#空閑遊真
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【ワートリ】空閑遊真
そして旅は終わりを迎えた
新たな旅を始めるか
それを決めるのは君自身だ
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Yuma Kuga [World Trigger]
I made a fanart of Yuma Kuga from World Trigger ! I love this anime so much it made me binged watching it !
#art#digital art#artwork#drawing#illustration#digital illustration#digital painting#fanart#world trigger#yuma kuga#anime art#ワールドトリガー#空閑 遊真#ア���メ#イラスト#illust
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和五年(2023)8月27日(日曜日)弐
通巻第7884号
(日曜版)
●読書特集
書評:イリハム・マハムティ『わが青春のウイグル』(かざひの文庫。発行太陽出版)
【書評】
なぜ高倉健が中国民衆の共感を呼んだのか?
胡耀邦時代のウイグルには、まだ微かに自由があった
♪
イリハム・マハムティ『わが青春のウイグル』(かざひの文庫。発行太陽出版)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
あれは何年前だろうか。タイの国際空港でばったりイリハムさんと偶会したのだ。あの広い空港でいかにして会えたかといえば、お互いに愛煙家だから空港内に一、二カ所しかないスモーキング・ルームだった。
久闊を叙し、「ところでイリハムさんは何故タイに?」と評者(宮崎)は愚問を発した。彼はウイグルから弾圧を逃れてタイへ這入り込み、いまにも強制送還されそうな『トルコ人』をなのるウイグル同胞たちの救援活動にきていた。
著者のイリハムさんは日本で活躍するウイグル問題の活動家であり、世界ウイグル会議の役員でもある。
本書はイリハム氏が少年時代から大學までの青春をウイグルで過ごした、あの愉しかりし日々を振り返りながら、なぜ中国共産党の狂気の弾圧がはじまったか、その現代史をやさしく解き明かす。
文革がおわり、最初に公開された日本映画は高倉健、中野良子、池部良、原田芳雄、田中邦衛の『君よ憤怒の河を渉れ』だった。つぎが栗原小巻、高橋洋子らの『サンダカン八番娼館 望郷』だった。つまりこの二本だけを中国区共産党は『政治キャンペーン』として使う目的を秘めて中国国内での上映を許可したのだ。
高倉健の『君よ憤怒の河を渉れ』は濡れ衣を着せられた東京地検の検事が真犯人を追いかける復讐劇だ。つまり共産党に迫害され、虐められた側が権力をやっつけるという庶民の喝采をよぶストーリーで、中国庶民のガス抜きを謀ったのである。
そうとは知らず評者も見たが、この映画は二級品と言って良く、ついでに言えば中野良子はその後すっかり中国親善女優となって北京を行き来した。田中邦衛はロケバスでひょいとカーテンから顔を出すと、ウォアーと群衆が集まり、バスが身動きが取れなくなったという逸話がある。
サンダカンも日本が貧しい時代にボルネオの女郎屋に売られた悲しい女たちの物語で、日本でもこういう虐げられた女がいたのだという中国共産党の巧妙な宣伝に使われた(蛇足、ボルネオのコタキナバル郊外に「からゆき」さんたちが眠る墓がある。ホテルからタクシーをやとって探した)
ところが当局の意図に反して、中国人のうけとり方は主演の栗原小巻の美貌、彼女の写真がのった雑誌は飛ぶように売れた。台湾に亡命した有名作家の乃内夫が来日したおり、箱根を案内したことがある。帰りに紀伊國屋書店に立ち寄りたちというので連れて行くと、買ったのは栗原小巻特集号だった。
その後の中国の新世代、Z世代は日本のアイドル歌手やアニメを日本人の若者と同レベルで知っているし、漫画のコスチューム大会が中国で開催されるくらいである。
閑話休題。イリハムさんは小中学を中国語の学校に通って中国人ともわけへだてなく遊んだ。高校でウイグル語の学校へはいると、中国語授業の学校と設備などの点で差別があることに気がついた。
子供の頃、なかよく遊んだ中国人はその後、誰とも連絡がないという。
イリハム青年が新彊大學に在学中、天安門事件が起きた。そのときまで「経済の改革開放を推し進めたトウ小平や、特に民族問題にも同情的だった改革派政治家、胡耀邦の時代だった80年代は、現代中国の歴史の中で、最も自由で各民族の権利も多少は尊重されていた」(55p)
差別が表面化したのはウイグル人迫害リンチ事件を切っ掛けとしてウルムチにおける中国人のウイグル人暴行殺人事件だった。この衝撃で外国へ逃れた夥しいウイグル人はおそらく十数万人である。
世界ウイグル人会議が結成され、代表のラビア・カディール女史はノーベル平和賞受賞寸前まで行ったが、北京の妨害で実現しなかった。
ウイグル会議の面々は靖国神社を参拝した。中国政府は声高に批判した。
しかしイリハムさんは言う。
「自分たちウイグル人は、ウィグルのために闘った人たちを祀るところはどこにもない」(100p)
わたしたち日本人はウイグルの悲劇から何を学ぶべきか。
沖縄が「ウイグル化」しないためにどうすればよいかを、真剣に考えなければならないのである。この切実なおもいが行間から溢れている。
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旧東隊の頃をあまり知らない人たちの小説
(だんだん自分が何を投稿したか分からなくなってきたので重なったらすみません🙇♀️)
お好み焼き屋において旧東隊が話題になる話
「おー、寂しい男どもよ! ヒカリさんが来てやったぞー」
底抜けに明るい、高いトーンの声が『お好み焼き かげうら』の店内に響く。絵馬ユズルと入れ替わるように店に入ってきたのは、影浦隊オペレーターの仁礼光だった。
「おせーよ、もう食い終わったぞ」
この店の次男である影浦雅人がドスのきいた声でぼやく。動じることなく隣のテーブルの荒船隊の二人に挨拶し、仁礼は北添尋に素早く指示を出す。
「アタシにも、一枚焼け!」
「どうも、初めまして。玉狛第二の空閑です」
空閑遊真が挨拶する。おそらく今日、影浦が企画したのは、影浦隊の面々と遊真の顔合わせなのだ。
玉狛第二と影浦隊はB級ランク戦ラウンド4において戦っている。そして再び、一週間後にはラウンド7で対戦することが決まっている。
仁礼は立ったまま、ニカッと笑った。
「アタシはオペレーターのヒカリだ。よろしくな」
「こいつはアホでズボラだが、オペは上手い」
影浦が褒める。そういう男だ。仁礼も大きくうなずいた。
「こいつらは、光さんがいねえと何もできねえんだ」
誰も嘘は言っていないから、本当なのだろう。空閑は敬意をもって仁礼と握手した。
「脚が寒そうだよ、ヒカリちゃん、風邪引いちゃうよ」
北添尋が仁礼の足元をみて、ブルっと身を震わせた。
この寒いのに、仁礼は太ももを大胆に露出したホットパンツをはいている。靴下も短い。しかし、身軽な格好は彼女によく似合っていた。
「寒さには強えんだ」
膝を豪快にあげてみせる。さっぱりとした仕草に色っぽさはなく、彼女の健康的な美しさを引き立てるのみだった。
「あぶねえだろ」
しかし、ひとつ年上の隊長は心配になったらしい。
「お前、そんな格好して、柄の悪いのに絡まれたらどうすんだ?」
二、三年前と比べて、だいぶ治まったが、九時を過ぎたあたりから、繁華街は柄の悪い連中が我が物顔で徘徊し始める。第一次侵攻から復興に至るまでの間に三門市の治安が悪化した、その名残りだ。
仁礼はカカカと笑って、手を振った。北添の隣にドスンと勢いよく座る。
「大丈夫、三輪に送らせた」
意外な名前を聞いて、空閑は目を開く。その名前は久しぶりだ。彼の率いる三輪隊とは空閑が玄界にきて間もない頃に戦った間柄だ。その後、大規模侵攻において空閑の相棒であるレプリカを通して共闘したが、以後、接触はない。玉狛支部と本部、B級とA級、接点もないのだ。さらには空閑は近界民だ。近界民を憎む彼がわざわざ接触してくることもない。
一方、影浦は意外でもなんでもない顔をした。
「三輪か。こっちに用事があったのか?」
彼は本部住まいだ。
「んや。食堂に行こうとしてるところを捕まえて、送れつったから」
「それで?」
「文句言いながら、着いてきたよ。もう帰った。一応、誘ったんだけどよ、来ねえって」
「来ねえだろ」
三輪と影浦はそんなに親しくもない。
空閑が不思議そうな顔をした。
「ヒカリはミワ先輩と仲良しなんだ」
「おう、学校で同じクラスだぜ」
「なるほど」
彼も学校に通っているのかと思う。
なお、危険な時間帯に三輪が仁礼を送るのは、特段変わったことではない。ボーダーでは当然とされる行為だ。
「つーかさ、お前、なんで三輪を知ってんの?」
同席している当真勇は違和感を感じて問う。空閑の持つ黒トリガーを巡って、水面下で行われたA級同士の実戦を当の本人は知らぬはずだ。
「ちょっとね」
「?」
「申し訳ないがくわしくは言えない」
「ふうん?」
影浦は仁礼に小言を言うのに忙しく、空閑と三輪の接点の不自然さには気がついていない。
「まあいいけどよ。ヒカリ、気をつけろよ。何かあってからじゃ遅せえんだから」
「わかったよ」
仁礼は気をつけてるから送ってもらったと言いたかったが、肩を竦めて了承した。
「ミワ先輩とニノミヤさんとカコさんが同じチームでアズマさんが隊長?」
「そ、反則でしょ?」
その流れのまま、話題は昔の東隊の話になっている。東隊は仲がよくて羨ましかったよ、と北添が懐かしそうに目を細めた。仲の良い三人+アズマ隊長。空閑には想像できない。空閑にとって、それぞれの最後に見た顔は不機嫌、尊大、無邪気な表情だ。
「俺らは?」
影浦が拗ねたように言うと、
「その頃は喧嘩ばかりしてたでしょ」
と北添が返す。これも想像できない。
「かげうら先輩は昔のアズマ隊と戦ったことあるの?」
「俺とゾエはあるぜ」
影浦隊がA級に上がったばかりの時代の話だ。
「アタシが入った時は解散してたな」
仁礼が補足する。
「むらかみ先輩は?」
「いや。俺がボーダーに入ったのはカゲのずっと後だからな」
黙って、話を聞いていた村上鋼が穏やかに答えた。彼は入隊してから、変わらず鈴鳴支部にいる。
「強かったよ〜」
北添がのんびりと語る。
よほど強かったのだろう。影浦は素直にうなずいた。
「太刀川隊だって、太刀川さんが旧東隊と戦いたくなって作ったくらいだ」
「ほう、タチカワさんが」
「その頃は太刀川隊に烏丸がいたし」
「とりまる先輩が…?!」
「お前が驚くの珍しいな。知らなかったのか?」
空閑はうなずいた。
知らなかった。帰って、修とチカに教えてやろう。しかし、納得できる話だ。彼は木崎、小南と同じく最強部隊玉狛第一に所属している。
「最初、太刀川さんと烏丸だけだったんだが、中距離補強で出水が入ったんだ」
二宮、加古相手に攻撃手だけでは無理があるということらしい。
「興味深い」
まだ明かしてはいないが、現在の玉狛第二も攻撃手が二枚となっている。隊長の三雲が射手だ。これに大砲、トリオンモンスターと呼ばれる狙撃手が加わる。
「それで今のミワ隊にシューターがいないの、おもしろいな」
射手メインのチームにいたのなら、そのメリットをよくわかっているはずだ。
「そういや、そうだな」
今の三輪隊は中距離まで敵を逃がさない戦法をとっていると思う。以前、空閑が黒トリガーで戦った感触では。
「おそらくだが」
話を聞くと���なしに聞いていた隣のテーブルの荒船が控えめに口を挟む。彼は戦闘に関して、人一倍研究熱心なのだ。
「以前のログはあまり残っていないんだが、旧東隊は、アタッカーが囮になって、メテオラでまっさらにして射線を通して、東さんがトドメを刺す戦法じゃないのか?」
「ああ、そしたら、ミワ先輩が射手を入れないのはわかる」
「だろ?」
「なんで?」
ピンとこなかった仁礼が聞く。
「囮はいやだろう」
「ああ、そういうこと」
「ゾエさん、いつも囮やってるよ?」
「ゾエは偉いぞ」
「褒められた」
荒船はさらに続ける。
「あとは、どっちをとるかの問題なんだが…。俺の部隊も最初そうだったが、アタッカーが一人だと、狙われやすいし、負担が大きいな」
荒船隊は現在、狙撃手三人体制の特殊な編成だが、以前は隊長の荒船が攻撃手を務めていた。
「それで、よねや先輩が入ったのか」
「多分な」
「ログが残ってるかもよ」
「どうかな」
「いや、あっても見ないよ」
空閑はキッパリと答えた。どっちにしろもうない部隊だ。意味がない。どんなに強く、厄介だったとしても、それはすべて過去の話だ。
明日と少し先の未来のことだけが、空閑の関心事なのだ。
終わり
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模擬・かげうら
んまい顔とふむ顔はねんどろいどフェイスメーカー製です
ねんどろいど 空閑遊真 +ねんどろいどどーる boy almond milk(多分) +ねんどろいどフェイスメーカー +リーメント ぷちサンプルシリーズ 粉もん好っきゃねん
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ある画家の手記if.39 告白
三人で家族旅行をして、香澄の睡眠も落ち着きだしてからしばらく経ったある日に、情香ちゃんは唐突にこの家を出て行った。 もともとこのままずっとここにいる気じゃないのは僕も香澄も分かってたし、出ていくことに変な他意はなくて、そろそろいつもの体を動かす忙しい仕事に戻りたくなったんだろうなと思った。
荷物もないし玄関まででいいというから、香澄と二人で玄関で見送る。 一人靴を履いた情香ちゃんは玄関で香澄の頭を髪が爆発したみたいになるまでわしわし撫でたあとで、満足したみたいに笑った。 「ん。もうそんな痩せこけてないな」 「…うん。ありがとう。情香さんの料理おいしかった」 情香ちゃんが香澄をまっすぐ見つめる。 「困ったらいつでも呼びなよ」 「うん」 「…香澄の目は綺麗だな」 そう言って情香ちゃんが香澄の頭を両手で挟んで持って引き寄せ て 「?!」 「ちょっ…」 香澄の目元に軽くキス��ていった。香澄はフリーズして目をぱちくりさせてる。 僕は後ろから香澄を抱きしめて牽制する。 「…情香ちゃん、や、やめて…。香澄口説かないで」絶対僕が負けるから。 「そう思うならもう少しお前も大人になるんだな」 情香ちゃんは笑いながら颯爽と扉の向こうに消えていった。 「……。」 「………。」 室内に残された二人でしばらく同じ体勢のまま固まる。 「……香澄…情香ちゃんに心変わり「してないよ?!」 つっこまれるみたいに否定されてほっと息をつく。…へんな感じだ。前だったらそんな、香澄が誰を好きだって、こんなに焦ったりしなかったのに…今僕に気持ちの余裕がないのかな、家族になろうって言ったときだって僕は、香澄にほかに彼女とかがいるならそれで…って思ったり…してたのに。 ……もしかしてこれが独占欲ってやつかな。 もやもやを新鮮に感じながら、香澄に提案する。 「…ねえ香澄。僕はこれからどうしてもやりたいことがあるんだけど、香澄も手伝ってくれる?」 香澄は後ろから抱きしめてくる僕の腕の上に手を乗せて、僕の足の上に足を乗せて、僕もそれに合わせて足をぶらぶらさせたり体をゆらゆらさせて二人で玄関先で一緒に揺れる。 「いいよ。やりたいこと?」 僕はそのまま足の甲に香澄を乗せて二人羽織みたいな二足歩行を戯れにしながらリビングまで戻った。 香澄をソファに待機させると、家族旅行で買ったばかりの防寒具一式をすばやく取ってくる。 ソファに座った香澄にぐるぐるマフラーを巻いて頭に大きめのニット帽をしっかりかぶせて耳まで覆った。体にコートをかける。 僕は寒さに強いから適当なコート一枚でいいや。 「よし、出発」 二人で家を出て、すぐ隣のひらけた公園まできた。 まだ雪が積もったままで、隅のほうに少しだけ子供が雪で遊んだあとが残ってる。 一番綺麗に高く積もったあたりを二人で探して見つけた。 「…よし。香澄、雪だるま作るよ」 僕の真剣な声にとなりの香澄がふっと息を噴き出すみたいに笑った。 「…え。なにに笑ったの」 香澄は手袋をした手で口をおさえて笑いを堪えるみたいにしてる。 「な、なんでもないよ…作ろっか」 …また僕へんなことやらかしたのかな…でも香澄は嫌な気になってるわけじゃないみたいだ 「香澄…」 じと…と香澄を半目で見たら、香澄が笑って両手を掲げて降参しながら白状する。 「直人かわいいなと思ってつい、だってすごく気合い入ってて、ほんとに真剣にやりたいことみたいだったから、なにかと思ったら…」 まだ笑ってる。雪だるまは子供の遊びじゃないんだぞ。 二人で小さな雪玉を転がしながら、僕が胴体、香澄が頭を担当することになった。 香澄が凍った空気に白い息を吐く。 「はー…… 今日からもう情香さんいないんだね…」 「香澄が呼べばきっといつでもまた来てくれるよ。僕が呼んでもあんまり来てくれないけど…」 「そういえば直人は情香さんと一緒に暮らしたことないって言ってたけど、二人が一緒にいるのすごく自然だったよ。幸せそうだった。どうして別々に暮らしてたの?」 「………」 僕の返事がそこで途切れたから香澄は慌ててつけくわえた。 「ごめん、口出しなんて…「いや、なんでも聞いていいよ。香澄も家族なんだから」 笑って香澄が謝るのを遮ったものの、質問には答えられずに、話は自然と別のことにうつっていった。 かなり大きくなった雪玉を、バランスをとりながらふたつ重ねて、二人で支えてしっかり立たせる。 長身の男二人で丸め続けた雪だるまの身長はなかなかのものになった。少なくとも子供が集まって作れるサイズ感じゃない。 「僕は目を探してくるから、香澄は鼻か口を見つけてきてくれる?」 「なんでもいいの?」 「いいよ」 二人で手分けして公園内の木や石を見て回って、手頃なものを探す。僕は黒々としたつぶらな石の瞳と元気に広がった枝の腕二本を見つけた。香澄も尖った石を持ってきて、顔の真ん中に鼻にして刺した。 目も腕もついて、ちょっとだけ天を仰ぐ顔の角度で、かわいくできた。完成だ。 「香澄、ケータイ持ってきた?」 「持ってるよ。写真撮ろうか」 「うん、……誰か…撮ってくれる人がいたら…」公園内は平日だからか閑散としてる。香澄と僕と雪だるまを撮ってくれそうな人が通りがからないか待ってみる。 すると一匹の大きなシェパードが遠くから僕らのほうに向かって猛スピードで走り寄ってくるのが見えた。 人なつこいのか、雪だるまに興味があるのかな。 「首輪つけてるね、飼い主に写真が頼めないかな」 二人で飼い主の影がどこかにないか見回す。 すぐに体に触れられるほど近くにきた犬の頭を撫でる。吠えたり噛んだりもしない、よく躾けられたいい子だ。 「直人、犬には嫌われないんだ」 「ね、猫だけだよ…あんなに嫌われるのは」 「犬も好き?」 聞かれて一瞬ぼうっとする …似てるってよく言われるな 犬は好き 特に大きい犬は僕がぎゅって抱きしめても骨を折ったりしなくて安心だし 犬は好きだったよ 飼い主が …いや、飼い主のことだって別に嫌ってたわけじゃ その時、雪上に大きな指笛の音がまっすぐ空間を貫通するように響き渡った 「…あ、この子の飼い主さんかな」 香澄が音のしたほうに振り返って、丘の上の散策路に人影を見つけた。 笛の音で犬は全身をぴしっと引き締めてまた一直線に音のしたほうへ駆け出した。 犬の…首輪に下がってたあれは名札? BU…STER…? 「come,バスター」 散策路の人影が一言発した 介助犬とかの訓練用に共通で決め��れてる命令語だ 犬と一緒にすぐ木立の陰に消えていって僕にはほとんど見えなかった 襟を立てたロングコートだけちらりと見えた 「………人違い…」 …だと思う。あの人はこの時期に日本に滞在してることは滅多にないし ここに居るほうが変だ 「直人」 横から怪我してないほうの腕を香澄にひっぱられた。顔を覗き込まれる。 「変な顔してるよ。大丈夫?」 「…うん。なんでもない」 いつも通り笑ったつもりだったけど香澄に手袋をはめた手で顔を挟まれる。…心配かけちゃってる。 「…さっきの人、知り合いだった?」 「…ううん、人違いだよ」 今度こそうまくちゃんと笑って、香澄をぎゅっと抱きしめる。 「雪だるま…大きく作ったからきっと明日もまだちゃんと残ってる。今日は写真は諦めて帰ろうか」 「…うん」 二人で雪だるまを公園に残して家のほうへ歩き出す。 まだちょっと心配そうにする香澄の頭をわしゃわしゃ撫でて頭を胸に引き寄せてこめかみにキスした。 香澄の右手から手袋をすぽっと取ると、素手になった香澄の指に自分の指を絡めて、しっかり繋いだ手を僕のコートの左ポケットに突っ込んだ。 夜。久しぶりに二人だけで夕飯を作って食べる。 ひとり分の賑やかさが消えて、ほんの少しだけ寂しいような、不安なような。 それをかき消すように二人でいつもより手間をかけて凝った料理をいくつも作った。 食事が終わって片付けも済んで、僕がソファに座ったら香澄が横からするりと僕の膝の上に座った。…かわいいな。 香澄の体を包むように抱きしめる。 「…こういうの久しぶりだね」 って、自分で口に出しておいてだんだん恥ずかしくなる。 情香ちゃんもいたときはそういうことを意識して避けてたわけではなくて、自然とそういう気分にはならなかった。 「…香澄、こっち向いて」 僕の腕の中でゆったりリラックスしてた香澄が顔をあげて僕を見る、手で顎をとって軽く開かせると舌をさし入れて深くキスした。香澄も目を閉じて舌が口内でゆっくり絡み合う。一度少し唇を離してもう一度、角度を変えてもう一度、そうやって何度も深いキスを繰り返してるうちに、身体の芯からじんわり溶けそうになる。…気持ちよくて目が潤む。 一旦休憩。口を離すと少しだけあがった息が至近距離で混ざり合う。 「…香澄… …したい」 正直にこう言っても大丈夫。香澄はもう嫌なときはちゃんと嫌って言える。迫られても襲われても、意に沿わないときは自分の身を守れる。…帰ってきてくれた。それがすべてだった。 香澄の両腕が僕の背中に回って、ぎゅっと僕の体に絡められた。 「……うん…」 首元にあてられた香澄の顔は見えないけど、ちゃんと聞こえた、返事。 そのまま香澄の脚の下に腕を通してもう片腕で背中を支えて、横抱きにしてソファから抱え上げる。 左腕に少しだけ痛みがあった。負担がそっちにいかないように香澄の体の重心を少しずらす。 ドアを開けっぱなしだった僕の部屋に入ってベッドの上に香澄をおろすと、少し赤らんだ頰にキスを落とした。
続き
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2023/2/4〜
2月4日 型抜きを買ってクッキーを型抜く日! なのでネイルオフをしてもらいに、朝はネイルサロンへ行った。
上野で待ち合わせをして合羽橋へ向かう。 合羽橋の道具屋街のビルに、バルコニーがコーヒーカップになっているデザインの建物があったり、コックのおじさんがそびえ立っていたり、たくさんの食品サンプルが実際の食事よりも高価だったり楽しい街。 またふらっと遊びに行きたい。
1階から8階まで型抜きがずらーっと並ぶお菓子道具屋さんで、3人それぞれお気に入りの型を見つけて買った。 友人は小さい魚とうさぎ。わたしはおばけちゃんにした。
上野駅横の首都高は改築工事をしていて、日本橋の首都高を地下化して空を取り戻す計画、の一環らしい。
クッキーを作るため、友人の家へ移動。 移動中に見えるスカイツリーや川で、自分の住んでいるまちとの位置感覚を掴んでいて、まさかスカイツリーが、川が、シンボルとして自分の生活に入り込む日が来るなんて〜、と思った。
友人2人は、小さい頃おばあちゃんの家でクッキーを焼いていたらしい。クッキー用のミックス粉とバターをスーパーで買っ��、やっぱり節分を過ぎて春が来たのか、暖かいね、と言って歩いた。 誰かのお家に行くと、みんな生活をしていてえらいな〜、という気持ちになる。 今1番の苦痛で抗いたいものが生活になってきている。生活のために社会にも出ているし、生活が忙しくて頭が毎日混乱していて、生活をさぼると精神衛生がよくない。そしてずっと回っていくんだな、と思わせてくる生活って怖い。
クッキーを作りながら、写真を撮ったり色んな話を取っ替え引っ替えしたり、昔、みんなでガスコンロでマシュマロを焼いた日のことを思い出して、こーゆーことしたい!という事ができて幸せだった。
この数日、すごく不安でSNSにも頼れないで、でも漠然と安定した30歳でいることが悲しかったので、今日の型抜き会はとても救われる時間だった。
バターを溶かしている間に、バレンタインのチョコレートを交換しあった。特に予定してなかったのに3人ともそれぞれ用意していて、幸せな机の上になった。
今朝、3時ごろ目を覚まして、レトルトのほうれん草カレーをそのままスプーを突っ込んで食べていた話をしたら、友人1人はあんバターサンドを作って食べていて、もう1人はグミを食べていて、なんか少し安心した。 カレーを食べながら、IMAのコンペの講評トークのアーカイブを鑑賞した。久しぶりに長島先生のお話を聴けて、少し遠い存在の人から自分の写真について話してもらえて、これは幸せな事で、やっぱり写真を通して人と関わりたい、と思った。 写真、というか、私がしてきたこの7,8年間の生活を、みてもらえている感覚。写真を通して人と関わることが、1番望ましい自分との出会い方なのかも知れない。今は具体的な方法はわからないけれど、生活と写真をどうにかしたい。
2月5日 昨日のクッキー作りの会が幸せだったな〜、と色々思い出しながらも、生活がだるくてしかたない1日。 昨日クッキーを作った3人は、それぞれ誕生日の季節が違う。みんな自分の季節でない秋が好きなので、秋に祝いたいね、と合同誕生会を秋にすることに決めり、Perfumeのチョコレート・ディスコの“なぜか教室がダンスフロアに”は、聴き取れないよね、と話したりした時間がとても良かった。
そして今日はフィルム現像を待つ間にデパートのチョコレート売り場を眺めた。モロゾフのナインチェチョコを思わず買ってしまいそうになったけれど、ちゃんと手を止められた。 他のフロアでは5のつく日にくばられる100円引きクーポンをもらって、クーポン墓場(お財布)へ行く前に、お花を買って使っちゃおう!と思ったところで、こんなと前にも日記に書いたな…と思い出す。 今日はお花を買うのをやめた。
帰宅するとamazonセールで買った、本当に必要なモノ、だけが入った段ボールが置き配されていた。
本当に生活にまみれていて、よくわからないことがなくて、悲しけれどずっと真顔。 生活したくないのに目の前のちょっとした���れを落とすことに身体を使っている。
何となく昨日行った友人の部屋を思い出しては、今頃あのソファに座っているのかな?とか台所でお湯を沸かしているのかな?とか時々他人の生活までも考える日だった。
わけの分からないことをすることに歯止めばかりかけていて、もらったハンドパックをした直後にガシャガシャ手を洗った事くらいが、今日の私の面白さのハイライト。
2月6日 忌引で休暇していた上司が今日から出勤されていて、社会人として当たり前のことなのだろうけれど、えらいな〜…と思ってしまう。 必要以上に振られた他愛ない話を広げてしまっている自分がいる。 なぜ私の方が気が動転してしまっているんだろう。 そして今日は血糖値お化けをしてしまっている。 朝からコンビニを梯子して食べられるお菓子をさがしてしまい、買ったものを全部一口ぐらいだけ食べて捨てて、をしてしまった。 昨晩NHKオンデマンドで観た某女子校の29歳の同窓会のドキュメンタリーに、大学時代のサークルの後輩が出演していて、思わず彼女にスクリーンショットとメッセージを送ってしまった。 私は、彼女と、彼女の高校時代の友人達(バンド仲間、といってしまうのはおこがましい程のとても愛おしい関係の方々)の関係性がとても好きで、彼女以外の方と直接面識はないけれど、彼女達のSNSを今でも見に行ってしまう(フォローはしていない)。 初めて会った時、こんなに若くて(一つしか違わないけれど)コンセプチュアルにセルフプロデュースできる女の子がいるなんて!!!と思って、今でも私にとってはアイドルでしかなくて昨日のメッセージを送���のも少し緊張していた(お高い感じは全くない、と��もかわいくて気さくな彼女なのに)。 その番組を観ていて、29歳の同窓会という文字に、29歳ってだいぶ大人だな〜とふと思って、私はそれをもう超えていることに一瞬で落ち込んだりもした。 友人からのラインを確認しようとして、届いていたメッセージの文頭から、妊娠の報告なのかもしれない!と察知して、なんだかどうしていいか分からずメッセージを開けずにいる。 オンライン機種変をしたiPhoneを途中駅のauショップに受け取りに行かなくてはいけないのに、全てが面倒でふらふらで、今日はやめておこうかな、と思っている血糖値お化け。
2月7日 ちゃんとiPhone14を受け取りに行ったよ。えらい! ショッピングモールの3階のテナントがauショップ。3階は主にレストランフロアなので今まで行ったことがなかった。 平日の夜のショッピングモールって従業員の方が多いんじゃないかな、というくらい穏やかで、でも不思議と閑散とした印象ではないのは、このまちの雇用を守って回っている経済が確かにあるからなのかもしれない、と思った。 ショッピングモールのテラスや外の広場は、上品に程よくイルミネーションが施されていて写真を撮りたくなる。バスから降りて歩く30分ほどの道でも、あ、ここで写真を撮ってみたいかも!と思うスポットがいくつかあるのに、今朝もカメラと三脚を玄関で持ち上げてはその重さに断念してしまった。 長島先生の講評を聞きながら昼休みを過ごしている。 セルフポートレートのこともだけれど、先生はキャプションをとても大切に考えていることがよくわかって、文章と写真のことも考えたいと思っていたので、その辺りもお話ししてみたいな〜、と思った。 ムキムキにならなくても三脚とカメラを持ち歩いてどこでも自撮りをしたいし、 頼り甲斐がない物言いのままでも、自分と同じ内容を言っている年上の上司のように社会の人たちに話を聞いてもらえるようになりたいし、 がに股で歩いて舌打ちしないでも夜道で変なおじさんに暴言を吐く当てにされないように、30年で培ったどこまでもふわふわへにゃへにゃな自分を、 誰かでなくて自分で守っていきたい。 年賀状のお年玉は一枚も当選していなかった。
2月8日 2期下の方をお昼のおしゃべり相手にお誘いしてみた。 半分は写真を撮って過ごして、半分をお話する時間に充てて昼休みを過ごしてみる。
ご飯を食べられないので、ひたすら歩いてラジオを聴いたりトークイベントを聴いたりして過ごすお昼休みを、誰か他愛無い身の上話をして過ごして、いつものお昼休みに起きている時間の使い方の迷いや後悔の焦りがなかったので良いことなのかも知れませんね。 でもとてもあれ?えっとなんだっけ?という気持ちで、帰り道を歩いてた。 そろそろ日記をノートに書く余裕がある気がする。 でもここでノートに戻したら、その瞬間また寒気が舞い込んで来る気がして、寒さは心理戦。
2月9日 今日は三脚を持って出勤して、少し写真を撮ることが��きた。 そして、とても楽しかった。 明日の東京出張が、また雪予報でどうなってしまうか不安だけれど、フィルムを出して現像の合間に用務を済ませて、帰りに受け取って帰る予定を立てたので、楽しみになっている。 今は自撮りと一緒に伝えたい言葉が明確にあるわけではないけれど、自分の置かれた環境が変わったところでもう一度我に帰りたいと思って、三脚立てて写真を撮ってみている。 バスを途中下車して帰り道でも写真を撮るぞ〜と思っていたら、一期下の方に声をかけてもらって、お話ししながらバスに乗った。 「今日はこれから写真を撮って帰るので、わたしはここで降りますね」と言って三脚をガタガタさせながらちゃんとお断りを入れて途中下車させてもらった。こんなに堂々と写真を撮っていて、そのことを他人に話していて、わたし大丈夫かな? 職場の二期下の方はベローチェを知らない。時間つぶしにカフェに入るようなことはしなくて、車でわざわざカフェに出かけるとのこと。もう2時間も居座ってしまったから流石に移動しようかしら、と、ベローチェからドトールへカフェ梯子をするような経験はないのでしょうね。 スタバよりベローチェのある街が都会だと思っています。
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Mines View Park
Magandang araw po!
8/10~15、日本のお盆の期間を利用して、母と妹が会いに来てくれました。(時差すぎる^^)
日本ではお盆の期間に当たりますがフィリピンは雨季に入りたてで、台風がくる可能性もあり、フィリピン観光は閑散期に当たる時期です。
台風が来てしまうと観光どころか飛行機も飛ばなくなってしまうので願うことしかできなかったのですが、運がいいことに期間中は夕立の時間帯以外はきれいに晴れてくれました☀(これを書いているのは9月8日、昨日まで台風の接近により1週間ほど雨が降り続いて大変でした☂)
バギオは空港から遠く移動に時間がかかるので、丸一日観光にかけられるのは2日間だけ、という中でどこに行こうかいろいろ考えたのですが、私が今までふらっと遊びに行った中で一番気に入った観光地である、”Mines View Park”に行ってきました!
特に何があるというわけではないのですが、ここから見える鉱山の景色と、街中のようにジープの排気ガスに汚染されない空気がお気に入り。Session Rdのはずれにジープ乗り場があり、���15分ほどで到着しました。
入場料は一人10ペソ(約28円)。
中に入る、、前に、入口にタホ屋がいたので、腹ごしらえをすることにしました。
ストロベリー味のタホ(豆腐とタピオカが入ったスイーツ)。
フィリピン��銀色の樽を肩に担いでいる物売りを見かけたら、それはきっとタホ屋です。
ここに来てからほぼ毎朝、7時半ごろに「タホ~~」という売り子の声に起こされています^^
シロップは日本の縁日のかき氷の味に似ているかも。
中に入って、観葉植物やお花などがたくさん売ってある通りを抜けると、最大の見どころである展望台に上がることができます。
展望台の手前には、虹色に染色された馬がお出迎え。お金がかかりますがまたがって写真を撮ることができます。
この日は天気が良く空気も澄んでいて、遠くまで見渡すことができました。きれい~✨
それがメインなのかと思うくらい、中も外もお土産屋さんでいっぱいなのはバギオの観光地あるあるですね。滞在時間のほとんどをお土産屋さん物色に費やしていました。
天気がいい日にふらっと気分転換に行��にはちょうどいいところですね✨
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JUMP HEROES!
J-WORLDって…懐かしすぎるじゃんよ
空閑遊真:mario
トリコ:安藤圭志 (X:@kumachabin)
孫悟空:カキット
モンキー・D・ルフィ:ちゅんめい(X:@lucky1118hiba)
日向翔陽:茶葉ノ助(X:@ChiruTeatake)
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#00008:
8月18日(日)......もう10日くらい前のことになるけど、久々に、友人と休日を過ごした。
その"友人"とは、ここでブログを始める前から「ブログやりなよ!」と自分に言ってきたり(#00001を参照)、体力面で頼られることが多かったり [「(たいていのことは)大丈夫やろ」と、体力面では割と信頼を置かれている(...?) #00007を参照。※なお、運動神経の面では確実に信頼を置かれていない模様]......これまでのブログに少し、登場してきていた人である。自分が彼女のお助け要員として繰り出される回数があまりにも多いからか、他学部の、とある同回生の人からは「都合のいい男」呼ばわりをされたりしている。けれどまぁ......お互いの日常のことを話したり人間関係にまつわる相談を受けたり(どちらかというと、自分が相談をするよりも彼女から相談を受ける回数のほうが多い)、自分の書いた文章を読んでくれたり文章の添削を頼まれたり(自分はあくまで感覚的にやっているから、文法に関する専門的な知識はたぶんガバガバだけど)、家に遊びに行ったときに向こうから「今日は家に人泊める気分じゃない」と言われても泊まったり......そんな感じの仲である。時折奮起しつつ、でも、基本的には人と極力関わろうとしてこなかった自分が「やっぱりなんか、窮屈だ...!」となったタイミングと重なって、徐々に...ほんとに徐々に、仲を深めていった(大学2回生の秋頃~大学3回生の初夏にかけて)。彼女はいろんな人と知り合いだから、その分、彼女に連れられていった先々で何人かの人と関わり、その中で自分は人とコミュニケーションを取る能力を徐々に復活させていった...という逸話(?)もある。
が......彼氏と付き合うようになってから、どうやらまた、その能力が衰えてきたらしい。
「○さん(彼氏の名前)と付き合い出してから🌟さんの特性が強くなっていってる」
......これは、今月の頭に彼女から言われたことだ。ここ��彼女がさしている"🌟さん=自分の特性"とは、ゆっくり、ゆっくりとした発話のスピードのことである。確かに、彼は自分が話し終わるまでちゃんと聞いてくれるし、言葉のニュアンスが伝わる頻度がほかの大多数の人たちよりも高いし......何よりこの自分が無理せず、自然な姿でいることに喜びを感じるのが自分の彼氏の一面なのだ。そんな彼と、毎週末同じ部屋で過ごして......というのを2か月も続けていると、まぁ......こうなるか。"特性が強くなっている"件を彼氏に話したら、案の定「いいじゃないですか~」と言っていた。たしかに、これで成立できる空間があるからいいかもしれないけど......でも、彼と出会ってからしばらく使ってない(眠ってる)脳の領域がある気がするし、説明したいことを自分の思うように他人に伝えることができないのは、それはそれで苦しい。ここはなんとか、バランスを取り戻したいところだ。
......まぁでも...それよりもたぶん、彼女が言いたいのは、
「🌟さんがわたしと過ごす時間が明らかに短くなってる~~恋人中心になってる~~~あーーーー(以下略)」
ということだろう 笑。「笑」なんて入れてしまってるけど、でも...たしかに、自分でも恋人中心になってきてると思う。でも!!
(まだ付き合い始めて2か月程度だから、このくらい全然いいでしょ!!)
というのが本音だ。(彼女はその後、「2か月」ということを鑑みて、「じゃあ許す」って言ってたけど......これはこれでまた複雑な気分😶🌫️。)
⋆⋆⋆
ということで、久々の、友人との休日(6月末以来...そのときはほかにもう二人いたけど)。友人と一緒の休日......といっても、またまた(何度目?)、お助け要員としての出動だ。なんでも、彼女は知り合いに「1か月ほど家を空けているから、様子を見に行ってきてくれ」と頼まれたらしい(その人は海外に出かけているということだった)。その家は山の中(...といっても、ほかに近隣の住宅/住民がそれなりにいるから、不便な以外はよくある"閑静な住宅地"って感じだけど。)にある古い家(実は、先述の6月末某日にもここに来ていて、自分はその"知り合い"とも会っている)だから不安なのか、ただ様子を見に行くだけではなくて、
・畑の野菜を収穫する
・換気をする
・動物や空き巣に荒らされた形跡がないか確認する
・防犯のために○○の電気をつけっぱなしにしておく
...とまぁ、色々とお願い事をされたらしい。友人曰く、最初はいけると思って自分から引き受けたらしいけど......。こんなに色々頼まれるとは思っていなかったようだ。いやでも......なぜ、あの人(※一応付け加えておくと、この人は男性で、友人より少し年上)はよりによって、これを、彼女に頼むんだ......?? 決して、身体は丈夫じゃないし、どんくさいところもある人なのに(どんくささに関しては自分も大概だけど)......。彼女は、「たぶん、一番頼みやすい立ち位置に(わたしが)いるんじゃない?」的なことを言っていた(「ほんとあいつ、頼み事するの下手!」ともぼやいていた)。さらに、直近でほかにも頼みごとを任される場面があったようで「たぶん、そういう時期(=他人から頼み事される時期)なんだと思う」とも言っていた。けどもやっぱりこれはさすがに......。だから、自分はまた、お助け要員になったのだ。
⋆⋆⋆
15時台。経由地で友人と合流しつつ、目的地まではバスを乗り継いで移動した(今回の目的地まで行くバスの本数が少ないから、遅刻厳禁だった。最初、乗り場を間違えたときは焦った...間違いに気づいてよかった......)。例の、友人の知り合いの家に着くと、生え放題の雑草や、いちじくの重みでたわんだ木が通路を塞いでいた。足場が悪いし、彼女と一緒に来てよかった......と、つくづく思った。
それから、友人は家の鍵のある場所(事前に友人は、こっそり入れてある場所を教えてもらっていた)から鍵を取り出し、室内の様子を確認。荒らされた形跡はなかった(というより、住居人が部屋の片づけをしていなかったから元から荒れてた)。とりあえず換気をしたり、野菜の収穫に向けて着替えたりした。
畑には、オクラ、きゅうり、唐辛子、ミニトマト、なすが生っていた。まずは、ミニトマトから収穫。連日の猛暑の中だからか、焼けてしまった実が多く見られた。けれど、それ以上にたくさんのきれいな青い実が生っていた。とりあえず青い実を収穫し(聞くところによると、青いまま収穫しても、日なたに置いておけば赤くなるらしい)、焼けた実や枯れた葉などはそこらへんに放って土の肥料にした(※友人の知り合いが指示したやり方だからこれでOK)。そのほかの野菜も同様に、作業を進めた。虫よけの為に置いた蚊取り線香からの煙。トマトの枝に巣を張るジョロウグモ。きゅうりの葉を這う毛虫。蚊取り線香なんて気にせずに飛び交う蚊の数々。自分たちは、その中で作業をした。学校の学習の一環で畑仕事をする...なんてのはもうないし、進学を機に京都に移ってから、おばあちゃんの家に顔を出して、夏の風情を感じて......というのも少なくなった(特に父方のおばあちゃんは施設で暮らしてるし、最後に会ったのはコロナ禍前という...)。だからこんな感じの風景は久々で、ちょっと懐かしい気分になったりもした。はっきり言って気分転換になったし、手伝いに来てよかったと思うほどだ(そもそも���自分はお楽しみ気分で来てたけど...🤭友人のほうも、それを分かって自分に頼んでくるところはあると思う)。作業終盤になると、友人のほうも「🌟さんが一緒にやってくれなかったらほんと心折れてたわぁ」と、しきりに言っていた。そんな具合で、最終的には全種類の野菜合わせてそれなりの収穫量になった。
作業中はやっぱり、暑かった。自分も友人も汗かきだから、ふたりしてたくさん汗を拭いてたけども......友人のほうは、まさに「まんが!」みたいな汗のかきかたをしていた。作業に終わりが見えてきた頃にちょうど顔が合ったんだけど、そのときは思わず笑ってしまった。なんというか......顔の毛穴一つひとつから、きれいに汗の粒が吹きだしてきてる感じ。彼女は自他ともに認める「なめらかな肌」の持ち主だけれど、こうやって肌の新陳代謝が行われているのを見ると、なるほどだからか...と思わずにはいられなかった。
そうして、いよいよ作業が終了。残念ながら、クーラーのある部屋は手持ちの鍵では空けることができなかった。ということで、暑い部屋の中でしばらく休憩することに。家から持ってきていた食べかけのかりんとうを二人で食べたり、収穫した野菜の状態を確認したりした。休憩中、手持ちのペットボトルに水道水を入れて飲んでみたけれど、自分の住んでいる所と違って、雑味のない水だった。同じ市内でも、周りの自然環境によってはこんなに味が違うのか...!と、軽く衝撃だった。突然かりんとうを煙草に見立ててカッコつけてる友人を写真に収めたりもした。かりんとうを咥えるや否や「撮って!」とノリノリになるのが彼女らしくて、おかしかった(ここには載せないけど、今年の頭、約2か月遅れで彼女からもらった誕生日プレゼントのデジカメを持ってきておいて良かった。カメラをもらったときに、彼女は「2002年、🌟さんが生まれた年に出たやつ!」...と、しきりこだわりポイントをアピールしていた。実は、このブログに載せてる写真のほとんどは、このデジカメで撮影したもの。ちゃんと使ってるよ!)。撮った写真を見ながらの、「これほぼう○こやな」とか「ネッククーラー(※着用した状態で撮影していた)が格を下げてる」とかいう反応も、もはや安心安定...😌という感じだった。収穫した野菜は持ち帰っていいと言われたらしい......が、自分は次の日からしばらく帰省で家を空ける。だから、ほとんどは彼女が持って帰って、���いきれない分は知り合いに分ける......という感じになった。
(ちなみに、自分が持ち帰ったのはミニトマト2個。翌朝、出発の前に食べていった。赤いほうはどちらかというと甘味強め、黄色っぽいほうは強い酸味と、ほのかな苦味を感じた。)
⋆⋆⋆
帰りにご飯を食べて(人生初・「いきなり!ステーキ」。430gの肩ロースステーキを食べた)、なんだかんだ帰宅する頃には22時を回っていた。急いでシャワーを浴びて洗濯をして、帰省の準備の仕上げをしたり彼氏とLINEしたりしていたら寝るのは1時ごろになってしまった。7時20分ごろに家を出る関係で6時ちょい前に起きる予定でいたからスケジュール通りこなせるか不安だったものの......なんとかなった。疲れすぎて、実家に着いた日の夜は爆睡しまくり、半日くらいは寝ちゃってたけど......😴
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(ということで自分は今、長野県某所の実家にて帰省中です……🐛)
[2024_08_29]
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2024年8月15日至仏山
バスタ新宿から出ている尾瀬号に乗って群馬県の尾瀬にある至仏山へ行った。
8/14
22:25 バスタ新宿に到着
野球のシャツを着た人も多い。この日は巨人の戸郷が2試合連続の完投を行い阪神に勝利した日。
22:35 乗るバスが停留所に入ってくる.
発車オーライで購入したモバイルチケットを見せて乗車。事前の座席指定では埋まっていたが隣もおらず広々と利用できた。
22:40 出発
途中休憩所で停車するが降りずにいた。興奮してかあまり眠れず。
8/15
4:35 尾瀬戸倉に到着。大清水まで行ってから戻りの途中でおろしてもらう。(事前に運転手さんから連絡された)
その後、徒歩で近くの乗合バスの停留所に移動。待合所は狭いが、座ることはできた。券売機は開いていないため待機。外で朝食を食べたり日焼け止めを塗ったりして時間をつぶす。トイレ(大便)にいき、お尻を拭こうとしたら紙が無い。。。手元にあったティッシュが役立つ。用意していても手元に無いと使えない。でも、手元に置くと重くなる。今回はあってよかった。
5:00 受付の人がきて、券売機が使えるようになったので、券を購入。片道1300円。現金のみ。事前に電話して聞いていて知っていたが現金は一定数必要。
5:15
乗合バスが来て乗車開始。予定よりも早いが早いにこしたことはない。1台目のバスに乗れた。補助席も使い定員ピッタリで出発。約30分。
5:45 鳩待峠に到着。準備は終わっているのでそのまま登山開始。予定通り至仏山に向かうルートに入る。
この時には気が付かなかったが私が下山を予定していたルートは登り専用で降れないと書かれた看板が確かにあった。これに気がついていれば。。。
5:46 山道に入った途端雨のような音。雨は降っていないが霧や朝露で落ちた水滴が葉をあたり雨のような音になっていた。すぐ引き返し、ザックカバーをつけて再度出発。
山ではびっくりするくらいにトンボが多かった。低いところだとハエや小さなハチもいて、ブンブン飛び回っている。追い払いたかったが払えないのでひたすら耐えた。
ガスばかりで景色は望めないが途中写真撮ったりしながら楽しんで登れた。標高が高くなると大きな岩が多くこれがまたよく滑る。いつも以上に慎重に登った。雲は依然として残っていたが時折青空も見えた。その際望めた景色はなんとも言えない感動を与えた。山は奥深く神秘性を感じた。
7:40 小至仏山に到着。小至仏山では10分ほど休憩して出発。
8:20 至仏山に到着。30分ほどで着くかと思ったがよく滑る岩と体力の低下でスピードが上がらなかった。頂上はゴツゴツとした岩ばかりでスペースも狭い。人がほとんどいなくて良かった。景色は正直なところ何も見えなかった。雲雲雲。霧霧霧。眼下に尾瀬ヶ原が広がる景色を期待していたのに残念だ。
8:45 休憩など���終えて下山開始。降りた途端にちょうど登ってきた女性に話しかけられこの道は登りの一方通行であることを聞かされる。そして、頂上から降りる道にもその看板が。。。。読んでいたが意味を理解できていなかった。しぶしぶもときた道を戻る。しかしここの山の岩は本当によく滑る。
再度、小至山に登るのは気持ち的にも体力的にも辛かった。とにかくよく滑るので神経を使った。途中登ってくる人もいたが私のように周回をしようとしているが、知らずに登っているのか、往復するだけなのか?わからなかったが特に話したりなどはせず。前者の場合、これから登るのに気持ちがグッタリするだろうしかといって引き返すこともできないだろうから、言わないことも優しさと思い黙っていた。
11:10 下山。途中尾瀬ヶ原が遠くに見ることができた。いいなぁ。下山してから尾瀬ヶ原に行こうとも思ったが、戸倉に日帰り温泉があるとネットに記載されていたので、今回は尾瀬ヶ原には行かずに戸倉に戻ることにした。
11:30 鳩待峠を発車。
12:05 戸倉に到着。意気揚々と日帰り温泉のある“ぷらり館”に行く。そして、「温泉は本日やっていません」という貼り紙を見つける。。。町も閑散としており食べるところもお土産を買うところも無い。。。館の人が言っていたが、お盆前が一番混み、お盆過ぎると人は減るらしくその影響のようだ。近くに温泉もあるが宿泊客のみ。日帰り温泉はどこもやっていなかった。。。
14:25 のんびりとバスを待つ。着替えたり身体を拭いたりしてサッパリすると気持ちに余裕も生まれる。バス停近くベンチは、とても大きくに日よけがあり涼しく過ごせた。何もしないことがとても贅沢だ。一眼レフで大量にいるトンボの写真をとったりして過ごす。マニュアルフォーカスレンズを持っていったがこういう時には手間のかかるマニュアルがとてもいい遊びになる.そしてやっとバスがきた。
14:30 高速バスにのり戸倉を出発。前後左右に人がおらず座席は倒したい放題。
途中2回の休憩を挟みながら新宿を目指す。赤木高原SAでは、お土産に長唐辛子を購入。高坂SAではコーヒーを購入。Uターンラッシュにかぶり予定よりも時間がかかる。
19:15 バスタ新宿に到着。予定では18:45だったが30分ほど超えた。お疲れ様でした。
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奸詐與虛偽
H:三國第五十集對白
孫權對魯肅說「孔明奸詐劉備虛偽」,孫權明知討不回荊州卻非要去要。忠奸之辨全在立場。古人常言「對外精明,對內糊塗。」鄭板橋「難得糊塗」更是精髓。這一切都是聰明人的把戲。孫臏不裝瘋賣傻如何保全性命鬥垮龐娟。蘇軾「博觀而約取,厚積而薄發。」而「世人昨日看錯我曹操,今日又看錯了,也許明日還會看錯,可是我仍然是我,我從來不怕別人看錯我。」這是來自對岸歷史劇「新三國」中一代梟雄曹操臨終的遺言。不以人廢言做自己。慶餘年第二集范閑對五竹叔所說���「找到自己想做的事,為自己而活。」外面所傳不重要,自己心中所想才是主宰。20240730W2
網路字典:
奸詐
虛偽詭詐。《西遊記》第四三回:「他極奸詐,若放了他,恐生惡念。」《初刻拍案驚奇》卷一三:「一個外郎叫做丘三,是個極狡猾奸詐的。」也作「姦詐」。
奸詐
奸詐,漢語詞語,拼音:jiān zhà,注音: ㄐㄧㄢ ㄓㄚˋ 意思是奸偽狡猾。[1]
中文名
奸詐
外文名
Treacherous
拼音
jiān zhà
近義詞
狡詐 奸刁 奸猾 奸滑 陰險 陰惡 刁滑 權詐 奸險 巧詐 刁猾 陰毒 狡猾 險詐 奸巧 狡滑 刁鑽 奸狡 狡黠[2]
反義詞
忠誠 篤實 老實 樸直 誠實 忠實 忠厚 敦厚 憨厚 正直 篤厚 赤誠 誠懇[2]
虛偽
虛假不真實。《三國志.卷三五.蜀書.諸葛亮傳.評曰》:「循名責實,虛偽不齒。」《初刻拍案驚奇》卷一七:「說得確實,重重有賞。倘有虛偽隱瞞,我知道了,致你死地!」
《三國志·諸葛亮傳》記載,「君才十倍曹丕,必能安國,終定大事。若嗣子可輔,輔之;如其不才,君可自取。」對於這句話,東晉史學家孫盛認為,「備之命亮,亂孰甚焉!」又「詭偽之辭,非託孤之謂。
陳壽對劉備的評語"折而不撓,終不為下者,抑揆彼之量必不容己,非唯競利,且以避害云爾",
諸葛亮:中國最虛偽的男人
作者:梅朝榮
語言:繁體中文
出版社:大旗出版社
出版日期:2012/12/01
內容簡介
〈隆中對〉三分天下,但他為何選擇了無權無勢的劉備?
〈出師表〉鞠躬盡瘁,但心中所想卻是「宮中府中俱為一體」?
千百年來人們對諸葛亮形象的認識與推崇,深受經典名著《三國演義》的影響:三顧茅廬、舌戰群儒、巧借東風、三氣周瑜、七擒孟獲、揮淚斬馬謖、空城計……,這些家喻戶曉的故事,讓諸葛亮「上知天文,下曉地理,神機妙算,精謀善斷,盡忠輔主,鞠躬盡瘁死而後已」的形象深植人心。諸葛亮成了史上最受讚譽,也最具傳奇色彩的政治家、軍事家。
不過,正史上的諸葛亮真的是一位睿智過人、忠君愛國、無懈可擊的完美聖人嗎?中國知名學者梅朝榮從另一個角度思考諸葛亮的才華、智慧及為人,稱他是「中國最虛偽的男人」。此書在海內外的華人圈裡已掀起一場鋪天蓋地的攻防戰,學者與讀者之間爭相辯論諸葛亮的形象以及定位,千萬別錯過這部極具顛覆性的作品!
收回
目錄
前言
諸葛亮所到之處圖
第一章
前期作秀
背靠大樹
終南捷徑
言不由衷
毛遂自薦
言語宣傳
欲擒故縱
名人效應
第二章
多此一舉
逆天而行
貪天之功
指手畫腳
國不置史
事必躬親
裝神弄鬼
第三章
假仁假義
拉打結合
巧取豪奪
左右逢源
溜鬚拍馬
以退為進
第四章
投機取巧
欺上媚主
陽奉陰違
績效泡沫
勞民傷財
第五章
賠本買賣
唯我獨尊
爭權奪勢
自作聰明
貪圖權力
罪孽深重
第六章
笑裡藏刀
獨佔鰲頭
借刀殺人
替罪羔羊
第七章
任人唯親
虛假捏造
排除異己
過河拆橋
謊話連篇
後繼無人
附錄
前出師表
後出師表
諸葛亮生平事蹟
參考文獻
序
前言
《紅樓夢》第一回寫賈寶玉夢遊太虛幻境時,看到門上有一副對聯寫道:「假作真時真亦假,無為有處有還無。」王希廉《紅樓夢總評》云:「讀者須知,真即是假,假即是真;真中有假,假中有真;真不是真,假不是假……」曹雪芹寫這《紅樓夢》就是在敘述真事時用假象給以遮掩,講述假事時又有真事作鋪墊。歷史長河中真真假假,假假真真,太多的史實,後人不能一一弄清楚;太多疑問,後人不能一一去解決。
與《紅樓夢》同為四大名著之一的《三國演義》也為世人所推崇。人們為曹操的奸、劉備的仁、關羽的義、張飛的猛、諸葛的智所傾倒。人們往往用曹操來比喻猥瑣者之奸詐;用劉、關、張比喻兄弟手足之情深;用諸葛亮的謀略比喻聰明者之智慧。可以說一部《三國演義》裡面,有波瀾壯闊的戰爭場景,有感人至深的手足之情,有陰險狡詐的權謀之術。一本書裡留給後人太多的故事,吸引後來者不斷去鑽研,去領會。
諸葛亮是整個《三國演義》中濃墨重彩的描述對象。隆中躬耕數十載,埋沒鄉間無人問,等到皇叔三顧請,一鳴驚人天下知。自從諸葛亮出山後,一直左右三國發展形勢。諸葛亮一生,得到了許多人盼望得到而始終不能得到的東西,留下了許多人應該得到而沒有成為現實的東西。
諸葛亮的一生是帶有傳奇性的一生,太多的褒獎紛紛落入他的頭上。他上知天文,下曉地理;他運籌帷幄,決勝千里;他輔佐後主鞠躬盡瘁,死而後已。他是一個謀士,他是一個儒生,他是一個道士,他是一個忠臣,他是一個賢相。同一人演示了不同的角色,但是中國有句古話:「物極必反。」諸葛亮的一生也是充滿疑問的一生。
諸葛亮自比管仲、樂毅。至於他有沒有兩人的才能,卻是有疑問的。《三國演義》中他確實有無人能比的才華。但是,《三國演義》畢竟是演義,它裡面有許多東西經過了作者再加工,骨子裡有作者自己個人觀點取捨,無法避免羅貫中演義了諸葛亮,美化了諸葛亮。崔浩曾在他的《典論》中這樣評價諸葛亮:「夫亮之相劉備,當九州鼎沸之會,英雄奮發之時,君臣相得,魚水為喻,而不能與曹氏爭天下,委棄荊州,退入巴蜀,誘奪劉璋,偽連孫氏,守窮崎嶇之地,僭號邊夷之間。此策之下者。可與趙他為偶,而以為管蕭之亞匹,不亦過乎?」
前出師表
作者:諸葛亮 三國後出師表→本作品收錄於《三國志/卷35》和《文選注 (四庫全書本)/卷37》以及《古文觀止/卷6》〈 澍案:《蜀志》,建興三年,曹丕殂,明年,曹叡立。五年,丞相亮帥諸軍北伐魏,乃上表。〉
姊妹計劃: 百科·數據項
臣亮言:先帝創業未半而中道崩殂,今天下三分,益州疲弊,此誠危急存亡之秋也。然侍衞之臣不懈於內,忠志之士忘身於外者,蓋追先帝之殊遇,欲報之於陛下也。
誠��開張聖聽,以光先帝遺德,恢弘志士之氣,不宜妄自菲薄,引喻失義,以塞忠諫之路也。
宮中府中,俱爲一體,陟罰臧否,不宜異同。若有作奸犯科及爲忠善者,宜付有司論其刑賞,以昭陛下平明之治,不宜偏私,使內外異法也。
侍中、侍郎郭攸之、費禕、董允等[1],此皆良實,志慮忠純,是以先帝簡拔以遺陛下。愚以爲宮中之事,事無大小,悉以咨之,然後施行,必能裨補闕漏,有所廣益。
將軍向寵,性行淑均,曉暢軍事,試用之於昔日,先帝稱之曰能,是以衆議舉寵爲督。愚以爲營中之事,悉以咨之,必能使行陣和穆,優劣得所也。
親賢臣,遠小人,此先漢所以興隆也;親小人,遠賢臣,此後漢所以傾頹也。先帝在時,每與臣論此事,未嘗不歎息痛恨於桓、靈也。侍中、尚書、長史、參軍,此悉貞亮死節之臣也,願陛下親之信之,則漢室之隆,可計日而待也。
臣本布衣,躬耕於南陽,苟全性命於亂世,不求聞達於諸侯。先帝不以臣卑鄙,猥自枉屈,三顧臣於草廬之中,諮臣以當世之事,由是感激,遂許先帝以驅馳。後值傾覆,受任於敗軍之際,奉命於危難之間,爾來二十有一年矣。先帝知臣謹慎,故臨崩寄臣以大事也。受命以來,夙夜憂歎,恐託付不效,以傷先帝之明,故五月渡瀘,深入不毛。今南方已定,兵甲已足,當獎率三軍,北定中原,庶竭駑鈍,攘除姦凶,興復漢室,還於舊都,此臣所以報先帝,而忠陛下之職分也。至於斟酌損���,進盡忠言,則攸之、禕、允之任也。
願陛下託臣以討賊興復之效;不效,則治臣之罪,以告先帝之靈。若無興德之言,則責攸之、禕、允等之慢,以彰其咎[2]。陛下亦宜自課,以諮諏善道,察納雅言。深追先帝遺詔,臣不勝受恩感激。
今當遠離,臨表涕泣,不知所云。
↑ 《三國志·董允傳》作「侍中郭攸之、費禕、侍郎董允等」。
↑ 《三國志·董允傳》作「若無興德之言,則戮允等以彰其慢」。
後出師表
作者:諸葛亮本作品收錄於《古文觀止/卷6》裴松之在《三國志》注引用自《漢晉春秋》,《漢晉春秋》引用於東吳張儼《默記》,並沒收錄於陳壽原纂的《三國志》及《諸葛亮集》,諸多學者爭論是否偽作。作者可能是諸葛恪。
姊妹計劃: 百科·數據項
先帝慮漢賊不兩立,王業不偏安,故託臣以討賊也。以先帝之明,量臣之才,故知臣伐賊才弱敵強也。然不伐賊,王業亦亡,惟坐待亡,孰與伐之?是故託臣而弗疑也。
臣受命之日,寢不安席,食不甘味,思惟北征,宜先入南,故五月渡瀘,深入不毛,幷日而食。臣非不自惜也,顧王業不得偏安於蜀都,故冒危難以奉先帝之遺意也,而議者謂爲非計。今賊適疲於西,又務於東,兵法乘勞,此進趨之時也。
謹陳其事如左:高帝明並日月,謀臣淵深,然涉險被創,危然後安。今陛下未及高帝,謀臣不如良、平,而欲以長計取勝,坐定天下,此臣之未解一也。劉繇、王朗各據州郡,論安言計,動引聖人,羣疑滿腹,衆難塞胸,今歲不戰,明年不征,使孫策坐大,遂幷江東,此臣之未解二也。曹操智計殊絕於人,其用兵也,髣髴孫、吳,然困於南陽,險於烏巢,危於祁連,偪於黎陽,幾敗北山,殆死潼關,然後僞定一時耳,況臣才弱,而欲以不危而定之,此臣之未解三也。曹操五攻昌霸不下,四越巢湖不成,任用李服而李服圖之,委夏侯而夏侯敗亡,先帝每稱操爲能,猶有此失,況臣駑下,何能必勝?此臣之未解四也。自臣到漢中,中間朞年耳,然喪趙雲、陽羣、馬玉、閻芝、丁立、白壽、劉郃、鄧銅等及曲長屯將七十餘人,突將無前,賨、叟、青羌散騎、武騎一千餘人,此皆數十年之內所糾合四方之精銳,非一州之所有,若復數年,則損三分之二也,當何以圖敵?此臣之未解五也。今民窮兵疲,而事不可息,事不可息,則住與行勞費正等,而不及今圖之,欲以一州之地與賊持久,此臣之未解六也。
夫難平者,事也。昔先帝敗軍於楚,當此時,曹操拊手,謂天下以定。然後先帝東連吳越,西取巴蜀,舉兵北征,夏侯授首,此操之失計而漢事將成也。然後吳更違盟,關羽毀敗,秭歸蹉跌,曹丕稱帝。凡事如是,難可逆見。臣鞠躬盡瘁,死而後已,至於成敗利鈍,非臣之明所能逆覩也。
太聰明會很累,簡單點,快樂點。
想得太多,容易情緒鬱結;
在乎太多,常會敏感多疑;
糾結太多,導致焦慮崩潰。
難得糊塗
←歸厚難得糊塗
作者:魯迅
子明
1933年11月6日古書中尋活字彙→本作品收錄於《准風月談》本篇最初發表於一九三三年十一月二十四日《申報·自由談》。
姊妹计划: 数据项
因為有人談起寫篆字,我倒記起鄭板橋有一塊圖章,刻著「難得糊塗」。那四個篆字刻得叉手叉腳的,頗能表現一點名士的牢騷氣。足見刻圖章寫篆字也還反映著一定的風格,正像「玩」木刻之類,未必「祇是個人的事情」:「謬種」和「妖孽」就是寫起篆字來,也帶著些「妖謬」的。
然而風格和情緒,傾向之類,不但因人而異,而且因事而異,因時而異。鄭板橋說「難得糊塗」,其實他還能夠糊塗的。現在,到了「求仕不獲無足悲,求隱而不得其地以竄者,毋亦天下之至哀歟」的時代,卻實在求糊塗而不可得了。
糊塗主義,唯無是非觀等等——本來是中國的高尚道德。你說他是解脫,達觀罷;也未必。他其實在固執着,堅持着什麼,例如道德上的正統,文學上的正宗之類。這終於說出來了:——道德要孔、孟加上「佛家報應之說」(老、莊另帳登記),而說別人「鄙薄」佛教影響就是「想為儒家爭正統」,原來同善社的三教同源論早已是正統了。文學呢?要用生澀字,用詞藻,穠纖的作品,而且是新文學的作品,雖則他「否認新文學和舊文學的分界」;而大眾文學「固然贊成」,「但那是文學中的一個旁支」。正統和正宗,是明顯的。
對於人生的倦怠並不糊塗!活的生活已經那麼「窮乏」,要請青年在「佛家報應之說」,在「《文選》,《莊子》,《論語》,《孟子》」裡去求得修養。後來,修養又不見了,只剩得字彙。「自然景物,個人情感,宮室建築,……之類,還不妨從《文選》之類的書中去找來用。」從前嚴幾道從甚麼古書裡——大概也是《莊子》罷——找著了「幺匿」兩個字來譯Unit,又古雅,又音義雙關的。但是後來通行的卻是「單位」。嚴老先生的這類「字彙」很多,大抵無法復活轉來。現在卻有人以為「漢以後的詞,秦以前的字,西方文化所帶來的字和詞,可以拼成功我們的光芒的新文學」。這光芒要是只在字和詞,那大概像古墓裡的貴婦人似的,滿身都是珠光寶氣了。人生卻不在拼湊,而在創造,幾千百萬的活人在創造。可恨的是人生那麼騷擾忙亂,使一些人「不得其地以竄」,想要逃進字和詞裡去,以求「庶免是非」,然而又不可得。真要寫篆字刻圖章了!
十一月六日。
韜光養晦
釋 義
韜光,收斂光采。養晦,隱藏蹤跡,以便修養。韜光養晦比喻隱藏才智,不使外露。
蘇軾名句
編輯
明月幾時有,把酒問青天,不知天上宮闕,今夕是何年?
我欲乘風歸去,又恐瓊樓玉宇,高處不勝寒。起舞弄清影,何似在人間。
轉朱閣,低綺戶,照無眠。不應有恨,何事長向別時圓?
人有悲歡離合,月有陰晴圓缺,此事古難全。
但願人長久,千里共嬋娟。——《水調歌頭》
浩浩乎,如馮虛御風,而不知其所止;飄飄乎,如遺世獨立,羽化而登仙。
其聲嗚嗚然,如怨如慕,如泣如訴,餘音嫋嫋,不絕如縷。——《前赤壁賦》
人生到處知何似,恰似飛鴻踏雪泥,
泥上偶然留指爪,鴻飛那復計東西。——《和子由澠池懷舊》
若言琴上有琴聲,放在匣中何不鳴?
若言聲在指頭上,何不於君指上聽?——《琴詩》
事不目見耳聞,而臆斷其有無,可乎?——《石鐘山記》
只恐夜深花睡去,故燒高燭照紅妝。——《海棠》
十年生死兩茫茫,不思量,自難忘。——《江城子》
天涯何處無芳草。
多情卻被無情惱。——《蝶戀花》
回首向來蕭瑟處,歸去,也無風雨也無晴——《定風波》
不識廬山真面目,只緣身在此山中。——《題西林壁》
處晦而觀明,處靜而觀動,則萬物之情畢陳於前。——《朝辭赴��州論事狀》
凡物皆有可觀。苟有可觀,皆有可樂。——《超然臺記》
蘇軾語錄
編輯
古之立大事者,不惟有超世之才,亦必有堅忍不拔之志。《晁錯論》釋意:自古以來能夠干成大事的人,不但需要超越世人的才能,更加需要堅持忍受永不放棄的精神。
生、死、窮、達,不易其操。翻譯:不論活著、死亡、貧窮或顯達,都不能改變做人應有的獨立人格和品行。
浩然之氣不依形而立,不恃力而行,不待生而存,不隨死而亡矣。故在天為星辰,在地為河嶽,幽則為鬼神,而明則復為人。此理之常,無足怪者。
與謝民師推官書
編輯
大略如行雲流水。初無定質,但常行於所當行,常止於所不可不止。文理自然,姿態橫生。孔子曰,言之不文,行之不遠。又曰,詞達而已矣,夫言止於達意,則疑若不文,是大不然。求物之妙,如係風捕影,能使是物瞭然於心者,蓋千萬人而不一遇也。而況能使瞭然於口與手乎。是之謂詞達。詞至於能達,則文不可勝用矣。揚雄好為艱深之詞。以文淺易之說,若正言之,則人人知矣。此正所謂雕蟲篆刻者。
書朱象先畫後
編輯
能文而不求舉,善畫而不求售。
留侯論
編輯
匹夫見辱,拔劍而起,挺身而鬬,此不足為勇也。天下有大勇者,卒然臨之而不驚,無故加之而不怒。此其所挾持者甚大,而其志甚遠也。
諸葛亮論
編輯
取之以仁義,守之以仁義者,周也。取之以詐力,守之以詐力者,秦也。以秦之所以取取之,以周之所以守守之者,漢也。仁義詐力雜用以取天下者,此孔明之所以失也。
書生之論,可言而不可用也。
信於久屈之中,用於至足之後;
流於既溢之餘,發於持滿之末。
博觀而約取,厚積而薄發。
──蘇軾〈稼說送張琥〉摘錄
稼說(送張琥)
作者:蘇軾 北宋本作品收錄於《東坡全集》和《東坡文鈔》
姊妹計劃: 數據項
曷嘗觀於富人之稼乎?其田美而多,其食足而有餘。其田美而多,則可以更休,而地力得完。其食足而有餘,則種之常不後時,而斂之常及其熟。故富人之稼常美,少秕而多實,久藏而不腐。今吾十口之家,而共百畝之田,寸寸而取之,日夜以望之,鋤耰銍艾,相尋於其上者如魚鱗,而地力竭矣。種之常不及時,而斂之常不待其熟,此豈能復有美稼哉?古之人,其才非有以大過今之人也,其平居所以自養而不敢輕用以待其成者,閔閔焉如嬰兒之望長也。弱者養之以至於剛,虛者養之以至於充。三十而後仕,五十而後爵,信於久屈之中,而用於至足之後;流於既溢之餘,而發於持滿之末,此古之人所以大過人,而今之君子所以不及也。吾少也有志於學,不幸而早得與吾子同年,吾子之得亦不可謂不早也。吾今雖欲自以為不足,而眾且妄推之矣。嗚呼!吾子其去此而務學也哉。博觀而約取,厚積而薄發,吾告子止於此矣。子歸過京師而問焉,有曰轍子由者,吾弟也,其亦以是語之。
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トリプルカイトとしめが空いてるよって事で、ゲームはしめが帰ってくるのが0時頃だしそれくらい集合でいいんじゃない?って事だけ何となく決まってて。俺はそんな気にも止めずに音楽の日を見て楽しんでたんだけど、22時頃に海斗から、ゲームってどうなってる?って連絡が。時間になれば自然と集まるし、もし流れるならそれもそれかなーって思ったたから本当に何も気にしてなかったから何も言われてないよって答えたんだけど、海斗がゲーム待ちなんだけどってちょっと不機嫌で可愛いからさ、先に2人で電話はじめることにしたんだよね。そこではクラ寝たかもみたいな話してた。だから俺が連絡入れたんだけど、海斗がクラにこう言ってっていうのを俺が打って、クラから帰って来た返事を俺が海斗に伝えて、みたいに俺を介して2人が話してんの。いや、俺を介して話す必要なくない!?って事で、2人での通話が終わり。
クラもいれて通話を始めたのはいいんだけど、海斗と2人で電話してるのと変わらなくて。俺たちはクラがまだ話せないんだと思って2人だけで会話してたんだけど、めちゃくちゃ面白いことにクラは自分も会話に参加してる気になってたらしくて。20分くらいミュートに気づかず1人で俺らの会話に加わってたらしい。まじで面白いし、不憫すぎ。本当面白かったなあ。たまたま俺とクラの意見が同じだったから気づかなかったらしいけど、普通もうちょっと早く気づくもんじゃない?とか思いながらもめちゃくちゃクラっぽいなあって感じ。海斗もカイトで相変わらず絶好調でさ。ずーっと面白かったんだよ。何が?って言われてももう覚えてないんだけど、ずっと面白いの。俺のツボだと思う、ほんとに。あとは何話したっけな。相変わらずメンバーの話はした気がする。しめと元太の話。あと閑也の話もした気がするわ。メンバーの事、めちゃくちゃ大好きだよね俺たちって。毎回話してるもんね、電話に参加してないメンバーの話。でも俺は海斗に言いたい。俺の傷を抉るな?俺、元太から返事返ってきてないんだよねーって言ってんのに、コロッケの話聞いてない?とか、俺追いメッセ来たんだけどとか言ってくんの。知らねえわ!俺には返事来てないって言ってんじゃん!ってキレといた。俺ってクラの次くらいに不憫だと思う。で、そんなことはまあいいんだよ。1番笑ったのはここじゃないんだから。ついに海斗にもあの話をしたんだよね。青い空!緑の芝生!青い海!めちゃくちゃ綺麗な景色なのに…うん、これ以上は言わない方がいいから自衛はするけど、結局この話が1番過呼吸になるくらい笑った。あと何回笑えるんだろうね?また何かネタが出来たら報告するから待ってて。クラももし進展あったら頼むわ。みんなでまたゲラゲラ笑おう。そんな感じかな?あとはもう音楽の日の話とか、くだらないような話ばっかしてた気がする。結局しめは来れなかったけど、また機会はあるしいっぱい話せるはず。相変わらずゲームはこれだけだったね。海斗のことを健気に待つ俺とクラの図と、俺の面白肩書き集置いとくね。
最後の毎回やるお馴染みの遊びして調子乗ってたら退社失敗した動画の、クラが上司に引きずられてるところを写真撮りに行ってる俺載せとく。みんなもよければこのゲーム一緒やろうね。
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三浦と三輪の小説(二次創作)
モテの話
三輪秀次は突然、恋愛相談を受けている。
なぜ俺なのか。
三輪は面食らっている。正直、荷が重い。
相談者はボーダーB級香取隊隊員である三浦雄太だ。
三浦としては、事情がわかってもらえて(同じボーダーだから)、誰にも話さなさそうで(真面目だから口は固い)、交友関係のあまり被らず(B級攻撃手とA級万能手)、あまり余計な意見を言わず(無口だ)聞いてくれる三輪は理想的な相談相手だ。
なぜそんな話になったのか。ここは三門市立第一高等学校の体育館である。二月に入り、学年もうすぐ終わる。
二年生の間、三輪と三浦は同じクラスであったが交流を温めるひまはなかった。ボーダー隊員は忙しい。
さらに十二月に近界民である空閑遊真との接触があってからこちらは、三輪の精神はジェットコースターに常時搭乗しているような事態に陥り、学校にいてもなかなか高校生である自分を意識することができなかった。
しかし、今日はクラス対抗球技大会である。本部は妙に学校行事に気を使うため、第一高等学校に所属するボーダー隊員は皆任務は午前休だ。おかげで、二人は体育館で冷たい床に座って話をしている。二人のクラスはすべて早々に敗退し、他のクラスの応援に回っている。目の前では、米屋と出水のクラスがバレーボールでリードを保っていた。
二人が並んでいるのは、ただ単に三浦と三輪で、出席番号順では隣同士だからで、意図したものではない。
だから、ありきたりの話が途切れたあと、三浦の話がおかしな方向に傾き始め、ついには恋愛話に発展したとき、三輪は内心、動揺していた。
曰く、三浦は隊長で一つ年下である香取葉子に恋愛感情を抱いている。かつ、さすがにはっきりとは言わないがどうも同隊銃手若村麓郎は三浦の従兄妹でオペレーターである染井華に憧憬を抱いている。その若村はいつも香取に突っかかる。若村は同学年にいる香取の兄と親しく気安いから言いたいことが言えるのだろう。少し羨ましい。染井と香取は固い友情で結ばれていて、男子二人はいつも蚊帳の外である。
「それで葉子ちゃんはね」
非常に要領よく人間関係を説明したあと、三浦は香取の(三浦が好ましいと思っている)言動をポツリポツリと話すが、三輪は当然ピンとはこない。
むしろ、同じ隊で飛び交う濃い感情に三輪はクラクラしている。任務に支障は出ないのだろうか。出ているだろう。逆にいい方向に働いているのか。優しさが先に出る三浦が厳しいB級戦で踏ん張れるのも恋心ゆえだろう。
何か言わねばと、三輪は口を開いたが、益体もないことしか出てこなかった。
「…三浦のところの隊はリア充で羨ましいと出水が言ってたぞ」
三浦はそんな言葉でもいいらしく、小さくありがとうといったあと、ため息をつく。
「そんなことないよ。いつも揉めてて、雰囲気悪いし」
三浦は疲れていた。 悲しげに眉が下がる。
「…葉子ちゃんは同じ学年の烏丸が好きなんだよ」
「…そうか」
三浦の一方的な思いであるのは流れで察していたが、ライバルが烏丸か。
「あれって、何かの流行りかなんかじゃないのか」
一年で玉狛支部所属の烏丸京介がめちゃくちゃモテるのはボーダーでも学校でも有名で、三輪ですら知っている。
「華は嵐山さんのファンだし」
「…それは、ただの流行りだ」
三輪は断言した。
「そんなこと言ったって、三輪だってモテるだろう」
「モテる…?」
急に矛先を向けられて、三輪は首をひねった。わからない。
「そういうのは考えたことない」
しかし、おそらく、モテてはいないだろう。
そこに三浦は爆弾発言をした。
「だって、加古さんとか、月見さんとか」
「え」
三輪は固まった。
「いやいやいやいや」
三輪の動揺に、三浦は体育座りのまま、首を傾けた。
「焦ってる三輪って初めて見たかも」
「おい、話がモテとかそういうのから急に離れたぞ」
「ああ、離れちゃうんだ」
うーん、そうかと三浦は考え込む。自分の想いを吐露して、三浦はすっきりしたらしい。解決するものではない。ただ、誰かに聞いてもらいたかったのだ。
「三輪隊って女子に騒がれる感じしないけど」
「まあ、そうだな」
「俺からみるとA級だし、みんなかっこいいし、キラキラしてるよ」
ホントはモテるんじゃない?と三浦は三輪の顔を覗き込む。三浦自身はモテるモテないにあまり興味はないが、いかんせん想い人はモテる男のことが好きなのだ。
三輪は、眉を寄せて考え込んでいる。色々思い返しているのか。聞いておきながら申し訳なかったが、真剣な様子がおかしく三浦に笑みがこぼれた。
「…三輪隊は」
「うん」
「奈良坂が」
「うん」
「奈良坂がすべてを持っていく」
「それかー」
ありがとう、なんだか元気になったと三浦は三輪に礼を述べた。
終わり
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各地句会報
花鳥誌 令和6年6月号
坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
………………………………………………………………
令和6年3月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
撞かるるを待つ梵鐘にある余寒 美紀 春灯や蔦の絡まる家傾ぐ 和子 料峭やいつか御籤でありし紙 緋路 自転車の主婦涅槃寺も突つ切つて 瑠璃 春塵は仁王の筋肉のかたち 緋路 冴返る仁王は金の歯で怒る 慶月 鳥帰る空はとほくて累塚 小鳥 春北風や大釣鐘に隠れたし 風頭 春陰の暖簾に純白の屋号 緋路 貴婦人の大車輪のみ春光に 慶月
岡田順子選 特選句
料峭やいつか御籤でありし紙 緋路 下萌る輪廻途中に道草を きみよ 中華屋の春塵赤き椅子逆さ 小鳥 喪の列の消ゆ式台の春障子 昌文 窓飾る家族の数の紙雛 はるか 白杖のリュックに揺るる桃の花 眞理子 学僧は霞に昼の鐘をつく きみよ 春禽のつがひ卵塔あたたむる 千種 上人の絵のその上の春の雲 俊樹 父性めく陽春の木の温もりは きみよ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月2日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
中空を塞ぐ余寒の廃高炉 かおり 曲水の刻安寧の風美し 朝子 曲水宴美しきあぎとの並びたる たかし 春の闇400Hzの着信音 修二 曲水や配流の無念流れをり 同 バッカスの壁画翳ればアネモネも かおり 中也掌に詩片ふりくる春の雪 睦子 野火走る倭建命の影走る 美穂 北窓を開く復興兆す音 朝子 曲水や女人の盃のちと遅れ 久美子 朧の夜幻想一つ二つ三つ 光子 涅槃図の中へ入りたく近道す 美穂 紅をひき三寒四温横切りて かおり
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月7日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
春日射し昼寝の猫にやはらかに 喜代子 地の息吹すべての芽より放たれん さとみ 卒業生てかる制服光差す 同 雛見れば乙女心もらんまんに 同 啓蟄や老眼鏡に虫眼鏡 都 マネキンに呼び止められし春の窓 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月8日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
弁財天の目力強きご開帳 宇太郎 介護士の赤鬼追うて追儺かな すみ子 春動く大鍋洗ひ伏せてより 都 咲く椿落ちし椿も「太郎冠者」 美智子 無縁塚天の供へし犬ふぐり 都 閏日や何して遊ぶ春寒し 佐代子 観音の視線の先に吾と梅と 宇太郎 春氷曳く吾を映すのみ 悦子 風海へ菜花すみずみ靡かせて 都 薄氷や踏めばナイフの光持つ 佐代子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月9日 枡形句会
語り継ぐ作詞の謂れ春の野辺 百合子 陽子師の墓前満開蕗の薹 教 子 雛祭り白寿の母も祝はれて 百合子 一輪の菫映して句碑閑か 三 無 きめこみ雛偲ばる友を飾りけり 文 英 廃屋に繁るミモザの花明り 多美女 揚げ雲雀寺領に紛れ猫眠る 亜栄子 のんびりと牛横たはる春の野辺 幸風 年尾碑に晴れてまた降る淡き雪 美枝子 雲雀生む高原行けば雲の人 白陶 やはらかな春の野の音辿りゆく 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月11日 なかみち句会
消えさうな跡をつなぎて蜷の道 秋尚 磴百段尾道水道朝かすみ あき子 閉院の看板掠れ三味線草 美貴 日溜まりの数多の道も蜷のもの ます江 夜霞の一隅までも大灯台 聰 魚屋の釣銭濡れて春の雪 美貴 目をつむりぺんぺん草の音を聞く 廸子 極楽は泥の中なり蜷の道 あき子 蜷の道水面流るる光の輪 三無 崖下の流れやさしくになの道 和魚 鐘声のこころ震はす夕霞 史空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
老犬の矍鑠と追ふ寒鴉 清女 造花にも枯れは来たりぬ春愁ひ 昭子 お水送り達陀炎豪快に みす枝 春一番大手拡げて女子高生 昭子 全身を耳に涅槃の法話聞く みす枝 知らずともよき事知りぬ蜆汁 昭子 春眠の夢逝きし子の影おぼろ 時江 生死未だ仏に供へる桜餅 ただし 亀鳴くや遠くて近き爆撃音 みす枝 肩書を減らし北国の雪に住む 世詩明 鄙の里水滔滔と芋水車 時江 つまづいて梅の香りを逃しけり みす枝 浮御堂にそして巨松に春の雪 昭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月12日 萩花鳥会
鼓草摩文仁の丘の兄の墓 祐子 風神は火の神鳥に野火揚る 健雄 春の空ここは宇宙のど真ん中 俊文 忘れ雪抗ふ漁師海胆を取る ゆかり 忘れ物鞄の中に山笑ふ 吉之 制服の丈短きや卒業生 明子 沈丁花色付く前より香り立つ 美恵子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月14日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
合格の電話の声は春光に みえこ 彼岸会へ母一張羅出してをり あけみ 手作りの雛微笑んで雛祭 実加 啓蟄や亡き友ふえて吾は生きて 令子 うららかや押絵の猫に会釈して 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月15日 さきたま花鳥句会
銀翼のきらめく空や木の芽風 月惑 昴座の星を砕きていぬふぐり 八草 古雛の神輿に残る能登の技 裕章 料峭や客船の無き海広し 紀花 杉玉も軒端に馴染む春日影 孝江 亀鳴くや飛鳥の山はみな蕾 ふゆ子 今晩も味噌田楽とまぜご飯 としゑ 雛客の手みやげ酒や国訛 康子 春しぐれ天皇参賀長き列 彩香 春愁や予期せぬ病電子辞書 恵美子 草の芽の小石動かす力あり みのり 浮世絵を抜け出す遊女万愚節 良江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月17日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
不器用は不器用なりに針供養 雪 我が町を春一番の素通りす 同 ぬるむてふ色を湛へて水温む 同 言の葉を育み春をふくらます 眞喜栄 雛飾り声なき顔に語りかけ 同 子供らの古墳探訪山笑ふ 同 道祖神肩を寄せ合ふ春の雪 同 雛見つめゐれば脳裏に母の顔 同 潮の香と水仙の香の一漁村 同 友の葬蝋燭揺らす涅槃西風 嘉和 風に棘あれど春日の燦々と みす枝 遠浅の水美しく蜆舟 ただし 雄叫びを似て左義長の始まれり 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
城山をもみくだくかに春疾風 眞理子 春野歩すダルメシアンの脚線美 亜栄子 蒲���英の丘膨よかに母の塔 斉 石鹸玉母の塔まで追ひかけて 亜栄子 涅槃会や外から一人手を合はせ れい 蓬生の城址や鬨の声遥か 炳子 洗堰磧にとよむ雉の声 幸風 機関車に用心深く初蝶来 幸風 ぽつとりと落ちて華やぐ花椿 れい 春塵を淡く置きたる母の塔 芙佐子 啓蟄の句碑のひらがな揺らめける 要
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月18日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
胸を張り農を継ぐぞと卒業す かづを 四脚門氷雨の中に凜と建つ 和子 僧逝くや枝垂れ桜を待たずして 千加江 畦の径青きまたたき犬ふぐり 啓子 雛の間をちらと横切る男の子かな 笑子 九頭竜に朱を透かせゆく桜鱒 同 鰤大根男料理の後始末 清女 古里に古里の香の土筆摘む 泰俊 上を向き涙湛へて卒業歌 同 陽炎や人の集まる船溜り 同 春塵の経蔵深く舞ふ飛天 同 水ぬるむ色ある如く無き如く 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月20日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
雛納め飲まず喰はずの官女かな 世詩明 啓蟄や始発電車の一人旅 笑子 花ミモザ抱へふくらむ恋衣 同 けたたまし派手な身振りの春の鳥 同 啓蟄の土嗅ぐ犬の背の丸さ 希子 つくしんぼどこに隠れてゐるのやら 和子 麗しき新幹線で春来る 隆司 陽炎へる無人駅舎の降車客 泰俊 陽炎の中より来たる笑顔かな 同 啓蟄の啓蟄の顔穴を出づ 雪 懐かしやぬるみ初めたる水の色 同 蟲はただ蟲とし穴を出づるのみ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和6年3月22日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
凍つるべき所に凍つる蝶一つ 雪 着膨れて弟母似吾は父似 同 ぬるみ来し水に映れる何やかや 同 都恋ふ紫式部像に東風 同 幽霊の飴買ふ話木兎の夜 同 春灯下術後の傷を見る夜中 洋子 婚約のナースの話院の春 同 春ショール黄色く巻いて退院す 同 花柊恋に桎梏あればこそ 昭子 春雪や深田久弥の百名山 ただし 春彼岸死んで句友に逢へるなら やす香 親の恩山より高し卒業す みす枝 拙を守り愚直に生きて目貼剥ぐ 一涓 児を一人傘に拾ひし春時雨 世詩明
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