#現代アート展「船/橋 わたす」
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奈良県立大学 現代アート展「船/橋 わたす2022」(開催のお知らせ)
奈良県立大学 現代アート展 船/橋 わたす 2022「渦中へ」 会期:2022年11月26日(土)~12月4日(土) 13:00~17:00 場所:奈良県立大学(受付:コモンズ棟2階) 入場:無料 企画:奈良県立大学 地域創造学部 西尾ゼミ
「船/橋 わたす」は奈良県立大学地域創造学部西尾ゼミが、本学を舞台に2017年から開催している現代アート展です。地域資源を発掘し、様々な価値観や異質なもの同士を現代アートの力でつなぐことを目的としています。毎年学外からアーティストをお招きして作品を展示するほか、学生作品の展示やワークショップなどを行ってきました。今年度は西尾ゼミ所属の学生11人が、ひとりひとりの問題意識に沿った展示やワークショップを行います。 状況や価値観が絶えず変化を続ける昨今の社会は、かたちの定まらない水が渦巻いているかのようです。渦に打ち勝つのはきっと難しいし、飲み込まれても生きていけません。今わたしたちができるのは、渦中にもまれながら生きる術を得ることではないでしょうか。 これまで現代アートという船や橋をわたしてきたこの展覧会で、新しいアートのあり方に出会うこと、それを奈良のまちに還元させることが、より豊かな視点で地域を見つめるきっかけになればと考えます。 佐藤利香(西尾ゼミ3年)
プロジェクト内容 ・学生展示(会期:11月26日(土)~12月4日(土) 13:00~17:00) 加藤奈津実「TO覚」 内田わか葉「展覧会の回遊を促す仕掛け」 鈴木千尋「一切の表現の自由-小泉明郎氏へのインタビューを通じて」 竹中寧音「セイヨウビジュツ感show!!(世紀末美術編)」 原佳音「ドラァグクイーンへの道のり」 藤居燦志郎「カラフル・ファッションスケープ」 宮川莉奈「こどもの鑑(み)る体験」 山本茉由「Remote Co-Creation」 吉田珠世麗「解体する下着」
・ワークショップ 藤居燦志郎「カラフル・ファッションスケープ」 カラフルな服で登校し、コロナ禍で沈んだ心と校内に彩りを与えます。 日時:12月1日(木) 13:00-16:30 吉田珠世麗「靴下の穴からは何が見えるのか」 靴下を切って作り変え、作品の見方や自分の中身に新たな視点を取り入れます。 日時:11月27日(日)、29日(火)、12月1日(木)、3日(土) 13:00-14:30 永田真由「『推し』を通じたサードプレイス創出の試み」 推しに関するエピソードや想いを語り、好きなものを共有する空間をつくります。 日時:11月30日(水)、12月1日(木) 13:00-15:00
・トークイベント 佐藤利香「『はなす』をおそれないためのはなし」 アーティストを交えたお話会から、「はなす」について考えます。 日時:11月28日(月)、12月4日(日) 14:00-16:00/11月30日(水)、12月2日(金) 15:00-17:00 ゲスト:黒木結(11月28日、12月4日) 1991年生まれ。京都市立芸術大学美術研究科彫刻専攻修了。個人的な対話から日常的・社会的な問題や、その解決に対してそれぞれが解答を持つための機会を作ることを目的にして制作を行っている。
※イベントの日時や内容は変更することがあります。最新情報および会場などの詳細は公式SNSをご覧いただくか、問い合わせ先よりご確認ください。 Instagram: @nishio_npu ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、学外の方は事前に予約が必要です。鑑賞・参加をご希望の方は、問い合わせ先のメールアドレスよりお申し込みください。 ※今後の新型コロナウイルス感染症やその他の状況によっては、イベントを中止、または内容を変更する場合があります。 ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、感染予防対策を徹底して開催します。
アクセス: 奈良県立大学 〒630-8258 奈良市船橋町10番地 JR奈良駅(東口)・近鉄奈良駅(7番出口)より徒歩約10分
鑑賞・参加等お申し込みや企画に関するお問い合わせ先: 奈良県立大学 地域創造学部 西尾ゼミ E-mail:429suzusiro[at]gmail.com (担当:佐藤)
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【お知らせ】参加決定!!大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024
スイッチ総研が越後妻有に初見参!!「大地の芸術祭」の拠点施設である「越後妻有里山現代美術館 MonET」を舞台にスイッチをスペシャルミニ上演いたします。
豊かな緑に囲まれ、端正な四角い池を有する美術館MonET。美術館オリジナルの企画展『モネ船長と87日間の四角い冒険』にお招きいただき、ご機嫌な現代美術があふれる空間でMonETならではの作品を展開予定!
各地で研究開発してきた「スイッチ」のなかから選りすぐりの演目をMonETバージョンにアレンジし、回廊のあちこちへ設置。と予定していたスイッチ総研ですが、現地下見を経て新作演目も複数展開ありの予感!「現代美術」×「鑑賞者がスイッチを押すと出現する一瞬の演劇」の饗宴やいかに!?
1日限りのクレイジーかつピースフルな祝祭空間がMonETの池の周りに出現!来たれ!愉快な四角い池のほとりへ!!
大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024参加 スイッチ総研 『越後妻有 MonETスイッチ』 2024年10月14日(月祝)
【作】 スイッチ総研
【脚本/演出】 光瀬指絵
【研究開発/出演】 大石将弘 光瀬指絵
<契約所員> 矢野昌幸
<遠隔契約所員> 細谷貴宏 ※研究開発のみ
<非常勤研究員> 石田菜々子 上杉智恵子 大田浩志 可知瑞季 川口雅子 喜田裕也(はちどり空港) 小嶋直子 琴松蘭児(ひょっこり船) 佐伯ウイ 佐々木優樹(トム・プロジェクト) 實近順次 関口真生 手代木花野(CI部) 遠田風馬 長井健一 渚 まな美 平嶋恵璃香 深海哲哉(グンジョーブタイ/アマヤドリ) 松井絵里(さるさるさる松井絵里) 松井里美(劇団ハンニャーズ) 松田 蓮(演劇調理集団ビストロカプリチョ) 三浦真央(Souer+(スール)) 森田 亘 容原 静(カムパネルラ)
※非常勤研究員としてご出演予定だった石橋奈那子さんは、ご体調不良のため大事をとり今回のご参画は無しとなりました。
【日時】 2024年10月14日(月祝) ①11:30~11:45 ②13:30~13:45 ※お客様が会場に点在する「スイッチ」を押すと始まる作品です。上演時間内の何時からでもお楽しみいただけます。
【会場】 越後妻有里山現代美術館 MonET 回廊 〒948-0003 新潟県十日町市本町6-1-71-2 https://www.echigo-tsumari.jp/travelinformation/monet/
【料金】 無料・予約不要
【主催】 大地の芸術祭実行委員会、NPO法人越後妻有里山協働機構、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
[大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ] 世界最大級の国際芸術祭であり、日本中で開催されている地域芸術祭のパイオニア。アートを道しるべに里山を巡る新しい旅は、アートによる地域づくりの先進事例として、国内外から注目を集めている。過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地、新潟県の越後妻有地域(=大地の芸術祭の里)が舞台。農業を通して大地とかかわってきた「里山」の暮らしが今も豊かに残っている地域で、1年を通して自然の中に作品を展示。(公式サイトより) https://www.echigo-tsumari.jp/
[越後妻有里山現代美術館 MonET] 2003年に竣工、地域の物産や観光を扱う拠点施設「越後妻有交流館キナーレ」として開業。2021年、大幅な内装のリニューアルを経て、「越後妻有里山現代美術館MonET」(モネ、Museum on Echigo-Tsumari)としてスタート。越後妻有の風土や文化の特質に深く向き合う作品、あるいは展示された場所の空間、時間の変容を観る者に体感させる作品を展示している。(公式サイトより) https://www.echigo-tsumari.jp/travelinformation/monet/
『モネ船長と87日間の四角い冒険』 MonETの回廊や明石の湯エントランスを��った、MonETオリジナル企画。国内外の作家が参加し、池の周りで繰り広げられるのは「モネ船長」の “冒険と遊び ”!?たとえばスリル満点の《阿弥陀渡り》や、パターゴルフ、巨大彫刻など、楽しみながら体験できる作品が盛りだくさん。夜間はライトアップされ、昼とは異なる静謐な世界観を味わうことができる。[キュレーター]原倫太郎+原游(公式サイトより) https://www.echigo-tsumari.jp/art/artwork/monet_2024/
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short trip to Inujima and styling for island trip
こんばんは。
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昨日は、久しぶりに1日お休みを頂き、日帰りの小旅行に行ってきた。
行くと決めたのも2日前とかで、どこに行こうかなんて考えていた時、最初は豊島美術館にでも行こうかなぁなんて思って調べてみると生憎14日は休館日。
そんな時、ふと思い出したのが犬島だ。
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瀬戸内海を舞台にした「瀬戸内国際芸術祭」(以下「瀬戸芸」)。
数ある芸術祭の中でも知名度・作品���やその質は国内でもトップクラスだと思っている。
そんな「瀬戸芸」には、2010年、記念すべき第1回の時に、3泊4日で訪れた。
その当時は、現在ほど会場となる島が少なかったため、3泊4日の日程でもかなりの作品を見てこれた。
今でも家に保管されている当時の美術手帖。
この当時、大学5年目の僕は、めちゃくちゃ金が無くて、でもどうしても行きたくて、本当に申し訳ないことに、会場に並んでいたこの本を連日さりげなく立ち読みをさせてもらって、日々向かう島の情報とマップを頭に叩き込み、スケジュールを組んでアートを見て回った。
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なので、この本は後日、当時は滋賀に住んでいたけど、滋賀に帰ってからバイト代が振り込まれた後に書店に購入に行った。
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そんな2010年の「瀬戸芸」第一回から会場の一つになっている犬島。
2010年の時は、島へのアクセスや時間の都合から島への訪問を見送ってしまった島になる。
まあ、関西からも近いし、また改めて行けばいいかなんて思っていたら、気がつけば14年。
そんな訳で、今回は14年前の忘れ物を取りに行くような。そんな思いを抱いて行ってきた。
そんな犬島に2010年からずっと展開されている美術館。
「犬島精錬所美術館」
犬島は明治初期、銅の精錬所があり、その精錬所跡地を利用した美術館になる。
第一次世界大戦によって銅価格が暴落し、1909年に開業した精錬所は僅か10年で閉鎖されたそうだ。
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その精錬所跡地は、忘れ去られたまま放棄されていたのだけど、現代アーティストの柳幸典と建築家の三分一博志によって美術館として再生されている。
美術館には、精錬所跡地が当時のまま保存されており、近代化産業遺産としても認定されている。
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この美術館には、エアコンなどは無くて、自然の風の力を使って空気の循環が行われているそうだ。
犬島自体が、東からの風の影響を受けやすく、その風を取り込んで銅の精錬が行われていたそうだ。
なので、この美術館もそんな自然の風などを利用して空気の循環や室内の気温を保っているそうだ。
美術館のエントランスまで続くアプローチは、黒色のレンガが積み上がっている。
これは、当時、銅の精錬をする工程で生まれた不純物を含んだものをレンガに固めていたそうで、それがそのまま放棄されていたものを活用したそうだ。
鉄を多く含む素材となり、夏は表面温度が60度から80度に。
冬は反対に非常に冷たくなるそうで、これもこの美術館が自然の力で気温調整をするのに役立っているそうだ。
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実際に触ると、確かにめちゃくちゃ熱かった。
館内には、日本の近代化に警鐘を鳴らした三島由紀夫の邸宅から出た廃材などを使った作品が並んでいて、空間もとても見応えがあ��。
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さて、美術館で鑑賞中にめっちゃ驚いたことに、先日西脇のコットン畑に行った際に、一緒に作業をしていた知人の足立くんとバッタリであった。笑
土曜日の段階では、犬島に来ることを決めていなかったので、まさかここで会うとは。
足立くんはどうやら家族で遊びに来ていたみたいで、めちゃくちゃびっくりした。笑
足立くん。
また来月、西脇で。
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その後は、もう一つ、犬島に行ったら見たい「家プロジェクト」。
2010年よりも施設数も増えた「犬島 家プロジェクト」。
島内を散策しながら、作品を見て回る。
ちなみに、「犬島 家プロジェクト」のチーフキュレーターは、現在「金沢21世紀美術館」の館長も務める長谷川祐子。そして、設計は同じく「金沢21世紀美術館」の設計に携わっている建築家の妹島和世。
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作品も定期的な入れ替えなどもあったりするみたいで。
一番新しいものだと2019年に設置されているそうだ。
犬島 家プロジェクト F邸 名和晃平「Biota (Fauna/Flora)」
犬島 家プロジェクト A邸 ベアトリス・ミリャーゼス 「Yellow Flower Dream」
犬島 家プロジェクト S邸 荒神明香 「コンタクトレンズ」
犬島 家プロジェクト I邸 オラファー・エリアソン 「Self-loop」
お馴染みのアーティストも多いなぁなんて思いながらも、それでもやっぱり普通に楽しめたりして。
ライブにめっちゃツアーする人に似ていて、セトリが変われば別物というか。
同じアーティストでも、そもそも作品が異なればそれは別物だし、空間も変われば感じるものであったり見え方も変わる。
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オラファー・エリアソンに関して言えば、大阪・前橋・犬島と今年だけで3箇所も見ているし。
それでも、やっぱりそれぞれ良かったりして。
陽射しが降り注ぐ島内を散策しながら楽しんで作品巡りを行った。
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さて、正直そんなにお腹も減ってはいないのだけど、せっかくなら何か食べようということで、島内のカフェへ。
ここが最近、僕が成長したところ。
これまでの僕は、本当に旅の途中の食というものに無頓着で、平気で食事を抜くとか、手っ取り早くコンビニで済ませるとか。
せっかく旅に出ているのに、その土地のお店に寄らないとか平気でしていた。
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最近、ちょっとそれを改めるようにして、その土地のものやその土地のお店に入るということを意識してやるようにしている。
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ちなみに、2010年の「瀬戸内国際芸術祭」に訪れた際は、朝と晩はコンビニのパン。昼はコーラ。
マジで終わっている。
高松を拠点にしていたのに、讃岐うどんすら食べていないという。
逆に、その徹底ぶりを褒めてほしいくらいだ。
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まあ、今回は、パスタとビール。
休みだし、昼間から酒飲むのもOKでしょと。
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食事をとったら残り船の出港まで1時間ちょっと。
大宮エリーの作品を見て、そのままひたすら海岸に沿って散歩を。
海が本当に綺麗だ。
以前、夏が好きだという知人に、なんで好きなのかと聞いたことがある。「夏の瀬戸内の海が綺麗だから」という話を聞いた。
その方は、瀬戸内海に面した街の出身なんだけど、マジでそれがめちゃくちゃ分かった。
マジで海が綺麗だった。
青のグラデーション。島々の陰影。
太平洋や日本海のように、水平線が続く風景とはまた違った世界がある。
なんか、夏もいいかもなんて本当に思ってしまった。
(まあ、今日、早速大阪の夏を目の前にして、夏が嫌いだと思い出しました。笑)
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多分、きっと夏の瀬戸内が一番綺麗なんだろうなぁ。
それは僕が冬が好きだという感覚に近くて、僕は長野の松本が地元だけど、確かに冷え込みは半端ないのだけど、北アルプスが雪化粧している姿がとても綺麗で、ピリッとした冬の冷気すら気持ちよく感じてしまうからだ。
さて、僕は様々な芸術祭に足を運んできたけど、初めて行っ��芸術祭が「瀬戸内国際芸術祭」だった。
その2年後に越後妻有「大地の芸術祭」へ。
この2つ、エリアは違うけど、とにかくランドスケープが素晴らしい。
都市型芸術祭にはない、風景美も楽しめる。
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来年は「瀬戸内国際芸術祭」。
現在僕にとって夏旅の最有力候補だ。
犬島の風景とまた違った風景を楽しめるのだろうか。
今からちょっとワクワクしてしまう。
さて、そんな旅に何を着て行ったのか。
まあ、僕は結構旅のコーデを考える時間も楽しかったりする。
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今回、この小旅行の旅を決めた瞬間に絶対に着ていこうと決めた服が"osakentaro"の"mesh tops"だ。
船が海を行き交う柄が、まさに島旅にはぴったりだ。
僕自身も島の風景にとまでは行かないけど、そんな気持ちでピックしてみた。
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そしてボトムスは"rihei"の"Denim Pants"
"rihei"のデニムは、普段皆さんが街で目にするデニムや、保有のデニムと比べるとライトオンスデニム(厚みが薄いデニム)を採用しているので、軽やかで夏に着用しても気持ち良いのだ。
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全身を淡いブルーで。
海に媚びたコーデで楽しんできた。
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コーデの写真。
オラファーの作品で撮らせてもらうという、超贅沢なことをしてしまったけど、そんな旅コーデも楽しんでもらえると。
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ちなみに、僕の着用しているアイテムとは少し異なるかもだけど、一応"osakentaro"の"mesh"シリーズと"rihei"のデニムをそれぞれ掲載しておく。
まあ、もし気になる方がいらしたら問い合わせください。
osakentaro : rib mesh tops (sea) ¥52,800 (tax in)
osakentaro : mesh tops (bougainvillea) ¥29,700 (tax in)
osakentaro : mesh × denim zigzag stitch pants (people) ¥41,800 (tax in)
osakentaro : mesh × denim zigzag stitch pants (bougainvillea) ¥41,800 (tax in)
rihei : Denim Skirt (navy) ¥30,800 (tax in)
こんな感じで"osakentaro"のメッシュ素材を使ったアイテムと"rihei"のデニムシリーズをピックしてみました。
気になる方はお問い合わせください。
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それでは今日はかなり長々と、ほぼ、旅のお話でしたが、結果、何を着て行ったのか。
そんなコーデを考えるのも旅の一部であると。
特別な瞬間に特別なコーデを。
そうなると、また楽しみが一つ増すかなぁなんて思ってます。
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それでは次回もお楽しみに。
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2023年の文化活動(一覧)
昨年もたくさん行脚しました。特筆すべきはコロナ禍からの本格的な脱却、夏休みの北海道旅行、勤続30年目のリフレッシュ休暇で西日本周遊、だろうか。行きつけの美術館は展示替えの都度、再訪するルーチンが確立。思ってたよりコンサートにもたくさん行ってた(クラシック系が多い)。地方の美術館(県立レベルの)を攻略する楽しさを知ってしまったので、今年も隙を見て行ってみたい。
星野道夫 悠久の時を旅する@東京都写真美術館
プリピクテジャパンアワード@東京都写真美術館
野口里佳 不思議な力@東京都写真美術館
パリ・オペラ座─響き合う芸術の殿堂@アーティゾン美術館
ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台@東京都現代美術館
MOTコレクション コレクションを巻き戻す 2nd@東京都現代美術館
DOMANI・明日展 2022-23@国立新美術館
クリストとジャンヌ?クロード 包まれた凱旋門@21_21 DESIGN SIGHT
ハンドメイドジャパンフェス冬2023@東京ビッグサイト
室内楽・シリーズNo.22 デュオの世界 <チェロとピアノのための>@東京文化会館
驚異の声、驚異の言葉─未体験の音空間へようこそ!@横浜みなとみらいホール
Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎@東京オペラシティーアートギャラリー
3331によって、アート��『 』に変化した@3331 Arts Chiyoda
恵比寿映像祭2023@東京都写真美術館へ
同潤会アパート渋谷@白根記念渋谷郷土博物館・文学館
引き寄せられた気配@トーキョーアーツアンドスペース 本郷
東京都水道歴史館
開館60周年特別展「横山大観と川端龍子」@龍子記念館
0~8848M・地上の紋――中国空撮写真展@日中友好会館美術館
毎年恒例の岡本太郎現代芸術展@岡本太郎美術館
六本木クロッシング2022展:往来オーライ!@森美術館
わたしたちは生きている!セタビの森の動物たち@世田谷美術館
それぞれのふたり 萩原朔美と榎本了壱@世田谷美術館
平原まこと 50周年 メモリアルコンサート@東京国際フォーラムCホール
吉松隆オーケストラ傑作選 吉松隆の<英雄>@東京芸術
動物会議 緊急大集合!@ギンザ・グラフィック・ギャラリー
VOCA展2023@上野の森美術館へ
藤子不二雄のまんが道展@豊島区立トキワ荘マンガミュージアム
昭和レトロ館
ヴォクスマーナ 第49回定期演奏会@豊洲シビックセンターホール
第52回邦楽演奏会@国立劇場
ダムタイプ|2022: remap@アーティゾン美術館
アートを楽しむ 見る、感じる、学ぶ@アーティゾン美術館
画家の手紙@アーティゾン美術館
重要文化財の秘密@東京国立近代美術館
明治美術狂想曲@静嘉堂@丸の内
今井俊介 スカートと風景@東京オペラシティアートギャラリー
収蔵品展076 寺田コレクションハイライト(前期)@東京オペラシティアートギャラリー
ブルターニュの光と風@SOMPO美術館
情景の地 ブルターニュ モネ、ゴーガン、黒田清輝が見た異郷@国立西洋美術館
エドワード・ゴーリーを巡る旅@松濤美術館 応挙と蘆雪@東京黎明アートルーム
「ラ・フォルジュルネ2023」 公演番号:313止まらない!若き活力の横溢と抒情 公演番号:324大作曲家に楽器の制約ナシ!SAXカルテットによる名曲の解答
島じまん2023@竹芝桟橋
デザインフェスタ vol.57@東京ビッグサイト
東京みなと祭@東京国際クルーズターミナル
ルーヴル美術館展@国立新美術館
清澄庭園
大阪の日本画@東京ステーションギャラリー
第63回 海王祭@東京海洋大学 越中島キャンパス
マティス展@東京都美術館
都美セ��クション グループ展 2023
夢と自然の探求者たち―19世紀幻想版画、シュルレアリスム、現代日本の作家まで@群馬県立館林美術館
原始神母 THE DARK SIDE OF THE MOON 50th ANNIVERSARY@日比谷公園大音楽堂
本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語@東京都写真美術館
TOPコレクション セレンディピティ 日常のなかの予期せぬ素敵な発見@東京都写真美術館
田沼武能 人間讃歌@東京都写真美術館
発掘・植竹邦良 ニッポンの戦後を映す夢想空間@府中市美術館
プレイプレイアート展@ワタリウム美術館
下町七夕まつり@かっぱ橋本通り
モネ・ルノワール 印象派の光@松岡美術館
フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン@東京都庭園美術館
川崎水族館
F.A.T.2023 Summer Concert FireBird & AzBand & TAKEBAN@月島社会教育会館ホール
山下清展 百年目の大回想@SOMPO美術館
ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ@アーティゾン美術館
野又 穫 Continuum 想像の語彙@東京オペラシティー アートギャラリー
没後10年 映画監督 大島渚@国立映画アーカイブ
熊谷守一美術館
三井高利と越後屋@三井記念美術館
北海道旅行 ファーム富田 旭山動物園
恋し、こがれたインドの染織@大倉集古館
ブラチスラバ世界絵本原画展@うらわ美術館
特別展 古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン@東京国立博物館
誰かのシステムがめぐる時@TOKAS本郷
東京大学総合研究博物館
第21回東京音楽コンクール(ピアノ部門)の本選@東京文化会館
テート美術館展@国立新美術館
ガウディとサクラダファミリア展@国立近代美術館
ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会@森美術館
コレクション展2023-3@青森県立美術館
大巻伸嗣 地平線のゆくえ@弘前れんが倉庫美術館
弘前昇天教会
旧五十九銀行本店本館(青森銀行記念館)
旧東奥義塾外人教師館
旧弘前市立図書館
山車展示館
弘前城
津軽藩ねぷた村
カトリック弘前教会
荒木珠奈 展@東京都美術館
ARTBAY TOKYO アートフェスティバル2023 CIRCULATION -ひともまちもせかいもめぐる‐@臨海副都心エリア
生誕140年 モーリス・ユトリロ展@横浜高島屋ギャラリー
全日本模型ホビーショー@東京ビッグサイト
デヴィッド・ホックニー展@東京都現代美術館
「あ、共感とかじゃなくて。」@東京都現代美術館
ステファン・サグマイスター ナウ・イズ・ベター@ギンザグラフィックギャラリー
福田美蘭 「美術ってなに?」展@名古屋美術館
生誕120年 安井仲治YASUI NAKAJI: PHOTOGRAPHS@愛知県美術館
フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築@豊田市美術館
漆の彩り・黒と金の幻想 - 高橋節郎@豊田市美術館(髙橋節郎館)
コレクション展 歿後20年 若林奮@豊田市美術館
2023年度 第2期 コレクション展@豊田市美術館
山田寅次郎展@ワタリウム美術館
Japan Mobility Show 2023@東京国際展示場
黒田記念館(特別室開室)
横尾忠則 寒山百得展@東京国立博物館
東京国立博物館の寒山拾得図
デザインフェスタ vol.58@東京ビッグサイト
永遠のローマ展@東京都美術館
上野アーティストプロジェクト2023 いのちをうつす ―菌類、植物、動物、人間@東京都美術館
動物園にて ―東京都コレクションを中心に@東京都美術館
第64回 日本版画会展@東京都美術館
「今こそ、ルーシー!」 ~LUCY IS HERE~@スヌーピーミュージアム
大原美術館
そして船は行く@高知県立美術館へ。
大塚国際美術館
コレクションハイライト@福岡市美術館
芥川龍之介と美の世界 二人の先達─夏目漱石、菅虎雄@久留米���美術館
遠距離現在 Universal / Remote@熊本市現代美術館
第3期コレクション展:宮崎県立美術館
MOTアニュアル2023 シナジー、創造と生成のあいだ@東京都現代美術館
MOTコレクション歩く、赴く、移動する 1923→2020 特集展示 横尾忠則―水のように 生誕100年 サム・フランシス
大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ@国立新美術館
第4回カルチャー芸術展@国立新美術館
第12回 躍動する現代作家展@国立新美術館
21世紀アートボーダレス展(2023)@国立新美術館
JAGDA国際学生ポスターアワード2023@国立新美術館
第63回全国矯正展@東京国際フォーラム
ゴッホと静物画―伝統と革新へ@SOMPO美術館
ピカレスク・ニュー展 Vol.8@ピカレスク
モネ 連作の情景@上野の森美術館
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【🎏5/5端午の節句/菖蒲/癒しの絵】
菖蒲の花言葉は、
「優雅な心」「よい便り」「神秘的な人」「気まぐれ」などがあり
5/3、5/5、5/6、5/12、5/18、6/1、6/6の誕生花です。
菖蒲は日本の初夏を彩る端正なお花で「いずれあやめか、かきつばた」という慣用句があり「両者の優劣をつけ難い」という美しい女性を例える表現があります。
「菖蒲」と「勝負」をかけて、「勝虫」ともよばれる「蜻蛉」と組み合わせた図柄は、
蜻蛉はその姿の勇ましさと、まっすぐ前にしか飛ばないことから武士に好まれたそうです。
勝虫の蜻蛉(トンボ)と勝負と菖蒲をかけて、描かれた模様は「蜻蛉菖蒲紋」といい「勝負に勝つ」という意味合いから武士に好まれた縁起の良い図柄です。
作品詳細👇
https://akiyoogasawara.com/work/enku-yuga/
@Ogasawara_s_Art
@kenkootakunist
【🟢展覧会】
•グループ展/
2023年8月9日(水)-15日(火)
会場 阪神梅田本店
•個展
2023年9月28日(木)-10月4日(水)
会場 東武百貨店船橋店5階5番地 美術画廊
(船橋市)
【🎨日本画家小笠原明代公式HP】
https://akiyoogasawara.com/
【🛒オンラインショップ🛒】
https://ogashop8.thebase.in
@akiyoogasawara_shop
【🎥YouTube】
https://youtube.com/channel/UC7TfvTS_7Wi1DDuUKp1H84Q
【🪩Lit.link】
https://lit.link/akiyoogasawara
【📩contact】
【🏵アートレンタルSEITOH/定額の貸し絵画サービス】
https://galerie-seitoh.com/
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過去の展示です 2017年7月 Bankart1929 観光 。 惑星ザムザのこと考えてたら思い出しました。 。 思えば私は倉庫ロケーションな展示がすごく好きでした。 惑星ザムザは廃ビルでしたが ロケーションが似てると思います。 。 丸山純子さんの買い物袋で作られた花畑をさまよい 高橋啓祐さんの映像の波を感じるのがとてもとても気持ちよかったです。 。 滝沢達史さんのミニチュア作品はBankartの展示で度々見かけるのですがとても好きです。 。 2017年のトリエンナーレと会期が同時でしたね、 懐かしいです。 。 Bankartの代表の池田修さんの訃報はとてもびっくりしてしまって 言葉が出ませんでした。 直接的な関わりはほとんど全然ありませんでしたが アーティストトークで厳しめな意見をアーティストさんたちにビシビシいう姿や 船、山にのぼるを解説してくださったアーティストトークや スクールのあとに、このあとみなとみらいがすごいことになる。 というお話をしてくださったことをよく覚えています。 もういらっしゃらないなんて信じられないです…。 ご冥福をお祈りいたします。 。 これからもまた隙を見てBankartの展示見に行きたいです。 。 #art #artist #exihibition #bankart #bankart1929 #横浜トリエンナーレ2017 #2017 #観光 #bankart1929観光 #現代アート #現代美術 #過去の展示 #丸山純子 #高橋啓祐 #滝沢達史 #2017年 #インスタレーション https://www.instagram.com/p/CdUiP8ArPBt/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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いよいよ、明日より森の展示室。 去年終わりを告げたのですが、今年からlogsee @logsee の石黒さん達が引き継いでやっていくことになりました^_^ 今年は作家同士で作品を持ち寄って、森の中で鑑賞会をしようって話だったのだけど、和知の森の中で作品を展示することは、お客さんが来る来ない限らず、森の展示室だよって、荒川尚也さんのひと声で、私たちは、前に進みます。 森の中で作品を置く。 森の中で場をつくる。 そこで感じる。 今まで以上に自分と向き合える森の展示室になると思います。 そんな、私たちの作品、行為を見にきてください。 DM等は、ございません。 それぞれの作り手が、snsで告知をしていきます。 以前のように、マルシェもございません。みなさん、お弁当持ってきてください。近くの道の駅で買って持ってきてもらってもいいかも! 明日は1日森の中のどこかにいます。 森の展示室 2019年4月6日~4月21日(火曜日休園) 場所:わち山野草の森 〒629-1131 京都府船井郡京丹波町坂原シヨガキ5 開園時間:9:00~17:00 (16:00までに入園) 入園料:310円 4月6日 午後~ 出展作家交流会 4月20日 10:00~ 森の展示室ツアー開催 (4月17日までにご予約頂いた方限定で、豆椿の稲荷をご用意致します。別途500円) お問い合わせ:mail@logsee.net 石黒幹朗 2019テーマ『間』 森と人との関わりの間。 木々や植物との間。 ふと現れる間から広がる間。 間と間の間。 間には「ま」と「あいだ」という二つの読み名があり、間というものを改めて考えてみた時、我々は常に間と共にいることに気付きました。 時の間や物質の間。 その中にいて、その外の間とも繋がっている。 そこにはまた間が存在します。 始まりから今まで、そしてこれからの間。 昨年を一区切りとし、今年新たに始まる森の展示室。 さまざまな作家さんが、森の中でそれぞれの間を描きます。 静かな森の中で、のんびりとアート鑑賞をしませんか。 出展作家 #moi.toi #大森梨紗子 #チプラスタヂオ #津久井珠美 #大橋史人 #吉田和代 #小池照男 #太田良子 #金子朋恵 #Sachi Japanese tea #とりもと硝子店 #萩原桂子 #ハトエビス #篠原智之 #ORITO #平木奈々子 #おおはしめぐみ #鈴木隆 #加茂学 #相良育弥 #ハタノワタル #荒川尚也 #logsee #森の展示室 #森の展示室2019 #森の展示室2018 #わち山野草の森 #京丹波 #和知 (わち山野草の森) https://www.instagram.com/hatanowataru/p/Bv2hZlbn6ss/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=usr21cc4r22x
#moi#大森梨紗子#チプラスタヂオ#津久井珠美#大橋史人#吉田��代#小池照男#太田良子#金子朋恵#sachi#とりもと硝子店#萩原桂子#ハトエビス#篠原智之#orito#平木奈々子#おおはしめぐみ#鈴木隆#加茂学#相良育弥#ハタノワタル#荒川尚也#logsee#森の展示室#森の展示室2019#森の展示室2018#わち山野草の森#京丹波#和知
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ゲンロンβ37読者アンケートより
こんにちは。ゲンロン代表の上田洋子です。Tumblrへの投稿はあまりに久しぶりで、手探りでの作業です (汗)
『ゲンロン10』の原稿執筆に邁進している東浩紀に代わって、読者の皆様から寄せられた『ゲンロンβ37』の感想をご紹介させていただきます。『ゲンロンβ』は弊社ゲンロンが発行している月刊の電子批評誌です。37の目次はゲンロンショップのサイトからどうぞ。このサイトではePub版をご購入いただけます。amazonでkindle版の販売もあります!
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6月刊行の東浩紀の新著『テーマパーク化する地球』、みなさんもう読んでいただいていますか。震災後のテクストから、旅と慰霊、テーマパークと批評を軸に編んだ著者自選のエッセイ集です。「人間が人間でいるために」悩みながら思考する東浩紀のテクストを追っていると、わたしたちがどういう時代に生きているのか、深く考えてしまいます。まだお持ちでない方は、ぜひご購入ください! 一般書店のほか、ゲンロンショップ、amazonでも販売しています。
β37では、この『テーマパーク化する地球』から、表題作「テーマパーク化する地球」のうちの「2012年3月 カリブ海」および「ニセコの複数の風景(スケープ)」を掲載しています。まずはこちらの論考への感想をご紹介します。
テーマパーク化する地球、毎晩、一つ二つ読んでから寝ています。なんと贅沢なことかと感じます。とびきりの思考と散文を幾晩も味わえる喜び!東さんの文章はリーダブルで、かつ、再読、再々読に耐える。Strategy, scope, structure, skeletonが半端ではないからです。その上で平易なあるいはノンシャランとしたsurfaceがかぶせられている。
「幼児や高齢者や障害者といった社会的弱者が安心して船旅を楽しめるのは、このクルーズが徹底して「嘘」で守られているからである。」高度な資本主義が、公共性を達成してしまう逆説。この一節を読んで、サブプライムローンのことをふと思い出しました。リーマンショックの元凶と呼ばれる仕組みに、果たしてそのような逆説はなかったのだろうか。とんだ見当外れだったとしても、そんな風に読者を別の思考へと誘う力を秘めた考察に満ちた新しい観光の手引きです。
建築設計事務所で主に公共建築の意匠設計に携わりながら、家では三児(4歳、2歳、0歳)の父である僕にとって、今回の東さんの文章は深く考えさせられるものでした。設計者としての自分の中には、テーマパークやショッピングモールなどが持つ「嘘」に対して、これまで受けてきた建築教育に起因する拒否反応があって、自分としては出来るだけ「嘘を排除した本物」を作りたいと考えている所がありました。一方、休日の父としての僕はというと、そんな「嘘」をまとった(と設計者の僕が感じている)ショッピングモールやテーマパークを頻繁に利用しているのでした。
テーマパーク(やショッピングモール)を「新しい公共空間」として眺める東さんの視点は、設計者としての僕にとっては非常に新しいものであると同時に、父としての僕にとってはとても自然な考え方として了解可能なものでした。そんな少し矛盾した自分の感覚をうまく統合しながら、新しい公共のあり方について考えてみたいと、今回の東さんの文章を読んで思うようになりました。
みなさん掲載論考だけでなく、書籍全体に感想をくださっていてありがたいです。『テーマパーク化する地球』読者アンケートは8月末日まで受け付けていますので、まだのかたはぜひこちらにご感想をお願いします!(アマゾンレビューもぜひ。。)著者も編集者も、読者の反応が気になってしょうがないのが正直なところですw
あいちトリエンナーレでジェンダーフリー旋風を巻き起こしている津田大介さんによる特別寄稿「ジャーナリストが芸術監督になるということ」もたいへん人気でした。
かつて平田オリザが、新しい芸術は(アートは)手の内を見せて、なおかつワンダーをもたらすものだ。と書いていました(少し言葉は違うかもしれません)。津田さんが、ここでやっておられることは、まさにこれです。あいちトリエンナーレ2019の舞台裏を、芸術監督としての広報戦略をばらっと開示している。それも、かなり具体的に踏み込んで。ゲンロン、東さんとの関係なしには書かれ得なかった、また読まれ得なかった文章だと思います。あいちトリエンナーレ見に行きます。よろしくお願いします。
津田大介さんの論考で面白かった点は、あいちトリエンナーレの具体的なアクション決定に至るまでの文脈が分かりやすく示されていた点です。津田さんの意思決定の重要な場面で常に東浩紀さんとの関わりが示唆され、人との関係性の中であいトリが今の姿になったことが筋道を立て説明されていたところにこの論考の良さを感じました。あいトリに関する情報が平板なものから、立体的になるような論考でした。
津田さんの問題提起をきっかけに、さまざまな議論が交わされるようになっていますね。これまで美術に関心を持たなかったかたでも、今年は行ってみよう、と思われたかたは少なくないのではないでしょうか。わたしもあいちトリエンナーレは楽しみです!
人気の「つながりロシア」、この号では保坂三四郎さんに、ユーロマイダン革命から5年が過ぎたウクライナについて書いていただきました。古くからの会員のかたはご存じかと思いますが、保坂さんには以前、このメルマガが別の名前だった時代に、セルゲイ(セルヒー)・ミールヌイさんのチェルノブイリ事故処理作業を扱ったドキュメンタリー小説を翻訳・連載していただいていたのです。いまはウクライナ在住で、ウクライナ語も堪能でいらっしゃる保坂さんの現地レポート、前号の高橋沙奈美さんのウクライナ正教会分裂についての論考とならんで、とても貴重な最新情報が満載でした。
この論考は記憶継承のあまりの難しさを構成の面からしっかりと示している部分にすごみを感じました。非共産化の話から始まり、ユーロマイダンへ至り、選挙の話が少し語られるという内容の論考でしたが、これは恐ろしい構成だと思います。様々な形で記憶を継承し、大祖国戦争を第二次世界大戦と公式な場面で言い換えたりと策を講じ、実行に移し、ある程度の成果が上がったのにもかかわらず、���史がイシューにならなければ選挙に勝てないことが国のお財布を管理しているかのような若者同士の会話の挿話とともに語られます。五年という短い期間のあまりの長さについて考えてしまいました。
ゲンロンβは毎号、無知な私に地誌や歴史の生々しい切断面を伝えてくれます。ユーロマイダン。ニュースの解説程度には知っていました。しかし、当たり前のことではありますが、その一言の中に、人々の暮らしが、いや、もっと有り体に言うと生と死がうずたかく積み込まれているのでした。
押さえた筆致にかえってその匂いと光景を思い浮かべずにはおれません。 つながりロシア、ゆっくり何度も読み返します。いつか来るかもしれない「次」にそなえて。人の喜びと憎しみがいかに衝突し和解するのか、一神教を持たない私が、決断を迫られたときに、どうするのかのレッスンになるから。
そして、星野博美さんの「世界は五反田から始まった」。この号では五反田に遊びに来た香港の友人たちとの会話から、香港と五反田の歴史が展開されていくエッセイでした。デモに湧く香港の話題でわかりやすかったのはもちろん、文章も今回からぐっと文学的になり、今後の展開がとても楽しみです。
今回は、香港の祝日を通して、香港と中国の関係性を記したところから始まる。香港のデモも今まさに実施されていて、タイムリーである。星野さんのTwitterから憂慮が伝わる。そして、星野さんと親友家族の会話や質問から始まる五反田と香港の類似と差異。彼との会話、そして彼のリアクションの後に記される星野さんの思索という文章のリズムが心地よく、引き込まれる。後半は戦争にまつわる話が出てきたことで、少し重たい感じもしたが、なぜ今の風景があるのか外部の視座と会話から広がっていく世界を疑似体験した気がする。
さて、β37からはじまった「読者の声」、思いもよらぬ反響がありました。
今回、特にうれしかったのは「【新コーナー】読者の声」でした。
この企画が単なる運営・制作と読者の交流の場ではなく、多様な読者が交差・交通するものになると良いなと思います。そんな試行錯誤として。
亡霊建築論 第1回 ロシア構成主義建築と、アンビルトのプログラムの感想「建てることに抗うようなアンビルトのプログラムが組み込まれた建築」プログラムが組み込まれた、という考え方は思いつきませんでした。そんな目も携えて次回の稿を待ちます。
スマホの写真論 第20回 グーグルがあなたの『思い出』を決めるの感想「子供の成長をスマホで撮影し続けると、撮影する側の親は観察者であるが、被写体である子供はその大量の幼少期の写真をどう受け止めるのか?」映像作品���登場人物(しばしば亡くなっている)の幼い頃のビデオを見る人物(大抵親か本人)というのは定番に近い演出だと思いますが、これが大量になり、デジタルになり、しかもクラウドに残されているというのは、確かにクラクラするような状況だと思いました。考えること、表現できることがたくさんありそうです。
SNSで読者同士が意見を交わしていらしたり、会員同士がつながったりしているのを見かけることがありますが、あれはじつはとても嬉しいんです。テキストと読者、著者と読者だけでなく、読者と読者をつなげる雑誌を目指したいです。
なお、「毎号楽しみにしています」「保坂さんの記事をはじめとして分量も質も濃い内容だった」「津田さんが見事に仕事をまとめあげた過程を拝見できてよかったです」といった短いご感想も嬉しく拝読しています。長くても短くても、どんなものでもけっこうですので、ぜひご感想をお寄せください!
と書いているあいだに『ゲンロンβ38』が配信されました!!読者のみなさまのご感想、お待ちしております!!!!!次号のアンケートはこちらからお願いします。
友の会へのご入会もお待ちしております〜
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2019年9月21日(土)より、千代田区にある「3331 Arts Chiyoda」にて開催される大型グループ展「WAVE 2019展」にロブ・キドニーが参加いたします。 期間中はアート作品の展示・販売のほか、アーティスト達によるイベントなども企画しております。皆様のお越しをお待ち申し上げております! . . 日程: 2019年09月21日(土)〜2019年09月29日(日) 時間: 11:00-20:00 備考: 最終日18:00まで 休み: 会期中無休 料金: 1,000円/65歳以上、高校生以下無料 *障害者手帳をお持ちの方とその付き添いの方1名は無料 会場: 3331 Arts Chiyoda 1F メインギャラリー 東京都千代田区外神田6丁目11-14 Google Map . . アートディレクター、イラストレーター、アーチスト:IC4DESIGN、秋元 机、浅野忠信、東 逸子、新 良太X吉田多麻希X井上嗣也、姉川たく、網中いづる、新井夏希、新井萌美、荒井良二、新目 惠、あわい、粟津泰成、飯田 淳、石浦 克(TGB design.)、石黒亜矢子、一乗ひかる、伊藤桂司、今井トゥーンズ、上田三根子、上田よう、後 智仁、宇宙大使館、宇野亞喜良、瓜生太郎、AC部、越前菜都子、EKKO、Ed、榎本マリコ、遠藤 舞、大久保つぐみ、オートモアイ、小笠原徹、オカダミカ / micca、小岐須雅之、小渕もも、鍵元 涼、角田麻有、影山 徹、葛西 薫、門川洋子、河井いづみ、川口 育、川崎タカオ、河野未彩、河村康輔、川元陽子、管 弘志、Keeenue、北澤平祐、北沢夕芸、北見 隆、北村ケンジ、木原未沙紀、草野 碧、グルーヴィジョンズ、くるはらきみ、黒田愛里、桑原紗織、こたお、小町 渉、斉藤美奈子、ボツフォード、サイトウユウスケ、阪口笑子、佐々木香菜子、佐々木悟郎、笹部紀成、ジェニーカオリ、塩川いづみ、七戸 優、白根ゆたんぽ、しりあがり寿、信藤三雄、スージー甘金、スガミカ、須川まきこ、鈴木里江、須田浩介、ソ・ミジ、五月女ケイ子、空山 基、高杉千明、高橋 潤、高橋キンタロー、竹井千佳、田島征三、 田名網敬一、田中麻記子、たなかみさき、谷口正造、dabstar、チカツタケオ、千原徹也、都築まゆ美、手島 領、寺田克也、天明幸子、唐仁原教久、ドキドキクラブ、時吉あきな、戸屋ちかこ、永井 博、長嶋五郎、中原昌也、中村幸子、薙野たかひろ、那須慶子、成田 久、西川真以子、西山寛紀、抜水摩耶、野村美也子、秦 直也、服部一成、花井祐介、花くまゆうさく、HAMADARAKA / Eru Arizono, Emu Arizono、ビオレッティ・アレッサンドロ、平井豊果、平澤一平、平野文子、ヒロ杉山、福田利之、藤井桜子、船津真琴、舟橋全二、牧かほり、真々田ことり、水沢そら、水野健一郎、南 志保、峰岸 達、峯山裕太郎、ミヤギユカリ、目黒ケイ、本 秀康、森口裕二、モリスン、YAJ、矢吹申彦、山口はるみ、山口マサル、山崎綾子、山崎由紀子、山本由実、ユムラタラ、横尾美美、吉岡里奈、吉實 恵、米原康正、RUKKIT、Lallasoo Poopo Lab.、ロッキン・ジェリービーン、ロブ・キドニー、若林 夏、渡邉亮太 . . アートディレクター、イラストレーター、アーチスト総勢157名の作品が大集結!!! 純粋な創作こそが未来を作る。本質に迫る表現との出会い。それが2019年ここにいる理由だ。 公式HP http://elm-art.com/wave/ お問い合わせ TEL 03-6379-4460もしくは[email protected] (アーツ千代田 3331) https://www.instagram.com/p/B1vhdGojkVL/?igshid=ubmub5bpvh0v
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「船/橋 わたす 2019」ドキュメント・ブック
4年生��卒論と3年生の作品解説文指導を終え、それらを収録した「船/橋 わたす 2019」のドキュメント・ブックが完成しました。過去2年は教員が奔走して作ってしまっていましたが、今年は手作りにしたことで、アイデア出しからレイアウト作業、製本まで学生に委ねることができました。招聘作家インタビューやたんぽぽの家の岡部太郎さんによる寄稿文も掲載されています。いずれも本学図書館に収蔵しています。
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是非行ってみたい٩(๑˃̵ᴗ˂̵๑)۶ ° 僕は内外を問わず,前近代の科学技術や土木工事には興味津々です。塩野七生氏の名書「ローマ人の物語」(新潮社。全15巻)は僕の大好きな本ですが,第10巻「すべての道はローマに通ず」はローマ街道や上下水道をはじめとする古代ローマのインフラストラクチャーを主題に取り上げていて,特に夢中になって読みました。また僕は勉強のために時々英語の長文を読むことがあり,その際には無料でテキストを入手出来るWikipediaを大変重宝しておりますが,その際にも"Science in the medieval Islamic world"などという個人的にも興味津々のテーマを選んでいます。 では前近代の日本にはどのような科学技術があり,どのような土木工事・インフラ整備が行われていたのでしょうか。僕は昔,利根川流域の小さな町に住んでおりました。利根川がもともとは東京湾に注いでいたこと,江戸時代初期以降にそれを太平洋に向けて付け替えていったこと(利根川東遷事業)は有名ですが,実際に川縁に立つと利根川は見る者を圧倒するような大河です。「この大河の流れを変えていったのか・・・」と,当時の科学技術が既に相当のレベルに達していたことを実感すると同時に心の底から驚きが湧き上がってきたのを,まるで昨日のことのようによく覚えています。 現在は都内各地を歩く機会が多いのですが「日比谷は入江だった」「江東区の南側は江戸時代の埋立地」などという話だけだとなかなかピンと来ません。しかしたとえば御茶ノ水付近で深い谷底を流れる神田川が実は上水と水運を目的にした人工の水路だという話には,目の前に実際に川があることもあって強い驚きと知的興奮とを禁じ得ません。また東京においては地名や駅名が前近代インフラの存在を示唆することも多々ありますね。JRや都営地下鉄にある水道橋駅とは文字どおり神田川に架けられた水道橋に由来し,また東武鉄道にある曳舟駅というのはトウパス(曳舟道)を備えていた運河・曳舟川に由来する名前です。僕は水道橋駅を通るたびにフランス・ガール県のポン・デュ・ガールを思い出し,また曳舟駅を通るとロシアの画家イリヤ・レーピンの風俗画「ヴォルガの船曳き」を連想し「江戸も世界と同じようなインフラを備えていたのだな。具体的にはどんなものだったのだろう」などと想像の翼を広げてしまいます。 江戸時代の浮世絵のうちそうした当時のインフラが描かれているものばかりを集めた展覧会が開かれると聞いて,アート鑑賞と同時に知的好奇心を満足させることも出来るのではないかと,僕は今からワクワクしています(๑˃̵ᴗ˂̵) 英語では美術館・博物館の双方を"museum"と呼びますが,ミュージアムというのは本来各種の知をまとめて人々に提供する場なのでしょう。今回はまさにそうした体験が出来そうですo(^-^ o )(ノ ^-^)ノ 太田記念美術館では,今回どのような学びを得ることが出来るでしょうか。展覧会の始まる10月10日が今から待ちきれない思いです(*゚▽゚)ノ
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【市制施行50周年記念 手賀大橋橋脚に我孫子市の鳥オオバンの壁面アート完成】
市制施行50周年を記念して、市民団体「我孫子アートな散歩市」が手賀大橋の橋脚にオオバンの壁面アートを制作し、施行日の7月1日に完成を記念したお披露目式が行われました。
「我孫子アートな散歩市」は、アートで我孫子の再発見と地域の方との交流を目指し、芸術展示などを行っている団体で、今年20周を迎えたことから、市制50周年と連携して壁面アートを制作しました。 壁面アートは、橋脚のトンネル25メートル、高さ3メートルの両��面を使って描かれています。
描いたのはコンペで選ばれた、長野市の画家・尾頭(山口佳祐)さん。作品は「静寂」と題し、オオバンが羽ばたく姿と、かつて手賀沼に生育していた水草ガシャモクを載せた船と船頭などがゴールドと黒で描かれています。 お披露目式に出席した星野市長は、「50周年を記念したダイナミックで素晴らしいアート作品です。手賀沼の風を感じながら多くの方にこの壁面アートを見て頂きたい。」と話しました。
制作:OZ - 尾頭 - 山口佳祐(画家・絵師) 幼少の頃から創ることを好み、10代前半から制作活動を始める2001年からライブペイントを始め、即興性と場の特異性を追求一方で数々の依頼制作や店舗内外装、海外での個展やアートフェスティバルへの参加など表現は多岐に亘る。日本特有の思想や感覚、現代の発想や画法を融合し、万物に秘められた「何か」を追求しながら筆を走らせ続けている。 http://oz-te.com/
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机上からの眺め|木下令子 Reiko Kinoshita 別府 Beppu
旅はできる時に。 まさに、その言葉は間違いではなかった。
今現在、新型コロナウイルス感染拡大の猛威によって生活は一変してしまった。私は、九州の熊本に生まれ育ち、現在は東京を拠点としているが、今の状況下では自由な移動は不要不急となり、帰省すら危険な行動と見なされる。
毎回、帰省に合わせた途中下車の旅は、私の密やかな楽しみの一つだ。帰熊の最短ルートは飛行機で約2時間。前後を入れると半日を要するが、空だと近い。移動を陸路に移すと、新幹線では約7時間、バスは20時間、青春18切符でローカル線を乗り継ぐと24時間、車の場合は寄り道をして数日。海を選択すると、フェリーで約2日を��に揺られる事になる。ある一定を超えると急に“遠さ”が出現する。良く言えば、十分な距離がいつも用意されている。ここ数年で無茶な移動は減ったもののLCCの普及もあり、経路に新たな選択が広がった。途中下車のススメ。けれど先行きが見えない今は、予定も立たない。机上旅行で、ひとつの経路の記憶をゆっくり巡った。ここに終息を願って。
2019年の末、帰省をきっかけに、いつも通り寄り道の経路を考え、初めて大分経由で飛行機を取った。目指すは別府。夜の便で大分空港に着き、1時間のバスに乗る。今回は、2年前から別府へ拠点を移して東京や各地を往来している作家の泉イネさんのもとを訪ねる事が目的だった。
夜21時、暗い夜道を抜けて別府に到着すると、街は明るい。イネさんが手を振って迎えてくれた。夕食を食べようとぼんぼりの灯る商店街を通り、ノスタルジックな路地裏を横目に、実乃里という小料理屋に入る。カウンターの高台には、おばんざいや焼き魚が美味しそうに並んでいる。古風な店内には、どこか異国の空気が混ざり合う。地元には、立命館アジア太平洋大学(APU)があって国籍も多様で若者も多い。オススメの唐辛子餃子とカレイの煮付け、卵焼きにチキンライスなど、たくさんの料理は留学生が運んでくれた。店の中は和やかで、誰もが積極的に溶け込める空気がある。きっと、この街は住み心地がいい。
その晩、去年別府へ移住してきた橋爪亜衣子さんとイネさんが運営する(ゆ)に泊めてもらう事になっていた。食事を終え、イネさんの友人の喫茶店 cotton wood で0時近くまでお茶をのんだ。帰ろう、と言うイネさんは自然と別府の人になっていた。その晩は、人2:猫1でみかんを食べ、誕生花の本を読みながら年末の空気を楽しんだ。別府と言えばまずは温泉で、机に置かれた地図にはすでに湯の案内が記されていた。それを点で繫いで地理を習い、眠る前に「明日は好きにお湯に浸かっておいで」と、見送りの挨拶と2枚のタオルを受け取った。イネさんは、案内人の一面も増えていた。それから「夜中まで制作するよ」とハチマキ(もっとおっしゃれ)をして背中を丸め、絵描きに戻った。描き始めてすぐにネコ(名:おもち)が膝に座る。きっとそこにあるいつもの日常なのだろう。私の部屋にも、何度かネコは覗きに来ていた。眠りに着くまでなんとなく、ネコの足音か筆音なのか、耳の奥に聞こえているようだった。
早朝6時、小雨の中で100円を握りしめて硫黄の香りの中を歩いた。別府の湯はとても熱いと聞いていた。医薬品がない時代、病気の予防や治療の為に湯治として活用されていた温泉だが、効能には体調も含めて個人差があるそうだ。湯あたり体質の自分も油断はせずと思っていた矢先、着いて早々に「〇〇さんが来ていたから今日の温度は熱いわよ」と先に上がった人に教えられた。源泉に、年季の入った木の棒を一本突き刺して開け閉めをすることで、温度は個人の好みに変えることができる。それが生活の中の共同温泉。誰もが慣れた作法のように湯船の周りで敷物を引き、正座をして体を洗い、テキパキと湯に浸かり帰宅する。見様見真似で勢いに任せて熱湯に浸かった。とても熱い。その時期、隣接する阿蘇山の火口は噴火レベル2の警戒数値にあった。その地下熱を想像したら、あっという間にのぼせてしまった。
外のベンチで涼みながら水を飲んでいると、「湯けむりで隠れてしまいまして」と風情ある挨拶をする様に山山が顔を覗かせる。由布岳か鶴見岳か、九州らしい連山は心が落ち着く。暈しという技法が、絵や染めの中に見出された原風景をこの目で見る様だった。
部屋に戻ってからの一眠りは至福だった。昼間は、イネさんのコーディネートで街を歩く。様々な企画イベントも行われている広い店内を持った “BASARA HOUSE”へ向かう。カレーとハンバーガー「R&B」の曜日ごとに店主が変わる。住人も居たり居なかったり、流動的な人の出入りによって「育つ家」との別名もある。ハンバーガーを待つ間は近所を歩いた。数ある温泉と理髪店、建物の構造などから遊里の面影も垣間見る。源泉数・湧出量ともに全国一を誇る別府温泉は、湯けむりの立ち上る景観が定着しているが、実際もそのまま美しい。程よい湿度が体を包み、真冬にも関わらず体感として少し暖かかったように思う。イネさんの街歩き解説で、気づけばスムーズに遠くへ行きすぎた。急いで店内に戻ると、APU在校生女の子ユニット/ズッキュンゴリラが別府記事のジンを発行して並べていたので、絶品を口に頬張りながら、旅のお供にと2冊購入した。細く高い梯子を登り、2階も覗く。東京での手狭さに比べ、あまりの余地空間に眩暈がした。長い廊下の最後の部屋に、見覚えのあるものが床置きされていた。イネさんは、以前一部屋アトリエとして��りていたと、原美術館の個展の際の作品を表札のように残していた。別府は立派な観光地でもあり、芸術際も盛んである。現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」を主催したBEPPU PROJECTは今もアーティスト支援の清島アパートを運営し、毎年の募集で作家も入れ替わる。訪ねてみると、師走でも多くの作家が滞在したままだった。往年、保養の場として人を招き入れる度量を持つ土地。ここではアートも身近に置かれ、艶のある景観を最大限に活かしながら、若い世代の積極的な地域へのアプローチに私はとても魅了された。
12月29日 山道を通る熊本行きの直通バスの乗車予定を、福岡を回っての経路変更。
イネさんと別れの挨拶をし、別府のフィナーレも温泉を選んだ。電車の切符も購入し、軽く湯に浸かる予定だった。扉を開けてすぐのカーテンをめくと、突如、湯船に浸かった人と目が合った。段下がりの湯船の周り���脱衣所が囲み、湯船の中にいる人から見つめられながら服を脱ぐ。極小のスタジアム型で仕切りは無い。いつの時代のものなのか、この土地の醍醐味と言えるディープな異次元空間だった。湯気の奥に、地に降り立った仏様の様に神々しいおばあちゃんが湯に浸かっている。珍しそうに私を眺めた後、目を線にして茶目っ気に笑ってみせた。今日の湯は熱い、と何度も唸るので、私もついつい一緒に唸った。着替えも湯の中も関係なく、二人きりで会話が続く。よくできた究極の憩いの場だ。背中に引っかかったセーターを裸のまま引っ張って着替えを手伝うと、距離はすっかり縮まった。年齢95歳との交流だった。
髪を乾かすものは無く、私は髪を濡らしたままで福岡行きの賑う列車に乗車した。誰も驚きはしなかった。別府では、何人の人と話をしただろう。温泉は、生活における集会場だと聞かされ納得した。そして、外ではその場を手本とし、山と海とに囲われた最良の地で、新しい安住の形を根差そうと湯煙の元で対話する光景があった。そんな時間が今は眩しく、私は机上から遠くを眺めてばかりだ。また、お湯で身も心も整えたい。尽きる事なく湧き出てくる水のように、健康で平和な世界が、また新たに浄化されて生まれてきてはくれないだろうか。
木下令子
木下令子
https://reikokinoshita.tumblr.com/
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過去の展示です 2017年7月 Bankart1929 観光 。 惑星ザムザのこと考えてたら思い出しました。 。 思えば私は倉庫ロケーションな展示がすごく好きでした。 惑星ザムザは廃ビルでしたが ロケーションが似てると思います。 。 丸山純子さんの買い物袋で作られた花畑をさまよい 高橋啓祐さんの映像の波を感じるのがとてもとても気持ちよかったです。 。 滝沢達史さんのミニチュア作品はBankartの展示で度々見かけるのですがとても好きです。 。 2017年のトリエンナーレと会期が同時でしたね、 懐かしいです。 。 Bankartの代表の池田修さんの訃報はとてもびっくりしてしまって 言葉が出ませんでした。 直接的な関わりはほとんど全然ありませんでしたが アーティストトークで厳しめな意見をアーティストさんたちにビシビシいう姿や 船、山にのぼるを解説してくださったアーティストトークや スクールのあとに、このあとみなとみらいがすごいことになる。 というお話をしてくださったことをよく覚えています。 もういらっしゃらないなんて信じられないです…。 ご冥福をお祈りいたします。 。 これからもまた隙を見てBankartの展示見に行きたいです。 。 *間違えて創作アカウントで投稿してしまったのでこちらに投稿しなおします😭💦 #art #artist #exihibition #bankart #bankart1929 #横浜トリエンナーレ2017 #2017 #観光 #bankart1929観光 #現代アート #現代美術 #過去の展示 #丸山純子 #高橋啓祐 #滝沢達史 #2017年 #インスタレーション https://www.instagram.com/p/CdUj1JbL8Z5/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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森の展示室に何か生まれてる。 @logsee 石黒くんからの報告です。 Repost from @logsee @TopRankRepost #TopRankRepost . @ikuya_sagara @fumicht @foas.megumi . 4/11〜13日は梅の枝を編み込むワークショップがあります。 山野草の森、クマガイソウのあたり。 軍手と動きやすい服装でお集まりください! . 森の展示室 https://www.morinotenjishitsu.com/ わち山野草の森には、年間を通じて約900種類の山野草が息づいています。 そんな森の中で私たち���り手はそれぞれの空間を創りました。 曖昧な木々の境界をひとつの空間と見立て 広く整備されたわち山野草の森の中にいくつもの展示室が生まれ、お客様をお待ちしています。 今年のテーマは「線」 人が自然と共に暮らしていく中で人は様々な線を引いてきました。 人の住む空間と里山との境界線。森の中の道。田んぼの線。時間においても過去未来そして現在と線を引いてきました。 わち山野草の森の中で、人が森の中で表現という線を引く時、これからの人と自然を示唆するような空間が生まれてくると信じ、準備を進めています。 最初3人ではじまった森の展示室は、5年が経ち、どこにもない野外展に成長してきましたが、わち山野草の森で開催する森の展示室は今年が最後です。 去年から販売というよりも森の中で作り手と見るものが対話できる展示室をつくろうと取り組んできましたが、 賛同者も増え、今年は過去最高の50名の参加です。 森の作り手達とお客様が繋がり、次はどこか違う森の中でまたひっそりと森の展示室がはじまるかもしれませんね。 日時:2018年4月14日(土)15日(日) 10:00~17:00 一部作品は4月23日(月)まで展示をしています。(火曜日休園) 場所:わち山野草の森 京都府船井郡京丹波町坂原シヨガキ5 電話 0771ー84ー2041 協力金:森の展示室ははるいろさくらまつりのイベントのひとつです。 イベント協力金として300円頂戴します。 このお祭りは皆様の協力のもと運営しています。ご理解よろしくお願いします。 . . ■森のアート
ORITO 柳弘之 大橋史人 吉田和代 金子朋恵 加藤直樹 太田良子 萩原桂子 小倉広太郎 logsee ハトエビス 中西真矢 河合和美 今西公彦 鈴木隆 つきよみ 谷口聡子 相良育弥 ハタノワタル 荒川尚也 チプラスタヂオ 藤森ちかこ 沓沢佐知子 大森梨紗子 アリサト工房 アキフミキング 市川孝 成井大甫 打田翠 白石陽一 moi.toi. 平間磨理夫 二名一気 平木奈々子 津久井珠美 川井有紗 笑達 i a i ■shop archipelago つきよみ かごや ■お茶 喜喜茶(14日のみ) Sachi japanese tea 移動喫茶キンメ ■food 四月の魚(14日のみ) 季節といなり豆椿 あはひ 御菓子丸 ■森の音 UMU・PRISM・O・LYRA 森美和子(篠笛) . 森の展示室は、4月14日15日わち山野草の森で開催される「はるいろさくらまつり」のイベントのひとつです。はるいろさくらまつりメイン会場から少し山に入った場所で、ひっそりと開催されます。 https://www.haruirosakura.com/ 年間を通じて約900種類の山野草が息づき、遊歩道が整備された森の中でアート鑑賞を楽しんでいただけます。はるいろさくらまつりでは、山野草を楽しむツアーや山野草の販売、地元のお店やオーガニックフードのお店が並ぶ「はるいろマルシェ」など様々なイベントが開催されます。 春の桜や山野草、ゆったりと山間を流れる由良川、山の空気を感んじながら一日中楽しめるお祭りです。 主催:京丹波森とアート実行委員会 協力:わち山野草育成会 後援:京丹波町・京丹波町観光協会・α station #森の展示室 #わち山野草の森 #京丹波 #和知
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San Diegoへ小旅行
留学生活も1ヶ月半が経ち、折り返しポイントにきました。ショートブレイクということで、週末は冷たい雨の降るPortland(気温9度)を抜け出して、快晴のSan Diego(気温20度)へ小旅行に出かけました。美しい海岸線と広大な動物園、美味しいご飯を堪能してすっかりリフレッシュ。留学後半戦も頑張ります!
San DiegoはPortlandから飛行機で2時間半ほど。この時期なら、往復3万円代で行けます。金曜日のクラス終了後に出発。現地では、避寒のためにKaplanのPortland校からSan Diego校に転校した元クラスメイトと再会(Kaplanは世界に40校あり、各地に転校が可能です。避寒・��暑で転校するのもナイスアイディアですね)。彼女たちや、Uberの運転手さんにもおすすめを聞いたりしながら、3泊4日の旅を楽しみました。以下がSan Diegoのおすすめのアドレスです!
●ビーチ:サンディエゴといえば、美しい海岸線が有名。中でも以下のビーチはマストです。
ダウンタウンから車で10分ほどのCoronado(コロナド)島のビーチ。静かな海を眺めながら、マリリン・モンローの映画の舞台にもなった高級リゾートホテル、ホテル・デル・コロナドで優雅にお茶をするのがおすすめ。
スペイン語で宝石という意味のLa Jolla(ラホヤ)。ダウンタウンから車で20分ほどの美しいリゾート地です。野生のアザラシを見て和んだあとは、ピンクのLa Valenciaホテルのテラスでスパークリングなどを。
サーフィンのメッカ、Pacific Beach。海に突き出た桟橋は、雑な作りで怖いけれど、眺めは絶景です!
●Balboa Park(バルボア公園):ダウンタウンから車で5分ほどのところにある、世界有数の広大な都市公園バルボア・パーク。敷地内にはこれまた世界的に大人気のサンディエゴ動物園と15の美術館や博物館があります。
サンディエゴ動物園は660種、3600頭の動物が飼育されている大動物園。パンダやコアラ、シロクマなどの人気者や、絶滅危惧種のスノーレオパードなども見ることができます。見せ方も工夫されていて、楽しかった。とにかく敷地が広大ですが、1時間でハイライトを回る巡回バスや、目的の動物までいっきに行けるロープウェイ(カラフルな鳥の絵がかわいい)をフル活用すれば3時間程度で満足できます。
サンディエゴ美術館は、アメリカや中南米のみならず、アジアやヨーロッパのアートも幅広く集められた見ごたえのある美術館。企画展にも定評があり、私が訪ねたときにはフリーダ・カーロの企画展が開催されていました。美術館のあとは、若手アーティストが住むスパニッシュビレッジアートセンターをのぞいて小さなアートを買うのもおすすめ。
●レストラン:スペイン領、メキシコ領の歴史のあるサンディエゴ。港町なのでイタリア人船員さんたちが作った街(リトルイタリー)もあり、それぞれの町には美味しいレストランが。
サンディエゴ発祥の地、オールドタウン近くのメキシコ料理El Agava。伝統的なメキシコ料理と聞いて行ったのですが、むしろカリフォルニアの新鮮な食材とメキシコ料理が融合したカリ・バハ・キュイジーヌといった感じで、全てがきれいで美味しかった!特にMole Poblano(モーレ・ポブラーノというナッツやチョコレートの入った伝統的なソースをかけたチキンはこの旅のベストの一皿。テキーラも豊富でインテリアも素敵。ここはおススメです。
リトルイタリーのイタリアン、Buon Appetito。席に着くと出てくるパンとトマトソースが素晴らしく、食べすぎ注意です。パスタもお肉も◎。その日のおすすめを聞いてオーダーを。
ダウンタウンの繁華街、ガスランプ・クオーターのスペイン料理、Café Sevilla。イベリコ豚の生ハムと、タパスと、パエリアにサングリア。ワイワイ食べるのが楽しいお店です。
あーよく遊んで、よく食べました!
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