。
天空に瞬く星々。 眼下にはマッチ箱みたいな団地。 そして周囲 360 度に煌めく街の夜景。 ガラスの粒をばらまいたみたいに綺麗だった。 碁盤目に走る道路と車のライトの列。あそこですれ違う光の線は電車。 はるか彼方に見える超高層ビル群。虹色に光るテレビ塔。
「莉里ちゃん今までこんな景色を独り占めしてたの!?」 隣に浮かんでいる莉里ちゃんに聞いた。 「まあ、空に上がれば見放題ですからね」 「すごいなぁ。これ見れただけで幽体離脱に感謝だわっ」 「うふふ。・・よかった!」 「何がよかったの?」 「幽体同士だと普通にお話しできて。私だけけやきさんの傍で囁かないと駄目かもって、ちょっと心配してたんです」 「ああ、そうか」 幽体のときの莉里ちゃんの声は、普通の人��にはよほど近くでないと聞こえないのだった。
「でもほんと夢みたい! 一緒に飛んでくれる人がいたなんて」 莉里ちゃんは笑顔で両手を広げて一回転した。 暗闇の中でくっきり見えた。 ショートパンツとTシャツ。よく見たら髪に白い造花のバレッタをつけていて可愛い。 私も両手を広げようとして、後ろ手に縛られていることに気付いた。 そういえば莉里ちゃん、いつも幽体離脱したときは拘束衣が消えるわね。
「ねぇ莉里ちゃん、今更だけど拘束衣は?」 「はい、これですか?」 莉里ちゃんを包むように拘束衣が出現した。両手が固定されたぎちぎちの拘束。 「ええーっ!?」 「見た目なんていくらでも変えられますよ?」 拘束衣がふっと消えた。 替わりに莉里ちゃんの背中に大きな翼が生えた。噴水の上に浮かんだときの翼だった。 「はいっ、天使に変身です」 「そ、それ私にもできるの?」 「できますよ。頭の中でなりたい姿を思い浮べるだけです」 ・・じゃあ。 私を縛っていた縄が融けるように消えた。両手が自由になった。 「できた!」「はい、よくできましたー」 「どうして言ってくれなかったの? 変身できるって」 「すぐに気が付くと思って。それにけやきさん、縛られたままで嬉しそうだったし」 「う・・。あれは暗示のせい!」 「うふふ」
莉里ちゃんの服装が変わった。 肩出しの白いキャミワンピ。背中に翼も生えて正に天使だった。 「けやきさんも!」「うん!」 私も莉里ちゃんと同じ衣装になった。背中に翼も。 あれ? 翼の先端が薄れて消えかかってる。 「あたしの姿を見て、しっかり隅々までイメージして下さい」 翼がくっきり表れた。 「OKです!」
「ねぇっ、私たちどこでも行けるんでしょ? スカ○ツリー、見下ろしたいな」 「んー、行けなくはないけど、都心まで急いでも4時間くらいかかりますよ」 「え? どうして?」 「地面を歩くのと同じ速さでしか進めませんし、帰りの時間も考えたら朝になっちゃいますね」 「ぴゅーんって飛べないの? そうか一瞬で移動とか」 「そんな魔法みたいなこと無理ですよー」 幽体離脱だって魔法みたいなものだと思うけど。 「スカ○ツリーは無理だけど、お勧めのコースがありますよ! 行きませんか?」
・・
二人で夜の街を飛んだ。 ビルの上、道路の上。駅の上。 翼を広げて飛ぶのは気持ちよかった。
夜の小学校に降りた。 誰もいない校庭で莉里ちゃんと滑り台を滑ったり、ジャングルジムに登って遊んだ。
自然公園の森を飛び抜けた。 高度1メートルで飛んでも木の枝や幹が邪魔にならない。全部通り抜けられるんだ。 森を抜けたところで先を行く莉里ちゃんが貯水池に飛び込んだ。私も続いて飛び込む。 どぶん。 鳴るはずのない水音が聞こえた、ような気がした。 水中で動かない魚の群れを突き抜けて、水面から上空に飛びあがった。 もちろん私たちはぜんぜん濡れていない。
高圧線の鉄塔をネコバスみたいに登り、両手を広げて電線の上を歩いた。 ジャンプしてトトロみたいに回りながら着地した。 楽しい。初めて外に出してもらった子犬みたいにはしゃいだ。
「次はちょっと冒険です!」 莉里ちゃんが指差したのは幹線道路沿いにそびえる巨大なショッピングモールだった。 もう遅い時刻なのに歩いている人が多い。さすが土曜の夜。 誰にも見られないよう物陰に降り、変身を解いて天使から元の恰好に戻った。 莉里ちゃんは膝上ショーパンにボーダーのTシャツ。足元はバスケットシューズ。 私はスキニーパンツと半袖オーバーニットにパンプスを履いている。 さあ、行こう。モールの通路を並んで歩き出した。 心臓がドキドキしてるのが分かる。幽体なのに。
何人もすれ違って誰にも気付かれない。 「意外とばれないものね」「ばれたら大変ですけど」 「そりゃそうだ」「うふふ」 調子にのってエスカレーターに乗ったりベンチに座ったりした。
ベンチにいると、ヨークシャテリアを抱いた女性が前を通りすぎた。 と、その犬が私たちを見て唸り声を上げた。 女性の手から飛び降りて吠え掛かってきた。 やば! 私たちは慌てて逃げ出した。 通路を走り、角を曲がった。きっと床から足が離れていたたと思う。 正面は全面ガラスのテラスになっていた。誰もいない。ラッキー! 私たちは二人並んでガラスを走り抜けた。 3階から外に飛び出すとモールの外壁沿いに急上昇した。 「おっと!」「ひゃあっ」
高く上がって近くを流れる川の上に出ると、すぐに真っ黒な水面ぎりぎりまで降下して一直線に飛んだ。 いくつも橋をくぐって進むと前方に大きな道路橋が見えた。 それは鉄骨を台形に組んだトラス橋で、オレンジ色の照明が鉄橋全体を照らしていた。 「莉里ちゃん、あそこっ」「はい!」 私たちはトラスの一番上の梁に並んで座った。 「えへへ。びっくりしましたねー」 「ほんと、どえらい冒険だったわ。・・いつもやってるの? あんなこと」 「たまに。でも吠えられたのは初めてです」「犬には分かるのかな」 「そうかも。・・驚きました」 莉里ちゃんは自分の胸を両手で押さえた。 「これからは控えることにします。ああいう冒険は」 「その方がいいわね」
足をぶらぶらさせながら見下ろすと、橋の上を車がたくさん走っていた。 誰かが上を見たらきっと気付くだろうね、あり得ないところに座る女の子の姿に。 目立たない恰好に変身した方がいいかな。 いっそ透明なら絶対に見えないけど。
「ね、透明になれないの? 私たち」 「なれません。お婆ちゃんは透明になれたらしいんですけど」 「リリーさんのこと?」 「ひい爺ちゃんから聞いただけですけどね。幽体離脱も特別な暗示なしで自由にできたそうです」 「すごい人だったのね」 「はい。それで暴走したって話も」 「?」 莉里ちゃんはふわりと浮かんで言った。 「もう一箇所だけ、つき合ってもらっていいですか」
12. もう深夜だった。 たった今走って行った電車はそろそろ最終電車ではないかしら。 周囲は街路樹と街灯が整然と並ぶ住宅街。 私たちは電車の線路に降りた。 「昔、この辺りは一面の雑木林で蒸気機関車が走っていたそうです」 「へぇ」 「ここはお婆ちゃんが生霊になった場所です」 「!」
リリーさんは幽体離脱を繰り返し過ぎて精神が不安定になった。 やがて幽体が独立した意志を持ち、勝手に本体から分離して徘徊するようになった。 ある夜、眠っている本体を起こして外へ連れ出した。 赤沼氏が発見したとき、幽体と本体は線路の上を迫りくる列車に向かって歩いていた。 轢かれる寸前、赤沼氏はリリーさんを抱きかかえて救出した。 それから赤沼氏は一ノ谷博士の協力でリリーさんの精神を安定させ、リリーさんが勝手に幽体離脱することはなくなった。
「まさか幽体が生霊になって本体を殺そうとするなんて、思ってもいなかったでしょうね」 「・・」 「だからあたしは暗示をかけられました。勝手に離脱しないように。拘束衣を着たときだけ幽体離脱できるように」 「そうだったのね。私の縄の暗示も同じなのね」 「そうです」 莉里ちゃんは遠い目になって言った。 「暗示の理由を教えてもらったとき、ひい爺ちゃんはこの場所で起こった事件のことも教えてくれました。・・それ以来あたしはときどきここへ来てお婆ちゃんのことを考えています」 「リリーさん、ずっと怖かったのかしら」 「そうかもしれませんね」 「ねぇ、莉里ちゃん。お婆さんはどんな人だったの?」 「無口でおとなしい人だったらしいです。それ以上のことは、ひい爺ちゃんは何も教えてくれません」 「そう」
「・・そうだっ、」 莉里ちゃんは突然にやっと笑った。 「けやきさん、ひい爺ちゃんはずっと独身だって知ってます?」 「あれ? リリーさんがいたのに?」 「ひい爺ちゃんは今年 83 歳です。お婆ちゃんは 19 であたしのママを生んで、ママは 31 であたしを生みました。それで計算すると、ひい爺ちゃん 17 歳でお婆ちゃんが生まれたことになるんです」 「あらら」 赤沼氏、若いときに "やらかした" のかしら? 「じゃあリリーさんのお母さんは」 「分かりません。きっと事情があって結婚できなかったんだろうってママが言ってました」 そうか。それならリリーさんは自分の母親を知らずに育ったのかもしれない。 寂しかっただろうな。
・・
突然風景が変わった。 住宅街が消え、灯り一つない雑木林になった。 電車の線路は木々をかすめるように敷かれたか細い単線の線路に変わった。 私たちの前方に人影があった。 幼い少女が二人、並んで線路を歩いている。 白い寝巻らしきものを来た二人は瓜二つだったけど、片方の少女はぼんやり半透明に見えた。
がしゅがしゅがしゅ。 遠くに機械音が聞こえた。列車が来るんだ。 その音は次第に大きくなった。 やがて黄色いヘッドライトが一つ、こちらに迫ってきた。 少女たちは歩みを止めない。 ボウォーッ!! 汽笛の音。 危ない!!
・・
「見えたんですね?」 莉里ちゃんの声がした。 私と莉里ちゃんは住宅街を抜ける線路にいた。 「残留思念っていうんでしょうか、あたしにも見えるんです。もう 60 年も昔のことなのに」 「幽体になった私たちだけに見えるのかしら」 「たぶん。誰にでも見えたら『幽霊の出るスポット』で有名になるでしょうから」 「それは残念ね。動画に上げたらバズるのに」 「それだったらもっといいネタがありますよ。・・あたし達自身です」 「それもそうね」「うふふ」
・・
二人が赤沼氏の団地に帰りついたのは、日付が替わってだいぶ過ぎた時刻だった。 寝ないで待っていてくれた赤沼氏は叱りもせずに私たちの拘束を解いてくれた。 程なく莉里ちゃんはぐっすり眠ってしまい、それを見届けてから赤沼氏はとっておきのバーボンを開けてくれた。 「水ではありませんぞ」 「あはは、水と判っても騙されたふりして飲みます」
赤沼氏は、莉里ちゃんがこんなに晴ればれした顔で帰ってきたのは初めてだと嬉しそうに話してくれた。 今まで誰にも言えなかった秘密を私に話せた。一人でしかできなかった体験を共有できた。 それは私という仲間ができたからと言ってくれた。 「これからもこの子に寄り添って下されば、こんな嬉しいことはありません」 私は少し考えて返事した。 「これからもお二人のこと、お手伝いさせて下さい」
13. 『すなっく けったい』に行くとさっそくママに声をかけられた。 「けやきちゃん! もう来てくれへんかと思てたわっ」 「すみません、ご無沙汰しちゃいまして」 「ええんよ。はい、こっち座って!」
カウンター席に座りホッピー割を頼んだ。 ああ、美味しいな。 これからも『けったい』に来たら一杯目はホッピー割にしよう。
「さすがに今夜は賑わってますね」 「そら第3金曜やからね。けやきちゃんも手品見に来たんやろ?」 「もちろんです」 「そういえば、あんときは莉里ちゃんと会えたの?」 「おかげさまで、何もかもうまくいきました。・・本当にママさんのおかげです。感謝しきれないくらい」 「何や、気持ち悪い」 ママは不思議そうな顔をしたけど、それ以上は何も聞かずに笑ってくれた。
・・
「こんばんわーっ」 チャイナ服の莉里ちゃんが入ってきた。その後ろに真っ黒なマントとタキシードの赤沼氏。 赤沼氏は年中こんな恰好で手品をするのは大変だと思う。 でも本人に言わすと「これがわしのアイデンティティ」ということらしい。
いつものカラオケコーナーで二人が挨拶すると一斉に拍手が起こった。 莉里ちゃんが私を見つけてウインクしてくれた。 うん、ちゃんと来てるよ!
赤沼氏の手品が始まる。莉里ちゃんはアシスタント。 トランプを扇形に開いたり閉じたり繰り返すとカードがどんどん大きくなった。 財布を開くと中から小さな火が出て燃えたり、両手の間にステッキを浮かせて踊らせたりした。 ハラハラドキドキするような手品じゃないけど、ちょっと不思議で楽しい。 安心して見ていられる手品。 これが赤沼さんのテイストなんだと改めて思った。
さあ、次は幽体離脱イリュージョン。 皆が期待するのが分かる。 莉里ちゃんがカウンタースツールを2脚持ってきてカラオケコーナーに置いた。 「ん? 何で二つ?」誰かが呟いた、 莉里ちゃんは店内をまっすぐ私の方に歩いてきた。 「こちらへどうぞ」 私の手を取って言った。 店内がざわつく。 ・・いつもと違うぞ? 何が起こるんだ?
私は一度は遠慮して断り、再び誘われて首を縦にふった。 羽織っていたジャケットを脱いで席に置く。 立ち上がった私の恰好はノースリーブのブラウスと膝上タイトミニ、黒ストッキングにハイヒール。 今夜のサプライズのために選んだコーデなのだ。 脚を見せるなんて���年ぶりだぞ。
莉里ちゃんに連れられてカラオケコーナーに置いたスツールの片方に座った。 赤沼氏が縄を持っている。 私は黙って腕を背中に回した。 「緊縛!?」 女性のお客さんが両手を口に当てて驚いている。
赤沼氏が耳元で囁いた。 「少々厳重に縛りますよ」 私は無言で頷く。 厳重なのは大歓迎。それだけ私は守られるのだから。
腕が捩じり上げられた。手首を固定する位置がいつもより高いような。 二の腕の外側から胸の上下に縄が回される。 別の縄が腕と胸の間に通されて、胸の縄をきゅっと絞った。 ・・はうっ。 思わず息を飲んだ。こんな縄は初めて。 むき出しの肌に縄が食い込む感触。ノースリーブにしてよかったと思った。 ストッキングを履いた膝と足首にも縄が掛かった。 脚を縛られるのも初めてだった。
気持ちいい。 縄の暗示で導かれる安心感。 それだけじゃない気がした。味わったことのない快感。
隣で莉里ちゃんが拘束服を着せられていた。 袖が強く引き絞られている。 うん、ぎっちぎち。 私も莉里ちゃんも拘束感の中にいるのね。互いに微笑み合った。 大丈夫、いつでも金縛りに移行できるわよ。
赤沼氏が大きな布をふわりと広げ、私たちはその中に包まれた。
・・
チャイナ服の女の子とノースリブラウスの女が空中に出現した。 拘束服も縄も纏っていない。 その代わり二人の背中には大きな翼が生えていた。 お客様の真上で優雅にお辞儀すると、両手を広げてくるくる回った。 私たちは自由だった。 天使のように舞って自由自在に飛び回った。
・・
布が取り払われると、私たちは再び拘束された状態でスツールに座っていた。 お客様全員からスタンディングオペレーション。 赤沼氏がまず莉里ちゃんの拘束衣、そして私の縄を解放してくれた。 「けやきさん!」 莉里ちゃんからハグされた。
それは抱きしめられた瞬間だった。 背筋に電流が走った。 はぁん! 身を反らせて快感に耐えた。 まだ縄で縛られている感覚が残っていた。 気持ちいい。子宮がじんじん震えそうなくらい気持ちいい。 どうしたんだろう。 縄を解いてもらえば暗示は解けるはずなのに。 一歩、二歩、前に進もうとして私はその場に崩れ落ちた。
気が付くとソファに寝かされていた。 まわりを赤沼氏、莉里ちゃん、『けったい』のママ、そして『けったい』のお客さんたちが囲んでいた。 ほのかなエクスタシーが残っていた。 素敵なセックスに満たされた後の余韻のような。 ・・とろけそう。 寝ころんだまま私はだらしなく微笑んだ。
ママが言った。 「・・縄酔いやな。がはははっ。赤沼さん、この人相手に張り切り過ぎたんとちゃう?」 「ううむ。久しぶりの高手小手縛り、つい縄に力が入りましたかな。いやこれは申し訳ない」 「あんた縄師の仕事もしてたん?」 「昔のことです」 莉里ちゃんがきょとんとして聞いた。 「あの、縄師って何ですか?」 小さなスナックに皆の笑い声が響いた。
14. 『けったい』で鮮烈?デビューを果たした私は、それから本格的に赤沼氏と莉里ちゃんのお手伝いを始めた。 二人の手品やパフォーマンスに裏方として同行し、たまにサプライズで幽体離脱イリュージョンに参加する。 主役はあくまで莉里ちゃんだからね。
莉里ちゃんの将来の目標はひいお爺ちゃんのような手品師になること。 赤沼氏に習って手品の練習を始めたし、高校を卒業したらプロについて修行する話もしているようだ。 幽体離脱は大切な自己表現だけど、莉里ちゃん自身はそれを手品のオプションでやる必要はないと考えている。 いつか、超常現象やオカルトではなく、普通の能力として世の中に認められるようになったら、そのとき堂々と見せたい。 それまでに「仲間」が見つかるかもしれないし。 彼女の意見に赤沼氏も私も賛成した。 先は長そうだけど私も全力で応援するつもり。
私は赤沼氏からそろそろ暗示を外してあげようと提案された。 暗示とは、私が金縛り状態に入れるのは縄で縛られているときだけ、という条件付けのことだ。 今の私なら縛られていなくても不用意に幽体が分離することはない。生霊になる心配はないから暗示は不要。 わざわざ申し出てくれたのは、おそらく私の私生活への配慮だ。 一人でいつでも幽体離脱を楽しめるように。 もし私がプライベートでも縛られることを望んだとき、幽体離脱の懸念なく存分にプレイを楽しめるように。
その心遣いにはとても感謝するけれど、私は今のままでいたいと返答した。 誰かに縛られることで幽体離脱の自由を与えてもらう。 とても受動的。でも私はそれが嬉しい。身震いするほど嬉しい。 その「誰か」は今のところ赤沼氏。そしてこれからは莉里ちゃんかもしれないし、未だ現れないパートナーかもしれない。 マゾだね。もう素直に認めるよ。 でもこれは私の特権なんだ。こんな素敵な特権を手放すなんて考えられないよ。
莉里ちゃんからは、けやきさん早く婚活すべきです、と強く言われている。 「けやきさんお料理苦手だからごはんを作ってくれる人、最近けやきさん縛られたらとっても色っぽくて綺麗だから緊縛も上手な人、それと、ときどき幽体離脱しても呆れないでずっと愛してくれる人! この三つは絶対譲れない条件です!」 そんな都合のいい相手が見つかるかしら? でも運よくそんな人と結婚できたら、そのときは赤沼氏に暗示を外してもらおうと思う。 莉里ちゃんに言わせると、ひい爺ちゃんはとても元気で 100 歳まで絶対に死なない! らしいから、まだまだ時間はあるわね。 理想のパートナー探し、頑張ってみよう。
[1963(昭和38)年]
15. その女の子は4歳で、いつも一人でいた。 感情を露わにすることは少なく、話しかけられたときに最低限の受け答えはするけれど、自分から他人に話しかけることはなかった。 この施設にいる子には暴れる子や泣いてばかりの子もいたから、女の子はむしろ手がかからない子として扱われていた。 元々は戦災孤児の保護を目的に設立された施設だが、終戦から 18 年が過ぎた今では親のいない子、育ててもらえない子、その他いろいろな事情の子供がここで暮らしていた。
自由時間になると女の子はよく鉛筆で絵を描いていた。 その絵は人物画のようだけど、いつも顔面がのっぺらぼうで誰だか分からない。 施設の職員から「誰を描いてるの?」と聞かれても、女の子は黙ったままで何も答えなかった。
「上手だねぇ。もしかして君のお母さん?」 突然声をかけられて女の子が顔を上げると、知らない人が微笑んでいた。 その人は 20 歳そこそこの若い男性で、頬がこけていて目だけが大きいちょっと昆虫みたいな顔だけど、笑顔には優しさがにじみ出ていた。 彼女が描いていたのは確かにお母さんだった。 どんな顔か覚えていないから、のっぺらぼうにしか描けない。 でも記憶の中には自分を抱きしめてくれた母親が確実に存在していた。
どうして分かったんだろう? 不思議そうな顔をして男性を見上げる。 「もうすぐ手品をするんだ。見に来てくれるかな?」 その男性は慰問で訪れた手品師だった。
集会室に子供たちが集まって手品を見た。 右手で消えたコインが左手に移動する。手の中からカラフルなカードが何枚も現れる。空の箱から生きたウサギを取り出す。 初めて見る手品に女の子は目を見張った。 最後は大きな黒布を両手に持って広げると、手前に小さなお人形が出てきてふわりと浮かんだ。 お人形はどこにも支えがないのに宙を飛びながら楽しそうに踊った。
まばたき一つしないで見つめながら女の子は思う。 いいなぁ。わたしも飛びたい。 あんなふうに飛んでお母さんに会いに行きたい。
ショーが終わると手品師は女の子にお人形をくれた。 「君が一番熱心に見てくれたからね。そのお礼」 背の高さがほんの 10 センチくらいのセルロイド製の少女人形だった。 手品師は手品で使う人形とは別に、プレゼント用に安価な人形を用意していたのだった。 お人形は女の子の宝物になった。
・・
数週間後、施設で異変が起きた。 深夜、巡回していた職員が廊下で女の子を見た。声を掛けるとその姿はふっと消えた。 さらに数週間過ぎた夜、食堂の天井の近くに女の子が浮かんでいた。腕にあのセルロイドのお人形を抱いていた。 目撃した職員が腰を抜かして動けない間に、女の子は壁の中に溶けるように消えた。 そしてその翌月、2階の窓の外を女の子が飛んでいた。昼間のことであり複数の職員が目撃して大騒ぎになった。 皆で女の子を探すと、女の子は誰もいない遊戯室で一人眠り込んでいた。 慌てて起こして問いただしても本人は何も覚えていなかった。
職員の中に女の子のことを『悪魔ッ子』と呼ぶ者が現れ、やがてその名は子供たちも広がって女の子は苛められるようになった。
・・
女の子が職員室に呼ばれて来るとあの手品師がいた。 人づてに噂を聞いてやって来たのだった。
手品師は女の子の目をじっと見つめて言った。 「きっと飛びたかったんだね。お母さんに会いに行きたいのかな?」 分かるの? わたしの気持ち。 「君は特別な女の子だ。あのとき気付いてあげられなくて悪かった」 この人は何を言ってるんだろう。 でも、いい人だと思った。信じても大丈夫。この人なら大丈夫。
手品師はにっこり笑った。優しくて暖かい笑顔だった。 「僕と一緒に手品をしないかい?」 手品!? あの手品の情景が蘇った。 「自由に飛べるようにしてあげるよ。きっとすごい手品ができる」 ええっ!? 「やりたい。手品も、飛ぶのも、���部やりたい!」 女の子は初めて自分から喋った。
「僕は赤沼っていうんだ。君の名前は?」 「わたしはリリー。リリーだよ!!」
こうしてリリーは赤沼に引き取られた。 翌年正式に養子縁組して親子になった。 二人がサーカスでデビューしたのはさらに2年後。赤沼 24 歳、リリー7歳のときだった。
────────────────────
~登場人物紹介~ 近本けやき (ちかもと けやき): 29歳 独身OL。莉里と出会って幽体離脱の能力が覚醒する。お酒が好き。 赤沼幻檀 (あかぬま げんだん): 83歳。手品師。リリー・莉里・けやきの幽体離脱を導く。 関莉里 (せき りり): 16歳 高校1年生。赤沼のひ孫。赤沼の手品のアシスタントをしている。 『すなっく けったい』のママ: 年齢不詳。豪快なおばさん。 リリー: 赤沼の娘。莉里の祖母。7歳で赤沼と一緒にサーカスのショーに出演する。
タイトルを見ただけでウルトラQを思い浮べた人は何人いらっしゃるでしょうか? この小説は昭和41年に放映されたテレビドラマシリーズ『ウルトラQ』の第25話『悪魔ッ子』(以下、原作) をリスペクトして書いたものです。 小説は原作を知らない方でも読めるように書いていますが、原作も抜群の人気を誇る(と個人的に信じている^^)名作なので、機会があればぜひご覧になって下さいませ。 公式に視聴するには有料配信か円盤購入しかないようです。およその粗筋やシーンの一部ならネットで見られるので、そちらだけでも。
本話は原作の設定を少し変更した上で、魔術師赤沼と悪魔ッ子リリーのその後を描いています。 当初『悪魔ッ子の娘』というタイトルでリリーが生んだ女の子が活躍するお話を書きかけましたが、その娘は2024年の現在では40~50歳くらいになってしまうのでモチベが続きませんでした(笑。 そこで『悪魔ッ子の孫娘』にして女子高生を主人公のアラサーOLと絡ませることにした次第です。 なお名前だけ登場した一ノ谷博士は原作では『一の谷博士』で、シリーズ全体で様々な怪事件を解決に導く学者です。 ちなみにこの人は、ウルトラQの後番組『ウルトラマン』で科学特捜隊日本支部の設立にも関わったそうです。(Wikipedia より)
金縛りと幽体離脱は私の小説では初めて扱った題材です。 自分では体験したことがないので、ネットで調べた内容に作者のファンタジーを加えて創作しました。 肉体から分離した幽体は誰の目にもくっきり見える設定です。 暗いところでも見えてしまうので違和感を感じますが、明るい場所だと普通の人間と区別できません。 (空を飛んだり壁を抜けたりするのを見られたら当然バレます) 肉体から離れられる距離や時間は制限なし。ただし普通に歩いたり走ったりする速度でしか移動できないので遠くへは行きにくい。 あと、幽体時に着用している衣服は本人の脳内イメージで自由に変えられます。 実は主人公のけやきさんが自分の服をイメージし損ねて全裸で空を飛ぶシーンを考えましたが、お話が変な方向に進みそうになって止めました(笑。
もう一つ、暗示も初めてのネタです。 本話ではけやきさんも莉里ちゃんも自分に暗示がかかっていることを認識しています。 二人とも暗示を受け入れていて、しかも解除されることを望んでいない。 無理矢理コントロールされるのではなく、かけられた当人が嫌に思わない、むしろ嬉しい状況が私の好みです。 暗示の与え方についてはいろいろ調べましたが難しいですね。 赤沼氏が暗示をかけるシーン、けやきさんがとても素直な人であるとはいえ、あんな簡単な指示で実際にかかってしまうことはないでしょう。
挿絵は拘束衣を着せられた莉里ちゃんにしました。 自分で描くのは時間がかかりますが、やっぱり楽しいです。
それではまた。 ありがとうございました。
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helloharuo-diary-2023 · 1 year ago
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さるものは おわず きたるものは こばまず
Friday 14 March 2014
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真観は、車で禅寺に行った。そしてすぐに茶畑庵に戻って東京に行く準備を始めた。8時55分、真観は、東名御殿場バス停から高速バスに乗った。バスの中では日記をiPadで書いていた。日記の書き方を小説風にチャレンジしてから文章がどうしても長くなりそれには時間をかなり要する様になっている。しかし真観はこのチャレンジを楽しくやっている。最近は、架空の人物「S子」も登場させている。S子は真観のIDEAL GIRLでありそして女神であり良き真観の理解者の1人という設定。
今日は、学校の卒業式。そして上京した日。真観は東京での1日のスケジュールを組みそれを遂行する考えでいる。さてバスをいつもの新宿駅ではなく一つ前の池尻大橋のバス停で降りると電車で渋谷へ向かった。天気はまあまあ。渋谷駅で下車し長い地下道を通って宮下公園近くの出口で地上に出た。初めての出口だった。渋谷はどんどん進化している。そこから歩いてお世話になっている会社のオフィスまで向かう。途中コンビニの休憩コーナーに寄って簡単なメッセージを書いた。そのメッセージと真観の名刺を紙バックの中に入れる。今日は、ホワイトデー。その紙バックの中にはバレンタインのお返しが入っている。先月のバレンタインデーの時、仕事を一緒にしているグラフィックデザイナーのYさんからチョコレートを頂いた。前回もYさんから頂いてやはりお返しをしている真観。いわゆる義理チョコというやつだが真観は嬉しく頂いた。
Yさんは仕事の当日、たまたまバレンタインデーだった。男性スタッフは真観を入れて4人いた。Yさんは、全員にバレンタインのチョコレートを用意していた。ここ日本だと「義理チョコ」がまかり通る。他の国でもあるかも知れないがいかにも日本らしいメンドクサイ習慣だと真観は考える。男性側は催促は出来ないものの女性側としては義理チョコでも上げないとまずいかなという雰囲気がバレンタインデーには漂っている。それが女性にとって迷惑だと思う人もいるはず。バレンタインデーの解釈を他に広げることも出来る。例えばお世話になっている方々にいい機会としてお礼をしたい、とか。Yさんの胸中は真観には分らないにせよホワイトデーの今日、しかも上京するのであれば頂いたお返しをしない理由が見付からない。お返しするなら直接渡したい。そのオフィスに到着すると真観は、お返しの品(マカロン)の入った紙バックをオフィスのポストボックスに入れた。直接渡すことを諦めた訳だ。それには理由があった。時間は11時辺り。そんなに早い時間ではないがアポも取らずにオフィスを訪ねるのは気が引けた。よく仕事で徹夜もしていることも聞いている。もしかしたら普段着でゆっくりしているかも知れない。真観は、ポストまでに留めた。それでも真観の目的は達成した。
オフィスから歩いて表参道駅まで。真観はいつもの様にキャリーバッグをコロコロ引き摺りながら歩く。最近手に入れたゼロハリバートンのキャリーバッグはどちらかと言えばスーツケース。今までのキャリーバッグに比べて容量も大きく重さも増した。表参道駅から後楽園駅に向かう真観。卒業式の会場は後楽園から近かった。集合時間よりも30分ほど早く着いたので近くのカフェに立ち寄りコーヒーを飲んで時間を潰した。
卒業式の会場に着いて開会を控え室で待った。同じ学科の講師の方々と挨拶する真観。4年前真観はこの同じ会場で入学式の祝辞を述べたことがある。その時もこの控え室だったなぁと振り返る真観。卒業式が始まると真観は、他の講師の方々共々ステージ上にいた。講師の卒業式参列は任意なのであまり人数が少ないと���好がつかなくなる。それを分っている真観はその理由もあって卒業式に来た。卒業式は約2時間執り行われた。松谷ゼミの生徒のYさんが学科代表で卒業証書を学校長から受け取った。受け取ってからYさんはステージ上からポラロイドカメラで会場の写真を撮るパフォーマンスをした。真観の学校ではこのパフォーマンスは恒例で各学科で趣向を凝らす。先生と抱き合ったり、叫んだり、踊ったりと。他にも松谷ゼミから2人の生徒が皆勤賞を受け取った。皆勤賞、素晴らしい!健康であり精神力がありそして意思が強くなければならない。その2人はカップルだということを真観は知っていた。仲睦まじくいいなと思う真観。
卒業式が無事に終わり会場のロビーで松谷ゼミの生徒たちと会った。記念写真を撮り真観は用意したプレゼントをみんなに渡した。(1人仕事の関係で欠席がいたので6人)生徒たちも喜んでいる様子。生徒たちと記念撮影をする真観。これで平成25年度の生徒とお別れで真観の仕事も全て終了した。真観にも修了式をしてもらってこの一年の偉業!?を祝ってもらいたいものだと思った。
卒業式会場を後にして今度は代々木に向かわなければならない真観。昨日からやり取りで生徒のYさんも一緒に来ることになった。夕方の卒業パーティーまで時間が空いていることも一緒に来た理由だった。水道橋駅まで歩く2人。真観たちが向かうは代々木駅近くのカフェ。このカフェで開催している写真展に行くのが目的だった。この写真展の主は2人で両方とも学校の元生徒。2010年の卒業生。1人が真観の生徒だった。この写真展は先月末で終了予定だったが先月の雪の影響で客足が遠のいたことを理由に会期が延長されていた。通常の会期中だと真観は来ることが難しかった。しかし会期延長のなりしかも今日がその最終日とあれば見に行きたいと思っていたから実行に移したわけだ。一緒に来た生徒もそのことを伝えてある。そして更に真観は知り合いのカメラマンのAさんともこのカフェで会う約束をしていた。Aさんとは彼女のお誘いで年に何回か会う機会がある。今回もAさんと会うタイミングはここしかないと彼女に伝えていたのでご足労をお願いした。今日来たこのカフェは真観には思い出があった。それは今でも友人としてお付き合いしているMとの思い出だ。Mは10年ほど前代々木エリアに住んでいた。Mは真観の最愛のモデルの1人だった。3時30分過ぎにカフェに着いて間もなくAさんも登場した。あいにくカフェに空いているテーブル席はなかったので外のテーブル席で待機することになった。少々寒さも感じたが耐えれる寒さだった。真観は、生徒のYさんをAさんに紹介した。そして卒業式の話をしたり、Facebookの話をしたり松谷ゼミで制作したZINEをAさんに紹介したりした。Yさんは今日の卒業式で学科代表に選ばれた生徒だった。先に書いた様にポラロイドカメラでパフォーマンスをしたわけでそのポラロイドカメラで真観を撮ってくれるというので「Today's Fashion」をお願いした。カメラのシャッターを押した後、今となっては懐かしく思うがポラロイドフィルムが時間が経つに連れて現像され画像が浮かび上がる。気温が低ければその時間は延長される。数分後出来上がった写真はとてもローファイな写真だったが記念になった。
おしゃべりしているとカフェの一番奥のテーブル席が空いたのでそこに落ち着いた。そのテーブル席 を中心として左右に広がる様にカフェの壁に元生徒たちの写真が展示してあった。写真は、女の子が写っていたり風景だったりしていたが今ひとつ表現したことが掴めなかったのが正直な感想。真観は、どうして作家のプロフィールもなければ作品の解説文もないのだろうか?とそのことも不思議に思った。どんな高名な写真家の写真展に行ったとしてもこの2点は必ずある。写真家は「写真で語ればいい」なんていう人もいるかもしれないが真観は腑に落ちなかった。テーブルには感想を書くノートがあったので真観は疑問を投げかけておいた。色々な目的で人は写真展に足を運ぶと思うが真観は「出会い」の目的が強い。人と出会い作品と出会う。真観は、元生徒とも会いたかった。しかしその生徒がカフェに来れるのは夜の8時以降。その時間だと会うのは難しい。しかも今日のカフェの営業時間は5時45分で一旦閉めて貸し切りパーティーとなり夜10時から閉店までの1時間カフェを再開すると言うではないか。作家自身が在���していない場合、直接会って話すこともない見知らぬ来場者に作品の意図を伝えるのは当然と真観は思う。損得勘定で言えば「もったいない」のである。出来ればメッセージに対して返答が欲しいと思う真観。彼女達にはそれなりの事情があったかもしれない。
生徒のYさんは、5時ごろにカフェを出た。真観は、彼のお茶代を奢ることにした。それは些細な卒業祝いだった。それくらい真観だって出来る。その後Iさんとおしゃべりは続いた。5時45分になると真観はIさんとカフェを出た。元々Aさんと2人で会うことになったいたのだが真観の都合で生徒のYさんを連れて来てしまった。もちろんAさんには昨日の内にYさんが同行することは伝えてる。Aさんには何かプライベートの話があれば後で時間作りますとも伝えておいた。だから真観は、カフェを出た後Iさんにもう一件行きますかと問いかけAさんは応じる形でまた近くのカフェに入ってお茶をした。そのカフェもMとの思い出があったカフェだった。そう代々木と言えばMとの思い出が詰まっているのだ。Aさんとのおしゃべりは、生き方や物事の考え方、写真や他の創作活動の取組み方、親との関係と多岐に渡った。
このカフェも後にして2人は、真観の提案で新宿駅まで歩くことにした。駅前でIさんと別れ真観はヨドバシカメラに向かった。それはお店で働くAさんにお願いがあるからだった。お店の中に入りAさんを探すとなんと!Tがいるではないか!Tとは年末以来の再会。Tはカメラ機材を大量に購入しようとしていたところだった。その昔AさんをTに紹介したのも真観だった。Tは真観の弟子だ。仕事が順調に動いている様でその投資としての機材購入だろうと思う。『この後お茶でもするか?』と尋ねてみたが予期せぬ再会の為その時間はTにはなかった。忙しく他の店員さんと別な売り場に出掛けたTが戻って来るまでAさんとおしゃべりをしてお願いごとも引き受けてもらった。真観は売り場でゼロハリバートンを開けて「出会いのカメラマン」の写真の束からAさんとTの写真を取り出した。Aさんとは20年以上の付き合いになるが真観がどういう意味で「出会いのカメラマン」と名乗っているかは知らなかった。Aさんは『これいつも持っているんですか?』と言った。Tが戻って来るのを暫く待ったが難しそうなのでAさんにTの写真を渡して真観も他の売り場に用事があったのでAさんの売り場から離れた。取り置きしてあったインクジェットペーパーを購入した後、真観は急いで高速バスの営業所に飛び込むとギリギリセーフで8時のバスに乗ることが出来た。しかし席は満員で補助席に座るしかなかった。それでも真観は気にはならず、乗っている間また日記をiPhoneで書き始めた。Yさんからホワイトデーのお礼メールが届いていたのでその返信もした。Yさん喜んで貰えた様でホッとした。
バスが順調に東名御殿場に着いて車に乗り換え茶畑庵に帰る途中、中国人経営の中華屋に寄って一番安いメニューのラーメンを注文した。終始女子店員たちは愛想が無くラーメンも美味しく感じなかった。
「さるものは おわず きたるものは こばまず」これは誰でも知っている諺。 真観もこれに習い生きたいと思っているが中々どうして難しい。
生徒たちよ、卒業式おめでとう!「心」を大切にしてね〜。
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a2cg · 1 year ago
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こだわりと私
転職した会社のルールをよく分かってなくて怒られることばかりです。交通ルールで言うと車や自転車は左側通行なのは知っていましたが、人は右側通行みたいですね。
USBのケーブルもType-Aだと向きがあるので少し手元が見えない時に挿そうとして入らなかったという経験を何度もしましたが、type-Cだとその心配がなくなりましたね。
どちら向きが正しいというルールがわからない人でもこの店なら安心して入れますね。と言うわけで本日のモーニングは東と西のどちらも入口がある #コーヒーハウスマキ です。
卵トーストも気になったのですが、頼んだのは #モーニングセット です。厚めの食パンに囲われて出てきた #サラダ が印象的です。
まずはくり抜かれた部分の #トースト を頂きます。もちっとしてサクッとした感じが美味しいですね。そしてたっぷりのドレッシングがかかったサラダが美味しい。
クリーミーで酸味を感じるドレッシングにポテトサラダ、シャキシャキのレタスにハム、そして卵と盛り沢山です。
そして驚くのはトーストの厚さ。関東ではなかなか見かけない厚切りサイズで食べ応えもバッチリです。そして爽やかで風味のある #コーヒー も見事です。
朝からたっぷり食べれて元気が出る朝ごはんでした。次回は玉子トーストを行ってみたいですが、平日だけなのでなかなか叶わなそうですね。
#京都モーニング #京都朝食 #京都喫茶店 #京都カフェ #京都純喫茶 #出町柳モーニング #出町柳朝食 #出町柳喫茶店 #出町柳カフェ #出町柳純喫茶 #とa2cg
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usamierina · 2 years ago
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Trip to Seoul, August 2023 - Day 3: Beer Bar Hopping in Seoungsu
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The main event of the third day in Seoul was a visit to two popular breweries, SEOUL BREWERY and Amazing Brewing Co. in the Seongsu-dong area.
ソウル3日目のメインイベント、聖水洞 ソンスドン エリアにある2つの人気ブルワリー、「SEOUL BREWERY」と「Amazing Brewing Co.」へ。
スーパーで買い物たくさんして、お腹が空いたのでカムジャタンを食べて、お腹いっぱいでブルワリーに訪問。さあ、飲むよ!
■ SEOUL BREWERY
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まずは、2023年4月に新しくできたSEOUL BREWERY SEONGSUへ! SEOUL BREWERYは、韓国のクラフトビールの中でも人気&有名&トレンドなブルワリーの一つ。日本でもWCBとかとコラボしてるし、DRINKUPPERSさんが輸入販売もしています。つまり日本でも買えるw(いいのだ、香港のCarbonbrews��って日本で買えるけど、わざわざ香港行ったら買うし...)
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ブルワリーは5階建てのビル。この中に醸造所とタップルームがあるのか、すごいな。
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入口横の通路を通って、エレベーターへ。ブルワリーは4Fで、他にもCULTURE HALLとかもあるみたい。3Fはレストラン、2Fはタップルーム、1Fはタップルーム兼カフェ。1Fが結構混んでたのでスルーして、とりあえず屋上まで行ってみるか。
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屋上。なんもなーい笑
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とりあえず端っこまで行ってみた。この円柱みたいなのがエレベーターね。テーブルとか椅子とかなんも無いけど、抜けがすごくて、ここでテラスバーベキューパーティーとかやったらめちゃくちゃ楽しそう。
5FのCULTURE HALLは特になんもなく、4Fのブルワリーはエレベーターが止まりませんでした。3Fのレストランもお休みだったので、2Fのタップルームでビールを飲むことにします。
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平日のお昼過ぎ、ということで、1Fは混んでたけど2Fはノーゲスw (奥に座っているお兄さんはスタッフっぽかった)。「どこでもいいですよ〜」と言われたので、窓に近いテーブルに座ってみました。
インダストリアルとウッドのバランスがいいおしゃれなタップルーム。
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「オーダーは席でいいですよ」と言われたけど、タップが見たかったのでカウンターへ。結構タップ数多いなあ。
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メニューはこちら。1ページ目は3種飲み比べ?なのかな?と思って聞いたところ、これとは別でビアフライト的なやつもあるらしい。選択はできなそうだったので、お店の方にお任せしてオーダー。
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4種到着。コロンとした形状のグラスが可愛い。
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ロゴ入りグラス売ってたけど、これは複数個あった方が映えるやつなのと、前日にseoulartbreweryでグラスとカラフェ買ってたので我慢だよ...
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ビールは 左上)Gold Rush California Common 右上)Salinger Rye IPA 左下)Pale Blue Dot IPA 右下)Choco Loco Porter *ちゃんとtwitterにメモってた、私えらい。
個人的にはPale Blue Dot IPAが分かりやすくダンクな香りと苦味で美味しかったな。UNTAPPDの評価も良くて、人気なんだろうな。
■ Amazing Brewing Co.
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お次は聖水洞にあるもう一つのブルワリー、Amazing Brewing Co.へ。入口めっちゃおしゃれ〜!なんか幼稚園くらいな広さのお庭テラスがあって雰囲気が良い。
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おじゃまします。
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入口の販売エリア。見たことないラインナップがいっぱい。
1人だったので、カウンターに通していただきました。
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/圧巻!\
いい〜!めちゃくちゃタップ並んでですごい〜!
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めちゃくちゃ種類あるやん!ひとつひとつ黒板アートでボードが作ってあっておしゃれ〜!
ビアマネさんが「カウンターに座った人の特権だよ」と言ってくれて、小さいサイズでのテイスティングも含めてかなりいろいろ試させてくれました。
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酸味しっかりなYUZU MERMAIDは、ビール飲みづかれている私でもがぶ飲みできて美味し〜!
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色味的にこれはHAZY JACKだったと思うんだよな〜(たくさん飲みすぎて覚えてない、写真はギリギリ撮ってあったので、たぶんその中の1つなんだとは思う...) 結構しっかりと苦味ありつつつも、エグくなくてすっきり飲めて良き
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「酸っぱいのが好きで、黒ビールが苦手なんだよ〜」なんて話しながら、「でもこれ気になるんだよね〜」って指したらテイスティングで出してくれたDARK AMBITIONは、ラズベリー&バニラのインペリアルスタウト。かなり濃厚で、でも美味しかった!
向こう側に写ってるのは、BERRY CHARMING TINKERBELLっていうベリー系のサワー。これももう非常に軽くて飲みやすくて良き。
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オフタイムでビアマネさんも比較的余裕があったからか、お酒のことについていろいろおしゃべり。
👨‍🦰「最近はここでマッコリも作ってるんだよ」 👩「えっ?」 👨‍🦰「ほら、このエリア”聖水”っていうじゃん?”聖なる水”で仕込んだマッコリっていうことで、”MARK HOLY”っていうの。」 👩「ああ!インスタで見たあれか!あれはここで作ってたのか!!!」
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👩「スーパーでも見たわ」 👨‍🦰「限定の12%のやつとか、めちゃくちゃ濃厚だけどドライですごいよ〜。ここでも買えるよ」
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👩「買うわ」
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買いました。買ってよかった、ていうかマッコリの話してよかった。このブランドがAmazing Brewingのものだって全然知らんかったわ。
ビアバー大満喫。かなり銘柄が多いから一期一会だろうけど、自分の好みのが見つかるのでここはめちゃくちゃ楽しいですな。
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小さいサイズの醸造設備もありました。
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測り飲みのエリアもあって、これちらもまた楽しそう!
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良いお店でした〜!これはみんなにおすすめしたい。
追記: 帰国後にMARK HOLY飲みました。かなり炭酸しっかりめ、落ち着いた酸味で美味しかった!6%だけど甘くなくて良い。
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niwanoki · 2 years ago
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2023/09/17
一日だけ京都にいた。京都国立近代美術館の展示を見たいと思ったからだった、あまり深いことは考えずに、なんとなくでも興味が湧いたら、それを単なる錯覚だとか抑えずに、とりあえず軽い気持ちで見に行ってみようというモードにあり、それを実行したかった。職場にコロナに感染した人がいて、自分のデスクに近い人だし備品を共用してた人だったので、最近の体調不良からして自分はグレーだと思われるし、今までにあまりない感じの深刻な頭痛がきていつもの薬が効かないということでいよいよこれは、と暗い気分になって仕事を早退した日の夜、22時くらいの夜行バスで向かった。どうもお腹の調子が悪い。でもバスに乗ったら平時の感覚が戻ってきた、たっぷりある移動中に山本精一の本を読もうと思って、財布とかと一緒にリュックに入れた。途中の鮎沢SAは涼しくていい匂いがした、自分の知っている少し昔の夏休みの匂いに近く、下界とは違ってさわやかだった。人の気配がなく、私にはまだ逃げ場があると思える、曇っていて星は見えないけど、この場所は多分自分の味方であり続けてくれるはずだ。途中で酔わない程度に本を読む、やっぱりこの人は頭がおかしい。お腹の調子が悪いしこんな寝不足じゃ、小学生の頃なら吐いていただろう、あんまり眠れないまま5時半に京都駅前に着き、時間的にまだ真っ暗だったら嫌だなと思っていたが思いの外明るくなっていて安心した。国道1号を北へすすみ、日がのぼる頃の鴨川を見たいということでどんどん歩いていった、くるりの「ロックンロール」を聴きながら歩くと歩くスピードと合ってて、人も全然いないし人の匂いも全然なく、空気はすずしく、なんとなく自由って感じがあり気分が良かった。高瀬川を渡り、左にカーブするコンクリートの橋を渡る、急に開けて広い川が見える、東側の山の稜線が朝靄と朝日でぼんやり霞んでいる、いいなあと思う、だんだんお腹が空いてきたけどそのままお寺とか神社に行くのがいいかもと、近くにあった豊国神社を参拝した。そのまま川の東側の小道を北へ進むと良さそうな和菓子屋さんがあったけど朝早すぎてやっていない。五条まで来て、川縁に降りてたもとを歩いていった。白鷺とかゴイサギとかカモとかカラスとかがいる、朝の方が川の水もきれいに見えて断然良い。とにかく朝が早すぎて落ち着けるところがそんなになく、疲れない程度に歩くしかなかった。8時半くらいまでぶらぶらして、期待外れだった朝ご飯のお粥をお腹に押し込み、地下鉄に乗って蹴上まで行き、今度こそ「インクライン」を見るんだと思っていたのに、結局やっぱり「インクライン」がどこにあるかわからず、以前来たのと同じルートで南禅寺に行き、水道橋と、本堂の龍の天井画を見た。もうこの辺りで気温が上がってしぶとい暑さに疲れ始めていた。やっぱり同じルートでそのまま平安神宮の方に琵琶湖疎水の脇を歩いて、美術館についたが微妙に開館まで時間があったので、その辺を一周してから入館。朝早いのに若者が結構きていて京都ヤングの文化程度の高さを感じた。眠すぎて時々急に電池が切れたように意識がブラックアウトする。工芸品が所々ケースなどに入れず直に展示されているので万が一そっち側に倒れ込んじゃったりしたら非常に危ない。何度か前や後ろに倒れそうになりながら、そのため監視員にうっすらマークされながら一個一個見たんだけど、やっぱり時代が新しくなるにつれてつまんないというか、何をこいつらはしたかったんだろう、みたいな気持ちが湧いてきて飽きてしまった。60年代までは工芸品とオブジェの境界に迷うような姿勢が見えて、それが作品に直結してる感じがして良かったけれど。最後の部屋まで来てやっと意識が安定してきたので、また最初の方の部屋に戻って展示のストーリーを確認しながら見た、まあ話は分かったがなんかやっぱりつまらないので、単純にいいと思った展示物だけを見て終了し、コレクション展の階に行くと、やっぱりいい絵があったので、安心した。山崎隆の屏風絵《神仙》、《歴史》、村山知義のリノカット、伊藤久三郎の《人々》。これらを見られただけでも収穫だということにする。広くて明るくて客もあんまりいない、すいすいと自分のペースで回って、気分がいい。正常な空腹を感じたので、ああ自分は元気になったんだと安心し、東山からまた地下鉄で二条城前まで行き、頑張って微妙に体力を消耗する暑さの中を歩いていったのに、ちょっと一人で入るのに勇気が必要なカフェでは、狭い待合スペースにイケイケの若者、いや、文化に明るそうな高踏そうな?若者たちが鮨詰め状態なのが見え、すぐに心が閉じてしまって踵を返した、東西の太い道路を横切って、写真のギャラリーに行って、展示を見て、川崎祐という人の写真集を買った、東京で今個展開催中らしい(知らんかった)。最後にまた鴨川を見たかったけれど東海道新幹線の遅延の報を知り、しょうがないのでもう駅に向かう。やたら店内の暗いコンビニで適当に買ったアイスを食べながら日陰を歩く、どこもめちゃくちゃ混んでいて全ての人を黙らせたい衝動が起こったがナチュラルな関西弁は聞いていてそこまで気分が悪くない。京都駅で家にお土産を買って、結局定刻通りに運行しているらしい「ひかり」に乗る、名古屋まで30分くらい、忙しなさすぎてあんまり感傷?に浸ることもなく、でも夕方の車窓はやっぱり美しく、斜め後ろの座席の家族連れがうるさいな~ってことすら流せるくらい順調、定刻通り名古屋について颯爽と下車したら名古屋はまた死ぬほど人がいて、面食らった。改札近くのトイレも駅ビルのトイレもどこも全然空いてなくて、夕ご飯を買いたかった売店も観光客らしい人たちで大混雑していて、たかが名古屋のくせにと軽くイラついた。やっとのことで名古屋屈指の古い地下街の、そのまた地下(地下駐車場の)のお手洗いで用を足し、普通にバスにも間に合った、隣席は発車時刻ギリギリで乗り込んだ黒人の若いお兄さんだった。一瞬、バスジャックされたりしたらやだなとほんの一瞬思ってしまった(彼は終始、携帯などには一度も触れることなく、黒いリュックを抱えて多分寝ていた)。窓がでかいバスで、サッサカ暮れていく空と、高速の防音壁と、一瞬だけ帰ってきた名古屋の街とをゆったりした気分で眺めた、高速に乗る、というのはどこか、挑むみたいな気持ちになる。これからのとてつもない長い距離と時間に、後ろに去っていく風景に、空の色に、それがすごい好きだった。とてつもなく長い距離、というのが私にとっては重要なのです。とてつもない距離とそれが抱えている時間に次第に倦んでいく感覚さえ自分にとっては。こんなにも離れていたということ。これから離れていくということ、小さくなっていくことの寂しさと安心。夕方の名古屋高速はいい。伊勢湾岸道に入り、羅針盤のアルバムを聴きながらうとうとしていると、早々に「足柄から大井松田まで渋滞25キロ通過60分」の表示を見かけた。終電には間に合うかなと思って途中のSAで悠長にソフトクリーム(静岡茶味)を食べてたら、どんどん渋滞が伸びて40キロとかになっていた。横浜から首都高の入り口までも渋滞が始まってるということで地獄が待ってるらしかった。終電に間に合わなかったら交通費をいっぱいにケチった旅行が丸潰れになる~とか焦り始めていると、いざとなったらなんと父が東京駅まで出動してくれるという連絡が。ありがて〜けどそれもまた問題だよと思う。こんな年齢になった娘などもうどこで痛い目にあっていようがのたれ死んでようが放っておけばいいのにと思う。バスの運転手さんは非常に優秀な人と見えて、比較的空いている道ではちゃんとそれなりのスピードで走っていく。特に工事で端っこの車線が慢性的に通行止めの道でも、ガンガン右車線で飛ばしていき、どんどん後ろへ車が抜かされていくのが面白かった。この快調なスピードの上にいないとわからない音楽ってあるよね、ということで、くるりやスピッツやフジファブリックや奥田民生を聴いた。絶対そうなのだ。おなじみの足柄SAにたどり着くと、またものすごい数の車が集まっていて駐車場はごった返していて交通整理をする警備員さんが怒号ともつかない叫びで駐車できずあぶれた車、というかドライバーをさばいていた。御殿場を過ぎて雨が降ってきたけど、いつの間にか雲が切れて止んでいて、夜空はすごく澄んでいて星がいくつも見えた。こういう経験も、夏休みとか冬休み特有のものだった。渋滞でノロノロ進む車内でまた例の本を開く。人や動物に簡単にすぐ殺意を抱いたりしていて忙しそうで笑える。そもそも自分はこういう文体ににハマるたちだし、かなり真理らしいことを言ってたり考え方の極端さには共感すらしてしまうが、憤りとかマイナス?の力が増大した時の思考の飛躍と行動・言動が怖すぎて(ときどき時代錯誤感もあるし)、この人が父親でなくて本当によかった。歌声がいい、歌詞もいい、ギターもすっごいカッコいい、しかし。で、そんなこんなで終電に間に合うか、間に合わないか本当に微妙な時間になってきていたが、運転手さんの的確でメリハリある優秀な運転のおかげで遅れは1時間弱だった。心身ともにきついこともめちゃ多い仕事とは思うがやっぱり運転がうまい人はかっこいい。あと夜行バスは疲れている時はもちろん基本的には交通手段の選択肢から外すべきだ。どうせ眠れないから。ふらっとどこかへ消えたいと思った時、忙しない旅程を組むと感動する余裕も大して持てず帰ってきたときに何も変わっていない自分にただ、ただただ絶望する。0時前の混んでいる中央線快速、火でもつけたい気持ちに駆られつつ、急に疲労が襲ってきてまた意識がガンガン途切れて忘れたはずの吐き気も出てきて、薄めた地獄みたいだった。
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unicodesign · 2 years ago
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仙台へ視察遠征
2週間前になりますが、以前このブログで『コーヒーと血圧計』を紹介したネイバーのメンバーで、仙台に視察遠征に行ってきました。
訪ねたのは2つの福祉拠点『あんだんち』と『ライフの学校』。
まずは『あんだんち』へ。
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サービス付き高齢者住宅、かんたき(看護小規模多機能型居宅介護事業所)、障害者就労支援B型事業所、医療介護のよろず相談所、保育園、食堂、駄菓子屋が複合的に集まった場所です。
代表の福井さんに案内していただきました。奥がかんたき、手前がサービス付高齢者住宅。
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『子供、若者、高齢者、医療や介護が必要な人もそうでない人も、誰もが気軽に集まり、自分の枠割りを持ちながら丁寧に暮らす、顔の見える地域の縁側』というコンセプトで、中央の庭を囲むようにそれぞれの機能が配置されています。
左手の就労支援事業所の建物と、右手の建物はデッキでつながっています。右の建物は階に食堂、2階に保育園。
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代表の福井さんのお話の中で、印象に残ったのは、多世代が交流することの、近づきのグラデーションがあるといいということ、そのひとつが、就労事業所の存在。清掃を行ったり、保育園のおもちゃ拭きなどを行ったり、世代交流の中間に彼らがいて、つながりの中心になっているとのこと。ありがとう、という声がけが日常的になり、就労の方々も自己肯定感につながる。これまで就労支援事業所の視察にも行きましたが、高齢者施設との組み合わせは新鮮な印象でした。
サービス付き高齢者住宅の1階入口には、子供達がやってくる駄菓子屋さん、
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その奥、1階の一角に、就労作業スペースがあり、作業をしている方たち。多様な交流が自然と生まれるつくりになっていることや、作業スペースは土間になっていて靴のまま利用できる工夫に合点がいきました。
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素敵な共有リビング、
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食堂スペースと連続して回遊できる動線。
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食事の提供で難しい『揚げたて』と『焼きたて』は、近隣のローカルなお店に食べにいってもらうことも『街に開く』というひとつ、スタッフが事前に下調査をし同行してお店にいく。地域のお店の人たちが、バリアフリーの必要性などに気づくきっかけにもなる。
そして、お庭を挟んだ向かい側の就労作業所。
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お庭の真ん中には2匹のヤギが暮らしています。
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当初、保育園は1階、という考えのもとで、このお庭がなかったそうですが、これを2階にあげたことで、庭ができ、抜けができて良かった、と福井さん。
街に開くというソフトの考え方を支える建築の重要性も改めて感じました。
そして1階の食堂。お昼どき、大変賑わっていました。
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寝かせ玄米の定食、おいしかったです。
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午後からピザを焼くという福井さんの背中にお別れし移動。
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そして『ライフの学校』の荻の風キャンパスへ。40床の特別養護老人ホームと、
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お隣に、29床の地域密着型特別養護老人ホーム。
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お話を伺った理事長の田中さんは、こちらの施設長を経て、『福祉施設を地域に開く』という思いを実現させるべく2020年に『社会福祉法人ライフの学校』を開校。
『いのち』に触れ『生きる』を学ぶ、日々のケアの中にある『学び』を地域に開き、子ども、障害者、高齢者、地域の人たち、みんなが支えあって学び合うという理念のもと、現在、こちらの特養の他に、居宅介護支援センター、訪問ヘルパーステーション、障害を持つ方の就労作業所、グループホームなど、多数の施設が『キャンパス』という名で点在しています。
お話を聞いて印象的だったのは、人の『ライフ』の聞き取りと、街の『ライフ』のリサーチのこと。高齢者の方々���『ライフの先生』となり、住宅地として50年の時間を経た街で高齢化により管理されなくなった庭の植物や古道具は、キャンパスの庭に『嫁入り』してくる。それまで、施設の庭と道路の間にあった高い壁をとっぱらい、『ライフの庭』として開くという施設改修も同時に行なったとのこと。
中から見る『ライフの庭』、道路まで抜けて見えます。
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そしてここにも、駄菓子屋さんが。
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地域からなくなってしまった駄菓子屋さんを復活させたいという地域の方の思いを受けて、今は子供達の居場所として、ロビーの一角にあります。
そして図書館も。様々な人の居場所とのなる要素が集約されています。
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こちらの館内にも、障害を持つ方が作業しているスペースがありました。リネンのお洗濯などをお願いしているそう。
その後、5月に新しくオープンした新しいキャンパスに移動途中立ち寄った畑。ここも就労作業場とのこと。
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そして、新しくオープンした霞目キャンパス。
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素敵なカフェがあらわれました。
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1階には就労継続支援でもあるカフェ、2階にはシェアハウス。外国の方が住まれていて、今後は外国の方も受け入れていくそう。
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建築はtomito architectureのデザイン。地域をリサーチし、土地を読み解いて形にしていくというアプローチと協働し、先の『ライフの庭』が生まれたそう。
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美味しいチーズケーキとコーヒーをいただきながら、お話を伺いました。
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現在進んでいる新しい六郷キャンパスでは、地域密着型特別養護老人ホーム、看護小規模多機能型居宅介護、保育所や、放課後デイサービス、児童発達支援サービスが来年オープンする予定とのこと。
福祉、介護において、安全と自由は反比例する、それでも『生きる=ライフ』のバトンをつないでいくために、学びあえる学校という形で街に開こうという『ライフの学校』の意味をしっかりと伺うことができました。
道ゆく人が腰掛けることもできるだろう縁側のようなベンチが、四つ角に向かって開く建ち方も、街に開く、という新しいランドマークとなる素敵な建物でした。
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街に開く=様々な人たちが居場所として集まれるということ、そして人にはそれぞれ役割があるということ、『あんだんち』と『ライフの学校』2つの施設には共通点がありながら、それぞれの機能や役割が少しずつ違っていて特徴の違いがありました。
『福祉』と一言でいっても、まず、施設の種類の多さもさることながら、法的なことを含め、色々なことが様々に絡み合っている。難しい。でも、お2方のお話からは、まだ不勉強ながらに、自分たちの将来にいろんな選択肢があるという未来を感じることができました。
この世に生きるすべての人の『ライフ』に必ずでてくる側面。十人十色の住宅があるように、介護を受けるにも様々な選択肢がある、そのための、ハードとしての場の力も改めて感じています。
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hammock2006 · 6 years ago
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・ #菜の花 #今日はエビと一緒にパスタにしました #季節の食材 #春 #pasta #パスタ #日替り #hammock_2006 #hammock #ハンモック #cafehammock #カフェハンモック #カフェ #cafe #弘前カフェ #カフェと美容室が並んでいます #カフェの入り口は向かって左側です #第五城東 #弘前 #青森 #hirosaki #aomori #japan (ハンモック - hammock) https://www.instagram.com/p/BwGYqVygvPc/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=31zp4h7v04z8
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doctormaki · 2 years ago
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あー。。。なんていうんでしょう。ワシはええ子やから、ええ事が起こるんやなぁ。ワシはええ子やから、ワシの周りには素敵な人々が訪れてくれるんだなぁ、と実感した旅だった。神さまに感謝。
ドレスデンでは、不思議な出会いをした。イギリスに駐屯しているアメリカ空軍所属の口腔外科医でカメルーン・アメリカ人のKienと知り合いになり、三日間を共に過ごした。Kienは、14歳でカメルーンからMarylandへ移民し、歯科医を目指していたが、歯科医つまんなそうと思って、さっさと外科医専攻に転向、そこで歯科医と外科医の両方の資格が必要な口腔外科医として米空軍にいるらしい。爆弾や手榴弾や砲撃で、お顔がメチャクチャになったら、私の出番よ!と、朗らかに笑う。顎が壊れて、歯が吹っ飛んでいるのを治すのは、得意なの、と笑う。あー。。。アホピーは医者になれたのかしらね。と思いつつ、彼女の自信とあっけらかんとした明るさに魅了されまくった3日間だった。
出会いは、ドレスデンのアウグスト橋を見下ろす公園。そこでは、お互いの存在を互いに確認しただけで、何も言わずに別れている。次に会ったのが、Coselpalaisというレストランの前。メニューをガンミして、夕食をどこで食べようかなーと思っていた時に、Kienが門の左側の門柱のメニューを見ているのに気付いた。あら、そちらのメニューは英語かしら、と思って近づき、ワシがメニューを見ている間に、またKienはいなくなる。っで、ワシは、由緒あるレストランだし、入るかと思い、立派な門をくぐってパティオに足を踏み入れる。パティオから入口まで、残り半分位の距離まで歩き、ふと振り返ると、Kienが付いてきていた。ワシは、なんとなく、人生で始めて、見知らぬ彼女に、もしお一人なら、一緒にお食事しませんか、と声を掛けた。それが、始まり。
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なんだか不思議なのだ。彼女はカトリックの家で生まれ、今は創価学会に触れて、仏教信者。色々と不思議と話が合う。そして、食事の味覚も合うのだ。これが、ソウルメイトというやつか。。?!と思う位に、始めて会っているのに、始めてあったようではない。つい昨日まで一緒にいて、今までずーっとお友達だったような気しかしない。三十代だと思われるKienとは、意気投合して、夜は10時過ぎまで話し込み、ケーキを半分ずつに分け分けして食べて、翌日には一緒にMeissenとMoritzburgへ。3日目は、朝から一緒にGrosser公園を散歩しながら、お喋りし、ドレスデン城の中のカフェで早めのランチを一緒に食べて別れた。
彼女は空軍なので、次の移動を嘉手納か横田で、つい先日、申請したばかりだったらしい。色々と不思議な偶然と、不思議な因果で出会えた。来年の6月までロンドン郊外の空軍基地にいるので、アイルランドや湖水地方へ行こう!と。そして、エストニアも、モンテネグロもアルバニアも、兎に角、マキがヨーロッパにいる間に、絶対、週末旅行しないと、折角の機会なんだから勿体ないわよ!と、persuadeしてくれる。そう。そうです。仰る通り。ワシ、これからは、週末は遊びまくります。
そして、憧れのマイセンで、手書きの龍の絵皿、小さなエスプレッソカップのセット、花瓶を買う。全て廃盤品になるためお安くなっていたものを買い求める。最終的には、いくら一つ一つは安くなっていても、偉く高い買い物になったが、メチャクチャ満足なのだ。マイセンへは、また帰るぞ。次は、ブルーオニオンのミニカップが欲しいのだ。ブハハ。マイセンで物欲の塊になったワシ。まだまだ長生きするぞ。ガハハ。使い倒さないとね。母が大事にしていたwedgewoodの花瓶を壊してしまったから、代わりの花瓶。嬉しいぞ。
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poddyshobbies · 2 years ago
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異空間 ~ 鹿家の七郎権現
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海沿いを走る国道202号(旧線)の福岡と佐賀の県境がある近く、ちょい福岡県側の唐津向き車線側(海と反対側)の民家(カフェ?)横です。駐車スペースは民家・カフェのもののように見えました。福岡側に少し行ったところに路側帯が広くなった場所がありますが国道を歩く必要があります。交通量は少ないですがその分スピードを上げて走る車があったりカーブもあったりするので細心の注意が必要です。
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奈良時代のその昔、歴史の教科書に出てくる藤原広嗣(ひろつぐ)の乱。その広嗣が乗る馬の手綱を取っていた右馬七郎(うめ しちろう)の最後の地がここでした。哀れに思った村人が供養をしたのが始まりで、いつしか咳や喘息の平癒にご利益があるとして「せき、ぜんそくの神様」として祀られてきたそうです。
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国道・海側を振り返って見た。
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石段をちょいと下りると、
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正面 ~ 上に続く階段の手前にお供え
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左手に小さな滝 ~ 上は筑肥線が横切る。
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滝の左手のお地蔵様 … こちらではなく、
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ここでもなく、
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七郎権現社(七郎神社)は右手のトタン屋根の奥に。
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祈願成就の供物は刀 ~ もちろん本物の刀でなく木刀(今はプラ製)。
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入り口は分かりづらいですがしっかりお祀りされてます。
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2023.2.17
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chaukachawan · 4 years ago
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9月10日の役者紹介
はいどうもこちら9月7日お昼下がりのクオリアです。33期です。野良の幕班員の仕事がないのでこっそり役者紹介していこうと思います。
ウチのマイメン神友ズッ友フォーエバーきびのまきび。何度バ先を聞いても人を殺すバイトと言われ、クオリアだけには家の場所を教えないよう先輩に釘をさしたらしい。それでも君は私のズッ友。
これで何度目か知らないが君のセンス全てが好きさ。でも僕の見ている君はきっと氷山の一角なんだろうね……そんな!氷山の一角だなんて!じゃあ全ての力が解放されたらどうなっちゃうの?!次回「黍、はじめてのモルカー」デュエルスタンバイ!
ふう。
やらかすと怖いから同期から先紹介しちゃお。
竹之内かの
雰囲気だけでちゃうかの汚れを浄化し、優しいアロマの香で包み込む。その柔らかな笑顔の前では皆鼻の下が伸びきるため、真剣佑さえ3頭身になるとの噂も。可愛らしい雰囲気とは裏腹に、鼻の底に潜む狂気が沸々と泡立つ。これがパンケーキの泡なのか、マグマなのか私には分からない。しかし、天然かつ一品ものであることは確実だ。
田中かほ  
彼女の笑顔は次世代のエネルギーとして日本中が期待を寄せる。余りにもにっこりかわいいために最近ビリケンさんが自信喪失中とのこと。しかし、ゆるゆるした空気に釣られてなめてかかってはいけない。すぐ様舌先の刃でとどめを刺される。ハニトラにかかった気分だよ全く。そんなとこもす
余談だが大道具の出席率は150%。1ミリも関係ない映像編集を手伝ってくれたしめちゃくちゃ優しい子。努力家な彼女には見習うべき点がおおい。
山根拓己
アラビア山脈の奥底には険しくも厳しい砂漠がある。そこに眠るオアシスを巡り、人々は幾千もの争いを繰り返していた…。争いは熾烈を極めたが、その中でも初回裏敗退を果たし、地区予選に進めなかった一族がいる。かつあげを恐れた彼らはせめて幼き者だけでも、イカダを使って赤子を海に流した。それこそが彼、しあらである。そのため、彼は30歳になったらシカゴに帰らなくてはならないらしい。
ベジ山ハム太郎
なんか野菜がいっぱい入ってる。私はハムサンドよりもたまごサンドの方が好き。多分食べ進めると中にいちごジャムとかはいってると思う。何でいちごジャムなのー?って聞いたらエヘヘへへって笑いながら「だってさー、美味しくない?ジャムってさあ、何にでも合うねんなぁ。エヘヘへへっえ、美味しくない?美味しくない?なあハク、美味しいよなぁ?なぁ?」て言うと思う。絶対。
君安飛那太
可愛い。可愛いけど可愛いと思ってはいけない。なぜなら奴はあざといからだ。前世で橋本環奈の爪の垢とか飲んだに違いない全くもう羨ましいぜ。いいヴォイスでいいキャラが繰り広げられるため君のシーンは飽きの来ない面白さがある。キレッキレな演技には見習うべきところが多い。あと可愛い。
頬張りマスト
最近上野動物園を脱走したパンダ。笹と竹の見分けに苦戦している。
#劇団ちゃうかちゃわん
オペさん
藤丸翔さん
右手にナグリ、左手に灯台、その口うねり出すは鋭きツッコミ。「1人三種の神器」というあだ名が着いたのも納得だ、その全てが一等品なのだから。彼が1人立っているだけで会話の盛り上がりが違う。一見滑りそうなボケだって彼の手に掛かればA級ギャグに早変わりするぜ。これには平野レミもびっくり。
スダチさん
うどんに入れると美味しいが、ちゃうかのちゃわんに入れるともっと美味しい。人々を釘付け、否、インパクト付けにする映像を華麗に作り続ける須田さん、その鋭い眼差しの先には一体何が見えているのか。たまに楽屋裏でお菓子をつまむ様を見かける。有能細身イケメンがお菓子もぐもぐしてるの可愛い。映像余裕持って出したかったごめんなさい
久保勇貴さん
あいも変わらず忙しそう。オムニ期間くらいまでは会う度に印象が変遷していた。今のところはダークブルーで描かれてる3日後ピンクとかになってるかも。制作会計などまとめるお仕事が多そうだけどストレスまで抱えちゃダメよ適度に除いてね。と、言っても頑張ってしまうのがくうやさんなんだろうけど。
私の本名頬張りマストなんで苗字が「ほ行」じゃないですか。そうすると大体最後に回されるんですよ。給食で好きなおかず選べるみたいなのあったんだけど大抵唐揚げとか残ってなくてなんか鯖の塩焼きでがっかり、みたいな。なんで今回はオペさんを間に挟もうと思いました。名付けてオペサンド!すだちうどんの次に美味しそう。
先輩方
敬称は略しませんが敬語は略します。あぶり焼きとかしたら出てくるかもしれないです。あぶり焼きしないでください。
でぃあっ♡さん
でぃあさんが立ち上がると風がお辞儀し、空気が弦をはり始める。その圧倒的なプロポーションの良さに空いた口がマンホールになりそう。だけど何か教えてくれる時はとっても優しい。これは33期への自慢だが私はでぃあさんと柔軟を組ませていただいたことがある。どうだ羨ましいだろうでへへへ。
ひろせんせーさん
CVが豪華とのことでこの夏話題沸騰中。たちまちTwitterのトレンドを掻っ攫い、街にはグッズが溢れかえった。何のとは言わないが演技を始めた瞬間役が憑依して、貫禄まで滲む彼の演技力たるや。因みにアドリブもツョツョっぽい。なんてこったぱんなこった。
島﨑愛乃さん
鈴を転がしたような透明な声と花を摘んだような朗らかな笑顔のこっこさん。こっこさんの歌声を例えるなら夏に雑貨屋で売ってる、ピンク色の小瓶にちょこんと詰まった可愛らしい飴。ついつい手に取ってしまい、時々カランコロンと鳴らして楽しい、でも頬張ったらゆるゆる溶けちゃう、そんな飴。
おはようさぎさん
余りにもいい人。力作業も編集も演技もラップも全部すげぇのにその上いい人だから33期の尊敬の眼差しを掻っ攫ってる。信念に少年漫画をめちゃくちゃ感じる。ぶびさぎょうで理想の恋について(私が)語ってたらいつの間にやらガウスさんが話してた。黒の組織の話に移り変わってた。なんでやねん。髪色なんでも似合ってて凄い。
土下座したい
謝りたい気持ちが先行しすぎたまずい。舞台の上ではエモを、放課後にはハケを自在に使いこなす我らがぶびチの橋本悠樹さん。私は後輩に怒らないことで定評のあるはっしーさんを悉く困らせてしまったため顔向けが出来ない。なので二度とペンキを撒き散らさないことを50回くらい誓おうと思います。私はそうなれないことを知った上ではっしーさんにめちゃくちゃ憧れている。センスもノリの良さも色々。だからなんだって話だけど迷惑かけるかもしれないが見守っててほしい🙇‍♀️
津島ヨモツさん
演出家と役者、2デッキ使いののちぇさん。31期Tシャツもドタイプです。せんびののちぇさん入れたら3デッキかもしれない。後、先輩としても優しいのが伝わってくるしお話面白いし1、2、3…あれ?もしかしてNデッキ使い?のちぇさん最初めっちゃしっかりした人かと思ったらしっかりしてるんだけど偶にふにゃふにゃしてて可愛い。
堀文乃さん
圧倒的な演技力と唯一無二の安定感を誇るカリスマらめるさん。凄すぎる人って周りの人が遠慮して近づけなくなったりしがちだけど(後輩の身分だと悪気なくそうなっちゃう)そうならないのはらめるさんのお人柄ゆえ。私たちにも積極的に絡んでくださってしかもめっちゃ優しいから「らめるさん〜🥺」ってなる。仕事あまり抱えすぎないでお体ご自愛ください🙇‍♀️
中津川つくもさん
よく絡んでくださる優しい先輩。いっぱいお話しできるのめっちゃ嬉しい!舞監としてのしっかりしたつくもさんと、普段の明るく優しいつくもさんどっちもカッコいいんだもん憧れちゃうよねー。あ、あとダンス💃がお上手すぎてポケ〜って見惚れてまう。なんて言うか…美しい。あと立て看の作り方は大体つくもさんに教えていただいた。カフェ行きたいですカフェカフェ。  
なしもとはなさん
あまりにもハマり役。はなさんがセリフを喋る度に関係ない私にまでグッとくるものがある…グッとね…こうグッと…。ぐはっ!
後輩と喋ってくださる時めちゃ優しい。前、稽古で2人になった時私のセリフ読みにめちゃ付き合ってくれた。あとコーナンの場所もめちゃ教えてくれた。めちゃめちゃ美しくて優しい先輩。めちゃっ。
雑賀厚成さん
演技や部署で絡まない人(私)にもお疲れ様〜とか声かけてくれたり兎に角優しいシドさん。この前音響会議のお菓子くれた。やったね!喉にカセットテープ飼ってるタイプの人間。先輩曰くKing Gnuが“よすぎる“らしいので今度リクエストしようと思う。私の目の前で歌ってくれないかな…チラッ(p_-)
杏仁アニーさん  
全部署の裏方における圧倒的ハイセンス、柔らかな微笑みと眼差し、息飲む演技力、悪人のパンダでさえ涙しそうな優しさ…どの角度から見ても完璧すぎてルービックキューブが土下座するレベル。ちなみに後輩の私は頭が半分くらい地面にのめり込んでる。めりめり。センスがハンパないし仕事のキャパもエゲツない。けど無理はしないでほしいよドラゲナイ。
トニーー板倉さん
電車で鉢合わせたため奴は隣にいる。ここらへんから9月10日世界線のクオリアですどうも。魅惑のヴォイスとアフロを武器にちゃうかの奴隷となった男、とにさん。照明しかり稽古しかり全体像を俯瞰するのに長けてる人だと思ってる。面倒見良いし、1番頼りにしてる先輩。だる絡みしてごめんねウザかった���練4から突き落としてもいいよ、怪我のない範囲で。
西田幸輝さん
ゆるゆるとした空気感を醸し出しながら舌先から放たれる言葉は切れ味抜群。ギャップ萌え選手権審査員賞を受賞した経歴は伊達じゃない。ちなみに伊達巻は美味しい��頼もしき大道具の方。なんか大道具上層部って共通する空気感ないですか?え、ないかな。なかったらごめん。ないかも。声のトーン好きです。衣装も似合ってます。ちゅるちゅる。
暁あじろさん
ニトロさん。名前が美味しそうなちゃうかランキング8位くらいを飾る強者。高身長イケメン抜群の運動神経などモテる要素のよりどりみどり風見鶏パック。でもどことなく"こっち側“の雰囲気を持ち合わせてるのがいい出汁になってる。こんな失礼な私にも優しく接してくれたことからも根っからのいい人だと伺える。頼りにしてますニトロさん🙇‍♀️
山内詫助さん
オレオの何がいいってさ、クッキーの間にクリームが挟まってるところだよね。でさ、オレオさんの良いところってさ、その優しさの間に神的なセンスとマグマのような謎が挟まってるところだよね。紹介するならそんな感じの人だと思っている。ちなみにオレオさんの深淵は覗いたことないからわからない、当たり前か。
西岡克起さん
神の経路と書いて神経と読むが、そのことを実感するのがこの方。抜群の運動神経、寸分狂いの無い書、圧巻の演技力、すぐ始まるジャン負け…凄い、あまりにも凄すぎる。彼の身体には神が駆け巡っているに違いない。会話途中で「ねぇクォーリー散歩いこー」とか「自販機行こー」とか思い立ったが即行動って感じの誘い方してくれる。んで着いてくと大体楽しい。西岡さんが楽しい人だからね、これからもいっぱい話してほすぅい
かけうどんさん
誰とも共有できなかったところでシンパシーを感じるため、先祖で交流があったのかもしれない。万屋の店員と客とか仙人と弟子とか。ひねくれてると言っていたが、そのひねくれを真っ直ぐ貫けるのがロッドさんなのだろう。世間に合わせてひねくれを捻じ曲げてしまう方が実はひねくれなんじゃないかうんぬんかんぬん…あと竹川食堂行きたすぎる料理作ってくんで招待してください🙇‍♀️
高井下高井戸店さん
センスいいとか多才とか言われ慣れてるでしょ?でもなんぼあっても困るもんじゃないですからね、何度でも言いますセンスいいし多才かよ。習ってないピアノを練習したりギリシャ神話や日本史の本借りてるところを見た。自分が思う良いものに対して向き合ってどんどん吸収していく人なんだろうな。センス良いって結局はそういうことを言うんだろうなと思ってる。あとお化粧した時のお顔が可愛くて好き。あとロビさんとお話し出来ると嬉しくて心がぴょんぴょこするのでもっと話しかけて良いですか?
 
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hi-highmt · 4 years ago
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岩場三昧、念願の乾徳山
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とても悲しいことがありまして、先週は予定していた山行をお休みしました。 今週も休もうかと思いましたが、以前から行きたかった乾徳山なので、迷った末に気持ちを切り替えて参加して来ました。
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乾徳山へは塩山駅からバスで30分ほど。 登山口に入ると、いきなり「危険、熊出没注意!」の看板が。 どこの山に行っても見かける看板ですが、過去に子熊に遭遇した経験のある身としては「そうだ、山には熊がいるのだ」と再認識せずにはいられません。
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登り始めて早々に、前をゆく健脚メンバーとの距離が空いてしまいました。 ここ2週間、寝不足が続いた上にドタバタしていて運動らしい運動も出来なかったからか、呼吸がやけに苦しい…。 観念してストックを取り出し、何とかみんなのペースで歩けるように。
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錦晶水(きんしょうすい)までやって来ました。 あれ?銀晶水(ぎんしょうすい)もあった筈だけど、気付かなかったな〜?
私は飲んでませんが、飲んだメンバーによれば美味しかったそうですよ。
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錦晶水から更に登ると、国師ヶ原に出ました。 誰かの忘れ物の帽子とサングラスが組み合わされていますね。
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ここからは割と歩きやすい道。
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振り返ると富士山も見えました。
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月見岩が見えて来ました!岩の上には若者が数名休憩中。
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ここで小休止。おにぎり1つでエネルギーチャージ。 帰りは矢印の道満尾根に向かいますが、まずは左折して山頂へ。
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月見岩から先は巨岩の連続。
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足元もガレ場に変わりました。
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こちら、髭剃岩(ひげそりいわ)。
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ここの岩場でドリンクのボトルを落とし、岩の上の3段落ちして底にヒビが入ってしまいました。 命のスポーツドリンクがポタポタと垂れて減っていく…。
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岩を登ると、また富士山が!ちょっと霞んでいるのが残念。
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こちらからは全景が見えました。
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南アルプス方面も!
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雷岩(かみなりいわ)の手前では渋滞が起きていました。
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結構急ですが、鎖ナシでも登れるかも。
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こちらは胎内岩(たいないいわ)。
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そしてラスボス、鳳岩(おおとりいわ)。これまた渋滞中。
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先にチャレンジしていた他所のグループの女性が、鎖に掴まり荷物の重さで 左右に振られているのを見て、私達は左側の岩場を登ることに。 真ん中に1本しかない鎖を使うより、その方が早く全員山頂へ着けそうだったので。
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上から見るとこんな感じ。それなりの斜度があります。
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山頂まで、あと少し! (赤いザックのサイドポケットに入れたボトルが割れているのが見えるでしょうか?)
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念願の乾徳山(けんとくさん)の山頂に到着!標高2,031m。
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山頂は狭くて混んでいるので、巻き道から下りて鳳岩の少し先のガレ場でランチ。 バスの時間が心配だったので、10分でサクッと済ませました。
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さぁ、登ったものは下りなければなりません…。
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行きは良い良い帰りは怖い…下りは流石に鎖に頼りました。
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ガレ場を過ぎれば、分岐点の月見岩まではあと少し!
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バスの時間が気になるので、道満尾根を小走りで駆け下ります。 往路で遅くて迷惑を掛けた分、頑張って取り替えさねば!と先頭で張り切って飛ばしてしまいました。 お陰で皆さんから「往きとは別人。羽が生えたね」と言われる始末。
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尾根道から少しだけ登り返すと、特に何もない道満山(どうまんやま)。
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更にどんどん下って行くと、徳和峠の登山道に出ました。 一応、ここが本日のゴールかな? 獣の侵入防止のゲートを抜け、バス停へと向かいます。
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バス停近くのトイレを出ても、何とまだ40分も余っているということで近くのカフェ「PAET&MOMO(ピートアンドモモ)」に寄り道しました。
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皆さん、ビール、アイスコーヒー、抹茶オレと思い思いの注文をする中、見つけてしまった自家製梅ジュース! カフェのお庭に生えている梅の木から穫った実で作られているそうで、汗をかいた身体に気持ち良く染み渡りました〜
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そしてこちらはSさん撮影の可愛い子ヤギ(同行者のMさん撮影)。 カフェのお庭にはヤギが何頭も放し飼いになっておりました。 乾徳山の帰りには、ぜひお立ち寄りあれ!
塩山の駅では、実家への土産に信玄餅を買って帰りました。
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tsuntsun1221ts · 5 years ago
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2020.08 戸隠山
2日目より
夜は雨が降ってきたけど朝は気持ちの良い晴れ。心配なのは岩場が濡れて滑らないかどうか。0700朝食、朝ご飯も美味しいなあ!出発の準備を整え、車で登山口まで送ってもらう。
【コースタイム】奥社入口(0740)→戸隠奥社 (0805)→百間長屋 (0850)→胸突岩 (0915)→蟻の塔渡り (0920)→八方睨 (0935)→戸隠山頂 (0950)→九頭竜山(1020)→避難小屋 (1055)→滑滝 (1120)→戸隠キャンプ場 (1155)
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まだ8時前ということもあり、奥社入口にはほとんど人気がない。静かな参道を真っすぐ進んでいく。
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途中にある随神門という赤い門を通過すると、
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樹齢700年と言われる巨大な杉並木となる。
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約30分進むと奥社に到着し、ここから登山道へと分岐する。
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登山口からは早速急登、もうここら辺の山は全部そうなのか?一昨日、昨日、そして今日と驚かなくなった。かなり��斜度で、平坦な道は皆無。
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途中景色が開け戸隠山が見えるはずなのだが、完全に雲の中。今日は景色ではなく、山頂までの道が重要なので気にしない。
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岩壁にぶつかる少し手前くらいから鎖場が出てくる。
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百間長屋という平坦な道に出る。岩壁が登山道に沿ってえぐられているのだが、ここから先は再びひどい急登(というか崖)になる。
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高くて垂直に近い岩壁をいくつも乗り越えていく。印象的なのは写真の鎖場。60-70度の斜面を登り(手前)、5mほどトラバースして(中央)、再び60-70度の斜面を登る(奥)長い鎖場。写真ではあまり伝わらないだろうが・・・
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登りきったところから見下ろすと、ビル3-4階分くらいの高度感。浮石はほとんど無いので落石の心配はないが、鎖が長すぎるため遊びが発生してしまい結構ブラブラ揺れる。むしろ鎖使わないほうが安全なんじゃ?と思うが、全く鎖に頼らないのもこの高度では万が一のことを考えると不安があるのでどっちつかず。とにかく遊びを発生させないように適切な長さで鎖を掴みながら慎重に。鎖を両手で掴むのは危険(片方の手は岩)。
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ちゃんと数えなかったが、鎖場は5箇所くらいあったか。そのラスボスが胸突岩というこの長い岩壁。斜度はやはり60-70度くらいか。ただ岩がゴロゴロしているので鎖は使わなくても登りやすい。
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胸突岩をクリアするといよいよ蟻の塔渡りなのだが、その前にこんな表札が・・・不謹慎だが、これから最も危険な登山道に挑むというのに縁起でもなさすぎて笑いがこみ上げてきてしまう。
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蟻の塔渡り(ありのとわたり)は幅50cmくらいの非常に痩せた20mの尾根で、しかも両側はすっぱり切れ落ちた断崖絶壁。年々崩落が進んでおり、また年に何人も命を落としているんだとか。落ちたら滑落ではなく”墜落”して死ぬんだと。また蟻の塔渡りの先は連続して剣の刃渡り(5m)が続く。撤退する勇気も必要。
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見えている大部分は蟻の塔渡りだが、ご覧の通り非常に薄い岩の尾根である。両側は90度の絶壁、滑る余地はまったくなく「墜落」するのは容易に想像できる。
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いざ進んで見るとさすがに立って進む勇気は無く、四つん這いになったり跨ったりして進んだ。一部幅に余裕が出てきたので立って進んでみようと立ち上がったのだが、どうしても最初の一歩が出なかった。本能的に危険を察知して体が動かない。
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片側からガスが湧いてくる。怖さ半減で残念!ガスってゴールが見えない。ちなみに右側に写っているのは鎖で、蟻の塔渡りを巻く鎖場ルートが存在する。けど道を見る限りあっちのほうが怖いと思うんだが。
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蟻の塔渡りの中間くらいから進行方向を。
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剣の刃渡りに入り、ゴールは目前。(最後は鎖で登っていく)
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剣の刃渡りの一部は幅30センチくらいに減少する箇所も。下に黒くちょこんと出ているのが靴の爪先。
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その後垂直に近い鎖場があり・・・
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ピークの八方睨みに到着する。
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周囲はそこそこ晴れている。ようやくまともな休憩ができる場所かな。ここからは晴れていれば蟻の戸渡りも見えたと思う、ガスの中でその方角から後続者の声してたし。八方睨みまでは登山口から1時間半。過ぎてしまえば体感的にはあっという間であっけなく終了した感じである(たぶん、集中してたからだろう)
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八方睨みから高妻山方面への稜線を進み、戸隠山の山頂へ向かう。基本下り坂だし平坦なのでラ��なのだが、何回かはピークを超えなければならないため、その都度急登となる。
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八方睨みから戸隠山頂までは15分の平行移動で到着。とくに休憩せずさっさと通過する。
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ちょっと驚いたのは、危険箇所はさっきまでかと思いきや、ここも半分蟻の塔渡りみたいに右側が断崖絶壁となっており、歩ける幅も結構狭い(とはいえさっきとは違い立って歩くことは問題ない)。
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同じような箇所が結構あり、ぼーっと歩いて踏み外しでもしたら命はない。右側は常に牧場とキャンプ場が見えていたのではないかと思われる。
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途中の谷間も迫力がある。
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しかしすごい絶壁だ。もしかしたらキャンプ場から双眼鏡など使えば、戸隠の岸壁の上をずっと歩いてる登山者(自分たち)が見えるのかもしれない。景色良かったらもっと怖いだろうな、けどその分凄そう
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戸隠山頂から30分で九頭龍山(くずりゅうざん)に到着。キャンプ場から見ると、双耳峰の左が戸隠山で右が九頭龍山(2日目の写真参照)
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昨日高妻山へ向かうのに通った、避難所付近の道。右上まで進むと六弥勒に着き、そこから左折して高妻山へ向かうルート(ガスってる)
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戸隠山から約1時間で昨日も通った避難小屋に到着。昨日は沢の道をここまで登ってきたけど、本日はここから牧場へ下る。
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帯岩。
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前日から未明にかけて雨が降っていたが特に増水はなかった。
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滑滝。
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避難小屋から下降を開始して30分で登山道入り口に到着。本日出会った登山者は10人くらいで、かなり静かな山行だった。
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ちょうどお昼時であり、またバスの出発まで1時間以上はあったので、キャンプ場内にある蕎麦屋さんとカフェで食事を摂ることにした。戸隠に来たら戸隠蕎麦しかないでしょう!・・・まぁ昨夜も食べたが。蕎麦屋さんはその名も「岳」。ガスって日差しはほとんどなかったとはいえやはり夏場の登山であり、注文するとまず冷たいそば茶とお通しが出てくるのがとても嬉しい。
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「戸隠季節の天ぷらそば」。蕎麦湯は普通に出てくるのだが、最後に超濃厚な蕎麦湯がおちょこ一杯だけ追加で出てきて、これは初めてだった。塩を少し加えて飲むのだが、すごいドロッとしてた。信州そばもそうだけど、長野県のそばはめっちゃ美味い!!
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昼食が終わったらカフェにハシゴして、昨日に引き続きやはり牧場の牛乳と、ブルーベリーのケーキを注文(計800円)。優雅だ。
バスに乗り長野駅に戻ると駅前は35℃あるらしい笑。長野ってもっと涼しいイメージなんだけどなぁ。
戸隠山総括:八方睨みまで登ればあっけないのだが、それまで鎖場の連続ほぼ垂直、かなりの高度感、ひとつの鎖場でビル3-4階は登ったりする。 剱岳のほうがまだしっかり鎖が固定されてるのに対し、ここのは遊びがあって鎖だけを頼りには危険なときもあった。いくつもの鎖の先に蟻の塔渡りと剣の刃渡りが控えるが、こちらはとても立って渡る勇気はおきない。
3日間総括:普通の登山がしたくなってきた・・・普通の道、普通の傾斜。今回の山は全部色んな意味で尖っていた。最近の暑さが異常なのかこんなもんなのか、戸隠山以外は夏に登るのは避けた方が良い。(紅葉の時期は人気らしいね)
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umemaru2551 · 6 years ago
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Ragdoll Refurb reno ver.2 (live in cafe)①
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Brindleton Bayの缶詰工場の倉庫だった区画、「ラグドール・リファーブ」をリノベーションして自宅兼カフェを作りました。去年ギャラリーにアップしていたけどちょびっと修正です。カフェプレイもやってみたのでせっかくだから見て見てー
Residential or cafe
20×20
CC Free
Please use the cheat “bb.moveobjects on”.
Download on the gallery.
EA ID:kichilion
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長くなったから記事前編後編に分けるよ。
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道路側から見た図。右下のドアが正面玄関です
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反対側がカフェの出入り口になっています。撮影したのが秋だからちょっと地味だけど春夏はアジサイがもりもり咲いてるよ。
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1階間取り図
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2階間取り図。ベッドは1つに対しトイレは1階に2つ、2階に1つの計3つ。トイレ多いな
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犬の足跡を辿っていくと…
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カフェがあります。
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入って右手側が飲食コーナーとバリスタ台
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左手側にお客様用トイレ、本棚、温室、生花コーナー(って設定)
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この温室でケーキの材料の果物やお花を育てて…
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ここで販売(って設定)。すごいゴチャついてるけどこれでも減らしたのよ
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海を眺めながらコーヒーが飲めます。ディスプレイに場所使いすぎて席はこの6つのみ!笑
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続いては自宅部分をご紹介。
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玄関を入ると正面に階段、左にLDK。
フリーランサーのアプデで追加された絵(右の壁に立てかけられてるやつ)かわいいですよね
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玄関入って左のリビングルーム。視界にテレビの裏側が入るのが嫌なので窓をハーフウォールっぽく設置しました。お隣の白いドアはトイレです。
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こんなの。
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リビングスペースの壁についているのは窓代わりのマジックミラー。店内と外の風景が見えます。もちろんお客様からは自宅内部は見えません。
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キッチンとリビングスペースの間にはペットの為のスペースを設けました。直接照明に照らされては眩しかろうと思い犬小屋風の何かを設置。
ペット用品以外にも楽器やゲームテーブル、筋トレ用品や子供用家具などを置くのにもちょうどいいかもしれません。
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こちらがキッチン。使い勝手良いかどうかは置いといて雑貨ゴチャゴチャ飾るの大好き!
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ここからカフェに続いてます
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次は2階。手前の黒いドアはバスルーム。白いドアは外階段からの出入り口。奥の白黒ドアは寝室につながってます。カフェ部分は吹き抜けなので階段踊り場から覗けます。
でも寝室ひとつしかないし、もう一部屋欲しい!って場合は…
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こんな風に吹き抜けスペースに床を設置してお部屋を作りましょう。
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主寝室 1階が物多すぎだったからこっちはシンプルに。
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ベランダには小さなバーカウンターと一人用ソファがふたつ。海と町の明かりを眺めながらまったり飲みたい。昼間から飲むのもいい。
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ベッドの向かいにはウォークインクローゼットがあります。
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さらにその先には脱衣所兼ランドリールーム、バスルームと続いてます。
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ここで着替えて
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脱いだ服はすぐに洗濯
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シャワー、バスタブ、トイレ完備。 階段上ってすぐにバスルーム行くことも可能なので、帰宅後ここでトイレ済ましたりうがい手洗いをしたら洗濯カゴに汚れた服を入れて、その後ウォークインクローゼットで部屋着に着替える…なんてのが出来ます。きれい好きなシムもにっこりの生活動線(笑)
物件紹介はここまで。長くなったのでカフェプレイは後半へ続く
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