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ネギチャーシューメンマ CHECK ONE TWO 騎西122
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山間僻地五、六歳の頃のF爺F坊やは、山奥の寒村に住んでいました。村には、当時の秋田県では普通のことでしたが、電気も水道もありませんでした。F坊やは、そこで生まれたのではありません。その村は、貧しいよそ者一家の一時的な滞在地でした。山奥ですから、魚は干物か佃煮か塩漬けの物しか無く、肉屋なんてどこにもありませんでした。鶏や兎を飼ってはいましたが、自分の家の田畑が無いため食料は生き延びるのにぎりぎりの量しか手に入りませんでした。敗戦から数年後、一家の財政状態の最も厳しい時期だったようです。食べ物の好き嫌いなど言っていられませんでした。「ご飯と味噌汁と沢庵漬けと炒めたキャベツ」があれば「御馳走」のうちだったのです。人参は、嫌いでしたが、「空腹が少しは収まる」と考えて、無理に呑み込んでいました。草を刈って来て兎の餌にするのと蝗(いなご)や蟋蟀(こおろぎ)を生きたまま捕まえて来ては鶏(にわとり)の餌にするのが日課でした。鶏が大喜びでついばむのを眺め、一羽一羽に「明日も卵を産んでちょうだいね」と口に出して頼むのが習慣になっていました。卵かけご飯が「大」の字の付く御馳走だったのです。F坊やの日課がもう一つありました。灯油ランプの火屋(ほや)の内側を磨いて煤(すす)を取り除く仕事です。幼児の小さな手と細い腕でないと、火屋には入らないのです。大人になってから、アフリカなどで夜毎にテントを張る長旅をしていて電気も水道も無い生活が苦にならなかったのは、この時期の生活体験が身に着いているお蔭です。お米が配給だった時代です。この村に住んでいた頃「満ち足りるまでご飯を食べた」記憶がありません。お櫃(ひつ)が空(から)になり食卓を片付ける頃になっても���空腹は収まりませんでした。白湯を呑んで胃袋を満たして、仮初めの充足感を得るのです。親には「お腹を壊すから食べちゃいけない」と言われていましたが、裏山に行って食べられそうな野生の木の実や草の実や芋を探しては口に入れていました。野葡萄(のぶどう)や茱萸(ぐみ)の実は、幼児の舌には酸っぱくてほろ苦く渋いものなのでしたが、五臓六腑に沁み渡るような美味と感じていました。きっと、ビタミンCやミネラルなど、足りない栄養分を補ってくれたのでしょう。木の実の汁で唇や歯がいろいろな色に染まりますから、必ずバレて叱られるものでした。母は、あれから何十年経っても、キャベツ(*)を刻む度(たび)に、こう言うのが常でした。「○○村に住んでいた頃は、キャベツ(**)をこうやって炒めると素晴らしい御馳走に見えたのよね。あの乏しい食生活で、よくもまあ子供が育ったものだわ」(*)(**) 追記 2020年8月16日母が口にした元の言葉は「玉菜(たまな)」です。日本中を覆うカタカナかぶれ・西洋かぶれの波に呑まれて殆ど消えてしまった言葉ですが、残念なことです。「玉菜」は、同音異義語が無く、発音も漢字も簡単で一度見たら忘れない言葉です。復活させるべきだとF爺は確信しています。賛同なさる方が多数出現するでしょうか。 フランスに移住1968年にF爺が到着した頃のフランスの平均的な食生活は、当時の日本とは比べ物にならないほど豊かでした。キャンパスの学生食堂でさえ、ステーキなどは「普通の物」だったのです。親しくなった学生に誘われるままに自宅を訪問してご両親とも話をし、夕食に招待していただくときなど、学生食堂とは二ランクも三ランクも違う料理が出るのに感激しました。その際に殆ど必ず、事前に「何か食べられない物はありますか」と訊かれました。「ありません」と答えると、不思議そうな顔をされました。誰しも食べ物の好みはあるもので一つか二つぐらいは食べられない物のあるのが当たり前、という認識のようでした。それでも、幼児の頃からずうっと「食べ物の好き嫌いは、いけないこと」と教え込まれていたF爺は、日本での長年の習慣を引き摺って、嫌いな物でも我慢して食べ続けました。ところが、ある日、我慢の限界が来て、人参を一切れ口にした途端に気分が悪くなり、トイレに駆け込んで胃袋���中身を全部吐いてしまうということがあったのです。「嫌いなものを無理に食べると顔に出てしまうから却って失礼に当たる」こと、そして吐いてしまうのは、その場にいる人全員に不快な思いをさせるから、非常に失礼なことなのだと、ようやく、分かりました。価値観の転換です。「食べ物が極度に不足している場では正当なこと」が「食べ物が恒常的に有り余っている所では不当なこと」であり得るのです。この時から、人参を無理に食べるのはきっぱりやめました。
野葡萄と茱萸(ぐみ)の味 - F爺・小島剛一のブログ
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「早稲田大学に対して問い合わせをしました
どこに連絡していいのかわからずお便りしました。もしご担当でなかった場合は大変恐縮ですが、担当部署をご教示頂ければ幸いです
初めてのご連絡となります。福島県鮫川村で農業を営んでいる阿久津修���と申します。貴学辻内琢也人間科学学術院教授の研究不正の可能性と不適切な対応についてご相談させていただきたく存じます。
これまでの概略について簡単にご説明いたします。
私を含めた福島の農家は特にこの夏以降、早稲田大学鴨下琢也ゼミ所属の学生である鴨下全生氏から「流通してる農作物が汚染されている」など、農家の収入に直結するような(偽計業務妨害と言っても過言ではないような)誹謗中傷を執拗に受け続けております。再三の抗議をするも全く取り合って頂けません。
以下に実例の一部を提示致します。
①x.com/hibakuyada/sta…
②x.com/hibakuyada/sta…
また、鴨下氏が福島県出身・在住ジャーナリストの記事を侮辱したことで同氏から鴨下氏に対し正式な抗議と反論記事が出されましたが、鴨下氏は無視を貫いています。
「子どもが鼻血を洗面器で受けた」「被曝が遺伝する」…福島を苦しめ続ける「原発事故の根拠なき誤解」に反論する gendai.media/articles/-/137…
所属する辻内ゼミに問合せをしたところ、辻内教授から大変問題ある対応が取られ、更には研究不正の可能性まで示唆されました。(以下、辻内ゼミのブログアドレス)
blog.livedoor.jp/tsujiuchi_labo…
具体的には、大きく以下の3点です。
1.辻内教授のブログへの抗議に対して、私の個人情報を勝手に調べた上で郵送にて私信を送り付け、表立って意見しないように迫られたこと
2.「フクシマ型PTSD」なる差別的な造語を用いた病名について
3.不正な調査方法を用いた研究手法と利益相反について
まず1について、私は辻内教授のブログに問い合わせをしました。ご承知のとおり、ブログは双方向でやりとりができるものです。仮に、それに何か差し障りがあるとするならば、私はX(旧Twitter)なども公開していますから、そこに連絡をしてくることもできたはずです。しかし辻内教授はこれらに公の場で応えず、突如として 私に手紙を郵送する対応を取りました。
まず「調べなければ分からない情報(住所)」を調べ上げ、唐突に手紙という手段をとられたことに驚き、恐怖しました。手紙の内容はご返事があった場合別途画像を添付しますが、なぜ公で投げかけられた質問に対し、手紙という手段をとったのか。勝手に住所を調べ上げた上、非公開の手紙で返信されたのか理解できません。この対応は反社会的勢力による典型的な恫喝・脅迫手法にも共通するものであると私や家族は感じ、友人の多くも私の身の安全を懸念し続けています。
なぜ辻内教授はこのようなことをしたのでしょうか。そして、そもそも辻内教授の研究は 福島に関するものであるにもかかわらず、なぜ福島の農家も含めた社会による公の場での議論に応じられないのか。当事者の反論には堪えられない机上の研究であったのでしょうか。
繰り返しますが、私は辻内教授の一連の対応によって強い恐怖を覚えています。これらについて、早稲田大学様の公式な見解を公の場で公開することを強く求めます。
2について。WHO(世界保健機関)は差別スティグマを防ぐ目的から、病気に地名・人名を用いることを避けるよう勧告しています。たとえば近年でも、Covid-19を「武漢ウイルス」と呼ぶのが不適切であることなどが良く知られています。
ところが、辻内教授の研究ではWHO勧告を無視した「フクシマ型PTSD」なる独自造語を付け、病名であるかのように広めています。まして片仮名表記の「フクシマ」は、小菅信子山梨学院大学教授やジャーナリスト林智裕氏らの研究で、より被害者性を強調しスディグマを強化するものであることが明らかにされているにもかかわらずです。
過去、福島県の農家は「オウムと同じ」などと誹謗中傷され、悲しい出来事もありました。鴨下氏、辻内教授の発信や「フクシマ型PTSD」なる研究と命名は看過できません。
私は、福島で自信を持って米を作っています。危険な場所で危険なものを作っているわけではありません。早稲田大学内の研究室から発信されているヘイトスピーチにも等しい偏見差別を、早稲田大学様がコンプライアンスという観点からどのように位置付けているのか、
福島県民が差別につながるほど侮辱されていたとしても学問の自由だから問題ない、とのスタンスなのでしょうか。正式なご返答を頂きたいです。
3.辻内教授のゼミの研究手法自体にも深刻な問題点があります。
たとえば先日も、ゼミの福島県内のフィールドワークに於いて線量計を不適切に使用し 、それによって得られた数値を公表して「危ない地域」とするかのような行為が確認されました。線量計の不適切な使い方で得た不正確な数値を根拠にした研究発表をし、それをもって福島は危険だ、不安であっても仕方ない、PTSDが出ているという研究成果を度々公表し、さらには教育の場において学生がそれと軌を一にした差別発言を公開し続け、多数の抗議の声にも全く反応しないどころか、むしろそれを大目に見ろと言う。この行為は利益相反的で、研究不正に当たらないのでしょうか。
(該当ブログ)
blog.livedoor.jp/tsujiuchi_labo…
また、辻内氏が行ったアンケート調査の低い回収率と、それが基にされた根拠薄弱な立論、それらを以て「フクシマ型PTSD」なる症例があるかのような結論に強引に導こうとする結論ありきの手法に対する疑問も寄せられています。
x.com/kikigaki_owl2/…
x.com/kikigaki_owl2/…
繰り返しになりますが、私は一福島県民として大変傷つき、憤慨しています。個人情報を勝手に調べての辻内氏による密室的な対応に恐怖しています。仮に「フクシマ型PTSD」なるものがあるとすれば、辻内教授及び所属する鴨下全生氏が自ら福島に加害し引き��こした上で、それを自ら研究成果としているとさえ言えるのではないでしょうか。
また、一農家が農繁期である中、早稲田大学の身勝手な研究手法によってこのように反論対峙する必要に迫られていることも大きな損害です。
私だけではありません。福島に暮らす高校生は、自分の作品が鴨下全生氏から「恨みを持つような教育をされてきた結果」という趣旨の侮辱をぶつけられ、『「私は福島の学校に通い、福島の人から話を聞き、福島のことを考えている。決して大人に操られているわけでなく、自分の意思で福島にいる。こんな言葉で傷つかない」と胸の中で反論した』と反論しています。なぜ、我々福島県民は、ただ福島に暮らしているだけで、県外の人間からの理不尽に傷付き、反論対峙を強いられているのか。いつまで続くのか。
早稲田大学様は、これらに対しどのような対応を取るのか具体的にご教示ください。
huffingtonpost.jp/entry/story_jp…
x.com/hibakuyada/sta…
辻内教授の手紙に対し私は10月14日、公の場で反論しました。
x.com/uimontyo/statu…
この反論は64.2万件以上表示され、4180件以上のいいねを受ける」など、大きな注目をされています。鴨下氏らにもリプライが向かっており、必ず目に触れているはずです。
ところが1週間待った22日現在、辻内琢也教授からも鴨下全生氏からも何ら反応は得られていません。このまま何事も無かったかのように逃げ切り、私たちは泣き寝入りを強いられるのでしょうか。
学生による福島県民への非科学的な誹謗中傷、辻内教授のフクシマ型PTSDという差別的なスティグマ、公開の場での議論や批判に耐えられない不適切な研究手法。私たち福島県民はこのような差別的研究の材料になるために、日々頑張っているわけではありません。これは早稲田大学の信頼を揺るがしかねない問題であり、ゼミと学生本人からの返事が無い以上、やむなく今回、大学側にこうして質問書を送るに至りました。
誠に勝手ながら10月31日17:00時までに、必ずご担当者と部署をご明記の上で、公開でのご回答をお願い申し上げます。」
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朝晩涼しくなりました。
山手の祭りはこうでないとね。
うっかり窓開けて寝たら水間はもう寒いで、朝起きたらお腹がグルグルグル〜。
ちょっと急激に気温が下がりすぎ(^_^;)
体調追いつけへんすね。
皆さんちゃんと腹巻して寝ましょう。
それではまた来週〜。
と言いたいとこですが、最近ブログを書いてないので、
ジュディーにもサボってますねって(^_^;)
はい、仕事が忙しくなるとついつい。
先日から始まったリフォーム現場、
水間の古民家改修工事。
リフォームのはじめというと解体から。
なかなかの長年のホコリと格闘中。
うちのJr頑張って解体してるのですが、ちょくちょく手が止まる。
わかるわかる、俺もそうやったよ。
大工が解体作業をするとやはり早い。
なぜならそれは、解体していく順番がすぐわかるから、
無理矢理 力技で解体するのではなく、作っていく作業の逆再生をするからなんです。
最後に仕上げた順番からさかのぼっていくのです。
そやのに、なぜうちのJrは手が止まる??
というのも解体してると、あれあれ解体できない?
ってことがある。
セオリー通り解体ができないんですね。
そんな時ちょっとワクワクするんです。
なぜなら、それを作った大工さんはセオリーどうりではないオリジナルな発想で接合部分で作ってるから、
自分にない発想を持っているということは、良くも悪くも最高の教材。
おーー、おーーー、おーーーーー!
面白い仕事してますね〜ってねw
そしてこの接合部分を用いて、まずこれをこうしてこうして使ったんやなと知恵の輪を外す様な感じでニヤニヤしながら解体を進めていくんですね。
それが正解するととても楽しい。
Jrの場合は その接合部分をどう加工する?ってところから始まるとちょっと手が止まるんですw
私も珍しい接合部分はよくそこだけ切りとって 休憩のときや��庫に持って帰って 作ってみたりしたもんですw
そんな接合部を説明した本とかもあるんですが、実物はわかりやすいですよね。
誰もが通る道、手が止まっててもちょっと見てないふりして見守りましょかw
逆に簡単に解体できる現場は作業するにはありがたいが、お施主さんにはよろしくないですね(^_^;)
とまあそんなこんなで綺麗に解体進んでます。
ここのお宅は水間のまんじゅう屋さん。
村雨って知ってます?
貝塚で有名?泉州かな?知らんけど
とりあえず水間じゃ有名な小豆ともち米を蒸した和菓子。
それを作ってたお店です。
また工事が進んできたらゆっくり説明しますね。
今週日曜日は山手のだんじり試験曳きですね。
貝塚市は先週でもう終わったので、今週はどこに見に行こうかしらね。
しかしこんなに急に涼しくなると、ほんとまた祭りの雨は嫌ですね。
2年連続ですからね(^_^;)
しかし歳とると昼間の祭りもええけど、夜の提灯ついた地車がいいですかね。
ジジィ〜やねw
まぁほんま皆さん夏の疲れも出てくる頃です、どうぞ体調に気をつけて、
過ごしやすい秋をたのしみましょう。
今週もお疲れ様でした。
貝塚市水間町 新築 リフォーム坂口建設
貝塚市 岸和田市 泉佐野市 泉大津市 和泉市 泉南市 阪南市 熊取町 忠岡町 田尻町
天然素材スイス漆喰カルクオウォール
リボス自然塗料取扱店
貝塚市水間水間寺前古民家リフォーム工事
貝塚市水間トイレリフォーム工事
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【やり込みに応じて変化を遂げる傑作 バランワンダーワールド】 批判に対する個人的な回答まとめ
このブログではバランによくある批判に対する個人的な回答を、私がこのゲームを傑作と賞する理由を交えて書いていきます。
正直なところ私は体験版をプレイした時、評価が地の底まで落ちてました。
が、私は中裕司氏の自信と、彼を高く評価していたバラン役・鈴村健一氏の想いを信じ、製品版を予約購入。(いつの間にか4本買ってた…) なので決して盲目的にこのゲームを評価しているわけではありません。
最初は体験版と何も変化がなく絶望しながら歩いていたのですが、2章と3章でステージの立体感と美しさに感動し、4章では衣装の入手によって自由を得る心地良さにじわじわと気付いて行きました。
クリアする頃にはこのゲームはま��う事なき傑作だと確信を得ていたのを覚えています。
このブログはそんな私が100時間近くこのゲームと真剣に向き合い書いたものになります。
言いたい事を言い切りたい自己満足のために書いたようなブログですが、もしお時間許すのであれば是非最後まで読んで頂きたく思います。
本題
まずこのゲームは派手なアクションを第一の目的としたゲームではありません。探索に重きを置いた謎解きゲーです。(場面によっては激しいバトルアクションも可能ですが今回は割愛)どんなゲームかは私の自作プレゼンをご参照ください。
【パズル】 【RPG】 【探索】
バランは主にこの3つを軸に構成されています。カードゲームの要領にも近いかもしれませんが根本はおそらくRPG。
またプレイヤーの動きを察知して難易度とワールドに変化をもたらす「バランスAI」がこのゲームには備わっています。(バランスAIの記事のリンクを貼っておきます。)
以上のことを踏まえてお読み下さい。
■ワンボタンアクションに不自由を感じてストレス。
▶︎ 前述の通り、このゲームは派手な爽快アクションを第一目的としていません。限界までシンプルな操作方法に落とし込まれているのは、必要がないからです。
ワンボタンの代わりに、プレイヤーは好きなアクションを3つまで選択する自由が与えられています。この制約の中で知恵を絞り独自の攻略法を見つけるのがバランの遊び方です。
またジャンプが出来ないことを指摘する意見がありますが、ジャンプが制限される衣装はごく一部で、その殆どが攻撃に特化した衣装です。攻撃力を取るか移動力を取るかは貴方の判断次第です。
難易度が上がり敵が強くなるとこれが半分ギャンブルの様な緊張感を生みます。
それでも納得出来ないならこのゲームは貴方の好みに合わなかっただけです。そんな貴方にはWii版「天空の機士ロデア」がおすすめ。(中氏手掛ける爽快フライトアクション)
▲本来6章の衣装で入手出来るスタチューだが、自分なりに考えて4章までの衣装で攻略した時のSS
ナイツやソニックもシンプルな操作のアクションゲームですが、バランとはコンセプトが全く異なることを以下に説明しておきます。
ナイツやソニックは最初からワンボタンで爽快なアクションが可能なゲームで、トライアンドエラーによる上達を感じられます。
しかしバランは、ジャンプ以外に何も出来ない全くの無力な状態から始まります。知恵を使い最終的には立体的なステージを自由に駆け回れる力を手に入れる事が1つのゴールとなっています。
不自由からの解放。このカタルシスこそがバランの醍醐味と言えるでしょう。
閉ざした心を開くという物語のテーマともリンクしています。
■謎解きの作りがゆるくない?
▶︎ これには意図があります。ステージを敢えて崩したパズル構成にすることで攻略に柔軟性が生まれ、プレイヤーにはより多くの選択肢から好きな攻略法を選べる様になります。
そのため同じスタチューを入手するにしても、プレイヤーによって全く異なった解法が生まれます。人のプレイを見ると皆さん自分と全く違う解を編み出していて本当に驚かされます。
これはプレイする度新しい攻略法が見つかり繰り返し遊べるゲームに仕上がっていることを意味します。
ここが中裕司氏がこのゲームに自信を持った理由の1つです。
個人的にはこのパズルの概念を持ったアクションにはカードゲームやジャンケンに近い要領があると考えています。状況や相手の動きを観察し、それに適した技や動きが求められる作品というとロックマンシリーズなどがその代表でしょうか。実際にジャンケンから派生して生まれたエピソードは有名です。
こちらはトライアンドエラーによる上達を楽しむゲームではありますが、ルールの構造はバランと似ている部分があると思います。
▲上画像は5章だが、正規のルートを無視して2章の衣装だけで地形を攻略したり。
■衣装をストックするのが面倒だ。
▶︎ 衣装を過剰にストックする必要はありません。クリアに最低限必要な衣装は自然と揃っていきます。
特定の衣装への依存はゲームを単調にしますし、AIは貴方の動きを察知し対策を取ってきます。難易度が上がれば衣装が復活しにくくなるため、苦戦を強いられるでしょう。
全ての衣装を満遍なく使い、それぞれの真価を引き出すプレイスタイルがこのゲームをより面白くします。
どうしても不足した時は衣装を集めのと並行してステージを探索しましょう。新たな発見に繋がるかもしれません。
特定の衣装がなくても、他の衣装を応用する事で切り抜けられる場面は多くあります。この自由度の高さこそがバランの良さ。
攻略方法は貴方の想像力に委ねられているのです。
■一部のステージが湾曲していて酔う。何のための仕様?
▶︎ すまない!3D酔いに関しては中ゲーとはそういうものだと諦めて下さい。湾曲により、ステージの隅々まで見渡せる構造になっています。似た様な試みのゲームが他にない為最初こそ戸惑いますがこれは探索ゲームにおける理想のマップと言えます。
1章の時点でこのギミックの基本は利用されており、特にステージ内の高低差が大きい7章はこのギミックを非常に上手く活用しています。
■ 難易度が低すぎる。手応えが欲しい。
▶︎ 基本を見せる→応用問題→おさらい(ボス戦)
このゲームは上記の流れを徹底して作られています。
そのため序盤の難易度は抑えられていますが、終盤はかなり難しくなっています。初見12章はみんな���トラウマ。
ボスは倒すだけなら確かに簡単です。しかし3つの攻略パターン全てを制覇するとなると難しいといった絶妙なバランスとなっています。
加えてダメージを受けずに素早く敵を倒し続けるとバランスAIによって難易度が上がる仕組みになっており、より強くより早い敵が大量に出現する様になります。(私は3章の時点で赤スタンプ判定になりました)
▲強化雑魚に全部衣装ひっぺがされた時。強すぎ。
つまりゲームの難易度は貴方の腕前で上下するのです。手応えが欲しくば己が強くなるのみ。
■衣装とは別にHPゲージが欲しい。
▶︎ このシステムは衣装をロストした際に、プレイヤーが別の衣装を使う様に促します。
場面によっては貴重な衣装を犠牲にするか、不便だがストックの多い衣装を利用するか…このゲームは様々な選択肢をプレイヤーに投げかけてきます。難易度が上がるとこのゲーム性は顕著に現れます。
HPと衣装を分けてしまうと、この緊張感のあるゲーム性が失われます。
次に起きることを想定して衣装を選択するシステムは、「自分で考え生き残る力」を育みます。ターゲット層である子供の自我の独立にも役立つのではないでしょうか。
■もっと説明やヒントが欲しい。設計が不親切だ。
▶︎ 難しいことを求められるゲームではないので考えて進めればある程度は理解出来るはずです。思いつく限りのルートでスタチューを集める事に没頭するのみです。
他にバランを古臭いと批判する声がありますが、それは的外れな意見です。
ゲームとは本来、自分で考え動くことを学ぶコンテンツです。受け身ではなく自分から動く姿勢を求められるバランはゲームの本来あるべき姿の掲示であり、爽やかな原点回帰と言うべきでしょう。
ただ私は現代のゲームを批判するつもりはありません。映画の中に入り込んだかの様な没入感、行先を示してくれるUIによって迷う事のない親切な設計…慌ただしく1人の時間を作ることが難しい現代に適応した美しい進化だと思います。(デト◯イトは良いゲーム)
しかし流行をなぞった作品だけが評価されるというのも正直言って異常な話ですし、そこにクリエイティビティがあるとも言い難い。進化した技術と独創性の有無は全く意味が違います。
だか���こそバランの様に独自のルールを持ち、自分で考えるゲームこそが現代に必要な存在なのだと私は言いたい。
■ストーリーが理解出来ない。字幕がほしい。
▶︎ 映像も吹き替えもあり、情報量は非常に多いはずです。(それを言ったらナイツはもっと言葉がない。)
そして実在する言葉を使わないことにより、世界中全ての人が全く同じ体験をしています。私はこれを非常にロマンチックだと思いました。真のグローバルとはこのことか!
語られていない部分を無いものと見なすのではなく、想像を膨らませて楽しみましょう。
アジアには古来より空白に意味を見出す美学が存在しています。
より骨のある物語を望むのならば小説版をお勧めします。おそらく貴方の望むものがあるはずです。紙媒体・Kindleで購入可能です。
最後に
バランワンダーワールドは時間をかけてプレイする程、ゲームの方もプレイヤーに合わせた成長を遂げるデザインになっています。
華やかなビジュアルとは裏腹に、その実態は奥深く、中裕司氏の哲学が光る彼の集大成とも言える傑作でしょう。
最初こそ不自由さに虚無を感じたり煩わしく思う場面があるかと思います。しかしそれらには全て意味があり、プレイを続ける事で納得がいくと思います。実際に私がそうでした。
「どんな時間も無駄ではなかった」のキャッチコピーに偽りなしです。
ただ事実としてバランは非常にピーキーなスルメゲーです。しかしそれはソニックとナイツにも言える事で、中裕司氏の過去の作品を楽しんだ方ならバランの良さも必ず理解出来るはずです。
下手な先入観を持たず、まずは時間をかけてこのゲームに向き合うことをおすすめします。
ここまでバランを高く評価してきましたが、公式の宣伝に対しての批評も述べたいと思います。
今回の失敗は体験版に収録したステージのチョイスが悪く、衣装の入手によって自由度が広がる楽しさに解放感・独自の攻略法をいくつも生み出せる面白さが伝わりにくい作りになっていた事が大きな原因だと思っています。
公式SNSに関しても衣装やストーリーを単体で紹介するよりも、それぞれがどう繋がっていてこのゲームは面白いのかを公式はもっと上手くアピールするべきだったなと。
私個人の視点からそう見えたという話ですが、宣伝の部分で失敗を積み重ね続けた結果がこの現状だと思っています。
この傑作が埋もれてしまうのが余りにも悔しくて、今からでも評価をひっくり返すガッツを公式には見せていただきたい所です。
最後に、願わくばこのゲームが正当に評価され人々に長く愛されます様に。
※記事内画像は全てスクリーンショット
※以下参考資料及び自作プレゼン
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野菜そば CHECK ONE TWO やかそば
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ワクチン配布数に異常なバラつきがある問題で、基礎自治体の接種体制に大混乱が生じている。その事態改善と収拾に地方行政が奔走しているため現況を報告したい。にわかには信じがたい状況で、接種予約が絶望的に無理な自治体と、接種対象たる高齢者の人数以上の配布を受けた自治体もある。 人口密集地である政令市や感染者数が激増している自治体に大きくカバーして欲しいところだが、隣接自治体でも三倍の格差がある。自治体の接種体制は、大混乱に陥ってしまい、この混乱はさらに激しくなる危険が否定できない。
例えば、人口6,764人の吉富町には、2925回分が配布。同町の高齢者は2,124人であり、つまり希望者は100%接種できる。というか余ってしまう。 隣接する上毛町は人口7,619人(高齢者は2,648人)で吉富より規模が大きいが、975回分のみ。当選確率は約37%。上毛町と吉富町は互いに隣接するのだが、この倍率差は異常だろう。 さらに、豊前市の人口は25,341人(高齢者9,097人)は、吉富町と同数の2925回分に留まる。当選確率は約32%。 築上町は、18,119人(高齢者6,569人)、配布数は1950回分。当選確率は最低の約29%である。
便宜的に用いた当選確率とは、全高齢者が接種を希望したと仮定し、かつ今回のロットから次回の配布が遅延したという条件で計算した。 問題は、「豊前市・吉富町・上毛町・築上町」は、広域連携で合同で接種していく点。それぞれの会場で互いの住民が鉢合わせるわけだが、一自治体は100%の接種で、隣接自治体は3割以下だ。同じ医師会から支援を受け、なんと予約に要するコールセンターも統合されている。配布数が不十分な自治体は第一回接種の予約を受け付けている中で、充分に有する自治体は第二回接種を求める。コールセンターは、二つの業務が混在してしまい、また接種にあたる医師も対応が難しい。
行橋市73,317人(高齢者21,562人)は、2925回分(3箱)。高齢者数が10倍も違う吉富町と同数だ。当選確率は、13%。 本市に隣接するみやこ町は、人口19,512人(高齢者7,721人)に対し、なぜか行橋市よりも多い3900回分(4箱)を配布。当選確率は約50%。 みやこ町には、医師はほとんどおらず、結果的に行橋市の医師もサポートしていく可能性もある。(行橋みやこ医師会) 隣接自治体において、ここまでの当選確率の差は、住民に説明ができない。行橋市においても感染者は出ている。
飯塚市128,184人(高齢者40,121人)も2925回分(3箱)。高齢者数が20倍近く違う吉富町と同数だ。当選確率は、7%に過ぎない。県が調整した結果だが、飯塚市が悪いわけではない。 ここで行橋市と飯塚市について述べさせて頂きたいが、自治体単独での接種能力を一般に有する自治体である。町村の場合は広域連携などで合同接種などを行っており、当然ながら「飯塚市・行橋市は、打つ能力」を持っている。銃はあれども弾がないという状態。
町村���優先配布した可能性は否定できないという声もあるだろう。 しかし、那珂川市50,323人(高齢者11,545)には13箱、実に12675回分が配布。高齢者数よりも多いため、当選確率は100%だ。
地域差なのかと言えばそうではない。遠賀川周辺の3町の例。 65歳以上人口が8780人の水巻町に3箱、9828人の岡垣町に9箱、5800人の遠賀町に6箱と人口規模に応じていない。
当然、地方行政は大混乱に陥った。 最悪の事態としては、かなりの量を破棄せざるを得ない危険性も指摘されていた。理由は本稿で詳述するが、1箱が975回分のため高齢者数が2000とか3000の小規模自治体で中途半端な人数で開封してしまうと、かなりの量を破棄せざるを得ないため。それを抑止するための広域連携だったのだが、バラツキが大きすぎて同時接種は絶望的だ。
また、接種能力を有する中規模自治体で、近隣の町村のサポートを行う市は、自らが守るべき市民の接種が終わってない中で、ワクチンのみ持っている町村の支援を行うのは住民感情からも難しい。接種支援に周れずデッドストック化するリスクもあった。
これらワクチンの配布偏在ですが、本日の状況を報告します。
(プレス対応) 昨日が祝日であったため、(���布箱数のデータについて)メディア側が裏取りできませんでした。公式の資料ではありますが非公開であったため、プレスが扱うにあたっては事実確認が必要だったのです。ほぼ徹夜のまま(早朝4時ぐらいまで)複数の電話会議・オンライン会議を行っており、朝一で対応を開始。 朝より対応。無事に裏取りを完了させ、首長のコメントも用意できました。 明日の朝、一紙ですが掲載できます。web版でありますが、すでに記事はアップされています。取材を経ての、正規の報道です。
次に、地方公共6団体。 動いたのは、市長会です。ここからは御礼になるのですが、谷畑英吾・前湖南市長(全国の副会長など要職を歴任)が一緒に動いてくださいました。一昨日のBlogを拡散してくださり、動きがありました。 私の住む行橋市の田中市長より電話を頂き、本庄市(埼玉県)の吉田信解市長(市長会の委員長)より架電があったとのこと。当市市長からの伝聞にはなりますが「全国市長会会長の立谷会長が、本日たまたま河野大臣に要請書を持って行くところだったので、本問題について共有している。」とのことでした。谷畑市長には行橋市と豊前市の偏在について報告していたため、本庄市長からは行橋・豊前に連絡を入れてくれたと谷畑市長からお伺いしました。当市市長からのお礼をお伝えしました。
私は市長職は有しておりませんので断片情報にはなりますが、市長会トップからは(恐らく自治体��は伏せて)配布数の偏在について報告がなされた模様です。谷畑市長を経由し、前述の自治体情報については逐一調査するとともに、私の信頼する敏腕記者たちが徹底的に数字の洗い出しを行っていきました。皆、徹夜の連続でした。プレスの動きを淡々と報告しつつ、数字の積み上げ作業を行っていきました。
自治体へのワクチン配布は、厚労省から総務省に移管されていました。総務大臣の記者会見において、本件が反映されたことを確認。各所にお礼の連絡を入れていったのは夕刻でした。目の前の偏在の問題は未解決も、2陣以降の効率化の向上に期待。 ここは総務マターのため、これより都道府県に指導を入れて頂くにあたって、その資料作成を行っておりました。
そうしたところ、これら偏在を解消するためでしょうか、国からさらなる次の便が実数が突然の公開。川の大臣の会見です。各地の市長・町長の動き、メディアの動きが奏功した可能性もあります。
私もその前線で戦っていたのですが、GW直前ゆえ平日が一日しかありません。裏取りを短期決戦で完了させる必要があったため、かなりの手続きを簡素化(詠唱破棄)してしまいました。近隣町長には非常に申し訳なく思っておりましたところ、上毛町の坪根町長が同行してくださり、一部の町長への報告が叶いました。築上町の新川町長にお会いし状況報告をしたのは19時を回っており、ご迷惑にも自宅までお邪魔してしまいました。
とりあえず、大臣まで公式団体名にて情報があがったと想定されるため、第一次の動きとしては良しとします。私は市議でありますので、これが職責の果たし方。 明日、明後日までは過負荷かかる見込み。
さて、これら動きの中で、今後の課題や混乱が想定される箇所が洗い出されてきましたので報告します。 国の新たな発表により、偏在の多くは解消されると期待いたしますが、地方行政における混乱は継続する可能性があり、それを早期に事前想定することにより「接種の混乱抑止、および事態解決」を期待して本稿を記します。
すでに本日の記事がネットには公開されておりますので併せて紹介します。
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報道の紹介明日の朝刊にも掲載されることでしょう。
コロナワクチン、福岡県内の自治体配分数に格差 調整不足を指摘する声も
新型コロナウイルスのワクチン確保をめぐり、福岡県内の自治体間で格差が生じている。5月以降、各自治体で順次、接種を進めていく中、初期段階では人口規模が同程度の自治体間で確保数が大きく異なるケースがみられ、場合によっては規模との逆転現象も生じた。自治体からは必要数をまとめる県の調整不足を指摘する声が上がる。
福岡県内には6月末までに2456箱(6回接種で約287万3千回分)が届く。このうち、5月10日からの2週間に各自治体に届けられるワクチンは567箱で、最多の144箱を受け取る福岡市をはじめ、県内60市町村で高齢者向けへの接種準備が進む。
ただ、複数の県内自治体から「人口規模や接種体制の実情と食い違う配分だ」との指摘が相次ぐ。
県西部では、65歳以上人口(平成27年国勢調査)で約10倍の差がある行橋市(1万9835人)と吉富町(1989人)で、配分数はともに3箱だった。遠賀川周辺の3町でも、65歳以上人口(同)が8780人の水巻町に3箱、9828人の岡垣町に9箱、5800人の遠賀町に6箱と人口規模に応じていない。
自治体のワクチン確保担当者は「自前の接種体制をもとに2週間で可能な量を申請した」との声がある一方、「供給体制が不確実な中、75歳以上の2回接種に必要な量を確保しようとした」との説明もあり、考え方の違いが浮き彫りに。この違いが格差が生じた原因とみられる。
自治体の申請を取りまとめる県は「市町村には2週間分で接種可能な量を申請するよう通知している」とするが、マンパワー不足や、時間の制約から「各自治体から上がってきた申請を信頼するしかない」(県担当者)という。
ワクチンをめぐっては、必要数は確保される一定の見込みが立ち、今後の配分によって自治体間の偏在は解消していくとみられる。
ただ、ある県西部の自治体首長は「都市部で封じ込めを進めるための優先供給は理解できるが、郡部で格差が生じるのは住民に説明ができず、理解に苦しむ(配分数の)増減もあった。現状のままでは不信を招く」と憤りを隠さない。
産経ニュースコロナワクチン、福岡県内の自治体配分数に格差 調整不足を指摘する声もhttps://www.sankei.com/region/news/210430/rgn2104300003-n2.html自治体の申請を取りまとめる県は「市町村には2週間分で接種可能な量を申請するよう通知している」とするが、マンパワー不足や、時間の制約から「各自治体から上がってきた…
ワクチン配布の考え方(私見)まずもって私見であることは冒頭で述べておきます。
ワクチンそのものが危険という意見がネット上にはあるのは重々承知しておりますが、特に高齢者の中には熱望している方もおり、「国費で購入した資材」に対する「入手難易度」の機会平等の観点は述べられるべきだと考えております。
その上で、人口密集地である政令指定都市や大規模自治体には集中投資して頂いて全く構わないと(少なくとも私個人は)考えています。これは各自治体��とに考えがありましょうし、接種希望者の気持ちを考えれば「あくまで私見」と述べるに留めさせて頂きたい。
感染者が増えている自治体やまんぼう、ワクチン接種の傾斜配分は全くもって否定する立場ではありません。 むしろ傾斜配分がなされていなければ、それは逆の問題も指摘されるでしょう。単に人口比で割ればいいとは思っておりません。
しかし、明らかに人口比が異なり、10倍とか20倍という差があるのは問題です。各自治体は、接種体制を構築してきており、体制構築(銃を用意)するも弾は来ない、これでは何のために地方行政が準備をしてきたのか全く意味が分からない。
また、多く取り過ぎた自治体も果たして接種可能なのか?という話がでてくる。同時に接種できる人数には、施設規模なども影響してくるわけで、ワクチンさえあれば一気に終わるというものでもない。著しくバランスを欠くことは凄まじい問題を生じてしまう。
特に広域連携の話は、別項で詳述させて頂きますが、「偏在」は接種体制そのものを破壊してしまうのです。この点は強く主張したい。
高齢者への接種を進めるのであれば、対応にあたる医師・看護師への接種を事前に完了させたうえで、まずは人口比(より正確には高齢者数の比率)で基準値を作成する。その上で政令市や人口密集地に加配、ここは大きく加配すべきでしょう。さらに政令市と交流人口の多い自治体に傾斜配分をかけます。
当然ながら感染者数が激増している自治体やまんぼうによる加配も行います。 さらに、接種体制が充分に整っている、つまり銃の多い自治体にもプラスαを行う。 これがスタンダードな考え方ではないでしょうか。
基準値を設け、これをベースに置いたのは地方自治体が接種にあたるためです。 当選倍率に著しい差が出てしまえば、恐ろしいまでの不満を住民に与えることになる。地方の首長は、あくまで地域住民に選ばれているのであり、守るべき住民がおります。行橋市長は行橋市民に選ばれ、そして行橋市民が雇っているのです。行橋市の職員を養っているのは、行橋市民です。
いずれの自治体も、自分の市民を守りたい!という思いは当然に出てくるわけであり、郡部や隣接自治体において高齢化率や感染者数に違いはないものの、何倍もの当選確率の差が出た場合には「地方行政は、住民に説明できない」のです。
その不平不満の中で、市職員らが現場に立てるかと言えば答えはノーです。 基礎自治体には振った以上は、最低限の格差是正はなされていなければ【接種はできません。】というのが私の考えです。
よって最低条件をクリアした上で、つまり一定の公平性は担保しつつも、人口密集地や感染数の多い地域に集中投資する。ここはセンスなのでしょうが、私ならば人口比を5割、傾斜配分用に5割です。傾斜の比率が高いように感じるかもしれませんが、政令市と一般市の人口差は凄まじいものがあり、これぐらいの比率を設けなければ「有意な差」は得られないと考える為です。あくまで私見にはなりますけれども。
一般市側からのクレームはあるかと思いますが、「感染抑制」という考えに立ちかれば、人と人が接する可能性の高いところから集中運用するよりなく、ゆえに準備が整っている自治体にも若干の加配を行うことを条件に交渉します。
スタンダードな考え方ではないでしょうか。 (あくまで私見にはなります。)
大事なことは、ワクチンを熱望する高齢者がいずれの自治体にもおり、現場で対応する市職員が「住民にちゃんと説明できる」だけのロジックとなっている必要があるという点です。そこが満たせるのであれば、どのような方法でも構わない。
後段においては、私個人の考えであるとさらに断ったうえで、高齢者への接種の優先順位にも言及させて頂きたい。
高齢者のみへの接種という国の方針に反発するわけではありませんが、私は「政令市・人口密集地の”高齢者以外の層”」にも早期に接種して良かったのではないかと思っています。難しい政治判断になるとは思いますが、外に出て、かつ人と会う者にこそ接種を急ぐべきです。
果たして若者が接種を希望するかは分かりませんし(ネット上には危険論があることは承知していると断ったうえで)希望する若者にも接種して行った方が、最終的には感染を沈静化させる近道だと思えてならないのです。
郡部、いわゆる田舎においては、都心部から持ち込まれる事例が多いのは事実です。 まずは都心部を抑えなければ、郡部の自治体は守れない。医療体制も貧弱であり、ここはクラスターが発生、重症者が大量に出た場合には本当に対処不可能なのです。
だからこそ、地方議員としては「都市部の感染抑止を最優先」することは方策としてはアリだと思っており、高齢者のみに限定しての接種ではなく、もう一歩踏み込んだ対策があってもよかったのではないかと考えています。
※ しかし、熱望する高齢者が大量に存在する中で、この政策決定を(自分自身がその立場にあったと仮定して)私ができる���と言えば、強く自信を持つこともできないことは正直に述べておきます。
広域連携とワクチンの破棄
冒頭において、豊前市・上毛町・吉富町・築上町の事例を述べました。 これは県内の各所でも起きていることかと思いますが、連携して接種にあたります。
豊前は市政にはなりますが、人口は2万人代であり潤沢な市職員を有するわけではありません。また近隣の3町は独自の接種体制を構築するのは難しいでしょう。そもそも医師会が全ての自治体にあるわけではないのです。
メディアは大規模自治体の事例ばかりを取り上げますが、郡部には郡部の難しさがあるのです。
1市3町で連携し、共通のコールセンター、同じ医師会で対処する。 事例で言えば、Aチーム(豊前町・上毛町)、Bチーム(築上町・吉富町)を編成し、日付けをずらして同じ医師たちが対応する。 これなら効率的です。
事務局は上毛町が受け、コールセンターは築上町が担っています。
冒頭の事例で、私が「破棄の危険」まで述べた理由がここにあるのですが、吉富町は”第一回接種”の100%持っているため、医者側の協力が得られたならば早い段階で①接種が完了します。
しかし、豊前・上毛・築上町は高齢者の3割しか接種が完了しません。弾が足りないからです。 単に不公平感だけではなく、業務がまわらない。
同じコールセンターにおいて、吉富の「2回目接種の予約」と、豊前・築上・上毛の「1回目接種の積み残し」の対応を行うことは無理です。そもそも第一回接種が完了していない築上町の町長・職員が、吉富の2回目接種に負荷を割くことは(地方自治の観点から言えば)異常です。
コールセンターが機能を停止すれば、接種予約そのものができません。
��緊急だから」とのことで、国からの御下命ではありますが、地方自治体には「通常の業務」も併行して行われているのです。介護保険を止めていいのか、課税業務を止めていいのか。
すでに小規模自治体の行政力は、コロナ以前から相当に弱体化しています。市町村合併とパソコンの導入により、かつてと比較すると地方公務員の数は激減しているのです。効率化を高めていった結果、コスト削減はできましたが、マンパワーは減少しており有事への対処能力は減少していたのです。
「ワクチン予約の電話がつながらない」という抗議とか意見も、役場にはかかってきます。 行橋市(人口7万人)ぐらいの規模であれば、それなりの職員数はおります。うまく編成すれば一時的な負荷分散は可能で、他部門からも応援も見込めます。
けれども町村単位になると全量を投入しても限りがある。 そのための広域連携でした。
「つながらない予約電話」「それに対する抗議」が混在し、職員がボロボロの状態で。。。
【1回目の接種】と【2回目の接種】の予約処理を行うのは不可能です。どうやっても無理なんだ。
では、なぜ広域連携なのかと言えば、ワクチンの有効活用のため、その側面もあったのです。 1箱をあければ975回。これは町村からすると大きすぎるロットなのです。
例えば吉富町の高齢者は2,124人、上毛町は高齢者は2,648人です。 975回とは、接種対象者の半数にあたるわけですが、解凍したワクチン通りの人数が来るでしょうか? では、1100人の接種希望者が来てしまった場合には、2箱目を開けるのか。3週間を空けるため、中途半端に開けてしまった箱の残分を破棄することになっても。
豊前市の人口は25,341人(高齢者9,097人)築上町は、18,119人(高齢者6,569人)。 だから、豊前市と上毛がセット、築上と上毛がセットなのではないでしょうか。私はこの1市3町の議員ではありませんので、この広域化の発端や議論には詳しくありませんが、「ワクチンの破棄分を抑える」効果を期待しての連携であったと考えるのは自然なことだと思います。 (当たりくじは各自治体で管理するも、会場においては同じ箱から出していき順次開梱すれば破棄は極小化できる。)
県が、謎の配分を行った結果どうなったか。 吉富が3箱、豊前が3箱、上毛は1箱、築上は2箱。 吉富は100%、築上29%。
これらのボトムがあわなければ、合同での連携しての接種業務は破綻する。 ならば吉富は3箱を「好きなタイミングでどんどん開ける」と、その分の残分は、場合によっては破棄していかねばならない。
実は、築上町長には話を通さずに動いていたため、先ほどお会いしていたのですが、やはり自らの町民を守らねばならないという観点や、第一回接種・第二回接種の予約作業の混在は「難しいだろう」という考えでしたので、場合によってはコールセンターの統合を解除する可能性だってすでに出ています。 (豊前・上毛・築上は共に高齢者の約3割のため、今後も連携できると思います。)
吉富だけ出て行く形になった場合、吉富町は今から早急に専決処分で予算を通し、スタッフを雇用して体制構築から行わねばなりません��� そして大量のワクチン破棄を行いながら、自前で町民に接種していくよりない。広域で確保した意思を(フリーライドするような形で)残る1市2町が使うことを許したり、築上町のコールセンターが機能するかは分からない。
これは、この1市3町の連携のみの話ではありません。
人口規模の小さな自治体は、恐らく類似の工夫を担当者間で締結していると想定され、この無作為なバラバラのワクチン配布は、構築していた自治体間連携を破壊してしまった可能性が高い。少なくとも前述の4自治体については致命的なヒビが入ったと当職は認識する。
(県は、自治体からの申請数を基準にしたと述べているため、1市3町で申請中の共同歩調をとる予定であったにも関わらず、吉富町が協調を破棄して多く申請したことが発覚しているため。県が止めるべきだったと思う。)
また、築上町町長・上毛町長は頭を抱えており、「じゃ仕方ないかぁ」と笑って許すような表情ではなかった。少なくとも私の見る限りは。
市町村は、それぞれ持ちうる予算も職員数もギリギリの中、一年に渡る「緊急」を延々とこなしてきました。もう、兵隊はいないんです、いないんだ。政令指定都市や都庁とは違うんです。交代要員もいない。
その限られた人的資源を紡ぎ合わせて、それでもゲームチェンジャーとされ、地域住民が期待するワクチン接種に「ギリギリの調整」を組み上げていたんです。こんな乱暴な配布方法は、それを全て破壊する行為だった。
みんなカリカリしている、とても平和的に行こうという空気ではない。 貧すれば鈍するという言葉もあるが、つらい現状があれば「減らされたらどうしよう」と過大に申請した自治体だって出てくるだろう。けれども、それを県が容認してしまえば、全体の破綻を招いてしまう。
実際に、私の目の前で壊れかけている。
これは、県内の各所で生じた「ヒビ」だと思う。 ワクチンは来ても、接種することができるかは分からない。
謝辞
昨日は過去記事を流し込んだのみとなり、少し手を抜かせて頂きました。 その間、命懸けで事務作業をしていた次第です。それは私のことではありません。
何より時間がなかった。 問題発覚が水曜日の昼、ここで各自治体の配布差の問題を知る。 問題は木曜日が祝日であり、平日の金曜日を逃せばGWに突入してしまう。
行政機関の公式の窓口は止まってしまうため、資料の裏取りや首長のコメントはとれなくなる。
与えられた時間は、48時間。
実際に動けるのは金曜日のみ、朝8時から17時まで、実質9時間が勝負。
それまでに必要な資料を準備し(ないから作る)、すべての人間が同時に動かねばならない。
まず、谷畑市長にお礼を書きたい。 相当な多方面に連絡を入れてくださったと思います。 どことどこに連絡というのは教えてくれませんが、行橋市長に、本庄市の吉田信解市長(市長会の委員長)から連絡を頂いています。豊前市にも連絡を入れてくださったと伺いました。
また(本庄市長経由し)市長会の立谷会長(相馬市長)が河野大臣にお伝え頂いたであろうことも。
これ���、祝日の一日だけで完了させるというのは、どういう負荷を背負ったのか筆舌に尽くしがたい。 谷畑市長が有する、積み重ねた人間関係、その財産に甘えてしまったというのが実態だ。
私にはできない。
本来は、様々な手続きがある。 私は市長ではないので、ある意味では越権行為だとは思うが、市長会を動かしてくれと要望することは本当は筋違いなのだ。また、谷畑市長は、先日勇退しており現職ではない。物凄く無理をさせてしまったと思う、それでも「頼みます」とお願いしました。
福岡の市長会は、私はアクセスできません。 田中市長に報告しつつ勝手に動きました。その他の市長達には、一部ではありましょうが、上毛町長が連絡を入れてくれました。
そもそも記者は、金曜日の朝一に裏取り(前述の記事の資料は、当時は公開されていなかった)をするため、貫徹で準備をしていました。凄まじい数の自治体に取材をあてていって、それで記事が間に合った。
たった一日の平日、ここに全ての照準をあわせて全処理能力を投入。
正規ルートはとれておらず、あらゆるものをすっ飛ばして対応。 これは本来ならば、行儀の悪い行為であって、仁義をきれたとは言えない。
アニメでいうところの詠唱破棄。 これが許されるのは、事態の緊急性と、日ごろのお付き合い。 (許されてないかもしれませんが。)
豊前市長には市長会から連絡が行っており事態を把握していると推定しますが、1市3町を事例としつつも築上町の新川久三町長には、まったく報告ができていません。 携帯番号を知らなかったから、祝日に連絡をつけることができなかったからです。まったく知らぬ中で、記事だけ出る(築上の名前は出ずとも)のは失礼です。
(平均よりも多い自治体は良いでしょうが、そうではないところには情報共有をしておかないとトップが知らないというのは恥をかかせてしまいます。)
(本来は中間報告を入れつつ動くのが筋です。)
ある程度の目処がついたのは夕刻。
紙面化がほぼ確定の報告を坪根町長にしたところ 「何かして欲しいことはあるか」と言われたので、ワガママを言いました。
上毛町長から築上町長にアポをとってもらったのが18時半頃。当然、庁舎にはおりません。 【いまから行きますから】と押し切ってくれて、新川町長の自宅についたのは19時過ぎでした。
私は、隣接する自治体とはいえ、ただの市議の身分に過ぎないのでありますが、夜中に自宅まで押しかけてお時間を頂きました。まずもって感謝いたします。
報告が遅れたこと、仁義をきってなかったことをお詫びし、現在持ちうる情報を報告しました。
新川町長からは、そこまで君らが粘ったとはと深くお礼を言われ、玄関まで見送ってくれました。
新川町長の携帯番号をゲットした。 今度、町長室も遊びに行っていいって。 やったZE☆
他、各地の地方議会の正副議長級が奔走し、全国の都道府県の配布状況をボトムから逆ハック。 凄い人数が、数日、寝ていない。
一部ではありますが、僭越ながら陣頭指揮をとらせて頂いたことを誇りに思います。 私に賭けてくれたこと、地方行政の矜持を示せたこと、感謝します。
残48時間からスタートし、実際に大臣までつながったこと。 「君だったら間に合うかもしれない、名前は貸すから行きなさい!」って言ってくれたのは嬉しかった。
共に戦ってくれたこと、駆け抜けてくれたこと、 読者の皆様の拡散支援も含め、深く感謝いたします。
ワクチン配布 国、明言ここのニュースは大きく触れる必要はないでしょう。
河野大臣から、PF06、PF07、PF08が示されました。
現在の配布は、PF01~05まで。 PF01~04は少量でトライアルなどに用いられたものです。
本Blogで取り上げた「偏在」は、PF05になります。 ここが高齢者用の大規模納入の開始。
私たちは、PF06において不足自治体との調整、および広域対応をしている自治体の調整を要望する構えでありました。これは都道府県で決定されるものと考えていました。
しかし、PF06~PF08までを国��策定、配布計画として「国が決定」したのです。 昨晩のニュースの中身であります。
実はもうその資料も持っておるのですが、かなりの部分の偏在は解消できるものと期待しています。 最初から国が強権発動できるのであれば、そうしたほうが良かったのかな、とも。
ただ弊害もありまして、都道府県単位で「ここ!」という個所付けができなくなったという課題も残ります。 一気にPF06~PF08まで決めてしまうと、感染爆発などが生じた場合の対応ができません。
とは言え、都道府県単位に(総務省から)取りまとめさせ、基礎自治体に申請させる方式は実際に事故を起こしています。これは大事故と言っていい。
ならば国が早期に乗り出すのも理解はできますし、万が一の大幅不足(地域単位での感染激増)の場合は、何がしかの対処を講じて行けばよい。 どこもかしこも「少しでもワクチンを」となっている以上、それぞれが利害関係者みたいな状況ですから、協議をまとめろというのは無理だったのかもしれません。
下手に余地を残さず、一気に06~08を発表してしまうのは正解かもしれません。
私は、「市」の議員でありますが、他府県の地方議員には申し訳ない思いもあり、ここまでの供給の謎配分は恐らく福岡だけのようです。まだ全県データは見ておりませんが、実は福岡県行政のみが起こした事故という可能性が否定できず、スタートした時点では全貌が見えませんでしたので(また今も把握できていない)ごめんなさい。
公平に、かつ迅速に対応できていた都道府県からすれば、一気にPF08まで固定されてしまったことには弊害もあるかもしれません。
しかし、「いつ、どれだけ入る」という数を、具体的に国が示したことで 「この接種体制で、どこに何人の人員配置」という、純粋な接種体制の構築に集中していけることでしょう。
その計画が立案できるようになったことは、私はやはり喜ぶべきことだと考えております。
スペシャルサンクス 中野区の吉田康一郎議員からは「プリンと羊羹があったら、プリンから先に食べるものだ。物事には優先順位がある。君はいまワクチン偏在問題に特化すべきだ!」という、一瞬、意味が分からない例え話で激励しれくれました。ヘトヘトに疲れていて頭が回っていなくて愚痴ったときです。
私はわけも分からず「プリンも食べたい、羊羹も食べる」と答えたら、「いやプリンのほうが早く痛むから」と言われたので「今度、買ってくれるなら、もう少し頑張る」と答えました。今度、羊羹もプリンも食べさせてくれると信じております。
国希研の同志議員へ。 数日、不在にして申し訳ありません。職権代行を受けてくださった笠間議員に感謝します。
併せて、ウイグルを応援する全国地方議員の会においては幹事長の職を頂いているにも関わらず、他執行部メンバー、代表理事・議員会員の皆様にご迷惑をおかけしました。
もう一両日中には戦線復帰いたします。
↓ウイグル問題の啓発支援にご協力頂ける方は、下記もお願いいたします。↓
ウイグル応援グッズ
保守基金ウイグル応援グッズ | 保守基金https://hosyukikin.jp/category/item/itemgenre/org/uyghur/<strong>ウイグル証言集会</strong><strong> </strong>「ウイグルを応援する全国地方議員の会」が主催し、日本ウイグル協会の共催で実施しています。実際に迫害にあっている方に登壇して頂き、地方議員が同席のもと被害実態を訴えてきまし...
一部ではありますが、僭越ながら陣頭指揮をとらせて頂いたことを誇りに思います。
私に賭けてくれたこと、感謝いたします。
残48時間からスタートし、実際に大臣までつながったこと。
中一日は祝日、分の悪い戦いだった。
「乗った」という声、
「君だったら間に合うかもしれない、名前は貸すから行きなさい!」って言ってくれたこと、
共に地方行政の矜持を示せたこと、戦ってくれたこと、駆け抜けてくれたこと、感謝します。
読者の皆様の拡散支援も含め、深く感謝いたします。
さて、残りの残務を片付けよう。
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【#エアコミケ】ゼロから始める感染症モデリング【C92 実験好学vol.4 WEB再掲】
東京オリンピック直前、青海会場、初のゴールデンウィーク開催、と珍しいこと尽くめだったC98ですが、新型コロナウイルス感染症対策のため開催中止となってしまいました。弊サークルにとって節目となる10回目のコミケだったこともあり、とても残念です。
各種イベントの中止だけでなく、街の様子、仕事のやり方、休日の過ごし方など、個人のライフスタイルにも影響が出ています。歴史かフィクションの中の話のように思っていた “パンデミック” が現実に現れ、平時には想像もしなかった変化が次々と起こることに驚きを禁じえません。
今日5/4(月)は、本来弊サークルがC98に参加するはずだった日です。新刊を頒布する機会はなくなってしまいましたが、そのかわりに、
2017年夏コミ(C92)新刊『実験好学vol.4』の記事を公開します。
この記事では、ゲームの世界・とある英国の村で起こった2つの感染症を題材に、簡単な感染症の数理モデルを使った考察をしています。行政の感染対策や���門家の記者会見の背景にある理論を何となくわかってもらえるかもしれません。引きこもりのお供にどうぞ。
ゼロから始める感染症モデリング
著: はいじん
「かつて主な死因であった感染症は撲滅され、現代人の死因は生活習慣病へとシフトした」というのは、ゆとり世代である著者が中学、高校と聞かされ続けてきた言説である。しかし、感染症が未だ人類に対して大きな脅威であることに変わりはない。2014年にエボラ出血熱が流行し、世界各国で検疫や渡航制限が行われたのは記憶に新しい。感染症による人間社会の壊滅を防ぐには、その被害規模を予測し、適切な対策を講じる必要がある。本稿では、感染症対策における政策決定の根拠となる数理モデルについて基礎的な知見を紹介し、実際のデータを用いたモデリングを行う。
「感染症の流行」とはーCorrupted Blood事件から考える
感染症の流行モデルを考える前に、まず「流行」とは何かを考えよう。2005年にMMORPG「World of Warcraft(WoW)」内で起こった「Corrupted Blood事件」をご存知だろうか。Corrupted Blood 事件は、WoWの敵キャラ “Hakkar” の魔法 “Corrupted Blood” による感染性の毒ステータスが街で蔓延した事件である(Wikipedia: Corrupted Blood incident)。この毒ステータスの持続時間はわずか数秒であり、周囲にキャラクターがいない場所ではすぐに消滅する。Corrupted Blood事件では、この毒ステータスがプレイヤーにより街に持ち込まれ、Non-player characters(NPC)や体力値の高い高レベルプレイヤー間で感染し続けることで蔓延した。Corrupted Bloodによるダメージ量は低レベルプレイヤーにとって致命的であり、街に死体が積み上がる大惨事となった。運営は当初プレイヤーの避難や感染者の隔離を呼びかけ事態の終息を図ったが、呼びかけを無視するプレイヤーや、感染拡大に積極的に加担するプレイヤーも現れ、状況は一向に改善しなかった。最終的に、サーバーを停止しCorrupted Bloodをダンジョン外に持ち出せないよう設定を変更することでCorrupted Blood事件は終結した。この事件はパンデミック時の人間の行動のモデルケースであり、専門誌に論文が掲載される等学術的にも注目を集めた(Balicer, 2007; Lofgren & Fefferman, 2007)。
病原体がヒトに感染する経路には、大きく分けて2つの経路がある。
病原体に汚染された水や食物、感染した家畜等に接触すること
感染したヒトに接触すること。
ヒトからヒトへの感染が起こらない感染症では、集団的な感染が起こったとしても長期化しにくい。一方ヒトからヒトへの感染が起こる感染症では、少数の感染者から連鎖的に感染が起こり、大規模かつ長期的な集団感染が起こることがある。このような感染を「流行」と呼び、その規模によりendemic(地域流行: 地域限定で継続的な集団感染)、epidemic(流行)、pandemic(世界的流行)に分類される(Gordis, 2010)。Corrupted Blood事件の場合、街に病原体を持ち込んだプレイヤーから連鎖的に感染が起こりサーバーを停止する事態に陥ったため流行と呼んで差し支えないだろう。
シンプルな流行モデル(SIRモデル)の紹介
先に述べた流行の定義は定性的なものである。何人感染者が発生するのか、集団感染はどの程度の期間継続するのか、といった情報を得ることは政策上重要であり、そのためには流行を定量的に扱うモデルを考える必要がある。
ここでは、個体群における流行を記述する簡単なモデルであるSIRモデルを紹介する。
SIRモデルにおいて、各個体は以下の3つのクラスに分類される。
S (Susceptible) : 未感染で、感染症に対して感受性の個体。
I (Infectious) : 感染症に罹患しており、感染源となる個体。
R (Removed) : 感染症が治癒し、免疫を獲得した個体。未感染者から隔離され、感染源となり得ない個体。あるいは感染症により死亡した個体。
Sの個体はIの個体と接触することで感染しIになる。Iの個体は一定時間が経つと感染状態から回復し、二度と感染しなくなる(あるいは隔離や死亡によりSとの接触がなくなる)。SIRモデルでは以下の仮定を置き、各時間におけるS, I, Rの個体数を考える。
総個体数は一定である。
潜伏期間は無視できるほど���い。
Iの増加速度はSとIに比例する。Sの減少速度もこれに等しい。
Rの増加速度はIに比例する。
これらを表す方程式は以下のようになる。
rとaは正の定数であり、それぞれ感染の速度と治癒(または隔離・死亡)の速度に対応する。このシンプルなモデルを用いて、流行についての一般的な知見を述べることができる。ここで考えるべきことは、与えられたr, a, S0, I0に対して感染が拡大するか否か、拡大するとすればどのように拡大するのか、という問題である。式 (2) から
となり、式 (1) から dS/dt ≤ 0 つまり S ≤ S0 であるので、任意の t > 0 に対して
となる。この場合、t → ∞ の時 I0 > I → 0 となって感染個体は絶滅し、流行は起こらない。
一方、S0 > a/r ならば I ははじめ増加し、流行が起こる。ここで言う流行とは、ある t > 0 において I > I0 となることを指す。つまり、集団全体の個体数が固定されたSIRモデルでは、感染症に対して感受性の個体数(S0)に、流行が起こる閾値が存在するということである。ここで、
は、流行が起こるかどうかを判定する指標となる。R0は再生産率と呼ばれ、感染症の数理モデリングにおいて一般的に用いられる指標である。再生産率R0は感染者1人あたりの2次的な感染個体数に対応する値であり、これが1を超えると感染が拡大する。
再生産率R0の式の形から、感染症対策には2つの主要な方針があることがわかる。1つ目は、感染感受性の個体数S0を減少させることである。これは一般的にワクチン接種により達成される。2つ目は、感染者の隔離率aを増加させることである。感染者を早期発見するためのスクリーニング検査がこれに対応する。各自治体の保健所で無料で実施されているHIV/AIDS検査は、こうした目的で行われている。 多くの著名な感染症において、再生産率R0の値は1~20程度とされている(WHO, 2014)。例えば1918年のインフルエンザ流行(スペイン風邪)では2~3、2014年のエボラ出血熱では1~2である。一方Corrupted Bloodの場合、再生産率R0の値は100以上であったと言われている(Lofgren, 2007)。ただし、事件当時の街の人口等のデータが公開されていないため正確な値は不明である。Corrupted Bloodの急激な蔓延についてBalicerは原因を4つ挙げている(Balicer, 2007)。1) 感染したプレイヤーは免疫を獲得せず、死亡したとしても復活して再度感染すること。2) ゲーム内の動物に対しても感染が起こったこと。3) プレイヤーが転移スキルにより移動したため、短期間で広範囲に感染が拡大したこと。4) 街のNPCにより感染が保持されたこと。Corrupted Bloodの場合SIRモデルから逸脱する部分が多いが、以上に挙げた4つの要因が現実にはありえないレベルの再生産率R0に寄与したことはご理解いただけるだろう。
実データへの応用ー1665年Eyam村のペスト流行
ここでは、前章で紹介したシンプルな流行モデルを実データに対して適用する。昨年発表された論文(Whittles & Didelot, 2016)のデータセットを用い、分析内容の再現を試みる。
背景
ペスト(ドイツ語: Pest、 英語: plague)は、ペスト菌(Yersinia pestis)がヒトに感染することで発症する伝染病である。ペストは人類史にわたって度々流行し、国を揺るがすほどの壊滅的な被害を与えてきた。542年から543年にかけての東ローマ帝国での流行や、14世紀のヨーロッパでの大流行といった記録が残っている。ペスト流行の歴史で有名な事例のひとつに、1665年Eyam(いーむ)村の事例がある。イングランド北部に位置する小さな村での流行が有名になったのは、まるでアニメのような逸話によるものである。
1665年9月、 Eyam村の仕立て屋の助手であったGeorge Viccarsはロンドンからの仕入れ荷を受け取った。仕入れた荷物を紐解くと中身が湿っていたため、暖炉にかけて乾かした。その時Georgeは仕入れた服に取り付いていたノミに噛まれてしまい、ペストに感染してしまった。仕入先のロンドンは当時、人口の20%が亡くなるほどの大規模なペスト流行の最中であり、仕入れ荷に取り付いていたノミはペスト菌を保菌していたのである。程なくしてGeorgeは亡くなり、Georgeと親交のあった人も次々と亡くなっていった。事態を重く見たWilliam Mompesson牧師は村人たちと会合を開き、3つのルールを作成した。
病死した者は家族で埋葬すること。
ミサは教会ではなく野外で行うこと。
村人が村から出るのを一切禁じること。
Eyam村の防疫政策は成功を収め、近隣の村々への感染拡大は食い止められた。しかし流行が終息するまでの1年間で、700人の村人のうち268人が死亡した(Fig. 1)。
Fig.1 ペスト流行下のEyam村の人口推移(Whittles & Didelot 2016のデータより作成)
死の病、閉鎖された村、自己犠牲の精神という物語性から、Eyam村の事例は訓話として有名であり、近年でも度々本が出版されるほどである(Paul, 2013)。しかし、その感染モデルについての研究はほとんど行われていない。RaggettによりSIRモデルに基づくシンプルなモデルが提案されたが、感染者数を説明できたのは流行期間の一部のみに留まった (Raggett, 1982)。その原因の1つは、モデルがペスト菌の感染メカニズムを反映していないことである。ペストは動物やノミにより媒介されるとされており、人から人への感染のみを扱うSIRモデルでは不十分である。また潜伏期の存在が考慮されていないことも問題であった。2つ目の問題点として、データの不正確性がある。過去の研究は、ペスト流行の100年後に歴史学者William Woodが作成した人口推計に基づいて行われてきた。彼は村の人口を350人と推計したが、教会の洗礼記録や納税記録から推計される人口と矛盾することが指摘されていた。
これら過去の研究の問題を踏まえ、2016年に新たな研究成果が発表された。Whittlesらは、Eyam博物館に保管されている教会の洗礼記録と税金の記録を照合し、村人ひとりひとりについて性別、家族構成、納税状況、死亡日、おおよその誕生日を調査した(Fig. 2)。こうして作成した新たなデータを用い、Eyam村のペスト流行のモデルを提案した。
ペスト感染の主要なリスク因子の探索
Whittlesらのデータセットには、210家庭700人の村人の、1) 性別、2) 家族構成、3) health taxの納税記録、4) おおよその年齢、5) 死亡日と死因(ペストによる死かどうか)が含まれており、分析にはこれらの情報が用いられた。ただし、ペスト以外の原因で死亡した者、ペスト流行中に出生した者については分析から除外した。まずWhittlesらは、モデルに組み込むべき因子を探索するために、1~4の項目についてそれぞれペストによる死亡率との関連を分析した。フィッシャーの正確確率検定により���以下の2つの項目がペストによる死亡率の主要なリスク因子であると結論づけた。
家族の経済状況: health taxを収めていた比較的裕福な家庭におけるペスト感染率はそうでない家庭の約0.6倍である(オッズ比95%CI: 0.33-0.70)。
家族内感染 : 既にペスト感染者がいる家庭におけるペスト感染率はそうでない家庭の約2.5倍である(オッズ比95%CI: 3.42-6.85)。
従来の研究では、ヒトのペストは主にペスト菌を保菌するげっ歯類からノミを介して感染すると考えられてきた(Prentice & Rahalison, 2007)。家族構成の情報を使った分析により家族内感染が起こっていることが明らかになり、ヒトからヒトへの感染が起こっている可能性が示唆された。感染者が現れた家庭ではその後すぐに新たな感染者が現れていることも、ヒトからヒトへの感染が起こっていることを支持する(Fig. 2)。過去の研究では家族を区別せず、村人同士の感染は村全体で一様に起こるとして扱われてきたため、ヒトからヒトへの感染率が過小評価されてきたと考えられる。
Fig.2 ペスト感染期間の分布: 比較的大きい家庭(7人以上, 210家庭中16家庭)について、全員の死亡日(黒い点)とおおよその感染期間(グレーの棒, 10日)を図示した。1667年1月1日の白い点は、ペスト流行終息時点で生存していたことを意味する。Health Taxを納めていなかった家庭では感染者が多く、また感染者が現れた家庭ではその後すぐに次の感染者が現れる傾向が見られる。
Eyam村ペストのモデリング
以上に挙げたペストとの関連が予想される因子を用いて、Whittlesらはモデルを構築した。Whittlesらのモデルには、以下の3つの特徴がある。
感染後、感染力のない潜伏期を経ること。
家族内感染と家族以外の村人からの感染を区別すること。
人から人への感染に加えて動物やノミからの感染を考慮すること。
前章のSIRモデルでは、S, I, R各クラスの個体数を連続値��して扱い、モデルを微分方程式により表現した。Whittlesらのモデルでは感染を家族ごとに個別に扱っているため、S, I, R各クラスの個体数としてごく少数の値(0~5人程度)を扱う必要がある。前章の微分方程式で表されたモデルは、こうした離散的な値をとるデータに適さない。1人いた感染者が0人になるかどうか、といったような離散的な値の推移は確率的な事象であり、前章のような決定論的な微分方程式では表現できないからである。そのため、Whittlesらは各クラスの個体数変化を微分方程式で表現するモデルではなく、クラス間の遷移確率により表現するモデルを採用している。
Whittlesらは、S, I, R 3つのクラスだけでなく、潜伏期にある個体Eのクラスを加えたSEIRモデルを採用している。SEIRモデルでは、各村人は初めsusceptible (S: 感染感受性個体) で、感染するとexposed (E: 感染者-潜伏期) の状態を経た後infectious (I: 感染者-発病期) となる。最終的にはremoved (R: 死者) の状態になる。Whittlesらのモデルでは、個々の家庭における感染(S→E)確率が1)家族内の感染者数と2)村全体の感染者数に依存し、さらに3)動物・ノミからの感染(定数)を加えた形になっている(Fig. 3)。また、発症(E→I)と死亡(I→R)の確率は定数となっている。
Fig.3 Whittlesらのモデル
Stanによるパラメータ推定
Whittlesらのデータセットを用い、論文に書いてある解析を再現した。パラメータの推定にはベイズ推定のためのツールであるStanを用いた。Stanは、モデルを書き下すことでベイズ推定ができる便利なツールである。今回は、感染(S→E)、発症(E→I)、死亡(I→R)の3つのイベントが起こる時間間隔を最もよく説明する各村人の感染日と発病日(データとして与えられているのは死亡日だけである)及び、モデル中のパラメータを推定した。著者の計算でも論文と概ね同程度の値が得られ、家庭内の感染率が10~20 [/人・日]、村での感染率が0.2~0.4[/人・日]、げっ歯類やノミからの感染率が2~4×10−4[/日]程度であった。家族内での感染率は家族外の村人からの感染率よりも約50倍高いことが明らかとなった。
Whittlesらはパラメータ推定の後さらにシミュレーションによる実験を行い、Eyam村で起こったペスト感染のうち約7割がヒトからヒトへの感染であったことと、そのうち約2割が家庭内での感染であることを明らかにした。
結語
以上、ゲーム内と閉鎖された村で起こった感染症の事例を取り上げつつ感染症数理モデリングの基礎的な知見について紹介したが、いかがだっただろうか。著者はデータを扱う過程で、きちんとしたデータさえあれば感染経路やリスク因子についてそれなりの議論ができるのだということを実感した。Whittlesらの論文で用いられた手法は非常にシンプルだが、ある意味かなり現代的だと筆者は思う。Whittlesらの所属は “Department of Infectious Disease Epidemiology、 Imperial College London、 London、 UK” となっており、著者2人のみでこの論文を仕上げている。Whittlesらに数学の素養があるかどうかは定かではないが、少なくともパラメータ推定やモデルの評価を数学者に丸投げしているというわけではなさそうである。これは機械学習系のツールが充実し、どんな人でも利用できる現在だからこそできる研究だと思う。
今回、感染症の話に重点を置いたため(うまくいっているか検討が足りなかったため)、Stanを用いたパラメータ推定についてはあまり詳しく書かなかった。しかしそれなりの時間を割いた以上、ブログやweb記事等で紹介したいと著者は考えている。予定は特に定まっていないが、公開した際には一読いただけると幸いである。
本稿で紹介したモデルで現代の感染症を記述するのはほぼ不可能だろう。17世紀と異なり現代は交通網が発達しており、人と人との交流は把握できないほど複雑である。現代の感染症は、飛行機で世界中を飛び交う人々や、複雑な構造の性的接触ネットワークを通して伝染する。こうした現象を考える場合、本稿で紹介した程度の知識では全く歯が立たないと思われる。しかし、本稿で紹介した「流行」、「再生産率」といった基本的な概念は、現代の感染症やそれに対する政策を大まかに理解する上で十分役立つ。そして何より、歴史やフィクションに登場する感染症の考察に対して極めて有用である。本稿が読者各位のコンテンツ消費活動の一助になることを切に願っている。
【追記】この文章は2017年8月のC92にて頒布した「実験好学vol.4」に掲載された記事です。
参考文献
Balicer, R. (2007). Modeling Infectious Diseases Dissemination Through Online Role-Playing Games. Epidemiology 18(2), 260.
Gordis, L 著, 木原正博, 木原雅子, 加治正行 訳 (2010).『疫学 -医学的研究と実践のサイエンス』メディカルサイエンスインターナショナル.
Lofgren, E., and Fefferman, N. (2007). The untapped potential of virtual game worlds to shed light on real world epidemics. Lancet Infect Dis 7, 625 29.
Marray, JD. 著, 三村昌泰 他 監修 (2014). 『マレー数理生物学入門』丸善出版.
Paul, D., (2013). Eyam: Plague Village. Amberley Publishing.
Prentice, M., and Rahalison, L. (2007). Plague. Lancet 369, 1196 207.
Raggett (2006). A Stochastic Model Of The Eyam Plague. J Appl Stat 9, 212 25.
Whittles, L., and Didelot, X. (2016). Epidemiological analysis of the Eyam plague outbreak of 1665 666. Proc R Soc B 283, 20160618.
Wikipedia: Corrupted Blood incident https://en.wikipedia.org/wiki/Corrupted_Blood_incident (Aug. 6. 2017)
World Health Organization. Ebola: the Basics and the Background. (2014). http://www.wpro.who.int/philippines/mediacentre/features/ebolabasicsbackground.pdf (Aug. 6, 2017)
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昨年末から韓国海軍レーダー照射事件に関して、未だにゴタゴタしていて一向に収束しない。それどころか、韓国の言いがかりとウソが酷くなるばかりだ。 私はひとりの日本国民として「なぜ日本政府は韓国に対してもっと毅然とした態度を取らないのか?」と不思議でならない。少なくとも小野寺五典前・防衛大臣なら、こんな対応はしなかっただろう、と思うのだが。 私なりに「変だな?」と思ってちょっと調べてみたら、「やっぱり!」と思う事実が出て来たので、簡単にまとめる。
孫正義と誓い合った志?
孫正義の出自が在日韓国人2世なのは知られていても、佐賀県鳥栖市の貧しい朝鮮人集落で生まれ育ったのは、あまり知られていないかも知れない。 ただ、孫正義が15歳の時に司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読んで大いに感動し、16歳で高校を中退して単身アメリカへ留学し、その後ソフトバンクを起業するエピソードは、本人が今まで色々な場所や著書等で「独立心あふれる物語」として美化して伝えているので、知っている人は多いと思う。 本人が語る美談ほど胡散臭いモノはないが、2010年3月31日にTwitterでこうツイートしている。
岩屋、16才の時に誓い合った志、いつも覚えとる。互いに頑張ろうぜ。RT @takeshi108 国民は賢明です。正攻法で攻めまくるのみだと思っています。
32人がこの話題について話しています
※ツイートが消される可能性があるので魚拓
岩屋、16才の時に誓い合った志、いつも覚えとる。互いに頑張ろうぜ。
ん?岩屋、だと?
Twitterから消えた?岩屋たけしアカウント
どうも、現在の岩屋毅防衛大臣のTwitterアカウントは2013年11月22日にツイートを開始した@jimfaini4c890のようだが、それより3年ほど前まで@takeshi108を運用していたようだ(理由と時期は不明だが凍結されている)。
正確には「同じ年」。学校は一緒になったことないが、高校一年の時に友人の紹介で知り合った。その時、彼は「実業家となって1兆円企業を作ったる」と豪語!。「アホかっ?」と思ったが既に実現(笑)。いやはや、たいしたもんですわ。 RT @pecharoh 同級生なんですか?
出展:16才の時に誓い合った志を覚えているか?@takeshi108 2010年03月31日 13:44:05
@takeshi108のアカウントは現在凍結により存在しないものの、当該ツイートをRTしている人はいたので(RTしたご本人に迷惑がかかるとマズイのでモザイク処理をしたが)さらなる証拠としてあげておこう。
自分のブログ記事を消して証拠隠滅?
岩屋毅防衛大臣の公式サイトのエッセイ記事である「忙中閑話」を見てみると、見事なまでに記事が全部削除されている。
しかし、ネットにはキャッシュが残っていることを知らないのだろうか? 魚拓と共に、孫正義との友情っぷりを見てみよう。
乗り換え
電車でもない。飛行機でもない。携帯電話の話だ。つい先日、大学生の息子にせがまれてついに家族全員で携帯をSoftBankに乗り換えることになった。実を言うと、小生も「いつかは」と考えていたのだ。なぜなら、同社総帥の孫正義君は高校時代からの長き友人で、会うたびに小生のdocomoの携帯を見て「お前は友達がいのない奴やなぁ。。」と言われていたのがずっとひっかかっていたからだ。「俺んところは田舎なんじゃ。お前んところの電波はなかなか届かんから仕事にならん。お前がアンテナをいっぱい立てんからいかんのじゃ!」などと言い返していたのだったが、まぁ、ようやくにして長年の「不義理」に終止符を打つことができたというわけだ。
言い出しっぺの息子はiPhoneが使ってみたくて仕方がなかったらしい。それは小生も同じだ。同じスマホなら敬愛するSteve Jobs氏の「遺品」を持っていたいものだとずっと思っていた。それに、この三月は通信各社による顧客の大争奪戦の真っ最中だったらしく、「乗り換え」にまつわるサービスを従来になく充実させているのだと聞いた。特に、家族の中に「学生」がいると一層、優遇されるのだという。なるほどよくできた仕掛けだ。家内とも相談した結果、「それほど負担増にならないのだったらまぁいいか」ということになり、娘二人の了解もとりつけて家族五人の携帯を一気に乗り換えることしたのだった。
しかし、手続きをしてみてわかったことは、この種の「乗り換え」にはかなりの精神的負担が伴うということだ。なんと言えばよいのか、、、幸いにして経験はないものの、「離婚」と「再婚」を一時にやってしまうという感じだろうか。。やはり、長年世話になったA社をやめてB社に移るというのはどうにも気が引けるものだ。まずはSoftBankショップの担当者からdocomoショップの担当者に電話をかけてもらって「解約手続き」を開始するのだが、不思議なものだ、その瞬間からなんだか「裏切り者」になったような気分になる。
SoftBankの担当者がしばらく先方と話した後に小生と電話をかわったのだったが、正直、出たくない気分だった。docomo側の受付嬢にしてみればこの種の手続きは日常茶飯事なのだろう。いかにも事務的に淡々と話してくれるのだが、それがまた気になって仕方がない。「あなた、長年付き合った私を捨ててほかの女に乗り換えるのね」と言われているような気がして、だんだんとうしろめたい気分になってくる。その彼女は解約に伴う料金や不利益について丁寧かつ丁重に説明してくれるのだが、そのたびに後ろ髪をひかれるような思いになる。
目の前にいるSoftBankの担当者は小生が顔を見るたびに何度も強く頷き、「早く解約しちまってください」と言わんばかりなのだが、彼女に質問を繰り返している間に刻々と時間が過ぎてなかなか先へ進まない。ハッと気がつくと一緒についてきていた家内と息子が「パパ、なにやってんのよ。早くしてよ」という顔でこっちを見ているので、ついに小生も意を決し、「ご説明いただいた点についてはすべて了解です。ど、どうか、か、解約をお願いします」とキッパリ?言って、ようやくにして「解約番号」とやらをもらうに至った。ここまでで既に冷や汗ものだ。
てなわけで「離婚」が成立。間髪入れずに「再婚」の手続きが始まった。こっちは「離婚」手続きだけで精神的にまいっているので、「再婚」までの間に本当は小休止したいところなのだが、もう再婚相手は決まっているのだからしてそんな悠長なことは言っていられない。まずは機種の説明を受けて「え��やっ」とこれを決し、次に料金体系ならびに各種の付加サービスの選択を迫られる。仕組みが複雑なのと、それ以上にまだ気持ちが動揺していてなんだかよくわからない。「ほかの方々はどうしていますか?」などとつまらない質問をして、「ああ、、、、じゃ、それでいいです」などという主体性のない決め方をし、「やれやれ」と思っていたら、今度はただちにデータの移し替えとメールアドレス変更の一斉送信をやるのだという。
「ちょ、ちょっと待って」「えっ?でも、早くしたほうがいいですよ」「うん・・・でも、それを送っちまうともう引き返せないんだよね・・・」などとブツブツ言っているうちに「それじゃぁ、送ります」と言って担当者はどんどんと作業を進めていく。小生は仕事柄もこれあり、山ほど電話番号とメールアドレスを詰め込んでいたので、待つこと20分。まだモヤモヤしていたが、「終わりましたっ」と言われ、「はぁ・・」と生返事した直後からどんどんとアドレス変更メールへの返信が届き始めた。「ううむ。。。かくなる上は仕方ない。もはや覚悟するしかあるまい」と人知れず大きな決心をもう一度して、やっと「再婚」が完了したという次第だった。
「携帯を乗り換えるくらいで」と人は笑うかもしれぬ。が、正直なところ、実に消耗した。もうこんな思いは二度としたくない。別れた彼女に未練はあるものの、こうなった以上、新しい彼女とうまくやっていくしかない。そう決心を固めて「新しい彼女」とともに早速に選挙区に乗り出していったのだったが、案の定、不安は的中した。小生の選挙区は一部を除いては農村山村漁村の集合体だ。地形も複雑でトンネルも全国一多く、以前の携帯ですら「圏外」となるところが多かったのだが、今度のはさらに電波感度がかんばしくない。が、いまさらそれを言っても仕方がない。既に「ルビコン」を渡ってしまったのだ。もはや引き返すことはできない。あとは「勝利」するしかないのだ。
イライラしながら、中山間地の小道を走りぬけ、ようやく幹線道路に出た��ころで���っと「圏外」マークが消えた。言うまでもない。小生は「新しい彼女」を握りしめ、さっそくに孫正義君にメールを打った。
「このたび家族全員での貴社への乗り換えが完了。長い間の不義理を許されたい。が、電波感度悪し!早くアンテナを立てられたし!!!」と。
ほどなくして「有難う。わかった。頑張る!」との返事。
頑張ってくれよ、ほんとに。
出展:岩屋たけし「乗り換え」(忙中閑話・岩屋たけし公式サイト・平成24年4月3日) ※キャッシュより復元(外部リンクと赤太字は引用に際して修飾)
これらが意味するところとは?
どうも、韓国海軍の対応について渦中にいる岩屋毅防衛大臣と孫正義は、高校は違えど「16歳で志を語り合った仲」であることに間違いはないようだ。そしてそれ以来の友人であるだろうことも、岩屋毅本人のブログ記事から伺い知ることが出来る。 岩屋毅と孫正義がツイートを交わしていたTwitterアカウントがいつ・どんな理由で凍結されたのかは不明だが、別のTwitterアカウントを適当に運用していて、なぜ今は孫正義とTwitterでツイートを交わしていないのだろうか?そしてどうやらこのタイミングで消したらしい、公式サイトのエッセイ「忙中閑話」の記事をなぜ全て削除したのだろうか?
私はこの記事の冒頭で孫正義の出自が在日韓国人2世だと書いたが、正確には1990年に日本に帰化した帰化人である。 あろうことかこの帰化朝鮮人は最近、次期経団連の会長を取り沙汰されているのだ。 ハッキリ言って、岩屋毅防衛大臣は孫正義と韓国に忖度しているのではないか?
おわりに
私は安倍内閣を支持するが、決して信者ではなく是々非々の立場である。 ぜひ安倍総理には結果を出せない(むしろ売国?の)岩谷毅防衛大臣をとっとと更迭し、国防と国益を優先する防衛大臣を据え、韓国に対して毅然とした態度で臨んで欲しいと切望する。 これ以上日本が韓国、そして世界から舐められるのは、いち国民として耐えられない。
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弁護士ドットコムのLINEで誹謗中傷の体験を募ったところ、自殺未遂まで追い込まれた女性からコンタクトがあった。「地獄にも似た」苦しみと戦うため、中傷相手を特定して対決する道を選んだ。 髙橋美清さん(55)。もともとは「髙橋しげみ」の名前で、フリーアナウンサーとして各方面で長らく活躍してきたが、ある業界関係者の男性からのストーカー被害を受け、事件化することになった。ところが、本当の「地獄」は事件の後に待っていた。 逮捕後すぐに不慮の事故で男性が死亡してしまうと、世間の矛先がすべて髙橋さんに向けられ、ひどいネット中傷に襲われたのだ。 苦しみを乗り越えるために比叡山で修行。現在は僧侶「髙橋美清」として活動している。同じく誹謗中傷に苦しむ人のため、相談にのる「駆け込み寺」を作る予定だ。(編集部・塚田賢慎) ●ストーカー事件報道で「特定」される 待ち合わせの場所に現れた髙橋さんは、ベリーショートの髪型をした姿勢の良い女性だった。「コロナの終息を願って伸ばしているんです。いつもは剃り上げているから、私にとってはこれでも長髪なの。また剃るんですよ」 差し出された名刺には「天台宗 僧侶 髙橋美清」。彼女の口から語られる解決までの3年間は苦難の道のりだった。 ストーカー事件の被害者になったのは2015年。仕事関係者のAさんから、執拗な電話やメールを受けるようになり、被害届を提出。Aさんはストーカー規制法違反の疑いで逮捕された(脅迫罪で罰金の略式命令)。 「被害者は群馬県に住む50代の女性アナウンサーで元交際相手」などと報じられたことで、髙橋さんの身元はすぐに特定されてしまった。 髙橋さんによれば、Aさんが逮捕前、ブログで「髙橋さんからお金を取られた」などの記事を書き連ねていたこともあり、「悪いのは女のほうだと、私への非難が始まったんです」。 「交際していた、お金を取られたと書かれましたが、内容は事実ではありません」(髙橋さん)。しかし、どれだけ違うと叫んでも、髙橋さんは「有名人から金を取った元交際相手」に仕立て上げられた。被害者と加害者の立場は逆転し、ネット上の誹謗中傷が始まった。 当時の苦しい体験を振り返る髙橋さん(2020年6月30日、弁護士ドットコム) ●まさかの死。待っていたネットの誹謗中傷 襲いかかる攻撃は何倍にもふくれあがることになる。Aさんが報道からほどなく不慮の事故で亡くなったのだ。「事件を苦にして自殺か」と書かれたこともあり、これで髙橋さんの扱いは完全に「加害者」になってしまった。 ツイッターなどのSNS、ネット掲示板、まとめサイトには、髙橋さんの顔写真とともに「人殺し」「今日は死なないの?」「首吊るの待ってるんだけど」「クソババア」「お金を取って、男を騙した」などの罵詈雑言があふれかえった。 「大量の中傷は何十万件にも感じられました。ネットだけではなく、自宅の電話が鳴らされ、勝手に荷物が送りつけられるなどいやがらせもエスカレートしました」 ●現実世界で孤立、そして自殺未遂 理不尽な中傷は髙橋さんから仕事まで奪った。出演番組は降ろされ、新聞の連載も打ち切り。テレビ局は視聴者からクレームを受けることを嫌ったようだ。新聞社は「表に出ることは髙橋さんのためにならない」と伝えてきたという。 仲間だと思って信頼していた業界関係者も、髙橋さんからの連絡を無視。自分のフェイスブックに「人殺し」「この女、金取ったんだろう」と書き込んだ知人もいた。 この年のはじめに最愛の母親を亡くしていたこともあり、世の中に助けてくれる人もいない。すべてを失った髙橋さんの精神は崩壊した。 「こういうお話をするとね、中傷なんて見なければいいと言われますが、中傷は被害者の目を引きつける魔物です。どうしても見てしまうんですよ。死ねという言葉に洗脳されて、そういう気持ちになっちゃう。手首も切りましたし、薬もたくさん飲みました。でも、死に切れなかった」 からくも生き延び、戦う決心をした。このように考えたからだ。 「このまま死んだら、ネットの書き込み通りに、ありもしない罪を死んで認めたことにされる。1人でも捕まえないと。そのために動かなければ、私の心が本当に壊れる」 ●「この人だけは許せなかったんです」 髙橋さんが最初に取り掛かったのは、誹謗中傷をした投稿者の特定だ。個人で情報開示請求をしたが、コンテンツプロバイダーはIPアドレスを開示しなかった。弁護士を通じた再度の請求も認められなかった。 並行して、警察に被害を訴えたが、ストーカー事件のときのような親切な対応はされなかった。「有名税だから我慢して」「見なければいい」と非情に追い返された。 「警察が動いてくれるまでに3年かかりました。被害者の会や、弁護士会の会長さん、警察と縁のある人にお口添えをいただいて、なんとか話を聞いてくれることになったんです。それで資料を提出したら、『こんなにひどいのか』と驚いていました」 1人の投稿者を名誉毀損罪で刑事告訴した。 「この人だけは許せなかったんです。初期のころから同じIDで何度も何度もQ&Aサイトに書き込みをして、それが掲示板に転載されて、多くのスレッドが立ち上がる。『首吊らないのか』と書いて、私の心を壊した相手です」 刑事告訴した相手は、ネットのQ&Aサイトにこのような投稿を繰り返していた(加工は編集部) ●執念で見つけた投稿者 「ちょうど私が修行で比叡山に入っていたころの2017年5〜6月、警察が投稿者の自宅を訪れ、任意で聴取を行いました。PCに書き込みの履歴があったそうです」。本人は書き込みを認めた。一流大卒、省庁で働く40歳前後の男性だった。 逮捕後すぐに示談を求めてきたという。 代理人弁護士から送られてきた手紙には、男性の勝手な言い分がそのまま記されていたという。 「髙橋さんを誹謗中傷するのは仕方のないことです。なぜかというと、ネットでこれだけたくさんの人が書いているからです。私には悪気がありません。他の人が書いているのを見て、書いただけだから悪くないんです」という内容のものが書かれていたと高橋さんは説明する。 あきれて言葉も出ない髙橋さん。 「過去に彼は放火予告で逮捕されたこともありました。これが再犯です。示談もありえませんし、ふざけるなと手紙を突き返して、呼び出しました」 ●身内の前で中傷文を読み上げる加害者 2018年2月、髙橋さんは弁護士事務所で初めて投稿者と面会した。 「彼は両親と一緒に弁護士事務所にやってきました。当時、私は比叡山ですでに修行を終えたので、法衣の格好で現れた私に、彼は驚いていました」 なぜ、こんなことをしたのか。問い詰める時間は3時���にわたった。蓄積した呪いのような3年分の思いを解消するには、それだけの時間でも足りなかった。 「ネットのニュースを見て、みんながいろんなことを言っていて、自分も意見を言わないといけないと思いました。この女を裁いてやろうと思いました」 身勝手な動機を口にする男性に、髙橋さんは語気を強めて迫る。「彼の中傷のコピーを渡して、両親の前で朗読させました。読まないかもしれないと思いましたが、私やご両親の前で読みました。 同席した母親は産まなきゃよかったと泣いていたし、父親はこいつは精神がおかしいんだと言うばかり。私にはただのお涙頂戴にしか思えず、何も響きませんでした」 「捕まるとは思っていなかった」「申し訳なかったです」「二度とやりません」。そんな謝罪とともに「仕事先を辞める」とも言ってきた。 ●苦しい修業に耐えられたのは、事件解決のため しかし、髙橋さんは辞職もさせず、最終的には告訴を取り下げた。 「私が死んでいたら、あなたは人殺しになった。人をナイフで刺さなくても、簡単に殺せる。私はインターネットによって一度殺されて、生まれ変わるために、髪を剃って僧侶になる覚悟ができた。 比叡山の60日間の修業で体重は14キロ減って、両足の爪がなくなって、足の骨も折れた。肋骨にもヒビが入っていた。あなたの顔を見るまでは死ねないと思って乗り越えられた。そこはお礼を言いたい」 話し合いの終盤、そう告げて別れた。 ここまでの笑顔を取り戻した ●「俺は弱者だ」言い訳がましい3人の加害者と会う 髙橋さんはそれ以前に、3人の加害者と会っている。いずれも「人殺し」や「金を取った」などの中傷記事を載せていたトレンドブログ運営者だ。弁護士がブログの問い合わせフォームからメッセージを送ることでコンタクトを取れた。 謝罪と訂正のブログ掲載と、直接の謝罪を要求し、応じなければ法的措置を取ることを伝えた。 「実際に会ってみると、彼らには共通点がありました。『ごめんなさい』と謝る前に、自分は弱者であると必ず言い訳をしてくるんです」 「生活保護を受けています」「ここに来る電車代も払えません」「精神を病んでいるんです。鬱なんです」 3人には弁護士費用を要求したが、支払われていない。刑事告訴した男性には弁護士費用を支払わせた。投稿の削除も要求したが、削除1件につき、約30万円かかるそうだ。おそらく削除はされていないだろうと髙橋さんは言う。 「私の手元には1円も入っていません。数年かけて、私には何も利はありません。警察が言っていたように、見なかったフリをして普通の生活に戻れば、出費は0円です。ただ、こうやって何かしていなければ、心の平穏を保てませんでした」 ●木村花さんへの思い 今回、取材に応じたのは、ネットの誹謗中傷によって亡くなった木村花さんの悲劇を目の当たりにして、いてもたってもいられなくなったからだ。「私も彼女と同じでした。経験をお伝えしなければいけないと思ったんです。 誹謗中傷と戦うのは大変です。『殺すぞ』という書き込みは脅迫だけど、『死んでくれ』というのは脅迫に当たらないから捜査できない。警察にはそう言われました。被害者の立場は本当に弱い。 天に唾を吐いたら、自分に返ってくる世の中になってほしい。一生懸命に弁護士さんが動いてくれなければ、私は救われませんでした」 ●駆け込み寺を作ることが私の役割 現在、髙橋さんが住む群馬県では、ネットの誹謗中傷による被害者の支援制度創設に向けた条例が制定されようとしている。国も開示請求などの迅速化を進めるべく、同様に動き出している。 「規制は必要です。インターネットの良いところがなくなってしまうと言っていた人がいましたが、個人の攻撃の道具にするのは��かしいと思います」 髙橋さんが必死の思いで僧侶になったのは、同じく苦しむ人を助けたいと考えたからだ。自宅を寺にする準備をしている。 「誹謗中傷を受け入れる駆け込み寺にします。私は長いこと遠回りして中傷を乗り越えましたが、そんな経験はきっと被害者には役立つと思うんです。弁護士にお願いするべきとアドバイスしたり、何をすればいいかお伝えできると思います」 情報をお寄せください! 弁護士ドットコムニュースでは「LINE」で情報募集しています。働いていて疑問に思ったことや、法律に関するトラブルなど、弁護士ドットコムニュースの記者に取材してほしい社会問題はありますか。 以下からLINE友だち登録をして、ご連絡ください。
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海外移住を実現するには まず様々な問題を解決しなければいけません。 例えば、 ● 言葉
● お金
● ビザ
● 仕事
● 文化
● 環境 この中でも今回はまず こんなことを私の経験から シェアしたいと思います。 【環境への対応】 毎日暮らす土地が自分の 生活スタイルにマッチして 日々が充実しないと移住の 意味がありませんよね。 まず気になるのは気候。 温度や湿度。
年平均日照時間。
春夏秋冬の長さ。 例えば私がカナダに移住した時に 非常に苦労したのが「乾燥」です。 季節は私の出身地「新潟」と ほぼ同じなのですが、 空気は日本と違って 湿気がないんですね。 移住した時は春だったのですが 毎晩のどが乾燥でやられ さらに目も唇も乾燥できつかったです。 (数か月もすれば体が適応します) 次に気にしておきたい重要な 環境要素が「食」です。 オリンピック選手が選手村での 食事を非常に重要視するほど 「食」は人間の精神状態にも 影響する決して無視できない 環境要素です。 当然ですが、日本のような食材は そう簡単に手に入りません。 需要も少ないので生産してませんからね。 調味料も一緒ですね。 また肉や野菜の価格も日本と 比較はできません。 例えばウィスラーでは魚が 非常に高いです。 日本人が好むコメだって簡単に 手に入るわけではないです。 日本食専門店に行っても 日本のスーパーのように食材が 揃うと思ってはいけません。 例えばクックパッドのレシピをカナダで 作ろうとしても完全に同じものを 作るのは困難です。 何かしらのアレンジをして 工夫しないといけません。 他に面白いところではトイレ。 日本でおなじみの「ビデ付きトイレ」は ほぼないです。 これ、案外ストレスになるかも? 家電も日本製のモノのように 気の利いた機能や 高い質を期待してはいけません。 日本製はいまだに世界一なんです。 病院も心配な環境要素ですね。
国によって大きな違いがありすが 例えばカナダではファミリードクター といって、まずは家族の担当医に 診てもらい、そこから専門医が 必要という場合には専門医に 紹介状を書いてもらいます。 そしてその専門医の予約を取るのが 簡単ではない。 基本的に数週間は待つ覚悟が 必要なんです。 状況によっては数か月待ちです。 日本のようにいきなり専門医に 診てもらえません。 診てもらいたければ相当緊急性を 訴えなければいけません。 日本人のあなたはこういうアピール苦手では? あと有名なのはレストランなどでの チップ制度ですよね。 日本のようにサービスしてもらって 当たり前の国はほとんどないです。 カナダでは平均的に支払額の 15%を支払うのがマナーです。 私もここは本当に慣れるのに苦労しました。 最後にウィスラーならではの環境も ご紹介しましょう。 ウィスラーでは野生動物が多いのですが 特にクマは京都のシカのような存在です。 クマはウィスラーでは保護されている動物です。 基本的に私たち人間がクマの居住区に 住まわせてもらっているという 理念があるからですね。 「ベアカントリー」という呼び方もするほどです。 彼らは街のあちこちに出没しますが クマが人を襲ったという日本のような 報道はほとんどありません。 理由は分かりませんが。 写真は先日娘がサイクリング中に 撮影してきたウィスラーのクマさん。 それと私が近くにいても逃げない カナダグースくん。 ======================== 海外移住実現��は入念な下調べが 必須ですね。 まずは自分のことですから 自分でできるだけ情報を集める。 インターネットをいかに有効に使いこなすか? これは海外移住するなら必須スキルですね。 さらに集めた情報は自分で アウトプットしながら整理しましょう。 自分のSNSページやらブログで 積極的にやってみてください。 このスキルが後にあなたの海外移住ライフを 強くサポートすることになります。 最後に、 自分で調べてどうしても分からないことは 遠慮なく専門家に聞く。 カナダのことなら私に聞いてくださ~い。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 自由な海外移住ライフ。
夢の生き方は手に入る!
DAD LIVING THE DREAM 高石周 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
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