#まぁぽう亭
Explore tagged Tumblr posts
Text
なんかバトンが回って来た(やって下さいの圧が凄かった)からやりまーす。
Q1.まずはお相手のお名前又はイニシャルを教えて下さい。
⇒西畑大吾
Q2.記念日は?
⇒11月2日
Q3.付き合う前の事を思い出してみましょう。
お付き合いする前はどんな関係でしたか?
⇒最初はただの後輩。「菊池くん」って呼ばれてたしね。
Q4.好きになったのは自分から?それとも相手から?
⇒相手から。え、何で俺?って思ったのを覚えてる。
Q5.告白したorされた時の言葉や雰囲気を書ける限りで構いませんのでお答えください。
⇒離れようとした時、好きなの確信して。俺から告白しましたね。
Q6.お相手の何処に惹かれてお付き合いしましたか?
⇒ひたむきで素直、そして湧き隔てなく優しさを与えられるところに惚れた。何より一途なとこ。
Q7.貴方の理想の恋人像を教えて下さい。
⇒ちゃんと俺の事を隠さず話してくれる。汚い言葉を使わない。嘘なく誤魔化さない子。
Q8.今のお相手様とその理想は一致していますか?
⇒してるんじゃないっすかね。結局は好きになった人がタイプになるし。
Q9.恋人のカッコいいor可愛いと思う所を教えて下さい。
⇒かっこよさを出してくれないんで可愛さを。基本ちょっとポンコツで、おバカっぽいんだけど。それを真剣に(本人は)話してるとことか可愛いーってなる。天然過ぎて心配な時もあるんだけどね。
Q10.お相手様は貴方のどの様な所が良いと言ってくれますか?
⇒真っ直ぐに伝えてくれる所?全体的に否定しないで肯定感ぶち上げてくれるかなぁ。
Q11.喧嘩は多いですか?
⇒ここ最近は増えて来たけど、多い訳でもない。喧嘩にまでは行かない気まずい空間で止まる事が多いかな。
Q12.お相手に不満な所はありますか?
⇒……あのー、それでこの前喧嘩?になった���不満って言う不満でもないんだけどさ。深く考え込ませてしまってごめん亭。
Q13.付き合ってきた中で最高に幸せだと感じた時の事を教えて下さい。
⇒お互いに今までの全てを話しても尚、好きで居続けてくれた時。後は俺の手でやっと抱き締めてあげられた時。幸せだなーって感じた。
Q14.付き合ってきた中で最高に嬉しかったエピソードを教えて下さい。
⇒今までの遠距離して来た人で、引っ越してくると言ってくれてても結局皆口だけで。それを現実にしてくれようとガチで動いてくれてるのが最高に嬉しい。遠距離恋愛から近距離恋愛しようね。
Q15.お相手様とお付き合いして、こんな事は初めてだ!と思った事を教えて下さい。良いことでも悪いことでも構いません。
⇒ちょっと下の話しになるんでご想像にお任せしまーす。(笑)
Q16.お相手様とお付き合いして、自分が変わったと思う点があれば教えて下さい。
⇒めちゃくちゃ引く程一途になれた事。ノットオブ眼中極め過ぎてるよねー。
Q17.恋人から言われて嬉しかった言葉を教えて下さい。
⇒「ずっと」を俺が教えます。風磨くんとは最初で最後の恋です。かな。
Q18.今のお相手様と同棲をお考えですか?
⇒当たり前に考えてる。落ち着いてからだろうけど、一緒に住めたらいいなって家を見るのがマイブーム。
Q19.今のお相手様と結婚をお考えですか?
⇒そりゃ認められるならね。でも形に拘らないってのが本音。隣にずっと居てくれたらそれだけでいい。
Q20.お相手様とデートへ行くとしたら何処へ行きたいですか?
⇒夢の国、水族館、映画館、ユニバ、後は季節に応じたイベント事でデートしたい。
Q21.お相手様と旅行に行くとしたら何処へ行きたいですか?
⇒熱海とか温泉地。ちょっと遠出するなら運転交代しながらとかも楽しそう。
Q22.その他、恋人とやってみたい事があれば教えて下さい。
⇒陶芸とか、アクセ作りとか、物を作るの楽しそうだなぁ。なんて。どこへ行くか、何をするかじゃなくて「誰と行くか」が俺の中で一番大事かな。
Q23.最近二人でハマっている事があれば教えて下さい。
⇒お互いがお互いにハマリウスー!…えっとですね、何だろう。コレ!ってものある?
Q24.今の恋愛が長続きするように心掛けている事があれば教えて下さい。
⇒特に考えてないっすね。ただ、自分の気持ちを包み隠さず相手にこの先も伝えていたいってぐらい。
Q25.お相手様が自分のために努力してくれていると感じる事はありますか?
⇒俺がこれしたいって事を叶えてくれる時とか。ま、もっと俺で埋め尽くされればいいなーとは思ってますよ。
Q26.お相手様に面と向かっては伝えられない愛の言葉をどうぞ。
⇒基本的に普段からストレートに伝えてるけど言っとく?
いつも変わらない愛情を注いでくれてありがとう。君が思うより何倍、何百倍も俺は君を愛しているし、本気で将来見据えてます。人を本気で��から愛す事を教えてくれてありがとう。君とだったら、お互いしわくちゃのシワだらけになっても手を取り合って笑い合えると思ってるから、ずっと、俺のそばに居てください。幸せな日々を約束するよ。I promise.
可愛い俺のお嫁さん。愛してます。

3 notes
·
View notes
Text
2023年10月29日(日)

天満天神繁昌亭昼席、今週は桂そうばウィーク、新治師匠が仲入り、ざこば師も登場とあって早くから千穐楽のチケットを押さえておいた。ざこば師は体調不良で落語は無理とのこと、そうばさんとの師弟対談となった。そうばさん、あまり気にして聞いたことはなかったが、なかなかの実力者。トリネタは藤沢周平原作の「遠ざかる声」、いやぁうまく落語の世界に再構成している。もう少し聞き込んで見たい噺家さんに出会えて満足の一日であった。

5時45分起床。
日誌書く。

朝食。
洗濯。
今日は夫婦とも出かけるので、ツレアイに昨晩の炊き込みご飯をおにぎりにしてもらう。
ご��う茶煎じる。
ブロッコリー蒸す。
西京漬けを焼く。
おにぎりで早めのランチ、天満天神繁昌亭へ向かう。

団体客が多くて賑やかな場内、落語にはあまり慣れておられない様子。番組は、帰宅後<まいどおおきに露の新治です>に送ったミニレポートをご紹介。
天満天神繁昌亭10月29日昼席、今週の昼席は桂そうばウィーク、千穐楽でざこば師登場とのことで早めにチケットを抑えておきました。あおばくん、ぽんぽ娘さんは手短にまとめ、かい枝さんは独特の味付けの「代書」、やはりうまいですね。トークコーナーは、あおばさんのしくじりエピソードのオンパレード。三度さんはそれなりの「牛ほめ」、我らが師匠の登場は黄色い衣装だったので「あれ、まめだ?」と思ったのですが、場内は寄席慣れしていない団体客が多く、「竜田川」で正解でした。仲入りにはぽんぽ娘・あおばコンビがそうばさんのグッズ販売、ぽんぽ娘さんはこのような仕切りがとても上手です。後半は小鯛さんから、実は2年前のグランプリ優勝者、滑舌もよく聴き応えのある「がまの油」でした。ラッキー舞さんの太神楽をはさんでざこば師登場、体調不良で落語は無理とのことで、そうばさんとの対談、もっぱり脳梗塞後のリハビリの様子をそうばさんが専門用語を交えながら上手に聞き出していました。トリは藤沢周平原作を落語に仕立てた「遠ざかる声」、旦那と死んだ女房の霊が滑稽なやり取り、原作は知らないのですが���まく構成されています。そうばさん、もう少し注目して聞いてみたいと思いました。
帰路の阪急桂駅、いつも通り息子たちの好きな唐揚げを買って帰宅する。ツレアイも直前に帰宅、私がMacに向かっている間に3男とココのに点滴をする。

皆揃って夕食、テレビで日本シリーズの中継を見る。結果は、昨晩と逆にオリックスが完封勝利。
片付け、入浴・・・のはずが、ワインが効いて早々にダウン。

今日は移動だけなので3つのリング完成はならず、水分は1,480ml。
4 notes
·
View notes
Text
小さな友人の小さな贈り物 ~声優・加藤英美里の異世界転移~
FFXI Ibun no Utaibito Transcript
Synopsis 仕事を終えて帰宅した、 声優・加藤英美里。 いつものように 『FFXI』 にログインし、日課にしているコンテンツへの突入手続きを進める。 順番を知らせるチャイムが鳴り、「ズウゥゥン」 という効果音とともに画面が暗転した瞬間、彼女は気を失ってしまう。 気がつくと、 視界に飛び込んできたのは見知らぬ森の焚火の前。 そして森の奥から「ようやく起きたか」 と、 ガルカとエルヴァーンの男性、 ヒュームの女性の3人がこちらにやってくる。 「え!? もしかして私ヴァナ・ディールに来ちゃった!?」
Pg. 57
IV 小さな友人の小さな贈り物 ~声優・加藤英美里の異世界転移~ [はせがわみやび] 登場人物 [現実世界] 加藤英美里 [ヴァナ・ディール] エミリュー: タルタル族の女性。 白魔道士 ダークライト:エルヴァーン族の男性。 ナイト アイアン・フィスト:ガルカ族のモンク マリア: ヒューム族の女性。 黒魔道士
Pg. 58
[シーン1 都内某所]
Narration: 声優、加藤英美里の朝は早い。
Emiri Kato: まぁ、好きではじめた仕事ですから。
Narration: 最近は声優の仕事だけではなく、俳優としての仕事も増えた。 それでも、ファイナルファンタジー11のログインは欠かさない。 起床してすぐ日課のオークションチェックだ。 窓口でお目当てのアイテムの在庫と落札価格をチェックするかたわら、倉庫キャラクターのポストを確認する。
Emiri Kato: 全キャラクターのお財布を管理するのは大変ですよ。 でも、流通量と相場は刻々と変わりますから、一日も欠かせないのです。 さて、あとは必要な薬品をメインキャラに移して……これで完了、かな。
Narration: 今日は金曜日。 アフレコスタジオをハシゴした後、生放送番組に出演。 その合間にイベントの台本をチェックしたりと、実に多忙だ。 日によっては、食事をする時間もないと加藤は話す。
Emiri Kato: でも、自分で選んだ道ですから。後悔はしていませんよ。 それに今週末はアンバスケードにオデシー、そしてソーティの連戦がありますから。
Narration: そう言って加藤はパソコンの電源をつけたまま自宅を出る。 大通りでタクシーを探す加藤に、こう聞いてみた――あなたにとってファイナルファンタジー11とは?
Emiri Kato: ひとことで表すのは難しいですね。 でもね、これだけは言えます。私にとってFF11は――遊びじゃないんです。
Pg. 59
[シーン2 加藤英美里の自宅]
Emiri Kato: ふーっ、今日も一日おつかれさまっと。
Emiri Kato: 時間通りだね。みんな集まっているかな。
Emiri Kato: おいすー、と。
Chat Log: Naitou: おいすー Eric: おいすー Ink: あ、Emiryun! おいすっすー
Emiri Kato: おー、みんなもう集まってるう。ええと、「な・ん・の・話・を・してた・の?」っと。
Emiri Kato (Internally): チャットにいる面子はいつもの三人。 私たちは今夜、週末恒例のアンバスケード��と挑戦することになっていた。
Chat Log: Naitou: そういえばEmiryun、知ってた?
Ink:それだけでわかるわけないでしょ! Eric:ええと、床ペロしているときって、死んでいるわけじゃないんだってさ
Emiri Kato: ほーん。じゃあ、レイズって死んだ人を蘇らせるわけじゃないってこと?
Chat Log: Ink:「レイズ・デッド」で「死者を蘇らせる」って意味になるから、「レイズ」はそれが語源なんだと思うけど、でもFFXIでは戦線に復帰させる魔 法ってところでしょう
Pg. 60
Chat Log: Naitou: つまり、ヒットポイントがゼロになってホームポイントに戻るっていうのは…… Eric: 命からがら死から逃れたってことだと思う
Emiri Kato: たしかに死亡って表現は使われてないよね。 でも、それじゃあどうやってホームポイントに戻っているんだろうね。
Emiri Kato (Internally): そんな他愛もない雑談をしながら、マウラでみんなと合流。 アンバスケードへと突入したんだけど……。
Emiri Kato (Internally): いつもとちがっていたのは、画面がいきなり真っ白になって、そのまま気を失ってしまったことだった。
[シーン3 異世界ヴァナ・ディール 東ロンフォール]
Emiryu: ん……。ここ……どこ? 森の中? どこかで見たような……。わあ、星がきれい。
―都会では見たこともない星空を見て驚く。だが、まだ自分がタルタルであることに気づいていない。森の暗闇の中からぬっと、大柄な男が現れる。腕と脚の太さがまるで丸太のよう
Iron Fist: おっ、目が覚めたか、エミリュー。
Emiryu: ひっ! だ、だだだ、だれ! って、でかっ!? しかもしっぽ……え、しっぽ? が、ガルカ??
Iron Fist: おいおい、エミリュー。寒さでどうにかなっちまったか? 俺がミスラに見えるか?
Pg. 61
Iron Fist: ほれ、もっと焚火に寄ったほうがいいぞ
―大柄なガルカの背後に隠れていたエルヴァーンのナイト、ダークライトが姿を見せる。
Darklight: やあ。ようやくお目覚めかい? おひめさま。
Emiryu: お、おひめさま? って、耳も首もながっ! しかもこの周りを気にしないキザっぷり! もしかして…… ヴァーン!?
Darklight: なんですかヴァーンとは。
―そしてダークライトのさらに後ろには黒魔道士装備のヒュームの女性、マリアがいた。
Maria: エミリューってば、急に倒れるんだもの。びっくりしちゃったわよ。 もう平気なの?
Emiryu: エミリュー? エミリューって?
Maria: え?
Darklight: は?
Iron Fist: はあ? おいおい、どうした! 記憶喪失にでもなったか?
Maria: おいしいからって、ヤグードドリンク飲み過ぎたんじゃないの? それとも、やっぱりあなたの名前ってあだ名かなにかだったのかしら?
Iron Fist: んん? あだ名ってどういうことだ?
Maria: アイアンは知らないかぁ。 タルタル族の女性って、ウィンダスの都にある大き��樹を基準に、生まれた場所の方角を二回繰り返す、っていう名前のつけ方をするのよね。
Darklight: ほう。なるほど、それならば、名前もエミリュリュ、とかになりそうですね。
Emiri Kato (Internally): そ、そうだったんだ。そんなの用語辞典に載ってたっけ? そもそも私の名前は英美里なんだけど……。
Pg. 62
Emiri Kato (Internally): あれれ?まって、もう体を起こしてるのに、みんながすっごく大きく見えてない? っていうか、私、縮んじゃってる!? しかもいま、ウィンダスとかヤグードドリンクとか言わなかった? じゃあ、やっぱりこの世界って……。
―いつもと様子の違うエミリューに、沈黙する一同。
Emiryu: 私……、いまタルタルなの!?
Iron Fist: そうだな
Darklight: そうですよ
Maria: ええ。あなたはタルタル族で白魔道士のエミリューよ。 パーティを組んでかれこれ一年になるけど、あなたがタルタルじゃなかったことは一度もないわね。 ねえ、まさか、ほんとに記憶をなくしちゃったの?
Emiryu: え、えっと……お、覚えてる、かも
―エミリューは、額に手を当てて何かを思い出そうとしている。
Emiri Kato (Internally): そう、私はタルタル族のエミリュー……だ。両親はミンダルシア大陸を旅する商人だった。 親たちからは、「おまえの名前は旅の途中で知り合った恩人からもらったのよ」って聞かされてて……。 えっ。私いま、どうやって「思い出した」の?
―エミリューはついに気づく。
Emiryu: これって……。私、ヴァナ・ディールに転生しちゃったってこと!?
Iron Fist: どうしたんだ。ほんとうにだいじょうぶか?
Pg. 63
[シーン4 異世界ヴァナ・ディール(回想) バストゥーク港 蒸気の羊亭]
Emiri Kato (Internally): 心配する仲間たちに対して、大丈夫だからと繰り返しているうちに、私は少しずつエミリューとしての記憶を思い出していった。 そう、目の前の彼らと出会ったのは、この世界での一年前。 まだ私がテレポの魔法を使えなかった頃……。
Iron Fist: はっはっは!よーし、もっと呑め! いやあ、おまえたち、話がわかるじゃないか! そうそう、冒険だよ、冒険! 真に大切なやるべきことはそれだ! これからは冒険者の時代なんだ!
Darklight: 同感ですね、アイアン・フィスト。 これからは冒険者こそが世界を動かすのです。 私はサンドリア生まれの冒険者として、功成り名を遂げて、我がサンドリアこそが、世界で唯一の偉大なる国家であることを示さなけ ればなりません。
Maria: ダークライト、だったら、そんな妙なふたつ名を名乗ってないで、ちゃんとサンドリア人らしい本当の名前で通したほうがいいんじゃ ないの?
Darklight: 何を言うんです、マリア。この名前のすばらしさがわからないのですか。
Maria: ダークでライトとか。暗いのか明るいのかはっきりしなさいよ! 消し忘れかよ!
Darklight: そこがいいんじゃないですか。ふふ。我こそは、ふたつの世界の狭間に立つ者! くぅ、かっこいい!
Maria: へんたい……。
Darklight: (気にせず) ねえ、タルタルの美しいお嬢さん。 あなたもそう思うでしょう。
Emiryu: (美しいと言われて思わず) うええ!? あ、ええとその……あはは。そ、そうだね。いいと思うよ。うん。 いいんじゃないかな…… たぶん。
Iron Fist: ふん。名前なぞ、人々の役に立ち、偉大な功績をあげれば、勝手に広まるし、どんな名でも格好よく思えてくるものだ。
Pg. 64
Iron Fist: たとえヒュームとの付き合いのためのものでもな。 いまはまだ「聞いたことはない」と言われていても、いずれは「知らぬ者はいない」と言われるようにしてみせる。 俺は自分の力を試したい。魔法になど頼らず、この身ひとつでどこまで戦えるかを極めたいのだ。
Darklight: いかにも格闘家らしいですね。ええ、そのような野心は大切です。 けれど、冒険とは過酷なものです。一人ではままならないのも事実。 傷を負えば癒やしてくれる者が必要ですし、この世界には魔法でしか傷つけられない魔物もいるのですから。
Maria: あたしは、酒代が稼げりゃなんでもいいんだけどね。 ミスリルの砂粒集めてくるのなんて、ちょーだるかったー。 もうやりたくなーい!
Emiryu: 私も冒険者になりたての頃に経験あるよ。 あれ、大変だったよね……。
Maria: 街まで帰るの嫌だったから、デジョン覚えたよーなもん! 楽して稼ぎたーい。
Darklight: (呆れて) マリア、あなた、呑み代を稼ぐために黒魔法を覚えたんですか。
Maria: 歩きたくないでござる。 移動の魔法が使える白か黒のどっちかがいいなって。
Darklight: やれやれ。なんという……。 これだから、目先のことしか考えないヒュームは。
Maria: お仕事きめるときなんて、そんなもんでしょ。 ねえ、エミリューだって、そーよね?
Emiryu: わ、私? ええと、そのう……。 そもそもは弟たちが病弱で……それで……すこしでもあの子たちを元気にしてあげられないかなって……。
Maria: エミリュー! あなた……なんて、いい子なの!
―マリア、席が隣のエミリューを抱きしめて、頭を撫でる。
Pg. 65
Emiryu: そそ、そんなことないよ。 で、せっかく覚えた魔法だから、もっとたくさんの人たちを助けられないかなって思って……。
Darklight: ではエミリュー。まず私たちから助けてください。 私たちがパーティを組めば完璧です。 モンクにナイト、白魔道士に黒魔道士。こんなにバランスのいい組み合わせはありません!
Maria: お宝は漁れないけどね。
Darklight: ならば、マリア、あなたが盗賊の技も身に付ければよいのです。 セルビナの港に行って「生き残るための技術」を学べば可能ですよ。
Maria: セルビナって、さあ……。 あそこに行くまでの洞窟に、コウモリが出るじゃないの。 わかってる? 死んだら、死んじゃうのよ?
Iron Fist: 俺は、マウラにいる「ごうつくばあさん」も何かしらの知恵を授けてくれるって話を聞いたぞ。
―ダークライト、マリア、アイアン・フィストの三人が喧々諤々の会話を始める。
Emiryu: ふふ。でも、みんなで冒険の話をするのって楽しいね。 今日、一日でこんなに仲よくなれたんだもん。 きっと私たちっていいパーティになれるよ!
Iron Fist: うむ。
Darklight: もちろんです。
Maria: まあ、お酒が楽しく呑めるなら、多少ヘンなやつでも我慢するかあ。
―意気投合した4人はその後、出会いを祝して一晩中飲み明かすのだった。
Emiri Kato (Internally): こうして、私たちはパーティを組むことになったのだった。
Pg. 66
[シーン5 異世界ヴァナ・ディール(回想)]
Emiri Kato (Internally): バストゥークで知り合った私たちは、まずはジュノ大公国を目指した。
―パシュハウ沼にて。
Maria: ダークライト! あんた、なんであんな化け物に「やあやあ、どうもどうも」とか挨拶してんのよ!
Darklight: コミュニケーションの基本だからですよ?
Iron Fist: 沼地のでかいのには関わるなと言われてただろうに! ええい、走れ走れ! 逃げ切るぞ!
Emiryu: こわいよー!
―ジュノ大公国にて。
Emiryu: わ! 大きな橋の上に街ができてる!?
Darklight: あれが……ジュノですか! すごいところに造りますね!
Emiryu: 飛空艇が飛んでく! わあ、入れ替わるように向こうから新しい飛空艇が飛んできた!
Maria: ジュノは飛空艇のターミナルでもあるの。 この街はふたつの大陸に存在する三つの国と飛空艇で行き来できるのよ。
Emiri Kato (Internally): ジュノを経由して、東のミンダルシア大陸へと渡った私たちは、そのまま南へと下ってウィンダスに。
―ウィンダス連邦にて。
Pg. 67
Iron Fist: ここがエミリューの故郷ウィダスだな。
Emiryu: うん。育ったのはこの街だよ。
Darklight: おお、(ぺちぺちとカーディアンを叩きながら) こいつが名物の機械人形・カーディアンですか! って、なんで追いかけてくるんですかぁぁぁ!
Maria: そりゃ、持ってる杖を取り上げようとしたら怒るわよ……。
Emiri Kato (Internally): ウィンダスにしばらく滞在してから、船に乗ってクォン大陸へと戻った私たちは、再び大陸を北へと向かって……。
[シーン6 異世界ヴァナ・ディール 東ロンフォール]
Maria: エミリューってば、大丈夫なの? もうすこし休んだほうが……。
Emiryu: だ、だいじょうぶ。 ……ちょっと眩暈を感じただけ。
Iron Fist: 依頼に期限があるからな。 あまり休んでるわけにもいかん……エミリュー、どうだ? 歩けそうか?
Emiryu: う、うん。
Iron Fist: この先の、ラングモント峠に入って、抜けた向こうにあるアウトポストがポーションの届け先なわけだが……。
Maria: 峠と言いつつ、ほぼ洞窟だけどね。
Darklight: 伝説では、いにしえの修道士ラングモントが、己の拳ひとつで掘りぬいたって言われていますね。 彼は、その先に「楽園への扉」があると信じていたそうですよ。
Emiryu: 「楽園への扉」……神々の眠る地へと繋がる扉のことだよね。 それが本当にそんなところにあるのかな?
Maria: あたしとしては、気になるのは楽園って呑み放題なのかってことね。
Darklight: 神々の眠る場所ですよ? お酒などもってのほかです。
Pg. 68
Maria: ちっとも楽園じゃないわ……。
Iron Fist: 伝説はともかくだ。 ここからは寒さも厳しくなる。 峠��先は涙も凍るボスディン氷河、 そして氷の大地ザルカバードだ。 闇の血族の力が強い地でもある。
Darklight: 闇の血族……。 そういえば……サンドリアの街で噂になっていましたね……。
Maria: 噂?
Darklight: はい。闇の王のです。 闇の王が復活してズヴァール城に帰還した、と。
Maria: おお、こわい。 できれば、そんな物騒なヤツとは会いたくないわねぇ。
Iron Fist: 闇の王なぞ 今の俺たちでは歯が立たん。 どのみち、 俺たちの今回の任務は国境警備兵に備蓄用のポーションを届けるところまでだ。 高級なやつだからな。量は少なくとも貴重品だ。慎重に行くぞ。
Darklight: 物資を届けて、 アウトポストの転移装置に登録を済ませたら、さっさと帰りましょう。
Maria: あったりまえじゃないの。 お仕事終わったら、すぐ戻るわよ。
Emiryu: うん。 私の魔法でラテーヌまで送るね。
Maria: 街に戻ったら宴会よ、宴会! しゅちにくりんするんだから!
Darklight: そこまで呑めるほど報酬が出ますかねえ。
Maria: だったら、寄り道しない? ほら、あっちの噂もあるじゃん。
Darklight: あー、あれですか……。 本当ならば、確かに高額で売れるようなのですが……。
Emiryu: 高く売れる?
Iron Fist: 魔物の中には戦った冒険者が身に着けていたものを奪い取っている奴らがいるだろう?
Maria: たとえばほら、アモルフって呼ばれる魔物たちとかさ。 捕まえた獲物を体の中に溶かして吸収しちゃうでしょ?
Emiryu: と、溶か……。 (思い出して) あ、そ、そうだね……スライム、とかだよね。
Maria: そうそう。 ヘクトアイズとかもそう。 実はさ、ラングモント峠に入ったきり行方不明になってる魔道士がいてね。 そいつは魔法のスクロールを運んでいたってゆー噂が。
Pg. 69
Iron Fist: そのスクロールが極めて珍しいもので、未だに見つかっていない。 だから、途中で魔物に倒されて、そいつが持っているんじゃないかって話になってる。
Darklight: 魔法が掛かっている品は、滅多なことでは破けたり溶けたりしませんからね。 たしか……「リフレシュ」でしたか。
Iron Fist & Maria: (目を輝かせながら) おお!
Emiryu: ないないない! それは、デマ!
Iron Fist: んん? ほう。エミリューにしてはやけに自信ありげじゃないか。
Emiryu: えっ。(しまったと思いつつ)か、勘だけど!
Maria: でも、確かめてみるくらいは、いいんじゃない?
Darklight: チャンスがあれば、ですね。
Iron Fist: 依頼をこなすほうが先だがな。 さて、体もあったまっただろう? そろそろ行くぞ。
Everyone: 「ええ」「はい」「あーい」
Emiri Kato (Internally): こうして、私たち4人はラングモント峠へと足を踏み入れたのだった。
[シーン7 異世界ヴァナ・ディール ラングモント峠]
Iron Fist: おい、エミリュー。 前に出るな。
Emiryu: え? あう?
Darklight: いつもの並びを忘れたんですか、エミリュー。隊列を組むときは、前と後ろは魔物が出てもすぐ戦える人です。 つまり、私かアイアン・フィストです。絡まれたら困る魔道士は真ん中ですよ。
Iron Fist: 俺が前に出る。おまえのような鎧をガシャガシャ鳴らしてるやつを前にできるものか。
Pg. 70
Darklight: (肩をすくめつつ)ということです。
Emiryu: 洞窟の中って……こんなに暗いんだね。 ゲームの中とは全然ちがうよ……。
Darklight: ゲーム……? それはそうでしょう。洞窟ですからね。
Maria: だからこうして、ランタンをもってるんでしょ。
Emiryu: 足下はつるつる滑るし。
Darklight: 地下水が染み出しているようですね。まあ、洞窟ですからね。
Emiri Kato (Internally): 揺れる明かりに照らされて壁に踊る自分たちの影も、エミリューにはともかく、英美里である私には初めての経験だった。 明かりの届くぎりぎりのところまで先頭のアイアン・フィストが偵察に行っては戻ってくる。 なにごともなければそこまで進む。 ほんの少しずつの歩みだけれど、安全のためには仕方なかった。 そしてもし魔物がいても―。
Iron Fist: (ささやくよう���)ゴブリンだ。(指を3本立てて)3匹だな。
Darklight: どうです。勝てそうですか?
Iron Fist: いけるとは思うが……正直、ここの奴らとは戦ったことがないからな。
Emiryu: 「同じくらいの強さだ」ってこと? それとも「丁度よい相手だ」ってこと?
Maria: なに、それ?
Iron Fist: ふむ。それはわかりやすい伝え方だな。エミリューの言葉を借りるなら、同じくらいの強さってところだ。
Darklight: よい表現です。 今度からそれでいきましょう。 では、エミリュー、姿と音を隠す魔法をお願いします。
Emiri Kato (Internally): 私たちの任務は物資を届けることで、魔物の討伐ではなかった。 だからこそ、私たちはインビジとスニークを駆使し、どうしようもない時以外は戦うことを避けた。 そして、ゴブリンたちの目をかいくぐり、しばらく歩いたところで休憩することになった。
Pg. 71
Iron Fist: (偵察から戻ってきて) この先で分かれ道になっているぞ。 右と左……どちらに進むべきか……。
Emiryu: (考えこむ) 分かれ道……? ああ、たしか、右上に行けばボスディン氷河で、左上に行けば忘却の泉だったと思うけど……
Iron Fist, Darklight, & Maria: (いっせいに天井を見上げる) 上……?
Emiryu: ちがうちがう! 画面の上!
Iron Fist, Darklight, & Maria: (きょろきょろと左右を見る) 画面……?
Emiryu: (はっとなって) あああ! だ、だからほら、ちがくてちがくて!
Maria: ひょっとして地図の上……北ってことかしら? (懐から取り出した地図を見る) でも、この先って地図もあやふやなのよね。
Darklight: 仕方ありません。 まだまだ北の地は未踏破なところも多いですから。
Maria: でも分かれ道のこと覚えてるなんて。エミリューってば、よく地図を見てたのね。珍しい。
Emiryu: そそ、そんな気がしただけ!
Darklight: 左手の法則を使うなら、左の道ですが……。
Emiryu: 左手のほうそく?
Maria: 迷わないように左手を壁につけながら歩く探索方法のこと。 前に教えたでしょ。
Emiryu: 右手じゃダメなの?
Darklight: 武器をもつ手ですからね。 利き手は空けておくものです。
Pg. 72
Emiryu: 意外と不便……って、あ、思い出した! 私たち、リンクパールもってない! 連携、どうしよう!
Iron Fist: なに��今さら言ってるんだ。 声を掛け合えばいいだろう?
Darklight: あれ。 高いですもんね……冒険者割引とかないですかね?
Emiryu: び、貧乏パーティ……。
Maria: エミリューってば。ほんっとに今日はおかしいよ? リンクパールを持ってないなんて今さら今さら。へいきへいき。
Emiryu: (おそるおそる) でも……このままだとボスディンから遠ざかっちゃう……かも? そこでおっかないモンスターとかいたら?
Iron Fist: もちろん、逃げる。
Darklight: 逃がしてくれれば、ですけどね。
Maria: (首から提げているアミュレットを取り出して) いざとなったら、 これ!
Emiryu: あ、その首飾り……なんだっけ……思い出した! ええと……ヒットポイ、じゃなくて、生命力の低下を魔法で感知して、あぶなくなったら転移装置まで帰還させてくれるお守り、だよね。
Maria: そうだけど……。 なんで、新米冒険者に説明するみたいになってんの?
Emiryu: あ、あはははは。うん、知ってる。 知ってるよ?
Darklight: あまりお世話になりたくはありませんが……。
Maria: そうねぇ。エミリューは使ったことないって言ってたでしょ?
Emiryu: (胸元の、アミュレットのあるあたりを撫でながら) ないない。 ないから、とっさに出てこなかったんだもん。身に着けてることさえ忘れてた!
Maria: あのね。使わないほうがいいの。知ってる? (すごく嫌そうに) 死にそうなときってね、死にそうなほど痛いのよ? 痛いのはイヤでしょう? どれくらい痛いかっていうとさ。その前後の記憶がぜんぶ吹っ飛んじゃうくらい痛いわけ! いろんなこと忘れちゃうくらい。
Emiryu: ああ、だから経験値が減っちゃうのか。
Maria: けいけんち?
Emiryu: な、なんでもないよ!
Pg. 73
Darklight: だから、絶対になくしたり落としたりしちゃダメだぞ。
Emiryu: (ごくり)そう、なんだ……。えっと、で……ここは左に行くんだね?
―警戒しながらしばらく洞窟を進む一行。
Iron Fist: やっかいなやつがいるぞ。
Darklight: 「きょろきょろコウモリ」ですか……。
Emiryu: シーカーバットのことかな? あぁ、たしかに頭を振って誰かを探しているみたいだね。
Maria: 先のほうまで、けっこうな数がいるわねー。 エミリューの魔法、もつかしら。
Darklight: 隠れる魔法が途中で切れたら、絶対に絡まれますね……。
Emiryu: うー……タイマーとか、せめてログを出して……そういうわけにもいかないか。
Iron Fist: (ため息) エミリュー……どうだ。もつと思うか?
Emiryu: 自信ない……かも。こんなに長い洞窟は初めてだから……。
Maria: (しばし考えて) ロープを使いましょ。みんなで同じロープをつかんで歩くの。 エミリュー、あなたは魔法が切れそうになったら強く引っ張って。 そしたら、いちばんあいつらの少ないほうに向かってみんなでダッシュ! いい?
Iron Fist: わかった。それでいこう。
Darklight: では、ランタンの明かりも消しましょう。
Emiri Kato (Internally): 私たちは全員で一本のロープをもった。これが文字通りの命綱だ。 ランタンの明かりを、覆いをかけて消すと、あたりは真っ暗になる。 それから姿と音を魔法で隠して、おそるおそる前進したんだけど―。 私は忘れていた。 ここは北の地に近い洞窟で、足下は湿っていて滑るのだ。
Pg. 74
―真っ暗闇となった洞窟を進む一行。視界は奪われ、聞こえてくるのはコウモリの鳴き声と水が滴る音のみ。
Emiri Kato (Internally): ちりちりっとしたイヤぁな感じが、背筋を駆け昇ってきた。 あ、やばい。魔法が切れそうだとわかる。 でも、まだコウモリたちの飛び回るあたりを半分ほど越えたところ。 進むにも戻るにも中途半端で……。
Emiri Kato (Internally): あと、もうちょっと……お願い、もって! そんな私の願いも虚しく、ふっ、と体の表面から何かが剥がれ落ちるような感覚がやってくる。 魔法が―消える。慌てて、私はロープを強く引く! その瞬間に、私は足を滑らせてその場にひっくり返ってしまった!
Darklight: クッ、きょろきょろコウモリがすぐそこに!
Maria: エミリュー! アイアン、エミリューを抱えて!
Iron Fist: 前だ! 走れ! エミリュー、暴れるなよ!
Emiryu: アイアン! ダメ、放して! 来るよ!
Darklight: へいへい! いつまでママのスカートに隠れているんだい!?
Iron Fist: マリア、ランタンの明かりを! エミリュー、俺たちの後ろにまわるんだ!
Maria: あいよ! ええい、こっちくんな! 魔力よ、縛れ! バインド!
Maria: ほら、エミリュー! こっち!
Emiryu: う、うん! ごめん!
Maria: いいって! って、やば! 目玉おばけ、来た!
Emiryu: あれ、は……アーリマン!
Darklight: ここは私が!
Pg. 75
Emiryu: ダメ、あいつの……あの目を光らせては……。
―アーリマンのアイズオンミーがダークライトに直撃する。
Darklight: うおおお!
Iron Fist: ダークライト! 無理せず、引け!
Darklight: なん……の、これしき……。私は誇り高きエルヴァーンの騎士! 仲間を守る盾として役立てなくてなんのナイトか!
Maria: エミリュー! 癒しの魔法をそんなに使っちゃダメ! あなたが狙われちゃう。
Emiryu: で、でも……。
Maria: 敵、多すぎ! ええい! 荒ぶる雲間より現れるまばゆき輝きよ、闇を裂き森を焼く猛々しき力よ、汝の力もて我らが敵を討て。雷よ、広がりて疾走(はし)れ! サンダガ!
Iron Fist: マリア、 ここでその魔法はマズい! 狭すぎる!
Darklight: エミリュー、 そこから離れて!
Emiryu: ひぃぃぃ!
Maria: あぁぁぁぁ、ごめーん! 大丈夫?
Emiryu: う、うん。ちょっと前髪が焦げたかもだけど。
Iron Fist: このままではもたん、押し切られるぞ! マリア、撤退だ!
Maria: あいよ! みんなこっち集まって!
Maria: ……ほの暗き地の底から、閉ざされた地下牢の中から、果てなき迷宮の奥からも、我と仲間らを解き放て、光射すもとへと我らを導け、エスケ―。
Maria: きゃああ!
Pg. 76
Iron Fist: マリア!
Darklight: マリア!
Emiryu: マリアさん!
Emiri Kato (Internally): 死にそうなときって死にそうなほど痛い……ってマリアさんが言ってた。 このままじゃ、みんなそうなっちゃう。でも! そんなことにはさせない!
Emiryu: 女神よ……。 暁の女神よ。 我らを護りし女神よ、我らを慈しみし女神よ、貴女の涙より生まれ、この大地に生きゆく、貴女のいとし子らに、どうか、ささやかなる祝福��!
Iron Fist: いかん、エミリュー、それではおまえが狙われるぞ!
Darklight: フフっ、みなぎってきましたよ!
Iron Fist: 一匹でも多くあいつらをエミリューから引き離すんだ!
Darklight: もちろんです! 何人も私の前では死なせない!
Maria: エミリュー、耐えて! 必ずなんとかする!
Emiryu: うん……痛い……痛いよ……。あぁ、アミュレットが光ってる……そうか……私……。
Darklight: 我が剣を纏いし紅蓮の炎よ、敵を焼き尽くせ! レッドロータス!
Darklight: 今です! アイアン!
Iron Fist: 任せろ、うぉぉぉお! 拳よ唸れ、乱れ咲け! 乱撃!
Darklight: マリア、仕上げを!
Maria: エミリューの仇ぃ! 炎よ、広がりて敵を焼き尽くせ! ファイガぁ!
Emiryu: 私……まだ、いきてるんだけ、ど……。 (ガクっと気絶)
Maria: エミリュー! 仇は取ったからね! みんな集まって。逃げるよ! ……ほの暗き地の底から、閉ざされた地下牢の……エスケプ!
Pg. 77
[シーン8 加藤英美里の自宅]
Emiri Kato: えっ……? あ、あれ? ここ、どこ? えっ、私の部屋? まさか……夢……?
―なんとなくがっかりしながら体を起こし、まわりを見渡し違和感を覚える。
Emiri Kato: ……あれ、いつ着替えたっけ? なにこのカップ麺の山! お菓子の袋もぜんぶ空いちゃってるし! しかも日付が……変わってる!?
―しばらく呆然とする。
Emiri Kato: ええと、たしかアンバスケードに入ったところから記憶がなくて……。
―何かを思い出そうと考え込んでいると、ふとロンフォールの音楽が聞こえてくる。
Emiri Kato: あ、あのごめん……。
Chat Log: Naitou: ああ、きたきた Eric: いきなり反応がなくなったから、寝落ちしたかと思ったよ Ink: 今日も仕事でしょ。 大丈夫?
Emiri Kato: う、うん。ねえ、なんで私ロンフォールにいるの?
Pg. 78
Chat Log: Ink: え? Naitou: は? Eric: はあ? おいおい、どうした! 記憶喪失にでもなったか?
Emiri Kato (Internally): 三人によれば、私は一晩中ログインしっぱなしだったらしい。 アンバスケードを終えたあとは、なぜかラングモント峠に行きたがり、そして丸一日かけて隅々まで歩き回り、出会うヘクトアイズを片っぱしから狩りたがったそうだ。 しかも、あまりしゃべらず、おかしな振る舞いをしていたとか。
ふと、キャラクターのかばんの中を確認する。 そこには、親の仇みたいな勢いでアイテムリストを埋め尽くすヘクトアイズの眼。
そんな中、ぽつんとひとつ、かばんの底に。 驚いたことに、リフレシュのスクロールが入っていた。 それだけは売ることができなくて。
遠い世界の私の分身のその小さな贈り物を、私は今も大切に残しているのです。
(おしまい)
0 notes
Text
映画みた
《どですかでん》
初手創価学会かと思った(南妙法蓮華経)。色とりどりの障子からさす光がきれい。���の音。思い出ボックスを捲る時の鮮やかさみたいに。8往復。「楽しく生きる」ことと「正しく生きる」ことは本当に交わらない2点だね。カチ、プシュ〜…。キュィッ。バラック村。「どうだね今日の電車の調子は」パントマイムが上手い。やっぱり日に焦げて土に塗れた肉体労働者が1番美しいと感じる。それぞれのヨゴレがこの世にあるなかで、1番清潔な荒みだ。人参10本40円!??!カンフーハッスルのババアみたいなババア出てきて最高。キャベツ一個で並べる御託の量超えてらぁね。黒澤明、シンプルにグロいな。画の暴力だし。この人ってすごく舞台的というか、劇場的な背景芸術とライティングを使うんだ。流れで溜まった階層の描き方が。無駄がないなぁ。全ての肉体に無駄がない。「虚空」の瞳だ。生きた人間の目をしてない化け物が歩いてる。水道が村に一個しかない!?『家を建てる場所は丘の上がいいなぁ。日本人はね、山の影とか谷間とか岡の懐とかね、低いところばかり好んで家を建てる癖があった。ガイジンの家は丘の上とか、丘の真ん中へんにあるけど。木造建築は高いところで揺さぶられたり強い風当たりを受けると弱い。だから、危険の少ないところを選んで家を建てたんだ。日本人は、あけっぴろげの明るさよりも柔らかい光を好んで、陰のできる場所を選んだんだ。つまり、自然に抱かれて生活するのが好きなんだ。だから、石で建てた家には中々馴染めなかったんだよ。石のうちは好きじゃない。寒いしさ。いやだよ。でもそうばかりは言えないんだよ。民族の性格ばかりそれに順応して持続性のない薄弱な人間ばかりになっても困るからねェ。ガイジンの性格と能力を支えてきたのは、石と、鉄と、コンクリートで作った家で生きてきた生活だよ。』←エグい。全編通しでコレ言いたかっただけだろ。当て擦りという語彙。生きていくことだけしかやってない人たち愛してるんだよなぁ。胸が押しつぶされるような声でうなされている。ごめん、っぱ田中邦衛って名だたる監督勢に肉体エロ俳優だと思われてんの???エロ肉だ………顔真っ黒でペライチの布切れでこれだけ服の下の肉体の「動き」が見えるの、見せれるの、やばい。扱いがいい。丈夫で剛健。これを月並みに「演技が上手い」と言っていいのか?シブい。バンバン車とか走ってる時代にこんなバラック小屋あったの?戦後か…。クソ意地悪いことするんじゃねぇよ。コックは良人と決まっている。『まず「門」というものが大切だ。顔を見ればあらましその人の性格がわかるものだからね。家を建てる場所が丘の上だから、やはり西洋風だな!ロココ風は?スペイン風は?イギリス風も悪くない。いや、どれも大袈裟すぎるね。もう少しさりげなく親しみやすい感じの。』乞食父子(?)の父が知的階層出身ぽい?の悍ましい。カッちゃんを気にかける酒屋の兄ちゃん、マジでいい男すぎる。はよカッちゃん攫ったれ。好きだろ。どですかでん。どですかでん。どですかでん。どですかでん。お母ちゃん頑張っとる。なんで揚げ物屋にしようと思ったんだろう。南京錠。でもやっぱり当時バラックに根付く階層ってゲチ知的障害者or統合失調症患者or依存症患者たちとソレに番う愛着障害の女のみで、今みたいにナメたことやってるダレたメンヘラ的なカスがいないの熱いな。濃縮されて見応えのあるキチガイ。!?何をさいて。…。帯?上等なモンゃないの?コエ〜〜〜。1番こえぇこれ。何なんだこの布裂きジジイ。結局わかんねぇのか。怖い。この赤と黄色のお姉ちゃんの旦那はドカタでまだ金あるんだね。亭主取替!?なん!?!?めちゃくちゃだ……。魔法使いみたいだ。魔法使いは、エイゴでウィザードよ。ヤングケアラー?!メンタリストみたいなジジイが住んでるバラック村イヤだな。自分が一生懸命に作った造花の中で倒れて眠ってアル中の親父に犯される娘。『なんでもないんだ、当たり前のことなんだ、じっとしてりゃいいんだ。目を瞑るんだよカツコ。じっとして目をつむりゃいいんだ。何でもないんだから。瞑ってろ!!』(暗転)←サイテ〜〜〜❗️ババアのゴシップ集団って昔から何処でもああいうSEXイキリするオバが仕切ってるんか……(憂鬱)。『魔物だよ。女ってやつは』腹違い兄弟の父親、あまりにも人格者すぎる。こだわりからも知的には何かある設定ぽいけど、あまりにも「父親」だ。父ちゃんは父ちゃんだ!と子供がみんないうの、「家族」すぎる。そう。家庭は斯くあるのだ。乞食親子鯖で当たっててワロた。拘縮持ちオヂいい人だけど嫁がカスすぎて部下も先輩も全員お通夜みたいな雰囲気なってるの悲しい。人間的義憤を感じてるんだ!僕たちに対する無礼はイイよ。何処の世界にそんな女房があるもんか!←禿同。どですかでん。どですかでん。どですかでん。どですかでん。乞食親子下痢便で瀕死で可哀想。すごいメイクだ。『「強情な男だよ」「強情?芯の弱い可哀想な男だ。坊やのほうがもっと可哀想だがね。」』レイプ��たのち責任逃れする父親ww。子供を前にしてもずっと子供である大人ってかわいそう。愚かしい。ずっと理想のおウチの話ばかりしていたツケだ。全員父親が違う6人兄弟を養い愛し育てる父親もあれば、父親にレイプされて孕まされて八つ当たりで酒屋の兄ちゃんを刺した娘もある。自分が浮気して夫を廃人にしたのに「どうしても許してもらえないんですか」と押しかける色女房や、貧乏についてきてくれた何もしない身分妻に大層感謝している善い夫。それぞれの家庭にひとつずつ大きな錘が付いていて、それが全て人間の愚かさ由来であるというのが穢らわしい。アル中亭主をスワッピングした謎夫婦2組が1番マトモな家族のことある?異次元?やぱ御陽気に飄々とことを終えるって愚かさ全部許させるパワーがあるな。おもろすぎ。SEX in the cityか?『これ何の木かしら。枯れて仕舞えば何の木でもないんだわ。』どですかでんの少年、重度の自閉症なんだろうけどここまでこの時代に女手一本で育てた母ちゃんエグすごいな…。「危ないじゃないか」とか「整備の奴ら承知しないからな」のくだりも全部、暗唱して復唱しているだけなんだ。影で礼しておわるの、いつも通りの日常がいつも通りに閉じただけである、という風ないい「終」だ……………。そうだよね、人生は滔々とすぎていくだけで、社会の中でどう足掻いてもすでに関わりの中にあり、その前提がある上で他者など関係ないものなので。
0 notes
Text
『悪魔が来りて笛を吹く』 横溝正史
1951年の作品だけど、事件自体は1947年、『黒猫亭事件』と『夜歩く』の間に起こったって設定。この頃は数え年が使われていた。そして、この年の途中から華族制が廃止された。
子どものときに古谷一行が金田一耕助を演じるTVドラマシリーズでこれを怖くて怯えながら見てたのを思い出した。フルートの音が不気味に聞こえたんだよな、このドラマ。今聴くと、フルートの曲、尺八のメロディーっぽい感じがした。
この作品のテーマは近親相姦。耕助に事件の依頼をした美禰子(19歳、満では17、8歳)の母、秌子(あきこ)は絶世の美女でニンフォマニアでsimpleton。こう言う女性が生まれ出たのは、歴史的に近親婚を繰り返してたりしてたからのようだ。
レコードの音楽やらでじわじわと人々を締め付けていくっての、クリスティの誰もいなくなった、やわぁと思った。横溝が好きな他の作家の作品を読んでないから似てても分からんのだろうけど。
作中、「ぼくと同姓の言語学者」ってのが出て来る!実際、金田一京助は、金田一という珍しい姓を、金田一耕助人気で正しく読んでもらえるようになったと言っていたそうだ。以上。
0 notes
Text
【だが】No.173【今は違う】
ギュッ
読者が一様に考えたであろうネタにも関わらず我慢できませんでした。K2無料公開時に一気読みしたクチです。おもしろいよね。ちなみに私はドクターTETSU推しです。何だそのふざけた髪型は…!!
※この記事は今週のアンデラ本誌感想です※
「二人共本当にいいの?」
秒速UNION入りの重野ファミリー!!!老舗料亭は…どうなったんだろう……アンデラにしては珍しく眼鏡が本体っぽい作画の父が地味に好き。お母さんカワイッッップリキュアのお母さんじゃんもう(???)
ん?まって??背後にいるビリー様の………あれ!!?!?ベロニカさんとベティちゃん!!?!!!?!あああぁ〜〜〜!!!!!!!!ご存命!!!!ご存命でいらっしゃった!!!!!!!!うわ~~~ッ!!!!!ありがとうございます!!ありがとうございます!!!!!ベロニカさん��デザインと属性がとんでもなく性癖に突き刺ささっていたオタクの脳内は今祝福に包まれています。本当にありがとうございます………しかしながらこんなに可愛い妻子が待つ家があるというのに“ひとりインディペンデンス・デイ”を決行しようとしていたビリー=アルフレッドはちょっと校舎裏案件ですが学校潜入期間の幕間でファン=クーロンに子育てに関してガチ説教くらってるかもしれないし許してやろう(強めの幻覚)ベティちゃんはフィル君と同い年くらいかな〜 もう可愛い シェンはムイメイちゃん連れてくのねまぁ順当か…まってムイちゃん弟は!!?そしてジジイは?まだ校舎に刺さってるの??
「他の連中が行けってうるさくてな」
あぁ〜〜ラボメン ラボメン良い…メタ的に言えばボウとミコの出生時期調整なんでしょうけれども ところでバウの奥様は…?
「この時は一瞬だけなのだ!!」
春歌ちゃんと一心じいじ…そうだよな……いつかは次の『パス』を使うタイミングがあると思っていたし予想もしていたけれど………下手すると飛んでる間に不壊の代替わりがあるんだろうな…ワシの屍を超えてゆけ……ウ"ッ…嫌だ〜〜ッ!!一心じいじは新生UNIONのみんなも看取ってくれなきゃ嫌だ………回避できない『別れ』もあるんだってメッセージを伝えることも必要だよ……
三者三様の女性陣も可愛いなァ〜と思いつつも前ループで友才さんの伴侶となったであろうメンズの事を考えてしまうのは我だけか。アンディに恋をしたから次の恋が出来たと考えるとそもそもなかった事にされる可能性は高い。どうして。否定者以外の一般人にも人権を!!ジーナちゃん背のびた?
公式から訂正があったので15年とんだということだけれど…15年……涼ちゃん三十路過ぎてんじゃん……成人式にも同窓会にもいないチカラくん…寂しいな………記憶残してもらってるのかな……
「いないよ」「絶対に」
『絶対』に という言葉をここで使ってくるのはぁ〜!!!となっちゃう。つまり次のターゲットは………ていうか背景でまたワチャワチャしよるのちょっと待ってアポに怯まないベティちゃん可愛いねぇ〜〜〜(満面の笑み)ビリーとテラーが座ってるってことは幕間で増えた席にはとりあえず二人が座ったということで良いかな。答え合わせでもビリーが「任務」って言ってるから課題に参加できていたのかもしれない。家族の団欒見守る周囲あったけぇ……クリード隊長��ま〜〜た着こなし変えてきてるがぁ〜〜!?!アナタは誰も連れてこなかっ………え!!?部下たちは!!?!?15年も隊長に会えない部下の気持ち考えたことあんの!!!?!??!!!嫌どす!!!!!!!(限界夢部下)
フィルママとチカラママが挨拶しあってるのめちゃくちゃ良いのでベロニカさんもまざってお母さん会してください!!!!!見たい!!!!!!!!!!!(曇りなき眼)
出雲風子 信頼は 減るぞ……………………………………
「アタシじゃなきゃ会えるわけないじゃない!!」
はぁ…………………………………………………
……………………………………好き……(噛み締め)
バイクで颯爽と現れるおフランスのラトラねーたま 眩し過ぎる もう髪を切ってしまっているのは勿体ないが 語彙がもう全部ちゃんと理想のラトラで泣いてしまう。21が出せる色気じゃない…ということはリップはハタチですか。軍人トリオと年齢が開くのもまた趣深い。いや、テラーとはむしろ近くなるのか?
「私がガキンチョの頃にアンタがムリヤリさせたヤツ!!」
事案か!!?!?誤解を招く台詞が過ぎる。ガキンチョという語彙すら好き。育ちはお嬢様のはずなのに口悪くあれ。出雲風子がま〜〜〜た見てないとこで仕事してるよォ!!アンディなにしてんの?????この2人の救済はお前がやるべきじゃねえのかよぉ〜〜〜ッ!!?!?!って言いながらもうリップに接触してたらどうしよう。手術の練習台になってくれるヤベー奴とか。不治が発現したリップの代理で執刀できるように医者になっている可能性も捨てきれない。ラトラちゃん美少女が過ぎる………
「ハイ」「ウソね」「ハイ」から一瞬でたんこぶ作るツッコミはもうナミさんの技量。ニコおに良かったねようやく心労が分散されるよ…
「私の占いの前に」「駆け引きは通じない」
前々からちょっと思っていたがラトラの占いは本当に占いなんだろうか 未来予知能力の方がしっくりきてしまう 唯一能力名開示が無いのも何かの伏線なのではと考えてしまう…風子、ラトラの勧誘には“教える”パターンを使うんだな。信じるか信じないかはアナタ次第………
「やっぱいい男なんだなって」
「リップはさ」
……………………………はぁ〜〜〜〜〜
もぉ〜〜〜〜〜〜〜………………………………
そういうとこやねんてェ〜〜〜〜〜ッ!!
「…リップさんが妹さんの為に全力だったのもありますけど…」
「なにより」
「ラトラさんは…」
「優しいから」
…………………………………っかぁ〜〜〜…………………
前ルー���のリップとラトラの関係性に対する
ひとつの“答え”
あまりにも あまりにもじゃん………………………
「…ああ」
「そういう事ね」
世界一いいオンナの返答だろ…………何……????………好き……………………………………………………
言葉で説明するのはもはや野暮かもしんないけどさ…双子の妹の“かわり”になること、ラトラがその気になればできないわけではなかったんだよな。リップの“痛み”を慰める選択肢も沢山あったんだよ。リップも盲目的にライラばっかり想い続けていたわけじゃなく、命を懸けてでも守りたいのはいつだって『二人』だったんだから。でもそれをしなかったのはさ……
………………はぁ〜〜〜〜〜!!(クソデカ溜息)
「風子」
「今回はどうなるの」
「私は何をすればいい?」
「どうすれば」
「妹は助かるの?」
好きです 結婚を前提に結婚してください…
[どんな形でもいい]
[笑ってもらうんだ]
[3人で…!!]
出雲風子ォ!!!ここ最近ちょっとパワー型の作戦と信頼感減少ムーブが目立ったから今回のラトラとの関わりも若干心配だったけれど再会に浮つかずに、色恋にシフトせずに、しっかり会話してくれたのは良かった。とても。ニコイチやシェンムイへのリアクションがたまに心配になるので…
「占わなくてもわかる」
ほぉ……リップそんなことになってんの フリーランスの医者とかしてる?失敗しないので??
「今のアイツは」「きっと」
「前のアイツより」
「凄いわよ」
………なん……………なんか………ドラクエの顔がいい悪役みてぇな顔してんな…………………………………鞄ぐらいちゃんと持てよ…………………………………………
0 notes
Photo

川西くん pre."ゼビットC.C オーソリティファック!オフ‼︎ RELEASE PARTY 〜横浜編〜" 俺のマイギター���ーローの小野ちゃんとウイズアウトが演るんだから行きたくない訳がない。と言う訳で来ました🔥 企画終始良いムードで頭のLIBERATION FROM SLAVESからトリのゼビットC.Cまでダレる事なくクッソ盛り上がり🔥 いやー、川西くんやり過ぎでしょーwwwくらいな盛り上がり。 ギロチンテラーも上がった🔥 俺的には打ち上げのBGMでKNOCKERSが流れたのが一番のハイライトwww #LIBERATION_FROM_SLAVES #100SWINDLE #DONT_GIVE_A_FUCK #HOW #GUILLOTINE_TERROR #WITHOUT_SYSTEM #ゼビットC_C #まぁぽう亭 (西横浜エルプエンテ) https://www.instagram.com/p/CmjoVXFSOxK/?igshid=NGJjMDIxMWI=
#liberation_from_slaves#100swindle#dont_give_a_fuck#how#guillotine_terror#without_system#ゼビットc_c#まぁぽう亭
1 note
·
View note
Text
ビートたけしが語った志村けんの光と影、ライバルに託した笑いの牙城
――1997年、志村さんは「第6回 東京スポーツ映画大賞」の特別賞を受賞しています。同賞の審査委員長であるたけしさんが、このタイミングで志村さんに賞を贈られたのは、なにか理由があったのでしょうか?
その頃はもう、漫才とか吉本新喜劇とかっていう関西のお笑いがテレビに溢れちゃって。いまだにそうだけど、関西弁が東京を席巻してるっていうかね。標準語は関東弁ではないんだけど、完全に標準語が関西弁に根付かせられてしまったようなところがあった。「めっちゃ」とか大阪の言葉なのに、いつの間にか全国的になっちゃったしね。
だからある時期まで、吉本新喜劇とか藤山寛美さんの松竹新喜劇とは別に、関東風のちゃんとしたコントをドリフターズが中心にやって関東の牙城を守ったんだよね。その少し前に、コント55号の萩本(欽一)さんとかもいるけど。
オイラの若い頃は、漫才なんて完全に関西のもので。ツービート以外はみんな関西勢だったからね。テンポは関西だし、ツッコミの言葉も「アホ」っていうような言葉遣いだし。そういう部分で、けんちゃんに託したところがあったよね。
――志村さんは、ちょうどこの頃から自分の番組以外のバラエティーに顔を見せるようになりました。この心境の変化について、なにかご存知でしたら伺えますか? けんちゃんの不得意なところは、アドリブがきかないってところで。仮台本みたいなものがあって、それに沿いながらアドリブを入れるのはうまいんだけどね。関西の、とくに、さんまとかオレがやっていたような“台本がない”っていうようなものには、ちょっと相当参ったんじゃないか���。 しかも世の中がそっちに流れて、オレとかがやってる番組みたいな「雑談が中心のお笑い」っていうものがメインになっていったのもあるし。そういうのを見て、本人もいろんな番組に出て挑戦したんじゃないかと思うけどね。
――たけしさんがなにかアドバイスをしたわけではなく、志村さん自身が時代の潮流を感じたんじゃないかと。
ドリフターズって孤立してるというか、お笑い界の中で片っぽの頂点としていたからね。もう一方に、オイラみたいな雑魚がいてさ(笑)。お互いに見てたよね、山の上から。こっちはそんなに気にしてないんだけど、向こうはかなり意識してたんじゃないかな。 世の中の一般的なお笑いの情勢が関西風になびいていることに、すごくイラついてたんだと思う。テレビ的には「ひょうきん族vsドリフターズ」の時代が確実にあったわけだから。
――たしかに『ひょうきん族』から“総合バラエティー”という枠が生まれて、トークや企画性を重視した番組が増えていったところがありますよね。 ドリフはカッチリしたネタを生中継でやって、なるたけアドリブをやらずに、いかりやさんの指示した通りに動いて、なおかつ笑いをとるみたいなね。アドリブみたいなものもあるけど、1時間の舞台をうまく使うためにハナから仕組んであるものなんだ。 一方で、我々の『ひょうきん族』はビデオ(収録)で、1時間番組なのに4時間も撮って全部使えないみたいなね(笑)。テレビ創成期のすごくいい形で残ったドリフのカッチリしたコントに、“ファジー(「あいまいな」「ぼやけた」などの意味)”って言葉が流行した時代だからか、非常にダラけたその場の雰囲気だけで番組をやってるひょうきん族が対抗したわけ。前提として、オレもわかってやってたしね。 それで結果的には、どっちが「勝った」「負けた」じゃなくて、両方とも終わってしまったっていう。ただ、後になって気が付くのは、『ドリフ大爆笑』とか『加トちゃんケンちゃん(ごきげんテレビ)』とかって、ドリフはしっかり流れが続いてるんだよね。その時々のコントをちゃんとやってる。 だけど我々は、陽炎(かげろう)のようにポンッと出て二度とやらない。そう考えると、けんちゃんのほうがちゃんとしたことをやってたなって思うよ。
<中略>
やっぱり弟子時代の厳しさを抱え続けていた感じがあったかな。「あぁボーヤの時に苦労したのかな」って感じる瞬間はあった。 いざメンバーになっても、なかなか天下取るまで大変だったんだろうね。だから、酒飲むしかないのかなっていうか。やっぱ精神的にだいぶキツかった時代が長かったんだろうなっていう感じがあった。 ――よくも悪くも、いかりやさんの影響を受けていたと……。いろんな内面をお持ちだったんですね。 基本的には、すごく気を遣う人だしマジメなんだよね。だから、コントに対してもマジメっていうか。バカバカしいことをただやるっていうんじゃなくて、“つくり上げたバカバカしいこと”が面白いっていう。 我々が「バカバカしいことが偶然出てくるのを狙ってエサを撒く」って笑いなのに対して、けんちゃんは「バカバカしいことをちゃんと狙って、頭の中に描いてからこなす」っていうやり方。計算されたっていうよりも、計算に沿った笑いだよね。我々は計算間違いしたら、間違ったままで元に戻そうとしなかった。そのままのほうが面白いと思ってたの。 今考えてみると、『ひょうきん族』なんか再放送にたえられないよ(笑)。「なにやってんだ、コイツら」って。そこをいくと、ドリフのコントは今でも見られるし、よくできてるなって思うね。
<中略>
お笑いに対するスタイルで言うと、けんちゃんはやっぱり枝雀さんなんだよね。オレは枝雀さん苦手なんだ。関西の落語自体好きじゃないからね。表現の仕方が大げさだし、「ここが笑いどころだよ」って押しつけがましいところがあるような気がしちゃって。 オレ、(5代目・古今亭)志ん生さんが大好きだから。そこはだいぶ違うね。志ん生さんの落語っていうのは、何気なく言って笑わせてるんだけど、その後にかぶせてくるから。“江戸前”とか“粋”とかってなると、志ん生さんになっちゃうよね。 あと志ん生さんはカミさんやらせると、やたらうまいんだ。オレは、子どもの頃に母ちゃんの腰巻きのあたりに抱きついた匂いがするって意味で「腰巻きくさい」って言ってるんだけど。枝雀さんは、やっぱり関西の漫才の女になっちゃうんだよ。あの人は落語やお笑いに真剣すぎて、「どうでもいいじゃないか」っていうおおらかさや余裕がないんだよね。志ん生さんは、ものすごい稽古するんだけど、表面上はどうでもいいっていう見せ方なの。 もちろん二人とも、ものすごく真剣に取り組んでると思うよ。ただ、志ん生さんは客前でそれがわかったら恥ずかしい。枝雀さんは一生懸命やんなきゃって感じがあって、その差じゃないかな。けんちゃんが枝雀さんを好きなのは、意外に貪欲でマジメだったからかもしれないね。
――最後に志村さんとお会いになったのはいつごろになりますか? 『天才!志村どうぶつ園』(2019年4月13日の放送回)だね。けんちゃんが小っちゃな柴犬(殿くん)を連れてきて、オレも犬(権蔵くん)飼ってるから一緒に出たんだ。そしたら、なんかお互い照れちゃって、まぁ話になんねぇこと(苦笑)。笑い話一つしないで普通に撮っちゃったから、スタッフはガッカリしただろうなと思う。もうちょっと盛り上がると期待したんだろうけどね。 番組でお互いにののしり合うなんてことまではならなかったっていうか……。「なんだ、お前。酒ばっかり飲んでやがって」なんてことは言えなかったからね。だから、もうちょっと深く付き合って、なんでも言えるようになったら面白かったと思うけど。コントやっても絶対面白くなったと思うよ。
――一視聴者としても、そんなお二人を見たかったです。残念ながら亡くなってしまった志村さんに、届くなら言ってあげたいこと、思いなどあれば伺えますか?
まぁ「お疲れさん」だろうな。あんまり突然だったから、なにか言えるような別れもできなかったし。 何人もいた弟子志願者の中で荒井注さんの代わりに入ったのは、すごく幸運なことであると同時に実力があったってことだよ。すごいなって思う。『8時だョ!全員集合』が終わってからも自分の番組を持って、最近まで現役でやっていたっていうのは、芸能界にいても滅多にできることじゃないし。だから、そこは「よく頑張ったね」と言ってあげたいね。 ただ、もうちょっと早くにリタイアしてもよかったって感じるところもあるかな。お笑いの人ってみんなそうだけど、よっぽどのことがない限りリタイアしないんだよね。やっぱり死ぬことよりも芸事のほうが好きだから、ゆっくりとした老後を選ばないんだと思う。 そういう意味では、「現役で売れ���る間に天国に行けてよかったじゃん」って気がしないでもないけどね。
61 notes
·
View notes
Text

🎼 01224 「Wild Eyes」。
"この作品は家田荘子の原作をもとに映画用にフィクションとして構成したものであり 登場する人物及団体等の名称は架空で 実在するものとは何等関係ありません" という前書きと お姐さんの仕切りな貸し切りで乾杯している ほろ酔い気分な女性たちの姿から始まります、とある姉妹の確執を描いた 東映映画 「極道の妻たち」 を久しぶりに観ています。五社英雄監督作品。工場で働く借金でいっぱいで首も何もが回らない お父さんのふたりの娘、岩下志麻さん似の姉と かたせ梨乃さん似の妹は それぞれに違う世界でいきていたのですけれど、水商売なアルバイトを始めた妹は ある日の仕事場で とある世良のロックに出会ってしまったことで、いつの間にか嫌っていたはずの そちらの世界の姉と同じ道でいきることと相成ります。そんなこんなで 小松の親分さんが親分さん役ではない役で出演していますこの映画、物語にボットーしていて佐藤慶さんが なかなか登場しないことに気が付かなかったりします。
つづいて
叩き付けるやうな雨の中 「門生羅」 で雨宿りをする3人の男の中のひとり、千秋實さん似のお坊さんが、今日のやうなおそろしい話は初めてだ、今日という今日は ひとのこころが信じられなくなりさうだ。盗賊よりも、怨みよりも、飢饉や火事や戰よりもおそろしい、なんて言っている中で 志村喬さん似の男が事件を語りはじめます、とある殺人事件をそれぞれがそれぞれに語り追う 大映映画 「羅生門」 を久しぶりに観ています。黒澤明監督作品。とある武士が山中で遺体で発見され、殺人事件の容疑者、被害者の妻、被害者の代理で巫女が その時代のポリシアに呼ばれ、再現フィルムを交えながら 次々に証言するのですけれど、それぞれがそれぞれに話が食い違っていて 何が何だか分っからないのよ。って感じに陥ります、といった物語はさておき、何時観ても 京マチ子さんが めっちゃこわくって ぶるるっと震えます。
つづけて
東京のどこかにあります とある雑貨屋 (荒物 雑貨 "石川屋") の店先で わたしのラブリー 高峰秀子さん似の女性が 商品を はたきでパタパタと叩いているところから始まります、女が多い血統の家で暮らす人々と その兄妹の日々を描いた 「女の座」 を観ています。成瀬巳喜男監督作品。庭の大きな石とひっくり返ってしまったお父さんが 大変なことになってしまったというので 家族がワンサカと集まって 「こないだ通知があって オリンピック道路 (高速道路) が出来るんで この家の半分以上が取られるとのことで 先祖代々の土地もまうおしまいだわ」 なんて話をしたりしている中で、小林桂樹さん似の ぽちゃぽちゃっとしたセクシーな石川家の次男坊ジローは 中華料理屋 蘭々亭を営んでいたり、そこに 会社が潰れちゃったらしいナツコお姉ちゃんがお手伝いとして働きはじめたり、末っ子のキュートなユキちゃんは 定員738名の映画館の切符売り場で働いていたり、映画に まるでキョーミがない猫舌青年アオヤマは毎日ラーメン(スペシャル)を注文して ずずずっと啜っていたり、わたしのラブリー 加東大介さん似の男性は 「やぁ、しばらく」 と、女に愛想を尽かされたのか捨てられたのか 妻と娘のいる 自分の家に久しぶりに帰って来たり、そんな頃、長男の三回忌が訪れ、夫のお墓の前に ヨシコ姉さんをはじめとした身内がズラっと揃ったり、そんなことがあるのかなってことが次から次へと巻き起こって、石川家が ザワザワと ざわつきはじめます。物語が進むに従って どろどろが増していくこの映画、ジローさんのお店は 渋谷の近くにあったりするのですけれど、まだのんびりしていた頃の時代ですから "あんな風" にはまだ変わり果てておりません。
..
#崩壊3rd#tokyo#rosalia olenyeva#ロザリィ#極道の妻たち#岩下志麻#佐藤慶#小松政夫#羅生門#黒澤明#三船敏郎#志村喬#森雅之#京マチ子#千秋實#女の座#成瀬巳喜男#高峰秀子#笠智衆#杉村春子#加東大介#小林桂樹#星由里子#水樹奈々
3 notes
·
View notes
Text
裕くんが三日月亭でバイトする話(タイトル)
定晴ルート入った辺りのお話。
委員会イベやら本編の描写やらとあるルートネタバレやら有。
「なぁ裕。お前、数日ここでバイトしねえか?」 「は?バイト?」
いつものように三日月亭に買い物に来ていた俺は、店長から唐突な申し出を受けた。
「お前ドニーズでバイトしてたって言ってたよな?調理スタッフとしてもやれるだろ?」 「はあ。まぁ、確かにキッチンもやってたのでやれなくはないですが。どうしたんです?随分と突然ですね」
三日月亭は店長が一人で回している。 繁盛している時間は確かに忙しそうではあるが、注文、調理、配膳と見事に捌いている。 港の食堂を稼働させていた時の俺のような状態ではとてもない。 これが経験の差というものか。 いや、それは兎も角人員を雇う必要性をあまり感じないのだがどうしたというのだろうか。
「いや、その・・・ちょっと腰が・・・な」 「腰?店長腰悪くしたんですか?ちょ、大丈夫ですか!?海堂さん呼んできましょうか?あの人ああ見えてマッサージ得意なので」 「あー・・・そういうワケじゃ、いや、元はと言えばお前らがブランコなんか・・・」
なんだかよくわからないが随分と歯切れが悪い。 腰悪くしたことがそんなに言いにくい事なのか? 言葉尻が小さくて上手く聞き取れない。
「・・・あー、海堂の旦那の事は頼む。屈んだりすると結構痛むもんでな。基本はホール、こっちが手一杯になったらキッチンもやってもらうつもりだ。で、どうだ?まかない付きで給料もしっかり出すぜ。時給は・・・こんくらいでどうだ?」 「おお・・・意外と結構な金額出しますね」 「臨時とは言えこっちから頼んでるわけだしな。その分コキ使ってやるが」
海堂さんの事を頼まれつつ、仕事内容も確認する。 まぁ、ドニーズの頃と左程変わらないだろう。お酒の提供が主、くらいの違いか。 時給もこんな離島の居酒屋とは思えない程には良い。田舎の離島で時給四桁は驚きだ。 内容的にも特に問題ない。直ぐにでも始められるだろう。 とはいえ、屋敷に世話になっている身。勝手に決められるものでもない。
「非常に魅力的ではあるんですが、即断即決とは・・・。申し訳ないですが、一度持ち帰らせてください」 「おう。言っとくが夜の居酒屋の方だからな」 「キッチンの話出しといて昼間だったらそれはそれでビックリですよ。わかりました、また明日にでも返事に来ますよ」
話を終え、買い物を済ませて三日月亭を後にする。 バイト、かぁ・・・。
夕食後。皆で食後のお茶をいただいている時に俺は話を切り出した。 夜間の外出になるのでまずは照道さんに相談するべきだし、海堂さんにもマッサージの話をしなければならない。
「成程。裕さんがやりたいと思うなら、私は反対はしませんよ。店長には日ごろからお世話になっていますし」 「ほー。ま、いいんじゃねぇの?懐があったかくなることは悪いことじゃあねえじゃねえか。マッサージの方も受けといてやるよ。店長に借り作っとくのも悪くないしな」
難しい顔をされるかと思ったが、話はあっさりと通った。 海堂さんに至っては難色を示すかと思っていたが、損得を計算したのかこちらもすんなりと了承を得た。 ちょっと拍子抜けしつつ、改めて照道さんに確認する。
「えっと、本当にいいんですか?」 「ええ。ただ、裕さんの事を考えると帰りだけは誰かしらに迎えに行ってもらった方がいいかもしれませんね」
確かに。禍月の時ではなくても、この島は気性が荒い人は少なくない。 まして居酒屋で働くのだ。店長がいるとはいえ何かしらトラブルに巻き込まれる可能性もある。
「じゃあ、俺が迎えに行くぜ。なんなら向こうで普通に飲んでてもいいしな」
お茶を啜っていた勇魚さんがニカッと笑う。 あ、湯呑が空になってる。 急須を取り、勇魚さんの湯呑にお茶を注ぎながら問い返す。
「俺は助かりますけどいいんですか?はい、お茶のおかわり」 「お、さんきゅ。いいんだよ、俺がやりてえんだから。俺なら酔いつぶれることもねえしな。それに、そういうのは旦那の仕事だろ?」
自然な流れで旦那発言が出てきて驚きつつ、その事実に一気に顔が火照る。 うん、そうなんだけど。嬉しいんだけど。そうストレートに言われると恥ずかしいというかなんというか。
「え、と・・・ありがとうございます」 「けっ、惚気は余所でやれってんだ」 「ふふ・・・」
海堂さんのヤジも、照道さんの温かな眼差しもどこか遠くに感じる。 ヤバい。凄い嬉しい。でもやっぱ恥ずかしい。 そんな思いに悶々としていると、冴さんがコトリと湯呑を置いた。
「で、バイトはいいんだけど、その間誰が私達のおつまみを用意してくれるの?」 「はっ、そういやそうだ!オイ裕!お前自分の仕事はどうする気なんだ」
冴さんの一言に、海堂さんが即座に反応する。 ええ・・・酒飲みたちへのおつまみの提供、俺の仕事になってたの・・・?
「それこそ三日月亭に飲みに来ればいいのでは・・・?」 「それも悪くはないけれど、静かに飲みたい時には向かないのよ、あそこ。それに、この髭親父を担いで帰るなんて事、か弱い乙女の私にさせるの?」
確かに三日月亭は漁師の人達がいつもいるから賑やか、というかうるさい。 ゆったり飲むには確かに向かないかもしれない。ましてや冴さんは女性だから漁師たちの視線を集めまくることだろう。 さり気なく、海堂さんを担ぐのを無理ともできないとも言わない辺りが冴さんらしい。
「ふむ。俺が裕につまみのレシピを教えてもらっておけばいいだろう。新しいものは無理だが既存のレシピであれば再現して提供できる」 「それが無難ですかね。すみません、洋一さん。今日の分、一緒に作りましょう。他にもいくつか教えておきますので」 「ああ、問題ない」
結局、洋一さんが俺の代わりにおつまみ提供をしてくれる事になり、事なきを得た。
翌日、午前中に店長へと返事をした後、島を探索。 少々の収穫もありつつ、昼過ぎには切り上げ、陽が落ち始める前には三日月亭へと足を運んでいた。
「説明は大体こんなもんか。不明な点が出てきたら逐一聞いてくれ」 「はい。多分大丈夫だと思います」
注文の仕方、調理場の決まり、会計の方法。 業務の大半はドニーズでの経験がそのまま役立ちそうだ。 むしろ、クーポンだのポイントだのない分こちらの方がシンプルで楽かもしれない。 渡されたエプロンを付けて腰紐を後ろで縛る。うん、準備は万全だ。
「さ、頼むぞルーキー」 「店長が楽できるよう努めさせてもらいますよ」
そんな軽口をたたき合いながら店を開ける。 数分も経たないうちに、入り口がガラリと音を立てた。
「いらっしゃい」 「いらっしゃいませー!」
現れたのは見慣れた凸凹コンビ。 吾郎さん��潮さんだ。
「あれ?裕?お前こんなとこで何してんだ?」 「バイト・・・えっと、店長が腰悪くしたみたいで臨時の手伝いです」 「なに、店長が。平気なのか?」 「動けないって程じゃないらしいので良くなってくと思いますよ。マッサージも頼んでありますし。それまでは短期の手伝いです」 「成程なぁ・・・」
ここで働くようになった経緯を話しつつ、カウンター近くの席へご案内。 おしぼりを渡しつつ、注文用のクリップボードを取り出す。
「ご注文は?まずは生ビールです?生でいいですよね?」 「随分ビールを推すなお前・・・まぁ、それでいいか。潮も���いか?」 「ああ、ビールでいいぞ。後は―」
少々のおつまみの注文を受けつつ、それを店長へと投げる。
「はい、店長。チキン南蛮1、鶏もも塩4、ネギま塩4、ツナサラダ1」 「おう。ほい、お通しだ」
冷蔵庫から出された本日のお通し、マグロの漬けをお盆にのせつつ、冷えたビールジョッキを用意する。 ジョッキを斜めに傾けながらビールサーバーの取っ手を手前へ。 黄金の液体を静かに注ぎながら垂直に傾けていく。 ビールがジョッキ取っ手の高さまで注がれたら奥側に向けてサーバーの取っ手を倒す。 きめ細かな白い泡が注がれ、見事な7:3のビールの完成。 うん、我ながら完璧だ。 前いたドニーズのサーバーは全自動だったから一回やってみたかったんだよなぁ、これ。
「はい、生二丁お待たせしました。こっちはお通しのマグロの漬けです」 「おう。んじゃ、乾杯ー!」 「ああ、乾杯」
吾郎さん達がビールを流し込むと同時に、入り口の引き戸が開く音がした。 そちらを向きつつ、俺は息を吸い込む。
「いらっしゃいませー!」
そんなスタートを切って、およそ2時間後。 既に席の半分は埋まり、三日月亭は盛況だ。 そんな中、またも入り口の引き戸が開き、見知った顔が入って来た。
「いらっしゃいませー!」 「おう、裕!頑張ってるみたいだな!」 「やあ、裕。店を手伝っているそうだな」 「勇魚さん。あれ、勇海さんも。お二人で飲みに来られたんですか?」
現れたのは勇魚さんと勇海さんの二人組。 俺にとっても良く見知ったコンビだ。
「勇魚から裕がここで働き始めたと聞いてな。様子見ついでに飲まないかと誘われてな」 「成程。こっちの席へどうぞ。・・・はい、おしぼりです。勇魚さんは益荒男ですよね。勇海さんも益荒男で大丈夫ですか?」 「ああ、頼むよ」 「はは、裕。様になってるぞ!」 「ありがとうございます。あまりお構いできませんがゆっくりしていってくださいね」
勇魚さんは俺の様子見と俺の迎えを兼ねて、今日はこのままここで飲むつもりなのだろう。 それで、勇海さんを誘ったと。 もう少しここにいたいが注文で呼ばれてしまっては仕方ない。 別の席で注文を取りつつ、すぐさまお酒の用意を準備をしなければ。
「いらっしゃいませー!」 「おッ、マジでいた!よう裕!遊びに来てやったぜ!」 「あれ、嵐の兄さん、照雄さんまで。何でここに?」
勇魚さん達が来てからしばらく経ったころ、店に見知った大柄な人物がやってくる。 道場の昭雄さんと嵐の兄さんだ。
「漁師連中の噂で三日月亭に新しい店員がいるって話を聞いてな」 「話を聞いて裕っぽいと思ったんだが大当たりだな!」 「確認するためだけにわざわざ・・・。ともかく、こっちの席にどうぞ。はい、おしぼりです」
働き始めたの、今日なんだけどな・・・。 田舎の噂の拡散力は恐ろしいな。 そんな事を思いつつ、2人を席に誘導する。 椅子に座って一息ついたのを確認し、おしぼりを渡しクリップボードの準備をする。
「おお。結構様になってるな。手際もいい」 「そりゃ照雄さんと違って裕は飲み込みいいからな」 「・・・おい」
照雄さんが俺を見て感心したように褒めてくれる。 何故か嵐の兄さんが誇らしげに褒めてくれるが、いつものように昭雄さん弄りも混じる。 そんな嵐の兄さんを、照雄さんが何か言いたげに半目で睨む。ああ、いつもの道場の光景だ。
「はは・・・似たようなことの経験があるので。お二人ともビールでいいですか?」 「おう!ついでに、裕が何か適当につまみ作ってくれよ」 「え!?やっていいのかな・・・店長に確認してみますね」
嵐の兄さんの提案により、店長によって「限定:臨時店員のおすすめ一品」が即座にメニューに追加されることとなった。 このおかげで俺の仕事は当社比2倍になったことを追記しておく。 後で申し訳なさそうに謝る嵐の兄さんが印象的でした。 あの銭ゲバ絶対許さねえ。
「おーい、兄ちゃん!注文ー!」 「はーい、只今ー!」
キッチン仕事の比重も上がった状態でホールもしなければならず、一気にてんてこ舞いに。
「おお、あんちゃん中々可愛い面してるなぁ!」 「はは・・・ありがとうございます」
時折本気なのか冗談なのかよくわからないお言葉を頂きつつ、適当に濁しながら仕事を進める。 勇魚さんもこっちを心配してくれているのか、心配そうな目と時折視線があう。 『大丈夫』という気持ちを込めて頷いてみせると『頑張れよ』と勇魚さんの口元が動いた。 なんかいいなァ、こういうの。 こっからも、まだまだ頑張れそうだ。
「そういえば、裕は道場で武術を学んでいるのだったか」 「おう。時たまかなり扱かれて帰って来るぜ。飲み込みが早いのかかなりの速度で上達してる。頑張り屋だよなぁ、ホント」 「ふふ、道場の者とも仲良くやっているようだな。嵐の奴、相当裕が気に入ったのだな」 「・・・おう、そうだな。・・・いい事じゃねえか」 「まるで兄弟みたいじゃないか。・・・どうした勇魚。複雑そうだな」 「勇海、お前さんわかって言ってるだろ」 「はは、どうだろうな。・・・ほら、また裕が口説かれているぞ」 「何っ!?ってオイ!勇海!」 「はははははっ!悪い。お前が何度もちらちらと裕の方を見ているのでな。あれだけ島の者を惹きつけているのだ、心配も当然だろう」 「裕を疑うわけじゃねえ。が、アイツ変なところで無防備だからよ。目を離した隙に手を出されちまうんじゃないかと気が気じゃねえんだよ」
何を話しているのかはここからじゃ聞こえないが、気安い親父たちの会話が交わされているらしい。 勇魚さんも勇海さんもなんだか楽しそうだ。
「成程な、当然だ。ふうむ・・・ならば勇魚よ、『網絡め』をしてみるか?立会人は俺がしてやろう」 「『網絡め』?なんだそりゃ」 「『網絡め』というのはだな―」
あまりにも楽しそうに会話しているので、まさかここであんな話をしているとは夢にも思わなかった。 盛大なイベントのフラグが既にここで立っていたのだが、この時点の俺にはあずかり知らぬ出来事であった。
そんなこんなで時間は過ぎ、あっという間に閉店時刻に。 店内の掃除を終え、食器を洗い、軽く明日の準備をしておく。 店長は本日の売り上げを清算しているが、傍から見ても上機嫌なのがわかる。 俺の目から見ても今日はかなり繁盛していた。 売り上げも中々良いはずだろう。
「いやぁ、やっぱお前を雇って正解だったな!調理に集中しやすいし、お前のおかげで客も増えるし財布も緩くなる!」 「おかげでこっちはクタクタですけどね・・・」 「真面目な話、本当に助かった。手際も良いしフードもいける。島にいる間定期的に雇ってもいいくらいだ。もっと早くお前の有用性に気づくべきだったな」
仕事ぶりを評価してくれているのか、便利な人材として認識されたのか。 両方か。
「俺も俺でやることがあるので定期は流石に・・・」 「ま、ひと夏の短期バイトが関の山か。ともかく、明日もよろしく頼むぜ」 「はい。店長もお大事に。また明日」
金銭管理は店長の管轄だし、もうやれることはない。 店長に挨拶をし、帰路につくことにする。 店を出ると、勇魚さんが出迎えてくれた。
「さ、帰ろうぜ、裕」 「お待たせしました。ありがとうございます、勇魚さん」 「いいって事よ」
三日月亭を離れ、屋敷までの道を二人で歩いていく。 店に居た時はあんなに騒がしかったのに、今はとても静かだ。 そんな静かな道を二人っきりで歩くのって・・・何か、いいな。
「・・・にしてもお前、よく頑張ってたな」 「いや、途中からてんてこ舞いでしたけどね。飲食業はやっぱ大変だなぁ」 「そうか?そう言う割にはよく働いてたと思うぜ?ミスもねえし仕事遅くもなかったし」 「寧ろあれを日がな一人で捌いてる店長が凄いですよ」 「はは!そりゃあ本業だしな。じゃなきゃやってけねえだろうさ」
勇魚さんに褒められるのは単純に嬉しいのだが、内心は複雑だ。 一日目にしてはそれなりにやれたという自覚もあるが、まだまだ仕事効率的にも改善点は多い。 そういう部分も無駄なくこなしている店長は、何だかんだで凄いのだ。
「にしても、この島の人達はやっぱり気さくというか・・・気安い方が多いですね」 「そう、だな・・・」
酒も入るからか、陽気になるのは兎も角、やたらとスキンシップが多かった。 肩を組んでくるとかならまだいいが、引き寄せるように腰を掴んできたり、ちょっとしたセクハラ発言が飛んできたり。 幸か不幸か海堂さんのおかげで耐性がついてしまったため、適当に流すことは出来るのだが。
「裕、お前気を付けろよ」 「はい?何がですか?」 「この島の連中、何だかんだでお前の事気に入ってる奴多いからな。こっちは心配でよ」 「勇魚さんも俺の事言えないと思いますけど・・・。大丈夫ですよ、俺は勇魚さん一筋ですから」 「お、おう・・・」
勇魚さんは俺の事が心配なのか、どこか不安そうな顔で俺を見る。 モテ具合で言ったら寧ろ勇魚さんの方が凄まじい気がするので俺としてはそっちの方が心配だ。 でも、その気遣いが、寄せられる想いが嬉しい。 その温かな気持ちのまま、勇魚さんの手を握る。 一瞬驚いた顔をした勇魚さんだが、すぐさま力強く握り返される。
「へへっ・・・」 「あははっ」
握った手から、勇魚さんの熱が伝わってくる。 あったかい。手も。胸も。 温かな何かが、胸の奥から止まることなく滾々と湧き出てくるようだ。 なんだろう。今、すごく幸せだ。
「なぁ、裕。帰ったら風呂入って、その後晩酌しようぜ」 「閉店直前まで勇海さんと結構飲んでましたよね?大丈夫なんですか?」 「あんくらいじゃ潰れもしねえさ。な、いいだろ。ちょっとだけ付き合ってくれよ」 「全くもう・・・。わかりましたよ。つまむもの何かあったかなぁ」
という訳でお風呂で汗を流した後、縁側で勇魚さんとちょっとだけ晩酌を。 もう夜も遅いので、おつまみは火を使わない冷奴とぬか漬けと大根おろしを。
「お待たせしました」 「おっ、やっこにぬか漬けに大根おろしか。たまにはこういうのもいいなあ」 「もう夜遅いですからね。火をつかうものは避けました」
火を使っても問題は無いのだが、しっかりと料理を始めたら何処からかその匂いにつられた輩が来る可能性もある。 晩酌のお誘いを受けたのだ。 どうせなら二人きりで楽しみたい。
「お、このぬか漬け。よく漬かってんな。屋敷で出してくれるのとちと違う気がするが・・・」 「千波のお母さんからぬか床を貰いまして。照道さんには、俺個人で消費して欲しいと言われてますので・・・」 「ああ、ぬか床戦争って奴だな!この島にもあんのか」
ぬか漬け、美味しいんだけどその度に沙夜さんと照道さんのあの時の圧を思い出して何とも言えない気分になるんだよなぁ。 こうして勇魚さんにぬか漬けを提供できる点に関しては沙夜さんに感謝なんだけど。 というかぬか床戦争なんて単語、勇魚さんの口から出ることに驚きを感じますよ・・・。 他の地域にもあるのか?・・・いや、深く考えないようにしよう。
「そういえば前にからみ餅食べましたけど、普通の大根おろしも俺は好きですねえ」 「絡み・・・」
大根おろしを食べていると白耀節の時を思い出す。 そういえば勇魚さんと海堂さんでバター醤油か砂糖醬油かで争ってたこともあったなぁ。 と、先ほどまで饒舌に喋っていた勇魚さんが静かになったような気がする。 何があったかと思い勇魚さんを見ると、心なしか顔が赤くなっているような気がする。
「勇魚さん?どうしました?やっぱりお酒回ってきました?」 「いや・・・うん。なんでもねえ、気にすんな!」 「・・・???まぁ、勇魚さんがそう言うなら」
ちょっと腑に落ちない感じではあったが、気にしてもしょうがないだろう。 そこから小一時間程、俺は勇魚さんとの晩酌を楽しんだのであった。
翌日、夕方。 三日月亭にて―
「兄ちゃん!注文いいかー?この臨時店員のおすすめ一品っての2つ!」 「こっちにも3つ頼むぜー」 「はーい、今用意しまーす!ちょ、店長!なんか今日やたら客多くないですか!?」 「おう、ビビるぐらい客が来るな。やっぱりお前の効果か・・・?」
もうすぐ陽が沈む頃だと言うのに既に三日月亭は大盛況である。 昨日の同時刻より明らかに客数��多い。 ちょ、これはキツ��・・・。
「ちわーっとぉ、盛況だなオイ」 「裕ー!面白そうだから様子見に来たわよー」 「・・・大変そうだな、裕」
そんな中、海堂さんと冴さん、洋一さんがご来店。 前二人は最早冷やかしじゃないのか。
「面白そうって・・・割と混んでるのであんまり構えませんよ。はい、お通しとビール」 「いいわよォ、勝手にやってるから。私、唐揚げとポテトサラダね」 「エイヒレ頼むわ。後ホッケ」 「はいはい・・・」
本日のお通しである卯の花を出しながらビールジョッキを3つテーブルに置く。 この二人、頼み方が屋敷の時のソレである。 ぶれなさすぎな態度に実家のような安心感すら感じr・・・いや感じないな。 何だ今の感想。我が事ながら意味がわからない。
「裕。この『限定:臨時店員のおすすめ一品』というのは何だ?」 「俺が日替わりでご用意する一品目ですね。まぁ、色々あってメニューに追加になりまして」 「ふむ。では、俺はこの『限定:臨時店員のおすすめ一品』で頼む」 「お出しする前にメニューが何かもお伝え出来ますよ?」 「いや、ここは何が来るかを期待しながら待つとしよう」 「ハードル上げるなァ。唐揚げ1ポテサラ1エイヒレ1ホッケ1おすすめ1ですね。店長、3番オーダー入りまーす」
他の料理は店長に投げ、俺もキッチンに立つ。 本日のおすすめは鯵のなめろう。 処理した鯵を包丁でたたいて細かく刻み、そこにネギと大葉を加えてさらに叩いて刻む。 すりおろしたにんにくとショウガ、醤油、味噌、を加え更に細かく叩く。 馴染んだら下に大葉を敷いて盛り付けて完成。 手は疲れるが、結構簡単に作れるものなのだ。 そうして用意したなめろうを、それぞれのテーブルへと運んでいく。 まだまだピークはこれからだ。気合い入れて頑張ろう。
そう気合を入れ直した直後にまたも入り口の引き戸が音を立てたのであった。 わぁい、きょうはせんきゃくばんらいだー。
「おーい裕の兄ちゃん!今日も来たぜ!」 「いらっしゃいませー!連日飲んでて大丈夫なんですか?明日も朝早いんでしょう?」 「はっは、そんくらいで漁に行けない軟弱な野郎なんざこの打波にはいねえさ」 「むしろ、お前さんの顔見て元気になるってもんだ」 「はァ、そういうもんですか?とは言え、飲み過ぎないように気を付けてくださいね」
「なぁあんちゃん。酌してくれよ」 「はいはい、只今。・・・はい、どうぞ」 「っかー!いいねぇ!酒が美味ぇ!」 「手酌よりかはマシとは言え、野郎の酌で変わるもんです?」 「おうよ!あんちゃんみたいな可愛い奴に酌されると気分もいいしな!あんちゃんなら尺でもいいぜ?」 「お酌なら今しているのでは・・・?」 「・・・がはは、そうだな!」
「おい、兄ちゃんも一杯どうだ?飲めない訳じゃねえんだろ?」 「飲める歳ではありますけど仕事中ですので。皆さんだってお酒飲みながら漁には出ないでしょう?」 「そらそうだ!悪かったな。・・・今度、漁が終わったら一緒に飲もうぜ!」 「はは、考えておきますね」
ただのバイトに来ている筈なのに、何だか何処ぞのスナックのママみたいな気分になってくる。 それも、この島の人達の雰囲気のせいなのだろうか。
「あいつすげぇな。看板娘みてぇな扱いになってんぞ」 「流石裕ね。二日目にして店の常連共を掌握するとは。崇といい、これも旺海の血なのかしら?」 「もぐもぐ」 「さぁな。にしても、嫁があんなモテモテだと勇魚の野郎も大変だねぇ」 「裕の相手があの勇魚だって知った上で尚挑めるのかが見ものね」 「もぐもぐ」 「洋一、もしかしてなめろう気に入ったのか?」 「・・・うまい。巌もどうだ?」 「お、おう」
料理を運んでいる途中、洋一さんがひたすらなめろうを口に運んでいるのが目に入る。 もしかして、気に入ったのかな? そんな風にちょっとほっこりした気持ちになった頃、嵐は唐突に現れた。 嵐の兄さんじゃないよ。嵐の到来って奴。
「おーう裕。頑張っとるようじゃのう」 「あれ、疾海さん?珍しいですね、ここに来るなんて」 「げ、疾海のジジィだと!?帰れ帰れ!ここにはアンタに出すもんなんてねぇ!裕、塩持って来い塩!」
勇海さんのお父さんである疾海さんが来店。 この人がここにやってくる姿はほとんど見たことがないけれど、どうしたんだろう。 というか店長知り合いだったのか。
「なんじゃ店主、つれないのう。こないだはあんなに儂に縋り付いておったというのに」 「バッ・・・うるせェ!人の体好き放題しやがって!おかげで俺は・・・!」 「何言っとる。儂はちょいとお前さんの体を開いただけじゃろが。その後に若い衆に好き放題されて悦んどったのはお前さんの方じゃろ」
あー・・・そういう事ね。店長の腰をやった原因の一端は疾海さんか。 うん、これは聞かなかったことにしておこう。 というか、あけっぴろげに性事情を暴露されるとか店長が不憫でならない。
「のう、裕よ。お主も興味あるじゃろ?店主がどんな風に儂に縋り付いてきたか、その後どんな風に悦んでおったか」 「ちょ、ジジィてめぇ・・・」 「疾海さん、もうその辺で勘弁してあげてくださいよ。店長の腰がやられてるのは事実ですし、そのせいで俺が臨時で雇われてるんですから。益荒男でいいですか?どうぞ、そこの席にかけてください」 「おい、裕!」 「店長も落ち着いて。俺は何も見てませんし聞いてません。閉店までまだまだ遠いんですから今体力使ってもしょうがないでしょう。俺が疾海さんの相手しますから」 「―ッ、スマン。頼んだぞ、裕」
店長は顔を真っ赤にして逃げるようにキッチンへと戻っていった。 うん、あの、何て言うか・・・ご愁傷様です。 憐れみの視線を店長に送りつつお通しと益荒男を準備し、疾海さんの席へと提供する。
「よう店主の手綱を握ったのう、裕。やるもんじゃな」 「もとはと言えば疾海さんが店長をおちょくるからでしょう。あんまりからかわないでくださいよ」
にやにやと笑う疾海さんにため息が出てくる。 全く・・・このエロ爺は本当、悪戯っ子みたいな人だ。 その悪戯が天元突破したセクハラばかりというのもまた酷い。 しかも相手を即落ち、沈溺させるレベルのエロ技術を習得しているからなおさら性質が悪い。
「にしても、裕。お前さんもいい尻をしておるのう。勇魚の竿はもう受けたか?しっかりと耕さんとアレは辛いじゃろうて」
おもむろに尻を揉まれる。いや、揉みしだかれる。 しかも、その指が尻の割れ目に・・・ってオイ!
「―ッ!」
脳が危険信号を最大限に発し、半ば反射的に体が動く。 右手で尻を揉みしだく手を払いのけ、その勢いのまま相手の顔面に左の裏拳を叩き込む! が、振り抜いた拳に手ごたえは無く、空を切ったのを感じる。 俺は即座に一歩下がり、構えを解かずに臨戦態勢を維持。 チッ、屈んで避けたか・・・。
「っとぉ、危ないのう、裕。儂の男前な顔を台無しにするつもりか?」 「うるせえジジイおもてでろ」 「ほう、その構え・・・。成程、お前さん辰巳の孫のとこに師事したんか。道理で覚えのある動きじゃ。じゃが、キレがまだまだ甘いのう」
かなりのスピードで打ち込んだ筈なのに易々と回避されてしまった。 やはりこのジジイ只者ではない。 俺に攻撃をされたにも関わらず、にやにやとした笑いを崩さず、のんびりと酒を呷っている。 クソッ、俺にもっと力があれば・・・!
「おい裕、どうした。何か擦れた音が、ってオイ。マジでどうした!空気が尋常じゃねぇぞ!?」
店内に突如響いた地面を擦る音に、店長が様子を見に来たようだ。 俺の状態に即座に気づいたようで、後ろから店長に羽交い締めにされる。
「店長どいてそいつころせない」 「落ち着け!何があったか想像はつくが店ん中で暴れんな!」 「かかかっ!可愛い奴よな、裕。さて、儂はまだ行くところがあるでの。金はここに置いとくぞ」
俺が店長に止められている間に、エロ爺は笑いながら店を後にした。 飲み食い代よりもかなり多めの金額が置かれているのにも腹が立つ。
「店長!塩!」 「お、おう・・・」
さっきとはまるきり立場が逆である。 店の引き戸を力任せにこじ開け、保存容器から塩を鷲掴む。
「祓い給え、清め給え!!消毒!殺菌!滅菌ッ!!!」
適当な言葉と共に店の前に塩をぶちまける。 お店の前に、白い塩粒が散弾のように飛び散った。
「ふー、ふー、ふーッ!・・・ふぅ」 「・・・落ち着いたか?」 「・・・ええ、何とか」
ひとしきり塩をぶちまけるとようやく気持ちが落ち着いてきた。 店長の気遣うような声色に、何ともやるせない気持ちになりながら返答する。 疲労と倦怠感に包まれながら店の中に戻ると、盛大な歓声で出迎えられる。
「兄さん、アンタやるじゃねぇか!」 「うおッ!?」 「疾海のじいさんにちょっかいかけられたら大体はそのまま食われちまうのに」 「ひょろっちい奴だと思ってたがすげえ身のこなしだったな!惚れ惚れするぜ!」 「あ、ありがとうございます・・・はは・・・」
疾海さんは俺と勇魚さんの事を知っているから、単にからかってきただけだろうとは思っている。 エロいし奔放だし子供みたいだが、意外と筋は通すし。 あくまで「比較的」通す方であって手を出さない訳ではないというのが困りものではあるが。 そんな裏事情をお客の人達が知っている訳もなく、武術で疾海さん���退けたという扱いになっているらしい。 けど、あのジジイが本気になったら俺の付け焼刃な武術じゃ相手にならない気がする。 さっきの物言いを考えると辰馬のおじいさんとやりあってたって事になる。 ・・・うん、無理そう。
「おっし!そんなあんちゃんに俺が一杯奢ってやろう!祝杯だ!」 「いいねえ!俺も奢るぜ兄ちゃん!」 「抜け駆けすんな俺も奢るぞ!」 「ええっ!?いや、困りますって・・・俺、仕事中ですし・・・」 「裕、折角なんだし受けておきなさいな」
どうしようかと途方に暮れていると、いつの間にか冴さんが隣に来ていた。 と、それとなく手の中に器のようなものを握らされた。
「冴さん。あれ、これって・・・」
横目でちらりと見ると『咲』の字が入った器。 これ、咲夜の盃・・・だよな?
「腕も立って酒にも強いと知っとけば、あの連中も少しは大人しくなるでしょ。自衛は大事よ」 「はぁ・・・自衛、ですか」 「後でちゃんと返してね」
これって確か、持ってるだけで酒が強くなるって盃だったっけ。 その効果は一度使って知っているので、有難く使わせてもらうとしよう。 店長もこっちのやりとりを見ていたのか何も言うこと無く調理をしていた。
「おっ、姐さんも一緒に飲むかい!?」 「ええ。折角だから裕にあやからせてもらうわ。さぁ、飛ばしていくわよ野郎共ー!」 「「「「おおーっ!!」」」」 「お、おー・・・」
その後、ガンガン注がれるお酒を消費しつつ、盃を返す、を何度か繰り返すことになった。 途中からは冴さんの独壇場となり、並み居る野郎共を悉く轟沈させて回っていた。 流石っス、姐さん。 ちなみに俺は盃のご利益もあり、その横で飲んでいるだけで終わる事になった。
そんな一波乱がありつつも、夜は更けていったのだった。
そんなこんなで本日の営業終了時刻が近づいてくる。 店内には冴さん、海堂さん、洋一さんの3人。 冴さんはいまだ飲んでおり、その底を見せない。ワクなのかこの人。 海堂さんはテーブルに突っ伏してイビキをかいており、完全に寝てしまっている。 洋一さんはそんな海堂さんを気にしつつ、お茶を啜っている。 あんなにいた野郎共も冴さんに轟沈させられた後、呻きながら帰って行った。 明日の仕事、大丈夫なんだろうか・・・。
後片付けや掃除もほぼ終わり、後は冴さん達の使っているテーブルだけとなった時、入り口が壊れそうな勢いで乱暴に開いた。
「裕ッ!」 「うわっ、びっくりした。・・・勇魚さん、お疲れ様です」
入り口を開けて飛び込んできたのは勇魚さんだった。 いきなりの大声にかなり驚いたが、相手が勇魚さんとわかれば安心に変わる。 だが、勇魚さんはドスドスと近づいてくると俺の両肩をガシリと掴んだ。
「オイ裕!大丈夫だったか!?変な事されてねえだろうな!」
勇魚さんにしては珍しく、かなり切羽詰まった様子だ。 こんなに心配される事、あったっけ・・・? 疑問符が浮かぶがちらりと見えた勇海さんの姿にああ、と���得する。 というか苦しい。掴まれた肩もミシミシ言ってる気がする。
「うわっ!?大丈夫、大丈夫ですって。ちょ、勇魚さん苦しいです」 「お、おう。すまねえ・・・」
宥めると少し落ち着いたのか、手を放してくれる。 勇魚さんに続いて入って来た勇海さんが、申し訳なさそうに口を開いた。
「裕、すまないな。親父殿が無礼を働いたそうだな」 「勇海さんが気にすることではないですよ。反撃もしましたし。まぁ、逃げられたんですけど」 「裕は勇魚のつがいだと言うのに、全く仕方のないことだ。親父殿には私から言い聞かせておく。勘弁してやって欲しい」 「疾海さんには『次やったらその玉潰す』、とお伝えください」 「ははは、必ず伝えておくよ」
俺の返答に納得したのか、勇海さんは愉快そうに笑う。 本当にその時が来た時の為に、俺も更なる修練を積まなければ。 ・・・気は進まないけど、辰馬のおじいさんに鍛えてもらう事も視野に入れなければならないかもしれない。
「裕、今日はもう上がっていいぞ。そいつら連れて帰れ」 「え、いいんですか?」 「掃除も殆ど終わってるしな。色々あったんだ、帰って休んどけ」
俺に気を遣ってくれたのか、はたまたさっさと全員を返したかったのか、店長から退勤の許可が出た。 ここは有難く上がらせてもらおう。色々あって疲れたのは事実だ。
「じゃあ、折角ですので上がらせてもらいます。お疲れ様でした」 「おう。明日も頼むぞ」
店長に挨拶をし、皆で店を出る。 勇海さんはここでお別れとなり、俺、勇魚さん、冴さん、海堂さん、洋一さんの5人で帰る。 寝こけている海堂さんは洋一さんが背負っている。
「裕、ホントに他に何も無かったんだろうな!?」 「ですから、疾海さんにセクハラ受けただけですって。その後は特に何も無かったですし・・・」
で、帰り道。勇魚さんに詰問されております。 心配してくれるのはとても嬉しい。 嬉しいんだけど、過剰な心配のような気もしてちょっと気おくれしてしまう。
「俺に気を遣って嘘ついたりすんじゃねえぞ」 「冴さん達も一緒にいたのに嘘も何もないんですが・・・」 「裕の言ってる事に嘘はないわよ。疾海の爺さんに尻揉まれてたのも事実だけど」 「・・・思い出したら何か腹立ってきました。あのジジイ、次に会ったら確実に潰さなきゃ」
被害者を減らすにはその大本である性欲を無くすしかないかな? やっぱり金的か。ゴールデンクラッシュするしかないか。 あの驚異的な回避力に追いつくためにはどうすればいいか・・・。 搦め手でも奇襲なんでもいい、当てさえすればこちらのものだろう。 そう思いながら突きを繰り出し胡桃的な何かを握り潰す動作を数回。 駄目だな、やっぱりスピードが足りない。
「成程、金的か」 「裕、その、ソイツは・・・」
洋一さんは俺の所作から何をしようとしているかを読み取ったようだ。 その言葉にさっきまで心配一色だった勇魚さんの顔色変わる。 どうしました?なんで微妙に股間を押さえて青ざめてるんです?
「冴さん。こう、男を不能寸前まで追い込むような護身術とかないですかね?」 「あるにはあるけど、そういうの覚えるよりもっと確実な方法があるわよ」 「え?」 「勇魚。アンタもっと裕と一緒にいなさい。で、裕は俺の嫁アピールしときなさい」
嫁。勇魚さんのお嫁さん。 うん、事実そうなんだけどそれを改めて言われるとなんというか。 嬉しいんだけど、ねぇ?この照れくさいような微妙な男心。
「裕。頬がだいぶ紅潮しているようだが大丈夫か?」 「だ、大丈夫です。何というか、改めて人に言われると急に、その・・・」 「ふむ?お前が勇魚のパートナーである事は事実だろう。港の方でも知れ渡っていると聞いている。恥ずべきことではないと思うが?」 「恥ずかしいんじゃなくて嬉しくも照れくさいというか・・・」 「・・・そういうものか。難しいものだな」
洋一さんに指摘され、更に顔が赤くなる。 恥ずかしいわけじゃない。むしろ嬉しい。 でも、同じくらい照れくささが湧き上がってくる。 イカン、今凄い顔が緩みまくってる自覚がある。
「流石にアンタ相手に真正面から裕に手を出す輩はいないでしょう。事実が知れ渡れば虫よけにもなって一石二鳥よ」 「お、おお!そうだな!そっちの方が俺も安心だ!うん、そうしろ裕!」
冴さんの案に我が意を得たりといった顔の勇魚さん。 妙に食いつきがいいなァ。 でも、それって四六時中勇魚さんと一緒にいろって事では?
「勇魚さんはそれでいいんですか?対セクハラ魔の為だけに勇魚さんの時間を割いてもらうのは流石にどうかと思うんですが」 「んなこたあねえよ。俺だってお前の事が心配なんだ。これくらいさせてくれよ」 「そう言われると断れない・・・」
申し訳ない旨を伝えると、純粋な好意と気遣いを返される。 実際勇魚さんと一緒に居られるのは嬉しいし、安心感があるのも事実だ。
「裕、あんたはあんたで危機感を持った方がいいわよ」 「危機感、といいますとやっぱりセクハラ親父やセクハラ爺の対処の話ですか?」
冴さんの言葉に、2人の男の顔が思い浮かぶ。 悪戯、セクハラ、煽りにからかい。あの人たちそういうの大好きだからなぁ。 でも、だいぶ耐性はついたし流せるようになってきたと思ってるんだけど。
「違うわよ。いやある意味同じようなモンか」 「客だ、裕」 「客?お店に来るお客さんって事ですか?」
え、海堂さんとか疾海さんじゃないのか。 そう思っていると意外な答えが洋一さんの方から返って来た。 客の人達に何かされたりは・・・ない筈だったけど。
「店にいた男たちはかなりの人数が裕を泥酔させようと画策していたな。冴が悉くを潰し返していたが」 「何っ!?」 「え!?洋一さん、それどういう・・・」
何その事実今初めて知った。どういうことなの。
「今日店に居た男たちは皆一様にお前をターゲットとしていたようだ。やたらお前に酒を勧めていただろう。お前自身は仕事中だと断っていたし、店長もお前に酒がいかないようそれとなくガードしていた。だがお前が疾海を撃退したとなった後、躍起になるようにお前に飲ませようとしていただろう。だから冴が向かったという訳だ」 「疾海の爺さん、なんだかんだでこの島でもかなりの手練れみたいだしね。物理でだめならお酒でって寸法だったみたいね」 「えっと・・・」 「食堂に来てた立波さん、だったかしら。ここまで言えばわかるでしょ?店長も何だかんだでそういう事にならないよう気を配ってたわよ」
あァ、成程そういう事か。ようやく俺も理解した。 どうやら俺は三日月亭でそういう意味での好意を集めてしまったという事らしい。 で、以前店長が言っていた「紳士的でない方法」をしようとしていたが、疾海さんとのやりとりと冴さんのおかげで事なきを得たと、そういう事か。
「えー・・・」 「裕・・・」
勇魚さんが俺を見る。ええ、心配って顔に書いてますね。 そうですね、俺も逆の立場だったら心配しますよ。
「なあ裕。明日の手伝いは休んどけ��店には俺が行くからよ」 「いや、そういうワケにもいかないでしょう。勇魚さん、魚は捌けるでしょうけど料理できましたっけ?」 「何、料理ができない訳じゃねえ・・・なんとかなるだろ」
あっけらかんと笑う勇魚さんだが、俺には不安要素しかない。 確かに料理ができない訳じゃないけど如何せん漢の料理だ。店長の補助とかができるかと言うと怪しい。 この島に来てからの勇魚さんの功績をふと思い返す。 餅つき・・・臼・・・ウッアタマガ。 ・・・ダメだ、食材ごとまな板真っ二つにしそうだし、食器を雑に扱って破壊しそうな予感しかしない。 勇魚さんの事だからセクハラされたりもしそうだ。 ダメダメ、そんなの俺が許容しません。
「様々な観点から見て却下します」 「裕ぅ~・・・」
そんなおねだりみたいな声したって駄目です。 却下です却下。
「裕、ならば俺が行くか?」 「お願いしたいのは山々なんですが洋一さんは明日北の集落に行く予定でしたよね。時間かかるって仰ってたでしょう?」 「ふむ。ならば巌に―」 「いえ、海堂さんには店長のマッサージもお願いしてますしこれ以上は・・・」
洋一さんが申し出てくれるが、洋一さんは洋一さんで抱えてる事がある。 流石にそれを曲げてもらうわけにはいかない。 海堂さんなら色んな意味で文句なしの人材ではあるのだが、既にマッサージもお願いしている。 それに、迂闊に海堂さんに借りを作りたくない。後が怖い。
「洋一も無理、巌も無理とするならどうするつもりなんだ?高瀬か?」 「勇魚さん、三日月亭の厨房を地獄の窯にするつもりですか?」 「失礼ねェ。頼まれてもやらないわよ」
勇魚さんからまさかの選択が投げられるがそれは無理。 冴さんとか藤馬さんに立たせたら三日月亭から死人が出る。三日月亭が営業停止する未来すらありえる。 頼まれてもやらないと冴さんは仰るが、「やれないからやらない」のか「やりたくないからやらない」のかどっちなんだ。
「明日も普通に俺が行きますよ。ついでに今後についても店長に相談します」 「それが一番ね。店長も裕の状況に気づいてるでしょうし」 「巌の話だとマッサージのおかげかだいぶ良くなってきているらしい。そう長引きはしないだろう」 「後は勇魚がガードすればいいのよ」 「おう、そうか。そうだな」
そんなこんなで話も固まり、俺達は屋敷に到着した。 明日は何事もなく終わってくれればいいんだけど・・・。 そんな不安も抱えつつ、夜は過ぎていった。
そしてバイト三日目。 俺は少し早めに三日月亭へと来ていた。
「ああ、だよなぁ。すまんな、そっちの可能性も考えてなかったワケじゃ無いんだが・・・そうなっちまうよなあ」
俺の状況と今後の事を掻い摘んで説明すると、店長は疲れたように天井を仰ぐ。
「何というか・・・すみません。腰の具合はどうです?」
別に俺が何かをしたわけではないけれど、状況の中心にいるのは確かなので申し訳ないとは思う。
「海堂の旦那のおかげでだいぶ良くなった。もう一人でも回せそうだ。何なら今日から手伝わなくてもいいんだぞ?」
店長はそう言うが、完治しているわけでもない。 悪化するわけではないだろうが気になるのも事実。 なので、昨日のうちに勇魚さんと決めていた提案を出すことにする。
「でも全快というわけでもないんでしょう?引き受けたのは自分です。勇魚さんもいますし、せめて今日までは手伝わせてくださいよ」 「心意気はありがてえが・・・。わかった、面倒ごとになりそうだったらすぐさま離れろよ?勇魚の旦那も頼むぜ」 「おう!」 「はい!さ、今日も頑張りましょう!」
昨日話した通り今日は開店から勇魚さんも店に居てくれる。 万が一な状態になれば即座に飛んできてくれるだろう。 それだけで心の余裕も段違いだ。
「裕、無理すんなよ」 「わかってますよ。勇魚さんも、頼みますね」 「おう、任せときな!」
勇魚さんには店内を見渡せる席に座ってもらい、適当に時間を潰してもらう。 俺は店長と一緒に仕込みを始めながら新メニューの話も始める。 途中、勇魚さんにビールとお通しを出すのも忘れずに。
「新しいメニュー、どうすっかねぇ」 「今日の一品、新レシピも兼ねてゴーヤーチャンプルーでいこうかと思うんですよ」 「ほー。確かに苦瓜なら栽培してるとこはそこそこあるしな。行けるだろう」 「スパム缶は無くても豚肉や鶏肉でいけますからね。肉が合わないなら練り物やツナでも大丈夫です。材料さえあれば炒めるだけってのも高ポイント」 「肉に卵にと寅吉んとこには世話になりっぱなしだな。だが、いいねえ。俺も久しぶりにチャンプルーとビールが恋しくなってきやがった」 「後で少し味見してくださいよ。島の人達の好み一番把握してるの店長なんだから。・・・でも、やっぱり新メニュー考えるのは楽しいな」 「・・・ったく、面倒ごとさえ無けりゃあこのまま働いてもらえるってのに。無自覚に野郎共の純情を弄びやがって」 「それ俺のせいじゃないですよね・・・」
調理実習をする学生みたいにわいわい喋りながら厨房に立つ俺達を、勇魚さんはニコニコしながら見ている。 あ、ビールもう空きそう。おかわりいるかな? そんな風に営業準備をしていると時間はあっという間に過ぎ去り、開店時間になる。 開店して数分も経たないうちに、店の引き戸がガラリと開いた。
「いらっしゃいませー!」
「裕、お前まだここで働いてたのか」 「潮さん、こんばんは。今日までですけどね。あくまで臨時なので」 「ふむ、そうか。勇魚の旦那もいるのか」 「おう、潮。裕の付き添いでな」 「・・・ああ、成程な。それは確かに必要だ」
「おっ、今日も兄ちゃんいるのか!」 「いらっしゃいませ!ははは、今日で終わりなんですけどね」 「そうなのか!?寂しくなるなぁ・・・。なら、今日こそ一杯奢らせてくれよ」 「一杯だけならお受けしますよ。それ以上は無しですからね」
「裕の兄ちゃん!今日でいなくなっちまうって本当か!?」 「臨時ですので。店長の具合もよくなりましたし」 「兄ちゃんのおすすめ一品、好きだったんだけどよ・・・」 「はは、ありがとうございます。今日も用意してますから良かったら出しますよ」 「おう、頼むぜ!」
続々とやってくる常連客を捌きつつ、厨房にも立つ。 店長の動きを見てもほぼ問題ない。治ってきてるのも事実のようだ。 時折お客さんからの奢りも一杯限定で頂く。 今日は以前もらった方の咲夜の盃を持ってきているので酔う心配もない。
「おう、裕のあんちゃん!今日も来たぜ!」 「い、いらっしゃいませ・・・」
再びガラリと入り口が空き、大柄な人物がドスドスと入ってくる。 俺を見つけるとがっしと肩を組まれる。 日に焼けた肌が特徴の熊のような人だ。名前は・・・確か井灘さん、だったかな? 初日に俺に可愛いと言い、昨日は酌を頼まれ、冴さんに潰されてた人だ。 スキンシップも多く、昨日の一件を考えると警戒せざるを得ない。 取り合えず席に案内し、おしぼりを渡す。
「ガハハ、今日もあんちゃんの可愛い顔が見れるたぁツイてるな!」 「あ、ありがとうございます。注文はどうしますか?」 「まずはビール。食いモンは・・・そうさな、あんちゃんが適当に見繕ってくれよ」 「俺が、ですか。井灘さんの好みとかわかりませんけど・・・」 「大丈夫だ。俺、食えねえもんはねえからよ。頼むぜ!」 「はあ・・・分かりました」
何か丸投げされた感が凄いが適当に三品程見繕って出せばいいか。 ついでだからゴーヤーチャンプルーも試してもらおうかな。 そんな事を考えながら、俺は井灘さんにビールとお通しを出す。
「む・・・」 「どうした旦那。ん?アイツ、井灘か?」 「知ってるのか、潮」 「ああ。俺達とは違う港の漁師でな。悪い奴では無いんだが、気に入った奴にすぐ手を出すのが玉に瑕でな」 「そうか・・・」 「旦那、気を付けた方がいいぞ。井灘の奴、あの様子じゃ確実に裕に手を出すぞ」 「・・・おう」
こんな会話が勇魚さんと潮さんの間でなされていたとはつゆ知らず。 俺は店長と一緒に厨房で鍋を振っていた。
「はい、井灘さん。お待たせしました」 「おう、来た来た」 「つくね、ネギま、ぼんじりの塩の串盛り。マグロの山かけ。そして今日のおすすめ一品のゴーヤーチャンプルーです」 「いいねえ、流石あんちゃん。で、なんだそのごーやーちゃんぷうるってのは?」 「内地の料理ですよ。苦瓜と肉と豆腐と卵の炒め物、ってとこでしょうか。(厳密には内地の料理とはちょっと違うけど)」 「ほー苦瓜。滅多に食わねえが・・・あむ。うん、美味え!美味えぞあんちゃん!」 「それは良かった」 「お、美味そうだな。兄ちゃん、俺にもそのごーやーちゃんぷうるってのくれよ」 「俺も!」 「はいはい、ただいま」
井灘さんが美味しいと言ってくれたおかげで他の人もゴーヤーチャンプルーを頼み始める。 よしよし、ゴーヤーチャンプルーは当たりメニューになるかもしれない。 そう思いながら厨房に引っ込んでゴーヤーを取り出し始めた。
それからしばらくして井灘さんから再びゴーヤーチャンプルーの注文が入る。 気に入ったのだろうか。
「はい、井灘さん。ゴーヤーチャンプルー、お待たせ」 「おう!いやー美味えな、コレ!気に入ったぜ、ごーやーちゃんぷうる!」 「あはは、ありがとうございます」
自分の料理を美味い美味いと言ってもりもり食べてくれる様はやっぱり嬉しいものだ。 作る側冥利に尽きる。 が、作ってる最中に店長にも「アイツは気を付けとけ」釘を刺されたので手放しに喜ぶわけにもいかない。
「毎日こんな美味いモン食わせてくれるなんざあんちゃんと一緒になる奴は幸せだなあ!」 「はは・・・ありがとう、ございます?」 「あんちゃんは本当に可愛い奴だなあ」
屈託ない笑顔を向けてくれるのは嬉しいんだけど、何だか話の方向が急に怪しくなってきたぞ。
「おい、裕!早く戻ってきてこっち手伝え!」 「ッ、はーい!じゃあ井灘さん、俺仕事に戻るので・・・」
こっちの状況を察知したのか、店長が助けを出してくれる。 俺も即座に反応し、戻ろうと足を動かす。 が、その前に井灘さんの腕が俺の腕を掴む。 あ、これは・・・。
「ちょ、井灘さん?」 「なあ、裕のあんちゃん。良けりゃ、俺と・・・」
急に井灘さんの顔が真面目な顔にな��、真っ直ぐに俺を見据えてくる。 なんというか、そう、男の顔だ。 あ、俺こういう顔に見覚えある。 そう、勇魚さんの時とか、立浪さんの時とか・・・。 逃げようと思うも腕をガッチリとホールドされ、逃げられない。 ・・・ヤバイ。そう思った時だった。 俺と井灘さんの間に、ズイと体を割り込ませてきた見覚えのあるシャツ姿。
「なあ、兄さん。悪いがこの手、離してくんねえか?」 「勇魚さん・・・」
低く、優しく、耳をくすぐる声。 この声だけで安堵感に包まれる。 言葉は穏やかだが、どこか有無を言わせない雰囲気に井灘さんの眉間に皺が寄る。
「アンタ・・・確か、内地の客だったか。悪いが俺の邪魔・・・」 「裕も困ってる。頼むぜ」 「おい、アンタ・・・う、腕が動かねえ!?」
井灘さんも結構な巨漢で相当な力を込めているのがわかるが、勇魚さんの手はびくともしない。 勇魚さんの怪力はよく知ってはいるけど、こんなにも圧倒的なんだなあ。
「こいつ、俺の大事な嫁さんなんだ。もし、手出しするってんなら俺が相手になるぜ」
そう言って、勇魚さんは俺の方をグッと抱き寄せる。 抱き寄せられた肩口から、勇魚さんの匂いがする。 ・・・ヤバイ。勇魚さん、カッコいい。 知ってたけど。 知ってるのに、凄いドキドキする。
「っ・・・ガハハ、成程!そいつは悪かったな、旦那!」 「おう、分かってくれて何よりだぜ。さ、裕。店長が呼んでるぜ」 「あ、ありがとうございます勇魚さん。井灘さん、すみませんけどそういう事なので・・・」
勇魚さんの言葉に怒るでもなく、井灘さんは納得したようにあっさりと手を放してくれた。 井灘さんに謝罪しつつ、促されるまま厨房へと戻る。
「おお!あんちゃんも悪かったな!旦那、詫びに一杯奢らせてくれや!」 「おう。ついでに裕のどこが気に入ったのか聞かせてくれよ」
漁師の気質なのかはたまた勇魚さんの人徳なのか。 さっきの空気はどこへやら、そのまま親し気に話始める2人。
「ちょ、勇魚さん!」 「いいぜ!旦那とあんちゃんの話も聞かせてくれよ!」 「井灘さんまで!」 「おい裕!いつまで油売ってんだ、こっち手伝え!」
店長の怒鳴り声で戻らざるを得なかった俺には二人を止める術などなく。 酒の入った声のデカい野郎共が二人、店内に響かない筈がなく・・・。
「でよ、そん時の顔がまたいじらしくってよ。可愛いんだこれが」 「かーっ!羨ましいこったぜ。旦那は果報モンだな!」 「だろ?なんたって俺の嫁さんなんだからな!」
勇魚さんも井灘さんも良い感じに酒が入ってるせいか陽気に喋っている。 可愛いと言ってくれるのは嬉しくない訳ではないけれど、連呼されると流石に男としてちょっと悲しい気分になる。 更に嫁さん嫁さん連呼されまくって複雑な心境の筈なのにどれだけ愛されているかをガンガン聞かされてオーバーヒートしそうだ。
「何故バイト中に羞恥プレイに耐えなければならないのか・・・」 「おい裕、いつまで赤くなってんだ。とっとと料理運んで来い」 「はい・・・いってきます・・・」
人が耐えながらも調理しているというのにこの銭ゲバ親父は無情にもホール仕事を投げて来る。 こんな状況で席に料理を運びに行けば当然。
「いやー、お熱いこったなあ兄ちゃん!」 「もう・・・ご勘弁を・・・」 「っははははは!」
茶化されるのは自然な流れだった。 勇魚さんと井灘さんのやりとりのお陰でスキンシップやらは無くなったが、祝言だの祝い酒だの言われて飲まされまくった。 咲夜の盃が無ければ途中で潰れてたかもしれない。
そんな揶揄いと酒漬けの時間を、俺は閉店間際まで味わうことになったのだった。
そして、もうすぐ閉店となる時間。 勇魚さんと一緒にずっと飲んでいた井灘さんも、ようやく腰を上げた。 会計を済ませ、店の前まで見送りに出る。
「じゃあな、あんちゃん。俺、マジであんちゃんに惚れてたんだぜ」 「はは・・・」 「だが、相手が勇魚の旦那じゃあ流石に分が悪い。幸せにしてもらえよ!」 「ありがとうございます・・・」 「また飲みに来るからよ。また今度、ごーやーちゃんぷうる作ってくれよな!」 「その時に居るかは約束できませんが、機会があれば」
からりとした気持ちの良い気質。 これもある種のプレイボーイなのだろうか。
「じゃあな!裕!勇魚の旦那!」 「おう!またな、井灘!」 「おやすみなさい、井灘さん」
そう言って手を振ってお見送り。 今日の三日月亭の営業も、これにて閉店。 店先の暖簾を下ろし、店内へと戻る。
「裕。そっちはどうだった?」 「こっちも終わりました。後は床掃除したら終わりですよ」 「ホント、この3日間マジ助かった。ありがとうな」 「いえいえ、久しぶりの接客も楽しかったですよ」
最後の客だった井灘さんも先程帰ったばかりだ。 店内の掃除もほぼ終わり、閉店準備もほぼ完了。 三日月亭のバイトももう終わりだ。 店長が近づいてくると、封筒を差し出してきた。
「ほい、バイト代だ。色々世話もかけたからな。イロ付けといたぜ」 「おお・・・」
ちょろっと中身を確認すると、想定していたよりかなり多めの額が入っていた。 店長なりの労いの証なのだろう。
「なあ裕。マジで今後もちょくちょく手伝いに来ねえか?お前がいると客足増えるし酒も料理も注文増えるしな。バイト料もはずむぜ」 「うーん・・・」
店長の申し出は有難いが、俺は俺でまだやらなければならない事がある。 悪くはない、んだけど余り時間を使うわけにもなぁ。 そんな風に悩んでいると、勇魚さんが俺の頭にぽん、と掌をのせる。
「店長、悪いがこれ以上裕をここにはやれねえよ」 「はは、旦那がそう言うんなら無理は言えねえな。裕の人気凄まじかったからな」 「ああ。何かあったらって、心配になっちまうからな」
今回は勇魚さんのお陰で事なきを得たけど、また同じような状況になるのは俺も御免被りたい。 相手に申し訳ないのもあるけど、どうすればいいか分からなくて困ったのも事実だ。
「お店の手伝いはできないですけど、またレシピの考案はしてきますので」 「おう。売れそうなのを頼むぜ。んじゃ、気を付けて帰れよ」 「はい、店長もお大事に。お疲れ様です」 「旦那もありがとうな」 「おう、おやすみ」
ガラガラ、という音と共に三日月亭の扉が閉まる。 店の前に残ったのは、俺と勇魚さんの二人だけ。
「じゃ、帰るか。裕」 「ええ、帰りましょうか。旦那様」 「おっ・・・。へへ、そう言われるのも悪くねえな」 「嫌味のつもりだったんだけどなァ」
そう言って俺と勇魚さんは笑いながら屋敷への帰路につくのであった。
後日―
三日月亭に買い物に来た俺を見るなり、店長が頭を下げてきた。
「裕、頼む・・・助けてくれ・・・」 「ど、どうしたんです店長。随分疲れきってますけど・・・」 「いや、それがな・・・」
あの3日間の後、事あるごとに常連客から俺は居ないのかと聞かれるようになったそうな。 俺がまだ島にいるのも事実なので連れて来るのは不可能だとも言えず。 更に井灘さんがちょくちょく仲間漁師を連れて来るらしく、『姿が見えない料理上手な可愛い店員』の話だけが独り歩きしてるらしい。 最近では聞かれ過ぎて返す言葉すら億劫になってきているそうな。 ぐったりした様子から、相当疲弊しているのがわかる。
「な、裕。頼む後生だ。俺を助けると思って・・・」 「ええ・・・」
それから。 たまーに勇魚さん同伴で三日月亭にバイトに行く日ができました。
更に後日。
勇魚さんと一緒に『網絡め』という儀式をすることになり、勇海さんに見られながら致すというしこたま恥ずかしいプレイで羞恥死しそうな思いをしたことをここに記録しておきます。
4 notes
·
View notes
Text
北海道旅行②
二日目に母と電車で函館に向かう。室蘭からずっと海岸線沿いに走るので、すぐそこに海が見える。すごいなぁ。
函館に到着したらすぐに荷物をコインロッカーに預けてお昼ごはん。
きくよ食堂。

あれこれ迷って巴丼。正直、ウニといくらはそこまで好きではないけど、めちゃめちゃ美味しかった。いくらがポロポロしてるの。味付けもすこまで濃くない。ウニもワサビ醤油の味がついていてとろとろで美味しかったなぁ。

昼ごはんのあとは五稜郭へ。
曇り空で微妙だなと思ってタワーのぼったらこの景色!

紅葉が美しい。

赤いぽんぽんがかわいいなー。

とてもテンション上がった。やはり有名な観光地ってすごいんだな。
雨が少し降って冷えて疲れたので六花亭でひとやすみ

私はプリンケーキ。固めのプリンと生クリームが美味!

このあとは宿へチェックインして、夜景をみるために慌ただしく移動したのでした。
6 notes
·
View notes
Text
2022年7月30日(土)

隔週に三重県紀北町・奥川ファームから届く定期便、今回はスイカ・マクワウリ・ゴーヤなど、盛夏のラインナップとなっている。早速スイカを冷蔵庫で冷やし、唐辛子を酢に漬け、ゴーヤは佃煮にした。朝から汗をかきながらの家事、これも夏休みっぽくて結構気に入っているのだ。

5時起床。
日誌書く。

奥川ファームの蕎麦もこれが最後、もっとも今日の定期便で新しいものが届くことだろう。
洗濯1回。

平飼い有精卵(50個)+手打十割蕎麦(10食)+玄米(5kg)+野菜あれこれ。それに、地鶏とくき漬けも入っている。早速、今月分(3回)+漬物代金を振り込む。
スイカは冷蔵庫に入れて、夜にいただこう(私は食べないが)。
唐辛子は酢に漬ける、減塩調理の強い味方になるのだ。
ゴーヤは佃煮にする。
ナス(半量)とピーマンを煮る。
大葉/キュウリ/ナス/ズッキーニは冷蔵庫の野菜室に入れる。

奥川ファームと同時に、W姉からルーマニアのワインをいただいた。ランチに早速味見、ラベルが面白いし味も良い。
録画番組視聴。名探偵ポワロ (8)「なぞの盗難事件」
世界が愛した名探偵、エルキュール・ポワロ。アガサ・クリスティー原作の人気ドラマシリーズ。新型戦闘機の設計書が盗まれた。スパイの影で動く真犯人にポワロが迫る!
ポワロは匿名の電話で呼び出される。相手は国防に関わる兵器メーカー、メイフィールド社の社長夫人だった。「ドイツのスパイ」と噂されるバンダリン夫人を、夫が自宅に招いたことを心配し、助けを求めて来た。ポワロはメイフィールド邸に招待される。夕食後、メイフィールドが書斎に戻ると、新型戦闘機の設計書の一部が消えていた。バンダリン夫人に疑いがかかるが、書類は見つからず…
ツレアイは外出、私は午睡。
ファミリーマートで、9/25(日)の天満の銀座@天満天神繁昌亭のチケットを受け取る。
ケーヨーデイツーで、旅行用のUSB充電器を購入する。
セブンイレブンでボタン電池(CR2032)を購入、AirTagの電池交換をする。

夕飯は、K兄からいただいた熊野地鶏のすき焼き風+半熟酢卵+野菜タップリ。土曜日なので、ツレアイが帰路購入してくれた土佐鶴をいただく。
テレビ視聴、美の壺スペシャル 「昭和レトロ」
初回放送日: 2022年7月30日
若者に大人気の「花柄グラス」。なぜ若手デザイナーは、昭和デザインをリバイバルさせた?▽テレビから掃除機まで、昭和の家電の変遷を徹底解剖!▽クリームソーダやプリンアラモード、ナポリタンまで「昭和グルメ」の魅力とは?▽銭湯の富士山を1日で描き上げる、銭湯絵師のスゴ技に密着!▽渋谷でラジカセとカセットが流行?!▽タブレット純が語る「昭和歌謡」の奥深い世界▽木村多江は黒電話・赤電話と“レトロ放談”!
いやぁ面白い、あれこれ突っ込みを入れながら最後まで見入ってしまった。
風呂の順番を待つ間に、気がつけば夢の中へ。

夕方の買物で、無事に3つのリング完成。水分は1,800ml。
5 notes
·
View notes
Text
2019年見たものまとめ
1.歌舞伎
今年はとにかく歌舞伎にずぶずぶ沈んでいった年だった。24年生きて、色々齧ってきて、まだこんなに熱中できるものがあるなんて人生足りないよ!まだまだ沈んでいけるので、楽しかったし楽しいな〜!!という感じが歌舞伎のおかげでここ数ヶ月ずっと続いている、嬉しいな〜〜るんるん
歌舞伎座に通ったおかげでようやく現役の歌舞伎俳優が分かり始めて、そこから上の世代や下の世代にも興味が出てきて、二度目の演目も少しずつ増えてきたので、
来年は引き続き新しい演目に加えて過去の映像見て、演目同士の違いを見て、地方公演にも手を出したいな〜あ〜〜たのしみだ!!
3月 夜の部(盛綱陣屋・雷船頭・弁天娘男白波)
5月 シネマ歌舞伎「スーパー歌舞伎ワンピース」
5月 オフシアター歌舞伎「女殺油地獄」
6月 YJKT3スペシャルトーク
6月 スーパー歌舞伎 NARUTO
6月 三谷かぶき月光露針路日本風雲児たち
6月 コクーン歌舞伎「三人吉三」
7月 夜の部(通し狂言星合十三團成田千本桜 市川海老蔵十三役早替り宙乗り相勤め申し候)
7月 丑之助襲名 絵本牛若丸
7月 昼の部(高時・西郷と豚姫・素襖落とし・歌舞伎十八番の内外郎売 堀越勸玄早口言い立て相勤め申し候)
8月 八月南座超歌舞伎「今昔饗宴千本桜」
8月 第一部(先代萩御殿床下・闇梅百物語)
8月 第二部(東海道中膝栗毛 松本幸四郎 市川猿之助宙乗り相勤め申し候)
9月 南座九月花形歌舞伎「通し狂言東海道四谷怪談」
10月 夜の部(三人吉三巴白波・二人静)
10月 シネマ歌舞伎「スーパー歌舞伎ヤマトタケル」
11月 KAWAII歌舞伎〜ハローキティー座の桃太郎〜
12月 七之助特別舞踊公演「隅田川千種濡事」
12月 昼の部(たぬき・保名・壇浦兜軍記阿古屋)
12月 夜の部(神霊矢口渡 頓兵衛住家の場・本朝白雪姫譚話)
12月 盛綱陣屋・蝙蝠の安さん
12月 コクーン歌舞伎「佐倉義民傳」
12月 2014年六月大歌舞伎「お祭り」(片岡仁左衛門)
12月 コクーン歌舞伎「東海道四谷怪談北番」
今年見たものの中ではコクーン歌舞伎「三人吉三」がダントツで好きだった、というか今まで見た歌舞伎の中で1番好きだ コクーン歌舞伎についてはその内ちゃんと書きたい
あとは我慢出来ずに急遽幕見に並んで観に行った勸玄くんの外郎売が本当に痺れたなぁ あんなに将来が楽しみになるこどもちゃんいる?才能に圧倒されてしまったかわいいなんて感想は1ミリも出なかった 海老蔵パパ頼むからちゃんと育ててくれよ〜〜〜と祈らずには居られないね
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2.ゲーム実況
ついに結成3周年を迎え、4年目に突入した男たち!
毎週土曜日22時からのch生放送に何回笑顔を貰ったか……本当にだいすきだ!!!!この歳になって声出して涙が滲むほど爆笑できることってなかなか無くて、彼らのおかげでどれだけ元気になれたか計り知れない。老人ホームに入っても配信してほしい。
今年はナポリ展の開催・Youtubeへの進出もあって新しいこともどんどん挑戦していて、追いかけがいのあるグループだよとしみじみしていた 年末になってからなんだか全員関東に引っ越したような感じだし、来年は来年で新しいことを色々考えているみたいなのでワクワクだ〜どんどん新しいことをやって欲しい、そして応援させてくれ!!!!ラブ!!!
今年の4月あたりから、オススメしてもらって見始めて、気がついたら多分数百本の動画を見ていた…食わず嫌いって本当に良くないなと思いました。
14人もいる〜〜〜!!!??って初めは思ってたけど、本人達が意識してキャラクターを作っているだけあって漫画のようにキャラクターが濃いので今じゃ覚えられないて思ってたのが嘘のようだ
類をみない多人数の実況グループゆえの企画力・組織力が圧倒的で、知れば知るほどスゲ〜〜〜となっている Youtubeへの毎日動画投稿・週3回の生放送(マイクラ建築を視聴者と行うトントンと作ろう・雑談とおたよりコーナーを行うわれしゃべ国営放送・クイズに答えるワレオネア)・毎日交代でのメンバーのブロマガ・夏コミ冬コミでのマガジン発行ってどうなってるんだ本当に!
動画もただの実況ではなくて、Hoiのような歴史戦争ゲーム・マイクラ人狼や鬼ごっこケイドロ等の試合企画もの・メンバーをネタにしたTRPG・大喜利大会のしょーてん・科学実験を行う実写動画・時事問題を扱う政治動画と多岐に渡りまくっているので見ても見ても飽きない
あとはほぼ全員コテコテ関西人なので、全体的にやかましく明るい 個人的に笑いのツボではないからナポリほど爆笑することはないけど、楽しく見れるので少年漫画読んでるのと同じ気分で見ている
ハマってから見ても見ても見切れないほど動画があって、それに物凄い供給が現在進行形であってめちゃくちゃ楽しいので、今年本当にハマって良かった〜〜〜!!!
ナポリも我々だも、めちゃくちゃ色々作って活動して物語を作って見せてくれているけど普段はみんな働いている社会人で、そこがすごく個人的には勇気づけられるというか、個人的に「有名人じゃなくても創作上のキャラクターじゃなくてもわたしたちにもきっと物語というものは作っていける」と信じさせてくれる存在で、負けずと自分のための創作をしたいってメラメラさせてくれる存在で、そういう所も心の支えになっている らぶいぜ!!来年も追いかけるのがたのしみだ!!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3.ナマモノ
1月 罪と罰
3月 世界は一人
5月 よみらくご
6月 キネマと恋人
7月 恋のヴェネチア狂騒曲
7月 末廣亭 落語
7月 宝塚 ポーの一族
8月 ヨーロッパ企画「ギョエー!旧校舎の77不思議」
10月 渋谷能第六夜「船弁慶 白波之伝」
10月 オイディプス
12月 配置された落下
12月 Q
こうして見ると今年は歌舞伎に行った分あんまり行かなかったな〜 あと今年こそは落語もたくさん見たいって毎年毎年思ってるね、だめだも〜!
特に印象に残っているのは渋谷能とオイディプスで、やっぱり古典とそのリミックスが好きなんだな。お金と時間は有限なので、そこらへんに絞っていってもいい気がしてきている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4.美術展
1月 イケガミヨリユキさん個展
2月 藝大の卒展
2月 アアルト展
4月 クリムト 展
4月 ウィリアムモリス展
4月 ラファエル前派の軌跡展
4月 イケガミヨリユキさん個展
4月 トルコの至宝展
4月 ウィーンモダン展
4月 佐藤オオキ×サントリー美術展
6月 メリヤスぬいぐるみ展
6月 ナポリ展
6月 Pixarのひみつ展
7月 松方コレクション展
7月 りぼん展
7月 SONY ウォークマン展
7月 ポーの一族展
7月 クリスチャン・ボルタンスキー展
8月 原田治展
8月 井上涼展
10月 名勝八景展
10月 根津美術館常設展
10月 東京国立博物館常設展
11月 岡本太郎美術館
11月 不思議の国のアリス展
11月 きたしまたくやさん個展
12月 コートールド美術館展
12月 つづく展
12月 ダムタイプ展
12月 東京都現代美術館常設展
12月 アジアのイメージ展
12月 カルティエ展
12月 みえないかかわり展
12月 SONY 共生するロボティクス
12月 未来と芸術展
12月 ㊙︎展
美術展も案外行けてないな〜身体と時間が足りなさすぎる
特に印象に残っているのは佐藤オオキ×サン美のやつと、コートールド美術館展、ミナペルホネンのつづく展。やっぱり新しい切り込みと、綺麗に整頓された展示は脳みそに気持ちが良いよねぇ
12月、目の展示に行けなかったことが本当に心残り、ぐう!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5.映像作品
1月 AKIRA
1月 OTGW
2月 ゆるキャン(アニメ)
2月 ニューシネマパラダイス
2月 LEON
2月 メリーポピンズ
2月 メリーポピンズリターンズ
2月 ケムリクサ(アニメ)
3月 ビューティフルマインド
3月 ドラえもん 月面探査記
4月 スパイダーバース
4月 バンブルビー
5月 舟を編む
5月 名探偵ピカチュウ
5月 居眠り磐音
5月 パラレルワールドラブストーリー
6月 プロメア
6月 グレートビューティ
6月 ウィーアーリトルゾンビーズ
7月 シャイニング
7月 俺たちは天使じゃない
7月 プリンセスと魔法のキス
7月 レディバード
8月 かもめ食堂
8月 クァ・アイ シーズン4の1
8月 ディリリとパリの時間旅行
9月 ロケットマン
9月 モンスターズユニバーシティ
9月 マイ・インターン
10月 アートのお値段
10月 バチェラー第3シーズン
相変わらず本当に映画やドラマを見れない。理由は色々あるけど、やっぱり数時間で物語が完結してしまうことで置いてきぼりにされ、呆然としてしまうというのが大きい気がする。あれだけ感情移入したのに、置いていかないで!!となって疲れてしまうんだなぁ
そろそろ不適合を認めるべきかもしれないけど、絶対必要な栄養素な気もするので諦めきれず…。
アニメはケムリクサが本当に良かった たつき監督、けものフレンズであんなことになった後にもぐちぐち言わずに静かに誠意を込めて作品を作って、才能で殴りにきたのが心底痺れた!大好きだ!来年に来るぽい次回作が心の底から楽しみ
映画は何よりもメリーポピンズリターンズという素晴らしすぎる作品が誕生してくれたのと、春休みに久しぶりに見た耳をすませばに救われたな わたしのやりたいことってこういうことよねと再確認させられた 頑張ろう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6.読み物
1月 海街diary(漫画)
2月 Drスランプ(漫画)
2月 火の鳥
7月 乙女文藝ハッカソン
7月 岩田さん
7月 ルーヴルの猫
8月 全てがFになる
8月 渋澤龍彦のイタリア紀行
8月 家守奇譚
8月 ヤマザキマリ「パスタ嫌い」
8月 全てがFになる
8月 澁澤龍彦のイタリア紀行
9月 鬼滅の刃
読まないねぇ!!!!!漫画も本も時間がかかる・場所を選ぶものは本当に読めなくなってきた〜だめだ〜基礎体力が落ちている…。
ずっと読みたかったルーブルの猫をパリ旅行を契機に読んで本当に良かった!ピンポンに並んで、画集みたいで読み始めた瞬間から宝物になったよ〜松本大洋は天才だ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こうやって見ると就活の割には色々見れたと思うべきか、学生の割には見れてないというべきか微妙なラインだな〜でもたのしかった〜!人生時間と身体が足りないぜ
来年は2月3月学生のうちに消化したいリストをひたすら潰すことに使う予定で、
4月以降は色々とやりたいことはあるけど、引き続き好きなものは追いかけつつ、インプットのメインはゲームと脚本と日本美術がテーマかな〜と思っている
社会人になってもアウトプットを諦めないというのも目標です!がんばろう!!!
18 notes
·
View notes
Text



豊久@天神
2019年12月6日 金曜日14:22:17
豊久のちゃんぽんを初めて喰ってみる。
うんまぁアレやね…
にしても天神ビックバンは福岡の未来に向けて素晴らしいプロジェクトだと思うけれど、新生飯店と名代ラーメン亭を近々失うのは非常に痛い!
どっちも何とか近場に移転してくれんかいな(切に願う)
ちゃんぽん ¥750
住所:福岡市中央区天神2-10-12 2F
TEL:092-738-8266
営業時間:11:30-23:00
定休日:年中無休 ★☆☆
8 notes
·
View notes
Text
iFontMaker - Supported Glyphs
Latin//Alphabet// ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789 !"“”#$%&'‘’()*+,-./:;<=>?@[\]^_`{|}~ Latin//Accent// ¡¢£€¤¥¦§¨©ª«¬®¯°±²³´µ¶·¸¹º»¼½¾¿ÀÁÂÃÄÅÆÇÈÉÊËÌÍÎÏÐÑÒÓÔÕÖ×ØÙÚÛÜÝÞßàáâãäåæçèéêëìíîïðñòóôõö÷øùúûüýþÿ Latin//Extension 1// ĀāĂ㥹ĆćĈĉĊċČčĎďĐđĒēĔĕĖėĘęĚěĜĝĞğĠġĢģĤĥĦħĨĩĪīĬĭĮįİıIJijĴĵĶķĸĹĺĻļĽľĿŀŁłŃńŅņŇňʼnŊŋŌōŎŏŐőŒœŔŕŖŗŘřŚśŜŝŞşŠšŢţŤťŦŧŨũŪūŬŭŮůŰűŲųŴŵŶŷŸŹźŻżŽžſfffiflffifflſtst Latin//Extension 2// ƀƁƂƃƄƅƆƇƈƉƊƋƌƍƎƏƐƑƒƓƔƕƖƗƘƙƚƛƜƝƞƟƠơƢƣƤƥƦƧƨƩƪƫƬƭƮƯưƱƲƳƴƵƶƷƸƹƺƻƼƽƾƿǀǁǂǃDŽDždžLJLjljNJNjnjǍǎǏǐǑǒǓǔǕǖǗǘǙǚǛǜǝǞǟǠǡǢǣǤǥǦǧǨǩǪǫǬǭǮǯǰDZDzdzǴǵǶǷǸǹǺǻǼǽǾǿ Symbols//Web// –—‚„†‡‰‹›•…′″‾⁄℘ℑℜ™ℵ←↑→↓↔↵⇐⇑⇒⇓⇔∀∂∃∅∇∈∉∋∏∑−∗√∝∞∠∧∨∩∪∫∴∼≅≈≠≡≤≥⊂⊃⊄⊆⊇⊕⊗⊥⋅⌈⌉⌊⌋〈〉◊♠♣♥♦ Symbols//Dingbat// ✁✂✃✄✆✇✈✉✌✍✎✏✐✑✒✓✔✕✖✗✘✙✚✛✜✝✞✟✠✡✢✣✤✥✦✧✩✪✫✬✭✮✯✰✱✲✳✴✵✶✷✸✹✺✻✼✽✾✿❀❁❂❃❄❅❆❇❈❉❊❋❍❏❐❑❒❖❘❙❚❛❜❝❞❡❢❣❤❥❦❧❨❩❪❫❬❭❮❯❰❱❲❳❴❵❶❷❸❹❺❻❼❽❾❿➀➁➂➃➄➅➆➇➈➉➊➋➌➍➎➏➐➑➒➓➔➘➙➚➛➜➝➞➟➠➡➢➣➤➥➦➧➨➩➪➫➬➭➮➯➱➲➳➴➵➶➷➸➹➺➻➼➽➾ Japanese//かな// あいうえおかがきぎくぐけげこごさざしじすずせぜそぞただちぢつづてでとどなにぬねのはばぱひびぴふぶぷへべぺほぼぽまみむめもやゆよらりるれろわゐゑをんぁぃぅぇぉっゃゅょゎゔ゛゜ゝゞアイウエオカガキギクグケゲコゴサザシジスズセゼソゾタダチヂツヅテデトドナニヌネノハバパヒビピフブプヘベペホボポマミムメモヤユヨラリルレロワヰヱヲンァィゥェォッャュョヮヴヵヶヷヸヹヺヽヾ Japanese//小学一年// 一右雨円王音下火花貝学気九休玉金空月犬見五口校左三山子四糸字耳七車手十出女小上森人水正生青夕石赤千川先早草足村大男竹中虫町天田土二日入年白八百文木本名目立力林六 Japanese//小学二年// 引羽雲園遠何科夏家歌画回会海絵外角楽活間丸岩顔汽記帰弓牛魚京強教近兄形計元言原戸古午後語工公広交光考行高黄合谷国黒今才細作算止市矢姉思紙寺自時室社弱首秋週春書少場色食心新親図数西声星晴切雪船線前組走多太体台地池知茶昼長鳥朝直通弟店点電刀冬当東答頭同道読内南肉馬売買麦半番父風分聞米歩母方北毎妹万明鳴毛門夜野友用曜来里理話 Japanese//小学三年// 悪安暗医委意育員院飲運泳駅央横屋温化荷開界階寒感漢館岸起期客究急級宮球去橋業曲局銀区苦具君係軽血決研県庫湖向幸港号根祭皿仕死使始指歯詩次事持式実写者主守取酒受州拾終習集住重宿所暑助昭消商章勝乗植申身神真深進世整昔全相送想息速族他打対待代第題炭短談着注柱丁帳調追定庭笛鉄転都度投豆島湯登等動童農波配倍箱畑発反坂板皮悲美鼻筆氷表秒病品負部服福物平返勉放味命面問役薬由油有遊予羊洋葉陽様落流旅両緑礼列練路和 Japanese//小学四年// 愛案以衣位囲胃印英栄塩億加果貨課芽改械害街各覚完官管関観願希季紀喜旗器機議求泣救給挙漁共協鏡競極訓軍郡径型景芸欠結建健験固功好候��康告差菜最材昨札刷殺察参産散残士氏史司試児治辞失借種周祝順初松笑唱焼象照賞臣信成省清静席積折節説浅戦選然争倉巣束側続卒孫帯隊達単置仲貯兆腸低底停的典伝徒努灯堂働特得毒熱念敗梅博飯飛費必票標不夫付府副粉兵別辺変便包法望牧末満未脈民無約勇要養浴利陸良料量輪類令冷例歴連老労録 Japanese//小���五〜六年// 圧移因永営衛易益液演応往桜恩可仮価河過賀快解格確額刊幹慣眼基寄規技義逆久旧居許境均禁句群経潔件券険検限現減故個護効厚耕鉱構興講混査再災妻採際在財罪雑酸賛支志枝師資飼示似識質舎謝授修述術準序招承証条状常情織職制性政勢精製税責績接設舌絶銭祖素総造像増則測属率損退貸態団断築張提程適敵統銅導徳独任燃能破犯判版比肥非備俵評貧布婦富武復複仏編弁保墓報豊防貿暴務夢迷綿輸余預容略留領異遺域宇映延沿我灰拡革閣割株干巻看簡危机貴揮疑吸供胸郷勤筋系敬警劇激穴絹権憲源厳己呼誤后孝皇紅降鋼刻穀骨困砂座済裁策冊蚕至私姿視詞誌磁射捨尺若樹収宗就衆従縦縮熟純処署諸除将傷障城蒸針仁垂推寸盛聖誠宣専泉洗染善奏窓創装層操蔵臓存尊宅担探誕段暖値宙忠著庁頂潮賃痛展討党糖届難乳認納脳派拝背肺俳班晩否批秘腹奮並陛閉片補暮宝訪亡忘棒枚幕密盟模訳郵優幼欲翌乱卵覧裏律臨朗論 Japanese//中学// 亜哀挨曖扱宛嵐依威為畏尉萎偉椅彙違維慰緯壱逸芋咽姻淫陰隠韻唄鬱畝浦詠影鋭疫悦越謁閲炎怨宴援煙猿鉛縁艶汚凹押旺欧殴翁奥憶臆虞乙俺卸穏佳苛架華菓渦嫁暇禍靴寡箇稼蚊牙瓦雅餓介戒怪拐悔皆塊楷潰壊懐諧劾崖涯慨蓋該概骸垣柿核殻郭較隔獲嚇穫岳顎掛括喝渇葛滑褐轄且釜鎌刈甘汗缶肝冠陥乾勘患貫喚堪換敢棺款閑勧寛歓監緩憾還環韓艦鑑含玩頑企伎忌奇祈軌既飢鬼亀幾棋棄毀畿輝騎宜偽欺儀戯擬犠菊吉喫詰却脚虐及丘朽臼糾嗅窮巨拒拠虚距御凶叫狂享況峡挟狭恐恭脅矯響驚仰暁凝巾斤菌琴僅緊錦謹襟吟駆惧愚偶遇隅串屈掘窟繰勲薫刑茎契恵啓掲渓蛍傾携継詣慶憬稽憩鶏迎鯨隙撃桁傑肩倹兼剣拳軒圏堅嫌献遣賢謙鍵繭顕懸幻玄弦舷股虎孤弧枯雇誇鼓錮顧互呉娯悟碁勾孔巧甲江坑抗攻更拘肯侯恒洪荒郊貢控梗喉慌硬絞項溝綱酵稿衡購乞拷剛傲豪克酷獄駒込頃昆恨婚痕紺魂墾懇沙唆詐鎖挫采砕宰栽彩斎債催塞歳載剤削柵索酢搾錯咲刹拶撮擦桟惨傘斬暫旨伺刺祉肢施恣脂紫嗣雌摯賜諮侍慈餌璽軸叱疾執湿嫉漆芝赦斜煮遮邪蛇酌釈爵寂朱狩殊珠腫趣寿呪需儒囚舟秀臭袖羞愁酬醜蹴襲汁充柔渋銃獣叔淑粛塾俊瞬旬巡盾准殉循潤遵庶緒如叙徐升召匠床抄肖尚昇沼宵症祥称渉紹訟掌晶焦硝粧詔奨詳彰憧衝償礁鐘丈冗浄剰畳壌嬢錠譲醸拭殖飾触嘱辱尻伸芯辛侵津唇娠振浸紳診寝慎審震薪刃尽迅甚陣尋腎須吹炊帥粋衰酔遂睡穂随髄枢崇据杉裾瀬是姓征斉牲凄逝婿誓請醒斥析脊隻惜戚跡籍拙窃摂仙占扇栓旋煎羨腺詮践箋潜遷薦繊鮮禅漸膳繕狙阻租措粗疎訴塑遡礎双壮荘捜挿桑掃曹曽爽喪痩葬僧遭槽踪燥霜騒藻憎贈即促捉俗賊遜汰妥唾堕惰駄耐怠胎泰堆袋逮替滞戴滝択沢卓拓託濯諾濁但脱奪棚誰丹旦胆淡嘆端綻鍛弾壇恥致遅痴稚緻畜逐蓄秩窒嫡抽衷酎鋳駐弔挑彫眺釣貼超跳徴嘲澄聴懲勅捗沈珍朕陳鎮椎墜塚漬坪爪鶴呈廷抵邸亭貞帝訂逓偵堤艇締諦泥摘滴溺迭哲徹撤添塡殿斗吐妬途渡塗賭奴怒到逃倒凍唐桃透悼盗陶塔搭棟痘筒稲踏謄藤闘騰洞胴瞳峠匿督篤凸突屯豚頓貪鈍曇丼那謎鍋軟尼弐匂虹尿妊忍寧捻粘悩濃把覇婆罵杯排廃輩培陪媒賠伯拍泊迫剝舶薄漠縛爆箸肌鉢髪伐抜罰閥氾帆汎伴畔般販斑搬煩頒範繁藩蛮盤妃彼披卑疲被扉碑罷避尾眉微膝肘匹泌姫漂苗描猫浜賓頻敏瓶扶怖附訃赴浮符普腐敷膚賦譜侮舞封伏幅覆払沸紛雰噴墳憤丙併柄塀幣弊蔽餅壁璧癖蔑偏遍哺捕舗募慕簿芳邦奉抱泡胞俸倣峰砲崩蜂飽褒縫乏忙坊妨房肪某冒剖紡傍帽貌膨謀頰朴睦僕墨撲没勃堀奔翻凡盆麻摩磨魔昧埋膜枕又抹慢漫魅岬蜜妙眠矛霧娘冥銘滅免麺茂妄盲耗猛網黙紋冶弥厄躍闇喩愉諭癒唯幽悠湧猶裕雄誘憂融与誉妖庸揚揺溶腰瘍踊窯擁謡抑沃翼拉裸羅雷頼絡酪辣濫藍欄吏痢履璃離慄柳竜粒隆硫侶虜慮了涼猟陵僚寮療瞭糧厘倫隣瑠涙累塁励戻鈴零霊隷齢麗暦劣烈裂恋廉錬呂炉賂露弄郎浪廊楼漏籠麓賄脇惑枠湾腕 Japanese//記号// ・ー~、。〃〄々〆〇〈〉《》「」『』【】〒〓〔〕〖〗〘〙〜〝〞〟〠〡〢〣〤〥〦〧〨〩〰〳〴〵〶 Greek & Coptic//Standard// ʹ͵ͺͻͼͽ;΄΅Ά·ΈΉΊΌΎΏΐΑΒΓΔΕΖΗΘΙΚΛΜΝΞΟΠΡΣΤΥΦΧΨΩΪΫάέήίΰαβγδεζηθικλμνξοπρςστυφχψωϊϋόύώϐϑϒϓϔϕϖϚϜϞϠϢϣϤϥϦϧϨϩϪϫϬϭϮϯϰϱϲϳϴϵ϶ϷϸϹϺϻϼϽϾϿ Cyrillic//Standard// ЀЁЂЃЄЅІЇЈЉЊЋЌЍЎЏАБВГДЕЖЗИЙКЛМНОПРСТУФХЦЧШЩЪЫЬЭЮЯабвгдежзийклмнопрстуфхцчшщъыьэюяѐёђѓєѕіїјљњћќѝўџѢѣѤѥѦѧѨѩѪѫѬѭѰѱѲѳѴѵѶѷѸѹҌҍҐґҒғҖҗҘҙҚқҜҝҠҡҢңҤҥҪҫҬҭҮүҰұҲҳҴҵҶҷҸҹҺһҼҽҾҿӀӁӂӇӈӏӐӑӒӓӔӕӖӗӘәӚӛӜӝӞӟӠӡӢӣӤӥӦӧӨөӪӫӬӭӮӯӰӱӲӳӴӵӶӷӸӹӾӿ Thai//Standard// กขฃคฅฆงจฉชซฌญฎฏฐฑฒณดตถทธนบปผฝพฟภมยรฤลฦวศษสหฬอฮฯะัาำิีึืฺุู฿เแโใไๅๆ็่้๊๋์ํ๎๏๐๑๒๓๔๕๖๗๘๙๚๛
see also How to Edit a Glyph that is not listed on iFontMaker
#FAQ#ifontmaker2#Symbols#Dingbat#Cyrillic#Greek#Coptic#thai#character set#character sets#list#language
8 notes
·
View notes
Text
SW2.5シナリオ 『タポの神隠し』
シナリオ名 : 『タポの神隠し』 推奨人数 : 3-5人 推奨レベル : 2-3 ジャンル : はじめてのばんぞくたいじ 難易度 : ★★★☆☆ メモ : 百番煎じ
●概要 “導きの港”ハーヴェス王国から北に向かって約一日。タポの村と呼ばれる農村で、ここ数か月謎の失踪事件が起きているという。 滅多に蛮族の被害も無い平和な村に一体何が起きたのか。新米冒険者達はその謎を解き明かす為、タポの村の奥地へと赴いた──。
●GM向けシナリオ概略 タポの村周辺に、レッサーオーガが率いる蛮族の小さな集団が隠れるようにして居座っていた。初めは狼や猪などの害獣や森の木のみを食べて過ごしていたが、群れが大きくなるにつれ、食料が足りなくなっていく。 そこで群れのボスであるレッサーオーガはタポの村に目を付け、ある日の夜に村長であるライアンを食い殺す。 その後村長ライアンに成りすましたレッサーオーガは、月に一度の頻度で村人を森へ誘導し、子分たちの食料としていた。 更なる群れの巨大化を目指すレッサーオーガは、これ以上に無い餌場を手にしたのだった。
●シナリオの流れ 1.導入 2.タポの村へ~村を散策 3.東の森 4.蛮族の洞窟 5.報告 6.レッサーオーガとの決戦 7.結末
●1.導入
PC達の関係性はご自由に。朝8時に、ハーヴェス王国にある水龍の逆鱗亭の店内から描写が始まります。
多様な冒険者が集う“導きの港”ハーヴェス王国。絢爛豪華な湾岸都市の一画にある、【水龍の逆鱗亭】にてこの物語は始まる。 木製の暖かな店内を、二メートル以上の巨体を持つ男が見渡す。 手に持った依頼書に見合った実力を持つのであろう、君達○人に大声を張り上げた。 「おい、そこの新米達! 仕事を探してるならこっちに来てくれないか!」 「まずは自己紹介をしておこう。俺の名前はナッシュ・ヴァルター」 「この水龍の逆鱗亭の店主だ」 「経験を積みたいってなら丁度いい仕事があるぜ? 話だけでも聞いてみないか」
元々一流の冒険者であったナッシュ(熊リカント/男性/57歳)は、ハーヴェス王国でも有名な冒険者の宿の店主です。 彼の指導の下、大成した冒険者も数多くいる事から、彼は信頼に足る人物であるという事はPCも知っていて良いでしょう。 承諾すれば、ナッシュは仕事の内容について話してくれます。
「お前達にやって貰いたいのは、“人探し”だ」 「このハーヴェス王国から北に一日かけて向かった所に、タポの村と呼ばれる農村がある」 「タポの村では四か月程前から、月に一人くらいの感覚で人が消えているらしい」 「──そこでお前達冒険者の出番ってわけさ」 「依頼内容は行方が知れなくなった四人の村人の捜索」 「村の近場には魔物も出ないって聞くし、お前らみたいな新米には丁度いいだろう」 「報酬は前金一人300ガメル、達成で更に一人700ガメル支払われる」 「どうだ、受けてみないか」
ここでナッシュが語る依頼の達成とは、「居なくなった四人の安否の確認」という事になります。 全員が生きている必要はなく、最悪死体の確認だけでも問題はありません。勿論、生きている事に越した事はないと併せて伝えて下さい。 本来であれば「失踪の謎の解明、及び解決」も必要となりますが、あくまでも村からの依頼は失踪した村人の捜索となります。 この依頼に了承したPC達に、ナッシュは一人300ガメルの前金を支払ってくれます。
●2. タポの村へ~村を散策
ここから自由に探索が可能になります。GMは、日数計算に気をつけて下さい。 前金が支払われた段階から、72時間。それまでにPC達が囚われた村人を解放出来なければ、村人は食べられてしまいます。 タポの村へはナッシュの言葉通り、24時間で辿りつけます。それまでに買い物を行ったり、何か調べ物をしたりした分の時間はざっくり計算すると良いでしょう。
タポの村は大きな畑が広がっており、牧歌的な空気が村を包み込んでいる。 村の東には深い森、北には鉱山としても使われている切り立った山がある。
タポの村に着けば、見張り番である男、ベッポ(人間/男性/25歳)がPC達を出迎えてくれます。
「おお、こんな村に客人とは珍しい」 「……まさかその出で立ち、アンタ達が依頼を引き受けてくれた冒険者様かい?」 「ああ、やっぱり! アンタ達を呼んだのは俺だ!」 「俺はベッポ、この村の見張り番だ。よろしく頼むよ!」
好青年であるベッポは、十日前に最愛の妹アンジェが神隠しにあっています。村長に扮したレッサーオーガが上手く時間稼ぎをしましたが、遂に痺れを切らしたベッポを始めとする村人達が独断で冒険者に依頼を出しているのです。 ベッポは村の立ち入りの為には村長への挨拶が必要とし、冒険者達をタポの村村長、ライアンの家へと案内します。 ライアンの家は小屋とも呼べる程度の他の村人の家とは異なり、立派な木製の家です。ベッポはその扉をノックし、大声で来客を伝えるとPC達を家の中に招き入れます。
一人で暮らすには少々広めの空間に、木製の椅子に腰かける老人の姿がある。 何処か険しい表情を浮かべた老人は、君達を睨み付けるように覗き見た。 「……ようこそ御出でなすった」 「儂はライアン、この村の村長です」
勿論、この時は既にライアンは死亡しており、家の中で白骨化しています。 レッサーオーガは用心深く、粗を出さない為にも率先して冒険者と話をしようとはしません。 あくまで邪険に扱い、さっさと村から出ていって貰おうとします。PC達から質問を受けても、「知らない、分からない、覚えていない」の三種類くらいしか喋りません。さっさと家から追い出そうとまでします。
このシーン以降、ライアンと同じ場所にいる状態で、PLがライアンを怪しむ発言を行った際には、真偽判定を振らせましょう。 村で情報を集める前に行った場合の達成値は「12」。後述する情報を取得し��場合は「8」になります。 もしこの真偽判定を達成した場合、一気にシーンは「● 6.レッサーオーガとの決戦 」へと移ります。
上記のライアンとの話を終え、村長の家を追い出されたPC達をベッポが迎えます。
「アンタ達には期待してるぜ、冒険者さん」 「消えた中には俺の妹アンジェも居るんだ」 「よろしく頼むよ!」
これ以降、PC達は自由に行動する事が出来ます。 ベッポを含む、他の村人達に聞き込み等を行う場合は以下の中から必要な項目を拾い、応えて下さい。 この辺りはGMのさじ加減で、上手くPC達を誘導してあげると良いでしょう。 特に重要になるのは、「村長の様子がおかしくなった」事と、「村長ではなく村人(ベッポ)達が依頼を出した」という事です。
「アンジェは二週間前、森へ果物を取りにいったんだ」 「…だがそれから返ってくる事はなかった」 「もう我慢ならないと、他の村人からカンパを募ってアンタ達冒険者を呼んだのさ」
「村人が居なくなってから、村長の元気が無くなっちまったんだよな」 「お疲れなんだろう」
「そういえば最近、夜に村長が出歩いてる所見てないなぁ」 「ついこの間までは、村の見回りを日課にしてたんだが」
「村の男達で森や鉱山を探したんだが、何も見つからなかった」
「この村は貧乏だから、アンタ達冒険者を呼ぶのに時間がかかっちまったんだ」 「村長は結構金を持ってるって聞いてたから期待してたんだけど、実際は無一文だったみたいでね」
森、鉱山に向かう場合は、片道一時間かかります。 鉱山では特にイベントはありません。
●3.東の森
東の森までは、一時間も掛ければたどり着く事が出来る。 森の木々たちの背は高く、陽が出ていてもどこか薄暗い印象を受けるだろう。
森では足跡追跡判定、もしくは探索判定を行う事が出来ます。 足跡追跡判定は達成値7、探索判定は達成値8で判定を行い、成功した場合は以下の描写を読んでください。
大小様々な足跡が伸びている。 その中でも特段小さな足跡が正規の道から外れて、巧妙に隠されていた獣道へ続いている事がわかる。 また、その足跡のすぐ傍に、何かを引きずったような跡も続いている。
これは蛮族が村人を襲い、自分達の洞窟へ攫った跡です。 もし判定に失敗した場合、5時間の探索を経て自動で獣道を発見する事が出来ます。その場合は足跡などの描写は不要です。
更に一時間ほど獣道を進めば、岩場にぽっかりと口をあけた洞窟に辿り着きます。 洞窟の内部は暗く、暗視が無ければ光源が無い限り見渡す事は出来ません。
● 4.蛮族の洞窟
レッサーオーガの群れの子分である蛮族達の住処です。群れはゴブリン(『Ⅰ』439p)、ダガーフッド (『Ⅰ』438p)、アローフッド (『Ⅰ』437p)で構成されています。 数はゴブリンが二匹で固定、ダガーフッドとアローフッドは(PC数-1)として下さい。
蛮族は二つのグループに分かれており、それぞれゴブリンを隊長としてダガーフッドとアローフッドが半分づついます。 半分は洞窟で待機、もう半分は狩りに出かけています。 PC達がこの洞窟の内部に侵入を試みた瞬間から、丁度30分後に狩りにでた蛮族が戻って来ます。GMはここでも時間管理を行って下さい。
まず洞窟の入口には早速罠が配置されています。 罠感知判定、達成値8に失敗すると、5mの落とし穴に落ち15点の物理ダメージが入ります。更に穴の下には小石が散りばめられており、大きな音が響きます。 その音で蛮族の待機グループが穴から這い出し、即時戦闘となります。穴に落ちたPC達の処遇はGMに任せます。 この罠を回避すれば、蛮族の待機グループは洞窟の内部に居る状態になります。
洞窟は一本道になっており、5分もあるけば分かれ道に出ます。 分かれ道では北、西、東に進む事が出来ます。 狩りに出かけた蛮族が戻ってきた場合、彼らは真っ直ぐに北の道を目指します。
・洞窟西:奴隷置き場 依頼承諾から48時間以内であれば、PC達の耳に金属音が聞こえます。 その奥では、壁に鎖でつながれた村人アンジェ(人間/女性/20歳)の姿があるでしょう。 彼女は蛮族に連れ去られて以降、何とか生き延びていました。 アンジェはそれ以降、PC達に同行を申し入れます。戦闘などが入る場合、蛮族は彼女を含めた中からランダムで攻撃対象を決定して下さい。 アンジェの能力はHP12、他は全て0です。 もし依頼承諾から48時間以上が経過している場合、この場所には鎖があるだけで他には何も見当たりません。
・洞窟東:ゴミ捨て場 この場所には蛮族達の生活ゴミが捨てられています。 基本的には動物の骨などです。この場所では探索判定を試みる事が出来ます。 自動成功で、獣の骨に混じって人骨も見つかります。 更に冒険者レベル+器用で判定を行い、8以上が出ればその人骨が三人分(アンジェ死亡時、四人分)である事がわかります。 この探索判定を行えば、依頼は完了したとみなされます。PC達に伝えてあげると良いでしょう。 達成値5以上で「ピアス」「指輪」「ネックレス」(売却値100G)が見つかります。これは既に死亡した村人達の遺品です。
・洞窟北:居住区 ここは蛮族達の寝床として使われており、広い地面には藁が乱雑に敷かれています。更に部屋の奥には宝箱が一つあります。また、壁には松明が掛けられており視界は良好です。 もし最初の罠で戦闘になっていない場合、蛮族の待機グループはこの場所で寝そべっています。 蛮族退治後、この場所では探索判定を行う事が出来ます。 達成値5以上で、敷かれた藁の数が確認出来ます。小さな藁の束が(ダガーフッドの数+アローフッドの数)分、中くらいの藁の束が二つ(ゴブリンの数)分ある事を伝えて下さい。 達成値8以上で、洞窟の壁に文字が刻まれている事が分かります。汎用蛮族語で書かれています。
『女 未だ 食うな』 『人族 警戒 しろ』 『次 満月 戻る』
宝箱には鍵が掛かっています。解除判定、達成値は10です。 中には「能力増強の指輪」(『Ⅰ』329p)が一つ入っています。指輪の内容はダイスで決めるか、GMが決めて下さい。
●5.報告
洞窟の蛮族を倒せば報告を行う事になります。この際、「誰に報告をするか」、「アンジェを連れているか」、「遺品をどうするか」で分岐があります。 ライアンに報告した場合、「お疲れ様でした」と短く言うだけで、特に労う事もせずに冒険者達を返そうとします。 ベッポに報告した場合、アンジェを連れ帰れば泣きながらお礼を言います。アンジェが死体となっていれば、ベッポはがっかりとした様子でPC達を見送ります。 どちらにせよ、「村人の安否が決定」した時点で、彼らは冒険者を見送ろうとするでしょう。
遺品の三種類は売却する事も可能ですが、それぞれの家族に返す事も出来ます。 返した場合、エンディングで更に報酬500ガメルが追加されます。
●6.レッサーオーガとの決戦
村長ライアンに成りすましたレッサーオーガに対し、真偽判定を試みて成功した場合、レッサーオーガは本性を顕します。 基本的には家から出る事はないので、家の中での描写となるでしょう。 見破った際、即座に戦闘を仕掛ければ奇襲を掛けたと見なせます。先制判定に確実に成功し、ライアンは自分の手番でようやく人化を解除出来ます。 ご丁寧に見破った旨をライアンに伝えた場合は、正々堂々戦う事になります。
ライアンの瞳が怪しく輝く。 「ほう、私の姿を見破ったか」 「村人共め、勝手に冒険者なんぞ送り込みよって……全く面倒な事を」 「ここは貴重な餌場だ、簡単に手放すつもりもなければ──この事を知った貴様らを、生かして帰す道理もない」
ここではライアンに扮するレッサーオーガ(『Ⅰ』p442)との戦闘です。PCの数が4人以上の場合は、剣の欠片を(人数-3個)持たせましょう。 レッサーオーガ は一人で、援軍等はありません。家の中といえども容赦なく魔法をぶっ放してきます。 レッサーオーガ を倒せば、最後に彼は恨み言を残します。
「馬鹿な……!」 「だが、これで終わったと思うな……!」 「私という歯止めがなくなった以上、もう、この村は……」
更に洞窟攻略後、それをPC達が伝えた場合は更に悔恨に満ちた顔を浮かべ、呟きます。
「な、何だと!?」 「クソ、忌々しい人族共め!」 「貴様らさえ、居なければ……!」
レッサーオーガ死亡後、ライアンの家で探索判定を行えます。 自動成功として、家の隅から人骨が一人分見つかります。これは勿論、本物のライアンの物です。 達成値9以上で、ライアンの隠し財産が見つかります。宝石が箱に入っており、全て売却すれば500ガメル相当になるでしょう。
●7. 結末
PCが洞窟攻略(蛮族全討伐)してなおかつレッサーオーガを倒した場合は自動でエンディングを迎えます。 やり残したことがある場合、PC達にどうするか尋ね、自発的にハーヴェス王国に戻る事を選択した場合でもエンディングを迎えます。
エンディングは特定の要素によって変化します。
【エンディングA】…レッサーオーガを倒し、蛮族を全て討伐 君達の依頼完了から数か月後。 タポの村では作物が大豊作となり、君達宛てにたくさんの野菜が届く事になる。 そこに添えられた手紙には、君達への感謝が所せましと並べられていた。 もうあの村で人が消えるような事件は起こらないだろう。 君達が、あの悪しき蛮族を討伐したのだから。
【エンディングB】…レッサーオーガを倒すも、蛮族を打ち残す。 君達の依頼完了から数週間後。 君達の耳に、驚くべきニュースが飛び込んでくる。 タポの村、蛮族により崩壊。 次に改訂されるであろう地図から、タポの村は永遠に消失した。
【エンディングC】…レッサーオーガを倒していない。 君達の依頼完了から数か月後。 水龍の逆鱗亭に、新たな依頼が舞い込んだ。 ──タポの村にて、人探しをお願いします。 タポの村では月に一回、誰かが消える。 その恐ろしい事件は、終わらなかった。
また、上記に加えて遺品を村人に返したかの有無で、報酬金額が500ガメル変動します。
報酬として一人1000ガメル(前金300、達成700)が支払われます。 そのほかの戦利品や、物資の売却品、遺品返却による報酬などはプレイヤーの頭数で割って下さい。
1 note
·
View note