#野澤ゼミの休日
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野澤ゼミの夏休み in 宇都宮
はじめまして。3年生のジョ��フです!
今回は夏休みの期間を利用して、北関東最大都市、栃木県宇都宮市に行って参りました!最近、「宇都宮という選択」と銘打って広告出しまくってますよね。目的は、餃子を食べる事!もそうですが… 8月26日に開業したばかりの、宇都宮芳賀ライトレール線、通称「芳賀・宇都宮LRT」に乗車することもかねて行って参りました!開業したばかりのLRT、「ネットワーク型コンパクトシティ」にどのような影響を及ぼしそうか、見て参りました。
1,栃木県宇都宮市の都市計画
東京から約100km、上野東京ラインで2時間、新幹線で行けば50分。人口50万の栃木県宇都宮市です。2019年策定の宇都宮市マスタープランによると、「本市の都市構造は、高度��都市機能が集積した中心部と、それを囲み中心部から放射状に伸びた道路や市内を巡る環状の道路網などで結ばれた古くから発展した地域から成り立っています」とのこと。ゆえに、中心部一極集中を避け、中心市街地を核としながらも市内の各拠点が役割を補完しあう「ネットワーク型コンパクトシティ」を目指す都市です。
そもそも国交省によるとコンパクトシティは3つの型があり、合併前の旧町村中心部を拠点としてネットワークで結ぶ「多極ネットワーク型」、徒歩圏を団子のようにし、公共交通を串にして各拠点を結ぶ「串と団子型」、そして交通結節点及び拠点機能の整っている都市の核と、都市内の各地区が連携する「あじさい型」があります。宇都宮市は「多極ネットワーク型」になります。
2. LRTに実際乗車してみた!
LRT(ライトレール)は、交通環境負荷を軽減し、バリアフリーを実現するなど、いわば「ハイテク路面電車」と言えるでしょう。もちろん営業距離にもよりますが、同じ営業距離を想定した場合、地下鉄や新交通システムよりも予算を抑えて導入することができます。また、LRT導入に当たっては、自治体と事業者それぞれに国から補助金がおります。宇都宮LRTは宇都宮市と隣の芳賀町が共同で所有しています。
実際に宇都宮駅東口から乗車し、気になった点をアップしていきたいと思います。
まずは時刻表。平日ピーク時は1時間8本程度、休日昼間は1時間5本程度の運行を保っています。3両編成、割とお客さんは乗っていました。Wi-Fi完備。
東口の様子。この日は土曜日で、東口に新しくできた「宇都宮テラス」の広場ではマルシェが開催されており、家族連れなどで賑わっていました。ただ、近くに病院が2棟あるので、あんまり騒がしいことはできないですかね。
ここで一つ驚いたのが、宇都宮市、LUUPがある!(写真撮り忘れた…)こちらLUUPのポートマップですが、北関東唯一かつ現状日本最北のLUUPが置かれている都市なんですね。仙台や札幌にもないのに…。
さあそしてこの乗客たちはどこで降りるのか?と見ていたら、乗客の2/3は5駅目の「宇都宮大学陽東キャンパス駅」で降りました。家族連れが多かったため間違いなく近隣の商業施設「ベルモール」に行く客と思われます。ベルモールへの渋滞を少し緩和で来ているのでしょうか。普段の様子を知らないので何とも言えませんが…。
さあそしてそのベルモールを過ぎたあたりからは調整区域。一気に雰囲気が変わります。私は時間の都合上、鬼怒川を超えた先の「飛山城跡」で下車。のどかな場所に急に最先端のLRTが現れる、なんとも不思議な雰囲気。
この先は渋滞が問題となっていた「清原工業団地」を過ぎ、URが開発した「ゆいの杜」を見ながら、本田技研工業の拠点、終点の「芳賀・高根沢工業団地」へと向かいます。ちなみに飛山城跡駅の駅前には駐車場があります。「パーク・アンド・ライド」というネットワークを形成するための施設です。
LRTに乗って気付いたこと
A,まず、自動車やLUUPとの共存可能性についてです。車社会である宇都宮市でかつ幹線道路を走るLRTは、慣れるまでは厄介な存在になるでしょう。事実、開業して1か月足らずですでに接触事故を4回���こしています。この先増えるのか減るのか…。また、そこにLUUPが加わったらカオスです。上手く使えばいいと思うのですが、私が見た限りLUUPを使用している人は1人もいませんでした。ポートにも結構余っていました。この日がたまたまかもしれませんが、少なくとも車、LRT、LUUPと3つも走り出すとやや怖い気もします。
B,ところどころ、道が狭いです。上記のように、3つの乗り物が走り出した更に狭いです。特に、LRTの開業によって片側2車線が1車線のみになっているところもありました。こういった場所は、トランジットモールを推進して、車利用を制限するべきだと思います。
C,早く西口���つなげた方がいいと思います。延伸計画はあるようですが、宇都宮市で元々栄えていたのは西口側。ネットワーク型コンパクトシティの形成においては、東口と西口の流動性を高くすることが求められるのではないでしょうか。西口にも一応行ってみました。
3. これからの宇都宮市
これからの宇都宮市は、先述の「ネットワーク型コンパクトシティ」の実現に向けてLRTの西口延伸を目指すとのことです。しかし、問題は西口側。西口前には再開発でタワマンが建つようですが、駅前にタワマン林立となればモデルの実現は難しいのでは?なんて思ってしまいます。ただ、ペデストリアンデッキの弊害とも言えるでしょうが、バス乗り場が非常にわかりにくいので、これは早急に何とかしてほしいですね。LRTになればそこの問題は解決するとかしないとか…。
以上、簡単にではありますが、宇都宮駅前についてでした!
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言いだしっぺ
なので考えていたことを書いておく夢。
どうも、ただいま鷹の祭典が公の祭典になって放心状態、ゼミ展やりませんかとか突如言い出したわたしです。割と前から考えてはいたんですよね、学校がやるのは卒業“選抜”展なんでしょ?あの席座ってると面白そうな研究やら制作計画聞こえてくるから全部揃えたいなあという野望があったりした。気がついたら前期終わるからスライドに「提案あるんですけど」だけ書いてわーっと言いました。ほんとはもう1枚スライドあったけど、さすがにワガママ書きすぎてたのであそこで切りました、わわわわわ~。
それでそれでそれで、言い出しっぺだしわたくしが考えていたことをとりあえず残しておこうと思って、言い出しっぺのくせに来週いないんです、本当に申し訳ないです( ・`ω・´)
とりあえず私のひとりごと書いておくので来週もし話し合うなら参考になればいいなあと思っているわけで候。
「Q.34ゼ合同?4ゼのみ?」
「A.合わせて30人超えるとなると、結局大きなギャラリーが必要になりそうだから資金浮かせのための3年(暴論)も意味をなさないのではとひっそり考えたり。でも3年生にも来年の予行演習になるし、なによりいろんなひとのさくひんあると楽しいよねという感じ。34ゼ合同ならロコロナギャラリー(後述)とかで2部屋借りるのがいいのかなあと考えたりしてる。4ゼだけならウォーターベア(後述)とかなら全員��給付金?だけで借りられたりもするかなー。」
「Q.どんなことするの?」
「A.これまでの過去作やら持ち寄って展示。ジャンル問わずのごった煮感、個性が出てすごく好きです。あとは研究とか制作に関連したワークショップとかやれたら楽しそうだよねという感じ。」
「Q.いつやりたいの?」
「A.2月中がいいよなあという感じ。卒選展いつでしたっけ2月後半?理想は卒選展のあとなんだけど(遠い目)卒展時期だし早めにギャラリー押さえたがいいのは確か。」
「Q.肝心のギャラリーどこか考えてるの?」
「A.わたしがリストアップしていたのがこちら
〇ぎゃらりーウォーター・ベア(大阪:中崎町)
→1w35000yen。こちらもスタッフさんが在郎してくれるので安心。梅田から一駅なのでアクセスは良。あと若年割であの値段なので給付金?だけでギャラリー代を賄えそう。
〇ロコロナギャラリー(大阪:阿倍野)
→1w37800 or 43200yen。つまり2スペースあるということ。34ゼ合同ならここかなあと昨日ふと思って追加。立版古部屋とかあったら面白そうな気がする。
〇イロリムラ(大阪:中崎町)
→1w50000yen~。展示室がいろいろあるので楽しい。もちろん部屋によって値段が変わってきたり、備品の調整とかが必要でもあるので打ち合わせとかはけっこう大変かもしれない。わたくし的には89αのお部屋とかいいなあとか思ったりしたかもしれない。
〇Nano Gallery(大阪:天王寺)
→1w20000yen。ただしこれは期間限定価格、通常は一応60000だけれどもいつまで続くことやら…?ceeってプラン(20000yen)のプランならスタッフさんが在郎してくれるサービスが無料でついてくる。テーブルとかイスがけっこうあった気がする、経費安く抑えたいならここだと思う。
〇ギャラリー1616(大阪:新世界)
→4d36000yen~。正直きになってるギャラリーという事で私はまだ行ったことないのでよくは知らない。けどすごく雰囲気のいギャラリーなのと、あと広い?ので34ゼ合同でもいけそうだと思われ。ごめんなさい情報不足です。
〇Gallery TAA(大阪:南森町)
→1w50000yen。梅田からのアクセスがよし。1Fで窓からギャラリーの中が見えます。立地的にこのお値段は優しいと思う、ごめんなさい情報不足です。なんかいろいろ面白そうな展示いろいろしてるなあ。
こんなところ。神戸の敷居が低いギャラリーあんまり知らないのでいろいろ教えてください。」
こんなところ?うーん、まあうん、わたしが考えていたことを書き残しておきます。いつかの約に立つかな?
それでは一足はやいですがよい夏休みををを…
めちゃくちゃどうでもいいおまけ
こないだの3つのBGM
01→そこは幻想の世界(colopl)
02→Umbra nigra(梶浦由記 氏)
03→KABANERIOFTHEIRONFORTRESS(澤野弘之 氏)
でした!03とか壮大過ぎてBGMには不向きじゃないかと思われるかもしれないけれど、ドキュメンタリーで使われているのを聴いたことがあったり。
あと全然関係ない話なんですけど、隣人が3ゼのゼミ長さんでした。
隣人メディア民なのは知っていたけれど………、いやまさかだよ、世界ほんと狭い。
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研究室誌『船/橋 わたす 2020』が完成|ゼミ生が懸賞論文優秀賞を受賞しました
4年生の卒業論文を収録した研究室誌。別れを惜しむように、3月上旬まで編集作業の自主ゼミを継続して開催し、なんとか卒業式に納品が間に合いました。櫻井莉菜さんの卒業論文「分かり合えなさを共有するためのアートマネジメント」が本学懸賞論文の優秀賞を受賞しました。
以下、研究室誌に寄せたエッセイを再掲します。
サバティカルとコロナ、学生と私のリミックス
本年度のゼミ生(4年生)は、二重の意味でチャレンジングな一年を過ごしたと思う。ひとつは言うまでもなくコロナ禍であるが、いまひとつは担当教員である筆者がサバティカル(研究休暇)を取得したからだ。これまで西尾研究室は慣例として3、4年生合同のゼミを行なってきた。研究室が主催する現代アート展「船/橋 わたす」をともに企画し、その中で自身の研究・活動を何らかの形で表現するのだが、3年生はすでに経験済みの4年生から多くを学ぶことになる。しかし、教員がサバティカルを取得すると、新規ゼミ生である3年生を受け入れることが叶わず、本年度のゼミ生は先輩たちから学んだ知恵��知識を受け渡す後輩の存在を得られなかった。面倒見のよさそうなメンバーが揃っていただけに、これについては申し訳ない気持ちがあった。 コロナがなければ、かれらに対する後ろめたさは払拭できなかったと思う。サバティカルの目的であった東京での研究・活動はまったくままならず、本来であれば東京から遠隔ゼミをしていたであろうはずが、実際はコロナを理由に奈良に留まりながらも遠隔ゼミをせざるを得ないというよくわからない状況を迫られた。サバティカルに専念していたら、サバティカルの集中を妨げる存在としてゼミ生を捉えてしまっていたかもしれない。そう思うと、本年度のゼミにとって、コロナは悪いものではなかったと思う。みなが同じようにコロナに苦しめられ、どうしようかと悩みながら、家に留まることを求められる。 大変な中でも日々の仕事に追われている人や、エッセンシャルワーカーもいる。そんな中で、大学生というある意味で中途半場な立場に、かれらはもどかしさや不安を感じていただろう。大学教員でありながらサバティカルの名のもと一年間の自由を許された身として(かつその研究が制限された身として)、その中途半端さが痛いほどに共有できた。しかし、そんなときにZoomでつながることができるゼミというのは、ひとつの確かな居場所であることが実感できた。学生がどう思っていたかは知る由もないが、仕事ということ(教員であるということ)を超えて、考え議論し、探求するという学問の力や可能性(そしてわれわれはそれをして良い立場なのだ)をこれほどリアルに実感できる機会は得難い。 西尾研究室では毎年、現代アート展「船/橋 わたす」の記録として、作品写真や卒業論文、招聘作家のインタビューなどを収録した冊子を制作してきた。今年度はこれまでとは同じようにできない中で、だからこそ、慣例に従うだけでなく、何が本当に大事なのかを学生それぞれが考えるきっかけになったのではないだろうか。本書は、コロナとともに過ごし、考えた学生たちのこの一年の記録として、間接的に後輩たちへ、ひいては社会へと受け渡すものになるだろう。 櫻井は、筆者の専門分野のひとつであるアートマネジメントをテーマに、実践的に研究を進めた。その専門性から、現代アート展「船/橋 わたす 2020」の企画を一人で担い、アーティストを招聘して、ゼミ生以外の学内のプロジェクトメンバーを募って運営をすることで、「船/橋 わたす」自体のあり方を更新した。「船/橋 わたす」の前身となった企画に、2016年に開催した「私のアトリエ」展というものがある。この時は筆者も本学に着任して一年目で、学生による展覧会をなんとか外部に見せられるものにしたいと、自ら必死に学生の手伝いをし、学内を走り回って、いろんなものを運んで、とにかくヘトヘトになったことを思い出す。そこから考え��ば、芸術系の学部も学科もない本学でアートマネジメントを実践的に研究したい学生が出てきてくれるだけでも感慨深いが、立派な企画を実現させてくれたことは、教員冥利につきる。 他の学生の研究テーマは、ゲームや音楽、ストリップで、正直に言ってしまえば、筆者の研究の対象としてはおろか、個人的に日常的に接することさえ少ないものばかりだ。櫻井は、毎回のゼミの冒頭で哲学カフェを実施するなどして、放っておくとバラバラになりそうなこうした異なる志向性をもったメンバー同士をつなぎあわせる役割も果たした。以下は櫻井の言葉だが、これは教員である筆者も同じく思うところだ。「普段は仲がいいわけでもないし、ゼミが一緒じゃなければ話すこともなかっただろうゼミ生たちと、だからこそゼミを通じて話せることに意義を感じる」。 筆者の研究からは距離があるとはいえ、振り返ってみるとみなに共通した問いを見出すこともできる。ゲーム実況をテーマにした湯浅は「プロゲーマーとは何者か」を、文化としてのストリップをテーマにした舟山は、それを担っている「踊り子さんとは何者か」を、自身も音楽制作をする大西や瀧澤は「アーティストとは何者か」を問うている。つまり、それぞれが表現に関わる仕事をする人たちに強い興味を抱き、その実像に迫ろうとしているのだ。とくに自ら表現を実践する大西と瀧澤については、ジャンルは違えど、若い頃の勢いと変に自信のある自分を見ているようで恥ずかしくもあり、未熟なところがあったとしても、それはこれからの長い実践の中で自ら気付く他ないという思いもあり、指導教員である自分と表現者である自分との間でやや葛藤があった。 いずれにしても、敷かれたレールには収まらない人たち、AIにはとって代わられない人たちに対する興味が、学生たちを成長させてくれることを願う。筆者も自ら表現活動をするアーティストとして、「指導教員」の枠に収まらず、学生たちの前でそういう存在でいられただろうか。かれらの「問い」が私を見ている。そう思えることはうれしいことだ。
西尾美也(奈良県立大学准教授)
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2017年回顧
1月 高知で年あけ。成人式のあと10歳のときみんなで埋めたタイムカプセルを掘る。ちびえんぴつやキャップ、ちっさく使った消しゴムなどが出てくる。小中学のクラスメイトは21人で、なんだかしたしみがあった。
2月 スピカ連載。コンプソンズ界隈飲み(ヤスタカを囲む会という謎会)のあと、なぜか流れではじめての下北サイファーへ。
3月 連句のピンチヒッターに呼ばれ、付け句がよかったということが決定打になったようで、オルガン加入がその場で決まる。その1週間後、座談会。
青木亮人さんのNHKカルチャーラジオの収録があり、みんなで飲むことに。青木さんとは高校時代に俳句甲子園の地方大会審査員をされていたときからの縁。高校時代からあなたは変でしたよ、と言われる。ひさびさにお会いできてはなせてよかった。
4月 無隣館演出部になり、授業もはじまる。大学は3年になり、ゼミでは近世文学を勉強することにした。
5月 ふじの国せかい演劇祭をみに栗山と静岡へ。『アンティゴネー』世界初演に鳥���。わたしは演劇でこんなことをやりたいというような話をホテルで話した。ムニのほんとうのはじまりはここ。
のな関東に遊びに来る。うちに泊まって俳句の話したり、なにがおもろいか話した。のなはソウルメイトだと思った。
6月 はじめてのラップライブ。オトオトのKTYさんに文芸やってる人としてコラボの声をかけていただき、出演させてもらった。
7月 無隣館創作発表に追われる。 ムニの構想は継続してなされ、稽古とかWSとかやってみるかというような話に。
8月 夏休み。朝日新聞で俳句を発表。翌週は阿波野巧也さんでうれしかった。
9月 ムニ一時発表終わり。21歳に。
10月 ワーグナープロジェクトに参加。たのしかったし、価値観揺るがされる体験だった。ずっとずっと忘れない。
11月 初関西へ。牙城さんと初めて会う。高校生のころに爽波について質問メールをしたことがあったが、その時のことを覚えてくれていた。一番星歌会へ、歌会ははじめて。飲み会も腹を割って話をしている感じがすきだった。のみあかす。次の日に俳句関係の会議に行き、飲み会で腹を割って話をしている感じがしなくて無理です楽しくないじゃんとブチ切れてしまい落ち込む。
12月 11月あたまから俳句に悩んでいた。澤好摩におれの言うことを聞くことが師事するということではない、書き方は自分で見つけるもんだからガシガシ勝手に書きまくれと言われ、師匠に選んだことに間違いはなかったような気がした。
阿部青鞋の娘さんとそのご主人にお会いする。青鞋が高校生のころからたまらなくすきなのだとお話をさせていただいた。「父は30年後の読者に向けて書いていると言っていましたので、あなたに出会えてよかったです」と言ってくださり、うるっときた。俳句がんばるぞ。
ーーー
なによりも環境が変わった1年だった。私自信の考え方も変化しているのだけれど。結局1年をふりかえるとなると、誰と出会ってどうだったとか、何があってどうだったとかそういう話になっちゃうな。今年の俳句もエクセルで管理した。書いた俳句も戯曲も残るけど、おれがどう生きたかということはこういうかたちでしか残らないのだとも思う。
来年はなにに心が動かされて、どんな俳句を書いてるんだろうか。今年もありがとうございました。
宮﨑莉々香
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私的漫画読書感想1月編
平素より大変お世話になっております。
ANYO/the sankhwaのドラム、玉田と申します。
実は月平均10~20冊程漫画を購入しているのですが、今年から備忘録も兼ねて、感想文なるものを書いていこうかなと思ってる次第です。
極稀に漫画がダブったりしてるので、そういうのを避ける為にも必要な作業なのかも知れません。というか記憶力が弱過ぎる所を何とかした方が良いのかもしれない。
あんまり文章得意でないので心配ですが、一先ず頑張って続けてみます。
▼メイドインアビス #5/つくしあきひと
WEBコミックガンマで連載中のロリペド冒険活劇。地中深くまで空いた大穴「アビス」に挑む少年少女とケモ。大穴に下るのは簡単だが、上るには身体にかかる負荷に耐えなければならない。降りた分だけ身体に掛かる負荷が大きくなる。内蔵とかもやられる。絵が非常にロリロリしいのに���ロ描写に躊躇いが一切無いあたり作者の趣味が伺える。
#1~4迄は既に購入済みで、#5では強敵との決戦が行われている。カートリッジのくだりが本当に心にくる。度し難い。黎明卿ボンボルドの使う漢字にカタカナルビのロマン武器群(理不尽なくらい強い)には非常にテンションが上がる。ジョジョ2部のサンタナが使う、露骨な肋骨(リブス・ブレード)や憎き肉片(ミート・インベイド)辺りに通ずるネーミングセンスな気もしなくもない。
1巻まるまま戦闘だったのであんまりアビスの謎は解明されなかったが、ナナチが非常に可愛いので全て良し。
▼ホクサイと飯(ヤンマガサード版)/鈴木小波
現在ヤンマガサードで「ホクサイと飯さえあれば」を連載中の鈴木小波氏の、カドカワ版ホクサイと飯(上記連載の8年後、連載誌休刊)と同人版(休刊した続き)を一冊に纏めたやつ。飯に関して妥協の無い絵描き山田ブンと、人形ホクサイによる料理漫画。
テンポ感が独特で、絵のタッチも独特。最初カドカワ版を本屋で見た時にジャケ買いして大当たり。その後ずっと購入してる。主人公ブンちゃんがショートカットでスポーティで可愛い。でも中身はちょっとオッサン。そこもいい。分けわからん人形と会話してるのも良い。他人に理解の出来ない趣味や能力がある人ってとても惹かれる。
あと途中で出てくる乙女さん(ご近所さん)のキャラも最高。サバサバ女子。料理へたくそな辺りとか、偉そうなのも高得点。乙女という名前のキャラは最高という方程式が僕の中で出来つつある。(ex.25時のバカンス/市川春子)
作る料理は基本的にそこまで拘っていないので、割と簡単に作れそう。主人公が結構めんどくさがりなので、インスタントカレーうどんを使ったレシピとかも出てくる。作者がネーム書く前に一度作ってるらしいので味も保証済み(?)。
料理漫画を見ると自炊欲が高まるのだが、いかんせん現在我が家のキッチンは機材で埋まっており使用する事が困難だ。マジで何とかしてくれ。収納の神カモン。
▼怪物の飼育員さん #2/藤栄道彦
1巻だと思って買ったら2巻だったシリーズその1。でも短編系だったので設定の理解もスムーズで割とスラスラ読めた。
動物園ならぬ妖怪園に暮らす(というか飼育されてる)妖怪達とその飼育員の話。妖怪��達に行ったりする話もあった。日本の妖怪メインなのかなと思ったらケンタウロスとか出てきてちょっと困惑。
結構マイナー妖怪も出てくるのでちょっと嬉しかったり。家鳴りとか豆腐小僧メインの話をうまい事作ってるの本と凄いと思う。家鳴りのビジュアルは木魂っぽくて最高。
登場する妖怪ほとんどが日本語喋れて意思疎通も出来るのに、飼われるってスタンスなのが謎、というかこれで良いのか妖怪…とならん事も無い。設定では保護対象っぽいので恐らく甘んじているのだろう、と自分を納得させたりしながら読んでました。めちゃめちゃ我の強い一旦木綿が結構笑える。
そのうち1巻探して買います。多分。
▼ばけもの夜話づくし #1/マツリ
月刊コミックジーンから妖怪もの。妖怪と付くと買う癖ちょっと控えたい。
絵柄はカドカワ月刊っぽい(偏見)感じで、華奢な少年とかのお風呂シーンとか露出が比較的多い気がする。キャラ付けはCLAMPっぽくもある。あんまり誰が主人公なのか、1回読んだだけでは判り辛い気がした。内容はミステリーと妖怪とイケメン従者。常世にある宿屋「叢雲屋」は、秘密を持った人が迷い込む場所。そこで待ち構えつつ秘密を求める大将とやってくる客の人間ドラマ、みたいな。
ちょっとカッコいい(厨二っぽい)妖怪とか怖い話とかが集中して出てくるので、若干求めていたものと違った。最初は叢雲屋の大将が主人公だと思っていたけど後半で謎の存在にクラスチェンジ。なんだかふわっとした1巻だったので続きに期待。このままイケメン妖怪路線になるとすこし残念。
▼別式 #1/TAGRO
変ゼミTAGRO氏の新作。緑川百々子氏のインスタグラムで拝見して購入。
江戸時代、腕の立つ女性剣士(主人公)が婿探しをしたりコミケに行ったりする話。主人公の「思った事が顔に出る(文字で出る)」という設定は後半に行くにつれて消失していくのが面白い。
相も変わらず丸い絵柄と裸が多い。可愛い絵柄でも泥々した部分は躊躇わず描く。出会いと離別の書き方に定評があると僕の中で話題のTAGRO氏であるが、特に別れのシーンの心情表現にはグッとくるものがある。まつげの1本1本まで意味のある部位に思えるから凄い。
あとエロい表情を描く時の気概みたいなのが本当に凄い。エロい。表情だけでエロい。江戸時代なのに主人公が結構俗物で、これもまたTAGRO節なんだなあと思ったり。変ゼミ途中でフェードアウトしてしまったけどまた買い直そうかな。
▼モノノ怪 鵺/蜷川ヤエコ
ノイタミ��枠アニメ「モノノ怪」のコミカライズ。好き過ぎてアニメは全部4週以上してる気がする。
なかなか原作再現率も高く、それでいて作者の味も出た名コミカライズだと思う。アニメ入りの僕でも一切違和感無く読み進める事が出来る。有り難い。
これでもかってほどの繊細なデザインとタッチが秀逸。登場キャラクターのキャラデザが神懸かってる。細部の書き込み度合いも凄い。薬売りがちょっと猫っぽくなってるくらい。
お香の匂いを当て合う「組香」に集まった4人と、その主催者瑠璃姫。ゲスい3人+薬売りで組香が始まり、勝ったものが瑠璃姫の婿となる。ただしゲス3人の目的は瑠璃姫ではなく、姫の持つ「東大寺」なるモノ。しかし瑠璃姫が急死し事態は急展開に…。という流れなのだが、内情は非常にドロドロとしていて謀略が蜷局を巻いてそこかしこに鎮座している。薬売りによるモノノ怪退治の過程で露わになる、登場人物達の闇が人それぞれ深くて面白い。
次はのっぺらぼう編らしいので楽しみにしてます。
▼チチチチ #2/クール教信者
1巻だと思って買ったら2巻だったでござるその2。
クール教信者の性癖が詰まった漫画。ネットで知り合った人が居候になる。が、なんと相手は巨乳美人の女性だった!みたいなやつ。だいたいおっぱいの話。パイズリ祭り。某トラブってる奴より露骨。ほぼエロ漫画。ヤングチャンピオン烈だし仕方ないね。
でも暗い話になると、クール教信者の本領発揮で、少し引き込まれる。あと普通のラブコメパートはかなり好き。文章から溢れ出る厨二がとても心地よい。
最近アニメ化新連載と多忙のご様子ですが、ピーチボーイリバーサイド更新まだですか。待ってます。
▼地底旅行 #2/倉薗紀彦
ジュール・ヴェルヌ著「地底旅行」のコミカライズ。
漫画らしいタッチと、風景の描写がとても素晴らしい。少年漫画っぽくもあり、青年漫画っぽくもある。モノローグが多い分あまり喋らないが、きちんと間が持つ画力が素晴らしい。
地下に降りていくアクセル少年の心がうまく描かれている。リーデンブロック教授の理不尽な感じとか、本来なら高熱と圧力で動ける筈の無い深さ迄潜ったときのアクセル少年の戸惑いと希望が溜まらない。
アクセル少年が迷子になるシーンがあるのだが、その絶望のモノローグが今回非常に印象に残っている。小説っぽい軽さと、その行間に読める深い諦めと生への執着がとてもゾクゾクした。
一行は地底の海にたどり着いて、さて続きが楽しみだという所で2巻終了。続き待ってます。
▼真昼の百鬼夜行 #1/比嘉史果
1話目は妖怪×動物園の何処かで見た事あるようなパターン。でもこっちはもう少し動物に近い妖怪に焦点が当たっている。 ギリギリ意思疎通できない位の妖怪に対しての人の在り方みたいなのを解いている気がする。こっちは結構ガッツリ妖怪で人と価値観の違う生き物治して描かれているので、妖怪としては良い事やってるつもりでも人間的にはそこそこ迷惑、みたいなパターンが多かった気がする。ちょっと無理矢理良い話に落ち着きがちではあったけど、やっぱり人が解釈する妖怪を見るのは好きである。 麒麟の話で、人と麒麟では生きている時間が違う感じがうまく出ててとても見入った。
▼やおろちの巫女さん #2/武月睦
1巻持ってて若干惰性で買った感はあるものの、話としてはのほほん日常妖怪系でとてもグッド。和む。
八岐大蛇を飼う巫女と、巫女の持つ妖怪の王の心臓を狙う妖怪達の日常、みたいな。主人公最初からLv.100。絶対勝てない。でも妖怪も死なないからたまに襲いかかったりして体裁を整えている。八岐大蛇を身体に飼う事で寿命が短い巫女なのだが、割と普通に学校に通ったりもしている。ただしその所為で髪の毛は真っ白だったり目の下の隈が凄かったり。
1巻に比べて進展も多く、新キャラも多かったので良し。少しずつ巫女を取り巻く謎が解き明かされている感じも良し。多分この感じ3巻も買う。
▼春と盆暗/熊倉献
今月の大当たり。スカートの澤部氏とかたいぼく氏がお勧めしているのをみてこれは買わねばと思っていたが、買って良かった。本当に良い漫画だ。
良い漫画を読んでいるときは後頭部がチリチリする感覚を覚える。熱を持っていて読み終わってから顔がカッカする。熱暴走じゃん。排熱機構欲しい。
登場人物全員が自分の尺度を持っていて、その尺度で見た世界が存分に描かれている。月面に道路標識を投げまくる女の子や、水中都市の山手線でシュノーケルを咥えた女の子。心情描写と風景描写の絡み合いがとてもグッド。非常に宜しい。出てくる人々全員癖があり、その癖を癖のまま漫画にしているので読んでいてとてもワクワクする。人が本当に其処に居るような気持ちになる。
Twitterでも少し描いたけど、これは、市川春子氏とか、町田洋氏を読んだときのような、心の琴線に直接触れてくるような漫画だと思う。僕の中でまた一つ大事な1冊が出来た。とにかくこれは読んでください。
▼うと そうそう/森泉岳土
とても少ない線と文字で構成された、とても美麗な漫画。以前は紙に爪楊枝と水で線を描き、そこに墨汁を垂らすという絵の書き方だったそうだが、今作は鉛筆画っぽい。簡略化された絵柄と、そこに書き出される感情の表現度には驚く。載ってる物語は全て実話なのではないかと思う程、綿密に、しかし言葉少なく描かれている。其処には人が居るのだ。
うとそうそうというタイトルのごとく、流れる時間がテーマになった本作であるが、内容は非常に幅広いオムニバスである。少年少女から中年の男性まで、1話1人に焦点を当てて話は進む。
人が言葉を話す時、その人の人生に裏付けられた言葉が選ばれて口から出て行く。そんな当たり前の事だけど普段意識しないような事をこの漫画を見て強く意識した。
▼ハクメイとミコチ #5/樫木拓人
この世界の人間は身長9cmで、動物や昆虫達と一緒に暮らしている。もう5巻になるんだなあ。一生続いて欲しい漫画10選に入る漫画。
なんでもない日常も9cmの目線からだとこんなにも楽しそうに見えるのか。いいなあ。なんて思いながらページを捲る。基本的にはアウトドアライフだったり自炊だったり、主人公のハクメイとミコチを取り巻く人々や街の様子を描いているのだが、異国感たっぷりで書き込みも素晴らしく、とても見応えがある。古くからの文化があり、そこに乗っ取った話もいくつか出てきたりもする。
都会に憧れるクワガタの話とか、どうやって生活してたら思いつくんだろう。その世界に住む人や動物達の生活が簡単に想起出来るのって本当に凄い。季節感やら土地の特性やら、しっかり描いてあって想像が膨らむのなんの。
あと描かれている食べ物が本当においしそうで最高。料理漫画として機能するかどうかは置いておいて、食べ物がおいしそうに描かれている漫画にはずれ無し。
▼双亡亭壊すべし#1~3/藤田和日郎
からくりサーカス、うしおととらの藤田和日郎の新作。あんまり週間コミックスサイズの漫画を買う事って今迄無かったんですが、最近だんだん解禁されつつあります。
それはもうめちゃくちゃ藤田節炸裂の、ギリギリ異世界&可愛いチャンネー。主人公がホノオ君よろしく一世代前の売れない絵描き。トーヘンボクに見えて実は一本芯の通った男前パターン。藤田氏の描く女性キャラの魅力ったらない。その魅力の一つとして主人公にチョロい所が上げられる。本当にチョロい。
今迄の藤田氏の作品の中でカッコいい事言う主人公は沢山居れど、今回はまた少し違ったアプローチかもしれない。第一に戦闘能力が高くない。マサルとかナルミとかとらとかとはまた一線を画したキャラクター付けになっている気がする。
人のトラウマとそれを許す心を裏テーマ的に掲げていて、読んでいてたびたびはっとさせられる。今迄のロマンっぽい所とはひと味違う、心の強さと優しさと人である事とはなんたるか、みたいなものを説いている気がする。僕が好き��主人公達(他漫画含め)は、自ら弱い部分がある事を知っていて、それを認める事でうまく共存している。今回の主人公、タコハはなんだかそっちに近い気がして今から続きが楽しみだ。
ホラーテイストの他に、若干のクトゥルフ臭が漂っているのが結構好みで、異世界なのか妖怪なのか、それとも宇宙人なのか、謎が少しずつとけていく感じも目が離せない。続きは絶対買う。
▼古見さんはコミュ障です。 #1~2/オダトモヒト
Tumblrに時々流れてくる1~2コマのキャプチャを見て購入を決意。これも少年誌コミックサイズ。人とコミュニケーションを取る事がとても苦手な古見さんと、たまたま席が隣だった只野君とその取り巻きの話。所謂日常モノ。
とにかく古見さんが可愛い。ほんとに。最初に只野君と黒板を使ってコミュニケーションを取る場面があるのだが、そのシーンが本当に最高。見開き1ページがとてもグッとくる。並んでる言葉もそうだけど、小さく描いてある落書きも可愛い。
あとネーミングセンスがハイスクール奇面組な辺りも最高。あれってどんなキャラか一発で判る、画期的なシステムだったんだなあと改めて思ったり。もし実在したら酷く苦労するだろうけど、その辺は漫画と思って読んでる時にならなくなるし無問題かなと。
おもちゃにされる古見さんと、黒歴史を暴かれていく只野君の今後の高校生活楽しみです。続き絶対買う。
▼純物拾い ピュアコレクター/nojo
天使の取り分、という言葉から着想を得て描かれた漫画。ちょっと強引な感じもしなくもないが、目線は良いのでは。偉そうですみません。
ワインとか作ってて樽を空けたら微妙に量が減ってる、みたいなのを天使の取り分と言うのだが、天使がどんどん横暴になっていって色んなものをめちゃくちゃに取りまくったら、という流れ。物質だけじゃなくて概念とかまで奪ってくるし、結構躊躇い無く奪ってくるので悲壮感も強い。
絵が不安定でちょっと不安になる所もあるが、概ねさらっと読める。ニュアンス的には最初に進撃の巨人を読み始めた時と似てる気がする。敵が強すぎる感じも含めて。
ヒロインが悪魔にそそのかされて(?)、天使に歯向かっていく話に今後はどんどんシフトしていくんだと思うが、今の所敵が強過ぎてどうやって対処していくのか謎。大丈夫なんだろうか。平気で意思とか概念とかにまで突っ込んでくる慈悲の無い相手にどう立ち向かっていくのか楽しみでもある。
▼C1 #1/菜園モノクローム / 水谷フーカ
間が凄く心地いい話。C1という連載中の話と、菜園モノクロームという話も一緒に掲載されているのでこんなタイトルに。
5億人に1人、黄緑���の髪の毛を持った子どもが生まれる。その黄緑の紙を持つ保志君と、その友達三田君と取り巻き数名。ほんのちょっとずつ明かされる(といっても話の中でもあんまり解明されてない)黄緑色の髪の謎。行間に含まれるコンテクストの多さもグッド。
基本的にゆるゆるな空気だが、時々ピリッとする瞬間があって、そのバランスがとても良い。ピリッと、までもいかないか。遠くで不穏な音がする、位の空気が流れる時がある。という感じかな。
どっちも元々同人誌から連載に、という流れらしい。1月と7月で連載。1月と7月、いつも買おうと思って探すけど近所に売ってないのが残念である。
といった具合で、計20冊レビュー終了。長い。1日で終わらなかった。
これを書くのが億劫で漫画の購入数が落ちたら面白いな、とか思いながら書いてました。多分落ちない。
そろそろ部屋に漫画置く場所が無くなってきてるので引っ越したいです。
ではまた。
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もう半袖短パンで寝てます
こんばんは。暑がりなので職場の制服もさっさと半袖ノータイで楽ちん可と思いきや、汗だくな人です。
親しい人とかだとわかると思いますが、Tumblrの更新タイミングってほぼとある作業終わりなのでこの時間なんですよね、明日もゼミだよ。
ということなのでいつもの近況とか、最近考えてることについて書きます。公開黒歴史ってやつです。
さて、前回の更新が誕生日間近ってか春休み終わりくらいでした。
僕の誕生日は4/8ってことで角元明日香さんとか釈迦さんとかピエール瀧さんとかと同じです。バラエティに富んでますね。
なんとか進級したという状況なので学業の忙しさは依然続いております。今年度50単位近く取らないと進級できないとかどんな罰ゲームだよ。
しかしGW明けから5月病的なの来てますね。キャンパスが変わって近づいたのはいいんですけど、お散歩大好きなのですぐにエスケープお散歩いっちゃいます。良くない。
部室がないってのもあって大学で人と話すことが殆どなくなってしまったんですよね。ラジオか音楽聞いて生活することが殆どになっちゃいました。
大学(特に学科)では本当に喋れません。職場とか昔の学校では割とうるさい方と言われるんですが・・・ 人見知りってか必要最低限の会話しか望まない=職業上コミュニケーション取らないと仕事できない=しゃべるって感じなんですかね。
話を戻すとゼミはなんとか第一希望のゼミに入れました。人気なかったからね。ゼミではアナログ、更にいうとモノクロファインプリントやらせてもらってます。しかもバライタ。
パーティフォトのお手伝いやらせてもらって2年位経ちますが、方向性って全然違う気がします。パーティフォトをバライタ紙に焼いてる人類今までいたんだろうか、やってみたい。
現状明日からプリントに入るんですが、暗室作業ならぼっちでも寂しくないです。ブローニーのネガ現するときに遮光紙の存在知らずに、リールに巻けなくて死ぬかと思いましたが。
学校での写真はそんな感じ、前期の制作何も考えてないや。やばい。
Twitterでは言いましたが大判カメラ買いました。職場の先輩ってか学校の先輩が大判ゼミなので憧れに任せて買っちゃいましたが、カメラバックが6×9しかない。4×5のバック売ってねぇ。
それから望遠レンズをだいぶ前からほしいほしい言ってたのでポチりました。明日届くらしいのでモチベがあればレビューとかしようかな(三脚の話もしてない)
普段の生活が忙しい(ごろごろするのに)ので写真を撮影することは以前少ないです。本当に写真学科なのか。カメラ持ち歩こう。
ゼミで使うネガはGW利用して撮影してきました。スキャンしてないのでアップ予定はないんですけど、GW行った葛西やお台場で撮ってきました。機会があったら載せたいですけど、プリントで見てほしいので見たい物好きはゼミの展示来てね。
GWはイベント三昧でした。4月末は職場の同僚とかと葛西へ。地下鉄博物館でオタクしたり、葛西臨海公園でペンギン見たりしました。眠くてアホだった。
5月頭はまず4日、井澤詩織さんと大和田仁美さんのトークショー行ってきました。調布が意外と近かったです。内容は書きませんが、色紙当たったので良かったです。
その後はゲリラ豪雨を避けつつエイジアへ。門前のセキュリティに英語で話しかけられ、日本語でわかんないです、と答えつつなんとか入場。
お目当ての村上 coretex B2B Midi war(敬称略)は終わってました。すいません。
HARDGATE初参戦だったのですが、いろんなハードコアが聞けるという面非常に楽しかったです。ラフネックも見れたので。
終わった後は焼き肉。美味しかった。
翌日は、お台場。だれ?らじの公録などなどへ。昼前後から現地入りして、肉フェスを横目に宗谷や、テレコムセンター周りを撮影。なんかコスプレイの撮影イベントやってて肩身が狭かった。
これちょっと気になったんですけど、前述の井澤さんのトークショーや、後述のセカショフェスは荷物検査と撮影機材の有無を聞かれました。おそらく、カメラを持ち込むのは駄目なので、スタッフに預けるという形になります。
カメラ大好きっ子としては、イベント会場に出かけるときに撮影するスタイルはなかなか楽しいのですが、預けることになるとちょこっと抵抗ありますよね。とくにカメラバックのみできたときは、裸で預けないといけないんですかね。まぁそれが嫌ならコインロッカーに打ち込めばいいんですけど。
とうわけで、荷物検査のないだれ?らじイベント。LIVEパートあるのすっかり忘れてて、ペンラもサイリウムもなかったので永遠に手を振ってました。アイドル現場とか行ったことないから不安でしょうがなかった。てか公録でおたより読まれて嬉しかった。
その翌日は高円寺BBQ、HARDGATEの出演者やらHARDCOREにお強い人が集まって楽しかった。Deformerと少しおしゃべりできたのが非常に印象的。ステッカーお渡し会(セルフ)も実現。
そんな��でGWは終焉。
去る5/11はセカショフェスへ。井澤さん、山口さん目当てで来たけど流石に演者が豪華。トラセ可愛かった。しかしメルパルク、座ってると疲れる。
これは現場行く前から感じてたんですけど、高橋花林さんの番組面白いですね。大喜利とかあって好きですけど個人的にはカリン・マッカートさんがツボ。
あとは厚木の部室に転がってるクラギを家に引っ張ってきました。ギターは高校の授業でいじったり、親友の買ったやつをもらっていじったりくらいでしたが・・・
とくにコードを覚えるとかしてるわけでもなくたまに引っ張り出してチューニングして、数分弾いてしまいます。これだけ。むしろ三線のモチベが上がって数年ぶりに採譜とかしたりしてます。POAROとか声優ソング弾いてます。
そんなこんなでここ1ヶ月は堕落の日々を送っています。バイトのシフト枠が少ないというのもある。
あとは、ラジオへのおたより投稿が最近マイブームというか、聞いてる番組が人気ないのか、ビギナーズラックなのか結構読まれます。僕の話は面白くない来椎野で、推敲できる文章力の腕試しをしてる感じで頑張ってます(言うても声優ラジオにしか送っていないのは思うところそこだけ)
オタクであり、音楽を楽しみ、カメラをいじり、職を全うし、なんとなく生きています。でも、写真系の仕事は本当に遅いので頼む人は絶対締切つけたほうがいい。自分で思います。
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第4回ふじのくにニッポンの縁側フォーラム
https://www.kokuchpro.com/event/engawaforum4/
ゆっくり歩くと、風がやさしい
こころに余白、ありますか。 スマホが片時も放せず、電車が遅れるとイライラし、子どもの声にムッとする。 地域共生、男女共同参画……。男も女も、おじいちゃんもおばあちゃんも、赤ちゃんも障害のある人も、みんな歩幅がちがうから、ゆっくり歩きましょう。 異色の顔合わせがたくさんあります、今年の縁側フォーラム。 小さな声に耳をすませて、こころの深いところで、ゆったりと考えてみませんか。
開催日:2018年12月22日(土) 場所 :静岡県男女共同参画センター「あざれあ」6階 大ホール 参加費:1000円/人(当日受付1,500円) 託児はありませんが、キッズスペースをご用意しております。ちょっとくらい泣いても騒いでも大丈夫。ぜひご家族で参加してください♡
9:30 受付開始
10:00 おーぷにんぐ
10:10 講演①「人生は夕方から楽しくなる2018」 野澤和弘(毎日新聞論説委員、熱海市桃山小学校卒)
11:10 縁側対談①「ママの声、政治の汗……」
ゲスト:細野豪志(衆院議員)/藤井康弘(東京養育家庭の会理事、元厚生労働省障害保健福祉部長)/お産ラボ /ママの部活動 /子鰺ズ(縁側の子どもたち)
おもてなし役:坂間多加志(ふじ虹の会)/小長井雅代(縁側フォーラム)
12:30 お昼休み
13:30 講演②「熱海の奇跡~人口減少時代の町づくり」 市来広一郎(NPO法人atamista代表理事)
14:30 縁側対談②「失いすぎた私からのプレゼント」 ~ALSという神経難病の岡部宏生さんが大学生や子どもたちの悩みや疑問に答 えます~
15:30 休憩
15:40 スペシャル鼎談「全国再非行防止ネットワーク協議会の取り組み 名古屋大阪の活動、おまけの静岡の取り組み、静岡市再犯防止推進法協議会アドバイザーについて」
野田詠氏(NPO法人チェンジングライフ代表)/高坂朝人(NPO法人再非行防止サポートセンター愛知 理事長 ・KOSE株式会社 代表取締役 ・全国再非行防止ネットワーク協議会代表)/ 森川誠(一般社団法人大悲の樹代表)
17:00 ひとり芝居「鬼子母の愛」関根淳子(spac俳優) ◎あらすじ:十人の子を育てる女・鬼子母(きしも)には、よその子をさらって食べてしまう悪癖があった。それを知ったブッダ(お釈迦様)は鬼子母を改心させるために彼女の末の子をさらって来るが… ◎岡本太郎を溺愛した母・岡本かの子が描く母性愛とエゴの世界。鬼女の鬼子母は本当の愛に目覚めることができるのか? 「虐待未遂者 当事者演劇」として福祉勉強会や大学ゼミなどで上演を重ね、親子の愛情・虐待・孤立育児など観る人の心にさまざまな問いを投げかける作品です。
17:30 カワサンデル講話 「哀しみという名の希望」 川口正義(独立型社会福祉士事務所子どもと家族の相談室「寺子屋お~ぷん・どあ」共同代表・一般社団法人てのひら代表理事・静岡市教育委員会SSWr&SVr)
18:00 おしまいのごあいさつ
https://www.kokuchpro.com/event/engawaforum4/
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野澤ゼミの休日 in前橋 都市デザイン編
こんにちは!野澤ゼミ3期生の くが です!ついに4年生になってしまいました…
今回は東京都を飛び出し、群馬県前橋市で都市デザインFWを行いました!
今回のブログは、
①前橋ってどんな街? ②前橋の都市軸 ③前橋市の都市再生・リノベーション ④群馬県庁展望台から群馬の都市計画を体感する
以上の4本立てでお送りします。それではスタート!
前橋ってどんな街?
まず、前橋市の現状についてです。
前橋市は群馬県の県庁所在地であるものの、住宅の郊外へのスプロール(郊外に向かって無秩序に住宅が広がること)が著しい地域です。
スプロール化が起こると、それに伴い中心市街地(駅前商店街など)の魅力度低下など様々な問題が引き起こされます。
そのため、中心市街地活性化として、行政(官)と民間(民)が共創する「官民共創まちづくり」を行い、空き店舗のリノベーションやエリアマネジメントなどを積極的に行っています。
参考文献
前橋市アーバンデザイン
前橋デザインコミッション 公式サイト
前橋の都市軸
JR新宿駅から約2時間半(遠い…)、JR前橋駅に降り立ちました。
まず目に入ってくるのは、右手のドデカいマンションと、左手の複合施設。
右手(写真右)のマンションは、JR前橋駅北口地区第一種市街地再開発事業として都市計画決定されたもので、商・公・住の複合型マンションが建設されています。
左手(写真左)の複合施設は、「アクエル前橋」。同敷地にあったイトーヨーカドーをリノベーションしてできたものです。なんとテナントには、あのデロイトトーマツが!!
そして前橋の特徴は、立派な都市軸です。
片側2車線の中央分離帯付き車道に加え、日本では珍しく広大な歩道が整備されています。しかも、この広大な歩道は、1.7km先の群馬県庁まで続いています。また、歩道には椅子や机も整備されていました。ウォーカブルですね~
歩道も、歩行者レーン・自転車レーンにしっかりと分離されており、安全性が確保されています。
私が訪れた日はイベントを開催していなかっただけに、少し閑散気味…。
まちづくり会社が主催し、恒常的にイベントが開催されていれば、より面白い街になるのではないかと考えました。(イベント自体は不定期に開催しているみたいです。)
前橋市の都市再生・リノベーション
駅前通りを北に歩き、本町エリアへ。
このエリアは、官民連携によるリノベーションやウォーカブルな取り組みが多いエリア。
白井屋ホテルもリノベーション物件。訪れた日にはイベントを開催しており、HIPHOPな音楽にあわせて、ワインやおつまみを販売していました。下北沢のような雰囲気でびっくり。
白井屋ホテルの裏通りでは、民間・行政・前橋デザインコミッションが協働した、アーバンデザインモデルプロジェクトの工事が行われていました。(写真左)
また、閉店したデパートのコンバージョン(用途変更)により生まれた美術館「アーツ前橋」(写真右)にも行ってきました。
この日はなんと休館。残念…
また、この「呑龍横丁」というディープそうなアーケードもリニューアルされたもの。
その他にも、商店街の空き店舗を活用したリノベーションなどが多く行われており、地方都市にしては活力の高い街であると感じました。
また、市内を流れる広瀬川の周辺では、車道と歩道の高さを均一にする取り組み(写真左)や、エリアマネジメントイベントとして、地域の和太鼓団体によるパフォーマンス(写真右)が行われていました。人がたくさん!
東京からの通勤距離を考慮に入れなければ、単純に「歩いて楽しい」「住みたい」と思えるような街でした。
群馬県庁展望台から群馬の都市計画を体感する
最後に、群馬県庁から前橋周辺地域の都市計画を体感することに。
群馬県庁は高さが153mあり、都道府県本庁舎としては東京都庁に次ぐ2位の高さだそうです。周りに高い建物が少ないので、眺望抜群!
そんな庁舎の最上階(33階)から、前橋の街並みを見てみました。
この写真、実は大きな問題点を抱えています。それは何でしょう?
実は…
見ている方向が調整区域or非線引き区域なのです。
市街化調整区域とは、原則市街化を抑制すべき区域として、積極的に住宅造成などができない地域です。
非線引き区域とは、市街化区域/市街化調整区域の区域区分(通称:線引き)が設定されていない区域のことです。事実上、土地利用規制がほぼ何もかかっておらず、ある程度自由な開発ができてしまう地域です。
参考文献
しかし、写真の通り、奥まで無秩序に住宅が広がっていく様子が見えます。
先述した通り、中心市街地では面白い取り組みが数多く行われていますが、このようにスプロールしていると、中心市街地に来る機会が極端に減少してしまいます。
既存の市街地を守るために、また人口減少する時代のまちづくりとして、ある程度まとまった土地利用(しっかりとした土地利用規制の運用など)を遵守することが重要だと考えます。
以上、いかがでしたでしょうか。
このブログを読んで、土地利用・都市計画について少しでも興味をもっていただけたら嬉しいです! それではまた!
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野澤ゼミの休日 in にこたま ②
皆さんこんにちは!
今回は、年末に3期生の有志で行った
『街歩き in にこたま』のレポートの後半編をお届けします!
※前半編まだご覧になっていない方はこちら
都会でありながら、国分寺崖線や多摩川といった自然あふれるエリアの二子玉川。
今回は、屋上緑化や生物多様性への取り組みについて2人のメンバーが執筆してくれました!
5. 周辺の自然環境との一体感 と 心豊かな街づくり (なめこ)
6. 玉川高島屋の緑化・デザインについて (OT)
それではぜひ最後までご覧ください!!!
5. 周辺の自然環境との一体感 と 心豊かな街づくり (なめこ)
ここからは、ブログ初参加の なめこ が書かせていただきます!
読みづらい点が多々あると思いますが、どうかご容赦ください。
まず、二子玉川の自然環境や生物多様性について語るには、
二子玉川まちづくりのベースである
「国分寺崖線と多摩川をつなぐ」
という考え方は欠かせません!
そこで、二子玉川ライズは、環境に配慮した取り組みも多く行っています。
それを象徴する一つが、「ルーフガーデン」
眺めの良い広場やデッキだけでなく、めだかの池や菜園広場もあるんです!
ただ緑があるだけではなく、多摩川の生態系を学んだり、食育にも貢献できたり、盛りだくさんな楽しみ方をもつ屋上です。
これによって、
“周辺の学生が生態系や自然への関心を持つきっかけづくり”
にもつながっているのではないでしょうか?
また、このルーフガーデンが、国分寺崖線と多摩川の中間地点として
国分寺崖線の「みどり」
↓
二子玉川ライズの「ルーフガーデン」
↓
多摩川の「みず」
となることで、周辺の自然との連続性が維持され、一体感が生まれています。
以上のことから、二子玉川ライズの取り組みは、
「自然と人が繋がる場」と「自然同士が繋がる場」
の二つの役割を果たしているのではないか、と思いました!
広場を抜けてまっすぐ歩いていくと、二子玉川公園に到着します。
まず感じるのは、圧倒的な見晴らしのよさ!
ここが東京であることを忘れてしまう程の空の広さです!
そんな二子玉川公園は「みどりとみずをつなぐネットワーク実現」のため、元々あった道路の一部をトンネル化し、その上部を公園にすることで“多摩川河川敷との一体性” を確保しています。
そして、その影響で生まれた
“高低差を活かしたゾーニング”がされているのが特徴です。
憩い・くつろぎがテーマの「静のゾーン」には、
落ち着いた雰囲気の空間にベンチが多数設けられています。
また、日本庭園や旧清水邸書院もあり、歴史を感じられます。
一方で、にぎわいがテーマの「動のゾーン」には、
開放的な広場や遊具が沢山あります。
さらに、公園内にはスタバもあるんです!
お気に入りの飲み物を片手に、多摩川の夕焼けを眺めることもできます。
まさに、都会の喧騒を忘れるにはもってこいの場所ですね。
どの世代の人でも、多様な楽しみ方ができる二子玉川公園。
みなさまも、ぜひ一度訪れてみてください^^
6. 玉川高島屋の緑化・デザインについて (OT)
ここからは、私、OTが玉川高島屋についてレポートします!
玉川高島屋については、前半編のブログでハナマルくんもレポートしているので、まだご覧でない方はぜひ見てください。
・本館ファザード
駅からほど近くの二子玉川交差点に立つと、高島屋の本館を覆う、白くて有機的な構造物が目に飛び込んできます。
「なんかもにょもにょしててお洒落」としか私には表現しようがなく、駅をでた瞬間から圧倒されてしまいます。
これは、2010年の本館ファザード改修でできたもの。
手がけたのは隈研吾さん。
(ファサードとは、建物を正面から見たときの外観のこと。)
調べてみると、
「玉川髙島屋の中層棟に、歩行者用のアーケードを増築し、都市と建築(ハコ)をやわらかく接合しようと試みた。(中略)アーケードの下部にはプラントボックスを設け、やがて「緑の洞窟」となって、心地良い立体的遊歩道となるであろう。」 (隈研吾建築都市設計事務所HPより)
玉川高島屋S・C本館ファサード改修 | 隈研吾建築都市設計事務所 (kkaa.co.jp)
有機的なデザインには、直線的な建築物と緑を接合するという意味が込められているのでしょうか。
単なるオシャレさではなく、アーケードという機能があり、都市と建築の接合や緑化という意味とデザインがリンクしているのが素敵です。
さて、このファザードからは上のフロアに上がることができます。
中から見ても日に照らされた板がなんかお洒落です。
・ローズガーデン
上には居心地のいい空間が広がっています。
ここはローズガーデンという名前で、たくさんのバラが植えられていて、ヨーロッパっぽい雰囲気ですね!
壁面も緑化されていて木目調と相まっていい感じです。
天気のいい日には公園みたいな感じで読書し��がら滞在できます。
訪れたときには、平日ということもあってかあまり使っている人は多くなかったようにも。
しかし、玉川高島屋の緑化はこれだけではありません。
・本館・南館にまたがる屋上庭園
玉川高島屋 本館屋上庭園 | 子連れのおでかけ・子どもの遊び場探しならコモリブ (comolib.com)
屋上には入園料を払わなくていいの?と思ってしまうような庭園が広がっています。
それもそのはず、玉川高島屋は1969年の開業当初から屋上緑化を行っているそう。
現在の本館の庭園は、2003年に本館と南館の屋上の連絡が可能になる際にリニューアルされたんだとか。
かなり凝った空間です。エリアごとに分かれていて、滝が流れていたり、丘のような高低差があったり!子どもも大人も楽しめる空間です。
詳しくは玉川高島屋のHPがあるので興味のある方はぜひご覧ください!
フォレストガーデン - 玉川高島屋S・C (takashimaya.co.jp)
連絡橋を渡って南館に入ってもきれいな庭園が続いています。
こちらはPARK&TERRACE OSOTOという名前で、2019年と最近リニューアルされました。
飲食店のテラスと一体となったような作りで、ブランコのようなベンチがあったり。
ちょっと遊園地みたいなビアガーデンみたいな、新しいけれど昔ながらの百貨店を彷彿とさせるように私は感じました。
最後の晩餐が出来そうなテーブルも置いてありました。
8階には見晴らしのいい空間が広がっています。富士山も見えました!
ここでは天体観測などのアクティビティが行われることもあるそうです。
・マロニエコート
そして本館のはす向かいにも、高島屋の一部であるマロニエコートがあります。こちらも隈研吾さんによるもので、「緑の庇」により建物のバルコニーが囲われています。
隈研吾さん曰く、
「普通、建築物は、一番目につくところには、石やレンガを貼ります。しかし、建物の主役を緑にしたことで、その緑の印象が建築全体のイメージを決めることになります。建物の主役を緑にすることで、建物全体の印象を柔らかくしたい。そうやって自然豊かな玉川の街に自ずと馴染む建物にしたかったのです。」
玉川高島屋S・Cでつながる人と建物、街への思い | 玉川高島屋S・C (tamagawa-takashimayasc-sdgs.com)
たしかに、道路の街路樹の延長に緑が続いている感じですよね!
本館のファザード、庭園、そして西館(駐車場と店舗が入っている建物です)も含めた玉川高島屋全体を通して一貫しているコンセプトなのではないかと感じました。
↑西館も緑化されてます
ということで、玉川高島屋全体を見てきたわけですが…とにかく盛りだくさんです。私の要約力不足もあるのですが、
S・Cという言葉では片づけられないスケールの大きさ。
それでありながら、植物・白・ガラスを用いて都心にある百貨店がもつ重厚感とは対照的な軽やかさを全体から感じる、とんでもなく完成された一連の建物群であると感じました(偉そうにすみません)。
そしていろいろな意味で余裕を感じさせる贅沢・ゆとりのある空間設計です。
さて、先ほどからたびたび引用している隈研吾さんのインタビューからのこの一節を。
「玉川SCは、いつも街全体のことを考えているのです。この街で人間がどう歩くか、どのように生活するのか。常に、総合的な視点を持って考えているなと感じました。その思いは、開発に携わった担当の方々とのやり取りからもすごく伝わってきました。」
玉川高島屋S・Cでつながる人と建物、街への思い | 玉川高島屋S・C (tamagawa-takashimayasc-sdgs.com)
私も高島屋全体を見ていて、回遊性の高さに驚きました。
本館のファザードからはローズガーデンへ、南館の階段からは7階の屋上庭園へと、建物の中を通らずにたどり着くことができますし、本館と南館は2フロアごとにデッキが設けられている充実ぶり。
そして二子玉川駅方面からも、地上デッキと地下通路でしっかりとつながれています。
高島屋の建物に入らなくても、屋外にたくさんのベンチ・テーブルがあって、そこで憩うことができるつくりになっていて、形骸的ではなく開かれた空間になっていると思います。
治安などの問題が発生しないのか気になってしまうくらいです。しかも庭園にはゴミ箱も充実していて、デザインまで凝っていてすごい。これらが可能なのは二子玉川の土地柄ゆえなのか…
少し話がそれましたが、実は玉川高島屋は「日本初の本格的な郊外型ショッピングセンター」だそう。
このことが、街全体を考えたショッピングセンターづくりや緑化に対する先進的な取り組みに関連しているのかもしれません。
そして、二子玉川ライズなどの後続の開発をみても、
玉川高島屋の開発こそが、二子玉川の街の在り方そのものを基礎づけた
といっても過言ではない、と感じます。
同時に、そのような開発を可能にしたものは何なのかについても考えさせられます。
百貨店だから当然ということもできますが、贅沢な空間の使い方ですよね。
「入園料を払わなくていいの?」と途中で書きましたが、庭園であればメンテナンスにも相応のコストがかかるはずですし、解放感のある空間づくりをするにも、そこをテナントにした方が儲かる、と考えることもできそうです。
第一にはブランディングの一環であるという風に言えると思います。でもそれだけなのでしょうか…別の要因があるのなら知りたいです。
最後に二子玉川街全体の緑について。
「緑というのは、生き物です。周辺に住んでいる方々、ここに遊びに来る方も、ある意味同じ‟生き物“です。生き物同士が色々と会話をしたり、友達になったりしているという感じがします。人間だけで住んでいる街と、人間と緑が一緒に住んでいる街は、豊かさの質が違うと思います。」
またまた引用。
私は一日FWをして、美しく整えられた植栽や広々とした空間の中にいる居心地の良さを満喫しました。
同時に、
二子玉川の魅力は、自然が豊かでありながら同時に都会的だということにあると思いました。
都会的という言葉を使ったのは、二子玉川の緑が洗練されていると同時に、それを可能にするものとして都心近郊の潤沢な需要が大前提となっていると思ったからです。
例えばただでさえ百貨店の存続が厳しい地方部に同じものを作るのは難しいのではないでしょうか。
ところで、マロニエコートのテナントにこんな掲示が。
↑「豊かな生活を送るのに大金は必要ありません」
「豊かさ」って難しいですね…
これから災害の激甚化などが見込まれる中、洪水リスクも抱える二子玉川。単に堤防で洪水を防ぐのではなく、河川流域周辺の保水力に注目する必要もでてきています。
自然を単に私たちを豊かにしてくれるものとしてではなく、脅威も含めたものとして捉え、それも含めて共存していく街になったらもっと面白い、と勝手に妄想してしまいました。
7.おわりに
いかがだったでしょうか。
5人それぞれ、全く異なる視点からブログを執筆できるほど、二子玉川というエリアは街歩きスポットとして抜群の環境でした。
事前学習として、二子玉川エリアのまちづくり関係の資料集めをする中で、様々なデベロッパーや住民、行政の想いが詰まったまちづくりの姿を知ることができ、そして実際に歩ている中でもまた新たな発見があることを実感し、とても刺激的な経験になりました。
ふらっと思いのままに街を歩くことももちろん、
事前に設計者や様々な人の想いをインプットしてから二子玉川という街を歩いてみるのもぜひおすすめしたいと思います!
このように野澤ゼミには、まちづくりや都市政策を軸として様々な分野に関心を持つメンバーがたくさんいます!
そして、Instagramでもゼミ活動や、休日に行うまち歩きなどについて発信しています!
ぜひ、Instagramや他のブログ記事も覗いてみてください!
それではまたの機会にお会いしましょう!さようなら~
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野澤ゼミの休日 in にこたま ①
「いや~、にこたまは絶好の街歩きスポットだったな…」
こんにちは!ハナマルです!
先日、年末の授業休みの期間を利用して「街歩き in にこたま」に出かけてきました!
天気にも恵まれ、お勉強も兼ねて二子玉川のまた違った魅力を存分に感じてきました。
今回のブログでは、野澤ゼミのブログ初の共作シリーズに挑戦していきたいと思います!
以下の流れで5人のメンバーそれぞれでブログを書いてみました!
今回は前半編ということで以下の3つのテーマでお送りします!
1.GRAND PATIO Library&Art と 各所に配置された彫刻作品(ハナマル)
2.周囲に波及していく街並みづくり (キタザワ)
3.旅~都市から自然への街路~『ランドスケープ・空間利用』 (フジサン)
近日中に残りの2人のブログも投稿するのでぜひ楽しみにしていてください!
1.GRAND PATIO Library&Art と 各所に配置された彫刻作品(ハナマル)
それではトップバッターで美術の成績が振るわなかったハナマルが
アートや本をテーマとした空間づくりについて書いていきたいと思います(笑)
さて、二子玉川といえば、やはり”玉川高島屋”ではないでしょうか?
近年、ECの台頭などによって各地で閉業を余儀なくされてしまっている百貨店ですが、
ここ、二子玉川では今も変わらず、”にこたまの顔”としての存在感は抜群です。
そんな「にこたまの顔」である玉川高島屋の中でも、大きく二つ、
①GRAND PATIO ~Library&Art~
②建物内外に散りばめられている数々の彫刻作品に込められた思い
についてご紹介します!
① GRAND PATIO ~Library&Art~
「GRAND PATIO ~Library&Art~」は、
「アーバンリゾートを象徴する、過ごす場・集う場としての空間、そして新しい発見のある空間」
をコンセプトに創られたスペースです。
いや~、ここで土日にゆったり腰かけて読書をしてみたい・・・
二子玉川は、その自然に囲まれた環境や都市部と郊外部を繋ぐ立地から「アーバンリゾート」と呼ばれますが、そのリゾートにふさわしい、買い物の場だけでなく、豊かな時間を過ごす場としての空間づくりとなっていました。
このスペースでは、ブックディレクターの幅允孝さんが選んだ書籍と、キュレーターの高須咲恵さんが選んだアート作品が展示されています。
さらに、SDGsに配慮したファニチャーなど、各所にこだわりを感じる空間でした。
そんな中で、一つ大きく感じたこと、
それは「パブリックスペースを取り囲む周辺の環境の大切さ」です。
このスペースが設けられている一階では、ハイブランドの店舗が並んでおり、全体として落ち着いた、話声のほとんどない静かな雰囲気となっていました。
そのような落ち着いた空間に配置することによって、このスペースが持つ、アートと本による豊かな時間を過ごせるという魅力を、適したターゲット層に最大限感じてもらえるようになっているのではないかと感じました。
近年、建物内外におけるパブリックスペースの重要性が叫ばれていますが、
「どのような層が集まり、どのような過ごし方をする空間作りをするのか」
「それに適した環境を持つスペースはどこか」
この両者のマッチングがとても重要な視点になるのだなと、とても勉強になりました。
②建物内外に散りばめられている数々の彫刻作品に込められた思い
まち歩きをしながら二子玉川の街並みや高島屋を満喫していた私たちでしたが、
「なんか、高島屋の周りすごく彫刻作品多くない?これ調べたらなにか意味があるかもな...」
そんな話をしていました。
高島屋では、屋上庭園や入口の取っ手の部分など、いたるところに彫刻作品が隠れていました。
実は、まち歩き後に調べてみたところ、
これらの彫刻作品は、
「二子玉川に訪れた人々が意図せずに芸術と触れ合う”偶発性”」
を意識して、二子玉川の”街の日常”に溶け込む形で配置するよう工夫されているとのことでした。
これらの取り組みは、1979年に環境計画の一環として開催された「たまがわ野外彫刻とテキスタイル展」がきっかけとなって行われるようになったみたいです。
少しばかりながら、この建物や街並みに隠れた”想い”を感じることができてとても満足しています(笑)
ぜひ玉川高島屋を訪れた際は“アート作���”にも注目してみるといいのかもしれません。
僕自身もこれからはもっと街に隠れたちょっとした仕掛けや想いに敏感な人間になれるよう、精進していきたいと思います!
2.周囲に波及していく街並みづくり (キタザワ)
高島屋は二子玉川駅の西側で商業施設群を展開しているだけではないんです!
高島屋の子会社で商業開発事業を行う東神開発によって、2004年から街並み再整備事業が行われています!
玉川高島屋SCと国道246号線に挟まれた一角を
”路地裏再生エリア”
とし、裏路地のある京風の街並みをイメージさせる風情ある佇まいをコンセプトに建築デザインがなされました。
そして柳小路と名付けられ、東角、南角、仲角、錦町という4棟が営業しています。
各棟の構造として、営業している店舗に入るには敷地内に入り込んだ小さな通路を経由することになります。
この小さな通路が京風の街並みにおける裏路地となっており、コンセプトを形作る重要な要素となっています。
特に上の写真の錦町では敷地内部まで引き込まれた通路が石畳になっており、入口にあるおしゃれで和風な照明や植栽と相まって、とても雰囲気のある裏路地のようになっていますよね(笑)
また最新の南角では、あくまで主役は店舗であり、
”建築は脇役ではあるけど、無味無臭ではない、各店舗を引き立たせる出汁のようなもの”
という意識でデザインされたそうです。
そして建物の正面に階段を配置することによって、2階にも裏路地の雰囲気を出し、入っていきやすいようにもされています。
この事業で面白いのは、柳小路のコンセプトが周囲の事業外の建物に波及していることです。
東神開発の街並み再整備事業による建物4棟のみですが、
柳小路のコンセプトにあわせられたデザインの建物がエリア内に増えてきています。
つまり、街並み再生ではすべて作り変えるのではなく、エリア内の3,4棟の建て替えやリノベによって統一したコンセプトを見せるだけでも周囲に波及させる効果があるのではないでしょうか。
今後もこのエリアでは、綾小路のコンセプトに則った建て替えが行われていくことでしょう。
これによっておしゃれで風情ある裏路地の街並みが広がり、このエリアがさらに魅力的になっていくことを期待したいですね!
3.旅~都市から自然への街路~『ランドスケープ・空間利用』 (フジサン)
なんとなくおしゃれなこのタイトルとサブタイトル、
実はこれ、二子玉川ライズのランドスケープ・建設外装デザインの政策プロジェクトのコンセプトとなった文言なんです!
そして今回は、美術の成績が振るわなかったハナマルくんとシャツがたまに被る私、フジサンが
���都市から自然へのランドスケープ
〇ランドスケープ上の空間の使い方
をご紹介していきます。どうか温かい目で最後までご覧ください!
1. 都市から自然へのランドスケープとは?
二子玉川駅から出たら東口から真っすぐ行くと都市から自然への移り変わりを体感することができます!
上の写真を見て頂くと看板が少しずつ小さくなっていっているのが分かるかと思います。
この看板は太陽が透過することによって「動」を表しているそうです。
自然エリアに進むにつれて徐々に低く色も軽やかになっていくことで、賑わいのある都市から落ち着いた自然を表し周囲に溶け込ませています。
また、自然エリアに行くにつれ、建物が少なく(低く)開放的になっていくので看板の存在が都市部よりも際立ち、落ち着きを与えてくれる存在となっています。
みなさんも、看板の大きさがどこから変わるのか探しながら歩いてみください!地味に楽しいです(笑)
最近ではよく、自然との「共生」という言葉が挙げられます。
すでに都市と自然が一体となって調和してしまっている状態である「共存」よりも、自然のありがたみや良さというものを都市から自然への移り変わりの中で感じ取ることができました!
「旅」というコンセプトは人の自然への感受性を高めることができるのではないでしょうか!
2.空間の使い方
現在、二子玉川ライズの中央広場ではスケート場を設置し家族連れが多くにぎわっている印象でした。
ここでの注目ポイントはとなりの多目的ホールです!
普段はセミナーや車両展示など幅広いイベントを行っていますが、今は休憩所として開放されており、椅子とテーブルが置かれwifiも完備されています。
また、広場側の壁がガラス張りになっているとことで広場との一体感が高まっており、とても利用しやすい空間となっています!
人が集まりやすい空間に人の落ち着ける空間を開放的に用意することで、賑わいと落ち着き、静と動を兼ね備えた空間となっていました!
4.さいごに
いかがだったでしょうか?
にこたま、二子玉川ってただおしゃれな街ではないんですよね。
本当に見る視点を変えるとどんどん魅力的な部分が見えてくる、とても楽しい街でした。
残り二人のメンバーのブログは近日公開予定なのでそちらもぜひ楽しみにしてください!
<1/5更新>
後半編はこちら
それでは、また次回さようなら~
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野澤ゼミの夏休み〜廃墟とアートの結節編〜
どうもこんにちは。4期生のチイノです��。
秋もなんとなく深まってきましたね。日没が徐々に早くなっていくのを感じます。秋の夕暮れから夜の時間帯がすごく好きです。
食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、芸術の秋、秋、あき、空き家、、、
空き家問題!?!?
そうです、今回は空き家と芸術について書き綴る予定でございます。
きっかけは、10月某日。NHKスペシャルの空き家問題にて我らの先生が語っていた、
『空き家の定義を広くするべき(たぶんこんな感じのニュアンス)(違ったらごめんなさい)』
というお話です。確かに定義難しいよな、
空き家は、居住その他の使用がなされていないことが常態である建築物のことを指します(空家等対策の推進に関する特別措置法 2条より抜粋) 具体的には、1年間を通して人の出入りの有無や、水道・電気・ガスの使用状況などから総合的に見て「空き家」かどうか判断する、とされます。
(NPO法人 空き家・空き地管理センターより抜粋)
んー、意図して日常生活や営業が行われていないという解釈が妥当かなぁ。と考えていた時、私が訪れた興味深い場所と関連づけて語れないかと思いパソコンに向かいました。
その場所とは、歌舞伎町の中心にある廃墟ビル、
『王城ビル』です!
このビルで、現代芸術集団「Chim↑Pom from Smappa!Group(チンポム)」が仕掛けるプロジェクト『ナラッキー』という展示がポップアップで行われていました。
これは奈落をモチーフにビルの内装全てを展示物として見学できる場所として供されていました。
これだけ聞くと、ただの展示物じゃんって感じですよね。
面白いと感じたのは、雑居ビル・廃墟ビルである状態をそのままにして、彼らのアートと融合させて展示物として存在している点です。
具体的に言うと、壊れた壁、穴の空いた床、ケーブルが剥き出しの扉全てそのままの状態で展示物の一部になっているのです!(意図的に壊した箇所もあると思いますが)
作品自体の詳細は今回あまり関係ないので割愛します(芸術の活かし方、アプローチ方法に焦点を当てているので)
ではどこが都市政策的観点にて語れるのか、三点お話しします。
1.過去に入っていたテナントを想起させるような場所作りをしていること。
1964年に完成した当ビルは、2020年まで営業をしており、その間に居酒屋やカラオケ、バーなどが業態を変えながらテナントとして入っていたようです。
以下の写真を見てください!
来場者が歌えるカラオケ!出口には簡易ですがコンセプトに馴染んだビス���ロがありました!
特に、来場者も巻き込んでアートの一部に参加できる当カラオケは先進的で面白いですね。
過去のビルの状態を擬似的に再現する粋な仕掛けはエリアマネジメント等でも要応用できるでしょう!
2.エリアを巻き込んでいること。
チケット売り場から、ビルの入り口は離れた場所にあり、歌舞伎町のエリアを経由します。その道中には、弁財天を祀る歌舞伎城を見守る神社を通ります。チケットを購入する際、「その神社に参拝をしてからビルに入場してください。」と。
すでにそのエリア自体がアートなの!?!?
エリアを巻き込みながら、自己の作品を通して、エリアも作品も来場者もより良いものへ昇華する仕掛け。コンセプトとしてまちを巻き込む仕掛け。少なくても来場者にとっては、まちと普段は何気なく通過して��まう神社とを繋ぐ結節点の役割として、芸術が機能した瞬間じゃないでしょうか。
3.これらを通して歌舞伎町というまちの過去現在未来を示している、なんとなく感じられる仕組みとして機能している事。
これは語るまでもないでしょう。
来場後、気になったので調べました。どんな感じでこのプロジェクトが生まれたのか。
このプロジェクトは今年の8月に誕生した「歌舞伎町アートセンター構想委員会」が音頭をとって行なっています。
さらに調べてみると、バックアップとして新宿区も協力しており、地域全体で連携したプロジェクトだと読み取れますね!
今回はそのプロジェクトの一環として、彼らに参加を呼びかけた運びのようです。
通常の美術館と違い、廃墟ビルを芸術に落とし込む。このような先進的な取り組みの影には理解ある(視野の広い・挑戦を厭わない)行政の手助けがあると良いのかな、、、なんて思ったりもしました。
あ、廃墟の定義をはっきりさせろってですよね。
廃墟とは、放置されて荒れ果てた状態になった建造物や施設や集落などの総称(https://gimon-sukkiri.jp/haikyo-haioku/抜粋)
つまり空き家の定義を広くする点で今回の事例は、
管理者をはっきりさせ、適切に(=エリア文脈を活かす・過去の継承・オープンなスペースに)管理されている、適切な団体に使用させているという点で、空き家問題にアプローチできる一つの先行事例になり得るのではないでしょうか。
ちなみに、私個人としては通常のリノベーションとはなんとなく違う気がしています。
ただそれを学問的に言語化できるほど、今回の件は深掘ることができなそうです。まだまだ勉強が足りないです。頑張ります。
また今後別の切り口として、耐震性等の安全面は?今後の利活用のコンセプトは?それらに関する、条例、規制、ルールは?根拠は?
多角的に深化が図ることができそうです。
いわゆる空き家、いわゆる廃墟ビルは今後の日本で増えて行くでしょう。今回のような事例がモデリング・または発展させることができたなら、まちはもっと楽しくなるのだろうなぁと思っています!
ということで長くなり過ぎても読みづらいので、今回は締めさせていただきます。長いのは秋の夜長ぐらいでいいよってね(・・・)
お付き合いありがとうございました。
皆様も素敵な秋の時間をお過ごしください!
また、野澤ゼミはInstagram(@nozawa_seminar)も更新中です。
ぜひチェックしてみて下さい!
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野澤ゼミの夏休み in最北のまち
こんにちは! 4期生の惑々さんです! 今回は、9月に北の最果て・稚内へ訪れた際に面白いと思ったポイントをレポートしようと思います!!
さて、今回私が稚内を訪れた理由は以下2点です!
国防上重要である日本最北の都市であり宗谷管内唯一の市として、少ない人口でどのように機能を維持しているのか関心があったため
そういう趣味
それでは、少し特殊な来訪記になりますが、暫しお付き合いくださいませ!
目次
1.稚内へ 2.最北の市街地再開発事業 3.「コンパクトシティ」稚内 4.鹿 5.番外編・富裕の漁村へ
1.稚内へ
札幌駅 7:00発 特急宗谷 稚内行に乗車し、北を目指します。札幌から旭川までは人の往来が多い区間なのである程度の街が続きますが、旭川を越えると北海道がその本性を表します。
徐々に景色が凄いことになっていき(語彙力)、最後の砦こと名寄を超えると、ここから先は150km、時間にして2時間半先の稚内まで纏まった市街地は存在しません。
宗谷線のハイライト、南稚内手前で日本海を望みます。綺麗です。綺麗なんですが、本当にあと10分で稚内駅なのか心配になってきます…。 北海道あるあるですが、開拓により都市が計画的に作られている場合が殆どなので、大自然の中から急に街が現われてびっくりしがちです笑
さて、稚内市は日本の最北端(正確には、一般的な旅行で辿り着ける北端)に位置し、旭川以北では最大の都市です。
それでも人口は約3万人。本州感覚では地方の小さな街といった規模感ですが、京都府と同程度の面積を持つ宗谷地方唯一の市として地域の重要な中心都市となっています。
稚内の気候は東西をオホーツク海と日本海に囲まれているため、冬の寒さは緩やかで道内では比較的過ごしやすいようです。私が訪れたのは9月の頭でしたが、昼の気温はなんと24℃ !! 地域特有の強い風も相まってとても爽やかです!主な産業は観光や漁業で、強風を利用した魚介の乾物などの生産も盛んに行われています!
札幌から5時間。最北の街稚内に到着しました!長かった!!
2.最北の市街地再開発事業
さてこの稚内駅。新しく広々とした駅舎に驚かされます。駅に併設で、1階にバスターミナル・土産屋・コンビニ(もちろんセイコーマート)、2階には小さな映画館(!?)が入居する「キタカラ」という複合施設になっています。「丁度いい」サイズに必要なものが詰まっているという印象です。
…もしや と思い調べます。
「稚内駅前地区第1種市街地再開発事業」
まじか。出来るんだ、稚内で。
というのも、再開発は立て替える際にあえて余分に床を確保しておき、それを店舗や住居として入居者に売却することによって資金に充てます。これを「保留床」というのですが、 つまり、その都市に「保留床が埋まるだけの需要」が無ければ再開発は成立しな��という訳です。近頃では仙台や広島といった名だたる大都市でさえ、床を埋め切るのは難しいと聞きます。あまつさえ人口3万人の稚内で一体どうやったのよ...
その鍵は、入居する事業者が長期的に関与することを前提に資金調達や事業の組み立てを綿密に行った上で実情に合うスケールの計画を立てたことにあるようです。
確かに稚内駅=キタカラには、地方都市でしばしば見られる巨大な再開発ビルの 「やっちまった感」がありませんでした..。
これは、計画の段階で事業継続が可能な賃料や規模について粘り強い協議が入居者や関係者によって為されたためで、結果的に地域の方も親しみやすく使い勝手のいいサイズ感になっているようです。2階の映画館の前には、誰でも自由に使用出来るロビーがあり、平日でしたが地元の方や観光客の方などの憩いの場になっていました!私もここでバスの時間まで座っていましたが、吹き抜けが開放的で1階の賑やかさが遠くから感じられるあたり、とても居心地が良かったです!
「キタカラ」の再開発では、資金の調達もビルの床を入居者にそれぞれ売却するのではなく、入居予定の企業や地域の関係者が少しづつ分担して出資した特別目的会社(SPC)がビルを購入・所有し、それを各入居者に賃貸する方法を採っています。賃料を抑える代わりに、「出資」によって入居者に長期的な関与を求めるという訳です。 これも「顔の見える関係」で成り立っている地方ならではの強みを生かした資金の集め方であると言えそうですね!
また、足りない資金は「ノンリコースローン」による調達を行っています。「ノンリコースローン」とは、その建物自体の収益性のみを審査基準とし、それによってのみ返済を行う(つまり、万が一返済不能になっても借入人にリスクが及ばない)融資の事で、これを利用できることがSPCを用いた手法の大きなメリットです。
未だ、地方でのSPCを用いた再開発の事例は多くないようで、先進的な事例の1つと言えるのではないでしょうか!
3.「コンパクトシティ」稚内
コンパクトシティ:人口減少に直面するこれからの都市が都市として存続していく上で重視される概念。小さい範囲に集住し、商業や公共施設などの都市機能を集中させることで、 少ない人口でも一定の経済規模の維持、質の高い公共サービスの提供、車を持たない高齢者でも不自由なく生活することを可能とする都市を目指すものです。
駅を後にしてバスでノシャップ岬へと向かいます。バス停で時刻表を見るとその本数の多さに驚愕。その数なんと1時間に5本。東京の鉄道と大して変わりません。(ちなみに列車も5本です。日に。)
一通りの散策を終え、予約した稚内駅前のゲストハウスへ向かいます。
夕飯は、西條(道北の地元総合スーパー)で土地の食材を買って自炊することにしました。さて、稚内で商業施設が集まっているのは今いる稚内駅周辺ではなくひとつ手間の南稚内駅周辺なので、旅行者の私は公共交通機関を利用しなければなりません。しかしこちらも待つことなくバスでスムーズに移動することが出来ました。稚内⇔南稚内のバスの本数も充実しており、人の往来も多いようです! ところで、最近地方のスーパーへ行くとよく見る「コストコ」コーナー、あれなんなんでしょうね... わざわざ札幌のコストコで買ってきたんでしょうか...
感覚では、稚内は「公共交通機関と徒歩で生活可能」であると感じました。しかし、人口3万の街でこれだけのバスの利便性を担保するには、よっぽど市民が市街地にコンパクトに集住している必要があります。そうでなければ事業として成立しないからです。というわけで、調べてみました稚内市のDID人口比率※!
※DID人口比率:その自治体の人口集中地区(人口密度がざっくり4000人/k㎡以上の市街地)に居住する人口の総人口に占める割合。
ご覧の通り、稚内は人口が近い他の同規模自治体と比較するとDID人口の割合がかなり大きく、市街地内に人口が集まっていることが分かります!!まさにコンパクトシティですね。
4.鹿
鹿でした。
5.番外編 ・ 富裕の漁村へ
2日目は稚内でレンタカーを借り、オホーツク沿岸の街を北から順に見てきました!
稚内市街から東側の宗谷岬を回り込みオホーツク沿岸を南下すると最初に現れるまちが「宗谷郡 猿払村」です! この猿払村は、人口3000弱の小さな村ですが、何故か日本の全市区町村の中で住民の平均所得がなんと6位です!東京23区の多くをも凌ぎます。 猿払はホタテ漁が盛んで、その漁獲量によって高い収益を得ている漁師の方が多いためです。
ホタテすげぇ…
はてさて、そんな猿払とは一体どんな街なのでしょうか!
流石、立派な村役場です。そして、流石に写真を撮るのは憚られましたが通りかかった村立の鬼志別幼稚園もかなり立派でした。
では市街地(鬼志別)の様子はいかがでしょう?
以上、稚内の街についてお届けいたしました!
実際は、わざわざ最北まで行かなくとも身近な都市で幾らでも発見はあります!
いつも見ている街を少し客観的に観察しながら歩いてみるだけでも面白かったりします。皆さんも是非、街へ飛び出しましょう!
好奇心旺盛で都市を愛してやまない2年生の皆さん! ゼミ試でお待ちしております!!
ではまた!
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野澤ゼミの夏休みin松本
こんにちは&初めまして4期生のザワです!
今回は2023年灼熱の夏休みに訪れたある町についてのお話です
初投稿として選ばれた都市は・・
「文化香るアルプスの城下町」こと、松本市です。
人口約24万人と長野県第二の人口規模を誇り、松本市民の魂こと松本城は国宝認定されています(天守の国宝指定は日本国内にわずか5件のみ・・)。都会の喧騒から離れた地理や長野特有の悠々自適とした空気感、豊かな自然から観光スポットとして人気の松本、みなさんも一度は訪れたことがあるのではないでしょうか。
今回はそんな歴史ある松本の城下町付近を(観光もかねて)歩き回って学んだ事から2点を紹介したいと思います!
城下町エリアでの歩行者通路と駐車場整備について
さすが天下の松本城、夏休みは休日平日問わず観光客でいっぱいでした。家族連れやカップル、外国人観光客も数多く見受けられました。
大変な賑わいを見せているその一方で、
とんでもない渋滞
中心部の主要駐車場はすでにパンク状態。
駐車場待ちの20台以上の行列や駐車場に入るために右折したいけど一度に2,3台しか曲がれない交差点・・
中心からすこし離れた場所でも小規模駐車場の空きを待つために徘徊する車が何台も見受けられました。また、駐車場を探す車両が細路地を通行し、通行人がヒヤッとした場面も。
市が松本城付近に大きな公営駐車場を整備しているものの明らかにキャパシティが足らず、街中の私営駐車場も長蛇の列ができていました
こりゃたいへんだ
そこで、松本城周辺の駐車場を調べてみると気が付いたことが。
駐車場の多くが歩行を推奨する空間とバッティングしてしまっているのです。
破線・・「松本城三の丸エリアビジョン」が定める歩行者ネットワーク軸
★・・歩行者ネットワーク付近の駐車場
せっかく美しい蔵造の街並みをゆるりと歩こうとしてもあっちこっちから車がやってきます。
もちろん、松本市はこれに対して課題意識を持っており、都市計画マスタープランにて早急の整備を問題と挙げていました。
(一方で大きな駐車場は市営、街中に点在する小規模な駐車場は私営が多いというところで官民での連携が重要になってくるかと思います・・)
歩車分離とまでいかずとも、歩行者の回遊性が車両通行によって妨げられることがないような街づくりが実現するといいですね。
大名通りにおけるエリアマネジメント
松本城前の大名通りにて行列の出来ているカフェを発見。コーヒーラウンジ紫陽花。
そしてお店の前にテラス席が。調べてみるとこの大名通り、「ほこみち」認定されていました。
※ほこみちとは
2020年の道路法改正により誕生した制度で正式名称を「歩行者利便増進道路」という。「道路空間を街の活性化に活用したい」「歩道にカフェやベンチを置いてゆっくり滞在できる空間にしたい」など、道路00への新しいニーズにこたえるため、認定地区において柔軟な空間活用が可能になる制度(ほこみちプロジェクトより)
コロナ期間中に国土交通省が通達した「テイクアウトやテラス営業のために道路占用許可緩和」を発端に、松本市がTHE SANNOMARU TERRACEを開始し歩行空間の賑わい創出のためテラス席を設置し始めました。その一環として「街場のえんがわ作戦」がスタートし、大名通りをはじめとした松本城近辺の道路空間でテラス席を設置する飲食店が増えたそうです。
同規制緩和は令和5年4月1日まででしたが、期間終了後はほこみちとしての認定がされ、現在も歩道上にテラス席やベンチが設置のほか、マルシェの開催といった取り組みが行われているそうです。
取り組みについてはこちら
松本城の観光を一通り終えた観光客がナワテ通りといった他の観光スポットまで抜ける導線として、ベンチやテラス席が貢献しているのかなと思いました。
観光する際に歩き回っていると思ったより疲れますもんね。
ちなみに全国で119件認められているほこみち制度ですが、長野県の登録件数は16件で件数全国1位となっています。長野県全域が歩行者にとって快適なまちづくりを行おうという姿勢がひしひしと伝わってきますね。
と、いうことで今回は城下町松本を紹介させていただきました
最後までお付き合いいただきありがとうございました
それではまた...
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野澤ゼミの夏休み ~商店街探訪 金沢編~
みなさんこんにちは。
最近風が冷たくなりましたがお変わりなくお過ごしでしょうか。4期生のミヤです。さっそくですが今回は夏休みに訪れた金沢市の商店街を6つまとめて紹介していこうと思います!
目次
近江町市場商店街
竪町商店街
新竪町商店街
せせらぎ通り商店街
木倉町商店街
新天地商店街
1.近江町市場商店街
▲場内の様子。海産物を求める買い物客で賑わっている。
まずは近江町市場商店街です。こちらは言わずと知れた金沢を代表する生鮮市場です。その歴史は古く、藩政時代から300年以上続いているとのこと。2009年には武藏ヶ辻第四地区第一種再開発事業で近江町いちば館が建設されました。1階部分に24時間開放通路を設置することで既存の近江町市場との回遊性を損なわない工夫が施されていました。場内は観光客も多く、ランチスポットには長蛇の列ができていました。
2.竪町商店街
▲竪町商店街の一角。広々とした道路で歩行者に優しい。
次に竪町商店街です。こちらは中央通りから一本入ったところにある商店街です。比較的新しい店舗やチェーン店があり、市内の他の商店街より若者が多かったです。かつては北陸最大級のファッション街として栄えていました。当時の名残でしょうか、こちらでは古着店をよく見かけました。私が訪れたときには車両通行止めとなっており、車道幅員6メートルとその両側各3メートルの歩道の計12メートルの通りが開放されていたので歩行者に優しい空間となっていました。
3.新竪町商店街
▲新竪町商店街の一角。シャッターがおりている店舗もあったが、寺内町の雰囲気を残した個人店もまばらにある。
竪町商店街から300メートルほど離れたところには新竪町商店街があります。こちらの商店街は1621年に行われた徳榮寺の引っ越しとともに寺を中心に商店が並んだのがはじめといわれています。そのため寺内町の雰囲気あふれる街並みとなっています。新竪町商店街地区まちづくり協定によって「地区内に存在する町家を保全・活用しながら、良好な街並みの保全を図り、健全な商業活動の推進と周辺環境とを調和した住み良いまちづくり」が進められています。タテマチストリートより人通りが少なく、シャッターをおろした店舗もありましたが、まちに溶け込んだ魅力的な店舗も見られました。
4.せせらぎ通り商店街
▲せせらぎ通り商店街の一角。道路と店舗の間に架かっている橋が印象的。
中央通りを挟んだ反対側にはせせらぎ通り商店街があります。平成11年に鞍月用水沿いが「せせらぎ通り」と名付けられたのをきっかけに発足した比較的新しい商店街です。店舗の入り口に行くには用水に架けられた橋を渡る必要があり、他の商店街では見ないデザインにワクワクしました。この後紹介する木倉、新天地商店街と同様に飲食店が軒を連ねていますが、社会人だけでなくファミリー層、若年層もターゲット層のためか全体的に清らかな雰囲気を感じました。
5.木倉町商店街
▲木倉町商店街の中ほどあるやきとり横丁。こじんまりとした店舗が軒を連ねている。
次に紹介するのは木倉町商店街です。こちらは「飲んで食べてうまい!」をスローガンに掲げているようで居酒屋で構成されていました。夜になると仕事終わりのサラリーマンたちでとてもにぎわっていました。商店街の中ほどには「やきとり横丁」と呼ばれる横丁もありました。外装に書かれている11の店舗はもう営業していないようでしたが、珍しく新たな店舗への代替わりが成功しているようで空き店舗はゼロでした。
6.新天地商店街
▲新天地商店街。ライトアップされた看板がレトロな雰囲気をかもしだしている。
最後に紹介するのは新天地商店街です。現代アートの突き出し看板がライトアップされていました。これらは森山大道氏撮影のモノクロ写真で、22年11月から40点を設置しているようです。看板と狭い路地が木倉町よりもディープな飲み屋街を演出していました。チェーン店が1店舗もなく個性のある店舗ばかりで、実際にこの商店街に店を構える店主の方も「個性のない店はすぐ潰れる」と仰っていました。一角にはバラック小屋が集まってできた「中央美食街」があり、赤提灯とバラック小屋の組み合わせがまちの魅力を創出していました。
金沢の商店街はエリアごとに特色が違います。近江町市場は生鮮食品、タテマチストリートは古着、新竪町商店街は寺内町らしく手広く、せせらぎ通り・木倉町・新天地は飲食店が台頭していました。近江町市場以外は地元の人がメインターゲット層にもかかわらずシャッター商店街がないのは、ジャンルごとにすみわけした結果、それらがまちの個性となりまちのファンができたからだと思います。
実際に��者が商店街を訪れた際にもおいしいお店を教えてくれた古本屋の店員さん、ハネムーンで日本に来た2組の外国人カップル、声をかけてくれた絵描きの若者、ごちそうしてくれたおでん屋の店主さんなど数々の出会いがありました。金沢には観光名所がたくさんありますが、魅力あふれる商店街にもぜひ足を延ばしてみてください。
また、野澤ゼミはInstagram(@nozawa_seminar)も更新中です。
ぜひチェックしてみてください!!
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野澤ゼミの夏休みin代官山&自由が丘
~都市空間活用編~
こんにちは!
野澤ゼミ4期のオンアリです🙇♀️
ついに4期も野澤ゼミブログにデビューしました!その第一歩として、夏休みのまちあるきを紹介します。
今回のブログは
1.LOG ROAD DAIKANYAMA(ログロード代官山)
2.TRAINCHI JIYUGAOKA(トレインチ自由が丘)
3.さいごに
以上の構成になっております。
ではスタート!
1.LOG ROAD DAIKANYAMA(ログロード代官山)
こちらは東横線の電車が走っていた線路跡地を活用して作られた商業施設です!代官山駅から徒歩5分ぐらいでつける、代官山らしいおしゃれな店舗がそろっています。
LOG ROAD DAIKANYAMAのコンセプトは「公園のような空気感の中で食べる、買う、過ごす」です。都心の中に緑豊かな空間、立ち寄りたくなる個性豊かなショップで、人々に気持ち良い空間を提供するのを目指しています。
詳しくはこちらを参考にしてください。
入口からとった写真です!
ログロードに入った瞬間、緑の豊かさを満喫することができます。 (この日、最高の天気だったのでいい写真たくさん撮れました✌)
5棟の建物が配置しており、スタイリッシュなショップがそれぞれ入っています。
また、レストランやカフェなどにはオープンテラスや散策路のベンチは滞留空間として機能しており、各店舗と歩道空間の一体性を感じることができました。
2.TRAINCHI JIYUGAOKA(トレインチ自由が丘)
この日は雨で少し残念でしたが、、
筆者は初自由が丘出動でわくわくでした!
次に行ってみるところは、、
自由が丘駅から徒歩5分ぐらいにあるTRAINCHI JIYUGAOKAです!施設の老朽化により2022年リニューアルオープンしました。
詳しくは公式サイトから!
「自然と過ごす、街の“あいま”で」をコンセプトに1階には様々な店舗が立ち並んでおり、2階にはレンタルスタジオやラウンジなどが造成されています。
施設1階の様子です!
店舗の外にはオープンテラスみたいな席とベンチ等も設けられていたが、雨のせいで使われているのは見れなかったです、、
印象的だった2階の空間!まちに開かれているラウンジ空間がありました。これも一つの公共貢献かなと、、!
ただ、屋上デッキにも滞留の空間がもっとあったらいいなとも思いました。
3.さいごに
都市空間の中で衰退しやすい線路跡地や線路沿い空間等を活用し、まちの新たなブランドとして活用している点がすごく印象的でした。
特に代官山の場合は、ヒルサイドテラスがある旧山手通り界隈がまちの中心であるイメージがあったので、ログロードの開業と共にその中心を東側にも拡張させる意図もあるそうです。それから空間の利活用だけでなく、駅とまちのつなぎ人とまちを結ぶ役割も果たしていると感じました。
都市空間の利活用によって都市活性化、まちの価値向上ができた成功事例なので、ぜひみなさんにもお勧めしたいです!
また、野澤ゼミはInstagram(@nozawa_seminar)も更新中です。 ぜひチェックしてみてください!!
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ウォーカブル・ウォーク① -丸の内編-
はじめまして。野澤ゼミ3期生の くが と申します。
簡単に言うと、ウォーカブルシティや、通りで面白い取り組みをしている場所を歩いて、あれこれ言おう!(ついでに筆者の運動不足を解消しよう!)というブログです。
記念すべき初回は、丸の内に行ってきました!
ウォーカブルシティとは
丸の内を歩いてみた!
Marunouchi Street Parkを"WEDO"から考える
さいごに
以上の構成でまいります!
ウォーカブルシティとは
『街路空間を車中心から”人中心”の空間へと再構築し、沿道と路上を一体的に使って、人々が集い憩い多様な活動を繰り広げられる場へとしていく取組』 ※国土交通省 WALKABLE PORTALより引用
要約すると、車中心となっていた道路空間の配分を変更したり、歩行者中心の道路を展開したりすることで、ヒト中心のまちをつくろう!という話です。
また日本では、中心市街地の空洞化(シャッター街など)も社会問題になっていることから、併せて問題解決を図る手段として、ウォーカブルシティが注目されています。
日本のウォーカブル推進自治体は、2022年9月現在で331団体あります!めちゃめちゃ多い!
そんなウォーカブルシティを実際に歩いてみよう!というのが、このシリーズの趣旨です。
丸の内を歩いてみた!
さて、今回紹介するのは…
Marunouchi Street Park
です!
こちらは、東京駅前・丸の内仲通りにおいて期間限定で開催されている、通りを公園空間に変える実証実験です。車両を通行止めにし、通りを丸ごと使って新しい空間を創る、というものです。
(ちなみに千代田区は「ウォーカブルまちづくりデザイン」を策定したり、民間からプロジェクトを募集して助成金を出したりと、かなり精力的に取り組んでいます!)
↓詳しくはこちらへ↓
公式サイト
報道発表のプレス
ちなみに、もともとはこのような通りでした。
広い車道に植栽と歩道、よくあるつくりです。これを大胆に変えちゃう取り組み。すごい規模感…
筆者は、馬場先通り(Block3)から、行幸通り(Block1)へ歩いたので、紹介したいと思います!
(なぜ東京駅側のBlock1から行かなかったのかというと、先に虎ノ門の開発を見てから地下鉄で日比谷まで向かったため。都市政策に完全に染まってしまっている…笑)
まず目に入ったのは、本来車道である場所に敷かれている芝!
もとからある植栽とも相まって、コンクリートジャングルの東京ではなかなか見られない、緑の豊かさを感じることができます。
また、芝の上にレジャーシートが敷かれており、若い親子連れの方々が遊んでいる様子も見られました。
一方で、ここは名だたる企業が集まる丸の内。昼食休憩のためにオフィスビルから出てきたビジネスマンも多く、程よく通りに人が滞在しているのが印象的でした。
そして、キッチンカーを出すことでオフィスワーカーにやさしい点や、くつろげる椅子・テーブルなど、プレイスメイキングからも非常によい取り組み。
しかし、ビジネスマンは芝の上を歩かず、みなさん脇の歩道を歩いていました。革靴で芝を歩くことに抵抗があるのでしょうか…
次に、設置物の紹介。
基本的には丸テーブルと椅子が置かれていました。ドリンクホルダーがついているのは便利!
また、ブロックごとに椅子・机の色が異なり、それぞれ違うエリアだというイメージを持つことができ、興味深かったです。
それ以外にも、デスクワークができそうな机から、本棚、卓球台まで!多様な人々がふらっと来て、交流できるようになっていました。
Marunouchi Street Parkを "WEDO" から考える
続いて、Marunouchi Street Parkについて、都市政策的観点から評価します。
評価軸として、国土交通省が「居心地が良く歩きたくなるまちなか」のキーワードとして挙げている、WEDOに沿って考えます。
※国土交通省 官民連携まちづくりポータブルサイトより引用
Walkable��歩きたくなる)
沿道には飲食店や商業施設、キッチンカーも出ていて、卓球台など楽しめる要素もあり、また来たくなります。
また、車両交通を完全封鎖して行うため、広く空間を取ることができ、ゆったりとした空気感が流れていました。
丸の内に限らず、東京都内のオフィス街は人気がなく、閑散とした印象を受けるエリアが多いため、東京の道路空間の再配分という視点から、開催の意義は大きいのではないでしょうか。
Eye level(まちに開かれた1階)
ビルの1階との統一感より、道路が公園になる方を主眼に置いている印象があります。
「人通りが多いため、沿道の店舗への来客が増えているか」というとそうでもない、という印象も受けたので、沿道の店舗と一体になったエリアマネジメントを考えるのも面白そう(ただでさえ通りが広いため、通りのデザインだけで一つの空間として形成できてしまいそうですが)。
また、Block1(行幸通りに近いエリア)では、1階が企業の受付となっているビルも多く、地方の商店街でみられるような、「1階にお店がある」という状況をつくるのは難しい部分もあると感じました。
Diversity(多様な人の多様な用途、使い方)
親子連れは芝でゆっくり、オフィスワーカーはキッチンカーの昼食をテーブルで食べ、大きいテーブルでは仲間と集まって会議、そして気ままに歩く通りすがりの人…といったように、特定の地域特性やカラーを出しすぎないことで、いろいろな人が利用しやすいつくりになっていました。
Open(開かれた空間が心地よい)
「通りを公園にする」という発想は非常に面白く、道路が比較的広い都市部だからできることです。もともと植栽が多く、芝を敷くことで緑あふれる空間になっています。
また、道路を完全封鎖しているため、自由に使えるパブリックスペースが非常に広いのが特徴です。椅子や芝生も整備されているためのびのびと過ごすことができます。
さいごに
丸の内というオフィス空間を、くつろげる空間として整備することで、普通の日本の都市では味わうことのできないワクワク感を味わうことができました。
それと同時に、ウォーカブルの取り組みを実行することは、地方圏では難しいことだと感じました。丸の内仲通りのような広い道路は、地方圏では主要な道路になっており、封鎖してイベントを行うことは難しいからです。
また、丸の内エリアは、一つの通りを閉鎖しても、周りの道路が広いため、荷捌きも容易です。しかし、地方都市(というか日本の多くの都市)は細い街路が多いため、地方都市でウォーカブルの取り組みを行う場合は、道路空間の再配分によって周辺の商業機能などに与える影響も考える必要があると感じました。一口に「ウォーカブル」と言っても、地域特性を活かしたり、配慮したりできるまちづくりが重要であると感じました。
以上、Marunouchi Street Parkを歩いてみた感想でした。今夏はすでに終了してしまいましたが、定期的に開催しているので、みなさんも開催しているときに歩いてみてはいかかでしょうか?
今後もウォーカブル推進都市などを歩いていきたいと思います!
そして、野澤ゼミはinstagram(@nozawa_seminar)も更新中です!
こちらもぜひチェックしてみてください!!!!
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