#鯉のぼり工作
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鯉のぼり
Iさんの作品。可愛らしい鯉のぼりの飾りが出来ました。私のミスで素焼きのタイミングを逃してしまい、今頃になってしまいました…申し訳ないです。
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七篇 上 その二
京見物をしている弥次郎兵衛と北八。 着の身着のままの北八。 やっとのことで見つけた古着屋でのできことです。
北八はちらっと、弥次郎兵衛の方をみてから、 「それだから質におく時の算用からして、その値段では買われねえ。 この布子ではどう考えても、銀二十より外は貸すめえから銀十五も、損することになる。」 今度は亭主が、顔の前で手を振りながら、 「何を、おっしゃる。 後家の質屋へ持っていっても、ものも言わずに銀五十はすぐに貸すわいな。」 「とんだことを言うもんだ。 この布子でどうして、五十も貸しましょう。」 と北八は意地悪そうに、亭主を見ると、 「なに、銀五十の価値は十分ありましょがな。」 「それじゃお前さん。この布子で、うけなさるか。」 「うけるわいな。」 これは仮に質に入れたら銀五十の金をかすかと聞かれているのだが、亭主は慌てているのか即答する。
「そうは言っても当てにはならねえ。ならねえ。」 と北八は、すましたものである。 「それよりか、この間の股引きのごたごたはどうするんだ。 ほかにも、袴の一時貸しもあるし。 それもお前、子供たちが腹痛でかみさんがはやり病で死んじまって、葬式を出す金も工面が出来ぬとたっての頼みだから貸してあげたものを、義理のわるい。 いっそのこと、この布子はその袴の、担保にとっておきましょう。」 と北八は、あることないこと並べ立てる。 「ああ、何をいいなさる。 何だか、さっぱりわからん。 やっかいなことをいわっしゃる。 わしのかかあが、いつ疫病で死んだぞいな。 まったくけったいなこといわん���わいな。」 と亭主は、腹を立てている。
弥次郎兵衛おかしくなって 「どうも、この男は口が悪くてなりやせん。 まあ、勘弁してください。 それにしても何かと面倒じゃ。その布子、銀十枚にまけなえ。」 亭主も面倒になったのか係わり合いにならないほうがいいと思ったのか、 「よござります。朝商いじゃ。まけてあぎよわいな。しゃんしゃん。」 と手をうってしまう。 「これで、とりあえず、布こにありついた。」 北八はほっとして布をきた。
弥次郎兵衛はそれを見ながら、金を払ってやる。 北八は今まで着ていた木綿の合羽を、弥次郎兵衛に返すとさっさとこの店をでた。
それより北八は、にわかに元気を取り戻して、 「なんと弥次さん、たいしたもんだろう。 古着屋めを口からのでまかせで、はぐらかして銀三十五を十に見下すのは簡単だ。」 と手に入れた布を弥次郎兵衛に見せびらかすように、歩いている。 「ほれ見なせえ。まだ衿にあかもついていねえものを、いとも簡単に手に入れた。」 弥次郎兵衛はその様子に、 「そうだな。紺の布子だからお武家様の家来ってところで、俺のお供にぴったりだな。ちょうどいい。」 と笑っている。北八は、それには答えず、 「ところで、ここら辺は、何ていうところだろう。」 とあたりを見回している。
「えらく、いろっぽい女がうろちょろしている。」 弥次郎兵衛もそれにつられて、あたりをみまわし、 「ははあ、歌舞伎の役者がかぶるような紫ぼうしの野郎どもが見えるから、おおかた、宮川町あたりだろう。」 と答える。北八は、 「くるぞ、くるぞ、美しい妓どもがくる。 いい時に俺は、着物を買ってよかった。」 と汚れても居ない、自分の布をパタパタ叩くと、 「さっきみたいに裸の上にその木綿合羽じゃあ、あいつらとすれちがったときに格好悪くていけねえ。」 ととっさに襟をかきあわせる。
北八は見栄を張りながら、むこうより来る女形や芸妓とすれ違い通ると、一人の女形がふりかえって北八をみた。 「はつねさん。あの人の着物におっきな紋がついてじゃわいな。おお、可笑し。おほほほ。」 と指差して笑っている。 はつねと、呼ばれた芸子も、 「ほんに、あほらしい人さんじゃ。すかんやの、おほほほ。」 とこれも笑いながら、行き過ぎていく。 その様子に弥次郎兵衛が気がついて、 「おやおや、北八。お前の着物を見てみろ。 背中のよこっちょに大きな紋所がくっついていらあ。」 と北八の背中を叩く。 「どこにどこに。」 と脱いで背中のところを見てみると、ちょっと見ただけではわからないのだが、日のあたる所へ出ると大きな紋所がありありとすいて見える。 「しまった。こりゃ、大変、大変。」 と日に透かして、見える大きな紋所に、北八は苦い顔おをしている。
弥次郎兵衛は構わず、 「ははは、裾の方には、鯉の滝のぼりが見へるから、こいつはきっとどこかの店ののぼりを染めなおしたもんだな。」 北八は慌てて、弥次郎兵衛の指差すところを見ると、確かに鯉の絵が見える。 「ええ、古着屋めが。とんだ���にあわしやあがった。 どうりで安いとおもった。ぶんのめして来よう。」 「なに、ほっとけほっとけ。 だいたい、皆お前のせいじゃねえか。 古着屋も商売なんだし、こうなっちゃしかたがねえ。」 「畜生、いまいましい。」 と北八はつぶやきながら、不承不承また、その着物を着ると歩き出した。
さて二人は、四条通りに出てきた。 ここは名に聞こえた、賀茂川の東、祇園町である。 北側と南側の芝居小屋からはやぐらだいこを打ちながら、てんからてんからの音が客の足を止めている。 狂言名代の看板も華やかで、それぞれの木戸番も派手な衣装にみをつつんで、嗄れ声をあげている。 「さあさあ、評判じゃ、評判じゃ、今が三五郎の腹切じゃ。 このあとがあら吉と友吉が所作ごと。評判、ひょうばん。」 江戸で言うところの呼び込みは、ここ京大阪ではみな女で、その女が北八と弥次郎兵衛の袖をひいて、 「もしな、おまいさん方。ひとまく見てお出んかいな。」 とさそう。
「おおそうか。弥次さんちょっくら、京の芝居を見ようじゃあねえか。」 と北八が、弥次郎兵衛にいうと、 「おもしろかろう。女中いくらで見せる。」 「よござりますわいな。わたしがどうなとするさかい。 まあ、お出なされ。」 と女は二人を両方の手でひっぱり、引つれて芝居小屋に入ると、そのまま二階のほうへあげてしまう。 そこに桟敷をしきるさじき番がやってきて、二人を向こうさじきの前の方に入れる。
ちょうど幕の内にて芝居小屋の中では、売り子の声があちらこちらに響いている。 「みづから、うぢやま。(いずれもお菓子の名前) みづから、うぢやま。饅頭よいかいな。」 「茶、あがらんかいな。茶やどうじゃいな。」 「番付絵本、ほん。(パンフレットのようなもの)」 などと言っている。
「それにしても、こりゃ大入りだ。 しかし小屋の大きさが、江戸の半分しかねえ。」 と弥次郎兵衛が、あたりを見回していうと、 「ああ、退屈だ。一杯飲みたくなった。」 と北八は芝居が始まっていないので、手持ち無沙汰でいう。 「俺は、腹がへりまの大根(練馬の大根)だ。菓子でも買ってくおう。」 と弥次郎兵衛も、北八につられていう。 「みづから、うぢやま。饅頭よいかいな。」 「これ、まんじゅうを三つ四つ、くんなせえ。」 と、北八が、売り子に声をかけた。 「はいはい、三文づつでござります。」 と隣のさじきの見物人が、売り子に言った。 「これ、まんじゅうやさん。どしたもんじゃぞい。 こちの弁当、踏み潰したじゃ。」 「はいはい、おゆるしなされ。」 と隣の見物人の方に頭を下げた。 「あいたたた。お前は、俺の足をふんでる。」 売り子ははずみで、弥次郎兵衛の足を踏んでしまう。
「はい、これは、もし、ちとおゆるしなされ。」 と売り子は、体をずらそうとする。 「こりゃ、どうしやがる。 人の頭の上を、金玉をひきずってとおりやあがる。ええ、きたねえ。」 込み合った桟敷から売り子が去っていくと、隣の桟敷の見物人の会話が聞こえてきた。 「おい、権兵衛さん。何買うてお出たぞいな。」 権兵衛と呼ばれた男が、 「太郎兵衛さんや。待てじゃある。わしゃ今、あこの桟敷でな恐ろしく美味い物くうてじゃさかい。」 と何やら食べている。 「それ見ていて遅なったわいな。さあさあ、こないなもんじゃ。」 と権兵衛が、太郎兵衛に竹の皮づつみを出す。 「なんや、鯖のすしかいな。こりゃ、ウマそうじゃ。」 「それより、その飯は弁当のかわりにして、魚ははがして酒の肴にさんせ。それがよいわいな。」 といわれて、権兵衛は、 「さよじゃ、竹の皮はもていんで、草履の鼻緒たてるわいな。 いや、さっそく一盃やろかいな。」 と小さなお猪口を取り出し、ふろしきにつつみしとっくりよりついで飲みだした。
北八これを見ていて、小声で、 「弥次さん見てみろ。美味そうに飲んでやがる。まったくうらやましい。」 弥次郎兵衛は、買ったばかりの饅頭をほおばりながら、 「ええ、せこいことを言うもんだ。」 北八は何やら、考えていたが、 「これぼうず。この饅頭をひとつあげやしょう。」 とさっき買った饅頭の食い残しをひとつ隣のさじきの子供にやる。 北八はこれで、関係をつけて、隣の見物人の酒にありつこうとしたのだ。
つづく。
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シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝
森美術館で「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」を見る。シカゴを拠点に活動しているアフリカ系アメリカ人アーティストの個展である。2004年に来日して常滑で陶芸に携わり、民藝運動に影響を受けるなど、日本とのゆかりも深い。黒人文化と日本の工芸文化を融合した美学を提唱し、それを「アフロ民藝」と呼んでいる。
最初の展示室は「神聖な空間」と題されている。ゲイツがリスペクトしている作家の作品と自身の作品とが展示された、祈りの場のようなしつらえ。
照明の関係でひどい写りになってしまったが、下の写真は、黒人奴隷だったデイヴィッド・ドレイクの《無題の器》。彼は黒人が文字の読み書きを禁じられていた場所に住んでいたが、敢えて文字を書き込んだ作品を作った……というエピソードが胸を打つ。ゲイツが「神聖な空間」にこれを展示するのにもとても納得がいく。
ハモンドオルガンとスピーカーを並べた、アフリカ系の人が集う教会を模した作品。
床には常滑市で作られたレンガが敷き詰められており、常滑の職人たちと、かつてレンガ作りに従事していた黒人労働者たちへのリスペクトが重ね合わされているようである。
次の展示室は「ブラック・ライブラリー&ブラック・スペース」。黒人の歴史や文化などに関わる2万冊(!)の本をシカゴから運び込んだという図書コーナーは開架で、英語のものが主ではあるが本を手に取って読めるようになっている。
ソファが置かれたスペースの壁には、ゲイツの携わったプロジェクトの紹介が。アートは社会の役に立たないと思っている人に見せたいような展示内容だった。(個人的には役に立つ/立たないという評価軸にはあまり意味がないというか有害だと考えているが、具体的に何かの役に立つことを否定するものではなく、役立った事例を示す必要がもしあったらゲイツのプロジェクトを挙げられるのではないかと思った。)
上のプロジェクト紹介の反対側の壁に掛かっていた、放棄された消防ホースを用いたゲイツの作品《黒い縫い目の黄色いタペストリー》。アメリカ公民権運動の際に平和的デモ隊を警察が高水圧ホースで弾圧したことが下敷きになっているとのこと。
次は「ブラックネス」と銘打った展示室。下の写真の奥の壁にあるのは、取り壊された小学校の体育館の床を用いたゲイツの作品。壁際にずらりと並んでいるのはゲイツの陶芸作品。壺や瓶などの器のように見えるが、内側は空洞にはなっていない。キャプションによれば、アーティストは「魂の入れ物としての器、そして土を用いた造形の可能性を探求してき」たのだという。
ゲイツ《7つの歌》。ゲイツの父は屋根にタールを塗る職人だったそうで、その父から教わった技術が活かされている。この作品には、タールの代わりに屋根補修に用いられるようになった工業用トーチダウンという素材が使われている由。
年表のコーナー。常滑の歴史、民藝の歴史、アメリカ合衆国の黒人の歴史、アーティスト本人の歴史などが重ねて示されている。
ところどころに常滑ゆかりのアイテムが展示されている。
近代土管。これは初めて見たような気がする。
タイル好きにはお馴染みの、帝国ホテルのスクラッチタイル。
ゲイツ《常滑壺》。
出版物の展示もある。これはシカゴのジョンソン・パブリッシング・カンパニー発行の、アフリカ系アメリカ人向けの雑誌『エボニー』。
最後に「アフロ民藝」フロアが登場。
常滑市の陶芸家、小出芳弘の作品群を、小出の死後にゲイツがすべて引き受けたとのこと。自分のしょぼい写真ではすごさが伝わらないが、とにかく圧倒的。
これを遺した小出もすごいし、まるごと受け継いだゲイツもすごい。
ゲイツ自身の作品も交えてある。
上の画像に見える男性の写真はおそらく生前の小出かと思われる。
日本酒「門」とゲイツの作品が収められた冷蔵庫。そうか、gates だから門なのか……
ルーシー・リー、濱田庄司、鯉江良二、大田垣蓮月、ゲイツの作品が並ぶ展示ケース。
きらめきながら回転する《ハウスバーグ》。
この下の3点もおそらく、屋根のタール塗り職人だった父から教わった技術を活かし、屋根補修に使う材���を用いて描いた作品。
貧乏徳利が並んだバーカウンター風のコーナー。ターンテーブルも置いてあった。
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黄砂か曇り空の影響か?
今日も一日お疲れ様でした^^ こんばんは😊今日の埼玉は曇り時々晴れ☀️長袖着てちょうど良く感じる陽気でした。 黄砂か?曇り空の影響か?どんより暗い日中でしたね。 夜には雨とか☔️(||゚Д゚)ヒィィィ! そしていつものお約束、傘なしで昼から出かけている今日のWEB担当。(汗)降りだす前には帰宅したいものです😅 今日の一枚🤳 「新作リメ鉢増えました💖」 今日の写真は、キラ工房多肉植物担当さん制作の「新作リメ鉢💕」イチゴにチューリップに、鯉のぼり🎏と、かわいいデザインの物が完成しました💖 5月のGWに開催されるモロマーケット4thで新作お披露目予定となっておりますので、皆様ぜひお立ち寄り下��いませ😊 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜🌟イベント出店情報🌟「moro Market」5/6(月、祝日)時間:10:00〜15:00場所:毛呂山町役場駐車場住所:…
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#インスタ始めました#ウッドデッキ#ガーデニング#キラ工房#ハンドメイド#メルカリ出品中#モルタル造形#リメイク鉢#moro Market#出店のお知らせ#呟き#商品紹介#多肉植物#多肉植物用鉢#寒い#手編みコースター#新作#晴天#曇り空#植木鉢#不安定な空
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営業中。しゃくれ顔のしょうちゃん。木彫の三つ折れ人形です。市松人形みたいな作りになっておりまして、お座り上手。
通販→
桃の節句の次は端午の節句。注染手ぬぐいも鯉のぼりや兜飾りの柄がいくつか入ってきております。まゆ玉人形やのごみ人形の節句飾りもご用意ございます。
ご興味あれば、HPをチェキラ!
当店の小さいお飾りは、自宅用というより贈り物にお使いいただくことが多い印象。先日も、出産祝いにKONOITOのタオルにまゆ玉のひな人形をセットにして送られた高齢女性がいらっしゃいました。
聞けば、孫の出産祝いで「嫁に出た子だし、いろいろご用意は向こうの親御さんがしているだろうから、あまり大仰に見えないようにと思って探してた」
その方がおっしゃるには、「実用性のないものや、好みと違うものを贈ったら迷惑にもなるし・・・というのは贈らない言い訳。そりゃ好みに合えばいいと思うけど、少額でもいいからお金を包んだり、形あるものを贈るという『行為』に意味があるの。」
うちの親も同じことを言っていました。
本当に困った時に、口先だけで応援しているという人はいっぱいいる。でも時間を使って、体を動かして、助けてくれる人は大事にしなさい、恩を返しなさいという話をしてくれたことがあります。
そのぐらい、人って自分で納得したり、価値を見出していること以外には時間やお金や体力を使わない生き物ってこと、と私は自分の事を振り返り実感です。
贈る相手が喜ぶものが分かればいいけれど、思いつかなかったり、予算が合わなかったり、そうもいかない場面では、それっぽいものを選ぶでいいと思います。
お印ですから。
あなたを大切に思っている証拠、お印。
だからもらう方も、ナニコレ?と思っても、お印なんだと感じたら、気持ちよく受け取れるようになれば、あなたの世間は円満になっていくはず(たぶん汗
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二年前日記46(2021年11/12〜11/18)
11月12日 夜中、ピカッと光ったかと思ったら雷がなり、ザーッと雨が降ってはすぐに止んだりを繰り返す。雨かなと思っていたら晴れていたので、朝、散歩に出掛ける。いよいよ冬という感じの気温。出産の入院の時はなるべく身軽な格好のほうがいいのかなーと思っていたけど、12月って寒いんだったな。子は靴下とかがいるんだろうか。服も新生児のサイズは足りない気もするけど、そのときは大きめのを着せたらいいのかな。今日はもらったサンプルの整理などをして、あと買わないといけないものの洗い出し。あとは哺乳瓶関係と布団ぐらいかなぁ。おむつとミルクは生まれてから買って帰ってもいいかも。日中、特に誰からも連絡がなく、一人で考えていると何だか不安になってきた。産後はお世話が大変というよりも、メンタルが不安定なかで、一人でいるのがきっと大変なんだろうな。考えすぎたからか朝も昼も軽めだったからか過食っぽくなり、夕方に焼いた大きな芋をひとりで食べてしまった。晩ご飯は、鶏団子とほうれん草の鍋、ひじきの白和え、茹で落花生。
11月13日 前駆陣痛っぽいのが時々ある。これ、結構早く産まれたりしないのかな。まだ布団も買ってないので今だとまぁ困るのだけど。ピッチあげてこう。朝、三宮へ。三宮に行くのもこれでしばらくは無理だろうなと思いながら街を歩く。まずは版画の作品を取りに行く。そのあと、思い立って眉カットに。そろそろ自分で整えないといけないなと思っていたのでやってもらえてよかった。スリーコインズで、タイツ、洗面器を買い、ユニクロでカットソー、阪急でコンシーラーを買う。お昼は前、ネスカフェのカフェだったところのお店へ。店内はわりと混んでいたので、外のテラス席で食べようとしたところ机が不安定で飲み物がほとんどこぼれてしまった。あーあ。まぁ、ノンカフェインじゃなかったので、飲むの���少しだけにしようとは思っていたのだけど。帰りに、危ないので使えないようにしたほうがいいですよと店員さんに伝えた。いかりスーパーで、晩ご飯の足しになりそうなものなどを買う。ヤクルトのよく効くと噂のやつも売ってたので買った。帰りはバスで帰ろうと時間を見ると1時間以上あったので、元ダイエーをうろうろする。マンガを買ったりイオンで使いさしのワオンカードの残高をゼロにしたり。管理する自信がないので、もうあらゆるポイントはどこかで一括して徳に交換されればいいのになと思う。晩ごはんは、ステーキ、水餃子、ポテトサラダ。食後にお茶を入れて家族会議をした。「出産、立ち合いするよね?」と一応確認すると、「夜勤の中日とかだったら厳しいかも」みたいなことを言うので、「私死ぬかもしれないんだよ。親が危篤だったら仕事でも病院行くでしょ」などと淡々と言ってみた(ネットで助産師さんが書いてたことの受け売り)。実際のところ誰も来なくても産めるものなんだろうか。病院で聞いてみよう。それにしても、なかなか温度差があるもんだな。バースプラン考えるのってやっぱり大事。気持ちのすり合わせ。夫も無理なく来れるタイミングで、ほどよく苦しんでいるところも見てもらい、何とかさくっと産めるように祈ろう。
11月14日 午前中、ベビーベッドを組み立ててもらう。義理の妹から譲ってもらったもの。ベッドでは寝てくれないとみんな言うので、いらないかなぁと思っていたけれど、設置してみるとなかなかしっくりきた。狭い家ほど大きな家具を買うほうがいいという人もいるしな。お昼はパスタをつくり、食べた後に久しぶりに二人で実家に行く。母は昔の話ばかりしていた。灘でガラス工場をしていた頃の話や、大阪のおじさんが鯉をとってきて捌いて食べた話など。真ん中の姉から電話があって、「私の子どもの世話なんかできるの」と聞かれ、「そりゃ大丈夫よ」と言ったと言っていた。西松屋で布団やら授乳グッズを買い、とりあえずはひと通り揃ったかなという感じ。夫は試験勉強をしないといけないのでサイゼリヤに移動。私は本を読む。晩ごはんは、豚肉のケチャップ炒め、味噌汁。
11月15日 朝、句具句会の結果を開けてみたら思いがけなくも高得点だった。びっくり。犬の句を出したので、犬にあやかって安産でいきたいものだ。午前中検診。入院のための預かり金を預ける。今日はエコーはなしで、心音だけ���血圧は少し高めだったけど、再度測ってもらったら、少し下が���た。かなり体に負担はかかってるわけだし、少し上がるのは仕方ないと思うけど。産むときはもっとあがるんだろうから、普段はもっと気をつけなさいよということだな。今日の助産師さんはちょっと怖かった。赤ちゃんは結構下の方に降りてきてるみたい。でもここからのスピードは人それぞれとのこと。順調に進んでるみたいでよかった。帰り、夫に頼まれていた無印の棚のパーツを注文する。駅前の喫茶店でランチを食べ、バスで少し遠くのスーパーへ。ダイソーで買えるグッズがいろいろ欲しくて。爪切り、湯温計、お尻ふきケースなど。ミスドで少し休憩し、食料品を買って帰宅する。いろいろ書類を書かないといけなかったので、それらをすませて少し仮眠した。夫は義実家に寄ってくるそう。晩ご飯はレトルトカレー、温野菜サラダ、煮卵。
11月16日 今日は家でゆっくりする。昨日は14000歩も歩いていたので。あまり動きすぎても陣痛が起こりにくいらしい。力を入れるよりも抜くほうがむずかしいもんな。お産はふだんの生活の延長上にあるものなんだろうな。とはいっても、冷蔵庫の整理がしたくてクッキーを焼いたり、黒豆や牛すじを炊いたりした。死んだ後見られるものとして、下着よりも管理ができてない冷蔵庫のほうが私は恥ずかしいと思ってしまうみたい。それから本を読んで、断捨離のテレビを見て、図書館から借りていた本を返して、年末調整の書類を書いた。図書館通いもこれで少しお休み。晩ご飯は、鮭の西京焼き、煮卵、きゅうりの柴漬け、牛すじを炊いたのを今日は汁物として食べた。食後にキャロットケーキ。
11月17日 朝、鍼に行く。体重の乗せかたが左に偏っているのはずーっと言われている身体の癖。スマホもよくないんだろうな。次で産前は最後になるけど、夫に送ってもらうので駅から歩いてこの辺りにゆっくり来ることもしばらくないかなぁと和菓子屋さんで地元の銘菓らしいお餅のお菓子を買った。箱入りだと400円で簡易包装だと200円だとのこと。なんとまぁ。お昼は、ルーロー飯のランチ。ルーロー飯美味しいなぁ。最寄り駅のイオンでワンピースを買い、スタバで読書して買い物をして帰宅。晩ご飯は、牛肉と里芋の煮込み、エスニックサラダ。うーんと思う電話があってダメージを受ける。今の自分はいろいろと敏感になっているので、しばらくは、ちょっとシャットアウトさせてもらったほうがお互いのためだな。今日は臨月第三水曜日だと思いながら雪舟えまのCDを聞いていた。夫は最初一緒に聞いていたが途中から怖いといって別室に避難していた。
11月18日 朝、ルーチン家事、読書、少しうとうとする。昼からは、来年の確定申告を少し、コープの注文、選句などする。片付けをしてから、少しだけ散歩。晩ご飯は、ししゃも、なす田舎煮、牛すじ煮のスープを使った茶碗蒸し、ナムル、ごぼう唐揚げ。ご飯を炊いてなくて、思わずガンダムの主題歌の替え歌で「ご飯がない」と歌った。
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♩7/6~25企画展『夏のあれこれ展』出展作家*おきつね工房さん
日に日に暑さが厳しく、日差しが夏らしくなってきました。
夏の企画展開催まであと二週間ほど。
本日から出展者様を紹介していきます!
今回はandante初出展の方が多く、わたしもどんな作品が集まるのかとてもわくわくしています。ぜひチェックして開催をお待ちください♪
■おきつね工房 *andante初出展*
コメント:「andanteさんでの初出展となりますおきつね工房です。 軽くて使いやすい革製品を手縫いで作っています。 夏の企画展という事で夏らしい色の革を使いリュックと鯉のぼりの小物入れとウサギのキーホルダーを作りました。鯉のぼりは、ペンが入ります。」
*
『夏のあれこれ展2023』
2023.7.6~7.25 10:00~17:00 水曜定休
andante 店内ギャラリースペースにて開催
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Vクラフト応用編
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昨日のワークショップの鯉のぼり。 - 集合写真が撮れなくて…残念です。 - From Instagram
#japaneseculture#kimono#japan#振���髪飾り#つまみ細工すずまち#つまみ細工髪飾り#japonism#つまみ細工#髪飾り#headdresses#七五三髪飾り#tumamikanzasi#和装髪飾り#tumamizaiku#成人式髪飾り#ワークショップ#つまみ細工教室#鯉のぼり#手作り#ハンドメイド#和文化#suzumachi#伝統工芸#卒業式髪飾り#鎌倉#着物髪飾り#ワークショップイベント#手作り体験#つまみ細工体験
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今日は、紙コップや割りばし、ストロー、折り紙を使って鯉のぼりを作りました! 可愛い鯉のぼりがたくさんできました>゜))))彡 2時間目は自分の作品をデッサンしました! #鯉のぼり #こども図工サークル #お絵かき教室 #絵画教室 #造形教室 #図画工作 #図工 #工作 #美術 #デッサン #デザイン #物作り #芸術 #アート #小学生 #子供 #生徒募集中 #1日体験受付中 #愛知県 #豊明市 #名古屋市 #緑区 https://www.instagram.com/p/Cc-KWKrJdWE/?igshid=NGJjMDIxMWI=
#鯉のぼり#こども図工サークル#お絵かき教室#絵画教室#造形教室#図画工作#図工#工作#美術#デッサン#デザイン#物作り#芸術#アート#小学生#子供#生徒募集中#1日体験受付中#愛知県#豊明市#名古屋市#緑区
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おとなの図画工作。
風を受けて空を泳ぐペーパークラフト、『Black 鯉のぼり』ワークショップ 参加費¥5,500(税込)。
2022 4月23(土)・24(日)
13:00~16:00
練馬区栄町36-7
『暮らしを美しむ小道具の店 環』2F
材料や道具類はこちらで用意しますので、手ぶらでおいでくださいませ。
定員10名(各日程)
18歳以上
※接触感染アプリ使用、複数回ワクチン接種済みの方、不織布マスク着用の事。テーブルと椅子はありますが和室ですので気になる方はスリッパ等の上履きをご用意下さいませ。
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GW中のおこもりのお供3種 展開図DL可 夏の工作などにもどうぞ
連休ですがなかなか外に行く感じじゃないじゃない? ペパクラで暇つぶしと疫病退散に貢献できれば幸い、というわけで胡桃木紙工のDL可能な展開図を3つあらためでご紹介。 1、アマビエ様 ※歩きます。 疫病退散のニューフェース!
展開図↓ https://drive.google.com/file/d/1SKVlrSIaWqygVecFIovTbSryCfTuAaaF/view?usp=sharing
youtube
2、赤べこ ※どこのとは言わんが帝国軍の気配がする。 蔓延した疫病を払った赤い牛の伝説がある。
展開図↓ A https://drive.google.com/file/d/1KoTbsMi8ZuN3DIdwsqBH2MjZb8tLA0N3/view?usp=sharing B https://drive.google.com/file/d/10KQuaySkoS4IiXPiwj_sO3BWyIFA9ROB/view?usp=sharing
3、鯉のぼり すこやかな成長を願う縁起物
展開図↓ https://drive.google.com/file/d/1PpcxFcd1DV93aUSfTIzlj7jhite2vk62/view?usp=sharing
お役に立てば幸いです
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4・5月の行事食
新型コロナウィルス感染予防対策として面会を制限させて頂いており、緊張が続く日々ですが、院内では時節の移り変わりを感じて頂こうと行事食も趣向を凝らし提供させていただいております。
4月17日(金)に春を感じていただけるよう、「春のごちそうメニュー」を提供させていただきました。
常食
キザミ食
嚥下食
そして5月5日(火)には「こどもの日メニュー」として、デザートに手作り鯉のぼりゼリーを提供させていただきました。
ひとつひとつ手作りしたゼリーは患者さまから「かわいくて美味しいね」と好評をいただきました。
これからも季節を感じていただけるような、工夫をこらした食事作りをがんばっていきます!
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ドとレとミとファとソとラとシの音がー出なーい。(訳:喉がやられて声がでません)
正月明けから喉が死に死にしている。正月明けから雲のデザインが斬新すぎるからどう考えてもケムトレイルのせいなんですけど、何撒いてるんでしょうかね?最近ニュースで肺炎���行ってるとか言って不安煽ってるらしいので、肺にダメージを与える物質なのでしょうか。
というわけで(?)2019年を振り返る。中編です。
夏が過ぎて秋、11月といえばRaptさんたちの教会に不審者がレンタカーで乗り込んできた回がありましたね。
武井繁剛っていう不審者で、お米作ってる人らしいのだけど、不法侵入しても警察が庇ってくれる御身分でもあるらしい(まあのちのち上級国民の血筋だったって発覚したんですが…詳しくはTwitterにて「 武井繁剛 」で検索して下さい)。全能神教会関係者といい、皇族関係者といい、カルトは本当にしつこいし、やることなすこと全てがクレイジーで害悪。はやく滅びますように。
11月11日には福島県に行ってきました。トップ画像は福島の海沿いからみた景色です。余裕をもって現地で過ごせるように10日に出発したのですが、その夜その日の朝会を再生したらなんと10日についてのお話もあったのでびっくりしました。11月11日とはなんぞや?という方はこちらの記事をお読みください。
なぜ福島県に行くことにしたのか…それは放射能が嘘だからとか、魚が美味しいからとか、海を眺めるのが好きとか、色々な理由があったりするわけなのですが…とにかく初めて行く県なのでドキドキワクワクでした。家に帰るまでが祝祭日ですよ。
これは夜の海です。遠くに漁船の明かりが浮いていて良い感じじゃないですか。ビルのない水平線は東京ではなかなか見ることができないので貴重。
あと木が沢山生えていて気温もそこまで低くなくて(もちろんダウンジャケットは着ていましたが)、とても過ごしやすかったです。福島には寒い地域もあるけど年間通してまあまあ温かい地域もあるということらしい。
緑も多く酸素が豊富で呼吸が楽でした。それとなぜか沢庵的なニオイがして何なのかな?ってなったんですけど、どうやらなにかしら小動物が死ぬとそういうニオイがするらしい。乳酸菌の一種でしょうか?
もちろん麻生太郎達が引き起こした人工地震のせいで津波が発生した地域でもあったので廃墟も沢山ありました。麻生太郎は自分がセメントの会社をもってるからって、コンクリが地震に弱いのわかってて人工地震を起こしてきた卑怯者( 材料力学で脆性素材について学んだ人はこの儲けシステムつくった麻生太郎の設計における外道さめっちゃよくわかると思う)なので、本当に一刻もはやく滅んでほしい。
自分は水族館が好きなので、広いと噂のアクアマリンふくしまにも行ってきました。
行ったらなぜか縄文推しのコーナーから始まったので「???」ってなった。縄文の窓とかいう通路があるんですが、その窓の向こうには、ばっちりイオンモールが建っていて、前を歩いていた地元民と思しきご夫婦も「ぜんぜん縄文感ないな!」ってツッコミを入れていた。本当にね。
ちなみにこれが水族館の館長なんですが、安倍晋三に似ていませんか…?
安倍じゃなくて安部だけどそっくりですよね。
もし安倍晋三の血縁ならば縄文推しも納得です。ちなみに安倍晋三は出雲族で蝦夷で陰陽師の血筋です。そうです。あの安倍晴明の陰陽師です。文字が安倍でも安部でもルーツは同じみたいです。
そっくりさんシートに追加しとこうかしら。最近更新が滞っていて申し訳無さでいっぱいなのですが、なんかもうTwitterにアップするには(1投稿につき4枚しか投稿できないので)人数が多すぎて分散させないと駄目かもしれない…でもTwitter社最近スレッド全部表示させないとか陰険なことしてくるんだものな。なんか他に考えた方がいいのかな。
というか李家の存在を認識してから一気に顔画像が増えたのですが、イルミナティの人たちが乱交しすぎてて、顔の似通りが錯綜してしまっていて並べにくいというのがある。できるだけ同じ画像を頻出させずにスッキリさせたいので本当に困っています。神様、いいアイディアはないものでしょうか…?というか誰か他にもやってるのではと思っていたのですが意外とシート状に画像連結してる人はいないっぽい…?目が疲れますもんね。私も充血してます。でも上級国民の正体は李家と天皇家だってわかったのだし、見やすく改変したいですね。
ほい。安倍晋三周辺だけでもめちゃめちゃな数いる。ちなみに今現在も日々増えつつある。
まあ政治家と芸能人だけでもものすごい数いますし、大企業のトップにもそっくりさん大勢いるんで、通ってる学校の校長とか、勤めている会社の社長とか役員とか、取引先の偉い人とか、天下りしてる人とか、みんなもチェックしてみると面白いと思います。
なんでこんなことやってるのかと言えば、私自身、芸能人や歴史人物の顔を覚えるのが苦手だったからです。全員似てるから覚えられなかったんだなぁって今はわかります。学校のクラスメイトの顔のほうがまだバリエーションあったもの。
縄文といえば、この東出融(アップルのCMに出てた東出風馬の父親で稼業は詐欺師)も縄文推しやってる人なんですよね。安倍晋三や麻生太郎と一緒に人工地震にも手を染めています。最低ですね。Twitterでさんざんやらかしたあと親子共々ベラルーシに逃亡したらしいんですが、そこでも詐欺をやっているのでしょうか。
ちなみにこの館長はシーラカンスオタクらしく、館内にはやたらとシーラカンス推しのコーナーがあり、メインの売店の他にわざわざシーラカンスグッズだけをあつめた雑貨屋まであった。
ただシーラカンスのコーナーにシーラカンスの仲間なのか何だか忘れましたが、でっかい魚がせっまい水槽に飼われていて、あまりにあまりな光景だったので、とてもその魚の写真を撮る気にはなれませんでした。本当に館長は魚好きなのかと疑問に思うレベル。
一番のびのびのんびり泳いでいたのは金魚だった気がする。
海の魚はメインの建物に収まっている感じなのですが、金魚のコーナーは外の別館にありました。
いいお値段がしそうな金魚が沢山いました。膨らんでる部分は空気ではなくて(空気だと浮いちゃって泳げない)体液というかリンパ液らしい。へー。でもこんなに膨らんでいて生活に支障をきたしたりはしないのでしょうか?まあ、金魚の生活において何が最も重要視されていることなのかは私にもわからないんだけど…
これは品種改良された金魚特有のものなのかもしれませんが、なんというか…表情が犬みある気がする。犬って全部顔に出るじゃないですか。まあ猫もそういうとこあるけど。対して魚はもうちょっとサバサバしているというか、冷たい印象があるのだけれど、どうしてこういう品種改良された金魚は表情豊かなのだろうか?人懐っこいし。脳の構造まで変異しているのだろうか。金魚の脳がどんなもんなのか、詳しくはわからないけれど。鯉はもっと単純思考な感じなのにな。顔面における線の多さがそう錯覚させているだけなのでしょうか?
これは個人的に良いなと思った通路です。PL法があるから注意書きは大切なんですけど、デザインがかわいくないですか。
そういえば(この通路とは全然関係ない話なんですけど)、最近の東京都水道局はオゾン処理してるらしいんですが、オゾン水で金魚を育てると巨大化しちゃうらしいですね。クワガタも巨大化するらしい。別に細胞が増えるわけじゃなくって、細胞自体が肥大するみたいなのね。ドットが粗くなる感じ(ドットの粗い金魚だと字面が珍妙すぎる気がするけど)?
学校の非常勤講師によるとキノコに電気を流すと収穫量が増えるのと似たような現象だそうなのですが…どうなんでしょう?昔恐竜が大きかったのと関係ありそうじゃないですか?
これは個人的に好きなガーという魚です。
これはアリゲーターガーという種類なのだけれど、大きく育ちすぎて飼いきれなくなくなった人が川に放流しまくったせいで、今では生きたまま持ち運ぶだけで捕まるという、面倒見きれなくなったらもう食べるしかないよねみたいな、そういう魚で、味は鶏肉っぽいという噂。
ワニも鶏肉に似てるって言うけど、もしやアリゲーターの名はそこから…?ちなみにクックパッドにもレシピが1件だけある。
鳥羽水族館っていう三重県の水族館のガーの方が大きくてゆったりしていて私は好きなんですけど、模様がカッコいい気がする。
こうして見るとガーも若干犬っぽい顔してますね。神様はこれまで(いや今この瞬間もなんですが)ものすごい種類の生物創ってるわけなんですけど、意にそぐわない生物も誕生しちゃったけどねみたいな話も以前されていたと思うんですけど、どれが神様的にナイスな生物なのか、いつか詳しく知りたいですね。ヨブ記にあるカバ(訳によってはカバじゃないけど)及びその他創造物の解説とか激アツですもんね。
この魚すごくないですか。初めて見た魚なんですけど、めっちゃラメラメギラギラしている。スパンコールでも縫い付けたんですかみたいな、グリッター感がすごい。
実はピラニアだそうなんですが…そのためか人が襲われないようにキッチリ蓋してありました。近付くとものすごい勢いで寄ってくるのは食欲のせいだったのか。顔は普通にチンピラみたい。
雨の予報で実際降ったりもしたのですが、明け方日の出をみたときはまだ降っていなくて、室内で朝食を食べているときにザンザン降りで、水族館に出かけるころには弱まって、そして完全に晴れてしまったのでした。結局傘の出番があまりなかったので、折りたたみ傘で正解でした。いい天気過ぎてとても暑くて、まるで夏みたいでした。
そんな感じで、あまりにいい天気だったので外の貝を炭火で焼いて食べるコーナーで貝を食べました。
とても美味しかったのですが、実はこの日の夜、食べすぎにより胃腸を壊しました。普段も既にお腹いっぱいなのに付き合いでご飯食べて頭がぼんやりすることがあったから、改めなさいって神様が教えて下さったのだと思う。11日は祝祭日なのだけれど、改善すべき点がある場合は裁かれる日でもあります。個室でめちゃめちゃ懺悔しました(翌日には全快して元気に東京へ帰ることができました。露天風呂も綺麗でとても楽しかったです)。
水族館から宿泊施設まで徒歩で帰ったのですが(都民だから1時間弱なら平気で歩く)、天使の階段ができていました。
泊まった施設は山?丘?みたいな公園みたいな場所の中にあったのですが、実はここら一帯は私達がきた頃ちょうど全面禁煙になったようで、��んだかものずごく神様のお気遣いを感じました(本当にありがとうございます)。
本当は祝祭日以降全てを後編としてアップしようと考えていたのだけれど、知人や家族によく「詰め込みすぎ」とか「一度の話に情報多すぎてなんかもう…ちょっとタイム」とか言われるほうなので3分割にしてここまでを中編にしました。後編に続きます。
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道具屋
これで落語のほうで大立物《おおだてもの》といえば、ばかの与太郎ということになっております。 ですからこういう人物がでてまいりますとお笑いもひときわ多いというもので……
「さあ、こっちへあがんな。えー、あいかわらず家であそんでるのか……いけねえな、そうぶらぶらしてちゃあ……おめえのおふくろだってもういい年なんだから、なにか商売でもやって安心させてやったらよかろう」 「ええ、だから商売もやってみたんだが……伯父さんの前だけれど、もう商売には懲《こ》りちゃった」 「懲りた? いったいなにを売ったんだ?」 「昨年の暮れに、観音さまの歳の市へ出たことがあらあ」 「感心だな。際物《きわもの》とくるともうかるもんだが、どんなものを売ったんだ?」 「苧《お》を売ったよ」 「苧っていうと、麻を売ったのか。麻は婚礼にもつかって、共白髪《ともしらが》などといって、縁起を祝うめでたいものだ。それから?」 「それからねえ、串柿とだいだい」 「おかしなとりあわせだな」 「それから、から傘も売ったっけ」 「うん、そういえば、市のときによく雨がふって、ずいぶんこまる人がいるもんだ。いいところへ気がついたな……で、どうした? 売れたろうな」 「それがいいお天気でさっぱり売れやしねえ」 「なんだ。売れなかったのか……しかし、まあ、すべて市《いち》のものはいせいよく売らなければいけねえ」 「だから、あたいが、おーっといったんだ」 「ああびっくりした。なんてでかい声をだすんだ」 「えへへへ、となりの羽子板屋もいってたよ……おまえさんがそこでおーっ、おーっというと、わたしのほうの客がおどろいて逃げていっちまうから、もっと色気をつけてやってみろって……だから、あたいが、苧《お》や、苧や、苧や、苧や……」 「なんだい、まるでおどろいてるようじゃねえか」 「すると、となりの羽子板屋が、おまえさんは一品しかいわないからいけないんだ。品物を順序よくならべていってみろとおしえてくれたんで、苧とだいだいをいっしょにして、苧やだいだいとやってみた」 「苧やだいだいなんぞはうまかったな」 「ええ、苧やだいだい、苧やだいだいとやってみたら、ほかに傘と柿も売っていたことをおもいついたから、みんないっしょにしてやってみた」 「どんなふうに?」 「ええ、苧やだいだいの傘っ柿(親代々の瘡《かさ》っかき)ええ、苧やだいだいの傘っ柿でござい。親の因果が子にむくい……」 「よしな。じょうだんじゃねえ。市の品物をそんなことをいったら買う客がいるもんか」 「どうもこれはうまくいかなかったから、二月の末に十軒店《じつけんだな》にでた」 「ほう、お雛《ひな》さまの道具か……で、なにを売ったい?」 「人が売らねえものがいいとおもった」 「うん、人が売らねえものを売るとは感心だ。それで、なにを売ったい?」 「お雛さまの棺桶《かんおけ》というのを売ってみたが、買い手がまるっきりいなかった」 「ばか! あきれたやつだ。そんなものを買うやつがあるもんか……もうおめえはなにをやってもうまくいかねえんだから、どうだ、ひとつ伯父さんの商売をやってみねえか」 「伯父さんの商売って……伯父さんは大家さんじゃねえか。じゃああの家作《かさく》をあたいがみんなもらって、家賃をあつめて寝てくらす……」 「おいおい、欲ばったことをいうなよ。大家は伯父さんの表看板だ。伯父さんが世間にないしょでやってる商売があるから、それを権利もなにもそっくりおまえにゆずってやろうというんだ」 「世間にないしょでやってる商売? ……ああ、あれか……」 「あれかって……おまえ知ってたのか?」 「いいえ、知ってはいなかったけれど……だれも知らねえとおもっていても、ないしょといえばすぐわかる。ま、わりいことはできねえもんだ」 「おい、なんだ、気どって妙な声をだして……おかしないいかたをするなよ。なにか伯父さんがわるいことをしてるようじゃねえか。おまえ、ほんとに知ってるのか?」 「上にどの字がつく商売だ」 「うん、そういえば、上にどの字がつくな」 「やっぱりあたった。どうも目つきがよくねえとおもった……泥棒だな……泥棒!」 「ばか! あきれたやつだ。伯父さんは泥棒なんかじゃねえ……どの字はつくけれど、道具屋だ」 「なんだ、道具屋か……つまらねえ……じゃあ伯父さんはお月さまをみてはねるわけだな」 「なんのことだ?」 「道具屋お月さんみてはねる(十五夜お月さまみてはねるのしゃれ)」 「つまらねえしゃれをいうな……どうだ、道具屋をやる気はねえか」 「もうかるかい?」 「そうさな、ことによると倍になることもある」 「そいつはありがてえ。やってみようかな」 「目はきくだろうな」 「ああ、伯父さんのうしろに猫があくびしているのなんかよくみえらあ」 「これがみえねえやつがあるもんか。いやさ、早えはなしが、この湯呑みがふめるか」 「へへへ、よそうよ」 「どうして?」 「ふんだらこわれちまわあ」 「そうじゃねえ。だれがこれをふみつぶせなんていうもんか。ちょいと値ぶみがわかるかといったんだ」 「なーんだ、そうか。伯父さんの家でもでるのかい?」 「なにが?」 「いえ、あたいの家でも天井うらでがたがたさわぐとすぐにわからあ」 「それはねずみだ。そうじゃねえ、この品ものはいくらいくらの値打ちがあるかわかるかというんだ」 「なんだ。そんならそうと早くいえばいいじゃねえか」 「わかるのか?」 「じまんじゃねえがわかるもんか」 「そんなこといばるやつがあるか、まあしかたがねえから、元帳《もとちよう》を貸してやろう。だからこれをみて、この品物はいくらだということがわかったら、それに掛け値をして売れ。もうけはおまえにやるから……おい、おめえのうしろに行李《こうり》があるだろ。それを持ってこい。そんなかへはいってるのががらくたもので、仲間の符牒《ふちよう》でゴミというんだ。あけてみろ」 「うん……わあ、なるほどゴミだ。ごみごみしてやがる……これはなんだい?」 「それは掛け物だ」 「化け物」 「化け物じゃねえ、掛け物だ」 「やあ、坊主がはらんでやがらあ」 「なんという見方をするんだ。それは布袋和尚《ほていおしよう》じゃねえか」 「へーえ、人はみかけによらねえなあ。正直そうな顔をしてるのに……」 「なんだ?」 「いえ、ふてえ和尚だっていうから……」 「わからねえな。布袋和尚だ」 「やあ、こっちはまたおもしろい絵だ。ぼらがそうめん���ってらあ」 「そんな絵があるもんか。絵はまずいけれど鯉《こい》の滝のぼりだ」 「なんだ、そうだったのか。だって、大きな魚が口をあいて上をみていて、上からは細長くて白いものがぶらさがってるから、てっきりぼらがそうめん食ってるとおもっちまった。でも、伯父さん、鯉なんて滝へのぼるもんなのかねえ」 「ああ、出世魚《しゆつせうお》といっていせいのいい魚だから、おちてくる滝をのぼるんだ」 「へーえ、そういうもんかね。じゃあ、伯父さん、鯉のつかまえかたを教えようか」 「ほう……どうするんだ」 「大きなバケツでも桶《おけ》でもいいや、水をいっぱい汲んで、鯉がおよいでいる池のそばへいくんだ」 「うん、それで?」 「池の上から水をすーっとあけてね、それ滝だ、滝だ、滝だとどなるんだ。すると、鯉のほうじゃあ滝だとおもって、すーっとあがってくるから、そこんとこをあたまをおさえてつかまえちまう」 「この野郎、あきれたやつだ。おめえは長生きするな」 「おかげさまで……伯父さん、このお雛《ひな》さまは梅毒かな」 「どうして?」 「鼻がおっこちてるもの」 「なにをいってるんだ。そりゃあねずみがかじったんじゃねえか」 「へー……すると、ねずみはお雛さまが好きなのかねえ」 「なにをいってるんだ……ねずみなんかむやみになんでもかじるじゃねえか」 「伯父さんの家にそんなにねずみがいるのなら、ねずみのとりかたを教えようか」 「またはじまった。猫いらずでもつかうのか?」 「ちがう、ちがう。猫いらずなんかつかうもんか。猫いらずいらず」 「ややっこしいことをいうなあ、どうするんだ?」 「わさびおろしの上へめしつぶをこうぬっておくんだ」 「それで?」 「ねずみのでそうな壁へたてかけておけばそれでおしまい」 「まじないか?」 「まじないじゃあねえのさ。夜なかにねずみがでてきて、なにか食うものをないかとさがそうとすると、目の前にめしつぶがならんでるんで、こいつはありがてえと、わさびおろしにくっついてるめしつぶをねずみがかじってるうちに、ねずみがだんだんおろされちまって、気がつくと、しっぽしかのこっていねえっていうことにならあ。これすなわち猫いらずいらず」 「いいかげんにしろ、バカ!」 「あれ、まっ赤になったのこぎりがあるね」 「それは火事場でひろったんだ」 「ひどいものを売るんだな」 「そんなものは売れればまるもうけってやつだ」 「あっ、ここに股ひきがあらあ」 「ああ、それはひよろびりだ」 「ひよろびり? なんだいそれは?」 「これをはいて、ひょっとよろけると、びりっとやぶけるから、それでひよろびりだ」 「ははあ、おもしろいしかけになってるなあ」 「しかけってやつがあるか……まあ、さっきもいったように、この元帳にこまかく書いてあるからうまく商売するんだぞ。で、かりに元値が十銭としてあったら、倍の二十銭ぐらいのことをいいな。客はなかなかこっちのいったねだんでは買わねえから、五銭か六銭まけても、そこにいくらかもうけがでる。もうけはおまえにやるから、元は伯父さんによこすんだぞ」 「ああ、そうか。では、ここに十銭としてあるものが、百円に売れたら……」 「そんなに高く売れるもんか」 「でも、売れれば、十銭だけ伯父さんにやって、あとはあたいがみんな食っちまってもかまわねえわけだ」 「食い意地の張ったやつだ。なにかって��うと食うはなしだ……まあ、しっかりやってこいよ。で、商売だが、天道干《てんとうぼ》しといって昼店をだすんだ。まあ、日なたぼっこをしているうちに売れちまうってわけだ。店をだす場所は、蔵前の相模屋という質屋のわきが、ずーっと煉瓦の塀になってて、その前へいろんな店がでているから、伯父さんのかわりにきたといって行け。そうすれば、みんながいろいろと教えてくれるから……いいか、しっかりやってこい」 「ああ、行ってきます」
「あっ、ここだ、ここだ。多勢でてやがるな。おい、道具屋」 「へい、いらっしゃい。なにかさしあげますか?」 「さしあげる?。そんなに力があるのか? じゃあそのわきにある大きな石をさしあげてみろ」 「からかっちゃいけねえ。なにか買ってくれるのかい?」 「おれだって道具屋だ。神田の佐兵衛のところからきたんだけれど……あたいは甥《おい》の与太郎さん」 「なんだい、てめえの名前にさんをつけるやつがあるかよ……ああ、そうかい、あんたが与太郎さんかい……ふーん、佐兵衛さんからきいてたよ……すこしばかり人間が足りねえ……いや、その……まあ、いいや、あたしのわきがあいてるから、ここへ店をだしな……おれにならってうすべりをしきなよ。そうそう……じゃあ品物をならべてみな。まず金めのものはなるべく身のまわりにおいといてな。それから立てかけておくようなものがあったら、うしろの塀へ立てかけるんだ。……そうだな、はたきがあったら、それではたいて、しょっちゅう品物をきれいにしておかなくっちゃあいけねえ」 「はたきで品物をはたくのか……なるほど、ごみだらけだ。おもしれえほどほこりがでらあ……しかし、なにしろほこりのかたまりみてえだから、あんまりはたいてほこりがとれちまうと品物もいっしょになくなっちまうんじゃねえかな……でも、こんなことで商売になるのかな? それでも、もしも売れたら、伯父さんはもうけはこっちへくれるといってたから、早く売ってなにか食おうかな。あれ、前にてんぷら屋の屋台がでてらあ。うまそうだなあ。あっ、あの野郎、昼間っから天ぷらで一ぱいやっていやがる。のんきだなあ。あれあれ、大きなてんぷら選《よ》ってるんだな。はさんだり、おいたりして……なにも大きいから中身がいっぱいだとはきまってやしねえのに……ころもがごてごてついてりゃあでかくみえるんだぞ……やあ、おとしやがった。下にいた犬が食ってやがる。犬になりてえなあ。そうだ、早くもうけなくっちゃあ……ひとつ景気づけに客よせをしようかな……さあいらっしゃい、さあいらっしゃい。よってらっしゃい、みてらっしゃい。ええ道具屋、できたての道具屋、道具屋のあったかいの……」 「なんだ、おかしな道具屋がでやがったなあ、おい、道具屋」 「へい、いらっしゃい。お二階へご案内」 「つまらねえ世辞をいうな。二階なんかねえじゃねえか」 「うしろの屋根へおあがんなさい」 「ばか、烏《からす》じゃねえや……まあそんなことはいいや。その鋸《のこ》みせろ」 「なんです?」 「鋸だよ」 「かずの子ですか?」 「ふざけるなよ、道具屋へそんなものを買いにくるやつがあるもんか。そこにある鋸《のこ》だ」 「のこ(どこ)にある?」 「つまらねえしゃれをいうない、のこぎりだよ」 「なーんだ、のこぎりか。それならそうといえばいいのに、…のこだなんて……あなた、ぎりを欠いちゃいけねえ」 「なにをいってやがる。こっちへ貸してみろ……ふーん、こりゃあすこし甘そうだなあ」 「いえ、甘いか辛いか、まだなめてみませんが、なんならすこしなめてごらんなさい」 「のこぎりをなめるやつがあるもんか。こいつは焼きがなまくらだな」 「鎌倉ですか」 「焼きがなまだよ」 「焼きがなま? ……そんなことはありませんよ。なにしろ伯父さんが火事場でひろってきたんだから、こんがり焼けてることはうけあいで……」 「ばか! ひでえものを売るねえ!」 「あっはっは、あの客怒っていっちまった」 「おいおい与太郎さん、だめだよ、火事場でひろったなんていっちゃあ……となりにいるおれの品物まで安っぽくみえるじゃねえか。あんなときは、こんなのこぎりでも柄《え》をとりかえれば結構竹ぐらいは切れますてなことをいって売りつけちまうんだ。つまらない小便されたじゃねえか」 「小便された?」 「ああ小便されたよ」 「どこへ? 小便を……」 「さがすやつがあるか、道具屋の符牒《ふちよう》だよ。買わずにいくやつを小便というんだ」 「買ってくやつが大便か」 「きたねえことをいうねえ。とにかく小便されねえようにしっかりしなくちゃいけねえよ」 「おい道具屋さん」 「はい、いらっしゃい」 「なにか珍《ちん》なものはないかなあ」 「ええ?」 「珍なものはないか?」 「ちんねえ……狆《ちん》はいませんけど、伯父さんの家には猫がいますよ」 「なにをいってるんだい、なにか、この……珍物《ちんぶつ》はないかな」 「見物にいらしったんですか?」 「わからない男だな。なにかめずらしいものはないかときいてるんだ……うーん、おまえのわきにある本をみせろ」 「え? 本? ……この本ですか、これはあなたに読めません」 「失敬なことをいうな。読めるよ」 「いいえ読めません」 「読めるよ!」 「読めません! 表紙だけなんだから……」 「なんだ、表紙だけか、それじゃあ読めるはずはない。それを早くいいなよ。そのわきにある黒くて細長いのは万年青《おもと》の鉢かい?」 「いいえ、シルクハットのまわりがとれたんです」 「そんなものなんにもならないじゃないか……うしろのほうに真鍮《しんちゆう》の燭台《しよくだい》があるな、その三本足の……うん、それそれ、それをこっちへとってみせろ」 「これですか、これは一本欠けちゃったから二本足です」 「二本じゃ立つまい」 「ですから、うしろの塀へよりかかって立ってるんで……」 「それじゃあ買ってもしかたがないな」 「いいえ、そんなことはありませんよ。もしお買いになるんなら、この家とよく相談して、この塀といっしょにお買いなさい」 「ふざけたことをいうな!」 「あれ、また小便かい、どうもこまったもんだ」 「おう、道具屋」 「へい」 「そこにある股引《たこ》をみせろ」 「へ?」 「股引《たこ》をみせろ」 「たこ? ゆでだこですか?」 「なにをいってんだ、股引《ももひき》だよ」 「ああ、股引ねえ、これですか」 「ちょいとみせろ」 「みせるのはよござんすがね、あなた、これ、小便はだめですよ」 「なに?」 「いえ、小便はできませんよ」 「小便できねえ? そいつあいけねえな。おらあ大工だが、いちいち小便するのに股引とってたんじゃあ仕事になりゃあしねえ。じゃあ、やめにしとこう」 「おーい、おい、あなた、あなた、ちがう、ちがう、小便がちがうんだ……ああ、いっちまった。まずいとこでことわったな。ことわりかたもむずかしいもんだ」 「おい、道具屋」 「へい」 「そこにある短刀をみせい」 「え?」 「短刀」 「いいえ、沢山《たんと》にもすこしにも、これだけしかありません」 「そうではない。その短かい刀をみせろというのだ」 「ああ、これですか、はい」 「ふーん、これは在銘《ざいめい》か?」 「え?」 「銘はあるのか?」 「姪《めい》はありません。神田に伯母《おば》さんがいます」 「おまえの親戚を聞いてるのではない。この刀に銘があるか? こういうところには、よく掘りだしものがあるものだが……うーん、なんだ、さびついてるとみえてぬけないな、うーん」 「そりゃあちょいとぐらいひっぱったってだめですよ」 「そうか、では手つだってそっちへひっぱってみろ」 「そうですか? ひっぱったってしょうがねえんだがなあ……じゃあ、ひっぱりますよ、そーれ」 「おいおい、おまえ��けひっぱってもだめだ。わしといっしょにひっぱらなくては……それ、いいか、ひい、ふう、みいと、そーれ、うーん、よほどさびついたとみえてぬけないな。そーれ、もう一度ひっぱるぞ、ひい、ふう、みいと、そーれ」 「うーん、ぬけないわけですよ」 「うーん、どうしてだ?」 「うーん、木刀ですから」 「おいおい、木刀か、これは……木刀だと知っていて、ひっぱらせるやつがあるか」 「でも、もし木刀がぬけたらなにがでるかとおもって」 「なにをばかなことをいってるんだ。もっとすぐにぬけるものはないか」 「あります」 「それをだせ、ものはなんだ?」 「お雛さまの首のぬけるんで……」 「変なものばかりならべてあるな……では、そちらの笛をみせてくれ」 「ああ、これでございますか。どうぞ」 「いや、どうもこれはきたない。売りものならよく掃除をしておかなければいけないな。棒のさきへ紙でも巻いて……」 「へえ」 「しかし道具屋……あいたたたた、これはとんだことをしてしまった。ちょいと指のさきにつばをつけて、笛のなかを掃除しようとおもったら、うまくはいったのだが、ぬけなくなってしまった。あいたたたた、指がすっぱりはいったままどうしてもぬけない。道具屋、この笛はいくらだ」 「へえ、そうですね……うーん、一円です」 「一円?! こんなきたない笛が一円ということがあるか。どうだ、せめて五十銭にまからないか」 「へえ、とてもまかりません」 「まからないことはあるまい。こんなきたない笛で……あいたたたた、どうもこれはこまった。道具屋、どうだ、六十銭では……」 「とてもまかりません。どうです、おまけして二円ということでは……」 「まけて高くなるやつがあるか。あいたたた、とてもいけないなこれは……よし、しかたがないから、高いけれども一円で買ってやる」 「へえ、ありがとうございます。ようやく天ぷらにありつけた」 「なに?」 「いえ、こっちのことで……」 「買ってやるが、持ちあわせがないから、わしの家へついてきてくれ」 「へえ、すこしお待ちください。いま荷物をかたづけますから……へい、お待ち遠さま、荷物をしょいましたから、どこへでもお供します」
「さあ、ここがわしの家だ。しばらくおもてで待っていてくれ。いま代金をわたすから……」 「へえ、かしこまりました。どうかお早くねがいます。ああ、ありがてえ、ありがてえ、おもいがけなくもうけちまった。あんなきたねえ笛が一円に売れるなんて……元帳みてみよう……ええ……笛は……笛は……なんだ、たった二十銭じゃねえか、こいつはありがてえ。もうかった、もうかった……それにしてもずいぶんおそいじゃねえか。なにしてるんだろう……そうだ、この格子《こうし》からのぞいてみよう……あいたたた、こりゃあいけねえ、格子のなかへ首がすっぽりはいっちまった。あいたたた、お客さーん」 「やあ道具屋、どうした」 「へえ、首がはいっちまいました」 「なんだ、おまえの首がぬけないのか?」 「へえ、ひょいとこれへはいったとおもったらぬけません。どうか早く笛の代金をくださいまし」 「いや、わしの指もぬけないから、おまえの首とわしの指をさしひきにしておけ」
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